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2024年8月

2024年8月30日 (金)

巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!!:江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!(IWJ報道)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(関連)(別添PDFファイル)最高裁判事2人をやめさせたい理由とは…原発訴訟で国の責任を否定した不可解な経緯 弁護士らが弾劾請求:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344577

(裁判しました、負けました、終わりました、ではダメです。この次は、このロクデモナイ役所である裁判所・裁判官を変えましょう。そうしないと同じことが繰り返されてしまいます。主権者は私たち有権者・国民です。この原点をしっかりと認識して立ち上がりましょう。:田中一郎)


2.(チラシ)(11.20)講演会:ジャーナリストとして50年言い続けてきたこと、言い続けるべきこと(天笠啓祐さん 飯田橋)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliVG4T6CUgS83QaH?e=JxlJMD


3.(新刊書)命を守る食卓-鈴木宣弘/監修 印鑰智哉/監修・執筆 安田節子/監修(宝島社)https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007529524&Action_id=121&Sza_id=F2

(関連)(別添PDFファイル)アスパルテームに発がん性、ダイエットにならず健康に悪影響(『いのちの講座 NO.147』2024.6.29)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliYRBLLCqLFAWE0_?e=hQTLTQ

(関連)食政策センターVsion21(安田節子)公式サイトと『いのちの講座』
 https://www.yasudasetsuko.com/vision21/

(アスパルテームという人工甘味料は様々な加工食品に入っていますので要注意です。また、スクラロースという人工甘味料についても私は警戒していて避けるようにしています(下記参照)。一般的に人工甘味料は体によろしくないと聞いています。:田中一郎)

(関連)本当に危ない人工甘味料(その2) |くにちか内科クリニック
 https://kunichika-naika.com/information/hitori202007


4.自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/359744

(おっしゃる通りです。新聞・TV・雑誌、こんな報道しかしないのなら消えてなくなれ!!:田中一郎)


5.「新鮮味ない」立憲代表選、自民-お祭り騒ぎ-に埋没 政権交代にらみ「昔の名前」ばかりが前面に - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://x.gd/gRwqp

(関連)「1期生」吉田晴美氏 立憲代表選に意欲(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8552530231121b98947fb2256e680c1b4affe701

(数年前の杉並区長選挙(前々回)の時のこの女性の振る舞いを知っているので、私のこの女性に対する印象はよろしくない。少し前の衆議院選挙の時も山本太郎氏とトラブルを起こしている。そして今回がコレである。この女性に「常識」というものはないのだろうか? 野党第1党の代表とは、次期総理大臣就任の可能性を含んでいる。「1期生」の政治家が担える仕事なのか? あなたがすべきことは、あなたの先輩の女性議員を代表候補に担ぎ出すために尽力し、説得し、走り回ることだ。あんたが大将、ではない!:田中一郎)


6.このままでは廃墟のような建物が乱立… 都市部のマンションが直面する「2つの老い」という大問題(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/471837eeb39056da863d4f27f94fb91eb2c72218

(関連)(必読)土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用-五十嵐敬喜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034295042&Action_id=121&Sza_id=C0

(タワマンや高層オフィスビルは首都東京の環境破壊の元凶であり、ヒートアイランド現象を引き起こす大きな原因の1つでもある。これにきちっと反対できない政党・政治勢力や政治家、市民運動・社会運動は、みなニセモノである。近未来の廃墟となること必定だ。:田中一郎)


7.その他いろいろ

(1)「軍隊は住民を守らない」教訓として心に刻まれた言葉 重なる沖縄戦の記憶と自衛隊の今(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7d513326d2709a30ca56c841c748f1a271093cdf

(2)「朝鮮人虐殺を認めろ」 追悼文不送付で学生デモ(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6ffa94fe52b6ff64bbb691b5fa4fb83cf04c70fe

(3)2024年から年額1000円「森林環境税」の目的とは?「森がない都市部の住民」から徴収に不満の声も…“環境保全”の意義(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/08e274cfb869e9c51cf15aaba843196b1849904a

(4)JA新潟厚生連の経営悪化 “来春 資本枯渇か” 地域医療存続へ 6市が県に緊急措置を要望(TeNYテレビ新潟) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d525a8f0eb4f60f42a82ff528cbff7b9f6b14fea

(5)房総半島沖に微小プラの「ホットスポット」 深海に年2.8万トン - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240828/k00/00m/040/290000c

◆日刊IWJガイド・非会員版「NATOとウクライナによるロシア領クルスクへの侵攻に、ロシアが反撃、ウクライナ全土に大規模攻撃!」2024.8.29号~No.4314 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53850

<IWJ取材報告 1>「これまでの数々の薬害の中で、被害者数、死亡者数が最も多い薬害は?」とのフリー記者・藤江氏の質問に対し「個々の事案の被害者数等については把握の仕方が非常に異なり複雑であり、一概に比較することは簡単なことではない」と武見厚労大臣~8.27武見敬三厚生労働大臣定例会見 (mRNAコロナワクチンではないのか、ごまかすな!:田中一郎)

<IWJ取材報告 2>ワクチン接種者から輸血を受ければ、必ず抗体が導入される! 厚労省は研究班を作ってリスクを調べるべきなのに、厚労大臣が門前払いして国民の命を無視している!~8.23 mRNAワクチン中止を求める国民連合主催 レプリコン差し止め訴訟緊急記者会見

(恐ろしい話である。輸血もできなくなるのか? スパイクたんぱくやmRNAも一緒に入ってくるということ???:田中一郎)

(科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代=21世紀は、一歩間違えれば、人類滅亡・全生物死滅に至らないとも限らない。これは決して大げさなことではなく、人類が手にしているサイエンスやテクノロジーは、使い方によってはすさまじい破壊力となるからだ。最も警戒しなければいけないのは、2つの核(原子核と細胞核)をめぐる動向、つまり核・放射能とバイオテクノロジーである。:田中一郎)
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「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!!:江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!(IWJ報道)」をお送りいたします。併せて昨今の若干の原発情報を添付いたします。

日本国中が、超危険、超汚い、超高コスト、の原発・核燃料サイクル施設で、一寸先は闇、の状態を強いられています。断固として脱原発・反原発を貫いていくことが、私たち日本人が生き残る唯一の道です。政治家どもの甘言や戯言に惑わされたり、誘導されたりして、騙された瞬間から、私たちの滅亡へ向かっての行進が始まるとお考えください。原発とその放射能はすさまじいものですから。


◆IWJは今現在、経営難の状態にあります。みなさまの浄財にて経営を支えていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。会員となってIWJのネット報道を守ってください。
 http://iwj.co.jp/

(新規会員登録)(長い説明の後・サイトの一番下に申込アイコンがあります)
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(寄付・カンパ)
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 <別添PDFファイル>

(1)敦賀原発再稼働を拒む浦底断層、敷地内他断層への影響予測不能(毎日 2024.8.29)
 https://mainichi.jp/articles/20240829/ddm/016/040/009000c

(2)浜岡原発 止まった12年、描けぬ再稼働 新規制適合ゼロ(東京 2023.5.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/236022

(3)浜岡原発停止13年 中部電 遠い再稼働、南海トラフ震源域 終わらぬ審査(東京 2024.5.15)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5G45SKS5GUTPB001M.html

(4)「南海トラフ地震」権限と利権、科学的知見に基づく再検証を(中島岳志 東京 2024.8.27夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346189

(もともと大地震発生の確率などというものがアテにならないのではないか? (同じく原発の確率論的安全評価なるものもそうだ)。そんなものをああでもない、こうでもないと議論してみても、意味があるとは思えない。南海トラフ地震について言えば、川内、伊方、浜岡の3つの原発を含めて、南海トラフ地震の被害を受けるであろう地域の大地震対策や住民対応がほとんど手つかずであり、今のままでは危ない、という状態なので、この南海トラフ地震の「確率」とは、日本社会に対する大地震の危険度の度合いを示していると見ておけばいいのではないか? とりわけ上記3原発の手抜き管理の現状は近未来の悲惨な原発震災を予想させる(浜岡については下記参照)。たとえば能登半島地震に見られた土地の不均等隆起や地割れが3原発を襲えばどうなるのか? 想像しただけでもぞっとする。原発再稼働を容認して「脱炭素」を叫ぶアホウどもに、あるいは「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」に聞いてみたいものです。:田中一郎)

 <地震予知も火山噴火予知も科学的にはできません>

(1)最新技術で本当に地震予知は可能なのか? - アイエムエー
 https://www.imanet.jp/earthquake-effect/earthquake-prediction/

(2)噴火警戒レベル1でも…噴火予測や予知は困難 火山情報のジレンマ - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20191028_01.html

(近未来に到来する大地震の規模などわかるはずもなく、また、将来的に予知不可能な大噴火が起きるかもしれないにもかかわらず、大事故を起こせば国が亡ぶかもしれない原発・核燃料サイクル施設を稼働させるバカ者たち、見ざる聞かざる言わざるに徹してタカリ行為を働きながら原発稼働を容認するバカ者たち、そして、原発のことなど何にも知らない・知ろうともしないで科学的根拠を厳しく確認することなく情緒的に「脱炭素」を叫ぶバカ者たち、原発・核燃料サイクル施設とは、この3馬鹿トリオによって推進されている。やめさせなければ、我々が彼らと一緒に原発心中をさせられることとなる。:田中一郎)

(関連)立憲民主の原発ゼロは「国民に選ばれない」 国民民主・玉木氏が批判 泉氏は「4年前、玉木氏もいいと…」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341104

(こういう連中が最もタチガ悪い。彼らの言う脱原発とは「言葉遊び」「言葉いじり」のことである。:田中一郎)


 <原子力「寄生」委員会の火山リスク審査で私が最もおかしいと思う点>

(1)火山噴火を事前に予知できるとしている点。

(2)更に、その予知に基づいて、使用済み核燃料や使用中の核燃料を運び出し、別の安全な場所へ移動できるとしている点(そのための何の準備もしていないという「超いい加減」な態度)

(3)火山噴火で降下してくる火山灰や火山弾に対する備えや対策が極めて楽観的で手抜き(危険性を甘く見すぎている)

(4)基準地震動の評価では過去12万年まで遡り、場合によっては40万年前まで見る、というルールなのに、火山リスクについてはそれがはっきりしない。私は地震も火山も、少なくとも100万年前くらいまで遡って見ておくべきだと思っている。

(5)過去数万年の間に起きた最大規模の火山噴火を除外して、2番目に大きい、ほどほどの大きさの火山噴火をリスク分析の対象にするという、訳の分からないことをやっている(例:大山火山噴火と若狭湾原発)

◆(報告)(2.27)オルタナティブな日本をめざして(第99回):「原発と火山リスク」(中野宏典弁護士:新ちょぼゼミ)(2024年2月27日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-4c3118.html


1.日刊IWJガイド「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の全犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで死者約9万6000人!」2024.8.22号~No.4308
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53813

■静岡を襲う巨大地震と噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで、約9万6000人が亡くなる! 南海トラフに加えて駿河トラフ、相模トラフの3重トラフが重なる大災害エリア! 想定される地震は南海トラフ巨大地震(M9)、東海地震、東海・東南海地震 、東海・東南海・南海地震の3連動(M8.0~8.7)、神奈川西部を震源とする大正型関東地震(関東大震災、M8.0)、元禄型関東地震(M8.2)、加えて浜岡原発を抱え、活火山である富士山の噴火リスクもある!(前編)

(一部抜粋)
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 太平洋に臨む静岡県の海岸線は、駿河湾、遠州灘、伊豆半島を含みつつ、約500キロメートルにも及びます。静岡県は、南海トラフの震源域の中では、高知県の約710キロメートル、和歌山県の約600キロメートルに次いで長い海岸線を持っています。

この静岡県の海岸線約500キロに、南海トラフ地震では、大津波が押し寄せることになります。静岡では、津波だけで、約9万6000人が亡くなると想定されています。この死者数は飛び抜けています。海岸線のほとんどが、外洋に面しているため、津波到達時間が非常に速いことも特徴です。

たとえば、浜岡原発のある御前崎の津波到達時間は、地震発生後約5分です。地震、津波、そして仮に原発事故が起きたら、迅速に安全地帯まで逃げられるでしょうか!? 8月8日の日向灘地震以降、南海トラフ地震への関心の高まりと、メディア・ネットでの情報は急増しましたが、浜岡原発や伊方原発の事故の可能性について論じるものはほとんどなく、地震域内にこれらの原発が存在することについて、言及することも、またしても、いつのまにか、なくなっています。

南海トラフ地震では、静岡県では、浸水深 2メートル以上が、なんと68.9キロ平方メートルにも及びます。南海トラフ地震に伴う国の試算では、最悪のケースでは全国で約32万3000人が犠牲となり、国民の約46%が被災者になるとされています。そのうち静岡県では、約10万5千人が犠牲となると予測されています。南海トラフ地震の全犠牲者のおよそ3分の1が、静岡県に集中すると見られているのです。

生き残った人の中でも、身動きのなかなかとれない高齢者や病人、子供、妊娠中の女性、障害者の方々もいると思われますが、津波の届かない距離まで、なんとか避難することができても、東日本大震災の際の福島第一原発事故のような原発事故が浜岡原発で起きれば、北から南へ風が吹き続ければともかく、風向き次第で、右往左往しなくてはなりません。そんな避難準備のための対策は、まったく準備ができていません。

※想定される地震の被害(静岡県、2024年8月21日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/earthquake/bosaicenter/1003638/1043919/1003654/1003657/1030140.html

静岡県は、震源域(駿河トラフ・南海トラフと相模トラフ)と、地震・津波の程度(レベル1とレベル2)の違いから、合計、4つの類型を考えて、地震被害を想定しています。

※第4次地震被害想定(第1次報告)のポイント (PDF 2.4MB)(第一次報告(平成25年6月)、静岡県、2024年8月21日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/earthquake/1040810/1029868.html

駿河トラフは、日本の静岡県沖に位置する海底地形の一部で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む場所です。駿河湾の沖合に位置しており、南海トラフの一部とされていますが、特に東側に位置する部分を指し、伊豆半島の西側から駿河湾にかけて広がっており、静岡県沿岸部のすぐ沖合に位置します。駿河トラフは、巨大地震の震源域として知られており、過去にはここを震源域として、大規模な地震が発生しています。1854年の安政東海地震や1944年の昭和東南海地震などが代表的です。南海トラフとの関係では、駿河トラフは南海トラフの東端に位置しており、南海トラフ地震が発生する際には、駿河トラフも大きな影響を受けると考えられています。このため、静岡県では、駿河トラフと南海トラフは一つのカテゴリーにまとめられています。

相模トラフは、神奈川県の相模湾から南東方向に伸び、伊豆半島沖、房総半島沖を通る形で存在し、1923年に発生した関東大震災(大正関東地震)の震源となったトラフです。関東大震災は、地震後に発生した大火によって、東京中を焼け野原にし、死者・行方不明者は約10万5000人にものぼります。正確な統計の残る明治以降の地震災害では、最大の被害者を出しています。それだけに、相模トラフの動向は気になります。

相模トラフは、関東地方の南東部、相模湾から房総半島沖にかけて位置する海底地形の一部で、フィリピン海プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む場所です。相模トラフ沿いで発生した地震のうち、史上最大規模のものは、実は1923年の関東大震災ではありません。M8.2程度の元禄型関東地震です。

これは、1923年に同じ震源で起きたM7.9だった関東大震災のマグニチュード(地震のエネルギー)を上回るものです。この規模の地震が現代において起きると、静岡県では、死者は約6000人、津波だけで5700人の犠牲者が出ると想定されています。これに対し、駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する南海トラフ地震のうち、最悪の地震はM9が予想されています。最悪の場合、静岡県内の建物の約2割が全壊・焼失します。死者数は、静岡県だけで約10万5000人です。関東大震災と並んでしまうわけです。

静岡県の人口は、2024年時点で、約351万人ですから、南海トラフ地震が起きると、県内人口の約3%がお亡くなりになってしまうことになります。建物の全壊・焼失棟数は、約2万7000棟と想定されています。静岡県の場合、遠州灘と駿河湾を分ける位置にある、太平洋に突き出した御前崎岬に立地する浜岡原発の事故というリスクも抱えます。

IWJが、静岡県の原子力対策安全課に問い合わせたところ、浜岡原発が南海トラフ地震で事故を起こした場合の被害想定は、県の方では特にしていない、ということでした。被害想定もしていないのですから、行政としてやるべき避難計画や訓練など、原子力事故時の対応を、まったく行っていないことになります。これは驚くべきことです!

静岡県が、このように、原子力事故防災意識が一切欠落した状態にある、という事実を伝えている新聞・テレビなどのマスメディアは、皆無であると思います! 当然、静岡県民も、その周辺の都県民も、避難の計画や準備もできていません。

(中略)
内閣府が、2024年6月6日に策定した「第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料」の「浜岡地域の避難計画の充実化に向けた対応(イメージ)1原子力災害対策重点区域・広域避難先」によると、浜岡原発が原子力災害を起こした場合、避難対象になる人口は、浜岡原発の立地する御前崎市や牧之原市、掛川市など、なんと、81万7378人にものぼります。この81万人強の人口が、原子力災害単独の場合、静岡県内や山梨県、三重県など5県に避難するとしています。

(中略)
どうやって、東京や、石川県などへたどりつくのでしょうか? その途上に位置する関東や中部の各県も被災しており、避難のために右往左往しているのです。81万人強の人口の安全な移動手段がありません。しかも、原発のメルトダウンが起きていれば、遠方への避難は一刻を争います。地方に立ち止まっているわけにはいきません! これほどの巨大震災となると、一つの県だけで準備や訓練ができるものではなく、国とともに、避難のための準備や広域の連携、訓練を重ねていなければいけません。そんな準備はまったくできていないということです。国も県レベルの行政も、何をしているのでしょうか!?

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html
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(おそらく、川内原発のある鹿児島県、伊方原発のある愛媛県も、上記の静岡県と同じような状態ではないかと推測します。:田中一郎)


2.日刊IWJガイド「静岡を襲う複合災害リスク!! IWJは静岡県に直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火しても、浜岡原発のことは考えていない!!(後編)」2024_8_23号~No_4309
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53816

■はじめに~南海トラフ地震によって最大の被害を出すと予想される静岡県! 静岡で懸念されているリスクは、巨大地震・津波だけではない! 富士山・箱根山噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! IWJは静岡県に昨日に続いて直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは何も考えていない!!(後編)

(一部抜粋)
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昨日の前編でも伝えしたように、静岡県が南海トラフ地震に見舞われる場合には、最大の犠牲者を出し、なんと全犠牲者の約3分の1が静岡県民になると言われています。しかも、地震・津波の想定災害は、南海トラフ由来だけとは限りません。

1923年の関東大震災を引き起こした相模トラフも抱え、想定される地震だけで、南海トラフ巨大地震(M9)、東海地震、東海・東南海地震 、東海・東南海・南海地震の3連動(M8.0~8.7)、神奈川西部を震源とする大正型関東地震(関東大震災、M8.0)、元禄型関東地震(M8.2)、そして震源域内に浜岡原発を抱え、れっきとした活火山である富士山や箱根山の噴火リスクもあるというのです。

後編では、上記のさまざまな地震や火山噴火などで、浜岡原発事故が起きて、被害がさらに広大な領域に及ぶ巨大な原発災害となる「複合災害」になった場合、静岡県や周辺地域はどうなるのか、ほとんどのメディアが報じない富士山の噴火リスクと浜岡原発事故リスクなどについてお伝えします。

(参考)日刊IWJガイド・非会員版「南海トラフ地震が想定されているエリア、日向灘でM7.1の大地震! 気象庁は『巨大地震注意』を発表!浜岡原発と伊方原発が危ない!」2024.8.10号~No.4300
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777

『日刊IWJガイド』8月10日号でもお伝えしたように、浜岡原発(御前崎市)は、『朝日新聞』の「南海トラフ地震の被害想定」によると、最大震度7、最大津波高19m、津波到達最短時間は、わずか5分です。

※南海トラフ地震の被害想定(朝日新聞、2015年9月28日)
 https://www.asahi.com/sp/special/nankai_trough/

静岡県の浜岡原子力発電所(御前崎市)の現状は、中部電力によると、1、2号機は廃止措置の第2段階にあり、すべての燃料の搬出が終了していますが、3号機、4号機、5号機の3機は、定期点検中で、燃料は、使用済燃料貯蔵プールに保管されています。使用済核燃料といえども、冷やし続けないと、熱を帯びてメルトダウンしてしまうので、冷却水の循環システムは、延々と途切れることなく続けなければなりません。廃炉を決めてからも、約10年間は冷却水のプールで冷やし続け、それからやっと、乾式キャスクに移すことができるのです。

※日向灘を震源とする地震への対応状況について[PDF:49KB](中部電力、2024年8月8日)
 https://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/hamaoka/

津波対策として、浜岡原発は、海抜22mの防波壁を設置しています。

※海抜22mの防波壁の設置(中部電力、2024年8月9日閲覧)
https://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/hamaoka/anzen/genba/bohaheki/

前述したように、最大津波高は19mとされていますから、防波壁を高くしたことで、津波の被害は、クリアできて、ひと安心のように思えます。 しかし、東日本大震災でも、本当に津波だけがメルトダウンの原因なのか、議論され続けてきたように、津波が直撃しなくても、地震動によって配管がメチャメチャに破壊されたり、送電線や鉄塔などの送電設備が地震で倒れて(実際、福島第一原発では、送電線の鉄塔が地震動でぐにゃぐにゃにゆがんで倒れた)、電源が切れてしまうと、冷却水による冷却ができなくなって、メルトダウンに至ることもありえます。

政府や自治体、マスメディアも、地震と津波に対する、常日頃からの備えを説くならば、地震・津波とともにシビアアクシデントを起こしうる危険な原発は、少しでも早く、廃炉にして、撤去しておく必要があります。

※はじめに~南海トラフ地震が想定されているエリアの南西の端、日向灘でM7.1の大地震! 宮崎県で震度6弱!気象庁は「巨大地震注意」を発表! この1週間以内に、M8から9の本震が来る可能性もあると警告! M8はM7と比べるとエネルギーが約30倍!M9はM7の約千倍! さらに神奈川西部を震源とする震度5弱の地震も! 東海・東南海・南海トラフ地震のエリアの原発はどうなるのか!? 危ないのは、静岡の浜岡原発と、四国の伊方原発! しかし政府やNHKなどマスメディアは、原発事故の可能性についてはまったく言及せず、注意喚起もしていない!(日刊IWJガイド、2024年8月10日)

会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240810#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777#idx-1

前編でお伝えしたように、内閣府が、2024年6月6日に策定した「第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料」の「浜岡地域の避難計画の充実化に向けた対応(イメージ)1原子力災害対策重点区域・広域避難先」によると、浜岡原発が原子力災害を起こした場合、避難対象になる人口は、浜岡原発の立地する御前崎市や牧之原市、掛川市など、なんと、81万7378人にものぼります!

国の計画では、この約82万人もの県民は、南海トラフ地震が起きて、家屋の倒壊など、地震動の被害にもあい、さらに、津波もかぶり、原発事故も起きてしまったという、この「複合災害」のただ中で、おのおのの自助努力によって、東京都や長野県、埼玉県、群馬県、福井県、石川県など、7都県に避難するという計画なのです。

地震後は、東日本大震災の時の経験で明らかなように、新幹線をはじめ、列車はすべて止まり、高速道路はすべて閉鎖、一般道も地割れやガレキ、倒木、停止したままの自動車で埋まり、車で動くこともままなりません。どうやって、被災した静岡県民が、自助努力で、群馬県や、石川県などへたどりつくのでしょうか? ひとりひとり徒歩で歩いてゆけ、というのでしょうか? その途上に位置する関東や中部の各県も被災しており、避難や安全確保のために右往左往しているのです。81万人強の静岡県民の安全な移動手段がありません! 県が全員を安全な地帯へ運ぶバスを仕立ててくれているわけではないのです!

しかも、原発のメルトダウンが起きていれば、遠方への避難は一刻を争います。福島第一原発の3号機などで起きたように、水素爆発の危険性が迫ってくるからです。原発事故被災地に立ち止まっているわけにはいきません! さらに、まだ余震が続いている可能性があり、中には大きな余震もありえます。モーメントマグニチュード9.0の東日本大震災のときには、3月11日の一ヶ月後の4月7日に、モーメントマグニチュード7.3の余震が起きています。

これほどの巨大震災となると、一つの県だけで準備や訓練ができるものではなく、国とともに、原発震災からの避難のための計画立案や準備、広域の連携、県民をまじえての訓練を重ねていなければならないはずです。しかし、原発事故の想定はしていない、ということは、当然、避難の準備などまったくしていないというのです。国も県レベルの行政も、何をしているのでしょうか!?

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html

内閣府の策定した避難計画は、現実に機能するのかどうか、大きな疑問が残ります。IWJは、内閣府に、浜岡原発が複合災害を起こしたときの避難計画の現実性について、直撃取材しました。担当者不在のことで、折り返し電話があることになっています。電話があり次第、お伝えします。

さらに、静岡県の場合、活火山の富士山の噴火リスクもあります。心配されるのは、富士山周辺の市町村の避難計画と、噴火の浜岡原発への影響です。富士山と浜岡原発は、約80~100キロメートル程度の距離があります。静岡県では、富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)を策定しています。

※富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)(静岡県、2024年8月22日)
 https://www.pref.shizuoka.jp/bosaikinkyu/sonae/kazanfunka/fujisankazan/1030190.html

懸念されるのは、まず、噴火に伴う火山灰が風に乗って原発付近に降り積もる可能性です。火山灰が原発に降り積もると、空気フィルターや冷却装置に影響を与え、原発の運転や冷却システムに支障をきたすリスクが出てきます。

※降灰の可能性マップ(平成 16 年版報告書から再掲)(報告書_図 5.7-3)(静岡県、2024年8月22日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/030/190/21_kouhai.pdf

また、噴火に伴い、噴石が飛んでくる可能性もあります。小さな噴石でも、原発に直撃すれば、電源や配管に危機的な影響が及ぶ可能性もあります。

※大きな噴石の可能性マップ(静岡県、2024年8月22日閲覧)
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/030/190/20_funseki.pdf

火山灰や噴石の飛ぶ想定範囲には、浜岡原発は入っていませんが、それは絶対的に正しいと、安心できるのでしょうか。IWJは、静岡県に対し、避難計画と、浜岡原発への影響、さらに、すぐ隣にある活火山である箱根山への影響について直撃取材しました。

(中略)
そして、意外に知られていないのが、やはり活火山の箱根山の噴火リスクです。箱根山は富士山より東京(箱根山から東京まで80キロから90キロ)に近く、富士山が噴火した場合に、何らかの影響を受ける可能性もあります。実際に、箱根山が噴火すれば、首都圏への影響が懸念されます。この富士山と箱根山の連動性についても、現段階では不明ということで、事実上、静岡県では、対策は取られていません。

全体的に、科学的認識が深まるのを待つ、という受け身の体制が見られ、行政の観点からの「予防」という観点は後退しています。それが最もよく出ているのは、富士山の噴火の浜岡原発への影響評価です。あきれたことに、静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは、事実上、何も考えていません。

県が作成し、公開したハザードマップを、中電が見ているかもしれない、という希望的観測にもとづいた無責任な体制があるばかりなのです。中電との間で、調整も連絡も情報共有もないことは、明らかです。まして積極的な県民避難計画の共同立案などあるはずがありません。国も、何もここは関わっていません。誰もが、無責任体制なのです。

富士山と浜岡原発の距離、約80~100キロメートルから考えて、火山灰も噴石も、そう大きな影響にはならないとたかをくくっているとしたら、あるいは、原発事故のことは、県の管轄外と考えているとしたら、原発事故を含む「複合災害」の備えとして、大きな欠陥があります。

こういう行政の「他人ごと意識」は、中電や国や関連自治体とのコミュニケーションが圧倒的に足りない現実を生みだし、前述した南海トラフ地震や元禄型関東地震が起きた場合、取り返しのつかない「複合災害」をもたらす可能性があります。

WJは、中電にも、南海トラフ地震が起きた場合の複合災害の被害想定や、富士山噴火リスクの浜岡原発事故への影響などを、直撃取材しています。こちらも、後日、連絡があることになっており、連絡があり次第お伝えします。
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3.日刊IWJガイド「江戸時代の富士山宝永大噴火は、元禄関東地震、宝永南海トラフ地震と連動! 政府・自治体の地震と噴火時の対策は、原発事故を想定せず!」2024.8.26号~No.4311
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53823

■はじめに~1707年の富士山の宝永大噴火は、その4年前の元禄関東大地震、噴火の49日前の東海・東南海・南海トラフ3連動の宝永大地震と連動していた! 噴火による噴出物は、推定1.7立法キロ! 登山口の須走村は火山岩塊で焼失! 小田原の酒匂川では、火山灰が流入し、長年にわたって何度も氾濫! 噴出物は、火口から50km離れた神奈川県伊勢原市で30cm、120km離れた千葉県市原市でも8cm! 現代でも同様の大震災が起こる可能性があるが、政府・自治体は、原発事故との「複合災害」を想定せず!!

(一部抜粋)
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 本日8月26日は、「火山防災の日」です。明治44年8月26日に、浅間山(群馬県、長野県)に日本で最初の火山観測所が設置されたことから、昨年改正された活動火山対策特別措置法により、火山災害に備えるきっかけとする日として制定されました。

※8月26日は「火山防災の日」(内閣府)
 https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20240814.html

今年8月8日に起きた、最大震度6弱、マグニチュード7.1の日向灘地震により、南海トラフ地震への警戒がにわかに高まりました。

江戸時代の宝永4年10月4日(西暦1707年10月28日)に起きた、推定マグニチュード8.6~9クラスの日本最大級の東海・東南海・南海トラフ3連動の大地震である宝永大地震から49日目の宝永4年11月23日(西暦1707年12月16日)には、富士山の南東斜面で大噴火が起き、16日間断続的に噴火が続きました。これが、宝永大噴火と呼ばれる、歴史上記録されている最新で最大の富士山の噴火です。

宝永大地震と宝永大噴火との間には、関連性があったことが推測されています。

※はじめに~南海トラフ地震が想定されているエリアの南西の端、日向灘でM7.1の大地震! 宮崎県で震度6弱!気象庁は「巨大地震注意」を発表! この1週間以内に、M8から9の本震が来る可能性もあると警告! M8はM7と比べるとエネルギーが約30倍!M9はM7の約千倍! さらに神奈川西部を震源とする震度5弱の地震も! 東海・東南海・南海トラフ地震のエリアの原発はどうなるのか!? 危ないのは、静岡の浜岡原発と、四国の伊方原発! しかし政府やNHKなどマスメディアは、原発事故の可能性についてはまったく言及せず、注意喚起もしていない!(前編)(日刊IWJガイド、2024年8月10日)

会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240810#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777#idx-1

※はじめに~南海トラフ地震によって最大の被害を出すと予想される静岡県! 静岡で懸念されているリスクは、巨大地震・津波だけではない! 富士山・箱根山噴火リスク、そして浜岡原発の事故リスク!! IWJは静岡県に昨日に続いて直撃取材! 静岡県は、富士山が噴火した場合、浜岡原発のことは何も考えていない!!(後編)(日刊IWJガイド、2024年8月11日)

会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240823#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53816#idx-1

内閣府が2006年に発表した専門調査会の報告書は、この1707年の宝永大噴火について、「新たに開いた宝永火口から噴出した火山礫や火山灰などの噴出物は、偏西風に乗って静岡県北東部から神奈川県北西部、東京都、さらに100km以上離れた房総半島にまで降り注いだ」と記されています。

報告書によると、平安時代に起きた富士山の貞観(じょうがん)噴火が、「溶岩流を噴出する穏やかな噴火」だったのに対し、宝永大噴火は「粉砕された噴出物を噴煙とともに上空高く舞い上げる爆発的な噴火」だったとのこと。一方、宝永火口の周辺には集落がなかったことなど、「いくつかの要因」が幸いし、「噴火による死者の記録は残っていない」ことが指摘されています。

※災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成18年3月 1707 富士山宝永噴火(内閣府)
 https://qr.paps.jp/D5rHU

https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1707_houei_fujisan_funka/index.html#:~:text=%EF%BC%9C%E6%A6%82%E8%A6%81%EF%BC%9E,%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%81%9F%E3%80%82

内閣府が発表した、この専門調査会の報告書によると、宝永大噴火による噴出物は、「推定1.7立法キロ」に及び、「家屋の倒壊や農耕地の耕作不能化をはじめ、流出した火山灰による河川氾濫などの二次災害を引き起こし、長期間、広範囲にわたり」影響を及ぼしたとのことです。

富士山の登山口でもある、富士山東麓の須走村(現・静岡県小山町)では、「降ってきた鞠ほどの火山岩塊は内に火気をふくみ、浅間(せんげん)社の神主小野家をはじめ、通りに面した町並みのうち37軒が焼失した。焼失を免れた残り39軒も、27日までに降った3mを越す火山灰の重みと度重なる震動により、すべて倒壊した。住民は着の身着のままで避難し、須走村は、まったくのゴーストタウンと化してしまった」とあります。

噴火の翌年の宝永5年(1708年)には、神奈川県西部の山北町から小田原市を流れる酒匂川(さかわがわ)で、大きな二次災害が発生しました。報告書には、以下のように書かれています。(以下省略)

(中略)
2017年8月8日付『ヤフーニュース』でジオリブ研究所所長の巽好幸(読み仮名を入れる)氏は、「都心からたった80キロメートルしか離れていないこの活火山は、過去に何度も大噴火を繰り返してきた。数十万年~100万年と言われる火山の『寿命』を考えると、箱根火山が将来大噴火する可能性は極めて高い」と指摘しています。

※箱根山大噴火への覚悟を かつて首都圏も襲った火砕流と火山灰(ヤフーニュース、2017年8月8日)
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f77be10de085026e5eaf0abf2e7d5b17e7bc8115

巽氏は、東京から神奈川の地層の中の「東京軽石層」と呼ばれる軽石の供給源は、「箱根火山だと考えられている」と指摘。その噴火は「約6万年前に起きたと推定される」と述べています。さらに、軽石や火山灰、火山ガスを噴き上げた噴煙柱が崩壊した直後に発生した、数百度にも達する大規模な火砕流の痕跡が、「東は現在の横浜市保土ヶ谷区や三浦半島、西は静岡県沼津市を超えて富士宮市でも確認される」と指摘しています。

巽氏によると、「火砕流は箱根からわずか1~2時間で横浜に到達した」とのことです。巽氏は、6万年前と同じ箱根山の噴火が今起きれば、「火砕流到達域には500万人近い人口がある」「すべてのライフラインが停止する10センチ以上の降灰域には2800万人が暮らし、首都機能が集中している」と指摘しています。

巽氏は、箱根山が過去30万年に4回大噴火を起こしていることから、「箱根火山は約7万年に1度大噴火を繰り返す」と「今後100年間に大噴火が起きる確率は約0.2%」だと論じています。内閣府は2020年に、中央防災会議で「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」の会合を開催し、富士山噴火を想定した広域降灰対策の報告書を発表しまた。

※大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ(内閣府) 
 https://www.bousai.go.jp/kazan/kouikikouhaiworking/index.html

報告書は、富士山の噴火が起きた場合の主な影響を、以下のように示しています。
(以下、IWJの会員サイトをご覧ください=火山灰リスクを中心に詳細に論じられています)
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4.日刊IWJガイド「クルスク侵攻におけるウクライナ軍の損失は『5800人』とロシア国防省が報告! 西側メディアもウクライナ軍の苦戦ぶりを次々報道!」2024_8_28号~No_4313
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53847

■中部電力から、南海トラフ地震と富士山噴火時の浜岡原発の対応に関する、IWJの質問に対する回答が届きました! 日本最大級の東海・東南海・南海トラフ3連動の大地震である宝永大地震(西暦1707年10月28日)のときのように、富士山の噴火の49日前に、南海トラフ地震や相模トラフ地震が起きていたとしたら、どうなる!? 被災地は、いまだ地震の混乱も余震も収まっておらず、交通機関や道路は分断し、瓦礫の山で、避難できていない人々も大勢いる中へ、火砕流や火山灰、噴石の飛来が襲い掛かる! さらに、浜岡原発の使用済燃料貯蔵プールが損傷すれば、被災地一帯が放射能汚染されている可能性もある!

(一部抜粋)
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 連日お伝えしている、南海トラフ地震と富士山の噴火ですが、8月26日(月)に、中部電力から、南海トラフ地震と富士山噴火時の浜岡原発の対応に関する回答が届きました。以下、IWJの質問と中部電力の回答を合わせてお伝えします。

IWJの質問 1.「南海トラフ地震など、地震・津波などの自然災害と合わせて原子力災害が発生する、いわゆる複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定は、中部電力で行っているのでしょうか?」

中部電力の回答「当社では、地震・津波などの自然災害と合わせて原子力災害が発生する、いわゆる複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定の検討は行っておりません。

浜岡原子力発電所においては、南海トラフの巨大地震を考慮するとともに、原子力規制委員会が策定した新規制基準を踏まえて、さらなる安全性向上対策を着実に実施しております。

また、当社は原子力事業者として国および自治体等との連携を深め、原子力災害に対する緊急時対策・対応の充実・強化に向けた継続的な取り組みを実施してまいります」

(中略)
中部電力では、地震・津波と、原発事故などの複合災害が発生した際における発電所周辺地域における被害想定を行っていないことが明らかになりました。内閣府が想定した、82万人の避難者が発生するという、被害想定が唯一のものとなります。この82万が、複合災害が起きた時には、東京都や長野県、埼玉県、群馬県、福井県、石川県など、7都県に避難するという避難計画を、内閣府は立案しています。しかし、人々がどう動いたら、7都県に避難できるのか、具体的な点は、一切考えられていません。

※第17回浜岡地域原子力防災協議会作業部会資料分割1/3(浜岡地域、原子力防災協議会作業部会、2024年8月21日閲覧)
 https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/kyougikai/02_hamaoka.html

地震後は、東日本大震災の時の経験で明らかなように、新幹線をはじめ、列車はすべて止まり、高速道路はすべて閉鎖、一般道も地割れやガレキ、倒木、停止したままの自動車で埋まり、車で動くこともままならない状況を考えれば、具体的に、避難者には移動する手段がなく、この避難計画は、絵に描いた餅にすぎません。

IWJは、8月23日(金)に、この避難計画の非現実性を内閣府に伝えて、担当官に、この避難計画が現実に機能するのかどうか、直撃取材しましたが、席を外しているので、折り返し連絡があると告げられたまま、26日(月)になっても電話はありません。内閣府は、避難計画の欠陥を突かれて、回答できないのだと思われます。あるいは、考えてみたところで、避難計画やシナリオなど、立てられないことがわかっていて、質問から逃げ回っているのかもしれません。

IWJは、富士山噴火の浜岡原発への影響についても、中部電力に問い合わせました。中部電力の回答は、かなり楽観的なものでした。

IWJの質問 2.「富士山噴火の浜岡原発への影響は、どのようにお考えでしょうか?」

中部電力の回答「富士山の噴火などの火山現象については、浜岡原子力発電所から半径160kmの範囲を中心に第四紀火山(約260万年前から現在までに活動した火山)を調査し、活動履歴や過去最大の噴火規模などから将来想定される最大の噴火規模を考慮して、火砕流などの施設や設備で対応が不可能な火山事象が発電所に到達しないことを確認しております。また、敷地周辺の火山からの火山灰が発電所に到達した場合の影響などについて評価し、発電所の安全性に問題がないことを確認しております」

富士山の大噴火が起きる場合、宝永大地震・大噴火のように、地震・津波に先立って、すでに、南海トラフ地震や相模トラフ地震が起きている可能性もあるのです。

中部電力の影響評価は、この巨大地震との連動の可能性を考慮せず、富士山だけが、単独で噴火することを前提にしたものです。これでは意味がありません。

(以下、大地震・大津波・富士山及び箱根の大噴火、の3つが重なるトリプル大天災が重なって起き、それが浜岡原発を襲った時の対応・対策について詳しくIWJが中部電力に聞いていますが、その回答は「ヌカに釘」「のれんに腕押し」のようなものでした。詳しくはIWJ会員版をご覧ください。下記に結論だけ抜き出しておきます。:田中一郎)

マグニチュード9以上が想定される南海トラフ地震で、浜岡原発の想定最大加速が1200ガルと2094ガルと言われて安心できるでしょうか。国も、中部電力も、日本が、何も考えず、何の対策もせずとも、何か、特別な幸運に常に恵まれて救われるという「信仰」でもあるのでしょうか。それとも、単なる無能と無知と無責任の集団なのでしょうか。
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 <田中一郎コメント>

(寅子風に)ハテ?!、この浜岡原発を襲う可能性が高い「大地震・大津波・富士山及び箱根の大噴火」の危険性と、それに対して何の準備もしなければ浜岡原発をやめようともしない中部電力、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁、政府・自公政権、「日本維新の会」や国民民主党や御用組合「連合」、地元及び周辺自治体、を前にして、「原発に依存しない脱炭素」(原発再稼働を一部認める=脱原発は遠い未来のこと=立憲民主党との馴れ合い)などというお気楽な「共通政策」を立憲野党に約束させたり、東京都に「脱炭素」政策を取れと強要したり(その前に福島原発事故の被害者対応改善や富士山噴火や第二次関東大震災の防災対策、あるいはヒートアイランド現象防止と都市計画の正常化など、やるべきことはたくさんある)している、「市民連合」ならぬ「日和見連合(ひよれん)」の人たちは、原発をめぐる危機的な状況をどこまで認識しているのでしょうか。「人工排出CO2による地球温暖化」説という科学的実証的根拠が極めて怪しい「新興宗教的」なカルトに洗脳され、市民運動・社会運動の基本的な姿勢を忘れてしまっているお粗末さは看過できません。

富士山噴火や南海トラフ地震と連動して起きるかもしれない第二次関東大震災の場合には、あのボロボロの老朽原発である東海第二原発や、その隣にある東海再処理工場の高レベル放射性廃液貯留タンクもまた、被災することを忘れてはいけません。我々が真っ先に成すべきは、自分たちの国が地域独占(原発)電力会社(「毒電」)や原子力ムラとその代理店のような政府・政治家・官僚どもにより、原発・核燃料サイクル施設が再びの過酷事故を起こしてしまうことを全力で阻止していくことです。それが我々や、我々の子どもたち・孫たちを原発震災の放射能から守ることになるのです。「脱炭素」(NO FOSSIL)などと「お気楽」なことを言っている余裕などないのです。

 <私の処方箋>

◆エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=aFfO7f
草々

 

2024年8月28日 (水)

絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.ソバにいてくれるだけでいい
(暑くて食欲なく、毎日ソバばかり食べています)
 https://www.youtube.com/watch?v=GgX0WMrmH1c


2.(チラシ)(9.4)総選挙で日本をアップデート〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlhW--2iwXO2y0OvH?e=FKCVen

(関連)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=V2ydhV


3.(9.8)子ども脱被ばく裁判の会緊急座談会のお知らせ

日 時:9月8日(日) 1時〜4時半
場 所:高槻市生涯学習センター3F 研修室 (参加費無料) 
(JR高槻駅下車、中央改札口を右手に向かい、右手に現れるエスカレーターを降りる。駅を背に南に徒歩で直進4分、二つ目の信号を渡ったところが高槻市役所。入口に大きな看板あり)
テーマ:「いま、法が一歩前に出る時」~20mSv体制をこのまま放置していいのか?~

問題提起 柳原敏夫弁護士(子ども脱被ばく裁判弁護団)
パネラー 福島敦子さん (損害賠償訴訟京都)
パネラー 森松明希子さん (損害賠償訴訟関西)
進行   水戸喜世子 


4.映画|池谷薫監督_終戦75年「蟻の兵隊」全国ツアー
 https://renuniverse.com/ari/
 https://115119.wixsite.com/arinoheitai

(今年8月のお盆の頃に東京でも映画館で上映していたそうですが、残念ながら知らなくて見過ごしてしまいました。残念!:田中一郎)


5.米不足でも、廃棄される 新鮮な商品、常に求める消費者:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/c9GH0

(朝日カバカバ新聞は、何だか消費者が悪いかのような記事見出しを付けていますが、そうではありません。これがマルクスの言う「資本主義的生産の根本矛盾」であることは理解されてますか? 資本主義は(あくなき利潤追求を至上価値・使命とする)「資本が主」の経済体制ですから(逆に言えば、人間のニーズは二の次ですから)、賞味期限が切れたら(実際には量販店の命令で賞味期限のかなり前の段階で)無償でさしあげるのではなく、必ず捨てる(流用出来ない形で)、ということになっています。何故なら、無償であげることが常態化したら、多くの人がそれを待って「無償でもらう」ことを選択するので、商品が売れなくなるからです。もったいない、と思いますが、これが資本主義経済体制が人間に対して強いる「矛盾」です。このバカバカしい「仕組み」にどう対応するかを考えるのが経済学ですが、今の経済学はアホみたいなことばかり言ってます。世の中で「こんなもの要らない」の筆頭格が経済学です。:田中一郎)


6.もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359547

(関連)厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359595

(河野太郎・武見敬三・自民党共同本音「これがいややったら選挙で落としてみいよ、マイナポイントもろて喜こんどるんやろ。ツベコベぬかすな! どうせお前らは、わしら自民党に投票するに決まっとんや。あんなボケ野党に投票してもしょうないで!」)


7.大阪万博「時給2300円」でも募集は「まずまず」担当者直撃で見えた「人材確保」の苦戦ぶり(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6daea8691d25350fbefb07f4300959dca994fed4

(地震、メタン爆発、カジ(の)、万博です。少しばかり高めの時給をもらって死にに行きますか? 大地震が来たらお手上げだそうですよ、逃げ場所なしで、島から脱出もできない、救出にも行けない、「見殺し万博」になるのでは?:田中一郎)


8.その他
 何故、ものごとをちゃんとできないのでしょうか? おかしなことの大半は政治と行政です。

(1)「2歳以下の子供マグロを食べまくっている…」日本人が知らないヤバい実態(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e55441fe09f43bf75b1bff7c4c3fa65bcb338f2a

(子どものマグロのことをメジマグロとか言うのですが、漁獲高でメジマグロが増えるというのは、海洋資源の資源管理上、イエローカードです。頭でっかちの水産庁の役人たちが知らないハズはありません(水産資源管理の教科書にはそう書いてありますから)。水産庁はマグロだけでなく、日本近海のほとんどすべての漁船漁業に関して資源管理を怠っています。乱獲容認官庁です。マグロだけでなく、カツオ、サバ、アジ、イワシ、サンマ、ニシン、スルメイカ、ホッケ、スケソウダラ、マダラ、ブリ、カニ、ウナギ、キンキ、ハタハタ、etc みなそうです。近未来の日本近海では、まず間違いなく、魚の数よりもプラスチックごみの数の方が多くなるでしょう。プラごみは「やりたい放題」の放し飼いです。政治・行政が諸悪の根源の1つです。乱獲するなら、プラごみをすればいいのにね。:田中一郎)

(2)「ヘイト」集会認めないで 大学教授ら、朝鮮人虐殺追悼碑がある横網町公園の9月1日使用制限を都に求める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349641

(3)千代田区立校の越境入学で虚偽申請 元議長あっせん、保護者から金品:朝日新聞デジタル
(なんやコレ! いつの時代の話だ! 区の職員がグルになってやっとるようなことも書いてある。懲戒免職にしたらどう?:田中一郎)
 https://x.gd/s2RjB

(4)米軍岩国基地オスプレイ配備、大半の市議所属する8会派が容認意向…共産など2会派は否定的(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e840108196d8ed7a79a73d450027ce9f53a7cd19

(関連)米海軍のオスプレイ初配備 岩国市長が容認する考え表明 - NHK - アメリカ
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240827/k10014560601000.html

(岩国市民の皆さま、この容認(賛成)8会派の市議会議員どもや市長を選挙で落とさないと、逆にオスプレイがみなさまの家に落とされますよ、いいんですか?:田中一郎)
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「絶望の日本政治:自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市、立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会=これが1990年代の「(似非)政治改革」のなれの果て、こんな政治家どもを野放しにしているのはあなた方有権者・国民です」をお送りいたします。

日本の経済や社会をダメにして、戦後先人たちが営々と築き上げた日本を次々と破壊して破滅へと導いているのが政治だ=諸悪の根源が政治なのだと申し上げて、もうかなりの時間が経ちました。アベスガキシダと続いた日本破壊勢力によるデタラメな政治が、最大与党自民党の「裏金・脱税・居直り」や、統一教会との癒着・協賛と、それがもたらす多くの悲劇や反社会的行動の表面化を契機に、多くの有権者・国民の怒りを買っています。元来はこうした諸悪の根源となっていたアベ政治・アベ派政治とは対立的な派閥=宏池会のトップにいたはずの岸田文雄現総理が、何をトチ狂ったか総理総裁に就任したとたんにアベ政治継承・アベ派重用のお粗末政治を開始し、自分は政治家として何かをしたくて総理になったのではなくて、ただただ総理になりたかっただけのデクノボウであることをさらけ出しながら、自民党内だけをにらんだ党内バランス優先の、従ってまた、有権者・国民の迷惑顧みず、アベ政権でさえできなかったものも含めて極悪とも言える悪政を展開してきました。対米隷属の対中戦争準備と原発大推進はその2大双璧です。

支持率低迷を続けた岸田文雄総理が今年9月の自民党総裁選には不出馬に追い込まれ、今年後半から来年にかけて予定されている衆参2つの国政選挙で、とにもかくにも自民党政権維持と現職国会議員の議席死守を最高位の目標に置き、選挙に勝つためには(いや下野するまでに負けないためには)、誰を総裁・総理にすればいいかを競い合う、歴史的に見てもサイテーレベルの「総裁選」が始まります。立候補してくるのは、岸田文雄と同じく、日本をどうしたい、国民にどう尽くしたい、外交やエネルギー政策はどうすればいい、日本経済や地方再生はどうする、など、肝心要の政治・政策の中身はそっちのけで、「オレは総理大臣になりたい」というだけの小中学生のガキ並の態度でいる、10人を超える候補者たちです。ガラクタ人材ばかりが雁首揃えて、日頃は微塵も考えたこともないようなことをもっともらしい顔をしながら話し、その話しぶりから、各候補者とも、いかに政治家としてお粗末かをさらけ出しているという有様です。自民党政治の末期症状は(これまでも見えていましたが)決定的になったと言うべきでしょうか。

私が憤りを感じるのは、マスゴミの報道姿勢です。この間まで、「裏金・脱税・居直り」や統一教会問題を追及してきた報道が、自民党総裁選になってくるととたんに報道姿勢が変わり、上記で申し上げたように、ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための総裁選を批判するどころか、まるで一種の「お祭り」騒ぎのごとく「お囃子報道」を繰り返し、日々、10人以上にものぼる立候補予定者に関するどうでもいいような話を延々と報道し続けるという馬鹿マスゴミ事態を続けていることです。有権者・B級愚民には、パンとサーカス、ならぬ、現金給付金と総裁選、をあてがっておけば、必ずやまた騙されて、我々自民党に投票するであろう、という、有権者をバカにした見通しの下、(情報の小出しなどで)マスごみを手なずけて、自民党イメージ一新=「裏金・脱税・居直り」や統一教会問題は雲散霧消、を狙っているのです。こんなものに騙されていては、この国はいつまでたっても生まれ変われないどころか、上記で申し上げたように、不可逆的な破壊から破滅・滅亡へと向かう道を切り替えることはできないでしょう。

(関連)適菜収インタビュー:有権者はまた自民党に騙される!(日刊ゲンダイ 2024.8.26)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357824

他方、この体たらくの自民党に代わって、政権交代を担うべき立憲民主党ですが、こちらもどうしようもなくヒドイ状態にあります。これまでも幾度となく野党第1党としての立憲民主党を批判してきましたから、詳細は避けて、今回は2点だけ申し上げておきます。1つ目は、泉健太代表の任期切れ(9月末)に伴い、自民党総裁選にぶつける日程で立憲民主党でも代表選挙が行われ、来たる国政選挙で政権交代をにらんだ代表選出を行うことになっています。しかし驚いたことに、この大事な代表選に立候補する人物が、過去に政権運営と国政選挙で失敗を繰り返した「失敗団子3兄弟」(枝野幸男、野田佳彦、泉健太)というのですから開いた口がふさがりません。この政党は過去の自分たちの選挙戦や政権運営に何の反省もしていないということなのでしょうか? あるいは人材難で他に代表を務める政治家はいない、ということでしょうか?

