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2023年2月 5日 (日)

(文春新書)『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由-松竹伸幸著』が提起する日本共産党への提言について:同党が持つ未来への可能性を最大限に活かせ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-91cc66.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

 なお、当日の最初の1時間は、主催者の方から「電力自由化と電力システム改革」の続編のプレゼンを行います。これまでのプレゼンの報告は、下記ブログにレジメや録画を掲載しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。今現在進められている「原発最優先」の「電力自由化と電力システム改革」を許していては、とうてい脱原発を実現することは出来ません。そのインチキ・デタラメ政策を詳細にご説明し徹底的に批判いたします。

(関連)(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html


(その次の講演会)
◆(チラシ)(予約必要)(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(後半)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg28as44iosOFxl0F?e=rPpsJJ
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzc9nb9__duxRbeU?e=CB3qma

(「人工排出CO2による地球温暖化」説を信じる人も信じない人も必見必聴の講演です。ご参加をお待ちしています)


2.キャンペーン
(1)広島県農業ジーンバンクの存続を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/3ujb9ec5

(関連)広島農業ジーンバンクの存続求めオンライン署名 地域の伝統野菜の伝承支える重要な基盤 廃止方針の広島県 - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/25612

(2)専守防衛を空洞化する敵基地攻撃能力の保有に反対します!-岸田内閣に安保3文書の撤回を求め、防衛費倍増・防衛増税に反対しますー · Change.org
 https://bit.ly/40w2sl9

(関連)オンライン署名『専守防衛を空洞化する敵基地攻撃能力の保有に反対します!』ご協力ください - 自由法曹団ホームページ
 https://www.jlaf.jp/02info/2023/0110_1450.html


3.(チラシ)(2.14)燃やすな放射能汚染木、田村バイオマス訴訟控訴審判決(仙台高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3XqzuBLVuYZN1tv?e=6y4KsH

(関連)ウソにウソを重ね収拾がつかなくなる被告:田村バイオマス発電住民訴訟(ちくりん舎)
 https://drive.google.com/file/d/1MPMsC8zpy_LJc7LiA_3isyPnJhRWlswX/view


4.イベント情報
(1)(2.8)デニー知事と考える沖縄と日本の安全保障(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/11476/

(2)(チラシ)(2.16)「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな!(高野孟 衆一多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3YbPAhb7ny9_VRS?e=tv8WjN

(3)2023年2月18日開催・学習会「脳の発達に影響を与える化学物質とは?―脳高次機能に対する化学物質の周産期ばく露の影響-」のご案内 - JEPA(NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
 https://kokumin-kaigi.org/?p=9437

(4)(チラシ)(3.19)2023原発のない福島を! 県民大集会(パルセいいざか:福島市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3en0DRW1dAHUztF?e=q0U2JC


5.(別添PDFファイル)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「前編」(森功『週刊現代 2022.10.15.22』)/「後編」(『週刊現代 2022.10.29』)
 https://twitter.com/oosakahaoosaka/status/1580250307308957697

(関連)維新が喧伝する「大阪は高等教育無償化」の大嘘! 実態はドケチ、人口減少続く違和感|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318158

(関連)「大阪IR誘致」に黄信号 790億円の公費負担と鑑定談合疑惑 用地の価格算定で「ここまでピッタリ同額、通常考えられません」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/701f02f68645c8453c327101055f953a9aa2de03

(関連)維新の勝敗ラインは「600」「41」 代表2人が進退かける統一選 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230203/k00/00m/010/058000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20230205

(かようなチョウチン記事に乗せられて維新(日本維新&大阪維新)なんぞに投票する奴は根っからのドアホである。チンピラ似非右翼のデマゴーグ集団=維新に振りまわされている「昔は水の都、今はアホの都」大阪の後を追いかけてはいけない。地域住民の未来に不幸が襲い掛かることになる。「新型コロナ」による死者の割合が最も多かったのも大阪だ。:田中一郎)


6.岸田文雄「迷走」政治=この「愚か者めが!」( 今年の流行語大賞か?)
 日刊ゲンダイの無料ネット会員になれば、ある程度まで「会員限定」の記事が読めます。

(1)何一つまともに答えず「検討」だけ こんな政権が「奇妙な安定」で続くのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318222

(2)官邸内で“ドラ息子”翔太郎氏の更迭論が浮上…岸田首相の切りたくても切れない「裏事情」の根深さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318160

(3)丸川珠代氏「愚か者めが」で都知事の野望は潰えたか…出馬なら同じヤジでブーメラン|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318211

(4)岸田政権なりふり構わぬ大軍拡…法改正で年金324億円横取り→防衛費財源充当の姑息|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318223

