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2023年7月

2023年7月29日 (土)

大阪万博 中止!中止!中止!:行政劣化、経済低迷、政治サイテーの維新大阪が、高度経済成長時代の国家イベント「万博」の「二番煎じ」をやろうとして頓挫=ここから更に突っ込めば巨額税金のムダとなる、やめちまえ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-de2e96.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(関連)(必読)なぜ今「台湾有事」が煽られるのか―作られる危機と加速する戦争シナリオ 岡田充・共同通信客員論説委員の講演より - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/24670

(関連)「ロシアを許せばウクライナの次は台湾」“台湾有事”に危機感を抱く台湾の人々の思いとは【報道特集】TBS NEWS DIG(7/1)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/581534?display=1

(関連)台湾有事と最前線の島【報道特集】 TVer(7/22)
 https://tver.jp/episodes/epa3oxptm4


2.イベント情報

(1)(7.31)子ども脱被ばく裁判第7回控訴審のご案内【Zoom参加あり】-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2023/07/7zoom.html

(2)(8.24)-院内集会- 行政に聞いてみよう! 4G・5G携帯電話基地局は安全か ~ヒトへの健康リスク、動植物等生態系へのリスクをどうみるか~ 2023年8月24日(東京都) - こくちーずプロ
 https://www.kokuchpro.com/event/3d81b8dd1d788392dbcd81dd5b26404f/

(3)8-26(土)18-00- 「地盤補修工事は地下水にどう影響するのか」(連続学習会「東京外環道の工事のリスクを知る」第2回) – 市民科学研究室
 https://www.shiminkagaku.org/gaikan-stiv_seminar_20230826/

(4)(8.26)(ZOOM)ジャーナリスト後藤秀典氏講演会(原発国賠訴訟最高裁判決)(福岡市弁護士会館)
 https://drive.google.com/file/d/1MKrEBylj1YaCIFl-i564OIu2a6oAJd8V/view


3.キャンペーン

(1)キャンペーン · 教室が暑い!学校の断熱改修を、早急に進めてください · Change.org
 https://tinyurl.com/u5zk7frm

(2)署名活動についてのお知らせ · 8月から開始される神宮外苑に樹木伐採を中止し、市民と自由にフェアに意見を交換する事を求めます。 · Change.org
 https://tinyurl.com/mtdb82b8

(関連)ミュージシャン後藤正文さんらが、異論に耳ふさぐ事業者にデモ集会 神宮外苑再開発の見直し求める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/264822


4.「ペンタゴン・ペーパーズ」を世に問うたD・エルズバーグのような内部告発者は日本にいるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/325947

(関連)【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』を全力で全文仮訳! 第1回「意味のある和平合意は可能なのか。私の答えは『ノー』、『最悪の結末は、核戦争』!」 - IWJ Independent Web Journa
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517283

(関連)【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』全文仮訳! 第2回「ロシアの勝利は核戦争の脅威を大幅に減らす」! 「消耗戦の勝利は、覚悟、人口、減損数比で決まる」! - IWJ Independent Web Jo
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517393


5.報道特集 PFAS汚染どこまで? - 無料見逃し配信中!<TBS FREE>
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2044605_1000049334?utm_source=tbs_official&utm_medium=organic


6.政治時評

(1)サラリーマンの退職金まで課税狙う政府の“いじめ策”に悲鳴…梅沢富美男が番組で庶民の怒り代弁|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326160

(2)こども家庭庁“2.5億円啓発キャンペーン”の欺瞞…「夏休みの給食問題」支援はそっちのけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326379

(3)“異次元の少子化対策”の司令塔「こども家庭庁」の的外れ政策に批判殺到! NHKが“燃料投下”(日刊ゲンダイDIGITAL)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326397

(4)「バカな大将、敵より怖い」岸田政権を揺るがす河野太郎の暴走|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326339

(5)「聞く力」のない首相の地方行脚も裏目だろう 静かに内部崩壊の自民党|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326264

(6)アベノミクスは一周忌とともに終焉…数日で「6円も円高」考えられる2つの要因とは?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/325963

(7)(デモクラシータイムス)末期症状の岸田政権 沖縄と福島の現状 WeN20230722 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=M_StGJJTcyY&t=26s

◆【横田一の現場直撃 No.225】 松井橋下アソシエイツ 大阪万博カジノ崖っぷち 外苑再開発、アリバイ説明会 20230724 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-95omi_33ds
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「大阪万博 中止!中止!中止!:行政劣化、経済低迷、政治サイテーの維新大阪が、高度経済成長時代の国家イベント「万博」の「二番煎じ」をやろうとして頓挫=ここから更に突っ込めば巨額税金のムダとなる、やめちまえ!」をお送りいたします。

 私から多くをコメントする必要はないように思います。下記に昨今のマスコミ報道を並べておきますので、ザっとご覧になり、必要に応じて詳しく見ることでよろしいかと思います。このメールの表題の通り、維新(日本維新&大阪維新)に大阪万博など実施できる能力もセンスも政治力も指導力も経済力もありません。そもそもが、バブル期の大阪府・大阪市の放漫財政を批判(と公務員バッシングを)して現れた維新(日本維新&大阪維新)という政治勢力が、30年余り後に、同じように「府市合わせ」有権者を裏切って、同じような放漫財政イベントをやろうとしているということです。しかも維新(日本維新&大阪維新)の場合には、今回の大阪万博を「カジノ」(IR)の前座イベントとして実施しようとしている点が、過去の放漫財政よりもより一段と下劣でひどいものであると言えるでしょう。

「昔は水の都、今はアホの都」大阪の「終わりの始まり」の祭典として、巨額の税金=大阪府市財源をドブに投げ込む愚か極まる「バカ騒ぎ」イベントが正念場です。大阪万博が窮地に陥っています。「市場原理主義アホダラ教」に染まった「チンピラ似非右翼」の政治集団のやることなど、こんな程度なのだ、と思っておいていいと私は思います。

大事なことは、やめるなら今だ、ということです。メールの表題にも書きましたが、ここから無理をして万博開催に突撃をしてみても、決していい結果にはならないだろうということです。大阪万博はカジノとともに中止、これが常識・良識のある大阪府市民・有権者が選択すべき判断です(大阪は私の生まれ育った故郷です、バカもいい加減にしていただきたい、ということです)。維新(日本維新&大阪維新)がこの有権者の意向に従わないのなら、都度都度の様々な選挙で落選させ、政治勢力として葬り去ればいいということです。

 <別添PDFファイル>
(1)万博準備「厳しい状況」、日建連会長、昨秋 協会に懸念伝達(朝日 2023.7.22)
(2)海外パビリオン、建設申請「ゼロ」、25年の大阪・関西万博(朝日 2023.7.1)
(3)万博のため「長時間労働」? 工事巡る協会側要請 波紋「認識甘い」「認められない」(朝日 2023.7.29)
(4)パビリオン建設、受注促進へ保険、大阪万博で政府(日経 2023.7.29)
(5)行政・国家事業で不正横行の必然、「代理店依存」という日本の病(『選択 2023.3』)
(6)美術品 大阪府ずさん保管、庁舎駐車場、劣化・盗難恐れ、大阪府 美術品移動へ(毎日 2023.7.25,27)
(7)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「前編」(森功『週刊現代 2022.10.15.22』)
(8)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「後編」(森功『週刊現代 2022.10.29』)
(9)なんだか黒いぞ、大阪万博 第3弾(森功『週刊現代 2023.2.11,18』)
(10)何だか黒いぞ大阪万博第7弾:丸川珠代も中村雅俊も万博プロデューサーの「金権人脈」(『週刊現代 2023.5.27』)

◆風雲急!必ずこける!?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230720 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=R5R0CJw5PPk&t=6s


1.2025年の大阪・関西万博、青写真通り開けるのか、会場整備 入札不成立相次ぐ、電通が指名停止 準備に影響も(東京 2023.2.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231469

◆建設資材の高騰でうまみなし
◆会場整備費1250億円から1850億円に増額(*)
◆東京五輪汚職でノウハウ豊富な電通が「出禁」

(関連)大阪万博 こんなんでホンマに大丈夫かいな 高い入場料、入札不調、膨らむコスト:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/258158

(関連)大阪IR、公費負担ゼロのはずが… 790億円の巨額支出に批判:朝日新聞デジタル(**)

 https://www.asahi.com/articles/ASQ1V6KSWQ1NPLFA001.html

(関連)大阪万博誘致の実績を誇ってきたのに…吉村府知事が国にヘルプコールで、消える血税は1000億円超の可能性(女性自身) - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/articles/fb7e1d83a52b620182c65a69abc3d17d785f723d

(関連)大阪万博の公費負担増は避けられず…会場建設費「3000億円」突破の恐れ、当初比の2.5倍に|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/326423

(*)+(**)=(1850-1250)+790=1390億円  現段階での追加支出金額、このまま進めばこんなものでは済まない

(関連)大阪万博「海外館が間に合わない→日本が建設代行!」相次ぐ誤算にツッコミ殺到「万博ちゃうやん」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5e29cb44a9cb2768e81e59c6680d88bc02c16e31

(関連)大阪万博「関心ない」が65%「全世界辞退で恥かきそう」「まだ間に合う」準備進まずSNSで高まる「中止論」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5cb0ef20c2f4e13fcd6bcf1f48e0bfd00e464da

◆大阪・関西万博「関心ある」35%、「関心ない」65%…読売世論調査 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20230723-OYT1T50222/


2.(別添PDFファイル)万博準備「厳しい状況」、日建連会長、昨秋 協会に懸念伝達(朝日 2023.7.22)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9ec7a9e11e5dd76b4adb0cd385e16a0ca77fb8d3

(1)(別添PDFファイル)海外パビリオン、建設申請「ゼロ」、25年の大阪・関西万博(朝日 2023.7.1)
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76024

(2)大阪万博、知事「パビリオン 独自建設固執せず」、延期回避へ何でもあり?(東京 2023.7.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/266001

(3)大阪万博「延期論」ささやかれ始める 吉村洋文知事は強気も業者や職員「建設が間に合わない」- AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/articles/-/196691

(4)(別添PDFファイル)万博のため「長時間労働」? 工事巡る協会側要請 波紋「認識甘い」「認められない」(朝日 2023.7.29)
 https://www.asahi.com/articles/ASR7X6RHPR7XPLFA001.html

(5)万博工事の残業上限規制、協会と政府が協議 加速化実現は不透明(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a108334500491f68bb02ef27a4d34aacf4d8352b

(6)大阪万博のパビリオン「建設代行」それって意味あるの? 開幕ありきの案に懸念の声:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/266001

(7)大阪万博、前売り券を関西企業に200億円分購入依頼「関西まとめて沈む」SNSに早くも集まる「失敗」の危惧(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d8d1a9dd92e9c449f71e9524351ce2c6a87c6e74

(8)大阪・関西万博「黄信号」...パビリオン建設が遅れて開幕に間に合わない? 八方塞がりにした「戦犯」は?|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/economy/business/12318-2451363/

(9)大阪万博「やりたくない」 費用高騰に人手不足…ゼネコンから悲鳴:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASR7P6FB6R7GOXIE049.html

(10)(別添PDFファイル)パビリオン建設、受注促進へ保険、大阪万博で政府(日経 2023.7.29)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73176070Z20C23A7MM8000/


3.大手代理店依存

(1)(別添PDFファイル)行政・国家事業で不正横行の必然、「代理店依存」という日本の病(『選択 2023.3』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/22975

(2)大阪万博にも直撃!五輪談合事件が突きつけた「大手代理店依存」のツケ |日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319469

(3)大阪・関西万博の公式キャラ「ミャクミャク」に電通の影…東京五輪談合事件の渦中なのに問題ないのか:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/220948

(4)無事開催できる?大阪万博 相次ぐ入札不調&電通「不在」の余波は?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231469


4.維新(日本維新&大阪維新)

(1)維新が叫ぶ「改革」に騙されるな! カジノ、万博もすべてが“昭和”の遺物である 古賀茂明(AERA dot.)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/315c2e8d2095b4249ea5e42810ccfcc6141f32f5

(2)“スジ悪”維新の目玉政策…2025年大阪万博と高校無償化が風前の灯|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/326141

(3)絶望的に古くさい維新の体質 グレーゾーンを最大活用した「株式会社松井橋下アソシエイツ」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326682

(4)もう無理でしょう…大阪市幹部が語った「万博1年延期」の現実味と総選挙・参院選が迫る吉村知事の心中(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bfb822af7c0a4fceec1b64c369bfffd9f9b2e3de

(5)(別添PDFファイル)美術品 大阪府ずさん保管、庁舎駐車場、劣化・盗難恐れ、大阪府 美術品移動へ(毎日 2023.7.25,27)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/087022a12a1d6cc74b5121a1a1c2075160b6af29
(↑ こんなことをして平気でいる大阪府・大阪市、ないしは維新(日本維新&大阪維新)が、万博など、ちゃんちゃらおかしいワナ)


5.何だか黒いぞ
 https://gendai.media/articles/-/105868

(1)(別添PDFファイル)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「前編」(森功『週刊現代 2022.10.15.22』)

(2)(別添PDFファイル)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「後編」(森功『週刊現代 2022.10.29』)

(3)(別添PDFファイル)なんだか黒いぞ、大阪万博 第3弾(森功『週刊現代 2023.2.11,18』)

(4)(別添PDFファイル)何だか黒いぞ大阪万博第7弾:丸川珠代も中村雅俊も万博プロデューサーの「金権人脈」(『週刊現代 2023.5.27』)
 https://wgen.kodansha.ne.jp/archives/85242/

(5)【追及スクープ】「大阪万博利権」に群がるヤバい人々…「普通に取材しただけで請求3000万円」「過去に高級車盗を繰り返していた創業者」(週刊現代,森功) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/107175

(6)【連続追及】大阪万博トップの「アベ友」阪大教授の重大疑惑に、大阪府市が「記事改竄」までして異様な反応(週刊現代) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/105863?page=1&imp=0

(7)【森功・寄稿】アンジェス森下竜一と「黒い大阪万博」の取材過程を明かす…なぜ松井・吉村は逃げ回るのか(週刊現代) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/105868

(8)大阪万博のグレーゾーン…橋本龍太郎の名前をダシに政界に食い込み「万博総合プロデューサー」に上り詰めた男(森 功,週刊現代) - マネー現代 - 講談社
 https://gendai.media/articles/-/109808


6.日刊ゲンダイ

(1)「大阪万博」各国パビリオン申請ゼロ 建設会社ソッポで工期が間に合わない…開催延期説も!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325422

(2)こら、あかん! 大阪万博入場料7500円×来場3000万人に上方修正想定の「お役所仕事」感|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324556

(3)維新は大阪W選でカネの話に触れず…万博予算積み増しはお得意の“後出しジャンケン”で?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/321221

(4)経済界では“禁句”に…2025年大阪万博「失敗の予感」これだけの理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/325846

(5)大阪・関西万博大ピンチ! 各国パビリオンの建設申請ゼロの異常事態、開催に間に合うのか?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326619

(6)大阪は大丈夫?「万博の基礎知識」赤字脱却の“起爆剤”はベリーダンスのへそ出しルックだった|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326646

(7)大阪維新いよいよ逆回転…万博に続きカジノも「間に合わない」懸念はズサンな計画だから|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326261

(8)大阪万博「海外パビリオン着工ゼロ」で開催危機…吉村知事は統一地方選の争点化を避けたのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326681
草々

 

2023年7月25日 (火)

(予約必要)(9.26)オルタナティブな日本をめざして(第91回)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)

前略,田中一郎です。


◆(別添PDFファイル)(チラシ)(9.26)「台湾有事と日本外交・日米同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月26日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhid_ldgK1xefl6kU?e=Nhx7Hj

 岸田文雄自公政権は、安倍晋三政権時代の戦争法制・集団的自衛権行使容認からさらに一歩進め、敵基地攻撃可能な兵器装備や軍事費をGDP2%にまで拡大する大軍拡に踏み切りました。その後この軍拡がバイデン米大統領の指示によるものだったことも明らかになっています。そして、沖縄・鹿児島の南西諸島にミサイル基地などを次々と建設し、在日米軍とともに対中国を想定した軍事的挑発=つまりは戦争準備を着々と進め、台湾有事を口実に日本近海を戦場とする動きが加速しています。また、このほど国会では「軍事費財源確保法案」や「軍事産業強化法案」なども可決され、更に自公の間では「殺傷兵器輸出」を可能にするための「防衛装備移転三原則」(歪められた武器輸出三原則)の改悪も検討される始末です。さながら「新たなる戦前」「対米従属軍事国家日本」の様相になってきています。今回は今年3月に続いて孫崎享氏(元外務省国際情報局長)においでいただき、日米軍事同盟の現状も視野に入れての台湾情勢について解説していただきます。みなさまのご参加をお待ちしています。(最初の1時間は別テーマで主催者からプレゼンを行います)。

講師:孫崎 享(まごさき うける)さん
 東アジア共同体研究所理事・所長。東京大学法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。大学を中途退学し外務省に入省。外務省国際情報局長、駐イラン大使などを歴任。著書『戦後史の正体1945-2012』(創元社)、共著『「対米従属」という宿痾(しゅくあ)』(飛鳥新社)他多数


 <次第>
日 時:2023年9月26日(火)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、セブンイレブン、
 鉄建建設本社ビルを過ぎて、次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店(今は空き家)の隣

 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/   

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


 <孫崎享さんのご著書>

(1)世界が破壊される前に日本に何ができるか-孫崎享/著 副島隆彦/著(徳間書店)
 https://tinyurl.com/yckjje8z

(2)ゾルゲ事件の正体 日米開戦とスパイ-孫崎享/著(祥伝社文庫)
 https://bit.ly/3XTRK6a

(3)平和を創る道の探求 ウクライナ危機の「糾弾」「制裁」を超えて-孫崎享/著(かもがわ出版)
 https://tinyurl.com/5n95ukhu

(4)アメリカは中国に負ける 日本はどう生きるのか-孫崎享/著(河出文庫)
 https://bit.ly/3Je6xUY

(5)アメリカに潰された政治家たち-孫崎享/著(河出文庫)
 https://tinyurl.com/y992k6wb

(6)朝鮮戦争の正体 なぜ戦争協力の全貌は隠されたのか-孫崎享/著(祥伝社)
 https://cutt.ly/JgD79Sr

(7)日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史-孫崎享/著(毎日新聞出版)
 https://cutt.ly/FgD75v4

(8)日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか 下-孫崎享/著(祥伝社)
 https://cutt.ly/pgD5q9x

(9)戦後史の正体 1945-2012-孫崎享/著(創元社)
 https://cutt.ly/3gD5flh

(10)台湾有事をめぐり米中が軍事衝突すれば、負けるのは米国だ|孫崎享 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309478

◆日本外交と政治の正体|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2185

◆孫崎享のつぶやき-孫崎享チャンネル(孫崎享) - ニコニコチャンネル-社会・言論
 https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga

◆20230629 UPLAN 孫﨑享「脅威論の真相を剥ぎ、平和への道を探求する」(共同テーブル)- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9Au2Af-rhwQ


 <関連情報など>

(1)(別添PDFファイル)台湾での米中衝突で欧州国民は中立を志向 日本は例外的な米国への隷属国(孫崎享 日刊ゲンダイ 2023.6.23)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324920

(2)(別添PDFファイル)対米従属によって要塞化が進む南西諸島(イントロ部分)(半田滋『週刊金曜日 2023.6.23』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhma84QYxIKj_NtuQ?e=Ga35gH

(3)(別添PDFファイル)台湾 知られざる素顔(1)~(4)(日経 2023.2.28~3.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68820570X20C23A2EA1000/

(4)なぜ今「台湾有事」が煽られるのか―作られる危機と加速する戦争シナリオ 岡田充共同通信客員論説委員の講演より - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/24670

(5)高野孟さんが暴く「台湾有事切迫」論のウソ~危機感を煽り大軍拡目論む岸田政権 - 社民党 SDP Japan
 https://sdp.or.jp/sdp-paper/taiwan/

(6)台湾での米中衝突で欧州国民は中立を志向 日本は例外的な米国への隷属国|孫崎享 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/324920

(7)台湾有事に日本を巻き込む日米共同作戦計画―南西諸島を再び戦禍に晒してよいか 石井暁・共同通信専任編集委員の講演より - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/24624

(8)防衛産業「国有化」にはどんな問題が? まもなく衆院通過の強化法案 一橋大・佐藤主光教授に聞いた:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/247116

(9)防衛費増額に向けた財源確保法 賛成多数で可決成立 参院本会議 - NHK - 自衛隊
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230616/k10014100971000.html

◆「台湾有事は作り話に近い」! 鳩山友紀夫氏、孫崎享氏、樋口英明氏、鈴木宣弘氏、鈴木エイト氏が熱弁!~6.14 平和と暮らしを破壊する軍拡・原発・増税まっしぐら 岸田悪政にNO!NO!NO!―そうだ、選挙に行こう!政策連合大集会 - IWJ Indep
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516617


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2023年7月23日 (日)

直近の「脱被ばく」情報から:(1)第48回「福島県民健康調査検討委員会」結果(OUR PLANET TV)(2)311子ども甲状腺がん裁判NEWS_vol6 2023.7.15(3)汚染水「市民と経産省・東電の意見交換会」(郡山市)

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.Home - ローカルフード法・条例で地域を元気に!
 https://localfood.jp/

(関連)ローカルフード法・条例とは - ローカルフード法・条例で地域を元気に!
 https://localfood.jp/act_ordinance 

(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)「ローカルフード法・条例」で食と農と子どもを守ろう!(川田龍平参議院議員:2023.7.22)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmKByAyqRP5GbGoR?e=lgF08C

(関連)川田龍平 参議院議員 オフィシャルサイト
 https://ryuheikawada.jp/


2.イベント情報(この2つは毎月同じ日に開催されます)

(1)(チラシ)(8.2)(9.6)(10.4)東海第二原発うごかすな! 日本原電前抗議行動
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmOWJpaIRQqi4zNp?e=SqhElJ

(2)(チラシ)(8.2)(9.6)(10.4)東電本店合同抗議に集まろう!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmQOirMzzSNgKmKz?e=wdywXT

◆【ふくかな通信 第84号】より
【かながわ訴訟第1陣:東京高裁 8月25日(金)14時開廷です】
【かながわ訴訟第1陣:東京高裁 10月6日(金)14時 結審です!】
【かながわ訴訟第2陣:横浜地裁 9月28日(木)14時開廷です】


3.署名活動についてのお知らせ · 第14回STOP風車学習会『脱炭素と再エネの虚構』 · Change.org
 https://tinyurl.com/mryp3buy

(関連)キャンペーン · 北海道の大自然に巨大風車建設計画 (仮称)古平・仁木・余市ウィンドファーム事業に対する反対署名 · Change.org
 https://tinyurl.com/wf2tx2dh

(環境を破壊しない「再生エネ」電源は、ほんのわずかしかありません(KWベース)。こんなものに頼って「脱炭素」(NO FOSSIL:カーボンゼロ)なんぞをやり、火力発電をつぶしたり、新規建設を妨害したりしていたら、やがて我が国の電源は原発ばかりになってしまうでしょう。「再生エネ」電源が火力発電の肩代わりができるなどというのはリアリティの欠けた「夢物語」です。既に「再生エネ」が日本国中の貴重な自然環境を破壊していますが、それを加速させるだけです。そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的根拠はなく、「脱炭素」というスローガンがインチキ(原発大推進の言い換え)なのです。:田中一郎)


4.(新刊書)史上最悪の介護保険改定?!-上野千鶴子/編 樋口恵子/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034476332&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)(別添PDFファイル)目次&はじめに:上野千鶴子(『史上最悪の介護保険改定?!』岩波ブックレット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmW0-J1xyGvw27IR?e=GObd4m

(関連)介護保険が危ない!-上野千鶴子/編 樋口恵子/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034048719&Action_id=121&Sza_id=C0


5.初動興収21億円超! 宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」の“宣伝ゼロ作戦”は現代へのアンチテーゼか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/326286

(関連)『君たちはどう生きるか』がわかりやすくなる「8つ」の考察|宮﨑駿が“アニメ”または“創作物”に込めたメッセージとは - CINEMAS+
 https://cinema.ne.jp/article/detail/51789


6.水俣病支援「一刻の猶予もない」健康調査の早期実施を要請(共同通信)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0441731055d644698e9e438ce529dcb108dd447d

(関連)「水俣病の原点」劣化進み県と市が複製設置方針説明…被害者団体側からは反発相次ぐ(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5d82ba19cac55e4683b7f2dac3dd2ea45d4e77da


7.岸田内閣支持率28% 2カ月で17ポイント下落 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/4nry8bfj

(関連)森永卓郎氏「生活のためには岸田首相の交代しかない」 内閣不支持率増加は経済政策が最悪だから(1-4) - AERA dot
 https://dot.asahi.com/dot/2023072100034.html
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直近の「脱被ばく」情報からです。

1.(別添PDFファイル)48回「福島県民健康調査検討委員会」(OUR PLANET TV)
 小児甲状腺がん悪性疑い358人〜福島県民調査
 https://www.ourplanet-tv.org/47420/

(関連)第48回「県民健康調査」検討委員会(令和5年7月20日)の資料について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-48.html


2.(別添PDFファイル)311子ども甲状腺がん裁判NEWS_vol6 2023.7.15
 https://www.311support.net/newsletter/

(関連)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/


3.【原発事故汚染水の海洋放出】話し合いは十分か? ~市民と経産省・東電の意見交換会@郡山~ - ウネリウネラ
 https://uneriunera.com/2023/07/20/kaiyouhousyutsu17/

(関連)福島第一原発汚染水 海洋投棄 10のウソ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-672cf2.html


(下記はメール転送です)
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https://uneriunera.com/#mastodon

 福島第一原発で出た汚染水について、海洋放出に反対する「海の日アクション」と同じ7月17日の夜、福島県郡山市内で市民と経産省・東電との意見交換会が行われました。海洋放出したい経産省と反対する市民たち。どちらの話に理があるかを読んでみてご判断いただければと思います。(文・写真/ウネリウネラ牧内昇平)

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 意見交換会は17日午後6時半から郡山教組会館でスタートしました。「国・東電と住民との説明・意見交換会を郡山で開く会」という市民グループの要請で実現したものです。主催発表によると約80人が参加しました。政府・東電側の代表者は、経済産業省資源エネルギー庁・参事官の木野正登氏と、東京電力リスクコミュニケーターの佐藤暢秀氏でした。

 前半約30分間が経産省と東電からの説明でした。今月6日の会津若松での意見交換会と同じく、東電の佐藤氏は冒頭で(定型句ではあるものの)「謝罪」をしました。経産省の木野氏からの謝罪はありませんでした。

 

加害者に「関係者」を線引きする権利はない

 経産省・東電の説明後、約1時間半にわたって市民側代表や会場の参加者との意見交換がありました。

 政府と東電は福島県漁連に対し、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という「約束」を交わしています。「関係者」とは誰のことなのかが議論になっており、最初に質問を行った市民代表の方はまずこのことから指摘しました。

質問者:原発事故の被害者は「関係者」だと思いますが、どうですか? 東電、経産省どちらの方も教えてください。

経産省木野氏:「関係者」ですけれども、やはり人によって受ける影響の度合いとか背景が異なるということで、「関係者」の範囲を明確に線引きすることは困難であると考えております。

東電佐藤氏:「関係者」については人それぞれ、受け手によってさまざまな受け止めがあると考えておりますので、一概には申し上げられないということでございます。

質問者:私は、加害者が勝手に当事者ぬきで「関係者」の線引きや規定を決める権利はないと思います。その前提で質問します。

政府は必要な話し合いを行ってきたのか?

 その後、同じ市民代表の方は「地元福島との話し合いが足りない」ということをさまざまな角度から指摘していきました。

質問者:福島県59市町村中、海洋放出に反対または慎重な対応を求めた自治体議会はいくつありますか? 経産省、答えてください。

木野氏:すみません。今そのデータを持ち合わせていないのですぐにはお答えできないのですが。

質問者:意見書を国に提出しています。59市町村中43自治体議会が意見書を出しています。全体の7割にのぼっています。意見書を出した議会に対して説明を行いましたか?

木野氏:議会に対して説明を行っているところもありますが、40いくつに関してはしておりませんので、すべてではないと思っております。

質問者:なぜすべてに行わなかったのですか?

木野氏:要請をいただいた議会については説明をさせていただいておりますが、すべてについては説明を行っていないということでございます。

質問者:すべてやる必要があったと思います。

 

質問者:二つめです。2018年、原子力規制委員会が3000体のモニタリングポストのうち、中通り、会津地方の設置分2400台を撤去しようとしたことは知っていますか?

木野氏:はい。承知しております。

質問者:原子力規制庁の説明・公聴会が何カ所で開催されたか。結果はどうだったか。知っていますか?

木野氏:私は原子力規制庁の職員ではないので、詳細については把握しておりません。

質問者:2018年の6月から11月の5か月で18回の公聴会を行っています。参加者はすべて撤去に反対でした。そして規制庁は自治体住民の意見を聞き、福島県民にとってリアルタイム線量計は、福島で生活するうえで必要なものだとの認識を得て、配置の継続を決定し、現在も継続しています。5か月で18回の公聴会を行っています。そして同じ2018年、資源エネルギー庁は「ALPS処理水の取り扱いに関する小委員会」の公聴会を開いています。その時の意見陳述人は何人で、どのような意見が多かったかはご存じですよね?

木野氏:ちょっと数字はうろ覚えで恐縮ですが、たしか3回開いて60人くらいの方でしたでしょうか。ご意見をいただいたと思っておりますが、大半は「海洋放出に反対」というご意見だったと記憶しております。

質問者:44人中42人が海洋放出に反対して陸上での保管を提案しました。しかし委員会の中では初めから「放出ありき」だったため、陸上保管は真摯に検討されませんでした。なぜ、海洋放出の方針決定前に福島県民の意見を聞かないのかについておたずねします。なぜ聞かないのですか?

