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2024年7月21日 (日)

東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)遠い世界に - 五つの赤い風船 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QCOLx_9Izno

(♪若い力を体に感じて、みんなで歩こう♪ なんて歌っているうちに年を取ってジイサンになってしまいました。このコンサート会場の九段会館も、その後地震で天井が落ちて死傷者が出る事故を起こし、今は改築されて新しくなっています。)


2.(お詫び)昨日お送りしたメール&ブログに「書き漏れ」がありました。お詫びして追記いたします。
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-cfaeb5.html

「9.日本共産党の松竹伸幸氏除名問題(続)」のところです。

(修正前)
いずれにしても、日本共産党は今日の日本の政治・政界になくてはならない存在だと思っています。松竹伸幸氏の除名を早く解いて(とはいえ、党の役職に就ける必要はありませんし、また、上記で申し上げたように主義主張には大問題がありますから、同調する党員が出てこないように、厳しく批判し続けることも必要です。そもそも選挙のために、今日の危険な情勢下で安保政策を(悪い方へ)修正するなどという態度が、今日の市民運動・社会運動にも見られる(例:「市民連合」)よろしくない態度です。

(修正後)
いずれにしても、日本共産党は今日の日本の政治・政界になくてはならない存在だと思っています。松竹伸幸氏の除名を早く解いて(とはいえ、党の役職に就ける必要はありませんし、また、上記で申し上げたように主義主張には大問題がありますから、同調する党員が出てこないように、厳しく批判し続けることも必要です。そもそも選挙のために、今日の危険な情勢下で安保政策を(悪い方へ)修正するなどということは、今日の市民運動・社会運動にも見られる(例:「市民連合」)よろしくない態度です)、党内の民主化を徹底していくとともに、民主集中制の組織原則に基づく革命政党から、広く多くの一般有権者・国民に支持され愛される、政権を担える国民政党へと脱皮してほしいと願っています。


3.オンライン署名 · 「海洋放出をしない技術」の採用を求める署名 - 日本 · Change.org
 https://x.gd/5OZL3


4.(新刊書)帝国主義アメリカの野望 リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ-塩原俊彦著:社会評論社
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034616653&Action_id=121&Sza_id=GG

(関連)(別添PDFファイル)はじめに(塩原俊彦『アメリカ帝国主義の野望:リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ』社会評論社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUhx073cFQJ1eWgB?e=MAf9cv


5.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)子ども脱被ばく裁判 7月29日(月) 第2回最高裁行動およびハガキアクションのお知らせ
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/07/202407-7292.html


6.兵庫県知事に「パワハラ」「おねだり」疑惑が噴出したワケ、若き首長にカン違いはなかったか?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/542078f50f10232c5625cad67293e5fe18147211

(関連)兵庫パワハラ県知事は「辞職」不可避…そして石丸伸二「出馬説」に政界騒然!|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357838?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(関連)兵庫・維新系パワハラ県知事の「犠牲者」はもう1人いる! 別の職員の自殺「隠蔽」の疑い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357517

(関連)知事を告発した職員を「死をもって抗議」に追い込んだ兵庫県の「懲戒」 公益通報者を守れぬ「保護法」の実態:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442?rct=tokuhou

(関連)橋下徹氏、大阪・吉村知事に異を唱える「斎藤さんの問題はここじゃない」 兵庫・斎藤知事についての発言に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3c8d23ce01aadb49e5c8a9a8badf9e1853d34551

(維新推薦のこのパワハラ男にはさっさと辞めていただきたいと思うけれど、しかし他方では、自殺した兵庫県庁の役人の内部告発書に書かれていることが100%間違いがないことを前提に、日頃借りてきた羊みたいに静かでおとなしい若いマスゴミ記者たちが、この知事を袋叩きにしていることは、私はどうもしっくりこない。まずもって、内部告発書の説明を100条委員会(虚偽発言は処罰される)で求められていた役人が、その直前に「自殺する」というのが解せない(虚偽が含まれている可能性)。また、県庁などという役所の組織体質も、(私は兵庫県庁のことは全く知らないが)他県の県庁役人との仕事上の付き合いの私の経験から判断して、褒められたものではない。知事だけでなく、県庁職員に対しても、一定の追及が必要なのではないか。ともあれ、私はこの問題については、知事の行動云々より以上に、公益通報の扱いと「公益通報者保護制度」の運営に問題があるように思われてならない。要するに、(鹿児島県警のような悪質なものも含めて:下記記事(9)参照)「公益通報者保護制度」がきちんと機能せず、犯人探しのようなバカバカしい茶番をやっているのではないのか、という疑問を強く感じる次第である。:田中一郎)