(5)岸田政権の少子化対策は的外れ! まずは未婚の増加を直視すべき|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318229

(6)荒井勝喜首相秘書官「LGBT見るのも嫌」と差別発言 即更迭に動くも岸田政権には大打撃!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318253

(7)自民党総裁の「バカ息子」トップ5 岸田文雄、菅義偉、純一郎の息子がランクイン|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318230

(8)西村経産相 児童手当の所得制限撤廃に“いっちょかみ”で赤っ恥…持論ツイートにも異論噴出|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318212


◆日刊IWJガイド・非会員版「『中国のスパイバルーン事件』でブリンケン米国務長官と国防総省との間に温度差! CIA長官がウクライナに領土の割譲と停戦を勧めた!-」2023.2.5号~No.3797号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51842
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 下記の新書が話題になっているようです。別添PDFファイルの毎日新聞、及び『週刊文春』の記事をご覧ください。私も今、この新書を読んでいる最中です。全部読み終えたら、コメントしたいと考えていますが、現段階でいくつか申し上げます。この本から切り抜いた部分を2つ、PDFファイルで添付しています。

◆シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由-松竹伸幸/著(文春新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034426438&Action_id=121&Sza_id=E2

(関連)(別添PDFファイル)党員「反旗」、揺れる共産、党首公選制の導入訴え(毎日 2023.2.4)
 https://mainichi.jp/articles/20230127/k00/00m/010/407000c

(関連)(別添PDFファイル)共産党員の党首選要求に志位委員長が逃げた(『週刊文春 2023.2.2』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5038


(1)(別添PDFファイル)ヒラの党員は所属する支部の党員にしか働きかけができない(『シン・日本共産党宣言』松竹伸幸:文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3FbUU8tdbEApY0r?e=62HFOV

 こういう悲惨ともいうべき状況が放置されたままでは、党首公選を制度化しても、まともには機能しないでしょう(著者の松竹伸幸氏は「一時的に規則を緩和せよ」と主張していますが、私は「一時的」ではダメだと思います)。ピラミッド型のヒエラルキー構造になっている日本共産党の組織(中国共産党の組織と瓜二つ)のうち、下部の3つの層=支部、地区委員会、都道府県委員会の党員の交流や意見交換を自由にさせ、党内の討議民主主義を活性化させるべきでしょう。そして、その結果、まずは中央委員の「党内公選制」のような制度を創って、中央委員選出の民主化から始めていくべきだと私は思いますが、いかがでしょうか?(党首公選=党首は2期までの規則付き、はそのあとに来る改革スケジュールではないかと思います)

(2)(別添PDFファイル)理想の社会は理想の組織運営が生み出す(『シン・日本共産党宣言』松竹伸幸:文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3N5vkXZid04cRt5?e=GUR5mv

 著者の松竹伸幸氏が引用している内田樹氏の議論は、全くその通りだと思います。およそ政権の基本的性格は、その政権が生まれてくるプロセスに大きく依存しており、いわゆる「経路依存性」の典型的事例ではないかと思われます。今日の自民党政権が、1990年代初頭の似非政治改革(政党制強化=既存大政党を有利にする+小選挙区制=2大政党制目標=バカ丸出しの考え)を経て、党執行部・多数派が独裁的権力権限を行使しうる仕組みの中で出てくる政権ですから、みな、似たようなロクでもなさを引きずっています(アベスガキシダに続いて次の自民党政権ができても似たようなものです)。世界に目を向けても、ナチスドイツ、スターリニズムのソ連、マオイズム体制から脱却ができない中共中国、粛清と専制の北朝鮮など、いずれの全体主義・権威主義国家も、その国のあり方が、政権成立までの「経路」に大きく依存しています。

(3)これからの民主主義国家において、20世紀型のレーニン主義革命政党の党組織原則である「民主集中制」(及び「前衛党」論)を採用する「世直し」政党は、自身を首班とする政権党になることは出来ません(万年批判野党としてなら存続はできるかもしれませんが)。日本共産党には、早期に「民主集中制」に代わる党の組織規則を打ち立て、党内民主主義の徹底を図っていただきたいと思います。また、それと同時に、党を有権者・市民に開かれた党にして、広く広範な人々とともに語り合い歩んでいく「党の組織文化」を築いて行ってほしいと思います。

