「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html
2.(新刊書)反緊縮社会主義論 脱成長論と帝国主義の超克-松尾匡著(あけび書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034626077&Action_id=121&Sza_id=E1
(関連)新著『反緊縮社会主義論』のお知らせとその誤記訂正|松尾 匡
https://note.com/matsuo_tadasu/n/nc3242f6d6242
3.これが最後になるかもしれない立憲民主党
9月の立憲民主党代表選へ向けて、小沢一郎が維新や国民民主党も巻き込んでの野田佳彦連立政権の擁立を画策しているようです。そんな連立政権を創ったところで、日本の政治はよくなるどころか、トンデモナイ方向へ迷走していくということが、まだわかっていないようです。何か危機的なハプニングを契機にして、政界の右翼的再編が始まり、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」も今回の代表選挙が最後になるかもしれません。
(1)小沢一郎氏が列挙した「候補」6人の名前は…立憲民主党代表選 「その中から選ぶしかない」とキッパリ:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/345697
(2)自民、立憲ともに民意が反映されない代表戦は変えるべき “時代を変えるリーダ”を選ぶ「4つ」の改善点 古賀茂明(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e053ce1decdf8d39f9fe8bf223ad59c791c5cf2c
(3)立民政権なら核禁条約参加 泉氏、オブザーバーで(共同通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/96c082757950780c732ce103f453def55dd443d1
(一部抜粋)「米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」については「アジア地域における核の存在が高まっている」として、日米連携を通じて強化する必要があるとの認識を示した。」
(オブザーバー参加ではなく、核兵器禁止条約加盟だろうに、何を言っとるのか!? 「日米連携を通じて「拡大核抑止」を強化する必要がある」だって? 日本国憲法違反だ、ボケ! :田中一郎)
4.「2019年から懸念 万博の成功が最優先」と博覧会事務局 万博開催中のIR工事問題(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/de42043720b8bd65b0cea74e7ec785b683311f1f
(維新にとっては万博はカジノのためにする公共事業その他の呼び水である。万博のためにカジノ工事を中断するという発想はない。また、カジノ工事が遅れると、大阪に乗り込んでくる予定の海外カジノ業者「MGMリゾーツ」は日本側との協定に基づいて、いつでも無条件で撤退を表明できることになっているため、維新としては冷や汗状態だ。この話は難航するだろう。「昔は水の都、今はアホの都」大阪のチンピラ似非右翼=維新(日本維新&大阪維新)が博打場を欲しがるのは必然だ。:田中一郎)
5.日刊IWJガイド・非会員版「米国はファシズム国家! 元『NYタイムズ』クリス・ヘッジス氏衝撃コメント!『米国で「クリスチャン」はクリスチャン・ファシスト連想』!」2024.8.7号~No.4297 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53770
■<IWJ取材報告 2>日米安保の下で、日本国民の健康と人権が、日本政府によって侵害されてゆくのを黙っていられるか!! 保健・医療団体が、東京都にPFASの血中濃度検査、検査助成制度の創設、汚染源の特定と除染を要望!~7.31 有機フッ素化合物(PFAS)の健康被害を明らかにするために「全国規模での血中濃度検査測定を求める合同記者会見」
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「「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!」をお送りします。東京都知事選・都議会補選の選挙期間中での、他のMLでの議論ですが、若干の補足修正を加えています。
<このテーマの必見サイト・文献>
こういうものをキチンと見ないで、理解しないで(批判的でもいい)、情緒的に「気候危機だ!」「脱炭素だ!」などと騒いでいるだけの人は「お話になりません」。下記の議論は、そういう人たちを相手にしているものです。いい加減にしていただきたいものです。
(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(2)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
(3)(別添PDFファイル)「GX」の正体(小出裕章『被曝・診療月報 NO.58 2023.10』)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXVhqz-OCc3OUuO4?e=ghQeiZ
(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html
1.「脱炭素」キャンペーンが原発大推進に結果している
(1)原発新増設、経営トップ過半が支持 再エネ目標上げ8割、社長100人アンケート(日経)
(2)原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞
◆原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASS2L7SJRS2HUZPS006.html
