「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ ①「長期脱炭素電源オークション」制度 ②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)みかんの花咲く丘 歌いだし ♪みかんのはなが - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hIbANCy1zGc
(都会生まれ・都会育ちの私は、みかんの花がどんなものかを知りません。動画に出ている花がそうなんですかね。ミカンのことで思い出すのは、九州熊本の親戚の家に子どもの頃、夏休みによく遊びに行き、その時、青々としたミカン畑の木をあたり一面に見たことを覚えています。その後、数十年たって、ある年の5月頃、再び親戚の家を訪れた時、その家はありましたが、住民(従弟)は他の集落の人たちとともに既に引っ越してしまっていて、家も集落をほとんど無人、そして、ミカン畑の木には5月だというのにミカンの実がたくさんぶら下がっていたのです。最初変だな、と思いましたが、実はコレ、ミカン畑の耕作放棄地でした。そしてそのミカン畑のそばにあった田んぼという田んぼは水が枯れ荒れ地になっていて、子どもの頃に遊んだ田んぼの近くの湧水・小川もまた水は枯れて、大きな石が複数個、悲しそうに昔のままに置かれていました。また、よくアイスクリームなどを買いに行った「万事屋さん」はもちろんとうの昔に閉店して家も閉鎖、あちこちにある庭の草花・木なども手入れされずに自然状態に帰っていたようです。人がいないので、音も声も聞こえません。私には少しショックでした。昔、この集落はとてもいい集落で、私は住んでみたいと思うほど大好きでした。日本の多くの田舎がこうなったのでしょうね。日本人は大事なものを失ったように思います。目についたのは、昔は土のままの道路や田んぼのあぜ道だったのが、舗装された立派な道路になっていたことでした。人はほとんどいないのに、です。)
2.キャンペーン
(1)【署名サイトVoice】自己増殖型(レプリコン)ワクチンを含むmRNAワクチン全般の即時中止を求めます。 - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
https://voice.charity/events/721
(2)(メール転送です)(井戸謙一・雪田樹理両弁護士から)署名のお願いです
*原発事故避難者を大阪市営住宅から追出さないための「公正な判決を求める署名」用紙(2024年7月)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVev7Y0q9oO9uySK?e=J0guzF
*福島原発事故被害者の住宅追出し反対:大阪地方裁判所に「公正な判決を求める署名」呼び掛け文(2024年7月)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVl9CmI2ZHjADuDm?e=Yf8lpq
*新鍋さゆりさん(仮名)裁判事案概要(2024年7月)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVi0OQxeoKrTeTfh?e=cTXsDb
(関連)住まいを追われる原発避難者 末期がん女性の苦悩を聞くOurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/49118/
3.(イベント情報)
(1)(チラシ)(8.10)沖縄は怒っている 東京集会(文京区民センター)
https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlVpoRMmVEEllEXLm?e=c1cSE1
(2)(チラシ)(8.24)STOP!東海第二原発の再稼働 いばらぎ大集会(水戸市)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVt0I9jeIHvpzDZ3?e=usuOJf
(3)(チラシ)(8.31)新潟から平和を訴える:神田香織さん他(新潟市)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVynbDJ3d9mHs6_Q?e=UQp2Kd
4.(別添PDFファイル)前川喜平が嘆く「もう朝日新聞の購読を止めようかな」(『週刊現代 2024.6.8,15』)
https://wgen.kodansha.ne.jp/archives/91973/
(関連)(必見)In Focus(尾形×望月)【前川喜平/「朝日新聞を読むの、もう止めようかな」/朝日新聞編集委員や記者、愛読者を中傷】⚪︎5-21 The News⚫︎スピンオフ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=IJTC_q1eYfg
(朝日新聞ではなくて朝日カバカバ新聞です。マスごみ(粗大ごみ)の典型となりつつあります。権力追従、忖度迎合、時流追随、冷笑主義、反知性主義、似非科学賛美、劇場政治づくり、おかしな人間をあえて取り上げる(例えば今回のコメント女)、批判力低迷、ステマ、新聞ジャーナリズム消滅などなど、言い尽くせないぐらいの質的劣化を露呈しています。もうずっと前からです。更に発行部数が減りそうです。朝日カバカバ新聞はどういう人たちが定期購読しているか、よく考えた方がいい。優秀な人・記者・スタッフ・読者が朝日カバカバ新聞を離れていく、そして誰もいなくなった、の近未来が待っているのではないか。:田中一郎)
