« (平和国家にこんな組織は要らない)自衛隊情報保全隊=「戦争する国」の「戦争ヒミツ」を守り抜き、返す刀で国民監視のプライバシー侵害を平然と実践する「おどろおどろしいスパイ組織」、今後はさらに「防諜」から「諜報」、そして「謀略」へ | トップページ | 現代の悪代官所=日本の司法・裁判所・検察を解体せよ(その2):(メール転送)「(1)裁判官マップ_(2)鎌野真敬裁判長の評価_(3)【大川原化工機冤罪事件】の遺族が裁判官37人を提訴」、+ 再審法大改悪と自民党の茶番劇 »

2026年5月12日 (火)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(176):(原子力に「寄生」している)原子力規制委員会の審査合格の原発はホントに安全なの?(伊方原発広島裁判原告団 2026.4)他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)七つの子(「カラスの勝手」ではありません)
 https://qr.paps.jp/zSsQj


2.SANAE's morning greeting ハシビロコウのさなえ、飼育員さんに朝のご挨拶!  2019 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=yZhFFganYTE&list=PLVHw5wnJvgZ6Wpn-zQ8wMxkYvdn4Lt-lk&index=7

(お詫び:よく似ているのでまた間違いました。さなえちゃんではなくて、ふたばちゃんです。かわいいふたばちゃんをどうぞよろしく)


3.(予約必要)(6.11)オルタナティブな日本を目指して:再開第23回「日本の川:治水と利水と環境政策はどうなっているの?」(まさのあつこさん:たんぽぽ舎)(2026年6月11日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2026/04/post-fc56d5.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください:田中一郎)


4.イベント情報

(1)(5.19)『NO WAR!憲法変えるな!5・19国会正門前大行動』( #国会正門前大行動0519 #19日行動 #憲法改悪反対 ) - 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動
 https://sogakari.com/?p=8673

(2)(5.26)東京外環道訴訟 第29回口頭弁論

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 5月26日(火)15時~(傍聴先着順)
 東京地方裁判所1階103号法廷

◆東京外環道訴訟は、2017年12月の外環道事業の無効確認・取消訴訟に、2020年12月の事業施行期間延伸取消訴訟を併合して、大深度地下使用認可と都市計画事業承認認可の違法性を追及しています。5月26日は、裁判長交代に伴い、弁論更新が行われます。

 裁判終了後 16時頃(予定)から議員との懇談会 
  衆議院第2議員会館(地下1階)第5会議室
   (16時頃~1階ロビーで入館証配布します)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)(5.26)ALPS処理汚染水差止訴訟 第7回口頭弁論のお知らせ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2026年5月26日( 火 )
 12:30    裁判事前集会  福島市市民センター 1F 大ホール(裁判所向かい)
 13:00頃  傍聴抽選整理券配布開始
※配布時刻は1週間前頃に 裁判所HP で公表されます。
 13:30頃   傍聴券の抽選
 14:00   開廷(閉廷時刻未定)
※傍聴されない方、傍聴抽選に外れた方は14時00分からの並行集会にご参加ください。
 14:00~  裁判並行集会・裁判報告会&記者会見 福島市市民センター1F 大ホール

事前集会と報告会の様子は録画を後日配信します。
ALPS処理汚染水差止訴訟 - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1Fi6W-SMKo-P6GfE7l8Jg876hkWZLDk8

◇ニュース『海風』第7号発行
 https://alps-sashitome.blogspot.com/p/blog-page_13.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.今年の注目地方選挙

(1)5.31投開票:告示まで3週間に迫った新潟知事選 引き締め図る自民に連携の必要性説く野党 選挙戦に向け組織の動き本格化 - 新潟ニュース
 https://news.nsttv.com/post/20260426-00000005-nst/

(2)9.13投開票:「沖縄県知事選」早くも戦闘モード 自民候補予定者“SNSフォロワー爆増”の異様と皮算用|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387199


6.注目情報

(1)皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387438

(関連)皇室という家族のあり方(前川喜平 東京 2026.5.11)
 https://www.facebook.com/groups/1052176425293516/posts/2420534568457688/

(関連)高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387419

(関連)(SAMEJIMA TIMES)麻生が動いた🔥高市と手打ち?皇室典範改正で中道分裂か!- - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=AcksG0eH3z4

(皇位継承も皇室典範もどうでもええけれど、前川喜平さんが言うように、日本国憲法に従い男女平等の制度にはしろよな。:田中一郎)

(2)プラスチックごみが渦巻く「太平洋ごみベルト」、はるかに重大な問題を抱えている可能性(1-2) - CNN.co.jp
 https://www.cnn.co.jp/fringe/35247163.html

(今回の原油・ナフサ調達危機を契機にして、容器包装や単純素材を中心に脱プラスチックへの取組を進めたらええやないか! TACO市サナエ(ピョンピョン)や政権政府は何をしとるのか?! まったく「まるでだめお」状態だよ。政治家を変えろ!!:田中一郎)