(関連)<社説>兵庫県知事告発 公益通報者守る制度に:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340997


7.注目情報 その1

(1) (別添PDFファイル)リニア 岐阜の推移低下、把握後も「調査考えず」,JR東海、報道後に転換(東京 2024.7.14)
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/340332

(この悪徳会社、許せんな~! リニア沿線各県の知事たちは何をしとるの?! こんな会社は公益事業の資格なし:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)水道水PFAS基準どうする、環境省、専門家会議で見直し議論、各国で規制強化(朝日 2024.7.18)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15986193.html

(東京都もチンタラして動かないけれど、環境省もまた「チンタラ本家」みたいな役所で、ラチが明かない。上記の記事からも期待はできない。国民・住民の命と健康を守る気の無い役所が、同じく守る気の無い御用学者たちを集めて「専門バカ会議」をやっても、事態の解決はおぼつかないだろう。PFAS汚染の最大の汚染源は在日米軍基地、触らぬ神に祟りなし、の木っ端役人たちが取り組める問題ではない。政治家を入れ替えて政治を変えなければ解決しない。なのに、またタヌキに知事をやらせとるのだから、当分の間、ラチは明かない。自民党推薦候補(ステルス含む)に投票をするなと言うとるのがわからんのか?!:田中一郎)


8.注目情報

(1)「マイナ保険証」強行導入の裏で医療機関が相次ぎ廃業…オンライン請求義務化が大きな負担|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357331?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)政治家の税優遇、どういうカラクリ? 自らが代表の「政党支部」に寄付すれば…「抜け穴」堂々と利用:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341163

(3)木原稔防衛相が知ったのは「野党より後」ガバナンス欠如の防衛省自衛隊、元隊員の「逮捕」を8カ月報告せず:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341170

(4)日英伊の次期戦闘機の共同開発、英の政権交代で見直し対象に…国防相「見直しで何が起きるか」 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/20240720-OYT1T50072/

(5)核兵器を含む拡大抑止を明文化、日米が初の共同文書…中国・ロシア念頭に年内策定を目指す(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e1087759d5c014a177761cb83bac0beadac895

(6)ヴァンス氏が「イギリスはイスラム主義の核保有国」と発言 英副首相は一蹴 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/articles/c4ng347ln95o

(7)イスラエルの入植活動は国際法違反、ICJが勧告 イスラエル反発 - ロイター
 https://jp.reuters.com/world/europe/YIMSIE5M2FO7LAO5UHOS453XPQ-2024-07-19/

(8)なりふり構わぬ抱き合わせ? 万博チケットと大阪マラソン“コラボ企画”にネット失笑…前売り券の売れ行きいまだ23%(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c44e279af2968031e98e7691bab55a36a6236d6f

(9)公益通報者を逮捕し報道機関にまでガサ入れをする鹿児島県警をどう裁くべきか/青木理氏(ジャーナリスト)(ビデオニュース・ドットコム) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa961ef4de7ee2b768b1627dde88e63669dc212

(10)疑惑・トラブル続く首長2人 長崎・大石知事と兵庫・斎藤知事を推した政党、真実の究明に全力〝製造物責任〟をとるべき(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/32d4c258d6ffe3e75ca88ea642e967ac5aa0a524

(「夕刊フジ」だから、ほどほどで見ておけばいいと思うが、問題になっている長崎・大石知事も「維新」だぞ!:田中一郎)

◆日刊IWJガイド・非会員版「ユダヤ人コラムニスト、ギドン・レヴィ氏が、イスラエルと米国以外の世界ではまったく通用しない、イスラエル人の被害者意識をあぶりだす!」2024.7.19号~No.4282 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53702

(アジア太平洋戦争敗戦についての多くの日本人の「被害者意識」と似ているのでは?:田中一郎)

■【第1弾! 東京都知事選では現職・小池百合子氏を支持し、ポスター貼りまで手伝った連合! 芳野友子会長は、対立候補を支援しておきながら、立憲民主との会談で「共産党が前面に出過ぎて、蓮舫氏の票が逃げた」などと右傾化丸出し発言!】立憲の都連会長である長妻昭政調会長は、共産党との今後の連携解除を否定した上で、「私自身は、そういう考えではありません」と断言したが、大手メディアは、芳野会長の発言のみをクローズアップ! 何のための地ならしなのか!?(『ANNニュース』、2024年7月11日ほか)
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「東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」」をお送りします。
 https://www.youtube.com/watch?v=Q2dwopGlvAc