そう言えば、2021年の衆院選敗北・枝野幸男代表退陣の後を継いだ泉健太代表時代の3年間は、立憲民主党はその存在感を全くと言っていいほど示すことはできませんでした。参議院選挙も、地方選挙でも、日本共産党その他の協力野党に助けてもらって、やっとのことで勝てた選挙がほとんどで、国会でも、政治活動でも、泉健太立憲民主党のプレゼンスは劣悪そのもの、野党第1党としての活躍に期待する多くの有権者・市民をまたしても裏切ってきたのです。極めつけは、立憲民主党から立候補した蓮舫氏を応援しようと馳せ参じてくれた多くの「世直し」市民を選挙運動から排除する暴挙を行い、協力野党である日本共産党に対しては相も変らぬ無礼千万の態度で振る舞い、やったことと言えば、御用組合「連合」にゴマをすり、その御用組合「連合」に言われるがままに、「壊憲」勢力で原発推進の国民民主党と何とか寄りを戻そうとしていた、くらいでしょうか? バカもいい加減にしておけ、ということでしょう。その当然の帰結とでも言うべき都知事選挙の結果はボロ負け、およそ立憲民主党にこれからの政権交代を担ってもらおうなどという機運は皆無の状態になってしまっています。

また、泉健太立憲民主党は、この間、「経済秘密保護法(SC法)」や自衛隊法改悪法(日米両軍統合)をはじめ、自公政権が国会に提出した対米隷属型戦争法案にことごとく賛成し、また、脱原発を棚上げにしようとしています。戦争と原発、この2つが、近未来に日本を破滅させるかもしれないのに、ですよ。ふざけるな! です。先般私から投げかけた下記についても何の回答も動きもありません(むしろ逆噴射している様子)。

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

こんな最大与党・自民党と野党第1党の立憲民主党のありさま、まさに絶望状態のこの日本政治の淵源は1990年代の「(似非)政治改革」(小選挙区制、既成政党を無条件に有利にする政党制度、金権政治脱却のための「政治とカネ」制度改革の棚上げ等)にあります。その「成れの果て」と言ってもいいでしょう。そして今の立憲民主党を牛耳る幹部の政治家たちの大半は、このインチキ政治改革に便乗して台頭してきた連中が大半なのです。

以下、昨今のマスゴミ情報から若干の報道記事をピックアップしてお伝えします。こんな政治は有権者・国民が選挙権を行使して抜本転換しなければなりません。しかし、過半数の有権者・国民が、自分たちの国の政治を差配する国会議員たちを、きちんと選ぶことができない、まともな人間を国会に送ることができない、社会に出たら通用しそうにもないボンクラや非常識な人間たちを選挙で選んでしまう、そんなことを戦後75年間以上にもわたり繰り返して来て、今日に至っています。もういい加減にしなければいけません。

 <別添PDFファイル>
(1)総裁選候補者が乱立、早期の「裏金選挙」必至、「岸田後」自民待つ泥沼(星浩『AERA 2024..2』)
(2)毎日新聞世論調査:「自民総裁に石破氏」29% 2位は小泉氏16%(毎日 2024.8.26)
(3)さあ、どうする自民党…「党内一の嫌われ者」石破茂が世論調査第1位(日刊ゲンダイ 2024.8.28)
(4)小泉進次郎(43)“総理”の重大リスク《実母、弟、叔父を連続直撃》(『週刊文春 2024.8.29』)
(5)自民党議員も怯えている…ポエム進次郎は本気で「自分はやれる」と思っているのか(日刊ゲンイ 2024.8.27)
(6)ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味(日刊ゲンダイ 2024.8.27)
(7)立民代表選の論点(上中下)(日経 2024.8.20,21,22)
(8)日本版「影の首相」の選び方、立民代表選 グループ活発(日経 2024.8.23夕刊)
(9)小沢一郎(82)が「最後の戦い」で野田元首相を本命視するワケ(『週刊文春 2024.8.29』)
(10)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)


1.税のタブー-三木義一/著(集英社インターナショナル新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033953836&Action_id=121&Sza_id=C0

(1)国会議員に毎年転がり込む収入は、何もしなくても約1億円
 国会議員が国から受け取る資金(三木義一『税のタブー』集英社インターナショナル新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliBMgLK0GfVzXmn5?e=gMXikp

(2)相続税・贈与税を払わない国会議員
 政治家の事業承継・相続と税金(三木義一『税のタブー』集英社インターナショナル新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh9trRletB5Fp94D?e=w4N1qm

 <田中一郎コメント>

 日頃、ダジャレとずっこけ小話にはげみ、日本の税制の急所外しがお得意の三木義一先生が、ズバッと国会議員のカネと税金を分析なさっています。ときどきこういう必殺技を見せていただけるので、なかなか目が離せません。上記の2つは、同氏著の新書の「政治家・政治団体と税金」について書かれている章の最初と最後の部分をピックアップしたものです。この中間ページに、これまた多くの国会議員の税制特典があり、貧困と日々の生活苦にあえぐ一般の有権者・国民をよそに、たくさんの無税収入を得ているようです(1億円のうち政党交付金は4千万円/人)。

日本の国会議員は、これだけの金額を無税でもらっていて、何故に更にカネが必要で、政治資金パーティがなくなると死んでしまうようなことを言っているのでしょうか? こりゃ、政治家の全てのカネの使い道を1円に至るまで、全て領収書付きで公開させないとダメですね。我々一般の有権者・国民から見ると、こんなのは異常という他ありません(このほかに、資金使途自由・非公開の官房機密費があるし、ODA&OSAはキックバック汚職の金城湯地とも言われている)。


2.(8.30)「政権交代の為に立憲民主党に物申す市民集会」(私が申し上げたいこと)(ちょぼちょぼ市民連合 田中一郎 2024.8.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliRjEgg7XynGohfu?e=VlSHCV

(8/30の上記市民集会は都合により参加できなくなりましたので、私が参加した場合に発言予定(紙で配布予定)だったことを上記に公開しておきます。福島原発事故の後には「もう原発はダメだ、脱原発・再エネ推進でこれからはやっていくぞ」と決意をし、党の綱領にまで記載したのに、それをコロっと忘れて、またぞろ原発容認・原発推進、原発推進の国民民主党と一緒にやろう、などという動きが立憲民主党の中で強まってきています。のど元過ぎれば熱さ忘れる、という愚か者の象徴のようなことをしているのが昨今の(泉健太)立憲民主党です。上記に書いたことは、本当に必要最低限のことだけです。こんなことをいちいち有権者・市民から言われなくても、ちゃんとやれよ、ということを一番言いたいと思っています。:田中一郎)

(以下、自民党と立憲民主党に関する昨今のマスゴミ報道をピックアップしてご紹介いたしますが、こんなものは全部目を通す必要はありません。記事の表題をざっとご覧になり、その中で、これはちょっと見ておこうかな、と思われるものをクリックしてご覧になればいいでしょう。ネット上とはいえ、よくもまあ、こんなくだらない報道を、これでもか、これでもか、とマスゴミはしたものだ、と思います)


3.自民党総裁選という「選挙の顔」を選ぶガラクタ市

 報道によれば、焦点は「裏金・脱税」議員を新総裁の自民党が公認するかどうかだという。また、総裁選の下馬評からは、石破茂と小泉進次郎の決選投票となり、決選投票は国会議員だけの投票なので、小泉進次郎が新総裁に選ばれそうだという情勢(この2人と3番手の高市早苗とはかなりの差がありそう)。従って小泉進次郎が立候補表明をした場合、「裏金・脱税」議員を自民党として公認するかどうかが厳しく問われることになりそうだ。「裏金・脱税」議員で立候補しそうな自民党議員は約60名くらいだという(そんなに少ないのかなあという印象、岸田文雄だって「裏金」議員でしょうに)

ということは、マスゴミ風に書くとこうなる(いずれも「茶番の対決」が真相:歴史は繰り返す、1度目は悲劇、2度目は茶番だ)

昔(2001年) 自民党改革派=小泉純一郎 VS 自民党守旧派=橋本龍太郎
今(2024年)  同 上  =石破茂   VS  同 上  =小泉進次郎(森喜朗+菅義偉がバックアップ)

(こんな総裁選などをやっていても、日本の政治は微塵も変わらないどころか、どんどんひどくなる一方)

(1)全般的なこと

*「私は逃げたと思っている」岸田総理の総裁選“不出馬”宣言に憤る元二世信者 旧統一教会問題の説明責任は(20240817) 報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240817_1.html

*総裁選候補者が乱立、早期の「裏金選挙」必至、「岸田後」自民待つ泥沼(星浩『AERA 2024..2』)
 https://dot.asahi.com/articles/-/232018?page=1

*【記者座談会】岸田政権立ち腐れてお色直し 統一教会も裏金もケジメなく総裁選 現状突き破る勢力の台頭を - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/31518

*「闘い」だからプロレス風? 総裁選ポスターはまるで「興行の宣伝」 レイアウトににじむ「自民党の理屈」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349883?rct=tokuhou

*自民総裁選「重要6争点」を徹底比較 出馬表明・模索11人のアタマの中が丸わかり【一覧表付き】|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359381

*麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359506

*裏金自民はやっぱり反省ゼロ? 総裁選めぐり《安倍派幹部》がXでトレンド入りのワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359635

◆(別添PDFファイル)毎日新聞世論調査:「自民総裁に石破氏」29% 2位は小泉氏16%(毎日 2024.8.26)
 https://mainichi.jp/articles/20240826/ddm/001/010/111000c

(2)石破茂:憲法9条2項削除公約の防衛オタク

*(別添PDFファイル)さあ、どうする自民党…「党内一の嫌われ者」石破茂が世論調査第1位(日刊ゲンダイ 2024.8.28)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359666

*世論調査での人気は高いのに…石破茂氏が自民党総裁選で負け続けている本当の理由|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359647?utm_source=newsletter&utm_medium=email

*「一度吐いたツバは飲み込めんよ」石破茂氏 “裏金議員” 非公認をわずか1日で撤回「手のひら返し」に非難轟轟(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/80f8e2166788231b8061800251d8a4f91bcc9f0f

*裏金議員は非公認? 「厳しければ党内の反発、緩ければ世論の反発」:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/XLbUZ

(3)小泉進次郎:スッカラカン構文のポエム男

*(別添PDFファイル)小泉進次郎(43)“総理”の重大リスク《実母、弟、叔父を連続直撃》(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9370

*(別添PDFファイル)自民党議員も怯えている…ポエム進次郎は本気で「自分はやれる」と思っているのか(日刊ゲンイ 2024.8.27)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359605

*“小泉ポエム政権”が誕生しても短命に。自民総裁選で進次郎が勝ったら何が起きるのか? - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/616195

*「小泉進次郎首相」誕生へ森氏や菅氏が動くワケ 「自民党をぶっ壊す」の小泉旋風再来はあるのか - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://x.gd/vNQ1l

*小泉進次郎は「裏金議員の公認」が総裁選の“踏み絵”に…「推薦人40人以上」の背後に森&萩生田が暗躍|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359596

*小泉進次郎氏が-新構文-連発|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/item/neta/12136-3322888/

(4)小林鷹之:パーティ三昧の東大卒財務省エリートで統一教会抱きつきホーク

*(別添PDFファイル)小林鷹之(49)「パーティ三昧」と「リベラル弁護士妻」(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/articles/-/72919?page=2#goog_rewarded

*「コバタカは裏金議員の救世主みたいに…」自民党の“伝統芸”も完備した“コバホーク”こと小林鷹之(49)は誰を背負っているのか(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://bunshun.jp/articles/-/73042

*「統一教会に乗っ取られた自民党のまま」小林鷹之議員、旧統一教会との関係で広がる “致命的な拒否感”(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/73de52234a5c86f4e9e47e295aed54d75d69f8b4

*自民総裁選に出馬する小林鷹之を「シン・保守」などと持ち上げるTVメディアの醜悪|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359254

*小林鷹之氏「総裁選出馬会見」は拍子抜け…報道陣150人詰めかけるも、裏金議員に“忖度”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359319

*小林鷹之氏のカネ集めは「古い自民党」そのもの…初入閣後にハイペースでパーティー開催|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359266

(5)その他のガラクタ

 私が見るところ、高市早苗(3位)と小林鷹之(4位)は、近未来に総理・総裁の有力候補として台頭する可能性のある「危険人物」(ファッショ系ないしはファッショ情勢促進系)。この2人を今後「肥大化」させてはいけない。

また、河野太郎は「歩くガラクタ」(Walking Junk)=こいつが総理総裁になるようならこの国はもうおしまいだ。滅びればいい(「マイナ保険証と共に去りぬ」にすべく河野太郎の選挙区の有権者は必ず次の選挙でコイツを落選させろ!:選挙区は神奈川県茅ケ崎・平塚あたり=対立候補は社民党・共産党)。それ以外の今回の候補者はすべて「ゴミクズカス」のたぐい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E7%AC%AC15%E5%8C%BA

*すべての派閥に嫌われた…高市早苗の政調会長時代「お前は何様だ!」ブチギレる重鎮に返した、直球すぎる言葉とは? - 【真相証言】派閥とカネと自民党総裁選 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/349394?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240828

*高市早苗の大誤算…「推薦人20人にメド」は本当か? 自民党総裁選出馬に“黄信号”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359508

*河野太郎3度目の総裁選も「変節の異端児」に出る幕なし…脱原発は棚上げ、裏金議員にも大甘|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359658

*河野太郎氏の「突破力」自民党内で炸裂か…総裁選出馬会見でブチ上げ「裏金返納」発言で波紋|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359710

*麻生派、自主投票へ 「結束」温存、決選投票見据え 河野氏一本化断念 自民党総裁選:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/nF3wh


4.維新というチンピラ似非右翼デマゴーグの動向

 大阪府箕面市の市長選で維新現職が自民党新人に選挙で敗北、いよいよ維新の「終末」が迫ってきた。この落選市長は市議会で暴言を吐いていた人物である。維新はこんなのばっかりの雰囲気がある。大阪に行くと、まだまだ維新にイカレた頭のアホウはたくさんいるが、そろそろ気が付き始めているのかもしれない。いくらなんでも今現在の万博・カジノを見たら「維新てなんやねん」と思うだろうからだ。

(関連)適菜収「それでもバカとは戦え」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524

これまでも何度も申し上げてきたが、維新という党派は自民党の右サイドにいた最も劣悪・非常識・デマゴーグ・チンピラの似非右翼連中が集まって創った政党で、それに政治を理解できていない若い世代が「革新的な言葉に吊り上げられて」情緒的に集まってきただけの「浮草」政党である。いわば悪質度倍増アップの自民党別動隊だ。全国各地で違法行為を含めて不祥事を頻発させているし、代表の馬場伸幸とかいう人物を見ていれば、それが手に取るよう分かるハズ。日本のためには、もういい加減にして消えてもらわないといけない。

(関連)維新・馬場伸幸代表による社会福祉法人“乗っ取り疑惑” 創設者の前理事長が「なんで馬場が…」「絶対許せへん」悲痛告白 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/65194

(1)維新 大阪で初の現職市長落選 万博・兵庫問題で逆風「退潮」指摘も:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/FYdq3

(2)日本維新の会が「がけっぷち」 政治改革で自民に裏切られ、補選全敗、万博も失速…でも「単独で政権目指す」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336137

(3)(別添PDFファイル)ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359606?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(腹立たしいのは、この落ち目・崩壊間際の維新に「助け舟」を出しているのが、あろうことか立憲民主党の幹部どもである。報道されている限りで申し上げれば、上記記事にある野田佳彦が維新と「仲良し勉強会」をやり、更に、長妻昭が「年金勉強会」の講師として維新に招かれているという。長妻昭は都知事選に自党の蓮舫氏が立候補しているにもかかわらず都知事選とは距離をとり、東京都の立憲民主党の最高責任者であったにもかかわらず、都知事選挙にはまともに取り組まなかった幹部の1人である(手塚仁雄衆議院議員という、野田佳彦の手下のようなのに、都知事選を丸投げしていたらしい、という話も聞こえてきている)。野田佳彦曰く、東は立憲民主党、西は維新、で棲み分けいたしましょう、だそうである。立憲民主党幹部たちのここにきてのこうした背信的な振る舞いの根底には、小沢一郎が画策する「立民維新連立の(第二次)野田佳彦政権樹立工作」がある。そんな政権を創って、いったい日本の政治の何が変わるのか? 見上げたもんだぜ「脱憲反民主党」よ。:田中一郎)


5.立憲民主党代表選という「自民補完」への廃品回収陳列会

 自民党総裁選のマスゴミ報道お祭り騒ぎに埋没してしまう懸念から、日程を自民党総裁選に合わせてセットした立憲民主党の代表選挙だが、今のところ立候補しそうなのは、既に表明した枝野幸男以外には、泉健太現代表と、野田佳彦元代表の3人だけだという。「政権運営失敗団子3兄弟」「選挙戦敗北なれっこ無責任3兄弟」がお出ましだそうだ。立民の人材難で済む話か、ということだ。他の議員たちは何をしているのか!?

「直ちに立民支持率に影響はない」の枝野幸男は既に自分の政策や政権運営方針を公表したが、あとの2人は裏工作を続けるだけ、野田佳彦に代わって「ツブシ屋」の小沢一郎が泉健太はダメだと党内有力者を中心を説得に回り、この6人から選べ、などと偉そうに勝手なことをやっている。口実は「野党統一候補」で自民との1対1の対決づくり。しかし、「壊憲」の先頭に立ち、原発大推進を翼賛し、政治資金改革についてもいい加減な国民民主党や「日本維新の会」と「統一」して、さて、どんな連立政権ができるのか? 立憲民主党が自分たちの最重要政治方針である立憲主義や専守防衛や脱原発や金権政治の一掃などをすべて捨てて、ご一緒させていただく維新さまや国民民主党さまや、その背後にいる御用組合「連合」さまや、何よりも宗主国アメリカさまに額づいて政権運営をしていくことになることは火を見るより明らかである。自民党とは違うからなどと言って、そんなニセモノ連立政権を創って、いったい何になるというのか! 新たな困難や事態のさらなる悪化を招き、連立政権内の不協和音が表面化して、政権発足後まもなく空中分解・消滅することも十分に予想される。

泉健太に至っては、3年前の2021年衆院選敗北の結果、枝野幸男代表の辞任を受け(原因は国民民主党からやってきた議員たちの魅力や集票力が乏しく比例区で敗北したこと、「市民と野党の共闘」の小選挙区ではそこそこ善戦した=枝野幸男をはじめ立民幹部が共闘に真剣に取り組まずに御用組合「連合」の鼻息ばかりを気にかけていた結果、地滑り的勝利には至らなかった。にもかかわらず、敗北の理由を我慢に我慢を重ねて共闘に協力する日本共産党のせいにしている。選挙戦総大将で立民代表の枝野幸男が引責辞任するのは当然だった=昔のイクサなら切腹か打ち首だ)、その後を継いだが、これまでの任期3年間で、いったい何をしたというのか? 何を取組もうとして、どういう努力をしたのか、何にも専務、みたいな無力・無能を続け、この間の政治では「あんたいたの?」状態ではなかったか。どのツラ下げて、また代表を続けさせてください、と言うのか。下記報道では、実は泉健太は代表選に出るといってはいるが、推薦人国会議員20人の確保に苦労している、と伝えられている。さもありなんだ。(それにしても国会議員が全部で130人くらいしかいない小政党で20人の推薦人は多すぎる、これでは人事刷新による党の変身・転換は困難になり、旧態依然の党幹部による、自民党以上によどんだヘドロ政党に堕して行く危険性が高くなる。党則を改めよ)

(関連)泉健太は不出馬? 立憲代表選で推薦人20人確保できず…“言うだけ番長”バレて不人気|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359510

 以下、立憲民主党に関する読むに値しない報道記事をいくつか並べておきます。テキトーに選んでご覧ください。こんな野党第1党では日本の政治を変えることはできません。党全体が自民党政治の「補完物」になっていて、それを「政権交代でも政治の継続性は確保」とか、「現実的な政治、実現可能な政策、バランスの取れた判断、をもった政権担当能力のある野党第1党」などなど、自分たちの政治家としての出来の悪さと、発想や行動力・覚悟の乏しさを言葉で覆い隠すことに専念する「三流自民党」「プチ自民」への道を着々と進んでいくようである。立憲民主党にはリベラルな議員もいて、全部は捨てたものではない、などとしたり顔で言う、お人好しの市民運動・社会運動活動家もいるが、今のように、ここぞという時に立ち上がれず・立ち上がらず、グズグズと様子見をして日和見を決めこむ「腰抜けリベラル」など、いくら口先で正義の味方のようなことを言っていても、役には立たない。今後、政治情勢が一段と厳しくなり、保守反動勢力や日本破壊勢力との尖鋭な対決が待ち構える中で、こんな「甘ちゃん」リベラルなど、情勢の緊迫化とともにフェードアウトして消えていくであろうこと必定である。

(関連)スターがいない?どうしたら立憲民主党代表選は盛り上がるのか 「古株の男性ばかり」対決構図に異変あり:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/350141?rct=tokuhou

何度も書いて恐縮だけれど、辻元清美さんと立憲民主党の女性議員たちは何をしているのですか? 辻元さん、今立たなくて、いつ立ちますか? 貴方の年齢から見ても、もう今しか立つときはないように思いますが。新代表の任期が切れる3年後は、もう立憲民主党は存在しないかもしれませんよ。そして女性議員たち、あなたたちはどうして辻元清美氏を代表にすべく、一致団結して党内で動かないのですか? 枝野幸男、野田佳彦、泉健太、かような「失敗団子3兄弟」にまたぞろ市民に背を向けて党の運営をゆだねるというのですか? だったら、もはや立憲民主党ではなく、「脱憲反民主党」ですね。

「世直し」有権者・市民のみなさま、そろそろ覚悟をお決めください。この国の政治を変え、この国の社会や経済を変え、真の意味で有権者・国民のためのホンモノの政治を生み出すためには、野党第1党を変え、「世直し」の中核勢力を創るところから始めなければなりません。今の政治の混迷と日本の没落・滅亡への道が止まらないのは、「世直し」中核勢力の形成ができていないからです。最初は少数でもいいから覚悟を決めて断固として闘う、そんな心意気のある勢力がいないからなのです。

 <別添PDFファイル>

(1)立民代表選の論点(上中下)(日経 2024.8.20,21,22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82883050Q4A820C2PD0000/

(2)小沢一郎(82)が「最後の戦い」で野田元首相を本命視するワケ(『週刊文春 2024.8.29』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9358

(3)日本版「影の首相」の選び方、立民代表選 グループ活発(日経 2024.8.23夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82964310T20C24A8EAC000/

(4)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82928320R20C24A8PD0000/

(一部抜粋)
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立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。

立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。

政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。

次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。

単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。

21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。

円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。

「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。

他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。

原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。

消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
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 <関連サイト>

(1)「泉代表は物足りないけれど…」立憲民主党 若手・中堅グループ政策提言の歯切れの悪さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358593

(2)「明日にも総理がやれるか」 立憲代表選、若手の出馬を阻む壁 - 毎日新聞 
 https://x.gd/ZvNXj

(3)もがく立憲、民主党政権の反省どう生かす 「政権任せられる政党に」:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/yrbb5utp

(4)関係者は「自民に対抗できる」と胸を張るが…「13年前の首相」に代表選出馬を頼む立憲民主党の絶望的な人材不足 「蓮舫氏の惨敗」から何も学べていない - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/85381?page=1

(5)枝野前代表「批判は覚悟の上で決意」 泉代表 3年間の実績強調|FNNプライムオンライン
 https://www.fnn.jp/articles/-/748582

(6)野田佳彦氏には消費税アップ含む「7つの大罪」…立憲代表選に意欲満々の裏で透ける魂胆|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359659

(7)野田元首相、代表選立候補へ調整 枝野氏は連合会長と会談:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349278?rct=politics

(8)立憲・枝野氏、国民民主と「小異超え大同につく」 連合会長に伝える - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240823/k00/00m/010/353000c

(9)立憲代表選、「第3の候補」模索する動きが活発化 自民総裁選に焦り [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/gTYmp

(10)泉氏反論「私は若手だ」 立民代表選巡る質問に気色ばむ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/349648
(あなたは「若手」かもしれないが、間違いなく「古手」だ:田中一郎)

(11)立憲民主党代表選挙 野田元首相が立候補の調整 枝野前代表 泉代表は - NHK - 立憲民主党代表選
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014556431000.html

(12)立民新代表は一定の経験値必要 玄葉元外相、野田氏支持か(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6565130f0849edba7497a37fc44bc1ed658068
(玄葉光一郎さん、あなた、野田佳彦と一緒に自民党に移籍したらいかがですか?:田中一郎)

◆立憲・野田元総理 9月の代表選出馬に否定的な考え示す(2024年8月18日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YC6oN6kfjxk
(いやよいやよも、いいのうち、イヤイヤイーインターナショナル(故青木雄二「なにわ金融道」より))


 <いちろうちゃんのブログ>

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

◆3人の立憲民主党中堅衆議院議員による経済政策のプレゼンテーション報告=せっかくですが、これでは有権者・市民は受け入れることができません & 泉健太立憲民主党が立憲主義を捨てた日(現代版スパイ防止法案(SC)に賛成)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-05c9a5.html

◆こんな泉健太立憲民主党執行部は総入替だ! 政治資金パーティ禁止法案を国会に上程しながら自らはパーティを開催する立民幹部たち:ホンモノの政治資金改革から政治改革へ、そして「世直し」へ、野党第1党をちゃんと立て直して成功させましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-ee3441.html
草々

2024年8月25日 (日)

「脱炭素・入水素」の正体は「ピンク水素」だった:水素エネルギー社会・燃料電池車のクリーンな街、を支える水素の大量生産は、化石燃料または原発が担う=「脱炭素」盲従主義がもたらす(水素)ポンポコリン事態の愚かさ

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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◆(別添PDFファイル)高温ガス炉 世界で開発競争、脱炭素へ水素製造に期待 核燃料の処分課題(朝日 2024.8.23)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16016543.html

(関連)(別添PDFファイル高温ガス炉が抱える諸問題(小川雅生東京工業大学名誉教授『原子力資料情報室通信 第582号(2022121)』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVliF27i0hrc9ouzeU?e=SjqqaA

 <田中一郎コメント>

 「脱炭素」盲従主義がもたらす幻想の「水素社会」

*「脱亜入欧」:アジア蔑視の差別主義者である福沢諭吉が残した言葉、日清日露戦争から朝鮮中国侵略・アジア太平洋戦を経て大日本帝国を滅亡へと導く

*「脱炭素・入水素」:「脱炭素」盲従主義者たちのアホダラ教の教義、「(超)高温ガス炉」という自滅型発電機で水素を大量生産しようとして、巨大な負の遺産(核ごみ他)を残し、過酷事故時の対処処理の方法もわからぬまま放射能汚染地獄に陥って滅亡に至る


◆原発で造る水素のことを「ピンク水素」といいます。風俗営業の水素なのでしょうか?
 https://spectra.mhi.com/jp/the-colors-of-hydrogen-expanding-ways-of-decarbonization

 朝日カバカバ新聞の科学部の書いた記事だ。朝日カバカバ新聞の科学部と言えば、福島原発事故直後から、科学的実証的な根拠もないままに、放射能汚染や被ばくの過小評価を原子力ムラやその代理店政府(当時は民主党政権であり「直ちに健康に影響はない」などとうそぶいていた枝野幸男がいたことをお忘れなく=今度、立憲民主党の代表選挙に出てくるそうだ=のちほど徹底批判)と歩調を合わせて、犯罪的とでも言うべきクソ報道を繰り返していた部署である。そこがまたまた原発大推進の岸田文雄自公政権の応援団ヨロシク、かような記事を載せている。「塀の外の懲りない面々」さながらである。

ところで、私は原子力工学の専門家ではないから、このインチキ臭い「高温ガス試験炉」(HTTR)やその次の世代炉の「(超)高温ガス炉」(HTGR)について、その詳細は知らない(原子力工学に詳しい方に批判的なレポートを書いていただきたい)。しかし、朝日新聞記事に書かれていることからだけでも、この新型原子炉が決して順風満帆の軽快なもので、今後のエネルギー革命を切り開いていくものでないことは、うっすらと透けて見えている。以下、私がこの記事に素朴に抱いた疑問点を列記しておく。今後はこの原子炉についてアンテナを高め、いろいろと情報を収集しながら、かような研究開発をやめさせる方向で動いていきたい。

(1)セラミックで包まれた直径1ミリの核燃料ボールの後始末はどうするのか? プルサーマル炉の使用済み核MOX燃料以上に発熱度合いが大きく、数百年にわたって冷却・管理が必要となるのではないか? 典型的な「アリとキリギリス」(イソップ童話)型の原子炉になるのではないか? (MOX燃料=混合酸化物燃料(Mixed−Oxide)の略)

(2)この原子炉は冷却不能(冷却材のヘリウムガス喪失:LOCA)になっても、制御棒が入らなくても、高温になると核分裂は続かなくなるため出力は自然に下がるという。記事では、わずか数分で出力が10%に下がったという。だとすると、この原子炉は、出力を上げて高温を維持して水素を大量生産する場合に、その出力維持ないしは調整に苦労するのではないか? 高温になったからといって勝手に出力が落ちてしまっては困るではないか。(朝日カバカバ新聞が誤認識で書いている可能性あり)

(3)「黒鉛構造物の高い熱伝導に加え、原子炉圧力容器内の冷却材ヘリウムガス、原子炉圧力容器外側の空気による自然対流による除熱と、原子炉圧力容器外表面からの熱放射による除熱により、炉心の崩壊熱を除去することが可能。」(「日本原子力研究開発機構」(JAEA))➾ 放射能の閉じ込め能力はどうなのか? 1000℃を超える高温環境下で炉心の状態に変化はないのか? 制約条件なしの巨大地震・巨大津波に襲われた際を想定した(過酷条件の)実証試験で証明していただくしかない。そしてこれでも日本列島を覆う火山リスクには耐えられない。

(4)減速材の黒鉛は燃えやすい。冷却材喪失や制御棒不能により核燃料が非常な高温になった場合に、この減速材の黒鉛が空気に触れて自然発火することはないのか? チェルノブイリ原発事故の際にも似たようなことが問題になっていたような気がする。

(5)小川雅生東京工業大学名誉教授が『原子力資料情報室通信 第582号(2022.12.1)』で書いている小論文は非常に参考になるので、是非ご一読いただきたい。熱交換器が地震の揺れその他で破損した際に軽水が炉心に侵入することがあると書かれている。数百度に熱せられた減速材の黒鉛に触れれば、たちまち水蒸気爆発を引き起こすだろう。福島原発事故の爆発(水素爆発&CO爆発&核爆発)とは少し原理が違うけれど、原子炉が爆発することに違いはない。福島原発事故の場合は原子炉建屋の爆発だったが、こちらは原子炉そのものの爆発である。チェルノブイリ原発事故と同じような事態となるに違いない。(この危険性は致命的)

(6)原子力資料情報室によれば、①「水素社会」なるものが仮に化石資源を代替するとした場合に必要となる水素の量に比べて、この「(超)高温ガス炉」(HTGR)が生み出す水素の量はごくわずかで、絶対的に量が足りない。言われているコジェネ利用をした場合には、更に量的にわずかの水素しか生産できない。②また同室は、この原子炉による水素生産のコストが非常に割高で、およそ実用化には向かない可能性も指摘している。(コスト的に見込みのない核分裂原子炉の研究などはやる必要なし=原子力ムラのおもちゃに等しい)

(7)何度も申し上げてきているが、原発ではなくて、化石燃料から水素を生産するくらいなら、化石燃料をそのまま使えばいい。何故にわざわざ水素生産に迂回してエネルギー利用する必要があるのか。エネルギー効率を下げるだけである。また、「再生エネ」による水素生産は小規模でローカルであればいいが、大規模にやるためには「再生エネ」電源が全然たりない。結局、化石燃料資源からの水素利用でOKなのは、家庭用燃料電池くらいである(エネルギー効率が80%近いから)。

何でもかんでも水素にしたがる人たち=私が生まれ育った口の悪い大阪では、こういう連中を「(流行水素に便乗した)うれしがり」といってバカにしている。「なんでもかんでもみんな、水素で踊っているよ」から始まるかつての流行歌にも「(原子炉の中からほわっと)インチキおじさん登場」という歌詞が出てくる。

◆おどる(水素)ポンポコリン - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QnZWvSWUhtU


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(関連)高温工学試験研究炉(HTTR)の概要
 https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/nhc/jp/faq/httr.html

(関連)CO2を発生させない水素製造 - 脱炭素実現の切り札となる機構の高温ガス炉 -|原子力機構の研究開発成果をわかりやすく紹介|研究成果|国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
 https://www.jaea.go.jp/study_results/representative/c2-03.html

(関連)原子力小委員会革新炉ワーキンググループの中間とりまとめを批判する - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/45890

(関連)高温ガス炉に関する技術情報集 - JOPSS(「日本原子力研究開発機構」(JAEA)
 https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAEA-Technology-2023-019.pdf

(関連)高温ガス炉技術開発に係る今後の研究開発の 進め方について https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/10/20/1352385_02_1.pdf

(関連)超高温原子炉(HTGR) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%AB%98%E6%B8%A9%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89

(関連)超高温ガス炉 - 第4世代原子力システムに関する国際フォーラム(GIF)
 https://gif.jaea.go.jp/reactor/vhtr/index.html

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草々

 

 

2024年8月24日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)& 井戸謙一弁護士から能登半島地震について重要なアドバイス

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(要予約)(チラシ)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlhW--2iwXO2y0OvH?e=6LFIfl
 https://x.com/3oiEJ1zKZbJVdjY/status/1826211006374400384

(関連)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)(修正後)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=rqSAKN


2.(新刊書)とわの庭-小川糸/著(新潮文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034478977&Action_id=121&Sza_id=B0

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盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり…それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。
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 <田中一郎コメント>

 この小説を紹介して下さったのは元外務省国際情報局局長の孫崎享さんでした。だいぶ前の話で、ご紹介いただいてすぐに文庫本は買ったのですが、日々の雑事に追われ、能力水準の低い私は、読むぞ読むぞと思いつつ、あっという間に月日が経ってしまいました。最近、私の持病になってしまった足痛と足裏のシビレがひどくなり、立ったり歩いたりするのが痛くてどうしようもなくなり、外出を控えるようになって少し時間ができたので、今がチャンスと読んでみた次第です(現在、大嫌いな病院に通院中です)。

上記の簡単な案内にある通り、読みながら強く感動し、涙も出ましたが、しかし、読了後の感想はさわやかなものでした。人生にはたくさんの喜怒哀楽が待ち受けていて、もう駄目だと思うくらいに落ち込む時もありますし、とても自力では乗り越えられないと思うことだって起きてきます。でも、そんな時でも、この小説の主人公(とわちゃん)のように、たとえ自分の体や能力に大きなハンディキャップがあったとしても、特にリキムわけでもなく、人間が持つ生きていく自然の力で、日常の身の回りのことに感受性を高めながら、自分を励まし、慰め、そしていろいろなことに気が付いて、小さく驚いたり感動したり喜んだりしながらやりくりしていく、そんな生き方ができるのだということを悟らせてもらいました。これは発見というか、新しい形の覚醒です。人間として生きることの喜びを、平凡な日々の営みの中でかみしめること、そこにちゃんと宝物とでもいうべき幸せがあるのだ、ということではないかと思いました。私はこの小説を書いた著者が、素晴らしい感性と表現力をお持ちなのだろうと想像します。文学の世界とは縁遠い私ですが、今回、素晴らしい小説に巡り合えてうれしく思います。ご紹介者の孫崎享さんには感謝申し上げたいです。


3.イベント情報

(1)(要予約)(8.27)(緊急開催)政権交代にむけて-求められる安全保障政策(新外交イニシアティブ)(衆2&ZOOM)
 https://www.nd-initiative.org/event/12708/

(2)(8.30)政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会 申込み(文京区民センター2F)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSebFf0twZZgFox3U2WqHDC0iZw6Ni7f4VEcpQJ7pAu2RRl6cg/viewform

(3)(9.4)東京外環道訴訟_(お知らせ_傍聴を)第23回口頭弁論
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhbx1JuUS4RYoh7h?e=Vof1H3

(4)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟 控訴審第4回公判 & 報告集会(東京高裁#101、衆2-2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=9bxetW

◆(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html


4.立民代表選に枝野幸男が立候補=直ちに政治情勢や立民支持率に影響はない
 立憲民主党に期待していた有権者・国民を裏切り続けた男がまた登場するという。代表選が茶番となる。他方、市民運動・社会運動からはホンモノの政権交代をにらんだ代表選候補者の具体名要請が出てこない=これを典型的な「日和見」という。

(関連)枝野幸男 代表選挙立候補決意表明(20240821)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhe7v3PopOeYL7R2?e=o9hx16

(関連)枝野幸男 代表選挙政策骨子「ヒューマンエコノミクス-人間中心の経済」(20240821)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhhRLV1ward-wMbq?e=dYEulX

(枝野幸男の立候補表明時の説明は矛盾だらけ、次回のメールで詳しく批判いたします。他の政党に選挙共闘を求めながら、他方で「単独政権を目指す」とか言っていて、あんたそんなこと、世の中で通用すると思ってるの? 等々です。)

(1)立憲民主党は代表選で「良いリーダー」を選べるか 「ゆゆしき問題」をはらんだ政権交代の可能性 猿田佐世(AERA dot.)
 https://dot.asahi.com/articles/-/231513?page=1

(2)(別添PDFファイル)枝野氏、立民代表選へ出馬表明「政権運営の経験値重要」、他党と選挙協力、地域別に(日経 2024.8.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA213NZ0R20C24A8000000/

(3)立憲代表選、「第3の候補」模索する動きが活発化 自民総裁選に焦り:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/viYQp

(4)枝野氏「勝てる連携模索」 次期衆院選、全国一律否定(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2a8cdcc90116b5cbc88cae8b4365cc8f9e29f6bc

(5)泉代表にも推薦人の壁 野田元首相へ待望論 各議員ら様子見 立民代表選:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/nTFh3

(6)枝野幸男氏、立憲民主党の代表選公約に「人間中心の経済」掲げる…「原発ゼロ」は言及せず(読売新聞オンライン)
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240821-OYT1T50110/

(日本の全ての邪悪を凝縮した原発に対して毅然とした態度(再稼働ナシの脱原発)を取れない人間は全てニセモノである:田中一郎)


5.“憲法改正”掲げ小泉氏“参戦”構図に変化も…活発化する自民党総裁選【報道ステーション】(2024年8月21日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=x6PGwD6gh3c

(関連)小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬意向も評価真っ二つ…《こいつだけはダメ》が噴出するワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359423

(関連)【自民党総裁選】小泉進次郎氏“サラブレッド仲間”が裏切りの“コバホーク推し”! 「中身がない」と盟友を失望させた環境相時代の「発言」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/30e8d8547dd401c3908ed7bc368300524a5a5ddd

(関連)<社説>自民党総裁選 裏金・教団不問に付せぬ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348935

(正論)自民党総裁選は刷新感などまるでなし 旧態依然の日本改悪候補揃い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359401

(石丸伸二と並ぶスッカラカン男が「壊憲」を公約に自民党の総裁選に立候補するという。笑止千万だ。有権者・国民が求めているものは、トンズラしてしまったボンクラの岸田文雄に代わり、「壊憲」ではなくて「裏金・脱税」問題(該当議員の適正な処分を含む)と「統一教会」問題の解決だ。顔を洗って出直して来い!:田中一郎)


6.注目情報

(1)(別添PDFファイル)機密費12億円、23年間同額、情勢反映せず 計上の根拠不透明(東京 2024.8.18)
(この制度は一部の政治家どもに完璧に私物化されている。廃止しなければいけない:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348145

(2)”令和のコメ騒動”生産者側にも届く“コメ不足”の声…JAは農家への“仮渡し金”大幅増額 新米高騰も農家の収入増へ(新潟ニュースNST) - Yahoo!ニュース
(まもなくコメ不足は恒常化する。一般の消費者・国民は「麦を食え」(故池田勇人首相)ではなく、アメリカから送られてくる家畜用飼料を口にする時代が間もなく来る(貧乏人はエサを食え)。自国の農業と生産者・農家を足蹴りにしてきた結果だ。自業自得である。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3a0c5ec340d13f2d5c250770112e1615f4019287

(3)「表現の自由」認められるも…北海道警ヤジ訴訟、原告2人明暗分かれ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
(足して2で割るようなスカタン判決から見えるものは、裁判官どもの自己保身だ、クタバレ司法! ヒラメ裁判官ども!:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348935

(4)マイナ保険証“本格運用”まで4か月切る「いずれ致命的なトラブルが起きるのでは」 現役開業医が不安を吐露(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
(今の保険証が廃止される前に、河野太郎と武見敬三を廃止し、自民党を国会から追い払いましょう。自己防衛です。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8f7e6a96c76e87a01c8c4e4610ed23f58533000a

(5)広がる「PFAS汚染列島」…行政が動かない中、市民が独自の調査で解明も(SlowNews/スローニュース) - Yahoo!ニュース
(行政が動かないのは政治が動くなと言っているからだ。その政治も行政も、現政権政府(自公政権)がある限り、国民の健康のことなどどうでもいいと思っている。要するに、国民よりもアメリカさまが大切なのだ。こんな政治家どもを選挙で選んでいるのはあなたです。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/38d97a63e4528905d9c83f738a43e4055c620746

(6)社説:防衛相の靖国参拝 旧軍との決別に疑念招く - 毎日新聞
(自衛隊・防衛省の不祥事を棚上げにしたまま、自衛官の組織的靖国参拝禁止規則が破られている中で、このチンピラ似非右翼の大臣は何をやっとるのか! 靖国とは戦前天皇制と戦争国家賛美の「国民精神総動員」のシンボルだ。:田中一郎)
 https://mainichi.jp/articles/20240822/ddm/005/070/100000c

(7)カップヌードルの値上げ、同意しない店に8回も要請か 公取委が警告:朝日新聞デジタル
(何でコレで「警告」なのか?! 処罰でしょうに! 公正取引委員会は犯罪企業と馴れ合いするのか?!:田中一郎)
 https://x.gd/9jeU7

◆日刊IWJガイド・非会員版「巨大地震と噴火、浜岡原発の事故リスク!! 南海トラフ地震の全犠牲者の約3分の1が静岡県に集中! 津波だけで死者約9万6000人!」2024.8.22号~No.4308 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53813
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(157):きちんとした判断ができず、仕事もまともにできないような人達が原発を稼働する恐ろしさ(原子力ムラ総無責任体制)」をお送りします。

日本全国あちこちで原発を巡る不祥事や出鱈目や低レベルの手抜きが発覚して問題になっています。末期症状を露呈する日本の原発と、相も変らぬ放射線被曝の危険性のゴマカシについて告発します。

 <別添PDFファイル>
(1)北陸電力 2014.8.26 申請の概要
(2)事故対策強化コスト上昇、「原発活用」国民負担重く、米企業資産 再生エネの3倍超(東京 2024.8.21)
(3)原発安全対策費 6兆円超(朝日 2024.8.20)
(4)柏崎刈羽の一部廃炉判断、再稼働後 2年以内に、東電が前倒し方針(日経 2024.8.22)
(5)「よい子の安全原発幼稚園」(新潟技術委員会からの提言)(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
(6)防潮堤不備 原電「補強で対応」、規制委要求は造り直し、東海第2 工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
(7)スクリーニング及び避難退域時検査における論点整理(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
(8)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)

◆(イラスト)汚染水問題って何だ? コレだ!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhkf0QyRAUkrnzdU?e=cHaJKl

◆新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了著(明石書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=B0


1.能登半島地震の地震動について井戸謙一弁護士から貴重で重要なアドバイスをいただきました

 先般みなさまにお送りした私のメール&ブログに記載した事項について、さっそく井戸謙一弁護士より貴重で重要なアドバイスをいただきました。私の地震学や基準地震動についての理解が十分でないことによるものと思われ、みなさまには深くお詫び申し上げます。また、井戸謙一弁護士にはご多忙のところ、貴重かつ重要なアドバイスをいただき厚くお礼申し上げます。

◆(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-89b9e0.html

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html

(上記2つのサイト&メールに記載した下記の部分についてアドバイスをいただきました)
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◆1万ガルのグラフは京都大学境有紀教授の研究室のホームページにあります。
 https://qr.paps.jp/lxWx

(サイトの中ほどのカラーの5本の線グラフの1つ目(弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和))をご覧ください。この中の「(志賀町)(5)K-NET富来」(薄い桃色)はグラフの天井を上方へ突き破っています。グラフの縦軸は「加速度(g)」で最大値が5g=5×980ガル=約5000ガルです。どこまで上方に伸びているかというと、1万ガルを越えているそうです。つまり、志賀原発がある志賀町のわずか10kmほど北方の観測点「旧富来町」で1万ガルを越える強い地震動があったということを意味します。この揺れの場所が少し南で、かつ志賀原発が稼働していたら、日本は志賀原発の大破壊により「終末」を迎えていたでしょう。珠洲原発が動いていなくてよかったと喜んでいる場合ではありません。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が進めている基準地震動の「新規制基準」を抜本的に見直さなければなりません。:田中一郎)

(関連)震度7観測の石川県志賀町 揺れは東日本大震災に匹敵 気象庁 - NHK - 令和6年能登半島地震
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/k10014307941000.html

(「気象庁によりますと、今回の地震で震度7の揺れを観測した石川県志賀町の地震計から算出された、揺れの強さを表す「加速度」は2825.8ガルに達していたということです。」(NHK)ではないのだよ。1万ガルを越えているのだ!! もっとしっかり取材して報道しろよ!! 京都大学境有紀教授の研究室へ行ってこい!!:田中一郎)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以下、井戸謙一弁護士と私とのメールでのやりとりをそのまま転記いたします)

(1)井戸謙一弁護士からのメール
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◆(別添PDFファイル)北陸電力 2014.8.26 申請の概要
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhp5VNJ7Hkn2jncO?e=cvx0UA

田中一郎さま

富来観測点の地震動の問題について拡散していただきありがとうございます。
念のため、1点だけ指摘させてください。

「「加速度」は2825.8ガルに達していた」というのは、間違いではないのです。
 ここにいう加速度は地盤自体の加速度です。

これに対し、1万ガルを突き抜けていたのは、周期0.5秒以下の応答値です。
仮に周期0.2秒の応答値が1万1000ガルだったとすると(正確には読み取れませんが)、

これは、当該地盤の上に、固有周期0.2秒の物があった場合に、その物が動く加速度が1万2000ガルだいうことを意味します。

原発の基準地震動と比較する場合、
基準地震動は、地盤自体の揺れで代表させて表現します。

志賀2号機の申請中の基準地震動は添付の10頁にあるとおりです。
この中央のグラフによると、周期0.02秒の加速度(右上から左下に向かう斜めの直線のスケール)が1000ガルになっています(これによって、現在申請中の志賀2号機の基準地震動は1000ガルだと表現します。)

このグラフの周期0.2秒付近では加速度が2000ガル強を超えていると思います。これが応答値です。したがって、
富来観測点の2825.8ガルと比較するのは志賀2号機の1000ガル

富来観測点の周期0.2秒の応答値1万1000ガルと比較するのは志賀2号機の基準地震動応答スペクトルの周期0.2秒の応答値約2000ガルということになります。

既にご理解いただいているのかもしれませんが、老婆心ながら念のため申し上げました。
井戸謙一
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)私からの返信
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(御礼)2つばかり質問します

井戸謙一弁護士さま
ご指摘に感謝申し上げます。

地震学は頭が痛い問題で、まだきちんと理解できていない証拠です。
原発施設の固有周期に対応して揺れの力(ガル)を見なければいけないことは承知していましたが、なかなか個別問題の時にどう解釈すればいいのかが、まだ未熟です。

それで2つばかり質問です。

<1>「仮に周期0.2秒の応答値が1万1000ガルだったとすると(正確には読み取れませんが)、これは、当該地盤の上に、固有周期0.2秒の物があった場合に、その物が動く加速度が1万2000ガルだいうことを意味します。」

  1万1000ガルと1万2000ガルの2つの数字が現れますが、どちらが正しいでしょうか?

<2>周期0.02秒と、0.2秒の2つが出てきますが、基準地震動1000ガルと比べるのは周期0.02秒(富来観測点の2825.8ガル)だということのようですが、これは何故でしょうか? この「周期0.02秒」というのは汎用性・普遍性はあるのでしょうか(つまり、どの原発でも、周期0.02秒、のところに焦点をあわせてガル数を比較するということ)?

なんだかピンボケ質問かもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)井戸謙一弁護士からの回答
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田中一郎様

> 1万1000ガルと1万2000ガルの2つの数字が現れますが、どちらが正しいでしょうか?

  私の書き損じです。仮定の数字なので、どちらでもよいのです。1万2000ガルを1万1000ガルに訂正してください。

> 周期0.02秒と、0.2秒の2つが出てきますが、基準地震動1000ガルと比べるのは周期0.02秒(富来観測点の2825.8ガル)だということのようですが、これは何故でしょうか? この「周期0.02秒」というのは汎用性・普遍性はあるのでしょうか(つまり、どの原発でも、周期0.02秒、のところに焦点をあわせてガル数を比較するということ)?