5.(これは面白い:必見です)ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪:お笑い万博
(維新の、維新による、維新のための大阪万博)
(維新の、維新による、カジノ建設のための大阪万博)
(菅義偉の、維新による、安倍晋三のための大阪万博)
「(これは面白い:必見です)ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪:お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 - YouTube(万博には行ったらアカンで! 危険が危ない!)」
◆お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=E7tRd7JKiQA&t=15s
(もっと見たい人はコレ)
◆メタン・ヒアリ・下水管~いろいろキケン!大阪万博(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240702 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=F_TmK6lfoKU
◆止めなあかん!お笑い大阪維新万博~リング・ペット・トイレ!(西谷文和さん)【The Burnnig Issues】20240227 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0rzwyWzLxhs
(こっちも面白い、余力のある人(ヒマな人)はどうぞ)
◆お笑い維新研究 2024年上半期編 万博 パワハラ・おねだり オシャレな動画(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240604 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dx1PYVWhiuM&t=174s
◆真夏の夜の振り返り~あれもこれもお笑い維新研究7(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240702 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fL-IveYrOZo
(関連)西谷文和の路上のラジオ - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCfpTSlyaAkMVvIj8drdnxSw
6.日刊IWJガイド・非会員版「ハリス氏が支持率でトランプ氏を逆転!- 日本のマスコミ一斉報道! 実は主要世論調査で逆転したのは『ロイター/イプソス』の調査だけ!」2024.7.26号~No.4288 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53726
■【第1弾! 米国の中心で、大嘘を叫ぶ! イスラエルのネタニヤフ首相が、米議会演説で白昼堂々と妄言の連発!「イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」!?「ラファで1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」!?】UNRWAは「ガザ地区の80%以上が避難指示の標的、または立ち入り禁止区域に指定されている」と報告! イスラエル議会は、パレスチナ国家の樹立を拒否する決議を、圧倒的多数で可決!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年7月25日ほか)
(関連)(別添PDFファイル)イスラエル首相が演説、米議会に戦闘支援継続訴え(東京 2024.7.26)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240725/k10014522361000.html
(関連)ハリス氏「ガザの戦争終わらせる時が来た」停戦協議に意欲 アメリカの正副大統領がイスラエル首相と会談:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/343191
(そう言えば、昔々、ちばてつやさんの人気漫画で「ハリスの旋風(かぜ)」というのがありました)
https://www.youtube.com/watch?v=n_3LyYbufTU
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ ①「長期脱炭素電源オークション」制度 ②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)」をお送りいたします。
<別添PDFファイル>
(1)「消費者負担で原発補助金―長期脱炭素電源オークションとその問題」 - 原子力資料情報室 2024.7.24
(2)原発建設費 電気代に上乗せ案、政府が電力会社支援策、国民負担増大に反発必至(東京 2024.7.25)
(3)原発建設費 料金上乗せ検討、新電力契約者も負担の可能性、自由化に逆行(朝日 2024.7.24)
(4)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25)
