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2023年2月

2023年2月27日 (月)

【IWJ続報】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは米軍&ノルウェー海軍だった!:『デモクラシー・ナウ!』によるシーモア・ハーシュ氏(告発したジャーナリスト)インタビュー(その1)(その2)他

前略、田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第83回)「台湾有事と日米軍事同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年3月28日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-6aa931.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.お知らせ· #すべての戦争に反対します!#武力ではなく対話を!#戦争を止めよう! #ChooseDialogueNotWar! · Change.org
 https://bit.ly/3EGctmK

(関連)キャンペーン · #軍拡より生活 !~未来の子どもたちのために平和を! · Change.org
 https://tinyurl.com/mrx4jraa


3.(メール転送です)東京外環道訴訟_(お知らせ_傍聴を)第18回口頭弁論3月8日(水)15時(東京地裁)

 ◆東京外環道訴訟第18回口頭弁論
  3月8日(水)15時~(傍聴券抽選14時40分)
  東京地方裁判所1階103号法廷
   (地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口)

 傍聴お願いします。コロナ禍なので、ご無理なさらないでください。
 傍聴券抽選14時40分。14時30分頃(まで)にお越しください。
 (傍聴席は98席に戻ってますが)

 ◆裁判終了後(16時頃~) 報告集会 
  参議院議員会館101会議室
     (16:00頃~1階ロビーで入館証配布します)
  丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩7分
  弁護団から解説がされます。

(関連)東京外環道訴訟を支える会ニュース⒚号
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBRBqP3nrvWlQyyu?e=YiPLl8
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◆【IWJ続報】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは米軍&ノルウェー海軍だった!:『デモクラシー・ナウ!』によるシーモア・ハーシュ氏(告発したジャーナリスト)インタビュー(その1)(その2)他

(みなさまには、IWJの会員となって、IWJのネット・ジャーナリズム活動を支えていただきますよう、お願い申し上げます)


 日本のマスごみを含めた西側の報道機関が全く報道しようとしない、この歴史的なスクープについてIWJからの続報です。私の脳裏に走る「思い出」は、少し前にスノーデン氏が米国NSAによる「のぞき見」「盗聴」の巨大な権力犯罪体制を告発する際に、大半の西側報道機関が全く信頼のできないものであり(米国ワシントン当局の手下のようなもの)、グレン・グリーンウォルドという独立派弁護士に米国国外の香港で接触した後、ごく限られたジャーナリストとの共同合作で、慎重にも慎重をかさねて、その(実体験により)知るところを暴露したことでした(その後、スノーデン氏はロシアに亡命)。

それから10年近くが経過し、西側報道機関の御用化は一段と進んでいる様子です。日本も含めて、西側の先進諸国が自分たちの直接かかわる戦争に突入した場合の、御用化した今日の報道機関が見せるであろう「大本営発表」報道のことを想像するに、恐ろしくなります。ましてや、忖度報道が体に染みつき、記者クラブでのペチペチ屋(当局からたれ流される説明という世論誘導広報を持参したパソコンに打ち込んでばかりいる記者というよりは事務屋のこと)稼業に忙しい日本のマスごみたちには、何の期待もできないどころか、戦争翼賛体制へ向けての「旗振り」分業の一端を担いそうな気がしてなりません。支配権力や巨大資本を公共目的や社会正義の観点から追及できない、マスコミならぬマスゴミに対して私たちはしっかりとしたリテラシーを持つ努力を今から進めておく必要があります(記者やスタッフがよくても、編集デスクや担当役員・幹部が記事や番組をつぶしてしまう)。

チンピラ似非右翼を含む右翼・右派・保守反動派・ネオファシストの連中はもちろんのこと、今日では、左翼・左派・リベラル勢力もまた、いくつかの世界的な巨大な問題に関して「単純単細胞」化している様子がうかがえます。「人工排出CO2による地球温暖化」論に基づく脱炭素と(必要悪としての)原発再推進、「新型コロナ」とコロナワクチン、そしてウクライナ戦争です。これまで何度も申し上げてきましたが、「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論では、この戦争は評価できないこと、更には、こんなことを言っている限り、この戦争はいつまでたっても終わらず、ウクライナの国土が荒廃し、たくさんの死傷者が積みあがる中で、世界核戦争=第三次世界大戦による地球の終焉を迎えることになりかねないのです。

今回のIWJの記事を読んで思い出した「戦争屋アメリカ」の過去を簡単に振り返っておきます。米国は第二次世界大戦後も世界中で戦争のタネを振りまいてきましたし、このウクライナ戦争でもそうでした。冷戦終結時に対ソ連軍事同盟のNATOを解消せず、ソ連崩壊後のロシアを封じ込め、食い物にするかのように「東方拡大」を続けてきた延長上に、今回のウクライナ戦争があるのです。ちょっかいを出し攻めているのは米国であって、ロシアは防戦側です。愚かなのはウクライナと、そしてロシア、米国が仕掛けた戦争の挑発にまんまと乗ってしまい、ウクライナはミンスク合意を事実上破いてロシアを挑発、ロシアは戦後の国際秩序の基礎である「国境を超えて軍隊を動かし他国を攻めてはいけない」という国際法を破って、その挑発の乗ってしまったのです。その根底にあるのは、ウクライナとロシアともに、時代遅れのナショナリズム、ないしは国家優先主義に他なりません。愚か極まりなしです。 

今回、ベトナム戦争でのソンミ村虐殺事件を告発するスクープなどで「ピューリッツァー賞」を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が告発スクープした天然ガスパイプラインのノルドストリームの米国&ノルウェーによる爆破もまた、米国による戦争のための「ちょっかい」ととらえれば、なるほどということになります。

(IWJ記事一部引用:シーモア・ハーシュ氏は、1969年、ベトナム戦争中のウィリアム・カリー中尉によるソンミ村虐殺事件の暴露を皮切りに、CIAの国内スパイ計画「ケイオス作戦」の暴露、アブグレイブ刑務所における捕虜虐待事件、大韓航空機事件の内幕など、数々のスクープをものにしてきた現役最高峰の独立調査報道ジャーナリストです。)

私たちは、戦争の時こそ、戦争の時代こそ、戦争を遂行する者たちは、情報に統制をかけ、マスごみを手なずけ、世論を巧みに誘導していくものであることを忘れてはいけないのです。だまされて、国旗を振り回すようなことをする時、我々の面前に地獄が現れます。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論の次に来るのは、「習近平・中共中国悪玉、民進党・台湾善玉」論です。そして私が推測するに、この極東でのキナ臭い動きも、アメリカによる中共中国への軍事的破壊工作により戦争へと発展していく可能性は低くないと思います。日本が、左翼・左派・リベラルも含めて「単純単細胞」の「戦争辞さない国」となるのなら、沖縄を含む日本列島は悲惨な戦場となり、第二のウクライナとなるでしょう。

それを防ぐためには、今から全力疾走で、政治を変え、歪んだ世論を転換し、マスごみを入れ替え、政治や社会を見る際のリテラシーを高める他ありません。それが私たち「ちょぼちょぼ市民」の生き残る術(すべ)なのです。

 <ごく簡単な「戦争の仕掛け屋=アメリカの過去>
*ベトナム戦争時のトンキン湾事件 シーモア・ハーシュ氏は、この時のこの事件にノルウェー海軍が関係していたと報じています。

*チリ・アジェンダ政権打倒工作  CIAが仕掛け、ピノチェト将軍がクーデタで、史上初の選挙による社会主義政権を打倒。

*ニカラグア左翼政権破壊工作   イランとの取引で工作のための軍資金を調達したと暴露され大問題化(イラン・コントラ事件)

*湾岸戦争            フセインのイラク軍を撃破し首都まで攻め込みながらフセインを放置(次の戦争への布石?)

*コソボ空爆(ユーゴ内戦)    空爆は国連の合意なし(セルビアだけを悪者にするPR展開=ウクライナ戦争と酷似)

*アフガン戦争          9.11同時多発自爆攻撃が「黙認」「やらせ」の可能性(攻撃されていない隣接ビル倒壊他)

*イラク戦争           口実の大量破壊兵器などない、国連の合意もなく、国際法違反の戦争を仕掛けた

*ウクライナ戦争         2004年オレンジ革命以降、ウクライナ国内の暴力右翼利用、ノルドストリーム爆破疑惑発覚他


 <IWJ続報>
1.日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏『ウクライナ紛争の終わりは時間の問題です。ゼレンスキーがあと何人、自国民を殺したいかという問題です』」2023.2.20号~No.3812号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51908
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51908

2.日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏が新記事で米国とノルウェーの秘密共同作戦史を暴露! ノルドストリーム爆破の起源はベトナム戦争のトンキン湾事件!」2023.2.24号~No.3816号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51924
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51924

3.日刊IWJガイド・非会員版「岩上安身が岸田総理に対して会見で質問! 岸田総理『今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない』!-」2023.2.25号~No.3817号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926

(関連)What's New お知らせ - IWJからのお知らせや、毎日発行の「日刊IWJガイド・番組表」がご覧になれます
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/


◆【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-3339ab.html
草々


(追)今から半世紀ほど前、激化するベトナム戦争やトンキン湾事件のスクープが出た頃に、当時の若者や有識者たち、あるいはマスコミや野党議員たちがどのように言動していたかを思い出すにつき、今日のこの国の体たらくには唖然とするばかりである。戦後80年近くにわたり、思考停止のまま対米隷属の「平和ボケ」を続け、いまや国全体が団子状態となって原発と戦争にしがみつくような雰囲気になりつつある。この国は再度、大日本帝国の滅亡を繰り返したいのだろうか? 同じ悲劇を繰り返さなければ、原発過酷事故による放射能汚染のひどさも、戦争による国土国民の悲惨さも、実感し理解出来ないのだろうか? 日本国憲法と第9条を継承し発展させることができないのなら、あるいは、再稼働を許さない脱原発に舵を切ってエネルギー革命を乗り越えていけないのなら、この国はもう一度、(しかし今度は再起再生が不可能な形で)、破滅滅亡するしかないのではないか? 私たちは今、この情けない現状と全力で闘わなければ、もう後がないのである。

 

 

2023年2月25日 (土)

(必見保存版:拡散希望)(講演録画)広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」

前略、田中一郎です。
(必見保存版:拡散希望)


昨日(2/24)、水道橋の全水道会館におきまして、たんぽぽ舎主催で広瀬隆さんの講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」(後編)が開催されました。当日の録画はありませんが、それに代替して、広瀬隆さんご自身が、同じテーマで膨大な量の講演録画を創ってくださいました。下記にそれをご紹介いたします。「人工排出CO2による地球温暖化」説が如何に胡散臭い「説」かが、科学的実証的な証拠をふんだんに使って説明されています。「人工排出CO2による地球温暖化」を信じる方も、そうでない方も、必見の録画といえるでしょう。

私からは次の4点を申し上げておきたいと思います。

(1)脱炭素を脱原発の上に置いてはいけない(CO2と放射能のどちらが危険かを素直に考えれば自明なこと)。

(2)従って、「人工排出CO2による地球温暖化」説なるものを原発再推進の口実にすることは許されない。

(3)原発・核燃は、軍事(核兵器製造能力)と表裏一体となり、政治の力だけで推進されています。小泉純一郎元首相が言うように「原発は安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」です。従ってまた、原発は政治を変えなければ止めることは出来ないと思います。

(4)地震・津波・火山大国の日本にとって、原発・核燃は致命的なまでに危険です。特に老朽原発の運転期間延長は、近未来に原発の再びの過酷事故を引き起こすこと必定です。日和見をせず、断固として止めていきましょう。


なお、たんぽぽ舎と広瀬隆さんの方では、第3弾の講演会として、来たる5月に、岸田文雄政権の愚かなる原発再推進への回帰を批判しつつ、原発・核燃の直近事情やリニア新幹線の問題について、講演の準備を進めておられるようです。詳細が決まりましたら、また私のメール・ブログでご連絡申し上げます。


 <広瀬隆さん「気候変動の宇宙物理学:IPCCの二酸化炭素地球温暖化説は本当か」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全国のみなさま・・・広瀬隆です。今週から、インターネットのYouTubeで、「気候変動の宇宙物理学」をスタートしましたのでお知らせ致します。これは、シリーズで「第1話」から「第2話」、「第3話」・・・へと続く、宇宙の神秘について語る物語です。何か小むずしい話と感じるタイトルですが、中身はビックリするほど面白い話ですよ。話が進むにつれて、次第に、みなさんも腰を抜かすでしょう。

だって、みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。

ところが、世界最高水準の科学というものは、今や、そうしたことを「事実」として確認できるところまで、進歩してきたのです。ですから、国連や日本のテレビスタジオで、「CO2だ!!  CO2だ!!」と騒いでいる人たちは、全員がサイエンス時代に遅れているわけです。百聞は一見に如かず、と申します。あの人たちのようにならないように、インターネットを開いて一度だけ「第1話」を見て下さい。ちょっとのぞいて見ましょうね。
 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

これは私にとって、「人生の集大成」となる最後の作業です。今までたくさんの方からご注文いただいた「温暖化パンフ」とは別次元の、世界最高水準の科学的な宇宙論です。まず日本人でこれをきちんと理解している人は、絶対にいないでしょう。その壮大な事実に驚かれたら、どんどんまわりの人に、家族に・・・知人に・・・友人に・・・愛する人に、誰彼なく、この物語を伝え広めて下さい。その大宣伝をしないと、その科学を知った意味が消えてしまいます。そのお願いのために、このメールをみなさんにお送りする決意を致しました。

「第2話」以後も、関連する資料も、すでに、すべて完成しましたので、順次、インターネットに掲載(アップロード)してゆきます。特に、YouTubeが好きな若い人たちに、伝えて下さいね。

一方で、インターネットは嫌いだ、という人もいらっしゃるので、たんぽぽ舎(電話03-3238-9035)が、同じ演題「気候変動の宇宙物理学」の2連続講演会を中央線~総武線「水道橋」で開いて下さることに、なりました。東京近辺の人は、「添付ファイル」をご覧になって、参加申し込みをなさって下さい。よろしくお願い致します。しかし、コロナ感染症には、気を抜かずに、用心を続けて下さい。

本日はこれで、要用のみにて失礼いたします。【2022年12月18日】 広瀬隆


**************

◆第1話
 IPCC気候変動説の大矛盾
 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

◆第2話
 NHKの動画がネット上から消えた!!
~気候変動の研究史~
 https://youtu.be/vcvkPkZ2EXM

◆第3話
 宇宙誕生とミランコヴィッチ・サイクルの不思議
 https://youtu.be/q04HmDODofM

◆第4話 太陽の黒点が消えてテームズ川が凍りついた
 https://youtu.be/c5g1cly26jg

◆第5話 解き明かされた宇宙線と地球気温の関係
 https://youtu.be/c9WmXa0pLgc

◆第6話 酸素同位体から地球寒冷化の大周期を発見した大特集~同位元素を使った過去の気温の科学的推定法~
 https://youtu.be/g1PGlKZ3lpU

◆第7話 超新星爆発が宇宙線を放出して地球を襲う恐怖~この宇宙物理学のクライマックスです~
 https://youtu.be/On7yzykRI9o

◆第8話 太陽の核融合の姿はおそろしくて見ていられない
 https://youtu.be/zjPcKtGoLec

◆第9話 太陽から強烈な磁力線が発生して磁気嵐が起こる
 https://youtu.be/WKUc_EB3w8o

◆第10話 太陽研究と宇宙物理学は長足の進歩を遂げてきた
 https://youtu.be/SATvFDqSc5I

◆第11話 地球の気候と宇宙線の関係が実証された科学的データ
 https://youtu.be/SXrjKe1mGRY

◆第12話 雲は大気中にどのように生まれて気温を支配するか
 https://youtu.be/qWF6WbIkmKI

◆第13話 ウィルソン霧箱の不思議な現象が気候変動論の決定打となった
 https://youtu.be/UOtYuzhb2Os

◆第14話 恐怖の氷河時代が目前に迫りながら放置している人類
#「気候変動の宇宙物理学」シリーズの最終話です。近年、黒点が激減して、恐怖の氷河時代が目前に迫っていると言われます。実態はどうなのでしょうか。
 https://youtu.be/zFZMW6ZGSbk


これらの話には、下記の4つの資料が動画としてリンクしています。

「広瀬隆編/1960年代の大寒冷化の記録」
 https://youtu.be/pm4cg_o9wGE

「広瀬隆編/ヒートアイランド現象」
 https://youtu.be/Hunp-a-etak

「広瀬隆編/自然エネルギーが起こしている問題と石炭火力の恩恵」
 https://youtu.be/jbfMXhLVGac

「広瀬隆編/近年の冬の寒冷化記録」
 https://youtu.be/zF0g9mVpAEk


(関連)広瀬隆「二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は、科学的にまったく根拠がないデマである」  20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】
 https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck 


 <気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト>

【気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト1】
 https://www.youtube.com/watch?v=KufGlJoDllE

【気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト2】
 https://www.youtube.com/watch?v=shH5NjMO-Wk

【気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト3】
 https://www.youtube.com/watch?v=oYrhVLUBiBA

【気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト4】
 https://www.youtube.com/watch?v=RSjxBw7lubY

【気候変動の宇宙物理学 ダイジェスト5、文章で読むダイジェスト】
 https://www.youtube.com/watch?v=EeWKjTA4678

(追加)
◆「広瀬隆編/同位元素から地球の気温を推定する方法」
 https://www.youtube.com/watch?v=0cwyX7jOXao
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(今のところ私の手元にあるものは上記で全てですが、他にも録画があったことが分かった場合には、追加でお送りいたします)
草々

 

2023年2月24日 (金)

4つのこと:(1)小池百合子「緑のタヌキ」の「緑」も「大ウソ」(2)ウクライナ戦争を巡ってIWJvs岩波『世界』(劣化するリベラル言論)(3)護憲集会不許可は合憲、最高裁(4)「私物化される私立大学」への道 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.キャンペーン · 放射能除染土を新宿御苑や所沢等に持込ませるな! 環境省「実証実験」に反対する署名 · Change.org
 https://bit.ly/41kT6Jz

(関連)(署名用紙)住民や全関係者の理解がないままの新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBCsjJWkw8hfXgIe?e=u0z6bX


2.(チラシ)(3.11)さよなら原発 北区集会(赤羽公園)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBHOlGhbKR0jLdDs?e=kIABdU

(「継続は力なり」です。申し訳ありませんが、この日私は講演をしていて参加できません。ご盛会を祈ります。:田中一郎)


3.(3.1)戦争を回避せよ-安保三文書改定を受けて-(ND:新外交イニシアティブ)(沖縄+オンライン可)
 https://www.nd-initiative.org/event/11569/


4.その他キャンペーン
(1)70年以上改善がない4・5歳児の配置基準は先進諸国の中でも最低のレベルです。子どもたちのために保育所等の職員配置基準を今すぐ改善してください! · Change.org
 https://tinyurl.com/4b5wse3b

(2)広島県農業ジーンバンクの存続を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/3ujb9ec5

(関連)広島農業ジーンバンクの存続求めオンライン署名 地域の伝統野菜の伝承支える重要な基盤 廃止方針の広島県 - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/25612

(3)新型コロナの自宅療養死の真相の究明と再発の防止を求めます~明日は必ずきますか?~ · Change.org
 https://bit.ly/3XVDMQQ

(関連)新型コロナ「自宅放置死」遺族会が医療へのアクセス確保など要望(テレ朝NEWS)
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000251284.html

(関連)衆議院 2022年04月12日 厚生労働委員会 #03 高田かおり(参考人 コロナ自宅放置死遺族会共同代表) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=51_i7oxa7zM


5.(録画&レジメ)第3回オンライン学習会「私物化」される大学 駒込武京都大学大学院教授
 https://finnovaw.blogspot.com/2023/02/3.html
 https://drive.google.com/file/d/1GppfCnP5NA5bzH_wZwvpabmZqOt8x0ce/view?ts=63f58b21

(当日チャットに書き込んだ田中一郎の意見)
 以前より私が申し上げてきた「科学(者)が支配権力や巨大資本に包摂される=科学が似非科学となる」という動きが露骨に現れてきているということであり、これに対抗するには、真正科学を守るための大きな「対抗戦線」を創っていく他ないのではないでしょうか。21世紀の最大問題の1つと受け止め、もっと緻密で広がりのある巨大な闘いの輪が必要だと思います。


6.こんなことをしていて「科学技術立国」など笑止千万

◆(別添PDFファイル)有期雇用10年で打ち切り、雇い止めラッシュの恐れ、憂いの春 研究者に刻一刻(東京 2023.2.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/229895

(関連)キャンペーン · Xデーは2023年3月31日! あなたのひと押しで #雇い止めによる日本の頭脳の流出を防ぐための緊急署名 · Change.org
 https://tinyurl.com/y6e8buju

(関連)9年前に予見された「研究者大量雇い止め」の戦犯 - 就職・転職 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/626983

 <田中一郎コメント>
(1)学問・研究・科学に全く縁もゆかりもない、世の中に出たら社会人としても失格の、ゴミクズカスガラクタのたぐいの自民党政治家どもと、それに忖度する腐った官僚(霞が関+外郭団体)たちが「科学技術立国」の旗を振りながら、将来性のある若い「科学の担い手」たちを使い捨てにしてつぶしています。怒りがこみ上げてきます。このままでは、大学や研究機関からは科学者がいなくなり、似非科学者の「蜘蛛の巣城」になりかねません。「インチキ技術立国・ニッポン」に拍車がかかることになるでしょう。

(2)この労働契約法の改正を行ったのは民主党政権です。自分たちが制定する法律が施行されれば、どのようなことが起きてくるか、十分に考えもしないで、その場しのぎのような日和見政策でお茶を濁す、そんな行動パターンを繰り返していた、この似非改革政党だった民主党(今は看板を差し替えて立憲民主党・国民民主党と名乗っている)にも大きな責任があります。

翻って、今注目となっている「子育て支援」ですが、泉健太立憲民主党(及び「日本維新の会」)は下記の日経記事にあるように、児童手当の所得制限を撤廃する児童手当法改正案を衆院に共同提出し、所得制限にこだわる岸田文雄自公政権を批判し続けています(丸川愚か代(バカよ)の「愚か者めが!」ヤジも含めて)。

(関連)【動画】「愚か者めが」「馬鹿者どもを絶対に忘れん」丸川珠代議員 過去発言が波紋…
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000285723.html

しかし、今から十数年前の民主党「口先やるやる詐欺」政権では、子ども手当の財源5兆5千億円が確保できずに、普遍主義的政策の選挙公約を実現することができませんでした。それもそのはず、それまでの児童手当の7割は企業が負担をしていましたが、これをゼロにしてやることを画策していた可能性が高く、いったい何のための「子ども手当」だったのか(目的は企業の大幅負担軽減なのか?)、怪しい限りです(当時の民主党政権の最低保障年金もそうで、企業が出している掛け金の半分をゼロにしてやることが本当の目的だった可能性が浮かび上がります)。

(関連)(別添PDFファイル)子ども手当―チルドレン・ファーストの蹉跌(『民主党政権失敗の検証』中公新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhA_5Qa44rgfGJLDk?e=tcp3yp

政権についたとたんに、終始一貫して有権者・国民を裏切り、マニフェストは守らず、守ろうともせず、BSE全頭検査廃止やマイナンバー制度や特定秘密保護法やTPPや盗聴法制定準備、八ッ場ダム建設再開など、公約にもなかったロクでもないことを次々とやって、有権者・国民の信頼を喪失し、政権から引きずり降ろされた民主党政権=この繰り返しをやろうとしているのが今日の泉健太立憲民主党です(だからこそ同じデマゴーグ集団の「日本維新の会」とくっついています)。

(関連)児童手当、所得制限撤廃の改正案 立憲民主党と維新提出 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA201TT0Q3A220C2000000/

泉健太立憲民主党など、応援しても無意味です。むしろ「世直し」に対して逆効果です。泉健太とその執行部には退陣していただきましょう。それまでの間、立憲民主党への投票は、今春の統一地方選挙も含めて、あらゆる選挙でなさらずに、他の「世直し」政党に投票をお願いします。そして、新たな(女性が中心になった)執行部の下で、ホンモノの「世直し」を進める「市民と野党の共闘」の態勢を立て直していきましょう。危機の時代の日和見は、「世直し」を遅らせ、混乱させ、事態を悪化させるばかりです。政治家にも覚悟がいりますが、私たち有権者・国民もまた、政治・政治家選択には覚悟が必要なのです(好き嫌いで投票するならAKB総選挙や自民党支持者と同じです)。


7.ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための政治
 日刊ゲンダイの記事は無料ネット会員になるとある程度まで見ることができます(でも定期購読がお勧めです)。

(1)頭にあるのはトマホークだけ 岸田政権に少子化対策などやる気なし|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319126

(2)森雅子氏にLGBT議論「注視」連発の過去…“難アリ”議員が理解増進担当のドッチラケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319051

(3)岸田政権の少子化対策は的外れ! まずは未婚の増加を直視すべき|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318229

(4)GDP世界3位転落目前 自民党政権を続けさせたら凋落するだけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319057

(5)「卵不況」到来で列島大打撃! 販売休止続々、ダメージは「白い恋人」や来冬のおでん商品まで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319121

(6)「安倍派」次期会長本命は萩生田光一氏? 森喜朗元首相が地元紙で“後継指名”の大放談|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319054


◆マイナカード扱う「地方公共団体情報システム機構」に怪しい過去 理事長の俸給月額は117万5千円|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319039

(関連)マイナンバーカード=有権者・国民を「家畜並」に管理するための道具が普及しないので露骨な強制・押し付けに踏み切る岸田文雄政権=民主党が小さく生んで、アベスガキシダ自公政権が巨大グロテスクに育てた「共同作業」がマイナンバー- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-8f46ad.html

◆【ガーシー議員vs鈴木宗男氏】処分めぐり“場外乱闘”「なんとかの遠ぼえ」(2023年2月20日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Cz6se7Ekl_8

(関連)ガーシー議員「陳謝」懲罰に応じる可能性「ない」とN党、SNSは《ルフィと似ている》の声まで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319083

(ガーシーだかガーピーだか知らないが、そして「ひろゆき」にしても、こんな「便所の落書き屋」の言動をいちいち真に受けて、どうこうする必要などない(だって「便所の落書き」で騒ぐ人、いないでしょ)。ガーシーが国会に出てこないのなら、粛々と処分を行い別の人間と交代させればいい。鈴木宗男氏の対応、100%それでOK。:田中一郎)
================================


4つのことです。この国は問題だらけで、自分で解決できない様子です。滅びたいのでしょうか?

