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2022年12月

2022年12月31日 (土)

札幌冬季五輪も「ご輪終」で結構だ!:次々と暴露される東京ゾンビ五輪のデタラメとインチキ=小さく生んで大きく育てる銭ゲバたちの「悪と利権の華」、それでもなお2度目の「札幌冬季五輪開催」を言うは札幌市民や国民への侮辱である

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-191d6c.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.キャンペーン · 保育は社会の要石! 子どもたちを守りたい保護者による緊急宣言 in 京都 · Change.org
 https://tinyurl.com/yprhcefp


3.(興味津々)(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」:年末まで毎日サイト更新して続けていくそうです=「呆談」」の前に「阿」を付けるかどうかは皆さまのご判断です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-2a2d74.html

(上記の続き)
(1)ヨーロッパ「現実主義」から「ファシズム」への転換という絶望《憂国呆談 第6回 Part4》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/104173

(2)「ゼレンスキー」マンセーの思考停止に対し、改めてNOを!【「ウクライナ戦争」の読み解き方】《憂国呆談 第6回 Part5》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/104207

(3)【田中&浅田年末対談】プーチンは魅力的な思想家なのか? ウクライナ問題のリアリティを真面目に考える《憂国呆談 第6回 Part6》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/104222


4.「戦争やめ国民の生活救え!」欧州各地でEU、NATO抗議デモが多発 燃料高騰で「凍える冬」が目前に - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/24780

 <田中一郎コメント>
 情報統制された我が国の「マスごみ」が報道しない(戦争屋にとって)「不都合な真実」が伝えられています。単純単細胞の「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論を掲げてロシア叩きを「右翼から左翼まで」挙国一致でやっている極東のボケたアメリカ属国とは違い、ヨーロッパにはまだ「民主」が生きている。

それにしても欧州の政治家たちの劣化はひどい。ドイツ緑の党がそれを象徴している。まず最優先が戦争支援(自分たちは一兵も出さずにウクライナの人たちに殺し合いをさせて軍事支援・武器兵器弾薬を供与)、あれほど騒いでいた脱炭素による地球温暖化防止などは後回し、ロシアに対する経済制裁に踏み切って逆に自分たちの首が締まり、やせ我慢をするために化石燃料代替として原発を再び再利用・推進する、簡単に言えば、そんなことだ。

また、我が国の左翼・左派・リベラル勢力が、いかにマスごみ情報に対して盲従的で影響を受けやすいか、相対的・暫定的に物事を認識できず、何が言われているかではなく、誰が言っているかで是非を判断する権威主義におぼれ、しかも頑固で意地を張り通す、そんな欠陥がこの数年で浮かび上がっている。「人工排出のCO2による地球温暖化論」、「新型コロナ」とコロナワクチン、そしてウクライナ戦争である。市民運動・社会運動内部ではスターリニズムや「幕末的情勢=ピンボケ尊王攘夷セクトの乱立」の気配すら感じられる昨今である。

ウクライナ戦争で申し上げれば、この戦争が日米の「戦争屋」に利用され、ロシアや中共中国・北朝鮮をのさばらせておけば、日本もウクライナのようになるから、それに対して日本もしっかり武装してロシアのような国による侵略を防がなくてはいけない、などと煽られていることを、まだ自覚できない人たちは少なくない。台湾有事は日本の有事、だとか何とか言って、アメリカの戦争の肩代わりをやってみようとする冒険主義者たちが、この反ロシア・ウクライナ戦争防衛の挙国一致を方便に使っている。

しかし、彼らには、戦争のリアリティがなく、国際関係が実際はどのように展開しているかをほとんど知らないでいるし、知ろうともしていない。そして、少なくない若者ならぬ若いバカ者が、岸田文雄政権の大軍拡に賛同し、老朽原発稼働延長にOKを出しているというから、この国の未来は暗い。そもそもアメリカが世界中で「戦争のタネ」を撒きまくっていることを何故、知ろうとしないのか。政治や経済社会問題に対していい加減な態度は、積もり積もって国を滅ぼすことにつながり、そのツケは自分たち自身が払うことになるということが理解できないのか?

「世直し」勢力の体制立て直しが求められている。有権者・国民だけでなく、我が国の左翼・左派・リベラル勢力こそ、早く目を覚ませ!ということだ。(泉健太ニセモノ立憲民主党執行部は一刻も早く退陣せよ! お前たちが頑張れば頑張るほど日本は、日本の「世直し」は歪められ、去勢され、自公政権政治の補完物と化していく。言葉遊びで「口先やるやる詐欺」は、もうたくさんである)

(関連)「反撃能力」賛成過半数 国の在り方が変わるのに皆が浮かれている年の暮れ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/316531

(関連)「敵基地攻撃はだれが見ても先制攻撃だ」 社民党・福島瑞穂党首 日本が戦場になれば取返しつかず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222388

(関連)「敵基地攻撃能力の保有」は「政治の堕落」 - 半田滋
 https://shiminrengo.com/archives/6257

(関連)防衛費のための増税は論外!「強国志向」の流れに乗ってはいけない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316393


5.冬至十日:脱税黙認販売促進制度(三木義一 東京 2022.12.29)
 https://bit.ly/3GqFKTG

(関連)アップルに140億円追徴 アイフォーン免税販売で:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222305

(他にもいっぱいあるんじゃないの? 税金などバカバカしくて払ってられまへんな! 起こせ一票一揆、払うな不公正税金)


6.注目情報
(1)日銀の金融政策見直し、新たな目標は「円の対外価値維持」重視にせよ - 野口悠紀雄 新しい経済成長の経路を探る - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/315232?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=2023newyear

元大蔵官僚で「市場原理主義アホダラ教」信者のこのヘソマガリおじいさまですが、時々鋭いことをおっしゃるので、たまにご説を拝見することにしている。今回のこの記事の表題は、まさにその通りで、今後の日本の金融政策の1つの柱は「円相場の維持」=際限のない円安を防ぎ通貨価値の安定を図ることであり、間違っても「インフレターゲット」などではありません。:田中一郎)

(2)食品値上げ、新年も 7000品目超「2年前より負担13.6万円増」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15516159.html?linkType=article&id=DA3S15516159&ref=mor_mail_newspaper_20221230

(関連)貿易赤字2兆1623億円、10月で最大、輸入53%増(東京 2022.11.17夕刊)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/35df4ee31dbee33dca9a96a55900adf238fc51df

今日の日本を襲う物価上昇=インフレは、アホノミクスの経済的帰結=愚かな政治家を選挙で選んで国会議員や総理大臣にしたツケをこれから払わされるということだ。まだまだこんなものは序の口で、大きいのは「リーマンショック再来(金融恐慌)」により、公的年金基金や日銀保有ETFが吹き飛ぶ話である。我々の親世代がコツコツと働き営々と築き上げてきた「資産」が(バカ息子・バカ娘によって)一夜にして消滅する=リスク資産に巨額の年金基金や日銀資金を投資するバカは世界にはいない。ウォール街の金融マフィアたちの笑い声が聞こえてくるような気がする。彼らは相場如何にかかわらず相場が動けば儲かる仕組みをつくっている。:田中一郎)

(3)石木ダム建設 収用地での着工「早く決断を」 知事に佐世保市長、買受権を懸念(長崎新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/346172c06e5ff2eae97e2920c014ff433cdf6144

(➾ 老朽化して穴だらけの水道管をほったらかしにしたまま、ダムだ・ダム建設だ、と騒いでいるのが佐世保市長以下の土建屋連合である。毎年、水需要が減少しているにもかかわらず、来年以降は水需要は激増するのだそうで、市内の漏水を上回る水がめをつくってそこから水を引けばいいという。同じ長崎県で、諫早湾干拓事業のギロチンをやったのも、これと同質の勢力で、その教訓は皆無。寝ても覚めても土建事業があればそれでいい連中が、美しい「こうばるの里」を踏みつぶそうとしている。許されん!:田中一郎)
 http://ishikigawa.jp/

(4)元徴用工原告側、韓国政府「有力案」に反対表明 日本企業寄付求めず - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221227/k00/00m/030/008000c

(➾ 徴用工問題も、従軍慰安婦問題も、100%日本が悪い。議論の余地などない。これがわからない奴は、かつて大日本帝国が韓国人に対して行ったことを、逆に韓国にしてもらったらいい。そしたら身に浸みてわかるだろう。大切な隣国に対して無礼千万の態度、こんなことをしていたら、世界中が「徴用工銅像」「慰安宇銅像」だらけになってしまうぞ。:田中一郎)

(5)土地規制法対策沖縄弁護団設立声明 改訂2.docx - Google ドキュメント
 https://docs.google.com/document/d/1qM-L-zjhdj_WJYu2JVLC63pzXeJf5wBK/edit

(➾「重要土地等調査規制法」は「外国人・外国資本監視」を名目にした国民監視=お上に逆らうなよ! です。廃止以外にない。代わって、日本の農地、漁業権、森林を外国資本の占有・占拠から守る新法が必要だ。日本は土地所有権が強すぎる。:田中一郎)

(参考)土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用-五十嵐敬喜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034295042&Action_id=121&Sza_id=E1


◆(必読)高野孟:プーチンと“同じ過ち”を犯すことになる日本。石垣・宮古に「攻撃ミサイル基地」という愚行 - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/562208
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◆虹と雪のバラード トワ・エ・モワ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hSLjAMDYs7Q

(2021年東京オリンピックとやらの醜態を散々見せつけられ、負のレガシーにあえぐ今、また再び札幌で(冬季)オリンピック開催など、今から約50年前につくられたこの名曲に対する侮辱=札幌市民や国民に対する侮辱である。当時の日本もまたいろいろな問題を抱えていたし、当時の札幌冬季オリンピックも水面下ではロクでもないことがなされていたかもしれないが、しかし、当時の日本は、今の日本に比べれば、ずっとずっとまともだったように思う。単なる回顧趣味ではなく、それだけ今の日本はひどすぎるということだ。今の日本に「平和とスポーツの祭典」をまっとうに開催できる能力も資格もない。オリンピックはもう日本に来なくていい。:田中一郎

◆東京五輪敗戦記:タヌキ女帝・小池百合子に騙され、五輪男爵どもにぼったくられ、電通・土建屋らの利権を伸ばしに伸ばし、スポーツたかり屋の跋扈を許し、スポーツ人形をダシにして、お人好しの単純バカがボランティアでタダ働き=これが現代オリンピックだ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-87c005.html


 <別添PDFファイル>
(1)30年冬季開催都市 決定時期先送り、札幌に重し 東京五輪汚職、IOCも苦慮(毎日 2022.12.20)
(2)札幌五輪「機運醸成活動」休止、「全国で意識調査」なぜ? 住民投票後ろ向き(東京 2022.12.22)
(3)五輪招致、機運醸成を休止、全国で意向調査へ、「反対多数なら困難」、札幌市長(日経 2022.12.21,23)
(4)東京五輪経費1.7兆円、組織委公表より国費2800億円増、検査員最終報告(朝日 2022.12.22)
(5)五輪経費1.7兆円、組織委算定不十分、3000億円増、検査員報告(毎日 2022.12.22)
(6)「膨張五輪」経費1.69兆円、組織委公表より2割増 検査院調査(日経 2022.12.22)
(7)国立競技場、国負担30億円にも、民営化後の年間維持管理(東京 2022.12.29他)
(8)AOKI元会長ら22日初公判 五輪汚職、便宜供与の実態焦点、起訴内容認める方針(日経 2022.12.20)
(9)企業選定 森元首相から一任、高橋元理事 働きかけ「職務」、五輪汚職初公判(朝日 2022.12.23)
(10)五輪談合、入札直前 調整重ねる、東京地検 割振り表入手(東京 2022.12.30他)


1.(ネット署名)第2回目の札幌冬季オリンピックに反対いたしましょう
 この大会は「平和とスポーツの祭典」などではありません。東京ゾンビ五輪のデタラメとインチキを見れば、「小さく生んで大きく育てる」銭ゲバたちの「悪と利権の華」であることは明らかです。

(1)キャンペーン · 「2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会」の招致に反対します! · Change.org
 https://bit.ly/3YYCrKK

(2)キャンペーン · 札幌冬季五輪の招致プロセスに「住民投票」を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/mr35z4nk

(関連)札幌五輪招致の悪あがき…開催の是非問う意向調査を市が再度実施 識者「理念がない」と苦言|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/316229

(札幌市議会は札幌冬季五輪の招致プロセスへの「住民投票」条例案を否決しました。現職の秋元克広市長も「住民投票」には否定的な構えで、何と、札幌市民の意見を最大限尊重するのではなく、全国に向けて改めてアンケートを実施するなどと言っています(下記の報道などを参照)。オリンピック招致の費用負担や会場提供やボランティア支援などをするのは主に札幌市民です。その札幌市民の声をキチンと聞かず、反映せず、何故に全国アンケートなのでしょうか? 下記の東京新聞記事によれば、世界各地のオリンピック候補地では、当該自治体が住民投票を実施して、住民の意思を確認しながら事を進めているそうです。開催地の市長が住民の声を横に押しやり、全国のオリンピック盲従人間を集めて開催を強行するような態度をとることは許されるものではないでしょう。現職の秋元克広市長が五輪招致の中止宣言をしない限り、来春の札幌市長選挙で落選させ、二度目の札幌冬季五輪は返上させることにいたしましょう。:田中一郎)

(関連)札幌市長、五輪撤退に言及 再調査で反対多数なら「前に進めない」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQDQ6HLHQDQIIPE01M.html?linkType=article&id=ASQDQ6HLHQDQIIPE01M&ref=mor_mail_topix3_6_20221223

(反対多数のような調査結果にはならない・しないという「裏」を確保(BY電通?)してから発言していると思われてなりません。札幌市民への調査ではなく全国有権者の調査であることや、どのような調査をどのようにするのかも不明です。市議会での態度や調査のやり方など、秋元克広札幌現市長の言動を見るに、推測されることは、さしあたり来春の市長選挙で落選することがないように、もっともらしいことを言っておとなしくしていよう、というものではないかと思われます。本音では、札幌市民が何と言おうと、この銭ゲバ主催の利権の祭典は絶対に実現する、だと思われます。だから落選させるのが一番手っ取り早いのです。秋元克広に投票しないでください。:田中一郎)

(関連)五輪招致の賛否問う住民投票求める請願 札幌市議会で不採択|NHK 北海道のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221212/7000053326.html

(関連)札幌五輪招致の賛否問う「住民投票」請願は不採択…立憲系会派までもが賛成しなかった理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/315852

(多くの札幌市民が求めた住民投票(当たり前のこと)を市議会で否決に回った会派は、自民党、公明党、(保守系)無所属会派に加えて、何と立憲民主党会派(市議会では「民主市民連合」を名乗っている=国民民主党系も一緒かな?)だった。賛成したのは共産党だけです。情けないの一語に尽きます。様々な利権に溺れる自公の有権者・市民無視はいつものこととは言え、「市民とともに歩み、市民に育てていただく、市民のための市民の政党」を宣伝文句にしている立憲民主党は、まさに「口先やるやる詐欺」もろ出しの「住民投票」条例否決に回っています。

立憲民主党も含め「五輪銭ゲバ代理店」化している札幌市議会はメンバーを総入替しなければいけません。みなさま、来たる統一地方選挙では、札幌市長だけでなく、自公及び立憲民主党の候補者を全員落選させましょう。この反有権者・市民的な政党各派を地方議会から一掃すれば、地方政治・地方自治も大きく転換することでしょう。あらゆる投票のチャンスは、政治や行政を私たちのためのものに変えるために有効利用すべきです。

(参考)会派別名簿/札幌市議会
 https://www.city.sapporo.jp/gikai/meibo/meibo-kaiha.html

(関連)(別添PDFファイル)30年冬季開催都市 決定時期先送り、札幌に重し 東京五輪汚職、IOCも苦慮(毎日 2022.12.20)
 https://mainichi.jp/articles/20221220/ddm/002/050/100000c

(巨額の費用とIOCのボッタクリ体質を嫌悪して、世界中が五輪招致を見送る中、アホの国だけが招致招致と騒いでいます。そんな中、2021年東京オリンピックで味を覚えたIOCが本命で狙っている2030年冬季オリンピック開催場所はもちろん札幌です。今現在、日本で湧き上がっている東京五輪の負のレガシー=コンパクト五輪などとウソ偽りを言って招致した五輪に巨額経費支出・浪費が明るみに、高橋治之及び電通を中心に五輪汚職が表面化、五輪事業に官製談合の疑いが浮上し、検察と公取が共同ガサ入れ、のほとぼりが冷めるまで待機しておこうとの魂胆。日本の有権者・国民や札幌市民はアホだから、すぐに忘れる、とでも思っているのでしょう。

(関連)(別添PDFファイル)札幌五輪「機運醸成活動」休止、「全国で意識調査」なぜ? 住民投票後ろ向き(東京 2022.12.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/221150

(関連)(別添PDFファイル)五輪招致、機運醸成を休止、全国で意向調査へ、「反対多数なら困難」、札幌市長(日経 2022.12.21,23)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC2297L0S2A221C2000000/


2.冬季オリンピック招致を推進する札幌市長はいらない
 来春の札幌市長選挙で秋元克広現職市長を落選させることが、もっとも効果的効率的な五輪招致拒否の札幌市民の態度です。横浜市民が市長選挙でカジノ誘致拒否の市長を選んだように、札幌市長に五輪招致拒否の市長を選びましょう。

◆「2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会」の招致に反対する皆様のご寄付をお願いいたします|市民政党 札幌冬季五輪に反対する会
 https://congrant.com/project/domekei0403/5680

◆キャンペーンについてのお知らせ · 団体名の変更について · Change.org
 https://bit.ly/3vrf2DZ

(関連)「賛助会員」の募集について|政治団体 オールさっぽろ
 https://congrant.com/project/domekei0403/5874

(関連)政治団体 オールさっぽろ(代表 高野馨) OFFCIAL SITE
 https://mo00n.hp.peraichi.com/

(関連)来春の札幌市長選挙 立憲民主党支部が秋元市長に立候補要請|NHK 北海道のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221213/7000053370.html

(札幌市民の意向なんてどうでもいい、五輪招致をしっかり現職市長にやってもらって、その銭ゲバ利権に自分たちもあやかりたい、この「ご立派葉っぱ」の立憲民主党ならぬ「脱憲非民主党・市民踏みにじりの党」は、その欺瞞的体質を露悪趣味で見せびらかしているようです。見ていて反吐が出そうです。:田中一郎)


3.オリンピックに関する必読図書2冊
 札幌市民の皆様は、来春の統一市長選挙(市長選・市議会選ともに2022年4月9日)までに下記の2冊をお読みになり、選挙に臨んでいただきたいと思います。これでもなお、札幌冬季オリンピック招致を推進する政治勢力や議員・市長に投票をすることは、東京、大阪に続いて札幌もまた「アホの都」の仲間入りをすることになります。これぐれもご注意を!

(1)東京五輪の大罪 政府・電通・メディア・IOC-本間龍/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034282126&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側-後藤逸郎/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034059987&Action_id=121&Sza_id=C0


4.2021年東京オリンピックの恥さらし不祥事大全集
 上記でご紹介した本間龍さんの著作『東京五輪の大罪 政府・電通・メディア・IOC』を参考にさせていただいて、備忘録メモとして、2021年東京オリンピックの主催者どもがどれだけの不祥事や恥さらしをして、この銭ゲババカ騒ぎ大会を開催していたか、下記に列記しておきます。ああ、そう言われれば、そんなこともあったあった、もうウンザリだね、ということになるでしょう。

(1)五輪招致時にシンガポールの幽霊会社ブラックタイディングスに2億3千万円の工作資金・賄賂を贈った疑惑、竹田恒和招致委員会理事長はその後贈賄疑惑でフランス検察当局の取り調べを受けJOC会長・IOC委員を辞任
 https://www.asahi.com/articles/ASP876QNGP7NUTQP029.html

(2)五輪招致時に安倍晋三首相が「福島第一原発はアンダーコントロール」と虚偽の説明
 https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a191019.htm

(3)五輪招致時に「(猛暑なのに)東京の7月は温暖な気候」とウソをついて招致 のちマラソンは札幌へ開催場所を変更
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/119785

(4)五輪エンブレムは盗作問題で利用中止
 https://blog.goo.ne.jp/imssr_media_2015/e/4686c0d88ef4050020f17618fc618a1e

(5)コンパクト五輪とウソ偽りを言って承知したが、実際は巨額の税金を浪費(実際は関係費含め3兆6800億円:朝日新聞)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b81fc099eb8f8b28a8f44dca6cbf1ce32f1ef615

(6)新国立競技場を巡る混乱と建設費用の増大(ザハ氏3000億円超 隅健吾氏1596億円)
 https://index-group.co.jp/reports/detail/56

(7)神宮再開発による団地住民の強制退去(都営霞ケ丘アパート)
 https://www.youtube.com/watch?v=Bb7TQo1PHsA

(8)11万人を超える無償ボランティア「やりがい搾取」
 https://www.businessinsider.jp/post-175616

(9)「復興五輪」が東日本大震災復興・福島原発事故復興の妨げに
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2019/0311.html

(10)選手村用地の不当廉売(時価1200億円相当の晴海の都有地を1/10の値段で土建屋連合に売却:裁判係争中)
 http://www.kokusyo.jp/nihon_seiji/11916/

(11)酷暑下の開催で選手やボランティアに熱中症の危険性(秋10月開催にならない理由はIOC最大のスポンサー=米TV局NBCの意向最優先(その頃は海外でもいろいろ大会があるので日程バッティングを回避)=アスリート・ファーストは軽々に踏みつけられる)
 https://friday.kodansha.co.jp/article/186718

(12)森喜朗組織委会長(元総理)が「女性参加の理事会は時間がかかる」と発言し女性蔑視発言で辞任、その後任に森喜朗が元Jリーグチェアマンの川渕三郎氏を指名しようとしてさらに世論の批判を浴びる(結局、橋本聖子五輪相で決着、五輪相後任は丸川珠代=小池百合子都知事と仲が悪く週刊誌ネタになる)
 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/53580.html 
 https://entertainer-news.net/archives/1543

(13)電通出身の佐々木宏が女性タレントの容姿を侮辱する企画を出そうとして辞任、前任のMIKAKO氏が電通の圧力で辞任させられていたことも発覚(『週刊文春』)
 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/03/18/kiji/20210317s00048000597000c.html

(14)開会式の音楽担当の小山田圭吾が過去に障害を持つ同級生を虐待していたことが問題視されて辞任
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/117821

(15)開会式前日に演出責任者だった小林賢太郎が過去の出演作品でユダヤ人ホロコーストを揶揄していたことを米国のユダヤ系人権団体に指摘され即刻解任
 https://www.youtube.com/watch?v=kWaA19WBVpE

(16)開催期間中、ボランティアやスタッフの弁当など約13万食が手つかずで廃棄され、医療用マスクやガウンなども数百万円分が廃棄されていた(TBS報道特集の録画をご覧ください)
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/ 
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210925_2.html 

(17)コロナ禍を理由に政府が海外からの観光客受け入れ断念を発表、全国約500カ所の市町村での「ホストタウン事業」では選手と市民との直接交流ができず、市町村は来日選手の宿泊費を負担しただけ、かつ、新規に建設した体育館や運動施設も使われず、建設費用やのちのメンテナンス費用負担が残ることになった。
 https://2020games.spotogotemba.com/italykarate-main/

(18)完全無観客開催となりチケット収入900億円が消滅
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74778970T10C21A8CT0000/

(19)朝日、毎日、日経、読売、産経の全国紙が五輪スポンサーとなり批判報道できず=新聞社とクロスオーナーシップで結ばれた民放各局も同様
 https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20210525-00239740

(20)NHKがネットで行っている東京五輪の聖火リレーの生配信で、「オリンピックに反対」などという沿道の声が聞こえた途端に音声が約30秒、途絶えた(公共放送がオリンピック反対の市民の声をもみ消して放送)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/96386

(21)オリンピック最大のスポンサーNBCのCEO発言が「今は批判が多くても五輪が始まれば不安を忘れて五輪を楽しむだろう」と意訳されて拡散されSNS上で炎上
 https://courrier.jp/news/archives/249609/

(22)電通社長「電通はこの五輪で1兆円を稼ぐ」と社員にメールを送って叱咤激励した、と言われている。
 https://battenjiiji.hatenablog.jp/entry/2022/09/07/053722

 <田中一郎コメント>
 2021年東京オリンピックの不祥事を書き出すのに疲れました。上記以外にもまだまだたくさんあるでしょう。こんな主催者・大会関係者にまともなオリンピック大会が開けるはずもないし、IOCのボッタクリ五輪男爵や、森喜朗元総理や電通を筆頭に日本のスポーツ利権に群がるタカリ集団の悪名はずいぶん前から厳しく批判されてきています。『東京五輪の大罪 政府・電通・メディア・IOC』(ちくま新書)の著者の本間龍氏は、こうした一連の2021年東京オリンピックの醜態を総括して、次のように著書に書いています。

「ことあるごとに宣伝されてきた「五輪の理想の実現」など、ほとんどすべてが絵空事の虚飾であったことが、誰の目にも明らかになったのだ。肥大化した図体を動かすために巨額のカネを集め、広告宣伝と翼賛報道であらゆる虚飾をまとい、善意の人々をタダで労働させてきた。そのグロテスクな実像が完全にさらけ出されたのが、今回の東京五輪であった。」

「何の志もなく、目的は金儲けだけと言うのでは、さすがに聞こえが悪いので、それを隠すために「復興五輪」などという虚言を弄したのだが、コロナ禍での強行開催でそのメッキも剥がれ落ちた。東京五輪は、巨額の赤字だけが残る、恐るべき虚無の祭典だったのだ。」

「コロナ克服五輪」とかも言っていました。また、負のレガシーとして、五輪汚職や五輪談合も発覚しています。いいかげんにしろということです。これで札幌冬季五輪開催に賛成するなどと言うのなら、まるでドアホでしょう!! :田中一郎)

「原発プロパガンダとの相似性」「電通の、電通による、電通のための東京五輪」


5.「小さく生んで大きく育てる」巨大ダムなみのインチキ巨額公共事業=オリンピック
 まさに「緑のタヌキ」女=小池百合子にふさわしいビジネスだったのでしょう。しかし、そもそも東京オリンピックをやると言い出したのは、あのチンピラ政治家の石原慎太郎でした。外環道にしろ、築地市場の豊洲移転にしろ、尖閣諸島トラブルにしろ、石原慎太郎がやることにロクなものはない。当初7400億円程度でコンパクトに開催すると言っていた東京五輪が、終わってみたら、直接経費だけでも1兆7千億円、間接経費まで合わせると何と3兆6800億円だというのですから、この詐欺行為は絶対に許されるはずはありません。

主催者幹部連中に全個人財産を寄付させて償いをさせるとともに、今後、日本のスポーツ予算は10年間くらいゼロにして、この償いをさせるべきでしょう。報道では、新設された国立競技場にも今後維持費がかかっていくそうです。負のレガシーの1つですが、この維持費についても、五輪開催幹部の給与やスポーツ界からの徴収金で穴埋めしていくべきです。このように厳しく責任を取らせないと、毎度毎度同じようなことを利権にタカル連中はやるのです。日本の公共事業と同じで、政府・自治体主催の巨大イベントは全て無責任で巨額税金の浪費と見ておいていいのです。

(関連)東京五輪経費1.7兆円、組織委公表より国費2800億円増、検査員最終報告(朝日 2022.12.22)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15508946.html

(関連)五輪経費1.7兆円、組織委算定不十分、3000億円増、検査員報告(毎日 2022.12.22)
 https://mainichi.jp/articles/20221221/k00/00m/040/153000c

(関連)「膨張五輪」経費1.69兆円、組織委公表より2割増 検査院調査(日経 2022.12.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE146JN0U2A211C2000000/

(関連)国立競技場、国負担30億円にも、民営化後の年間維持管理(東京 2022.12.29他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222504

(上記のうち、12/22付毎日新聞の原本を見ますと、東京都、国、組織委の3者の経費負担が、段階的にどのように膨れ上がっていったがが、コンパクトにわかりやすく掲載されています。ご覧になってみてください。:田中一郎)


6.やはりやっていたか=2021年東京オリンピックは「悪の巣窟・蜘蛛の巣城」
 これから解明が進んでいきます。今の段階で断定するのは控えておきましょう。でも、たとえば日経新聞などを読むと次の3点が私には合点がいきません。法改正が必要だと思いますし、検察の追及の範囲が狭すぎると思います。また、フランスの検察当局の追及はその後どうなったのでしょう?

