本日(7/14)のいろいろ情報:(1)「「いのちのとりで裁判」最高裁判決を骨抜きにする動き(2)反社会的勢力と化した日本の司法・裁判所(3)ガラクタ系お笑いファシスト・ヘイト政党=参政党批判(4)「プランB」を今こそ 他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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◆(必ず目を通してください)
参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374716#goog_rewarded
(これで神谷宗幣「参政党」の正体がはっきりしたと思われます。この記事だけでも拡散してください:田中一郎)
1.(ナツメロ)♫ イムジン河 ♫
(李政美:イ・チョンミ)https://www.youtube.com/watch?v=eQF1xdghzGM&list=RDeQF1xdghzGM&start_radio=1
(フォークル) https://www.youtube.com/watch?v=el_49C8hnuo&list=RDel_49C8hnuo&start_radio=1
2.(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第13回: (福島県)「甲状腺検査」の今」(白石草さん OUR PLANET TV代表:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で、主催者より「税制改正のポイント」をテーマとするプレゼンを行います)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-eeafd6.html
(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)
3.イベント情報
(1)(7.15)玄海原発再稼働許可取消行政訴訟/全基運転差止裁判 福岡高裁控訴審
https://saga-genkai.jimdoweb.com/
(2)(7.23)東京外環道訴訟 第26回口頭弁論(東京地裁#103)&報告会(衆2-1)
https://drive.google.com/file/d/1T1wMqOG8kwcI31W86gYNNSlPeszLE1xR/view?usp=sharing
(3)(7.27)公開シンポジウム:財務省解体と 消費税ゼロを問う - ISF独立言論フォーラム
https://isfweb.org/post-58186/
(4)(8.1)トーク茶話会:羽場久美子さんを囲んでのトーク茶話会 のご案内 - ISF独立言論フォーラム
https://isfweb.org/post-58250/
4.お勧め図書
(1)橋のない川 1~7 -住井すゑ/著(新潮文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031476533&Action_id=121&Sza_id=C0
(まだお読みでない方がおられたら是非、ご一読ください。貧しい被差別部落の農家に生まれた誠太郎と孝二という主人公の2人の兄弟が、明治から大正にかけての酷い部落差別の社会の下で、農村の自然豊かな環境や恵みに助けられながら、真っすぐに、たくましく、誠実に育つ姿と、それに並行して、被差別部落の人たちが理不尽な差別に抗い、ついには部落解放を高く掲げる「水平社」を結成していくまでを描いた感動の長編歴史小説です。人品骨柄いやしき限りの愚か者たちが、立場の弱い人々をバッシングしたり差別・ヘイトしたりし、ガラクタ政治家たちまでもが排外主義の似非右翼デマゴーグを振り回す今日、この住井すゑさんの小説は、きっと私たちに勇気を与えてくれると思います。私は大学時代にこの小説を読みましたが、この小説に出てくる「おばあ」(誠太郎・孝二の祖母)が今でも強く印象に残っています。日本の農家の女の強さとやさしさを体現しているように思いました。:田中一郎)
(2)(新刊書)フッ素の社会史-天笠啓祐/著(地平社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034752317&Action_id=121&Sza_id=E1
(3)(新刊書)私とスパイの物語-孫崎享/著(ワニブックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034697570&Action_id=121&Sza_id=B0
(今読んでいます。孫崎享氏ご本人の体験談であるので、なかなか面白いです。みなさまにもお勧めです。若き頃の孫崎享氏が「007」のようなプレイボーイ・スパイではなかったということがよくわかります。:田中一郎)
