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2023年9月18日 (月)

(拡散希望)(報告)(9.14)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第2回目):うんざりするほどに神経を逆なでする日本の裁判所の反社会的・反国民的判決(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


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 去る2023年9月14日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第2回目):うんざりするほどに神経を逆なでする日本の裁判所の反社会的・反国民的判決(その1)(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。

今回は、「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革」シリーズの第2回目として、いよいよ日本の裁判所のひどい判決を具体的に見ていただきました(次回以降も続きます)。まさに反社会的・反国民的で、私たちの「正常な神経」を逆なでするような判決が山のように積みあがっています。社会正義を棚上げにし、巨悪権力犯罪を免罪して、その被害者・犠牲者を切り捨てる、対米隷属・行政追従・首相官邸忖度は当たり前、憲法判断からは逃げ回り、巨大資本などの支配階級の利益はきちんと守り、無実の人を冤罪で有罪にする、まさに「憲法の番人・法治国家の砦・法秩序の守り手」であるはずの裁判所・裁判官が、「憲法の破壊者・法治国家の墓堀人・無法地帯と化す法廷」となるありさまです。

ヘーゲル曰く「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」(近代哲学)
田中一郎曰く「合法的なものは非合法であり(一般市民)、非合法なものは合法である(権力者・大資本)」(日本の裁判所)

今回を含めて、これから見ていただく日本の裁判所のロクデモナイ判決の数々は、日本の裁判所・裁判官とその判決に対して、みなさまに「うんざり」を私と共有していただくためのものです。「裁判所・裁判官はひどいと聞いていたけれど、実際、こんな判決を出しているのか!」「なんだこの判決は、ほんとにふざけるな! だな、これは」「もう許せん、こんなものを放置しておくわけにはいかないぞ!」「こいつら(裁判官ども)は一体誰のために、何のために仕事をしているんだ!」、たとえばこのようなお気持ちになっていただくために、私の非力な力でプレゼンを続けていきます。

それは、みなさまの「こんな裁判所・裁判官は、何とかせにゃ、いかんぞえ」という強いお気持ちが、このどうしようもない日本の裁判所・裁判官、検察・検察官、警察・警察官を変えていく原動力になるからです。言い換えれば、デタラメな司法・検察に対するみなさまの、つまりは広範な有権者・国民の怒り・憤りが、日本の司法を転換させていくと、固く信じているからです。

プレゼンの中でも申し上げていますが、日本の司法改革(第二次司法改革になります)は政治改革よりもハードルが高く、政治改革なくしては司法改革はきちんとできません。だからまずもって、日本の政治をまともなものにする政治改革は緊急の課題です。残念ながら、それができていない。情けないですが、未だに政治はダメのままです。しかし、だからと言って、司法の改革については何もできないかというと、そうでもないのです。私は、政治改革と司法改革を並行して進めていけばいいと思っていますし、第三権力である司法がちゃんと機能すれば、政治改革も容易になっていくだろうと思っています(処方箋もこのシリーズの一環で提案する予定です)。

千里の道も一歩から、です。私たちの目の前に立ちふさがる、この日本の司法・検察・警察という「巨大な暗黒の壁」を「アリの一突き」から始めて、えっちらおっちらと掘り崩していきましょう。ものごとを裁判の中だけで解決する、などという「タコツボ」発想にならずに、裁判もまた「世直し」の1つの手段ととらえ直し、みんなで力を合わせて「遊撃戦」を展開していきましょう。

以下、当日の資料と録画を添付して、簡単にご報告申し上げます。

◆(当日録画)20230914 UPLAN 田中一郎「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革」(その2)- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=nne_z_MZaYE
 https://www.youtube.com/watch?v=nne_z_MZaYE


(以下、当日使いました様々な資料を私のレジメとともに下記に並べておきます)
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◆(チラシ)ALPS処理汚染水の海洋放出差止訴訟の第二次原告募集のお知らせ(訴訟弁護団 2023.9.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVkQRN1IFC4nUyBwKP?e=Nnnaoq

(関連)Yuichi Kaido - 9月8日午後1時30分に、福島地裁にALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めるための訴訟を... - Facebook
 https://tinyurl.com/murz92fx

(関連)「ALPS処理汚染水差止訴訟」提訴予告記者会見(2023.8.23) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=4SSRoklx1C4

◆(前回)(拡散希望)(報告)(7.20)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第1回目):日本国憲法の「司法」関連条文から裁判や裁判所の抜本改革を考える(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c71de4.html


