自滅への道を選んだ日本の有権者・国民:自民党・公明党の政治があまりにひどいからと、それに代えて参政党、「日本維新の会」、国民民主党に投票する「底抜けの愚かさ」=「壊憲」、原発過酷事故、米国代理戦争の危機迫る
前略、田中一郎です。
昨日の参議院選挙の投票結果について、さしあたりのコメントをお送りいたします。日本を破壊する「諸悪の根源」である政治の抜本転換は、またしても先送りどころか、より一段とひどい状況へと転落していくことを促進するハチャメチャ投票結果となりました。この国の有権者・国民の愚かさが、改めてくっきりと浮き彫りになっています。投票率も約58%と、連休の谷間であるにもかかわらず前回よりは少し伸びたとはいえ、依然として約半数の有権者・国民が投票に行かないという主権放棄が見られ、この国の有権者・国民の「お気楽気分」は変わらないままです。歴史は繰り返す、一度目は(大日本帝国の)悲劇として、二度目は「日本破壊勢力」の茶番として、でしょうか。
具体的には、せっかくの国民主権と、曲がりなりにも議会制民主主義の政治制度があるにもかかわらず、それを活用できず、スマートなデマゴーグ達の政権から、よりグロテスクなデマゴーグ達(その典型が参政党)の政治的イニシアティブへと「政権のたらい回し」が行われたにすぎません。これほどバカバカしい選挙結果はないと言ってもいいくらいです。
特に参政党の改憲案などは噴飯物で、2012年の自民党の改憲案よりも更にひどい内容の低レベル「お笑い憲法草案」そのものですし(笑ってばかりはおれませんが)、また、国民の生活苦の原因が在日外国人にあるかのごとく言う「伝統的排外主義・途上国差別・欧米コンプレックス」を選挙で利用して振りまわす「島国根性」丸出しの似非右翼・チンピラたちがのさばる社会を目指すかのごとくです(在日外国人を排斥・バッシングすれば自分たちの境遇がよくなるのか? 問題は解決するのか? そもそも在日外国人が優遇されているということがデマゴーグだと気が付かないのか?)。また、国民民主党という「ゆ党(ゆちゃく党)」にまたも騙されて投票する人間たちも多く(大半は自民党支持者という伝統的愚か者たちかもしれませんが、その割には自民党候補の得票の減り方が少ない)、何度騙されたら気が済むのか、という情けないことになってしまっています。
いったい何がこの国の政治的判断のゆがみや閉塞感(日本の政治を抜本的に転換してはいけないのではないかという潜在意識)をもたらしているのでしょうか? 言い換えれば、腐朽が激しく一刻も早く取り替える必要がある支配権力に、頭を押さえつけられることを心地よいとする心情はいったいどこから来るのでしょうか? 「平和ボケ」「正常性バイアス」「極限的アノミー・アパシー」「下劣化する大衆社会」「無知蒙昧のアホンダラ教信者」・・・・・何とでも表現することはできますが、その根底に流れる「破滅へのドライブ」を私たち「世直し」勢力が一刻も早く察知して、これを根治する取組を開始しなければなりません。
1つ言えることは、これまでも申し上げてきたことですが、こうした多数の有権者・国民の絶望的な歪んだ投票行動をもたらしているものは、既存の保守・革新のそれぞれの政党が、有権者・国民のことを二の次にし、自分たちの未熟で出来損ないのイデオロギーや政権構想や政治戦略・選挙戦術を優先して、政治を歪めてきたことにあります。政権党の自公がひどいことは申し上げるまでもありませんし、今回の選挙結果は、有権者・国民もまたそれを認めたところですが、問題はそれを抜本転換して、有権者・国民の生活や福祉の向上、あるいは原発と戦争の危険性から有権者・国民を守るという政治の「基本中の基本」を棚上げにして、愚かなる「万年野党路線」の「きれいごと・口先批判」を繰り返してきた野党勢力=とりわけ野党第1党にある(枝野幸男、泉健太、野田佳彦の3人の代表がその象徴)と私は見ています。リベラルでなければいけなかったアメリカ民主党のロクデモナイ腐敗政治がグロテスクなトランプ右翼政権を生み出し、欧州・EUの「市場原理主義アホダラ教」政策と反ロシア軍事対決路線が各国で右翼勢力の台頭をもたらしていることと、瓜二つの社会現象・政治動向と言えると思います。
そしてその代表格が野田佳彦「脱憲反民主党」です。この野党第1党を取り替えなければ、何度選挙をやっても今回のような「迷走選挙結果」となることは既に実証済みです(今回も「脱憲反民主党」の議席は伸びていない:得票数は未確認)。そしてその周りを「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」が取り囲み、「タコツボ型」の「排他的」運動態を形成しながら「脱憲反民主党」の腰巾着のようなことを繰り返して、市民運動・社会運動の低迷をもたらすありさまです。日本の「世直し」勢力は根本から態勢の立て直しを求められています。野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろして、新しいホンモノの「世直し」勢力とその中核となる党派を形成する必要があります。その党派の「核心」は、積極的日本国憲法主義と、再稼働ナシの脱原発と、国民の人権を守る経済政策です(野党各党は、何故、このうちの前2つを強く打ち出さないのでしょうか?)。
