« 2024年6月 | トップページ | 2024年8月 »

2024年7月

2024年7月30日 (火)

(必見でっせ)デモクラシータイムスVTRシリーズ(今まで全11回で継続中):もうアカン! いよいよピンチ! いよいよダメ 止めなあかん!あと1年⁉しょぼい!アブナイ! お笑い「大阪維新万博」(こんなもんに関連費含めて10兆円もかけるんか?!)

前略、田中一郎です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デモクラシータイムスVTRシリーズ(今まで全11回で継続中)

もうアカン! いよいよピンチ! いよいよダメ 止めなあかん!あと1年
しょぼい!アブナイ! お笑い「大阪維新万博」

このあと、維新の「本命」目的のカジノもありまんねんで!


(こんなもんに関連費含めて10兆円もかけるんか?!)

◆万博はアレもコレも紐づけ「総費用10兆円」到達も! 壮大すぎるインフラ整備計画の全容|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332941


 <デモクラシータイムス 必見VTR:ただいま継続中でまもなく(12)>

これは見とかな損やで、あやうく維新に騙されるとこやった。ようこんな催し、やっとんな、赤字分は維新が払ろて破産せえ。

(1)風雲急!必ずこける!?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230720 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=R5R0CJw5PPk&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=12&t=16s

(2)いよいよピンチ!大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230815 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SAmRop_Wouc&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=11

(3)いよいよダメかも?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230919 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mpNDQI7lETk&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=9

(4)もうアカン!万博崩壊(西谷文和さん)【The BurningIssues】20231101 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MeVCRrJh3KE&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=7&t=15s

(5)爆笑スクープあり!中止一択大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20231117 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XpqDt3hjBes

(6)年末特集「大阪万博、夢洲の呪い」~巨額上振れ、汲み取り、プレハブ、原因は夢洲(藤永のぶよ×西谷文和)【The BurningIssues】20231219 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=F4UDaqy6tq0

(7)夢洲データ分析!嘘と闇と泥まみれの大阪万博(藤永のぶよ×西谷文和)20231219 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=gpUPhhXPYkk

(8)止めなあかん!お笑い大阪維新万博~リング・ペット・トイレ!(西谷文和さん)【The Burnnig Issues】20240227 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0rzwyWzLxhs

(9)あと1年しょぼい!アブナイ!大阪万博~水原事件と大阪カジノ(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240419 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=g9Rp0FOZJv8

(10)お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 -YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=E7tRd7JKiQA

(11)落雷!メタン・ヒアリ・下水管~いろいろキケン!大阪万博(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240702 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=F_TmK6lfoKU
草々

 

 

(必見でっせ)デモクラシータイムスVTRシリーズ(今まで全11回で継続中):もうアカン! いよいよピンチ! いよいよダメ 止めなあかん!あと1年⁉しょぼい!アブナイ! お笑い「大阪維新万博」(こんなもんに関連費含めて10兆円もかけるんか?!)

前略、田中一郎です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デモクラシータイムスVTRシリーズ(今まで全11回で継続中)

もうアカン! いよいよピンチ! いよいよダメ 止めなあかん!あと1年
しょぼい!アブナイ! お笑い「大阪維新万博」

このあと、維新の「本命」目的のカジノもありまんねんで!


(こんなもんに関連費含めて10兆円もかけるんか?!)

◆万博はアレもコレも紐づけ「総費用10兆円」到達も! 壮大すぎるインフラ整備計画の全容|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332941


 <デモクラシータイムス 必見VTR:ただいま継続中でまもなく(12)>

これは見とかな損やで、あやうく維新に騙されるとこやった。ようこんな催し、やっとんな、赤字分は維新が払ろて破産せえ。

(1)風雲急!必ずこける!?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230720 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=R5R0CJw5PPk&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=12&t=16s

(2)いよいよピンチ!大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230815 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SAmRop_Wouc&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=11

(3)いよいよダメかも?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230919 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mpNDQI7lETk&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=9

(4)もうアカン!万博崩壊(西谷文和さん)【The BurningIssues】20231101 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MeVCRrJh3KE&list=PLtvuS8Y1umY_KmIkl7DKecmucvX-2fI8e&index=7&t=15s

(5)爆笑スクープあり!中止一択大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20231117 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XpqDt3hjBes

(6)年末特集「大阪万博、夢洲の呪い」~巨額上振れ、汲み取り、プレハブ、原因は夢洲(藤永のぶよ×西谷文和)【The BurningIssues】20231219 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=F4UDaqy6tq0

(7)夢洲データ分析!嘘と闇と泥まみれの大阪万博(藤永のぶよ×西谷文和)20231219 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=gpUPhhXPYkk

(8)止めなあかん!お笑い大阪維新万博~リング・ペット・トイレ!(西谷文和さん)【The Burnnig Issues】20240227 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0rzwyWzLxhs

(9)あと1年しょぼい!アブナイ!大阪万博~水原事件と大阪カジノ(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240419 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=g9Rp0FOZJv8

(10)お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 -YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=E7tRd7JKiQA

(11)落雷!メタン・ヒアリ・下水管~いろいろキケン!大阪万博(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240702 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=F_TmK6lfoKU
草々

 

 

2024年7月28日 (日)

東京都知事選・都議補選を振り返って(その4):石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭、非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(7.29)再び最高裁前で声を上げます!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2024/07/blog-post_13.html


2.キャンペーン

(1)オンライン署名 · 止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる· Change.org
 https://qr.paps.jp/9DsGZ

(2)オンライン署名 · 青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/8MRtS

(3)ネット署名「青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の操業反対を求めます」
 https://chng.it/N9KCzq8Y4n


3.(必見:よ~見とっとくなはれヤ、こんなどうしようもない連中を誰が支持しとんねん?!)
 お笑い維新研究 2024年上半期編 万博 パワハラ・おねだり オシャレな動画(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240604 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dx1PYVWhiuM&t=174s

(関連)「万博大赤字になるけど見逃せよって事?」吉村洋文知事、大阪府“大幅黒字”アピールも止まぬ辛辣皮肉(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/654b893cb5cf86995aa70df7840fac6d8930674d


4.「記者クラブなしでスクープをとれるか-」に答える(122) - Tansa
 https://tansajp.org/columnists/10887/


5.複雑すぎる「定額減税」また不備が 生活保護費を減らされる人も…一部の自治体は「把握していなかった」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343213?rct=tokuhou

(経済政策で「減税」を使っていいのは消費税減税だけ、あとは全部ダメ。イロイロ理由があって、そのことはこれまでも説明してきましたが、今回はそれに加えて「納税事務をつかさどる現場が煩雑で仕方ない=事務負担甚大」という理由が加わり、更に生活保護受給者に対して配慮もなく、ひどいことをしている、が付け加わりました。この政策を立案した役人は、その責任を取らせて更迭・左遷せよ。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)介護事業者の倒産81件、上半期で過去最多 訪問介護が約半数占める(朝日 2024.7.26)
 https://qr.paps.jp/rvl4v

(関連)報酬減・人材難、苦しむ訪問介護 事業者「先行き見えない」:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15994056.html?iref=mor_articlelink01

(関連)史上最悪の介護保険改定?!-上野千鶴子/編 樋口恵子/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034476332&Action_id=121&Sza_id=C0

(由々しき事態です。この国の介護は崩壊に向かっています。足りない足りないと言われている訪問介護要員の賃金を切り下げるという支離滅裂の政策を行い、追及されると居直る厚生労働省と厚労大臣の武見敬三(こいつは河野太郎と一緒になってマイナ保険証を権力的に押し付けようとしている極悪人)、ふざけるな、です。ついに介護事業者の倒産・廃業が急増し始めました。

霞が関で仕事をしている厚生労働省の役人どもを、霞が関の仕事をいったん中止させ、全員を介護現場に介護職員と同等の給料で派遣し、介護現場の仕事をさせるのがいい。また、我々有権者・国民は、この「介護崩壊始まる」の大問題をあらゆる選挙において問題とし(マイナ保険証やマイナ介護保険証の押し付けとともに)、河野太郎や武見敬三をはじめ、反国民的で金権腐敗の自民党・公明党の議員・候補者どもを全員、選挙で落選させることが必要です。それが諸悪の根源=自公政治を転換する最も容易な方法なのです。自民党・公明党に投票をしている限り、この国の人間は年老いたら「姥捨て山」に死にに行く他なくなるでしょう。

(追)グーグル(今回はML)による検閲(日本国憲法違反)と通信=言論妨害が露骨になっています(下記がグーグルから届きました。何が通信妨害されたのかはよくわかりませんが、どうも上記の「介護問題」のメールのようです)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      Google Groups
 Hello ichirouchan

We're letting you know that we've permanently removed the content at https://groups. (以下省略)

Why did this happen?

An external report flagged the content for illegal content or policy violations. As a result, our legal content and policy standards team removed the content for the following reason: unwanted content.

Learn more
You can learn more about our content policies and enforcement at our help center.

What you can do next
You may have the option to pursue your claims in court. If you have legal questions or wish to examine legal options that may be available to you, you may want to consult with your own legal counsel.

Visit the help center.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


7.(別添PDFファイル)G20財務相、国際課税宣言採択 巨大IT企業念頭、富裕層などへ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343020

(関連)巨大ITデジタル課税の実現促す G20、初の宣言も期限示せず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343294?rct=economics

(「巨大ITデジタル課税」及び「法人税全世界一律最低税率」の問題がOECD、つまり欧州が中心になって取り組み始めて、私が知る限りでも、もうかれこれ15~20年近くなる。それが今日に至っても「こんな程度の表明」しか出せない・出さない状態だということ、つまりG20の首脳たちは、各国内の政治情勢もあるのだろうが、基本的に、国際的な租税制度・特に巨大IT企業をはじめとする多国籍企業からの徴税について、適正化しようという強い意志に欠けていることを示している。

仮に記事に書かれているような「適正化」が実現したとしても、今回の「巨大ITデジタル課税」の程度の話だと、おそらく脱税・納税回避されている金額の10%も取り戻すことはできないだろうと推定する。巨大多国籍企業の不当利得のほんのわずかを取り戻すだけでも、容易ならざる時間とエネルギーが必要になっている。現実は歯がゆいけれど、こういう状態だ。

反対、ないしは難色を示しているのは、もちろん圧倒的に比較優位の巨大IT企業を抱えるアメリカだ(ひょっとすると、それに続く中共中国も表に出てはこないけれど同じなのかもしれない)。アメリカはこの20年間、一貫して国際的な納税回避行為ないしは脱税を退治する取組にことごとく反対・難色・抵抗を示してきた。

納税を避ける・くぐり抜ける仕組みの典型はタックスヘイブンだが、もともとタックスヘイブンは英国王室支配下で生まれたもの、だから欧州でも英国はタックスヘイブン退治については乗り気ではない。

こんな情勢の下で日本はただただ対米隷従を続け、リップサービスでもっともらしいことを演説しているだけ、記事にある鈴木俊一財務相の記者会見など、まともに聞く人間などいない、と見ておいていい。

私は財務省にタックスヘイブン対策室をつくり、主として欧州の大陸諸国の国際課税対応をよく研究し、他方で、民間経営コンサルから、どのような納税回避スキームが利用されているか、情報収集を強化した方がいいと思っている(スキームが分かれば直ちにストップさせる法制化を実施)。それとは別に上記のような国際デジタル課税・法人税問題があり、アメリカからの制裁を念頭にどこまで欧州の、たとえばフランスのような国とタイアップして、税制の適正化が図れるか、ということかなと思っている。

現実の国際的な税制の適正化は、理屈や正義感だけでは、一筋縄ではいかない。もろに政治や経済の力関係に左右される。

以下はご参考
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下記は、税制・税法通りの納税がなされていない(脱税)ことに加え、税制・税法をすり抜ける、納税回避行為(おそらく合法)が、それぞれの特権的地位を利用してなされているという意味です。背後におそらくは経営コンサルがいます。

事例は、サラキン会社・武富士オーナーの息子の相続税(約1800億円)の納税回避行為です。最高裁で「適法・無罪」となりました。

◆「税金を払わない4つのズル」を解消する=「公正な税制の実現」

(1)税金を払わない大企業(法人税、その他)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033150910&Action_id=121&Sza_id=F3

(2)税金を払わない富裕層(所得税、相続贈与税、その他)

(3)税金を払わない外国企業・非居住者(法人税、所得税、その他)

(4)タックスヘイブン(非公開、規制尻抜け(無規制=マネーロンダリングなど)、非課税)

日本の現代税制のこの4悪を退治しない限り、消費税など、もっての外、ということです。


◆日刊IWJガイド・非会員版「米国の中心で大嘘を叫ぶ! その2! ネタニヤフ首相が米議会で『中東版NATO』構想を提唱し、侵略の歴史を美化・正当化!」2024.7.27号~No.4289 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53728
================================


「東京都知事選・都議補選を振り返って(その4):石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭、非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚」をお送りいたします。

(参考)ファシズムとは? 意味や使い方 - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0-122286
(P2~4の政治学者・ドイツ政治史専門の山口定(やすし)氏の執筆部分が注目)

(ファシズムは、単なる独裁主義ではありません。大衆社会の大衆の熱狂によって「下から」ボトムアップの形で政権=暴力的な政治権力が形成され、危機的な経済社会情勢下、ものごとの単純化とデマゴーグ、そして自己中心的な国家主義(ないしは民族主義)により、一刀両断のもとに諸問題を「解決」していく「運動」であり「イデオロギー」であり「政治体制」です。「下から」「単純化」「デマ」「国家主義・民族主義」「暴力」などのキーワードが欠かせません。:田中一郎)


 <別添PDFファイル>
(1)石丸伸二から感じる耐えがたい危うさ(古谷経衡 日刊ゲンダイ 2024.6.27)
(2)東京都知事選で石丸伸二氏を支持した「意識高い系」の空っぽさ(古谷経衡(つねひら)日刊ゲンダイ 2024.7.11)
(3)都知事選で2位になった石丸氏に熱狂する若者たちの姿はいつか見た光景と重なる(ラサール石井 日刊ゲンダイ 2024.7.11)
(4)都民はまだ悪夢の結末にうなされている 石丸躍進の危うさ、怖さの分析が改めて必須(日刊ゲンダイ 2024.7.10)
(5)河野太郎を脅かす 石丸伸二の「伸びしろ」(適菜収 日刊ゲンダイ 2024.7.27)
(6)都知事選は小池勝利…日本を救うために野党が着手すべきこと(金子勝 日刊ゲンダイ 2024.7.10)
(7)「石丸改革」 地元に残ったのは 広島安芸高田氏(朝日 2024.7.15)
(8)「SNSの病理」が生んだ「偶像」「石丸伸二」の正体(『週刊新潮 2024.7.18』)


1.選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/3f9ea92dbf7daf2f47c9fc2cf6a9b305

(石丸伸二陣営=「自民党別動隊+アベ友+維新OB+統一教会関係者」連合艦隊がバックアップ)

(関連)若者の声(前川喜平 東京 2024.7.21)
 https://38300902.seesaa.net/article/504079290.html


2.(他のMLでの議論)蓮舫候補の票を奪ったのは誰だ?

(1)田中一郎メール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(他のメールの選挙結果分析から)「石丸氏の得票率が高い地域は、逆に小池氏の得票率が下がっており、小池氏への批判票が石丸氏支持となっていることが伺えます。」

  私が申し上げていたように、石丸伸二は小池票を食っていたのであって、蓮舫氏の票を食っていたとは言い難いのでは? つまり、蓮舫氏は多くの浮動票・無党派層の票を獲得できなかったということ=蓮舫氏個人に問題があるというよりも、泉健太立憲民主党に問題があるのではないか。にもかかわらず、泉健太代表周辺は「立民東京都連」の責任だ、と放言しているようです。何を言っとるか、お前の=泉健太、お前たちの=泉健太執行部、の責任だぞ、他人のせいにするな、見苦しい。

(関連)蓮舫氏3位、立民に衝撃 共産との共闘限界論―都知事選:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024070800978&g=pol

ましてや日本共産党と組んだのがまずかったなどとも言い始めている様子。こんな泉健太立憲民主党にまだしがみつくのですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)再度、私のメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆無党派層の4割が小池氏に投票 毎日新聞ネット調査 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240707/k00/00m/010/114000c

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎日新聞社と社会調査研究センターは7日、東京都知事選の投票を終えた有権者を対象にインターネット調査を実施した。無党派層の4割が投票したと答えるなど現職の小池百合子氏(71)が幅広い支持を集めた。

無党派層の投票先は、小池氏に次ぐ3割が前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)。続いて2割弱が元参院議員の蓮舫氏(56)だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一般的に言われている無党派層(支持政党なし)の得票順番=①石丸伸二、②小池百合子、③蓮舫とはちがい、小池と石丸とが順序が入れ替わっています。ネット調査という特性がなせるものでしょうか? 私は違和感があります。

(1)石丸伸二には組織票がないから(自民党の「隠れ組織票」などあるのかな?)、あれだけの大量得票をするには無党派層の投票が大量に流れたと見るべきではないか?

(2)そもそも「無党派層」とか[支持政党なし・あり」の区別が怪しい。「支持」がどの程度かにもよる。

(3)「共産党支持層の6割弱は蓮舫氏だが、3割は小池氏にも流れた。」は本当かな、という気がする(共産との共闘をつぶすための「ためにする結果」???)。共産の東京での票は参議院選挙の結果などから見て約60万票程度、しかも「固い」(必ず投票する)層のハズ。3割も小池に投票するというのは考えにくい。

(4)逆に「立憲民主党支持層は7割が蓮舫氏だったが、2割弱が小池氏に、1割強が石丸氏に入れた。」が怪しい。もしそうなら、蓮舫の得票が少なすぎる。かなりの票が石丸に流れたのではないか? 東京の立憲民主党は、御用組合「連合」とともに、政治的には「総崩れ」になりつつあるのではないか。「昔は水の都、今はアホの都」大阪では既にそうなっていて、立憲民主党は、府議会・市議会ではほとんど議席がゼロ、国政でも小選挙区制のせいもあり衆参とも議席が取れない。日常的な活動さえままならない状態だったと思う。東京も間もなくそうなるのか?

(5)石丸伸二が立候補しなければ投票所に来なかった、正真正銘の「無党派層」(ボンクラ層)の票が大量に石丸伸二に流れているのではないか。だから投票率も少しアップした。ということで、やはり「無党派層」得票のトップは石丸伸二ではないかと推測。

以上が私の推測です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)田辺久人さんからのメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田中一郎さん
すいません、チョット違う見解を述べさせて戴きますね。(徹底反論されるのは、覚悟の上ですよ)

石丸氏と蓮舫氏の票の合計が、小池批判票であり、本来であればその全て(論理的には)が蓮舫氏に行くべき所を、石丸氏が奪った、という解釈になると、小生は思うのですが。石丸氏は、蓮舫氏の票を奪ったのです。

既に、述べましたが、ポット出の石丸氏が、勝利請負人と呼ばれるプロを、多額の費用(間違いないと思います)で陣営にいれ、赤子の手をひねるように、蓮舫陣営を粉砕できたのは、この選挙が国政の風景をも変えかねない分水嶺であることを痛いほど認識してい、何がなんでも蓮舫氏を排除したかった、

自民党が背後にいたからに違いないと思います。そうでなければ、石丸氏にこのような「芸当」ができる訳がありません。パトロンのドトールコーヒー会長(元?)が、安倍元首相の「谷町」であった事からも、それは明らかでは。

石丸氏は自民党のパペットに過ぎず、政治的な力は殆ど皆無の、小生の表現によれば、一人の「政治的詐欺師」に過ぎません。ただ、その「虚言」が、蓮舫氏の言葉より、訴求力を持っていたという「不都合な真実」を、我々は、謙虚に受け止める必要があります。

また、責任の追求よりも、客観的な敗因分析を行い、何が足りなかったかを知り、次に活かすのが、今やるべき事と思います。上記のように、小生を含む蓮舫支持者全員が、石丸陣営、即ち自民党の地力というべき「知恵」に破れたのです。

PS:武蔵野市で蓮舫氏支持が一番高かったのは、勿論嬉しいですし、〇〇さんの過分なお言葉も嬉しいです。事実としては、〇〇さんご指摘のように、前回市長選で立憲の笹岡さんが3百票強の僅差で敗れる、という反・保守の「風土」が大きいと思います。その割に、小生の「一人街宣」の協力者が〇〇さんだけであったのは、歯がゆいというか、不思議です。(「@武蔵野」メンバーの皆さん:小生が皆さんと共有したい認識、その1です。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4)田中一郎の返信
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田辺さんの説もごもっともだと思います。この選挙を見るアングルが違うため、違う結論になっているような気がします。

私は最初、この都知事選は、小池と蓮舫の対決選挙だと見ました。石丸伸二はただの泡沫候補に毛が生えたくらい、そんなイメージです。なので、この状態で、石丸伸二が得票するとなれば、小池と蓮舫と、どちらの得票と競合するか、といえば、おそらく石丸伸二の言動から見て、小池に近いから、小池と票を取り合うだろう、というイメージです。だから逆説的に、石丸は頑張ってくれた方がいい、と思っていたわけです。小池の票を減らしますから。それと〇〇さんの報告が重なった、という次第です。

ところが選挙の後半から一挙に石丸伸二に人気が出てきたと言われ始めた。おそらくこの石丸ブームのドライブが効いて、小池の浮動票も一部奪い、蓮舫の浮動票も一部奪い、更に投票に来る予定がなかった票をかなり引きずり込んで、大量得票になったのではないかと思われます。どうでしょう? 最初のうちは、浮動票を一番多く引き付けていたのは小池です。蓮舫は最初から浮動票が石丸にも劣後し、3番手だった。いやな予感がしたが、それが的中してしまった。こうなった背景に田辺さんがおっしゃるような仕掛けがあった、ということなのでしょう。

投票した人にいちいち聞いているわけではないので、推測の域を出ませんが、小池批判の票を石丸が蓮舫から奪った、という見方は十分にありえます。しかし、石丸には組織票はない、と見ていいと思いますから、その大半は浮動票で、それが当初の泡沫候補どころではなくなった、つまり本来は投票に来なかったか、来ても仕方なく蓮舫に投票したであろう有権者の票を石丸が持って行った、ということではないかと思います。つまり蓮舫に来るはずはなかったか、きてもいやいや来るような票が、石丸に流れた、のではないかということです。

田辺さんの説も十分にあり得ます。私と田辺さんに共通した課題は、何故、蓮舫は浮動票=無党派の票を獲得できなかったのか、という点です。また、私はさらに、既にメールで書きましたように、立憲民主党の支持者がほんとうにきちんと蓮舫に投票したかどうかが怪しい、何故なら得票数が少なすぎる、と思うからです(共産60万、れいわその他40万、と見ています)。

この立憲民主党支持者の「浮気投票」が、石丸か小池か、どちらに行ったかは???です。私は半々かな、という気がします。(私が勘違いしているようでしたらご指摘ください)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3.「(都知事選)石丸伸二とその周りに集まった若い世代の人間たちはどういう連中か(私はこれを「新しい形のファシズム」と呼ぶ):日刊ゲンダイ20240711 の2つの簡単な記事」

(1)(別添PDFファイル)東京都知事選で石丸伸二氏を支持した「意識高い系」の空っぽさ(古谷経衡(つねひら)日刊ゲンダイ 2024.7.11)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357399
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4705/761

(2)(別添PDFファイル)都知事選で2位になった石丸氏に熱狂する若者たちの姿はいつか見た光景と重なる(ラサール石井 日刊ゲンダイ 2024.7.11)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3950/593

(関連)(別添PDFファイル)石丸伸二から感じる耐えがたい危うさ(古谷経衡 日刊ゲンダイ 2024.6.27)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/356711

(関連)“石丸新党”にビビる維新は分裂・消滅へまっしぐら…都知事選の内幕を急に暴露した理由(日刊ゲンダイ 2024.7.11)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357391

(維新(日本維新&大阪維新)、小池タヌキ百合子と都民F、名古屋減税(河村たかし名古屋市長)、参政党・N国、そして今回の石丸伸二、このガラクタ・チンピラ・ゴロツキ集団は、根っこがみな同じの「新しい形のファシズム」を形成していく「日本破壊勢力」の「突撃隊」:田中一郎)


4.石丸伸二=新しい形のファシズムの台頭
 非常識で中身すっからかんのオワコン男よりも、その背後にいた自民党別動隊及び統一教会、その周りに集まってきた「群衆」こそが大問題、そしてマスゴミの愚

◆石丸伸二氏は本当に「無所属」だったのか?チラつく旧統一教会の影…「蓮舫帰れ」コール100人集団、八王子の怪
 https://i.mag2.jp/r?aid=a6697a034aba86

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
有田芳生さんが――その演説を少しだけ聞いたのは八王子だった。蓮舫陣営の街宣カーが移動したとき、「帰れ」コールを投げつける100人ほどの人たちが、石丸街宣の聴衆に入っていった。あの集団は何だったのだろうか。石丸陣営には統一教会系の『世界日報』が主催するYouTube番組の司会者である田村重信氏(元自民党本部職員)や「TOKYO自民党政経塾」塾長代行の小田全宏氏がいた。さらには「選挙の神様」とまで呼ばれる藤川晋之助氏が選対事務局長だった。石丸現象をYouTubeなどの切り取り動画が若い世代に浸透したとする解説は多い。たしかに新聞やテレビを見ずにスマートフォンで動画を見る世代への影響は大きかったのだろう。石丸氏の政策には体系的な内容はない。そこにあったのは小泉純一郎元総理や橋下徹氏などのような「強い」=「乱暴な」大衆迎合主義だった。

重要なことは若い世代がそこに惹かれた意味だ。八王子の街宣は不思議な雰囲気だった。聴衆はいた。上手くない演説に静かで整然とした拍手が起きた。政治集会ではなく自己開発セミナーに集まった集団のように見えた。「石丸伸二とは何者か?」(『月刊Hanada』8月号)は現地匿名座談会だ。「現地」とは安芸高田市で、「匿名」とは元市議と現職市議の4人。「議会で議論は進まず」「何でも『無駄だ』と潰す」「人を見下す発言が多い」は中見出しだ。雰囲気はわかるだろう。評価が高かったのは教育関連で、学校の冷暖房を充実させ、「生徒が決める百万事業」といって教師が口出しできない100万円を2つの高校に出したことだ。小中学校と保育園の給食費を無償化するのに1億円を投じ、廃止した施設の管理費などから捻出したが、次年度からの予算をどこから出すのかはハッキリしていなかった。石丸氏は「政治屋」を批判するが、政治家としての蓄積はそうない。広島1区か広島県知事選に出る可能性はあるが、石丸現象は一過性だろう。その乱暴な言動は政治的魅力にならないからだ。しかし若い世代に接近するためのSNS対策については検討に値する重要な課題だ、と「まぐまぐニュース」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>

「石丸現象は一過性だろう。その乱暴な言動は政治的魅力にならないからだ」かどうかは、これからの情勢次第である。情勢には、国際を含む政治のみならず、経済や社会の情勢も含む。とりわけ経済情勢は重要だ。国内の情勢もしかりながら、国際情勢、つまり日本近海での戦争がどうなるか、が大きな1つの要因である。また、石丸伸二という人物は中身がないすっからかんのスカタンの若造だとしても、また再び別の人物が現れて、言動をエスカレートさせながら同じような政治・社会現象を引き起こす可能性もある。問題は、候補者やその背後に蠢くネオ・ファシスト勢力、ないしはゴロツキ・日本破壊集団よりも、その周りに群がってくる一般大衆・有権者の方に、より深刻な問題がある。私が若い頃なら、石丸伸二ようなドアホは、世にはびこる似非右翼集団とともに相手にされなかったように思うからだ。

私は今の日本の現状が、1920年代のワイマール共和国のドイツによく似ているような気がしている。今の政治情勢は、若い世代を中心に、政治的アパシー・社会的アノミーがひどくなり、政治不信が極限化し、あちこちで雨後の筍のように、「すぐに問題が解決するかのごとく言うデマゴーグ処方箋」を掲げたり、既存の政治的権威に対して罵声を浴びせかける言動を繰り返す、いわゆる「さまよえる似非右翼」集団ができ、それが世の中を引っ掻き回す、いわゆる「危機の時代」が到来しているのではないか、と見ている。幕末期の日本で「尊王攘夷」というトンチキチンの「アナクロ思想」が、チャンバラ・テロ・内ゲバとともに日本中に吹き荒れた現象とも似ていて、一種の社会的ヒステリー現象のようなものが蔓延しているのではないか、とも思う次第である。

◆ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK
 https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/M98R8WRGG3/

(関連)NHK映像の世紀『ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国』 - 哲学堂60のblog
 http://blog.livedoor.jp/tetsugakudou60/archives/36162882.html

申し上げるまでもなく、こうした危険な兆候・危機の時代情況をもたらした要因は3つだ。一つは、自民党政治と、それを転換するとして現れた似非改革政治勢力(1990年初頭の政治改革勢力=今は自民党政治の補完勢力に成り下がっている=その後現れた維新(日本維新&大阪維新)もまた同じ)の政治活動である。

もう1つがマスごみ。石丸伸二やその他のガラクタ系を、あたかも政治改革の新しい旗手であるかの如く報道しては「劇場政治」を演出してくる現代のマスゴミは、引き続き自民党権力の広報役として公共電波を占拠して私物化するNHK(にほんハッタリきょうかい)を筆頭に腐りきっていることは知る人ぞ知る。だが、多くの日本の一般大衆は、そのことに気が付いていない。諸外国に比べて、この日本ではマスゴミ報道に対する盲目的な信頼度が高すぎる状態だ。日頃の政治問題・社会問題に対するシニカルな態度が、結局はマスごみ報道に対するリテラシーを劣化させているわけである(マスゴミ報道への盲目性は、情けないことに昨今の左翼・左派・リベラルもまた同じ傾向にある)。

最後の1つは、小泉竹中改革や安倍晋三「アホノミクス」に代表される「市場原理主義アホダラ教」政策によるバブル崩壊以降の経済政策の失敗と、日本経済の低迷である。これについては多言を要しないだろう。

ワイマール共和国の当時のドイツの愚かな政治的支配者たちが、無能な政治を繰り返して追い詰められる中、台頭してくる「力強き破壊者=ヒトラー・ナチス」に対し、その本質を見抜けないまま、この連中をうまく使って難儀な時代を何とか切り抜けようと考え、結局は墓穴を掘り、利用するはずだったヒトラー・ナチスに逆に利用され、最後は葬り去られることとなるのである。今日の日本も少なからずそうした愚かな傾向がチラチラと見えていて、危機の時代を迎えた日本の近未来を懸念多きものにしている。

ヒトラー・ナチスが1930年代初頭にあっという間に全権を掌握できたポイントは、暴力装置の3つを握ったからである。1つは突撃隊・親衛隊という自前の直轄暴力組織、2つめはケイサツ権力、3つめは軍隊である。ナチスが最も完全掌握に苦労したのがドイツ軍部だったが、当時のドイツでは、軍の中に突撃隊・親衛隊のメンバーが大勢入り込むと同時に、軍の上層部に親ナチの勢力が広がり、最後は全面協力の形となっていったことに注目すべきである。翻って日本、既に自衛隊の中に危険な「右傾化」「歴史歪曲主義」が容認される状況が生まれ、他方で、日本最大の暴力団=ケイサツの目に余る行動が目立ち始めた(例:鹿児島県警)。田母神俊雄現象のような、冗談でしょ、のようなことが、これからは世の中を騒がせる台風の目のようになり、それが政治家どもを巻き込みながら「暴力による解決」が指向されたり、容認されたりしてくると、いよいよこの国は危ない。

(もう1つ付け加えておけば、ワイマールドイツにおける司法・裁判所のいい加減・ないしはデタラメである。ミュンヘン一揆という右翼クーデタに失敗して逮捕され起訴されたヒトラーを微罪で釈放したのはドイツの裁判所である。法の秩序や社会正義をきちんと守ることなく、権力巨悪を見逃し、社会正義を踏みにじり、日本国憲法からはトンズラして基本的人権を守らず、無罪微罪の人々を厳罰に処するという、今日の日本のサカサマ司法、これに対して強い怒りの声さえもがあまり上がってこないこの国の在り方は、ヒトラーを微罪で再び世に放ったワイマール共和国の愚かな司法・裁判所の像ともダブって見える。)

◆(拡散希望)(報告)(1.22)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第6回目):日本の司法・裁判所・検察を変える(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-ec0fb4.html

 「世直し」勢力に中核勢力がないまま、日本は時々刻々と、破滅への階段を下りて行っているように私には見える。「世直し」を訴える勢力が、一方で高齢化し、他方で日和見を決め込む中で、若い世代を中心に擬似ファシズムの社会現象が台頭し始めている今、残された時間はあまりないかもしれない。

◆(拡散希望)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第100回 最終回):「現代日本の政治改革」(「新ちょぼゼミ」 BY 田中一郎:2024年3月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-baa90c.html


5.石丸伸二は統一教会に対しても節操ナシ

◆既成政党に与しない”石丸伸二の選対本部長は「自民党政経塾」塾長代行! 応援団筆頭に統一教会系番組キャスターの元自民党職員も |LITERA/リテラ(変な画面が出たら、いったん戻って、再度クリックしてみて下さい)
 https://lite-ra.com/2024/07/post-6338.html

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「小池百合子氏と蓮舫氏の与野党対決と見られた東京都知事選は、石丸伸二氏を交えた三つ巴の末、現職の小池百合子氏が『ゼロ打ち』で圧勝!!」2024.7.8号~No.4273 - What's New お知らせ

 ■はじめに~小池百合子氏と蓮舫氏の与野党対決と見られた東京都知事選は、急伸した石丸伸二氏を交えた三つ巴の末、現職の小池百合子氏が「ゼロ打ち」で圧勝! 政治経済学者の植草一秀氏は、石丸氏に対するメディアの「異常大宣伝」を、小沢(一郎)新党が潰された2012年の総選挙と「酷似している」と指摘! 選挙戦終盤、石丸氏には自民党、統一教会との関連の指摘も! ( この記事は全文が読めるかたちで先般メールをお送りしています)
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53662

(石丸伸二=自民党=統一教会と見ておいていいでしょう。少なくとも、打倒すべき団体・勢力とは考えていない、一緒に都知事選挙をやり、宣伝カーに乗せてマイクを持たせているのですから、徹底批判あるのみです、プラスなどなし、永遠のゼロというよりも、日本にとってマイナスになるだけ)


6.石丸伸二=隠れ自民=隠れ統一教会シンパ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)(別添PDFファイル)都民はまだ悪夢の結末にうなされている 石丸躍進の危うさ、怖さの分析が改めて必須(日刊ゲンダイ 2024.7.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357329

(2)石丸氏躍進、165万票の衝撃、都知事選(朝日 2024.79)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS783JP4S78OXIE042M.html

(3)“石丸爆弾”に浮足立つ永田町…東京都知事選で大きな爪痕、まさかの2位に激震|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357332

(4)既成政党に与しない”石丸伸二の選対本部長は「自民党政経塾」塾長代行! 応援団筆頭に統一教会系番組キャスターの元自民党職員も |LITERA/リテラ(変な画面が出たら、いったん戻って、再度クリックしてみて下さい)
 https://lite-ra.com/2024/07/post-6338.html

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「小池百合子氏と蓮舫氏の与野党対決と見られた東京都知事選は、石丸伸二氏を交えた三つ巴の末、現職の小池百合子氏が『ゼロ打ち』で圧勝!!」2024.7.8号~No.4273 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53662

 ■はじめに~小池百合子氏と蓮舫氏の与野党対決と見られた東京都知事選は、急伸した石丸伸二氏を交えた三つ巴の末、現職の小池百合子氏が「ゼロ打ち」で圧勝! 政治経済学者の植草一秀氏は、石丸氏に対するメディアの「異常大宣伝」を、小沢(一郎)新党が潰された2012年の総選挙と「酷似している」と指摘! 選挙戦終盤、石丸氏には自民党、統一教会との関連の指摘も! ( この記事は全文が読めるかたちで先般メールをお送りしています)

(石丸伸二=自民党=統一教会と見ておいていいでしょう。少なくとも、打倒すべき団体・勢力とは考えていない、一緒に都知事選挙をやり、宣伝カーに乗せてマイクを持たせているのですから、徹底批判あるのみです、プラスなどなし、永遠のゼロというよりも、日本にとってマイナスになるだけ)

(関連)「パワハラ臭ぷんぷん」石丸伸二氏「本当に熟読されました?」とライターを逆質問…ラジオ番組での対応が“高圧的”と批判続出 - 女性自身
 https://jisin.jp/domestic/2347417/

(関連)石丸伸二氏は「ほとんどモンスタークレーマー」ポスター代不払いを紀藤弁護士が非難(日刊スポーツ)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/742c4dea089b23506482ee3bccf5a568cc58b0b2

(5)(別添PDFファイル)都知事選は小池勝利…日本を救うために野党が着手すべきこと(金子勝 日刊ゲンダイ 2024.7.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357336

(おっしゃる通りですが、「着手すべきこと」の経済政策について、いつもの通り、具体的なものがありません。次回の日刊ゲンダイ(来週)に是非、書いて載せてください)

(6)国政政党への不信感あらわ(東京 2024.7.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338772

(関連)<社説>東京の民意 政党不信と受け止めよ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338821

(7)立憲、無党派層へ浸透急務、都知事選 蓮舫氏、石丸氏にも及ばず(朝日 2024.7.9)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15978476.html

(立憲民主党が負けるたびに、日本共産党との共闘がよくなかった、見直しだ、再検討だ、などと、マスごみが同じパターンで繰り返し報道している。しかし、負けた原因は「野党共闘」にあるのではなくて、立憲民主党自身に、立民執行部に、あるのではないのか? 逆に、立憲民主党と国民民主党や「日本維新の会」が組む時は、選挙で負けようが勝とうが、組めてよかったよかった、という報道でごったがえす。日本のマスごみは、自民党政権維持のため、ホンモノの野党共闘はよっぽど潰したいようだ。消えていただいて結構!!:田中一郎)

(8)辻元清美氏「負けた蓮舫氏はさらに強くなる」 都知事選敗北確実に「一回よろい脱いで」 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20240708-I2XXKHIO6ZGZ7COCLRNAG5TXMA/

(友情を感じるいい励ましの言葉ですね、みなさま、蓮舫さんに御礼と労い・励ましの言葉、お忘れなく)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 立憲民主党の辻元清美代表代行は7日、東京都知事選の敗北が確実となった無所属新人の前参院議員、蓮舫氏=立憲民主党を離党=に対して「負けた蓮舫氏を初めて見た。政治家は挫折から学ぶことはものすごく大きい。負けた蓮舫氏はさらに強くなると思う」と述べた上で、「もう一度一緒に政治家として働きたい。もったいない」と政治活動の継続を訴えた。都内のホールに設けられた蓮舫氏の選挙事務所で語った。

蓮舫氏は初めて出馬した平成16年の参院選以来、4期連続当選。28年の民進党代表選も勝利している。蓮舫氏と盟友関係にある辻元氏は今回の選挙結果について「蓮舫氏が飛躍する天命の結果だ。次への大きな力を彼女自身が蓄える」と語った。「お互いに国会で仕事をしてきて、やはりよろいを着て生きている。隙見せたらあかんとか。戦い続けなあかんとか。特に女性の場合は。一回蓮舫というよろいを脱いで、休んで、そして挫折を大事にしてほしい」とエールを送った――と「産経」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357347

(関連)蓮舫氏、都知事選落選から一夜…やまぬ批判にうんざり「男性になら言わない表現…さすがに酷い」(スポニチ) - 毎日新聞
 https://x.gd/aOIoJ

(関連)立憲・辻元氏「もう通用せえへんのかな」 蓮舫氏の敗北に弱気 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240708/k00/00m/010/213000c

(辻元さん、あなたが弱気になってどうするのですか。あなたが立憲民主党と日本を救う「最後の1人」ですよ。映画「ターミネーター」で未来から来た殺人機械に追いかけ回されて、それでも生き残る、あの1人の女性、あれが辻元清美さんです。これからが国政選挙が来る本番です。いっちょ、たのみまっせ!!)

(9)都議補選 自民離れなお、2章6敗 岸田降ろし加速か(朝日 2024.7.9)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15978466.html

(関連)裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357274

(関連)自民「大惨敗」に危機感広がる 東京都議補選、総裁選に影響も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338683

(10)自民裏金、16人不起訴 4派閥の議員と元議員 東京地検(朝日 2024.7.9)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS783PZRS78UTIL010M.html

(11)菅野志桜里元衆院議員、「『何が原因か分からない』幹部たちが、立憲民主党の時代感覚を圧倒的にズレさせている」都知事選惨敗の蓮舫氏陣営の分析を嘆く(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8c39c9b6522338e6c123fe260a52e64442f56b1b

(国会を小中学校のホームルームと間違えて、憲法改正の話し合いをどんどんやりましょう、などと騒ぎまくり、小林よしのりの「ゴー宣道場」にまで乗り込んで右翼連中と気勢を上げたりして、ガラクタ自民やゴロツキ維新がうじゃうじゃいる国会での憲法論議には消極的だった立憲民主党から総スカンをくらい、その後、玉木雄一郎国民民主党に行って、ここでも浮いて、結局は政治家廃業となった女=かつての名前は山尾志桜里、このサイトでこの女が言っていることを見て、改めて、世間知らずのアホの度合いがより一段とヒートアップして、ドアホ、になっていることを確認した。「民間企業が公共の観点もふまえ積み上げた再開発計画を都民投票にかける筋悪な提起が唐突に行われ」などと言っておる。水でもぶっかけタレ!)

