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2024年9月 8日 (日)

危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.♪「傷だらけの日本政治」
 https://qr.paps.jp/IjzyY

 何から何まで 真っ暗闇よ、すじの通らぬ ことばかり
 右を向いても 左を向いても、ばかと阿呆の からみあい
 どこに未来の夢がある


2.「新ちょぼゼミ」を再開しました

(1)(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(2)(チラシ)(10.31)再開新ちょぼゼミ第2回 「「脱原発」と「脱炭素」:エネルギー革命をどう乗り切るか」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli9uHOQpxQ0CKKrM?e=mizRJ4

(3)第3回目は日程未定ですが、「新しい民主主義と日本政治」をテーマにしたプレゼンを考えています。


3.(署名用紙)プラスチック条約策定に関する要望書(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkFV4Vj2hWhAhBeW?e=dcaIOM

(関連)(パンフ)有害化学物質のない減プラ社会をつくろう!!(子どもケミネット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkAUAttoFcBfJZ6x?e=b3Ardx

(関連)プラごみ汚染、インドが最多 「世界全体の5分の1占める量」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352343


4.イベント情報

(1)(9.18)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第30回口頭弁論
 https://idogawasupport.sub.jp/

(2)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=1EIPyM

(3)(9.19)第10回口頭弁論期日と期日報告のお知らせ~開沼氏との訴訟 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/49411/

(4)(9.22)日米地位協定の改定に向けて-他国の地位協定との比較で見えた展望(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/12691/

(5)(チラシ)(10.7)避難住宅追い出し訴訟 判決(東京地裁#103 報告会アリ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVljbKlX9vRq-GOlU1?e=ZaIZsz

(6)(チラシ)(10.8)シンポ:自治・分権国家が誕生する(共同テーブル:衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlje6-U6-Lwwi3RW1?e=uEKQ9u

(7)(チラシ)(10.17)福島原発かながわ訴訟 第2陣第12回公判(横浜地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkJ2c_8ALQUpGPB5?e=wfcIgV

(8)(9.26)子ども脱被ばく裁判:第3回最高裁要請行動

 12:45 最高裁正門前行動
 14:00 最高裁申し入れ ハガキを提出します。
 15:00 事前集会と政府交渉 @参議院議員会館講堂
 ・学校環境衛生基準になぜ放射性物質が入っていないのか
 ・学校再開の基準となった年間20ミリシーベルトが決定した経緯
 政府交渉の流れ
  省庁から事前質問に対する回答
  弁護団などとの質疑応答
  会場参加者からの意見や質問
 17:30 散会


5.あおタイムス AO-TIMES - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCMIjZvJTHXimDJ-VfI4w74A

(関連)なぜ日本は原発を止められないのか?-青木美希/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034542370&Action_id=121&Sza_id=C0


6.注目情報

(1)「砂川事件」めぐる国賠訴訟 原告「司法の独立の下、正しい判決を」 控訴審判決は来年1月31日:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352663

(2)米軍内での性的暴行、米政府公表の2-4倍 女性兵4人に1人被害 2001~21年、米大学推計 - 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1430184

(3)「万博に能登の子どもたちを招待」する吉村洋文知事 なぜかお金はふるさと納税で 被災地支援の本気度は?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352640?rct=tokuhou

(4)『約半数で定員割れ』の大阪府立高校 「完全無償化」で高まる私立高人気への対抗策は「入試の前倒し」 受験生や保護者からは歓迎の声 その狙いとは(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac393d98f6e938bb2750c00db415ee81b81a030

(5)外苑のイチョウ並木「横道の2列」が仲間外れにされ危機 事業者「4列は保存」…共に育った18本の命運は:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/351755?rct=tokuhou

(6)朝ドラのモデル三淵嘉子らが出した原爆裁判の判決文がすごい…「忘れられていた歴史的裁判」が描かれた意味 三淵嘉子は退官後に核兵器禁止の署名活動をしていた - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85717?page=1

◆日刊IWJガイド・非会員版「NATOの重要拠点への直接攻撃の開始か!- ロシア軍がウクライナ・ポルタヴァの『事実上のNATO教官の基地』を極超音速ミサイルで爆撃!」2024.9.6号~No.4321 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53884
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危機の中の立憲民主党代表選:こんな候補者ではたしてホンモノの政権交代を担える党執行部が創れるのか? 立憲民主党は立党の精神に立ち返り再スタートせよ」をお送りいたします。

