「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体
前略,田中一郎です。
(最初に若干のことです)
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1.(2.4)子ども脱被ばく裁判総まとめ集会を開きます
子ども脱被ばく裁判は呆れ果てても、諦めない!
「最高裁に物申す!抗議集会〜司法の問題点と私たちが勝ち取ったこと」
日 時:2025年2月4日(火)13:30〜16:50(開場13:00)
会 場:参議院議員会館 101会議室(収容人数100名)
プログラム:
・弁護団報告「審議で勝ち取ったこと〜一審からの振り返り」
・原告や支援者のリレー発言
・ひだんれんや上告中の裁判団体からのアピール
・挨拶、記念撮影
2.(3.5)311子ども甲状腺がん裁判 第13回公判(東京地裁#103)
https://www.311support.net/news-241212/
(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」第12回口頭弁論期日集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/49986/
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「「子ども脱被ばく裁判」上告棄却に怒りを持って抗議:このままでは同じことがまた起きる=福島原発事故により子どもたちが被ばくするのを防ぐ何らの措置も取らないどころか、放射能の危険性をごまかし、被害を隠蔽し続ける政府・福島県・自治体」をお送りします。
◆子ども脱被ばく裁判とは?-子ども脱被ばく裁判ホームページ
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/p/about.html
◆20250107 最高裁前 「子ども脱ひばく裁判」棄却決定への抗議集会
https://fukusima-sokai.blogspot.com/2025/01/20250107-30.html
https://fukusima-sokai.blogspot.com/2025/01/20250107-30.html
(主催者の方のスピーチの後に、私から少し長めの「怒りのスピーチ」をしています。それでも後半部分は時間が足りず舌足らずになっています。近々、私が主催する「新ちょぼゼミ」で少し詳しくご説明いたします。あいかわらずスピーチは下手で、苦手なままです。申し訳なく思っております。なお、義務教育における子どもたちの放射線被曝防護の法体系については、下記(別添PDFファイル)の(抜粋)「子ども脱被ばく裁判」福島地裁 最終準備書面をご覧ください。
この「最終準備書面」は、「子ども脱被ばく裁判」の原告弁護団をお引き受けいただいた弁護士の方々の「血のにじむような努力」の産物であり、これからの脱被ばく運動を担うものにとっては貴重な文献です。数年前に販売されましたが、既に完売で在庫はありません。私はこの最終準備書面が、表題を変えて、図書ないしは簡易印刷の出版物として再販されることを願っています(変更後の表題例:「子どもたちを原発事故の放射能から守る」。:田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)(抜粋)義務教育における被曝防護と子どもたち(「子ども脱被ばく裁判」福島地裁 最終準備書面より 2020.11)
https://drive.google.com/file/d/1QesUuRev-BEP2q8VhmdLR4JqTAJfbJ7J/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EUzJmT3yyiVCuei1cWQAFl4BaDJnEiLRURN_HXUkJEisXw?e=wEyVtc
(関連)(別添PDFファイル)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)
https://drive.google.com/file/d/14etNWI_mGeO1VdPsQPXXdCOMkev3BZ3y/view?usp=sharing
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EW5Kvuhfe5BGnHtt6ZRyESUBu2ORYJcU-9kxqrepNreVAw?e=fOFqAb
(上記2つのPDFファイルを何度かクリックしても開けない場合は、グーグルやマイクロソフトの検閲・言論妨害だと思われます。私宛、メールでご一報いただければ、私から当該PDFファイルを直送いたします。:田中一郎)
◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html
<田中一郎コメント>