予定では(その2)は選挙戦(都知事選・都議補選)の後半をお送りするつもりでしたが、選挙敗北後の議論が結構あるので、それを優先して前倒しでお送りすることにしました。

 <別添PDFファイル>
(1)選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
(2)マーケティング視点の政治学、なぜ自民党は勝ち続けるのか(堀内勇作『日経ビジネス 2021.12.27/2022.1.3』)
(3)改めてすべてが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ(日刊ゲンダイ 2024.7.18)
(4)東京都知事選での蓮舫陣営の戦略・戦術はあまりにも貧困だった(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.7.18)
(5)蓮舫氏の敗北響く、立憲と国民民主の連携難航 連合イライラ(毎日 2024.7.12)


1.(別添PDFファイル)選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/3f9ea92dbf7daf2f47c9fc2cf6a9b305


2.(別添PDFファイル)東京都知事選での蓮舫陣営の戦略・戦術はあまりにも貧困だった(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.7.18)
 http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/903.html


3.(メール転送です)小池知事当選無効の申し立てへの協力のお願い

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小池知事当選無効の申し立てー「私が東京を変える」代表・山口あずささんへの協力のお願い

皆さん、都政史上例を見ない「弱者に冷たく、グリーンインフラ破壊、密室での都民不在の意思決定」小池都政を打倒する為の私たちの営為は、第一ラウンドが終わっただけです。この悪政を止める為、様々な「仲間たち」が告訴という手段を用いて失職させる事を試みているのはご存じの通りです。山口あずささんは、自らの法的知見を活かし、当選無効の申し立てを行うという勇気ある行動をとって下さいました。山口さんの「思い」は下記「呼びかけ」と、「当選無効申し立て文」の「おわりに」をお読み戴けると十全にご理解戴けると思います。争訟には最低でも50万強の費用がかかります。賛同者を増やし、この申し立てが多くの都民の思いと共にある事を示し、且つ費用を賄う必要がありますが、今のところ捗々しくありません。

皆さん、私たちの為に立ち上がって下さった山口さんを、支えようではありませんか! 証拠データの提供、ご自身の賛同と寄付、お仲間への賛同と寄付の呼びかけを、どうぞ宜しくお願い致します。参考までに、東スポに掲載された若狭勝弁護士の見解も添付しておきます。

◆小池百合子都知事の立件→失職の可能性を若狭勝氏が分析 特捜部は「真剣にやるんじゃないか」 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/309141#goog_rewarded

「呼びかけとお願い」

皆さん、「私が東京を変える」代表・山口あずさです。今回の都知事選は選挙直前、あるいは選挙期間中に現職都知事に対して複数の刑事告発がなされる異常なものでした。公職選挙法には選挙についての訴訟に関する規定があり、選挙のやり直しを求めるものと、当選無効をもとめる2つの争訟ができるとされております。

これらは刑事告発とは別のもので、選挙終了後2週間(2週間目が祝祭日の場合はその翌日も可)以内に申し出ることが必要とされています。刑事告発の中でも特筆すべきは、小池百合子の側近だったとされる小島敏郎弁護士によるもので、この訴訟は綿密に計画されたものだと推察しております。これらの刑事訴訟の努力に対して、選挙人である都民が選挙争訟を行わないことには、本件選挙戦について、文字通り画竜点睛を欠くことになると考えました。

私の地元である西東京市で、前回の市長選挙の時に選挙のやり直しを求める争訟を行っており、逐条解説公職選挙法を脇に置いて、自転車操業のような形で勉強しながら争訟戦ったのですが、この経験は今回の総省に活かすことができると考えました。期間が2週間ですので、他の誰かを待っていたら期限が徒過してしまいますので、「私が東京を変える」の仲間に了解を得て、選挙戦を戦った多くのみなさんに呼びかけることとしました。

1000人くらいは軽く集まると考えておりましたら、分かりにくいのか、私に信用がないのか、1週間を経過してまだ30名を超えるくらいで、寄付についても高裁提訴時の印紙代と郵券代が賄えるくらいです。私は法務博士(法科大学院卒 *学歴詐称ではない)ではありますが、弁護士資格はありませんので、選挙人であればだれでもできる都選管への申し出はさておき、高裁となると提起まではできますが、裁判官からは軽くあしらわれてしまう可能性が大きいです。

もちろん、それならそれでがんばりますが、できれば東京都の未来のために、弁護士をお願いしたいと考えております。弁護士は事務所の職員にも動いて貰わないとならないので、それ相応の費用(最低50万程度)は負担する必要があるのです。