どの原発でも、基準地震動を「○○ガル」と表現しますが、この○○の数字は、応答スペクトル図の周期0.02秒の加速度です。

正確には、基準地震動というのは、応答スペクトル図のグラフすべてをいうのですが、便宜的に、周期0.02秒の加速度で言い表しています。「今まで、原発が何回も基準地震動を超える揺れに襲われた」と言われています(樋口さんの大飯原発差止め判決にもかかれています)が、これらのケースは、周期0.5秒とか、周期0.8秒とかの部分で基準地震動を超えているのであって、周期0.02秒における加速度が基準地震動を超えた例はないと思います。

なぜ、周期0.02秒の応答値が地盤自体の揺れとみなされるのかについては、以前、石橋克彦先生にお尋ねしたことがあるのですが、「ここまで周期が短い場合の応答値は地盤自体の揺れと同視できるのだ」というご説明でした。

基準地震動で大切なのは、原発の施設のほとんどの固有周期が周期0.5秒以下の短周期なので、その付近の応答値なのです。周期0.02秒の応答値はそれに比べれば重要度は落ちるのだと私は考えています。その意味で、今回の境先生の解析結果は重要だと思っています。

井戸謙一
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4)私からの2度目の返信
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうもありがとうございました。

「原発の施設のほとんどの固有周期が周期0.5秒以下の短周期」は存じておりましたが、今後は「周期0.5秒以下」とともに「周期0.02秒」にもしっかりと注目したいと思います。他方で、井戸謙一弁護士がおっしゃる「周期0.02秒の応答値はそれに比べれば重要度は落ちるのだと私は考えています」もその通りだと思います。原発の安全性確保の観点では「ワースト・シナリオ」で検討すべきでしょうから、「周期0.5秒以下の短周期」のところで最も不利な・危険な・ダメージが大きい「揺れの力」を見ておくべきでしょう。

また、よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)(報告)(11.27)オルタナティブな日本をめざして(第95回)「いまさら聞けない原発と基準地震動:その基本を解説」(只野靖弁護士:新ちょぼゼミ)(2023年11月27日)- いちろうちゃんのブログ
 https://www.youtube.com/watch?v=cHJwoqElggY


2.(別添PDFファイル)事故対策強化コスト上昇、「原発活用」国民負担重く、米企業資産 再生エネの3倍超(東京 2024.8.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348660

(関連)(別添PDFファイル)原発安全対策費 6兆円超(朝日 2024.8.20)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS8M23PDS8MULBH00FM.html

 <田中一郎コメント>

 小泉純一郎元首相「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」、この一言に尽きます。もし原発が安い=低コストなら、何故に下記のようなことをしなければいけないのか、ということです。マスごみが地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の経営や振る舞いに対して批判的な観点から徹底的に調査し追及して報道しないから、原発のコストの「ほんとうのこと」がいつまでたっても衆目の下で明らかにならないのです。そもそも電力自由化が、「毒電」の旧営業エリアである地域ブロック内での独占状態を解体しないまま進められ、「毒電」全9社(除く沖縄)の電力発電シェアが8割にもなる状態では、原発だけでなく、さまざまな電力のコスト構造も不透明なままで、「毒電」のやりたい放題になっている様子がうかがえます。そこに自公政権だけでなく、国民民主党や立憲民主党までもがタカリを働いている、ということでしょう。この電力業界の構図はホンモノの政権交代によって叩き潰さなければいけません。

◆何もしないでも原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにある

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*東京電力の福島原発事故後始末費用=奉加帳方式(原発賠償損害保険料の後払い)

*東京電力賠償費用を過去に遡って「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁

*福島第一原発以外の原発廃炉費用も過去分を「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁
(経済産業省がこっそり「毒電」の年間負担金を減額、顧客からの徴収金を「毒電」がネコババ)

*容量市場(老朽原発・老朽火力の温存へのインセンティブとなる)(独は戦略的予備電源)
  容量市場 2024年(1年目)入札 約1兆5千億円   
   同上  2025年(2年目)入札 約   5千億円  価格が政治的に決められている?
   同上  2026年(3年目)入札 約  9千億円  価格が政治的に決められている?
   同上  2027年(4年目)入札 約1兆3千億円

*「長期脱炭素電源オークション」制度創設
 (原発投資を丸抱えで政府が支え、投資すれば必ず儲かる仕組みを提供、既存のの原発再稼働にも適用)

*非化石価値市場(原発を含む)、ベースロード電源市場(=事実上の原発電力市場)

*2030年非化石電源比率44%の法的強制(原発を含む=ゴマカシ表示:ENERGY供給構造高度化法)

*ベースロード電源市場は廃止せよ(電力取引の卸売市場への集中義務で存在意味なし)

*原発損害賠償保険掛け金(保険料)の正常化(大幅引き上げ)(= 特別会計が巨額の赤字)

*電源三法や粉飾決算会計基準など、原発優遇の制度を全て廃止せよ
(廃炉にかかる損金会計処理を「繰延資産」として先送りする粉飾会計(会計基準踏みにじり))

*再処理機構と再処理費用の上乗せ、バックエンド(核ゴミ処分)費用の上乗せ
「薄く広く」=一般の電力ユーザーは気が付いていない、再処理機構は再処理をやめさせない仕組

(ポイント) 原発は運転期間中の燃料費が安いというだけで、それ以外のコストはべらぼうに高い。そのコストを他に転嫁している(もっぱら政府が税金で丸抱えして「国策民営」)。
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(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ 「長期脱炭素電源オークション」制度 「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-06a2e5.html


3.(必見)緊急オンラインセミナー:原発建設費用を国民から徴収? RABモデルとは?(8-19) - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20240813/19899/

(上記の私のブログにある「②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)」が上記で大島堅一龍谷大学教授が説明する「RABモデル」です。一言で言えば、原発だけに「総括原価主義」を復活させる、ということです(大島堅一氏)。愚かにも「脱炭素」のために原発回帰に舵を切っているイギリスの事例から取ってきた制度だそうです。容量市場(メインオークション)や「長期脱炭素電源オークション」制度を創ってスタートさせてもまだ足りない、それだけでは新設の原発への投資が出てこない(1基数兆円)から、この「RABモデル」まで創って新規原発投資を誘導し、原発にのめり込もうというわけです。上記VTRは重要ですので必ずご覧ください。:田中一郎)

(関連)原発新設への資金調達 電力会社が支援策求める 慎重意見も NHK 2024年8月20日(火) 18時44分
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240820/k10014553981000.html

(関連)第40回 総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会におけるご説明について 電気事業連合会 プレスリリース 2024年8月20日(火)
 https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/1261814_1511.html

(関連)原子力の持続的かつ最大限の活用に向けて 電気事業連合会 2024年8月20日(火)
https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/__icsFiles/afieldfile/2024/08/20/oshirase_20240820.pdf


4.(別添PDFファイル)柏崎刈羽の一部廃炉判断、再稼働後 2年以内に、東電が前倒し方針(日経 2024.8.22)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240822/1030030295.html

(関連)東京電力 プレスリリース「『柏崎刈羽原子力発電所の再稼働および廃炉に関する基本的な考え方』への評価」 に関する取り組み状況についての櫻井柏崎市長へのご報告 2024 年8月22日(木)
 https://www.tepco.co.jp/press/release/2024/pdf3/240822j0201.pdf

(関連)東京電力 柏崎刈羽原発の一部廃炉の検討前倒しへ 桜井市長は再稼働を容認する考え 「要請あれば応える」《新潟》日テレ テレビ新潟 2024年08月22日(木)19:28
 https://news.ntv.co.jp/n/teny/category/society/tee6357c7abe084554926eef070a843c84

(関連)柏崎市長「再稼働要請あれば応じる」7号機再稼働を容認する条件が整ったとの認識示す 一方の東電社長は慎重姿勢崩さず TBS 新潟放送 2024年8月22日(木) 18:52
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1373767?display=1

(柏崎市もまた、桜井雅浩とかいう「タカリじじい」の市長に牛耳られてしまっているようです。柏崎市の一般市民は本当にそれでいいのですか? 福島原発事故を見たのではないのですか? 柏崎刈羽原発などを再稼働させたら、近未来は第二のフクシマです。そうなってから後悔しても仕方ないでしょう。この桜井雅浩とかいう「タカリじじい」の市長を更迭して、別のちゃんとした人に市長をやってもらって、柏崎刈羽原発の再稼働など認められるわけがないという柏崎市の意思を示してもらいましょう。それが故郷を守る唯一の方法です。また、次期県知事選挙では、花角英世現職知事を落選させ、脱原発新潟を宣言する知事を選びましょう。柏崎刈羽原発などなくても新潟県はびくともしません。:田中一郎)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E4%BA%95%E9%9B%85%E6%B5%A9

◆(別添PDFファイル)「よい子の安全原発幼稚園」(新潟技術委員会からの提言)(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhvWY2nui94utCLx?e=0dTnre

(米山隆一前知事がつくった「柏崎刈羽原発にかかる検証体制」を花角英世現知事が解体し、唯一残って「御用委員会」と化した(そうでない人は年齢などを口実に委員を解任されている)「技術委員会」が提出した「安全のための取組」の提案が上記である。原発を始めて半世紀以上がたち、かつ福島原発事故を経験した上での提案が、「この程度」なのか? こんなもの、気の利いた中学生でも書けるバカバカしいまでの無内容文章ではないか。新潟県は今や、花角英世原子力ムラ代理店知事のおかげで、県独自の柏崎刈羽原発のチェック体制が解体されてしまい、再稼働のための御用委員会や協賛団体・翼賛組織だけが残されている状態です。次期県知事選挙では、必ず花角英世を知事から退け、ちゃんとした人を知事選んで、再度、新潟県が柏崎刈羽原発を厳しくチェックする・出来る体制を創らないといけません。:田中一郎)

(関連)3つの検証 検証体制 - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/248370.pdf

(関連)福島第一原発事故に関する3つの検証について - 新潟県ホームページ
 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/genshiryoku/kensyo.html

(関連)【コラム】新潟県の3つの検証は何が間違っているか(米山隆一衆議院議員・弁護士・医師)|にいがた経済新聞
 https://www.niikei.jp/op-ed/932142/

◆新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了著(明石書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=B0


5.西尾正道北海道がんセンター名誉院長からいただいたファイル
 (噓と隠蔽の現実とCs-137の心筋障害)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhzyrg_OKjL92_7y?e=spcDa6


6.(別添PDFファイル)防潮堤不備 原電「補強で対応」、規制委要求は造り直し、東海第2 工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347309

(関連)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh1t5YDTARLdwMM3?e=wmyrrZ

(関連)(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html

(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁でさえ、隠蔽していた手抜き工事の防潮堤については「造り直し」だと言っているものを(もちろんそれだけでは不十分で、当事者の日本原電の組織問題や担当していたゼネコンや業者の処罰にも手を付けるべき)、日本原電は「補強で対応」などと居直っている。規制当局など政治力を使って圧力をかければ何とでもなるという不遜な態度という他ない。信じがたい出鱈目だ。しかし、原子力に「寄生」している原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、これに対して断固たる態度を取れないでいる。いい加減な原発運営をする日本原電と、原発に「寄生」して原発を規制できない規制当局のコンビは、近未来の原発過酷事故と首都圏壊滅を意味している。;田中一郎)


7.(別添PDFファイル)スクリーニング及び避難退域時検査における論点整理(池内了『新潟から問いかける原発問題』明石書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlh5T_eF_y1mlFvBX?e=6kbGdG

 <田中一郎コメント>

 池内了氏の昨今の新著より抜粋させてもらった。別添PDFファイルの「!」マークの部分をご覧いただきたい。福島原発事故の際には、事故直後に、原発周辺地域から逃げてくる方々の初期被ばくを後日わからなくするために、事故前にはこうすると決めていた「スクリーニング」の規制値13,000CPM(甲状腺等価線量100mSvに相当)を、「低体温症防止」を口実に、当時現場にあった測定器具の上限である100,000CPMに一気に引き上げるという「暴挙」を行った。そして既知の通り安定ヨウ素剤の配布・飲用は行っていない。それでも当時は「スクリーニング」の現場で針が振り切れる(100,000CPMを超える)人が多くいたのだが、その記録さえしないという許しがたい意図的な「手抜き」まで行っていた。そしてその「犯罪」とでも言うべき「初期被ばく隠し」を、さも被害者・避難者の健康を守るために頑張った放射線医学総合研究所その他の医師たちの努力の一環であるかのような嘘八百の放送を幾度となく垂れ流したのがNHKだった(下記参照)。まさに国家組織犯罪的な原発過酷事故による健康被害・被ばく被害隠蔽工作そのものと言っていいだろう。原発や核には、こうした国家組織犯罪的な放射線被曝被害者の被害隠蔽・切り捨てが常に付きまとっていることを忘れてはならない。

(関連)ETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」|番組|NHKアーカイブス
 https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051282_00000

(関連)BS1スペシャル「緊急被ばく医療の戦い~誰が命を救うのか~」20190310 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x740t3o

 ところが、別添PDFファイルの池内了氏の著書の記載をご覧いただきたい。福島原発事故のこうした教訓を活かして、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は何と、原発過酷事故時のスクリーニングでは、完璧に手抜き・簡素化して、初期被ばくは事後的には全く分からなくしてしまうための制度化を、もっともらしい体裁でほぼ完璧な形で行ったというわけである。本来であれば、広くて空調の利いたスクリーニングをする会場をあらかじめ決めておき、福島原発事故のような「手抜き」「隠蔽」が起きないよう、衣服汚染の計測、安定ヨウ素剤交付・飲用、衣服着替えや体の洗浄、車などの運搬車両の洗浄ないしは使用禁止(弁償前提)、個人別の記録公布と控えの保存、などをしっかりと制度化しておくべきところを、その真逆を行っているというわけである。これが原子力の規制当局のやることなのか?!(この問題は以前に関西の脱原発団体である「美浜の会」が取り上げて原子力「寄生」委員会・「寄生」庁を追及していた)

SPEEDIの使用放棄もそうだが(池内了氏も自著で言及している)、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が持つ福島原発事故の教訓とは、原発事故によって放射能や被ばくで大騒ぎとならないよう、放射能も放射線被曝も「見えないようにする」ということらしい。ふざけた話であり、現在の原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は解体しなければならないことが、あらゆる面から立証されたというべきだ。

(関連)(別添PDFファイル)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い(田中一郎 2022.5.28)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlFH5Bvh7IL_wdpvC?e=UyMzRl


8.(メール転送です)柳原敏夫弁護士からのメール
 【続報】ブックレットをめぐって発生した人権侵害事件の公開質問状その2「どうか、私たちにテロ組織という「えん罪」を晴らす方法を教えて下さい」

柳原です。
7月10日に、ブックレットをめぐって発生した人権侵害事件について報告させていただきましたが、以下はその続報です。

人を食った人権侵害の実行者ゆうちょ銀行は、権力者がやるいつものパターンで、こちらの質問書を一切無視、スルーする態度に出たので、18日後に、再質問書を出そうと完成させ、あわや投函しようという寸前に、ゆうちょから回答が届きました。

しかし、それは「回答しません」という回答でした。こんなゴミみたいな書面を作るのに18日もかけるとはますます腹が立ち、そのまま再質問書を投函しました。以下は、その報告です。

この市民運動を見えない真綿でじわじわと首を絞めるような人権侵害事件に対し、引き続き、注視して、拡散して頂けたら幸いです。

どうか、私たちにテロ組織という「えん罪」を晴らす方法を教えて下さい。
https://disasterright.blogspot.com/2024/08/2484.html


9.(メール転送です)紙版(PDF)『止めよう!再処理』天恵の海 第259号 
「三陸の海・岩手の会」ホームページ 岩手の環境/RI廃棄物>ミニコミ通信
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.259.pdf

 <「三陸の海を放射能から守る岩手の会」から>

◆六ケ所再処理工場(青森県)、完工2年半延期へ 日本原燃、「2026年度」で調整 27度目 8/17 東奥日報
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aa6d88a87a42dc51c0d9e75e46375b6a977e4f4b

 「青森県六ケ所村に立地する使用済み核燃料再処理工場を巡り、日本原燃が9月末までとしてきた完成目標を断念し、2年半程度延期する方向で調整していることが16日、関係者への取材で分かった。規制当局の認可審査などになお時間を要するためで、8月下旬に開かれる次回審査会合の議論を経て、延期幅が最終決定する見通し。1993年に着工した再処理工場の完成延期は27度目。原燃は近く県、村に報告する方針。

原燃は26度目の延期を表明した2022年12月、新たな工程目標として「24年度上期(4~9月)」の工場完成を掲げた。当初は24年6月末までを目安に「できるだけ早期」の完成を目指したものの、原子力規制委員会の認可審査への対応が難航。申請書に大量の不備が発覚したり、建屋・機器の耐震設計に必要な「地盤モデル」の全面的な見直しが響き、増田尚宏社長が1月に「6月完成」の旗を降ろした経緯がある。・・・・・・」

*六ヶ所再処理工場は1993.4着工し31年目が過ぎました。しかしまだ操業できません。長期にわたり操業できないこんな工場は世界でもありえない工場だと思います。さらに2年半延期ということは、その後、もし操業した場合老朽化(腐食)によりすぐに漏洩事故が頻発しその対応に追われ操業はもう技術的・経済的に困難です。

米独を見習い再処理から撤退の政治的判断が下されなければならない時に至っています。

 1974年に米ではカーター大統領が商用再処理の中止を表明
 1989年に独バッカースドルフ再処理工場建設中止(国内再処理から撤退)
 2005年以降は海外委託再処理からも撤退

*六ヶ所再処理工場の課題山積(これらが解決できるのでしょうか)

(1)耐震:敷地が震度6強(830〜1500ガル)が予想されている。しかし設計基準地震動は700ガル

(2)建設30年以上経過、老朽化、アクティブ試験による汚染(近寄れない施設設備)により補強等ができない、稼働による事故の危険性が増大している。

(3)高レベル廃液の重大事故を蒸発乾固までとし超過小評価し、危険性が少ないとしている。UPZ5km、PAZなし(原発より安全!)蒸発乾固後の硝酸塩爆発が重大事故であるがこれを評価せず

(4)高レベル廃液のガラス固化失敗:白金族沈積問題を解決できず。

(5)アクティブ試験は失敗だった:プルトニウムの回収率が極端に悪い、ガラス固化失敗、再処理工場で実際の使用済燃料を使用したアクティブ試験の総括報告がなされていない。ガラス固化報告の審査が行われていない。

(6)安全上重要な施設設備の破損がそのままになっており、危険であり運転できないはず。ガラス固化溶融炉の天井レンガが剥離している。高レベル廃液用濃縮蒸発缶の温度センサー部の穴がそのままになっている。

(7)稼働により発生するトリチウム汚染水は全量海洋放出になるが、アクティブ試験時には最大トリチウム約1.7億Bq/Lで放出(2007.10.2)していた。このような海洋放出が許されるはずがない(福島第一事故炉から最大で1500Bq/Lで放出されていると記憶)。海洋トリチウムモニタリング値の不正(県と日本原燃測定値:全てND)が行われていた。

(8)その他、人が管理できる施設(巨大、複雑、放射能の危険)ではない。ヒューマンエラー必至


10.その他

(1)宗教者核燃裁判メールマガジン:原告団ニュース第9号を発行しました。
 https://www.kakunensaiban.tokyo/2024/08/01/news09/

(2)(社説)核のごみ調査 これで適地見つかるか:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/Nujz4

(3)玄海原発2訴訟大詰め 控訴審で福岡高裁が上岡直見氏の証人尋問認める(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/de8d1ef5860a48660ba18b9a1b6d3d975465706a
草々

 

 

2024年8月22日 (木)

「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)他イロイロ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.受験生ブルース(リサイタル・バージョン)~高石友也 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7ZYfYbdWpic
 https://www.youtube.com/watch?v=NiAXoMhq71M

◆フォークシンガー、高石ともやさん死去 82歳「受験生ブルース」- 毎日新聞
(ご冥福を祈ります。同時代人が次々と亡くなるのはとても寂しいですね)
 https://mainichi.jp/articles/20240819/k00/00m/040/049000c

(関連)高石ともや公式HP TOPページ
 http://www.tees.ne.jp/~isawada/index.html


2.8・23東電刑事裁判 第7回最高裁行動のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240823-event/


3.キャンペーン

(1)オンライン署名 青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対を求めます· Change.org
 https://qr.paps.jp/8MRtS

(2)署名活動についてのお知らせ · 7000人中、91.9%の人がインボイスの「見直し・廃止を希望」、登録者の6割超が税負担分を値上げできず、貯蓄などを削って補填【7000人実態調査結果報告】 Change.org
 https://qr.paps.jp/h9s7W

(3)オンライン署名 · 現行の健康保険証を残してください - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/KmKkc

(4)(署名用紙)津島原発訴訟 原発事故責任を問い故郷原状回復のための公正判決を求める署名
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlRhJBxYpKtl6mDQT?e=IP1lcT

(こうしたことをやめさせるためには政治を変えるしかありません。逆に言えば、自民党や公明党に投票をし続ける限り、上記のようなことは止まることはないのです。諸悪の根源は政治です。:田中一郎)


4.【横田一の現場直撃 No.279】 実測!万博リングも灼熱45 小池 初公務で能登視察 兵庫・長崎、どっちが先? 20240805 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=w-PUwUb7YS0

(関連)IR用地となる大阪・夢洲の液状化対策工事を巡る住民監査請求、一部棄却と合議不調 :地域ニュース - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240813-OYO1T50002/

(関連)吉村洋文知事にIR撤退の危機感 万博開催中の工事中断要望に事業者「商売として成立しないなら…」(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ba1bb13f0effe9323578f2ec094788464eeb1de0


5.「すっぱい」消滅危機にCF1千万円超え 若手梅農家の甘くない挑戦 [和歌山県]:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS820RB5S82PQIP00CM.html

(梅だけでなく、日本の素晴らしい伝統食があちこちで消滅しかかっています(例:海苔が危ない!)。この国が自身の伝統食も守れない実につまらない「成り上がり」「場当たり」国家であることの証左であるように思われます。現場の人は頑張ってほしい。我々消費者はインスタント食やファーストフードなどはヤメて、極力、努力の塊の伝統食を買って食べるようにしたいものです。:田中一郎)


6.(新刊書)民間軍事会社「戦争サービス業」の変遷と現在地-菅原出/著(平凡社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034596423&Action_id=121&Sza_id=B0

(いわゆる欧米の先進国を除く世界では、こういう「戦争屋」が跋扈する「戦国時代」だということがよくわかります。南アの民間軍事会社(PMC)とアフリカのいくつかの国での内戦下の「戦争サービス業」、アフガニスタンやイラクでのブラックウォーター他の米国PMCの無法地帯、ロシアPMCのワグネルとプリゴジンの反乱、などの記述が記憶に残ります。現代世界と軍事の問題を考える時には、この新書に書かれたPMCの実態についても十分に知っておく必要がありそうです。私は水面下に欧米の「軍産情報複合体」が暗躍しているように思いますが、この新書からはその辺のことはよくわかりません。著者もやや怪しげです。:田中一郎)

(関連)米ブラックウオーター元警備員4人に有罪評決、イラクで民間人射殺 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
 https://www.afpbb.com/articles/smp/3029756

 <最近の戦争・軍事関連情報>

(1)〈部下に自殺強要し責任逃れ〉辻政信には「旧軍エリートの悪いところが如実に表れている」《保阪正康氏らが徹底分析》 - 79年目の終戦 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/72579

(2)「戦える国」へ加速した岸田政権の3年 外交では日韓関係改善 「抜け穴」残した裏金事件の法改正:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347539?rct=politics

(3)安倍晋三氏の遺志に便乗か…岸田首相が自民党に「9条改憲」議論加速を指示 総裁選を控え保守色アピール:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/345969

(4)人間魚雷を保管した洞穴が思い出させる「戦争のむなしさ」 上官から聞いた特攻兵器に「人間軽視も甚だしい」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347516

(5)木原稔防衛相、不祥事の釈明の機会なのに「原因」説明は避ける 辞任は否定 自衛隊「文民統制に問題」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344031

(6)<独自>在日米軍のPFAS汚染、対策費を日本政府が肩代わり 普天間飛行場で計2.7億円 周辺対策は沖縄県に押しつけ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348407

(7)8月15日の靖国神社 14歳がつぶやいた「戦争って、なんでやってるんだろう」 参拝者、それぞれの思い:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347752?rct=tokuhou

(8)防衛費初の8兆円台要求へ 25年度予算、過去最大(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4538f74bba4d8da5ab6ebd24a5d81be1c720aed1

◆【元少年隊員・94歳】「悲惨な思いさせて…」 “細菌兵器研究”731部隊の跡地で… 中国・ハルビン市 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6JSoBNHZuaE


7.その他

(1)「統一教会に救われている人もいる」日テレ系・ザ!世界仰天ニュースの放送内容が物議、TVerは配信終了で憶測呼ぶ:中日スポーツ
 https://www.chunichi.co.jp/article/943859

(2)「不毛なコピペ挨拶」岸田文雄、広島平和記念式典の挨拶が安倍元首相の “丸パクリ” で「もっと自分の言葉で話して」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00188bb73c8e1d93f2c2e6ef21a56800e601908b

(3)岸田内閣「支持率3割台」でも高すぎる! 政治不信の矛先はメディアの世論調査にまで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358688

(4)玉川上水緑道の樹木守った住民の声 渋谷区が方針転換、伐採予定の8割残す 今後は維持管理が課題:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/325345

(5)週刊紙を家宅捜索した警察に「言論弾圧」と批判 訴追も 米中西部(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/36b5b17fa5aae711fd88364e43ebf276dd209a3d

◆食べる物もなくエアコンも使えない。“悲しい夏休み”を送るシングルマザー家庭支援を民間に丸投げし税金で海外視察というバカンスを楽しむ100人以上の自民党議員たち - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/611800
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「「再生エネ」は環境にやさしいから何でもいいという「神話」は捨てるべき(1):すさまじい建設ラッシュの巨大洋上風力発電団地が日本列島沿岸の自然環境や地域住民の健康を破壊する(例:北海道石狩湾他)」をお送りします。

「「再生エネ」電源なら環境にやさしいに違いないから何でも賛成・推進」などという安易で無責任な態度の人が市民運動・社会運動内に増えました。「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠を厳しく問うこともなく、IPCCや政府の広報と、それを垂れ流すマスゴミ報道に「コロッと」洗脳され、「脱炭素」=「再生エネ」を信じて疑わない「(似非)環境カルト」集団のような群集が形成されてしまっているのです。しかも、電力以外にはほとんど関心がなく、新設の火力発電ばかりをやり玉に挙げています。例えばプラごみの氾濫などが「脱炭素」なるものに関連して運動の課題として真剣に議論され検討されたことはほとんどないでしょう。しかし、(どうでもいいのですが)CO2排出量で見れば、電力4割・電力以外6割ですから、電力だけに必死になっても「脱炭素」にはならないのです。不勉強甚だしく、愚か極まりない。

かつて1990年代の後半、当時も似たような社会現象があり、多くの人々は「NPO・NGOなら何でもいいものだ」という雰囲気に飲まれていたことを思い出します。日本の市民運動・社会運動もご多分に漏れず、大衆社会化し、「世直し」勢力のはずが「世直し」されなくてはならない組織の1つになってしまっているのです。しかし、2度目の「大衆化」はいけませんね。「人工排出CO2による地球温暖化」説と、「再エネ」「脱炭素」に対して、もっと鋭い切り口で批判的な目を持たなくてはいけない事態が生まれています。問題をもっと丁寧に、よく調べて勉強して、しっかりと疑問を持ち続けて、時々のことに相対的で暫定的な判断をしていく他ありません。

 <別添PDFファイル>
(1)再生可能エネルギー発電の普及をめぐる課題(環境問題を除く)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(2)国・企業動かず「人権侵害」若者ら 火力10社提訴(毎日 2024.8.14)
(3)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等&諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(4)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
(5)太陽光、主戦場は屋根へ、メガソーラーは開発地に限り(日経 2024.7.3)
(6)カナダの原生林皆伐と日本のバイオマス発電(岡田広行『週刊東洋経済 2024.6.29』)
(7)水素社会(上)、未来のエネルギー活用進む欧州、風力で製造し輸出へ 航空機の開発も(朝日 2024.8.2)
(8)水素社会(下)、脱炭素の力に 走り始めた国内、商用車から普及狙う 製造コスト課題(朝日 2024.8.9)
(9)エビデンス不全:水素拠点、3割「開店休業」、脱炭素目標 道筋見えず(日経 2024.7.19)
(10)激臭アンモニア、石炭と混ぜて燃やして発電 CO2減る?(朝日 2024.7.7)

◆(必読新刊書)再エネ乱開発 環境破壊と住民のたたかい-傘木宏夫著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034625729&Action_id=121&Sza_id=GG

◆(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


1.日本における「再生エネ」電源の現状
 https://www.meti.go.jp/press/2023/11/20231129003/20231129003-1.pdf

◆電源別発電割合(2022年:経済産業省)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhLF-ts8YOaYByOp?e=8Hk9qt

 <田中一郎コメント>

 2022年に再生可能エネルギーが占める割合は、全発電電力量のうちの21.7%です。このうちダム発電7.6%(環境破壊型=今は治水型・発電型の巨大ダムは解体していく時代です)を除くと14.1%、更に環境破壊型の疑い濃厚のバイオマス(例:国内森林や熱帯雨林の破壊)を除くと、概ね太陽光と風力合計で約10%程度となる。さて、このわずか10%の「再生エネ」電源のうち、自然環境を破壊せず、地域住民の健康を破壊せず、地域社会を破壊しないもの(以下「破壊型ではない」という表現を使います)は如何ほどあるでしょうか? いわゆる「再生エネ」メガ団地ほど「破壊型」ですから、おそらくはせいぜい5%もあればいい方でしょう。つまり、こんなわずか5%程度のものを頼って日本の化石燃料電源をすべてスクラップなどできはしないということです。しかも狭い国土に1.2億人がひしめき合って生きているこの日本列島には「破壊型」ではない「再生エネ」適地はあまり存在していません。ということは、電気なしで暮らしていくことは考えられませんから、「脱炭素」=「原発大推進」に帰結していくということを意味しています。これは賛成か反対かの問題ではなく、現実経済・産業のリアリティの問題です。

更に、日本の人工排出CO2の割合は大きく分けて、電力=40%、非電力(鉄鋼・化学・セメント・運輸流通など)=60%、です。電力の分野で必死になって新型火力の建設を阻止してみても、電力以外の部門をほったらかしにしていては「脱炭素」などできっこない(する必要もない)のです。そんなことをすれば、ただ単純に新型火力の持つ先端技術の導入が遅れていき、今現在約72%を占める火力発電の技術革新が遅れ、あとには老朽化したエネルギー効率の悪い有害ガスを排出する汚い火力発電(それと老朽原発の再稼働)がどんどん増えていくだけの話になるのです。「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠がないことは上記の広瀬隆氏の講演サイトをご覧いただきたいのですが、そのこととは直接関係なく、こんな「再生エネ」電源だけを頼りにして、しかも「脱原発を(形だけ)叫び」びながら「脱炭素」を実現しようなどというのは、よほどの世間知らず・実業界知らずのオバカ、ということになります。お気楽なことを言ってんじゃねえ! ということです。

(関連)(別添PDFファイル)国・企業動かず「人権侵害」若者ら 火力10社提訴(毎日 2024.8.14)
 https://mainichi.jp/articles/20240814/ddm/002/040/099000c
 https://mainichi.jp/articles/20240806/k00/00m/040/331000c

(上記の毎日新聞記事ですが、こういう連中のことを、若者ならぬ、時流に流された体制迎合型の「バカ者」というのです。自分たちがやっていることの意味が全く理解できておらず、理解しようともせず、です。「人工CO2温暖化」説の賛否の問題ではありません。若ければ何だっていい、という話にはなりません。最近は若者に向かって、猫なで声ばかり挙げる人間が多くなりすぎています)

しかも、下記に見るように、「再生エネ」電源普及にはたくさんの問題や課題があり、もちろん地域独占(原発)電力会社(「毒電」)も、その代理店である政府・経済産業省も、こうした課題を丁寧に解決しながら「再生エネ」を近未来のエネルギー源・電源としていこうという考えはありません。そもそも「再生エネ」推進などは、もうかれこれ30年近く取り組んできていますが、その結果が上記の状態であり、今もなお、原発稼働を優先させてせっかくの「再生エネ」電源を需給バランスを取るために停止させるなどということをやっています。「再生エネ」電源のための適地が国内には乏しいことに加え、今後の「再生エネ」を考えた場合、大きく拡大する可能性があるのは太陽光の新型パネルであるペロブスカイト太陽電池くらいのもので(マイナス面にも十分に留意する必要あり、例:鉛使用のこと=下記参照)、政府・経済産業省は洋上風力発電に大きく肩入れしていますが、これは下記で見るように、既に「破壊型」「利権化」してしまっています。つまり健全な「再生エネ」電源が今後大きく飛躍的に伸びていく可能性はほとんどありません。

(関連)ペロブスカイト太陽電池とは?メリット・デメリットと次世代太陽電池がもたらす可能性:朝日新聞SDGs ACTION!
 https://www.asahi.com/sdgs/article/15111722

そんな中、岸田文雄自公政権は経済産業省の原子力ムラ官僚たちに知恵を付けてもらって「GX推進」にアクセルを大きく踏み始めました。合言葉は(「GX推進」=)「脱炭素」です。ここ1~2年、御用マスごみを使って国を挙げて「脱炭素」の大騒ぎをしています。もちろんそのココロは「再生エネ」ではなく「原発大推進」です(「脱炭素」便乗型「原発大推進」ショックドクトリン)。そして愚かなことに、多くの「脱原発」市民運動・社会運動が、この岸田GX音頭に乗せられて「脱炭素」大合唱を始める始末です。昨今の脱原発運動の質の低下は目を覆いたくなる状態です。

 <原発がダメな理由>
(1)「原発は安全、安い、クリーン」、コレ全部ウソ(小泉純一郎元首相)
(2)原発推進の3種の神器と言われる「虚偽、カネ、脅し」=原発は現代日本のあらゆる邪悪が凝集したグロテスクの塊

ではどうすればいいのか、下記にそれを箇条書きにしたものを添付しておきます。近々、このテーマでたんぽぽ舎にお願いをして「新ちょぼゼミ」勉強会でも開催しようかと思っています。その折には是非、ご参加ください。ポイントは2つ、①エネルギー効率の大幅アップ(現状の30%未満 80%超へ)、エネルギー消費構造の転換とエネルギー大量消費型社会からの長期段階的脱却、です。「脱炭素」など必要ありません。必死になって「脱炭素」などしても地球の温暖化や寒冷化は自然現象なので止めることはできないだろう、というのが現段階での科学的な結論です。

◆エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=usErfe

◆(別添PDFファイル)再生可能エネルギー発電の普及をめぐる課題(環境問題を除く)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhNUC_gJwojWsfDg?e=kzIUVm

(関連)日本の再エネ 電力量の1/4 風力・太陽光システム進む欧州の半分 環境エネルギー政策研究所(朝日 2024.7.25夕刊)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15993760.html

(日本の「再生エネ」電源が抱える諸問題を真剣に考えることなく(そもそも「毒電」や政府がやる気なし)、日本の「再生エネ」は欧州に比べて大きく出遅れている、などと言って、相変わらずの「煽り記事」を書いているだけのマスゴミの事例の1つ)


2.利権化して自然環境や地域を破壊する洋上風力発電の巨大団地
 「再生エネ」乱開発:北海道の沿岸を荒らしまわる巨大洋上風力発電団地=しかも欧米とは違い沿岸から超近距離、石狩湾だけでも約1500基、北海道全体では3000基超の異常事態(利権と化した洋上風力)

 <田中一郎コメント>
 表題に書いた通りです。コレ、異常です。北海道の自然がメチャクチャになります。沿岸地域住民にも少なくない健康被害(低周波音傷害)が出るでしょう。「再生エネ」って、環境にやさしい・・・・??? 御冗談でショ!!

◆(別添PDFファイル)石狩湾周辺の主な大規模風力発電所(稼働中+計画段階)(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg8Twjp0u9sHPIX9?e=AjLtCr

◆(別添PDFファイル)着床式洋上風力計画での最短離岸距離等 & 諸外国における洋上風力の離岸距離(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhD2hlM4FAY7saFt?e=Ko2KaA

(風力発電機の沿岸からの距離を、日本と欧米などの諸外国とを比べてみて下さい)

(関連)恐ろしい…風力発電施設から発生する「低周波音」の健康影響 - ゴールドオンライン
 https://gentosha-go.com/articles/-/38624

◆洋上風力発電の海洋生態系への影響(傘木宏夫『再エネ乱開発』自治体研究所)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhTsfXPq4P_FDSTC?e=tOiQHT

(海外にも事例がなく、洋上風力発電団地の海洋生態系への影響はまだまだ未知です。にもかかわらず、建設予定基数の巨大さは一体なんだという話です。:田中一郎)

(関連)風力発電が環境を脅かす風力ブレードの廃棄問題 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=j4Bn_SVrxyo

(関連)青森県「最大級の陸上風力」で地元から怒りの声 ユーラスは当初計画を縮小も、議論は泥沼化-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/651582

(関連)ユーラス副社長激白、「みちのく風力」断念の真相 2度の譲歩をしても拭えなかった「地元の不安」-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/723658


◆【沿岸風車に吠える】国内最大8MW洋上風車1.6km沖の浜から吠える!2024.7.22 4 分 @石狩市 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zU_Grcvm6Xs&feature=youtu.be

 <田中一郎コメント>

 洋上風力がうまくいくかどうか、つまり採算が合うかどうかは、これからの「社会実験」になります、陸上風力はかなり離れた範囲の近隣地区に低周波公害をもたらすとともに、建設に伴う環境破壊(建設用道路敷設など)や、建設後の景観破壊やバードストライクなど、多くの問題があって。この狭い日本列島に適地はあまりありません。逆に、陸上も洋上も、今風力を設置しているところでは、その多くが「撤去が課題」となってくるでしょう。また、北欧などと違い、日本近海では年を通じて風があまり吹かず、従って風力発電の効率はあまりよろしくない、とも言われています(採算性に大きく影響する)。

太陽光パネルについても、自然環境を破壊しない・地域社会を破壊しない、という条件を付けると、その適地はかなり限られていて、メガソーラーは基本的に×ということになります(しかも太陽光パネルのほとんどは中共中国製です。これもよろしくない)。可能性があるのはペロブスカイトですが、これも設置場所をよく考えて、かつ、利用後の廃棄物処分や健康被害の有無などにも配慮して、ゆっくりと慎重に拡大していく他ないでしょう。

洋上風力については、あまり陸地にちかいところに造ると、陸上風力と同じことが起きます。しかし逆に、陸から遠いところに造れば送電設備費などコストが大きくかさみ、採算が合わなくなります。ご指摘の石狩湾を含め、日本の洋上風力が陸に極度に近いのは、主にコストがらみの話だと思います。また、福島県沖の洋上風力が失敗に終わっていますが、その詳細も公開されず、何故うまくいかなかったのか、失敗だったのか、不明のままです。本来であれば教訓にすべきところです。

(洋上風力だけでなく、北海道には今、数千件の「再生エネ」電源開発の申請が出ていると地元の人が言っていて、その多くが自然環境破壊型・地域社会破壊型であるようです。その典型が、石狩湾の洋上風力団地と釧路湿原への太陽光パネルの設置です。自然の宝庫=北海道が潰されます、泊原発も「脱炭素」で「とまり」ません。「脱原発」と「脱炭素」の同時実現など夢物語です。リアリティ・ゼロ。こんなことは、政府も政権も財界も電力会社も、皆知っていることです。)

昨今は、お気楽な「脱炭素」盲従主義がはびこっているようですが、こんな調子だと、火力が潰されるとともに、この国は大半が原発・核燃料サイクルの電源と、失敗がほぼ見えているバカバカしい技術(アンモニア発電など)、そして環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」電力設備ばかりとなり、生き残った火力も老朽化した旧態依然技術の低効率なものばかりとなるでしょう。この国はエネルギーから崩壊していきます。そのうちに原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こします。(近未来の地獄が見える)

そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠が怪しい。地球は少しばかり温暖化してきているかもしれませんが、それが人工排出のCO2が原因である科学的実証的根拠はありません。化石燃料を野放図に使ってもいいとは言いませんが、CO2を人類の敵であるかのように言って「脱炭素」「新型火力潰し」を叫ぶことは愚かです。現代の「福田村事件」です。

反論のある方は、まず上記をご覧になってから議論してください。情緒的なものは議論になりません。エネルギー革命の乗り切り方は「脱炭素」盲従主義ではありません。ひとことで申し上げれば、エネルギー効率の大幅アップと、ビジネススタイル改革によるエネルギー大量消費社会からの脱却です。CO2を目の敵にする必要はありません。

(関連)風力発電事業による自然破壊、健康被害、景観破壊に立ち向かおう - 石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会
 https://windturbine.lbcc-alumni.jp/

(関連)日本:北海道石狩の洋上風力発電が、「すぐれた自然地域」の環境破壊につながる懸念を環境活動家が訴える - Business & Human Rights Resource Centre
 https://qr.paps.jp/2ra7P


3.環境破壊のメガソーラー

 ネット上にはメガソーラーが地域の自然環境や地域社会を破壊している事例を告発するサイトがたくさんあります。代表的なものをいくつかご紹介しておきましょう。こんなものは即時にストップし、パネルは剥がすべきです。おそらく「再生エネ」電源の大半はこんな具合だろうと推定されます。規模が大きいものほどひどいからです。更に、太陽光パネルが激増するにつれて様々な問題が出てきていますが、これに対してもいい加減です。政治や行政と癒着して巨大な利権と化しています。この国は何をやってもダメな国になってしまいました。

(1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(関連)釧路湿原の大量メガソーラーに土地買取で対抗 原野商法で取得した土地「手放したい」人々も-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/764519

(2)メガソーラーに侵される阿蘇外輪山――ルポ・熊本県山都町を訪ねて 世界文化遺産登録を目指す雄大な草原にパネル20万枚 再エネのあるべき姿とは? - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/27591

(3)阿蘇、釧路に続き知床でも…景観破壊の元凶「太陽光パネル」思い出される小泉進次郎氏「国立公園で再エネ促進」発言(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ba292505b96f9e25eeb1d8406cd120d335dcfae5

(4)埼玉・日高「メガソーラー法廷闘争」が招く波紋 豪雨被害や景観破壊恐れ、条例の規制強まる中で-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/409507

(5)埼玉・小川町メガソーラー、事業化困難で大誤算 経産省が大量の認定失効に踏み切った背景-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/664196

(6)太陽光パネルと土砂災害、解明迫られる因果関係 盛り土や建設残土の問題と併せて総点検が必要だ-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/440093?display=b

(大変な犠牲が出た熱海土石流ですが、積み上げられた建設残土があった場所の西側の山の尾根に太陽光パネルが敷き詰められていました。これが降った雨水や地下水の動きに影響し、土石流発生につながらなかったのかどうか、科学的な解明が望まれていますが、調査・検証しようという動きは現状では皆無です。:田中一郎)

 <更に太陽光パネルについては下記のような問題もありますがほったらかしです>

(1)太陽光発電を小分けにして建設計画…「条例逃れ」と指摘された事業者、完全撤退で町と合意 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240627-OYT1T50235/

(2)太陽光パネル再生 大量廃棄避ける体制築け:山陽新聞デジタル|さんデジ
 https://www.sanyonews.jp/sp/article/1571710/

(3)いびつな真実! 現在、日本のメガソーラー事業の大半は“中国企業”が独占!世界中の太陽光発電ビジネスは中国がシェアを独占している、「再生可能エネルギー」の予算拡大は慎重に!|ワールドジェットスポーツマガジン
 https://www.wjsm.co.jp/article/public-Economy/a625

(嫌中型の右翼っぽいサイトのようですが「日本のメガソーラー事業の大半は“中国企業”が独占」はその通りでしょう:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)太陽光、主戦場は屋根へ、メガソーラーは開発地に限り(日経 2024.7.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81813110S4A700C2TB2000/

(ソーラーシェアリングについては、この次のメールで言及します。一言で申し上げれば、農作業に邪魔になるソーラーシェアリングはダメです、ということ)


4.熱帯雨林や国内森林の破壊に大きく「寄与」するバイオマス発電

 「バイオマス」発電を「脱炭素」電源と位置付けることほどバカバカしいものはありません。制度として廃止すべきです。熱帯雨林や国内森林の破壊につながっていることはもはや説明を要しないでしょう。東南アジアやブラジル・アマゾン、アフリカの森林が如何に悲惨なことになっているか、ネット上には山のように情報があります。木材を燃やしてCO2を排出して「脱炭素」でエコだ、バカじゃねえのか? ということです。だったら化石燃料だって、ずいぶん前は「バイオマス」だったんだからね。時間が長いことが木材と違っているだけショ。

更に申し上げておかなければいけないのは国内森林から算出される木材の使い方のデタラメです。木材は「カスケード利用」と言われるように、素材丸太を用途別に丁寧に余すところなく使い(住宅用材 家具・木材製品 端材は再生木材 おかくずは畜産用 バーク(木の皮)や汚れたおがくずは肥料 残った使い道のない木材クズは燃やす)、日本の伝統的な木材利用文化を育ててきました。しかし、この「バイオマス」発電は、伐採した木材をすべて一律にチップにして発電所で全部燃やしてしまうという使い方です。何が「脱炭素」でしょうか? バカバカしい限りです。もったいない、の一言、樹木が用材を取れるまでに成長するには数十年以上の年月がかかります。先人たちが苦労して植えて育てた森林を、こんな使い方をして「脱炭素」などと言っていることが如何に愚かなのか、理解できない連中が推進しています。しかも、福島原発事故により放射能で汚染された地域の森林から木材を伐出すれば、放射能の拡散になることは自明です。

更に、北米で盛んなバイオエタノール用の遺伝子組換えトウモロコシに見られるような、食料を使うエネルギーも世界的に見ると飢餓につながる可能性や食料品価格の上昇に結果するため感心しません。また、海藻の利用についてはコスト問題があり未知数です。結局、私が「バイオマス」で唯一評価できるのは、畜産が排出する家畜の糞を使ってするバイオガス(メタン)の利用や、家庭・外食から出る廃油を使ったディーゼル燃料くらいでしょうか。しかし、量的にはたいしたことはありません。

以下、若干のサイトをご紹介しておきます。

◆再エネ業界に激震、バイオマス燃料で「認証偽装」 取引していた三井物産や伊藤忠はどう対応するか 洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/633934

(関連)エネ庁が是正しない「バイオマス認証偽装」の闇 「再エネ賦課金」として国民負担が増した懸念も 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/651374

(1)(別添PDFファイル)カナダの原生林皆伐と日本のバイオマス発電(岡田広行『週刊東洋経済 2024.6.29』)
 https://toyokeizai.net/articles/-/764862

(2)バイオマス発電が原生林を破壊する(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c0e56748367f99f997841b75e4ebc4782ebf0fd0

(3)原生林由来のバイオマス燃料、輸入国日本の責任 森林生態学の専門家がビジネスの危うさを指摘-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/766651

(4)「まさか発電所が建つとは」住民説明会ないまま着工 健康被害尋ねる質問に、事業者は「回答差し控える」 国には”飲食店で顔見せ”で「理解得られた」と報告(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f11c0f93b70b9e686d1d6eff36b7e433796204

(これが「地球環境にやさしい」「脱炭素」の実態です。何がバイオマス「脱炭素」ですか! バカバカしい! パーム油や木材チップ・パレットや紙パルプなどはすべて日本が大量に海外から輸入しており、熱帯雨林や冷帯自然林を破壊して「生物多様性」を踏みつぶす元凶です。記事の著者は経済産業省や林野庁に「制度の見直し」を訴えていますが、既に「脱炭素」が利権の巣窟となっている現状では、聞き流されているだけです。大事なことは「脱炭素」ではなく、「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」の推進」です。くれぐれもお間違いなく。「脱炭素」アホダラ教の皆様、よろしいですか?:田中一郎)


5.水素がエコだって? あなた、その水素、どこから持って来るの?

