« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

2024年12月

2024年12月31日 (火)

使用済み核燃料再処理工場の核惨事(破綻した再処理・核燃料サイクルにしがみつく政府・自民党)

 去る2024年12月5日「院内集会:原発・核燃料サイクルの中止を求めて」が衆議院第2議員会館にて開催されました。以下、簡単にご報告いたします。当日、私も会場参加者としていくつか発言しましたが、特に主催者側が触れていない下記3点を強調すべく、列記しておきます。但し、このことを申し上げるのはこれで何度目かになり、そろそろ共通認識としていただきたいとも思っています。

(1)当日録画

*20241205 UPLAN【第1部・第2部】原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tSYEoHpf8-E

*20241205 UPLAN【第3部】原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=__6F1F5qYbg

(第3部のVTRの35分くらい経過したあたりから私が重要なことを申し上げています。この会に参加した国会議員達(来るだけまだいい方だとはいえ)は、自分たちが言いたいことを言い終わるとさっさと退席するか、残った数名の国会議員も、会場の講談席に座りながら私の話に耳を傾けようともせず、私語っぽい雑談をかわしている様子が見て取れます。こんな調子だからこの国の国会議員の姿勢が疑われるのでしょう。)

(2)(12.5)院内集会「原発・核燃料サイクルの中止を求めて」対政府各省庁質問事項(衆2-1 2024.12.5)
https://drive.google.com/file/d/19HXOaNVdY9UpkSPNPL9tI0_2fra9Ofoe/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)再処理工場の重大事故についての評価(『再処理工場の核惨事』2024.12)
https://drive.google.com/file/d/1s1A9_VFGA5aWeMzkN-Ew12cHU5Ermc4p/view?usp=sharing


 <私から発言したこと:抜粋>

(a)詳しくは当日録画の第3部の35分くらいのところからの私の発言をご覧ください。上記(3)にP33の図というものを添付しておきました。政府各省庁とのやりとりの中では、主催者側から「蒸発乾固」(「冷却に失敗した高レベル放射性廃液貯留タンクの内部が沸騰して水分が蒸発しタンク外部に放出、後に残った硝酸塩などが乾いて固まる、くらいの意味。しかし、「蒸発乾固」なる言葉はIAEAの文書にはなく、かつ、IAEAは高レベル放射性廃液貯留タンクの(大)爆発のリスクをちゃんと見ておけという指摘をしていることを主催者側の質問者から説明があった=爆発には、水素爆発と硝酸塩爆発がありうる)後の硝酸塩爆発の可能性についての追及はなされたのですが、その前段の「蒸発」中の放射能の環境への拡散の可能性については、日本原燃やIAEAが作成した図のままを信じ込んでいるような感じがしたので、あえて申し上げた。福島原発事故の際も、格納容器が破損しないままであってもあれだけの放射能が環境に出てきているのに、すさまじい量で、さまざまな核種を含む高レベル放射性廃液貯留タンクの冷却失敗後の放射能漏れ(環境放出)が、図に書いてあるレベル程度のものではありえないのではないか(もっと大量に出てくる:注*)、というのが私の疑問である。出てこないというのであれば、その実証的根拠を示せ、また、出てくる放射能の量をベクレル数で核種ごとに示せ、というのも私が申し上げたことです。

(注*)図には「非揮発性元素の放出量は全量の0.01%」と小さな文字で書かれていて、かつ、揮発性元素は蒸発乾固するまでは揮発する温度にまでは上昇しないから放出されることはない、と言いたいのだろう。原典はIAEAである。揮発性であろうとなかろうと、放射性物質は例えば気体ではなくエアロゾル(微小な液体の粒)として出る可能性もある。

(b)六ケ所村も東海村も、使用済み核燃料の再処理工場は、事故を起こさなくても、正常に運転されている時であっても、様々な核種の恐ろしいほどの量の放射能を海と空に、つまり環境中に放出する。脱原発運動内部では、一般の100万KW級の原発が1年間に環境中に放出する放射能の量の1年分を、わずか1日で出してしまう、と言われてきた。しかし、このことに関する脱原発側・主催者側からの追及がこれまでも全くと言っていいほど具体的になされてこず、従って、圧倒的に多くの一般国民や若い世代はもちろん、脱原発派の中でも知らない人が増えている現状にある(例:東京電力が海洋投棄する汚染水に含まれるトリチウムの量どころではない、すさまじい量のトリチウムが、青森県の太平洋側の海や、青森県の大気中に放出されることになる)。次回以降、これを改め、まずは正常運転時(事故なし)に青森県六ケ所村再処理工場は具体的に「どんな放射性核種を、1年間に、どれだけの量(ベクレル)を海と大気中とにそれぞれ排出するのか」を提示させ、更に、これを推進側は青森県民に対しては「被ばく量として0.0023mSv/年の被ばく」程度だから心配いらないとしている計算根拠を提示させていただきたい(あるいは追及していただきたい)。つまり、再処理工場は事故を起こさなくても、すさまじい放射能の汚染源になり、北海道を含む北日本(日本の北半分)全域を人間が住むにはふさわしくない地域にしてしまうことを明らかにしていただきたい。

(c)使用済み核燃料の再処理で分離されるプルトニウムについては「使い道がない」ではないかという追及が主催者側からなされていた。しかし、下記の少し前の岩波書店『科学』論文(澤井正子著:当時原子力資料情報室)をご覧いただきたい。分離されるもう片方はウランだが、そのウランは238だけでなく、いくつかの同位体が含まれており、その中のU232は強いガンマ線を放出するために燃料として使えない(作業員が被ばくしてしまうから=海外では利用している事例はない)。つまり、再処理で出てくるプルトニウムは使い道がないだけでなく、他方、ウランは放射線が危険で使えない、ということで、再処理という工場・作業が、全くの無意味なことであることが明白である。

◆(別添PDFファイル)核燃料サイクルの本当の話をしよう(澤井正子『科学 2014 5』) https://drive.google.com/file/d/1zLcfl0ICikVVjPTYcoS-KtAekbHL7OzC/view?usp=sharing

(具体的には、この論文の3枚目の最初のあたりをご覧ください:田中一郎)
以 上

 

2024年12月30日 (月)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(73)(抜粋)(2024年11月~12月)

1.(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html

 

2.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(160):シロウトの目から見た能登半島地震と志賀原発- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-de7163.html

 

3.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(161):福島原発事故の後始末の除染作業で生じた放射能汚染土を公共事業で全国に拡散するな=環境を守るべき役所の環境省が何をしているのか!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-d82206.html

 

4.(メール転送です)女川原発は東日本大震災で破損し放射能を環境に大量放出していた?(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」からの報告)=11.18東北電力の回答・質疑の報告(疑問に真摯に答えず回答をはぐらかす東北電力)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-477bc6.html

 

5.福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-0f18bc.html

 

6.(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-055d9e.html

 

7.(続)福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」(その2):日本の司法・裁判所を抜本改革し、現状の放射線防護制度を問い直す「(事実上の)再審」を目指せ!!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-d810d0.html

 

8.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(161):とにもかくにも、なりふり構わぬ「原発大推進」の「基本計画」、それ以外には何もない=「合言葉」の「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」に帰結、それに気が付かない政治的幼稚・未熟・お気楽- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-f26621.html

 

(その他)

◆10.27衆議院選挙後に、肝心な政治争点を棚上げにして、国民民主「103万円の壁」を巡り馬鹿騒ぎ報道を繰り返すマスゴミ、しかも従来発想の「所得控除」論から抜け出せない貧困なる税制改革論議の低迷ぶり、水でもぶっかけてやれ!!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-dfbb42.html

◆(10.27)2024衆議院選挙結果と今後の日本政治(2):衆院選後の重要事項は「103万円の壁」問題ではない=野党は「裏金・脱税」追及、統一教会癒着清算、マイナ保険証一本化中止、軍拡増税阻止を優先して取り組め- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9fdda8.html

◆(10.27)2024衆議院選挙結果と今後の日本政治(番外):国民民主党ならぬ「不倫国民党」はさっさと玉木雄一郎を代表から引きずり降ろし、国会議員辞任を求めろ! 何が「103万円の壁」か!「国会議員モラルの壁」を厳守させろ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-eae982.html

◆mRNAコロナワクチン & レプリコンワクチン 情報(1)『今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実』(村上康文/山路徹:花伝社)、『緊急メッセージ:打ってはいけない! レプリコンワクチンの不都合な真実』(川田龍平/堤未果)他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-dbd0ca.html

◆現代戦争論(その1):①ウクライナ戦争とICC、②日本学術会議「御用化」を阻止せよ=「産学共同」の上に花咲く「軍学共同」、③韓国尹錫悦大統領が独断「戒厳令」で自滅=これを阻止した韓国民衆・若者の勇気と行動にエール- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-f66721.html

◆政府御用の似非科学・偽学問の巣窟と化すか、アカデミズム自治に立脚したホンモノの科学者・学者の組織に生まれ変わるか、2つに1つの「日本学術会議」の正念場=全大学人は自民党政権に翻弄・支配された科学・学問・自治を取り戻すべく総決起せよ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-405f79.html

◆来年度予算案に直結する与党税制大綱の最重要問題は「軍拡増税」だ=国民民主党「103万円の壁」問題で旧態依然の発想と政局報道で紙面を埋め尽くす朝日カバカバ新聞他のマスごみ=所得控除ではなく税額控除を使え!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-dbb6d3.html

◆(報告)(12.18)再開第3回:オルタナティブな日本をめざして :「シリーズ「戦後改革」 (第1回目)「敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-36da87.html

◆現代戦争論(その2):(1)(報告)(12.16)トランプ当選後、戦争はどうなる(2)「日米密約」というやっかいなもの(3)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ(日本学術会議改組案)(4)ネット空間の検閲と言論妨害 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-f03206.html
以上

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(161):とにもかくにも、なりふり構わぬ「原発大推進」の「基本計画」、それ以外には何もない=「合言葉」の「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」に帰結、それに気が付かない政治的幼稚・未熟・お気楽

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(再掲)(人工排出CO2よ、地球温暖化は)お前がやったんだろう! 決めつけ刑事(デカ)(ACJAPAN 日経 2024.12.21)
 https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/self_all_01.html

◆(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html

(関連)(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-055d9e.html


2.(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html

 (会場が狭いので、参加ご希望の方は、お早めにご予約下さい:35名程度が限界)


3.野田佳彦立憲民主党の2024衆院選での議席増は有権者の支持を示すものではない

 下記の「MEMO」をご覧ください。私の知人が整理されたものですが、この「MEMO」が示すことは、野田佳彦立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の2024衆院選での議席は増えていますが、比例区でも小選挙区でも獲得票数は増えておらず、特に小選挙区では得票数を減らしながらも「小選挙区マジック」で議席増に結果しているのです。つまり、あれだけ「敵失」でフォローの風が吹いていたにもかかわらず、それをバネにして衆院選での地滑り的な大勝利を得ることができないまま、第1党の自民党が得票を大きく減らしたことで、自身の議席が増えたということにすぎません。

◆2024年10月27日衆院選挙結果 および前回(2021年)からの変化(MEMO)
 https://drive.google.com/file/d/1rmapF_GuBlNlufDnV6yDFodXK9wrcz_p/view?usp=sharing

 このことから言えることは2つ、①現在の小選挙区・比例代表並立制という選挙制度は民意を反映しない欠陥選挙制度であり、こんなものを続けていたら日本は腐った無能な政治・政治家のおかげでどんどんひどくなる(変えられない)、②野田佳彦「脱憲反民主党」ではホンモノの政権交代は実現しないので、野田佳彦を代表・執行部から退陣させるか、「脱憲反民主党」を野党第1党から引きずり下ろす必要がある、ということです。

(関連)衆議院選挙2024 選挙結果 -衆院選- NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/

(関連)【白井聡 ニッポンの正体】「自公」終焉と新しい対立 ~有権者は、何を求めているのか~ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jGWerV3n01A


4.(別添PDFファイル)医療費引き上げにがん患者の悲鳴…来年度予算案を見る限り、この政権は「国民の敵」(日刊ゲンダイ 2024.12.28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365611

(関連)(別添PDFファイル)高額療養費見直し全容解明、平均層は5.9万円増(東京 2024.12.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375912
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/373938


5.(別添PDFファイル)自民党派閥裏金事件:議員ら65人、一斉不起訴、うち現・元5議員起訴猶予(東京・朝日 2024.12.27)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/376098

(これは自民党ならびに現在の検察による有権者・国民に対する「挑戦状」だ。悔しかったら選挙で変えてみろ! ということ。どうせお前ら有権者・国民は、踏ん切りがつかないまま直に忘れて、結局は我々自民党・検察連合軍に投票(投降)するんだよ、へへへ、まあ、せいぜい検察批判でもやってなよ、じゃあな、の笑い声が永田町や霞が関から聞こえてくる。検察審査会は仕組みがダメで機能不全。:田中一郎)

(関連)裏金実態解明の“本丸”か? 森喜朗元首相の国会招致いよいよ現実味…野党の多数決「やむなし」のムード|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365613


6.大浦湾海底に砂の投入を開始 沖縄防衛局、地盤改良に「着手」 年内のくい打ちには至らず 辺野古新基地建設 (琉球新報)
 https://ryukyushimpo.jp/news/politics/entry-3814796.html

(関連)[社説]軟弱地盤「着手」 強行やめ国会で議論を- 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1499367

(関連)<社説>大浦湾地盤改良着手 工事を止めて再試算示せ - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3816430.html

(関連)沖縄市長選 仲村未央氏が出馬表明 市政刷新し県と連携(琉球新報)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb1f01f791bb6037056be278f69e463eb0b6163


7.ヘドロ政治=諸悪の根源・破滅への階段

(1)石破首相、衆参同日選「やっちゃいけない決まりはない」…予算案や重要法案の否決を例に挙げる(読売新聞オンライン)
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241228-OYT1T50036/

(来年以降の政局がある程度読めるのではないか。1つは、2025予算案採決後の4月頃石破茂首相が解散権を行使して石破茂自民党で衆議院選挙、もう一つは、石破茂降ろしの後にポスト石破茂の自民党新総裁を担いで7月に(20日?)衆参同日選挙、いずれになるかは今のところ「???」だが、いずれにせよ、自民党大勝・野党(特に立憲民主党・日本共産党)大敗の可能性アリ。:田中一郎)

(2)旧文通費改革法が成立 改正に3年、使途公開へ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374879

(「公開や返納の具体的な方法は衆参両院議長が協議して決める。使途として認める範囲は、衆参で見解に隔たりがあり、協議を続ける」=これでは何も決まっていないのとほとんど同じ=野党は何をしているのか?!:田中一郎)

(3)自民党が党費など8億円を共同募金に寄付、高市早苗氏「党員に申し訳ない気持ちでいっぱい」 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241228-OYT1T50159/

(「裏金・脱税」で税金ゴマカしたカネで「赤い羽根」に募金して、それで胸に赤い羽根を付けて歩き回って、ケジメがつくのか?! コレ、中学生に説明できるか? オヤジやカカアが税金ちょろまかして募金して赤い羽根付けてエラソーに歩いています、立派やなあ、って、ほめごろし、ではないか!! また、チンピラ似非右翼女でジコチュー丸出しの高市早苗が、有権者・国民にお詫びしないで、「裏金・脱税・居直り」の自民党員に「申し訳ない」だとさ。高市早苗に選挙で投票している奈良バカ県民よ、愚民投票をやめて、この女を次の選挙で落とせ! お前たちの恥さらしだ! :田中一郎)

(4)創設者・橋下徹氏が石丸伸二氏に露骨な“抱きつき”…政界プチ再編で「維新瓦解」待ったなし?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365612

(5)立維国 同床異夢の連携 給食無償化へ法案提出 与党と協議「抜け駆け」警戒 朝日新聞デジタル
 https://x.gd/KbW7C

◆【石破敗北】痛快すぎる質疑!終わらぬ裏金問題の徹底的に詰める日本共産党の最強議員に石破総理も涙目…! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SOl9KV7XNjc


8.注目情報

(1)「9割以上が赤字」の衝撃…いま「路線バス事業者」が直面している「厳しすぎる現実」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/690c1ad52bc1e9a2dad24c335d431190e693fe66

(道路に投じている巨額の財政資金を「路線バス」に回せ。たとえば外環道建設を中止すればいい。それだけで兆円単位が回る。:田中一郎)

(2)憲法25条と避難所 - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/578027

(関連)(新刊書)健康で文化的な最低限度の生活 13-柏木ハルコ/著(小学館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007536691&Action_id=121&Sza_id=B0

(3)「選択的夫婦別姓」が通常国会の重要テーマに浮上…石破首相が与党・公明党に追い込まれる大誤算!|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365686?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(あらゆることについてプレゼンスがよろしくない野田佳彦立憲民主党だが、この問題についてもしかり。さっさと法案だせよ!! 何やってんだ!! 自民党が反対して否決に回ったら、参議院選挙あるいは間もなく来る衆議院選挙での「最大の争点の1つ」にすればいい。愚図愚図するな!! この前議員会館で開催された立憲フォーラムの「選択的夫婦別姓」テーマの講演会録画もネット上にはありません。事務局は何をしているのか? 要するに、多くの有権者に訴えよう、今が旬だ、というセンスがないのだ(野田)。:田中一郎)
 https://www.youtube.com/watch?v=Nc_JEf9UAUo

(4)韓国国会、首相弾劾訴追案も可決 大統領代行の職務停止は初(共同通信) - goo ニュース
 https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2024122701001500.html

(5)韓国捜査当局、尹大統領の逮捕状を請求 内乱容疑 不訴追特権も例外 - 毎日新聞
 https://x.gd/DZIwP

(「尹氏は職務停止に追い込まれたが、警護などの特権は維持。ソウル市内の高台にある大統領官邸で生活している。高捜庁は、大統領警護庁などが逮捕を阻止しようとすれば公務執行妨害罪に当たる可能性があるとけん制している。」(一部抜粋)=この大統領警護庁の「武力」が大統領の「強気」の一因ではないかという情報が流れています。また私は、大統領の背後には、在韓米軍や米国政府、それに韓国軍部内の保守反動派もついている可能性があり、油断できない情勢が続いている、と懸念しています。根拠はありません。:田中一郎)

(6)「信じられない」裁判官、想定外のインサイダー容疑 勤務中も取引 - 毎日新聞
 https://x.gd/jp8EC

(こんな奴が「裁判官」と称して法廷の壇上に座って、基本的人権と社会正義を踏みにじり、日本国憲法を棚上げにして、無実の人を死刑にし、巨悪権力犯罪を見逃して無罪釈放している(現在進行形)。この事件は氷山の一角と見るべき。叩き潰せ、日本の司法・裁判所:田中一郎)
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(161):とにもかくにも、なりふり構わぬ「原発大推進」の「基本計画」、それ以外には何もない=「合言葉」の「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」に帰結、それに気が付かない政治的幼稚・未熟・お気楽」をお送りします。この「脱炭素」原発大推進に乗せられていく今日の日本のリベラル勢力は、その情けないほどの劣化を示すものに他なりません。今まで何度も書いてきましたが、再度書いておきましょう。左翼・左派・リベラルが判断を間違った3つの問題と、これから間違いそうなこと。

 <左翼・左派・リベラルが判断を間違った3つの問題>
(1)「人工排出CO2による地球温暖化」説と「脱炭素」
(2)「新型コロナ」とmRNAコロナワクチン
(3)ウクライナ戦争

 <左翼・左派・リベラルがこれから判断を間違いそうな問題>
(4)デジタル・ネット言論のフェイク問題

 <別添PDFファイル>
(1)再処理工場の重大事故についての評価(『再処理工場の核惨事』2024.12)
(2)核燃料サイクルの本当の話をしよう(澤井正子『科学 2014 5』)
(3)コラム study2007と被ばく(study2007『見捨てられた初期被曝』岩波書店)
(4)15年で「半分再エネ」へ、次期エネ計画原案了承:経産省(日経 2024.12.26)
(5)原発災害拠点 停電2度、7日間正常稼働できず、佐賀・玄海(毎日 2024.12.19)
(6)除染土搬出へ道筋示せるか、政府が基本方針策定へ(東京 2024.12.21)
(7)原発回帰は亡国への道:古賀茂明の年末激論(倉重篤郎『サンデー毎日 2025.1.5,12』)


1.破綻した再処理・核燃料サイクルにしがみつく政府・自民党

 去る12月5日「院内集会:原発・核燃料サイクルの中止を求めて」が衆議院第2議員会館にて開催されました。以下、簡単にご報告いたします。当日、私も会場参加者としていくつか発言しましたが、特に主催者側が触れていない下記3点を強調すべく、列記しておきます。但し、このことを申し上げるのはこれで何度目かになり、そろそろ共通認識としていただきたいとも思っています。

(1)当日録画

*20241205 UPLAN【第1部・第2部】原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tSYEoHpf8-E

*20241205 UPLAN【第3部】原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=__6F1F5qYbg

(第3部のVTRの35分くらい経過したあたりから私が重要なことを申し上げています。この会に参加した国会議員達(来るだけまだいい方だとはいえ)は、自分たちが言いたいことを言い終わるとさっさと退席するか、残った数名の国会議員も、会場の講談席に座りながら私の話に耳を傾けようともせず、私語っぽい雑談をかわしている様子が見て取れます。こんな調子だからこの国の国会議員の姿勢が疑われるのでしょう。)

(2)(12.5)院内集会「原発・核燃料サイクルの中止を求めて」対政府各省庁質問事項(衆2-1 2024.12.5)
 https://drive.google.com/file/d/19HXOaNVdY9UpkSPNPL9tI0_2fra9Ofoe/view?usp=sharing

(3)(別添PDFファイル)再処理工場の重大事故についての評価(『再処理工場の核惨事』2024.12)
 https://drive.google.com/file/d/1s1A9_VFGA5aWeMzkN-Ew12cHU5Ermc4p/view?usp=sharing


 <私から発言したこと:抜粋>

(a)詳しくは当日録画の第3部の35分くらいのところからの私の発言をご覧ください。上記(3)にP33の図というものを添付しておきました。政府各省庁とのやりとりの中では、主催者側から「蒸発乾固」(「冷却に失敗した高レベル放射性廃液貯留タンクの内部が沸騰して水分が蒸発しタンク外部に放出、後に残った硝酸塩などが乾いて固まる、くらいの意味。しかし、「蒸発乾固」なる言葉はIAEAの文書にはなく、かつ、IAEAは高レベル放射性廃液貯留タンクの(大)爆発のリスクをちゃんと見ておけという指摘をしていることを主催者側の質問者から説明があった=爆発には、水素爆発と硝酸塩爆発がありうる)後の硝酸塩爆発の可能性についての追及はなされたのですが、その前段の「蒸発」中の放射能の環境への拡散の可能性については、日本原燃やIAEAが作成した図のままを信じ込んでいるような感じがしたので、あえて申し上げた。福島原発事故の際も、格納容器が破損しないままであってもあれだけの放射能が環境に出てきているのに、すさまじい量で、さまざまな核種を含む高レベル放射性廃液貯留タンクの冷却失敗後の放射能漏れ(環境放出)が、図に書いてあるレベル程度のものではありえないのではないか(もっと大量に出てくる:注*)、というのが私の疑問である。出てこないというのであれば、その実証的根拠を示せ、また、出てくる放射能の量をベクレル数で核種ごとに示せ、というのも私が申し上げたことです。

(注*)図には「非揮発性元素の放出量は全量の0.01%」と小さな文字で書かれていて、かつ、揮発性元素は蒸発乾固するまでは揮発する温度にまでは上昇しないから放出されることはない、と言いたいのだろう。原典はIAEAである。揮発性であろうとなかろうと、放射性物質は例えば気体ではなくエアロゾル(微小な液体の粒)として出る可能性もある。

(b)六ケ所村も東海村も、使用済み核燃料の再処理工場は、事故を起こさなくても、正常に運転されている時であっても、様々な核種の恐ろしいほどの量の放射能を海と空に、つまり環境中に放出する。脱原発運動内部では、一般の100万KW級の原発が1年間に環境中に放出する放射能の量の1年分を、わずか1日で出してしまう、と言われてきた。しかし、このことに関する脱原発側・主催者側からの追及がこれまでも全くと言っていいほど具体的になされてこず、従って、圧倒的に多くの一般国民や若い世代はもちろん、脱原発派の中でも知らない人が増えている現状にある(例:東京電力が海洋投棄する汚染水に含まれるトリチウムの量どころではない、すさまじい量のトリチウムが、青森県の太平洋側の海や、青森県の大気中に放出されることになる)。次回以降、これを改め、まずは正常運転時(事故なし)に青森県六ケ所村再処理工場は具体的に「どんな放射性核種を、1年間に、どれだけの量(ベクレル)を海と大気中とにそれぞれ排出するのか」を提示させ、更に、これを推進側は青森県民に対しては「被ばく量として0.0023mSv/年の被ばく」程度だから心配いらないとしている計算根拠を提示させていただきたい(あるいは追及していただきたい)。つまり、再処理工場は事故を起こさなくても、すさまじい放射能の汚染源になり、北海道を含む北日本(日本の北半分)全域を人間が住むにはふさわしくない地域にしてしまうことを明らかにしていただきたい。

(c)使用済み核燃料の再処理で分離されるプルトニウムについては「使い道がない」ではないかという追及が主催者側からなされていた。しかし、下記の少し前の岩波書店『科学』論文(澤井正子著:当時原子力資料情報室)をご覧いただきたい。分離されるもう片方はウランだが、そのウランは238だけでなく、いくつかの同位体が含まれており、その中のU232は強いガンマ線を放出するために燃料として使えない(作業員が被ばくしてしまうから=海外では利用している事例はない)。つまり、再処理で出てくるプルトニウムは使い道がないだけでなく、多方、ウランは放射線が危険で使えない、ということで、再処理という工場・作業が、全くの無意味なことであることが明白である。

◆(別添PDFファイル)核燃料サイクルの本当の話をしよう(澤井正子『科学 2014 5』)
 https://drive.google.com/file/d/1zLcfl0ICikVVjPTYcoS-KtAekbHL7OzC/view?usp=sharing
(具体的には、この論文の3枚目の最初のあたりをご覧ください:田中一郎)


2.コラム study2007と被ばく(study2007『見捨てられた初期被曝』岩波書店)

◆(別添PDFファイル)コラム study2007と被ばく(study2007『見捨てられた初期被曝』岩波書店)
 https://drive.google.com/file/d/11C5PQLjhpJoJZI-UpLGPNnMkk0xTMttD/view?usp=sharing

(関連)見捨てられた初期被曝-study2007/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033278680&Action_id=121&Sza_id=C0

(「study2007」というのは、この本の著者のペンネームで、本名はついに未公開のまま、今は亡くなられています。どこかの理系(物理学系)の大学か研究所の教授と思わしき方です。別添PDFファイルは、この本の一番最後に掲載されていたもので、「あとがき:福島原発事故雑感」という論文名にふさわしい内容のものであるように思います。一読して私が思ったことは、この文章から(もちろんこの本全体から)、ペンネームstudy2007さんは、福島原発事故後の国や自治体や学校や文部科学省など、いわゆる公的機関の被ばく防護政策や福島県地元の住民対策のデタラメを目の当たりにして、義憤にかられながらこの文章や本をお書きになったのだろうなと推測しました。study2007さんは、岩波書店『科学』にも、福島原発事故後まもなく複数回にわたって論文を投稿していて、決して一般シロウト市民には読みやすい・分かりやすい論文ではありませんが、福島原発事故後、結構有名になっていたように思います。

あのころを今になって思い出してみて、メールの表題にも書きましたが、「あの頃の科学者も、岩波書店『科学』も、岩波書店も、今よりもずっとまともでした」。残念でなりません。


3.(メール転送です)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田さんから

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.11時女川原発敷地内放射線急上昇はやはり同原発起源であった!