改めて、ご協力をお願いします。

◆私が東京を変える -
 http://watashiga.org/tokyo/
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(参考)署名400万人集めれば小池都知事をリコールできる?(日本ファクトチェックセンター) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9ec2068bc18a41c1716e372264928b71cd39bbb9


4.(メール転送です)初めてメールします

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これまで、自分とほぼ同意見の方がここで吼えて? くださっていたので、そこにあぐらをかいていたのですが、昨晩の会議には所用で出られず、その次の会議も平日の仕事で出られず、残念に思いました。時すでに遅しかもしれないのですが、改めて今後の希望について、自分の意見をここに書きます。

1)次の目標は、来年の都議選でしょうか? そこに向けて、都政チェンジ一丸となって目標を作って動けたらいいです。個人的に一番うれしいのは、蓮舫さんがお住いの地域から都議に出馬していただき、小池都知事と都議会で闘っていただくこと。野党の親分的スター議員が現れることで、都議会の注目度を高め、「ガラス張り」を実現していけるとよいなと思います。

もちろんほとんどの方は、「国政に出てた蓮舫さんが都議になるなんてありえない」とおっしゃいます。わたしも常識ではそう思うけど、万が一でも、そんな意思表示を蓮舫さんが示して下さったら、スポーツ新聞は書きたて、市民運動としては最高に盛り上がり、来年の都議選まで私自身、熱血のまま走り続けることができます。今回の都知事選は蓮舫さん立候補表明から投票日まで時間がなさ過ぎましたが、今から来年の準備をすれば、蓮舫さんの公約をこれからでも世間に伝えられます。

2)石丸氏の「10分弱のどぶ板演説289回」都度都度「SNSにあげてね」と言いまくった選挙活動には脱帽し学ぶべき。もちろん知っています、「党派色を出さないで出馬」と報道されたこの方、実際は小池氏当選作戦の一環で投入されたパペットだと。

しかし、こちらも石丸陣営のスキームは早く理解し履修しないと、次回選挙ではもっと洗練された「石丸方式」を自民党に使われます。この方面で無策のままですと、また次もたぶん負けます。

Xでいえば、共産党の「EMIL」氏、アンチ石丸の「取材拒否」氏のような、スーパースプレッダーもほしい。そのためにどうするか、このチームでも考えたいところです。

3)「立憲への不信や怒り」本音をどこまでうまく出しつつ? 隠しつつ? 世を変えるべく動けるか。本音を言えば…、都知事選前、選挙期間中の立憲への不信感はもとより、選挙後の蓮舫さんバッシングの放置、選挙後の総括には立憲男性幹部のみと思しき面々(女性は小池推しの芳野氏一人)が集まって、勝手なことを言っているニュース映像を見て、わたし自身はブチ切れました。

これが野党第一党という悲しい現実をどう受け入れつつ、都政チェンジの世を作るためには、まず、彼らも変えなければならないと私自身は思うのですが、どう思われますか? 悩みつつどう活動を続けられるかが自身の課題でもあります。

4)改めて都知事選で気づいた報道のおかしさを他者にも伝えること、

 蓮舫さんバッシングに対する怒りを自分なりに表現すること、これらは日本版ME TOO運動の始まりになるかも。都知事選のボランティアで経験したさまざまな事象は、わたしにいろんな気づきを与えました。まず、当然世間の人も知っていると思っていた「小池都政の問題点」を多くの都民が知りもしなかったことに衝撃を受けました。メディアの責任も感じました。選挙後の蓮舫さんへのバッシングにも驚きました。

 ここから学んだこと、

①メディアの報道がおかしいときには「おかしい」とアクションを行うこと(逆に良いときは褒め、中の人を鼓舞すること)。都政もウォッチし、「おかしい」と思うことを拡散すること(逆によいことは褒め、中の人を鼓舞すること)

②蓮舫さんバッシングに象徴される日本社会のおかしさを正そうとする、人々の輪を作りましょう。誰しも日常の人生は忙しいので、100%やりきることはできないけど、心ある人が励ましあって、かわりばんこ、にでも続けたいところですし、そのためにこの会も存在するのだと思います。

長々失礼いたしました。参加できなかったけど取り入れてもらうには時遅しだけど、意思表示だけはしたかったのでここに書きました。もう出勤時間です(誰かと既に重複した意見を発したという場合は、ごめんなさいですがうれしいです)。ではでは
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5.(市民を寄せ付けない)これが泉健太立憲民主党という政党の正体です(BY:田中一郎)