◆最悪はEV(電気自動車)・FCV(水素燃料電池車)です。

 その燃料の電気や水素はどこから持って来るのか、よく考えてから発言しろよという話。(破壊型ではない)「再生エネ」電源は上記で申し上げたように電力の世界だけでも全然足りないので、水素生産に回す余力はありません。政府・財界・原子力ムラは、EVの電気もFCVの水素も原発によって大量生産しようと考えています。それで「脱炭素」が実現でき、クリーンな経済社会が生まれるというわけです。かようなことを言っている不勉強なオバカが市民運動・社会運動=特に反原発・脱原発運動の中に増えました。おかげで、下記のような有様です。

(関連)原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS2L7SJRS2HUZPS006.html

◆3種類の水素について:グレー水素・ブルー水素・グリーン水素 - 三菱重工業株式会社
 https://spectra.mhi.com/jp/what-are-the-three-colors-of-hydrogen

(グレー水素やブルー水素などのように化石資源からつくる水素なら、そんな回り道などせず直接化石資源を使えばいい。回り道をする分だけエネルギー効率は落ちていくからです。また、グリーン水素は「再生エネ」電力で水を電気分解して作りますが、コスト高であることに加え、量的に全然足りない(「破壊型」でない「再生エネ」電力はごくわずか)し、更にこれも電力源の水素として使うのなら、水素に迂回などせず「再生エネ」電力を直接使えばいいということです。

そして上記には書かれていませんが、原発(高温ガス炉など)を利用してつくる水素を「ピンク水素」といい、本命はコレです。しかし、高温ガス炉などは技術的に未確立の状態です。「ピンク水素」って、怪しげな水素みたいですね。ボッタクリではないですか? 結局、水素の適切な利用として考えられるのは、「再生エネ」電力の蓄電用としてローカルで小規模の水素貯留&活用化、コジェネで使う家庭用小型燃料電池(使用する水素は化石燃料由来でもいい=エネルギー効率(80%超)がいいので原発電力よりもずっといい:但し、低周波公害には要注意)くらいが考えられるところです。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)エビデンス不全:水素拠点、3割「開店休業」、脱炭素目標 道筋見えず(日経 2024.7.19)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82176510Z10C24A7MM8000/

(関連)(別添PDFファイル)水素社会(上)未来のエネルギー活用進む欧州 風力で製造し輸出へ 航空機の開発も(朝日 2024.8.2)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16000432.html

(関連)(別添PDFファイル)水素社会(下)脱炭素の力に走り始めた国内、商用車から普及狙う 製造コスト課題(朝日 2024.8.9)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16006589.html


6.(別添PDFファイル)激臭アンモニア、石炭と混ぜて燃やして発電 CO2減る?(朝日 2024.7.7)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15976688.html

(関連)激臭アンモニアで脱炭素? 石炭と混ぜて発電、「悪手」と批判も:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5126L1S51ULFA01NM.html

(関連)【解説】石炭火力発電におけるアンモニア混焼は、欠陥のあるアプローチだと言える理由 - E3G
 https://tinyurl.com/4u7r4msb

(「脱炭素」を口実に何をおバカなことをやっているのか!! アンモニアは肥料の原料だ。昨今は肥料が不足して値上がりしているのだから、こんなことをしたら益々農業へのダメージが大きくなる。バカなことはヤメロ!! アンモニアを粗末にするな!:田中一郎)
草々

 

2024年8月20日 (火)

(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート:〝ガーベラの風″国会イベント(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=FdnVlo

(短い時間ですが、私もお話をさせていただく機会をいただきました。みなさまのご参加をお待ちしています:田中一郎)


2.イベント情報

(1)2024年8月22日 国際プラスチック条約策定に関する要望署名のキックオフ学習会 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=11084

(2)(緊急開催)政権交代にむけて-求められる安全保障政策(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/12708/


3.「自民党総裁選」という「ガラクタ市」

 やることがないマスゴミが、またぞろ「自民党総裁選」という「ガラクタ市」開催で騒いでいます。元朝日新聞記者の鮫島浩氏が著書『朝日新聞政治部』(講談社)で厳しく批判したマスゴミ(特に各社政治部)の報道姿勢が繰り返されています。まともな報道は日刊ゲンダイくらいでしょうか。自民党のこんな連中から誰を総裁・総理に選んでも、日本は滅亡へ向けて真っ逆さまに堕ちていくだけです。日本の有権者・国民もいい加減に目を覚ませ、ということです。

「裏金・脱税・居直り」、チンピラ似非右翼、ゴロツキ、統一教会代理店、原子力ムラ代理店、ボンクラ、ノーナシ、大ウソつき・詐欺師、ポンコツ、ドアホ、ちょうちん持ち、無責任権化、ヌケサク、無能、対米盲従、トンチキ、利権タカリ、斡旋利得、私物化、縁故主義政治、悪党・・・・・何でもあります「珍カラリン」
 https://www.youtube.com/watch?v=3Ck5JKVaGRM

(1)(別添PDFファイル)自民総裁選、来月27日に投開票 ポスト岸田へ11人活発化(東京 2024.8.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348565

(2)(別添PDFファイル)岸田首相「不出馬」…看板の付け替えでは自民党の裏金体質は変わらない(金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイ 2024.8.21)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359334

(3)(別添PDFファイル)悪党たちのボス争い そもそも自民党裏金議員になぜ、総裁選の投票権があるのか(日刊ゲンダイ 2024.8.20)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359273

(4)《自民党総裁選》有力候補は財務省の“紐付き政治家”ばかり キングメーカーとして力を強める麻生太郎副総裁と裏で操る財務省(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c85a74e8c17bd1d20502d36f28cf4b9affd4949a

(5)自民裏金議員ビクビク…“広瀬めぐみショック”で解散総選挙「10.27投開票」へ前倒し説|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359227

(6)小泉進次郎の自民総裁選出馬に暗雲…「3つのネガティブ材料」で“客寄せパンダ”に急激な引き潮|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359265

(7)小林鷹之氏と旧統一教会のズブズブ…総裁選出馬会見で突っ込まれ“逃げ”のトーンダウン|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359320

(8)総裁選なのに「麻生vs.菅」の“代理戦争”? キングメーカーの座をかけた2人の意中の候補者は(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7606108921e252514d2f4e26c3f8d8b405e5e4d3


4.「立憲民主党代表選」という「廃品回収展示会」

 今までに使ってみて役に立たず、不良品だということが誰の目にも明らかになっているのに、またそんなボロい廃品を並べて「ここから選んで下さい」だって?!  頭がどうかしているのかね? こんな連中の中の1人が代表になれば、次の国政選挙では歴史的な大敗北の可能性大である。要するに「自殺願望」なのね。野党第1党がこんな調子じゃ、いつまでたってもホンモノの政権交代などあり得ず、日本の夜明けは遠い遠い未来のことになる。まあ、こんな連中に率いられて御用組合「連合」のご機嫌だけを最優先にして(国民そっちのけで)、次回の国政選挙でボロ負けして、いよいよこの政党も「歴史のゴミ箱」へ消えて行っていただくのもいいのではないか? いつまでも有権者・国民の「フンギリ」(糞切)を待っていては日本が滅んでしまうからだ。

(1)(別添PDFファイル)立憲代表選、「第3の候補」模索する動きが活発化 自民総裁選に焦り [立憲](朝日 2024.8.20)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS8M35GDS8MUTFK00GM.html

(2)埋没する立憲代表選…ポスト泉健太に「昭和のえばりんぼ」こと江田憲司氏が急浮上|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359228

(3)代表選、野田元首相に出馬要請へ 立民有志議員、19日にも面会:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348146

(4)もがく立憲、民主党政権の反省どう生かす「政権任せられる政党に」朝日新聞デジタル( アホ記事の典型例:田中一郎)
 https://x.gd/UfsJw

(5)盛り上がらない立民代表選、救いがたい人材難(日刊ゲンダイ 2024.8.14)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlhGzTD_xqp8DAkuC?e=fPGtls

(6)パーティー「解禁」に立民苦慮 続く自粛ムードで資金不安(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3fd0ce6a23fe38bbb097d1a7b63bab8e0c181aea

(7)泉V S枝野…立憲の代表選が、「どうしても新しさに欠けてしまう」根本的な理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c101641e74cb5422b3002a8a1bea52bac7ae7e40

(8)「昔の名前」ばかりの立憲代表選 抱きつき戦略不発か? - 毎日新聞
 https://x.gd/UfP2m

(9)小沢一郎氏が列挙した「候補」6人の名前は…立憲民主党代表選 「その中から選ぶしかない」とキッパリ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/345697

(10)立憲代表選になぜ女性の名前が挙がらない?代表代行が考える”立候補のハードル”とは!-【西村智奈美代表代行】|第337回 選挙ドットコムちゃんねる #1 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=esYrOiH4dhg

(辻元清美さん、あんた何してんのん?! 自分の年齢を考えても、今立ち上がらないと、いつ立ち上がるのよ!!:田中一郎)
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「(再掲)基準地震動に関する「新規制基準」は作り直せ!:能登半島地震で(1)志賀町北部で1万ガルを越える地震動を記録(2)5km程度までしか連動しないと規制委が言っていたが、20km遠方の断層が連動した能登半島地震」をお送りします。

今回の能登半島地震での新たな知見(実経験)2つを反映させ、原子力「寄生」委員会は基準地震動に関する「新規制基準」を改めて作り直す必要あり。それにしてもマスゴミは、何故、このことを報道しないのか?!


1.「M7以上」活断層25カ所、日本海の新潟ー兵庫、地震調査委(東京 2024.8.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344706

 <井戸謙一弁護士からいただいた最重要資料>

◆1万ガルのグラフは京都大学境有紀教授の研究室のホームページにあります。
 https://qr.paps.jp/lxWx

(サイトの中ほどのカラーの5本の線グラフの1つ目(弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和))をご覧ください。この中の「(志賀町)(5)K-NET富来」(薄い桃色)はグラフの天井を上方へ突き破っています。グラフの縦軸は「加速度(g)」で最大値が5g=5×980ガル=約5000ガルです。どこまで上方に伸びているかというと、1万ガルを越えているそうです。つまり、志賀原発がある志賀町のわずか10kmほど北方の観測点「旧富来町」で1万ガルを越える強い地震動があったということを意味します。この揺れの場所が少し南で、かつ志賀原発が稼働していたら、日本は志賀原発の大破壊により「終末」を迎えていたでしょう。珠洲原発が動いていなくてよかったと喜んでいる場合ではありません。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が進めている基準地震動の「新規制基準」を抜本的に見直さなければなりません。:田中一郎)

◆20km離れた断層の連動のニュースは下記にあります。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000334245.html

(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、これまで活断層や断層は、せいぜいのところ5kmくらいのところまでしか連動しないと言ってきました。それがものの見事に打ち破られ、能登半島地震の際には20kmも離れたところにある断層が連動しています。このことは、上記でご紹介した東京新聞記事も念頭に置いて、同じく「新規制基準」を抜本的に見直す必要があることを実証しています。それにしてもマスゴミは、何故、上記(井戸謙一弁護士が指摘している)2点を報道しないのでしょうか? メディアがこんな調子だから原子力ムラの再稼働追認推進組織である原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も、福島原発事故の教訓を活かさないだけでなく、能登半島地震の教訓もまた活かそうとはしておりません。このままでは全国各地の原発立地で危険極まりない状態が続きます。:田中一郎)

(関連)震度7観測の石川県志賀町 揺れは東日本大震災に匹敵 気象庁 - NHK - 令和6年能登半島地震
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/k10014307941000.html

(「気象庁によりますと、今回の地震で震度7の揺れを観測した石川県志賀町の地震計から算出された、揺れの強さを表す「加速度」は2825.8ガルに達していたということです。」(NHK)ではないのだよ。1万ガルを越えているのだ!! もっとしっかり取材して報道しろよ!! 京都大学境有紀教授の研究室へ行ってこい!!:田中一郎)

(初出は下記のブログです:「6.」をご覧ください)

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-64fe35.html


2.日刊IWJガイド・非会員版「外洋に面していないのに、南海トラフ地震の津波で最悪11万人以上の死者が想定される大阪! 浸水地域は上町台地を除く市のほぼ全域!」2024.8.20号~No.4306 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53807

(関連)大阪万博を南海トラフが襲ったら…ホンマに大丈夫? 具体的な避難計画は「まだない」 残り1年を切っている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/325895

(関連)リスクと向きあう:大阪万博と南海トラフ=清水宣明 /愛知 - 毎日新聞
 https://x.gd/xeUvP

(一部抜粋)
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■はじめに~南海トラフ地震で約24兆円の経済被害が想定されている大阪府! 外洋に面していないのに、津波が襲い、最悪の想定死者13万人のうち、11万人以上が津波による死者! 津波で浸水する地域は、上町台地(うえまちだいち)を除く大阪市のほぼ全域!! 江戸時代の南海トラフ地震である宝永地震では、津波で遡上した大型の千石船が、避難した人々を乗せた小船を押し潰して多数の死者が出たとの記録も!

┠■茨城県北部で震度5弱の大きな地震! 地震頻発地域には、老朽化した首都圏唯一の原発・東海第二原発があり、施工不良が見つかったにも関わらず、再稼働に向け、急ピッチで工事が進む! もし重大事故が起きたら、放散される放射性物質は東京を直撃!! 経済損失は660兆円超にもなる! テレビは一切「原発震災」の危機には触れず!

┠■地震の直前予知が可能に!? 京都大学大学院情報学研究科の梅野健教授が、電離層の全電子数の異常を「相関解析法」という手法を用いて解析! マグニチュード6以上の巨大地震の発生を、1時間前に予知できるシステムを開発! このシステムの有効性は、2011年3月11日の東日本大震災でも、2016年4月の熊本地震でも、今年1月の能登の地震でも、8月8日に発生した日向灘地震でも、実証済! 政府はこのシステムの社会的実装を大急ぎで進めるべき! インドネシアや台湾では、梅野教授の地震予知システムの検証が進む! 数億円で検証できるのに、日本政府の鈍さは絶望的!! 政府は、まだ梅野教授の研究は基礎研究と認識!
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草々

 

2024年8月18日 (日)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1722778277144staff01


2.オンライン署名 福島原発事故は国の責任!最高裁は国を免責した判決を正してください Change.org
 https://qr.paps.jp/4UW73


3.イベント情報(9月)

(1)(チラシ)(9.1)外環道路と住民主権:岩見良太郎氏(井の頭)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgbP40amMyPXe5Wm?e=fZx7Vh

(2)(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差止裁判 第32回公判&報告会(東京地裁&参) 
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUUEZf8wXT5l_yT0?e=4XvbMT

(3)(9.3)国会前スタンディング・モブ(澤地久枝:毎月3日13時)
 https://sites.google.com/view/313standing/

(4)(プログラム)(9.4)総選挙で日本をアップデート ガーベラの風 国会イベント:衆2多目的
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgfWpSqJTIq6pmQe?e=jkmmiI

(5)(チラシ)(9.6)砂川事件裁判故国家賠償請求訴訟 控訴審公判(東京高裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgmRUJjR3EH868z-?e=TTN4Jo

(6)(チラシ)(9.6)シンポ「戦争ではなく平和の準備を」(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWZBkUfPsKXYSTJD?e=WrAg2z

(7)(チラシ)(9.7)原発と再生エネルギー(青木美希さん:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXh6k2MpBMExBCT5?e=WcZsys

(8)(9.11)第11回口頭弁論のお知らせ - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://qr.paps.jp/OS48R

(9)(チラシ)(9.19)福島原発さいたま訴訟控訴審第4回公判&報告集会:東京高裁#101 衆2
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgwQSJ5_d8q7hHPq?e=b35n8v

(10)開沼氏との訴訟 第9回口頭弁論期日のご報告と次回期日のご案内
 日 時:2024年9月19日(木)14:00~
 場 所:東京地方裁判所415号法廷
 監 視:抽選などはせずに傍聴いただけます
 https://youtu.be/sgVqAYZhWyc

(関連)砂川事件裁判故国家賠償請求訴訟ニュース 第16号 2024.8.10
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgvh4mUfxaVhITt9?e=xJYrLc


4,(メール転送です)緊急のお知らせ 集会賛同団体募集

 賛同してくださる道内外の個人、団体を募集しています。紙媒体の締め切り日は19日と間近かなので、ご案内します。泊原発の廃炉をめざす会 世話人 マシオン恵美香 ご連絡は 下記のメールアドレスまでお願いいたします。
 emika69@yahoo.co.jp 

◆「ディアブロキャニオン原発周辺事情~老朽原発の稼働延長と廃炉後の核ゴミの未来~」

開催日:2024年9月24日 午後1時~ (会場設営は午前中から)
場 所: 衆議院議員第2会館地階 第一会議室
主 催:泊原発の廃炉をめざす会 賛同団体を募集

<基調講演>
講 師 キャロル久末 プロフィール:
東京でFMラジオ、テレビなどのパーソナリティ、ナレーター、コメンテーター、映像プロデューサー、ライターなどに携わる。2006年から主にサンルイスオビスポ・カウンティの牧場で自給自足の生活を求め始めるが、福島第一原発の事故以降、地元をはじめ、カリフォルニア、日本の脱原発、反核運動の活動家に。現在はマザーズ・フォー・ピースの役員として講演、イベント企画実行などと共にスポークスパーソンの役割も。集会タイトル:アメリカ ディアブロキャニオン原発周辺事情~老朽原発の稼働延長と廃炉後の核ゴミの未来~講演タイトル:2024年廃炉予定だったディアブロキャニオン原発が稼働延長に?!

■ZOOM参加
ZOOMでオンライン参加の方は、下記のID、パスコードを利用ください。

「20240924ディアブロキャニオン原発周辺事情13:00衆議院議員第2会館」
時 刻: 2024年9月24日 01:00 PM
参 加 Zoom ミーティング
https://us02web.zoom.us/j/81215476189...
ミーティング ID: 812 1547 6189
パスコード: 052694

◆(チラシ)(9.24)ディアブロキャニオン原発周辺事情:キャロル久未さん(衆2-1)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlgoTPhoA20XifBs1?e=UE3kCA


5.(新刊書)検証政治とカネ-上脇博之/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034620454&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)終わらない告発 自民裏金問題火付け役の上脇博之教授 「あきらめたら議員のおもうつぼ」(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/72f293331f763847974ff3cfa46faa01a86f59e6


6.現行の健康保険証の廃止・マイナ保険証への一本化を強行しないよう求める申し入れ(地方議員有志 2024.9.2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg17X2JChdZhBNo_?e=ujIkvT


7.ほぼ黒塗り!半導体ラピダスへ「巨額支援」は正当か 経産省は前のめり、浮上した政府保証付き融資 - 最新の週刊東洋経済 - 東洋経済オンライン( 民間がほんの申し訳程度の数十億円しか出資していない中で、政府・自民党・経済産業省が前のめりで数兆円の出資をするという。失敗確実で、失敗した時の責任を問われないように、今から「海苔弁当」の情報公開だ:田中一郎)
 https://toyokeizai.net/articles/-/789470?display=b


8.ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための政治
 あのね、自民党や維新に投票したらアカン、て言うてるやろ、わからんのケ?!

(1)(別添PDFファイル)今ごろ「刷新」も何もない 誰が自民党総裁になっても国民はドッチラケ(日刊ゲンダイ 2024.8.19)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359229

(2)シャッポのすげ替えではどうにもならない 八方塞がりで再選出馬断念 絶望的な自民党の今後 日刊ゲンダイ
 https://x.gd/uVRTQ

(3)ポスト岸田は誰だ? 記者「小林鷹之氏は地味だが実直で誰からも嫌われない。小泉進次郎氏と対照的」「カギは“刷新感”」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース( この「ABEMA TIMES」って、ゴミ記事ばかり集めたところなの?)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9743cebb839ec4d71ce428f3d594c42456f9502e

(4)広瀬めぐみ氏、議員辞職の意向 任意聴取に「秘書は勤務せず」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240814/k00/00m/010/291000c

(5)自民・小林鷹之氏、小泉進次郎氏が靖国参拝 党内に総裁選「待望論」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240815/k00/00m/010/027000c

(6)木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/xlojX

(7)総裁選は大乱戦の様相だが…岸田の次は“貧乏クジ”で「短命政権」確定 自民選挙対策のプロが説く根拠|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359177

(8)パーティー「解禁」に立民苦慮 続く自粛ムードで資金不安(共同通信) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3fd0ce6a23fe38bbb097d1a7b63bab8e0c181aea

◆日刊IWJガイド・非会員版「伊方原発が福島第一のような事故を起こせば、瀬戸内海は死の海に! 中国地方の西側と四国、九州の主要都市は壊滅!-(後編)」2024.8.17号~No.4304 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53801
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(156):1KWの電力も発電・供給しない日本原電に、毎年毎年約1千億円の「前払い金」を13年間もくれてやる東電・関電他の電力会社は背任だ=第二次株主代表訴訟を提訴せよ!」をお送りします。

 <別添PDFファイル>
(1)東電、原電に「電力料金の前払い」1400億円 運転停止中でも(毎日 2024.8.8)
(2)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25)
(3)防潮堤不備 原電「補強で対応」、規制委要求は造り直し、東海第2 工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
(4)柏崎刈羽再稼働の前に「福島への責任果たしたか」 新潟県検証委員長を務めた池内了氏が東電に問う「資格」(東京 2024.8.12)
(5)「原発利権」は永久に不滅、鹿島と日本原燃「不正入札」の腐臭(『選択 2024.8』)
(6)「M7以上」活断層25カ所、日本海の新潟ー兵庫、地震調査委(東京 2024.8.3)
(7)使用済み核燃料中間貯蔵 地元に懸念 50年後の出口定まらず 青森・むつ(毎日 2024.8.8)
(8)中間貯蔵完成に十数年、関電「操業30年ごろ」間に合わず:山口上関(毎日 2024.8.14)
(9)届かぬ訴え、「被爆者」の壁:上中下(毎日 2024.8.2~4)


1.(別添PDFファイル)東電、原電に「電力料金の前払い」1400億円 運転停止中でも(毎日 2024.8.8)
 https://mainichi.jp/articles/20240807/k00/00m/040/291000c

 <田中一郎コメント>

 福島原発事故以降の約13年間、1KWの電力も提供していない・提供できない卸売電力会社に、しかも、13年たっても電力供給の見込みが立たないどころか、片肺の敦賀原発2号機については原子力「寄生」委員会にでさえ「新規制基準」不適合とされてしまった電力会社日本原電に、毎年毎年、1千億円近いカネを交付し続けてきた地域独占(原発)電力会社(「毒電」)数社(13年間の累計で1兆円を優に超えている)、かような非常識はもはや背任行為です。

東京電力や関西電力をはじめ、日本原電の株主会社の「毒電」の経営者たちに対して、それぞれの「毒電」の株主がそろい踏みで、(第二次)株主代表訴訟を提訴すべきだと思います。弁護士の皆さま、よろしくご検討ください。(市民側は「全国連絡会」でも組織すべき)また、日本原電を直接、訴える方法はないものでしょうか? これも併せてご検討ください。よろしくお願い申し上げます。

(関連)日本原子力発電 - 大株主の状況
 https://irbank.net/E04507/holder
(具体的には、東京電力、関西電力、中部電力、北陸電力、東北電力、電源開発の6社かな?)

(関連)東電、原電に「電力料金の前払い」1400億円 運転停止中でも 毎日新聞 2024.8.7
 https://mainichi.jp/articles/20240807/k00/00m/040/291000c

(関連)原発しか持たない日本原子力発電が大ピンチ 敦賀の2号機も東海第2もメド立たず 一方で岸田政権は新増設に前向き東京新聞 2024年8月3日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344827

(関連)東海・東海第二発電所の近況について 日本原子力発電株式会社 2024.8.8 https://www.japc.co.jp/tokai/news/2024/pdf/tokai2408.pdf

(関連)敦賀発電所2号機 新規制基準適合性に係る審査状況について 日本原子力発電株式会社 2024年08月06日(火)
 https://www.japc.co.jp/plant/tsuruga/shinsa/tsuruga3_1.html


2.敦賀原発2号機が再稼働不可能に 原子力規制委員会が初めて不適合審査書を取りまとめへ :東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344825

(関連)(別添PDFファイル)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15992977.html

(日本原電による審査書類の大規模な改竄や、審査の過程での日本原電のピンボケ回答・返答を経ての結果がコレである。いったいこの危険極まる老朽原発に原子力「寄生」委員会・「寄生」庁はどれだけの時間を費やしたのか。資源と時間の無駄である。少なくとも今から数年前、審査書類の改竄が発覚した段階で「審査不合格」ならぬ「原発稼働資格なし」で審査打ち切りとすべきだったし、そもそも日本原電の財務状態から鑑みて、相応の財務力があることが原発稼働認可の条件としているはずの「新規制基準」にも違反していることも、ずっと前の段階で自明だった。それを今までズルズルと引っ張って来てこのザマである。そもそも福島原発事故後13年間で「新規制基準」不適合が今回初めてなどという事態が、この日本原電とのズルズルべったりの13年間と併せ、原子力規制委員会・規制庁が原子力「寄生」委員会・「寄生」庁であることを示す1つの証拠となっている。不合格は、敦賀2号機と日本原電だけでなく、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁もである。原子力に「寄生」して原子力の「規制」はできない。:田中一郎)


3.(別添PDFファイル)防潮堤不備 原電「補強で対応」規制委要求は造り直し 東海第2工事完了見通せず(東京 2024.8.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347309

 <田中一郎コメント>

 次の4点を指摘しておく。首都圏において、ここまで危険でデタラメな老朽原発を再稼働させるわけにはいかない。しかも水戸地裁は、もしもの時の住民の避難計画に実効性がないとして再稼働不可の判決も下している。これで何故に原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は改めて東海第二原発の「新規制基準」不適合の判断を下さないのだろうか。「新規制基準」では下せないのなら、こんな「新規制基準」は廃止して新たに作り直せということだ。

規制当局が危険極まる老朽原発を、デタラメと法令違反を繰り返す原発会社=日本原電に再稼働してもいい、などという態度を示していることがどうかしている。何度も申し上げて恐縮ながら、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は機能不全に陥っており、この組織は根拠法を廃止することで解散させ、再度、新たな厳格な安全規制委員会を創らないとダメだ。このままだと再びの東海第二原発過酷事故により、首都圏が今度こそ壊滅すること必定である。手抜き防潮堤を補強・手直しすればいいとい話ではない。

(1)日本原電は防潮堤の手抜き工事を早い段階で把握していたが、それをずっと隠し続けてきた。茨城県の日本共産党がこれを発見し、記者会見に及ぶということで、同社はようやくそれを追いかけるようにして、同党の記者会見の日程に合わせて公表する始末である。この辺のいきさつを第三者委員会を設けて検証し、隠蔽事実の悪質性が明らかになった段階で日本原電の原発の稼働資格を剥奪せよ。

(2)原子力「寄生」委員会でさえ防潮堤は「造り直し」だと言っているにもかかわらず、日本原電の方はそれをせせら笑うかのように「補強で済ませる」と言い張っている。それはまるで「我々日本原電が「補強」だと言っているものを原子力「寄生」委員会ごときが「造り直し」だというのなら従う気はないぞ。それで再稼働を認めないというのなら、やれるものならやってみろ、ということだ」という態度さながらである。日本原電のような小規模のチンピラ原発会社にして、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁などは「再稼働のお墨付き」を与えるために設けてある原子力ムラの浄瑠璃人形のような御用組織だ、と認識していることが、敦賀2号機=「新規制基準」不適合とされても、また再審査だという不敵な態度とともに、原発を巡る力関係の実態を我々に見せつけている。

(3)手抜き工事をやり、それを隠し続けてきた「安藤ハザマなどの共同企業体」を許すわけにはいかない。このJVの仕事についても第三者委員会を設けて検証の上、悪質性が認められた段階でゼネコン・建設会社に対する許認可の法的措置を使い、可能な限りでの処分をすべきである(ゼネコン免許というものがあるのなら、それを剥奪すればいい)。少なくとも、この工事業者たちは原発業界からは永久追放すべきである。こういう犯罪行為が発覚した際には、その犯罪行為を行った組織に対して厳罰を持って臨むことが、再発防止の最重要の方法である。もし「安藤ハザマなどの共同企業体」が処分や原発業界からの追放を受けて業績が悪化すれば、今度は同社の株主達が株主代表訴訟を提訴して、役員たちをとっちめてくれるだろう。日本はまがりなりにも一応の「適正化」制度は用意されている(その制度は不十分だが 例えば日本原電のように株式会社しか株主がいないような会社の場合には、株主代表訴訟による経営適正化のアクションは起こしにくい=分社化や子会社設立による責任債務の遮断は認めないなどを含め、株式会社の子会社・関連会社の管理責任について会社法改正が必要だ)。それをフルに使って危険な原発を止めていくことが肝要である。

(4)それにしても、東海第二原発と日本原電に対して茨城県や地元市町村は何をしているのだろうか? まずは真っ先に真相究明委員会を設置しろとの声が出てこなければいけない。東京新聞記事の最後にあるように、アリバイ的に「ブー垂れ」していても仕方がないではないか。また、茨城県の有権者は、東海第二原発の過酷事故から自分たちを未然に守ってくれる人間たちを議員や首長として選挙で選ばないと、近未来にあなた方の今の生活やこれからの人生や健康は原子力ムラに奪われて失うことになるぞ。福島原発事故を繰り返したいのか、ということだ。


4.(別添PDFファイル)柏崎刈羽再稼働の前に「福島への責任果たしたか」 新潟県検証委員長を務めた池内了氏が東電に問う「資格」(東京 2024.8.12)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/346950

◆(新刊書)新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了著:明石書店
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=E1

(一部抜粋)はじめに(池内了『新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働』明石書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlg60ug4D7vR6bPaG?e=vRxPFF

(関連)柏崎刈羽原発:池内特別検証報告(2023年11月)
 https://qr.paps.jp/m2S60
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlBRWwF3arV0_ZU5P?e=WTTYDg
 https://twitter.com/sayawudon/status/1727890196040147237

(関連)Home 市民検証委員会 - 柏崎刈羽原発の安全性を検証する
 https://shiminkenshouiinkai.jimdosite.com/

(関連)福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その1):(必読)池内検証特別報告(反県民的で原子力ムラの手先となった花角英世現新潟県知事の検証妨害を乗り越える)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-5f0237.html

(池内了名古屋大学名誉教授がおっしゃる通りです。全部読むのはちょっと大変かもしれませんが、頑張って読了いたしましょう。私の方では「柏崎刈羽原発:池内特別検証報告(2023年11月)」について逐条的な解説を予定しています。:田中一郎)


5.(別添PDFファイル)「原発利権」は永久に不滅、鹿島と日本原燃「不正入札」の腐臭(『選択 2024.8』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/24469

(PDFファイルを開くと、表題が真っ黒けで読めませんが、その表題はPDFファイルの題名に転記しています(上記)。核燃料サイクルなど、超危険を抱え込んで巨額のカネをドブに捨てるような、全くバカバカしいもので、日本にとっては巨大なマイナスにすぎません。それはともかく、上記の記事は低レベル放射性廃棄物の埋設施設をめぐる鹿島と日本原燃の癒着・利権を報じているものです。こんな連中は、原発・核燃料サイクル施設を含むあらゆる公共公益事業から追放しなければいけません。:田中一郎)

(月刊誌『選択』は通信販売なので書店では入手できません。図書館等でご覧になるか定期購読されてください。)


6.(別添PDFファイル)「M7以上」活断層25カ所、日本海の新潟ー兵庫、地震調査委(東京 2024.8.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344706

 <井戸謙一弁護士からいただいた最重要資料>

◆1万ガルのグラフは京都大学境有紀教授の研究室のホームページにあります。
 https://qr.paps.jp/lxWx

(サイトの中ほどのカラーの5本の線グラフの1つ目(弾性加速度応答スペクトル(減衰定数5%,水平2方向ベクトル和))をご覧ください。この中の「(志賀町)(5)K-NET富来」(薄い桃色)はグラフの天井を上方へ突き破っています。グラフの縦軸は「加速度(g)」で最大値が5g=5×980ガル=約5000ガルです。どこまで上方に伸びているかというと、1万ガルを越えているそうです。つまり、志賀原発がある志賀町のわずか10kmほど北方の観測点「旧富来町」で1万ガルを越える強い地震動があったということを意味します。この揺れの場所が少し南で、かつ志賀原発が稼働していたら、日本は志賀原発の大破壊により「終末」を迎えていたでしょう。珠洲原発が動いていなくてよかったと喜んでいる場合ではありません。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が進めている基準地震動の「新規制基準」を抜本的に見直さなければなりません。:田中一郎)

◆20km離れた断層の連動のニュースは下記にあります。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000334245.html

(原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、これまで活断層や断層は、せいぜいのところ5kmくらいのところまでしか連動しないと言ってきました。それがものの見事に打ち破られ、能登半島地震に際には20kmも離れたところにある断層が連動しています。このことは、上記でご紹介した東京新聞記事も念頭に置いて、同じく「新規制基準」を抜本的に見直す必要があることを実証しています。それにしてもマスゴミは、何故、上記(井戸謙一弁護士が指摘している)2点を報道しないのでしょうか? だから原子力ムラの再稼働追認推進組織である原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も、福島原発事故の教訓を活かさないだけでなく、能登半島地震の教訓もまた活かそうとはしておりません。このままでは全国各地の原発立地で危険極まりない状態が続きます。:田中一郎)

(関連)震度7観測の石川県志賀町 揺れは東日本大震災に匹敵 気象庁 - NHK - 令和6年能登半島地震
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/k10014307941000.html

(「気象庁によりますと、今回の地震で震度7の揺れを観測した石川県志賀町の地震計から算出された、揺れの強さを表す「加速度」は2825.8ガルに達していたということです。」(NHK)ではないのだよ。1万ガルを越えているのだ!! もっとしっかり取材して報道しろよ!! 京都大学境有紀教授の研究室へ行ってこい!!:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)使用済み核燃料 中間貯蔵、地元に懸念 50年後の出口、定まらず 青森・むつ(毎日 2024.8.8)
 https://mainichi.jp/articles/20240807/k00/00m/020/177000c
 https://mainichi.jp/articles/20240808/ddm/002/040/086000c

(宮下宗一郎とかいう若造の青森県知事は、同県を核のゴミ捨て場にした知事として歴史に名を残すだろう。いったん受け入れた核のゴミや使用済み核燃料は、県外搬出などほぼ不可能である。青森県民は、自分たちの故郷を守る気があるのであれば、県知事や県議会など、あるいはむつ市長やむつ市議会など、タカリじじいたちの「蜘蛛の巣城」になっている組織のメンバーを抜本的に入れ替える投票行動をしないといけない。きれいごとなど言っておれない。返す刀で、全国の有権者・国民は、福島原発事故を見てもなお、原発推進だなどと言っている連中を選挙で落とさなければ、今度こそ国が亡ぶことになる。神様は二度、微笑まない。:田中一郎)

(関連)(社説)核燃料の貯蔵 「約束」に責任負えるか:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16010465.html

(関連)社説:中間貯蔵施設が稼働へ 原発政策の矛盾残るまま - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240808/ddm/005/070/135000c

(関連)-12,054 筆 -むつ中間貯蔵の安全協定締結やめて!緊急要請9日9時30~青森県庁にて提出行動 - 原子力規制を監視する市民の会
 http://kiseikanshi.main.jp/2024/08/09/22334455/

(関連)中古容器の不正疑惑について規制庁に質問~50年貯蔵キャスク|大竹 進
 https://note.com/otake_susumu/n/nc60ad262575e

(関連)原子力規制庁との懇談 
 https://www.youtube.com/watch?v=_KD2nZISK0o 
(「懇談」という表現はいただけません:田中一郎)


8.(別添PDFファイル)中間貯蔵 完成に「十数年」、関電「操業30年ごろ」間に合わず:山口 上関(毎日 2024.8.14)
 https://mainichi.jp/articles/20240814/ddm/041/040/094000c

(関連)迷走プルトニウム:乾式貯蔵・拡大する急場しのぎ 関西電力が抱える特殊事情 - 毎日新聞
 https://x.gd/7nUT0

(関連)迷走プルトニウム:上関中間貯蔵完成に10年以上か 福井県外への核燃料搬出は不透明に - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240813/k00/00m/040/077000c

(関連)中止署名26万超を関電に提出 上関の中間貯蔵施設計画で市民団体 山口 朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS4M46M0S4MTZNB00FM.html

(過疎化が進む山口県上関町、ここでもタカリじじいたちが跋扈しているようである。原発銀座の福井県が原発あぶく銭で潤ったあとの「残りカス」とでもいうべき使用済み核燃料を、自分たちの県に置いておきたくないから、どこかカネをくれてやるので引き取ってくれ(と言っても、そのカネは関西電力が出し、その原資は関西電力の電力ユーザーが払うのだが)、と言っているものに飛びついて、カネくれるなら何だっていい、などと、勝手に受け入れを決めた上関町長、こんな奴を上関の町民は町長にしておくのか?! かような町には若い世代は寄り付くはずがない、とは思わないのか?! 毒を食らわば皿までも、あまりに卑しく見苦しい。耐えがたい。:田中一郎)

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(155):今頃になって、使用済み核燃料の持って行き場所がなくて慌てふためく「トイレなきマンション=原発」政策、場当たりエネルギー政策の行きつく先は「核ゴミだらけ列島」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-24c88e.html


9.(別添PDFファイル)届かぬ訴え、「被爆者」の壁:上中下(毎日 2024.8.2~4)
 https://mainichi.jp/hibakushanokabe/

(関連)広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-a5a9b3.html


10,規制庁職員トンデモ発言「原発と一般施設は同じ」 川内原発設置変更許可処分取消訴訟  | 週刊金曜日オンライン
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/08/12/genpatsu-56/

(関連)宮崎で震度6弱 M7.1 震源地は日向灘 - 毎日新聞
 https://x.gd/zw5QE

(関連)気象庁が「巨大地震注意」発表 南海トラフ巨大地震への注意が必要 - 毎日新聞
 https://x.gd/YmLdC

(関連)南海トラフ地震がこの猛暑に起きたら…たどり着いた避難所で命を失いかねない「エアコンなし体育館」の実態:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347300?rct=tokuhou

(そのトンデモ発言の規制庁職員をクビにしたらどうか。非常識にもほどがあるし、そもそも規制庁という役所は原発の再びの過酷事故を防ぐために新たに設置された規制当局ではないか。かようなことを言って許されると思っていること自体が、この組織のタルミ(弛緩)を示している。:田中一郎)


11.(社説)原発建設支援 国民負担で特別扱いか:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16005569.html

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ 「長期脱炭素電源オークション」制度 「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-06a2e5.html
草々

2024年8月16日 (金)

3つのこと:(1)政治資金規正法と公職選挙法の改正を軸に「政治とカネ」問題の抜本改革実現を(2)メディア改革なくして民主主義ナシ(3)この国は社会保障福祉を「やる気」あるのか?!(まともな生存権保障ができない政府は入れ替えましょう)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.森山良子「さとうきび畑」(from 『Concert Tour2007-2008』) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9xUyfxW0TTU


2.イベント情報(8月)

(1)(8.19)東電株主代表訴訟控訴審第5回公判(東京高裁)
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/

(2)(8.22)国際プラスチック条約策定に関する要望署名のキックオフ学習会 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=11084

(3)(8・23)東電刑事裁判 第7回最高裁行動のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240823-event/

(4)(チラシ)(8.24)STOP!東海第二原発の再稼働 いばらぎ大集会(水戸市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVt0I9jeIHvpzDZ3?e=g32Fng

(5)(8.26)控訴審第1回公判(東京高裁#101)「あぶくま会を応援する」会報11号(2024.8.1)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWLjf8HBzNDCsqzV?e=MlUj14

(6)(8.30)政権交代のために立憲民主党にもの申す市民集会 申込み
 https://tinyurl.com/4c3s4hhu

(7)(8.31)新潟から平和を訴える! 神田香織さん他(新潟市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVynbDJ3d9mHs6_Q?e=SXTZK7


3.キャンペーン

(1)【署名サイトVoice】自己増殖型(レプリコン)ワクチンを含むmRNAワクチン全般の即時中止を求めます。 - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/721

(2)【署名サイトVoice】HPVワクチン薬害問題の 被害者に寄り添った早期に全面解決を求める要請書 『これ以上、被害者の健康と未来を奪い続けないで下さい』 『新たに副反応で苦しむ被害者を出さないで下さい』オンライン署名&クラウドファンディング
 https://voice.charity/events/611


4.新刊書

(1)新潟から問いかける原発問題 福島事故の検証と柏崎刈羽原発の再稼働-池内了/著(明石書店)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034595112&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)(チラシ)地団研ブックレット『福島第一原発の汚染水発生量を抜本的に減らす対策』(¥100 送料無料は30冊以上)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlX1NOmxXr59wM_3i?e=xyW7fz

(3)意見書:フクシマ型PTSD“今やらねばならぬこと”原発事故被害者への“構造的暴力による社会的虐待”-辻内琢也著(三和書籍)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034638110&Action_id=121&Sza_id=LL

◆暗殺-柴田哲孝/著(幻冬舎)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034617467&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)序文(柴田哲孝『暗殺』幻冬舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlX5HtIJAnCIt6mHs?e=5kINYO

(山上徹也容疑者の放った銃弾の弾道では安倍晋三元首相は殺害できない。では、いったい誰が、何故、元首相を殺害したのか。このフィクション小説はフィクションではない、必読の「調査レポート」である。:田中一郎)

(関連)《徹底検証》安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」 - 週刊文春 電子版
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5139

(関連)安倍元首相「暗殺」事件、「疑惑の銃弾」と残った陰謀論...問題の根幹とは?|ニューズウィーク日本版
 https://www.newsweekjapan.jp/yamada_t/2023/02/post-12.php

(関連)【特集】安倍銃撃から1年 - 週刊文春 電子版
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b6363

(この事件の最大の謎は、何故に警察は元総理大臣であった安倍晋三の殺害までの(要人)警護がお粗末だったのか、また、殺害された後の現場検証をはじめ殺害にかかる捜査もお粗末で、結果的に説明責任を果たせず、責任追及もいい加減で、この事件についての様々な憶測を生み、それが否定も肯定もされないままに迷宮入りとなる気配で、従ってまた容疑者とされた山上徹也の裁判開始もおぼつかなくなっている点にある。こんな調子で、この国は本当に先進国と言えるのだろうか、また、法治国家と言えるのか、もはや怪しくなってきているような気がしてならない。:田中一郎)


5.有田芳生さんと共に 旧統一教会のスラップ訴訟を闘う会
 https://aritashien.wixsite.com/home


6.維新の「終わりの始まり」
 まだ、こんなロクデモナイ連中に選挙で投票している奴がいるのか? あんた大丈夫か? どこか悪いのか?

(1)維新、党勢立て直しに苦慮 「失点」続き、衆院選へ不安:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024081200247&g=pol

(2)維新市長に百条委設置迫る 公明など、大阪・守口市 補助金を問題視(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c91e94c4cfa1c2347fa7f8a3b73b19338df8ce0e

(3)橋下徹氏 兵庫県“パレード補助金疑惑”に「1億から4億へ増額、そして近接した時期の寄付依頼。アカン」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/81e1cfd594745ed9a05e6fe4586779ca78e31b0b

(4)暑すぎる大阪万博会場 建設作業員の過酷な実態 人工島で日陰なし…救急医療体制にも重大欠点(日刊ゲンダイDIGITAL)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/35dd1c1d612bd89c7cccb2ea3b77f044a0700eac

(5)2か月半で自殺者2人を生んだ「おねだり男」、兵庫県知事はなぜ辞めないのか(『週刊文春 2024.8.1』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/34e2c2dbeb88c29e097456760d7360fae249f70a
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「3つのこと:(1)政治資金規正法と公職選挙法の改正を軸に「政治とカネ」問題の抜本改革実現を(2)メディア改革なくして民主主義ナシ(3)この国は社会保障福祉を「やる気」あるのか?!(まともな生存権保障ができない政府は入れ替えましょう)」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)政治とカネ、問題山積(東京 2024.8.12)
(2)朝日新聞で何が起きていたのか、吉田調書報道取り消し事件の当事者として(イントロ部分)(宮崎知己『地平 2024.9』)
(3)お笑い朝日新聞劇場、原発「吉田調書」記事(イントロ部分)(木村英昭『地平 2024.9』)
(4)前川喜平が嘆く「もう朝日新聞の購読を止めようかな」(『週刊現代 2024.6.8、15』)
(5)「産経残酷物語」(斎藤貴男『「マスゴミ」って言うな! やや辛口メディア日記』新日本出版社)
(6)「脱原発」修正、河野太郎氏の本気、看板政策改め現実路線に、麻生派とりまとめ腐心(日経 2024.8.14)
(7)岸田首相退陣表明 絶望的に選択肢がない自民党の総裁選(日刊ゲンダイ 2024.8.15)
(8)永田町の裏を読む:自民党総裁選はコップの中の「濁水」かき回しの様相だ(高野孟 2024.8.15)
(9)障害者5000人解雇・退職、報酬減で329事業所閉鎖 3~7月(東京 2024.8.14)
(10)ケアマネ6割「ダブルケア担当」、97%「支援不十分」(毎日 2024.8.14)


1.政治資金規正法と公職選挙法の改正を軸に「政治とカネ」問題の抜本改革実現を
 「政治とカネ」問題の盛り上がりを持続させ、政治資金規正法その他の法律とともに公職選挙法を抜本改正し、カネのかからない市民参加の自由な選挙やクリーンな政治へ向けて、運動を強めましょう

(関連)政治とカネ、問題山積(東京 2024.8.12)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/310469

(下記は他のMLでの議論です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<1>公職選挙法はだいたい3つのパーツに分かれています

 この法律を改正する場合の優先順位は下記の通りです((1)
(4)の順番)。立憲民主党(というよりは民主民進党)は、(1)(3)はともかく、(2)と(4)には反対で動こうとしていませんでした。要するに、1990年代前半の似非政治改革(小選挙区制と既成政党有利の政党制度)を堅持する見解なのです。それは今も変わっていないようです。

しかし、(2)については、今回の自民党の「裏金・脱税」事件を受けて、立民若手を中心に抜本改革への動きが出ていますから、それを市民側がしっかりと受け止めて、更に大きく歩みを進めていく挑戦が望まれます(立憲民主党の幹部たち、具体的には岡田克也、大串博志、安住淳らは、自分たちが国会に出した政治資金規正法改正法案が万が一にも可決成立する前に政治資金パーティを開いてカネを集めようとしていたし、小沢一郎にいたっては、政治資金パーティ禁止なんぞ、バカなことはするな、などと叫んでいた=呆れた連中である)。(4)の選挙制度改革が最も難題で、最終的には世論の盛り上がりしかないでしょう。なお、この(4)選挙制度の問題では、むしろ民主民進党(立憲民主党&国民民主党)よりも自民党に共鳴する政治家が相当程度いることに留意が必要です。

(1)選挙運動の自由化(Eメールを含む)を最優先にすべきです。

 2012年の第一次宇都宮健児都知事選挙のあと、公職選挙法問題を扱った市民グループは、私からのこの提言を受け容れず、あれこれと風呂敷を広げて、小田原評定=有識者のおしゃべり会にしてしまいました。私は最初の段階で離反しています。

(2)政治資金の問題

 供託金の他にどのようにこの公職選挙法で「政治とカネ」の問題が規定されているか、詳しくは知りませんが、ついこの間、政治資金規正法や自民党の「裏金・脱税・居直り」が大問題となったわけですから、この「政治とカネ」の問題について、政治資金規正法や公職選挙法の供託金に加えて、斡旋利得処罰法(甘利明と都市再生機構(UR)のことを思い出してください:下記)や政党交付金制度、更には様々な名目で国会議員に交付される公金なども含めて問題を全部洗い出し、クリーンでカネのかからない市民参加の自由な選挙や政治活動の実現へ向けて大きく動き出すべきです。また、選挙を公営化し、選挙運動経費負担の軽減と公平化を具体化させることも重要です。

(企業団体献金の禁止、政治資金パーティの禁止、政策活動費の透明化、政治資金規正の尻抜け防止、政治団体間の資金移動規制、国会議員への各種交付金の資金使途厳格化と透明化、政治資金監査組織、検索可能な届け出書類等のデジタル化、時効と文書保存の長期化、罰則の強化(不正資金の全額没収と課税、政党交付金の中止など)、その他)

(関連)甘利氏秘書への接待認める UR担当者、横浜市の居酒屋で 現金授受問題で野党ヒアリング初会合 :東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/135018

(この事件で、なぜ甘利明一味が「斡旋利得処罰法」により「お縄」にならないのか、全く理解できない、ザル法か?:田中一郎)

(3)憲法改正の国民投票法の改正を急ぐべきです

 問題はCM無規制だけではありません。たとえば、憲法改正案は1つの項目ごとに投票する仕組みとすること(抱き合わせ不可)、最低有効投票数の定め、運動に対する規制の在り方(公務員等や運動期間)、その他禁止規定などなど、欠陥法の適正化をきちんとさせないといけません。憲法改正論議など、今のところ、全く必要ありません。憲法改正問題を政争の道具にするな!

◆道弁連大会:日本国憲法の基本原理を堅持することを求めるとともに、憲法改正国民投票法の問題点を解消することなく憲法改正を行うことに反対する決議
 https://www.dobenren.org/activity/h30ketsugi02.html

(4)選挙区制度の改正(民主民進党が一貫して反対の姿勢でした)

 目指すべき目標をはっきりさせる。死票が多く(世論を反映しない)政党の執行部に権限が集中してしまう小選挙区制度は廃止が最低ライン。その上で私の考えは下記です。

 *衆議院=全国1区の完全比例代表制度(今の参議院比例区方式)、
  またはドイツの選挙制度(政党要件はドイツよりは軽くする:5%2%)

 *参議院=政党制を廃止し、個人を選ぶ選挙制度(大選挙区制:全国6ブロックくらいかな?)

