« (必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)VS(まるでダメ本)『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』(東大作上智大学教授:岩波新書) | トップページ | 本日(9/10)のいろいろ情報:(1)mRNAワクチンは米国防総省開発の「ただの毒物」(2)公園潰しのタヌキ都知事を追い払え!(3)梨の花粉まで中国から輸入するトンチキ国日本(4)迷走立民と若手「直諫(ちょっかん)の会」 他 »

2023年9月 7日 (木)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(144):「井の中の蛙」国ニッポン政府政権が、「汚染水」を「処理水」と言い換え、「原発大推進」を「脱炭素」(NO FOSSIL)と言い換えて築く「核放射能自滅社会」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(9.14)オルタナティブな日本をめざして(第90回):「福島原発事故とUNSCEAR報告:過小評価される放射線被曝」(黒川眞一さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月14日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-d3f0b0.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(9/14(木)のこの日は、最初の1時間で、主催者より「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革」(第2回目)をプレゼンいたします。第1回目は下記の報告をご覧ください。まだ若干名の予約が可能です。この機会をお見逃しなく)

◆(拡散希望)(報告)(7.20)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第1回目):日本国憲法の「司法」関連条文から裁判や裁判所の抜本改革を考える(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c71de4.html


2.(必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034506295&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)(必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)VS(まるでダメ本)『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』(東大作上智大学教授:岩波新書)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-34e6ab.html


3.ノーモア・フクシマ いわき市民訴訟

いわき市民訴訟は最高裁第3小法廷にきまりました。今回は要請行動もできますのでよろしくお願いします(岸本紘男さん)

◆(チラシ)(9.15)ノーモア・フクシマ いわき市民訴訟 要請行動&報告集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzd3GjiJpIaxYag8?e=UOFQfj

◆(署名用紙)原発事故は国の責任です(ノーモア・フクシマいわき市民訴訟)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhwk-e5vZyxuGe1pK?e=mXJ5Gm


4.イベント情報

(1)(チラシ)(9.11)経産省前テント広場 12周年記念集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzPmXAxcpq7gGOoj?e=Cmy5e2

(2)(チラシ)(9.12)函館市大間原発建設差止裁判第30回口頭弁論(東京地裁)
 https://bit.ly/3L2oSEF

(3)(チラシ)(9.16)上岡直見さん講演:東海第二原発事故で首都圏壊滅、600兆円被害(たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhynXIWEKr27Dl0Kz?e=0Ed89V

(4)(チラシ)(9.23)美ら海大浦湾を埋めるな! どうなっているの? 辺野古新基地建設(文教区民センター2A)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzRfSabAbGWb6hk4?e=1LHTmR

(5)(予約必要)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-de2e96.html

(6)(チラシ)(10.3)原発・核燃サイクルの中止を求めて 院内集会(衆1大会議室)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzhiexWji8Eho7Lw?e=UXF0fx

(7)(チラシ)(10.5)九条の会 大集会:大軍拡反対、憲法改悪を止めよう(中野ゼロ)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhyqB9tIixu2u3bib?e=St51LT

(8)(チラシ)(10.6)東京高裁は国の責任を明確にした判決を!共同アピール行動(東京高裁前)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzUvWUAIu2o7tYRX?e=dyKdqV

(9)(チラシ)(10.6)福島原発かながわ訴訟 第1陣控訴審 結審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhwDMLIoEpNZpsjIM?e=7bg4If

(10)「ストップ・リニア!」訴訟原告適格めぐる控訴審が結審 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 (判決は11/28 東京高裁)
 https://www.ourplanet-tv.org/47677/

(関連)「九条の会」オフィシャルサイト
 http://www.9-jo.jp/


5.キャンペーン

(1)「ひまわりメッセージ」プロジェクト(用紙)(福島原発事故東京訴訟):裁判所にたくさん提出したいです!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzZtxEKqKCofIjo7?e=0dm2eS

(2)葛西臨海公園の樹木を伐採しないで下さい · Change.org
 https://tinyurl.com/2w5nrnfn

(3)葛西臨海公園の1400本の樹木伐採から守りたい!今すぐ改築計画の見直しを! · Change.org
 https://tinyurl.com/2wdhab6j

(4)お知らせ · ショートムービー「美山の未来を願うとき − 北陸新幹線の行方 −」を公開しました · Change.org
 https://onl.tw/rrN29cR

