日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(6.10)オルタナティブな日本を目指して:再開「新ちょぼゼミ」第11回: 「バイオテクノロジーと現代社会」(天笠啓祐さん:たんぽぽ舎)+ 「放射線被曝の基本知識(その3)」(BY田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/04/post-d98ccb.html
2.イベント情報
(1)(チラシ)(6.9)院内集会 「非戦の安全保障論」:柳澤協二さん(参議院議員会館)
https://drive.google.com/file/d/1kmomFzMQHlb0GZB7IZsXj6ZHBN0Y5zIt/view?usp=sharing
(2)(チラシ)(6.14)「台湾有事」に突き進む日米同盟“参戦”しないために:石井曉(早稲田大)
https://drive.google.com/file/d/1qGPBAoOo5g2K3MnrGJRVWoXx2LI2cV8t/view?usp=sharing
(3)(チラシ)(6.15)シンポ「人権と司法」(明治大学)&デモ行進、(6.16)最高裁包囲行動
https://drive.google.com/file/d/1zrvJn7kGX7fuCZmacWZNMRFyiXXwzlp1/view?usp=sharing
(4)(チラシ)(7.2)福島原発被害東京訴訟 第二陣控訴審(東京地裁#103)
https://drive.google.com/file/d/1m5JqPMcmm5KPaxa3Yf_QVaw2HHF-hy2r/view?usp=sharing
◆(予約必要)(6.26)再開新ちょぼゼミ第12回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第7回目):サンフランシスコ講和条約と日米安保」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-c5729d.html
(会場が狭いので入れなくなる可能性があります。たんぽぽ舎に予約のお電話をしていただき受付番号をもらってください)
3.緊急のお願い「小学生を天皇来広島行事に参加させないことを求める要請書」に賛同をしてください(教科書ネット・ひろしま)(締め切り:6/12)
(1)【個人賛同用フォーム】
https://forms.gle/VpWH39DbZm3kPufG6
(2)【団体賛同用フォーム】
https://forms.gle/ji2zQtzPMuGw7DuR7
4.(別添PDFファイル)近未来の人間国宝:(現代の肖像)講談師 神田香織:「悲しみを勇気に変える(『AERA 2025.6.9』)」(みんなで応援しましょう:田中一郎)
https://x.com/kandakaori/status/1929417830480396302
5.公共施設で子どもたちに戦闘訓練
信じがたい話ですね。岸本聡子杉並区長他、板橋区や豊島区の各区長の見解は? 区議会の動きはどうですか?
◆都内公共施設で子ども向け「戦闘訓練」 埼玉の法人 市民団体が反発 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250602/k00/00m/040/282000c
(関連)板橋区長宛 要望書(市民団体 2025.5.15)
https://drive.google.com/file/d/1UIy78sC-7fXfpQtMosQt2FMkH5y1Z298/view?usp=sharing
6.小倉志郎 さんから:「自衛隊員の意識」
https://tinyurl.com/49nrwwrr
(クーデタを引き起こす軍隊にしないために、自衛隊内における民主教育や日本国憲法教育を抜本的に見直す必要があります。また、文民統制(シビリアン・コントロール)についても制度として、しっかりとしたものを創っておく必要があります。そして、こうした平和国家の軍隊としてふさわしくない振る舞いをする自衛官達は毅然と更迭することも大事です。:田中一郎)
7.(新刊書)高齢者の予防接種は危ない 私は薬害を黙っていられない-川田龍平/著(飛鳥新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034728077&Action_id=121&Sza_id=C0
8.その他