(そして、参議院は、衆議院可決の法案を再可決する権限だけではなく、国民投票にかける権限ももたせ、第二衆議院である現状を改める)

2.市民運動・社会運動は、公職選挙法、および「政治とカネ」に関する諸法律・規則の問題について、再度、詳しい内容の勉強会を開催すべきです。抜け道・抜け穴が多すぎます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.メディア改革なくして民主主義ナシ

 日本のメディア=新聞・TV・雑誌などの既存媒体で提供される報道は、長く続いたアベ政権以降、支配権力にひれ伏す形で、どこもかしこも皆、横並びで「腰抜け」「御用化」「忖度」「提灯」報道を繰り返すようになりました。もともと、メディアYKK(読売・日経・産経)は保守反動・御用のメディアとして広く認識されていましたが、それに加えて、メディアATMの朝日・毎日・東京などの大手もまるでそれを追いかけるようにして、マスコミ業界全体が「粗大ごみ」(マスごみ)化していきました。

(関連)TVに「権力監視」求めた田中優子氏らがテレ朝番審委員長の見城徹氏らに訴えられる(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/63bcfacc6cf6f0e4136de04235f53b8c300d49a0

中でもひどかったのは朝日新聞です。バブル崩壊以降の日本経済低迷期や教育における歴史歪曲主義の反動の嵐の時代を経て、21世紀に入ると、まずは小泉・竹中政権の「市場原理主義アホダラ教」政策に対する批判が弱くなり(できなくなり)、更に、アベ政権時代には、個々の報道内容に政治政権が介入することが日常茶飯になったり、憲法・法律違反のことであっても政権のことであれば見てみぬふりをするような忖度・迎合報道がみられたりと、この国の言論状況がマスコミを先頭にしておかしくなっていきました。その1つの分水嶺になったのが、平成の白虹事件と言われる「吉田調書事件」(2014年)です。朝日新聞はこの事件を契機に新聞社の使命=新聞ジャーナリズムを捨てて、「カバカバ化」してしまい、それに伴って多くの優秀な記者や人材が朝日新聞を去って行ったのです。

(参考)白虹事件 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E8%99%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

私が知るだけでも、朝日新聞を去った優秀な人材に、小笠原みどり、本田雅和、青木美希、南彰、木村英昭、宮崎知己らがいます。彼らは今、別の活躍の場を見つけて大奮闘をしています(下記にご紹介する鮫島浩も朝日新聞を去った一人です)。私の知る人などごくわずかですから、実際にはもっとたくさんの優秀な人が朝日新聞を去って行ったのでしょう。それだけ見ても、朝日新聞は愚かにも貴重な人材を失ってしまったと言えると思われます。今、その朝日新聞に残っているのは、ひょっとして、自己保身優先の活力の乏しいボンクラばかり、屁理屈上手の出来損ない官僚たち、旧態依然の仕事しかできない低レベルのペチペチ屋(注)たち、なのかもしれません。何故なら、日々の朝日カバカバ新聞には、実際問題、ほとんどロクな記事が掲載されていないからです。

(注)ペチペチ屋
 記者クラブに自分のPCを持ち込み、当局が垂れ流す広報をそのPCにペチペチと打ち込んで、それで仕事は終わったと思っている事務屋の出来損ないのような記者のこと

(関連)新たなオピニオンサイトの開始と「論座」の終了について - 総合ガイド:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/info/information/articles/SDI202302130001.html

(関連)朝日新聞デジタルに言論サイト「Re-Ron」がオープン - お知らせ - 朝日新聞社の会社案内
 https://www.asahi.com/corporate/info/14889130

これに関連して1つだけ言っておかなければいけないのは、朝日新聞に第三者機関という名目で置かれていた「報道と人権委員会(PRC)」のことです。下記にご紹介する鮫島浩氏の著書や、月刊誌『地平』掲載の2人の論文にもチラッと出てきますが、結局は会社側の代弁機関・追認機関・経営権力別動隊のような組織で、2014年の「吉田調書事件」の際には「第三者としての真相究明や記事執筆現場の保護・権利・独立性」について期待された役割を発揮しませんでした。要するに朝日新聞の経営側の御用委員会だったということです。そしてこのPRCメンバーの中に長谷部恭男という早稲田大学の憲法学者がいます。この人物は、2005年の従軍慰安婦問題のNHK番組に対する自民党右翼政治家による放送妨害事件の際にも同じような朝日新聞の第三者委員会委員をやっていて、その時も同じように「第三者としての真相究明や記事執筆現場の保護・権利・独立性」について期待された役割を発揮しませんでした。当時は「編集権は経営側にあるんだからツベコベ言ったってしょうがない」旨のようなことを言って、記事を書いた朝日新聞の記者をねじ伏せていました(その記者が本田雅和氏です:現在『週刊金曜日』)。だから、憲法問題になると、よくリベラルずらをして登場する、この長谷部恭男という大学教授は、私は全く信用していない、ということを申し上げておかなくてはいけません。こんな憲法学者はダメですよ。

(関連)報道と人権委員会(PRC) - 朝日新聞社インフォメーション
 https://www.asahi.com/shimbun/3rd/prc.html

(「報道と人権委員会(PRC)」について、その設置主旨やメンバーや今までの仕事について、きちんとまとめたサイトが見つかりませんでした。おかしな話です。過去のことは隠したい、ということでしょうか?:田中一郎)

(関連)朝日新聞社「報道と人権委員会」の見解に批判続出――「事実と推論を混同している」 | 週刊金曜日オンライン
 https://qr.paps.jp/acBiY


前置きはこれくらいにして、以下に「吉田調書事件」について、事件から10年が経って、いよいよ事件の当事者の3人が(この3人は理不尽にも当時の朝日新聞経営側から不当な処分を受けている)、重い口を開き始めました。私達はしっかりと彼らの勇気ある発言に耳を傾けなければいけませんし、本来であればピューリッツァー賞を受賞してもおかしくなかった優れた調査報道を、愚かで「逆立ちのカバ」達である当時の木村伊量(ただかず)社長をはじめとする経営陣が、何故、記事内容を全部否定して撤回するようなことをしたのか、その事情についても、改めて認識し直す必要があると思われます。


(1)平成の「白虹事件」=「吉田調書事件」
 朝日新聞が「逆立ちのカバ」だらけになって「カバカバ新聞」に転落した日(2014年9月11日)=3つの必見必読文献はいずれも当事者執筆です。(9.11だというのが何かの因縁のような気がします)

(1-1)月刊誌『地平 2024.9』掲載の2論文
 下記の2つの論文は、いずれも当時の朝日新聞の現場記者が最近執筆したものです。みなさまには是非とも原本を入手の上、全文をご一読いただきたいと思います。

◆(別添PDFファイル)朝日新聞で何が起きていたのか、吉田調書報道取り消し事件の当事者として(イントロ部分)(宮崎知己『地平 2024.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlX_XXXsAFjB7_HX6?e=D2nYMy

◆(別添PDFファイル)お笑い朝日新聞劇場、原発「吉田調書」記事(イントロ部分)(木村英昭『地平 2024.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgAO1UPgrf1f8dX6?e=yfxfDD

 <田中一郎コメント>

 著者の性格が現れて実直に書き込まれた印象を受ける「朝日新聞で何が起きていたのか」論文と、豊かなギャグ・ボキャブラリー満載の「お笑い朝日新聞劇場」論文は必読です。「吉田調書」社長謝罪の内幕とは、朝日カバカバ新聞が組織全体として「マスゴミ・シャクトリムシ」の筆頭格になったということかもしれません。「納豆とメロンと豚肉を1つの鍋で煮込み」(「慰安婦」「池上コラム」「吉田調書」をごっちゃにして記者会見し、その最大の問題(誤報)を、何の問題もないどころか優れた調査報道だった「吉田調書報道」にでっちあげて誤魔化した=言い換えれば、「慰安婦」や「池上コラム」に批判が行かないよう批判の矛先をそらした、ことを皮肉ったもの)、優秀な現場記者を生贄にして「誤報謝罪」ならぬ安倍政権圧力に土下座したのが朝日新聞経営首脳だったことが明らかにされています。およそ自分たちやその組織のために現場の記者を「でっち上げの理由」で切り捨てるなどということが、新聞社・メディアの経営責任者として許されることではありません。「逆立ちのカバ」以下です。

著者の2人は、この「吉田調書事件」後、朝日新聞を去りました。年も若かったこともあり、その憤りと悔しさは如何ほどだったか、サラリーマンだった私にも少しはわかる気がします(私の場合も所属組織とよくケンカをしていましたが、この2人ほどのひどい目にあったことはありませんでした)。朝日新聞はもはや許せんな、という気持ちを少しでも彼らと共有したいと思います。

(関連)月刊『地平』 - Journalism × Academism
 https://chihei.net/

(関連)(チェック)月刊誌『地平』:荒波へ、新論壇誌の心意気:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15980314.html

(関連)地平社 - 「地」球と「平」和を考える出版社
 https://chiheisha.co.jp/

(関連)特集ワイド:リベラル論壇誌創刊、勝算は? 「地平」編集長・熊谷伸一郎さん「言論の裾野広げる器に」 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/smu2azpu


◆Fukushima 50 - 作品情報 - 映画.com
 https://eiga.com/movie/90279/

(関連)国民的英雄になった「爆弾三勇士」 “作られた美談”の真相|【西日本新聞me】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/609845/

(私が現代版「肉弾三勇士・爆弾三勇士」と皮肉っているのがこのバカバカしい映画である。福島原発事故の際、福島第一原発に残って原子炉の破壊を防ぐべく命を懸けて頑張った約50人の人達のことを称える映画だ。しかし、①原子炉の状況悪化は止められなかったばかりか、そもそも原子炉の仕組みが理解できていない(非常用復水器(Isolation Cooling Condenser:IC)など)ことに加え、欠陥原子炉だったためにあっという間に危機的な事態に陥った、②多くの東京電力職員は吉田昌郎所長の指示に反して福島第一原発から撤退してしまい、残った50人ではとても原子炉の面倒は見れない状態に陥っていた、③福島原発事故が東日本壊滅のような事態に至らなかったのは「単なる偶然」にすぎない、④福島原発事故の工学的・社会的経過はよくわからないままだし、従ってまた、再発防止のための対策については全くと言っていいほど検討されておらず、もちろん事故後わずか1年半程度で策定された「新規制基準」には反映されていない、④吉田昌郎所長は、福島に来る前の東京電力本社時代は、津波対策を中心とする原子炉安全対策の実務トップの地位にいた。その時の安全対策の「手抜き」が福島原発事故に至った最大の原因であり、吉田昌郎にとってはまさに「自業自得」である。「命をかけて原発事故を抑え込む」のなら、事故が起こる前に「命をかけろ」。ネトウヨをはじめ、福島原発事故の原因や経過をしっかりと認識できず、追い込まれた状況に対して場当たり的に対応する愚かさを認識できずに、しわ寄せを受けて危機に見舞われた人々の悪戦苦闘を「英雄談」として飾り上げる=大日本帝国の愚か極まる軍閥達がやり、無邪気な日本臣民が日の丸を振って称えた、あの悲しくもバカバカしい風景を、またぞろ福島原発事故でよみがえらせたのが、この映画であり、また「吉田調書事件」での安倍晋三・自民党政権と、そのフォロワー達だった。:田中一郎)


(1-2)朝日新聞政治部-鮫島浩/著(講談社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034341706&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)序章(鮫島浩『朝日新聞政治部』講談社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXesYDT0eF_NXLjO?e=pClKxS

(関連)宮崎知己記者(一部抜粋)(鮫島浩『朝日新聞政治部』講談社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgGD88MhRbYCEICa?e=eBD7pP

(関連)木村英昭記者(一部抜粋)(鮫島浩『朝日新聞政治部』講談社)

 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgL32z32_Qll_p0x?e=UDdWuT

(関連)「池上コラム問題」(一部抜粋)(鮫島浩『朝日新聞政治部』講談社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgO8lY5qDY9NM51y?e=GwcK6j

(鮫島浩氏については、同氏が朝日新聞の記者として言動していた間は、まったくもって信頼・信用していなかった。どうせ世渡り上手の風見鶏みたいな奴で、常に調子のいいことや、自民党のボスどもに尻尾を振っているだけの提灯記者の1人、くらいにしか思っていなかった。しかし、朝日新聞をやめた後、下記でご紹介する自身のネットサイト「鮫島タイムス」を立ち上げて以降の同氏の言動は、それまでとは違う、切れ味のいい時事政治評論を中心に、私も注目するところとなった(先般も直近の『サンデー毎日』に「1%男 茂木首相が誕生しそうな2つのワケ」という政治時評を載せていましたので、みなさまにご紹介したところです)。

この『朝日新聞政治部』という著書は、簡単に言えば「私の履歴書」(日経)のようなもので、同氏の朝日新聞入社以降、早期退職の勧めに応じて退社するまでの朝日新聞時代(約30年間)全部を書き下ろしたものです。新聞記者の生態を知るだけでなく、同氏が朝日新聞の多くの報道のど真ん中にいたこともあって、大手新聞社のなまなましい有様を詳細に知ることができた興味深い本です。もちろん「吉田調書事件」についても第6章を全部割いて、詳細にその経緯を説明してくれています。鮫島浩氏も朝日新聞経営側から処分をくらって左遷され、その後は閑職に飛ばされながらもそれぞれの職場で新しい発想で輝く仕事を続けていたが、ついに朝日新聞全体がどうしようもなく重たく革新性に欠けるくだらない組織に転落してしまったことで、会社を去ることに決めたようです。

朝日新聞早期退職後は、それまでツイッター(現「X」)のアカウントを持ってかなり多くのフォロワーを確保していたことに加え、新たに「SAMEJIMA TIMES」というサイト(下記)を自力で立ち上げ、今度はインターネット上で活発な言論活動を開始しています。たくましい仕事の出来る人物のようです。なお、この鮫島浩氏ですが(私は個人的な付き合いはありませんし、講演会で一度だけお会いしただけですから、同氏のことは何も知りません)、朝日新聞にいた人たちの評判はよろしくないようです。我々、外野席にいる人間にはわからない、いろいろなことがあったのでしょう。なので、私は今のところ、鮫島浩氏の言動を興味深く見てはいますが、完全に信頼を置いているわけではないことを付記しておきます。同氏の今後の言論活動に注目していきます。

◆新しいニュースのかたち│SAMEJIMA TIMES
 https://samejimahiroshi.com/

(関連)SAMEJIMA TIMES - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UC35BdvE8Q4G5nLo0X1nBW5w

(関連)鮫島浩ジャーナリスト『朝日新聞政治部』『政治はケンカだ!』『SAMEJIMA TIME』(@SamejimaH)さん - X
 https://x.com/SamejimaH?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor


(2)(別添PDFファイル)前川喜平が嘆く「もう朝日新聞の購読を止めようかな」(『週刊現代 2024.6.8、15』)
 https://wgen.kodansha.ne.jp/archives/91973/

(関連)In Focus(尾形×望月)【前川喜平/「朝日新聞を読むの、もう止めようかな」/朝日新聞編集委員や記者、愛読者を中傷】︎5-21 The Newsスピンオフ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=IJTC_q1eYfg

(朝日新聞ではなくて朝日カバカバ新聞です。マスごみ(粗大ごみ)の典型となりつつあります。権力追従、忖度迎合、時流追従、冷笑主義、反知性主義、似非科学賛美、劇場政治づくり、おかしな人間をあえて取り上げる(例えば今回のコメント女)、言い尽くせないぐらいの質的劣化を露呈しています。もうずっと前からです。更に発行部数が減りそう。朝日カバカバ新聞はどういう人たちが定期購読しているか、よく考えた方がいい。優秀な人・記者・スタッフ・読者が朝日カバカバ新聞を離れていく、そして誰もいなくなった、の近未来が待っているのではないか。:田中一郎)


(3)「マスゴミ」って言うな! やや辛口メディア日記-斎藤貴男/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034466676&Action_id=121&Sza_id=GG

(関連)(別添PDFファイル)「産経残酷物語」(斎藤貴男『「マスゴミ」って言うな! やや辛口メディア日記』新日本出版社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlgXBt2I-QzeLybKj?e=Ys7Tls

(今や似非右翼団体機関紙とも言うべき産経新聞ですが、この新聞が本格的におかしくなったのは1990年代の後半くらいから、特に21世紀に入って安倍晋三第一次内閣が成立したあたりからひどくなっているといいます。また、産経新聞社とフジテレビやサンケイビルは資本関係が切れているそうで、このことも知りませんでした。また、最近では、産経新聞社で大きなリストラが実施されたそうで、新聞社としての存続も危うくなっている様子がうかがえます。抜本的に心を入れ替えて、再度、自由でリベラルな新聞として再スタートした方がいいんじゃないのかな? :田中一郎)


(4)(別添PDFファイル)「脱原発」修正 河野太郎氏の本気、看板政策改め現実路線に 麻生派とりまとめ腐心(日経 2024.8.14)
  https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82760900T10C24A8PD0000/

 <他のMLでの議論です:田中一郎コメント>

「ジャーナリズムはこんな出来事をトレースしてるだけではダメなんだ」はその通りなんだけど、「だけではダメ」ということだから、「こんな出来事をトレース」もやむなくやるんでしょう。その時に、私が腹立たしいのは、上記の日本経済新聞記事のような報道です。この記事は、河野太郎が総裁選出馬のため「脱原発」の旗を降ろした、ということ以外に、読むべきところはない、まさにガラクタ記事です。肝心な、「それでは核燃料サイクルについてはどうなのか」についての言及もない。確か自民党内で若干名の「脱原発グループ」も創っていたが、それはどうなるのとか、逮捕された秋本真利衆議院議員(自民)とはその後どうか、などについても、この記事を書いた記者もデスクも日経も関心もない様子である。

これこそ、鮫島浩氏が著書『朝日新聞政治部』で批判して、何とかそういう新聞社の伝統的なアホラシイ取材と報道を転換しようとしていた、そのアホ丸出しの記事だと思うのです。戦後、権力を握り続けた自民党の幹部や要人(基本的に野党は相手にせず)に気に入られるように取り入って、他社よりもいち早く「特ダネ」情報を得ようと必死になり(数時間後あるいは翌日にはわかることなのに)、記者クラブ発表と併せて、その自民党幹部・要人の「ヨイショ記事」「ごますり記事」「個人PR記事」で紙面を汚す、あるいは政府・自民党広報の解説をするバカ記事・忖度記事で紙面を汚す、こんなことにエネルギーを使い果たしている今のメディア=マスゴミ、これを私は忌み嫌うのです。やむなく行う「こんな出来事をトレース」でも、少しは取材の仕方・報道の仕方を考えろよ、と申し上げたい。メディアYKK(読売・日経・産経:保守反動御用)だけでなくメディアATM(朝日・毎日・東京:忖度腰抜提灯)も皆、政治記事は似たようなものです(地方紙の東京新聞だけが少しマシかな?)。

政局記事を載せるにしても、せめて下記の日刊ゲンダイ記事くらいにはしてほしいものです。

(関連)(別添PDFファイル)岸田首相退陣表明 絶望的に選択肢がない自民党の総裁選(日刊ゲンダイ 2024.8.15)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359068

(関連)(別添PDFファイル)永田町の裏を読む:自民党総裁選はコップの中の「濁水」かき回しの様相だ(高野孟 2024.8.15)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359074


3.この国は社会保障福祉を「やる気」あるのか?!(まともな生存権保障ができない政府は入れ替えましょう)

 下記の3つの直近記事を読み、腹が立ったのでご紹介します。必要ないかとは思いますが、簡単にコメントを付記しておきます。アメリカから43兆円もの金を使って、役に立ちそうにもない「お下がり」の米国製兵器類を山のように買う(買わされる)くらいなら、かつて吉田茂総理大臣がしていたように、平和憲法を理由にして重武装や極東での戦闘行為の拒否を貫き、それで浮いた財源を社会保障福祉に回せばいいのです。自分自身向けの核兵器と言われる原発・核燃料サイクル施設を、この狭い日本列島に60基以上も並べて「武力で国を守る」などと、小中学生の悪ガキのようなことを真顔で言う政治家が跋扈するようになった日本、没落する速度は早まるばかりなのか? 甘やかされて育てられた世代が、世の中で起きることのリアリティを持てずに大人になり、様々な分野で様々なバカ丸出しをやり、いよいよ安保・外交・軍事と原発・核燃料サイクルで大失敗をして、国を亡ぼすことになる、そんな気がしてくる今日この頃である。

◆障害者5000人解雇・退職、報酬減で329事業所閉鎖 3~7月(東京 2024.8.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347317

(直接の原因は「公費に依存した就労事業所の経営改善を促すため、国が収支の悪い事業所の報酬引き下げを2月に発表、4月に実施したことが主な要因」と記事にある。国(厚生労働省)は現場のことを十分に知った上で政策を打ち出しているのだろうか? 受験勉強ばかりしてリアリティを持てないままエリート国家公務員になったバカ官僚が、政策つくってんじゃないのか?:田中一郎)

◆ケアマネ6割「ダブルケア担当」、97%「支援不十分」(毎日 2024.8.14)
 https://mainichi.jp/articles/20240809/k00/00m/040/148000c

(毎日腰抜忖度提灯新聞にしては、よく調べて、よく書けている記事だ。これも厚生労働省だ。しっかりと財源を確保し、かつ、人材を確保した上で、国民生活の改善に全力を挙げるのが厚生労働省の仕事だろう。だったら、さっさと改善しろよ。:田中一郎)

◆南海トラフ地震がこの猛暑に起きたら…たどり着いた避難所で命を失いかねない「エアコンなし体育館」の実態:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/347300?rct=tokuhou

(地震も集中豪雨も台風も、毎年毎年、ちゃんと日本列島にやってきて、私たちの日常生活を荒らしまくって去っていく。こんなことは日本人なら誰もが経験して「当たり前」のことになっている。にもかかわらず、この記事に見られるように、この国の防災対策・避難計画・救援政策は、一体全体どうなっているのか? 何故、いつまでたってもお粗末なままなのか? 要するに政治や行政が「やる気がない」というのであれば、選挙と行政改革で、全部、人間を入れ替えればいいのではないか。きちんと仕事の出来ないような奴は、「お前はクビだ=You are fired:トランプ」である。いい加減にしろ!!:田中一郎)
草々 

2024年8月13日 (火)

東京都知事選・都議補選を振り返って(その6):都知事選・都議補選の市民的総括を巡る議論と、今後の市民運動・社会運動・政治運動

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(盆踊り その3)サンバの夏

*マツケンサンバ  新宿 花園神社 盆踊り 20230802 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MNzsv4Qcbog

*マツケンサンバⅡショート盆女ver. - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Snzk3xTbWqw


2.「広瀬隆編/ヒートアイランド現象」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Hunp-a-etak

(ヒートアイランド現象と地球温暖化(気候変動)とをお間違いなく:ところで世界の「平均気温」はどこでどのようにして測定され公表されていますか? 本当に実測された気温ですか? 何の疑問も持っていなかった方は、このVTRをご覧ください)


3.(8.26)控訴審第1回公判(東京高裁#101)「あぶくま会を応援する」会報11号(2024.8.1)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWLjf8HBzNDCsqzV?e=91CSbs


4.新刊書

(1)隠された遺体 日航123便墜落事件-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034636274&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)マンガ誰も書かない「真実」日航123便はなぜ墜落したのか-森永卓郎著 青山透子監修 前山三都里マンガ
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034632441&Action_id=121&Sza_id=G4


5.田中美津さん逝去(ご冥福を祈ります)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/345998

(関連)(別添PDFファイル)ウーマンリブって?美津さんのことよ 田中美津さんを悼む 社会学者/上野千鶴子(朝日 2024.8.12)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16008546.html

(田中美津さんとの個人的なお付き合いはなく、それどころかお会いしたこともありませんが、田中美津さんのことで私の脳裏に焼き付いて離れないのは、今は慶応大の教授をしている小熊英二氏の大著『1968』に掲載された田中美津さんとウーマンリブ運動についての記述に対して、田中さんが激怒していたことです。何故、当事者が生きているのに、聞きに来ないのか、デタラメを書くな、と言っていました(『週刊金曜日』掲載)。:田中一郎)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032286592&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)田中美津、『1968』を嗤う(『週刊金曜日 2009.12.25』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/000094.php

 小熊英二氏による『1968』の下巻「結論」前の最終章にあたる17章はリブと田中美津論を展開している。だが、本人取材をまったくせずに資料の切り貼りで書かれたその内容は、田中美津本人が「誤読と捏造による無惨な労作」と称するもの。その「誤解と捏造」部分について、田中美津自身が詳細に指摘する、単なる間違い探しではなく、なぜ違うのかという点について、鋭い観察力から自らを含め客観的かつ重層的に人間を描くことにより、知られざる「田中美津とリブ」の一面が明らかになった。


6.導入間近「マイナ保険証」で「地方都市の医療」が崩壊してしまう…現役医師が実名で怒りの告発(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース  (次回の選挙では投票に行って、河野太郎・武見敬三・自民党候補者を落選させて、これにストップをかけましょう)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7d5d3937758535e9c18db99ac05b4daa7497dfb0


7.(別添PDFファイル)自民党総裁選は「保守票」の奪い合い…「改憲」をダシに醜悪なアピール合戦が勃発中(日刊ゲンダイ 2024.8.9)(デクノボウ岸田文雄は自分の総理身分の延命のため、いよいよ「壊憲」をダシに使い始めました)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358844


8.日刊IWJガイド・非会員版「南海トラフ地震が想定されているエリア、日向灘でM7.1の大地震! 気象庁は『巨大地震注意』を発表!浜岡原発と伊方原発が危ない!」2024.8.10号~No.4300 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53777
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「東京都知事選・都議補選を振り返って(その6):都知事選・都議補選の市民的総括を巡る議論と、今後の市民運動・社会運動・政治運動」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)都知事選の振り返り(田辺久人 @武蔵野 2024.8)
(2)泉健太立憲民主党代表インタビュー(山田厚俊『サンデー毎日 2024.8.18-25』)
(3)立憲と国民の「橋渡し議連」発足、泉健太ミッション内閣の仕掛け人(宮崎信行『週刊金曜日 2024.8.9』)
(4)立憲民主党2024代表選、9月23日投開票(毎日 2024.8.8他)、
(5)嘘つきと「メタ・メッセージ」(内田樹『週刊金曜日 2024.8.9』)
(6)小池都政の“土地狂った”築地跡地再開発 三井不動産などへの借地料が不当に安すぎる根拠(日刊ゲンダイ 2024.8.10)

 <関連サイト>
(1)「自民ぶっ壊して」進次郎氏に期待 〝小泉旋風〟再来なるか? - 毎日新聞
 https://x.gd/InpRO
(2)小池都知事の剥離骨折はなぜ起きた? 神宮始球式で左膝グニャリ…元中日チームドクターが解説|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358850?utm_source=newsletter&utm_medium=email
(3)蓮舫氏の都知事選敗北を立民が役員会で検証「ネット」「党の人間が前面に出過ぎ」「争点」長妻氏が明かす(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b11b8a7e4e910a67f0fe6c983b72a37a7f123802


1.(メール転送です)都知事選の振り返り:Change都政市民プロジェクト@武蔵野  20240810(@武蔵野 田辺久人)

◆(別添PDFファイル)都知事選の振り返り(田辺久人 @武蔵野 2024.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXxF_GLd7aJqOOH8?e=NdTl3z

(以下、全文転記)

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都知事選の振り返り
Change都政市民プロジェクト@武蔵野  20240810
地域名: @武蔵野                            記入者: 田辺              

1.貴地域での取り組みについて、取り組み内容・回数や主体となった人たち等について、および地域選対について

 地域選対は松下礼子事務所?チラシに関する情報等はここから、「都政を変える@武蔵野」宛発信され、そのオプチャで、皆(@武蔵野メンバー以外も)情報を得ていた。選対として、戦略・戦術などの発信は一切無く、存在意義・役割ともに、無いに等しかった。

メンバーは3名。街宣は田辺を中心に毎日、ポスティング、電話かけ、は適宜要請に応じて。メンバーの一人は、数千枚のポスティングを行った。田辺の電話かけは、共産党市議の事務所から、「まっとうな都政をつくる会」選対を自称して行った。

2.蓮舫さんの政策についてのご意見

わかりにくかった。
蓮舫氏の公約は十分「わかりやすく」若者に伝わったか? そもそも私たちにすら「わかりやすくなかった。」と私は思います。「公契約条例で若者の賃金を上げる?東京都の仕事に携わる若者ってそんなにいるの?波及効果って本当にあるの?」、「高齢者のケアに携わる若者の賃金が上がるから、若者対策は高齢者対策でもある?」、「本当にそうかなのかなー?」、「少子化対策で、結婚ばかり推奨するのはおかしい、シングルマザー、パートナーシップ等多様な選択枝を認めるべき?」。疑問満載、説明不足だらけの公約アピールであったと私は思います。一般都民の「乏しい、情報量と理解力」を理解せず、「判っているひとにはわかるでしょ」というアピールになっている事に気づいていない、気づこうとしない事、が、蓮舫政策チームの大きな欠陥であったのは明らか。逆に、石丸陣営は、一般都民の等身大の「乏しい情報量と理解力」を完全に知悉し、それを前提にアピールの仕方・内容を組み立てていた事が、知事選後に明らかになった。

3.蓮舫さんの選挙戦略(選対)を実質担った立憲民主党の今回の選挙の仕方についてのご意見

 選対がそもそも何処かすら判らなかった。手塚事務所?蓮舫事務所?「まっとうな都政をつくる会」? 誰が主体かも不明、如何なる選挙戦略・戦術かもアナウンスされない中で、現場は野党(共産党)も市民も、ただひたすら「頑張っていた」。即ち、論評のしようがない。

4.選挙の結果から得た教訓について

A.小池陣営になぜ負けたか、B。石丸陣営になぜ負けたか、
2つの敗因分析無くして、今後の取り組みの展望は得られません。

A.小池陣営になぜ負けたか:

 当初より、018サポート等現実的支援で巧みに一定の支持を得つつ、一方で、電通の力を通じて、民間メディアが自身に不利な報道を一切出来ないよう「報道規制」をし、「失点が無く、得点のある都政」を演出している小池陣営の圧倒的優位を覆すには、自候補を宣伝する以前に先ず、当プロジェクトが共通チラシでアピールしたように、「小池都政の問題」を一般都民に公知し「小池都政は転換の必要があるかも」と思ってもらう事が「不可欠な大前提」。その「不可欠の大前提」「小池都政は転換の必要があるかも」を満たして初めて、次候補の話を聞いて戴ける。その事を、蓮舫陣営が真剣に認識していたとは思えない。結果を見れば、全く公知出来なかった事は明らか。「小池都政の問題」が報道される事は全く無く、「報道規制」の壁を突破できなかったし、突破しようという意思も立憲には見られなかった。これでは、勝てる訳がない無い、

B.石丸陣営になぜ負けたか:

資金力、政治力で圧倒的に優る自民党が背後で全面的に支えた事に尽きる。
恐らく巨額の費用が必要な、プロの選挙参謀、「選挙の神様」藤川氏を雇い、彼が立案する選挙戦術に必要なヒト・モノ・カネを、無尽蔵に必要なだけ投入させた。彼は、当初から、どうすれば「潜在的な大きな新しい票田、デジタルネーティブ・キッズの票田」を掘り起こせるか、どうすれば彼等の心を捉えられるか、その為には、如何なる戦術を展開すれば良いかを、を正確に知悉・予測(蓮舫陣営には全くないプロの英知)していた。「非・既存の政治家」を訴求、ワンフレーズ・ポリティクス「一緒に選挙を楽しみましょう。既存の都政を変えましょう。」他、細かい政策は語らない、SNSでの拡散を前提にした長さの街宣「短時間・高頻度・広範囲」(270回超で、30数回、10数回の蓮舫、小池陣営を圧倒)で可能な限り多くの都民に会い親近感を持ってもらう、等。上記は、蓮舫陣営の選挙戦術とは、真逆であり、仮に、票を奪われつつある事を途中で認識出来たとしても、方向転換は無理であり、為す術は無かった。

5.今後の取り組みで必要だと思われることについて

1)「CHANGE都政市民プロジェクト」の知名度・広がりの抜本的拡大を:
 唯一の無党派、全都的活動体だが、「なにそれ?」という反応が大半。全都的、知名度、広がりは皆無に近い、事を活動全期間で痛感させられた。市民活動の一翼を担う為には、全都的。知名度、広がりを抜本的に強化すべき。即ち、この市民組織の「ひと(票)、かね(選挙活動費)」を抜本的に拡大すべき。
この点に関しては、この知事選において、地域組織・活動掘り起こしへの「本体」からの支援はほぼ皆無であった。

2)今から組織と活動の立ち上げを:
 鈴木国男さんの提案で示唆されているように、次(都議選、都知事選、国政選挙)に向けて、今から、候補者選定・政策・広報の3組織をつくり、活動を開始すべき。告示後に何かをしようとしても、遅すぎる事は、今回の知事選で、明々白々になった。

3)立憲野党との共闘態勢の早期確立を:
 市民組織単体では、「ひと・かね。ノウハウ・情報」いずれも弱く、立憲野党との連携無くして、選挙の勝利はありえない。どの党の誰と、どのように、連携して行くのか、早期に、方向性を明確にし、連携、キックオフをすべき。

4
)その上で尚残る与党の総合力との大きな差をどう埋めるのか、を見通せないと、勝算は無い:
 選挙の神様を巨額の費用で雇い、電通を使い、「ひと・かね・ノウハウ・情報」の総合力で圧倒してくる与党に、どう対抗しうるのか。その、戦略・戦術無くして、勝利はありえない。

5)市民と立憲野党の共闘の「相互役割分担協定書」が、絶対に必要:
 市民と立憲野党がお互いに何を求めているのか、最後まで不明確であった。今後においては、これを避ける為、「相互役割分担協定書」が不可欠である。
 市民サイドは党サイドに、選対組織の担当者名を含む開示、情勢認識の開示、選挙戦略・戦術の明確化と市民との共有、市民に求める活動の質・量ともの明確化等を、申し入れ事項とする。党サイドは市民サイドに、質・量ともに、どのような活動を求めるのか、明示し申し入れ事項とする。

6)「CHANGE都政市民プロジェクト」の運営方法を発展的に強化すべき;

①この知事選においては、各地域で「勝手にやってください」、であった。今後は、各地域担当者の「定期的戦術ミーティング」(最低月1回)を開催し、相互連携を図り、このプロジェクトとしての、全都的アクションの強化を行うべき。

②何時までに、誰が、何を、を明確にした、「行動スケジュール」が不可欠。(この知事選においても、当初その話があったが、立ち消えになった)

③鈴木国男氏提案の「候補者選定・政策・広報各委員会」に加え、各々の委員会にそもそもどのような方向性での検討を求めるのかを検討する「選挙戦略・戦術検討委員会」が不可欠。委員は、自薦の参加希望者にも、広く門戸を開くべき。必ずしも、「経験豊富」でなくとも、素朴な「市民感覚」も尊重すべし。

④今後の活動のキックオフの前に、共同代表、事務局についても、その役割の再確認、メンバーの再確認(自薦希望者にも広く門戸を開くべき)を行うのは当然。

⑤一般メンバーは、ZOOM会議しか運営などに参加機会が無いのは改善すべき。共同代表会議?事務局会議?も一般メンバーの参加希望に対し、開かれているべき。

6.その他
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2.私からの発信:拝見しました:私見です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
残暑お見舞い申し上げます。
田辺さん、都知事選総括を拝読しました。
多くの点で同意しますが、少し認識が違うところもあります。
後者に焦点をあてて、以下、私見を簡単に申し上げます。

1.全体として

(1)泉健太立憲民主党は都知事選に最初から本気でしっかりと取り組むつもりはなかった。2024年1月の中野ゼロで開催された「市民と野党の共闘」主催の都知事選決起集会(第1回目)には、都議あがりの女性国会議員(塩村文夏(あやか)参議院議員)が1人だけ来ただけで、長妻昭東京立民TOP他、泉健太立憲民主党の幹部連中は1人も顔を出していない。

泉健太立民代表に至っては、頭の中は9月の立民代表選のことで満杯状態。まずは御用組合「連合」にゴマをすり、返す刀でその代理店政党で原発推進・「壊憲」派の国民民主党にまで気を遣う始末(御用組合「連合」も国民民主党も小池タヌキ百合子を支援する側にいるにもかかわらず、それに対する批判さえしない)。いわば敵方に通じる「第5列」を形成していたわけで、野党第1党がこんな状態だから、都知事選候補者も容易には見つからなかった。(泉健太立民代表は、最近の『サンデー毎日』誌面で、ちょうちんインタビューを受けて、嘘八百の戯言を展開しています。近々、逐条解説批判をお送りします。下記の別添PDFファイルがその記事ですが、記事の拡散は禁止です)

(関連)(別添PDFファイル)泉健太立憲民主党代表インタビュー(山田厚俊『サンデー毎日 2024.8.18-25』)
 https://store.magastore.jp/product/90683

(関連)(別添PDFファイル)立憲民主党2024代表選、9月23日投開票(毎日 2024.8.8他)、
 https://mainichi.jp/articles/20240807/k00/00m/010/161000c

(2)それだけではない。確か5月頃だったか、私の耳に「泉健太立憲民主党執行部の周辺から、市民運動・社会運動や市民団体とは距離を取れ=突き放せ」という指示が出ている、という話が漏れ聞こえてきた。ホンマかいな、とその時は思ったが、下記で見るように、これはどうも本当だったようで、都知事選でも、都議補選でも、「御用組合「連合」よコンニチワ、「世直し」市民よサヨウナラ」の態度を泉健太立憲民主党は取り続けていた。

(関連)蓮舫氏の都知事選敗北を立民が役員会で検証「ネット」「党の人間が前面に出過ぎ」「争点」長妻氏が明かす(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース (レベルの低い、真剣味が足りない、不十分な「総括」だ=また負ける:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b11b8a7e4e910a67f0fe6c983b72a37a7f123802

(3)2012年の都知事選挙(第一次宇都宮健児選挙)の時の教訓がほとんど活かされていない。市民参加のスケールからみても、市民の「世直し」への盛り上がりにしても、さまざまな取組にしても、今回の都知事選挙よりははるかにレベルが高く、団結力も強く、また、選挙が敗北に終わった後の取組も、当時の方がずっとずっと迅速で真剣で充実していた。それでも10年の歳月が流れ、その2012年都知事選を巡る市民運動・社会運動の「教訓」「経験」は、どうも雲散霧消してしまったかの感がある。2点だけ具体例を挙げておく。

*街宣の盛り上がりは2012年の時も、第二次宇都宮健児選挙の時も、今回と同じようだった。しかし、それでも選挙結果は大敗北である。つまり、街宣でいくら盛り上がっても、選挙には勝てない、今は2012年よりも政治情勢はよりひどくなっているのだから、街宣では勝てないことは自明だった。つまり、選挙告示の頃には、「世直し」候補は勝てないということが凡そ予想できた。それに加えて、野党第1党が上記のような調子だからなおさらである。

*公職選挙法が市民の選挙への参加を妨害するトンデモ法であり、それは2012年の都知事選での参加市民が学習会も開いていやというほど思い知ったことだった。その後、宇都宮健児さんと心有る個人の方が高額な選挙供託金が違憲である旨の裁判を起こしたりして、公職選挙法改革の先陣を切ってくれていたが、その後に続く公職選挙法改革運動は事実上、存在しなかった(私の注告を無視して小田原評定をやっていたグループはいたけれど・・・・・)。熱しやすく冷めやすい、大衆社会化した今日の市民運動・社会運動の特徴が出たのかもしれない。ここでも野党第1党の立憲民主党は、既成政党に有利な現行の公職選挙法を守る方の側に回り、公職選挙法改革に真剣に取り組む様子は微塵もなかった。口先だけで「市民とともに」などと言っていただけの「口先やるやる詐欺」政党を続けていた。

2.「蓮舫さんの政策についてのご意見:わかりにくかった。」(田辺さんのメールにあった「章題」=以下同じ)
 火中の栗を拾う形で立候補して闘ってくれた蓮舫氏の批判はしたくないですが、2点だけ申し上げると、次のようなことです。 

(1)立候補表明後の最初の頃は「行政改革」を訴えていたこと=これは私から言わせると、都政が直面している深刻で重要な問題から外れたピンボケの、しかもトップダウン型のスローガンだった(今の立憲民主党の政治家たちにはこのタイプが多い=たいていの場合、時流に流された軽薄でセンスの悪い判断)。応援する市民から提出されている政策要請にもっとしっかりと目を通し、よく考えて政策の絞り込みをしなければいけなかった。

(2)既に申し上げているが、蓮舫氏の街宣スピーチの仕方が、小さな体で声を張り上げてしゃべるので、見ていて、何か追い詰められて必死になっているような雰囲気が出ていた。むしろ、街宣スピーチは、拡声器にカネをかけて性能と音質がいいものを用意し、普通の声で、落ち着いて、歩く人にもよくわかるように、どちらかというとゆっくりと、幅広いテーマでしゃべるのがいいと思った。(私の意見に対して何人かのchange都政市民プロジェクトの連中は「そんな程度のこと」などと鼻でせせら笑っていましたが)

3.蓮舫さんの選挙戦略(選対)を実質担った立憲民主党の今回の選挙の仕方についてのご意見(田辺さん)

 手塚仁雄衆議院議員が、長妻昭東京立民代表から選対の実務のいっさいを押し付けられ(長妻昭は選対から距離を取っていたと聞く)、他方で、泉健太立憲民主党の執行部から、選挙資金と引き換えに「これはヤメロ、これもダメだ」をいろいろと命令され、それを忠実に守ることで、蓮舫候補を応援したいと集まる「世直し」市民たちを突き放し、日本共産党には「顔を立てるだけで、できるだけ近寄らないで」の態度を取り、場合によっては「世直し」市民とともに追い払っていた。こんな選挙の仕方で勝てるはずがないと、私は選挙期間がスタートした時点で思った。この泉健太立憲民主党のロクでもない態度に強い疑問を持つ山本太郎「れいわ新選組」は、ついぞ蓮舫候補応援には参加しなかったし、都議補選でも自主投票としていたようだ(今回は「れいわ新選組」が候補者を建てなかったことは一歩前進だ)。「市民と野党の共闘」を何とか成功させようと奮闘する日本共産党の「人間しんぼう」には敬意を表したい。都議補選で足立区でかろうじて1議席を獲得した立民の議席は日本共産党の協力の寄与するところが大きい。にもかかわらず、都知事選も、都議補選も、真剣に取り組まなかった泉健太代表とそのとり巻き達は、今もって日本共産党への態度は悪いままである。こんな大将では、永久に選挙には勝てず、従ってまた、日本に「夜明け」は来ない。選挙敗北の責任を取り(今回で何回目の負けなのか?)さっさと退陣しろ、ということだ。

4.A「小池陣営になぜ負けたか」(田辺さん)

 全くおっしゃる通りだ。今日の政治情勢は「選挙の時だけお祭り騒ぎ」で勝てるようなものではない。小池タヌキ百合子に大量得票を許した原因は、蓮舫氏の訴えの仕方がどうこうではなく、ひとえに小池タヌキ百合子都政が如何にひどいか、でたらめか、利権の塊か、自民党と同じ穴のムジナか、ということが、具体的に、分かりやすい形で、広く有権者・都民に伝わっていないことだった。各種メディアが総御用化し、マスゴミとなってしまったことが大きいが、それを批判しているだけでは始まらない。

(関連)小池都政の“土地狂った”築地跡地再開発 三井不動産などへの借地料が不当に安すぎる根拠(日刊ゲンダイ 2024.8.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358907

昔は日本共産党がポスティングや街宣などをタイムリーにやって、時折、国政や都政の問題を伝えてくれてはいたが、昨今はまるでゼロ常態である。カネがない(政党交付金を受け取ればいい)ことに加えて党員の高齢化が原因だと思われる。議会政党の立憲民主党や社会民主党は足腰が弱くて全然ダメ、何をやっとるのかと思いますね。一方の市民運動・社会運動は昔から浮草のような運動の仕方で、日々、あれやこれやのワンイシューを見つけては走り回っていて、そして東京ならずどこの地域でも、集会その他でお目にかかるメンバーはいつもほぼ同じである。つまり1人=10役・20役・30役を演じ、貧乏暇なし状態の様子。モグラたたき状態になって、私もそうだけれど、首が回らず、時間が足りず、目を通すものが多すぎで、にっちもさっちもいかなくなっているのに、同じことを千年一日のごとく繰り返しているようである。これはひょっとして、「世直し」というよりも、趣味の世界・仲良しクラブ(昔はセクトと言った)のサークル活動のようなもの、なのかもしれない。しかし、臭いにおいは元から絶たなきゃダメで、諸悪の根源=政治=自公政治&自公補完勢力を、安定長期政権の政権交代によりつぶさないといけない(長期安定で「世直し」政権でないとダメ=急進的である必要なし=毎年5%の抜本改革政権でいい:保坂展人世田谷区長の言)。こんな調子じゃいくつ体があっても足りない。

(関連)小池都知事の剥離骨折はなぜ起きた? 神宮始球式で左膝グニャリ…元中日チームドクターが解説|野球|日刊ゲンダイDIGITAL (罰があたったんじゃないのかな? ロクでもないことばかりやっているからね:田中一郎)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358850?utm_source=newsletter&utm_medium=email

4.B「石丸陣営になぜ負けたか」(田辺さん)

 おっしゃっていることはその通りですが、それ以上に、若い世代を中心に見られたこの「石丸伸二現象」は、①極度の政治不信の上に展開している政治的アパシー・社会的アノミーのなれの果て(泉健太立憲民主党を含む自公政権補完勢力にも責任あり)、②社会教育など、今の若い世代の教育が歪んでいて、民主主義社会を支える有権者としての訓練が皆無(教育現場が反動勢力に乗っ取られていて、教育しようにもできない状態が長く続いている)、③経済的な困窮が広範に広がり政治経済社会への不満が鬱積する中で「新しいファシズム」が台頭し始めている。ファシズムの特徴は、物事の単純化と「敵づくり」、デマゴーグ・フェイク、無内容で情緒的な扇動、国家主義ないしは民族主義、財界・巨大資本・大金持ちと裏で結託・癒着、暴力、などだ。「石丸伸二現象」でこれらは多く見られた。

(関連)嘘つきと「メタ・メッセージ」(内田樹『週刊金曜日 2024.8.9』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003921.php

(関連)東京都知事選・都議補選を振り返って(その4):石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭、非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-7492ef.html

5.「今後の取り組みで必要だと思われることについて」(田辺さん)

 簡単に箇条書きにします。

(1)間もなくやってくる3つの選挙=衆参+都議会選挙に万全の取組が必要

(2)最も近そうなのが自民党総裁選直後の衆議院解散・総選挙、週刊誌の下馬評はいろいろあるが、小泉進次郎が総裁になったらオヤジと同じく「進次郎旋風」が吹く可能性あり。その場合、立憲民主党は歴史的大敗の可能性有。泉健太、枝野幸男、野田佳彦、こんな「失敗政治団子3兄弟」が代表で、選挙が勝てるわけがない。立憲民主党には選挙と政治の常識はないのか?

(関連)「自民ぶっ壊して」進次郎氏に期待 〝小泉旋風〟再来なるか? - 毎日新聞
 https://x.gd/IjuEZ

(3)立憲民主党内部では、御用組合「連合」を巻き込んで、立憲民主党+国民民主党+社会民主党+日本維新の会の連立政権を画策する動きが強まっている。その中心にいるのが、小沢一郎と野田佳彦である。蓮舫氏はこのグループと見ておいていい。

(関連)(別添PDFファイル)立憲と国民の「橋渡し議連」発足、泉健太ミッション内閣の仕掛け人(宮崎信行『週刊金曜日 2024.8.9』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003921.php

(コレ、本当に『週刊金曜日』の記事なのか、と思わせるくらい、下らないガラクタ記事ですが、泉健太立憲民主党内部の様子はある程度見て取れます。:田中一郎)

(4)市民運動・社会運動は相変わらずである。空しくワンイシューを追いかけて、ほとんど何も実現せずが続くだろう。ワンイシュー+積極的日本国憲法主義に基づく最大公約数としての政治改革、をそれぞれの市民団体が「自分たちのもう一つの課題」としなければいけないのだが、政治的未熟状態は続いたままである。

(5)「市民連合」は、今のままの「日和見連合(ひよれん)」ではダメ。立憲民主党にしがみつき、顔を立ててもらって体よく政治的に利用されるだけになるだろう。自分たちの「実力」「政治力」に自覚が乏しすぎる。要するに政治的に幼稚だ。解散して出直した方がいい。「ひよれん」は「たよれん」である。

(6)今後も基本は「市民と野党の共闘」である。立憲民主党が離れていくなら放っておけばいい。ともかく「世直し」を実現するためには、背骨がまっすぐな、旗を垂直に立てた、覚悟の決まった、政治的センスがいい、「世直し」の中核勢力形成が必要である。それができていないから、大海原の中を突き進む前近代の帆船のように、選挙や嵐が来るたびに大騒動となり、船が沈没したり大破したりして、次第に疲弊していくことになる。

(7)私は今の日本の市民運動・社会運動の実力・政治力から判断して、「勝手連」方式による各地域での活動以外に、当面は方法はないだろうと考えている。ただ、全国的なつながりもあった方がいいから(たとえば国政の場合、極力「政策要望」は共通のものがいいが、しかし、「脱炭素」、一部「壊憲」容認(緊急事態条項他)、日米安保堅持、自衛隊合法化みたいな「根幹に触れる誤り」は多くの賛同があってもダメ)、緩やかな連絡調整センターのようなものを立ち上げて、低いレベルからスタートしていけばいいのではないか。

(8)私は政治の決め手は「利害関係」であると思っている。要するに「何で食べていくの? 今のままで、いつまでたってもあの連中にむしり取られ続けていていいの?」を、いかにうまく伝えていくかということだ。

(関連)「むしりとりますとも! 最期まで! 自由民主党」(2014.6)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/facist_2_mmusiritoru.pdf


 <東京都知事選・都議補選を振り返って:「いちろうちゃんのブログ」>

(1)(他のMLでの議論)東京都知事選・都議補選を振り返って(その1):選挙敗北の最大の原因は小池都政のひどい実態が全く都民に伝わっていないことと、野党第1党の泉健太立憲民主党のだらしなさ・非力・無反省にあります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-9f2d04.html

(2)東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-b83bfd.html

(3)東京都知事選・都議補選を振り返って(その3):市民を突き放した泉健太立憲民主党・手塚仁雄立民東京選対のおかげで活かされなかった400超の政策提案、それでも都政策を巡り若干の議論をご紹介します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-246155.html

(4)東京都知事選・都議補選を振り返って(その4):石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭、非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-7492ef.html

(5)東京都知事選・都議補選を振り返って(その5):都知事選・都議補選が終わってからの議論 「石丸伸二現象」を巡って、これからの「世直し」と当面する3つの選挙(衆参・都議会)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-c25023.html

(6)「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-6dd8ae.html
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草々

2024年8月12日 (月)

毒にも薬にもならない内容希薄な論文:「ゾンビ企業」論と中小企業支援批判を考える(山本篤民日大教授『経済0409』)=中小企業融資は「返済すること」が絶対条件=「性善説」による制度設計+「性悪説」による制度運営、がポイント

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(盆踊り その2)盆盆ダンシング

*七夕ゆかた祭り日本橋 2024 https://www.youtube.com/watch?v=5K2NLXwUjH0

*みなとみらい大盆踊り 2023 https://www.youtube.com/watch?v=1n-0JlIil6c


2.(メール転送です)賛同を!「長崎平和宣言」HPより

 長崎市長の平和宣言が長崎市のHPに公開されました。その後部に「賛同してくださる方の賛同」クリックを求めています。長崎市と市長に直接届きます。みなさま ぜひ賛同をお願いします。
 https://www.city.nagasaki.lg.jp/heiwa/3070000/307100/p036984.html

(イスラエルを招かずパレスチナを招いた今年の長崎市の式典の対応を支持します:田中一郎)

(関連)ながさきの平和【公式】
 https://nagasakipeace.jp/

(他方、はだしのゲンや第五福竜丸の記述を平和教育教材から削除し、平和記念式典にイスラエルを招待しパレスチナを招かず、更には式典周辺での言論表現活動を妨害・排除する広島市の市長や教育委員会など、平和を願う街にふさわしくない為政者たちを更迭すべきである。グラウンド・ゼロの街に対米隷属はいらない、原爆被爆者に対する侮辱行政はいらない。:田中一郎)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/342847

(関連)(別添PDFファイル)広島市長と長崎市長(前川喜平 東京 2024.8.11
 https://www.facebook.com/groups/1052176425293516/posts/1887801145064369/?_rdr


3.(チラシ)(要予約)(9.7)原発と再生エネルギー(青木美希さん:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXh6k2MpBMExBCT5?e=S38Um8


4.(必見)ぼったくり!大阪万博!~いろいろキケンなだけじゃない(西谷文和さん)【The Burning Issues202407030 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=4UhEt_OrRlM

(関連)カジノ格安賃料差止訴訟を支える会HP
 https://sites.google.com/view/akancasino/

(関連)カジノ業者への,「巨額の公費投入」と 違法鑑定による「格安賃料」は許せない-大阪IRカジノ住民訴訟 - 大阪法律事務所|谷九の法律事務所。幅広いご相談に対応いたします。
 https://qr.paps.jp/DOkb8

(関連)裁判勝利でカジノを止めよう格安賃料差し止め訴訟「支える会」を結成/日本共産党大阪府委員会
 https://www.jcp-osaka.jp/osaka_now/24553

(大阪の維新と日本共産党以外の政党は何をしているのでしょうね? カジノをやめさせる政治運動をもっとやれよ! それと、私の生まれ育ちの故郷「昔は水の都、今はアホの都」大阪の人間達、まだ維新(日本維新&大阪維新)の正体に気が付かんの? いつからそんな大バカとんちき集団になっちゃったのかネエ? 近未来にひどい目にあうのはあんたらやで!!:田中一郎)


5.どこまでこの国は「田吾作国家」なのか?!

◆(別添PDFファイル)出生届の嫡出規定違憲訴訟、東京地裁は子の不利益を認めたが「合憲」判決(室田康子『週刊金曜日 2024.8.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXlhlROy-gMEYz2o?e=DFLGFa

(関連)『週刊金曜日』
 https://www.kinyobi.co.jp/
 https://www.kinyobi.co.jp/consider.php

 <田中一郎コメント>
 また、この田吾作国家=ニッポンのヒラメくそ裁判官が、ロクでもない判決を下している。別添PDFファイルの『週刊金曜日』の記事をご覧ください。田中一郎ならぬ田吾作一郎(姓は配偶者と同じでなければならぬので「田吾作」とせよ)は非嫡出子である、ここに大日本田吾作帝国は非嫡出子・田吾作一郎の誕生を認め、国民とする、ありがたく思え! ・・・・・これが今の日本のありようである。よけいなお世話だ、バカヤロー!!