(3)為替介入、5兆円規模か 財務官「連休まだ序盤」市場は二の矢を警戒:朝日新聞
 https://x.gd/dYaYh

(円安防止の円買い介入は保有ドルの金額制約があり、それを見透かした市場は「一時しのぎ」のオペと見て、円売り・ドル買いのタイミングを見計らっている。要するに、こんなことをしても円安トレンドは止められないということだ。何をやっても政治主導でボンクラなことばかりをしているこの国は「没落途上国」であり、待ち構えているのは「際限のない円安(1ドル=360円のはるか下まで突っ込む)」と、その結果襲ってくる劇症インフレ、物不足、慢性不況と生活苦、場合によっては飢餓、である。そんな未来はイヤダ、と思うのなら、政治・政党・政治家の「選択」を真面目に考えてきちんとすることだ。今のままでは近未来は地獄だ。いつまでもあると思うな親と円高、である。:田中一郎)

(4)自民党大会で国歌、告発状を提出 弁護士ら「自衛隊法違反」(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/47e1b620c4909deae435e8557fb3e1cd65ee0b6f

(異議な~し! 徹底的に追及すべきは「政治的責任」ではなく「法的責任」だ。もちろん歌っていた女自衛官も同様だ。歌っていた女自衛官には罪はないなどと、アホぬかせ、みたいな人間もうじゃうじゃいるから、そいつらも叩く必要がある。また、今の「腐敗堕落のヒラメ裁判所」がこの裁判についてキチンとした判決が出せるかどうかは怪しい限りである。万が一にも司法・裁判所がかような違法行為を追認するようなことがあれば、司法・裁判所もまとめて捨てればいい。:田中一郎)

(5)チンピラ維新が「選挙妨害規制」をブチ上げるバカらしさ 識者も「立法事実は乏しい」とバッサリ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387375

(6)(別添PDFファイル)東大院汚職初公判、「絶対的権力 断れず」、贈賄側罪認める(東京 2026.4.24)
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000500599.html

(この前にも申し上げたように、東京(頭狂)大学は今回の不祥事についてもテキトーなことをやり、学長をはじめ責任者は不問のまま、教授や教授会や運営機関の体質も変わることなく、今まで通り、そしてカネカネカネをモットーにして、これからもひっそりとやっていく、そんなことで終わらせたようだ。近未来の再発は必至だろう。:田中一郎)


7.TACO市サナエ(ピョンピョン)

 チンピラ似非右翼女の高市早苗が首相就任後のこの半年間でしたことは、戦争準備とトランプのご機嫌伺い、そしてそのためのカネの算段ばかりです。国民生活の改善も、社会保障・福祉の向上も、教育・保育・介護・医療のことも、二の次にして、安保3文書がどうだ、スパイがどうした、インテリジェンスがふんたら、「壊憲」をどうする、のようなことばかりに執心しています。まさに「戦争屋」そのものです。

◆高市首相、省庁幹部面会に偏り 外交・経済重視、法務や復興ゼロ-47NEWS(よんななニュース)
 https://www.47news.jp/14258905.html

(1)高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387376

(関連)(SAMEJIMA TIMES)派閥分裂で下剋上🔥次の幹事長は誰だ?仁義なき人事抗争が始まった - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=j-pULPmgajU

(2)(別添PDFファイル)つくづく権力亡者の集団だ 醜聞噴出の最中に高市議員連盟の気味悪さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387414

(3)高市自民も震撼! 韓国では旧統一教会が“丸裸”に…マザームーンこと韓鶴子被告の横領疑惑に強制捜査のメス|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387360?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(4)高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387134?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(5)高市首相は“総裁選での中傷”否定も…〈林・小泉アウトー〉〈出馬しないで下さーい〉痛烈愚弄動画の投稿を示す陣営内の“証拠メッセージ”があった(文春オンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0244f35d48016d0ad0993008e9b1927495bfe684

(関連)《衝撃》高市早苗陣営が野党中傷動画を投稿していた 今年の衆院選期間中に中道大物候補を「一度国を壊した素人」、野党批判ショート動画を続々と作成 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/88285#goog_rewarded

(6)「政治とカネ」めぐる政治改革、もう立ち消え? 自民裏金問題が岸田・石破内閣を追い込んだが…高市内閣は:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/486650?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email


8.「いちろうちゃんのブログ」より

(1)(平和国家にこんな組織は要らない)自衛隊情報保全隊=「戦争する国」の「戦争ヒミツ」を守り抜き、返す刀で国民監視のプライバシー侵害を平然と実践する「おどろおどろしいスパイ組織」、今後はさらに「防諜」から「諜報」、そして「謀略」へ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2026/05/post-3179ec.html

(2)イラン戦争に伴う第三次石油ショックの今こそ「エネルギー政策転換(革命)」の好機ではないのか=この国には「原発タカリ族」か「脱炭素」アホダラ教信者しかいないのか?! ポイントはエネルギー効率の大幅アップと素材転換だ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2026/04/post-193fc0.html

(3)見とかなアカンで重大情報(2):①自衛隊幹部候補の青年将校が警視庁の警戒警備を潜り抜けて在日中国大使館に侵入、出刃包丁持参で大使に直談判を要請か、②「戦争屋」で亡国似非右翼女の高市早苗が対トランプ「日本の恥さらし」外交他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2026/03/post-c3ad08.html
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(176):(原子力に「寄生」している)原子力規制委員会の審査合格の原発はホントに安全なの?(伊方原発広島裁判原告団 2026.4)他」をお送りします。

