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2025年6月14日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(168):核融合と核融合発電では技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より & 有権者・国民の税金で収入を得ながら有権者・国民のためには仕事をしない日本の司法・裁判所

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)かぐや姫 僕の胸でおやすみ 2005 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bh3x5p43QnQ
 https://www.youtube.com/watch?v=acY-MtH21KU


2.(予約必要)(7.14)オルタナティブな日本を目指して:緊急開催「新ちょぼゼミ」: 「令和の米騒動(日本農業とコメ政策のあり方)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-de5ddb.html

(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)

 日本の主食であるコメの小売価格が上昇し始め、今では昨年の2倍以上の値段となっています。TVや新聞・雑誌等のマスコミは「コメは高い、高い」と世論を煽り続け、一刻も早く備蓄米を放出してでもコメの値段を引き下げろの大合唱となっています。石破政権では、失言で退任した江藤拓の後任農相に小泉進次郎を任命し、来たる参議院選挙向けのPRも兼ねながら、煽られた世論に迎合するような対策を取ろうとしています。この動きをどう見ればいいのでしょうか。これまでコメをはじめ多くの国産農産物の価格が、市場原理主義的な農業政策と自民党NO政のおかげで低迷し、他方で、円安やインフレのために農業資材が高騰する中、生産者・農家ではコストカバーさえままならない事態に陥っています。そしてその生産者・農家も経営難と高齢化のため、担い手や後継者がどんどんいなくなり、崩壊寸前の状況にあるのです。今回はコメ問題をテーマに、持続可能な稲作農業を確保できる農業政策を考えます。みなさまのご参加をお待ちしています。


3.(新刊書)フッ素の社会史 天笠啓祐(著) - 地平社
 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784911256237


4.裁判長、国の説明を一蹴「5W1Hを意識して」と再提出を求める 国葬文書隠蔽裁判・第3回口頭弁論 - Tansa
 https://qr.paps.jp/UKmTY

(関連)オンライン署名 · #ないわけないだろ国葬文書/政府が開示を拒否する、安倍晋三元首相の「国葬文書」の開示を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/qUENL


5.イベント情報

(1)(チラシ)(6.16)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン共同行動!&(6.15)プレ集会&デモ行進(明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1ce_U1-2sJbH5Dn1vwI-K7TSbPHUH9d5v/view?usp=sharing

(2)(チラシ)(6.16)原発(震災)避難者の住まいと人権保障を求める交流集会(衆2-1)
 https://drive.google.com/file/d/1DmHegX8BBOdrOgYVgpKyn7WQzCMh1xFf/view?usp=sharing

(3)(6.21)2025沖縄シンポジウム「沖縄とともに―慰霊の日を迎えて―」のご案内 - 東京弁護士会(弁護士会館)
 https://www.toben.or.jp/know/iinkai/jinken/cat188/2025.html

(4)(6.21)日韓条約と植民地主義を問う:太田修同志社大学教授他(明大リバティタワー)
 http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/

(5)(6.24)戦後80周年の沖縄から国際平和を考える(新外交イニシアティブ)(オンライン配信あり:無料)
 https://www.nd-initiative.org/event/13378/

(6)(6.25)311子ども甲状腺がん裁判 第14回口頭弁論期日のお知らせ(東京地裁)
 https://www.311support.net/news-250523/

(7)(予約必要)(6.26)再開新ちょぼゼミ第12回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第7回目):サンフランシスコ講和条約と日米安保」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-c5729d.html

(8)(チラシ)(7.2)福島原発被害東京訴訟 第二陣控訴審(東京地裁#103)
 https://drive.google.com/file/d/1m5JqPMcmm5KPaxa3Yf_QVaw2HHF-hy2r/view?usp=sharing

(9)(7.3)アベスガキシダイシバ政治を許さない=国会前行動(毎月3日の午後1時:澤地久枝さんは入院中)
 http://www.labornetjp.org/news/2020/0903shasin

(10)(チラシ)(7.26―27)第17回大間原発反対現地集会 Oh!MAGROCK17(青森県)
 https://drive.google.com/file/d/1iwRMRs7PElzzj-KmUBMRWLiroLmb0bil/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1fKUwsAUXaycNRjjC8hpj4EhFd0LSNvGf/view?usp=sharing