(1)【対談】Tansaが国を提訴、国葬文書「不存在」のウソを問う(ゲスト:日刊ゲンダイ小塚かおるさん) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tW1ekg-xAD8
(2)山尾志桜里氏、参院選に出馬表明も「不倫疑惑」「不正請求」蒸し返される数々のトラブル(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/20f0e2bd23b35338c70b18153393a91f4b4316f9
(この女、一回議員を辞める前に「改憲の話し合いは国会でしっかりやりましょう」などと言い、当時所属していた立憲民主党に相手にされなくなるや、今度は小林よしのりの「ゴー宣道場」にまで乗り込んで「壊憲」論をぶっていた人物だ(今現在のネット上では、山尾志桜里を応援する「ゴー宣道場」のサイトで溢れている状態である=似非右翼の巣窟か?)。国会を小中学校のホームルームと間違えていたのではないか? 下記のウィキペディアはどこまで信用できるかわからないけれど、ロクデモナイことがいっぱい書いてある。チラッと見ておいてもいいかもしれない。こんな女を国民民主党は推薦するのか?! どういう感覚をしているのか?!:田中一郎)
https://qr.paps.jp/ZFvk3
(3)情報漏洩、斎藤知事の「指示」巡り全面対立 蜜月「牛タン倶楽部」の複数側近が〝反旗〟(産経新聞) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/aece7be6c4a7722b97056b9c1dea7fcd289cb7f0
(4)泉房穂氏 公明党の消費減税“見送り”の意向に「“国民の生活”より“自民党に嫌われないこと”を優先」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b21959ecab35747b20b2c306a09601d576dfa5b7
(公明党とやら、昔は「平和と福祉の党」とか言っていたんだけれど、今はここまで堕ちましたか。まだかような政党に投票する人がいることが七不思議の1つです。有権者・国民に嫌われないようにすることを「ポピュリズム」とか言うそうですが、自民党に嫌われないようにすることは何というのでしょうネ? 「金魚のフン」? 「下駄の雪」? それとも何? 下記サイトから選んでください)
https://rakublog-style.com/?p=17747
(5)グレタさん、ガザに向けて船で出航 「ジェノサイドに沈黙は危険」 [イスラエル・パレスチナ問題]:朝日新聞
https://x.gd/f9oig
(6)大川原冤罪 警察・検察、捜査の問題点検証へ 国など上告断念の方針(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20250607/k00/00m/040/184000c
(7)福岡厚労相ついに“白旗”…健康保険証の代わり「資格確認書」の一律送付「最後は自治体の判断に委ねる」|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372947
(8)日刊IWJガイド: <IWJ取材報告>ウクライナがデフォルトへ!「ウクライナの6億6500万ドルの債務不履行について、日本が肩代わりするのか?」IWJ記者の質問に、「日本政府はかかる債権を保有していない。日本政府保有の公的債権に債務不履行が発生した場合、日本が直ちに肩代わりするのではなく、国際的な協議の枠組みの中で対応を検討する」と岩屋外務大臣~6.3岩屋毅 外務大臣 定例会見 2025.6.5号~No.4543
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54723
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「日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう(東電株主代表訴訟、OUR PLANET TVスラップ訴訟、日航123便情報公開、砂川裁判国賠他)」をお送りします。
◆(チラシ)(6.15)シンポ「人権と司法」(明治大学)& デモ行進、(6.16)最高裁包囲行動
https://drive.google.com/file/d/1zrvJn7kGX7fuCZmacWZNMRFyiXXwzlp1/view?usp=sharing