(去る8/30に文教区民センターで開催されました市民集会の結果、「立憲民主党への提言書が本部・議員・候補予定者に提出されました」との「紹介」メールが送られてきましたので、これについて、以下、簡単にコメントいたします。

◆【公告】代表選挙立候補届出結果に関する公告 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/news/20240907_8237

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


 <別添PDFファイル>
(1)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
(2)立憲民主党代表選(東京 2024.9.8)
(3)立憲民主党代表選(朝日 2024.9.8)
(4)立憲民主党代表選(毎日 2024.9.8)


 ゴミクズカスの中から、誰が一番スッカラカンなのか、誰が一番日本を破壊してくれるのかを選ぶ、茶番の自民党総裁選、その狙いは、①大問題化して実態解明や抜本改革や引責を迫られていた政治資金問題と統一教会問題を「あいまいのまま終わったこと」にすることと、②いよいよ日本国憲法破壊=戦後民主主義の政治体制をぶち壊し、対米隷属戦争と国民動員、原発と財界最優先の国を創るスタート政権とすること、の2つである。総理総裁がスッカラカンであれば、何をどのようにした結果、批判されたとしても「暖簾に腕押し」だから、B級国民化が進んだ今こそ、すべての有権者・国民から「有権」を事実上取り上げ、自分たち為政者の思うがママの「道具」「将棋の駒」「私兵」とすることを狙っている。日本国憲法への緊急事態条項を入れようとしているのは、その最たるものだと言えよう。しかし、候補者全員がゴミクズカスのスッカラカンだから、こうした悪質な政治目的を実現するだけの能力は備えておらず、ただ「壊憲」の長い道程のスタートを切ればいい、という暗黙の了解の下で事は進んでいる。マスゴミはいつもの通り、このバカバカしく下らない「選挙」を「お祭り騒ぎ」にして、その提灯持ちを担っている。

(関連)緊急事態条項って 必要なの?!(日弁連)
https://www.nichibenren.or.jp/library/pdf/jfba_info/publication/pamphlet/kenpo_pmf_202311_2.pdf


 翻って、野党第1党の立憲民主党代表選挙、「世直し」を求める有権者・国民から、今度こそホンモノの政権交代を実現させ、フレッシュでリベラルな政治実現へと進んでくれるのかと思いきや、こちらも自民党総裁選とほとんど違わない、バカバカしく下らない「選挙」と「なってしまって」いる。「なってしまった」というよりは、このニセモノ野党第1党の体質・本質から来る必然的結果で、「してしまった」という方が適切かもしれない。代表選に立候補したのは、非常識な1年生女性議員を除けば、3人が3人とも、もはやそのネームにカビが生えかけている「失敗団子3兄弟」である。仮に今秋に実施されそうな総選挙で立憲民主党が勝利したとしても(勝利などしないと思うが)、この代表選のメンツから見て、2009年の「口先やるやる詐欺」政権に続く再度の「口先やるやる詐欺」政権となること必至である。

(関連)(必読)立憲はどこへ行く?(前川喜平 東京 2024.9.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlkPJ3UnB06xDNsk4?e=RAdfOz

下記には、全文が読める東京新聞の若干の記事をご紹介しておく。既に下馬評では、野田佳彦が再びの代表となるだろう、とのことで、この政党はついに終焉の時を迎えたか、という印象だ。有権者・国民のみなさまには、仮に野田佳彦が代表になった場合には、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はもはや自民党と同じ=「第2自民党」と見なしていただき、来たる総選挙では立憲民主党候補に投票することをおやめいただきたい(他の立憲野党に投票して下さい)。

リベラルの議員もいるではないか、という認識もダメで、彼らは今回の代表選で、自らの政治生命をかけて何もしなかった=日本と党の2つの危機が深刻化している時に「何もしない」リベラルなど、これからの「危機の深まる日本」においては何の役にも立たぬ「口先リベラル」にすぎない。そんな人たちに政治改革や「世直し」を期待しても、投票が無駄になるだけである。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」=この政党は、一度国政選挙で大量落選を経験させ、頭から水をぶっかける形で泡沫政党に落とし込む必要がある。そして、そこから自力で這い上がるリベラルを含めて、この国に「ホンモノの政権交代を担えるリベラルな(「積極的日本国憲法主義」(注)+脱原発+対米自立)中核的政治勢力」を形成する必要がある。