名前は究極のアイデンティティであり、自分で決めるもの、他人や国家がどうたらこうたら言うべきものではない。また、子どもにとっては何の関係もない親どうしの関係など、戸籍に記載する必要もなく、(届出の際に)記載を拒否したり、記載があることで、その子どもが差別されたり不利益を被ったりしているのだから、なおさら不必要の悪性記載=子どもの人権侵害だ。

夫婦別姓や戸籍届け出への嫡出規定などは、まともにするには法律を変えるのが手っ取り早い。つまり、今の歪んだ「田吾作国家規定」を変えさせない、と頑張っている、頭が腐った政治家どもを選挙で落とせばいい=つまり自民党に国会から消えてもらえばいい、ということだ。でも、かような基本的人権のイロハのような問題についてさえ、まともな判決を書けない裁判官などは、有権者・国民が主権を行使して罷免してしまいましょう。何のことはない、そういうヒラメは裁判官解任ができるような法律をつくればいいだけの話である。

有権者・国民は様々な権利を行使して、田吾作国家=ニッポン、から脱出いたしましょう。
(ついでに申し上げれば、戸籍法は廃止した方がいいと思います。住民票で十分です)


6.大規模な不買運動を展開しましょう
 重イオンビーム放射線照射米「あきたこまちR」を従来と同じ「あきたこまち」と表示して(放射線照射を隠して)売り出す秋田県:県内の「あきたこまち」を全量、この遺伝子操作米に切り替えだそうだ、消費者をなめ切っている。

◆(別添PDFファイル)秋田県産「あきたこまち」、放射線を使った育種米に2025年から全量転換、表示せず(蓮尾隆子『食べもの通信 2024.7』)
 https://www.tabemonotuushin.co.jp/
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXp5GivpfwLuWtml?e=RK7thI

 <田中一郎コメント>
 別添PDFファイルをご覧ください。重イオンビーム放射線照射米「あきたこまちR」を従来と同じ「あきたこまち」と表示して(放射線照射を隠して)売り出す秋田県:県内の「あきたこまち」を全量、この遺伝子操作米に切り替えだそうです、消費者をなめ切っています。安全だから(怪しいのですが)いいだろう、という話ではありません。また、安全かどうかは買って食べる消費者が判断します。秋田県の後ろには、農林水産省、消費者庁、食品安全委員会らがいます。

こんなものに対しては、大規模な不買運動を展開しましょう。消費者の知る権利が踏みにじられ、知らないままに違うものを食わされるバカバカしさ、記事によれば、有機認証もOKだそうである。有機の表示さえ、信用できなくなるわけです(遺伝子組換え農産物やゲノム編集食品も大々的に有機認証可能にしようと農林水産省や消費者庁は画策しています。これはその前哨戦です)。何度も言いますが、この国では、政治や行政が、消費者・国民を完璧にバカにして、やりたい放題の規制緩和をやって(たくさんの死者や重傷者を出した紅麹の機能性表示食品もそうです)、消費者・国民を家畜以下の扱いにして、カネ儲け優先の企業体制や食品産業文化を創ってしまっています。

しかし、消費者・国民こそ、主権者です。食料主権・消費者主権は消費者が握っています。かようなふざけたインチキに対しては、断固として「買わない・食べない・許さない」で対応していきましょう。従来米と同じ「あきたこまち」とインチキ表示された放射線照射の遺伝子操作米「あきたこまちR」が売れなくなり、店頭から排除されるようになれば、秋田県も態度を改めるでしょう。

「あきたこまち」表示のニセ米「あきたこまちR」は絶対に買わない
「あきたこまち」表示のニセ米「あきたこまちR」は絶対に食べない(外食・中食含む)
「あきたこまち」表示のニセ米「あきたこまちR」は絶対に許さない

もし、みなさまに少し勇気があれば、コメや米製品を買う時に(おにぎりとか)、コレって、あきたこまち、じゃないよね、と声を出して店の人に聞いてみましょう。違うと言ったら買い、そうですと言ったら、これ遺伝子操作米だからいらない、と言いましょう。

農林水産省よ、秋田県よ、ふざけんな、よ!
(ホンモノの政権交代後は、農林水産省や消費者庁や食品安全委員会の連中は全部入れ替えかな?)

 <補足説明>
 いまからだいぶ前ですが、宮城県のコメで同じような放射線照射米が開発された(「開発」なんておこがましい=手当たり次第にいろいろな放射線を照射しただけでしょうに)という記事を見たことがある程度です。市販されたのかどうかも不明です。また、米以外でもやっている、という話も耳にしますが、詳細はわかりません。

今回の悪質性は、①秋田全県の「あきたこまち」を「あきたこまちR」にしてしまうこと(生産者・農家の栽培の自由を奪う)、「あきたこまちR」ではなく、従来の秋田米と同じような「あきたこまち」という表示をして売ろうとしていること、の2つです。

(追)もう少しご説明します。仮に米や農作物に放射線を照射して遺伝子を操作し、それで新たに生まれてきた作物のタネを栽培して育てて売ったとしましょうか。

(1)栽培したい生産者・農家にだけ、そのタネを売ればいい。したくない生産者・農家にまで押し付けることは許されない。

(2)当然ながら放射線照射なので、食品としての安全性に疑義がある。これを長期間食べ続けても、人間の体や環境に何の悪影響もない、という実証的証拠は(理屈ではダメ=実証性)、情報公開されて消費者に伝えられなければならない(食品安全委員会の仕事だが、日本ではこれがいかにも怪しい)。

(3)この新しい作物は、その素性がわかるように表示され、流通業者や消費者にその作物に関する重要な情報が伝わる形で販売されなければいけない。かつ、もしもの時のためにトレーサビリティの確保も必要だ。

(4)食品としての安全性が担保され、その作物の素性がわかる形で表示されていれば、それ以上の公的機関による規制は、今の日本では難しい。(食の安全と表示以外にもいろいろ既存の規制はあり、それは守られるとした上での話:例 不正競争防止法)

(5)しかし、それでも「こんなの食いたくない」という消費者がいるのは当然で、その場合は、そういう仲間が集まって情報交換しながら、「私たちは買いませ~ん」宣言・運動をするのもまた、自由です。
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「毒にも薬にもならない内容希薄な論文:「ゾンビ企業」論と中小企業支援批判を考える(山本篤民日大教授『経済0409』)=中小企業融資は「返済すること」が絶対条件=「性善説」による制度設計+「性悪説」による制度運営、がポイント」をお送りします。経済政策についての私の考え方のレポートです。

◆(別添PDFファイル)「ゾンビ企業」論と中小企業支援批判を考える(イントロ部分)(山本篤民日大教授『経済 2024.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXafcBnukfUtiyw6?e=MfQJ8F


 <田中一郎コメント>

 月刊誌『経済』(2024.9)に掲載された、めったにお目にかかることがない論文の表題を見て興味を持ち読んでみました。結果はがっかりです。事実上、ほとんど無内容で常識的な域を越えていない論文でした。以下、このテーマに関して簡単に私見を箇条書きにします。

(1)「ゾンビ」企業の定義は、金融庁が定める金融機関の貸出金査定基準を使い、①健全、②要注意、③破綻懸念、④実質破綻(例:東京電力、日本原電)、⑤破綻(法的処理)のうちの、④実質破綻、⑤破綻、を使えばよい。

(2)「ゾンビ企業」(=実質破綻または破綻の企業)には貸出してはいけない(貸し出せば、その銀行や金融機関(以下、民間銀行等)は「背任」です)。ここがこの論文も含めて、一般のマスゴミ報道や世論では、その認識がいたって怪しい。それは「自分のポケットマネーを貸すわけではない」ので、倒産・貸倒リスクをしっかりと考慮せずに、きれいごとを並べる傾向にあるからだと思われる。しかし、政府系金融機関にせよ民間銀行等にせよ、貸倒は絶対に避けなければならない「至上命令」であり、それは金融機関が「打ち出の小槌」ではないのだから「当たり前」のことである(政府系金融機関であれば国民の財産や税金が使われることになるし、民間銀行等であれば預貯金や保険掛け金が使われるわけで、それが貸倒で棄損することは許されない)。それでも、場合によっては「情にほだされて」、あるいは「いい加減な信用審査」で貸出して貸倒をつくれば、今度は金融機関が倒れることになる。その一例がバブル崩壊後に巨額の貸倒をつくってしまった長期信用銀行(長銀)であり北海道拓殖銀行(北拓)であり阪和銀行などだったわけだ。

(関連)バブル兄弟・高橋治之と高橋治則「五輪を喰った兄と長銀を潰した弟」-週刊文春
 https://qr.paps.jp/8rpdD

(3)では、実質破綻、破綻の企業に対してはどうすればいいか=法的整理、ないしは私的整理をすればいい。法的整理については再建型と清算型があり、将来に向けて過剰債務がなければ再建できる可能性があるのなら再建型の法的整理に進めばいい。逆に、こういう企業に甘い対応をして追い貸し(追加融資)をして延命させることは、借り手も貸し手も将来に向けて「傷を大きくする」ことに結果していく。1990年代のバブル崩壊後の少なくない民間銀行等の追い貸しは、結果的に悲劇を大きくすることにつながっていった。

(4)問題は、②要注意企業と、③破綻懸念企業、である。このジャンルの企業に対して、「新型コロナ」騒動やリーマンショックなどの、自身の経営責任ではない環境の激変について、倒れてしまうかもしれないから支援をするな・支援を縮小しろというのは、そもそも資本主義の競争原理である「競争条件の公平・平等」と「経営の自己責任原則」に反している。政府や自治体などの公的機関は全力で支援する仕組みを早急に創り、対応すべきである。当然、その支援により、経営が復活・再生して、また再び立派にやっていける企業は多く出るだろう。

(5)その場合に大事なことは、制度設計は「性善説」に立つこと、そしてその運営は「性悪説」に立って厳しく運営することである。肝心なことは、嘘八百を言って支援融資を受け、経営は従来どおり放漫のまま、という企業は、中小企業には必ず存在することを肝に銘じておくことだ。中小企業に対して「性善説」で立ち向かえば、たちまちその貸し手は裏切られて、巨大な貸倒をつくって退場となること必定である。金融という仕事では、貸すまでは貸し手が優位であり、借りた後は借り手が優位となる。これを忘れてはいけない。ウソだと思うなら、自分のカネを「性善説」に立って中小企業に貸してみればいい。故石原慎太郎時代の「新銀行東京」の経営破綻がいい実例である。本来は石原慎太郎に開いた穴を自費で埋めさせるべきだった。

(6)悪質な企業(というよりは「社会的経済的に見てフツウの企業」=経営が厳しくなればウソをついてでも生き延びようとするのは自然である)は大企業にも存在するが、大企業は会社法その他で法的に縛られているので、中小企業よりは放漫経営や法令違反や粉飾決算はやりにくい。しかし、小泉・竹中「市場原理主義アホダラ教」政権以降は、大企業の経営に対する「公正を確保するための様々な縛り」がユルユルになり、かつ一部の特権大企業に対しては、自公政権や民主党政権が「縁故資本主義」的な特別待遇を与えている様子もあり、一般論で中小企業と大企業の差は付けられなくなっている。しかし、それは元来おかしい話で、大企業は経営破綻時の影響が中小企業に比べて巨大だから、当然ながら中小企業よりも厳しいルールで縛られているべきである。それが本来の「競争条件の公平・平等」というものだ。

(7)さて、上記を前提に、「新型コロナ」やリーマンショック時における中小企業向けの融資をどうするかを考えた場合、私は次のようなことが必要ではないかと思っている。

a.貸出期間を超長期とする(最低10年以上、20年くらいまでOKとする)、返済条件は甘くして、10年間くらいは返済ナシ、でいい、経済情勢や経営環境が変わるには相応の時間が必要で、また、経営が立ち直るにも時間がかかるから、情勢や環境が変わっていないの、経営再建が途上にあるのに、短期間で「カネを返せ」をやると、中小企業はたちまち苦しくなる。必要ならば、毎年経営状況の報告をさせ、貸出金の査定を年1回見直し、時々で臨機応変に対応していけばいい。

b.金利は全期間ゼロでいい。経営責任者の個人保証は必ず徴求する。目的は放漫経営の防止である。担保も必要に応じて取るべきだ(貸出金額が小さい場合は免除)。不動産担保その他の担保手続きに伴う手数料その他の費用は公的に支援して負担ゼロとする(例:不動産登記料)。

c.中小企業への支援貸出は、タイムリー、十分な金額、手続き迅速、親切(書類書きや説明など)など、貸出を受ける側の立場に寄り添って受益者のために丁寧に取扱されなければならない。しかし、「新型コロナ」感染拡大時に時の自公政権が行った経済対策は、例えば経済産業省取扱の「持続化給付金」のように、特権的政商企業(例:電通)に「中抜き・ピンハネ」をさせながら、全く業務経験のない非正規労働者を低賃金・劣悪労働条件で一時雇用し、自己中心的で不合理極まる事務取扱で営まれたため、多くの申請中小企業に多大な負担と迷惑をかけることになった。当時、TV等でそのあまりにひどい実態も報道・放送されていたが、いったい誰のためにやっているのかと思わせるぐらいに、その政策態度・事務取扱はずさんでデタラメなものだった。許しがたい話で、経済産業省などには今後、経済政策はさせてはならないという教訓を残したと言える(アベ政権のおかげで特権的官庁となった経済産業省は、原発政策のデタラメの問題もあり、かつての大蔵省のように解体すべき役所である。ホントにロクなことをしない!)。そもそも中小企業支援にわずかな金額の「給付金」では話にならないのであって、支援政策の立て方そのものもトンチンカンだったと言えるだろう。

d.貸出の経験がない・浅い公的機関は自ら貸出をしてはならない。貸倒の大量発生につながるからだ。公的金融機関は大企業貸出等を除き、原則として、民間銀行等を通じて貸出業務を行い(代理貸)、その場合、その代理民間銀行等に貸出金の10%程度の債務保証を義務付けるようにしておくべきである。これをしないと、代理民間銀行等は、自分が抱える不良債権の回収に、危機対応の公的貸出金を使い、自分の不良債権を全部、公的貸出金に切り替えてしまうインセンティブが大きく働く。代理貸をする公的金融機関は、この危険性を十分に念頭に置いて、貸出の審査を厳しくする必要がある(資金使途を厳格にチェックするというのが1つの方法だ)。

e.一番厄介で困るのが、政治家どもの口利きである。経営破綻した「新銀行東京」でも政治家の口利き貸出で貸倒となったものが多かったと聞く。まずもって、政治家が金融機関にアクセスすることを原則として禁止し、やむを得ない場合の金融機関との接触は「一定の窓口」経由にして、中身を透明化する必要がある(貸出の口利きは当然ダメ)。官僚についても、貸出実務を離れている幹部官僚については同様の扱いにすべきであるし、民間銀行等のOB経由の口利きも禁止だ(実効性のある仕組みが必要)。

f.貸出したあとのフォローのことまで考えた場合も、中小企業への公的支援貸出については民間銀行等が代理貸で取り扱うのがふさわしい。公的金融機関は、あくまで大企業向けや特殊な貸出(例:プロジェクトファイナンスなど)など、大口のものに特化して直接貸出をすべきである。また、公的金融機関の代理貸制度は、現場の声をよく聞いて、公正でかつ有効なものとなるよう、不断の制度見直しが付いて回ることも念頭に置いておくべきである。

(8)バブル崩壊の間もなくの頃、「貸し渋り・貸しはがし」論という情緒的で的外れな銀行バッシングがマスごみの扇動で展開されていた。銀行の本来の仕事である貸出を渋る、などということが「ありえない」とは想像できなかったのだろうか。民間銀行等が当時「貸さない・貸せない」と言っていた相手は「貸したら貸したカネが返ってこないから」だった。「カネが返ってくる企業=健全企業」にはたくさんの民間銀行等が集まり、貸出過当競争になって貸出金利ダンピングまでが起きていた。そんな状態なのに、世の中の仕組みや金融のイロハを知らないマスゴミや一部大学教授たちが「貸し渋り・貸しはがし」論を煽りに煽って世の中を騒がせ、民間銀行等に妙な圧力がかけられてしまっていた。

本来、あのバブル崩壊後の民間銀行等に対して行うべきことは、貸出を含む保有資産の査定をしっかりと行わせ、貸倒引当金を査定結果に見合う形で十分に積ませることだった。しかし、そうすると、大手都銀を中心に軒並み債務超過に陥る状態だったので、債務超過が明らかになれば経営破綻ということで、公的資金の注入と経営陣の退陣・責任追及が行われるのだが、これを(当然ながら)民間銀行等の経営陣が強く嫌がり、また、関連する不正融資・情実融資・不法融資などが表面化すると困る御仁たちも強く反対して、「ズルズルべったり・問題先送り」の民間銀行等への政策が続いていくことになった。つまり、大手銀行を中心に民間銀行等をそれこそゾンビのまま延命させ事態を悪化させていったのである。この1990年代から2000年代初頭にかけての不良債権問題に関する日本の政治・政策のデタラメは、未だきちんと総括され反省されていないから、おそらくまた同じようなことが近未来に起きるだろうと思われる。

マスごみが煽った「貸し渋り・貸しはがし」論は、こうした本来なすべきバブル崩壊後の民間銀行等への対策を遅らせ、ワキ道にそらせ、的外れで情緒的な「銀行憎し」の感情を盛り上げただけで、日本経済没落の一助となったのである。また、ゾンビは、あの当時は中小企業でなく、民間銀行等や大手ゼネコン・不動産屋たちだった。「市場原理主義アホダラ教」政策を振りかざして「ゾンビを淘汰しろ」というのなら、そういう時にこそ言えばいい。そして今は、状況が変わって、ゾンビは自民党の政治家どもではないのか。何故、「ゾンビ企業淘汰論」者たちは、犯罪を犯した、法令に違反した、脱税を犯したゾンビ自民党議員どもを「淘汰せよ」と言わぬのか?! ご都合主義もいい加減にしろという話である。
草々

2024年8月 8日 (木)

「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html


2.(新刊書)反緊縮社会主義論 脱成長論と帝国主義の超克-松尾匡著(あけび書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034626077&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)新著『反緊縮社会主義論』のお知らせとその誤記訂正|松尾 匡
 https://note.com/matsuo_tadasu/n/nc3242f6d6242


3.これが最後になるかもしれない立憲民主党
 9月の立憲民主党代表選へ向けて、小沢一郎が維新や国民民主党も巻き込んでの野田佳彦連立政権の擁立を画策しているようです。そんな連立政権を創ったところで、日本の政治はよくなるどころか、トンデモナイ方向へ迷走していくということが、まだわかっていないようです。何か危機的なハプニングを契機にして、政界の右翼的再編が始まり、立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」も今回の代表選挙が最後になるかもしれません。

(1)小沢一郎氏が列挙した「候補」6人の名前は…立憲民主党代表選 「その中から選ぶしかない」とキッパリ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/345697

(2)自民、立憲ともに民意が反映されない代表戦は変えるべき “時代を変えるリーダ”を選ぶ「4つ」の改善点 古賀茂明(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e053ce1decdf8d39f9fe8bf223ad59c791c5cf2c

(3)立民政権なら核禁条約参加 泉氏、オブザーバーで(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/96c082757950780c732ce103f453def55dd443d1

(一部抜粋)「米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」については「アジア地域における核の存在が高まっている」として、日米連携を通じて強化する必要があるとの認識を示した。」

(オブザーバー参加ではなく、核兵器禁止条約加盟だろうに、何を言っとるのか!? 「日米連携を通じて「拡大核抑止」を強化する必要がある」だって? 日本国憲法違反だ、ボケ! :田中一郎)


4.「2019年から懸念 万博の成功が最優先」と博覧会事務局 万博開催中のIR工事問題(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/de42043720b8bd65b0cea74e7ec785b683311f1f

(維新にとっては万博はカジノのためにする公共事業その他の呼び水である。万博のためにカジノ工事を中断するという発想はない。また、カジノ工事が遅れると、大阪に乗り込んでくる予定の海外カジノ業者「MGMリゾーツ」は日本側との協定に基づいて、いつでも無条件で撤退を表明できることになっているため、維新としては冷や汗状態だ。この話は難航するだろう。「昔は水の都、今はアホの都」大阪のチンピラ似非右翼=維新(日本維新&大阪維新)が博打場を欲しがるのは必然だ。:田中一郎)


5.日刊IWJガイド・非会員版「米国はファシズム国家! 元『NYタイムズ』クリス・ヘッジス氏衝撃コメント!『米国で「クリスチャン」はクリスチャン・ファシスト連想』!」2024.8.7号~No.4297 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53770

■<IWJ取材報告 2>日米安保の下で、日本国民の健康と人権が、日本政府によって侵害されてゆくのを黙っていられるか!! 保健・医療団体が、東京都にPFASの血中濃度検査、検査助成制度の創設、汚染源の特定と除染を要望!~7.31 有機フッ素化合物(PFAS)の健康被害を明らかにするために「全国規模での血中濃度検査測定を求める合同記者会見」
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「「気候危機」論=「脱炭素」盲従主義が岸田政権の「GX推進」とハーモナイズし原発大推進に結果:わずかな「再生エネ」依存で「脱原発・脱炭素」の同時実現はリアリティなし、「人工CO2温暖化」説の科学的根拠を厳しく問え!」をお送りします。東京都知事選・都議会補選の選挙期間中での、他のMLでの議論ですが、若干の補足修正を加えています。

 <このテーマの必見サイト・文献>
 こういうものをキチンと見ないで、理解しないで(批判的でもいい)、情緒的に「気候危機だ!」「脱炭素だ!」などと騒いでいるだけの人は「お話になりません」。下記の議論は、そういう人たちを相手にしているものです。いい加減にしていただきたいものです。

(1)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(2)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(3)(別添PDFファイル)「GX」の正体(小出裕章『被曝・診療月報 NO.58 2023.10』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXVhqz-OCc3OUuO4?e=ghQeiZ

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


1.「脱炭素」キャンペーンが原発大推進に結果している

(1)原発新増設、経営トップ過半が支持 再エネ目標上げ8割、社長100人アンケート(日経)
(2)原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞

◆原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS2L7SJRS2HUZPS006.html

◆(別添PDFファイル)原発新増設、経営トップ過半が支持 再エネ目標上げ8割、社長100人アンケート(日経 2024.6.25)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC115VG0R10C24A6000000/

 <田中一郎コメント>

 原発に反対をしている市民運動・社会運動までもが「脱炭素」などと言っている結果がコレだ。自分たちが岸田文雄自公政権の「脱炭素」=「GX推進」=「原発大推進」のキャンペーンに、それとは意識しないまま「乗せられている」という自覚がない。これまで何度も申し上げてきたが、環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」電源などは数%程度しかなく、こんなものをあてこんで、「脱原発」と「脱炭素」などとリアリティゼロのようなことを言っているからこうなる。また、発電の排出するCO2は日本全体の40%程度だから(発電以外の排出CO2が60%)、「再生エネ」電源を精一杯拡大したとしても「脱炭素」などできっこない。現実をクールにリアリティを持って見ない人たちが「きれいごと」を言って大声を上げているのを、多くの有権者・国民は冷ややかに眺めながら聞き流していると見ておいていい。「脱炭素」を言えば言うほど原発へすがりつく動きは高まるだろう。

(関連)釧路湿原の大量メガソーラーに土地買取で対抗 原野商法で取得した土地「手放したい」人々も - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://qr.paps.jp/ZOmaF

 何度言っても聞く耳を持たず、未だに政府広報代理店のような人たちが市民運動・社会運動の中には少なくないのが、この国を原発推進に帰結させる大きな要因の1つだ。そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠はなく、その科学的根拠をしっかりと確かめもしないまま、「CO2人工排出が地球を壊す」「CO2は人類の敵だ」「CO2を殺せ!」などと大騒ぎをしている姿は、まさに「現代の福田村事件」さながらである。「脱炭素」という愚かなキャンペーンの合唱をやめない限り、日本に「脱原発」はやってこない。放射能とCO2、どちらが危険か、よく考えろ、という単純明快な話である。

「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」の推進」ならOKである、何故「脱炭素」をやめて、こう言わないのか? 政府やお上の言うことには逆らいたくないのか? 今秋9月の定例の代々木公園の脱原発集会は、またぞろ「地球温暖化」などとチラシに書かれている。「脱炭素」と書かなくなったのは一歩進歩かと思っていたが、依然として、「脱炭素」偏執は治癒していないようだ。「地球温暖化」を人工排出CO2のドラスティックな削減で止めることができる、という科学的実証的な証拠を示してから、こういうことをチラシに書けよ、ということだ。今現在、地球は少しばかり温暖化しているかもしれないが、それが人工排出CO2が原因であるという証拠はない。みなさま、「脱炭素」の「お気楽集会」には参加されませんようにお願いします)

(関連)映画『福田村事件』公式サイト
 https://www.fukudamura1923.jp/

それにしても、日本の会社社長たちも、今やバカばっかりになったということか。福島原発事故をもう忘れたのか? 原子力「寄生」委員会・「寄生」庁という組織ができて、新規制基準で原発は過酷事故を起こさない安全電源に生まれ変わったのか? そう思っているのなら、根っからのバカだ。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が実際に何をしているのか、少しよく見てみればいい。あるいは原発という様々な点で最悪・サイテーの電源を客観的な目で見れば、うさん臭さの塊であることはすぐにわかる話である。会社社長は自覚的に「保守」であらねばならぬと思っているのかもしれないが、原発を推進するのは「保守」などではなく、本当の「保守」とは原発なんぞには「猛反対」をするものである。原発が過酷事故を起こせば、自分たちの会社のみならず国自体が滅んでしまうかもしれないからだ。

「原発推進、原発再稼働推進、原発新増設推進」に賛成をするバカさ加減、まさに、むかし軍閥、いま原発だ。軍閥に頼って大日本帝国は滅亡、そして、原発を頼って新日本も滅亡の憂き目にあう、近未来がまもなくやってくる。「脱炭素」も「原発推進」も、バカは死ななきゃ治らない、のようだが、そんなバカたちと心中させられるのは御免こうむりたい。

小泉純一郎元首相の「原発は、安全、クリーン、安い、これ全部ウソ」、日本の会社社長は、この訓示を社長室の壁に額縁に入れてぶら下げておくか、日々、首から下げて生活せよ。バカが社長では、社員が迷惑する。

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


2.「気候危機」などという文言は都政改革には不要=これは科学的実証性の問題だ(岸田文雄自公政権の原発大推進に結果していく愚かな行動)

 さきほどのZOOMミーティングでもチャットに書いておきましたが、重要事項だと思いますので、少し前に発信したメールを再送しておきます。「気候危機」などという文言は都政改革には不要です。これは科学的実証性の問題です。現状では、岸田文雄自公政権の原発大推進に結果していく愚かな行動であり、断じて容認できません。(既に蓮舫選対に申入れをしてしまったのですから、このメールは抗議メールということになります)

泉健太立憲民主党が「脱原発」の党方針を棚上げにし、原発推進に走ろうとしている時に、それに後ろから肩を押すようなことです。それに東京での気候問題を言うのなら、タワマン・高層ビルや自動車やコンクリートだらけの街や都市樹木の伐採などで、ヒートアイランド現象が起きており、これを解決することの方が具体的で必須の政策です(但し、手を打てば直ちに解決する問題ではありません)。「気候危機」などという言葉を入れろと蓮舫氏に申入れし、そのあと具体的に何をしてくれというのでしょうか?

中身のない、情緒的で、時流に流された、愚かな申入れです。さながら「宗教団体」の「宗教思想」の押し付けのごとしです。もし、「人工排出CO2による地球温暖化」説を言っているのなら、人工CO2が地球温暖化を招いていることを科学的に実証していただきたい、人工CO2を削減すれば地球温暖化を防ぐことができるということを、同じく科学的実証的に証明をしていただきたい。IPCCについて多くの疑問が出されていることについて、きちんと答えていただきたい。(このことは化石燃料を野放図に使っていいということではないことも、これまで散々申し上げてきたことです)

「気候危機」よりも「原発危機」「核燃危機」「放射能危機」「核兵器危機」の方がはるかに重要です。しかし、これも「気候危機」と同様に今の都知事選にはあまりピンとこないだろうなと思います(しかし、国政選挙となれば違いますよ!)。

(以下は6/19付の私のメール)
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◆緑の党の地方議員と思わしき女性が、蓮舫氏に対して「脱炭素」を公約に掲げろと強要していました。小池タヌキ百合子も「脱炭素」を言っているではないかと、です。愚か者! と怒鳴りたくなるのをこらえておりました。

まずは、「脱炭素」とは「GX推進」のことであり、それはすなわち「原発大推進」のことです。私は緑の党に対しても、「脱炭素」という言葉を使わず、「環境や地域社会と調和した再生可能エネルギーの推進」と言え、と散々言ってきましたが、まだこういう人物が聞く耳を持たずに「脱炭素」宣伝をやっているわけです。ちょっと考えればすぐにわかります。今、「再生エネ」電源は、環境を破壊しないモノだけに限定すれば、おそらく5%もないでしょう(*)。電気だけですよ。こんな状態で、「脱炭素」と「脱原発」をやったらどうなりますか? 全くリアリティの無い、幼稚な「子どもの願い事スローガンだ」と言っていることに耳を貸そうとしていないのです。脱原発運動の自滅行為で、事実、原発に反対と賛成が、この「脱炭素」キャンペーンのせいで逆転し始めているのです。愚か極まりない。都政に「脱炭素」は要らない。要るのは「再生エネ」活用の積極化ですが、しかし、それは山のようにある都政の課題の中では最重要ではありません。

(*)「再生エネ」電源は全電力電源の約22%、うち巨大ダム発電という環境大破壊型の水力が約8%、のこり14%のうちの大半が太陽光と風力ですが、これが全国各地で環境破壊や地域社会を破壊して大問題になっています。また、バイオマスは、山林を大規模に皆伐して、それを有効活用するのではなく、乱暴にも全部チップにして火力発電で燃やすとか、海外の熱帯雨林破壊やマングローブ林破壊に大いに寄与しています。要するに今の日本の「再生エネ」電源は、その多くが環境破壊型・地域社会破壊型です。まともな「再生エネ」電源は5%もあればいい方です。なお、人工排出炭素は、発電が4割、それ以外が6割です。火力発電潰しに専念しても「脱炭素」などできません。
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-100e7a.html

◆原発再稼働、賛成51% 震災後初めて賛否が逆転 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASR2M7V76R2MUZPS003.html

◆(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

 そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠はありません。知らなかった方は上記ブログの中の広瀬隆氏の「気候変動の宇宙物理学」などのVTRをご覧ください。しかし、私が「脱炭素」はダメだ、と申し上げることは、それとは直接関係がありません。「再生エネ」がわずかしかない時に、脱原発と脱炭素を同時に実現することはできない、というリアリティを申し上げているのです(従って「脱原発」が先です)。エネルギー革命を乗り切る「現実的で確かな方法」をしっかりと考える必要があります。

(上記メールは、都知事選挙が終わった後、さまざまな総括事項とともに拡散する予定です)
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3.(Tさんへ)一度だけ反論しておきます、あとはメールを私宛直送してください

一度だけ反論しておきます、あとはメールを私宛直送してください。
なお、これ以降の議論は、最初に遡って全て公開しますので、そのおつもりでメールしてください。

1)「田中さんの毎日送られる長大な投稿を、全部読むかどうかは個人の判断に委ねられるべきものです」(Tさん)

  ちゃんと見ていないのなら、議論にはなりません。単なる自分の情緒や好き嫌いを表明するだけのものになりますから、メール発信など、混乱の元です。おやめください。Uさんは、どうもきちんと私のメールを見ないまま発信していますね。しかも二度も、です。市民運動・社会運動における基本的なマナーに欠けています。

「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠がないまま、少なくない市民たちが、その根拠を十分に確認することもなく、情緒的に「脱炭素」だの、気候危機だの、温暖化だのと騒いでいるだけです。愚か極まりない。かつての「福田村事件」と同じ性質のことです。今回は、罪もないCO2が殺害されている、ということでしょう。

そもそもあなたも私の主張をちゃんと見ていませんね。「人工排出CO2による地球温暖化」説の如何にかかわらず、わずかしかない(数%)「環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」電源」を頼りにして、「脱炭素」と「脱原発」を同時並行で実現などできないから、そういうことは主張してはいけないと申し上げているのです。できないことは岸田文雄政権は重々承知で「脱炭素」を政府挙げて強調し「GX推進」と称して巨額の財政を投じています。その狙いは原発・核燃料サイクルの大推進であり、その向こうに核兵器があります。こんなことは少し原子力を知っている人なら、常識の域ですよ。

日本の原発は老朽化してきていて、再度の過酷事故が目の前まで来ています。あなたは原子力規制委員会・規制庁が何をしているか、ご存じなのですか? 脱炭素のために脱原発は先送りみたいな議論=「市民連合」(「日和見連合」)のようなことを言うことは私から言わせれば「自殺行為」です。再度、原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こした時に、責任取れますか?

もう一度言います。「ちゃんと見ていないのなら、議論にはなりません」から、発信はおやめなさい、ということです。

(2)「専門知を持つ科学者達は、国際的・学際的な連携のもとに日々「気候危機」について論考を深め合っており」(Tさん)

  これが怪しい、と言っているのです。ここでいう「科学者」は「御用科学者」の可能性大です。およそ「人工排出CO2による地球温暖化」説を煽り、脱炭素を叫んでいる科学者にまともな人はいないと私は見ています。科学的実証的根拠がないからです。(海外の科学者の「人工CO2温暖化」についての見解アンケート調査結果について広瀬隆氏は言及していますよ、ご覧になりましたか?)

(3)「一市民がわけ知り顔に一刀両断できるようなものではありません」(Tさん)

  私のことをおっしゃっているのですか? 失礼な物言いはおやめなさい。Uさんへの2つ目のメールの最後に私は何と書きましたか? 「「人工排出CO2による地球温暖化」説の説明責任は誰にありますか?」です。誰がこの説を説明しなければいけないのですか? 「人工CO2温暖化」や「脱炭素」を主張する政府やIPCCでしょう。しかし、そんなものは見たことがありません。しかもその説に対して多くの疑問が、科学者からも出されているのに、答えてもいません。

「一市民がわけ知り顔に一刀両断」しているのは、あなたの方です。「学問に対する冒涜的な意見はご自分のブログ内にお願いいたします」 よくこういうことを言いますね。誹謗中傷のたぐいです。「冒涜的な意見」もまたあなたの方です。私がメールやブログで申し上げていることにきちんと向き合わないで、自分の情緒や好き嫌いを表明しているだけでしょう。あるいは「私はこう信じる」と言っているだけ、だから、私は「一種の宗教だ」と申し上げているのです。

(4)「国際連合気候変動枠組み条約にも関わるIPCCの第1次から現在までの報告の作成過程を批判できる根拠を示さないで、安易に情報を拡散することは、社会的責任が問われます。」(Tさん)

  広瀬隆氏が示しています。政府やIPCCや御用学者たちがこれに対して答えなければいけない。

「田中さんは、広瀬隆の根拠を元の英文等国際機関の文書と照合して引用しているのでしょうか。そうでなければ、科学的議論の手順に欠けることになります。(学問上の最低限のルールです)」(Tさん)

  馬鹿を言っちゃいけません。上記で「誰が説明責任を負っているのか」で申し上げましたね。ことは地球温暖化だけの話ではありません。たとえば半世紀前の富山のイタイイタイ病の裁判、そのときカドミウムが原因であることは、どちらが証明しましたか? 原告被害者でも被告加害者の会社でもありませんよ。原告はカドミウムが原因であるであろう高い蓋然性を示しただけです(広瀬隆氏と同じです)、それに対して、カドミウムが原因ではないということを会社側が証明できなかったため、裁判は原告勝訴となっているのです。あなたが言うようなこと、つまり地球物理学や原発工学やバイオテクノロジーや、およそ現代の『科学』問題に対して市民が取り組む際の異本的な姿勢はどうでなければならないか、あなたには基本認識が欠けています。

市民は「それはどうもおかしい」と発信すること、これから始まり、少し勉強して「〇〇だからおかしいのではないか」と更に突っ込み、そして、推進している権力機関に対して「説明せよ」と迫るのです。権力側と一緒になって、市民側に「説明せよ」などと言っているのは、今日の腐った裁判所くらいです。あなたはあの腐った反動的な裁判所と同じお考えですか?

広瀬隆氏が相当の蓋然性をもって「人工排出CO2による地球温暖化」説はインチキであると主張しているのですから、それに対して、上記で申し上げたように、いやインチキではない・科学的真実だ、と主張するのであれば、それは政府やIPCCが証明しなければいけないということです。私は一市民としてそれを見守り、全く答えようとしない政府やIPCCや御用学者に問題があると見ているのです。

私は常々、科学問題では断定はしない、と言ってきました。「人工CO2温暖化」説が科学的実証的根拠を持ってやはり正しいという証明・説明がなされれば、それで納得しますが、そんなものは見たことがありません。ついでに申し上げておけば、政府やIPCCの御用聞きのようにふるまっている「脱炭素」のオピニオンリーダーたち(江守正多や斎藤幸平や平田仁子(気候ネットワーク))は広瀬隆氏の公開討論会の呼びかけに対して逃げ回っていますよ、これだけみても現段階でどちらに理があるのかは自明でしょう=政府もIPCCも御用学者もちょうちん持ちも、説明責任を果たさない。

権力を持って、事実を隠したり歪めたりしている、巨大組織と、それに疑問を持つ一般市民(広瀬隆氏だって作家ですから、科学者ではありませんが、しかし、立派なものだと思いますね)とを同列に置き、あなたのように「田中さんは、広瀬隆の根拠を元の英文等国際機関の文書と照合して引用しているのでしょうか。そうでなければ、科学的議論の手順に欠けることになります。(学問上の最低限のルールです)」などと言っているようでは、今度は別の科学問題で痛い目にあいますよ。その時は、前言を翻して、私のようなことをおっしゃるのですか、ならば、ご都合主義です。

(5)「広瀬隆言説は、最早科学的の名には値するものではなくなっており、・・・・」(Tさん)

  以下は単純な「私は広瀬隆を嫌っております」と言っているだけの情緒表現です。かつ、広瀬隆氏に対して非常に失礼な侮辱発言です。撤回していただきたいですね。そもそもあなたは(Uさんも)広瀬隆氏のVTRも見ていないのでしょう。著書も読んでいない、ボロクソに侮辱する相手が何を言っているか・主張しているかを確かめもしない、違いますか? 違うのなら、広瀬隆氏の主張のどこがおかしいのか、いくつか例を挙げてみて下さい。こういう態度が決定的にダメだ、と申し上げているのです。

例えば、「ミランコビッチサイクル」とはどういうものですか? 太陽の黒点は何を意味し、地球の気候にどのような影響を及ぼしますか? 太陽系の中での地球の動きと気候変動の関係は? 銀河系の中での太陽系の動きと気候変動の関係は? 氷河期と間氷期のサイクルはどうなっていましたか? その際、気温とCO2の関係は? 何にも答えられないでしょう? いずれも、初歩的な宇宙物理学の解説書に書かれていることです。何にも答えられないのに、私は「人工排出CO2による地球温暖化」説を信じます、Uさんの意見を尊重します、広瀬隆など「単なる老耄意固地な元科学ジャーナリストに過ぎない」などと言うわけです。おかしいと思わないのですか?

理屈ではありませんね、好き嫌いですね、情緒ですね、だから「宗教みたいなものだ」と申し上げているのです。

あなたのような方が岸田文雄自民党政権=原子力ムラ代理店政府の手玉にとられて「脱炭素」を叫ぶか、叫んでいる人を応援し、そして原発はCO2を出さない電源として推進することに抵抗できなくなっていくのです。数%しかない「再生エネ」、しかも電気だけ、そんな状態で「脱炭素」と「脱原発」の同時並行の実現などできないのです。

あまり長いと読むのも大変でしょうから、この辺で止めておきます。何度も申し上げますが「誰が説明責任を負っているのか=誰が科学的実証的に証明しなければいけないのか」=「証明も説明もできていないことを根拠にして、かつリアリティから鑑みてできもしなこと(脱炭素&脱原発)を選挙公約にせよと候補者に迫ること」=「脱原発と脱炭素を同時並行に実現してくださいなどというリアリティの欠如した要請」は、おやめいただきたい。おやめにならなければ、徹底的に批判するまでです。何故なら、原発・核燃料サイクルが結果として推進されてしまい、近未来に日本は大変な過酷事故の悲劇に見舞われるからです。愚かなことはおやめなさい、愚かな発言もお控えなさい。

以降、反論その他は私宛、直送してください。もちろん、全部公開することが前提です。


4,その他のジャンクメール

(1)無邪気なジャンクメール(Uさん)

「気候危機」関係の政策はぜったいに必要です。どんどん蓮舫さんにも取り上げてもらいたいです。
日曜日の新宿バスタ街宣に集まった、企画した若い人たちの話を聞けばわかります。気候危機についての問題意識を持って集まっている人が多いです。
田中さまは何を情報源にいらないなどと仰っているのか、単なる感想ですか?
どうして若い人たちの声を聞かないのですか?
温暖化についてのツケを払わされるのは私たちの子や孫の世代なのですよ。私たちの責任において気候危機の問題は強く強く言わないといけません。
彼らは同時に脱原発も誰よりも強く発信しています。
もっと視野を広げて若い人たちの言葉も聞いてくださいね。
今、気候危機関連の政策を言わなければ票は逃げていきます。

 <私の返信>
 ちゃんと私のメールを読んでください(上記メールは私が発信してまもなく送られてきました。私のメールを読まずに、表題だけを見て返信してきていることが丸見えでした)。「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠はありません。それどころか、岸田政権に利用されて、原発大推進に結果しています。

(2)悪質ジャンクメール

 田中さんの間違った理解が広がるのを心配していましたが、反論するのも面倒で放置していました。T様のような正しい理解が、多くの方に伝わることを期待しています。

 <私の返信>
あなたの「間違った理解が広がるのを心配しています。」
いや、何が間違いかの判断さえつかない、愚かな「盲従主義」を心配します。
私が「申し上げているような正しい理解が、多くの方に伝わることを期待しています。」
反論があれば、私宛、メールをお送りください。
全部公開を前提に何度でもご説明します。
原発大推進に結果的に加担しているアナタ様へ。

(何故、このメールが「悪質」か、というと、ML管理人から、選挙期間中なので気候変動に関する議論は(選挙が終わるまで)棚上げにしましょうとの提案があり、そうしましょう、ということで、議論が終わっていたにもかかわらず、その直後にこうした侮辱メールを送り付けてきています。名前を公表してもいいのですが、「初犯」なので今回は見逃しておきます。今回のこの「悪質」人物がこのメールを見ていたら、反論があればどうぞ。全部公開で、いつでもお相手して差し上げます。:田中一郎)
草々

2024年8月 7日 (水)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(155):今頃になって、使用済み核燃料の持って行き場所がなくて慌てふためく「トイレなきマンション=原発」政策、場当たりエネルギー政策の行きつく先は「核ゴミだらけ列島」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(盆踊り その1)にゅ〜盆踊り プロジェクト大山
 2019年 https://www.youtube.com/watch?v=jUxIx4411lc
 2016年 https://www.youtube.com/watch?v=nhXxZEaGhbc


2.(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-ef8a7e.html

(関連)(別添PDFファイル)原発事故訴訟「国の賠償責任否定」、最高裁2判事の弾劾訴追請求、弁護士ら「他訴訟への警鐘に」(東京 2024.8.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344577

(関連)(必読)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/

(関連)再審制度ってなんだ? 袴田事件から学ぶ-村山浩昭/編 葛野尋之/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034555356&Action_id=121&Sza_id=E1


3.イベント情報

(1)(チラシ)(8.9)#私たちは黙らないよ!#やっぱり市民と野党の共闘で(新宿駅前東南口)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXHXTbsY7tvzb07v?e=Bb5XTS

(2)(8.9)日米プログレッシブ議員連盟共同書簡発表 台湾海峡の緊張緩和を求めて(新外交イニシアティブ)(ZOOM)
 https://www.nd-initiative.org/event/12665/

(3)(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差止裁判 第32回公判&報告会(東京地裁&参)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUUEZf8wXT5l_yT0?e=xbPHZJ


4.ぼったくり!大阪万博!~いろいろキケンなだけじゃない(西谷文和さん)【The Burning Issues】202407030 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=4UhEt_OrRlM


5.ハリス氏 民主党候補者に正式指名 副大統領候補ワルツ氏とともに選挙集会で支持訴え アメリカ大統領選挙 - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240807/k10014539781000.html

(関連)チーム・オバマが陣営入り ハリス氏勝利へ強力援軍(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/354e210baef9700c33ef93ff1f4900de231d9a88

(関連)あっという間にトランプ氏に肉薄…日本人が知らない「女性大統領候補カマラ・ハリス」の-履歴書-(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ca88ba47013b29fba0c5d4b01d0e1e582f191e40

(関連)「黒人なのか」というトランプ氏にハリス氏「分裂助長、無礼」(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
 https://tinyurl.com/mrk94fy6


6.注目情報
 生活に身近なところから少しずつ崩れてきているようです。政治を変えてこれを転換しなければいけませんが、小池タヌキ百合子に投票しているようでは、これからもどんどん崩れていくでしょう。

(1)「安い豆腐」限界 豆腐店の倒産・廃業急増 「物価の優等生」薄利多売で利益出ず、半数が「赤字」経営(帝国データバンク) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aced1e5ce82bf0907da617b21ecca59fe8c4a545

(2)「夏休みいらない」……困窮家庭の切実な声(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf1d6b680e188dad7d462e91de2b20f4f81d03d

(3)【独自】PFAS血液検査は「かえって不安が増す」 環境省、自治体向け手引の修正案に記載 本紙が入手:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344535

(4)高齢者見守る「民生委員」の担い手足りず 人員確保へ居住要件の緩和も検討 これから 100歳時代の歩き方(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0338269d294c885b186363ea90ff9c98cdaa04ac

(5)「そこまで言って委員会」で公務選挙利用がネタに…小池都知事5~6月は超多忙も当選後ガタ減りの不可解 日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357950

(6)小池知事は3選後まるで別人…選挙での「怒濤の現場視察」はマヤカシ、都内いまだゼロ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358529


7.自民党って、こんなんでっせ! まだこんなのに投票するんでっか?!

(1)河野太郎デジタル大臣「マイナカードは強制ではない」 英BBC番組で世界へ大ウソ発信!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358466

(2)安倍派「香典」疑惑が丸川珠代氏にも拡大!違法な会計処理は10年以上前からの悪しき慣習か|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358472?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(3)自民党・鬼木誠副大臣が地元で配布した“南極の氷”は防衛省の接待ツールだった|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358606

(4)防衛省、透ける隠蔽体質 国会後処分発表 防衛相は強弁 閉会中審査:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/fFfLf

(5)木原大臣が露呈したポンコツぶり 防衛省・自衛隊の隠蔽体質に他人事…答弁も屁理屈ズラズラ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358402

(6)自民安倍派に新たな政治資金疑惑! 宙に浮いた「香典代」…収支報告書に記載ナシ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358273

(7)自民議員、不祥事は急いで離党の「しっぽ切り」ばかり 茂木幹事長のコメントも「コピペ」で済ます:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344534

(8)ヘタレ自民党内に「解散恐怖症」蔓延…まさかの岸田総裁再選が急浮上|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358537

(9)外相、通報手続きの詳細把握せず 在沖縄米兵の性的暴行事件巡り:東京新聞 TOKYO Web
 https://x.gd/AsWrE

(10)西川公也元農相が鶏卵汚職事件での賄賂罪から逃げ切っていた…1500万円受領判明も公訴時効|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358528

(11)広瀬めぐみ氏の指示受け、第1秘書が妻の名義貸す…「給与ほぼ全額渡した」 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240802-OYT1T50283/

◆広瀬めぐみ - Wikipedia(参議院:岩手)
(「秘書給与ねこばば・チョメねえちゃん」=エッフェル、レッドベンツでラブホ、ねこばばで3アウト=早く国会議員ヤメロ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E7%80%AC%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF

 <解 説>
「チョメ」とは「チョメチョメ」の略で「××」のこと。つまり「(恥ずかしくて)表現できません」という意味。日刊ゲンダイによると、この「チョメねえちゃん」は、赤いベンツに乗って新宿歌舞伎町のラブホテルに男としけこんだ、ことからついたニックネームだそうである。野球でも「3アウト」はチェンジと言うでしょ、はよう国会議員をやめなはれ!

◆東京株が大暴落 経済への影響は - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/981fa076d96da8cab381f17ce3ac8f4339e432bf

(5日は3万1458円42銭で取引を終えました。下げ幅が、5日は過去最大になり、今月2日の先週金曜日、前の営業日と比べると、4451円28銭の下げ幅となっています) その後7割反転戻し
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(155):今頃になって、使用済み核燃料の持って行き場所がなくて慌てふためく「トイレなきマンション=原発」政策、場当たりエネルギー政策の行きつく先は「核ゴミだらけ列島」」をお送りします。

 自民党の、と言うよりはこの国の原発政策の場当たり的デタラメが新たな困難と大きな危険をもたらしています。使用済み核燃料の持って行き場所が容易には見つからず、全国各地のそれぞれの原発敷地にどんどん積みあがる使用済み核燃料が、今後の原発稼働・再稼働のボトルネックになってきました。原発は始めた時から「トイレなきマンション」と言われ、使った後の危険で汚い放射能汚染ゴミをどうするのかをしっかりと決めないまま、まるで植木等(クレイジーキャッツ)の歌謡曲のごとく「♪そのうち何とかなるだろう♪」なんてやって来て、いよいよ「フン詰まり」です。その無責任さは、原発が事故を起こした時の無責任さと相重なるものがあり、かような連中に日本のエネルギー政策、とりわけ原発政策をさせるわけにはいかないことを有権者・国民に確信させるところまで来ています。
 https://qr.paps.jp/4W04j

(関連)原発使用済み核燃料、一時保管も手いっぱい 止まらぬ「見切り稼働」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/236400

危険で汚く高コストの原発を手っ取り早く止める方法は、使用済み核燃料の持って行き場所をなくす、ことです。つまり既にある原発の敷地に山積みになって満杯になりそうな使用済み核燃料を、別の地域が引き取らない、中間貯蔵とかいう「無責任なしくずし最終処分場」にはさせないことです。そのためには、どこにでもいる原発あぶく銭にたかる「タカリじじい(オバアはごく少数)」どもを各地域が退治し、自分たちの故郷を原発ゴミの捨て場所にしないことです。原発あぶく銭などもらっても地域振興や地方経済再生にはならないことは既に実証済みです。それどころか、まるで麻薬のように、あぶく銭を使い果たすとまた再びあぶく銭が欲しくなり、次々と無理難題を受け容れていく、地方地域の「中毒死」に至ること必定です。そしていったん受け入れてしまったものは、ほぼ半永久的に「押し返す」ことは不可能です。要するに「原子力麻薬」には手を出してはいけないのです。

(関連)核燃料一時保管の乾式貯蔵施設 関電 大飯・美浜原発も申請|NHK
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20240712/3050018319.html

(関連)高浜2号機が再稼働 老朽化 使用済核燃料の問題で行き詰まる原発 福島事故以来12基目、すべて西日本:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/277685

それにしても、この原発核ゴミの処分政策は許しがたいものがあります。原発推進の「3種の神器」は、過疎化し衰退する地方の足元を見ての、①嘘八百、②カネ(買収)、③恫喝(権力による脅し)、と言われてきました。「トイレなきマンション」の遅れに遅れたトイレづくりも、この「神器」が使われるようです。まるで腐っています。


 <別添PDFファイル>
(1)東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7.5)
(2)原子力安全規制の一層の充実:原子力事業者等に対する検査制度の見直し他(『時の法令 NO.2043 2018.2.15』)
(3)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
(4)原発廃棄物施設の設計変更、規制委が安全性に懸念(朝日 2024.4.25)
(5)核ごみ処分場の地質調査、北海道2町村、候補に、知事は反対(日経 2024.8.2)
(6)敦賀2号機「不適合」、直下に活断層否定できず、規制委、新規制基準で初(東京 2024.7.27)
(7)福島廃炉「耳かき1杯」から、東電、来月にもデブリ採取(日経 2024.7.26)
(8)福島第一原発で相次ぐトラブルと東電の責任’岡田広行『週刊東洋経済 2024.8.3』)
(9)「M7以上」活断層25カ所、日本海の新潟ー兵庫、地震調査委(東京 2024.8.3)

◆むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ計画を白紙に戻すよう求める緊急署名
 https://kiseikanshi.main.jp/2024/08/01/22222-2/

署名こちらから(個人)https://chng.it/MzSpbS82d2
フォーム(団体・個人)https://forms.gle/tzwYVZ76qY2BR4ur9


1.青森むつ使用済み核燃料の中間貯蔵施設 安全協定締結へ
 宮下 宗一郎青森県知事の県知事の体をなしていない。県知事としての仕事をしていない。原子力ムラや政府政権の単なる下請け代理店主か?