◆(別添PDFファイル)原発新増設、経営トップ過半が支持 再エネ目標上げ8割、社長100人アンケート(日経 2024.6.25)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC115VG0R10C24A6000000/
<田中一郎コメント>
原発に反対をしている市民運動・社会運動までもが「脱炭素」などと言っている結果がコレだ。自分たちが岸田文雄自公政権の「脱炭素」=「GX推進」=「原発大推進」のキャンペーンに、それとは意識しないまま「乗せられている」という自覚がない。これまで何度も申し上げてきたが、環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」電源などは数%程度しかなく、こんなものをあてこんで、「脱原発」と「脱炭素」などとリアリティゼロのようなことを言っているからこうなる。また、発電の排出するCO2は日本全体の40%程度だから(発電以外の排出CO2が60%)、「再生エネ」電源を精一杯拡大したとしても「脱炭素」などできっこない。現実をクールにリアリティを持って見ない人たちが「きれいごと」を言って大声を上げているのを、多くの有権者・国民は冷ややかに眺めながら聞き流していると見ておいていい。「脱炭素」を言えば言うほど原発へすがりつく動きは高まるだろう。
(関連)釧路湿原の大量メガソーラーに土地買取で対抗 原野商法で取得した土地「手放したい」人々も - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
https://qr.paps.jp/ZOmaF
何度言っても聞く耳を持たず、未だに政府広報代理店のような人たちが市民運動・社会運動の中には少なくないのが、この国を原発推進に帰結させる大きな要因の1つだ。そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠はなく、その科学的根拠をしっかりと確かめもしないまま、「CO2人工排出が地球を壊す」「CO2は人類の敵だ」「CO2を殺せ!」などと大騒ぎをしている姿は、まさに「現代の福田村事件」さながらである。「脱炭素」という愚かなキャンペーンの合唱をやめない限り、日本に「脱原発」はやってこない。放射能とCO2、どちらが危険か、よく考えろ、という単純明快な話である。
(➾「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」の推進」ならOKである、何故「脱炭素」をやめて、こう言わないのか? 政府やお上の言うことには逆らいたくないのか? 今秋9月の定例の代々木公園の脱原発集会は、またぞろ「地球温暖化」などとチラシに書かれている。「脱炭素」と書かなくなったのは一歩進歩かと思っていたが、依然として、「脱炭素」偏執は治癒していないようだ。「地球温暖化」を人工排出CO2のドラスティックな削減で止めることができる、という科学的実証的な証拠を示してから、こういうことをチラシに書けよ、ということだ。今現在、地球は少しばかり温暖化しているかもしれないが、それが人工排出CO2が原因であるという証拠はない。みなさま、「脱炭素」の「お気楽集会」には参加されませんようにお願いします)
(関連)映画『福田村事件』公式サイト
https://www.fukudamura1923.jp/
それにしても、日本の会社社長たちも、今やバカばっかりになったということか。福島原発事故をもう忘れたのか? 原子力「寄生」委員会・「寄生」庁という組織ができて、新規制基準で原発は過酷事故を起こさない安全電源に生まれ変わったのか? そう思っているのなら、根っからのバカだ。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が実際に何をしているのか、少しよく見てみればいい。あるいは原発という様々な点で最悪・サイテーの電源を客観的な目で見れば、うさん臭さの塊であることはすぐにわかる話である。会社社長は自覚的に「保守」であらねばならぬと思っているのかもしれないが、原発を推進するのは「保守」などではなく、本当の「保守」とは原発なんぞには「猛反対」をするものである。原発が過酷事故を起こせば、自分たちの会社のみならず国自体が滅んでしまうかもしれないからだ。
「原発推進、原発再稼働推進、原発新増設推進」に賛成をするバカさ加減、まさに、むかし軍閥、いま原発だ。軍閥に頼って大日本帝国は滅亡、そして、原発を頼って新日本も滅亡の憂き目にあう、近未来がまもなくやってくる。「脱炭素」も「原発推進」も、バカは死ななきゃ治らない、のようだが、そんなバカたちと心中させられるのは御免こうむりたい。
小泉純一郎元首相の「原発は、安全、クリーン、安い、これ全部ウソ」、日本の会社社長は、この訓示を社長室の壁に額縁に入れてぶら下げておくか、日々、首から下げて生活せよ。バカが社長では、社員が迷惑する。
(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html
2.「気候危機」などという文言は都政改革には不要=これは科学的実証性の問題だ(岸田文雄自公政権の原発大推進に結果していく愚かな行動)
さきほどのZOOMミーティングでもチャットに書いておきましたが、重要事項だと思いますので、少し前に発信したメールを再送しておきます。「気候危機」などという文言は都政改革には不要です。これは科学的実証性の問題です。現状では、岸田文雄自公政権の原発大推進に結果していく愚かな行動であり、断じて容認できません。(既に蓮舫選対に申入れをしてしまったのですから、このメールは抗議メールということになります)
泉健太立憲民主党が「脱原発」の党方針を棚上げにし、原発推進に走ろうとしている時に、それに後ろから肩を押すようなことです。それに東京での気候問題を言うのなら、タワマン・高層ビルや自動車やコンクリートだらけの街や都市樹木の伐採などで、ヒートアイランド現象が起きており、これを解決することの方が具体的で必須の政策です(但し、手を打てば直ちに解決する問題ではありません)。「気候危機」などという言葉を入れろと蓮舫氏に申入れし、そのあと具体的に何をしてくれというのでしょうか?