(5)お知らせ【神宮外苑】8-25に出された2回目の伐採許可申請〜許可しないよう新宿区に声を届けましょう · Change.org
 https://onl.tw/gWwBnmJ

(関連)サザン桑田佳祐が「明治神宮外苑」の樹木伐採“反対”ソング発表…小池都知事は真っ青|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/328552
 https://www.youtube.com/watch?v=rVqMe46wgy0

(関連)東京都が却下していた葛西臨海水族園建て替え“プランB” 樹木移植・伐採は現行計画の「半分」(日刊ゲンダイDIGITAL)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328559


6.東北大学「ほめごろし」:東北大学が「卓越(ブラック)大」候補 大学ファンド支援第1号、(不当労働行為)競争の新時代へ

私もずいぶん前に在籍していたことのある東北大学、
このほど「卓越大学」候補になったと伝えられました。

いったい何に「卓越」していたのでしょう?
「ブラック労務管理」?
「不当労働行為」?
「卓越した政府御用」?
いやいや、ご立派な大学ですな、立派、立派、りっぱっぱ。

ところで、かような国の制度に、この大学は何の疑問も持ってないのかな?
あらためて、ご立派すぎる東北大学、いやはや、りっぱっぱ大学=東北大学
みんなで「御用」の提灯を持って東北大学に行きましょう。

◆東北大学が「卓越大」候補 大学ファンド支援第1号、競争の新時代へ - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD239YO0T20C23A8000000/

◆10兆円大学ファンド、東北大を第1号候補に選定 東大・京大見送り(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/40a88453305d6b0f33c243970a2019cf46d239d4

(関連)「研究環境抜群」東北大はブラック企業 「大賞投票」でワタミに次ぎ現在2位- J-CAST ニュース【全文表示】
 https://www.j-cast.com/2013/07/04178649.html?p=all

(関連)ブラック企業大賞2013が発表、大賞:ワタミ、特別賞:東北大学、ベネッセも受賞 - ビジネスジャーナル
 https://biz-journal.jp/2013/08/post_2673.html


7.また「維新」やで、ようわからんけど、ロクでもないんとちゃうの? こんなとこに投票すんの?!

(1)「市議団を使い市政介入も…」大阪維新の会・現役幹部の壮絶パワハラ疑惑を本人に直撃! - FRIDAYデジタル
 https://friday.kodansha.co.jp/article/329523

(2)「犯罪歴のある人間との付き合い」怪文書がバラまかれ…大阪維新の会・衆院議員候補に「黒い交際」疑惑 FRIDAYデジタル
 https://friday.kodansha.co.jp/article/329531

(関連)日本初のカジノ、7年後に開業 IR事業者からの「解除リスク」は…:朝日新聞デジタル
 https://onl.tw/wiUf4WL


8.「エッフェルねえちゃん」のつぎは「官邸ねえちゃん」(いや「ブライダルまさこ」?)=これみな自民(私物化)女やで!!

(1)岸田“公邸忘年会”報道からわずか3カ月で…森まさこ首相補佐官(59)が娘と友人たちを首相官邸ツアーに招待していた! 「官邸の私物化」と波紋広げる(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc7402dd158dd317de04fcbbdceaabb8952494e

(2)森まさこ議員に長女の〝首相官邸ツアー〟報道 松尾貴史「なかなかの厚顔無恥ですね」(東スポWEB) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7b79bd2a1e895b0cd0212b8a3cf972b2c69de2

(3)また”文春砲”森まさこ首相補佐官に「官邸の私物化」報道で批判相次ぐ 「首相官邸は自民議員の遊園地」「脱帽の危機管理」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a9112ded66a98153cdb22743cc0ccb30a06fc415

(4)(別添PDFファイル)森まさこ首相補佐官が娘招き“官邸見学ツアー”…“私物化”女性議員が岸田首相のアキレス腱に(日刊ゲンダイ 2023.9.7)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/328678


9.(別添PDFファイル)今や絶対的な権力性「多様性」というマジックワードの本質は何か(斎藤貴男 日刊ゲンダイ 2023.9.6)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/328625


10.国民民主の連立構想 立憲いらだち - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/07214f68c83c19a0bf8a209dbf36cf494bc8ca22