 <別添PDFファイル>
(1)南鳥島は適地か? 核ゴミ処分に潜む多くの課題(イントロ部分)(『地平 2026.6』)
(2)問題山積みの南鳥島地層処分案(『原子力資料情報室通信第623号:2026-5-1』)
(3)原発人材 スピード育成 AI需要急増に対応:IHI、三菱重工(日経 2026.5.7)
(4)浜岡不正、地盤安定性 懸念のデータ、18年 基準超えぬよう(東京 2026.5.9)
(5)企業向け新電力、新規停止の動き、調達価格上昇 経営に打撃(朝日 2026.5.5)
(6)次世代太陽電池「ペロブスカイト」、特許出願、中国が日本逆転(日経 2026.5.5)

◆小倉志郎 さんから:「知恵があれども」
 https://tinyurl.com/mw6x8buj


1.(報告)ホントはどうなの?勉強会「審査合格の原発は安全なの?」(伊方原発広島裁判原告団)

▼ご案内チラシ(簡単な解説付き)
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2026/pdf/20260418.pdf

▼配布レジュメ
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2026/pdf/20260418_rejyume.pdf

▼当日録画
 https://qr.paps.jp/39sIo
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%AE&&mid=08DAC90F6F78931650B008DAC90F6F78931650B0&churl

(関連)伊方原発運転差止広島裁判-ホントはどうなの?勉強会【原子力複合災害編】南海トラフ巨大地震と伊方原発の危険
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2025/20250831.html

(関連)伊方原発運転差止広島裁判
 https://saiban.hiroshima-net.org/

 <田中一郎コメント>

 原子力規制委員会が審査をしてパスさせた原発は本当に安全なのか? このプリミティブで素朴な疑問こそが、今日の日本の原発安全規制の在り方を根本から問う疑問であり、これまでの脱原発運動の下ではややもすると見逃されてきた問題でもあります。これまでも私から申し上げてきましたが、私たちは原発マニア(おたく)ではないので、原子力工学の専門的な知識を深く詳しく知る必要はありません。私たちが注目しなければいけないことは、安全神話の下でだまされ続けた末に福島原発事故を目の当たりにし、あわや東日本壊滅か、福島県消滅かと、かたずをのんで震えていた2011年3月の「あの時」を思い出し、今進められている原発再稼働や原発新設が再度福島原発事故のような大事故を引き起こすことがないのかどうか、きちんと審査・検査されているのか、という点です。それを市民の常識の目で見定めればいいのです。

結論から申し上げれば、全然ダメです。福島原発事故のあと設けられた国会事故調がいみじくも指摘したように「原発を規制する側が原発を進める側の虜になっている」状態が再現されてしまっており、規制当局である原子力規制委員会・規制庁(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁)には、信じがたいことに原子力業界(原子力ムラ)からたくさんの人間たちが乗り込み、自分たちの都合のいいようにことを進めています。

そもそも原子力「寄生」委員会は「審査をパスした原発が安全だとは一度たりとも申し上げていない」「原発の安全に責任を持つのは事業者=電力会社であり、電力会社は安全向上のため不断の努力をせよ」「我々「寄生」委は新規制基準への適合性を審査しているだけである」「原発を稼働させるかどうかの決定も我々はしない」などと、原発安全の規制管理責任を棚上げにして原発(再)稼働の推進に加担をする有様です。しかもその新規制基準たるものは、福島原発事故後間もなくの2012年に福島原発事故の実態解明や原因究明が明らかになっていないうちに、その悲惨な事故の教訓を生かすこともなく、ただただ再稼働させることを念頭に置いて「にわかづくり」ででっちあげられた「インチキ規制」の典型のような基準です。ですので、たとえば「IAEA深層防護」の基準の第4層である「シビアアクシデント対策」が全くのデタラメで危険であるとか、第5層の「過酷事故時の住民の避難計画」については基準さえ作らず、そんな審査は我々原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の仕事ではない、などと言って審査を放棄している状態です。こんなことをしている原子力の規制当局は他の国には存在しません。

そして、その原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の「原発安全規制の手抜き・半ば放棄・無責任態度」を知っていながらも、原子力「寄生」委員会が「世界で最も厳しい安全審査」(安全審査などという言葉は「寄生」委は一度も使ったことがないし、世界で最も厳しいなどという戯言は噴飯ものだ!!)をパスさせた原発は安全だから(再)稼働してもいい、イヤするべきだ、などと言って、有権者・国民や地域住民をバカにしたような説明をして原発推進に走り始めたのが、まずは政治家ども(自民党に限らない=国民民主党や立憲民主党(「脱憲反民主党」)も同じ)であり、その次がその政治家どものプロパガンダに尾びれ背びれを付けて嘘八百報道を垂れ流し拡散しているマスごみたちである(原子力ムラ・放射線ムラの御用学者どもはこのことの合理化・正当化に使われている)。こんな調子だから、福島原発事故の時の恐怖や教訓を忘れ、これに引きずられる有権者が出てきて、この国の原発推進は「最終破滅に行きつくまで」止まらない・止められない様相となっている。愚か極まりない。

