「右翼的潮流」に引きずられる立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」:①枝野幸男がアベ戦争法制を「合憲」と断言して豹変、②逢坂誠二他多くの立民議員が「地元合意なら原発再稼働OK」、③野田佳彦が衆院定数削減賛成他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.笑ったり転んだり [ハンバート ハンバート] 連続テレビ小説『ばけばけ』主題歌(歌詞付き) - YouTube
(1)https://www.youtube.com/watch?v=n0hGQm2zU00
(2)https://www.youtube.com/watch?v=BmFwYySG8DI
(関連)ハンバート ハンバート 笑ったり転んだり 歌詞 - 歌ネット
https://www.uta-net.com/song/381244/
(関連)主題歌決定のお知らせ&『うたコン』(8-26)で初披露 - 「ばけばけ」さまざまなトピックスを紹介 - ばけばけ - NHK
https://www.nhk.jp/g/ts/662ZX5J3WG/blog/bl/p7xRqmNdbW/bp/pZzK8X1qoy/
2.プルトニウム利用政策の見直しを求める緊急団体書名(2025.10)
https://drive.google.com/file/d/1TAldRls5MD_f3DeuGQAzuHRNH-DHeRQu/view?usp=sharing
3.小倉志郎 さんから:「原発無くても困らない」
https://tinyurl.com/ztxtznhw
(中略、「地球温暖化対策のために炭酸ガスを出さない原発が必要」と「原子力ムラ」は言いますが、世界最大のエネルギー消費国である米国が京都議定書から脱退しました。温暖化炭酸ガス説はあやしいのです。こういう状況の中で「原発は必要」という宣伝に騙されないようにしましょう(小倉志郎)。)
(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html
(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
4.【訃報】 “長い眉毛”で親しまれ 村山富市元首相が死去、101歳 「自社さ」連立政権に「村山談話」も - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SpYKlPWT_7w
(関連)上野千鶴子氏のX投稿が波紋 村山富市元首相の死去直後に「戦犯」呼ばわり→「故人偲ぶ心ない?」「いかがなものか」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c864b48e0c0fe024fefc39d43294429482ee1e45
(関連)「自衛隊違憲→合憲」「日米安保廃棄→認める」宿敵と連立した末路…自社さ連立・村山富市元総理の教訓(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/df3f8f97710e61eade81e90be458e2d5f7403963
(日米安保と自衛隊は合憲=戦後50年の日本社会党の党是をひっくり返した男=村山富市、日本の左翼・左派・リベラルの底の浅さ・覚悟のなさを顕在化させ、そのことは、戦前のみならず戦後も変わっていなかったことが明らかとなった。今は下記に見るように、「脱憲反民主党」が「アベ戦争法制」を合憲だと言いはじめ、原発再稼働までもを認めるなどと言っている。上野千鶴子の言うように、村山富市(当時首相)は「第一次戦犯」(日本国憲法体制のニッポンの破壊犯)であり、そして今、「第二次戦犯」が登場してきたのだ。
加えて、この村山富市だが、1995年の阪神大震災の時もこいつが首相だったけれど(私は兵庫県西宮市で被災:震度6強でかろうじて助かった)、彼の危機管理能力のなさやリーダーシップの決定的欠如が可視化され、西宮の被災者として強く怒り狂っていたことを記憶する。「トンちゃん」とかいって生前をしのぶ発言が多いが、私は「トンでもない」の「トン」だと思っている。上野千鶴子の「第一次戦犯」批判にケチをつけているネット・アホウに私は聞きたいのだが、「脱憲反民主党」という「第二次戦犯」はまだ生きているぞ、何とか言ったらどうなのか?! 所詮、お前らは「そんな程度のこと」しか言えないのだろうけれどだ。:田中一郎)
