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2025年6月 3日 (火)

(他のMLでの議論)野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、「三本の矢」(れいわ、共産、社民・新社)を軸とする新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派を立ち上げ、「世直し」勢力総結集で政治を大きく変えていきましょう

前略、田中一郎です。
(他のMLでの議論です)


1.(5.27)「共同テーブル」集会(第16回シンポ動画公開 : 私たちが実現を望む政策はこれだ!)での私の発言
 https://www.kyodotable.com/
 https://www.youtube.com/watch?v=9ondXFyWO4Q&t=6168s

 1時間44分あたりのところで私から発言をいたしましたが、発言途中でさえぎられ、申し上げたかったことが全く伝わっておりません。改めて下記に簡単に申し上げようとしたことを箇条書きにしておきます。また、5月29日開催の「新ちょぼゼミ」でも若干の時間でこの件について話しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

◆(5.29)「新ちょぼゼミ」(最初の6分30秒くらいのところから数分間)
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk&t=399s

 <私の発言の主旨>

1.野田佳彦「脱憲反民主党」を野党第1党から降ろし、「三本の矢」(れいわ、共産、社民・新社)を軸とする新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派を立ち上げ、「世直し」勢力総結集で政治を大きく変えていきましょう。狙いは「日本政治の対立軸=争点の明確化」です。

(1)馬鹿な大将、敵よりこわい

*アベスガキシダイシバ自公政権が国会に出してくる大半の「戦争準備法」や「新治安維持法」の多くに賛成(最近では「経済秘密保護法(SC法)」や「能動的サイバー防御」法に賛成)。また、対米隷属的態度は自公政権とほとんど変わらない。
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2025051600923&g=pol

*原発再稼働を容認し、いつまでたっても脱原発に着手しようとしない(例:脱原発を具体的に実施する各法の案(脱原発ロードマップ)を提示せず基本法案のようなものを作って事実上の棚上げ、他方で、原発再稼働を容認する発言が相次いでいる)

*国家財政や大企業の利益を国民生活に優先させるような経済関連法や経済政策を持ち込んだり(消費税減税については野党の中で唯一最後まで抵抗)、国民生活向上の経済政策を展開するのかどうかも怪しい限り(2009年政権交代の反省なし)。

*「失敗団子3兄弟」の泉健太、枝野幸男、野田佳彦と、「刺身のツマ」のような新米議員である吉田晴美の4人で「茶番の代表選挙」を展開(最初から野田佳彦か枝野幸男かの選択であることが党内では自明だった=吉田晴美に支持者を融通していた)。有権者・国民をバカにしているのではないか。こんな代表で選挙に勝てるわけがないのに、自己都合だけで代表を決める愚かなことを繰り返す。

*2009年の「口先やるやる詐欺」政権交代から約15年が経過したが、選挙では敗北を続け、今もまだ得票を増やして政権の奪還できるような雰囲気は全くない。それでいて小選挙区制に固執したり、与党の自公政権と馴れ合いをやり「御しやすい野党第1党」(山本太郎氏)と言われたり、対決すべき相手である「日本維新の会」と選挙協力をしてみたり(小沢一郎氏が仕掛け人)、御用組合「連合」の「下僕」のような態度でいたりと、野党第1党にはふさわしくない愚かなことを繰り返している。

◆衆議院選挙2024 選挙結果 -衆院選- NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/

(立憲民主党は得票を増やして議席増となったのではなく、従来、自民党や公明党に投票をしていた有権者が棄権したか国民民主党に投票したため、小選挙区マジックで浮上して議席を増やしている。この選挙を立憲民主党の勝利と見るのは甘い。)

(2)新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派の「四本の柱」の政策

*積極的日本国憲法主義(国民主権、徹底平和主義、基本的人権、三権分立、地方分権自治)