中身のない、情緒的で、時流に流された、愚かな申入れです。さながら「宗教団体」の「宗教思想」の押し付けのごとしです。もし、「人工排出CO2による地球温暖化」説を言っているのなら、①人工CO2が地球温暖化を招いていることを科学的に実証していただきたい、②人工CO2を削減すれば地球温暖化を防ぐことができるということを、同じく科学的実証的に証明をしていただきたい。③IPCCについて多くの疑問が出されていることについて、きちんと答えていただきたい。(このことは化石燃料を野放図に使っていいということではないことも、これまで散々申し上げてきたことです)
「気候危機」よりも「原発危機」「核燃危機」「放射能危機」「核兵器危機」の方がはるかに重要です。しかし、これも「気候危機」と同様に今の都知事選にはあまりピンとこないだろうなと思います(しかし、国政選挙となれば違いますよ!)。
(以下は6/19付の私のメール)
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◆緑の党の地方議員と思わしき女性が、蓮舫氏に対して「脱炭素」を公約に掲げろと強要していました。小池タヌキ百合子も「脱炭素」を言っているではないかと、です。愚か者! と怒鳴りたくなるのをこらえておりました。
まずは、「脱炭素」とは「GX推進」のことであり、それはすなわち「原発大推進」のことです。私は緑の党に対しても、「脱炭素」という言葉を使わず、「環境や地域社会と調和した再生可能エネルギーの推進」と言え、と散々言ってきましたが、まだこういう人物が聞く耳を持たずに「脱炭素」宣伝をやっているわけです。ちょっと考えればすぐにわかります。今、「再生エネ」電源は、環境を破壊しないモノだけに限定すれば、おそらく5%もないでしょう(*)。電気だけですよ。こんな状態で、「脱炭素」と「脱原発」をやったらどうなりますか? 全くリアリティの無い、幼稚な「子どもの願い事スローガンだ」と言っていることに耳を貸そうとしていないのです。脱原発運動の自滅行為で、事実、原発に反対と賛成が、この「脱炭素」キャンペーンのせいで逆転し始めているのです。愚か極まりない。都政に「脱炭素」は要らない。要るのは「再生エネ」活用の積極化ですが、しかし、それは山のようにある都政の課題の中では最重要ではありません。
(*)「再生エネ」電源は全電力電源の約22%、うち巨大ダム発電という環境大破壊型の水力が約8%、のこり14%のうちの大半が太陽光と風力ですが、これが全国各地で環境破壊や地域社会を破壊して大問題になっています。また、バイオマスは、山林を大規模に皆伐して、それを有効活用するのではなく、乱暴にも全部チップにして火力発電で燃やすとか、海外の熱帯雨林破壊やマングローブ林破壊に大いに寄与しています。要するに今の日本の「再生エネ」電源は、その多くが環境破壊型・地域社会破壊型です。まともな「再生エネ」電源は5%もあればいい方です。なお、人工排出炭素は、発電が4割、それ以外が6割です。火力発電潰しに専念しても「脱炭素」などできません。
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-100e7a.html
◆原発再稼働、賛成51% 震災後初めて賛否が逆転 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASR2M7V76R2MUZPS003.html
◆(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html
そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠はありません。知らなかった方は上記ブログの中の広瀬隆氏の「気候変動の宇宙物理学」などのVTRをご覧ください。しかし、私が「脱炭素」はダメだ、と申し上げることは、それとは直接関係がありません。「再生エネ」がわずかしかない時に、脱原発と脱炭素を同時に実現することはできない、というリアリティを申し上げているのです(従って「脱原発」が先です)。エネルギー革命を乗り切る「現実的で確かな方法」をしっかりと考える必要があります。
(上記メールは、都知事選挙が終わった後、さまざまな総括事項とともに拡散する予定です)
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3.(Tさんへ)一度だけ反論しておきます、あとはメールを私宛直送してください
一度だけ反論しておきます、あとはメールを私宛直送してください。
なお、これ以降の議論は、最初に遡って全て公開しますので、そのおつもりでメールしてください。
(1)「田中さんの毎日送られる長大な投稿を、全部読むかどうかは個人の判断に委ねられるべきものです」(Tさん)
➾ ちゃんと見ていないのなら、議論にはなりません。単なる自分の情緒や好き嫌いを表明するだけのものになりますから、メール発信など、混乱の元です。おやめください。Uさんは、どうもきちんと私のメールを見ないまま発信していますね。しかも二度も、です。市民運動・社会運動における基本的なマナーに欠けています。
「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠がないまま、少なくない市民たちが、その根拠を十分に確認することもなく、情緒的に「脱炭素」だの、気候危機だの、温暖化だのと騒いでいるだけです。愚か極まりない。かつての「福田村事件」と同じ性質のことです。今回は、罪もないCO2が殺害されている、ということでしょう。
そもそもあなたも私の主張をちゃんと見ていませんね。「人工排出CO2による地球温暖化」説の如何にかかわらず、わずかしかない(数%)「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」電源」を頼りにして、「脱炭素」と「脱原発」を同時並行で実現などできないから、そういうことは主張してはいけないと申し上げているのです。できないことは岸田文雄政権は重々承知で「脱炭素」を政府挙げて強調し「GX推進」と称して巨額の財政を投じています。その狙いは原発・核燃料サイクルの大推進であり、その向こうに核兵器があります。こんなことは少し原子力を知っている人なら、常識の域ですよ。
日本の原発は老朽化してきていて、再度の過酷事故が目の前まで来ています。あなたは原子力規制委員会・規制庁が何をしているか、ご存じなのですか? 脱炭素のために脱原発は先送りみたいな議論=「市民連合」(「日和見連合」)のようなことを言うことは私から言わせれば「自殺行為」です。再度、原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こした時に、責任取れますか?
もう一度言います。「ちゃんと見ていないのなら、議論にはなりません」から、発信はおやめなさい、ということです。
(2)「専門知を持つ科学者達は、国際的・学際的な連携のもとに日々「気候危機」について論考を深め合っており」(Tさん)
➾ これが怪しい、と言っているのです。ここでいう「科学者」は「御用科学者」の可能性大です。およそ「人工排出CO2による地球温暖化」説を煽り、脱炭素を叫んでいる科学者にまともな人はいないと私は見ています。科学的実証的根拠がないからです。(海外の科学者の「人工CO2温暖化」についての見解アンケート調査結果について広瀬隆氏は言及していますよ、ご覧になりましたか?)