木野氏:方針決定の前だと思いますけども、まずですね、さまざまな自治体関係者ですとか漁業関係者ですとか、そういったご意見は聞いておるという認識でございます。

質問者:首長とか団体の長とかだけで、原子力規制庁が開いたような福島県民に対する公聴会は(方針決定の前後には)一切ありませんでした。

 福島県内では空気中の放射線量を測るモニタリングポストが至るところに立っています。暮らしている場所の放射線量がどのくらいかを知るための大切な機械です。

 

 原子力の安全をチェックする原子力規制庁の中では、このモニタリングポストを廃止するという案がありました。しかし、住民たちとの18回にわたる話し合いの結果、廃止方針が変わったと市民代表の方は指摘します。

 汚染水の海洋放出に目を転じた場合、そういった住民たちとの話し合いは十分に行われたのでしょうか。2021年4月の政府方針決定前には、政府が主催し、市民が参加できる「説明・公聴会」は3回しか行われませんでした。

 その後は政府主催の公聴会は開催されていません。経産省の木野氏は「自治体関係者や漁業関係者から話を聞いてきた」と説明しました。たとえば2021年4月の方針決定直後に開かれた政府会議(廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会)に参加した福島のメンバーは以下の通りです(敬称略)。

鈴木 正晃(福島県副知事)、清水 敏男(いわき市長)、白石 高司(田村市長)、門馬 和夫(南相馬市長

)、藤原 一二(川俣町長)、遠藤 智(広野町長)、松本 幸英(楢葉町長)、宮本 皓一(富岡町長)、遠藤 雄幸(川内村長)、吉田 淳(大熊町長)、伊澤 史朗(双葉町長)、吉田 数博(浪江町長)、篠木 弘(葛尾村長)、杉岡 誠(飯舘村長)、轡田 倉治(県商工会連合会長)、佐藤 謙二(県商工会議所連合会 総合企画課長)、菅野 孝志(県農業協同組合中央会長)、野﨑 哲(県漁業協同組合連合会長)、西本 由美子(NPO法人ハッピーロードネット理事長)、蜂須賀 禮子(元国会事故調査委員会委員

)、松崎 慎弥(日本青年会議所東北地区福島ブロック協議会副会長)、渡辺 隆治(福島県商工会青年部連合会長)、立谷 秀清(相馬市長)、大堀 武(新地町長)、小井戸 英典(県旅館ホテル生活衛生協同組合理事長)、松本 秀樹(県森林組合連合会代表理事専務)、真船 幸夫(株式会社ヨークベニマル社長)、佐藤 洋一(県青果市場連合会長)、鈴木 健寿(県水産市場連合会青年部長)、小野 利仁(県水産加工業連合会代表)

 2021年5月の会議(ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議ワーキンググループ)の福島メンバーは以下の通りです。

鈴木 正晃(福島県副知事)、渡邊 博美(県商工会議所連合会長)、菅野 孝志(県農業協同組合中央会長)、石本 朗(県水産市場連合会長)、鈴木 常雄(県旅行業協会副会長)、野﨑 哲(県漁業協同組合連合会長)、小野 利仁(県水産加工業連合会代表)

 政府が会議に招いたのは首長や業界団体の長ばかりで、これだけで市民たちの声を聞いたとは言えない。市民側はそのように指摘しました。

順番が逆ではないですか?

 政府は今年5月、老朽原発の運転期間を延長させるなど問題点がいくつもある「GX脱炭素電源法案」(原発推進束ね法案、もしくは原子力心中法案)を成立させました。経産省は国会審議の前に全国10カ所で市民との意見交換会を開きましたが、なぜか福島では開催しませんでした。

 市民側はこの点を指摘し、「話し合いが足りない」ことを重ねて問いただしました。

質問者:今回、原発を推進するGX(グリーントランスフォーメーション)の説明・意見交換会も福島での開催を求める声が多かったのに、福島での開催は避けられましたけれども、なぜですか?

木野氏:すみません。GXについては担当外なので申し訳ないですが、そこは確認をとれておりません。

質問者:方針を決定してから「理解を得られるまで説明する」と言いますが、順番が逆ではないですか? 意見を聞いてから方針を決めるのが筋ではないでしょうか? 「理解」の意味はなんですか? 「同意」という意味で使っているんですか? 答えてください。

木野氏:「理解」については、これからもですね、さまざまな意見を聞きながら判断していきたいと思っております。

質問者:「同意」ではないんですね? 「意見は聞く」って意味ですか?

木野氏:そこをどう判断するかは、なかなか…いろいろ…ですね、総合的に判断していかなければいけないと思っています。

質問者:今ごろそんなこと言っているときですか? 正しい意味で「理解」を得たいのであれば、福島県内各地で、原子力規制庁がやったような公聴会を開くべきですけれども、開く気はありますか? きょうも2週間しか周知期間がなかったのにこれだけ、資料が足りなくなるほど集まっているんですよ。必要じゃないですか?

木野氏:今までもですね、住民の方、自治体の方、さまざまな団体の方、いろいろ1000回のご意見を聞いているわけでございます。皆さま方とも何度かこうやって会合を持たせていただいているということでございます。

質問者:1000回というのは、サプライチェーン(農水産物の生産者や加工・流通・小売業者など)への説明会とかだけですよね。私たちは3年も前から公聴会を開くように要求してきましたけれども、計画がないっていうお答えでした。エネ庁(経産省資源エネルギー庁)としてやるべきではないですか? やるべきですよ。福島県民はものすごく怒ってますよ。

木野氏:くり返しですが、さまざまな住民の方、自治体の方にいままで意見を聞いております。

海洋放出をすることで誰が得をするんですか?

質問者:福島県民にとっての海洋放出問題を単純化すれば、交通事故にあってけがをして回復途上にある時に、また同じ加害者がぶつけてきて、「このほうが回復への早道だ」と言っているようなものです。海洋放出は福島の復興を阻害するものであって、県民の利益は一つもありません。もろ手を挙げて賛成している人はいません。海洋放出をすることで誰が得をするんですか? 答えてください。

木野氏:廃炉を進めることが復興につながるのだと思っております。

質問者:廃炉の法律も何もないですよね。そうやって「廃炉」というのを使うのはやめてください。以上です。

データ公表の姿勢は?

 次の市民代表の方は次のように語りました。

質問者:汚染水はALPSでトリチウム以外の放射性物質を除去していると強調していたんですが、それが嘘偽りだったことが2018年8月、共同通信の報道で分かったわけです。2021年4月にはトリチウム以外の放射性物質を基準以下まで浄化処理した水を「ALPS処理水」と定義しました。しかしALPS等ではトリチウム以外にも炭素14、ヨウ素129、ルテニウム106などを除去できないのが事実ではありませんか。今回の資料にもそういうことは全く書かれていません。負のデータを公表しない。そういう姿勢の表れだと思います。

 これに対して経産省の木野氏はこんな答え方をしました。

木野氏:2018年8月、62核種がALPS処理水の中に入っているという共同通信の報道があったということは承知しております。ただ、これはですね、データはちゃんと公表しております。トリチウム以外の物質について、あまりその、世間がそういうことを分かっていないということで、共同が報道したということでございまして、まあたしかに我々も積極的に「入っている」というのを言ってこなかったというのは反省点だと思っております。

 

海洋放出、責任の主体はどこに?

 また別の質問者は「責任の主体はどこにあるのか?」と問いかけました。

質問者:「廃炉と復興の両立」、「廃炉を進めるために海洋放出は避けて通れない」。こういう言い方をしますよね。ただ福島県民にとっては海洋放出自体が福島県民を犠牲にするものなのです。被災県民が犠牲になるような復興はありえない! ひたすら愚直に廃炉の作業を進めていくしかない。「復興」を持ち出すのは、これは無理です。馬鹿にしたことです。金輪際、「廃炉と復興の両立」という言葉は使わないほうがいい。(中略)海洋放出の責任の主体はどこにあるんですか? 方針決定は国ですよね。認可などは原子炉規制庁ですよね。事業主体として工事着工するのは東京電力ですよね。どこが最終的な責任をもつんですか? 答えてください。

木野氏:海洋放出の責任の主体は国と東京電力です。

質問者:それが曖昧なんですよ。なにか不測の事態があった時に、あるいは生態系への影響など重大事故が生じた場合に、東京電力は「そりゃ国の責任ですよ」、国のほうは「東京電力の責任ですよ」。そういう風にお互いなすりつけるんじゃないですか? どうですか? 仮に被害が生じた場合の立証責任はどこが負うんですか? 個人ですか、国ですか? 改めて責任の主体はどこなのか。国か、東京電力か、規制庁か、はっきりさせてください。

木野氏:国と東京電力、まあ共同でございます。たとえば被害が生じた場合ということについては、東京電力が賠償いたします。

【ウネリウネラから一言】

 いかがだったでしょうか? 最初の質問者の方と経産省木野氏との問答からは、政府が福島県内の自治体議会や市民たちと十分に話し合っていないという課題が浮かび上がったと思います。

 この日の意見交換会も、政府主催の公聴会ではなく、市民側の要請によって実現したものです。モニタリングポストの件と同様に、政府はたくさん公聴会を開き、市民たちと十分に話し合うべきだと思います。

 汚染水にトリチウム以外の放射性物質が含まれていることについて、「データはちゃんと公表している。世間があまり分かっていなかっただけ」という経産省の態度は、常識的に考えていかがなものでしょうか? 
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草々

 

(報告)(7.20)オルタナティブな日本をめざして(第88回):「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」(中野晃一上智大学教授:新ちょぼゼミ)(2023年7月20日)

前略、田中一郎です。


 去る2023年7月20日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、中野晃一上智大学教授をお招きして「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」をテーマに講演会(「新ちょぼゼミ」)を開催いたしました。以下、当日の録画やレジメを添付して簡単にご報告申し上げます。

◆(イベント情報)(7.20)オルタナティブな日本をめざして(第88回):「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」(中野晃一上智大学教授:新ちょぼゼミ)(2023年7月20日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-351105.html

 中野晃一上智大学教授(政治学)の著作に『戦後日本の国家保守主義:内務・自治官僚の軌跡』があります。その著書の「はじめに」には次のように書かれています。「国家機構の中でももっとも中枢的な機能を担うという意味でも、国民の統合にもっとも直接的にかかわるという意味でも「国家の中の国家」と言えるにもかかわらず、これまで十分な注意が払われることのなかった内務省とその後継官庁の本流たる自治省を取り上げる。」「戦前から戦後につづく日本の統治の思想ならびに制度的な特徴を、筆者は国家権威のもとに保守的な価値秩序へと国民統合を図る「国家保守主義」として捉えている。(中略)なかでも内務官僚はもっとも中心的な役割を果たしてきたのであった」。今回は久しぶりの「日本の官僚制シリーズの第3回目」として、中野晃一上智大学教授においでいただき、戦前の内務省から自治省を経て総務省に至る日本の官僚制度についてお話しいただきます。

講 師:中野晃一(なかの こういち)さん
 上智大学国際教養学部教授・政治学(日本政治、比較政治、政治思想)、主著『右傾化する日本政治』(岩波新書)、『戦後日本の国家保守主義―内務・自治官僚の軌跡』(岩波書店)、共著に『いまこそ民主主義の再生を!新しい政治参加への希望』(岩波ブックレット)、『ヤスクニとむきあう』(めこん)など。


◆(当日録画)20230720 UPLAN 中野晃一「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=fmEQvUzChBQ
 https://www.youtube.com/watch?v=fmEQvUzChBQ

◆(別添PDFファイル)(レジメ)日本の官僚制:内務省の戦後そして現在(中野晃一上智大学教授:新ちょぼゼミ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmHdKybgJ2ma24dU?e=CbIbPx
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmHdKybgJ2ma24dU?e=CbIbPx

◆戦後日本の国家保守主義 内務・自治官僚の軌跡-中野晃一/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032899291&Action_id=121&Sza_id=F3

(関連)(別添PDFファイル)はじめに(中野晃一『戦後日本の国家保守主義 内務・自治官僚の軌跡』岩波書店)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhVM3Kfubsiy3KOWG?e=GQkQih


 <中野晃一先生のご著書>

(1)野党が政権に就くとき 地方分権と民主主義-中野晃一/著 中野真紀子/訳(人文書院)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033935735&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)いま、朝鮮半島は何を問いかけるのか 民衆の平和と市民の役割・責任-内海愛子/中野晃一/李泳采/鄭栄桓/著(彩流社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033912772&Action_id=121&Sza_id=E1

(3)小池晃対話集 政治に希望はある-小池晃/著 中野晃一/〔ほか述〕(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033912136&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)「改憲」の論点-木村草太/青井未帆/柳澤協二/中野晃一/西谷修/山口二郎/杉田敦/石川健治/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033787107&Action_id=121&Sza_id=C0

(5)嘘に支配される日本-中野晃一/著 福島みずほ/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033781798&Action_id=121&Sza_id=C0

(6)私物化される国家 支配と服従の日本政治-中野晃一/〔著〕(角川新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033720496&Action_id=121&Sza_id=C0



(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

 

2023年7月21日 (金)

(拡散希望)(報告)(7.20)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第1回目):日本国憲法の「司法」関連条文から裁判や裁判所の抜本改革を考える(新ちょぼゼミ:田中一郎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 去る2023年7月20日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(第1回目):日本国憲法の「司法」関連条文から裁判や裁判所の抜本改革を考える(新ちょぼゼミ:田中一郎)」を開催いたしました。

今回は、「日本の司法・裁判所を立て直す制度改革」シリーズの第1回目として、日本国憲法の「司法」関連条文をご覧いただき、ここから今日の日本の裁判や裁判所を抜本改革できないかどうか、法律のシロウト市民として考えてみました。

申し上げるまでもなく、今日の日本の司法・裁判所・裁判官は、もうメチャクチャで、対米隷属・対行政従属・対首相官邸忖度のヒラメ判決・ゴミ判決を繰り返す「現代の悪代官所」になっています。国民の基本的人権を守らず、主権者たる国民を「支配する対象」としか見ず(国民主権の形骸化)、社会正義を踏みにじって巨悪をのさばらせ、他方で冤罪被害者を大量生産し、裁判での日本国憲法判断から逃げ回り、裁判官自身の自己栄達や身分・地位その他の利己的利益のみを最優先にして、日々ロクでもない判決を乱造しています。

まさに「邪悪の巣窟」そのものですが、しかし、この(霞が関省庁とは別の)「もう一つの官僚組織」とも言っていい日本の裁判所・裁判官への社会的監視機能は極度に弱く、そうした不公正を是正させる「国民からのフィードバック機能」を担保する制度も脆弱で、日本国憲法が謳う「三権分立」が完全に機能不全を引き起こしています(「三権役割分担」に変質)。日本国憲法が定める「裁判の公開原則」がないがしろにされ、少人数の有権者しか入れない狭い法廷に押し込められて裁判が行われ、TVカメラやネット中継も入らず、事実上の「秘密裁判・非公開裁判」が続いています。何故なら、デタラメな法廷運営やロクでもない判決が「公開」されて広く有権者・国民の知るところとなれば、「こんなものは許してはおけない」という動きが社会の底から湧き上がってくることが十分に予想されるからです。

およそ非公開の「密室」で、裁判所・裁判官による人権踏みにじり・社会正義の踏みつぶし・冤罪被害者の大量生産という「権力犯罪」「社会犯罪」が繰り返されていると言っても過言ではありません。国会や行政府がおかしなことをやった時に、司法・裁判所がそれにストップをかけてこその司法・裁判所ですが、現実には司法・裁判所がこれに屁理屈をつけて追認するという暴挙を日々繰り返しているのです。裁判所は今や「災難所」となり、提訴した多くの原告たちの良識や良心の屍が横たわる「墓場」と化しています。

日本の司法・裁判所、および検察・検察庁は、抜本的に改革する必要があります。日本の司法・裁判所・検察は、さながら大日本帝国の時代そのままの観があります。大半の裁判官どもの精神構造も歪みに歪み、上からの権力目線で司法権力の濫用を繰り返しています。これに真正面から「NO!」を叩きつけ、「三権分立」のまともに機能する司法・裁判所を私たち有権者・国民が再構築していく必要があるのです。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。


◆(当日録画)20230720 UPLAN 田中一郎「日本の司法・裁判所を立て直す(その1)」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=vrQoYHk0AaA
 https://www.youtube.com/watch?v=vrQoYHk0AaA

 <関連図書>
(1)(0-4)絶望の裁判所-瀬木比呂志/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033051213&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)日米安保と砂川判決の黒い霧 最高裁長官の情報漏洩を訴える国賠訴訟-吉田敏浩/著(彩流社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034123905&Action_id=121&Sza_id=Z1

(3)“歪んだ法”に壊される日本 事件・事故の裏側にある「闇」-郷原信郎/著(KADOKAWA)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034451748&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)特集:「自主返納運動」は岸田政権の暴走を止められるか|週刊金曜日公式サイト(2023.7.14号)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003689.php

(大川原加工機「捏造」事件の記事は、この『週刊金曜日』でご覧ください:下記は簡単な『週刊金曜日』のネット報道記事)
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2023/07/09/antena-1288/


(以下、当日使いました様々な資料を私のレジメとともに下記に並べておきます)

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(0-1)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

今回のテーマとは関係ありませんが、上記の今回プレゼンVTRの最初のところで言及しています。このサイトにある広瀬隆さんの講演録画を是非ご覧ください)

(0-2)日独裁判官物語 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x200bke

(最初から5分くらいのところで、元裁判官だったらしい有識者が、最高裁の方針や国策に逆らう下級裁判官がどのような差別・冷遇・人事処分を受けるかを、3つの項目を挙げて説明しています。それを含めて、この映画を是非、全部ご覧いただければと思います。民主主義先進国ドイツと没落途上の国家主義国ニッポンとの違いがよく分かります。ちなみにドイツもまた、第二次世界大戦後しばらくの間は、司法・裁判所に元ナチ党員やその共犯者のような裁判官が多くいたと聞いています。しかし、ドイツはその「負の遺産」をしっかりと清算し、見事に司法・裁判所を「有権者・国民のための組織」に生まれ変わらせることに成功したようです。それに比べて我がニッポンは、依然として司法・裁判所・検察は大日本帝国のままです。情けなくなります。:田中一郎)

(0-3)(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html
数年前にたんぽぽ舎で開催した「ちょぼゼミ」などをまとめて報告しています)

(0-4)リニア工事取り消し認めず、東京地裁「認可に違法性なし」(東京 2023.7.19)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/263948

(この記事をご紹介した際に、このリニア新幹線建設差止裁判の原告敗訴を詳しく報道したのは東京新聞とNHKだけだったということをVTRの中で申し上げるのを失念しています。補足してお詫びいたします。こういうマスごみの態度が日本の司法・裁判所・検察のデタラメをのさばらせていると言ってもいいでしょう。申し上げるまでもなくリニア新幹線は、史上最悪・現在でも最悪の巨大公共事業であり、かつ、多くの人々を危険に陥れる「加害公共事業」でもあります。:田中一郎)

(関連)(報告)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会:広瀬隆さん・川村晃生さん(全水道会館:2023年6月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-459a18.html

(0-5)(別添PDFファイル)袴田事件 検察16点新証拠、弁護側 却下求める方針、再審三者協議(毎日 2023.7.19)
 https://mainichi.jp/articles/20230720/ddm/041/040/145000c

(0-6)司法制度改革 - Wikipedia
 https://tinyurl.com/yv8j9evd

(関連)検察審査会での審査の流れ - 裁判所
 https://www.courts.go.jp/links/kensin/shinsanonagare/index.html
 https://www.courts.go.jp/links/kensin/seido_gaiyo/index.html

(2000年前後に始まった我が国の(第1次)司法民主化の結果として、検察審査会に加えて裁判員裁判制度のことを申し上げるのを失念していました。裁判員制度については、次回(8/21)の際にコメントいたします。詳しくは下記をご参照ください。:田中一郎)

(関連)(報告)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-dfe6d9.html

(0-7)M.ウェーバーの支配類型と官僚制
 https://sw.self-sufficiency.jp/domination/


(1)(別添PDFファイル)(レジメ)日本の司法・裁判所を立て直す制度改革(その1)(田中一郎 2023年7月20日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhl9jKvnoheBHD6lR?e=E7davq

(2-2)日本国憲法 司法
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhmBZjj55OULJAk77?e=JPKsTe

(関連)(2-1)日本国憲法 - e-Gov法令検索
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION_19470503_000000000000000
(第64条(国会による弾劾裁判)と第15条(公務員を選定し、及びこれを罷免することは国民固有の権利である)にご注目下さい。:田中一郎)

(関連)裁判官弾劾裁判所公式サイト - トップページ (音声ブラウザ対応)
 https://www.dangai.go.jp/

(関連)憲法裁判所 - Wikipedia
 https://tinyurl.com/2en3ajp2


 <法廷運営のデタラメ事例:日本国憲法第77条関連>

(4-1)公判中の法廷 弁護士に手錠、録音試み応酬 裁判官が退廷命令(朝日 2023.7.1夕刊)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b1256627cffc275f011caaa1ca6b2d7140f91b77

(4-2)「大法廷が空いていない」裁判長、事実と異なる説明〜甲状腺がん裁判 - OurPlanet-TV
https://www.ourplanet-tv.org/47313/?fbclid=IwAR0K2Z3t-QcDmAnfnqN4HiMzUO-cuyEnHXlFMm6Bbjy8z_lgGQhwPCnWK2Q

(4-3)靴下にレインボーカラー、入廷認めず、福岡地裁 同性婚訴訟 傍聴人に(朝日 2023.6.15)
 https://www.asahi.com/articles/ASR6G6GYDR68TIPE01T.html

(4-4)<社説>服装と裁判傍聴 過剰な規制は慎まねば:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/263801?rct=editorial

(他にもまだまだあります。こういうことをする裁判官どもは「自分をナニサマだ」と思っているのか!? ということです:田中一郎)
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次回は8/21の「新ちょぼゼミ」(下記)の際にご説明を続けます。お話を進めて、司法・裁判所が下した最近の具体的なロクデモナイ判決をご覧いただこうと思っています。

◆(予約必要)(8.21)オルタナティブな日本をめざして(第89回)「続”複合汚染”:医師の目から見た日本の破壊」(西尾正道北海道がんセンター名誉院長:新ちょぼゼミ)(2023年8月21日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-ef5d5f.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2023年7月19日 (水)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(144):違法行為、手抜き、いい加減、デタラメ、ポンミス、不都合隠蔽、ゴマカシなどが次々と続く原発・核燃施設=近未来の過酷事故を予感させる

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.14)オルタナティブな日本をめざして(第90回):「福島原発事故とUNSCEAR報告:過小評価される放射線被曝」(黒川眞一さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月14日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-d3f0b0.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.イベント情報

(1)(7.20)ライブ配信「第48回 県民健康調査 検討委員会」 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/47420/

(2)福島みずほ元気ニュース_ 【第233号】議員生活25周年お祝いの会に来てください!
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhlxc5DsSkIHffPVu?e=dCCXLq

(3)(チラシ)(9.12)函館市大間原発建設差し止め裁判 第30回公判&報告会(東京地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhl1X4hWZL4aVITEt?e=Gg3NhZ


3.2023年度ノーベル平和賞の授与を求める署名(締め切りは2023年9月末です)

◆ネット署名サイト
 https://www.change.org/peace-article9
◆署名用紙のダウンロード先はこちら
 https://drive.google.com/file/d/1MHSnHtmy1VQ2Is1pWW8OuzFiJgQug1KE/view

(関連)「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会ニュース22号
 https://drive.google.com/file/d/1hnIJKv2oJUcKQGxYgZNOVlLnyknLgf4A/view?usp=sharing

(関連)(別添PDFファイル)闘論席:徴兵制(古賀茂明 『週刊エコノミスト 2023.7.25』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230725/se1/00m/020/002000c

(日本国憲法第9条改悪の次は間違いなく徴兵制です。日本では愚かな政治家どもが愚かな有権者をそそのかして、日本を(アメリカの手下として)戦争をする国に切り替えて来ていますが、他方では、人口減少社会に突入することで自衛隊員の成り手不足が顕在化し、深刻になってきています。しかも、日本の国民と国土を侵略者から守る、という自衛隊本来の使命はそっちのけで、身の程知らずの大国意識から世界中のあちこちに出かけて行っては、アメリカの肩代わり・代行役として、各地の戦争・紛争に口出しする始末です(いずれ手を出し始める)。なので、日本防衛に関係がないのに身の危険が迫るという自衛隊員の現在の仕事ぶりを知れば知るほど、益々自衛官の成り手はいなくなり、このままでは「日本軍」を維持できなくなりそうなのです。

みなさま、みなさまや、みなさまの子ども・孫が、あの自民党や公明党、あるいは維新や国民民主党のバカみたいな政治家どもにアゴで使われ指示されて、日本の防衛などとは何の関係もない遠い海の向こうに行かされて、アメリカ兵の代わりに戦死させたいですか? 日本国憲法第9条を改憲する、ということは、そういうことを意味するのです。つまり、9条廃止の次は徴兵制です。そういう段取りになっているのです。そもそも原発・核燃料サイクル施設を60基近くも狭い日本列島に並べて、武力で日本を守るなんて、ご冗談でしょ、という話です。日本人は、まず自分たちの住む国の状態をよく知ることから始めるべきでしょう。戦争・防衛のリアリティと想像力の欠如が目に余ります。:田中一郎)


4.〈愛国心〉に気をつけろ!-鈴木邦男/著(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033447228&Action_id=121&Sza_id=A0
(このブックレットの後半に書かれている「三島由紀夫」論も興味深いものがあります。:田中一郎)

(故丸山真男)
「大日本帝国の「実在」よりも、戦後民主主義の「虚妄」の方に賭ける」
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031765738&Action_id=121&Sza_id=E1

(故鈴木邦男)
「「自由のない自主憲法」よりも、「自由のある押しつけ憲法」を」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlmkR8SuwgTBQrTC?e=Go1VGk


5.「(7.17)日本学術会議」総会報告(小寺隆幸さん 2023.7.17)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhluqwGDDkUiZ9Yzs?e=GPowKs

(小寺さんの「政府が作る懇談会の危うさを訴えていかねばならない」というお考えに賛成です。なお、「日本学術会議」の近況については下記ブログをご参照ください。:田中一郎)

(関連)本日(7/16)のいろいろ情報:(1)全世界デジタル課税のインチキ(2)「日本学術会議」近況(3)砂川裁判再審請求を蹴飛ばした最高裁裁判長も菅野博之だった(4)左派を含む「リフレ派」を徹底批判せよ他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-10469a.html


6.(別添PDFファイル)個人情報保護委に疑問符、役割 ブレーキ? アクセル? デジ庁立ち入り検査方針(東京 2023.7.15)
 https://tinyurl.com/52c8vd2a

(個人情報保護委員会は「内閣府設置法49条・64条に基づき設置される内閣府の外局(三条委員会に準じるもの)」(ウィキペディア)と説明されていますが、その独立性は怪しい限りで、委員の人選や人数、及び組織体制についても、個人情報の保護をしっかりと遂行できるかどうかが疑問というのが現状のようです。愚かにも立憲主義から逸脱している立憲民主党さえもが賛成した「デジタル庁」(設置法)など全く不要の巨大利権省庁ですが、必要なのは「デジタル庁」ではなく「デジタル規制庁」であり、インターネットを含むデジタルサービスや商品のユーザーをサプライヤーの横暴から守り、同時に個人情報保護に全力を挙げる体制づくりが望まれています。産業優先・国家管理優先のデジタル社会は我々一般消費者・国民にとっては「悪夢のデジタル・ファシズム社会」です。今、国中を大騒動に引きずり込んでいる「マイナンバー制度」「マイナンバーカード」は、その序の口にすぎません。おそらくこの次に来るのは「スコアリング」と「人物(セキュリティ)クリアランス」だろうと思われます。「新階級社会」形成の基礎となります。:田中一郎)

(関連)堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法-堤未果著(幻冬舎新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034477473&Action_id=121&Sza_id=G1

(関連)デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える-堤未果著(NHK出版新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034244153&Action_id=121&Sza_id=C0

 <河野太郎を廃止いたしましょう>

(1)タロー君暴走中(三木義一 東京 2023.7.13)
 https://tinyurl.com/yckaezmx

(2)河野デジタル相「微々たる数」「問題にならない」発言が火に油!マイナ自主返納さらに加速|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325776

(3)河野大臣“誇大広告”まがいの虚偽説明 保険証廃止の根拠「なりすまし被害」挙げるも件数不明|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326075

(4)マイナ問題放置で外遊三昧 河野デジタル相の“二枚舌”発覚でちらつく外相時代の「スタンプラリー外交」日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325962

(5)河野大臣まさか“一人二役”答弁? デジ庁に立ち入り検査「個情委」の担当相兼務で大混乱確実|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325898

(6)麻生副総裁「河野さんは閣内に残らない方がいい」の真意…“クビ宣告”なのか、親心か?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325840
(そうそう、あんたも自民党内には残らない方がいい。もちろん「クビ宣言」ですよ。:田中一郎)

◆内閣支持、下落37% マイナ対応「評価せず」68% 朝日新聞社世論調査:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15690049.html?linkType=article&id=DA3S15690049&ref=mor_mail_free_newspaper_20230717

◆自民支持28%に下落 女性で落ち込み 朝日新聞社世論調査:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15690105.html?linkType=article&id=DA3S15690105&ref=mor_mail_free_newspaper_20230717

(頭が腐っているのがまだ3割近くいるのか!? あきれるな!:田中一郎)


7.その他

◆維新が叫ぶ「改革」に騙されるな! カジノ、万博もすべてが“昭和”の遺物である 古賀茂明(AERA dot.)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/315c2e8d2095b4249ea5e42810ccfcc6141f32f5

(古賀茂明さんは「維新」のシンパではないか、と思っていましたが、少し見直しました。早く「市場原理主義アホダラ教」と決別をしてほしいと願っています。:田中一郎)

(1)安倍シンパが激怒した岸田首相の振る舞い 7.8は「お悔み」より「散髪」「選挙準備」優先|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/325835