*再稼働ナシの脱原発・核燃料サイクルは即時廃棄

*国民生活最優先の経済政策(①セイフティネットの拡充(生活保障制度)、②労働力政策の抜本的改革(働く人が主役)と失業対策の拡充、③地方再生と農林水産業の復興、④子育て支援と保育・教育、⑤老人及び身障者の介護、の5本の重点政策)と、税財政の抜本改革(大軍拡予算の中止と、税金を払わない4悪を退治、消費税はまず減税他)

*「政治とカネ」問題の最終解決と選挙制度の抜本改革(少なくとも衆議院は小選挙区制から完全比例代表制へ)

(関連)(レジメ)税制改正のポイント(田中一郎 2025年4月17日)
 https://drive.google.com/file/d/1D36HEQLpc8Tw9pnXHxW3jLDOLZTEN89D/view?usp=sharing

(3)新たな「市民リベラル(ホンモノ)」党派の「三本の矢」

 山本太郎「れいわ新選組」、日本共産党、社会民主党・新社会党の3党が軸となるべく、強力な政治協力体制を敷き、WINWIN関係を前提に選挙協力や国会内での統一会派など、具体的な政治行動で日本政治の抜本改革を目指す先頭に立つ。立憲民主党リベラルや沖縄の風など、3党以外のリベラル政治家とは、党派ではなく固有名詞で個々に協力関係を築く。政権獲得後は山本太郎氏(「れいわ新選組」)が総理大臣候補となるのが自然(若い世代を中心に支持層を拡大していることがその理由)。

*山本太郎「れいわ新選組」と日本共産党はケンカをやめてください。

*山本太郎「れいわ新選組」は「オレサマ」型単独行動主義をやめ、連立政権を前提とする野党協力共闘の先頭に立て。

*来たる今夏の参議院選挙では、定数1~3人の選挙区に於いて道府県域を越えた選挙協力を実現し、各党候補者乱立による共倒れを回避していただきたい。(選挙協力は「三本の矢」以外のリベラル議員とも個別に対応を検討(立憲民主党は当面は道府県域越えの選挙協力は困難か?=だからこの党はダメなのだ)。また、その次に来る衆院選でも同様で、小選挙区での選挙協力だけでなく、比例区がブロックで細かく刻まれてしまっていて死票が多いため、更に進んで「比例区にオリーブの木方式」の導入も検討されたい)

(関連)石破自民「参院選戦略」ダダ漏れの体たらく…流出の“内部資料”では野党共闘をピリピリ警戒|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372656


2.鈴木国夫さんからのメール

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質疑と応答(立民は譲るべきは譲って、野党をまとめ政権を目指すべし)

「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム第16回 (5/27)
参議院選挙でも与党過半数割れ 次の衆議院選挙で政権交代を目指して!  私たちが実現を望む政策はこれだ! の動画がアップされました。映像も、音声もクリアで、主催者の努力に感謝します。
 https://youtu.be/E3rw27FZTOI

53分 司会者の清水雅彦先生が、鋭い直球質問をしました。「立民は譲るべきは譲って野党をまとめ、政権を目指すべき。なんで偉そうなのか」「共産党は1人区で競合候補を出している」。この質問に対して、続けて立憲民主党の落合貴之 衆議院議員と日本共産党の吉良よし子 参議院議員が答えていますのでご覧ください。

【注釈】実はこの「なぜ共闘しないのか」という問いに対する答えは、東京の10年間の市民と野党の共闘の積重ねが「やれば出来る」と実証しています。共闘以前の2014年に東京の小選挙区で当選出来たのは、長妻さん1議席だけでした。それが2024年には15議席獲得まで前進しています。
 http://tunagu2.jimdo.com/

落合議員も、共闘により小選挙区(世田谷)当選した一人です。また共闘で当選した手塚よしお議員は、東京都連の幹事長として東京全域を調整する推進役となっています。その流れは定着しており、今回の都議選でも1から3人区の予定候補者は、競合しないようかなり調整されています(次の課題は相互応援です)。立民、共産だけではなく、下記の少数会派も一本化枠組みに入っています。