5.ガンバレ!「なにわのジャンヌダルク」=大石あきこ(「れいわ新選組」)
(1)れいわ議員、吉村洋文氏「メディア適当」投稿に反発「維新の知事・市長こそ『適当』にした戦犯」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2ea419c6a67991f841db52781b30ed6280a749
(2)れいわ新選組・大石晃子共同代表が強い危機感「悪魔合体した自維連立政権と戦っていく」 - 東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/363994
(3)【10月23日速報】※自民党と維新が結んだ合意文書の中身がヤバすぎた…有権者の方は必ずこの事実を知って、もう騙されないでください…【れいわ新選組 山本太郎 国会 大石あきこ】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gRbNzkrjTWQ&t=27s
(関連)山本太郎「れいわ新選組」快進撃(4):「世直し」総大将=山本太郎「れいわ新選組」を軸に「三本の矢+α」(「れいわ」、共産、社民・新社、立民リベラル)でこの国の政治を根底から変えましょう- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-2fda63.html
6.東京都が住民から意見を聞く会を途中で打ち切り…秩父宮ラグビー場建て替え公聴会の混乱と「対話軽視」の歴史:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/444790?rct=tokuhou
(関連)開催8日前の公聴会告知に「都民の意見を聞く気がない」夜通しの抗議に発展 秩父宮ラグビー場立て替え巡り:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/444755?rct=tokuhou
(関連)神宮再開発「新秩父宮ラグビー場」公聴会で大混乱…小池都政の横暴に都庁では徹夜で抗議|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379395
(都知事の小池タヌキ百合子も、そのとり巻きの子ダヌキ都庁役人どもも、有権者・都民のために都政を行おうという姿勢は微塵もなく、都議会においても、野党の方から出される、よく調査した上での質問事項に対しても、聞かなくてもわかるような、質問者を小馬鹿にしたような、「回答する気ありまへ~ん」の答弁を繰り返しているようだ。東京都の多くの様々な財産が、三井不動産をはじめ、小池タヌキ百合子や都庁役人幹部たちと癒着する土建屋や政商たちにより「私物化」され「喰いもの」にされている今日、東京の近未来は益々一般の人々にとっては住みにくい街になっていきそうである。寝ても覚めても小池タヌキ百合子や都民Fなんぞに投票をしているマヌケの有権者・都民は、一度、都議会に行って、そこでの質疑応答の様子でも見てきたらどうか? おのれのマヌケ度合いがよくわかるぞ! :田中一郎)
7.日刊IWJガイド・非会員版 2025.10.23号~No.4640 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55182
■自民党と維新が12項目の政策合意! 日本版CIAやスパイ防止法、緊急事態条項など、悪法がてんこもり! 日本版CIAである対外情報庁(仮称)は、自衛隊の統合司令本部のケースとまったく同じように、本家のCIAの出先機関になる!?
■<日本におけるCIAの活動を暴露するシリーズ>1996年3月の電信の中でCIA自身がCIA東京支局が存在することを認めていた! CIAは、日本ばかりか、スカンジナビア、インド、オーストラリアといった西側同盟国にも支局を持っていることを認めており、CIAが同盟国内で活発にスパイ活動を展開していることを文書が裏付けている! CIAの電信文から、CIAは、日本の警察や情報機関とテロ組織の捜査で協力しつつ、日本の権力機構を資金提供で支配し、同時に、米国との経済交渉などでは日本側のスパイも行っていた! 高市政権が成立を狙うスパイ防止法は、CIAの活動を防止できるのか!?
■ロシア産エネルギーの輸入を停止せよ! スコット・ベッセント米財務長官が日本へとんでもない要求! 日本国民は怒れ! トランプの大嘘に騙されるな! インドも、ロシアの石油を買い続けている!