(1)「贈賄罪の法定刑は3年以下の懲役、または250万円以下の罰金」(他方、単純収賄罪,事前収賄罪,第三者供賄,事後収賄罪及びあっせん収賄罪の法定刑は5年以下の懲役,受託収賄罪は7年以下の懲役,加重収賄罪は1年以上(20年以下)の有期懲役)

 ⇒ 法定刑が軽すぎます。権力犯罪に対してもっと厳格に対応しなければ「やった方が得」になってしまう。特に罰金がひどく少額。不正なカネは全額国が没収した上で、目から火が出るくらいの罰金を取るべきでしょう。また、収賄罪の方は、量刑が厳しい受託収賄罪や加重収賄罪に問う場合の要件が厳しすぎるか、恣意的に検察が運用している可能性があります。

(2)AOKIルートで被告高橋治之は5100万円を受け取っているのに、起訴された金額は、贈賄罪の公訴時効3年の定めから2800万円にとどまっています。何故に権力犯罪の時効がかくも短いのでしょうか!? これじゃ、権力を握っている人間たちに、ズルや背任や贈収賄をやっていただいたら、しばらく隠しておいて、時効を待って逃げてください、と言っているようなものではないですか! 権力犯罪・権力者犯罪については、時効を一律10年とし(脱税など含む)、悪質なものについては時効ナシに変更すべきです。

(3)スポンサー選定については、組織委が森喜朗元総理に一任し、その森喜朗元総理が高橋治之に一任していたと報道されている。そしてその高橋治之が森喜朗元総理をAOKI会長他の贈賄側と会食させたりしているわけだから、高橋治之と森喜朗元総理はセットで起訴されるべきではないのか。しかし、検察捜査の実態は、森喜朗元総理をほとんどまともに調べていない。おかしいではないか? また、組織委はどのようなチェックをしていたのか? 森喜朗元総理に一任したら、後は丸投げをやっていたとしたら、業務上、背任・職務怠慢の責任を問われてもおかしくないはずだ。

(関連)(別添PDFファイル)AOKI元会長ら22日初公判 五輪汚職、便宜供与の実態焦点、起訴内容認める方針(日経 2022.12.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66976460Z11C22A2CT0000/

(関連)(別添PDFファイル)企業選定 森元首相から一任、高橋元理事 働きかけ「職務」、五輪汚職初公判(朝日 2022.12.23)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/93117b174de959d25390b8fb4be0fae8e89c8926

(関連)(別添PDFファイル)五輪談合、入札直前 調整重ねる、東京地検 割振り表入手(東京 2022.12.30他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222622

(関連)森喜朗氏「スポンサー決定、私に一任」地検に供述…高橋被告の「よからぬ噂」聞いた(読売新聞オンライン)
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20221222-OYT1T50248/

(関連)組織委元理事・高橋被告が保釈 保証金8千万円、勾留4カ月:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222171


7.TBS報道特集
(1)3兆円の五輪費用・実態を組織委元職員語る (20210710)|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210710_1_1.html

(2)五輪開会の陰で・・・弁当大量廃棄も (20210724)|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210724_1_1.html

(3)五輪検証第一弾 3兆円超の費用はなぜ? (20210918)|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210918_1.html

(4)五輪検証(3)高額物品費と“IF”の影響力 (20211225)|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20211225_1.html


8.その他若干の関連サイト

(1)(社説)五輪検査報告 全体像は不明のままだ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15512032.html?iref=pc_rensai_long_16_article
(2)「高橋案件」組織委逆らえず 五輪汚職で初公判- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67082000S2A221C2CT0000/
(3)<社説>五輪経費膨張 責任の所在明確化必要:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/780538/?rct=c_editorial
(4)五輪汚職「底なしの闇」捜査の行方は?JOCの札幌誘致にも冷めた国民の目 - ニュース3面鏡 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/315144?utm_source=wknd_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20221224
(5)五輪汚職巡りJOC竹田前会長に“ガサ入れ間近”情報! 特捜部は「慶応」「馬」ルートに熱視線|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/312408

(6)五輪談合疑惑で竹田JOC前会長が“再浮上” 特捜と公取「馬ルート」ロックオンで捜査再燃か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/314816
(7)五輪霧中 - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/252728
(8)公募前に落札業者決定か 五輪組織委、電通に企業名を事前通知 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221229/k00/00m/040/234000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20221230
(9)国立競技場、民営化に着手 修繕費、年間13億円も公費で(共同通信) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f92524193038fc75e573bd5753676862eebc108c
(10)国立競技場は赤字を年間14億円タレ流し…頼みのコンサート会場には不向きで収益化は絶望的|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316364

(11)赤字の五輪ボート競技場 東京都が約6億円かけ新施設 増す負担 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221226/k00/00m/040/224000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20221227
(12)白日の下に晒された「ダメ東京五輪」の実態…大会経費1.7兆円に膨張、茶碗5万杯の食材を連日廃棄していた!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/316300
(13)北海道2030年ビッグプロジェクト暗雲 新幹線延伸・増す建設費に工期遅れ 札幌五輪・「機運醸成活動」休止<こちら特報部>:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/221457?rct=Denshiban_PR
(14)連載「2030年オリパラ 札幌招致を問う」一覧:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/rensai/list.html?id=1467&iref=pc_leadlink&iref=pc_extlink&iref=pc_extlink
草々

2022年12月29日 (木)

3つのこと:(1)(メール転送)「日本学術会議」の政府政権による「御用化」を防ぎましょう、(2)物価上昇(インフレ)を抑える処方箋も出せない「リフレ派」の破綻、(3)危険なナショナリズム・愛国主義と(核)戦争準備を煽るNHK

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(必読新刊書)ルポ食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?-堤未果/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034417934&Action_id=121&Sza_id=A0

(コロナワクチンに続いて世界中で私たちの「食」に異常な危機が迫っています。フェイクミート(代替人工肉・細胞培養肉)、遺伝子組換え食品の復活、ステルス・ゲノム編集食品、合成生物食品、培養母乳、ワクチンレタス・・・・、まるでフランケンシュタイン飲食物が総出で運動会を開いているような「お化けの食品展」=ゲゲゲの似非「食」科学の実用化を巡る動きが詳しく解説されています。もちろん発祥の地はアメリカで、その下僕である日本はこの動きに盲従し、自らその実験台に上がろうとしています。2023年2月に科学ジャーナリストの天笠啓祐さんに解説をしていただく予定の下記が、その一例です。:田中一郎)

◆ゲゲゲの鬼太郎(昭和46年10月/1971年) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=NeYQOpMCt2k


2.(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-91cc66.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(関連)(別添PDFファイル)細胞培養肉の実用化が加速、本当に「クリーンミート」なの?(イントロ部分)(『週刊金曜日 2022.12.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0p2nr9dik-1FMJC?e=6fbnhH



3.キャンペーン
(1)【緊急署名】原発の運転期間の延長に反対
 https://bit.ly/3jCRv0t

(2)お知らせ【緊急Twitterキャンペーンを行います!〜#これが私のクリスマス_目の前に広がる大量廃棄〜】 · Change.org
 https://tinyurl.com/um56dx8t

(3)「戦争する国」に反対し、脱原発・共謀罪廃止を求める 要請書 (毎月署名できます)
 http://www.shukyosha9jonowa.org/news/youbou201706_n1.pdf

(4)『憲法改悪を許さない全国署名』が新しくなりました。署名へのご協力をお願いいたします。正義と平和協議会とりまとめの署名用紙はこちらからダウンロードできます
 https://www.jccjp.org/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/No-kaiken-syomei.pdf


4.イベント情報
(1)(チラシ)(1.14)東京外環道訴訟 提訴5周年集会(武蔵野芸能劇場 小ホール)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0ub29iQIIhOERnv?e=dxP2MK

(2)(チラシ)(1.27)辺野古の海を埋めるな! 「建白書」10年 日比谷野音集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0yszcpJOxXsJuMk?e=1YaVBM

(3)2023年 つなごう命の会 ZOOM 学習会開催!(通算第55回)やります!(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授) 
 https://www.facebook.com/events/677811627383798/


5.(別添PDFファイル)今の日本に「徴兵制」が絶対にないと言い切れないこれだけの理由…世界60カ国以上が採用(日刊ゲンダイ 2022.12.22)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316282

(有事立法、教育基本法改悪他の教育の帝国主義的再編、特定秘密保護法、共謀罪法、戦争法制定(集団的自衛権他)、日米軍事一体化、宇宙軍拡、南西諸島での戦争準備、大軍拡と対米隷属の徹底(米製兵器爆買、米=司令官(指示する人)・日本=兵隊(戦って死ぬ人)、自衛隊・防衛省の再編他)、軍産学情共同と軍事研究体制、国民監視体制の確立(「重要土地等調査規制法」や盗聴法やマイナンバー制度他)、国家総動員体制(「経済安全保障推進法」他)、自衛隊員の不足、の後に来るのは「徴兵制」と「スパイ防止法」(現代の治安維持法=反政府政権鎮圧絶滅法)、そして日本国憲法破壊です。ホンモノの政権交代はこれら全てを一括して廃止します。:田中一郎)

(関連)「敵基地攻撃能力」容認へ向けて動き出す泉健太立憲民主党=立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認しながら、何をやっとるのか? かつての社会大衆党が大政翼賛運動になだれ込んで行った二の舞か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-bd7980.html

(来春の統一地方選挙では立憲民主党候補を全員落選させてください。他の「世直し」政党へ投票してください。目的は泉健太立憲民主党現執行部を総退陣させ、ホンモノの「世直し」政権交代を目指す「政治勢力」=「市民と野党の共闘」を立て直すためです。)


6.岸田文雄政権=ガラクタの、ガラクタによる、ガラクタのための政治
 下記は、山のようにある「岸田文雄自公政権=反国民的ガラクタ」情報のほんの一角です。「末法の世」です。彼らと心中しますか?

(1)内田樹「政権延命をはかる『戦争カード』は失政から国民の目をそらす」〈AERA〉Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e647e56ea927c83c32dee8893469e41bde233c5f

(2)かつての「女性首相候補」も今は昔…高市早苗と稲田朋美。”ぼっち”ふたりの「寂しい年越し」(集英社オンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b255fb063280e8e03938f544cab9c00a9d361735

(3)岸田政権が増税に加え年金改悪 「国民生活を破壊しようとしている」と荻原博子氏(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4840d05fe7146e221a258da84597eaf0cc7a7a77

(4)旧統一教会「解散請求しないで」嘆願書署名たったの2万3486人…信者数60万人なのになぜ?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316417

(5)自民・世耕参院幹事長“二番煎じ”訪台に冷笑…やっぱり「台湾有事は安倍有事」浮き彫り|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/316420

(6)自民・萩生田氏の防衛費増額「国民に信を問う」発言に《あなたが議員辞職を》とブーメラン!|日刊ゲンダ
DIGITAL
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/211474

(7)ドキュメント 寺田総務大臣更迭 辞任ドミノ “岸田流”の顛末は - NHK政治マガジン
 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/92215.html

(8)早過ぎる退場、被災地がっかり 秋葉復興相更迭へ 「辞めるのは当然」「何したいか見えず」(河北新報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/44d311cb6692a6b6cabf162b3d48d09f5a5bbb08


◆日刊IWJガイド・非会員版2022.12.26号~No.3756号
 自民党の国場幸之助国防部会長(沖縄1区)が「中国との軍備不均衡こそリスク」と、中国相手に防衛力増強を主張! 軍事費がGDP比1.7%だとしても日本の6倍の国防予算となる中国と「均衡」するためには、日本の防衛関係費はGDP比5%以上必要!! 日中の国力差を理解できない「国防バカ」が国を滅ぼす典型!!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51693
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3つのことをお知らせいたします。

1.(メール転送です)学術会議法改悪を許さない取り組みをすすめましょう

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皆さま、12月28日、「学問と表現の自由を求める会」が声明「 日本学術会議の独立性を侵害する政府の法改正方針を直ちに撤回することを要望します」を出しました。(添付します。)

声明では「会員選考と活動の独立性は、世界のアカデミーの常識です。この原則を蹂躙し日本学術会議を政府の御用機関に改変することは、国民の幸福と人類社会の福祉、さらには日本の国益に反することになりかねません。」と訴えています。昨日の記者会見では呼びかけた方々から「民主主義の危機」「政府と距離を取る学術がなければ国民の生命が危うい」などの声が出たと報じられています。是非多くの方々に声明を広めてくださるようお願いします。

政府方針を次の国会で法制化させないために、大学・職場・地域でこの問題を広く訴えていきましょう。市民の中には「会員選考を透明なものにするために第三者委員会が関わる」ことは良いのではないかと思う方もいると思います。しかし学問の視点から選ぶべき会員を、政府や産業界が口を出すことが許されるのでしょうか。

また国の機関なのだから政府と問題意識を共有し政策提言するべきだと思う方もいるでしょう。しかし今、軍拡や原発新設を行なおうとする政府と問題意識を共有することが学術の役割でしょうか。そう考えると、今回の政府方針がいかに危険なものかがわかるでしょう。27日に梶田学術会議会長が市民に向けて出された「声明に関する説明」では上記の2点に関してこう書かれています。

「選考過程への第三者委員会の意見への尊重義務が想定されている以上、仮に第三者委員会の意見と異なる推薦名簿を本会議が決定した場合、そのことを理由にして任命権者が任命を拒否する道が開かれることになってしまいます。任命拒否が正統化され、繰り返されかねないことにたいへん強い危惧を抱いています。」

「方針では『政府等と問題意識や時間軸等を共有しつつ』ということが再三にわたって言及されています。しかし、学術には一国に限定されない普遍的な価値と真理の追求という独自の役割があり、これには一国単位の利害には左右されずに、知の探求を通じて人類全体に奉仕するという意味が含まれています。…政策決定にあたって学術は、政治や経済の観点からは抜け落ちかねない重要な知見を提供する可能性を有しています。…これらの知見は、必ずしも政府と問題意識を共有しないところからも得られるはずです。

さらに、中長期的な観点から物事を考える学術と、短期的な判断を常に迫られる政治的意思決定との間で、時間軸を共有できない場面が生じるのはむしろ当然です。したがって、日本学術会議の諸活動のすべてにわたって常に政府と「問題意識や 時間軸」を共有するとは限らず、学術の独自の役割に即した活動を展開する必要があります。

本会議では、学術の立場から、まだ顕在化していない問題も含めて中長期的視点で私たちの社会や人類、更には地球の将来のことに関する重要な課題を議論し、社会に問うことも極めて大切だと考えています。現実の直面する課題を解決するために検討を重ねる政府とは異なる「問題意識や時間軸」をもって課題を提 起し、社会に問うこともまた学術の役割です。」


日本学術会議総会の総意として採択された政府方針に対して再考を求める声明は下記でご覧ください。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186.pdf 

梶田会長による「声明に関する説明」は下記でご覧になれます。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186-setumei.pdf

2020年秋の任命拒否の時には1062の学協会を始め大学・法曹・市民団体あわせて1349団体が抗議声明を発しました。それを上回る大きな抗議の声をあげて、岸田政権に国会上程を断念させましょう。

軍学共同反対連絡会事務局(小寺隆幸)(拡散は大歓迎です)
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 <別添PDFファイル>
(1)声明「日本学術会議の独立性を侵害する政府の法改正方針を直ちに撤回することを要望します」(2022.12.27)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg01eHpraaZ-rum26?e=VEC182

(2)学術会議を根幹から変質させる政府「方針」「法案」との闘いを!(学術会議会員の任命拒否理由の情報公開を求める弁護団 2022.12.25)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg074jhH0DtUrKWaJ?e=ojVX4E

(3)内閣府『日本学術会議の在り方についての方針』に関する懸念事項(日本学術会議会長 梶田隆章 2022.12.27)
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186-setumei.pdf


(関連)梶田隆章(東京大宇宙線研究所長)「ヘタレ牛」会長率いる「日本処世術会議」(日本学術会議)が、政府下請けの御用代弁審議会になるか、それとも学問・研究の自由と自治を守り抜き、未来へ向けてアカデミズムを再建できるか、今まさに分岐点- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-e5e95b.html

(関連)(メール転送他)(人事に介入し完璧な御用化を画策する)岸田文雄政権・政府の方針再考を求める「日本処世術会議」(日本学術会議)の声明=ようやく尻に火が付いたか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-eb949b.html


 <関連サイト>
(1)(社説)学術会議改革 短兵急は根幹揺るがす:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/4skbar2h
(2)<社説>学術会議と政府 独立性を保持してこそ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/222280
(3)学術会議、国の改革案に「強い危惧」 国民向けに説明文書:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQDW7K4DQDWULBH00P.html
(4)池内了さん講演会「タガが外れた日本の軍拡路線ー軍事研究への動員の加速化ー」(2022年12月21日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=3j19wSt7_oU


2.(他のMLでの議論です)食品値上げの波、来年は速く高く 2年で「負担13万円増」の衝撃:朝日新聞デジタル
 https://bit.ly/3vnOfIT

<田中一郎コメント>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「インフレは容易に退治できる」とか「円安は巨額の外貨準備があるから心配いらない」などと、経済のインフレ化に対する甘い見方をして「一過性巨額現金バラマキ」の放漫財政を推奨してきたリフレ派(左派を含む)、その大黒柱の「インフレターゲット」はとうの昔に突破しているが、どうなっとるのか? インフレだか、物価上昇なのか、どっちでもいいけれど、早くこれを抑える処方箋を出したらどうか!

インフレになったら物価上昇に賃金が追い付かないから、インフレターゲットなどナンセンス、物価は常に±ゼロの安定推移がベストだと申し上げていたことも耳に入らず、また、マネーサプライは中央銀行では直接に調整できないという政策技術的なことも知らずに、黒田バズーガなどの異次元緩和を「やれやれ、もっとやれ」などと言っていた、実体経済を知らない経済学者どもはどこへ行ったのか? この数カ月、忍法「霧隠れ才蔵」を決め込んで、日本国中からいなくなったようだ。経済学者などという連中は、これまでも常に「不都合な現実」が現れると消えてなくなる一種の亡霊のようなものだ。信じる者こそ裏切られる。

アベスガキシダと、放漫財政が続き、財政余力がどんどん浪費されている。他方で、歪み切った日本の不公正・不公平税制は改正される様子は皆無だ。日本に経済力がまだ少しでもあるうちに、まともな政権交代をして、財政政策を軸にして日本経済の抜本的な転換をしないと、まもなく悲惨な未来がやってくる。ドアホどもと心中するわけにはいかない。

 <日本経済を襲う可能性が高い3つの危機>
(1)原発・核燃料サイクル施設の再びの過酷事故(老朽原発が特に超危険)
(2)台湾・朝鮮半島での戦争(アメリカの手下として参戦し、今のウクライナ国土のようになる)(食料や化石燃料の輸入ストップの可能性もあり)
(3)際限のない円安と超インフレ(上記(1)、または(2)と併発するかもしれない)

 日本の有権者・国民は政治をまじめに真剣に考えないで、老朽原発運転期間延長は賛成(「人工排出CO2による地球温暖化」を防ぐ為)とか、「軍拡武装強化賛成・軍事予算大幅増賛成」などと思っているのが少なくない様子。では、そうした結果、台湾や朝鮮半島で戦争が起き、食料が日本に入ってこなくなるか、際限のない円安で食料が買えなくなり、あるいは戦争で原発にミサイルを撃ち込まれて原発・核燃料サイクル施設が破壊され、環境が放射能だらけになった挙句、放射能まみれの芋でも、毎日食べて暮らすということでいいですか、ということだけれど、わかってるのかな?(*) 他方では、戦争のリアリティを喪失した政府政権とマスごみが、戦争準備を煽り始めている(下記の記事を参照)。この国は完璧に頭がイカレた国になりつつある。

◆普及率0.02%…「核シェルター」整備は進むのか 高まる関心 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221227/k00/00m/010/265000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20221228

◆「絞り込みよりスピード優先」Jアラート、より広域の荒業に - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221227/k00/00m/010/290000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20221229

(注)日本の食料自給率は37%、食料や家畜飼料が戦争などで輸入できなくなると、日本列島はたちまち飢餓地獄と化す。さしあたり国民の不足する生存のためのカロリーを確保するには、日本全国あちこちにつくられたゴルフ場に芋を植えて、それを食料にする、というプランがまことしやかにささやかれている。戦後の日本は主食のコメを粗末にし、アメリカに隷属しながら(食べ物についても)、農業や生産者・農家を踏みつけにしてきた歴史を繰り返してきた。自分たちの食べるものをきちんと自力で確保もできない状態を放置して、何が「武装自衛力拡充」なのか!? 何が「敵基地攻撃能力」具備なのか!? リアリティを喪失した幼稚な「戦争ごっこ」は、もういい加減にしろ!
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(関連)際限なき円安へ向かうリスクの高まりと「強い日本経済」の消滅(いつまでも あると思うな 親と円高):有権者・国民の政治(家)選択の誤り・失敗と「市場原理主義アホダラ教」(アホノミクスがその典型)が招いた必然的結果としての円安・物価高・生活苦- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-05b0bc.html

(関連)税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-e1fc56.html


3.危険なナショナリズム・愛国主義と(核)戦争準備を煽るNHK(にほんハッタリきょうかい)

(1)「戦場の女たち」 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK
 https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/R3GXY9WQV5/

(関連)20221219「戦場の女たち」映像の世紀バタフライエフェクト - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8gkm99

 <田中一郎コメント>
 ナチスドイツ・ヒトラーと握手を交わす女性兵士パイロット、スターリンとそのとり巻き将軍たちの賛美に囲まれて笑顔を見せる女性兵士スナイパー、ノルマンジー上陸作戦を成功させるべくナチスドイツ支配下のフランスに侵入してドイツ軍の兵站線の破壊工作をする女性工作員たち、彼女たちは戦争中こそ「英雄」のような扱いを受け華々しい状況にあったかもしれないが、戦争で戦死・事故死した者もいるし、生き残っていても戦後は戦争中との落差が大きい中で必ずしも幸せとは言えない人生を送っていたのではないか。

このNHK(にほんハッタリきょうかい)が編集・製作した「映像の世紀」放送番組は、本来ならばそうした悲劇とも言える境遇を余儀なくされた女たちの生きざまを、冷静に、真摯に、同情の気持ちを持ち、悲しみや辛さを少しでも共有し、そして戦争時代の反省へと結びつけるような形で描かれるべきだったように思う。しかし、私がこの放送を見た時に感じたことは、過去の不幸な女性たちをダシにして、前近代的で危険なナショナリズム・愛国主義を煽っているのではないかという印象だった。その典型は、ウクライナ戦争を戦う女性兵士たちである。もしそうだとしたら、許しがたい話である。

唯一の救いは、番組の中で出てきた、500人以上の従軍女性にインタビューし第二次世界大戦の真実を明らかにしたと言われる、ノーベル文学賞作家=スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ氏の映像だった。彼女の主著の表題の通り「戦争は女の顔をしていない」のであり、人が生身で感じ取る戦争という人間の愚劣なる営みは、男と女とでは全く違うのだという。多分そうだろう。男はここでも、その戦争感受性において、劣等動物ではないかと推測する。

(関連)戦争は女の顔をしていない - 岩波書店
 https://www.iwanami.co.jp/book/b256544.html


(2)混迷の世紀 「第5回 核兵器 “恐怖の均衡”が崩れるとき」 - NHKスペシャル - NHK
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/92YZ3NZ43M/
(再放送)https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/schedule/

 <田中一郎コメント>
 再放送は12/30(金)午後1時だそうです。お見逃しなく。

 プーチン・ロシアや中共中国を、核兵器開発を(ロシアの場合は条約に違反して)押し進める「悪の帝国」扱いとし、アメリカはそれに対抗して防衛戦力や核抑止力を(技術的・政治的に)磨き、両大国の勝手気ままなふるまいを許さず世界の安全保障をより高める「善玉国家」として描かれている。そしてこの日本は、その「善玉国家」=アメリカと協力・一体化して、極東における戦争の危機を乗り切るため、中共中国や北朝鮮、あるいはロシアを仮想敵国とする防衛軍事態勢を整えているのだという強いサインを送る番組内容になっていた。

しかし、現実の世界はそんなにアメリカや日本に都合よく単純ではない。ひょっとすると、ものごとの実態は、この番組とは真逆なのかもしれない(例:ノーベル平和賞という空しい賞をもらったオバマ米大統領の「核なき世界」=アメリカの安全保障を強化する限りでの核兵器削減・廃棄であり、相手国が核兵器開発をやめない限り核兵器抑止力は維持・強化する、というもの)。

1986年のレーガン・ゴルバチョフによるレイキャビク(アイスランド)会談以降、私たちの親の世代の政治家たちが推し進めた米ソ核軍縮と冷戦の終結、それは戦略核削減条約(新START)や中距離ミサイル全廃条約(INF条約)として結実し、世界の核兵器は大きく減少し、核戦争の恐怖は少しばかり緩和された。しかし、その後は、インドとパキスタン、イスラエルと北朝鮮など、核兵器不拡散政策が有効に機能しないままに核保有国が増え、更に、制限・禁止条約の対象外だった小型戦術核兵器の高度化開発が進み、今日では、実際の戦争に核兵器(小型戦術核)が使われる可能性が高まっているという。

核兵器は「相互確証破壊(MAD)」と言われ、一発でも使われれば、戦争当事者双方だけでなく、その同盟国や友好国も含め、地球上のほとんどの国が核兵器の相互応酬で破滅する、だから核兵器は使われることはなく、第三次世界大戦=核戦争は起きない、とされてきた。しかし、今日に至って、それが怪しくなってきているのだ。ウクライナ戦争でも核兵器使用がうわさされ、また、台湾や朝鮮半島でも戦術核の使用可能性は否定されていない。

(関連)相互確証破壊 - Wikipedia
 https://tinyurl.com/6cr7fpb6

そんな中、この番組は何を伝えたかったのだろうか? 兼原信克(元国家安全保障局次長)のような故安倍晋三のコセガレみたいな人物のインタビューまでくっつけて、要は核戦争リスク高まる極東の国・日本は、近未来の戦争(核戦争を含む)に備えて、万全の戦時体制国家・戦争準備国家にしておくべきだ、とでも言いたいのだろうか?