5.怒り爆発!工事費未払い 虚飾の大阪万博(西谷文和さん)20250708 - YouTube
(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)
https://www.youtube.com/watch?v=WshX3dwc2GY
(関連)万博の工事費は誰のフトコロに入っているのか アメリカ館でも未払いが発覚 下請け業者の怒りの矛先は(東京 2025.7.13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420417?rct=tokuhou
(関連)維新の本拠地・大阪選挙区で「異変」 吉村洋文代表は万博「封印」も(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab55150f264f0abd9236cc62c4733cde820ab039
(万博の経済効果とは、パビリオン建設など、万博の突貫工事に協力して携わった中小零細企業が、工賃不払いでどんどん連鎖倒産していく、ということのようです。本来なら、大阪の中小零細企業を守り育てるべき立場にある大阪維新や、その支配下にある大阪府市の行政当局が、まるで木っ端役人のごとく「民間の取引のことだから自分たちにはカンケーネー」という態度を取り続けています。大阪維新に騙され続ける「昔は水の都、今はアホの都」大阪の「府市あわせ」愚民たちよ、カジノの前座にすぎない大阪万博で「バカ喜び」していていいのか? この「違法不払い」は万博の主催者であり責任者である大阪府市や「大阪維新」の責任だとは思わんのか? こんなことなら、今からでも万博など、やめてしまえ! おい大阪維新 何とかしろ!:田中一郎)
6.小倉志郎 さんから:「ファースト」
https://tinyurl.com/4224a7w3
(関連)ラサール石井氏「人間にファーストもセカンドもない」 参院選第一声 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250704/k00/00m/010/040000c
7.(別添PDFファイル)底なし沼「PCR補助金」詐欺:とりわけひどい東京都!(『FACTA 2025.3』)
https://www.facta.co.jp/article/202503009.html
(イシハラマスゾエイノセコイケと続く東京都政のデタラメの1つです。東京五輪、築地市場、神宮外苑、そして上記、次々と起こる行政や公金・公共の私物化と詐欺行為、上記の『FACTA』記事を読んでいて無性に腹が立ちました。「昔は水の都、今はアホの都」大阪と並ぶ東京愚民・有権者達は、一体いつになったら目が覚めるのでしょうか? 絶望首都東京の未来はこのままでは暗い。
それはそうと、上記に書かれていることは東京だけのことではありません。「新型コロナ」騒動に煽られて、左翼・左派・リベラル勢力もまた、検査だ・検査だ・PCR検査だ、と大騒ぎをしていました。PCRを発明してノーベル賞を受賞したキャリー・マリスが「PCRをウィルス感染症検査には使うな」(おそらく誤判定=擬陽性が頻発するから)という注告を残して「新型コロナ」騒動の始まる直前に謎の死を遂げているにもかかわらずです(消されたのかもしれません)。医療体制が全くと言っていいほど整っていないにもかかわらず、検査だけ一生懸命になっても仕方がないでしょうに。結局、その愚かな「善意」が悪用されて、上記のような公金詐欺事件が山のように発生しています。感染症・ワクチン利権の一環です。それにしても、この国の役人どもは、もはや行政遂行能力を持ち合わせなくなったのでしょうか。政治が主導して、行政が劣化した「なれの果て」がこの始末です。:田中一郎)
8.ヘドロ政治の片鱗
(1)(別添PDFファイル)元維新、古巣切り崩し、大阪、参政と国民から比例出馬(毎日 2025.7.10)
https://mainichi.jp/articles/20250709/k00/00m/010/238000c
(比例区とはいえ、かような梅村みずほのような女を、参政党に投票して国会に再び送り出してもいいのか? あの不祥事政党の「日本維新の会」でさえ持て余して処分までしていた人物だぞ、よく考えろ!:田中一郎)
(関連)ウィシュマさん「詐病」発言 で梅村みずほ参院議員をようやく処分 野党第1党狙う維新のモラルと責任感:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/250961
(2)自公苦戦、過半数の攻防 国民、参政に勢い 毎日新聞参院選序盤調査 - 毎日新聞
https://qr.paps.jp/0rxra
(3)自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か|日刊ゲンダイ