詳しくは上記でご紹介した主催者(伊方原発広島裁判原告団)提供の資料や当日VTRをご覧いただきたい。とてもよくできた内容で必見必読のものです。広島のみなさまには感謝申し上げたいと思います。私からは次の3点を補足的に申し上げておきます。

(1)原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の言う「重大事故」とは「炉心溶融」のことだという原子力工学的な定義になっているようだが、私はもう少し概念の幅を広げた方がいいと思う。さしあたり私からは「拡大重大事故」として、①使用済み核燃料プールの冷却不能事態(プールが割れて貯水できない状態や全電源喪失で冷却水が沸騰など=福島原発事故時の4号機使用済み核燃料プールを思い出してください)、②原子炉の転倒(特に事故原発の福島第1原発1号機=ペデスタルがひどく破損してコンクリートがなくなり鉄筋がむき出し状態、ここを再び大地震が襲うと原子炉が転倒して大量の放射能が環境放出となる)、③使用済み核燃料ないしは核燃料輸送中の大事故(船舶輸送を含む)、④高レベル放射性廃液貯留タンクの爆発大破(水素爆発・硝酸塩爆発の2タイプ)、の4つを挙げておきます。工学的なことだけでなく、広く大量の放射能が環境に放出され、回復不可能な深刻な放射能汚染の広範囲での発生またはその危険性を伴うものを「重大事故」とすべきです。

(2)上記では、主にIAEAの深層防護のうち第5層(住民の避難計画)が問題として取り上げられている。私は更にその上の第4層=シビアアクシデント対策もひどいので、機会を見てこの第4層についてもご検討いただけないかと願っている。炉心溶融が始まったら炉心冷却をあきらめて格納容器の下部に水を敷いてデブリが落ちてくるのを待ち、その水で冷やす(こんなことをしたら水蒸気爆発を引き起こす=そもそも欧州では新型原子炉には必ず装着されているコアキャッチャーが日本の原発にはない)、格納容器から放射能が大量に環境に放出されたら、その格納容器目掛けて水鉄砲を打って放射能をはたき落とす(大昔の日米戦争で日本を空襲する爆撃機B29を竹槍で撃墜すると踏ん張っていたことを思い出させる「お笑い話」のようだ)、ついでに過熱膨張した格納容器をその水で外から冷やし格納容器の破裂破壊も防ぐなど、それ冗談だろ?! というようなことが真顔で論じられているからだ。

(3)かつて原子力規制委員会・規制庁が発足したころには、いわゆるノーリターン・ルール(原発推進官庁の経済産業省から原発規制機関の原子力規制庁に人事異動した者は二度と経済産業省には戻らない)を厳格に守り、また規制委員になる人間は原子力ムラとは無縁な人物とすることも厳しく守る、などと言われていた。しかし数年後は「元の木阿弥」となって、ノーリターン・ルールは尻抜け方式がたくさん作られるとともに(規制庁から経済産業省以外の組織に異動させて、しばらくしてから経済産業省に戻すなど=「ノータリーン・ルール」という:田中一郎)、規制委員の原子力ムラ排除は露骨に守られなくなった(再処理事業を推進していた田中知が規制委員になったのがその典型事例、その後も同様なことが続き、今では規制委全体が原子力ムラ住民で占拠され、原子力規制委員会・規制庁が原子力「寄生」委員会・「寄生」庁となった)。そして更にここ数年の間に、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁と原発業界との間で人事交流が活発となり、たくさんの人間たちが「甘上がり」をし、またその逆に「天下り」をするようになった(いわゆる「回転ドア」)。この中には弁護士事務所・法曹界や司法・裁判官どもも含まれている。原発デタラメ王国ができあがってしまっているのである。原発に「寄生」して原発は「規制」できない、ことは申し上げるまでもない(詳しくは下記を参照)。

(関連)【原子力資料情報室声明】原子力規制委員会は独立性を担保できるよう厳格なルールを構築せよ - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/63655

(関連)原子力規制庁職員 人事交流?|まさのあつこ 地味な取材ノート
 https://note.com/masanoatsuko/n/nc3d12c1c9276


2.(メール転送です)【ご報告】原発事故15年に向けた支援活動に関するアンケート調査 結果送付のご案内

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関係各位
平素より、被災者支援活動にご尽力いただき、誠にありがとうございます。

このたびは、「原発事故15年に向けた支援活動に関するアンケート調査」にご協力を賜り、心より御礼申し上げます。ご多忙の中、現場の貴重なお声をお寄せいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

東京電力福島第一原子力発電所事故から15年という節目を迎えるにあたり、本調査は、全国で被災者支援に携わってこられた市民団体・グループの「これまでの歩み」と「現在の生の声」を集約し、政治と行政が向き合うべき課題を明確化することを目的として実施いたしました。このたび、皆様からお寄せいただいた回答を集計・分析し、その結果を取りまとめましたので、ご報告として下記のとおり送付いたします。突然の衆議院議員選挙などを挟み、取りまとめ、ご報告が遅くなりましたこと、心よりお詫びいたします。