みなさんへ   永田です。
新年の準備などでご多忙のところとお察しします。女川原発に関わり重要な事実が明らかになってきました。天恵の海第261号で報じております。以下はその報告です。
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.261.pdf

14年前になろうとする東日本大地震時3月12日に女川原発敷地内のモニタリングポスト(以下:MP)で放射線量が急上昇しました。この原因は120km離れた福島第一原発事故(以下:福一事故)による放射性の雲(以下:プルーム)によると国や電力が説明してきました。

当時はこの世界史に残る福一大事故による各地の放射能汚染、そして連続する水素爆発、16万にも登る避難民等による大混乱の最中、女川原発は大事故にならず良かったとの思いでした。

しかし、3月12日深夜からの女川原発MPが急上昇しているグラフは本当に福一起源か、疑念が払拭できず仲間とともにこの13年間資料を集めてきました。そして、電力や宮城県のモニタリングデータや、福一1号機の水素爆発後風下の線量率データが整理でき、福一1号機の爆発時のプルーム(放射性の雲)がこの急上昇の前に届いていたらしいことなどがわかり、福一起源ではなく女川原発から出たものとすると全てが説明できることがわかってきました。

※添付図は2011.3.12〜13(23:50)の電力発表の図と線量率のグラフです。事故前の値は30〜50nGy/h。それが最大で21000nGy/hまで上昇したのです。GySv

◯2024年秋に東北電力が女川原発を再稼働するとの報道があり、その前に女川原発起源ではないかと私達の疑問を提出し回答を得ることにしました。

 10月5日電力社長宛質問書を岩手県内3団体で提出。
  天恵の海第260号 http://sanriku.my.coocan.jp/no.260.pdf

 11月18日電力本店で口頭で回答を得ました。
  この回答は私達が示した電力起源とする3つの論点に一つも答えず 以下を繰り返すだけでした。
  ①MPのデータは測定した場所の諸条件が関係し高い理由は「一概に言えない」。
  ②原子炉は全て冷温停止しており排気筒のモニタの値は通常よりも高いが十分に低い値であった。

これに対し、排気筒以外の建屋、例えばタービン建屋のブローパネルが外れていたが排気筒ではなく建屋から直接漏れ出すのではないかと質しましたが、答えがありませんでした。自社が測定したデータを元に行った質問への回答ができませんでした。

◎私達のデータを基にした女川原発起源とする考察に、電力内の細部にわたるデータを基にした厳しい反論が当然あるものと想定しておりましたが、ひとつもなかったこと。そして東北電力の福一からのプルームとする根拠の正当性がなに一つ示されなかったこと。

 以上の根拠より私達は「東日本震災時、川原発で放射線量急上昇はやはり同原発起源だった」と判断しました。
 以上の経過をまとめました。

 1)宮城県のみやぎ風の会機関紙「鳴り砂」に原稿として提出しました。
 「東地震時川原発で放射線量急上昇はやはり同原発起源だった ―東北電のデータを基にした私達の質問に回答できずー」
  http://sanriku.my.coocan.jp/241213onagawa.pdf

 2)私達の会の機関紙「天恵の海」第261号12月27日発行に掲載
 「3.11での女川原発敷地内放射線量急上昇:建屋内からの漏洩が原因だった」
  天恵の海第261号 http://sanriku.my.coocan.jp/no.261.pdf

大震災で福一原発が大事故を起こし、加えて女川原発までもとなると世界的にも恥であり道路寸断、1号機火災鎮火対応、MPの線量は低下せず等大混乱の最中の3月13日に原子力安全保安院と東北電力は“緊急情報”で「女川原発の事故によるものではない」と公表し収拾を図ろうとしたのでしょう。

しかし事故後14年になろうとする今、女川原発を再稼働させるにあたり、MP2を中心とする放射線量率の急上昇の原因について真実を明らかにすることは電力が人々への誠意を示す重要な事柄であったはずです。このようなことを曖昧のまま済ます姿勢は深い反省がないことを意味し重大事故の元になります。何と言っても人々の信頼を回復することができません。私達は女川原発起源の放射能の漏洩と判断しました。電力がこれを受け止め、真実を明らかにすることを求めます。

*電力回答の際には地元風の会から〇〇さん、●●さんに参加して頂き感謝しております。
*質問書、回答の議事録Q&A&C等は上記風の会原稿や天恵の海にURLを掲載しています。

◆添付図
 https://drive.google.com/file/d/1gORCcku3j_i6pIMg3Wa73eG3sbBi9Vmt/view?usp=sharing
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


4.(別添PDFファイル)15年で「半分再エネ」へ、次期エネ計画原案了承:経産省(日経 2024.12.26)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85727770W4A221C2EA2000/

 <田中一郎コメント>

 何が「基本計画」だ!! アホらしくて付き合ってられるか!! 「脱炭素」電源の原発を益々大胆に、政府でテコ入れして、やっていきます、以外のことは、事実上、何も書かれていないに等しい。唯一、前回「再生エネ」を最優先にしますと言って、実際はしなかった、その結果、この「最優先」が消えたくらいでしょう。原子力ムラ・電力業界・経済産業省・自民党らの日本破壊勢力にとって不都合なことはいっさい何も書かれておらず、逆に我々一般国民・電力ユーザーにとっては不都合なことばかりが、これみよがしにたくさん書かれている。しかし、その原発も含めて、具体的な数字も積上げたわけではないから実際的な根拠もない。タダの役人の作文だ。原発のコストが未だに「安い」などと言っているのだから、もう救いようもなく、相手にする必要もないだろう。「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」、小泉純一郎氏を再度総理大臣か経済産業大臣にする方が話が早い。要するに、ホンモノの政権交代を実現して、自民党や経済産業省を筆頭に、こんな連中を公的機関から追放すればいい(第二次公職追放)。

(関連)政府、発電コスト「原子力12.5円、太陽光8.5円」と試算…それでも原発を優位に導く「逆転」のトリック:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374011

メールの表題にも書いた通り、原発の「ゲ」の字も知らない自民党のドアホ政治家どもが、なりふり構わぬ「原発大推進」・とにもかくにも「原発大推進」、それ以外には何もない、という「基本計画」を経済産業省につくらせ、「脱炭素」を「合言葉」に、環境市民団体らと手を取り合って「原発大推進に突入します」という宣言をしたようなもの。だから、「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」に帰結していくのだが、それに気が付かない昨今の市民運動・社会運動、ないしは環境保護団体の政治的幼稚・未熟・お気楽が、あきれるほどになってきた。まもなくこの国は「原子力破滅国家」へと向かって驀進していくに違いない。

(参考)今般、原発の積極大推進を決めた経済産業省審議会「総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会」のメンバーに、東京大学の「高村ゆかり」の名前があります。典型的な「偽善的似非環境派原発御用学者」です。岩波書店月刊誌『世界』にたびたび論文を掲載しています。
 https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/

 <関連サイト>

(1)「福島の反省」の文言は残ったけど…「脱炭素」を盾に原発産業の存続を猛プッシュするエネルギー基本計画案:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374229

(2)「原発コスト電気代上乗せ」エネルギー基本計画どうなった? - 環境エネルギー最前線 - 川口雅浩 - 毎日新聞「経済プレミア」
 https://mainichi.jp/premier/business/articles/20241223/biz/00m/020/007000c

(3)<社説>エネ基本計画 「原発依存」は続かない:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374541?rct=editorial

(4)原発回帰いっそう鮮明-エネ基本計画原案 新規建設も踏み込む しんぶん赤旗
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-12-18/2024121801_03_0.html

(5)第7次エネルギー基本計画への視座 許されない原発積極活用路線 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/52273

◆【経済産業省】第7次エネルギー基本計画案について意見募集|SOLAR JOURNAL
 https://solarjournal.jp/policy/57468/


5.(別添PDFファイル)原発災害拠点 停電2度、7日間正常稼働できず、佐賀・玄海(毎日 2024.12.19)
 https://mainichi.jp/articles/20241219/ddm/041/040/062000c
 https://mainichi.jp/articles/20241219/ddp/041/040/004000c

(関連)原発“災害対応拠点”落雷で装置が故障 短期間に2度の停電被害【佐賀県】サガテレビ
 https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2024121918606

(これが如何に深刻で危険なトラブルだったか、九州電力はもちろん、県民を守るべき立場にあった佐賀県庁などはどこまで認識しているだろうか。国や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁などは全く頼りにならないことは、既に経験則で知っているはずだから、県民を守り抜くには、もうこの玄海原発は廃炉にして、使用済み核燃料の安全対策に全力を挙げなければいけない時である。この原発が落雷に対して、ほとんど何の備えもしていなかった(おそらくこれからもしない)ことを、このトラブルは県民や私たちに対して具体的に示して見せたわけで、この落雷によるトラブルと巨大地震・津波による原発震災の発生とが重なれば、たちまちSBO(全電源喪失)となって原子炉は危機的事態に陥っていた可能性は高い。

別添PDFファイルには、注目箇所を〇で囲っておいたのでご参考にしていただければ幸いである。なお、福島原発事故の際にオフサイトセンターが役に立たなかった理由は記事に書かれているようなことではなく、放射能の部屋内部への侵入を防ぐ放射線防護が設備されておらず、室内線量が高くなったためである。オフサイトセンターという名のハコモノをつくっておけばいい、という態度で物事に臨んでいたことを示していて、原発・核燃料サイクル施設の関係の設備は、みな、このたぐい=つまり建前だけで、いざ本番ではクソの役にも立たない、ということだ(福島原発事故の際はSPEEDIとERSS(緊急時支援システム)も役に立たなかったし、モニタリング装置もほぼ全滅だった、外部電源破損は毎度繰り返している=議論することさえもがアホラシイ)。:田中一郎)

(参考)○日本原燃六ケ所再処理工場へ「六ケ所再処理工場落雷による故障事故、その他に関する質問状」を6月20日東北・北海道の7市民団体連名で提出しました。昨年8月2日の三つの落雷事故により、工場の主要な建屋の設備の計器が破損し、落雷対策として270カ所の計測器に保安器を設置するとのことです。計測と制 御は一体であり、本格稼働中の事故であったなら制御不能に陥り、重大事故に発展していた可能性があります。他高レベル廃液のガラス固化の問題、その他の質 問内容になっています。回答は7月20日まで求めています。(16.6.20)    ・日本原燃からの回答(16.7.20)     日本原燃から追加質問の回答(16.8.10) まとめ(16.8.16) 
 http://sanriku.my.coocan.jp/

(既に青森県六ケ所村再処理工場でも数年前に落雷で工場施設に被害が出ていたにもかかわらず、これが全くの教訓になっていないのです。上記サイトのかなり下の方、2016年夏ころの記述をご覧ください。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)除染土搬出へ道筋示せるか、政府が基本方針策定へ(東京 2024.12.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374823

 <田中一郎コメント>

 広域の森林が放射能で汚染されたままだから、できもしない除染を(ちょっと考えれば理解できる)、あたかもできるかのように言って、巨額の税金を使って、原子力ムラ企業群を元受けなどにしてしこたま儲けさせて(ひょっとしたら裏でキックバックももらって)、無理無理やって、結果的に、手抜き除染で効果なしの結果と、膨大な量の汚染物・汚染土を作り出した。これは「除染」ではなく「移染」という。放射能に汚染されたものを「あっちからこっちに」移してみても、放射能の量が減るわけではナシ、一カ所に集めることによる「汚染物・汚染土体積の集中集積」で、むしろ「弱った・困った」状態に陥ってしまっている。まるでアホのやる政策さながらだ。使った税金は数兆円。

こんどは、そのたまりにたまった汚染土・汚染物を、公共事業などで全国にばら撒こうというのだから穏やかではない。これをアホの上塗りという。この国の政治や行政がこんなレベルまで堕ちてきた、このザマを見ていると、この国もそう長くはないな、と思わされる次第だ。そんな中、野党第一党の党首が、下記のようにのたまわった。唖然!

(関連)野田立民代表「除染土減容化が重要」 県外最終処分閣僚会議、一定の評価(福島民友新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d71a717a5debf133898f2f8206bfad4632dc2e7e

 放射線防護の基本=放射能は閉じ込める、放射線被曝は避ける・逃げる・よける、放射能発生源(原発・核施設)を絶つ、ことだ。何故なら、放射線被曝による健康被害に治療法はなく、放射線被曝(特に内部被曝)はミクロの世界で起きているから長期間、人間の五感に感じず、五巻に感じた時は、既に手遅れである。


6.NUMOが核ゴミの地層処分について、嘘八百の広告を出しました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆(別添PDFファイル)地層処分の国民的議論について:NUMO(日経 2024.12.3)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/Eamp-e_FAKNCmQT9p1M0nn4B9_-Yu5fMAw6YdeRHrcAQPA?e=Sqo8tY

 NUMOが核ゴミの地層処分について、嘘八百の広告を出しました。
 今ごろ、何を言ってんだ! というのが私の評価です。

(1)原発を動かせば核ゴミができるのは初めから分かっていた。動かす前に、つまり、原発推進をする前に核ゴミをどうするのか、決めてからやれよ!! 散々、好き勝手やっておいて、福島原発事故まで引き起こして、今ごろ何言ってんだよ! 責任者は全員、原発業界から立ち去れ(廃炉や後始末の作業手順が決まれば、また呼び出すから、その時は、お前らがその「被ばく労働」を担って、核ゴミ処分をきちんとすればいい=何だったら、そういう法律でも制定してあげましょうか?)。

(2)(嘘八百その1)「高レベル放射性廃棄物は地下深部の安定した岩盤に「地層処分」することが法律で定められています」
 「地下深部の安定した岩盤」などは、この日本列島にはどこにもない。あたかも「存在する」かのような嘘八百をついて、法律まで創って、何をやっとるのか! ボケ! この法律は廃止しなければいけない。「地層処分」など危険極まりなし。

(3)(嘘八百その2)「私たちNUMOは、地域の皆さまのお考えを真摯に受け止め、全国の皆さまにもこうした北海道の情況を知っていただき、地層処分への理解が全国的に深まるよう積極的な情報提供に努めてまいります」

  よくもまあ、かような「歯の浮くような嘘八百」をヌケヌケと言うとるものだ。「地域の皆さまのお考えを真摯に受け止め」るのなら、核廃棄物の持ち込みを禁止する条例もあり、知事も反対を表明している北海道から、さっさと出て行けよ。また、「全国の皆さま・・・云々」も、北海道をねじ伏せるために全国を動員しようとしているだけで、お前たちの「積極的な情報提供」とは、そのための嘘八百、ないしは偏った情報と、あとは北海道をバカにしたような「あぶく銭」の交付情報、くらいのものだ。これまでお前たちNUMOと様々な場で意見交換や交渉やいろいろやったけれど、お前たちに「皆さまのお考えを真摯に受け止め」る姿勢は微塵も感じなかった。偽善者を装って、嘘八百の宣伝を、新聞などに載せるな! 読むだけで不愉快だ! 

(追)そもそもお前たちのNUMOとかいう組織の名前が嘘八百だ。「原子力発電環境整備機構」の英語読みを略してNUMOというのだろうけれど、何が「環境整備」だ! 「核ゴミ処分=環境破壊機構」とでもしておけ!

(NUMOの「報告書」なるものを読まれた方は、その批判をお願いいたします)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


7.その他関連情報

(1)(別添PDFファイル)原発回帰は亡国への道:古賀茂明の年末激論(倉重篤郎『サンデー毎日 2025.1.5,12』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20241223/org/00m/040/004000d

(2)ハイロニュース50号発行のお知らせ - 泊原発の廃炉をめざす会
 https://tomari816.com/blog/?p=3660

(3)柏崎刈羽原発の再稼働是非を問う新潟県民投票 署名10万筆突破 政府の「原発活用」方針に危機感か:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/376409

(4)九州電力社長、原発建て替え「個別の開発は今後の議論」…エネルギー基本計画原案を評価:地域ニュース - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20241219-OYTNT50000/

(5)仏最大原発が発電開始 12年遅れ、事業費4倍に膨張:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024122200283&g=int
草々

 

2024年12月28日 (土)

オルタナティブな日本を目指して(再開新ちょぼゼミ バックナンバー)

(第1回:2024年9月25日)
(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎 2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


(第2回:2024年10月31日)
(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html


(第3回:2024年12月18日)
(報告)(12.18)再開第3回:オルタナティブな日本をめざして :「シリーズ「戦後改革」 (第1回目)「敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-36da87.html


(第4回:2025年1月16日)
(報告)(1.16)再開第4回:オルタナティブな日本をめざして :「シリーズ「戦後改革」 (第2回目)「日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-039474.html




============================
◆(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-055d9e.html

◆(報告)(1.16)「新ちょぼゼミ」:老朽原発である東海第二原発の再稼働は非常に危険で、首都圏に深刻な原発事故被害をもたらす可能性大=日本原電は原発を動かす資格なし(田中一郎:2025年1月16日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-d2bfac.html
草々

 

 

2024年12月27日 (金)

(続)福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」(その2):日本の司法・裁判所を抜本改革し、現状の放射線防護制度を問い直す「(事実上の)再審」を目指せ!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 1月7日(火)最高裁に集まろう! 「子ども脱被ばく裁判」棄却決定への抗議集会を開催!
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/12/20241217-17.html

◆#民衆の歌 -『レ・ミゼラブル』
 https://www.youtube.com/watch?v=aEWqqw_k6Ws
 https://www.youtube.com/watch?v=TX9UtBij_t8


2.映画『ソウルの春』オフィシャルサイト
 https://klockworx-asia.com/seoul/

(関連)ソウルの春 - 作品情報 - 映画.com(大森で上映中)
 https://eiga.com/movie/101014/


3.年末寄付キャンペーン2024 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/49834/


4.イベント情報

(1)(チラシ)(1.29)広がる新たなバイオテクノロジーを受け容れることができるか(飯田橋)
https://6237eb3f-424b-4527-9cc8-ec0e9ac2d8d9.usrfiles.com/ugd/6237eb_f14fe835abfb4c89b870cd35a6bbc463.pdf

(2)(チラシ)(2.1)PFAS問題を検証する:天笠啓祐さん(飯田橋)
https://6237eb3f-424b-4527-9cc8-ec0e9ac2d8d9.usrfiles.com/ugd/6237eb_fb9c46be88fe4673abe96847a76e35c6.pdf

(関連)(パンフ)PFAS汚染:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 https://drive.google.com/file/d/1Gw-koUtm6tRU7cmPUpgbax8RRpfgZnjE/view?usp=sharing


5.【白井聡 ニッポンの正体】「自公」終焉と新しい対立 ~有権者は、何を求めているのか~ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jGWerV3n01A


6.(別添PDFファイル)ドラマに描かれない軍艦島、朝鮮人労働 光当たらず、遊郭 最下層の女性たち(東京 2024.12.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375477?utm_source=tokyo_mailmag&utm_medium=email

(日本政府だけでなく、かなりの日本人もまた、問題である。立場が逆になった時、自分は日本政府や日本人に対してどう言動するか、よく考えてみればいい。大日本帝国が引き起こした侵略戦争である「アジア太平洋戦争」が「(日本の)被害の歴史」であるわけがない。:田中一郎)


7.新刊書

(1)DNAとはなんだろう 「ほぼ正確」に遺伝情報をコピーする巧妙なからくり-武村政春/著(講談社ブルーバックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034639966&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)細胞とはなんだろう 「生命が宿る最小単位」のからくり-武村政春/著(講談社ブルーバックス)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034127293&Action_id=121&Sza_id=C0


8.注目情報

(1)自衛隊の学校への介入を許さない三郷市民の闘いの記録- 大津留公彦のブログ2
 https://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-4b8682.html

(2)世界に逆行する日本「20年で国内の街路樹50万本を伐採」、日本人が知らされない衝撃の事実「樹冠被覆率が30%を切ると死亡者数が増える」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://x.gd/YkavH

(3)能登の仮設住宅「洗濯物が乾かない」〜住民の悲鳴から「ランドリーカフェ」構想 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/50062/

(4)「『もっと創意工夫しろ』とどの面下げてお前たちは言えるんだ」創意工夫促す学習指導要領に苦言「残業なんか減らないぞ」島根県・丸山知事(BSS山陰放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dc79325bc64428278bc1d2b1af88f979f123cd36

(5)世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365572

(6)証拠品大量放置、調査申し入れ 「日野町事件」弁護団が警察・検察に(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/db8948fadbc69fc016faa0ac701be3ca3f82e656

(7)韓国・尹大統領、2度目の出頭要請にも応じず 捕令状請求も検討(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8ee0a5d736b89be7a2c137d7532a036e635fb5af

(8)日本の税収は6年連続「過去最高更新」見通しも…《国民生活は最低》とSNSには怨嗟の声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365513

◆小倉志郎 さんから:「金は麻薬」
  https://tinyurl.com/43ab86aj
================================


「(続)福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」(その2):日本の司法・裁判所を抜本改革し、現状の放射線防護制度を問い直す「(事実上の)再審」を目指せ!!」をお送りいたします。今回のメール&ブログは下記の続きです。「子ども脱被ばく裁判」関連に加えて、昨今の放射線被曝関連情報も添付・付記しています。

◆福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-0f18bc.html

 <別添PDFファイル>
(1)私がお薦めしたい本(山田耕作)『放射線防護の科学と人権』(矢ケ崎克馬著:緑風出版)
(2)子ども脱被ばく裁判の最高裁「棄却」決定に抗議します(6.17実行委員会 2024.12.9)
(3)安保法制違憲訴訟における2つの訴訟:差止訴訟と国賠訴訟(寺井・伊藤『安保法制違憲訴訟』日本評論社)
(4)行政法訴訟としての差止訴訟(寺井・伊藤『安保法制違憲訴訟』日本評論社)
(5)放射性セシウム、東日本産100件中28件、フリマサイトに基準超えキノコ(東京 2024.12.22)
(6)(全文)食べものの放射能汚染(田中一郎 2016.11.1)
(7)東電宛:汚染水海洋放出抗議・柏崎刈羽原発再稼働中止要請(民間規制委 2024.12.4)


1.(別添PDFファイル)私がお薦めしたい本(山田耕作)『放射線防護の科学と人権』(矢ケ崎克馬著:緑風出版)
 https://drive.google.com/file/d/1hKqNMkYuxaLIlyGKq-9QPpNLep_dajB-/view?usp=sharing

(山田耕作京都大学名誉教授、矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授)


2.最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)-  20241214 新宿アルタ前街頭宣伝 「子ども脱被ばく裁判」の最高裁上告棄却に抗議! 東海第二原発いらない一斉行動に参加
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/12/20241214.html

(関連)(別添PDFファイル)子ども脱被ばく裁判の最高裁「棄却」決定に抗議します(6.17実行委員会 2024.12.9)
 https://drive.google.com/file/d/19gaqROr3kNxIxO80nkeMtrUnFw2cfi32/view?usp=sharing


3.(他のMLでの議論)原子力災害対策救助法(日本版チェルノブイリ法)と「子ども脱被ばく裁判」の(事実上の)再審(現状の被ばく防護体系批判)は車の両輪です。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

 我が国の江戸時代レベルの「人権切捨て」司法制度の体系の中に飲み込まれてはいけません。時効の問題については殺人事件と同様に(原発・核施設過酷事故による被ばく被害については当分の間)「時効なし」とすればいい。「再審」の根拠は深刻な人権侵害であり、子々孫々にまで健康破壊のリスクを押し付ける悪質な「違憲」判決であること。「再審」では、既に法廷に出された証拠に「子ども被災者支援法」に関する原告主張を付け加えるだけで十分です。

◆子ども脱被ばく裁判とは?-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/p/about.html

 <行政法裁判と民事裁判>
 この「子ども脱被ばく裁判」は上記にある通り、2つの裁判から成り、1つは「子ども人権裁判」、もう1つは「親子裁判」です。前者が「行政法裁判」、後者が「民事裁判」と考えていいのでしょうか?(あるいは両方とも民事裁判?)