◆今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃ、ござんせんか!
 https://www.youtube.com/watch?v=0yZpvpxV5EI

 <別添PDFファイル>
(1)外苑アセス「誤りだらけ」、イコモス、再審議求める意見書(東京 2023.1.26)
(2)外苑再開発、イコモス「着手中止を」、専門家5人は認可撤回訴え、住民らチラシ作成(東京 2023.2.21)
(3)注目の人 直撃インタビュー:ロッシェル・カップ氏は神宮再開発に反対活動「樹木1000本伐採は米国ではあり得ません」(日刊ゲンダイ 2023.1.27)
(4)インタビュー:この戦争は何であり、どこに向かっているのか(イントロ部分)(塩川伸明『世界 2023.3』)
(5)座談会:プーチンのロシアは何を夢見るか?(一部抜粋)(池田、宇山、浜『世界 2023.3』)
(6)護憲集会不許可は合憲、最高裁 金沢・庁舎前広場巡り、5人中1人反対意見(東京 2023.2.22)
(7)私大評議員会に理事解任請求権、法改正案を閣議決定(日経 2023.2.18)
(8)殺傷力ある武器巡り政府・自民、高まる輸出解禁論、識者「平和国家像崩れる」(東京 2023.2.23)


1.東京都知事・小池百合子「緑のタヌキ」の「緑」さえもが「大ウソ」だった
 伐って、伐って、伐りまくる、土建屋利権代理店の女帝、こんな女を「首都東京」の知事にしていること自体が日本の世界へ向けての恥さらしだ!

◆まるで「騙し討ち」、伐採女帝 神宮外苑樹木「3000本」切り倒し、実は4倍(日刊ゲンダイ 2023.2.23)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319127
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhA6hsWiAKVr_He-u?e=paKHtK

(関連)神宮外苑で伐採される樹木は約3000本。それを大きく上回る可能性も(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2915a91c8cbbf23d8bc10b7b821c0d8548463e5e

◆署名活動についてのお知らせ · 【2-22 緊急アクション】神宮外苑樹木伐採は実は3,000本!新宿区が許可しないように声を上げましょう! · Change.org
 https://tinyurl.com/6jkm6pjx

(関連)(別添PDFファイル)外苑再開発、イコモス「着手中止を」、専門家5人は認可撤回訴え、住民らチラシ作成(朝日 2023.2.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232292

(関連)(別添PDFファイル)注目の人 直撃インタビュー:ロッシェル・カップ氏は神宮再開発に反対活動「樹木1000本伐採は米国ではあり得ません」(日刊ゲンダイ 2023.1.27)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317825

(別添PDFファイル)外苑アセス「誤りだらけ」、イコモス、再審議求める意見書(東京 2023.1.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227351

◆小池都政で「葛西臨海公園」樹木1400本伐採計画進行中…神宮外苑に続きまたも自然破壊|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318996

◆日比谷公園100年の緑「伐採される」元管理所長の高橋裕一さん危惧 再整備計画、環境評価の対象外:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/200707

(そして、歴史的建造物の日比谷公会堂は、トイレ問題とやらで建て替え計画がとん挫したまま、もうかれこれ6~7年も使えないまま放置状態にあります。何故、これが騒ぎにならないのでしょうか? アゴラ(広場)のない街・首都東京、これは日本国憲法が謳う国民主権・民主主義・人権尊重の国の首都のあり方ではないハズです。:田中一郎)


2.ウクライナ戦争を巡る2つの見方=IWJ vs 岩波書店『世界』(「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純二元論に転落していくかつてのリベラル代表雑誌『世界』)

 下記の2タイプの論文を読み比べてみてください。私はIWJがウクライナ戦争の本質を見抜いて鋭く批判報道を繰り返しているのに対して、岩波書店月刊誌『世界』の方は、程度の差こそあれ、「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純二元論に転落して、世界情勢=特に戦争に対する批判力を失いつつあるように見えます。私が知るある大学教授は、今日の日本の左派・リベラル言論はもうボロボロだ、などと言っていました。私はそれが岩波書店の月刊誌によく現れているように思えます(岩波書店『科学』にいたっては、昨年の6月以降、つまり岸田文雄政権が原発再推進に猪突猛進を開始する、まさにそのタイミングで、まるで敵前逃亡のごとく、原発・放射能・被ばくに関する論文を誌面にいっさい掲載しなくなりました)。

◆日刊IWJガイド・非会員版「米政府は全面否定するも、ハーシュ氏スクープの余波が広がる! ハーシュ氏『ご期待ください。我々はまだ1塁にいるに過ぎない』」2023.2.19号~No.3811号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51905

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「バイデン大統領がポーランドでスピーチ!『欧州のロシア産化石燃料への依存を終わらせる!』ウクライナ紛争を主導する米国の本音!」2023.2.23号~No.3815号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51922

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏が新記事で米国とノルウェーの秘密共同作戦史を暴露! ノルドストリーム爆破の起源はベトナム戦争のトンキン湾事件!」2023.2.24号~No.3816号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51924

(関連)動画の紹介 ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕 -
 https://dedeseele.com/uklaineonfire/

◆岩波書店月刊誌『世界』(2023/3)
(別添PDFファイル)インタビュー:この戦争は何であり、どこに向かっているのか(イントロ部分)(塩川伸明『世界 2023.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBIzt6V-nlrq5c5W?e=G2fLlJ

(関連)(別添PDFファイル)座談会:プーチンのロシアは何を夢見るか?(一部抜粋)(池田、宇山、浜『世界 2023.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhBOwtc4xva0TP-Pk?e=ykRldY

(この座談会の宇山とかいう学者の言うとおりにしていたら、情勢は米ロ核戦争に突っ込んでいく危険性が格段に高まります。ここ数年、岩波書店月刊誌『世界』が掲載する大学教授(特に若手)の論文や議論はお粗末なものが大半です。:田中一郎)

(参考)塩川伸明東京大学名誉教授について
 この人物の詳細は知らないが、年配のソ連・ロシア研究者のようだ。塩川伸明氏は1990年代の初頭に下記の著書を出し、ソ連崩壊が自分のそれまでの研究を崩壊させ、自分が何のためにソ連や社会主義を研究してきたのか、わからなくなった、明日以降の自分の研究についても展望が持てない、というようなことを、その著書に書いていた記憶が残っている(詳細は忘却)。ソ連の崩壊は当時の私にとっては喜ばしいこと(当然のこと)と受け止めていたため、この人物は何をトチ狂っているのかと、読んだ当時思ったことを思い出す。今回、30年ぶりくらいに同氏の論文に目を通したが、あいかわらず甘い論理展開で、当時とあまり変わっていないなという印象を受けた。

◆社会主義とは何だったか-塩川伸明著(勁草書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000019376391&Action_id=121&Sza_id=F2

(関連)ロシア、米との「新戦略兵器削減条約」履行を中断 強硬姿勢、鮮明に - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20230221/k00/00m/030/280000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20230222

(関連)米ロ核軍縮、履行停止 米欧を牽制 プーチン氏演説:朝日新聞デジタル
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23fc963bfe174dd352e9cdb6e125cb487b75a92f

(関連)ウクライナ戦争1年、なぜ停戦へ至らないのか - ウクライナ侵攻、危機の本質 - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3ZftlbD


3.(別添PDFファイル)殺傷力ある武器巡り政府・自民、高まる輸出解禁論、識者「平和国家像崩れる」(東京 2023.2.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232686?rct=politics


4.日本国憲法第二十一条を踏みにじる最高裁:護憲集会不許可は合憲、最高裁 金沢・庁舎前広場巡り、5人中1人反対意見(東京 2023_2_22)=自由なアゴラ(広場)のない国や社会が民主的であるはずがない

◆護憲集会不許可は合憲、最高裁 金沢・庁舎前広場巡り、5人中1人反対意見(東京 2023.2.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232474

(関連)<社説>護憲集会判決 広場の自由が狭くなる:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232770?rct=editorial

*日本国憲法 第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

(この国の裁判官たちは憲法に書かれている漢字が読めないKY裁判官のようである。この裁判官どもを一刻も早くクビにするため、日本の司法・裁判所はいったん叩き潰しましょう。将来に向けても、この役所はおそらくロクなことはしない。:田中一郎)

*日本国憲法 第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

(ところで、左翼・左派・リベラルが主催する集会に行くと、チラシの配布や署名活動などを妨害して、上記の金沢市役所や最高裁判決のようなことをしている「スターリンのミニブタ」たちを時々見かけるが、その連中は、今日の日本の言論・表現の自由のありようをどう心得ているのだろうか? 現代日本に日本国憲法が定める「第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」は事実上、存在していない。日本国中の公の場から自由な言論や表現が消し去られている今のような時に、市民運動・社会運動が主催する集会が、それを断固として保障し、奨励していかなくてどうするのか!? セコイ発想で統制をかけるドアホが少なくない今日の日本の左翼・左派・リベラル勢力(一部だと信ずるが)、彼らもまた「ドアホ小帝国」日本の構成員ではないのか。また、市民運動・社会運動と党派政治運動とは違うのだ、ということも理解できていない様子もあり、もう「スターリンのミニブタ」は市民集会やイベントに来なくていい。:田中一郎)

(宮城県では、一般市民が県内の道路をデモ行進する際に、道行く人々にチラシを配って歩いてはいけないなどという「条例」が制定されているらしい。「らしい」というのは、その条例を確認できないからだ。本当だとすれば、由々しき事態である。宮城県の地方議会や人権団体・護憲団体、あるいは法曹界・弁護士たちは何をしているのか!? 日本国憲法 第十二条を読み直したらどうか? :田中一郎)


5.「私物化される私立大学」への道

◆私大評議員会に理事解任請求権、法改正案を閣議決定(日経 2023.2.18)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE170PQ0X10C23A2000000/

 危機にあるのは日本学術会議や国公立大学だけではありません。本来は大きな大学自治が認められてふさわしい私立大学が、ゴロツキ支配の日本大学の不祥事を口実に、同じくゴロツキが支配する自民党政権・政府により「御用化」されようとしています。

評議員会なるものは、自民党らゴロツキ政治家どもや腐った忖度官僚、ならびに無能な財界人たちの植民地と化すことは目に見えており、かような組織に大学の生殺与奪の権限を与えることは学問研究教育の府としての大学の自殺行為に他なりません。

自民党ゴロツキどもの下僕と化した文部科学省が3度にわたる審議会のやり直しを経て、妥協として出てきたのが今回の法案ですが、こんなものが長続きするはずもなく、いずれ改めて私立大学完全御用化増進法案が出てくることになるでしょう。

支配権力、及び巨大資本による科学の包摂は、21世紀に人類を滅亡へ導く1つの段階的政治反動として現れており、これに対して日和見、無反応、無気力、無関心をすることは、そのままこの国のアカデミズムの死を意味します。

危機にあるのは日本学術会議や国公立大学だけではありません。日本のアカデミズムのトータルが、日本の科学や科学技術が、日本の学問・研究・教育が、危機に追いやられているのです。

(私は水道橋にあるたんぽぽ舎によく行きますが、あの周辺は日本大学の校舎がたくさんあり、日大生と思わしき若者を多く見かけます。彼らを見るたびに、この国の未来は暗いと感じているこの頃です。はっきり申し上げて、若者たちではなく、バカモノたちです。)
草々

2023年2月21日 (火)

マイナンバーカード=有権者・国民を「家畜並」に管理するための道具が普及しないので露骨な強制・押し付けに踏み切る岸田文雄政権=民主党が小さく生んで、アベスガキシダ自公政権が巨大グロテスクに育てた「共同作業」がマイナンバー

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-191d6c.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(予約の受付はまだ可能です。参加ご希望の方はたんぽぽ舎への予約電話を急いでください。:田中一郎)


2.マンガでわかる 電気はあってあたりまえ? |広報パンフレット|資源エネルギー庁    
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/001/pamph/manga_denk/html/

◆「電気」は-あってあたりまえ-? - マンガでわかる 電気はあってあたりまえ? |広報パンフレット|資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/001/pamph/manga_denki/html/003/

(関連)(別添PDFファイル)経産省の発電パンフ、再エネ短所強調 原発には触れず、「必要性すり込み」偏り指摘(東京 2023.2.21,20夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232155

(また、インチキ冊子を作って、原発推進・再生可能エネルギー妨害を、学校教育でやり始めています。国会と地方議会と教育の現場、それぞれで徹底糾弾・追及、虚偽の暴露が必要です。:田中一郎)

(関連)放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけない:既にネズミによる動物実験で子々孫々までの遺伝的障害が確認されている=「ゲノム不安定性」という現象はエピジェネティクス異常か? & 長崎・広島の被ばく2世裁判- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-0b92e5.html


3.キャンペーン
(1)お知らせ · 入管法改悪反対署名とFAXアクションへのご協力のお願い️ · Change.org
 https://bit.ly/3IBVW5E

(2)お知らせ · 緊急! 新宿区に伐採許可を与えないように求めます。皆さんのご協力が必須です。 · Change.org
 https://tinyurl.com/mubh4ryf

(関連)(別添PDFファイル)外苑再開発、イコモス「着手中止を」、専門家5人は認可撤回訴え、住民らチラシ作成(朝日 2023.2.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232292?rct=national
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232279?rct=t_news

(3)キャンペーン · 厚生労働省- 「すべての女性と赤ちゃんの人権を守ってください!」 ーコロナ患者の妊婦に根拠なく帝王切開をするのはやめてくださいー · Change.org
 https://tinyurl.com/2m69k2e4


4.(メール転送です)(イベント情報)第2回「世界新時代に考える~原発と核兵器」上映会(3月24日)

◆第2回「世界新時代に考える~原発と核兵器」上映会。
 ・日時=3月24日(金)
   ①開場13:30~、上映14:00~、
   ②開場17:40  上映18:00~ 終了後:舞台挨拶、
       ゲスト・小倉志郎さんライブトークあり。
 ・会場=東京ボランティア・市民活動センター(JR飯田橋駅西口、
   セントラルプラザ10F(先着40人締切)。
 ・入場料=@1000円(映画パンフレット付、受付で支払可)
 ・主催=反核平和を希求する映像フォーラム(矢間)
   FAX042-381-7770、h-yazama@oregano.ocn.ne.jp


5.「ヘタレ牛」態度で「日本学術会議」の御用化反対を言っていても伝わらない=①軍学共同はダメだが産学共同ならいいのか? アカデミズムは独立してなければいけないが、NHK・新聞・マスコミは、そうでなくていいのか?

 下記の2つの記事について、簡単に申し上げたい。いずれも「日本学術会議」を政府・政権の御用組織にせんとする自民党ら政治家や一部官僚らの動きに反対する「当事者」の学者先生たちの反応だが、その主張には全面的に賛成である。まさにおっしゃる通りで、今回のタチの悪い自公政権の「立法」による「日本学術会議」弾圧・抑圧の動きに対して、有権者・国民は「NO!」を突きつけなければいけない。(その割には、大学内部での動きがにぶすぎる。無反応・無気力・無関心の学者・研究者・学生が多い。何をやっとるのか、という話だ)

しかし、である。

◆「政府から独立」で設立されたのに…日本学術会議に外部が強く関与 政府が目指す「法改正」の中身:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230725

上記の記事には次のように書かれている。

「加えて、政府の改正案の先手を打つ形で、初めて経済団体などに候補者の情報を求め、約40人分の提供を受けた。こうした自主的な改革を進め、法改正は不要とアピールする。」

これは一体何なのか? 「日本学術会議」は自ら進んで、(研究費欲しさに)経済団体と歩調を合わせようということか。記事には「学術会議の梶田隆章会長は1月末に公開したネット上の動画で「科学的な知識は、複雑な利害関係の調整が求められる政治や経済とは、全く異なる発想の上に成り立つ。違うからこそ、補い合うことができる」と独立性の大切さを改めて強調。学術会議を政治や経済界にとって都合の良い組織に変質させかねない法改正に、警鐘を鳴らしている。」とあるが、「経済界にとって都合の良い組織に、自分たちから変質」しようとしているということか?

ヘタレ牛会長が、いよいよ覚悟を決めたのか、と思っていたが、そうではなさそうな様子である。経済団体・経済界の求める人材を、わざわざ御用聞きのようにお伺いを立て、さあ、どうぞどうぞ、いらしてください、ということなのか? 政府の出してくる法案の先回りをして、もうやってますから、ということか? 軍学共同はダメだが、産学共同ならいい、ということか。情けないと思わないのか?

かような態度なら、「日本学術会議」の政府政権御用化は時間の問題だろう。

それともう一つ、長谷部恭男という憲法学者のことだ。

◆「学問の独立性と自律性を侵害」学術会議の政府方針に反対声明 長谷部恭男教授ら任命拒否理由求める:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230304

この記事は「長谷部恭男・早大法学学術院教授(憲法)は「学問は、社会公共に役立つべき活動。外部の圧力を受けることなく、自律的に厳格な規律を決める必要がある。そのためには人事の自律性が必要」と指摘。その上で「学術会議が推薦する候補者を、政府が拒否することを認めては、回り回って、学問の成果を一般国民が享受をすることが阻害される」と訴えた。」と伝えている。全くその通りだ。発言内容に何の問題もないどころか、およそアカデミズム組織の在り方の原則をしっかりと言明している。

問題は発言内容ではない。長谷部恭男の過去における下記の2つの事件に関する振る舞いのことだ。

◆(2005年)NHKに賠償命令 番組改変訴訟で東京高裁 - 調査・研究結果 - 放送研究と調査(月報)メディアフォーカス - NHK放送文化研究所
 https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/focus/123.html

◆(2014年)朝日新聞、吉田(昌郎元所長(故人))調書(および従軍慰安婦問題での吉田清治関連記事)の記事を取り消し謝罪 - 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ11061_R10C14A9MM8000/

この2つの事件が起きた時、長谷部恭男は朝日新聞の有識者アドバイザーのような役職にいたが、いずれの事件についても、朝日新聞社の態度を正すことなく当時の「現状」を追認(特に前者の場合は、NHK幹部たちに番組編集権があるのだから(番組改変は)当然のことだ、というような主旨の言論を月刊誌に書いていた記憶がある)、そのとばっちりを受け、いずれの場合も、朝日新聞社の優秀な記者やNHKの優れたスタッフらが左遷、ないしは退職に追い込まれる事態となっている。

長谷部恭男に聞きたいのは、ということは、「日本学術会議」のようなアカデミズムの世界では自律性が重要で尊重されるべきだが、公共放送や新聞社などのマスコミでは、経営サイド(時の政府政権に忖度したり御用化したりしている)の編集権が優先だ、つまりは報道内容は取材や編集の現場ではなくて「上から権力的に決めていい」ということなのか? これは一種の二枚舌で、自分たちの活動する領域では「自律性」を主張するが、それ以外の世界では支配権力に従っていればいい、ということなのか? それと、長谷部恭男が所属している早稲田大学だが、外から見ていると、まさに保守反動・大学自治放棄・大学内での言論表現活動の自由が奪われているように見えるのだが、いったい長谷部恭男はこのことについて、どう考えているのだろうか?

かつて大学紛争は、社会に向かっては社会正義や「世直し」改革を説き、偉大なる学者・知識人を演出していた大学教授や大学幹部たちが、自分たちの足元では、一般社会以下のグロテスクで理不尽な大学運営を繰り返すことに対する一般学生や若手研究者らの怒りから始まった。時の東京大学総長=大河内一男(当時はリベラルな労働経済学者と見られていた)がその代表格である。あらゆる紛争対応が後手後手に回り、時間経過とともに紛争当事者たちは「大学解体論」へと突き進んでいった。その絶望たるや、今でも紛争当事者たちのやるせない思いは変わっていないだろう。それはともかくも、日本の大学にしろ、「日本学術会議」にしろ、日本のアカデミズムが自らの姿勢をただし、背筋をまっすぐに伸ばしての態度を取らないのであれば、私は今こそ「大学解体」「アカデミズム解体」だと考えている。

21世紀は、科学(科学者)が支配権力や巨大資本に包摂され、科学が似非科学に転落していく時代であり、かつ、その科学に基づく技術が、その使い方によっては人類滅亡・地球破滅につながることになるほどの破壊力を持つわけだから、おのずと科学に携わる人間たちの「覚悟」は、これまで以上に重く責任重大なのだ(にもかかわらず、御用学者が氾濫するこの日本のザマは何なのか!? 核と放射線被曝、バイオの世界を見よ!)。デュアルユースは避けられないとか何とか、カネ欲しさの言い訳をしながら、ずるずるとゴロツキ政権の軍門に下っていく似非科学者たちが後を絶たない中、残された心有る人間たちが、この愚かな流れに身を挺して抵抗する必要があることは申し上げるまでもない。

学者はいかに乞食たりうるか、これが私が学生時代にゼミの教授から聞いた言葉である。
================================


 マイナンバーカード・「マイナンバー制度」については、これまでも何度も申し上げてきましたから、同じことを繰り返す必要もないでしょう。マイナンバーカードの普及率が50%を超えてきたようですが、これは、国家公務員・地方公務員(外郭団体を含む)への露骨な押し付け(労働組合が本気で反対していない=労組の御用化)、大企業の多くが従業員に半ば強制している(労組も一緒になって推進しているのかな?)、マイナポイントに釣り上げられて取得したオバカが少なからずいる、この国特有の「上に向かっての頂点盲従、横へ向かっての強い同調圧力、下へ向かっての無限の責任転嫁(無責任)」の国民性がなせる業でしょう。そして今般、従来の健康保険証を廃止してまでマイナンバーカードを有権者・国民に押付けようとしています。ふざけるな! ではありませんか?

今ここで断固反対しないと後がありません。この国は、ゴロツキ・ガラクタ政治家どもが腐った官僚を使って有権者・国民を家畜並に管理・監視していく国に成り下がっていきます。さしあたり統一地方選挙で、自民、公明、維新、国民民主党に加えて、泉健太立憲民主党の候補者を落選させましょう(かつての民主党の「マイナンバー制度」推進の代表格は岡田克也(立民)と古川元久(国民)です、両者・両党とも、おそらくは今でもそうでしょう。立憲民主党への投票拒否は泉健太代表とその執行部が退陣するまで続けてください)。これらのロクデモナイ政党以外の「世直し」政党に投票してください。そして、今回の統一地方選挙のみならず、今後実施されるあらゆる選挙でも同様です。私たち有権者・国民が「投票一揆」で行動を起こさない限り、この国はどんどん悪くなり、没落し、挙句の果てには、再びの原発・核燃料サイクル施設過酷事故か、台湾ないしは朝鮮半島、ないしは北方領土域で、アメリカの代理戦争で滅亡することになりかねません。大日本帝国の二の舞はご免です。

 <マイナンバーカードの危険性>

(1)目的は有権者・国民を家畜並に管理統制し、その全人格を直接・間接に支配すること(家畜牛の耳につけてある番号タグと同じ)。そのうち「社会保障給付上限額制度」などのロクデモナイことをやりだすかもしれない。また、治安対策用に利用されることは常識中の常識=警察では、このマイナンバーと(さまざまな屁理屈を付けて秘密裏に集めた)有権者・国民のDNA情報をリンクさせようとしている疑いがある(警察の国民DNAデータベースは1000万人を超えたという情報もあります)。

(関連)(狙われるDNA)通達で「重要犯罪以外もどんどん採れ」(7) - Tansa
 https://tansajp.org/investigativejournal/5015/

(2)最大の危険はカード紛失による「成りすまし犯罪」=行政は問題解決のために一切協力しない(全部自己責任)、クレジットカードのように紛失に伴う損害保険も掛けられていない(危険極まりない=あなたに「成りすました」だれかに銀行預金や証券会社に預けてある有価証券を盗まれるかもしれません)

(3)有権者・国民の個人情報は、マイナンバーカードの対象範囲を広げれば広げるほど、漏出する危険性が高まる。そして、マイナンバーカードの管理には多くの人間が関与しているので、個人情報は必ず漏洩します。「マイナンバー制度」の説明会に来て居眠りをしている中小零細企業・事業の経営者や職員がマイナンバーや個人情報をきちんと管理できると思いますか? 出来ると思うなら、従業員1~2名のラーメン屋のおやじに聞いてみたらいかがですか?