(12)その他

(a)「犯罪者みたいな人が何を?」裏金自民・丸川珠代氏が犯罪防止イベントで住民からツッコミ!|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357324

(b)小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357323

(c)「勘違いし過ぎ」自民・小渕優子氏 小池知事3選は党勢に「大きな弾み」発言が「馬鹿を言っちゃぁダメだよ」冷笑買う(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7bfaf2a9ebc1f81211ccc19734a2d23fac3c3c6e

(d)小社会 地方から見た都知事選 - 高知新聞
 https://www.kochinews.co.jp/article/detail/759332

(e)東京の出生率が低いのはワケがある 専門家が説く「0.99」のカラクリ 3選の小池百合子氏に求められる対策とは:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338781

(f)森永卓郎氏 蓮舫氏の敗因を分析「若者にとって民主党政権の幹部はオワコン。オワコン代表の蓮舫さんを…」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/07/08/kiji/20240708s00041000173000c.html

(g)(別添PDFファイル)河野太郎を脅かす 石丸伸二の「伸びしろ」(適菜収 日刊ゲンダイ 2024.7.27)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358186

(h)(別添PDFファイル)「石丸改革」 地元に残ったのは 広島安芸高田氏(朝日 2024.7.15)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15983500.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


7.新しい「ファシズムの時代」が到来している:このままでは来たる次期国政選挙も「世直し」勢力が大敗する可能性あり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 都知事選と都議補選の「世直し勢力」大敗を伝えるネット情報を若干お送りします。私は、新しい形での「ファシズムの時代」が到来していると感じます。このままでは来たる次期国政選挙も「世直し」勢力が大敗する可能性があります。自民党総裁選(9月)の行方はまだ不透明ですが、場合によっては世論調査の動向次第で総裁選直後の衆議院総選挙の可能性が出てきました。その場合、政治資金改革も吹き飛ぶかもしれません。

ここまで自民党政治がひどい中で、「世直し」勢力が勝てない理由は何なのか、熟慮する必要があります。私は最大の要因は「「世直し」中核勢力」の形成ができていない=野党第1党の立憲民主党が大問題であることではないかと思っています。有権者に「政権交代」の選択肢がないため、投票行動が迷走しています。

ただ、有権者の側も、棄権も含めた投票行動におかしな「自閉症的傾向」や「逃避的態度」が目立ち、政治的アパシー・社会的アノミー状態がかなりひどい様子です(日本破壊の諸悪の根源が政治であるにもかかわらず、その政治をきちんと受け止め考えることができない状態)。私はこの状態を「新しい形でのファシズムの台頭」と見ています。今回の石丸伸二現象のようなことが、今後は次々と起きてくるように思われます。(参政党もまたその1つ) 

日本の危機は深まるばかりです。マスごみのピンボケ解説が腹立たしい限りです。

*【速報】都知事選 小池百合子氏が当選確実 石丸伸二氏 蓮舫氏ら引き離す 出口調査- NHK-選挙
 https://x.gd/TcFbe

*小池氏、自公支持層固める 女性の5割近くから得票 都知事選出口調査:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/VSgFS

*蓮舫氏、まさかの惨敗に涙も…選対幹部「何が原因かよくわからない」 [東京都知事選2024] [東京の政治] [東京都]:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/sY4qW

*蓮舫氏〝大敗〟に立憲衝撃「信じられない」 共産との連携、裏目か - 毎日新聞
 https://qr.paps.jp/o9XqT

*東京都議9補選の結果 自民は八王子などで6人落選、獲得は2議席 都民ファ3議席、立民1、諸派1、無所属2:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338600
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.マスごみが早速始めた「石丸伸二の巨大怪獣化ドアホ・キャンペーン」=橋下徹・維新の二の舞、ことあるごとに石丸伸二叩きが必要

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆石丸氏躍進、165万票の衝撃 若者・無党派が支持「新たな劇場型」都知事選:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/zt7xcrp8

(関連)ポスター費、石丸氏の敗訴確定:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15978412.html?linkType=article&id=DA3S15978412&ref=mor_mail_free_newspaper_20240709

 <田中一郎コメント>

 いずれの朝日カバカバ新聞の記事もネット上では読めませんが、今日の朝刊の社会面に記事があります。かつて橋下徹と維新(日本維新&大阪維新)をやっかいな「巨大怪獣」に育て上げた馬鹿マスごみ報道の二番煎じをやっています。まるでアホウ丸出しの記事で、こんな報道を繰り返せば、今後はますます第二の石丸伸二、第三の石丸伸二が、現れてくるでしょう。私が申し上げている「新しい形のファシズム運動」がボトムアップ型で台頭してきます。

この国は、絶望と滅亡へ向かって、一歩一歩、階段を下りて行っている状態にありますが、今ならまだストップをかける可能性はあるでしょう。今後は何かにつけて、この石丸伸二を叩き、国会議員になる動きをつぶす必要があります。(ガラクタ系政党の参政党批判などもそうです)。

そして更に申し上げれば、都知事選・都議補選の敗北の原因が、日本共産党との共闘のせいだ、などと言っている連中が泉健太立憲民主党の中に少なからずいて、「市民と野党の共闘」の破壊と自民党政治への補完勢力に向かおうとする動きもあります。今日も朝のNHKニュースが放送をしていました。御用マスごみもしきりに野党共闘の破壊を報じます(例:毎日新聞)。しかし、日本共産党との共闘・協力がなければ、都議補選で足立区での立民当選もなかったでしょう。

そもそも今回の都知事選では、またもや立憲民主党の支持層の多くが蓮舫氏に投票しなかった可能性が高いのではないかと私は疑っています(前回の衆院選(2021年秋)の時もそうだった=国民民主党からやってきたいい加減な議員たちが得票に寄与せずに選挙で敗北している当時の岩波書店月刊誌『世界』論文を参照されたい)。既に東京や大阪など、大都市部では、立憲民主党の支持層離れが起きている、と見ておいてもいいのではないか。

今回の都知事選での手塚仁雄選対(市民団体・市民運動・社会運動を突き放す)でも見られたように、いつまでもかような野党第1党にすがりついている市民運動・社会運動では、未来へ向けた展望はありません。後々になって、にっちもさっちもいかなくなってから、やっぱり立憲民主党はだめだった、などと後悔しないよう、そろそろかような政党には見切りをつけて、「世直し」中核勢力の形成に向かわないといけないと思います(容易ではありませんが)。

(関連)蓮舫氏3位、立民に衝撃 共産との共闘限界論―都知事選:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024070800978&g=elc&ref=2022san

(一気に立憲民主党=「×××××」ではなく、選挙などいろいろな機会に「具体的な個々の政策の是非」を問う公開質問状を立憲民主党に送り、その返答を確認して公約にしていく方法をとり、立憲民主党の中のまともそうな議員だけを、勝手連的に応援する、ような形でスタートしていくしかないでしょう。「市民連合」のような「限定メンバーによる(立憲民主党のご機嫌をうかがう)日和見連合」のような運動の仕方ではダメだと、私は見ています)(山本太郎「れいわ新選組」が立憲民主党を中心とする野党共闘に参加してこないのも同じ理由だと思います)

中国革命を成功させた人民解放軍の「成功の理由」は、毛沢東(もうたくさん、と読む)思想が正しかったことではなく、人民解放軍が高いモラルと社会正義をきちんと実践したからです。今日の日本の市民運動・社会運動もまた、この「経験」をしっかりと認識しておくべきでしょう。(その真逆をやったのが日帝陸軍の「三光作戦」(やきつくす(焼光)、殺しつくす(殺光)、奪いつくす(搶光))です)

(事例)泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


9.予想通り始まったマスゴミによる「石丸伸二」ヨイショ=狙いは「劇場型政治」の再現、橋下徹・維新(日本維新&大阪維新)の時と全く同じ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆リベラルにはわからない? Z世代が石丸伸二氏を支持する理由 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240711/k00/00m/010/328000c?utm_source=article&utm_medium=email&utm_campaign=mailasa&utm_content=20240712

(記事は全文読めませんが、屁理屈を付けて石丸伸二をヨイショしているようです。橋下徹・維新(日本維新&大阪維新)の時と全く同じです。新聞にしてコレですから、TVや週刊誌ではもっとひどいでしょう。

また、下記(別添PDFファイル:転送厳禁)は今週号の『週刊新潮』です。大宅映子とかいう猪口才な評論家がバカ丸出しのコメントをしています。TVや週刊誌は「騒ぎ立てて」面白くすればいい、が主眼ですから、こういうカスみたいな評論家を使うのです。加えて、石丸伸二には、鳥羽博道ドトールコーヒー名誉会長につづいて千本倖生(せんもとさちお)というジジイの実業家が応援に回っていたことが報じられています。こいつもアベトモだったのかな? :田中一郎)

石丸伸二や橋下徹・維新は「日本破壊勢力の突撃隊(日本版SA)」です。危険な兆候です。

◆(別添PDFファイル)「SNSの病理」が生んだ「偶像」「石丸伸二」の正体(『週刊新潮 2024.7.18』)
 https://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20240711/

(参考)突撃隊(SA)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%81%E6%92%83%E9%9A%8A
草々

2024年7月27日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ ①「長期脱炭素電源オークション」制度 ②「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)みかんの花咲く丘 歌いだし ♪みかんのはなが - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hIbANCy1zGc

(都会生まれ・都会育ちの私は、みかんの花がどんなものかを知りません。動画に出ている花がそうなんですかね。ミカンのことで思い出すのは、九州熊本の親戚の家に子どもの頃、夏休みによく遊びに行き、その時、青々としたミカン畑の木をあたり一面に見たことを覚えています。その後、数十年たって、ある年の5月頃、再び親戚の家を訪れた時、その家はありましたが、住民(従弟)は他の集落の人たちとともに既に引っ越してしまっていて、家も集落をほとんど無人、そして、ミカン畑の木には5月だというのにミカンの実がたくさんぶら下がっていたのです。最初変だな、と思いましたが、実はコレ、ミカン畑の耕作放棄地でした。そしてそのミカン畑のそばにあった田んぼという田んぼは水が枯れ荒れ地になっていて、子どもの頃に遊んだ田んぼの近くの湧水・小川もまた水は枯れて、大きな石が複数個、悲しそうに昔のままに置かれていました。また、よくアイスクリームなどを買いに行った「万事屋さん」はもちろんとうの昔に閉店して家も閉鎖、あちこちにある庭の草花・木なども手入れされずに自然状態に帰っていたようです。人がいないので、音も声も聞こえません。私には少しショックでした。昔、この集落はとてもいい集落で、私は住んでみたいと思うほど大好きでした。日本の多くの田舎がこうなったのでしょうね。日本人は大事なものを失ったように思います。目についたのは、昔は土のままの道路や田んぼのあぜ道だったのが、舗装された立派な道路になっていたことでした。人はほとんどいないのに、です。)


2.キャンペーン

(1)【署名サイトVoice】自己増殖型(レプリコン)ワクチンを含むmRNAワクチン全般の即時中止を求めます。 - オンライン署名&クラウドファンディング - Voice -日本の署名活動を変えるサイト
 https://voice.charity/events/721

(2)(メール転送です)(井戸謙一・雪田樹理両弁護士から)署名のお願いです

*原発事故避難者を大阪市営住宅から追出さないための「公正な判決を求める署名」用紙(2024年7月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVev7Y0q9oO9uySK?e=J0guzF

*福島原発事故被害者の住宅追出し反対:大阪地方裁判所に「公正な判決を求める署名」呼び掛け文(2024年7月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVl9CmI2ZHjADuDm?e=Yf8lpq

*新鍋さゆりさん(仮名)裁判事案概要(2024年7月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVi0OQxeoKrTeTfh?e=cTXsDb

(関連)住まいを追われる原発避難者 末期がん女性の苦悩を聞くOurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49118/


3.(イベント情報)

(1)(チラシ)(8.10)沖縄は怒っている 東京集会(文京区民センター)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlVpoRMmVEEllEXLm?e=c1cSE1

(2)(チラシ)(8.24)STOP!東海第二原発の再稼働 いばらぎ大集会(水戸市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVt0I9jeIHvpzDZ3?e=usuOJf

(3)(チラシ)(8.31)新潟から平和を訴える:神田香織さん他(新潟市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVynbDJ3d9mHs6_Q?e=UQp2Kd


4.(別添PDFファイル)前川喜平が嘆く「もう朝日新聞の購読を止めようかな」(『週刊現代 2024.6.8,15』)
 https://wgen.kodansha.ne.jp/archives/91973/

(関連)(必見)In Focus(尾形×望月)【前川喜平/「朝日新聞を読むの、もう止めようかな」/朝日新聞編集委員や記者、愛読者を中傷】︎5-21 The Newsスピンオフ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=IJTC_q1eYfg

(朝日新聞ではなくて朝日カバカバ新聞です。マスごみ(粗大ごみ)の典型となりつつあります。権力追従、忖度迎合、時流追随、冷笑主義、反知性主義、似非科学賛美、劇場政治づくり、おかしな人間をあえて取り上げる(例えば今回のコメント女)、批判力低迷、ステマ、新聞ジャーナリズム消滅などなど、言い尽くせないぐらいの質的劣化を露呈しています。もうずっと前からです。更に発行部数が減りそうです。朝日カバカバ新聞はどういう人たちが定期購読しているか、よく考えた方がいい。優秀な人・記者・スタッフ・読者が朝日カバカバ新聞を離れていく、そして誰もいなくなった、の近未来が待っているのではないか。:田中一郎)


5.(これは面白い:必見です)ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪:お笑い万博

(維新の、維新による、維新のための大阪万博)
(維新の、維新による、カジノ建設のための大阪万博)
(菅義偉の、維新による、安倍晋三のための大阪万博)

「(これは面白い:必見です)ヤメロ万博・買うなチケット・行くな大阪:お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 - YouTube(万博には行ったらアカンで! 危険が危ない!)」

◆お笑い万博 遠足強要・メタン漏出・たどり着けない無計画(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240604 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=E7tRd7JKiQA&t=15s

(もっと見たい人はコレ)

◆メタン・ヒアリ・下水管~いろいろキケン!大阪万博(西谷文和さん)【The Burning Issues】20240702 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=F_TmK6lfoKU

◆止めなあかん!お笑い大阪維新万博~リング・ペット・トイレ!(西谷文和さん)【The Burnnig Issues】20240227 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0rzwyWzLxhs

(こっちも面白い、余力のある人(ヒマな人)はどうぞ)

◆お笑い維新研究 2024年上半期編 万博 パワハラ・おねだり オシャレな動画(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240604 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dx1PYVWhiuM&t=174s

◆真夏の夜の振り返り~あれもこれもお笑い維新研究7(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240702 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=fL-IveYrOZo

(関連)西谷文和の路上のラジオ - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCfpTSlyaAkMVvIj8drdnxSw


6.日刊IWJガイド・非会員版「ハリス氏が支持率でトランプ氏を逆転!- 日本のマスコミ一斉報道! 実は主要世論調査で逆転したのは『ロイター/イプソス』の調査だけ!」2024.7.26号~No.4288 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53726

■【第1弾! 米国の中心で、大嘘を叫ぶ! イスラエルのネタニヤフ首相が、米議会演説で白昼堂々と妄言の連発!「イランは、今まさに議事堂の外にいる反イスラエルの抗議活動家に、資金を提供している」!?「ラファで1200人以上のテロ工作員を殺害したが、民間人の死亡者は事実上ゼロだった」!?】UNRWAは「ガザ地区の80%以上が避難指示の標的、または立ち入り禁止区域に指定されている」と報告! イスラエル議会は、パレスチナ国家の樹立を拒否する決議を、圧倒的多数で可決!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年7月25日ほか)

(関連)(別添PDFファイル)イスラエル首相が演説、米議会に戦闘支援継続訴え(東京 2024.7.26)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240725/k10014522361000.html

(関連)ハリス氏「ガザの戦争終わらせる時が来た」停戦協議に意欲 アメリカの正副大統領がイスラエル首相と会談:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/343191

(そう言えば、昔々、ちばてつやさんの人気漫画で「ハリスの旋風(かぜ)」というのがありました)
 https://www.youtube.com/watch?v=n_3LyYbufTU
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(153):寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている=また2つ 「長期脱炭素電源オークション」制度 「原発の新増設費、電気代上乗せ」制度(これから制度設計)」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「消費者負担で原発補助金―長期脱炭素電源オークションとその問題」 - 原子力資料情報室 2024.7.24
(2)原発建設費 電気代に上乗せ案、政府が電力会社支援策、国民負担増大に反発必至(東京 2024.7.25)
(3)原発建設費 料金上乗せ検討、新電力契約者も負担の可能性、自由化に逆行(朝日 2024.7.24)
(4)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25)
(5)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
(6)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎 2024年9月4日)
(7)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
(8)東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7.5)


1.「長期脱炭素電源オークション」

 既にスタートしている「容量市場」という地域独占(原発)電力会社(「毒電」)のための我田引水制度に「もう一つの屋上屋」を創ったのがコレです。先般、2023年度分のオークション(入札)が行われ、約1,000万KW相当の発電設備分=毎年4,200億円、平均25年間が落札電気事業者に交付されます。今後も毎年続けられ、2050年時点で累積1億2千万KW程度の発電設備ができるまで、年間補助金のような形で交付金がどんどん積みあがっていきます。もちろんカネを受け取るのは、発電シェア80%を占める地域独占(原発)電力会社(「毒電」)です。そしてこの費用は電力料金に上乗せされ、私達電力ユーザーの負担となります。「脱炭素」を口実にとんでもない「電力搾取」が開始されています。

以下、2つの解説パンフ・サイトを熟読ください。わからないところがあれば、それぞれの市民団体に聞くか、私に聞いていただければ、分かる限りでお答えします。こんなものを許していたら、原発は日本からなくならないどころか、日本国中、電源は原発だらけになってしまいます。要するに「最後はカネメ」(石原伸晃)です。原子力ムラとその代理店政府(自公政権+経済産業省)による電力システム改悪に高い関心をお持ちください。

◆(別添PDFファイル)「消費者負担で原発補助金―長期脱炭素電源オークションとその問題」-原子力資料情報室 2024.7.24
 https://cnic.jp/51404
 https://cnic.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/20240724_LTDA.pdf

 (私から補足説明)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
a.「長期脱炭素電源オークション」のうち「LNG専焼火力」は最初の3年間だけ実施され、その後は「脱炭素」電源だけになります。脱炭素電源は少し時間をかけながら、スタート時点の400万KW相当/年から600万KW相当/年に増やしていく方針だそうです。2050年には現在の化石電源(火力発電所)が全部、この「長期脱炭素電源オークション」落札電源に変わるとすると、全部で1.2億KW相当の電源に積みあがります。原子力資料情報室の解説パンフ(上記)によれば、この結果、主に地域独占(原発)電力会社(「毒電」)や大手発電会社には、容量市場(下記参照)の分も合わせて、年間で合計7.6兆円ものプラスαのカネが何もしなくても転がり込むことになります(家計負担を計算すると年間約3万円です)。(なお、容量市場からの収入が電力価格を押し下げるので電力ユーザーの負担は大きくないとの楽観的な見通しは実証的に否定されています。:上記パンフP14)

b.太陽光などの「再生エネ」電源については10万KW以上と、いわゆるメガ「再エネ」でないと入札資格がありません。つまり自然環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」を限定的に対象にするだけで、この制度でまともに「再生エネ」を推進するつもりなどないことが暗示されています。また、アンモニアだの水素だの巨大ダム発電だのと、見込みのない「新エネ」も入札資格に加えていますが、こんなものはたいした役割を果たさないでしょう。結局、この制度で力を入れて断固推進されようとしているのが原発です。この制度を使い、投資すれば必ず儲かるようにして採算を保障し、原発への投資リスクをなくして原発をどんどん増やそうというわけです。(下記の容量市場や「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度も同主旨で、容量市場の場合には、老朽原発や老朽大型火力の生き残りにインセンティブが付きます)

c.未来の電源確保とはいえ、「長期脱炭素電源オークション」にかかる費用は容量市場の費用の数倍にもなり、特に巨大電源である原発に対してメリットが大きく働きます。つまり、容量市場以上にトンデモナイ制度と言えます。結局、下記に見る「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度と容量市場、及び「長期脱炭素電源オークション」は、既存の地域独占(原発)電力会社(「毒電」)が支配する電力業界の体制を政治力と税金と電力料金を使って温存し、電力自由化とエネルギー革命のあるべき方向とは真逆の方にこの国を誘導する、一種の亡国政策です。ここでも諸悪の根源は政治です。政治を抜本転換しなければ、脱原発はいつまでたっても実現しないどころか、原発を不公正な形で拡大推進してしまって、そのうちに過酷事故を引き起こし、日本は永遠の放射能汚染に沈むことになるでしょう。

d,「脱炭素」=「GX推進」が口実になっています。市民が掲げるべきものは「脱炭素」ではなく「脱原発」です。「脱炭素」とは原発推進の言い換えです。お間違えなく!

e,各論では、今回2023年入札で、島根原発3号機が落札しています。「長期脱炭素電源オークション」がなくても建設・稼働の予定だったこの原発に、何故この制度を適用したのでしょうか? 中国電力にとっては「タナボタ」型の願ってもない補助金であり、他方で、何の「電源追加確保」の効果もありません。つまり制度の濫用なのです。この点については、原子力資料情報室のパンフ(上記)のP15下をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(参考)火力・原子力への補助金=長期脱炭素電源オークション|大島堅一(ユーチューブ他)
 https://note.com/kenichioshima/n/n0f05f1a14aa8?sub_rt=share_h


◆どうする?容量市場 リーフレット │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3958

 <これまでの実績>

*容量市場(老朽原発・老朽火力の温存へのインセンティブとなる)(独は戦略的予備電源)
  容量市場 2024年(1年目)入札 約1兆5千億円   
   同上  2025年(2年目)入札 約   5千億円 
   同上   2026年 (3年目)入札 約   8千5百億円
   同上   2027年 (4年目)入札 約1兆3千億円

(入札結果が乱高下しています。入札といっても大半の電源は「毒電」が所有しているわけですから、入札価格は政治的に決められている、と見ていいでしょう。まったくバカバカしい「茶番」の入札です。金額の巨額さをしっかりと脳裏に焼き付けてください。この金額が、上記の「長期脱炭素電源オークション」の費用と重ね合わせられ、私たち電力ユーザーが電力料金、または税金の形で支払わされることになるのです。世界一高い電力料金の日本で、その原因企業の「毒電」がやりたい放題です)


2.「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度

◆(別添PDFファイル)原発建設費 電気代に上乗せ案、政府が電力会社支援策、国民負担増大に反発必至(東京 2024.7.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/342435

(関連)(別添PDFファイル)原発建設費 料金上乗せ検討、新電力契約者も負担の可能性、自由化に逆行(朝日 2024.7.24)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS7R3PZVS7RULFA01NM.html

(具体的な制度設計はこれからです。電力自由化とは真逆に、電源の中でも最も高コストでグロテスクな電源である原発に、容量市場、「長期脱炭素電源オークション」に加えて、更にこの「第三の原発テコ入れ制度」=「原発の新増設費を電気代に上乗せ」制度を創り、原発最優先を不動のものにしようというわけです。典型的な親方日の丸であり、新たな「総括原価主義制度」(コスト・利益積み上げ型電力料金制度)と言ってもいいでしょう。しかも「上乗せ」制度は、原発電力を使わないユーザー(取り扱わない小売業者)に対しても「上乗せ分」を負担させる制度設計となるようで、理不尽極まりなし、です。

安全対策への巨額の投資に加え、ウラン採掘からバックエンド・使用済み核燃料最終処分、及び過酷事故後の対応(あるいは損害保険金掛け金)まで含めれば、最悪サイテー高コストの原発を支える、こうした3つの原発テコ入れ制度は、政権交代後、即時廃止です。早ければ早いほどいいというよりも、早くしないと引き返せなくなります。早期のホンモノの政権交代が望まれます。「原発は、安全、クリーン、安い」、コレみんなウソ、はココでも証明されています。


3.寝ていても原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにつくられている

(上記以外にもイロイロあります)=まさに狂気の沙汰
(こんなことをしている業界が他にどこにあるか?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*東京電力の福島原発事故後始末費用=奉加帳方式(「原発賠償損害保険料の後払い」という位置づけ)
*東京電力賠償費用を過去に遡って「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁

*福島第一原発以外の原発廃炉費用も過去分を「託送料」に上乗せ
電気料金へ転嫁
(経済産業省がこっそり「毒電」の年間負担金を減額、顧客からの徴収金を「毒電」がネコババ)

*非化石価値市場(「電源指定なし」などという虚偽表示の原発を含む)
*2030年非化石電源比率44%の法的強制(ゴマカシ表示の原発を含む=エネルギー供給構造高度化法)

*ベースロード電源市場は廃止せよ(電力取引の卸売市場への集中義務で存在意味なし)
*原発損害賠償保険掛け金(保険料)の正常化(大幅引き上げ)(=特別会計が巨額の赤字)

*粉飾決算会計基準など原発優遇の制度を全て廃止せよ
(廃炉にかかる損金会計処理を「繰延資産」として先送りする粉飾会計:会計基準踏みにじり)

*再処理機構と再処理費用の電力料金への上乗せ、バックエンド(核ゴミ処分)費用の電力料金への上乗せ
(「薄く広く」負担させる=一般の電力ユーザーは気が付いていない、再処理機構は再処理やめさせない仕組)

*今も続く電源三法交付金という電力料金上乗せ税を原資とした制度
*福島原発事故の後始末への国のテコ入れ・巨額支援(他方、事故責任者の東京電力は株主さえ責任不問のまま)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ポイント)
 原発は運転期間中の燃料費が安いというだけで、それ以外のコストはべらぼうに高い。そのコストを他に転嫁している(無差別に電力料金に転嫁する他、もっぱら政府が税金その他で丸抱えして「国策民営」となっている)。原発は末期症状を呈しており、早くやめさせないと、この国が持たない。

(関連)電源三法交付金制度 - 原子力と地域社会 | 電気事業連合会
 https://tinyurl.com/mry5cj24


4.(別添PDFファイル)厳しい再稼働 あがく原電、敦賀2号機 追加調査に望み(朝日 2024.7.25) https://www.asahi.com/topics/word/%E6%95%A6%E8%B3%80%E5%8E%9F%E7%99%BA.html

(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)東海第二原発が危ない、内部告発で防潮堤基礎工事で施工不良が発覚!(2024年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV0ORR8F8O8Oi5RL?e=he473d

(関連)プレスリリース日本原子力発電(当社コメント)敦賀発電所2号機の新規制基準適合性審査に係る当社の対応について
 https://www.japc.co.jp/news/press/2024/pdf/240726.pdf

(日本原電は敦賀原発再稼働申請を死ぬまでやめないそうです=東日本大震災以降の13年間、日本原電に毎年、1Wの電力も発電していないにもかかわらず、カネ(約1000億円/毎年)を与えてきた東京電力・関西電力他の株主企業は、カネの支給を止めろ、支給したカネを取り戻せ!=倒産すれば敦賀原発と東海第二原発の再稼働は止まる、止めないならば、株主代表訴訟をして、止めさせればどうか:田中一郎)

(関連)敦賀原発2号機 再稼働を事実上認めず 原子力規制庁の審査会合 NHK 2024年7月26日(金) 21時23分
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240726/k10014524611000.html

(関連)敦賀原発2号機 再稼働 事実上認めず 原子力規制庁審査会合 NHK福井 2024年07月26日(金) 18時58分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20240726/3050018440.html

(関連)敦賀原発2号機「新規制基準に適合しない」 規制委結論、原子炉直下に活断層否定できず 福井新聞 2024年7月26日(金) 午後9時00分
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2093362

◆(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-d38c4a.html


5.「再生エネ」だったら何でもいい、というものではない

◆(メール転送)【沿岸風車に吠える】国内最大8MW洋上風車1.6km沖の浜から吠える!2024.7.22 4 分 @石狩市 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zU_Grcvm6Xs

 <田中一郎コメント>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「脱炭素」盲従主義はさまざまな弊害をもたらします。

 洋上風力がうまくいくかどうか、つまり採算が合うかどうかは、これからの「社会実験」になります。陸上風力はかなりの範囲の近隣地区に低周波公害をもたらすとともに、建設に伴う環境破壊(建設用道路敷設など)や、建設後の景観破壊やバードストライクなど、多くの問題があって、この狭い日本列島に適地はあまりありません。逆に、いま風力を設置しているところでは、今後その多くが撤去が課題となってくるでしょう。また、北欧などと違い、日本近海では年を通じて風があまり吹かず、従って洋上風力発電事業の効率はあまりよろしくない、とも言われています。

太陽光パネルについても、自然環境を破壊しない・地域社会を破壊しない、という条件を付けると、その適地はかなり限られていて、メガソーラーは基本的に×ということになります(しかも太陽光パネルのほとんどは中共中国製です。これもよろしくない)。可能性があるのはペロブスカイトですが、これも設置場所をよく考えて、かつ、利用後の廃棄物処分や健康被害の有無などにも配慮して、ゆっくりと慎重に拡大していく他ないでしょう。

洋上風力については、あまり陸地に近いところに造ると、陸上風力と同じことが起きます。しかし逆に、陸から遠いところに造ればコストが大きくかさみ、採算が合わなくなります。ご指摘の石狩湾を含め、日本の洋上風力が陸に極度に近いのは、主にコストがらみの話だと思います。また、福島県沖の洋上風力が失敗に終わっていますが、その詳細も公開されず、何故うまくいかなかったのか、失敗だったのか、不明のままです。本来であれば、教訓にすべきところです。

(洋上風力だけでなく、北海道には今、数千件の「再生エネ」電源開発の申請が出ていると地元の人が言っていて、その多くが自然環境破壊型・地域社会破壊型であるようです。その典型が、釧路湿原への太陽光パネルの設置です。自然の宝庫=北海道が潰されます、泊原発も「脱炭素」で「とまり」ません。「脱原発」と「脱炭素」の同時実現など夢物語です。リアリティ・ゼロ。こんなことは、政府も政権も財界も電力会社も、皆知っていることです。)

昨今は、お気楽な「脱炭素」盲従主義がはびこっているようですが、こんな調子だと、火力が潰されるとともに、この国は大半が原発・核燃料サイクルの電源と、失敗がほぼ見えているバカバカしい技術(アンモニア発電など)、そして環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」発電設備ばかりとなり、生き残った火力も老朽化した旧態依然技術の低効率なものばかりとなるでしょう。この国はエネルギーから崩壊していきます。そのうちに原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こします。(近未来に地獄が見える)

そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠が怪しい。地球は少しばかり温暖化してきているかもしれませんが、それが人工排出のCO2が原因である科学的実証的根拠はありません。化石燃料を野放図に使ってもいいとは言いませんが、CO2を人類の敵であるかのように言って「脱炭素」「新型火力潰し」を叫ぶことは愚かです。現代の「福田村事件」です。

反論のある方は、まず下記をご覧になって、議論してください。情緒的なものは議論になりません。エネルギー革命の乗り切り方は、「脱炭素」盲従主義ではありません。ひとことで申し上げれば、エネルギー効率の大幅アップと、ビジネススタイル改革によるエネルギー大量消費社会からの脱却です。CO2を目の敵にする必要はありません。

◆(別添PDFファイル)エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎)
 (「エネルギー基本計画」見直しへ向けて)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=kpakTb

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html
(地球上の気候変動は、かなりの部分を宇宙物理学で説明可能です)

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


6.ルポ原発めぐり第2弾!宝の瀬戸内海を守れ!監視と住民排除の電力利権 <伊方原発・上関原発予定地> - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=wKNFihnwJn0


7.核ごみ最終処分場受け入れ承諾自治体は皆無=この状態での「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」(青森県むつ市)への使用済み核燃料搬入は事実上の「最終処分場化」を招く

◆(別添PDFファイル)原発立地32自治体 本紙調査、核ごみ処分 理解遠く、情報3割が「不十分」(毎日 2024.7.25)
 https://mainichi.jp/articles/20240725/ddm/003/040/131000c

(核ごみ最終処分場受け入れ承諾自治体は皆無=この状態での「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」への使用済み核燃料搬入は事実上の「最終処分場化」を招く)

(最終処分場調査を受け容れている北海道2自治体と佐賀1自治体は、いずれも知事が第2段階へ進むことに反対しており、進展する可能性は現段階ではナシ。)

(調査中の2道県、使用済み核燃料搬入を受け容れそうな青森県での、有権者・市民への情報提供強化がそれぞれ必要、マスゴミはアテにならない)


8.東電柏崎刈羽原発の再稼働は危険、使用済み核燃料の輸送も重大なリスク(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7.5)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlV6Kea4HJiayDFSN?e=yS7eu7

(使用済み核燃料の輸送に関して、私が申し上げていることと同じことを、たんぽぽ舎の山崎久隆さんが書いています。そもそも、使用済み核燃料やウラン燃料(特に6フッ化ウラン)の扱いに対して、あまりに安易になっているように私には思えます。私は、使用済み核燃料の輸送は陸上輸送でないといけないのではないかと思いますし、その輸送についても量的に最低限のものであり、かつ、厳重な安全管理の下で行われなければいけないと思っています。基本は「動かすな」です。今回の柏崎刈羽原発からのむつ市への使用済み核燃料輸送は、明らかに柏崎刈羽原発再稼働を念頭に置いたモノであり、ふざけるな、ということです。:田中一郎)
草々

2024年7月25日 (木)

東京都知事選・都議補選を振り返って(その3):市民を突き放した泉健太立憲民主党・手塚仁雄立民東京選対のおかげで活かされなかった400超の政策提案、それでも都政策を巡り若干の議論をご紹介します

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)夏の思い出 尾瀬
 https://www.youtube.com/watch?v=SS1HhhIWIik
 https://www.youtube.com/watch?v=R3DaPnDpfn4

(これまで谷川岳や水上山地など、尾瀬の近くまでは何度も行っているのに、ついに尾瀬には入ることはありませんでした。若くて元気な頃に行っておけばよかったと今ごろになって後悔しています(痛風と神経痛の足を引きずっている今はもう無理です)。しかも、尾瀬のある群馬・栃木両県北部の山岳は、2011年の福島原発事故による放射能で深刻なまでに汚染してしまいました。尾瀬もまた例外ではありません。事故から13年が経ち、既に空間線量も下がって、原発事故はもう終わったことと思っておられる方も少なくないかもしれませんが、しかし、現実はそう甘くはありません。何よりも放射能汚染は消えることはなく、数百年~数千年を経過しないと放射能は消えてはくれません(半減期:放射性セシウム137=30年、放射性ストロンチウム90=29年、放射性ヨウ素129=1560万年他)。また、政府も福島県も、福島原発事故後の対策を誤り、未だに福島第一原発は二次災害の危険性を引きずったままですし、他方で毎日、放射能を環境にかなりの量で放出しています(汚染水海洋投棄を含む)。原発は必ずや福島原発事故のような大事故を引き起こし、回復不可能な放射能汚染をもたらします。尾瀬の素晴らしい自然も、もはや手放しで楽しめるものではなくなり、尾瀬を汚す放射能に万全の注意をしなければならなくなったのです。尾瀬の惨状は、我々日本人に、もう原発はおやめなさいと、やさしく諭してくれているように思います。:田中一郎)


2.キャンペーン

(1)【署名サイトVoice】HPVワクチン薬害問題の 被害者に寄り添った早期に全面解決を求める要請書 『これ以上、被害者の健康と未来を奪い続けないで下さい』 『新たに副反応で苦しむ被害者を出さないで下さい』 - オンライン署名&クラウドファンディング -
 https://voice.charity/events/611

(2)オンライン署名 · #森元首相と裏金議員の証人喚問 と #政治資金規正法の改正を求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/fH0QF

(3)クラウドファンディング:長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会
 https://www.chouseitankou.com/


3.(チラシ)(7.27)日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか(早稲田大学 & ZOOM)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVEqlagVt9N6hJ3V?e=Ptuvsr


4.(新刊書)「マスゴミ」って言うな! やや辛口メディア日記-斎藤貴男著(新五本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034466676&Action_id=121&Sza_id=GG

(関連)(別添PDFファイル)「マスゴミ」って言うな!:やや辛口メディア日記(イントロ部分)(斎藤貴男)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVIVHR4Nnf0_V-Kt?e=HjAOCq

(社会保障拡充=「ベーシックサービス」を理由にして消費税増税を言う井出英策(慶應義塾大学教授)の名前が出てくる。消費税は弱者いじめの天下の悪税だ。今まで増税してきて10%もふんだくっているのだから、井出英策がかようなことを言うのなら、その既存の10%分をまずは社会保障に「上乗せ」として回してみろ、という話である。私は井出英策の評価は低い。前原誠司や佐藤優なんぞと共同歩調をとって何をやっているのか、何をやっていたのか、である。要するに、消費税増税ができればいいという、その1点が狙いなのだろう! 違うのか?!:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)豊かな言論空間の再構築は(斎藤貴男『マスゴミって言うな』新日本出版社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVN9Mhh5LNf4Pn1k?e=VmwaUf

(この文章に出てくる左翼・左派・リベラルの投稿拒否=言論拒否は、どうもこの件だけに限らないように思われる。既視感があるのだ。議論することを嫌う、言いたいことだけを言ってハイオシマイ、そういう人間たちが左翼・左派・リベラルに増えてきているのではないか? 昨今の市民運動・社会運動の「大衆化」の影響か?:田中一郎)


5.維新 終わりの始まり
 維新などロクデモナイの中の断トツ・ロクデモナイなのに、まだ「昔は水の都、今はアホの都」大阪人はわからんのかねえ。

(1)(必見:おもろいで)お笑い維新研究 2024年上半期編 万博 パワハラ・おねだり オシャレな動画(西谷文和さん)【佐高信の隠し味】20240604 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dx1PYVWhiuM

(2)維新・吉村知事「劣等感丸出し」英語スピーチで露呈した“米国奴隷”路線。だから無くならぬ警察「米兵の性犯罪」隠蔽 - まぐまぐニュース!
 https://qr.paps.jp/Pl8u

(3)吉村知事につくか、馬場代表か 維新の顔2人に亀裂 「3度目の都構想より3度目の分裂の方が早そう」(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1c53365ef582f39506f159f89c00eaebd46828

(4)「木を切る改革」大阪市が市民の反対押し切り街路樹伐採を強行(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dc9d421ef0e1d6982b8a20b6f54b258b57dce921


6.直近、注目情報
 ロクな話ないよ。政治が原因や、あんたらの選んだ政治家が原因や、あんたらのせいや。

(1)(別添PDFファイル)あれもこれも「特定秘密」…機密情報の範囲広げ過ぎ? 海上自衛隊のずさん管理(東京 2024.7.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341873

(2)(別添PDFファイル)介護保険もマイナンバーカード? 「ペーパーレス化」厚労省部会議論(東京 2024.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/339820

(3)行政劣化の深刻!コロナ対応の自治体格差、国家戦略の押し付け合い…公務員の人材流出が招く「国家的危機」からの脱し方(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ffff410592515e3e059ae01918391704c3186206

(4)政治資金収支報告書のデジタル化義務付け 検索機能もないのに「透明性が向上する」と胸を張る岸田首相:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341382

(5)郵便料金3割値上げ 民営化後もがんじがらめ- さらなる負担の懸念 - 毎日新聞
 https://x.gd/jgOxM

(料金値上げや職員の質的低下(非正規化)、採算の悪い店舗や施設は容赦なく廃止、役員報酬の大幅アップなどは「民営化」の必然的な経済的帰結です。民営化でサービスが向上する、などと本気で思っていたの? あんたアホやねえ。「民営化」とか「民間活力の導入」とかいうのは皆、お人好しを騙すための美辞麗句で、本当のところは「私物化」です。おわかりかな?;田中一郎)

(6)在日米軍「意見交換の場」創設へ 性的暴行事件で 沖縄県や住民と(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4759486b504e8d7ae5507066baebef46db11f4a9

(「意見交換の場」を創設してガス抜きか? 沖縄を、日本を、バカにしている国が、日本を守ってくれるのか? よう考えなはれや:田中一郎)

(7)かつては「東洋一の軍港」 防衛拠点計画に交差する歓迎と不安 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/d7bzfrmc

(真っ先に「敵」の攻撃目標になって、真っ先にミサイルが飛んでくる街になるということです。愚か極まりなし。:田中一郎)
================================


「東京都知事選・都議補選を振り返って(その3):市民を突き放した泉健太立憲民主党・手塚仁雄立民東京選対のおかげで活かされなかった400超の政策提案、それでも都政策を巡り若干の議論をご紹介します」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「まちづくり」に関する自治体の権限とその実効性(五十嵐敬喜『土地は誰のものか』岩波新書)
(2)「小池知事」が肥大化させる「東京都」と「三井不動産」癒着の伏魔殿(『週刊新潮 2024.7.11』)
(3)小池知事「特命」、都庁に「地上げ」専門部隊(『FACTA 2024.5』)
(4)給食無償化、住む場所次第、援助なく滞納も「全国一律に」(朝日 2024.4.18)
(5)「ポスト泉」は蓮舫しだいの情勢、立民「野田再登板」への蠢動(『選択 2024.7』)
(6)改めてすべてが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ(日刊ゲンダイ 2024.7.18)


1.小池タヌキ百合子に対する4つの告発

 それぞれの告発主体が、これを市民運動・社会運動として展開してくれるといいのですが。また、その場合、選挙期間中に問題となった小池タヌキ百合子都政のさまざまな反都民的政策・行政について、並行して告発・社会問題化していくのがいいと思われます。さしあたり、神宮外苑、日比谷公園、葛西臨海公園、築地市場跡地再開発と三井不動産との癒着構造、プロジェクションマッピングの請負業者が電通子会社に決まったこと、などについての不透明な経緯あたりから手を付けていけばいいのではないかと思います。都知事選の小池タヌキ百合子落選運動を、都庁からのタヌキ追放運動に切り替えです。

(1)小島敏郎氏 学歴詐称
 https://bunshun.jp/articles/-/71499

(2)出馬要請の茶番劇
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336168

(3)公務を選挙活動に利用
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81920
 https://nobuogohara.theletter.jp/posts/a3717440-43f5-11ef-b730-4905aab10ada

(4)東京都知事選挙:無効の異議申し出 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bsiYwhUIrFc

 東京都知事選挙(2024年7月7日)における小池百合子候補の当選の効力をめぐる異議の申し出に関する記者会見の動画です。東京都知事選挙では、小池百合子候補の立候補と当選に関して、疑義があります。そこで、市民団体「私が東京を変える」の呼びかけで、当選の効力をめぐって異義の申し出が行われました。記者会見は、7月22日の異議申し出後、都庁記者クラブで開催されたものとなります。(69,949 回視聴  2024/07/23)

日時:2024年7月22日11時~11時半
場所:東京都庁記者クラブ
呼びかけ:市民団体「私が東京を変える」(https://watashiga.org/tokyo/


2.選挙期間前の市民の取組

◆2024東京都知事選:Change都政市民プロジェクト HP
 https://tochijix.jimdofree.com/

 今回もまた着手するのが遅かった問題があり(「選挙の時だけお祭り騒ぎ」)、また、参加人数は限られていましたが、候補者選定委員会や政策部会なども組織して、やれるだけのことはみんなで力を合わせてやっていました(上記サイトを参照)。問題は蓮舫氏が候補者に決まったとたんに、同氏が「市民と野党の共闘」の統一候補と位置付けられていたにもかかわらず、選対責任者となった立民東京の手塚仁雄(衆議院議員)が市民の応援団を突き放し、選挙は自分たちだけでやる、と言わんばかりの行動を取り始めたことです。その背景には、泉健太立憲民主党の執行部周辺から、「市民運動・社会運動とは距離を取れ」という「指示」が出ていたらしいという話が聞こえてきています。この選対は、応援団の市民だけでなく、日本共産党その他の協力野党との協同歩調もよろしくなく、対立候補の小池百合子を応援する側に回った御用組合「連合」と国民民主党に遠慮するような気配もあって(都知事選後に表面化している)、今回の都知事選敗北の大きな理由の1つが立憲民主党の反市民的な動き・態度にあったように思われます。ともあれ、立憲民主党主導の選挙展開が上記のような状態でしたから、せっかくの市民の政策提案がどこまで活かされたのかは大いに疑問です。

(1)皆様から寄せられた政策提案 - 2024都知事選の野党統一候補
(ボトムアップで寄せられた約400件の都政の、ここがモンダイと、政策提案 画期的なものだと思います)
 https://qr.paps.jp/Jx9iA 

(そのうち、私が提案した政策一覧:若干の加筆修正あり)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
体系的ではありませんが、今現在、思いついたものを列記します。今後も思いついたら追加します。共通することとして、頭でっかちの議論好き(小田原評定)にならないよう要注意、まずは試行的実践を先行させる発想で検討してほしい。「まず基本条例をつくってから」などというパターンが最悪(「子ども被災者支援法」がその失敗の典型事例)、各法(条例)を先行させる。

1.都民生活を支援する具体的な政策

(1)有機食材による無償学校給食+自校炊飯方式+食育(地産地消型=生産緑地活用と産地との提携)

(2)健康保険料の都による追加的減免支援

(3)小売店にある賞味期限が近づいた食品や販売終了で処分予定の商品のリサイクルなどを推進(収集配分の仕事支援)

(4)基礎自治体の生活保護行政への財政支援(今現在は費用の約1/4+人件費が自治体負担)と違法な「瀬戸際政策」の厳禁

(5)高校までの教育の完全無償化(授業料や入学金だけではない全ての教育費)

(6)大学生・院生向けのより充実した奨学金制度(返済アリ+返済ナシ両方、バラマキはしない)

(7)特別養護老人ホームの大幅増設と介護職員の大量正規採用

(8)保育所政策の見直し(市場原理主義的な自由化をやめ、都が交付する補助金の使途厳格化など=別添の岩波書店月刊誌『世界』の小林美希さんの連載論文を参照)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVQ6Hm-9k5oB6U9y?e=Uo6JTI

(9)食品や日用品の「安全確保」と「表示」の抜本改革(保健所など関連施設の体制強化が必要:東京都版消費者主権行政の確立=全国の先例へ)

(10)「まちの清掃・まちをきれいに」

(11)「買い物難民」防止対策

(12)離島振興の見直し

2.まちづくりの抜本改革

(1)公営住宅の大幅増築と老朽化都営住宅の改築(+福島原発事故避難者への無償提供再開+能登半島地震避難者への無償提供)

(2)都市計画審議会の透明化とメンバーの総入替(土建利権の巣窟となっている可能性大)

(3)神宮外苑+日比谷公園+葛西臨海公園+その他公園の再開発の見直し、電柱の地下化も見直し(樹木伐採はやめさせる)

(4)東京の青空広場をたくさん作りましょう(災害時の避難用、火災の延焼防止などを兼ねる)

(5)木造密集地域の首都直下型地震対策他、防災対策の見直し強化

(6)東京都まちづくり基本条例の制定(具体策先行で、それらの教訓を生かしつつ集大成する形でゆくゆく策定)

(7)築地市場跡地に再び築地市場を建設し、かつての賑わいを復活(+卸売市場業務への都の支援を並行して検討、家族経営の八百屋・魚屋小売店を支援)

(8)地元商店街の活性化対策(有機食材の産直を推奨して生鮮食品販売を核に、地場手作り商品を核に、他)

(9)外環道工事やリニア新幹線などの大深度地下工事の禁止(日本国憲法違反)、及び既存の都市計画道路計画・工事の中止

(10)ペロブスカイト太陽光発電を活用したエネルギー地産地消モデル地区

(11)タワマン建設可能地域を絞り込むなど、都市計画区域の見直し(タワマン・高層ビルは建設禁止の方がいいかもしれない)

(12)自動車が入れない地域や時間帯を各地に設けて、都内へのマイカー自動車の制限を強化

(13)空き家活用対策の強化

(14)街路樹過剰剪定をやめる(業者選びをちゃんとしないとダメ)
 https://thesis.ceri.go.jp/db/files/82936150162302d67ce2d1.pdf

(15)生産緑地などを活用した都市園芸や農作物づくりの奨励、都市樹木の保護・メンテナンス

(16)環境アセスメント条例の抜本強化(事業計画の段階からアセス開始=中止もありうる、住民・都民参加の徹底他)

(17)トラック・バス・タクシーの運転手不足対策(「ライドシェア」などの「市場原理主義アホダラ教」政策は×)

(18)全学校・幼稚園・保育所の冷暖房完備

3.働く人を大切に

(1)公契約条例の制定

(2)不当労働行為の撲滅

(3)全基礎自治体窓口に弁護士を置いて、社会福祉や消費生活相談窓口とする

(4)保健所による公衆衛生対策の体制強化(食中毒防止、感染症対策など)

(5)都の非正規職員を段階的に正規職員へ(特にエッセンシャルワーカーを優先的に)

(6)外国人労働政策の抜本改革

4.その他

(1)都の政策諮問委員会を発足させる=分野別に複数の(良識ある委員の)委員会発足(小田原評定にならないように要注意)

(2)石原慎太郎都政時代の教育委員会通達を全廃(そのための教育委員・教育長、及び事務局の全部入れ替え)、学校現場での右翼思想押しつけを厳禁(やったら処分)

(3)歴史歪曲主義のあらゆる行為を改める取組

(4)東京都の会議施設などでの言論妨害・市民活動妨害を厳禁する(やったら処分)

(5)日比谷公会堂の改築・修繕を急げ

(6)名古屋市で河村たかし市長が実施した「地域活動奨励補助金」制度の東京都版を検討

(7)都政オンブズマン制度の導入と東京都行政・財政の「見える化」「わかる化」

(8)都政版政治資金浄化条例の制定

(9)情報公開条例+公文書管理条例のワンランク上を行く法改正

(10)これまでの都政の問題点を検討・研究する審議会の発足(石原慎太郎都政以降のデタラメの「見える化」)

(11)都政奪還後の都議会対策(与党統一会派形成と過半数議席獲得への努力=選挙区を少し大きくして5人程度以上の定数に)

(12)ヘイト・差別禁止条例

(13)巨大イベントや巨大施設建設は今後行わない(巨額の財源を無駄にするから)

(14)首都圏航空管制の在日米軍からの奪還と、23区上空を低空飛行する羽田空港発着の中止

(15)特別区制度は今のままでいいのか?(要検討事項)

(16)東京一極集中を回避するための他の自治体(都道府県と市町村の2つのレベル)との協議体の発足

(17)個人情報保護条例の拡充(国法への上乗せ・はみだし)(これは今回追加)

なお、上記政策の打ち出し方(表現の仕方やタイミングなど)は別途検討が必要。政策は魅力的でインパクトのあるものでなければならないので、表現やキャッチフレーズや宣伝の方法は徹底した検討が必要(これがいい加減で失敗したら逆効果)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(私の提案を含む全部で約400件の市民の政策提案(及び「ここがモンダイ」)は東京都政に関するものですが、おそらく全国のみなさまの地域が抱える諸課題とも共通していることが多いのではないかと推測いたします。みなさまの地域での選挙時の市民運動・社会運動にご参考にしていただければ幸いです。)

(2)街宣用の一口サイズのフレーズ
 市民が考えたキャッチフレーズです。面白い試みでした。これもまた、みなさまの地域での運動にご参考になるかもしれません。
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVVXIDsIBXsCzttN?e=fJ7POw


3.小池タヌキ百合子の「学歴・成績詐称問題」
(こんな女が都知事や国会議員や総理大臣でいいんでしょうか? エージェントの日本語訳は「子飼い」です)

◆(必見)【ジャーナリスト浅川芳裕氏と語る小池百合子氏学歴詐称「カイロ大学声明」の本質】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」#329 - YouTube (このサイトだけは拡散可能)
 https://www.youtube.com/watch?v=xoKR8TXE2FQ
 https://www.youtube.com/watch?v=xoKR8TXE2FQ

(関連)注目の人直撃インタビュー:浅川芳裕「小池はエジプトのエージェント同然だから「超放棄的卒業」ができた(日刊ゲンダイ 2024.5.10)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/339961

(関連)“闘争と平和”の混沌(カオス)カイロ大学-浅川芳裕/著(ベスト新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033696920&Action_id=121&Sza_id=F3

(関連)『文藝春秋』2024/5 2024/6
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910077010542
 https://www.fujisan.co.jp/product/1281679597/new/

(関連)女帝小池百合子-石井妙子/著(文春文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034536524&Action_id=121&Sza_id=B0

・・・・・・・・・
◆小池都知事「元側近」の爆弾告発「私は学歴詐称疑惑の“隠蔽工作”に手を貸してしまった」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/70026

(関連)【文藝春秋 目次】小池百合子都知事 元側近の爆弾告発 「私は学歴詐称工作に加担してしまった」小島敏郎/コロナワクチン後遺症 疑問に答える/昭和海軍に見る日本型エリート - 文藝春秋2024年5月号 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/70067#goog_rewarded

(1)神宮外苑の再開発と樹木伐採問題、(2)築地市場跡地の再開発問題(築地市場の豊洲移転は「卸売市場の移転問題」などではなく「跡地狙いの官製地上げ」でした)、(3)2021年東京オリンピックにおけるIOC・JOC・電通の取分の妥当性、(4)都立高校入試の英語スピーキングテストとベネッセ問題、(5)都議会での審議(質疑応答)と小池百合子・都民Fの態度、(6)子ども手当一人5000円をはじめとする巨額のバラマキ(選挙対策)、などが言及されています。読んでいて腹立たしい限りです。

都市再開発にせよ、オリンピックにせよ、英語のテストにせよ、その背後には都政に群がるハイエナ・ハゲタカ・タカリ集団の利権の所在を強く感じますし、また、都民Fという「小池百合子幼稚園タヌキ組」の連中が、少しばかり「悪成長」して「チンピラ風の不良」っぽく、自民党や公明党のヤクザ崩れの都議どもと一緒になって都議会で審議つぶし(正確には小池百合子都政の是非を問う質問潰し)をし始めている、そんな状況も読み取れます。都民Fなどは発足当初から、私は「こんなのダメダメダメ」と申し上げてきましたが、これもまた私の申し上げてきた通りになってきています。他にもまだまだ小池都政のデタラメは山積していると思われます(報道されないから私たちが知らないだけでしょう:オリンピック村都有地の時価1/10での超格安価格での三井不動産他の土建屋JVへの払い下げ問題など)。

この『文藝春秋』の記事に書かれたことは、これから都議会内外で徹底的に追求し、小池百合子女帝ダヌキの政治生命を叩き潰し、石原慎太郎以降続く歪み切った東京都政に終止符を打つ必要があります。これ以上、愚連隊のような連中に都政を牛耳らせるわけにはいかないでしょう。また、東京都庁の人事も適正化し、悪性木っ端役人が幹部の席に座っている現状を一掃してしまう「大ナタ」をふるう必要もありそうです(市民運動・社会運動が都庁幹部をウォッチドッグしているという話は聞いたことがありません=これもまずい)。要するに人事が滞留し、都庁内に人事ヘドロ状態が生まれて、汚物が清きを駆逐する状態ができているのです。

都政に青空・清流を取り戻しましょう。腐ったインチキ知事からは、まともな都政は生まれないのです。私は、石原慎太郎時代にさかのぼって過去の都政の「総括」をするチームを創設し、報告書を書いてもらうのがいいのではないか、と思っています。(チンピラ似非右翼の石原慎太郎だけでなく、徳州会の徳田虎雄から毒饅頭をもらって追放となった右翼転向チンピラ作家の猪瀬直樹(よくクチャクチャとチューインガムをかんでいる、チンピラ石原のお抱え子分もやはりチンピラ猪瀬とチンピラ浜渦でした、類は友を呼ぶのです)、「私が東京ケチジです」(『週刊文春』)のトンチキ国際政治学者の舛添要一らもひどかった=東京都民は政治家を見定める能力がないのかな?)