【調査結果の概要】
本調査には、北海道から九州まで全国73団体よりご回答をいただきました。 事故から時間が経過する中で、社会における関心の低下や記憶の風化が指摘される一方、現場で活動を続けてこられた皆様からは、被災者の苦悩や課題が形を変えながら現在も継続しているという認識が繰り返し示されました。健康不安、住宅支援打ち切り後の生活不安、広域避難の長期化、地域社会の分断、そして支援団体自体の疲弊といった問題は、いずれも終息していないことが明らかとなっています。 また、回答が全国広域に分布していることは、原発事故後の支援課題が福島県内に限定されるものではなく、全国的な広域被災の問題として存続していることを明確に示すものとなりました。

【今後の活用について】
本調査の集計結果および自由記述の分析を踏まえたブリーフは、復興庁をはじめとする関係省庁、地方自治体、国会議員、報道関係者に向けて、現場が示す構造的課題と具体的な政策対応の方向性を提示する資料として活用してまいります。つきましては、添付の資料をご高覧いただけますと幸いです。 今後の報告集会等の詳細につきましては、改めてご案内申し上げます。ご意見、ご感想などございましたら、メールにてお知らせください、

末筆ながら、皆様の今後ますますのご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。 引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

2026年5月11日

超党派 子ども被災者支援議員連盟  元事務局長
山崎誠(前衆議院議員) 
メール:info-yamazaki@j05.itscom.net

 <別添資料>
(1)原発事故15年_支援の現状と課題_完成
 https://drive.google.com/file/d/1-qhczoH6DiuF84tPEVfl177OlK0ezQ8a/view?usp=sharing
(2)アンケート分析報告書_原発事故15年_完成
 https://drive.google.com/file/d/1h6AptqOeP95EiXrhMxp1n6bERCmju2_R/view?usp=sharing
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(前立憲民主党の衆議院議員=山崎誠さん(神奈川)には、原発推進に転向してしまった「中道改革連合」などには加わらず、参議院の立憲民主党リベラルたちと協力し、「立憲主義」の原点に立ち戻る姿勢を鮮明にして新しい政治勢力の形成にご尽力いただけないかと願っています。「脱原発」を含むホンモノの「世直し」中核勢力の形成が強く望まれています。:田中一郎)


3.「美浜の会」から
 いつも鋭い指摘とご尽力に感謝しています。
 https://www.jca.apc.org/mihama/News/news197/index_news197.htm

(1)規制庁はガラス固化試験を使用前事業者検査で行うよう求めよ
 https://www.jca.apc.org/mihama/News/news197/news197glass.pdf

(2)再処理工場の審査の遅れが、むつ中間貯蔵、乾式貯蔵に波及
 https://www.jca.apc.org/mihama/News/news197/news197reprocess.pdf

(青森県六ケ所村再処理工場は「高レベル放射性廃液のガラス固化」が技術的に行き詰まり前に進めず、その再処理工場が正常に稼働しないことが各地で使用済み核燃料プールの満杯=行場なしの「フン詰まり」状態を生み出している。破綻した核燃料サイクルに終止符を打ち、トイレなきマンションである原発もまた、自ら生み出した「核の糞」まみれとなって終了する、そんな時を前倒しで早めましょう。:田中一郎)

(3)(解説)大飯原発3・4号機「設置変更許可取消」裁判 控訴審の争点(美浜の会 2026.4.20)
 https://drive.google.com/file/d/1uZoVUoiVbpp0BV1at0mo2NfQOJa2AkwX/view?usp=sharing

(関連)国相手の大飯原発3・4号 設置変更許可取り消し訴訟(大阪高裁)
 https://www.jca.apc.org/mihama/News/news197/news197top.pdf

◆美浜の会 HP
 https://www.jca.apc.org/mihama/


4.(メール転送です)【報告】NDエネルギープロジェクト政策提言発表シンポジウムを開催

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「六ヶ所再処理工場の妥当性を問い直す -再検証と開かれた議論を求める-」

 2026年4月15日、竣工が近づく六ヶ所再処理工場の妥当性を問い直すシンポジウムを開催しました。経済性、耐震性、余剰プルトニウム、決定過程などについて問題提起し、併せて「工場の凍結」「合理的な再検証と開かれた議論が必要」とする政策提言を発表。

新たな政策提言は下記よりご覧いただけます。また、ジャーナリスト・まさのあつこ氏による、上記シンポジウムのレポート記事もご紹介します。こちらも是非ご覧ください。

*政策提言PDFはこちら
 6https://www.nd-initiative.org/research/14473/

*まさのあつこ氏(ジャーナリスト)レポート記事
「核燃料サイクル:六カ所再処理工場の妥当性を問うシンポ」地味な取材ノート
 https://x.gd/TC5O2

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

【動画】ND政策提言発表シンポジウム「六ヶ所再処理工場の妥当性を問い直す」 パネリスト報告の切り抜き動画を公開

2026年4月15日に開催されたND政策提言発表シンポジウム「六ヶ所再処理工場の妥当性を問い直す」の各パネリスト報告の切り抜き動画を公開しました。下記URLよりご覧いただけます。

*「六ヶ所再処理 工場は想定される地震と地震動に耐えられない」:海渡雄一(15分31秒)
 https://youtu.be/U274aZHoezk

三陸沖・青森県沖で地震が続いています。気象庁は大規模な後発地震に注意するよう呼びかけました。しかし建設中の再処理工場は耐震補強工事ができない?

