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2025年7月

2025年7月30日 (水)

(ガラクタ系)幼稚なお笑いデマゴーグ・ファシスト集団=参政党への投票は自分で自分の首を絞め日本を亡ぼす(その1)=滅亡した大日本帝国にノスタルジアを持ち、大日本帝国憲法どころではないハチャメチャ憲法草案を掲げるお粗末政党、それが参政党だ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(8.25)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第14回: 「関西生コン事件」(渡辺周さん(Tansa):たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ (最初の1時間は、放射線被曝の基礎知識と「放射線被曝の評価単位 シーベルトへの疑問」をテーマに主催者よりプレゼンを行います)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-8a0f0e.html

会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)


2.南太平洋に平和博物館を作ろう - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
 https://camp-fire.jp/projects/840110/view


3.イベント情報

(1)(7.30)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)判決&報告会(東京地裁#103:衆2-1)
 https://idogawasupport.sub.jp/

(2)(8.1)トーク茶話会:羽場久美子さんを囲んでのトーク茶話会のご案内 - ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-58250/

(3)(毎月3日:午後1時:国会前)国会前デモ10年 澤地久枝 戦争に反対 政治へ意思表明 - 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1521016

(4)(8.6:毎月第1水曜日:午後5時)<東海第二原発 再考再稼働>(58)原電本店前で毎月反対集会 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人・柳田真さん(83):東京新聞デジタル 続いて、午後6時半より東電前抗議
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/273837

(5)(チラシ)(8.14)「新たな戦前」に抗するために:具志堅隆松さん(文京区民センター)
 https://drive.google.com/file/d/1FAysqbMygIpgskPsshg1lkKaaV0dFvoZ/view?usp=sharing

(6)(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差し止め裁判 第34回公判&報告会(東京地裁・衆2-1)
 https://drive.google.com/file/d/1KDrgehvECVkp2cQH5YQKxZ086dCI_D6b/view?usp=sharing

(7)(9.7)総会記念講演会「”シグナル毒性”ってなに?」のご案内 - JEPA(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
 https://kokumin-kaigi.org/?p=11602

(8)(チラシ)(9.17)311子ども甲状腺がん裁判 第15回公判(東京地裁)
 https://drive.google.com/file/d/17JmyXZOPDrZ6_R08myBgnNmKH7lUdj13/view?usp=sharing

(9)(チラシ)(9.18)宗教者核燃裁判 第8回公判(東京地裁#421)
 https://drive.google.com/file/d/1Y-5y0wUYfP_t6SEGNyyc4QCX6vbHnmwN/view?usp=sharing

◆(8.24)第40回原子力発電問題全国シンポジウム(下記サイトの一番下)
https://jsakyoto.sakura.ne.jp/topics.html https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScdY90yYnvuAZ6igie8zwNlsLB_r0TXIiZKQgJjdn0VIgX6YQ/viewform


4.小倉志郎 さんから:「ボールを投げる」
  https://tinyurl.com/38c3ydsd


5.ポスト参院選政局=次の総理は誰だ?

 衆参両院で過半数の議席を失った与党・自公は、石破茂首相や森山裕幹事長の引責問題に加えて、今後の政権運営をどうするのでしょうか? 巷の報道では様々な情報が流れ混乱状態です。今回の参議院選挙は、この国の没落への道を掃き清める画期となった国政選挙で、日本の有権者・国民の投票行動の愚かさを露骨に見せつけられました。石破茂政権とその後継政権の行方を含め、益々混乱と混迷を極める日本政治は、今秋以降、これまで以上に惨憺たる情景を創り出していくと思われます。

(1)“石破おろし”加速 自民党若手議員も「NO」突きつけ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
(自民党青年局長=中曽根康隆(故中曽根康弘の孫)の改憲の模様は約7分30秒あたりからです)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dce2f8b946b9356745a85821e7f278ae2bce3f91

(関連)自民党青年局 石破茂総理大臣ら執行部に事実上の退陣要求 複数の都道府県連でも - NHK - 参議院選挙
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250725/k10014873831000.html

(関連)【辞任】“下着のような衣装”ダンサーを懇親会に招き…出席していた自民党・青年局長 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5c0IshPxM4Y
 https://www.youtube.com/watch?v=fBV1IFjerI8

(自民党青年局長の中曽根康隆よ、お前は少し前の自民党和歌山のハレンチパーティーに出席して、何してたの? お前が石破茂総理の「責任」問題をウンヌンカンヌンできる立場なのか? このハレンチパーティーの責任をお前はどう取ったのか? 和歌山自民党はその後どう処分されたのか? その和歌山では、世耕弘成とかいう元アベ派の「裏金・脱税・居直り」議員が幅を利かせているではないか! どうなっとるのか? まさか自民党と世耕弘成が統一会派を組んでいるのではないだろうな! 他人に厳しく、自分に甘く、ご立派な政治家だのお! さっさと消えろ!:田中一郎)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01B8I0R01C24A1000000/

(2)“死んでいる”のは自民党だ…石破首相に責任押し付け退陣迫る麻生、菅、岸田の総理経験者と党青年局の恥知らず|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375230?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(3)「玉木首相」「小泉首相」は現実に- 財界が見据える“ポスト石破” - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/RQBlA

(4)参議院選挙-連合・芳野友子会長、立民や国民民主の連立政権入り「あり得ない」 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250722-OYT1T50154/

(5)国民民主・玉木代表 「石破内閣とは組めない」けど…誰となら組める?「我々がどうこうというよりも…」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc1a3a6dcdc9ec5cd34b941877bd149c47c0be7

(玉木雄一郎国民民主党=御用組合「連合」の「飼い犬」さながらのご様子である。連立政権入り「あり得ない」、などと突っ張る芳野友子会長以下の御用組合「連合」こそ、自民党や自公政権とべったりのベタベタの「労働貴族集団」ではないか。「ゆ党(ゆちゃく党)」と御用組合のコンビ丸出しの、この国民民主党とか言う政党に、若い世代はたくさん投票したという。頭おかしいのと違う?:田中一郎)

(6)どうなる? ポスト石破争い…急浮上した「岸田再登板」説が示す自民党の“末期”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375200?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(7)自民の「右傾化」急加速か 高市早苗総裁誕生なら「スパイ防止法」制定も現実味? 保守系野党も前のめりで:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/423238?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(8)「石破辞めるな」デモ参加者の素性 参政党と高市早苗氏の〝混沌タッグ〟を警戒 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/353492

(9)【「#石破辞めるな」デモ…】退陣要求強まるなか 「支持者ではないが他候補よりふさわしい」声も - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dr3GBl5fkxg

(10)「石破辞めるな」デモ参加者の素性 参政党と高市早苗氏の〝混沌タッグ〟を警戒 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/353492

(情けない限りだ。私たちには今の自公政治の代替政権を創る力、いや求める力さえございませんと、白旗を掲げて行進しているようなもの。議席を伸ばした(とはいえ、そんなに多くの議席を取ったわけではない)参政党や国民民主党を徹底批判するわけでもなく、自業自得で3つの選挙(衆院選、都議選、参院選)を大敗した「史上サイテーレベルの口先男}=石破茂に、まるで負け犬のごとく「辞めるな・ガンバレ」と叫ぶ群衆。ひょっとしてコレ、お粗末リベラルの諸君なのか? あっちもあっちなら、こっちもこっち、自分で自分の首を絞めるようなことをして、やれることは、自公政権の足元にしがみついて「やめないで、行かないで」、その次の政権ができても「お願いします、お願いです」の「おねだり」程度。一緒に地獄に連れて行って、とでも言いたいのか?! アホ丸出しだ!:田中一郎)


◆日刊IWJガイド・非会員版:2025.7.25号~No.4579

 自民党旧安倍派など、裏金問題や統一教会問題の張本人らが持ち出す「石破退陣」論に対し、「石破総理はカルト極右政権への最後の砦」と、野党支持者らを中心に「#石破やめるな」がX(旧ツイッター)でトレンド入り!「石破おろし」の筆頭は、麻生太郎元総理(自民党最高顧問)! 20日夜の選挙特番で「歴史修正主義への懸念」を問われた石破総理は、「(第2次大戦で)兵隊さんで亡くなった方々の6割は、病死や餓死だった」「きちんと過去に対する直視というものを忘れてはならない」と断言!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54939

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「(ガラクタ系)幼稚なお笑いデマゴーグ・ファシスト集団=参政党への投票は自分で自分の首を絞め日本を亡ぼす(その1)=滅亡した大日本帝国にノスタルジアを持ち、大日本帝国憲法どころではないハチャメチャ憲法草案を掲げるお粗末政党、それが参政党だ」をお送りいたします。

 2025年夏の参議院選挙は、みなさまご承知の通り、自公政権が過半数の議席を失い衆参両院で少数与党の地位に転落、野田佳彦「脱憲反民主党」や「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党ら立憲リベラルと言われる勢力が伸び悩む中、代わって、参政党や国民民主党が大幅に議席を増やし、さながらこの国にもファシズム台頭の兆しが表面化してきた様相となりました。

自民党総裁=首相に就任して以降、それまで口にしてきたさまざまな見解や方針をことごとく翻し、党内事情=とりわけ旧アベ派のロクデモない自民党議員どもを最優先に考える、岸田文雄政権時代よりもひどい「史上サイテーの「口先やるやる詐欺」首相」=石破茂が、多くの選挙で大敗することは、私には必然の結果であると思われます。(政治家のうちで首相になれるものはごくわずか、その千載一遇のチャンスを生かし、覚悟を決めた上で、小泉純一郎がやったように(第二次)「自民党をぶっ壊す」運動で、徹底して従来の自民党の体質とその政治=具体的には金権腐敗政治とその担い手ども、を自民党から追放し、返す刀で圧倒的多数の有権者・国民を味方につけて政局に立ち向かい、新しい保守政党=清潔で活力のある国民のための自民党を再建する努力をしていれば、今日のような惨憺たる結果にはなっていなかったでしょう。全ては石破茂とそのとり巻き・政権の自業自得であり、当然ながら「消えてなくなれ」ということです。)

むしろ、今回の参院選も、その前の2つの選挙も(衆・都)、自民党はしぶとく議席を守ったというのが私の評価です。それは、まずはこの国の有権者・国民の投票行動の愚かさが原因であり、それ以上に、野党第1党の野田佳彦「脱憲反民主党」が徹底してダメで、「世直し」をする力もなければ、政権交代を実現する能力もないことが、今回の日本政治の迷走の最も重要な原因だと言えるでしょう(フンギリの悪い一部のリベラルが、この野田佳彦「脱憲反民主党」に、まるで「抱っこちゃん」のごとくしがみついて離れようとしないことも、日本政治低迷の大きな原因の1つです)。
 https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0002160602_00000

それよりも、私が今回の参議院選を「ニッポン没落・滅亡への画期」だと申し上げていること=すなわち、参政党と国民民主党という2つのニセモノ政党が大きく議席を伸ばし、自公の腐敗堕落した無能保守政権を押しのけるようにして、日本の政界に登場してきたことが、今後のニッポンを考える時に、強いネガティブな効果を持ち、のちのちまでひどい結末を招きくだろうということが非常に気になっています。

このうち、国民民主党の方は、単純明快でわかりやすい。上記の「最初に若干のこと」でも書いたように、この政党は御用組合「連合」にバックアップされ、自民党との連立により政権入り・大臣の椅子が欲しいだけの、実にくだらない「ゆ党(ゆちゃく党)」であり、その自分たちのくだらない政治目標の実現のため、有権者・国民の弱み・生活苦に付け込んで、耳ざわりの言い公約を乱発しているだけの政党です。政策策定能力も低く、政治的には保守反動派に属し、対米隷属のまま日本国憲法を壊して日本を米国代理戦争へ巻き込んだり、原発をよく知らずして電力総連などの連合傘下の御用組合の言うがままに原発大推進の旗を自公政権とともに振る、そんなお粗末政党なのです(昔の民社党のようなもの)。こんな政党に期待をして投票しても、いい結果には絶対になりません。事実、今回の参議院選挙前のこの党の態度を見ても、①自公政権の金権腐敗を止めるための企業団体献金禁止法案に野党の中で唯一反対、②選択的夫婦別姓制度に衆院選の時は賛成と言いながら、選挙が終わるとそれを翻して反対に転換、③「手取りを増やす」と言いながら、それを「所得控除」制度を使ってやろうとするので、高所得者ほど手取りが多く増え、低所得層にはわずか2~3万円のスカみたいな話になる、など、その公約のメッキは既に剥げ落ちています。

(関連)(報告)(2.20)「新ちょぼゼミ」:国民民主党「103万円の壁」インチキ問題=「低賃金労働力動員」の障害である「壁」撤去ではなく、「課税最低限の引上げ」=「所得の再分配」政策として、税額控除方式を使え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-39319b.html

(「手取り増」=「課税最低限の引上げ」の正解は、所得税と社会保険料を一体にした「新税」に移行し(累進課税を強化)、「税額控除」制度を使って課税最低限の大幅引き上げ(年収300万円程度)を行うことです。上記をご参照ください。:田中一郎)


問題は参政党です。このメールの表題にも書きましたように、この党派は「ガラクタ系と言っていい幼稚なお笑いデマゴーグのファシスト集団であり、かような参政党への投票は、自分で自分の首を絞めて日本を亡ぼすことになるのであって(何でこれがわからないの?)、イロイロ人気取りのようなことを選挙を通じて行ってはいるけれど、参政党という党派の本質は、滅亡した大日本帝国にノスタルジアを持ち、大日本帝国憲法どころではないハチャメチャな中身の「憲法」草案を掲げる、全くの情けないほどのお粗末政党だということです。

以下、参政党に関する新聞・雑誌・TV・ネットなどの報道や様々な情報をご紹介して、この党派についてのイメージというか、その正体をつかんでいただこうと思います。最初は2~3本のメール&ブログにまとめてお送りしようと思っていましたが、それだと1本当たりの情報量がかなりの量になりますので、私の方で少し細切れにして、できるだけコンパクトに、1回の情報量を絞ってお届けすることにいたしました。これから少し辛抱強く参政党の正体をつかむべく、私のメール&ブログにお付き合いをいただけたら幸いです。


 <別添PDFファイル>
(1)参政党の「国家主権論」…神谷代表は憲法の基礎知識がなさすぎる(小林節 日刊ゲンダイ 2025.7.21)
(2)参政党の人権論はあまりにも雑…専門家による整理が必要なのは明らかだ(小林節 日刊ゲンダイ 2025.7.26)
(3)参政党の政策&憲法草案を徹底検証(『週刊文春 2025.7.24』)
(4)参政党は「保守派の受け皿」ではない(古谷経衡(つねひら):日刊ゲンダイ 2025.7.3)
(5)参政党に流れる「チャンネル桜」人脈(古谷経衡(つねひら)日刊ゲンダイ 2025.7.17)
(6)参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論(日刊ゲンダイ 2025.7.15)
(7)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)
(8)ナチス・エコロジズム(田中優子『週刊金曜日 2025.7.11』)


1.参政党 -sanseito- - 新日本憲法(構想案)
 https://sanseito.jp/new_japanese_constitution/

(憲法のことも、法律の知識も、全く何も知らない、まるで小中学生レベルのアホウが、公衆便所の壁に落書きをしたような、ただのダボラ文にすぎないものです。大日本帝国へのノスタルジアが全面的にふしだらに吹き出ていて、その背景には、不勉強による歴史知識の欠如や過去のこの国の愚かな山のようなふるまいへの反省もないままに、天皇中心主義や国家優先主義を打ち出せば、似非「右サイド」の単純ドアホたちを引き付けることができるという、不真面目極まりない態度で書きなぐったモノ、それが参政党の「憲法」草案です。こんなものが「憲法」草案であるわけがなく、論じるにも値しない代物です。

しかし、その中身たるや、2012年の自民党憲法改悪草案どころではない、トンデモナイ権力濫用をしてくれと言わんばかりの危険極まりないことが書かれていて、こんなものを微塵にも認めるなどということは、戦後の曲りなりにもの議会制民主主義政治や、人権尊重社会や、国民主権や、平和主義を否定して、グロテスク極まりないファシズム・権威主義国家体制を招き入れることを意味しています。参政党について、あれはいいんじゃないか、とか、こういうところも評価できるとか、同党について肯定的に言う人は少なくないのですが、その人たちには「この「憲法」草案なるものに目を通してみたらどうだ」と申し上げたいですね。それでも参政党はいい、などと言うのであれば、その人は既に頭の中が狂ってしまっていると言っていいでしょう。そういう人々の未来に待っているのは「破滅・滅亡」の外、ありません。だって、参政党と非常によく似たヒトラー・ナチスや、昭和軍閥の大日本帝国は、時間の経過とともに「破滅・滅亡」して行ったではないですか。歴史は繰り返すのです。一度目は(ナチス第三帝国や大日本帝国の)悲劇として、二度目は(参政党と似非右翼たちの)茶番として、です。

(関連)(別添PDFファイル)参政党の「国家主権論」…神谷代表は憲法の基礎知識がなさすぎる(小林節 日刊ゲンダイ 2025.7.21)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375013

(関連)(別添PDFファイル)参政党の人権論はあまりにも雑…専門家による整理が必要なのは明らかだ(小林節 日刊ゲンダイ 2025.7.26)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375257

(関連)(別添PDFファイル)参政党の政策&憲法草案を徹底検証(『週刊文春 2025.7.24』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11886

(この『週刊文春』記事の前半はまあまあですが、後半はよろしくないですね。週刊誌の限界かな?:田中一郎)

◆(別添PDFファイル)参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論(日刊ゲンダイ 2025.7.15)

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374716

(上記の「憲法」草案なるものから必然的に出てくる見解です。そして治安維持法の「支配権力の牙(キバ)」は、共産主義者だけでなく、およそ支配権力が創り出す体制(=戦前では「國体」と言われた)に逆らうものに対しても向けられるのであり、参政党が好感を抱く大日本帝国の時代には、この治安維持法によって多くの人々が命を落とし傷ついた歴史があります。そんなものをこの政党は、またぞろ支持し賛美するわけです。この党派がファシスト集団であることの明確な証拠の1つと言えるでしょう。:田中一郎)

2.【山本太郎】参政党について解説します...彼らの正体が◯◯なんです... - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=d3_-I5sm390

(どうも山本太郎氏らしくない「歯切れの悪さ」を感じます。どうして神谷宗幣「参政党」はダメです・危険です、とはっきり言わないのでしょうか?(神谷宗幣「参政党」とは一緒にやることはない、とはっきり明言したのはよかったけれど) ひょっとして私が常々、山本太郎「れいわ新選組」の欠陥の1つとして申し上げてきた「右サイド(右派・右翼)」へのスケベー根性が、こんなところにも出ているのかなと疑いたくなるような、あいまいな(腫れ物に触るような慎重すぎる慎重さが気になる)山本太郎氏のスピーチになってしまっています。:田中一郎)


3.(他のMLでの議論です)参政党に甘い顔をしてはいけない=参政党への投票に「理解」を示してはいけない

◆参政党支持という「共感」の正体と「行動」へ向かった若者たち─これは「絶望」ではなく「はじまり」かもしれない Hiroyuki Terakosi
 https://note.com/terakoshi/n/n86491b7f0ead

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■ はじめに

2025年参議院選挙。
その結果、参政党が議席を伸ばし、いまや国政の一角に食い込む勢いを見せています。私は、これまで「創憲案」や排外的な言説の危うさを指摘してきました(拙稿:参政党「創憲案」に対する批判 ― 立憲主義・国民主権からの逸脱としての創憲・「 既存の政党や政治家は、私たちのような人間を気にかけていないと感じている あなたへ」)。それでも支持が広がったという現実を前に、私は問わざるを得ません。なぜ参政党は若い世代に支持されたのか。そして、なぜ「日本人ファースト」という排他的な訴えや、「外国人が生活保護の3割を占めている」といったデマが、ある種の“真実”として受け止められてしまうのか。私は、その背景にある「共感の構造」や「孤独の心理」、「不安と分断の空気」に焦点を当てて考えてみたいのです。同時に、参政党に触れて、彼ら彼女らの行動がどのように変化したのかも、知りたいと思いました。

■共感とは、言葉より前に「体験」である

 若い世代の政治的支持は、必ずしも政党の綱領や政策集から始まるわけではありません。むしろ出発点は「不安」や「孤独」、「排除されている感覚」です。生活の先行きが見えない、給与が上がらない、将来に希望が持てない。そうしたなかで出会うのが、YouTubeやTikTokなどの動画です。そこで流れてくるのは、「この国の主権は奪われている」「グローバル勢力が真実を隠している」「外国人が優遇されている」といった強い言葉。それらは、“社会のどこにも安心できない”と感じている人の孤独や怒りに、「意味」を与えてしまうのです。

■「日本人ファースト」に共感してしまう心の構造 

 参政党が掲げた「日本人ファースト」というスローガンは、一見わかりやすく、排他的です。しかし、それが支持された背景には、単なる差別意識ではなく、「自分たちはもう、守ってもらえない」という深い見捨てられ感があるのではないでしょうか。非正規雇用で将来が見えない、、育や介護などの公的支援が足りない、社会保険料、住宅や教育のコストが重い、こうした現実の中で、「なぜ自分たちが優先されないのか?」という思いがふくらみます。その時に、「外国人に生活保護が支給されている」という話が入ってくると、それが真実かどうかよりも、「ああ、やっぱり…」という感情が先に走る。

■「外国人が生活保護の3割」というデマに人が引き寄せられる理由

 このデマは、事実とはかけ離れています。実際には、外国人の生活保護受給者は全体の1.6%程度にすぎません。しかし、「社会に余裕がない」「自分は助けてもらえない」と感じている人ほど、弱い立場の他者に怒りを向けてしまうという構造があるのです。「自分が苦しいのに、なぜ“他人”が優遇されるのか?」 本来、怒るべきは社会保障を削ってきた政治の側なのに、その矛先が「さらに弱い存在」である外国人に向かってしまう。このように、デマは不安と排除感の受け皿として「機能」してしまうのではないでしょうか?

■情報環境とエコーチェンバー:共感が閉じていく構造

 現代のSNSや動画プラットフォームは、こうした感情に訴える言説を繰り返し提示してきます。一度参政党の動画に触れれば、同じような論調の動画が次々とアルゴリズムによって推薦されます。クリックする、「そうだ、やっぱり」と思う、またクリックする、他の言説が目に入らなくなる、これはまさにエコーチェンバー現象。「自分と違う情報」に触れる機会が失われ、批判や反論さえも「攻撃」として排除する構造が出来上がってしまいます。そうして人は、「この党は私の代弁者かもしれない」と思いはじめるのです。

■ そして今回、「共感」が「行動」に変わった

 これまで政治に関心を持たなかった人たち。投票なんて意味がないと思っていた人たち。誰も自分たちの声なんて聞いてくれないと思っていた人たち。その多くが、今回の選挙で初めて「投票所」に足を運びました。ここに、私は決定的な変化を見ました。これは「不満を抱えた人たち」ではありません。社会に声を届けたいと動きはじめた人たちなのです。社会を変えたい、取り戻したい。その思いは決して間違っていません。残念なのは、その思いが参政党という危うい受け皿に向けられてしまったことなのです。

■ それでも私は、彼らの「行動」に希望を見たい

 参政党の主張は、構造的な矛盾・問題をすり替え、対立をあおるものであり、現実を変える力を持っていません。だから私はこれまで通り、同党の主張には反対し続けます。しかし、その一方でこうも思います。彼ら・彼女らが自分の足で投票所に向かったこと、そして社会を変えようと動いたこと自体は、希望の萌芽ではないか。社会から見捨てられたと思っていた人が、「自分が変える側になれる」と感じた瞬間。それはたとえ間違った方向だったとしても、「無力ではない」と気づいた一歩なのです。

■ 最後に

 私たちは、何を届けることができるのか、私たちの問いは、いよいよここからです。なぜ「参政党しか見えなかった」のか? なぜ他の政党・市民運動・言論は届かなかったのか? 私たちはどんな言葉で、どんな方法で、「もう一つの選択肢」を届けていけるのか? 批判と理解は矛盾しません。誤った方向に進む力を、正しい変革へとつなぎ直すことが、私たちの責任ではないでしょうか。
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 <私はちょっと違う考え方です>
 上記の議論に対して、私が下記のようにコメントいたしました(一部加筆修正)。

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 よく書けている文章で、若い世代を中心に、まさに、かつてドイツでファシズムが発生した時と同じような社会現象=大衆社会の病理が発生しているということで、参政党ブームの発生メカニズムは書かれている通りだと思います。

(関連)参政党を壮年層が支持、国民民主党は若者中心 参議院選挙出口調査から - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA232CV0T20C25A7000000/

(本当のところは、上記記事にもあるように、若者=国民民主党、中年男=参政党、だったようです。もちろん、若い世代も、参政党に投票した数は少なくなかったとは思いますが。:田中一郎)

私と違う点は、その評価であり、処方箋のところです。

まずもって、参政党に投票したということは「絶対悪」なのであって、民主主義社会の有権者としては許されないのだ、ということを、正気でいる人間が口をそろえて発していく必要があるということ。言い換えれば、参政党に投票する行為は日本破壊行為であり、断固として認めない、そこには何らの肯定的な要素はない、ということを徹底することです。著者のように、若者だからと、理解を示すような態度は絶対にいけない。経済的・社会的に不遇な境遇にあるからと、思いやりを示してはいけない。断固として徹底的に叩く、これが重要です。参政党が言っていることなどは、社会的に認められない、道徳的にも倫理的にもサイテーだ、かようなことを海外に向かって言い続ければ国際的に大問題となる、などを繰り返し訴えることです。「太陽と北風」で言えば、北風ONLYでなければいけない。

もう一つは、別添PDFファイルの古谷経衡(つねひら)氏のレポートに書かれていること=つまり参政党を構成する人間たちがロクデモないゴロツキ達であって、こんな連中の口車に乗ることは危険だということ、言い換えれば、デマゴーグに騙されて踊らされて、あとでバカを見るだけだからやめておけ、という、参政党とはどういう連中でどういう組織なのかを、可能な限り広めていく、ということです。