(2)岸田首相「リアリズム軍拡外交」の危険度…“まだらボケ”バイデン大統領が絶賛した真意とは|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326031

(3)岸田首相が15分間の“密”セールス 米「ハゲタカ」に家計金融資産2000兆円の譲渡を口約束?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325961

(4)岸田内閣の疑惑閣僚と党幹部「改造でトンズラ」は許されないぞ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/325839


◆日刊IWJガイド・非会員版2023.7.18号~No.3960号 - What's New お知らせ(ウクライナ戦争続報)
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52543

「ロバート・ケネディJr氏が、「すべてのアメリカ人が聞く必要がある」とツイート! ネットメディア『デュラン』で語られた、米国の外交政策を牛耳ってきたネオコン内部の分裂! バイデン政権に巣食うブリンケン、ヌーランドの強硬派を飛び越えて、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と停戦へのソフトランディングを模索する米国外交の一部のエスタブリッシュメント! この内部分裂の裂け目から見えてきたものは、ロシアの政権転覆と、分裂、バルカン化を狙って、ウクライナとロシアを紛争に向かわせるように仕向けてきたのは米国である、という真実!」他
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(144):違法行為、手抜き、いい加減、デタラメ、ポンミス、不都合隠蔽、ゴマカシなどが次々と続く原発・核燃施設=近未来の過酷事故を予感させる」をお送りいたします。福島原発事故を上回る破滅的な原発・核燃料サイクル施設過酷事故がひたひたと近づいてくるのを感じます。世界の「終末時計」(下記参照)もまもなくゼロになりそうですが、日本の終末時計も深刻なくらいゼロに近いです。その原因は「原発・核燃料サイクル」です。

◆2023年終末時計「残り90秒」国際平和拠点ひろしま〜核兵器のない世界平和に向けて〜
 https://hiroshimaforpeace.com/doomsday-clock-2023/


 <別添PDFファイル>
(1)高速炉開発、中核企業に三菱重工、経産省 多額の経費、過去に「もんじゅ」の失敗例(朝日 2023.7.13)
(2)The Economist:米原発、復興の機運も課題山積(日経 2023.7.4)
(3)電気・ガス補助金100億円上乗せ発注、コロナ給付事業と同じ構図、経産省(東京 2023.5.24)
(4)電力カルテル 改善命令、5社営業情報交換、経産省(毎日 2023.7.15)
(5)柏崎刈羽原発の運転、東電「適確性」再判断、規制委決定 3カ月程度の見通し(東京 2023.7.13)
(6)自主避難と強制避難、「差別的区別撤廃を」、原発事故めぐり国連報告書(朝日 2023.7.5) 
(7)迫る処理水海洋放出、東電社長 主体性見せず、漁業者への直接説明なし(東京 2023.7.15) 
(8)福島・会津若松で海洋放出説明会、本当に他の方法ないの? 住民ら国などへ怒り噴出(東京 2023.7.8)


1.(別添PDFファイル)高速炉開発、中核企業に三菱重工、経産省 多額の経費、過去に「もんじゅ」の失敗例(朝日 2023.7.13)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d842cf5de207f448f7db3ee0ee57bd6720a32c 

(「高速炉技術評価委員会」などというインチキ委員会があるのは知らなかった。先般、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の審査を通過したとかいう「常陽」もそうだが、およそ「高速炉」「高速増殖炉」などというものは「商業用原子炉」ではありえない。既に「もんじゅ」開発に1兆2千億円ちかくもカネをかけ、更にその廃炉にも天文学的な費用が掛かる。こんなもので「商業」などできるはずもない。狙いは「軍事用」、つまり潜在的な核兵器開発能力の維持である。純度の高いプルトニウムが生産できる態勢を温存しておきたいということだろう。いい加減にしろ! という話である。:田中一郎)

(関連)安全審査“事実上”合格…高速実験炉「常陽」来年度再稼働へ ニュースイッチby日刊工業新聞社
 https://newswitch.jp/p/37397


2.(別添PDFファイル)The Economist:米原発、復興の機運も課題山積(日経 2023.7.4)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB020LG0S3A700C2000000/

(「原発ルネサンス」よ、もう一度、の記事だろうか。これも一種の「ワシントン拡声器」(猿田佐世さん:新外交イニシアティブND)なのかもしれない。日本の頭の悪い企業経営者たちは、こういう感じの記事に弱いことを日本経済新聞がよく心得ている。書かれていることに新味はなく、原発の根本的欠陥(核廃棄物やコストや大事故の危険性とその致命的影響や軍事転用や被ばく労働など)は何も変わらない。また、言ってんだべ、という印象を強くする。進歩がないね。:田中一郎)

(関連)「ワシントン拡声器」とは何か - 日米外交の背景(猿田佐世)New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/6027/


3.(別添PDFファイル)電気・ガス補助金100億円上乗せ発注、コロナ給付事業と同じ構図、経産省(東京 2023.5.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/251959

(一部抜粋)
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高騰する電気代などの国民負担を抑える経済産業省の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」で、事業の事務を担う大手広告代理店の博報堂に支払う管理費を、同社側の提案額より約100億円も上乗せして契約した問題。事業者を公募した期間の短さなど、発注の経緯は異例ずくめだった。経産省は新型コロナ対応での給付金事業でも、委託や外注が繰り返された問題で批判を浴びており、識者は教訓を生かさない対応を問題視する。

「(上乗せした)100億円のうち、信用保証料が53億円を占めるとは承知していなかった」。西村康稔経産相は4月の参院経済産業委員会で、上乗せの主な内訳が信用保証料だったと説明し、事前に知らされていなかったと明かした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(何じゃ、コレ! この上乗せの100億円という大金、ほんとに事業に必要なカネなのか? 「信用保証料が53億円を占める」って、なんのこっちゃ!? 経済産業省・西村康稔大臣の説明は説明になってない。野党議員たちは何をしている!? 国会の全審議を止めてでも、この問題を徹底追及しろよ。こんな税金の使い方があるか! ひょっとして、博報堂から水面下で政治家にカネが回っているんじゃないのか? まさにブラック100億円だ。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)電力カルテル 改善命令、5社営業情報交換、経産省(毎日 2023.7.15)
 https://mainichi.jp/articles/20230715/ddm/001/020/181000c

(毎日新聞が経過を詳しく調べて報道しているが、内容は違法な電力価格カルテルであり、ふざけるな、ということだ。そしてこの記事には肝心なことが書かれていない。①かような改善命令では「地域独占(原発)電力会社」(「毒電」9社)の体質は変わらない、②必要なのは送配電会社の所有分離や発電・小売り会社の法的分離と原発・核燃料サイクル事業への政策的テコ入れの全廃・禁止、③「毒電」9社のやりたい放題を許している現在の電力寡占体制を解体し、電力システム改革をまともな形でやり直す、④先般実施された「毒電」の電力料金(規制料金)値上げを撤回し元に戻す、⑤原子力ムラ電力業界の御用委員会=電力・ガス取引監視等委員会を公正取引委員会に吸収合併させ、徹底した「毒電」への(不法不正行為に対する)監視体制を確立する、などである、(下記「いちろうちゃんのブログ」参照)

なお、日本経済新聞に掲載された下記の政府広報(経済産業省資源エネルギー庁)は参考までにご覧ください。エネルギー政策としても、物価対策としても、最悪サイテーの政策です。

(関連)(政府新聞広告)電気代値上げ緩和を語って原発電力会社に支援(日経 20230.7.15)
 <6月1日から電気の規制料金改定 電気代の値上げが気になるあなたへ!>
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhl5GzOWWYSC4oZPZ?e=OadWhv

(関連)(拡散希望)(報告)(6.27)電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c80b11.html


5.(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発の運転、東電「適確性」再判断、規制委決定 3カ月程度の見通し(東京 2023.7.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/262696
 https://news.yahoo.co.jp/articles/62d46b20ce79db3e611f0186548ed980ab1c487d

(二度目の「茶番」=「猿芝居」である。それは「山中伸介委員長は「違反を見つけにいくような検査ではない。(7項目が)維持できていることを確認することに意義がある」と述べた。」との毎日新聞記事の報道で明らかだ。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、こんな「猿芝居」を飽きもせずにこれまでずっと続けてきている(まるで「猿の惑星」だ)。柏崎刈羽原発過酷事故へ向けてまっしぐら、ということだ。そもそも東京電力という会社は手抜き安全管理で福島原発事故を引き起こし、それにより倒産した会社である。今の東京電力は政府が我々の税金を使って、勝手に支えて生かしているにすぎない。本来なら、福島原発事故の後始末と被害者救済のために全力を挙げるべき会社なのだが、それが原発再稼働に全力を挙げる会社にすり替えられてしまっている。原子力「寄生」委員会はそれを追認するために存在している官製「原発推進お墨付き」機関である。解体するしかない。:田中一郎)

(関連)原発事故の検証「県自らでは知事が約束したものとは異なる」池内氏らの委員再任を要望 UXニュース5月24日YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Nuzeryj1Luw

(池内了先生へ、柏崎刈羽原発をめぐる新潟県の委員会の情況や新潟県内の情勢について、東京で講演(報告会)をしていただけませんでしょうか? 必要ならば私の方でその場を設営いたします。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)自主避難と強制避難、「差別的区別撤廃を」、原発事故めぐり国連報告書(朝日 2023.7.5)
 https://www.asahi.com/articles/ASR7576KPR74UHBI031.html

(福島原発事故に伴う避難指示区域の決め方が恣意的・画一的で、区域区分には何の合理性もない。放射能汚染の広がりや実態は避難指示区域分けとは無関係である。事故が落ち着いたのちに問題となる損害賠償負担を極力小さくすることだけを狙った避難指示だったのだ。また、「子ども被災者支援法」は、避難する人・とどまる人を区分せず、等しく被害者の救済や支援を行うよう定めている。にもかかわらず、この国の政府は、被害者を分断・差別し、補償その他の支援に大きな差をつけ、特に避難指示区域外からの避難者に対しては、重大な人権侵害とでもいうべき暴力的な切り捨て政策を押し通している(わずか12万円の「補償金」や避難住宅の召し上げなど)。そして許しがたいことに、日本の司法・裁判所が、ご多分に漏れずの行政追従で、この「差別的区別」を追認するありさまである。断固として許しがたい。国連報告書は当然の内容であり、日本政府は直ちにこれを受け入れて、自らの人権侵害を正せ、ということだ。脱原発・脱被ばく・被害者完全救済は三位一体で実施されなければならない。それが社会正義でもある。:田中一郎)

(関連)中間指針第五次追補等を踏まえた追加賠償のご案内|東京電力
 https://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/compensation/daigojitsuiho/index-j.html

(東京電力を支配するのは経済産業省、そんなところが、ちゃんとした原発事故被害の賠償・補償をするはずもない。また、この「中間指針第五次追補」を決めた「原子力損害賠償紛争審査会」もまた、原子力ムラの御用人間らを集めた「被害切り捨て審査会」である。福島原発事故後の対策の在り方を被害者本位の形で抜本的に改める必要がある。:田中一郎)


7.中央防災会議の警告「六ケ所村震度6強」を無視する原子力規制委員会(「止めよう!再処理」天恵の海 第246号:2023.6.8)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.246.pdf

(関連)◯ 報告書「日本海溝巨大地震 内閣府評価に対する日本原燃評価のごまかし」内閣府は六ヶ所村は震度6強(830~1500ガル)を想定,六ヶ所再処理工場の設計基準地震動は700ガル,工場は巨大地震に耐えるとする日本原燃と容認した原子力規制庁審査のごまかしを明らかにした本会の報告です。規制委員会は内閣府評価を新知見とし再評価するべきです。(23.5.30) 
 http://sanriku.my.coocan.jp/230511JNFtrick.pdf

(関連)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
 http://sanriku.my.coocan.jp/

(この(青森県六ケ所村)再処理工場の安全審査・基準地震動のゴマカシは、致命的な水爆級の「核時限爆弾」と言えるでしょう。毎日よく平気で寝ていられますね! 下北半島を巨大地震・巨大津波・巨大火山噴火が襲えば、その時が「日本の最後」かもしれません。愚かしさに気が狂うほど腹立たしい限りです。:田中一郎)


8.(別添PDFファイル)迫る処理水海洋放出、東電社長 主体性見せず、漁業者への直接説明なし(東京 2023.7.15)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/263246

(関連)(別添PDFファイル)福島・会津若松で海洋放出説明会、本当に他の方法ないの? 住民ら国などへ怒り噴出(東京 2023.7.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/261667

◆福島第一原発汚染水 海洋投棄 10のウソ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-672cf2.html

(関連)【声明】IAEA報告書は汚染水の海洋放出を正当化しない-原子力資料情報室
 https://cnic.jp/47363

(関連)「IAEAは責任放棄」米専門家が批判(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/656421ac3bdf8c18389066c92681c238a48eaa86
(国際原子力マフィアが言う「正当化の原則」もまた、原子力利用優先の歪んだ考え方です:田中一郎)

(関連)アンコウ輸出、半年でピンチ 処理水放出「海外1号店」に暗い影 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/mr3jppj3

(関連)道産ナマコ価格に異変 処理水放出計画との関連は? - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/bdduh2w5

(関連)中国は海洋放出に猛反発! 福島原発「処理水」と「汚染水」認識のズレはどこに?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326037


9.福島第一原発1号機は満身創痍|まさのあつこ 地味な取材ノート
 https://note.com/masanoatsuko/n/nece6a12523ab

(関連)福島第一原発1号機の原子炉土台(ペデスタル)が崩壊寸前:危険な状態を前にして無能・無策を合理化する事態の楽観視=末期症状の原子力ムラ(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」&川田龍平参議院議員の質問主意書より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-40405b.html

(我が家にはワンコではなくてインコがいますが、最近、猛暑でホルモンが異常をきたしたのか、家じゅうを飛び回って、あちこちで悪さをしています。それでも「目の中に入れても痛くないほどかわいい「さくらくん」(インコの名前)」などと言っていたら、妻から「それじゃ、目の中に入れてみなさいよ」と言われています。:田中一郎)
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVg0-Iheoj6P-x9CSh?e=hKTbKj
 https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVg1CefCt4O7ijbD7x?e=yqGi7X


10.その他

(1)【原発事故時の防護措置「講じていない」80%~避難受け入れ自治体アンケート】 - 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
 https://saga-genkai.jimdo.com/2023/05/28/a/

(2)湖沼や川の底の放射性セシウムどうなった? 茨城、千葉で定点調査 福島第一原発事故【動画】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/262734

(3)小学校の裏に「放射性物質を含むガス」排出口 ウラン鉱山の名残はいまなお市街地周辺に…健康影響は?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/263584

(4)日本が輸入に頼るウラン、その鉱石が転がる「聖地」とは ウサギが消え薬草は色あせ… 先住民「苦しみ気付いて」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/263448

(5)島根原発事故想定の大規模訓練 11月に実施|NHK 島根県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20230711/4030016536.html

(こんな訓練など、いくらやっても無駄ですよ。だって、実際に原発大事故が起きると、一切無視されるわけですから。この実態を暴いているのが福島被ばく訴訟(井戸川裁判です。:田中一郎)

(関連)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
 http://idogawasupport.sub.jp/


◆20230711 UPLAN 東海第二原発運転差止訴訟控訴審第一回口頭弁論期日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=cuOQvBKPsdY
(一番最後のところで私から2つ質問をしました:田中一郎)

(関連)伊方原発運転差止広島裁判-戦後最悪の司法判断の一つ 広島地裁吉岡決定
 https://saiban.hiroshima-net.org/pub/panf04/index.html
草々

 

 

2023年7月18日 (火)

福島第一原発汚染水 海洋投棄 10のウソ

1.IAEAは原子力推進組織であり「国際原子力マフィア」と言われている。つまり今回の報告は「利益相反行為」としての汚染水海洋投棄追認である=汚染水の海洋放出に「国際基準」などない、しかも今回の報告書はIAEA自前の「正当化の原則」(原子力対策のメリットとデメリットの比較考量)の判断を回避している。

 

2.処理水ではなく汚染水である=ALPSの性能は低く常に故障している=放射性物質を取り切れない(I129、Sr90、C14などが残存)。また、汚染水に含まれる放射性物質が63種類かどうかも怪しい。また、海洋投棄する際に「濃度規制」をしても無意味である。何故なら、結局全部捨ててしまうので、薄めようが何をしようが全部捨てることに変わりはない(シロウトだましの「似非安全対策」)。

 

3.汚染水の海洋投棄は、いったん始めると何十年も続く=福島沖から南の海域は深刻な放射能汚染地帯となる(福島県沿岸は北から南に向けて海流が流れている)。

 

4.福島県沿岸で獲れた魚から1万8千ベクレル/kgの放射性セシウムを検出=魚は広い海域を泳ぎ回る(福島沖から北海道・釧路沖まで回遊したヒラメがいた)。

 https://mainichi.jp/articles/20230628/k00/00m/040/162000c

 

5.汚染水は海に捨てなくても他に方法はある=①土地は福島第一原発周辺にいくらでもあるから、そこに貯留タンクを増設して置けばよい(無いのは土地ではなくて政府・東電の「やる気」)、②福島第一原発の事故原発(1~4号機)の周りに大きくて深い堀をほり、そこに流れ込んでくる地下水や雨水を核燃料デブリに触れる前にくみ上げて海に捨てる(貯留汚染水の今以上の増加を止める)、③トリチウムを取り除く技術もある(コスト検証が不十分ながら)。

 

6.トリチウム(半減期約12年)の存在形態は「水(トリチウム水)」だけではない(水の生物学的半減期は10日前後)。生物の体内で有機物と結合して「有機結合トリチウム」(OBT:Organically Bound Tritium)となる。OBTは生物学的半減期が1~2年(個体差大きい)であり、容易には体外に排出されない。海中では食物連鎖によりOBTが海洋生物体内に蓄積していき、それが人間の食べ物としてやがて戻ってくる。

 

7.トリチウムの危険性(1)=トリチウムは、放つベータ線が「弱い」などと言われるが、それは放射性セシウムの放射線などと比べて「弱い」だけであり、人間を含む生物の体を破壊するには十分すぎるくらいのエネルギーを持ち、危険な放射性物質である(生物の細胞の分子結合エネルギー約100EV前後の数十倍のエネルギー)。トリチウムの環境放出が沸騰水型原子炉に比べて100倍以上も多い加圧水型原子炉のある周辺地域では、白血病の増加など、トリチウム被ばく健康被害が増大。

 

8.トリチウムの危険性(2)=トリチウムの出すベータ線は電離放射線であり、内部被曝の際には生物・人間の体内に活性酸素(ヒドロキシルラジカル:・OH)を生み出す。この活性酸素は生物・人間の体を破壊しガンなどの原因となるが、人間はこのヒドロキシルラジカルを無害化する酵素を持ち合わせていない。(やられっぱなし)

 

9.トリチウムの危険性(3)=人間のDNAにある水素と入れ替わっているOBTのトリチウムが崩壊してヘリウム3に転換するとDNAが破壊され、深刻な健康被害や遺伝的障害の可能性が高まる。崩壊の際に出すベータ線の被害については上記の通り

 

(つまり、トリチウムの基本は「水」であり、放射線のエネルギーも小さく、人間の体内に入ってもすぐに出ていくから心配ないというのは嘘八百、OBTや活性酸素のことを考慮すればトリチウムは非常に危険)

 

10.トリチウム水は海に投棄すれば終わりではない。トリチウム水は「水」だから、海に入るとまもなく水蒸気となり、海から陸に向かって吹く風に乗って宮城県・福島県・茨城県・千葉県などの沿岸地域にブーメランのようにして帰ってくる。つまり、トリチウム水を海洋投棄するのは「天にツバする」のと同じ。

以 上

2023年7月16日 (日)

本日(7/16)のいろいろ情報:(1)全世界デジタル課税のインチキ(2)「日本学術会議」近況(3)砂川裁判再審請求を蹴飛ばした最高裁裁判長も菅野博之だった(4)左派を含む「リフレ派」を徹底批判せよ他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(8.21)オルタナティブな日本をめざして(第89回)「続”複合汚染”:医師の目から見た日本の破壊」(西尾正道北海道がんセンター名誉院長:新ちょぼゼミ)(2023年8月21日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-ef5d5f.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください


2.(チラシ)(7.27)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(結審予定)(東京高裁)& 報告会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlRRL21yILJAwiMP?e=jC1CVU
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiWtYetXdwjRT-yN?e=edwQu8


3.キャンペーン

(1)(署名用紙)「保険料・医療費の減免措置」見直し方針撤回、福島原発事故被害者に「健康手帳」交付を求めます
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhikS7WBA3_DAQYpW?e=tf1Okh

(2)抗議!:辺野古新基地建設反対行動をしている市民に対して沖縄防衛局職員が「気違い」発言
 https://drive.google.com/file/d/1h8eiYCpn2_xbIZBv_Sr2UqiavDzUz39X/view

(3)【再審 冤罪袴田事件】検察は有罪立証せずに速やかな無罪判決のために審理に協力してください!! · Change.org
 https://tinyurl.com/yckp45dt

(4)水俣湾・百間排水口は歴史的に貴重な文化遺産です。 原爆ドームのように修繕して現場保存してください。 · Change.org
 https://tinyurl.com/yv699jb7

(5)東京都人権部は、歴史的事実を扱う作品への検閲を、二度と繰り返さないでください。在日コリアンへの差別という重大な問題を起こしたことを謝罪し、公開を中止した作品の上映を行ってください! · Change.org
 https://tinyurl.com/5bds4h4j

(6)「週刊金曜日」を支えるサポーターになってもらえませんか - 週刊金曜日
 https://www.kinyobi.co.jp/supporters/

(7)(別添PDFファイル)(新聞広告)私たちの安全を核兵器に委ねることはできません。日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求めます(毎日新聞 2023.7.7)
 https://twitter.com/AntiatomOrg/status/1677080676481536001

(8)【緊急署名!7/18期限】産廃処分場の許可について広島県に「法遵守」「控訴断念」を求める署名にご協力ください Change.org
 https://tinyurl.com/2p9nsrz9

(関連)産廃最終処分場の設置許可取り消し判決 広島県が控訴へ(RCC中国放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6a9ad66e772b91dce38a9253cff2ac8f0747f316


4.満州 アヘンでできた“理想郷” - プレミアムA:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/special/manchukuo-opium/?ref=hiru_mail_topix1_20230715


5.国家主席 習近平 - NHKスペシャル - NHK
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/NRN54YM7P3/

(関連)「国家主席 習近平」NHKスペシャル - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8lt5uq
 https://www.dailymotion.com/playlist/x6y41f

(21世紀の世界に「やっかいな独裁国家」が生まれようとしています。旧ソ連に続いて、ここでも「スターリンのブタ」官僚たち(Jオーウェル「アニマルファーム」)が支配するグロテスクな国が、のし上がるようにしてプレゼンスを高めています。日本が平和国家として、民主主義と国民主権の国として、この国とどう向き合えばいいのか、内蒙古、チベット、ウィグル、香港、南シナ海、そして台湾、悩ましい限りです。:田中一郎)


6.サンゴ移植許可の指示は「適法」、国地方係争処理委が沖縄県の主張退ける 辺野古新基地建設 - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1747098.html

(関連)【記者解説】サンゴ移植指示を巡る係争委の判断 国と自治体の対等性を軽視 国の強権に対する考慮が不足-琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1747303.html

(被害者自治体の側に立ち、国の権力濫用の横暴を止められない「国地方係争処理委」なんて、存在意義があるのか!:田中一郎)


7.日刊IWJガイド・非会員版「クラスター爆弾徹底特集! ついにウクライナ軍が実戦でクラスター弾を使用!- 渾身の全5連弾!」2023.7.14号~No.3956号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52525

(関連)クラスター弾と「法の支配」(師岡カリーナ 東京 2023.7.15)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlZEbgHJAgZh3Sdp?e=tyzi3d
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「本日(7/16)のいろいろ情報」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)デジタル課税「25年発効」、OECD条約案 巨大IT対象(日経 2023.7.13)
(2)学術会議の次期会員選考 政府が「有識者懇談会」設けて「学問の独立性」はどうなる?(東京 2023.7.12)
(3)(砂川裁判)再審請求を認めない裁判所(吉田敏浩『日米安保と砂川判決の黒い霧』彩流社)
(4)植田日銀の事実上の円安誘導に苦しめられる日本国民(加藤出 2023.7.7)
(5)中小の賃金上昇率2.1%、前年比0.6ポイント増、26年ぶりの高さ(朝日 2023.7.13)
(6)発がん性 一般的量なら懸念なし、アスパルテーム WHO機関見解(朝日 2023.7.15他)
(7)仲介サイトが「抜け穴」提示、ふるさと納税手数料 一部経費外に(朝日 2023.7.13)


1.「デジタル課税「25年発効」、OECD条約案 巨大IT対象」=グローバリズムのインチキの象徴で、多国籍的巨大企業群の納税回避・脱税行為を事実上見逃す「肩すかしの税制」(全世界の市民が怒りの声を上げるべき)

◆(別添PDFファイル)デジタル課税「25年発効」、OECD条約案 巨大IT対象(日経 2023.7.13)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72710990T10C23A7MM8000/

(関連)デジタル課税導入の背景は?対象企業は? - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL12BV70S3A710C2000000/

(ネット上では記事全文が読めないので、7/13の日経朝刊原本をご覧ください)

 <田中一郎コメント>

(1)多国籍的巨大企業群(実際はアメリカ籍が大半)の納税回避・脱税行為は何十年も前から問題となってきた。タックスヘイブンは野放し、そもそもタックスヘイブンはイギリスが創設し、アメリカ企業や一部の欧州企業が利用してきたインチキ制度。無規制・無税・非公開の悪の巣窟である。

(2)これに対してようやく重い腰を上げたのが2012年(OECD)。しかし、その後も小田原評定を続け10年以上が経過した。本気でやる気がないことが、この小田原評定のありようによく現れている。

(3)ようやくまとまった制度というが、その中身はスカスカ、多国籍的巨大企業群の納税回避・脱税行為を事実上見逃す「肩すかしの税制」に他ならない。(形だけの国際協調型税制をつくり、公正な国際税制構築への動きを封じ込める狙い)

*対象企業群が狭すぎる
*課税対象所得が狭すぎる
*税率についてコメントがない
*日経記事の図にある「従来の課税」部分はほとんど課税されていない
*法人税率の最低15%は低すぎる=逆に15%に合わせる圧力が働く
*アメリカでの批准がおぼつかず流産の可能性大小田原評定はなお続く可能性
*違反に対する罰則が不明(実効性の問題)
*タックスヘイブンは温存されたまま放置
*公正な税制を踏みにじる歪み切った決め事

(4)欧州の大陸諸国やグローバルサウス、全世界の公正な税制を求める広範な市民と協調し、今回の国際税制改革案を厳しく批判するとともに、オルタナティブな改革税制案を創っていくべき。まずは「タックスヘイブン否認の法理」(タックスヘイブンは存在しないものとみなおして課税する)を基礎にして、多国籍企業型巨大企業であっても遠慮することなく課税する。また、国家主権である課税権の行使に従わない多国籍企業型巨大企業については、国内での営業を禁止すればいい。(要はやる気の問題)

そして大事なことは、違反した場合には、巨額の重加算税制度を用意しておくことである。これは国内の税制についても言えることで、かつ、法人税に限らない。私が見るところ、富裕層の相続税・贈与税が制度尻抜けになっていて、巨額の金額の税金が取り漏れている=納税回避ないしは脱税されていると見られる。厳罰(懲役刑ではなく巨額罰金・財産没収)を持って臨むべし。

「税金なんてもんワナ、正直な貧乏人や庶民が額に汗してせっせと働いてお国のために収めるもんなんや、金持ちや巨大企業にはカンケーネー、世の中はそういう仕組みになっとるの。つべこべいわずに働いて、せっせと消費税払えよ、わかったか!」、この国の、いや、世界を支配する人間たち・巨大企業幹部たちの笑い声が聞こえてくる。

 <日本の税制の四大巨悪>
(1)税金を払わない大企業
(2)税金を払わない大富豪
(3)税金を払わない外国企業・外国人
(4)消費税などの重課税に苦しむ貧乏人・零細事業者

(関連)税金を払わない巨大企業-富岡幸雄/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033150910&Action_id=121&Sza_id=F3

(政治家どもよ、何とかしろ!)