(5)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
(6)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
(7)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
(8)東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7.5)
1.「長期脱炭素電源オークション」
既にスタートしている「容量市場」という地域独占(原発)電力会社(「毒電」)のための我田引水制度に「もう一つの屋上屋」を創ったのがコレです。先般、2023年度分のオークション(入札)が行われ、約1,000万KW相当の発電設備分=毎年4,200億円、平均25年間が落札電気事業者に交付されます。今後も毎年続けられ、2050年時点で累積1億2千万KW程度の発電設備ができるまで、年間補助金のような形で交付金がどんどん積みあがっていきます。もちろんカネを受け取るのは、発電シェア80%を占める地域独占(原発)電力会社(「毒電」)です。そしてこの費用は電力料金に上乗せされ、私達電力ユーザーの負担となります。「脱炭素」を口実にとんでもない「電力搾取」が開始されています。
以下、2つの解説パンフ・サイトを熟読ください。わからないところがあれば、それぞれの市民団体に聞くか、私に聞いていただければ、分かる限りでお答えします。こんなものを許していたら、原発は日本からなくならないどころか、日本国中、電源は原発だらけになってしまいます。要するに「最後はカネメ」(石原伸晃)です。原子力ムラとその代理店政府(自公政権+経済産業省)による電力システム改悪に高い関心をお持ちください。
◆(別添PDFファイル)「消費者負担で原発補助金―長期脱炭素電源オークションとその問題」-原子力資料情報室 2024.7.24
https://cnic.jp/51404
https://cnic.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/20240724_LTDA.pdf
(私から補足説明)
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a.「長期脱炭素電源オークション」のうち「LNG専焼火力」は最初の3年間だけ実施され、その後は「脱炭素」電源だけになります。脱炭素電源は少し時間をかけながら、スタート時点の400万KW相当/年から600万KW相当/年に増やしていく方針だそうです。2050年には現在の化石電源(火力発電所)が全部、この「長期脱炭素電源オークション」落札電源に変わるとすると、全部で1.2億KW相当の電源に積みあがります。原子力資料情報室の解説パンフ(上記)によれば、この結果、主に地域独占(原発)電力会社(「毒電」)や大手発電会社には、容量市場(下記参照)の分も合わせて、年間で合計7.6兆円ものプラスαのカネが何もしなくても転がり込むことになります(家計負担を計算すると年間約3万円です)。(なお、容量市場からの収入が電力価格を押し下げるので電力ユーザーの負担は大きくないとの楽観的な見通しは実証的に否定されています。:上記パンフP14)
b.太陽光などの「再生エネ」電源については10万KW以上と、いわゆるメガ「再エネ」でないと入札資格がありません。つまり自然環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」を限定的に対象にするだけで、この制度でまともに「再生エネ」を推進するつもりなどないことが暗示されています。また、アンモニアだの水素だの巨大ダム発電だのと、見込みのない「新エネ」も入札資格に加えていますが、こんなものはたいした役割を果たさないでしょう。結局、この制度で力を入れて断固推進されようとしているのが原発です。この制度を使い、投資すれば必ず儲かるようにして採算を保障し、原発への投資リスクをなくして原発をどんどん増やそうというわけです。(下記の容量市場や「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度も同主旨で、容量市場の場合には、老朽原発や老朽大型火力の生き残りにインセンティブが付きます)
c.未来の電源確保とはいえ、「長期脱炭素電源オークション」にかかる費用は容量市場の費用の数倍にもなり、特に巨大電源である原発に対してメリットが大きく働きます。つまり、容量市場以上にトンデモナイ制度と言えます。結局、下記に見る「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度と容量市場、及び「長期脱炭素電源オークション」は、既存の地域独占(原発)電力会社(「毒電」)が支配する電力業界の体制を政治力と税金と電力料金を使って温存し、電力自由化とエネルギー革命のあるべき方向とは真逆の方にこの国を誘導する、一種の亡国政策です。ここでも諸悪の根源は政治です。政治を抜本転換しなければ、脱原発はいつまでたっても実現しないどころか、原発を不公正な形で拡大推進してしまって、そのうちに過酷事故を引き起こし、日本は永遠の放射能汚染に沈むことになるでしょう。
d,「脱炭素」=「GX推進」が口実になっています。市民が掲げるべきものは「脱炭素」ではなく「脱原発」です。「脱炭素」とは原発推進の言い換えです。お間違えなく!
