(報告)(11.25)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その5):「組織荷重係数を全部足すと「1」ということは、ICRPのシーベルトは外部被曝の概念であり内部被曝には使えないということだ」他(田中一郎:たんぽぽ舎)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
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さる2025年11月25日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「新ちょぼゼミ:放射線被曝の基本知識(その5):組織荷重係数を全部足すと「1」ということは、ICRPのシーベルトは外部被曝の概念であり内部被曝には使えないということだ他」を開催いたしました。以下、当日の資料と録画をアップして簡単にご報告申し上げます。
このシリーズでは、放射線被曝問題に関して、これだけは知っておいていただきたいということを、私が知る限りで全部お話しするつもりでおりますので(逆に、私たち一般市民は「被ばく問題マニア・おたく」ではないので、あまり詳しく難解なことまでは知る必要はない、と考えています。初歩的なことを含め必要最低限のことをお話しするつもりです)、この機会に放射能と放射線被曝のことをきちんと知っておきたいと思われる方はぜひご参加下さい。ところどころで「質問タイム」も入れて、質疑応答を繰り返しながら進めたいとも思っています(すべての疑問に私が答えられるかどうかは定かではありませんが)。よろしくお願い申し上げます。
<みなさまへの主催者からのお願い:♪「新ちょぼゼミ」SONG♪>
https://www.youtube.com/watch?v=WO6RLTTvoTc
(「新ちょぼゼミ」は小さな勉強会ですが、みなさまのご参加がないとコスト的に支障が出て開催が困難となります。今後とも、みなさまのご参加をお待ちしています)
(記載先頭の番号は主催者の方で便宜的に付けているものですので無視して下さい)
◆(当日録画)20251125 UPLAN 田中一郎「『シーベルト』は内部被爆の実態を顕さないインチキ概念である」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=abzV3DuDlCE
https://www.youtube.com/watch?v=abzV3DuDlCE
◆(当日のレジメ)(別添PDFファイル)(2)放射線被曝の評価単位=シーベルトは内部被曝の実態を現さないインチキ概念です(田中一郎 2025年4月21日)
https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing
<補足説明>
当日、時間の問題などで説明しきれていないものを下記に補足いたします。次回の「新ちょぼゼミ」の際に簡単にご説明いたします。
(1)1mSvはどの程度の内部被曝か?(Sv ➾ CPMへの換算)
人間の体内に入った放射性物質が放つ放射線による被ばく(内部被曝)が、どの程度の被ばくなのかを感覚的に理解していただくために、1本1本の放射線の被ばくを捕まえる「CPM」=「カウント・パー・ミニッツ」(1分間あたり何本の放射線を浴びるか、その本数を現す)で1mSvを「換算」してみたいが、その方法がわからないと上記のVTRでは申し上げています。しかし、1つだけ代替法がありました。放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝を評価する場合に、100mSv(甲状腺等価線量)=13,000CPMと言われています。これを使ってみることにいたします。
100mSv=13,000CPM × 60分 × 24時間 × 365日=6,832,800,000CPM
1mSvあたりでは、68,328,000CPM ➾ 1年間で約7千万本の放射線を特定の臓器の特定の場所で被ばくし続けるということになります。1mSvの内部被曝がいかにすさまじい被ばくであるかということが、これで感覚的にお分かりいただけると思います。1mSvまでだったら「被ばくしても大丈夫、安全安心」などということが、如何にデタラメな戯言であるかがわかります。1mSv安全論など、噴飯物のインチキにすぎません。絶対に騙されてはならないのです。
(2)外部被曝「シーベルト」と内部被曝「シーベルト」を単純に足し合わせてはいけない
メールの表題にも書きましたように、ICRPによる「シーベルト概念」は、原爆投下時のピカドン被ばくのような全身の外部被曝を評価する方法であり(それは「組織荷重係数」を全部足し合わせると「1」であることでわかります。これはピカドン全身被ばくの場合における各臓器の被ばくによって、その人がそれぞれの各臓器のガン・白血病で死亡する場合の各臓器の「寄与度合」を示しています。また、ガンによる死亡以外の健康被害はすべて無視され、ガンにかかっても治療して治れば何もなかったという扱いです。)、
こんなものを内部被曝の等価線量の評価には使えないことは誰にでもわかります。内部被曝は上記VTRの中でも申し上げていますが、極所被ばくの継続被ばくであり、各臓器で放射性物質がへばりついたその場所で、まるでキリで穴をあけるように「ギリギリと」同じ場所に向かって放射線を出し続け、当該場所周辺の細胞機能をメチャクチャにしてしまうのです。そんな被ばく実態の内部被曝を、まるで外部被曝の評価方法で評価しているのが「シーベルト」ということになります。これが国際放射線防護委員会(ICRP)の展開している似非科学「シーベルト」論の正体です。
