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2023年2月27日 (月)

【IWJ続報】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは米軍&ノルウェー海軍だった!:『デモクラシー・ナウ!』によるシーモア・ハーシュ氏(告発したジャーナリスト)インタビュー(その1)(その2)他

前略、田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第83回)「台湾有事と日米軍事同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年3月28日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-6aa931.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.お知らせ· #すべての戦争に反対します!#武力ではなく対話を!#戦争を止めよう! #ChooseDialogueNotWar! · Change.org
 https://bit.ly/3EGctmK

(関連)キャンペーン · #軍拡より生活 !~未来の子どもたちのために平和を! · Change.org
 https://tinyurl.com/mrx4jraa


3.(メール転送です)東京外環道訴訟_(お知らせ_傍聴を)第18回口頭弁論3月8日(水)15時(東京地裁)

 ◆東京外環道訴訟第18回口頭弁論
  3月8日(水)15時~(傍聴券抽選14時40分)
  東京地方裁判所1階103号法廷
   (地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口)

 傍聴お願いします。コロナ禍なので、ご無理なさらないでください。
 傍聴券抽選14時40分。14時30分頃(まで)にお越しください。
 (傍聴席は98席に戻ってますが)

 ◆裁判終了後(16時頃~) 報告集会 
  参議院議員会館101会議室
     (16:00頃~1階ロビーで入館証配布します)
  丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩7分
  弁護団から解説がされます。

(関連)東京外環道訴訟を支える会ニュース⒚号
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBRBqP3nrvWlQyyu?e=YiPLl8
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◆【IWJ続報】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは米軍&ノルウェー海軍だった!:『デモクラシー・ナウ!』によるシーモア・ハーシュ氏(告発したジャーナリスト)インタビュー(その1)(その2)他

(みなさまには、IWJの会員となって、IWJのネット・ジャーナリズム活動を支えていただきますよう、お願い申し上げます)


 日本のマスごみを含めた西側の報道機関が全く報道しようとしない、この歴史的なスクープについてIWJからの続報です。私の脳裏に走る「思い出」は、少し前にスノーデン氏が米国NSAによる「のぞき見」「盗聴」の巨大な権力犯罪体制を告発する際に、大半の西側報道機関が全く信頼のできないものであり(米国ワシントン当局の手下のようなもの)、グレン・グリーンウォルドという独立派弁護士に米国国外の香港で接触した後、ごく限られたジャーナリストとの共同合作で、慎重にも慎重をかさねて、その(実体験により)知るところを暴露したことでした(その後、スノーデン氏はロシアに亡命)。

それから10年近くが経過し、西側報道機関の御用化は一段と進んでいる様子です。日本も含めて、西側の先進諸国が自分たちの直接かかわる戦争に突入した場合の、御用化した今日の報道機関が見せるであろう「大本営発表」報道のことを想像するに、恐ろしくなります。ましてや、忖度報道が体に染みつき、記者クラブでのペチペチ屋(当局からたれ流される説明という世論誘導広報を持参したパソコンに打ち込んでばかりいる記者というよりは事務屋のこと)稼業に忙しい日本のマスごみたちには、何の期待もできないどころか、戦争翼賛体制へ向けての「旗振り」分業の一端を担いそうな気がしてなりません。支配権力や巨大資本を公共目的や社会正義の観点から追及できない、マスコミならぬマスゴミに対して私たちはしっかりとしたリテラシーを持つ努力を今から進めておく必要があります(記者やスタッフがよくても、編集デスクや担当役員・幹部が記事や番組をつぶしてしまう)。

チンピラ似非右翼を含む右翼・右派・保守反動派・ネオファシストの連中はもちろんのこと、今日では、左翼・左派・リベラル勢力もまた、いくつかの世界的な巨大な問題に関して「単純単細胞」化している様子がうかがえます。「人工排出CO2による地球温暖化」論に基づく脱炭素と(必要悪としての)原発再推進、「新型コロナ」とコロナワクチン、そしてウクライナ戦争です。これまで何度も申し上げてきましたが、「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論では、この戦争は評価できないこと、更には、こんなことを言っている限り、この戦争はいつまでたっても終わらず、ウクライナの国土が荒廃し、たくさんの死傷者が積みあがる中で、世界核戦争=第三次世界大戦による地球の終焉を迎えることになりかねないのです。

今回のIWJの記事を読んで思い出した「戦争屋アメリカ」の過去を簡単に振り返っておきます。米国は第二次世界大戦後も世界中で戦争のタネを振りまいてきましたし、このウクライナ戦争でもそうでした。冷戦終結時に対ソ連軍事同盟のNATOを解消せず、ソ連崩壊後のロシアを封じ込め、食い物にするかのように「東方拡大」を続けてきた延長上に、今回のウクライナ戦争があるのです。ちょっかいを出し攻めているのは米国であって、ロシアは防戦側です。愚かなのはウクライナと、そしてロシア、米国が仕掛けた戦争の挑発にまんまと乗ってしまい、ウクライナはミンスク合意を事実上破いてロシアを挑発、ロシアは戦後の国際秩序の基礎である「国境を超えて軍隊を動かし他国を攻めてはいけない」という国際法を破って、その挑発の乗ってしまったのです。その根底にあるのは、ウクライナとロシアともに、時代遅れのナショナリズム、ないしは国家優先主義に他なりません。愚か極まりなしです。 