・北多摩第二選挙区  東京・生活者ネットワーク 岩永 やす代
・小金井市選挙区   緑の党グリーンズジャパン(無所属)漢人あきこ

中央レベルで出来ていない共闘を、東京地域で先駆けて出来ている大きな要素は、各種の困難を乗り越える市民と各党の努力の積重ねであると思います。質疑司会の佐高さんが「頑張っている議員を責めることはしてはいけない」と言っておられましたが、頑張る議員を応援し、増やすことが市民が出来る有効な方策と考えます。

初登壇の、参議院選予定候補者、社民党の西さん、新社会党の甲斐さんもそれぞれのキャラを発揮されています。また、後半では、会場からの質問で「新しい市民党をつくったらどうか」「汚染土の東京での実証実験への態度表明を問う」等の質問も出て、それぞれ登壇者が答えています。

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日時  5月27日(火)1 文京区民センター3A
主催  共同テーブル

第1部 私たち(共同テーブル発起人)が望む政策

杉浦ひとみ(弁護士)「選択的夫婦別姓問題など女性問題」
竹信三恵子(和光大学名誉教授)「非正規雇用問題などジェンダーと労働問題」
白石孝(官製ワーキングプア研究会理事長)「民間委託・民営化など自治体問題」
佐高信(評論家)「原発問題」
纐纈厚(山口大学名誉教授)「現在の国際情勢から考える平和問題」
清水雅彦(日体大教授)「教育問題」

第2部 立憲野党はどう受け止めたか   コーディネーター:佐高信

立憲民主党(落合貴之・衆議院議員)
日本共産党(吉良よし子・東京選出参議院議員)
社会民主党(西みゆか・参議院選挙東京選挙区予定候補者)
新社会党(かい正康・参議院選挙社民党比例区予定候補者)

補足:音声は大事です。主催者であれば、別マイクをテープ止め、
または音声出力接続によりクリアな録音が可能です。
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2.私(田中一郎)からの発信メール その1(一部加筆修正)

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立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない

今、ゆっくり論じている時間がないので、簡単に書いておきます。
もし、ある程度人数が集まるのであれば、座談会のような市民の会を設けてもいいですが、その場合、何人ぐらいの方が参加されますか? ご一報ください。

(昨日の「新ちょぼゼミ」で少しだけしゃべっています。下記VTRと、その時のホワイトボードをご覧ください。)
 https://www.youtube.com/watch?v=7hfY6NOMptk

(1)立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない。

(2)東京の衆議院小選挙区では、比較的うまくいっているという感覚があるのでしょうが、それは「部分最適」にすぎない。

(3)立憲民主党、日本共産党、社会民主党・新社会党は、日本全国に目をやれば「総負け状態」(原因はそれぞれの党のオウンゴールによるものが大半=少なくとも、没落・滅亡へ向かう最大の原因である政治を根本転換できていない)。

(4)そんな中、躍進しているのは山本太郎「れいわ新選組」のみ、何故、山本太郎「れいわ新選組」が左翼・左派・リベラル衰退の中で一人躍進しているのか、理由を考えたことがあるか? 何故、山本太郎「れいわ新選組」を中心に左翼・左派・リベラルはまとまろうとしないのか?(犬ザル関係にあった自民と公明が連立を組んで20年以上、政権への固執というか、政権を握って政治を転換しなければいけない、という「絶対的な危機感・使命感」が今のリベラル系野党にはない・感じない)

(5)立憲民主党なんぞを総大将にしていても選挙には勝てないし(東京は例外)、仮に奇跡的に勝ったとしても、再びの「口先やるやる詐欺」のようなことをやり、2009年政権交代の時と同じようなことになるのは必定(いや、もっとひどいことになる)。バカバカしくて応援などしておれるか! ということ。

(6)その東京でさえ、この前の都知事選挙の際に、手塚仁雄(野田佳彦派)をはじめ、立民幹部たちによる「世直し」市民排除の経験をさせられたことをもうお忘れか? 1月開催の市民主催の第1回総決起大会には、立民幹部は誰1人来なかった。お忘れか?