そして最後に、参政党に投票した人間たちが何を期待したかのうち、まともなものを取り上げて(しかし、上記で申し上げたように、それを参政党投票者のオリジナルであるかのごとき粉飾をして持ち上げるように言及してはいけない=そんなことは前々から分かっていて、みんな苦しんできたということを強調する)、それはこうしていくのだ、外国人バッシングをしても何も解決しない、外国人のせいで自分たちが苦しい思いをさせられているなどということは全くのデマであって、実態はむしろ逆の場合が多い、金持ち喧嘩せずで我々を苦しめてきた支配階級は高みの見物をしてせせら笑いをしているぞ、くらいの批判をくっつけて、改革案をきちんと示すことです。

その時、大問題なのが、野田佳彦「脱憲反民主党」のような「口先やるやる詐欺」ないしは「きれいごと」を並べるだけの背信行為で、参政党の得票が伸びた大きな理由の1つは、私は(政権交代責任政党である)野党第1党の野田佳彦「脱憲反民主党」にあると見ています。日本共産党や社会民主党も気を付けないと、野党共闘を強調するあまり、「あいつらは野田佳彦「脱憲反民主党」の仲間だ・グルだ」と認識されてしまう可能性があり、一旦認識が張り付くと容易にははがれません。「れいわ新選組」の山本太郎氏の対応の仕方が参考になるでしょう。

マスゴミは、相変わらず、劇場政治づくりにまい進中です。無責任極まりない、まさにゴミ報道をし、時流御用学者を連れてきては、参政党躍進の必然性みたいなものをもっともらしく客観性のスタイルを取りながら、日々垂れ流していきます。そして、心優しき日本のお気楽リベラルたちは、このマスゴミ報道にも押されるようにして、「日本を憂う気持ちはよくわかるが、参政党への投票はいけないから、その気持ちを大切にして、別のやり方を考えましょう」などということになります。かつて1932年の「5.15事件」の時に、若手海軍将校ら犬養毅首相らを殺傷したクーデタの首謀者たちに全国から助命の嘆願書が殺到したといいます。その国民的ムードが後の「2.26事件」を生むのです。

参政党はもちろん、参政党支持者に対しても、甘い顔をしてはいけない。お前たちは、この日本を破壊するのか、と問い詰める姿勢で、徹底的に叩く、参政党の言っていることはおかしいぞと思っている人々が多いうちに、完全包囲してグーの根も出ないまでに叩きのめす、これが必要です。そうしなければ、令和のがん細胞=参政党的なものは、増殖を開始するでしょう。善人ぶってあまい顔をするな、ファシズムを甘く見るな、ということです。

ドイツは2回失敗しました。それでもいま、イスラエルを支持しています。
日本は1回しか失敗していません(大日本帝国)、私が見るところ、またやりそうです。今度は対米隷属下で、です。
・・・・・・・・・・・・・・・・


4.(別添PDFファイル)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)
 https://drive.google.com/file/d/1dshXJoaSQuYWi1o1zvhIP5GND6jSKEp7/view?usp=sharing

(よく書けている参政党批判です。ちなみに著者の石川学氏が所属する神奈川新聞は参政党から忌み嫌われ、記者クラブでの会見取材を同党から拒否されています。ふざけた政党です。ファッショ政党そのものです。:田中一郎)

(関連)時代の正体 - カナロコ by 神奈川新聞
 https://www.kanaloco.jp/tag/620


5.(別添PDFファイル)ナチス・エコロジズム(田中優子『週刊金曜日 2025.7.11』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a6774fac0fbf1bebd26179c00e29622ea4c3aaad

(参政党のエコロジー政策=有機農業など、やる気もない笑止千万の嘘八百です。有機農法だなどと言って、悪性外来種のジャンボタニシを水田に撒け、などと言っている人間たちのどこが「有機農法」なのですか?:田中一郎)

(関連)SNS上で発信されている「ジャンボタニシ」の件について - 参政党
 https://sanseito.jp/2020/news/10584/


6.(必読)古谷経衡(つねひら)氏の参政党コメント

(1)(別添PDFファイル)参政党に流れる「チャンネル桜」人脈(古谷経衡(つねひら)日刊ゲンダイ 2025.7.17)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374855

(2)(別添PDFファイル)参政党は「保守派の受け皿」ではない(古谷経衡(つねひら):日刊ゲンダイ 2025.7.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374164

(3)参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375135


7.その他関連サイト

(1)“参政党の憲法草案”に専門家「日本国憲法の方が100倍いい」「憲法で報道機関を縛れるのは中国・北朝鮮、そういう非民主主義国家しかない」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/64b34756a4587418294750e4a6544637edbae818

(2)「外国人の特権?ないのでは」「憲法草案?読んでない候補者も」選挙後の神谷代表の言動に透ける参政党の危うさ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/422744?rct=tokuhou

(3)参政党・神谷宗幣代表 党員のSNSでの発言に悲鳴「もう勘弁してくれ」 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/353544

(4)<社説>議席増の参政党 「人権軽視」が目に余る:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/423986?rct=editorial

(5)日刊IWJガイド・非会員版「参政党に海外メディアが注目!『ロイター』は『極右』と報じ、インドネシアでは『在日インドネシア人コミュニティに不安を生み出す』と指摘!」2025.7.23号~No.4577 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54922
草々

2025年7月24日 (木)

科学的実証的根拠の乏しい「人工CO2温暖化」説=「気候正義」アホダラ教が日本各地の貴重な自然環境を破壊する=希少生物の楽園がメガソーラーだらけに…釧路市長は「ノーモア宣言」 望ましい設置場所は別にあるはずだが:東京新聞

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第13回: (福島県)「甲状腺検査」の今」(白石草さん OUR PLANET TV代表:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-eeafd6.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)

(関連)緊急キャンペーン!提訴会見を報道したら名誉毀損?!メディアの独立と知る権利を問うアワプラ裁判を応援してください - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/51066/


2.(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差し止め裁判 第34回公判&報告会(東京地裁・衆2-1)
 https://drive.google.com/file/d/1KDrgehvECVkp2cQH5YQKxZ086dCI_D6b/view?usp=sharing


3.(新刊書)日航123便墜落事件四十年の真実-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034753217&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)書評 青山透子著「日航123便墜落事件 四十年の真実」(河出書房新社) - ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-60266/


4.(別添PDFファイル)北区新庁舎特集:基本設計中間報告(北区ニュース 2025.7.20)
 https://drive.google.com/file/d/1SZ9CjPqv_5QzwcDP9V2y4FoOcnwvVaHO/view?usp=sharing

別添PDFファイルの『北区ニュース 2025.7.20』が郵便受けに入っていました。一見して、こんなの嫌だな、という印象です。メールの表題にも書いた通りです。

(1)巨大な空間が無駄になる=通常の建物のように、全部床にすれば、それだけ有効に建物が使える

(2)各フロアやエスカレーターが強化ガラスで保護されず、低い手すりだけになっている=これでは転落する人が出てきて危険(子どもが転落した事例が他であったように思う)

(3)今いる場所の土地建物はどうするのか?=災害対策を兼ねて、単純な広場公園にすべき(余計なモニュメントなどは置かない)

(4)費用はいくらで、どう工面するのか? 本庁舎の建て替えよりも、各地区のふれあい館などの改築・建て替えの方が先ではないのか?

(5)無駄な空間をなくせば、建物の高さはもっと低くてすむでしょう。これは土建屋が工事費をより高くするために仕掛けた策略なのではないのか?

(6)耐震性はどうなっているか? 直下型の地震や、近隣地で起きる長周期振動の巨大地震に耐えられるのか? 利用者や職員の避難の安全はどう確保されるのか(建物が高層であればあるほど、地震災害には弱いハズ)、エレベータの耐震性はどうか?

(必要性を全く感じない「北とぴあ」の改築(予算約100億円=現在再検討中)や、今回の区役所本庁舎の建て替え、あるいは十条駅前再開発など、土建者が泣いて喜びそうな巨額費用の再開発大工事ばかりが計画に上がってくる。カネの使い方が間違っているのじゃないの?)


5.日刊IWJガイド・非会員版「8月上旬の自民党両院議員懇談会で、半数が石破続投に反対する可能性も! 臨時国会でキャスティングボートを握ったのは参政党か!-」2025.7.22号~No.4576 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54907
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「科学的実証的根拠の乏しい「人工CO2温暖化」説=「気候正義」アホダラ教が日本各地の貴重な自然環境を破壊する=希少生物の楽園がメガソーラーだらけに…釧路市長は「ノーモア宣言」 望ましい設置場所は別にあるはずだが:東京新聞」をお送りいたします。

◆(別添PDFファイル)希少生物の楽園がメガソーラーだらけに…釧路市長は「ノーモア宣言」 望ましい設置場所は別にあるはずだが:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/422896
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/422896

(関連)オンライン署名 · 北海道釧路市・釧路湿原南部におけるメガソーラーの駆け込み建設中止を求めます! - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/tZzxY

(関連)釧路自然保護協会のサイトへようこそ! - kushironature ページ!
 https://kushironature.jimdofree.com/


 <田中一郎コメント>

 科学的実証的根拠が疑わしい「人工排出CO2による地球温暖化」説について、その科学的実証的根拠を厳しく問うこともなく、情緒的に雰囲気に飲まれながら「脱炭素」だ、「気候正義」だと、バカの1つ覚えのように繰り返し叫び、最新鋭の火力発電所潰しにまい進し、返す刀で「「再生エネ」推進」と称して、日本各地の残された貴重な自然環境を破壊しまくる。メガソーラーや巨大風力発電所団地が如何にひどいことになっているか、「気候正義」アホダラ教信者たちは意に介さない。上記の釧路湿原の破壊行為は象徴的なものであって、メガソーラーのすさまじい自然環境破壊はココだけではない。

そして更に付け加えておかねばならないのは、この「脱炭素」や「気候正義」が原発・核燃料サイクルの大推進の口実に使われ、岸田文雄自公政権の原子力政策の180度転換に対して、日本社会が何の抵抗力も示せていないことがある。その脱原発の市民運動・社会運動の担い手の多くが、あろうことか原発反対と言いながらも他方で「脱炭素」や「気候正義」などといい、これからの日本のエネルギー源は「再エネ100%」などと言っているわけである。世間知らずというか、アホダラ教というか、経済の実態をしらないというか、思い込みが激しいというか、何にも見えていないというか、バカバカしいにもほどがあるとはこのことだ。この連中が言うようにして、この小さな島国のニッポンが、必死のパッチでCO2を削減して、それで温暖化が防げなかったらどう責任を取るのか?(定量的にも定性的にも防げないことがほぼ確実) 2世紀にわたって人間社会を支えてきた「炭化水素文明」が、そんな簡単に解消できるはずもなく、熟慮抜きの情緒的「脱炭素」なるものは、日本経済や社会の破壊に終わることは火を見るより明らかである。馬鹿な真似はやめろということだ。

それどころか、「再生エネ」などは全国各地で建設が大きな抵抗をくらい、他方で原発推進が大手を振って歩き、無能な「脱炭素」運動が新型火力をつぶして回るため、その結果この日本に登場する発電設備は、①原発・核燃料サイクル施設、②老朽化して故障続きで効率の悪い火力発電所、③全国各地で自然環境や地域社会を破壊してやまない太陽光や風力やバイオマスや地熱などの似非「再生エネ」が強引に地域を踏みつぶしたところだけで稼働する、となっていく。つまり日本はエネルギー産業がボロボロになる中、原発・核燃料サイクルに傾斜して、そしてそのうちに再びの(福島原発事故を上回る規模の)過酷事故を引き起こして破滅・滅亡するに至るわけである。「脱炭素」や「気候正義」などは、もはや「亡国のスローガン」と心得るべきである。

私からは既に処方箋・対処方針のようなものはお示ししている。下記に簡単に箇条書きにしておきますが、詳しくは下記の私のブログをご覧ください。

(1)原発・核燃料サイクルは再稼働ナシで即時廃棄(日本という国を滅亡させないために必要不可欠)

(2)電力については(炭化水素資源の約40%使用)、天然ガスと一部良質石炭を使い、最新鋭技術(コンバインド・マイクロガスタービン)による、オンサイト(発電した場所で電力消費)、コジェネ(熱電併給)、を条件とする中小型の電源を各地に配置していく。ここでのポイントは「エネルギー効率」=現在の30%未満から、一気に80%超へ引き上げ、これにより、理屈の上では、利用する炭化水素燃料は半分で済む(化石燃料とは言わずに炭化水素燃料と申し上げている点にもご留意を)。実際は理屈通りにはいかないけれども、これにより、炭化水素燃料の利用量は大きく減少するし、何よりも既存の産業社会に大きなダメージを与えずに、いわゆるエネルギー革命の「ソフト・エネルギー・パス」が可能となる。

電力以外(炭化水素資源の約60%使用)の炭化水素資源の利用についても、総量全体を減らすことを主眼に、いわゆる素材転換など、可能なところから手を付けていくべき。具体的には、プラスチックや各種樹脂・化学化合物、鉄鋼、セメントなど、炭化水素資源を大量に使ういわゆる「鉄とコンクリートと化学素材」の文明から、徐々に徐々に少しずつ抜け出していく努力が必要だということ。これについても、「脱炭素」「気候正義」のアホダラ教信者諸君はノーアイデア、どころか、考えたこともない様子である。

(3)「再生エネ」は太陽光と太陽熱の両サイド利用型で、小規模なものを、自然環境や地域社会を破壊することなく、少しずつ積上げる形で電源構築をしていく。ソーラーシェアリングは農業の邪魔にならない限りで設置すればいい。耕作放棄地は食料自給率向上のために、主として畑作物や果樹生産のために活用するのが原則、農業と「再生エネ」は「農業優先原則」を徹底すべきである。また、太陽光パネルは誰がどこでどのように作っているか(今は大半が中共中国=ダメ!)、使い終わった後のゴミをどうするか、にも万全の対応が前提。太陽光以外の「再生エネ」と言われているもの、つまり、風力(陸上・洋上とも)、木質バイオマス、地熱などは全部ダメ(自然環境破壊型+高コストで今や利権の塊)。量的にはわずかながら、利用可能なものは、今のところ、小型水力や、家畜の糞や製材所の木材クズなどを使うバイオマス、くらいかと思われる。

(4)大都市集中型・東京中央集権型の経済社会構造を時間をかけて地方分散型のものに変えていく。農林水産業(有機農業が基本)や地場産業の復興・再生も必要不可欠だ。それに伴い、エネルギーの大量利用から脱却する工夫(第一次の技術レベルの省エネから第二次の社会レベルの省エネを並行してスタート)を繰り返し、QOL(生活の質)を維持向上させながら、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済社会構造から徐々に脱却する。

(5)上記を実現させるためには、「公共」の復権を実現させる新政権=つまりホンモノの政権交代・政治改革が必要。一部の特権大企業と癒着した金権腐敗政治(自公政権とその補完勢力)や、昨今の選挙で登場しつつある不勉強極まりないボンクラ・デマゴーグによる似非右翼・お笑いファシズム勢力は、断固として退けていく覚悟と、改革「世直し」を担う中核勢力が必要。つまりこれからの日本は、政治がチキンとしないと、金権腐敗とボンクラ・ファシズムが競り合う団子状態になって、没落から滅亡へ至るということを意味している。また、「脱炭素」「気候正義」が代表するような、情緒的で、タコツボ型(仲良しクラブ、セクトとも言う)で、ワンイシュー以外に興味を持たず、不勉強極まりない、市民運動・社会運動などは、未来を切り開く活力を持たず、むしろ「逆噴射」をする勢力に転落していくだろうと思っている。

(報告)(6.26)(新ちょぼゼミ)「三本の矢」を軸に市民運動・社会運動に「最大公約数」としての政治運動を合体させ、ホンモノの「世直し」を実現しよう=立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、新しい第1党で政権交代を!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-76c6b5.html

(6)昨今では、脱原発の先頭に立ってきた名高い脱原発市民団体までもが、「脱炭素」に異議ありとする人たちを排除し、その言論や活動を妨害する、嘆かわしい事態までが起きている。日本の市民運動・社会運動も、ある意味で画期に差し掛かっており、半世紀にわたって展開されてきた従来型での市民運動・社会運動は、末期症状を呈し始めていると言えるかもしれない。こう書けば、誰のことを言っているかは、言論・活動妨害の当事者ならすぐにわかるハズ。複数いるそうした人物は、いったん運動の最後尾に引き下がり、頭を冷やして出直して来いということ。今回は固有名詞は伏せておいて差し上げる。市民運動・社会運動において、言論や活動の妨害など、もっての外、ということだけは強調しておく。


(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-7153b9.html

(関連)「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-6dd8ae.html
草々

 

 

2025年7月21日 (月)

(7.20)参議院選挙2025結果(その2):若い世代を中心に「似非の右傾化」現象・排外主義が目立った選挙=デマ情報に基づいて、自分たちの生活苦を在日外国人のせいにしても、何の解決にもならない

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


===============================
(7.20)参議院選挙2025結果(その2)をお送りいたします。

若い世代を中心に「似非の右傾化」現象や排外主義が目立った選挙でした。デマ情報に基づいて、自分たちの生活苦を在日外国人のせいにしても、何の解決にもなりません。私たちの生活苦・生きづらさの原因は、これまで私たちの頭上に君臨して「私物化政治」や支配権力の濫用を進めてきた自公政権にあります。しかし、その自公政権を変えるため、自民党・公明党以上にどうしようもない低レベルのお粗末政党=参政党や、その自公政権と連立を組んで自分たちも甘い汁を吸いたくてしかたないニセモノ政党の国民民主党に投票していたら、お話になりません。

(関連)前川喜平・元文科次官のX投稿「神谷宗幣は日本の恥。それが分からない有権者も…」(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/39a117bdaeff2c473c012e8cc5e23f800bb3834f

(まったく前川喜平氏の言う通りです。サンケイ「がちゃ新聞」のコメントなどは無視してOK:田中一郎)


この国の有権者・国民は、いつになったら目が覚めるのでしょうか? 諸悪の根源の今の政治を変えて、自分たちのために尽力する政治を実現するためには、まずもって自分たちの利益・利害とは何か、何をどう変えればその利益・利害が実現するのか、そしてそれを裏切らずに実践してくれる政党や党派はどこなのかを、もっとしっかりと考えて投票しないとだめでしょう。しかし、もう「迷走投票」は今回で3度目ですよ(斎藤元彦兵庫県知事&N国、石丸伸二現象(都知事選)、そして今回の参政党と国民民主党)。しかもこの3回の中では最もレベルの低い、お粗末極まりない政治家・政党選択をしていて、こんな調子だと、そのうち日本は破滅の危機に陥ることになります(また、他方では、ついこの間の韓国ソウルで起きた軍事クーデタのようなことも、今後の政局や政治の混乱の中で、ありえない話ではなくなってきています)。

◆自滅への道を選んだ日本の有権者・国民:自民党・公明党の政治があまりにひどいからと、それに代えて参政党、「日本維新の会」、国民民主党に投票する「底抜けの愚かさ」=「壊憲」、原発過酷事故、米国代理戦争の危機迫る- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/07/post-9e98ce.html


以下、その後ネットその他で入手した参議院選挙2025の情報をお届けします。なお、参政党という「新たな日本政治のガン細胞」については、別送のメール&ブログで関連情報をお届けいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)自民1人区 14勝18敗、大阪、27年ぶり議席失う(日経 2025.7.21)
(2)無党派層の比例投票先、国民民主がトップ(日経 2025.7.21)
(3)かすむ立憲民主党 表情硬く、塩村氏安堵も「喜べず」(日経 2025.7.21)
(4)コメ農政改革混沌、一致点見いだせず(日経 2025.7.21)

◆参議院選挙速報 開票結果 -参院選2025- NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/


1.日刊IWJガイド・非会員版「【速報!】世論調査の予測通り、自公が大敗、過半数に届かず! 改憲勢力の国民民主党は野党第2党、参政党は第4党に躍進!」2025.7.21号~No.4575 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54882

(関連)国民・参政は躍進、野党が結束できるか不透明 臨時国会で攻勢強める構え(TBS NEWS DIG Powered by JNN)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/43dc6ec440d1f576f3e8206530889e97ef63519f


2.(別添PDFファイル)自民1人区 14勝18敗、大阪、27年ぶり議席失う(日経 2025.7.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA188300Y5A710C2000000/

(2勝30敗の予想もあっただけに、自民党はなかなかしぶとい。寝ても覚めても自民党に投票をし続けるドアホの有権者がそれだけ多いということを意味している。私の推測では、これは何らかの経済的・社会的な仕組みがあって、人々の生殺与奪の権限を握っている地域ボスが、旧態依然として政党選択・政治家選択のあり方を人々に押し付けているのではないか。いずれにせよ、自民党や公明党に投票をし続けても、この国に未来はない。次回の参議院選挙では、0勝32敗に追い込む必要がある。

それから、私が注目した1人区の選挙区を若干申し上げておくと、自民党系が勝利=福島県(愚か)、山口県、熊本県など、野党系勝利が、富山県・鹿児島県は「お初か?」、青森県他の東北各県と新潟県、四国4県など、複数人区では、私の生まれ故郷の「昔は水の都、今はアホの都」大阪が「サイテー」府県の本領を発揮(維新・維新・公明・参政)、「最後の社会党王国」と言われ「革新の政治」を誇る北海道でも自民が2人当選と異変(道民もアホになってきたか?!)、関東では東京や神奈川でガラクタ議員が台頭(特に茨城が最悪:下記参照)、関西でも兵庫や京都でガタガタの選挙結果、特に京都の西田昌司当選は、古都京都の街に地下新幹線を誘致して、京都の街を破壊する「千年の愚行」を推進する元凶男を野に放つようなもの、あとで泣いてもわめいても始まらんぞ、という話だが、京都府民もここまでバカだったとは、いささか認識が甘かった。京都と兵庫ないしは大阪で日本共産党と「れいわ新選組」がバーター取引をして選挙共闘をしておけばこうはならなかっただろうと思うと、残念でならない。:田中一郎)


(1)医師会+石破応援+麻生の親族+世襲…完全なバックアップも敗北した自民重鎮・武見氏「役割は終わった」医師の支持者は「薄っぺらい参政党などのポピュリズムに…日本は終わり」〈参議院選・実況中継〉(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4530140c8995290fc4315bd4009cab4ad7b4de4c

(そうです。あなたと、あなたの政党の自民党は、役割終了です。日本は終わり、ではなく、あなたと自民党が終わりです。:田中一郎)

(2)参議院選挙2025 茨城選挙区 参政党 桜井祥子氏 初めての当選 - NHK - 参議院選挙
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250720/k10014869361000.html

(関連)【茨城新聞】参院選茨城選挙区 小沼氏 再選ならず 県政界の歴史的転換点
 https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17530269471540

(関連)日立市から消えゆく「日立」 事業再編で撤退続き、人口急減:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16255402.html

(関連)西の兵庫・東の茨城:デタラメ知事による県庁お家騒動(その1)「冷血の知事」(1~5『週刊文春』)=トラブル発祥・発展の原因はここでも「維新」、そしてネット・デマゴーグに煽られて投票する愚かな県民たちが事態悪化を招いた- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-bcf9ea.html

(関連)西の兵庫・東の茨城:デタラメ知事による県庁お家騒動(その2):経産省エリート官僚出身の「殿様知事」大井川和彦が魅力度ランキング最下位の茨城県の知事に君臨して猛威をふるい、県の翼賛的体質がこれを支える悲惨と愚かしさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-2fb975.html

(この県民アリて、この県知事アリ、そしてこの参議院議員アリ、ということか。こんな調子じゃ、東海第2原発過酷事故は近未来に起きることになるだろう。それにしても、今回落選した「脱憲反民主党」の候補者だが、原発企業の日立製作所に遠慮に遠慮を重ね、東海第2原発再稼働反対の党決議さえ見送り、御用政党の国民民主党とも組んで、自分の議席を守るだけの選挙戦を展開して見事落選した。自業自得だろう。広範な県民から見れば、クソの役にも立たない奴、という受け止めではなかったか。「脱憲反民主党」よ、さようなら。こんな「脱憲反民主党」の議員や候補者はわんさといる。しかし、その日立も間もなく茨城からはオサラバかもしれない(上記記事参照)。今度はその日立製作所の尻にしがみつくのか?:田中一郎)

(3)参議院選挙2025 京都選挙区 自民党 公明党が推薦 西田昌司氏 4回目の当選 - NHK - 参議院選挙
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250721/k10014869421000.html

(関連)西田氏 首相続投「あり得ない」京都選挙区4選 総裁選求める(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f68837b4cb69734bbcc5064b5a3a3d8530ef6e55

(古都京都の地下に新幹線を入れて京都の街を破壊せんとする「千年の愚行」強硬派で、歴史歪曲主義のトンチキ男を参議院選挙で当選させた、京都府民の「千年の愚行」が、近未来に火を噴くことになるだろう。後で後悔してももう遅い。:田中一郎)

(4)橋本聖子氏6選、杉田水脈氏が落選=泉房穂・ラサール氏は初当選【25参院選】 - トピックス|ニフティニュース
 https://qr.paps.jp/8hOSQ

(関連)橋本聖子氏の事務担当者、不起訴処分は「不当」検察審査会が議決 [政治資金問題]:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST4X0RZFT4XUTIL00CM.html

(泉房穂・ラサール氏の当選はわかるけれど、「裏金・脱税・居直り」の橋本聖子が何で当選しとるのか?! 比例だったとはいえ、投票用紙に橋本聖子と書いた有権者が相当数いたということか。この裏金女はJOCの会長にも就任したらしい。スポーツ界は今や銭ゲバだらけ。どういう感覚してるのかナ?! 子供に説明できるか? :田中一郎)

(5)自民新顔の岸博幸氏が比例区で落選の見込み TV番組に多数出演 [参院選(参議院選挙)2025][自由民主党(自民党)]:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST7K1FVQT7KUTFK002M.html

(自民新顔の岸博幸氏=何だ、コイツも自民党か?! ネットやマスゴミによく出てくるけれど、自民党じゃ、お話にならない:田中一郎)

(6)自民党「石破おろし」本格化へ 解党的出直し求める声(2025年7月21日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mQt6QEazyxQ

(7)杉田水脈氏「保守の人の心、自民から離れた」落選確実で頭下げる [参院選2025][自由民主党]:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST7N7792T7NTZNB00DM.html

(8)石破首相、2007年参院選敗北時の「安倍氏続投」批判を釈明(毎日新聞) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bb175dc44ac2d21223abe541cc9297e1727b51d0

(9)公明、参院比例の獲得議席数が過去最低に 1983年の制度導入後 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250718/k00/00m/010/181000c

(仏罰がいよいよ下ったのですよ。もう、自民党との連立はおやめなさい。初心に戻り、平和と福祉の党を徹底したらどうですか?)