今回、ベトナム戦争でのソンミ村虐殺事件を告発するスクープなどで「ピューリッツァー賞」を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が告発スクープした天然ガスパイプラインのノルドストリームの米国&ノルウェーによる爆破もまた、米国による戦争のための「ちょっかい」ととらえれば、なるほどということになります。

(IWJ記事一部引用:シーモア・ハーシュ氏は、1969年、ベトナム戦争中のウィリアム・カリー中尉によるソンミ村虐殺事件の暴露を皮切りに、CIAの国内スパイ計画「ケイオス作戦」の暴露、アブグレイブ刑務所における捕虜虐待事件、大韓航空機事件の内幕など、数々のスクープをものにしてきた現役最高峰の独立調査報道ジャーナリストです。)

私たちは、戦争の時こそ、戦争の時代こそ、戦争を遂行する者たちは、情報に統制をかけ、マスごみを手なずけ、世論を巧みに誘導していくものであることを忘れてはいけないのです。だまされて、国旗を振り回すようなことをする時、我々の面前に地獄が現れます。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論の次に来るのは、「習近平・中共中国悪玉、民進党・台湾善玉」論です。そして私が推測するに、この極東でのキナ臭い動きも、アメリカによる中共中国への軍事的破壊工作により戦争へと発展していく可能性は低くないと思います。日本が、左翼・左派・リベラルも含めて「単純単細胞」の「戦争辞さない国」となるのなら、沖縄を含む日本列島は悲惨な戦場となり、第二のウクライナとなるでしょう。

それを防ぐためには、今から全力疾走で、政治を変え、歪んだ世論を転換し、マスごみを入れ替え、政治や社会を見る際のリテラシーを高める他ありません。それが私たち「ちょぼちょぼ市民」の生き残る術(すべ)なのです。

 <ごく簡単な「戦争の仕掛け屋=アメリカの過去>
*ベトナム戦争時のトンキン湾事件 シーモア・ハーシュ氏は、この時のこの事件にノルウェー海軍が関係していたと報じています。

*チリ・アジェンダ政権打倒工作  CIAが仕掛け、ピノチェト将軍がクーデタで、史上初の選挙による社会主義政権を打倒。

*ニカラグア左翼政権破壊工作   イランとの取引で工作のための軍資金を調達したと暴露され大問題化(イラン・コントラ事件)

*湾岸戦争            フセインのイラク軍を撃破し首都まで攻め込みながらフセインを放置(次の戦争への布石?)

*コソボ空爆(ユーゴ内戦)    空爆は国連の合意なし(セルビアだけを悪者にするPR展開=ウクライナ戦争と酷似)

*アフガン戦争          9.11同時多発自爆攻撃が「黙認」「やらせ」の可能性(攻撃されていない隣接ビル倒壊他)

*イラク戦争           口実の大量破壊兵器などない、国連の合意もなく、国際法違反の戦争を仕掛けた

*ウクライナ戦争         2004年オレンジ革命以降、ウクライナ国内の暴力右翼利用、ノルドストリーム爆破疑惑発覚他


 <IWJ続報>
1.日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏『ウクライナ紛争の終わりは時間の問題です。ゼレンスキーがあと何人、自国民を殺したいかという問題です』」2023.2.20号~No.3812号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51908
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51908

2.日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏が新記事で米国とノルウェーの秘密共同作戦史を暴露! ノルドストリーム爆破の起源はベトナム戦争のトンキン湾事件!」2023.2.24号~No.3816号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51924
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51924

3.日刊IWJガイド・非会員版「岩上安身が岸田総理に対して会見で質問! 岸田総理『今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない』!-」2023.2.25号~No.3817号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926

(関連)What's New お知らせ - IWJからのお知らせや、毎日発行の「日刊IWJガイド・番組表」がご覧になれます
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/


◆【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-3339ab.html
草々


(追)今から半世紀ほど前、激化するベトナム戦争やトンキン湾事件のスクープが出た頃に、当時の若者や有識者たち、あるいはマスコミや野党議員たちがどのように言動していたかを思い出すにつき、今日のこの国の体たらくには唖然とするばかりである。戦後80年近くにわたり、思考停止のまま対米隷属の「平和ボケ」を続け、いまや国全体が団子状態となって原発と戦争にしがみつくような雰囲気になりつつある。この国は再度、大日本帝国の滅亡を繰り返したいのだろうか? 同じ悲劇を繰り返さなければ、原発過酷事故による放射能汚染のひどさも、戦争による国土国民の悲惨さも、実感し理解出来ないのだろうか? 日本国憲法と第9条を継承し発展させることができないのなら、あるいは、再稼働を許さない脱原発に舵を切ってエネルギー革命を乗り越えていけないのなら、この国はもう一度、(しかし今度は再起再生が不可能な形で)、破滅滅亡するしかないのではないか? 私たちは今、この情けない現状と全力で闘わなければ、もう後がないのである。

 

 

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