(昨年)(報告)司法よ 本来の姿を取り戻せ! 617最高裁共同行動 ヒューマンチェーン:この運動が、腐敗堕落する日本の司法・裁判所の民主化、というよりは「正常化」のための継続的な動きになることを願う- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-2908f9.html
<別添PDFファイル>
(1)東電株主代表訴訟控訴審、旧経営陣の責任認めず、賠償取り消し(東京 2025.6.7)
(2)東電株主代表訴訟控訴審、旧経営陣の賠償取り消し、一審13兆円(朝日 2025.6.7)
(3)東電株主代表訴訟控訴審、東電旧経営陣の責任否定、株主逆転敗訴、13兆円賠償取り消し(毎日 2025.6.7)
(4)東電株主代表訴訟控訴審、東電旧経営陣の賠償命じず、株主ら逆転敗訴、一審13兆円(日経 2025.6.7)
(5)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)
(6)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
(7)日本は独立国家なのか、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)
1.東電株主代表訴訟 原告逆転敗訴、「13兆円払わなくてもいい」判決
◆福島第1原発事故めぐる株主訴訟、最後に裁判長が言ったこと 東京電力旧経営陣の賠償責任認めず 東京高裁:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/409797
(関連)福島第1原発事故、問われなかった東京電力の責任「安全よりコストの無責任体質」は今の経営陣にも:東京新聞
https://x.gd/v2qvR
「13兆円超の賠償命令から一転して、東京電力旧経営陣の責任を否定した東京高裁判決。これによって福島第1原発事故を巡る主要な民事や刑事の三つの裁判は、いずれも東京電力旧経営陣や国の責任を認めず、被災者や株主側の訴えは退けられる結果となった。追い風を受けるように、事故当事者の東京電力は原発の再稼働に突き進もうとするが、世界最悪レベルの原発事故を起こした企業体質は変わらない。」(東京新聞)
▼判決書、弁護団声明など
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-450.html
▼報告集会の動画
https://youtu.be/PyH6ElhkO8Y?si=CepZrov_gODp_9HU
(関連)福島第一原発事故 東電旧経営陣の責任認めず 1審と逆の判断 東京高裁 - NHK - 福島第一原発
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250606/k10014827481000.html
<社 説>
(1)<社説>東電株主訴訟 原発事故の責任どこへ:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/410145?rct=column
(2)<社説>東電株主訴訟控訴審 誰も責任を負わないのか - 琉球新報デジタル
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4311789.html
(3)(社説)東電株主訴訟 甘い判断 問わぬ理不尽:朝日新聞
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16230426.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<田中一郎コメント>
裁判の概要や判決は各報道をご覧いただくことにして、私からは若干の補足的コメントをいたします。
(1)13兆円の損害賠償を旧東電経営陣に命じた第1審の判決は、一種の「ヤラセ」(茶番)であり、裁判長の朝倉佳秀の履歴に「箔をつける」とともに、脱原発派の「ガス抜き」を狙ったものではないかと私は思っている。この1審裁判長の朝倉佳秀は裁判所組織内ではエリート裁判官の1人であり、将来の最高裁判事・最高裁長官の候補者の1人と推察する。その幹部エリート候補に「リベラル判決」の履歴を持たせることで、朝倉佳秀という人物は「立派な裁判官である」という「虚像」を創り上げておきたかったのではないか。また、1審から「門前払い」の判決を出すと脱原発派の反発もそれだけ強くなるので、ガス抜きを兼ねて原告全面勝訴の判決を下させたのでしょう。地裁判決など、高裁や最高裁で何とでもなるので、地裁で原告を勝たしても構わないという判断を裁判所はしていたのだろうと推測する。