■<IWJ取材報告>LHS研究所・代表理事の福島雅典氏「このコロナの大規模な薬害・惨禍が引き起こされた原因をはっきりと突き止めて、繰り返さないようにしないといけない。薬害の患者さん達をどのように救済するかは、根本的な課題として残されたままです!」~10.20 新型コロナワクチン購入契約書(ファイザー株式会社等)の情報不開示決定取り消し判決に関する記者会見
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「「右翼的潮流」に引きずられる立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」:①枝野幸男がアベ戦争法制を「合憲」と断言して豹変、②逢坂誠二他多くの立民議員が「地元合意なら原発再稼働OK」、③野田佳彦が衆院定数削減賛成他
<別添PDFファイル>
(1)自民・「日本維新の会」が連立合意、政治とカネ 棚上げ、衆院定数1割減明記(東京 2025.10.21)
(2)自民と連立合意、政治とカネ、維新 逃げる気? 裏金「一緒は無理」どこへ(東京 202510.21)
(3)スパイ防止法批判(一部抜粋)(海渡雄一弁護士『地平 2025.11』)
(4)「国家情報局」創設を検討、情報収集・分析、インテリジェンス司令塔(朝日 202510.25)
(5)連立維新、二つの消滅リスク、経験不足、選挙区競合(朝日 202510.26)
(6)本当は何がやりたいのか? 鎧を隠した高市新首相の所信表明演説に野次と怒号(日刊ゲンダイ 2025.10.27)
(7)国民民主、決断できず、連立協議不発で支持率低迷、立憲民主 存在感示せず(東京 202510.25)
(8)多党制時代に望む:政策主導で安住抜け出せ(日経 202510.26)
(9)米民主党、復活への選択(上中下)(日経 2025.10.16-18)
(10)遠のく? 選択的夫婦別姓、高市政権発足 推進派の公明離脱、めざす通称使用法制化(朝日 202510.26)
1.(別添PDFファイル)自民・「日本維新の会」が連立合意、政治とカネ 棚上げ、衆院定数1割減明記(東京 2025.10.21)
https://www.youtube.com/watch?v=3VAcIBgizas
(関連)(別添PDFファイル)自民と連立合意、政治とカネ、維新 逃げる気? 裏金「一緒は無理」どこへ(東京 202510.21)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/443812?rct=tokuhou
(関連)新総裁に高市早苗氏「解党的出直し」なるか? 規制強化訴えた「外国人政策」議論の行方は…(20251004):報道特集
http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20251004_1.html
(関連)高市新政権、タカ派連立の危うさ 改憲・スパイ防止法・社会保障改革…自維合意文書が招く社会対立の可能性:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/444045?rct=tokuhou
(関連)さすがに大メディアもケチョンケチョン…パッとしない組閣に加え密室連立の脆さ、危うさ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379304
2.(他のMLでの議論)「脱憲反民主党」の枝野幸男がアベ戦争法制を「合憲」と断言して豹変
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(ですので、こんな政党を応援しても意味がないと申し上げてきたのです)
(下記はメール転送です)
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Sent: Saturday, October 25, 2025 11:29 PM
Subject:立憲・枝野氏、安保関連法「変えなくていい」 代表発言より踏み込む | 毎日新聞
こんな記事が目に入りました。
枝野さんは「南西諸島シフト」についても、今の軍事化を進める演説をしています。
立憲民主党の目指す「中道」って、こういうこと?
いわゆる立憲民主党リベラルって、どこに立つんでしょうね。
立憲・枝野氏、安保関連法「変えなくていい」 代表発言より踏み込む | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20251025/k00/00m/010/174000c
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朝日カバカバ新聞も同じ主旨の記事を掲載しています。
◆立憲・枝野氏、安保法制めぐり軌道修正 「違憲の部分はない」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASTBT31HVTBTUTFK005M.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/b08cc36c408fa04c83545405e600ce553bba3627
(一部抜粋)