(4)マイナンバーカードの欠陥は、①システムがボロくトラブルを頻繁に引き起こす、②さまざまな個人情報を横ぐしを指すようにして紐付けしていて、1つ漏れると皆漏れる(親亀こけたらみなこけた)、③カードを公衆の面前で表出しをして使うこと=さあ見てください、ばらしてください、と言っているようなもの、④多くの人の手を経て管理されるから、必ず漏洩やトラブルは起きる。

(年金なら年金、災害救助なら災害救助、税金なら税金それぞれ単独で、内部管理用の番号管理として厳格な情報管理の下で使うというのなら許容範囲(それでも年金機構のように、作業を野放図に下請けに出して情報漏えいやトラブルを引き起こしている=要注意に変わりはない)。特に税金の場合は名寄せしないと所得全額をつかめない。マイナンバーは、共通番号で表出しして使っていて、ポンコツのシステムを使い、多くの人間を介在させていることが欠陥である。ある日、日本の全有権者・国民のさまざまな個人情報が全世界に公開される日が来るのではないかと私は懸念している=世界中の「成りすまし」犯罪者が大喜びするでしょう。「マイナンバー制度」を甘く見れば、近未来に大不幸が待ち受けているのだ)

◆(報告)(6.20)マイナンバー&カードの危険性:ウルトラ個人情報監視・管理社会と「成りすまし被害多発事態」への「悪魔のパスポート」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ(2020年)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-2d0594.html

◆(報告)(4.28)「「マイナンバー制度」の危険性と「デジタル改革関連法案」について」(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ(2021年)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-7e36d2.html


以下、昨今のマスコミ報道のいくつかを下記にノーコメントで列記しておきます。

 <別添PDFファイル>
(1)マイナカード、「任意」はどこへ、「不利益」作りなし崩し(東京 2023.2.17)
 http://chikyuza.net/archives/125628

(2)マイナ保険証 例外容認、無料の「資格確認書」、窓口負担は重く(朝日 2023.2.18)
 https://www.asahi.com/articles/ASR2K74K8R2KULFA01R.html

(3)マイナ保険証 医師ら不安、24年秋に一本化 政府は目指すが、システム導入進まず、エラー多数報告(朝日 2023.1.29)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15540877.html 

(4)「本人の同意なし」でもマイナンバーに口座自動登録(東京 2022.12.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219700

(5)マイナカード、利用拡大に腐心、生活の利便性向上は限定的(東京 2023.1.23)
 https://www.47news.jp/8844239.html

(6)マイナンバー法規定緩和へ、用途拡大 法改正不要に、漏洩リスク 識者「説明を」(朝日 2023.1.22)
 https://www.asahi.com/articles/ASR1P5RCBR1MULFA01V.html

(7)マイナ保険証代わり、資格確認書 誰のため? 最長1年有効 自動更新は未定、現場に無用の混乱招く恐れ(東京 2023.2.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232313

(8)公立校でマイナカード奨励、高崎市教委が文書配布(東京 2023.1.7夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/ASQDW73BLQDVUHNB003.html


 <関連サイト>
(1)(社説)マイナンバー 強引な利用拡大を慎め:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15547596.html?linkType=article&id=DA3S15547596&ref=mor_mail_editorial_20230205

(2)<社説>マイナカード 政府の強引さ目に余る:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232178?rct=editorial

(3)「マイナンバーに口座を自動登録」政府の新案にSNSで高まる警戒の声「国民は丸裸」全口座のひも付けも視野に?(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e3fa6f63ff32e96e642fd8760f13b552f312a7e3

(4)マイナンバーと口座の紐付け「自動化」をデジタル庁検討 法改正で同意不要に 識者「議論を呼ぶやり方だ」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219700

(5)マイナ保険証ない人への「資格確認書」 政府が有料化見送り方針:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASR2G66YDR2GUTFL00F.html

(6)マイナ保険証、受診時に「毎回提示」 厚労省見解 初診時や月1回の確認だけでよかったのに…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219500

◆給食費と引き換えに「マイナカード作れ」と市が通知 背景に見える国の強引な普及策:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/226010

(関連)マイナンバーカードの実質義務化 お上に従順でなければ子育て支援も剥奪なのか|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319060

(現代日本に、こんな未開文化の地帯があるとは驚きだ。あきらかな日本国憲法違反であり、学校教育法や社会保障法などの法令違反でもある。地方政治や行政の担当にかようなことを許せば、今後は味を占めて、次々と似たようなことをやりだすでしょう。ここに住む有権者・住民の方々は、この市長とこの市長に賛同している市議会議員たちを選挙で落選させるか、この連中がいなくなり、かようなことが廃止されるまで、このまちに住むのをやめましょう。政治や行政のロクデモナイ振る舞いに有権者が態度で「NO!」を示さなければ、政治も行政も変わらないどころか、どんどんおかしくなっていきます。基本的人権は有権者の不断の努力により守り維持できると日本国憲法が謳っています。:田中一郎)
草々

2023年2月20日 (月)

本日(2/20)のいろいろ情報:(1)電力料金値上げは許さない(2)アメリカによるノルドストリーム爆破告発の続報(3)有機学校給食が日本を救う(4)「核抑止抜きの専守防衛」(松竹伸幸氏)支持できない他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.Love Story (ある愛の詩)- Theme by Francis Lai - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=l1DoQhO6gt8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%8B%E6%84%9B%E3%81%AE%E8%A9%A9

(久しぶりにTVのスイッチを入れたら、半世紀前のこの映画が放送されるというので見てみました。50年前の夏に熊本の親戚の家に遊びに行き、いとこ(男)と一緒に見に行ったのがこの映画でした。映画館に入ると周りはセーラー服の女学生ばかりで、男は我々2人だけ、どえらいところに来てしまったと後悔しながら2人とも小さくなって映画を見て、逃げるように映画館から出たことを覚えています。でも、今回この放送を見て、自分がこの映画の内容を全く覚えていないことが判明しました。人間の記憶(というよりは私の記憶力)は全くアテになりません。くだらないことはしっかり覚えていますが・・・・。

放送を見ていて思ったのは、①恋人どおしのオリバーとジェニーの会話がなかなかしゃれていて、自分があの年代だったころ、あのような会話はとてもできなかっただろうということ、翻って、英語で話されている会話の翻訳はあれでいいのだろうか(ところどころ、よくわからない個所があった)と思ったこと、②ジェニーの年配の父親がとてもいいパパに見えたこと、自分にジェニーのような娘がいたら、あのようにふるまえるだろうか、ということです。③フランシスレイのBGMは今でもなかなかいい旋律で、見ている人の胸を打ちます。半世紀前に見た時はどう思ったか覚えていませんが(ありふれたメロドラマくらいに思ったのかもしれません)、同じ映画でも、見る年齢で感じ方が違うものなのかなとも思いました。:田中一郎)


2.提案型ジャーナリズムの動画配信サイト! 開局を支援してください。(メディア活動支援機構プロデューサー・遠藤大輔 2021-03-04 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/bottomup-ch


3.イベント情報
(1)(チラシ)(2.24)福島原発かながわ訴訟 第1陣 第15回控訴審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhALH9g7adi3UxcSe?e=jKjkim

(2)(2.28)「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム「女性目線での政治を求め立ち上がった女性たちからの報告」(水道橋)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1676393175491staff01


4.キャンペーン
(1)非正規雇用労働者等にもテレワークを認めてください!テレワークの不合理な差別を無くしたい。 · Change.org
 https://bit.ly/3EkIIrp

(関連)物価高騰をうけ、非正規雇用労働者の賃上げを求める「非正規春闘」を始めました! · Change.org
 https://bit.ly/3Z5Yk9Y

(2)化学物質汚染に怯える市民からのお願いです。ダイキン工業は、#PFOA汚染の調査と対策を行ってください Change.org
 https://tinyurl.com/ycxmb8w8

(関連)2月24日に大阪府に署名を提出し、記者会見します。さらなるご協力をお願いします。 · Change.org
 https://tinyurl.com/3ehw95da

(関連)シリーズ「公害『PFOA』」の取材費を募集します!(Tansa)
 https://syncable.biz/campaign/2070

(関連)「公害 PFOA」“令和の水俣” に取材チームが感じたこととは?-Tansa5周年イベント - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=KMm-an9c_Cw

(関連)普天間第二小土壌のPFOS、米軍基地のない糸満の16.5倍 沖縄県「基地の影響、否定できない」 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1663432.html

(関連)PFAS汚染(NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
 https://tinyurl.com/4wf2fwyb

(3)一緒に神宮外苑の未来を守ろう! フリーペーパー「外苑フューチャー」をサポート 21日オンラインセミナー Change.org
 https://bit.ly/3YGU6WE

(関連)小池都政で「葛西臨海公園」樹木1400本伐採計画進行中…神宮外苑に続きまたも自然破壊|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318996

(都知事・都庁だけでなく、都議会まで含めて、一度大規模な「タヌキ狩り」をしないと、どうもいけません。:田中一郎)


5.いつまでたってもダメな立民
 https://www.youtube.com/watch?v=yKymLwcNuKk

♪ 野党に生まれてきたけれど、野党の幸せまだ遠い
  せっかくつかんだチャンスなのに、党首がダメで、またまた逃がしたの
  どうにもならない党だとわかっていても、
  選挙に勝ちたい 政権取ってみたい、馬鹿ネ 馬鹿ネ よせばいいのに 
  ダメなダメな 本当にダメな  いつまでたっても ダメな立民ネ

(1)(別添PDFファイル)立民 反転攻勢へ正念場続く、党大会「政権交代に全力」、政策が再評価 統一選・補選試金石に(東京 2023.2.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232129

(2)立憲「共闘」 先行き多難、党大会で活動計画「連携深める」(朝日 2023.2.20)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15560237.html

(3)自民の脅威になれない泉・立憲 にじむ危機感、発信力強化が裏目(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3f0541fc60f3cdba39f24259117e8ae17dbc4976

(4)「小沢一郎政治塾」が活動休止 「立憲、ばかにされている」 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20230219/k00/00m/010/090000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20230220

(5)(社説)立憲党大会 政権監視へ足元固めよ:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15560175.html?linkType=article&id=DA3S15560175&ref=mor_mail_editorial_20230220

(統一地方選を前に、マスごみがロクデモナイことばかりをしている自民党や公明党や維新(日本維新&大阪維新)を叩かずに、野党の揚げ足取りばかりをするのも一種の忖度報道なのだが、しかし、今日の立憲民主党は、言われてもしょうがない、という面が強すぎる。泉健太現代表とその執行部が退陣すれば雰囲気は一変すると思われるが、それができないのがこの党の最大の弱点。世論動向や有権者の期待をよそに、内向き・自己都合優先で動くから、こういうことになる。ところで、マスごみよ、例えば統一教会問題だが、自民党や維新の地方議員も「真っ黒け」なんじゃないのか!? さっさと報道しろよ! :田中一郎)


6.その他イロイロ
(1)(別添PDFファイル)ボケちゃいられない(三木義一 東京 2023.2.16)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAj2yuuOOSPC7jIV?e=Obwier

(2)「スマホで失明」リスク増大を招く習慣と徴候《電車でスマホ、長時間、20㎝の距離、瞬きの数が減る、頭痛》(週刊現代) - 現代ビジネス( あたり一面、スマホかちゃかちゃだらけ、こんな国、世界には他にないでしょ、将来真っ暗です:田中一郎)
 https://gendai.media/articles/-/105413

(3)長年続けられる稚魚の放流 生態系崩し、魚増えず 北大などが試算と実地調査 「慣例」に一石 より抜本的な対策を:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/232017

(4)有能な外国人が“安いニッポン”で働きたいか?「特別高度人材」拡充策の笑止|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318950

(5)奄美の護岸工事、住民の請求棄却 世界自然遺産の緩衝地帯:東京新聞 TOKYO Web
 https://bit.ly/3XL5M9J

(またやっているヒラメ司法・裁判官。日本の司法・裁判所はまずいったん解体だ。裁判官どもは全員公職追放、これくらいしないと、この悪性度の高い「第二法務省」とその官僚裁判官どもの性根は治らない。最高裁判事の国民審査は候補者全員に「×××××」を付けて投票してください。そしてそれを口コミその他、あらゆる方法で広めてください。白紙投票ダメ!:田中一郎)
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本日(2/20)のいろいろ情報です。

 <別添PDFファイル>
(1)電力料金値上げは許さない(田中一郎 2023.2.20)
(2)大手電力値上げ 根拠に批判、燃料費以外も転嫁、審査側「理解得られるか」(朝日 2023.2.16)
(3)欧州天然ガス8割安、記録的暖冬 高い貯蔵率維持、中国需要回復が不安材料(日経 2023.1.25)
(4)(レジメ)20230216 高野孟;「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな!
(5)青森・大分に大型弾薬庫、23年度 長距離弾の保管想定、自衛隊施設内(東京 2023.2.16)
(6)「民主集中制」という呪縛(朝日 2023.2.16)
(7)「核抑止抜きの専守防衛」とはどんな政策か(抜粋)(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)
(8)台湾有事に日本はどう臨むべきか(抜粋)(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)


1.(別添PDFファイル)電力料金値上げは許さない(田中一郎 2023.2.20)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAw1M4wxs1pN_ARd?e=qzyxt2

(関連)(別添PDFファイル)大手電力値上げ 根拠に批判、燃料費以外も転嫁、審査側「理解得られるか」(朝日 2023.2.16)
 https://www.asahi.com/articles/ASR2H7727R2HUTFK003.html

(関連)(参考)直近のLNG価格の推移(資源エネルギー庁 2022.4.26)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhA2jZGD4W2y5cpa2?e=ZO5oLZ

(関連)直近の卸電力市場の動向(資源エネルギー庁 2022年4月26日)(注目:天然ガス輸入価格)
 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/048_03_02.pdf

(関連)(別添PDFファイル)欧州天然ガス8割安、記録的暖冬 高い貯蔵率維持、中国需要回復が不安材料(日経 2023.1.25)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67857420U3A120C2ENG000/

(関連)データで見る「侵攻」:データで見る「侵攻」エネルギー 原油市場 増す不透明感-毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20230210/ddm/007/030/021000c


◆「毒電」7社が電力料金(家庭・零細業者向けの規制料金)値上げを申請:単純な認可は許されない
(「毒電」=地域独占の巨大原発電力会社、「独電」とも表現している)

 ほとんど全部の「毒電」が送配電会社の顧客情報をのぞき見していたこと(電気事業法違反)に加え、カルテル行為をしていてバレた関電、中部、中国、九電のうち、中国電力が厚かましくも値上げを申請している。評論家の佐高信氏が「毒電」各社の値上げ申請を「盗人猛々しい」と批判。しかも、電力会社の輸入する天然ガスや石油などの化石燃料は長期契約になっていて、国際市場価格の高騰に連動しているわけではない(輸入価格の実態不明、輸入の仕方の是非についても不明)(昨今、LNG国際価格は大きく下落、欧州では8割安:下記の日経記事参照)=単なる値上げの口実の可能性あり。むしろ「毒電」各社の発電コスト上昇は、原発に関連する巨額安全投資やメンテナンスコストの可能性の方が高い。原発が、安全審査をパスできず、1ワットの電力も発電・供給できないままコストばかりがかかっている状況が、「毒電」たちの経営を苦しくしている元凶ではないか。だったら原発をやめればいい話だ。

 また、電力各社がどこまで経営合理化をして「最後の手段」として値上げ申請をしているのかあやふやだ(例:「毒電」で原発電力のCMをやっている会社はないのか=東電は新潟で原発電力のCMを実施)。今日の経済情勢から値上げをしたくてもできなくて困っている企業が多い中で、「毒電」にだけ政治的な値上げを認めていいのか? そもそも大企業・大口ユーザー向け電力料金と、家庭・零細業者向け電力料金では、どれくらいの差があるのか、明らかにせよ。私が愚策と申し上げている政府による電力料金への補助金支給(バラマキ)の効果も、この値上げを認めれば吹き飛ぶ。

(申請を認めるというのなら、値上げ幅を大きく削るとともに、「毒電」に事実上、私物化されている送配電会社を所有分離させ、更に、発電、原発、電力小売りの各部門を分社化させて法的分離する(数年後には独禁法を適用して地域独占がなくなるまで所有分離させる)ことを条件とせよ)

(2/14の「羽鳥慎一モーニングショー」(TV朝日)では、この電力料金値上げ申請問題を取り上げ、河野太郎が「毒電」各社へのヒヤリングを行ったことを持ち上げて、御用コメンテーターたちが「よいしょ」発言を繰り返していました。河野太郎が「猿芝居」をやっているかもしれないのに、です。また、肝心の化石燃料の仕入れ価格が本当に大きく上昇しているのかについてや、電気料金値上げ認可の最終決断は経済産業省でいいのか(利益相反)という(電力会社にとって不都合な)問題などは、疑問さえ呈していませんでした。どこまで経営合理化しているのか、というワンパターンの浪花節だけをツバキを飛ばして弁じたてている典型的な「お粗末ゴミ番組」です。くれぐれも騙されないように、お気を付けください)

(関連)関西電力の情報漏洩で大阪ガスと新電力が逆襲!-大手電力「解体論」も再燃-電力バトルロイヤル-ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/317521?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20230220

(関連)中国電力「課徴金707億円」で過去最悪赤字に、関西電力の“裏切り”が招く最凶シナリオ-電力バトルロイヤル-ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/317519?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20230219


2.「アメリカによるノルドストリーム爆破」告発の続報

◆【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-3339ab.html

◆日刊IWJガイド・非会員版「シーモア・ハーシュ氏『ウクライナ紛争の終わりは時間の問題です。ゼレンスキーがあと何人、自国民を殺したいかという問題です』」2023.2.20号~No.3812号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51908

(関連)「ノルドストリーム爆破」事件、米国の〝秘密作戦〟との暴露報道 事実なら米露中の緊張がまた高まる 有力な傍証にバイデン氏の失言癖(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0a873d03b9d8e825f5ed8e3e1fc6dfe9dfc0f8b1

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)記事によれば、ジョー・バイデン米政権は同年12月、ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を中心に、ノルドストリームの破壊工作について協議した。

ロシアの侵攻が始まった直後の22年3月、サリバン氏のチームはノルウェーに飛んで、同国海軍と協議し、最適な爆破地点としてデンマークのボーンホルム島沖を選んだ。

北大西洋条約機構(NATO)が6月に実施する軍事演習をカムフラージュに使って、米国海軍のダイバーがパイプラインにC4爆薬を取り付け、48時間後に爆破する計画が決まった。

ところが、直前になってバイデン大統領が「後から指示したときに爆破できないか」と言い出し、ソノブイ(=音波で潜水艦を探索する装置)を使って起爆する方法に変更した。22年9月26日、ノルウェー海軍機が通常の監視飛行を装って、空からソノブイを落とし、数時間後、ノルドストリーム4本のうち3本を爆破した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1)ロシア、ノルドストリーム爆破の真相解明要求 - ロイターニュース - 国際:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN2UJ1N0.html
 https://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN2UI1T2.html

(2)ノルドストリーム破壊、ロシア「米は関与していないと証明を」 - ロイターニュース - 国際:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN2UP1LL.html

(こちらは韓国)
(3)「ノルドストリーム爆破に米国関与」…米ジャーナリストが暴露(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a3e21f42549945889f735ecab25dd744e099870e

(4)「独ロ関係断絶のために米国がノルドストリームを爆破…情報源は米政府の内部告発者」(ハンギョレ新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2502143fb1b78f108432f6c7ccdee0c95fa03ed2

(関連)最新ジャベリン”F”モデル【対戦車ミサイルからスティンガーも発射可能】なぜウクライナに必要か - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-81dmbknGtY

(関連)HIMARS(ハイマース) 高機動ロケット砲システム - High Mobility Artillery Rocket System (HIMARS) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Wz68_czy5-Q

(関連)ウクライナ侵攻1年:停戦に向け、ロシアに“逃げ道”を、日本は仲介を 東郷和彦 - 週刊エコノミスト Online
 https://bit.ly/3Kml9ST


3.有機給食が子どもと日本を救う
 有機給食が日本農業を救い、子どもたちの健康を守り、日本の地方経済を再生させ、日本の未来を切り開くのです。そのためには、一刻も早く、自民党、公明党、維新(日本維新&大阪維新)、国民民主党を退治いたしましょう。

◆(TBS[報道特集」録画)有機農業・有機給食が日本を救う:消費者・国民の命と健康を守り、日本農業や地場食品産業を通じて地域経済社会を復興・活性化し、食育を通じて子どもたちを豊かに育てることができる- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-153012.html

(上記サイトのVTRが見にくい場合は下記をご覧ください)

(関連)有機農業の未来は?【報道特集】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dahwfsI3Mh8
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20220917_1.html

(他方、農林水産省が進めるこちらの「有機?農業」はニセモノです。ご注意ください)

◆(報告)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-8c8cb2.html


(関連)牛乳値上げ続く中、余った生乳が“大量廃棄”…ナゼ- 収入減で酪農家9割「経営難」に 一方で毎年、上限枠で輸入が【news23】(TBS NEWS DIG Powered by JNN)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3ed5aa7a2c18e6f0f4d5a71e6079a2159302fd81

(自国の農業一つ守ることができずに、生産者・農家にとって命の次に大事な牛乳を捨てさせている、そんな国が、そんな政府が、そんな政権が、アメリカさまに額づいて、何が安保だ、何が国防だ、何が国の安全だ! ボケ! 「敵はたらふく食っておるぞ、汝国民、飢えて死ね」となるではないか! 腹が減ってはイクサもできぬ、こんな程度のことも理解できない岸田文雄以下の自民党ボケ老人・ボケおやじ・ボケおばはんたちが、アメリカさまから役に立たない老朽ボロ兵器を高値で買わされて「国士」になったつもりでいるようだ。「アメちゃんのためなら、えんやこーら、食いもの捨ててもえんやこーら、もひとつおまけにえんやこーら」か?、こんな連中、みな、選挙で落としてしまえ。すっきりするぞ。:田中一郎)


4.何故、「核抑止抜きの専守防衛」(松竹伸幸氏『シン・日本共産党宣言』文春新書の著者)に賛同できないか

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(3/9の意見交換会(日本共産党&日本の防衛・安保)は、あと2~3名の参加が可能です。希望される方は私までご一報ください)

(1)何故、「核抑止抜きの専守防衛」(松竹伸幸氏『シン・日本共産党宣言』文春新書の著者)に賛同できないか

(関連)(別添PDFファイル)「核抑止抜きの専守防衛」とはどんな政策か(抜粋)(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAnW8SRMiq-8UU8G?e=xlnmLh

(関連)(別添PDFファイル)台湾有事に日本はどう臨むべきか(抜粋)(松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhApyXCB6vQesViXT?e=v80GLa

 <田中一郎コメント>
 上記の別添PDFファイルは『シン・日本共産党宣言』文春新書の一部抜粋ですが、これをお読みになるだけで、松竹伸幸氏が言うところの「核抑止抜きの専守防衛」には賛同できないのはほぼ自明ではないかと私は思います。

まずもって、日米安保条約をそのままにしておいて「核抜き」などができるのか、非核三原則さえ米軍に順守させられない現状で、私はあり得ないと思いますが、その日米安保をそのままにして、在日米軍を日本防衛の一翼に入れるというのですから、私は「核抑止抜き」などというのは非現実的だと思います。日本が対米隷属から脱して、真に独立した国になるには、日米安保条約や日米地位協定の抜本改正(対等かつ非軍事化)や、日米合同委員会の廃止を避けて通ることは出来ないでしょう。

更に、万が一、台湾有事となったら、自衛隊は専守防衛で、在日米軍には後方支援で、台湾側に味方して、中共中国軍と戦うとしています。また、在日米軍が日本の基地を使う場合には「先制攻撃」は認めず、中共中国軍が台湾を攻撃したことに対応する限りの使用とする、などと言っています。在日米軍への後方支援は立派な参戦ですし、参戦すれば、まず真っ先に沖縄が戦場となるでしょう。「先制攻撃」は認めず、とか言っても、こんなことは現実には何の慰めにもなりません。冗談ではありません。

松竹伸幸氏の議論もまた、「攻めてきたらどうする」型で、かつ「情勢が自分の想像する限りでしか想定されていない=米軍は日本が思うようには動かない」ということに気が付いていないようです。私から見ると、議論が緻密なようでいて、少し幼稚です。また、こうした対応は日本国憲法違反です。日本に交戦権は認められていません。

なお、台湾情勢についての認識は下記の高野孟氏の講演をご覧ください。私も高野孟氏の見解に賛同します。

◆20230216 UPLAN 高野孟『「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MoThRFLd41g&t=3s

(関連)(別添PDFファイル)(レジメ)20230216 高野孟;「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな!
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAup8rmUH2J1CJoL?e=emZ62l


(よかったらこのゼミナールにもご参加ください)
◆(予約必要)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第83回)「台湾有事と日米軍事同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年3月28日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-6aa931.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


(2)(別添PDFファイル)「民主集中制」という呪縛(朝日 2023.2.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15556790.html

(関連)「朝日」コラムにあらわれた“反共主義という呪縛”(しんぶん赤旗)
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-02-17/2023021702_03_0.html

(朝日カバカバ新聞の記事はたいした内容ではありませんが、日本共産党がこのような反論をすることは、私は同党のためにはマイナスにしかならないと思います。更に墓穴を掘ってしまっているのではないか、ということです。:田中一郎)
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(関連)(別添PDFファイル)青森・大分に大型弾薬庫、23年度 長距離弾の保管想定、自衛隊施設内(東京 2023.2.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231281
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230214-OYT1T50286/

(関連)<3月にミサイル基地開設>「政府は沖縄を再び戦場にするのか?」自衛隊配備の現場を行く~石垣島編(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/548f30fb9da094e588eb70c44d4ffb4f8be0381c

(関連)「日本参戦、反対の声上げよう」 沖縄米基地取材 三上智恵監督、松戸で講演:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231040

(関連)林外相、安保会議で中露軍事連携に懸念 「インド太平洋地域は戦後最も厳しい環境」 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20230219-OBSD64MGA5JPPAQENTDM6YVIQ4/
草々

2023年2月19日 (日)

【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!