https://x.gd/BfjCY
(4)自民 鶴保庸介氏 参院予算委員長辞任の意向 能登発言の引責で - NHK - 参議院選挙
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250712/k10014861391000.html
(参院予算委員長辞任だけじゃなくて、国会議員をヤメロ、和歌山県の有権者は次の参議院選挙で落としてね。:田中一郎)
(5)立民・小川淳也幹事長「組めない党は?」の質問に「野党第1党として…」 大連立は「中途半端」と否定(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/114d48ce23286eb9cba4168d7276250452e9519c
(「やっぱり、もともと一緒だった兄弟政党、国民民主党に期待しています」と回答 ➾ まだ、かようなことを言うておるのか!? 綺麗ごとだけ言うて、ホンモノの政権交代など「やる気なし」ということだな!! 野党第1党をやめなはれ。:田中一郎)
(6)維新・吉村代表 「組めない党は?」の質問に個人名で回答「水と油だと思ってますから」 スタジオ爆笑 - スポニチ
https://x.gd/ABpT0
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「本日(7/14)のいろいろ情報:(1)「「いのちのとりで裁判」最高裁判決を骨抜きにする動き(2)反社会的勢力と化した日本の司法・裁判所(3)ガラクタ系お笑いファシスト・ヘイト政党=参政党批判(4)「プランB」を今こそ 他」をお送りします。
<別添PDFファイル>
(1)生活保護減額 被害回復なお不透明、原告勝訴2週間「国はまず謝罪を」、専門家会議など不要(朝日 2025.7.12)
(2)「警察が虚偽自白誘導」違法性は 再審無罪で国賠、17日判決(東京 2025.7.13)
(3)はじめに(兪炳匡『日本再生のための「プランB」集英社新書)
(4)「与党過半数」に参政の壁(東京 2025.7.10)
(5)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)
1.(他のMLでの議論)「いのちのとりで裁判」原告勝訴2週間(一部加筆修正)
最高裁による生活保護支給減額の「違法」判決を骨抜きにし、被害者のみならず生活保護受給者を切り捨てるための「引き伸ばし・時間稼ぎ」施策がスタートしそうです(私が予想した通り)
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◆(別添PDFファイル)生活保護減額 被害回復なお不透明、原告勝訴2週間「国はまず謝罪を」、専門家会議など不要(朝日 2025.7.12)
https://digital.asahi.com/articles/AST7B2GM8T7BUTFL011M.html
(関連)生活保護不当削減違憲訴訟(いのちのとりで裁判)で原告受給者が全面勝訴:国は直ちに取り消された不当削減分を受給者に支払うとともに、生活保護制度を抜本的に見直し、権利性を明確にした「生活保障制度」に切り替えよ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/07/post-0794f9.html
<田中一郎コメント>
最高裁の原告勝訴の判決が確定したのだから、政府・厚生労働省、及びこの事件の原因をつくった自民党がまず謝罪をし、その次に、原告被害者に対して、最高裁が「違法」とした政策がなかったとしたら受け取っていたであろう金額を(既に生活保護費として受け取っていた金額を差し引いて)、政府・厚生労働省が支払えばよい。その際、遅延損害金(法定利率3%で付利した上に慰謝料をプラス)を追加して支払えばいいのです。その計算を直ちに開始しろという話ですが、政府・厚生労働省は「専門家会議」なる「御用会議」を設置して、さっそく判決内容の骨抜き作業を開始し、さしあたり「引き伸ばし・時間稼ぎ」をする構えでいます。
また、並行して検討しなければいけないことは、原告のうち、既に死亡した人に対する支払いをどうするか(通常は債権は相続されますので遺族に支払えばいい)や、原告でない日本全国の生活保護受給者に対してどうするのか、という問題があります。常識的には、今回の裁判の原告と同じように考えて計算し、追加支給すればいいのですが、時間がかかるのであれば「ツナギ概算支給(予想額の50%程度?)」をするべきでしょう。
更に、私がメール&ブログに書きました通り、権利性を明確にし、窓口の自治体に財政負担をかけない新しい制度=「生活保護制度」改め「生活保障制度」を一刻も早く創設すること、そのためにも、今回の違法判決に至った原因を第三者が基本的人権保障のあり方の観点を明確にして検証すべきです。(責任者は処分されてしかるべきです。法に違反していたのですから)