(7)結論=新しい市民政党・党派・政治団体を立ち上げ、「れいわ新選組」+日本共産党+社会民主党・新社会の3党を軸にして、市民を含む「世直し」勢力が結集、立憲民主党に代わって野党第1党の議席を獲得し、ホンモノの「世直し」を実現させる。ホンモノとは、①再稼働ナシの脱原発、②積極的日本国憲法主義、③国民生活最優先の経済政策、④公職選挙法・政治資金規正法・選挙制度の抜本改正、の4つを柱とすることを意味。立民のうち、リベラル議員は、タイミングを見て合流すればいい。ねらいは、政治の対立軸をはっきりさせること、日本の没落・滅亡を防ぐための政治方針を明らかにして、自公維国+野田佳彦「脱憲反民主党」らの日本破壊勢力との対決色を明確にする。総理大臣候補は山本太郎。

(8)危機の時代に、優柔不断のまま、従来の政治迷走にしがみつき、合従連衡を組み立てている限りでは、諸悪の根源である日本の政治を転換させることはできず、近未来に(大日本帝国のごとき)「第二の滅亡」が待ち構えている。

(これが優柔不断がもたらす1つの失敗事例です)

日本学術会議の政府御用代理人をやっていた4人の日本学術会議元・現会長が、アカデミズム抹殺法案が可決される寸前になって、まるでアリバイ行為のごとく「私たちは日本学術会議法案に反対でーす=私たちはリベラルでーす」などと声明を出している。アホか! という話だ。お前らが会長だった時代に、お前らが覚悟を持ってキチンと行動していたら、こんなことにはなっていないし、仮に法案が可決されたら、お前らが中心になって「本家日本学術会議」を創立して、アカデミズムを死守すればいいのだ。闘いもしないで、のほほんといい加減なことをやってきた、この4人こそ、日本学術会議と日本のアカデミズムの正体を現していると言える。そして、法案がどうなろうとも、この連中の態度は変わらない。

追い詰められてから、立憲民主党じゃダメだったんだ、などと騒いでももう遅い!! 決断するのは今しかない。立憲民主党は野党第1党から降りてもらいましょう。
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3.Iさんからのメール

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皆さん、田中一郎さん

今大切なのは、「インド・ガンディーの非暴力・不服従」ではないですか。結果を重視せず、行動することでしょう。ガンディーの思想は憲法九条の実現です。 今の世界は大国が小国を利用している時代です。国連も総会が実権を握らないと世界平和は来ないようです。
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4.私(田中一郎)からの発信メール その2(一部加筆修正)

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Iさん、もう少し具体的に想像してみてください。

容易ではありませんが、働いている組織をクビになっても、左遷されても、不服従を貫いたとします。まず、経済的に非常に苦しくなります。

その上で、政治の方は従来と変わりませんから、好き勝手なことをやるでしょう。それで私が心配をしているのは、①原発・核燃料サイクル施設の過酷事故です。今のまま行けば近未来に再び必ず起きます。お約束してもいい。これにより、際限のない円安に食料や物資の極端な不足が発生する可能性が高い。放射能で汚染したものは食べられませんからね。地獄ですよ。不服従していてもラチはあきません。

②戦争です。しかも対米隷属下で、米国の代理戦争のような戦争をして、そして、日本は今のウクライナのようになる。そこで抵抗ですか? 不服従ですか? 非国民扱いされますよ。日本が対米隷属の米国代理戦争に突入した後では不服従や抵抗は非常に困難になるでしょう。

そんなことが起きる前に、日本の政治を変えることに全力を挙げた方がいい。全力を挙げたけれども変わらないとしたら、その時は運命だと思ってあきらめましょう。日本を去るのもいいかもしれません(但し、経済的に余裕がないとできない)。

「インド・ガンディーの非暴力・不服従」は口で言うほどたやすくはありません。原発建設や再稼働を阻止しようとして、「非暴力・不服従」で座り込んだとしても、ごぼう抜きにされて、それでも抵抗すると公務執行妨害で逮捕されます。どうしますか? インドでは、こん棒でぶん殴られて、身体障害者になったり、死亡してしまった人もいたでしょう。ガンジー自身が暗殺されました。

そういう社会にしないように、今、選挙権を行使して頑張る方が、ずっとずっといいに決まっている、と思いませんか?