◆宙ぶらりんの核廃棄物(鎌田慧 東京 2024.8.6)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXJwUqgBi4zyMLAo?e=Ual2zZ

(1)使用済み核燃料の海上輸送は非常に危険、事故・天災で船舶が海底に沈めば大変なことになる。また、運搬用・中間貯蔵用のキャスクは、かつて欠陥品製造を隠していた(内部告発で発覚)犯罪企業が製造するものを使うという。許されない話だ。

(2)安全協定の相手の東京電力は福島原発事故を引き起こした犯罪企業であり、その責任も取っていない。原発の稼働・運営や核物質の取り扱いをする資格はない。

(3)安全協定の相手の日本原電は原発再稼働審査の書類を改竄したり、東海第2の防潮堤手抜き工事を隠蔽していた、これまた犯罪企業であり、そんなところとの協定など意味がない。日本原電に原発の稼働・運営や核物質の取り扱いをする資格はない。

(4)中間貯蔵というが、使用済み核燃料や核ゴミの最終処分の場所は日本国内にどこにもなく、結局、青森県が事実上の最終処分場とされるのは目に見えている。この県知事は故郷を原子力ムラに売り飛ばした許しがたい背任・背信の人物である。

(5)今回の使用済み核燃料の青森県むつ市の「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」への搬入は柏崎刈羽原発からのもので、これは同原発の再稼働準備の一環である。おそらくこの後に日本原電の東海第二原発の使用済み核燃料が続くはずだ。これもまた同原発の再稼働準備のためである。しかし、柏崎刈羽原発(東京電力)も東海第二原発(日本原電)も再稼働など、もっての外だ。

(6)福島原発事故の悲惨な結果を見てもなお、原発・原子力に固執する人間たちは、さながらアジア太平洋戦争時の大日本帝国陸海軍と像が重なる。そして、大日本帝国が戦争で滅んだように、今の日本は原発で滅ぶことになるのではないか。戦争の責任をだれも取らなかったように、原発の、原発過酷事故の責任も、誰も取っていないし、これからも取らないだろう。

(7)青森県民が核ゴミ受け入れの拒否の態度を示すのは今だ。

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安全協定締結@どこが安全?

<速報> 青森 むつ 使用済み核燃料の中間貯蔵施設 安全協定締結へ NHK 2024年7月29日(月) 20時45分
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240729/k10014528941000.html

使用済み核燃料の中間貯蔵施設 知事が安全協定結ぶ意向を表明 NHK青森 2024年07月29日(月)19時04分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20240729/6080023231.html

宮下知事 むつ中間貯蔵施設の安全協定締結を表明 青森放送 2024年07月29日(月)
 https://news.ntv.co.jp/n/rab/category/society/ra8253b672bb0346908a3782595c550fdb
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)「核のごみ」は青森・むつ市へ、生まれた電力は首都圏へ…使用済み核燃料の「中間貯蔵」が始まろうとしている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337981

(関連)財政難、頼った原発マネー むつ市へ核燃料搬入容認 広がらぬ50年後への懸念:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/MibgZ

(関連)青森、使用済み核燃料受け入れへ 協定締結表明、国内初の中間貯蔵(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/827bcadd710c363d0cf31ce5719c44e9d4251123

◆(別添PDFファイル)東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎2024.7.5)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXMs6KBkAFIEo6Sg?e=ura7oL

(使用済み核燃料の輸送に関して、私が申し上げていることと同じことを、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが書いています。そもそも、使用済み核燃料やウラン燃料(特に6フッ化ウラン)の扱いに対して、あまりに安易になっているように私には思えます。私は、使用済み核燃料の輸送は陸上輸送でないといけないのではないかと思いますし、その輸送についても量的に最低限のものであり、かつ、厳重な安全管理の下で行われなければいけないと思っています。基本は「動かすな」です。今回の柏崎刈羽原発からのむつ市への使用済み核燃料輸送は、明らかに柏崎刈羽原発再稼働を念頭に置いたモノであり、ふざけるな、ということです。:田中一郎)


2.(メール転送です)使用済み核燃料の輸送容器に疑義アリ

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大竹進 大竹整形外科@青森市です。

昨日は見つけることができませんでしたが、本日の規制員会のホームページで、輸送用容器の審査が終了し7月30日で承認されていました。ホームページにアップしたのが7/31 昨日となっています。
 https://www.da.nra.go.jp/detail/NRA100004094

内容は、
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規制庁は、輸送容器について、以下を確認したことから、法第59条第1項の技術上の基準(BM型輸送物及び核分裂性輸送物であることから、第6条に定めるBM型輸送物に係る技術上の基準及び第11条に定める核分裂性輸送物に係る技術上の基準)のうち容器に係るものに適合していると判断する。

① 申請者は、設計承認書の交付を受けていること。

② 申請者は、輸送容器の製作に係る品質管理に問題がないことを自らの品質マネジメントシステムに基づき確認していること。

③ 申請者は、容器製作者が実施した検査について、立会検査及び記録確認を行い、容器製作者が輸送容器を適切に製作したことを確認していること。

④ 申請者は、定期自主検査を行い、輸送容器が設計及び製作の方法に適合するよう維持されていることを確認していること。
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となっています。

規制員会は、原子力事業者の不正は規制の対象ですが、製造者の不正は規制の対象ではないそうです。事業者=東京電力が安全を確認したといえば、審査は通る仕組みになっていますので、そのルールにのっとって承認した、と言い訳するのだと思います。法律、規則そのものの問題点ですので、今後は、立法府マターということになるのでしょうか?

8月7日は、フランスと日本の違いを中心に話を進めたいと思います。「承認はされたけれど、安全を担保したものではない」ことを明確にします。また、今までの承認期間は、2~5年ごとに審査を行ってきましたが、これから車検の有効期間は50年有効になります。長期の承認期間が技術的に可能なのでしょうか? この根拠を聞いてみたいです。
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◆核のゴミ容器(キャスク)は12年前の 中古品で安全なの?~不正が内部告発された「M&E室蘭」製だった|大竹 進
 https://note.com/otake_susumu/n/nad4a7a063701

 <田中一郎コメント>
 大竹様、このメールの内容は重要です。拡散したいと思います。

(1)原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、原発事業者の自主検査・自主点検をたいていの場合は書類上の審査で事足れりとする仕組みを、原子炉等規制法を改悪して数年前に制度化しています。

(関連)(重要・必読)(別添PDFファイル)原子力安全規制の一層の充実:原子力事業者等に対する検査制度の見直し他(『時の法令 NO.2043 2018.2.15』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXQ5ioWnV4jW5IVF?e=PaqXvz

(2)「原子力事業者の不正は規制の対象ですが、製造者の不正は規制の対象ではない」などというバカバカしい話は、今初めて目にしました。こんな手抜きをやっていて、原子力事業の安全が確保できるはずもありません。

(3)上記の2点は「立法府マターということになるのでしょうか?」ではなくて、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が勝手に決めていることです。原子力を「規制」するのではなく、原子力に「寄生」する委員会・「寄生」庁は解散させねばなりません。大事故製造メーカーのようなものです。委員長・山中伸介以下、5人の委員は、永久公職追放処分がふさわしいのです。


3.(別添PDFファイル)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
 https://mainichi.jp/articles/20240725/ddm/003/040/131000c

(核ごみ最終処分場受け入れ承諾自治体は皆無=この状態での「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」への使用済み核燃料搬入は事実上の「最終処分場化」を招く)

(最終処分場調査を受け容れている北海道2自治体と佐賀1自治体は、いずれも知事が第2段階へ進むことに反対しており、進展する可能性は現段階ではナシ。)

(調査中の2道県、及び「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」(むつ市)への使用済み核燃料搬入を受け容れそうな青森県での、有権者・市民への情報提供強化がそれぞれ必要、マスゴミはアテにならない)


4.(メール転送です)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」永田文夫さんから

◆(別添PDFファイル)原発廃棄物施設の設計変更、規制委が安全性に懸念(朝日 2024.4.25)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15920199.html

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青森県を核のゴミ捨て場にしようとする動きが加速しています。

すでに六ケ所村には低レベル放射性廃棄物埋設センターにはドラム缶にして約37万本埋設(1号埋設15.9万本、2号埋設20.3万本)されています。(最終的に3号埋設を加え、全部で300万本埋設する予定)

ドラム缶は鉄製でありそのうち腐食し中身が出てくることは必至です。ドラム缶周りにベントナイトという難透水性の鉱物を20〜30%土に混ぜるとしていましたが、日本原燃はこの4月この割合を12.5%に減少したいと規制庁に非公開で申し入れていることがわかりました。(これでは水の浸透により、腐食が早まります。)
 https://www.asahi.com/articles/ASS4T457SS4TUBNB003M.html

100〜200年でドラム缶が腐食し雨水により放射性物質が溶出してくることを覚悟しなければなりません。

低レベル埋設センターについて詳しくは以下に出ています。
https://www.aesj.net/uploads/14.sasaki.pdf

さらにRFS中間貯蔵所と名を借り高レベル廃棄使用済燃料をむつ市に持ち込もうとしているわけです。
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5.かような弁護士は懲罰委員会にかけられ処分を受けなくていいのか? 許されない「利益相反」と、業務上知り得たと思われる個人情報を拡声器で周囲に響き渡る声で拡散

下記の雑誌情報が事実なら、いくら弁護士といえども許されるのか? かような弁護士は懲罰委員会にかけられ弁護士免許剥奪などの処分を受けなくていいのか? (そもそも弁護士に対する懲罰委員会なんてあるのかしら?)

許されない「利益相反」と、業務上知り得たと思われる個人情報を拡声器で周囲に響き渡る声で拡散

(1)許されない「利益相反」(下記2枚目の後半から)
 裁判所と巨大法律事務所との関係深化を暴く 第2弾(一部抜粋)(後藤秀典『経済 2024.5』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWw_Pnz0vB51sxwm?e=5M9ulh

(2)業務上知り得たと思われる個人情報を拡声器で周囲に響き渡る声で拡散
 ルポ 司法崩壊(第3回)、原子力ムラに食い込む巨大法律事務所(イントロ部分)(後藤秀典『地平 2024.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWoX3juqJiBYQkfE?e=gOSJ4M

(関連)図表・関係図:巨大法律事務所・最高裁・国・東京電力の人脈系譜
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlW1nQnmIqd_2XpaD?e=HTxIVD


6.(別添PDFファイル)核ごみ処分場の地質調査、北海道2町村、候補に、知事は反対(日経 2024.8.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA012ND0R00C24A8000000/

(関連)「核のごみ」問題、住民は「誘導質問には一切答えなかった」 事業者側は対話の場の「手落ち」認める:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344808?rct=tokuhou

(関連)<社説>核ごみ文献調査 手法の限界は明らかだ:北海道新聞デジタル
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1046435/

(「第一段階の文献調査」など茶番である。手挙げ地域の政治・行政を牛耳るタカリじじいどもに対する「撒き餌」にすぎず、この間にタカリじじいどもを使って、地域を洗脳し、受け入れを渋々でも承諾させる「助走期間」にすぎない。タナボタの「撒き餌」で味を占めたことで、更に次の段階では、もっと大きな金額の「餌」が用意され、どんどん深みにはまって身動きがとれなくなるように設計されている。いわば、地方地域の足元を見てそれに付け込む、原子力ムラの下劣「定置網」のようなものだ。原発あぶく銭の麻薬は、その地域を「廃人地帯」にしてしまう恐ろしい麻薬である。我々電力ユーザーないしは納税者から見て、かようなことにカネを使うことは断固として許しがたい。:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)敦賀2号機「不適合」、直下に活断層否定できず、規制委、新規制基準で初(東京 2024.7.27)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/343049

(関連)敦賀原発2号機が再稼働不可能に 原子力規制委員会が初めて不適合審査書を取りまとめへ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344825

(関連)「申し訳ない」と言いつつ徹底抗戦の原電 規制委もあきれた迷走 データ書き換え、誤記1000カ所以上:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343212

(関連)原電「稼働に向け取り組む」 敦賀原発が新基準不適合で追加調査検討 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240726/k00/00m/040/331000c

(関連)<社説>敦賀原発2号機 廃炉にするしかない:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343293

(関連)(社説)新基準不適合 原電は廃炉を決断せよ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15994862.html

(関連)社説:敦賀原発、初の不許可へ 地震大国のリスク直視を - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240727/ddm/005/070/142000c

 <田中一郎コメント>

 上記の東京新聞記事には「日本原電の村松衛社長が出席し、規制委の委員5人に今後の方針を説明。村松社長は「追加調査によるデータ取得で活断層を否定できる論理を再構築する。期間は1年以上必要で、2カ月程度で計画を示したい」と審査継続を求めた。」とある。ふざけた野郎だ。どこまでも経営資源を浪費しながら原発にしがみつこうという魂胆である。その経営資源は日本原電の株主である地域独占(原発)電力会社(「毒電」)からの「くれてやる金」であり、その原資は我々の電力料金ないしは税金(東京電力の場合)なのだ。

 この東京電力出身の村松衛社長他、かようなことに組した役員どもは全員、後ほど損害賠償訴訟の対象にする必要がある。その前に、東京電力や関西電力などの株主は、これ以上の日本原電への出費をやめさせるため、これまで出費した合計で1兆円に上る金額を、東京電力の役員どもに株主代表訴訟で請求してはどうか? 福島原発事故以降、約13年間、1Wの電力も発電していない会社に対して、どんな名目であろうともカネを注入するなどということは、実業界の常識では考えられない「背任行為」に匹敵するからだ。:田中一郎)

(関連)原発しか持たない日本原子力発電が大ピンチ 敦賀の2号機も東海第2もメド立たず 一方で岸田政権は新増設に前向き:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344827

(日本原電は、原発事業などやめて、日本初で日本唯一の「原発廃炉専業会社」に生まれ変わるのがいい。それが時代の要請や国民の期待にも沿うものである。これを決断するのが企業経営者の仕事であり、原発にしがみつくのは、ただのアホウのすることである。:田中一郎)

(関連)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV0ORR8F8O8Oi5RL?e=DF5KUo

(関連)(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html


8.(別添PDFファイル)福島廃炉「耳かき1杯」から、東電、来月にもデブリ採取(日経 2024.7.26)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA144C40U4A610C2000000/

(関連)(別添PDFファイル)福島第一原発で相次ぐトラブルと東電の責任’岡田広行『週刊東洋経済 2024.8.3』)
 https://toyokeizai.net/articles/-/783329

(関連)<福島第一原発>3号機”高線量源”とみられる水の抜き取り実施 ホース合わず一時中断も再開(福島テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cc0c15c39c1c9011272471c015712876b28bdc0f

(わずかばかりのデブリを取りだすのに「大山鳴動」しているが、その結果は「デブリ1匹(ひとかけら)」である。できもしない「廃炉」をさもできるかのように言って、素朴な福島県民をだまし、電力料金と税金を湯水のように使って、原子力ムラ企業の食い扶持確保のための「廃炉ビジネス」を展開している。原発事故前は、原発でしこたま儲けて、原発事故後は、廃炉と除染の両ビジネスで、またしこたま儲ける、よくできた仕掛けだ。そしてその結果は、福島第一原発を近未来の大地震・大津波の危険性にさらし、二次災害のリスクを高める結果になっている。福島第一原発は今でも空と海に大量の放射能を放出している中で、そんな事故原発の近隣地に放射線被曝を無視軽視した「住民の帰還政策」まで強引に実施するというのだから、これはもう犯罪ではないか?:田中一郎)

(関連)(重要・必読)2051年までの廃炉完了は「現実的に困難である」、日本原子力学会委員会が「廃炉」報告(佐藤和雄『週刊金曜日 2021.5.28』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV_DAbA8Yigliy90?e=fKt5GD

(上記記事は、原子力ムラの御用学会である「原子力学会」が、福島第一原発の廃炉は事実上できない、と宣言したという記事である。仮に福島第一原発の廃炉が成功裏に進んだとしても、その結果、膨大な量の放射能汚染ゴミ・核のゴミ(デブリなど)が出てくる。その行き場所がないため、結局、「そこへ置いておけ」という話になって、廃炉はいつまでたっても完結しない。いや、福島第一原発の「廃炉」の場合、その「廃炉」の定義さえ法令で決められていないから、原子力ムラはいかようにも料理できることになる。かようなバカバカしい事業(? ただのゴクツブシ)に当面8兆円(予算)もかけるという。根っからのアホウが滅びていくときは、こういうものなのだ、という見本のごとしである。:田中一郎)

(関連)福島第1原発の事故処理費用は23兆円…2023年末に2兆円引き上げ 収束の道筋が見えず更に膨らむ恐れ:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/312473


9.特定放射性廃棄物小委員会奮闘記⑨「声明」の審議報告に呼びかけ人がカウンター見解 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/51449

(関連)核燃料中間貯蔵施設建設の調査受け入れ 反対の声に耳貸さぬ町長に「常軌を逸している」 山口県上関町を取材した山秋真さんが報告会:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/276138

(関連)中国電と関電、利害一致 核燃サイクル行き詰まり―中間貯蔵施設:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023081800736&g=eco


10.その他

(1)(別添PDFファイル)「M7以上」活断層25カ所、日本海の新潟ー兵庫、地震調査委(東京 2024.8.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344706

(関連)兵庫~新潟沖の海域活断層評価 推定M7以上、25カ所―発生確率は後日公表・地震調査委:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080200665&g=pol

(2)放射能報告書、不正に作成 除染土中間貯蔵施設、福島(共同通信)|dメニューニュース(NTTドコモ)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2024080201002359?redirect=1
草々

2024年8月 6日 (火)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(154):なぜ日本は原発を止められないのか?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(9.11)第11回口頭弁論のお知らせ - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://qr.paps.jp/OS48R

(関連)(別添PDFファイル)ニュースレターvol.10をUPしました! - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/news-240729/

(関連)ニュースレター - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/newsletter

(関連)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/


2.(チラシ)(8.7)原子力規制庁との懇談:むつ市RFS搬入キャスクの安全性(要申込 衆2会議室)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlW54qHDW5q7tSOUa?e=l7GLyI


3.キャンペーン

(1)オンライン署名·松井一實広島市政による原爆ドーム周辺での入場規制「表現の自由」圧殺に反対する緊急共同声明·Change.org
 https://qr.paps.jp/x0Z0y

(左翼・左派・リベラルが主催するイベントでも似たようなことをしているけどネ、近々1つの事例をご紹介します:田中一郎)

(2)オンライン署名 · #freepalestine【署名再開!】イスラエル代表を平和記念式典に招待しないよう広島市に要請します! - Hiroshima, Change.org
 https://qr.paps.jp/cy6dC


4.魔術的言葉「抑止力」 - 非武装中立「美しい日本」を目指すピースアゴラ
 https://peaceforever-realize-by2025.com/2024/08/post-9364/


5.魑魅魍魎が蠢く9月自民党総裁選=野党に転落させるのがBESTシナリオ

◆(別添PDFファイル)1%男 茂木首相が誕生しそうな2つのワケ(鮫島浩『サンデー毎日 2024.8.18/25』』)
 https://x.com/SamejimaH/status/1820591172852777404

 <田中一郎コメント>
 2枚目の最後の方が結論的注目点です。9月自民党総裁選は事実上、石破茂(菅義偉)X茂木敏充(麻生太郎)なのだそうです。

*国民人気が高い(ウソつけ!)石破茂は自民党派閥力学では劣勢、他方、派閥力学では優勢な茂木敏充は国民人気はサイテー

*軍事オタクの石破茂は、日本国憲法第9条2項を削除することを打ち出し(!!)、高市早苗や安部派の取り込みに躍起

*都知事選で泉健太立憲民主党に勢いがなくなり、政権交代の可能性が再び低迷、しかし、立憲民主党が態勢一新すれば状況変化

*小泉進次郎(父の純一郎が50歳まで総裁選に出るなと制止するも森喜朗元総理が後押しして出てくるかも)が出ると当確か?

*今のまま行けば、本命は茂木敏充、でも、茂木敏充総裁・総理では、選挙は自民党敗北かもしれない。


6.御用組合「連合」さん、コンニチワ、「世直し」市民の皆さま、サヨウナラ
 「脱原発」は遠い未来の絵に描いた餅、日本国憲法「立憲」は「論憲」を経て「壊憲」へ、泉健太立憲民主党の行きつく先は第5自民党(第五列)

◆(別添PDFファイル)次期衆院選 立国連携、原発障壁に 連合議員の要請受け協議入りの方向 憲法論でも続くさや当て(毎日 2024.8.3)
 https://mainichi.jp/articles/20240803/ddm/005/010/103000c

 <田中一郎コメント>

 8/3の毎日腰抜忖度提灯新聞の記事です。一種の催促記事=「市民と野党の共闘」をつぶせという自公政権・自民党への忖度記事だろうと思われます。よく見ておいてください。要約すれば「御用組合「連合」さん、コンニチワ、「世直し」市民の皆さま、サヨウナラです。

(参考)ユーチューブ 値上げは致しません 高田渡
 https://qr.paps.jp/PDkJE

「脱原発」は遠い未来の「絵に描いた餅」、日本国憲法「立憲」は「論憲」を経て「壊憲」へ、泉健太立憲民主党の行きつく先は第5自民党(第五列)」ということです。「第5自民党(第五列)」とは、公明党、維新、国民民主党、ガラクタ系に続く「第5番目の自民党補完政党」という意味です。昔はこういう連中のことを「第5列(The Fifth)」と言っておりました。

(参考)第五列 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%94%E5%88%97

「市民連合」という名の「日和見連合」(ひよれん)もまた、この動きに「脱炭素」の旗を掲げて合流していくのでしょうか? 「脱炭素」とは「GX推進」のことであり、それは文字通りの「原発大推進」です。「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠を厳格に確認もしないままです。また、違憲安保法制は「違憲部分だけを削除」とか言いながら、要するに違憲アベ戦争法は残しましょう、ということのようです。

この国の「破滅へ向けての翼賛的体質」は昔とあまり変わっていませんね。諸悪の根源=政治を抜本転換しなければ、原発も戦争もなくならず、近未来は、ほぼ間違いなく「破滅」です。この国は、どうしてかくも「チョウチン屋」が多いのでしょうか?


7.カバカバTV朝日の都知事選報道姿勢に猛烈な批判

◆(別添PDFファイル)都知選TV朝日報道姿勢に疑問「なぜ学歴詐称問題より『勝負服』を優先したのですか」(田幸和歌子『週刊金曜日 2024_8_2』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003917.php

カバカバTV朝日の都知事選報道姿勢に猛烈な批判です。
まさにマスゴミ、というよりも、政治選択妨害の御用クズTVです。


8.日刊IWJガイド・非会員版「世界金融恐慌か!- 5日の東京株式市場は先週末に続き、3日連続の大暴落! 下げ幅は『ブラックマンデー』を超えて過去最大! 6日は反発!」2024.8.6号~No.4296 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53766
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(154):なぜ日本は原発を止められないのか?」をお送りいたします。

◆(別添PDFファイル)なぜ原発は止められないのか 2024.8
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlW8Asa4IpLtaJanM?e=guSMZL
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlW8Asa4IpLtaJanM?e=guSMZL

◆なぜ日本は原発を止められないのか?-青木美希/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034542370&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)「怒鳴られながらも取材を続け、本音を引き出した」原発安全神話を徹底取材した青木美希さんの新刊は、なぜ勤務先の新聞社から「出版は許可できない」と言われたのか 『なぜ日本は原発を止められないのか』(文春新書)著者インタビュー - 読書オンライン - 本の ( この「新聞社」とは、ひょっとして朝日カバカバ新聞かな???:田中一郎)
 https://books.bunshun.jp/articles/-/8539

(関連)おとりつぶし! 朝日新聞「記事審査室」の珍事:FACTA ONLINE
 https://facta.co.jp/article/202406032.html

(関連)青木美希 - 著者ページ - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/list/author/%E9%9D%92%E6%9C%A8+%E7%BE%8E%E5%B8%8C

 <田中一郎コメント>
 上記別添PDFファイルをいただきましたので、それに対して発信した私のメールに加筆修正したのが下記です。

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<原発を続ける理由・続けてしまう理由・続けられる理由>

(1)「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」の小泉純一郎元首相(対米隷属の「市場原理主義アホダラ教」信者)の言う通りで、①原発は超危険(大事故を起こすと国土の狭い日本は破滅する)、②メチャクチャ高コスト(後始末に何万年もかかる放射性廃棄物が山のように残ることだけを考えてみても自明)、③原発から出る放射能は汚い(クリーンだと言い張るのなら放射能に囲まれて暮らせばよい)、だから、こんなものは民間商業ベースでできるビジネスではありえない。そもそも、原発大事故に備えた損害賠償保険をまともに掛けていない(まともに掛ければとてつもない金額の保険料となる。原発損害賠償保険の再保険を引き受ける保険会社も存在しない=これが経済界の原発を見る場合の本音である)(今現在は、原子力損害賠償法に従って、保険金額がわずか1200億円の民間損害保険と国の損害補償保険に加入しているだけ)。

形は電力会社が営利目的で営んでいるような格好にしてあるが、本当は自民党を中心とする核兵器保有を狙う政治家どもが牛耳る政府政権が「国策民営」として推進している(下記の(2)参照)。いわば本音を隠しながら、アレヤコレヤと政治的政策的テコ入れをして原発および核燃料サイクルが経済的に有利になるように仕組み、財界にも関連ビジネスで潤うようにして、「最後はカネメ」で原子力業界を国が丸抱えして強引に推進している。従って、電力会社はやめるにやめられない状態に陥れられている。

実際問題としても、既成事実が積みあがっており、福島原発事故直後であれば原発廃棄=脱原発の可能性もあったにもかかわらず、野田佳彦民主党政権が原発を延命し(大飯原発再稼働=嘉田由紀子滋賀県知事容認)、安倍晋三自公政権が再び原発推進を軌道に乗せた。自民党と民主党、ニセモノ与党とインチキ野党の見事なコラボレーションだ。原発を推進しているのは、ひとえに政治であり、原発をやめようと思えば政治政権を抜本的に変えるしかない。(しかし、未だに日本の脱原発運動は、このことをホントウに理解できず、相変わらず脱原発をワンイシューの市民運動・社会運動として追いかけている。原発ビジネスは止まるどころか、岸田文雄政権を経て、どんどん巨大化しつつある)

(2)国、というよりは政権を維持している政治勢力が、原発推進により潜在的な核兵器開発能力や核物質取扱のノウハウや技術を維持しておきたい(いざとなったら核兵器を製造・保有する)という軍事的ニーズが根底にある(原発よりも核燃料サイクル(原爆)や核融合(水爆)の方がより重要=この2つがやめられるかどうかが1つの「山」)。軍事的ニーズなので採算性は関係なし。いくら費用が掛かってもいい。

(関連)(別添PDFファイル)青森県六ケ所村再処理工場の来歴(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」2024年8月2日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlXDxi_biZcuVdPan?e=TnHGy6

(3)「人工排出CO2による地球温暖化」説による「脱炭素」政策が世界的に展開されていて、これに逆らいにくい。それならいっそのこと、これを逆手にとって、いろいろ政治家にとってもメリットがある原発を、消極的推進ないしは脱原発から大推進に切り替え、あまり役に立たない再生可能エネルギー電力の代わりをさせるという政策選択が浮上。首相官邸に出向している経済産業省のゴミ官僚が自民党のボンクラ政治家に知恵を付けた可能性が大きい。

(4)国が進めると言っているものを、一電力会社では逆らえない。2000年代の初頭に、経済産業省の一部官僚と東京電力経営陣が核燃料サイクル事業からの撤退を画策したが、自民党政治家どもや経済産業省幹部官僚たちに激怒され、左遷・撲滅の憂き目にあった経験もあり、軽々には動けない。自分が役員や幹部をしている間は、大勢に従っておけばいいというサラリーマン根性丸出し。

(5)その代わり、何かとカネのかかる原発に対しては国がしっかりとフォローして、損をしないどころか確実に儲かるビジネスにしてほしい、バックエンドは国が責任を持ってやってくれ、などと得手勝手な要求を国に突き付ける電力会社経営陣。その結果、国の原発大推進方針への転換を受け、特に何もしないでも原発にカネが転がり込んでくる「制度」(電力システム)が経済産業省によって山のように創られている(*)。電力会社としては、それでは少し前向きにやりましょう、ということです。

(*)経済産業省官僚たちの頭に天から降ってくる「原発を推進せよ」という至上命令が、各セクション(課またはその下の組織単位)に「頑張って成果を出す」という強いインセンティブを働かせ、それぞれのセクションが次から次へと競争するかのように制度を創るというバカなことをやった結果、こうなってしまった。官僚たちにとっては原発を有利にする制度を創ることが自身の昇進に響く成果であり実績だから、当然ながらドンドン創る(ヒトラー・ナチ時代のアイヒマンと同じ行動様式)=そしてもちろん、ボンクラ自民党の政治家どもに、これを常識的な量に調整するという能力などあるわけがない)

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ 「長期脱炭素電源オークション」制度 「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-06a2e5.html

(6)原発をやめるとなると、地域独占(原発)電力会社(「毒電」)にとっては、資産計上している使用済み核燃料や原発関連施設が全部「ゼロ円評価」のゴミの山となり、その後片付けも含めて巨額のマイナス資産となる。たちまち債務超過となって会社は事実上倒産状態となる。やめるにやめられない。電力は自由化されており、地域独占(原発)電力会社(「毒電」)としては、原発にしがみつくしかない(逆に言えば、巨額にはなるけれど、お荷物化してきている原発(及び核燃料サイクル)を有償廃炉=国が「廃炉義務付」で買取をしてやればソフトランディングできる)。

(7)原発立地地域のタカリ経済・社会構造が原発を握って離さない。原発立地地域は衰退する日本の過疎地域で、こういうところでは、たいていの場合、タカリじじいたちが地域の政治や行政を牛耳っている。しかし、タカリじじいはカネで解決可能だ。問題はそのあとである。衰退してしまい、自立性を喪失して久しいこういう原発立地地域で、はたして原発に代わる地域の経済や社会の再生計画を上手に立てて成功させられるか、大きな懸念が残る。今年発生した能登半島地震の被災地域の無残な状態を見るにつけ、この国の政治政権を抜本的に変えなければいけないと強く思うけれど、それと同じことがこの脱原発後の原発立地地域についても言える。そう簡単なことではない。

(8)似非環境派の市民運動・社会運動が、「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠を厳格に確認することなく信じ込み、情緒的に「脱原発」よりも「脱炭素」を優先し出した。その結果、愚かにも若い人たちを中心に「脱原発」などには興味を示さず、「脱炭素」が環境をよくする市民運動・社会運動だと思い込み、「脱炭素」の旗を振るようになっている。その結果、原発賛成が反対を上回るというマスごみの世論調査結果が出るようになった。原発推進を「GX推進」=「脱炭素」と言い換えてアクセルを踏み始めた原発・核推進の政治勢力にとっては、やったやった、うまくいった、ということで、笑いが止まらない(しかし「脱炭素」優先のドアホ市民運動・社会運動(例:「市民連合」という「日和見連合」(ひよれん)、緑の党)は「脱炭素」優先をやめる気配はない。政治的に極めて幼稚、その頑固さはまるで「カルト宗教集団」のごとき)。

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(9)アメリカは民主党を中心に、日本の核兵器保有・製造は、核拡散防止の観点からずっと反対してきた。核の平和利用は原子力協定でウラン・プルトニウムの利用に関して縛りを入れて日本をコントロールし、プルトニウムの大量製造になる日本の再処理についてはできればやめてほしいという態度を取り続けている(日本側は断固として続けたい=理由は上記「軍事目的」)。

しかし、問題はトランプだ。トランプはアメリカが良ければいい、という態度なので、日本や韓国が核兵器を持ちたいなら持てばいい、その分、アメリカは日本や韓国を核の傘に入れなくて済む、ということになり、あまり強くは反対しないだろうと思われている。

(10)原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が全然ダメで全く機能していない。機能していないことは彼ら自身も自覚していて、だから原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の原発稼働・建設にかかる審査は、安全性を保障するものではなく、ただ「新規制基準」への適合性だけを見ているのだと言い張り、原発の安全確保については事業者である電力会社にその責任がある、などと自らの責任は棚上げにし、昨今では、原発の現場検証や定期検査などでも、自らの手は汚さず電力会社自身にやらせて、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁はその結果を書類審査するだけという「完璧なる責任回避の手抜き」を法制化(原子炉等規制法改悪)してしまっている。

国際原子力機関(IAEA)でさえ原発事故対策=深層防護の「第5層」として定めている「避難計画」についても、そんなことはオレたちにはケンケーネーとして、その審査を拒否し続ける始末だ。老朽原発の稼働延長も60年超という非常識の域まで認めたのもこの連中である。どこが世界一厳しい安全基準(自民党)なのか?(似非脱原発の立憲民主党はこの原子力「寄生」委員会・「寄生」庁については何のコメントもせず、昨今では原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が稼働を認めた原発は動かしてもいい、などと言い始めている。=アホか!だ)

つまり、原発・核燃料サイクル施設の安全性確保・管理は完全に手抜き状態。原発事故で被害を受ける地域住民のことなどどうでもいいという態度。トヨタの認証不正など、原発・核燃料サイクル施設のデタラメに比べたらかわいいもの。近未来に必ず再びの過酷事故を起こすこと、ほぼ間違いなし、なのである。日本は第二の滅亡へ向かっている。が、しかし、核施設の過酷事故は国土に深刻な放射能汚染をもたらし、回復は不可能だ。日本は永遠の放射能汚染に沈むだろう。それでいいのか、という話である。電力など他の方法で造れる。「人工排出CO2による地球温暖化」説も根拠ナシだから、化石燃料は上手に使い続けていけばいい(政治の問題)。

(11)かつての日米開戦と同じように、この国は原発・核燃料サイクル施設に関して「一億総無責任」状態となっている。嘆かわしい限りだ。立憲民主党などというお粗末ニセモノ野党がその典型である(戦前の社会大衆党とそっくりだ)。「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」の小泉純一郎元首相の方が、ずっとマシ。白いネコも、黒いネコも、原発をやめるネコは、いいネコなのだ。

(12)原発・核燃料サイクルは日本の全ての邪悪が凝縮した最悪サイテーのビジネスである。これに対して「再稼働ナシの即時廃棄」というきちんとした態度を取れない人間は、全てニセモノだ(政治家、官僚、企業経営者、大学教授、有識者、タレント、マスゴミ他)。何故なら、この日本国最悪サイテーのものに対してきちんとした態度が取れないのだから、それ以外の諸問題に対しても、いい加減になること必定だからである。
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草々

2024年8月 4日 (日)

(9.25)再開「新ちょぼゼミ」第1回:オルタナティブな日本をめざして 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(田中一郎:たんぽぽ舎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

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◆(別添PDFファイル)(チラシ)(9.25)再開新ちょぼゼミ第1回 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWAwJnkctw150ulD?e=tX4iBo

 原発再稼働や建設、福島原発事故、違憲の安保法制などなど、国や自治体や企業などの責任を問う様々な裁判や、一般刑事事件裁判とその冤罪を晴らす再審請求について、ここ20年近くの間に裁判所によって下された判決は、その多くが首をかしげるものでした。社会正義を棚上げにし、日本国憲法から逃げ回り、国民の基本的人権を守らず、たくさんの自白強要による冤罪を追認するありさまです。最近では5大法律事務所や原子力ムラとの癒着状態まで表面化し、その腐敗ぶりが懸念されています。民主主義は、いくら立派な法律がたくさんあっても、それをしっかりと守らせる司法が機能しないと実現しません。日本ではこれが深刻な事態となってきました。去る6/17に最高裁をヒューマンチェーンで取り囲んでの「裁判所は本来の使命を取り戻せ」の声を受け、今回は日本の司法・裁判所の抜本改革の具体的な方法を皆様とともに考えたいと思います。ご参加をお待ちします。

 <次 第>

プレゼン:田中一郎(たなか いちろう)
日 時:2024年9月25日(水) 18時30分~20時30分(開場18時)
参加費(資料代含む):800円(学生400円)
会 場:スペースたんぽぽ
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店(今は空き家)の隣

 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email:tanpopo3238@yahoo.co.jp URL: http://www.tanpoposya.com/

 下記に昨今の日本の司法・裁判所・検察を巡る情報をいくつかピックアップして列記しておきます。そのほとんどが日本の司法・裁判所のあまりにひどい基本的人権踏みにじりや日本国憲法の規定から逸脱を示しています。こうしたものを放置しておくことは、法治国家としての根幹を揺るがし、日本社会から社会正義が消え、特に権力犯罪の甘い汁を吸いたいがために国家権力を乱用する人間たちが跋扈し、延いてはかつてのドイツのような(新しい形での)ファシズムを生み出す元となる可能性が高いと言えるでしょう。日本の司法・裁判所・検察がおかしいことに気が付いた人たちから、この歪んだ司法や検察を正していく動きを始めるほか、事態の改善はあり得ません。司法の体をなしていない日本の司法を、私たちが国民主権を行使して、これを立て直していきましょう。政治改革よりはハードルが高いかもしれませんが、有権者・国民がその気になればできないことではありません。どうやって変えていくか、ご一緒に考えませんか?

(下記は1つ1つが貴重な情報・報道ですので、ゆっくりとすべてに目を通していただけると幸いです)

 <別添PDFファイル>

(1)原発事故訴訟「国の賠償責任否定」、最高裁2判事の弾劾訴追請求、弁護士ら「他訴訟への警鐘に」(東京 2024.8.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344577

(2)1票の格差解消へ「2万通の手紙」に込める弁護士の思い「日本は多数決ではなく少数決の国だった」(東京 2024.8.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344990?rct=tokuhou

(3)禁じられた虹色の印、法廷で制限 傍聴人「不可解」(毎日 2024.7.11)
 https://mainichi.jp/articles/20240711/ddm/041/040/078000c

(4)座談会:再審制度を動かす:村木、村山、葛野(イントロ部分)(『世界 2024.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWsHa6w0m7PMURXu?e=hNa09T

(5)ルポ 司法崩壊(第1回)、原発訴訟に見る最高裁の堕落(イントロ部分)(後藤秀典『地平 2024.7』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWi5GbeKjmJ8fX44?e=4aJ1CV

(6)ルポ 司法崩壊(第2回)、巨大法律事務所の膨張(イントロ部分)(後藤秀典『地平 2024.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWlJGKRqCUGc8Re1?e=T5rwB3

(7)ルポ 司法崩壊(第3回)、原子力ムラに食い込む巨大法律事務所(イントロ部分)(後藤秀典『地平 2024.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWoX3juqJiBYQkfE?e=3XqPGu

(8)最高裁の正義を問う(鎌田慧 東京 2024.8.13)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/ed91bcfbd6b72406317ac9c715bee426

(9)出生届の嫡出規定違憲訴訟、東京地裁は子の不利益を認めたが「合憲」判決(室田康子『週刊金曜日 2024.8.9』)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/08/01/news-169/

(10)日本の死因究明制度と問題点(吉田謙一『法医学者の使命』岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034232037&Action_id=121&Sza_id=C0


 <関連サイト>

(1)20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】司法の劣化を許さない~最高裁共同行動 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8&t=14s

(2)20240616 UPLAN 巨大地震と原発~司法のあり方を問い直す - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YkYIuW5DrsU&t=8s

(3)法医学者が告発する、ニッポンの“暗黒裁判”の信じがたい実情「科学鑑定はまったく無視された」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/72085

(4)法医学者たちの告白 - NHKスペシャル - NHK
 https://9tsu.cc/special240630

(5)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/

(6)自由と人権:声をあげる 立ち上がる市民
 http://www.bbm-a.jp/~eno-takanosu1737/jiyu/index.htm

(7)(声明)司法よ 本来の姿を取り戻せ!(617最高裁共同行動参加者一同 2024.6.17)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVli4aLffAVtRayUrO?e=yhDqpT

(8)「表現の自由」認められるも…北海道警ヤジ訴訟、原告2人明暗分かれ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd265cd087e83e5e6132cb339f2866665e69693


◆(拡散希望)(報告)(1.22)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第6回目):日本の司法・裁判所・検察を変える(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-ec0fb4.html
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草々

 

東京都知事選・都議補選を振り返って(その5):都知事選・都議補選が終わってからの議論 ①「石丸伸二現象」を巡って、②これからの「世直し」と当面する3つの選挙(衆参・都議会)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(チラシ)(9.25)再開新ちょぼゼミ第1回 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」(たんぽぽ舎:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWAwJnkctw150ulD?e=gaGHEE

(原発や安保法制だけでなく様々な分野で日本の司法・裁判所や検察・ケイサツがおかしなことになっていて、そのことに多くの有権者・市民が気付き始めました。特に裁判所・裁判官のあまりにも低レベルなひどさに多くの注目が集まり始めています。この日本の司法・裁判所・裁判官たち、どうにかならないものでしょうか? 多くの市民のみなさまの関心を受けて、今回は私から具体的に日本の司法・裁判所のありかたを制度として改革する具体案をご提案し、みなさまとともに、司法・裁判所の本来のかたちをどうしたら実現できるかを考えたいと思います。ご参加をお待ちしております。:田中一郎)


2.♪命がけだよお注射は!! on Vimeo♪
 https://vimeo.com/705817825

(歌詞)https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWTNcXg3_tO4kPI4?e=wqjIho

(今夏、また再びマスゴミが「コロナ、コロナ」と騒ぎ始めています。ワクチンにはくれぐれもお気を付けください:田中一郎)


3.むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ計画を白紙に戻すよう求める緊急署名
 https://kiseikanshi.main.jp/2024/08/01/22222-2/

署名こちらから(個人)https://chng.it/MzSpbS82d2
フォーム(団体・個人)https://forms.gle/tzwYVZ76qY2BR4ur9


4.イベント情報:(チラシ)(9.6)シンポ「戦争ではなく平和の準備を」(衆2多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWZBkUfPsKXYSTJD?e=HwNhFT


5.(愉快爽快)★新番組★【横田×西谷 とざいトーザイ】兵庫知事の手鏡係/灼熱万博/維新の黄昏/20240730 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=afzQF5OEBiQ


6.(必見)法医学者たちの告白 - NHKスペシャル
 死因をしっかりと確認できない貧弱な日本の法医学体制で、どうやって生命という基本的人権を守るのか!? (増える“原因不明死” ~死因解明が追いつかない~ - NHK クローズアップ現代)

ショッキングな放送番組でした。
私は福島原発事故を契機に、放射性セシウムによる心筋梗塞でなくなる人がどれくらいいるのかを知りたくて、法医学に少し興味を持ち始めていたところでした。その主旨は、法制度化により、福島原発事故による放射能汚染地帯で「急死」した人の死因を確かめることを義務化し、その中で放射性セシウムによる心筋梗塞でなくなる人がどれくらいいるのかを確定させていきたいと思ったからです。ちょうどチェルノブイリ原発事故後のベラルーシで実施されたバンダジェフスキー氏の死体検証のようなことを合法的にできないかと考えたということです。

しかし、この放送番組を見て、この国ではそれどころではないことを知りショックを受けています。一言で申し上げれば、およそ死因が不明な変死体が、毎年1万件を超えているというのに、その死因の科学的解明のための「法医学教室」「法医学組織」が、国や裁判所などから全くと言っていいほど支援が受けられず、従って体制の拡充を長年訴え続けているにもかかわらず、それがままならない現実があります。番組では、その日本の嘆かわしい実態とあわせて、アメリカでの法医学検証や司法・裁判の進んだ仕組みや充実した体制が比較されるように放送されていました。この国の、ケイサツ、検察、裁判所、そして法務省や政府など、関係諸機関は何をしているのかと、見ていて無性に腹が立ちました。

この国は、何をやってもダメな国に転落していることが、この番組を見ていても、痛いほど感じました。情けない限りです。こんな状態で、どうやって基本的人権の基本中の基本である有権者・国民の「生命」(いのち)を守ることができるのでしょうか? 暗黒の権力が、こいつは邪魔だ・生かしてはおけない、と判断して暗殺した場合、その人は死因も解明されず、従って他殺として犯罪捜査も行われることなく、闇から闇へと葬られることになるではないですか。今の日本は、現代の「下山事件」が起きる可能性・起きている可能性が、ないとは言えない、恐ろしい国だということです。

◆法医学者たちの告白 - NHKスペシャル - NHK
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/J551X96W97/

(関連)(必見)NHKスペシャル 動画 6月30日 - 動画 9tsu - 9tsu.cc
 https://9tsu.cc/special240630

(関連)法医学者が告発する、ニッポンの“暗黒裁判”の信じがたい実情「科学鑑定はまったく無視された」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/72085

(関連)増える“原因不明死” ~死因解明が追いつかない~ - NHK クローズアップ現代 全記録
 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3661/

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(参考)バンダジェフスキー博士が会見〜内部被ばくへ警鐘 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/38471/

(参考)子どもたちの臓器におけるセシウム137の慢性的蓄積Chronic Cs-137 incorporation in children’s organs
 http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/08.html


7.この2つ、比べてみてよ、日本の政治って、コレ何?!

(1-1)進まない公費解体 復興阻む課題は 能登半島地震から半年(20240706)|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240706_1.html

(1-2)能登半島地震 発生から半年 建物解体進まず復興に遅れ 復興タスクフォースが発足 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SzEyx5F3p24

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(2-1)自民・広瀬めぐみ議員“3アウト”…観光気分のパリ視察、ラブホ不倫に続き詐欺容疑で家宅捜索(日刊ゲンダイ 
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358378#goog_rewarded

(2-2)GW 国会議員はなぜ海外へ 「渡航計画書」は非公開 国民に実態見えづらい“慣例”に「時代にあっていない」との声も【news23】|TBS NEWS DIG - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jbSM5ZJNJyI


◆日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ軍、いよいよ旗色悪し!『なぜ戦いたくない人を戦わせるのか?』他方、BRICSを選択する国が2024年だけで25ヶ国!」2024.8.3号~No.4294 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53752

【第1弾! 自衛隊を米軍の指揮下の従属戦力にするとの疑惑ぬぐえず!! 日米「2+2」協議で、在日米軍を再編し「統合軍司令部」を新設、自衛隊に創設される「統合作戦司令部」の「重要なカウンターパート」となると発表!】オースティン米国防長官は「統合軍司令部は米軍の指揮統制に専念し、日本の統合作戦司令部は自衛隊の指揮統制に専念する」と述べたが、共同発表には「日本と米国との間の指揮・統制構造の関係」は、「作業部会を設置」してから「定義する」と書かれている! 米国の目的は、日本を「第2のウクライナ」、即ち、「対中国代理戦争」の「捨て駒」にすること!!(外務省、2024年7月28日)
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「東京都知事選・都議補選を振り返って(その5):都知事選・都議補選が終わってからの議論 「石丸伸二現象」を巡って、これからの「世直し」と当面する3つの選挙(衆参・都議会)」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「石丸現象」が示したもの、自己責任社会 権威への異議(中島岳志 東京 2024.7.29夕刊)
(2)ロスジェネ往復書簡:吹き荒れた暴力に戦争の影(雨宮処凛 毎日 2024.7.26夕刊)
(3)若者・論(田辺久人)
(4)9月代表選という幸運、立憲民主党は生かせるのか(人羅格『週刊エコノミスト 2024.8.6』)
(5)迫る立民代表選、「もしイズ」一転 再選めざす泉氏の高揚と焦り(朝日 2024.7.28)
(6)小沢・野田の和解、枝野の出馬、立憲党内で強まる「泉下ろし」(『週刊文春 2024.8.8』)


(1.~5.が「石丸伸二現象」をめぐる議論です。

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1.田中一郎発信メール

◆(別添PDFファイル)ロスジェネ往復書簡:吹き荒れた暴力に戦争の影(雨宮処凛 毎日 2024.7.26夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20240726/dde/012/040/011000c

(上記記事で雨宮処凛氏の書いている時事評論の最終部分「さて、最後に先日の東京都知事選挙について、石丸伸二が2位という結果・・」のところについて、どう評価されますか?)