(注)「積極的日本国憲法主義」には、戦争法制の一括廃棄や対米自立(段階的)、生存権を含む基本的人権の保障、国民主権と法の下に平等、地方分権自治、三権分立、など、今日の政治の在り方とは正反対の、有権者・国民が主役の新たな政治展開が含まれています。そして、新政権の主要な政策や行政には、日本国憲法の第何条が適用されているかを明らかにし、日本国憲法のすばらしい条項規定を広宣流布していきます。

これがなければ、この国の政治は自民党に集まる権力亡者たち(似非野党やガラクタ系を含む)に政治を私物化され、それを正すこともできぬままに選挙のたびに迷走し、ニセモノ政治改革が現れては消え、消えては現れして、愚かな鳥獣戯画を描きながら没落・滅亡・破滅へと螺旋を描きながら転落していくことになるだろう。「世直し」有権者・国民は、甘い想念を捨てることだ。期待してもダメなものに、すり寄ってみても、期待を裏切られて失望することは目に見えている、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」に対する甘い幻想は捨てなければならない。

 <立憲民主党代表選候補者:失敗団子3兄弟と非常識女性候補>

◆野田佳彦(本命候補):失敗団子3兄弟の長男

 2012年の「売り言葉に買い言葉」国会解散という民主民進「口先やるやる詐欺」政権がやった最後の大失敗(他にもさまざなな大失敗をやり、それはアベ政権のロクデモナイ政策や法案に引き継がれた=まるでアベ政権の前座裾払い政権のごとしだった)で、あのグロテスクなアベ長期政権を生み出すことになった「A級戦犯」、それが野田佳彦である。小説「坊ちゃん」に出てくる野田という人物は、保守反動の教頭である「赤シャツ」に取り入る提灯持ちの御用人間(斎藤美奈子の東京新聞コラム記事より:下記参照)で、まさにピッタリの例えである。その野田佳彦は今回の代表選に臨むにあたり、①アベ安保法制は継続堅持、②原発は再推進(自公政権と同じ)、③消費税率は引き下げない、④日本共産党との共闘はあり得ない、という4つの「日本破壊のお約束」を既に言明している。その他の「公約」は「刺身のツマ」のようなものと見ておいていい。野田佳彦を立民代表選候補に持ち上げたのは小沢一郎であり、私は野田佳彦とともに、この2人は「自民党へ行け」と言っている。こんな人物を代表に選ぶ政党もまた「自民党の手下」か「第2自民党」である。

(関連)「もし野だ」の憂鬱(斎藤美奈子 東京 2024.9.4)
 https://x.com/tenshinokuma/status/1831614696837017646

(関連)立憲民主党・玄葉光一郎氏「野田佳彦元首相に期待」 政権交代前に近い空気 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA054TQ0V00C24A4000000/

(9/8(日)の東京新聞記事やNHKサイトによれば、かような発言を繰り返していた玄葉光一郎(福島県)は、今回の代表選では吉田晴美候補の推薦人になっている。この人物、どういう神経をしているのだろうか? それとも東京新聞やNHKの間違いなのか? あるいはひょっとして、4人の立候補で代表選をするという「猿芝居」を演出するために推薦人をテキトーに割り振ったということか? マスゴミ記者たちよ、玄葉光一郎のところに聞きに行ってこいよ! 玄葉も一応は立憲民主党の幹部の1人だぞ! 代表選が茶番かもしれんぞ! :田中一郎)

(関連)立憲民主党代表選挙2024 推薦人一覧|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/rikkentop_2024/recommendation/