イヤイヤ、そんな想像をするのは極端だよ、と思われるかもしれませんが、そう思うことは「甘い」=つまり平和ボケ=一種の「正常性バイアス」です。今の日本は、原発・核燃料サイクル施設過酷事故前夜、& 戦争前夜です。何かを契機として、一気に社会の雰囲気が悪い方に変わる可能性が高まっています。そういうことを引き起こさないためには、ホンモノの政治改革のためのホンモノの政権交代が必要不可欠です。

そして立憲民主党が野党第1党では、それはかないません。そんなところを応援しても意味がない、と申し上げているのです。民主民進党や、立民・国民が、応援するに値する政党なら、2009年の政権はあんな形で終わりはしなかったし、その後も、とうの昔に政権交代を実現していたでしょう。15年近くも付き合って応援して、事態はどんどん悪くなり、それでいて立憲民主党は国会でも各種選挙でも運動でも、ろくなことはしない。

ダメなものを応援したところで、ダメはダメ、です。「よりマシ」で選べ、などと、あの立民御用学者の山口二郎が言っていますが、立民は決して「よりマシ」ではないのです。同じ穴のムジナか、より悪い・よりダメ」な政党です。万年負け組で、抵抗している格好をつけているだけです。
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5.再びIさんからのメール

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みなさん田中一郎さん、返信ありがとうございます。

1)容易ではありませんが、働いている組織をクビになっても、左遷されても、不服従を貫いたとします。まず、経済的に非常に苦しくなります。

A1、これは労組問題です。私は労組で永い間役員をやっていました。これは日本共産党が組合分裂させたことです。この分裂より、新入社員は労組に入らなくなり、組合員は激減、非正規従業員は一気増大し、労働運動は確実に後退しました。

2-1)それで私が心配をしているのは、原発・核燃料サイクル施設の過酷事故です。今のまま行けば近未来に再び必ず起きます。お約束してもいい。これにより、際限のない円安に食料や物資の極端な不足が発生する可能性が高い。放射能で汚染したものは食べられませんからね。地獄ですよ。不服従していてもラチはあきません。

A2-1、原発は原爆同様、人類を破滅に向かわせる、創造物です。これに変わる、例えば海水から、水素を産みだす物等を創り出すことでしょう。

2-2)戦争です。しかも対米隷属下で、米国の代理戦争のような戦争をして、そして、日本は今のウクライナのようになる。そこで抵抗ですか? 不服従ですか?非国民扱いされますよ。日本が対米隷属の米国代理戦争に突入した後では不服従や抵抗は非常に困難になるでしょう。そんなことが起きる前に、日本の政治を変えることに全力を挙げた方がいい。全力を挙げたけれども変わらないとしたら、その時は運命だと思ってあきらめましょう。日本を去るのもいいかもしれません(但し、経済的に余裕がないとできない)。

A2-2、田中さんは米軍が去れば、中国が攻めてくる、とお考えですか。これはない、と考えています。これは政治で日中、日韓、日朝の平和共存を成立させることでしょう。この視点がなければ、対米従属は永久に続くでしょう。(米政府はウクライナ・ロシア同様、同じ民族アジア人どうし戦わせようとしています。そうすれば、武器を売り、莫大な利益を上げ続けます)