(関連)兼原信克 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%BC%E5%8E%9F%E4%BF%A1%E5%85%8B

この番組には、核兵器禁止条約を巡る詳細な動きや、日本を含む戦争反対・反核兵器の市民運動・社会運動については、ほとんど何も伝えていない。また、ウクライナ戦争に反対をしている国々や、コスタリカなどの平和を求める国々についても、何のレポートもしていません。まるで軍事オタクのように、最新兵器を公開されている限りで番組に紹介し、特にロシアや中共中国の兵器開発はこんなな状態なんだから、我々日本国としても、それ相応の対応や準備は必要だと、半ば視聴者・国民に対する「戦争恐喝(強要)」番組のようにも見える内容だった。

公共放送NHK(にほんハッタリきょうかい)が純粋なNHKになるには、まだまだ時間がかかりそうです。今回、NHK会長に前川喜平さんが多くの市民に推薦されていましたが、前川喜平さんのような方が常にNHKの会長となり、経営委員となり、NHK幹部となり、NHKの放送現場を担うスタッフとなる時が一刻も早く来るように、私たち視聴者もしっかりと声を上げていきましょう。

(関連)【資料】 レイキャビク米ソ首脳会談から30年 潘基文国連事務総長とゴルバチョフ元書記長の現地講演(抜粋訳) - 特定非営利活動法人 ピースデポ
 http://www.peacedepot.org/nmtr/508-06/

(関連)頭をよぎる「第三次世界大戦」の悪夢 (ポーランドへの)ミサイル着弾で世界に緊張 - 毎日新聞、他のTVニュースがウクライナミサイル説を報道する中、NHKだけがロシア攻撃説を放送、本日のIWJが詳細を報じています- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-edd884.html
草々

2022年12月28日 (水)

(興味津々)(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」:年末まで毎日サイト更新して続けていくそうです=「呆談」」の前に「阿」を付けるかどうかは皆さまのご判断です

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.30)オルタナティブな日本をめざして(第81回):「リニア新幹線は実現可能か?」(樫田秀樹さん:新ちょぼゼミ)(2023年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-afc833.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(関連)「リニアは存亡の危機にある」川勝静岡県知事が“不要論”展開 水資源、膨大な電力消費…問題解決できない国の動きを問題視(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e576be5cf1252b9d46451f89fa54d1695aef72a0

(はっきりしない川勝平太静岡県知事の態度が混乱を招く。リニア新幹線に対して何故、はっきりと「NO!」が言えないのか? 余計なことは言わなくていい)


2.キャンペーン · 「女性はいくらでもうそをつけますから」自民党・杉田水脈衆議院議員の性暴力被害者への発言撤回、謝罪、辞職を求めます。 · Change.org
 https://bit.ly/3VtpVQc

(関連)ついに交代…杉田水脈氏はなぜ抜てきされた- 透ける首相の慢心 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221227/k00/00m/010/003000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20221227

(関連)杉田水脈政務官“更迭”もダメージなし?「まだまだ頑張ります」のKYツイートに批判殺到|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316568


3.有権者の皆さま、いい加減にガラクタ政治家・政党を選挙で選ぶのをやめないと国が滅びますよ
 杉田水脈(自民党比例区)だけではありません。下記はガラクタ政治家のごく一部を陳列するものです。特に安倍晋三(故人)、細田博之衆議院議長、萩生田光一自民党政調会長、山際大志郎前経済再生担当相の4人は、統一教会とのかかわりを徹底調査する必要があり、その実態によっては議員辞職してもらわないといけないハズです。こういう連中が統一教会のような組織をのさばらせ、多くの不幸をもたらしているのです。統一教会のいったいどこが「愛国」(日本を愛する)なのでしょう? 日本の信者を自分たちの金づるにして利用する統一教会、それと一体となって選挙活動をする「ご都合主義」、中には「協定書」にサインまでしていた自民党議員もいるというから驚きです=こういう連中のことをガラクタ似非右翼というのです。

◆旧統一教会側、自民議員に「政策協定」 選挙支援見返りに署名求める [自民]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQBM74NDQBMUTFK020.html
 https://news.yahoo.co.jp/articles/138d20a1e0d46c288da0a44b6a26ae9a0cc0b848

(1)原発政策は「政治の責任で」萩生田政調会長に「どの口が言う」反発の声が噴出 - Asagei Biz-アサ芸ビズ
 https://asagei.biz/excerpt/53046

(2)自民党・細田博之衆議院議長 旧統一教会との「ズブズブ写真」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5eeca6f31a2c498b1a694bebb46e4e9900b28190

(3)秋葉復興相が辞表提出、事実上の更迭 岸田政権で閣僚4人目 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221227/k00/00m/010/041000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20221227

(4)河野太郎デジタル相なんでもかんでも…マイナカードの“キメラ化”でますます膨らむリスク|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316527

(5)質問なるほドリ:国会に来ないガーシー議員(NHK党)、処分は? ドバイで政治活動主張 懲罰委で議論の可能性=回答・安部志帆子 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221227/ddm/003/070/077000c

◆首相の統率力にほころびも…内閣改造せず「対症療法」 秋葉氏更迭へ - 毎日新聞
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-41736.html
(岸田文雄=アベスガよりもひどいようです。早くやめていただきましょう。まともなのはおらんのか!? 国会提出法案は全て廃案へ)

◆岸田総理の長男、翔太郎秘書官からフジテレビ女性記者への極秘情報ダダ漏れ疑惑で、官邸が翔太郎氏に厳重注意!? 支持率ダダ下がりの岸田総理はやっと杉田水脈総務政務官と秋葉賢也復興担当大臣を更迭するも、松野官房長官は「適材適所」だったと強弁!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51698


4.選挙で政治家を選ぶときは、例えばこういう人を選んでください
 杉並区長・岸本聡子氏が取り組む“新しい政治”のカタチ「住民が行政、街づくりにかかわり続ける」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316322
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(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」というおもしろいサイトを見つけました。だいぶ前に『週刊ダイヤモンド』で連載していましたが、その後もずっと続いていたようです。今回も年末まで毎日サイト更新して続けていくそうです。この「呆談」」の前に「阿」を付けるかどうかは皆さまのご判断です。

田中康夫氏の場合は、(自分自身で言っているようですが)2016年の参院選に「維新」から出馬していた(東京選挙区)という「黒歴史」を引きずっています。この前の2021年横浜市長選挙の出馬記者会見でジャーナリストの横田一氏から質問されて少し答えていますが、答えになっていません。私はそれまで田中康夫氏をかっていて(特に長野県知事時代や「脱ダム宣言」など)、当時の参院選東京選挙区には田中康夫氏が無所属で立候補してくれればボランティアで応援しようかなとも思っていました。しかし、維新からの立候補を見て愕然とし、この人はこれで終わったかな、と思った次第です。他人様を「呆談」でおもしろおかしく徹底批判するのは結構だけれど、自分のしでかした不都合なこと(大失敗)についてもきちんと説明ないしは反省をしないと信用されません。くれぐれも肝に銘じていただきたい。(昔のことだからといっても忘れてはいませんよ)

(関連)選挙区 東京|2016参院選 - 参議院選挙 - 選挙アーカイブス - NHK選挙WEB
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/archives/sangiin/2016/#!skh_1300

(関連)2021年横浜市長選:開票結果 - カナロコ by 神奈川新聞
 https://www.kanaloco.jp/electiondata/article-641376

◆田中康夫氏が反IRを掲げて横浜市長選に出馬表明会見!「市長選は反IRの住民投票」と住民投票を否定し、旧市庁舎の格安売却問題で横浜市のコンプライアンス担当者を批判!〜7.8横浜市長選 田中康夫氏 出馬表明会見 - IWJ Independent Web
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494138

(一部抜粋)
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(中略)また、フリーランスの横田一氏が「以前(2016年)の参院選にカジノ推進の維新から出馬されたが、その経緯をおうかがいしたい」と質問すると、田中氏は「カジノについては、以前から私はそうした(反対の)認識に立っている」と述べた上で、次のように答えた。

「維新ということに関してですけれども、それは私の『黒歴史』ですね。その後、住民自治を破壊する不幸せな都構想と、2度目の住民投票を行い、とある学者のデータ監修を受けてポビドンヨード、すなわちイソジンこそ新型コロナウイルスの特効薬だとフリップを片手にドヤ顔会見をされたり、(維新の吉村大阪知事のこと)ますます黒歴史を積み重ねてらっしゃるんだろうと思います。

ちなみに確か、1度目の都構想の住民投票で敗北した時に、維新の党代表であられた方は、横浜選出の国会議員であられる江田憲司さんだったと記憶しております。

ですからイソジンの会もとい維新の会は、なかなか侮れないものだろうと思いますので、私としては早めに解脱をすることができてよかったかなと、今思っております」。
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2-2.維新と橋下徹をどう考えたらいいのか…実は「維新」出身のボクが明かそう(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第2回(中) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/97819

(現横浜市長の山中竹春が「呆談」の中で厳しく批判されていますが、この人物は立憲民主党を隠れ蓑にしている実態は維新の江田憲司が連れてきたと言われていて、最初からマユツバ人物でした(さすがに「吉村洋文(現大阪府知事)の悪名高いイソジン会見(ポピドン・ヨードによるうがいの効果を過大に宣伝した)のデータの出所としてクレジットされてたのが、横浜市立大学教授で「データ・サイエンスの専門家」ってふれこみの山中竹春」(浅田彰氏)というのは知らなかった)。今日のハチャメチャ市政は十分に予想されたことです。しかし、この時の横浜市長選は、来たる衆議院選・参議院選の前哨戦とも言われ、何よりも菅義偉(当時総理大臣)のひざ元で、菅義偉の代理人ともみなされていた小此木八郎が勝利するかどうかが最大の注目点でした。カジノの是非をめぐって争われた選挙でしたが、自民党というよりは菅義偉政権にとっては、別の争点があったのです。問題の山中竹春ですが、この次の選挙で落とせばいい。:田中一郎)

(関連)大阪府・吉村知事“うがい薬研究”こっそり終了…「コロナに効く」ドヤ顔発言やはり嘘だった|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/316460


(参考)民進党・山尾志桜里議員が横浜市長選で自公推薦の林文子候補を応援したことに批判殺到!林氏は以前に民主推薦から自公民推薦へ │ ゆるねとにゅーす
 https://yuruneto.com/yamao-hayasi/

(2021年よりも1つ前の横浜市長選挙、当時はこういうオバカもいましたね。山尾志桜里、国会を小中学校のホームルームと間違えて、日本国憲法いじりの議論をさせろと民進党内で騒ぎに騒いで(小林よしのりの「ゴー宣道場」にまで乗り込んでいた)ついに脱党、最初は国民民主党にヤドカリをしていたけれど、それも長続きせずに国会議員をやめてしまいました。まったくもって「現代の女・森の石松」みたいな人物です。昨今は統一教会問題で「別の名前」でカンバックしたようですが、さて、いかがなものでしょう? 少なくとも政治の世界には戻らないでいただきたい。:田中一郎)


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◆浅田彰氏との「憂国呆談」 - 田中康夫 公式サイト
 https://tanakayasuo.me/archives/category/sotokoto

(関連)私は 守るべき人を間違えない。 - 田中康夫 公式サイト
 https://tanakayasuo.me/


1-1.ゼレンスキーへの危うい「熱狂」と、リベラル言論人の衰退を問う(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第1回【Part1】 - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/94281

1-2.日本メディアが伝えない米国「保守派」の憂慮、ウクライナ問題の本質(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第1回【Part2】 - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/95133

1-3.「核シェアリング」妄想に異議あり プーチンを反面教師にすべき習近平(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第1回【Part3】 - 現代ビジネス - 講談社(1-5)
 https://gendai.media/articles/-/95208


2-1.安倍元首相「暗殺」と参院選の結果でわかったこと《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第2回(前) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/97818

2-2.維新と橋下徹をどう考えたらいいのか…実は「維新」出身のボクが明かそう(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第2回(中) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/97819

2-3.「左翼と距離をとらないとバカ」は時代遅れ《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰)第2回(後) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/97820


3-1.安倍晋三の国葬に異議あり 「反日邪教」を持ち上げた偽りの「保守」(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第3回【Part1】 - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/99087

3-2.ペロシ訪台騒動の余波、そして11月中間選挙の後に何が?《田中康夫・浅田彰》(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第3回【Part2】 - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/99088

3-3.ウクライナを持ち上げる米国「銃乱射」「陰謀論」の行き着く先(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第3回【Part3】 - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/99123

3-4.韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を「お祝い」できなかった岸田文雄の限界(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第3回【Part4】 - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/99124


4-1.安倍晋三とエリザベス女王の「国葬」を改めて総括してみよう(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第4回(前) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
https://gendai.media/articles/-/101670?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

4-2.深刻化する円安、黒田日銀総裁は3期やって落とし前をつけろ《田中康夫・浅田彰》(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第4回(中) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
https://gendai.media/articles/-/101671?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

4-3.習近平はどうなってしまったのか? 独裁者が暴走する世界で、日本がいまできること(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第4回(後) - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
https://gendai.media/articles/-/101672?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related


5-1.安倍追悼演説で野田がダメダメだった理由を、改めて明かそう《田中康夫・浅田彰》(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第5回 Part1 - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/102942

5-2.なぜ日本の税制がダメなのか、「中抜き」を廃した公正な改革を考えてみた(田中康夫×浅田 彰)「憂国呆談」第5回 Part2 - 現代ビジネス - 講談社(1-3)
 https://gendai.media/articles/-/102941


6-1.【年末回顧】中間選挙の敗北後、「トランプ」の予備選挙勝利は本当にあるのか…田中康夫・浅田彰が2022年の国際情勢を一挙に総括!《憂国呆談 第6回 Part1》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/103966

6-2.「厭戦的な共和党」と「好戦的な民主党」のあいだで揺れ動くアメリカは、事実上の内戦なのか《憂国呆談 第6回 Part2》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/104017

6-3.「弾頭」のついていないミサイルで国民に脅威を煽っているのは、北朝鮮ではなく日本政府だ!《憂国呆談 第6回 Part3》(田中康夫×浅田 彰) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.media/articles/-/104090


(以下、12/31まで連載が続くそうです。上記でご紹介した下記サイトをご覧ください)
 https://tanakayasuo.me/archives/category/sotokoto
 https://tanakayasuo.me/
草々

 

2022年12月25日 (日)

(必読新刊書)JAL裁判 日航123便墜落事件-青山透子/著:何故ボイスレコーダーは公開されないのか!? 日航ジャンボ123便は「墜落」ではなく(陸自の練習用ミサイルによる)「撃墜」だったという疑いが濃厚

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)(新聞広告)排出削減にならない技術にではなく、再生エネ・省エネに投資を向けよう(気候ネットワーク 東京2022.12.24)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0kvXQIEF9tlX3h2?e=jeqJWK
 https://www.kikonet.org/info/press-release/2022-12-23/JBC-newspaper-ad

(関連)(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html

(関連)(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-191d6c.html

 <田中一郎コメント>
 簡単にこの新聞広告を批判しておきます。かつて私は「気候ネットワーク」の熱い支持者でしたが、今ではそうでもなくなっています。いろいろな情報に接するにつれて、この団体のご都合主義的な態度が見えてきたからです。みなさまも批判的な観点から、こうした「人工排出のCO2による地球温暖化論」をご覧になり、複眼的・相対的に事態を認識していく態度を鍛えていただければと思います。○○先生が言っているから、とか、たくさんの人がそう言っているから、といって、その言われていることをきちんと考えずに丸呑みするのは危険です。21世紀の科学は支配権力や巨大資本に包摂されており、既に御用学となっていることをお忘れなく。

(1)アンモニア発電やCO2地下貯留などという見込みのない(高コストで削減効果低い)の技術開発に多額の予算を投じるのではなく、再生エネや省エネの抜本的な普及拡大に投資してください、というのはその通りです。

(2)しかし、それならば、今の電力システムは再生エネ電源を大きく増やすような仕組みになっていないことをキチンと言わなければいけないし(どうすればいいのかも含めて=こちらの方が先です)、電力以外のさまざまな分野でのCO2排出=つまりはエネルギーや化石資源の使われ方に言及しなければいけないハズ。資源やエネルギーの供給構造だけでなく、消費構造にもメスを入れ、大きな経済社会構造改革に結び付けなければいけないのではありませんか?

(3)石炭火力発電所を目の敵にしているようですが、これを2030年までに全廃するようなことをした場合、その代替電源や電力消費のあり方はどうするのか、きちんと説明しないのは無責任です。再生エネ電源を拡大する仕組みができていない(財政資金だけの話ではありません)中で、省エネ以外の電力消費を少なくしていく仕組みは見向きもされない中で、かようなことをすれば、原発が大々的に推進されていくことにつながるのは目に見えています(例:最悪なのは電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の大普及)。

(4)そして、その肝心要の原発については全く言及がありません。避けて通ることをご都合主義と言うのです。

(5)広瀬隆氏によれば「人工排出のCO2による地球温暖化論」はデマだといいます。それだけではありません。広瀬隆氏は「気候ネットワーク」のメンバーの平田仁子氏に、このCO2と地球温暖化論についての公開討論会を何度も提案しているのに(私もしましたネ)、逃げ回っているというではありませんか。何故、そういうことをするのですか?

 詳細は上記でご紹介した私の「新ちょぼゼミ」報告をご覧ください。具体的にご説明している最中です。次回は1/30です。

◆(予約優先)(チラシ)(1.30)電力自由化と電力システム改革(その5):未来へ向けたあるべき電力システム改革の具体像(田中一郎 ちょぼゼミ:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0IxWhX5v7mmL2cc?e=7Hwwqs


2.人新世の「資本論」-斎藤幸平/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034111188&Action_id=121&Sza_id=B0

<田中一郎コメント>
 斎藤幸平氏(大阪市立大学から東京大学准教授に移籍)もまた、平田仁子氏(気候ネットワーク)と同じく、広瀬隆氏からの「公開討論会」の提案に応じることなく逃げ回っているそうです(私も提案しましたネ)。何故そういう態度なのでしょうか? 正しいことを主張しているのなら、そういう機会こそ、持論を説得的に披露できる願ってもないチャンスでしょうに。また、このベストセラーとなった本には原発についての言及が皆無です。「人工排出のCO2による地球温暖化」を論じるのに原発に言及しな=避けて通るのは全くのピンボケであり、ご都合主義であり、ご都合主義に真実は宿らないのです(結果として原発推進に寄与することになる)。原発とは現代社会の全ての邪悪を凝縮したような「最悪の経済的社会的存在」でもあり、これに目を背けてマルクスを論じてみても、読む方・聞く方は空しい限りです。私が常々申し上げているように、原発にきちんとした態度を取れない人間は皆ニセモノです。年齢も若いうちから処世術にたけるような学者に未来はありません。態度を改めていただきたい。


3.(チラシ)(1.5)危機に迫る私たちの生活と軍事問題:ゲノム問題検討会議(リアル&ZOOM)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0Yl2JUkHpKrDMr-?e=rM0ITD

4.キャンペーン · 「狭山事件」万年筆の鑑定と11人の鑑定人尋問を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/4uzmm2ny

5.これはなんなんだ.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1GcaLdULy4INIOkAEUxJ2CproxpJ0txEH/view

6.(別添PDFファイル)敵基地攻撃能力に石垣市議会「異論」、近隣国への刺激警戒、長射程ミサイル「到底容認できない」(東京 2022.12.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/221573

(関連)異例の「反撃能力」批判 石垣市議会中立、野党と同調(八重山日報)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dfddf18fc524e1944f5721b58c8f7f8cd1e399bf

(遅い! 既成事実がどんどん積みあがっていて、今となっては止めるのが非常に困難になっている。辺野古の基地についてもそうでした。仲井真弘多を何度も何度も知事にするから工事が既成事実と化していき、今では止めるのが非常に困難になっています。それでもしないよりはした方がいい。このままでは石垣島を含む南西諸島・先島諸島は核兵器を含む戦場となる可能性大です。ウクライナの国土が今、どうなっているか、ご覧になれば一目瞭然です。抑止力=そんなものアテにできませんヨ。離島は武器で武装してハリネズミになるよりも、武器を持たず平和な島で軍事的に意味のない状態の方が安全です。武器を持てば攻撃のターゲットになるだけです。この決議に賛成をしなかったという自民党系の市議会議員どもは次回の選挙で全員落選させなければいけない。そうしないと沖縄は、また再びヤマトンチューの捨て駒にされてしまいます。:田中一郎)
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昨日の日刊ゲンダイに森永卓郎氏の新刊書紹介の記事を見つけ、史上最大の犠牲者を出した日航ジャンボ機123便の御巣鷹山への墜落事故(撃墜事件)について、新しい本が出たことを知りました。必読だと思われますのでみなさまにご紹介いたします。

日航ジャンボ機123便は、大阪空港での「尻もち事故」の事後フォローが悪く、整備不良のままフライトして事故にあったことになっていますが、その「できすぎたシナリオ」に強く疑問を持った青山透子氏(元日航国際線客室乗務員)が、徹底して調べ上げた結果、浮かび上がってきたのが、陸上自衛隊の練習用ミサイルにより日航ジャンボ機は撃墜された、という濃厚な疑いでした。当時の事実を知る関係者たちは、中曽根康弘総理大臣をはじめ、一致結束して口封じとだんまりを決め込み、被害者遺族をはじめ、事故に結果的に巻き込まれた人々も沈黙を余儀なくされてきています。(客室乗務員だった著者の青山透子氏には、無念な死を余儀なくされた同僚や被害者の方々への、強い思いがあったことが推測されます)

そもそもマスゴミがこの問題をきちんと取り上げず、史上最悪の航空機事故がきちんと実態解明されないまま今日に至っているのです。「ボイスレコーダーが公開されない」ということは森永卓郎氏の記事を見て初めて知りました。また、事故(事件)の被害者からは裁判が提訴されていたことも初めて知りました。関係情報を若干ご紹介するとともに、既に何冊かが出版されている青山透子氏の著作を、今回の物も含めて皆様にご一読をお勧めいたします。

何故、日航ジャンボ機123便のボイスレコーダーは全部公開されないのでしょうか? 都合が悪いことがあるに違いありません。その不都合とは、この事故が事故ではなく事件であり、航空機の整備不良による墜落事故ではなく、陸自ミサイルによる撃墜事件だったことを疑わせるに十分な状況証拠と言えるでしょう。隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ、みな隠せ、それが文字通り実践されているのが、この事件ということです。


◆(必読新刊書)JAL裁判 日航123便墜落事件-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034412605&Action_id=121&Sza_id=A0

◆(必読既刊書)日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034092037&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)青山透子|プロフィール|HMV&BOOKS online
https://www.hmv.co.jp/artist_%E9%9D%92%E5%B1%B1%E9%80%8F%E5%AD%90_200000000749473/biography/

(関連)(別添PDFファイル)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』川出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0eFF2p-Pz7Ucxct?e=Uerr8j


◆(別添PDFファイル)週末おススメ本『日航123便墜落事件 JAL裁判』:絶対にボイスレコーダーを開示しない理由(森永卓郎 日刊ゲンダイ 2022.12.26)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0hCtyN3_sTSoad8?e=QCKjfm

(関連)(水島朝穂)直言(2019年7月22日)34年間隠蔽されている「日航123便事件」、法廷へ――早大法学部シンポジウム
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2019/0722.html

(関連)ボイスレコーダー音声「オールエンジン」の怪|NetIB-News
(植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介)
 https://www.data-max.co.jp/article/27361

◆JAL123便 飛行経路と機内通信 - YouTube(上記サイトの一部)
 https://www.youtube.com/watch?v=-y34j70MrxY

(関連)植草一秀氏123便墜落事件に斬り込んだ。「ボイスレコーダー音声「オールエンジン」の怪、「オレンジエア」調べ始めた。驚くべき事実(終り)」。阿修羅コメント追加:自衛隊演習用ミサイルや標的はオレンジ色の塗装。これを業界用語で「オレンジエア」。-孫崎享のつ
 https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar1722514

(関連)【日本航空123便墜落事故】ボイスレコーダー記録前の出来事 Part4 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-l_SXTBgiLM&list=PLHoSvI8UaFzG5m2uJzThUqBvO4Vt-_pZk&index=2


◆日航機事故遺族の飛行・音声データ開示請求を棄却 東京地裁 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221013/k00/00m/040/011000c

「訴訟の判決で、東京地裁は13日、請求を棄却した。加本牧子裁判長は「遺族にはデータ開示を求める権利があるとする主張には理由がない」と判断した。」 なんでやねん! 遺族には真実を知る権利がある。ふざけんな!