前略、田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(チラシ)(予約必要)(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(後半)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAWfZ013RTNSysfV?e=rIFPlG

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(予約が100人を超えました。でも、まだ受付可能です(最大160人まで)。この講演の録画はありません(録画しない)。これからの日本や世界の行方を決める大事な問題です。日本のマスごみ報道や御用学者の一方的な言論だけに依拠して、「聞きたくない」情報を拒否する態度はやめた方がいいです。海外では「人工排出CO2による地球温暖化」論に対しては、その科学的根拠が疑わしいとする議論が、宇宙物理学者や地球物理学者を中心に活発になされている様子がうかがえます。この機会をお見逃しなく、是非、ご参加ください。:田中一郎)


2.署名活動についてのお知らせ · 21日の原発束ね法案の閣議決定は延期! · Change.org
 https://tinyurl.com/wcd69vh3

(関連)キャンペーン · 原発の運転期間の延長に反対します · Change.org
 https://bit.ly/3Sakvtu


3.(メール転送:抜粋)【ふくかな通信 第79号】かながわ訴訟第1陣:東京高裁 2月24日(金)10時15分開廷です

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…━…━━…
「ふくかな通信」第79号をお送りします。このメルマガでは、主として訴訟の状況を皆さんに知らせ共有し、避難者の方への支援を続けていくことを目的としています。各団体の活動へのご理解及びご支援を何卒よろしくお願い致します。(2023年2月18日現在 会員398名 サポーター215名 計613名)
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★Index

【かながわ訴訟第1陣:東京高裁 2月24日(金)10時15分開廷です】
【かながわ訴訟第2陣:横浜地裁 4月20日(木)14時開廷です】
【東日本大震災追悼の夕べ 3月10日象の鼻パークです】
【3.10いわき市民訴訟判決日東京集会&zoom配信あります】
【今年の春はリアルの集会・イベントがたくさん!】
【全国で高裁法廷が山場に・地裁段階も続く】

みなさま、1月は横浜地裁、東京高裁と裁判が続きました。多大なるご支援ありがとうございます。東京高裁終了後の報告集会動画を公開しました。かながわ訴訟第1陣はいよいよ大詰めを迎えます。ふくかなHPでぜひご覧ください。

傍聴人数の制限が解除され傍聴席を満席にすることが難しくなっています。2月24日も報告集会会場を傍聴抽選に外れた場合の控え室として利用いただけます。コロナ感染のリスクがある中での呼びかけになりますが、ご協力をお願いいたします。


【かながわ訴訟第1陣:東京高裁 2月24日(金)10時15分開廷です】
 場所:東京高等裁判所(霞が関)
 日時:2月24日(金)10時15分開廷(9時55分傍聴抽選見込み)
○第15回口頭弁論 101号法廷 10時15分から11時頃まで
「被曝の健康影響」についてのUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)報告を弁護団が批判します。
○報告集会 11時15分頃から11時45分頃まで
 日比谷図書館4階 スタジオプラス

第1陣訴訟は、3月、4月に続き、5月、6月も連続の弁論期日が指定されました。志田原裁判長の12月定年退官を見据えて審理が進められる見通しです。今後のスケジュールは次の通りです。第16回3月31日(金)14時、第17回4月28日(金)14時、第18回5月26日(金)10時15分、第19回6月30日(金)14時開廷

【かながわ訴訟第2陣:横浜地裁 4月20日(木)14時開廷です】
 場所:横浜地方裁判所(関内)
 日時:4月20日(木)14時開廷(13時40分傍聴抽選見込み)
○第4回口頭弁論 101号法廷 14時40分頃終了予定
 弁護団と原告が陳述します。
○報告集会 14時45分~15時15分 横浜地裁前

※第5回7月6日(木)10時30分、第6回9月28日(木)14時開廷です。

【東日本大震災追悼の夕べ 3月10日象の鼻パークです】
 2014年からこの場に集い、大震災と原発事故の犠牲者の鎮魂を祈り続けてきた私たちは、逆風の中で新たな決意を込めて祈りを続けます。一人ひとりの命と平穏な生活に勝るものはないという信念を胸に。

 3月10日(金)午後4〜6時
 象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1丁目)
 ※雨天時は波止場会館(横浜市中区海岸通1丁目)

 チラシはFBページに掲載しました。
 https://www.facebook.com/groups/322931184880250

 参加者による黙祷、約1000本の祈りのキャンドルの点灯、参加者によるメッセージキャンドル、祈りの歌、篠笛の演奏、被災者のお話等を企画しています。


【3.10いわき市民訴訟判決日東京集会&zoom配信あります】
 「国は福島原発事故の責任無し」とした最高裁判決後、初の高裁判決です。ご注目ください。

 いわき市民訴訟 3月10日(金) 仙台高裁 14時判決言い渡し
 現地報告集会:仙台弁護士会館4階大ホール 15時~16時(予定)
 判決日東京集会@全労連会館2階ホール 13時裁判所前集会から現地とzoom接続で開催
 zoom配信視聴は事前登録不要、ミーティングID: 837 2913 8581 パスコード: 922221


【今年の春はリアルの集会・イベントがたくさん!】
 福島原発事故から12年、岸田政権の原発推進への強引な政策転換には黙っていられませんね。
 各地で様々な集会・イベントが企画されています。いくつかご紹介します。
 みんなで声を上げていきましょう。

○土井敏邦監督作品―原発事故から12年目を迎えて―
 【新作「津島―福島は語る・第二章―」・試写会】
 2月26日(日)午前10時15分~午後4時45分(休憩あり)
 東京都・日比谷図書館/コンベンションホール(地下)
 【参加費】午前・午後 2000円/午後のみ 1500円
 【要予約】doitoshikuni@mail.goo.ne.jp

○ストッププルトニウム神奈川連絡会総会・講演会
 2月27日(月) 午後6時~6時30分総会、6時30分~7時45分講演会
 かながわ県民センター 305会議室(定員60名)
 「福島原発かながわ訴訟 東京高裁結審・判決への最終局面」
 村田原告団長と黒澤弁護団事務局長がお話します。

○控訴審も勝利へ!~東電株主代表訴訟
 3月10日(金) 17時30分~19時30分
 衆議院第二議員会館 多目的会議室
 オンラインでも開催予定です(事前申し込み不要、下記URLからご覧ください)
 *ライブ配信 https://youtu.be/V1_HUFoqiho
 ▼チラシ https://bit.ly/3Yta4D8

 ▼詳細はブログをご覧ください。
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-414.html

〇原発ゼロへのカウントダウンinかわさき
 3月12日(日) 11時開場 @中原平和公園
 詳細はこちら  https://genpatsuzero.net/
 原発は危険!と感じている方は賛同の登録を!
 https://form1ssl.fc2.com/form/?id=e7344ee99b258f4a

○さようなら原発 全国集会
 3月21日(火・祝) 13時オープン、13時30分トークライブ、15時15分デモ出発
 代々木公園B地区イベント広場

○『福島は語る』(土井敏邦監督)上映会
 3月25日(土)16:55~
 大倉山記念館(大倉山駅徒歩8分)
 主催:大倉山ドキュメンタリー映画祭

○「原発をとめた裁判長そして原発をとめる農家たち」上映会
 4月9日(日)14:00~15:40
 あーすプラザ 5F映像ホール
 主催:ぶんぶんトークの会 《ふくかなも後援》
 前売り800円 当日1000円
 申込み:Tel.090-2650-8240 Email bunbuntaik@yahoo.co.jp

○汚染水海洋放出に反対する全国一斉スタンディング
 4月10日(月)~16日(日)
 スタンディング、宣伝行動、学習会など様々なアピール行動を各地で
 さようなら原発のホームページで紹介します。開催情報は下記まで。
 FAX 03-5289-8223  Email sayonara2nukes@gmail.com

【全国で高裁法廷が山場に・地裁段階も続く】
◎東京高裁
 東京訴訟(第1陣)3月16日(木)14:00
 新潟訴訟 3月17日(金)13:45
 飯舘・浪江訴訟 3月20日(月)16:00

◎仙台高裁
 いわき市民訴訟 3月10日(金)14:00【判決】
 津島訴訟 3月20日
 子ども脱被ばく裁判(親子裁判) 3月27日(月)15:00

◎名古屋高裁 だまっちゃおれん訴訟 3月1日(水)、3月9日(木)10:00【原告本人・証人尋問】
◎大阪高裁 京都訴訟 3月2日(木)、6月6日(火)

〇東京地裁
 311子ども甲状腺がん裁判 3月15日(水)
 井戸川裁判(福島被ばく訴訟)5月31日(水)10:30
 飯舘村原発被害者訴訟 5月24日(水)10:30、9月13日(水)13:30
 住まいの権利裁判 3月22日(水)16:00

〇神戸地裁 ひょうご訴訟 5月30日(火)【結審】
〇岡山地裁 おかやま訴訟 3月14日(火)15:00【判決】

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■「ふくかな通信」発行元:
かながわ訴訟を支援する会「ふくかな」事務局
Mailfukukana.shien@gmail.com
URL: https://sites.google.com/site/fukukanaweb/
〒231-0001横浜市中区太田町4-55 横浜馬車道ビル6F(馬車道法律事務所内)
TEL 070-1316-4575
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海外で注目され始めている情報です。みなさまにもIWJの会員となり、この記事をご覧いただきながら、IWJのネットジャーナリズムを支えていただければ幸いです。

1.IWJ号外
(1)【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ! (その1) 2023.2.10
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514010

(2)【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然(ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! 米国の著名なジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!西側メディアは既読スルー!(その2)- IWJ Independent Web Jo
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514032

(3)【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その3) - IWJ Independe
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514069

(4)【IWJ号外】(最終回)ノルドストリームを爆破したのは米国! 大統領命 令は無原罪!- 米国に正義も倫理も法の支配もなし! ピューリッツァー賞 ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ! - IWJ Independent Web Journ
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514104

 

2.関連情報

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◆日刊IWJガイド・非会員版「米政府は全面否定するも、ハーシュ氏スクープの余波が広がる! ハーシュ氏『ご期待ください。我々はまだ1塁にいるに過ぎない』」2023.2.19号~No.3811号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51905

◆日刊IWJガイド・非会員版 <IWJ取材報告 1>米国ランド研究所のジェフリー・ホーナン上級研究員が登壇するウェビナー「Russia/Ukraine and What it Means for Japan and the USA in Asia」(グレーター・シンシナティ日米協会主催)が開催! IWJは、米国によるノルドストリーム爆破に関するシーモア・ハーシュ記者の記事と2019年のランド研究所報告書「ロシアを疲弊させる」を踏まえて質問!2023.2.18号~No.3810号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51900#idx-5

◆日刊IWJガイド・非会員版「ノルドストリームの爆破計画を立て、実行したのは米国とノルウェー」というスクープを出した伝説のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏に、ドイツメディアがインタビュー! ハーシュ氏、爆破計画に加担したノルウェーの動機と、バイデン政権の動機を語る!「バイデンはドイツがウクライナ支援から寝返えらないように、ノルドストリームを爆破した」! CIA関係者でさえ「恐怖を覚えた」という爆破作戦を「極悪非道」と非難! 2023.2.16号~No.3808号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51880#idx-2

◆日刊IWJガイド・非会員版「ノルドストリームを爆破したのは米国! 本日【IWJ号外】最終回を発行! 大統領命令は無原罪!- 米国に正義も倫理も法の支配もなし!」2023.2.15号~No.3807号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51877

◆日刊IWJガイド・非会員版「『プーチン大統領が勝つかもしれない』とポーランド大統領が西側諸国を煽る! ノルドストリームを爆破したのは米国だ! 号外(その3)」2023.2.14号~No.3806号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51874

◆日刊IWJガイド・非会員版「『ノルドストリームを破壊したのは米国!』と米記者ハーシュ氏が大スクープ!!/ゼレンスキー氏を大統領にすえたコロモイスキー氏宅に捜索!」2023.2.10号~No.3802号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51859

◆ロシア、ノルドストリーム爆破の真相解明要求 - Reuters
 https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-nordstream-russia-usa-idJPKBN2UJ1N1

◆「ノルドストリーム爆破」は米国の仕業だった…!- 新説急浮上でバイデン政権に噴出するいくつもの疑惑(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b6b2cf32c6bcc2c400e3f0ceef60696649a47438
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(関連)What's New お知らせ - IWJからのお知らせや、毎日発行の「日刊IWJガイド・番組表」がご覧になれます
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/
草々

2023年2月18日 (土)

放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけない:既にネズミによる動物実験で子々孫々までの遺伝的障害が確認されている=「ゲノム不安定性」という現象はエピジェネティクス異常か? & 長崎・広島の被ばく2世裁判

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第83回)「台湾有事と日米軍事同盟」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)(2023年3月28日)- いちろうちゃんのブログ ( 最初の1時間で主催者から「電力自由化と電力システ改革」についてのプレゼンを行います)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-6aa931.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

◆20230216 UPLAN 『高野孟さん「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MoThRFLd41g
(終盤の質疑応答のところで、私から南シナ海と東シナ海における中共中国の動きの違いについて質問しています)

(関連)「台湾有事」は眉唾モノの空論 中国が武力統一できないこれだけの理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318699

(関連)「台湾有事の可能性は高い」に「えー」とどよめき 参加者、戦前と似ていると危機感(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/08c193e40efdc9c396f3a304b49bf30a85df4d04

(関連)台湾問題に関する提言―戦争という愚かな選択をしないために―|研究・報告|(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/10021/

◆<IWJ取材報告 2>高野孟氏「『台湾有事は日本有事だから防衛費倍増』という『嘘の連鎖』を断ち切ることが必要。岸田は安倍の背後霊に後ろから抱きつかれ、この路線から逃れられない」、ノルドストリームを爆破したのは米国、というハーシュ氏のスクープについて、「世界第1級のジャーナリストであるという認識を持っておりますので、彼が言うぐらいだから本当だろうという感じは持っております」~2.16「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな 2.16院内集会 ―講演:高野孟氏
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51900#idx-6

◆復帰50周年記念シンポジウム「デニー知事と考える沖縄と日本の安全保障」/沖縄県
 https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/simpojiumu3.html
 https://www.nd-initiative.org/event/11476/

◆キャンペーン · 「辺野古新基地建設の断念を求めます」 Stop the new base in Henoko with your signature (With English!) · Change.org
 https://bit.ly/3XwGZpK


2.(イベント情報)第169回市民憲法講座

賃金破壊が若者も壊す~持続可能な次世代のつくり方
お話:竹信三恵子さん(和光大学名誉教授・ジャーナリスト)

この30年間、賃金が上がっていない「先進国」は日本だけです。
さらにコロナ禍、物価高で女性、若者など弱い立場の人たちの生活が追い詰められています。
岸田政権の軍事費増額政策により私たちの暮らしが押しつぶされようとしている中、
この現状を変えるためにどうすればよいのか、ともに考えたいと思います。

日時:2 月18日(土)18:30開始
場所:文京区民センター2階A会議室
https://goo.gl/maps/Td9nCJ52W9F2
参加費:800円
主催◆許すな!憲法改悪・市民連絡会
東京都千代田区神田三崎町3-3-3-402
03-3221-4668
http://web-saiyuki.net/kenpoh/

※開催にあたっては感染拡大を防ぐため、最大限「三密」を回避する措置をとって取り組みます。
※マスク着用にご協力下さい。


3.キャンペーン
(1)京大職組は国際卓越研究大学への応募について全学的な議論を求めます!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScz4pFLI4e89Y-dIrhtOXCVOutP_UAXGwuju2B9-ywzahO9GQ/viewform

(2)署名活動についてのお知らせ · 神宮外苑再開発の施行を認可する小池都知事!〜数日前の記者会見はまるでトランプのようなミスリード発言! · Change.org
  https://bit.ly/3XBoU9R

(関連)(別添PDFファイル)外苑アセス「誤りだらけ」、イコモス、再審議求める意見書(東京 2023.1.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227351

◆署名活動についてのお知らせ · 都知事が神宮外苑再開発の施行認可!〜#虚偽の小池都知事 #三井不動産は無謀で無責任 でハッシュタグデモ! · Change.org
 https://tinyurl.com/yuzzmmw6

(2021年東京オリンピックのねらいは最初から都市再開発に関連する巨大利権(およびスポーツ利権、広告利権、セキュリティ利権など)でした。既に世界遺産とも言うべき築地市場が「官製地上げ」で奪われ(代わりに毒物だらけの豊洲があてがわれ)、更に、オリンピック選手村用地(都有地)が時価の1/10で土建屋連合に払い下げされています。今回の神宮外苑再開発もまた、水面下で政治家と土建屋・利権集団が談合で決めていたのでしょう。それを覆い隠し、単純単細胞のオバカ達にオリンピックは世界平和のためのスポーツの祭典だと思い込ませるタヌキの役割が東京都知事だったということです。だます奴も悪いが、だまされる方も悪い。小池百合子タヌキ女に、何度、馬のクソ饅頭や馬の小便酒を飲まされれば(日本むかし話)気が済むのか!? :田中一郎)


4.お知らせ:(2.24)ぜひご参加ください!最高裁弁論まであと1週間!同日院内集会も行います! · Change.org
 https://tinyurl.com/45a9kz6r

(関連)キャンペーン · 最高裁の重たい門が遂に開きました!孤立出産での死産の後に死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/46f9pbzy


5.(別添PDFファイル)ポスト「一強」政治の選択肢:自民党右派と野党共闘の先へ(イントロ部分)(中北浩爾『世界 2023.2』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3RuPqZ55i8d230g?e=tlJ2Vc

(中北浩爾氏(一橋大教授)の議論は、自民党を中心とした保守反動サイドの分析は一読に値するけれども、それに対する処方箋・まもとにするための対抗策に関しては、時流に流された日和見論になっていて、今日の政治情勢にとっては有害無益です。:田中一郎)

(関連)日本共産党「革命」を夢見た100年-中北浩爾/著(中公新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034340231&Action_id=121&Sza_id=B0

(来たる3/9に今般の日本共産党による松竹伸幸氏除名問題と、その原因の1つとなった日本の外交・安保・防衛の問題に関して「意見交換会」を実施します。参加ご希望の方は私までご一報ください。あと2~3名くらいまで参加可能です。:田中一郎)

(関連)共産党員の除名 国民の目にはどう映るか|【西日本新聞me】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1054473/

(日本共産党は、民主集中制というこの党の組織規則や党の文化(体質)を転換しないと、政権を担う政党にはなれない。「結社の自由」を主張して万年少数批判野党ないしは革命政党としてはやっていけるかもしれないが、国会で最大多数の議席を持ち、政権の首班となる政治党派・政治集団にはなれない。それではあまりに残念であるがゆえに、是非、松竹伸幸氏の除名処分を撤回し、党内での議論・交流・民主主義の場や仕組みをもっと拡充していただきたい。党首公選を形だけやることよりも、その方がずっとずっと重要だ。しかし、そのことと、松竹伸幸氏が提唱している「核抑止なしの専守防衛」論を是とするか非とするかは別の問題である。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)今さらN分N乗(三木義一 東京 2023.2.9)
 https://bit.ly/40ZHxr8


7.IWJ:コロナワクチン
(1)新型コロナワクチン接種と致死率について、厚労省は2021年7月分しか公表していなかった! 全データの開示を求めて京都大学名誉教授の福島雅典氏が提訴!「ワクチンが本当に効いているのか、致死率が下がっているのか、今のワクチン戦略で本当にいいのか、科学的検証のためにもデータの検証が必要」と訴え!!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51861#idx-5

(関連)福島雅典教授による、厚労省へ接種回数ごとの致死率の開示を求める裁判 記者会見動画 (Lizzy Times)全国有志医師の会
 https://vmed.jp/3239/

(2)<IWJ検証レポート・(その1)>ビル・ゲイツ氏はワクチン・ビジネスに投資することで、医薬品製造のモラルを歪めて、巨利を得たのか? 新型コロナウイルスmRNAワクチン開発で、安全性より早期提供を訴えたビル・ゲイツ氏が、大量のビオンテック社株を売却して大儲けしていた! ゲイツ氏は講演でワクチンが感染防御に効かないと表明し、新型の吸入式ブロッカーへの投資を呼びかけ!? 他方、ファイザー社幹部は覆面記者に製薬業界と政府との「回転ドア」を暴露! ワクチン副作用への懸念も表明!!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51883#idx-6
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「放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけない:既にネズミによる動物実験で子々孫々までの遺伝的障害が確認されている=「ゲノム不安定性」という現象はエピジェネティクス異常か? & 長崎・広島の被ばく2世裁判」をお送りいたします。

放射線被曝の遺伝的障害は、既に30年近く前の野村大成大阪大学名誉教授によるネズミの実験から明らかになっている(但し、その後の遺伝的障害の調査研究は権力的に上からつぶされている可能性有)。被ばく世代から世代が進むにつれて、ゲノムや染色体に異常が多く現れる傾向を示し、かつ、毒性の化学物質を後世代に暴露させると、被ばくした親から生まれた子孫には、そうでない子孫に比べてひどい健康障害が出るということもわかっている。

この場合、被ばくした親とは、母親だけでなく父親の場合(片親)も含んでいる。こうしたネズミに現れている放射線被曝の遺伝的障害が人間には出ない、などと言うことはあり得ない。被爆者・被ばく者の子孫に必ずや何らかの健康障害が出てくると考えるのが常識的である。放射能・被ばくの遺伝的障害を甘く見てはいけないのだ。放射線被曝がDNAを傷つけ、それが遺伝的に伝わっていくというということだけでなく、遺伝子の発現を制御するエピジェネティクスを含めた生物・生命の体内秩序が放射線被曝によってかく乱され、それが子々孫々に伝わってく危険性も十分に考えられるのである。

しかしながら、この国の政府政権政治は、原発や核兵器の利用を進めていくためには、こうした放射能や被ばくの危険性は邪魔にしかならないという認識から、そもそも放射線被曝の遺伝的障害を頭から否定してかかっている。広島・長崎の被爆2世・3世・4世についていえば、戦後一度たりともその健康状態についてきちんとした大規模な実態調査や追跡調査はなされたことがない。単に医学的・身体的にどうであるかだけでなく、被爆世代の子どもや孫は差別を受けるという前近代的な社会的問題も引きずるこの遅れた国で、何らかの継続的な健康調査や社会的調査を避けて回るということは、許されない未必の故意の国家犯罪と言わざるを得ない。(同じことが水俣病や福島原発事故の被害者に対しても行われている。そして、そもそも原爆被爆者に対しても、これまで「黒い雨」の降雨範囲を理由にして切り捨て政策が続いている。)

(関連)広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-a5a9b3.html

にもかかわらず、①福島原発事故以降、政府政権は従来よりもより強く「放射線被曝の遺伝的障害」の否定をするようになり、それは復興庁の「放射線のホント」というデマ冊子や、文部科学省の「放射線読本」という小中高校生向けのゴマカシ冊子に反映されるという状態になっている。岸田文雄政権が原発再推進という「本音」をいよいよ言いだし、軍事も含めて核利用のアクセルを踏みつつある今日、この「放射線被曝の遺伝的障害」の否定の悪影響は計り知れない。「平和ボケ」ならぬ「被ばくボケ」はこの国を亡ぼす可能性さえあるというのにだ。

②そして情けないことに、三権分立の使命と役割を放棄したこの国の情けない司法・裁判所が、この政治や行政の犯罪的不作為や被ばく矮小化・ゴマカシを追認し、判決の中で「遺伝的障害の出る可能性がある」と認めながらも、国の被爆2世に対する不作為を追認するようなデタラメ判決を書いている(今般、長崎(2022.12)と広島(2023.2)の各地裁で出された被曝2世提訴による違憲裁判では原告側が敗訴)。有権者・国民の基本的人権などは、国策の次の次くらいに保護しておけばいい、と言わんばかりの態度である。

日本の司法・裁判所は、自分たちが出すデタラメ判決の影響が如何に深刻なまでにこの国をおかしくしていくのかを少しは考えたことがあるのだろうか。国家犯罪とも言うべき政府政権の不作為を含むデタラメや犯罪を、屁理屈を付けて追認するだけの司法・裁判所なら、なくなってもらった方がいい。なお、日本の「ヒラメ司法」を抜本的に改革するための処方箋は下記をご参考にしていただければと思う。

◆(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html


<「放射能・被ばくの遺伝的障害」問題のエッセンス>
(1)野村大成大阪大学名誉教授によるネズミの動物実験で、放射能・被ばくによる子々孫々までの遺伝的障害が確認されている。ネズミに出ている現象が人間には出ないということは考えにくい。

(2)放射能・被ばくによる遺伝的障害は、子どもや孫よりも、3代目・4代目・5代目以降に出やすくなる傾向がある。

(3)何故、そのようなこと(「ゲノム不安定性」という)が起きるのか、よくわかっていない(放射能・被ばくによる遺伝的障害の研究が妨害されて進んでいない可能性もある)。

(4)「ゲノム不安定性」の原因は、①被ばくによるゲノム破壊、②エピジェネティクス(遺伝子発現制御)異常、③染色体異常をはじめ小さな遺伝情報異常変異の蓄積、④その他、と推定

(5)「ゲノム不安定性」により、①子々孫々に「突然変異」が起きやすい状態が生まれるため、奇形や流産その他の先天性異常が増える、②毒性化学物質への感受性が高まり、被ばくした世代の子孫がガンなどの疾患にかかりやすくなる(元来、放射線被曝と毒性化学物質は相乗効果を持ち、1+1=4、のようなことが起きる:例 ベンゼンと放射線被曝の組み合わせ)。

(6)復興庁の『放射線のホント』や文部科学省の『放射線副読本』は放射能・被ばくの遺伝的障害を頭から否定し上記の説明を拒否


 <別添PDFファイル>
(1)(レジメ)放射線被曝の理解のために(一部加筆修正)(田中一郎 2021年11月13日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAaleblM_PY3uT5J?e=Gn99hL
(2)被爆2世 国賠請求棄却、援護対象外 違憲認めず、長崎地裁が初判断(東京・朝日 2022.12.13)
(3)広島も被爆2世請求棄却、地裁判決 無援護「違憲性なし」(東京・朝日 2023.2.8)
(4)被爆2世の苦しみ、世に 40年前の報告公開へ 「結論ありきのずさん調査」(毎日 2022.6.4)
(5)論考:原爆被爆二世の援護に道開こう(崎山昇『週刊金曜日 2023.2.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAe1OiRnLbElIrBJ?e=nxGlQQ


1.(必読)食品と暮らしの安全|孫以降の世代にもガンを起こす|野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビュー
 https://tabemono.info/report/report_16.html

(内容を転記)
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野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビューⅠ:孫以降の世代にもガンを起こす

≫野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビューⅡ「放射線の次世代への影響が心配」

 放射線がマウスにどのようにガンを発生させるのか、 国際的な指標になる実験を行い、世界の専門家から抜群に高く評価されている 野村大成・大阪大学名誉教授に、フクシマと放射能による次世代への 影響についてお聞きしました。「注意しても、しすぎることはない」と話された 野村先生の偉大な業績と考えを、ぜひお読みください。

野村大成(のむら たいせい) 大阪大学名誉教授。
1942年、名古屋市生まれ。専門は放射線基礎医学。
1986~2005年大阪大医学部教授。現在は医薬基盤研究所・野村プロジェクト・プロジェクトリーダー。

(聞き手:月刊『食品と暮らしの安全』小若順一編集長)


安全神話で責任感がなくなっていた

野村  原子力の安全神話?(特に省庁再編後)のもとに、安全審査の独立機能をなくした国は、東大を除き原子力工学を廃止し、また、原子力の人体影響を研究する放射線基礎医学講座も研究費のためなのか、大阪大学医学部を除いて自然消滅しました。工、医ともに安全性の教育、研究の場を日本はなくしたわけです。すなわち、目先の利益優先に終始し、安全性の基本理念がなくなっていたところに、今回の事故が起きたのです。

放射線障害の歴史と事実をまったく無視した政府のアナウンスメントに、記者は質問もコメントもできない。今回の事故が起こるはるか前から、このような状態になっていたので、原子炉の保存が優先し、人命どころか原子炉自体の安全性まで無視し、それが大きな原発事故に結びついてしまいました。

共同通信社にベテランが残っていたので、あまりの状況を見かねて、人は早く避難させなければいけない、放射能汚染は風向き、降雨により離れたところにスポットで起きる、汚染物の移動厳禁、とこれまでの経験から最低限の常識を書いたメモを送ったら、そのまま配信されたのが昨年3月22日です。

小若 私も遺伝毒性から手を引いてから20年ほどたっていて、毎年、著名な遺伝学者が亡くなり、遺伝がわかる記者も退職していたので、誰を頼ろうかと思っていたのですが、その記事で「世界のノムラ」先生がご健在だとわかりました。