4.東京まちづくり問題

(1)進む中野大改造 再開発 中野サンプラザ跡地に超高層ビル 想定外の事態も- NHK
 https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231108a.html

 私はこの問題は中野区限りのことではなく、東京都の再開発事業問題の1つ=都市計画審議会マターでないといけないのではないかと思っているのです。以下、私が頭に浮かぶ疑問点を列記しておきます。

a.「この件は中野区政に関すること」 それはそうですが、しかし、この事業の規模や実施場所や投入される税金の金額などから鑑みて、中野区民のみならず都民にも共通する問題があるように思います。この再開発事業は東京都の都市計画審議会のマターではないのですか? もしマターではないとすると、私はそれ自体が問題だと思います。これだけの大規模再開発が、投入される税金・公金が中野区限りでとどまっている限り、中野区だけの判断でやってよろしい、ということになりますから、今の東京都の基礎自治体の政治状況から鑑みれば、東京中にタワーマンションや高層オフィスビルが、区の税金が巨額に投入されながら乱立しかねません。また、都市計画審議会マターなら、まさに都政問題です。

b.「区民の声・中野」は、中野駅前開発については内部でも賛否両論あり「賛成はしないが反対もしない」という見解です」 何事も賛否両論がでてくるのは世の常です。しかしそれで何もしないということにはならないでしょう。何故にかような中途半端な姿勢でいるのでしょうか? たとえば、この事業についての中野区民の意見を住民投票で問え、というアクションは起こせるでしょうし、私自身としては、賛成だ、という意見には首をかしげます。中野駅前は中野区・中野区民にとってはまさに「区の玄関口」であり、1等地です。そこをおそらくは億ションになるであろう高層マンションに専有させていいのですか? また、この事業に、中野区や東京都の税金は投入されないのですか?

◆区民の声・中野
 https://www.facebook.com/groups/184982715563495/

c.酒井区長の「文化発信の拠点として区役所・サンプラザ地区を活かしたい」という公約、果たしてどのように生かされているのでしょうか? 何故、問わないのですか? 私はこの事業に中野区がいくらの金額の税金を投じようとしているのか知りませんが、もし億円単位のカネを投じる計画ならば、黙ってはおれないのではありませんか? ましてや東京都民の税金まで投じられるとしたら、黙っておれませんよ。貴重な東京の都や区の税金は、他に投じなければならないことが山ほどありますからね。

d.「「時価を大きく下回る価格で土建屋に敷地を売り飛ばすような話」は、事実無根のデマです。」は大丈夫ですか? 署名サイトには「区民が知らぬ間に、中野サンプラザと区役所の土地、1,000億円が半値以下の400億円でディベロッパーに売却されようとしています。」と書かれています。これがデマなのですね? だとしたら、「区民の声・中野」は何故、この署名サイトはデマを報じていると広報しないのでしょうか? また、中野区も同様に、これはデマだと何故に広報しないのでしょうか? 重要なポイントです。

何故なら、東京都は既に、築地市場の移転に際して豊洲市場用地を時価(有害化学物質に汚染されている土地なので価格はゼロ円です)を無視して巨額のカネで東京ガスから買い取ったり、2021年東京オリンピックにかこつけて、晴海のオリンピック村用だという都有地を(時価1300億円相当)その1/10程度の値段で土建屋JVに払下げしたという前科があるからです(そしてなんと司法・裁判所がそれを追認しています)。またやってんだべ、と考えてもおかしくはない。

事実無根でなかったら、大問題になりますよ。

e.言いたくはないですが、あなたはひょっとして旧民主党とその出身者である酒井区長をかばって、こういう風におっしゃっているのではありませんか? 大丈夫ですか? もしそうなら、おやめになった方がいい。私がこういう風に思ってしまうのは、昨今の市民運動・社会運動に、その本来のあり方から逸脱して枝野幸男&泉健太立憲民主党に傾斜しているような言動がチラホラ見え隠れしているからです。「市民連合」などはその典型です。

あくまで市民運動・社会運動は、私のように「改革主義的無党派主義」でいかないといけないと思います。そうでない、泉健太立憲民主党を優先して応援する考えであれば、そう表明して運動しないと、一種の政治詐欺になります。

(2)(別添PDFファイル)「まちづくり」に関する自治体の権限とその実効性(五十嵐敬喜『土地は誰のものか』岩波新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVZ9sV_VtWrEca5Y?e=Yt3h8X

 今ごろお送りするのではなく、もっと早く送っておけばよかったと思いますが、この五十嵐敬喜先生(法政大学名誉教授)の著書を今ごろ読み始めていて、昨日、この文章に巡り合ったものですから、今日、お送りすることになりました。およそ東京に限らず、全国の自治体における「まちづくり」の法制度が、日本だけ、世界でも類を見ないほどに歪められ、土建屋の好き勝手ができるように「仕組まれてある」のがよくわかります。今後のこともありますので、是非、ご一読下さり、できれば五十嵐敬喜先生著作の岩波新書もご一読ください。

(関連)土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用-五十嵐敬喜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034295042&Action_id=121&Sza_id=C0

(下記が上記の著書PDFファイルの文章に出てくる「新まちづくり法案」に関する私のブログ解説です)

◆都市改革・都市計画制度等改革基本法(案)に注目しよう (画期的な都市計画制度(まちづくり)改革法案ができました)- いちろうちゃんのブログ(2014年11月8日)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-cc7b.html

(このブログを書いたのは2014年秋です。チーム五十嵐で法案を策定し、法制局の了解も得て、あとは政治家が法案を国会に提出するだけになっていましたが、当時の民主民進党も含め、この法案を取り上げる政党は皆無でした。野党政治家たちの不勉強と政策センスの悪さがなせる結果です。まさに「愚か者」たちです)

(3)(別添PDFファイル)「小池知事」が肥大化させる「東京都」と「三井不動産」癒着の伏魔殿(『週刊新潮 2024.7.11』)
 https://x.gd/GgwJx

(関連)「都幹部14人が天下り」「三井不動産が儲けられるようにお膳立て」 東京都と同社の“癒着”に、現役都議は「これほど怪しい話はない」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3a269e243dc46097b82e4b5e942bdca82a54d602

(雑誌の名前は「しんちょう」だけれど、ちっとも慎重ではない『週刊新潮』の直近記事です。今ごろこんな記事を見せられてもなあ、という感じですが、「私物化」3名所(神宮外苑ー晴海オリンピック選手村(晴海フラッグ)-築地)のうち、築地の再開発はこれからです。巨大なタヌキの銅像でも建立したらどうでしょう?

世界遺産ともいうべき築地市場を官製地上げして豊洲毒物市場に追いやり、その跡地を地上げ屋たちがまんまと私物化して、好き勝手に使おうという算段です。小池タヌキ百合子知事以下の都庁は、そのお手伝い役を仰せつかっているというわけです。都民も早く気づけよなあ、と思いますね。ほんとにマヌケが多い。:田中一郎)

(4)(別添PDFファイル)小池知事「特命」、都庁に「地上げ」専門部隊(『FACTA 2024.5』)
 https://facta.co.jp/article/202405033.html

(昔からいる場所で市場の建物を建て替えておけば、せいぜい1000億円程度もあれば十分間に合ったのに、跡地を狙って土建屋とグルになった東京都によって官製地上げで追い出された築地市場。その移転のために、東京都が毒物だらけの東京ガス工場跡地を破格の値段で購入するなどデタラメの限りを尽くして土建屋に貢献し、貴重な都の財産・資産を散財した。その「築地市場関連」の総額は6000億円にもなると言われている。(きちんとした都の築地市場移転の総括経費仔細など、見たこともなければ報道されたこともない)。

そして今度は、その築地市場私物化の味をしめて2匹目のドジョーを狙うため、一方では、何十年も前の道路計画を口実にし、これまで平穏に暮らしてきた住宅地域を押しつぶして「防災道路」を造るとか言い出し(これも土建屋のため)、他方では、都市再開発でタワマンや高層オフィスビルを、都市計画上の容積率をいじくり回して、東京都のあちこちに建てまくるべく、都庁に新セクションがタヌキの厳命で設置されたそうである。

日比谷公園破壊計画のように、公園と近隣ビルをかませることで容積率を上げたり、空中権などというインチキ都市計画の手法も持ち込んで、東京都をむさぼり尽くそうという魂胆のようである。もちろん、つつましく生活をする地域住民は「じゃま」だからつべこべ言わずにさっさと出ていけ(そうするため=起動取得推進の新セクション設置だ)、ということだ。東京破壊計画3.0がスタートする。小池百合子という悪質タヌキをまた再び都知事に選んだ愚民へのいいプレゼントが、この「東京都庁 起動取得推進課」である。:田中一郎)

(関連)評価額100億円「空中権」で、民間企業に区立小学校を建て替えてもらう? 渋谷区の秘策に疑問の声:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/311105


5.小中学校の給食

 有機食材による、自校方式の(センター方式ではない)、全日米飯の、無償化は即時(全国で総予算5千億円/年)、を実施し、かつ、食育と農村都市交流を促進せよ=まず東京から(政府に先行して)始めてみたらどうか?

◆(別添PDFファイル)給食無償化、住む場所次第、援助なく滞納も「全国一律に」(朝日 2024.4.18)
 https://x.gd/qpJbQ
 https://x.gd/1p7Xz
 https://x.gd/tDbdi

(関連)都、給食費半分補助へ、区市町村に 小中の保護者負担減(東京 2024.1.12)
 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240111/1000100989.html

 <田中一郎コメント>

 ケチ臭いなあ、2021年東京オリンピックであれだけ無駄遣いして、汚職や買収行為や祭典後の巨額施設管理費まで「レガシー」として残したというのに、東京都は子どもの給食費は半分しか負担しないのか?! 朝日カバカバ新聞の記事によれば、2021年東京オリンピックの直接経費だけでも1兆4238億円かかったそうだ。関係経費まで含めたら3兆円を超すという。こんな時代錯誤の銭ゲバ・馬鹿祭りなどやめて、東京都下の全ての小中学校の学校給食を無償化しても、この3兆円の1/10の金額もかからないと思われるが、何故、そうしなかったのか?

東京在住の単純単細胞の愚民が、自分のカネで開催するわけではないからと、五輪五輪と広告代理店のお囃子に踊らされて、まんまと「小池百合子の馬のクソ饅頭」政策の1つを食わされたということだ。兆円単位の都民のカネがスポーツ利権・タカリ屋にごっそりと持っていかれ、その割を食ったのが東京在住の子どもたちということだ。親が単純単細胞の愚民じゃ、子どもがあまりにかわいそうである。

◆♪♪東京(化け)タヌキの都政小唄♪♪
 https://tinyurl.com/49vjrpza

ついでに言っておけば、五輪を口実に「世界遺産」ともいうべき貴重な築地市場も「官製地上げ」で追い出され破壊されてしまったし(その跡地の開発については下記東京新聞記事を参照)、晴海の都有地は時価の1/10以下の破格の安値で三井不動産他の土建業者に「オリンピック村用地」として払い下げられ、その後、巨大マンション群となっている。三井不動産の名前が両方に出てくるが、これ???だぞ。

◆築地市場跡地の再開発、事業者が決定 三井不動産、読売、朝日、トヨタなど11社のグループ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/322321

◆(報告)(8.17)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」住民訴訟 提訴&記者会見:都有地を超格安 坪33万円で売るな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/33-a667.html

 <関連サイト>

(1)注目される有機給食 農家を支援、給食費も無償化 千葉県いすみ市の取り組み:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231908

(2)せたがやの学校給食 有機給食の取組み - 世田谷区ホームページ
 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/005/005/001/d00205162.html

(3)オーガニック給食マップ
 https://organic-lunch-map.studio.site/

(4)Home - ローカルフード法・条例で地域を元気に!
 https://localfood.jp/

 <田中一郎コメント>
 メール表題に書いた通りです。全国の小中学校の給食を、

(1)有機食材による、
(2)自校方式の(センター方式ではない)、
(3)全日米飯の、
(4)無償化は即時(予算5千億円/年)、を実施し、

かつ、
(5)食育と(農林水産の体を動かす作業も実施)
(6)農村都市交流を促進せよ

 ということです。

このことは更に、(7)衰退してきた日本の農林水産業の再生への大きな契機になるとともに、地方経済や社会の活性化の契機にもなります。(8)食育の一環で、日本人の主食である米がどのようにつくられているかを見学することや、果樹・野菜・芋などの農産物の収穫などを手伝い、楽しく農林水産業を学習し、また、農林漁業の現場に行くことで一次産業への理解を深める「食育」を展開する(うまく書けませんが畜産・酪農版や漁業版や林業版もあり得ます)、(9)そして更に、学校給食(有機)食材の供給の縁で姉妹都市など、農山漁村と都市の交流へとつなげ、地方と都市とがWINWINの関係づくりに取り組む、なども展望できます。(10)また、教育現場での給食費徴収の苦労が必要なくなり、教員の負担が軽減されます(先生には他のことに尽力していただきましょう)

(1)(2)(3)は即時実施は難しいと思いますが、中期的にその実現に取り組んでいただきたいし、政府(だめなら東京都)はその実現へ向け予算を確保して、全力で取り組むべきです。他方、(4)(5)(6)は、やる気さえあれば即時に実施できる(実施へ向けて動ける)ことです。有権者・国民・都民は、今後の政治(家)選択・政党選択の1つのメルクマールにすべきです。費用対効果も抜群のものがあります。

オリンピックだとか、万博だとか、カジノとか、そんな時代錯誤のくだらない銭ゲバ・バカ騒ぎなど、直ちに返上して、地に足の着いた、私たちの日常生活の向上こそを、政治・政策・行政の中心課題にしていくべきでしょう。

くりかえします、上記のことは、有権者がやる気さえあれば、できます。ですので、有権者はやる気を出しましょう。政党・政治家をちゃんと取捨選択いたしましょう。


6.(別添PDFファイル)「ポスト泉」は蓮舫しだいの情勢、立民「野田再登板」への蠢動(『選択 2024.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/24329

 私はこういう週刊誌記事は、「火の無いところに煙は立たず」のスタンスで見ています。さもありなんでしょうが、書かれている通りとも限りません。でも、少なくとも、泉健太は代表から降りるべき・降りないのなら引きずりおろせ、というのが、立憲民主党の中でも多数の動きになっているのでしょう。問題はその後です。もし仮に、この記事のように、玄葉光一郎(こいつは何と福島県ですよ)あたりが先導役になり、(選挙で勝てる情勢ができて来たら、その時こそ)野田佳彦が再び登場し、それに蓮舫がくっついてくるとすれば、看過できません。「アベ政権時代のろくでもない立法のほとんどは野田佳彦政権時代に仕込まれていた」(ジャーナリストの高野孟氏)ということだそうですから、二度目の「口先やるやる詐欺」=「似非自民党もどき政権」=「第二次野田佳彦政権」など、許すわけにはいかないのです。

立憲民主党が、野田佳彦を担ぎだしてくるようであれば、いよいよこの党は「おしまい」だ・「おしまい」にさせなければいけない、と思っています。(逆に私が申し上げているように、辻元清美氏を代表にして女性が大半の新執行部を創って党のイメージチェンジをし、返す刀で日本共産党を含む(国民民主党及び御用組合「連合」は突き放す)広範な「市民と野党の共闘」態勢の立て直しを行って選挙戦に臨めば、政権交代と政治改革は夢ではない、党内に何故、この動きが出てこないのでしょうか? 私は市民運動・社会運動がこのことを立憲民主党に催促しないで日和見をしているからだと思っています。)

なお、記事では、蓮舫~手塚仁雄~野田佳彦、の関係がよく見て取れます。蓮舫が自身の都知事選7つの公約を真っ先に「総理」(野田佳彦のこと)に見せに行った、などという記載もあり、また、手塚仁雄が一貫して野田佳彦の腰巾着だという記載もあります。両者とも「立憲民主党野田佳彦派」ということなのでしょう。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%A1%9A%E4%BB%81%E9%9B%84

上記は選挙後に問題になります。
選挙まで残されたあと2日、私は小池タヌキ百合子と自民党都議補選候補の落選に全力を尽くします。
草々

2024年7月24日 (水)

(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(茨城県民は必見、首都圏住民も必ず目を通してください)

「東日本大震災で被災したボロボロの老朽原発=東海第二原発の再稼働は「首都圏壊滅」へのスタートボタン 日本原電と団子状態になって再稼働を進める原子力規制委を更迭・解体せよ」

◆(別添PDFファイル)改めて問う 東海第二原発の再稼働、過酷事故リスク上昇の60年超運転(山崎久隆 たんぽぽ舎 2024.7)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlVBHCswFup-KfhFL?e=YlM9r5

◆20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU


(関連)東海第二原発の防潮堤不良施工について:県議は、市議は、村議は、規制庁は|まさのあつこ 地味な取材ノート
 https://note.com/masanoatsuko/n/nd0a30b4e82c1

(関連)東海第二原発 “防潮堤一部建て直し含め検討を”原子力規制庁|NHK 首都圏のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240618/1000105628.html

(関連)何が何でも再稼働だから? 東海第2原発の「不備」を4カ月も黙っていた日本原電と原子力規制庁の不誠実:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/290229


(関連)(別添PDFファイル)東海第二原発 広域避難計画、複合災害 尊重「想定せず」(東京 2024.2.29)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/312045


 <田中一郎コメント>

 茨城県を含む首都圏に居住のみなさまには、上記でご紹介した各レポート、及び講演録画をしっかりとご覧ください。「ええ! こんなボロボロの老朽化した原発をホントに動かすの? なんで止めないの? 原子力規制委員会・規制庁は何をしているの?」と思われるでしょう。もはや原発推進で脳内が占拠された政治家や官僚たちは頼りになりません。私達一般の市民が「自分の身は自分で守る」具体的なアクションに出る他ありません。

特に茨城県や、東海第二原発を再稼働しようとしている日本原電と安全協定を結んでいる周辺6市町村の住民の方々は責任重大です。東海第二原発の再稼働を推進・容認する政治家たちを選挙で落として下さい。具体的には、市町村長、市町村議会議員、県知事、県議会議員、国会議員(衆参)です。はっきりと東海第二原発の再稼働は認めないと明言する候補者以外には絶対に投票しないでください(もちろん茨城県以外の首都圏に住む住民の方々も同様です)。今のままの情勢では、東海第二原発再稼働はズルズルとなし崩し的にやられてしまいそうな情勢です。

この東海第二原発を再稼働しようとしている(原発専門の電力卸売発電会社の)日本原電という会社は、事実上の(福島原発事故で経営破綻した)東京電力の子会社で、福島原発事故(2011年)以降、保有するすべての原発が新規制基準に適合せず止まったままになっていて、従ってまた、この約13年間、まったく売電収入はありません。にもかかわらずこの会社が倒産せずに存続しているのは、株主の東京電力などから毎年「つかみ金」を合計で約1000億円ばかりもらっているからです(実現するかどうかわからない将来の発電電力の前倒し仮払金の位置づけです:累積で1兆円を超えました=たくさんの人々が電気代高騰で苦しんでいる時にふざけていると思いませんか?)。

その「つかみ金」も東京電力の分は、同社の福島原発事故後の対応・対策のために投じられた国民の税金を流用してなされているわけですから、許しがたいものがあります。こんな会社が原発で大事故など起こせば、少なくとも財務的には対応不可能です。既に日本原電は、将来の廃炉のために積み立ててあったカネも、使い果たしてしまっている状態です。

みなさま、マスごみや政府、あるいは(泉健太立憲民主党を含む)原発推進・容認政党が言うように、原子力規制委員会・規制庁は、もはや原発の安全確保のための規制当局としては機能せず、逆に、原発業界と癒着して、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁となり「原発「寄生」当局」に成り下がっています。だまされてはいけません。だまされれば、近未来に於ける、みなさまの生活と健康が再起不能なまでに破壊されることになります。老朽原発の東海第二原発は稼働すれば必ず大事故を引き起こします。

「昔、軍閥、今、原子力」、日本は一昔前は大日本帝国陸海軍に引きずられて戦争をおっぱじめて滅亡しました。今度は、原子力ムラに引きずられて原発を推進・稼働し、二度目の原発過酷事故を経験して滅亡しそうな気配です。日本は世界でまれにみる地震・津波・火山噴火の多発地帯です。その国の原発の耐震基準が規制委により甘い方向でごまかされています。また、環境に放出された放射能は何百年・何千年もの間、消えませんから、広島・長崎原爆がもたらした環境放射能の何百倍・何千倍もの放射能が過酷事故で東海第二原発の広い範囲にばら撒かれれば、首都東京圏は壊滅するのです。こんな危険性を承知で、こんな老朽原発を(しかも手抜き工事や手抜き管理が何度も表面化している)、こんな危ない発電設備を、再稼働させていいのでしょうか?

◆(必読)原発がどんなものか知ってほしい:故平井憲夫さん
 https://ise.nahan.jp/kikou/2004/kikou0408-1.html

 福島のように、原発の過酷大事故が起きてから後悔しても、もう手遅れです。後悔先に立たず、です。茨城県をはじめ、首都圏の皆さまが、ご自分の投票行動で、政治家選択をきちんとして、この東海第二原発の再稼働を止め、首都圏壊滅を未然に防ぎましょう。近づいてきている次の国政選挙、地方選挙が、私はラストチャンスだと思っています。

よろしければ、このサイトを可能な限り、あっちゃこっちゃに拡散していただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

 

 

2024年7月23日 (火)

法治国家ならぬ「放置」国家ニッポン:日本最大の暴力団=ケイサツの鹿児島事務所=鹿児島県警のデタラメと腐敗:公安委員会は何をしているのか?! & ゆうちょ銀行による市民活動に対する陰険な嫌がらせ(理由も言わずに口座開設を拒否)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.20240718 UPLAN 天笠啓祐 食の未来を考える『これ、本当に「食べもの」ですか?』刊行記念講演会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WKEQ_kLoW_I

(レジメ)(7.18)食の未来を考える【これ、本当に「食べもの」ですか?】刊行記念講演会資料(ダウンロード用)
 https://people21lshe.wixsite.com/people

(講演後の質疑応答で私から若干の発言をしています(1時間45分あたり)。食品添加物表示に関して、また「反消費者」庁が食品産業界の利益・利害を最優先してロクデモナイ決まりを押し付けようとしています。食品添加物は食品衛生法上は原則禁止です。これは私たちの先輩たちの血のにじむような努力の結果であるわけですか、この世界でもボンクラ息子・娘がそれを台無しにしているようです。必見のVTRです。常日頃の「食」に高い関心を持ちましょう。私達の寿命に直結します。:田中一郎)

注1:従来言われていた食品添加物の表示の問題:①一括表示、②キャリーオーバー、③加工助剤
 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/03/s0323-3e.html

注2:食パン「超熟」に“小型のネズミ”の一部と見られる異物混入か 購入者からのメールで判明 敷島製パンが約10万個を自主回収 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=giKbJQ6WrxE

(上記のゲロゲロ事件は、輸入小麦を原料にした敷島製パン(パスコ)の食パン「超熟」です(グリホサート農薬残留リスクあり)。国産小麦を使ったパスコの食パン「超熟」は大丈夫でした(グリホサート農薬残留リスクは今のところナシ))
 https://www.pasconet.co.jp/products/3331/

(関連)(新刊書)これ、本当に「食べもの」ですか?-天笠啓祐著(食べもの通信社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034580000&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)Home - DNA問題研究会
 https://dnamondaiken.wixsite.com/mysite-3

(関連)廃棄物ソーセージ、毒入り粉ミルク、石油燃料入り食用油…中国の食品安全問題はなぜ無くならないのか? - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/347234?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240723

(上記ダイヤモンドのサイトの内容が真実かどうかはわかりません。しかし、過去にも中国産の食品を巡っては山のように安全並びに表示に関する事件が起きていました。私は中国産品(原料原産地を含む)とわかっているものは一切口にしないことにしています。中国産品は安価な食品に多い)


2.(メール転送です)いのちの海を守ろう!クラウドファンディングに、たくさんのご支援ありがとうございました!
 https://readyfor.jp/projects/139320

(関連)(イラスト)汚染水問題って何だ? コレだ!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTeeL_uuuoJ3X-IM?e=dHP5iv

 ご支援ご協力いただいた皆様

 5月20日にスタートした「いのちの海を守ろう!ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めよう」クラウドファンディングは、日本各地、海外から多くのみなさまの温かいご支援で、最終目標額を超えて(7/19夕方現在10,457,000円)、募集期間を終えることができました。心より感謝申し上げます。

この間、応援メッセージ・応援コメント等々オンラインでも郵便や対面でも、たくさんいただき、たいせつな海への思い、学び、勇気を分かち合いました。福島第一原発では、この2ケ月の間にもALPS処理汚染水の海洋投棄が、通算6回めと7回めの実施をされています。一刻も早くALPS処理汚染水の海洋投棄を止めるため、いのちの海を守るため、ご一緒に歩んでいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


3.(8.19)東電株主代表訴訟 第5回公判(東京高裁#101)
 https://tepcodaihyososho.jimdosite.com/


4.これが日本国憲法第21条違反のグーグル(ML)による「Eメール検閲」です

 こんなものが特定の人を狙い撃ちにするかのようにML管理人の私のところに送られてきます。今やネット上の情報は、意図する者たちによって「操られている」という意識を強く持ち、100%信じ込まない、肝心なことが妨害削除されて伝わっていない、情報は偏っている、と思って、リテラシーを持ってご覧ください。自公政権に加えてお気楽リベラルの立憲民主党は、デジタル庁設置法案に賛成をしてしまいましたが、そんなものは「デジタル利権の巣窟」になるだけであって不要であり、必要なのは、上記のような違憲行為・違法行為を取り締まり、デジタル・ユーザー保護や個人情報保護を目的とする「デジタル規制庁」なのです。

(参考)日本国憲法 第二十一条 
  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 ②検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

(グーグルによる言論妨害はユーチューブやGメールにおいても行われています。日本国憲法21条は民主主義の基本中の基本です。最も優先して確保されるべき基本的人権です。それが台無しにされている。同じく「スターリンのミニブタ」であるオレサマ活動家が徘徊する日本の市民運動・社会運動においても、です。情けない限り! Gメール利用はやめた方がいいですよ)

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このメールはグループ〇〇のモデレータに送られています。

次の疑わしいメールがグループに届きました。迷惑メールの可能性があると判別され、管理キューで保留中です。何の措置も取らなければ、下記のすべてのメッセージが迷惑メールとして自動的に破棄されます。ただし、下のメッセージの中に迷惑メール以外のメッセージがある場合は、次の URL にアクセスして個別に承認することができます:
 https://(以下省略

この通知はグループ モデレータ向けのサービスなので、迷惑メールのマークを付けないでください。今後このような通知を受信しないようにするには、次の URL にアクセスして設定を変更してください:
 https://(以下省略

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(私はすべてのメールにOKを出していますので、ご安心ください:田中一郎)


5.訪問ヘルパー 消滅の危機 介護が必要になっても「ヘルパーさんがこない」 - - 小島美里 - 毎日新聞「政治プレミア」
 https://x.gd/L5O0D

(介護の社会化はどこへ消えたのか? アメリカから巨額の金額の武器・弾薬を買うカネがあったら、介護ヘルパー(身障者向けを含む)の賃金や労働条件を抜本的に改善する対策を打て! この問題は政治や行政に対する徹底した追及が必要だ。但し、悪質な介護業者に税金・補助金を「中抜き」(ピンハネ)されないように気を付けて、だが。:田中一郎)


6.岸田内閣支持率21% 2カ月ぶり20%台回復 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞
 https://x.gd/Y1MGn

(比較)次の衆院選比例投票先「自民」27%、「立憲民主」12%…読売世論調査 - 読売新聞
 https://x.gd/mGmj5

(こんな状態で次期国政選挙(衆参)での政権交代など絶対にありえない。野党第1党の泉健太立憲民主党の態勢を抜本的に転換してイメージチェンジをしないと、いつまでたっても政権交代など実現しない。立憲民主党が態勢の抜本転換をできないというのなら、野党第1党を降りてもらうしかない。立憲民主党のみならず、有権者・国民の覚悟の問題である。:田中一郎)


7.(新刊書)検証政治とカネ-上脇博之/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034620454&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)(別添PDFファイル)改正されても自民党の裏金体質は変わらない(イントロ部分)(上脇『世界 2024.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlU5RKJ8pwfdBMFem?e=o91h0G


8.その他直近情報から(表題だけでも見ておいてください)

(1)「そこまで言って委員会」で公務選挙利用がネタに…小池都知事5~6月は超多忙も、当選後ガタ減りの不可解|日刊ゲンダイ ( やっぱりタヌキやで、東京愚民がタヌキに騙されて、たくさん馬のクソ毒饅頭を食わされとったぞ)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357950

(2)「第2の堀井学」は誰だ?捜査はヨコタテどちらに伸びる?裏金香典疑惑に自民議員は戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357915 

(3)裏金香典疑惑で雲隠れ…堀井学議員「サウナ潜伏」を追う 赤坂から歌舞伎町や六本木へ移動か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357884
レベルひくう~ こんな奴に選挙で投票するバカ、ほんとにいるの? 顔が見たいワ)

(4)工事は遅れチケットの売り上げは目標の2割程度...開催まで9ヵ月の大阪万博「問題だらけの現在地」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース( やめろ万博、買うなチケット、行くな大阪、をお忘れなく。行ったらガス爆発くらうかも)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0dd03a3e7bc3e975277ad29314d57c18e515e1

(関連)大阪万博やめなはれ!:①メタンガス爆発危険で「いのち危うく悪夢の近未来」、②硫化水素ガスも噴出で「うんこ臭い」万博夢洲会場=これこそ「うん国際」貢献だ、③この「ご立派」な大阪万博に関連経費含めて10兆円だそうだ ふざけるな!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-983b91.html

(5)国家公務員の給与が最低賃金割れ 高卒初任給、全国200機関以上で:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/Zdvhm
(なんやコレ! なんで公務員は最低賃金制度の対象外なのか? 理解できまへん。本省幹部連中が天下り・渡りで甘い汁を吸っているというのに、エッセンシャルワーカーは踏みつけか?! 責任者出て来い!:人生幸朗師匠)
 https://www.youtube.com/watch?v=GaWwwblpPAE
=========================


「法治国家ならぬ「放置」国家ニッポン:日本最大の暴力団=ケイサツの鹿児島事務所=鹿児島県警のデタラメと腐敗:公安委員会は何をしているのか?! & ゆうちょ銀行による市民活動に対する陰険な嫌がらせ(理由も言わずに口座開設を拒否)」をお送りいたします。

鹿児島県警、ひどすぎます。世の中をナメテかかっているのでしょう。権力の濫用で「日本最大の暴力団」さながらです。でも、もう1つ大事なことは、このケイサツの暴走を現場で止めるべき役回りの、公安委員会、検察・検察官、および司法・裁判所・裁判官どもが、この警察と一緒になって、団子状態でロクでもないことをし続けているところに深刻なビョーキがあります。

以下、鹿児島県警に関連する昨今の報道などから代表的なものをピックアップしてご紹介しておきます。私からあえて付け加えるようなこともありません。この国を戦前に戻さないよう、力を合わせましょう。


 <別添PDFファイル>
(1)踏みにじられた「取材の自由」(上)鹿児島県警が不正追及のメディアに強制捜査(イントロ部分)(長谷川綾『週刊金曜日 2024.6.21』)
(2)踏みにじられた「取材の自由」(下)再審、国賠対策で捜査書類廃棄促す(イントロ部分)(長谷川綾『週刊金曜日 2024.6.28』)
(3)警察腐敗 内部告発者はなぜ逮捕されたのか(イントロ部分)(青木理『世界 2024.8』)
(4)身内の逮捕で出てきたウミ、鹿児島県警 頭から腐る(『AERA 2024.7.1』)
(5)鹿児島県警不祥事めぐりメディア各団体が続々抗議声明「民主主義社会の根幹脅かす」(『週刊金曜日 2024.7.5』)
(6)鹿児島県警情報漏えい事件、報道側捜索に批判次々、識者「原理原則破った」(東京 2024.6.17)
(7)家宅捜索 守れなかった取材源、鹿児島県警前部長から文章受けたライター、小さなメディアでもガサ入れは許されない(朝日 2024.6.25夕刊)
(8)鹿児島県警警官不祥事「本部長隠蔽許せぬ」前部長が漏えい容疑(東京 2024.6.7他)
(9)鹿児島県警に観察官派遣、警察庁 来週にも、逮捕者相次ぎ(日経 2024.6.21)


1.『週刊金曜日』

(1)(別添PDFファイル)踏みにじられた「取材の自由」(上)鹿児島県警が不正追及のメディアに強制捜査(イントロ部分)(長谷川綾『週刊金曜日 2024.6.21』)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/06/14/news-163/

(2)(別添PDFファイル)踏みにじられた「取材の自由」(下)再審、国賠対策で捜査書類廃棄促す(イントロ部分)(長谷川綾『週刊金曜日 2024.6.28』)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/06/27/news-167/

(3)(別添PDFファイル)鹿児島県警不祥事めぐりメディア各団体が続々抗議声明「民主主義社会の根幹脅かす」(『週刊金曜日 2024.7.5』)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003900.php


2.その他雑誌

(1)警察腐敗 内部告発者はなぜ逮捕されたのか(イントロ部分)(青木理『世界 2024.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlU9_FakRmuUDYw5a?e=pPKIgR

(2)身内の逮捕で出てきたウミ、鹿児島県警 頭から腐る(『AERA 2024.7.1』)
 https://publications.asahi.com/product/24892.html


3.新聞

(1)鹿児島県警情報漏えい事件、報道側捜索に批判次々、識者「原理原則破った」(東京 2024.6.17)
 https://373news.com/_news/storyid/196570/

(2)家宅捜索 守れなかった取材源、鹿児島県警前部長から文章受けたライター、小さなメディアでもガサ入れは許されない(朝日 2024.6.25夕刊)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS741DY0S74UPQJ003M.html

(3)鹿児島県警警官不祥事「本部長隠蔽許せぬ」前部長が漏えい容疑(東京 2024.6.7他)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6630W7S66TIPE00YM.html

(4)鹿児島県警に観察官派遣、警察庁 来週にも、逮捕者相次ぎ(日経 2024.6.21)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240620/k10014486501000.html

身内の不祥事を身内で観察していてどうするのか?! 典型的な茶番だ。:田中一郎)


4.関連サイト その1

◆HUNTER(ハンター) - ニュースサイト
 https://news-hunter.org/

◆逮捕状とは逮捕の許可書|取り下げや有効期限・手続きの流れを解説|ベンナビ刑事事件(旧:刑事事件弁護士ナビ)
 https://keiji-pro.com/columns/154/

(1)公安委員会は何してる?(前川喜平 東京 2024.6.9)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlQn0Xh_EKuRmNPGO?e=OKTTO0

(2)“鹿児島県警の闇” 元幹部の内部告発「県警トップが警察官の犯罪を隠蔽」本部長は全面否定(20240615):報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20240615_1.html

(3)日本弁護士連合会:鹿児島県警察による捜査書類の廃棄を促す文書の作成・配布に関する会長声明
 https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2024/240619_2.html

(関連)県弁護士会 捜査書類の廃棄促す“県警文書”に抗議の声明|NHK 鹿児島県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20240701/5050027416.html

(4)(社説)鹿児島県警 捜索の理由 説明求める:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15962675.html?iref=pc_rensai_long_16_article

(5)<社説>鹿児島県警 表現の自由脅かす捜索:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/335794

(6)公益通報者を逮捕し報道機関にまでガサ入れをする鹿児島県警をどう裁くべきか/青木理氏(ジャーナリスト)(ビデオニュース・ドットコム) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa961ef4de7ee2b768b1627dde88e63669dc212


5.関連サイト その2

(1)コーナー「鹿児島県警事件」|【西日本新聞me】
 https://www.nishinippon.co.jp/theme/kagoshima-case/

(2)〈鹿児島県警・情報漏えい〉不祥事の発端となった医師会職員の“強制性交疑惑”。県警は捜査前から「事件にならない」と告訴された職員と元警官の父に伝えていた! 医師会幹部は「捜査は途中から一生懸命」と会見で口を滑らし…(集英社オンライン) - Yahoo!
 https://news.yahoo.co.jp/articles/44eed9fb439540a239d2755d4f590e22f1683adb

(3)〈鹿児島県警・情報漏えい〉「さらしすぎとは思わない」性被害訴えた女性のチャットを会見で暴露した医師会は「ハニートラップ」とも発言し身内の性暴力を否定。記者からは「なぜそこまでするのか?」とツッコミも…(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3812ba22b6d3ca4eb69f4fdf49ac855c1b309a67

(4)鹿児島県警、捜査書類の廃棄促す文書作成「再審で組織にプラスない」 大崎事件弁護団が「前例」示し抗議声明「無実の罪晴らす機会奪われる暴挙。許しがたい」 - 鹿児島のニュース - 南日本新聞 - 373news.com
 https://373news.com/_news/storyid/196498/

(5)鹿児島県警、リークされた記者が驚く「異常すぎる」隠蔽体質“正義の警察官”内部告発を襲う容赦なき制裁(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9742c08dade343759b66d729cc6798a1db4c804c

(6)鹿児島県警本部長を長官訓戒、記者会見で「隠蔽指示した事実ない」と強調…地検は前生安部長を起訴 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240621-OYT1T50151/

(7)鹿児島県警:鹿児島県警、異例のメディア強制捜査 「取材源秘匿、内部告発を阻害」批判の声 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240722/ddm/004/040/015000c

(8)捜査中断に署内で「隠蔽」の意見 鹿児島、警察官盗撮事件で:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341032

(9)鹿児島県警本部長を不起訴 犯人隠避容疑などで告発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338325

(10)「本部長の犯罪隠蔽」告発で揺れる鹿児島県警の愚挙 批判メディアへの強制捜査、心臓疾患を無視した取り調べ - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/225188?page=1


6.一言で言いますと日本のケイサツは「日本最大の暴力団」ということになります(映画「ポチの告白」)
 https://eiga.com/movie/54184/video/

(1)公安部「中国の工作解明」と総括か 大川原化工機が証拠提出 控訴審:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS653R4TS65UTIL016M.html

(2)追跡公安捜査:「公安は同じことやる」大川原化工機事件、捜査員が私に語った警告 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240613/k00/00m/040/271000c

(3)腐る地方県警…5人逮捕の鹿児島県警「百条委員会」でメンツ丸つぶれ!出向中の岡山県警幹部は不同意性交容疑で逮捕、崩壊したガバナンス - ライブドアニュース
 https://news.livedoor.com/article/detail/26702982/

(4)「クビとって飛ばしてやる!」木原誠二氏が妻の元夫“怪死事件”捜査に激怒→取調べ中止に…“伝説の取調官”が明かす《木原事件》の内情 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/71886


7.仙台市内でのデモ行進に対するケイサツの不当な取り締まり

 仙台市では(宮城県では?)、ケイサツが、条例により(本当なのか? 条例はネット上では確認できていません)、デモ行進に並行して路上で不特定多数の方々にチラシを配布することを禁止するなどという、日本国憲法違反の「ケイサツによる取り締まり」が行われています(言論妨害)。東京ならいいけれど、仙台ならだめだ、これは一体何なのか、ということです。

下記もまた、そうした「治安政策」=「国民などというものは、放っておけばロクなことはしない」という「上から目線」で、自民党政権やその「犬(ポチ)」のケイサツ、あるいは「手下」の郵便局が、なせる人権侵害だと私は思います。両者は共通(通底)しています。

この国には、じわじわと、デジタル化と並行して、「新しい形のファシズム」が台頭してきています。先般の都知事選における「石丸伸二ブーム」や、その前の「橋下徹・維新ブーム」などが、その現れです。参政党やN国、つばさの党などもそうです。私は彼らのことを「日本破壊勢力の「突撃隊」(日本版SA)」と呼んでいます。

かつてのニーメラー牧師の発言を再度、思い起こしておくべきです。
 https://qr.paps.jp/EzBJH


============================
(追)(メール転送です)【報告】ブックレットをめぐって発生した人権侵害事件の公開質問状「えっ?!私たち、いつの間に、テロ組織の一味にされてたの」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆さん、柳原です。(弁護士さんです:田中一郎)

5月はじめに、[De-exposure:4572]で、市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会からブックレットの出版について以下のお知らせをさせて頂きましたが、

【お知らせ】5月25日にブックレットの出版
 https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/2024/05/525.html

先ごろ、このブックレットの拡散、販売、代金回収・記録をめぐって、ちょっと信じられないような人を食った人権侵害事件が発生しました。その加害行為を行ったゆうちょ銀行に、本日、説明責任を果すことを求めて公開質問書を送りました(以下です)。

えっ?!私たち、いつの間に、テロ組織の一味にされてたの
 https://disasterright.blogspot.com/2024/07/24710.html

私個人は、これは市民活動に対する陰険な嫌がらせ、規制という理解です。なので、簡単には解決されないと覚悟していますが、そのやり方が日本のすべての市民団体が同様の規制、嫌がらせを受ける普遍的なやり方(問答無用に口座開設を拒否)であるので、単に今回の個別の侵害に留まらない、全国区の侵害事件です。

次はあなたの番です。と、これを我が身のこととして認識して頂けたら幸いです。足元から人権侵害と向い合うこの取り組みをよろしくどうぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(私からメール発信)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少し前の日本郵政の下記の事件は覚えておられますか? 今の日本郵政の幹部・トップはこういう連中です。もちろんケイサツや刑事司法とつながっています。

(関連)かんぽ不正問題をすり替えて“報道弾圧”…日本郵政は「陰湿な手口」でNHKを攻撃していた - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/47044

(市民運動・社会運動へのいやがらせなら、東京都の施設では、相変わらず、チラシまきダメ、署名集めダメ、などとやっていますよ。そのうち、お上や都に逆らう団体はダメ、などと言いそうです。そして一部の愚かな市民団体も、です。:田中一郎)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(152):①泉健太立憲民主党代表の(事実上の)「脱・脱原発」宣言、②能登半島地震の教訓=自宅待機は危なくてできない、ならば待機も避難もしなくていい(原子力「寄生」委) 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)夏休み 吉田拓郎
 https://www.youtube.com/watch?v=-ifakPNfkz8

(夏になると、このなつかしい歌を聞きたくなります。歌もいいですが、上記サイトの画像は、かつて日本のどこにでもあった「夏の風景」です=真っ青な空に大きな入道雲、大地は緑一色の田んぼが広がり(その現場にいれば独特の田んぼ・稲の香りが漂い)、小川の透きとおった浅い清流を見たら水浴びしたくなり、トンボやカエルやメダカやセミや虫たちがたくさんいて野鳥も飛び、木造でちょっと古い建物の学校はお休み、近くの神社では露店の店が出る夏祭りがあって、ヨーヨー釣りや金魚すくいをして・・・・・。見ていてほんとうにまぶしくて、なつかしくて、そして私は涙が少しこぼれます。日本人は戦後の75年間で大事なものを失った、もうこの風景はこの国にはほとんど残っていない。この歌は、鹿児島生まれの広島育ちの吉田拓郎が「反戦歌」として創ったという説があるそうですが、私はそうではなくて、壊されていく日本の原風景への鎮魂歌だったのではないかと思っています。:田中一郎)


2.「新ちょぼゼミ」を再開します、よろしくお願い申し上げます=(9.25)日本の司法はこうすれば変えられる(BY 田中一郎)(たんぽぽ舎<水道橋> 午後6時~9時)

◆ご協力のお願い - ノーモア原発公害市民連絡会
 https://tinyurl.com/4mv6uz93

(関連)ホーム - ノーモア原発公害市民連絡会
 https://www.genpatsu-kogai.net/


3.イベント情報

(1)(チラシ)(7.28)国の原発事故の責任を認めさせ原発再稼働をとめよう!(エルおおさか)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUn6SbKn4jjRpqk1?e=ehWtSt

(2)(チラシ)(7.28)出版記念講演 地震と虐殺 19231924:安田浩一(新宿区)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUokYGPL0G6dUy5P?e=vxL6oc

(3)開沼氏との訴訟 第9回口頭弁論期日のご報告と次回期日のご案内
 https://youtu.be/sgVqAYZhWyc

 <次回:第10回>
 日 時:2024年9月19日(木)14:00~
 場 所:東京地方裁判所415号法廷 抽選なし


4.よくもまあ、次から次へと…自民党の不正底なし沼はかくも必然(日刊ゲンダイ 2024.7.20)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUuub5zUR4dxhfIm?e=BoOsIX