私は「世直し」を進め社会正義を実現するためには「裁判しました、負けました、終わりました」ではダメだと考えています。この「子ども脱被ばく裁判」について、裁判のやり直し=「再審」が必要だと考えています。しかし、私はこの「再審」を、必ずしも今現在の日本の法体系の下でやろうとは考えておりません。基本は、今の裁判・裁判所の関連法令(日本国憲法を含む)をすべて入れ替えて、日本の司法・裁判所の抜本改革の後に「再審」する、というのがベストです(時効については、殺人事件についてと同様に、福島原発事故については当分の間「人道に対する罪」と位置付けて「時効なし」を法令で定め、返す刀で「人道に対する罪」を犯した福島地裁から最高裁までの裁判官どもを、弾劾裁判にかけ法曹界から追放するのがいい、と思っています)。
しかし、そうでなくても、①国連機関を含む公式ないしは非公式の「外国法廷」で裁く(例:「福島原発事故に伴う放射能・被ばく政策犯罪に関する民衆法廷(国連機関主催など)」)、②新しい裁判を提起し改めて福島原発事故後の放射線防護政策の是非を問う(これは今現在、311子ども甲状腺がん裁判でも展開されています)=何故なら、政府や自治体の「安全安心キャンペーン」に見られるように、放射線被曝防護政策のデタラメは今も続いているからです。③福島原発事故後の放射線被曝継続に対する新たな損害賠償裁判を提訴する(政府が言う20mSvは生涯被ばく量の話であって「1年あたり」ではないハズである=しかし、もし「1年あたり」だというのなら、既に福島原発事故から14年が経過しており、内部被曝を含めて福島県民やその周辺県の住民は、あの国際放射線防護委員会(ICRP)でさえもが健康被害が出ると認める累計100mSvを超える被ばくを受けている可能性が高い=重大な人権侵害)、など、いくつか方法が考えられると思います。
大事なことは、福島原発事故を受け、日本の放射線防護の法体系を抜本的に転換しなければいけないことは明らかになっており、そのためには、①「原子力災害救済法(日本版チェルノブイリ法)制定や「放射能汚染防止法」「放射能汚染処罰法」を制定する(いずれも1970年頃の公害国会時のやり方を踏襲)、②「子ども脱被ばく裁判」の事実上の「再審」により、各論としての福島原発事故による子どもへの放射線被曝強制・押しつけを犯罪(未必の故意:刑事)ないしは失敗政策(行政&民事)として裁いていくこと、の2つが、同時並行的に行われる必要があると思っています。法律はあっても守らない者が「権力側」にいる(一般自然人の放射線被曝限度1mSv棚上げがその典型事例)状態を許してはいけないのであって、これは「法治国家ニッポン」を守る闘い・運動でもあるのです。
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<関連サイト>
(1)子ども脱被ばく裁判ホームページ
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/
◆最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html
◆最高裁 上告棄却判決文
https://drive.google.com/file/d/1bPOhi-aHpbZt1p1XWGcUqQgdFpYJPn0l/view?usp=sharing
(こんな「三下り半」のふざけた判決文、許せますか?!)
(2)省庁(環境省、内閣府、原子力規制庁、文科省)との意見交換動画(子ども脱被ばく裁判第3回最高裁要請行動/2024.9.26)-子ども脱被ばく裁判ホームページ
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/10/32024926.html
(当日の録画は必見です=環境基本法の下にある各法(たとえば大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法など)に具体的な規制値(ベクレル/g)や環境基準(ベクレル/g)を入れよ(定めよ)、と言う弁護団の追及に、政府・各省庁は口を合わせたように、国際放射線防護委員会(ICRP)が要らないと言っているので「入れない(定めない)」と突っ張っています。この連中は「どっちを向いて」仕事をしているのでしょうか?:田中一郎)
(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0
(3)(子ども被災者支援法)東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律 - e-Gov 法令検索
https://laws.e-gov.go.jp/law/424AC0100000048/
(関連)復興庁 - 子ども被災者支援法関係
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/20140526155840.html
(関連)子ども・被災者支援法について - 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16055b/hisaishashienho.html
(私は、この裁判も含めて、日本の法曹界・原告弁護団・被告弁護団(住宅追い出しなど)が「横並び」で、福島原発事故の責任や損害賠償や事故後の政策対応の不当さを告発し訴える多くの裁判において、「子ども被災者支援法」を全く使おうとしないことに強い疑問を感じています。福島原発事故直後に国会で全会一致で制定されたこの法律が、全くもって守られていないにもかかわらず、事態を告発する側からも無視されることを、私は「おかしい」と考えています。ある裁判報告会で私から「何故、「子ども被災者支援法」を使わないのか」と聞いた時の弁護団の答えは「当該法律は基本法であって抽象的・一般的なことしか定められておらず、具体的なことは何も書かれていないため、役に立たない」というものでした。