e,各論では、今回2023年入札で、島根原発3号機が落札しています。「長期脱炭素電源オークション」がなくても建設・稼働の予定だったこの原発に、何故この制度を適用したのでしょうか? 中国電力にとっては「タナボタ」型の願ってもない補助金であり、他方で、何の「電源追加確保」の効果もありません。つまり制度の濫用なのです。この点については、原子力資料情報室のパンフ(上記)のP15下をご覧ください。
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(参考)火力・原子力への補助金=長期脱炭素電源オークション|大島堅一(ユーチューブ他)
https://note.com/kenichioshima/n/n0f05f1a14aa8?sub_rt=share_h
◆どうする?容量市場 リーフレット │ eシフト
http://e-shift.org/?p=3958
<これまでの実績>
*容量市場(老朽原発・老朽火力の温存へのインセンティブとなる)➾(独は戦略的予備電源)
容量市場 2024年(1年目)入札 約1兆5千億円
同上 2025年(2年目)入札 約 5千億円
同上 2026年 (3年目)入札 約 8千5百億円
同上 2027年 (4年目)入札 約1兆3千億円
(入札結果が乱高下しています。入札といっても大半の電源は「毒電」が所有しているわけですから、入札価格は政治的に決められている、と見ていいでしょう。まったくバカバカしい「茶番」の入札です。金額の巨額さをしっかりと脳裏に焼き付けてください。この金額が、上記の「長期脱炭素電源オークション」の費用と重ね合わせられ、私たち電力ユーザーが電力料金、または税金の形で支払わされることになるのです。世界一高い電力料金の日本で、その原因企業の「毒電」がやりたい放題です)
2.「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度
◆(別添PDFファイル)原発建設費 電気代に上乗せ案、政府が電力会社支援策、国民負担増大に反発必至(東京 2024.7.25)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/342435
(関連)(別添PDFファイル)原発建設費 料金上乗せ検討、新電力契約者も負担の可能性、自由化に逆行(朝日 2024.7.24)
https://digital.asahi.com/articles/ASS7R3PZVS7RULFA01NM.html
(具体的な制度設計はこれからです。電力自由化とは真逆に、電源の中でも最も高コストでグロテスクな電源である原発に、容量市場、「長期脱炭素電源オークション」に加えて、更にこの「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度を創り、原発最優先を不動のものにしようというわけです。典型的な親方日の丸であり、新たな「総括原価主義制度」(コスト・利益積み上げ型電力料金制度)と言ってもいいでしょう。しかも「上乗せ」制度は、原発電力を使わないユーザー(取り扱わない小売業者)に対しても「上乗せ分」を負担させる制度設計となるようで、理不尽極まりなし、です。
安全対策への巨額の投資に加え、ウラン採掘からバックエンド・使用済み核燃料最終処分、及び過酷事故後の対応(あるいは損害保険金掛け金)まで含めれば、最悪サイテー高コストの原発を支える、こうした3つの原発テコ入れ制度は、政権交代後、即時廃止です。早ければ早いほどいいというよりも、早くしないと引き返せなくなります。早期のホンモノの政権交代が望まれます。「原発は、安全、クリーン、安い」、コレみんなウソ、はココでも証明されています。
3.寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている
(上記以外にもイロイロあります)=まさに狂気の沙汰
(こんなことをしている業界が他にどこにあるか?)