私は既に上記の具体策として、さしあたり「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)による全面協力で、新しい野党第1党形成を目指せと申し上げています。今回の参議院選挙の結果では、この「三本の矢」は惨憺たる結果に終わっています。当然です。「協力なきところに議席はナシ」です。「オレサマ第1主義」では少数派は打ち砕かれ、「万年野党」の「頼れる批判」では日本破壊勢力を抑え込むことはできないのです。私は「三本の矢」各党に、直ちに次期衆議院選挙へ向けて、「世直し」中核勢力形成へ向けた動きをつくる協議を始めてほしいと思っています。次回の国政選挙で、また今回のような選挙戦術をとることのないように、敗北を次の勝利に結びつける取組を直ちに開始していただきたいと願っています。野田佳彦「脱憲反民主党」は既に賞味期限が過ぎています。一刻も早い「世直し」運動の中核的政治党派形成が必要です。これがない現状では、日本政治は迷走し、市民運動・社会運動の目標達成はできないまま、日本破壊勢力の跋扈を許し、やがてこの国は「第二の滅亡」に至ります。時間との勝負です。
1.参議院選挙速報 開票結果 -参院選2025- NHK
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/
(関連)参議院選挙2025 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/senkyo
(関連)参院選投票率、58.52% 期日前は最多2618万人(25.12%)【25参院選】:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072000197&g=pol#goog_rewarded
2.ネット報道から抜粋
(1)自公大敗、過半数割れ確実 改選50議席の確保困難に 参院選 - 毎日新聞
https://x.gd/ffuVx
(2)分散野党に難路 立憲、揺らぐ「盟主」の座 参院選:朝日新聞
https://x.gd/sufu3
(3)「共闘」立憲、自民現職を破る 参院選:朝日新聞
https://x.gd/Frh5R
(4)石破首相が続投を表明 「国家に対する責任、決して忘れてはならん」 - 毎日新聞
https://qr.paps.jp/7OGZu
(衆参ともに与党少数の国会となります。このままでは何も決まらず、来年度の当初予算採決までに一波乱あると思われます。私が一番可能性が高いと思っているのは、自公政権の玉木雄一郎国民民主党の抱き込み、「日本維新の会」や参政党を誘っての「壊憲」策動、くらいでしょうか。衆議院では「壊憲」派は2/3を割り込んでいますので、野田佳彦「脱憲反民主党」が裏切らない限りは「壊憲」発議はできませんが、政界再編の動きと同時並行して「壊憲」策動が行われるとなると、どうなるかは不透明です(前原誠司・小池タヌキ百合子による民主民進党の恥晒しの「バビロン捕囚」事件もありました:2017年)。何故なら、「脱憲反民主党」には、立憲民主党という党の名前や党の綱領に反してでも、「壊憲」を本音とする国会議員が存在すると思われるからです。この国の愚かな有権者・国民は、自分たちをかろうじて守ってくれている日本国憲法を放棄して、一体どこへ行きたいのでしょう? しかし、今回の参議院選挙の投票結果は、日本国憲法なんていらない、という態度の表明のようなものです。まさに自分で自分の首を絞めているのです。
3.知人の発言から
(1)小倉志郎 さんから:「お花畑」
https://tinyurl.com/4s8n5exh
(2)色平哲郎さんから:「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國」田中正造
この田舎にも朝夕配られてくる新聞紙の報道は、私の最も欲しないこと、つまり戦争をさせようとしているらしい。現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼等に騙されたいらしい人達を私は理解できない。恐らく彼等は私が比島の山中で遇ったような目に遇うほかはあるまい。その時彼等は思い知るであろう。(戦争を知らない人間は、半分は子供である。「野火」1951年)
(3)太田光征さんから
自公が大敗しても、維新、国民民主、参政党が受け皿となり、改憲派が3分の2を維持してしまいました。立憲野党、有権者、メディア…全当事者に責任があります。20世紀人/昭和世代の皆さん、現在の日本を残して死ぬことは許されませんよ。
草々
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