(日本の司法・検察は完璧に腐っています。抜本的な改革のために「大手術」が必要です。こういう腐りきった裁判官どもには、相応の償いをさせる仕組みもまた、必要です。みなさまには、さしあたり衆議院選挙時の最高裁判事国民審査で、全候補に×××××をつけて投票してください。今の国民審査の仕組みは裁判官を審査する仕組みにはなっていません。国民審査を含む日本の司法の抜本改革のため、全員不信任というショック療法がどうしても必要なのです。:田中一郎)
草々

2022年12月24日 (土)

(メール転送他)(人事に介入し完璧な御用化を画策する)岸田文雄政権・政府の方針再考を求める「日本処世術会議」(日本学術会議)の声明=ようやく尻に火が付いたか!?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.クリスマス・イブ / 山下達郎 【広瀬すず】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=87imjoJJA1A
 https://www.youtube.com/watch?v=F-z074oJscQ

(今年も早、この曲が街角に流れる季節です。私が子どもの頃はクリスマスの定番曲と言えば、「ジングルベル」か「きよしこの夜」くらいでしたが、この曲がヒットして以降は、この曲が定番化しています。あまりいいことがなかったこの1年でしたが、来年こそ諸悪の根源である政治を変えましょう。:田中一郎)


2.新年の主催イベントなど

(1)(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-191d6c.html

(2)(予約必要)(1.30)オルタナティブな日本をめざして(第81回):「リニア新幹線は実現可能か?」(樫田秀樹さん:新ちょぼゼミ)(2023年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-afc833.html

(この日の前半で下記のプレゼンを行います)
◆(予約優先)(チラシ)(1.30)電力自由化と電力システム改革(その5):未来へ向けたあるべき電力システム改革の具体像(田中一郎 ちょぼゼミ:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0IxWhX5v7mmL2cc?e=7Hwwqs

(関連)(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-d94166.html

(3)(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-91cc66.html

(関連)(新刊書)ルポ食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?-堤未果/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034417934&Action_id=121&Sza_id=A0

(上記(1)~(3)すべて、予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


3.キャンペーン

(1)【拡散用バナー/A5チラシ:カラー/白黒】判決まで1か月!一審判決を破棄し有罪判決を求めます! – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/appeal-banner-202212/

(2)Xデーは2023年3月31日! あなたのひと押しで #雇い止めによる日本の頭脳の流出を防ぐための緊急署名 · Change.org
 https://tinyurl.com/ye2x865t

(3)「狭山事件」万年筆の鑑定と11人の鑑定人尋問を求めます · Change.org
 https://bit.ly/3C0XXER


4.裁判・イベント

(1)(1.15)ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン:「徴用工問題」を考える連続講演会 第1回

「終わりなき歴史責任とは何か」
 講演:高橋哲哉さん(東京大学名誉教授)
 イントロダクション:矢野秀喜さん(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動事務局)

◆日時:2023年1月15日(日)13:00〜15:40
◆場所:オンライン(Zoomミーティング)
◆参加申し込み:
   https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZEtf-itqjspGtVQIPP28AiKBzMNa62TARvf
 ※参加を申し込んだ方には当日参加用のZoomリンクをお送りします。
 ※当日参加できなかった場合も、後日、期間限定で視聴可能です(参加申込者に限る)。
◆参加費:無料(カンパ歓迎)

(2)(チラシ)(1.18)福島原発千葉訴訟 第二陣控訴審 第12回公判(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz9EJFHOkuxYDkUW?e=nniQP8
(この日は、午前中がこの千葉訴訟、午後は東電刑事裁判控訴審判決、です。いずれも東京高裁)

(3)(チラシ)(1.27)辺野古の海を埋めるな!政府は沖縄の民意を尊重しろ!日比谷野音集会
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0OpqLXrYAGLWo8H?e=vDiM14


5.経済産業省の幹部たちとはこんな連中だ

(1)元中小企業庁長官でTOKAI前社長が77歳で混浴に使い込んだ報告書が話題 - アゴラ 言論プラットフォーム
 https://agora-web.jp/archives/221216052347.html

(関連)使い込み 混浴…元官僚社長に募る不信 まるで「半沢直樹」の解任劇:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/38sj4nzy

(2)中小企業庁の前田泰宏長官に処分なし、調査なし 電通関係者とパーティー:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/75168

(関連)競輪界に大阪・関西万博への協力を要望し、写真に納まる日本国際博覧会協会の前田泰宏副事務総長(左から3人目)ら ― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2022/05/09/gazo/20220508s00052000834000p.html

◆(別添PDFファイル)大阪万博 電通含む事業者選定、談合の疑惑 大丈夫かいな?(東京 2022.12.20)
 https://www.chunichi.co.jp/article/606081

(チンピラ似非右翼で「市場原理主義アホダラ教」で大ウソつきの大阪維新がやっとることやから、大丈夫なわけないやろ。この時代錯誤の万博とやらもまた、2021年東京オリンピックと同じように電通に食いものにされて、そのあとカジノバクチ場になるんやね。何か文句あんのか、というのが大阪維新の本音でしょう。「昔は水の都、今はアホの都」大阪でっからネ、やりたい放題でっせ。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)特養23.3万人待機、4月時点 減少傾向だが高水準(朝日 2022.12.20夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15507659.html

(アメリカから兵器を爆買いする前に、こっちが先だろう! 私もそろそろこの待機行列に並ばなければいけないが、他方で、自公政権・厚生労働省は、介護保険でも「切り捨て」政策を画策中だ。何のための政治・政府なのか、さっぱりわからない。:田中一郎)


7.日刊IWJガイド・非会員版「ゼレンスキー大統領の訪米のタイミングは今しかなかった! なんと米国が供与する自慢のパトリオット・システムはたったの1基!」2022.12.24号~No.3754号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51688

(関連)ゼレンスキー・バイデン両大統領がホワイトハウスで会談 ウクライナへの軍事支援2400億円追加を発表|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/316301

(これではいつまでたっても戦争は終わらない。国土を焦土にしてナショナリズムに燃えても、もたらすものは悲劇の山:田中一郎)
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さる2022年12月21日、「日本処世術会議」(日本学術会議)の総会(二日目)が開かれ、岸田文雄政権政府から役人がやってきて、今後の日本学術会議に対する方針や、それを法制化する旨の説明が行われました。それに対して「日本処世術会議」(日本学術会議)の多くの委員からは強い反発が出ていたようで、ようやくこのアカデミズム組織も「尻に火が付いた」様子がうかがえます。

◆第186回総会配布資料一覧|日本学術会議(2022.12.8 & 12.21)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186.html

*資料8:日本学術会議の在り方について(具体化検討案)(PDF)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186-2-1.pdf

*資料10:「日本学術会議の在り方についての方針」に関する懸念事項について(PDF)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186-2-3.pdf

*資料12:「(声明)内閣府「日本学術会議の在り方についての方針」(令和4年12月6日)について再考を求めます」について(PDF)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186-2-4.pdf

*参考資料:日本学術会議のより良い役割発揮に向けて (PDF)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186-1-sanko.pdf

(関連)「日本学術会議の在り方に関する政策討議取りまとめ」(2022.1.21)
 https://www8.cao.go.jp/cstp/220121_torimatome.pdf


軍学共同反対連絡会の小寺隆幸事務局長がコンパクトで適確な報告をされていますので、メール転送でご紹介します。私は日本学術会議をはじめ日本のアカデミズムや大学などに対して厳しい見方をしていますので、そのあとに簡単なコメントを付記します。

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◆(メール転送です)軍学共同反対:政府方針の再考を求める学術会議声明

皆さま
報道されていますように12月21日、日本学術会議総会二日目が行われ、声明が採択されました。これは12月6日に内閣府が発表した「日本学術会議の在り方についての方針」について強く「再考」を求めるものです。この総会の朝、軍学共同反対連絡会は、学術会議会館前で会員の激励と政府への抗議のスタンディングを行ない、「6名の任命拒否を居直り、学術会議の独立性を踏みにじる政府方針に反対し、『学問の自由』を守りましょう」を配布しました。

10時からの総会ではまず笹川室長が新たな資料「日本学術会議の在り方について(具体化検討案)」を説明しました。
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo186.html (の資料8)

そこには8日の総会初日で室長が口頭で答えたことが明文化されています。とりわけ問題なのは「第三者から構成される委員会を設置し、選考に関する規則や選考について意見を述べることにより、会員等の選考プロセスの透明性の向上・厳格化等を図る。日本学術会議は、委員会の意見を尊重する」と書かれていることです。

候補者選考過程自体に政府や産業界の意向が反映される法的仕組みを組み込むための改革であり、本質は任命拒否と同根の学術への権力的介入なのです。さらに梶田会長の文書「懸念事項について」(上記URL内の資料10)に対して、室長は回答にならない説明を延々と繰り返しました。

その後11時から13時半まで、予定を1時間超過して30名ほどの会員の質問が続きました。第三者委員会の構成は、どう選ぶのか、学術会議の独立性をどうとらえているのか、なぜ任期を延長してまで強引に行うのか、改選手続きは始まっており来年度は現行で行ってじっくり議論すべきだ、などの質問が相次いだのですが、室長はまともな答弁をしませんでした。

東京新聞が記事と共に一人の会員の質問について5分の映像を公開していますのでご覧ください。
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/221380

最後に「法案は学術会議を全く別のものに変えてしまう恐れがある。いったん立ち止まり、内閣府と与党、学術会議で議論を積み重ねるべきだ」という意見がだされ会場から拍手が起こったのですが、室長は全く答えませんでした。

その後3時から5時まで、学術会議としての声明案について議論し、「内閣府『日本学術会議の在り方についての方針』について再考を求めます」を総会として採択しました。(上記URL資料⒓)

そこでは

*会員選考のルールや過程への第三者委員会の関与は、学術会議の自律的かつ独立した会員選考への介入のおそれがあり、任命拒否の正統化につながりかねない

*学問の体系に即した内発的論理によらない政治的・行政的判断による組織編成の提案は学術会議の独立性を侵害するおそれが多分にある

*学術には政治や経済とは異なる固有の論理があり、「政府等と問題意識や時間軸等を共有」できない場合があることが考慮されていない

など6点をあげています。

そして「真の信頼関係構築の努力を十分に行わずに、日本学術会議の独立性を危うくしかねない法制化だけを強行することは、真に取り組むべき課題を見失った行為と言わざるを得ず、強く再考を求めたい」と締め括っています。

総会後の記者会見で梶田会長は「今回示された政府の改正案は、70年以上の歴史を持つ学術会議の性格を変えかねない。極めて深刻な懸念を感じています」と述べています。

これについて信濃毎日新聞社説(12月23日)が、政府案の撤回など明確な方向を打ち出していますうので紹介します。
 https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022122300130

「学術機関の独立は、大学の自治とともに学問の自由を守る防壁だ。政治権力によるあからさまな介入を止めなければならない。学術会議の梶田隆章会長は、重大な決意で臨むと語った。その認識を社会が共有し、圧力に押し切られぬよう背を支えたい。天皇機関説への排撃をはじめ、学問への圧迫が言論・思想の苛烈(かれつ)な弾圧につながったことを歴史は教える。学術会議をめぐって今起きていることを、縁遠い学者の世界の出来事とやり過ごせない。梶田会長は政府に対する今回の声明とは別に、社会に向けた声明を年内にも出すと述べた。学術会議の存在意義や会員選考のあり方について、市民との対話や議論の場を広げることが欠かせない。」

今後政府はこの声明にどう応えるのでしょうか。それとも無視して予算成立後の4月に法案を提出し学術会議法改悪を強行しようとするのでしょうか。それを阻止するためには、2年前の任命拒否抗議のうねりを超える大きな取り組みが求められると思います。新年早々から大学や職場・地域でこの問題を議論していくために、まずは声明や総会資料をお読みいただければと思います。

小寺隆幸
--
軍学共同反対連絡会ホームページ http://no-military-research.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <田中一郎コメント>
◆学術会議の独立性を阻害しないのか…政府方針の「第三者委による会員選考チェック」に会員から懸念:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/221380

 ようやく尻に火がついてきたのか、政府の方針や新法制定に反対する旨の声明を出したようです(上記 資料12)。次期委員の選出方法はどうするのかは上記東京新聞記事からはわかりません。上記記事のVTRでは、東京大学の浅間一という教授が「私は個人的には政府との連携や産業界との連携は極めて重要だと思っていますし、そういうことにはいままで積極的に携わってきた」などと発言し、自分はこれまで政府や産業界の御用人でしたと告白するような部分もありますが、しかし、それでも今回の政府政権の日本学術会議方針には賛同できない旨の意思表示をしています。

いずれにせよ、日本のアカデミズム・日本学術会議の正念場であり、妥協を排して踏ん張っていただきたいものです。ヘタレ牛会長は大丈夫かな?「馬取引」(裏取引のこと・中国の俗語)なんぞ、してないでしょうね、しないでしょうね。あんた牛なんだから、「馬取引」はできませんよ。

(関連)梶田隆章(東京大宇宙線研究所長)「ヘタレ牛」会長率いる「日本処世術会議」(日本学術会議)が、政府下請けの御用代弁審議会になるか、それとも学問・研究の自由と自治を守り抜き、未来へ向けてアカデミズムを再建できるか、今まさに分岐点- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-e5e95b.html



 <別添PDFファイル>

(1)(チラシ)6名の任命拒否を居直り、学術会議の独立性を踏みにじる政府方針に反対し、「学問の自由」を守りましょう(軍学共同反対連絡会事務局 2022.12.21)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0T1IMoR-qEJRtlU?e=iMOXmK

(2)学術会議 独立危機感、政府方針 再考求める声明、「国益ではなく人類に貢献」(東京、朝日、毎日 2022.12.22)
 https://www.asahi.com/articles/ASQDP6K1XQDPULBH005.html
 https://mainichi.jp/articles/20221221/k00/00m/040/392000c

(3)学術会議 政府方針、官邸意向で「首相に任命権」、会員選考で拒否明確化か(東京 2022.12.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/220947

(4)軍民融合、学術会議候補を第三者が推薦? 独立性危機、任命拒否問題解決ないまま(東京 2022.12.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217599
草々 


(追1)日刊IWJガイド・非会員版「『国防バカ』がつくる欠陥国防戦略!『軍事力偏重の罠』に陥る日本政府! 岩上安身による須川清司氏インタビュー報告」2022.12.23号~No.3753号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51685

(関連)» 「国防バカ」がつくる欠陥戦略~ウクライナ戦争に学ぶ日本の防衛力整備   Alternative Viewpoint 第47号-一般財団法人 東アジア共同体研究所
 https://www.eaci.or.jp/archives/avp/768


(追2)(緊急声明)大軍拡を柱とする新安全保障戦略3文書の閣議決定を許さない!(日本科学者会議平和問題研究委員会 2022.12.14)
 https://jsa.gr.jp/d/statement/jsaheimonken_seimei20221214

(追3)(別添PDFファイル)声明:国会無視、憲法違反の新安全保障戦略3文書の閣議決定に抗議する(日本科学者会議平和問題研究委員会 2022.12.22)
 https://jsa.gr.jp/d/statement/jsaheimonken_seimei20221222
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0UBLCif_49bs_CH?e=gbUdwX

(関連)日本科学者会議 - The Japan Scientists' Association (JSA)
 https://jsa.gr.jp/
(関連)日本学術会議|わが国の科学者の内外に対する代表機関
 https://www.scj.go.jp/index.html

(「日本学術会議」と「日本科学者会議」とは別の団体ですのでお間違いなく)


(追4)(メール転送です)来年度の軍事研究予算案について(小寺隆幸さん)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
連絡会の皆さま
昨日発表された大軍拡予算について、軍学共同反対の視点からも見ていかねばなりません。
未だ精査していませんが、とりあえず気づいたことを記します。

科研費は今年と同額の2,377 億円、国立大の運営交付金も私学助成も今年と同額です。
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/seifuan2023/11.pdf

それに対して防衛省の研究開発費は一気に3.1倍の8968億円です。

「研究開発は、契約ベースで、8,968 億円(対前年度+6,056 億円)を確保。 将来の戦い方に直結する分野に集中的に投資することとしており、極超音速誘導弾の研究を始めとする新規開発事業や発射プラットフォームの多様化を含め、約 10 種類のスタンド・オフ・ミサイルの同時研究開発等を推進。加えて、約 10 年後の試験的配備を目指す将来レールガンや、次期戦闘機(日英伊 共同開発)、無人アセット関連事業など、様々な分野に経費を計上。 将来にわたって技術的優越を確保することを目的に、他省庁等の研究成果を 防衛用途に取り込むための経費を大幅に拡充するとともに、防衛省自らが人工知能等の基礎研究を公募・委託する安全保障技術研究推進制度なども引き続き推進。」と下記予算案p2に記されています。
 https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/seifuan2023/19.pdf

その内訳についてp8では

「先端技術の発掘・育成・活用
・民生分野や政府の科学技術投資で得られた研究の成果等の中から、革新的な装備品の研究開発に資する有望な先進技術を育成し、防衛用途に取り込むための先進技術の橋渡し研究を大幅に拡充(188 億円)

 ・ 画期的な防衛装備品を生み出すための新たな研究機関の創設に向けて、防衛イノベーションを引き起こすための研究体制や手法に関する調査研究を実施(0.2 億円)

 ・大学等における革新的・萌芽的な技術についての基礎研究を公募・委託する安全保障技術研究推進制度を推進(112 億円)

橋渡し研究は今年度9億円ですので一挙に21倍です。安全保障技術研究推進制度の研究終了時点で兵器化の可能性があると思う研究について、防衛省が委託研究として金を出し、兵器への応用に向けて大学・研究機関、企業に取り組ませるものです。

また内閣府からは、情報収集衛星625億円も計上されています。
 https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/seifuan2023/05.pdf

総務省からは量子暗号通信網の構築に向けた研究開発15億円と量子インターネット実現に向けた要素技術の研究開発25億円が計上されています【量子コンピュータ関連は文科省から23億円の要求が出ています】
 https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/seifuan2023/09.pdf

また文科省は戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ 創出)として今年より2%多い 437 億円を要求しています。「 国が定めた戦略目標の下、基礎研究の強化に向けた拡充や研究成果の切れ目ない支援の充 実等を進めるとともに、新興・融合領域の開拓強化、更に、創出されたトップサイエンス成果をトップイノベーション(経済的・社会的価値創造)につなぐ支援制度の構築を推進」とあり、デュアルユース研究も含まれるでしょう。

このように軍事研究、および軍事への応用を意図するデュアルユース研究に対する予算が、基礎研究と民生のための科学研究を遥かに凌駕する事態が生み出されるのです。このような予算を断じてゆるすことはできません。

先ほど日本科学者会議平和問題委員会の声明を井原先生が紹介してくださいました。その中に「科学・技術、科学者・技術者を軍事技術研究に巻き込むことは、私たちが決して許せないことである。兵器の研究開発は、まさに「知の暴力」である。この暴力に科学者・技術者を動員することに反対する。兵器開発を推進する大軍拡政策は「いつか来た道」への回帰であり、許すことができない。満身の力をこめてこの大軍拡に反対する。」とかかれています。本当にそう思います

なお敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を含む国家安全保障戦略(NSS)など安保関連3文書の閣議決定に対し、他にも様々な団体が抗議声明を発していると思います。ぜひこのMLでも紹介していただければと思います。

新聞でも報じられましたが、昨夜、憲法学者や政治学者らでつくる「立憲デモクラシーの会」が、「防衛政策の転換は東アジアにおける緊張を高め、軍拡競争を招く」と批判する声明を発表しました。
声明はhttps://twitter.com/rikkendemocracy/ でご覧になれます。

なお「立憲デモクラシーの会」は12月27日6時半から官邸前集会を行います。研究者の方が呼びかけられた集会ですので紹介させていただきます。

軍学共同反対連絡会事務局 小寺隆幸
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2022年12月20日 (火)

梶田隆章(東京大宇宙線研究所長)「ヘタレ牛」会長率いる「日本処世術会議」(日本学術会議)が、政府下請けの御用代弁審議会になるか、それとも学問・研究の自由と自治を守り抜き、未来へ向けてアカデミズムを再建できるか、今まさに分岐点

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-191d6c.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(関連)知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで-鎌田浩毅/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034398978&Action_id=121&Sza_id=B0


2.イベント情報
(1)さようなら原発 第12回 オンライン学習会:鹿島建設らの耐震偽装を告発する:福島第一原発1号機、倒壊の危険性
 https://tinyurl.com/2867hz5d

(2)(チラシ)(1.18)東電刑事裁判東京高裁判決:一審判決を破棄し有罪判決を求む(福島原発刑事訴訟支援団 2022.12)
 https://shien-dan.org/appeal-banner-202212/

(3)(チラシ)(1.18)福島原発千葉訴訟 第二陣控訴審 第12回公判(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz9EJFHOkuxYDkUW?e=c24cNo

(4)(チラシ)(1.30)福島原発事故 避難住宅追い出し訴訟 第5回公判(東京地裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVg0AGehunY5MzZkge?e=OSnctD


3.キャンペーン
(1)#JUSTICEFORWISHMA ウィシュマさんのご遺族による、検察審査会への審査申立を応援して下さい! · Change.org
 https://bit.ly/3PDW8TR

(2)Xデーは2023年3月31日! あなたのひと押しで #雇い止めによる日本の頭脳の流出を防ぐための緊急署名 · Change.org
 https://tinyurl.com/ye2x865t

(3)放射能除染土を新宿御苑や所沢等に持込ませるな! 環境省「実証実験」に反対する署名 · Change.org
 https://bit.ly/3v1s1Mt

(関連)STOP! 除染土壌再生利用実証事業
 https://sites.google.com/view/pollutionstop/


4.れいわ代表選、山本太郎氏を選出 任期は2025年12月まで - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221218/k00/00m/010/189000c

(副代表は19日に決めると報じられた。古谷経衡なんぞを副代表にしたら、「れいわ新選組」も「もう終わり」ということだ。まさに「れいわ新選組」ならぬ「幕末新選組」になったということを意味する。このチンピラ似非右翼を推薦した舩後靖彦参議院議員には深く反省をしていただかなくてはいけないし、こんなチンピラに党首OKを出した票が1/4近くもあったことも、この「れいわ新選組」に「黄色信号」がともったということを意味している。危機の時代に古谷経衡が言うような「中道」や「保守」などない。勇気のない出来損ないのネトウヨのような連中や中途半端な日和見不勉強人間たちの支持をもらいに「猫なで声」を出せば、その瞬間に「れいわ新選組」の魂も、山本太郎氏のこれまでの血のにじむような努力も一瞬にして消滅する。このことをよくご認識いただきたい。:田中一郎)

◆(メール転送です)共同代表は大石あきこ・くしぶち万里
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもれいわ新選組へ熱い応援をいただき、誠にありがとうございます。12月18日に新代表に選出された山本太郎は、本日12月19日の記者会見にて、衆議院議員【くしぶち万里】【大石あきこ】を共同代表に指名することを発表しました。

▼本日の記者会見の動画はこちらからご覧ください。
  https://youtu.be/0e82EUzXDYs

代表・共同代表ともに、任期は2023年1月1日から2025年12月までの3年間となります。
引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ひとまずヤレヤレです。熱烈応援を継続。但し、一過性の巨額現金バラマキ公約は一刻も早く撤回すること。積極財政主義も消費税廃止もOKだが、生存権保障・不公正不公平是正は、きちんと法制化の仕組みを検討し持続可能なものにすることを考えていただきたい。また、そろそろ、小選挙区制や既成大政党に一方的に有利な(不公正な)現行の公職選挙法の改正も検討してほしい。:田中一郎)


5.岸田内閣支持率25% 政権発足以降で最低 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221218/k00/00m/010/092000c

(関連)防衛増税、不支持64% 内閣支持低迷、共同通信調査 | 共同通信
 https://nordot.app/977117384419966976

(岸田文雄そうじ大臣殿、もはやあなたを支持する人はいない。早く辞任しなさい。安倍晋三ですらしなかった・できなかったロクデモナイことを、よくもここまで次々とやったもんだ・やろうとしているもんだ。すべての法案は廃案、あなたも「そうじ」されなさい。いやだと言うなら有権者・国民は、来たる統一地方選挙で自民党の候補者・推薦者を、泉健太立憲民主党の候補者・推薦者とともに、全員落選させましょう。どうも、あと3年間は国政選挙がないと思って、気楽に日本破壊政策を立て続けに押し通そうとしているようです。災いのタネになってしまったそうじ大臣やその所属政党など、今日の日本には無用ですから。:田中一郎)


6.個室で激しく抱き合い…“4000万円過少記載”で辞職の意向 薗浦健太郎議員が溺れた「銀座高級クラブの20代美女」文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/59486

(関連)薗浦氏秘書、意図的不正認める 不記載収入「自由に使うためプール」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/040/226000c
(関連)自民・薗浦議員が証拠隠滅指示か 秘書がやり取り録音 過少記載疑惑 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221214/k00/00m/010/265000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20221215
(関連)薗浦議員、辞職へ 虚偽説明認める 略式起訴の判断待たず 過少記載:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15505621.html?linkType=article&id=DA3S15505621&ref=mor_mail_newspaper_20221219

(この薗浦健太郎とかいう国会議員は、今の自民党という日本破壊政党の「標本」のような人物だ。東京大学卒の元読売新聞記者=この経歴からは、なるほどな、という「変な納得感」が漂う。かような人間を国会議員に送り出した選挙区の有権者たちの顔が見てみたいものだ。千葉県だとかいう話だが、また「チバラギ」か!? 日本の恥部のようなところだ。:田中一郎)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%97%E6%B5%A6%E5%81%A5%E5%A4%AA%E9%83%8E

◆自民・薗浦健太郎氏、21日に辞職届を提出 党も離党へ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20221220/k00/00m/010/305000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article
(こいつの親分はアホータローだそうだ、一緒に国会議員をやめてくれ!)