しかし、政府・厚生労働省は、私が予想した通り、上記のような常識的な対応はしないものと思われます。これまでの様々な裁判で被害者・原告が勝訴しても、具体的な救済措置は、ネギられ、カットされ、排除され、切り捨てられてきた、山のような歴史があります。昨今では、福島原発事故による生活破壊被害です。これが今度は「いのちのとりで裁判」の被害者・原告にも差し向けられようとしています。だから私が先般のメール&ブログで、最高裁判決は不十分・欠陥品だと申し上げたのです。
事態の解決は、①当事者の原告弁護団が中心になって政府交渉を行い、紆余曲折をしながら被害者・原告の救済を進める(更に時間がかかるという欠陥を引きずりながら)、②他方、全国にいる全ての生活保護受給者の救済のためには、政権交代をしてホンモノの「世直し」政権をつくるのが一番手っ取り早い、③新たに裁判を起こす(勝訴した原告は「違法減額直ちに支払え」訴訟、原告でない受給者は「いのちのとりで裁判」第2陣で提訴)、ということでしょうか。
追加で次の2点を申し上げておきます。
(1)「福岡厚労相は7月1日の会見で謝罪の意向を問われたが、「司法の最終的な判断を真摯に受け止め、判決の趣旨および内容を十分精査の上、今後の対応について検討してまいりたい」と述べるにとどめた。」(朝日新聞記事)
これを私が一般庶民向けに翻訳いたしますと次のようになります。
➾「生活保護で如何ほど支給するかは俺たち自民党政府が決めてんだから、裁判所がグチャグチャ口出しすることじゃねえんだよ。貧乏人にカネなどくれてやる余裕は今はないから、どうするか、「政府御用」の先生方に集まってもらって、政府に負担が増えない形での対応を考えてもらうことにする。つべこべ言わずに黙って待ってろ!」
(最高裁の判決にも従わない、こんな野郎(政治家)・こんな政党は、選挙で落としてしまえばいいだけです。ふざけるな、バカヤロー、で対応していけばいいのです。:田中一郎)
(2)利用者や制度への攻撃的な書き込みや投稿がネット上で目立っている、と記事には書かれている
➾ 誰がこういうことをしているのか探し出したうえで、悪質なものには名誉棄損の損害賠償を取るよう、厳しく対応すればいい。生活保護制度監視委員会でも創り、誹謗中傷のたぐいは、①ネット上から削除、②削除の通知と損害賠償請求の予告、③巨額の罰金を支払わせる、などの対策を打てばいいでしょう。また、法令で、この件に関しては裁判費用は不要、と決めておけばいい(通常の裁判だと請求金額に応じた印紙や供託金が必要になる)。
(関連)ファクトチェック:「生活保護受給世帯の3分の1は外国人」は誤り SNSで誤情報拡散 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250710/k00/00m/010/360000c
(こういうデマを振りまく連中を相手にしてはいけないし、そんな政治家や政治党派に投票してもいけない。:田中一郎)
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2.(他のMLでの議論)権力巨悪の犯罪を見逃し、他方で無実の人を有罪にでっちあげて場合によっては死刑にする、日本の司法・裁判所
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◆(別添PDFファイル)「警察が虚偽自白誘導」違法性は 再審無罪で国賠、17日判決(東京 2025.7.13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420365
(井戸謙一弁護士のご尽力の結果、再審無罪となった事件(しかし刑期は満了後であり、失われた時間は返ってこない)です。日本の司法・裁判所は今や、権力巨悪の犯罪を見逃し、他方で無実の人を有罪にでっちあげて場合によっては死刑にする、トンデモないサカサマ裁判所に転落しています。昨今では、5大法律事務所のいくつかや原子力ムラ組織と癒着をし、司法の使命と責任を棚上げにした反社会的勢力の巣窟となっています。主権者は私たちですから、かような役所(第2法務省のようなもの)は主権を行使して叩き潰せばいいのです。そして原発裁判は全て一からやり直しです(再審)。再審法だけ、チョロッと改正すればいいというものではありません。そして、人権侵害や日本国憲法無視の判決を下した裁判官どもは、順次、時効なしで弾劾裁判にかけ、死刑ではなく、法曹界・司法界から追放するのです。何故なら、そんな連中に、法律を扱う資格はないからです。まずは、最高裁の国民審査で全員に「×××××」を付けるところから始めましょう。7/17判決はご注目下さい。油断はできません。:田中一郎)
◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html
(「裁判しました、負けました、終わりました」ではダメです。また、「そんなことなど(上記)できるわけがない」、などと思ったらそれで終わりです。主権者とはこの国のオーナーのこと(山本太郎氏)、オーナーこそがこの国のあり方や制度を決め、誰に日本の司法の仕事を託すのかを決めるのです。日本の司法は、裁判官も検察も、主権者からのフィードバックが皆無に近く、やりたい放題の司法権力の濫用が行われているのです。こんなものは、叩き潰せばいい。また、法律とは、歴史的に見て、権力を持つ者・支配する側を保護するものです。それをひっくりかえすことが、市民運動・社会運動や政治運動の課題です。今のままなら、法律など「くそくらえ」ということです。:田中一郎)
◆再審法改正、国会の多数が賛成なのに実現しないのはなぜ? 法務省に忖度する自民の「経験者」と「体質」:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/413164
(妨害者は、法曹界の保守反動勢力=司法被害者踏み潰し勢力と、その意向を200%尊重する腐れ政党の自民党・腐れ官庁の法務省のようです:田中一郎)
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3.(他のMLでの議論)今こそ「プランB」の経済政策を(一部加筆修正)
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(今後の日本経済の展望について)
QOL(クヲリティ・オブ・ライフ=生活の質)向上を求める「プランB」の経済政策を本格稼働させる方法があります。国際競争力がどうだこうだ、生産性がどうだこうだ、ジャパン・ファーストだ、などといって「大国日本主義」(その旧態形が大日本帝国です)の夢を追いかけていてもダメなのです。原発や軍事産業やIT産業やバイオ産業やハイテク金融などはその典型です。そうしたものは既に、その技術の大半(特許など)を欧米に押さえられてしまっているか、発展度合いから見て大きく差がついてしまっているかで、今ごろからその背中を追いかけても追いつくのは容易ではありません。また、原発や軍需は「死の産業」ですから、こんなものはそれ自体がロクデモナイのです。
それに代えて、日本が政策的に推進していくものとして、地方分散分権型の経済社会構造へ向けて、新エネルギー産業や農林水産業、地場産業、教育・保育、介護・医療、文化活動など、物財やサービスの提供に人間生活の質(QOL)的向上がビルトインされている、新しい産業政策を推進していくという方法があります。
そのためには、消費税廃止や軍拡・大企業優遇の税財政改革を行うとともに、ドラスチックな予算編成の大改革をしなければいけません。「世直し」を目指す政府・政権の最大の課題は、新時代に向けた予算編成の抜本改革です。経済成長はそれ自体を目標にしてはいけません。そもそも日本は大きな人口減少社会に突入していきますから、経済はマイナス成長になるでしょう。その「当たり前」の前提で、どうしていくかです。
しかし、今の政治権力を握る自公や、「日本維新の会」・国民民主党・参政党がダメなのは、上記のようなことのずっとずっと手前のこと=つまり、今のまま行くと、日本は、原発・核燃料サイクル施設の再びの過酷事故か、対米隷属戦争か、それらとセットの際限のない円安や食料危機=飢餓により滅びてしまう、ということが最大の懸念です。しかしこれを「平和ボケ」の多くの有権者・国民が未だ気づいていないわけで、事態は時々刻々と悪化している状態です。彼らを覚醒させることが「世直し」勢力の課題であり使命です。
古臭い言葉で申し上げれば「救国戦線」ということです。
(関連)(別添PDFファイル)はじめに(兪炳匡『日本再生のための「プランB」集英社新書)
https://drive.google.com/file/d/1oQYpNbNy8Oybhu_40at4K14pjL45pZrk/view?usp=sharing
(関連)(別添PDFファイル)日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画-兪炳匡/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034181742&Action_id=121&Sza_id=E1
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4.デマと茶番の「ネオ・ファシスト」=神谷宗幣「参政党」
こんな党派に投票することは、今から100年前にヒトラー・ナチに投票した旧ドイツ国民と同じ過ちを犯すことになります。あとから後悔してももう遅いのです。やめましょう!!