外部被曝と内部被曝は「別物」です。ですから、外部被曝「シーベルト」と内部被曝「シーベルト」を単純に足し合わせてはいけないのです。2つを併記して考えましょう。どうしても足し合わせたいときは、内部被曝の方をさしあたり10倍にして足してみることです。しかし、この「10倍」に科学的実証的根拠はありません。それは、上記VTRでも申し上げているように、「放射線荷重係数」や「組織荷重係数」の数字に科学的実証的根拠がないのと同じです。
(3)放射線被曝による健康障害に治療方法はありません=自覚症状が出てきたら、それは末期症状です。
人間を含むあらゆる生物は「ホメオスタシス」(*)という天与の自然機能を持ち合わせており、様々な本来のあるべき人体機能を阻害する健康障害原因に対しては、免疫機能や細胞自死(アポトーシス)その他の手段により「自分で自分を防ぐ」機能を持っているのです。そして医学とか医療というものは、その天与の「ホメオスタシス」を、より活発に働かせたり、働きを妨害しているものを取り除いたりして、「自分で自分を治そう」という「自然力」を増進することで、健康障害を克服し健康を回復させる人間の処方のことを言います。しかし、放射線被曝には「治療方法」はない、と申し上げるのは、そもそも放射線被曝とは放射線による超ミクロの世界での人体や細胞や様々な天与の機能や機序の徹底的な破壊であり、医療は「全部破壊されたものを再生・再現する」ことはできません(例えば、放射線被曝は人間の免疫機能を破壊して低下させ、様々なビョーキにかかりやすくする)。だから放射線被曝による健康障害の治療法はなく、放射線被曝は「避けて、避けて、避ける」ことが、線源を閉じ込めることと併せて、唯一の対処方法なのです。自覚症状が出てきて苦しむ被ばく者を病院に連れて行ったところで、どうなるモノでもありません。放射線被曝は「緩慢なる人間や生物の死」であり、病院のベッドの上で静かに死を待つだけのことです。
(*)「ホメオスタシス」(AI による概要)
ホメオスタシスとは、外部環境や体内の変化にかかわらず、体内の状態を一定に保とうとする生体の機能です。これは「生体恒常性」とも呼ばれ、体温、血圧、血糖値、水分量などを一定の範囲に維持することで、生命を維持するために不可欠な働きです。この機能は、主に自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系によって調整されています。
(以下、田中一郎の見解)
宇宙に存在するものはすべて「エントロピー増大の法則」(放っておけば諸物は無秩序にちらばりバラバラになる、という法則)に従っていると言われますが、唯一、生物だけが例外で、生物はエントロピーを縮小させることで、その生命を維持していると考えられます。その生命機能を言い表したものが「ホメオスタシス」です。このことを私に教えてくださったのは、「ハカセ」こと、あの「動的平衡」論をお書きになった福岡伸一さんです。
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これまでの開催のご報告
(1-1)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html
(1-2)(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-9c4fd6.html
(1-3)(報告)(6.10)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-3e5150.html
(1-4)(報告)(8.25)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その4):「生物学的半減期」に確たる科学的実証的根拠はなく、かつ、平均値を使うような数値は放射線防護には使えない他(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/08/post-a4cfa3.html
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(以下、当日のご紹介資料など)
(3)(別添PDFファイル)「放射線荷重係数」と「組織荷重係数」
https://drive.google.com/file/d/1WPWyDtLl4ytdvzKcur2k1Ccpevzb1PPa/view?usp=sharing
(3-2)(増補版)放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html
(3-3)(セシウムの百倍の危険性)放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか-いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html
(5)周期律表
file:///C:/Users/NEC-PCuser/Downloads/Simple_Periodic_Table_Chart-en.svg
(6)野生の食用キノコ、セシウム汚染は今、2025年秋(東京 2025.11.3)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/446184
(7)(別添PDFファイル)福島の放射線量 生活圏で大幅減、原子力機構観測 9割が除染目安 以下に(朝日 2025.11.18)