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*東京電力の福島原発事故後始末費用=奉加帳方式(「原発賠償損害保険料の後払い」という位置づけ)
*東京電力賠償費用を過去に遡って「託送料」に上乗せ ⇒ 電気料金へ転嫁
*福島第一原発以外の原発廃炉費用も過去分を「託送料」に上乗せ ⇒ 電気料金へ転嫁
(経済産業省がこっそり「毒電」の年間負担金を減額、顧客からの徴収金を「毒電」がネコババ)
*非化石価値市場(「電源指定なし」などという虚偽表示の原発を含む)
*2030年非化石電源比率44%の法的強制(ゴマカシ表示の原発を含む=エネルギー供給構造高度化法)
*ベースロード電源市場は廃止せよ(電力取引の卸売市場への集中義務で存在意味なし)
*原発損害賠償保険掛け金(保険料)の正常化(大幅引き上げ)(=特別会計が巨額の赤字)
*粉飾決算会計基準など原発優遇の制度を全て廃止せよ
(廃炉にかかる損金会計処理を「繰延資産」として先送りする粉飾会計:会計基準踏みにじり)
*再処理機構と再処理費用の電力料金への上乗せ、バックエンド(核ゴミ処分)費用の電力料金への上乗せ
(「薄く広く」負担させる=一般の電力ユーザーは気が付いていない、再処理機構は再処理やめさせない仕組)
*今も続く電源三法交付金という電力料金上乗せ税を原資とした制度
*福島原発事故の後始末への国のテコ入れ・巨額支援(他方、事故責任者の東京電力は株主さえ責任不問のまま)
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(ポイント)
原発は運転期間中の燃料費が安いというだけで、それ以外のコストはべらぼうに高い。そのコストを他に転嫁している(無差別に電力料金に転嫁する他、もっぱら政府が税金その他で丸抱えして「国策民営」となっている)。原発は末期症状を呈しており、早くやめさせないと、この国が持たない。
(関連)電源三法交付金制度 - 原子力と地域社会 | 電気事業連合会
https://tinyurl.com/mry5cj24
4.(別添PDFファイル)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25) https://www.asahi.com/topics/word/%E6%95%A6%E8%B3%80%E5%8E%9F%E7%99%BA.html
(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV0ORR8F8O8Oi5RL?e=he473d
(関連)プレスリリース日本原子力発電(当社コメント)敦賀発電所2号機の新規制基準適合性審査に係る当社の対応について
https://www.japc.co.jp/news/press/2024/pdf/240726.pdf
(日本原電は敦賀原発再稼働申請を死ぬまでやめないそうです=東日本大震災以降の13年間、日本原電に毎年、1Wの電力も発電していないにもかかわらず、カネ(約1000億円/毎年)を与えてきた東京電力・関西電力他の株主企業は、カネの支給を止めろ、支給したカネを取り戻せ!=倒産すれば敦賀原発と東海第二原発の再稼働は止まる、止めないならば、株主代表訴訟をして、止めさせればどうか:田中一郎)
(関連)敦賀原発2号機 再稼働を事実上認めず 原子力規制庁の審査会合 NHK 2024年7月26日(金) 21時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240726/k10014524611000.html
(関連)敦賀原発2号機 再稼働 事実上認めず 原子力規制庁審査会合 NHK福井 2024年07月26日(金) 18時58分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20240726/3050018440.html
(関連)敦賀原発2号機「新規制基準に適合しない」 規制委結論、原子炉直下に活断層否定できず 福井新聞 2024年7月26日(金) 午後9時00分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2093362
◆(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html
5.「再生エネ」だったら何でもいい、というものではない
◆(メール転送)【沿岸風車に吠える】国内最大8MW洋上風車1.6km沖の浜から吠える!2024.7.22 4 分 @石狩市 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zU_Grcvm6Xs
<田中一郎コメント>
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「脱炭素」盲従主義はさまざまな弊害をもたらします。
洋上風力がうまくいくかどうか、つまり採算が合うかどうかは、これからの「社会実験」になります。陸上風力はかなりの範囲の近隣地区に低周波公害をもたらすとともに、建設に伴う環境破壊(建設用道路敷設など)や、建設後の景観破壊やバードストライクなど、多くの問題があって、この狭い日本列島に適地はあまりありません。逆に、いま風力を設置しているところでは、今後その多くが撤去が課題となってくるでしょう。また、北欧などと違い、日本近海では年を通じて風があまり吹かず、従って洋上風力発電事業の効率はあまりよろしくない、とも言われています。
太陽光パネルについても、自然環境を破壊しない・地域社会を破壊しない、という条件を付けると、その適地はかなり限られていて、メガソーラーは基本的に×ということになります(しかも太陽光パネルのほとんどは中共中国製です。これもよろしくない)。可能性があるのはペロブスカイトですが、これも設置場所をよく考えて、かつ、利用後の廃棄物処分や健康被害の有無などにも配慮して、ゆっくりと慎重に拡大していく他ないでしょう。