野村 取材もいっぱい来ました。「君は記者か」と聞くと「ハイ」と。「記者なら、あの発表はどういうことを言っているかわかるはずや。質問したのか」と言うと、「もう放射線をやっている人は誰もいません」。大手のテレビ、新聞は「安全と言ってほしい」と言うので、取材は拒否しました。

週刊誌はまだマシでした。過剰に反応しすぎたとも思えない。特に女性記者は、本能的に危機を察しているようでしたので、できるだけ丁寧にお答えしました。こういうことは過剰に反応してトントンです。2000年の別冊宝島『これから起こる原発事故』に専門家の緊急警告が記載されています。当時は書きすぎではないかとも思ったのですが、地震、津波、規模、発電所名等々、何もかも今回の事故が当然起こると予想したものでした。


*除染で被曝し、放射能が拡散する

小若 除染にも問題がありますね。

野村  除染することの怖さをよくわかっていないのです。
除染のためには誰かが汚染地に入らなければなりません。その作業者はどんな格好をしていますか? 除染すれば、その作業者が被曝することは明らかで、膨大な数の被曝者を出すことになります。汚染した今となっては、いかに放射能を拡散させないかが重要です。

小若 そのとおりのことを、私も体験しています。
昨年6月、福島へ取材に行ったのですが、二本松から伊達市まで30㎞を走りながら、山がすべて汚染されたので、 除染しても山から汚染が下りてくると感じていました。伊達市で小学校に行くと、今度、原子力規制委員会の委員長の候補になった田中俊一氏が、除染の実践と研究を行っていたのですが、 田中氏は私の防塵マスクを指さして「そんなの意味ないよ」と言ったのです。もちろん、作業している人は誰もマスクを付けていませんでした。

校庭のアスファルトの汚染はグラインダーで削らないと線量が減らないと説明し、校庭の土手とプールを掃除していたのですが、この学校の裏にも山があり、その後、除染しても元に戻った例がたくさん出てきています。

*日本人の良心を完全に否定した政府

野村 1993年に、ソビエト連邦が原子力潜水艦の放射性廃棄物を日本海に投棄したとき、日本政府は国際問題だと言って、猛烈に非難しました。そのときの調査では、日本海の海底土から最大7ベクレル/㎏の放射性セシウムが検出されています。福島では4月1~6日の6日間で、セシウム940兆ベクレルを海洋に漏出したと東電は話しています。6日間でセラフィールド核燃料再処理工場の1年間の海洋漏出量の放射性物質を放出したことになり、ヨウ素を含めると4700兆ベクレルになります。福島の海底土では、30㎞圏外でも8000ベクレル/㎏を超える放射性セシウムが何度も検出されているのに、自分のところが放出したら「希釈されて安全になるから、どんどん食べてください」と、政府、メディアは宣伝しました。

国内のみならず、外国に対しても「日本の農産物は安全です」とやりましたから、これで日本人の良心は完膚なきまで、国際的に否定されたのです。そのことを日本人は思い知らなければいけません。かつて、放射線廃棄物をコンクリート封入、ガラス化などすれば安全だから、フィリピン沖の公海に廃棄したいと日本政府が申し出て、それなら東京湾に捨てたらどうかと言われたことを思い出します。腐っている。日本人の魂が疑われているのです。

*発ガン物質と放射能は、孫にも発ガン

小若 野村先生は30年以上前に、放射線や化学物質が、世代を超えてマウスを発ガンさせることを実証し、国際的に大反響を呼んだ「大阪レポート」を発表されています。この実験は、どのように行われたのですか。

発がん物質孫にも影響野村 まず、ウレタン(カルバミン酸エチル)で確認しました。ウレタンをオスのマウスに注射し、しばらくしてメスと交配させると、ほとんど元気で生まれますが、 その子たち4千匹余にガンが出るかどうかを見ていくと、有意差が出てきましたので、1975年1月に「キャンサー・リサーチ(米国癌学会誌)」に発表しました。

小若 1979年に新聞で「発ガン物質・孫にも影響」と出たときは、すごいことが実証されたものだと思いました。ただ、ウレタンになじみがなかったので、人に注射されているとは知りませんでした。

野村 僕も鎮静剤の一つだったとしか知りませんでした。それが、非経口医薬品の溶剤として大量に使用されていたのです。

小若 記事の中にはウレタンと放射線の実験結果が出ていましたが。

野村 遺伝的な影響を証明するのに一番大切なのは、確実にDNAをやっつけるものがいいので、ウレタンに代わって放射線を使いました。放射線は瞬間的に作用するので、オスに一発当てて、しばらくしてから正常なメスと交配させ、 受精率や流産、奇形を見て、それから、いつになったらガンが発生し、その頻度がどのくらいかと。


*量に応じてガンが出る

小若 ずいぶん詳しく調べられたのですね。

野村 遺伝学者は遺伝子の変化を調べますから、生まれた直後の形態、機能の違いを調べるところまででした。突然変異については、膨大なデータがありましたが、人類によく見られる疾病(ガン、形態異常、生活習慣病等)はどうなのかは誰も調べていませんでした。私は外科医でしたから、すべての疾病に対し、先の世代がどうなるか臨床のかたわら、我慢してやっていました。

小若 だから、国際的な発見をされたのですね。論文の表を見ると、先生は1970年代から、被曝量の多さと、ガン発生数の関係がわかる実験をされていたことになりますが。

野村 70年代までは、ガンが出るか出ないかしか実験しなかったのですが、発ガン物質を1000分の1の低量まで投与量を変えて追いかけると、きれいな線になりました。私の1975年10月のキャンサー・リサーチの論文は、世界で初めて「化学物質で用量効果関係」を描いたもののようです。実際、この曲線から、注射薬に含まれているウレタンの量を計算できました。後日、化学的に定量したのと完全に一致していました。

*国際的な大反響

小若 そんな前に、今でも通用する精密な発ガン実験を行われていたとは、すごいですね。

野村 1978年にイタリアの古都ペルージアで開かれた国際学会で発表すると、有名な遺伝学者がすぐに奇形で追試確認をしてくださったので、ガンも含めて「ネイチャー」にまとめの論文を出しました。ヨーロッパでは、日本と違って遺伝に関して非常にセンシティブです。何か悪いことをすると三代たたるという考え方があり、だから悪いことをしない方がいいというのです。最初の論文では、親に放射線を当てて、子どもから孫まで影響したのを出したので、非常に反応が強かったですね。

小若 すごい評価でしたね。

野村 ネイチャーの論文をイギリスの新聞「ガーディアン」もトップ記事で紹介してくれましたし、多くのテレビ座談会がなされたようです。アメリカの「サイエンスニュース」でも紹介されました。

小若 当時、日本人が「ネイチャー」に出るのはまれでしたね。


*人は影響が出やすい

野村 論文審査では何も指摘されず、関連論文が4本載りました。当時、ネイチャーは1誌しかなく、すべての自然科学分野を含めて週20論文くらいしか載りませんでしたので、多かったのかもしれません。 その中で大事なことがあります。放射線を一度浴びただけで、子や孫にガンが発生しますが、突然変異に比べたら100倍以上高く増加したのですが、 それでも、せいぜい10~20匹に1個ガンが増える程度でした。ところが、生まれた子どもにも微量のウレタンを打つと、子どもはガンだらけになりました。 2回目に有害物質をかけると、影響が数倍に上がりました。多くの追試確認がなされました。放射線も同じです。

小若 それは、福島で被曝した人が、後で放射能や化学物質で汚染されたものを食べたら、ガンが出やすいということですか?

野村 マウスの実験はきれいな状態で行いますが、人間は違います。放射線を浴びた後、親も子どもも、発ガン物質や放射能を含む食べ物も食べる可能性があります。そうすると、ガンにかかりやすいということです。

小若 シンプルな動物実験の結果よりも、ヒトの方が危ないと考えられるわけですね。


*再処理工場の従業員の子どもに白血病

野村 ヒトでは、イギリスの核燃料再処理工場セラフィールドの例があります。ここは、海洋汚染もあったし、シースケール村など周辺の汚染もありました。住民は、直接被曝している上に、家庭では放射能汚染食品による被曝があります。それで、全体的に白血病の頻度が高かったのは、間違いないのです。1990年に、ここの男性従業員の子どもに白血病のリスクが7~8倍高いという論文を サザンプトン大学のガードナー教授が出したのです。

これは、まさに私のマウス実験と同じことが、ヒトで調査された結果で、精子被曝が子どもの白血病の原因として大騒ぎになり、すぐに被害者による裁判が起きました。しかし、患者は4人なので、裁判にはもともと無理なところがあり、夜中の3時頃に、5mものファックスで質問が来るのに閉口しました。

裁判の結論は「統計学的には有意差が出たけど、わずか4例のことなので、すぐに人間には当てはめられない」ということでした。ところが、珍しく裁判長のコメントが付け加えられたのです。「子孫への影響をみるこの研究は極めて大事であるから、今後、世界中で研究が推進されることを望む」と。


*チェルノブイリ原発事故

小若 チェルノブイリの汚染地では、どうなっているのでしょうか。

野村 事故後10年近くたち、国際機関が調査をやめ、国際援助もなくなったころ、ユネスコと現地の要請で、文部省(旧科技庁は関与せず)と、民間助成金の支援を受け、生態系への汚染と遺伝的影響を調査しました。地上の放射能は減少しても、動植物には恐れていた強度の汚染、生物濃縮が起こっていることをいち早く証明しました。事故直後に、放射性ヨウ素で汚染された牧草を食べた乳牛のミルクを飲んだ子どもの甲状腺に、放射性ヨウ素が大量蓄積し、それが原因で甲状腺ガンが高発していました。 放射性セシウム等の内部被曝による影響については、ガンが発生するまでの年数が足りないのだと思いますが、徐々に増加しているとの報告があります。

遺伝的影響に関しては、英国のグループが、汚染地域の子どもで、放射線等で変化の起きやすい配列のDNAに突然変異が増加していると1996年に報告しました。汚染を除去した作業者の子どもでは、突然変異の増加が疑問視されていたので、マウスで確実に検出できている突然変異を、 ルカシェンコ大統領の協力も得て、除染作業者の子どもを調査しました。 陽性にはなりませんでしたが、これは、被曝量が50ミリシーベルト以下と少なかったからだと思います。

ところが、ベラルーシとイタリアを行き来しているツバメの子どもを調べた報告では、反復配列したDNAの突然変異が3.6倍も増加し、有意差が出ています。 ウクライナのツバメとの比較でも2倍くらい増加しています。これからも調査は必要ですが、放射能が大量に放出されたのですから、ヒトに異常が出ることは確実です。


*大きな影響がある内部被曝

野村 私が実験したのは瞬間の外部被曝で、外部被曝でもじわじわ被曝すると、ガンと奇形の頻度は落ちます。だから、環境から受ける慢性被曝のときは、ガンと奇形が少し出にくい可能性はあります。しかし、食べると放射能が体内に留まって内部被曝になるので、様相は一変すると思います。この内部被曝の実験はほとんどないので、チェルノブイリで影響を調べることが大きな課題なのです。福島は、チェルノブイリのミニコピーです。

小若 福島でも内部被曝の影響が心配です。1970年代には、病気になりやすくなる「弱有害遺伝子」が増えると言われていましたが、遺伝子がよくわかるようになった今では、先生の実験結果は、どのような原理だと説明されるのでしょうか。


*遺伝子の変化が蓄積

野村 1978年に最初の論文を発表したとき、 なぜガンが、子どもに、通常の突然変異に比べて100倍以上もの高頻度に発生したのか、二つの可能性を書きました。

一つは、たくさんのガン遺伝子があり、そのどれかに変異が起こった可能性です。例えば、マウス肺腫瘍発生に関与する遺伝子は、免疫関係だけでも当時200以上の遺伝子がわかっており、「それにヒットしたのなら、200倍の高い頻度で出てもおかしくない。1000倍出てもおかしくない。それで十分説明ができる」と、多くの先生が支持してくれました。

しかし、ガンになり易さの遺伝であること、しかも、親マウスが被曝すると、子どもに何百回もの細胞分裂を経ても伝わる変化があり、そのマウスが生後に環境の有害物質に曝露すると、ガンが高発、促進されることがわかっていました。この論文は、1990年代後半になって、生殖細胞で遺伝的不安定性を示した最初の論文と言われたように、とても、突然変異で説明できるものではありません。

そこで、もう一つの原因として、通常の遺伝子の機能にわずかな変化が起き、その蓄積でガンの頻度が上がった、と書きました。

小若 免疫機構がちょっと弱くなるように、とか。

野村 そうですね。健康状態が一番影響を受けるのは、免疫関係の遺伝子です。遺伝子は、「有害」でも「生体の正常機能に関与しているもの」でもよく、その発現のわずかの変化が蓄積し、遺伝したので、何十代にわたってガンが発生しやすくなった、と考えたわけです。放射線に一度、被曝しただけで、何代にもわたり、肺腫瘍、肝腫瘍、白血病等にかかりやすいマウスになりました。


*全身の細胞で変化が起きていた

野村 このことを証明するため、遺伝子の働きと「発現」を調べています。親に放射線を照射し、子どもが生まれて、その子にガンが出た臓器を調べると、非照射対照群のマウスに較べ、ガン組織で遺伝子の発現が数倍、増減していました。遺伝子発現を分析してみると、ガン組織だけでなく、その臓器の正常部分の組織にも多かれ少なかれ、同じような変化がすでに存在していました。子どもの臓器でそういう変化が起きていたので、ガンにかかりやすくなっている、と説明したのが、2000年から2003年ごろのレポートです。


*注意しても、しすぎることはない

小若 食品の放射能汚染は減ってきましたが、今でも影響を受けないようにするのがいいのですね。

野村 放射線障害で最も恐れるのは、それが一瞬の被曝であっても、細胞、遺伝子などに起きた傷が残り、将来のガンや遺伝的影響に結び付くことなのです。ましてや、内部被曝の場合、放射能を出すもの自体が、長期に体内に残存するのですから、注意しても、しすぎることはありません。


「食品と暮らしの安全」2012年9月1日発行 No.281
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(関連)論文「チェルノブイリ原発事故(1986.4)によるベラルーシでの遺伝的影響」
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html


(関連)「じわじわ」被ばくの発がん影響を動物実験で明らかに-モデルマウスを用いて低線量率被ばくに起因する発がんリスクを直接的に評価- - 量子科学技術研究開発機構
 https://www.qst.go.jp/site/press/1184.html

 <田中一郎コメント>
「量子科学技術研究開発機構」とは昔の「放射線医学総合研究所」という放射線ムラの組織が他の研究所と合併してできた組織です。この論文も「一種の未必の故意による焦点そらしの事実隠蔽歪曲レポート」です。ここで書かれていることは、放射線被曝を外部被曝だけに着目して実験した結果がこうだったということにすぎません。このことは野村大成大阪大学名誉教授も上記のインタビューの中で言及しています。そして野村氏がおっしゃるように、内部被曝になると様相は一変してしまうのです。内部被曝は外部被曝に比べて、それだけ生物や人間にとっては危険極まりないということを意味しています。

上記の結果は、原子力ムラや放射線ムラの人間たちがよく使う「線量・線量率効果係数(DDREF)」を「2」とする根拠ともなっています。ということは、「放射線影響研究所(RERF)」などが提唱している線量・線量率効果係数(DDREF)というものは内部被曝を無視して導かれているということを意味し、従ってまた、こんなものは放射線被曝の評価には使えないということを意味します。

(参考)線量・線量率効果係数(DDREF) - ATOMICA -
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_469.html


2.20131028 野村大成・大阪大学名誉教授(放射線基礎医学の世界的権威)をお迎えして(転載) - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x16rcms
(最初の部分は関係のない話ですが、まもなく野村大成大阪大学名誉教授へのインタビューが始まります)

(関連)野村大成 (Taisei Nomura) - マイポータル - researchmap
 https://researchmap.jp/read0013654

(関連)野村大成阪大名誉教授の警告-福島はチェルノブイリのミニコピーではない。おなじ被害が起きる- 院長の独り言
 http://onodekita.sblo.jp/article/79446629.html

(関連)「注意しても、しすぎることはない」野村大成 教授 「親の被ばくの影響は、子や孫にまで受け継がれて行く」 - ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
 https://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/28edd9978331bdae0615da497d6e4ccf

(関連)大阪大学野村大成名誉教授「人間だけが放射線に被ばくして子どもに遺伝的影響が出ないなんてあり得ない」 - ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造
 https://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/61f17fec6b2ed875b4b26c0f77adaf57


3.日本政府・政権のインチキ文書(気を付けましょう=だまされてしまったら終わりです)
(1)風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略(「放射線のホント」)
 https://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2017/senryaku/index.html

(2)放射線等に関する副読本:文部科学省
 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1311072.htm

◆「放射線のホント」間違った記載ない~復興大臣 - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/39220/

(これを批判するサイト)
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(1)「放射線のホント」と「放射線副読本」 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/8394

(2)復興庁の「放射線のホント」を検証する① - level7
 https://bit.ly/3IxN5lh

(3)20190612 UPLAN【復興庁交渉】「放射線のホント」撤回署名提出・福島原発事故関連課題の政府交渉 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=VMZv_VlZ_9Y


4.被爆2世の苦しみや不安を踏みつぶす日本政府政権とそれを追認する司法・裁判所
 許しがたいと思います。日本国憲法に書かれている基本的人権条項を読み直せと言いたいです。

(1)被爆2世原告の訴え退ける 長崎地裁 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=e_4Q_W6AEVY

(2)(別添PDFファイル)被爆2世 国賠請求棄却、援護対象外 違憲認めず、長崎地裁が初判断(東京・朝日 2022.12.13)
 https://nordot.app/975203188471152640?c=174761113988793844

(3)(別添PDFファイル)広島も被爆2世請求棄却、地裁判決 無援護「違憲性なし」(東京・朝日 2023.2.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/229800

(4)被爆2世の苦しみ、世に 40年前の報告公開へ 「結論ありきのずさん調査」(毎日 2022.6.4)
 https://mainichi.jp/articles/20220604/ddm/012/040/161000c

(5)論考:原爆被爆二世の援護に道開こう(崎山昇『週刊金曜日 2023.2.3』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAe1OiRnLbElIrBJ?e=nxGlQQ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(6)<社説>被爆2世判決 救済の門戸を閉ざすな:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230621

(7)6.5(日)『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』 - 脱原発の日のブログ
 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12740924620.html

(8)韓国・被爆2世「なぜ支援受けられないのか」 遺伝影響認められず、自国でも対象外:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/122413

(9)長崎被爆2世訴訟 原告団が控訴「援護につながる判決求め闘う」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/040/196000c

(10)被爆2世ゲノム解析 被爆者存命中に成果を 外部諮問委員会 | 長崎新聞
 https://nordot.app/931011710226219008?c=174761113988793844

(関連)被爆二世・三世健康調査アンケートについてーZoom公開講座『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』へのお誘い その2 明日に向けて(2200) - 明日に向けて
 https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/522e3b75b3ffebad49ef817e0af56481

(関連)被爆二世・三世健康調査アンケートについてーZoom公開講座『被爆二世健診…43年目の真実~データが語る遺伝的影響と「ほしょう」を考える~』へのお誘い その2 明日に向けて(2200) - 明日に向けて 守田敏也web
 https://toshikyoto.com/press/7451.html


5.脱被ばくの闘いは(遺伝的障害を含めて)これからが本番です。
 闘い方の基本は「何度も何度も繰り返す放射線被曝に関する勉強会・講演会」の開催と、政府・政権・御用学者どものインチキ・ゴマカシに対する徹底追及です。そして、その成果を選挙における投票に反映させていくこと(原発や被ばくや被害者救済の問題を選挙の争点にしてくこと)です。日本の司法・裁判所にしがみついても、おそらく徒労に終わるでしょう。裁判は、原発・核燃料サイクル施設や放射線被曝の危険性を多くの有権者・国民に知らせていく「1つの手段」ととらえておくべきです(そして、その日本の司法・裁判所を抜本的に改革しなければいけません)。
草々

2023年2月16日 (木)

(3つのメール転送)老朽原発の運転期限延長を追認する原子力「寄生」委員会・「寄生」庁:原発・原子力に「寄生」して、原発・原子力の「規制」はできない=現在の規制委員会・規制庁を解体せよ もはや単なる原発推進追認機関だ

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.高石友也/受験生ブルース - YouTube
 https://tinyurl.com/uwhvynv3
 https://www.youtube.com/watch?v=_VpFqy3f7ok

 マージャン狂いの大学生
 泥棒やってる大学生
 八年も行ってる大学生
 どこがいいのか大学生

(数日前、全国で雪が降る中、私立大学の入学試験が行われたそうです。そのことを誰かから聞いて、この懐かしい歌を思い出しました。この国の「学歴競争社会」はますます激化し、私が高校生時代だったころよりも一段と悲惨になっているのではありませんか?:田中一郎)


2.キャンペーン · 福島県立医科大学の理事長選出選考の不公平について · Change.org
 https://bit.ly/3xmeHna

(関連)福島県立医大理事長選 倍の得票覆り3選 「選考過程が不透明」の声 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20230123/k00/00m/040/045000c

福島県立医大内部で何か起きているようです。
詳細をご存じの方は情報提供をお願いします。


3.シリーズ「公害PFOA」の冊子を発行しました!
 約1年にわたって連載した、探査報道シリーズ「公害PFOA」の第1部をまとめた冊子を発行しました。1冊にまとめて読みやすく、また配りやすい仕様にしています。PFOAの毒性や大阪での汚染の歴史をわかりやすく記載したページや、取材を担当したリポーター・中川七海からのメッセージも盛り込んでいます。

希望者には、送料のみご負担いただき、無料で配布いたします。下記の案内に沿ってご連絡ください。受け付けた方には、順次メールでお返事いたします。7日以上経っても返信がない場合は、恐れ入りますが再度メールでご連絡をお願いいたします。

【冊子配送のお申込方法】
宛先 contact@tansajp.org
件名 PFOA冊子希望
内容 お名前、郵便番号、住所、電話番号、希望冊数(在庫の関係で上限を設ける場合がございます)
送料 1冊:無料/2冊以上:着払い(送料の振込は受け付けておりません)

なお、シリーズ「公害PFOA」は第2部に向けた取材を継続中です。深く緻密な探査報道には、取材費が必要です。最初の目標金額50万円は無事達成しましたが、さらに50万円を集めたいと思います。ぜひ、取材費のご協力をよろしくお願いします。

◆シリーズ「公害『PFOA』」の取材費を募集します!
 https://syncable.biz/campaign/2070


4.イベント情報
(1)(チラシ)(2.24)福島原発かながわ訴訟 第1陣 第15回控訴審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhALH9g7adi3UxcSe?e=uBYfNq

(2)(チラシ)(3.1)大間原発訴訟 第29回公判(東京地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAM0Gi_ruXUToix-?e=9cq2HI

(3)(チラシ)(3.5)さようなら原発・核燃3.11青森集会(青森市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhASxJvGLZZ2cpfy7?e=AkjjKL

◆(チラシ)(予約必要)(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(後半)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAWfZ013RTNSysfV?e=rIFPlG


5.提案型ジャーナリズムの動画配信サイト! 開局を支援してください。(メディア活動支援機構プロデューサー・遠藤大輔 2021-03-04 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/bottomup-ch


6.2027年のリニア新幹線開通は非現実的~ストップ・リニア!訴訟判決は7-18~ - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/46267/

(関連)特集:リニア中央新幹線建設|週刊金曜日公式サイト
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003591.php

(関連)(報告)(1.30)オルタナティブな日本をめざして(第81回)「リニア新幹線は実現可能か?」(樫田秀樹さん:新ちょぼゼミ)(2023年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-27d1bc.html

◆ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/


7.ニセモノ・ニタモノ
 改革を期待して、かような政党に投票するのは愚の骨頂です。維新は自民党の悪性部分が分離独立したチンピラ似非右翼のデマゴーグ政党、そして、その日本維新にくっついて「共闘」をやっとる泉健太よ、早く代表を降りろよ! お前が代表をして執行部を握っている限り立憲民主党には投票できないのだ(「市民と野党の共闘」を放棄して参議院選に大敗した責任を取れ)。

(1)自民分裂なら連立入りも 馬場維新代表:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023021300906&g=pol
(2)維新が喧伝する「大阪は高等教育無償化」の大嘘! 実態はドケチ、人口減少続く違和感|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318158
(3)立民・泉代表、維新代表を「重馬場」呼ばわり…身内からも「不適切でそもそも面白くない」 - 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230214-OYT1T50252/?from=smtnews

◆(2022/7)参議院選挙結果について:本日(7/11)朝刊各紙を見る限りでの私からのコメントです=泉健太立憲民主党執行部は参議院選挙敗北の責任を取り退陣せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-11d947.html


8.有権者が選挙で選んだ政治家の政治はこんなんでっせ!
 このまま行ったら、この国はまもなく「おしまい」になりまんがな、春の統一地方選で、投票行動を変えた方がよろしおます。

(1)安倍元首相の回顧録に質問相次ぐ 閣僚「分からない」「所管外」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b204038858f5a79b5c54c451f4a1fd6cc6ee5f70
(2)幼稚化する政治家の問題発言 なぜこんなにレベルが低くなったのか:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/y4d6343u
(3)過去を振り返れば差別と蔑視の自民党 取り繕っても国民は見ている|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318434
(4)連合・芳野会長が自民党大会に出席へ 政権と距離縮める狙いか(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2413066a902e639e4ac15810246eeab0e4443134
(5)「誤解を招いたなら謝罪する」は自民党の常套句 更迭秘書官もステーキ会食首相もこのパターン|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318562
(6)同性婚差別、岸田坊ちゃんの“観光ツアー”…岸田政権の言い訳の程度がとにかく低すぎる|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318464
(7)日本学術会議改変に前のめりの岸田政権 「平和と民主主義」をめぐる攻防に(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2beab960dfdffe33532a1c802a0bfb0c1383628f
(8)「60年超」運転に批判殺到 政府、原発政策転換へ押し切る(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/21ecc4569f7067b49e5c5139be7df53d5a2026ea
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 さる2月13日、原子力「寄生」委員会は、石渡明委員(東北大学教授:地質学者)の反対を押し切り、原子力ムラ代理店である経済産業省の画策する老朽原発運転期限延長を容認する決定をいたしました。以下、いくつかの関連情報をまとめておきます。転送する3つのメールは、この間の老朽原発を巡る動きをよく伝えていますので、参考にしていただければと思います。