(ねえねえ選挙では誰に投票してるの? まさか自民党じゃないでしょうネ。みんなからアホだと思われるからヤメときな)


5.(新刊書)核燃料サイクルという迷宮 核ナショナリズムがもたらしたもの-山本義隆著:みすず書房
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034605971&Action_id=121&Sza_id=B0


6.アメリカの「頭」がおかしくなってきた 危ない!
 バイデンじじいが引退したんだから、トランプじじいも引退するのが、アメリカ国民にとってはBESTなのです。

(1)20分前に不審者察知、なぜトランプ氏銃撃は防げなかったか…警備当局に責任追及の声 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240721-OYT1T50017/

(2)トランプ前大統領銃撃事件 - 判明している情報 - :朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/special/trump-rally-shooting/?ref=kokusaiweekly_mail_20240722

(3)バイデン氏が大統領選から撤退表明 後任候補にハリス副大統領を支持 [アメリカ大統領選挙2024]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/GNJHm

(4)ハリス氏、民主党の多様性の象徴 移民対応で批判、指導力に疑問符も [アメリカ大統領選挙2024]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/n7sAk

(5)トランプ氏銃撃で飛び交った「陰謀論」「偽情報」 歯止めをかける手だてはあるのか、考えてみた:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340932?rct=tokuhou

(東京新聞の「こちら特報部」も「陰謀論」だとか「フェイク情報」だとかいった話になると、トンチンカンなことを言い出す。ネットに流れる情報の真偽は、それを見る人それぞれが判断するしかないのです。誰かが代わって、これは正しい、これはニセモノ、なんてやってくれるわけではありませんし、仮にやってくれたものがあったとしたら、それはそれで怪しいのです。ましてや「フェイク」や「陰謀論」はネットから削除などということになれば、それは明らかな言論妨害です。ネットを管理監督する側が、ネットを健全な言論空間にするためには何が必要なのか、できるのか、すればいいのかを、もっと批判的な観点で考えないとダメだ。記事に出ている国際大の山口真一准教授とかいう若造の言うことなど絶対にダメです。権力を持つものに言論や表現の取捨選択や規制などはさせてはいけない、というのが原則中の原則です。:田中一郎)

◆イスラエルがイエメン空爆 「レッドライン越えた」フーシ派に報復 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240721/k00/00m/030/024000c

(トランプが米大統領になれば、イスラエルへの軍事支援を一層強化し、中東は今以上に悲惨なことになりそうだ)


7.その他直近注目情報

(1)「ハルビンからホルマリン漬けの生首が」新宿・旧陸軍軍医学校の人骨 731部隊と関連か 生々しい証言開示:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341389

(2)マイナ保険証ゴリ押しへ新たな「ニンジン作戦」…10月からこっそり診療報酬4割アップの姑息|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357832

(3)岸田首相「交代した方がいい」70% 自民支持層では5割 世論調査 - 毎日新聞
 https://x.gd/wcQ8I

(4)「2024年問題」直撃で深刻なバス運転手不足…合同採用説明会で行われていた“争奪戦”の熾烈|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357843

(5)自民・茂木幹事長「説明責任を」どの口が? 自身にも燻る香典疑惑は堀井学氏とウリ二つ|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357831

(6)首すげ替えで生き残り画策の自民党にどう対応すべき? 適菜収さん「一度腐った国は元には戻らない」|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357824

(7)選挙と無関係のポスター、条例で規制できる? 都選管を「集団催眠にかかっている」と批判した鳥取知事の思惑とは:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340925?rct=tokuhou

◆日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナのネオナチ『アゾフ』が欧州資金集めツアーを開催! ドイツはナチスの反省も忘れ、ベルリンとハンブルクでトークショーを実施!」2024.7.22号~No.4284 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53711
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(152):泉健太立憲民主党代表の(事実上の)「脱・脱原発」宣言、能登半島地震の教訓=自宅待機は危なくてできない、ならば待機も避難もしなくていい(原子力「寄生」委) 他」をお送りいたします。一刻も早く、原発・核燃料サイクルから足を洗わないと、この国は「第二の敗戦」ならぬ「第二の滅亡=再起不能」となります。半永久的な放射能汚染列島に沈むのです。今の原子力「寄生」委員会・「寄生」庁がOKを出した原発・核燃料サイクル施設など、近未来に必ず巨大事故を引き起こします。このことは皆様にお約束いたします。地震・津波・火山噴火は日本人の自己都合を待っていてくれはしないのです。

 <別添PDFファイル>
(1)泉・立憲民主代表:「原発ゼロ、国民民主と合意可能」 泉氏、衆院選連携へ秋波(毎日 2024.7.20)
(2)女川原発再稼働を憂慮する理由他(永田文夫さん「三陸の海を放射能から守る岩手の会」2024.7.22)
(3)原発事故対応 規制委見直し、「屋内退避」縮小案に懸念(毎日 2024.7.6)
(4)自宅避難 残る倒壊リスク、基礎損傷・生活インフラ整わず(日経 2024.6.29)
(5)脱炭素化社会と見え透いた嘘(天笠啓祐『DNA通信 NO.163』2024.7.11)
(6)GX推進機構が始動、保証枠1兆円 民間の脱炭素後押し(日経 2024.7.2)
(7)「長期脱炭素電源オークション」開始、発電所新設支援策 原発も後押し(朝日 2024.6.7)
(8)原発建て替え どう「推進」? コスト・不明瞭な活用方針、具体化に壁(朝日 2024.7.3)
(9)高浜3,4号機延長、福井県容認伝える(毎日 2024.7.10)
(10)敦賀2号機 審査大詰め、初の「不適合」の可能性(東京 2024.6.29)


1.(何度でも申し上げる)泉健太立憲民主党代表の(事実上の)「脱・脱原発」宣言

◆(別添PDFファイル)泉・立憲民主代表:「原発ゼロ、国民民主と合意可能」 泉氏、衆院選連携へ秋波(毎日 2024.7.20)
 https://mainichi.jp/articles/20240720/ddm/005/010/101000c

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 泉氏は「新たな電源が安定して供給されるまでは、従来の様々な発電は活用していく、すぐ原発を停止するという話はしていない」と説明。再生可能エネルギーを基本とした安定的で安価な供給を可能とした上で「原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会をいち早く実現する」と強調した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  <田中一郎コメント>

 立憲民主党に依然としてはびこる「口先やるやる詐欺」師たちのいつもの「言葉のお遊び」である。いつまでやってんだ、ボケ! という話だ。説明するのもバカバカしいが、「市民連合」という「日和見連合」が、この泉健太のような連中の口車と平仄を合わせて「脱原発」運動を「脱炭素」運動に換骨奪胎させようとしているので、念のために書いておく。

(1)「新たな電源が安定して供給されるまでは」(泉健太)=こんなものはいつになるかわからないし、定義もはっきりしないのだから、要するに「脱原発」を「絵に描いた餅」にして神棚に上げ、原発再稼働・原発推進にまい進するという意味である。「市民連合」ならぬ「日和見連合」は、その神棚に向かって手を合わせて拝み、他方で、泉健太などの原発推進執行部が牛耳る立憲民主党ならぬ「脱憲反民主党」の議席増のために、無料奉仕でかけずりまわる、ということを意味している。「すぐ原発を停止するという話はしていない」(泉健太)=つまり原発はやめねえよ、ということだ。「直ちに健康に影響はない」(枝野幸男)と同じ。

(誤:「市民連合」)原発に依存しない「脱炭素」(田中一郎)化石燃料に過度に依存しない「脱原発」

(2)「再生可能エネルギーを基本とした安定的で安価な供給を可能とした上で」=これも上記と同じ性格のもので、泉健太が発言したのではなく、毎日腰抜忖度提灯新聞が書いた部分ではないか。付け加えることは、①「再生エネ」なら何でもいいということではない。自然環境や地域社会を破壊しない「再生エネ」でなければ話にならない。しかし実際は、メガソーラーやメガ風力団地などが日本国中を荒らしまわり、釧路湿原にソーラーパネルを敷き詰めたり、地域住民居住地域に近い場所で風車を建てて低周波公害を招いたりしていて、いわゆる「再生エネ」暴力が金権利権の上で大手を振って地域や住民を踏みつぶしている。北海道の人の話では、数千件もの猛烈な数の環境破壊型・地域社会破壊型の「再生エネ」開発申請が出ているという。冗談ではない。

そもそもこの狭い日本列島には「再生エネ」電源設置の適地はそう多くはなく、「再生エネ」を活用していくには、電力消費者の側のビジネススタイルやライフスタイルの在り方の抜本的な見直しも含めて、時間をかけて徐々に徐々に進めていくしかない。その間に原発が過酷事故を引き起こしたらどうするのか?

それからもう一つが「安価」のこと。まだ言っているのか! まじめに言っているのかと言いたくなる。原発は高コスト、はもはや常識、「再生エネ」のその多くもまた高コスト(少なくとも日本では)、「再生エネ」を低コストにするために、太陽光パネルはダンピング販売をし始めている中共中国製のものをほとんど全部に使う、こんなことでいいのか? ここでも「安価」の意味やその背景事情は一顧だにされていない、こんな「安価」、絶対にトラブルの素になることをお約束してもいい。

(3)核燃料サイクル事業をどうするかの態度が立憲民主党から発信されない。私は少し前に泉健太立憲民主党に下記を公開質問したが、何の返答もない。返答もないということは、熱意を持って核燃料サイクル事業をやめようという意思が泉健太立憲民主党にはないことを示している。そもそも泉健太は、核燃料サイクル事業が今、どういう状態にあるのかを知っているのか?

◆泉健太立憲民主党への公開質問状「核燃料サイクル事業を即時中止しますか? YES・NOでお答えください」:(メール転送です)<むつ中間貯蔵>青森県議会原子力特別委員会で鹿内議員が圧巻の質疑- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-7ce059.html

(4)原子力「寄生」委員会・「寄生」庁という原子力ムラの手先・手下どもが占拠する「原子力”寄生”当局」が、原発の再稼働や新規建設の許認可審査でどういう出鱈目をやっているのか、立憲民主党として、党として、徹底的に調査したことがあるのか?! 原発の危険性について、ほんとうは何にも知らない「アホウの集団」になっているのではないのか? それでいて、よく「安全」「安全」と言えたものだと思う。原発(核燃)が再び過酷事故を起こせば日本という国が亡ぶかもしれないというのに、泉健太をはじめとする「脱憲反民主党」の原発推進・容認の議員どものいい加減な態度は一体何なのだ!(これに同調する「市民連合」=「日和見連合」も同じだ!)

◆平井憲夫:原発がどんなものか知ってほしい(全)
 https://iam-k.com/HIRAI/pageall.html

(5)これまでも何度も申し上げてきたように、原発(&核燃)は現代日本の全ての邪悪が凝縮した「サイテー最悪」の代物である。ウラン採掘から核ゴミまで、すべてのことについて、原発を使う理由は一切なく、合理化している屁理屈は全部ウソ、である。だから、政治家でも、学者でも、芸能人でも、経済人でも、有識者でも、誰でも、原発に対する態度はその人を評価する際の「リトマス試験紙」であり、原発に再稼働ナシの全部廃止をはっきりと言えない人間は、みなニセモノである。何故ならここまではっきりしている「サイテー最悪」の代物に対して(しかも破滅的に危険である)、きちんとした判断が下せないようなドアホは、他の諸問題についても、およそまともな判断は下せないからである。原発に対していい加減な態度をとる連中は、みなニセモノ、これは現代社会の一般法則である。

泉健太や「脱憲反民主党」のボンクラ議員どもは、「安定」だの「安全」だの「安心」だの、口先だけの「安全安心安定キャンペーン」で有権者・国民が騙せるとでも思っているのだろうか。労働貴族の御用組合「連合」と、それに全面おんぶにだっこの自民党補完政党の国民民主党=「壊憲」推進の先頭バッターでもある、このロクデモナイ政党と、来たる国政選挙で共闘をしたいばかりに、原発・核燃料サイクルを軽々しくも棚上げにして秋波を送る、こんなバカ者政治家の代表格のような尻軽「口先」男を党の代表しておく「脱憲反民主党」、もはや野党第1党にしておくわけにはいかないのは、誰の目にも明らかではないか。

白いネコも黒いネコもネズミを獲るネコはいいネコだ(故鄧小平)
保守ネコも革新ネコも 原発 を獲るネコはいいネコだ(田中一郎)

「原発は安全、安い、クリーン」これ全部ウソ(小泉純一郎)


2.東日本大震災で被災の女川原発2号機、事故対策は(東京 2024.7.15)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/339551

(関連)(NEW!)(別添PDFファイル)女川原発再稼働を憂慮する理由他(永田文夫さん「三陸の海を放射能から守る岩手の会」2024.7.22)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUz55RKrkAFSJ8Is?e=BgYtX2

(関連)3つのこと:(1)能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです(岩手県:永田文夫さん)(2)『被曝影響の本態は内部被曝である』(西尾正道北海道がんセンター名誉院長)(3)「再生エネ」電気のマイナス価格- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-f86d9d.html

◆脱原発社会をめざして 女川原発を廃炉に!
 https://miyagi-kazenokai.com/


3.(別添PDFファイル)原発事故対応 規制委見直し、「屋内退避」縮小案に懸念(毎日 2024.7.6)
 https://mainichi.jp/articles/20240706/ddm/012/040/089000c

(関連)(別添PDFファイル)自宅避難 残る倒壊リスク、基礎損傷・生活インフラ整わず(日経 2024.6.29)(
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE251QB0V20C24A6000000/

(能登半島地震での教訓は、大地震が襲って原発が破損し、放射能が大量に環境に拡散したとしても、原子力「寄生」委員会が言うように、自宅などの建物の中で待機し、環境の放射能汚染がひどくなったら避難を開始する、などというような悠長なことは言っておれないということだった。何故なら、待機すべき自宅をはじめ多くの建物が地震の揺れで破損し、危なくてその中にいることはできないからだ。また、道路という道路が寸断・破損し、車が通れなくなって移動さえままならない、そんな事態も起きてしまっている。さあ、どうするのか? というのが、原子力「寄生」委員会に突き付けられた課題だった。

上記の毎日新聞記事を読んで驚きあきれたのは、福島原発事故以降、いろいろと原発への安全対策をしてきたから、今後は福島原発事故並みの大事故は起きるはずがなく、事故を過大に見積もって対策すると弊害も大きいので、新たな対応としては、避難や待機などの対応を取るべき地域(UPZ)を今の30km圏内よりももっと狭くして(おそらくは5km~10km)、対策を考えればよい(おそらくは今の5km圏内(PAZ)と同じように直ちに避難する)、などと言っていることだ。信じがたいご都合主義であり、許しがたい無責任である。

原発周辺地域の住民への対策など、もうどうしようもないから考えなくていい、逃げるなり、被ばくするなり、勝手にしろ、原子力「寄生」委員会がコミットするのは、ごくごく狭い範囲だけに限り、それ以上のことにはコミットしない、だから責任も負わない、それでも原発は予定通り動かす、というものだ。もう末期症状である。地震・津波・火山列島ニッポンの原発・核燃料サイクル施設は、もしもの事故の際には地域住民が逃げられず、原発と心中させられる、そしてそれを原発の安全を規制する委員会が、それでいい、住民は原発と一緒に被ばくして死んでくれ、これが原子力「寄生」委員会のホンネであり正体だった。

ヤメロ原発、つぶせ原子力「寄生」委員会・「寄生」庁、これは日本の有権者・国民の共通の声である。

◆(終了)オンライン署名 · 原子力規制委員会 山中伸介委員長の罷免を求める緊急署名 - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/LTWeS


4.原発事故時の賠償は「東京の人が負担してくれるのか」 柏崎刈羽、住民説明会で噴出した国と東京電力への不信(東京 2024.7.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340431

(関連)東京電力に意見できる「大株主」東京都…原発再稼働はスルー 福島からの避難者「その電気、本当に必要か議論を」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337516

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「国の方針を県民に知らしめようという、上意下達の姿勢が明らかだ」。新潟で始まった説明会を池内了(さとる)・名古屋大名誉教授(宇宙物理学)は批判し、「県民の声を反映する場がないなら、声を聴いているかのように見せるパフォーマンスにすぎない」と指摘した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆福島原発事故を引き起こして経営破綻したゾンビ企業=東京電力が柏崎刈羽原発を再稼働することなどありえない(その2)福島原発事故の実態解明・原因究明いい加減、東電の当事者能力欠如のまま、緊急避難などとても無理、これで原発再稼働するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-a4eef8.html

◆柏崎刈羽原発:池内特別検証報告(2023年11月)
 https://qr.paps.jp/m2S60
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlBRWwF3arV0_ZU5P?e=WTTYDg
 https://twitter.com/sayawudon/status/1727890196040147237

(柏崎刈羽原発を再稼働するなどというのであれば、上記の報告書に書かれた懸念事項を全て「懸念なし」にしてからにしろ!)


5.(別添PDFファイル)脱炭素化社会と見え透いた嘘(天笠啓祐『DNA通信 NO.163』2024.7.11)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlU1LtxFY0hoGHAqK?e=wLXVbc

(「脱炭素」を大義名分にして、まったくバカバカしい開発がバイオテクノロジーを使って大々的に展開されている、ということを批判するレポートです(例:バイオマス・プラスチック)。また、この技術の大規模活用は、とうもろこし(大半がGM:遺伝子組換え)を原料としてバイオ・エタノールを大量に生産することが(約40%)、家畜の飼料としてのとうもろこしの値段を吊り上げ、結果として食肉の値段の高騰につながるという結果をもたらしている事例にみられるように、「脱炭素」と人類の食料とのバッティングを生み、貧しい地域の人々の飢餓をより深刻なものにすることが懸念される。「脱炭素」盲従主義のカルト集団が世界中で登場しはじめ、科学技術の使い方を誤って、地球の未来をより一層暗いものにしている。「人工排出CO2による地球温暖化」説の科学的実証的根拠をしっかりと確認することもなく、である。バカは死ななきゃ、治らないのか? :田中一郎)


6.(別添PDFファイル)GX推進機構が始動、保証枠1兆円 民間の脱炭素後押し(日経 2024.7.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81793020R00C24A7EP0000/

(全く見込みのない技術開発に巨額の税金が無責任に投じられようとしている。巨大なムダが巨大な利権となり、我が国の財政やエネルギー政策を歪め弱らせていく。どうみてもアホウの集団としか思えない自民党の政治家どもに、エネルギー革命のノウハウなどあろうはずがない。大穴を開け、場合によっては深刻な環境汚染や人的被害をもたらす前に、こんなものはさっさとやめればいい。所詮は「GX推進」=「脱炭素」=原発大推進であり、下記に見るように、原発に対しては「完璧なる親方日の丸」の破格の優遇措置を講じて、その推進拡大をはかろうとしている。まさに、なりふりかまわずのグロテスクな肥大化策である。仮に必要性が高いとしても、こんなことをしている業界が原発・原子力以外のどこにあるのか?!


7.(別添PDFファイル)「長期脱炭素電源オークション」開始、発電所新設支援策 原発も後押し(朝日 2024.6.7)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15952767.html

(関連)記者レク「長期脱炭素電源オークションの現状と課題」【2024-4-8】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FR3OwhMudcU

(関連)長期脱炭素電源オークションって? 電力広域的運営推進機関・横谷亮さんに聞く<教えてQ&A>:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336544


8.(別添PDFファイル)原発建て替え どう「推進」? コスト・不明瞭な活用方針、具体化に壁(朝日 2024.7.3)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15973034.html

(この記事の左上に列記されている「原発の課題」には、コストや使用済み核燃料のことは書かれているが、最も肝心な原発の安全性や運転稼働に伴う環境汚染については何も書かれていない。そんなことは念頭にない、と言わんばかりである。「今だけ、カネだけ、自分たちだけ」を地で行く「サイテー最悪」のエネルギーであり電源である原発を「推進」するなど狂気の沙汰である。しかも巨額の税金を投じてまでだ。:田中一郎)


9.(別添PDFファイル)高浜3,4号機延長、福井県容認伝える(毎日 2024.7.10)
 https://mainichi.jp/articles/20240709/k00/00m/040/029000c

(これで高浜原発は1号機から4号機まで、全部、老朽原発として運転期間延長となる。若狭湾には他にも大飯原発が老朽化したまま稼働OKとされている。この高浜や大飯の原発を同時多発の過酷事故が襲ったらどうなるのか? 手も足も出ないまま滅亡する、ということだ。たかが関西電力1社のためにか、バカバカしいとはおもわないのか? それとも、高浜老朽原発には過酷事故は起こらないとでも言うのか? かような重大なことを、福井県はまるで単なるスケジュール化された事務のごときに扱ってやり過ごしている。ここでも、バカは死ななきゃ、治らないのか?:田中一郎)


10.(別添PDFファイル)敦賀2号機 審査大詰め、初の「不適合」の可能性(東京 2024.6.29)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336691

(さまざまなところから原子力「寄生」委員会に圧力がかかっていて、山中ポン介原子力「寄生」委員長がさっそく腰砕け、半年間くらい結論を先送りにして、ダメだと言っている石渡明委員が退任するのを待って、より御用色の強い後任委員を選んだ後に結論を出す(活断層ではない)、そんな「陰謀」が進んでいる、などという話が伝わってきた。私は仮に、この敦賀原発2号機が「不適合」となった場合には、バランスを取って東海第二原発の再稼働をOKとするのではないかと懸念している。だいぶ前に、原発の運転期間延長を認める法改正に反対をした石渡明委員が、返す刀で志賀原発敷地を走る断層が活断層ではない、などと、独断と偏見で決めてしまった、あの時のようにである。:田中一郎)


11.その他

(1)【核燃料の冷却停止】再発防止策の徹底を(6月27日) - 福島民報
 https://www.minpo.jp/news/moredetail/20240627117465

(2)原発「40年運転」を新制度で初認可 大飯3、4号機 使用済み核燃料保管先などリスク先送り:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336154

(3)原発ゴミの行方|まさのあつこ 地味な取材ノート
 https://note.com/masanoatsuko/n/n6e9103957e64

(4)原発の使用済み核燃料・中間貯蔵施設計画に反対する集会…上関町で開催(KRY山口放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/976494cb49a27a36cffcf7cb70b4da6c3ed3bbe1

(5)使用済み核燃料「50年後搬出の担保は?」懸念の声相次ぐ 青森県むつ市・中間貯蔵施設の県民説明会(Web東奥)
 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1811826

(6)住まいを追われる原発避難者~末期がん女性の苦悩を聞く - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/49118/

◆20240718 UPLAN 避難者追出し裁判結審(東京地裁) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FyGj6KyD0h0
草々

 

2024年7月21日 (日)

東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(ナツメロ)遠い世界に - 五つの赤い風船 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QCOLx_9Izno

(♪若い力を体に感じて、みんなで歩こう♪ なんて歌っているうちに年を取ってジイサンになってしまいました。このコンサート会場の九段会館も、その後地震で天井が落ちて死傷者が出る事故を起こし、今は改築されて新しくなっています。)


2.(お詫び)昨日お送りしたメール&ブログに「書き漏れ」がありました。お詫びして追記いたします。
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-cfaeb5.html

「9.日本共産党の松竹伸幸氏除名問題(続)」のところです。

(修正前)
いずれにしても、日本共産党は今日の日本の政治・政界になくてはならない存在だと思っています。松竹伸幸氏の除名を早く解いて(とはいえ、党の役職に就ける必要はありませんし、また、上記で申し上げたように主義主張には大問題がありますから、同調する党員が出てこないように、厳しく批判し続けることも必要です。そもそも選挙のために、今日の危険な情勢下で安保政策を(悪い方へ)修正するなどという態度が、今日の市民運動・社会運動にも見られる(例:「市民連合」)よろしくない態度です。

(修正後)
いずれにしても、日本共産党は今日の日本の政治・政界になくてはならない存在だと思っています。松竹伸幸氏の除名を早く解いて(とはいえ、党の役職に就ける必要はありませんし、また、上記で申し上げたように主義主張には大問題がありますから、同調する党員が出てこないように、厳しく批判し続けることも必要です。そもそも選挙のために、今日の危険な情勢下で安保政策を(悪い方へ)修正するなどということは、今日の市民運動・社会運動にも見られる(例:「市民連合」)よろしくない態度です)、党内の民主化を徹底していくとともに、民主集中制の組織原則に基づく革命政党から、広く多くの一般有権者・国民に支持され愛される、政権を担える国民政党へと脱皮してほしいと願っています。


3.オンライン署名 · 「海洋放出をしない技術」の採用を求める署名 - 日本 · Change.org
 https://x.gd/5OZL3


4.(新刊書)帝国主義アメリカの野望 リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ-塩原俊彦著:社会評論社
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034616653&Action_id=121&Sza_id=GG

(関連)(別添PDFファイル)はじめに(塩原俊彦『アメリカ帝国主義の野望:リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ』社会評論社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUhx073cFQJ1eWgB?e=MAf9cv


5.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)子ども脱被ばく裁判 7月29日(月) 第2回最高裁行動およびハガキアクションのお知らせ
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2024/07/202407-7292.html


6.兵庫県知事に「パワハラ」「おねだり」疑惑が噴出したワケ、若き首長にカン違いはなかったか?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/542078f50f10232c5625cad67293e5fe18147211

(関連)兵庫パワハラ県知事は「辞職」不可避…そして石丸伸二「出馬説」に政界騒然!|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357838?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(関連)兵庫・維新系パワハラ県知事の「犠牲者」はもう1人いる! 別の職員の自殺「隠蔽」の疑い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357517

(関連)知事を告発した職員を「死をもって抗議」に追い込んだ兵庫県の「懲戒」 公益通報者を守れぬ「保護法」の実態:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442?rct=tokuhou

(関連)橋下徹氏、大阪・吉村知事に異を唱える「斎藤さんの問題はここじゃない」 兵庫・斎藤知事についての発言に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3c8d23ce01aadb49e5c8a9a8badf9e1853d34551

(維新推薦のこのパワハラ男にはさっさと辞めていただきたいと思うけれど、しかし他方では、自殺した兵庫県庁の役人の内部告発書に書かれていることが100%間違いがないことを前提に、日頃借りてきた羊みたいに静かでおとなしい若いマスゴミ記者たちが、この知事を袋叩きにしていることは、私はどうもしっくりこない。まずもって、内部告発書の説明を100条委員会(虚偽発言は処罰される)で求められていた役人が、その直前に「自殺する」というのが解せない(虚偽が含まれている可能性)。また、県庁などという役所の組織体質も、(私は兵庫県庁のことは全く知らないが)他県の県庁役人との仕事上の付き合いの私の経験から判断して、褒められたものではない。知事だけでなく、県庁職員に対しても、一定の追及が必要なのではないか。ともあれ、私はこの問題については、知事の行動云々より以上に、公益通報の扱いと「公益通報者保護制度」の運営に問題があるように思われてならない。要するに、(鹿児島県警のような悪質なものも含めて:下記記事(9)参照)「公益通報者保護制度」がきちんと機能せず、犯人探しのようなバカバカしい茶番をやっているのではないのか、という疑問を強く感じる次第である。:田中一郎)

(関連)<社説>兵庫県知事告発 公益通報者守る制度に:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340997


7.注目情報 その1

(1) (別添PDFファイル)リニア 岐阜の推移低下、把握後も「調査考えず」,JR東海、報道後に転換(東京 2024.7.14)
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/340332

(この悪徳会社、許せんな~! リニア沿線各県の知事たちは何をしとるの?! こんな会社は公益事業の資格なし:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)水道水PFAS基準どうする、環境省、専門家会議で見直し議論、各国で規制強化(朝日 2024.7.18)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15986193.html

(東京都もチンタラして動かないけれど、環境省もまた「チンタラ本家」みたいな役所で、ラチが明かない。上記の記事からも期待はできない。国民・住民の命と健康を守る気の無い役所が、同じく守る気の無い御用学者たちを集めて「専門バカ会議」をやっても、事態の解決はおぼつかないだろう。PFAS汚染の最大の汚染源は在日米軍基地、触らぬ神に祟りなし、の木っ端役人たちが取り組める問題ではない。政治家を入れ替えて政治を変えなければ解決しない。なのに、またタヌキに知事をやらせとるのだから、当分の間、ラチは明かない。自民党推薦候補(ステルス含む)に投票をするなと言うとるのがわからんのか?!:田中一郎)


8.注目情報

(1)「マイナ保険証」強行導入の裏で医療機関が相次ぎ廃業…オンライン請求義務化が大きな負担|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357331?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(2)政治家の税優遇、どういうカラクリ? 自らが代表の「政党支部」に寄付すれば…「抜け穴」堂々と利用:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341163

(3)木原稔防衛相が知ったのは「野党より後」ガバナンス欠如の防衛省自衛隊、元隊員の「逮捕」を8カ月報告せず:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/341170

(4)日英伊の次期戦闘機の共同開発、英の政権交代で見直し対象に…国防相「見直しで何が起きるか」 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/world/20240720-OYT1T50072/

(5)核兵器を含む拡大抑止を明文化、日米が初の共同文書…中国・ロシア念頭に年内策定を目指す(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e1087759d5c014a177761cb83bac0beadac895

(6)ヴァンス氏が「イギリスはイスラム主義の核保有国」と発言 英副首相は一蹴 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/articles/c4ng347ln95o

(7)イスラエルの入植活動は国際法違反、ICJが勧告 イスラエル反発 - ロイター
 https://jp.reuters.com/world/europe/YIMSIE5M2FO7LAO5UHOS453XPQ-2024-07-19/

(8)なりふり構わぬ抱き合わせ? 万博チケットと大阪マラソン“コラボ企画”にネット失笑…前売り券の売れ行きいまだ23%(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c44e279af2968031e98e7691bab55a36a6236d6f

(9)公益通報者を逮捕し報道機関にまでガサ入れをする鹿児島県警をどう裁くべきか/青木理氏(ジャーナリスト)(ビデオニュース・ドットコム) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa961ef4de7ee2b768b1627dde88e63669dc212

(10)疑惑・トラブル続く首長2人 長崎・大石知事と兵庫・斎藤知事を推した政党、真実の究明に全力〝製造物責任〟をとるべき(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/32d4c258d6ffe3e75ca88ea642e967ac5aa0a524

(「夕刊フジ」だから、ほどほどで見ておけばいいと思うが、問題になっている長崎・大石知事も「維新」だぞ!:田中一郎)

◆日刊IWJガイド・非会員版「ユダヤ人コラムニスト、ギドン・レヴィ氏が、イスラエルと米国以外の世界ではまったく通用しない、イスラエル人の被害者意識をあぶりだす!」2024.7.19号~No.4282 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53702

(アジア太平洋戦争敗戦についての多くの日本人の「被害者意識」と似ているのでは?:田中一郎)

■【第1弾! 東京都知事選では現職・小池百合子氏を支持し、ポスター貼りまで手伝った連合! 芳野友子会長は、対立候補を支援しておきながら、立憲民主との会談で「共産党が前面に出過ぎて、蓮舫氏の票が逃げた」などと右傾化丸出し発言!】立憲の都連会長である長妻昭政調会長は、共産党との今後の連携解除を否定した上で、「私自身は、そういう考えではありません」と断言したが、大手メディアは、芳野会長の発言のみをクローズアップ! 何のための地ならしなのか!?(『ANNニュース』、2024年7月11日ほか)
================================


「東京都知事選・都議補選を振り返って(その2):(他のMLでの議論です)東京都知事選2024を巡る議論=私はこう思う、こう感じる・・・・「日本の夏、金鳥の夏、ではなく、(日本が)危機の夏」」をお送りします。
 https://www.youtube.com/watch?v=Q2dwopGlvAc

予定では(その2)は選挙戦(都知事選・都議補選)の後半をお送りするつもりでしたが、選挙敗北後の議論が結構あるので、それを優先して前倒しでお送りすることにしました。

 <別添PDFファイル>
(1)選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
(2)マーケティング視点の政治学、なぜ自民党は勝ち続けるのか(堀内勇作『日経ビジネス 2021.12.27/2022.1.3』)
(3)改めてすべてが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ(日刊ゲンダイ 2024.7.18)
(4)東京都知事選での蓮舫陣営の戦略・戦術はあまりにも貧困だった(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.7.18)
(5)蓮舫氏の敗北響く、立憲と国民民主の連携難航 連合イライラ(毎日 2024.7.12)


1.(別添PDFファイル)選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/3f9ea92dbf7daf2f47c9fc2cf6a9b305


2.(別添PDFファイル)東京都知事選での蓮舫陣営の戦略・戦術はあまりにも貧困だった(高野孟 日刊ゲンダイ 2024.7.18)
 http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/903.html


3.(メール転送です)小池知事当選無効の申し立てへの協力のお願い

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小池知事当選無効の申し立てー「私が東京を変える」代表・山口あずささんへの協力のお願い

皆さん、都政史上例を見ない「弱者に冷たく、グリーンインフラ破壊、密室での都民不在の意思決定」小池都政を打倒する為の私たちの営為は、第一ラウンドが終わっただけです。この悪政を止める為、様々な「仲間たち」が告訴という手段を用いて失職させる事を試みているのはご存じの通りです。山口あずささんは、自らの法的知見を活かし、当選無効の申し立てを行うという勇気ある行動をとって下さいました。山口さんの「思い」は下記「呼びかけ」と、「当選無効申し立て文」の「おわりに」をお読み戴けると十全にご理解戴けると思います。争訟には最低でも50万強の費用がかかります。賛同者を増やし、この申し立てが多くの都民の思いと共にある事を示し、且つ費用を賄う必要がありますが、今のところ捗々しくありません。

皆さん、私たちの為に立ち上がって下さった山口さんを、支えようではありませんか! 証拠データの提供、ご自身の賛同と寄付、お仲間への賛同と寄付の呼びかけを、どうぞ宜しくお願い致します。参考までに、東スポに掲載された若狭勝弁護士の見解も添付しておきます。

◆小池百合子都知事の立件→失職の可能性を若狭勝氏が分析 特捜部は「真剣にやるんじゃないか」 - 東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/309141#goog_rewarded

「呼びかけとお願い」

皆さん、「私が東京を変える」代表・山口あずさです。今回の都知事選は選挙直前、あるいは選挙期間中に現職都知事に対して複数の刑事告発がなされる異常なものでした。公職選挙法には選挙についての訴訟に関する規定があり、選挙のやり直しを求めるものと、当選無効をもとめる2つの争訟ができるとされております。

これらは刑事告発とは別のもので、選挙終了後2週間(2週間目が祝祭日の場合はその翌日も可)以内に申し出ることが必要とされています。刑事告発の中でも特筆すべきは、小池百合子の側近だったとされる小島敏郎弁護士によるもので、この訴訟は綿密に計画されたものだと推察しております。これらの刑事訴訟の努力に対して、選挙人である都民が選挙争訟を行わないことには、本件選挙戦について、文字通り画竜点睛を欠くことになると考えました。

私の地元である西東京市で、前回の市長選挙の時に選挙のやり直しを求める争訟を行っており、逐条解説公職選挙法を脇に置いて、自転車操業のような形で勉強しながら争訟戦ったのですが、この経験は今回の総省に活かすことができると考えました。期間が2週間ですので、他の誰かを待っていたら期限が徒過してしまいますので、「私が東京を変える」の仲間に了解を得て、選挙戦を戦った多くのみなさんに呼びかけることとしました。

1000人くらいは軽く集まると考えておりましたら、分かりにくいのか、私に信用がないのか、1週間を経過してまだ30名を超えるくらいで、寄付についても高裁提訴時の印紙代と郵券代が賄えるくらいです。私は法務博士(法科大学院卒 *学歴詐称ではない)ではありますが、弁護士資格はありませんので、選挙人であればだれでもできる都選管への申し出はさておき、高裁となると提起まではできますが、裁判官からは軽くあしらわれてしまう可能性が大きいです。

もちろん、それならそれでがんばりますが、できれば東京都の未来のために、弁護士をお願いしたいと考えております。弁護士は事務所の職員にも動いて貰わないとならないので、それ相応の費用(最低50万程度)は負担する必要があるのです。

改めて、ご協力をお願いします。

◆私が東京を変える -
 http://watashiga.org/tokyo/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(参考)署名400万人集めれば小池都知事をリコールできる?(日本ファクトチェックセンター) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9ec2068bc18a41c1716e372264928b71cd39bbb9


4.(メール転送です)初めてメールします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまで、自分とほぼ同意見の方がここで吼えて? くださっていたので、そこにあぐらをかいていたのですが、昨晩の会議には所用で出られず、その次の会議も平日の仕事で出られず、残念に思いました。時すでに遅しかもしれないのですが、改めて今後の希望について、自分の意見をここに書きます。

1)次の目標は、来年の都議選でしょうか? そこに向けて、都政チェンジ一丸となって目標を作って動けたらいいです。個人的に一番うれしいのは、蓮舫さんがお住いの地域から都議に出馬していただき、小池都知事と都議会で闘っていただくこと。野党の親分的スター議員が現れることで、都議会の注目度を高め、「ガラス張り」を実現していけるとよいなと思います。

もちろんほとんどの方は、「国政に出てた蓮舫さんが都議になるなんてありえない」とおっしゃいます。わたしも常識ではそう思うけど、万が一でも、そんな意思表示を蓮舫さんが示して下さったら、スポーツ新聞は書きたて、市民運動としては最高に盛り上がり、来年の都議選まで私自身、熱血のまま走り続けることができます。今回の都知事選は蓮舫さん立候補表明から投票日まで時間がなさ過ぎましたが、今から来年の準備をすれば、蓮舫さんの公約をこれからでも世間に伝えられます。

2)石丸氏の「10分弱のどぶ板演説289回」都度都度「SNSにあげてね」と言いまくった選挙活動には脱帽し学ぶべき。もちろん知っています、「党派色を出さないで出馬」と報道されたこの方、実際は小池氏当選作戦の一環で投入されたパペットだと。

しかし、こちらも石丸陣営のスキームは早く理解し履修しないと、次回選挙ではもっと洗練された「石丸方式」を自民党に使われます。この方面で無策のままですと、また次もたぶん負けます。

Xでいえば、共産党の「EMIL」氏、アンチ石丸の「取材拒否」氏のような、スーパースプレッダーもほしい。そのためにどうするか、このチームでも考えたいところです。

3)「立憲への不信や怒り」本音をどこまでうまく出しつつ? 隠しつつ? 世を変えるべく動けるか。本音を言えば…、都知事選前、選挙期間中の立憲への不信感はもとより、選挙後の蓮舫さんバッシングの放置、選挙後の総括には立憲男性幹部のみと思しき面々(女性は小池推しの芳野氏一人)が集まって、勝手なことを言っているニュース映像を見て、わたし自身はブチ切れました。

これが野党第一党という悲しい現実をどう受け入れつつ、都政チェンジの世を作るためには、まず、彼らも変えなければならないと私自身は思うのですが、どう思われますか? 悩みつつどう活動を続けられるかが自身の課題でもあります。

4)改めて都知事選で気づいた報道のおかしさを他者にも伝えること、

 蓮舫さんバッシングに対する怒りを自分なりに表現すること、これらは日本版ME TOO運動の始まりになるかも。都知事選のボランティアで経験したさまざまな事象は、わたしにいろんな気づきを与えました。まず、当然世間の人も知っていると思っていた「小池都政の問題点」を多くの都民が知りもしなかったことに衝撃を受けました。メディアの責任も感じました。選挙後の蓮舫さんへのバッシングにも驚きました。

 ここから学んだこと、

①メディアの報道がおかしいときには「おかしい」とアクションを行うこと(逆に良いときは褒め、中の人を鼓舞すること)。都政もウォッチし、「おかしい」と思うことを拡散すること(逆によいことは褒め、中の人を鼓舞すること)

②蓮舫さんバッシングに象徴される日本社会のおかしさを正そうとする、人々の輪を作りましょう。誰しも日常の人生は忙しいので、100%やりきることはできないけど、心ある人が励ましあって、かわりばんこ、にでも続けたいところですし、そのためにこの会も存在するのだと思います。

長々失礼いたしました。参加できなかったけど取り入れてもらうには時遅しだけど、意思表示だけはしたかったのでここに書きました。もう出勤時間です(誰かと既に重複した意見を発したという場合は、ごめんなさいですがうれしいです)。ではでは
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.(市民を寄せ付けない)これが泉健太立憲民主党という政党の正体です(BY:田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これが泉健太立憲民主党という政党の正体です。

2017年の衆議院選挙の直前、小池タヌキ百合子と前原誠司(元祖「口先やるやる詐欺」)に、「バビロン捕囚」のごとく、鼻輪に紐を通されて引っ張られる家畜牛のごとく「希望という名の絶望の党」へ吸い込まれていった民主民進党の政治家のうち、小池タヌキ百合子の「排除します」で退けられた連中や、それを「良し」としなかった政治家達が即興で創った政党が立憲民主党です。

代表となった「直ちに健康に影響はない」の「はぐらかし枝野幸男」は、その創立時の、ビール箱の上に立ちながらの演説で、「私たちは、市民とともに歩み、悩み、市民のために、市民とともに未来を切り開く政党としてスタートしていきます」みたいなことを言っていました。それが今、数年たってみたら、コレですよ。この前も申し上げたように、5月頃には泉健太執行部周辺から所属国会議員に対して「市民運動・社会運動とは距離を取れ、近づきすぎるな」(必ずしも都知事選だけの話ではありません)などという「オフレ」が出ていたというような話も私の耳には入ってきていました。あきれて開いた口がふさがりません。有権者を裏切るのもいい加減にしろ、でしょう。

札幌では、市民有志が、札幌冬季オリンピック開催の是非を市民投票で決めてほしい、という条例制定の請願を市議会に提出しましたが、これに自民党や公明党とともに市議会の立憲民主党会派(民主市民連合)が先頭に立って反対をしています。あの2021年東京オリンピックを見ての態度ですよ、ふざけるな、ですね。

また、枝野幸男・泉健太立憲民主党は、私の生まれ育った大阪をはじめ関西では、日本共産党との選挙共闘もできず・やらず、複数県を併せて候補者調整をやれば当選しているのにそれもせず、国政選挙では毎回のように共倒れしています。既に府市合わせ議会では、立憲民主党はほぼ議席ゼロの状態です。関西では、辻元清美氏を除き、立憲民主党などにはほとんどの人が何の期待もしていません。

国政・国会では、「経済安全保障推進法」「経済秘密保護法(SC法)」をはじめ、自公政権が出してくる戦争準備法にことごとく賛成をし、他方では、「脱炭素」のためには原発再稼働もやむを得ない、などと言って、原発OKの態度を取り始めました。脱原発だとか言いながら、書くだけ・言うだけの「基本法」制定の「お遊び」でお茶を濁し、やってまっせのポーズだけで、ホンネは戦争準備・原発推進の自民党と同じ、まったくの有権者・国民への背信政党に成り下がっています。どこが「立憲主義」ですか?

今回の都知事選挙もそうでした。1月の市民主催のキックオフ集会には。都議あがりの国会議員が1人来ただけで、長妻昭(立民東京の最高責任者)をはじめ、泉健太立憲民主党の幹部たちはただの1人も顔を出さず、そもそも都知事選は「やる気なし」の態度でした。野党第1党がこういう態度だから、候補者選びも難航するのです。

ついでに言っておけば、国民民主党という、野党でも何でもない、自民党政治の補完政党は、労働貴族で野党共闘妨害が専門の御用組合「連合」と組んで、小池タヌキ百合子を応援しています。この自民党補完政党と来たる国政選挙で、なお「共闘しよう」などと言い、まるで仏罰政党の公明党が自民党にへばりつくように、御用組合「連合」と国民民主党にへばりついているのが、泉健太執行部です。こんな連中に政権などを取らせても、日本の政治は微塵もかわらないどころか、国民民主党の泣きべそ男の玉木雄一郎が「独自性を出し、自民党との差別化をはかる」ために、自民党以上にロクデモナイことをやりだす可能性の方が高い、と言えるでしょう。まるで戦前の社会民衆党・社会大衆党さながらです。

(関連)(別添PDFファイル)蓮舫氏の敗北響く、立憲と国民民主の連携難航 連合イライラ(毎日 2024.7.12)
 https://mainichi.jp/articles/20240711/k00/00m/010/206000c

私は今回の都知事選挙の投票結果を見て、東京では関西に続いて、泉健太立憲民主党・国民民主党・御用組合「連合」のグループが、政治勢力として崩壊を始めているな、という印象を受けました。蓮舫氏の得票数が少なすぎるからです。既に国民民主党・御用組合「連合」は東京でも政治的影響力はほとんどないに等しい状態ですが、更に多くの有権者・都民は泉健太立憲民主党をも離れ、新たな投票先を求めながら漂流し始めているように思えます。近未来(早ければ11月の自民党総裁選の直後に衆議院、そして来年の夏に参議院)の国政選挙では、立憲民主党は大敗をし、大阪の府市合わせ議会のごとく、泡沫政党の1つに転落していくのではないか、という懸念が強くなりました。ここ半年で、泉健太執行部を退陣させ、選挙に勝てる党体制を築けるかどうかが勝負どころとなってきています(現状では絶望的)。

(関連)ニューヨークに来て感じた圧倒的な「経済格差」と「理不尽さ」 日本人を“貧しく”した政府に国民はもっと怒るべきである 古賀茂明(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2415375a28fef0a5a1de74fbb0c263d207081424?page=3

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)立憲代表選では、政策論の前に、まず、野田佳彦元首相や、(本稿を執筆後に出馬の意向を表明した)枝野幸男元官房長官などの古き民主党のA級戦犯たちが、引き続き偉そうな顔をして立候補することは絶対にあってはならない。そんなことになれば、誰も相手にしてくれなくなるのは必至だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(古賀茂明氏の議論には賛同しませんが、上記の部分は「そのとおり」です。野田佳彦VS枝野幸男の立憲民主党代表選挙=バイデンとトランプの米大統領選と並ぶ、ゴミかクズか、カスかスカか、の選択です。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)改めてすべてが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357705


 私は「市民連合」に聞きたいのですが、これでもまだ、立憲民主党にしがみつくのですか? 戦争法全部廃止や再稼働ナシの脱原発という「譲れない政策」を放棄して、違憲部分は廃止、とか、原発に依存しない「脱炭素」とか、日和見方針まで持ち出して、まだ、かような政党にすがるのですか? 今回の都知事選挙・都議会補欠選挙は、今までの「世直し」市民の、その中途半端で日和見の態度に対して、見直せ、という「天の声」が下りてきた、と受け止めるべきではありませんか? (都議補選で当選した立憲民主党候補は、日本共産党と共闘してかろうじて当選した足立区の候補だけでしたよね、自民党でも2人が当選しているのに、ですよ)。「世直し」には、背筋がちゃんとした「中核勢力」がなければ、実現などしないものです。

にっちもさっちも行かなくなってから「決断」しても、もう遅いのです。私は今のままだと、近未来に「政界の右翼的再編」があるのではないかとも思っています。その時が立憲民主党が日本国憲法とともに消える時になるような気がします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


6.小池タヌキ百合子都政のひどさが東京都全域・都民全員に全くと言っていいほど伝わってない(BY:田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はもっぱらMLとZOOMで「形だけ参加」みたいな恰好で、今回の都知事選にかかわりましたが、はっきり申し上げて、12年前の宇都宮健児氏を都知事にしようとして市民が立ち上がった時に比べて、市民の取組のレベルの低さ・広がりの狭さ・発想なり考えなりの未熟さを感じさせるものでした。こんな選挙活動なら、次回はもう参加しないだろうな、と思っているところです。今もZOOM会議(選挙総括)をやっていますが、最初のレポートが「間延び」したような内容の薄いもので、出ている意見もマイナーなものばかりで、これじゃ次回もダメだな、という印象です。

そもそも今日のZOOM会議に参加している人の数が28名、この規模で、東京都知事選挙や都議補選のことを天下国家論を論じるようにして議論していることが、おこがましい、と言ってもいいかもしれません。選挙のあらゆる面で「力不足」「認識不足」「取組不足」だったと思います。今回の選挙の大勢に市民側は全く作用することができていない、悲しいながら、ですが、これが実態だと思います。

(少し前の国政選挙では、「市民連合」という団体が立憲民主党にゴマをするような格好でふるまって、立憲民主党に顔を立ててもらい、その代わりに「日和見・ほぼ無内容」の共通政策を立憲民主党に認めてもらって、シャンシャンで終わって、選挙には勝てていません。世の中が右へ、右へ、もっと右へ、となっている時に、日和見をしているから時間が経過するにつれ、ずるずる右へと引きずられて行く、そんな市民運動・社会運動になってしまっているのです。私は「市民連合」は解散すべきだと思っています。)

今回の選挙で、既成政党はどうだったか。

立憲民主党=いつものように全然ダメ、泉健太執行部周辺からは「市民団体とは距離を取れ」という命令が出ていたという話も私の耳に入っていて、そう考えれば、手塚仁雄選対の動きや、各地の立憲民主党地方議員の動きの悪さも、さもありなん、で納得できるところでもあります。また、投票行動で見る限りでは、東京の立憲民主党支持者は、解体ないしは解散を始めているような気配です。(蓮舫氏の得票数128万票が少なすぎる:共産60万、れいわその他40万、とすると、立民支持者はほとんど蓮舫氏に投票していないのではないか?)