(0-1)「ポチの告白」2008年版予告編 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tsFy_BzAzok
 https://mihocinema.com/poti-kokuhaku-18323

(この映画には有名なセリフ・シーンが2つあります。①「日本にはな、逆らっちゃいけねえもんが2つあんだ、一つは天皇陛下、もう一つはケイサツだ!」(と叫んで取り調べ中の人を机椅子ごと蹴とばす暴力をふるう)、②「日本の警察につきまして、簡単に申し上げますと、日本の警察は日本最大の暴力団ということになります」、の2つです。リアリティに富んだ迫力のある映画で、みなさまにも是非ご覧いただきたい名作品です。現在は上映する映画館はなく、DVDが購入できるようです)

(0-2)日独裁判官物語 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x200bke

(0-3)特捜検察の正体-弘中惇一郎/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034496820&Action_id=121&Sza_id=G1

(0-4)(必読新刊書)『ウクライナ戦争即時停戦論』(和田春樹東京大学名誉教授著:平凡社新書)VS(まるでダメ本)『ウクライナ戦争をどう終わらせるか』(東大作上智大学教授:岩波新書)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-34e6ab.html

(0-5)(報告)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-dfe6d9.html

(1)(レジメ)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(その1)(田中一郎 2023年7月20日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhl9jKvnoheBHD6lR?e=OYIogh

(2)日本国憲法 司法
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVkQX8BzEl_r5X7i6g?e=JpF5Rt
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION_19470503_000000000000000

(3-1)軽薄な判決に傍聴者は怒った:傍聴記(添田孝史) – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/keijisaiban-kousoshin-20230118/

(関連)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著(朝日新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033212619&Action_id=121&Sza_id=F3

(一般の業務上過失事件の場合の予見可能性・回避可能性ではなくて、過酷事故の場合には国を滅ぼしかねない原発・核燃料サイクル施設の場合には、どこまで予見義務を果たしたかを厳しく問うこと、また、回避義務をどこまで努力して果たしたかを厳しく問うことが、基本的な刑事・民事の裁判の争点でなければならない。しかし、日本の弁護士界は、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)の原告弁護団長の古川元晴弁護士をのぞき、全ての弁護士たちが「予見可能性・回避可能性」を争点にして裁判を争っている。この弁護士界の「横並び体質」は異常という他ない。:田中一郎)

(3-2)原発事故で国の責任認めない判決 「実際の津波は試算された津波と規模異なる」避難者訴訟で最高裁が初判断:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/183789

(関連)(3-1)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/
(6.17最高裁判決「国に責任は無い」は、2つの意味で民事訴訟違反のお粗末判決である=詳しくは上記を参照)

(3-3)東電株主代表訴訟
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-405.html
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/

(関連)(別添PDFファイル)東芝の「巨悪」を逃がす大甘判決(『FACTA 2023.5』)
 https://facta.co.jp/article/202305003.html
(東電株主代表訴訟の東京地裁裁判長=朝倉佳秀氏が下した判決とは思えないアマアマの判決、同じ裁判長だというのがショック)

(4-1)(別添PDFファイル)「無罪」Tシャツ着用不可 大津地裁、元看護助手の訴訟で(東京 2023.7.26夕刊)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7ae1eb1a383fb804e93ab3a4929c33e9bc4b36d4

(関連)元看護助手、再審無罪 西山さん「潔白」に涙 逮捕から15年9ヵ月:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/17350

◆(別添PDFファイル)佐川氏尋問 二審も認めず、大阪高裁 公文書改ざん、12月判決(東京 2023.9.14、日刊ゲンダイ 2023.9.15)
 https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230913/2000077835.html

◆(別添PDFファイル)情報開示訴訟でまさかの「全面敗訴」…赤木雅子さんは意識が遠のき、椅子からずり落ちた(日刊ゲンダイ 2023.9.16)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329193

(関連)「森友改ざん訴訟」まさかの敗訴に赤木雅子さんは法廷でくずおれた「私、負けたの?」 抗議の声で騒然とする中、裁判長は…《法廷レポート》 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/65835

(関連)赤木雅子さん控訴審手続き 裁判所に響いた「そんなこと言わないでよ!」の悲痛な叫び|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/322660

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次回は9/26の「新ちょぼゼミ」(下記)の際にご説明を続けます。お話を進めて、司法・裁判所が下した最近の具体的なロクデモナイ判決(続き)を簡単なコメント付きでご覧いただこうと思っています。

◆(予約必要)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-de2e96.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

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