(10)石破と菅が練る「敗戦処理」案…幹事長交代で、進次郎起用、連立相手は維新が本命|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/375014

◆余録:異邦人を意味する「ゼノ… - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250721/ddm/001/070/151000c


3.(別添PDFファイル)無党派層の比例投票先、国民民主がトップ(日経 2025.7.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO90161050R20C25A7PE1000/

(1)「チームみらい」安野党首が当確 分断でなく対話重視が評価(共同通信) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/994d7b1bc67c49e6d678cde3a61eb03a6378fcbf

(関連)安野貴博 - Wikipedia
 https://qr.paps.jp/NSqCq

(関連)チームみらい - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84

(2)【参院選】「再生の道」またしても全敗! 石丸伸二氏の〝戦略ミス〟を指摘する声続出 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/352856

(中身スッカラカンの石丸伸二の一過性のお遊び新党だった。都知事選でこの人物に投票した東京愚民は少しは責任を感じているのか?! 党の名前を「再生不可能の道」に変えて、政治の世界から足を洗ったらいい。もっとまともな人生を生きることだ。:田中一郎)

(3)維新・吉村代表「関西はぎりぎり土俵際」…大阪で2議席死守も、「与党寄り」批判で全国ではふるわず(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bf5f9d9903d08686c3c7ec377245ff820fb91501

(関連)参議院選挙2025 大阪選挙区 開票結果は 定員4に19人が立候補 日本維新の会 参政党 公明党 – NHK - 参議院選挙
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250720/k10014860821000.html

(私が生まれ育った故郷の大阪は目も当てられないサイテーの選挙結果となり、日本のゴミダメのようになってしまった。が、しかしです。「昔は水の都、今はアホの都」大阪は、様々な意味での政治的先進地であり(「先進地」とは「すぐれている」という意味は全くなくて、とにかく大阪で起きていることはやがて日本全国で起き始める、という意味での「先進地」です。いわば「未来先取り地域」と言い換えてもいい。つまり、日本全国の有権者が今後覚醒することなく、今のような投票行動を続けていたら、いずれ大阪のように(どうしようもないヘドロ地域に)なるという意味での「先進地」です。そうならないことを祈っています。:田中一郎)

(4)参議院選挙-立花孝志氏「政治家を継続し斎藤知事を支えていく」…兵庫選挙区で落選 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50048/

(5)山尾志桜里さん、「時間不足」「完全無所属」参院選の敗因挙げるも…ネット「ん~ そこじゃないんよ」厳しい声も(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1427d8481c0fbb06a5481ccb48b174157853e44d

(6)日本保守・百田尚樹氏が当選確実 比例-党代表(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/36447c0d10b1ed869cc9a02b68ca5d1cf4768230

(関連)日本保守党 衆参5議席&得票率2%獲得で政党要件両方満たす 百田代表「一人前の国政政党になった」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c98d61a769cbb18eddc57b9dade369dd09e53398


4.【生中継】山本太郎代表 記者会見 参院選2025の結果を受けて 2025年7月21日(月・祝)16時~ - YouTube
 https://www.youtube.com/live/7-VQO8ZWqkY

(「れいわ新選組」代表の山本太郎氏が、いかに優秀な政治リーダーであるかが浮き彫りになっている記者会見です。「世直し」勢力が共闘で政権交代を実現した場合、その新政権の総理は山本太郎氏を置いて他にはいないでしょう。山本太郎「れいわ新選組」を軸にして、「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)が一致結束して「世直し」中核勢力を形成できるかが、今後の日本政治の「唯一の希望」と言っていいと思います。:田中一郎)

(関連)山本代表「確実に前進している」 マスコミ不信でライブ配信 れいわ【25参院選】(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf06c568a4a019fadb5b5cc7b8d2e742119d792

(関連)「争点のそらし方がひどい」れいわ・山本代表、参院選「外国人政策」巡りマスコミ報道批判(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/54fce238f889245d76c20edaa48df22ce71f92dc

(関連)「消費税減税」望む有権者72%、大半の投票先は野党 朝日出口調査(朝日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6c3e051d92c15a3cb3e3f438a95db3df96c955ad


5.(別添PDFファイル)コメ農政改革混沌、一致点見いだせず(日経 2025.7.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO90152670R20C25A7NN1000/

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(9.29)令和の農政転換:持続可能な日本農業を目指して(「新ちょぼゼミ」(BY田中一郎:午後5時半開場・午後6時開始)

日本農業の危機が深まっています。自民党による(農業を国際的価格競争に裸でさらす)「市場原理主義」政策や、農業への財政支出を極力抑え込む「安上がりNO政」により、日本の農業は採算割れに追い込まれ、後継者も確保できないまま、まもなく崩壊の憂き目を迎える状況にあります。「水田ではなく票田を守る」と言われた自民党の「コメだけは(何とかしましょう)」政策もアベ政権時代に放棄され、今や伝統的な家族経営による稲作農業は外資を含む大資本に取って代わられようとしています。そんな中今度は、コメの生産過剰を避けるとともに日本の食料自給率を向上させる目的で実施されてきた転作政策をやめてコメを自由に作り、米価が暴落したら「直接支払い」という名の価格差補給金で穴を埋めればいいなどという無責任な処方箋が、保守・革新を問わず提唱され始めています。しかし、こんなことで日本農業は再生するのでしょうか。今回は7/14の「新ちょぼゼミ」の続編として、どのような農政改革がこの国に持続可能な農業を実現させうるのかを考えたいと思っています。みなさまのご参加をお待ちしています。
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(関連)(報告)(7.14)(新ちょぼゼミ)緊急特別開催「令和のコメ騒動:日本農業とコメ政策の在り方」(田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/07/post-e7fa03.html


6.参議院選挙2025 社会民主党 比例代表候補者 選挙速報・結果 – NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/00/hmb12_5.html

(関連)社民党の福島党首「政党要件を確保した」 参院選比例の得票率が2%超に 沖縄は9.55%「極めて高い」と評価(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ecf532bf44d6a16ab18913c6e90c7be819c50520

(関連)社民福島氏、政党要件維持に安堵 ラサール石井氏当選、1議席確保-47NEWS(よんななニュース)
 https://www.47news.jp/12894473.html

(日本から社会民主党=社会民主主義政党をなくしてはいけない、今回も「首の皮一枚」で命がつながった。でも、こんなことではいけないハズ。社会民主党は新社会党と早く合併して、その後、党の抜本的な再建をして、何としても復活しなければいけません。私が推奨する「三本の矢」の1つでもあります。議会政党としての活力の乏しさと、その日和見体質が克服すべき点です。逆風が吹いていることはよくわかります。今回の選挙では「三本の矢」の党派全てが逆風の中での闘いでした。くじけずに奮闘を祈ります。:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)かすむ立憲民主党 表情硬く、塩村氏安堵も「喜べず」(日経 2025.7.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO90157370R20C25A7CM0000/

(関連)東京の7位は立民・塩村文夏氏 補欠選挙の当選者の扱い(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bf0e8c23cc8e31f8e12a728c5f8444434ecb9951

(「脱憲反民主党」が、あつかましくも東京選挙区に2人も候補者を立てるからこうなるのです。塩村文夏氏の個人的奮闘の結果、補欠で当選をようやく確保できたようなもの。通年通りの定数6人なら、「脱憲反民主党」の議席はゼロだった。そして次回はおそらく1人の候補者でも、当選は危うくなるような気がします。塩村文夏氏は、先般の都知事選挙の際には、似非リベラルの長妻昭や、野田佳彦の腰巾着で都知事選選対責任者をしていた手塚仁雄をはじめ、当時の「脱憲反民主党」の幹部が1人も来なかった市民勝手連の決起集会にも来てくれた唯一の立憲民主党議員でした。その恩義は忘れていません。塩村文夏氏は、どこかの時点でこの「脱憲反民主党」に見切りをつけ、私が提唱している「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)の「世直し」中核勢力形成に加わってくれればいい(でなければ、立憲民主党の中をホンモノの改革政党に転換してください)。:田中一郎)

(関連)(報告)(6.26)(新ちょぼゼミ)「三本の矢」を軸に市民運動・社会運動に「最大公約数」としての政治運動を合体させ、ホンモノの「世直し」を実現しよう=立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、新しい第1党で政権交代を!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-76c6b5.html

(関連)【当選確実】立憲民主党・石垣のり子氏(50)「これからの6年間もしっかりと仕事を」宮城選挙区<参議院選挙>(ミヤギテレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b167da89d59c6c606280b5d5baa42715c90cff00

(この「脱憲反民主党」候補は、6年前の前回の参議院選挙では「消費税はゼロ」と、党の方針に反して有権者に訴えていた。それがいま、食料品消費税ゼロにすり替わった。どうなってんの? あなたも「口先やるやる詐欺」なの? 自民党や参政党よりはマシだ、程度の話では、先行き長くないぞ。:田中一郎)

(関連)共産・田村委員長「消費税減税の実現のため自民党政治を終わらせる」 [参院選(参議院選挙)2025][日本共産党]:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST7N4TGQT7NUTFK00LM.html

(だったら、山本太郎「れいわ新選組」としっかりと共闘を組んで、消費税廃止へ向けて「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)で奮闘していただけませんか? 今回の参議院選挙でも、京都を含む関西で「れいわ新選組」と部分的な共闘を組めば、1議席は確保できたように思うのですけれど、いかがですか? 私は今でも日本共産党を既存の国会に議席を持つ党派の中では「最もまとも」と評価をしていますから、今後も頑張ってほしいけれど、イロイロと党を改革してほしいこともあります。日本共産党が衆参両院で数十議席を持つ時代が来ることを祈っています。:田中一郎)


(関連)【参院選】国民民主・玉木代表「野党をまとめるという発想が古い」 太田光の要望にも…“新勢力”を強調(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c959bb0a4f9d7dc432e3c14fc37b73f0925f9c9f

(政治資金改革(企業団体献金禁止)や選択的夫婦別姓で野党の足並みを乱しに乱していた奴が、よく言うとるで。「勝てば官軍」みたいなことを言っとったら、次の選挙で壊滅するぞ! お前らは所詮、御用組合「連合」にバックアップされた「口先やるやる詐欺」の「ゆ党(ゆちゃく党)」だから、その党派の本質を転換しないかぎり、先行きは暗いと思っておけ!:田中一郎)

(関連)国民民主千葉県連の代表代行 岡野氏が辞任 比例候補の標旗流用(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7ffa0c7bf9b29db44c21882db59b3e6985a52b

(公職選挙法違反です。処分せよ!)
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草々 

 

自滅への道を選んだ日本の有権者・国民:自民党・公明党の政治があまりにひどいからと、それに代えて参政党、「日本維新の会」、国民民主党に投票する「底抜けの愚かさ」=「壊憲」、原発過酷事故、米国代理戦争の危機迫る

前略、田中一郎です。

昨日の参議院選挙の投票結果について、さしあたりのコメントをお送りいたします。日本を破壊する「諸悪の根源」である政治の抜本転換は、またしても先送りどころか、より一段とひどい状況へと転落していくことを促進するハチャメチャ投票結果となりました。この国の有権者・国民の愚かさが、改めてくっきりと浮き彫りになっています。投票率も約58%と、連休の谷間であるにもかかわらず前回よりは少し伸びたとはいえ、依然として約半数の有権者・国民が投票に行かないという主権放棄が見られ、この国の有権者・国民の「お気楽気分」は変わらないままです。歴史は繰り返す、一度目は(大日本帝国の)悲劇として、二度目は「日本破壊勢力」の茶番として、でしょうか。

具体的には、せっかくの国民主権と、曲がりなりにも議会制民主主義の政治制度があるにもかかわらず、それを活用できず、スマートなデマゴーグ達の政権から、よりグロテスクなデマゴーグ達(その典型が参政党)の政治的イニシアティブへと「政権のたらい回し」が行われたにすぎません。これほどバカバカしい選挙結果はないと言ってもいいくらいです。

特に参政党の改憲案などは噴飯物で、2012年の自民党の改憲案よりも更にひどい内容の低レベル「お笑い憲法草案」そのものですし(笑ってばかりはおれませんが)、また、国民の生活苦の原因が在日外国人にあるかのごとく言う「伝統的排外主義・途上国差別・欧米コンプレックス」を選挙で利用して振りまわす「島国根性」丸出しの似非右翼・チンピラたちがのさばる社会を目指すかのごとくです(在日外国人を排斥・バッシングすれば自分たちの境遇がよくなるのか? 問題は解決するのか? そもそも在日外国人が優遇されているということがデマゴーグだと気が付かないのか?)。また、国民民主党という「ゆ党(ゆちゃく党)」にまたも騙されて投票する人間たちも多く(大半は自民党支持者という伝統的愚か者たちかもしれませんが、その割には自民党候補の得票の減り方が少ない)、何度騙されたら気が済むのか、という情けないことになってしまっています。

いったい何がこの国の政治的判断のゆがみや閉塞感(日本の政治を抜本的に転換してはいけないのではないかという潜在意識)をもたらしているのでしょうか? 言い換えれば、腐朽が激しく一刻も早く取り替える必要がある支配権力に、頭を押さえつけられることを心地よいとする心情はいったいどこから来るのでしょうか? 「平和ボケ」「正常性バイアス」「極限的アノミー・アパシー」「下劣化する大衆社会」「無知蒙昧のアホンダラ教信者」・・・・・何とでも表現することはできますが、その根底に流れる「破滅へのドライブ」を私たち「世直し」勢力が一刻も早く察知して、これを根治する取組を開始しなければなりません。

1つ言えることは、これまでも申し上げてきたことですが、こうした多数の有権者・国民の絶望的な歪んだ投票行動をもたらしているものは、既存の保守・革新のそれぞれの政党が、有権者・国民のことを二の次にし、自分たちの未熟で出来損ないのイデオロギーや政権構想や政治戦略・選挙戦術を優先して、政治を歪めてきたことにあります。政権党の自公がひどいことは申し上げるまでもありませんし、今回の選挙結果は、有権者・国民もまたそれを認めたところですが、問題はそれを抜本転換して、有権者・国民の生活や福祉の向上、あるいは原発と戦争の危険性から有権者・国民を守るという政治の「基本中の基本」を棚上げにして、愚かなる「万年野党路線」の「きれいごと・口先批判」を繰り返してきた野党勢力=とりわけ野党第1党にある(枝野幸男、泉健太、野田佳彦の3人の代表がその象徴)と私は見ています。リベラルでなければいけなかったアメリカ民主党のロクデモナイ腐敗政治がグロテスクなトランプ右翼政権を生み出し、欧州・EUの「市場原理主義アホダラ教」政策と反ロシア軍事対決路線が各国で右翼勢力の台頭をもたらしていることと、瓜二つの社会現象・政治動向と言えると思います。

そしてその代表格が野田佳彦「脱憲反民主党」です。この野党第1党を取り替えなければ、何度選挙をやっても今回のような「迷走選挙結果」となることは既に実証済みです(今回も「脱憲反民主党」の議席は伸びていない:得票数は未確認)。そしてその周りを「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」が取り囲み、「タコツボ型」の「排他的」運動態を形成しながら「脱憲反民主党」の腰巾着のようなことを繰り返して、市民運動・社会運動の低迷をもたらすありさまです。日本の「世直し」勢力は根本から態勢の立て直しを求められています。野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろして、新しいホンモノの「世直し」勢力とその中核となる党派を形成する必要があります。その党派の「核心」は、積極的日本国憲法主義と、再稼働ナシの脱原発と、国民の人権を守る経済政策です(野党各党は、何故、このうちの前2つを強く打ち出さないのでしょうか?)。

私は既に上記の具体策として、さしあたり「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)による全面協力で、新しい野党第1党形成を目指せと申し上げています。今回の参議院選挙の結果では、この「三本の矢」は惨憺たる結果に終わっています。当然です。「協力なきところに議席はナシ」です。「オレサマ第1主義」では少数派は打ち砕かれ、「万年野党」の「頼れる批判」では日本破壊勢力を抑え込むことはできないのです。私は「三本の矢」各党に、直ちに次期衆議院選挙へ向けて、「世直し」中核勢力形成へ向けた動きをつくる協議を始めてほしいと思っています。次回の国政選挙で、また今回のような選挙戦術をとることのないように、敗北を次の勝利に結びつける取組を直ちに開始していただきたいと願っています。野田佳彦「脱憲反民主党」は既に賞味期限が過ぎています。一刻も早い「世直し」運動の中核的政治党派形成が必要です。これがない現状では、日本政治は迷走し、市民運動・社会運動の目標達成はできないまま、日本破壊勢力の跋扈を許し、やがてこの国は「第二の滅亡」に至ります。時間との勝負です。


1.参議院選挙速報 開票結果 -参院選2025- NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/

(関連)参議院選挙2025 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/senkyo

(関連)参院選投票率、58.52% 期日前は最多2618万人(25.12%)【25参院選】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072000197&g=pol#goog_rewarded


2.ネット報道から抜粋

(1)自公大敗、過半数割れ確実 改選50議席の確保困難に 参院選 - 毎日新聞
 https://x.gd/ffuVx

(2)分散野党に難路 立憲、揺らぐ「盟主」の座 参院選:朝日新聞
 https://x.gd/sufu3

(3)「共闘」立憲、自民現職を破る 参院選:朝日新聞
 https://x.gd/Frh5R

(4)石破首相が続投を表明 「国家に対する責任、決して忘れてはならん」 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/7OGZu

(衆参ともに与党少数の国会となります。このままでは何も決まらず、来年度の当初予算採決までに一波乱あると思われます。私が一番可能性が高いと思っているのは、自公政権の玉木雄一郎国民民主党の抱き込み、「日本維新の会」や参政党を誘っての「壊憲」策動、くらいでしょうか。衆議院では「壊憲」派は2/3を割り込んでいますので、野田佳彦「脱憲反民主党」が裏切らない限りは「壊憲」発議はできませんが、政界再編の動きと同時並行して「壊憲」策動が行われるとなると、どうなるかは不透明です(前原誠司・小池タヌキ百合子による民主民進党の恥晒しの「バビロン捕囚」事件もありました:2017年)。何故なら、「脱憲反民主党」には、立憲民主党という党の名前や党の綱領に反してでも、「壊憲」を本音とする国会議員が存在すると思われるからです。この国の愚かな有権者・国民は、自分たちをかろうじて守ってくれている日本国憲法を放棄して、一体どこへ行きたいのでしょう? しかし、今回の参議院選挙の投票結果は、日本国憲法なんていらない、という態度の表明のようなものです。まさに自分で自分の首を絞めているのです。


3.知人の発言から

(1)小倉志郎 さんから:「お花畑」
   https://tinyurl.com/4s8n5exh

(2)色平哲郎さんから:「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國」田中正造

この田舎にも朝夕配られてくる新聞紙の報道は、私の最も欲しないこと、つまり戦争をさせようとしているらしい。現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼等に騙されたいらしい人達を私は理解できない。恐らく彼等は私が比島の山中で遇ったような目に遇うほかはあるまい。その時彼等は思い知るであろう。(戦争を知らない人間は、半分は子供である。「野火」1951年)

(3)太田光征さんから

自公が大敗しても、維新、国民民主、参政党が受け皿となり、改憲派が3分の2を維持してしまいました。立憲野党、有権者、メディア…全当事者に責任があります。20世紀人/昭和世代の皆さん、現在の日本を残して死ぬことは許されませんよ。
草々

 

2025年7月16日 (水)

(報告)(7.14)(新ちょぼゼミ)緊急特別開催「令和のコメ騒動:日本農業とコメ政策の在り方」(田中一郎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 去る7月14日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、下記「(新ちょぼゼミ)緊急特別開催:令和のコメ騒動 日本農業とコメ政策の在り方」を開催いたしました。ご多忙中にもかかわらず多くのみなさまにご参集いただき感謝申し上げます。以下、当日の録画、及びレジメ・資料を添付して簡単にご報告申し上げます。

◆(イベント情報)(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html


 自民党政権・農林水産省により、「安上がり農政」「コメだけは(何とかしましょう)政策」「自民党NO政」などと揶揄される「市場原理主義アホダラ教」政策が長期にわたり続けられ、右肩下がりで下がり続けた米価がついこの間まで低迷する中、他方で国際資源価格の上昇や円安その他の原因で農業資材の高騰が起き、日本の生産者・農家のほとんどが生産費さえもカバーできない採算割れ経営を余儀なくされ、後継者も見つからないまま担い手が高齢化して(平均年齢69歳)、日本農業は、あと10年もすれば崩壊・消滅する危機的状況に追い込まれています。

今回の「新ちょぼゼミ」にご参集いただいた方々は、みなさま例外なく今日の日本農業と生産者・農家の窮状について憂いをお持ちになっていて、今のままの政府・農林水産省の農業政策ではいけない、大きな金額の予算を用意してでも大胆な政策転換を行い、何とか日本農業とその担い手をしっかりと支援して守りつつ若い世代の後継者を確保し、その再生・再興を実現したいと願っておられる方々でした。その限りで非常に頼もしく、プレゼンを行う主催者側としてもやりがいを感じさせる時間となりました。

問題は、その日本農業の再生・再興をどのように進めていくか、どのような予算の使い方が賢明で効果的なのか、その基本的な考え方や具体的政策の内容です。今回、主催者側からは、稲作農業とコメ流通に関する最低限の基本的知識と、コメの価格計算のイロハのようなことから始めて、日本農業の構造問題や、現下に実施されている農林水産省の具体的な「(コメを含む穀物)政策」の内容、及びそれらの問題点を極力コンパクトにご説明し、その上で今後の大胆な政策転換と採用すべき対策・施策の具体案をご提案・ご説明するものでした。しかし、残念ながら時間が足りなくて、下記の当日VTRをご覧いただけばお分かりのように、特に後半部分(約1時間)を、話を端折って急いでお話ししたために、大事なことを言い漏れていたり、時間切れで言えなかったり、説明を簡略にしすぎたりしていて、分かりにくいプレゼンになってしまったことを申し訳なく思っています。しかし、上記で申し上げたように、会場参加されたみなさまの「日本農業を何とかしたい」という熱い思いは主催者側にも強く伝わってきましたから、こうしたゼミナールを開催してよかったと、振り返ってみてそう思います。

会場からは、このテーマで再度やれ、というお声もいただいていますので、主催者といたしましては、今回十分にご説明できなかった点を再度、補充しながら、今度は「日本の農業政策をどう変えるのがいいのか」に重点を置いて、再度「コメと農政」について「新ちょぼゼミ」を開催したいと考えています。一応、予定としましては、来たる9/29(月)に、今後2か月間の情勢変化も視野に入れて「(仮題)令和の農政転換:持続可能な日本農業を目指して」と題して、第2回目のプレゼンを準備したいと考えています。引き続きよろしくお願い申し上げます。

なお、この報告では、今回の「(7.14)新ちょぼゼミ」の最重要のエッセンス部分だけを下記に略記しておきます。そして、もう少し詳しいご説明やMLでの議論などを、別稿のメール&ブログで随時発信していきますので、ご関心を持っていただけたら幸いです。

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上記で申し上げた日本農業・コメ作りの情勢下、2024年から主食用米が品薄となってコメ価格が上昇しはじめ、政府・農林水産省が無策のまま後手に回って対応しきれずに迷走を続ける中、マスゴミと財界御用の「市場原理主義アホダラ教」学者たちが、コメの値段が暴騰して「高い、高い」、コメが「減反」のせいで足りない、「減反」をやめてコメを自由に作らせろ、などと世間を騒がす「煽り報道」をしはじめ、ようやく生産費を上回る米価が実現して一息ついた生産者・農家を再び叩きつける、為にする「高米価批判」をはじめました。(しかし、今回のコメの品切れや米価高騰は、「減反」(転作)のせいなどではなく、主として農林水産省のコメの需給見込み・調整の失敗と消費者の主食用米の買いだめ、そして魑魅魍魎の業者を含むコメ流通業者の買い占め・売り惜しみなど、現在の食糧法体制の総合的矛盾が表面化したものです。この点を見誤ると、悪意の「扇動」に引きずられることになってしまいます)

その狙いは、①米価高騰の原因は「減反」にある(日本はもうずいぶん前に減反政策などやめている、やり続けてきたのは多様な消費需要に対応するためのコメからの他作物への転作である)、②「減反」(「転作」)をやめてコメを自由に作らせろ、③その結果、米価は国際水準(約5000円/60kg前後)まで下落するだろうから、国内需要を上回る量のコメは海外へ輸出すればいい、低米価なら国内需要も増大するだろう(毎年77万トンも輸入されるMA米はどうするのか?)、④低米価で採算の合わない中小零細生産者・農家は廃業して、その水田を大規模生産者・農家に譲渡ないしは賃貸し、土地収入を得ればよい、⑤一定規模以上の生産者・農家(大半が外資を含む法人)に対しては「直接支払い」(水田面積支払い)を政府が行って、経営を支えればよい、⑥その大規模生産者・農家が廃業農家から水田を集約して大規模化し、コスト削減を大胆に実施すればいい。⑦麦や大豆や飼料などの転作作物の国内生産は転作奨励金がなくなることにより壊滅し、日本の食料自給率はさらに低下する。なので、コメ以外の作物は海外から低廉な農産物を輸入すればいい。さすれば、日本の稲作農業は国際競争力を兼ね備え、輸出するまでに至る成長産業に生まれ変わるだろう、⑧ゆくゆくは現行のコメの高関税(341円/kg)も廃止し、コメの輸入自由化も実現可能となるだろう、というものです。