日本共産党=今回は表面的には活発に蓮舫氏を応援・支援しているように見えますが、本当のところ=つまりポスティングなどの地道な活動についてはどうだったのでしょう? 少なくとも私の地元では、市民や日本共産党から立憲民主党に共同活動を呼びかけたものの、立憲民主党がこれを拒否?(あるいは無視?)、結局、市民有志が若干の日本共産党区議・都議とともに動いた、といった程度のものでした。

山本太郎(れいわ新選組)は様子見の党方針、おそらく40%くらいが蓮舫氏に投票したかなという感じ、残りが小池・石丸・棄権がそれぞれ20%ずつくらいかな、という感じです。全部で共産と同じ60万票くらいが「れいわ新選組」の得票力です。

社民・新社会党は全く姿なし。何をしているのでしょうね? だから絶滅危惧種なのです。

こんな中で、今回の選挙では、ポイントは次の3点かな、というのが私の印象です。

(1)小池タヌキ百合子都政のひどさが東京都全域・都民全員に(具体的に)全くと言っていいほど伝わってない。マスごみ報道の掌の上で踊らされている感じ

(2)新顔・石丸伸二を巡る動きを見ていると、右翼ポピュリズムに乗りながら「新しい形のファシズム」が台頭している様子がうかがえる

(3)自民党は立憲民主党や公明党とともに、東京都内では、だんだんと政治力を失いつつある、ただ、自民党は権力への執着力が強いことと国政の政権を握っていることから、今後もしぶといだろうとは思います。

では、東京でも、全国でも、政治を変えるには、選挙で勝つには、どうすればいいのか。

「世直し」中核勢力を形成し、1年365日日常的に与党政治を徹底的に、具体的に批判しつづけ、返す刀で自分たちはどうするかを、繰り返し繰り返し有権者に伝えていく、ポイントを経済や生活関連に置く、新立民+日本共産党+「れいわ新選組」+社民・新社でしっかり共闘態勢を取り、どういう段取りで政権を運営していくかを決めておき、あとは走りながらいろいろ追加していく、こんな感じです。それと大事なことは「伝え方」「プレゼンスの仕方」「街宣メガホンの音の質」などなど、方法論、はしっかり検討しないとダメですね(街宣は山本太郎「れいわ新選組」がGOOD、見習えばいい)。

しかし、今は泉健太立憲民主党のボンクラかげんと、反動的反市民的性格が相まって、上記とは逆方向に噴射しそうな感じです、立憲民主党内のリベラルと言われている人たちの覚悟が決まっていない、センスが悪い、のが大きな理由でしょう。

今のところ、野党も、市民運動・社会運動も、先行き「真っ暗」です、この国はどんどん悪くなっていきます。
 https://www.youtube.com/watch?v=Ql5cBQgqr9w

生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、
右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

何から何まで 真っ暗闇よ
すじの通らぬ ことばかり
右を向いても 左を見ても
バカと阿呆の からみあい
どこに男の 夢がある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


7.2つのサイトで語られていることが私の申し上げる「新しい形のファシズム」です(BY:田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆蓮舫さんに投票したけど石丸さんに投票する人の気持ちもめっちゃ分かる話
 https://note.com/fuemiad/n/n495d50088903

◆【対談】「小池圧勝」の都知事選でなぜ「知名度ほぼゼロ」の石丸伸二氏は蓮舫氏を圧倒できたか
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81944

2つのサイトをざっと拝見しましたが、私の感想は、「2つのサイトで語られていることが、私の申し上げる「新しい形のファシズム」です」

「わかりやすい」について申し上げれば、

「蓮舫氏や市民運動・社会運動の訴えていることの、どこがわかりにくいのか」を言わなければ、議論はかみ合いません。しかし、もうかれこれ1980年代くらいからだと思いますから、約40年間くらい、選挙で負けるたびに、同じことを言ってきているように、私には思えます。つまり進歩がない。

市民運動・社会運動の中には、人がいい人たちが多く、「わかりにくい」と言われると、何がわかりにくいのかを確認しないまま、それじゃ言葉をやさしく、平易にする、とか、政治の話からわき道にそれて世間話をたくさん入れて話すとか、そうやっていろいろ工夫をしようとする、でも、効果はマイナスの方が私は大きいと見ていて、どんどん政治の肝心なところからずれて行って、最後は日和見が当たり前になっていく、そんな40年・半世紀だったのではないかと思います。

かつて、ワイマール・ドイツでは、ナチ党というゴロツキ集団が、嘘八百を大衆社会の感情の機微に触れるようにしてアジテートし、大衆を扇動していきました。ゲルマン民族最優秀説=世界を支配すべきはゲルマン民族である、ユダヤとスラブはゲルマンの奴隷でいい、あるいは消去していい、そんな議論が、わかりやすくて受け入れやすい訴えになったわけです。今回の石丸伸二もまた、「理解の無い上の世代は敵に回してもいいではないですか」などと言っています。ナチと同じ「わかりやすい」手法です。

先般、問題提起していただいた『日経ビジネス』記事の問題=要するに多くの日本の有権者は、政策で決めるのではなく、所属政党でアプリオリに投票先・候補を決めている、というこの頑迷に、どう対応するのか、というのがポイントだと思っています。

(関連)(別添PDFファイル)マーケティング視点の政治学、なぜ自民党は勝ち続けるのか(堀内勇作『日経ビジネス 2021.12.27/2022.1.3』)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00150/121700013/

私は、人間という動物は、必要と思うなら「わかりにくい」ものはわかろうとする、わかろうとしないのは、そんなことはどうでもいいと思っているからだと、判断しています。つまり「わかりにくい」は拒否することの言い換え・言い訳に過ぎない、ということです。昨今の日本では、これに政治的アパシー(政治的無関心)や社会的アノミー(価値基準の崩壊)という大衆社会的な政治的社会的環境が加わります。

私は今回の石丸伸二現象を見て、こりゃ危ないな、と思った、どうすればいいかは、容易には思いつきませんが、1つの鍵は「(大きな財布で見ての)利害関係の自覚」ではないかと思っているところです。言い換えれば、どうやってメシ食っていくの? ということです。一生、むしり取られるばっかりでいいのか? という問いかけです。(山本太郎が街宣でやっている、あれが1つの対応策です=各論はともかく、総論では)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動への妨害が1つの大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう(BY:田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動への妨害が1つの大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう。

今日の公職選挙法の淵源は、1925年の治安維持法制定時に遡ることができ、とにもかくにも、一般の市民に選挙にはかかわらせない、参加させない、野党的な活動は極力小さくするため、できれば委縮させて自主的に縮こまってくれるよう誘導する、そんな権力維持治安当局の意向のバックボーンの1つが公職選挙法です。(日本が民主主義国家などと思うのは勘違いです)

次に来る衆参国政選挙に備えるため、改めて、公職選挙法(&政治資金規正法)の勉強会を、①選挙活動の法的妨害と自由化、②政治資金関連法と金権腐敗政治の防止の2つのテーマで、開催した方がいいように思っています。

12年前の宇都宮健児さんを都知事にする市民の選挙運動の際にも、この問題がクローズアップして、公職選挙法は変えなければいけない、という機運が盛り上がったのですが、いつの間にか消えてしまいました。

それから、今回の都知事選挙や都議補選後に、活動の総括をするのでしょうけれど、単に技術的な問題だけでなく、中長期的に日本の「世直し」にどう取り組むのかもあわせて、しっかりと打ち出したいものです。

継続は力なり、石の上にも〇年、です。私は日本の市民運動・社会運動の「一過性」が気になっています。

また、雑誌を含めて、マスごみの報道が小池タヌキ百合子の都政に対して、しっかりとした権力批判・権限濫用・利権癒着構造を明らかにする報道をしていない点にも問題があります。しかし、これは何度口で批判しても変わるはずもないので、たとえば前川喜平さんのようにTV朝日の株主総会に乗り込んでいくなど、しかるべき対抗策を継続的にとって行くしかありません。

(新聞では日刊ゲンダイと東京新聞が比較的まとも、朝日カバカバ新聞や毎日腰抜忖度提灯新聞はダメですね、TVは全滅です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

(追)フランス総選挙、マクロン与党連合が苦戦 右翼「国民連合」がトップ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6Z34F7S6ZUHBI004M.html

(いろいろな意味で、このフランスのマクロン与党のボンクラぶりが、今日の日本の泉健太立憲民主党とよく似ています。このフランスの国政選挙の結果は、(今のままなら)日本の近未来と見ておくべきです。極右台頭は、最初のうちは「去勢」された連中がヘゲモニーを取っていますが(つまり比較的穏やかに見える:今のイタリア政権もしかり)、情勢が緊迫化するにつれて、グロテスクな連中が暴力的に幅を利かすようになっていくものです。その「展望」もお忘れなく)

(追追)フランス総選挙、左派が逆転勝利 極右失速で第3勢力、政治混乱も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338612

 

 

2024年7月20日 (土)

(他のMLでの議論です)いろいろ議論:(1)日本共産党を巡って(2)外交・防衛の在り方(3)少子化問題(4)「一点共闘」の是非(5)地方創生予算を食いものにするコンサル(6)バブルの労働価値説による説明私案他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.エネルギー政策へのプリミティブな提案(田中一郎)
  (「エネルギー基本計画」見直しへ向けて)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUNU-GZxYJfhrHRK?e=kpakTb

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html


2.オンライン署名 · 福島原発事故は国の責任! 最高裁は国を免責した判決を正してください - 日本 · Change.org
 https://tinyurl.com/2b2jnhpk

(それ以上に福島原発事故で被害を受けた方々に対してきちんとした「当たり前」の賠償・補償を命じていただきたい)


3.イベント情報

(1)(チラシ)(7.22)原発事故避難者 住まいの権利裁判 第10回公判(東京地裁#103)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUTsXXt6dBZUr0Ok?e=qXVSMg

(2)(8.3)国会前「岸田文雄政治を許さない」スタンディング・モブ(毎月3日:午後1時から約30分)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/287879

(3)(8.19)東電株主代表訴訟 控訴審第5回公判(東京高裁#101)
 https://tepcodaihyososho.jimdosite.com/

(4)(チラシ)(9.2)函館市大間原発建設差止裁判 第32回公判&報告会(東京地裁&参)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUUEZf8wXT5l_yT0?e=L3vVU0

(5)(9.11)第11回口頭弁論のお知らせ - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://tinyurl.com/3kxmp9tc

(関連)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/


4.【ライブ配信】「能登半島と原発」院内集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/48836/

(関連)ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/


5.(新刊書)エネルギー危機の深層 ロシア・ウクライナ戦争と石油ガス資源の未来-原田大輔/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034515027&Action_id=121&Sza_id=C0

(新書の最後で元資源エネルギー庁長官が推薦の辞を述べていることを見ても、また、この新書全体を通して「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論に立脚し、現在の自公政権が対米隷属下で進める対ロシア経済制裁を前提にして書いていることを見ても、この新書はいわゆる「御用本」である。しかし、その点を横に置いて読んでいくと、化石燃料を中心に国際的なエネルギー市場に関する直近の詳細な情報が提供されている他、それを巡っての世界各国の動きも記述され、日本を取り巻く国内外のエネルギー情勢の把握には非常に役に立つ本である。また更には、筆者自身が上記で申し上げた自公政権の対ロシア経済制裁自体を必ずしも「良し」としていない様子もうかがえ、一読に値する新書ではないかと思った。昨今、市民運動・社会運動に現れて日本の針路を誤らせ始めている「脱炭素」盲従主義のカルト信者には一読させたい一冊である。:田中一郎)


6.自民党を買う!政治献金2000億円の闇【Tansa × Democracy Times 探査報道最前線】20240707 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1BC1Yta53-I

(関連)(新聞の押し売り)自分の親が同じ目に遭ったら(120) - Tansa
 https://tansajp.org/columnists/10852/

(関連)Tansa - サポーターになる
 https://tansajp.org/support/


7.「たった一度のビラまきで逮捕」 関西生コン事件訴訟の原告側が冤罪と訴える「警察と検察の組合つぶし」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340168

(事実上の「特高警察」復活と対米隷属の全体主義国家化は、もうすぐそこまで来ている。ケイサツは日本最大の暴力団です)


8.神頼み - 非武装中立「美しい日本」を目指すピースアゴラ
 https://peaceforever-realize-by2025.com/2024/07/post-9227/


9.かような政治を毎度の選挙で容認しているのは「あなた」です!
 「違うわい」と言うのなら、選挙で自民党候補やその補完勢力の候補者を落選させなはれ。

(1)「はぁ-なかったことにするんだ」裏金事件 首相ら42人不起訴処分に国民の怒り爆発!都議補選も惨敗で党内「石丸旋風にオタオタ」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/85226aa16eb83249916e7fa02ca2430fc29dcc36

(2)「何をいまさら…」「それだけ?」自民・萩生田氏が都連会長辞任も止まぬ厳しい声(女性自身) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4a67009baa18d9b75b5c630451a44f144f737e94

(3)セコすぎ岸田首相 血税使いお膝元で大宣伝!衆院広島1区に「G7広島サミット記念館」開館|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357523

(4)岸田すら代えられない自民党「党刷新の顔」で小泉進次郎が出てくるポエム|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357521

(5)後援会に「寄付」して使い道をうやむやに… 公開基準は形だけ?小分けにすれば今後も使える「法の穴」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/340403

(6)自民・茂木幹事長「説明責任を」どの口が? 自身にも燻る香典疑惑は堀井学氏とウリ二つ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357831?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(7)「もしトラ」から「ほぼトラ」転換で、不透明感を増す自民総裁選の行方 - 永田町ライヴ! - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/347230?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20240719

(8)岸田首相、沖縄の米兵事件を起訴前に把握 少女誘拐・暴行事件 4月訪米時、抗議した記録確認できず 慰霊の日でも言及なし - 沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1394703


◆日刊IWJガイド・非会員版 2024.7.18号~No.4281 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53700

<IWJ取材報告 1>建築家・北山恒氏「この国には都市計画がない。都市の未来を考える政治もない。この都市は、政治経済の癒着によって膨大な利益が得られる資本の乱獲場になっている」~6.29 0707GOVOTE! SAVE 神宮外苑ミーティング―登壇:ロッシェル・カップ氏ほか

(関連)都市改革・都市計画制度等改革基本法(案)に注目しよう (画期的な都市計画制度(まちづくり)改革法案ができました)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-cc7b.html
================================


「(他のMLでの議論です)(1)日本共産党を巡って(2)外交・防衛の在り方(3)少子化問題(4)「一点共闘」の是非(5)地方創生予算を食いものにするコンサル(6)バブルの労働価値説による説明私案他」をお送りします。

 <別添PDFファイル>
(1)ウェーバー研究の夜明け(丸山真男/安藤英治『丸山真男座談8』岩波)
(2)コンサルがねらう地方創生マネー(『AERA 2024.7.22』)
(3)それでも(台湾)有事になればどうすべきか(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)
(4)生まなくても人生悪くない:甘糟りり子さん(毎日 2024.7.17)


1.「いろいろ議論」を全体的に見て

 すべてに共通しているというわけではありませんが、いくつかの問題について受けた印象は、①物事のある側面を切り取って考えると、確かにおっしゃることはもっともであり、うなずけます。②しかし、それぞれの物事には別の側面もあり、様々な事情や背景が積み重なって一種の複雑系を形成していて、③従ってまた、どの側面に着目するか、どの側面を他の側面よりも優先して考えるかにより、結論としての処方箋は変わってきます。その点について、少し議論を深めた方がいいと感じました。④マスゴミの報道と、その報道に対する妄信的態度の日本の有権者・国民のありようが全ての問題に通底します(これは左翼・左派・リベラルも同様です)。以下、個別問題ごとにコメントしてみます。


2.「日本共産党の後退・衰退と改革不足、それに日本社会、特に知識層の知性と自覚が劣化」とのご主張

 概ねおっしゃる通りですが、前者については、おっしゃるような高齢化と若者の政治的アパシー・社会的アノミーの2つの環境要因に加えて、日本共産党自身の改革不足があります、とのことですが、では、日本共産党は、具体的にどのように改革し、どう対応していけばいいのでしょうか?

また、後者の日本社会、特に知識層の知性と自覚が劣化していることについてもそのとおりだ思いますが、これはいかがいたしますか? 1つは大衆社会(言い換えれば、ともすれば衆愚化する社会)における「世直し」をどう組み立てるかという議論であり、もう1つは、有識者の今日的な在り方が、昔のようなイデオロギーや党派性が激突する「神々の闘争」の時代が去り、今は、有識者や知識層の「不勉強」「知的関心ないしは問題意識の弱体化」が目立ちます。これにどう対処するかです。


3.「正しいことを言う日本共産党」が「同調を求め一緒にやりましょうの日本共産党」に変わった

 唯我独尊などと批判されてきて、議会で多数派を半永久的に形成できない日本共産党が、自己改革の一環としてやったことではありませんか? また、宮本顕治路線が定着し、徹底した議会主義方針を取ったため、可能な限り多くの議席獲得を目的として、こういうことになったのではありませんか? 更には、こうした批判は、日本共産党に「憎まれ役」をやれ、と言っていることになるのではありませんか? 他の政党についてはどうなのでしょう?(言ってもやらないでしょうけれど)

しかしまた、おっしゃるほどには実は日本共産党は黙ってはいなくて、新聞アカハタや関連団体を含む刊行紙誌、ユーチューブや講演会、あるいは国会での質問などでは依然として「伐り込み隊長」です。この批判の根底にある日本共産党の印象は、選挙の時の彼らの戦術としてのそれ、のようにも思えます。


4.イスラエル・パレスチナ問題

 見方は私の考えとほぼ同じです。加害者はイスラエルであり、その背後にいるアメリカであり、やっていることはナチス・ヒトラー並のジェノサイドという「人道に対する罪」であり、国際的に処罰されるべきものです。しかし、頭が痛いのは、これを日本人の多くがが理解できていないということです。

しかし、私はこの問題の解決については、当事者やアラブ諸国はもちろんですが、歴史的に見て欧米諸国とロシアが責任を持つべきであり、日本は一歩退いたところで、ヒューマニズムや人権尊重や停戦・平和の観点でモノ言うべきだとも思っています。日本が歴史的な責任から身を乗り出して解決しなければいけない問題は、イスラエル・パレスチナ問題でもなければウクライナ戦争でもなく、朝鮮・中国・台湾・東南アジア問題です。しかし、日本人は、あのアジア太平洋戦争を「被害の歴史」としてしか見ることができず、「加害の歴史」に目を覆ってしまっています。ここをひっくり返すべきです。


5.「敵が攻めてきたらどうするのか」

 私はこういう一般論的抽象的な議論を「空中戦」と称し、お付き合いしないことにしています。不毛な堂々巡りの言い合いを今までさんざんやってきたからです。私のこの質問に対する対応は、①「具体的に誰が攻めてくるのですか?」、②「その国は何故、日本に攻めてくるのですか? その具体的な理由は何ですか?」、③「原発・核燃料サイクル施設を60基近くもこの狭い日本列島に並べて、武力で日本国土や国民生活が守れるのですか?」と聞き返すことにしています。

その上で、次期国政選挙時の公約は何にするか(言い換えれば政権交代後に何から着手するのか)を議論します。私は、日米地位協定の独・伊並への見直しと、日米合同委員会の公開と改組、沖縄・辺野古基地の建設中止、オスプレイの国内飛行差止、の4つから始めるべきだと思っています。この対米交渉をオープンの形で行うことにより、現在のアメリカ政府の日本に対する様々なホンネや、日本政府の側のホンネも併せて見えてくることでしょう。

日米安保賛成80%以上、自衛隊賛成90%以上、という日本の有権者・国民のトンデモ思考停止状態を示す世論調査結果があります。数字どおりには信用していませんが、しかし、様々な方面からの風当たりは相当に強いでしょう。国政改革の中でも対米関係の正常化は最もハードルの高い難題だと私は考えています。同時並行で有権者・国民の意識を変えなければならないからです。


6.外交は「内政不干渉」で全方位平和外交

 政府が全方位平和外交方針でやるべきだということには賛成しますが、しかし、かつてそれに似たことをやった田中角栄がロッキード事件で政治生命をアメリカによって絶たれたことも記憶しておくべきです。つまり、全方位平和外交と対米関係は一体的に考えないといけないというのが今日の日本の政治情勢の示すところです(日米関係悪化の可能性大だからです)。

田中角栄は、先に、アメリカのニクソン政権・キッシンジャーが北京中共中国政権と合意した上海コミュニケ(注)のレベルを越えて、「1つの中国」を認めた上での日中国交正常化に踏み切ったこと(1972年)、更にその後の石油ショック(1973年)を受け、石油確保の観点から、イスラエル一辺倒・石油米系メジャーへの過度の依存からの脱却を目指して「アラブ新外交」(アラブ諸国とも親密な関係を築く)を展開しようとしたこと、この2つがニクソン政権の逆鱗に触れ、ロッキード事件でひっかけられて、政治生命を奪われた。

(注)上海コミュニケ(ニクソン米大統領の訪中に関する米中共同声明) - データベース「世界と日本」
 https://worldjpn.net/documents/texts/docs/19720228.D1J.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)米国側は次のように表明した。米国は、台湾海峡の両側のすべての中国人が、中国はただ一つであり、台湾は中国の一部分であると主張していることを認識している。米国政府は、この立場に異論をとなえない。米国政府は、中国人自らによる台湾問題の平和的解決についての米国政府の関心を再確認する。かかる展望を念頭におき、米国政府は、台湾から全ての米国軍隊と軍事施設を撤退ないし撤去するという最終目標を確認する。当面、米国政府は、この地域の緊張が緩和するにしたがい、台湾の米国軍隊と軍事施設を漸進的に減少させるであろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(この辺の事情は下記の本に詳しい)
(関連)ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス-春名幹男/著(KADOKAWA)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034131392&Action_id=121&Sza_id=G4

(参考)田中角栄 日中国交正常化交渉の舞台裏 台湾断交で開かれた道 - NHK政治マガジン
 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/89563.html

また、「内政不干渉」については、原則論としてはわかるし、おっしゃるように「内政不干渉」から外れて外交を展開した場合の危険性についてもよくわかります。しかし、例えば中共中国の例のように、政府政権の基本的人権侵害がひどい場合には、どうすればいいですか? また、そのような国と、WINWIN関係だとか言って、経済関係を深めて行っていいのでしょうか? 結果的に、その人権侵害国家や政府政権を外から支援していることになりませんか? 私は現代世界の国際関係を「内政不干渉」一本で割り切ることはできないだろうと思っています。


7.「一点共闘」(「小異を捨てずに大同につく」)の是非

 これも上記3.と同根の問題です。これは2015年の違憲安保法制を廃止する政治運動や選挙での幅広い「市民と野党の共闘」を構築する上で必要不可欠とされたことで、この点について最も渋く厳しい態度を取っていた日本共産党が方針転換をして、この先頭に立つようになったものでもあります。言い方も「一点共闘」とかいう古臭い言い方ではなく「小異を捨てずに大同につく」という言い方をしています。私は、この日本共産党の方針転換を、「原子力の平和利用」から再稼働ナシの徹底した「脱原発」に切り替えたことと併せて、高く評価しています。

また私は、世界観やものの考え方が多様化している今日においては、21世紀の政権運営は「連立政権が基本」と考えていますから、これでいいのではないかとも思っています。逆に、この「小異を捨てずに大同につく」ができずに、御用組合「連合」に引きずられて党派主義を振り回しているのが立憲民主党主流派です。だから私たちは枝野幸男・泉健太の各執行部を徹底して批判する必要がありますが、市民運動・社会運動の中にも日本共産党への好き嫌いを先行させる人間たちが少なくなく、党派性が克服できていません。つまり「世直し」勢力の政治的未熟が事態を迷走させていると思われます。

おっしゃる「1点集中で脱落する諸問題への思考停止のリスク」はその通りで、それは「小異を捨てず」でちゃんと担保しないといけません。「思考停止」=「捨てる」ではダメなのです。しかし、今日の日本の左翼・左派・リベラルは、自分たちの見解が絶対的に正しいので、異論は「排除します」、という小池タヌキ百合子と同じような態度を取る連中(「スターリンのミニブタ」)が少なくありません。こちらの「新型教条主義・唯我独尊」の方が私は弊害が大きいと思っています。


8.少子化

 少子化の原因は、確かに経済的要因の影響が大ですが、必ずしもそれだけではありません。また私は、少子化そのものは悪くない、それでもいい、とも思っています。「環境破壊の原因は人口増だ」ともおっしゃっていますね、そうだと思います。

まず、経済的貧困、特に若い層の貧困問題は、少子化につなげて解決するという態度ではなく、若かろうが年寄りだろうが、日本国憲法に謳う国民の生存権という基本的人権に即して考え、対応すべきです。明治以降続く殖産興業・富国強兵の延長かもしれない「産めよ、増やせよ」の掛け声と近親感がある「少子化対策」というものは、私は要らないと思っています。

(関連)(別添PDFファイル)生まなくても人生悪くない:甘糟りり子さん(毎日 2024.7.17)
 https://mainichi.jp/articles/20240717/dde/012/040/013000c

そうではなくて、国は、自治体は、結婚、出産、子育て、教育に対して万全の支援や社会保障をすべきであり、結婚や出産自体を奨励する必要はないと思います。それは個々人の人生観に基づき、自由でいいのです。

それと、日本は1億2700万人の国から、半世紀をかけてその半分くらいの人口の国になっていきますから(避けられない)、それに対する対応や準備をしなければいけません。これが全くできていません。この国の与党政治家どもはドアホばかりですが、有権者・国民もまた、適切な政治選択・政治家選択ができずに、迷走を繰り返しています。例えば今のロスジェネ世代の貧困問題ですが、これを今のまま放っておくと、20~30年後には、2000万人近い人々が生活保護の窓口に並ぶか、餓死します、どうするんでしょうか? まるでイソップ童話の、アリとキリギリス、のごとき日本の有権者・国民です。

私は、下らないマンネリ化した大型イベントやアメリカからの大量の兵器輸入などにカネを使うのではなく、例えば下記のような、ロスジェネ対策と地方再生を兼ねた大型経済政策を打ってみるべきではないかと思っています。こうしたホンモノの「国民のための政治・未来世代へ価値を残す政治」を一刻も早く実現するためにも、ホンモノの「市民と野党の共闘」による、ホンモノの政権交代が必要です。毎度毎度、ボケたような選挙投票行動を有権者・国民が繰り返している限りは、「世直し」を実施する「余力」「財力」を弱らせ、自ら不幸の上に不幸を重ねる羽目になるのです。

◆ロスジェネ世代の救済(正規職員として安定雇用)は日本経済の救済・再建と同義である=ニュー・ニューディール政策(NND)による「地方振興公社」(新設)を軸に経済政策の抜本転換をはかれ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-5333dd.html


9.日本共産党の松竹伸幸氏除名問題(続)

◆(別添PDFファイル)それでも(台湾)有事になればどうすべきか(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUbt2S6pbQeTmsb0?e=SPVKbb

(関連)シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由-松竹伸幸/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034426438&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)私は共産党員だ! シン・日本共産党宣言 2-松竹伸幸/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034617851&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)Archives - 内田樹の研究室
(このサイトの「2023年3月」にある「ある共産党員への手紙」をご覧ください)
 http://blog.tatsuru.com/archives.html


 読書会での新書紹介の際にお話ししたことです。日本共産党の対応が旧態依然でひどいことが上記の2冊目の新書の記載からわかりますが、他方で、松竹伸幸氏の方も大問題なのです。上記1冊目の抜粋が上記別添PDFファイルです。また、同氏と佐藤優との対談も非常によろしくない。(私のこの問題についての見解は、上記の内田樹氏とほぼ同じです。内田樹氏とは見解が合わないことが多いのですが、時折こうして考えが同じになる時があります)

台湾有事の際には、台湾側に立って、日米安保条約に基づく在日米軍基地の使用を認め、米軍を後方支援する。但し、米軍の先制攻撃はダメ、(日本国憲法第9条があるので)対米軍は後方支援まで、などと書いています。そもそも台湾側に立つということが1970年代の日中合意の約束事に相違しているだけでなく、戦争当事国の一方に対する後方支援も国際法上は立派な「参戦」であるということを知らないのでしょうか? また、在日米軍基地を使わせれば、その基地めがけてミサイルが飛んできても何の不思議もありません。かようなことは断固として認めるわけにはいかない、と申し上げているのです。

また、松竹伸幸氏の党改革案が性急すぎる & 民主集中制への批判力が弱い。「いきなり党首公選」を要求していますが、現状の日本共産党の党体制下では、ほとんど無意味・効果ゼロに近いでしょう。まずは都道府県委員会より下の下部組織(都道府県、地区、支部の3段階)のヒエラルキー構造を取り払い、自由に行き来し、自由に討議・意見交換し、党内外に議論を公開し、党内での討議民主主義を徹底する、党運営の一種の自由化が必要です。

開かれた政党へ向けて、日本共産党の閉鎖体質やセクト主義的な文化を克服するのが狙いです。そのあと、代議員大会委員や中央委員会委員や幹部会委員の選出方法を民主化して転換し、党の組織構造を二段階程度の階層にしてフラット化を進め(全党完全フラット化は組織統制の上でまずいことになるのでダメだと思います=はるか未来ではありうるかも)、その上で党首公選を実現していく、といった「段階的アプローチ」を取った方がいいでしょう。

いずれにしても、日本共産党は今日の日本の政治・政界になくてはならない存在だと思っています。松竹伸幸氏の除名を早く解いて(とはいえ、党の役職に就ける必要はありませんし、また、上記で申し上げたように主義主張には大問題がありますから、同調する党員が出てこないように、厳しく批判し続けることも必要です。そもそも選挙のために、今日の危険な情勢下で安保政策を(悪い方へ)修正するなどということは、今日の市民運動・社会運動にも見られる(例:「市民連合」)よろしくない態度です)、党内の民主化を徹底していくとともに、民主集中制の組織原則に基づく革命政党から、広く多くの一般有権者・国民に支持され愛されて、政権を担える国民政党へと脱皮してほしいと願っています。


10.コンサル会社が行政や自治体の予算を食いものにしている問題

 これはおっしゃる通りで、世の中のマスごみ報道では、あまり話題になっていません。ご紹介いただいた事例は、「新型コロナ」感染拡大時の国や自治体のコンサル依存が、この連中の「中抜き」(ピンハネ)を含め、莫大の金額の公金の無駄を生み、大小いろいろな政商のような連中に公金を吸血(公金チューチュー)されていることが指摘されています。

全くおっしゃる通りで、更に申し上げれば、「新型コロナ」対策の経済政策と称して、医薬品業界、コンサル会社(行政の下請け=「中抜き」・ピンハネ:事例は電通、リクルートなど)、全国の自治体に、まるで「つかみ金」のような形での公金浪費が巨額な金額で行われていたのです。また最近は、下記の『AERA』記事のように「地方創生」政策に寄生するかのように、体制がぜい弱化した自治体や、居眠り自治体・手抜き自治体などに付け込んで、甘い汁を吸う動きも見られます。

◆(別添PDFファイル)コンサルがねらう地方創生マネー(『AERA 2024.7.22』)
 https://toyokeizai.net/articles/-/750730

こうした問題は、国政・国の行政での劣化と私物化・利権化が、地方の疲弊・衰退(従って結果的に補助金依存)と伝統的な能力不足・行政怠慢と相まって、団子状態で「堕ちるだけ堕ちるところまで来た」ということなのでしょう。このビョーキの治療はなかなか厄介です。ともかく地方自治体には、何の縛りもないカネを丸投げするような地方財政政策は、今後は抑制的にしていくべきことを示しているような気がします(しかしこれは、地方分権自治の拡充、の方向とは真逆になります)。地方行政オンブズマン制度を入れる手はありますが、オンブズマン自体がおかしい・劣化している・利権と表裏一体である、ことも考えられるため、決め手になるとは限りません。ここでも政治を変えなければ、にっちもさっちもいかなくなっています。基礎自治体の行政が劣化して利権集団に私物化されれば、私たちの日常生活も厄介になる、それくらいは有権者・国民も理解できるでしょう。


11.資産市場におけるバブル発生とその「価値」を労働価値説でどう考えるか

 株式などの債券を除く有価証券市場や土地、あるいは商品市場での、価格のバブル的な上昇で形成される「資産価値」について、労働価値説ではどう考えるかという問題ですが、私の考えは一応、下記に簡単にまとめておきます。

 ところで私は、この国で長く続く時代遅れの「市場原理主義アホダラ教」の弊害があちこちで人間イジメをしている情況下、かつてKマルクスが著書『資本論』で資本主義経済の分析の基本とした「労働価値説」に大きな意義を感じ、読書会も始めていますが、他方で、現代経済学としては「労働価値説」はなくても現代経済の説明は十分にできるとも思っていて、一部の「マルクスあほだら教」信者のごとく「労働価値説の科学」を「空想」からの脱却だと言って布教・折伏するつもりは全くありません。

昨今、私が故丸山真男座談という岩波書店の本を読んでいましたら、下記を発見して驚きました。私はマルクスの労働価値説は(その最も重要な神髄は「剰余価値の搾取」にあります)、Mウェーバーが言うところの一種の「理念型」に近いものと考えればいい、と読書会などで申し上げているのですが、その私と同じことを、安藤英治という著名なMウェーバー研究家が戦後間もなくの頃に、ある大学の「紀要」に「理念型としての労働価値説」という論文にして載せていたことが、丸山真男との対談の中で出てきます。そして丸山真男は、このことを高く評価していました。読んでいて、何だか自分が丸山真男に褒められたような気がしてうれしくなった次第です(丸山真男はあまり他人を褒めない人物です)。下記にご紹介しておきます。

(関連)(別添PDFファイル)ウェーバー研究の夜明け(丸山真男/安藤英治『丸山真男座談8』岩波)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUfl-p01KcXNovCI?e=Hr5VBl

(関連)丸山真男座談 8-丸山真男/著(岩波書店)=絶版のようですので図書館等でご覧ください)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030471730&Action_id=121&Sza_id=F3

・・・・・・・・・
(1)バブルで形成される資産市場の諸金融商品・有価証券・土地などの価値は、いわゆる「評価益」であり「未実現」であることがポイント(簡単に言えば、半分「絵に描いた餅」)

(2)この「未実現」価値は、持ち手の交換(売買)で「実現」し、そのリスクは新しい持ち手に転嫁される。つまり、「未実現」価値は貨幣に転形され、「購買力」が「無から有」の形で出現し、この貨幣によって資本主義的生産活動により人間労働で生み出された商品が購入された時点で、ある意味での「搾取」が生まれると考えらえる。つまり、バブル形成された「未実現」価値が貨幣に転形されて「実現」する価値となり、一般の商品・サービスの購入に向かう限りにおいて、市場を通じた「搾取」が行われていると考えればよいのではないか。

(3)そして物事はそこで終わらず、もともと実体経済的根拠のない「バブル価値」に伴うリスクは、新たに「未実現価値」(架空のバブル価値=バーチャル・バリュー)を含む資産市場金融商品等を購入した買い手に移り、バブル崩壊=金融パニック時にそのリスクが顕在化して、その「架空の価値」は一瞬にして消えてなくなるわけである。一種の「幻想的価値信用」形態とその崩壊と言ってもいいでしょう。

(「需要と供給の関係で需要が増えたから値段(価格)が上がったのだ」という説明は、説明になっていません。何故なら、①労働価値説でどう説明するかの問題です。価格論ではありません。②需要が増えたから値段が上がったと言いますが、実は、その需要も値段が上がるから増えるのです。鶏と卵の関係のような中で、価格のスパイラル的な高騰が「便乗投機組」を巻き込んで、狂乱相場を形成するのです)
草々

(追)(お勧め)現代日本の革新思想 丸山真男対話篇(上下)-梅本克己/著 佐藤昇/著 丸山真男/著(岩波現代文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030952079&Action_id=121&Sza_id=F3
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030952078&Action_id=121&Sza_id=F3

(上記は『丸山真男座談 6』にも同じものが掲載されています=両方とも絶版の可能性があり、その場合は図書館かアマゾン中古本などで原本にあたってください。この3人の座談は1965年に行われたものですが、今現在でも有効な議論で、今日の日本の政治を思想的に理解するためには必読と私は考えています。特に故丸山真男氏の発言が光ります)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=010000000000030414205&Action_id=121&Sza_id=F3

(参考)梅本克己 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E6%9C%AC%E5%85%8B%E5%B7%B1

(特定の党派性のない東京大学卒のマルクス主義者、戦後3大論争の1つの「主体性論争」で有名、立命館大学教授)

(参考)佐藤昇 (経済学者) - Enpedia
https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%98%87_(%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E8%80%85)#google_vignette

(日本共産党の構造改革派の論客、1959年に共産党を除名され社会党・江田三郎(江田五月の父)派へ)

 

2024年7月15日 (月)

3つのこと:(1)能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです(岩手県:永田文夫さん)(2)『被曝影響の本態は内部被曝である』(西尾正道北海道がんセンター名誉院長)(3)「再生エネ」電気のマイナス価格

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(7.16)第7回「ENJOY DEBATE 資本論読書会」のご案内
 参加ご希望の方は、レジメの用意がありますので、私までご一報ください(飛び入り参加歓迎)。

日 時:2024年7月16日(火曜日) 午後1時~5時
場 所:東京都中央区明石町区民館
    https://kyobashi7cityhall.jp/about/akashi.html
参加費:会場費1500円+レジメ印刷費を参加人数で割り算(300円程度)
二次会:希望者のみ近所のレストランで

テキスト:『資本論 2』Kマルクス(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033999343&Action_id=121&Sza_id=GG

テーマ (1)資本論 第8章 労働日
       (第1節~第7節)
    (2)小宮隆太郎著『週刊エコノミスト』論文
      第13回 さまざまな価値、理想、希望が人々を政治的に動かしてゆく
      第14回 グループ間の利害で考える経済政策の政治学
    (3)意見交換のテーマ
      ①資本主義・社会主義・共産主義とは何か
      (「何だったか」ではなく、それを踏まえた上での「何か」です)
      ②東京都知事選挙について


2.2つの最高裁前行動

 今や日本の司法・裁判所は、腐敗堕落した「第二法務省」となり、裁判官どもは、社会正義を忘れ基本的人権を守らない、自己保身や自己栄達を最優先する「腐ったヒラメ官僚」どもです。日本の裁判所はあろうことか無法地帯となってしまいました。特に刑事部門では、検察や警察とグルになり「日本最大の暴力団グループ」を形成しています。次期衆議院選挙の際には最高裁判事の国民審査において、その全候補者に「×××××」を付して投票してください。それがこの日本の司法・裁判所に対する「NO!」の意思表示になります。そして口コミでも何でも、この犯罪的組織集団への{NO!」投票をどんどん広めてください。

(1)(7.17)第6回最高裁行動「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240717-event/

(2)(チラシ)(7.29)第2回「「子ども脱被ばく裁判」」最高裁要請行動案内
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUEqkXMDA5YL-lga?e=IOBHzd

(関連)子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/

◆鹿児島県警元巡査長、公益通報で争わず結審 「刑事企画課だよりはおかしい」  | 週刊金曜日オンライン
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/07/12/news-168/

(公益通報者は保護されなければいけません。本人が争うか否かは関係ありません。処罰されるべきは鹿児島県警です)

◆(拡散希望)(報告)(1.22)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第6回目):日本の司法・裁判所・検察を変える(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-ec0fb4.html

(裁判しました、負けました、終わりました、ではダメです)


3.東京都知事選挙関連
 有権者にはもっとしっかりしていただかないと、政治主導の東京破壊・日本破壊は止まりません。

(1)(別添PDFファイル)選挙の後で分かったこと(前川喜平 東京 2024.7.14)
 https://www.threads.net/@moriyama_masao/post/C9Yc-qLyjBm

(2)早速始まった小池タヌキ百合子リコール運動(ネット署名)

(a)オンライン署名 · 小池百合子都知事のリコールを求める - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/kBEMk

(b)オンライン署名 · 現職都知事の公職選挙法違反に立ち向かい、東京都を正しく導くために都知事のリコールを求めます - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/jwNmf

(関連)【小池に5600人以上が辞職要求】遂にリコールの署名運動が開始、続々と増え続ける賛同者に小池怯える- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=nNRYBcy10xs

(3)(参考)東京都知事選 ポスターの枠不足 元候補者が選挙無効を申し立て - NHK - 東京都
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240708/k10014505721000.html


4.(新刊書)帝国主義アメリカの野望 リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ-塩原俊彦著(社会評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034616653&Action_id=121&Sza_id=GG


5.また、日本大学で不祥事、今回も日大当局の対応がおかしい:日大重量挙げ部、金銭を不正徴収、10年間 奨学生から

◆(別添PDFファイル)日大重量挙げ部、金銭を不正徴収、10年間 奨学生から(東京 2024.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/339957?rct=national

(関連)日大重量挙げ部の幹部が奨学生から授業料や入学金を不正徴収 徴収した金額は私的に使用 日大は謝罪し被害に遭った可能性のある人に連絡求める|TBS NEWS DIG - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=kDq5iQ3CjYo

(また、日本大学で不祥事が発覚です。今回も日大当局の対応がおかしいように思います。東京新聞記事限りの情報での判断ですが、私が思うところは、①日大当局はこの犯罪の犯人(詐欺罪他)が1名でも分かっているのなら、直ちに警察に告発すべき(複数犯で全員がわからなくても一刻も早く警察通報すべき)、そして氏名・役職その他を公表すべき、②警察の捜査とは並行して、この犯罪の全容を大学として調査すべき(10年間やっていたというから、OBにまで遡って調査し、時効になっていないものは全て警察へ告発、また、単に犯罪者を確定するだけでなく様々な事情や背景も調査、更に、他の違法行為がないのかも併せて調査する)、③その結果が出るまでは重量挙げ部は活動停止、

④この犯罪が重量挙げ部(OBも含む)の組織性を持ったものであった場合には重量挙げ部は廃部、⑤他のスポーツ部においても同様の犯罪行為がないかどうかを調査、⑥再発防止対策を検討・策定(外部委員会)、⑦被害者に対して日本大学が弁償をして、その分を犯罪者に求償する、また、犯罪者に対しては損害賠償も請求すべき。くらいではないかと思います。

しかし、東京新聞の記事では、重量挙げ部の存続がアプリオリに前提になっているようで、違和感があります。また、犯人の名前などを何故、公開しないのでしょうか? 今回の不祥事でも日大当局がきちんとした社会常識的な対応ができない場合、林真理子執行部や学長ら大学幹部は総退陣すべきです。:田中一郎)


6.日刊IWJガイド・非会員版「トランプ前大統領が演説中に銃撃され、右耳上を負傷! 銃撃犯1人が死亡したほか、会場の1人が死亡、2人が重傷! 暗殺未遂事件で捜査!」2024.7.15号~No.4278 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53679
================================


「3つのこと:(1)能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです(岩手県:永田文夫さん)(2)『被曝影響の本態は内部被曝である』(西尾正道北海道がんセンター名誉院長)(3)「再生エネ」電気のマイナス価格」をお送りします。


1.(メール転送です)能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです(岩手県:永田文夫さん)

-----Original Message-----
From: 永田文夫さん(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)
Sent: Monday, July 15, 2024 3:54 PM
Subject:能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書Q&A&Cです

みなさんへ  永田です。

「令和6年能登半島地震と女川原発再稼働に関する質問主意書」6月21日川田龍平議員さんから提出していただきました。7月2日に岸田総理名の答弁書を受領しました。これについて参議院のHPは以下に掲載されています。

 質問書 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/syuh/s213204.htm
 答弁書 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/touh/t213204.htm

質問の主旨は元旦に起きた能登半島地震の二原子力施設(珠洲原発計画、志賀原発)の教訓と規制への反映について、そして同じく半島(牡鹿半島)に建設され再稼働が近寄っている女川原発へどのようにその教訓を活かすのかという視点でした。

 <答弁は>
 この問題を審議したと示された最終の原子力規制委員会では教訓についての話し合いはなく、「今後の技術情報検討会の中で情報収集していく」「本件は報告を受けたということで、終わりにしたい」と継続検討になっていました。またトランスの大量オイル漏れについては現在北陸電力が調査中と報告されていました。したがって「継続検討」となる答弁のはずでしが「現時点で知見は得られていない」とし、強引に再稼働を進めようとする姿勢でした。

 <問題点は>
1)牡鹿半島の住民は大地震、女川原発事故になると避難できず被ばくを強いられます。人権蹂躙問題です。

 * 東日本大震災当時女川原発周辺約3km内の5集落の住民535人のうち325人が避難できるところがなく、女川原発(体育館等)に避難し3月11日から6月6日まで避難者を受け入れたとのことです。(避難場所がなかったということです) 女川原発が大地震そして重大事故を起こしたならば住民は高線量下避難場所がなく、放射能汚染にさらされ悲惨な状況に陥いることになります。こを曖昧のまま再稼働は許されません。

2)宮城県沖地震(陸寄り)が想定されています。震度6強以上の震度で女川原発基準地震動1000ガルを上回る可能性大です。(重要建屋の耐震を上回り、持ちません)(能登半島では最大震度7(1500ガル以上),北部はほとんど震度6強(830〜1500ガル)でした)。電力、国は残余のリスク(基準地震動を上回る地震による災害)を配慮していません9頁参照

*今年一月のNHKや新聞は「政府の地震調査委員会はマグニチュード七・四前後を想定する宮城県沖地震(陸寄り)の三十年以内の発生確率を七十~八十%から七十~九十%に引き上げた」「日本海溝の陸寄りで発生するとされる宮城県沖地震では震源が浅い場合、能登半島地震のように地表が揺れ、道路が寸断されるケースも想定される」とも報道していました。⇒7頁参照

これは女川原発においても能登半島地震並(マグニチュード七・六)の陸寄りマグニチュード七・四前後の地震発生が遠からず起こることを警告しています。

◆以上をQ&A&CとしてまとめHPにアップしました。
 http://sanriku.my.coocan.jp/240702Q&A&C.pdf

1頁に全体のまとめを掲載しました。ここだけでもご覧いただければと思います。詳細は2〜9頁をご覧ください。

牡鹿半島の人たちの避難が確実に担保されなければ、再稼働は犯罪的行為です。許してはいけません。(原発を動かす事自体が人々の人権を蹂躙する犯罪だと私は思っていますが・・・)

拡散どうぞお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.(別添PDFファイル)『被曝影響の本態は内部被曝である』(西尾正道北海道がんセンター名誉院長 2024.7.12)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUJIeNVmVXK7QlLs?e=pZpMwp


3.(別添PDFファイル)電力「マイナス価格」各国で、再生エネ急増 余剰生む(日経 2024.7.15)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82086330U4A710C2ENG000/

 <田中一郎コメント>

 愚かな「市場原理主義アホダラ教」政策の1つの結果です。「再生エネ」電源と電力システム、そして疑わしき「人工CO2温暖化」説と脱炭素盲従主義について、別のメールでもう少し詳しく申し上げたいですが、さしあたりこの日経記事は重要ですので、みなさまには原本にあたっていただくとともに、下記の私の「にわかコメント」をご覧いただければ幸いです。私が見るところ、日本経済新聞が地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の御用報道をしている雰囲気が強いですので、全く嘘八百というわけではありませんが、一方的にこの問題をこの記事の文面通りには受け止めないでいただきたいと思います(何事もそうですが、今のマスゴミ報道にはリテラシーを持ってご覧ください=マスゴミ報道盲従では騙されます)。

(1)「再生エネ」電力にマイナス価格を付けるということは、「再生エネ」電源よりも他の電源を優先していたり、需要が乏しい地域で過剰な供給を行っているということですから、これは「人災」です。「作為的」と言ってもいいでしょう。対策を打たないことにより無駄を垂れ流しているということです。

(2)供給サイドについて申し上げれば、まずは人間社会の電力需要の目まぐるしい変化にキャッチアップ出来ない、非効率で高コストで汚い電源である原子力を廃止することが真っ先に必要なことです。脱炭素とかなんとか岸田文雄政権が旗を振っていますが、原発の全過程(ウラン採掘から核ゴミ安全管理処分まで)のカーボンフットプリントを計測すれば、脱炭素にはなりませんし、過酷事故でも引き起こせば(日本は既に引き起こした)、脱炭素など吹っ飛びます。安全・クリーン・安い、これみんなウソ、ですから、お間違えなく(これがわからない人間は近未来に原発過酷事故による放射線被曝で滅亡します)。

(3)日経記事からはわかりませんが、たとえば、時間帯差別化電力料金による需給調整(供給サイドに対しても、需要サイドに対しても有効)や、アグリゲーションビジネスその他、ここ数年、欧州などで一般化してきている電力需給をうまくコントロールしていくさまざまな方法がありますから、これを駆使していく必要があります。やれやれと口で言っていても電力会社はしないので、「再生エネ」最優先原則に基づくペナルティ制度を創って、「再生エネ」電源を無駄にした場合には、そのコストの大半を、送配電網会社に負担させるということも検討すべきです(それでもだめなら送配電会社を所有分離して公有化すべきです)。

(4)供給サイドでもう一つ大事なことは、「再生エネ」は電源と熱利用の両にらみで使用し、かつ、オンサイト型(発電した場所で使う)で自給自足型で利用すべきことです。自給は、個々人・個々の住宅単位のみならず、企業団地、住宅団地、地域、巨大ビル、などのさまざまなローカル単位で、一定の規模でまとまっていても構いません。まずは自給型の「再生エネ」でそれぞれがオンサイト・コジェネでエネルギーを利用し、エネルギー効率を今の20%台から80%台に引き上げ、電力を含むエネルギー利用の全体量を減らすべきです(原発はエネルギーの70%以上を温排水や放熱で環境に捨ててしまう最悪の電源です)。そして、それで足りない分だけを、電力送配電網から受電するようにするのです。蓄電池や送配電網の整備は高コストですから、一定程度はするのはいいですが(地域独占電力会社管轄区域をつなぐ送電網など)、「再生エネ」を活かすためだと言って、送配電網に巨額の投資をすることは感心しません。また、今後の技術とコスト削減次第ですが、今のところ蓄電池も高コストであまり期待できません。水素にするというのはあり得ますが、その規模はローカルな自給自足型のあまり大きくないレベルでならいいでしょう。(原発を使って「ピンク水素」を造るなどと言っているバカもいますので要注意=「ピンク水素」って、ポルノ水素なの?)