実は日本の裁判制度が反国民的でけしからんことの1つに、国や自治体などの公的機関・権力機関を被告とする行政法裁判では、被害を受けた・受けそうな原告(有権者)の勝訴が非常に難しく、裁判所の方で、原告適格をはじめ、さまざまな障害物や屁理屈を設け、何とか門前払いか原告の立証困難に追い込んで、訴えを退けてしまおう・追い払ってしまおう(柳原敏夫弁護士が言う「拒絶司法」の典型)とする「不当な仕組み・余計なハードル」が設けられていることです。こんなものは放っておくわけにはいきません。何故なら、今後、日本の被ばく防護の法的体系や行政処分などについて事実上の「再審」裁判で争う場合には行政法裁判となることが予想され、その行政法裁判が不当不公正に原告不利・被告国や自治体有利では、誠に許しがたいと思うからです。

日本の司法・裁判所の改革は、上記ブログで申し上げている通り、なすべきことが山のようにありますが、この行政法裁判の原告不利の法廷ルールは怒りを持って断固として廃止していかなくてはなりません(「子ども脱被ばく裁判」だけの問題ではない)。さしあたり、行政法裁判と民事裁判との違いを、弁護士さんがプロの言葉で説明してくれている図書を見つけましたので、下記にご紹介しておきます。裁判のテーマは「安保法制違憲訴訟」なので、「子ども脱被ばく裁判」とは違いますが、行政法裁判の不当性については一読すればわかりますので、是非ご覧になってみてください。


◆安保法制違憲訴訟 私たちは戦争を許さない-寺井一弘/編著 伊藤真/編著(日本評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034134930&Action_id=121&Sza_id=C0

(1)(別添PDFファイル)安保法制違憲訴訟における2つの訴訟:差止訴訟と国賠訴訟(寺井・伊藤『安保法制違憲訴訟』日本評論社)
 https://drive.google.com/file/d/1gnkfzz8uaN0_n7wbAXUZLK-VyCqu8AOA/view?usp=sharing

(2)(別添PDFファイル)行政法訴訟としての差止訴訟(寺井・伊藤『安保法制違憲訴訟』日本評論社)
 https://drive.google.com/file/d/1WnBJ51--6-zjTnUiolgJL7SpVB5UXqpL/view?usp=sharing


 さて、政府や自治体などの行政に対して、既存の法律だけを根拠にして、原発事故による放射線被曝被害を救済せよ・再発の防止を徹底せよ、というのは少々無理があるのです。日本版チェルノブイリ法(原子力災害対策救助法)制定を叫ぶ理由は、既存の法が福島原発事故に対応しきれなかったからで、この「子ども脱被ばく裁判」は、日本版チェルノブイリ法と並行して、原発を含む核施設過酷事故時の政府や自治体など、公権力が担うべき「災害対策」を正し、差し示すものなのです。その両方がだめ、いや片方が永久にダメ、などということは「ありえない」ことだと考えてください。

(関連)市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会
 https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/


第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)が終わった時、連合軍は既存の法体系にはない「平和に対する罪」「人道に対する罪」により、ドイツや日本の戦犯たちを裁きました。それと同じです。手抜き管理と目先の会社の収支のことを優先させて原発過酷事故を起こし(東京電力&国)、その後始末もしなければ、地域住民の放射線防護も巨大な損害の賠償もしない、つまりは被害者の人権をまったく守らない加害企業や、行政権力や、それを追認する司法権力に対しては、連合軍と同様の対応が必要なのです。そうしなければ、核時代における私たちの基本的人権も、命と健康も守ることはできません。日本版チェルノブイリ法制定と「子ども脱被ばく裁判」の(事実上の)再審は、核時代の人権擁護と被ばく防護の法体系・裁判体系を創り上げるうえで必要不可欠なものです。

「時効なし」とすべきものは、核施設の過酷事故にともない深刻な被害を受けた方々への救済措置の不当(深刻な人権侵害)、及び、事故後の放射線防護の全くのデタラメ、を追認する「明白なる日本国憲法違反」の判決が下された場合です。もちろんそれと並行して、そのような極めて不当な判決を下したる裁判官どもも(市民が裁判員・陪審員として参加する)弾劾裁判にかけ、司法界から永久追放という、裁判官弾劾裁判での最高刑に処するのです。「再審」の証拠は既に法廷に出された証拠(+「子ども被災者支援法)だけで十分です。申し上げるまでもありませんが、「子ども脱被ばく裁判」の弁護団は、「子ども被災者支援法」を使わなかったという「失敗」「不作為」「欠陥」を除き、長期の裁判期間中、最高レベルのすばらしい立証や弁論を展開しています。再審では、「子ども被災者支援法」に明確に違反している、という証拠を新たに提出して、裁判をやり直させればいいでしょう。

みなさまに再度申し上げます。

「拒絶司法」と柳原敏夫弁護士が言った、この日本の法体系と司法、それにとらわれてはいけません。裁判に関しては、江戸時代なみの情けないほどの人権無視による「お裁き」が行われています。それにより被害を受けたもの、この国の裁判の実態を知った者から立ちあがり、この「体制権力絶対擁護&人権二の次」司法を、あらゆる方法を使って叩き潰し、私たちのための、私たちを守る司法や法体系を創り上げていかなければいけないと思います。あきらめれば、そこで物事は終わります。今の腐った政治を変える、と同様に、今の腐った前時代的な司法・裁判所・検察も変えていくのです。人間が創ったルールに変えられないものはありません。問題は、変えるのか変えないのか、変えるならどう変えるか、です。

行政法裁判での勝訴は難しい、などと、物知り顔に言う弁護士や大学教授が如何に多いか! 私から言わせれば、お前らそれでも法曹家なのか、だったらその「行政法裁判体系」を転換する動きをして見せろ、行政法体系を変えるのみならず、市民参加で裁判員制度や陪審員制度、あるいは上記で申し上げた「明白な違憲・人権侵害事件」についての再審制度、を創設する動きを見せろ、ということです。これからは、いつまでたっても人民の側に建てない日本の法曹界の尻を蹴飛ばしていく、ことも私たちの大事な仕事となるでしょう。

司法改革の方法は、メールでお送りした通り、下記です。

裁判や法律がドシロウトの私がこういう提案をしているにもかかわらず、日本の司法界には動きがありません。日本の司法界は何をしているのか、と思いますね、私が若いころから抱いていた、所詮、法律などは、人民を守るためにあるのではなく、権力を守るためにある屁理屈の体系だ、という考え・思いは、福島原発事故以降の14年間で「確信」にさせてもらったようです。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


4.(別添PDFファイル)放射性セシウム、東日本産100件中28件、フリマサイトに基準超えキノコ(東京 2024.12.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375155

(関連)(別添PDFファイル)(全文)食べものの放射能汚染(田中一郎 2016.11.1)
 https://drive.google.com/file/d/1cnVvwd9X5vzuRCOcxhDi5fZmRbvRkJ2X/view?usp=sharing

(関連)(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html

 <私が今でも避けている食べもの>

 関東・南東北産の全ての食品、関東・東北沿岸及び沖合で獲れる水産物、日本全国どこでも(きのこ、山菜、川魚、内臓肉、ジビエ)、鯨、すっぽん、米国産肉類、マクドナルドなど

 日本の食品衛生法上の残留放射能規制は、①放射性セシウム以外の核種に警戒がなさすぎる(特に放射性ストロンチウム)、②規制解除の基準が甘く汚染物把握が不十分となる(今だとロシアンルーレットみたいな感じ)、③食品だけで1mSv/年になるので呼吸被ばくや外部被曝を入れると1mSv/年を越える、ホットパーティクル無視、検査しているサンプル数や対象品目が少なすぎて汚染状況がわからない、子どもや赤ちゃんなどの放射線感受性の高い世代への配慮が全く不十分、など、福島原発事故直後から問題だらけだった。そもそも放射線防護のための食品規制ではなく、食品産業が放射能汚染に煩わされないようにするための検査であり=全くアテにならない。


5.20241118 UPLAN【環境省交渉】除染作業で生じた放射能汚染土を拡散しようとする環境省とIAEAに抗議します - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5NNC_ZoWwoE

(関連)20241221環境省放射線審議会申し入れ.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/16rCHvS1p5SoWarljxRGfde6YqevFfG-y/view

(関連)除染土壌の福島県外最終処分 来春までに基本方針 閣僚会議初会合(福島民報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bccf804d9d82e929d46a9d71b2959b22ce2a5163


6.20241211 UPLAN【街宣一部・記者会見】子ども甲状腺がん裁判第12回口頭弁論 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5FquDE_EieE

(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」第12回口頭弁論期日集会 - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/49986/

◆(甲状腺検査評価部会 11/15)甲状腺がん悪性391人へ〜集計外は47人 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人/
 https://www.ourplanet-tv.org/49852/

(関連)(県民健康調査 11/12)悪性疑い387人に〜福島県・甲状腺がん - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://qr.paps.jp/9wwmH

(関連)第53回「県民健康調査」検討委員会(令和6年11月12日)の資料について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-53.html

(関連)甲状腺がん「被曝の影響、否定出来ず」〜疫学専門家インタビュー - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/37541/


7.その他

(1)(別添PDFファイル)東電宛:汚染水海洋放出抗議・柏崎刈羽原発再稼働中止要請(民間規制委 2024.12.4)
 https://drive.google.com/file/d/1U7HxW6hU9CY4tybW8QOk9tngkSiFsCIq/view?usp=sharing

(2)福島第1原発周辺の放射線量どうなっている? マップを作って見てみたら…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/364011

(3)被爆2世訴訟、控訴棄却「遺伝的影響、証明されず」広島高裁:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16105814.html?linkType=article&id=DA3S16105814&ref=mor_mail_free_newspaper_20241214

◆ALPS処理汚染水差止訴訟- 資料・ニュース
 https://alps-sashitome.blogspot.com/p/blog-page_13.html
草々

 

現代戦争論(その2):(1)(報告)(12.16)トランプ当選後、戦争はどうなる(2)「日米密約」というやっかいなもの(3)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ(日本学術会議改組案)(4)ネット空間の検閲と言論妨害 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(別添PDFファイル)(人工排出CO2よ、地球温暖化は)お前がやったんだろう! 決めつけ刑事(デカ)(ACJAPAN 日経 2024.12.21)
 https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/self_all_01.html

(なかなかいい広告です。「あなたも、こうなっていませんか?」との付記もついています。:田中一郎)

◆(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

◆(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html

(関連)(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-055d9e.html


2.キャンペーン

(1)マイナンバー(共通番号)違憲訴訟につい上告受理を求めるための署名
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnZy6PPYrFcri7mro2g7xDcSih5MLOUOR_HTrcT6X4lWMPcQ/viewform

(2)オンライン署名-ないわけないだろ国葬文書/政府が開示を拒否する、安倍晋三元首相の「国葬文書」の開示を求めます-Change.org
 https://qr.paps.jp/HB1Al

(3)オンライン署名 · 止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる|Oppose -reuse- of contaminated soil that spreads radioactivity! - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/v8rad

(関連)野田立民代表「除染土減容化が重要」県外最終処分閣僚会議、一定の評価(福島民友新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d71a717a5debf133898f2f8206bfad4632dc2e7e

(この野郎、何を言ってやがんだ?! 野田佳彦の自宅の庭と、立憲民主党本部の建物の中に、減容化した「除染土」とやらを積み上げてやれ。そうしたら事の重大さがよくわかるだろう。「俺んちはカンケーネー」などと思っているから、こういう発言になる。ところでコイツ、「脱憲反民主党」という野党第1党の党首だぞ。お話にならんな。:田中一郎)


3.イベント情報

(1)(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html

(2)(チラシ)(1.26)シンポ:原発と司法:いま私たちに問われていること(明治大学駿河台)
 https://drive.google.com/file/d/1PblMv4yc8yeVVST3ZRJmIBX7nlsx_IIn/view?usp=sharing

(3)(チラシ)(3.5)子ども甲状腺がん裁判 第13回公判(東京地裁#103)
 https://drive.google.com/file/d/16LzcK6Hj5MLYqMjmwjHi0hGDpvGBVbAR/view?usp=sharing


4.(新刊書)(チラシ)新刊書『原発と司法』(樋口英明 岩波ブックレット)
 https://drive.google.com/file/d/1ZaRZVgQlrW_2j_FHiHu8WOdxvi3mrUPz/view?usp=sharing


5.(別添PDFファイル)出るに出られぬ日本人(大矢英代(はなよ) 東京 2024.12.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375260

(没落途上国ニッポンらしい活気・活力のなさが、海外での日本人のプレゼンス度によく現れている。しかし、危機感は欠如。:田中一郎)


6.建築家山本理顕さん登場!大阪万博、責任者はだれだ!(西谷文和さん)【The Burning Issues】20241218 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EjHVrsCoBT4

(建築家の山本理顕氏を入れたおかげでトークがかみ合わず、少しばかり聞きづらいが、しかし、我慢して聞くだけの価値はある。下記の月刊誌『地平』(2025/1)掲載の論文と併せてご覧になるといい。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)錬金術師たちの宴、万博と五輪(イントロ部分)(山岡淳一郎『地平 2025.1』)
 https://drive.google.com/file/d/17TLdWuTVqfMYPtVulMc4AJoWu_pz0eGU/view?usp=sharing

(山岡淳一郎氏はかつては注目していたジャーナリストの1人だったが、少し前の岩波書店月刊誌『世界』に、mRNAコロナワクチンの犠牲者についてのレポートをする中で、被害を受けた人に対する国・厚生労働省や御用学者や医者たちの理不尽を批判する一方で、「コロナワクチンの重要性についてはいささかも認識は変わることはない」旨のようなことを書いていたので、強い違和感を感じ、それ以来、距離を置くようにしている。所詮、この人も(ジャーナリストを自称するにもかかわらず)「時流に逆らえない人」なのかと思うと残念でならない。:田中一郎)

(関連)(チラシ)知っていますか? テレビでは流れない、新型コロナワクチンの問題(2024.11.12)
 https://drive.google.com/file/d/1y91FUvq3qQmjqFSeMA7ERHu2o6GWxkAJ/view?usp=sharing


7.有権者・国民が先の衆院選で中途半端な投票行動をとるからこうなる日本政治
 悪いことは言わんから、来年夏の参議院選挙で、自民・公明・「日本維新の会」・国民民主党に投票するのをやめてみたらどう? 要するに、この連中は、あなたがた有権者・国民を「なめきっている」のです。腹が立たないのですか? 検察は自民党政権の支配下にあるわけですから、政治資金問題で期待したって無駄ですよ。あなたが検察官なら、きっと同じことをします。

(1)自民“前裏金議員”亀岡偉民氏 現金バラ巻き失笑釈明とお家事情…公選法違反で年内立件へ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365457?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)自民・公明 安倍派の元会計責任者の参考人招致に反対で合意 - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1635526

(3)自民裏金議員、3人起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/20cf37db509805ae4cc53ccf0c11aa182416eb80

(4)政治家の「税優遇」禁止 自らの政党支部への寄付に控除適用せず - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241224/k00/00m/010/218000c

(5)石破降ろしの号砲か? 岸田前首相と旧安倍派裏金議員が“アジア脱炭素化”議連立ち上げのキナ臭さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365247

(6)都議会自民、裏金3千万円前後か 東京地検特捜部が職員や都議ら聴取 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f33dc4a28dda5d25b6040baa912d8dd59c78187/images/000

(7)萩生田光一氏を直撃!自民東京都連832万円裏金疑惑に「まあ、だらしないよねぇ」とまるで他人事|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365396?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(8)与党と維新“急接近”国民 揺さぶり? 「103万円の壁」178万に暗雲?(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1daef5da931ae75c44b5a330244e2a67c0b7fe67
================================


「現代戦争論(その2):(1)(報告)(12.16)トランプ当選後、戦争はどうなる(2)「日米密約」というやっかいなもの(3)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ(日本学術会議改組案)(4)ネット空間の検閲と言論妨害 他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)トランプ氏仲介 欧州警戒、ウクライナ停戦交渉(日経 2024.12.23)
(2)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ 首相の会員任命権が消えても、怪しい「新組織」が 学術会議の改革案(東京 2024.12.26)
(3)学術会議、法人化を大筋容認 独立性、政府に協議継続要求:朝日 2024.12.23)
(4)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(上):政府主導の誤情報対策の罠(イントロ部分)(楊井人文『地平 2024.12』)
(5)ネット空間の検閲を望んでいるのは誰か(中):独立した団体を装うメディア(イントロ部分)(楊井人文『地平 2024.12』)


1.トランプ当選後、戦争はどうなる?

(1)(メール転送です)「戦争を止める時が来た」Cease All Fire Now!( 7th )が12月16日衆議院第一議員会館 国際会議室にて開催されました。

◆動画:デモクラTV https://youtu.be/JyNucykwN50

■和田春樹氏:ウクライナの窮状に深く同情するが、これ以上戦争をつづけても、ロシアに勝利することはできないし、おびただしい人々が殺され続ける。戦争当事国ではない日本政府は、中国、インド等と停戦促進の流れをつくるべきである。

■東郷和彦氏:元外交官の視点から、トランプ当選後のプーチン、ゼレンスキー両者の発言変化について分析し、4つの関門(恐怖と安全保障問題など)があるが、停戦交渉の可能性はあると考える。トランプが、プーチンをヒットラーと見るか、合理的なディールができる相手と見るか。(動画17:30より)

■暉峻氏(96):ウイーン大学にいた時にバルカン半島の紛争に遭遇して以来、難民支援の活動に関わってきた。

■羽場久美子氏:元CIA幹部によってアメリカの他国への過去の謀略が明らかにされた。これから日本はグローバルサウスの国々と平和構築に尽力すべきである

■伊勢崎賢治氏:シリア、ガザの情勢を報告。停戦仲介者のジレンマについて言及。

-- 登壇者 --

和田春樹(東京大学名誉教授)
東郷和彦(元外交官)
羽場久美子(青山学院大学名誉教授)
伊勢崎賢治(東京外国語大学名誉教授・元アフガン武装解除日本政府特別代表)
田原総一朗(キャスター)
暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)

今こそ停戦HP: https://ceasefire-now.jimdofree.com/

(2)デモクラTVのVTRの一番最後で私が質問をしています(田中一郎)
 この集会に私も参加し(2回目)、当日は最後のところでパネラーの方に質問をしています。私の質問は下記の3点です。

(a)国際刑事裁判所(ICC)がプーチン有罪・逮捕せよ、の判決を下しました(しかも「子ども誘拐拉致事件」容疑です)。これをどうご覧になりますか。私はこの判決は、ウクライナ戦争を長引かせるためのもので、米国や米国に引きずられるNATOに対する間接支援で、イズラエル・ネタニエフ逮捕判決とバランスを取った、主として米国への忖度判決ではないか、と思いますが、いかがでしょうか?

(b)下記のトランプ次期大統領の発言(欧州軍のウクライナ駐留による和平監視)をどう評価されますか?

◆トランプ氏、ロシアとの戦闘終結後に欧州軍のウクライナ駐留を提案…NATO加盟は支持せず - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/20241213-OYT1T50191/

(関連)(別添PDFファイル)トランプ氏仲介 欧州警戒、ウクライナ停戦交渉(毎日 2024.12.23)
 https://mainichi.jp/articles/20241223/ddm/007/030/102000c

(c)欧州の左翼(独緑の党がその象徴)が対ロ強硬・タカ派・好戦的であるのに対し、欧州の右翼は軒並み、対ロ融和的で、ロシアとの戦争回避論を展開しているように見えます。本来は平和を求めるべき左翼・左派・リベラルが戦争遂行を唱え、逆にロシアを軍事的に叩けと言っておかしくない右翼勢力が和平・融和を言う、この「左右逆転現象」をどうご覧になりますか?(これは日本でも同じような動きになっています)

 質問に対する回答は、(c)についてのみ、羽場久美子氏(青山学院大学名誉教授)から回答をいただきましたが、(a)(b)については時間切れノーコメントでした。次回の集会の際に回答してください。また、会場参加者との質疑応答の時間はしっかりと取っていただきたいと思います。(司会者が回答を待たずに集会を強引に終了させているような様子がうかがえることが気になります:VTRの最後)


2.(他のMLへ発信)「日米密約」というやっかいなものがあります

◆知ってはいけない 隠された日本支配の構造-矢部宏治/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033643927&Action_id=121&Sza_id=C0

◆知ってはいけない 2 日本の主権はこうして失われた-矢部宏治/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033845020&Action_id=121&Sza_id=C0

 長期にわたる自民党政権が、在日米軍と「密約」をかわし、今でも日米合同委員会で「密約」を行い、さまざまな法的特権や治外法権を認めているのが現在の日米関係です。東京上空の管制権が米軍に奪われたままなのも、米国大統領が来日する際も正式な入国手続きを経ずに麻布のヘリ基地に直接着陸するのも、みなそのたぐいです。在日米軍を含む米兵の日本国内での犯罪も、身柄引き渡しや起訴猶予など、多くの「特別扱い」が密約されており、起訴後においても極力微罪ですませる、などの約束まで秘密裏にしてしまっています。

じゃあ、自公政権を倒して立憲民主党政権にすれば、これがきちんとなるかというと、これも心もとなく、民主党政権が2009年から始まった最初の頃に、 岡田克也外相が外務省の隠していた4つの密約の真相を暴いて、どうこうという政治的局面がありましたが、龍頭蛇尾に終わり、朝鮮半島密約や核持ち込密約など、肝心なことはあいまいなまま、かつ、密約は4つどころではない、という肝心要の点は手つかずに終わり、早々に幕引きされてしまいました。その後は「日米同盟最重視」などと言って、ほったらかし状態です。こういう事件(沖縄の少女暴行事件)が起きても積極的に動こうとはしていません。あきれた野党第1党です。(ウソだと思われたら長妻昭あたりに聞きに行けばいいでしょう)

私がそれと共に大問題だと思うのは、アメリカ側は「密約」を非公開公文書にして保管しているのに対して、日本側は時々の自民党幹部が文書類を官僚に渡したり渡さなかったり(渡さないことが多い様子=外務省の幹部も知らないので、日米合同委員会などでアメリカ側から教えてもらうなどという恥さらしをしている様子)、テキトーに保管していてそのうちに紛失・破棄してしまう、などと言う、情けないほどに文書・記録管理がデタラメです(だから佐藤栄作が昔使っていた机の引き出しから「密約」文書が出てくるのです)。発展途上国並みの政治です。

こういう状態ですから、日米関係の正常化は、まずは日本側の文書管理や、日米合同委員会の廃止(メンバーがおかしい=アメリカ側は在日米軍の総司令副官×日本側は外務官僚=在日米軍の御用達みたいなもの)、日米交渉の場の新設と公開、など、基本的なところからスタートです。また、日米地位協定の独伊並みへの改定は、独立国家としての日本の最低限のことですが、日米「密約」は残ったままになります。孫崎享さんに私が、日米密約はどうしますか、と聞いたことがありますが、孫崎享さんは、そんなものは無効だ、と宣言すればいい、と言っていました。私は難しいと思います(宣言してもなお、生きている可能性もあり得ます)。

どうすればいいか、みんなで考えてみてください。


3.IWJ

(1)日刊IWJガイド・非会員版「イランの防空力の破壊は『イランを無防備にすることが目的』とイスラエルのガラント元国防相! 米国とともに対イラン戦争を準備!-」2024.12.17号~No.4406 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54233

■【第1弾! トランプ次期米大統領の指示で、NATOのルッテ事務総長が、ウクライナ和平と戦後の平和維持軍について話し合うため、欧州各国首脳をブリュッセルに招集! ポーランドは平和維持軍への参加を拒否!】『タイム』誌の「今年の人」に選ばれたトランプ氏は「米政府関係者とミーティングがあった」とした上で「先月殺された兵士の数は、ロシア人も、ウクライナ人も、驚異的な数であり、その数はほぼ同数だった」と明らかに! しかし西側メディアは一切報じず!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』、2024年12月13日)

■【第2弾! イスラエルのシオニスト内閣が、不法占領のゴラン高原の入植者倍増計画を全会一致で承認! ネタニヤフ首相は「定住し続ける」と宣言!】サウジ、リヤド、カタール、UAEは、「シリアへの侵略の新たな一幕」「占領を拡大する国際法違反」と、一斉に非難!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年12月16日)

(2)日刊IWJガイド・非会員版「爆殺されたイーゴリ・キリロフ中将は、パンデミックを操作し、覇権を維持しようとする米国の企みを阻止し暴いてきた!」2024.12.20号~No.4409 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54240

■【第2弾 欧州でナチズム再興の条件が整いつつある!?】ドイツの大混乱! フランスも混乱状態! 中道の連立政権は問題解決能力を失って、極左と極右の台頭による政治不安定の時代へ突入!