(1)「与党過半数」に参政の壁(東京 2025.7.10)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/419440
(関連)【速報】参議院選挙 比例代表の投票先1位は自民、2位は立憲、3位は参政 7月JNN世論調査 - TBS NEWS DIG)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2027876?display=1
(現状では、1位は自民、2位は参政、3位は立憲、という報道もあります。:田中一郎)
(2)(メール転送です)参政党の運動とナチスの「血と土」の酷似性
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参政党の運動とナチスの「血と土」の酷似性
現在進行中の参議院選挙において、参政党が急速に支持を伸ばしているとのこと。彼らは「創憲」として、天皇主権・国家主権から始まる新しい自分たちの憲法を掲げています。そこには、あって当たり前の(かなり形骸化しているとはいえ)「国民主権」の明文がどこにもなく、戦前の帝国憲法に類似している(あるいはそれ以下)のとんでもないものです。その参政党は、ここに至るまで、反ワクチン、有機農業、オーガニック食品、エコロジーなどで、無党派層を抱き込んできたのです。
そして、現時点では減税と共に外国人患者の医療費未収金や自治体による税金滞納率などを大げさに取り上げ「反外国人」「反移民」をメインに掲げて、自民党の保守反動派を吸い寄せています。「奪われる日本の国土と富を護り抜く」などとますます排外的、極右的本性を露わにしています。
■彼らの「自然主義」は排外主義と隣り合わせ
参政党の躍進はかつてナチズムが、「環境保護」を名目に、全体主義的な政策や人権抑圧を正当化する思想として拡大し、大侵略戦争に突入したことを思い出させます。
ナチズムの「血と土」(Blut und Boden)思想は、自然保護と民族浄化を結びつける独特の全体主義的イデオロギーです。その核心は、「ドイツ民族の純粋な血統(血)」と「祖国の土地(土)」の神聖な結合を掲げ、環境保護を人種差別と侵略政策の正当化に結合した点にあります。当時のドイツ農村は、疲弊していました。ナチスは、農村生活が市場経済によって脅かされていると主張し、国家による保護を約束することで、比較的多くの農民がナチスのプロパガンダに好意的な反応を示しました。
これに対して参政党の「自然保護」「オーガニック」プロパガンダは、農民と言うよりも、これまではグローバリズムの脅威を感じた都市の中間層を組織化することに大きな役割を果たしたと言えます。しかし、「食料自給率を倍増させるため、一次産業(農業・林業・漁業)の予算を現在の3倍に増やす」と参政党が選挙公約を掲げているように、今後、農民への浸透も目指していると思われます。
こうした「血と土地」の思想が神聖化された結果、ナチスが後に近隣諸国を侵略し、人種的浄化を進める土壌を形成しました。この初期のイデオロギー的な準備が、侵略政策や占領地での植民政策にスムーズに結びついたのです。まさに参政党の歩みつつある道そのものと思われます。万古の国体、日本人ファーストの参政党が見つめる相手は、外国人(アジア諸国の)でありしかも「犯罪」「異物」とみなしており、来るべき彼らの「聖戦」がどのようなものになるかを暗示しています。
■「環境保護」の名分で行われた侵略戦争
「自然保護」を唱えながら、「ドイツ人以外は自然の敵」と規定。かくしてナチスはユダヤ人を「環境破壊者」として迫害する一方、東欧侵攻では現地の生態系を破壊する矛盾を冒していたのです。また、ユダヤ人大量虐殺で有名なナチスですが、意外なことに動物保護法、帝国自然保護法(1935年):有機農業の推進:化学肥料忌避などを推進しました。
ポーランド侵攻後、現住民を強制移住させ、ドイツ人農民を入植(領土の獲得)。「スラブ人は土地を汚す」というレトリックで占領を正当化したのです。「移民が資源を浪費し環境を汚染する」「ユダヤ人は自然への脅威」といったプロパガンダで迫害を推進しました。
『ナチス・ドイツの有機農業』は、藤原辰史氏(京都大学人文科学研究所の准教授)による、ナチス政権下での有機農業政策とその影響を分析した書籍です。この本は、自然保護やエコロジーの思想が、ナチスの人種政策や植民地主義とどのように絡み合ったかを詳細に探る内容となっています。
特に注目されるのは、バイオダイナミック農法(BD農法)などの有機農法が、ナチスの「血と土」思想と結びつき、ドイツ人以外の民族を排除する政策に利用された点です。バイオダイナミック農法が、化学物質に頼らない「健康的」な食料生産を通じて、ドイツ民族の「肉体と精神の健康」を保つための手段として捉えられました。これは、ナチスが推進した優生学(人種改良)的な視点と強く結びついていました。
■参政党Vsナチスの「血と土」運動
参政党の政策は、「環境保護と排外主義の結合」という点でナチスの「血と土」思想との類似性が否定できません。むしろ政治運動として開始された経緯も考慮すれば、まさに「酷似している」と断ぜざるを得ません。特に「自然との共生」を掲げつつ他者を排除する論理構造は、藤原辰史が指摘する「エコファシズム」の典型です。
なるほど、参政党は現時点まで民主的手続きを「重視する」点でナチスとは異なります。しかし、神谷代表による独裁的党運営(沖縄選対部長解任問題その他)や、天皇を頂点とした国家主義、「外国人」に対する過剰な危険視やデマ攻撃は、この政党の近未来における転落を予想させるものです。