(「いらだち」ということは、泉健太立憲民主党が国民民主党などという政党に、まだ期待をしているということでしょう。そういう泉健太立憲民主党の態度に有権者・国民は「いらだち」を感じるのです。まもなく自民党に吸収されるか解散となる国民民主党に何を期待するんですか? という話です。統一教会解散命令を契機に岸田文雄自公政権は衆議院解散に打って出てくるかもしれないというのに、この野党第1党は、「市民と野党の共闘」も含めて、何の選挙準備もしていませんよ。政権交代なんぞ、したくないようです。改めて皆様に申し上げます。かような泉健太「脱憲非民主党」に投票するのはやめましょう。今後、あらゆる選挙で、他の「世直し」政党に投票をしてください。:田中一郎)
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(144):「井の中の蛙」国ニッポン政府政権が、「汚染水」を「処理水」と言い換え、「原発大推進」を「脱炭素」(NO FOSSIL)と言い換えて築く「核放射能自滅社会」」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)おかしな言論統制に唯々諾々の大メディア 野村農水相「汚染水」発言撤回の世も末(日刊ゲンダイ 2023.9.4)
(2)安全対策費を公的支援 原発再稼働、新電力利用者も負担 経産省検討(朝日 2023.7.26)
(3)脱炭素投資 税優遇拡大、政府検討 長期的支援 新枠組み(毎日 2023.8.19)
(4)ドイツが30年水素能力2倍、新戦略公表、脱炭素の切り札に(熊谷徹『週刊エコノミスト 2023.9.5』)
(5)風力発電機、中国勢が6割、昨年の出力ベースの世界シェア、欧米抑え一極集中加速(日経 2023.8.19)
(6)再生エネ、原発5基分ムダ、電力需給 改善に難題(毎日 2023.8.8)
(7)核のごみ 対馬二分、処分場文献調査受け入れ(毎日 2023.6.26)
(8)実現なるか核融合発電、「地上の太陽」燃料無尽蔵(日経 2023.8.10)

◆(重要)Yuichi Kaido - 9月8日午後1時30分に、福島地裁にALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めるための訴訟を... - Facebook
 https://tinyurl.com/murz92fx


1.福島第1原発の汚染水は護岸壁の下から海へ大量に流れ出ている?!

 福島第1原発の護岸壁の下から海水が潮の満ち引きによって陸の土壌内に出たり入ったりしているらしい、という話は、少し前に、原子力に詳しい技術系の人物から聞きました。福島第1原発の敷地は砂地が多いらしく、海水が浸透しやすいというのです。原子炉真下の地下室の水位が、潮の満ち引きによって上がったり下がったりしているらしく、それが数CMの変化であっても、面積を掛けるととんでもない体積量になります。

これは政府交渉でもして、東京電力と規制委を交渉の場に引っ張り出して、水位の変化など、詳しくヒヤリングをするか、国会議員により国会で追及してもらうしかないのではないかと思われます。(まずは福島第1原発原子炉建屋の地下室の水位の変化を示すデータを出させる必要があります)

また、汚染水が海に漏れ出るもう一つのルートは、もっと地下深いところを汚染水が陸から海に向かって流れ、海底で湧水として湧き出すというルートもあります。こちらはますますその実態は不明です。

福島第1原発の汚染水による海洋汚染を考えた場合、福島県沖や宮城・茨城・千葉の沖に生息する海洋生物の放射能汚染の測定体制がお粗末すぎです。わずかばかりのサンプルの可食部分の放射性セシウムを測っているだけです。こんなものでは海洋汚染の実態はわかりません。もっと徹底的に、様々な核種について、サンプル全量調査で調べないと話にならないのです。たとえば、放射性ストロンチウム90(魚の骨)、放射性ヨウ素129(半減期1560万年)(海藻類)、放射性銀(イカ・タコやアワビ・ナマコなどの内臓)、放射性のルテニウムやアンモニアや炭素14や、その化合物など、その他、全くと言っていいほど調べられていません。

(御用)「廃炉へ重要なステップ」処理水放出 24日開始で―山中規制(寄生)委員長 時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023082300786&g=soc

トリチウム、およびトリチウム水の危険性は申し上げるまでもありません。下記をご覧ください。

(1)https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzEZJteF8Mu2Yyxl?e=xltHRG
(2)https://saiban.hiroshima-net.org/pub/honto/dounano_05.pdf
(3)https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzLG6VZkGgHaSV6L?e=LNrBR3
(4)https://drive.google.com/file/d/1WT4ssrNSI4C1QxeQLvHCNWcZ2dH2h-fJ/view