おかしな話です。だったら日本国憲法を根拠とする裁判などは、ほとんど成り立たないし(日本国憲法の条文は大半が抽象的・一般的です)、およそ基本法などという法律は制定しても無意味ということになります。具体的な条文がないのなら、それは判例で埋めていく(法律の隙間を埋める=事件個性が強い労働法などは判例が実質的な立法になっている)、というスタンスを取るのが、これまでの日本の法曹界の態度ではなかったのか? とも思います。私は、この「意図された「子ども被災者支援法」回避」の弁護団・法曹界の裁判方針は大問題だと見ています。そもそも、この「子ども被災者支援法」の下に創られた政府の「基本方針」や、それに追従する福島県庁が、真っ先にこの「子ども被災者支援法」に違反していると思われ、これを追及しないというのはどう考えてもおかしいと言わざるを得ません。:田中一郎)
(4)甲状腺がん悪性391人へ〜集計外は47人 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/49852/
(行政による福島原発事故後の放射線被曝防護のありようがわかります。「福島県民健康調査検討委員会」では「福島県民健康調査」自体をつぶそうという動きが強くなっています。それに呼応するかのように、この調査の受診者が年々減少する事態が起きています。すべてが「愚か」と言う他ありません。放射線被曝被害は甲状腺ガンだけではなく、人間の体のあらゆるものをむしばんでいく「人間の緩慢な死」を意味し、遺伝的障害もあり得る話です(既にネズミを使った動物実験では、何世代もの後に放射線被曝障害がたくさん出ています=ネズミに起きることは人間には起きないと言えますか?)。誤魔化したところで、時間の経過とともに、福島県を中心にひどい健康被害が間もなく出始める可能性は否定できません(子ども甲状腺ガンだけでなく、それ以外の様々な健康障害が既に一部出ているという報告は後を絶ちませんが、政府や福島県、自治体は(原子力ムラ・放射線ムラに占拠され、その代理店と化しています)、福島原発事故による被ばく被害者の健康状態をきちんと調べようとはしておりません。闇から闇へと葬り去ろうという魂胆です。ちなみに、チェルノブイリ原発事故後の旧ソ連諸国では、チェルノブイリ法を制定して積極的な避難計画その他の対処をしてきましたが、それでも今現在の子どもたちは、そのほとんどが(70~80%)何らかの健康上の問題を抱えていると言われていて、恒常的な低線量被ばく(外部被曝・内部被曝)の危険性を警告していると言えるでしょう。近未来の福島県やその周辺県が、チェルノブイリのようにならないことを祈るばかりです。:田中一郎)
(5)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
https://www.311support.net/
(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」第12回口頭弁論期日集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/49986/
(こちらは司法・裁判所による福島原発事故後の放射線被曝防護についての姿勢がわかります。東京地裁判決は間もなく出るでしょう。:田中一郎)
<いちろうちゃんのブログ>
◆福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-0f18bc.html
◆(続)福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」(その2):日本の司法・裁判所を抜本改革し、現状の放射線防護制度を問い直す「(事実上の)再審」を目指せ!!- いちろうちゃんのブロ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-d810d0.html
◆(増補版) 放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html
(印刷代¥100にて販売しています。次回1/16「新ちょぼゼミ」でも販売いたします:田中一郎)
◆(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html
◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(163):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その24)=原発や核(兵器)利用の推進は、放射線被曝のごまかし・矮小化と一体である- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-3ff0ec.html
草々
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