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2023年2月18日 (土)

放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけない:既にネズミによる動物実験で子々孫々までの遺伝的障害が確認されている=「ゲノム不安定性」という現象はエピジェネティクス異常か? & 長崎・広島の被ばく2世裁判

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第83回)「台湾有事と日米軍事同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年3月28日)- いちろうちゃんのブログ ( 最初の1時間で主催者から「電力自由化と電力システ改革」についてのプレゼンを行います)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-6aa931.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

◆20230216 UPLAN 『高野孟さん「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MoThRFLd41g
(終盤の質疑応答のところで、私から南シナ海と東シナ海における中共中国の動きの違いについて質問しています)

(関連)「台湾有事」は眉唾モノの空論 中国が武力統一できないこれだけの理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318699

(関連)「台湾有事の可能性は高い」に「えー」とどよめき 参加者、戦前と似ていると危機感(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/08c193e40efdc9c396f3a304b49bf30a85df4d04

(関連)台湾問題に関する提言―戦争という愚かな選択をしないために―|研究・報告|(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/10021/

◆<IWJ取材報告 2>高野孟氏「『台湾有事は日本有事だから防衛費倍増』という『嘘の連鎖』を断ち切ることが必要。岸田は安倍の背後霊に後ろから抱きつかれ、この路線から逃れられない」、ノルドストリームを爆破したのは米国、というハーシュ氏のスクープについて、「世界第1級のジャーナリストであるという認識を持っておりますので、彼が言うぐらいだから本当だろうという感じは持っております」~2.16「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな 2.16院内集会 ―講演:高野孟氏
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51900#idx-6

◆復帰50周年記念シンポジウム「デニー知事と考える沖縄と日本の安全保障」/沖縄県
 https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/simpojiumu3.html
 https://www.nd-initiative.org/event/11476/

◆キャンペーン · 「辺野古新基地建設の断念を求めます」 Stop the new base in Henoko with your signature (With English!) · Change.org
 https://bit.ly/3XwGZpK


2.(イベント情報)第169回市民憲法講座

賃金破壊が若者も壊す~持続可能な次世代のつくり方
お話:竹信三恵子さん(和光大学名誉教授・ジャーナリスト)

この30年間、賃金が上がっていない「先進国」は日本だけです。
さらにコロナ禍、物価高で女性、若者など弱い立場の人たちの生活が追い詰められています。
岸田政権の軍事費増額政策により私たちの暮らしが押しつぶされようとしている中、
この現状を変えるためにどうすればよいのか、ともに考えたいと思います。

日時:2 月18日(土)18:30開始
場所:文京区民センター2階A会議室
https://goo.gl/maps/Td9nCJ52W9F2
参加費:800円
主催◆許すな!憲法改悪・市民連絡会
東京都千代田区神田三崎町3-3-3-402
03-3221-4668
http://web-saiyuki.net/kenpoh/

※開催にあたっては感染拡大を防ぐため、最大限「三密」を回避する措置をとって取り組みます。
※マスク着用にご協力下さい。


3.キャンペーン
(1)京大職組は国際卓越研究大学への応募について全学的な議論を求めます!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScz4pFLI4e89Y-dIrhtOXCVOutP_UAXGwuju2B9-ywzahO9GQ/viewform

(2)署名活動についてのお知らせ · 神宮外苑再開発の施行を認可する小池都知事!〜数日前の記者会見はまるでトランプのようなミスリード発言! · Change.org
  https://bit.ly/3XBoU9R

(関連)(別添PDFファイル)外苑アセス「誤りだらけ」、イコモス、再審議求める意見書(東京 2023.1.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227351

◆署名活動についてのお知らせ · 都知事が神宮外苑再開発の施行認可!〜#虚偽の小池都知事 #三井不動産は無謀で無責任 でハッシュタグデモ! · Change.org
 https://tinyurl.com/yuzzmmw6

(2021年東京オリンピックのねらいは最初から都市再開発に関連する巨大利権(およびスポーツ利権、広告利権、セキュリティ利権など)でした。既に世界遺産とも言うべき築地市場が「官製地上げ」で奪われ(代わりに毒物だらけの豊洲があてがわれ)、更に、オリンピック選手村用地(都有地)が時価の1/10で土建屋連合に払い下げされています。今回の神宮外苑再開発もまた、水面下で政治家と土建屋・利権集団が談合で決めていたのでしょう。それを覆い隠し、単純単細胞のオバカ達にオリンピックは世界平和のためのスポーツの祭典だと思い込ませるタヌキの役割が東京都知事だったということです。だます奴も悪いが、だまされる方も悪い。小池百合子タヌキ女に、何度、馬のクソ饅頭や馬の小便酒を飲まされれば(日本むかし話)気が済むのか!? :田中一郎)