(4)翻って、この党内民主主義の問題は、市民運動・社会運動においては「運動内民主主義」の問題として「跳ね返ります」。かねてより私から申し上げてきた「スターリンのミニブタ」(オレサマ活動家)による一般の運動参加市民への言論・表現・活動妨害、あるいは統制・差配は後を絶たず、今日でも日常茶飯に続いている嘆かわしい現状があります。また先般は、私が主催して中公新書の『日本共産党:「革命」を夢見た100年』(中北浩爾一橋大学大学院教授)の読書会を開催しましたが、日頃、日本共産党の悪口を陰でぼやいている人たちのほとんどは参加することなく、結局、ごく限られた人たちでの意見交換になってしまっています。要するに、日本の市民運動・社会運動は、運動内民主主義や討議民主主義ができないまま、かつての内ゲバ・セクト主義が今日では、仲良しクラブ・サークル活動に変わっただけの、基本的に「タコツボ型集団」運動を形成しているということを意味します。これでは、「世直し」を実現することはおそらくできないでしょう。日本共産党の組織運営上の問題は、日本の市民運動・社会運動にかかわる団体や人間集団の運営の在り方の問題と通底しているのです。日本共産党だけを批判して済む問題ではありません。

(それから、今回は詳述しませんが、『日本共産党』の著者中北浩爾一橋大学大学院教授については、その著書は評価いたしますが、他方で同氏の日本共産党への提言=(簡単に言えば)日米安保条約や自衛隊を合憲と認め、立憲民主党の尻にくっついて、野党共闘を補強する方針を取れ、には断固として反対です。中北浩爾もまた、1990年代初頭の似非政治改革の旗を振った1人と思われ、その政治的センスの悪さには唖然とします。日本共産党にかような「踏み絵」を踏ませることは、日本で数少ない「可能性を持った」政治集団・政党を潰し、日本の社会民主主義にママ見られた「悪しき伝統」を押し付けることになるからです)

(関連)日本共産党「革命」を夢見た100年-中北浩爾/著(中公新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034340231&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)(別添PDFファイル)ポスト「一強」政治の選択肢:自民党右派と野党共闘の先へ(イントロ部分)(中北浩爾『世界 2023.2』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3RuPqZ55i8d230g?e=F87RCd


(関連)(別添PDFファイル)「動物農場」ジョージ・オーウェル 1945年刊、痛烈なソ連批判、権力の暴走 支える市民の無関心(朝日 2023.1.25夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15537535.html

(今の中共中国や北朝鮮がまさにジョージ・オーウェルが言うところの「動物農場」です。マルクス主義者も含めて、およそ「世直し」を考える人たちは「スターリニズム」について、もっとしっかりと考え抜く必要があります。数十年前の大学紛争時の「内ゲバ」と呼ばれる「見解の相違の暴力的解決」から、今日の市民運動・社会運動内部に根強く残る「スターリンのミニブタ」(オレサマ活動家)による参加市民への言論・表現・活動への統制・差配など、日本の左翼・左派・リベラル勢力には、克服しなければならない最大の問題の1つとして「スターリニズム」があります。全体主義(「スターリニズム」&「ファシズム」)は善意に担がれてやってくる、ことを忘れてはいけないのです。:田中一郎)


(5)松竹伸幸氏の「武装中立論」=「改憲的護憲論」には反対です

 下記は昨今、私が発信したメールに書いたことです。日本共産党には、引き続き現状の安保政策論で「市民と野党の共闘」にまい進してほしいと思っています。但し、連立政権の一角を占める(入閣)ことよりも、是々非々の立場を取って閣外協力の形を前提にして進めていくのがいいのではないかと思っています。そして、政党として、もっと大きくなっていただきたい。民主集中制に代わる新しい党の運営規則は、そのためにあると思っていただければいいでしょう。近未来に、生まれ変わった日本共産党が、内閣の首班を占める政権交代・新政権が実現することを期待しています。(私は逆に、立憲民主党は、泉健太執行部を退陣させ、解体的出直しをしないかぎり、近未来において、翼賛国家形成の一翼を担う「戦前の社会大衆党」化への道を歩むことになるだろうと予想しています。その際には、立憲民主主義は「脱憲主義」に変質し、「世直し」政党としては空中分解・雲散霧消することになるでしょう)

(下記はメール転送です:一部修文)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私見を申し上げます。

1.マスゴミの世論調査はあてにならない(世論誘導の可能性大)=武装防衛論者が多いとは思わない

2.武装防衛論に凝り固まった人間たちには何を言ってもムダ=このアホウどもをダシにして、彼らのトンチンカンを叩く議論を、凝り固まってはいない人に向けて発信する(発信者は誰でもいいし、個人でなくても「○○会」でもいい)

3.ポイントは下記のようなこと

(1)「敵」とは誰のことか、はっきりさせる(具体的な国の名前が出てきたら、はて、その国がいったい日本に攻めてくるのか、という話になる)