A様、どうもありがとうございます。
前半については、特に「99%のための政治・政策」のところに共感します。そして、「あの当時よりも自民が弱いのになぜそれができないのか」が、これからのことを考えた場合、非常に重要で、「世直し」勢力は、これを徹底して検討して試行錯誤していくべきでしょう。Aさまも、どんどん発信していただければと思います。

後半については、私は少しひねった見方をしていて、

実は、雨宮処凛氏には、そんな友人などはいないのですが、あえてそういう作り話をして、自分が組するリベラル「世直し」勢力に、もっとソフト路線で行ってよね、ということを間接的に言っているのではないか、と思いました。

「共産主義者同盟 人情派」なんて、サイコーの造語ですね。私の若い頃、いわゆる中核派・革マル派(革命的共産主義者同盟:革共同)のにいさんやねえさんたちは怖い人が多くて、いつもいかつめらしい顔をしていました。殺し合いをしているからでしょうかね。他方、そうでない左翼の人たちは、民青の人も反民青・共産の人も、フツーの人(ノンポリ)にはやさしいのですが、反民青・共産の人たちは、民青・共産の人に対しては鬼のような顔をして接していました(時々殴ったりして)。おそらく「共産主義者同盟 人情派」という言葉を造った人は、そういうのもやめようよ、という気持ちがあったのではないかと思います。

まあ、どうでもいい話は横に置いて、じつは、この左翼・左派・リベラルへの「ソフト路線」をお勧めする態度は、(1)内田樹氏、(2)田中一郎、なのです。

(1)内田樹氏については、下記の講演VTRをご覧になってみて下さい。同氏は講演の終わりの方で、左翼・左派・リベラルの人は、いつも怒ってばかりいますが、そうではなくて、気持ちはわかるけれど、極力、ニコニコしていた方がいい、何故なら、怒っているおじさん・おばさん・ジイサン・バアサン、を見て、若い人たちは、あのようになりたい、とは思わないからだ、と説明しています。

◆20231019 UPLAN 内田樹「日本の没落」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=sGu47OSaoB4

(2)田中一郎、については、少し前のZOOM会議で、蓮舫氏のスピーチが、小さい体から必死の大声で叫んでいるようなので、何だか追い詰められているように見える・聞こえる、そのスタイルはヤメて、普通の声で(マイクはしっかりと質のいいものを使って)、余裕を持って悠々と、いろいろなことをゆっくりと話した方がいい、と発言したのですが(それを選対に伝えるべき)、そんな程度の話・・・・と鼻であしらっていたのもいて、相手にされなかったため、私の方で前川喜平さんに連絡をして、前川喜平さんから話してもらうことにしたという経緯があります。前川喜平さんは即了解で、選対と会う機会があれば言っておくとのことでした。まあ、ともかく、大衆社会の選挙もまた、見た目・聞いた目もある程度重要でしょうから、雨宮処凛氏が言うように「ソフト路線」をとるのは大事かなと思います。ただ、たまには怒るのもよくて、いつ怒るか、何に対して怒るか、それをよく考える必要がありそうです。(私にはできそうにないので、政治家には向いていません)

ただ、雨宮処凛氏の言うことが、上記のようなレトリックの虚構ではなくて、実際にそういう友達がいるのなら、それはよく言い聞かせないといけませんね。何故なら、「金持ち喧嘩せず」と昔から言うように、そういう表面的なことだけで判断して本当に生きているのであれば、政治だけでなく、さまざまなことでだまされてしまうからです。私は今の若い世代は、たいていがもっと賢くて、ずるくて、「怖そう」とか「罰せられそう」とかいう拒絶拒否の言葉は、自分が本当に感じたことや思ったことを隠すための方便で、実は違う理由で、左翼・左派・リベラルなんかキライ、ということなのではないかと推測します。

だとしたら、どうすればいい?・・・・やさしい格好をしても、やっぱり駄目では?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記のメールの「金持ちケンカせず」を少しだけ説明します。

「金持ち」=つまり、財産、地位、権限・権力を持つ人間たちのこと
「金持ち」は、政治や経済活動を巡って、貧乏人たちと対立してケンカなんかしなくても、そんなことはほうっておいて、他方で、その持てる財産、地位、権限・権力をうまく使えば、たいていは自分が思うようになっていくことが多い。

だから、「金持ち」が貧乏人や一般の有権者と接する時があれば、いつもハイハイと、思いやりのあるやさしい態度でうなずいて、時には個人的な支援もして、様々な意味で余裕のあるところを見せ、それが故に、ああ、とってもいい人だなあ、ということになって、選挙に出れば当選しやすくなる、そして、みんなの目が届かないところで、我田引水型の「公共私物化による修正略奪資本主義政策」をヌケヌケとやって、できるだけ一般有権者や貧乏人とは接しないようにして、世渡り上手に生きていく、こういう人、@ケンカしない金持ち、は少なからずいるのではありませんか? でも、雨宮処凛氏の友達のような左翼・左派・リベラル嫌いの人は、こういうタイプには、コロっとだまされてしまうのではないですかね?  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.田中一郎発信メール(上記の議論の続きです)

◆「石丸現象」が示したもの、自己責任社会 権威への異議(中島岳志 東京 2024.7.29夕刊)
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1042147/

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)ポイントは、このタイプのネオリベラリズムが、必ずしも「弱者」を排除するものではないという点にある。むしろ「コミュ障」「ひきこもり」「なまけもの」と言われてきた人たちに一発逆転のチャンスを与え、大きな利益やステータスを得る可能性を開いていると理解されている。人といっしょに働くことが苦手でも、一人で稼ぐことができる。ズルくてもいい。問題が起きれば、巧みに逃げればいい。テクニックを身につけ、うまくやることこそが自己責任が浸透した社会における「弱者の生存方法」である。これがひろゆきに代表される「優しいネオリベ」であり、若い世代のリアリティーとつながっている。

ここに従来のリベラルが、若い世代に刺さらない要因があると考えなければならない。旧世代が築き上げてきた自己責任社会で懸命にサバイブしようとする手段を否定し、逆に若者に負担を強いる。しかも自らの「正しさ」を疑わず、上から説教のように話をしてくる。そんな強者の権威に対する異議申し立てが「ひろゆき現象」であり、「石丸現象」なのだろう。

自己責任論が内面化された社会で、リベラル派はいかに「再配分」や「セーフティーネット強化」を打ち出せるのか。人間観にかかわる問題に着手しなければならない。(なかじま・たけし=東京工業大教授)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>

 中島岳志氏の「自己責任論が内面化された社会」論はわからないでもないが、それが何故、石丸伸二のような「スッカラカン」男への投票に結び付いていくのかがわからない。石丸伸二候補は何か創造的なことを訴えていたのか? 小池都政とは違う何か別のもの・別のことをやってみたいと言っていたのか? 私はただ、あの「スッカラカン」男が、ただただ、上の世代と、左翼・左派・リベラルをボロクソに口頭で攻撃していただけではなかったのか、と思うのだが、何か中身があったのか?

もし、私が申し上げているようなことであれば、これは何度も申し上げてきたように、新しい形のファシズムの台頭なのだと私は思う。一種の政治的アパシー・社会的アノミーがひどくなって、ただ、自分の生活も含めて日頃の理不尽への憤りだけが蓄積していて、それでもまともな政治行動ができなくなっている状態といってもいい。今後、石丸伸二とは別の人間が出てきて、また同じようなことをやって、そして今度は更に得票数を増やして、当選圏にのめり込んでくるような気がする。マスごみのアホウが、それをおもしろおかしく「劇場型」に仕立て上げて、それに同じく、政治をまじめに考えない、政治に対してシニカルに構えて、何の期待もしないアホウが投票して、世の中がどんどんおかしくなり、そのうちに暴力的な解決がやってくる、そんなことではないのかな、と心配をしているわけである。


3.田辺久人さんからのメール

◆(別添PDFファイル)若者・論(田辺久人)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWe3-egQHoHIdRp9?e=iiTTdN
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWe3-egQHoHIdRp9?e=iiTTdN


4.田中一郎から田辺さんへ返信(よく書けている情勢分析だと思います、悩ましい限りです)

田辺さん、ご苦労様でした。拝読しました。
情勢分析として、若者論として、よく書けていると思います。

私には子どもがいないので、後世代のことは本当によくわかりません。仮に子どもがいても、おそらく、子どもたちのことはわからない、のではないかとも思っています。人間は、特に精神系は、複雑系の動物ですので、他人からある人を完全に掌握して理解するというのは難しく、いわゆる「不可知」の世界なのではないかとも思います(事実、石丸伸二に投票したのは、若い世代だけではないわけですので)。ですので、人々の心理に分け入って人々の社会的行動を理解するというMウェーバーの理解社会学的な方法論は、私は限界があると思っています。社会心理学とか人間行動論とか行動社会学のような分野の研究がありますが、少し中を覗き込むと、この人たち、何を議論してるのかな? と思うような違和感もあって、私はほとんどノータッチに近いです(週刊誌記事程度)。中には、注目すべきものもあるかとは思いますが。

処方箋としての教育は、まさにおっしゃる通りなのですが、それに早い段階で気がついて、日本の教育を、教育行政だけでなく、教育の内容そのものにも政治権力によって介入して、日本人の精神構造の右翼的再編に取り組んだのが、安倍晋三や中川昭一ら、自民党のチンピラ似非右翼たちでした。しかし、この教育の右翼的再編(市場原理主義的再編が同時並行で行われました)に対して、左翼・左派・リベラルは有効に対抗することができず、1995年には日教組が文部科学省に白旗を挙げ、更に、2006年には日本国憲法と表裏一体だった旧教育基本法が改悪されてしまいます。この時の野党・民主党の教育基本法改正案(代案)は自民党の法案よりもひどい内容で、こんな野党がはびこっているから教育基本法がおかしくなったと言えるようなものでした。また、この時の市民運動・社会運動の抵抗も、高橋哲哉さん(東京大学教授:哲学)他の数名が国会前に座り込んでいた程度で、ほとんど抵抗らしい抵抗は見られませんでした。こんなんでいいのかな、と当時思いました。日教組・全教組は何をしていたのでしょう?

この2006年が分水嶺で、ここから水が低きに流れるようにして教育の体系が法改悪も含めて次々と改悪されていき、今ではどうしようもないほどにメチャクチャになってしまっていると思います。石原慎太郎都知事時代の2003年10.23通達などというのもあります。今では大学までが篭絡され、大学自治も踏みにじられ、国公立大学はもうボロボロです、そして更に、今現在焦眉の問題は日本学術会議にうつり、私の予想では、最後に私立大学がやられて、日本の教育は完璧に政府御用人間を養成するためのアメとムチの組織に切り替わる、と見ています。子どもたちの父兄を含めて、教育の反動的再編に対する関係者の抵抗が弱いこと、これが致命的で(必死で闘っていた印象があるのは杉並区の山田宏区長時代の教科書問題をめぐる闘いです:下記参照)、チンピラ似非右翼が自民党や維新の政治家を使って国家権力を濫用するうま味を覚えてしまったため、今現在は、やりたい放題状態ではないかと思います。前川喜平氏が文部科学省時代に大変な苦労をしていた、そのことも記憶に残ります。教育に関しては、立憲民主党も含めて、野党が野党の体をなしていないのです。情けない限りですが。
 https://nagahara123.com/001/?page_id=3488

(参考)暴挙! 杉並区で「つくる会」歴史教科書採択 広範な国民連合・東京世話人 松尾ゆり
 https://www.kokuminrengo.net/old/2005/200509-mto.htm

ということで、教育はまさにおっしゃる通り、若者を立派な大人に成長させていくうえで非常に重要な使命を持っていますが、今の日本の教育は、チンピラ似非右翼やアイヒマン官僚のような連中に占拠・私物化されていて、「逆教育」の牙城・ないしは先兵のような組織になっています、これを転換するにはホンモノの政権交代が必要ですが、おそらく司法・裁判所などの改革が容易ではないように、教育もまた、容易ならざる「反動の砦」として、最後まで頑張るような気がします。

つまり、教育は日本を転換する組織としては機能しない(逆に機能する)と見ておいていい、もちろん良心的な先生方は年配の人を中心にいらっしゃいますが少数派であり、そして今では、権力や社会から猛烈な攻撃を受けています。もちろん司法・裁判所もこれを追認しているのです。私は、今の左翼・左派・リベラルは、その支持者も含めて、この教育の反動的再編に対して危機感が足りないように思っています。

では、どうすればいいのか?
いろいろ考えましょう。

下記のような、ありきたりの、負けイクサを教訓にもできないような、お気楽・似非リベラルでは、この日本という国を変えることは難しいでしょう。そこまでこの国の危機は深刻化してきているということです。

◆都知事選「ネット使い方に課題」 立民・長妻氏、蓮舫氏の敗因巡り:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/342709


5.田辺久人さんからの返信

田中一郎さん

(1)小生の名を冠して拡散して戴き、批判的所感を皆さんから戴き、議論が深まる事を望んでいます。

(2)「いわゆる”不可知”の世界なのではないかとも思います(事実、石丸伸二に投票したのは、若い世代だけではないわけですので)」:

 石丸氏に投票した、若者でない方達も「健全な批判的判断力」を欠く「未熟な有権者」であり、そういう層が一定規模で存在するのは、不思議ではないと、思うのですが。なにより、田中一郎さんに”不可知”の世界、と「さじを投げられて」しまったら、どうすれば良いのでしょうか。田中一郎さんの、「若者・論」は、時間はかかっても、お聞きしたいところです。

(3)日本の教育に関する、広汎な御認識表明有り難う御座います。では、どうするか? ですよね。

(4)17:54分に投稿しました、<今後の活動方針について>にも、是非お考えをお聞かせ戴きたいです。よろしくお願い申しあげます。
 田辺 拝


 <関連サイト>
(1)「迷惑!」石丸伸二氏、滋賀県彦根市の「一日市長」就任に厳しい声「市長の市政私物化」指摘まで(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c26331307844ff840bd23652d7a7d6a60051f6e7

(2)石丸伸二氏「ファン離れ」早くも加速…“時の人”のはずがトークライブは定員の半分以下|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358527


(6.~9.が「これからの「世直し」と当面する3つの選挙(衆参・都議会)」についての議論です)

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6.ある方からのメール受信

先日の文中、「共産党と共闘しなければ立憲議員は当選できない」と訴えていた長野の立憲民主党の方の発言を紹介しましたが、ビンゴでした。昨日のこの記事、お読みください! (単純コピペで文字の大きさおかしいのはお赦しください。)

◆「一刻も早くこの政権に終止符を打たなければ…」総選挙に向け候補一本化へ…信州市民連合と野党3党の県組織が「共闘」で合意 
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1330753

◆衆院選に向け3野党共闘 候補者一本化に向け調整へ NHK長野
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20240731/1010031702.html

わたしにはこれが、アンサーのひとつに思えます。この方々を応援し、そして広く深く繋がりましょう! 知人がいる人は、裏話を聞いて報告しましょう。


7.田中一郎から発信:GOOD! 野党の選挙共闘はこの次の段階に進むべきです

いいニュースをありがとうございました。下記に一部抜粋します。

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次の衆議院選挙に向け、立憲民主党、共産党、社民党の県内組織は、市民グループが提出した「政権交代のために野党候補を一本化し当選を目指す」などとする政策要望書を尊重する方針を確認しました。
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この3党に加えて、主旨に賛同する緑の党や地域政党・政治団体、それに国民民主党議員を個人で誘ってみるのもいい(私は長野県内の政治情勢に詳しくないので、誘うに値する国民民主党議員がいるかどうかはわかりませんが、人選は厳しく)。但し、御用組合「連合」とその代理店政党で「壊憲」派の国民民主党は、突き放しておく必要があります。「日本維新の会」は論外。

それでさらに、野党の選挙共闘はこの次の段階に進むべきです。つまり、維新はともかく、長野県の当選有力選挙区に国民民主党の候補者を建てさせないため、県を越えて、立憲民主党と国民民主党が候補者調整をすべきだということです。それぞれ当選可能性が高い選挙区について、こっちは立民、あっちは国民民主党、という形で、野合だとかグロテスクだとか言われようと何と言われようと、政治的駆け引きをして、それぞれが当選者をマックスにする努力をするべきです。いま、立憲民主党代表の泉健太は党内の代表選推薦人集めに忙しいとか伝えられていますが、何を低レベルなことをやっとんじゃ、という印象です(それでいて、国民民主党とは政策協議を始めるなどという報道がなされています=立憲民主党は御用組合「連合」の手下でいいのか?)。早く泉健太を代表から引きずり降ろせ、ということです。それはともかく、長野のいくつかの選挙区は優先順位が高い。

同じことが言えるのが関西=大阪・京都・兵庫、場合によっては滋賀の4県で、県をまたいで候補者調整をやり、上記3党をコアにした選挙共闘の体制を組まないといけません。関西は私が見るところ、選挙協力が不十分で立憲野党の共倒れが目立ちます。ところが、この関西の立憲民主党は、旧社会党の時代からよろしくない傾向があり、反共産色が強すぎる傾向があります。立憲民主党が本気で政権を取りに行く気があるかどうかは、この関西の選挙協力の行方如何、と見ています。

でも、悪いけれど、今の立憲民主党の中の情勢は絶望的なような気がします。要するに立憲主義でないニセモノ議員がたくさんいることに加え、左派・リベラル系の議員たちもまた、危機感の欠如がひどく、まもなくこの立憲民主党という政党が消えてなくなるかもしれないという感覚に乏しいことです。あれだけダメよ、と言われているのに、代表選に出て来そうな人間は、野田佳彦、枝野幸男、泉健太ですよ。ひょっとすると、今秋、自民党総裁選直後(岸田文雄は退陣)の衆院総選挙になった場合には、立憲民主党は歴史的な大敗北を喫するかもしれません。見ていて全くダメ、こんな政党に政権を任してみようかなと思う有権者は、一部のマニアを除き、ほとんどいないのではないかと思います。石丸伸二のような候補者や政治家が出てくる土壌づくりに励んでいるボンクラ政党が、立憲民主党です。

そして、市民運動・社会運動ですが、今秋に来るかもしれない衆院選、そして来年は確実に参議院選と都議会選挙があります。どうも暑さのせいかもしれませんが、まもなくの3つの選挙に指をくわえて傍観の様子です。日本の「夜明け」はまだまだ先なのでしょうか?


8.同じ方からの返信

皆さま、おつかれさまです、田中さんありがとうございます。この件は広く人々に知られるべき案件です。おまとめくださり感謝です。

わたしも立憲幹部については、田中さんと全く同意見です。ですが同時にやっかいと思うのは、有権者の中にまだまだ、「いろいろ不満はあれど立憲民主党を応援しなくては、、、」と思っておられる情に厚い人々がかなりの割合でおられるのではないか、ということです。

彼らと、わたしや田中さんの間に、深くて暗い溝ができる、、、ことは是が非でも避けたいところです。「おーい!立憲幹部についていくと、そっちは泥舟だよ〜!」と口々に気づいた誰かが叫ばなくてはいけない状況です。

その意味で、長野のこの動きは、広く有権者に知らせる必要があると思います。


9.田中一郎より「最後に少し長い一言」

「市民連合」ならぬ「日和見連合」(ひよれん)の方々に申し上げます。

御用組合「連合」+立民・国民の政治勢力では、仮に政権交代が実現しても、日本の政治は微塵も変わらないどころか、自民党でも手が付けられなかった愚かなことを、自分たちを他の左翼・左派・リベラルと「差別化」するために、積極的にやっていくことになることはほぼ予想がつきます。この連中に日本が変えられないのは、2009年の民主民進党の「口先やるやる詐欺」政権のお粗末や、御用組合「連合」が労働運動を変えられないことを見ても理解できるでしょう。そして、今回の都知事選・都議会補選です。泉健太執行部が牛耳る立憲民主党は(その執行部に平々凡々と従っていた国会議員や地方議員も含めて)、「世直し」市民など来てもらわなくて結構だ、という態度なのです。かつての都知事選挙における細川護熙選対の態度と同じです。(にもかかわらず、あの時も、東京都ではどうしようもない「脱原発」の公約1本だけしか掲げない細川護熙にすがりついていた日和見市民が大勢いて、運動が割れ、票が割れています。来なくていい、来るな、という細川護熙選対に、それでもすがりつく「市民」とはいったい何なのでしょう? 今回はそういうことにはしたくありません)

そもそも、選挙での勝利は「事の始まり」にすぎません。ゲートボールで言えば「第1ゲート通過」にすぎません。「世直し」にしろ政治改革にしろ、問題は選挙に勝った後の、政権や政治や行政がどう展開されていくか、にポイントがあります。こんなことは当たり前です。しかし、今日の市民運動・社会運動や政治運動は、選挙に勝つことばかりに気をとらわれていて、さて政権交代後にはどうなるのかに、想像力が及んでいない様子がうかがわれます。まずは選挙に勝つことだ、などともっともらしいことを言う人は時々いますが、そういう人に限って選挙勝利後のことはほとんど何も考えていないのです。こういうのを私は「選挙の時だけお祭り騒ぎ」「選挙が終わればお任せ民主主義」と皮肉って、ダメだ、と申し上げています。選挙戦は、この勢力に政治を任せれば、100%とまではいかなくても半分くらいは実現させるだろう(世田谷の保坂展人区長によれば、政権交代後は1年で5%を変える、これを10年続ければ50%になる、という名言があります)という確信をもって、選挙戦に向かうべきです。そしてその観点から言えば、枝野幸男・泉健太・野田佳彦が代表の立憲民主党などは、およそ応援するに値しない第5自民(公明・維新・国民・ガラクタ系につぐ5番目)にすぎません。昔はこういう連中のことを「第5列」と言ったものです。ピッタリのネームです。

(参考)原発再稼働賛成50% 反対35%を上回る 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS2L7SJRS2HUZPS006.html

この背信的な枝野幸男・泉健太立憲民主党に対して、「日和見連合」(ひよれん)がしがみつき、そもそもの自分たちのレゾンデートルであった「違憲安保法制(アベ戦争法制)の即時廃止」を捨てて「アベ戦争法制の違憲部分を廃棄」などとしてみたり(そんなことをしたら、何が違憲かを巡って小田原評定になるし、不十分になるのはすぐに想像がつく=アベ戦争法制は全てが違憲)、脱原発に「脱炭素」を優先させ、岸田文雄自公政権のGX推進=「脱炭素」を口実にした原発大推進の「別動隊」(片棒を担ぐ)のようなことをやり、原発反対の世論が過半数割れとなって原発再稼働賛成が上回るという世論形成にも寄与する始末です。何をやっとるのか! というのが「日和見連合」(ひよれん)に対する根本的な批判です(少し前は、小学校の道徳教材のような、事実上無内容な「共通政策」なるものを持ち出して、立憲民主党に顔を立ててもらうようなこともしている。愚か極まりない)。(この「日和見連合」(ひよれん)の御用学者の1人が山口二郎です。彼の少し前の『週刊東洋経済』掲載の記事には呆れました)

・・・・・・・・・・・・・
(関連)「脱炭素」=「GX推進」の理由となっている「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的実証的根拠はありません。

◆(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(最初の1つ)
◆第1話 IPCC気候変動説の大矛盾
 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

(しっかりご覧になり、地球の気温・気候変動について理解を深めてください。「脱炭素」盲従主義はいけません。「人工排出CO2による地球温暖化」説には科学的実証的根拠はありません。見もしないで情緒的に言動してはダメなのです。)
・・・・・・・・・・・・・

危機の時代の、歴史の曲がり角の時の、日和見・中途半端ほど、「世直し」を迷走させ、その勢いを本筋からそらせ、「世直し」の実現を遅らせ、場合によっては「世直し」を挫折させていく、愚かな行為はないのです。日本は江戸時代からの前近代的な社会関係をひきずり、かつ、伝統的に歪んだ社会文化に染まっている(①上に向かっての頂点盲従、②横に向かっての強い同調圧力、③下に向かっての無限の無責任・責任転嫁)ため、ありもしない「中道中間」などという政治的立場や、既成事実の追認にすぎない「現実主義」(故丸山真男)などという思考が幅を利かせているが、これを乗り越えていかないと、日本の政治改革や「世直し」の実現はおよそおぼつきません。

要するに、原発はなくならず、そのうちに再びの大事故を引き起こして日本列島は回復不可能な放射能汚染に沈むか、あるいは、アメリカの手下として自国の外交や安全保障をアメリカに丸投げし、その結果、アメリカの代理戦争を担って日本国土がウクライナのようになる、という「近未来」が待っているということです。(原発・核燃料サイクル施設の実態を知らず、在日米軍や自衛隊の危険な動きを知らず、唯一の歯止めになっている平和憲法を形骸化させる、こんな立憲民主党の政治家どもに迎合・妥協・しがみついていてどうするのでしょうか)

歴史を振り返れば、「世直し」勢力が失敗をした後には、「世直し」着手前よりも一段とヒドイ反動政権ができる事例は山のようにあります。「口先やるやる詐欺」政権だった民主民進党政権のあとに生まれたアベ政権もまた、その一例です。しかし、今の泉健太立憲民主党は、また再び同じような「口先やるやる詐欺」政権をつくろうとしています(但し、今の情勢ではとても無理でしょう、あの評判の極度に悪い岸田文雄政権の支持率よりも、さらに立憲民主党の支持率は低迷していますから)。9月の代表選に立候補する人間の名前が、野田佳彦、枝野幸男、泉健太、バカバカしくて見てられないでしょう。この連中のおかげで、都知事選は大敗に終わり、「石丸伸二現象」という危険なオマケまでが付いてきているのです。

私は今の日本の「世直し」市民の政治力・実力から見て、政治活動は「勝手連方式」しかないだろうと見ています。立憲民主党も含めて、選挙に立候補してくる野党系の候補者をよく見て、この人はいい、と思う人を応援する、決める前に、公開質問状を出したり、政策要望書を提出したり(極力全国共通の方がいい)、公開討論会を開いたりして、どの候補者がまともかを見極めた上で、勝手に応援する、というスタイルです(東京では板橋区がいい事例を創ってくれています)。その際、大事なことは、この人は当選の可能性があるが中途半端でいい加減な人、この人はちゃんとしているが支持が広がっていない、という、よくあるパターンが現れた時には、前者ではなくて後者を選ぶ、ということが大切です。前者を選ぶということは、本来の目的であった「世直し」を放棄することを意味するからです。政治は「妥協のアート」と言われますが、しかし、妥協していいものと、そうでないものがある、このことをわきまえない「世直し」運動・政治運動は、やがて日本的翼賛社会に飲み込まれていくことになるのです。

情勢は厳しいです。私が見るところ、この国は政治家や行政のみならず、有権者の劣化に伴い、大日本帝国に続き第二回目の滅亡へ向かって、速度を速めているようです(私は確率が高いのが原発・核燃料サイクル施設の再びの大事故だと思っています)。メディア・マスコミの粗大ごみ化(マスごみ化)がそれを後押ししています。逆風の下での「世直し」運動です。出来ることは何でもやっていくというスタンスで、勝つまでやめないという持久力を持ち、スマートに動く・世の中よりは少し高い倫理を持って活動する、をモットーにして、「世直し」の中核勢力を築くことが重要です。

(ワンイシューだけを、仲良しクラブ(昔はセクトと言った)を形成して、大学のサークル活動のごとく追いかける、タコツボ型の市民運動・社会運動では、この危機の時代には歯が立ちません。政治や行政が政治権力を使ってロクデモナイことを強引に推し進め、ヒラメ司法がそれを追認している「アンシャンレジーム」の中で、ワンイシュー運動が成功するはずもないのです。臭いにおいは元から絶たなきゃダメで、ロクでもないことを繰り返す政治・政権は、有権者・市民が打倒して、オルタナティブな政権をつくるしか方法はないのです。先進国と言われる国々で唯一市民革命を経験していない国である日本の、現代の市民革命(民主主義革命)が必要なのです。力強いリーダーシップと、思いやりのやさしさが、「世直し」運動に強く求められています)

「市民連合」ならぬ「日和見連合」(ひよれん)は解散し、人心一新の上、きたる3つの選挙(衆参・東京都議)に一刻も早く臨むのがいいでしょう。「ひよれん」は「たよれん」です。
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 <別添PDFファイル>

(4)9月代表選という幸運、立憲民主党は生かせるのか(人羅格『週刊エコノミスト 2024.8.6』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240806/se1/00m/020/040000c

(5)小沢・野田の和解、枝野の出馬、立憲党内で強まる「泉下ろし」(『週刊文春 2024.8.8』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9223

(6)迫る立民代表選、「もしイズ」一転 再選めざす泉氏の高揚と焦り(朝日 2024.7.28)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15995885.html

(↑ 記事の中で21年衆議院選についてコメントされているところ=枝野幸男立憲民主党と日本共産党が共闘をしたから維新と国民民主党が距離を取り、その結果、選挙で敗北した、などと書かれているが、これは事実に反している。立民と共産とが共闘した小選挙区ではそこそこ善戦して議席が確保できたが、立民が単独で闘った比例区では、国民民主党からやってきた議員たちが得票につながらず、比例区での大敗により選挙敗北となっている。小選挙区での共産との共闘がなければ、獲得議席はもっと大きく低迷していただろうと思われる。インターネットで検索しても、選挙前と選挙後とで立民の比例区選出議員の議席がどう増減したかを示すサイトは見当たらない。為にする報道ではないか?:田中一郎)


 <関連サイト>

(1)立民と国民代表、政策協議開始へ 連合の組織内議員が要請:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344798?rct=politics

(2)立民・泉代表、共産・田村委員長との会談けん制に反論 国民民主・玉木代表は志位氏と「ピアノ弾いていた」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/32d48ed4b2f2f5de76d4a72457c2a5652c531474

(3)立憲・重徳議員、泉代表に苦言「若さを十分生かせていない」 政権交代に向け政策発表(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/525e17f0fa4da1fe189a964a8b347ad3a230eed8

(4)「立憲民主党は批判ばかり、のイメージを吹き飛ばしたい」 若手・中堅グループが「政権ビジョン」発表:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/344787

(↑ 「脱炭素」ではなくて「脱原発」だ! バカ者! だから立憲民主党の若手・中堅の男性議員たちはダメなのだ。政治家としてのセンスがよろしくない。日本を破滅の危機に導くのは原発・核燃料サイクル施設か、CO2か、どっちだ? 人間の体にとって、あらゆる生物にとって、危険なのはCO2か、それとも放射能か? こんな程度のこともわからんのか?! 「脱炭素」とは「GX推進」つまりは原発大推進のことだと言うとるではないか、耳に入らんのか?!:田中一郎)
草々 

2024年8月 2日 (金)

戦後75年:戦争犠牲者を改めて追悼するとともに、あらゆる戦争を憎み、朝鮮人差別を退け、核兵器廃絶を強く願い、過去の歴史としっかりと向き合って、これからの時代を積極的日本国憲法主義を高く掲げて進むことを誓う、今年の夏

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(今こそ歌われるべきナツメロ)イムジン河 ザ・フォーク・クルセダーズ 2002 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0MdCLjr9STs

(歌詞)https://www.uta-net.com/song/22077/


2.キャンペーン

(1)オンライン署名:むつ核燃料中間貯蔵の安全協定締結をやめ計画を白紙に戻すことを求めます· Change.org
 https://tinyurl.com/3r5d7th6

(2)オンライン署名:石垣島陸自駐屯地についての住民投票裁判の上告を受理してください!· Change.org
 https://tinyurl.com/s8ywupcr

(3)(署名用紙)津島原発訴訟 原発事故責任を問い故郷原状回復のための公正判決を求める署名
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWEB9vIENmBfxSeh?e=1uRgff


3.イベント情報

◆(8.26)控訴審第1回公判(東京高裁#101)「あぶくま会を応援する」会報11号(2024.8.1)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlWLjf8HBzNDCsqzV?e=maw615

(関連)阿武隈会訴訟判決に対する声明:原発被災者弁護団 2020.10.9
 http://ghb-law.net/?p=2215

(第1審の東京地裁判決は、国の責任を認めないだけでなく、東京電力の責任も認めないひどいもので、唯一原子力損害賠償法に基づく無過失責任による損害賠償のみを追認しているだけです。控訴審ではこれを覆していく必要があります。また、このデタラメな判決を下した東京地裁のヒラメ裁判官どもは、追って法制度を改正し、過去にさかのぼってその責任を問う弾劾裁判にかけていく必要がありそうです(少なくとも裁判所内での事実上の「処分」により判事職を解き左遷する必要があります。司法の独立などと言っても、それは三権(立法、行政、司法)の相互間での話であって、有権者・国民に対しての独立ではありません。お間違えの無いように!)

 <その他のイベント情報>

(1)(8.7)核のゴミについて原子力規制庁との懇談 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/51437

(2)(8.9)ちくりん舎ONLINE学習会・懇談会-放射能拡散や事故多発の木質バイオマス発電の今
 http://chikurin.org/wp/?p=7230

(3)(チラシ)(8.11)ミランダ・シュラーズ講演会(寿都町:町民の会)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlWM_IZ6FzDbXZ8YG?e=NafHai

(4)(チラシ)(8.24)STOP!東海第二原発の再稼働 いばらぎ大集会(水戸市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVt0I9jeIHvpzDZ3?e=yzYgPt

(関連)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV0ORR8F8O8Oi5RL?e=4cV2Zx

(5)(9.24)アメリカ ディアブロキャニオン原発周辺事情~老朽原発の稼働延長と廃炉後の核ゴミの未来

 開催日:9月24日 午後1時~ (会場設営は午前中から)
 場 所: 衆議院議員第2会館地階 第一会議室
 主 催:泊原発の廃炉をめざす会  賛同団体を募集
 講 師:キャロル久末 プロフィール:

 東京でFMラジオ、テレビなどのパーソナリティ、ナレーター、コメンテーター、映像プロデューサー、ライターなどに携わる。2006年から主にサンルイスオビスポ・カウンティの牧場で自給自足の生活を求め始めるが、福島第一原発の事故以降、地元をはじめ、カリフォルニア、日本の脱原発、反核運動の活動家に。現在はマザーズ・フォー・ピースの役員として講演、イベント企画実行などと共にスポークスパーソンの役割も。


4.保険証ではなく河野太郎を廃止せよ

(1)(別添PDFファイル)「最後の紙の保険証」に嘆く高齢者 マイナカードと一体化まで4カ月 「紛失したら…」「申請すら行けず」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343148

(2)【Q&A】マイナ保険証がなくても12月から病院にかかれるの?:東京新聞 TOKYO Web
 https://x.gd/Nbv5O

(3)24年12月#保険証廃止勝手に決めるな! - 全国保険医団体連合会
 https://hodanren.doc-net.or.jp/hokenshohaishi/


5,維新って、こんなんでっせ

(1)維新、大阪・河内長野で「連敗」 府議補選で敗れ市長選は「不戦敗」:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/l8S1j

(2)大阪府議補選 河内長野市選挙区で道端氏初当選 維新敗れる(産経新聞) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7055deb1abf3e3489d5d000d48f038caf6c2411b

(3)告発文書対応、兵庫知事「適切」 改めて辞職否定:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343164?rct=national

(4)公益通報保護、三つの違法性 告発者捜し・懲戒処分・県が知事の疑惑調査 兵庫県庁、識者が指摘:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/VLyGe

(5)《斎藤元彦・兵庫県知事に新疑惑》週刊文春記者が首を傾げた900万円事務所費問題への“釈然としない説明”「一回目は『他の事務所の事務所費』と回答も…」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/82ce3c1480481631da0484129fbe4762927f0cfc

◆(必見ですワ)毒舌 お笑い「維新」研究 第5弾(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240227 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=rqDPt2_6IVk


6.金権ヘドロ自民党とデクノボウ総理

(1)岸田首相は自民党総裁再選に内心ビクビク?「落選危機議員」支持取り付け画策の姑息|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358269

(2)自民・岩手「女性議員育成計画」早くも嘲笑の的…県連会長はハレンチ懇親会、ラブホ不倫から国会直行の議員も|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358214

(3)自民・広瀬めぐみ議員“3アウト”…観光気分のパリ視察、ラブホ不倫に続き詐欺容疑で家宅捜索|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358378?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(4)自民・広瀬めぐみ議員の事務所など捜索 秘書給与を詐取か 東京地検:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/wwxiy

(5)自民安倍派に新たな政治資金疑惑! 宙に浮いた「香典代」…収支報告書に記載ナシ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358273?utm_source=newsletter&utm_medium=email

◆自民・広瀬めぐみ議員が離党 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6509184
(離党じゃなくて、議員辞職だ! ボケ!)


7.日刊IWJガイド・非会員版 2024.8.1号~No.4292 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53744

■何のことはない! トランプ氏もハリス氏もイスラエルべったり! イスラエルのネタニヤフ首相の議会演説を欠席するなど、一定の距離を見せていたハリス副大統領のスタンスは、まったくバイデン大統領と変わらない! トランプ氏に至っては、ネタニヤフ首相の立場に100%立って、ハリス氏を無礼だと批判し、ハマスとの和平を進める気などさらさらない! 日本も、他の国々と同じくキリスト教シオニズムに染まった米国と、異なる平和の道を歩む準備をすべきだ!

■『ザ・ヒル』が29日時点で91の世論調査の平均を集計した調査では、トランプ氏の支持率が48.0%、ハリス氏の支持が46.3%! 分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」では、トランプ氏が勝つ確率59%、ハリス氏が勝つ確率39%! 次のテレビ討論会が、いつ、どのような形で行われるのかが、今後の最大の注目点の一つ !
================================


「戦後75年:戦争犠牲者を改めて追悼するとともに、あらゆる戦争を憎み、朝鮮人差別を退け、核兵器廃絶を強く願い、過去の歴史としっかりと向き合って、これからの時代を積極的日本国憲法主義を高く掲げて進むことを誓う、今年の夏」をお送りします。


1.はだしのゲン連載50年 どう平和を語り継ぐか 閲覧制限や平和ノートからの削除も… 踏まれても踏まれても~ゲンと子どもたちの半世紀~【テレメンタリー】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=gL-YL5iH9FU 

(関連)ゲンと私と 「はだしのゲン」連載開始50年 <5> 記者が選ぶ 心に残った場面 - 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター
 https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=135564

(1945年の原爆投下の日に生まれたゲンの妹の友子は、誕生してからすくすくと育つ元気な女の子でしたが、被ばく者として長くは生きられませんでした。戦後数年たって、ある日体調が悪くなり、やがて血反吐を吐いてなくなります。この漫画を第1巻から感動的に読み進めてきた私も、この友子の死のシーンに来て、さすがに涙が流れました。マンガを見て大の大人が泣くなどというのは恥ずかしいことですが、広島や長崎では友子のような人がたくさんいて、戦後になっても、戦争は終わっていなかったのでしょう。核兵器廃絶は当たり前の中の当たり前です。:田中一郎)

(関連)こどもたちの見た戦争 はだしのゲンとともに/原子爆弾投下1
 https://hpmmuseum.jp/virtual/VirtualMuseum_j/exhibit/exh1102/exh110204.html

(関連)「地獄なんて生易しいものではない」漫画「はだしのゲン」の原型となった作者の“凄惨な体験”…中沢啓治の自伝「おれは見た」を巡る - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WywF_pu2nRo

◆広島原爆の日の式典、周辺での「平和運動」を締め出しへ 公園一帯で「入場規制」、プラカードやのぼりは禁止:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/342847?rct=tokuhou

(「はだしのゲン」を広島の平和教育教材から外し、ビキニ水爆被ばくの「第五福竜丸」の記述も削除、ハワイに出かけて行って原爆投下の責任は棚上げだみたいなことを言ってきて、今年の広島の国際平和会議にはロシアを排除してイスラエルを招待する、トンチキ本音軍国主義の松井一実とかいう広島市長は更迭だ。そうしないと広島がヒロシマから軍都広島に変質する。日清戦争時のように朝鮮半島及び台湾への軍事侵攻のために(今回はアメリカさまの命令で)広島に大本営を置くことになりかねないぞ。:田中一郎)

<(再掲)近未来の人間国宝=神田香織>

◆講談「はだしのゲン」、18年ぶり総集編口演、神田香織「平和ノート」から削除、納得いかない(東京 2024.7.20夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341306

(関連)小樽で神田香織さん講談「はだしのゲン」反戦反核訴え (2013-07-18) 北海道新聞 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JBaz9HwOo5A

◆(別添PDFファイル)長崎爆心20キロ「雨・灰」、体験記に32件集中、「雪のように灰が降った」(毎日 2024.8.2)
 https://mainichi.jp/articles/20240802/ddm/001/040/133000c

(関連)「雨に黒いものが」 長崎でも爆心地から20キロで多数の体験記述(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/127cf5f0104ebb509be2a5ce153897bfd51144bd

(関連)「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=C0

(毎日新聞の記者だった小山美砂のこの著書は、第1級の調査報道であり名著です。まだお読みでなければ是非ご一読下さい。広島の原爆被爆者の方々が、切り捨て方針を取る日本政府・自民党政権と人生をかけて闘った記録であり、その闘いが戦後70年近くたってようやく「山を動かす」ことができたのでした。しかし、長崎の方は理不尽にも、依然として切り捨てられたままです。政府は、広島で認めたことを、何故、長崎では認めないのか? 長崎でも、原爆投下・爆裂後に黒い雨や死の灰が広範な地域に降り注いだことが、たくさんの被害者の方々の証言として残っているのに、自民党政府・厚生労働省は「記憶の修飾がなされている」などと為にする悪口を言う御用学者の言い分を根拠に、被害者の切り捨てを続けている。先般の、水俣病患者の発言を3分間で打ち切ってマイクの電源を切った環境省役人や伊藤信太郎環境大臣の姿勢と瓜二つである。自民党政治家を全員選挙で落選させ、厚生労働省の役人は左遷・処分することで、この問題は直ちに解決する。それをしてこなかったことは有権者・国民の責任でもある。:田中一郎)

(関連)小山美砂|note
 https://note.com/s__mallmount/
(いつの間にか毎日新聞社を退職していたのですね、今のメディアは優秀な人から立ち去っていくようだ)

(関連)広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-a5a9b3.html


2.大日本帝国の「大東亜共栄圏」「五族協和」「八紘一宇」

(1)絵空事に終わった五族の共生:asahi.com:朝日新聞 歴史は生きている
 https://www.asahi.com/international/history/chapter05/02.html

(満州族、漢民族、蒙古族、朝鮮族、日本民族の「五族が協和」して生き、英米の帝国主義をハネ返す、というのが大日本帝国の国策方針で、そこから「八紘一宇」や「大東亜共栄圏」建設などというスローガンが出てきた。しかし、この協和する五族は、食料について言えば、コメを食えるのは日本民族だけ、朝鮮民族は少しのコメに麦などがまざったもの、その他の中国民族はアワヒエとうきび・コーリャンなどの雑穀でも食べていろという「協和」ならぬ「凶和」だったと言われる。こうした大日本帝国のアジア侵略の加害の戦争の歴史とは、更に史実を発掘しつつ、真摯に向き合っていかなくてはいけない。謝罪はもうしたぞ、という傲慢に対しては、我々の先代たちがアジアの人たちに対して犯した犯罪行為は言葉を絶するほどにひどいもので、謝って、謝って、それでも謝って、アジアの人たちから、わかった、もう謝らなくてもいいよ、と言ってもらえるまで、謝り続けるべきであると思う。:田中一郎)

(2)創氏改名:日本に植民地支配されていた朝鮮で1940年から「皇民化政策」の一環として実行された、それまで朝鮮になかった「氏」を創設し、名を日本風に改めることを強制した政策。
 https://qr.paps.jp/sxhI

(今日の、夫婦別姓を認めない、などとやっている、まことにフザケタ権力の横暴と同質の、しかも内容的には更にひどいことが、かつて朝鮮に対して行われていた。名前こそは究極のアイデンティティであり、自己決定権の最たるものである。日本という国の国民は未だかつての臣民意識から抜けられず、名前まで権力に認めてもらわないと生きていけないようだ。夫婦同姓を押し付ける権力や政治家どもは、有権者が選挙権を行使して、政界から追い払えば直ちに解決する。それができないということは、やはり国畜臣民ということだ。早く目を覚ませ!:田中一郎)


3.NHK朝ドラ「虎に翼」がすばらしい:今度は朝鮮差別を真正面から取り上げた

◆虎に翼 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

(関連)【連続テレビ小説】虎に翼 第18週 七人の子は生すとも女に心許すな?(89) - NHKプラス
 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

(差別による決めつけが蔓延する中で、在日の被告の冤罪容疑を晴らして無罪判決へ:寅子みごとだ!)

◆(必読)7.31 虎に翼 朝鮮人虐殺.
 https://docs.google.com/document/d/1dVPO4Wkf7P3uF2nbNWOhXxK8EX9RWU4o/edit

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)思想家で神戸女学院大の内田樹名誉教授は30日夜、「登場人物が朝鮮人差別について語る文脈で、関東大震災でデマと流言によって多数の朝鮮人が殺されたとハッキリ言った」「日本社会の朝鮮人差別を正面から描くという製作陣の覚悟を感じる」とするXの投稿に反応。「前に仕事をしたNHKの人に『ずいぶん攻めたもの作るんですね』と言ったら『報道は腰抜けですが、他は違います』ときっぱり言ってました」と紹介した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)「在日の金くん」訴訟の原告が和解を拒むしかない事情 朝鮮人と犯罪をリンク…やまぬ「ヘイト投稿」の中身:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343709?rct=tokuhou


4.佐渡金山の世界遺産登録は、長崎「軍艦島」での約束をきちんと果たしてからにせよ!

◆佐渡金山の世界遺産登録、韓国政府が同意へ 展示施設への「強制労働の歴史」反映に「日本側が対応」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343192

(関連)佐渡島の世界遺産登録は「日本の対応次第」と韓国 「強制労働の歴史」に配慮あれば同意する意向か:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/332204

(関連)<社説>「軍艦島」遺産 歴史全体語る努力こそ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/281076

(関連)朝鮮人労働者めぐる軍艦島展示に「遺憾」決議へ ユネスコ - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20210712-AGVKXUZE5VMXJIN4DMHZGZY4EA/

(関連)遊女や無宿人はどこへ 世界遺産めざす佐渡金山が置き去りにしたもの:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/hxxGF

(佐渡島についても軍艦島についても、日本側の態度はどうも誠実さに欠ける。過去の歴史にきちんと向き合っていないように思える。強制連行された朝鮮の人たちについてもそうだし、日本人の労働者やその家族、遊女などもそうだ。過去の自国(大日本帝国)の強制連行という犯罪行為を認めて深く反省と謝罪を行い、その上で、隣国韓国とともに世界遺産登録を友好的に行い、その愚行を後世にもはっきりとわかるように展示し示していくことが、ユネスコの世界遺産の本来的な在り方であり使命ではないのか? 日本側を見ていると、世界遺産登録は江戸時代のモノだけにするとして、明治以降の近代日本の朝鮮人強制連行の歴史を隠すなど、いただけない態度が目立つ。翻って尹錫悦政権の韓国はどうなのか? 本当に今回の合意でいいのか? 韓国国民は納得できるのか? 軍艦島が約束違反しているのにそれはそれでいいのか? 私は多くの韓国国民が疑問に思うのではないかと懸念している。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)佐渡金山の世界遺産を支持、韓国尹大統領はレームダックに(『週刊文春 2024.8.8』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9221

◆(必読)佐渡鉱山と朝鮮人労働-竹内康人/著(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034387792&Action_id=121&Sza_id=C0

 <関連サイト>

(1)「安倍案件」佐渡金山世界遺産登録 日韓「軟着陸」の背景に何が - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/FRWhx

(2)「韓国、佐渡金山朝鮮人慰霊施設など要求…日本、保守派のせいで苦心」(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
 https://japanese.joins.com/JArticle/320525

(3)「佐渡島の金山」が世界遺産に 韓国と合意、勧告対応し逆転登録 - 毎日新聞
 https://x.gd/8YawH

(4)(別添PDFファイル)佐渡金山、現場展示で日韓合意 世界遺産委で朝鮮人労働の歴史表明へ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS7T3QLYS7TUTFK00CM.html


5.映画『オッペンハイマー』公式|3月29日(金)公開
 https://www.oppenheimermovie.jp/#modal

(私はこの映画を見ていない。見る気もしなかった。何故なら、原爆を投下した方ばかりを描いていて、投下された方は全く描かれていないからだ。オッペンハイマーなどというトンチキ科学者には全く興味などない。そんな個人伝記など知る価値もない。要するに、第二次世界大戦末期の原爆投下問題について、そのトータルの像を知りたいのだ。この映画はそれに全く応えていない。これまでたくさんの似たようなフィルムのガラクタの上に、1つ乗っかる程度の意味しかないと思う。:田中一郎)

 <吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸- 核兵器を抱きしめて>

(1)http://yjtanaka.blogspot.com/2023/08/blog-post.html

(2)http://yjtanaka.blogspot.com/2023/08/blog-post_28.html

(3)http://yjtanaka.blogspot.com/2023/09/blog-post.html

(4)http://yjtanaka.blogspot.com/2023/11/blog-post.html

(5)http://yjtanaka.blogspot.com/2024/02/blog-post.html

 (すぐれた評論だと私は思います)

(参考)『市民研通信』第76号(2024年7月20日、通巻222号)を発行しました – 市民科学研究室
 https://www.shiminkagaku.org/csijnewsletter_076_202407/

(市民科学研究室とその代表の上田昌文氏とは、かつて福島原発事故後の放射能・被ばく問題で交わることがあったが、彼らの放射能や被ばくに対する姿勢の甘さに問題があると判断して、その後は袂を分かった。福島原発事故後間もなくの頃、上田昌文氏の福島原発事故による放射能汚染での被ばくに関する論文が『週刊金曜日』に掲載されたことがあり、その内容を私が見て、これはイカンと思い、その論文を掲載した『週刊金曜日』の編集担当に強く抗議したこともある。相手は女性、私が厳しく言うのを聞いているのか、聞かないで受話器を横に向けていたのかはわからないが、終始無言だった。しかし、その後は『週刊金曜日』は放射能と被ばくについて、甘い記事は載せなくなった。今では、例えばジャーナリストの明石昇二郎氏の福島原発事故後の被ばくによる健康被害の論文などに注目し、貴重な雑誌として定期購読している。

しかし、市民科学研究室の方は、その後も若い社会学者を招いて座談会形式の講演会・意見交換会も行ったが、そこでも相当にイライラが募るような卑屈なことを若い社会学者たちが言うので、ケンカのような言い合いとなり(上田昌文氏や市民研相手というよりは、市民研ファンクラブのようにして参加していた人たちとの言い争いと言った方がいい)、結局、市民科学研とは「それっきり」になっている。その後のことはほとんど追いかけていないのでわかりませんが、放射能や被ばく問題以外で「いいこと」もしているのかもしれないとも思っています。

上記サイトは、放射能や被ばくの問題を直接扱うものとしてではなく、映画『オッペンハイマー』についての感想文が掲載されていますので、ご参考までに紹介します。私は上記のようないきさつがあるので、最初のものをチラッと見ただけで、それ以外は目を通しておりません。あくまでもご参考までに紹介するものです。:田中一郎)


6.「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」 
 http://nomore-okinawasen.org/category/mail/

◆メルマガ278号 - ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会
 https://nomore-okinawasen.org/27025/


7.積極的日本国憲法主義

 国民主権、基本的人権の尊重(生存権含む)、徹底平和主義(戦力不保持、武力行使放棄、平和外交他)に加えて、三権分立、地方分権自治、公共の福祉、象徴天皇制などが、その具体的な内容です。象徴天皇制については、私は「天皇制」そのものを廃止した方がいいと思っていますが、廃止についての国民的コンセンサスができていませんし、日本の「世直し」や「政治改革」の課題としては、現段階では優先順位は低いと思われます。

・・・・・・・・・・・・
(追)日本のタネと食を守る、ローカルフード法案が参議院で提出!【堤未果の週刊アンダーワールド】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ElWRhqx0sfg

(関連)堤未果 - 月刊アンダーワールド - 公式チャンネル - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCa1-A42151DqNidTYRkyWug

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
TPPとグローバリズムを考える市民の会の参加者の皆様

お忙しいところ恐縮です。
今回は希望の持てる情報をお伝えいたします。

6月8日、ローカルフード法案(正式名称:地域在来品種などの種苗の保存及び利用などの促進に関する法律案)が参院事務総長に提出されました。まだ審議にいたらず、次の臨時国会(まだ臨時国会の時期は未定のようです)に審議されるようです。

この法律が成立すれば、在来種子の保存、地域の循環型農業、食の安全、食料自給などの法的な根拠になると思われ、石倉は、是非成立を願っております。ローカルフード法案を作った方々も、川田龍平議員の他、鈴木宜弘教授、印鑰智哉氏、堤未果氏など、私が情報源にしている方々です。

法案の3つのポイント
1、地域の気候や文化に合った多様な種苗の保全、
2、種採り農家や地域の生産者の保護、
3、学校給食を通じた地産地消、

法案成立のためには、国民の支持と与党蟻位の理解・賛成が必要です。国民の支持のためにはまず知ることが必要ですので情報いたしました。また、拡散や与党議員への働きかけが可能ならお願いいたします。

(堤未果、月刊アンダーワールド情報)

 この3つによって、農業の持続的かつ健全な発展と農村などの活性化や食料の安定供給の確保と国民の豊かな食生活の実現を図るものとされている。法案作成に取り組んできたローカルフード法条例推進チームは、国内で農家の数が減少している現状や、戦争や自然災害、感染症のまん延によって農産物や化学肥料などが輸入できなくなる危険性を鑑み、グローバルな生産に頼らずに地域で食を回していく政策を作り、ローカルな食のシステムに置き換えていく道を目指す。また、同チームは国や地方自治体が学校給食などのために有機農産物を買い上げる公共調達政策の実現も掲げている。遺伝子組み換え食品などの危険な要素をできるだけ減らした、昔ながらの安全な食の確保が狙いだ。」

発議者の川田龍平参議院議員の6月7日ブログを更新。

『今の日本の農業に求められる食を通じて、人と自然が共に調和する地域循環型食システムの構築を同法案によって実現したい』『種は「生きた文化財」と言われるように、何百年にもわたって、植物だけではなく、その時代を反映した歴史・文化を継承して、現在もその種が食文化を育んでいます。本法案の大きなポイントは、このような在来品種を使った有機農法でできた食材を学校給食にも普及させることも明記している点です』

動画の情報(6月6日提出時期の動画。現状、通常国会では審議されず、次の臨時国会での審議待ちの状況です)

(川田龍平参議院議員)https://www.youtube.com/watch?v=uXsiV2rzT8M
(作家・堤未果氏)  https://www.youtube.com/watch?v=ElWRhqx0sfg&t=1s
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

 

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