 私はこの12年間、東日本の太平洋産の魚介類は(それとわかっている限りは)一切食べないことにしています。みなさまも、そうされるのが身を護る最低限の対応です。この4県産の水産物は食べない・買わない、をみんなで徹底し、漁業者の方々には政府に巨額の補償金を払わせましょう。また、海外についても、中共中国や韓国だけでなく、日本産の水産物は安全性が確認されていないから買わないように、全世界の市民運動・社会運動に呼びかけて不買運動を起こし、その損害も漁業者に対して政府に賠償させましょう。さすれば、私たちを含む多くの人々の健康被害を防げるとともに、汚染水の海洋投棄が「高コスト」であることが、今のドアホ政府に身に浸みてわかるでしょうから、海洋投棄を中止に追い込んでいけるのではないかと思われます。

(関連)処理水問題で日本旅行のキャンセル率が50%も、長期的な影響については不透明―中国メディア
 https://www.recordchina.co.jp/b919917-s25-c30-d0193.html

逆に、放射能汚染や被ばくを甘く見て、4県産の水産物を一般消費者や海外が買い続ければ(「食べて応援・買って支援」というオバカなキャンペーンに乗せられて)、健康被害を受けながら、汚染水の海洋投棄は止まらないだろうと思われます。

(関連)ALPS処理水の放出決定に市民らが緊急抗議 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/47621/

(関連)【解説】 福島第一原発の処理水放出、その背景の科学は(BBC News) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7afe97909f6235b53022bf2050fd879d09e78cd8

(関連)「サンモニ」識者、処理水は「普通の原発と違う」他の放射性物質含有の可能性指摘→東電はデータ公開(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ffe5309235d50775f5e5f298779e2e96f80269

(追)それから、こうした事態を防ぐ最も重要なことは、地下水が溶融核燃料デブリに触れないようにすることです。そのためには、事故原子炉4基のまわりに大阪城並みの巨大な堀を掘って、そこで地下水の流入を防いで、その堀の中の地下水をデブリに触れる前に汲み上げて海に捨てるのです(必要なら検査・除染した上で)。既に数年前に、元GEの原子炉技師の佐藤暁(さとし)さんが提案をしましたが(下記参照)、東京電力も政府・経済産業省も、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁も、見向きもしていません。彼らにとっては、今の状態が居心地がいいのでしょう。

◆福島第一廃炉「乾いた島」構想、デブリ除去先送り 専門家提案(東京 2021.5.2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzl_0Va11Q64x4G4?e=wKY63j


2.おかしな言論統制に唯々諾々の大メディア 野村農水相「汚染水」発言撤回の世も末(日刊ゲンダイ 2023.9.4)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/328513

(政府・御用マスゴミを先頭に、国中を挙げて言葉でゴマカス「汚染水」が「処理水」、バカバカしい限りのこんなもの、「井の中の蛙」国家のニッポンだけしか通用しない話。思考停止もここまできたかの観がある。自滅する「大日本原子力帝国」は、だんだん戦前の大日本帝国に似てきたぞ。:田中一郎)

(関連)汚染水海洋放出問題:トリチウム水の分離は可能だ(西尾正道さん 2023.8.21)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzr3q6H-fWstPUAT?e=fnmFHw

(関連)近大研究チームが5年前、トリチウム除去に成功も…実用化を阻んでいるのは政府と東京電力|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328195

(関連)高市早苗安保相はいつの間に変節? 中国への強硬姿勢も処理水の海洋放出「猛反対発言」の過去|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328386

◆なぜ謝らないのか - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/350903


3.何もしないでも原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにある(田中一郎 2023.8.26)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzvcaayY44vxNkxT?e=frRgyv

◆(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(関連)(報告)(8.21)(だまされてはいけない)「脱炭素(NO FOSSIL)」=GX推進法は原発大推進のプロパガンダである(田中一郎「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/08/post-d2a122.html

◆(レジメ)原発が歪める電力自由化と電力システム改革:稲城市(田中一郎 2023年3月11日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhxmfglzLhcfbCrCR?e=n6dVvO

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.何もしないでも原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにある

*東京電力の福島原発事故後始末費用=奉加帳方式(原発賠償損害保険料の後払い)
*東京電力賠償費用を過去に遡って「託送料」に上乗せ 電気料金へ転嫁

*福島第一原発以外の原発廃炉費用も過去分を「託送料」に上乗せ
電気料金へ転嫁
(経済産業省がこっそり「毒電」の年間負担金を減額、顧客からの徴収金を「毒電」がネコババ)

*容量市場(老朽原発・老朽火力の温存へのインセンティブとなる)(独は戦略的予備電源)
  容量市場 2024年(1年目)入札 約1兆5千億円   
   同上  2025年(2年目)入札 約   5千億円  価格が政治的に決められている?