(3)日刊IWJガイド・非会員版「プーチン大統領が4時間40分を超える記者会見と国民対話を実施!『シリアにテロリストの飛び地が形成されるのを防いだ』と回答!」2024.12.21号~No.4410 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54243

■【第1弾! トルコの国営放送が、アサド政権の崩壊とトルコのエネルギー利権の関係を示唆!?「トルコはシリアのエネルギー安全保障に重要な役割を担う」と報道! トランプ次期米大統領は「シリア復興はトルコが鍵を握る」と発言!】米国とトルコは気脈を通じていた!?(『TRT』、2024年12月18日)


4.(別添PDFファイル)モノ言う学者を「抹殺」可能なカラクリ 首相の会員任命権が消えても、怪しい「新組織」が 学術会議の改革案:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/375949?rct=tokuhou

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 日本学術会議を巡り、政府の有識者懇談会が最終報告をまとめた。「国の特別機関」とされる位置付けを改め、法人化させる内容だが、具体化した際は会員選考の仕組みも大きく変わる。報告書を読む限り、現会員を次期会員の選考から遠ざけようとしているように見える。時の政権に物言いしてきたのが現会員。後継選びをさせたくない理由でもあるのか。

(中略)「首相による会員任命がなくなったという点から、外部の介入がなくなるかのような印象になっているが、最終報告には、介入できるような装置が忍び込まされている」。有識者懇談会の議論を注視してきた学者有志らの団体の発起人の一人、東北大の井原聡名誉教授(科学技術史)は「こちら特報部」の取材に危機感を訴えた。

(中略)井原氏は「委員会のメンバーがどう構成されるか分からない。会長が任命するにしても、学術会議の外の人間になる。外部の意見が影響を及ぼし、ひいては選考に介入する恐れは拭えない」と危ぶむ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>

 科学や学門の自由と独立を、日本のアカデミアの代表格=日本学術会議が守り切れるか、今がまさに正念場であり、私たち有権者・国民が注目しなければいけない大問題が展開中である。記事の中で駒込武京都大学教授が言うように、これまで国公立大学が独立法人化して以降の約20年間で、政府がさまざまな手段を弄して行ってきた「大学における「産学共同」「軍学共同」の積極推進と、大学の政府御用化・企業の安上がり商品開発部門化」を、今度は日本学術会議で実践して、日本のアカデミズムを「世界や日本の平和と幸せ」のためから、政府や財界・企業のためのものにする「総仕上げ」がおこなわれようとしている。

これに批判的な論者は「可能性がある」とか「恐れがある」といった「控えめな表現」を使って論じているが、実際はそんなものではない。既に政府に批判的な学者が6人も、菅義偉とその後に続く岸田文雄・石破茂の政権政府により日本学術会議委員から「排除」されている。このことが示すように、今後は政府政権に逆らうような人物は日本の大学やアカデミズムからは消えてもらう、という、政府政権の側の断固たる決意のもとに仕掛けられていることを肝に銘じておくべきである。まさにナチス台頭時代のニーメラー牧師の後悔を思い出せ、という話なのだ。
 https://qr.paps.jp/Tdy2K

既往の国公立大学における科学や学問の自由と独立の自民党政権による破壊行為を目の当たりにしながら、歴代の日本学術会議の「ヘタレ牛」会長たちのおかげで、ずるずると政府政権の仕掛ける「罠」に引きずり込まれてきた日本学術会議、いよいよがけっぷちに来たのか、それにしては緊張感がイマイチで、覚悟も決まらないままに、テキトーに妥協しておけばいい、くらいのセンチメントでいる可能性は否定できない。自民党が与党少数に追い込まれているとはいえ、見方によっては、自公よりもでたらめな「ゆ党」(「日本維新の会」、国民民主党、参政党など)をいれれば過半数を超える現国会では、このまま政府政権に押し切られてしまう可能性も無きにしも非ずである。

これまでも申し上げてきたが、21世紀は「支配権力や巨大資本に科学や学問が包摂される」時代であり、包摂された科学や学問は「御用科学や似非学問」と化す。そして、この御用科学や似非学問が、国を滅ぼし、世界・人類を滅亡に導いていくことになる。ものごとは、日本のアカデミズムという狭い世界での「どうのこうの」のレベルではない。この愚かなる政治の破壊的作為がもたらす悲劇は絶大だ。事の先行きを見定めることのできない危機感欠如のバカ者たちが、この日本学術会議アカデミズムの政治による破壊を見逃すのだ。

(関連)(別添PDFファイル)学術会議、法人化を大筋容認 独立性、政府に協議継続要求:朝日 2024.12.23)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16111890.html?linkType=article&id=DA3S16111890&ref=mor_mail_free_newspaper_20241223

(関連)政府御用の似非科学・偽学問の巣窟と化すか、アカデミズム自治に立脚したホンモノの科学者・学者の組織に生まれ変わるか、2つに1つの「日本学術会議」の正念場=全大学人は自民党政権に翻弄・支配された科学・学問・自治を取り戻すべく総決起せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-405f79.html


5.ネット空間の検閲と言論妨害

(1)太田光征さん、言論妨害されています

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下記メールが「もさく連」MLの管理人の私のところに届いています。もちろん、私が管理人である間は、原則全てOKです。私がOKを入力したので、太田光征さんのメールはこのMLに届いていると思います。

みなさま、グーグルを含む巨大IT=マイクロソフト、FACEBOOK、ツウィッター、アマゾンなどは、皆、こんな調子です。そのつもりで、巨大ITの無料サービスをお使いください。メールソフトの「gmai.com」は使わない方がいいです。水面下で検閲されて、届くべきメールが届いていない可能性があります。このインターネットの言論妨害は、そろそろ何とかしないといけません。

そもそも一部の左派・リベラルを含めて、巨大IT企業(ビッグテック)が、適切にネット上の言論を評価・選別できる、などと思う方がどうかしています。EUのデジタルサービス法(DSA:Digital Services Act)は愚かです。EU政治家どもの劣化を示すものです。

巨大IT企業(ビッグテック)にEメールやネット言論の検閲をさせてはいけない。お気楽な気分で、ネット言論を規制すれば事態は改善する、などとは思わない方がいいです。

-----Original Message-----

From: noreply-spamdigest via もさく連 
To: 迷惑メールの管理者
Subject:管理者による迷惑メール レポート

このメールはグループ mosakuren のモデレータに送られています。

次の疑わしいメールがグループに届きました。迷惑メールの可能性があると判別され、管理キューで保留中です。何の措置も取らなければ、下記のすべてのメッセージが迷惑メールとして自動的に破棄されます。ただし、下のメッセージの中に迷惑メール以外のメッセージがある場合は、次の URL にアクセスして個別に承認することができます:(以下省略)

------- 1 / 1  -------

件名: 戦争当事者(兵士と家族)のPTSD問題から目を背けることで戦争抑止が遠のく
差出人: "OHTA, Mitsumasa" <otasa@nifty.com>
日付: Dec 08 03:50PM +0900
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(2)太田光征さんからのメ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田中一郎さん、皆さん

この問題はGoogleグループのML管理者なら誰でも経験していると思います。これはマルチポストをする時によくみられる問題です。oogleが手動で妨害しているのではなく、問題のある画一的なアルゴリズムを採用し続けていることが問題なのです。今回の私のメールは、私が管理人をしている複数のMLでも、スパム扱いされています。

指摘されるとおり、米国企業のITサービスはできるだけ使わない方が賢明です。しかし、英国のガーディアンがツイッター投稿しないと宣言しましたが、それだとなおさらツイッター空間におけるデマ占有率が増加してしまいます。

Googleアカウント=Gmailアカウントがないと、YouTubeへのコメント書きなどもできなくなります。Gmailはメールのやり取りには使用せず、必要なGoogleサービスを使用するためだけに保持するのがいいでしょう。

Proton Mailはサーバーがスイスにあるので、米国やEUの法の管轄の圏外にあるとされています。

Proton Mail: サインイン
https://account.proton.me/ja/mail

スイスを拠点とする安全なEメール | S-GE
https://www.s-ge.com/ja/article/chenggongtan/20174-ss-protonmail?ct

GmailにしろProton Mailにしろウェブメールなので、自分のPCにメールが保存されません。これは重要な情報資産を外部に保存しているわけで、私には考えられません。ちなみに、私はパソコン通信時代から、ニフティメールを使い続けています。セキュリティーがいいからではなく、メールアドレスの一貫性を重視したいだけですが、メーラーソフトで送受信メールすべてを自分のPCに保存しているので、過去情報の検索にはこの方式が欠かせません。インターネットプロバイダーの業者を変えても、メールサービスプロバイダーは同じ業者を使い続けることが可能です。

Proton Mailも、物理的には盗聴しようと思えば盗聴可能であると思われます。NHKがよく放送したものだと思いますが、大刀洗の自衛隊基地にあるMALLARD(カモ)システムを取り上げていました。これで無線電話の盗聴が可能です。電話にスマホは使わない方がいいですね。

犯人を予測する予測捜査システムの導入が進む日米 その実態と問題とは|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://www.newsweekjapan.jp/ichida/2020/09/post-8_4.php

太田光征
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)ちょっと補足(田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大論文にならないように、ごく簡単に申し上げます。

*インターネットと支配権力と情報について

(1)言論妨害=メールのブロックやサイトへのアクセスのブロック、あるいはブログやユーチューブサイトなどの一方的破壊(サービス停止)など、いろいろな情報を支配権力が「検閲」をして、OKだというものだけを「見れるようにする」、それ以外は「見れないようにする」

  私が今回指摘したのはコレです。「支配権力」とは政府や巨大企業やビッグテックなどです。ビッグテックが無料で提供しているものは、こういうものばかりですよ、それを承知で使ってください、グーグルのML管理人は私のように原則全部OKで運営してください、ということを申し上げています。しかし、私の経験上、左翼・左派・リベラル系の市民運動・社会運動内部では言論妨害や活動妨害がひどく、運動を差配している人間たちの「言論・表現の自由」のセンスはよろしくないので、ネット上のこうした言論妨害に対して「手玉に取られる」可能性が高いのではないかと危惧しているということです。

これに関連して申し上げると、総務省・ケイサツ・経済産業省などと御用IT企業やビッグテックが協力して、ネット上から「フェイク情報」をなくすための取組をしているようです。詳しくは月刊誌『地平』の2024/12、2025/1の2つに論文がありますから見て下さい(別添PDFファイル)。しかしながら、政府や巨大ITや御用IT会社が、ネット上の情報を適切に「正しい・誤り」などと「区別」できるはずもないということは、申し上げるまでもありませんね。

しかし、これもまた、昨今の左翼・左派・リベラルの諸君の中には、「できる」と思っている人がいるようで、そういう人たちがヨーロッパではデジタルサービス法(DSA:Digital Services Act)などという法律までつくっています(ビッグテックなどのIT企業がネット情報を監視して「不適切情報」は削除する他)。バカでねえの、と思いますが、欧州は政治家が劣化していて、かような「言論・表現の自由の自殺行為法制」をつくってしまっているのです。日本ではそうならないようにしないといけません、が、日本の左翼・左派・リベラルはいかにも頼りない・危なっかしい(自分の嫌いな言論・表現をすぐに排除したりつぶしたりしに行く傾向が強い)。

(2)太田光征さんが下記で指摘している「自分の発信している言論・表現と、その発信先が誰なのか」が、何者かにより(たいていが支配権力及びその治安組織)監視されている、だからそれを回避したい、という要望

  私から言わせると、それは無理です=支配権力が監視しようと思えば、ネット上のことはすべて監視可能 だから、ネットを使う私たちは、自分たちが常に支配権力により(必要に応じて)監視されている、と思って、ネットと付き合った方がいい(従って、個人情報やセンシティブな情報はネット上には載せてはいけない)。但し、Eメールを監視したり、電話を盗聴することは、これは通信の秘密を守り検閲を禁止した日本国憲法に違反することなので、許してはならない。盗聴法などという法律ができているが、これは早く国会の構成を変えて廃止しなければいけない。(誰か裁判提訴しないかな?)

(3)支配権力によるプロファイリングと有権者・国民の評価・選別(下世話に申し上げれば、個々人のプロフィールをすべて調べ上げた上でスコアリング(支配権力に従順・盲従のランク付けで5段階評価)し、その結果で、公共サービスや民間サービスのあり方やレベルに差をつける=例:政府に逆らってばかりいる奴は、役所の窓口で何かを申し込んでも、後回しにして、いつまでたっても要請事項が実現しない、クレジットカードやキャッシュカードが作れない、銀行や郵便局が利用できない、など)

 「マイナンバー制度」と「経済秘密保護法(SC法)」、およびケイサツによる微罪容疑で警察署に連行し、DNA(血液採取など)を含むあらゆる個人情報を吐かせて記録保存する脱法行為、の3つで、この(3)実現へ向けて、着々と作業と個人情報蓄積が進んでいる。既に1000万人分はできたとか??? コンピュータの端末で、名前とマイナンバーを入力すれば、個人情報一覧が一発ENTERでズラッと画面に出てくる=まるでスパイ映画のようなことが間もなく起きる。

 こんな中、ポイント欲しさにマイナンバーカードをつくるドアホ、「経済秘密保護法(SC法)」に賛成するドアホ政党の立憲民主党など、ここでも、日本の左翼・左派・リベラルのなかに、お気楽・のんきな連中が少なくない。

下記は昨今、メールでもらったもの、「経済秘密保護法(SC法)」の運営に関するルールのパブリックコメントだが、その評価・解説・対策は「知る権利の侵害」に重点が置かれている=違うと言うとるでしょ!! 集会でも言いましたよ。ポイントは、「SC=セキュリティ・クリアランス」と、そのあとにくるスコアリングです、支配権力による有権者の評価&ランク付け、これが決定的な問題なのです。わかってないね!!

(関連)20241205経済安保秘密保護法に反対を!リーフレット、運用基準パブコメ編、URL改行なし.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1drhMDRrYms7emzN27HgZLddixjnWHYfc/view

 日本人は、臣民根性を早く放棄すべきである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

2024年12月25日 (水)

(報告)(12.18)再開第3回:オルタナティブな日本をめざして :「シリーズ「戦後改革」 (第1回目)「敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


 去る2024年12月18日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「再開新ちょぼゼミ(第3回):オルタナティブな日本をめざして「シリーズ「戦後改革」(第1回目)「敗戦と占領、民主化指令」」を開催いたしました。講師をお引き受け下さった山田朗明治大学教授にはご多忙のところ、ご無理を申し上げ、ご講演いただきましたことを心より感謝申し上げます。以下、当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。


◆(イベント情報)(予約必要)(12.18)再開新ちょぼゼミ第3回 :オルタナティブな日本を目指して「シリーズ戦後改革(第1回):敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-af915c.html

 戦後日本は、日本国憲法の下で、国民主権、基本的人権の尊重、徹底的平和主義に加え、三権分立や地方自治などを加えた民主主義社会を曲がりなりにも形成し(いろいろと問題はあったけれども)、平和で豊かで合理的な法治国家と市民社会を築いてきました。しかし、ここにきて、この日本国憲法を改悪し、大日本帝国時代に逆戻りせんとする勢力が台頭してきています。こうした動きに対して、戦後日本のスタート時点だった「戦後改革」の詳細を知り、日本国憲法の時代が、どのように大日本帝国憲法の時代と変わったのか・変えられたのかを確認しておこうと思います。日本近現代史がご専門の山田朗明治大学教授に講師をお願いして、シリーズ「戦後改革」で全7回のゼミナールを開催いたします。第1回目は「敗戦と占領、民主化指令」です。

◆講 師:山田朗明治大学教授
 博士(史学/東京都立大学) 明治大学文学部教授 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長
 日本近現代の国家戦略史・軍事史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論


(会場のたんぽぽ舎が引っ越し直後で雑然としており、スペースが狭かったり、マイク・音響設備の不備で音声が聞き取りにくかったり、スライドショウが見にくかったり、したことをお詫び申し上げます。次回1/16の「新ちょぼゼミ」までには改善するよう努力いたしたいと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。)

◆(当日録画)20241218 UPLAN 山田朗「【シリーズ戦後改革1】敗戦と占領・民主化指令」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=VQ9bf3qkCdw
 https://www.youtube.com/watch?v=VQ9bf3qkCdw

◆(当日レジメ)(別添PDFファイル)シリーズ戦後改革01敗戦と占領、民主化指令(山田朗明治大学教授 2024.12.18)
 https://drive.google.com/file/d/1wqCoiGyRe-fvGbxdbc-ymdaDUjTxQb-y/view?usp=sharing
 https://drive.google.com/file/d/1wqCoiGyRe-fvGbxdbc-ymdaDUjTxQb-y/view?usp=sharing

(参考)(別添PDFファイル)(MEMO)新ちょぼゼミ・シリーズ「戦後改革」第1回 敗戦と占領、民主化指令(田辺久人 2024.12.18) 
 https://drive.google.com/file/d/1hL5encH2h-xmrWy2uFiTY2OYZoygPeir/view?usp=sharing

(当日に会場参加して下さった田辺久人さんの備忘MEMOです。ご参考までに添付いたします)


 <山田朗明治大学教授のご著書>

(1)関東大震災一〇〇年の今を問う 虐殺否定・歴史改ざんを許さず-山田朗/監修 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺一〇〇年犠牲者追悼大会実行委員会/編(日本経済評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034645103&Action_id=121&Sza_id=E1

(2)昭和天皇の戦争:「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと-山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034511389&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える-南塚信吾/油井大三郎/木畑洋一/山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034499586&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)昭和天皇の戦争認識 『拝謁記』を中心に-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034491694&Action_id=121&Sza_id=GG

(5)帝銀事件と日本の秘密戦-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034089960&Action_id=121&Sza_id=GG

◆(報告)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-ab8c45.html


 <次 回>

◆(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html

 <今後の開催予定(第2回~第7回)>
第2回 2025年1月16日(木)『日本国憲法で日本はどう変わったか』
第3回 2025年2月20日(木)『GHQの経済民主化政策』
第4回 2025年3月17日(月)『戦後労働運動と2.1ゼネスト』
第5回 2025年4月17日(木)『ドッジラインとシャウプ勧告』
第6回 2025年5月15日(木)『Gと「逆コース」、朝鮮戦争と再軍備』
第7回 2025年6月26日(木)『サンフランシスコ講和条約と日米安保』


・・・・・・・
 <再開 新ちょぼゼミ>

(1)(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

(2)(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html
================================
草々

 

2024年12月24日 (火)

(報告)(12.18)脱原発と脱炭素(追補):科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む(新ちょぼゼミ:田中一郎 2024年12月18日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


================================
 去る2024年12月18日、水道橋のたんぽぽ舎に於きまして、「再開新ちょぼゼミ(第3回)」を開催いたしました。山田朗明治大学教授による「シリーズ戦後改革:第1回」のご講演をいただく前の約30分間を使い、前回10月31日の私からのプレゼン「脱原発と脱炭素」の補足説明をさせていただきました。前回は時間切れで後半の部分が十分に説明しきれていませんでしたので、それを補足いたしました。

結論はこのメールの表題にも書きました通り「科学的実証的根拠のない「人工CO2温暖化」説に基づき「脱炭素」を叫べば叫ぶほど「原発大推進」(GX推進)は進む」です。原発に反対し脱原発を訴える人たちの中にも、そして不勉強丸出しでマスごみ報道や政府広報をそのまま真に受けて「脱炭素」を信じ込む若者ならぬバカモノ達により、今もなお「脱炭素」は叫ばれ続けています。しかし、大規模な「再生エネ」発電団地が軒並み環境破壊型・地域社会破壊型となっている今、「脱原発」と「脱炭素」の同時達成など、経済的社会的なリアリティから鑑みで「ユートピア(夢物語のきれいごと)」であることは明々白々です。(詳しくは下記のVTRをご覧ください)

処方箋は、既に何度も申し上げてきましたが、「脱炭素」などではなく、天然ガス(一部石炭や石油)を使った最先端技術(コンバインド・マイクロガスタービン)と「熱電併給(コジェネ)」による高効率の発電で、エネルギー効率を今の20%台から80%くらいまで引き上げること(さすれば発電が使う炭化水素燃料は半分以下となる)、他方で、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済社会構造から抜け出していくということです。また、電力以外(CO2排出は日本の60%程度)にも同様な観点で着目し、たとえば今大問題となっているプラスチックの大量生産をやめ、他の新素材や木材などの「再生可能素材」にシフトしていくこと、などが重要な取組です。そして、「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠がなく、世界的規模での「詐欺」である可能性が高いと思われます。(過去5億年の地球上で、CO2が増えて温暖化が生じたことなど一度もありません=その逆はあります)

このことを私は何度も何度も繰り返し訴えてきましたが、依然として聞く耳を持たず、かつ、「人工CO2温暖化」説をしっかりと確かめもしないで「脱炭素」を叫び続ける愚か者が後を絶ちません。この国のリベラル勢力は、何故にかくもマスゴミ報道や政府広報に弱いのでしょうか。私はこういう「見猿・聞か猿・調べ猿」の御仁たちを「脱炭素アホダラ教信者」(一種のカルト集団)と申し上げています。みなさまも、そうした「カルト集団」に惑わされず、「再生エネ」グッズなどの「壺」など買わず、日本から巨大危険の塊である原発・核燃料サイクルの一刻も早い廃棄処分と、その後の安全対策実現に全力を傾けていただきたいと願っています。

なお、12/18当日は予想以上の方々にお集まりいただき成功裏に終わりました。下記に当日のレジメや録画、関連情報などを添付して簡単にご報告申し上げます。また、会場のたんぽぽ舎が引っ越し直後で雑然としており、スペースが狭かったり、マイク・音響設備の不備で音声が聞き取りにくかったり、スライドショウが見にくかったり、したことをお詫び申し上げます。次回1/16の「新ちょぼゼミ」までには改善するよう努力いたしたいと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。


◆(前回の報告)(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html

◆(今回の報告VTR:上記の追加補足です)20241218 UPLAN 田中一郎「プレゼンテーション」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=wnhWWJqu7HE
 https://www.youtube.com/watch?v=wnhWWJqu7HE


 <当日の資料>

1.(別添PDFファイル)(0)太陽フレア(日経 2024.12.11)
 https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/21629/

2.(別添PDFファイル)(0)減る雲、温暖化の一因?(日経 2024.12.16夕刊)」
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85494690W4A211C2MM0000/

3.(別添PDFファイル)(0)原発「最大限活用」に転換(東京 2024.12.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374112

4.(別添PDFファイル)(0-0)甘い見積もりでも原発の経済性はダウン、2040年の発電コスト 経産省公表(東京 2024.12.17) 
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374011

5.(別添PDFファイル)(3-2)ホワイトボード掲示板(MEMO2)(田中一郎 2024年10月31日)
 https://drive.google.com/file/d/1tl7EjNuEv3E2zJRcTemOUI8Cto6MfcQW/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(1-1)(レジメ)「人工CO2温暖化」説への疑問と原発大推進批判(田中一郎 2024年9月4日)
 https://drive.google.com/file/d/1sMaRiwgI_fyBarHf0idsEn8kwmU0IPuZ/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)(1-2)(レジメ)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://drive.google.com/file/d/1t4fSNpQn5qfVDCnW01unleCMwq5GjSNa/view?usp=sharing

6.環境破壊の「再生エネ」

(1)(別添PDFファイル)(4-1)山を削るメガソーラー、福島 景観悪化・土砂崩れ懸念 条例規制めざす(朝日 2024.12.6)
 https://drive.google.com/file/d/1oOIMRNrkShTMnB-yMuy-olbAYpItI6uJ/view

(2)(別添PDFファイル)(4-2)ソーラーパネル設置過酷、湿原も草原も浸食(毎日 2024.12.2)
 https://mainichi.jp/articles/20241202/ddm/002/020/088000c

7.(別添PDFファイル)(4-3)CO2地下貯留 来年試掘、国が100億円規模補助、民間投資後押し(日経 20240.12.8)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85326190Y4A201C2MM8000/

8.気候変動より生物多様性の方が重要: 地球上、何度目かの生物絶滅期=諸悪の根源は人類の「政治」

(1)DNA情報の利益「基金へ」 生物多様性保全、評価方法は持ち越し COP16「中断」し日程終了(朝日 2024.11.4)
https://drive.google.com/file/d/16FR6XRVSwsW8zGf11qcB08t5ufImGJUP/view?usp=sharing

(2)「生物多様性国家戦略2023-2030」の閣議決定について - 環境省
 https://www.env.go.jp/press/press_01379.html

(3)生物多様性国家戦略 - 生物多様性 -Biodiversity-
 https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/initiatives/index.html

(4)生物の多様性の最新ニュース:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/IzJvi


9.推薦図書

(1)今だから分かる、コロナワクチンの真実 世界の実態と日本の現実-村上康文/著 山路徹/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034603926&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)打ってはいけない! ーレプリコンワクチンの不都合な真実ー(川田龍平・堤未果)
 https://qr.paps.jp/FviFk

(サイトでは「品切れ」とありますが、私が持ち歩いていますので、声をおかけください。次回「新ちょぼゼミ」でも販売します)

(3)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html


 <次回の「新ちょぼゼミ」>

◆(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-1fa39a.html

(今回同様、次回1/16でも、最初の30分を使って、私の方から事務連絡・図書紹介・プレゼンを行います。いつも開始時間より少し前から話し始めていますので、可能な方はお早めにおいで下さい。:田中一郎)


(追)(必見)おもしろい新聞広告
 (人工排出CO2よ、地球温暖化は)お前がやったんだろう! 決めつけ刑事(デカ)(ACJAPAN 日経 2024.12.21)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なかなかいい広告です。
「あなたも、こうなっていませんか?」
との付記もついています。

別添PDFファイルをご覧ください。

◆(別添PDFファイル)
(人工排出CO2よ、地球温暖化は)お前がやったんだろう! 決めつけ刑事(デカ)(ACJAPAN 日経 2024.12.21)
 https://drive.google.com/file/d/1A8XtBVrNKh2C8RFLjX8kGVF0aK__4JH1/view?usp=sharing


(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は
老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

 

2024年12月23日 (月)

来年度予算案に直結する与党税制大綱の最重要問題は「軍拡増税」だ=国民民主党「103万円の壁」問題で旧態依然の発想と政局報道で紙面を埋め尽くす朝日カバカバ新聞他のマスごみ=所得控除ではなく税額控除を使え!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.山下達郎 ー クリスマス・イブ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zCpb2miIr0U

(今年も間もなく終わりです。毎年のように12月の下旬になるとこの歌を聞いています。来年こそいい年でありますように)


2.(12.25)「国葬文書隠蔽裁判」公判(東京地裁#522:午後3時30分から Tansa)
(最初に画面を覆う紙(Tansaからのお願い)は、その横の黒い部分をクリックすると消えます)
 https://tansajp.org/columnists/11315/

(関連)オンライン署名 · #ないわけないだろ国葬文書/政府が開示を拒否する、安倍晋三元首相の「国葬文書」の開示を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/HB1Al


3.必見! HOT政局解説(その1)
 待ってました!維新・立花研究(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20241218 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=rPuoM21ShAY

(維新(日本維新&大阪維新)、斎藤元彦兵庫県知事、立花孝志、自民党、高市早苗、旧アベ派、統一教会、西村康稔、・・・役者は皆そろっています。兵庫県や関西を中心に、維新と自民党とN国、そのもつれ合いが面白く解説されています。必見です。:田中一郎)


4.必見! HOT政局解説(その2)
 政局解説・政治評論なら日刊ゲンダイが必読です。みなさまにも定期購読をお勧めします。

(1)(別添PDFファイル)こんな政権・与党が存続でいいのか? 自民「裏金政倫審」での驚くべき鉄面皮(日刊ゲンダイ 2024.12.23)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365282

(茶番の政倫審、予測通りに、しらばっくれ見本陳列台、のようになっていて、それを石破茂首相は正そうともしていない。「正す」とは具体的にどういうことか、それはこの記事をお読みになってご自身でお確かめ下さい。石破茂自民党は、これまでのアベスガキシダと一寸も変わらず、有権者・国民をなめ切っています。:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)まずポンコツミサイルの爆買いを止めること これを言えない国民民主党の無責任(日刊ゲンダイ 2024.12.24)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365329

(所得控除を使って課税最低限を178万円まで引き上げたら、その財源は7~8兆円必要で、しかも地方自治体の負担が大きいと報じられている。にもかかわらず、玉木不倫代表や国民民主党は財源問題について言及せず、軍拡予算にも反対せずに、マスごみ向けのパフォーマンスを繰り返している。自民党政権の補完勢力としての「ゆ党」ぶりの本領発揮であるが、これをマスごみがしきりに持ち上げては政局を劇場型にせんと下らぬ努力をしている。みな一体の亡国政治連合である。:田中一郎)

(3)年収の壁123万円で1万円ぽっちの減税より「食料品消費税ゼロ」でしょ!(日刊ゲンダイ 2024.12.24)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365318

(国民民主党=「1万円ぽっちの減税」、あほらしい。本命は消費税減税から廃止。消費税減税は食料品だけと言わずにすべての商品・サービスを対象にして、更にインボイス制度を廃止していただきたい。何だったら消費税廃止が一番いい。:田中一郎)

(4)国民民主党・玉木雄一郎氏が役職停止処分中なのに露出増で賛否…週末はテレビ番組をハシゴ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/365309

(5)国民民主党「壁見直し」vs日本維新の会「教育無償化」で“ゆ党”バトル勃発の醜悪…トップ同士がディスり合い|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/365319

(「日本維新の会」の国会議員の代表は前原誠司で、こいつはこの間まで国民民主党にいた人物だ。ハト派の多い国民民主党では頭が上がらないと「日本維新の会」に鞍替えして、今度は国民民主党とバトルするのか? 「ゆ党」の茶番だぞ!:田中一郎)


5.日刊IWJガイド・非会員版「第2次トランプ政権で、ウクライナ・ロシア担当特使となるキース・ケロッグ氏が、『今は停戦のパーフェクトなタイミング』と表明!」2024.12.23号~No.4411 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54246

■【第1弾! 自民・公明・国民民主の3党協議で「103万円の壁」の引き上げ額が合意できないまま、与党は税制改正大綱に123万円への引き上げを明記!】財源確保は「政府・与党側の責任だ」と主張し、さらなる引き上げを要求する国民民主に、自民党の小野寺五典政調会長が「何で穴埋めするのか提案してもらいたい」と逆ギレ! 切るべき無駄な支出はウクライナへの支援に増税してまでの防衛費増などいくらでもある! 試算では123万円への引き上げでの減税額は、年収300万円でわずか5000円のみ! SNSでは自民党から対応を一任された「財務省の代弁者」、宮沢洋一税調会長の10年前の「SMバー」スキャンダルも再燃!