2.(別添PDFファイル)学術会議の次期会員選考 政府が「有識者懇談会」設けて「学問の独立性」はどうなる?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/262562?rct=gakujutsu

 <田中一郎コメント>
(記事の一番最後)「自民の世耕氏は学術会議について「公費が出る以上、メンバーの人選は透明でなければならず」と述べた。翻って文中の有識者懇。事務局は内閣府。職員の給与は税金から出る。つまり有識者懇も公費が投じられる。」

 ⇒ だったら、この「有識者懇」とかいう「御用人間のたまり場」となりそうな会議体の人選についても、そして会議の中身についても、「公費が出る以上、メンバーの人選や会議の内容は透明でなければならず」でしょう。しかし、人選は政権・政府が秘密裏に決め、会議は非公開だとか、まさに「二枚舌を使うな!」ということだ。

(関連)日本学術会議、新会員候補に任命拒否の6人含まず…「前回改選の候補」として撤回要求継続へ - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20230702-OYT1T50224/

(関連)学術会議の大西元会長、首相官邸の介入は「2016年の補充人事から」と証言-毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201007/k00/00m/010/255000c

 大西隆元日本学術会議会長は豊橋技術科学大学学長時代に軍学共同を先頭に立って推し進め、防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」にも真っ先に応募してカネをもらっていた人物だ。その人物が「首相官邸の介入は「2016年の補充人事から」などと言っている。下記の赤旗記事では、首相官邸の指図で人事案を変えたことはない、などと言っているが、説得力に欠ける。インタビューでは「私は、首相に推薦候補を「機械的にすべて任命する義務がある」とは思いません」などと言って、筋違いの事例(外国籍で公務員になれない)を出して、問題の核心をそらしたりしている。

こういうことを水面下でしているから日本学術会議には信頼が置けないという話になってくる。(そもそも日本学術会議がこれまで出してきた報告書や提言の内容はどうなのか? 政府・政権・支配権力からの独立を言いながら、その中身はまさに政府・政権・支配権力の「御用聞き」のようなものは無かったのか? 我々市民運動・社会運動の間で日本学術会議の提言が肯定的な意味で話題となったのは核ゴミ処分問題についてのものくらいである。むしろネガティブな紹介がたまに出てくるような印象だった)

(関連)会員選考 政府と「調整」していない-元学術会議会長・大西隆さん-「あら探し」ばかり 情けない
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-11-08/2020110801_05_1.html

 菅義偉政権によって拒否された6人の学者たち(このことにより、この方々は正真正銘のすぐれた「学者」であることが実証された)については、今回は推薦名簿に入れない、あくまで前回任命されるべきだったとの位置づけだという。一応、形式的な理屈は通っている。しかし、ひょっとしてこれは、政府・政権との衝突を避けるための「方便」ではないのだろうね。もし、その主旨を貫くのであれば、今回推薦予定の候補者名簿の上に、もう1枚、6人の推薦を早くせよという主旨の書類を付けて政府に提出すべきだろう。そして、任命されないままに更に3年が経過し、次々回の推薦時にはどうするのか、お聞きしておきたい。私は当然ながら、再び6人の方々の推薦を行うべきだと思っている(でなければ、日本学術会議の今回の対応はやはり「方便」ということになるだろう。「やってまっせ」のアリバイ行為だということである)。

以前から申し上げているように、日本学術会議はいわば大学教授たちの「交流サロン」のようなもの、だから、そこで何らかの政府・政権・支配権力による圧力を受けても、学者としての存在そのものを危機に陥れることはあまりないと思われる。しかし、それぞれの学者が所属する大学ではそうはいかない。大学での学者の在り方そのものは、学者の存在を危うくし,科学や学門を歪めてしまう可能性が高い、非常に重要な問題である。私はそれが日本学術会議以上に危機的な状況にあるのではないかと思っている(当事者ではないから具体的なことはあまり知らない=勇気ある先生方の書いたもので知っている程度)。21世紀は「科学が支配権力や巨大資本に包摂され、科学が似非科学に堕していく」時代だから、今回の日本学術会議の問題もその一環で認識すれば、容易に理解できる動きである。

にもかかわらず、今日の日本の大学の、大学構成員の、この「無風」というか「羊のごとき静寂」は一体何なのか(もちろん例外はありますが)と思えてならない。かつて大学紛争では、あれだけ厳しく批判された「産学共同」が今では「当たり前」のようなことになり、そして「軍学共同」が当たり前になるような画策が、現政府政権によって工作されている。これに対して、日本のほとんどの大学が無言なのは何なのか!? 「産学共同」「軍学共同」だけのことではない。大学の運営に関する「法制」「政策」全部が、まるで出鱈目に展開されてしまっているのではないのか? 大学を支配するようになった学長や評議会メンバーらは一体どういう連中なのか。今現在、市民の間で「辞任せよ署名」が集められている山中伸介原子力規制委員長は大阪大学の副学長だった人物、こういう腐った連中が今日の大学を支配しているのではないのか? 何故、大学教授たちや学生どもは「声を出さない」のか? 大学運営のありかたにNO! を突きつけないのか? これを全国規模の大運動にしていかないのか!?(大学運営にゴリラほどの知恵もなかったゴリラ研究者の山極壽一京都大学長の時代が、今日の大学の堕落を象徴しているように思う)

◆キャンペーン · 原子力規制委員会 山中伸介委員長の罷免を求める緊急署名 · Change.org
 https://chng.it/VQJpw9r2mY

マルチン・ニーメラー牧師の名言通り、雪隠詰めにされてから悲鳴を上げても、もう遅い。今の日本の大学の大半の学者・教員たちは「学者」ではなくて「学畜」なのか。研究費がもらえれば、何でもやるのか!? そんな学者・大学なら、私はいらない、マイナスにしかならない、と思っているから、日本の大学は今こそ解体されるべきである、と思う次第である。

この「現代の歪められる大学の在り方、大学・科学政策の歪み」問題に比べれば、「日本学術会議」の問題などは、ずいぶんと軽い話で、これにきちんと対処できないようなら、日本のアカデミズムの没落は止まらないと私は見ている。先頭に立つ「へたれ牛」会長の尻をしっかりと叩いていただきたい。

(関連)日本学術会議法改正案「政府は諦めてない」と5万筆の反対署名 研究者らが提出「自律性が脅かされる」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/260731

(関連)<社説>学術会議改正案 ごり押し姿勢を戒める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/243841


-----Original Message-----
Sent: Wednesday, July 12, 2023 9:59 PM
Subject:政府学術会議に関する有識者懇談会を画策 学術会議7.16に総会開催

皆様

6月15日に日本学術会議幹事会が開催され、その場で内閣府が実施する「日本学術会議の在り方に関する有識者懇談会」について説明しています。
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo345-2.pdf

その懇談会は「経済財政運営と改革の基本方針 2023」を踏まえ、日本学術会議に求められる機能及びそれにふさわしい組織形態の在り方について検討するためとされ、率直な意見交換のため懇談会は非公開(議事録は公開)、庶務は大臣官房総合政策推進室が行う、運営に関する事項等は座長が定める、というものです。

また検討項目案として4点が挙げられています
○これまでの経緯及び政府案について
○今期の日本学術会議の主な活動状況について
○主要先進国におけるアカデミーの状況等について
○組織形態の在り方の基本的な方向性について

懇談会メンバーについてどのような提案があったのか、これを巡って幹事会でどのような議論がなされたのかは不明です。ここで言及されている「経済財政運営と改革の基本方針 2023」(いわゆる骨太の方針)は6月16日に閣議決定されたものです。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2023/2023_basicpolicies_ja.pdf

このp44にこう記されています
「日本学術会議の見直しについては、これまでの経緯を踏まえ、国から独立した法人とする案等を俎上に載せて議論し、早期に結論を得る。」

内閣府が考えている懇談会は、4月の学術会議総会が全員一致で採択した「勧告 日本学術会議のあり方の見直しについて」が求める協議の場とはまったく異なります。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-k.pdf

勧告が求めたのは「日本学術会議のあり方を含め、さらに日本の学術体制全般にわたる包括的・抜本的な見直しを行うための開かれた協議の場を設ける」ことでした。一方内閣府は「国から独立した法人とする案等を俎上に載せて早期に結論を得る」という政府の基本方針を実現するために、学術会議の機能と組織形態に絞り、閉ざされた懇談の場を設けるものであり、勧告の提起を全く無視したものです。

明日13日も幹事会が開かれ、7月16日10時から学術会議総会がハイブリッドで行われます。中心議題は次期会員名簿確認ですが、上記のことも議論されると思います。総会の傍聴については、学術会議事務局に聞いたところ、前日までには学術会議HPに傍証申し込み要領が掲載されるとのことです。ご都合のつく方は傍聴され、この動きを注視していかれるようお願いします。
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3.砂川裁判再審請求上告審で、これを理由にもならない理由で棄却した裁判長は、4つの福島原発事故賠償請求訴訟(生業、群馬、千葉、愛媛)で国に責任はないとし、被害者原告らを少額の賠償で切り捨てた菅野博之だった

◆(別添PDFファイル)(砂川裁判)再審請求を認めない裁判所(吉田敏浩『日米安保と砂川判決の黒い霧』彩流社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkrHkeoSXclnTaWF?e=rUUG5I

(関連)日米安保と砂川判決の黒い霧 最高裁長官の情報漏洩を訴える国賠訴訟-吉田敏浩/著(彩流社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034123905&Action_id=121&Sza_id=Z1

 砂川裁判の再審請求の上告審で、これを理由にもならない理由で棄却した時の裁判長は、なんと、あの4つの福島原発事故損害賠償請求訴訟(生業、群馬、千葉、愛媛)で、国に責任はないとし、被害者原告らを「雀の涙」にもならない少額の賠償で切り捨てた菅野博之だった。そしてこの菅野博之は、原発賠償訴訟判決後に、東電株主代表訴訟で東京電力の弁護代理人を務める法律事務所に天下るという腐敗ぶりを披露している。(下記を参照) つまり、砂川裁判再審請求を踏みつぶした最高裁裁判官は、福島原発事故の被害者による賠償訴訟も踏みつぶしていたということだ。

私はこういう「巨悪」(司法権力の濫用)を「(悪い裁判官にあたって)運が悪かった」などと言って見逃すわけにはいかないと思っている。来る7/20の「新ちょぼゼミ」を第1回目として、日本の司法・裁判所の抜本改革についてプレゼンを行っていく計画であるが、私は、こういう菅野博之のようなロクデモナイ人間(下記に見る通り、他にもワンサカいるようだ)は、何らかの形で裁判官弾劾裁判にかけ、責任追及の上、処分していくべきであると考えている。具体的な話は、その時にまた申し上げます。

(関連)(腐る日本の司法・裁判所&原子力ムラと団子状態の法曹界)6.17福島原発損害賠償訴訟で民訴法違反の原告敗訴判決を下した最高裁裁判長=菅野博之が、関連裁判被告東電の弁護代理人法律事務所に天下り(他にも多数の事例)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-b3e3cc.html

(関連)(レジメ)東京電力・最高裁・原子力規制庁・巨大法律事務所の蜜月(後藤秀典さん:2023.5.27)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhVcDM9PXsZMynmwZ?e=r54sSF

(関連)図表・関係図:巨大法律事務所・最高裁・国・東京電力の人脈系譜
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhVjgpgxZ1glSOaaY?e=U1TZyr

(関連)「国に責任はない」原発国賠訴訟・最高裁判決は誰がつくったか(イントロ部分)(後藤秀典『経済 2023.5』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhVkAxGWd3alevkbF?e=fc0FvQ


4.4つのこと:(1)(挑発記事)10兆円大学ファンドの「素人丸出し運用」に呆れる、(2)カジノの前座=大阪万博は大失敗の兆し、(3)(偽)満州帝国、アヘン、甘粕正彦、岸信介、(4)IWJ日報

(1)大学ファンド 604億円赤字、昨年度 運用難続けば助成に支障(日経 2023.7.8)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB071Q90X00C23A7000000/

(関連)10兆円大学ファンドの「素人丸出し運用」に呆れる - 山崎元のマルチスコープ - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/325960?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20230712

(体のいい「博打へのお誘い」文章である。内容はバカバカしい限りだが、こんなのが実際の現場では有力な意見になるので要注意である。「運用」などと耳障りのよい言葉で飾っても、その実態は国際金融市場での「公金博打」であり、その「上がり」で「学問研究科学技術の振興」を行うという。根本的に考え方が歪んでいる。:田中一郎)

(2)経済界では“禁句”に…2025年大阪万博「失敗の予感」これだけの理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/325846

(関連)大阪万博「海外館が間に合わない→日本が建設代行!」相次ぐ誤算にツッコミ殺到「万博ちゃうやん」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5e29cb44a9cb2768e81e59c6680d88bc02c16e31

(「大阪万博」は「カジノ」という「国際とばく場」づくりの前座=導入線として実施されるもの。チンピラ似非右翼の維新(日本維新&大阪維新)が欲しがる最優先のものである。それがどうも雲行きが怪しくなっている。博打場つくって地域振興・まちづくりだって!? こっちもまた、根本的に考え方が歪んでいる。:田中一郎)

(3)皇后はアヘンに溺れた 日本の人工国家「満州国」を支えた闇の資金源:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR7645HRR6TPLZU001.html?linkType=article&id=ASR7645HRR6TPLZU001&ref=mor_mail_free_topix1_20230712

(関連)昭和の妖怪・岸信介は「アヘン密売」で絶大な権力を得た!- 今さら聞けない「満州国の裏面史」(魚住 昭) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)(有料記事)
 https://gendai.media/articles/-/49263

(関連)「表の帝王が岸であれば、裏の帝王は甘粕」野望の実験場・満州国で暗躍した2人の対照的な最期とは - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/15105

(甘粕は日本敗戦により自殺、他方の岸信介は総理大臣となり、その「妖怪の孫」が日本を破壊し、その余波が今も続いている。満州帝国は大日本帝国陸軍の傀儡国家であり「偽満州国」と言われているらしいが、そうであれば現代日本は「妖怪一族」の傀儡国家であり「偽日本国」ということになるのではないか。:田中一郎)

(4)日刊IWJガイド・非会員版「トルコのエルドアン大統領が一転、スウェーデンのNATO加盟に同意!」2023.7.12号~No.3954号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52516

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~トルコのエルドアン大統領が一転、スウェーデンのNATO加盟に同意! スウェーデンが法改正でテロ対策の強化を約束! さらにスウェーデンはトルコへの武器禁輸措置を解除、米国もF-16売却を示唆!? ストルテンベルグ事務総長は、トルコのEU加盟との関連性は否定!

┠■【第1弾! プーチン大統領がプリゴジン氏とクレムリンで面会していた!】プーチン大統領が「プリゴジンの乱」5日後に、クレムリンでプリゴジン氏とワグネルの司令官ら35人と面会! 就職斡旋を提案していた!(『スプートニク』、2023年7月10日)

┠■【第2弾!『グレイ・ゾーン』のブルメンタール氏が、国連安保理でバイデン政権の暗部を一刀両断!】米独立メディア『グレイ・ゾーン』創設者のマックス・ブルメンタール氏が、国連安保理演説で、ウクライナ紛争をめぐるバイデン政権と軍事産業の癒着を一刀両断! ロバート・ケネディJr.氏は「しびれるような批判」と、ツイート!! IWJは、ブルメンタール氏の演説を、緊急全文仮訳!(『グレイ・ゾーン』、2023年6月30日)

┠■<インタビュー決定>7月13日(木)午後4時半から、中東がご専門の国際政治学者である放送大学名誉教授・高橋和夫氏への、岩上安身によるインタビューが決定しました! ウクライナ紛争に米国がのめり込んでいる間に、中東諸国は分断を超え、米国離れが加速! 戦後史上最大の変化を迎えつつあります! 高橋先生に解説してもらいます。

┠■<インタビュー決定>7月18日(火)午後6時半から、フランス現代思想がご専門の哲学者である一橋大学名誉教授・鵜飼哲氏への、岩上安身によるインタビューが決定しました! 米国の正体は地上唯一の超帝国! その支配の完結を求めるNATOの東方拡大とロシアの弱体化が桎梏に! その間に、グローバルアジアが覚醒! 植民地にされ、奴隷貿易によって搾取されてきた欧米列強の不正義を訴え始めています! 鵜飼哲先生に、この世界の変化を解説してもらいます。
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5.(左派を含む「リフレ派」を徹底批判せよ)賃上げ3.58%、30年ぶり高水準 物価高騰には追いつかず 春闘最終集計:賃上げできるのは一部の大企業や羽振りのいい企業だけ=大半の中小零細や自営業者の下で働く人たちは賃上げさえままならない

◆賃上げ3.58%、30年ぶり高水準 物価高騰には追いつかず 春闘最終集計:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15679929.html?linkType=article&id=DA3S15679929&ref=mor_mail_free_newspaper_20230706

(関連)子育て中の困窮世帯、 85%が賃上げなし 「フルタイムでも月13万程度しか…」キッズドア調査 - 東京すくすく - 子育て世代がつながる ― 東京新聞
 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/71598/

(関連)3.2%どころか6.9%…「赤ちゃん物価指数」は消費者物価指数よりも上昇 育児中のエコノミストが粉ミルクなどの値上げから独自算出 - 東京すくすく - 子育て世代がつながる ― 東京新聞
 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/71592/


 <田中一郎コメント>
 インフレの見方が甘い、賃金はインフレに追い付かない、と私から何度も注告申し上げた(左派を含む)リフレ派のトンチキ経済学者たちにお聞きしたい。インフレターゲットと異次元緩和を合理化して、その結果がコレか!? 中央銀行がインフレ率を意図したとおりに制御できた試しなど一度もないのに、何がインフレターゲットだ!? 目標の2%など、とうの昔に超えてしまっているワナ。どうしてくれるんだよ、コレ! しかも、インフレターゲットを実効性のあるものにするには、中央銀行が断固たる姿勢を示すことだ、などという、まるで「根性モノの少年マンガ」みたいなことを平気で言っているバカ学者も少なからずいた。世間知らず・実態経済知らずのオバカのことを日本では経済学者というらしい。

 おまけに、野放図に国債を大量発行して、インフレ率がターゲットにとどくまでは、どんどん現金のまま、不特定多数にバラマケ、などといい、円相場を懸念する私の議論に対しては、円相場は金利差で決まる、などという「合理性のない相場後講釈」を持ち出して、マスごみ報道の片棒を担いでいる。更に、経済政策については素人の山本太郎「れいわ新選組」をそそのかし、巨額の現金バラマキと国債大量発行を政治課題にまでさせた、その「罪」は看過できない(山本太郎「れいわ新選組」は、このバカバカしい経済政策を一刻も早く放棄して、ちゃんと経済政策を考えないと、大やけどをするぞ)、

 そして、ついに、日々、自分たちの主張していたことが、明らかな間違いであったことが実証されてくるにつれて、いたたまれなくなり、「霧隠才蔵」よろしくトンズラである、あとは腰抜けの日銀新総裁にヨロシク、後始末しといてね、と、公衆の面前から消えていなくなった。

 今が経済政策の正論を考えるいい時期である。オールフォアオールを口実にした消費税増税論者も、上記「(左派を含む)リフレ派」と似たようなものだ。インボイスに反対だけしていればいいというものではない。消費税自体が「邪悪の税制」であり、こんなものの増税などあり得ないし、増税の前に、財政支出の中身を徹底的に検証・仕分け・見直しを行え、ということだ。「(消費)税と社会保障の一体改革」など、嘘八百の塊だったことは既に明らかになっている。

(関連)(別添PDFファイル)中小の賃金上昇率2.1%、前年比0.6ポイント増、26年ぶりの高さ(朝日 2023.7.13)
 https://www.asahi.com/articles/ASR7D7HD6R7BULFA023.html

 <田中一郎コメント>
(1)回答率が32%の結果の数字だから、実際の賃上げ率はもっと低いと推測される。何故なら、賃上げをしない、あるいは賃下げをしたような中小零細事業者は回答しないと思われるから。

(2)最低賃金を決める審議会が非公開だとは驚いた。決定過程がブラックボックスになっている。この国は行政や政治に関する「情報公開」をもっと厳格に履行する・させる必要がある。有権者の意識の問題でもある。(最低賃金審議会のメンバーそのものがおかしな連中が多数なのではないか、メンバーの選定から抜本的な見直しが必要。また、最低賃金は「全国一律」であるべき)

(関連)日本企業はもっと「円安」を心配したほうがいい、日米金利差が理由だと思っていると本質を見誤る:東洋経済ONLINE
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fe111ef8bef7d3042aeb931b37265d5d2a9fa12d

 <田中一郎コメント> 
 「際限のない円安リスク」こそが、これからの日本経済の最大リスクの1つである。ようやく、「金利差」為替相場論から逸脱する議論が出てきた。「金利差」ウンヌンなどと言っている間は、言っていられる間は、為替の問題はたいしたことではない。私が常々申し上げてきた「際限のない円安」=「景気低迷・経済低迷状況下でのインフレーション」(脆弱化経済スタグフレーション)の危機が間もなく意識され始めるだろう。そういう中で、その危険性を倍加させていくのが「放漫財政」~つまりは国債大量発行による一過性の巨額現金バラマキ、である。「ベーシックインカム」や「ヘリコプターマネー」を叫び続けてきた似非経済学者たちは、その主張を続ける限り、まもなく「亡国論者」となるだろう。山本太郎「れいわ新選組」にも厳しく申し上げておく。経済政策をきちんと考えずにバラマキ政策を提唱するのはヤメロ!

(関連)(別添PDFファイル)植田日銀の事実上の円安誘導に苦しめられる日本国民(加藤出 2023.7.7)
 https://j-money.jp/article/108541/


6,行政の劣化
 さあさあ、1年1組のみなさん、先生の言うことをよく聞いて、キチンとお仕事をしましょうね。いいですか、そこで「鼻汁を垂れている」お役人さん、しっかりしてくださいよ~!(アホ丸出しの行政の上で踊るバカ丸出しの政治)

(1)(別添PDFファイル)仲介サイトが「抜け穴」提示、ふるさと納税手数料 一部経費外に(朝日 2023.7.13)
 https://www.asahi.com/articles/ASR7D76MJR73ULFA01W.html

(「ふるさと納税」については菅義偉が熱心だったとか。菅義偉のようなのが旗を振ることにロクなものは無い:田中一郎)

(2)マイナ交付数の表示方法、実態と合うよう見直し 廃止分を除いて計算:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR7G4TCJR7GULFA00R.html?linkType=article&id=ASR7G4TCJR7GULFA00R&ref=mor_mail_free_topix3_6_20230715

(アホらしくて記事を読む気にもなれない。「水増し」数字はアベ政権以来の日本行政の「伝統と文化」になったか!:田中一郎)

(関連)「マイナ保険証」持たない人全員に「資格確認書」の送付検討…「アホなん?」「保険証でいいじゃん」批判の大合唱(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5b0655137708e5a3503e041b2908f66bc0f6fa28

(マイナンバーカードは一刻も早く「返上」いたしましょう。持っていてもロクなことにはなりません。そしてその次は、マイナンバーカードを押し付け、保険証廃止を強行している河野太郎他の自公・「日本維新の会」・国民民主党らの国会議員どもを、この次の国政選挙で全員落選させるのです。さすれば「マイナンバー制度」と河野太郎の廃止も一気に実現できます。:田中一郎)

(関連)政府は「一切の責任を負わず」? マイナポータル利用規約に疑問の声:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQCH6GK7QB0ULFA004.html

(じゃじゃ漏れ状態の個人情報を悪用して「成りすまし」が現れ、みなさまの財産を盗んだり、みなさまの名前で悪事を働いたりする犯罪がまもなく多発してくることが予想されます(韓国やアメリカではそうなっています、インターネットで個人番号が売買されています)、その場合でも、国や自治体や関係機関は、いっさいみなさまのためには動いてくれません、文字通りの自己責任で解決させられます(既に実証され始めています)。クレジットカードのような損害保険もついていません。こんなものは廃止以外にないのです。甘く見ると、ひどいことになりますよ。;田中一郎)


7.その他

(1)(別添PDFファイル)発がん性 一般的量なら懸念なし、アスパルテーム WHO機関見解(朝日 2023.7.15他)
 https://www.asahi.com/articles/ASR7G4177R7FUHBI03S.html

(アスパルテームの発がん性については、今から20年以上も前に消費者団体が指摘・告発していたが、日本の大手食品メーカーらがそれを無視して使い続けている。厚生労働省やそのお抱え審議会、それに食品安全(無視軽視)委員会などは、全く知らん顔をし続けてきたし、消費者庁は今や企業利益優先省に変質している。糖分の取過ぎは肥満を招く、などと思い込んだ諸君が、アスパルテームなどの人工甘味料を飲食し続け、ガンリスクを背負うことになっている。

そもそも「一般的量なら懸念なし」って、この非科学的な表現・報道の仕方は何なのだ。つまりは朝日新聞などのマスごみもグルだということをいみじくも示している(食品会社のCMが欲しい)。ついでに申し上げておくと、人工甘味料で発がん性が疑われているものにスクラロースというのがある。こちらは甘さがきつい薬品だそうで、加工食品や清涼飲料水などで甘さが強うものがあれば、スクラロースを疑った方がいい。メチャクチャな我が国の消費者行政だが、その原因の一端は自分が飲食するものに関心が低い消費者・国民にもある。:田中一郎)

(2)(メール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安倍元首相の死亡から1年。今日の大和西大寺で、酷い不当逮捕がなされました。抗議声明が届きましたので転送します。
拡散、抗議とご支援をお願いします!!  緊急!大拡散

<7.8アベ弾圧救援会(仮) 抗議声明第一報>
7/8、奈良県の大和西大寺駅前の路上にて、国葬から連なる安倍晋三の神格化等に反対するなどの抗議のパフォーマンスを行っていた仲間の一人が奈良県警によって不当にも逮捕されました。

報道などによる“危険物”は、実際には何の変哲もない玩具であり、現場の警官らも重々承知していたはずです。

しかし、突如として自民党関係者とみられる複数名が警官を飛び越えて襲い掛かり、それに乗じた警官らの暴力的な制圧によって排除され、その後、仲間の一人を軽犯罪法違反なる微罪をでっちあげて逮捕しました。

まぎれもなく暴力行為に及んだのは、自民党員であり警察官らです。これは明らかな表現の自由の侵害であり、政治批判を委縮させることをねらった不当な弾圧です。

私たちは奈良西警察署に拘禁されている当該Aさんの一刻も早い釈放・不起訴奪還を目指して救援会を結成しました。皆様の注目と支援•連帯を呼びかけます。

2023年7月8日 7.8アベ弾圧救援会(仮)

<釈放要求・抗議先>
奈良西警察署 184-0742-49-0110
奈良県警本部 184-0742-23-0110

<弁護士選任や差し入れ費用などの救援カンパにご協力をお願いします!>
郵便振替 00100-3-105440 「救援連絡センター」
※通信欄に「7.8アベ弾圧救援会(仮)」と明記ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆岡林信康 おまわりさんに捧げる唄 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Hg1Fes8j5po

(3)処理水報告書に科学的安全一定の理解 全漁連会長 反対は堅持(福島民友新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ddcb71e7a1a25d487aeb5582e2cfdd074703d560

(ついに全漁連も陥落の様子。「科学的安全一定の理解」=バカでねえのか!? じゃあ、後は「安心」の問題だけか。だったらカネで解決となるのは目に見えている。だから漁協系統は信頼できない。まあ、まずは「科学的安全一定の理解」を示した全漁連の役職員が毎日、汚染水を飲み、汚染水で洗濯し、汚染水で煮炊き・炊事をし、汚染水を沸かした風呂に入ればいい。そもそも「処理水」ではない、汚染水なのよ。:田中一郎)

(関連)(増補版)福島原発の事故汚染水を海に捨てるな!(トリチウムの危険性を甘く見てはいけない)(田中一郎 2021.10.27)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhihguFfQ4qBxti_J?e=cdDUks

(4)日本の相対的貧困率、米韓にも抜かれ先進国最悪に  Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン)
 https://wedge.ismedia.jp/articles/-/30798

(自民党や公明党、維新や国民民主党に選挙で投票するからこうなるのです。この国はセイフティネットがきちんと制度化されていないから、貧乏人は益々貧乏になります。他方で、この国は、税制がデタラメなので、大金持ちや巨大企業・特権的人間たちは、労せずしてどんどん裕福になり、肥え太る仕組みになっています。『資本論』の著者・マルクスがかつて論じていた通りの経済社会です。何で自分はかくも貧乏なのか、じっと手を見る、ではありませんが、それに対して「それはお前がしっかり働かないからだ」などという暴言が未だに通用しています。江戸時代の田吾作文化とでも言いましょうか。頭上の巨悪よりも、身近なちょっとした違いにばかり目が行く、愚か者が多数派を占めているのでしょう。オレは大丈夫だって? 甘いね、いつ何時、大災害や交通事故、あるいは原発過酷事故や犯罪被害で、身ぐるみはがされ、路頭に迷うかもしれませんよ。そんなとき、自公政権や維新・国民民主党政権では、絶対に助けてはくれません。そうなった時に気が付いても遅いのです。:田中一郎)

(5)費用は全国平均の11倍! 大好きな海外視察を止められない香川県議会の非常識|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325944

(香川県のみなさま、公費で海外旅行に行った議員たちは次の選挙で落選させる、という県民大運動をおやりになっていはいかがですか?:田中一郎)
草々

2023年7月13日 (木)

(報告)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会:広瀬隆さん・川村晃生さん(全水道会館:2023年6月24日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(延期になりました)(チラシ)(7.14)福島原発事故 新潟避難者訴訟 結審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhktTn6kRuOAJksdM?e=2bw6oS

(メール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもお世話になっております。
新潟訴訟の弁護団事務局長の近藤明彦です。

明日の東京高裁の裁判ですが、裁判所の都合により(裁判長が体調を崩したためとのこと。筆者の推測ですが多分コロナでしょうか…。)、急遽延期となりました。ご予定していただいた方には申し訳ございません。

変更後の期日につきましては、決まり次第、お伝えいたします。
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。今後ともよろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.キャンペーン · 原子力規制委員会 山中伸介委員長の罷免を求める緊急署名 · Change.org
 https://chng.it/VQJpw9r2mY


3.何でもかんでも「CO2温暖化」

 思考停止状態で、さまざまな災害や気候変動は、人類が排出しているCO2が原因だとする非科学的な「新興宗教」が日本国中に蔓延しているようです。教祖様はいったい誰なんでしょう? ともかくこれで大喜びしているのは間違いなく原発・原子力業界、「脱炭素」とか何とか言ってCO2を悪者にしていれば、何はなくても自然に原発は「必要悪」として増えていくでしょうから。

昔々、昭和のエコノミック・アニマルのサラリーマン諸君には、体の調子が悪い時によく効くという「(森下)仁丹」という特効薬信仰があった。風邪をひいたら仁丹、腹をこわしたら仁丹、二日酔なら仁丹、体力減退にも仁丹、滋養強壮にも仁丹、上司にパワハラ受けたら仁丹、女にふられたら仁丹、仁丹仁丹、何でもかんでも仁丹仁丹で、小さな銀色の錠剤のような粒が、サラリーマンの健康と体力と気力を支えると、(特に理由もなく)信奉されていた。こういう「なんでもかんでも〇〇〇」というのは、どうも日本人が好きなのかもしれない。今日では、この「仁丹」が「CO2温暖化」に入れ替わって、何でもかんでも「CO2(温暖化)」、諸悪の根源「CO2(温暖化)」、地球危機だぞ「CO2(温暖化)」のような状態になっている。思考停止ほど楽なものはないらしい。しかし、こんなバカ丸出しをやっていて、気が付いたら日本は巨大な原子力帝国になっていたなんて、冗談ではないでしょう! 「仁丹」信仰はかわいいけれど、「CO2(温暖化)」オールマイティ論は、全くいただけない。