◆枝野幸男(穴馬候補):失敗団子3兄弟の次男

 枝野幸男もまた、2009年の「口先やるやる詐欺」民主民進党政権での失敗人間であり、再度のチャンスだった2021年の衆議院選挙でも政権交代に失敗している。その失敗の仕方もまさに「自業自得」だった。今回も真っ先に代表選に立候補し、生真面目にも詳細な選挙公約を公表したが、それを私がのぞいてみて、ああ、またこれじゃダメだな、という印象を強く受けた。まずもって消費税減税をしない、それから日米関係最重視、そして脱原発はやるのかやらないのか曖昧で、御用組合「連合」への媚びへつらいも「やめる」とは言わない、要するに2021年の時とほぼ同じだということだ。私は枝野幸男が代表選の本命候補であるなら、彼が公表した選挙公約を逐条的に批判コメントをしようと思っていたが、野田佳彦が本命だと聞いて、バカバカしくなってやめた。肝心なことが、みな「言葉遊び」でごまかされているような枝野幸男の「政策公約」をコメントしてみても始まらない上に、どうせ当選しないのなら、全くの無意味だからだ。こんな枝野幸男を立憲民主党内のリベラル勢力が推薦し応援をしているという。この立民リベラルのニセモノぶりは、もはや自滅への道を歩み出したと見ておくべきだろう。腰抜けのリベラルは役に立たない、「色男、カネと力は、なかりけり」、昔からある俗っぽい言い回しだが、立民似非リベラルをよく形容しているのではないか。

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙政策骨子「ヒューマンエコノミクス-人間中心の経済」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj5TB_pLBb20JSuo?e=vfMVuT

(関連)20240821枝野幸男 代表選挙立候補決意表明
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlj9XATA3N7cOxZwX?e=fYfdKu


◆泉健太(泡沫候補):失敗団子3兄弟の3男

 国民民主党からやってきた中途半端で覚悟の決まらないチョコザイな政治家。既に3年間、代表を務め、何の成果もないどころか、立憲民主党をよりひどく迷走地獄へと転落させ、地方選挙を含むたびたびの選挙で負け続けながら、その敗因は選挙に協力してくれている日本共産党をはじめ、他の立憲野党のせいにするという、総大将の風上にも置けぬ尻軽な無責任男である。これまで市民集会に顔を出したことなど一度もなく、野田佳彦と同じく、市民運動・社会運動は「うるさい」「騒がしい」と思っている御仁である(野田佳彦は総理大臣の時に官邸前で野田政権の政治を批判して集まった多くの「世直し」市民に対して、「遠くで騒がしい雑音が聞こえる」、などと無礼千万の暴言を吐いていた)。立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の中でさえ、代表選出馬に必要な推薦人20人(この決まりは愚か)を集めることに苦労するような人物が、代表になるわけもないし、総理大臣などトンデモナイ話で、早く辞退して引っ込め、という話である。

◆吉田晴美(論外の泡沫非常識候補)

 少し前にもコメントしたので、この人物の評価については省略する。私は、この女性の過去をある程度知っているので印象はよろしくない(難局を切り開いていくような、背骨のしっかりした、勇気と実践力のある頼りになる政治家ではない)。代表選に立候補したこと自体を私は「非常識」と評価している。世の中を甘く見ているのではないか? あるいは野党第1党は常に政権交代を念頭に置いて動かなければならず、その代表は次の総理大臣であるという、最も肝心な政治的認識を欠いているのでないか、と私は思う。吉田晴美が代表選に立候補するのは10年早い、非常識極まりない「売名行為」だ。彼女が立候補するのではなく、たとえば辻元清美氏のような先輩の女性議員を代表選に推薦し、その実現のために、彼女が身を粉にして動き回ることが1年生議員としての使命であり責任だ。そして、かねてより私が申し上げてきたように、辻元清美氏(あるいは別のベテラン女性議員)を代表にして、女性が大半を占める「フレッシュ立憲民主党女性執行部」を形成し、「生まれ変わった立憲民主党=おっさん立民・自民党補完立民はもうやめた」のキャンペーンを全国遊説して回ることだ。その活躍の成果を認めてもらって、立民マドンナ新政権に入閣し、副大臣か政務官に就任する、その時に政治と行政の生々しい体験を活かし、近未来に代表や総理の地位をねらう、というのが、まともな若い未熟な政治家の「正道」である。非常識な人間は日本政治にも立憲民主党にもいらない。

 <若干の立憲民主党代表選の記事>

(1)(必読)<詳報>立憲民主党代表選に立候補した4人、政策の違いは? 候補者討論会:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352789

(いい記事だが、読んでいて、強い憤りがこみ上げてきた。ふざけるな! と叫びたくなる、4人へのインタビュー記事である。:田中一郎)

(2)<詳報>野田佳彦元首相「安易な消費税減税しない」 共産党とは「一緒に政権担えない」 立民代表選に出馬表明:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350637

(3)立民代表選の候補者が「現実路線」と声をそろえる危うさ 原発も安全保障も継続性重視、支持層離れ大丈夫?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352861