(3)「一市民がわけ知り顔に一刀両断できるようなものではありません」(Tさん)
➾ 私のことをおっしゃっているのですか? 失礼な物言いはおやめなさい。Uさんへの2つ目のメールの最後に私は何と書きましたか? 「「人工排出CO2による地球温暖化」説の説明責任は誰にありますか?」です。誰がこの説を説明しなければいけないのですか? 「人工CO2温暖化」や「脱炭素」を主張する政府やIPCCでしょう。しかし、そんなものは見たことがありません。しかもその説に対して多くの疑問が、科学者からも出されているのに、答えてもいません。
「一市民がわけ知り顔に一刀両断」しているのは、あなたの方です。「学問に対する冒涜的な意見はご自分のブログ内にお願いいたします」➾ よくこういうことを言いますね。誹謗中傷のたぐいです。「冒涜的な意見」もまたあなたの方です。私がメールやブログで申し上げていることにきちんと向き合わないで、自分の情緒や好き嫌いを表明しているだけでしょう。あるいは「私はこう信じる」と言っているだけ、だから、私は「一種の宗教だ」と申し上げているのです。
(4)「国際連合気候変動枠組み条約にも関わるIPCCの第1次から現在までの報告の作成過程を批判できる根拠を示さないで、安易に情報を拡散することは、社会的責任が問われます。」(Tさん)
➾ 広瀬隆氏が示しています。政府やIPCCや御用学者たちがこれに対して答えなければいけない。
「田中さんは、広瀬隆の根拠を元の英文等国際機関の文書と照合して引用しているのでしょうか。そうでなければ、科学的議論の手順に欠けることになります。(学問上の最低限のルールです)」(Tさん)
➾ 馬鹿を言っちゃいけません。上記で「誰が説明責任を負っているのか」で申し上げましたね。ことは地球温暖化だけの話ではありません。たとえば半世紀前の富山のイタイイタイ病の裁判、そのときカドミウムが原因であることは、どちらが証明しましたか? 原告被害者でも被告加害者の会社でもありませんよ。原告はカドミウムが原因であるであろう高い蓋然性を示しただけです(広瀬隆氏と同じです)、それに対して、カドミウムが原因ではないということを会社側が証明できなかったため、裁判は原告勝訴となっているのです。あなたが言うようなこと、つまり地球物理学や原発工学やバイオテクノロジーや、およそ現代の『科学』問題に対して市民が取り組む際の異本的な姿勢はどうでなければならないか、あなたには基本認識が欠けています。
市民は「それはどうもおかしい」と発信すること、これから始まり、少し勉強して「〇〇だからおかしいのではないか」と更に突っ込み、そして、推進している権力機関に対して「説明せよ」と迫るのです。権力側と一緒になって、市民側に「説明せよ」などと言っているのは、今日の腐った裁判所くらいです。あなたはあの腐った反動的な裁判所と同じお考えですか?
広瀬隆氏が相当の蓋然性をもって「人工排出CO2による地球温暖化」説はインチキであると主張しているのですから、それに対して、上記で申し上げたように、いやインチキではない・科学的真実だ、と主張するのであれば、それは政府やIPCCが証明しなければいけないということです。私は一市民としてそれを見守り、全く答えようとしない政府やIPCCや御用学者に問題があると見ているのです。
私は常々、科学問題では断定はしない、と言ってきました。「人工CO2温暖化」説が科学的実証的根拠を持ってやはり正しいという証明・説明がなされれば、それで納得しますが、そんなものは見たことがありません。ついでに申し上げておけば、政府やIPCCの御用聞きのようにふるまっている「脱炭素」のオピニオンリーダーたち(江守正多や斎藤幸平や平田仁子(気候ネットワーク))は広瀬隆氏の公開討論会の呼びかけに対して逃げ回っていますよ、これだけみても現段階でどちらに理があるのかは自明でしょう=政府もIPCCも御用学者もちょうちん持ちも、説明責任を果たさない。
権力を持って、事実を隠したり歪めたりしている、巨大組織と、それに疑問を持つ一般市民(広瀬隆氏だって作家ですから、科学者ではありませんが、しかし、立派なものだと思いますね)とを同列に置き、あなたのように「田中さんは、広瀬隆の根拠を元の英文等国際機関の文書と照合して引用しているのでしょうか。そうでなければ、科学的議論の手順に欠けることになります。(学問上の最低限のルールです)」などと言っているようでは、今度は別の科学問題で痛い目にあいますよ。その時は、前言を翻して、私のようなことをおっしゃるのですか、ならば、ご都合主義です。
(5)「広瀬隆言説は、最早科学的の名には値するものではなくなっており、・・・・」(Tさん)
➾ 以下は単純な「私は広瀬隆を嫌っております」と言っているだけの情緒表現です。かつ、広瀬隆氏に対して非常に失礼な侮辱発言です。撤回していただきたいですね。そもそもあなたは(Uさんも)広瀬隆氏のVTRも見ていないのでしょう。著書も読んでいない、ボロクソに侮辱する相手が何を言っているか・主張しているかを確かめもしない、違いますか? 違うのなら、広瀬隆氏の主張のどこがおかしいのか、いくつか例を挙げてみて下さい。こういう態度が決定的にダメだ、と申し上げているのです。
例えば、「ミランコビッチサイクル」とはどういうものですか? 太陽の黒点は何を意味し、地球の気候にどのような影響を及ぼしますか? 太陽系の中での地球の動きと気候変動の関係は? 銀河系の中での太陽系の動きと気候変動の関係は? 氷河期と間氷期のサイクルはどうなっていましたか? その際、気温とCO2の関係は? 何にも答えられないでしょう? いずれも、初歩的な宇宙物理学の解説書に書かれていることです。何にも答えられないのに、私は「人工排出CO2による地球温暖化」説を信じます、Uさんの意見を尊重します、広瀬隆など「単なる老耄意固地な元科学ジャーナリストに過ぎない」などと言うわけです。おかしいと思わないのですか?