■【第2弾! 衆院農水委員会で江藤拓農水大臣が「国民は輸入したものが食べたいんですよ」と述べ、食料自給率を高めると「生産過剰になる可能性がある」と売国的答弁!】内閣府の世論調査では、「買い物や外食時に、国産食材を積極的に選ぶ」と答えた人が、73%! 記録的な米価高騰で、輸入米まで品薄なのに、江藤農水大臣のお粗末過ぎる「食料安全保障」への認識! 自給率を下げてまで米国から輸入したいのか!? 有事の際には1億列島が飢えることに!! 自民党石破内閣に「有事」を語る資格なし!(『衆議院インターネット審議中継』、2024年12月18日)
================================


「来年度予算案に直結する与党税制大綱の最重要問題は「軍拡増税」だ=国民民主党「103万円の壁」問題で旧態依然の発想と政局報道で紙面を埋め尽くす朝日カバカバ新聞他のマスごみ=所得控除ではなく税額控除を使え!」をお送りいたします。他のMLでの議論ですが、それに加筆修正をしています。

(本当はこのテーマでもう少し拡充した形での議論にしてメール&ブログでお送りするつもりでしたが、いろいろとお伝えしなければいけないことが山積していますので、さしあたり「速報版」で簡略化してお送りいたします。日本の諸悪の根源=政治は、衆院選で与野党を逆転させ、野党第1党に150議席を超える議席を与えても、変わる気配はありません。今回ご紹介する朝日カバカバ新聞というゴミ新聞を筆頭にメディアもまた、この国の衆愚政治に積極的に加担し、更に、右派も左派も、保守も革新も、おかしなマスゴミ報道に盲従しがちな傾向が、それを支えているように思われます。メディア報道へのリテラシーが強く求められています。)

◆小倉志郎 さんから:「衆愚政治の治療法」
  https://tinyurl.com/2yebbe2z


1.(別添PDFファイル)与党税制大綱 123万円明記、国民民主の合意ないまま、来年度予算 成立見通せず(朝日 2024.12.21)
 https://digital.asahi.com/articles/ASSDN32GCSDNULFA01FM.html

(関連)(社説)税制の改正 負担の公平 議論深めよ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16110870.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 <与党税制改正大綱の主な内容(朝日 2024.12.21)>
 https://drive.google.com/file/d/1m1a5Ncqp7-sQjdAjtGnKtn43qgILFIKe/view?usp=sharing
(この記事の左上の「一覧形式」の個条書き部分をご覧ください)

 <田中一郎コメント>

 全くバカバカしい記事である。他紙を見たら東京新聞も同じような記事を掲載していた。お前らマスゴミはアホでねえのか! と怒鳴りつけてやりたい気分だ。簡単に申し上げる。

この与党税調の税制改正大綱で最重要部分は「103万年の壁」などではない。上記の記事で申し上げれば、その下、「防衛増税」や、さらにその下の「年金」「子ども」「中小企業」のところの方が重要である。とりわけ「防衛増税」は看過できない。来年夏の参議院選挙を控えているから、個人課税の所得税は先送りして(選挙前の増税は回避=衆愚対応そのもの)、先にたばこ税と法人税の引上げをする、という。あれだけ法人税減税を口を酸っぱくして大事だ大事だと言ってきた自民党が、アメリカからスカみたいな武器兵器を大量に買うために、その法人税率を引き上げるのか?! だったら、その税収は軍拡ではなく国民福祉のために使え!! 上記記事で「防衛増税」の下に並ぶ「年金」「こども」「中小企業」の貧弱な内容は、「なんだコレ、作り直せ!」が、有権者・国民として正直なところではないか。

しかし、朝日カバカバ新聞は、この「防衛増税」と、その他分野の貧弱・貧困問題を棚上げにしたまま、「103万円の壁」問題一色の記事にしてしまっている。お前ら、国民民主党と、元祖不倫党首=玉木雄一郎の「回し者か?」(東京新聞も同じ)。どうせ予算成立がどうなる、程度の政局報道の材料にしたのだろうけれど、あれだけ批判された「お粗末政局偏り報道」をまだ続けるのか!? 有権者・読者はそんなことを知りたいのではない。政局報道なら、TVで毎日毎日、うるさいほどやっている。バカでも簡単に取材して報道できるからだ。今後の日本の行方を決める決定打でもある「防衛増税」問題について、たとえば野党第一党の立憲民主党に聞きに行くとか、批判的な有識者の見解を掲載するとか、いろいろあるだろう。朝日カバカバ新聞も東京新聞も何をやっとるのか、という話だ。


2.(別添PDFファイル)壁なんていらな~い!(三木義一 東京 2024.1219)
 https://www.facebook.com/groups/1830958793820949/posts/3726379417612201/

(関連)10.27衆議院選挙後に、肝心な政治争点を棚上げにして、国民民主「103万円の壁」を巡り馬鹿騒ぎ報道を繰り返すマスゴミ、しかも従来発想の「所得控除」論から抜け出せない貧困なる税制改革論議の低迷ぶり、水でもぶっかけてやれ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-dfbb42.html

 <田中一郎コメント>

 さすがは「ダジャレ噺家の第一人者」ならぬ「税制問題の急所外しの第一人者」=三木義一氏である。今回ばかりは「急所外し」ではなく、まさにこの「103万円の壁」問題の急所、というか、本来の改正のあり方を、ズバリ東京新聞のコラム記事で披露している。拍手を送りたい。そのココロは、「税と社会保険料を一本化し、かつ、所得控除制度をやめて税額控除制度に移行すればいい」である。税と社会保険料の一体化の効果は、低所得者への高額の社会保険料が免除ないしは大幅に軽減されるだけでなく、所得税の累進課税により高額所得者への保険料賦課が大きくなって、所得の再分配効果がより大きくなる。そして、そのことを税額控除制度で補って、財政政策の3つの柱(注)のうちの、所得の再分配機能を存分に発揮させられる。また、今の日本経済の状況下では、低所得者への大きな減税効果は消費性向の高さから鑑みて個人消費の拡大を生み、景気の回復・慢性デフレ状態からの脱却に大きく寄与するものと思われる。財政政策のもう一つの柱=景気変動・経済の安定化、にも大きく寄与する一石二鳥の政策だ。

(注)財政政策の3つの機能は、資源配分機能、所得再分配機能、景気安定化機能です

(関連)国民健康保険料が高すぎる! その理由と対策を徹底討論! 対談 内藤眞弓 笹井恵里子 - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/qNgZD

また、こうした税制対応により地方税収の減収に対しては、所得税の累進税率を改正して、高額所得者からの税収を増やし、住民税にも累進税率を復活させることで対応可能、また、それでも地方税収の減少分をカバーできなければ、国がそれを補填すればいい。財源は、防衛増税の法人税増税収入をこの対策に法人税増収分をあてればいい。

再度、この問題について、次の2点を強調しておく。

(1)「103万円の壁」撤廃=低賃金労働者の産業界への動員政策

 「103万円の壁」などという表現がおかしい。これだと、「低賃金労働者に対して、わずかな所得増にも課税される、という「心理的障害」を緩和して、もう少し課税最低限を上げてやるから、学生も含めて、もっと働けよ」という、政策当局の意思表示のようなものになる。そうではない。この問題は、まさに「所得課税最低限の引上げ」と、それに加えて「高額所得者への課税の強化」との、セットで考えるべきものであること(それをマスごみも、頭のイカレタ御用学者も、言わない=朝日カバカバ新聞に掲載された2人の「有識者」とやらのコメントをご覧ください)。地方税収の減少などは、たとえば「金融所得の20%分離課税の廃止=総合課税化」による税収増や、私が常々申し上げている「相続贈与税の課税適正化」により、政府が税収を増やして、それを地方に還元すればいい話である。不倫玉木や国民民主党は、この政策に関する財源問題については言及せず、政府で決めて、という無責任態度を取り続けている。財源確保で忙殺されるより不倫行為に忙しいのかもしれない(不倫国民党=さっさと党首から玉木雄一郎を引きずり降ろせ! 日本政治の恥だぞ)。

(2)この問題の正解は、三木義一氏や私が申し上げているように「税と社会保険料を一本化し、かつ、所得控除制度をやめて税額控除制度に移行すればいい」である。常日頃、税額控除・税額控除と言っている立憲民主党は何をやっとるのか、です。また、「軍拡増税」についても、どこまで強く反対しているかも見えてこない。そもそも10/27衆院選で中途半端に勝利して、しかし150議席を超える議席を有権者から与えてもらったのだから、もっとプレゼンスを高めて、政治改革や経済政策の適正化に尽力しろよ! と言いたくなるほどの体たらくである。こんなことなら、立憲民主党の議員を増やすよりも、日本共産党・社会民主党・「れいわ新選組」の議席をもっと増やしてやって、かれらに法案提出権のある議席(*)にしてやる方が、よほどためになる。野党第1党の立憲民主党よ、しっかりせいよ、野田佳彦よ、問題は「政治資金改革」だけじゃないのだから、あんたが党首としてリードしないでどうするのか?!

(注)国会法第56条:議員が議案を発議するには、衆議院においては議員20人以上、参議院においては議員10人以上の賛成を要する。但し、予算を伴う法律案を発議するには、衆議院においては議員50人以上、参議院においては議員20人以上の賛成を要する。

(関連)(別添PDFファイル)「103万円の壁」撤廃を素直に喜ぶのは単純すぎる|斎藤貴男 日刊ゲンダイ 2024.12.18
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365049

(関連)基本報酬減で先行き懸念、どうする介護保険制度(上)(毎日 2024.12.5)
 https://mainichi.jp/articles/20241205/ddm/013/100/008000c

 (抜粋しておきます)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(関連)10.27衆議院選挙後に、肝心な政治争点を棚上げにして、国民民主「103万円の壁」を巡り馬鹿騒ぎ報道を繰り返すマスゴミ、しかも従来発想の「所得控除」論から抜け出せない貧困なる税制改革論議の低迷ぶり、水でもぶっかけてやれ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-dfbb42.html

以下、抜粋

・・・・・・・・・・・・・・・
4.衆議院選で議席増となった玉木雄一郎国民民主党が政局のターニングポイントを握って有頂天になり、現在の政治政局の最重要問題をすっ飛ばして、「103万円の壁」の撤去=「国民の手取り(所得)」の増大という(これ自体は重要な経済政策問題だが)党利党略的な議論を持ちだした。それに「劇場政治」創作を狙うマスゴミのアホウどもが飛びつき、衆院選挙後、毎日のようにバカ騒ぎ報道を繰り返しているわけである。ふざけるな! と申し上げたい。しかも、その税制改革論の中身は、従来の「所得控除」額の引上げ・拡大という旧態依然の陳腐なもので、その結果、所得が大きい世帯ほど減税金額が大きくなり、財政負担が巨額(7~8兆円)となって、実現困難な税制改革論だ、などという批判まで出ている始末である。情けないほどに発想の貧困を感じさせる。以下、この問題についての私見と、若干のマスゴミ報道をご紹介しておく。私が評価した報道は、これまでのところ東京新聞「こちら特報部」掲載の前川喜平さんの主張だけである。

◆にわかに脚光、国民民主「103万円の壁」の核心は? 「178万円で働き控え解消」という罪作りなアピール - 国内政治 - 東洋経済オンライン (これがダメ議論の典型事例である:田中一郎)
 https://qr.paps.jp/wzDBx
 https://qr.paps.jp/wzDBx

(関連)(別添PDFファイル)103万円の壁 ポイント解説(1)働き控え生む5種類、税や保険料負担に差(日経 2024.11.8)(この記事は原本にあたってみておいてください、役に立ちます:田中一郎)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84649910X01C24A1EP0000/

(1)「103万円の壁」の撤去=「国民の手取り(所得)の増大」などという、選挙目当ての耳障りのいい「改革の目的規定」ではなく、「貧困・格差の解消」の一手段と位置づけ、これまで長期にわたり、あまりに低額所得の人々に対してまで所得税をふんだくっていた財務省・国税当局の悪事を解消することを目的にすべきである。税制による「所得の再分配」機能の活用ということだ。

(2)基礎控除や給与所得控除はさわらずにそのままにして、次のような税制改革を実現することが肝要である。従来型の発想を転換する必要あり!

①課税最低限を所得税と住民税両方に入れ(きりがいいところで200万円とする)、それ未満の所得しかない人には「税額控除」で、計算された税金を全額(事実上)免除する(税還付)。

②一定所得以上(私は1500万円ぐらいがいいのではないかと思っている)の人たちへの税率の累進制度を強め、所得税率の引上げを行う(これにより低所得層への減税による税収減を高所得層への課税強化でカバーできる)。

③ずっと先送りされてきた金融所得の源泉分離課税(一律20%)を廃止し、所得税の総合課税に組み入れる(分離課税しない)。これによっても税収はかなり増加するだろうと思われる。所得が1億円余を越えたあたりから実質的な税負担が軽くなっていくという金持ち優遇の「事実上の逆累進制」が、これにより解消する。

④法人税については、法人税率をいじる前に「課税ベース」のエロージョン(一定の課税対象所得を課税対象から特例的に除外する税徴収基盤の「穴あけ」)を解消する(ないしは縮小する)具体策を考える。「租税特別措置」を中心に税制の改革が必要で、私がすぐに思いつくのは、「配当所得の非課税ないしは軽課税」「研究開発減税制度」「ナフサ減税」(これはわが国最大の「租税特別措置」減税=約4兆円弱、なお「租税特別措置」全体では約8兆円(?)の減税)「損金の繰り延べ制度」(10年=長すぎる)などである。法人税については、日本の巨大企業群はさまざまな優遇税制を活用して、ほとんど税金を納付しておらず、単純な法人税率引き上げでは、中堅中小企業でまじめに納税をしている企業が真っ先に負担増となる。法人税率引き上げは「課税対象のエロージョン」を徹底して見直した後にすべきである。

⑤いつのまにかフラットな税率にされてしまっている住民税に累進課税制度を再度入れる(所得200万円未満は税金免除)。これも高額所得者への課税により、ある程度の税収が確保できるだろうと思われるが、低所得者への免税分全額には及ばないかもしれない。その場合は国が地方交付税、ないしは補助金で補填すればいい。

⑥日本の税制は歪みに歪み、不公正税制・不公平税制の見本のようになっている。たとえば、相続贈与税の尻抜け制度が超富裕層に特権的に用意されているとか(失われる税金は、毎年数兆円~数十兆円)、タックスヘイブンを利用して源泉課税を含むさまざまな納税義務を秘密裏に回避しているとか、消費税の輸出企業への還付制度、などなどである。こんなものが放置されている状態で、大衆課税である消費税などバカバカしくて支払ってられるか、ということだ。この国は、納税者の反乱=一票一揆が強く望まれている(自分の利害を理解できないアホウが若い世代を中心に大量に生まれていることに、この国の未来の絶望的な悲劇を予感させる=早く目を覚ませ!!)。

(3)各種の所得控除をしてから税率を掛けて納税額を計算する「所得控除」制度を廃止して(注)、納税額から直接税額を差し引く「税額控除」制度への全面的な移行は、大掛かりな所得税制改正になるので、ワンクッションを置き、他の所得税制見直し事項も含めて次の段階で慎重に取り組むべきである。ポイントは税収増を図ることではなく、貧困と格差の解消、であることは肝に銘じておかなければいけない。ただ、「脱憲反民主党」のように、消費税減税や廃止を所得税制での「マイナス課税(還付)も含む税額控除制度」の新設に解消(代替)しようとする考え方には賛同できない。何故なら、消費税制には「逆累進性」以外にもよろしくない仕組みが数多あって、多くの一般庶民や中小零細企業を苦しめており、消費税こそが「悪の税制」の最たるものであるであるからだ。「財務真理教」(森永卓郎氏)信者が党の経済政策を牛耳る日和見「反市民政党」=「脱憲反民主党」は、消費税減税一つを取ってみても、もはや野党第1党の資格はない。

(注)高所得者ほど税率が高い累進課税制度の下では、所得控除制度による課税計算をすると、高所得者ほど控除金額が大きくなる「逆累進」が生まれる。それを避けるため、所得控除制度をやめて税額控除制度に変えよう、というのが税制改革論議の主流となりつつある。

(4)マスゴミどもよ、もういい加減に国民民主党や玉木雄一郎(泣きべそ代表)などを持ち上げて、劇場型のバカ騒ぎ報道をやめよ! マスゴミ報道に振り回される有権者・国民もオバカだが、それ以上に、お前たちがかようなチョウチン報道をくり返すことが、この国の進路に大きなゆがみをもたらしている。今や粗大ごみ(マスゴミ)となった自分たちのみじめでお粗末な報道姿勢に、少しは反省の目を持ったらどうなのか!

 <関連サイト>

(1)無責任ゆ党(前川喜平 東京 2024.11.3)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/a5fa2f6cfd5cc3b68962e42cafc10cc9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3.(再掲:増補版)野党第1党=立憲民主党が、当面、自民党との政治対決の論点として集中すべき4つのこと:(1)政治資金規正法改正と企業団体献金の禁止(2)マイナ保険証一本化の廃止(3)選択的夫婦別姓の実現(4)軍拡増税予算の阻止

 国会内外での野党第一党=野田佳彦立憲民主党の動きが鈍く、こんな「当たり前」のことでさえ「おぼつかない」様子がうかがえるので、以下、最優先・最重要事項を4つばかり箇条書きにします。そもそも立憲民主党は、政治集団として、対有権者・国民向けのプレゼンスが悪すぎます。国会周辺にいて、会議ばかりしていたり何もしないでブラブラしている立憲民主党の国会議員は、下記の4点を抱えて街頭に出てくればいい。この4つの問題を、野党第1党として、自民党との対決法案にしていくことは、それがそのまま、自民党・石破茂政権の民意に背く反国民的な政治姿勢を浮き上がらせることになるのです。

客観的に見れば、それ以外にもたくさんの重要なことがありますが、私がこの4つを選択しているのは、これについては、いずれも支持党派にかかわらず圧倒的多数の有権者・国民が賛同をしていることです。立憲民主党が直ちにその実現に着手するよう、みなさまで拡散していただければ幸いです。この自民党との争点明確化の政治運動をするタイミングは今しかありません(立憲民主党は当面コレに集中せよ)。今後、2025年度予算案審議から春の政局へ移ると、ポスト石破茂問題、参議院議員選挙、都議会選挙などが政治課題となり、この段階ではさまざまな問題が飛び交って、この4つの問題はうやむやになりかねません。

国民民主党が提唱している「103万円の壁」問題はいろいろと問題があり(既に申し上げていますが改めてメール&ブログで申し上げます)、石破茂自公政権が補完勢力の国民民主党を取り込むためにマスゴミを使って大宣伝をしているだけのこと、後回しにして、そもそも今の自民党や国民民主党が言っているようなことでいいのか(結局、所得水準が高い人たち向けの大減税となる)、しっかりと検討していく必要があります。国民民主党・玉木雄一郎は他方で原発大推進・既存原発敷地外での原発新規建設なども政府に申入れをしており、こんなものはまとめてのちほど要検討であることは申し上げるまでもありません。「103万円の壁」問題と国民民主党に足をすくわれるな、ということです。

改めて申し上げますが、国会内外のマスコミ報道を見ていて、せっかくの衆院選の民意が反映されていないようで、かなりのイライラが募ります。また、野田佳彦立憲民主党は上記で申し上げた通り、記者会見や街宣活動も活発化し、下記の4つの最優先・最重要事項を政治的焦点とすべく、有権者・国民へのPRも強めて下さい。それが来夏の参議院選挙への対策としての政治活動にもなるはずです。(与党の自公が下記の3つの法案を否決したり、軍拡増税予算を強行したりした場合には、参議院選で「決着をつける」対決姿勢を示していただきたい)。

(1)最重要事項その1:政治資金規正関連の法制化(企業団体献金禁止、政策活動費廃止、政治資金パーティ禁止、旧文通費公開他)

  国民民主党の玉木雄一郎が「立憲民主党案の企業団体献金禁止は政治団体からの献金を例外・除外しているから無意味である」(下記毎日新聞記事参照)と批判している=どうなのか? 政治団体の例外・除外規定を法律案から削除すればいいではないか!? 立憲民主党は何故、何に固執して突っ張っているのか?)

(関連)政治団体献金禁止「抜け穴ない」 立憲案に国民・玉木氏「意味なし」- 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241203/k00/00m/010/226000c

 「日本維新の会」の吉村洋文や、橋下徹に下記のようなことを言われていてどうするのか! 参議院選挙に勝ちたくないのか?! まったくもってグズラ丸出しのお気楽政党だ。だから有権者・国民からの支持が集まらない、ということが、まだわからんのか?!

(関連)維新・吉村洋文新代表 企業・団体献金禁止の立民案“政治団体を除く”に「抜け穴と言われても仕方がない」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/12/08/kiji/20241208s00041000117000c.html

(関連)立憲代表候補4人全員で「嘘」? TV約束→全員反故 橋下氏が追及「言ったことはやる!」→野田代表「年内には」他の3人は「把握してない」(デイリースポーツ) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fbc5643b31b464a4f05b0adbb618f397d4f69af6

(2)最重要事項その2:マイナ保険証一本化をやめさせ既存の保険証を残す

  マイナ保険証一本化は「法制化」されているので、これを打ち消す法案が必要だ。立憲民主党は早く簡単な法案をつくって国会に提出せよ。マイナ保険証一本化の戦犯=河野太郎(自民)の選挙区である神奈川15区(平塚・茅ケ崎)で、「マイナ免許証一本化反対・既存の保険証を残せ」の大集会を立憲民主党・社会民主党主催で開催したらどうか? (衆院同選挙区の野党対立候補は社会民主党候補ただ一人・これまでもずっとそうで、他の野党が応援しないから河野太郎が楽々当選を繰り返すという酷い事態になっている=私は衆院選前に国民大集会をこの地で開催すべきと申し上げていた)

(関連)「12月から保険証がなくなる」勘違いや混乱…政府が「メリットの実感」より「普及」を優先したツケ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371098

(関連)マイナ保険証の登録解除、1カ月で1万件超える 厚労省「安全性周知していく」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374424

(関連)マイナ保険証を「解除」する人が語る「頭にきた」やり口 5000億円をバラまいた普及策が裏目に?:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/367007

(3)最重要事項その3:選択的夫婦別姓制度(早く法案を国会へ出してください)

(関連)夫婦別姓も選べる社会へ!訴訟|公共訴訟のCALL4(コールフォー)
 https://qr.paps.jp/GWKxV

(関連)(別添PDFファイル)選択的別姓 首相対応カギ、公明が与党協議要請・野党は法案提出へ(東京 2024.12.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/374359

◆井田奈穂:選択的夫婦別姓
 https://www.youtube.com/hashtag/%E4%BA%95%E7%94%B0%E5%A5%88%E7%A9%82

(4)最重要事項その4:軍拡増税反対(国債発行や増税でまかなわれる軍拡予算を否決してください=軍拡増税反対をもっとPR)。広く有権者・国民の支持を集めるため、当面は、「軍拡反対」に力点を置くのではなく「増税反対・軍拡国債反対」を強調せよ

(関連)『平和、いのち、くらしを壊し、市民に負担を強いる軍拡、増税に反対する請願署名』のご紹介 - 北海道平和運動フォーラム北海道平和運動フォーラム
 https://peace-forum.org/13673.html
草々

2024年12月20日 (金)

福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で最高裁が原告訴えを「門前払い」=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです

前略,田中一郎です。


 福島原発事故後の政府や自治体の放射線防護の不適切を訴えていた「子ども脱被ばく裁判」で、最高裁は原告訴えを「門前払い」いたしました=次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです。以下、「子ども脱被ばく裁判」の原告代理人の1人・柳原敏夫弁護士から送られてきたメールをご紹介がてら、関連情報・サイトをご紹介します。

◆最高裁の「棄却」決定に抗議します!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html

(関連)棄却決定調書(PDF)
 https://drive.google.com/file/d/1bPOhi-aHpbZt1p1XWGcUqQgdFpYJPn0l/view?usp=sharing

(放射線感受性の高い子どもたちの被ばく被害を含む下級審の人権侵害の違憲性や不当な事実認識について徹底した審理を行わず、三下り半の却下作文で福島原発事故後の国家犯罪を「見て見ぬふり」ですまそうとするサイテー裁判所、これが日本の「最高裁」であり、日本の司法・裁判所の頂点に君臨する「極悪組織」である=こんな司法・裁判所は主権者である我々有権者・国民が叩き潰せばいいだけの話だ。司法権力の濫用は許さない=法治国家が崩れるからだ。:田中一郎)


◆#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 20241217 1月7日(火)最高裁に集まろう! 「子ども脱被ばく裁判」棄却決定への抗議集会を開催!
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/12/20241217-17.html

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)-  20241214 新宿アルタ前街頭宣伝 「子ども脱被ばく裁判」の最高裁上告棄却に抗議! 東海第二原発いらない一斉行動に参加
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/12/20241214.html


◆【生きててくれよ】山本太郎(れいわ新選組 代表) #比例はれいわ #衆院選2024 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xYp766xvCl0

(日本では、今の司法・裁判所では「世の中を正す」ことはできません。「正す」ことのできる司法・裁判所を創るため、みなさま、この日本の司法・裁判所を最高裁(サイテーサイ)もろとも叩き潰しましょう。山本太郎氏の言うように、この国で一番偉いのは、この国のオーナーは、私たち有権者・国民です。自信を失わず、私たちの主権を行使し、ロクデモナイ第二法務省=現在の裁判所を廃止して、私たち有権者・国民のために働く「新たな国民裁判所」と「日本国憲法を守る・守らせる憲法裁判所」を創設いたしましょう。もちろん今いる裁判官どものうち社会正義に反するような判決を下した連中は、日本の法曹界から「第二次公職追放」です。:田中一郎)


1.(柳原敏夫弁護士からのメール)昨日(12/29)の官邸前アクションの報告「アンタ あの子らの何なのさ!」

柳原です。
昨日、久しぶりに官邸前アクションに参加しました。
以下が、その時喋った2つのスピーチとその報告 

動画(子ども脱被ばく裁判)
https://youtu.be/GEHzJMxpkmQ

動画(避難者追出し裁判)
https://youtu.be/XXf5bLMr8aA

ブログ
https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/12/1219241220.html

10年間取り組んできた子ども脱被ばく裁判に対する最高裁の応答(棄却決定)を12月2日に受け取った。それ以来、この間、たまっていた毒気を一度思い切り、吐き出したいと思ってブログに書きました。もし半世紀前、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドがこの最高裁の棄却決定を歌にしたらこんな歌ができるかも‥‥


アンタ あの子らの何なのさ!
この裁判が311後で最も重要な裁判だというのに
子どもらの10年間の膨大な主張と証拠に対し、
たった1頁、4行と2行の合わせて三行半判決という応答、
アンタ あの子らの何なのさ!