4.お知らせ:(2.24)ぜひご参加ください!最高裁弁論まであと1週間!同日院内集会も行います! · Change.org
 https://tinyurl.com/45a9kz6r

(関連)キャンペーン · 最高裁の重たい門が遂に開きました!孤立出産での死産の後に死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/46f9pbzy


5.(別添PDFファイル)ポスト「一強」政治の選択肢:自民党右派と野党共闘の先へ(イントロ部分)(中北浩爾『世界 2023.2』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3RuPqZ55i8d230g?e=tlJ2Vc

(中北浩爾氏(一橋大教授)の議論は、自民党を中心とした保守反動サイドの分析は一読に値するけれども、それに対する処方箋・まもとにするための対抗策に関しては、時流に流された日和見論になっていて、今日の政治情勢にとっては有害無益です。:田中一郎)

(関連)日本共産党「革命」を夢見た100年-中北浩爾/著(中公新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034340231&Action_id=121&Sza_id=B0

(来たる3/9に今般の日本共産党による松竹伸幸氏除名問題と、その原因の1つとなった日本の外交・安保・防衛の問題に関して「意見交換会」を実施します。参加ご希望の方は私までご一報ください。あと2~3名くらいまで参加可能です。:田中一郎)

(関連)共産党員の除名 国民の目にはどう映るか|【西日本新聞me】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1054473/

(日本共産党は、民主集中制というこの党の組織規則や党の文化(体質)を転換しないと、政権を担う政党にはなれない。「結社の自由」を主張して万年少数批判野党ないしは革命政党としてはやっていけるかもしれないが、国会で最大多数の議席を持ち、政権の首班となる政治党派・政治集団にはなれない。それではあまりに残念であるがゆえに、是非、松竹伸幸氏の除名処分を撤回し、党内での議論・交流・民主主義の場や仕組みをもっと拡充していただきたい。党首公選を形だけやることよりも、その方がずっとずっと重要だ。しかし、そのことと、松竹伸幸氏が提唱している「核抑止なしの専守防衛」論を是とするか非とするかは別の問題である。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)今さらN分N乗(三木義一 東京 2023.2.9)
 https://bit.ly/40ZHxr8


7.IWJ:コロナワクチン
(1)新型コロナワクチン接種と致死率について、厚労省は2021年7月分しか公表していなかった! 全データの開示を求めて京都大学名誉教授の福島雅典氏が提訴!「ワクチンが本当に効いているのか、致死率が下がっているのか、今のワクチン戦略で本当にいいのか、科学的検証のためにもデータの検証が必要」と訴え!!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51861#idx-5

(関連)福島雅典教授による、厚労省へ接種回数ごとの致死率の開示を求める裁判 記者会見動画 (Lizzy Times)全国有志医師の会
 https://vmed.jp/3239/

(2)<IWJ検証レポート・(その1)>ビル・ゲイツ氏はワクチン・ビジネスに投資することで、医薬品製造のモラルを歪めて、巨利を得たのか? 新型コロナウイルスmRNAワクチン開発で、安全性より早期提供を訴えたビル・ゲイツ氏が、大量のビオンテック社株を売却して大儲けしていた! ゲイツ氏は講演でワクチンが感染防御に効かないと表明し、新型の吸入式ブロッカーへの投資を呼びかけ!? 他方、ファイザー社幹部は覆面記者に製薬業界と政府との「回転ドア」を暴露! ワクチン副作用への懸念も表明!!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51883#idx-6
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「放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけない:既にネズミによる動物実験で子々孫々までの遺伝的障害が確認されている=「ゲノム不安定性」という現象はエピジェネティクス異常か? & 長崎・広島の被ばく2世裁判」をお送りいたします。

放射線被曝の遺伝的障害は、既に30年近く前の野村大成大阪大学名誉教授によるネズミの実験から明らかになっている(但し、その後の遺伝的障害の調査研究は権力的に上からつぶされている可能性有)。被ばく世代から世代が進むにつれて、ゲノムや染色体に異常が多く現れる傾向を示し、かつ、毒性の化学物質を後世代に暴露させると、被ばくした親から生まれた子孫には、そうでない子孫に比べてひどい健康障害が出るということもわかっている。

この場合、被ばくした親とは、母親だけでなく父親の場合(片親)も含んでいる。こうしたネズミに現れている放射線被曝の遺伝的障害が人間には出ない、などと言うことはあり得ない。被爆者・被ばく者の子孫に必ずや何らかの健康障害が出てくると考えるのが常識的である。放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけないのだ。放射線被曝がDNAを傷つけ、それが遺伝的に伝わっていくというということだけでなく、遺伝子の発現を制御するエピジェネティクスを含めた生物・生命の体内秩序が放射線被曝によってかく乱され、それが子々孫々に伝わってく危険性も十分に考えられるのである。