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これが泉健太立憲民主党という政党の正体です。

2017年の衆議院選挙の直前、小池タヌキ百合子と前原誠司(元祖「口先やるやる詐欺」)に、「バビロン捕囚」のごとく、鼻輪に紐を通されて引っ張られる家畜牛のごとく「希望という名の絶望の党」へ吸い込まれていった民主民進党の政治家のうち、小池タヌキ百合子の「排除します」で退けられた連中や、それを「良し」としなかった政治家達が即興で創った政党が立憲民主党です。

代表となった「直ちに健康に影響はない」の「はぐらかし枝野幸男」は、その創立時の、ビール箱の上に立ちながらの演説で、「私たちは、市民とともに歩み、悩み、市民のために、市民とともに未来を切り開く政党としてスタートしていきます」みたいなことを言っていました。それが今、数年たってみたら、コレですよ。この前も申し上げたように、5月頃には泉健太執行部周辺から所属国会議員に対して「市民運動・社会運動とは距離を取れ、近づきすぎるな」(必ずしも都知事選だけの話ではありません)などという「オフレ」が出ていたというような話も私の耳には入ってきていました。あきれて開いた口がふさがりません。有権者を裏切るのもいい加減にしろ、でしょう。

札幌では、市民有志が、札幌冬季オリンピック開催の是非を市民投票で決めてほしい、という条例制定の請願を市議会に提出しましたが、これに自民党や公明党とともに市議会の立憲民主党会派(民主市民連合)が先頭に立って反対をしています。あの2021年東京オリンピックを見ての態度ですよ、ふざけるな、ですね。

また、枝野幸男・泉健太立憲民主党は、私の生まれ育った大阪をはじめ関西では、日本共産党との選挙共闘もできず・やらず、複数県を併せて候補者調整をやれば当選しているのにそれもせず、国政選挙では毎回のように共倒れしています。既に府市合わせ議会では、立憲民主党はほぼ議席ゼロの状態です。関西では、辻元清美氏を除き、立憲民主党などにはほとんどの人が何の期待もしていません。

国政・国会では、「経済安全保障推進法」「経済秘密保護法(SC法)」をはじめ、自公政権が出してくる戦争準備法にことごとく賛成をし、他方では、「脱炭素」のためには原発再稼働もやむを得ない、などと言って、原発OKの態度を取り始めました。脱原発だとか言いながら、書くだけ・言うだけの「基本法」制定の「お遊び」でお茶を濁し、やってまっせのポーズだけで、ホンネは戦争準備・原発推進の自民党と同じ、まったくの有権者・国民への背信政党に成り下がっています。どこが「立憲主義」ですか?

今回の都知事選挙もそうでした。1月の市民主催のキックオフ集会には。都議あがりの国会議員が1人来ただけで、長妻昭(立民東京の最高責任者)をはじめ、泉健太立憲民主党の幹部たちはただの1人も顔を出さず、そもそも都知事選は「やる気なし」の態度でした。野党第1党がこういう態度だから、候補者選びも難航するのです。

ついでに言っておけば、国民民主党という、野党でも何でもない、自民党政治の補完政党は、労働貴族で野党共闘妨害が専門の御用組合「連合」と組んで、小池タヌキ百合子を応援しています。この自民党補完政党と来たる国政選挙で、なお「共闘しよう」などと言い、まるで仏罰政党の公明党が自民党にへばりつくように、御用組合「連合」と国民民主党にへばりついているのが、泉健太執行部です。こんな連中に政権などを取らせても、日本の政治は微塵もかわらないどころか、国民民主党の泣きべそ男の玉木雄一郎が「独自性を出し、自民党との差別化をはかる」ために、自民党以上にロクデモナイことをやりだす可能性の方が高い、と言えるでしょう。まるで戦前の社会民衆党・社会大衆党さながらです。

(関連)(別添PDFファイル)蓮舫氏の敗北響く、立憲と国民民主の連携難航 連合イライラ(毎日 2024.7.12)
 https://mainichi.jp/articles/20240711/k00/00m/010/206000c

私は今回の都知事選挙の投票結果を見て、東京では関西に続いて、泉健太立憲民主党・国民民主党・御用組合「連合」のグループが、政治勢力として崩壊を始めているな、という印象を受けました。蓮舫氏の得票数が少なすぎるからです。既に国民民主党・御用組合「連合」は東京でも政治的影響力はほとんどないに等しい状態ですが、更に多くの有権者・都民は泉健太立憲民主党をも離れ、新たな投票先を求めながら漂流し始めているように思えます。近未来(早ければ11月の自民党総裁選の直後に衆議院、そして来年の夏に参議院)の国政選挙では、立憲民主党は大敗をし、大阪の府市合わせ議会のごとく、泡沫政党の1つに転落していくのではないか、という懸念が強くなりました。ここ半年で、泉健太執行部を退陣させ、選挙に勝てる党体制を築けるかどうかが勝負どころとなってきています(現状では絶望的)。