(2)「敵」がいずれであれ、日本列島に60基以上の原発・核燃料サイクル施設を並べて、戦争などできない。防衛戦争もダメ。やれば自滅する。日本を絶滅させるには原発・核燃料サイクル施設の使用済み核燃料プールに通常ミサイルを数発打ち込めばいいだけ。

(3)日本の食料自給率は37%、種子や飼料や肥料などの自給率まで考慮すると、食料自給率は10%程度。しかも島国。日本に食料を運んでくる船が狙われたら食料は輸入できないので、たちまちのうちに飢餓状態。

(4)日本は都市国家、東京・大阪・名古屋周辺に人口が集中している。ここを攻撃されたらひとたまりもない。

(5)「敵基地攻撃」論のナンセンス。どんな兵器で、どこを狙って、どのタイミングで「攻撃する」のか?  アメリカから購入予定の兵器の大半はポンコツものばかり。また、攻撃ターゲットを定める能力は日本にはない。戦争ごっこの域を出ず。バカ丸出しのお粗末論議。

(6)アメリカから独立して対等の関係が築けているのか? 築けていないのなら(対米隷属)、日本がアメリカの手下になり、アメリカの代理戦争を下請けするだけの話になる。「敵基地攻撃」もアメリカの指揮命令下で実施されるだろう。バカ丸出しの亡国防衛論である。(日米地位協定すらまともな形にできないこの国が、アメリカと対等に渡り合えるはずがない=アメリカの手下にすぎないのだから、武装防衛もへったくれもない)

(7)集団的自衛権行使は違憲であるだけでなく、アメリカを想定したものだから、上記(6)により日本の意のままにはならず、極めて危険なことだ=日本はアメリカにアゴで使われて戦争をするのか?

(8)「敵基地攻撃」は「能力を持つだけ」であり、「威嚇」による抑止力として使うと言いたいのかもしれないが、では、日本が「敵基地攻撃」を持つことで、どこの仮想敵国が、ただ「恐怖に感じる」だけで戦争を控えるようになるのか? いったい誰に対する抑止であり、それはどれほどの効果があるのか?  リアリティを喪失した「ガキのケンカ」論議の域を出ていない。

(9)「敵基地攻撃」(能力含む)も「抑止力」もリアリティがなく、そんなバカ丸出しのことに、毎年数兆円のカネを使うわけにはいかない。そんなカネがあったら別のことに使え。

(10)そもそも、平和外交の努力をどこまでしたのか、しようとしているのか。どこの国かはわからないが、この日本と武力衝突が起きるとしたら、それは外交の失敗=政治の稚拙の結果であり、そうした結果を生みそうな政治家は即刻退場させねばならない。

(11)戦争事態となった場合、情報は「戦争遂行者」によって、徹底的にコントロールされ、本当のことが分からなくなる。自分が国の支配者と一体になっているような目出度い気分で日本の防衛のあり方をしゃべっているのなら、それは相当に単純単細胞であり、世間知らず(戦時体制知らず)であり、はっきり申し上げて、アホウ、である、アホウは相手にしなくてもいい。

(12)戦争は始めたら止まらない。止まらなければ、戦争の間中、破壊と人殺しは続く。戦争はそのずっとずっと手前で止めなければならない。中途半端の武力・武装は、マイナスの効果しかない。(今、戦争中のウクライナを見ればいい。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論がいかに実態とは違っていて、ウクライナの人々がいかに「戦争屋」に振りまわされているかがよくわかる。そして破壊と犠牲は日々積みあがっていく。前世紀的なイデオロギーであるナショナリズムに染め上げられた状態がどれほど危険なことかが、このウクライナ戦争の教訓である。ナショナリズムを激突させれば、片方が絶滅するまで戦争は続く=しかも、外国がちょっかいも出してくる)

(13)武力武装による抑止力(威嚇)を振り回していると、偶発的な核戦争の可能性が高まる。緊張は高めるのではなく、緩和すべきもの。日本を取り巻く国々で、自ら戦争を欲している国はない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <関連サイトなど>
(1)(別添PDFファイル)シン共産党(三木義一 東京2023.1.26)
 https://bit.ly/3YnbGP1

(2)共産・志位委員長は「自分の口で言えばいいと思う」「党首公選」への反応めぐりベテラン党員が抱いた違和感(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/81f6922d3dc511c4b4ef17e8a7f41e47a0da596b

(3)揺れる共産党 現役党員の党首公選要求が波紋 改革進まず議員半減:北海道新聞デジタル
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/793925

(4)党員も執筆、次々に出版される“日本共産党本”が訴える党改革案とは 実は「選挙」で選ばれていない共産党の指導機関(1-5) - JBpress (ジェイビープレス)
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73638
草々

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