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立憲民主党の枝野幸男最高顧問は25日、さいたま市内での講演で、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制について「違憲の部分はない」と述べた。立憲は基本政策で「安保法制の違憲部分を廃止する」と明記しているが、党創設者が軌道修正を図った形だ。枝野氏は、第2次安倍政権下の法案審議で「『憲法違反だ』と(訴えて)戦った」と振り返った。だが、講演では「違憲の部分はない。だから変えなくていい」と言及。安保法制については、個別的自衛権の範囲内で説明できるとの考えを示した。立憲による「(安保法制の)違憲部分の廃止」の主張をめぐっては、国民民主党が異論を唱え、両党による連携の課題であり続けてきた経緯がある。枝野氏は講演で、「(政府が今後)拡大解釈して違憲のことをやるかもしれない。それはチェックしていかなくてはいけない」とも語った――と「朝日」。
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ですので、こんな政党を応援しても意味がないと申し上げてきたのです。
間もなく議席を激減させて、歴史のゴミ箱へ消えていくでしょう。
この連中が行った1990年代初頭の似非政治改革(小選挙区制と政党制)から35年、
しっかりと失われた35年となり、このまま行けば、失われるのは年月だけでなく
この国そのものが失われてしまいます。
枝野幸男 ➾ 国民民主党へ行け! さもなくば国会議員を引退せよ。
◆. 立憲・野田代表「比例だけ削減は大政党のエゴ」 自維の議員定数削減策を批判 削減賛成の立場で「バランス」を強調(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c15db308de1c5067fc8cb8625d97d703ef3756e2
こいつも枝野幸男に輪をかけてヒドイ。定数削減に賛成までしていると、記事は伝えています。
この国を没落へと招くあらゆる政策に賛成する態度でのぞみ、どうしようもないことは2012年の野田佳彦民主党政権で実証済みです。福島原発事故事故後に初めて原発を再稼働したのもコイツです。
野田佳彦 ➾ 自民党へ行け! さもなくば国会議員を引退せよ。
国会の衆参両院の憲法審査会での日本国憲法の危機的状況については、立憲民主党内部の様子も含めて、来たる11/13に同じく立憲民主党の小西洋之参議院議員においでいただきお話を伺います。質疑応答の時間も十分にとりましたので、ご意見・ご質問など、活発に出してください。みなさまのご参加をお待ちしています。
◆(予約必要)(11.13)緊急特別開催:オルタナティブな日本をめざして「改憲の現実の危機と衆参憲法審査会の状況」(小西洋之参議院議員:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-3efb84.html
(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)
(関連)衆議院憲法審査会
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/index.htm
(関連)憲法審査会:参議院
https://www.sangiin.go.jp/japanese/kenpousinsakai/index.html
*********
枝野幸男の「X」(10/25)には下記のような「言い訳」がなされているそうです。
これを「言葉遊び」というのです。
こんなことを繰り返して、この連中は今日に至っています。
(以下、枝野幸男の「X」書き込み)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「従来認められなかった集団的自衛権の一部について行使を容認する」との安倍内閣の説明が適切でなく、その説明を前提とする限り現状も違憲です。この点は当時の主張と変わりません。提案者から違憲の説明しかできていない法案を、その時点で認めることはできませんでした。
その後、個別か集団かが違憲合憲の分かれ目との解釈がそもそも厳密正確ではなく、「唯一の最高裁判例である砂川事件判決に照らして判断します」と説明さえ正せば、条文そのものは合憲のものとして読むことができるという新たな認識にたどり着くことができました。また法律の運用実態も砂川判決の範囲で説明できるものにとどまっています。よって説明の仕方を変えれば良いとの解釈に至ったものです。
なお、その説明では違憲としか言いようがないと厳しく指摘したことが、国会答弁や運用実態に影響し(抑止力となり)、違憲となる答弁や運用を食い止めているという意味で、当時の議論は意味があったと考えます。
そしてこのことは今日突然言い出したのではありません。昨年の代表選挙の際もほぼ同趣旨の主張をしています。
2024年9月20日朝日新聞の質問への文書回答
ご質問に取り急ぎ簡潔にお答えします。
◎いわゆる個別的自衛権が合憲であることの根拠たる判例は、1959年(昭和34年)の砂川事件最高裁判決である。
最高裁は、この判決で、「わが国が、自国の平和と安全とを維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置を執り得ることは、国家固有の権能の行使であって、憲法は何らこれを禁止するものではない。」としている。
○旧三要件(個別的自衛権発動の要件)と言われる「我が国に対する急迫不正の侵害があること」は、この砂川判決の法理に基づいている。
○したがって、「我が国に対する急迫不正の侵害」とは、「自国の平和と安全を維持しその存立を全う」できなくなるような侵害を意味する。