「人工排出CO2による地球温暖化」論に科学的実証的な根拠はありません。IPCCは地球の気温・気候をゴマカすインチキ集団です。世界の多くの科学者は、こんなものは認めておりません。日本のマスごみに騙されてはいけません。

◆森下仁丹株式会社
 https://www.jintan.co.jp/

(駅の売店で仁丹が欲しい、マツモトキヨシ他のドラッグストアで仁丹が欲しい、と言ってみましたが、仁丹って、何? という反応が大半で、ついに入手することは出来ませんでした。とても残念です。同じように、おそらくしばらくすると、「CO2温暖化?」、それって何? となるのではないかと思われます。:田中一郎)

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
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さる2023年6月24日、水道橋の全水道会館で、標記「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会」(講師は広瀬隆さん(作家)と川村晃生さん(慶応義塾大学名誉教授))が開催されました。以下、当日のレジメや録画を添付して簡単にご報告申し上げます。

◆(イベント情報)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会:広瀬隆・川村晃生(全水道会館)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhX_DS2KYldeur3M-?e=Z7PObz


1.(当日録画)20230624 UPLAN 広瀬隆「市民運動が知っておくべき過ち」【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8
 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

(当日レジメは1部100円で販売されています。私(田中一郎)が持ち歩いておりますので、ご希望の方は私にお声をお掛けください。2022年1月の広瀬隆氏講演のレジメも持ち歩いています。こちらは1部400円です)

(関連)(別添PDFファイル)(MEMO)教えてください:地球温暖化に関心のある方々にお尋ねします
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlEj52CdNwQvAgae?e=biZsdZ

(関連)(別添PDFファイル)(論考)原発推進GX法が成立しても止められる、原子力推進の矛盾はむしろ拡大(上)(たんぽぽ舎 山崎久隆 2023.6.17)(ダウンロードしてお読みください)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkw_u-sRc6cpgevI?e=Ut22XU

(関連)(別添PDFファイル)(論考)原発推進GX法が成立しても止められる、原子力推進の矛盾はむしろ拡大(下)(たんぽぽ舎 山崎久隆 2023.6.17)(ダウンロードしてお読みください)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhk0mQVBBfHxtrbaj?e=AYzoNh

(関連)(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8189d3.html

(関連)大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-5c9fd2.html


2.(当日録画)20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地の JR 東海」ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」 【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s
 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

◆(チラシ)(7.18)ストップ・リニア! 訴訟判決(東京地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhpRCkAxI4dJOFSY?e=n2ZRZL

◆リニア工事認可の取り消し判断は…東京地裁で7月18日に判決 沿線住民ら原告側「ただちにやめるべき」:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/229205


 <当日レジメ:ダウンロードしてお読みください>

(1)(別添PDFファイル)(レジメ)行き詰るリニア、窮地のJR東海(1)(川村晃生慶應義塾大学名誉教授 2023.6.24)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhk5BrAh7dcVwCsH9?e=0T4JH3

(2)(レジメ)行き詰るリニア、窮地のJR東海(2)(川村晃生慶應義塾大学名誉教授 2023.6.24)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhk-o01L2jR-rO-4u?e=nsz2kx

(3)(レジメ)行き詰るリニア、窮地のJR東海(3)(川村晃生慶應義塾大学名誉教授 2023.6.24)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlAw3nz2IS4DZJd1?e=Jk0KgS


(関連)(別添PDFファイル)ストップ・リニア!訴訟ニュース 第33号 2023年6月15日号
https://df1c051d-1da3-4f70-a06c-2c9bc99a8bf4.filesusr.com/ugd/39bc9b_6fc126fdcff34f8797d0547485dce321.pdf

(関連)(チラシ)(新刊書)リニアはなぜ失敗したか(川村晃生慶應義塾大学名誉教授編 緑風出版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlJoQ2CCQptpVDgv?e=AC9pTo

(関連)リニア訴訟-ストップリニア訴訟原告団
 https://linearstop.wixsite.com/mysite


・・・・・・・・・
◆(別添PDFファイル)リニア中央新幹線の電磁波問題(荻野晃也『身の回りの電磁波被曝:その危険性と対策』緑風出版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhlMSjrvJ6qHFykMO?e=fFT7ec

(関連)身の回りの電磁波被曝 その危険性と対策-荻野晃也/著(緑風出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033895306&Action_id=121&Sza_id=GG

(当日録画をご覧いただけると分かりますが、会場からリニア新幹線の電磁波の危険性について質問があり、川村晃生先生から回答を振られた広瀬隆氏が紹介した荻野晃也氏の著作が上記です。そしてその中の「リニア中央新幹線の電磁波問題」を上記に抜き出しておきました。なお、荻野晃也氏(元京都大学工学部講師、理学博士)は、先般多くの人々に惜しまれて亡くなられました。大変残念です。これまでのご尽力に感謝申し上げるとともに、ご冥福を祈りたいと思います。:田中一郎)
草々

2023年7月10日 (月)

(予約必要)(9.14)オルタナティブな日本をめざして(第90回):「福島原発事故とUNSCEAR報告:過小評価される放射線被曝」(黒川眞一さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月14日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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(2023年9月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)

◆(別添PDFファイル)(チラシ)(9.14)「福島原発事故とUNSCEAR報告:過小評価される放射線被曝」(黒川眞一さん:新ちょぼゼミ)(2023年9月14日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkLD0cezVGFmPwsh?e=GE1Zu0

 福島原発事故後に多くの子ども甲状腺ガンが発見され、加害者=東京電力や事故責任者=国の責任の明確化と、被害者への治療をはじめとした救済並びに支援の拡充が強く求められる中、東京電力も国も福島原発事故による放射線被曝被害を過小評価して被害者を切り捨てようとしています。「安全安心キャンペーン」に加えて「原発安全神話」に代わる「放射線安全神話」を学校教育を通じてまで浸透させようとしたり、国際的な原子力推進機関である「国際放射線防護委員会」(ICRP)や「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)を使って、国際的な権威により歪んだ説明を押し通そうとしているのです。しかし、このほど「311子ども甲状腺ガン裁判」において、日本に持ち込まれたUNSCEAR報告の内容に重大な誤りがあることが発見され裁判所に証拠提出されました。今回はこの件についてお詳しい黒川眞一氏においでいただき、福島原発事故による被ばくについてご説明をしていただきます。皆様のご参加をお待ちします(なお当日は最初の1時間で主催者側から別のテーマでのプレゼンを予定しています)。

講 師:黒川眞一(くろかわ しんいち)さん
 大学共同利用機関法人「高エネルギー加速器研究機構」名誉教授


 <次 第>
日 時:9月14日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設ビルを過ぎて、次の交差点(酒屋)を右折、
 ケバブ店(今は空き家)の隣
 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/      

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


 <別添PDFファイル:311子ども甲状腺ガン裁判関連>

(1)第11準備書面(被ばくについて その3)(2023.6.14)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkOnP1S2vKPjD001?e=nJdEpB

(2)第11準備書面 口頭説明資料(只野靖弁護士)(2023.6.14)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkRNygSP6cUCkE0I?e=euTqkF

(3)黒川第3意見書 (参考資料)(2023.5.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkUx8cLVjhEfH4YT?e=4zAay5


 <関連サイト::311子ども甲状腺ガン裁判関連>

(1)国連科学委報告書「あり得ないデータ」甲状腺がん裁判で原告側 - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/47257/

(2)第5回口頭弁論・第9準備書面プレゼン(井戸弁護士)【311子ども甲状腺がん裁判- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YO44QpzGthw

(3)「311子ども甲状腺がん裁判」第6回口頭弁論期日集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=M6urJDpkaF0

(4)【資料】6月14日(水)第6回口頭弁論の準備書面を掲載いたしました - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://tinyurl.com/mrywzf96

(5)ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/

◆活動報告 「311子ども甲状腺がん裁判」を支援してください!(311甲状腺がん子ども支援ネットワーク) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/311supportnetwork/announcements


 <その他関連サイト等>

◆雑誌『科学』 「ゆがむ被曝評価」特設サイト
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/hibakuhyoka.html

(1)住民に背を向けたガラスバッジ論文(黒川眞一・島明美『科学 2019.2』)
https://www.greencoop.or.jp/gcwp/wp-content/uploads/2019/04/180309_iwanami_kagaku2_kurokawa-shima_ronbun.pdf

(2)大規模被曝データ解析論文の新たな問題(黒川眞一『科学 2020.3』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/eKagaku_202003_Kurokawa.pdf

(3)伊達市民の被曝線量を過小評価した大規模住民データ解析論文(前半)(黒川眞一・島明美『科学 2021.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkYN5oTOljsTyQz4?e=2DzLBQ

(4)伊達市民の被曝線量を過小評価した大規模住民データ解析論文(後半)(黒川眞一・島明美『科学 2021.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkd9KCezGJGNlbsn?e=D0tD3b

(5)伊達市外部被曝データ解析論文問題についての早野龍五氏と黒川眞一氏の対論より(編集部『科学 2021.6』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkgaM4QQsLS9_kRd?e=eyIYFI


 <いちろうちゃんのブログ>

◆福島原発事故の被ばくをゴマカス悪質論文=早野龍五・宮崎真論文について「倫理違反も研究不正もなかった」とした東京大学・福島県立医大の調査委員会報告の問題点について(柳原敏夫弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-6c417f.html

◆日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html


(関連)(別添PDFファイル)ICRP新勧告案をどう見るか(黒川眞一・矢ケ﨑克馬他『ヒバクと健康 LETTER NO.20 2019.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhknkepIsgs9NXK8_?e=LGPPnQ


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2023年7月 9日 (日)

(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は①老朽原発、②環境破壊型「再エネ」、③旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イムジン河~李政美コンサート2011年3月12日 愛知県清須市カルチバ新川ホールにて~ YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=eQF1xdghzGM
(すばらしい歌声です、このコンサートの日付も何かの縁なのかもしれません。:田中一郎)


2.(別添PDFファイル)マンションは生き延びられるか?(イントロ部分)(五十嵐敬喜『世界 2023.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhj8p4G-k-qZ4maxI?e=FyV2tX

(関連)土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用-五十嵐敬喜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034295042&Action_id=121&Sza_id=C0

(久しぶりの五十嵐敬喜先生(法政大学名誉教授)の論文です。強すぎる所有権=土地所有権至上主義の日本の経済法制度、これを人口減少社会となる21世紀日本において徐々に克服・解体し、生活権を優先した「総有」的考え方で法制度を再編していく、その一例として大都市を中心とするマンションについて論じられています。今のままでは、近未来において、タワーマンションなど大都市のコンクリート建造物は、老朽化したまま「廃墟」となっていくでしょう。だれも責任を取らないグロテスクな鉄とコンクリートのゴミ捨て場となるのです。そうなるのを防ぐために、今から新しい発想でのまちづくりと、それを支える法制や政策が望まれます。:田中一郎)


3.厄介な“土”熱海土石流2年 身近に潜む危険|NNNドキュメント|日本テレビ
 https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894a4mxk8k9kcxetn98.html

(トンデモナイ内容でした。日本の法律も甘ければ、取り締まりも甘く、産廃業者やそのまわりに蠢く魑魅魍魎の悪党たちが、一般市民の命や生活を踏みつぶしてやりたい放題をしているのがよくわかりました。こんなのを放置して、この国は法治国家と言えるのでしょうか!? ネット上でこの番組の録画が見つかれば、是非ご覧ください。静岡県や熱海市も含めて、被害者に対して誰も謝罪しないというのも全く理解できません。:田中一郎)


4.(一部メール転送です)泉健太立憲民主党代表「候補者調整はするが、選挙協力はしない」
 またアホなことを言ってますワ、救いようナシ。こんなのが野党第1党である限り、日本の政治は絶対に変わらない。

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泉代表は7/7の記者会見で、「候補者調整はするが、選挙協力はしない」と繰り返しました。(28分のところ)
 https://www.youtube.com/watch?v=cULd3fzXt4A

つまり、候補者が一本化された場合でも、立民候補者の場合は他党からの応援は断わる、他党候補者の場合は応援しない、という連合依存、他党忌避の旧来スタイルと思われます。政治を変えるために野党共闘が必要という基本的な考え方を否定しています。この連合依存の排他的なスタイルでは、他党は大義のために候補者を降ろして協力しようとならず、比例票獲得のために候補者を立てる方向となりかねません。
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(関連)国民・玉木氏、候補者調整を拒否 衆院選巡る立民の呼びかけに(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/894096421366089429f4bdf099cd7c8482362163

(関連)(他のMLでの議論です)ホンモノの政権交代と日本の「世直し」を求めて:ポイントは野党第一党のリーダーシップと市民運動・社会運動の取り組み姿勢の転換にあり- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-26acfa.html

(泉健太執行部を一刻も早く退陣させること、これが肝要です。野党第1党の立憲民主党が変わらなければ、国政選挙で野党は大敗・「世直し」どころか日本の破壊=没落は加速するばかりです。脱原発を含め「世直し」市民運動・社会運動の目標は何一つ実現いたしません。これを転換し、日本の「世直し」を軌道に乗せるべく、有権者・市民がなすべきことは、今後、泉健太執行部が居座り・居直りを続ける限り、国政選挙を含むあらゆる選挙において立憲民主党候補者を全員落選させることです。泉健太がやめるまで、他の「世直し」政党・勢力に投票して下さい。立憲民主党は放っておいても次期国政選挙でドマケしそうですが、一議席もないという状態にして差し上げれば、身に浸みてわかるでしょう。立憲民主党は「昔は水の都、今はアホの都」大阪では既にそれに近い状態になっています。:田中一郎)

(関連)「維新の国会対応、大政翼賛会みたい」 立憲・岡田幹事長が批判 [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASR786J99R78UTFK010.html

(その維新と「お手てつないで」国会に通ってたのはお前らではないか! 何を今さら言ってんの! さっさと退陣してよ。:田中一郎)


5.【署名】放射能汚染水を海洋放出しないで
 https://act.greenpeace.org/page/80053/petition/1?locale=ja-JP

(関連)市民団体が「汚染水」海洋放出に反対するキャンペーン - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/47387/

(関連)福島第一原発の処理水の海洋放出 開始時期に岸田首相「夏頃までという方針に変更はない」:ニュース - FTV 福島テレビ
 https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2023/07/2023070800000005.html
(そうですか、しかし、我々有権者も、あんた(岸田文雄)には総理大臣も国会議員も辞めてもらう、という方針に変更はありません)


6.チンピラを政治家にしてはいけない・調子に乗らせてはいけない

(1)河野大臣「返納 微々たる数」、マイナトラブル楽観視(東京 2023.7.9)
 https://nordot.app/1050322977680015403?c=899922300288598016

(2)橋下徹氏 マイナカードで私見「現在の申請主義を止めればいい…全国民に出生時に配布すべき」(スポニチ) - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/46sn6fa3


7.(別添PDFファイル)大学ファンド 604億円赤字、昨年度 運用難続けば助成に支障(日経 2023.7.8)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB071Q90X00C23A7000000/

(記事に出てくる運用実績の数字が合わない=意味がよく分からないので、詳細な実態は不明ながら、どうも運用実績は振るわなかったようである。「大学ファンド」ができる前から言われていたことが現実になっている。運用目標4.5%など、とてもとても、の水準で、無理するとリスクを取りすぎて大穴を開けることになる。近未来には大損こいで廃止ではないか? 税金をドブに捨てるようなもの。日本の学問・研究・科学のためにもならない。:田中一郎)


8.アメリカがウクライナにクラスター弾を供与へ 民間人の死傷事例多数、人権団体は批判:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/261801

(関連)クラスター弾、NATO一部反対 米のウクライナ支援:東京新聞 TOKYO Web
 https://tinyurl.com/3pmvkws4

(国連で禁止条約が発効しているこんな兵器まで使って戦争をエスカレートさせるアメリカ、これが「正義の戦争」なのか!? おそらくは多くの一般市民や子どもたちが不発弾で犠牲になるだろう。そして攻撃されたロシアもまた、同じような兵器で反撃する。何の解決にもならない。アメリカの軍産複合体がほくそ笑んでいるだけである。こんな中、日本はウクライナに武器輸出を画策中だ。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)殺傷武器輸出「否定されず」「密室協議」で解釈変更か、政府・与党 国会経ず議事録非公開(東京 2023.7.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/260721


9.IWJ

(1)日刊IWJガイド・非会員版「中南米諸国がEUとの首脳会議へのゼレンスキー大統領の出席を阻止! 上海協力機構が共同宣言、イランも加盟! グローバルサウスの連帯が拡大」2023.7.8号~No.3950号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52502

(2)日刊IWJガイド・非会員版「米国で初の全国規模のPFAS汚染調査!『米国の水道水の少なくとも45%には、1種類以上のPFAS化合物が含まれていると推定』」2023.7.9号~No.3951号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52506 
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「(ご説明します)「脱炭素」とは「原発大推進」の言い換え=騙されないように御注意を!:「脱炭素」で向こう見ずに火力をスクラップすれば15年後の日本の電力は老朽原発、環境破壊型「再エネ」、旧式老朽火力が大半の電力供給体制になります」をお送りいたします。


◆(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

◆(必見保存版:報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

 先般、国会で可決成立した「GX推進法」(脱炭素法)とは「原発大推進」の言い換えです。原子力ムラ代理店政府(岸田文雄自公政権+「日本維新の会」+ 国民民主党などの似非野党)は、「再生可能エネルギー推進」とは言わずに「脱炭素推進」と言っています。それは「脱炭素」が「再生可能エネルギー」(以下「再生エネ」)などではなく「原発(&核燃)」であることを覆い隠すためです。こんなものに騙されて、この期に及んでもなお「脱炭素」などと言っていれば、原子力ムラ代理店政府により、それを手玉に取られて、次々と火力発電所がスクラップされ、それに代えて原発が再稼働、ないしは新設されていくことになります。

私は「再生エネ」電源はもっと増やせばいいと思っていますが(注)、しかし、それは「環境を破壊するもの」であってはなりません。しかし今日、日本全土で展開されている大型の「再生エネ」電源は、メガソーラーや風力発電団地をはじめとして、その多くが環境を破壊し、森林を根こそぎ伐採し、貴重な農地を潰し、低周波公害を周辺地域住民にもたらし、集中豪雨などの際には土砂崩れなどの災害をもたらしている代物です。また、バイオマスなどというインチキ理屈で合理化された「再生エネ」なるものも、その多くが、熱帯雨林・冷帯針葉樹林を大規模乱伐した結果の木材製品やパーム油などの輸入で賄われ、また、国内森林の大規模皆伐(再造林ナシ)で調達された木材を原料とし、世界の、日本の、自然破壊につながっています。まったくのインチキ宣伝の「再生エネ」が、世界の、日本の、環境を破壊しているのです。

・・・・・・
注:下記で申し上げますが、私は「再生エネ」電源拡大を「脱炭素」の一環で申し上げているのではありません。私の「再生エネ」への期待は、エネルギー革命への取組の一環として、具体的には、オンサイト・コジェネ・FEC自給圏・エネルギー源の多様化、を目的としてのものであり、従ってまた主に「小型再生エネ」です。人口減少社会での、地方分散型分権自治社会、地方経済再生、エネルギー消費減少社会・脱工業化社会(大量生産・大量消費・大量廃棄の克服)、無公害社会、などを目指すものです。「人工排出CO2による地球温暖化」説は私は十中八九インチキだろうと見ています。

(上記を実現するには、地域独占(原発)電力会社(「毒電」)が支配する現状の電力システムを抜本的に改革しなければなりません。特に、独占・寡占解体が必要不可欠です。「電力システム改革」については下記「報告」をご覧ください。私は脱原発派の「電力システム改革」への関心が低すぎると見ています。原発もまた「最後はカネメ」であることを忘れないでください)

(関連)(拡散希望)(報告)(6.27)電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c80b11.html

◆(当日録画)20230627 UPLAN 田中一郎「(当面する)電力システム改革のポイント」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1FFoeinO1K8
(この録画の最初の部分で「脱炭素」スローガンが何故ダメなのかをコンパクトに説明しています)

注:FEC自給圏は故内橋克人氏が提唱したもの。F=FOOD(食べ物)、E=ENERGY(電力などのエネルギー)、C=CARE(介護:子ども、老人、身障者、社会的弱者)を極力、各地域で自給していきましょう、という考え方です。
・・・・・・

昨今、ついには下記のような市民団体も立ち上げられました。今や「再生エネ」ビジネスが「利権化」し、悪性利権の指令塔となっている内閣官房や経済産業省を中心に、日本の貴重な自然を破壊し、世界の自然環境をグチャグチャにして、馬鹿みたいな「再生エネ」と称するインチキ電源を日本全国各地あちこちに乱立させているのが現状です。

◆全国再エネ問題連絡会 - 再生可能エネルギーの問題を解決するための市民ネットワーク
 https://saiene-news.com/


 <環境破壊型「再生エネ」の事例>

(1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(2)世界遺産登録が大ピンチ!阿蘇山の周辺景観が激変 「大地を覆う無数の太陽光パネル」衝撃写真 - FRIDAYデジタル
 https://friday.kodansha.co.jp/article/318278

(3)太陽光パネルと土砂災害、解明迫られる因果関係 盛り土や建設残土の問題と併せて総点検が必要だ - 災害・事件・裁判 - 東洋経済オンライン(熱海土石流)
 https://toyokeizai.net/articles/-/440093

(4)埼玉・小川町メガソーラー、希少野生動物への懸念 予定地で絶滅危惧種のミゾゴイとサシバが繁殖 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/449210

(5)日高市メガソーラー訴訟「地裁で却下」の重大背景 山の斜面の太陽光発電設備、土砂災害への懸念 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/592428

(6)小樽市と余市町にまたがる風力発電所建設、双日が計画中止発表…資材高騰や地元の賛同得られず「投資基準に合致しない」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c10cebd7826b1d91d9b9063d39e416cd69110f29

(他にも事例は山のようにあります)


 さて、今日の日本の「再生エネ」電源のうち「環境破壊型」を除けば、いったい電源に占める(まともな)「再生エネ」の割合はいかほどあるのでしょうか。上記で申し上げたように、大型の出力レベル(KW)が高い「再生エネ」電源ほど「環境破壊型」のものが多いですから、仮にそれを2/3(KWベース)とすると、日本全体での「環境破壊型」でないものの「再生エネ」電源割合は(巨大ダム水力を除く「再生エネ」電源割合)10%×1/3=3~4%ということになります。こんな状態で、「脱炭素」だとか何とか言って次々と火力発電所をスクラップし、他方でEV(電気自動車)などの巨大な電源を必要とするものを増やしていけばどうなりますか? 「再生エネ」電源が伸びるなどというのは全く楽観的でバカげています。原子力ムラ代理店政府は「再生エネ」など、本気で伸ばそうとは思っていません。火力の代わりに増えてくるのは原発に決まっているではないですか。GX推進法の狙いはそこにあるのです。

そして私が「脱炭素」推進で懸念するもう一つのことは、今後、老朽化火力発電所の更新も含めて、高エネルギー効率の天然ガス発電などの最新技術の新型火力発電所が建設されなくなり、日本の発電の主力である火力発電所が全体として老朽化・旧式発電化していき、電力供給力の減退を招いていくという事態です。「脱炭素」などという空虚で無意味・弊害の大きいスローガンを振り回しているうちに、気が付いたら日本全国の火力発電所は老朽化した旧式でボロボロのものばかりとなり、老朽化した火力発電所はしょっちゅうトラブルを起こすでしょうから、やがて日本は「停電王国」となっていって、「ああ、もうこれじゃダメだから、しっかりと原発を推進していきましょう」となっていくように思います。

スクラップ火力や不安定老朽化火力の代替を「再生エネ」電源が担うなどという話は、リアリティの欠けた「美しきヨモヤマ話」にすぎません。上記で申し上げたように、わずか3~4%程度の「環境を破壊しない再生エネ」を頼りにして、火力発電所を「脱炭素」などと言いつつスクラップしていくなど、まさに愚の骨頂です。ものごとは、現実味を持って、ちゃんと考えなければなりません。きれい事だけを言っていても事態は解決しないのです。せいぜいのところが、メガソーラーやメガ風力が、日本国中で貴重な自然環境を破壊して、災害を招きやすい国土を造っていくだけです。「再生エネ」はあくまでも「オンサイト、コジェネ、最新技術、小規模、環境や地域社会との調和」などが基本でなければなりません。従ってまた、巨大規模での火力発電スクラップを代替することなどできないのです(処方箋については下記の私のブログをご覧ください)。

(関連)(他のMLでの議論です)ホンモノの政権交代と日本の「世直し」を求めて:ポイントは野党第一党のリーダーシップと市民運動・社会運動の取り組み姿勢の転換にあり- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-26acfa.html

(「再生エネ」電源は、期待されるほどにCO2の排出を減らすこともできません。カーボン・フット・プリント(CFP)という言葉があります。商品 やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を CO2 に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する 仕組みのことです。太陽光発電にしても、風力にしても、このCFPを推測してみると、目先ではCO2が減らせたように見えても、原材料調達から据え付け、メンテナンス、そして廃棄までの全体で、相当量のCO2を排出し、場合によっては「再生エネ」電源の方がCO2排出が多いということにもなりかねません(下記参照)。「再生エネ」推進はCO2排出量ウンヌンとは切り離して考えましょう。

◆(別添PDFファイル)ウソ12:太陽光発電や風力発電は国のCO2排出を減らす(渡辺正『「気候変動・脱炭素」14のウソ』丸善出版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkDliDLq7ZrQy9jE?e=boDc18

(関連)「気候変動・脱炭素」⒕のウソ-渡辺正(東京大学名誉教授)著(丸善出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034364165&Action_id=121&Sza_id=B0


そもそも「人工排出CO2による地球温暖化」説などは科学的実証的根拠を持たない「世界規模での巨大なデマ」である可能性が高いものです。私は科学者ではないので断定はしませんが、上記の広瀬隆氏の「19本のVTR」や「昨年のたんぽぽ舎での講演録画」をご覧になれば、このことははっきりとわかります。まだ「信じられない」方こそ、是非、このVTR・録画をご覧いただき、広瀬隆氏の説明をしっかりと聞いて、この問題を自分の頭で考えてください。

いろいろな学説を自分で見聞きして知って、自分の頭で考えることなく、ただ〇○が言っているから信じる、などという態度は、この非常に重要な問題についてよろしくない態度ですし、また、「見ざる・聞かざる・言わざる」に至っては、似非カルト宗教の信者と同じ態度と言わざるを得ません。
https://stock.adobe.com/jp/images/%E8%A6%8B%E3%81%96%E3%82%8B%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%81%96%E3%82%8B%E8%81%9E%E3%81%8B%E3%81%96%E3%82%8B/445298607

(でも、そういう人が市民運動・社会運動の中には結構いらっしゃいます、それではダメなのです。「世界中の科学者が言っているんだからCO2温暖化はホントでしょ」などと言っている方もいますが、それは日本のマスごみが世界の多くの科学者の見解を報道せず、IPCCの御用広報係のようなことばかりをしているからです。世界中で日本だけがCO2地球温暖化の「ホントの話」を知らない可能性が高いのです。「不都合な真実」の「不都合な真実」とは、「人工排出CO2による地球温暖化」説は嘘八百であるということではないかと思われます)。

注:何度も申し上げますが、「人工排出CO2による地球温暖化」説を否定したからと言って、化石燃料をこれまで通りに野放図に使いたい放題使えばいい、などとは申し上げていませんので、妙な極論はなさらないでください。


そして、世界中の科学者たちは、「人工排出CO2による地球温暖化」説など信じてはおらず、逆に、そんなものは虚偽の仮説だ、として批判している科学者も少なからずいらっしゃるのです。ノーベル物理学(あやしいで)賞を受賞した眞鍋淑郞の提唱する気候変動モデルについても、そのパラメータを不自然にいじくりまわしてつじつまを合わせているだけのものにすぎず、とても科学的実証的モデルとは言えないと批判される科学者もいます(今日では科学が支配権力や巨大資本に包摂され、研究費や人事などでがんじがらめに押さえつけられていますから、科学者と言えども自由に発言できなくなっています)。

(関連)(別添PDFファイル)これだけはホント、大気中にCO2が増え続けている(渡辺正『「気候変動・脱炭素」14のウソ』丸善出版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhkHuDyzf1YEQ6AVO?e=W1otIh

(関連)優れた女性科学者に贈られる猿橋賞を受ける宇宙気候学者:宮原ひろ子さん(朝日 2023.5.8)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15630249.html
(広瀬隆氏が講演録画の中で何度も引用している宇宙物理学者の1人です)

だいたいが、IPCCというインチキ集団は、測定した地球上の気温データの原本を、その測定場所や測定方法・測定環境などとともに公表しておらず、伝え聞くところによれば極めてずさんな形で観測したものを使っていると言います。しかもIPCCは、それでも自分たちの結論に観測結果を合致させるべく、測定気温を改ざんまでしているというから驚きです(事例:①クライメートゲート事件(2009年)、地球上気温のホッケースティック図のでっち上げ、米国の都市と農村の気温の推移の改ざん)。こんなものが科学的実証的であるはずがないのです。

(更に、日本の「人工排出CO2による地球温暖化」説のオピニオンリーダーである江守正多、斎藤幸平、平田仁子(気候ネットワーク)の3人は、広瀬隆氏の公開討論会開催の呼びかけから逃げ回っています。このこと1つをとってみても、「人工排出CO2による地球温暖化」説が如何にも怪しいものであることがわかるというものです)