つまり、雑駁に申し上げれば、日本農業を大規模稲作モノカルチャー農業に構造転換して大胆にコストダウンを図り米価を押し下げ、「直接支払い」という補助金を付けてまでコメの輸出振興をして国際競争力をつけ、国内生産が激減するコメ以外の作物については低価格の海外農産物を輸入して国内需要に充てることで対応すればいい、言い換えれば、政策支援を自給率100%の主食用米に「直接支払い」の形で集中して財政支出を絞り込み、結果として過剰米の大量発生をかまわないこととして(国際価格というコスト割れの低価格でも輸出するから)、農産品を貿易交渉の「足手まとい」から外し、交渉相手国の工業製品市場(とりわけ自動車)をこじ開けていく手段の1つと化し、食料安全保障はアメリカに依存して自国の食料自給率が低迷することもいとわない、そんな工業優先型・対米従属型の農業政策を自公政権・政府・農林水産省に実施せよと迫っているということです。もちろん、今現在、日本農業を営む中小零細の家族経営農家の大半には農協と一緒に消えてもらい、それに代わって担い手となるのは、外資を含む株式会社の大規模化された資本主義的プランテーション型農園ということになっていくのです。(農林水産省は廃止されて経済産業省の一部局となります)

そして悲しいことに、上記のような「市場原理主義アホダラ教」丸出しの主張の狙いを知ってか知らずしてかはわかりませんが、左翼・左派・リベラルの多くもまた、「減反やめろ」「コメを自由に作らせろ」「米価下落に対しては価格差補給金のような「直接支払い」を用意しろ」などと言い始めています。食料自給率が100%のコメに財政資金をさらに投入して、過剰米が発生して米価が暴落したら、米価と生産費の差額を税金で埋めろ(「直接支払い」)などと、まるで半世紀前の食管法時代の「生産者米価と消費者米価の差額を政府が埋めろ」式の、旧態依然の「失敗した産業政策」をゾンビのごとく復活させようとしているのです(その代表格が金子勝慶応大学名誉教授です:下記参照)。そんなことをしても食料自給率は全く上がらないし、転作奨励金をやめれば、食料自給率は今よりもさらに下がっていくでしょう。そもそもこんな愚かな政策に、一体如何ほどの予算が毎年必要になるのかもわからない(コメを生産調整せず自由に作るわけですから、おそらく1兆円以上の予算が必要になるのではないかと推測されます)。

そもそも「直接支払い」とは、いわゆるデカップリング政策(生産を促進しない生産過剰国家の農業政策)であり、それを「価格差補給金」と間違えて論じるなど、トンチンカンも甚だしいと言えるでしょう。そもそもコメを自由につくれば、たちまち生産過剰となって米価は暴落し(*)、生産コストと米価との差額を埋める価格差補給金はどんどん膨らんでいくことになり、財源確保の面から破綻に追い込まれるのは目に見えています。もっと賢明な財政の使い方を熟慮しなければいけません。

(関連)小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い(金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイ 2025.5.28)
 https://drive.google.com/file/d/1Lo7AZ3g0SY7KPUkd3WurtIElX0tEDtbT/view?usp=sharing

(*)一抹の不安は、長期にわたるヒドイ農政と低米価のおかげで、日本の稲作農家は、経営の疲弊と、高齢化と、後継者難の三重苦に陥っており、潜在的なコメ作りの生産力をどこまで保持し続けているのかがわからなくなっていること、また、昨今の気候変動や自然災害の多発により、年度によって反収が大きく変動するなど、今後のコメの需給調整が難しくなっていることがある。従って、①2026~2028年度の3年間を「コメの潜在的生産力を実証的に確認する3カ年」とし、コメ以外への転作奨励金はそのままにして、飼料米や輸出用米などの生産は極力抑えて、自由にコメをつくってもらう(自然体でコメ作をするといくらぐらい獲れるかの確認)、②もしも過剰米が発生する時は政府がこれを「今現在の価格水準(24000円/60kg=2000円/5kg前後)」で買い上げて備蓄米とし、以後、備蓄米は300万トン程度を上限に機動的に運営する(米価下落は許さない)、③コメ増産にはタネの用意が必要なため(最短でタネの準備に2年かかる)、この対策期間を3年間とした、の対応をするのがいいのではないか。

(注)「今現在の価格(24000円/60kg=2000円/5kg)」(消費者米価は4000円/kg前後)ではコメを買えない貧困層(生活保護世帯を中心に、生活保護受給資格世帯を含めて1000~2000万人)には、当面は現金支給による所得補助ないしはコメ交換券(食料キップ)の支給で対応し、ゆくゆくは「生活保護制度」改め「生活保障制度」で救済していけばいい(コメだけの問題ではない)。また、今現在の稲作農家は、後継者養成のための新規参入者研修所でもあるので、当面の数年間は「直接支払い」を支給してその経営維持を図り、その間に政府の大胆な後継者対策により多くの若い世代を農業部門に迎えつつ、ゆくゆくは当該後継者に経営を継承して後に、その「直接支払い」を「面積支払い」から「環境支払い(有機農業支払い)」へ切り替えていけばいいだろう。

なお、今後日本は本格的な人口減少社会に突入するため、コメの消費拡大政策を強力に推進したとしても、コメ需要は減少傾向を取るものと思われる。それでも水田は極力潰さないで残して、飼料米を植えてしのぐなど、様々な創意工夫が求められる。自給率の低い畑作の農産物の増産は、転作奨励金も含めてドラスティックに補助金を用意し、まずは耕作放棄地を解消して増産に向かうのがいいのではないか。「瑞穂の国(みずほのくに)」の伝統は引き継いでいきたい。
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簡単にと申し上げても、これだけ長くなりますので、次回9/29(月)に「新ちょぼゼミ」で詳しくご説明します)


◆(当日の録画)20250714 UPLAN 田中一郎「令和の米騒動:日本農業とコメ政策のあり方」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WC2NFo1jx7g
 https://www.youtube.com/watch?v=WC2NFo1jx7g

◆以下、当日のレジメ・資料

最初の番号は私が適当に付けているものですので無視して下さい。
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(0-2)【ノー編集・参院選】共産からの消費税批判「しんぶん赤旗」で訂正を れいわ新選組・山本太郎代表 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5nLuuC_JEuA

(1)ホワイトボード原稿(令和の米騒動)(2025年7月14日)
 https://drive.google.com/file/d/1th3Lw4yxT-KQ4ugG4NKOEJdQJo3E8jf4/view?usp=sharing

(1-1)【知っておきたいお米知識】 よく聞くお米の等級と食味ランキングの違い - 神明食堂|WEBマガジン
 https://shinmei-group.akafuji.co.jp/mamechishiki/117

(2)(別添PDFファイル)(レジメ)令和の米騒動:日本農業とコメ政策のあり方(田中一郎:2025年7月14日)
 https://drive.google.com/file/d/1x_Z_K_RlpuwQd2-uwnOyCVpmPbrM6eVW/view?usp=sharing

(2-1)(別添PDFファイル)作況も把握せず、転作を続ける農政が招いたコメ不足(JA常盤組合長・秋山豊 長周新聞 2025.6.9)
 https://drive.google.com/file/d/1GEfVl9sKSnJANwyXqsiDmugpKvrsOGAY/view?usp=sharing

(2-2)(別添PDFファイル)無関税輸入米 前倒し入札、初回3万トン、大半は米国産、コメ民間輸入1万トン超え(東京・日経 2025.6.28)
 https://drive.google.com/file/d/1H_fm-c5rQOJ-2C0Qs_WSOL4IUWn95f5V/view?usp=sharing

(2-2-1)(別添PDFファイル)外国産米の収支計算(2025年7月14日)
 https://drive.google.com/file/d/1fw6HigKBZVs6GFjO_OiqDBBMoQDQTEpZ/view?usp=sharing

(2-3)今年の新米 5キロ4000円前後か、出荷段階で高騰、JAとコメ業者 争奪戦(東京 2025.6.27)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/414899

(2-4)(別添PDFファイル)コメ価格の見通し指数、過去最大の下げ幅、備蓄米放出影響か(日経 2025.7.5)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89834940U5A700C2EA3000/

(2-5)コメの内外価格差:米国産中粒種 1kg=132円
 https://drive.google.com/file/d/1xA60UKZUXgiBtvxVIRVrY-mQuKjkh1Xb/view?usp=sharing

(2-6)(別添PDFファイル)コメ高騰 給食綱渡り、備蓄米 米国産ブレンド使いしのぐ、米飯減らしてパン増やす(朝日 2025.6.20夕刊)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16239745.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

(2-7)増産 揺れるコメ農家、高騰受け主食用に切り替え、高齢化で人手足りず見送り(毎日 2025.6.29)
 https://mainichi.jp/articles/20250629/ddm/041/040/087000c

(2-8)聞いてびっくり! 各国は独自の助成制度で「農業保護」│生活クラブ生協連合会 ニュース・読み物
 https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=1000000384

(3)迫る!食料・農業危機 私たちは何をすべきか―ミサイルでは守れない命と生活、地域の未来 東京大学大学院教授・鈴木宣弘  - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/27563

(4-1)日本の食料自給率:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html

(4-2)食料自給率 図表 農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/012-9.pdf

(5-1)経営所得安定対策:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/seisaku_tokatu/antei/keiei_antei.html

(5-2)水田活用の直接支払交付金:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/220816.html

(5-3)新規需要米 開拓助成 (P 25輸出用 、 加工用:、 米粉 用
 https://www.maff.go.jp/j/seisaku_tokatu/antei/attach/pdf/keiei_antei-265.pdf

(5-4)2025年度の水田における主食米・非主食米・小麦・大豆の収入と所得(農林水産省)
 https://drive.google.com/file/d/1wI_WGUpPnZAbF4t3dggB3Ffvsznzror4/view

(5-5)コメ・麦・大豆・ソバの手取り額計算(2022年)
 https://drive.google.com/file/d/166hgzkpdlUEORz36-EJLGJpHCTK8G9-t/view

(5-6)データで見るコメ作り、減る田んぼ 50年前の7割、昨年は126万haから679万トン収穫(朝日 2025.6.13)
 https://drive.google.com/file/d/1dzJ7hwF256JSO1n_oFbGboiRPG6fNMjd/view

(5-6-2)(別添PDFファイル)ごはんの育ち方(2)田植え 新潟、棚田の風景 守るために耕す(朝日 2025.6.20)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16239047.html

(5-7)(別添PDFファイル)(資料)コメ問題と食料安全保障(一部抜粋)(神山安雄 2025.5.19 立憲フォーラム院内集会)
 https://drive.google.com/file/d/15GJOTu1umB9BsZ2UfeMT7w1jvRPrHqya/view

(5-8)(別添PDFファイル)主食用米の生産調整面積(農林水産省)
 https://drive.google.com/file/d/1CSv3zAL7Bizp6O6ZUG6zvEfJIWffovyx/view

(6)米価格の推移 - 世界経済のネタ帳
 https://ecodb.net/commodity/rice_05.html

(7-2-1)石破首相の「今年産米から増産」宣言がソッポ向かれるワケ…深刻な離農加速、新規就農への高すぎるハードル|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/374379?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(7-5)小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い(金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイ 2025.5.28)
 https://drive.google.com/file/d/1Lo7AZ3g0SY7KPUkd3WurtIElX0tEDtbT/view

(7-5-2)直言(2025年6月25日)「令和の米騒動」の背景にあるもの――農業を粗末にする国に未来はない
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2025/0625.html

(7-6)コメ農家が大混乱…三井化学のタネめぐる「詐欺的不正」と「出荷停止」はなぜ起きた? 刑事告発の動きも:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/293466

(8)(三笠フーズ)事故米不正転売事件 - Wikipedia
 https://qr.paps.jp/9njQN

(8-1)ストップ! 押しつけ輸入米(ミニマム・アクセス米)(2-3)(2022年12月5日 第1532号)
 https://www.nouminren.ne.jp/old/shinbun/202212/2022120503.htm

(10-3)輸入食品検査率 依然として8.5%、国の「輸入食品監視指導計画」2023年度結果から(蓮尾隆子『食べもの通信 2025.5』)
 https://drive.google.com/file/d/1VCMSunjguie_0vzZcxUQpfE2WoZdGqxe/view

(11-1)(別添PDFファイル)日米「コメ密約」の闇、ミニマム・アクセス米と塩飽文書(イントロ部分)(山田優『世界 2025.7』)
 https://drive.google.com/file/d/1Is5bVBlEBGm-pceJjupJJefUM1bhTmu6/view

(12)奥原正明 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%8E%9F%E6%AD%A3%E6%98%8E
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◆ご紹介図書、及び物販等

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(1)ガンディーの真実 非暴力思想とは何か-間永次郎/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034515025&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(3)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー』(表紙)(川田龍平・堤未果 2024.11)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYAda-KorypGuDl3TniisT8BAmy4FhgrsxehcjX41Vu5Mg?e=Aa15R8

(開けない時は2~3度、クリックしてみてください。それでもダメならMSによる言論妨害です:田中一郎)

(4)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(5)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
草々

2025年7月15日 (火)

本日(7/14)のいろいろ情報:(1)「「いのちのとりで裁判」最高裁判決を骨抜きにする動き(2)反社会的勢力と化した日本の司法・裁判所(3)ガラクタ系お笑いファシスト・ヘイト政党=参政党批判(4)「プランB」を今こそ 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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◆(必ず目を通してください)
 参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374716#goog_rewarded

(これで神谷宗幣「参政党」の正体がはっきりしたと思われます。この記事だけでも拡散してください:田中一郎)

1.(ナツメロ)♫ イムジン河 ♫ 
(李政美:イ・チョンミ)https://www.youtube.com/watch?v=eQF1xdghzGM&list=RDeQF1xdghzGM&start_radio=1
(フォークル)  https://www.youtube.com/watch?v=el_49C8hnuo&list=RDel_49C8hnuo&start_radio=1


2.(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第13回: (福島県)「甲状腺検査」の今」(白石草さん OUR PLANET TV代表:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で、主催者より「税制改正のポイント」をテーマとするプレゼンを行います)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-eeafd6.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)


3.イベント情報

(1)(7.15)玄海原発再稼働許可取消行政訴訟/全基運転差止裁判 福岡高裁控訴審
 https://saga-genkai.jimdoweb.com/

(2)(7.23)東京外環道訴訟 第26回口頭弁論(東京地裁#103)&報告会(衆2-1)
 https://drive.google.com/file/d/1T1wMqOG8kwcI31W86gYNNSlPeszLE1xR/view?usp=sharing

(3)(7.27)公開シンポジウム:財務省解体と 消費税ゼロを問う - ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-58186/

(4)(8.1)トーク茶話会:羽場久美子さんを囲んでのトーク茶話会 のご案内 - ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-58250/


4.お勧め図書

(1)橋のない川 1~7 -住井すゑ/著(新潮文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031476533&Action_id=121&Sza_id=C0

(まだお読みでない方がおられたら是非、ご一読ください。貧しい被差別部落の農家に生まれた誠太郎と孝二という主人公の2人の兄弟が、明治から大正にかけての酷い部落差別の社会の下で、農村の自然豊かな環境や恵みに助けられながら、真っすぐに、たくましく、誠実に育つ姿と、それに並行して、被差別部落の人たちが理不尽な差別に抗い、ついには部落解放を高く掲げる「水平社」を結成していくまでを描いた感動の長編歴史小説です。人品骨柄いやしき限りの愚か者たちが、立場の弱い人々をバッシングしたり差別・ヘイトしたりし、ガラクタ政治家たちまでもが排外主義の似非右翼デマゴーグを振り回す今日、この住井すゑさんの小説は、きっと私たちに勇気を与えてくれると思います。私は大学時代にこの小説を読みましたが、この小説に出てくる「おばあ」(誠太郎・孝二の祖母)が今でも強く印象に残っています。日本の農家の女の強さとやさしさを体現しているように思いました。:田中一郎)

(2)(新刊書)フッ素の社会史-天笠啓祐/著(地平社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034752317&Action_id=121&Sza_id=E1

(3)(新刊書)私とスパイの物語-孫崎享/著(ワニブックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034697570&Action_id=121&Sza_id=B0

(今読んでいます。孫崎享氏ご本人の体験談であるので、なかなか面白いです。みなさまにもお勧めです。若き頃の孫崎享氏が「007」のようなプレイボーイ・スパイではなかったということがよくわかります。:田中一郎)


5.怒り爆発!工事費未払い 虚飾の大阪万博(西谷文和さん)20250708 - YouTube
(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)
 https://www.youtube.com/watch?v=WshX3dwc2GY

(関連)万博の工事費は誰のフトコロに入っているのか アメリカ館でも未払いが発覚 下請け業者の怒りの矛先は(東京 2025.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/420417?rct=tokuhou

(関連)維新の本拠地・大阪選挙区で「異変」 吉村洋文代表は万博「封印」も(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ab55150f264f0abd9236cc62c4733cde820ab039

(万博の経済効果とは、パビリオン建設など、万博の突貫工事に協力して携わった中小零細企業が、工賃不払いでどんどん連鎖倒産していく、ということのようです。本来なら、大阪の中小零細企業を守り育てるべき立場にある大阪維新や、その支配下にある大阪府市の行政当局が、まるで木っ端役人のごとく「民間の取引のことだから自分たちにはカンケーネー」という態度を取り続けています。大阪維新に騙され続ける「昔は水の都、今はアホの都」大阪の「府市あわせ」愚民たちよ、カジノの前座にすぎない大阪万博で「バカ喜び」していていいのか? この「違法不払い」は万博の主催者であり責任者である大阪府市や「大阪維新」の責任だとは思わんのか? こんなことなら、今からでも万博など、やめてしまえ! おい大阪維新 何とかしろ!:田中一郎)


6.小倉志郎 さんから:「ファースト」
  https://tinyurl.com/4224a7w3

(関連)ラサール石井氏「人間にファーストもセカンドもない」 参院選第一声 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250704/k00/00m/010/040000c


7.(別添PDFファイル)底なし沼「PCR補助金」詐欺:とりわけひどい東京都!(『FACTA 2025.3』)
 https://www.facta.co.jp/article/202503009.html

(イシハラマスゾエイノセコイケと続く東京都政のデタラメの1つです。東京五輪、築地市場、神宮外苑、そして上記、次々と起こる行政や公金・公共の私物化と詐欺行為、上記の『FACTA』記事を読んでいて無性に腹が立ちました。「昔は水の都、今はアホの都」大阪と並ぶ東京愚民・有権者達は、一体いつになったら目が覚めるのでしょうか? 絶望首都東京の未来はこのままでは暗い。

それはそうと、上記に書かれていることは東京だけのことではありません。「新型コロナ」騒動に煽られて、左翼・左派・リベラル勢力もまた、検査だ・検査だ・PCR検査だ、と大騒ぎをしていました。PCRを発明してノーベル賞を受賞したキャリー・マリスが「PCRをウィルス感染症検査には使うな」(おそらく誤判定=擬陽性が頻発するから)という注告を残して「新型コロナ」騒動の始まる直前に謎の死を遂げているにもかかわらずです(消されたのかもしれません)。医療体制が全くと言っていいほど整っていないにもかかわらず、検査だけ一生懸命になっても仕方がないでしょうに。結局、その愚かな「善意」が悪用されて、上記のような公金詐欺事件が山のように発生しています。感染症・ワクチン利権の一環です。それにしても、この国の役人どもは、もはや行政遂行能力を持ち合わせなくなったのでしょうか。政治が主導して、行政が劣化した「なれの果て」がこの始末です。:田中一郎)


8.ヘドロ政治の片鱗

(1)(別添PDFファイル)元維新、古巣切り崩し、大阪、参政と国民から比例出馬(毎日 2025.7.10)
 https://mainichi.jp/articles/20250709/k00/00m/010/238000c

(比例区とはいえ、かような梅村みずほのような女を、参政党に投票して国会に再び送り出してもいいのか? あの不祥事政党の「日本維新の会」でさえ持て余して処分までしていた人物だぞ、よく考えろ!:田中一郎)

(関連)ウィシュマさん「詐病」発言 で梅村みずほ参院議員をようやく処分 野党第1党狙う維新のモラルと責任感:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/250961

(2)自公苦戦、過半数の攻防 国民、参政に勢い 毎日新聞参院選序盤調査 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/0rxra

(3)自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か|日刊ゲンダイ
 https://x.gd/BfjCY

(4)自民 鶴保庸介氏 参院予算委員長辞任の意向 能登発言の引責で - NHK - 参議院選挙
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250712/k10014861391000.html

(参院予算委員長辞任だけじゃなくて、国会議員をヤメロ、和歌山県の有権者は次の参議院選挙で落としてね。:田中一郎)

(5)立民・小川淳也幹事長「組めない党は?」の質問に「野党第1党として…」 大連立は「中途半端」と否定(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/114d48ce23286eb9cba4168d7276250452e9519c

(「やっぱり、もともと一緒だった兄弟政党、国民民主党に期待しています」と回答 まだ、かようなことを言うておるのか!? 綺麗ごとだけ言うて、ホンモノの政権交代など「やる気なし」ということだな!! 野党第1党をやめなはれ。:田中一郎)

(6)維新・吉村代表 「組めない党は?」の質問に個人名で回答「水と油だと思ってますから」 スタジオ爆笑 - スポニチ
 https://x.gd/ABpT0
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「本日(7/14)のいろいろ情報:(1)「「いのちのとりで裁判」最高裁判決を骨抜きにする動き(2)反社会的勢力と化した日本の司法・裁判所(3)ガラクタ系お笑いファシスト・ヘイト政党=参政党批判(4)「プランB」を今こそ 他」をお送りします。

 <別添PDFファイル>
(1)生活保護減額 被害回復なお不透明、原告勝訴2週間「国はまず謝罪を」、専門家会議など不要(朝日 2025.7.12)
(2)「警察が虚偽自白誘導」違法性は 再審無罪で国賠、17日判決(東京 2025.7.13)
(3)はじめに(兪炳匡『日本再生のための「プランB」集英社新書)
(4)「与党過半数」に参政の壁(東京 2025.7.10)
(5)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)


1.(他のMLでの議論)「いのちのとりで裁判」原告勝訴2週間(一部加筆修正)
 最高裁による生活保護支給減額の「違法」判決を骨抜きにし、被害者のみならず生活保護受給者を切り捨てるための「引き伸ばし・時間稼ぎ」施策がスタートしそうです(私が予想した通り)

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◆(別添PDFファイル)生活保護減額 被害回復なお不透明、原告勝訴2週間「国はまず謝罪を」、専門家会議など不要(朝日 2025.7.12)
 https://digital.asahi.com/articles/AST7B2GM8T7BUTFL011M.html

(関連)生活保護不当削減違憲訴訟(いのちのとりで裁判)で原告受給者が全面勝訴:国は直ちに取り消された不当削減分を受給者に支払うとともに、生活保護制度を抜本的に見直し、権利性を明確にした「生活保障制度」に切り替えよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/07/post-0794f9.html

 <田中一郎コメント>
 最高裁の原告勝訴の判決が確定したのだから、政府・厚生労働省、及びこの事件の原因をつくった自民党がまず謝罪をし、その次に、原告被害者に対して、最高裁が「違法」とした政策がなかったとしたら受け取っていたであろう金額を(既に生活保護費として受け取っていた金額を差し引いて)、政府・厚生労働省が支払えばよい。その際、遅延損害金(法定利率3%で付利した上に慰謝料をプラス)を追加して支払えばいいのです。その計算を直ちに開始しろという話ですが、政府・厚生労働省は「専門家会議」なる「御用会議」を設置して、さっそく判決内容の骨抜き作業を開始し、さしあたり「引き伸ばし・時間稼ぎ」をする構えでいます。

また、並行して検討しなければいけないことは、原告のうち、既に死亡した人に対する支払いをどうするか(通常は債権は相続されますので遺族に支払えばいい)や、原告でない日本全国の生活保護受給者に対してどうするのか、という問題があります。常識的には、今回の裁判の原告と同じように考えて計算し、追加支給すればいいのですが、時間がかかるのであれば「ツナギ概算支給(予想額の50%程度?)」をするべきでしょう。

更に、私がメール&ブログに書きました通り、権利性を明確にし、窓口の自治体に財政負担をかけない新しい制度=「生活保護制度」改め「生活保障制度」を一刻も早く創設すること、そのためにも、今回の違法判決に至った原因を第三者が基本的人権保障のあり方の観点を明確にして検証すべきです。(責任者は処分されてしかるべきです。法に違反していたのですから)

しかし、政府・厚生労働省は、私が予想した通り、上記のような常識的な対応はしないものと思われます。これまでの様々な裁判で被害者・原告が勝訴しても、具体的な救済措置は、ネギられ、カットされ、排除され、切り捨てられてきた、山のような歴史があります。昨今では、福島原発事故による生活破壊被害です。これが今度は「いのちのとりで裁判」の被害者・原告にも差し向けられようとしています。だから私が先般のメール&ブログで、最高裁判決は不十分・欠陥品だと申し上げたのです。

事態の解決は、①当事者の原告弁護団が中心になって政府交渉を行い、紆余曲折をしながら被害者・原告の救済を進める(更に時間がかかるという欠陥を引きずりながら)、②他方、全国にいる全ての生活保護受給者の救済のためには、政権交代をしてホンモノの「世直し」政権をつくるのが一番手っ取り早い、③新たに裁判を起こす(勝訴した原告は「違法減額直ちに支払え」訴訟、原告でない受給者は「いのちのとりで裁判」第2陣で提訴)、ということでしょうか。

追加で次の2点を申し上げておきます。

(1)「福岡厚労相は7月1日の会見で謝罪の意向を問われたが、「司法の最終的な判断を真摯に受け止め、判決の趣旨および内容を十分精査の上、今後の対応について検討してまいりたい」と述べるにとどめた。」(朝日新聞記事)

 これを私が一般庶民向けに翻訳いたしますと次のようになります。

「生活保護で如何ほど支給するかは俺たち自民党政府が決めてんだから、裁判所がグチャグチャ口出しすることじゃねえんだよ。貧乏人にカネなどくれてやる余裕は今はないから、どうするか、「政府御用」の先生方に集まってもらって、政府に負担が増えない形での対応を考えてもらうことにする。つべこべ言わずに黙って待ってろ!」