しかしながら、この国の政府政権政治は、原発や核兵器の利用を進めていくためには、こうした放射能や被ばくの危険性は邪魔にしかならないという認識から、そもそも放射線被曝の遺伝的障害を頭から否定してかかっている。広島・長崎の被爆2世・3世・4世についていえば、戦後一度たりともその健康状態についてきちんとした大規模な実態調査や追跡調査はなされたことがない。単に医学的・身体的にどうであるかだけでなく、被爆世代の子どもや孫は差別を受けるという前近代的な社会的問題も引きずるこの遅れた国で、何らかの継続的な健康調査や社会的調査を避けて回るということは、許されない未必の故意の国家犯罪と言わざるを得ない。(同じことが水俣病や福島原発事故の被害者に対しても行われている。そして、そもそも原爆被爆者に対しても、これまで「黒い雨」の降雨範囲を理由にして切り捨て政策が続いている。)

(関連)広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-a5a9b3.html

にもかかわらず、①福島原発事故以降、政府政権は従来よりもより強く「放射線被曝の遺伝的障害」の否定をするようになり、それは復興庁の「放射線のホント」というデマ冊子や、文部科学省の「放射線読本」という小中高校生向けのゴマカシ冊子に反映されるという状態になっている。岸田文雄政権が原発再推進という「本音」をいよいよ言いだし、軍事も含めて核利用のアクセルを踏みつつある今日、この「放射線被曝の遺伝的障害」の否定の悪影響は計り知れない。「平和ボケ」ならぬ「被ばくボケ」はこの国を亡ぼす可能性さえあるというのにだ。

②そして情けないことに、三権分立の使命と役割を放棄したこの国の情けない司法・裁判所が、この政治や行政の犯罪的不作為や被ばく矮小化・ゴマカシを追認し、判決の中で「遺伝的障害の出る可能性がある」と認めながらも、国の被爆2世に対する不作為を追認するようなデタラメ判決を書いている(今般、長崎(2022.12)と広島(2023.2)の各地裁で出された被曝2世提訴による違憲裁判では原告側が敗訴)。有権者・国民の基本的人権などは、国策の次の次くらいに保護しておけばいい、と言わんばかりの態度である。

日本の司法・裁判所は、自分たちが出すデタラメ判決の影響が如何に深刻なまでにこの国をおかしくしていくのかを少しは考えたことがあるのだろうか。国家犯罪とも言うべき政府政権の不作為を含むデタラメや犯罪を、屁理屈を付けて追認するだけの司法・裁判所なら、なくなってもらった方がいい。なお、日本の「ヒラメ司法」を抜本的に改革するための処方箋は下記をご参考にしていただければと思う。

◆(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html


<「放射能・被ばくの遺伝的障害」問題のエッセンス>
(1)野村大成大阪大学名誉教授によるネズミの動物実験で、放射能・被ばくによる子々孫々までの遺伝的障害が確認されている。ネズミに出ている現象が人間には出ないということは考えにくい。

(2)放射能・被ばくによる遺伝的障害は、子どもや孫よりも、3代目・4代目・5代目以降に出やすくなる傾向がある。

(3)何故、そのようなこと(「ゲノム不安定性」という)が起きるのか、よくわかっていない(放射能・被ばくによる遺伝的障害の研究が妨害されて進んでいない可能性もある)。

(4)「ゲノム不安定性」の原因は、①被ばくによるゲノム破壊、②エピジェネティクス(遺伝子発現制御)異常、③染色体異常をはじめ小さな遺伝情報異常変異の蓄積、④その他、と推定

(5)「ゲノム不安定性」により、①子々孫々に「突然変異」が起きやすい状態が生まれるため、奇形や流産その他の先天性異常が増える、②毒性化学物質への感受性が高まり、被ばくした世代の子孫がガンなどの疾患にかかりやすくなる(元来、放射線被曝と毒性化学物質は相乗効果を持ち、1+1=4、のようなことが起きる:例 ベンゼンと放射線被曝の組み合わせ)。