(関連)朝倉佳秀 - Wikipedia
https://x.gd/KeXGI
(「2017年4月1日東京地裁部総括判事、2019年内閣官房内閣審議官などを経て、2020年10月26日東京地裁部総括判事」(上記Wikipediaの一部抜粋)=首相官邸と裁判所が「人事交流」をしているのが見て取れる。こういうことを平気でやっているから今回のような判決が出てくることになるのだ。ところでこの人事異動から見て、「東電株主代表訴訟2012年提訴、2022年7月に1審判決」なので、朝倉佳秀がこの裁判の裁判長に就任したのは2020年10月以降ということか? 東京地裁部総括判事から内閣官房内閣審議官に出向し、再び東京地裁部総括判事に戻ったというところが気になる。内閣官房に行って何を「相談」していたのか?:田中一郎)
私が東電株主代表訴訟での朝倉佳秀裁判長の判決を「ヤラセ」(茶番)だと感じた契機は、下記の東京地裁での「東芝株主代表訴訟」での判決だった。同氏は東芝の株主代表訴訟に於いても裁判長をやっていたそうだ。そしてこちらの判決では、下記の月刊誌『FACTA』記事にもあるように、かつての東芝幹部たち(被告)の、会社を事実上つぶすまでの放漫経営と(最大の要因はアメリカの原発メーカーであるウェスチングハウス(WH)を破格の値段で買収したこと)、その結果、極度の経営不振に陥った会社の決算を粉飾するという大罪を、具体的にほとんど認めることなく、わずかの賠償を命じただけで終わらせた(2審では全面無罪)。もし朝倉佳秀が「正義の味方」の良識のある裁判官なら、東芝に対してこんな甘い判決は出すはずがないと、私は思ったのである。ということは、東電株主代表訴訟の方は、多分に政治的に動いた結果なのではないか、と想像力を働かせたのだ。
◆(別添PDFファイル)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)
https://news.facta.co.jp/article/202305003.html
(『FACTA』は通販の月刊誌なので、図書館等でご覧になるか、定期購読されてください)
https://facta.co.jp/outline/
そして、その私の判断の是非は、東電株主代表訴訟の高裁での控訴審の判決の結果で明らかになるだろうと考えていた。恐らく私は原告が敗訴するだろうと思っていたし、2審判決までのこれまでの各地での原発関連の裁判での判決の状況を見る限りでも、司法・裁判所などにはもはや期待できないと思っていたので、6/6の東電株主代表訴訟2審判決は「予想通り」となった。そして、如何に「予想通り」とはいえ、怒りがこみあげてきて、それを押しとどめるのに苦労をした次第である。
福島原発事故関連の裁判では、以前にも申し上げたことがあるが、①東電刑事裁判(最高裁まで行って3審とも原告敗訴)、②東電株主代表訴訟(今回2審で敗訴=上告予定)、③各地の福島原発事故損害賠償裁判(2023年6月17日の最高裁判決での原告敗訴以降、原告敗訴が下級審で続く)、④原発事故後の国や自治体の放射線防護政策のひどさを追求する裁判(「子ども脱被ばく裁判」と「井戸川裁判」=うち前者は最高裁まで行って3審とも敗訴、「井戸川裁判」は来たる2025年7月末に第1審の判決が予定されている=情勢は厳しい)、⑤原発メーカー訴訟(早々に原子力損害賠償法(=違憲)を根拠に3審とも原告敗訴)、といった状況にあり、一部を除いて、ほぼ全部で被害者側・追及する側の敗訴となり、日本の司法・裁判所は、福島原発事故の責任とその償いを加害者=東京電力や事故責任者=国に「取る必要はない」と言い放ったわけである(東京電力による被害者への賠償は、基本的に原子力損害賠償法に基づく「無過失責任」によるもので、この法律のこの「無過失責任」条項も間もなく葬り去られようとしていることを忘れてはならない)。
(東京電力の責任を認める判決もあるが、責任を認めても、それで賠償金額が増えるわけではない=被害者をバカにしていると思われるような「スズメの涙」にもならないような「はした金」で、裁判所は全ての損害賠償裁判で原発事故被害者を切り捨てた=いわば今世紀最大の人権侵害が私たちの面前で展開されているということだ。私は体が震えるほどの怒りを感じるし、明日は我が身で、今度は自分が原発事故により同様の悲劇に見舞われ、国から切り捨てられるだろうと想像し、更に怒りと恐怖が増していく状況である。この国はいったいどうなってんだ!!)