(最高裁の判決にも従わない、こんな野郎(政治家)・こんな政党は、選挙で落としてしまえばいいだけです。ふざけるな、バカヤロー、で対応していけばいいのです。:田中一郎)

(2)利用者や制度への攻撃的な書き込みや投稿がネット上で目立っている、と記事には書かれている

誰がこういうことをしているのか探し出したうえで、悪質なものには名誉棄損の損害賠償を取るよう、厳しく対応すればいい。生活保護制度監視委員会でも創り、誹謗中傷のたぐいは、ネット上から削除、削除の通知と損害賠償請求の予告、巨額の罰金を支払わせる、などの対策を打てばいいでしょう。また、法令で、この件に関しては裁判費用は不要、と決めておけばいい(通常の裁判だと請求金額に応じた印紙や供託金が必要になる)。

(関連)ファクトチェック:「生活保護受給世帯の3分の1は外国人」は誤り SNSで誤情報拡散 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250710/k00/00m/010/360000c

(こういうデマを振りまく連中を相手にしてはいけないし、そんな政治家や政治党派に投票してもいけない。:田中一郎)
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2.(他のMLでの議論)権力巨悪の犯罪を見逃し、他方で無実の人を有罪にでっちあげて場合によっては死刑にする、日本の司法・裁判所

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◆(別添PDFファイル)「警察が虚偽自白誘導」違法性は 再審無罪で国賠、17日判決(東京 2025.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/420365

(井戸謙一弁護士のご尽力の結果、再審無罪となった事件(しかし刑期は満了後であり、失われた時間は返ってこない)です。日本の司法・裁判所は今や、権力巨悪の犯罪を見逃し、他方で無実の人を有罪にでっちあげて場合によっては死刑にする、トンデモないサカサマ裁判所に転落しています。昨今では、5大法律事務所のいくつかや原子力ムラ組織と癒着をし、司法の使命と責任を棚上げにした反社会的勢力の巣窟となっています。主権者は私たちですから、かような役所(第2法務省のようなもの)は主権を行使して叩き潰せばいいのです。そして原発裁判は全て一からやり直しです(再審)。再審法だけ、チョロッと改正すればいいというものではありません。そして、人権侵害や日本国憲法無視の判決を下した裁判官どもは、順次、時効なしで弾劾裁判にかけ、死刑ではなく、法曹界・司法界から追放するのです。何故なら、そんな連中に、法律を扱う資格はないからです。まずは、最高裁の国民審査で全員に「×××××」を付けるところから始めましょう。7/17判決はご注目下さい。油断はできません。:田中一郎)

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

(「裁判しました、負けました、終わりました」ではダメです。また、「そんなことなど(上記)できるわけがない」、などと思ったらそれで終わりです。主権者とはこの国のオーナーのこと(山本太郎氏)、オーナーこそがこの国のあり方や制度を決め、誰に日本の司法の仕事を託すのかを決めるのです。日本の司法は、裁判官も検察も、主権者からのフィードバックが皆無に近く、やりたい放題の司法権力の濫用が行われているのです。こんなものは、叩き潰せばいい。また、法律とは、歴史的に見て、権力を持つ者・支配する側を保護するものです。それをひっくりかえすことが、市民運動・社会運動や政治運動の課題です。今のままなら、法律など「くそくらえ」ということです。:田中一郎)

◆再審法改正、国会の多数が賛成なのに実現しないのはなぜ? 法務省に忖度する自民の「経験者」と「体質」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/413164

(妨害者は、法曹界の保守反動勢力=司法被害者踏み潰し勢力と、その意向を200%尊重する腐れ政党の自民党・腐れ官庁の法務省のようです:田中一郎)
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3.(他のMLでの議論)今こそ「プランB」の経済政策を(一部加筆修正)

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(今後の日本経済の展望について)

 QOL(クヲリティ・オブ・ライフ=生活の質)向上を求める「プランB」の経済政策を本格稼働させる方法があります。国際競争力がどうだこうだ、生産性がどうだこうだ、ジャパン・ファーストだ、などといって「大国日本主義」(その旧態形が大日本帝国です)の夢を追いかけていてもダメなのです。原発や軍事産業やIT産業やバイオ産業やハイテク金融などはその典型です。そうしたものは既に、その技術の大半(特許など)を欧米に押さえられてしまっているか、発展度合いから見て大きく差がついてしまっているかで、今ごろからその背中を追いかけても追いつくのは容易ではありません。また、原発や軍需は「死の産業」ですから、こんなものはそれ自体がロクデモナイのです。

それに代えて、日本が政策的に推進していくものとして、地方分散分権型の経済社会構造へ向けて、新エネルギー産業や農林水産業、地場産業、教育・保育、介護・医療、文化活動など、物財やサービスの提供に人間生活の質(QOL)的向上がビルトインされている、新しい産業政策を推進していくという方法があります。

そのためには、消費税廃止や軍拡・大企業優遇の税財政改革を行うとともに、ドラスチックな予算編成の大改革をしなければいけません。「世直し」を目指す政府・政権の最大の課題は、新時代に向けた予算編成の抜本改革です。経済成長はそれ自体を目標にしてはいけません。そもそも日本は大きな人口減少社会に突入していきますから、経済はマイナス成長になるでしょう。その「当たり前」の前提で、どうしていくかです。

しかし、今の政治権力を握る自公や、「日本維新の会」・国民民主党・参政党がダメなのは、上記のようなことのずっとずっと手前のこと=つまり、今のまま行くと、日本は、原発・核燃料サイクル施設の再びの過酷事故か、対米隷属戦争か、それらとセットの際限のない円安や食料危機=飢餓により滅びてしまう、ということが最大の懸念です。しかしこれを「平和ボケ」の多くの有権者・国民が未だ気づいていないわけで、事態は時々刻々と悪化している状態です。彼らを覚醒させることが「世直し」勢力の課題であり使命です。

古臭い言葉で申し上げれば「救国戦線」ということです。

(関連)(別添PDFファイル)はじめに(兪炳匡『日本再生のための「プランB」集英社新書)
 https://drive.google.com/file/d/1oQYpNbNy8Oybhu_40at4K14pjL45pZrk/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)日本再生のための「プランB」 医療経済学による所得倍増計画-兪炳匡/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034181742&Action_id=121&Sza_id=E1
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4.デマと茶番の「ネオ・ファシスト」=神谷宗幣「参政党」
 こんな党派に投票することは、今から100年前にヒトラー・ナチに投票した旧ドイツ国民と同じ過ちを犯すことになります。あとから後悔してももう遅いのです。やめましょう!!

(1)「与党過半数」に参政の壁(東京 2025.7.10)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419440

(関連)【速報】参議院選挙 比例代表の投票先1位は自民、2位は立憲、3位は参政 7月JNN世論調査 - TBS NEWS DIG)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2027876?display=1

(現状では、1位は自民、2位は参政、3位は立憲、という報道もあります。:田中一郎)

(2)(メール転送です)参政党の運動とナチスの「血と土」の酷似性

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参政党の運動とナチスの「血と土」の酷似性

現在進行中の参議院選挙において、参政党が急速に支持を伸ばしているとのこと。彼らは「創憲」として、天皇主権・国家主権から始まる新しい自分たちの憲法を掲げています。そこには、あって当たり前の(かなり形骸化しているとはいえ)「国民主権」の明文がどこにもなく、戦前の帝国憲法に類似している(あるいはそれ以下)のとんでもないものです。その参政党は、ここに至るまで、反ワクチン、有機農業、オーガニック食品、エコロジーなどで、無党派層を抱き込んできたのです。

そして、現時点では減税と共に外国人患者の医療費未収金や自治体による税金滞納率などを大げさに取り上げ「反外国人」「反移民」をメインに掲げて、自民党の保守反動派を吸い寄せています。「奪われる日本の国土と富を護り抜く」などとますます排外的、極右的本性を露わにしています。

■彼らの「自然主義」は排外主義と隣り合わせ

参政党の躍進はかつてナチズムが、「環境保護」を名目に、全体主義的な政策や人権抑圧を正当化する思想として拡大し、大侵略戦争に突入したことを思い出させます。

ナチズムの「血と土」(Blut und Boden)思想は、自然保護と民族浄化を結びつける独特の全体主義的イデオロギーです。その核心は、「ドイツ民族の純粋な血統(血)」と「祖国の土地(土)」の神聖な結合を掲げ、環境保護を人種差別と侵略政策の正当化に結合した点にあります。当時のドイツ農村は、疲弊していました。ナチスは、農村生活が市場経済によって脅かされていると主張し、国家による保護を約束することで、比較的多くの農民がナチスのプロパガンダに好意的な反応を示しました。

これに対して参政党の「自然保護」「オーガニック」プロパガンダは、農民と言うよりも、これまではグローバリズムの脅威を感じた都市の中間層を組織化することに大きな役割を果たしたと言えます。しかし、「食料自給率を倍増させるため、一次産業(農業・林業・漁業)の予算を現在の3倍に増やす」と参政党が選挙公約を掲げているように、今後、農民への浸透も目指していると思われます。

こうした「血と土地」の思想が神聖化された結果、ナチスが後に近隣諸国を侵略し、人種的浄化を進める土壌を形成しました。この初期のイデオロギー的な準備が、侵略政策や占領地での植民政策にスムーズに結びついたのです。まさに参政党の歩みつつある道そのものと思われます。万古の国体、日本人ファーストの参政党が見つめる相手は、外国人(アジア諸国の)でありしかも「犯罪」「異物」とみなしており、来るべき彼らの「聖戦」がどのようなものになるかを暗示しています。

■「環境保護」の名分で行われた侵略戦争

「自然保護」を唱えながら、「ドイツ人以外は自然の敵」
と規定。かくしてナチスはユダヤ人を「環境破壊者」として迫害する一方、東欧侵攻では現地の生態系を破壊する矛盾を冒していたのです。また、ユダヤ人大量虐殺で有名なナチスですが、意外なことに動物保護法、帝国自然保護法(1935年):有機農業の推進:化学肥料忌避などを推進しました。

ポーランド侵攻後、現住民を強制移住させ、ドイツ人農民を入植(領土の獲得)。「スラブ人は土地を汚す」というレトリックで占領を正当化したのです。「移民が資源を浪費し環境を汚染する」「ユダヤ人は自然への脅威」といったプロパガンダで迫害を推進しました。

『ナチス・ドイツの有機農業』は、藤原辰史氏(京都大学人文科学研究所の准教授)による、ナチス政権下での有機農業政策とその影響を分析した書籍です。この本は、自然保護やエコロジーの思想が、ナチスの人種政策や植民地主義とどのように絡み合ったかを詳細に探る内容となっています。

特に注目されるのは、バイオダイナミック農法(BD農法)などの有機農法が、ナチスの「血と土」思想と結びつき、ドイツ人以外の民族を排除する政策に利用された点です。バイオダイナミック農法が、化学物質に頼らない「健康的」な食料生産を通じて、ドイツ民族の「肉体と精神の健康」を保つための手段として捉えられました。これは、ナチスが推進した優生学(人種改良)的な視点と強く結びついていました。

■参政党Vsナチスの「血と土」運動

参政党の政策は、「環境保護と排外主義の結合」という点でナチスの「血と土」思想との類似性が否定できません。むしろ政治運動として開始された経緯も考慮すれば、まさに「酷似している」と断ぜざるを得ません。特に「自然との共生」を掲げつつ他者を排除する論理構造は、藤原辰史が指摘する「エコファシズム」の典型です。

なるほど、参政党は現時点まで民主的手続きを「重視する」点でナチスとは異なります。しかし、神谷代表による独裁的党運営(沖縄選対部長解任問題その他)や、天皇を頂点とした国家主義、「外国人」に対する過剰な危険視やデマ攻撃は、この政党の近未来における転落を予想させるものです。

重要なのは、「日本人ファースト」「自然保護」が差別の隠れ蓑とならないよう監視すること。歴史が教えるのは、「自然保護」や「国民優先」が「誰を排除するか」という問いを伴うのであれば、大規模で確信犯的な人権侵害へ転化するリスクがあるということです。ナチズムの歴史はこのことを教えています。
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(3)(別添PDFファイル)反省なき戦後80年の「日本人ファースト」、参政党がなぜ支持されるのか(イントロ部分)(石川学『週刊金曜日 2025.7.11』)
 https://drive.google.com/file/d/1dshXJoaSQuYWi1o1zvhIP5GND6jSKEp7/view?usp=sharing

(なかなかいい批判評論です。みなさまも原本に当たって、是非ご一読ください。参政党とヘイト団体「在特会」とが瓜二つであることがよくわかります。:田中一郎)

(4)(別添PDFファイル)オーガニックという網(田中優子 東京 2025.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/420519

(関連)ナチス・ドイツの有機農業 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」-藤原辰史/著(柏書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031491871&Action_id=121&Sza_id=F2

(これもなかなかいい批判時事評論です。が、しかし、一カ所、気になるところがあります。それは文章の一番最後の方の次の下りです。「コロナ禍にワクチン陰謀論を振りまいて、そこに飛びついた人々に、今度はオーガニックという言葉で網をかけようとしてはいまいか。」=ここで言う「コロナ禍にワクチン陰謀論」とは何のことでしょうか? 既にmRNAコロナワクチンの有害性については、これまでも私の方からたくさんのことを申し上げてきたし、これがもたらした健康被害や薬害死亡の問題については全く未解決のままです。たくさんの被害者が泣き寝入りをさせられていて、重大な人権侵害問題であり、戦後日本で最大の薬害、となっています。そのことを強く意識していれば、かような表現は出てこないと思われますが、いかがでしょうか? 私は、田中優子氏もまた、他の少なくないリベラルと同様に、「新型コロナ」&mRNAコロナワクチン、「人工CO2温暖化」説、ウクライナ戦争の3つについて、判断を誤っているのではないかと疑っています。もしそうであるのなら、もっとしっかり現実を見ていただかないと困ります。

(関連)【緊急速報】厚労省よ、10万人の怒りの声を聞け。(署名提出2025-7-10 AM10-00) #川田龍平 #mRNAワクチン中止を求める国民連合 #2枚目は川田龍平 #川田龍平を厚生労働大臣に - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SfRCe55EXm0

(5)報道特集 争点に急浮上“外国人政策”に不安の声 - 無料見逃し配信中!<TBS FREE>
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2092854_1000121526?utm_source=tbs_official&utm_medium=organic

(関連)「選挙運動の名のもとに露骨なヘイトスピーチが」参議院選挙 急浮上の争点“外国人政策”に高まる不安の声【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7a63f4df5a7ec00c02929df1263c27bc342cc63f

(6)「65歳から年金をもらえる先進国ほぼない」を調べたら…維新・音喜多駿氏の発言 日本より早い国、遅い国:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419426?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(7)「古き良き時代の自民党を目指し」ながら「自公政権をたたく」という参政党…与党の勝敗にまで影響を与えそう:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419440

(8)「神社を国有化」「メロンパン食べて死ぬ」「天皇に側室」 参政党「ヤバすぎ言説」指摘されたら「デマ流すな」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f8289be4a522904b106945d7d7891390b010cc14

(9)参政・神谷代表の外国人相続税に関する発言は“誤解を広げかねず”「取りようがない」「払わなくていい」…実際は課税されているとの指摘に神谷氏「追えていないということ。限られた時間で説明できず」(FNNプライムオンライン) -
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b0652b5c8ef5c8785eb5795af408d36af818a2d7

(10)参政党代表の発言に各地で抗議 「選挙を差別に使うな」(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3b9d46873d97dd8a1bde9c61df146ca9c7b97963
草々

 

2025年7月12日 (土)

本日(7/12)のいろいろ情報:参院選2025は歴史的サイテー水準の政治茶番劇になりそうです=自公に代えて参政・国民でこの国の政治がよくなると考えるアホウが増殖する、その行きつく先は「日本自滅」の「お笑いファシズム」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.星かげさやかに (一日の終わり) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=h762b3Cl_QU
 https://qr.paps.jp/1SJEU

(私を育ててくれた大阪下町の小中学校の先生方は、事あるごとに生徒たちをあちこちの野山や海に連れて行ってくれて、泊まる時にはキャンプファイアーを用意して上記の歌をイベントの最後に教えてくれました。夏になると、この歌を思い出します。今の小中学校はこうした営みを生徒たちに提供しているのでしょうか? 子どもたちの心に残り、一生涯忘れることのない「先生の教え」「学校の思い出」は、こうしたことの積み重ねとして伝わり、その子のその後の長い人生の糧となります。今日の初等教育が私の時に存在していた「すばらしさ」を残してくれていることを願うばかりです。:田中一郎)


2.笑ゥせぇるすまん (94)「谷間の灯」【笑ゥせぇるすまん 公式チャンネル デジタルリマスター版】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=sz3Y5-JWGkM


3.【神回】大石あきこの熱い言葉に涙が止まらない。れいわに出会えて本当に良かった。こんな政党ほかにはいない【れいわ新選組 山本太郎 大石あきこ】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SuZ4ujJ1Yc4


4.キャンペーン

(1)緊急キャンペーン!提訴会見を報道したら名誉毀損?!メディアの独立と知る権利を問うアワプラ裁判を応援してください - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/51066/

(2)オンライン署名 · すべての千葉県立高校にエレベーターの設置を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/5KmIA

(関連)全ての千葉県立高校にエレベーター設置を 高3生徒が県教委に3188人分の署名提出 妹の経験もとに訴え:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/412938

(3)(チラシ)2025年 第2回憲法ポスター展 作品募集:締め切り9/16(テーマは日本国憲法)
 https://drive.google.com/file/d/1ajiZ2r6iVYEYlce1o4NKpYIKhOcM-sO9/view?usp=sharing


5.イベント情報

(1)(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(2)(7.15)玄海原発再稼働許可取消行政訴訟/全基運転差止裁判 控訴審(福岡高裁)
 https://saga-genkai.jimdoweb.com/

(3)(7.27)ISF主催公開シンポジウム:財務省解体と 消費税ゼロを問う- ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-58186/

(4)(9.7)総会記念講演会「”シグナル毒性”ってなに?」のご案内 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=11602

(5)(チラシ)(9.17)311子ども甲状腺がん裁判 第15回公判(東京地裁)
 https://drive.google.com/file/d/17JmyXZOPDrZ6_R08myBgnNmKH7lUdj13/view?usp=sharing

(関連)第13-14回口頭弁論 - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/dateinformation13-16/

(関連)準備書面 13-14回弁論 - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/preparatorydocuments13-16//#j44


6.注目情報

(1)参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明
 https://migrants.jp/news/voice/20250708.html

(関連)「外国人優遇はデマ」と緊急声明 政党の排外主義政策に反対:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419165

(2)やりすぎ?傍聴者まで記録する「防犯カメラ」を横浜市議会が設置へ 市側は「監視目的ではない」と言うが:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/418498

(3)「運のいいことに能登で地震があった」 自民・鶴保氏が発言、謝罪・撤回:朝日新聞
(これが自民党の本音であり正体です。こんな政党・政治家に投票していて、日本がよくなるわけがないでしょ!!:田中一郎)
 https://x.gd/lxx2i

(4)(必読)日航123便墜落事件四十年の真実-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034753217&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相
 https://tenku123.hateblo.jp/

(関連)home-日航123便墜落の真相を明らかにする会
 https://jalflight123.wixsite.com/mysite

(5)コメ農家が大混乱…三井化学のタネめぐる「詐欺的不正」と「出荷停止」はなぜ起きた? 刑事告発の動きも:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/293466

(6)韓国・ユン前大統領を2度目の逮捕 非常戒厳に絡む特殊公務執行妨害容疑など(TBS NEWS DIG)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5467aec83f311d513e30b928261f6666b3d17c47


◆日刊IWJガイド・非会員版「米も野菜も高騰! 背後には農作物を輸入しろという米国の圧力が! 本日午後7時より鈴木宣弘・東大特任教授インタビュー(前編)を初配信!」2025.7.7号~No.4565 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54814

<シリーズ特集! 7.20.2025参院選>トラックドライバーの甲斐正康氏「そもそも、『この国に主権はあるのか』ということを、今回の選挙で、どうしても訴えたい! 私は、この国に『主権はない』と思っています!」~社民党全国比例公認候補 甲斐正康氏 7.3公示日街宣
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「本日(7/12)のいろいろ情報:参院選2025は歴史的サイテー水準の政治茶番劇になりそうです=自公に代えて参政・国民でこの国の政治がよくなると考えるアホウが増殖する、その行きつく先は「日本自滅」の「お笑いファシズム」」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)7.20参院選125議席の最新当落予測「自民・公明大苦戦」もギリギリで逃げ切りか(『サンデー毎日 2025.7.20』)
(2)選挙中も積極的に報道します、新聞社相次ぎ新指針発表(朝日 2025.7.9)
(3)FACT CHECK:誤り>期日前投票、書き換え・すり替えは可能?(朝日 2025.7.9)
(4)関税交渉決裂をどう見るか 石破は持たないだろうが、国民にもそれなりの覚悟は必要(日刊ゲンダイ 2025.7.10)
(5)揺れる農協組織票、小泉氏批判も比例候補支援、森山幹事長「自民離れ」警戒(毎日 2025.7.7)
(6)直撃インタビュー:山本太郎「れいわ新選組」代表「立憲と維新は財務省のフロント団体だ」(『週刊ポスト 2025.4.11』)
(7)参政党 勢力拡大の背景は、扇動的な言葉、「稼げる」演説動画(朝日 2022.11.22)
(8)参政党は「保守派の受け皿」ではない(古谷経衡(つねひら):日刊ゲンダイ 2025.7.3)
(9)世界に蔓延する「自国ファースト」 源流は100年前、ナチスの台頭を招いた…外国人排除の先に待つものは(東京 2025.7.3)
(10)参政・神谷氏 れいわの誤情報を拡散(東京 2025.7.6)

◆(チラシ)どうかんがえる? 参議院選挙2025:ひどすぎる日本の政治家
 https://drive.google.com/file/d/12GaV1zQ4ftK2FblIwE3vgBmHavdjoO_b/view?usp=sharing


 参議院選挙2025年は「宴もたけなわ」です。アベスガキシダイシバと続く自公政権の悪政に終止符を打ち、ホンモノの政権交代実現へ向けての民主主義の発露として国政選挙であればいいのですが、事態はその真逆の方向へ転がり落ちていきそうな雰囲気が色濃くなっています。「公衆便所の落書き」くらいに思っておけばいいと申し上げてきたSNSを含むネット上の情報を、検証・確認もしないままに鵜呑みにして日頃のフラストレーションを選挙にぶつける愚か者の有権者・国民が繁殖し、さながら「新しいファシズム」の台頭のような様相を呈してきました。このままの勢いが増大していくと、この国は危険なゾーンに入っていくことになります。神谷宗幣「参政党」という新手のデマゴーグ党派が、猫なで声のソフトタッチでご都合主義的に政策を並べ、国民生活をよくしますと、できもしない「公約もどき」を並べ立てて関心を引こうとしています。そして、少なくないマヌケや愚か者やアホウたちが、この神谷宗幣「参政党」に引き付けられていると報道されています。この国は何度、政治家選択・政党選択・政権選択の失敗を繰り返せば気が済むのでしょう。

自民党・公明党のニセモノ政権がひどいからといって、自公に代えて国民民主党や参政党に投票して、それで日本がよくなるとでも思っているのでしょうか? 国民民主党とは、労働貴族の御用組合「連合」に担がれ、自民党との連立政権を夢見て水面下で見苦しい交渉を繰り広げ、そして表立ってはゲス不倫とハラスメントの典型的な「ゆ党(ゆちゃく党)」です。経済政策もインチキで、財務省の手先のような玉木雄一郎が片手で不倫、もう片手で陳腐な経済政策を振り回しているそんな政党です。おまけに玉木雄一郎は「泣きべそ男」ときていて、政治とその結果に対する責任感など、微塵も持ち合わせていないのです。同じ「ゆ党(ゆちゃく党)」の「日本維新の会」が、「市場原理主義アホダラ教」とチンピラ似非右翼の無原則にまじりあった不祥事頻発集団であることと並んで、国民民主党が今日の自公政治の劣悪化に側面から加担している日本破壊勢力の一翼を形成しているということを、しっかりと有権者は見抜いておく必要があります。

(関連)(報告)(2.20)「新ちょぼゼミ」:国民民主党「103万円の壁」インチキ問題=「低賃金労働力動員」の障害である「壁」撤去ではなく、「課税最低限の引上げ」=「所得の再分配」政策として、税額控除方式を使え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-39319b.html

有権者は、彼らが選挙に時に吠える出来損ないの美辞麗句に耳を傾けることよりも、彼らが国会に於いて何をしているか、どのように自公政権と対峙しているかをしっかりと見極めないといけません。そして、その彼らの国会での態度は、まさに選挙時の美辞麗句とは正反対の、「口先やるやる詐欺」「ハッタリ詐欺師」「天下の大嘘付き」「やってまっせのポーズだけ」であることが容易に見て取れるのです。実際の自公維国の在りようを知らない・知ろうとしない「バカ者」が国民民主党や「日本維新の会」に投票しているのです(その筆頭格が私が生まれ育った「昔は水の都、今はアホの都」大阪です)。アホウとマヌケは現代資本主義社会では、ケツの毛まで抜き取られ、利用され、そして雑巾のように捨てられていくのです。自公維国に投票する有権者は、近未来にボロ雑巾にでもなりたいのでしょうか?