○すなわち、本来の「わが国に対する急迫不正の侵害」には、新三要件で言う「存立危機事態」=「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される」事態が含まれると解される。砂川事件判決で最高裁の認める自衛権発動の要件には、この範囲まで含まれ、この範囲で講学上「個別的自衛権」と呼んできたと解すべきである。
ところが、閣議決定によって変更された新しい要件=新三要件は、
○「我が国に対する武力攻撃が発生したこと、『又は』我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」とされた。それまでの「我が国に対する急迫不正の侵害が発生したこと」という文言を、「我が国に対する武力攻撃が発生したこと」に狭めた上で、これとは別の事態、外側の事態として、新たに存立危機事態を位置付けた。このことは、閣議決定において、この二つの要件が「又は」という並列の接続詞でつながれていることからも明らかである。
○従来から認められていた要件の外側に、これと並列的に「存立危機事態」を位置付け、それを個別的自衛権の外側、つまり集団的自衛権と位置付けたのが、政府解釈の混乱の本質である。この部分を是正し、たとえば「我が国に対する急迫不正の侵害(我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合を含む)」と位置付ければ、本来の個別的自衛権の範囲で説明可能となる。
なお、この場合も、「我が国に対する武力攻撃が発生」または「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生」という要件は、先制攻撃を認容しないための要件として別途必要になる。
◎そもそも国際司法裁判所では、集団的自衛権は国際法上「他国防衛するための権利である(他国防衛説)」との判例が重なっている。日本政府と安保法制に言う「存立危機事態」における自衛権の発動は、あくまでも我が国の存立を維持するためのものであり、他国防衛の目的ではなく、その範囲にとどまる限り集団的自衛権ではない。
◎なお、本件について「ファクトチェック」の文脈で取材され、「元内閣法制局長官や防衛省幹部、内閣官房の『見解』によれば」ミスリードと指摘しているが、文字どおり、法解釈における『見解』の違いであり、「ファクト」の正誤とは全く別次元である。事実関係の正誤に関する問題と、見解の相違の問題について、混同されないよう求める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<田中一郎コメント>
推測ですが、枝野幸男の豹変は、時流を「右翼的潮流強し」と見たということでしょう。今のままでは、次回以降の選挙で自分が落選するかもしれない、また、立憲民主党も国民民主党に抜かれて、低迷政党になっていく、だから、強くなってきた「右翼的潮流」に乗り、この「難局」を乗りきろう、程度のことだと思います。
この連中は、機を見るに敏感なのです。「バスに乗り遅れるな」ということでしょう。他に政治家としてのとりえはありませんが。戦前の社会大衆党とそっくりの行動パターンです。
私が情けないと思うのは、こうした流れに対抗し、「脱憲反民主党」(及び御用組合「連合」)なんぞとはきっぱりと決別し、「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)+立憲リベラル、を軸にして、新たな「世直し」勢力を結集し、その中核勢力として育てていくという、ごくごく当たり前の方法論が、いつまでたっても形成されてこないことです(ひょっとして、これを大声で言っているのは、私だけではありませんか?)。
今日の左翼・左派・リベラルの底の浅さ、薄っぺらさ、情緒的で未熟、そして、か弱さ、覚悟のなさ、戦略性の乏しさ、政治的センスの悪さ、を感じさせます。こんな調子だと、この国はどんどんひどくなっていくでしょう。
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3.(別添PDFファイル)スパイ防止法批判(一部抜粋)(海渡雄一弁護士『地平 2025.11』)
https://drive.google.com/file/d/1laJ4IRFy9eEvTyAuTQeodbJcITtdN95x/view?usp=sharing
<田中一郎コメント>
別添PDFファイルの2枚目=P26ページの最初のところ、「立憲民主党の安全保障政策では・・・・」の部分をお読みください。著者の海渡雄一弁護士は、「自民党とほとんど異ならない政策が打ち出されている。以前はうたわれていた特定秘密保護法の廃止は公約に含まれていない」と書いています。「特定秘密保護法」どころか、その後の「経済安全保障推進法」「経済秘密保護法(SC法)」にも賛成し、それ以外にも「軍事産業強化法」その他の自民党提出の戦争法制にも賛成をする有様です。これが立憲主義政党のやることでしょうか? この政党はとうの昔に賞味期限が切れています。
(関連)立憲民主党 政策集2024「外交・安全保障」 - 立憲民主党
https://cdp-japan.jp/visions/policies2024/18
(関連)(別添PDFファイル)「国家情報局」創設を検討、情報収集・分析、インテリジェンス司令塔(朝日 202510.25)
https://www.youtube.com/watch?v=yy4csX-CC8I