さて、今や戦後最大どころか、世界最大規模の「刑事犯罪巨大原発事故」について、その責任や償いを無罪放免してしまった日本の司法・裁判所のおかげで、今後どのような影響が出てくるかを、今思いつくところで個条書きにしておく。
一連の原発関連裁判の不当判決の積み重ねにより、日本の司法・裁判所は「邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法」となったわけで(「腐敗」については下記で簡単に説明します)、その結果日本は「法治国家」から「放置国家」となって、権力巨悪の犯罪はますます増長してはびこるようになり、悪貨が良貨を駆逐していく腐敗堕落の没落を経て、やがて再びの原発過酷事故などにより(他に対米隷属戦争がある)滅亡していく羽目になるであろうということだ。まさに福島原発事故が「第二の敗戦」のごときありさまとなり、誰もこの原発の手抜き管理による破局事故の責任を取らず取らせず、被害の賠償も保障も事実上棚上げにされていく。被害者は、まずは財産的に決定的な打撃を受け、続いて恒常的な低線量被ばく(外部被曝・内部被曝)による深刻な健康被害も現れ、その結果、加害者=東京電力や事故責任者=国からは、きちんとした償いも補償も受けることなく切り捨てられて、闇から闇へと葬られていくであろうことが推測される。
これはまるで80年前のアジア太平洋での侵略戦争で大日本帝国が犯した戦争犯罪(例:中国大陸での「三光作戦」やシンガポール華僑知識人の大量虐殺=リクアンユー自伝にも出てくる)について、誰も何一つ責任を取らず、ただ日本を占領した米国を中心とした連合軍による軍事裁判のみが実施されただけに終わった、あの時とそっくりの展開になってきた。
(先の大戦当時、空襲を受けた都市では、逃げる人間は非国民とされ、集団でバケツリレーで消火活動を行えという強制が行なわれ、それによりたくさんの人々が空襲の犠牲となった=翻って福島原発事故では、放射線被曝を回避するため福島県から避難した人々に対して、加害者側の権力がバッシングを行い、そのちょうちん持ちたちが避難者を非国民扱いし、被害者が事故後に更に社会的被害を受けるという事態が現出している。そして日本の司法・裁判所は、ここでも被害者の人権を守るどころか、加害権力側の追認者となり、もう1人の「ちょうちん持ち」ヨロシク、被害者を叩く「ちょうちん判決」を出し続けているのが今日の状況である。私は、この国のかような弱者・被害者踏みつけの在りようを耐えがたいと感じている。)
従って、私の結論はこのメールの表題に書いた通りである。「裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう」=そのココロは、日本の司法・裁判所をいったん叩き潰し、改めて「まともな裁判官・検察官による、まともな司法・裁判所・検察を創り直しましょう」ということです。そのやり方を下記にまとめておきました。そこにも書いていますが、今回の東電株主代表訴訟2審判決の裁判長・裁判官どもを含め、およそ巨悪を見逃し、罪なき無垢な被害者を踏みつけにする、極悪判決を下した裁判官どもは、時効なしの「裁判官弾劾裁判」にかけ、司法界のみならず法曹界から永久追放(第二次公職追放)する必要があると考えています。司法権力を濫用してロクデモナイ判決を濫造する裁判官どもに対しては厳罰を持って臨むべし、これが私の結論です。裁判所は不当判決の屁理屈製造所ではないのですから。
◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html
<(今のままの司法を続けた場合の)今後予想されるこの国の進路>
(1)今日の司法・裁判所は様々な方面でロクデモナイ判決を濫造し、日本社会の破壊に大きく寄与している(その例を下記にいくつかご紹介している)ため、日本の法治主義は形骸化し、権力や財力のあるものが好き勝手をやる社会が次第にできてくる。支配権力の周辺にいる巨悪の犯罪者は裁かれず罰せられず、無実の人が冤罪で裁かれ処刑されていく、この無残なサカサマ事態が今以上に広がるだろう。
(2)原発・核燃料サイクルについて言えば、福島原発事故のような過酷事故を引き起こしても、何らの責任を取らされるわけではないので、今以上に経営や原発管理は弛緩して放漫丸出しとなる。やがて第二の原発・核燃料サイクル施設過酷事故を引き起こして、日本列島は悲惨な放射能汚染状態に沈み、同時に際限のない円安や株安などを招いて経済的にも破綻、大半の国民は、安全に住むところもなく、安全な食べ物や水もなく、地獄の状態に放り込まれることになるだろう。
(3)福島原発事故により環境放出された大量の放射能に対する環境規制も進まず(規制せよという訴えは、今のところことごとく裁判所で排除されている)、低線量放射線被ばくによる健康障害の晩発的発現が、今後大きく懸念される。しかし、今日の司法・裁判所をこのままにしておく限り、福島原発事故による健康被害は、ほんの一部の例外を除いて公式に認められることはなく、被害者は時間の経過とともに切り捨てられ、闇の中に葬られていくことになるだろう。福島原発事故の次に来る原発過酷事故の場合も、福島原発事故以上にデタラメな方法で放射能汚染や放射線被曝被害が隠蔽され、同様の国家犯罪が継続されることになる(既に原子力「寄生」委員会・「寄生」庁により、過酷事故時の初期被ばく隠蔽のための対策が次々と決定されている状態だ:例 「スクリーニング」の新たな決まり)。
もう一度、申し上げる。「日本の邪悪を追認する反社会的勢力に転落した腐敗司法を許すな!=裁判所での闘争から裁判所に対する闘争に切り替えましょう」=司法権力濫用の館=日本の裁判所を叩き潰せ!!