(4)立憲民主・枝野幸男前代表が代表選に出馬を表明 「私なりの選択肢を示す」 21日にも政策発表【一問一答】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346540

(5)立憲民主党代表選の仕組みって? 地方議員や党員はどうやって投票?:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/352607


 <未練がましく争点をぼかした提言では事態打開は困難>

◆立憲民主党への提言書(政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会 2024.8.30)
 https://drive.google.com/file/d/1rGRH8_mBeI0hA0rGaH6tUyw5b2EMBEXj/view

 <田中一郎コメント>

 上記は8/30に文京区民センターで開催された市民集会での決議だという(立憲民主党議員の参加はなかった様子)。立憲民主党本部や議員らに届けられたそうである。差出人は「市民集会実行委員会」名だが、私は参加者の多くが「市民連合」、ならぬ「日和見連合(ひよれん)」だと見ている。提言書の内容は、①消費税減税を否定するな、②戦争法制や改憲に加担するな、③「脱炭素」のスローガンを出さずに「脱原発を目指せ」と書いているのは大いなる進歩、④2009年民主党政権の失敗を総括せよ、地方政治を含めて自公と慣れあうな、代表選は「古い顔」ではなく「新しい顔」でやれ、など、至極もっともなことが書かれていて、その内容については何も問題は感じない。では、何が問題か?

(1)文章全体が内向きであり、この日本が「対米隷属戦争」と「再びの原発過酷事故」という深刻な危機・滅亡の危機にある中での、政権交代選挙に臨む野党第1党に対する提言書としては、いささか迫力に欠ける。要するに弱い、弱弱しい、それは、まだこの期に及んでも、立憲民主党に嫌われたくないという、同党への「寄りかかり」「すり寄り」ないしは「未練」のセンチメントがあるためではないかと推測される。市民運動・社会運動は、もっと既成政党を「突き放し」て評価し関係を持つようにしなければいけない。

(2)日本滅亡の最大要因の1つ=対米隷属の戦争準備と安保法制の拡充を進める岸田文雄自公政権と、維新や国民民主党などの「壊憲」・自民補完勢力に対するきっぱりとした決別、を訴えなければ意味がない。しかも立憲民主党はこの間、維新や国民民主党などとともに、岸田文雄政権が国会に提出したほとんどの戦争準備法案に賛成をしてきている。これに言及しないでどうするのか?! とりわけ「経済秘密保護法(SC法)」(=「スパイ防止法」現代版)は断固として認めがたい違憲立法であり、立憲民主党はこれに賛成したことで、立憲主義政党の看板を下ろせということになる。時流に流されて締まりのない立憲民主党と、それにすがりつく市民運動・社会運動では、難局は打開できず、事態はよりひどい混迷の情況に転落していくことになる。「安保法制の違憲部分を撤廃」などという「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」の野党への共通政策要請は、もう取り下げるのかどうか、注目点の1つである。

(3)日本滅亡の最大要因のもう1つ=原発・核燃料サイクルについて、脱却せよ、だけでは全く舌足らずである。私が常々申し上げてきたように、①脱原発ロードマップを具体的に策定する、②規制当局の体をなしていない原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の廃止と新規制機関の設置、③福島原発事故の後始末の抜本見直しと、宿題となっている原発・核燃・環境放射能・放射線被曝関連の法整備など、④原発立地地域の経済再建・再生支援、などを書き込むべきである。

(関連)(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」(私が申し上げたいこと)(ちょぼちょぼ市民連合 田中一郎 2024.8.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=B3xL1c

(上記の簡単な原発に関する「もの申す事項」は前もってメールで8/30集会の事務局メンバーらに届いているはずだが、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」に無視されたようだ。「日和見連合(ひよれん)」の体質を現している。:田中一郎)

(関連)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=pcuces

(4)消費税減税・廃止(つまりは不公正税制の抜本改革)や「市民と野党の共闘」については、野田佳彦、枝野幸男、泉健太の3人が3人とも「やらねー、やってられねー」という態度である。小うるさい「世直し」市民より、御用組合「連合」、市民運動・社会運動よりは業界団体さま、社会民主党や日本共産党や、大嫌いな「れいわ新選組」よりも、「壊憲」派・戦争準備推進・原発推進の維新や国民民主党と連立政権をつくる努力をしたい、そんな連中である。吉田晴美についてはよくわからないが、上記で申し上げたように、この人物は過去の振る舞いから判断する限り、時流に流される骨の無い政治家、というのが私の印象だ。違うなら違うと、それを強く打ち出さないと話にならない。国会議員1年生、ランドセルしょって綺麗ごとを並べていても、ほとんど相手にされないだろう。今回のこの提言書は、こうした代表選と、この代表選が赤裸々に示す、立憲民主党から「脱憲反民主党」への変質・転落に対する、市民運動・社会運動、ないしは「世直し」市民による政治運動のなすべきこと、あるべき態度が見えないものになっている。要するに腰砕けの日和見だということだ。