(6)復興庁の『放射線のホント』や文部科学省の『放射線副読本』は放射能・被ばくの遺伝的障害を頭から否定し上記の説明を拒否


 <別添PDFファイル>
(1)(レジメ)放射線被曝の理解のために(一部加筆修正)(田中一郎 2021年11月13日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAaleblM_PY3uT5J?e=Gn99hL
(2)被爆2世 国賠請求棄却、援護対象外 違憲認めず、長崎地裁が初判断(東京・朝日 2022.12.13)
(3)広島も被爆2世請求棄却、地裁判決 無援護「違憲性なし」(東京・朝日 2023.2.8)
(4)被爆2世の苦しみ、世に 40年前の報告公開へ 「結論ありきのずさん調査」(毎日 2022.6.4)
(5)論考:原爆被爆二世の援護に道開こう(崎山昇『週刊金曜日 2023.2.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAe1OiRnLbElIrBJ?e=nxGlQQ


1.(必読)食品と暮らしの安全|孫以降の世代にもガンを起こす|野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビュー
 https://tabemono.info/report/report_16.html

(内容を転記)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビューⅠ:孫以降の世代にもガンを起こす

≫野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビューⅡ「放射線の次世代への影響が心配」

 放射線がマウスにどのようにガンを発生させるのか、 国際的な指標になる実験を行い、世界の専門家から抜群に高く評価されている 野村大成・大阪大学名誉教授に、フクシマと放射能による次世代への 影響についてお聞きしました。「注意しても、しすぎることはない」と話された 野村先生の偉大な業績と考えを、ぜひお読みください。

野村大成(のむら たいせい) 大阪大学名誉教授。
1942年、名古屋市生まれ。専門は放射線基礎医学。
1986~2005年大阪大医学部教授。現在は医薬基盤研究所・野村プロジェクト・プロジェクトリーダー。

(聞き手:月刊『食品と暮らしの安全』小若順一編集長)


安全神話で責任感がなくなっていた

野村  原子力の安全神話?(特に省庁再編後)のもとに、安全審査の独立機能をなくした国は、東大を除き原子力工学を廃止し、また、原子力の人体影響を研究する放射線基礎医学講座も研究費のためなのか、大阪大学医学部を除いて自然消滅しました。工、医ともに安全性の教育、研究の場を日本はなくしたわけです。すなわち、目先の利益優先に終始し、安全性の基本理念がなくなっていたところに、今回の事故が起きたのです。

放射線障害の歴史と事実をまったく無視した政府のアナウンスメントに、記者は質問もコメントもできない。今回の事故が起こるはるか前から、このような状態になっていたので、原子炉の保存が優先し、人命どころか原子炉自体の安全性まで無視し、それが大きな原発事故に結びついてしまいました。

共同通信社にベテランが残っていたので、あまりの状況を見かねて、人は早く避難させなければいけない、放射能汚染は風向き、降雨により離れたところにスポットで起きる、汚染物の移動厳禁、とこれまでの経験から最低限の常識を書いたメモを送ったら、そのまま配信されたのが昨年3月22日です。

小若 私も遺伝毒性から手を引いてから20年ほどたっていて、毎年、著名な遺伝学者が亡くなり、遺伝がわかる記者も退職していたので、誰を頼ろうかと思っていたのですが、その記事で「世界のノムラ」先生がご健在だとわかりました。

野村 取材もいっぱい来ました。「君は記者か」と聞くと「ハイ」と。「記者なら、あの発表はどういうことを言っているかわかるはずや。質問したのか」と言うと、「もう放射線をやっている人は誰もいません」。大手のテレビ、新聞は「安全と言ってほしい」と言うので、取材は拒否しました。

週刊誌はまだマシでした。過剰に反応しすぎたとも思えない。特に女性記者は、本能的に危機を察しているようでしたので、できるだけ丁寧にお答えしました。こういうことは過剰に反応してトントンです。2000年の別冊宝島『これから起こる原発事故』に専門家の緊急警告が記載されています。当時は書きすぎではないかとも思ったのですが、地震、津波、規模、発電所名等々、何もかも今回の事故が当然起こると予想したものでした。


*除染で被曝し、放射能が拡散する

小若 除染にも問題がありますね。

野村  除染することの怖さをよくわかっていないのです。
除染のためには誰かが汚染地に入らなければなりません。その作業者はどんな格好をしていますか? 除染すれば、その作業者が被曝することは明らかで、膨大な数の被曝者を出すことになります。汚染した今となっては、いかに放射能を拡散させないかが重要です。

小若 そのとおりのことを、私も体験しています。
昨年6月、福島へ取材に行ったのですが、二本松から伊達市まで30㎞を走りながら、山がすべて汚染されたので、 除染しても山から汚染が下りてくると感じていました。伊達市で小学校に行くと、今度、原子力規制委員会の委員長の候補になった田中俊一氏が、除染の実践と研究を行っていたのですが、 田中氏は私の防塵マスクを指さして「そんなの意味ないよ」と言ったのです。もちろん、作業している人は誰もマスクを付けていませんでした。

