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2025年6月 1日 (日)

(報告)(5.29)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」(田中一郎:たんぽぽ舎)+「コメの値段が高い」を徹底批判します

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 さる2025年5月29日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「新ちょぼゼミ:放射線被曝の基本知識(その2):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(2)」を開催いたしました。以下、当日の資料と録画をアップして簡単にご報告申し上げます。今回の続きは、来たる6/10の「新ちょぼゼミ」(下記参照)の際に、最初の1時間でプレゼンを行いますので、よろしくお願い申し上げます。

◆(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+ 「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html


 今回以降、放射線被曝問題に関して、これだけは知っておいていただきたいということを、私が知る限りで全部お話しするつもりでおりますので(逆に、私たち一般市民は「被ばく問題マニア・おたく」ではないので、あまり詳しく難解なことは知る必要はない、と考えています。必要最低限のことをお話しするつもりです)、この機会に放射能と放射線被曝のことをきちんと知っておきたいと思われる方はぜひご参加下さい。次回以降は、ところどころで「質問タイム」も入れて、質疑応答を繰り返しながら進めたいとも思っています(すべての疑問に私が答えられるかどうかは定かではありませんが)。よろしくお願い申し上げます。

◆(当日録画)20250529 UPLAN 田中一郎「シーベルトへの疑問」「放射線被曝評価のインチキ」その他 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk

(必見重要録画)(0-0)追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv
 https://www.dailymotion.com/video/xncvsv

(国際放射線防護委員会(ICRP)が被ばく防護の基準を、科学的に決めるのではなく政治的に決めているということを立証した貴重な映像です。必ずご覧ください。)

◆(前回)(0-3)(報告)(4.21)「新ちょぼゼミ」:「放射線被曝の基本知識(その1):放射線被曝の評価単位「シーベルト」への疑問(1)」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-ef5b7f.html


◆(当日のレジメ)

(1)(別添PDFファイル)MEMO(ホワイトボード:放射線被曝評価のインチキ)(一部修正)(田中一郎 2025年4月21日)
 https://drive.google.com/file/d/1LwwAMHt4WdZ4guOdQ-WLhdSG2bF3fiDO/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1LwwAMHt4WdZ4guOdQ-WLhdSG2bF3fiDO/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)(0-5)MEMO(放射線被曝評価のインチキ:その2)(田中一郎 2025年5月29日)
 https://drive.google.com/file/d/1-ls-iPDylaYlSIW_HppsJ9CFexL_N7mK/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1-ls-iPDylaYlSIW_HppsJ9CFexL_N7mK/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)(レジメ)放射線被曝の評価単位=シーベルトはインチキです(田中一郎 2025年4月21日)
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/10ZFAmj0BV0dwuyhIwuwWrSohZurq6qjY/view?usp=sharing

◆当日の資料など
(先頭についている番号は私が整理のため便宜的に付けているもので無視して下さい)

(1)(別添PDFファイル)(5)被爆者傷害調査の致命的欠陥と被ばく危険の過小評価(中川保雄『(増補)放射線被曝の歴史』明石書店)
 https://drive.google.com/file/d/1hpltEfGF_uZFxHqFuLRgVAn9KIbrITTg/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)(5-1)書評:中川保雄『(増補版)放射線被曝の歴史』(明石書店)(天笠啓祐『社会運動 2012.4.15』)
 https://drive.google.com/file/d/1-4qMaeRUZs7mnMH2q8kDhz1BZ62wrWic/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)車の炭素繊維 EU禁止案、東レや三菱ケミ 先端素材に打撃、廃棄時 人体に悪影響懸念(日経 2025.4.9)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO87911040Z00C25A4MM8000/

(有害なナノサイズ物質と体内の放射性物質による被ばくの「相乗効果」が懸念されます:田中一郎)
 https://qr.paps.jp/vQd8G

(4)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥100で販売しています=印刷費だけをいただいています)

(5)(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

(冊子化したものを、当日、会場で、¥150で販売しています=印刷費だけをいただいています)


◆当日の脱線番外編
 立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の話と、コメ問題について、ごく簡単にお話ししました。この2点については、別メールにて詳しく書いて別途お送りいたします。

 <コメ問題について私が申し上げた4点を少し詳しくご説明します>

◆(別添PDFファイル)(資料)コメ問題と食料安全保障(一部抜粋)(神山安雄 2025.5.19 立憲フォーラム院内集会)
 https://drive.google.com/file/d/15GJOTu1umB9BsZ2UfeMT7w1jvRPrHqya/view?usp=sharing

(1)精米小売価格4,000円/5kg(0.8円/g)は茶碗1杯分(約65g)にすると52円です。この値段が「高い」と言えますか?(農家の手取りはその半分の約26円) 「高い」という人にお聞きしますが、アンパン1個いくらで売っていますか? ペットボトルの水は1本いくらですか? コーヒー1杯はいくらですか? コメ5kg=4,000円が「高い」などと感じるのは、①今までが安すぎた、②給料や所得が少なすぎる、の2つから来る「錯覚」です。それで更にお聞きしますが、生産者・農家が精魂込めて作ったおいしいコメの値段が、茶碗1杯25円でいいと思いますか? 「それでいいと思う」などと答えるなら、それは生産者・農家をあまりにバカにしていませんか?