3)「インド・ガンディーの非暴力・不服従」は口で言うほどたやすくはありません。原発建設や再稼働を阻止しようとして、非暴力・不服従」で座り込んだとしてもごぼう抜きにされて、それでも抵抗すると公務執行妨害で逮捕されます。どうしますか? インドでは、こん棒でぶん殴られて、身体障碍者になったり、死亡してしまった人もいたでしょう。ガンジー自身が暗殺されました。

A3、これはおっしゃる通りです。勿論選挙運動は継続させます。しかし、市民庶民の非暴力・不服従が無ければ、どのような政党が生まれても反動は進みます。(国家とは暴力装置・マルクス)世界中が平和共存を結ばなければ、戦争は無くなりません。

4)そういう社会にしないように、今、選挙権を行使して頑張る方が、ずっとずっといいに決まっている、と思いませんか? イヤイヤ、そんな想像をするのは極端だよ、と思われるかもしれませんが、そう思うことは「甘い」=つまり平和ボケ=一種の「正常性バイアス」です。

A4、私は選挙制度を否定はしていません。

5)今の日本は、原発・核燃料サイクル施設過酷事故前夜、& 戦争前夜です。何かを契機として、一気に社会の雰囲気が悪い方に変わる可能性が高まっています。そういうことを引き起こさないためには、ホンモノの政治改革が必要不可欠です。そして立憲民主党が野党第1党では、それはかないません。そんなところを応援しても意味がない、と申し上げているのです。民主民進党や、立民・国民が、応援するに値する政党なら、2009年の政権はあんな形で終わりはしなかったし、その後も、とうの昔に政権交代を実現していたでしょう。15年近くも付き合って応援して、事態はどんどん悪くなり、それでいて立憲民主党は国会でも各種選挙でも運動でも、ろくなことはしない。

A5.2009年は野田のアホーが解散を許してしまったからです。

6)ダメなものを応援したところで、ダメはダメ、です。「よりマシ」で選べ、などと、あの立民御用学者の山口二郎が言っていますが、立民は決して「よりマシ」ではないのです。同じ穴のムジナか、より悪い・よりダメ」な政党です。万年負け組で、抵抗している格好をつけているだけです。(立憲民主党なんぞを総大将にしていても、日本の政治は微塵も変わらない)

A6、これは同感です。立民の議員にも、野田のアホー状況をいつも言っています。枝野も日米の協力を訴えていますね。これでは防衛費が上るだけで、米国に対する、隷属は深まるだけでしょう。

・・・・・・・
(追)みなさん、田中一郎さん、お世話さま
 社民党で立候補される、花岡しげるさんはどうですか。

米軍撤退、恒久平和、この方がとても面白く、ユニークであり、現実的だと思いますが。私は「米軍追い出しは簡単だと思います」。「駐留経費を日本は出しません。よろしかったら、米国にお帰りください」。これでOKです。米軍がいなくなれば、中国は攻めてきません。

日本と戦争すれば、原発60基ある日本は放射能だらけになり、住めなくなり、韓国・北朝鮮・中国等東アジアは放射能だらけになり、住めなくなります。米政府は・「戦争は金儲けのため」でウクライナ・ロシア、イスラエル・パレスチナ、等戦わせ、米国は兵器を売り莫大な収入をあげています。アフガンから引き揚げた米政府は金儲けに路線を変えています。  
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6.私(田中一郎)からの発信メール その3(一部加筆修正)

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花岡さんだけでなく、社会民主党がもっと大きくならないといけません

花岡さんだけでなく、社会民主党がもっと大きくならないといけません。社会民主主義という、21世紀に於いても有効な政治イデオロギーに立脚する政党が、この国から消えてなくなっていいはずはありません。この政党が苦境にあるのは、逆に、社民党のかわりに立憲民主党などという中途半端でご都合主義の政党が一定の勢力を保っているのは、主体的な要因に加えて、日本の有権者・国民がアホウであることの証左の1つです。何回かの選挙の際に(例えば菅直人政権時の2010参議院選挙)、立憲民主党がいやなら、再び自民党に投票せずに社民党に投票しておけば、あの政権交代はもう少しまともに展開したでしょうし、福島原発事故を含む日本の転落はもう少し食い止められたと思われます。