*新容量市場(23年):CO2排出ナシの新規発電が対象(原発×、更新火力認めろ他)
*非化石価値市場(原発を含む)、ベースロード電源市場(=事実上の原発電力市場)
*2030年非化石電源比率44%の法的強制(原発を含む=ゴマカシ表示:ENERGY供給構造高度化法)

*ベースロード電源市場は廃止せよ(電力取引の卸売市場への集中義務で存在意味なし)
*原発損害賠償保険掛け金(保険料)の正常化(大幅引き上げ)(= 特別会計が巨額の赤字)

*電源三法や粉飾決算会計基準など、原発優遇の制度を全て廃止せよ
(廃炉にかかる損金会計処理を「繰延資産」として先送りする粉飾会計(会計基準踏みにじり))

*再処理機構と再処理費用の上乗せ、バックエンド(核ゴミ処分)費用の上乗せ
「薄く広く」=一般の電力ユーザーは気が付いていない、再処理機構は再処理やめさせない仕組

(ポイント) 原発は運転期間中の燃料費が安いというだけで、それ以外のコストはべらぼうに高い。そのコストを他に転嫁している(もっぱら政府が税金で丸抱えして「国策民営」)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)大規模発電所に収入保証、経産省 20年間 電力不足解消へ(日経 22022.10.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65384110T21C22A0MM8000/

(関連)(別添PDFファイル)安全対策費を公的支援 原発再稼働、新電力利用者も負担 経産省検討(朝日 2023.7.26)
 https://digital.asahi.com/articles/ASR7T5QZMR7TUTFK005.html

◆(別添PDFファイル)脱炭素投資 税優遇拡大、政府検討 長期的支援 新枠組み(毎日 2023.8.19)
 https://mainichi.jp/articles/20230819/ddm/002/020/088000c


 <田中一郎コメント>
 時流に迎合した「ちょうちん記事」だ。まるで政府広報のごとし。少しくらいポイントになる問題点を指摘して報道したらどうか。①「脱炭素」と原発・核燃投資との切断が必要(脱炭素=「再生エネ」ではない!)、②あの公金取扱ずさんな経済産業省が差配するのはダメだ、③税控除という形では資金使途の経過や結果が見えない 補助金形式にして支援や補助の結果やコスト・パフォーマンスが見えるようにせよ、財源はどうするのか? EVだの、アンモニアだの、水素だの、こんなものへの投資は期待薄(化石燃料や電力の浪費となり事態がより悪化する)、などだ。


4.幻想の「再生エネ」:リアリティの欠けた非科学的「再生エネ」期待(「脱炭素」で手玉に取られる)

 「再生エネ」推進もまた、戦争問題と同じく、リアリティを持って考える必要あり。そもそも「再生エネ」はCO2排出を大きく抑えるものではないし(カーボンフットプリント)、中には「再生エネ」推進などと言ってバカバカしい迂回生産をするようなチンケな投資計画まである。また、「再生エネ」資材の調達が中共中国に偏りすぎている。更に、日本の政府政権は「再生エネ」など本気で拡大するつもりはない(ねらいは原発で、それを政治的にごまかすため、脱炭素、と言っている)。リアリティとともに、基礎知識や批判力やリテラシーも必要だ。

(1)(別添PDFファイル)ドイツが30年水素能力2倍、新戦略公表、脱炭素の切り札に(熊谷徹『週刊エコノミスト 2023.9.5』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230905/se1/00m/020/033000c