(関連)ニューヨークに来て感じた圧倒的な「経済格差」と「理不尽さ」 日本人を“貧しく”した政府に国民はもっと怒るべきである 古賀茂明(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2415375a28fef0a5a1de74fbb0c263d207081424?page=3

(一部抜粋)
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(中略)立憲代表選では、政策論の前に、まず、野田佳彦元首相や、(本稿を執筆後に出馬の意向を表明した)枝野幸男元官房長官などの古き民主党のA級戦犯たちが、引き続き偉そうな顔をして立候補することは絶対にあってはならない。そんなことになれば、誰も相手にしてくれなくなるのは必至だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(古賀茂明氏の議論には賛同しませんが、上記の部分は「そのとおり」です。野田佳彦VS枝野幸男の立憲民主党代表選挙=バイデンとトランプの米大統領選と並ぶ、ゴミかクズか、カスかスカか、の選択です。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)改めてすべてが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357705


 私は「市民連合」に聞きたいのですが、これでもまだ、立憲民主党にしがみつくのですか? 戦争法全部廃止や再稼働ナシの脱原発という「譲れない政策」を放棄して、違憲部分は廃止、とか、原発に依存しない「脱炭素」とか、日和見方針まで持ち出して、まだ、かような政党にすがるのですか? 今回の都知事選挙・都議会補欠選挙は、今までの「世直し」市民の、その中途半端で日和見の態度に対して、見直せ、という「天の声」が下りてきた、と受け止めるべきではありませんか? (都議補選で当選した立憲民主党候補は、日本共産党と共闘してかろうじて当選した足立区の候補だけでしたよね、自民党でも2人が当選しているのに、ですよ)。「世直し」には、背筋がちゃんとした「中核勢力」がなければ、実現などしないものです。

にっちもさっちも行かなくなってから「決断」しても、もう遅いのです。私は今のままだと、近未来に「政界の右翼的再編」があるのではないかとも思っています。その時が立憲民主党が日本国憲法とともに消える時になるような気がします。
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6.小池タヌキ百合子都政のひどさが東京都全域・都民全員に全くと言っていいほど伝わってない(BY:田中一郎)

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私はもっぱらMLとZOOMで「形だけ参加」みたいな恰好で、今回の都知事選にかかわりましたが、はっきり申し上げて、12年前の宇都宮健児氏を都知事にしようとして市民が立ち上がった時に比べて、市民の取組のレベルの低さ・広がりの狭さ・発想なり考えなりの未熟さを感じさせるものでした。こんな選挙活動なら、次回はもう参加しないだろうな、と思っているところです。今もZOOM会議(選挙総括)をやっていますが、最初のレポートが「間延び」したような内容の薄いもので、出ている意見もマイナーなものばかりで、これじゃ次回もダメだな、という印象です。

そもそも今日のZOOM会議に参加している人の数が28名、この規模で、東京都知事選挙や都議補選のことを天下国家論を論じるようにして議論していることが、おこがましい、と言ってもいいかもしれません。選挙のあらゆる面で「力不足」「認識不足」「取組不足」だったと思います。今回の選挙の大勢に市民側は全く作用することができていない、悲しいながら、ですが、これが実態だと思います。

(少し前の国政選挙では、「市民連合」という団体が立憲民主党にゴマをするような格好でふるまって、立憲民主党に顔を立ててもらい、その代わりに「日和見・ほぼ無内容」の共通政策を立憲民主党に認めてもらって、シャンシャンで終わって、選挙には勝てていません。世の中が右へ、右へ、もっと右へ、となっている時に、日和見をしているから時間が経過するにつれ、ずるずる右へと引きずられて行く、そんな市民運動・社会運動になってしまっているのです。私は「市民連合」は解散すべきだと思っています。)

今回の選挙で、既成政党はどうだったか。

立憲民主党=いつものように全然ダメ、泉健太執行部周辺からは「市民団体とは距離を取れ」という命令が出ていたという話も私の耳に入っていて、そう考えれば、手塚仁雄選対の動きや、各地の立憲民主党地方議員の動きの悪さも、さもありなん、で納得できるところでもあります。また、投票行動で見る限りでは、東京の立憲民主党支持者は、解体ないしは解散を始めているような気配です。(蓮舫氏の得票数128万票が少なすぎる:共産60万、れいわその他40万、とすると、立民支持者はほとんど蓮舫氏に投票していないのではないか?)