7.(そのとおり時事評論:中途半端な大学教授や評論家なんぞよりもよほどまともだ)
昔も今も「世論工作」はわが国お馴染みの手口 プロパガンダが招いた日本の惨状を見よ|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/316042

(関連)2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(前編)橋下徹、ひろゆきがランクイン|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315339

(関連)2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(後編)統一教会、三浦瑠麗を抑えてのトップは?|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315706

(関連)適菜収「それでもバカとは戦え」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524


◆日刊IWJガイド・非会員版「再び、キッシンジャー元米国務長官が、緊急にウクライナ紛争の停戦交渉をすることで、第3次世界大戦を防ぐべきだと英誌で提言!」2022.12.19号~No.3749号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51672
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アベスガキシダと続く自公政権が、いよいよ日本のアカデミズムを自分たちの支配下に置いて、政府政権に逆らわない従順かつ飼いならされた組織集団にすべく動き出しました。腐りきって久しい霞が関の幹部官僚たちや、今や三流となった財界の無能な経営者たちとも結託して、アカデミズムを、①政府政権に従順な御用下僕機関とすること、②国内外の一握りの特権的巨大企業群の安上がりで使い捨ての商品開発組織とすること、の2つを狙いとして権力濫用を始めています。

(関連)大学10兆円ファンド争奪戦、44校応募検討、国際競争力低下に危機感(日経 2022.12.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE18ASB0Y2A111C2000000/

(関連)大学ファンド 損失1881億円、運用半年 国民負担生じる恐れ(東京 2022.11.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/215450

具体的には、①大学運営への露骨な権力介入と研究費予算の恣意的な傾斜配分、②福島復興を口実にして、「経済安全保障推進法」「大学ファンド法(儲かる大学)」「破格の巨額(軍事関連開発)予算」などをテコに福島県浜通り地方に「一大軍産学情共同体拠点を創る」、③「日本処世術会議」(日本学術会議)に権力介入して、政府政権の意のままになる人物が委員となり運営する御用審議会に転換・変質させていく、などが強引に進められているのです。

(関連)学術会議会員任命で首相の拒否明確化 政府方針を文言で強調、反発必至か:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/220947

しかしながら、それに対する「対抗勢力」は、いささか心もとなく、かつ、頼りない限りです。アベスガキシダと続く自公政権から露骨な攻撃を受けている肝心要の日本のアカデミズム(大学や日本学術会議など)が、メールの表題にも書いた通り「梶田隆章(東京大宇宙線研究所長)「ヘタレ牛」会長率いる「日本処世術会議」(日本学術会議)が、政府下請けの御用代弁審議会になるか、それとも学問・研究の自由と自治を守り抜き、未来へ向けてアカデミズムを再建できるか、今まさに分岐点」という状態にあるにもかかわらず、その関係当事者の多数が、無反応・無関心・無気力を続けているのです。自分たちがまもなく政府政権の「家畜」とされていくかもしれないという時に、「研究費さえもらえるのなら、さしあたり何でもやります」式の、情けない学者・教授・研究者があとを絶ちません。

(関連)社説:学術会議改革の政府案 御用機関では意味がない - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221214/ddm/005/070/108000c


「日本学術会議」をめぐっては、菅義偉政権時代の2020年9月に、「日本学術会議」が推薦した委員候補105人のうち、政府政権が気に入らない6人を委員に任命せず、かつ、理不尽にも、その理由や根拠も示さないまま今日に至っています。菅義偉政権が6人の任命を拒否したこと自体に対して、梶田隆章(東京大宇宙線研究所長:ノーベル賞受賞の物理学者)会長が、まるで「ヘタレ牛」のような対応を取って以降、この「日本学術会議」の人事問題について、当事者の「日本学術会議」の態度が釈然としません(例:残り99人は何をしているのでしょうか=自分たちにはカンケーネーということでしょうか?)。

また、その後も、政府政権側が「アカデミズム組織の人事への政治介入」という自分たちの違法かつ非常識なふるまいの批判をかわすため、「日本学術会議」の今後の組織の在り方、などという争点ボカシの問題を持ち出して「日本学術会議」に投げかけ、それを梶田隆章(東京大宇宙線研究所長)「ヘタレ牛」会長以下の「日本学術会議」が真に受けて検討をし始めたりしています(6人を任命することがまず先決と、突き放しておけばいいものを)。

要するに、政府政権側の理不尽な押し付けに毅然として対応できずに、中途半端な形でズルズルと政府政権側に引きずられて今日に至っているというわけです。私はこの一連の「日本学術会議」の態度を皮肉って「日本処世術会議」(日本学術会議)と申し上げています(そもそも「日本学術会議」はこれまでも、その報告書・調査書・提言書などの文書で「政府御用」のような内容のものをしばしば発出しており、半ば「御用機関」化していた可能性があり、また、梶田隆章より以前の「日本学術会議」会長も、物事の表裏を使い分けながら、コソコソと政府政権「御用達」のようなことをしてきた疑いが濃いのです。軍学共同へのひそかな協力もまた、その1つです)(例:大西隆豊橋技術科学大学元学長)。

この「日本処世術会議」(日本学術会議)問題や最近の大学運営問題について、自公政府政権の支配権力の濫用はひどいものがあり、これに対して憤りを感じて発信した私のメールを以下にご紹介しつつ、今日の「日本学術会議」やその構成員の態度についても批判したいと思っています。今のような中途半端な態度で、今後日本のアカデミズム=つまりは学問・研究・科学・学術・文化などを守り育てていけるのでしょうか? 私は非常に危ういものを感じています。


(関連)滝川事件 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%9D%E5%B7%9D%E4%BA%8B%E4%BB%B6
(ちなみに、この事件の当事者・被害者である瀧川幸辰教授は、戦後は保守反動のロクデモナイ大学教授として、京都大学総長として、京都大学に君臨していたというから、歴史は皮肉なものです)

かつて大日本帝国の治安維持法時代に、今日の事態とよく似た京都大学滝川事件が起きた際の、京大の教員たちや学生たちがいかなる覚悟と態度でこれに対抗したか、振り返ってみていただきたい。それと比較して、今日の「日本処世術会議」(日本学術会議)や大学教授・教員・学生たちの、いかにも情けない無反応・無関心・無気力は、いったいどうしたことかと、嘆かざるを得ない現実があります。何も滝川事件の時の教員や学生たちと同じように動けと申し上げているわけではありませんが、もう少し、日本のアカデミズムの今後を担う当事者として、責任ある行動をとってほしいと思う次第です。(もちろん数は多くありませんが、政府政権の理不尽に対して決然と闘っておられる先生方もいらっしゃいます)


 <別添PDFファイル>
(1)会員選考に第三者関与、学術会議巡り政府方針、「国の特別機関」形態維持(東京 2022.12.7他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/218339
(2)軍民融合、学術会議候補を第三者が推薦? 独立性危機、任命拒否問題解決ないまま(東京 2022.12.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217599
(3)軍民両用技術で歩み寄り、学術会議見解 政府は評価(日経 2022.10.28夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA145U50U2A011C2000000/
(4)大学10兆円ファンド争奪戦、44校応募検討、国際競争力低下に危機感(日経 2022.12.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE18ASB0Y2A111C2000000/
(5)大学ファンド 損失1881億円、運用半年 国民負担生じる恐れ(東京 2022.11.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/215450
(6)古川飛行士が責任者の実験、JAXA同僚 データ捏造、関係者処分へ(東京 2022.11.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/216077
(7)新しい日本大学をつくる会 通信22-5:日本大学の現状について(2022.10.29)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzteZeXv6ZrJ3xa0?e=fSvSQk
(8)目次・はじめに(駒込武京都大学教授『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzyEbykmNu99dCLD?e=OuTRMC
(9)大学が「私物化」されるとはどういうことか=下関市立大学(教員有志『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット」)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz1BOyKIq-6ltICb?e=h7sOTM
(10)政治に従属する大学へ=筑波大学(佐藤嘉幸『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット」)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz4YmEnTBhvTwfee?e=Ukghmm


1.(「日本処世術会議」(日本学術会議)問題の近況)
 軍学共同反対連絡会ニュース74号 22.12.12.pdf
 https://drive.google.com/file/d/1ZdwggyVOo3gHm__mKK8iaPA9eGxe6jxz/view

(「軍学共同反対連絡会」の会報である「ニュースレター74号」(2022.12.12)に、「軍学共同反対連絡会」事務局長の小寺隆幸さんが「学術会議の独立性を踏みにじる第三者委員会法制化、12月8日学術会議総会での政府説明と質疑応答から明らかになったこと」という論文を掲載されています。これは必読です。政府説明の全体とその問題点が浮き彫りになっています。とりわけ論文の最終部分で小寺隆幸さんがコメントを書かれていますが、このコメントが事の本質をズバリと指摘し、政府政権側の「日本学術会議」に対する不当な権力介入が許されることではないことがよく理解できます。

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)この政府方針の背後に、「軍事研究否定なら行政機関から外れるべきだ」(下村博文・当時の自民党政調会長)など、軍事研究推進派の考えがある。経済安保法による新たな軍事研究の動きが始まっている今、学術会議 2017 年声明を無力化させないためにも、この攻撃をはね返さなければならない。
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(統一教会「代理店」のような政治家=下村博文にかようなことを言わせてはおけない)


2.2022年11月6日オンラインシンポジウム「政治に翻弄される学術一大軍拡と軍学共同の深化」:軍学共同反対連絡会
 https://www.youtube.com/channel/UCSLKy2Xw1EhwVj4Ix4CCs0A

(関連)2022年11月6日オンラインシンポジウム「政治に翻弄される学術ー大軍拡と軍学共同の深化」講演資料:軍学共同反対連絡会
 http://no-military-research.jp/?p=2620

(関連)連絡会ニュース73号(池内先生、吉田先生、光本先生の各報告の要旨を掲載)
 http://no-military-research.jp/wp1/wp-content/uploads/2022/11/NL73.pdf  

(関連)梶田隆章日本学術会議会長談話
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo333-p-danwa.pdf

 上記シンポジウムで「チャット欄」を利用して、下記の5つを問題提起しました。必ずしも下記の諸問題について議論が深まったわけではないことが残念です。特に(4)は今後の「日本学術会議」や日本のアカデミズムのあり方と深く関連して重要なテーマだと考えています。

(1)アメリカとの関係
(2)海外における軍学共同の実態
(3)軍学共同や産学共同は明治以来の日本の大国主義の伝統
(4)21世紀は科学が支配権力や巨大資本に包摂され似非科学となる
(5)権威主義国家と言われる中共中国との付き合い方


3.(別添PDFファイル)古川飛行士が責任者の実験、JAXA同僚 データ捏造、関係者処分へ(東京 2022.11.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/216077

(関連)JAXA古川飛行士の研究で不正 実験データ捏造、改ざん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/216077

(関連)研究不正 - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/242918

(下記はメール転送です)
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JAXAの研究不正について

日頃、JAXAまではウォッチドッグが難しい状況にあり、こうした文章を拝見すると驚きとともに、やっぱりな、という既視感の印象ももちます。すでに何度か申し上げましたように、日本はずいぶん前から「技術立国」の座から転落し、「インチキ技術立国」の国に成り下がっています。世界中から嘲笑の的になっていることさえ、自覚されていないのではないでしょうか。

昨今では、三菱電機や島津製作所のインチキが新聞報道されています。かつて日本の一流メーカーと言われたような企業のインチキやゴマカシが次々と発覚しています。その代表格はもちろん原発・核燃料サイクルです。

公的研究機関の不正で思い出すのは、あの小保方晴子のSTAP細胞です。しかし、あのときも、小保方晴子は早稲田大学に在学中から論文不正に手を染めていた疑いも出ていましたが、これを徹底して調査すると、実は小保方晴子だけではなく、多くの学生や研究者もまた似たようなことをしている可能性があり、それが表面化すると大騒動になりそうなので、あいまいにしてしまったという経過があったのではないかと疑っています。

大学での研究不正問題は、東京大学の早野龍五と福島県立医大の宮崎真による医学倫理違反+論文不正が強く疑われる事件が黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)により告発されていますが、これに関する両名への大学の「処分」はなされておりません。大学当局が2人の不正を追認した形になっています。

(関連)雑誌『科学』:ゆがむ被曝評価
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/hibakuhyoka.html

(関連)福島原発事故の被ばくをゴマカス悪質論文=早野龍五・宮崎真論文について「倫理違反も研究不正もなかった」とした東京大学・福島県立医大の調査委員会報告の問題点について(柳原敏夫弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-6c417f.html

宇宙研究分野で思い出すのは、原水禁理事長だった故市川定夫(埼玉大学教授)さんの講演です。1980年代のころ、同氏の講演で聞いた話です。同氏がアメリカに留学していた時、NASA関係の研究に従事していて発見したことは、生物にとって無重力の状態に長く置かれることが細胞分裂の秩序に異常をもたらし、その生物の体に致命的なダメージを与えるということでした。しかし、このことを公表しようとしたとたんに、同氏は留学先の組織から口封じを命ぜられ、かつ、留学生を続けていくことが困難となって日本へ帰国した、と語っておられました。今回のJAXAの医学的検証研究に、このことは活かされていたのでしょうか?

(関連)市川定夫さん紹介
 http://www2.gol.com/users/amsmith/ichikawa.html

また、日本のJAXAも宇宙研究も、かつては平和研究に限るということが法律で定められていましたが、2000年代に入り、宇宙基本法が改悪され、軍事研究が可能になっています。当時の自民党に加え、民主党までが賛成をして、法律の改悪を行っているようです。もともと宇宙開発の目玉である人工衛星やロケット開発は、核兵器開発(ICBM)の一環として始まっていますから、こうしたことになっていくのは、事の必然と言ってもいいかもしれません。

しかし、アメリカで「原爆は対日戦争を終わらせるために必要だった」と嘘八百が「神話」となっているように、この日本では「日本の宇宙開発や人工衛星は平和目的だ」という嘘八百の「神話」がまかり通っています。北朝鮮がロケットを打ち上げれば「準戦争行為」であり、日本が打ち上げれば「平和目的」だとする、我田引水のトンチンカンは、今でも平和ボケの日本の有権者・国民には定説となっているのではありませんか? 核燃料サイクルでさえ、発電が目的だと思い込んでいる人間たちがいることには、その不勉強に唖然としますが、しかし、ついこの間まで、日本共産党をはじめ、大半の政治家は「原子力の平和利用」なるハッタリを提唱していたのです。

◆宇宙基本法 - Wikipedia
 https://bit.ly/3PKodJ5

日本の転落は止まりそうにありません。アカデミズムの腐敗と堕落は、その典型事例の1つです。はるか昔、大学紛争で何が問われたか、忘れ去ってしまい、「怖い極左の運動だった、近づかないようにしよう」という印象だけが残存し、「東大全共闘という悪党ども」と対決をしに東京大学へ乗り込んだ天皇主義の狂人=三島由紀夫を称賛するような映画が創られ、それを見に来る若者たちは、全共闘ではなく三島由紀夫に注目をしているという今日、嘆かわしいは度を超えて、この国の更なる没落を約束しているように私には思えます。

「日本学術会議」の体たらくは、戦前・大日本帝国時代の京都大学・滝川事件の際の、同大学の教授や学生たちがとった行動と比較してみれば、その違いに愕然とします。ヘタレ牛のノーベル賞受賞物理学者の会長を筆頭に、今日の「日本学術会議」に自公政権政府と対決してでも、アカデミズムや学問研究の矜持を維持せんとする気迫は感じられません。だらだらと、あの自民党清和会のゴロツキ・ガラクタどもに、トボトボついていくことになるのだろうと私は見ています。

目の前に研究費というニンジンをぶら下げられ、他方で尻を鞭で打たれて、金儲けと軍事開発のための研究成果を一刻も早く出せ、としごかれる、まさに家畜の馬並みの扱いを、ゴミクズカスの政治家どもの「丁寧言葉」でされていて、それでも無反応・無関心・無気力を続ける日本の大学教授・研究者・学生たち、そんな日本のアカデミズムに明日があるとは私には思えません。これからも、企業はもちろんのこと、大学や研究機関を含めて、日本の研究や開発の不正は続き、「インチキ技術立国」はその深刻さの度合いを増していくだろと推測します。その行きつく先は、老朽原発の再びの過酷事故なのかもしれません。

少なくとも大学の全ての研究者は、「学者はいかに乞食たりうるか」という、神野直彦東京大学名誉教授や岸本重陳横浜国大教授(故人)が語ったこの言葉を、常に念頭に置いておくべきだろうと私は思います。

(日本の大学も、JAXAも、今こそ解体されるべきです)
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4.「日本処世術会議」(日本学術会議)と「大学ファンド」(財源浪費ファンド)をめぐる12/3の新聞記事

(下記はメール転送です)
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◆(別添PDFファイル)軍民融合、学術会議候補を第三者が推薦? 独立性危機、任命拒否問題解決ないまま(東京 2022.12.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217599?rct=national

(「デバ包丁は魚を刺身にする時に使いますが、人殺しにも使えます」、ヘタレ牛会長率いる「日本処世術会議」(日本学術会議)は、何カ月もかけて「検討」した結果、こんなことを提言した。何のためにでしょうか? また、6人の任命拒否問題、残りの99人の委員たちは何をしているのでしょう? あるいは更に、「日本処世術会議」(日本学術会議)の組織の在り方なんぞを何故に今ごろ検討しているのでしょうか? さっさとアジア太平洋戦争敗戦まもなくの時期の「委員公選制」に戻すというならわからんでもないけれど、です。:田中一郎)

◆(別添PDFファイル)大学10兆円ファンド争奪戦、44校応募検討、国際競争力低下に危機感(日経 2022.12.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66524430T01C22A2MM8000/

(日頃の餌をぎりぎりまで減らされ、空腹の状態でいるときに、目の前にはニンジンをぶら下げられ、尻は鞭で打たれる、まるで家畜の馬並みの扱い、それでも、さもしき日本の諸大学が、かような「財源浪費ファンド」である「大学ファンド」(株式などのリスク資産で運用して元本がマイナスになっている=アホノミクスの焼き直し)に応募するそうだ。国際競争力をつけるための大学研究費財源だと宣伝されているが、このファンドのカネをもらうには、大学の運営体制を抜本的に「政府政権&一握りの巨大企業」の下僕として組み替えなければいけないという、最も重視されている条件が付いている。

カネ(研究費)くれたら何でもやりまっせ、という今日の日本の大学の多数の教員たちの本音が、このファンドにタカる蠅のようなふるまいから見て取れる。しかし記事を読んでいたら、こんなもので日本の学問研究が生き生きと発展していくことなどあり得ない、と感じた。「学者はいかに乞食たりうるか」=この覚悟のない学者・教授・研究者は大学を去れ。日本の大学は今こそ解体されるべきである。田中一郎)
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5.デュアルユースを巡る議論

(下記はメール転送です)
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下記の記事にもあるように、梶田隆章会長が記者会見で発表した「日本処世術会議」(日本学術会議)の主張は、「デバ包丁は魚を刺身にする時に使いますが、人殺しにも使えます」という科学技術のデュアルユース性の強調です。「記者会見した梶田隆章会長は「考え方を共有し研究ができる方向に向かう必要がある」と述べた。」とまで報じられています。この文脈では「研究ができる方向」とは、デュアルユース性があっても研究はできるようにしたい、と言っているわけで、梶田隆章会長の態度はまさに政府の暴挙にひれ伏すかのごとき「ヘタレ牛」状態と言えるでしょう。あいまいな表現を使っているのは、その本音を隠しごまかすためと見ることができます。

◆軍民両用技術「二分は困難」、学術会議が見解表明- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC278960X20C22A7000000/

(一部抜粋)
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科学者の代表機関である日本学術会議は民生と軍事の両方に使える「デュアルユース(軍民両用)」と呼ぶ先端技術の研究に関して「(軍民両用と軍事に無関係な研究を)単純に二分することは困難」とし、大学などに情報公開やリスク管理など対策をまとめるように求めた。軍事目的の研究には反対の立場を変えていない。経済安全保障の重要性の高まりに合わせ、学術界の対応を急ぐ。

27日に記者会見した梶田隆章会長は「考え方を共有し研究ができる方向に向かう必要がある」と述べた。小林鷹之科学技術相に25日付で提出した書面でも見解を示した。
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さて、それでですが、下記の3点についての認識は私となんら変わるところはありません。

(1)菅義偉政権による「日本学術会議」委員への6人就任の排除(人事介入)や、その後の「日本学術会議」の組織改編検討などは、政府政権による「日本学術会議」に代表される日本のアカデミズムへの不当な(政治的)介入(以下同じ)であり、許されることではない、

(2)「年明けの通常国会に日本学術会議法改正が提案されるとすれば、その成立を何としてでも阻止しなければなりません」

(3)日本の大手マスコミの報道が政府政権の忖度御用報道になっていて、「日本学術会議」をめぐる政府政権の不当な介入その他に関する報道が歪んでいる・物事の本質や実態をきちんと伝えていない


問題は、「肝心要の当事者「日本学術会議」についての認識」です。

(1)6人排除に対する梶田隆章会長の態度は「ヘタレ牛」そのもの=下記の記事にあるように前川喜平氏(元文部科学省事務次官)も批判しています。私はこの時点で梶田隆章はその責任を取り会長を辞任すべきだったと思います。6人の任命について強く要請しなかっただけでなく、「日本学術会議」の組織の在り方について、政府政権からの検討要請にOKを出してしまっています。申し上げるまでもなく、政府政権が出してきた「日本学術会議」の組織の在り方問題とは、6人排除という不当介入への批判の矛先をずらす「問題のすり替え」行為であり、同時に「日本学術会議」への人事介入を恒久的に可能とする法制度改悪を狙ったものです。こんな話に乗ること自体がどうかしています。戦後間もなくの公選制に戻せ、と突き放しておけばいいのです。

◆前川喜平氏「腰砕け」学術会議会長の首相への対応に - 社会 - 日刊スポーツ
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202010170000554.html

(一部抜粋)
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安倍政権で文部科学事務次官を務めた前川喜平氏は17日までに自身のツイッターを更新し、16日に菅義偉首相と面会した日本学術会議の梶田隆章会長の対応に、疑問を投げかけた。「梶田学術会議会長は、何をしに官邸まで行ったのか。腰砕けもいいところだ。菅首相の思う壺にはまってしまった。情けない」とつぶやいた。

梶田氏は菅首相との会談で、同会議が推薦した6人の任命が政府によって拒否された問題に関し、拒否の理由の説明と6人の速やかな任命を求める要望書を提出。しかし、梶田氏は会談後の取材に、首相から明確な回答はなかったことを明かし、6人を改めて任命することについて、自身は「踏み込んだお願いをしていない」とも述べた。

2人の会談は問題発覚後初めて。梶田氏は会議のあり方について政府と会議側で意思疎通を図ることで合意したとも話したが、任命拒否問題については進展がみられなかった。
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(2)「日本学術会議」の新たな委員となった6人以外の99人は何をしているのでしょう。自分は排除されなかったからカンケーネーとでも思っているのでしょうか?「日本学術会議」が政府政権の人事介入を不当であり断じて許しがたいと本当に思うのなら、6人の就任を政府政権が認めるまで、残り99人は委員就任を拒否する(自主運営に切り替える)、「日本学術会議」が6人を委員として認め、6人を委員として運営を続けていく、のいずれかしかないでしょう。その間、政府政権に対しては不当な人事介入はやめろと批判し、有権者・国民に対しては、政府政権の振る舞いが、軍学共同や産学共同を「日本学術会議」に押付けるため(下僕化するため)の不当な人事介入であって、学問・研究の自由を脅かす危険なことであることを訴える、ということです。あの言論弾圧が激しかった大日本帝国の治安維持法の下で起きた滝川事件の際の京都大学の教員や学生たちの断固たる行動に恥じないような、最低限の振る舞いが求められています。

(3)「日本学術会議」の組織の在り方検討などは「必要ない」としてはねつけておけばいい。そして、自分たちで「日本学術会議」の組織の在り方については、戦後間もなくの頃の公選制へ戻すべし、という検討会を立ち上げ、その具体策を提言すればいい。

(4)科学技術のデュアルユース性については、バカ丸出しのような「当たり前のこと」(区分不可能)を言って、軍学共同につながってもしかたがないけれど、カネはもらって研究はやります、というような含意の、あいまいなことを会長が言っているのではなく、「科学技術のデュアルユース性と軍事開発研究への協力を拒否する検討会」でも立ち上げて、どのように具体的に日本のアカデミズムが軍事・戦争への協力を回避していくか、その具体策を検討して提言すればいい。私からは、特許制度の活用、を以前に申し上げていますし、少なくとも防衛省やDARPA(米国防総省)などからカネが出る場合は利用しない、くらいのことは言えるでしょう。梶田隆章会長の記者会見では、各大学できちんとルールを決めてやりなさい、と言って大学へ丸投げをしているのですが、そうではなくて、「日本学術会議」として、かくあるべしの具体策を提言すべきです。

(5)「日本学術会議」が政府の中にいるかいないかは、この問題の最も高いレベルにある争点ではありません。いた方がいいでしょうけれど、それは「日本学術会議」のアカデミズム組織としての魂を売り飛ばしてまですることではありません。「日本学術会議」が日本のアカデミズムを代表する研究者の交流組織であると自負するのなら、それにふさわしい態度をとること、これが最高位に置かれる価値だと思います。

(6)かつて大学紛争時に大問題となった産学共同についても、その問題点を「日本学術会議」として明確にすべきです。医薬分野では、大学教授どもが企業からカネをもらって御用化していること、あるいは、原子力や放射線被曝の世界でも大学教授どもの御用化は目に余ります。学者が企業と融合して、というよりも、巨大資本に科学や科学者が包摂され、科学が御用科学と化していく事態、これに対してクサビを打ち込むべきです。そして返す刀で、「支配権力による科学の包摂」という21世紀最大規模の人類の危機に対しても、「日本学術会議」はきちんと向き合って、相応の検討や提言を(具体的な事象をベースに)繰り返していくべきです。いまや、政府の各種審議会は、全くの御用機関と化し、どうしようもない状態にあることは、みなさまもよくご承知のことだと思います。

(そもそも、「日本学術会議」のこれまでの検討報告や提言などの多くは、既にロクデモナイものになっているのではありませんか? つまり、半分「御用化」しているということです)

(7)日本のアカデミズムの危機は、「日本学術会議」だけではありません。既にご紹介した「私物化される国公立大学」や、田中英寿理事長支配下の日本大学における不祥事を口実に、私学全体(大学だけでなく小中高校を含む学校法人全体)から自治を奪おうと画策する政府政権の動きも重大な問題です。むしろ大学というアカデミズムの拠点への政府政権や産業界の介入・攻撃は目に余るものがあり、ことは「日本学術会議」問題以上に深刻であり重大です。

(関連)「私物化」される国公立大学-駒込武/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034240643&Action_id=121&Sza_id=G2

(関連)私学のガバナンス改革迷走、議論こじれて越年決定 新たな会議設置へ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASPDY722ZPDRUTIL02C.html

(関連)私学ガバナンス、三つ目の会議でようやく着地へ 改革案、大筋了承:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3K6JTDQ3KUTIL031.html

(8)大学を含む日本のアカデミズム、学問や研究や教育が、およそ学術振興とは縁もゆかりもないようなチンピラ・ゴロツキ・ガラクタの政治家(自民党清和会=アベ派がその代表、及びその政治家どもに自分の栄達のためだけに媚びへつらう幹部官僚ども)により破壊され、一つは、政府政権の御用機関となること=大学研究者の家畜化、もう一つは、産業の安上がり・使い捨ての商品開発機関化=大学研究者の御用化、を目指して、政治的な圧力や、研究費・運営費などの不当配分を通じて、介入が強まる中、「日本学術会議」のみならず、広く日本の国公立・私立大学に在籍する過半の人間たちが、無反応・無関心・無気力の状態でいること、これが日本の危機を決定的に深刻化させているということです。当事者がこれですから、おのずと有権者・国民は更に無反応・無関心・無気力の状態であることに不思議はありません。