(5)電力需要(消費)サイドで重要なことは、経済や社会を地域分散型で循環型の営みに切り替えていく取組が重要です。東京や大都市への一極集中をアンワインドし、日本全国の地方・地域に分散して人々が居住し、これからやってくる人口減少・高齢化社会に対応していかなければいけません。脱炭素などといって、今の需要サイド(電力だけでなく化石資源製品すべてです)には全く手を付けないままに、やれ電気自動車だ燃料電池車だ、全国各地に風力発電を造りまくれ、中国製品の安い太陽光パネルを山林や景勝地や農地を潰して敷きまくれ、などとやっていたら、この国にはやがて厄介な問題が持ち上がってきます。そうではなくて、省エネも含め、様々な財・サービスへの需要構造を、エネルギーを大量消費しない形に時間をかけて変えていく、ビジネススタイルやライフスタイルも少しずつ転換する、そういう地道な取り組みが必要です。データセンターがたくさんできるから電力需要が拡大し、それに対応すべく原発を増やす、などというのは、アホウがやることです。

(6)こうした、ホンモノのエネルギー革命=経済社会革命のプランに猛反対をしているのが、今の地域独占(原発)電力会社(「毒電」)と旧態依然の産業の在り方にしがみつく無能な財界、そしてそれを代表・代理する自民党その他の「黒い頭のネズミ」政治家たちです。「頭が黒い」の意味は「悪党だ」「金権腐敗だ」というだけでなく、時代が変わる時に適切な対処策を打ち出せない(打ち出せないだけでなく、本来あるべき対策の妨害をする)ボンクラどもだ、という意味もありますので、今後、金輪際、自民党とその補完勢力(公明・維新・国民民主党)とは決別をしていただきたいと思います。

政治から逃げてはダメです。この国は政治が(日本破壊勢力が)主導して国を壊しているのですから、上記のことも含めて、政治を変えない限り、どんどん悪くなり、世界の動きから取り残されていくことになります。政治を変えましょう。そして、その政治の力でもって、今日の電力業界の地域独占(原発)電力会社(「毒電」)支配体制を解体いたしましょう。原発・核燃料サイクルはもちろん再稼働ナシの廃止です。


4.昨今の「脱原発」「脱被ばく」

(1)「核のごみ」は青森・むつ市へ、生まれた電力は首都圏へ…使用済み核燃料の「中間貯蔵」が始まろうとしている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337981?rct=tokuhou

(2)「核のごみ」を困窮する自治体に…まるで「悪徳商法」 脱原発依存を貫く元札幌市長、「国のやり方」に警鐘:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/326855?rct=tokuhou

(3)核燃料一時保管の乾式貯蔵施設 関電 大飯・美浜原発も申請|NHK 福井県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20240712/3050018319.html

(4)書き起こし記録:6・14「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」署名提出と環境省ヒアリング(2回目) - ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 https://qr.paps.jp/YxtNn

(5)能登半島地震から学ぶ原発と自治と避難計画|まさのあつこ 地味な取材ノート
 https://note.com/masanoatsuko/n/na59aacdd2cf7
草々

 

2024年7月14日 (日)

(支配権力・巨大資本による科学の包摂)日本の大学・アカデミズムが危ない! ①「目の前には研究費というニンジン、尻にはムチ」家畜馬にされる大学研究者たち、②政府御用機関への編成替えを強引に押し付けられる日本学術会議

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(メール転送です)いのちの海を守ろうクラウドファンディング中間目標達成のお礼と、最終目標1000万円について

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 いのちの海を守ろう!ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めようクラウドファンディングは、皆さまの温かいご支援のおかげで、中間目標の800万円に到達することができました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

500名余の皆さま(プロジェクトページと代理支援合わせて)のご支援と、応援コメント、拡散ご協力等に大きな力をいただいています。「あきらめずに持続してくださり、ありがとう!」「日本だけの問題ではなく、地球上の生命全ての問題だ」など力強いメッセージが寄せられています。

ALPS処理汚染水を差し止めるために、今後いただくご支援も引き続き、海洋投棄による影響について、専門家の調査・研究の結果やさまざまな知見、関係者の声などを、広く知らせ問題提起する活動に充てさせていただきます。

最終目標1000万円達成に向け、クラウドファンディング期間7月18日23時まで、皆さまのご支援、さらなる応援を、どうぞよろしくお願い致します。

(こちらのお知らせ重複送信がありましたら申し訳ありません。ご容赦ください)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止める会*
 メール alps.sashitomeru@gmail.com

*いのちの海を守ろうクラウドファンディング*
(7月18日23時まで!後押しお願いします!)
 https://readyfor.jp/projects/139320

*ツイッター(X)
 https://x.com/ALPS93485265109

*これまでのオンラインイベントの録画を「YouTube福島・発チャンネル」からご覧いただけます。
 https://www.youtube.com/@user-iy6wx6hr9c/videos

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*インターネットを通さず口座振り込みをする場合
 https://readyfor.jp/projects/139320/announcements/324100

(関連)ALPS処理汚染水差止訴訟
 https://alps-sashitome.blogspot.com/

(関連)「汚染水放出に対する太平洋の人びとの声」講演とリレートーク (2024.7.6) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=W10BavFIj1g

(関連)オンライン署名 · 「海洋放出をしない技術」の採用を求める署名 - 日本 · Change.org
 https://qr.paps.jp/s8l8P


2.トランプ前米大統領が銃撃で負傷か 共和党大会直前の選挙集会 - 毎日新聞
 https://x.gd/4xQKA


3.イベント情報

(1)(7.17)第6回最高裁行動「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240717-event/

(2)(チラシ)(7.17)沖縄から見える日本:この国は戦争へと向かうのか(明治学院大学 白金)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlT2Pj8Cs80RzD3zf?e=6lR7Ee

(3)(チラシ)(7.18)東京都による避難住宅追い出し訴訟 結審(東京地裁)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlTk9OzEEe0jgpiTC?e=2aKeej

(4)(チラシ)(7.18)食の未来を考える:天笠啓祐氏(飯田橋)
 https://static.wixstatic.com/media/c97df0_6a15ff7a111f45d28fbd7545913ae91c~mv2.png

(5)(7.22)原発事故住まいの権利裁判 第10回口頭弁論(東京地裁#103)
 https://www.facebook.com/photo/?fbid=6477289759062266&set=a.105951472862825 

(6)(9.7)なぜ日本は原発を止められないのか?(青木美希:たんぽぽ舎 PM2:00-4:00)


4,(図書紹介)資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界-佐々木実/著
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033899953&Action_id=121&Sza_id=E1


5.「統治される能力も大事」の傲慢(119) - Tansa
 https://tansajp.org/columnists/10838/

(関連)編集長コラム - Tansa
 https://tansajp.org/columnists_category/eic/
(関連)Tansa - サポーターになる
 https://tansajp.org/support/


6.自由社会主義宣言(前川喜平 東京新聞2024.7.7)
 https://qr.paps.jp/1TK9j
(「前川喜平新党」立ち上げてください。全力で応援します!)


7.沖縄・米兵性犯罪(大矢英代(はなよ)東京 2024.7.1)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlT4wKy6tp1NIenMV?e=e5nGgK
(自民党の政治家どもに政権をとらせている限り、こうした対米隷属の政治はなくならない)

(関連)スタッフ|映画『沖縄スパイ戦史』公式サイト|三上智恵×大矢英代 監督作品
 http://www.spy-senshi.com/staff/


8.その他
 木原誠二は岸田文雄そうじ大臣の筆頭腹心、下記の『週刊文春』記事が事実なら由々しき事態です。

(1)「あの女は鬼畜です」「夜中に電話で『刺しちゃった』と…」木原誠二氏妻の元夫“怪死事件”に新証言…“伝説の取調官”が掴んだ驚きの事実とは(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/77d6f82487cb422cf4cd2177e7fefcb9ff8a28ab

(2)「クビとって飛ばしてやる!」木原誠二氏が妻の元夫“怪死事件”捜査に激怒→取調べ中止に…“伝説の取調官”が明かす《木原事件》の内情(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7836b8b564bf5c0749339b8c5d928dd6f5953fc9

 ほんとうに山上徹也が放った銃弾が安倍晋三を殺害したのか? 『週刊文春』がその弾道の殺傷可能性に大きな疑問を投げかけているし、ケイサツや医者の対応などについて、さまざまな疑惑も浮上している。何故、日本のケイサツ・検察やマスコミは、元首相の殺害について、様々な疑惑が解消されるまで、もっと徹底的に捜査しないのか?(調べないのか?)(ウクライナ戦争でアメリカに逆らったため消された、という見方がある)

(3)山上徹也被告の公判は来年の可能性、情状面や量刑が争点か 安倍元首相銃撃事件から2年(産経新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/48438d54b47eed3155127102c10baf8a619035c7

(4)《徹底検証》安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」 - 週刊文春 電子版
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5139

(5)旧統一への解散請求 審理長期化か - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6506773

(6)泉・立憲民主代表の交代論がささやかれるワケ・・・都知事選敗北なら責任論拡大、険しさ増す前途(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0347564a12c485b06c7f414aeceb38509fa3c722
(早く辞めなはれ、君が代表ではこの政治的危機の時代は乗り切れない:田中一郎)

◆日刊IWJガイド・非会員版「トランプ政権誕生でNATOは東方拡大を停止する! 国防費2%基準を達成していない加盟国は米国の軍事的な保護が受けられない!」2024.7.5号~No.4271 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53654
================================


「(支配権力・巨大資本による科学の包摂)日本の大学・アカデミズムが危ない! 「目の前には研究費というニンジン、尻にはムチ」 家畜馬にされる大学研究者たち、政府御用機関への編成替えを強引に押し付けられる日本学術会議」をお送りします。(少し重複する部分があり、そこでは同じようなことを申し上げておりますが、何卒ご容赦をお願い申し上げます)

 <別添PDFファイル>
(1)学術会議「法人化」の本質とは何か:日本学術会議の独立性を求める新旧会長声明(広渡清吾他『地平 2024.8』)
(2)危機に瀕するアカデミア:軍拡バブルのもとで(イントロ部分)(池内了『地平 2024.7』)
(3)前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に(日刊スポーツ 2020年10月17日)
(4)科研費 倍増求め署名活動、主要学会共同で、資金不足 常態化(朝日 2024.7.1)
(5)国立大の学費 なぜ値上げ、慶應塾長「年150万円」が波紋(日経 2024.7.12夕刊)
(6)東大 値上げ案の波紋、授業料「2割増」、物価高で財務悪化(朝日 2024.6.24)
(7)国立大学の授業料値上げに反対する(宇都宮健児『週刊金曜日 2024.7.5』)
(8)東大生「授業料値上げ」に反発、「早朝対話」で舌戦、煮え切らず(東京 2024.6.24)
(9)東大、学費値上げ案に学生と教員反発、警察騒ぎで広がる波紋(『サンデー毎日 2024.7.14』)
(10)東大法学部「解体」の勧め(『選択 20240.7』)


1.日本のアカデミズムの代表=日本学術会議が危ない!

 日本の大学での学問・研究や日本学術会議に代表されるアカデミズムの活動が、自民党政権や自民党のゴロツキ似非右翼政治家たちとその手下と化した文部科学省の官僚どもにより、対米隷属の軍事研究への追従、特権的企業の安上がり・使い捨ての商品開発下請け及び御用PR、そして何よりも、あらゆる分野・方面での「政府御用」へと変質させられようとしている。

◆日本学術会議|わが国の科学者の内外に対する代表機関
 https://www.scj.go.jp/index.html

 ついこの間までは国立大学の運営が同じような法制化によって蹂躙され、かつ、大学運営費を削られて兵糧攻めにされ、まるで大学の教員・研究者は「家畜馬」のごとく「目の前に研究費というニンジン、尻には有力兵器やカネになる研究成果を出せとのムチ」で打たれる状態に陥れられた。その結果、人材の浪費を伴いながら日本の大学は、学術・科学・研究の分野で次第に国際競争力を失い、自律的な発展の可能性を奪われ、徐々に徐々に、研究開発力や科学する力、学問形成の原動力などを失って、没落の憂き目を見るようになってきている。

国立大学を中心に、日本の大学が自民党政権や政府・文部科学省によりどのように翻弄され、御用化圧力を受けてきたか、そしてその結果、あろうことか科学や学問の府・知性と理性の城であるはずの大学が、今やゴロツキやチンピラヤクザのような連中に乗っ取られ、牛耳られて、運営が私物化され、一種の無法地帯のごとくなり果てているかが、下記の3冊の著書で手に取るようにわかるので、是非ご一読されたい。(許しがたいことに、ここでも司法・裁判所がこうした事態を追認していることが非常に多い)

(関連)危機に立つ国立大学-光本滋/著(クロスカルチャー出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033386973&Action_id=121&Sza_id=GG

(関連)「私物化」される国公立大学-駒込武/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034240643&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)ルポ大学崩壊-田中圭太郎/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034436361&Action_id=121&Sza_id=C0

 <田中一郎コメント>
 そもそも論で恐縮ながら、日々仕事で多忙な一般市民は、およそ大学や研究機関、あるいは学会その他のアカデミズムの組織が、日頃どのように活動していて、今現在どうなっているかなど、ほぼ完ぺきに関心の対象外である。日本は戦後の高度経済成長期を通じて、科学技術に基づく経済発展を成功させた体験があるため、大学を含む研究機関や科学技術や学術そのものに対しては、内容はわからなくても素朴な信頼感があり、まあ偉い人たちがやっていることだから間違いもないだろうし、これまで(昭和の時代までは)世界的に見ても目を見張るような発展を遂げてきたのだから、「お任せ~」でよかろう、ということでやってきた。しかし、もうそういう時代はだいぶ前に終了した。「お任せ~」では危なくなってきたということだ。

逆にまた、大学や研究機関の研究者や学者・教授たちも、以前は「自分たちのことは自分たちのルールで決めてやっていく」からと、大学自治を主張して、実は前近代的な徒弟制度のような「教授会自治」を旧態依然のスタイルでやって来て、それでも学者としてのプライドや自負心から、政府や支配権力の意のままにはならないぞ、という気構えだけはあったようだが、それも今は昔。今や日本の大学やアカデミズムの世界では、多くの大企業などと同様に、世渡り上手に政府や文部科学省の方針に迎合して自己栄達し、やがてはその手下となって大学運営に君臨するようになる「支配階級層」と、そういう態度を潔よしとせず、あくまでも学者・研究者としての良心と良識を貫き、大学運営も極力民主的にまともに運営されることを願う「良識良心層」の2つに分かれ、そしてここ20年くらいの間に、その中間のような人たちが、無邪気にも無頓着にも、何もさしたることも考えないままに、産学協同・軍学共同を担っていくという、そんな時代が来ているようである。

私がよく使う言葉で申し上げると、「支配権力や巨大資本による科学(科学者)の包摂」とそれに伴う「科学の似非化」が21世紀に入って以降、顕著となり、こうした傾向や動きを放置しておくと、大げさに言えば、科学や技術の私物化・悪用(戦争を含む)によって、人類滅亡あるいは国家の滅亡に至る可能性まで生まれているということである。原発・核施設の過酷事故や核兵器使用、バイオテクノロジーによる深刻なバイオハザード(今般のmRNAコロナワクチン被害もその1つと考えていい)や、危険な化学物質の氾濫による深刻な環境汚染(例:PFAS)などを推測していただければピンとくるでしょう。

ですから、これからの時代は、有権者・市民は、大学やアカデミズムの大きな動きや傾向にもアンテナを張り、市民の常識を働かせて、それらがおかしな方向に向かわないように、例えば一部の政治家や権力者たちの御用達・私物化に資することにならぬように、監視する姿勢を持つようにならなければいけない。そう考えた時、今まさに日本のアカデミズムが危機にあり、代表格の組織である日本学術会議が政府政権から狙われて「御用化」の憂き目にあわされようとしているのである。こういう時には、有権者・市民は、これに対して断固として「NO!」の態度を示さなくてはいけない。大学のことや日本学術会議のことは、よくわからないから、偉い先生方にお任せいたしましょう、というのが最もよろしくない。昔とは違い、今はその「偉い先生方」達が如何にも怪しげで、ずる賢く、ロクでもないことが多いからである。

また他方では、大学や研究機関の良識・良心のある研究者や学者は、大学など自分所属の組織で起きる、昔では考えられなかったデタラメなことを、自分たちだけの世界で解決しようとするのではなく、広く大学の外に=つまり世の中に対して、自分の所属する組織がこんなにもひどいことになっているということを強く訴え、日本社会の良識・良心とともに事態改善に取り組むようになってほしいとも思う。しかし、まだまだ、日本の大学や研究機関は閉鎖的で開かれてはいない。

(関連)軍学共同反対連絡会 – Japanese Coalition Against Military Research in Academia
 http://no-military-research.jp/

私が参加している「軍学共同反対連絡会」は、そうしたアカデミズムに所属する良識・良心のある方々と一般市民との、ホンモノの科学や学門を取り戻すための・実現するため共同・協同の市民運動・社会運動組織であり、もっぱら軍学共同の動きに対して「NO!」を訴える市民団体として活動している。これからの21世紀は、こうした学者・科学者と一般市民との様々な意味でのコワークが必要不可欠となってくるので、みなさまにも、是非、今般の「大学と日本学術会議の危機」と、「軍学共同反対連絡会」へ高い関心をお持ちいただきたいと願う。(参加して下されば、なおOK)


(1)(必読)学術会議「法人化」の本質とは何か:日本学術会議の独立性を求める新旧会長声明(広渡清吾他『地平 2024.8』)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlT9FK-YgPLI18Rj8?e=d0PdS0
https://historyofscience.jp/wp-content/uploads/2024/06/84f7844cbc9bbf159702ba36281f3f32.pdf

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)大臣決定の「法人化」案は、「政府から独立するための法人化」という名目の下、上記撤回案よりはるかに深く、日本学術会議の独立性および自主性に手をつけるものである。

(中略)「法人化」案は、なによりも、運営に対する外部者の関与を広く導入する。会員選考について意見を述べる外部有識者からなる「選考助言委員会」、また、運営に関する重要事項について意見を述べる過半数を外部有識者とする「運営助言委員会」を設置する。「選考助言委員会」は、上記撤回案に盛り込まれていたものと同じである。

関連して会員選考について種々の注文がつけられている。これら委員会の外部有識者は日本学術会議会長の任命にかかるとされるが、さらに加えて、政府が任命する財政・業務監査を行う監事を置き、仕上げとして政府任命の外部有識者からなる「日本学術会議評価委員会」が、日本学術会議の活動を中期的な計画期間ごとに総合的に評価するとされる(名称はいずれも仮称)。

国の機関から外れた独立の法人になぜ政府がこのように関与するかといえば、新組織にも国の財政支援が行われるからである。しかし、「法人化」案は、新組2 織の財政について「財政基盤の多様化」を第 1 の原則とし、自主財源の確保を優先、公的財政支援を補助的役割に位置づけている。「法人化」案は、このように財政の自主性を要求し、他方で、公的財政への依存を理由に、幾重にも外部者によるチェックの運営体制を用意するものである。自主財源の確保が必要であれば、「稼ぐ」か「貰う」しかない。そのための手段として、科学的助言活動の有償化、学術情報提供の有償化、また「寄付」の促進などが勧められている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)日本学術会議の在り方に関する有識者懇談会&委員名簿 - 内閣府
 https://www.cao.go.jp/scjarikata/kondankai.html
 https://www.cao.go.jp/scjarikata/kondankai/meibo.pdf


(上記に書かれていることは、まさに小泉純一郎自公政権以降に政府・文部科学省が国立大学に対して行ってきた「政府御用の植民地化」と同じ手法が、日本学術会議に対しても用いられようとしているということだ。大学教授が「目の前には研究費というニンジン、尻にはムチ」の家畜馬にされていったプロセスと同じことが提案・提言されている(先行した国立大学の方は、今現在8合目くらいまで来ているのではないか=あとは反自民党的・政府異議ありの主として文科系の学者たちを大学から削除する(退職でもいい)ことで政府・自民党の目的は達せられる)。

政府の言うことを聞かない大学を法律で組織替えしてがんじがらめにし、大学運営費をじわじわと削減して兵糧攻めを行い、文部科学省や財界などから大学に人を派遣して大学を内側から壊す「トロイの木馬」作戦も並行して実施、更には、訴えて出てくる訴訟に対しては第二法務官僚である腐ったヒラメの役所=司法・裁判所が追い払う、こんな「大学破壊・大学自治破壊」の「大作戦」が展開してきたということだ。

(そして今度はアカデミズムの代表格の日本学術会議、その始末が終わったらその次は私立大学、というスケジュールで動いている様子である。日本の大学・アカデミズムがまさに文字通りの危機=政治権力による御用化の押し付け、が大々的に展開されている時に、その当事者である日本の大学のあまりに静かなことには唖然とする。既に政府・政治権力により「家畜馬」にされる前に、自分から進んで志願して「家畜馬」に変身しているということなのか? 「御用化」に抗して立ち上がるのは今しかないぞ!)

(日本では、大学自治が多くの場合、(かつての大学紛争の経験があったにもかかわらず)教授会自治として、閉鎖的に、社会とのコンセンサスを求めることもなく、構成員の民主的参加もないまま、前近代的な人間関係の上に胡坐をかきながら展開されてきたために、こうした事態に対する社会正義の観点からの批判は弱いままである。市民との連携も取れていない。)

それにしても、内閣府に設けられた「日本学術会議の在り方に関する有識者懇談会」とかいう御用委員会は、よくもかような報告書を出してくるものだと思う。座長は岸輝雄とかいう東京大学名誉教授(材料工学)だが、学者として恥ずかしくないのか?! と怒鳴りつけたくなる。このまま行けば、コイツの名は日本の大学と大学自治を破壊した先兵隊長として歴史に名を刻むことになるだろう。ここでも東京大学ならぬ頭狂大学の不名誉教授サマが大活躍である。:田中一郎)

(関連)日本学術会議 元歴代会長らによる声明 - 日本科学史学会
 https://historyofscience.jp/blog/2024/06/12/8905/

(関連)日本弁護士連合会:日本学術会議の独立性・自律性の尊重を求める会長声明
 https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2024/240619.html

(関連)日本学術会議 歴代会長が声明 法人化の方針の見直し求める - NHK - 日本学術会議
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240610/k10014476721000.html


(2)(必読)危機に瀕するアカデミア:軍拡バブルのもとで(イントロ部分)(池内了『地平 2024.7』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlUBV_aBM3CJ1G-21?e=UG0eQw

(池内了名古屋大学名誉教授による、ここ数年の日本の大学やアカデミズムをめぐる情況が非常によくまとめられた論文です。原本の月刊誌『地平』(2024.7)を入手して是非ご一読ください。私が特に注目したのは「防衛イノベーション技術研究所」に関する部分です。この新組織は、かつて自民党が打ち上げていた、アメリカの「国防高等研究計画局(DARPA)」や「国防イノベーションユニット(DIU)」を手本とする新組織の可能性が高く、池内了氏は「産官学自衛隊」共同体を形成するための構想ではないかと書いている。まさに対米隷属のアメリカの手下が考え付く愚策であり、ひょっとするとアメリカさまの命令なのかもしれない。

「安全保障技術研究推進制度」から更に一歩踏み込んで、日本の科学・技術開発やアカデミズムをいよいよ本格的に軍事協力型=戦争準備型へと切り替えていく布石としての組織を創ろうというわけである。日本国憲法はどこへ行ったのか? また、今の大学の「家畜馬」の諸君は、かような対米隷属のゴロツキ戦争屋たちが画策する人間破壊の陰謀に、研究費やカネのためには加担してもいい・しぶしぶながらでも参加やむなし、などと考えているのであろうか? ならば大学も日本学術会議も解体するのがいい。:田中一郎)

(関連)月刊『地平』創刊! - 地平社
 https://chiheisha.co.jp/2024/05/09/chihei_magazine/


2.(メール転送)日本学術会議2012年回答「高レベル放射性廃棄物の処理について」の現在的意義

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆さま、日本学術会議を解体的に再編する動きが進んでいますが、市民の反対の声はなかなか広がりません。学術会議の存在が市民社会にどうかかわるのか、見えにくいからではないでしょうか。

今、焦眉の課題の一つが、高レベル放射性廃棄物の問題です。ご存知のように政府は地層処分を進めるために、手を上げた自治体に巨費をばらまいています。そんな進め方はおかしいと多くの人が思っています。この問題について、学術会議が原子力委員会からの諮問を受けて2012年に画期的な回答を出していることをご存知でしょうか。
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-k159-1.pdf

学術会議には原子力発電推進の学者もいます。そういう人も含め、学術会議の委員会で真摯な議論を重ね、全員一致で回答を出しました。そこでは高レベル廃棄物という未来の人々への負の遺産を私たちが作りだしてしまったという自覚の下で、まず総量管理【原発で出る廃棄物の上限を決める、すなわち将来のある時点で原発ゼロとする】し、性急な地下処分ではなく、当面地上に暫定保管し、十分な検討ののち、最終処分することを提言しています。

これは原子力委員会からの諮問に対する公的な回答ですから、国は真摯に受け止める義務がありますが、ほとんど無視し、地層処分地の選定を強引に進めています。そういう中で2012年の回答は古くなるどころか、今も重要な意味を持っています。この回答作成にかかわった長谷川公一東北大学名誉教授が7月5日に「核ごみをどうするか ―原点に立ちかえって考える」と題した講演をされました。(放射線被ばくを学習する会と富山大学科学コミュニケーション研究室主催によるオンライン講演会)。

長谷川氏は、科学に基づく「公論形成」の必要性を訴えています。話の中で、この回答を作成した時の議論も紹介されています。

続いて赤井純治新潟大学名誉教授も「世界最大級の変動帯の日本に、地層処分の適地はない」とコメントし、その中で上記学術会議回答を評価しています。学習会の動画をぜひご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=wHC5O4NTW3E

長谷川さんと赤井さんのスライド資料も下記からダウンロードできます
 <http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/files/20240705hasegawa.pdf>
 < http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/files/20240705akaics.pdf>

ぜひ原発に関心のある市民の方々にも紹介していただき、この提言の意義とともに、
政府に対しても意見が出せる学術会議の重要性を考えていただければと思います。

なお7月13日 午後11:00からNHKEテレで、3月に放映された「膨張と忘却~理の人が見た原子力政策~」の再放送があります。科学技術史が専門の吉岡斉氏は90年代から国の審議会の委員を務め、原子力政策決定を見てきました。「熟議」や「利害を超えて議論を尽くすこと」を求め続けた吉岡氏の願いとはかけ離れた政治の現状が明らかにされています。学術をこのように貶める政治を許してはならないと改めて思います。見ていない方はぜひご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆(他のMLでの議論)核ごみ問題についてはおっしゃる通りでしたが、それ以外は???(BY田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ところで、おっしゃる通り、核ゴミ問題については、日本学術会議の報告はそうでしたが(但し、この後にもう1つ追加の報告が出ていませんでしたか?)、それ以外の諸問題についてはどうでしたでしょう? 

2000年ごろにBSE問題が浮上して世の中が大騒ぎになった時に、唐木英明とかいう東京大学のトンデモ教授がしょしょりでてきて、BSEなんか怖くない、みたいなことを声高に言って、消費者団体から猛烈な批判と総スカンをくらっていました。その唐木英明が日本学術会議でもご活躍と聞いて、非常に印象が悪かった記憶があります。どうせ日本学術会議なんぞは、東京大学出身の古株・ボス教授が牛耳っていて、政府御用のロクデモナイ報告や答申を出しているんだろう、くらいの認識です。それがこのご紹介の核ごみ報告を見て知って、少し驚き、また、少し見直した、という次第です。(座長だった故舩橋晴俊氏が苦労されたとも聞いています=報告書を見ると座長代理ですか?)

しかし、根本のところはどうなのか、未だに不信は続いています。日本学術会議の報告書をいちいち振り返って調べたりはしていませんが、政府御用達みたいなことをしていませんでしたか? また、まもなくメール発信する予定ですが、『地平』という月刊誌の8月号に、歴代の日本学術会議会長6人の共同声明が掲載されましたが(別添PDFファイル)、この6人の会長のうち3人(大西隆、山極壽一、梶田隆章)は許せんな、と思っているのです(他の3人は知りません、が、似たようなものですか?)。

◆吉川弘之(東京大学名誉教授:工学)- Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E5%BC%98%E4%B9%8B

◆黒川清(東京大学名誉教授:医学、福島原発事故国会事故調座長) - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B7%9D%E6%B8%85

◆大西隆(東京大学名誉教授:工学) - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E9%9A%86

(日本学術会議会長時代には、選任する予定の委員を定数よりも多めに名簿に記載して事前に首相官邸にお伺いを立て、首相官邸が「×」をつけた人物は委員にしない、などという裏工作をしていたという噂があり(違うならきっぱりと違うと言っていただきたい)、日本学術会議会長を辞めてからは豊橋技術科学大学学長に天下って、そこで「軍学共同」の先頭に立つ、などということをやったトンデモ野郎である)

◆山極壽一(京都大学名誉教授:人類学) - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%A5%B5%E5%A3%BD%E4%B8%80

(この人物が日本学術会議会長の時代にどうだったかは全く知らない。しかし、この人物が京都大学総長だった時の大学運営については実にヒドイ有様だったようだ。上記でご紹介した岩波ブックレットやちくま新書に詳しい。またその時に、京都大学キャンパスのタテカン問題や学生寮である吉田寮問題も起きている。大学運営についてはゴリラほどの知恵もなかったゴリラ研究者だ)

◆梶田隆章(東京大学卓越教授・特別栄誉教授、ノーベル物理学賞受賞) - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E7%94%B0%E9%9A%86%E7%AB%A0
(下記の通り、「ヘタレ牛」の日本学術会議会長だった)

(関連)前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に(日刊スポーツ 2020年10月17日)
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202010170000554.html 

◆広渡清吾(東京大学名誉教授:法学) - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E6%B8%A1%E6%B8%85%E5%90%BE


だから、おっしゃるように、すんなりとは日本学術会議の味方をしようという気にはなれないのです。むしろ過去をよく反省しろ! と怒鳴りたい気持ちの方が強いかもしれません。

しかし、それはそれ、今現在、アベスガキシダと続く自民党ガラクタ政権による日本のアカデミズムの御用化(既に大学は御用化が8分目くらいまで来ているのでは? その割には抵抗力が乏しい)=「支配権力や巨大資本による科学の包摂」は断固として許しがたいと思っていて(下手をすると日本のみならず世界が、つまりは人類が、「包摂された似非科学」によって滅亡するかもしれない)、その限りで、その延長で、日本学術会議の政府御用化反対に協力したいという気持ちです。

ですから何が言いたいかというと、もう半分くらい腐り始めているのではないかと思われる日本のアカデミズム・大学研究者は、ちゃんと「科学者・学者」としての心得・倫理・節度・バランス感覚・社会正義・民主性・平和主義等々の価値基準をしっかりと保持し、日常的にも実践をしていただきたい、ということです。この「軍学共同反対連絡会」に参加しておられる先生方は、ほとんどの方がそうしておられると思いますが、世の中にいる「自称大学教授」とかいう連中は、私から見ると、そのほとんどがロクデモナイように見えます。つまり大学も日本学術会議も御用学者の巨大たまり場、になりつつあるのではないのかということです。(特にひどい分野が、原子力・核、バイオ・テクノロジー、化学物質(医薬品を含む)です)

昨今も、東京(頭狂)大学とKO未熟大学(慶應義塾大学)の学長2人が、口をそろえるように「学費値上げ」を発言して、世の中を騒がせ、学生たちを不安に陥れています。ハリセンで数発、その頭をぶっ叩いてやろうか、と思いますよ。また、著名な大きな大学には、産学協同をやって企業の代理人のようになっているのもいるでしょう。こういう連中が日本学術会議にたむろしているのなら、いっそのこと、今回のことで解散してしまえばいい、とも思うのです。そして、大学は今こそ「解体」すればいい。

「学者はいかに乞食たりうるか」、私の学生時代のゼミの先生が言っていたこの言葉が(最近では同じことを神野直彦東京大学名誉教授も発言していました)、今こそ、大学にいる学者・研究者に対して問われているのだと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(関連)科研費 倍増求め署名活動、主要学会共同で、資金不足 常態化(朝日 2024.7.1)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15971026.html

(大学が政府の言うことに従わない・逆らっている・軍事研究を拒否しているからと、大学の運営費も研究費もきちんと交付せずに兵糧攻めにあわせていることに対しては憤りを強く感じる。大学に研究費をもっとよこせ、という要請は全く持って当然のことだ。特に大学運営に責任ある立場の人間は、そういう態度を明確化させ、政府はもちろん日本社会・市民にも訴えるべきである。

が、しかしである。要請するものが、何故、科研費なのか? 今の日本の大学はトイレットペーパーさえ手当てできないくらいに金欠病に追い込まれているという。ならば、まずは確保すべきは、科研費ではなくて大学の一般運営費ではないのか。しかも科研費は文部科学省の「審査」が付いているから、ひょっとすると軍事開発のための基礎研究や特定大企業の商品開発に資するものが優先とされる可能性も無きにしも非ずである。やはり、今の大学が要請すべきは、文部科学省のヒモがつくカネではなく、どんな研究に資するかは大学や研究者が決める大学自治に基づいた「自由なカネ」でなければいけないのではないか(但し、大学の説明責任付き)。そしてそれ以上に、早く新設トイレやトイレットペーパーを買える大学の一般運営費をちゃんと確保しなければ、まもなくケツもふかずに研究することになり、大学中が臭くて汚くてどうしようもなくなるではないか。

しかし、下記の東京(頭狂)大学とKO未熟大学(慶應義塾大学)の2人のトップが、研究機関であるとともに教育機関である大学の使命と責任を忘れて、「取りやすいところから取れ」とばかりに「学費値上げ」を言い出している。特にKO未熟大学(慶應義塾大学)の伊藤公平塾長に至っては年間150万円にすべきだなどと、ふざけたことを言っている。そもそもこういう連中は、大学運営の責任者として、今上記で申し上げた大学運営予算・自由な研究予算の確保のために、どれだけどういう努力をしたのだろうか。せいぜいが産学協同で企業の商品開発の下僕となり、御用学者となり、企業からの寄付集めと学生の当該企業への就職斡旋に精を出していた程度ではないのか? 違うなら違うと言っていただきたい。そんなことでは日本の科学も技術も学術も、御用学として肥大化しても、真の学問としての発展はおぼつかない。


3,学費値上げを軽々に言い出す「責任感ゼロ」の大学トップたち

 上記にも書きましたが、私の若い頃では考えられない無責任でふざけた話が、マスごみの間接的な支援を受けて進められようとしています。私の学生時代は、それまで年間12,000円だった授業料が36.000円になるというので、全学が学費値上げに反対してストライキに突入する大闘争があった時代だった。多くはなかったが少なくもなかった奨学金も、一定の条件が整えば公布され、また一定の条件が整えば(例:学校教員になる)返済無用ともなったし、そもそも返済まで利子などつかない「金利ゼロ」の借金だった。

それがいつの間に、かような「大学生借金無間地獄」「勉学よりもアルバイト」のようなことになり、日本育英会が「無慈悲取立の日本学生ヤミキン機構」のようになってしまったのか。これこそを今の大学運営のトップたちは問題にし、親や学生自身の貧富の格差により優秀な人材が大学に来れなくなることがないよう、万全の手を尽くす、政府や政治家や日本社会に積極的に働きかける、というのが「なすべきこと」ではないのか? 東京(頭狂)大学とKO未熟大学(慶應義塾大学)のみならず、全国の大学を見渡しても、影響力のある大きな大学でこうした努力をしている大学運営責任者を、私は知らない。私が無知なのか? 日本の学術や科学・技術が右肩下がりで落ちていき、逆に、ご都合主義の御用学が右肩上がりで蔓延する今日の日本の学術界・科学界の原点は、かようなところにあるのではないのか?

以下、ちょうど批判するにテキトーなダボラ記事が最近の日本経済新聞に掲載されたので、これを具体的に批判して、今日の大学の学費値上げの動きと、これを報じる大手マスごみの「御用ぶり」を叩いておこうと思う。日本社会が「末法の世」なら、今日の日本の大学もまた「末法の世」となっている。いったい誰のせいなのか? 責任者、出て来い!(人生幸路師匠)
 https://www.youtube.com/watch?v=FfcQhfLi37w
 https://www.youtube.com/watch?v=R3DTwGUzp68


◆国立大の学費 なぜ値上げ、慶應塾長「年150万円」が波紋(日経 2024.7.12夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO82040030S4A710C2EAC000/

以下、私からの逐条的批判
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「国立大は国の財政の後ろ盾が手厚く、私大に比べて学費が安い。物価高などにより研究、教育コストが増え国立大も財政的に苦しい。」「国立大の授業料は国が標準額を年53万5800円と定める。」

 
国立大の授業料53万5800円のどこが「安い」のか?! 国立大は国の財政の後ろ盾が手厚いのなら、何故、どこもかしこも国立大学が財政難なのか? 「物価高などにより研究、教育コストが増えた」のではなくて、自公政権が牛耳る政府・文部科学省が、大学を御用化するために兵糧攻めにしているだけではないか? アメリカから購入する兵器・武器・弾薬をやめて、その一部を大学に交付すれば、かような問題はすぐにでも解決する。嘘八百を書くな!

「お金をかけて教員や設備などをそろえ、優秀な留学生の受け入れにつなげる」

  教員や設備などをそろえるのもいいけれど、留学生の受け入れもいいけれど、日本の学生の学費や生活費はどうなのか? 留学生もまた同じだ。学生のために学費値上げをするようなことを言って、実は「取りやすいところから取っている」だけではないか?

「伊藤氏は「受益者負担」の原則が必要だと考える」

  教育者として発想が実に貧困で情けない。大学教育を「受益」などと言っていた時代はとうの昔に終わっている。大学を含めた公教育は、「普遍主義的」と言われる(この表現はよろしくないが)政策により、財源を何とか確保して無償化へと向かうのが世界の先進地域の「普遍的」な動きだ。そもそも「受益者負担」を強調するのなら、その「受益者」の所得や所有資産の公平・公正を実現してから言えよ、という話である。私学の特権的な環境に浸りきっている人間が上から目線で、何を言うか!

「負担が難しい学生への給付型奨学金の充実も合わせて取り組むべきだと提起する」

  現状でも学費や生活費は高く学生生活は苦しい。本気でこう思っているのなら、まずは給付型奨学金の充実を直ちに大規模に実施せよ。ここで言っている給付型奨学金の充実などは、学費を吊り上げるための「撒き餌」として提起しているだけの話、大学教育の在り方を真剣に考えてのことではない典型的なご都合主義だ。

「私大と国立大の競争条件を同じにすべきだとの意見は従来からある」

  大学は「競争状態」なのか? 何の競争か? 何故、私大と国立大とで条件が同じでないといけないのか? 全く理解不能だ。百歩譲ってそのように考えたとしたら、学費の高い私学を学費の安い国立大に合わせろ(その分を国が支援しろ)、ということになる、学費の更なる値上げの合理化のために屁理屈を持ち出すな!

「値上げの背景に世界のトップ大学に挑む成長戦略がある」

  ウソこぐな、この野郎。学費値上げで大学の増収となる金額は一体いくらだ? たかだか数十億円(50億円未満)にすぎないだろうに(許される値上げは現在の年間授業料の20%アップまで)。大学運営にとってはわずかのカネの増収のことで大げさに言うな! そんなに世界のトップ大学に挑む必要があるというなら、そういう戦略を立てた国がカネを出せばいい。授業料値上げして、貧しい家庭の優秀な子どもたちが大学に来れなくなったら、益々世界ランキングが落ちていくのではないのか? サカサマ認識も甚だしい。

「国際競争力の向上には優秀な学生を引き留め、留学生に選ばれる教育環境を整えることが欠かせない」

  上記と同じだ。そう思うなら、学費や生活費に追われて勉強時間を奪うアルバイトから学生を解放しろ。貧しくても大学生として、悠々自適でやっていけるよう、国はさまざまな支援や環境整備をすればいい、しかし現実は逆をやっているではないか。

「競争力と切り離せないのが産学連携だ。企業との共同研究や大学発ベンチャーの育成」

  その「産学共同」が学問の堕落を生み、科学の似非化・御用化を招くのだ。産業界とイロイロしたいのなら産業界に行けばいい。ただそれだけのことである。大学は純粋に科学や学門を追いかける場所だ、ベンチャーのような金儲けをしたいのなら、大学を去ればいい。止めはせん。大学における競争とは、カネ儲けのことではない。

「年58万5800円の標準額が05年からなぜ変わっていないのか」

  そうよ、もっと早い段階で、その半額へ、その1/4へと引き下げるべきだったのだ。小泉・竹中改革以降の「市場原理主義アホダラ教」政策がよくない。

「国からの運営費交付金は減少傾向にある」

  それが大問題だと言っているのよ。減少傾向は「自然現象」ではないのだよ。

「菊田真紀子立憲民主党衆議院議員は値上げに一定の理解を示す」

  記事を読む限りでは、理解など示していないようだが、強引な我田引水の解釈か? 菊田議員に確認したか?