原発は政治の力だけで動いています。小泉純一郎元首相が言うように「安全、安い、クリーン」、これ全部ウソ、ですが、それでも政治の力で強引に推進されています。言い換えれば、何の安全性も、何の経済性も、何の環境適合性も、何の合理性もない、現代社会の邪悪と汚物と破滅的危険の塊、それが原発だということです。ですから、原発をやめて完全廃棄するには、政治(家)を転換する以外に方法はないということを意味します。つまり、反原発・脱原発の市民運動・社会運動は、真剣に政治改革=政権交代に取り組まなければならないということなのです(立憲民主党の菅直人氏の言う通り)。

(そして追記しておけば、党綱領にまで脱原発が書かれている泉健太立憲民主党は、もはや脱原発について「口先やるやる詐欺」の可能性が高くなっており、泉健太執行部が退陣をしない限り、立憲民主党には投票しても無意味だということです。泉健太が代表を降りない限り、今春の統一地方選挙以降は、あらゆる選挙において、立憲民主党以外の「世直し」政党に投票をしてください。それが脱原発へ向けての「政治(家)選択」です。但し、維新(日本維新&大阪維新)や参政党は「世直し」政党などではありませんので、要注意です。)

(関連)新立民県連、設立大会 東海第二再稼働「反対」活動方針に盛り込まず:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/62944

「世直し」野党は、原子力規制委員会・規制庁の設置根拠法を廃止し、新たな原子力安全規制のための組織を創設する法案を国会に提出せよ。新しい「原子力安全規制委員会」(仮称)設置法では、①深層防護第5層(避難計画)審査義務、②審査及び情報の徹底公開、③原子力ムラの公職追放(原発の安全性に厳しい姿勢を示す専門家を委員に選ぶ)、④委員の業界からの便宜供与・金銭受領厳禁、⑤形骸している定期検査や安全審査のルールの抜本改正、⑥経済産業省・文部科学省との絶縁、⑦核燃料サイクル廃止、⑧廃炉・バックエンド審査、など、改正すべき事項がたくさんあります。

また、既存の原発・核燃料サイクルを廃止するためには、これを国が電力会社などから有償で買い取る手当も必要ですから、その関連の法案(仮称「原発撤退法案」)も併せて検討し、近未来に国会提出していただきたい。今現在、立憲民主党が国会に提出している「脱原発基本法」は具体的な中身のない空疎な「似非基本法」(「口先やるやる詐欺」法案)の可能性が高く、いったん撤回していただいていいと思います(基本法と言われる「子ども被災者支援法」と同じことになるだけ)。そして、こうした脱原発法以外に、放射能汚染防止法や原発災害対策法、原発事故被害者救済法など、脱原発・脱被ばく・被害者完全救済の三位一体を早期に実現する多くの法制度も強く望まれていますから、「世直し」野党はそのことも念頭に置いておいていただきたい。

(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0


 <東京新聞>
(1)「厳格に審査するほど運転期間が延びる」原発60年超運転を認める政府方針が抱える矛盾:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231166

(2)原発60年超、異例の多数決 原子力規制委、石渡氏反対:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230977

(3)原発運転60年超を石渡委員反対のまま多数決で決定 原子力規制委 独立性はどこへ…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230990

(4)「法案の締め切りがあるので仕方ない」と山中伸介委員長 原発60年超稼働の結論を急いだ原子力規制委:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230992

(5)<発言詳報>原発運転60年超を容認した規制委で、各委員は何を語ったのか:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/231173

(6)「規制委は役割を果たせ」 原発運転60年超の多数決容認で市民ら抗議:東京新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/230989


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その1):何十年も前に造られた古い原発全体をくまなく点検・検査することなどできない=形式・体裁を整えて、さも安全審査を厳格にやっているかのように見せかける原子力「寄生」委員会のペテン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-5b0861.html

(2)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その2):古い原発は「時限核爆弾」=40年超の運転や廃炉を前提としていない、設計図行方不明、人も入れ替わり設備の詳細を知らず、山のようにある老朽原発の超危険性- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-82e981.html


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.(メール転送です)<石渡委員の発言>本日(2/8)の決定見送り 原子力規制委員会で40年ルール炉規法から撤廃を前提とした文書の検討

裁判の会です。原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんからのメールを転送します。規制委員会の中にも良識を持った方がいて良かったと思うような委員会は悲しいです。

/////////////////////////////////

みなさまへ たびたびすみません。

石渡委員の反対意見は以下の動画でみることができます。

https://www.youtube.com/live/xfoAROLG7wo?feature=share

開始から1時間56分頃から2時間15分頃まで、20分弱です。

石渡委員の発言は開始から2時間03分45秒頃からです。

 ******

みなさまへ(重複ご容赦 転送・拡散希望)

http://kiseikanshi.main.jp/2023/02/08/12233888/

 

本日の原子力規制委員会で、原発の運転期間制限(40年ルール)を原子炉等規制法(炉規法)から撤廃して電気事業法に移すことを前提とした「高経年化した発電用原子炉に関する安全規制の概要案」についての議論がありました。

 

会合は、最後の決定の段階で、石渡委員が反対意見を朗々と述べ、本日の決定はなくなりました。非常に真っ当な反対意見で、会場は拍手で包まれました。
https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/kisei/010000794.html

関係資料
https://www.nra.go.jp/data/000419904.pdf

動画
https://www.youtube.com/live/xfoAROLG7wo?feature=share

開始から1時間56分頃から2時間15分頃まで、20分弱です。
石渡委員の発言は開始から2時間03分45秒頃からです。

 

最初にパブコメに対する回答について説明がありました。

 

40年ルールを炉規法から撤廃して電気事業法に移すのはおかしい、移すべきではない、原子力規制委員会こそ40年ルールを厳格に守りなさいという意見は多く寄せられたようです。

 

これまでは、令和2年の見解に「発電用原子炉施設の利用をどのくらいの期間認めることとするかは、原子力の利用の在り方に関する政策判断にほかならず、原子力規制委員会が意見を述べるべき事柄ではない」とある、というのを繰返すだけでしたが、今回の回答は違っていました。

 

こちらから、そもそも40年ルールは利用政策判断ではなく、安全規制として定められたというのが事実だとし、国会審議の議事録はじめ証拠をつきつけてきたこともあってか、回答は「現行法の運転期間延長認可制度が導入された際の国会審議(平成24年第180回国会)では、科学的技術的見地だけではなく、幅広い観点から議論が行われた上で、立法されたものと認識しています。」となっています。科学的技術的見地ではない観点(利用政策と言いたいのか)でも議論されたという理屈です。

 

これまでは 「そもそもA(安全規制)ではなくてB(利用政策判断)なんだ、だからA(炉規法)からB(電気事業法)に移すんだ」という理屈でしたが、それが、「そもそもA(安全規制)だけではなくB(利用政策判断)もあったんだ」という言い方に変わったことになります。しかしそうなると、A(炉規法)をなくす根拠が失われました。

 

論理が破綻したことになります。それでも炉規法から撤廃したいのであれば、安全規制の観点から運転期間制限を撤廃してもよいのか否かの検討が必要ですが、こうした観点での検討を全くやっていません。ここが原子力規制委員会の最大の弱点だと思います。

 

会合は、最後の決定の段階で、石渡委員が反対意見を朗々と述べ、本日の決定はなくなりました。

 

石渡委員の意見は、1.今回の変更は新たな知見などに基づくものではなく運転制限が炉規法からなくなるという意味では安全規制の後退だ、2.(電気事業法に移っても)40年60年の枠組みは変えないとあるがそれでは炉規法を改正する必要はないではないか、3.審査が長引いている間も高経年化は進行しており審査は難しくなるのにこの間はカウントしないというのは矛盾ではないか、といったものです。他の委員が説得を試みましたが意見を変えず、今日の決定は見送りになりました。来週また議論がありますが、非常に真っ当な反対意見で、会場は拍手で包まれました。

 

阪上武(原子力規制を監視する市民の会)

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玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

E-mailsaiban.jimukyoku@gmail.com

http://saga-genkai.jimdo.com/

http://www.facebook.com/genkai.genpatsu

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


2.(メール転送です)【オンライン報告会】規制委で何が?「炉規法・運転期間の削除を容認」の一部始終(2/16)(FoE Japan)

みなさま(重複失礼・拡散歓迎)
13日の原子力規制委員会の臨時会合で、運転期間の定め(原則40年ルール)を原子炉等規制法から外し、60年超運転を認めることを前提とした規制制度案が決定されました。

 

原発運転60年超を石渡委員反対のまま多数決で決定 原子力規制委 独立性はどこへ…(東京新聞)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/230990

 

委員の一人、石渡明委員が最後まで反対意見を述べました(※)。

石渡委員は、山中委員長が「運転期間について規制委は意見を述べる事柄ではない」とする根拠として引き合いに出す令和2年の文書(「運転期間延長認可の審査と長期停止期間中の発電用原子炉施設の経年劣化との関係に関する見解」)の当該部分が、当時の委員会内での議論に基づくものではないなどのことを指摘。

石渡委員は言いませんでしたが、当時の議事録からは、この部分は山中氏が発言し、文書に入れ込まれたことなどが読み取れます。

 

急遽、明日、規制委における石渡委員の指摘およびそこから見えてきたことなどを中心に、zoomにて報告会を開くことにいたしました。ぜひご参加ください。

 

【オンライン報告会】規制委で何が? 「炉規法・運転期間の削除を容認」の一部始終

2023年2月16日18:30~20:00

お話し・解説:阪上武さん(原子力規制を監視する市民の会)

オンライン会議システムzoomを利用。以下からご登録ください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0ocuGppzwoGtIkX9lvnzLsF6Tz0OSgnt_W

主催:FoE Japan、原子力規制を監視する市民の会
問い合わせ:FoE Japan

(※)石渡委員は2月8日の委員会で、反対理由として、今回の改変というのは、何らかの科学的技術的な新知見があってれに基づいての法改正ではない、今回の炉規法改正案は運転期間を落とすということ。安全側への改変と言えない、鋭意審査をしても時間がかかる。審査をすればするほどより高経年化した炉を動かすことになるーーの3点を挙げていました。

 

以下、原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんの報告をお送りします。(若干読みやすいように編集したり短縮したりしています。)

----------------------------
石渡委員

「炉規法は規制委が守るべき法律」「科学的技術的でなく安全側でもない変更をすべきではない」

「運転期間は利用政策判断」との文章の作成経緯に疑問。「金科玉条のように使うものではない」

 

石渡委員が一貫して主張していたのは、炉規法を改定する積極的な理由がないということです。これに対し、山中委員長はいつものように令和2年7月29日の文書の「運転期間の定めは利用政策判断であり規制委が意見を述べるべき事柄ではない」との文言を持ち出します。

石渡委員は以下のように述べ、この文書の作成経緯を具体的に問題にしました。

・令和2年の文書は表題にあるように「運転期間延長認可と長期停止期間中の原発の経年劣化との関係に関する見解」であり、規制委員会の場でもそのようなものとして出てきた。

・議題も「経年劣化管理に関わるATENA(原子力エネルギー協会:事業者団体)との実務レベルの技術的意見交換会の結果を踏まえた原子力規制委員会の見解(案)について」というものであった。

・意見交換会の6回議事録を全てみたが『原子力規制委員会が関わるべき事柄ではない』といった議論はなかった。

・どういう経緯でこの文書のこの部分が入ったのか、非常に疑問をもっている。規制委が議論を重ねて作られたものではない。

その場で石渡委員が他の委員に、「委員の中で一部でも執筆した人はいるか?」と聞きましたが誰も手を上げず。そのうえで、「この文書を金科玉条のように使って、原子力規制委員会の全体の意思として、確固として決定された、というものではないのではないか」と述べました。さらに、「これを根拠にして例えば炉規法の40年ルールをなくしてもいいとか、そういう議論にはならないのではないか」とも述べました。

 

山中委員長は様々な場での議論をまとめたものだとだけ述べました。また、石渡委員は「60年超の安全規制を具体的にどうするのかも決められずに60年超運転を許していいのか」とも発言し、伴委員も同調しました。事業者ではなくて、規制委の側の問題として、審査しきれるのかとの問題提起をしたのだと思います。

 

山中委員長は、「50年目までは従来のもので問題ない、60年の審査については時間があるのでその時までに検討すればよい」と逃げました。中性子照射脆化などが問題になるが、60年までは実機による試験結果と予測式による評価があるので問題ないとも。しかしこの問題では、予測式による評価結果と試験結果が合わず、評価結果に信頼性がないことが問題になっています。

さらに石渡委員業は、審査を丁寧にやって長引くことにより、運転期間が延長され、高経年化したより危険な原発が動くことになる矛盾について、特に、不祥事などでやむなく審査を中断して検査になる場合があるが、その期間がさらに延長できることになることを指摘。具体的にはデータ改ざんがあった敦賀や不祥事で運転禁止が出た刈羽崎刈羽のことを指しているのだと思われます。事業者側の責任で生じた問題で審査を中断して不本意ながら検査を行ったが、その分運転期間を延ばしてもいいよとなれば、審査をする人間としてはとても耐えられないとも。

最後に石渡委員は次のように述べました。「炉規法は原子力規制委員会設置法とペアの形でそのときに制定されたと理解している。炉規法というのはしたがって、原子力規制委員会が守るべき法律である。科学的技術的な理由、より安全側にかえる、そういうはっきりした理由があればこれを変えることにやぶさかではないが、今回のこの変更はそのどちらでもない。」

石渡委員は、原子力規制委員会の委員として課せられた責務に照らして、当然のしかし重要な指摘をされたのだと思います。これに対し山中委員長は「根本的に異なる『心情』をお持ちだ」とし、多数決で退けました。石渡委員の発言は個人的な心情などではありません。山中委員長は「炉規法は規制委が守るべき法律」とは異なる意見をお持ちのようですが、そのような人に規制委員会の委員長を務めさせてよいのでしょうか。

******************************★★
今回の動きは経産省エネ庁が規制委を飲み込む構図だと思いますが、そこに山中氏が深く関わっているようにもみえます。

山中委員長は、

①炉規法の運転期間に関する定めは『安全規制』ではなく『利用政策判断』

②運転期間の定めは『利用政策判断』であるため、規制委が意見を述べる事柄ではない

③『利用政策側』で運転期間を定める方針が出たので原子炉等規制法からは削除する

との理屈で今回の変更を正当化しています。


①については、2012年当時の政府見解や、原子炉等規制法の国会審議で、運転期間が科学的技術的観点から検討されたことは記録にも残っており、これを認めざるをえなくなっています。

 

また。規制庁が今年2月3日に公表した内閣法制局による原子炉等規制法改正の立法趣旨について解説した文書には明確に「安全上のリスクを低減する趣旨で運転期間を制限する」と書いてあります。本来ならこれだけでアウトのはずです。

 

運転期間の見直しに係る経緯

https://www.nra.go.jp/data/000419401.pdf

 

①炉規法の運転期間に関する定めは安全規制である、②運転期間の定めは規制委が順守しなければならない、③利用政策側で運転期間を定めることはできない、というのが筋です。

 

しかし山中委員長は、②「運転期間の定めは利用政策判断であり規制委が意見を述べる事柄ではない」との文言が記された令和2年の規制委見解を盾に議論をさせずに押し通します。この文言ですが、もとになっている6回の意見交換会では、運転期間について規制委が意見すべきかどうかなどという議論はありません。意見が出たのは、これが令和2年7月22日の規制委の定例会合で報告されたときです。発言したのは当時は委員の一人であった山中氏でした。

 

臨時会合後の記者会見でも、山中氏から、この5年かけて事業者とも協議を重ねながら進めてきたとの発言がありました。運転期間に関する規定の緩和を計画的に進めてきた?可能性もあると思います。

 

阪上武(原子力規制を監視する市民の会)
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★Q&A 原発の運転期間の延長、ホントにいいの?
https://foejapan.org/issue/20221207/10552/


3.(メール転送です)40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第32号 2023_02_14

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40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第32号 2023/02/14

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(転送・転載歓迎)

 エネルギー危機に乗じた原発推進勢力の巻き返しで、多くの国民

の反対の声はかき消され、ついには原子力規制委員会の委員の反

対意見すら押さえ込まれる異常な事態になっています。

(「『法案の締め切りがあるので仕方ない』と山中伸介委員長 原

発60年超稼働の結論を急いだ原子力規制委」東京新聞 2023/2/14

https://www.tokyo-np.co.jp/article/230992 )

 

 そして---

 2021年6月、日本で初めて40年を超える運転を開始した美浜原発

3号機は、現在も稼働中。岸田政権が原発の60年超運転を閣議決定

し、原発回帰路線が本格始動する中で、高浜原発1・2号機の運転

もスケジュールに上ってきました。1号機は4月下旬に起動、特重

施設の最終試験を経て、6月3日送電開始。2号機も7月15日に送電

を始める予定と関電は発表しています。

 企業倫理に欠ける事件を数々起こし、突貫工事による労災死亡事

故も度々起こしながら老朽原発再稼動に突き進む関電。

 なんとかこれにストップをかけなければ!

 

━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1 【報告】12/16 老朽原発裁判 口頭弁論 

  高浜1・2号第25回 + 美浜3号第23回

2 【総会&記念講演】2/23 市民の会 第7回総会 & 記念講演

  オンライン講演の講師は金属学の井野博満さん

3 【報告】美浜3仮処分裁判:12/20不当決定

  名古屋でも抗議アクション

4 【老朽原発うごかすな!】

  12/4  関電包囲全国集会&御堂筋デモ

   3/21(火/休)関電本店から高浜原発までリレーデモ

5 【避難者訴訟】12/15 控訴審の報告

  3/1(水)3/9(木)は終日証人尋問 応援を!

6 【福島事故12年】3.11原発ゼロNAGOYA ACTION

7 【ご案内】3/11 午前 第46回さよなら原発パレード in ぎふ

8 【記事紹介】週刊「東洋経済」はエネルギー危機問題を特集

9 【お礼】2/5 愛知県知事選挙

  市民の会事務局次長の尾形慶子さんが健闘

10【お願い】2023年度会費納入をお願いします

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1 【報告】12/16 老朽原発裁判 口頭弁論 

      高浜1・2号第25回 + 美浜3号第23回

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■裁判官がまたもや交替!

 昨年4月、左陪席が若林憲浩裁判官から岩谷彩裁判官に交替した

後、10月の期日で柏戸夏子裁判官に再び交替したことを前回お知ら

せしましたが、12月の期日では、これまで右陪席だった佐久間隆裁

判官が左陪席に移り、そして右陪席には新たに磯部幸恵裁判官が就

いていました。(裁判長は日置朋弘裁判長で変わらず)。こんなに

頻繁に変わるのはなぜでしょう?どちらにしても私たちの主張をき

ちんと受け止めてくれればいいのですが・・・・

 裁判官の法廷イラスト https://bit.ly/3IjN2tn

 

<高浜事件>

■中性子照射脆化について、国の反論に反論する意見書を提出

 この裁判の中で、原子力規制委員会が中性子照射脆化の審査にお

いて、監視試験片の原データも確認せず、評価を左右する重要な設

定条件となる熱伝達率の数値も確認せず、関電の評価結果をうのみ

にして認可していたこと、しかも、関電は、監視試験のうち破壊靭

性試験(試験片にき裂を作り、さまざまな温度下で引っ張ってどこ

まで耐えられるかを調べる試験。原子炉容器の粘り強さの評価のた

めに重要)は、10年ごとの各取り出し回次に原子炉容器の母材と溶

接金属の2種類の監視試験片のどちらかの種類しか試験していなか

った(九州電力や四国電力は毎回の取り出しで両方とも試験してい

る)という手抜き試験の実態を明らかにしてきました。

 しかし、被告・国は、このような試験、審査に何ら問題はないと

開き直っています。

 これに対して、今回の期日で、これまでもご協力いただいてきた

井野博満さんをはじめとする原発老朽化問題研究会メンバーによる

集大成とも言える意見書を提出しました。中性子照射脆化の審査は

ここまで危ういものだったのか、と恐ろしくなる内容です。

 これをもとに提出した書面について、弁護団老朽化班の小島寛司

弁護士、井上功務弁護士が法廷で説明しました。

 詳しくは → https://bit.ly/3XksjtP

*「中性子照射脆化に関する意見書」(20221202 甲E第67号証)

  https://bit.ly/3jVPgpl

*20221206 準備書面(97)→ https://bit.ly/3jV086U

 「中性子照射脆化:専門家意見書に基づく反論・主張の補充」

 

<美浜事件>

■ 「だろう運転」ではダメだろう(ダジャレ?)

 午後の美浜事件は盛りだくさんでした。

 まず、中野宏典弁護士が、福島原発事故の被害者が国と東電に求

めた損害賠償訴訟の6月19日最高裁判決の中で、多数意見に反して

唯一人国側の責任を認めた三浦守裁判官の意見を引用しつつ、原子

力規制で国が果たすべき役割について陳述を行いました。

 判決文の三浦裁判官の意見は、法令の趣旨・目的から、技術基準

の解釈、予見可能性と結果回避可能性まで緻密に論じており、事故

による深刻な被害を考えれば、不定性をもつ自然現象について最新

の科学的知見の中でも最も過酷な条件を考慮し、万が一でも事故が

起こらないように国がきちんと規制権限を行使するのは当然である

と述べています。故に、津波の到来は予見でき、それへの対策も可

能だったかもしれないのにそれを怠ったのは国の責任でもあると、

中野弁護士は判決文の箇所を具体的に示しながら説明しました。

 中野弁護士が流石なのは、車の教習所では「『だろう運転』は危

険、常に『かもしれない運転』をしなさい」と教えられるのに、原

発では取り締まる側の規制委員会に加えて最高裁の多数意見までも

「『だろう運転』で構わないだろう」というのはダメでしょう、と

例えたところです。

 最後は、この裁判の判断においても、三浦裁判官の意見こそ参照

しなければならないと力強く締めくくりました。

(準備書面(94) → https://bit.ly/3YAHDDA

*報告集会での中野弁護士解説ショート動画

 https://bit.ly/3k3PzOV

 

■ 次に甫守一樹弁護士が、美浜原発の耐震安全性に重大な影響を

与えうる白木ー丹生断層とC断層について、極近傍活断層としての

審査をせずに認可した問題を、被告側第34準備書面に反論する形で

再度主張しました。

 原告側は5年前からこのことを指摘していましたが、国は何ら反

論もしてきませんでした。ようやく出てきた書面では、「極近傍」

の距離は、敦賀原発での浦底断層を例に原子炉から250m程度とし、

美浜では地震ガイドで求められる検討をしなくてもよいと言ってい

ます。しかし甫守弁護士は、これは誤りであることを、地震ガイド

の作成過程での議論や専門家の意見を紹介して反論しました。

 極近傍とは、少なくとも1~2km、岩手宮城内陸地震で5km離

れた一関西の観測記録も参考にしていることなどから、数kmと解

釈するのが妥当であり、白木ー丹生断層もC断層も該当するという

ことです。しかも、正しく測れば、被告の主張する距離よりさらに

近くなります。

 被告側は書面の中で、距離のほかにも極近傍地震動の検討が不要

な理由を述べていますが、審査の中でそのことには全く触れておら

ず、後付けの言い訳にすぎない、と甫守弁護士は批判しました。

(準備書面(95) → https://bit.ly/3RWJqkm

 

■ 最後は北村栄弁護団長がここ3ヶ月の原発関連新聞記事につい

て紹介しました。

 今回とりわけ強調したのが原子力規制行政の変貌です。規制庁の

トップ3がいずれも経産省出身者になり、新しく原子力規制委員長

に就任した山中伸介氏が原発運転期間の40年ルールの見直しをあっ

さりと認めたことなどを、福島原発事故後の法案策定で原子力規制

に関するPTの座長を務めた自民党の塩崎恭久氏と初代原子力規制委

員長の田中俊一氏のコメントの記事を引用しながら批判しました。

(準備書面(96) → https://bit.ly/40NQjbC

*法廷イラスト https://bit.ly/3IouZlJ

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<今後の期日>

(お詫び:前回送ったメルマガで次々回期日を誤って記載していま

 した。大変申し訳ありません。) 

2023年3月13日(月)名古屋地裁2号法廷

  10:30~高浜1.2号機  第26回口頭弁論

  14:30~美浜3号機   第24回口頭弁論

  • 老朽化問題:原子炉容器クラッドの影響について
  • 老朽化問題:電気ケーブルの劣化
  • 原発関連新聞記事ほか(詳細→ https://bit.ly/3Xqiydp

2023年6月9日(金)名古屋地裁2号法廷(予定)

  10:30~高浜1.2号機  第27回口頭弁論

  14:30~美浜3号機   第25回口頭弁論

2023年9月20日(水)名古屋地裁2号法廷(予定)

  10:30~高浜1.2号機  第28回口頭弁論

  14:30~美浜3号機   第26回口頭弁論

 

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2 【総会&記念講演】2/23 市民の会第7回総会 & 記念講演

  オンライン講演の講師は金属学の井野博満さん

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 今年の記念講演は、中性子照射脆化の問題で総括意見書のとりま

とめに尽力くださった井野博満さんにお話をうかがいます。

 会員でなくても、どなたでも参加できます。

            (詳細 → https://bit.ly/3YKU93y

【40年廃炉訴訟市民の会 第7回総会 & 記念講演】

と き:2月23日(木・休)14:00~16:45

ところ:名古屋市教育館(ZOOMビューイング会場)

    https://yahoo.jp/3-VrIo

  & ZOOMオンライン(申込み→ https://bit.ly/3DMsyqv

 

■ 第1部 14:00~15:20 

 <40 年廃炉訴訟市民の会 総会>

  ○ 裁判報告(藤川誠二弁護士)

  ○ 活動報告、会計報告 監査報告

  ○ 活動計画と予算案 ほか

■第2部 15:30~16:45

 <記念講演(オンライン)と質疑応答>

 「中性子照射脆化の審査はまちがいだらけ

     - 集大成!統括意見書解説 - 」

  講師 :井野博満さん(東京大学名誉教授・工学博士)

 <弁護団から> 北村 栄 弁護団長

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3 【報告】美浜3仮処分裁判:12/20 不当決定!