他方で、福島原発事故を経た日本では、もう二度と原発・核燃料サイクル施設の過酷事故は許されません。にもかかわらず老朽原発の運転可能期限の法規制を外したり、事実上倒産している会社(東電と日本原電)の原発再稼働を認めたり、日常の原発安全審査で基準地震動その他の審査をごまかしたりしている現状は、近未来に再びの原発・核燃料サイクル施設過酷事故を予測させます。また、福島原発事故を収束させられず、収束のさせ方もわからず、汚染水は海にぶんなげる、放射能汚染ゴミはたまる一方、被害者の救済も進まないどころか司法が原子力ムラと一緒になって被害者を切り捨てているというあり様です。こんな情勢で原発の再推進・大推進など許されるはずもありません。

一刻も早く、再稼働ナシの脱原発・核燃料サイクル廃棄が求められていますが、いまここで、GX推進法が制定された現段階で、あいもかわらずアホダラ教の呪文に近い「脱炭素」などを叫び続けることは、火力発電所を潰してそれを原発に置き換えていく原子力ムラの思惑に、その背後から(結果的に)エールを送ることになるのです。環境破壊型ではない「再生エネ」電源は、出力ベース(KW)で見れば容易には増えませんし、また増えても火力発電をフルカバーできる規模にはおそらくなりません。EVなどの大量電気食い虫を普及させればなおさらです。愚かな向こう見ずの「脱炭素」スローガンなどは廃棄してしまいましょう。「きれいごとで塗り固められた虚構=お人好しで世間知らずのお気楽エネルギー政策」は、今日の日本のエネルギー革命を挫折させ、グロテスクな原発帝国(フランスのような)へと導いていきます。ファシズムは善意に担がれてやってくるように、破滅的な原発大帝国は「脱炭素」に担がれてやってくるのです。

(関連)「GX脱炭素電源法案」は「脱炭素」で国民をだまして進める「原発原子力やりたい放題法案」だ:「人工排出CO2による地球温暖化」説に科学的根拠はない=世界の多くの学者たちは地球の気候を「宇宙からの影響」と見ている- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-5c796a.html

(関連)気候変動に関する私の7つの質問に(科学者としてでなく一般市民として)答えられますか?=胡散臭い「人工排出CO2による地球温暖化」説を根拠なく妄信するのは「似非宗教カルト」信者と同じ行為です、原発推進の加担に結果します- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-1fa63b.html

(関連)大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-5c9fd2.html


(関連)(チラシ)(9.18)「NO FOSSIL(脱化石燃料)」代々木集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiDY8fmVvqLGxeU5?e=3XcWo4

(党派色の強い一部の連中が集会事務局を牛耳り、脱原発で例年通り開催すればいいものを、少なくない反対論や慎重論を押し切って、強引に「脱炭素」を入れ込む集会にしてしまったと聞いています。こんな集会には不参加で臨みましょう。このままいくと、従来通り脱原発をしっかりと進める市民グループと、政府の口車に乗せられて「脱炭素」などと言いつつ結果的に火力をやめて原発にシフトしていく(事実上の・結果的に)御用運動に加担する市民グループに分裂していきそうです。愚かな一部集会事務局の人間たちの招く「人災」です。)
草々

(追)有力な援軍が現れました。必読必見の言論をご紹介します。

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◆堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法-堤未果/著(幻冬舎新書)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034477473&Action_id=121&Sza_id=A0

(「マイナンバー制度」、「新型コロナ」&コロナワクチン、「人工排出CO2による地球温暖化」説、の3つがテーマです。私は読了しています。現代人必読のよくできた新書です。広瀬隆氏の19本のVTRや、堤未果さん(川田龍平参議院議員の妻)のこの新書を読まないで「脱炭素」などとは言わないでいただきたい、そんな1冊です。そして、「マイナンバー制度」やコロナワクチンについても、目が飛び出るほどの驚きの内容です。ご一読をお勧めです。:田中一郎)

◆(チラシ)NHK Eテレ 100分で名著(毎週月曜日):ショック・ドクトリン=BYナオミ・クライン(堤未果さん)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhgjRl5BawiWAsvI9?e=b6HeCt

(関連)名著130「ショック・ドクトリン」ナオミ・クライン - 100分de名著 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/p3zjVmO7p3/

(新書だけでも素晴らしいのですが、更に堤未果さんがNHK放送にも登場したようです)

(1)100分de名著 “ショック・ドクトリン”(1)ショック・ドクトリンの誕生_0210_202306052225 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8lu46c

(2)100分de名著 “ショック・ドクトリン”(2)国際機関というプレイヤー_0210_202306122225 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8lu47d

(3)100分de名著 “ショック・ドクトリン”(3)戦争ショック・ドクトリン_0210_202306192225 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8lw5a1

(4)100分de名著 “ショック・ドクトリン”(4)日本、そして民衆のショックドクトリン_0210_202306262225 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8m2hni
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2023年7月 8日 (土)

福島第一原発1号機の原子炉土台(ペデスタル)が崩壊寸前:危険な状態を前にして無能・無策を合理化する事態の楽観視=末期症状の原子力ムラ(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」&川田龍平参議院議員の質問主意書より)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(7.11)東海第二原発運転差し止め裁判 控訴審第1回公判(東京高裁)
 http://www.t2hairo.net/

(12:30 高裁前「門前集会」/13:00 傍聴抽選券配布/14:00 傍聴抽選発表/14:30~15:50 口頭弁論(101大法廷)16:15 ~17:30 記者会見・報告集会)

(関連)東海第二 運転差し止め訴訟 並行して仮処分申請も 7月からの控訴審向け原告団:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/257982

(関連)東海第二原発運転差し止め控訴審、新たな裁判長が決定 前任者は経歴を問題視される:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231552

(関連)STOP!東海第二原発 - 東海第二原発延長運転を止めよう jimdo
 https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/

(関連)とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会 - ホーム - Facebook
 https://www.facebook.com/stoptokaidai2/?locale=ja_JP


2.署名活動

(1)ふぇみんな日々- 原子力規制委員会・山中伸介委員長の罷免を求める緊急署名を立ち上げました!
 https://feminblog.blogspot.com/2023/06/blog-post_28.html

(2)(署名用紙)「医療費及び保険料の減免措置」見直し方針撤回と全ての福島原発事故被害者に「健康手帳」交付を求めます
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhikS7WBA3_DAQYpW?e=vzbdu3


3.イベント情報

(1)(7.9)学習会「ネオニコチノイド系農薬 最新研究&農薬再評価の問題点」のご案内 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=10062

(2)(チラシ)(7.17)汚染水を海に流すな! パレード(いわき市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhipq_MUea_eBEO-j?e=dCJ5NC

(3)(予約必要)(7.20)オルタナティブな日本をめざして(第88回):「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」(中野晃一上智大学教授:新ちょぼゼミ)(2023年7月20日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-351105.html

(4)(チラシ)(7.27)福島原発被害東京訴訟 控訴審 結審予定&報告集会(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiWtYetXdwjRT-yN?e=2SA2ro

(5)(7.30)セミナー「どうする!全国のPFAS水汚染」のご案内 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=10113


4.お知らせ

(1)ヒロシマ通信No.2192 (2023-7-7 この夏の戦争と平和を考えるテレビ番組)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiux1MIQHZxe985j?e=ELEjpD

(2)(新刊書)“歪んだ法”に壊される日本 事件・事故の裏側にある「闇」-郷原信郎/著(KADOKAWA)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034451748&Action_id=121&Sza_id=C0


5.“黒い赤ちゃん”その後も・・・カネミ油症、次世代が訴える症状(TBSテレビ:報道特集20230624)
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20230624_2.html

(関連)「カネミ油症」の次世代調査 「口唇口蓋裂」発生率が高い傾向|NHK 北九州のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20230626/5020013606.html

(カネミ米ぬか油事件が起きた当時、政府は「PCBは夢の物質」などと称してその利用を推奨していたのではなかったか。そのPCBが原因で起きた巨大健康被害なのだから、被害者の方々を二世・三世も含めて国がしっかりと支えるのは当たり前のことではないか(被害者には何の罪も落ち度もない。仮にそうでなかったとしても面倒をちゃんと見るべきだ)、にもかかわらず、事実上倒産状態にある中小企業に過ぎないカネミ倉庫を「加害企業」だと言い、だから事件は加害企業が解決するべきものだなどと言いたてて、政府としての責任を果たそうとしないのは許しがたい話である(しかも司法・裁判所までが、この国の態度を追認している始末)。こういう政府や司法を含む国のありようを抜本的に転換すべきである。基本的人権をちゃんと守れ! 政治家は何をしている! (アメリカから買うポンコツ兵器の代金の何万分の一の金額で救済可能である):田中一郎)


6.(メール転送です)防衛大学校の実態(軍学共同反対連絡会ML)
 下記のメール内容は非常に重要だと思います。防衛大学校内でのイジメ、パワハラ、暴力、(セクハラはあるのかな?)その他の集団的組織犯罪ないしは準犯罪は昔から続いていて、関係責任者のデタラメで無責任な態度により改められることがないと伝え聞いています(いくつかの裁判を応援したこともあります)。こんな軍隊が、日本の国民を守るはずがないのです。広く有権者・国民に知っていただく必要があると思います。

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 防衛大学校の等松春夫教授による集英社オンライン6月30日のインタビュー記事を紹介しています。「【防衛大現役教授が実名告発】自殺未遂、脱走、不審火、新入生をカモにした賭博事件…改革急務の危機に瀕する防衛大学校の歪んだ教育」
 https://shueisha.online/culture/142994?page=1

それによれば2022年3月卒の任官辞退者が479人中72人、15%にのぼり、また22年入学者488人のうち約2割にあたる100人近くが1年以内に退校しているそうです。防衛大学構内の様々な問題、腐敗について教授は2020年10月に行われた特別防衛監察の際に申立書を提出したが受取りを拒否され、防衛大臣に申立書を送付したが黙殺された、最後の手段として論考の公表を決意したと語っています。

教授の手記「危機に瀕する防衛大学校の教育」も公表されています。
https://drive.google.com/file/d/16No3obd07-MOxRbwo6MsPuqImAYK_Tfv/view

教授の立場は日本の安全保障を担う幹部自衛官育成のために防衛大学校の改革を訴えているわけで私たちとは立場が異なりますが、民主主義・思想信条の自由を踏みにじる旧軍隊まがいの劣悪な教育が自衛隊の幹部教育としてなされている現実を私たちも知っておくべきと思いました。
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(関連)准教授主導で200名以上もの学生が関与した詐取事件、8人1部屋の共同生活…防衛大の時代錯誤なリーダーシップ・フォロワーシップ教育がもたらす大きな弊害〈防衛大現役教授が実名告発〉
 https://shueisha.online/culture/143010


7.泉健太執行部では次期国政選挙で立憲民主党は大敗となる=態勢転換のタイミングは今しかない

◆野党の一本化「徹底追求」立憲・岡田氏が方針転換:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/y2dxpucx

(関連)立民泉氏、野党間調整を指示 衆院選候補、共産も対象(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/60c39ead1704e6264d020717d7d6a4ee8dffbc09

(関連)(別添PDFファイル)立民、次期衆院選へ野党協力、泉氏方針転換、維新は調整応じず(東京 2023.7.6)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/261144

(関連)(別添PDFファイル)選挙協力「政策合意が必要」、共産・志位氏、立憲に対応求める(朝日 2023.7.7他)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15680908.html

(関連)共産、立憲・泉代表の地元に候補擁立へ 京都での「共闘」に苦い思い:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/3h5rszef 

 <田中一郎コメント>
 泉健太執行部がこういうことを言い始めても、泉健太執行部では「数合わせの負け組選挙互助会」の域を出ず、次の国政選挙で大敗となることはほぼ間違いなさそうだ。少なくとも、「世直し」勢力が勢いを盛り返し、次の国際選挙で勝利する(ホンモノの政権交代が実現する)ことはどう見てもありそうにない。つまりは自公政権やその補完勢力の維新・国民民主党・ガラクタ系による日本破壊は加速度的に続いていくということを意味している。それでいいのか!?

肝心なことは、直ちに泉健太執行部が退陣すること(しないなら立憲民主党が党として退陣させること)、そして、女性が大半の、女性が代表を担う(私は立民代表は辻元清美氏でいいのではないかと思っている)、新執行部を創り、挙党態勢を取って党を引締め、直ちに「市民と野党の共闘」の態勢を立て直して骨太の共通政策綱領を作成し(脱原発、戦争法&関連法即時一括廃棄・軍拡中止、日本国憲法継承発展、国民生活最優先の経済政策、地方経済再生、ジェンダー平等くらいの内容)、次期衆参選挙での候補者を決定して、その人を先頭に立てた各地域での自公政治打倒の国民運動を展開する、NEXTキャビネットを創り記者会見を繰り返す、などが選挙での勝利の必須の取組事項である。妨害勢力は御用組合「連合」だ。これを突き放すことができるかどうか、そして、選挙活動を担ってきた労働組合に代わって、「世直し」市民がそれを代行できるかどうか、それもまた1つのポイントである。

決断は遅くなればなるほど困難を増す。日和見や中途半端は事態を悪化させるばかりでいいことなし(但し、急進的である必要は全くない、さしあたり「昔の自民党」ぐらいから始めればいい)、危機の時代に中道や中間など存在する余地はない。過去の歴史を振り返れば常にそうだった。日本という国が「第二の大日本帝国」として滅亡するかしないか、の瀬戸際に来ているのが現在である。

(2021年衆院選、2022年参院選、いずれも「市民と野党の共闘」に真剣に取り組まず、御用組合「連合」の顔色伺いのようなことばかりをやり、協力野党に対して無礼極まる態度を続けてきた。並行して、各種の市民運動・社会運動団体とも連携せず、自公政治の補完のような政策をチラホラと打ち出し(敵基地攻撃力容認や軍事産業支援法や経済安全保障推進法に賛成など)、脱原発という最重要政策を放棄、有権者・国民の生活を最優先にする政策を打ち出しもせず、時々刻々と変化する政局の中で与党・政府の非を見つけては批判する、場当たり日雇い政党の域を出なかった。

そして極めつけは、絶対に組んではいけない政党である「日本維新の会」なんぞと共闘を組み、その人気のお裾分けにあずかりたいような態度で国会内でうごめき、口を開けば「中道・中間」ないしは「政策提案型政党」などと自画自賛する。その内実は、自公政治・政策の重箱の隅をちょこっと修正して、その綻びを補うようなことだから、自公補完政党だとやじられるのだ。本質的に国民民主党と変わらず、だからこそ、御用組合「連合」に言われて、未だに国民民主党とくっつきたがる、一体どっちを向いて政治をしているのか! かような野党第一党などいらないのだ。これまでの一連のパフォーマンスの悪さの政治責任を取って泉健太執行部は退陣せよということだ。

自公政治の悪政に苦しむ圧倒的多数の有権者・国民の方を向いて仕事ができないのか!? 立憲民主党よ、もう後がないぞ。さっさと態度を改め、現執行部を退陣させて、新しい「闘える執行部」「オルタナティブな日本を目指す野党第1党」に生まれ変われ。それが立憲民主党の唯一の生き残りの道であり、唯一の「存在意義」であり、(ホンモノの)政権交代への最短距離である。覚悟の決まらない及び腰の現状に誰が信頼をして投票するというのか!? 党の態勢を抜本的に転換せよ、一刻も早くだ!:田中一郎)

(関連)“共産党アレルギー”連合・芳野会長と旧統一教会の怪しい関係…会見で突っ込まれタジタジ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310864?dicbo=v2-DyEfETp


8.日刊IWJガイド「事件から1年! 安倍元総理を銃殺したのは山上徹也容疑者ではない!- 岩上安身の孫崎享氏インタビュー『日本は自主的に物事を判断できない国』」2023.7.7号~No.3949号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52500

(安倍晋三殺害事件に関する疑問については、『週刊文春』の2023年2月16日号から4回連続でシリーズ掲載されている記事をご覧ください(特に第1回目の2/16号は必見必読)。確かに、『週刊文春』の記事が伝える通りなら、安倍晋三を殺害したスナイパーは山上徹也被告以外に「もうひとり」いることになる。問題は、その是非如何もしかりながら、それ以上に、安倍晋三という一国の総理が殺害された事件について、その真相・深層に関する疑義が出ているにもかかわらず、『週刊文春』以外のマスコミがこれを一切報道しないという、この不気味とも言える日本の言論情況である。:田中一郎)
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「福島第一原発1号機の原子炉土台(ペデスタル)が崩壊寸前:危険な状態を前にして無能・無策を合理化する事態の楽観視=末期症状の原子力ムラ(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」&川田龍平参議院議員の質問主意書より)」をお送りいたします。この件に関して、詳しい情報を提供くださいました永田文夫様はじめ「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の皆様には厚く御礼申し上げるとともに、質問主意書提出でご尽力をいただいた川田龍平参議院議員にも御礼申し上げたい。また、「追加」で、福島第一原発汚染水の海洋放出問題の続報を付記しておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。(JR東京駅構内でトンデモない「汚染水安全安心キャンペーン」広告が行われました=写真付き)

 <別添PDFファイル>
(1)コンクリート、デブリどこへ、福島第一原子炉の土台大規模損傷(毎日 2023.7.6)
(2)「福島第原発号機ペデスタル損傷による原炉倒壊の危険に関する質問主意書」質問&答弁&コメント 報告書(2023.5)
(3)「福島第一原発一号機ペデスタル損傷による原子炉倒壊の危険に関する質問主意書の第二弾」質問&答弁&コメント 報告書(2023.6)
(4)「止めよう!再処理」天恵の海 第247号(2023.7.5)
(5)業界内「孤立」がもたらす危機、関西電力が「核燃料」でまた詐術(『選択 2023.79』)
(6)処理水放出設備を設置、福島第一原発 海底トンネル開通(朝日 2023.6.27)
(7)海洋放出「国際基準に合致」、原発処理水IAEA報告書(東京 2023.7.5)
(8)処理水放出「基準に合致」、IAEA報告 政府、時期判断へ(朝日 2023.70.5)


1.福島第一原発1号機ペデスタル損傷問題を追及する質問主意書(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)
 規制委も東京電力も、事態を甘く見すぎているように思えます。無為・無策・無能を覆い隠すため、危機的な事態を楽観的にあえて見て、自分たちの無作為を合理化している様子がうかがえます。第二次世界大戦末期の、滅亡寸前の大日本帝国とよく似ています。私は福島第一原発については「石棺化」が最もいいと考えていますが、その手前でやれることもあるのではないかと思います(例:第2回目の最初の部分など)。関係当事者・責任者に対する更なる追及が必要です。

(関連)(別添PDFファイル)コンクリート、デブリどこへ、福島第一原子炉の土台大規模損傷(毎日 2023.7.6)
 https://mainichi.jp/articles/20230703/k00/00m/040/052000c


(1)(別添PDFファイル)「福島第原発号機ペデスタル損傷による原炉倒壊の危険に関する質問主意書」質問&答弁&コメント 報告書(2023.5)(ダウンロードしてご覧ください)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhizwu_cMuc8s31fL?e=LveIzy

(一部抜粋)
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質問の主旨

2022年5、福島第原発号機の原炉をえるペデスタルのコンクリートが温のデブリにより溶融し鉄筋がむき出しになっていることが報道された。更に東電が今年3末にペデスタル内部を調査したところ、全周にわたり下部1mほどコンクリートが溶融し鉄筋がむき出しになっていることが明らかになった。東電は、今後数かかけてペデスタルの耐震性について調べるとしている。

⼦⼒プラント設計や耐震構造の専家である森重晴雄343ガル程度の地震で原炉は倒壊すると昨秋来警告している。原炉が倒壊したなら、最悪の場合屋上階の燃料プール壁のき裂や配管を通して冷却が抜け、貯蔵されている使済燃料292体のジルコニウム災・溶融、そしてセシウム137等の揮発性放射性物質の環境への放出が起こり、福島県の東半分が強制避難地域になる可能性がある。

また、号機の屋上プールには587体の使済燃料が貯蔵されており、ここに近づけなくなると将棋倒し的に巨破局事故が発する可能性がある。惨事が絶対に起きないよう緊急対策を講じる必要があるとの認識から、以下質問する。

<回答の概要 :回答 →コメント>

◎格納容器内は放射線量がくペデスタルの補強は困難と考えられる。(質1,4,5)
 →補強困難と決定した委員会の審議内容は危機意識を持つ多くの専家の会議ではない。

◎格納容器の損傷が拡した際に起こり得る環境への影響をできる限りさくする策を検討するよう指した。(質1,4,5
 →放射能の環境放出を少なくする策のみで倒壊を防ぐ対策の指をしていない。

◎圧容器を上部でえている2つのスタビライザーと遮蔽壁の破損については調査をしていない,承知していない(質2)
 →線量下ペデスタルの内部が調査されている。その技術があればスタビライザーの健全性について調査は可能なはずだ。圧容器の倒壊に関わる重要な設備を調べようとしないのは最初からあきらめている責任放棄の姿勢だ。

◎ペデスタルの耐震性」については、損傷状態の全体が明らかになっておらず、妥当な前提条件を設定して評価を実施することは困難だ。(質3)
 →ペデスタル内部の全周のコンクリが溶け落ち鉄筋がむき出しになっている。このことから森重は耐震の評価をしている。最悪時等の耐震評価を政府がなぜできないのか。

◎耐震評価を実施できたとしても、その結果にかかわらず、格納容器内は放射線量がくペデスタルの補強をうことは困難であるとの認識には変わりはない。(質3)
 →格納容器内は放射線量がく,ペデスタルの補強は困難,持するスタビライザーはどうなっているか調査できない,倒壊したとき放射能の影響をさくすることを確認中だけで済ませない。なぜ,知恵を出して倒壊を防ぎ事態を打開しようとしないのか。

◎圧容器やペデスタルが倒壊しデブリ上部に落下した場合には様々な状況が考えられることから答えることは困難だ。(質6)
 →倒壊の防を考えなければ変な被害が予想される状況になっているのに答えられず。最悪の事態をし緊急事態として国を挙げて対応を考えるべきではないか。

◎倒壊対策が講じられない場合、近未来に必ず倒壊が現実になることが想定されるがとの問に答えず。(質7)
 →これでは座して待つことになるだけです。倒壊を防ぎ使済燃料を移動させ,この危機を乗り越えなければなりません。

この迫りくる原炉倒壊事故の“危機意識”が答弁書から全く読み取れません。国家の危機として国を挙げて知恵を絞り乗り越えなければなりません。旦事故があれば,放射線下なす術がなく座して待つ政府と東電の弱気姿勢です。早急に「責任を果たせ」とみなさんからの声を届け,原炉倒壊を防ぎましょう。地震の前に良い法がいだせるはずです。
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(2)(別添PDFファイル)「福島第一原発一号機ペデスタル損傷による原子炉倒壊の危険に関する質問主意書の第二弾」質問&答弁&コメント 報告書(2023.6)(ダウンロードしてご覧ください)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhi1KkaWV4lPGJl3g?e=0NjbcT

(一部抜粋)
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質問主旨

二〇二三年五月十九日、私が提出した「福島第一原発一号機ペデスタル損傷による原子炉倒壊の危険に(第二百十一回国会質問第七〇号)に対する質問主意書答弁(内閣参質二一一第七〇号)を受領 した。これによると、耐震評価の結果にかかわらず、格納容器内は高線量の為に原子炉転倒対策工事が行えないとする旨の答弁があった。

原子力プラント設計や耐震構造の専門家である森重晴雄氏は、原子炉の倒壊対策について、「ペデスタルの損傷部分を直接補修することなく、原子炉上部を補強するだけでも対策が出来ます。原子炉上部に振れ止めとしてあるスタビライザ付近の高さ一m前後コンクリートを充填するだけで原子炉は原子炉建屋と一体となり飛躍的に耐震レベルが向上します。しかもその作業は格納容器でなく原子炉建屋側で作業しますので被ばく量を抑えることが出来ます。その作業場所は今も格納容器内 調査の現場基地としても使われています。」と述べている。

原子炉倒壊は、放射線放出、屋上部使用済燃料プールへの影響、廃炉作業への影響等、場合によっては国家的な危機を招く可能性があり、なんとしても防がなければならないと思料する。

二〇二三年六月五日に開催された「第十回特定原子力施設の実施計画の審査等に係る技術会合」において 東京電力が配付した資料では、福島第一原子力発電所一号機のダスト発生シナリオとして、原子炉圧力容器 (RPV)が倒壊し、原子炉格納容器 (PCV)に最大百mmの穴が空くとしているが、その過程の詳細が見えてこない。 そこで以下質問する。

【答弁とコメント概要】 ○答弁 コメント (詳細は2頁~6頁を参照ください)

① 格納容器と原子炉建屋内は放射線量が高く圧力容器を支持する構造物の補強等を講じることは困難。
 ⇒圧力容器の倒壊を防ぐことをあきらめた詳細理由は何か,各階・各建屋の放射線量はどれほどか,倒壊ではなく沈下時外部環境へ放射性物質の放出を防ぐことに対策を絞ることを決定した委員会名と委員名,議事録を明確にせよ

② 原子力規制委員会は東電に対してペデスタルの圧力容器を支持する機能が喪失したという前提の下、圧力容器を含む上部構造物が沈下し格納容器に新たな開口部が生じた場合の影響評価の実施、取り得る対策の検討及び圧力容器が沈下した場合の構造上の影響に関する評価の実施を指示した。
 ⇒最悪時を想定し厳重な評価をし圧力容器倒壊防止対策を立てる,そのため現場を知る様々な分野の専門家技術者による柔軟な対応をしなければ,原子炉倒壊が現実になる。国の危機意識のなさに驚く。

③ 「RPVがどの方向に倒壊するか」について見解を示すことは困難
 ⇒圧力容器が倒壊し使用済燃料プール壁にき裂等が発生し冷却水が抜け,292体の使用済燃料がメルトダウンし,Cs137等が揮散する重大事故が心配される。最悪の事態に直面対応する姿勢が欠けている

④ 「RPVがPCV に当たり、PCVを突き破り、RPVが百mm外側にある原子炉建屋に衝突」するとの評価は東電や技術研究組合国際廃炉研究開発機構において評価は行っていないので答えることは困難。
 ⇒両者へ評価をなぜ求めないのか。このようなことは絶対に起きないのならば,起きないとする評価とその根拠を示すべき

⑤ 格納容器の内部については、放射線量が高く詳細な調査を行うことが 困難であり、「PCVが割れることもあり得る」か否かや「脆性破壊に 対する」「検討」を行うことは困難である。
 ⇒放射線量が高い格納容器内部のさらに奥のペデスタル内部をロボットで撮影している。できるではないか。国民を守るため真剣に取り組まなければならない評価がなされず,「放射線が高いから困難」と無策で済ませられることなのか。

感想
大地震により原子炉圧力容器の倒壊が必至ですが,国の答弁書から“危機意識”がまるで感じられません。1号機圧力容器は全高約20m,内径4.8m,全重量440トンです。この圧力容器に蒸気配管と給水管がPCVを貫いて設置されています。圧力容器が沈下,もしくは倒壊した場合,PCVでどのような破損が起こるのでしょうか。3.11の大地震と繰り返された地震によるPCV壁面や建屋の剛性の低下そして屋上階での水素爆発による建屋の耐震やき裂の状況は深刻なはずであり,常に最悪の事態を想定し対策を講じるべきですが。使用済燃料の早期取出し乾式保管や,倒壊防止の検討をせずに済まそうとする国の姿勢です。このままでは「高放射線下で困難」とし何も対策を講ぜず倒壊を待つことになります。倒壊防止施策を求める声を挙げていきましょう。
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(注)RPV:Reactor Pressure Vessel(原子炉圧力容器) PCV:Primary Containment Vessel(原子炉格納容器)

(関連)1号機原子炉格納容器内部調査の状況について(東京電力 2023.4.14)
 https://www.nra.go.jp/data/000426855.pdf

(関連)(別添PDFファイル)「止めよう!再処理」天恵の海 第247号(2023.7.5)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.247.pdf
(コンパクトによくまとまっています)

(関連)福島第一原発周辺5断層に活断層疑い - オルタナ
 https://www.alterna.co.jp/6643/

(関連)福島第一原発周辺に活断層か - 東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース - NHK 40年後の未来へ 福島第一原発の今
 https://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110831/0515_katsudansou.html

(近未来に直下型の大地震が福島第一原発を襲う可能性は高いように思われます。恐ろしい話です。福島原発事故の後始末は、この福島第一原発「廃炉」も含めてデタラメの塊であり、被害者救済の在り方も含めて、全面的に見直す必要があります。原子力ムラが「復興」「廃炉」「除染」などを「食いもの」にしているからです。:田中一郎)


2.(別添PDFファイル)業界内「孤立」がもたらす危機、関西電力が「核燃料」でまた詐術(『選択 2023.79』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/23255

(図書館等で是非、ご一読ください。原子力ムラや電力業界の「裏事情」がよくわかります。なお、極悪会社=関西電力の陰謀に関しては、先般お送りした下記ブログをご覧ください:田中一郎)

◆大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-5c9fd2.html

(関連)電力カルテル問題 株主が関西電力に役員提訴を請求 | 週刊金曜日オンライン
 https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2023/06/28/antena-1280/

(関連)不祥事続く関電の会長は元経団連トップ 風土刷新、問われる本気度 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/2fzc4wua

(違法カルテルを締結していた関西電力を含む「毒電」4社(中部、中国、九州)に対しては株主代表訴訟が提訴され、旧経営陣への損害賠償が請求されます。日本のすべての地域で、地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の株主は株主代表訴訟を使って、経営陣の犯罪行為やロクデモナイ放漫経営を告発・追及いたしましょう。:田中一郎)


3.JR東京駅中央コンコースの大黒柱に東京電力が福島原発汚染水に関するデマ広告を出しました
 ついこの間(7/1から)、私たちの負担する電力料金の値上げで吸い上げられたカネが、こんなデマ広告に使われています。既に申し上げているように、電力料金を値上げする根拠はありませんし、また、どうしても値上げしたいのなら電力自由市場でやればいい。不当な値上げを阻止するために創ってある規制電力料金に手を付けるということは、1Wの電力も発電していない原発に6兆円を超える巨額のカネを突っ込んできた「毒電」経営者たちの放漫経営のツケを、私たち零細ユーザにしりぬぐいさせるということを意味します。それはともかく、かようなデマ広告は許しがたい話です。(さすがに批判殺到だったのか、数日のうちに、あっという間になくなりました)