校庭のアスファルトの汚染はグラインダーで削らないと線量が減らないと説明し、校庭の土手とプールを掃除していたのですが、この学校の裏にも山があり、その後、除染しても元に戻った例がたくさん出てきています。

*日本人の良心を完全に否定した政府

野村 1993年に、ソビエト連邦が原子力潜水艦の放射性廃棄物を日本海に投棄したとき、日本政府は国際問題だと言って、猛烈に非難しました。そのときの調査では、日本海の海底土から最大7ベクレル/㎏の放射性セシウムが検出されています。福島では4月1~6日の6日間で、セシウム940兆ベクレルを海洋に漏出したと東電は話しています。6日間でセラフィールド核燃料再処理工場の1年間の海洋漏出量の放射性物質を放出したことになり、ヨウ素を含めると4700兆ベクレルになります。福島の海底土では、30㎞圏外でも8000ベクレル/㎏を超える放射性セシウムが何度も検出されているのに、自分のところが放出したら「希釈されて安全になるから、どんどん食べてください」と、政府、メディアは宣伝しました。

国内のみならず、外国に対しても「日本の農産物は安全です」とやりましたから、これで日本人の良心は完膚なきまで、国際的に否定されたのです。そのことを日本人は思い知らなければいけません。かつて、放射線廃棄物をコンクリート封入、ガラス化などすれば安全だから、フィリピン沖の公海に廃棄したいと日本政府が申し出て、それなら東京湾に捨てたらどうかと言われたことを思い出します。腐っている。日本人の魂が疑われているのです。

*発ガン物質と放射能は、孫にも発ガン

小若 野村先生は30年以上前に、放射線や化学物質が、世代を超えてマウスを発ガンさせることを実証し、国際的に大反響を呼んだ「大阪レポート」を発表されています。この実験は、どのように行われたのですか。

発がん物質孫にも影響野村 まず、ウレタン(カルバミン酸エチル)で確認しました。ウレタンをオスのマウスに注射し、しばらくしてメスと交配させると、ほとんど元気で生まれますが、 その子たち4千匹余にガンが出るかどうかを見ていくと、有意差が出てきましたので、1975年1月に「キャンサー・リサーチ(米国癌学会誌)」に発表しました。

小若 1979年に新聞で「発ガン物質・孫にも影響」と出たときは、すごいことが実証されたものだと思いました。ただ、ウレタンになじみがなかったので、人に注射されているとは知りませんでした。

野村 僕も鎮静剤の一つだったとしか知りませんでした。それが、非経口医薬品の溶剤として大量に使用されていたのです。

小若 記事の中にはウレタンと放射線の実験結果が出ていましたが。

野村 遺伝的な影響を証明するのに一番大切なのは、確実にDNAをやっつけるものがいいので、ウレタンに代わって放射線を使いました。放射線は瞬間的に作用するので、オスに一発当てて、しばらくしてから正常なメスと交配させ、 受精率や流産、奇形を見て、それから、いつになったらガンが発生し、その頻度がどのくらいかと。


*量に応じてガンが出る

小若 ずいぶん詳しく調べられたのですね。

野村 遺伝学者は遺伝子の変化を調べますから、生まれた直後の形態、機能の違いを調べるところまででした。突然変異については、膨大なデータがありましたが、人類によく見られる疾病(ガン、形態異常、生活習慣病等)はどうなのかは誰も調べていませんでした。私は外科医でしたから、すべての疾病に対し、先の世代がどうなるか臨床のかたわら、我慢してやっていました。

小若 だから、国際的な発見をされたのですね。論文の表を見ると、先生は1970年代から、被曝量の多さと、ガン発生数の関係がわかる実験をされていたことになりますが。

野村 70年代までは、ガンが出るか出ないかしか実験しなかったのですが、発ガン物質を1000分の1の低量まで投与量を変えて追いかけると、きれいな線になりました。私の1975年10月のキャンサー・リサーチの論文は、世界で初めて「化学物質で用量効果関係」を描いたもののようです。実際、この曲線から、注射薬に含まれているウレタンの量を計算できました。後日、化学的に定量したのと完全に一致していました。

*国際的な大反響

小若 そんな前に、今でも通用する精密な発ガン実験を行われていたとは、すごいですね。

野村 1978年にイタリアの古都ペルージアで開かれた国際学会で発表すると、有名な遺伝学者がすぐに奇形で追試確認をしてくださったので、ガンも含めて「ネイチャー」にまとめの論文を出しました。ヨーロッパでは、日本と違って遺伝に関して非常にセンシティブです。何か悪いことをすると三代たたるという考え方があり、だから悪いことをしない方がいいというのです。最初の論文では、親に放射線を当てて、子どもから孫まで影響したのを出したので、非常に反応が強かったですね。