*「核燃料サイクル総合評価 実績」:鈴木達治郎(15分24秒)
 https://youtu.be/Tv8FNTlfSns

「再処理しないほうが低コスト」というのが原子力委員会の評価でしたが、政府はプルトニウム利用に固執。一方、再処理先行国・イギリスはプルトニウムを「ごみ」と認め埋め捨てることに。

*「六ヶ所再処理工場と核燃料サイクルのコスト」:松久保肇(15分43秒)
 https://youtu.be/mnElwasAOBU

稼働していないのに年間1000億円(一日3億円)以上かかる六ヶ所再処理工場。事業コストを検証すると、政府はやたら安く見積もっていることが判明。不足分は電気料金で負担?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ぜひND にご入会ください。
 NDは皆様の会費やご寄付を中心に運営をしている団体です。趣旨に賛同いただける方はぜひご入会ください。
 https://www.nd-initiative.org/admission/

お申込みは、上記ページよりクレジット決済をご利用いただくか、事務局までお名前・ご住所・E-mail・電話番号をお知らせの上、会費を下記口座にお振込みください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.(メール転送です)関電株主代表訴訟(会社訴訟)の被告本人尋問後半戦が始まります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5月11日(月)9:45~白井元取締役、八木元会長

5月14日(木)9:30~岩根元社長、八嶋元取締役

大阪地裁大法廷です。抽選はない予定です。

尋問期日報告noteも。
https://note.com/mie629/n/n35a94114c364

・・・・・・・・・
原告・支援者の皆様へ

週明け11日(月)は被告本人尋問の3日目です。859万円受領し、報酬減額分や追加納税額の闇補填を指示していた八木元会長と、790万円受領していた白井元取締役です。午前9時45分開廷で、傍聴券抽選はありません。8時45分集合の地裁前ミニ集会に間に合わない方は、直接法廷へお越しください。午後3時半ごろ終了予定で、その後近くの堂島ビル会議室で報告・討論集会を行います。ぜひ駆けつけて応援してください。

原告団HP
https://kandenkabudai.com/index.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)取締役報酬闇補填=「役員の労苦に報いる」ため消費者との約束を反故に=自身は相談役となり3444万円の報酬を得ていた=森詳介元関電会長本人尋問|てんとう虫
 https://note.com/mie629/n/n35a94114c364

(関連)「関係が悪化すれば原子力事業に悪影響」懸念 関電旧経営陣の金品授受問題裁判で尋問 「不正な発注はなかった」と繰り返す ABCニュース 2026/05/11(月)18:05 
 https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_60432.html

(関連)関電前会長、金品受領は「極めて特殊な事象」 賠償請求訴訟 毎日新聞 2026/5/11(月) 19:22
 https://mainichi.jp/articles/20260511/k00/00m/040/191000c


6.関西電力美浜原発でまた事故
 美浜原発3号機は老朽原発です。ただちに廃炉とすべきです。

(1)福井・美浜原発3号機で蒸気漏れ 原子炉を手動停止 蒸気に放射性物質は含まれず 関西電力 - TBS NEWS DIG (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2647519?display=1

(2)(メール転送です)たんぽぽ舎MGより

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【老朽原発からの警告】
 関電美浜3号機の蒸気漏れは何を示したか、大惨事を繰り返すな
 地域住民の命を天秤にかけてまで50年前の機械=美浜3号機を動かし続ける正当な理由はどこにもない 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 2026年5月8日、午前4時すぎ。福井県美浜町にある関西電力美浜原発3号機の中央制御室に、警報が鳴り響いた。「高圧車室上下部メタル温度差大」。運転員が監視カメラを確認すると、高圧タービン周辺から白い蒸気が噴き上がっていた。関電によると高さおよそ5メートル。「にじみ」などという生やさしいものではない。原子炉は午前4時24分、手動で停止された。この事実を「ちょっとしたトラブル」として読み流してはならない。美浜3号機が発した老朽原発政策の限界を示す警告は、関西電力の老朽原発政策が抱える構造的な矛盾への、痛切な警告にほかならないからだ。

 

◎50年運転が突きつける現実

 まず押さえるべき事実がある。1976年に運転を開始した美浜3号機は、今年12月で稼働50年を迎える。そして今回トラブルが起きた高圧タービンの主要構造部は、長期使用設備として運転開始以来使われ続けてきた。50年間、高温・高圧の蒸気を受け続けた巨大な回転体。定期検査で「異常なし」とされていても、目視できないミクロの亀裂や金属疲労の蓄積は、現在の非破壊検査技術をもってしても、設備健全性を完全に保証することは難しい。「異常なし」は「安全の証明」ではなく、「検査の限界内では見つからなかった」との意味でしかないのだ。さらに深刻なのは、トラブルのタイミングだ。直近の定期検査(第28回)は2025年3月から6月にかけて実施されたばかりだ。次回定検は13ヶ月後の2026年7月頃を予定しており、今回の蒸気漏れはその約2ヶ月前というタイミングで発生した。しかも高圧タービンの点検は定検3回に1度しか行われない仕組みのため、タービン本体の直近の点検は2021年10月の定検が最後。定検を終えたばかりでありながら「次のタービン点検までもたなかった」という事実は、老朽機の劣化が通常の点検サイクルを追い越しているのではないか。40年・50年と経た原発では、数年に一度の点検サイクルで安全を確保できるのか、機器の劣化に対する現在の点検周期や保全体制が十分なのか、改めて厳密な検証が求められている。