 <写真:汚染水「安全安心キャンペーン」広告:JR東京駅構内>
(1)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhi5t86f5M4HaFq-T?e=VYMq4G
(2)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhi-XV0yGbvsZCFsS?e=FsNIRk
(3)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhjDaSlYMgBSNegol?e=GThWcE
(4)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhjHOuxPTv_4ErVcj?e=Y8tfvq
(5)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhjJ_0AJLnTI9_6J6?e=f7Bpkb
(6)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhjOiTAHRIz-9_6y7?e=KbdbLl
(7)https://1drv.ms/i/s!ArtBTVAHlosVhjQm45ebOuX8108f?e=Z5rHKu

(あくまでも、海洋放出される福島第一原発汚染水が「安全だ」「安心だ」と言い張るのなら、東京電力の全役職員、経済産業省の全職員、原子力規制委員会・規制庁の全役職員、そして自民党・公明党・「日本維新の会」・国民民主党の政治家どもが、毎日、汚染水を飲み、汚染水で沸かした風呂に入り、汚染水で洗濯をし、汚染水で食器を洗い、福島県の太平洋沿岸に家族とともに居住して、その安全安心を確かめてみればいいだろう。あくまでも遠く離れた土地での他人事だから、安全安心、などというハッタリを言って済ませていられるのだろう。まさに、ふざけるな、ということです。:田中一郎)


 <(メール転送です)2つの追加情報をお知らせします>
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(情報提供を2ついたします。うち1つはだいぶ前にもお送りしています)

(1)(増補版)福島原発の事故汚染水を海に捨てるな!(トリチウムの危険性を甘く見てはいけない)(田中一郎 2021.10.27)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhihguFfQ4qBxti_J?e=YicEpQ

(トリチウムを含む放射性物質は、食物連鎖を通じて生物の体内に蓄積され濃縮されていくこと、トリチウム水は「水」なので、放出後間もなく水蒸気となって大気中に舞い上がり、海から陸へ吹く風でブーメランのように人間社会にリターンしてくること、汚染水の海洋放出以外に対応の方法はいくらでもあること、汚染水をこれ以上増やさない対策を取ればいい(事故原発4基の周りに大きな堀を掘って地下水の流入を止める+事故原子炉は石棺化する)、などが、あまり言われていないことです。

できもしない「廃炉」を「できる」と信じ込まされ、原子力ムラの新ビジネスとして「食いもの」にされていること、これを告発していく必要があります。「廃炉」は何のためにするのか=事故原発による二重事故を防ぎ、これ以上の放射能汚染を食い止め、事故で荒れた福島の沿岸地域を元に戻す、のが目的なら、「廃炉」を口実に放射能を海にばらまく、などということは本末転倒です。:田中一郎)

(2)中国の原発から福島を大きく上回る放射性物質を含む処理水放出 日本に入ってくる中国産水産物は大丈夫か|NEWSポストセブン
 https://www.news-postseven.com/archives/20230629_1883039.html?DETAIL

(関連)韓国、原発処理水海洋放出容認のIAEA報告書を「尊重する」 最大野党は反発、日本に方針撤回求める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/261156

(関連)韓国政府「海域への影響は限定的」 処理水放出で独自の検討結果公表 [福島第一原発の処理水問題]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASR767D4TR76UHBI032.html?ref=auweb

(関連)「核汚染水」「核廃水」 原発処理水の海洋放出に中国や韓国が反発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/260951

(関連)福島の放射能汚染水海洋放出をめぐるIAEAの包括報告書を受け、中国生態環境部がコメント
 https://japanese.cri.cn/2023/07/05/ARTIoGmzqJJuMe9rtXWqaEYT230705.shtml

(関連)米国務省がIAEAの報告書を「歓迎」 福島第一原発の処理水放出巡り 韓国は容認、中国は反発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/261273

(関連)「太平洋フォーラム」の汚染水排出反対声明(山崎久隆 たんぽぽ舎 2023.7.7)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhjWY109HEEdH6zlG?e=dMRcyz

(韓国の現大統領政権及び与党は、どうしようもない連中ですね。それと、韓国も中国も、日本の汚染水海洋放出を批判するのはいいけれど、返す刀で、自分たちの国の原発もまた、大量の放射能や温排水を海に捨てていることについても厳しく批判したらどうか? 特に中共中国は国内で言論封じ・政権批判弾圧を行っており、やることが悪質極まりない。なお、内部告発で暴露されたIAEA文書と、日本政府とグルになったインチキ行為については下記ブログをご参照ください。:田中一郎)

◆大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-5c9fd2.html


 <福島第一原発汚染水 直近追加情報>

(1)(別添PDFファイル)海洋放出「国際基準に合致」、原発処理水IAEA報告書(東京 2023.7.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/260966

(2)(別添PDFファイル)処理水放出「基準に合致」、IAEA報告 政府、時期判断へ(朝日 2023.70.5)
 https://www.asahi.com/articles/ASR744KCFR6MULBH001.html

(3)IAEAお墨付きでも高いハードル 処理水放出、消えぬ風評被害懸念 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/mss9vxmn

(4)処理水放出、時期を探る政府 IAEAがお墨付き、「先延ばせない」 [福島第一原発の処理水問題]:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/4f3w8xa3

(5)福島第一原発、汚染水制御へ総力戦…事故後の想定外 - 読売新聞
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20230704-OYT1T50189/

(6)福島第1原発 処理水のトリチウム、基準の40分の1で放出 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/3m2detpa

(薄めようが、何をしようが、全部海に捨ててしまうのだから、「基準の40分の1で放出」など何の意味もない。捨てる速度が遅くなるくらいの話である。シロウトだましのこんな政府広報は、報道機関として厳しい批判コメントを付けて報道しろよ、何をやっとるのか、毎日(腰抜忖度)新聞よ!:田中一郎)

(7)福島原発「処理水を海洋放出」で中韓にスリ寄り…公明党と山口那津男に「見識と節操なし」という猛批判 - アサ芸プラス
 https://www.asagei.com/excerpt/268671

(「いたずらな不安を招かないように、配慮があってしかるべきだ。(海水浴の)シーズンにわざわざ排出する理由も特にない」(公明党・山口那津男)=お前はアホか!? アホちゃいまんねん、パーでんねん!:田中一郎)

◆トリチウム汚染水の海洋放出をやめさせよう!~中学校理科の知識で考える|大竹進(青森県知事選挙候補者)
 https://note.com/otake_susumu/n/ne3dbb609fa4b


4.その他原発関連報道

(1)原子力規制委員会はどうなる?「言語道断の政治判断」と元委員長が厳しい指摘(福島)(KFB福島放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5fd133c96809a751365a708756e3531e63ca7c6c

よく言っとるよ、コイツ。そもそも汚染水など海に投げてしまえばいい、と言い出したのも、原子力「寄生」委員長時代のコイツだった。「科学的に何の問題もないから、汚染水はそのまま海に捨てろ、大衆迎合して薄めるなど、しなくていい」などとほざいている。似非科学を振り回して無責任なのは、こういう連中のことを言う。つべこべ言ってないで、毎日、汚染水を腹いっぱい飲んでみろ! ドアホ!:田中一郎)

(2)原発避難者特例法 特定住所移転者1万1000人 福島大・川崎教授 周辺13市町村調査 避難元と関係維持を希望 - 福島民報
 https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230706108508

(こんな法律、ないよりはあった方がいい程度の「チョイ施策」、こんなもので福島原発事故被害の救済などできはしない。大したこともないのに大げさに書くのは、原発事故被害者の完全救済にはカネがかかるから、本筋の議論をそらす目的以外の何物でもない。この大学教授、本人に自覚があるかないかは知らないが、やっていることは半分「被害者切り捨ての御用」であることを申し上げておく。違うと言うのなら、被害者の完全救済へ向けて立ち上がれ。特にひどい目にあっているのは「避難指示区域外」からの避難者である。:田中一郎)

(3)自主避難者への「差別」の撤廃を 国連の特別報告者が日本政府に提言:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASR7576KPR74UHBI031.html

(コレはホンモノです。:田中一郎)

(4)進む富士山噴火の対策 避難「原則徒歩」は高齢者も可能-(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3ad43224b0580dfd6aa8ddea559ec278bf0ff963

(あのね、富士山が噴火したら、近くにある浜岡原発も同時にアウトになる、くらいの想像力はないの? 毎日(腰抜忖度)新聞の記者諸君、そして編集デスクさまたちよ!? :田中一郎)
草々

 

 

2023年7月 4日 (火)

大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(7.20)オルタナティブな日本をめざして(第88回):「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」(中野晃一上智大学教授:新ちょぼゼミ)(2023年7月20日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-351105.html

(最初の1時間で主催者より「日本の司法・裁判所を正常なものとするための制度改革」についてプレゼンを行います。おそらく数回に及ぶと思いますが、今回はその1回目になります)

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(チラシ)「ストップ!女川原発再稼働」紙面デモ(意見広告)にご参加・ご協力を(2023年6月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhkpAHBAnAj2Cvf0?e=M9xKbq

(関連)「ストップ!女川原発再稼働」紙面デモ(意見広告)にご参加・ご協力を(「ストップ!女川原発再稼働」意見広告の会 2023-07-03 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/stop-onagawa-nuke


3.イベント情報

(1)バーチャル核燃裁判(zoom学習会)のおしらせ  7/10 六ヶ所断層について(海渡雄一弁護士他)
 https://1mangenkoku.org/news/20230702/ 

(2)(チラシ)(7.18)ストップ・リニア! 訴訟判決(東京地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhpRCkAxI4dJOFSY?e=Y82VJ0

(3)(チラシ)(6.16)(7.21)(8.18)原発いらない金曜行動(毎月第3金曜日 首相官邸前抗議)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhWhg1fnTFeWFsS0w?e=hSXoRy

(4)(7.24)東電株主代表訴訟 控訴審 第1回公判(東京高裁)
 https://tepcodaihyososho.jimdosite.com/

(5)(チラシ)(7.27)福島原発被害東京訴訟 控訴審 結審予定&報告集会(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiWtYetXdwjRT-yN?e=6mrJKM

(6)(11.11)第19回新宿デモ子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!
 (なかったことにはさせない! 福島原発事故による健康被害と被害者への人権侵害を!)

 日 時:11月11日(土)デモ前集会13時~ デモ出発14時 
 場 所:JR新宿駅東口 新宿アルタ前広場 
 主 催:脱被ばく実現ネット.


4.署名活動

(1)山中伸介委員長の罷免を求める緊急署名用紙(2023.6)
 https://feminblog.blogspot.com/2023/06/blog-post_28.html

(2)署名活動についてのお知らせ【神外苑】訴訟第1回口頭弁論報告・7-9計画会議・署名が大きく飛躍! · Change.org
 https://tinyurl.com/yc8h2c3z

◆(別添PDFファイル)神宮外苑の環境はアセスメントで守れるか(原科幸彦『環境と公害 2023.1』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhht7yOdRAW3B2lQX?e=d91joI

(関連)環境アセスメントとは何か 対応から戦略へ-原科幸彦/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032560599&Action_id=121&Sza_id=C0

◆村田光平さん(元駐スイス大使)から
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆様、明治神宮外苑の名勝への指定を求める永岡桂子文部科学大臣宛及び都倉俊一文化庁長官宛に別添のメッセージをそれぞれ発出いたしましたのでお届けいたします。

明治神宮外苑の再開発計画に対しては市民社会は強く反対しております。環境アセスの国際学会は工事停止勧告を関係方面に発出したことが報じられるに至りました。明治神宮外苑の森林は、都民および訪ねてくる国内外の人々の憩いの場として現在および次世代の人々のために末永く残すことが市民社会の願いです。

日本イコモス委員会が提案する「神宮外苑の名勝への指定」が実現すれば渋沢栄一がこの緑地を明治神宮に献上した際文書で求めた「美観を永久に保全すること」及び「地権者であれど自由に開発していいというものではない」の2条件は満たされることになります。これを無視することは不道徳であり天地の摂理は許さないという哲学の教えが想起されます。

皆様の御理解と御支援をお願い申し上げます。村田光平

(別添)永岡桂子文部科学大臣宛手紙(村田光平(元駐スイス大使)2023.6.20)
 https://1drv.ms/w/s!ArtBTVAHlosVhhwDmhVI9PylaUUn?e=8Bc1LC

(関連)都倉俊一文化庁長官宛手紙(村田光平(元駐スイス大使)2023.6.21)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhh_2rN1wPw0Uy3x3?e=9dfgAS
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)女帝小池百合子-石井妙子/著(文藝春秋)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034072786&Action_id=121&Sza_id=C0

(諸悪の根源は、この「タヌキ女帝」です。東京の「まちづくり」については都知事が大きな権限を持っており(巨大土建利権)、それは上記でご紹介した原科幸彦氏(東京工業大学名誉教授)の論文からも読み取れます。しかし、この「タヌキ女帝」は、この神宮外苑に続いて、日比谷公園、更には葛西臨海公園でも、公園樹木の大量伐採を計画しているようです。タヌキに「馬の糞まんじゅう」政策を食わされ続けている東京「B級」愚民は、いい加減、この「タヌキ女帝」の正体に気が付かなければ、東京の公共物は私物化されてボロボロになりますよ! マヌケにもほどがあるというものです。:田中一郎)


5.これでもまだコロナワクチンを打ちますか? コロナワクチンはただの毒物であり、かつ、打てば打つほどひどくなります:日本の左派・左翼・リベラルが間違った3つの判断

◆免疫学者の警鐘 村上康文 (東京理科大 名誉教授)新型コロナワクチンの危険性 - ニコニコ動画
 https://go2senkyo.com/seijika/157084/posts/714924
 https://www.nicovideo.jp/watch/sm42290733
 https://www.facebook.com/100002611339875/videos/216592921167419

 <田中一郎コメント>

 13分間程度の短いVTRです。是非ご覧ください。これでもまだコロナワクチンを打ちますか? コロナワクチンはただの毒物であり、かつ、打てば打つほどひどくなり(免疫力の低下により、変異後の新株の「新型コロナ」に感染しやすくなるとともに、これまで免疫が抑えてきた他の病気やガンなどが表面化してくる:例 帯状疱疹)、かつ、打った人の一生に渡り健康障害をもたらす可能性が高まり、かつ、遺伝的な障害も否定できません。コロナワクチンがスタートしたころに国立感染症研究所などが「何が起きるかわからない」と言っていた、そのことが、多くの犠牲者を伴いつつ(報告ベースの死者2000人超、重傷者8000人超、報告されていない犠牲者はこれの数十倍ではないかと言われている。コロナワクチン被害者の大半は、政府が原因不明を理由に放置し救済されない)、だんだんとわかってきています。

(参考)激痛!コロナ禍で「帯状疱疹が急増」3つの理由 「水疱瘡との知られざる関係」と唯一の対抗手段 - 新型コロナ、長期戦の混沌 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/591445

(『週刊新潮』が2022年12月22号から9回連続で特集、『サンデー毎日』が2023年5月28日・6月4日号から4回連続で特集記事を掲載しており、この2つは必読です。図書館等でご覧ください。)

日本の左派・左翼・リベラルが間違った3つの判断のうちの1つが、コロナワクチンです。(他の2つが、「人工排出CO2による地球温暖化」説、ウクライナ戦争。ウクライナ戦争、および「人工排出CO2による地球温暖化」説については下記を参照してください)。日本の左派・左翼・リベラルが、このことについての真摯な反省をしない限り、今後も同じような失敗を繰り返すだろうと私は思っています。

(4つ目の誤りは、デジタル社会への対応、となりそうな気配です。GAFAなどの巨大IT企業によるネット言論への検閲を歓迎・催促したり、デジタル推進官庁への期待を高めたりしている人たちが少なからずいます。巨大IT企業が適切に検閲を行うことなどありえない話ですし、自分の思い込みだけで見解の異なる他人の言論や主張を妨害する輩が右派にも左派にも増えてきています。困ったものです。現在の政府に必要なのは、デジタル推進庁ではなく、デジタル監視庁(規制庁)であり、基本的人権である言論・表現の自由を「公共の福祉に反しない限り」で最大限に尊重する姿勢です。:日本国憲法)。

◆20230629 UPLAN 孫﨑享「脅威論の真相を剥ぎ、平和への道を探求する」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9Au2Af-rhwQ

(単純単細胞の「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論ではお話にならない:田中一郎)

◆(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(迫力の19本のVTRです。ゆっくり、しっかり、ご覧ください。世界の多くの科学者・研究者は「人工排出CO2による地球温暖化」説など信用していません。IPCCは地球の気温を改ざんし不都合を隠蔽しています。地球の気候・気温は宇宙物理学的に決まっていると思われます。「脱炭素」に騙されないようにしてください。:田中一郎)

(市民運動・社会運動に携わる市民の中には、「見ざる、聞かざる、言わざる」をやって、情緒的に「みんなで渡れば怖くない」をやっている人がかなりいる様子です。そんなことでは判断を間違います。上記の3つの問題について、私からご紹介するものをしっかりとご覧ください。上記3つのいずれの判断の誤りも国を亡ぼすことになるだろうと私は思っています:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)国民愚弄のラクチン商売 自民党の政治家は3日やったら辞められない(日刊ゲンダイ 2023.7.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/325378

(無料ネット会員になれば、ある程度まで記事が読めます、お勧めです。でもできれば定期購読されるといい。:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)復興にロシア凍結資産、欧州委員長、ウクライナ支援で(日経 2023.6.28)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72282730Y3A620C2MM8000/

(こういうことをすれば、ますますロシアは停戦から遠ざかり、ウクライナ戦争は終わりのない泥沼の殺戮戦となってしまうでしょう。このドイツ出身の「戦争屋の手下」女は、そのことを十分に承知の上で発言していると思われます。トンデモないことです。:田中一郎)

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「ノルドストリーム爆破事件への米海軍関与の疑念が再浮上! 米政府のウクライナ支援の支出の中に『極めて異常な支出』がみつかる!」2023.7.2号~No.3944号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52473

(軍事請負会社(PMC:private military company)はロシアだけにあるのではありません。むしろ世界的な規模で見た場合、アメリカのPMCの方が数も規模も影響力も甚大で、深刻な戦争状態や内戦をつくりだし、要人暗殺などの主権侵害犯罪に暗躍しているものと推測されます。PMCはイギリスやイスラエルなどにも存在するようです。国連で「禁止」にすべきものだと思います。:田中一郎)
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「大日本帝国に続き二度目の滅亡へ向かう「大日本原子力帝国」=GX推進法(脱炭素原発大推進)で国力を使い果たし、最後は原発・核施設過酷事故でお陀仏か?」をお送りいたします。福島原発事故後12年を経て、この国は、右も左も、市民運動・社会運動も、深刻な危機に突入し、国家破滅の原発・核施設の過酷大事故へ向けて行進を始めた様子です。気が付いた人から勇気をもって立ち上がり、この抗しがたい「自滅への動き」を止めていく努力をする以外に方法はありません、諦めたら終わりです。

(関連)(拡散希望)(報告)(6.27)電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c80b11.html

◆(当日録画)20230627 UPLAN 田中一郎「(当面する)電力システム改革のポイント」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1FFoeinO1K8
 https://www.youtube.com/watch?v=1FFoeinO1K8

(脱炭素(GX推進法)=原発大推進であることを、上記「報告」の私の録画の最初のところでご説明しています。是非、ご覧ください。また、「人工排出CO2による地球温暖化」説が世界規模での巨大な詐欺の可能性が高いことは、上記にご紹介した2つのサイト(いちろうちゃんのブログ)にある広瀬隆氏のVTR(2022年1月講演+2023年VTR19本)をご覧になってください。「食わず嫌い」「見ざる・聞かざる・言わざる」を続けながら、政府・原子力ムラのPRに載せられて「脱炭素」の旗を振るのは愚かです。:田中一郎)


1.世界遺産登録が大ピンチ!阿蘇山の周辺景観が激変 「大地を覆う無数の太陽光パネル」衝撃写真 - FRIDAYデジタル
 https://friday.kodansha.co.jp/article/318278
 https://friday.kodansha.co.jp/article/318278

(関連)太陽光発電「乱開発」、小規模装い監視逃れの実態 山を切り崩し、水路を埋め、道路を破壊する - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/576468

 <田中一郎コメント>
 これが現在の日本の「再生エネ」の生々しい実態です。阿蘇山だけの話ではありません(上記「報告」では釧路湿原の事例をご紹介しています)。日本国中あちこちで貴重な自然環境や地域社会を破壊しています。こんな中、「人工排出CO2による地球温暖化」説に騙された愚か者たちが、きたる9/18に代々木公園で「NO FOSSIL(脱化石燃料)」の集会を開くなどと言っているようです。政府・原子力ムラの進める脱炭素=GX推進=原発大推進の片棒を担ぐことになることを自覚せず、幼稚な発想で「脱原発・脱炭素同時達成」を目指すのでしょうか? リアリティ・ゼロの「きれいごと」アピールにすぎません。ファシズムとこれからの原発大推進は善意に担がれてやってくるのです。詳しくは上記「報告」をご覧ください。

この9/18の脱炭素集会は、日本の脱原発運動を2つに分裂させてしまう大きな契機となるでしょう。分裂した脱原発運動は、その政治的威力を益々失い(ニセモノ脱原発政党=泉健太立憲民主党と二人三脚で)、日本のホンモノの脱原発の実現を、ひょっとすると再びの原発・核施設過酷事故の後に追いやってしまうかもしれません。例年通り、「脱原発」で統一して開催すればいいだけだったものを、集会事務局の一部の(党派的)勢力が集会開催の主導権を奪い、強い反対があるにもかかわらず、こうした愚かな集会開催を決めたと聞いています。

上記の「報告」でも申し上げていますが、「脱炭素」推進(「カーボンゼロ」や「再生エネ100%」など)は「人工排出CO2による地球温暖化」説を信じていようといまいと、わずか数%の「再生エネ」電源に期待をかけて火力発電をスクラップし、かつ、新技術=優れた最先端技術の新型火力発電所建設を妨害して実現不可能にし、10~15年もすれば、日本の発電設備は、老朽化した原発、環境破壊型の「再生エネ」電源、老朽化したボロボロの火力発電、ばかりとなって、電力業界のみならず、日本の産業そのものの衰退を生んでいくことになるでしょう。

「世直し」にはリアリティが必要であり、「きれいごと」の夢物語を叫んでいるだけでは、事態は改善しません。「見ざる・聞かざる・言わざる」の愚かな「猿たち」は放っておいて、気が付いた人から声を出してください。もちろん、9.18「脱炭素」集会はボイコットです。脱原発運動にとっては今が正念場です。ここで日和ったり、あいまいな態度を取ったり、情緒的に安きに流れるようであれば、日本の未来には(様々な意味での)「破滅」が待ち構えています。

(関連)(チラシ)(9.18)「NO FOSSIL(脱化石燃料)」代々木集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiDY8fmVvqLGxeU5?e=Kw5msN

(関連)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

◆キャンペーン · 日清食品さん、2030年では遅すぎます。 問題のあるパーム油は今すぐストップ! 地球と未来のために、DO IT NOW! · Change.org
 https://tinyurl.com/264b8zrt


2.(別添PDFファイル)「火山噴火」と「安全対策」、証人尋問の要点と見どころ(「伊方原発運転差止広島裁判」原告団 2023.6)
 https://saiban.hiroshima-net.org/pdf/20230705_kaisetu.pdf

(関連)原発の火山リスクに関する勉強会レジメ(2023.7.1)
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2023/pdf/20230701_rejyume.pdf

(関連)火山爆発指数 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E5%B1%B1%E7%88%86%E7%99%BA%E6%8C%87%E6%95%B0

(関連)伊方原発運転差止広島裁判 HP
 https://saiban.hiroshima-net.org/


3.(メール転送です)【拡散歓迎】IAEA内部文書リーク(汚染水海洋放出に関するIAEA内部告発文書の紹介)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさんへ  永田です(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)。

本日,全国的MLのno-moxに、これが事実とすると(事実と思われます・・・),大変な内容を含んだ記事が公開されていることが紹介されました。日本政府がIAEAと結託して福一事故原発汚染水を海洋へ放出する報告書をIAEAに発表させようとしています。その証拠となるIAEA文書が内部告発でリークされ,nuclear-news.netに掲載されました。そのメールを転送します。

*リーク文書は写真であり,そのままでは文字を翻訳できませんので,グーグルドライブでワードにし英和対訳(グーグル翻訳)したものを添付します。グーグル翻訳は以下です。
 https://translate.google.co.jp/?hl=ja

告発IAEA文書が出ているnuclear-news.netの告発した英文の日本語対訳をも添付の後半に付け加えました。このHPを見ると世界的に核に係るニュースが出ており内容も信頼のおけるもののように伺えました。(フェークとは思えませんがしかし,この時代です。みなさんもご確認お願いします。)

☆これが広く知られるようになると7月4日IAEA事務局長訪日そして最終報告公開,そして海洋放出開始のブレーキをかけることができそうです。マスコミが大きく取り上げてくれるとよいのですが。もし、可能な方は広げてください。残り時間があまりありません。

(別添1)IAEAリーク文書 原本写真(2023.6.1)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiE5H6w6FoFy5uay?e=L0YVmJ

(別添2)(別添PDFファイル)IAEAリーク文書 翻訳付(その1)(nuclear-news.net 6-28-2023記事)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiIR1_fKbfbeurb1?e=eCdHSv

(別添3)IAEAリーク文書 翻訳付(その2)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiNza16nhwi-LqRx?e=hj0N1Q

(関連)Will this whistleblower be heard by anyone- « nuclear-news
 https://nuclear-news.net/2023/06/28/will-this-whistleblower-be-heard-by-anyone/

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
転送されたメッセージ:

差出人: "Tamayama, Tomoyo" 
件名: [no-mox.21835] 【拡散歓迎】IAEA内部文書リーク
日付: 2023年6月29日 17:11:32 JST

みなさま
米国のポッドキャスト番組Nuclear Hotseatのメール配信で、nuclear-news.netにこんな記事が載ってると友達が教えてくれました。私もまだちゃんと読んでいないのですが、取り急ぎdeepLでの仮訳シェアします。重複して受け取られた方どうぞご容赦ください。そして関係ないという方すみません、どうぞメール破棄してください。急いで送っています。間違いがあるかもしれませんが、是非これをマスコミ等でニュースにしていただきたいと思い、拡散していただけましたら有難いです。外務省と国連広報センターに、是非文書の存在と内容についてどなたか質問していただけないかな?と。

**************************
タイトル:「この内部告発は誰かの耳に届くのだろうか?」
福島原発の放射能汚染水放出をめぐる日本との共謀を証明するIAEAの内部文書を公開

国際原子力機関(IAEA)が、内部告発によって2023年6月1日に作成した文書によれば、IAEAは130万トンの放射能汚染水の放出を承認しようとしているだけでなく、事実がそうでないことを示しているにもかかわらず、日本の立場を支持し、"国民から否定的に見られる "可能性のあるものを排除するために、世界への情報発信を操作しようとしている。

これは言語道断であり、全世界にとって危険である。日本は、IAEAの支援-保護ではない-を受けながら、この放射能汚染水の放出を通して世界に核攻撃を仕掛けようとしているのだ。私たちはこれまでも、IAEAと日本が共謀しているのではないかと疑い、非難してきた。どうか、私たちのエコーチェンバーだけでなく、メディアにもこの情報を発信してください。

数日前、善意の内部告発者からIAEAの内部文書が送られてきた。このIAEAの内部文書には、間もなく太平洋に放出される「処理水」について、IAEAが東電に何を伝え、何を伝えないかについて指導している様子が記されている。この文書の内容から読み取れることは、IAEAと東京電力は、「処理水」の放射能汚染について完全に透明化するつもりはなく、国民の目に本当の事実を隠蔽することしか考えていないということである。

" 東京電力のALPsフィルターシステムが12年間、放射能汚染水に含まれる64種類の放射性核種を完全に除去できていないことは公知の事実だからだ。タンクの底にたまった放射性泥は言うまでもない。その「処理」された水に含まれるトリチウムについてだけプレスリリースで言及するのは、彼らの常套手段である省略による嘘である。ニュースによれば、ラファエル・マリアーノ・グロッシIAEA事務局長が7月4日に来日する。IAEAの最終報告書は間もなく発表され、その後に核汚染水が海洋放出されることになる。

この内部文書は、IAEAの今後の透明性、そして海洋生物と人々の健康を真に守ろうとする意思に疑問を抱かせるものであることは間違いない。安直な便宜主義、単なる嘘でない場合の省略による嘘は、彼らの常套手段の一部である。この内部告発者は、自身の身を守るために匿名を希望しているが、このような放射性物質による海洋汚染の危険性を内側から知っているため、良心の呵責からこの文書を流出させるという真のリスクを冒した。果たしてこれで良心が目覚め、このような海洋への放射能汚染投棄を止めることができるのだろうか?