こんなざまを見せつけられりゃあ
子どもらだって開いた口がどうやってもふさがらねえ
アンタ あの子らの何なのさ!

恥を知れ!
子どもらに謝れ!

さもなけりゃあ、アンタ 永遠にゴミ屋敷だぜ
アンタ ならず者(国)の用心棒だね


(追)今まで、脱被ばく実現ネットに対して、表題のような言葉を吐いたことはなかったのですが、

 昨日、久々に脱被ばく実現ネットの官邸前アクションに参加させてもらい、そこで、このあとたとえ50年、100年生きながらえたとしても生涯忘れることの出来ない貴重な体験をしたので、やっぱり素直に書いておこうとブログに書きました。

脱被ばく実現ネット賛歌:12.19官邸前アクションで「脱被ばく実現ネットは不滅だ」と感じた。その瞬間、初めて母親を不滅だと感じた(24.12.20)
 https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/12/1219.html


2.(私の返信)次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです

次は日本の司法・裁判所を大きく変え、この「子ども脱被ばく裁判」の再審を可能にさせることです。
柳原さん、その先頭に立ってください。

裁判しました、負けました、終わりました、ではダメです。

まずは水辺に連れて行った馬(裁判官)が水を飲むようにするため、
鹿(裁判官)も一緒に水辺に連れて行って、その馬と鹿に頭から水を
たっぷりとぶっかけてやるために、

つまり日本に君臨する「拒絶司法」を叩き潰すため、
更なる一歩が必要です。

まずは最高裁判事の国民審査で全員に「×××××」を付けて
投票する国民運動から始めて、

①行政法裁判に裁判員制度を入れ、最高裁まで同制度を貫く

②裁判官弾劾制度を改正し、ここでも裁判員制度型とする

③裁判官弾劾において、市民参加の弾劾審査会を設置

④法廷にTVカメラを入れる法律を制定

⑤「再審」対象に「不当(違憲)判決の行政法裁判」を入れる

などです。行政法裁判の民主化改革が終われば、その定着を見て
今度は、国や自治体や関連団体など公権力を被告とする民事裁判も
同様の形に変える。(詳しくは下記の「いちろうちゃんのブログ」参照)

主権者は、最高裁ではなく、われわれ有権者・国民です。
まともな判決が出せず、司法権力を濫用する連中や組織は、除去する
必要があります。韓国でいま展開していることと同じことです。

柳原さんが、みなさまが、「猪爪寅子」になって、日本の司法・裁判所
に向かって「ハテ?」を態度で示していけばいい。

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html
草々

 

2024年12月16日 (月)

政府御用の似非科学・偽学問の巣窟と化すか、アカデミズム自治に立脚したホンモノの科学者・学者の組織に生まれ変わるか、2つに1つの「日本学術会議」の正念場=全大学人は自民党政権に翻弄・支配された科学・学問・自治を取り戻すべく総決起せよ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.映画『ソウルの春』オフィシャルサイト
 https://klockworx-asia.com/seoul/

(関連)ソウルの春 - 作品情報 - 映画.com
 https://eiga.com/movie/101014/


2.お猿さんと牛さん

(1)温泉の日本猿
 https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20241208000174.html

(2)かわいい牛さん
 https://mainichi.jp/articles/20241204/k00/00m/040/247000c

(牛という動物は本当にかわいい。若い頃、北海道の山奥の酪農農家で夏休みバイトでお世話になった時に牛に巡り合い、牛のことを少し知りました。大人の牛は尻尾でハエを追いながら、のんびりと草を食み、時折、私たちが彼らの便所を造っているのを少し離れたところからながめに来るし、生まれたばかりの子牛はすぐに4本足で立ち、メエメエと鳴いて人なつっこく、そして上の前歯がない。成牛も子牛もとてもかわいいということをその時初めて知りました。でも、オスに生まれた子牛は2週間で食肉用に出荷されることも知り、子牛のメエメエの鳴き声が悲しい響きで耳に残っています。人間という生き物は、実に残酷でヒドイ動物です。:田中一郎)


3.イベント情報

(1)(予約必要)(12.18)再開新ちょぼゼミ第3回 :オルタナティブな日本を目指して「シリーズ戦後改革(第1回):敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-af915c.html

(2)(12.19)【拡散希望】第10回「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20241219-event/

(3)(チラシ)(12.22)戦争しないと決めた、憲法を活かそう桜木町駅前広場で集会・パレード(横浜)
 https://drive.google.com/file/d/117JAKhsEe4aia18A1nlN23ANhC9nQxu1/view?usp=sharing

(4)(12.26)最高裁の「棄却」決定に抗議します!(子ども脱被ばく裁判)
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/12/blog-post.html


4.(チラシ)柏崎刈羽原発再稼働:県民投票の実現に全国からのご支援を!(新潟「進める会」修正版)
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EZ4M3N-DpkFOgLwP9RMfNzsB-B690zAf78vYbZIdJE-biQ?e=TeE6su

(関連)柏崎刈羽原発の再稼働「反対」が「賛成」上回る・新潟日報社調査 知事が「信を問う」方法は何が適当?最多は「県民投票」 - 新潟日報デジタルプラス
 https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/498553

(柏崎刈羽原発再稼働阻止運動は、当面の「最大の反原発・脱原発の課題」と言えます。原発過酷事故を引き起こし、その後始末もまともにできていない、また、被害者を裁判では徹底して踏みつけにしている、東京電力という会社に、原発再稼働は許されることではありません。新潟県内にお住まいの皆さまや、新潟県内に知人・友人がおられる方は、まずはこの「県民投票」への署名・協力を呼び掛けていただければ幸いです。また、新潟県外のみなさまには、資金カンパの方もよろしくお願い申し上げます。:田中一郎)

(関連)福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その2)福島原発事故の実態解明・原因究明いい加減、東電の当事者能力欠如のまま、緊急避難などとても無理、これで原発再稼働するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-a4eef8.html

(関連)福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その1):(必読)池内検証特別報告(反県民的で原子力ムラの手先となった花角英世現新潟県知事の検証妨害を乗り越える)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-5f0237.html


5.(別添PDFファイル)日本も16歳未満のSNS規制を急げ(斎藤貴男 日刊ゲンダイ 2024.12.4)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364365

(関連)オーストラリアで子どものSNS禁止法 日本はどうする? 「免許制で制限を」「奪うのは違う」識者に聞いた:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/373675?rct=tokuhou

(斎藤貴男氏の提言に全面的に賛成。リテラシーが形成されていない若い年代にSNSやスマホは有害無益、禁止すべきです。:田中一郎)


6.(ポスト戒厳令クーデタ「第一ゲート通過」)韓国大統領の弾劾訴追案を可決 戒厳令巡り、2回目の提出で
 https://nml.mainichi.jp/c/a7qkawsm5Erf48bH
 https://nml.mainichi.jp/c/a7qkawsm5Erf48bI

(関連)(別添PDFファイル)市民を撃たない軍隊(前川喜平 東京 2024.12.8他)
 https://www.threads.net/@moriyama_masao/post/DDTpgw4Sa6k

(関連)報道特集 韓国大統領 弾劾の行方は? - 無料見逃し配信中!<TBS FREE>
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2079141_1000100478?utm_source=tbs_official&utm_medium=organic

 <田中一郎コメント>
 まずは「第一ゲート通過」です。韓国の民主主義に心より敬意を表したい。翻って、この日本という没落途上国のブザマは、SNSという「18歳未満禁止メディア」によく現れている。韓国のSNSは民主主義の伝播ツール、日本のSNSは「便所の落書き場所」、その「便所の落書き場所」に、石丸伸二や斎藤元彦が、バカバカしい戯言を書き、書かせ、その「犬の糞」にハエのようにタカるアホウどもが、日本では有権者と言われている。

◆(必読小説)村上龍『愛と幻想のファシズム』
(上)https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000006979706&Action_id=121&Sza_id=C0
(下)https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000006979715&Action_id=121&Sza_id=C0

 緊急事態条項を日本国憲法に入れてもいい、などと思っていた「平和ボケ」たちは、韓国の事の成り行きをよく見ておけ。日本ではこうはいかない。(私が生まれ育った大阪を「昔は水の都、今はアホの都」と言うのは、こういうドアホのオッサンが、大阪で国会議員になっているからだ:下記参照)

◆維新・馬場氏「緊急事態条項整備を」 戒厳令受け投稿、賛否渦巻く - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241204/k00/00m/030/367000c

(関連)韓国「戒厳令」報道で露呈…日本メディアは英米より「圧倒的にレベルが低かった」!「隣国の暴挙」でさえ、まともに報じることができないのか(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/96ca18aad023c9d0a91e94db87696c6769bb8ca5

(関連)「戒厳令を解除せよ」韓国の市民が声を張り上げた夜 自由を守る戦いは過去も 問われる日本国民の「視線」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/372115?rct=tokuhou

(関連)(必読)韓国という国がなぜか羨ましい…大統領の暴挙にすぐ立ち上がった市民の意識|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364941

(関連)韓国できょう再び弾劾採決…尹錫悦大統領を猛進させる金建希夫人との“夫婦の事情”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364928


7.低レベルの日本政治

(1)(別添PDFファイル)前代未聞のグロテスク…石破自民は政権維持だけが目的化、何でも口約束の危うさ(日刊ゲンダイ 2024.12.16)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364929

(2)(別添PDFファイル)疑惑だらけの兵庫県知事選 合っていないのは公選法か時代か(日刊ゲンダイ 2024.12.7)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364560

(3)(別添PDFファイル)政治(『選択 2024.12』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/24843

(4)(別添PDFファイル)「前原共同代表じゃ・・・」吉村新代表「日本維新の会」に早くも不協和音(『週刊新潮 2024.12.12』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b9c42f3b21094a15ed346b9303292a6d8bcec6?page=3

(5)大統領が暴走した韓国「戒厳令」…自民が改憲でもくろむ「緊急事態条項」もヤバい? 石破茂首相は「明記」訴え:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371825?rct=tokuhou

(6)世耕議員を刑事告発 支出先「不明」続々、領収書も「残っていない」 公選法違反隠し? 「規正法違反。悪質」と専門家 これが関連書類だ(アジアプレス・ネットワーク) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/585869f7484a24c0446a0f11806f325a131f3150

(7)伊藤復興大臣が国会で陳謝 代表務めた自民党支部で収支報告書を10年以上未提出(テレ朝news) - goo ニュース
 https://news.goo.ne.jp/article/tvasahinews/politics/tvasahinews-000391498.html

◆日刊IWJガイド・非会員版「『韓国の戒厳令事件は米政府とソウル大使・米軍ができる限りの支援を行っていた証拠が数多くある!』とダグラス・マクレガー大佐が暴露!」2024.12.12号~No.4402 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54222
================================


「政府御用の似非科学・偽学問の巣窟と化すか、アカデミズム自治に立脚したホンモノの科学者・学者の組織に生まれ変わるか、2つに1つの「日本学術会議」の正念場=全大学人は自民党政権に翻弄・支配された科学・学問・自治を取り戻すべく総決起せよ!」をお送りします。

◆(別添PDFファイル)首相は会員任命せず、助言委設置案も、学術会議独立 議論大詰め(毎日 2024.12.14)
 https://mainichi.jp/articles/20241214/ddm/041/010/067000c

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 日本学術会議を国から独立した法人にする政府方針について話し合う内閣府の有識者懇談会の議論が大詰めを迎えている。政府の方針通り、現行の「国の特別機関」から切り離して新法人に移行させる方向性は変えない一方、首相が会員を任命する従来の方式をやめ、会員以外で作る「選考助言委員会」を設置する案などを盛り込んだ報告書を近くまとめる。学術会議側の意見も聞いたうえで年内にも政府に提出する考えだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 上記毎日新聞記事にある通り、政府御用の「有識者懇談会」なる会合がまもなく報告書を提出し、来年春にも政府は、その報告書内容に即した日本学術会議の組織改革を盛り込んだ改正法案を国会に出してくることになるようです(法案提出のタイミングはまだ流動的です)。記事には「日本学術会議の意見も聞いたうえで」とありますが、どこまで日本学術会議の意向が反映されるかはわかったものではありません。他方で、日本学術会議の方も、来たる12月22日に臨時総会を開き、政府側のこうした動きに対して日本学術会議としての態度・方針を決めることになるのでしょう。いよいよ日本学術会議にとっては正念場となります。以下この問題を巡っての他のMLでの議論をご紹介いたします。

 <別添PDFファイル>
(1)首相は会員任命せず、助言委設置案も、学術会議独立 議論大詰め(毎日 2024.12.14)
(2)「御用学者」以外は不要? 社会問題化しない学術会議の法人化強行(毎日 2024.10.10夕刊)
(3)ぎろんの森:(日本学術会議問題)まず撤回、謝罪してはどうか(東京 2024.12.14)
(4)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言(日経 2024.11.24)


1.(12.17)大学フォーラムが学術会議問題でオンライン記者会見開催 記者以外の多くの方々の参加を呼びかけます

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 記者のみなさま、一般のみなさま(重複がありましたらお許しください)

「学術会議の在り方に関する有識者会議懇談会」が、昨日(12月13日)、任命拒否問題をすりかえ、正当化する「学術会議改革」に関する報告(「これまでの議論と今後の検討(未定稿)」を11月29日に引き続き出しました。これを受けて近々、学術会議が臨時総会を開催すると思われます。大学フォーラムではマスメディアに事態の真相を伝え、広く報道してもらうためオンライン記者会見を開催します(添付ファイル参照)。記者の方、奮ってご参加ください。

12月17日(火)18:00~19:00) オンライン 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆(チラシ)(12.17)オンライン記者会見 多くの人に公開します(改訂版12.14)
 https://drive.google.com/file/d/1M0UR-tm4Ho-BpJD8rYT8nkn6-T31B3US/view?usp=sharing


2.署名「筑波大学の永田恭介学長は、パレスチナ連帯の声明を出してください」(太田光征さんより)
 https://chng.it/5YkB9Rsd99

 <田中一郎コメント>
 大田さん、永田恭介とかいう学長を筑波大学から叩き出す方が早いのでは? そもそも、様々なルール違反で学長になった人物で、大学協会の会長までしとるぞ。いまや日本の大学には「悪の華」が咲き乱れている。

(関連)筑波大学長選で学内紛糾 選考規則巡り教職員有志が質問状 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201010/k00/00m/040/021000c

(関連)学長選めぐり 教員有志が人権救済申し立て 筑波大
 https://newstsukuba.jp/43955/27/03/

(関連)筑波大学長選への批判は「いちゃもん」 再任の永田恭介学長ら正当性訴える :東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/63374

全ての筑波大学教職員・学生は、永田恭介学長追放のための全学ストライキを決行せよ!

◆「私物化」される国公立大学-駒込武/編(岩波ブックレット)
 https://www01.hanmoto.com/bd/isbn/9784002710525
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034240643&Action_id=121&Sza_id=C0

(目次の第3章に筑波大学が出てくる。読んでみて下さい。)


3.(他のMLでの議論です)野田隆三郎岡山大学名誉教授より

 4年前の菅前首相による任命拒否から今日の学術会議法人化問題に至る経緯について私の見解を述べさせていいただきます。ご批判があれば、ぜひお聞かせください。いまさらこんなことを言っても何の役にも立たないとは思っています。

4年前 任命拒否が起こったとき、学術会議はこの問題が解決するまで政府との話し合いには応じないという毅然とした姿勢を示すべきだったと私は思います。そして、たとえば任命拒否された学者が、いま弁護士がされているような裁判(注)を起こせば、マスコミは関心を示し、この問題に対する国民の世論も高まり、政府を窮地に追い込むことができただろうと思います。

(注)6名の日本学術会議委員任命拒否を決めた菅義偉政権の関連文書(特にこの6人が任命されなかった理由)の公開請求裁判(田中一郎)

それをせずに、簡単に話し合いという政府の土俵に乗ってしまったため、学術会議が窮地に追い込められているのが現状だと思います。政府の土俵に乗ってしまえばあとはぐいぐい押し込まれ、最後は寄り切られるという最悪の結末が待ってるのでないかと危惧します。 学術会議に起死回生の打開策があるでしょうか?


4.(他のMLでの議論です)私からの返信:おっしゃる通りです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野田先生のおっしゃる通りです。

6人が任命拒否された直後に、日本学術会議のヘタレ牛会長の梶田隆章が首相官邸に入り菅義偉首相と話をしていますが、その後、官邸から出てきたところをマスコミ記者に取材された際、任命拒否された6人のことについては、踏み込んだ要請はしなかった(=話していないという意味)などと語っています。前川喜平元文部科学省次官は、これを厳しく批判しています(下記)。

◆前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に - 社会 - 日刊スポーツ
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202010170000554.html#goog_rewarded

◆菅首相が学術会議の任命を拒否した6人はこんな人 安保法制、特定秘密保護法、辺野古などで政府に異論:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/59092

(関連)(別添PDFファイル)ぎろんの森:(日本学術会議問題)まず撤回、謝罪してはどうか(東京 2024.12.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/373539?rct=discussion

菅義偉政権は、思想選別による6人の任命拒否を、日本学術会議の組織問題にすり替え、6人問題を棚上げにしたまま、日本学術会議を組織的にがんじがらめにして、政府の御用機関に改変しようと画策しています。このことは、日本学術会議も、この会の皆さまも、よくご存じのことでしょう。

問題は、これに対してどう対応するかです。野田先生がおっしゃる通り、政府の土俵には乗らない、というのがポイントでしょう。

そのためには、野田先生がおっしゃる裁判闘争もそうですが、最終的には、政府が勝手に決めた「御用日本学術会議」などには参加しない、という声明でも出し、日本学術会議の組織のあり方は日本学術会議が決める、その基本は「アカデミズム自治」であり、政府の容喙や干渉は許さない、という断固たる態度をとることです。

(いざとなれば、各委員が私費を投じ、自主管理日本学術会議でも運営する覚悟を決めておけばいい=そして政権交代です)

昔のことは知りませんが、大西隆(東京大学)、山極壽一(京都大学)、梶田隆章(東京大学)と続いた、いい加減な人間たちが(特に大西隆は、水面下で事前に日本学術会議委員候補を多めに名簿にして首相官邸に持ち込み、その意向を委員人事に反映させるなどという背信行為をしていたのではありませんか? また、豊橋技術科学大学に学長として天下って後は、防衛省が研究費を支給する「安全保障技術研究推進制度」による研究費資金獲得の先頭に立ち、「軍学共同」の旗を振っていた人物です)会長をやり続けた日本学術会議というこの組織が、どこまでまともに立ち直れるかの「最終試練」が今だ、と心得るべきでしょう。

(関連)17年には学術会議側と事前協議 首相、候補者の推薦前に<任命拒否問題>:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/66835

今回の「戦争」に日本学術会議が負ければ、その後は、日本の大学とアカデミズムは、雪崩を打って御用化へと崩れ去り、産学共同の上に軍学共同の花を咲かせ、世界の人々の「戦禍の血」を「研究費」として吸血する、腐った御用科学の巣窟、となること必定です。(既に今の大学は、半分、そうなっているのではありませんか?)

2000年以降の約25年間で、日本の大学は悪法と予算でがんじがらめにされ、今やボロボロです。しかし、この25年間、大学からは抵抗らしき抵抗は皆無に近い状態で、ほんの一部の心有る先生方が、出版その他で今の大学の現状を告発されています。こうしたことに最も敏感であるべき学生たちもまた、羊の群れ、のごときありさまで、選挙に行けば、石丸伸二現象や斎藤元彦現象を引き起こし、近未来のファイズムの到来を予感させています。

こんな情勢の中で、日本学術会議の「最終戦争」の去就がどうなるか、私はしっかりと見守りたいと考えています。

21世紀は、科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代です。包摂された科学は似非科学と化し、支配権力や巨大資本に奉仕する御用の手段となるのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.(他のMLでの議論です)私からの追加返信:基本は野田先生のおっしゃる通りですが、硬軟組み合わせて闘う方がベターでしょう=問題は日本学術会議の主体性です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
基本は野田先生のおっしゃる通りだと思います。
ただ、いくつか問題があります。

(1)まず、任命拒否された6人を含め、菅義偉政権時代に任命された日本学術会議委員がそろそろ任期満了となるような気がしますが、その場合、この6人を日本学術会議はどうするつもりなのでしょうか? 再度、新任期の委員として推薦するつもりなのでしょうか?

(2)ホンモノの政権交代がない限り、政府は6人を任命することはないように思われますが、その場合、どこまで「政府を相手にせず」を続けるか、あるいは、続けられるかです。いつまでも、どこまでも、ホンモノの政権交代が実現するまで(6人を認めるまで)、日本学術会議は政府との交渉拒否をする覚悟はできているのでしょうか・覚悟をできるのでしょうか?

(3)政府が日本学術会議に声を掛けてくるときは、6人問題ではなく、6人問題のすり替えのための日本学術会議組織改編問題ですが、これに対して、日本学術会議が永久に「協議拒否」ができるかどうか(上記)ですが、仮にできないだろう、となると、一時的には協議拒否はできても、どこかで話し合うことを了承する妥協時点が来るのでしょう。

そうすると、当面は政府との協議を拒否するにせよ、しないにせよ、どこかで話し合う場合には、どういう態度で行くのかが日本学術会議で決まっていて、しかも、日本学術会議の人事や運営内容や答申・報告書・提言などの中身には、政府が直接・間接に口を出したり干渉したりするようなことはない・させない=逆に、つまり、そういう組織的仕組みがビルトインされたような政府の提案や素案をベースに話し合うことはあり得ない(協議拒否)、むしろ組織論については日本学術会議が提案しているものをベースに協議するならいいですよ、というようなことが日本学術会議内部できちんと共通認識となっているかどうかです。

(4)そして、日本学術会議が政府との協議を拒否した場合に、政府は6人の任命もしないどころか、日本学術会議の意向を無視して、法案を勝手に創って国会で通してしまい、日本学術会議をその新法で縛ってしまった時にどうするのかも、覚悟を決めておかなくてはいけません。前メールで書きました通り、その場合は、その政府御用の新「日本学術会議」には全ての今の日本学術会議委員は参加せず、自主管理日本学術会議で行きますから(運営費は私財・私費)、という覚悟もできていないといけません。

(5)今の日本学術会議の新会長や幹部たちがどういう人物なのかは私は全然知りませんが、今までの日本学術会議の会長や執行部の態度を見る限りでは、そんな政府との全面対決はとてもできないだろうな、という印象です。私の印象がいい方向で裏切られることを祈っています。

(6)そうすると、一時的な政府との協議拒否も行いながらも他方では、大学運営やアカデミズムへの政府による干渉・容喙・抑圧・御用化・口出し、などのおかしさ・歪み・危険性を広く世に訴える運動を、極力大規模に、多くの大学関係者が協力してやっていく、その際、大学予算のあり方のおかしさや貧しさ、日本学術会議など日本のアカデミズム予算のあまりの貧弱さについても告発し、日本の文教政策・大学アカデミズム政策を抜本転換させる国民運動を築いていくしかないと思いますが、いかがでしょうか?

しかる後にホンモノの政権交代を実現し、日本の文教政策・大学アカデミズム政策を抜本転換、するしかないと思います。

(関連)(別添PDFファイル)「御用学者」以外は不要? 社会問題化しない学術会議の法人化強行(毎日 2024.10.10夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20241010/dde/012/040/009000c
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


6.日本学術会議問題を巡るマスゴミ報道

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆NHK 日本学術会議を独立した組織に 国が財政支援も 原案まとまる
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241129/k10014653041000.html

◆熊本日日新聞 学術会議会員選考、政府関与せず 法人化で有識者作業部会が見解案
 https://kumanichi.com/articles/1620824

(1)人事への介入は「選考助言委員会」だけでなく、日本学術会議委員は総理大臣が任命するという法律文言を削除しない限り、お話になりません(私は、日本学術会議の中に委員で構成する「推薦委員会」をつくり、委員全員の投票で決める、とすればいいと思っています)。記事には、何故、日本学術会議が「選考助言委員会」に反対しているかの説明もありません。

(2)日本学術会議の業務内容や運営について、口を出す「外部評価委員会」(委員は首相が任命)などは不要=余計なお世話だ。

(3)日本学術会議の監査についても首相が任命する監査委員が行うなどとされていたが、これもおかしい。監査は会計監査と業務監査に分かれるが、前者は公認会計士事務所が担い(費用は国が負担)、国会の会計監査院がフォローすればいい(予算金額が小さいので何年かに一度でいい)。後者は、日本学術会議OBや日本学術会議が任命する有識者で実施すればいいが、なくてもいい(要するに「屋上屋」の組織になるだろうから)。

(4)日本学術会議の人事を完璧に独立させ、運営を民主化した上で、問題は日本学術会議がどのような「科学的」提案や報告を出すかである。私は過去の日本学術会議の諸報告については詳しくは知らないが、政府御用・財界御用の報告が大半だったのではないのか、というのが漠然とした直感である。今の日本学術会議にとって最重要なのは、組織をいじくりまわして政府に都合のいい御用組織を創ることではなく、また、組織論を振り回して「独立」を訴えることでもなく、日本学術会議の「真髄」とも言うべき報告や提言で、しっかりと科学的に適切なものを世に出して行き、かつ、それの説明責任を負うことである。従って、その「説明責任の場」は日本学術会議の組織として、しっかりと定めておいた方がいい。

私の日本学術会議に対するイメージは、大学などの御用学者やお気楽教授たちが集まってサロンを創り、政府や財界などのご機嫌を損ねない限りで、何らかの報告や提言をしている、「当たり障りのない」組織、準御用組織、似非リベラル、つまらないことしか言わない腰抜け組織、という印象である。今回の日本学術会議見直しに伴い、こうした「御用色」が完全に払しょくされ、日本学術会議が真の科学者や学者たちの組織となり、日本の針路や諸問題の解決に適切かつ説得力のある科学的提言や報告を打ち出してくれることを切に願うものです。

中途半端な似非リベラルは、もうたくさんです。
21世紀は、科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代ですから、これに断固として対抗できる組織でなければ話になりません


7.(他のMLでの議論です)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言=あほらしい!「産学共同」と「学費値上げ」を断固粉砕せよ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆学びの門戸を狭める東大の学費値上げ 波及すれば地方の女性の逆風に - 毎日新聞
 https://x.gd/T6TUl

◆(別添PDFファイル)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言(日経 2024.11.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0958F0Z01C24A0000000/

(関連)東大学長選が大混乱 「プロセスが信用失っている」、教員有志が大学に質問状:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/58028

(関連)東大の授業料「上限いっぱい」に値上げ案…識者「説明は矛盾だらけ」 「人垣つくってでも」学内で反対集会 :東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/354982

(関連)「宮崎・早野論文」とはなにかそして何が問題であるのか(黒川眞一:岩波書店『科学』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/20210413_kurokawa.pdf

 <田中一郎コメント>

 こんな人物が、こんなプロセスで学長に選ばれて、そんでもって大学を「金儲けの組織にしろ!」と張り切り、東大には金持ちの子どもだけが来ればいいと言わんばかりの学費値上げをして、タダでさえバカ高い学費がさらに高くなる、そんな中、「「稼ぐ力」なくして自立なし」などと新聞に出て大騒ぎをしているこの人物、だれかと思えば、東大学長ではないか。まさに東京大学ならぬ頭狂大学だ。

魚と組織は頭から腐る。かつて東大紛争では「産学共同」が徹底的に批判された、そのことも全部忘れて、今は「産学共同」は「当たり前」、「産学共同」の上で「軍学共同反対」などという「お気楽」な大学関係者が大半となっている中で、自ら率先して「大学は金儲けが最重要だ」と叫ぶわけだ。

「稼ぐ力」が、軍事のみならず、さまざまな企業の提供する商品・サービスの欠陥や危険性を覆い隠すものであったなら、どうするのか? 少し前には、早野龍五という東大物理学者が、福島原発事故による放射能汚染を誤魔化そうとして、黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)に見抜かれて、言論界から事実上の「退場」となった。原発という「企業の商品」提供に協力をして「稼ぐ力」を発揮しようとしたのかもしれませんね? 昨今では、mRNAコロナワクチンが話題になっているけれど、これまでの日本の現代史で、薬害や公害は山のようにあり、それらの問題解決に大変な時間と労力が必要だったのは、大学関係者の「稼ぐ力」が大きく寄与していたのではないのか? 薬害・公害は、まさに「産学共同」が生み出した、企業と大学関係者の共同犯罪ではないか!