◆現代の治安維持法=スパイ防止法を阻止せよ!:スパイ防止法を考える市民と超党派の議員の勉強会 第1回(海渡雄一&青木理)から=米CIAからカネをもらい韓国統一教会から選挙支援を受ける自民党こそが外国の「スパイ」ではないのか?!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-1d90d4.html
◆「SC=セキュリティ・クリアランス」(経済秘密保護法)と「スパイ防止法」、及び「スコアリング」は表裏一体=基本的人権無視・軽視の国家主義支配権力のやりたい放題制度である=野田佳彦「脱憲反民主党」は、何故、はっきりと反対の態度を示さないのか?- いちろうちゃんおブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-ee09ae.html
4.(大間はダメだが泊は容認の茶番)青森・大間原発建設差止訴訟の報告会で同原発や規制委の批判を言いながら、他方、泊原発については原発推進の国民民主党との選挙協力を優先させて再稼働を容認する北海道「脱憲反民主党」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/09/post-394de9.html
(北海道の立憲民主党の最高責任者は逢坂誠二である。逢坂誠二は、青森県の大間原発建設差止訴訟(函館市訴訟)にはよく顔を出し、裁判報告会などで熱心に脱原発を参加する市民に訴えていた。泊原発の再稼働が政治日程に入ってきた昨今、当然ながら私は逢坂誠二と北海道立憲民主党は、泊原発の再稼働に反対する旨を表明するだろうと思っていた。ところが上記のとおりである。「地元の合意があれば再稼働は容認する」などと言い始めた。そしてここぞとばかりに、全国に散在する多くの「脱憲反民主党」の参議院選挙候補者たちもまた、口をそろえるように同じことを言いだしたのである。呆れた話である。地元の合意が再稼働の条件というのなら、その「地元」とはどこまでのことかはっきりさせろということだし、合意が条件というのだから、それを法案化して国会に出してから言え、ということだ。こんなことまで「言葉遊び」でうっちゃって、いい加減なまま時流迎合するかのように「安きに流れている」。こんな「脱憲反民主党」など、必要なし、消えてなくなっていいぞ、ということだ。常々申し上げているように、日本のあらゆる邪悪が凝集している原発は、あらゆることのリトマス試験紙であり、原発に対してきちんとした態度を取れない人間や組織は皆ニセモノである、ということを肝に銘じていただきたい。:田中一郎)
5.高市自維連立政権
◆高市内閣の支持率65% 指導力期待、歴代7位 直近2政権上回る - 毎日新聞
https://x.gd/Zhk5l
(1)(別添PDFファイル)連立維新、二つの消滅リスク、経験不足、選挙区競合(朝日 202510.26)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16331013.html
(2)自民との選挙区調整「非常に難しい。必要ないと思う」維新副代表(朝日新聞)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d5b0d57c63e42c1a84f15992baa17b703310226
(3)「自公連立解消」→「自維連立スタート」で自民党は選挙に勝てるのか? プロフェッショナルが分析《公明党の穴=52議席》 - 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/83045
(4)(別添PDFファイル)本当は何がやりたいのか? 鎧を隠した高市新首相の所信表明演説に野次と怒号(日刊ゲンダイ 2025.10.27)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/379397
(5)【記事全文】立民議員「ヤジは非常に重要な議会活動」 高市首相演説へのヤジを絶賛「国民代表として称賛されるべき」 - スポニチ Sponichi Annex 社会
https://x.gd/Tdqym
(6)「“右翼だからけしからん”は意外に…」公明党支持者・創価学会員が嫌悪した、高市氏でない“自民党の2人”とは《高市早苗首相誕生》 - 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/83047
(7)「1年もてば上出来、2年続けば奇跡」中国メディアが高市早苗を辛辣評価…公明離脱で「ポピュリズムに傾斜した」とする指摘も(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4918d2a91b2f9f79daccccd8dc36503b33a990fa
◆地獄の底からやってきた大日本帝国の亡霊女で故安倍晋三の生まれ変わり・アナクロ似非右翼=高市早苗(その1):「裏金・脱税」棚上げ、排外主義・対米隷属戦争国家、アホノミクス継続、原発・核燃推進、スパイ防止法等々で日本を徹底破壊- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-220ed4.html
6.(別添PDFファイル)国民民主、決断できず、連立協議不発で支持率低迷、立憲民主 存在感示せず(東京 202510.25)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/444804