https://drive.google.com/file/d/1a3gdKltdB-D0Dwz7ioy8LdXqnxSgm-L5/view?usp=sharing
(7)(別添PDFファイル)霞が関地区における放射性廃棄物のバラマキ見取り図(2025.10.15)
https://drive.google.com/file/d/1f_T85IZ70uBrHzIrpf35SHXXhfhbE-HB/view?usp=sharing
(8)(別添PDFファイル)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)
https://drive.google.com/file/d/1zZ6uf7XomHalCvVRxDgJTvkOSOorVA6T/view?usp=sharing
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安倍晋三暗殺事件裁判・山上徹也被告関係
(1)徹底検証:安部元首相暗殺「疑惑の銃弾」(その1)(『週刊文春 2023.2.16』)
http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/308.html
(2)(別添PDFファイル)安倍元首相暗殺事件の犯人はほんとうに山上徹也被告なのか?!(田中一郎 発信メール)
https://drive.google.com/file/d/14QtZJtLkTJ9INYKp4g-7wSIOx7GudRVK/view?usp=sharing
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◆推薦図書
(1)私とスパイの物語-孫崎享/著(ワニブックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034697570&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)世界最凶のスパイウェア・ペガサス-ローラン・リシャール/著 サンドリーヌ・リゴー/著 江口泰子/訳(早川書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034695102&Action_id=121&Sza_id=C0
(3)暗殺-柴田哲孝/著(幻冬舎)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034617467&Action_id=121&Sza_id=C0
◆物販
(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
(2)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー』(表紙)(川田龍平・堤未果 2024.11)
https://drive.google.com/file/d/1Vt-J50mW0COWf6Tm9pspl5TgY4s_fawt/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYAda-KorypGuDl3TniisT8BAmy4FhgrsxehcjX41Vu5Mg?e=Aa15R8
(開けない時は2~3度、クリックしてみてください。それでもダメならMSによる言論妨害です:田中一郎)
(関連サイト)(0-4)mRNAコロナワクチン & レプリコンワクチン 情報(1)『今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実』(村上康文/山路徹:花伝社)、『 レプリコンワクチンの不都合な真実』(川田龍平/堤未果)他-
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-dbd0ca.html
(関連)(必見VTR)mRNAコロナワクチンの真実 Toru YAMAJIの動画 - Dailymotion
https://www.dailymotion.com/toruyamaji
(関連図書)(必読)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0
(関連図書)(必読)mRNAワクチンの罪と罰 有害な遺伝子製剤の即時中止を求める理由-mRNAワクチン中止を求める国民連合/著 村上康文/編(方丈社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034773954&Action_id=121&Sza_id=B0
(3)(パンフ)南海トラフ巨大地震と伊方原発の危険(伊方原発運転差止広島裁判)
https://saiban.hiroshima-net.org/pub/panf07/panf07.pdf
https://saiban.hiroshima-net.org/
(4)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html
(5)(3-3)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html
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(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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