これが東大という日本の最高学府の学長さまの言うべきことなのか?
何が「稼ぐ力だ! 学費は値上げ」だ!=頭から水でもぶっかけてやるか!!

貴様は、かような戯言を言う前に、首相官邸へ乗り込み、「大学の一般運営費を元に戻せ(科研費ではない)、いや、日本の学問・研究・科学・学術の一層の発展のために、大学運営費のみならず、院生や学生を含む教育・科学技術のための予算を倍増せよ!」と、石破茂首相に直談判したらどうか。それができないのなら、さっさと東大学長を辞任せよ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.関連サイトなど

(1)学術会議会員選考、政府関与せず 法人化で有識者作業部会が見解案:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/370509

(2)学術会議選考に「外部委は不要」 政府方針巡り意見相次ぐ(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c216a35b25c5e779de176e56e9f67eca0813117f

(3)学術会議法人化案、会員300人に増員へ 監事らの首相任命案は対立:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASSCY3HN7SCYULBH00MM.html
草々

 

2024年12月 8日 (日)

(予約必要)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回:オルタナティブな日本を目指して 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。


 新年2025年最初の(再開)「新ちょぼゼミ」のご案内です。会場のたんぽぽ舎が昨年11/23に近所の雑居ビルに引っ越しました。会場の場所をお間違えなくおいで下さい。


◆(イベント情報)(別添PDFファイル)(予約必要)(チラシ)(1.16)再開新ちょぼゼミ第4回 「シリーズ戦後改革(第2回):日本国憲法で日本はどう変わったか」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)
 https://drive.google.com/file/d/1464wEbGKWxDiCpBD5lngwHwQm3BILuhD/view?usp=sharing
 https://qr.paps.jp/LJ31

 戦後日本は、日本国憲法の下で、国民主権、基本的人権の尊重、徹底的平和主義に加え、三権分立や地方自治などを加えた民主主義社会を曲がりなりにも形成し(いろいろと問題はあったけれども)、平和で豊かで合理的な法治国家と市民社会を築いてきました。しかし、ここにきて、この日本国憲法を改悪し、大日本帝国時代に逆戻りせんとする勢力が台頭してきています。こうした動きに対して、戦後日本のスタート時点だった「戦後改革」の詳細を知り、日本国憲法の時代が、どのように大日本帝国憲法の時代と変わったのか・変えられたのかを確認しておこうと思います。日本近現代史がご専門の山田朗明治大学教授に講師をお願いして、シリーズ「戦後改革」で全7回のゼミナールを開催いたします。第2回目は「日本国憲法で日本はどう変わったか 」です。みなさまのご参加をお待ちします。(なお、最初の30分は主催者より簡単なご連絡・プレゼンを行います)


◆講 師:山田朗明治大学教授
 博士(史学/東京都立大学) 明治大学文学部教授 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長
 日本近現代の国家戦略史・軍事史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論

◆次 第
 日 時:2025年1月16日(木) 18時~20時30分(開場17時30分)
 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
  TKiビル3階 JR水道橋駅西口から4分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
  グローバルスポーツビルを過ぎて左側にセブンイレブンのある6差路の信号を右に渡り、
  右側の2軒目。

 東京都千代田区神田三崎町3-3-1 TKiビル3階  TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/

◆(別添PDFファイル)たんぽぽ舎新住所 地図
https://1drv.ms/b/c/158b9607504d41bb/EafWPfEFCa9Pp4ruQ3BOWbkBu2ilfVEzOBcQ7BZ_UmAWcw?e=RmCTtB
https://drive.google.com/file/d/1fUqSgZogRVZ-7IJJjiA63yigRrFB3F1W/view?usp=sharing


◆今後の開催予定(第2回~第7回)
 第3回 2025年2月20日(木)『GHQの経済民主化政策』
 第4回 2025年3月17日(月)『戦後労働運動と2.1ゼネスト』
 第5回 2025年4月17日(木)『ドッジラインとシャウプ勧告』
 第6回 2025年5月15日(木)『GⅡと「逆コース」、朝鮮戦争と再軍備』
 第7回 2025年6月26日(木)『サンフランシスコ講和条約と日米安保』


 <山田朗明治大学教授のご著書>

(1)関東大震災一〇〇年の今を問う 虐殺否定・歴史改ざんを許さず-山田朗/監修 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺一〇〇年犠牲者追悼大会実行委員会/編(日本経済評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034645103&Action_id=121&Sza_id=E1

(2)昭和天皇の戦争:「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと-山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034511389&Action_id=121&Sza_id=C0

(3)軍事力で平和は守れるのか 歴史から考える-南塚信吾/油井大三郎/木畑洋一/山田朗/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034499586&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)昭和天皇の戦争認識 『拝謁記』を中心に-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034491694&Action_id=121&Sza_id=GG

(5)帝銀事件と日本の秘密戦-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034089960&Action_id=121&Sza_id=GG


 <関連サイト>

(1)日本史縦横無尽:森正蔵『解禁 昭和裏面史』(保阪正康 日刊ゲンダイ 2024.11.27-28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364008
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364077

(2)寅子の憲法教科書(前川喜平 東京 2024.5.12)
 https://x.com/akykoda/status/1789503095594270774

(3)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329945&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下-ジョン・ダワー〔著〕 三浦陽一/高杉忠明/田代泰子/訳(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031329948&Action_id=121&Sza_id=C0

◆(報告)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-ab8c45.html


 <再開 新ちょぼゼミ>

(1)(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html

(2)(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html
草々

 

 

2024年12月 7日 (土)

現代戦争論(その1):①ウクライナ戦争とICC、②日本学術会議「御用化」を阻止せよ=「産学共同」の上に花咲く「軍学共同」、③韓国尹錫悦大統領が独断「戒厳令」で自滅=これを阻止した韓国民衆・若者の勇気と行動にエール

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)

(メールやブログのデータ量をできるだけ軽くするため、添付ファイルは「クラウド」と言われるデータ保存サイトの「google drive」(グーグル社)あるいは「1drv」(MS社)に入れて、そのURLをお知らせする形を取ってきましたが、ここにきて両社の言論妨害がひどくなり、みなさまからはいずれも見ることができない状態になっている可能性が高いと思われます。今後はイベント・チラシについては、主催者のサイトなどでURLが分かっているものに限りご紹介することにならざるを得なくなりました。グーグルおよびMSの言論妨害に満身の怒りを表するとともに、みなさまに対してはお詫び申し上げます。また、一般文書はメール添付としますが、最大で10個までですので、これも相当程度、情報が制限されます(ブログには掲載できません)。ご容赦をお願い申し上げます。)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(12.18)再開新ちょぼゼミ第3回 :オルタナティブな日本を目指して「シリーズ戦後改革(第1回):敗戦と占領、民主化指令」(山田朗明治大学教授:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-af915c.html

<2025年の予定>
第2回 1月16日(木)『日本国憲法で日本はどう変わったか』
第3回 2月20日(木)『GHQの経済民主化政策』
第4回 3月17日(月)『戦後労働運動と2.1ゼネスト』
第5回 4月17日(木)『ドッジラインとシャウプ勧告』
第6回 5月15日(木)『Gと「逆コース」、朝鮮戦争と再軍備』
第7回 6月26日(木)『サンフランシスコ講和条約と日米安保』


2.三枝-12-赤トンボ-超おもろい - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=RkD3sYmSC-M

(関連)紅葉Momizi/歌いだし♪あきのゆうひに/【日本の歌】- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=CX34tOUaWw0

(三枝さんの落語に出てくる童謡・唱歌好きの「部長」さんに私も同感します。今の小学校は音楽の時間に日本の伝統的な風景や文化などを心優しく素朴に歌った童謡・唱歌を教えているのでしょうか? 童謡・唱歌は(現代日本人が愚かにも失った)心のふるさとです。:田中一郎)


3.現国会で立憲民主党が直ちに法案を作成して取り組むべき最優先・最重要事項

 国会内外での野党第一党=野田佳彦立憲民主党の動きが鈍く、こんな「当たり前」のことでさえ「おぼつかない」様子がうかがえるので、以下、箇条書きにします。いずれも党派にかかわらず圧倒的多数の有権者・国民が賛同していることです。立憲民主党が直ちにその実現に着手するよう、みなさまで拡散していただければ幸いです(立民は当面コレに集中)。国会内外のマスコミ報道を見ていて、せっかくの衆院選の民意が反映されていないようで、かなりのイライラが募ります。また、野田佳彦立憲民主党は街宣活動も活発化し、下記の4つの最優先・最重要事項を政治的焦点とすべく、有権者・国民へのPRも強めて下さい。それが来夏の参議院選挙への対策としての政治活動にもなるはずです。(与党の自公が下記の3つの法案を否決したり、軍拡増税予算を強行したりした場合には、参議院選で「決着をつける」対決姿勢を示していただきたい)。

(1)最重要事項その1:政治資金規正関連の法制化(企業団体献金禁止、政策活動費廃止、政治資金パーティ禁止、旧文通費公開他)

  国民民主党の玉木雄一郎が「立憲民主党案の企業団体献金禁止は政治団体からの献金を例外・除外しているから無意味である」(下記毎日新聞記事参照)と批判している=どうなのか? 政治団体の例外・除外規定を法律案から削除すればいいではないか!? 立憲民主党は何故、何に固執して突っ張っているのか?)

(関連)政治団体献金禁止「抜け穴ない」 立憲案に国民・玉木氏「意味なし」- 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241203/k00/00m/010/226000c

(2)最重要事項その2:マイナ保険証一本化をやめさせ既存の保険証を残す

 ➾ マイナ保険証一本化は「法制化」されているので、これを打ち消す法案が必要。

(関連)「12月から保険証がなくなる」勘違いや混乱…政府が「メリットの実感」より「普及」を優先したツケ:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371098

(3)最重要事項その3:選択的夫婦別姓制度(早く法案を国会へ出してください)

(関連)夫婦別姓も選べる社会へ!訴訟|公共訴訟のCALL4(コールフォー)
 https://qr.paps.jp/GWKxV

(4)最重要事項その4:軍拡増税反対(国債発行や増税でまかなわれる軍拡予算を否決してください=軍拡増税反対をもっとPR)

(関連)『平和、いのち、くらしを壊し、市民に負担を強いる軍拡、増税に反対する請願署名』のご紹介 - 北海道平和運動フォーラム北海道平和運動フォーラム
 https://peace-forum.org/13673.html


4.イベント情報

(1)(12.10)東京外環道訴訟 第24回口頭弁論(外環訴訟ニュース25号 東京地裁#103 14:00)
 https://drive.google.com/file/d/1hc3jDJeqARYoMKW6A25JJF9sbuEuafK2/view?usp=sharing

(2)(12.11)第12回口頭弁論期日のお知らせ - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/news-241111/

(3)(12.12)封印される小児甲状腺がん〜何が隠されているのか〜 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/49838/

(4)(チラシ)(12.13)「ふるさとを返せ 対馬原発訴訟」の集い(連合会館 18:00)
 https://drive.google.com/file/d/1APi8VMjQ_5tsSwuP8_B0j8G6LFrYqyx-/view?usp=sharing

(5)(12.14)第13回シンポ 石破政権に抗して「国の安全保障」から「命の安全保障」へ(共同テーブル:文京区民センター)
 https://www.kyodotable.com/

(6)(チラシ)(12.16)福島原発事故訴訟 最高裁要請行動(西門前 10:30)
 https://drive.google.com/file/d/1G-mUGxGyf5AuwWW_ifrUqYwWI_lI_18q/view?usp=sharing

(7)(チラシ)(12.16)福島原発被害阿武隈訴訟控訴審公判 結審(東京高裁#101 14:00)
 https://drive.google.com/file/d/19TDA2DbJ_pQpQigUtLCJwFDRwTdypGXe/view?usp=sharing

(8)(12.19)【拡散希望】第10回「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20241219-event/


◆(チラシ)柏崎刈羽原発再稼働:県民投票の実現に全国からのご支援を!(新潟「進める会」修正版)
 https://drive.google.com/file/d/13ZWkCH20DmTh45b2G7S9KdSXpcFrB6tv/view?usp=sharing
 https://www.kenmintouhyou.net/

(関連)柏崎刈羽原発の再稼働「反対」が「賛成」上回る・新潟日報社調査 知事が「信を問う」方法は何が適当?最多は「県民投票」 - 新潟日報デジタルプラス
 https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/498553

(柏崎刈羽原発再稼働阻止運動は、当面の「最大の反原発・脱原発の課題」と言えます。原発過酷事故を引き起こし、その後始末もまともにできていない、また、被害者を裁判では徹底して踏みつけにしている、東京電力という会社に、原発再稼働は許されることではありません。新潟県内にお住まいの皆さまや、新潟県内に知人・友人がおられる方は、まずはこの「県民投票」への署名・協力を呼び掛けていただければ幸いです。また、新潟県外のみなさまには、資金カンパの方もよろしくお願い申し上げます。:田中一郎)

(関連)福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その1):(必読)池内検証特別報告(反県民的で原子力ムラの手先となった花角英世現新潟県知事の検証妨害を乗り越える)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-5f0237.html

(関連)福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その2):福島原発事故の実態解明・原因究明いい加減、東電の当事者能力欠如のまま、緊急避難などとても無理、これで原発再稼働するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-a4eef8.html


5.キケンでムダな大阪化石万博(西谷文和さん)YouTube(デモクラシータイムス)
 https://www.youtube.com/watch?v=jnA06fNLOuk

(関連)「万博、赤字なら誰の責任か」焦る吉村知事、浮上した二つのリスク:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/F72bk


6.安保法訴訟、二審も敗訴 高松高裁、高知の原告ら(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/acb2b3c3aed1c83f588a5e9cfe1de8eb8d791d74

(安保法制違憲訴訟は原告全敗となる可能性が高くなりました。我々市民はもはや現状の日本の司法・裁判所を機能不全と見て、叩き潰す覚悟を決める時です。事は安保法制違憲訴訟だけではありません。原発訴訟でも(原発差止訴訟、福島原発事故賠償訴訟、被ばく訴訟など)、その他の裁判でも、刑事裁判でも、山のように反社会的判決を下し、司法権力を濫用してします。一刻も早く解体すべきです。:田中一郎)

◆(報告)(9.25)再開第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(2024年9月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-e190d1.html


7.山を削る、メガソーラー 景観悪化・土砂崩れ懸念、条例規制めざす 福島:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20241206000305.html
 https://qr.paps.jp/2BWAp

(「再生エネ」で規模の大きいものはたいていがこんな調子です。「環境にやさしい」環境破壊のエネルギーが「再生エネ」です。こんなものを「再生エネ」100%なんぞに、させられるか! です。「脱炭素」とは、環境破壊・地域社会破壊の大規模「再生エネ」と「原発大推進」のことだ、と何度言ってもわからんアホウが市民運動・社会運動にはわんさといる。頭から水でもぶっかけてやるか!!:田中一郎)

◆(報告)(10.31)再開第2回:オルタナティブな日本をめざして 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(田中一郎 2024年10月31日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-9a8f12.html


8.その他

(1)<社説>国のPFAS対策 排出源特定 責任果たせ - 社説 - 沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1483730

(2)<社説>PFAS汚染 米軍基地の調査拒むな:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371421

(3)「また犠牲者を出してしまった」支援者らが法務省前で追悼〜入管施設での自死事件から2年- OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49937/

(4)なぜ今になって…? 教育研究者が「日本の公教育の崩壊が大阪から始まる」と嘆く“納得の理由”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ae8f572714aab26c905da1faaff153013ad05fab

(5)円安倒産が止まらない!前年同期比1.5倍…物価高で膨らむ消費税が中小・零細に重くのしかかる|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/364431
================================


「現代戦争論(その1):①ウクライナ戦争とICC、②日本学術会議「御用化」を阻止せよ=「産学共同」の上に花咲く「軍学共同」、③韓国尹錫悦大統領が独断「戒厳令」で自滅=これを阻止した韓国民衆・若者の勇気と行動にエール」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言(日経 2024.11.24)
(2)前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に(日刊スポーツ 2020年10月17日)


1.戒厳令の夜:新外交イニシアティブ(ND)代表=猿田佐世弁護士の韓国国会前の現場からのレポート:韓国の若者たちの勇気と覚悟の素晴らしさが、トチ狂った元検事総長大統領の暴挙を食い止めた!!

◆韓国大統領「非常戒厳」を宣布、国政がまひ状態と国会の要求受け解除を表明 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/articles/c98ly1yx1z3o

(関連)尹錫悦大統領の戒厳令談話「血を吐くような心境で訴える」「国会は犯罪者集団の巣窟、体制転覆企んでいる」 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/20241204-OYT1T50001/

(一部抜粋:立憲フォーラムMG 2024.12.4より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓国の尹錫悦大統領は3日夜、急談話を出し、政党活動の禁止や報道機関の活動を制限する「戒厳令」を宣言した。◇私は大統領として、血を吐くような心境で国民の皆さんに訴える。これまで国会は、我が政府発足以来、22件の政府官僚の弾劾(だんがい)訴追を発議し、年6月の国会発足後も10回目の弾劾を推進中だ。世界のどの国にも前例がないだけでなく、韓国建国以来、全く前例がない状況だ。国家予算の処理も、国家の本質機能と麻薬犯罪の取り締まり、民生治安維持のためのすべての主要予算を全額削減し、国家の本質機能を損ない、韓国を麻薬天国に、民生治安をパニック状態にした。このような暴挙は国家財政をもてあそぶことだ。

予算さえも政争の手段として利用する「共に民主党」の立法独裁は予算の弾劾さえもちゅうちょしなかった。国政はまひし、国民のため息は増えている。これは韓国の憲政秩序を踏みにじり、憲法と法律によって建てられた正当な国家機関を妨害するもので、内乱を画策する明らかな反国家的行為だ。国会は犯罪者集団の巣窟となり、立法独裁を通じて国家の司法行政システムをまひさせ、自由民主主義体制の転覆をたくらんでいる。私は北朝鮮の共産主義勢力の脅威から韓国を守り、国民の自由と幸福を略奪している悪徳な従北反国家勢力を一挙に粛清し、自由憲法秩序を守るために非常戒厳を宣言する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(韓国大統領の尹錫悦という人物の頭がイカレているのがよくわかる談話です:田中一郎)

(関連)韓国最大野党、大統領に退陣要求 応じなければ「弾劾手続きに突入」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20241204/k00/00m/030/041000c


◆(メール転送です)新外交イニシアティブ(ND)代表=猿田佐世弁護士の韓国国会前の現場からのレポート

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご報告です。写真付きはこちら(シェアお願いします!)
https://www.facebook.com/sayo.saruta

今、日米韓中の研究者の会議(私が代表を務める新外交イニシアティブ(ND)も主催団体の一つ)のためにソウルにいます。会議会場は韓国国会。昨日の夜遅く、皆で懇親していたところ、尹大統領が戒厳令を出して、参加者一同騒然となりました。国会前へ戻ったところ、人が集まり始めたところでした。私たちはあまりに国会の近くにいたため最初の30人目?くらいには国会の前に着き、その後、ずっと始終を体験しました(国会内は入れないので、国会前で、スマホでニュースを見ながら)。

大統領の戒厳令は国会議員の半数で解除できるという規定があるようで、攻防は国会議員にその議決をさせるかどうか。決議を止めるために軍が投入され、軍?警察?が国会の窓ガラス割って決議させないように国会侵入したとのこと。議員が消火器をまいて止めようとしたとの情報も。

戒厳令下で、集会も政治活動も禁止で無令状逮捕も可能になっている中、国会前では市民が軍の車両が国会内に入らないよう体で止めていました。「左から軍が来る、みんな、軍を入れさせるな!!」と誰かれともなく声をかけあって、そちらにみんなで移動して止めていました。警察の車の真ん前に立って、たった一人で警察の車を止めていた20代くらいの女性も。

参加者が若い!大学生らしき年齢の人も、若いカップルもたくさんいました。若い人たくさんの基本10代後半から50代かと。車いすの人も何人も目にしました。LINE的なSNSで自宅?とつないで解説している若者たちも。

数時間後、無事国会が与野党そろって満場一致で戒厳令解除が決議され、国会前は大盛り上がり。今は尹大統領の決断を待っているところです。雪も降っておりあまりに寒いので、私は午前3時過ぎにはホテルに戻りました・・・!

韓国の人たちすごい!軍事政権から民主化を勝ち取ってきた人々の自然体の抵抗がとても素敵でした。

何人もの若者たちが、私たちの日本語を聞いて「日本人ですか?」と声をかけてくれ、韓国語のニュースを見ながら日本語で状況を1時間以上も解説してくれました。市民の力のベスト・モデルを目の前で見せていただきました。

韓国の皆さん、本当にありがとう! 日本の私たちも頑張ろう!

(動きながら調べたことで書いているので、細かい法律の手続きや起きたことの詳細が間違っていたらすみません)
 https://www3.nhk.or.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆韓国閣議で「戒厳解除案」決定 戒厳軍も撤収(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f7ba0366c27f4fca103494022be41ac0382a9aed

 <田中一郎コメント>

 韓国の政治体制の欠陥は、議会が大統領を容易には解任できず、かつ、大統領を解任する法的手段が憲法に定められていないことだと認識しています(未確認)。なので、韓国では、一旦大統領に就任すると、場合によっては解任されることなく暴政を繰り返し、任期が終わるまで大統領でいられる、という「欠陥法制」になっていて、これが朴槿恵を大統領の座から引きずり下ろすのに苦労した理由になっていたかと思います。また、韓国では、いまだに「戒厳令」などが公布できる憲法体制なのですね。驚きです。

隣国である韓国の法制度を少し学ばなければいけないと思いました。いい解説書をご存じでしたら、どなたか教えてください。

それと、この尹錫悦を検事総長に仕立て上げ、その結果、大統領にしてしまった張本人は、前政権の大統領=文在寅氏であることも付記しておきます。故廬武鉉大統領の時もそうでしたし、文在寅大統領の時代もそうでしたが、韓国では検察が巨大な権力を握り、時の政権の幹部を次々と逮捕・起訴して、政権や政策をボロボロにしてしまうという悪弊の政治時代が長く続いてきました。廬武鉉氏も文在寅氏も、それをよろしくないと見て何とかしようとしたのですが、その際に、あまりに形式的な公正性にこだわったため、尹錫悦のような人物を検事総長から大統領にまで押し上げる結果を招いたのです。政治権力の恐ろしさに対する両大統領の認識不足だったのだろうと、私などは思っています。

翻ってこの日本、軍事独裁政権と命がけで闘ってきて、ついには今日の民主主義政治体制を勝ち取った韓国民衆、若者や学生、マスメディア、民主主義勢力と比べ、様々な意味で貧弱で後進的で没落途上国の日本でも、政治権力の恐ろしさの自覚は高めておいた方がいいでしょう。

私は今の日本の情勢がこのままいけば、やがて世代交代とともに、ネオ・ファシズムが台頭し、それと並行して軍事クーデタがありうる話であると考えています。例えば今でも下記サイトにあるように、「日本維新の会」の元代表で大阪堺市のドアホ男=馬場伸幸や、国会を小中学校のホームルームと間違って「(改憲の)話し合い・話し合い」で迷走し、挙句は国会議員を追われるようにして辞めた「お気楽」で幼稚なる元女政治家の菅野志桜里(旧姓山尾志桜里)のスカタン憲法論など、既に危険な言論を吐いて憲法に緊急事態条項を入れろと主張する「まるで(さかさま)ばかお・ばかこ」がチラホラと現れているのです。そして私が懸念するには、こういう「ばかお・ばかこ」が多くの有権者・国民から厳しく批判され、軽蔑され、蛇蝎のごとく嫌われるということがないという、この国の「平和ボケ」状態が既に深刻な状態にあるということです。

気を付けよう、暗い夜道に「緊急事態条項」、そして「戒厳令」クーデタ、それを肯定する「ばかお・ばかこ」。

(関連)維新・馬場氏「緊急事態条項整備を」戒厳令受け投稿、賛否渦巻く(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cd63d9c4b28c1543f235d6f6ea879ebe10ad19a9


2.IWJ 韓国情勢

(1)日刊IWJガイド・非会員版:韓国政局急変(その1)! 対北朝鮮強硬派の韓国の尹(ユン)大統領の自爆クーデター続報! ユン氏は現職大統領にもかかわらず、内乱罪で弾劾可能性! 韓国には大統領が宣言の「緊急戒厳令」を国会が解除する法律があるが、日本の自民党改憲案の「緊急事態条項」には解除の手立てがない! 発令されたら戻れず、憲法下の法体系停止! このファシズム色濃厚な自民党改憲案が承認なら、国会機能停止、立法権は内閣独占、法律にかわり内閣が「政令」を出し、国民は従わざるをえず! 野党無力化、反対の声弾圧! 選挙も行われず、腐敗の独裁政権下、国民を犠牲に永久戦争を遂行可能! ウクライナ以下の自滅的ファシズムとなることは自明! 2024.12.5号~No.4396 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54197

■対北朝鮮強硬派の韓国の尹(ユン)大統領が「セルフ・クーデター」で自爆!? 韓国時間で火曜日夜に発令された「戒厳令」は、水曜日朝の野党の戒厳令解除によって、わずか6時間で終了! さらに弾劾訴追で失職の可能性も!『X』には、深夜にもかかわらず国会前に詰めかけ、戒厳軍と思われる兵士と揉み合う市民の姿、国会を囲む柵を超えて戒厳令解除の議決に向かう議員を市民が助ける場面も!