(5)結論:「脱憲反民主党」は「たよれん」、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」も「たよれん」、没落・破滅へと向かう日本を救う、新たな「世直し」中核勢力の形成が必要不可欠である。「世直し」中核勢力失くして、日本政治の変革なし、日和見・中途半端は危機の時代の政治や経済・社会を、よりヒドイ情況に追い込む愚かな態度である。私たちは、私たち自身が「覚悟を決める」とともに、覚悟の決まった政治家こそを応援し、選挙に勝たせて、「世直し」に着手していくべきである。今はその基本ができていない。


・・・・・・・・・
立憲民主党は、次回の国政選挙(おそらく今秋)で歴史的大敗北をさせて泡沫政党に追い込み、顔を洗って一から出直しさせるのがいい。有権者・国民は他の立憲野党に投票していただきたい。今回の代表選に見られるような、有権者・国民無視、支持者軽視、「世直し」市民排除の立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」はいらない(不要)、歴史のゴミ箱へ消えていただいて結構だ、という毅然とした態度で、悲しき立憲民主党の現状・現実と立ち向かうべきだろう。

(関連)絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-2f5b73.html

(報告)(拡散希望)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第100回 最終回):「現代日本の政治改革」(「新ちょぼゼミ」 BY 田中一郎:2024年3月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-baa90c.html
草々


-----Original Message-----

From:鈴木国夫
Sent: Saturday, September 7, 2024 11:17 AM
Subject: [もさく連:6698] 立憲民主党への提言書が、本部・議員・候補所定者に提出されました(紹介)

つなぐ・つながる通信2024/9/7(転送歓迎、重複ご容赦)

立憲民主党の方向性は、今後の政治と市民運動に大きな影響を与えます。
代表選直前に下記の市民集会が開催され、「提言書」が提出されました。

「政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会実行委員会」
の主催で8/30に集会が開催され(会場参加49名+ZOOM)、
実行委員会がまとめた提言書が9/6に立憲民主党に提出されました。

提言書PDF・・・  https://bit.ly/3ASYVoV


提言書は①党本部へ提出と同日に、②全ての立憲民主党の国会議員に配布され、
③また現在公認されている衆議院選候補予定者にも郵送されました。

8/30集会の動画(UPLANさん) https://youtu.be/k2juxwEdY2M


--- 提言書の一部紹介 -----

1.立憲民主党の姿勢をしっかりと確立すべき

政権交代を果たすためには、国民政党としての信頼が足りません。
以下の指摘を実行してください。

1)旧民主党時代を総括すべき

 民主党政権では、政官財既得権益側からの執拗な攻撃に怯み、長期的な
指針そのものをひっくり返したことで国民の信頼を失い、今日の政党不信
につながりました。鳩山・小沢切り捨て問題、マニフェスト破り、

公約違反の消費増税・・・、これらを総括・反省することで、
失敗を繰り返さないことを世間にアピールしていただきたい。

2)党の姿勢を明確に

 結党時の国民の期待は、安保法制に反対し、草の根民主主義を掲げ、
「国民の生活が第一の政治」への希望が感じられたことにあります。

立憲主義に基づいた健全でまっとうな民主主義社会に変えていくこと
が大事であって、そこに右も左もありません。99%の人々のための政
治を行う姿勢を明確にしてください。

3)ブレない姿勢

 貴党に求められる政権担当能力とは、国民のための政治を遂行する能力
であり、対米従属・霞ヶ関依存の自民党型政治をなぞる能力ではありません。
平和を求める野党共闘の旗を毅然として掲げていただきたい。

支持団体や他の立憲野党と柔軟に連携しつつ、自らの政治理念に忠実
であっていただきたい。

(引用終わり)

続きは、提言書をご覧ください。 https://bit.ly/3ASYVoV
参考X:https://x.com/seikenkoutaikai/status/1832025822250561768

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