「政府の高等教育の負担軽減策=年間160万円まで返済不要の支援を受けられる」

  ケチ臭い。年間160万円=1カ月13万円ちょっと、こんなものでは全然足りない。軍事費や企業向け補助金や原発や巨大土木工事や巨大バカイベントには湯水のように公金を使っているのに、未来を担う大事な大学生という貴重な人材には、バッタの屁、程度の支援金しか出さんのか?! だったらそんな政府は人間を入れ替えてしまえばいい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <別添PDFファイル>

(関連)東大 値上げ案の波紋、授業料「2割増」、物価高で財務悪化(朝日 2024.6.24)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15965480.html

(この朝日カバカバ新聞の記事も日経記事に負けず劣らずひどい。そもそもこの記事に出てくる大学関係者の言っていることもひどい、一人として日本の大学の教育と経済的な負担について、きちんとしたことを言っている者はいない。朝日カバカバ新聞が日ごろ付き合っている大学教授や関係者は、こういう連中なのかということだ。:田中一郎)

(関連)国立大学の授業料値上げに反対する(宇都宮健児『週刊金曜日 2024.7.5』)
 https://www.fujisan.co.jp/product/5723/b/2524171/

(関連)東大生「授業料値上げ」に反発、「早朝対話」で舌戦、煮え切らず(東京 2024.6.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/328302

(関連)東大、学費値上げ案に学生と教員反発、警察騒ぎで広がる波紋(『サンデー毎日 2024.7.14』)
 https://mainichi.jp/articles/20240624/k00/00m/040/107000c


4.東大法学部「解体」の勧め(『選択 20240.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/24354
(記事の表題を見て面白そうだと思い読んでみましたが、たいした記事ではありませんでした。:田中一郎)
草々


(追)(メール転送です)大学フォーラムから日本弁護士連合会の学術会議関係の声明のお知らせ

 日本学術会議の任命拒否問題はまだ終わっていません。違法な任命拒否を合理化するために、すり替えて、政府の言うことを聴く組織に改編しようとする策動が続いております。

 6月19日、日本弁護士連合会が「日本学術会議の独立性・自律性の尊重を求める会長声明」(下記URL参照)を発表しました。日本弁護士連合会は過去にも「日本学術会議会員候補者6名の速やかな任命を求める会長声明」(2020年10月22日)、「日本学術会議会員任命拒否の違法状態の是正を求める意見書」(2021年11月16日)、「日本学術会議の在り方についての方針」に反対する会長声明」(2023年2月28日)の声明を発し、政府が学術会議の独立性と自律性を尊重し、その侵害となるような会員選任過程への介入を行わないことを求めてきました。今回の声明では「学術会議は大きな岐路に立たされている。

 学術会議の政府等からの独立性と自律性の確保は、ナショナル・アカデミーとしての生命線であり、これを損なう政府の行為は、学術の世界への政治的判断の介入として極めて憂慮すべき事態であって、それは学問の自由に対する重大な脅威ともなりかねない。」と指摘していますのでお知らせいたします。有識者懇談会の検討の推移をみると秋の臨時国会への法案提出もありうるものと観測され、大きな市民運動につなげていく意味でもこの声明は時機を得たものと考えます。ぜひご覧ください。
 https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2024/240619.html

または
https://x.gd/xVB25

 

2024年7月11日 (木)

(他のMLでの議論)東京都知事選・都議補選を振り返って(その1):選挙敗北の最大の原因は小池都政のひどい実態が全く都民に伝わっていないことと、野党第1党の泉健太立憲民主党のだらしなさ・非力・無反省にあります

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.東京都知事選挙結果を謳った歌(右も左も真っ暗闇)
 https://www.youtube.com/watch?v=CUQyqON-rVU


2.(ネット署名)賛同急募<東京電力への緊急要請>むつ中間貯蔵への搬入の中止を求める(締め切り7/18)

 Googleフォーム
 https://forms.gle/h9XeY7umT11wt6hq5

 Change署名
 https://chng.it/nNGjRS7rvV

(関連)賛同急募<東京電力に対する緊急要請>むつ中間貯蔵施設への使用済み核燃料の搬入の中止を求める - 原子力規制を監視する市民の会
 https://kiseikanshi.main.jp/2024/07/10/1122334-2/


3.イベント情報

(1)(チラシ)(7.17)伊方原発広島裁判 第45回口頭弁論期日 いよいよ結審(広島地裁)
 https://saiban.hiroshima-net.org/pdf/20240717.pdf

~~~~~~~~~~~~~~
トピック: 7月17日本訴第45回口頭弁論期日 記者会見・報告会

時 刻::2024年7月17日 02:30 PM 大阪、札幌、東京
参 加:Zoom ミーティング
 https://us06web.zoom.us/j/89519004122?pwd=O38qIUfRxuc1yYTSbQ30Smajh8TTMa.1
ミーティング ID: 895 1900 4122、パスコード: 721221
~~~~~~~~~~~~~~

(2)(チラシ)(7.18)東京都による避難住宅追い出し訴訟 結審(東京地裁)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlTk9OzEEe0jgpiTC?e=8z8nVR

(3)(7.19)開沼博氏との訴訟 第9回口頭弁論期日と報告会のお知らせ(東京地裁)
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/48706/

(4)(チラシ)(7.27)原発被災者の保養活動が縮小する理由とは(ZOOM)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVlTpT1y4y8uTJ4NrQ?e=LPYMb4


4.(別添PDFファイル)福島原発訴訟 かながわ原告団だより NO.63:最高裁へ上告(2024.7.3)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTunqLtZmmDIFrTT?e=e7P92o


5.沖縄でも、東京でも、対米隷属の自民党政府政権がなすことは同じ

(1)【社説】沖縄米兵の事件 許されぬ性犯罪の「隠蔽」(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/15ab6ccb735dada34b4620fd8f7125c034e0e926

そうだったんですか、で済む話か、ということです。

実はこうした政府(戦後の政府は自民党と霞が関の幹部官僚たちが支配してきました)の態度は、沖縄における米軍の犯罪行為だけに限りません。たとえば米軍関係でも、日米合同委員会の内容については、まったくのブラックボックスにされていて、そこでは反国民的な約束事が在日米軍に提供されている様子なのです。まずは、有権者・国民が、明日は自分たちも同じようなことになる、という想像力を働かせて「自分事」にして、沖縄の人たちとともに怒らなければいけないでしょう。自分の娘があのようなことをされた時に、自分はどう思うのかです。自分とはカンケーネー、などと思っているから、社会がおかしなことになっていきます。

翻って、沖縄県民ですが、私は今でもしつこく、先般の県議選の沖縄県民の投票結果について、許しがたいと思っています。こんなことをされて=誰にされたかというと、「裏金・脱税・統一教会」自民党の政府政権と、それに忖度して自分だけは出世しようとする霞が関のエリート官僚どもに、されて、今までも同じようなことを繰り返されて、それでも自民党(及びその仲間・補完勢力)に投票するのか、ということです。

辺野古の時も、知事選で仲井真弘多を多選させ(伊波洋一さんを知事にしなかった)、辺野古基地建設を決定的にしてしまった、あの知事選挙の時と同じような投票行動(棄権も含めて)、あるいは、大田昌秀知事の時、名護市長選挙で基地容認の候補が当選し、基地を建設させまいと頑張っていた大田知事をがっかりさせてしまった、あの名護市民の投票行動、などと共通しています。
 https://qr.paps.jp/1lnsR

沖縄県民が、かような投票行動をしている限り、今回のような米軍の犯罪と、それを隠蔽して沖縄には知らせない、という許しがたい政治は、改まることはないでしょう。その代わりに、金子勝慶応大学名誉教授がいうように、政府・自民党がカネをくれる、そんなことでいいのか、ということです。

(関連)沖縄県議選で野党系が敗北…「正義」だけでは飯を食っていけない現実|金子勝慶応大学名誉教授 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/356650

(ひとはパンのみにて生きるにあらず、それに、自民党他のロクデモナイ連中に投票したからといって、飯を食うのがラクになるわけでもない、ボケた投票行動は、自分で自分の首を絞め、一層悲惨な事態を生み出していくことを強調したい。従ってまた、金子勝慶応大学名誉教授の考え方を私は取らない:田中一郎)

(2)「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/339009

(在日米軍による女性レイプとPFAS汚染、ことは違いますが、やっている隠ぺい行為は同じです。そして、東京でも沖縄と同じように、都知事選では自民党がステルス支援するタヌキ女が当選し(横田基地PFASについては多くの都民が危険にさらされているのに、政府政権のみならず小池東京都も動かない)、都議補選では、自民党推薦候補が2人も当選しています。やっていることは沖縄も東京も全く同じです。有権者が覚醒しない限り、こうしたことはなくならないでしょう。:田中一郎)


6.直近のネット情報から
 これらはすべて「(自民党)政治が諸悪の根源」です。政治を抜本的に転換しない限り変わることはありません。

(1)「はぁ-なかったことにするんだ」裏金事件 首相ら42人不起訴処分に国民の怒り爆発!都議補選も惨敗で党内「石丸旋風にオタオタ」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース (「巨悪を逃す」こと、逆に「無罪・軽犯罪を重罪に処す」こと、は自民党政権下での検察の最も重要な役割です。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/85226aa16eb83249916e7fa02ca2430fc29dcc36

(2)介護保険証も紙廃止→マイナ一本化へ厚労省方針…業界から案の定あがった「時期尚早」の声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357392

(関連)「常軌を逸している」「姨捨山」紙の介護保険証、廃止方針に怒涛の批判…SNSでは「マイナハラスメント」の指摘も(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ce24ca533b3e5598c6af3d8975e640ad2d9c8cde

(関連)「マイナ保険証」強行導入の裏で医療機関が相次ぎ廃業…オンライン請求義務化が大きな負担(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース ( 廃止すべきは現行の医療保険証・介護保険証ではなく、マイナ保険証・「マイナンバー制度」と河野太郎・岸田文雄です。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/63c08517837159c174153f8172d42a1b76d0807b

(3)「健康食品」称し違法医薬品 無許可成分、5年で600件行政指導:朝日新聞デジタル
これは氷山の一角と見ておくべきです。健康でいるための秘訣は「健康食品」に一切近づかないことです。特に「機能性食品」と言われるアベ政権時代創設のものは危険です。ネットやマスゴミ宣伝にだまされないようにしましょう。:田中一郎)
 https://x.gd/qQ1Iw

(4)海自200人規模で処分へ 特定秘密の不適切取り扱いや手当不正で|日テレNEWS NNN
腐敗した軍隊がその本来の使命を果たせるわけがありません。規律がゆるみ、あちこちで自衛隊・防衛省という組織のボロが出ています。不祥事を起こした幹部や隊員に対して厳しい処分をしないからこうなるのです。:田中一郎)
 https://news.ntv.co.jp/category/politics/9e51b3a4dc514589b4f456ea27f295e2

(5)岸田首相まさかの落選危機…石丸伸二「広島1区」殴り込みの本気度とインパクト|日刊ゲンダイDIGITAL
ぼんくらムカデと猛毒サソリ、どっちもいらんワなあ、広島県民のみなさん、両方とも選挙で落としてね:田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357396

(6)徳田虎雄元衆院議員が死去 86歳 「徳洲会」の創始者、ALS診断 - 毎日新聞
寝ていても勝てた東京都知事選挙時にあなたから黒いカネもらって辞任に追い込まれた猪瀬直樹が死んだら、あなたの足元に一緒に葬ってあげましょうか。その猪瀬直樹、今は「日本維新の会」のメンバー(比例)にまで落ちぶれて、チューインガムをかみながら態度の悪い国会議員をやっています。:田中一郎)
 https://x.gd/kDMEN


◆日刊IWJガイド・非会員版「EU・NATO加盟国で唯一、断固として『和平』を主張するハンガリーのオルバン首相が訪露、ウクライナ和平をプーチン大統領と会談!」2024.7.10号~No.4275 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53667

(質の悪い政治家は、簡単に戦争を始めるが、その戦争が如何に悲惨なことになっても、やめることができない。この絵にかいたような政治家の質的劣化が欧州の政治家どもに蔓延している。危険な右翼勢力拡大の原因の1つでもある。:田中一郎)
================================


「(他のMLでの議論)東京都知事選・都議補選を振り返って(その1):選挙敗北の最大の原因は小池都政のひどい実態が全く都民に伝わっていないことと、野党第1党の泉健太立憲民主党のだらしなさ・非力・無反省にあります」をお送りします。

下記は東京都知事選・都議補選の期間中とその前後に他のMLに発信した私のメールです。今後のこともありますので、公開して拡散いたします。今回ばかりは、総大将で蓮舫氏の選対を握る泉健太立憲民主党(手塚仁雄衆院議員&立民東京責任者)だけでなく、東京での市民団体の動きにも、選挙が始まる前も、始まってからも、不満が少しずつ蓄積していく「よろしくない動き」がチラホラしていました。やはり「市民連合」という団体に問題があるように思われます。市民運動・社会運動が「大衆社会化」しているということなのかもしれません。

しかし、それ以上に、本来であれば首都東京の首長を決める選挙において、強いリーダーシップを見せなければならない2大政党である「与党=自民党」と「野党第1党=泉健太立憲民主党」が、全くと言っていいほど「ブザマ」な姿を露呈しました。自民党は「裏金・脱税・統一教会」問題で逃げ回って小池タヌキ百合子を陰に隠れて応援し(ステルスしてるす連合)、その見返りに、来たる国政選挙での小池の協力に期待する、他方、泉健太立憲民主党は、市民団体の協力などいらない、寄るな触るな近づくなの態度で、これまで政治改革に失敗してきた古株のオッサン議員たちをずらっと並べて街宣し、結果的に候補者の得票を大幅に減らして敗北(3位に転落)、負けた後は言うに事欠いて、日本共産党と組んだのが失敗だった(執行部周辺)、立民東京の責任だ(泉健太周辺)などと、またぞろ敗北を他人様のせいにして居直っています。情けない限りです。

(今回の都知事選では、御用組合「連合」と国民民主党は、小池タヌキ百合子支持に回ったことも記憶しておくべきです。私は「市民連合」のブレインである政治学者の山口二郎に聞きたいのだけれど、こんな「2大政党」に有権者の投票が集約していくような選挙制度(小選挙区制)、また、2大既成政党が無条件に有利になるような政党制がいいと、今でも本気で思っているのか、ということです。思っていないのなら、1990年代の似非政治改革の旗を振った自分たちの言動について、真摯に反省をしたらどうかと、私は思いますね。だからあれほど言ったではないか(内田樹氏著の本の題名)と。しかし当のご本人は、岩波書店月刊誌『世界』という、今は堕落してしまって三文雑誌となったかつてのリベラル雑誌で元東京大学総長の御仁と過去を振り返りながら対談し、ゴマをすりつつ恐れ入っているのですから、つける薬はもうないということなのでしょう)

そして、このボンクラ「2大政党」の間隙をぬって、今回の都知事選で台頭してきたのが、ガラクタ系の泡沫候補であった石丸伸二です。下記にご紹介する私のメール発信で(主に次回以降)、私はこの石丸伸二をその周りに集まった若者ならぬバカモノを含めて「新しいファシズムの台頭」、日本を破壊する勢力の「突撃隊」(日本版SA)と申し上げています。是非、ご覧ください。そして、かつては大阪で、橋下徹と自民党の似非右翼悪質部分だけを寄せ集めたロクデモナイ政治集団の維新(日本維新&大阪維新)を「化け物怪獣」に「育て上げ」てしまったマスゴミ(特に民放TV)が、今度はまたぞろこの石丸伸二にまとわりついて、「第二の橋下徹」に仕立て上げようとしています。東京都政における小池タヌキ百合子の愚と背信と嘘八百を報道せず、従ってまた、選挙の争点を明確にせず、腐りきった都政の継続に寄与する報道に徹してきたマスゴミが、今度は東京にゴジラ(石丸伸二)を登場させようとしている、つまりは都庁のプロジェクション・マッピングを地で行こうというわけです。

それにしても、首都東京もまた、今や「昔は水の都、今はアホの都」大阪と並んで、有権者・都民の政治判断・政治家選択(棄権を含む)の質的劣化を感じさせるところとなりました。政治的アパシーと社会的アノミーが極限化してきています。かつて美濃部都政を生み出した、あの東京都民はどこへ消えたのでしょうか?

時の政治家は、いわゆる議会制民主主義下では、衆愚化した大衆によって選ばれるから「この程度の国民にして、この程度の政治家だ」と喝破した保守系の人間がかつていました。残念ながら現実はそうなのかもしれません。しかし我々は、そうしたことを口にしてシニカルに構えているだけではお話にならないことも、また現実であることを思い知らなければいけないでしょう。気が付いた人間から立ち上がって「諸悪の根源」である政治を抜本転換する取組に地道に着手する、それが愚直ながらも私達と私たちの子どもや孫たちを社会の理不尽から守っていく確実な方法などだということを、今回の選挙を契機に再確認したいと思っています。「世直し」は1日にしてならず、まずはしっかりとした「世直し」中核勢力を創っていきましょう。


 <別添PDFファイル&本日の日刊ゲンダイ>

(1)令和狸合戦パンパカ(三木義一 東京 2024.7.11)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTyffMnUdaNbfcRc?e=HGc7Du

(2)ダサすぎ立憲民主党…都知事選ショックで大揺れ「共産党との距離感」めぐり分裂騒ぎ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357462

(3)石丸伸二現象の古臭さ…NHK“新たな選挙戦”とヨイショも「強い言葉」「メディア攻撃」に既視感|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357457

(4)再び“直接対決”? 石丸伸二氏vs古市憲寿氏、都知事選後も続く「因縁場外バトル」の行方|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357499

(5)東京都知事選で見えたのは…フランスとは逆の「民主主義の危機」だった(西村カリン 日刊ゲンダイ 2024.7.12)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357469


1.(2024.6.24)「速報:このままでは勝てそうにない!?では、どうする?」のメールに答えて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おっしゃる通りです。私は市民運動・社会運動の小池タヌキ百合子ネガティブ・キャンペーンが足りないと感じていて、まもなくメールとブログで拡散予定です。いくつか思うところもあるのですが、今、申し上げるのははばかられますので、選挙が終わってからでも、と思っています。

ひとことで申し上げますと、12年前の宇都宮健児選挙(1回目)の時の方が市民の動きは格段に良かったですが、選挙は大敗しています。その時の市民の動きと今を比べると、今回は、発展性がない(思想も行動も)、シラケてしまっている人が多く参加者が格段に少ない、という印象です。

私が12年前に申し上げていたことは、「選挙は、前回選挙から今までの全期間中の各政党・政治勢力の政治活動に対する有権者の評価(棄権も含めて)として現れるので、選挙告示・選挙期間突入は「政治決戦の最終段階」にあたります。つまり、もうなすべきことはほとんど終わりで、情勢を大きく変えることは困難です=つまり、日常的な、選挙勝利を意識した、運動の在り方そのものを見直しつつ、不断に有権者に働きかけていなければ、「世直し」は難しい。働きかけの手段や方法も、よく検討して磨きをかけて臨まなければいけない」ということでした。でも、残念ながら、私の訴えは今もって日本の市民運動・社会運動には届いていないように思えてなりません。

断定まではする必要はありませんが(最後まで望みは捨てないで頑張ろうと思いますが)、今の運動の在り方では今日の日本の「破滅へ向けての行進」は止めることができず、今回の都知事選もまた、その「必然的結果」となりそうな気配です。こんなことしか申し上げられなくて、ごめんなさい。

◆小池氏が先行 蓮舫氏追う 石丸氏は苦戦 都知事選 朝日情勢調査 [東京都知事選2024] [東京の政治]:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/LxEiH

◆小池都政「評価」69% 都知事選投票 裏金問題「重視」45% 朝日新聞社世論調査
 https://qr.paps.jp/7njNF
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.(2024.6.25)市民は小池百合子批判を徹底してください

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
選挙運動は最終段階です。

私は小池百合子批判が不十分で、都内に行きわたっていないことが、一つのネックになっているように思います。今のこの国の政治情勢から見て、候補者自身は小池百合子批判は選挙運動中はなかなかやりにくい状況にあると思います。そこを市民がフォローする必要があるでしょう。先ほど私から小池百合子批判=小池落選運動用のメールをお送りしましたので、SNSなどでご活用いただければ幸いです。中からいくつかを選んで選択分散していただいても結構です。とにかく小池タヌキ百合子を叩けということです。

最後まで頑張りましょう。最大最終の目標は、小池百合子を都庁から追い払うことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)「都知事選挙2024」=有権者のみなさま、今回の選挙では小池百合子に投票するのは愚かです、小池はこの8年間、ウソをつき続け、都税をデタラメに使い東京を破壊し続けています(自分ファーストのパフォーマンスにごまかされないで下さい)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-84043b.html


3.(2024.6.25)「予想外の結果」になる可能性が高まった…都知事選「最新の情勢調査」で見えてきた-勝敗を分ける要素-(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/83050?page=1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(以下抜粋)その結果、1~2日は小池氏が43.1%の支持を集め首位となり、蓮舫氏が33.0%と続き、石丸氏8.1%、その他6.6%、わからない9.2%となった。同じく8~9日は小池氏40.3%、蓮舫氏34.6%、石丸氏9.7%、その他6.4%、わからない9.0%。15~16日は小池氏43.6%、蓮舫氏32.1%、石丸氏8.3%、その他7.8%、わからない8.2%となっている。

どの時点でも小池氏がトップとなっているが、8~9日は蓮舫氏との差が5.7ポイントにまで縮んでおり、逆転可能性が考えられる情勢となっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(何の気休めにもなりませんが、当たらずとも外れず、くらいで見流しておけばいいのかもしれません:田中一郎)


4.(2024.6.27)討論会での小池百合子の発言にかいま見る「本音」と「不都合の隠ぺい」=こんな人に都知事を続けさせて大丈夫ですか?(日刊ゲンダイ2024.6.27より)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/356708

 (東京青年会議所が主催した立候補者討論会)

(1)明治神宮外苑の再開発による樹木伐採問題を巡って
*蓮舫「再開発事業者からパーティー券の購入を受けていませんよね?」
 小池「パーティー開催については、法律にのっとった形で公表している」
*石丸「イエスかノーで答えて」
 小池「さまざまな方にご協力いただいている」

(やっぱりもらってんじゃないの? 質問の答えをはぐらかしてんじゃん! それに小池さんは、知事報酬を半分返上しているとか言ってるけど、他方で、政治資金パーティを開いて、たんまりお金を集めてるそうだね。それじゃ「裏金・脱税」自民党と変わらないのとちがうの?)

(2)旧築地市場の移転問題を巡って
*田母神(選挙事務所が築地にある)「実は築地には小池知事を恨んでいる人は結構多い。(要因は)最初の移転の問題じゃないですかね」
*小池「ちょっと、お友達を選んだ方がいいと思いますけど」と田母神を見下したような表情で言い放った。

(2017年小池百合子「排除いたします」、2024年小池「友達選べ」、なるほどなるほど、自分のやったでたらめ(築地市場の豊洲移転)に異を唱える人は「選ばれない」=「排除される」ということですか。変わってませんね、この人)

(関連)昔の敵は今の友:萩生田百合子さん(小池タヌキ百合子):東京新聞WEB2020.6.14より 
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35420


5,(2024.6.27)「皆さん「どうしても伝えないといけない事」が再度生じ、下記を蓮舫事務所宛提言しました。“年老いた”女性達が異口同音に訴えています、「私たちの事には、一言も触れないの?」と!」というメールに答えて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おっしゃる通りで、蓮舫氏は、あるいは、泉健太立憲民主党は、人口の大きなウェイトを占める老人・高齢者への対応・対策が貧弱です。時流に流されて(今だったら「子育て」「人口減対策」)、政治や政策の在り方をきちんと考えていない証拠です。だからこそ、私はこの政党は内部から抜本的に変わらない限り、もうおしまいだ、と申し上げているのです。

ところで、メールの表現で気になるところがあります。悪いと申し上げているのではなく、選挙で使う表現は、こうした方がいいのではないか、という意味です。ご主旨は全くその通りですから。

「全ての困っている方々への徹底した支援」「日々、生活を送るさまざまな方々をご支援申し上げ、1人も残していかない都政実現へ向け全力で奮闘いたします」

何が申し上げたいかはお判りいただけると思います。

東京を含む今日の日本の有権者は、(私は「愚かにも」と思いますが)「優しい街・東京」よりも「たくましい街・東京」を望む声が強い様子があり、選挙では得票に結び付ける表現をつかい、多くの人々を引き付ける必要がありますので、こういう表現の方がよかろうと思います。この「たくましさ指向=マッチョ好み」は、理屈ではなくて、政権獲得後の具体的な政策実践の中で変えていく必要があります。そしてこれが典型的に現れるのが外交・安保・防衛です。東京都も、知事が変わり、小池タヌキ百合子なきあとは、自治体の平和外交・積極的日本国憲法主義外交・歴史修正主義撲滅の外交を展開した方がいいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


6.(2024.6.27)小池タヌキ百合子のこの2つ、共通していると思われませんか?

◆坂本龍一さん「神宮外苑の再開発、見直すべき」と手紙で訴えたが…小池知事「事業者にも送ったら」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/238684

◆多摩地域のPFAS汚染「23区で起きたら対応違うはず」 なぜ東京都は米軍横田基地へ調査を要請しない:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/335525

(この2つ、共通していると思われませんか? 小池タヌキ百合子東京都知事のホンネ=「そんなこと、私、知らないわよ、他のところに言ってちょうーだい」では???? この人をまた、知事にするんですか? それでいいの? え~~~!!!)


7.(2028.6.28)現代日本における巨大企業群は「犯罪集団」と見るべきです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「全ての困っている方々への徹底支援が先ずあり」はおっしゃる通りで、政治はそのためにある、と言ってもいいくらいです。しかし、日本は戦後、日本国憲法を掲げ、民主主義の政治の国として出発したにもかかわらず、「生活保護制度」のひどい運営(例:桐生市、小田原市、北九州市他)や在日の方々に対する差別など、人間としても許しがたい対応をやめることなく続けています。戦前の大日本帝国の体質を引きずり、今日に至っていますから、あのアジア太平洋戦争の加害性を強く意識することもできないし、従って心から謝罪することもできない、情けない国に成り下がっています。

その根底にあるのが「富国強兵」「殖産興業」の明治以来の、従って時代遅れでトンチンカンな、「大きくて強いことはいいことだ」という固定観念ではないかと思われます。男尊女卑文化もその延長上です。そのことが、私が申し上げる「たくましさ指向=マッチョ好み」となって現れてきます。「世界平和に貢献する」などといって、自衛隊を海外に派遣する、などということが、有権者・国民にもろ手を挙げて称賛され、政治性の高い左派・左翼は別としても、リベラル勢力からは、それに対する厳しい批判があまり出てこない情勢が生まれています。

今から12年前、宇都宮健児さんを都知事にしようと立ち上がったたくさんの市民が創った「応援政治団体」の名前は、最初は「やさしい街・東京をつくる会」でしたが、これが一般有権者・都民に受けがあまりよくないということで「希望の街・東京をつくる会」に変えられました。当時仕方がないなとは思いましたが、先行きの困難さを予感させるものだとも思ったことを思い出します。「たくましさ指向=マッチョ好み」の人間がどの程度いるか、という点については、少なくとも自民党と維新の支持者、それにいわゆる右派系と言われる無党派層の大半はそうだと思っておけばいいでしょう。おそらく過半数の有権者がそうである可能性があります。

それともう一つ、今日の大企業をどう見るかという点、これはメール表題にも書きましたように、現代日本における巨大企業群は「犯罪集団」と見るべきです。簡単に申し上げれば、経営陣が「人事の縮小再生産」(*)を繰り返してボンクラ集団となり、経営環境の変化に対応できなくなって万年経営不振となり、他方で、これまた「人事の縮小再生産」に加えてガラクタ政治家どもの人事介入によって、悪貨が良貨を駆逐するように、無能で悪質なボンクラのアイヒマンのような人間たちが集まる官僚組織(国と自治体)に、この斜陽化する多くの大企業群が癒着し、談合し、寄生し、今や「除去されるべき支配階級」を形成しているのです。具体的な事例は事欠きません。オリンピック、万博、原発、都市再開発、軍事などを思い浮かべてください。

(*)「人事の縮小再生産」
 愚かな人間は、自分よりも少しだけ器の小さい人間を最も優秀だと見る傾向があり、これが会社や官庁の人事評価に無意識無批判のまま反映し、長期間の人事評価制度を繰り返しているうちに、経営上層がボンクラの集まりになってしまうという現象です。人事評価制度にどのように人材の多様性を入れて行くのか、これが21世紀のあらゆる組織の大きな課題です。もちろん、生産性とは対立的です。

問題はこれをどう変えていくかですが、その際に、「何が諸悪の根源か」を念頭に置き、明確に叩き潰すべき組織や追い払うべき人間たちをしっかりと意識しておかないと、ものごとは成就しないでしょう。政治は常に闘争であり、戦国時代は集団的殺し合いで決着をつけていましたが、現代はそれを選挙で決着をつけるというやり方に変わっています。そしてその潰した・追い払ったものの反対のものを、持続可能な形で建設する、こちらの方がより重要であることは申し上げるまでもありません。選挙での勝利は物事の始まりであり、ゲートボールでの「第1ゲート通過」にすぎず、「選挙が終わればお任せ民主主義」ではダメなことはこれまで何度も申し上げてきました。

金子勝慶応大学名誉教授がよく言っていますが、今の日本の財界(大企業群の経営者ども)はほんとうにひどい、まずはこれを叩き直さなければいけない、経済1流・政治2流の日本だったのが、いまや経済3流・政治論外、となり、その3流の経済(大企業経営者ども)が論外政治に抱きついて、国有財産・自治体財産を私物化する、私物化してそのボンクラ・デタラメ経営を延命させている、そういう時代になってしまっています。

有権者・国民に、これを具体的に知らせること、これが「世直し」の基本的動作です。この国の有権者は長い間、政治を「自民党にお任せ」し、「自民党の先生に自分の住む土地に国からカネを取ってきてもらう」ことに注力をしていました。その根底にも「たくましさ指向=マッチョ好み」があります。しかし、もうそういう時代ではないことを悟ってもらい、これからは自分たちが主体的に参加して、地域社会や地方行政や、国や国政を創っていかねばならない、という意識転換をしてもらわなければなりません。その際に、日本の大企業群の大半は、ガラクタ政治家どもと組んで、最大の妨害者=日本破壊勢力として現れてくるでしょう。だからこそ、日本は危機の時代なのです。

(上記に加え、対米隷属の重病も治りません。東京にも、たとえば横田米軍基地とPFAS問題や、麻布の米軍ヘリ基地問題などがあります。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.(2024.6.28)小池さんって、どんな政治家ですか? ・・・・ こういう政治家です=都民のことよりも、自分のこと、をひけらかすパフォーマンスに熱心な冷血タイプの政治家です

◆電通は入札停止中なのに…大阪に続き東京でも“子会社”が事業受注の事態に批判(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e4dc2c99fd9cb15cb9fc533d650964fb2e354a

(事業を請け負った電通子会社が決まった「入札」の詳細についても「ベールに包まれ」ていて真っ暗だそうである)

◆2024都知事選 いま東京で:生活困窮者、都庁の下 食料配布に800人(朝日 2024.6.27)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/06/20/news-164/

(49億円かけたプロジェクション・マッピング都庁の下で、生活に困る人々が食料配布に並ぶ東京都の現実、これを何とかするのが政治や行政の仕事なのに、小池百合子都知事は一度も姿を見せないどころか、配布している団体を都庁敷地から追い払おうとしていた。)

◆直下の有権者190万人よ、小池都政に怒れ!「羽田新飛行ルート」問題も都知事選の争点|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/356771?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(今まで危険だからと、東京23区の住宅地域の上空は飛ばない・飛ばせない、でやってきたのに、小池百合子が知事になってから「羽田新飛行ルート」なるものが現実となった。「小池百合子都知事、危ないからやめさせてください」(住民)に対して「東京が国際都市競争で勝つためよ、それくらい我慢しなさい」(小池百合子都知事)だって、こんな人、知事にしておくんですか? 横田基地PFAS問題もほったらかしですよ。)

◆焦る小池知事は都知事選「公務優先」もマユツバ…連日のしたたか演出で組織固めに没頭中|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/356772?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(選挙運動で街頭に出ると、自分のデタラメな都政に厳しい批判が飛ぶから、なるべく選挙期間中は表に出ないで、日頃、なれ合っている企業や団体回りでもして、時間を稼ぐしかないワ、討論会などはもちろん、もういやよ、だってボロが出たら困るでしょ。隠れて、隠れて、ステルスしてるす選挙、これでだまされる都民から票をもらって当選します、小池百合子より)


9.(2024.6.30)自民「区議団分裂」の中、どう戦う? 都民ファは小池氏と「連動」  維新、共産も擁立予定 <都議補選・北区>:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/336138

*「頭の黒いネズミ」さんたち=自民党

 都知事選では小池タヌキ百合子を陰に隠れて支援し、都議補選では区議会分裂自民党の少数派所属の戸枝大幸とかいう区議を(対立しているはずの)多数派自民党区議団が応援するのだそうだ。また、北区の都議補選には下記に見るように「都民F」の候補も立候補しており、都議補選では小池タヌキ百合子勢力とは対決することになる。なれあいのなれあいで、ご都合主義も甚だしい。また、現職の山田加奈子区長も戸枝大幸の応援に駆け付けたとある。この山田加奈子もまた萩生田光一と同じで、統一教会との関係が深いのではないのかという疑惑が持ち上がり、一部からは「壺区長」とのあだ名まで登場している女である。要するに、有権者をだまして議席を確保できれば、なんでもかんでもかまわない、という、「頭の黒いネズミ」自民党のホンネが態度に現れている。末期症状だ。

記事の写真を見ると、自民党参議院議員の生稲晃子(いくいなあきこ)が応援に来たという。この生稲といえば、ついこの間の選挙の時は、「裏金・脱税・統一教会」御本家の萩生田光一につれられて、八王子市にある統一教会施設へ選挙応援のお願いに参上していた人物ではないか。今回の選挙も統一教会にお願いに行ったのだろうか? 「裏金・脱税・居直り」に「統一教会」までくっついて、結構毛だらけのみなさまですね。生稲といえば、かつての「おニャン子クラブ」のメンバー、「おニャン子」なら、「黒い頭のネズミ」を退治したらどうなのか。しないところを見ると、あんたは「黒い頭のネコ」ということか?!

(関連)自民・生稲晃子氏、旧統一教会関連施設を6月に訪問 萩生田氏と 参院選の支持要請か:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/196454

*「腹の黒いタヌキ」の女たち=小池百合子と駒崎美紀

 小池タヌキ百合子は、今から8年前、都議会自民党の連中を「黒い頭のネズミ」だと悪口を言って、あたかも自分がそのネズミたちを退治をするかの如くパフォーマンスをして有権者・都民をだまして登場した。今回は、その3度目のドジョウをねらって、今度は「黒い頭のネズミ」自民党と、「裏の共闘=ステルスしてるす」で、こそこそと組織票狙いの選挙戦を展開している。こちらもやっぱり自民党と同じで、要するに、有権者だまして知事の座を確保できれば、なんでもかんでもかまわない、という、「腹の黒いタヌキ」萩生田百合子のホンネが態度に現れている。末期症状だ。

(参考)証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)【歌あり】童謡 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=aa4DLxca9ko

その腹黒タヌキが営む「小池百合子幼稚園タヌキ組」の園児が、この駒崎美紀とかいう「都民ファースト」ならぬ「自分ファースト」の口先女である。北区の前職区長の花川與惣太(はなかわよそうた)が区議会に提出する予算案に賛成するなど、区議会ではもっぱら自民党と並ぶ区政与党であるにもかかわらず、街頭に出るともっぱら「改革派」を演じている。まるで「証城寺のタヌキ」さながらだ。有権者をだます技にかけては、小池タヌキ百合子とならぶ駒崎タヌキ美紀である。こういう連中を首長や地方議員に選んでいる限り、政治は私達とはかけはなれたところで、勝手に決まっていき、私たちの税金は私物化され、私たちの願いは踏みにじられるか、横に放り投げられることになる。

(参考)くぎかいだより
https://www.city.kita.tokyo.jp/gikaijimukyoku/kuse/gikai/kekka/gaiyo/documents/dayori291.pdf

(サイトの下の方に区議会に提出された条例案や予算案の党派別賛否状況が一覧表になっている。都民Fは共産党の提出した予算案組み替え動議に反対した以外は、全部に賛成している。完璧な与党である)

まもなく
「東京都知事・都議会選挙は必ず投票所に行ってネ:「頭の黒いネズミ」の自民党は「裏金・脱税・居直り」、「腹の黒いタヌキ」の小池百合子は「自分ファーストのウソつき」=この「一卵性双生児」を選挙で落選させて、新しい東京を創っていきましょう」と題したメールをお送りします。このメール表題が「結論」です。今回の選挙で最も大事なことは「誰に投票してはいけないか」です。お間違いなく。(拡散する場合は、後程お送りするこのメールを拡散してください)

◆(拡散歓迎)ねえ、今度の東京の選挙、誰に入れるか決めた?=そうね、よくわからないけど、小池さんと自民党にだけは入れないようにと思ってるの、だって、いい話、何もないのよ、陰で何してるかわからないでしょ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-9f0365.html

◆東京都知事・都議会選挙は必ず投票に行ってネ:「頭の黒いネズミ」の自民党は「裏金・脱税・居直り」、「腹の黒いタヌキ」の小池百合子は「自分ファーストのウソつき」=この「一卵性双生児」を選挙で落選させて新しい東京を創っていきましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-d694b8.html


10.(2024.7.1)蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動妨害が大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蓮舫氏への支持が伸び悩んでいるのは、公職選挙法による市民の選挙活動妨害が大きな原因であることを再度、しっかりと確認しておきましょう。

今日の公職選挙法の淵源は、1925年の治安維持法制定時に遡ることができ、とにもかくにも、一般の市民に選挙には関わらせない、参加させない、野党的な活動は極力小さくするため、できれば委縮させて自主的に縮こまってくれるよう誘導する、そんな権力維持治安当局の意向のバックボーンの1つが公職選挙法です。(日本が民主主義国家などと思うのは勘違いです)

次に来る衆参国政選挙に備えるため、改めて、公職選挙法(&政治資金規正法)の勉強会を、①選挙活動の法的妨害と自由化、②政治資金関連法と金権腐敗政治の防止、の2つのテーマで、開催した方がいいように思っています。

12年前の宇都宮健児さんを都知事にする市民の選挙運動の際にも、この問題がクローズアップして、公職選挙法は変えなければいけない、という機運が盛り上がったのですが、いつの間にか消えてしまいました。

今回の都知事選挙や都議補選後に、活動の総括をするのでしょうけれど、単に技術的な問題だけでなく、中長期的に日本の「世直し」にどう取り組むのかもあわせて、しっかりと打ち出したいものです。

継続は力なり、石の上にも〇年、です。私は日本の市民運動・社会運動の「一過性」が気になっています。

また、雑誌を含めて、マスごみの報道が小池タヌキ百合子の都政に対して、しっかりとした権力批判・権限濫用・利権癒着構造を明らかにする報道をしていない点にも問題があります。しかし、これは何度口で批判しても変わるはずもないので、たとえば前川喜平さんのようにTV朝日の株主総会に乗り込んでいくなど、しかるべき対抗策を継続的にとって行くしかありません。(新聞では日刊ゲンダイと東京新聞が比較的まとも、朝日カバカバ新聞や毎日腰抜忖度提灯新聞はダメですね、TVは全滅です)


(追)フランス総選挙、マクロン与党連合が苦戦 右翼「国民連合」がトップ:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS6Z34F7S6ZUHBI004M.html

(いろいろな意味で、このフランスのマクロン与党のボンクラぶりが、今日の日本の泉健太立憲民主党とよく似ています。このフランスの国政選挙の結果は、(今のままなら)日本の近未来と見ておくべきです。極右台頭は、最初のうちは「去勢」された連中がヘゲモニーを取っていますが(つまり比較的穏やかに見える:今のイタリア政権もしかり)、情勢が緊迫化するにつれて、グロテスクな連中が暴力的に幅を利かすようになっていくものです。その「展望」もお忘れなく)

(その後、左翼連合「新人民戦線」がマクロン与党と選挙協力をして、右翼台頭を押さえました。よかったですね)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240708/k10014504651000.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

 

 

2024年7月 7日 (日)

改めて気づいた2つの大きな危険:①使用済み核燃料を船舶で運ぶ危険性、②6フッ化ウランが水と接触してできるフッ化水素の猛毒性と危険性=ウラン濃縮工場(青森)は大丈夫なのか?:天笠啓祐氏『地平 2024.8』論文より

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.汚染水問題って何だ? コレだ!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTeeL_uuuoJ3X-IM?e=FFPkOo

(関連)ALPS処理汚染水を海に捨てないで!海洋投棄を止める活動にご支援を(ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止める会 2024-05-20 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/139320


2.(7.16)第7回「ENJOY DEBATE 資本論読書会」のご案内
 参加ご希望の方はレジメの用意がありますので私までご一報ください。飛び入り・様子見歓迎です。

日 時:2024年7月16日(火曜日) 午後1時~5時
場 所:東京都中央区明石町区民館
    https://kyobashi7cityhall.jp/about/akashi.html
参加費:会場費1500円+レジメ印刷費を参加人数で割り算(300円程度)
二次会:希望者のみ近所のレストランで

テキスト:『資本論 2』Kマルクス(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033999343&Action_id=121&Sza_id=GG

テーマ (1)資本論 第8章 労働日(第1節~第7節)
    (2)小宮隆太郎著『週刊エコノミスト』論文
      第13回 さまざまな価値、理想、希望が人々を政治的に動かしてゆく
      第14回 グループ間の利害で考える経済政策の政治学
    (3)意見交換のテーマ
      ①資本主義・社会主義・共産主義とは何か
      (「何だったか」ではなく、それを踏まえた上での「何か」です)
      ②東京都知事選挙総括
      (投票日は7/7ですので選挙は終わっています)


3.(メール転送です)シンポジウム・懇親会の開催と冊子発行のお知らせ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「TPPプラスを許さない!全国共同行動」賛同団体・個人のみなさん

たいへんお久しぶりです。共同行動実行委員会事務局の町田です。このメールリングリストへの配信はおよそ2年ぶりとなってしまいました。ご無沙汰をお詫びいたします。

さて、共同行動実行委員会は、この間も学習会などの活動をづけつつ、今後の活動の在り方について議論を重ねてきました。その結果、現下の情勢では多国間の貿易・通商協定が喫緊の政治課題ではなく、多くの団体が足並みをそろえて行動を続けることは難しくなったとの認識で一致し、これまでの活動について一定のまとめを行った上で、組織的な活動に区切りを付けることといたしました。つきましては、活動のまとめ(中締め)として、以下の企画を準備しておりますので、ご案内申し上げます。

1)記念シンポジウム・懇親会の開催

日時:8月30日(金)15:00~17:00(シンポジウム)
           17:00~19:00(懇親会)
会場:いずれも全国町村会館ホール
   東京都千代田区永田町1丁目11−35
   東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」3番出口より徒歩1分
   ※シンポジウムについては、オンライン配信も予定しています。

内容:「共同行動」の活動の振り返りと、今後の課題などを語り合います。

参加費:懇親会にご参加の方は、お一人3,500円のご負担をお願いいたします。
    (立食パーティーです)

2)記念冊子の発行
 シンポジウムに先立って、これまでの活動を振り返り、今後について考える冊子を発行する予定で、現在、編集作業を進めております(8月刊行予定)。完成後にご希望の方にお分けします。

1)、2)とも、詳細はあらためてご案内いたしますが、シンポジウム・懇親会については、ぜひ多くのみなさんにご出席いただきたいと思います。今からご予定くださいますようお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


4.この政治家たち=しょーもないなあ、どうーしょーもないで

(1)自民との距離めぐり混迷の維新 馬場氏と吉村氏の先鋭化する路線対立:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/z9miJ

(2)都議補選は自民「ポスト岸田」の顔見せ興行…茂木幹事長ばかりに冷たい視線が注がれるワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357180

(3)武見厚労相が薬局視察の茶番…マイナ保険証「利用増」報告にご満悦、意義説明には“台本”使用|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357232

(4)石川県・馳浩知事「夏山登山に行く」また公務ほったらかし…2年前は大雨で戻れず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357182

(5)自民・石井拓経産政務官が税控除 党支部に932万円寄付:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/338373

(6)自民・萩生田光一氏 裏金事件で党役職停止でも…都連会長「続投に異論なし」だったア然|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340277?utm_source=newsletter&utm_medium=email


5.日刊IWJガイド・非会員版「英国の総選挙の結果が判明! 労働党の大勝利、保守党の大惨敗に! 注目の『リフォームUK』は得票数・得票率ともに3位!」2024.7.6号~No.4272 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53656
================================


「改めて気づいた2つの大きな危険:①使用済み核燃料を船舶で運ぶ危険性、②6フッ化ウランが水と接触してできるフッ化水素の猛毒性と危険性=ウラン濃縮工場(青森)は大丈夫なのか?:天笠啓祐氏『地平 2024.8』論文より」をお送りいたします。

◆(別添PDFファイル)フッ素の社会史:PFAS問題の淵源(2) 原爆開発と環境汚染(天笠啓祐『地平 2024.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTa9unAwhESt8hY4?e=QWtGpv

(関連)月刊『地平』 - Journalism × Academism
 https://chihei.net/

 <田中一郎コメント>
 別添PDFファイルは科学ジャーナリストの天笠啓祐氏の月刊誌『地平』(2024/8)に掲載された論文ですが、この論文のP224あたりをご覧いただきたい。

(1)使用済み核燃料を船で運ぶ危険性
 1984年、実際に核燃料原料(6フッ化ウラン)を積んだ船舶が海上で他の船舶と激突して沈没、海底に沈んだ6フッ化ウランは水に触れると猛毒のフッ化水素となり、キャスクを突き破って海に漏れ出して、大規模な海洋汚染の懸念が発生した事例が紹介されている。

 翻って、日本では、使用済み核燃料は今ではすべて船舶により運搬されているという(今般、注目されている青森県むつ市の「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」へ搬入されようとしている使用済み核燃料もまた全て船舶輸送だそうだ)。しかし、この事例にあるように、運搬船が事故または海難またはテロ行為により沈没し、海底に沈んでしまったらどうなるのか? 使用済み核燃料もまたキャスク(容器)に入れられてしばらくの間は大丈夫だろうけれど、やがてその容器も時間とともに破損していき、海底で放射能を環境へ拡散するひどい汚染源となるのではないか? 