(2)「コメが暴騰して高い」は、マスごみに煽られた結果です。そして情けないことに、リベラルや左翼左派を代表するような有識者が一緒になって「高いから何とかしなければいけない」などと、大衆迎合のポピュリズムをやっています。その代表格が金子勝慶応大学名誉教授であり、「羽鳥慎一モーニングショー」の常連メンバーである玉川徹氏(コメを輸入して値段を下げろなどと言っています)です。

(関連)(別添PDFファイル)小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い(金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイ 2025.5.28) ➾「詰めが甘い」のはあなたも同じです!!(田中一郎)
 https://drive.google.com/file/d/1Lo7AZ3g0SY7KPUkd3WurtIElX0tEDtbT/view?usp=sharing

(当日の録画(上記)の中で、コメを自由に作れるようにして価格が暴落した場合、政府による直接支払いで生産者・農家の所得保障をする場合に、およそ「1兆円」近い財源が必要になるのではないか、というべきところを「1億円」近いと言い間違えています。お詫びして訂正いたします。ところで、こんなことをしても益々コメ余りが生ずるだけで、ミニマムアクセス米と合わさって、毎年1百万トン以上の過剰米に苦慮し、バカバカしくも巨額の税金を突っ込むことになるでしょう。それでいて、日本の食料自給率はちっとも上昇しません。そんなことに財源を使うのなら、コメの生産調整を行い、需要に見合った生産体制を敷くべく、転作奨励金をコメ作収入以上になるよう生産者・農家に交付すればいいのです。これを「減反だ」などといってピンボケな批判をするからおかしなことになるのです。また、学校給食など、米飯需要拡大政策も非常に重要で、有機食材=自校方式=米飯100%の学校給食無料化=現場食育の推進をセットで行うことで、教育再生と日本農業の再興の大きな契機となるでしょう。:田中一郎)

(3)日本は「米を作らせないことに補助金を出す減反政策」など、とうの昔にやめています。実施しているのは、コメの潜在的自給率140%程度、小麦自給率15%前後、大麦自給率10%前後(ビール原料麦はもっと低い)、大豆自給率5%前後、ソバ自給率30%程度、という状態の中で、極力、消費者の有効需要に合わせた生産を行えるよう、コメからその他穀物への転作政策を進めてきています。これが必ずしもうまくいっていないのは、転作奨励金をケチって十分な所得確保のための安定した補助金を出さないため、コメ優先の生産者・農家の経営姿勢が変わらないからです。
 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-11.html

(4)狭い国土で、山あり岡あり谷あり起伏ありの変化にとんだ土地事情に加え、伝統的な分散錯圃と戦後の農地改革により、1つ1つが小さな圃場のまま、あちこちに散在するという「分散錯圃」が一般的で、そうした農村事情の下で、それぞれの生産者・農家が創意工夫を凝らして付加価値が高い労働集約型の精密農業を展開してきました。これが日本の農産物の高品質と美味の所以です。しかし、1990年頃から、この国は「市場原理主義アホダラ教」政策をこの日本農業にも強引に押し付け、今申し上げた日本農業の長所であり優れた特性であるところの農業文化・稲作文化を踏みつぶし、新大陸型の大規模農業一点張りの政策を生産者・農家に強要したのです。しかし、経営の大規模化は、上記のような事情からコスト削減には必ずしもつながらず、一定規模以上になると逆に手間暇がかかってコストは上昇気味となり、かつ昨今では高齢化・後継者なし・人手不足のため、経営規模拡大そのものが困難になってきています。日本農業における「市場原理主義アホダラ教」政策の破綻です。(その典型のバカ者が山下一仁(キャノン・グローバル)です。)

(5)日本農業は苦労多くして所得があまりにわずかであることに加え、「市場原理主義アホダラ教」政策により政府からも見放され、財界やマスゴミやボンクラ有識者からはバッシングを受け、高齢化して後継者もなく、耕作放棄地が増える中、次第に安楽死状態となりつつあります。日本農業がなくなろうとしているまさにこの時に、小泉進次郎という中身スッカラカンのドアホが農水大臣として登場し、古古古米などを使ってコメの価格破壊を始めました。マスごみが大はしゃぎをしています。この国は間もなく、広範な生産者・農家がいなくなり(特殊な金持ち向けの高価格高付加価値農産物生産者だけが残る)、貧乏人は輸入される家畜のエサ(安かろう、まずかろう、危なかろう)を食う時代がやってくるでしょう。まさに自業自得では??


◆推薦図書・物販

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(2)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー』(表紙)(川田龍平・堤未果 2024.11)
https://drive.google.com/file/d/1Vt-J50mW0COWf6Tm9pspl5TgY4s_fawt/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EYAda-KorypGuDl3TniisT8BAmy4FhgrsxehcjX41Vu5Mg?e=Aa15R8
(開けない時は2~3度、クリックしてみてください。それでもダメならMSによる言論妨害です:田中一郎)

(3)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0

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(参考)オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-57c992.html
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草々 

 

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