小若 すごい評価でしたね。

野村 ネイチャーの論文をイギリスの新聞「ガーディアン」もトップ記事で紹介してくれましたし、多くのテレビ座談会がなされたようです。アメリカの「サイエンスニュース」でも紹介されました。

小若 当時、日本人が「ネイチャー」に出るのはまれでしたね。


*人は影響が出やすい

野村 論文審査では何も指摘されず、関連論文が4本載りました。当時、ネイチャーは1誌しかなく、すべての自然科学分野を含めて週20論文くらいしか載りませんでしたので、多かったのかもしれません。 その中で大事なことがあります。放射線を一度浴びただけで、子や孫にガンが発生しますが、突然変異に比べたら100倍以上高く増加したのですが、 それでも、せいぜい10~20匹に1個ガンが増える程度でした。ところが、生まれた子どもにも微量のウレタンを打つと、子どもはガンだらけになりました。 2回目に有害物質をかけると、影響が数倍に上がりました。多くの追試確認がなされました。放射線も同じです。

小若 それは、福島で被曝した人が、後で放射能や化学物質で汚染されたものを食べたら、ガンが出やすいということですか?

野村 マウスの実験はきれいな状態で行いますが、人間は違います。放射線を浴びた後、親も子どもも、発ガン物質や放射能を含む食べ物も食べる可能性があります。そうすると、ガンにかかりやすいということです。

小若 シンプルな動物実験の結果よりも、ヒトの方が危ないと考えられるわけですね。


*再処理工場の従業員の子どもに白血病

野村 ヒトでは、イギリスの核燃料再処理工場セラフィールドの例があります。ここは、海洋汚染もあったし、シースケール村など周辺の汚染もありました。住民は、直接被曝している上に、家庭では放射能汚染食品による被曝があります。それで、全体的に白血病の頻度が高かったのは、間違いないのです。1990年に、ここの男性従業員の子どもに白血病のリスクが7~8倍高いという論文を サザンプトン大学のガードナー教授が出したのです。

これは、まさに私のマウス実験と同じことが、ヒトで調査された結果で、精子被曝が子どもの白血病の原因として大騒ぎになり、すぐに被害者による裁判が起きました。しかし、患者は4人なので、裁判にはもともと無理なところがあり、夜中の3時頃に、5mものファックスで質問が来るのに閉口しました。

裁判の結論は「統計学的には有意差が出たけど、わずか4例のことなので、すぐに人間には当てはめられない」ということでした。ところが、珍しく裁判長のコメントが付け加えられたのです。「子孫への影響をみるこの研究は極めて大事であるから、今後、世界中で研究が推進されることを望む」と。


*チェルノブイリ原発事故

小若 チェルノブイリの汚染地では、どうなっているのでしょうか。

野村 事故後10年近くたち、国際機関が調査をやめ、国際援助もなくなったころ、ユネスコと現地の要請で、文部省(旧科技庁は関与せず)と、民間助成金の支援を受け、生態系への汚染と遺伝的影響を調査しました。地上の放射能は減少しても、動植物には恐れていた強度の汚染、生物濃縮が起こっていることをいち早く証明しました。事故直後に、放射性ヨウ素で汚染された牧草を食べた乳牛のミルクを飲んだ子どもの甲状腺に、放射性ヨウ素が大量蓄積し、それが原因で甲状腺ガンが高発していました。 放射性セシウム等の内部被曝による影響については、ガンが発生するまでの年数が足りないのだと思いますが、徐々に増加しているとの報告があります。

遺伝的影響に関しては、英国のグループが、汚染地域の子どもで、放射線等で変化の起きやすい配列のDNAに突然変異が増加していると1996年に報告しました。汚染を除去した作業者の子どもでは、突然変異の増加が疑問視されていたので、マウスで確実に検出できている突然変異を、 ルカシェンコ大統領の協力も得て、除染作業者の子どもを調査しました。 陽性にはなりませんでしたが、これは、被曝量が50ミリシーベルト以下と少なかったからだと思います。

ところが、ベラルーシとイタリアを行き来しているツバメの子どもを調べた報告では、反復配列したDNAの突然変異が3.6倍も増加し、有意差が出ています。 ウクライナのツバメとの比較でも2倍くらい増加しています。これからも調査は必要ですが、放射能が大量に放出されたのですから、ヒトに異常が出ることは確実です。