日本共産党=今回は表面的には活発に蓮舫氏を応援・支援しているように見えますが、本当のところ=つまりポスティングなどの地道な活動についてはどうだったのでしょう? 少なくとも私の地元では、市民や日本共産党から立憲民主党に共同活動を呼びかけたものの、立憲民主党がこれを拒否?(あるいは無視?)、結局、市民有志が若干の日本共産党区議・都議とともに動いた、といった程度のものでした。

山本太郎(れいわ新選組)は様子見の党方針、おそらく40%くらいが蓮舫氏に投票したかなという感じ、残りが小池・石丸・棄権がそれぞれ20%ずつくらいかな、という感じです。全部で共産と同じ60万票くらいが「れいわ新選組」の得票力です。

社民・新社会党は全く姿なし。何をしているのでしょうね? だから絶滅危惧種なのです。

こんな中で、今回の選挙では、ポイントは次の3点かな、というのが私の印象です。

(1)小池タヌキ百合子都政のひどさが東京都全域・都民全員に(具体的に)全くと言っていいほど伝わってない。マスごみ報道の掌の上で踊らされている感じ

(2)新顔・石丸伸二を巡る動きを見ていると、右翼ポピュリズムに乗りながら「新しい形のファシズム」が台頭している様子がうかがえる

(3)自民党は立憲民主党や公明党とともに、東京都内では、だんだんと政治力を失いつつある、ただ、自民党は権力への執着力が強いことと国政の政権を握っていることから、今後もしぶといだろうとは思います。

では、東京でも、全国でも、政治を変えるには、選挙で勝つには、どうすればいいのか。

「世直し」中核勢力を形成し、1年365日日常的に与党政治を徹底的に、具体的に批判しつづけ、返す刀で自分たちはどうするかを、繰り返し繰り返し有権者に伝えていく、ポイントを経済や生活関連に置く、新立民+日本共産党+「れいわ新選組」+社民・新社でしっかり共闘態勢を取り、どういう段取りで政権を運営していくかを決めておき、あとは走りながらいろいろ追加していく、こんな感じです。それと大事なことは「伝え方」「プレゼンスの仕方」「街宣メガホンの音の質」などなど、方法論、はしっかり検討しないとダメですね(街宣は山本太郎「れいわ新選組」がGOOD、見習えばいい)。

しかし、今は泉健太立憲民主党のボンクラかげんと、反動的反市民的性格が相まって、上記とは逆方向に噴射しそうな感じです、立憲民主党内のリベラルと言われている人たちの覚悟が決まっていない、センスが悪い、のが大きな理由でしょう。

今のところ、野党も、市民運動・社会運動も、先行き「真っ暗」です、この国はどんどん悪くなっていきます。
 https://www.youtube.com/watch?v=Ql5cBQgqr9w

生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、
右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

何から何まで 真っ暗闇よ
すじの通らぬ ことばかり
右を向いても 左を見ても
バカと阿呆の からみあい
どこに男の 夢がある
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7.2つのサイトで語られていることが私の申し上げる「新しい形のファシズム」です(BY:田中一郎)

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◆蓮舫さんに投票したけど石丸さんに投票する人の気持ちもめっちゃ分かる話
 https://note.com/fuemiad/n/n495d50088903

◆【対談】「小池圧勝」の都知事選でなぜ「知名度ほぼゼロ」の石丸伸二氏は蓮舫氏を圧倒できたか
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81944

2つのサイトをざっと拝見しましたが、私の感想は、「2つのサイトで語られていることが、私の申し上げる「新しい形のファシズム」です」

「わかりやすい」について申し上げれば、

「蓮舫氏や市民運動・社会運動の訴えていることの、どこがわかりにくいのか」を言わなければ、議論はかみ合いません。しかし、もうかれこれ1980年代くらいからだと思いますから、約40年間くらい、選挙で負けるたびに、同じことを言ってきているように、私には思えます。つまり進歩がない。

市民運動・社会運動の中には、人がいい人たちが多く、「わかりにくい」と言われると、何がわかりにくいのかを確認しないまま、それじゃ言葉をやさしく、平易にする、とか、政治の話からわき道にそれて世間話をたくさん入れて話すとか、そうやっていろいろ工夫をしようとする、でも、効果はマイナスの方が私は大きいと見ていて、どんどん政治の肝心なところからずれて行って、最後は日和見が当たり前になっていく、そんな40年・半世紀だったのではないかと思います。