(関連)元維新・梅村みずほ議員の呆れたしぶとさ…参政党が参院選「比例公認」のウラ側|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374079

(元「日本維新の会」のこの女は、入管によって「未必の故意」により殺害されたスリランカのウィシュマさんの死を侮辱した国会議員で、「日本維新の会」にさえ処分をくらった出来損ないの女、それが今般の「日本維新の会」の参院選予備選で落選し、それがため今度は参政党に鞍替えして、国会議員の議席を守ろうとしている(比例区で立候補)、どう考えても、ゴミクズカスのたぐいの政治家である。参政党とは、こんなたぐいの連中の集合体だ。

そして参政党=この連中はガラクタ系のネオ・ファシスト集団です。袈裟の下には鎧が見える、ヘイトと三流国家主義とガラクタおもちゃの経済社会政策、まさに第三帝国ヒトラーや大日本帝国の「茶番の再現」とでも言えるでしょうか。ピンとこない方々のために、下記に参政党を巡る巷の情報・報道をいくつかご紹介しておきます。そのほとんどは参政党にネガティブです。当たり前でしょう。ロクデモナイ人間たちが集まってつくった似非右翼政党であり、今日の日本を戦前の社会のようなものにして、幼稚で愚かな自分たちの描く夢(圧倒的多数の日本人にとっては悪夢)を実現しようとしているわけですから。自公維国よりも更にひどい日本破壊勢力であり、日本国憲法を廃止して、恐怖の暗黒憲法体制を敷こうと画策しています。そしてタチが悪いことに、多くの参政党当事者たちには、ひょっとして、あまり「悪意」はないように見えることです。ファシズムは(そして原発大推進は)善意に担がれてやってきます(原発大推進の場合は「脱炭素」)。1回目は巨大な悲劇として、2回目は底抜けの「茶番」として、です。

◆立憲・野田佳彦代表 参政党に危機感「日本も分断国家になってきている」【スポーツ紙合同インタビュー】 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/351588

最後に野田佳彦「脱憲反民主党」のこのインタビューをご紹介しておきます。「日本維新の会」のみならず、N国、斎藤元彦、石丸伸二「再生の道」、つばさの党、都民F、参政党などなど、自公政権を否定して別の政治を求める、かようなガラクタ系の党派が次々と現れてくる根本的な責任は、いわゆる老舗と言われる既成の大政党、具体的には、自民党、公明党、民主民進党(のち立憲民主党・国民民主党)の政治があまりに劣悪・お粗末で、かつそれをいい方向に変えて行こうとする気配が全く見えない中で事態がどんどんひどくなっていく、そんな中から生まれ出てきたところにあります。

政治に関する、社会に関する、経済・経済政策に関する基礎知識もなく、知ろうともせず、幼稚で愚かでド素人の集団が権力を握りたい一心で政治活動に突入してきて社会を引っ掻き回す、まさにガラクタ系政治党派の跋扈のようなデマゴーグ集団が大挙して形成され始めているのです。伝達手段はインターネット・スマホです。これは既成政党や政治家・政治への絶望的な不信からにじみ出るようにして生まれた現代(大衆社会)の社会的病理現象なのです。つまり、与野党ともに、既成の権力党派のあまりのお粗末やひどさが政治のネガティブな混乱を生み、それがやがて排外主義や暴力沙汰となって爆発して行って「新しいファシズムが形成」されていく、そんな流れです。1920~30年代の日独伊三国同盟諸国と似たような動きが「(幼稚な)茶番」として形成されてきつつあるのです。

念のために申し上げておきますが、ヒトラー・ナチ政権の経済政策は、当時のドイツでは非常に高い評価を受けていて、当時のドイツを回想する人でもナチの経済政策を悪く言う人はあまりいませんし、また、ヒトラーが手掛けた経済政策の多くは今でも先進国各国の経済政策に取り入れられています。その経済政策の上で、あの凄惨なホロコーストと残虐な戦争が繰り広げられたのです。現代の日本人は、少なくとも自公維国や参政党に投票しようとしている有権者は、ヒトラー時代についてもレビューや歴史勉強をもっとしっかりした方がいいでしょう。そして上記野田佳彦「脱憲反民主党」に代表される似非リベラルのお気楽政治家たちは、今日の事態の責任を取り、政治の表舞台から消え去った方が世のため人のためです。危機の時代の中途半端やお気楽は事態をどんどん悪化させていく元凶であり、この国を破滅させる強力な助産婦であることは歴史が証明しているからです。

(関連)ヒトラーの経済政策-武田知弘/著(祥伝社黄金文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034145483&Action_id=121&Sza_id=C0

(参考)奥村チヨ 「中途半端はやめて」 1970 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ivHdUTQI-vE

(↓ コレ、ネット検索で出てきた変な歌だけど、何だか気持ちが悪い、どういう歌手? 歌?)
(関連)【MV】 禁断の多数決『ちゅうとはんぱはやめて feat.泉まくら』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=K_D6Uje-RHo


以下、参院選2025に関する注目情報をいくつかご紹介します。

1.参院選2025 選挙情勢

 今回もホンモノの政権交代は絶望的です。政権交代への道は参議院選挙の勝利から始まると言ってもいいのですが、そんな情勢には程遠い状態です(解散のない参議院で与党を過半数割れに持ち込み、衆院から送られてくるロクデモナイ法案をことごとく否決して与党をレイムダックに追い込み、返す刀でその否決法案に代表される与党の悪政の欠陥を暴露して徹底的に批判、そして来たる衆院選で地滑り的な大勝利を得て、確固たるホンモノの「世直し」政権=おのずと長期政権を打ち立てるという戦術です。今の衆議院のような「ゆ党(ゆちゃく党)」交じりの中途半端な政権交代はしない方がいい=政権交代への幻滅をもたらすだけです)。この政治的責任は、もちろん野党第1党である野田佳彦「脱憲反民主党」にあります。このダメ党派は何度政権交代のチャンスを逃したら気が済むのでしょうか? まさに無能で、まさに怠慢で、まさに中途半端で、まさに背信的です。一刻も早く野党第1党を入れ替えましょう。

(1)(別添PDFファイル)7.20参院選125議席の最新当落予測、「自民・公明大苦戦」もギリギリで逃げ切りか(『サンデー毎日 2025.7.20』)
 https://x.gd/Km1rd

(2)兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374366?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(3)2025参院選 全選挙区「当落予想」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/5334


2.選挙の公正 大丈夫かな?

(1)選挙中も積極的に報道します、新聞社相次ぎ新指針発表(朝日 2025.7.9)
 https://digital.asahi.com/articles/AST7735YXT77UTIL021M.html

(参政党やN国や、その他のガラクタ系への批判報道が足りないように思われます。依然として「事なかれ報道」が続いていると見ていいでしょう。:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)FACT CHECK:誤り>期日前投票、書き換え・すり替えは可能?(朝日 2025.7.9)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16252938.html

 <田中一郎コメント>

 こんな程度の説明では疑問は解消されません。(1)投票用紙の総数管理はどうなっているか(特定候補を水増しするための投票用紙(未記入のもの・記入後のもの両方)は入り込む余地はないのか?=これが1つのポイント)、(2)投票箱の管理は厳重だと言いたいようだが、だったら何故、投票箱を投票所その場で開票するようにしないのか=移動させることですり替え・水増しの可能性が出てくる、(3)投票箱を開けた時に中に入っている投票数と、投票所で受け付けられた人数とが完全に一致しているかを確認しているのか?(4)投票をカウントするための機械(ムサシ)は適正なものなのか? インチキスステムがビルトインされていないのか? (5)投票用紙に書き込むときに使う筆記用具は鉛筆をやめるべき(油性のマジックを用意せよ、投票用紙も変えたらどうか) まだあるかもしれませんが、少なくともこの5つに中央選管がきちんと答えるべきです。現場でバラバラに対応することではありません。いつも負けてばかりいる野党は、一度徹底的に調査してみたらどうですか? 特に期日前投票はあやしいですね。


3.自民党はもう「終わりの始まり」だ
 でも、自民党への投票が参政党や国民民主党に流れていては、投票結果の政治は益々ひどくなるでしょう。何でこれがわからんの?

(1)(別添PDFファイル)関税交渉決裂をどう見るか 石破は持たないだろうが、国民にもそれなりの覚悟は必要(日刊ゲンダイ 2025.7.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374515
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374516

(2)(別添PDFファイル)揺れる農協組織票、小泉氏批判も比例候補支援、森山幹事長「自民離れ」警戒(毎日 2025.7.7)
 https://mainichi.jp/articles/20250707/ddm/002/010/097000c

(今回の参院選でも、自民党政府にここまで痛めつけられているにもかかわらず、農協組織推薦候補は自民党から比例区に立候補している。小泉進次郎を批判しながら自民党に投票してくれという、その狂った神経が、生産者・農家=組合員の農協離れを促し、今や農協の組織票は見るも無残な情況にまで落ち込んでいる。それでもなお、この農協という組織は自民党にしがみついて離れない。近未来の没落・消滅を予感させるものがある。自民党の森山幹事長は、農協の自民党離れを防ぐ目的で、比例の農協組織候補の決起大会に参加したが、それはまるで「赤い舌」を出す詐欺師が、愚かな選択をして戦場に死にに出ていく兵隊を見送るがごとき対応だった。この日本の農協という組織こそ、文字通り「バカは死ななきゃ治らない」を絵にかいたような組織である。:田中一郎)

(森山裕は自民党の幹事長である。こいつが本当の生産者・農家の味方・日本農業の守り手なら、幹事長の職を賭してでも小泉進次郎の農相就任を拒んだだろう。それを平気で見逃しておいて、農業を守る・生産者・農家を守るもあったものではない。森山裕の地元=鹿児島県も、何故それくらいのことが分からないのか? 東京にいる農政連幹部たちのイカレタ頭は別として、である。:田中一郎)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E8%A3%95

(3)「コメ騒動」で揺れる農家の“組織票”の行方 組合、離島…有権者の選択と一票の重み(テレ東プラス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f1fba850531cf8a9a5ddb25cdefa7c2aa4849ea4

(4)「運よく能登で地震」…無知と無理解をさらした鶴保庸介氏 なぜ自民議員は被災地への暴言を繰り返す?:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419815

(関連)【参院選】自民議員“失言”は「あまりにも酷い」元自民・世耕弘成氏が批判 和歌山で主導権争い(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/769f0f200b4db381f5339a49c1d028b927562645

(こいつの選挙区は参議院和歌山だそうだ。和歌山県民は3年後の参議院選挙でコイツを落選させておかないと、今度は和歌山が災害でやられた時に、自民党から同じことを言われることになる。原発推進をウソまでついて押し通す世耕弘成も同じような和歌山の政治家だということもわかっているのに、和歌山ではまだのさばっている様子だ。しっかりしないと和歌山がいずれひどいことになる。:田中一郎)

(5)参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374575

(「裏金・脱税・居直り」議員の野田聖子がJOC会長に就任し、今回のこの参議院選挙も楽勝だそうだ。岐阜県民よ、しっかりせんかい! こんな奴は選挙で落とせ!:田中一郎)

(6)自民・森山幹事長「消費税を守り抜く」で国民の怒り拡大 政治家の役割を放棄してでも死守したい「カネと利権」|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374058?utm_source=newsletter&utm_medium=email


4.(別添PDFファイル)直撃インタビュー:山本太郎「れいわ新選組」代表「立憲と維新は財務省のフロント団体だ」(『週刊ポスト 2025.4.11』)
 https://www.youtube.com/watch?v=WiYCSwkTbiE
 https://www.moneypost.jp/1256081

(関連)【新宿駅が大渋滞】山本太郎の演説に観衆は釘付けでした【れいわ新選組 国会】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=iV3Yqd5omPs


5.国民民主党という「もう一つのインチキ政党」

 自公政権や自民党がひどいからと、これまで「自動的に」自民党に投票をし続けてきたオバカ有権者達が、ここ2年くらい前から国民民主党に投票先を切り替えている様子である。バカの上塗りとはこのことだ。自民党がひどいからと、国民民主党に投票をして、それで事態はよくなるとでも思っているのだろうか? 昨今の事例で言えば企業団体献金の禁止だ。既に1990年代初頭に実施することになっていた企業団体献金の禁止を棚上げにして今日まで引きずって来て、政治資金パーティーなどで「裏金・脱税・居直り」が表面化してもなお、国民民主党は公明党と組んで企業団体献金禁止法案を阻止する暴挙に出ている。その狙いは自民党との連立政権樹立、自分たち国民民主党の議員たちが大臣になりたいがため、政権を握りたいがために、企業団体献金禁止法案を政治的取引の道具に使うという、あさましい態度を示したのが今国会での国民民主党である。

この国民民主党に選挙で投票するという人間達は、はっきり申し上げて、政治を知らぬ「単なるマヌケ・オバカ」である。玉木雄一郎ら、不倫議連(そんなものがあるのかな?)の私利私欲の道具に使われることを知ってか知らずしてか、国民民主党への投票行動に移しているトンチキ人間たちだということだ。「手取りを増やす」などと言われてその気になったのか?! 騙されやすいアホウ丸出しだ。国民民主党に群れを成して投票するオバカ達にくれてやる「手取り」などよりも、国民民主党の国会議員・地方議員どもにとって重要なのは企業団体献金である。そのカネのためになら、有権者もだますし、自民党とも組んでロクデモナイ政治の翼賛をする。そんなくだらない政治家どもが創る政党・党派が国民民主党である。そしてこの国民民主党を労働貴族の御用組合「連合」が支えている。

(1)国民民主党・玉木代表「女性蔑視スピーチ」釈明の怪しさ…大炎上いまだ止まらず|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373920?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)国民民主との連立、自民候補者の63%「ありうる」 朝日・東大調査 [参院選(参議院選挙)2025]:朝日新聞
 https://x.gd/pgW4F

(3)国民民主党「新代表」にまた一歩近づいた伊藤孝恵参院議員の死角|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373980

(4)国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374573?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(5)仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった|日刊ゲンイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374352?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(6)山尾志桜里氏「国民民主に公認を取り消された後も信念は…」 参院選東京選挙区から無所属での立候補を表明:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/416462

(7)国民民主党「旧文通費」非公表の姑息…前年分使途「5月公開」からシレッと方針変更した理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373852

(8)参院比例投票先、国民民主が急落 自民、24%へアップ―時事世論調査:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025061900803&g=pol

(9)落ち目の国民民主党を自公が“買い叩き”…ささやかれる参院選後「連立」取り込み説|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/373496?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(10)玉木雄一郎代表(55)の不倫相手・小泉みゆき(39)は国民民主党の候補者だった! - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/75105


6.参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明
 https://migrants.jp/news/voice/20250708.html

(関連)「外国人優遇はデマ」と緊急声明 政党の排外主義政策に反対:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419165

(関連)ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374620?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(関連)「保守票」の奪い合い…外国人「規制」に走る政党は 参院選で過激化する街頭演説、排外主義を助長する恐れ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419197

(関連)参院選「日本人ファースト」連呼におびえる人々「外国人が優遇されてるなんてあり得ない」…リアルを語る:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419185?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email


6.ガラクタ系:幼稚なお笑いファシズム=参政党

 斎藤元彦、石丸伸二につづき、今回が3回目、SNSやネット動画などの「公衆便所の落書き」のような情報しか見ないで投票行動に至る愚か者が多数になれば、当然ながらその国は亡ぶ。いよいよバカバカしいトンチキ勢力との多数派争いが本格化するのか?! この国ももう長くないような気がする。正気でいる人間は、この連中の増殖を阻止する「歴史的責任」があることを自覚してほしい。今のところ見えているロクデモナサは、デマ・デマ・デマと嘘八百、外国人排斥の排外主義、大日本帝国へのノスタルジア、日本国憲法破壊、歴史歪曲主義、などなど、耳障りのよい「架空の政策」を有権者の目の前にニンジンのようにぶら下げて、他方で、アナクロニズムそのものの似非右翼イデオロギーをソフトに流し込む、まさに「ガラクタ系:幼稚なお笑いファシズム」、それが参政党の正体である。

 <別添PDFファイル>

(1)参政党は「保守派の受け皿」ではない(古谷経衡(つねひら):日刊ゲンダイ 2025.7.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374164

(2)ネットからの拾い 参政党とは何か?「オーガニック信仰」が生んだ異形の右派政党(古谷経衡 20220711)
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/067c5c8f972ec52861a3f3fdef31af904e9c9728

(3)参政党 勢力拡大の背景は、扇動的な言葉、「稼げる」演説動画(朝日 2022.11.22)
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20221122000301.html?iref=sp_photo_gallery_prev_arrow

(4)世界に蔓延する「自国ファースト」 源流は100年前、ナチスの台頭を招いた…外国人排除の先に待つものは(東京 2025.7.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/417018

(5)参政・神谷氏 れいわの誤情報を拡散(東京 2025.7.6)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/418120

 <関連サイト>

(1)参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374337?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)なぜ参政党と神谷宗幣代表に若い世代が共鳴するのか 私たちはいま崖っぷちにいる 北原みのり(AERA DIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1b761ccc117d71b7cb4f9b7ccfbfcbdb9e3a54

(3)参政党・神谷宗幣氏に「女の価値を産む産まないで決めるな」…「高齢女性は子ども産めない」発言に抗議の声:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/419809

(4)参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374445?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(5)「日本軍は沖縄県民を守るために戦った」 参政党・神谷代表が那覇で持論を展開 識者「根拠がない思い込みで語っている」と指摘(RBC琉球放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/742bdcc294abc51d2d2a24810823ba8f8da9a279

(6)「外国人の重要犯罪増」はミスリード 「不起訴率が右肩上がり」は誤り 参政党・吉川里奈衆院議員の街頭演説【ファクトチェック】 - 沖縄タイムス+プラス
 https://qr.paps.jp/Kw6Cv

(7)参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374457?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(8)参政党の“憲法草案”が物議…護憲・改憲、各党のスタンスは【もっと投票の前に】(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/03542fa16ff6c7c8ece0d835dc52a6a89f7d5654

(9)参政党の医療公約「終末期の延命医療費の全額自己負担化」医療政策学者と検証する - 医療記者、岩永直子のニュースレター
 https://naokoiwanaga.theletter.jp/posts/bb6a15e0-5d48-11f0-b934-d5909184ce54

(10)参政党の設立メンバーが分析「叩けば叩くほど逆効果」「これから記録的な大躍進」…反ワク、陰謀論は「初期段階にすぎない」(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ad32312ad089fe3c5991e174d8af73c11dd802e1?page=1

(11)日本で最も詳しい「参政党」ウォッチャーが語る“トンデモ理論”の源流と“神谷代表”の素顔 - AERA DIGITAL(アエラデジタル)
 https://dot.asahi.com/articles/-/260629?page=1

(12)なぜ参政党の支持者がじわじわ増えているのか…「反LGBT・反移民」政策に熱狂する人たちの-正体- 本人たちは「右翼」ではなく「普通の日本人」と自負 - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://x.gd/Xxplh


◆日刊IWJガイド・非会員版:2025.7.11号~No.4569
  https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54825

 <シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第16回>参政党の神谷宗幣代表は、「ヤマト・ユダヤ協会」の理事をつとめていた経歴があり、イスラエルに心酔! 彼はジェンタイル(ユダヤ教以外の異教徒の)・シオニストだった!?「こんな国会活動なんかしたくないわけですよ」!「なかなかイスラエルにいけなくなっちゃった、というのが残念」!「イスラエルの友好を外務省を使って『正式ルート』でやっていく」! 憲法から「基本的人権」を抜こうとする参政党は、シオニストに支えられたトランプ共和党、バイデン民主党と瓜二つだった!?
草々

 

2025年7月 5日 (土)

生活保護不当削減違憲訴訟(いのちのとりで裁判)で原告受給者が全面勝訴:国は直ちに取り消された不当削減分を受給者に支払うとともに、生活保護制度を抜本的に見直し、権利性を明確にした「生活保障制度」に切り替えよ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.【ノー編集・参院選】れいわ新選組・山本太郎代表 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5nLuuC_JEuA
 https://www.youtube.com/watch?v=5nLuuC_JEuA

(このVTRでは、約20分くらいのところから始まる「日本農業」についての山本太郎代表の見解にご注目下さい。私の方でも7/14夜にたんぽぽ舎で「令和の米騒動」と農業政策についてプレゼンを予定しています。:田中一郎
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(関連)小倉志郎 さんから:「参議院選挙始まる」
  https://tinyurl.com/wyb79sxm


2.緊急キャンペーン!提訴会見を報道したら名誉毀損?!メディアの独立と知る権利を問うアワプラ裁判を応援してください - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/51066/

(東京地裁のヒラメ裁判官どもは、開沼博という東京大学の教員からのSLAP訴訟を追認するという、民主主義破壊・日本国憲法法治国家破壊・報道の自由の破壊・表現言論の自由の破壊を容認する「歴史的劣悪判決」を下し、司法権力を濫用しています。許しがたい権力暴挙です。日本の司法・裁判所もまた、今では戦前回帰の保守反動の館・日本破壊勢力の一翼・反社会的ゴロツキの巣窟となっています。日本の司法・裁判所を叩き潰せ! をモットーにこれからは進んでいきましょう。皆様にはOUR PLANET TVへの強いご支援をお願い申し上げます(さしあたり訴訟費用のカンパをお願いいたします)。こんな判決がまかり通り、報道機関が委縮をして独立したジャーナリズムを失えば、この国はかつての翼賛国家に転落し、再び滅亡へと向かうでしょう。OUR PLANET TVはそれをくい止めるために最前線に立って闘っています。:田中一郎)

(関連)決めつけ判事、お前がやったんだろ! 知らない人がつぶやいてんだよ!(改訂版ACジャパン 東京 2025.6.19)
 https://drive.google.com/file/d/1ih4K2PsNpqeLaPTS-qv-uI0QWRhDEEix/view?usp=sharing


3.(お勧め)ガンディーの真実 非暴力思想とは何か-間永次郎/著(ちくま新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034515025&Action_id=121&Sza_id=C0

(非暴力抵抗の反英闘争の英雄であり、大国現代インド建設の父といわれるマハトマ・ガンジー(マハトマとは偉大なる魂の意味)ですが、しかしこの本は、従来の私たちが抱く「ガンジー像」とは少し違った彼のホントウの姿をコンパクトに描くいい本です。私も読んでみて、大変参考になりましたし、今もって対立が続き核戦争寸前の愚かな情況が解けないインドのヒンズー教徒とパキスタンのイスラム教徒のあり様にも一石を投じる本でした。ご一読をお勧めします。ちなみに今日のインドを政治支配しているインド人民党(BJP)は、ヒンズー排外主義のネオ・ファシスト集団であることを忘れてはなりません。中共中国とは別の意味で潜在的に危険な国です。:田中一郎)

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「インドとパキスタンの武力衝突は米トランプ政権の仲介で『完全かつ即時の停戦に合意』! しかし停戦直後パキスタンがインドを大規模攻撃!」2025.5.12号~No.4525 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54661


4.イベント情報

(1)(チラシ)(7.11)横浜市によるメディア報道への検閲・容喙違憲裁判 第1回公判(横浜地裁)
 https://drive.google.com/file/d/1GXaYDm8xp1fgxBVj1k75E7w6pAL3O4kh/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(7.26)「昭和100年」と戦後80年=歪曲される現代史:山田朗明治大学教授(文京シビック)
 https://drive.google.com/file/d/1vpY26cvXF3vDrTbNiFl5DI4a2-ZUSIcO/view?usp=sharing

(3)(チラシ1)(7.26―27)第17回大間原発反対現地集会 Oh!MAGROCK17(青森県)
 https://drive.google.com/file/d/1fKUwsAUXaycNRjjC8hpj4EhFd0LSNvGf/view?usp=sharing

(4)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第13回:(福島県)「甲状腺検査」の今」(白石草さん OUR PLANET TV代表:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-eeafd6.html

(5)(チラシ)(9.6)伊達判決66周年シンポジウム:吉田敏浩氏(明大和泉キャンパス)
 https://drive.google.com/file/d/1ke9rSXCbDW53q5AmENHaVJvSAowI4ndX/view?usp=sharing

◆【3日間の集中講座・早割あり】映像ワークショップ~神保町でショートドキュメンタリーに挑戦! - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/51174/


5.被告人、首相(大矢英代(はなよ) 東京 2025.6.23)
 https://drive.google.com/file/d/1j6-s8ia77fN8B_FLI5aRoEOoIJUHALBu/view?usp=sharing


6.こういう政治や政治家どもを定期的に掃除することを国政選挙という

 7/20参議院選では、自民・公明・「日本維新の会」・国民民主党・参政党の候補者どもを落選させる「大清掃」をいたしましょう。くれぐれも自分で自分のクビを絞めるような投票はなさいませんようにお気を付けください。(SNSを含むインターネット上の情報は、さしあたり「公衆便所の落書き」くらいに思っておけばいいでしょう)

(1)参院選2025,読む政治:公明、自民裏金議員7人を参院選で推薦せず 与党内に「不協和音」 - 毎日新聞
 https://x.gd/6vq6y

(2)元維新・梅村みずほ議員の呆れたしぶとさ…参政党が参院選「比例公認」のウラ側|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374079?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(3)参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374078?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(4)山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374145?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(5)止まらない狂乱物価高が石破自民の参院選を直撃! 7月の食品値上げ「昨年の5倍」に庶民は悲鳴|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/374077?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(6)著名人たちが次々と“駆け込み”参院選出馬…世良公則氏の電撃参戦に大阪自民は戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374147?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(7)【参院選】参政党神谷代表「高齢女性は子どもを産めない」第一声で発言 SNSトレンドにも浮上(日刊スポーツ)
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202507030001923.html

(8)維新は吉村代表の進退もささやかれ… 参院選直前なのに「万博と兵庫県知事問題の二重苦」で止まらぬ低迷(AERA DIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9ba65210f221ec387d5db04daca0b50126c9a1a6

◆「参院選」自公が勝っても負けても訪れる“同じ未来” 選挙後は野田代表が与党に取り込まれ「立憲」との大連立に 古賀茂明(AERA DIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7289b88b0c557803a0fb1733b8adfece76fe35d7