確かにマスコミはおかしな報道を繰り返していますが、しかし、この「日本学術会議」や日本のアカデミズムのあり方の問題の核心はマスコミにあるのではなく、まさに当事者たちの姿勢・態度にあるのです。

岩波ブックレットをお書きになった方々をはじめ、良識と良心をお持ちの、数は少ないかもしれませんが、危機の時代にあって勇気ある発言を続ける先生方がおられること、これが唯一の救いと言っていいと思います。
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6.「私物化」される国公立大学-駒込武/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034240643&Action_id=121&Sza_id=G2

(1)(別添PDFファイル)目次・はじめに(駒込武京都大学教授『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzyEbykmNu99dCLD?e=OuTRMC

(2)(別添PDFファイル)大学が「私物化」されるとはどういうことか=下関市立大学(教員有志『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット」)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz1BOyKIq-6ltICb?e=h7sOTM

(3)(別添PDFファイル)政治に従属する大学へ=筑波大学(佐藤嘉幸『「私物化」される国公立大学』岩波ブックレット」)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgz4YmEnTBhvTwfee?e=Ukghmm

◆キャンペーン · 筑波大学の学長選考について説明を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/4vk38hbs

(関連)「筑波大学長選考と国立大学ガバナンス改革問題」筑波大学教員・佐藤嘉幸|コラム/深層
 http://gendainoriron.jp/vol.24/rostrum/satoh.php

◆キャンペーン · 学長選考会議の権限強化に反対します―これ以上、大学を壊さないでください! · Change.org
 https://bit.ly/3VhbS1c

(今、日本の大学で何が起きているかについて、よく知らない方は上記の岩波ブックレットをお読みください。必読です。トンデモナイことになっているのは筑波大学だけではありません。与党である自公の政治家(アベ派=清和会の政治家が多い)やその下僕となっている文部科学省の幹部官僚どもが大学運営に介入し、大学が国や大企業の安上がり下請け機関と化しています。言い換えれば、日本の国公立大学が「田中英寿理事長支配下の日本大学」のようになってきています。唖然とするような大学運営が行われているにもかかわらず、大学に在籍している過半の教員・学生が無反応・無関心・無気力の状態にあるようです。私は日本の大学は今こそ「解体されるべきだ」と考えています。:田中一郎)


7.関連サイト
(1)(社説)学術会議改革 独立性維持こそ財産だ:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15496425.html?linkType=article&id=DA3S15496425&ref=mor_mail_editorial_20221208

(2)日本学術会議 - 長周新聞
https://www.chosyu-journal.jp/tag/%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0
https://www.chosyu-journal.jp/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0

(3)学術会議、見直し議論の総会延期 山際担当相の旧統一教会問題で|秋田魁新報電子版
 https://www.sakigake.jp/news/article/20221021CO0095/

(4)学術会議、見直し議論の総会延期 山際担当相の旧統一教会問題で|秋田魁新報電子版
 https://www.sakigake.jp/news/article/20221021CO0095/

(5)日本学術会議に対し政府要求「会員選考は新たなルールで」(テレ朝ニュース)
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000279102.html 

(6)日本学術会議改革で法改正へ 第三者委員会設置など明記 政府 - NHK - 日本学術会議
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221123/k10013900721000.html

(7)日本学術会議総会 改革方針に懸念の声相次ぐも政府との議論かみ合わず - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/225486

◆軍学共同反対連絡会 – Japanese Coalition Against Military Research in Academia
 http://no-military-research.jp/
草々  

2022年12月19日 (月)

(拡散希望)(報告)(12.15)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)(2022年12月15日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


去る2022年12月15日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。

前回(11/22)から電力システム改革の本格的な話を始めました。電力システムを新時代に向けてどのように創り上げていくかが、将来の日本の有り方に大きく左右します。まかり間違っても原発再復活という愚かな選択は避けなければなりませんが、しかし、事態はその方向に向かって動いています。電力システム改革が地域独占(原発)電力会社(「独電」「毒電」)の経営を最優先する形で、政治が先頭に立って進められていること、これが問題の根底にあります。その具体的な説明を少しずつ丁寧にしていきます。

私が懸念をしていますのは、この「電力自由化と電力システム改革」というテーマに関して、脱原発・反原発の方々も含めて、まだまだ関心が低く、この問題について具体的批判的に論じる有識者の方々もほとんどおられないことです。私の今回のシリーズの企画が契機となり、この問題について国民的な議論の高まりと、原発や「毒電」の経営を最優先させる経済産業省の電力システム設計に対する厳しく鋭い批判が巻き起こることを大いに期待し、みなさまにはこの「いちろうちゃんのブログ」サイトの拡散をお願い申し上げます。)


次回(第5回目)は2023年1月30日(月)です。当日は樫田秀樹さんにリニア新幹線のお話をしていただく予定ですが、その日の前半約1時間(6:00PM~7:00PM)で私から今回の続きのプレゼンを行います(樫田秀樹さんのご講演は7:00PMからです)。今回のご説明の若干の補足を行いながら「解決策=我が国における電力自由化のあるべき姿(1)」について説明を続けていきます。先を急がず、ゆっくりと、丁寧にご説明したいと考えています。(これまでのご報告と今後の予定は下記です)

◆第1回目(2022年10月12日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f42582.html

◆第2回目(2022年10月25日)(報告)電力自由化と電力システム改革:電力システムの基礎知識(続)(新ちょぼゼミ:田中一郎)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-f143ef.html

◆第3回目(2022年11月22日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

◆(今回)第4回目(2022年12月15日)(報告)電力自由化と電力システム改革:歪められた電力システム改革(2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)

◆(予約必要)第5回目(2023年1月30日 6:00PM~7:00PM)解決策=我が国における電力自由化のあるべき姿(欧州の事例などから)(1)=この日は樫田秀樹さんのご講演「リニア新幹線は実現可能か?」の前半の時間でお話いたします。樫田秀樹さんのご講演は7:00PM~9:00PMです。
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwgxGIOD-7GF9EtE?e=hBwWS1


(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
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◆(当日録画)20221215 UPLAN 田中一郎「日本における電力自由化と電力システム改革」歪められた電力システム改革(2)- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=NZhEf0W410Y
 https://www.youtube.com/watch?v=NZhEf0W410Y

(時間の関係で「未來へ向けたあるべき改革の具体像」まで話が行きませんでしたので、ユーチューブ録画の表題を「歪められた電力システム改革(2)」と書き換えました。「未來へ向けたあるべき改革の具体像」については次回にお話いたします)

<補足説明>
 再生可能エネルギー電源の区別を再度まとめておきます。

*FIT・FIP電源=新規契約はすべて卸電力市場(JEPX)経由で電力小売り会社が購入する(再生エネ発電会社は送配電会社に電力を売却する)。但し、既存契約は再生エネ発電会社と電力小売り会社が直接取引してもいいが、その場合、価格はJEPXの価格を使うことが義務付けされている。なお、再生エネ発電会社は「非化石価値証書」を作成して販売することは出来ない。

*非FIT・FIP電源=再生エネ発電会社と電力小売り会社は自由に直接取引が可能(これをPPAという)。但し、再生エネ推進交付金は受け取れない。なお、再生エネ発電会社は別途「非化石価値証書」を作成して販売することが可能。


<参考図書>
(1)最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 発電・送配電の仕組みと概要を掴む-木舟辰平/著(秀和システム)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034317696&Action_id=121&Sza_id=B0

(2)入門再生可能エネルギーと電力システム 再エネ大量導入時代の次世代ネットワーク-諸富徹/編著(日本評論社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033926649&Action_id=121&Sza_id=E1


<ご参考(1)>
(1-1)いま、日本の電気に何が起こっているか:電気価格高騰のカラクリ(録画)(竹村英明 2022.8.29)
 https://bit.ly/3MzaFP1

(1-2)(レジメ)いま、日本の電気に何が起こっているか:電気価格高騰のカラクリ(竹村英明 2022.8.29) 
http://sayonara-nukes.heteml.net/nn/wp-content/uploads/2022/08/b8fc936c0e1f4bc35edc37e51d89c1e0.pdf

(1-3)いま、日本の電気に何が起こっているか:電気価格高騰のカラクリ(イントロ部分)(竹村英明『世界 2022.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVglmF7ox8TH0xZdft?e=Bbmcqv


<当日使用したレジメ・資料>
 使用した順番に並べておきます。

(1)(拡散希望)(報告)(11.22)電力自由化と電力システム改革(第3回目):歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

(2)(別添PDFファイル)(総括)我が国の電力自由化と電力システム改革の茶番(インチキ)(田中一郎 2022年10月12日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgldL7tDVTInC-Iwc?e=LYWW62

(3)(別添PDFファイル)(レジメ)日本における電力自由化と電力システム改革(田中一郎 2022年10月12日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgliyzBcBVdluobk2?e=8Yrtlv

(4)(別添PDFファイル)MEMOⅡ(2022年10月25日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgm3TNRvoXQ6fpO52?e=aGGXa7

(5)TOPICS(寄り道) 
(5-1)【声明】原発推進「行動指針」に抗議-原発のリスクとコストを社会全体に押し付け、将来に禍根を残す - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20221208/10581/

(5-2)原発運転 上限撤廃に道、「60年超」指針案了承、経産省有識者会議(東京 2022.12.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/218838

(5-3)(別添PDFファイル)中国・九州・中部電力に課徴金 カルテル 自由化骨抜き 過去最高数百億円か 公取委方針(日経 2022.11.26)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE07BPC0X01C22A0000000/

(5-4)電力自由化ないがしろ、関西電力に批判不可避 法令順守意識も低く(産経新聞)
 https://www.sankei.com/article/20221201-U3GNCGH35NP2ZHVTMXQHUIVEJM/

(5-5)東北電 32%値上げ申請、家庭向け料金、燃料高騰 他社追随(毎日 2022.11.25)
 https://mainichi.jp/articles/20221125/ddm/002/020/101000c

(5-6)(別添PDFファイル)「地域新電力」に試練 自前電源足りず、価格高騰直撃、8割が新規契約を停止(朝日 2022.12.5)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15493156.html

(5-7)新電力が大ピンチ!...相次ぐ経営破たんに事業停止 東北電力、東京ガスが支援した「シナジアパワー」も倒産 - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/a99503272e8723491247177d3ba9dd851ab1ba08

(5-8)(別添PDFファイル)送電線も=電気代また上がる? 託送料金の値上げ、電力10社が申請(朝日 2022.12.9)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15497384.html

(5-9)送電線整備に6兆円超、50年までの計画素案、再エネ拡大に向け(日経 2022.12.7)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA06AB40W2A201C2000000/

(5-10)(別添PDFファイル)再エネ業界に激震、バイオマス燃料で「認証偽装」(『週刊東洋経済 2022.12.17』)
 https://toyokeizai.net/articles/-/633934

(6)3つの重要な解説図
(6-1)日本のCO2排出量:電力・電力以外(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVglqjyPBGO-_iVCF3?e=BClo0d

(6-2)送配電・発電・小売が分離分割されない日本(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgluRAaQjgkE4Ik10?e=byQ7RJ

(6-3)10ブロックに分かれる日本の送配電網(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVglx3C45NGz_YLGrZ?e=HRVrth

(7)電力市場:その運営と管理
(7-1)日本卸電力取引所(JEPX)
 http://www.jepx.org/

(7-2)電力・ガス取引監視等委員会
 https://www.emsc.meti.go.jp/

(7-3)電力広域的運営推進機関ホームページ
 https://www.occto.or.jp/

(7-4)日本卸電力取引所「JEPX」とは?電力市場の仕組みがわかる!
 https://enemanex.jp/jepx-dennryokusijo/

(7-5)直近の卸電力市場の動向(資源エネルギー庁 2022年4月26日)(注目:天然ガス輸入価格)
 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/048_03_02.pdf

(7-6)電力スポット市場価格の推移(『電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本 第3版』木舟辰平:秀和システム)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwpJ34Ja94W1NEbH?e=EWV59Y

(7-7)(別添PDFファイル)電力市場で異常な価格高騰、ブロック入札で「売り切れ」が発生か(杜依濛『週刊エコノミスト 2022.12.20』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20221220/se1/00m/020/004000c

(7-8)直近の卸電力市場の動向(資源エネルギー庁 2022年4月26日)(注目:天然ガス輸入価格)
 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/048_03_02.pdf

(8)その他
(8-1)(別添PDFファイル)送電線空容量問題の深層(安田陽 諸富徹編『入門:再生可能エネルギーと電力システム』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgznLGdtlhWr262_f?e=Jc0BFs

(8-2)(別添PDFファイル)再生エネ推進型の欧米諸国の電力システム(内藤克彦 諸富徹編『入門:再生可能エネルギーと電力システム』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzp1tF-OfuGZjK54?e=BGLM9c

(8-3)新電力の競争実態調査、大手と公正な競争条件重視、公取委(日経 2022.12.15)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66838680U2A211C2EP0000/

(8-4)知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで-鎌田浩毅/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034398978&Action_id=121&Sza_id=B0

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2022年12月18日 (日)

(予約必要)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)

前略、田中一郎です。
(広瀬隆さんの講演会のご案内です:必見です、予約をお忘れなく)


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◆(予約必要)(チラシ)(1.24)&(2.24)広瀬隆講演会「気候変動の宇宙物理学:IPCCのCO2温暖化説は本当か」(前半・後半)(2023年1月24日&2月24日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzje2cqlTLIs6bM1?e=qYNO9o


 ちょうど1年前に「二酸化炭素CO2によって地球が温暖化しているという説は科学的にはまったく根拠がないデマであると題した講演を予定しましたが、コロナの激増のために講演会を中止して、視聴者なしで録画してYouTubeで放映してきました。しかし、私が目的とする「CO2地球温暖化論者」と直接対決する公開討論会は、いまだ実現していません。そのため地球が温暖化しているのか、それとも私が実証するように恐怖の氷河時代が目前に迫っているのか、社会的には決着がつかないまま、全世界で燃料不足を引き起こし、温暖化論者の大嘘のために物価暴騰を招き、挙句の果てに「原発必要論」が威勢よく復活し始めています。トンデモナイ事態です。そこで、この現状をいつまでも黙視して放置することはできません。この問題に決着をつけるため、今回は「気候変動の宇宙物理学」を大規模に公開することにしました。必見の内容であることを保証致します。

 <次第>
講 師:広瀬隆さん
日 時:(前半)2023年1月24日(火)18:15より20:30
    (後半)2023年2月24日(金)18:15より20:30
会 場:全水道会館4F大会議室
    https://www.mizujoho.com/
資料代:1回参加1,000円(2回通し参加1,600円)
定 員:160名=予約必要 電話かメールでお申し込み下さい
主 催:たんぽぽ舎
 東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1F
 tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/ 

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


 <関連>
(1)地球温暖化説はSF小説だった その驚くべき実態-広瀬隆/著(八月書館)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034055718&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)(2022.1.27講演レジメ:表紙のみ)二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:2022年1月27日)
 https://drive.google.com/file/d/165QlyAwsFW-AJCuc4Oyt4vXWPnvGEyNo/view?usp=sharing

 (上記レジメの入手方法)
(1)広瀬隆さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下記の郵便振替口座「広瀬隆文庫」に、 「温暖化パンフ」と書いて、注文【部数】と、送り先の住所・お名前を明記して(できれば電話番号またはメールアドレスも書いて)、お申し込み下さい。(送料無料で) 一部500円です

◆郵便振替口座名:広瀬隆文庫      口座番号:00160-8-588281 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)たんぽぽ舎
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

(3)田中一郎
 手渡し方式のみ対応します。当分の間、数部を持ち歩きますので、声を掛けてください。


◆(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html 
(ここに2022.1.27広瀬隆さん講演(6時間半)の録画を掲載しています)
草々

(追)広瀬隆さんからのメール
 全国のみなさま・・・「気候変動の宇宙物理学」をスタートしました・・・広瀬隆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 全国のみなさま・・・広瀬隆です。今週から、インターネットのYouTubeで、「気候変動の宇宙物理学」をスタートしましたのでお知らせ致します。これは、シリーズで「第1話」から「第2話」、「第3話」・・・へと続く、宇宙の神秘について語る物語です。何か小むずしい話と感じるタイトルですが、中身はビックリするほど面白い話ですよ。話が進むにつれて、次第に、みなさんも腰を抜かすでしょう。

だって、みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 ところが、世界最高水準の科学というものは、今や、そうしたことを「事実」として確認できるところまで、進歩してきたのです。ですから、国連や日本のテレビスタジオで、「CO2だ!!  CO2だ!!」と騒いでいる人たちは、全員がサイエンス時代に遅れているわけです。百聞は一見に如かず、と申します。あの人たちのようにならないように、インターネットを開いて一度だけ「第1話」を見て下さい。ちょっとのぞいて見ましょうね。

https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

 これは私にとって、「人生の集大成」となる最後の作業です。今までたくさんの方からご注文いただいた「温暖化パンフ」とは別次元の、世界最高水準の科学的な宇宙論です。まず日本人でこれをきちんと理解している人は、絶対にいないでしょう。その壮大な事実に驚かれたら、どんどんまわりの人に、家族に・・・知人に・・・友人に・・・愛する人に、誰彼なく、この物語を伝え広めて下さい。その大宣伝をしないと、その科学を知った意味が消えてしまいます。そのお願いのために、このメールをみなさんにお送りする決意を致しました。

 「第2話」以後も、関連する資料も、すでに、すべて完成しましたので、順次、インターネットに掲載(アップロード)してゆきます。特に、YouTubeが好きな若い人たちに、伝えて下さいね。

 一方で、インターネットは嫌いだ、という人もいらっしゃるので、たんぽぽ舎(電話03-3238-9035)が、同じ演題「気候変動の宇宙物理学」の2連続講演会を中央線~総武線「水道橋」で開いて下さることに、なりました。東京近辺の人は、「添付ファイル」をご覧になって、参加申し込みをなさって下さい。よろしくお願い致します。しかし、コロナ感染症には、気を抜かずに、用心を続けて下さい。

 本日はこれで、要用のみにて失礼いたします。【2022年12月18日】     広瀬隆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

2022年12月16日 (金)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(138):原発推進・容認を唱えているのは福島第一原発事故を忘れた原発の実態を知らない軽率な連中だ=強まる原発「再推進」圧力、このままでは過酷事故の悪夢が再来する

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(メール転送です)水俣病被害者互助会棄却処分取り消し、認定義務付け訴訟 控訴審 第1回口頭弁論のご案内

日 時:12月20日(火)午後2時30分
場 所:福岡高等裁判所1階101号法廷

 水俣病被害者互助会・棄却処分取り消し、認定義務付け訴訟控訴審は第1回の口頭弁論 が開始されます。今回は原告らの本人陳述と弁護士による陳述が行われます。原告らは胎児期、幼少期にメチル水銀のばく露を受け、今も様々な被害に苦しんでいます。関西訴訟や溝口訴訟、Fさん訴訟、新潟水俣病東京高裁判決など水俣病を巡る多くの訴訟で明らかとなったように水俣病認定制度の誤りは明白です。しかし、環境省や熊本県はその制度の誤りを糺すことをおこなわず、被害者を切り捨て続いています。2014年3月環境省は「総合的検討についての通知」を発出、最高裁判決を無視する勝手な解釈を行い熊本県、鹿児島県は棄却処分を繰り返しています。この様なやり方を決して許してはなりません。原告全員の勝訴判決に向けて頑張りましょう。

 当日の予定
13:00  福岡高裁(福岡市六本松)(弁護士会館、2階中会議室) 
14:30  福岡高裁1階101号法廷第1回口頭弁論
15:30すぎ 法廷終了後、報告集会、福岡高裁門前にて

(参加を予定される方は、事務局までご連絡をお願いします。水俣市南福寺108番地 水俣・ほたるの家 電話・FAX 0966-63-8779)

(関連)(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-1aac71.html


2.(メール転送です)宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判核燃裁判 第5回口頭弁論期日(12月20日(火)11:00)

10:00 門前集会 (東京地裁正門前) 抽選はしない予定です、
11:00 開廷(東京地裁103号法廷)
13:00 弁護団報告集会 (会場:聖アンデレ教会/オンライン)
13:30 学習会「宗教者が司法に訴える意義」(会場:同上)
15:00 閉会

 会場:聖アンデレ教会
 https://goo.gl/maps/yGM3SpT3Qm7acB13A
 〒105-0011港区芝公園3-6-18 電話:03-3431-2822
 最寄り駅は東京メトロ日比谷線「神谷町」駅

※報告集会に参加予定の方は下記のURLからお申し込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScNvzuAPjCffgQQTHFLydaiDLO1m8t9jTSIRyocNkF32LJwZg/viewform

▼宗教者核燃裁判 HP
 https://www.kakunensaiban.tokyo


3.「いわき市民訴訟」仙台高裁第2民事部裁判官宛「緊急要請」署名のお願い(最終確定版 2022.12)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzDTLueWo1iKbGtx?e=eAKUrn


4.69年 新宿駅の西口地下広場で起きた反戦運動「フォークゲリラ」のドキュメンタリー NHK BSで11月26日放送 - amass
 https://amass.jp/162545/

(関連)新宿西口フォーク集会|中日映画社
 http://wx08.wadax.ne.jp/~chunichieigasha-co-jp/?p=31326

(この国には「広場」(アゴラ)がない。アゴラがないことに違和感を持たない有権者・国民、そして小さなアゴラができると、逆にそれに違和感を持って潰しにかかるドアホもいる。この国が世界でもまれにみる市民革命を自力でやり遂げたことがない「夜明け前」の国であり、従ってまた、この国に市民のためのアゴラがないことが、ホンモノの民主主義がないことの1つの明白な証拠ともなっている。

いや、東京では、アゴラがないだけでなく、市民・都民が大規模な集会や講演会を開催する公的会場さえ、次々とつぶされているのが現状だ。一例は日比谷公会堂、かくもくだらない理由をつけて閉鎖が延々と続いていることに何の異議も出てこない悲惨な現実がある(日比谷公会堂工事を口実に、日比谷公園内の貴重な欅(けやき)やニレの木を伐採することはさっさと始めているというのに、である:工事用の資材置き場にするというのがその理由 木を伐った工事責任者をクビにしろ! まさにタヌキ女(小池百合子・都民F)が支配するアホの都だ)。

(関連)トイレが大問題…どうなる日比谷公会堂の改修 着工めど立たず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/105972

(関連)日比谷公会堂の着工めど立たないのに…公園内のニレとケヤキの一斉伐採に疑問声:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/105973

◆写真:日比谷コンベンションホール(図書館地下)内の貼り紙
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzYHZ1w-yfy9r0he?e=gIgH90

(公共施設が署名活動やチラシ配布の妨害をしている事例です、東京では東京都庁の施設が特に妨害がひどい。アゴラがない、どころの話ではありません。市民運動・社会運動・政治運動の一挙手一投足が平気で妨害されているのが、この国の現実です)


5.防衛省が企む「世論誘導」の戦慄! 反戦ムードの払拭狙い研究に着手、識者は憲法違反と警鐘|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315801

(関連)フェイク情報が社会全体を駆け回る…防衛省がAI活用で情報操作など正気の沙汰ではない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315916

(関連)防衛省、フェイクニュース対策強化へ AIによる自動情報収集機能の整備も “世論誘導研究”一部報道を否定(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d8b038939ca726e825eb51090fe0c9fd5e3bb924

(防衛省・自衛隊こそがフェイクニュース発祥の地である。そしてそれは戦争が起きれば益々ひどくなり、国民を戦争へと動員していくための道具と化していく。かつての大日本帝国時代の大本営発表を思い出せば自明のこと、その際、マスごみは、その「ゴミ」としての本領をいっそう発揮して、フェイク情報の広報機関となる。ジャーナリストの高野孟氏が言うように「防衛省がAI活用で情報操作など正気の沙汰ではない」のである。:田中一郎)


6.脅威あおり防衛費拡大、その手法 まるで戦前、危うき仮想敵国設定、軍拡競争の果て 衝突か財政破綻(東京 2022.12.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219740?rct=national

(関連)岸田ガブ政権(斎藤美奈子 東京 2022.12.14)
 https://mobile.twitter.com/yuga_tetsu00055/status/1602800123863441409/photo/1

(関連)「敵基地攻撃能力を持てば抑止力、は楽観的すぎる」流通経済大・植村秀樹教授が語る戦争への危惧:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219057

(岸田文雄と自公のドアホ議員どもよ、お前らは、国会での熟議や国民への説明責任をすっ飛ばして、何を勝手なことをやってんだよ! 武器弾薬に今の倍の金額のカネをかけること自体の是非や日本国憲法との関係について、何の議論も説明もしとらんのに、その財源をどうするか、だと!? ふざんけんじゃねーぞ。ものごとには「進め方」ってもんがあんだ。べらぼうなカネがかかって危険極まりないことをやろうというのに、それがいいことか悪いことかの検討も議論もしないでおいて、そのカネをどうやって調達するかの算段を始めるなんぞ、民主主義の「ミ」の字もないではないか。政治を私物化してんじゃねーぞ、このクソ野郎ども。頭の中が単細胞でご都合主義の人間たちが集まってボケたこと言ってんじゃねえんだよ、ボケたことやってんじゃねえんだよ、ということだ。

たとえば、原発どうすんだ? 敵は原発をわざわざ避けて攻撃してくれるのか? あるいは、あらゆることが大都市に集中しているこの狭い島国の日本がハリネズミみたいに武装して、何をどう守るのか!? 敵基地を攻撃すりゃ(反撃すりゃ)、敵から反撃されるだろ、そのときどうすんの? 有権者・国民のことなど何にも考えてねえだろ。お前らの頭の中、完璧にイカレてんじゃないのケ!? 自分たちに不都合なことには思考停止か? 役に立たないものを大金はたいて山ほど買い集めたって、昔の戦艦大和みたいになるのは必定だ、それがわからんのか!? 「抑止力」? 誰に対するどんな「抑止力」だ? 説明してみろ! 子どものケンカやガキの戦争ごっこの域を出てねえじゃねえか このドアホども! :田中一郎)

(関連)防衛増税に反対する自民議員が会合「内閣不信任案に値する」との声 [自民] [岸田政権]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQDF5QN7QDFUTFK00X.html

「内閣不信任案に値する」「財務省の陰謀だ」。岸田文雄首相が防衛費増額の安定財源として増税の検討を表明したことについて、増税に反対する自民党議員が13日午前に会合を開き、岸田首相へ反発姿勢を鮮明にした。会合は、増税による財源確保に慎重な立場の城内実衆院議員らが呼びかけた。自民議員20人程度が出席し、意見を述べた。複数の出席者によると、参加議員からは「増税方針を決めるまでの岸田首相の決定プロセスはあまりに乱暴だ」などの批判や、「増税する税目などを税調幹部だけで一方的に決めるようなことになれば政局になる」と首相を牽制(けんせい)する発言があった。さらには、「内閣不信任案に値する」といった批判まで飛び出したという、と「朝日」。(立憲フォーラムMGより一部抜粋)

同じく立憲フォーラムMGによれば、「立憲民主党の蓮舫参院議員はツイッターで「国民に(財源責任を)なすり付ける前に、責任ある防衛予算の中身を示すのが首相の仕事だ」と強調した」という。何を言っとるか、このボケだ。「責任ある防衛予算の中身を示す」前にやるべきことがあっだろうが!(たとえばアメリカ政府や在日米軍との関係は今のままでいいのか) この野田佳彦の腰巾着女もまた、自公とは別種のドアホのようである。「立憲主義」ならぬ「脱憲主義」と、ちゃいまっか(違いますかの大阪弁)!?