 <田中一郎コメント>
 何が「水素能力」だ、バカじゃねえのか?! その水素、いったいどこから持ってくるのか? 「再生エネ」電力で水を電気分解して水素をつくり、その水素で発電する??? そんな回り道、無意味でしょうに。そもそも「再生エネ」を水素生産に回すほど「ありあまっている」のか? また、化石燃料から水素を取り出して燃やして使う、というのなら、化石燃料をそのまま燃やせという話だ。どのみちCO2は出てくる。これもバカバカしい。結局、水素の大量生産・大量使用を考えると、原発で水素をつくる、くらいのことしか出てこない。それを人呼んで「ピンク水素」、水商売のような水素である。つまり「(大量)水素」=「原発大推進」。

(2)(別添PDFファイル)風力発電機、中国勢が6割、昨年の出力ベースの世界シェア、欧米抑え一極集中加速(日経 2023.8.19)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73727560Y3A810C2EA4000/

(「再生エネ」の2大柱の太陽光(パネル)と風力(発電機)は、ともに中共中国が圧倒的なシェアを握る。エネルギー安全保障上、大問題だ。石油を中東に依存するよりも不安定で危険、これでは「再生エネ」(CO2削減が目的ではなく、電力供給構造の多様化が目的)に投資していく意味が薄れる。日本は自国で太陽光や風力の資材を生産するようにしないといけない。:田中一郎)

(3)(別添PDFファイル)再生エネ、原発5基分ムダ、電力需給 改善に難題(毎日 2023.8.8)
 https://ameblo.jp/npo-machipot/entry-12816435759.html

(「再生エネ」を本気で拡大したいと政府が考えているのなら、こういうことは許さないハズ。論より証拠だ。:田中一郎)


5.破綻した核燃料サイクル・再処理事業は即時撤退すべし(田中一郎 2023.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhzxAC5Lz__Wsng3r?e=oi0tV6

(関連)核燃再処理工場、耐震計算結果を転記ミス 日本原燃の審査申請書 規制委で「危機感ない」批判相次ぐ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/215291

(関連)核燃料サイクル政策の破綻が明らかな理由「26回目」核燃料再処理工場の完成延期を発表 日本原燃 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/200709

(関連)増田尚宏・日本原燃社長を規制委が聴取へ 申請書中3100ページに誤り 青森・六ケ所村の核燃料再処理工場審査:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/242808

(関連)資料 日本のプルトニウム在庫データ(2022年末) - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/47660
(国内9トン、海外(英仏)36トン:使いもしない・使えないプルトニウムを山ほど造って持っててどうするの?)


6.規制委の長期管理施設計画:老朽化原発の安全性確保の理屈は成り立つのか(山崎久隆・たんぽぽ舎 2023.8.4)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhz0sT6Ll6Q05CdIC?e=4bJUGf

(関連)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その1):何十年も前に造られた古い原発全体をくまなく点検・検査することなどできない=形式・体裁を整えて、さも安全審査を厳格にやっているかのように見せかける原子力「寄生」委員会のペテン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-5b0861.html

(関連)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その2):古い原発は「時限核爆弾」=40年超の運転や廃炉を前提としていない、設計図行方不明、人も入れ替わり設備の詳細を知らず、山のようにある老朽原発の超危険性- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-82e981.html


7.トイレなきマンション

 衰退する地方の「タカリじじい」どもが「原発あぶく銭」に屁理屈を付けてタカっている。この「タカリじじい」という最悪無責任の害虫を退治できない地方は、やがて破滅を余儀なくされる。原発・核燃料サイクル施設の過酷事故は、今のままでは近未来に必ず起きる。

◆「核のごみと謂れなき犠牲の押し付け」小出裕章さん講演会から - 原発問題プロジェクト - 日本聖公会 正義と平和委員会
 https://tinyurl.com/5n8s4z8h

◆原発事故は再び起きる メディアが伝えない福島第一原発と原子力産業の現在:小出裕章
 https://tinyurl.com/jzuhysup

(関連)核のごみ 対馬二分、処分場文献調査受け入れ(毎日 2023.6.26)
 https://mainichi.jp/articles/20230626/ddm/001/040/132000c

(関連)核のごみ、長崎・対馬二分(その2止) 交付金20億円、切望 核のごみ処分場、文献調査検討 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20230626/ddm/002/040/134000c

(関連)施策と核ごみ「相いれない」 対馬市長が一般質問で答弁 長崎県 | 長崎新聞
 https://nordot.app/1044427325472047332?c=174761113988793844

(関連)長崎 対馬「核のごみ」の処分地選定 文献調査の請願が採択 - NHK - 「核のごみ」処分場選定
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230816/k10014165051000.html