 

◎相次ぐ設備トラブルが示すもの

 美浜3号機の直近の履歴を見れば、事態の深刻さはさらに鮮明になる。わずか半年前の2024年10月、この原発は海水配管の「減肉」(管が薄くなること)が見つかったとして手動停止している。昨年は「配管」、今年は「タービン」。異なる部位から次々とトラブルが噴出するこの状況は、局所的な不具合ではなく、プラント全体が老朽化している可能性を示している。一箇所を補修しても、別の箇所で劣化が顕在化する。そして誰もが記憶に刻まなければならない事実がある。2004年8月9日、美浜3号機で二次系配管が破断し、高温蒸気が噴出。作業員5名が死亡、6名が重傷を負った。死傷者11名は、日本の原子力史上、一度の事故で最大の犠牲となった。あの惨事の直接原因もまた、「配管の減肉」だった。背景には「定期検査の工期短縮」と「設備修繕費の削減」があった。事故の起きる前年までの10年近くの間に、100万kWhあたりの修繕費が半分以下に削減されていた。さらに破断した箇所は、25年間にわたって点検されていなかった。大規模な点検管理体制の欠陥によって重大な事故を引き起こしたことから、その後、点検制度の見直しは行われた。しかし、老朽化の進行に対して十分な対策となっているのかは、なお厳しく問われ続けている。一方で、一定の損傷を許容しながら運転継続を認める「維持基準」導入によって、安全思想そのものが変質したとの批判も根強い。「安全余裕」を縮減する方向への制度変更ではなかったのかという批判は、現在も根強い。22年前の教訓は、十分に活かされているか。今回の事象は、その問いに「否」と答えている。

 

◎老朽化は「全身(全体)に及ぶ」という現実

 原発の設計寿命は、本来40年とされていた。それを60年、さらにはそれ以上に延長することは、設計当初に十分想定されていなかった運転領域に踏み込むことにほかならない。とりわけ恐ろしいのは、「交換できない劣化」の存在だ。コンクリート構造物、埋設配管、原子炉圧力容器、これらは事実上、取り替えが不可能な基幹部品である。原子炉圧力容器では、長年の中性子照射による脆化が高経年化対策上の重要課題とされてきた。運転年数の長期化に伴い、異常時に設備へ加わる熱・圧力ストレスへの慎重な評価が、これまで以上に求められている。数万点に及ぶ部品のすべてを完璧に点検することが不可能なことも、付け加えなければならない。配管の裏側、溶接部、埋設箇所、トラブルはいつも「見えないところ」から始まる。老朽化が進む設備では、定期検査や保全を重ねても、劣化の進行を完全に予測することは難しい。

 

◎経済性の論理が、安全を食い尽くす

 関電の原発は全体的に古く、減価償却の進んだ原発では、稼働率を高めるほど発電単価を低く抑えやすい構造がある。一方、止めてしまうと老朽化した設備の維持費はかさむ。経済的には、可能な限り運転継続した方が事業者に有利な構造がある。2004年の事故も、そうしたコスト削減の圧力のもとで起きた。修繕費を削り、点検を省き、そして11人の命が失われた。今回の蒸気漏れ事象も、頻発する手動停止と調査による稼働率の低下を考えれば、無理な運転延長が経済的にも合理的ではないことを示している。

 

◎「想定外」は、言い訳にならない

 今回の事象で幸いだったのは、高さ5メートルの蒸気噴出が、「配管破断」へ至る前に手動停止できたことだ。しかしそれは、あくまでも間に合った」に過ぎない。間に合わなければ、建屋内の電気系統や重要機器に影響が及び、より重大な設備損傷へ発展していた可能性を否定できない。「想定外」とは、想定しなかった者の言い訳である。今回の事象は、十分に「想定内」の警告だ。老朽原発が抱える構造的リスクは、専門家の間でとうに指摘されてきたことであり、それでも運転を延長し続けてきた結果が、この「悲鳴」として噴き出したにすぎない。美浜3号機は、今こそ静かに引退させるべきだ。50年間働き続けた機械に、これ以上の酷使を続けることは許されない。そしてそれは、この機械が立地する地域に暮らす人々の命と未来を守るための、当然の決断である。これ以上の「開き直り」は許されない。

 

◎老朽原発は「走る時限爆弾」

 今回の事態は、「50年選手の機械を、だましだまし使い続けることの限界」を明確に示しています。最新の原発に比べ、老朽機は設計が古く、防護能力も物理的な頑健性も低下しています。安全マージンは大きく喪失しており一度トラブルが起きれば、その「脆さ」ゆえに深刻な事態へ転がり落ちるリスクが極めて高い。今後、頻発するであろう手動停止と調査による稼働率低下を考えれば、無理な運転延長は経済的にも合理的性を欠いています。何より、地域住民の命を天秤にかけてまで50年前の機械を動かし続ける正当な理由はどこにもありません。美浜3号機が発した今回の「蒸気の悲鳴」を無視して運転を継続することは、取り返しのつかない破滅への道を進むことに等しいと言わざるを得ません。

 

◎被ばく労働の果てに

 50年分の放射能が蓄積した配管やタービンの点検・修理を担うのは、下請け・孫請けの作業員です。老朽原発を動かし続けることは、構造的に「被曝の不平等を強いること」と同義であるということも忘れてはなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

7.南鳥島という西太平洋の孤島に「核ごみ最終処分場」だって?! 冗談ではない!!