7.(別添PDFファイル)大阪府特例天下り問題、疑念招く「抜け穴」ふさげ(毎日 2022.11.14)
 https://mainichi.jp/articles/20221214/ddm/005/070/004000c

(ダブルスタンダードに二枚舌、ご都合主義のフェイク政党=維新(日本維新&大阪維新)が、また「天下り」で自分たちの正体を現している。「市場原理主義アホダラ教」が「1%のために99%をダシにするご都合主義」であり、「今だけ、カネだけ、自分だけ」をその実践綱領としているけれども、この維新(日本維新&大阪維新)という政治勢力が「市場原理主義アホダラ教」政策を掲げることも、その政治的体質とぴったり平仄があっている。そして「昔は水の都、今はアホの都」大阪の「府市あわせ」愚民が、この維新というチンピラ似非右翼のネオ・ファシスト集団を支持して支えているわけだ。徹底的にボロボロにされたらいい。そしたら大阪愚民も身に染みて自分の愚かさに気が付くだろう。それにしても、この維新に対して「来年もよろしくお願いしま~す」と言うている愚か者集団がいる。いったい誰だって? 泣く子も黙る「脱憲主義」の泉健太立憲民主党だ。消えてもらっていいぞ。いっそのこと「日本維新の会」に吸収合併でもしてもらったらどうか?:田中一郎)

(関連)立憲・維新、「共闘」継続へ 次の通常国会も 「行政改革一緒に」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15501286.html
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(138)をお送りします。昨今の原発関連情報(山のようにありますが)を若干集めて簡単なコメント付きでお送りします。既にみなさまご承知のことも多いとは思いますが、その場合は備忘のためのご確認として活用いただければ幸いです。昨今の原発を巡る騒動を一言で総括いたしますと、メールの表題の通り、「原発推進・容認を唱えているのは福島第一原発事故を忘れた原発の実態を知らない軽率な連中だ=強まる原発「再推進」圧力、このままでは過酷事故の悪夢が再来する」ということになります。「福島第一原発事故を忘れた原発の実態を知らない軽率な連中」とは、岸田文雄政権であり、自民党・公明党の政治家どもだということです。彼らから政治権力を奪い取り、ホンモノの政権交代を実現しなければ、原発・核燃料サイクル推進は止まりそうにありません。頑張りましょう。

 <別添PDFファイル>
(1)技術の原理を無視する政府と原子力業界(後藤政志『原子力資料情報室通信 NO.582 2022.12.1』)
(2)関電不正事件、大阪地検が元役員らに再度の不起訴決定、「告発する会」怒りの会見(『週刊金曜日 2022.12.9』)
(3)関電クサレ原発推進小唄
(4)原発運転 上限撤廃に道、「60年超」指針案了承、経産省有識者会議(東京 2022.12.9)
(5)原子力規制委の独立性 疑問、自ら経産省に政府方針聴取(東京 2022.11.11)
(6)使用済み核燃料 長引く補完、茨城県内 6施設で30年超(東京 222022.12.7)
(7)原発交付金、倍増10億円、立地市町村の隣接県にも最大5億円(朝日 2022.11.11)
(8)「地域新電力」に試練 自前電源足りず、価格高騰直撃、8割が新規契約を停止(朝日 2022.12.5)
(9)生物多様性 「相殺」に懸念、オフセットで環境破壊も(日経 2022.12.9)


1.(別添PDFファイル)技術の原理を無視する政府と原子力業界(後藤政志『原子力資料情報室通信 NO.582 2022.12.1』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzFd-gah_pFeDvDI?e=Omhm06

(関連)空想から妄想へ あまりに非現実的な原発増設計画 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/45990

 <田中一郎コメント>
 後藤正志さんは今現在、「鹿児島県原子力安全・避難計画等防災専門委員会」の「川内原子力発電所の運転期間延長の検証に関する分科会」に正式メンバーとして招請され奮闘されています(下記サイト参照)。既に原発推進の御用委員たちとの闘いが始まっており、九州電力が、この分科会の検討の結果を待たずに川内原発の運転期間延長を原子力「寄生」委員会に申請したり、川内原発の各種機器類や設備・装備品に関して企業秘密を口実に「具体的な数字」や「肝心な部分」を「黒塗り」にした資料を出してくる(これでは専門的な検討や議論ができない)など、看過できないデタラメが強引に押し通されようとしています。みなさまのご注目をお願い申し上げます。

◆鹿児島県/鹿児島県原子力安全・避難計画等防災専門委員会
 https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/senmoniinkai.html

◆鹿児島県/川内原子力発電所の運転期間延長の検証に関する分科会(後藤政志さんが委員の1人)
 https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/bunkakaimeibo.html

◆鹿児島県/開催状況(分科会)(議事録など)
 https://www.pref.kagoshima.jp/aj02/bunkakai-kaisaijyoukyou.html


2.(別添PDFファイル)関電不正事件、大阪地検が元役員らに再度の不起訴決定、「告発する会」怒りの会見(『週刊金曜日 2022.12.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzIUSHmiiKNZKx81?e=qhtexi

(関連)(別添PDFファイル)(拡散希望)♪関電クサレ原発推進小唄♪
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzPdLKzQfXmR1wAx?e=oVTSMi
 https://www.youtube.com/watch?v=2EIN7DLUBSs

♪森山さん、森山さん
 お腰につけた毒まんじゅう
 一つ私にくださいな

♪あげましょう、あげましょう
 これから高浜原発の
 工事をくれたらあげましょう

♪もらいましょう、もらいましょう
 森山さんをかつぎあげ
 原発推進 エンヤラヤ

(「森山さん」とは、関西電力経営陣に「小判」や高価背広仕立券他、さまざまな金品類を送っていた、元福井県高浜町の元助役・森山栄治(故人)のことです)

 <田中一郎コメント>
 2000年代初頭に実施された「司法民主化」が中途半端で、最高裁及び最高検察庁を頂点とする日本の司法権力が、民主化の動きをうまくかわして骨抜きにしてしまった結果がコレです。検察審査会を創ったのはいいのですが、その際、起訴相当とするには「11人の検察審査員のうち8人以上が「検察官が不起訴にしたのは正しくなく,起訴して裁判にかけるべきだ」という判断」が2回続けて議決とならなければいけません。針の穴に象を通すような困難さです。過半数では、不起訴不当、の議決となり、これがなされると、その案件は検察の判断次第となって、ほとんどが不起訴となってしまいます。死刑判決が裁判官の過半数で決まっている時に、検察の起訴権限の濫用=不行使に対して検察審査会の「起訴相当」議決要件がこれでは、あまりにバランスに欠けています。本来は逆に、つまり、検察審査会は過半数の1回の議決で起訴、死刑判決は2/3以上の裁判官の判断で決められてしかるべきです。なお、我が国の司法改革のあり方については、少し前に書いた私の「いちろうちゃんのブログ」(下記)をご覧いただければ幸いです。

(関連)検察審査会 - 裁判所
 https://www.courts.go.jp/links/kensin/index.html
 https://www.courts.go.jp/links/kensin/q_a/index.html

(関連)(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html

(第二次司法民主化について、日本の法曹界(弁護士や大学教授たち)があまりに無関心・無気力なことに私は呆れています。所詮、法律とは、有権者・国民を守るためにあるのではなく、伝統的にそうであったように、支配権力を有権者・国民から守るためにある、ということなのでしょうか? 歯がゆい限りです。:田中一郎)


3.次世代革新炉「前倒し」明記、経産省・有識者会議が大筋了承した原発行動指針案の中身(ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3e12e77d6665e36b94bff7102b75ae78d4ceb34f

(関連)安全性に優れた次世代炉・新型炉の追求:研究開発 - 原子力 - 東芝エネルギーシステムズ
 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/nuclearenergy/research/safety-reactor.html

(関連)「革新的軽水炉」2030年代に運転 経産省が工程表案 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20220729-D3CQ3N437JML3P4QWZ5BJFVPVM/

(関連)原発新増設は「火事場泥棒的な転換」 原自連が政府へ提言 「全力あげ再エネ100%を」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198958

(次世代革新炉と言われる5つの原子炉(①革新的軽水炉、②小型原子炉、③高速炉、④高温ガス炉、⑤核融合炉)のうち、今のところ日本で実現可能性があるのは 革新的軽水炉だけです。そしてこの革新的軽水炉とは、20世紀技術で作った陳腐化したジジババ原発に、あれこれと役に立つのかどうかわからない安全装置という厚化粧をほどこした、化け物のような顔をした原発のことです。タヌキ経済産業省よ、原発狂言はやめたらどうか。頭隠しても、尻尾が丸見えだ。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)原発運転 上限撤廃に道、「60年超」指針案了承、経産省有識者会議(東京 2022.12.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/218827

(関連)原子力規制委の独立性 疑問、自ら経産省に政府方針聴取(東京 2022.11.11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/213272

(関連)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その1):何十年も前に造られた古い原発全体をくまなく点検・検査することなどできない=形式・体裁を整えて、さも安全審査を厳格にやっているかのように見せかける原子力「寄生」委員会のペテン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-5b0861.html

(関連)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その2):古い原発は「時限核爆弾」=40年超の運転や廃炉を前提としていない、設計図行方不明、人も入れ替わり設備の詳細を知らず、山のようにある老朽原発の超危険性- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-82e981.html

 <老朽原発関連>

(1)「原発の運転期間 「原則40年」ルール 緩めてしまっていいの!?」(FoE Japan)
 https://youtu.be/bL1B1QrdUSQ
 https://youtu.be/nwXCAILyoNM (短縮版)
 https://foejapan.org/issue/20221207/10552/ Q&A

(2)【緊急署名】原発運転期間「原則40年」規定の削除方針の撤回を - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/45791

(3)運転60年超の原発、世界で実例なし 設計時の耐用年数は40年 配管破れ、腐食で穴...トラブル続発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/218838

(4)世界の原発の“平均寿命”は29年…日本政府がもくろむ「運転期間60年超」は世界の非常識|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315564

(5)原発新増設は「火事場泥棒的な転換」 原自連が政府へ提言 「全力あげ再エネ100%を」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198958


5.「美浜の会」が初期被曝完全隠蔽ルール制定の動きを告発

<美浜の会HP>
 https://www.jca.apc.org/mihama/

◆原発事故時の避難退域時検査・簡易除染の新マニュアル(2022.10.10) 
  ・検査の基準は高すぎる:1歳時の甲状腺被ばく300mSvに相当(4万cpm)
  ・住民の検査記録は保存せず/ 基準値以下なら数値のない「通行証」のみ
  ・車両の検査はワイパーとタイヤ側面だけ。タイヤの接地面等は実施せず
    簡易除染はウエットティッシュでふき取るだけ
 これでは住民の安全は守れない。避難先にも汚染は拡大する
 https://www.jca.apc.org/mihama/bousai/probl_manual20221010.pdf

◆パブコメ出そう! 7月29日締切
  原子力災害時における避難退域時検査及び簡易除染マニュアル案  
   住民の安全を軽視した、検査と除染の簡略化は許されない
   問題点の紹介 避難計画を案ずる関西連絡会
 https://www.jca.apc.org/mihama/bousai/pubcomme20220718.pdf


6.(別添PDFファイル)使用済み核燃料 長引く補完、茨城県内 6施設で30年超(東京 222022.12.7)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/216021

(危険極まりない使用済み核燃料を山のように抱えてにっちもさっちもいかない茨城県、この県は日本の近未来を先取りしています。福井県や青森県もまた、同様と考えていいでしょう。原発推進のツケは結局は地域住民が支払うことになります。しかも近未来の世代が、ということです。未来世代の人権侵害であり、許されることではありません。:田中一郎)

(関連)プルサーマル発電で交付金 経産省、新たな自治体向け- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2906E0Z21C21A2000000/

(プルサーマルの結果生まれてくる使用済みMOX燃料は、通常の使用済み核燃料よりもはるかに危険で厄介なものです。上記のわずかばかりの「交付金」は、それを立地地域の住民に押しつけるための原子力ムラの差し出すエサです。お気を付けください。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)原発交付金、倍増10億円、立地市町村の隣接県にも最大5億円(朝日 2022.11.11)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15471108.html

(こんなものにタカリ行為を働いて、原子力ムラに釣り上げられてしまうダボハゼになってはいけません。故郷を原子力ムラに売り飛ばしてはいけないのです。あとに大きな後悔が残るだけでなく、これから生まれてくる未来世代への侮辱でもあります。:田中一郎)


7.(メール転送です)「川原発天井クレーン持台き裂事故」に関する報告(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)

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女川原発質問状回答と意見交換会の議事録が「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」と本会が協力し作成されました。
 http://sanriku.my.coocan.jp/221102touhokuQ&A.pdf

加えて,この議事録とその他の情報からわかったこと等をまとめました。
 http://sanriku.my.coocan.jp/221102onaform.pdf


明らかになってきた重要な課題の項目は以下の5項目です。(詳しくは上記まとめをご覧ください)

(1)劣化した建屋の5階にある使用済燃料プールは大地震に耐えるのか
(2)観測史上最大の地表変動(水平変動,沈降)の原発建屋への影響は解明されたのか
(3)基準地震動Ss1000ガルは2号機だけの適合でよいのか1・3号機の耐震はどうするのか。
(4)天井クレーン支持台車のき裂は今年3月16日の地震が原因か実は不明,耐震の信頼性がない
(5)天井クレーンが重量物や使用済燃料を搬送中大地震が襲来したとき,最悪事態の想定答えず

「まとめ(感想)」について以下です。

「電力の広報から質問状の回答は電話で行いますとあり唖然としました。しかし宮城県のみなさんのご尽力 により,11月2日本店で1時間という制限や直接口頭での回答がありましたが,意見交換ができ良かったです。 東北電力は,一号機の廃炉作業で待機中の天井クレーンのき裂事故を使用していないからとし原子力規制委員会へ報告せず,詳細事故報告書を一般公開せず,事故を忘れた時期に公開するなど,隠蔽体質であり人々から理解を得ようとする姿勢が乏しく,これにより多くの人々は女川原発の実情を理解できずに来たのでは ないかと思いました。  

福島原発事故時4号機で1535体貯蔵されていた使用済燃料のプールの水が漏れ抜けると燃料がメルトダウンし半径170kmは強制移住,250kmは避難対象との評価が出されましたが,今回の質問で女川原発各号機上層階の燃料プールに使用済燃料が合計2790体(U約480トン)貯蔵されていることがわかりました。 福一原発4号機の2.1倍*もの放射能を貯蔵していることがわかりました。

2号機建屋の剛性が建設時の7割も減少し,燃料プールのひび,き裂は本当に大丈夫なのでしょうか。この危うい現実をしっかりと認識し,対応を迫っていきたいと思いました。

東北電力担当者からは福島原発事故を自分のこととして真摯に反省している様子がみられず,経営層のガバナンスが 旧態然としているように伺えました。また、電力の対応は人々の人権を尊重し安全を守るため,大事故を絶対に起こさないとする真摯な姿勢に乏しく非常に危険なものを感じました。 さまざま課題が見えてきました。今後国や県,議員そしてマスコミ,電力へ宮城県のみなさんと共に粘り強く訴えていくようにしたいと考えています。私達が黙ることは大事故への道です。」 

(関連)参考図(女川原発)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgzSEJmDJBW4bzaGL?e=ZWE6Ng
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8.「地域新電力」に試練 自前電源足りず、価格高騰直撃、8割が新規契約を停止(朝日 2022.12.5)
 https://bit.ly/3j6wBpX  

(今現在、たんぽぽ舎の軒先をお借りして「電力自由化と電力システム改革」の勉強会を続けています。皆さまがご関心を高めて下さることを切に願っております。また、時間と興味がおありの方は、是非、たんぽぽ舎での勉強会にご参加ください:田中一郎)

◆(拡散希望)(報告)(11.22)電力自由化と電力システム改革(第3回目):歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html


9.(別添PDFファイル)生物多様性 「相殺」に懸念、オフセットで環境破壊も(日経 2022.12.9)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07DNV0X01C22A2000000/

(関連する図書を2冊ばかりご紹介しておきます。私も今、読んでいる最中です。私は人工排出のCO2による地球温暖化説については懐疑的ですが、しかし、化石資源の野放図な大量使用や森林の破壊などはやめなければいけないと考えています。:田中一郎)

(関連)人新世の科学 ニュー・エコロジーがひらく地平-オズワルド・シュミッツ/著 浦勉/訳(岩波新書) https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034308912&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで-鎌田浩毅/著(岩波新書) https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034398978&Action_id=121&Sza_id=B0

<なお、新年1月に下記のイベントが計画されています>
◆新春(2023年1月24日火曜夜)&(2月24日金曜夜):広瀬隆さん講演会(全水道会館:水道橋)
 演題(予定)「地球温暖化と宇宙物理学」(主催はたんぽぽ舎)
 チラシができましたらお送りします。予約受付はそのあとからです。

(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ (今年1月の広瀬隆さんの6時間半講演の報告です。この時のレジメ冊子(カラー版)と録画DVDをセット販売しています。田中一郎にお声掛けください)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html


10.電力大手3社に過去最高の“罰金”総額1000億円 関電は自主申告で処分対象外|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/315576

(関電のタレコミで発覚したそうだ=この極悪会社を電力業界から叩き出せ! また、公正取引委員会その他の監視管理監督組織は、いわゆる「内部告発制度」(公益通報者保護制度)をきちんと整えているのか? 自前の調査能力をちゃんと持てよ! :田中一郎)
草々

2022年12月13日 (火)

本日(12/13)のちょっとだけ情報です:この国はいつからこんなに狂い出したのでしょうか? (追)本日のIWJ日報より(ウクライナ戦争+ドイツ極右クーデタ計画発覚)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(本日(12/13)のちょっとだけ情報です)
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1.キャンペーン · 放射能除染土を新宿御苑や所沢等に持込ませるな! 環境省「実証実験」に反対する署名 · Change.org
 https://bit.ly/3BuXjPA

(関連)STOP! 除染土壌再生利用実証事業
 https://sites.google.com/view/pollutionstop/

(この事業の所管官庁が、環境を守る役回りの環境省だという点が、ブラックユーモアのごとしです。何やっとるねん!:田中一郎)


2.(予約優先)(2022年12月15日)(たんぽぽ舎 午後6時~8時30分)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)と、未来へ向けたあるべき電力システム改革の具体像(欧州の事例などから)(新ちょぼゼミ:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwfflVAbIOyMkiti?e=miJ7n9

(何もしないで寝転がっていても原発に巨額のカネが転がり込んでくる「仕組み」を次々と創り、それを「電力システム改革」だと偽る経済産業省、こんなものを放置していたら脱原発どころか、原発を大黒柱とするグロテスクで危険な前世紀的アナクロ電力体制ができあがります。この学習会では、経済産業省と地域独占(原発)電力会社(「毒電」)たちが進める偽りの「電力システム改革」を詳しくご説明します。私たち市民からの反撃が強く求められています。:田中一郎)

(関連)(拡散希望)(報告)(11.22)電力自由化と電力システム改革(第3回目):歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


3.(チラシ)(12.16)福島原発かながわ訴訟 第1陣第⒔回控訴審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxPaLoE5LKhpvsZV?e=M7CwFg

(この次の原発裁判)
◆(チラシ)(12.20)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgkWtEmaWZheX3TMS?e=q6sxgn
(12/14の福島原発被害東京訴訟は中止(進行協議に変更)となっています)


4.(12.14)伊方原発運転差止広島裁判第 30 回口頭弁論期日にぜひご参加ください(報告会はZOOM可)
 https://saiban.hiroshima-net.org/pdf/20221214.pdf

(関連)伊方原発運転差止広島裁判
 https://saiban.hiroshima-net.org/


5.12/15記者会見【米PFAS 規制を支持する日米プログレッシブ議員連盟共同書簡】発表(ZOOM:新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/event/11372/


6.無国籍ブルー|NNNドキュメント|日本テレビ
 https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894478j5x1r0mcuhijo.html
 https://www.youtube.com/watch?v=981Y3_46ypI

(これはひどい! この国の外国人政策はなってない。重大な人権侵害を改めようともしていない。こんなことをしていたら、そのうちに日本は世界中から相手にされなくなるぞ。再放送が12/18にあります。お見逃しなく。ジェロム君、ガンバレ!:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)築地跡地貸します、都が街づくり事業者募集(東京 2022.12.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217111

(関連)♪♪東京(化け)ダヌキの都政小唄♪♪
 https://tinyurl.com/49vjrpza

(東京愚民が小池ダヌキに騙されて、世界遺産とも言うべき築地市場の「官製地上げ」を許してしまった、その成れの果てがコレだ。それでもまだ目が覚めずに、小池ダヌキから「馬のクソ饅頭」政策を腹いっぱい食わされて喜んでいるドアホも、この東京都にはまだまだたくさんいる。:田中一郎)


(関連)東京 品川区長再選挙 無所属で新人の森澤恭子氏初当選|NHK 首都圏のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221205/1000087344.html

(こいつもまた、小池百合子幼稚園タヌキ組の生徒だった女だ。途中で落ちこぼれて退園したようである。こんなのがまだ区長になっているのだから、品川区も引き続き「馬のクソ饅頭」政策を食い続けることになるでしょう。2回の区長選挙とも投票率は低迷しており、基礎自治体の政治や行政をまじめに考えない品川区民の自業自得です。:田中一郎)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%BE%A4%E6%81%AD%E5%AD%90


8.茨城県議選結果 自民 選挙前とほぼ同勢力 維持の見通し|NHK 茨城県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20221212/1070019419.html

(関連)(別添PDFファイル)23年統一選の前哨戦 茨城県議選で自民現職10人落選 維新初議席 立民と共産、反自民の受け皿になれず(東京 2022.12.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219490

(東海第二原発が再稼働へ向けて突っ走っているのは、自民党のオヤジ・オバハンどものせいだということが、茨城県民はわかっているのかな? 福島原発事故のようなことがまた起きてから気が付くのは、正真正銘のホンモノのドアホでっせ。:田中一郎)

(参考)世田谷・保坂、杉並・岸本両区長らが統一地方選へ連帯「新たな選択肢示す」住民主導の政治目指す:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/219060


9.(別添PDFファイル)ひろゆきが残したもの、議論=「論破」ではない(中島岳志 東京 2022.11.24夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/215853

(「便所の落書き」にイチイチ反論するヒマ人はいないでしょ。このひろゆきとかいう「便所の落書き」バカもその類だから、相手にしなくていいんじゃないの。取り上げるから調子に乗って、また同じようなことを繰り返すんですよ。殺虫剤でも振りかけとけばどうですか?:田中一郎)


10.複数警察官、留置の男性を暴行か 身体拘束、後に死亡 愛知県警 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/2p9bjfn6

(ついに組織的殺人事件を起こしてしまったかのような報道が出ました。まるで途上国のケイサツさながらです。第二入管庁のようなものです。この事件の今後をしっかりと監視していきましょう。次は私たちかもしれません。:田中一郎)

(再掲)警察という組織を甘く見てはいけない
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◆(別添PDFファイル)公安情報と政治:左翼監視から政治情報収集へ(イントロ部分)(青木理『週刊金曜日 2022.11.11』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwtEC-RuiHt9lPvr?e=1pA2Fc

 警察という組織を甘く見てはいけない。たまたま先月の『週刊金曜日』(2022.11.11)が「警察国家・日本」という特集を組み、そこに掲載されていたジャーナリストの青木理(おさむ)氏のレポートが上記です。警察は日本最大の暴力団であり、その使命は、有権者・国民を守ることではなく、有権者・国民を監視し、支配権力に逆らわせないよう、さまざまな方法で取り締まることです。この警察の基本的性格は、この国の圧倒的多数の有権者・国民が、政治について覚醒し、政治や政権や支配権力を自分たちの手に取り戻した時に変わります。それまでは、警察は、反国民的な支配権力の「忠犬」として仕事をし、「忠犬」としての警察権力を行使するということです。

(参考)高橋玄監督「ポチの告白」に見る警察腐敗の実態 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tsFy_BzAzok
 https://www.youtube.com/watch?v=D1HonuIFk-c&list=PLC9CD3DE553EAB0A3&index=2

(「世の中にはなあ、逆らっちゃいけないもんが2つあんだ、1つは天皇陛下、もう1つは、ケイサツだ!」=この名セリフをスクリーンで吐いた竹田八生(通称タケハチ)という現場警察官の運命はいかに・・・・!? この名作映画を私は今から15年ほど前に渋谷のアップリンクという映画館で観ました。今は上映する映画館はないと思いますが、DVDは販売されているようです。一見に値します。生々しい警察組織の実態が描かれています。一途なタケハチもまたトカゲの尻尾でしかないようです。また、本日(11/19)の報道特集では、自衛隊組織内のハラスメントの実態とその告発について、特集報道がなされていました。日本の2つの暴力組織が、どうしようもなくロクでもない、ことがよくわかります。:田中一郎)

◆「心と体 汚されていく」「逃げ場がない」 自衛隊ハラスメントの実態【報道特集】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/54f721b19e4ed552719442daeb479048975f04e9
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11.五輪談合が波及…電通が落札した大阪万博「60億円」目玉事業の行方|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/315565

(関連)大阪万博「中核事業」公募に「1社のみ参加」続出の不可解…東京五輪談合事件との類似点|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/315703

(致死的過剰残業・ピンハネ・原発推進・談合代理店の電通という会社が、あの無様な銭ゲバ利権とスポーツ(ドーピング?)人形の祭典だった2021年東京オリンピックに続いて、今度は「昔は水の都・今はアホの都」の大阪で二度目のアナクロ万博を担ぐそうである。大阪維新が特定の企業と「利権」形成をして大阪「府市あわせ」の地方行政を私物化していることは、もはや公然たる事実。ヨシモト、パソナ、読売新聞に続いて、今度は電通のようである。知らぬ存ぜぬのマヌケが大阪「府市あわせ」住民、この万博の後にはカジノ=巨大博打場がやってくる。今が戦国時代で、私が織田信長だったら、この大阪の街は焼き払っていただろうと思う。これでも大阪は私の生まれ育った故郷だ。情けない限り。:田中一郎)