今回の参院選では、辺野古基地建設反対を含め、沖縄を中心に日本の平和を守り、反戦運動を人生をかけて闘い貫いてきた山城ひろじさんが立候補を予定しています。こういう方々が国会で多数の議席を占めることで、日本の政治は大きく変わる可能性が出てきます。

社民党が衰退していった原因は、社民党自身と有権者との、両方に原因があります。それに適切に対応してこなかったことが今日の厳しい情勢をもたらしていると言えるでしょう。政治は良心的であるだけでは勝利することはできず、従ってまた、それを主体的に変えていくことは困難なのです。様々な情報や知識と共に、知恵が要ります。

日本共産党が再び退潮となり(まるで社会民主党のあとを追いかけるように)、「れいわ新選組」が若い世代を中心に支持を伸ばしている、これが何故なのかを、具体的にしっかりと考え抜いて、試行錯誤で取り組むしかありません。その際大事なことは、概ね同じ方向を向き、同じ政策を掲げている、「れいわ新選組」と日本共産党と社民党・新社会の「三本の矢」は、すくなくとも政治情勢が変わってくるまでは、しっかりと結束して、「世直し」政治の先頭に立つということです。ケンカなんかしている場合ではありません。ケンカは自公維国を相手にやっていただきたい。

中途半端な姿勢でアンシャンレジームの似非対決構図にしがみつき、ニセモノ勢力にすがりついて、事態をどんどん悪化させていく、こんなことは過去の歴史を振り返ればいくらでもあるし、直近では、2024衆議院選挙がそうでした。有権者・国民の投票態度が、「政治とカネ」が焦点の選挙であったにもかかわらず、自公に投票する愚か者や、維新・国民に投票する日和見・中途半端が少なくなく、「世直し」勢力も支援の焦点が定まらないままに総花的なスローガンを掲げ、合従連衡のことばかりに執心していました。結果は、従来から自公に投票していた有権者が棄権したため、小選挙区制度という歪み切った選挙制度の下で、得票を増やさないままに野田佳彦「脱憲反民主党」が議席を中途半端に得たということになり、案の定、新議席で構成された国会では、維新と国民が有権者・国民そっちのけのパフォーマンスをやり、野田佳彦「脱憲反民主党」は政治の争点を明確にできないままダラダラと政局を流し続けて、少数派に転落した石破茂自公政権にとっては「御しやすい野党代表」(山本太郎「れいわ新選組」代表)を担い続けているのです。「ゆ党(ゆちゃく党)」を野党などといって虚偽報道する自公政権忖度報道のマスごみのせいでもあります。

こんな政治はバカバカしい、ふざけるな、と思う人が立ち上がり、私が申し上げているように、自公+補完似非野党との対立軸(争点)をはっきりさせる「世直し」新党に、総力を結集して最終決戦に臨んでいく、これが今時点で最も求められていることです。政治はリアリティと機動力がないとダメですから、既成政党を軸にことを始めるのは当たり前のこと。一定の擬制的結集をこなして、政治を大きく変える=日本破壊勢力を破壊する、このことを日本が追い詰められて、にっちもさっちもいかなくなってしまう前にスタートしていく、それが強く求められているのです。いよいよ戦前の社会大衆党と似たような政党になってきた立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」は、歴史のゴミ箱へ消えていただきましょう。ホンモノのリベラルは「三本の矢」党派に結集すればいい。狙いは政治争点の明確化、そして「石の上にも3年」のみならず「世直し」政治活動の上では10年を覚悟してやっていくのです。

それとも優柔不断を続けて、「世直し」市民が歴史のゴミ箱へ消えていきますか?
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7.Iさんから「最後に一言」

 私は「インド・ガンディの優れているところは」「結果を恐れて、行動を自粛してはいけない」。と述べていることです。自称インテリは言葉だけで行動しないことです。
草々

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