(2)日刊IWJガイド・非会員版「尹錫悦政権は、親米・親日姿勢で、北朝鮮との対立を高めてきた!ウクライナに殺傷性のある兵器を供与し、専門家を派遣する寸前だった!」2024.12.7号~No.4398 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54206

■はじめに~韓国政局急変(その2)! 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は、親米・親日姿勢で、北朝鮮との対立を高めてきた!「非常戒厳」を起草した金龍顯(キム・ヨンヒョン)国防部長官のもとで、「北朝鮮軍がロシアに派遣されている」という情報が出され、韓国はウクライナに殺傷性のある兵器を供与し、専門家を派遣する一歩手前まで来ていた! ユン大統領は、ウクライナ支援で韓国政府内で孤立!? バイデン大統領や岸田政権など、西側でもウクライナ支援に関わった政権は次々崩壊! ウクライナ支援をすると政権が崩壊するジンクスでもあるのか!? ユン政権もそれに続くのか?

■韓国政局急変(その3)! 北朝鮮との対立が激化した直接のきっかけは、韓国の活動家による「反北朝鮮体制のプロパガンダ風船」! ユン政権は昨年「プロパガンダ風船」を合法化していた!


3.韓国情勢 その他関連サイト

◆20241205 UPLAN 尹錫悦政権の「戒厳令」措置の暴挙に抗議する韓国市民への緊急連帯声明 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=85ShEr1aXW4

(1)「戒厳令を解除せよ」韓国の市民が声を張り上げた夜 自由を守る戦いは過去も 問われる日本国民の「視線」:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/372115?rct=tokuhou

(2)「尹錫悦を弾劾しろ」「明白な内乱罪だ」 突如「非常戒厳」を繰り出した大統領の手法に市民の怒りが爆発した:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371489

(3)韓国野党6党が尹大統領の弾劾訴追案を提出 戒厳令は「憲法違反」 - 毎日新聞
 https://x.gd/q3Mmk

(4)市民が「人間の鎖」、兵士ともみ合いも 戒厳令で緊迫の韓国国会前 - 毎日新聞

 https://x.gd/JbDs0

(5)大統領が暴走した韓国「戒厳令」自民が改憲でもくろむ「緊急事態条項」もヤバい? 石破茂首相は「明記」訴え:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/371825

(6)韓国与党代表、大統領弾劾に賛成示唆  - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/articles/cvgm7ze2gzno

(7)韓国与党代表「大統領の職務停止必要」、党は弾劾反対姿勢を再確認 - ロイター
 https://jp.reuters.com/world/security/LWFRCMOKBZNNPBPR2V3IUYURAM-2024-12-06/

(8)韓国与党代表「尹大統領の早期退陣は不可避」(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5082fdc9ae2e2465dfe86cf06ad2aa983f7c21f8

◆NPA-TV緊急速報【韓国情勢】尹錫悦大統領の戒厳令その後 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=rUqwCsiZCR4&t=14s


.(他のMLでの議論です)日本学術会議を巡って

(1)「日本学術会議問題」をマスゴミはきちんと報道しない

◆日本学術会議を独立した組織に 国が財政支援も 原案まとまる - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241129/k10014653041000.html

◆学術会議会員選考、政府関与せず 法人化で有識者作業部会が見解案(共同通信)|熊本日日新聞社 
 https://kumanichi.com/articles/1620824

 <田中一郎コメント>

(a)人事への介入は、政府改革案にある「選考助言委員会」だけでなく、日本学術会議委員は総理大臣が任命するという法律文言を削除しない限り、お話になりません(私は、日本学術会議の中に委員で構成する「推薦委員会」をつくり、委員全員の投票で決める、とすればいいと思っています)。記事には、何故、日本学術会議が「選考助言委員会」に反対しているかの説明もありません。

(b)政府改革案にある、日本学術会議の業務内容や運営について口を出す「外部評価委員会」(委員は首相が任命)などは不要=余計なお世話だ

(c)更に、日本学術会議の監査についても、政府改革案では首相が任命する監査委員が行うなどとされていたが、これもおかしい。監査は会計監査と業務監査に分かれるが、前者は公認会計士事務所が担い(費用は国が負担)、国会の会計監査院がフォローすればいい(予算金額が小さいので何年かに一度でいい)。後者は、日本学術会議OBや日本学術会議が任命する有識者で実施すればいいが、なくてもいい(要するに「屋上屋」の組織になるだろうから)。

(d)日本学術会議の人事を完璧に独立させ、運営を民主化した上で、政府や財界などの外部権力機関からの干渉を許さず、問題は日本学術会議がどのような「科学的」提案や報告を出すかである。私は過去の日本学術会議の諸報告については詳しくは知らないが、政府御用・財界御用の報告が大半だったのではないのか、というのが漠然とした直感である。今の日本学術会議にとって最重要なのは、組織をいじくりまわして政府や財界に都合のいい御用組織を創ることではなく、また、組織論を振り回して「独立」を訴えることでもなく、日本学術会議の「真髄」とも言うべき報告や提言で、しっかりと科学的に適切なものを世に出して行き、かつ、それの説明責任を負うことである。従って、その「説明責任の場」は日本学術会議の組織として、しっかりと定めておいた方がいい。

私の日本学術会議に対するイメージは、大学などの御用学者やお気楽教授たちが集まってサロンを創り、政府や財界などのご機嫌を損ねない限りで、何らかの報告や提言をしている、「当たり障りのない」組織、準御用組織、似非リベラル、つまらないことしか言わない腰抜け組織、という印象である。今回の日本学術会議見直しに伴い、こうした「御用色」が完全に払しょくされ、日本学術会議が真の科学者や学者たちの組織となり、日本の針路や諸問題の解決に適切かつ説得力のある科学的提言や報告を打ち出してくれることを切に願うものです。

中途半端な似非リベラルは、もうたくさんです。
21世紀は、科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代ですから、これに断固として対抗できる組織でなければ話になりません。

(2)(メール転送)学術会議問題に対する私の見解(野田隆三郎岡山大学名誉教授)

 4年前の菅前首相による任命拒否から今日の学術会議法人化問題に至る経緯について私の見解を述べさせていいただきます。ご批判があれば、ぜひお聞かせください。いまさらこんなことを言っても何の役にも立たないとは思っています。

4年前 任命拒否が起こったとき、学術会議はこの問題が解決するまで政府との話し合いには応じないという毅然とした姿勢を示すべきだったと私は思います。そして、たとえば任命拒否された学者が、いま米倉弁護士がされているような裁判を起こせば、マスコミは関心を示し、この問題に対する国民の世論も高まり、政府を窮地に追い込むことができただろうと思います。

それをせずに、簡単に話し合いという政府の土俵に乗ってしまったため、学術会議が窮地に追い込められているのが現状だと思います。政府の土俵に乗ってしまえばあとはぐいぐい押し込まれ、最後は寄り切られるという最悪の結末が待ってるのでないかと危惧します。 学術会議に起死回生の打開策があるでしょうか?

 <田中一郎コメント>

 野田先生のおっしゃる通りです。6人が任命拒否された直後に、日本学術会議のヘタレ牛会長の梶田隆章が首相官邸に入り菅義偉首相と話をしていますが、その後、官邸から出てきたところをマスコミ記者に取材された際、任命拒否された6人のことについては、踏み込んだ要請はしなかった(=話していないという意味)などと語っています。前川喜平元文部科学省次官は、これを厳しく批判しています(下記)。

◆(別添PDFファイル)前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に - 社会 - 日刊スポーツ
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202010170000554.html#goog_rewarded

◆菅首相が学術会議の任命を拒否した6人はこんな人 安保法制、特定秘密保護法、辺野古などで政府に異論:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/59092

菅義偉政権は、思想選別による6人の任命拒否を、日本学術会議の組織問題にすり替え、6人問題を棚上げにしたまま、日本学術会議を組織的にがんじがらめにして、政府の御用機関に改変しようと画策しています。このことは、日本学術会議も、この会の皆さまも、よくご存じのことでしょう。

問題は、これに対してどう対応するかです。野田先生がおっしゃる通り、政府の土俵には乗らない、というのがポイントでしょう。

そのためには、野田先生がおっしゃる裁判闘争もそうですが、最終的には、政府が勝手に決めた「御用日本学術会議」などには参加しない、という声明でも出し、日本学術会議の組織のあり方は日本学術会議が決める、その基本は「アカデミズム自治」であり、政府や財界の容喙や干渉は許さない、という断固たる態度をとることです。

(いざとなれば、各委員が私費を投じ、自主管理日本学術会議でも運営する覚悟を決めておけばいい=そして政権交代です)

昔のことは知りませんが、大西隆(東京大学)、山極壽一(京都大学)、梶田隆章(東京大学)と続いた、いい加減な人間たちが(特に東京大学の大西隆は、水面下で事前に日本学術会議委員候補を多めに名簿にして首相官邸に持ち込み、その意向を委員人事に反映させるなどと言う、背信行為をしていたのではありませんか? また、豊橋技術科学大学に天下ってからは防衛省が研究費を支給する「安全保障技術研究推進制度」による研究費資金を積極的に獲得し「軍学共同」の先頭に立っていた)会長をやり続けた日本学術会議というこの組織が、どこまでまともに立ち直れるかの「最終試練」が今だ、と心得るべきでしょう。

今回の「戦争」に日本学術会議が負ければ、その後は、日本の大学とアカデミズムは、雪崩を打って御用化へと崩れ去り、産学共同の上に軍学共同の花を咲かせ、世界の人々の「戦禍の血」を「研究費」として吸血する、腐った御用科学の巣窟、となること必定です。(既に今の大学は、半分、そうなっているのではありませんか?)

2000年以降の約25年間で、日本の大学は悪法と予算でがんじがらめにされ、今やボロボロです。しかし、この25年間、大学からは抵抗らしき抵抗は皆無に近い状態で、ほんの一部の心有る先生方が、出版その他で今の大学の現状を告発されています。こうしたことに最も敏感であるべき学生たちもまた、羊の群れ、のごときありさまで、選挙に行けば、石丸伸二現象や斎藤元彦現象を引き起こし、近未来のファシズムの到来を予感させています。

こんな情勢の中で、日本学術会議の「最終戦争」の去就がどうなるか、私はしっかりと見守りたいと考えています。

21世紀は、科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代です。包摂された科学は似非科学と化し、支配権力や巨大資本に奉仕する御用の学となるのです。

(3)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言=あほらしい!「産学共同」と「学費値上げ」を断固粉砕せよ!

◆(別添PDFファイル)「稼ぐ力」なくして自立なし 東京大学長の藤井輝夫氏 直言(日経 2024.11.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0958F0Z01C24A0000000/

(関連)東大学長選が大混乱 「プロセスが信用失っている」、教員有志が大学に質問状:東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/58028

(関連)東大の授業料「上限いっぱい」に値上げ案…識者「説明は矛盾だらけ」「人垣つくってでも」学内で反対集会 :東京新聞デジタル
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/354982

(関連)「宮崎・早野論文」とはなにか、そして何が問題であるのか(黒川眞一:岩波書店『科学』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/20210413_kurokawa.pdf

 <田中一郎コメント>

 こんな人物が、こんなプロセスで学長に選ばれて、そんでもって大学を「金儲けの組織にしろ!」と張り切り、東大には金持ちの子どもだけが来ればいいと言わんばかりの学費値上げをして、タダでさえバカ高い学費がさらに高くなる、そんな中、「「稼ぐ力」なくして自立なし」などと新聞に出て大騒ぎをしているこの人物、だれかと思えば、東大学長ではないか。まさに東京大学ならぬ頭狂大学だ。

魚と組織は頭から腐る。かつて東大紛争では「産学共同」が徹底的に批判された、そのことも全部忘れて、今は「産学共同」は「当たり前」、「産学共同」の上で「軍学共同反対」の旗を振る、などという「お気楽」な大学関係者が大半となっている中で、自ら率先して「大学は金儲けが最重要だ」と叫ぶわけだ。

「稼ぐ力」が、軍事のみならず、さまざまな企業の提供する商品・サービスの欠陥や危険性を覆い隠すものであったなら、どうするのか? 少し前には、早野龍五という東大物理学者が、福島原発事故による放射能汚染を誤魔化そうとして、黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)に見抜かれて、言論界から事実上の「退場」となった。原発という「企業の商品」提供に協力をして「稼ぐ力」を発揮しようとしたのかもしれませんね? 昨今では、mRNAコロナワクチンが話題になっているけれど、これまでの日本の現代史で、薬害や公害は山のようにあり、それらの問題解決に大変な時間と労力が必要だったのは、大学関係者の「稼ぐ力」が大きく寄与していたのではないのか? 薬害・公害は、まさに「産学共同」が生み出した、企業と大学関係者の共同犯罪ではないか!

これが東大という日本の最高学府の学長さまの言うべきことなのか?
何が「稼ぐ力だ! 学費は値上げ」だ!=頭から水でもぶっかけてやるか!!

貴様は、かような戯言を言う前に、首相官邸へ乗り込み、「大学の一般運営費を元に戻せ(科研費ではない)、いや、日本の学問・研究・科学・学術の一層の発展のために、大学運営費のみならず、院生や学生を含む教育・科学技術のための予算を倍増せよ!」と、石破茂首相に直談判したらどうか。それができないのなら、さっさと東大学長を辞任せよ!


5.再論ウクライナ戦争と国際刑事裁判所(ICC)判決

(1)【署名】(国際刑事裁判所からの逮捕状発行を受けて)ネタニヤフを逮捕せよ(太田光征さんから)

 日本も国際刑事裁判所に加盟しているので、ネタニヤフ逮捕の義務があるにもかかわらず、林芳正官房長官は11月22日の記者会見で、「我が国としては、パレスチナ情勢にいかなる影響を与えるかという観点も含め、捜査の進展を重大な関心を持って引き続き注視する」と述べたという。恥ずかしい。

◆ネタニヤフ首相に逮捕状、各国の反応は。加トルドー首相「国際法を支持し、ICCの決定に従う」 | ハフポスト WORLD
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_673fc8e2e4b09ddca7937e49

下記にネタニヤフ逮捕の姿勢を明確にせよと求めるAvaazの署名をご紹介します。

◆Avaaz - ネタニヤフを逮捕せよ
 https://secure.avaaz.org/campaign/jp/arrest_netanyahu_loc/

 <田中一郎コメント>

 私は国際刑事裁判所のすべての判決やこの組織の在り方に賛同するものではありませんが、パレスチナ・ガザにおけるイスラエルのジェノサイドを止める一助になると思い署名し、拡散いたします。先般、同裁判所が出した「プーチン逮捕」に関しては、逆に断固として反対いたします。プーチンに罪がないと言っているのではありません。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純単細胞論でウクライナ戦争を裁くことは、歴史的事件の極端な単純化となるからです(依然として日本の左翼・左派・リベラルの多くは、このことが理解できていない様子です)。

◆捜査の手、緩めず ロシア大統領への逮捕状発付から1年―国際刑事裁判所:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031600138&g=int

(2)ご質問に答えて(田中一郎)

「恐縮ですが、質問です。確かに、プーチンは米政府とゼレンスキーの挑発に引っかかり、ウクライナを侵略しました。 バイデンは「ロシア軍が攻めてくる」と言ってましたが、なぜか、「やめよ」。と呼びかけていません。プーチンはバイデン・ゼレンスキーの策略に引っかかったとはいえ、「ひっかかった方にも責任はあるのではないですか。多数のウクライナ人を先に殺し,侵攻したのですから」 よろしかったらご説明をお願いします。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今まで何度も何度もメール&ブログで伝えてきたことです。質問をする前に、私のメール&ブログをしっかり見てください。

簡単に言えば、アメリカの戦争屋たちがウクライナの暴力極右(ネオナチを含む)を使って、まずはウクライナでクーデタを引き起こし(2014年マイダン革命)、更に今度は国内のロシア系住民を暴力的に殺戮・弾圧してロシアを挑発、それを見るに見かねたドイツとフランスが仲介に入って「ミンスク合意」を実現したものの、これを暴力極右とその背後にいるアメリカの戦争屋(その代理店がビクトリア・ヌーランドという民主党系のネオコンたち)がゼレンスキーを使って無視・廃棄、よりひどくロシア系住民の迫害を続けた。ミンスク合意からしばらくの間はプーチンも我慢していたのだろうけれど(軍を動かしたりせず、また、東ウクライナの州の独立を認めず)、結局、暴力極右政権のゼレンスキー・ウクライナは迫害と対ロ挑発をやめなかったため、結局、軍を国境を越えて動かすこととなった。プーチン・ロシアの歴史的意識として、ウクライナは独立国であっても、ロシアの一部、少なくともロシアと一体という意識は消えていないのだろうと思われる。(ウクライナのEU加盟はいいが、NATO加盟は絶対にダメ、がプーチンの考え)

ウクライナ戦争は、もっぱらアメリカ(及びNATOにいる欧州の戦争屋が協力・特に英国)の戦争屋(「軍産情報複合体」+ネオコン+α)がロシア弱体化と封じ込めを目的に仕掛けたもので、それはソ連崩壊時からずっと続く「戦略」である。ゴルバチョフ時代に、ロシアはドイツ統一を認めるが、その場合、NATOの東方拡大は一切行わない、という約束をパパ・ブッシュとベーカー国務相が行ったにもかかわらず、それを反故にしてしまったという経緯もある。(外交文書として残っていないから無効だなどとバカ丸出しのことを言っているトンチンカン野郎もいますが)。その後もアメリカは旧ソ連崩壊後の混乱を利用して、さんざんロシアを食いものにしてきた。プーチンにしたら「積年の恨み」があったことでしょう。

(クリミア半島は、フルシチョフが、強引にロシアからウクライナへと割譲した経緯があり、旧ソ連時代のことでもあり、同じ国の中のことという認識だったのではないか。しかし、クリミア半島はロシア系住民が8割以上を占め、本来は、旧ソ連が崩壊した際に、その帰属を(ロシアかウクライナか)を住民投票で決すべきであったのではないか)

ウクライナ戦争の背後では、バイデンの息子のハンターバイデンが、ウクライナのオルガルヒ経営のエネルギー会社に役員として乗り込んで甘い汁を吸い、さまざまな違法犯罪をバイデン・ファミリーとして重ねていた(昨今では下記のようなことをして批判されている)。また、アメリカの対ロ「戦略」にとって邪魔になるノルドストリームという独露間の天然ガスパイプラインを(アメリカとノルウェーの共同秘密工作部隊が)爆破したりしています。ロクでもないのはアメリカ、及び欧州の戦争屋たちです。

(関連)バイデン大統領の次男ハンター氏恩赦、感謝祭休暇に家族で決定か…司法省との協議回避で与野党から批判 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/20241203-OYT1T50138/

 ロシアの国境を越えた軍事侵攻は、ある日突然、プーチンが領土的野心を持ってウクライナに襲い掛かったのではありません。それまでの経緯を一切棚上げにして、軍事侵攻だけをつまみ上げて批判することは、戦争終結への道を遠ざけることにつながります。ICCの判決がやっていることは、端的に言えば、「つまみあげ判決」であり、中身を見ると、戦争そのものを犯罪として見るのではなく「子どもの拉致・誘拐」を罰するもののようです(刑事事件判決)。ウクライナ戦争解決のためには、クソの役にも立たない、しかもレベルの低い、政治的判決です(アメリカの戦争屋に尻尾を振っているのでしょう。イスラエル・ネタニヤフ判決とのバランスを取っているのかもしれません)。

ウクライナ戦争解決の方法は、

(a)アメリカや欧州の戦争屋代理店政権が、ウクライナへの武器弾薬の支援を中止=今はその逆で、次第にエスカレートしていて、第三次世界大戦の危険性が高まっています。(欧州の一部がロシア核ミサイルでやられる可能性アリ=トランプのアメリカはそれでも動かないかも?)日本もゼレンスキー・ウクライナに巨額の金を与えて戦争支援をしている国(金額では世界第一位か第二位ではないか?)=ドアホ丸出しながら、マスごみの「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」報道が、これを支持する世論の形成に寄与しています。

(b)(a)とセットで即時停戦後、休戦協定交渉へ(日本が中共中国とともに(あるいはインドとともに)仲介役を務めればいい)。ゼレンスキーには辞めてもらうか、合意してもらわないといけない。

(c)(b)が成功したら、ロシアとベラルーシを含む全欧州安全保障体制を構築するための国際会議を設置、新INF条約や非核地帯設置、さらには米ロ・中共中国による核軍縮会議も用意。NATOはこの体制の成熟度を見ながら段階的に解体(欧州では、左翼・左派・リベラルの劣化した政治家どもがダメで(独緑の党がその典型)、逆に、右翼右派ポピュリズム政党が対ロ和平に積極的という逆転現象=左翼・左派・リベラルあほか、の世界=欧州左翼はアメリカの対ロ戦争を肩代わりするつもりか?!)

(d)ICC判決(プーチン有罪・逮捕命令)は上記プロセスを進めるにあたり、障害物になるだけ。そもそも米ロ・中共中国は加盟せず、加盟国も判決に従わない国もある。くだらない判決は、解決しなければいけない課題を増やすだけ。最重要目的は戦争をやめさせること。そのためには、ものごとは両当事者が可能な限りWINWINでなければいけない。ウクライナ国内の民族主義暴力極右も「刀狩」でもして退治しないとダメだ。それから、戦争犯罪(対戦中の刑事犯罪)は休戦協定成立のためには「不問」とするのが常識、問いただすとしても、相当の期間を置かなければならない(歴史的検証の課題となる)。戦争リアリズムがない人たちでは、戦争は一方が勝つまで終わらないモノのように認識され、小さな正義感が雨後のタケノコのように吹き出てきて、いつまでたっても大局観からの停戦・休戦シナリオは出てこない、しかし、それが最も愚かで犠牲が多いのだ。ウクライナ人民もそろそろ愚かなナショナリズムを捨てて、民族的な多様性の下で平和に生きることを「政治的に実現する」考え方を持った方がいい。ウクライナ戦争のもう一つの側面は、ナショナリズム(民族主義)の愚かさである。

(e)「戦争をヤメロ」「武器弾薬の援助をヤメロ」がメイン、そのためにはICC判決は障害になるだけ。何事もそうだけれど、「反対だ!」と声さえ挙げれば、それが実現するわけではないことは、常に肝に銘じておかなければいけない。特に国際関係や戦争の問題はそうである。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論は、単純単細胞で不勉強者の、バカバカしくもリアリティとこれまでの経過に反する・無視する、マスごみに踊らされた愚論である。(依然として、日本の左翼・左派・リベラルには、子の愚論者が少なくない)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)更にご質問「ロシアが虐げられているウクライナ人の解放軍とはどうしても言えませんが。」に対しては(田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おっしゃる通り、ロシア軍は解放軍どころか、ロクデモナイ愚連隊です。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論の逆を申し上げているのではありません。プーチンのロシアはアメリカほどではありませんが、国内外への政策における人権踏みにじりは目に余ります。特に、ロシア連邦内(ソ連邦内ではありません)の諸国への帝国主義的な態度は困ったものです。あまり報道されませんが。

そういう国でも、できれば殺し合いはしたくない、という気持ちはあるでしょう。敗色濃厚のウクライナなどは、もう民族主義はいいから、戦争をやめてくれ、毎日毎日、肉親や知人が死に、住居も何もかも戦闘でメチャクチャになってしまう。戦争はヤメロ、が大半だと私は思います。だから、逃げられない男性を除く、多くの女性を中心にしたウクライナの人たちが国外に避難しているのです。そのウクライナへ、このバカの国・戦争リアリティを喪失した成金の国=ニッポンが、ウクライナの対ロ戦争を支援して(アメリカに頭を撫でてもらうため)、巨額の金(累積1兆円近いハズ)を交付又は貸与し、ウクライナを絶望的借金大国にしてしまっています。こんなことを、ウクライナの人たちが喜ぶでしょうか?

(関連)「むしろ監獄に行く」…ウクライナ軍人、今年だけで6万人脱営(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dfb8d505e148a3746f8360309577f2ac705334e2

小国ウクライナでも、欧米と同盟して軍事大国ロシアと戦争をすれば勝てるかもしれない、などという「他力本願」の甘い見通しで、主としてアメリカにそそのかされたウクライナの暴力右翼やゼレンスキーらが、対ロ戦争を挑発し、戦争を継続しているのです。

愚連隊の軍隊を持った国は、ロシアだけでなく、アメリカもそうですし、フランスやイギリス、中共中国もおそらくそうでしょう。途上国などは大半がそうです(他国ばかりでなく、かつての大日本帝国軍などは最悪の犯罪集団でした)。そういう軍事力がひしめく国際関係の中で、どうやって平和を創っていくか、必死に考える必要があります。清く正しく美しくが正義だ、だから正義一本足で行け、というのは、いささか幼稚です。判断を間違うもとです。(ジャーナリストならそれでもいいかもしれませんが)

戦争中の刑事犯罪は山のようにおきます。これをそれぞれきちんと裁かなければ平和協定・休戦協定はない、というのなら、どちらかが死ぬまで戦ってとことん殺し合うしかないでしょう。そんなことは、ウクライナ民衆もロシア民衆も望んでいないのです。ロシアとウクライナの和平交渉を妨害している連中は、私はアメリカと欧州にいる、と見ています。ひょっとすると、国際刑事裁判所(ICC)もその1つかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

 

« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

最近の記事

無料ブログはココログ