              名古屋でも抗議アクション

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 福井・関西の住民9人が大阪地裁に申し立てた老朽美浜原発3号

機運転禁止仮処分は、昨年7/4に終結し、裁判所は美浜3号機が再稼

働するまでに決定を出すのは無理だができるだけ早く出すとしてい

ました。決定が12/20となり、大飯原発3号機が再稼働したタイミ

ングでしたので、停止を命じていただけるものと期待しましたが、

結果は却下。

 40年廃炉訴訟と同じように震源極近傍未審査問題が争点でしたが

、大阪地裁第1民事部(井上直哉裁判長)は、震源近傍が何Kmなの

かという判断を自らは示さず、新規制基準を決めるときにどのくら

いの距離が近傍かはっきり決めていない、1kmより近い議論もされ

ていたから不合理であるとは言えないとしました。

 決定後の旗出しで、井戸謙一弁護士は、「本来予定されていた時

期より2ヶ月も時間をかけたのに、政府の原発回帰政策の動きに影

響を受けているのではないかと考えざるを得ない。司法のあり方と

しては大変残念な決定である」と述べました。

 

 私たち市民の会は、同日18時より、名古屋栄で抗議アクションを

行いました。10数名が参加。ライトアップしながら節電を呼びか

ける電光掲示が流れる「中部電力 MIRAI TOWER」(名古屋テレビ塔

)が虚しく輝く下で、司法の責任放棄、審査のずさんさ、美浜原発

と名古屋の近さなどを訴えました。参加者からは、「私も歳をとり

、運転免許証を返上しました。老朽原発は免許返上を!」との声も

上がりました。(報告 → https://bit.ly/3YRzLNU

*老朽原発は免許返上を! https://bit.ly/40YNhl4

 

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4 【老朽原発うごかすな!】

  12/4  関電包囲全国集会&御堂筋デモ

  3/21(火/休)関電本店から高浜原発までリレーデモ

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 12/4に行われた関電包囲全国集会には900人が集まりました。愛

知からは4名ほどが参加。私たち市民の会からは、草地共同代表が

登壇し、監視試験片の原データも確認しない規制委の審査のずさん

さ、関電の手抜き試験を踏まえて、エネルギー危機に乗じて規制委

の審査を通れば再稼働やむなしといった空気が作られているが、新

たな安全神話にほかならないということを広めていこうと訴えまし

た。

 老朽原発うごかすな!実行委員会では、3/21に関電本店を出発し

、4/2に高浜原発に到着するリレーデモを予定しています。

 関電は、4月下旬に高浜1号機を再稼働しようとしています。高

浜1号機は運転開始から48年を経過した老朽原発であり、その原子

炉は中性子照射脆化も進んでいます。再稼働などあってはならない

です。*報告 → https://bit.ly/3IkXi4D 

   *動画 → https://bit.ly/3Ik8gat

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*老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

              → https://bit.ly/3YM2vry  

関電本店 ~ 高浜原発 リレーデモ 2023

 「関電本店(大阪)から高浜原発(福井)へ230km

   老朽原発の危険性をリレーデモで訴えよう

   危険すぎる老朽原発高浜1、2号機の再稼働を許さない!

3・21(火休) 関電本店前を出発→→4・2(日) 高浜原発に到着

出発日 3・21(火休) 関電包囲大集会 ■■

 

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5【避難者訴訟】12/15 控訴審の報告

  3/1(水)3/9(木)は終日証人尋問 応援を!

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 愛知、岐阜に避難された方々の東電福島原発事故損害賠償請求訴

訟控訴審は、12/15に第10回口頭弁論が名古屋高裁で行われました

 法廷では、最初に、13歳の時に原発事故で故郷を追われ、名古屋

で避難生活を送った原告が陳述しました。学校でのいじめ、バセド

ウ病の発症と過酷な避難生活を余儀なくされ、その体験はトラウマ

として残り、今でも苦しめられているそうです。事故の影響で失わ

れた子ども時代や心身の健康はどうあっても取り戻せないから、せ

めてもの補償を東電と国は責任を持って行うべき、また、このよう

な悲劇を二度と繰り返さないためにも、原発の廃止を望んでいると

述べました。

 弁護団の陳述はこちら→ https://bit.ly/3I3BSaI

 

 この期日の際には、まだ証人尋問については決まっていませんで

したが、その後、3/1、9の実施が決定しました。

 裁判所は現地進行協議(現場検証)と文書送付嘱託(東電株代の

現地進行協議の写真<水密化できたことを示す証拠として>の取り

寄せ)は却下したそうですが、原告と専門家の一部を採用しました

 A弁護団によりますと、まだ時間配分や順序については変更もあ

りうるとのことです(黒田証人の尋問時間が足りないので交渉中)

。ただ、1日と9日の終日、尋問が行われることは決定ということ

ですので、ぜひご予定に入れていただけたらと思います。

 証人尋問スケジュール https://bit.ly/3RZT85o

 

<問合せ>

原発事故損害賠償請求訴訟愛知・岐阜

福島原発事故損害賠償愛知弁護団 (TEL:052-414-7338)

だまっちゃおれん 原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜

https://damatchaoren.wordpress.com

【E-Mail】damatchaoren@gmail.com

 

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6【福島事故12年】3.11原発ゼロNAGOYA ACTION

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今年も40年廃炉訴訟市民の会は参加します。

           (詳細 → https://bit.ly/3IfxVRA

「勝手に決めるな!

  私たちはNO NUKESの灯をともし続ける!」

とき:2023年3月11日(土)

   14:30 集会開始  16:00デモ出発

 @矢場公園(ナディアパーク南)https://bit.ly/3XsE69j

《リレートーク》

 黙祷/だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜/

 TOOLD40@NAGOYA老朽原発40年廃炉訴訟/各政党・各団

 体からのアピール

《デモコース》矢場公園→大津通→久屋大通→大津通→矢場公園

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★ キャンドルナイト「死者の慰霊・生者の再会」

とき:2023年3月10日(金)16:30~

@矢場公園(ナディアパーク南)

       (雨天の場合は3/11行進後に決行)

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主催:原発ゼロNAGOYA ACTION

http://blog.livedoor.jp/genpatuiranganena/

e-mailgenpatu.irangane@gmail.com

 

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7【ご案内】3/11 午前 第46回さよなら原発パレード in ぎふ

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 午前中は岐阜へ!午後は名古屋へ来てね。

テーマ:福島事故から12年「ありえんッ!原発回帰」 

と き:3月11日(土)  10:30~集会  11:00~パレード

ところ:岐阜市 清水緑地公園(JR岐阜駅すぐ南側)

主 催:さよなら原発・ぎふ   

問合せ:伊藤( 090-8952-0013)

詳 細: https://ameblo.jp/611gifu/entry-12788858075.html

 

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8 【記事紹介】週刊「東洋経済」はエネルギー危機問題を特集

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 2月13日発売の週刊「東洋経済」(2月18日号)は、「どうする

エネルギー危機、どうなる脱炭素」と題した特集を組んでいます。

当弁護団も老朽原発の問題について取材を受け、P.62~64「あま

りに拙速な『原発回帰』」で記事にしていただきました。

 今号では脱炭素政策や再エネの現実、GW基本方針の批判など幅

広く取材をした記事が読めます。

 https://str.toyokeizai.net/magazine/toyo/

 

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9【お礼】2/5愛知県知事選挙

  市民の会事務局次長の尾形慶子さんが健闘

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

 2月5日投開票された愛知県知事選挙に市民の会事務局次長の尾形

慶子さんが立候補し、現職には及びませんでしたが、候補者6人中

2番目の得票で健闘しました。

 選挙期間中、脱原発と気候危機やジェンダー平等などを思う存分

訴えることができました。

 ご支援くださった皆さまへお礼申し上げます。

 

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10【お願い】2023年度会費納入をお願いします

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

 皆様の会費によって訴訟活動や訴訟の支援活動、広報活動を行

うことができます。引き続きご支援をお願いします。会費は2,000

円/年です。新規入会のお申込みやカンパも随時募集中です。

口座名義:40年廃炉訴訟市民の会

    (ヨンジュウネンハイロソショウシミンノカイ)

ゆうちょ銀行 口座番号:00810-0-153748

他の銀行からお振込みされる場合は、

 金融機関コード:9900(ゆうちょ銀行) 店番:089

 預金種目:当座   店名:〇八九 店(ゼロハチキユウ店)

 口座番号:0153748

 

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メールマガジン発行責任

★老朽原発40年廃炉訴訟市民の会

〒460-0002 名古屋市中区丸の内2丁目18―22

三博ビル 5F 名古屋第一法律事務所内

TEL:080-9495-9414

E-mail:toold40citizensgmail.comを@に代えてください)

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★送信専用のメールアドレスから発信しております

草々

 

2023年2月14日 (火)

(拡散希望)(報告)(2.9)電力自由化と電力システム改革(第5回目):歪められた電力システム改革(3)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2023年2月9日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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 去る2023年2月9日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「電力自由化と電力システム改革(第5回目):歪められた電力システム改革(3)(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。

前前回(11/22)から電力システム改革の本格的な話を始めました。電力システムを新時代に向けてどのように創り上げていくかが、将来の日本の有り方に大きく左右します。まかり間違っても原発再復活という愚かな選択は避けなければなりませんが、しかし、事態はその方向に向かって動いています。電力システム改革が地域独占(原発)電力会社(「独電」「毒電」)の経営を最優先する形で、政治が先頭に立って進められていること、これが問題の根底にあります。その具体的な説明を少しずつ丁寧にしていきます。

私が懸念をしていますのは、この「電力自由化と電力システム改革」というテーマに関して、脱原発・反原発の方々も含めて、まだまだ関心が低く、この問題について具体的批判的に論じる有識者の方々もほとんどおられないことです。私の今回のシリーズの企画が契機となり、この問題について国民的な議論の高まりと、原発や「毒電」の経営を最優先させる経済産業省の電力システム設計に対する厳しく鋭い批判が巻き起こることを大いに期待し、みなさまにはこの「いちろうちゃんのブログ」サイトの拡散をお願い申し上げます。)

次回(第6回目)は2023年3月28日(火)です。当日は孫崎享さんに「台湾有事と日米軍事同盟」のお話をしていただく予定ですが、その日の前半約1時間(6:00PM~7:00PM)で私から今回の続きのプレゼンを行います(孫崎享さんのご講演は7:00PMからです)。今回のご説明の若干の補足を行いながら「解決策=我が国における電力自由化のあるべき姿(1)」について説明を続けていきます。先を急がず、ゆっくりと、丁寧にご説明したいと考えています。(これまでのご報告と今後の予定は下記です)


◆第1回目(2022年10月12日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f42582.html

◆第2回目(2022年10月25日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(続)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f143ef.html

◆第3回目(2022年11月22日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

◆第4回目(2022年12月15日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html

◆(今回)(2023年2月9日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(3)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-1ff966.html

◆(予約必要)第6回目(2023年3月28日 6:00PM~7:00PM)解決策=我が国における電力自由化のあるべき姿(欧州の事例などから)(1)=この日は孫崎享さんのご講演「台湾有事と日米軍事同盟」の前半の時間でお話いたします。孫崎享さんのご講演は7:00PM~9:00PMです。
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg2XTOt4Fdkh2xyhT?e=aelasN


(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆(当日録画)20230209 UPLAN 田中一郎「」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=wZAxz1Tzwy4&t=1910s
 https://www.youtube.com/watch?v=wZAxz1Tzwy4&t=1910s

(動画が途中からスタートするようですので最初に戻してご覧ください:動画面の下の「赤い線」の左端の最初の部分をクリックすると、動画を最初から見ることができます)


(お詫び)先を急ぐあまり下記の3点のご説明が抜けていました。次回に簡単に補足いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.「毒電」7社が電力料金(家庭・零細業者向けの規制料金)値上げを申請=単純な認可は許されない

 ほとんどの「毒電」が送配電会社の顧客情報をのぞき見していたこと(電気事業法違反)に加え、カルテル行為をしていてバレた関電、中部、中国、九電のうち、中国電力が厚かましくも値上げを申請している。評論家の佐高信氏が「毒電」各社の値上げ申請を「盗人猛々しい」と批判。しかも、電力会社の輸入する天然ガスや石油などの化石燃料は長期契約になっていて、国際市場価格の高騰に連動しているわけではない(輸入価格の実態不明、輸入の仕方の是非についても不明)(昨今、LNG国際価格は大きく下落、欧州では8割安:下記の日経記事参照)=単なる値上げの口実の可能性あり。むしろ「毒電」各社の発電コスト上昇は、原発に関連する巨額安全投資やメンテナンスコストの可能性の方が高い。原発が、安全審査をパスできず、1ワットの電力も発電・供給できないままコストばかりがかかっている状況が、「毒電」たちの経営を苦しくしている元凶ではないか。だったら原発をやめればいい話だ。

 また、電力各社がどこまで経営合理化をして「最後の手段」として値上げ申請をしているのかあやふやです(例:「毒電」で原発電力のCMをやっている会社はないのか=東京電力は新潟で原発電力のCMをやっているではないか!)。今日の経済情勢から値上げをしたくてもできなくて困っている企業が多い中で、「毒電」にだけ政治的な値上げを認めていいのか? そもそも大企業・大口ユーザー向け電力料金と、家庭・零細業者向け電力料金では、どれくらいの差があるのか、明らかにせよ。私が愚策と申し上げている政府による電力料金への補助金支給(バラマキ)の効果も、この値上げを認めれば吹き飛ぶ。

(申請を認めるというのなら、値上げ幅を大きく削るとともに、「毒電」に事実上、私物化されている送配電会社を所有分離させ、更に、発電、原発、電力小売りの各部門を分社化させて法的分離する(数年後には独禁法を適用して地域独占がなくなるまで所有分離させる)ことを条件とせよ)

(本日2/14の「羽鳥慎一モーニングショー」(TV朝日)では、この電力料金値上げ申請問題を取り上げ、河野太郎が「毒電」各社へのヒヤリングを行ったことを持ち上げて、御用コメンテーターたちが「よいしょ」発言を繰り返していました。河野太郎が「猿芝居」をやっているかもしれないのに、です。また、肝心の化石燃料の仕入れ価格が本当に大きく上昇しているのかについては疑問さえ呈していませんでした。どこまで経営合理化しているのか、というワンパターンの浪花節だけをツバキを飛ばして弁じたてている典型的な「お粗末ゴミ番組」でした。騙されないように、お気を付けください)

(関連)河野大臣 値上げの理由を電力会社からヒアリング(TV朝日ニュース)
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000287412.html

(関連)【値上げ申請で公聴会】中国電力へ批判相次ぐ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=RfRnqabm0AM

(関連)「電気料金値上げは盗っ人猛々しい」(佐高信 日刊ゲンダイ 2022.12.19)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg35vWoKhTi9DGJp4?e=JkHgLu

(関連)LNG国際価格の推移(資源エネルギー庁 2022.4.26)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3_WMA5B_7iI51rA?e=LhLTqb

(関連)(別添PDFファイル)欧州天然ガス8割安、記録的暖冬 高い貯蔵率維持、中国需要回復が不安材料(日経 2023.1.25)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67857420U3A120C2ENG000/

(関連)(政府広報)エネルギー価格の負担軽減策(朝日 2023.2.5)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhACNhyS5XUadDApp?e=TYa79E


2.容量市場について「制度としての欠陥」を言及漏れ
 容量市場の「制度としての欠陥」については、下記のEシフトのサイトにコンパクトに適切に整理されています。

◆(5-1)どうする?容量市場 リーフレット │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3958

(以下、一部抜粋)
1)原発・石炭火力が温存され、エネルギーシフトを妨げる
2)古い電源は収入の二重取り、消費者にとっては二重払いになる
3)大手電力と再エネ新電力とで負担に格差、再エネ新電力の経営負担で電力自由化も危機
4)消費者の知る権利を損ねる

(今回のプレゼンでも申し上げましたが、容量市場でなくても、停電防止のための電源確保の手段は「戦略的予備電源」という方法もあり(ドイツなど)、また、デマンド・リスポンスなど、需給調整の方法を工夫すれば、予備電源を極力小さく押さえ込むことも可能です。容量市場で決まった価格は電力小売り会社を通じて私たち一般の電力ユーザーに転嫁されてきます。かようなインチキ制度に毎年毎年、数千億円~1兆数千億円ものカネを支払う必要はないのです。:田中一郎)

 それから、容量市場の入札を運営しているのは「電力広域的運営推進機関」という経済産業省の外郭団体です(プレゼンの時に組織の名前を失念してしまいました、お詫びいたします)
 https://www.occto.or.jp/market-board/market/


3.原発のバックエンド費用も電力料金に上乗せされて「薄く広く」徴収されています

 再処理費用の電力料金上乗せに加え、下記のような仕組みで原発のバックエンド費用(核ゴミ処分費用)も全ての電力ユーザーから薄く広く徴収されています。原発の電気を使うことを拒否しているユーザーからも(託送料に上乗せで)徴収されているのです。おかしいと思いませんか?

(関連)原子力環境整備促進・資金管理センター-資金管理業務について「最終処分資金管理業務について」
 https://www.rwmc.or.jp/financing/final/

(関連)基本スキーム図
 https://www.rwmc.or.jp/financing/final/financing1.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <参考図書>
(1)最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 発電・送配電の仕組みと概要を掴む-木舟辰平/著(秀和システム)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034317696&Action_id=121&Sza_id=B0

(2)入門再生可能エネルギーと電力システム 再エネ大量導入時代の次世代ネットワーク-諸富徹/編著(日本評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033926649&Action_id=121&Sza_id=E1


 <当日のレジメなど>
 使用した順番に並べておきます。

(0)(別添PDFファイル)(総括)我が国の電力自由化と電力システム改革の茶番(インチキ)(田中一郎 2022年10月12日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgldL7tDVTInC-Iwc?e=LYWW62

(0)(別添PDFファイル)(レジメ)日本における電力自由化と電力システム改革:修正(田中一郎 2022年10月12日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVhAFufwz1T89ScRIC?e=67N7TD
(前回4回目までに使っていたレジメのうち、紛らわしい表現や誤字脱字を一部修正しています)

(0)(別添PDFファイル)MEMOⅡ(2022年10月25日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgm3TNRvoXQ6fpO52?e=aGGXa7


(1)(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目)歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html

(2)TOPICS(寄り道 その1)

(2-1)直近の卸電力市場の動向(資源エネルギー庁 2022年4月26日)(注目:天然ガス輸入価格)
 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/048_03_02.pdf

(2-2)(別添PDFファイル)欧州天然ガス8割安、記録的暖冬 高い貯蔵率維持、中国需要回復が不安材料(日経 2023.1.25)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67857420U3A120C2ENG000/

(2-3)石炭価格の推移 - 世界経済のネタ帳
 https://ecodb.net/commodity/group_coal.html

(2-4)原油価格の推移(WTI-ブレント-ドバイ-OPECバスケット)|新電力ネット
 https://pps-net.org/statistics/crude-oil

(3)TOPICS(寄り道 その2)

(3-0)(別添PDFファイル)電気 地産地消の街:さいたま市緑区(東京 2022.11.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/216177

(3-0)(別添PDFファイル)新電力 進む淘汰、企業シェア、21年夏3割 22年秋2割、再び大手寡占の懸念(日経 2023.2.7)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68244320X00C23A2EA2000/

(3-1)(別添PDFファイル)中国・九州・中部電力に課徴金、カルテル 自由化骨抜き、過去最高 数百億円か、公取委方針(日経 2022.11.26)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66315660W2A121C2MM8000/

(3-2)電力自由化ないがしろ、関西電力に批判不可避 法令順守意識も低く - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20221201-U3GNCGH35NP2ZHVTMXQHUIVEJM/

(3-3)(別添PDFファイル)顧客情報不正閲覧 大手で相次ぐ、電力自由化 骨抜きに(毎日 2023.2.8)
 https://mainichi.jp/articles/20230208/ddm/012/020/070000c

(3-4)(社説)関電不正閲覧 ルール軽視が目に余る:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15516072.html

(3-5)公正取引委員会は大手電力の法令違反に厳正な対処を -関西電力小売部門が送配電子会社の新電力顧客情報を不正閲覧 – power-shift.org
 https://power-shift.org/kanden_ihan/

(3-6)東京電力、家庭向け規制料金3割増申請、柏崎刈羽原発再稼働前提(朝日、日経 2023.1.24)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15535730.html

(3-7)「電気料金値上げは盗っ人猛々しい」(佐高信 日刊ゲンダイ 2022.12.19)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg35vWoKhTi9DGJp4?e=JkHgLu

(4)大事な3つの解説図

(4-1)日本のCO2排出量:電力・電力以外(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVglqjyPBGO-_iVCF3?e=BClo0d

(4-2)送配電・発電・小売が分離分割されない日本(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgluRAaQjgkE4Ik10?e=byQ7RJ

(4-3)10ブロックに分かれる日本の送配電網(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVglx3C45NGz_YLGrZ?e=HRVrth

(5)寝ていても地域独占(原発)電力会社に大金が転がり込むインチキな仕組み

(5-1)どうする?容量市場 リーフレット │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3958

(5-2)福島第一原発の事故処理費用、10年間で13兆円 政府想定21.5兆円超える懸念強く:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/93087

(5-3)非化石価値取引市場:新電力は生き残れない(松久保肇『原子力資料情報室通信NO.540 2019.6.1』)
 https://cnic.jp/8550

(5-4)電源三法制度|電気事業連合会
 https://www.fepc.or.jp/smp/nuclear/policy/houritsu/dengensanpou/index.html

(6)演出される「電力不足」=原発再推進が目的
(6-1)デマンドリスポンス(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electricity_measures/dr/dr.html 

(6-2)Q&A 電力需給ひっ迫のホントのこと - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20221227/10934/


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2023年2月13日 (月)

(報告)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)

前略,田中一郎です。
(2023年2月の「新ちょぼゼミ」のご報告です)


◆(イベント情報)(チラシ)(2.9)「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:2023年2月9日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyyUEBX5VT8mnyre?e=8KJVZy

 これまで農林水産省は、化学メーカーや農協などと一体となり、有機農業や環境保全型農業には背を向ける政策を一貫して続けてきました。そのため農地単位面積当たりの農薬や化学肥料の使用量は世界トップレベルに達していますし、畜産酪農なども「工業型」と評され、家畜たちの生命が傷つけられたり痛めつけられたりしてきました。しかし、どうしたことか、ここにきて農林水産省は「みどりの食料システム戦略」なる政策を打ち出し、「健康な食生活や持続的な生産・消費の活発化やESG投資市場の拡大に加え、諸外国でも環境や健康に関する戦略を策定するなどの動きが見られます」「食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する」(同省HP)などとしています。この政策を私たち消費者・国民はどう見ればいいのでしょうか? イノベーションで実現、などと称していますが、問題はないのでしょうか? 今回はこの問題にお詳しい科学ジャーナリストの天笠啓祐さんにおいでいただき詳しくご説明をしていただきます。

講師:天笠啓祐(あまがさ けいすけ)さん 
フリージャーナリスト: 環境問題が専門、市民バイオテクノロジー情報室代表


◆(当日録画)20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE
 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE

◆(別添PDFファイル)(レジメ)みどりの食料システム戦略の概要と問題点:農水省による食料安全保障戦略を問う(天笠啓祐さん 2023.2.9)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg33Y_5zHgE4lS0my?e=Qb64Nk
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg33Y_5zHgE4lS0my?e=Qb64Nk


 <天笠啓祐さんのご著書>
(1)新型コロナワクチン その実像と問題点-天笠啓祐/著(緑風出版)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034213107&Action_id=121&Sza_id=GG

(2)ゲノム操作と人権 新たな優生学の時代を迎えて-天笠啓祐/著(解放出版社)
 https://cutt.ly/afYRs2f

(3)ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門 食卓の安全は守られるのか?-天笠啓祐/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/tfYRgnn

(4)ゲノム操作食品の争点-天笠啓祐/著(緑風出版)
 http://urx.space/Wa5b

(5)TPPの何が問題か-天笠啓祐/著(緑風出版)
 http://urx.space/fW9C

(6)子どもに飲ませたくない清涼飲料-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Zv54

(7)子どもに食べさせたくない遺伝子組み換え食品-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/DVAX

(8)子どもに食べさせたくない食品添加物-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Z09a


 <関連サイト>
(1)みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/

(2)みどり戦略の記事・出来事 - 日本農業新聞
 https://www.agrinews.co.jp/midori

(3)(別添PDFファイル)「みどりの食料システム戦略」にみるバイオテクノロジー偏重(天笠啓介『週刊金曜日 2021.5.28』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgy10D0Ch9ADrvrqi?e=6NXrQO

(4)みどりの食料システム戦略:持続可能な食料システムの実現(原直毅(農林水産委員会調査室)『立法と調査 2021.10 No.439』) 
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2021pdf/20211001049s.pdf 

(5)脅かされる食の安全、奪われる知る権利 - 憲法研究所 発信記事一覧 - 憲法研究所
 https://www.jicl.jp/articles/opinion_20220124.html

(6)よつ葉ホームデリバリー・関西よつ葉連絡会2021年『Life』170号 “有機農業25%”という戦略のウソ - よつ葉ホームデリバリー・関西よつ葉連絡会
 https://www.yotuba.gr.jp/amagasa/2021170

(7)20220219 UPLAN 利光恵子・天笠啓祐「進むいのちの切り捨てと遺伝子操作を考える――着床前検査と胚を用いた研究の拡大、そしてゲノム編集技術の応用」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=__pZkYgVr9I&t=8s


◆(報告)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-058231.html

◆(報告)「食卓の危機:みどりの食料システム戦略とゲノム編集」(安田節子さん 2021年9月3日:たんぽぽ舎)=アメリカのために遺伝子操作食品の輸入を促進し、日本農業をつぶすための「売国奴」戦略- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-f4d42f.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2023)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2023年2月 7日 (火)

(報告)(1.30)コロナワクチンの現状(『週刊新潮』のシリーズ特集記事の解説を兼ねて)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


================================
去る2023年1月30日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、昨年12月22日号移行、7週間連続で特集が組まれた『週刊新潮』の記事の解説を兼ねて、コロナワクチンの現状をテーマに勉強会を開催いたしました。以下、当日の録画、及び資料を添付して簡単にご報告申し上げます。

◆(当日録画)20230130 UPLAN 田中一郎.mp4 on Vimeo
 https://vimeo.com/796167416
 https://vimeo.com/796167416

◆(別添PDFファイル)当日のレジメ

(1)MEMO(コロナワクチン)(田中一郎 2023.1.30)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3gYUcr1_9K64xqs?e=1V2u9V
(2)(レジメ)コロナワクチンの危険性:『週刊新潮』(2023年1月30日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3k62cVbrbeTd0Gn?e=7C8W9l