(関連)(報告)(6.26)(新ちょぼゼミ)「三本の矢」を軸に市民運動・社会運動に「最大公約数」としての政治運動を合体させ、ホンモノの「世直し」を実現しよう=立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、新しい第1党で政権交代を!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-76c6b5.html
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「生活保護不当削減違憲訴訟(いのちのとりで裁判)で原告受給者が全面勝訴:国は直ちに取り消された不当削減分を受給者に支払うとともに、生活保護制度を抜本的に見直し、権利性を明確にした「生活保障制度」に切り替えよ」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)生活保護減額「違法」、最高裁「国の裁量逸脱」、処分取り消し 原告勝訴が確定(東京 2025.6.28)
(2)生活保護引き下げ 違法、最高裁「厚労相の裁量逸脱」、物価下落のみ考慮 誤りと指摘(朝日 2025.6.28)
(3)生活保護弦楽訴訟 6.27最高裁判決(上中下)(東京 2025.6.25-27)
(4)「生活保護減額」裏側のデタラメと冷血…これも参院選の重要な争点(日刊ゲンダイ 2025.7.1)
(5)「生活保護は全国民の問題」 新憲法に期待した98歳が、義父の六法全書を手に戦う「いのちのとりで裁判」(東京 2025.5.3)
(6)正念場を迎える「いのちのとりで」裁判(イントロ部分)(尾藤廣喜『地平 2025.6』)
(7)大詰め「いのちのとりで裁判」、あきらめの日々 終止符を、「人間らしい」生活を求めて(毎日 2025.6.24夕刊)
(8)物価高 生活保護ほど打撃、日常生活品の上昇「4年で12%」、特例加算 月1000円のみ(東京 2025.5.16)
(9)非正規雇用繰り返す54歳男性の独白、氷河期世代の救済、貧困層に特化を(東京 2025.5.21)
(10)取り戻された「日本」(北丸雄二 東京 2025.5.16)

(生活保護の現状も知らず、立場の弱いものをバッシングすること自体を目的にした下劣なデマ・ヘイトにもひるまず、また政府・厚生労働省や元祖日本破壊勢力の自民党、そしてそれに忖度する日本のヒラメ司法にもひるむことなく、一貫して日本の生活保護行政を告発し続けた東京新聞の記者さんたちには敬意を表したい。昨今の東京新聞は、かつて評価が高かった原発・被ばく報道に首をかしげるものが増えてきていただけに、この生活保護行政を巡る取材と報道は高く評価できる。それがまた、今回の原告勝訴判決にもつながっているのでしょう。:田中一郎)

◆生活保護の現状(内閣府 2022年)
 https://drive.google.com/file/d/1TdWzkdn8TxqxipHgyPu8HRQ0dFzOTCGS/view?usp=sharing

◆全国アクションについて|いのちのとりで裁判全国アクション
 https://inochinotoride.org/about.php

◆最重要な裁判「いのちのとりで裁判」=生活保護制度を機能不全に陥れ、経済弱者から「健康で文化的な最低限度の生活」を奪う自公政治と厚生労働省、そしてそれを追認する司法・裁判所の人権侵害トライアングル=制度の抜本改正と運営転換が必要だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-10e407.html


1.(別添PDFファイル)生活保護減額「違法」、最高裁「国の裁量逸脱」、処分取り消し 原告勝訴が確定(東京 2025.6.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/415139

(関連)論点がわかる「生活保護引き下げ訴訟判決」 最高裁が「違法」と断じたもの これまでの経過と今後の課題は?:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/415260

(関連)生活保護引き下げ 違法、最高裁「厚労相の裁量逸脱」、物価下落のみ考慮 誤りと指摘(朝日 2025.6.28)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250627/k10014846161000.html

(関連)「胸いっぱい」生活保護引き下げは違法 最高裁が初判断 安倍政権下で“デフレ調整”【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月28日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xAWBTl8b0Xo

(関連)第724回:いのちのとりで裁判、最高裁で勝訴!!!!!〜だけど厚労省からの謝罪なし〜の巻(雨宮処凛) - マガジン9
 https://maga9.jp/250702-1/

 <田中一郎コメント>

 「国が2013~15年に生活保護基準額を引き下げたのは生活保護法に違反するとして、利用者らが減額処分の取り消しと国家賠償を求めた2件の訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(宇賀克也裁判長)は27日、国の減額処分は「違法」とする統一判断を示した。原告側の勝訴が確定した。全国で約30件の同種訴訟への影響は必至だ。」(東京新聞 2025.6.28)

 ようやく最高裁で原告全面勝訴の判決が出ました。2014年の提訴から11年、おそらくはその前の何年間、いや何十年間にもわたり政府・自民党とそれに忖度する腐れ厚生労働省との無数回の交渉まで入れれば、何十年にもわたる闘いを続けてこられた原告の生活保護受給者の皆さま、おめでとうございます。そしてご苦労様でした。上記のVTRに少し録画が出ていますが、涙をこらえて判決を喜ぶ原告の方々の姿を見て、私は「もらい泣き」をするほど感動しました。この歴史的判決を勝ち取ったみなさまは、日本の歴史に金字塔として末永く引き継がれ語り継がれていくでしょう。日々の生活が腹立たしくも不当に虐げられて苦しい中、ほんとうにご苦労様でした。

この裁判の意義や判決の評価については、ネット上に山のようにありますので、みなさまの方で適宜選択をしてご覧になってください。私の方では、東京新聞を中心に若干の新聞記事や関連サイトを、このメールでご紹介しておきます。生活保護制度は、それ自体が「最後のセイフティーネット」として、日本国民のまさに「いのちのとりで」となっており、これが堅固たるものでなければ国民は安心して暮らすことができませんし、様々なことに対するチャレンジもおぼつかなくなります。更に、生活保護制度は、様々な社会保障や福祉の制度ともリンクしていて(下記参照)、生活保護の水準を愚かな政治的判断だけで引き下げるなどということは、他の制度にも波及して、国民生活を悲惨なものに陥れていくことになるのです。自民党・アベ派のアホウどもの、生活保護の実態を無視した基本的人権の踏みにじり政治は断固として許すことはできません。

◆Q&A 今、ニッポンの生活保護制度はどうなっているの?
 https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf

 <一部抜粋【生活保護基準引下げの影響】>

①住民税の非課税限度額が下がり、今まで無税だった人が課税される。

②非課税だと安くすんでいた負担が増える。 

・介護保険料、医療費上限、保育料、一部自治体の国民健康保険料など

③保護基準に基づいて利用条件を設定している施策が利用できなくなる。

(全国)介護保険利用料・保険料の減額、障害者自立支援利用料の減額、生活福祉資金の貸付、就学援助給付

(一部自治体)地方税の減免、地方税滞納処分の禁止、国民健康保険料の減免 国民保健医療費負担の減免、公立高校授業料減免、公営住宅家賃減免、自治体の公的貸付


この裁判は、宇賀克也氏が裁判長をつとめる最高裁第3小法廷に帰属した時点で、ほぼ原告勝訴が決まっていたように思います。最高裁内部の意思決定がどのような経緯で行われたかは私には全く分かりませんが、今回の厚生労働省による生活保護費引き下げは、日本国憲法第25条の精神を踏みにじるまことにひどいもので(そもそもの始まりは安倍晋三自民党が政権に復帰する際の衆議院選挙の公約の1つ(生活保護支給額1割カット)だったこと)、保守反動と行政忖度がモットーの最高裁も看過できなかったということなのでしょう。それにしても、このロクデモナイ最高裁ならぬサイテー裁において、孤高のまま、まともな判断を下し続ける宇賀克也氏は素晴らしい裁判官ですね。

(参考)宇賀克也 - Wikipedia
 https://qr.paps.jp/Z9MBi

(関連)(社説)生活保護判決 自民党の責任も重大だ:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15337285.html


(関連)日本国憲法 第25条
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm

(第25条第2項「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」なんですが、全然していません。「せんでもいい・するな」と命令しているのは自民党と公明党の政治家ども、そしてそれを容認しているのは、「日本維新の会」、国民民主党、そして「脱憲反民主党」です。だからこの党派の候補者を7/20の参議院選挙で落としましょうと申し上げているのです。党派に対する好き嫌いの問題ではありません。:田中一郎)


 さて、私がこのメールで申し上げたかったことは、上記だけではありません。以下、次の2点(①今回の最高裁判決の至らない点・問題点、②生活保護制度は抜本的に改革されなければならない=どのように改革すべきか)について、コンパクトに申し上げたいと思います。私が見るところ、この「最後のセイフティネット」が社会保障制度として堅固なものになっておらず、生活保護行政の窓口である自治体が、桐生市や小田原市や北九州市などのように、いわゆる「瀬戸際政策」をとって生活保護受給権者を追い払ったり、指導の名の下に不当な受給者いじめや嫌がらせをしている事例が後を絶たない状況が生まれるなど、基本的人権保障=生存権保障としての生活保護が定着していないようです。まるで発展途上国ならぬ没落途上国のような様相を呈している現状を根本から改めないと、同じことは繰り返されていくと思われます。日本国憲法をフルに活かし(「積極的日本国憲法主義」)、元気で明るい日本社会をつくるために、「最後のセイフティーネット」である生活保護はどのようなものでなければならないかを私の方から問題提起させていただきます。ご関心を持ってご覧いただければ幸いです。


2.「いのちのとりで裁判」判決の問題点

 宇賀克也裁判長の判決をもってしても、最高裁による「いのちのとりで裁判」判決にはまだまだ問題点が多くある。この国の司法・裁判所は根本的に転換・改革されなければいけない。それは一言で申し上げれば、「日本の司法・裁判所は徹底して有権者・国民のために働け」ということである。決して純粋法学的な法治主義の徹底ではない。また、私たち有権者・国民は、デタラメな日本の司法・裁判所のあり方について、無関心となったり、どうせいろいろ言ったって駄目に決まっている、などとしてあきらめてしまわないことが肝要で、私がかねてよりご提案申し上げている下記に沿って、日本の司法・裁判所・検察を叩き直す取組に着手する必要があります(衆議院選挙の際に実施されている最高裁判事の国民審査では全員に「×××××」を付けて投票してください=全員「×××××」です)。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

(1)2014年の提訴から11年も経過しての判決確定であること。時間がかかり過ぎだ。原告の中には高齢でなくなった方もいらっしゃる。日本の裁判は、原告や被告の事情を無視して、時間がかかり過ぎである。この最大の理由は、提訴事件総件数が増大しているにもかかわらず、それに見合う裁判官が増えておらず、裁判官1人当たりの担当事件数が多すぎて限界を超えていること、そのため、公判から公判までの期間が3カ月以上と長すぎ、結果として最終判決確定まで非常識に長すぎる事態に陥っている。裁判官の人数をもっと増やせ。

(2)判決は、国の違法かつ出鱈目な生活保護給付削減を「取り消す」と判決しただけであり、取り消した場合に、一体いくらの金額を、どういう計算方法で、いくらの遅延損害金を付して、国が原告被害者に支払えばいいのかを判決していない。これでは11年もかけた裁判に勝訴はしても、実質的に救済されることはなく、今度は原告が国と交渉をして、国に違法措置取り消しに伴う生活保護費の追加支払いを求めていかなければならないという負担が残る。そしてこれまでの公害裁判などでは、裁判で勝訴しても、その後の国の補償措置が全く不十分であったり、原告以外の人には波及しなかったり、その他さまざまな形で被害者が切り捨てられてきた経緯がある。本来あるべき判決は、国の違法かつ出鱈目な生活保護給付削減を「取り消す」と判決するだけでなく、それに伴い、追加の支払いとして「〇〇」を、また損害賠償金として「●●」を支払えと、具体的に原告への国の債務を明確にして、裁判判決後の無用の交渉時間を不要とする判決にしなければいけない。

(3)判決は、意図的に歪められた物価指数だけを用いた「デフレ調整」(諸物価の値下がりに伴い生活保護費を削減するというもの)を違法で不当(職権濫用)と判断したが、他方で「ゆがみ調整」(生活保護未支給家庭の貧困実態に合わせて生活保護水準を引き下げるというもの)は問題なしとした。これは明らかにおかしい。

「デフレ調整」が認められないのは当然で、私が耳にしたところでは、①物価指数を算出する財サービスの集合(「バスケット」と呼ぶ)が生活保護世帯の生活実態と全く合致しておらず、パソコンや電気製品など、生活保護給付削減当時大きく値下がりした品目を「バスケット」の中にいれ(生活保護世帯はそのような電気製品はほとんど保持していない)、意図的に過剰な物価下落を演出したこと、②ラスパイレス指数とパーシェ指数を恣意的に組み合わせて大きな物価下落の指数をでっちあげたこと、という、犯罪行為に近い「生活保護給付10%引き下げの結論ありき」の公文書偽造を行っていたようだ。裁判で否定され、取り消されたことは当然のことだ。

他方で「ゆがみ調整」なるものは、実際の経済困窮状態にありながらも様々な理由から生活保護を受けられない・受けようとしない貧困家庭の消費水準に、日本国憲法第25条の条文を無視して、生活保護給付の水準を合わせよう(引き下げよう)とするもので、これでは「深刻化する貧困」の後追い行政にお墨付きを与えるようなものである。これでは日本国憲法第25条が定める「健康で文化的な最低限度の生活」は確保することができない。国がなすべきは、今やっていることと真逆のことであって、「健康で文化的な最低限度の生活」がすべての人に行き渡るように、生活保護を受けないまま貧困状態に落ち込んでいる人々を救済すべく、生活保護受給へ誘導することである。従ってまた、「ゆがみ調整」なるものは(そのネーミングもいかにもよろしくない)禁止されなければならない。

(4)「健康で文化的な最低限度の生活」とは具体的にどういう標準的な消費生活を想定するのか、国=行政府に対して司法が明確化させる必要がある。上記で申し上げたように、生活保護家庭の消費生活の実態と全く合致しないような「財サービス・バスケット」を使ったインチキ指数・指標は厳格に否定すべきである。

(5)宇賀克也裁判長が言うように、2014年提訴以降、長期間にわたって不十分な生活保護費しか受給できなかった原告の方々は、この間に相当の精神的肉体的ダメージを受けており、この原因を許しがたくも意図的に創りだした国及び厚生労働省は、原告に陳謝した上で、相当の金額の損害賠償金・慰謝料を支払うべきである。しかし、第3小法廷の裁判官どもは、宇賀克也裁判長を除き、全員が損害賠償金や慰謝料の支払いに反対したという(それが結局、国家賠償を退ける判決となった)。この裁判に限らないが、この国の国家賠償制度の司法・裁判所による運営は全くのデタラメである。ここにもメスを入れなければいけない。

(関連)勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」国賠訴訟、控訴は棄却:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165

(東京地裁も高裁も、遺族の国賠請求訴訟を退ける判決を下している。許しがたい判決だ。かようなものを放置すれば、人質司法で死人が出ても「そんなのカンケーネー」という状態が続いていくことになる。この裁判の裁判官どももまた、弾劾裁判にかけ、司法界から追放するなど、厳罰に処する必要がある。裁判官無答責は、もうやめるべきである。日本の司法の腐敗堕落の原因になっている。)

(6)今回の最高裁判決でも、生活保護行政の実態が日本国憲法第25条に違反していると追う判断は示されていない。依然として「憲法判断回避」が続いている。

(7)2014年以降、全国で「いのちのとりで裁判」が全部で29件提訴され、最高裁判決が出るまでの下級審での判決は、地裁段階で原告の20勝11敗、高裁段階では原告の7勝5敗だった。勝訴率は約63%、つまり約2/3の裁判で勝ち、1/3の裁判で負けたということだ。この「いのちのとりで裁判」のような行政法裁判で、原告が勝訴する比率がこれほど高いのは異例のことだそうだ。しかし私は、この敗訴1/3が看過できない。この原告を敗訴にさせた裁判官どもも、上記の大川原化工機事件による遺族の国賠請求を退けた裁判官どもとともに、裁判官弾劾裁判にかけ、何故、日本国憲法違反を見逃したのか、徹底して追及する必要があると考えている。およそ憲法の番人・法治国家の保障人であるべき裁判官が、その使命と責任を放棄して司法権力を濫用し何をしているのかということだ。看過せず、徹底的に叩くべし。


3.「生活保護制度」改め「生活保障制度」として抜本改革せよ

 「最後のセイフティーネット」=社会保障制度の大黒柱の1つ「生活保護制度」の抜本改革は待ったなしである。この制度を「正常なもの」にすることが、この国のあり方を抜本的に転換する大きなメルクマールの1つとなるでしょう。そしてこれは、裁判官・司法の仕事というよりも、政治と行政の仕事であることは申し上げるまでもない。

(1)「生活保護制度」は、日本国憲法第25条に定める基本的人権としての生存権行使に対する国のナショナル・ミニマムとしての保障対応と位置づけ、その主旨が明確に出る形での「生活保障制度」に改める必要がある。このことについては、既に日本弁護士連合会が今から数年前に下記の声明と制度設計の提案をしており、国の政治や行政は、この日本弁護士連合会提案に沿っての制度の抜本改正を一刻も早く行うべきである。

◆(パンフ)権利性が明確な「生活保障法」の制定を!
 https://drive.google.com/file/d/1XrP1ACh_A0CaMBO1e_C52eg_kXQAMoD0/view?usp=sharing

◆生活保護から「生活保障」へ 「権利」としての法制化を日弁連が提起 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/06/04/antena-487/

◆日本弁護士連合会:生活保護法改正要綱案(改訂版)
 https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2019/190214_2.html

(2)日本国憲法第25条に定める「健康で文化的な最低限度の生活」の具体的な内容と標準的な消費生活の事例を明確化させ、間違っても未受給家庭の貧困状態に制度を合わせていくような「サカサマ運営」ができないような制度設計をする必要がある。また、自家用車、冷暖房、TVその他の電気製品、その他の生活必需品の位置づけや、一時的で少額のアルバイト収入の是非、娯楽や遊行費、交際費など、「健康で文化的な最低限度の生活」の内容について、人間的な観点でしっかりと検討し、決めておくべきである(政治家や官僚の歪んだ恣意に委ねてはならない)。

(3)「生活保護制度」改め「生活保障制度」を運営するにあたり、この制度が「法定受託事務」であることを鑑み、現在、自治体に押付けられている全運営費用の約25%負担を改め、全部を国の負担とすること。また、ケースワーカーや弁護士(下記で言及)などの生活保障業務に伴う専門職を正規で採用できるよう、この人件費も国の負担とすべきである。これまで桐生市や小田原市や北九州市などの各自治体の生活保護受付窓口のひどい対応や、ケースワーカーの受給者虐待・いじめのような事件がたびたび起きる原因は、現在の「生活保護」行政の運営費用を国がきちんと負担していないところから来る「ゆがみ」であるように思われる。何故なら、全国の自治体の大半は、小泉・竹中時代の「三位一体の改革」と「平成の大合併」により、ひどい財政難に陥れられてしまっているからである。地方財政制度の見直しとともに、この「生活保護制度」改め「生活保障制度」の運営費用負担についても国が責任をになう形できちんと適正化されなければならない。

(4)ケースワーカーの人数を大幅に増員し、その人件費は国の負担とする。今現在では、1人のケースワーカーが受給者100軒超を担当していることもあると言われ、こんな状態ではまともな行政は不可能だ(目途として1人20~30軒くらいが妥当か?)。また、ケースワーカーは、かつて生活保護を受給したことがあり、生活保護の制度をよくしたいと思っている人を優先して採用するのがいいのではないか。経験者は語るで、痛いところがよくわかるでしょう。もちろん採用は正規職員としての採用だ。非正規はまかりならぬ。

(5)自治体窓口での「瀬戸際対応」を防ぐ

 a.「生活保護制度」改め「生活保障制度」は基本的人権の行使であることを関係職員に徹底するための研究や啓もう活動を強化する

 b.法令違反の受給権妨害や嫌がらせなどは厳しい罰則付きで法令で禁止(また受給者へのヘイト・いやがらせなども厳罰法制化)

 c.行政目標として「受給権者の100%受給」を掲げ全国運動を不断に展開する

 d.人権派弁護士を「生活保護制度」改め「生活保障制度」の窓口に配置し、違法な不適切対応をチェックさせるとともに、制度運営に対するアドバイスもしてもらうようにする

 e.「生活保障制度」オンブズマンを複数名置いて、上記の窓口弁護士と共同で制度運営の適正化や法制度改正を提案してもらう

(6)親族への扶養打診は全面的に禁止し、違反者に対しては厳罰を持って臨む。また、受給者の個人情報保護についても同様で、違反者を許さない厳しい対応が必要。

(7)「生活保護制度」改め「生活保障制度」の「一つ手前」の諸制度についても、「生活保障制度」とよく整合性を持たせて、制度の抜本的な見直しを行う。共通する最大の目的は「貧困」の撲滅である。

(8)若い世代の受給者を中心に、自立支援制度の拡充を具体的に考える。ケースワーカーが受給者と一体になって自立支援に取り組む必要があり、ケースワーカーをバックアップする仕組みも必要である。また、当分の間は、自立志向の受給者を公務員として正規職員採用をする道を大きく開けておくことも並行して必要となる。(逆に、高齢者や身障者や何らかの事情を抱える受給者に対して、自立支援を押し付けるようなことがあってはならない=上記で申し上げたオンブズマンらによる制度運営の適正化が期待される)

(9)最後に改めて再度申し上げる。「生活保護制度」改め「生活保障制度」は、社会保障制度の中でも根幹中の根幹であり、日本国憲法が保障する基本的人権としての生存権行使として位置づけられるものであり、大日本帝国時代の「お上の御慈悲による施しの制度」ではない。広く日本の有権者・国民は、この制度がしっかりとした正常な形で堅固に存在することが、「何か不幸な事態が発生しても最後は国が面倒を見るから安心をして生活し、いろいろなことにチャレンジをしていただきたい」という、国からのメッセージとなり、それがまた、有権者・国民の安心感を醸成していくことになる。今日の我が国の嘆かわしい「生活保護」行政の在りようを抜本的に改め、この国の基本中の基本、行政サービスの土台としての制度に転換すべく、政治家と官僚は全力を尽くすべきである。その目標達成のため、一刻も早く自公政権や「ゆ党(ゆちゃく党)」を倒し、ホンモノの政権交代を実現させましょう。


4.新聞社説

(1)社説:生活保護減額は「違法」 命綱軽視した国は猛省を - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250628/ddm/005/070/120000c

(2)(社説)生活保護判決 利用者に謝罪と救済を:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16244733.html

(3)[社説]生活保護減額は違法 国決定の検証が必要だ - 社説 - 沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1614425

(4)<社説>生活保護引き下げ違法 生存権基づく画期的判決 - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4390300.html

(5)<社説>生活保護判決 生存権取り戻してこそ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/415321


5.関連記事・サイトなど

(1)就職氷河期世代「1700万票」を狙う支援策は次々出るけど…苦しむ50代が嘆く「政策のミスマッチ」の実態:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/406128?rct=tokuhou

(2)住まいの貧困と家賃の上昇 「今夜泊まるところがない」 - - 稲葉剛 - 毎日新聞「政治プレミア」
 https://x.gd/XIjYD

(3)(別添PDFファイル)生活保護弦楽訴訟 6.27最高裁判決(上中下)(東京 2025.6.25-27)
(上)https://www.tokyo-np.co.jp/article/414364
(中)https://www.tokyo-np.co.jp/article/414680
(下)https://www.tokyo-np.co.jp/article/414893

(4)(別添PDFファイル)「生活保護減額」裏側のデタラメと冷血…これも参院選の重要な争点(日刊ゲンダイ 2025.7.1)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/374027

(5)(別添PDFファイル)「生活保護は全国民の問題」 新憲法に期待した98歳が、義父の六法全書を手に戦う「いのちのとりで裁判」(東京 2025.5.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/402463

(6)(別添PDFファイル)正念場を迎える「いのちのとりで」裁判(イントロ部分)(尾藤廣喜『地平 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1v2eNSVgUTa7jIoJIslew6ZbnIlDCTB19/view?usp=sharing

(7)(別添PDFファイル)大詰め「いのちのとりで裁判」、あきらめの日々 終止符を、「人間らしい」生活を求めて(毎日 2025.6.24夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20250624/dde/018/040/015000c

(8)(別添PDFファイル)物価高 生活保護ほど打撃、日常生活品の上昇「4年で12%」、特例加算 月1000円のみ(東京 2025.5.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/405063

(9)(別添PDFファイル)非正規雇用繰り返す54歳男性の独白、氷河期世代の救済、貧困層に特化を(東京 2025.5.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/406128

(10)(別添PDFファイル)取り戻された「日本」(北丸雄二 東京 2025.5.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/404971

◆【マイノリティ・リポート】生活保護排除・軽すぎる処分 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=yjigU2lj0Pc

◆今ごろベーシックインカム(BI)の特集を組む岩波月刊誌『世界』編集部の知的錯誤と時流迎合:特集すべきはBIではなく、新型コロナ大失業時代における「(権利としての)生活保障」や「雇用・労働政策」のあるべき論だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-12905f.html
草々

2025年7月 1日 (火)

本日(7/1)のいろいろ情報:(1)参院選2025へ向けた野党共闘について(2)ドイツが脱原発から後退か(3)また日本大学で不祥事(4)「戦争する国」へ猪突猛進するニッポン他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)少年時代  井上陽水 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dNS4rE2dKJA


2.今後の新ちょぼゼミ(7月&8月)

(1)(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(2)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第13回: (福島県)「甲状腺検査」の今」(白石草さん OUR PLANET TV代表:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-eeafd6.html

(3)(予約必要)(8.25)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第14回: 「関西生コン事件」(渡辺周さん(Tansa):たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-8a0f0e.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)

(「新ちょぼゼミ」の宣伝歌)
 https://www.youtube.com/watch?v=SYhp8z9QzAU


3.文部科学大臣への「神宮外苑再開発事業の再考に関する要請書」に対する賛同署名のお願い
 https://forms.gle/pzK4Vc88ptZ4RM5x9
 https://toriaez-hp.jp/assets/2-1600000013/uploader/TSuCburcL9.pdf

(関連)神宮外苑地区再開発の再考を願う建築・造園・都市計画・環境の専門家有志
 https://www.jingugaiensenmonka.com/


4.図書紹介

(1)私とスパイの物語-孫崎享/著(ワニブックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034697570&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)『私とスパイの物語』対談 近藤大介×孫崎享「世界はスパイが動かしている」(近藤 大介) - 現代ビジネス - 講談社
 https://gendai.media/articles/-/145856

(2)食糧戦争 - 丸本彰造 -本 - 通販 - Amazon(新大衆社)
 https://qr.paps.jp/MX4FW


5.イベント情報

(1)(7.5)「無罪へ 声なき声を聞け」滋賀・看護助手 知られざる15年 - 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜
 https://x.gd/4VO7a

(2)(7.5)開催 勉強会:ほんとに再エネ?~バイオマス発電の真実 in 北九州 - 一般財団法人 地球・人間環境フォーラム
 https://www.gef.or.jp/news/event/250705biomassseminar_kitakyushu/