(この「こちら特報部」の東京新聞記事ですが、タマキン国民民主党を「決められない政党・党首」などとして批判しているように見えますが、読んでみればそうでもなくて、要するにタマキン国民民主党が時流に乗って野党連立政権(実は「連立」ではなくて政権欲しさの「野合」政権にしかならないのですが)を目指さなかったと言って批判しているだけの、一種の世論迎合型チョウチン記事なのです。私がこの記事で評価できたのは、下記の2カ所だけです。本来なら、「こちら特報部」は、野田佳彦「脱憲反民主党」に、高市早苗自民党を徹底的に批判して、あのような政党と連立など組む政党がいたら、それは自民党と同じ穴のムジナだとぶっ叩き、政権成立早々に「高市政権打倒」の旗を掲げるべきではないのか、と厳しく指摘すべきでした。最近の新聞ジャーナリズムが時流忖度型で批判力を低下させている結果ではないでしょうか。
(評価箇所1)「政治ジャーナリストの安積明子氏は「かつての社会党、勢いがあるころの民主党のような自民に迫る政党、勢力は、不在が続くだろう」と見通す。」
(評価箇所2)「背景として、小選挙区中心の選挙制度の限界も見いだす。二大政党制を志向したのに、負けた側がばらばらになり「多弱になる」結果を招いた。公明との連立が崩れた自民も支持率は31.4%で、2.4ポイント減った。高市政権が6割超の支持を集めているのにもかかわらず、盤石ではない。不安定な政局が続くが、河村氏は政治改革の好機とも捉え、こう求める。「選挙制度や政党助成金の分配の仕方、政党のあるべき姿を丁寧に議論した方が良い」」
(関連)(ブログの拡散希望)3つのこと:(1)背信「ゆ党(ゆちゃく党)」=「日本維新の会」の議員定数削減案への批判、(2)玉木雄一郎・国民民主党のニセモノぶり、(3)物事への「リテラシー」を身につける方法- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/10/post-c9f20a.html
7.(別添PDFファイル)多党制時代に望む:政策主導で安住抜け出せ(日経 202510.26)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO92175620W5A021C2MM8000/
(関連)社説:多党化時代の野党 違い克服し連携に努力を - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20251026/ddm/005/070/105000c
(マスゴミが多党化時代の政策主導の政治をのぞむと本気で言うのなら、小選挙区制をやめて、完全比例代表制の選挙制度に切り替えよと提案してみたらどうなのか? 紙面を埋めるだけのために、どっちつかずの「為にする」空疎な文章を紙面に載せるのはやめよ!:田中一郎)
8.(別添PDFファイル)米民主党、復活への選択(上中下)(日経 2025.10.16-18)
https://www.nikkei.com/topics/25101402
(なかなかいい時事評論です。アメリカの現在の民主党の「ダメな点」をある程度突いているように思えます。みなさまも原本に当たって、是非ご一読してみてください。そしてこの米民主党についての記事が指摘している諸点は、日本の立憲民主党・国民民主党にも相当程度当てはまっているようにも思えます。日米の両「民主党」が、有権者・国民の日常的な願いからずれてずっこけて、支持が離反していく、そんな有様が両国の政治に現れているということです。欧州でも似たような動きです。そしてその結果、グロテスクな「右翼的潮流」が生まれてきているのです。:田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)遠のく? 選択的夫婦別姓、高市政権発足 推進派の公明離脱、めざす通称使用法制化(朝日 202510.26)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16331055.html
(左翼・左派・リベラルが自民党や「ゆ党(ゆちゃく党)」相手に選挙戦を闘う場合に、上記の日経の米民主党の記事にもあるように、ジェンダーやLGBTQ、あるいはポリコレ(*)や社会問題など、必ずしも国内で圧倒的多数の支持が確定しているとは限らないテーマを取り上げて、私こそは正義の味方です、のような雰囲気で有権者・大衆に訴えている様子が散見される。でも、これは、選挙戦術的にはよろしくないのです。やはり、まずは真っ先に経済問題で、はっきりとした政策を具体的に打ち出すことが肝要で、いわゆる社会問題やポリコレなどは、その経済問題のあとに回しておけばいいのです。
昔から「衣食住足りて礼節を知る」と言うでしょう。人間というものは、みなチョボチョボであり、立派なものなんかじゃない、そんな中で、されど人間、というスタンスで、訴えるテーマを選んでいくべきでしょう。私は社会問題の選挙戦テーマは、上記の「選択的夫婦別姓」唯一つ、でいいと思っています。何故なら、それ以外は、経済問題を主軸にして、あとは戦争と原発、労働と農業と地方経済くらいを中心に据えて訴えて勝利すれば、おのずとそれらも政策的にやりやすくなっていくのです。ここでも、急がば回れ、の戦術的発想が必要です。:田中一郎)
(関連)ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)とは?注目され始めた背景や具体例、社会的効果、問題点を解説:朝日新聞SDGs ACTION!
https://www.asahi.com/sdgs/article/15525258
草々
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