(関連)「異様なスピード感」中間貯蔵、提案16日で回答 急ぐ上関町に反発:朝日新聞デジタル
 https://onl.tw/1VxMbYQ

(関連)原発マネー依存 また、中間貯蔵調査 上関町長が容認(東京 2023.8.19、18夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/270992

(関連)原発を積極活用したい政府…「原発マネー」に頼らざるを得ない自治体は山口・上関町だけではない:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/271107

(関連)「なぜ、他の地域の核のごみをこの島に」 中間貯蔵施設の調査容認で揺れる上関町民が語る歴史的背景:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/271894

◆原発めぐるアンフェア(74) - Tansa
 https://tansajp.org/columnists/10172/


8.(別添PDFファイル)実現なるか核融合発電、「地上の太陽」燃料無尽蔵(日経 2023.8.10)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73474510Z00C23A8M12900/

(関連)実現なるか核融合発電 ビジュアル解説 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00004900Y3A600C2000000/

◆アメリカでの核兵器・水爆による抑止力維持のための実験を「核融合発電のための実験」だなどと、当局の言うがままの戯言を垂れ流す日本のマスごみ=無理にやればトリチウム過酷事故が待つ未来(カミオカンデの故小柴昌俊博士が猛反対)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-3020e9.html


9.その他

(1)「巨大地震」がいよいよやってくる…日本に決定的に足りない「最悪すぎる事態」の想定(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c785fcfdc9257df043b2201946c1c4185731bcd4

(2)関電と経産省、岸田総理は「亡国トリオ」だ 古賀茂明 - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/198163


◆たんぽぽ舎です【TMM-No4826】2023年7月28日(金)地震と原発事故情報-脱原発の日のブログ
 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12813940660.html

■3.≪CO2温暖化を疑う≫良識派知識人の発言集
 | 「地球温暖化はCO2が原因」説の肯定派と否定派の論争を望む
 | (14人の発言・A4判14頁)
 └──── 川村晃生(「みどり・山梨」温暖化検討委員会)

 地球温暖化が叫ばれてからずいぶん長いときが経ちますが、その是非をめぐって、あるべき科学論争が、肯定派、否定派の間ではなされていません。それにもかかわらず、マスコミや政治や経済の世界では、CO2が原因とする肯定派の考え方だけが喧伝されています。一度、否定派の意見にも耳を傾けてみませんか。そして、どちらの説が正しいか、あなたの頭で考えてみませんか。これは否定派の考え方を知るためのガイドとして作りました。

14人の発言者

1.広瀬 隆(作家)
2.小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)
3.養老孟司(東京大学名誉教授)
4.室田 武(同志社大学教授)
5.薬師院仁志(帝塚山学院大学助教授)
6.赤祖父俊一(アラスカ大学教授)
7.根本順吉(気象学史研究者、元中央気象台勤務)
8.槌田 敦(名城大学教授)
9.丸山茂徳(東京工業大学大学院教授)
10.渡辺 正(東京大学名誉教授)
11.伊藤公紀(横浜国立大学教授)
12.スティーブン E.クイーン(ニューヨーク大学教授)
13.池田清彦(早稲田大学教授)
14.森 幸也

≪CO2温暖化を疑う≫良識派知識人の発言集 1部 頒価100円
※たんぽぽ舎でも扱っています。1部送料120円 お問い合わせは、電話 03-3238-9035
  メール tanpopo3238@yahoo.co.jp
草々

« (必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)VS(まるでダメ本)『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』(東大作上智大学教授:岩波新書) | トップページ | 本日(9/10)のいろいろ情報:(1)mRNAワクチンは米国防総省開発の「ただの毒物」(2)公園潰しのタヌキ都知事を追い払え!(3)梨の花粉まで中国から輸入するトンチキ国日本(4)迷走立民と若手「直諫(ちょっかん)の会」 他 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« (必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)VS(まるでダメ本)『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』(東大作上智大学教授:岩波新書) | トップページ | 本日(9/10)のいろいろ情報:(1)mRNAワクチンは米国防総省開発の「ただの毒物」(2)公園潰しのタヌキ都知事を追い払え!(3)梨の花粉まで中国から輸入するトンチキ国日本(4)迷走立民と若手「直諫(ちょっかん)の会」 他 »

最近の記事

無料ブログはココログ