6.埼玉 志木市長選挙2025 立候補者は 開票結果もこちらで6月15日投開票 - NHK
 https://www.nhk.or.jp/shutoken/saitama/articles/101/024/49/

(関連)水谷としみ 〜明るい志木市をつくる会〜 - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgPhD12GtbYD9-p_imnKEMw


7.(別添PDFファイル)その「お願い」問題ない?「両陛下お出迎え」広島市通知でドタバタ、児童名簿要求=実は不要(東京 2025.6.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/411354?rct=tokuhou

(関連)小学生を天皇来広行事に参加させない要請書(Knet 2025.6)
 https://drive.google.com/file/d/1j7pS2_4t0lNJsRZOdSpvWICfh6CBisgq/view?usp=sharing

(これは天皇陛下の「政治利用」であり、また、現代版「学徒動員」である。断固として許されない。昨今の広島市は、はだしのゲン、のこともあるし、その他さまざまなことで頭がおかしくなっているようだ。まずは現在の市長と市議会議員たちを総入替したらどうか。今のままでは、同県呉市と共に、昔の「軍都ヒロシマ」へ向けてまっしぐらではないか?! 再度、核兵器での攻撃を受けかねない。:田中一郎)

(関連)広島市平和教育教材『はだしのゲン』削除問題を考える 日本図書館協会・図書館の自由委員長 西河内靖泰-長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/26101

(関連)(現代の肖像)講談師 神田香織:「悲しみを勇気に変える(『AERA 2025.6.9』)」
 https://x.com/kandakaori/status/1929417830480396302


8.日刊IWJガイド・非会員版「イーロン・マスク氏、トランプ大統領、イスラエルは、三位一体の強力なレイシスト・チーム! マスク氏『西欧文明の弱点は共感』と発言!」2025.6.13号~No.4549 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54752

■<シリーズ特集 2025年7月20日参院選! 投票に行こう! 第15回>国民民主党が山尾しおり氏の公認取り消しで、山尾氏は逆ギレコメントを発表し離党届を提出! 不倫相手とされる倉持氏が突然YouTubeに出演の怪!! メディアもネットも手の平返しで、国民民主党の対応を猛批判! 玉木代表、榛葉幹事長の会見は山尾氏の言い分との間にズレ! 自分には甘い不適切な処分しかしない代表の、不適切な候補の擁立と、不適切なやり方での取り消し、国民民主党の支持率は、どのみちダウン!? 山尾・国民民主が進めたい政策は、改憲による緊急事態条項の一択という不適切な政策!

■<号外報告>「<速報>イスラエルがイランの軍事施設と核施設に大規模攻撃を開始!」を発行しました!
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(168):核融合と核融合発電では技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より & 有権者・国民の税金で収入を得ながら有権者・国民のためには仕事をしない日本の司法・裁判所」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)(集会決議案)司法よ、国民の憂いは頂点に達している(617最高裁共同行動2025)
(2)核融合から”核融合発電”への遙かなる道(イントロ部分)(今中哲二 『原子力資料情報室通信 NO.612 2025.6』]
(3)核融合発電という蜃気楼(イントロ部分)(今中哲二『地平 2025.3』)
(4)核融合はできないし、やってもいけない(小出裕章 『季節 2024 年冬』 )
(5)核融合発電 実証めざし議論へ、安全規制方針まとまる、新技術に懸念の声も(朝日 2025.3.28)
(6)核融合の投資熱とリスク、冷静に柔軟な戦略を(日経 2025.3.2)
(7)核融合発電「30年代に実証」、国家戦略に明記へ(日経 2025.5.20)
(8)再稼働へ規制委、「常陽」審査 事実上の適合、高速炉「もんじゅ」より古く(東京 2023.5.25)
(9)「新試験研究炉」長期化か、もんじゅ敷地内 推定活断層調査に時間(東京 2025.6.9夕刊)