(1)(別添PDFファイル)南鳥島は適地か? 核ゴミ処分に潜む多くの課題(イントロ部分)(『地平 2026.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1drxZwpGVJN44S3LX4RpTNvQoSaU_lRx8/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)問題山積みの南鳥島地層処分案(『原子力資料情報室通信第623号:2026-5-1』)
 https://drive.google.com/file/d/1fzfUSv3cpRh1chYkiLL7a_QXwqalpt39/view?usp=sharing

(3)(メール転送です)たんぽぽ舎MGより

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 声 明 】
「南鳥島での核のゴミの地層処分の問題点について」
 南鳥島の地形・地質的な状況をほとんど考慮しないあまりにも
  安易な判断であり文献調査をするまでもなく不適地であることは明白

          「核のゴミ地層処分問題の全国声明の会」世話人会
  http://www.chichibu.ne.jp/~sekine-kz56/zenkokuseimei/index.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.東京電力と柏崎刈羽原発

◆小倉志郎さんから:「新潟一泊旅行」
 https://tinyurl.com/2cucjn7e

(1)東電4542億円赤字に転落 3月期決算発表 横尾新会長 正式発表 再建の道筋探る:朝日新聞
 https://x.gd/YLggJ

(2)廃炉、株価低迷… 東電の新会長に初の金融出身者 登板の背景は - 毎日新聞
 https://x.gd/7xORy

(3)〈社説〉柏崎刈羽原発 不安拭えぬ営業運転だ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/482640?rct=editoria 


9.その他関連情報

 原発・核燃料サイクル施設が「末期症状」を呈しています。このまま続ければ再びの原発・核燃料サイクル施設の過酷事故は必ず起きるでしょう。今度は福島原発事故の時のように「偶然のラッキー」は期待できません。日本列島全土が永久の放射能汚染に沈む可能性が高いと言えます。未来を守るため、私たちの子どもや孫に「美しい日本」をつないでいくために、みんなで立ち上がりましょう。まずは「原発推進・容認」の政党・候補者への投票をあらゆる選挙でやめてください。それが最重要事項です。(自民党、「日本維新の会」、国民民主党、参政党、「チーム未来」、「中道改革連合」、日本保守党、保守系無所属などは皆、原発推進か容認です。参議院立憲民主党の中にも原発推進や容認はいますし、参議院公明党もまた原発推進です)

(1)(別添PDFファイル)浜岡不正、地盤安定性 懸念のデータ、18年 基準超えぬよう(東京 2026.5.9)
 https://www.47news.jp/14272422.html

(2)中国電、島根原発2号機の燃料転倒は作業員不足が原因:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025111000888&g=soc

(3)(別添PDFファイル)原発人材 スピード育成 AI需要急増に対応:IHI、三菱重工(日経 2026.5.7)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO96068430W6A500C2NN1000/

(4)(別添PDFファイル)企業向け新電力、新規停止の動き、調達価格上昇 経営に打撃(朝日 2026.5.5)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16456764.html

(5)(別添PDFファイル)次世代太陽電池「ペロブスカイト」、特許出願、中国が日本逆転(日経 2026.5.5)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC294OU0Z20C26A1000000 

◆20260416 UPLAN 後藤秀典「東電の変節と司法崩壊〜原発がなくならない理由」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Cz64qEuYFW0
草々 

« (平和国家にこんな組織は要らない)自衛隊情報保全隊=「戦争する国」の「戦争ヒミツ」を守り抜き、返す刀で国民監視のプライバシー侵害を平然と実践する「おどろおどろしいスパイ組織」、今後はさらに「防諜」から「諜報」、そして「謀略」へ | トップページ | 現代の悪代官所=日本の司法・裁判所・検察を解体せよ(その2):(メール転送)「(1)裁判官マップ_(2)鎌野真敬裁判長の評価_(3)【大川原化工機冤罪事件】の遺族が裁判官37人を提訴」、+ 再審法大改悪と自民党の茶番劇 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« (平和国家にこんな組織は要らない)自衛隊情報保全隊=「戦争する国」の「戦争ヒミツ」を守り抜き、返す刀で国民監視のプライバシー侵害を平然と実践する「おどろおどろしいスパイ組織」、今後はさらに「防諜」から「諜報」、そして「謀略」へ | トップページ | 現代の悪代官所=日本の司法・裁判所・検察を解体せよ(その2):(メール転送)「(1)裁判官マップ_(2)鎌野真敬裁判長の評価_(3)【大川原化工機冤罪事件】の遺族が裁判官37人を提訴」、+ 再審法大改悪と自民党の茶番劇 »

最近の記事

無料ブログはココログ