IAEA事務局長の訪問後すぐに、東京電力は汚染水の放出を開始するだろう。私はこの小さなブログでブログを書いているブロガーに過ぎないが、この瓶に入ったメッセージを世界に発信することで、誰かが、何人かのジャーナリストがこの情報を取り上げ、日本が太平洋の海を個人的なゴミ捨て場として利用しないよう、各国政府に圧力をかけるために利用してくれることを期待している。日本や太平洋諸国に隣接するアジア諸国は、このような海洋放射能汚染から自国民を守るべきだ。

私の祈りを込めて、皆様のご協力をお願いします。この記事が何かの役に立つよう、広く共有してください。匿名の内部告発者に感謝します。
*********************************

(下記がIAEAリーク文書(添付)本文の訳です:)

東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の取扱いに関する最終報告書のIAEA修正案について

IAEAは5月19日、東京電力福島第一原子力発電所(FDNPS)におけるALPS処理水の取扱いに関する最終報告書(案)をまとめた。その結論は、一部の放射性核種の放射能濃度が放出制限値を超えているにもかかわらず、今夏のALPS処理水の放出について良好な結果を示している。国民の不安を考慮し、ALPS処理水の安全な排出を実施するための東京電力およびGOJの能力の信頼性については、最終報告書で説明される予定である。

IAEA と日本政府(GOJ)との協議を経て、国民が否定的にとらえる可能性のあるデー タや結果は削除する。ラファエル・マリアーノ・グロッシ事務局長の承認後、最終報告書は6月下旬に発行される。

最終結論と所見
報告書には、「はじめに」、「安全原則」、「IAEA安全ガイド」、「参考文献」が含まれる。以前GOJと交渉したグロッシ事務局長からの指示に基づき、エグゼクティブサマリーにはALPSの処理水放出を支持する肯定的な結論を記載する。最終報告書では、東京電力の放流計画が国際安全基準に準拠していることを強調し、国民の懸念や疑念に対処する。IAEAはタスクフォースの専門家全員と議論を行うが、彼らの提言は報告書には反映されない。

東京電力および日本の関係当局からの意見
5月22日、グスタボ・カルーソALPSセーフティレビュー担当ディレクター兼コーディネーター、エリック・フリーマンIAEA原子力安全・セキュリティ部プログラムオフィサーが来日し、最終報告書のドラフトをGOJに提出した。IAEAは、経済産業省、外務省、環境省および東京電力の高官からの意見を踏まえ、修正を行う予定である。東京電力と日本の関係当局は、一部のデータと結果について世論の反発を招く可能性があることに懸念を表明した。IAEAはこれらの懸念を十分に理解し、修正を行う予定である。

- GOJは、IAEAの国際安全基準が176カ国の承認を得ていることを報告書に記載することを提案し、IAEAはALPS処理水の取扱い及びIAEA ALPS安全審査が国際安全基準に適合していることを強調することに同意した。

- 太平洋諸島フォーラム(PIF)は、ALPS処理水の全タンクの全分析を要求し、近隣諸国は有機結合トリチウム(OBT)の検出について疑問を呈した。日本政府は報告書の中で関連問題をごまかすことを要求したため、上記の懸念はALPSの安全性レビューには含まれなかった。

- 一部のタスクフォース専門家は、福島第一原子力発電所の事故炉と一般炉の安全審査に適用される基準について疑問を呈した。GOJ は IAEA に対し、同じ基準を採用していることを示すよう勧告した。

- 日本原子力研究開発機構は、試験所間の乖離に懸念を持ち、基準を調整するよう提案した。IAEAは、公衆の否定的な意見を最大限避けるため、全ての放射性核種について、それぞれの規制値として1%を設定している。また、IAEAは、重大な不一致が後のALPS処理水の排出に影響しないことを明確にしている。

- GOJは、日本の当局がIAEAの安全審査に干渉したことはないという事実を強調するよう勧告した。政治的な要素が関与していないため、報告書の独立性は保証されている。

IAEAのALPS安全審査に関連する線源および環境モニタリングの想定計画
IAEAは2023年3月に、IAEA ALPS安全レビューに伴う線源および環境モニタリングの想定計画をGOJに提供した。IAEAは、全バッチの「迅速」分析と選択したバッチの「完全」分析に基づく線源モニタリングの2つのアプローチを提案した。迅速分析はIAEAの検査機関のみで実施され、完全分析については複数の第三者検査機関の参加が想定されている。なお、IAEAはより短時間で迅速分析を実施しているが、東京電力および日本の関係当局の懸念により、この2つのアプローチは報告書には盛り込まれない予定である。

追加予算
ALPSの安全審査における環境モニタリングは時間がかかり、非常に困難である。従って、100万ユーロの追加予算が日本政府から提供されるべきである。日本当局はこの要請に対して否定的な態度を示しており、IAEAは、GOJの承認と追加予算の支出後に最終報告書を発行し、モニタリングを実施すると述べた。

国際原子力機関(IAEA)原子力安全・セキュリティ部
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IAEAは日本政府のごまかしを正当化してやったんだから、今後環境モニタリングするために100万ユーロ追加でよこせと、IAEAはゆすりたかりのまるでヤクザじゃないですか。皆様どう思われますか? 訳のテキストは私のgoogle ドライブにも入れています。今後もう少し翻訳をチェックして修正するところあれば直します。取り急ぎ、どうぞよろしくお願いいたします。 玉山ともよ
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(関連)キャンペーン · 福島第一原発事故で発生したALPS処理汚染水を海に流すのはやめてください。 · Change.org
 https://tinyurl.com/57s5a4wd

(関連)「放出されれば壊滅的な打撃」「断固反対」 原発処理水の海洋放出計画に福島県庁周辺で150人が抗議:東京新聞 TOKYO Web
 https://tinyurl.com/yc36kjfr

(関連)(別添PDFファイル)放出「変わらず反対」、全漁連決議 経産相に、原発処理水(毎日 2023.6.23)
 https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230623108193


4.日本最悪の「悪玉会社」=関西電力の陰謀
 かような茶番を誰が認めますでしょうか? 杉本達治福井県知事も「格好」を付けてるだけでないのなら、こんなものは関西電力に突き返し、危険な老朽原発である高浜1・2と美浜3の再稼働を認めない旨の宣言をすればいいのです。そもそもnimby的な態度で使用済み核燃料は県外へ搬出してくれ、などということ自体が間違っています。狭い地震火山列島の日本に使用済み核燃料を安全に管理・処分できるような土地はありません。また、福井県にとっていやなことは、他の都道府県にとってもいやなことです。

杉本知事には、今回を契機に県政の方針を改め、ポスト原発時代の「県民を第一に大切にする」地域振興の行政に転換をしていただきたい。そしてこれ以上の使用済み核燃料や、より危険な使用済みMOX燃料が生じないように、県政を脱原発の方向に切り替えていくべきです。

◆(別添PDFファイル)関電、中間貯蔵施設棚上げ、使用済み核燃料 仏に一部搬出(毎日 2023.6.13)
 https://mainichi.jp/articles/20230612/k00/00m/040/216000c

(関連)(別添PDFファイル)関電が使用済み核燃料をフランスに輸送か、再処理計画は終了しているのに(山崎久隆 2023.6.23)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhiQL4wkhoSTYjvmx?e=LZfIFc

(関連)(別添PDFファイル)関電 使用済み核燃料の一部をフランスへ、経産相「中間貯蔵と同等意義」(朝日 2023.6.14)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15661288.html

(関連)老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 - 40年廃炉訴訟市民の会 デンジャラスくん通信No.24より... - Facebook  
 https://tinyurl.com/yrm52zy2

(一部抜粋)
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中性子照射脆化の進み具合をみるための監視試験片のうち「破壊靭性試験片」は母材と溶接金属の2種類を毎回取り出して試験すべきところ、関電は、1回の取り出しでどちらかしか試験していないことも裁判で明らかとなりました。

さらに、意見書の書籍化作業の中で、高浜1、2号機と美浜3号機の破壊靭性試験片は、今は使われていないWOL試験片というタイプで、規制委が破壊靭性試験の方法として採用している日本電気協会のJEAC4206-2007という規格にもないことを確認しました。この試験片は破壊靭性値を正しく測定できない問題があります。
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(関連)これが「県外搬出」? 使用済み核燃料がフランスへ 対象わずか5% 原発の地元福井は戸惑い:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/257662

(下記はメール転送です)
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[緊急声明]関電の小手先の詭弁を許すな!

 わずか6%の使用済み核燃料のフランスへの持ち出しは、中間貯蔵地を探したことにならない!
(老朽原発うごかすな!実行委員会・木原壯林)

関電の森社長は、昨日(6月12日)、杉本福井県知事と面談し、高浜原発で保管する使用済みウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX) 燃料の一部を2020年代後半にフランスに搬出する計画を示し、「これは、使用済み核燃料が県外に搬出されるという意味で、中間貯蔵と同等の意義があり、県との約束はひとまず果たされた」との認識を示しています。とんでもない「小手先」を弄した詭弁です。

関電は2017年以来、何度も「使用済み核燃料の中間貯蔵候補地を福井県外に探す」と明言したにも拘らず、その約束をたびたび反故にしています。関電は、福井県知事の原発再稼働への同意を取り付けるために、何の成算も無く「空約束」を繰り返してきたのです。2021年2月にも、候補地提示期限を「2023年末まで」と先送りし、「この期限が守られなければ老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機を停止する」としていますが、未だに候補地を見出すことはできていません。

関電は、苦肉の策として、昨日(6月12日)、使用済みMOX燃料の一部を、電気事業連合会が行うMOX燃料再処理実証試験注1に供するために、フランスに持ち出すから「約束は果たした」としたのです。しかし、搬出量は、福井県内の原発で保管する使用済み核燃料のわずか6%以下に過ぎず、また、搬出予定も今すぐでなく、2020年代の後半です(ただし、発熱量や放射線量の下がりにくい使用済みMOX燃料の搬出は相当困難と考えられます)。

注1使用済みMOX燃料の再処理は、使用済みウラン燃料のそれに比べて、格段に困難です。その理由の一つは、溶解の難しさです。

なお、再処理を進めれば、現在でも46トン以上がたまり、国際的にも削減が迫られているプルトニウムがさらに蓄積します。そのために、危険極まりないプルサーマル運転をさらに推進することになりかねません。さらに、フランスでの再処理で発生したプルトニウムや高レベル廃棄物は福井県に変換されます。何の解決にもなっていません。

一方、今回の関電社長の発言は「日本の使用済み核燃料の中間貯蔵地をフランスにする」と言っているようなものですから、国際的な非難も受けるでしょう。

関電は、トラブル、不祥事、約束違反を多発させています。現在科学技術で制御できない原発を、無理矢理稼働させようとするから、トラブルが頻発し、人々を欺かなければならなくなるのです。

関電や政府が、いかに願望し、詭弁を弄しようとも、法律をどう変えようとも、経済的利益や政治的思惑で原発の老朽化を防ぐ技術、安全性を高める技術、使用済み核燃料の処理・処分技術が急に向上することはありません。老朽原発完全廃炉を実現し、それを突破口に原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

追記 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、6月7日の高浜町への「老朽原発再稼働への同意を撤回せよ」の申し入れに引き続いて、6月16日(金)に、高浜原発に隣接する舞鶴市に「老朽原発再稼働容認を撤回せよ」の申し入れを行います(申し入れ書、6.16の行動要領を添付します)。皆様のご支援ご参加をお願いします。(問い合わせ先;090-1965-7102木原)
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5.(別添PDFファイル)核燃再処理工場 2600億円増、青森・六ケ所村、総事業費14.7兆円に(朝日 2023.6.27)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15672267.html

(関連)六ヶ所再処理工場と核燃料サイクル(2022年版) - ふくしまミエルカPROJECT
 https://tinyurl.com/4wyu7s3f

(破綻しているプロジェクトに、私たちの電力料金からかすめとった「再処理費用」をどんどんつぎ込んでいき、巨大な無駄を積み上げています。かつて大日本帝国陸海軍が行った「ガダルカナル島攻略作戦」とよく似ています。滅びゆく国がやることは今も昔も変わらないのです。一刻も早くホンモノの政権交代を実現させ、核燃料サイクル事業に終止符を打ちましょう。原発も核燃も、ストップできるのは「政治の力」だけです。何故なら、原発も核燃も政治の力だけで推進されているからです。何の合理性も、経済性も、安全性も、ありません。全部ウソです。田中一郎)

6.その他

(1)「あうん」「停戦協定」…電力カルテル生んだ特異な「情報交換」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230630/k00/00m/040/193000c?utm_source=article&utm_medium=email&utm_campaign=mailasa&utm_content=20230703

(2)汚染された魚類、港湾内で囲い込む新たな網を設置へ<福島第一原発の1週間>:東京新聞 TOKYO Web
 https://tinyurl.com/38apd9d2
(こんな対症療法的な対応をしていても何の解決にもなりません。地域住民や消費者を愚弄するものです。:田中一郎)

(3)【原発裁判闘争が獲得してきた諸原則の上に勝利を!~提訴13周年年次活動報告会/冠木弁護団長講演会 開催しました】 - 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
 https://saga-genkai.jimdo.com/2023/06/19/a/

(4)高浜原発1号機 関西電力7月28日にも再稼働する方針 |NHK 福井県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20230621/3050014979.html
(要するに福井県民をバカにしているということです。使用済み核燃料を県外へ撤去するまで老朽原発3基は稼働させない、というのが約束だったハズ。:田中一郎)

(関連)使用済み核燃料の中間貯蔵問題 西村大臣は関電を評価 美浜町議会は批判相次ぐ【福井】FNNプライムオンライン
 https://www.fnn.jp/articles/-/544676

◆20230621 UPLAN【報告集会】福島原発千葉訴訟第二陣(控訴審)結審 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SwAFeifl97E

◆20230620 UPLAN 福島原発被害東京訴訟・結審(のはずだったのだが・・・) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Yirm5KgA3PQ
草々

2023年7月 3日 (月)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(64)(抜粋)(2023年5月~6月)

1.アメリカでの核兵器・水爆による抑止力維持のための実験を「核融合発電のための実験」だなどと、当局の言うがままの戯言を垂れ流す日本のマスごみ=無理にやればトリチウム過酷事故が待つ未来(カミオカンデの故小柴昌俊博士が猛反対)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-3020e9.html

 

2.気候変動に関する私の7つの質問に(科学者としてでなく一般市民として)答えられますか?=胡散臭い「人工排出CO2による地球温暖化」説を根拠なく妄信するのは「似非宗教カルト」信者と同じ行為です、原発推進の加担に結果します- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-1fa63b.html

 

3.(腐る日本の司法・裁判所&原子力ムラと団子状態の法曹界)6.17福島原発損害賠償訴訟で民訴法違反の原告敗訴判決を下した最高裁裁判長=菅野博之が、関連裁判被告東電の弁護代理人法律事務所に天下り(他にも多数の事例)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-b3e3cc.html

 

4.(2つの重要な講演会:講師お二人からのメール掲載)(1)(6.24)「原発大暴走&リニア新幹線を斬る」講演会(広瀬隆さん・川村晃生さん)(2)(6.27)「入管法のどこが問題か」(福島みずほさん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-df00d0.html

 

5.(拡散希望)(報告)(6.27)電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c80b11.html



(その他)

◆本日(5/2)のいろいろ情報:(1)映画「ハマのドン」(2)小池タヌキのまちこわし「神宮外苑の次は日比谷公園だ」(3)改正私学法成立と日大事件(4)氷河期世代の研究者無残(5)学術会議副会長がGX法案黙認他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-ee2951.html

 

◆本日(5/6)のいろいろ情報:(1)ウクライナがロシア大統領府をドローン攻撃か!?(IWJ)(2)鮫島浩氏(元朝日新聞)講演(3)次世代太陽電池ペロブスカイトとセルロース・ナノファイバー(4)末法政治と野党消滅他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-037a9a.html

 

◆戦争する国絶対反対(9):自衛隊の統合運用・統合司令官設置による文民統制の形骸化、日米合同演習や共同作戦司令部の設置は、台湾紛争や朝鮮半島で自衛隊が米軍の手下として戦争遂行するための体制準備である- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-4db088.html

 

◆(メール転送です)日刊IWJガイド・非会員版 :「新型コロナワクチンの製造・流通にペンタゴンが関与していた! それは『医療対抗措置』の一環だった!_」2023_5_11号~No_3892号- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-60320c.html

 

◆日刊IWJガイド:SNSおよびネット上で市民やジャーナリストを監視する「検閲産業複合体」の存在=ネット言論・表現の「検閲」をGAFAなど巨大IT企業にゆだねる主張の愚昧、巨大IT企業の検閲・言論表現排除が適正である保障などない- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-c72a58.html

 

◆(拡散希望)(報告)(5.22)日本農業と農業政策(第1回目):アメリカから役に立たない武器兵器を大量に買うことよりも、日本農業の再生と食料安全保障を確立せよ(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-b8d95c.html

 

◆(報告)(5.22)オルタナティブな日本をめざして(第85回)「台湾有事と自衛隊」(纐纈厚山口大学名誉教授:新ちょぼゼミ)(2023年5月22日)& 「崩れゆく文民統制」(纐纈厚山口大学名誉教授の著書より)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-b1b6a3.html

 

◆これが維新(日本維新&大阪維新)という政党・政治家たちの生々しい現実の姿です(直近報道から)(その1):よく見ておいてください=これでもまだ、こんな政党・政治家に投票しますか!?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-5c7c7d.html

 

◆日本のリベラル・「世直し」勢力が判断を誤った3つの問題に関する近況情報:①ウクライナ戦争、②「新型コロナ」&コロナワクチン、③「人工排出CO2による地球温暖化」説の妄信とGX推進法・脱炭素電源法 & 女帝タヌキの「東京大伐採」計画- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-075c2d.html

 

◆(新しいネット言論のご紹介)ISF独立言論フォーラム- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-c481b5.html

 

◆(拡散希望)(報告)(6.8)日本農業と農業政策(第2回目):日本の政権と政策を抜本転換し、日本農業を21世紀産業として再生させましょう(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-de2d2e.html

 

◆簡単な3つのお粗末報道:①バカバカしい「脱炭素」技術の例、②カホフカ・ダム破壊の犯人をロシアだと決めつける偏向報道、③原発港湾で高濃度クロソイ 東電、移動防止の網設置(こんなもので危険を防げるのか?)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-770fba.html

 

◆(報告)(6.8)オルタナティブな日本をめざして(第86回):「教育基本法と日本の教育:子どものための教育からお国のための教育へ」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)(2023年6月8日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-35e669.html

 

◆(他のMLでの議論です)ホンモノの政権交代と日本の「世直し」を求めて:ポイントは野党第一党のリーダーシップと市民運動・社会運動の取り組み姿勢の転換にあり- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-26acfa.html

 

◆(報告)(6.27)オルタナティブな日本をめざして(第87回):「入管法のどこが問題か」(福島みずほさん:新ちょぼゼミ)(2023年6月27日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-474d9c.html

以 上

(拡散希望)(報告)(6.27)電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない

前略,田中一郎です。


 去る2023年6月27日(火)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「電力自由化と電力システム改革(第8回目:最終回)新時代の公正で持続可能な電力システムを創るためには地域独占(原発)電力会社(「毒電」)の私物化支配体制を解体しなければならない(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。(なお、時間の関係でご説明できなかった時事問題についても若干、言及いたします)

これまで下記の通り、7回にわたって「電力自由化と電力システム改革」について論じてきましたので、今回で一旦区切りをつけ、このシリーズのプレゼンを終わりにしたいと思います。なお、今後とも、この「電力システム改革」については、脱原発や新エネルギー政策の核心的重要課題の1つとして、各方面からの情報収集に努め、適時適切に時事問題を解説し、また、改善の方向性や具体策を提言していきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

改革をどう進めればいいのかの結論は、メールの表題にも書いた通りです。発電から小売りまで、電力市場を地域独占して私物化し(「毒電」の発電シェアが約82%、小売シェアが約65%)、経済産業省の官僚や政治家たち、あるいは御用学者や原発関連企業群、マスごみなどと融合して「原子力ムラ」を形成し、社会正義や公正な事業展開を棚上げにして、不透明で理不尽な、まるで「悪の巣窟」のようなグロテスクな体制を築きながら「好き勝手」の「やりたい放題」をやっている現在の地域独占(原発)電力会社(「毒電」)による(電力業界)支配体制を解体しなければ、日本はいつまでたっても電力供給のまともな体制は創れないままになるでしょう。

具体的には、①送配電会社の所有分離と東西2社への統合合併、かつ運営の公営化・公正化、②「毒電」の発電会社及び小売会社の法的分離と独立採算、③経済産業省の解体(原子力を含むエネルギー部門の切り離し他)と電力市場運営監視機関の適正化(「電力・ガス取引監視等委員会」の廃止・公取へ移管、及び「電力広域的運営推進機関」のメンバー入替と独立化)、④「再生エネ」などの新電力と旧電力との間の競争条件の平等化(「再生エネ」等新電源の系統接続の社会化、「毒電」による電力販売のJEPX(*)集中義務化、逆にFIT・FIP電気の販売自由化などを含む)、⑤現在過剰化している原発へのあらゆる政策的テコ入れや支援政策を禁止、⑥電力需給調整の高度化(欧米諸国の新手法などの取入れ)、⑦環境破壊型・地域社会破壊型「再生エネ」電源をやめさせる「仕組み」づくり、 などです。

(*)JEPX((社)日本卸電力取引所)
 https://www.jepx.jp/

再稼働ナシの脱原発が強く求められており、少なくとも立憲民主党をはじめ野党各党は協力して「脱原発ロードマップ」を早急にとりまとめ政治的な争点にしていく必要があります(柱は「有償廃止」)。その際に、公正な電力システムは、この脱原発を側面から、市場制度面から支えることになると思われます。原発という発電は、ウラン採掘から核ゴミ処分までの全ライフスパンを考えた場合、エネルギー効率の悪い、融通の利かない、不安定な、汚い、最もコストの高い発電であり、万が一にも福島原発事故のような過酷事故を起こせば、そのコストは天文学的な数字となるような代物です。こんなものは、本来、市場メカニズムが正常に働いていれば真っ先に淘汰されていく、前世代型・前世紀型のポンコツ発電だからです。電力システム改革とは、電力市場において、歪んだ政治的な思惑を退けて、クリーンで、安全で、安価な電力源が、市場メカニズムを通じて発展していくような「仕組み」を創ることを意味しているわけですから、ホンモノの電力システム改革とは脱原発の実現でもあるのです。

今般、多くの反対を押し切って制定された「GX推進法=脱炭素法=原発大推進法」に騙されることなく(「人工排出CO2による地球温暖化」説などは科学的実証的根拠のない世界的な規模での巨大詐欺です)、この国のホンモノの電力改革(欧米に遅れること20年以上)を推し進め、エネルギー革命を乗り切っていきましょう。

(関連)(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-fb32f9.html

(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html


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◆第1回目(2022年10月12日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f42582.html

◆第2回目(2022年10月25日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(続)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f143ef.html

◆第3回目(2022年11月22日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

◆第4回目(2022年12月15日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html

◆第5回目(2023年2月9日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(3)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-1ff966.html

◆第6回目(2023年3月28日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システム改革は経済社会改革(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-b4dbac.html

◆第7回目(2023年4月25日)(拡散希望)(報告)(4.25)電力自由化と電力システム改革(第6回目):何もしないでも原発に大金が転がり込む仕組みが山のようにある(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-ed8893.html

◆第8回目:今回最終回(2023年6月27日)
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◆(当日録画)20230627 UPLAN 田中一郎「(当面する)電力システム改革のポイント」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1FFoeinO1K8
 https://www.youtube.com/watch?v=1FFoeinO1K8


<参考図書>

(1)最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 発電・送配電の仕組みと概要を掴む-木舟辰平著(秀和システム)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034317696&Action_id=121&Sza_id=B0

(2)入門再生可能エネルギーと電力システム 再エネ大量導入時代の次世代ネットワーク-諸富徹編著(日本評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033926649&Action_id=121&Sza_id=E1


◆(当日のレジメ・参考資料)使った順番に並べておきます

(1)(レジメ)日本における電力自由化と電力システム改革:修正(田中一郎 2023年4月25日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhBDMRSio0gm3auP?e=JdjUvr

(1-1)(当面する)電力システム改革のポイント(田中一郎 2023年6月27日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhGJt7SXqS0sqsVb?e=6V1UMW

(2-1)日本のCO2排出量:電力・電力以外(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhIya_z0VGbBTsZc?e=i7S6TS

(2-2)送配電・発電・小売が分離分割されない日本(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhNq-kUU-rJy6CgL?e=W0gYjN

(2-3)10ブロックに分かれる日本の送配電網(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhS5Ue6a_v3PXIEh?e=iyNwWY

(3-1)VPP:仮想発電所(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhWd36BSKGzheNYo?e=k5Zr2T

(3-2)非化石価値取引市場:新電力は生き残れない(松久保肇『原子力資料情報室通信NO.540 2019.6.1』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhZL5YQss6pj7_ud?e=iqymVi

(5-3)関電、初の出力抑制、きょう実施 太陽光・風力の一部(日経 2023.6.4)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhhfL_fCrUYyRTWRU?e=5ddakH

(6-1)北海道「釧路湿原」侵食するソーラーパネルの深刻 天然記念物も生息する日本最大の湿原に異変 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/676109

(6-2)太陽光パネルと土砂災害、解明迫られる因果関係 盛り土や建設残土の問題と併せて総点検が必要だ - 災害・事件・裁判 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/440093

(6-3)小樽市と余市町にまたがる風力発電所建設、双日が計画中止発表…資材高騰や地元の賛同得られず「投資基準に合致しない」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c10cebd7826b1d91d9b9063d39e416cd69110f29

(7-2)「曇っていても発電できる! 夢の次世代型太陽電池」 - サイエンスZERO - NHK
 https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/Y5G295PNWK/

(7-3)(必見)[サイエンスZERO] 世界を変える!?“次世代型”「ペロブスカイト太陽電池」- 雨でも曇りでも室内でも発電!- NHK - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=k0lp5qoTOu4


◆時間の関係でご説明できなかったテーマ

(4)「地産地消型電力ビジネス」拡大し、事業立て直す - トップに直撃:東京電力エナジーパートナー(東電EP) - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/666528

(関連)サブスクリプションとは? 定額制との違いをわかりやすく解説 - NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
https://www.ntt.com/business/services/application/crm-dm/subsphere/lp/article-what-is-subscription.html

 <田中一郎コメント>
 4月に東京電力エナジーパートナー社長に就任した長崎桃子という女は、次期東京電力の社長候補と言われている人物だ。福島原発事故への真摯な反省もなく(謝罪が「口先だけ」なのは裁判での被告東電の抗弁を見聞きするとよくわかる)、被害者を切り捨て、ヌケヌケと柏崎刈羽原発や東通原発の稼働をねらい、実質破綻会社の原発専業=日本原電に無駄ガネ支援を10年以上も続け、原発ビジネスにしがみつき続けている東京電力というロクでもない会社(しかし東京電力の支配株主は政府・経済産業省であり、実質的な経営者は政府・経済産業省であることを忘れてはいけない)、その次期社長候補へのインタビュー記事がコレである。

注目点は、従来型の電力販売は今後激減して1/2~1/3となるので、それに代えて、①デマンド・リスポンスやVPPなどの新しい電力システム運営、②地産地消サービス、③自己設備・ノウハウを提供する「サブスクリプション」ビジネス、などを展望しているところだ。言い換えれば、電力供給会社からエネルギー・ソリューション・ビジネス会社に変身していく、ということだ。さすがは業界トップの企業だけあって、物事をよくわかっていらっしゃる。そういう認識であるのなら、原発なんぞは正にお荷物そのものであり、断固としていらない、と正直に言えばいい。言えないのは、この東京電力という会社を植民地にしている原子力ムラ・経済産業省の疫病神集団がなせる業なのだろうと、私はこの記事を見て思った。東京電力の少なくない役職員の本音は、原発・核燃からの脱出かもしれない。原発が「愚か極まる政治の力」だけで推進されているということが、この次期社長候補の発言からもチラッと見えた気がする。


(5-4)エネルギーの基礎用語~CO2を集めて埋めて役立てる「CCUS」|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/ccus.html

 <田中一郎コメント>
 こんなアホ丸出しのようなものに手間暇・モノ・カネをかけてどうするのか!? という話である。毎年人間社会から排出されるCO2の量に対して、一体如何ほどの量のCO2が、漏れることなく地中深く貯留できるというのでしょう? しかも、貯留は1回きり、CO2排出は毎年のこと、という自明の事実もある。コストはバカ高く、ということはCCSやCCUSをすること自体でCO2をたくさん排出し、しかも環境を破壊してしまう。そして、火山地震列島の日本にはCO2貯留の適地など、ほとんどない、と言ってもいいだろう。できもしないことを、できるかのように言って、税金をコレに投じさせて一儲けしようという輩が(試験的プロジェクトとか何とか言って)こういう事業に集まってくる。やめちまえ! ドアホ! である。


(7-3)第4の革命・カーボンゼロ:貼る太陽光、覇権争い(日経 2023.6.5)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC152LO0V10C23A2000000/

 <田中一郎コメント>
「第4の革命・カーボンゼロ」のまったくお粗末な内容の一覧表である。この中で注目に値するのは「次世代型太陽光パネル」=ペロブスカイトだけ、他には、水素のところにある「人工光合成」というものだが、その中身がわからないから否定はしないけれども、量的に大したことにはならないように思う(鹿島建設が一旦手掛けたが、その後放棄したものだという伝聞情報がある=インチキ技術かもしれない)。あとはガラクタや「やらない方がいい(原発など)」モノばかりである。「脱炭素」を掲げるGX推進とは、日本が産業国家としても自滅していく愚かな道に他ならない。政治が主導して日本を破壊する姿そのもの、それがこの記事の内容だ。

(参考)(7-4)「樹木が生んだ魅惑の素材!進化するセルロースナノファイバー」 - サイエンスZERO - NHK
 https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/18ZQW7MPVQ/

(参考)(7-5)〔サイエンスZERO〕日本発! 夢の新素材 “セルロースナノファイバー”〔Science Zero〕 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x5hn0ag

 <田中一郎コメント>
 セルロースナノファイバーは注目が集まる新素材であり、ペロブスカイトとともに期待されている新技術である。環境破壊物質としてやり玉に挙がっているプラスチックの代替素材としても可能性があり、その可塑的な性格から様々な用途にも使われる可能性もある。但し、セルロースナノファイバーは「ナノファイバー」なので、「カーボンナノファイバー」がアスベスト疑似物質だとしてその危険性が指摘されていることが、こちらの方にも当てはまるかもしれない。NHKをはじめマスゴミは、こういう新技術については「いいことづくめ」のような報道をするので要注意、常にリスクを意識して報道を見ておく必要がある。そしてもう一つ、いずれの新技術についても、既存のものと比べてのコストの問題があるので、そちらも十分に念頭に置いておく必要がある。


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
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草々

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