◆(チラシ)(6.16)2025最高裁包囲ヒューマンチェーン共同行動!&(6.15)プレ集会&デモ行進(明治大学)
 https://drive.google.com/file/d/1ce_U1-2sJbH5Dn1vwI-K7TSbPHUH9d5v/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(集会決議案)司法よ、国民の憂いは頂点に達している(617最高裁共同行動2025)
 https://drive.google.com/file/d/1UVBkLfo6hxllg1vBUDUMK7bYeT8fPKgh/view?usp=sharing

(関連)(6.16)プログラム他(617最高裁共同行動2025)
 https://drive.google.com/file/d/1WDQ-yQLQYTf0_VmWl_peZqmBNQ3Ieewq/view?usp=sharing

(明日・明後日のイベントです。たくさん集まって最高裁に対して抗議の意思表示をみんなで致しましょう。:田中一郎)


1.ALPS処理汚染水差止訴訟- 【緊急】6月20日の口頭弁論が延期になりました
 https://alps-sashitome.blogspot.com/2025/06/620.html

(知人よりいただいたメール)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまたこんな理不尽な事態に巻き込まれています。
ほんとに裁判所という所にうんざりしてます。

緊急告知!
裁判所のミス!汚染水海洋投棄差止訴訟期日延期(中止)!

6月20日に指定されていた第5回口頭弁論期日ですが、裁判所の予定調整(?)ミスにより、10月1日の第6回口頭弁論予定日に延期されました。第4回裁判が今年1月に開かれてから9か月、審理が止まることになります。その間にもALPS処理汚染水はじゃぶじゃぶ流され続けています。弁護団からも裁判所に対し、この件に対する抗議と説明を求める書面を提出しました。(改めて別途公開予定)

傍聴支援を予定されていた皆様から「飛行機チケットのキャンセル料発生」や事務局の告知費用、当日の対応費用など様々な実害も報告されています。関係者の皆様には本当に申し訳ありません。

私達原告団事務局も先例のない今回の突然の事態に困惑と、裁判所不審、怒りも覚えるものです。次回10月1日期日には裁判冒頭に、裁判長より今回の事態の経緯報告や6.20に予定していた原告陳述も含め、弁護団の陳述時間を予定より長くし、弁論更新陳述をしっかり受け止める事を求める申し入れもしています。ぜひ10月1日皆様の傍聴支援お願いいたします。

さらに、至急6.20裁判が延期になったことをお知り合いの方などへご周知お手伝い頂けますと幸いです。勿論、6月20日には私ら事務局が裁判所で待機、いらして下さった皆様に事情説明をする準備も進めています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <私からの返信>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
腹立たしい限りですね。

日本の裁判所は、福島原発事故以来、約14年間付き合って、こいつら、国民の税金で飯食わせてもらって、国民のために仕事しとらんな、ということがはっきりと目に見えるようにわかりました。

なので、ぶっ潰しましょう。
新しく「国民のための裁判所、裁判所システム」を創ればいいのです。

◆日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-396e18.html

(今の裁判所のままでは、原発事故の責任追及も、被害者救済も、原発再稼働差し止めもできません。そうだとわかったわけですから、ぶっつぶすのです。おまけに原子力ムラやその弁護代理人の弁護士事務所と癒着までして腐っています。:田中一郎)

(関連)(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


2.(別添PDFファイル)「新試験研究炉」長期化か、もんじゅ敷地内 推定活断層調査に時間(東京 2025.6.9夕刊)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20250318/3050020176.html

(関連)(別添PDFファイル)再稼働へ規制委、「常陽」審査 事実上の適合、高速炉「もんじゅ」より古く(東京 2023.5.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/252273