2.(腐敗)原子力ムラと一心同体化している5大法律事務所と癒着し、人的交流などで団子状態となった日本の裁判所
◆(報告)「大手法律事務所に支配される最高裁!東電刑事裁判で改めて問われる司法の独立」(後藤秀典さん:福島原発刑事訴訟支援団)(2)「(第50回)福島県民健康調査検討委員会」:小児甲状腺がん悪性370人- OurPlanet-TV- いちろうちゃんのブ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/02/post-866608.html
(関連)ルポ司法崩壊-後藤秀典/著(地平社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034733907&Action_id=121&Sza_id=C0
(関連)(腐る日本の司法・裁判所&原子力ムラと団子状態の法曹界)6.17福島原発損害賠償訴訟で民訴法違反の原告敗訴判決を下した最高裁裁判長=菅野博之が、関連裁判被告東電の弁護代理人法律事務所に天下り(他にも多数の事例)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-b3e3cc.html
(この617判決では、三浦守裁判官の少数意見というものが付いていました。三浦守という最高裁判事は元検察官だった人物で、私は同氏の在任中の詳細は知りませんが、この世界に詳しい人に言わせれば、あの少数意見のような社会正義の判決文を書くような人間とは思えないのだそうです。私はこれも「ヤラセ」(茶番)の一種だと見ていて、その狙いは原告(原発事故被害者)及び原告応援団の「ガス抜き」だったと見ています。何故なら、この三浦守は、下記の「子ども脱被ばく裁判」の上告をケンモホロロに棄却した時の最高裁の裁判長で、かような人物があのような立派な判決文を書くわけがないと判断しました。「子ども脱被ばく裁判」の1審福島地裁(遠藤東路裁判長)、2審仙台高裁(石栗正子裁判長)における判決文はいずれもひどいもので、かような判決文を許せば、また再び同じことが起きるであろうと思わせる、最悪の判決でした。高裁への差し戻しくらいを命ずるかと思いましたが、そんなことはお構いなしで、三下り半の判決文により棄却しています。
(関連)「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体- いちろうちゃんのブロ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-1f29a8.html
(関連)最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html
3.(メール転送です)東電刑事裁判、最高裁の上告棄却決定 & それに対して抗議する声明(福島原発告訴団)他 ➾ 福島原発事故の責任を誰も取らない・取らせないこの国の異様と異常、最高裁以下、日本の司法・裁判所を解体せよ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-03bdc8.html
<田中一郎コメント>
福島原発事故をめぐる裁判の中でも、脱原発派の注目は、この東電刑事裁判に最も集まったが、しかし、原発事故防止の観点からは、東電刑事裁判よりも東電株主代表訴訟の方が「実効性」が高く重要である。もしも東電株主代表訴訟の1審判決がそのまま確定して今後もその判決に従うことになれば、原発運営電力会社の幹部どもが、今のままの原発手抜き管理を続けて過酷事故を起こせば、全財産をもってしても償いきれないほどの巨額の(兆円単位の)賠償金を取られるということになるので、おのずと原発運営から離れるか、原発を続けるにしてもその安全管理には万全を尽くすだろうからである。13兆円などという金額の賠償金を、株主代表訴訟に備えての経営者損害補償保険でカバーすることも不可能である。有罪判決が出ても、執行猶予付きか、厳しくても数年程度の実刑判決となるであろう刑事裁判などよりも、株主代表訴訟の方が、原発経営者にとっては大きな脅威であるからだ。しかし、いずれにせよ、日本の司法・裁判所が、原発過酷事故から国民と国土を守るまともな組織だったら、東電株主代表訴訟も東電刑事裁判も原告勝訴の判決で終わっていただろうと思われる。まともでない裁判所などは、この日本には要らない。
4.提訴報道で名誉毀損〜OurPlanet-TV敗訴