かつて、ワイマール・ドイツでは、ナチ党というゴロツキ集団が、嘘八百を大衆社会の感情の機微に触れるようにしてアジテートし、大衆を扇動していきました。ゲルマン民族最優秀説=世界を支配すべきはゲルマン民族である、ユダヤとスラブはゲルマンの奴隷でいい、あるいは消去していい、そんな議論が、わかりやすくて受け入れやすい訴えになったわけです。今回の石丸伸二もまた、「理解の無い上の世代は敵に回してもいいではないですか」などと言っています。ナチと同じ「わかりやすい」手法です。

先般、問題提起していただいた『日経ビジネス』記事の問題=要するに多くの日本の有権者は、政策で決めるのではなく、所属政党でアプリオリに投票先・候補を決めている、というこの頑迷に、どう対応するのか、というのがポイントだと思っています。

(関連)(別添PDFファイル)マーケティング視点の政治学、なぜ自民党は勝ち続けるのか(堀内勇作『日経ビジネス 2021.12.27/2022.1.3』)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00150/121700013/

私は、人間という動物は、必要と思うなら「わかりにくい」ものはわかろうとする、わかろうとしないのは、そんなことはどうでもいいと思っているからだと、判断しています。つまり「わかりにくい」は拒否することの言い換え・言い訳に過ぎない、ということです。昨今の日本では、これに政治的アパシー(政治的無関心)や社会的アノミー(価値基準の崩壊)という大衆社会的な政治的社会的環境が加わります。

私は今回の石丸伸二現象を見て、こりゃ危ないな、と思った、どうすればいいかは、容易には思いつきませんが、1つの鍵は「(大きな財布で見ての)利害関係の自覚」ではないかと思っているところです。言い換えれば、どうやってメシ食っていくの? ということです。一生、むしり取られるばっかりでいいのか? という問いかけです。(山本太郎が街宣でやっている、あれが1つの対応策です=各論はともかく、総論では)
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8.蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動への妨害が1つの大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう(BY:田中一郎)

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蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動への妨害が1つの大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう。

今日の公職選挙法の淵源は、1925年の治安維持法制定時に遡ることができ、とにもかくにも、一般の市民に選挙にはかかわらせない、参加させない、野党的な活動は極力小さくするため、できれば委縮させて自主的に縮こまってくれるよう誘導する、そんな権力維持治安当局の意向のバックボーンの1つが公職選挙法です。(日本が民主主義国家などと思うのは勘違いです)

次に来る衆参国政選挙に備えるため、改めて、公職選挙法(&政治資金規正法)の勉強会を、①選挙活動の法的妨害と自由化、②政治資金関連法と金権腐敗政治の防止の2つのテーマで、開催した方がいいように思っています。

12年前の宇都宮健児さんを都知事にする市民の選挙運動の際にも、この問題がクローズアップして、公職選挙法は変えなければいけない、という機運が盛り上がったのですが、いつの間にか消えてしまいました。

それから、今回の都知事選挙や都議補選後に、活動の総括をするのでしょうけれど、単に技術的な問題だけでなく、中長期的に日本の「世直し」にどう取り組むのかもあわせて、しっかりと打ち出したいものです。

継続は力なり、石の上にも〇年、です。私は日本の市民運動・社会運動の「一過性」が気になっています。

また、雑誌を含めて、マスごみの報道が小池タヌキ百合子の都政に対して、しっかりとした権力批判・権限濫用・利権癒着構造を明らかにする報道をしていない点にも問題があります。しかし、これは何度口で批判しても変わるはずもないので、たとえば前川喜平さんのようにTV朝日の株主総会に乗り込んでいくなど、しかるべき対抗策を継続的にとって行くしかありません。

(新聞では日刊ゲンダイと東京新聞が比較的まとも、朝日カバカバ新聞や毎日腰抜忖度提灯新聞はダメですね、TVは全滅です)
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草々

(追)フランス総選挙、マクロン与党連合が苦戦 右翼「国民連合」がトップ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6Z34F7S6ZUHBI004M.html

(いろいろな意味で、このフランスのマクロン与党のボンクラぶりが、今日の日本の泉健太立憲民主党とよく似ています。このフランスの国政選挙の結果は、(今のままなら)日本の近未来と見ておくべきです。極右台頭は、最初のうちは「去勢」された連中がヘゲモニーを取っていますが(つまり比較的穏やかに見える:今のイタリア政権もしかり)、情勢が緊迫化するにつれて、グロテスクな連中が暴力的に幅を利かすようになっていくものです。その「展望」もお忘れなく)

(追追)フランス総選挙、左派が逆転勝利 極右失速で第3勢力、政治混乱も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338612

 

 

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