 かといって、空輸は更に危険だし、陸上輸送にしても自動車事故はつきものである。そもそも使用済み核燃料という超危険物を安易に、あちらからこちらへと、簡単に運ぶことができると思っている方がどうかしている。このことは、火山リスクの顕在化で、使用済み核燃料を原発から他の場所へ移動しなければいけなくなった場合も同様だ。この問題に関しては、下記の6フッ化ウラン=フッ化水素管理も含めて、安全管理対策や事故時(沈没時、環境汚染時など)の対応対策などについて、事業者や政府、そして原子力「寄生」委員会・「寄生」庁に対する徹底した追及が求められている。(関連して、水爆搭載の米軍機が海に墜落した事例は過去に2つある:下記参照)

(参考)パロマレス-米軍機水爆墜落の真実 - ヒストリーチャンネル
 https://jp.history.com/pgm/56328/
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/051/syuh/s051001.htm

(直接は関係はないが、水爆を搭載した米軍機がスペイン沖の海に墜落したという話です)

(参考)沖縄近海における米国の水爆水没事故に関する質問に対する答弁書:答弁本文:参議院
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/114/touh/t114019.htm

(沖縄沖の海底に沈んだ水爆は将来も爆発しないなどと答弁しているが怪しい限りである)


(関連)「核のごみ」は青森・むつ市へ、生まれた電力は首都圏へ…使用済み核燃料の「中間貯蔵」が始まろうとしている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337981?rct=tokuhou

(関連)(別添PDFファイル)青森 迫る使用済み核燃料搬入、キャスクメーカーが過去にデータ改ざん、安全協定締結に待った(赤旗 2024.7.5)
 https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/6df560b5d3705fada5b608c1c7a62f15

(関連)使用済み核燃料の中間貯蔵に疑問の声続々 説明会終了、知事判断は?:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS76137SS76UBNB001M.html


 (2)青森県六ケ所村の核燃料サイクル基地にあるウラン濃縮工場では、この危険物=猛毒「六フッ化ウラン」の管理はどうなっているのでしょうか? 天笠啓祐氏の論文では「6フッ化ウランは水と接触すると猛毒のフッ化水素になる」「フッ化水素はガラスも金属も溶かしてしまう猛毒物質であり、少しでも海底に沈んだキャスク(容器)に穴が開いて漏れれば、次々とボンベを破壊し、運んだ中身がすべて環境中に出てしまう」とある。そんな超危険物を、青森県のウラン濃縮工場では、どのように扱い、どのように完全管理しているのでしょうか? 非常に心配です。

(関連)六フッ化ウラン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%95%E3%83%83%E5%8C%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3

(関連)フッ化水素 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%83%E5%8C%96%E6%B0%B4%E7%B4%A0

(フッ化水素の方は「劇物」扱い=つまり超危険物のようです)


◆六ヶ所ウラン濃縮工場の変更について
(青森県環境生活部原子力安全対策課、六ヶ所村企画・防災部門防災環境課 2007.3.16)
 https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kikikanri/atom/files/190316_jizenryoukai.pdf

(長文のレポートで読む気がしません、詳しい方がいたら、問題点を簡単に解説してください)
草々

 

2024年7月 6日 (土)

(都知事選・都議補選は本日が最終日)都民をだまして東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会」の「黒い頭のネズミ」党の自民党を東京から一掃いたしましょう=新しい東京ときれいな日本が明日からスタートです

前略、田中一郎です。
(拡散希望)

 

みなさまへ、

都知事選・都議補選は本日が最終日です。誰に投票するのがいいのか、よくお考えの上、明日は必ず投票所へお運びください。今回の2つの選挙は、東京にとってだけでなく、これからの日本の国政にも影響する重要な選挙です。

 

ご承知のことと思いますが、イギリスでは、この間、愚かな政策を繰り返していた保守党が総選挙で大敗し、十何年ぶりかで労働党が大勝する政権交代が実現しています(ただ、この労働党がどこまでイギリス国民にとっていい政治をするのかは未知数です。イギリスではマンネリ化した「二大政党制」が国の政治に行き詰まりの様相をもたらしており、例えば、ウクライナ戦争や対ロシア対立への対応、あるいは「人工CO2温暖化」説と原発への回帰の問題、社会保障制度の形骸化防止や市場原理主義政策の是正など、今後の労働党政権の政策が注目です)。

 

この日本でも、自民党の金権政治や悪弊が多くの有権者の生活苦をよそに大手を振って「居直り」状態にあり、また、東京をはじめとした大都市などでも、似非自民・隠れ自民のような低質な政治家が行政権を握って、貴重な財源を浪費しつつ都市破壊・生活破壊を続けています。今回の選挙は、こうした我が国での劣化した政治や行政を転換させる大きな契機にすることができる機会でもあります。みなさまにはどうぞ、この機会を存分に生かしていただき、新しい東京ときれいな日本がを明日からスタートさせていただきたいと思います。

 

私からは、下記の唯一点だけを改めて申し上げ、みなさまの投票行動に期待いたしております。(東京都外にお住いのみなさまにも知人友人への下記の働きかけをよろしくお願い申し上げます。)

 

都民をだまして東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会」の「黒い頭のネズミ」党の自民党候補を必ず落選させ、彼ら彼女らを東京から一掃いたしましょう。公明正大な選挙だというのに、陰に隠れてこそこそ動いて自分たちの日頃のデタラメを隠し通す、盲従的にしか投票ができない人たちの組織票を頼りに、小池タヌキ百合子と「裏金・脱税・統一教会」自民党が「ステルス連合」という徒党を組んで、またぞろみなさま有権者をだまし、たぶらかそうとしています。今度こそ、しっかりと彼ら彼女らに「NO!」を突きつけていただければと思います。

 

(関連)ステルスとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
 https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

 

 <新情報 NEW!>

(1)小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357058

 

(2)小池都知事「公選法違反」の可能性を郷原信郎弁護士が指摘…公務員の地位利用し定例会見で選挙運動|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357202

(このサイトにある写真をご覧ください。小池タヌキ百合子を取り巻く連中の雰囲気が、その正体をよく現しているように見えます)

 

(3)都庁の壁面に“ゴジラ”…一方足元では食料配布「1日1食しか」22歳大学生の姿も 「プロジェクションマッピング」の是非【都知事選】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2a66265058b8c8b457d42f4581323c66636e2df4

 

 <いちろうちゃんのブログ>

(1)今回の都知事選・都議補選は、都民に嘘をついて東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会癒着」で日本を破壊する自民党の「ステルス連合」を落選させることに意義があります:7/7は必ず投票にお出かけください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-3f5ff4.html

 

(2)東京都知事・都議会選挙は必ず投票に行ってネ:「頭の黒いネズミ」の自民党は「裏金・脱税・居直り」、「腹の黒いタヌキ」の小池百合子は「自分ファーストのウソつき」=この「一卵性双生児」を選挙で落選させて新しい東京を創っていきましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-d694b8.html

 

(3)(拡散歓迎)ねえ、今度の東京の選挙、誰に入れるか決めた?=そうね、よくわからないけど、小池さんと自民党にだけは入れないようにと思ってるの、だって、いい話、何もないのよ、陰で何してるかわからないでしょ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-9f0365.html

 

(4)「都知事選挙2024」=有権者のみなさま、今回の選挙では小池百合子に投票するのは愚かです、小池はこの8年間、ウソをつき続け、都税をデタラメに使い東京を破壊し続けています(自分ファーストのパフォーマンスにごまかされないで下さい)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-84043b.html
草々

 

 

2024年7月 4日 (木)

今回の都知事選・都議補選は、都民に嘘をついて東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会癒着」で日本を破壊する自民党の「ステルス連合」を落選させることに意義があります:7/7は必ず投票にお出かけください

前略、田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


============================
「今回の都知事選・都議補選は、都民に嘘をついて東京を破壊する小池タヌキ百合子と、「裏金・脱税・統一教会癒着」で日本を破壊する自民党の「ステルス連合」を落選させることに意義があります:7/7は必ず投票にお出かけください」をお送りいたします。誰に投票するのがいいのかは、みなさまそれぞれでよくお考えいただき投票をお願い申し上げます。棄権だけはなさらないでください。東京にとっても、国政にとっても、今回のこの東京の選挙は大変重要な意味を持っています。


 <別添PDFファイル>
(1)鼻をつまんで投票を(三木義一 東京 2024.7.4)
(2)都知事選24/7/7 現場から:木密解消 なお半ば 荒川区(東京 2024.7.2)
(3)「7つのゼロ」未達成より重要な真実、小池都知事の8年を完全検証する(『週刊文春 2024.7.11)
(4)受験競争の渦、これでいいの? 厚い支援、私立への進学後押し 都知事選(朝日 2024.7.3夕刊)

 <「緑のタヌキ」(小池百合子)と「頭の黒いネズミ」(自民党)には投票しないでください>


1.(別添PDFファイル)鼻をつまんで投票を(三木義一 東京 2024.7.4)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTW4zvoppfR9bRN6?e=QGBy25


2.ステルスで圧勝など、そうは問屋がおろさない 百合子の失速、蓮舫の猛追「最終攻防」(日刊ゲンダイ 2024.7.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/356996

(関連)街に出る蓮舫氏にステルス小池陣営は戦々恐々…ついに萩生田都連会長6.28八王子に現る情報|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/342022

(関連)ステルスとは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
 https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9

(メール表題にも書きましたが、陰に隠れてコソコソする小池タヌキ百合子と自民党・東京の「ステルス連合」=選挙戦終盤の1つのポイントです。これが小池タヌキ百合子の「情報公開」=「東京大改革3.0」なのです。:田中一郎」


2.(別添PDFファイル)都知事選24/7/7 現場から:木密解消 なお半ば 荒川区(東京 2024.7.2)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/356992

(日本の政治がまともであれば、東京の原状におけるこの重大問題の対処方法(政策・地元対応)について、候補者が公開討論をしていなければいけません。今のままでは、この荒川区を含む多くの地域が、阪神大震災の際の神戸市長田区のようになってしまうような気がします。しかし、選挙になったら嘘八百の「公務を理由」に陰に隠れて出てこないで、利権団体めぐりをしたり、都民を放置して姿を隠したり、過疎地域ばかりを選んで訪問したり、VTRで思い付きのその場限りの話を一方通行で広めたりしている候補では、そんなことはできないのです。(阪神大震災の教訓から、容易にできる対策の1つに、初期消火のための消火器類・防水設備の設置と使用方法を徹底する、ということがあります。今後、市民運動・社会運動でも訴えていきましょう):田中一郎)


3.辞職したから出さない? 国会議員の所得報告“最後までズル”を決め込む自民3悪人の名前|日刊ゲンダイDIGITAL  
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/356992

((記事の一部抜粋)「この資産報告には罰則規定がない。これもザル法だ」は、今回の政治資金改革の1つの盲点です。こんなのが、あちこちにありますね。悉皆的に全部、調べ上げないといけません。しかし、今回の都知事選・都議補選で、小池タヌキ百合子や自民党候補を選ぶということは、こういう金権腐敗の日本の無法政治を「これでも構わない」とする意思表示になります。この点も選挙戦終盤の重要な是非判断のしどころです。つまり、金権腐敗の自民党と小池タヌキ百合子の「ステルス連合」は「セットで考える」ことが必要かと思われます。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)7つのゼロ」未達成より重要な真実、小池都知事の8年を完全検証する(『週刊文春 2024.7.11)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9031

(今週号の『週刊文春』です。「文春砲」に期待して読んでみましたが、たいしたことはありませんでした。都政見直しによる8100億円捻出というのは「タヌキ・トリック」の大嘘、「再生エネ」=太陽光発電関連の詐欺師・会社社長との親しい仲(今や「再生エネ」は大型であればあるほど、泥臭く真っ黒けの利権の塊になっていると見ておいた方がいい=無邪気に「脱炭素」で喜んでいる場合か! ということです)、くらいが注目でしょうか? むしろ、自民党~三井不動産~小池タヌキ百合子、のつながりの糸口の指摘が、今後のことを考えた場合重要でしょう。:田中一郎)

(追:石原慎太郎の時は、三井不動産のところが、鹿島建設でした)
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-12-10/2006121015_02_0.html
 https://qr.paps.jp/NyuAH
 https://bunshun.jp/articles/-/44739?page=4


5.(別添PDFファイル)受験競争の渦、これでいいの? 厚い支援、私立への進学後押し 都知事選(朝日 2024.7.3夕刊)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15973669.html

(この問題も、本当はもっと掘り下げて考えなければならない問題です。現代社会の「教育とは何か」「教育とはどうあらねばならないか」です。私が中学・高校生の時からの、「お受験」生活で青春時代の大事な時間を費やしてしまっていいのか、という問題です。「お受験」と「お注射」(ワクチン)はよろしくない、と思いますが、ではどうしたらいいのか、これが政治や行政の世界でまともに検討されたことは、ここ何十年間の間で一度もなかったように思います。それは簡単に申し上げれば、小池百合子のようなタヌキ女が都知事をやり、自民党のような「黒頭のネズミ」が議員をしていて、政治や行政がトコトン{低レベル}だからです。やめませんか、こんなの?:田中一郎)


 <いちろうちゃんのブログ>

(1)東京都知事・都議会選挙は必ず投票に行ってネ:「頭の黒いネズミ」の自民党は「裏金・脱税・居直り」、「腹の黒いタヌキ」の小池百合子は「自分ファーストのウソつき」=この「一卵性双生児」を選挙で落選させて新しい東京を創っていきましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-d694b8.html

(2)(拡散歓迎)ねえ、今度の東京の選挙、誰に入れるか決めた?=そうね、よくわからないけど、小池さんと自民党にだけは入れないようにと思ってるの、だって、いい話、何もないのよ、陰で何してるかわからないでしょ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-9f0365.html

(3)「都知事選挙2024」=有権者のみなさま、今回の選挙では小池百合子に投票するのは愚かです、小池はこの8年間、ウソをつき続け、都税をデタラメに使い東京を破壊し続けています(自分ファーストのパフォーマンスにごまかされないで下さい)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-84043b.html
草々

 

2024年7月 2日 (火)

大阪万博やめなはれ!:①メタンガス爆発危険で「いのち危うく悪夢の近未来」、②硫化水素ガスも噴出で「うんこ臭い」万博夢洲会場=これこそ「うん国際」貢献だ、③この「ご立派」な大阪万博に関連経費含めて10兆円だそうだ ふざけるな!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.2024年「首都決戦」日本の政治は変わる:『週刊金曜日』

(1)『週刊金曜日 2024.6.28』
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003896.php

(2)『週刊金曜日 2024.6.14』
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003887.php

(3)『週刊金曜日 2024.6.7』
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003883.php


2.イベント情報

(1)(7.2)【ライブ配信】「能登半島と原発」院内集会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/48836/

(2)(チラシ)(7.8)関電株主代表訴訟(金品還流等) 第5回公判(大阪地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTNs1GzEpQKORNrI?e=2RnCta

(3)(チラシ)(7.11)ガザのジェノサイドとリベラリズムの危機(リバティタワー)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlQfnDQ1mvoDs8fEf?e=3wwQzd

(4)(チラシ)(7.13)伊達判決65周年記念 講演「砂川闘争と日米安保」(高原太一:成城大学)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTTAs274y1UyF9ec?e=EnsiXc

(5)(7.17)第6回最高裁行動「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」のお知らせ 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/20240717-event/

(6)(チラシ)(7.18)食の未来を考える:天笠啓祐氏(飯田橋)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlENTkyOn7qAbYDyN?e=LxbnBF

(7)(チラシ)(7/20、21)第16回 大間原発反対現地集会(青森県)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlR5cawMvaMAiapjA?e=rNagg7

(8)(チラシ)(7.27)日本学術会議の法人化は社会と学問をどう変えるのか(早稲田大学)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVlTIrYrVOYYMlIqLE?e=0aS77v

(9)(7.29)子ども脱被ばく裁判 第2回最高裁要請行動

 13:00 最高裁前行動
 14:00 最高裁申し入れ
 15:00 学習会「一緒に上告理由書を読みましょう!」
     会場:参議院会館 B109会議室(地下1階)
  https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/


3.岐阜の水源枯渇でJRの調査不足指摘〜ストップ!リニア訴訟控訴審 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/48845/

(関連)ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/

(関連)開業までさらに60年…リニア計画は「日本のサグラダ・ファミリアです」取材歴20年のジャーナリストが看破|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/356781?utm_source=newsletter&utm_medium=email


4.(メール転送です)[福島みずほ元気ニュース] 【第322号】『虎に翼』
 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

NHK朝のドラマ『虎に翼』が毎回心に突き刺さる、励まされる。

近現代史を一緒に生きるという感じがしている。ヤミ米を食べなくて餓死してしまったという山口判事の事はもちろん知っていた。しかしこれがドラマであの花岡さんが、となるとリアリティーが全く違ってくるのだ。心に本当に突き刺さってくる。

まだ、女性の法律家が1人もいなかった日本において、明治大学で勉強を始めた女性たち。法学をやろうと思う女性たちの気持ちや行動を見ていると、10代の頃、20代初めの頃を本当に思い出す。大教室で、授業を聞いていた頃を思い出す。

寅子さんたちがみんなで模擬裁判をやっていた時に、男子学生が揶揄し、からかう。激怒する女子学生たち。女性が法学を勉強するのにこんな扱いだったのだ。また、法律家になれるかどうか明確でなかった時に法学を志し、弁護士になろうとしたことなど、本当に素晴らしい。

私は、なぜ法学を勉強するのなどを聞かれた事は1度もない。それもこれも先輩の女性たちが道を切り拓いてくれたからだと心から感謝をしている

1976年司法研修所において、男が命をかける司法界に女が来るのは許せないと裁判官出身の事務局長が発言し、大問題となった。他の裁判教官のなかにも、2年間の司法研修所生活を終えたら、裁判官、検察官、弁護士になろうなどとは思わず、家庭に入ってその能力を腐らせて、子育てをするのが良いと発言、勉強が好きな女性は議論好きで嫌いだなどの発言もあり。これらの発言に対して、当時の司法修習生たちが大きく動き、国会で質問が出たり、大問題となり、この年の10月には、日本弁護士連合会が報告書をまとめている。この時私は大学生だったが、罷免要求に賛同してサインをしたことを覚えている。

本当にひどい発言である。その後、私が就職する時もまだ困難があった時代であったと思う。弁護士の機関誌である「自由と正義」に書いたのだが、当時アンケートを取ったことがある。株主総会の壇上に、女性の弁護士が座っていたら、総会屋の抑えが効かないなどということを言われたと言う人もいた。今はもうそんなことはないだろう。

私は弁護士になってから、女性の弁護士で嫌だと言われた事は1度もない。むしろ、私は、離婚事件やセクシャルハラスメントや女性の人権問題を多く手がけてきたために、女性の弁護士で本当によかった、話がしやすかったとよく言われた。ぜひ弁護団の中に女性の弁護士を入れてほしいと言われ入ったことも何度もある。

女性であることはハンデイではなく、むしろ可能性になったのである。司法試験に合格をしたときに、先輩の弁護士である中島通子さんや林陽子さんなどがお祝いの会食会を設けてくれた。受験生の時からがんばれ、がんばれ、早く試験に受かって一緒に活動しようと言われていた事は本当にラッキーだった。先輩の弁護士たちがものすごく頑張って道を切り拓いてきてくれていたのである。そのことを痛感をしている。感謝しかない。

戦前、妻は無能力者とされ、妻は婚姻により夫の家に入るとされ、戸主およびその家族は、その家の名前を名乗るとされ、結婚には、親の同意が必要であり、相続は基本的に長男相続であった。姦通罪も男女不平等。

憲法24条は、家族の中の個人の尊厳と両性の本質的平等を決めた。憲法の中で、個人の尊厳という言葉が入っているのはここだけである。憲法24条がようやくできて、この憲法のもとで、民法の親族編相続編が大改正になる。家制度が廃止されたのである。民法の大改正のときにはこのドラマの中に描かれているように社会が壊れるなどといった議論が起きる。それを頑張って改正をするのである。

寅子さんが焼き鳥を包んでもらった新聞に、日本国憲法のことが載っている。憲法14条の法の下の平等などに心を踊らされた人はたくさんいるだろう。もちろん憲法9条も。さまざまな苦難や犠牲を払って獲得した憲法のもとで、法律が変わり、新しい社会を作ろうと努力をし続けているということがよくわかる。

私は、戦後、家庭裁判所ができた事はもちろん知っていたが、こんな形でできたという事は知らなかった。少年事件を手がける弁護士たちに聞くと、宇田川さんという名で演じられている人物は確かに存在し、がんばって、家庭裁判所を作り、愛の裁判所という事はやはりキーワードだったそうだ。

戦災孤児の問題など、まさに放置された問題ではないだろうか。今、空襲議員連盟で、法案を作り、成立させようとしているが、これも別の意味で戦災孤児の問題でもある。どれだけの辛苦をなめてきたのかと思う。改めて、今の家庭裁判所が愛の裁判所になっているかということもつくづく思う。原点に帰って頑張りたいものである。

そして素晴らしいのは、寅子さんがヒロインであり、日本で初の弁護士、日本で初の裁判官になり、道を切り拓いてきた事はもちろんだが、完璧な人間としては描かれておらず、失敗もしたり、挫折もしたり、苦労しながらやっていることが描かれているのである。そして彼女を取り巻く人、それぞれも一人一人がまさにきっちり描かれていて、それぞれにとても感情移入をしてしまう。

戦う女、戦わない女、戦えない女と言うけれど、どれも一人一人がかけがえのない人であり、リスペクトされるべき存在なのである。はるさん、花江さん、よねさん、梅子さん……、家事を切り盛りしながら、あるいはさまざまな悩みを抱えながら、限界を感じたりしながら、必死で生きている。このドラマは、それぞれの女性たちに優劣をつけたり、裁いたりなんかしない。そして、そこで描かれているのはやはりシスターフッドである。

それにしても、伊藤沙莉さんはじめ、みんな演技がとてつもなくうまい。さまざまな泣くシーンや顔の表情など、本当にリアリティーがあってうまいと思う。

宇田川さんが言う。「法律ちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ」その通り。そしてそれは政治に置き換えてもいいことである。

私は、日本国憲法が大好きで、憲法9条はもちろんのこと法の下の平等を規定した憲法14条、憲法24条、個人の尊重と幸福追求権を規定した憲法13条など大好きである。憲法が、六法全書の中に閉じ込められているのではなく、まさに日々の生活や人生に大きく影響を与えていることをこれほどまでに描いたドラマはあんまり見たことがない。すごく嬉しい。戦前の法廷では、検察官と裁判官が壇上にいて、弁護士は下にいる。さまざまなことが本当に変わったのだ。

三淵嘉子さんは、広島、長崎の原爆投下は、国際法違反であるとした判決の右陪席で、いわゆる下田事件の判決を出している。戦争を起こした政府は、責任があるということも言っている。判決は棄却判決だが、この判決を味わって読んでみたい。三淵さんの平和への思いを感じている。

『虎に翼』は目が離せない。毎回毎回ハラハラドキドキする要素があるからである。登場人物、それぞれに感情移入して、素直に感じ、感動して、泣き、喜び、心配をしてしまう。

冒頭の歌の中でどこまでも飛んでいけというのは自分に対しても、そしてたくさんの人に対しても言いたい言葉でもある。どこまでもどこまでも自由に飛んで行きたい。


◆日刊IWJガイド・非会員版「欧州動乱! フランスで内戦の危機とマクロン大統領が公言! 紛争の停戦を求めていたハンガリーのオランド首相の車列が爆発! テロか!-」2024.6.27号~No.4264 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53622
================================


「大阪万博やめなはれ!:①メタンガス爆発危険で「いのち危うく悪夢の近未来」、②硫化水素ガスも噴出で「うんこ臭い」万博夢洲会場=これこそ「うん国際」貢献だ、③この「ご立派」な大阪万博に関連経費含めて10兆円だそうだ ふざけるな!!」をお送りいたします。

この大阪万博のデタラメについては、既にマスごみ報道でもいろいろなことが伝えられており、私の方から新たに付け加えることはありません。下記はその様々な報道から代表的なものをピックアップして、整理して並べたものです。

◆大阪万博開幕1年前でも「関心ない」69%…読売世論調査 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20240421-OYT1T50111/

夢洲という廃棄物処分場の上を万博会場にするという愚かなことを決めたことが、さまざまなトラブルの原因の1つですが、それよりも更に手前のことで申し上げれば、本来の目的はカジノという博打場の誘致であり、その前座として、よせばいいのに時代錯誤の万博の誘致を維新(日本維新&大阪維新)という大阪を牛耳っているデマゴーグの集団が政治的に決めたところに根本的な問題があります。タコが自分の足を食うようなカジノ(博打に負けてカネを奪われる人間の多くは大阪の人間となる)で地域や街の振興をするなどというトンデモ発想に、とうの昔に終了しているはずのオワコンの万博を財政的な思惑もあって誘致すると決め、時のアベ政権・菅義偉官房長官を窓口にしてアベ政権とも癒着しながら進めてきたのが、この大阪万博です。誰もやめろと止める人はいなかったのかと、聞きたくなるような開催前の惨状が伝えられています。

(関連)(別添PDFファイル)「大阪万博」危機の深層、山本理顕が問う「ずさんな実態」(『週刊新潮 2024.5.16』)
 https://www.cyzo.com/2024/05/post_366802_entry_4.html

そして、この愚か極まる巨大イベントは、さながらあの銭ゲバ・贈収賄イベントだった2021年東京オリンピックと瓜二つのようになってきています。開催前から様々な問題が表面化し、それぞれの問題に対する対処の仕方が放置も含めて稚拙でいい加減で無責任で、時間の経過とともに事態が深刻化していく、誰が諸問題やこのイベントの責任者なのかよくわからない(経済産業省のOBのような無能な官僚が政府から派遣されてやってくるが対応できない)、くだらないことに費用をかけ、その費用が当初の計画よりもどんどん膨らんで、まるで巨大ダム建設のような「小さく生んで大きく育てる」を地で行っているような状態になり、挙句の果ては、パビリオン建設が間に合わないだの、土木建設業労働者の残業時間問題があって人手不足は今後益々ひどくなり建設の遅れは更にひどくなるだの(愚かにも万博だけ残業時間延長の特例を認めろなどと言い出したり)、夢洲の土壌からメタンガスが発生して爆発しただの、硫化水素ガスも発生して夢洲全体がウンコ臭いだの、地盤整備が不十分だだの(地震が来ると液状化する)、会場へのアクセス手段が来場予定者数に対応できるまで確保できていないだの、防災対策や救急対策ができていない・できないため何かあると来場者に身の危険が及ぶだの、開催運営上の問題が山積していて懸念が増しているだの、まあ、あきれるような話が次々と報じられてきている。そして2021年東京オリンピックと同じく、ここ大阪でも、子どもたちをダシに使ってPRするため危険な万博会場へ来させようと、大阪維新の愚か者たちが教育委員会を使ってゴリ押しをし、それに対して教育現場から批判が出るというお粗末も発覚した。

(関連)(別添PDFファイル)タダでも大阪万博には行きたくない? 子ども100万人無料招待計画 爆発事故が起きてもゴリ押し:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/330086?rct=tokuhou

(関連)踏み絵?関西万博の無料招待に学校現場は悲鳴 吉村知事のゴリ押しに「入場者数かさ上げのためでは」AERA dot.
 https://dot.asahi.com/articles/-/223939?page=1

要するに、2021年東京オリンピックの時と同じように、今日の自民党が支配する日本の政府にも、維新が支配する大阪府市の自治体にも、万博を順調に開催する能力も責任感もない、ということが、事の成り行きから浮かびあがってしまったということだ。万博も五輪も、今日の日本の政治や行政の劣化を証明してしまっている。

(関連)なぜテレビは万博を「美談」で誤魔化すのか…元テレ東社員が指摘する「大阪万博と東京五輪」の不気味な共通点 スポンサーに喜ばれ、視聴者にウケるという思い込み - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/81046?page=1

(関連)大阪万博準備の“ないない尽くし”パビリオン設計者が明かす…「強行なら能登復興の足かせに」|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336288

そして腹立たしいことに、2021年東京オリンピックと同様に、水面下では。建設費や開催運営費に加えて関連費を含めれば、このくだらなくかつ危険な万博という巨大イベントに10兆円にも上ると言われる巨額な税金・公金が投じられ、それにたかるように、大小さまざまな魑魅魍魎の連中がこの大阪万博に集まって来ているのである。

今年正月元旦に起きた能登半島地震が復旧さえままならない(大半が政治政権の責任)状態なのに、万博の突貫工事がその復旧復興を遅らせる結果までもたらしているとも言われている。にもかかわらず、政府も大阪も能登の悲惨に対して何の動きも見せていない。石川県のバカ知事で故安倍晋三の腰巾着だった馳浩が、維新の顧問をしている関係で、1000万円のカネを大阪万博のために拠出するなどと「逆噴射」が報じられ、そんなことに(地震災害への)寄付金を使うのなら、寄付はもうしない、という批判まで起きて、要はこの国の政治家や官僚どもは一体何なのだ! という事態となっている次第である。

(関連)避難所生活、今も3000人超 まだ街にがれき 能登半島地震5カ月 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/yvhbyzc5

(関連)「人手不足は予想されていた」能登半島地震5カ月、いまだ1%台にとどまる建物の公費解体…立ちはだかる難題とは:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/330574?rct=tokuhou


もはやこの大阪万博は中止する以外にない。しかし、維新(日本維新&大阪維新)も岸田文雄政権も、やめる気配はまったくない。政治家やそれにたかる連中にとっては絶対にやめられない、それだけおいしいイベントだということなのだろう。だったら私達一般の有権者・国民は、こうしたロクでもない事態に対して当事者たち=特に政治家どもにきちんと責任を取らせ、二度と再びかようなバカげた税金の巨大な無駄遣いをさせないためにも、この万博を明々白々の失敗に追い込み、巨額の赤字を積み上げさせることで責任を取らせようではないか。

(関連)社説:大阪万博まで1年 盛り上がらぬ理由直視を - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240423/ddm/005/070/104000c

「やめろ万博・買うなチケット・行くな大阪!!=石川県能登半島復旧復興を妨げる時代錯誤の低レベルイベント開催の責任を関係当事者がきちんと取れ、我々の税金をかようなくだらない出鱈目イベントに使うな!!」を徹底いたしましょう。


 <別添PDFファイル>
(1)万博誤算かさむ費用 簡易型移行進まず/電子券販売不振 用途変更に50億~76億円(毎日 2024.6.28)
(2)万博追加負担、最大77億円「建て売り」再整備必要(朝日 2024.6.26他)
(3)万博会場メタンガス検出、3月の爆発事故と別工区、今度は施設中心部(東京 2024.6.1)
(4)万博会場の爆発、連絡4時間半後、協会「対応 問題なし」(朝日 2024.5.20)
(5)万博用地のガス爆発は「大阪の悪」噴出が招いた(適菜収 日刊ゲンダイ 2024.6.1)
(6)万博まで1年、防災計画、ホンマに万全なん? 人口島 地震来たら交通遮断も(東京 2024.5.39)
(7)こども、動員、万博 102万人招待計画に「待った」、アクセス・安全 疑問噴出(東京 2024.5.29)
(8)大阪万博に1000万円計上、馳浩知事と森元首相の共通点(『週刊文春 2024.3.7』)
(9)「大阪万博」危機の深層、山本理顕が問う「ずさんな実態」(『週刊新潮 2024.5.16』)
(10)万博経済効果 ほんま? 机上の積上げ もうけと別(毎日 2024.5.17)


◆(必見)報道特集VTR:大阪万博まで300日、会場のメタンガス爆発を検証(2024.6.29)
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2067795_1000080576?utm_source=tbs_official&utm_medium=organic

(「大阪府が各学校に出したアンケートには、万博には行かない・行きたくない、という選択肢はない=自治体首長から批判と不満の声が挙がっている」、「(こんなガス爆発の危険が伴っている夢洲のような場所で万博を開催するということ自体、どう考えているのかとの質問に対して)万博開催運営責任者曰く=「私たちはこの場所で開催しろと言われているので、それに従っている(だけだ=文句があるなら指示した奴に言ってくれ)」、当初対比で膨れ上がる万博会場建設費にさらに、メタンガス対策その他が加わる、本当に先般上限とされた金額内に費用はおさまるのか?」等々、大阪万博のあきれた実態が浮き彫りになっています:田中一郎)


(関連)大阪万博「メタンガス噴出」76回の衝撃! 海外参加国に事故知らされず「詐欺っていうんや」維新に集まる批判(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4a60d39ed38bc61b1f5e60b82400708d85391a71

(立憲フォーラムMGより)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《「よーし、今日はメタンガス濃度が低いから万博行くぞー!」「わーい」ってなる?》《すごいよな。毎日メタンガス濃度を気にしながら運営する「いのち輝く」万博って、わけわからんやん。夢洲にしよ、っていうたん誰?》など、あきれる声が。また関西テレビでは、この件について、海外の参加国の担当者に取材。そもそも事故があったことを知らされておらず、安全性を問題視する声が多く聞かれた――と報じている。Xではこれについても《万博のメタンガス爆発を、参加国に伝えてなかったって、相当衝撃なんだが。日本という国の信頼問題よ》《爆発事故のこと、参加国の、どの国にも、伝えてなかったって。維新。こういうのを、詐欺って言うんや》と、怒りの声が多数あがっている。「いのち輝く万博」はどこへ向かうのか――と「FLASH」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆【独自】万博会場での爆発事故「びっくりするくらいの音。だいぶたいそうな事故だった」近くにいた作業員が証言(2024年5月29日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9NU8apsyZBU

◆万博はアレもコレも紐づけ「総費用10兆円」到達も! 壮大すぎるインフラ整備計画の全容|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332941


1.直近報道より

(1)(別添PDFファイル)万博誤算かさむ費用 簡易型移行進まず/電子券販売不振 用途変更に50億~76億円(毎日 2024.6.28)
 https://mainichi.jp/articles/20240628/ddm/002/040/056000c

(2)(別添PDFファイル)万博追加負担、最大77億円「建て売り」再整備必要(朝日 2024.6.26他)
 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15967322.html

(3)大阪万博会場のすぐ隣で「殺人アリ」発見! ガスに続く問題発生に「子ども連れて行くのが恐ろしい」集まる不安(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/15900f3a04debd0c4d874979a0fc3ac580fd7915

(4)「どんだけ秘密主義」「戦前かよ」大阪・関西万博 工事見学ツアーの撮影制限が厳しすぎるとSNS大荒れ(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/09618364b7b2d5081368e6e334363d894d4732d1

(5)「絶対いらない」大阪市北区が婚姻届提出で「ミャクミャク夫婦箸」贈呈に区民大ブーイング「ヒアリの殺虫剤を」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/403767586d177847b438b0581d1b454d45ed37aa

(6)万博建設遅れ、苦肉策「X」なぜ広がらぬ? 関心を“中身”へと躍起 - 毎日新聞
 https://x.gd/0igPH

(7)売れぬ万博入場券 紙チケット解禁も、会場運営には支障大の可能性 - 毎日新聞
 https://x.gd/g9OCL

(8)万博リング、一部解体で調整へ 建材に再利用、解体費増の可能性も:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/CQi0Z

(9)大阪万博「子ども無料招待事業」に教職員・自治体が猛反発! 大阪府民“ほぼ無関心”の深刻事態|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341530

(10)万博チケットって大阪の特産品? ふるさと納税の返礼品、首をかしげたくなる大阪市のチョイス:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/332659


2.メタンガス・硫化水素 噴出問題

(1)大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/356639

(2)大阪万博建設現場のメタンガスが急増し1日2tも発生! 3月の爆発事故では「通報遅れ」「天井破損」を隠蔽していたことが発覚|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2024/05/post-6332.html

(3)大阪万博メイン会場「夢洲2区」の安全性への懸念 万博協会のメタンガス発生に関する説明には大きな矛盾、次なる爆発事故のリスクも|NEWSポストセブン
 https://www.news-postseven.com/archives/20240610_1969521.html?DETAIL

(4)憤る万博作業員「隠したらアカン」 会場爆発、コンクリ床に亀裂も [大阪府]:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/XARYV

(5)(別添PDFファイル)万博会場メタンガス検出、3月の爆発事故と別工区、今度は施設中心部(東京 2024.6.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/330840

(6)万博会場の爆発、連絡4時間半後、協会「対応 問題なし」(朝日 2024.5.20)
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5M1CH4S5MOXIE037M.html

(7)万博用地のガス爆発は「大阪の悪」噴出が招いた(適菜収 日刊ゲンダイ 2024.6.1)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/340976

(8)万博の招待事業 大阪府の意向調査は「ルール違反」 東大阪市長が不快感、維新の身内からも批判 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20240606-JOFKNWI7EVJIJBSAKWNHFCN3A4/

(9)「強権的だ」大阪府の万博意向調査に抗議、交野市が関連グッズを撤去:朝日新聞デジタル
 https://qr.paps.jp/7ZTmH

(10)爆発後に「他にはない」と断言したのに…可燃性ガス4カ所で発生 大阪・関西万博会場 「出ないわけないやん」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/330840?rct=tokuhou

(11)テレビがひた隠す吉村知事の「大ウソと赤っ恥」大阪万博子ども無料招待は令和の学徒動員?「行きたくない」意見封殺の内情 - まぐまぐニュース!
 https://qr.paps.jp/oF6ZC

(12)大阪万博会場「ガス爆発事故」では天井も破損していた!シレッと追加被害公表の無責任体質|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340587?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(13)地上のガス濃度測定せず 大阪万博会場の爆発事故 協会が再発防止策 [大阪府]:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS4M3CF2S4MOXIE01QM.html


3.会場建設の遅れ

(1)大阪万博、「タイプA」パビリオン、インド、イランなど6カ国が撤退 「タイプX」移行で数十億円の負担増に「始まる前から終わってる」批判殺到(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5211e22cac62991f5d18b1e57eb2721e6487b49

(2)大阪万博予定地を空撮してわかった不都合な真実「 このままじゃ間に合わない!」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5859d2f6c9b7c3cdfeaea0796f82dc80e215e107

(3)パビリオン、数十億円負担か 万博、「簡易型」へ移行進まず:朝日新聞デジタル
 https://x.gd/ofrIc

(4)万博担当ゼネコン幹部が明かす「ギリギリ」の交渉とその舞台裏 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20240616/k00/00m/040/141000c

(5)万博海外パビリオンの建設「相当厳しい日程」 大林組出身の関西同友会・永井代表幹事 - 産経ニュース
 https://qr.paps.jp/g9qFF

(6)万博・海外館、着工3割弱 13日で開幕1年前、遅れ深刻(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/45c4ad694b0980e1a4161a66b0bc963dc7cef2c5

(7)大阪万博パビリオン建設に「リング」が邪魔…建設トップから今さら“ダメ出し”のア然|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336632

(8)大阪・関西万博ついに参加国を怒らせた! 地盤は脆弱、水はけ悪くメタンガス噴出も(AERA dot.)
 https://dot.asahi.com/articles/-/220946?page=1


4.万博費用

(1)大阪万博の予算 当初1250億円が今や10兆円! - 文化放送
 https://www.joqr.co.jp/qr/article/111174/

(2)大阪・関西万博の事業経費は「底なし沼」 関連インフラ整備だけで約10兆円、建設費は倍増 - AERA dot.
 https://dot.asahi.com/articles/-/211631?page=1

(3)【第3弾! 大阪万博は世紀の「13兆円の無駄遣い見本市」になる!? 倍増する建設費は国民が負担! 経済効果はお友達シンクタンクが試算した皮算用!】(『日経ビジネス』、2024年5月22日)
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53618#idx-7

(4)大阪万博またまた軌道修正…赤字が出れば出るほど経済効果が上がる摩訶不思議|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/339050

(5)「万博やってる場合じゃない」介護保険料、大阪市が全国ワースト9249円の一方で万博負担「ひとり2万7000円」試算に市民の怒り爆発(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/77af6bcebb6e4c856a63b8dd22efb877c0fd8132

(6)橋下徹氏 万博の赤字〝大阪府市が負担〟と私見「夢に向けて投資したらいいじゃないですか」(東スポWEB)
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/300454

(7)「無責任すぎてありえない」大阪万博の赤字「府と市で負担も」吉村知事の発言に批判殺到…キャンセル料はすでに840億円の泥沼(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c74f63fae529626ed5d55bc73c3ce6011ea976d3

(8)橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/339230

(9)「解体費込みで2億円」 大阪・関西万博で注目のトイレ 設計者は「実験的な試みに金額を投じているという認識」(CBCテレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/082b19ef3741d421270f0943c39153cefc97ce63

(10)「国の恥さらし」大阪万博、次々判明する追加出費に呆れ声…パビリオンタイプ変更で76億円、350億円リング再利用はたった2割(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b92bac1b15f428c74d17306c0109c96fe27df1d1


5.維新(日本維新&大阪維新)

(1)「万博行くなよ、出入り禁止や」議会でヤジの維新・箕面市長 一転し発言を撤回「吉村代表から助言」発言した議員には撤回の文書を渡す(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e5f203446d69d6e3a1004914b8e602eaa772665d

(2)吉村知事、大阪万博「無料招待」めぐって火だるま…ついに “身内” の東大阪市長からも反旗(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bfd263f6bd1bfcd8e314c3d51efbefd7f93bc0f7

(3)維新「公明が手を挙げなかった」公明「万博の追及をしないことと引き替えにと聞こえるところはあった」 大阪府議会の副議長に第2会派の公明が候補出さず 万博建設費めぐる厳しい追及など影響か(ABCニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7657d6d163b5617546601d831f38a5ec3f9770ce

(4)「”吉村知事の万博”に見える」来年の大阪・関西万博 大阪府・吉村知事の”迷言”は「疲れと協会の発信不足」府政関係者が記者に語った”ウラガワ”(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f965c592bf0f6738d0aabe7c42b60de7df6a3a6f

(5)万博は“向かい風”では? 「全然ない」と強気の維新・馬場代表  「立憲と組んでもロクなことない」 今後、自公過半数割れならどう動く?(関西テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/402697129e849d1d83f8609a94550025d4747bf4

(6)【社説】大阪・関西万博 今なぜ?の疑問に答えよ|【西日本新聞me】
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1205970/?__lt__cid=1a974e19-fb94-47bc-853b-4990fa70fbf5

(7)大阪・吉村洋文知事らの発言に非難殺到、「犯人を万博反対派と決めつけ…」「誤った印象操作」ミャクミャク像損壊事件で(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://www.chunichi.co.jp/article/887579


6.防災対策

(1)(別添PDFファイル)万博まで1年、防災計画、ホンマに万全なん? 人口島 地震来たら交通遮断も(東京 2024.5.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/325895

(2)大阪万博は災害対応もグダグダ…大雨で会場孤立化・水没の想定も「防災実施計画」策定されず|日刊ゲンダイ
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340850

(3)警告されていた大阪万博会場の「メタンガス爆発」が現実に、甘すぎる防災計画に不安しない(JBpress)
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80961

(4)大阪万博を南海トラフが襲ったら…ホンマに大丈夫? 具体的な避難計画は「まだない」 残り1年を切っている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/325895

(5)毎年「記録的な暑さ」が続く? 地球沸騰化の時代に開かれる大阪・関西万博の「熱中症対策」を案じる:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/335940


7.その他

(1)(別添PDFファイル)こども、動員、万博 102万人招待計画に「待った」、アクセス・安全 疑問噴出(東京 2024.5.29)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/330086

(2)(別添PDFファイル)大阪万博に1000万円計上、馳浩知事と森元首相の共通点(『週刊文春 2024.3.7』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b8112

(3)(別添PDFファイル)万博経済効果 ほんま? 机上の積上げ もうけと別(毎日 2024.5.17)
 https://mainichi.jp/articles/20240517/ddm/041/040/102000c

(4)万博リング、一部解体で調整へ 建材に再利用、解体費増の可能性も:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/y3y6bcj9

(5)「やっぱり迷惑の塊」大阪万博「リング」閉幕後の再利用わずか4分の1報道に「予想どおり」府民の批判殺到(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3c8f3eb470b2174727ad72d54478620f5ffdb1ff

(6)大阪万博に1000万円計上 馳浩知事と森元首相の共通点 - 週刊文春 電子版
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b8112

(7)「地震あったっけ?」への危機感 馳知事、批判受けても万博へ意欲:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASS5P3W7CS5PPJLB00CM.html

(8)万博会場へのアクセス問題『中央線』に集中必至 スタッフ間に合わず「開場できない日があるかも」担当者 - 特集 - 関西テレビニュース
 https://www.ktv.jp/news/feature/240605-access/

(9)万博商用運航を断念 スカイドライブ「空飛ぶクルマ」:時事ドットコム
 https://qr.paps.jp/Prgdq

(10)悲劇を繰り返すな 1970年大阪万博、成功の陰にあった多くの犠牲  from 大阪社会部(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dcf7769f9cd4fd850c567ab37abd96fad5f68b6d

(11)大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340397?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(12)「海外のカジノ業者の利益になるだけ」 世界的建築家・山本理顕が明かした「大阪万博批判発言」の真意 「安藤忠雄さんは逃げてはいけない」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/411cb2f4074b316d8368c34e631223c066abc611

(13)大阪万博にまたも“無理がある案件”猛暑でミャクミャク連続稼働わずか10分に「もうやめてしまえ」しらける声続出(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/765195751811b89890d27d6acdae84833e570447

(14)万博スタッフに「時給2000円」大盤振る舞いの裏で…“格差拡大”に涙を飲む大阪府非常勤職員|日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341456?utm_source=newsletter&utm_medium=email

(15)万博の前売り入場券、購入の大半が企業 9割の可能性も - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20240607-O4WZC5M6DZKSXN2RSBED3DJDGE/

(16)【万博】「想像力のない人たちによる施策。あほか?と言いたい」 万博無料招待事業で複数の学校が参加に二の足 確保できているバスの数が予定のわずか2割で行くに行けない!? 「低学年の電車移動はまずあり得ない」との声も(ABCニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9975b14d5e23a7eb7c7699afb25671dbad32e7db

(17)目玉がない!大阪・関西万博のドッチラケ実態(1)万博のレガシーは燃料に - Asagei Biz-アサ芸ビズ
 https://asagei.biz/excerpt/75149

(18)日本人は、大阪万博でも「太平洋戦争と同じ失敗」を繰り返した…国の衰退を招く「特徴的な弱み」を正せ(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6496be3a3563805dbe87a04141376523e723d44a

(19)大阪・関西万博「世間の関心のなさ」がハンパない…それでもまだ一縷の望みがある理由 - 井の中の宴 武藤弘樹 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/343048?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=2024gw

(20)「万博の会長してる場合じゃない」住友化学、過去最高3120億円の赤字で大幅人員削減へ…十倉雅和氏の経営能力に疑問の声(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/feeb1e5a50ecd2c0e1c6ad51fe28d2a4e54ce2fd

◆(セコイのが批判されて)大阪・関西万博 会場へ食品持ち込み一転し認めること明らかに - NHK - 大阪・関西万博
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240406/k10014413841000.html


 <いちろうちゃんのブログ>

(1)大阪万博 中止!中止!中止!(その3):「博打(カジノ)かがやく大阪未来のデザイン」、能登震災復興の邪魔をしてでも「維新」が強行する「よしもと・タコヤキ万博」のお粗末=高い入場料払うて見に行く値打ちなどあらしまへんで、やめときなはれ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2024/02/post-b0a3f4.html

(2)(ヤメロ万博、つぶせカジノ、追い払え維新)お粗末万博だけでも13兆円を超える「税金チューチュー」の公金詐欺、それをチンピラ似非右翼・維新が大好きのカジノ博打場建設に底なし経費の夢洲地盤改良が追いかける=「夢洲」が「悪夢の洲」に生まれ変わる- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-3aaba7.html

(3)大阪万博 中止!中止!中止!(その2):圧倒的多数の世論も、維新の支持者も、AIの大ちゃんも、みんな「カジノ博打場の前座」で「プレハブ・タコ焼き・よしもと万博」なんていらないと言ってます! やめなはれ! 税金の無駄や!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/11/post-3b53c4.html

(4)大阪万博 中止!中止!中止!:行政劣化、経済低迷、政治サイテーの維新大阪が、高度経済成長時代の国家イベント「万博」の「二番煎じ」をやろうとして頓挫=ここから更に突っ込めば巨額税金のムダとなる、やめちまえ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-3fce38.html
草々

« 2024年6月 | トップページ | 2024年8月 »

最近の記事

無料ブログはココログ