 <田中一郎コメント>

 核燃料サイクル推進の原子力ムラのガラクタ研究者たちは、とうの昔にオシャカにされたと思っていた高速増殖炉「もんじゅ」の一世代前の高速炉「常陽」(茨城県大洗町)にしがみついていたかと思いきや、今度は廃炉になった「もんじゅ」の跡地に「核分裂で発生する中性子を先端材料や医薬品の開発などに利用する目的で、建設費用1,500億円をかけて新たに試験研究炉を建設する」(東京新聞記事より)という。全くアホラシイ研究実験炉だ。こんな研究がうまくいって先端材料や医薬品の開発につながるという証拠を見せろ、という話で、日本の国公立大学や公的研究機関はどこも研究費を絞られてヒイヒイ言っている時に、原子力ムラのガラクタ研究費が、あれもこれもと湯水のように用意されるというのはいったい何なのか? しかも1,500億円と巨額である。ロクデモナイ使い方をされるのは目に見えている。老朽炉「常陽」などは、さっさと廃炉にしてしまえ、だし、活断層は間違いなくい存在する「もんじゅ」跡地の試験研究炉など危険で無用の長物で論外だ。「もんじゅ」が廃炉になったにもかかわらず、その研究・推進組織(日本原子力研究開発機構)をそのままにしておくから、こういうロクデモナイ無駄遣いを、巨額のカネを使ってやろうとするのだ。日本原子力研究開発機構は政権交代により直ちに廃止すべきムラ組織であり、かようなところに予算など付けてはいけない。:田中一郎)


3.巨大太陽嵐の新たな最悪シナリオ、科学者が警鐘 衛星観測史上最大の500倍規模も(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f3e9bd7ea0debb45e2d5133ef111bfd91611436e

(「太陽嵐」は太陽から地球に降り注いでくる「磁気嵐」のこと(記事では「太陽粒子嵐」と書かれているが、おそらく「磁気嵐」の間違い)。この「太陽嵐」(「磁気嵐」)は地球上の気候変動に決定的な影響を及ぼしており、そのメカニズムは下記サイトにある「気候変動の宇宙物理学」(広瀬隆氏)により詳しく説明されている。知らない方は必ずご覧ください。地球上の気候変動が、人間の活動が排出するCO2によって引き起こされているという科学的実証的根拠のない、おかしな説にたぶらかされている方々は、なおさらこのサイトのVTRは必見です。「人工CO2温暖化」説に基づいて「脱炭素」「脱炭素」と言って火力発電をつぶして回り、結局は原子力ムラ代理店政府の原発大推進の片棒を担がされている、そんな愚かな構図が見て取れるからです。百聞は一見に如かず、善は急げで、早く見ましょう。:田中一郎)

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


4.「新ちょぼゼミ」開催中:放射線被ばくの基本知識

 今年4月から、たんぽぽ舎で毎月開催しています「新ちょぼゼミ」で、このテーマの勉強会を始めています。放射能汚染と放射線被ばくについて、基本的なことを一からきちんと知りたい方のご参加をお誘いしています。下記は今まで実施した3回分の報告です。次回は来たる8月25日(月)(夜6時から)に開催予定です。

(1)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html

(2)(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-9c4fd6.html

(3)(報告)(6.10)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その3):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(3)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-3e5150.html


5.核融合と核融合発電は技術のレベルが違う=今中哲二氏の論文より

◆(別添PDFファイル)核融合から”核融合発電”への遙かなる道(イントロ部分)(今中哲二 『原子力資料情報室通信 NO.612 2025.6』)
 https://drive.google.com/file/d/1_h2zM2ihVFUY5cgkTaDs0oZepZyn9Y1W/view?usp=sharing

 <田中一郎の備忘録メモ>

 今中哲二氏の上記論文を読んで下記の備忘録メモを書き落としました。核融合を発電として利用することは途方もないレベルの話であって、詐欺師が語る夢物語の域を出ないと、同氏は具体的に説明をされています。核融合の地上での制御された状態での実現と(制御されないままの核融合の実現は「水爆」です)、その核融合反応をもとに発電して人間社会がその電力を使う、ということとは全く別のことと考えるべきだということが強調されています。

(参考)実際の核融合炉と発電の仕組み:核融合発電 基本のキ(2)(1-3 ページ) - MONOist
 https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2410/17/news008.html

 <核融合発電が困難な理由>

(1)超高温プラズマを真空磁場の中に閉じ込める方式で、プラズマ状態を制御可能な形で(つまり出力調整ができる形で)長時間にわたって持続させることは困難

(2)核融合DT反応(二重水素(D:デューテリウム)と三重水素(T:トリチウム)の融合反応)で生成する中性子の運動エネルギーを熱エネルギーとして集めて電気エネルギーに転換することになるが、その中性子を受け止めるのが「ブランケット」と呼ばれるプラズマを取り囲むドーナツ型の壁である。この「ブランケット」がどこまで効率的に中性子エネルギーを集めてタービンを回す熱エネルギーに転換して行けるかは「やってみなければわからない」(今現在、国際協力で進められているフランス所在の「イーター(ITER)」がその実験炉である)。