 <『週刊新潮』記事のご紹介>
 図書館等で是非、全記事をご覧ください。一読に値します。

(1)コロナワクチン「不都合なデータ」徹底検証(『週刊新潮』2022.12.22)
 https://www.neowing.co.jp/product/NEOBK-2803708
(2)コロナワクチン 不都合なデータ(2)(『週刊新潮』2022.12.29)
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910203151224
(3)米当局が認めた「コロナワクチン」の闇(『週刊新潮』2023.1.5,12)
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910203120138
(4)米一流紙も報道「コロナワクチン」の暗部:自分をただの「運び屋」と言い出した「河野太郎」の逃げ口上(『週刊新潮 2023.1.19』)
 https://ebook.shinchosha.co.jp/book/F804361/
(5)「世界的権威」がコロナワクチンに警鐘「追加接種見直しを」(『週刊新潮 2023.1.26』)
 https://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
(6)「5類」でも「コロナワクチン推進」という思考停止(『週刊新潮 2023.2.2』)
 https://7net.omni7.jp/detail/1241200890
(7)コロナワクチン「不都合なデータ」から目を背ける「河野太郎」の妄言(『週刊新潮 2023.2.9』)
 https://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

◆米一流紙も報道「コロナワクチン」の暗部:自分をただの「運び屋」と言い出した「河野太郎」の逃げ口上(『週刊新潮 2023.1.19』)
 http://www.drnagao.com/img/media/related_article/syukanshicho20230119.pdf

◆週刊新潮 コロナワクチン「不都合なデータ」から目を背ける河野太郎の妄言 @kinoshitayakuhi - ニコニコ動画
 https://www.nicovideo.jp/watch/sm41750002


 <関連情報 その1>
(1)(必見動画です)健康被害救済制度の不都合な実態「国は救う気がないのか?」~新型コロナワクチン接種13分後から1年半症状が続く31歳女性が怒りの訴え~症状が重い人ほど申請困難 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=5-sl-tQJxE4

(2)(必見動画です)新型コロナワクチンの接種後に家族が亡くなった遺族会が厚労省と初の対面 ワクチンの効果に疑問を唱える医師も参加 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-AecfEqGygc

(3)(別添PDFファイル)危険なトゲトゲ蛋白(岡田正彦『本当に大丈夫か、新型ワクチン』花伝社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgSIhoRqENPBaEtXm?e=qPWp8d

(4)(別添PDFファイル)mRNAワクチンを開発したのはアメリカ国防総省だった(『合成生物学の衝撃』須田桃子 文芸春秋)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgSd6zKeCYnkEP_Bi?e=z94KJp

(5)(別添PDFファイル)5類へ コロナ政策転換、5月8日から 特別対応を段階縮小、マスク個人任せ 海外で先行(朝日 2023.1.28)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15539823.html

(6)(別添PDFファイル)ウィズコロナ、5類化 何をもたらすか、弱者切り捨て社会到来か(東京 2023.1.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227417

 <いちろうちゃんのブログ>
(1)(重要:必見です)2022年11月25日 新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える勉強会(VTR)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-01fd9a.html

(2)(必見必読)岡田正彦新潟大学名誉教授の新しいコロナワクチン解説本:『本当に大丈夫か、新型ワクチン』(花伝社)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-8e4c12.html


 <関連情報 その2>
(1)卒業式「マスクなし」政府検討 月内に結論目指す:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/229111
(2)沿革|東京大学医科学研究所
 https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/history/index.html
(3)沿革:国立感染症研究所
 https://www.niid.go.jp/niid/ja/aboutniid.html
(4)コロナワクチンに関するデマについて - 衆議院議員 河野太郎公式サイト
 https://tinyurl.com/2mx934m5
(5)河野太郎大臣、反ワクチン派のデマに苦言「法的手段を検討します」― スポニチ Sponichi Annex 社会
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/01/03/kiji/20230103s00042000267000c.html
(6)『子宮頸がんワクチン問題を考える―予防接種より検診を!―』「市民のためのがん治療の会」顧問 西尾正道
 http://www.com-info.org/ima/ima_20150721_nishio.html


 <厚生労働省>
(1)予防接種健康被害救済制度について|厚生労働省
 https://bit.ly/3HBSBBT
(2)予防接種法に基づく副反応疑い報告(医療従事者向け) - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
 https://www.pmda.go.jp/safety/reports/hcp/prev-vacc-act/0003.html
(3)厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_284075.html

(4)第90回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第23回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料(2023年1月20日開催)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00057.html

*死亡 ファイザー(資料1-1-1) 1751人
*死亡 ファイザー(資料1-3-4)    3人(5歳~11歳) 
*死亡 モデルナ  (資料1-3-2)   211人
*死亡 武田薬品 (資料1-3-3)     1人
  死亡者合計           1966人

*重症者数(資料1-1-1のP2~4) 計 8295人
  ファイザー:6938人+23人+90人+2人+36人=7053人
  モデルナ他:1225人+ 7人+ 1人+9人=1242人


◆ワクチンの有効率の計算(これで効くと言えるの?)
 そもそも「新型コロナ」ワクチンの有効性の計算がおかしいという点については、みなさま既にご承知でしょうか。念のために下記にその計算方法を略記しておきます。そして、いずれのワクチンメーカーもワクチンの有効性に関する臨床結果の詳細を明らかにしていません。また、その妥当性について第三者検証が難しいのです。しかし、そのことと、有効性計算のおかしさは別問題です。

 <計算例>

*ワクチン接種なし(プラセボ=偽薬)  20,000人のうち200人が感染
*ワクチン接種             20,000人のうち 10人が感染

 有効率は、(200人ー10人)÷200人で計算して、95%、とされます。しかし、見方を正してみると、20,000人の「ワクチン接種なし」で感染した人が200人、ワクチン接種したら10人になって190人減ったので、効果は190人÷20,000人で、0.95%(減少させた)ということではないのでしょうか? つまり、たいした効果らしい効果はない、ということを示しています。

この数字は架空の数字ですが、実際の数字は、それぞれのワクチンメーカーが許認可を握る政府・厚生労働省に提出した臨床結果を明らかにすればすぐにわかる話です(但し、臨床結果の妥当性は、対象となった人がワクチン接種の「あり」と「なし」に適切に無作為状態で区分されていたかどうか、言い換えれば、接種なし、の分類に高リスクの人が集められていなかったかどうかが厳しくチェックされなければなりません)。しかし、ワクチン、ワクチンと毎日大騒ぎをしているマスごみたちが、このワクチンの有効性について臨床結果の詳細を解説報道したものを私は見たことがない。つまり、「新型コロナ」ワクチンは、最初からその有効性についても「疑わしい」ということです。

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々


(追)グーグル/ユーチューブが言論妨害

(1)下記の通り、今回の勉強会の録画をユーチューブ・アップしたところ直ちに削除されました。許しがたい言論妨害です。こうしたことを防ぐ法整備が必要になってきています。

◆20230130 田中一郎講義(1)@たんぽぽ舎 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Uw8-Hhu6_Qc

(2)グーグルの言論妨害はユーチューブだけではありません。Gメールやグーグル・メーリングリスト(ML)でも言論妨害をしている様子がうかがわれます。

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次の疑わしいメールがグループに届きました。迷惑メールの可能性があると判別され、管理キューで保留中です。何の措置も取らなければ、下記のすべてのメッセージが迷惑メールとして自動的に破棄されます。ただし、下のメッセージの中に迷惑メール以外のメッセージがある場合は、次の URL にアクセスして個別に承認することができます:。(略)

この通知はグループ モデレータ向けのサービスなので、迷惑メールのマークを付けないでください。今後このような通知を受信しないようにするには、次の URL にアクセスして設定を変更してください:(略)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)「google drive」でも妨害がなされている様子です。下記サイトはみなさまからアクセスして見ることができますか?

*(別添PDFファイル)(チラシ)(2.3)詩人が今をえぐり取って語ります(アーサービナードさん:東京学院)
 https://drive.google.com/file/d/1EiP1B9X_he9Z1dlQzHuyMkuPX9yJnfbn/view?usp=sharing

*(別添PDFファイル)(チラシ)(2.10)パスワードが危ない!?(小倉利丸さん:たんぽぽ舎)
 https://drive.google.com/file/d/1eFk4qGhMWTqltOXmExCyBh5OO3MRVcwc/view?usp=sharing

(次の「新ちょぼゼミ」(2/9 午後6時 たんぽぽ舎)の始まる前に少しご説明いたします:田中一郎)

 

 

2023年2月 5日 (日)

(文春新書)『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由-松竹伸幸著』が提起する日本共産党への提言について:同党が持つ未来への可能性を最大限に活かせ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-91cc66.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

 なお、当日の最初の1時間は、主催者の方から「電力自由化と電力システム改革」の続編のプレゼンを行います。これまでのプレゼンの報告は、下記ブログにレジメや録画を掲載しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。今現在進められている「原発最優先」の「電力自由化と電力システム改革」を許していては、とうてい脱原発を実現することは出来ません。そのインチキ・デタラメ政策を詳細にご説明し徹底的に批判いたします。

(関連)(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html


(その次の講演会)
◆(チラシ)(予約必要)(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(後半)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg28as44iosOFxl0F?e=rPpsJJ
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzc9nb9__duxRbeU?e=CB3qma

(「人工排出CO2による地球温暖化」説を信じる人も信じない人も必見必聴の講演です。ご参加をお待ちしています)


2.キャンペーン
(1)広島県農業ジーンバンクの存続を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/3ujb9ec5

(関連)広島農業ジーンバンクの存続求めオンライン署名 地域の伝統野菜の伝承支える重要な基盤 廃止方針の広島県 - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/25612

(2)専守防衛を空洞化する敵基地攻撃能力の保有に反対します!-岸田内閣に安保3文書の撤回を求め、防衛費倍増・防衛増税に反対しますー · Change.org
 https://bit.ly/40w2sl9

(関連)オンライン署名『専守防衛を空洞化する敵基地攻撃能力の保有に反対します!』ご協力ください - 自由法曹団ホームページ
 https://www.jlaf.jp/02info/2023/0110_1450.html


3.(チラシ)(2.14)燃やすな放射能汚染木、田村バイオマス訴訟控訴審判決(仙台高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3XqzuBLVuYZN1tv?e=6y4KsH

(関連)ウソにウソを重ね収拾がつかなくなる被告:田村バイオマス発電住民訴訟(ちくりん舎)
 https://drive.google.com/file/d/1MPMsC8zpy_LJc7LiA_3isyPnJhRWlswX/view


4.イベント情報
(1)(2.8)デニー知事と考える沖縄と日本の安全保障(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/11476/

(2)(チラシ)(2.16)「台湾有事切迫」論の嘘に惑わされるな!(高野孟 衆一多目的)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3YbPAhb7ny9_VRS?e=tv8WjN

(3)2023年2月18日開催・学習会「脳の発達に影響を与える化学物質とは?―脳高次機能に対する化学物質の周産期ばく露の影響-」のご案内 - JEPA(NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
 https://kokumin-kaigi.org/?p=9437

(4)(チラシ)(3.19)2023原発のない福島を! 県民大集会(パルセいいざか:福島市)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3en0DRW1dAHUztF?e=q0U2JC


5.(別添PDFファイル)なんだか黒いぞ、2025大阪万博「前編」(森功『週刊現代 2022.10.15.22』)/「後編」(『週刊現代 2022.10.29』)
 https://twitter.com/oosakahaoosaka/status/1580250307308957697

(関連)維新が喧伝する「大阪は高等教育無償化」の大嘘! 実態はドケチ、人口減少続く違和感|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318158

(関連)「大阪IR誘致」に黄信号 790億円の公費負担と鑑定談合疑惑 用地の価格算定で「ここまでピッタリ同額、通常考えられません」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/701f02f68645c8453c327101055f953a9aa2de03

(関連)維新の勝敗ラインは「600」「41」 代表2人が進退かける統一選 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230203/k00/00m/010/058000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20230205

(かようなチョウチン記事に乗せられて維新(日本維新&大阪維新)なんぞに投票する奴は根っからのドアホである。チンピラ似非右翼のデマゴーグ集団=維新に振りまわされている「昔は水の都、今はアホの都」大阪の後を追いかけてはいけない。地域住民の未来に不幸が襲い掛かることになる。「新型コロナ」による死者の割合が最も多かったのも大阪だ。:田中一郎)


6.岸田文雄「迷走」政治=この「愚か者めが!」( 今年の流行語大賞か?)
 日刊ゲンダイの無料ネット会員になれば、ある程度まで「会員限定」の記事が読めます。

(1)何一つまともに答えず「検討」だけ こんな政権が「奇妙な安定」で続くのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318222

(2)官邸内で“ドラ息子”翔太郎氏の更迭論が浮上…岸田首相の切りたくても切れない「裏事情」の根深さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318160

(3)丸川珠代氏「愚か者めが」で都知事の野望は潰えたか…出馬なら同じヤジでブーメラン|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318211

(4)岸田政権なりふり構わぬ大軍拡…法改正で年金324億円横取り→防衛費財源充当の姑息|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318223

(5)岸田政権の少子化対策は的外れ! まずは未婚の増加を直視すべき|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318229

(6)荒井勝喜首相秘書官「LGBT見るのも嫌」と差別発言 即更迭に動くも岸田政権には大打撃!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318253

(7)自民党総裁の「バカ息子」トップ5 岸田文雄、菅義偉、純一郎の息子がランクイン|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/318230

(8)西村経産相 児童手当の所得制限撤廃に“いっちょかみ”で赤っ恥…持論ツイートにも異論噴出|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/318212


◆日刊IWJガイド・非会員版「『中国のスパイバルーン事件』でブリンケン米国務長官と国防総省との間に温度差! CIA長官がウクライナに領土の割譲と停戦を勧めた!-」2023.2.5号~No.3797号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51842
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 下記の新書が話題になっているようです。別添PDFファイルの毎日新聞、及び『週刊文春』の記事をご覧ください。私も今、この新書を読んでいる最中です。全部読み終えたら、コメントしたいと考えていますが、現段階でいくつか申し上げます。この本から切り抜いた部分を2つ、PDFファイルで添付しています。

◆シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由-松竹伸幸/著(文春新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034426438&Action_id=121&Sza_id=E2

(関連)(別添PDFファイル)党員「反旗」、揺れる共産、党首公選制の導入訴え(毎日 2023.2.4)
 https://mainichi.jp/articles/20230127/k00/00m/010/407000c

(関連)(別添PDFファイル)共産党員の党首選要求に志位委員長が逃げた(『週刊文春 2023.2.2』)
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5038


(1)(別添PDFファイル)ヒラの党員は所属する支部の党員にしか働きかけができない(『シン・日本共産党宣言』松竹伸幸:文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3FbUU8tdbEApY0r?e=62HFOV

 こういう悲惨ともいうべき状況が放置されたままでは、党首公選を制度化しても、まともには機能しないでしょう(著者の松竹伸幸氏は「一時的に規則を緩和せよ」と主張していますが、私は「一時的」ではダメだと思います)。ピラミッド型のヒエラルキー構造になっている日本共産党の組織(中国共産党の組織と瓜二つ)のうち、下部の3つの層=支部、地区委員会、都道府県委員会の党員の交流や意見交換を自由にさせ、党内の討議民主主義を活性化させるべきでしょう。そして、その結果、まずは中央委員の「党内公選制」のような制度を創って、中央委員選出の民主化から始めていくべきだと私は思いますが、いかがでしょうか?(党首公選=党首は2期までの規則付き、はそのあとに来る改革スケジュールではないかと思います)

(2)(別添PDFファイル)理想の社会は理想の組織運営が生み出す(『シン・日本共産党宣言』松竹伸幸:文春新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3N5vkXZid04cRt5?e=GUR5mv

 著者の松竹伸幸氏が引用している内田樹氏の議論は、全くその通りだと思います。およそ政権の基本的性格は、その政権が生まれてくるプロセスに大きく依存しており、いわゆる「経路依存性」の典型的事例ではないかと思われます。今日の自民党政権が、1990年代初頭の似非政治改革(政党制強化=既存大政党を有利にする+小選挙区制=2大政党制目標=バカ丸出しの考え)を経て、党執行部・多数派が独裁的権力権限を行使しうる仕組みの中で出てくる政権ですから、みな、似たようなロクでもなさを引きずっています(アベスガキシダに続いて次の自民党政権ができても似たようなものです)。世界に目を向けても、ナチスドイツ、スターリニズムのソ連、マオイズム体制から脱却ができない中共中国、粛清と専制の北朝鮮など、いずれの全体主義・権威主義国家も、その国のあり方が、政権成立までの「経路」に大きく依存しています。

(3)これからの民主主義国家において、20世紀型のレーニン主義革命政党の党組織原則である「民主集中制」(及び「前衛党」論)を採用する「世直し」政党は、自身を首班とする政権党になることは出来ません(万年批判野党としてなら存続はできるかもしれませんが)。日本共産党には、早期に「民主集中制」に代わる党の組織規則を打ち立て、党内民主主義の徹底を図っていただきたいと思います。また、それと同時に、党を有権者・市民に開かれた党にして、広く広範な人々とともに語り合い歩んでいく「党の組織文化」を築いて行ってほしいと思います。

(4)翻って、この党内民主主義の問題は、市民運動・社会運動においては「運動内民主主義」の問題として「跳ね返ります」。かねてより私から申し上げてきた「スターリンのミニブタ」(オレサマ活動家)による一般の運動参加市民への言論・表現・活動妨害、あるいは統制・差配は後を絶たず、今日でも日常茶飯に続いている嘆かわしい現状があります。また先般は、私が主催して中公新書の『日本共産党:「革命」を夢見た100年』(中北浩爾一橋大学大学院教授)の読書会を開催しましたが、日頃、日本共産党の悪口を陰でぼやいている人たちのほとんどは参加することなく、結局、ごく限られた人たちでの意見交換になってしまっています。要するに、日本の市民運動・社会運動は、運動内民主主義や討議民主主義ができないまま、かつての内ゲバ・セクト主義が今日では、仲良しクラブ・サークル活動に変わっただけの、基本的に「タコツボ型集団」運動を形成しているということを意味します。これでは、「世直し」を実現することはおそらくできないでしょう。日本共産党の組織運営上の問題は、日本の市民運動・社会運動にかかわる団体や人間集団の運営の在り方の問題と通底しているのです。日本共産党だけを批判して済む問題ではありません。

(それから、今回は詳述しませんが、『日本共産党』の著者中北浩爾一橋大学大学院教授については、その著書は評価いたしますが、他方で同氏の日本共産党への提言=(簡単に言えば)日米安保条約や自衛隊を合憲と認め、立憲民主党の尻にくっついて、野党共闘を補強する方針を取れ、には断固として反対です。中北浩爾もまた、1990年代初頭の似非政治改革の旗を振った1人と思われ、その政治的センスの悪さには唖然とします。日本共産党にかような「踏み絵」を踏ませることは、日本で数少ない「可能性を持った」政治集団・政党を潰し、日本の社会民主主義にママ見られた「悪しき伝統」を押し付けることになるからです)

(関連)日本共産党「革命」を夢見た100年-中北浩爾/著(中公新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034340231&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)(別添PDFファイル)ポスト「一強」政治の選択肢:自民党右派と野党共闘の先へ(イントロ部分)(中北浩爾『世界 2023.2』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg3RuPqZ55i8d230g?e=F87RCd


(関連)(別添PDFファイル)「動物農場」ジョージ・オーウェル 1945年刊、痛烈なソ連批判、権力の暴走 支える市民の無関心(朝日 2023.1.25夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15537535.html

(今の中共中国や北朝鮮がまさにジョージ・オーウェルが言うところの「動物農場」です。マルクス主義者も含めて、およそ「世直し」を考える人たちは「スターリニズム」について、もっとしっかりと考え抜く必要があります。数十年前の大学紛争時の「内ゲバ」と呼ばれる「見解の相違の暴力的解決」から、今日の市民運動・社会運動内部に根強く残る「スターリンのミニブタ」(オレサマ活動家)による参加市民への言論・表現・活動への統制・差配など、日本の左翼・左派・リベラル勢力には、克服しなければならない最大の問題の1つとして「スターリニズム」があります。全体主義(「スターリニズム」&「ファシズム」)は善意に担がれてやってくる、ことを忘れてはいけないのです。:田中一郎)


(5)松竹伸幸氏の「武装中立論」=「改憲的護憲論」には反対です

 下記は昨今、私が発信したメールに書いたことです。日本共産党には、引き続き現状の安保政策論で「市民と野党の共闘」にまい進してほしいと思っています。但し、連立政権の一角を占める(入閣)ことよりも、是々非々の立場を取って閣外協力の形を前提にして進めていくのがいいのではないかと思っています。そして、政党として、もっと大きくなっていただきたい。民主集中制に代わる新しい党の運営規則は、そのためにあると思っていただければいいでしょう。近未来に、生まれ変わった日本共産党が、内閣の首班を占める政権交代・新政権が実現することを期待しています。(私は逆に、立憲民主党は、泉健太執行部を退陣させ、解体的出直しをしないかぎり、近未来において、翼賛国家形成の一翼を担う「戦前の社会大衆党」化への道を歩むことになるだろうと予想しています。その際には、立憲民主主義は「脱憲主義」に変質し、「世直し」政党としては空中分解・雲散霧消することになるでしょう)

(下記はメール転送です:一部修文)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私見を申し上げます。

1.マスゴミの世論調査はあてにならない(世論誘導の可能性大)=武装防衛論者が多いとは思わない

2.武装防衛論に凝り固まった人間たちには何を言ってもムダ=このアホウどもをダシにして、彼らのトンチンカンを叩く議論を、凝り固まってはいない人に向けて発信する(発信者は誰でもいいし、個人でなくても「○○会」でもいい)

3.ポイントは下記のようなこと

(1)「敵」とは誰のことか、はっきりさせる(具体的な国の名前が出てきたら、はて、その国がいったい日本に攻めてくるのか、という話になる)

(2)「敵」がいずれであれ、日本列島に60基以上の原発・核燃料サイクル施設を並べて、戦争などできない。防衛戦争もダメ。やれば自滅する。日本を絶滅させるには原発・核燃料サイクル施設の使用済み核燃料プールに通常ミサイルを数発打ち込めばいいだけ。

(3)日本の食料自給率は37%、種子や飼料や肥料などの自給率まで考慮すると、食料自給率は10%程度。しかも島国。日本に食料を運んでくる船が狙われたら食料は輸入できないので、たちまちのうちに飢餓状態。

(4)日本は都市国家、東京・大阪・名古屋周辺に人口が集中している。ここを攻撃されたらひとたまりもない。

(5)「敵基地攻撃」論のナンセンス。どんな兵器で、どこを狙って、どのタイミングで「攻撃する」のか?  アメリカから購入予定の兵器の大半はポンコツものばかり。また、攻撃ターゲットを定める能力は日本にはない。戦争ごっこの域を出ず。バカ丸出しのお粗末論議。

(6)アメリカから独立して対等の関係が築けているのか? 築けていないのなら(対米隷属)、日本がアメリカの手下になり、アメリカの代理戦争を下請けするだけの話になる。「敵基地攻撃」もアメリカの指揮命令下で実施されるだろう。バカ丸出しの亡国防衛論である。(日米地位協定すらまともな形にできないこの国が、アメリカと対等に渡り合えるはずがない=アメリカの手下にすぎないのだから、武装防衛もへったくれもない)

(7)集団的自衛権行使は違憲であるだけでなく、アメリカを想定したものだから、上記(6)により日本の意のままにはならず、極めて危険なことだ=日本はアメリカにアゴで使われて戦争をするのか?

(8)「敵基地攻撃」は「能力を持つだけ」であり、「威嚇」による抑止力として使うと言いたいのかもしれないが、では、日本が「敵基地攻撃」を持つことで、どこの仮想敵国が、ただ「恐怖に感じる」だけで戦争を控えるようになるのか? いったい誰に対する抑止であり、それはどれほどの効果があるのか?  リアリティを喪失した「ガキのケンカ」論議の域を出ていない。

(9)「敵基地攻撃」(能力含む)も「抑止力」もリアリティがなく、そんなバカ丸出しのことに、毎年数兆円のカネを使うわけにはいかない。そんなカネがあったら別のことに使え。

(10)そもそも、平和外交の努力をどこまでしたのか、しようとしているのか。どこの国かはわからないが、この日本と武力衝突が起きるとしたら、それは外交の失敗=政治の稚拙の結果であり、そうした結果を生みそうな政治家は即刻退場させねばならない。

(11)戦争事態となった場合、情報は「戦争遂行者」によって、徹底的にコントロールされ、本当のことが分からなくなる。自分が国の支配者と一体になっているような目出度い気分で日本の防衛のあり方をしゃべっているのなら、それは相当に単純単細胞であり、世間知らず(戦時体制知らず)であり、はっきり申し上げて、アホウ、である、アホウは相手にしなくてもいい。

(12)戦争は始めたら止まらない。止まらなければ、戦争の間中、破壊と人殺しは続く。戦争はそのずっとずっと手前で止めなければならない。中途半端の武力・武装は、マイナスの効果しかない。(今、戦争中のウクライナを見ればいい。「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論がいかに実態とは違っていて、ウクライナの人々がいかに「戦争屋」に振りまわされているかがよくわかる。そして破壊と犠牲は日々積みあがっていく。前世紀的なイデオロギーであるナショナリズムに染め上げられた状態がどれほど危険なことかが、このウクライナ戦争の教訓である。ナショナリズムを激突させれば、片方が絶滅するまで戦争は続く=しかも、外国がちょっかいも出してくる)

(13)武力武装による抑止力(威嚇)を振り回していると、偶発的な核戦争の可能性が高まる。緊張は高めるのではなく、緩和すべきもの。日本を取り巻く国々で、自ら戦争を欲している国はない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <関連サイトなど>
(1)(別添PDFファイル)シン共産党(三木義一 東京2023.1.26)
 https://bit.ly/3YnbGP1

(2)共産・志位委員長は「自分の口で言えばいいと思う」「党首公選」への反応めぐりベテラン党員が抱いた違和感(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/81f6922d3dc511c4b4ef17e8a7f41e47a0da596b

(3)揺れる共産党 現役党員の党首公選要求が波紋 改革進まず議員半減:北海道新聞デジタル
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/793925

(4)党員も執筆、次々に出版される“日本共産党本”が訴える党改革案とは 実は「選挙」で選ばれていない共産党の指導機関(1-5) - JBpress (ジェイビープレス)
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73638
草々

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