理屈ではありませんね、好き嫌いですね、情緒ですね、だから「宗教みたいなものだ」と申し上げているのです。
あなたのような方が岸田文雄自民党政権=原子力ムラ代理店政府の手玉にとられて「脱炭素」を叫ぶか、叫んでいる人を応援し、そして原発はCO2を出さない電源として推進することに抵抗できなくなっていくのです。数%しかない「再生エネ」、しかも電気だけ、そんな状態で「脱炭素」と「脱原発」の同時並行の実現などできないのです。
あまり長いと読むのも大変でしょうから、この辺で止めておきます。何度も申し上げますが「誰が説明責任を負っているのか=誰が科学的実証的に証明しなければいけないのか」=「証明も説明もできていないことを根拠にして、かつリアリティから鑑みてできもしなこと(脱炭素&脱原発)を選挙公約にせよと候補者に迫ること」=「脱原発と脱炭素を同時並行に実現してくださいなどというリアリティの欠如した要請」は、おやめいただきたい。おやめにならなければ、徹底的に批判するまでです。何故なら、原発・核燃料サイクルが結果として推進されてしまい、近未来に日本は大変な過酷事故の悲劇に見舞われるからです。愚かなことはおやめなさい、愚かな発言もお控えなさい。
以降、反論その他は私宛、直送してください。もちろん、全部公開することが前提です。
4,その他のジャンクメール
(1)無邪気なジャンクメール(Uさん)
「気候危機」関係の政策はぜったいに必要です。どんどん蓮舫さんにも取り上げてもらいたいです。
日曜日の新宿バスタ街宣に集まった、企画した若い人たちの話を聞けばわかります。気候危機についての問題意識を持って集まっている人が多いです。
田中さまは何を情報源にいらないなどと仰っているのか、単なる感想ですか?
どうして若い人たちの声を聞かないのですか?
温暖化についてのツケを払わされるのは私たちの子や孫の世代なのですよ。私たちの責任において気候危機の問題は強く強く言わないといけません。
彼らは同時に脱原発も誰よりも強く発信しています。
もっと視野を広げて若い人たちの言葉も聞いてくださいね。
今、気候危機関連の政策を言わなければ票は逃げていきます。
<私の返信>
ちゃんと私のメールを読んでください(上記メールは私が発信してまもなく送られてきました。私のメールを読まずに、表題だけを見て返信してきていることが丸見えでした)。「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠はありません。それどころか、岸田政権に利用されて、原発大推進に結果しています。
(2)悪質ジャンクメール
田中さんの間違った理解が広がるのを心配していましたが、反論するのも面倒で放置していました。T様のような正しい理解が、多くの方に伝わることを期待しています。
<私の返信>
あなたの「間違った理解が広がるのを心配しています。」
いや、何が間違いかの判断さえつかない、愚かな「盲従主義」を心配します。
私が「申し上げているような正しい理解が、多くの方に伝わることを期待しています。」
反論があれば、私宛、メールをお送りください。
全部公開を前提に何度でもご説明します。
原発大推進に結果的に加担しているアナタ様へ。
(何故、このメールが「悪質」か、というと、ML管理人から、選挙期間中なので気候変動に関する議論は(選挙が終わるまで)棚上げにしましょうとの提案があり、そうしましょう、ということで、議論が終わっていたにもかかわらず、その直後にこうした侮辱メールを送り付けてきています。名前を公表してもいいのですが、「初犯」なので今回は見逃しておきます。今回のこの「悪質」人物がこのメールを見ていたら、反論があればどうぞ。全部公開で、いつでもお相手して差し上げます。:田中一郎)
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気候危機 盲信者には、一度、広瀬隆文庫の「温暖化パンフ」を、読んで頂くのがよろしいと思います。
投稿: こんだ | 2024年8月 8日 (木) 13時21分