https://www.ourplanet-tv.org/50974/
(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
OurPlanet-TVの報道が名誉毀損であるとして、社会学者の開沼博氏がOurPlanet-TVを訴えた裁判は、本日14時判決をむかえ、東京地裁は原告・開沼氏の訴えを認める判決を下しました。
大寄麻代裁判長は、OurPlanet-TVの配信している記事と動画について、原告の社会的地位を低下させたとして名誉毀損の成立を認め、OurPlanet-Tに55万円の支払いを命じました。
News「提訴報道で名誉毀損~OurPlanet-TV敗訴」
https://www.ourplanet-tv.org/50974/
OurPlanet-TVとしては、この判決は、報道機関が第三者の声を伝えることによって成り立っているという前提を理解しない、極めて問題のある判断であると考えます。
OurPlanet-TVとしては控訴を検討中です。みなさまからの財政的なご支援を、心よりお願い申し上げます。
https://www.ourplanet-tv.org/topics/45791/
*判決文
https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2025/06/hanketsu20250606.pdf
*東京地裁判決に対するOurPlanet-TVの声明
https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2025/06/seimei20250606.pdf
(中略)
判決をうけての報告会を、小川隆太郎弁護士、ジャーナリストの金平茂紀さん、七沢潔さんとともに行います。
*判決報告会 ※ハイブリッド開催
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_RpweKKCDQqaxIOG_kbRu5w
引き続き、本訴訟にご関心をお寄せいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。
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(この判決も許しがたいデタラメ判決だ。こんな判決がはびこれば、この国の言論・表現の自由は踏み潰され、報道の自由も妨害されて、さながら、かつての旧ソ連・東欧諸国や、今日の中共中国・北朝鮮のようになってしまうだろう。後先見極めずに、何という愚かな判決を下すのか。そもそも日本国憲法違反の判決である。自己保身あるいは支配権力忖度だけで判決を書いてくるのなら、裁判官など辞めちまえ! この判決を下した大寄麻代裁判長以下、3人の裁判官も、弾劾裁判の上で公職追放だ。:田中一郎)
5.「JAL123便ボイスレコーダー公開請求」裁判は最高裁まで3審で敗訴
(下記はネット検索の結果です)
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1985年の日航123便墜落事故に関するボイスレコーダー(音声記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)の生データの開示を求めた裁判において、最高裁判所は上告棄却および上告受理申立の不受理を決定しました。これは、遺族が日航に事故機の記録開示を求めた訴訟の最終的な判決です。
◆訴訟の背景:
1985年8月12日、日航123便が御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡しました。
◆遺族の主張:
遺族は、夫や家族を亡くした遺族として、事故原因を明確にしたい、夫や家族がどのように死に至ったかを知りたい、プライバシー権に基づき事故機のデータを開示請求できると主張しました。
◆裁判経過:
1審の東京地裁では、遺族の請求が棄却されました。
2審の東京高裁でも、1審の判決が支持され、遺族の請求が再び棄却されました。
最終的に、最高裁判所も上告を棄却し、裁判は終結しました.
◆裁判所の判断:
裁判所は、ボイスレコーダー等の記録は個人情報に該当しない、プライバシー権に基づく開示請求は認められない、日航に事故原因の解明への協力義務はないなどの理由で、遺族の請求を棄却しました.