*大きな影響がある内部被曝

野村 私が実験したのは瞬間の外部被曝で、外部被曝でもじわじわ被曝すると、ガンと奇形の頻度は落ちます。だから、環境から受ける慢性被曝のときは、ガンと奇形が少し出にくい可能性はあります。しかし、食べると放射能が体内に留まって内部被曝になるので、様相は一変すると思います。この内部被曝の実験はほとんどないので、チェルノブイリで影響を調べることが大きな課題なのです。福島は、チェルノブイリのミニコピーです。

小若 福島でも内部被曝の影響が心配です。1970年代には、病気になりやすくなる「弱有害遺伝子」が増えると言われていましたが、遺伝子がよくわかるようになった今では、先生の実験結果は、どのような原理だと説明されるのでしょうか。


*遺伝子の変化が蓄積

野村 1978年に最初の論文を発表したとき、 なぜガンが、子どもに、通常の突然変異に比べて100倍以上もの高頻度に発生したのか、二つの可能性を書きました。

一つは、たくさんのガン遺伝子があり、そのどれかに変異が起こった可能性です。例えば、マウス肺腫瘍発生に関与する遺伝子は、免疫関係だけでも当時200以上の遺伝子がわかっており、「それにヒットしたのなら、200倍の高い頻度で出てもおかしくない。1000倍出てもおかしくない。それで十分説明ができる」と、多くの先生が支持してくれました。

しかし、ガンになり易さの遺伝であること、しかも、親マウスが被曝すると、子どもに何百回もの細胞分裂を経ても伝わる変化があり、そのマウスが生後に環境の有害物質に曝露すると、ガンが高発、促進されることがわかっていました。この論文は、1990年代後半になって、生殖細胞で遺伝的不安定性を示した最初の論文と言われたように、とても、突然変異で説明できるものではありません。

そこで、もう一つの原因として、通常の遺伝子の機能にわずかな変化が起き、その蓄積でガンの頻度が上がった、と書きました。

小若 免疫機構がちょっと弱くなるように、とか。

野村 そうですね。健康状態が一番影響を受けるのは、免疫関係の遺伝子です。遺伝子は、「有害」でも「生体の正常機能に関与しているもの」でもよく、その発現のわずかの変化が蓄積し、遺伝したので、何十代にわたってガンが発生しやすくなった、と考えたわけです。放射線に一度、被曝しただけで、何代にもわたり、肺腫瘍、肝腫瘍、白血病等にかかりやすいマウスになりました。


*全身の細胞で変化が起きていた

野村 このことを証明するため、遺伝子の働きと「発現」を調べています。親に放射線を照射し、子どもが生まれて、その子にガンが出た臓器を調べると、非照射対照群のマウスに較べ、ガン組織で遺伝子の発現が数倍、増減していました。遺伝子発現を分析してみると、ガン組織だけでなく、その臓器の正常部分の組織にも多かれ少なかれ、同じような変化がすでに存在していました。子どもの臓器でそういう変化が起きていたので、ガンにかかりやすくなっている、と説明したのが、2000年から2003年ごろのレポートです。


*注意しても、しすぎることはない

小若 食品の放射能汚染は減ってきましたが、今でも影響を受けないようにするのがいいのですね。

野村 放射線障害で最も恐れるのは、それが一瞬の被曝であっても、細胞、遺伝子などに起きた傷が残り、将来のガンや遺伝的影響に結び付くことなのです。ましてや、内部被曝の場合、放射能を出すもの自体が、長期に体内に残存するのですから、注意しても、しすぎることはありません。


「食品と暮らしの安全」2012年9月1日発行 No.281
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(関連)論文「チェルノブイリ原発事故(1986.4)によるベラルーシでの遺伝的影響」
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html


(関連)「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに-モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価- - 量子科学技術研究開発機構
 https://www.qst.go.jp/site/press/1184.html

 <田中一郎コメント>
「量子科学技術研究開発機構」とは昔の「放射線医学総合研究所」という放射線ムラの組織が他の研究所と合併してできた組織です。この論文も「一種の未必の故意による焦点そらしの事実隠蔽歪曲レポート」です。ここで書かれていることは、放射線被曝を外部被曝だけに着目して実験した結果がこうだったということにすぎません。このことは野村大成大阪大学名誉教授も上記のインタビューの中で言及しています。そして野村氏がおっしゃるように、内部被曝になると様相は一変してしまうのです。内部被曝は外部被曝に比べて、それだけ生物や人間にとっては危険極まりないということを意味しています。

上記の結果は、原子力ムラや放射線ムラの人間たちがよく使う「線量・線量率効果係数(DDREF)」を「2」とする根拠ともなっています。ということは、「放射線影響研究所(RERF)」などが提唱している線量・線量率効果係数(DDREF)というものは内部被曝を無視して導かれているということを意味し、従ってまた、こんなものは放射線被曝の評価には使えないということを意味します。