(3)(7.27)ISF主催公開シンポジウム:財務省解体と 消費税ゼロを問う 7-27 - ISF独立言論フォーラム
 https://isfweb.org/post-58186/


6.「財源がない」は大嘘?国債のデメリットを山本太郎が解説 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=fFK4cOUxn1E

(国債を発行して積極財政をしていくのもいいし、消費税は減税から廃止へ向かうのもいいけれど、不特定多数に一過性の巨額現金バラマキをするのはダメや。消費税減税までの「ツナギ」で10万円を給付(毎月?=毎月でなければ石破2万円と同じようなことでバカみたいな話)とか言っているが、そんなことをしたら10万円×12カ月×1億2千万人(消費税減税まで1年くらいかかると仮定)=130兆円も必要になる。そんなことはできないし、出来もせんことを公約にして出来なかったら致命的なダメージになるし、また、してはいけない。国債発行で調達した財源を何に使うか、よく考えろ。現金バラマキをするよりも、たくさんの大事なことができる。また、その時には、一過性にならないように「制度化」もよく考えて、慎重に進めていくことが必要だ。あとで金持ちから課税して取ればいいというのも、その場しのぎの無責任発言だ。今後、議席を大きく伸ばしてきたときに、かような甘いスタンスでいると足をすくわれるぞ。松尾匡立命館大学教授らの左派リフレ派に知恵を付けられているようだが、彼らを突き放せ。経済学者というのは世間知らずが多い。あくまで参考として聞いておけばいい。:田中一郎)


7.国産自衛隊機「Pー1」コスパ悪いのでは? 会計検査院が改善要求 1.8兆円かけた一方で「使用不能」多すぎ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/415239

(関連)国産哨戒機、エンジン不調で一定数飛べず 国費1兆7千億円 検査院:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST6W0Q05T6WUTIL013M.html

(こんなものに1.8兆円もかけとるぞ、メーカーからカネを取り戻せ! ふざけるな!:田中一郎)


8.令和サイテー政治の時代

◆石破内閣支持率24%で横ばい 不支持61% 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞
 https://x.gd/NyhwI

(関連)参院選比例投票先は自民17%、立民9%(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6be2d769649389dc7bdb05748a361fcaba9e463a

(こんなレイムダックの石破茂政権すら倒せない野党第1党=野田佳彦「脱憲反民主党」など、応援しても無駄です! 最近では、原発再稼働も容認するようなことを言い始めました。歴史のゴミ箱へ行っていただきましょう。踏ん切りの悪い方が多いようだけど、決断が遅ければ遅いほど、事態はどんどん悪くなるので、そのおつもりで。:田中一郎)

(1)萩生田氏の秘書に「起訴相当」 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6543932

(2)自民党が“歴史的大敗”の都議選、国民民主と参政党が躍進した背景「与党に対するノーという意思表示」【サンデーモーニング】|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12198-4250176/

(3)参院選「1人区」で与野党一騎打ちの構図はつくれるのか…野党が16選挙区で競合 候補者一本化の動きは?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/415265

(4)ラサール石井、社民比例で参院選出馬 同党の政党要件喪失回避へ白羽の矢(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/51c0007af61c5c6b08470a1b1c6a97cf06cd0367

(5)「消費税を守り抜く」 自民幹事長の発言が波紋 参院選へ論戦過熱 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250630/k00/00m/010/009000c

(6)「最悪、総理を出せなくなる」危機感広がる…“少数与党”石破政権が迎える運命の参院選 野党は連立に慎重か【edge23】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b81fe4e79d067a0380e3e181c86e19df06ce9468

(7)圧倒的な数の「財布」が抜け穴に? 企業からの献金、96%が自民党 [政治資金問題]:朝日新聞
 https://x.gd/uhvmD

(8)「なぜ裏金議員でなければならない?」小沢一郎氏、JOC新会長へ橋本聖子氏選出に強い疑問:日刊スポーツYahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2d818fcfa8c43f191d695bca380b077bfec83c48
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「本日(7/1)のいろいろ情報:(1)参院選2025へ向けた野党共闘について(2)ドイツが脱原発から後退か(3)また日本大学で不祥事(4)「戦争する国」へ猪突猛進するニッポン他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)立・共 一人区一本化調整、参院選 共産、2選挙区で取り下げ(朝日 2025.6.29)
(2)独、原発回帰で仏と関係改善(『日経ビジネス 2025.6.9』)
(3)「我々のため汚れ仕事」、独首相、イスラエル支持、イラン攻撃(日経 2025.6.18夕刊)
(4)ロシアのG7復帰を一蹴、独大統領 米構想「ありえない」、ロシア産ガス必要ない(日経 2025.6.19)
(5)日大重量挙げ部前監督を逮捕、部員から不正徴収疑い、数十年 被害58人5300万円か(東京 2025.6.10夕、11)
(6)名門・日大重量挙げ部カリスマ指導者が「入学金だまし」で不正徴収5000万円超(日刊ゲンダイ 2025.6.12)
(7)私大助成 配分見直し、文科省方針、研究力など基準(朝日 2025.6.19)
(8)理工系技術者100万人不足、2040年推計、私大重点支援検討、文系は30万人余剰(毎日 2025.6.19)
(9)日本は独立国家なのか(上)、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)
(10)日本は独立国歌なのか(下)、米軍PFAS汚染を隠蔽する日米合同委員会(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.29』)


1.参院選2025へ向けた野党共闘について

(1)(別添PDFファイル)立・共 一人区一本化調整、参院選 共産、2選挙区で取り下げ(朝日 2025.6.29)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16245496.html

(関連)参院でも自公少数に-立民などと17選挙区で候補一本化-小池書記局長が会見
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-01/2025070101_02_0.html

(関連)2025参院選 全選挙区「当落予想」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/5334

 <田中一郎コメント>

 上記のような、意図的に中身をスッカラカンにした朝日カバカバ新聞の記事では、立憲民主党と日本共産党との選挙共闘・協力の内容や実態は全くと言っていいほどわからない。自公政権や野党第1党の野田佳彦「脱憲反民主党」に忖度しながら記事を書いているのでしょう。

この福島と鹿児島の候補者一本化の実態は、田村智子日本共産党の方から一方的に立候補予定者を取り下げただけのことではありませんか? 共産の側から立民に投げかけていた政策の一致や協定の締結、あるいは選挙運動におけるWINWINの関係を創るいくつかの具体的な協力関係などについて、野田佳彦「脱憲反民主党」は「なしのつぶて」であって、口先だけの美辞麗句はともかく、候補者を降ろすなら勝手に降ろせ、選挙での目だった立民候補応援は「ありがた迷惑」だから控えておいていただいた方がいい、そんな本音が透けて見えている。

数年前の都知事選挙の時と同じで、あの時は野田佳彦の腰巾着の手塚仁雄(立憲民主党衆議院議員)が、選挙協力をしようとする「世直し」市民に対して「寄るな、触るな、近づくな」の態度を続けていた。そして東京都の最高責任者である似非リベラルの長妻昭は、素知らぬ顔で都知事選挙の高みの見物をしていた次第である。その時の「脱憲反民主党」と、今回のこの日本共産党に対する態度は全く同質と言っていいものではないか。こんなものは野党共闘でも何でもなくて、ただ、日本共産党が候補者一本化のために片務的に自身の候補者を下したに過ぎない「形だけの共闘」だ。現に、この日本共産党の「協力」に対して野田佳彦「脱憲反民主党」は日本共産党のために何をして差し上げるのか? 連立政権の時代と言われる現代の政治情勢の中で、まともな野党共闘も創れない野田佳彦「脱憲反民主党」が、ホンモノの「世直し」政権が創れると思っているのか?!

かようなバカバカしいことは、もうやめた方がいい。それよりも、私が申し上げている「三本の矢」(「れいわ新選組」・日本共産党・社民・新社)を軸に、新しい「世直し」政治運動を、市民運動・社会運動と連携しながら展開を開始した方がいい。ホンモノの政権交代のために、命を賭して(党の政治生命をかけて)、「市民と野党の共闘」を構築して石破茂自公政権と闘おうとしない、闘うつもりもない(逆に御用組合「連合」に顎で指図されて、「市民と野党の共闘」に背を向ける)、かような野党第1党「脱憲反民主党」など、もう賞味期限はとうの昔に過ぎている。腐って朽ちてきているものに期待をかけても、そんなものは(腐ったものを口にした時のように)「腹を壊す元」になるだけの愚かな行動である。さっさとフンギリを付け、新天地へ向かいましょう。

(2)一本化された候補者がどういう人物かが問題です

 日本共産党が一方的に候補者を下ろすという福島県と鹿児島県の野田佳彦「脱憲反民主党」の候補者について、にわか調べでネット検索しておきました。統一候補を巡る報道を見ると、両方とも応援するに値せず、のように思えます。特に鹿児島県の方がひどい。統一(立民)候補の父親は(似非?)右翼ですよ。

日本共産党が野党候補の統一に協力をしたという「政治的アナウンスメント効果」だけの候補者一本化ですね。両選挙区では、日本共産党単独での当選はまずできないから、ダメ元、くらいの感じですかね?

◆共産、候補擁立見送り立憲支援へ 参院選福島選挙区 立憲に戸惑いも [福島県] [参院選(参議院選挙)2025]:朝日新聞
 https://digital.asahi.com/articles/AST6X3T4YT6XUGTB005M.html

(関連)石原洋三郎 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%B4%8B%E4%B8%89%E9%83%8E

◆参院選鹿児島選挙区 立憲と共産 尾辻朋実さんに一本化で合意(KKB鹿児島放送)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/222a9f4f83c8ea4c2137e23ae0d2331c02177f76

(関連)尾辻朋実の経歴は三井物産や議員秘書!学歴は早稲田大学卒の才女! - Jがお届けする政治家ニュースサイト
 https://j-tlac.jp/otsujitomomi-career/

(関連)元参議院議長の尾辻秀久の娘(世襲議員)、その尾辻秀久とは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E8%BE%BB%E7%A7%80%E4%B9%85

こんな形だけの選挙協力や野党候補一本化なんぞに政治的な可能性など皆無です。立憲民主党と日本共産党の間で一本化された人物が、どういう人物なのかが問題です。それを不問にした、いわゆる野党の合従連衡などは、政治的に見て無意味です。マスゴミが言う「野党」の中には、ニセモノの「ゆ党(ゆちゃく党)」が含まれています。ニセモノ候補を市民運動・社会運動が応援するなどは、市民運動・社会運動の自殺行為と言ってもいいでしょう。

そんな候補をいくらそろえたところで、日本の政治は微塵も変わりません。日本共産党は、「脱憲反民主党」などよりも、「れいわ新選組」との共闘を模索すべきです。私が申し上げている「三本の矢」(「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党)で、ちゃんとした共闘を組んで、近未来の連立政権を目指した選挙協力や共闘を組んだらいかがですかと申し上げているのです。野田佳彦「脱憲反民主党」など、もう駄目ですよ。

(3)【れいわ新選組が“野党共闘”しないワケ】「共産党はれいわに当たりがきつい」?|「野党の茶番に加わることは...」|維新は「いよいよ滅亡の最終段階に入った」|ロスジェネ世代への支援策は【大石あきこ】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-F9Hw9QzHkk
 https://www.youtube.com/watch?v=-F9Hw9QzHkk

(山本太郎「れいわ新選組」の熱烈なファンより一言、山本太郎「れいわ新選組」は日本共産党や社会民主党・新社会党とは仲良く協力し合って、イロイロとやって下さい。私は「三本の矢」(「れいわ新選組」・日本共産党・社民・新社)と申し上げています。この3党派が国会で相当数の議席を持ち、政治の行方を大きく左右するようになるまで、しっかりと結束して「世直し」を進めていただきたい。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」に代わって野党第1党を担ってほしい。選挙は毎回、共闘で、「市民と野党の共闘」の先頭に立ってほしい(「三本の矢」で統一して国選選挙を闘うのはどうですか? =それくらい大胆な発想がないと政権はそう簡単には取れません)。同じことは日本共産党にも社会民主党・新社会党にも言えることです。政治の世界では、特に今のようにこの国が、政治が諸悪の根源となって没落・衰退・破滅へと向かう「危機の時代」に於いては、清く・正しく・美しく、そして小さく細く、万年野党、ではダメなのです。「三本の矢」で政権獲得に向けて全力を挙げていただきたいと思います。:田中一郎)

(例)神奈川15区の候補者|第50回衆議院議員総選挙(衆院選2024)|選挙ドットコム
 https://shugiin.go2senkyo.com/50/senkyoku/44168/

(この選挙区で、マイナ保険証を争点にして、河野太郎をみんなで落選させるため、「三本の矢」の統一候補を立てて闘いを挑んでくれませんか?:田中一郎)


2.脱原発を放棄する動きが出てきたドイツの政治家たちの愚かさ

 下記の2つの記事をご紹介しておきます。(2)の記載内容や筆者については、私の考えとは対極にある「愚かな誤った考え方」だと評価していますが、ドイツの今の情勢を知るには手ごろな記事でしょう。(1)は『日経ビジネス』(2025.6.9)掲載の記事をご覧ください。

(1)(別添PDFファイル)ドイツ、原発回帰でフランスと関係改善 新技術への投資を模索:日経ビジネス電子版
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/world/00720/

(2)ドイツの総選挙で与党大敗――経済低迷で原発回帰などの「ポピュリズム」が浸透か|サステナブル・ブランド ジャパン - Sustainable Brands Japan
 https://www.sustainablebrands.jp/news/1300018/

 何処に今日のドイツの誤りがあるかということを、簡単に結論だけを申し上げれば、

①ウクライナ戦争への認識の誤りとその対処方針の誤り(米国と同調しての対ロシア敵対方針とウクライナへの軍事支援)(米国&ノルウェーの秘密工作隊にノルドストリーム(露独間の天然ガスパイプライン)を爆破されロシア産天然ガスが入手できなくなるという事態になっても、対米政策を見直さないし、米国の責任追及もしないという、主権国家として情けない有様)、

②「人工排出CO2による地球温暖化」説という科学的実証的根拠が怪しげな議論を厳しく問いただすことなく「脱炭素」に走っていること=「脱炭素」ではなく、電力のみならず様々な産業における「エネルギー大量消費社会」からの脱却(=大量生産・大量廃棄も同時並行でやめる)こそを目指すべきであり、電力で言えば、天然ガスや一部石炭を使うコジェネによる分散型オンサイト電源(中小型)を普及させ、エネルギー効率を80%以上へ引き上げることを基軸にした政策を展開すべきであること、

ということになります。

ドイツだけでなく、欧州全域でAfD(ドイツのための選択肢)などの右翼政党が台頭してきているのは(その米国版がトランプ政権)、ドイツで言えば、社会民主党・緑の党という左派系の政党・政治家たちの劣化とお粗末な政治がなせる結果であると強く認識すべきでしょう(米国で言えば、クリントン政権以降、オバマ、バイデンの民主党政権が、ことごとく有権者・国民の改革への期待を裏切って、ロクデモナイことを繰り返していたことの反動がトランプ政権です)。そしてこのことは、日本の左派・リベラル系政党=特に立憲民主党にもいえることで、私は野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろして、新たな「世直し」の中核的党派を創るべきだと申し上げ始めています。(ドイツでの政権交代後のCDS/CSUの保守党政権もひどい、下記に関連情報を若干ご紹介しておきます)

日本はドイツの失敗を繰り返すべきではありません。

(関連)(別添PDFファイル)「我々のため汚れ仕事」、独首相、イスラエル支持、イラン攻撃(日経 2025.6.18夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89443030Y5A610C2EAF000/

(関連)(別添PDFファイル)ロシアのG7復帰を一蹴、独大統領 米構想「ありえない」、ロシア産ガス必要ない(日経 2025.6.19)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89455600Y5A610C2FF2000/


3.また日本大学だ!!

 日大重量挙げ部前監督を逮捕、部員から不正徴収疑い、数十年 被害58人5300万円か(東京新聞)、一方で進む「支配権力による科学・学問研究の包摂」、国公立大学や学術会議の次は私立大学と文科系つぶしだ

(1)(別添PDFファイル)日大重量挙げ部前監督を逮捕、部員から不正徴収疑い、数十年 被害58人5300万円か(東京 2025.6.10夕、11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/410627

(関連)(別添PDFファイル)名門・日大重量挙げ部カリスマ指導者が「入学金だまし」で不正徴収5000万円超(日刊ゲンダイ 2025.6.12)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/373121

(関連)「了解得て頂いた寄付金」と詐欺容疑を否認したが…保護者には口止めか 日大重量挙げ部の前監督を再逮捕:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/416051

 東京新聞の記事によれば、「捜査関係者などによると、難波容疑者は、新入部員の入学金や授業料を、各部が一括して預かってから大学側に振り込む「代理受領制度」を悪用。本来なら授業料などが免除されるスポーツ推薦の特待生に対し、自ら虚偽の請求書類などを作って発送して、部の口座に金を振り込ませる手口でだまし取っていたとみられる。」とある。

「新入部員の入学金や授業料を、各(スポーツ)部が一括して預かってから大学側に振り込む「代理受領制度」」=こんな制度がおかしいとは、関係当事者たちは思わなかったのだろうか? また、逮捕された難波容疑者は、少し前に大事件を引き起こした故人の田中英寿元理事長の子飼いの人物で、長きにわたりこの不正を牛耳り、周辺にいた人間たちはこの事件のことをよく知っていたという。にもかかわらず、現場からは何の内部告発も経営層への通知もなかったということか? これもまた、普通の組織では考えられない。

要するに、日本大学という大学は、あれだけの不祥事を起こしても、依然としてその組織体質も、関係者のモラルも常識も、ほとんど変わっていないということではないのか? 林真理子現理事長以下の現執行部は責任を取り、総退陣すべきである。改革スルスル詐欺、さながらだからだ。そして、日本大学のスポーツ関係部・学科は全て、現在の学生が卒業したら廃部とし、体育会系の組織は全て解散させたらいい。体育会系は今から半世紀も前の日大闘争以来、悪名高き「悪の巣窟」さながらであり、自浄作用など働いてこなかった「どうしようもない」組織である。過去からのしがらみを断ち切る意味でも、全部解散して、一から、全く別系統の人たちにより、再建していけばいい。もちろん、コンプライアンスは厳格に貫かれながらである。

(今から数年前には下記のようなことも「重量挙げ」協会では起きていたらしい)
(関連)今度は重量挙げ…三宅義行日本協会会長にパワハラ隠蔽疑惑|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/237254#goog_rewarded

(関連)重量挙部前監督の逮捕を受けてのコメント - 日本大学
 https://www.nihon-u.ac.jp/information/20250611-3668.html

(被害者には弁償した、として、あとは平謝りに平謝りを繰り返しているだけのコメント。悪用された「代理受領制度」についてはどうするのか、何の言及もない。また、同様の犯罪行為が他の体育会系の組織にないのかどうか、再点検する様子もうかがえない。これでいいのか?!)

(2)(別添PDFファイル)理工系技術者100万人不足、2040年推計、私大重点支援検討、文系は30万人余剰(毎日 2025.6.19)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/421cdec6a07eaf48c22c1b1c1e383763a776beeb

(関連)(別添PDFファイル)私大助成 配分見直し、文科省方針、研究力など基準(朝日 2025.6.19)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16238334.html

 <田中一郎コメント>

 大学は産業界・実業界の兵隊を養成する「下請け」機関ではない。理工系の人材が必要だというのなら、必要だとする企業や組織が自分たちでカネを出し、それなりの処遇も用意しながら、養成センターでも創ればいいではないか。何故、文部科学省がショショリ出てくるのか?!

また、他方では文系は30万人も余っている、などとも書かれ、これに対処するために、私学への助成金を傾斜配分する計画だとも報じられている。なるほどこの記事は、何かと政府・お上にたてつく教授たちがいる国公立大学を既に始末し(さしたる抵抗もないまま「羊たちの群れ」を飼う牧場のようにした)、更に、日本アカデミズムの象徴的存在で、ここにも若干名の「逆賊」教授たちがいる日本学術会議を、このほど始末したので、いよいよ、「支配権力や巨大資本による科学(者)の包摂」の仕上げとして、最後までしぶとく残って「自治を主張する」私学と、「逆賊」教授の温床である文系学部のスクラップに着手せんとする「宣戦布告」と見てもいいのではないか。

ところで、日本学術会議会長の任期を終え、東京(頭狂)大学から天下った先の大学で「軍学共同」の旗を振りながら、戦争協力拒否を続けるのか否かが最大の争点だった「日本学術会議の独立法人化」には反対のポーズをとる、偽善と欺瞞の塊のような人物を含む、歴代の日本学術会議会長どもの「法案反対声明」など、バカバカしくて聞いておれるかという話である(日本学術会議については、後日、もう少し詳しくお伝えします)。

盛り上がらなかったと伝えらえる「日本学術会議法案」反対闘争だが、私から言わせれば、当然の結果、である。そもそも当事者の日本学術会議の委員たちに、政府と闘ってでも、日本のアカデミズムの真髄と科学・学問・研究の自由を守り抜くという気概などまるでない。大学にいる一部の良心的な学者委員と、それとお付き合い程度に動く「仲良しクラブ」の諸君による、「闘争のアリバイづくり」にすぎなかったからだ。

既に彼らの本来の居場所である大学がボロボロだ。そして上記で申し上げたように、これに対して、関係者たちはさしたる抵抗もせずに、まるで羊のごとくに沈黙を守った。日本の科学やアカデミズムは、これから一気の崩壊の過程に入っていく。国公立大学でも日本学術会議でも、犬も歩けば「御用」にぶち当たる時代となる。そしてそれが、今度は、最後の牙城=私立大学にも及び、日本から真理の探究としての科学と学問が消えるのである。

問われているのは、この没落への流れに、徹底抗戦するのかどうか、ということである。少なくとも、大学に所属する教授・教員や研究者らは、新たに政府御用組織に組み替えられた日本学術会議ならぬ「日本処世術会議」の委員に就任することを拒否し、自分たちで「本家・日本学術会議」を立ち上げればよい。そしてその後は、法案に賛成した自民党・公明党・「日本維新の会」を国会から追い払う運動を展開し、ホンモノの政権交代を実現して、今回の日本学術会議御用化法=日本アカデミズム抹殺法を廃止すればよい。徹底抗戦の具体的意味はそういうことである。


4.「戦争する国」へ猪突猛進するニッポン

(1)日本は独立国家なのか(吉田敏浩『サンデー毎日』)

(上)(別添PDFファイル)日本は独立国家なのか(上)、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20250602/org/00m/030/008000c

(下)(別添PDFファイル)日本は独立国歌なのか(下)、米軍PFAS汚染を隠蔽する日米合同委員会(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.29』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20250616/se1/00m/020/003000d

(関連)(新刊書)ルポ軍事優先社会 暮らしの中の「戦争準備」-吉田敏浩/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034698691&Action_id=121&Sza_id=A0

(2)『動乱期を生きる』祥伝社新書より
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034708762&Action_id=121&Sza_id=B0

◆こんな政党にこれ以上政権を委ねていたら日本は滅びます(内田・山崎『動乱期を生きる』祥伝社新書)
 https://drive.google.com/file/d/1L-6_y1TU9YCU70o_KY_qeYzKxo8T1W0a/view?usp=sharing

◆為政者の劣化と三流腐敗国家ニッポン(内田・山崎『動乱期を生きる』祥伝社新書)
 https://drive.google.com/file/d/1M4dpQCGlmQOZ7KNtwzsJ_FGgSToVqEph/view?usp=sharing

(3)海自艦が台湾海峡通過、今月中旬 中国機の異常接近後(朝日 2025.6.20)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/218fd106ca6704c0313da4a332b107ef79b3ddb2

(中共中国を挑発するために台湾海峡にまで海自の軍艦が出かけて行ったという他ない。何を愚かなことをしているのか! 自ら我が国に戦争を呼び込むかのような行為をする人間たちは、政府政権からも、自衛隊からも、追い払わなくてはならない。:田中一郎)

(4)死の商人=三菱重工業
 https://drive.google.com/file/d/1zvoSC8QBXnbkKeLq37-47qpdOSN_GElS/view?usp=sharing

(関連)【10倍株候補?】三菱重工業の株価はなぜ上がる?今後どうなるか分析 - かぶリッジ
 https://kabu.bridge-salon.jp/mitsubisi-jyuko-kabuka/

(5)米、防衛費3・5%要求か 日本、2プラス2取りやめ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/413204

(関連)トランプ政権、日本にGDP比3.5%の防衛費増額を要求 英紙報道 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20250621/k00/00m/030/057000c

(既にキシダ・イシバと続く自公戦争準備政権下で、防衛省・自衛隊は、アメリカのみならず日本国内の軍事産業から毎年、大量の武器弾薬を買い続けており、ご承知のようにGDPの2%まで増やす算段でいる。しかも、その多くは「付け払い」=後年度負担の形で買っていることから、まもなくその支払い期がやってくる。その後年度負担分を入れると、通常の自衛隊を維持継続する予算まで含めて、GDPの2%の予算額では到底足りない状態にまで軍事費(防衛費)の支出が膨らんでおり、今のまま行けば、早晩、政府政権は、アメリカに言われたので仕方がないなどの理由を付けて、軍事費予算(防衛費予算)をGDPの3%までは容認すると言いだし始めるに違いないと思われる。今日の自公政権や、「脱憲反民主党」を含むその補完勢力に政治をさせている限り、軍拡競争と軍事費膨張による国民経済や国民生活の疲弊はとどまることがないのである。来たる参議院選は、そのことの是非を問う選挙だが、マスゴミはこの状況をきちんと国民に伝えていない。愚か者たちが「攻めて来たらどうする」という、私が「空中戦」と呼ぶ、無内容な堂々巡りの議論を繰り返しているだけである。戦争リアリティ・リアリズムを失ったこの国は、右翼・右派的な「お花畑」を歩きながら、近未来に大日本帝国に続く「二度目の滅亡」を経験するかもしれない。:田中一郎)

(6)首相、中東情勢の推移注視 米攻撃支持は明言せず(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e025c2fc538def2e5be564c78ad8512465a050

(「「戦争する国」へ猪突猛進するニッポン」は、今後も続けます)
草々

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