重要なのは、「日本人ファースト」「自然保護」が差別の隠れ蓑とならないよう監視すること。歴史が教えるのは、「自然保護」や「国民優先」が「誰を排除するか」という問いを伴うのであれば、大規模で確信犯的な人権侵害へ転化するリスクがあるということです。ナチズムの歴史はこのことを教えています。
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(3)(別添PDFファイル)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)
https://drive.google.com/file/d/1dshXJoaSQuYWi1o1zvhIP5GND6jSKEp7/view?usp=sharing
(なかなかいい批判評論です。みなさまも原本に当たって、是非ご一読ください。参政党とヘイト団体「在特会」とが瓜二つであることがよくわかります。:田中一郎)
(4)(別添PDFファイル)オーガニックという網(田中優子 東京 2025.7.13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420519
(関連)ナチス・ドイツの有機農業 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」-藤原辰史/著(柏書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031491871&Action_id=121&Sza_id=F2
(これもなかなかいい批判時事評論です。が、しかし、一カ所、気になるところがあります。それは文章の一番最後の方の次の下りです。「コロナ禍にワクチン陰謀論を振りまいて、そこに飛びついた人々に、今度はオーガニックという言葉で網をかけようとしてはいまいか。」=ここで言う「コロナ禍にワクチン陰謀論」とは何のことでしょうか? 既にmRNAコロナワクチンの有害性については、これまでも私の方からたくさんのことを申し上げてきたし、これがもたらした健康被害や薬害死亡の問題については全く未解決のままです。たくさんの被害者が泣き寝入りをさせられていて、重大な人権侵害問題であり、戦後日本で最大の薬害、となっています。そのことを強く意識していれば、かような表現は出てこないと思われますが、いかがでしょうか? 私は、田中優子氏もまた、他の少なくないリベラルと同様に、①「新型コロナ」&mRNAコロナワクチン、②「人工CO2温暖化」説、③ウクライナ戦争の3つについて、判断を誤っているのではないかと疑っています。もしそうであるのなら、もっとしっかり現実を見ていただかないと困ります。
(関連)【緊急速報】厚労省よ、10万人の怒りの声を聞け。(署名提出2025-7-10 AM10-00) #川田龍平 #mRNAワクチン中止を求める国民連合 #2枚目は川田龍平 #川田龍平を厚生労働大臣に - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SfRCe55EXm0
(5)報道特集 争点に急浮上“外国人政策”に不安の声 - 無料見逃し配信中!<TBS FREE>
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2092854_1000121526?utm_source=tbs_official&utm_medium=organic
(関連)「選挙運動の名のもとに露骨なヘイトスピーチが」参議院選挙 急浮上の争点“外国人政策”に高まる不安の声【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a63f4df5a7ec00c02929df1263c27bc342cc63f
(6)「65歳から年金をもらえる先進国ほぼない」を調べたら…維新・音喜多駿氏の発言 日本より早い国、遅い国:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/419426?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email
(7)「古き良き時代の自民党を目指し」ながら「自公政権をたたく」という参政党…与党の勝敗にまで影響を与えそう:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/419440
(8)「神社を国有化」「メロンパン食べて死ぬ」「天皇に側室」 参政党「ヤバすぎ言説」指摘されたら「デマ流すな」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8289be4a522904b106945d7d7891390b010cc14
(9)参政・神谷代表の外国人相続税に関する発言は“誤解を広げかねず”「取りようがない」「払わなくていい」…実際は課税されているとの指摘に神谷氏「追えていないということ。限られた時間で説明できず」(FNNプライムオンライン) -
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0652b5c8ef5c8785eb5795af408d36af818a2d7
(10)参政党代表の発言に各地で抗議 「選挙を差別に使うな」(共同通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b9d46873d97dd8a1bde9c61df146ca9c7b97963
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