洋上風力については、あまり陸地に近いところに造ると、陸上風力と同じことが起きます。しかし逆に、陸から遠いところに造ればコストが大きくかさみ、採算が合わなくなります。ご指摘の石狩湾を含め、日本の洋上風力が陸に極度に近いのは、主にコストがらみの話だと思います。また、福島県沖の洋上風力が失敗に終わっていますが、その詳細も公開されず、何故うまくいかなかったのか、失敗だったのか、不明のままです。本来であれば、教訓にすべきところです。
(洋上風力だけでなく、北海道には今、数千件の「再生エネ」電源開発の申請が出ていると地元の人が言っていて、その多くが自然環境破壊型・地域社会破壊型であるようです。その典型が、釧路湿原への太陽光パネルの設置です。自然の宝庫=北海道が潰されます、泊原発も「脱炭素」で「とまり」ません。「脱原発」と「脱炭素」の同時実現など夢物語です。リアリティ・ゼロ。こんなことは、政府も政権も財界も電力会社も、皆知っていることです。)
昨今は、お気楽な「脱炭素」盲従主義がはびこっているようですが、こんな調子だと、火力が潰されるとともに、この国は大半が原発・核燃料サイクルの電源と、失敗がほぼ見えているバカバカしい技術(アンモニア発電など)、そして環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」発電設備ばかりとなり、生き残った火力も老朽化した旧態依然技術の低効率なものばかりとなるでしょう。この国はエネルギーから崩壊していきます。そのうちに原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こします。(近未来に地獄が見える)
そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠が怪しい。地球は少しばかり温暖化してきているかもしれませんが、それが人工排出のCO2が原因である科学的実証的根拠はありません。化石燃料を野放図に使ってもいいとは言いませんが、CO2を人類の敵であるかのように言って「脱炭素」「新型火力潰し」を叫ぶことは愚かです。現代の「福田村事件」です。
反論のある方は、まず下記をご覧になって、議論してください。情緒的なものは議論になりません。エネルギー革命の乗り切り方は、「脱炭素」盲従主義ではありません。ひとことで申し上げれば、エネルギー効率の大幅アップと、ビジネススタイル改革によるエネルギー大量消費社会からの脱却です。CO2を目の敵にする必要はありません。
◆(別添PDFファイル)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎)
(「エネルギー基本計画」見直しへ向けて)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=kpakTb
(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(地球上の気候変動は、かなりの部分を宇宙物理学で説明可能です)
(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html
6.ルポ原発めぐり第2弾!宝の瀬戸内海を守れ!監視と住民排除の電力利権 <伊方原発・上関原発予定地> - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=wKNFihnwJn0
7.核ごみ最終処分場受け入れ承諾自治体は皆無=この状態での「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」(青森県むつ市)への使用済み核燃料搬入は事実上の「最終処分場化」を招く
◆(別添PDFファイル)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
https://mainichi.jp/articles/20240725/ddm/003/040/131000c
(核ごみ最終処分場受け入れ承諾自治体は皆無=この状態での「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」への使用済み核燃料搬入は事実上の「最終処分場化」を招く)
(最終処分場調査を受け容れている北海道2自治体と佐賀1自治体は、いずれも知事が第2段階へ進むことに反対しており、進展する可能性は現段階ではナシ。)
(調査中の2道県、使用済み核燃料搬入を受け容れそうな青森県での、有権者・市民への情報提供強化がそれぞれ必要、マスゴミはアテにならない)
8.東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7.5)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV6Kea4HJiayDFSN?e=yS7eu7
(使用済み核燃料の輸送に関して、私が申し上げていることと同じことを、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが書いています。そもそも、使用済み核燃料やウラン燃料(特に6フッ化ウラン)の扱いに対して、あまりに安易になっているように私には思えます。私は、使用済み核燃料の輸送は陸上輸送でないといけないのではないかと思いますし、その輸送についても量的に最低限のものであり、かつ、厳重な安全管理の下で行われなければいけないと思っています。基本は「動かすな」です。今回の柏崎刈羽原発からのむつ市への使用済み核燃料輸送は、明らかに柏崎刈羽原発再稼働を念頭に置いたモノであり、ふざけるな、ということです。:田中一郎)
草々
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