(3)核融合DT反応の原料のうち、トリチウムは自然界にはわずかしかなく、大規模発電のためには大量のトリチウムを人工的に作りだす必要がある。今考えられているのは、上記「ブランケット」に細工をして、熱エネルギー回収系とトリチウム再生産回収系の2系統を配管として用意する必要があるが、大規模発電用の炉の場合の「ブランケット」は500体以上も連結されるため、極めて複雑な装置となる。これを無事、長時間にわたって制御するのは容易ではない。

(4)上記のトリチウム再生産回収のプロセスでは、生産・精製が気体を通して行われるため、トリチウムが遺漏して深刻な環境汚染につながる可能性が高い。

(5)「ブランケット」は劣化が激しく、2-3年で交換されることになっている。その「ブランケット」は1つが約4トンで、これが500個もある。しかも単純な壁ではなく、トリチウム再生産回収系や冷却系(熱の電気への転換系)の配管も付属している複雑系の装置、更に核融合炉内部の放射線量は250Sv(Gy)もあるため人は近づけず、ロボットアームなどの遠隔操作になる。4トンの複雑系の装置を遠隔操作で500個も取り換える作業=こんなものがうまくいくわけがない(必ず放射能00遺漏事故を起こす)。

(6)結論です:核融合発電は「スジの悪い技術」=たどりつけそうもない蜃気楼のようなスローガンを掲げて、多額の税金を投入するような愚をすべきではない。(上記のポンコツ炉「常陽」や、「もんじゅ」跡地に巨額なカネを使って建設しようとしている新型実験炉と「そっくり」な形になっていることに注目)。原子力ムラのアホウどもに貴重な財源を浪費させるな!! 凡そ、今現在、「脱炭素」「GX推進」などと言われて進められているほとんどのPJが、このたぐい、であることにも注意してください。すべては、科学的実証的根拠のない「人工排出CO2による地球温暖化」説にたぶらかされているところから来ているのです。

(関連)(別添PDFファイル)核融合発電という蜃気楼(イントロ部分)(今中哲二『地平 2025.3』)
 https://drive.google.com/file/d/1KBQgnsaGeeCzm5NAmbMF2ETuZtdmFqMo/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)核融合はできないし、やってもいけない(小出裕章 『季節 2024 年冬』)
 https://drive.google.com/file/d/11v-LeeIogFZondIOBS8sVktDtotvR_Av/view?usp=sharing

(関連)20170303 小出裕章先生にきいてみた!!〜土岐市核融合科学研究所 重水素実験について - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QdLNEqDfvmc&list=PLHrniIMvBsTWCj2TCR-riwCy0MO_uj7rK&index=2&t=5s

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(165):幻想の核融合発電=毒を食らわば皿までも(核融合発電原型炉を青森県が誘致するという朝日新聞ニュースに関連して)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/02/post-fd4c7d.html


 <関連:別添PDFファイル>

(1)核融合発電 実証めざし議論へ、安全規制方針まとまる、新技術に懸念の声も(朝日 2025.3.28)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20250328000342.html

(2)核融合の投資熱とリスク、冷静に柔軟な戦略を(日経 2025.3.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87061340R00C25A3TYC000/

(3)核融合発電「30年代に実証」、国家戦略に明記へ(日経 2025.5.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88781810Q5A520C2EA2000/

 <関連サイト>

(1)脱原発団体が次世代革新炉計画中止求め知事に要請 - 鹿児島のニュース|MBC NEWS|南日本放送 (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbc/1959791?display=1

(2)米研究所「太陽の力を再現」に成功も、「核融合発電」の実用化に壁 実現は「数十年先」か - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/658?page=1

(3)一般の方向けページのご案内|核融合実験炉ITER日本国内機関
 https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/iter/about.html
草々

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