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(史上最悪の犠牲者数を出した日航ジャンボ123便の墜落は、事故ではなく「事件」だった。その大きな根拠となりうる同機のボイスレコーダー&フライトレコーダーの公開請求裁判が、3審でことごとく、説得力のある理由もなく原告敗訴となっている。自衛隊の練習用ミサイルで撃墜された疑いが濃厚の、この日航ジャンボ123便の墜落は、ミサイルが当たった垂直尾翼が相模湾に落ちて沈んでいて、その場所もわかっているのに引き上げようともしない、そのおかしさとともに、ボイスレコーダー&フライトレコーダーの隠蔽とともに、国家犯罪として闇から闇へと流されようとしています。政治の力で食い止めましょう。それがせめてもの犠牲になった方々への供養でもあります。:田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
https://drive.google.com/file/d/1ZLrPQ-FNAV9I_FwIVBFxIFM6pyU0-3W7/view?usp=sharing
(関連)(必読新刊書)JAL裁判 日航123便墜落事件-青山透子/著:何故ボイスレコーダーは公開されないのか!? 日航ジャンボ123便は「墜落」ではなく(陸自の練習用ミサイルによる)「撃墜」だったという疑いが濃厚- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-25c2a1.html
(関連)青山透子氏著書 一覧
https://qr.paps.jp/TIZv7
(関連)マンガ誰も書かない「真実」日航123便はなぜ墜落したのか-森永卓郎著 青山透子監修 前山三都里マンガ(宝島社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034632441&Action_id=121&Sza_id=C0
(関連)日航123便はなぜ墜落したのか 水島朝穂早稲田大学教授
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2010/0809.html
(関連)日航123便墜落ー真相究明に政治の言論封殺 「紙の爆弾」雑誌にインタビュー掲載中 - 青山透子公式サイト 日航123便墜落の真相
https://tenku123.hateblo.jp/entry/2025/06/06/012949
6.砂川事件裁判長の「不適切行為」を認めた判決なのに… アメリカ側への情報漏えい訴訟、原告が敗訴に憤り:東京新聞デジタル (控訴審判決です=現在、最高裁に上告中)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/383046
(関連)(別添PDFファイル)日本は独立国家なのか、日米安保・地位協定体制と砂川最高裁判決の「黒い霧」(吉田敏浩『サンデー毎日 2025.6.15,22』)
https://www.yodobashi.com/product/100000086602816064/
(関連)日米安保と砂川判決の黒い霧 - 吉田敏浩著 彩流社
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10015508.html
(田中耕太郎最高裁長官による不公正な裁判により、歴史的な銘判決だった伊達(秋雄)判決は権力的に葬り去られました。その理不尽さについての解説は上記の吉田敏浩氏の著書をご覧になっていただければと思います。「統治行為論」などという「憲法判断回避=違憲立法審査権行使からの逃亡」を合理化した、全くバカバカしいまでの屁理屈がこの時に生まれ、戦後日本の司法は、日本国憲法の下で、この時に死んだのです。今日の司法・裁判所は、その屍が生き続けて国民弾圧と巨悪を追認する「ゾンビ司法」として、今もなお機能し続けています。有権者・国民は、まずもってこれを完璧に退治する必要があるのです。砂川裁判は戦後日本の司法・裁判所の堕落の原点です。:田中一郎)
このほかにも、日本の司法・裁判所は、様々な分野で、山のように不当判決=ガラクタ判決を大量に濫造し、日本社会の破壊行為を追認、今日の日本の没落に大いに寄与しています(その代表格が、上記の原発関連裁判であり、各種スラップ訴訟であり、安保法制違憲訴訟であり、JAL裁判であり、砂川裁判国賠訴訟であり、生活保護費削減違憲訴訟などです)。この日本破壊勢力に属する反社会的組織=日本の司法・裁判所を一刻も早くぶっ潰し、ここを占拠している腐ったヒラメ裁判官どもを「第二次公職追放」にして、本当の意味で法治国家と日本国憲法、そして平和と国民主権と基本的人権を守る、新しい「ホンモノの裁判所」を創っていきましょう。主権者は私たちです。その気になればできないはずはないのです。
草々
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