(参考)線量・線量率効果係数(DDREF) - ATOMICA -
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_469.html


2.20131028 野村大成・大阪大学名誉教授(放射線基礎医学の世界的権威)をお迎えして(転載) - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x16rcms
(最初の部分は関係のない話ですが、まもなく野村大成大阪大学名誉教授へのインタビューが始まります)

(関連)野村大成 (Taisei Nomura) - マイポータル - researchmap
 https://researchmap.jp/read0013654

(関連)野村大成阪大名誉教授の警告-福島はチェルノブイリのミニコピーではない。おなじ被害が起きる- 院長の独り言
 http://onodekita.sblo.jp/article/79446629.html

(関連)「注意しても、しすぎることはない」野村大成 教授 「親の被ばくの影響は、子や孫にまで受け継がれて行く」 - ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
 https://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/28edd9978331bdae0615da497d6e4ccf

(関連)大阪大学野村大成名誉教授「人間だけが放射線に被ばくして子どもに遺伝的影響が出ないなんてあり得ない」 - ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
 https://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/61f17fec6b2ed875b4b26c0f77adaf57


3.日本政府・政権のインチキ文書(気を付けましょう=だまされてしまったら終わりです)
(1)風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略(「放射線のホント」)
 https://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2017/senryaku/index.html

(2)放射線等に関する副読本:文部科学省
 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1311072.htm

◆「放射線のホント」間違った記載ない~復興大臣 - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/39220/

(これを批判するサイト)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)「放射線のホント」と「放射線副読本」 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/8394

(2)復興庁の「放射線のホント」を検証する① - level7
 https://bit.ly/3IxN5lh

(3)20190612 UPLAN【復興庁交渉】「放射線のホント」撤回署名提出・福島原発事故関連課題の政府交渉 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=VMZv_VlZ_9Y


4.被爆2世の苦しみや不安を踏みつぶす日本政府政権とそれを追認する司法・裁判所
 許しがたいと思います。日本国憲法に書かれている基本的人権条項を読み直せと言いたいです。

(1)被爆2世原告の訴え退ける 長崎地裁 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=e_4Q_W6AEVY

(2)(別添PDFファイル)被爆2世 国賠請求棄却、援護対象外 違憲認めず、長崎地裁が初判断(東京・朝日 2022.12.13)
 https://nordot.app/975203188471152640?c=174761113988793844

(3)(別添PDFファイル)広島も被爆2世請求棄却、地裁判決 無援護「違憲性なし」(東京・朝日 2023.2.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/229800

(4)被爆2世の苦しみ、世に 40年前の報告公開へ 「結論ありきのずさん調査」(毎日 2022.6.4)
 https://mainichi.jp/articles/20220604/ddm/012/040/161000c

(5)論考:原爆被爆二世の援護に道開こう(崎山昇『週刊金曜日 2023.2.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAe1OiRnLbElIrBJ?e=nxGlQQ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(6)<社説>被爆2世判決 救済の門戸を閉ざすな:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230621

(7)6.5(日)『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』 - 脱原発の日のブログ
 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12740924620.html

(8)韓国・被爆2世「なぜ支援受けられないのか」 遺伝影響認められず、自国でも対象外:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/122413

(9)長崎被爆2世訴訟 原告団が控訴「援護につながる判決求め闘う」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/040/196000c

(10)被爆2世ゲノム解析 被爆者存命中に成果を 外部諮問委員会 | 長崎新聞
 https://nordot.app/931011710226219008?c=174761113988793844

(関連)被爆二世・三世健康調査アンケートについてーZoom公開講座『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』へのお誘い その2 明日に向けて(2200) - 明日に向けて
 https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/522e3b75b3ffebad49ef817e0af56481

(関連)被爆二世・三世健康調査アンケートについてーZoom公開講座『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』へのお誘い その2 明日に向けて(2200) - 明日に向けて 守田敏也web
 https://toshikyoto.com/press/7451.html


5.脱被ばくの闘いは(遺伝的障害を含めて)これからが本番です。
 闘い方の基本は「何度も何度も繰り返す放射線被曝に関する勉強会・講演会」の開催と、政府・政権・御用学者どものインチキ・ゴマカシに対する徹底追及です。そして、その成果を選挙における投票に反映させていくこと(原発や被ばくや被害者救済の問題を選挙の争点にしてくこと)です。日本の司法・裁判所にしがみついても、おそらく徒労に終わるでしょう。裁判は、原発・核燃料サイクル施設や放射線被曝の危険性を多くの有権者・国民に知らせていく「1つの手段」ととらえておくべきです(そして、その日本の司法・裁判所を抜本的に改革しなければいけません)。
草々

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