12.札幌五輪は東京が醜聞まみれでも消えず…2030年冬季開催地決定「無期限延期」の裏事情|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/315677

(関連)札幌市長選挙 - 2023年04月09日投票 - 北海道札幌市 - 選挙ドットコム
 https://go2senkyo.com/local/senkyo/23140

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 「賛助会員」の募集と、ご寄付の状況について · Change.org
 https://tinyurl.com/32wks77f

(関連)秋元克広 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%85%83%E5%85%8B%E5%BA%83

(あの2021年東京オリンピックの無様なありようを見ても、なお、札幌でオリンピックをやるのかね? 頭がイカレてるんじゃないの? さあ、私たちの札幌でも、私たちの税金を食いものにしてくださあ~い、ボランティアのタダ働きでコキ使ってくださあ~い、と言っとるようなもんだ。そもそも札幌市の立憲民主党が、オリンピック推進の現職市長=秋元克広の与党となり、冬季五輪開催に賛成しているとの情報も流れてきている。立憲民主党(脱憲民主党)と自由民主党、何が違うのか? 両方とも「優良誤認」の政党名で「看板詐欺」みたいなもんだ。

(参考)優良誤認とは - 消費者庁
 https://bit.ly/3FKVtg4

まもなくやってくる札幌市長選挙で、現職市長=秋元克広を含むオリンピック推進候補を落選させ、横浜市がカジノに「NO!」を突きつけたように、札幌市民もまた冬季五輪に「NO!」を突きつけないと、東京・大阪に次ぐ「アホの都」の仲間入りになります。:田中一郎)

◆(別添PDFファイル)札幌市議会 2030年冬季大会「住民投票」請願を不採択、「札幌五輪」容認 立憲系会派が賛成せず(日刊ゲンダイ 2022.12.14)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC127LW0S2A211C2000000/

(なるほどナ、有権者・市民とともに歩み、有権者・市民に育てられ、有権者・市民の声は一切聞かない、「脱憲主義」の政党=立憲民主党だけあるワナ。札幌市・立民会派の住民投票反対についての説明に対して日刊ゲンダイは「寝言は寝て言え」と、きついお言葉。でもこの「寝言は寝て言え」は、私が上関原発に反対する祝島のおばちゃんの名言からいただいた「トドメの一発」なんですけどね。:田中一郎)

◆虹と雪のバラード トワ・エ・モワ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hSLjAMDYs7Q
(二度目の札幌オリンピックは、この歌に対する侮辱です)

(関連)余録:札幌冬季オリンピックのテーマソングだった… - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221211/ddm/001/070/096000c

(一部抜粋)
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(中略)いま、札幌では地下鉄の多くの駅で「虹と雪」のメロディーを電車の到着時に流している。ムードを高める狙いからだが、懐かしい旋律が「夢をもう一度」との思いにつながるかは疑問である▲東京五輪の次に大阪で万博を開き、札幌五輪につなぐ。昭和の日本と同じパターンを繰り返すことは、令和の日本に本当に必要だろうか。東京五輪の検証とともに、原点に立ち返り考える時間を与えてくれたかもしれぬIOCの再延期だ。
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草々

(追)日刊IWJガイド・非会員版「米国がウクライナによるロシア国内への空爆を『黙認』!- 米軍関係者『武器をどう使うかは彼ら次第』! 紛争を激化させて無責任な米国!!」2022.12.13号~No.3743号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51643
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51643

 <田中一郎コメント>

 ウクライナ戦争の記事と、ドイツ極右勢力によるクーデタ計画発覚の2つの記事が必読です。前者の記事から言えることは、「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論に立脚してロシア叩きを続けていけば、やがて今回のようなことを経て、第三次世界大戦へと突入していくことになるでしょう、ということです。日本は、アメリカから爆買いした兵器類を使って中共中国や北朝鮮を挑発し、アメリカの代理戦争を展開していくことになります。「アメリカがバックについてんだから負けることはねえ」くらいのセンチメントでドンパチが始まるのです。戦争のリアリティを失ったピンボケナショナリズム(愛国心とやら)が事態を破滅に導いていきます。ウクライナの現状は(今のまま行けば)近未来の日本そのものです。

日本と極東の平和のために、今の日本の軍事費を倍にしていく、アメリカから兵器・武器・弾薬を山のように買い、日本でも軍産学情共同で兵器開発にまい進し、アメリカの手下として、アメリカの戦争の代理業務を最優先に、在日米軍と自衛隊が一体となって行動する、バカやってんじゃねえ、という話でしょう。そんなことの前に、政治政権がやるべきことは山ほどあるでしょうに。いったいぜんたい、日本と極東の平和のために、岸田文雄政権・自公政治は、どれだけの外交努力・緊張緩和への取組・大日本帝国の戦争犯罪の清算をしたというのでしょうか? 

日本が先制攻撃しなければよくて(あやしい限りですが)、中共中国や北朝鮮が撃って来たら撃ち返す、自衛戦争はやむを得ない、と言いながら、戦争で破滅していく。かつて日中戦争はそうやって始まり、世界戦争へと発展していきました。戦争とはそういうものです。始めるのは簡単、やめるのは容易ではないのが戦争です。ウクライナ戦争もまた、そのように動いています。

戦争が激しくなれば、原発・核燃料サイクル施設などは、格好の攻撃の的です。分厚い格納容器に覆われた原発そのものを狙わなくても、使用済み核燃料プールを狙うのが手っ取り早い。原発を60基近くも狭い日本列島に並べて武力防衛戦争はできないのだと、何度言ったら分かるのでしょうか? 愚かの一言に尽きます。また、ロシアの軍事侵攻・侵略を許すな、だけ言ってりゃ、ウクライナ戦争が解決するとでも思っている、国際関係のリアリズム・プラグマティズムを知らぬ幼稚な発想が、戦争をますます激化させていくという「逆説」「皮肉」を理解できない、まさに単純単細胞でしょう。

欧米や日本のドアホ化した政治家どもや、その腰巾着の似非右翼・化石ナショナリズム論者に惑わされることなく、かつ、単純単細胞の左翼・左派・リベラルも退けて、ともかくウクライナ戦争は即時停戦、ロシアは「打ち方をやめ」、欧米は武器弾薬の支援を停止して、ロシアとウクライナは和平交渉の席に就けと、平和を願う世界の市民の声を大きくしていきましょう。人類のふるまいの中で、戦争ほど邪悪なものはありません。平和のための戦争、平和のための軍備、これこそが最大の欺瞞です。

それから「ドイツ極右勢力によるクーデタ計画発覚」は他人事ではありません。これまたドアホ自公政権の政治家どもが、自衛隊制服組を持ち上げて、防衛省の中核に据え、武装し戦争する軍隊へと少しずつ変質させてきている今日、日本の「シビリアン・コントロール」など、怪しい限りになっています。大日本帝国時代から続く日本の軍部におけるパワハラ・セクハラ体質や権力濫用の文化と、今日の若い世代に広がっているように言われている「(不勉強で単純オバカの)愛国心」なるもの(「れいわ新選組」代表選に立候補した古谷経衡(つねひら)がその一例=こんなのが「れいわ新選組」の代表または副代表になるのなら「れいわ新選組」ももう終わりだな)と共鳴し合い、この日本でも同様の事態は近未来において十分に考えられることです。1920年代から1930年代にかけて、かつての日本で起きたことを振り返ってみれば、その危険性はよく理解できるでしょう。今はその100周年ということです。

 

2022年12月12日 (月)

(メール転送です)【IWJ号外】被害者救済法案が審議入りしてからわずか5日で可決! 岸田総理会見では被害者救済法案への質問はゼロ! 被害者救済法案成立で、幕引き!_ 統一教会の反日性・反社会性を直視すべき!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-91cc66.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.開沼博氏がOurPlanet-TVを提訴〜名誉毀損で - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45787/


<オンライン裁判期日報告集会>
日 時:2022年12月23日(金)11:00~12:00予定
出 演:中川亮弁護士(Our Planet-TV代理人)
    金平茂紀さん(ジャーナリスト)
    白石草(OurPlanet-TV代表理事)

【ご参加方法】こちらのリンクより事前にウェビナーへのご登録をお済ませください。当日は時間になりましたら案内メールのリンクよりご参加ください。
 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_e--I933uRyC47VkxxONZ0g

(関連)(別添PDFファイル)訴訟費用ご支援のお願い:OurPlanet-TV(2022.12.10)
 https://www.ourplanet-tv.org/topics/45791/
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgy62-wNzCpnfKPhf?e=8kZnHZ

(関連)OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/

(関連)ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/

(マスコミが御用忖度報道を繰り返して「マスごみ」化する中、独立系ネットジャーナリズムのOUR PLANET TVは、「福島県民健康調査」結果をはじめ福島原発事故後の被ばくをめぐる動きや、全国の原発・核燃情報、さらにはあまりマスごみが取り上げない社会問題などを地道に取り上げて真実報道を続けてきました。OUR PLANET TVへの、みなさまのご支援を切にお願い申し上げます。:田中一郎)


3.(別添PDFファイル)(新聞広告)異議あり! 原子力政策(東京 2022.12.11)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgy81Uy5nAdzes_VB?e=pgTr0B


4.キャンペーン
(1)お知らせ【緊急オンライン集会】@衆議院会館 これからどうなる?神宮外苑再開発問題〜国会へ声を届けよう!· Change.org
 https://tinyurl.com/23bkkkzz

(2)お知らせ NHK経営委員会に抗議声明&公開質問状送りました· Change.org
 https://bit.ly/3Bt32FH

(3)お知らせ 最高裁の重たい門が開きました! · Change.org
 https://bit.ly/3UPT5ZR


5.防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導 | 共同通信
 https://nordot.app/973917552334143488

(関連)防衛省がAI技術使いSNSでの“世論工作”研究に着手…「ソフトな思想統制」の批判も|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315743

(米NSAの国民監視を暴露したスノーデン氏によれば、日本にも来日し、その際に日本の自衛隊にノウハウを伝授していて、日本でも秘密裏に国民監視が行われているとのこと、こんな軍隊が国民を守るはずもないのです。自衛隊の引きずる「軍隊文化」は大日本帝国時代の陸軍さながらです。下記はその事例のつです。:田中一郎)

(関連)日本に情報監視システムを提供したというスノーデン発言に関する質問主意書
 https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a193358.htm

(関連)自衛隊ハラスメントの実態 特集アーカイブ|TBSテレビ:報道特集
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20221119_2.html
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「【IWJ号外】被害者救済法案が審議入りしてからわずか5日で可決! 岸田総理会見では被害者救済法案への質問はゼロ! 被害者救済法案成立で、幕引き!? 統一教会の反日性・反社会性を直視すべき!」をお送りします。長い文章なので、先に関連情報を列記しておきます。統一教会の問題への対応は、今国会の被害者救済法制を含めて、全く不十分のままです。まずは次期国会での救済法の拡充が求められています。

また、下記の朝日新聞記事にもあるように、①統一教会と政策協定を結んでいた自民党ら国会議員たちの問題、②名称変更の問題(特に下村博文(当時文相)の責任問題)、③養子縁組とコンプライアンス問題、などに加え、統一教会と一心同体になって選挙や政治活動を展開していた自民党と自民党議員どもへの追及=とりわけ、その親玉の安倍晋三、細田博之衆議院議長、萩生田光一自民党政調会長、麻生太郎日韓トンネル関係、そして山際大志郎前経済再生担当相の5人は、国会での徹底した追及が必要不可決です(全員に国会議員をやめていただきたい)。また今回、被害者救済法案に消極姿勢を見せていたと言われる公明党、およびその支持母体である創価学会の実態についても追及が必要です。(追及を妨害したり、消極姿勢を取る政党の推薦議員候補者を、今後全ての選挙で落選させれば、ものごとは前に進むでしょう)


1.関連情報

(1)統一教会 新法概要と消費者契約法等改正案の問題点
 https://www.stopreikan.com/seimei_iken/2022.12.10_seimei.htm

(関連)統一教会 霊感商法の実態 全国霊感商法対策弁護士連絡会
 https://www.stopreikan.com/

(2)日刊IWJガイド・非会員版「IWJの報道が裏づけられた! 統一教会の資金4500億円が北朝鮮に送られ核・ミサイル開発に使われたと『文藝春秋』が報道!」2022.12.12号~No.3742号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51641

(3)(別添PDFファイル)救済新法が成立、臨時国会閉会、首相は成果強調(朝日 2022.12.11)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15499573.html

(4)(別添PDFファイル)被害者救済新法が成立、教団問題「配慮義務」実効性課題(東京 2022.12.11)
 https://www.chunichi.co.jp/article/598808


2.【IWJ号外】被害者救済法案が審議入りしてからわずか5日で可決! 岸田総理会見では被害者救済法案への質問はゼロ! 被害者救済法案成立で、幕引き!- 統一教会の反日性・反社会性を直視すべき! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512868

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 https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

◆ご寄付・カンパのお願い - IWJ Independent Web Journal - 岩上安身責任編集
 https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

(下記はメール転送です)
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お世話になっております。IWJ代表の岩上安身です。

 

 今回の臨時国会で、統一教会の被害者救済法案が、審議入りしてからわずか5日で可決された件について、被害者の弁護をしている全国弁連が批判の声明を発表をしました。IWJ号外をお届けしますので、ぜひ御覧ください。

 

 統一教会の被害者の救済を念頭に置いた、消費者契約法と独立行政法人国民生活センター法の一部を改正する「被害者救済法案」が、12月10日の参議院で「賛成多数」で可決されました。審議入りしてからわずか5日、衆議院で8日に可決され、参議院でも可決されました。土曜日に国会が開催されるのは異例です。充分な審議を尽くせたのか、疑問がわきます。

 

 参議院のホームページには、早速議決のお知らせが掲載されました。「令和4年12月10日(土)、参議院消費者問題に関する特別委員会が開会され、消費者契約法及び独立行政法人国民生活センター法の一部を改正する法律案(閣法第18号)及び法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律案(閣法第22号)について、岸田内閣総理大臣及び河野国務大臣が出席して質疑が行われた後、討論を行い、採決の結果、両法律案は可決すべきものと決定されました。

 

 同日、参議院本会議が開会され、消費者問題に関する特別委員長から、委員会における審査の経過と結果について報告があった後、討論を行い、採決の結果、両法律案は可決されました」

 

※消費者契約法改正案及び法人寄附不当勧誘防止法案を議決(参議院、2022年12月10日)

https://www.sangiin.go.jp/japanese/ugoki/r4/221210.html

 

岸田文雄総理は、10日、午後7時から記者会見を行い、10月3日に始まり、12月10日に閉会した第210回国会(臨時会)について、報告と質疑を行いました。岸田総理は、「本日臨時国会の会期末を迎えました」と切り出し、予定通りに会期を終え、総合経済対策を動かすための第二次補正予算、感染症法改正など「ほとんどすべての政府提出法案を成立させることができました」と胸を張りました。

 

岸田総理「総理大臣として、先頭に立って実現に向けて力を尽くした、旧統一教会の被害者救済等、総合経済対策の2点を中心に所感と今後の対応をお話しいたします。

 

 この会期中、内閣総理大臣として、旧統一教会による被害に苦しむ方々と、直接お会いをいたしました。その体験は、胸が苦しくなる、まさに、『凄惨』の一言に尽きるものでありました。問題の深刻さを深く心に刻み、信教の自由や財産権などを保証する憲法や、現行の我が国の法体系のもとで最大限の規定を盛り込んだ新法をつくるように指示をするとともに、今国会での成立に向けて強い覚悟で臨みました。関係省庁のスタッフは、夜を徹し、土日を返上して前例のないスピードで、法案策定作業を進めてくれました。

 

 政府与党の緊密な連携の中、茂木幹事長を先頭に、与野党調整も進めていただきました。被害に苦しむ元信者や家族が直面する困難を前に、与党も野党もない、野党のご意見も出来る限り取り入れつつ、与野党の垣根を越えた、圧倒的多数の合意のもとで、新法を成立させることができました。

 

 審議を見守っていただいた、国民の皆さん、円滑な審議にご尽力をいただいた関係者の皆さんに、心から御礼を申し上げます。しかし、我々は新たなスタート地点に立ったばかりです。被害者がこの制度を利用しやすい環境を早急に整備することに全力を傾けます。省庁横断のチームで、法テラスなどの関係機関とも密接に連携をしながら、必要な政府支援を迅速に行い、新たな制度をしっかりと運用してまいります」

 

 会見に参加した各社の記者からの質疑応答では、この被害者救済法案について触れる質問はひとつもありませんでした。したがって、岸田総理による統一教会の被害者救済法案に関連する発言は、先述した通りの発言のみにとどまりました。記者たちの関心の低さには、驚きを覚えずにはいられません。

 

※【ライブ配信】岸田総理 記者会見 臨時国会閉幕(テレ東ビズ、2022年12月10日)

https://www.youtube.com/watch?v=hZfEMcFyxrM

 

 これに対し、統一教会の被害者の弁護に当たっている、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)は、岸田総理の発言の2時間前、午後5時から記者会見を開き、拙速にまとめられた、被害者救済法案に対する批判の声明を発表しました。

 

 全国弁連の批判声明は、この法案の欠陥を示す、重要な内容を含みます。「『法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律』の成立に対する声明」の全文を、末尾に転載します。

 

 全国弁連がもっとも問題にしているポイントは以下です。全国弁連は被害者救済法案について、「統一教会との裁判実務では、ほとんど使い物にならない」と指摘しています。

 

・統一教会問題の本質は正体を隠した伝道である。

 

・今回の法律は、あくまでも寄付に対するものにすぎない。

 

・正体隠しでの伝道は規制できない。

 

・統一教会との裁判実務では、ほとんど使い物にならない。

 

・政府・与党が、被害者からの声を聞いた時間、量が圧倒的に少なかった。

 

 山口弁護士は、なぜこんな中途半端な法律になったかという質問に対して、創価学会を念頭に、以下のように答えています。

 

キリスト新聞社記者「なぜこんな中途半端な法律になったのか?(後略)」

 

山口広弁護士「はっきり言って、某宗教団体が『明日は我が身』ということで反対したということは、否定できないと思います。ただ、私が申し上げたいのは、この法律は、某宗教団体、あるいは他の既成の宗教団体は、関係がない法律であるということを、きちんと認識して自信を持って、宗教的なニーズに応える宗教活動をやっていただければいいのであって、『明日は我が身』なんてことを考えなくていいじゃないか。自分達が正しくやれば、それが何の問題もないはずだ。(後略)」

 

 IWJ記者は、記者会見で、統一教会の資金が北朝鮮の核・ミサイル開発に使われているのではないかという国会での参考人発言について、質問をしました。

 

IWJ記者「昨日の参議院(消費者問題特別委員会)の参考人として、小川さゆりさん(仮名)が、意見陳述の最後に、統一教会の資金が北朝鮮に送られていることに言及し、『核兵器やミサイル開発資金となっているとの指摘がある』ということまでお話しされました。

 

※消費者問題に関する特別委員会(参議院インターネット審議中継)

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 

 今回のこの法律で、統一教会の国際的な組織犯罪にまで、何かしら踏み込んで対策することはできるでしょうか? それとも、まったくゼロから、別の問題として、政府は考えなければいけないのか。どのようにお考えでしょうか?」

 

川井康雄弁護士「今回の新法の関係で言うと、端的に言って統一教会問題については、ほぼ役に立たないと申し上げているところですし、したがって今の被害の結果、統一教会側に行ったお金がどう使われるかということは、新法に関しては関係ないということになるかと思います」

 

渡辺広弁護士「確かに北朝鮮が文鮮明の生誕地ということで、生誕地訪問を、さかんにやらせていました。それは日本人信者にお金を持たせて、北朝鮮に渡すというものもありましたし、それから、文鮮明が北朝鮮訪問の時に、3000億円だ、5000億円だという大金を持って行くと。

 

そしてまた今回、韓鶴子さんが招待されていて、おそらく多額の、まあ日本人の献金が大部分でしょう、お金を持って行くということが、今後あると思います。それがいろいろ、北朝鮮でのミサイル開発資金とかにつながっていくという可能性も、もちろん大きくあると思います。

 

あと、韓国では清平(チョンピョン)に、ここは聖地とされていますけど、日本人を大量に送って、あるいは多数回、一人の信者を何回にもわたって送り込んで、そこで献金させると。あるいは、昔でいえば、南米のウルグアイで、お金の運び役として、何千人もの日本人女性を送り込むとか、そういうこともありました。

 

そういうことの規制が、きちんと、私はできなきゃいけないと思っていますが、今回の法律では、それは埒外になっています。献金という意味では、清平の献金とかは関わりがあるとは思いますけど、直接の規制対象ではない。今後、私どもとしては、そうした被害事例をたくさん、きちんとまとめて、こういう実態があるんだということは、政府の方に伝えていかなきゃなと思っています」

 

紀藤正樹弁護士「今回の法律の建て付けというのは、まず献金被害。いわゆる霊感商法の物品被害については、消費者契約法にそもそも入っているので、それに加えて献金とか、お金についての規制をしたというのが、今回の消費者契約法の改正と、救済新法の2つでやっていることです。しかし、その他に統一教会問題には、いろんな問題が絡んでいるんですね。

 

例えば、児童虐待の関係については、児童虐待防止法の改正問題が提起されていますし、海外に送金する問題、あるいは外国に献金する問題については、外為法の改正、もしくは運用の問題が絡んできますし、それから海外で、統一教会が何かいろいろと日本の政策に絡んでくる問題に関しては、当然それはセキュリティクリアランスの問題に絡んできていて、それは外務省とか、防衛省とか、そういうところが絡んでくる問題であるし、それから教育の問題とか、宗教法人法の改正問題については、当然文科省が絡んでくると。

 

そういうことで、いわゆる省庁横断的に、この問題については、議論が必要なので、そういう意味で第2ステージが当然あるっていうことを前提に、今回はその意味で、第1ステップに過ぎない。

 

そこは各省庁あげて検討中でもある。ただ、どこまで現実にしてくれるかは別ですよ。そこは、むしろメディアの方が、報道し続けることが大事だと思います。

 

だからメディアの方はぜひ、関心を持ってほしい。統一教会問題っていうのは、お金の問題だけではなくて、人権問題とか、日本の防衛の問題であるとか、国家秘密に絡む問題であるとか、それから海外での日本人信者たちが、亡くなっている方もかなりいらっしゃるんですけど、そういう邦人保護の問題であるとか、そういうことがいろいろ絡んでいますので、ぜひ、いろんな観点から取材を継続していただくことが、官僚の人たち、政治家の人たちも、今は関心を持っていますけど、1年後に関心を持っているかと言ったら悩ましいんですね。

 

ですから政治資金規正法とか公職選挙法の改正問題とか、まさに政治家が絡んでくるわけだから、一番、たぶん難しい領域だし、ロビイスト規制法というのも、いつか議論になると思いますが、ぜひ、メディアの方々は関心を持って、いろいろ継続して取材していただくことが、この問題についてとても大事だろうと思います」

 

北朝鮮への送金に日本人信者が直接使われており、その莫大な資金が、北朝鮮の核開発、ミサイル開発に使われていたならば、ことは重大です。

 

「反社カルト」である統一教会による日本人信者の人権侵害に問題はとどまらず、「反日カルト」でもある統一教会と北朝鮮の共謀も疑われる、日本、並びに同盟国である米国の国家安全保障をも脅かす大問題です。

 

IWJでは、斉藤健法務相、林芳正外務相等の大臣記者会見で、繰り返し、この統一教会による北朝鮮への巨額の送金について、質問を投げかけてきましたが、北朝鮮への送金問題に前向きに取り組む姿勢を見せた岸田政権の閣僚は、現段階で、1人もいません。マスメディアの反応の鈍さも深刻です。

 

以下に、11月末から12月にかけての記者会見や取材、テキストをまとめました。ぜひ、ご覧ください。

 

※【特別寄稿】公明党・創価学会への妥協!? 統一教会被害者救済新法の政府案に致命的欠陥! マインド・コントロール下の献金規制欠落で、阿部克臣弁護士が「統一教会には適用されないということがはっきり言える」!! 2022.11.25
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512497

 

※「統一教会は、教義を政治に浸透させるべく家庭教育支援条例の制定を果たし、家庭教育支援法の成立も目指して活動してきた」~11.27 「統一教会の政治支配は許せない!-11・27 しが県民集会-」 ―講演:「統一教会は日本政治に、なぜ、どう浸透したか」有田芳生氏(元参議院議員、ジャーナリスト) 2022.11.27
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512532

 

※統一教会問題で「海外資産を差し押さえるべきでは? 資金の流れの全容を解明するべきでは?」IWJ記者の質問に「新規法案の中で、国内で必要な措置を講じるのが重要」と斎藤大臣!!~11.29 斎藤健 法務大臣 定例記者会見 2022.11.29
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512662

 

※【第575-577号】岩上安身のIWJ特報!統一教会問題「安倍元総理銃撃事件は、『来るものが来たのか』と思った」!岩上安身による全国霊感商法対策弁護士連絡会 代表世話人 山口広弁護士インタビュー 第1弾 2022.12.1
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512380

 

※IWJ記者の「統一教会は国際的な組織犯罪! 韓国教団本部、韓鶴子総裁らの『使用者責任』を追及する考えは?」という質問に林大臣は「個別具体的な対応をつまびらかにすることは適当ではない」と逃げ腰の回答!!~12.2 林芳正 外務大臣 定例会見 2022.12.2
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512707

 

※「統一教会は社会的な弱者に忍び寄ってくる」「安倍首相殺害事件を起こしたのは自分だったかもしれない」「母に闇金を紹介したのは統一教会」3人の信者二世が訴え~12.2 緊急シンポジウム「統一教会の実態を徹底的に暴く~35年間の闘いの総括と今後の闘いの展望」 2022.12.2
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512701

 

※韓国MBCテレビが調査報道「安倍と銃撃犯、統一教会」を放送! 韓国の統一教会に動員された信者4000人が抗議! 他方、統一教会と自民議員らとの「政策協定」も発覚!統一教会の世界戦略のひとつが日本の改憲! 外国の「反日カルト」の望み通りの改憲が「自主憲法の制定」などと呼べるのか!? 2022.12.3
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512723

 

※<IWJ取材報告>「今、統一教会は東南アジアやアフリカに触手を伸ばし、着実に根を下ろしつつある」「安倍首相殺害事件を起こしたのは自分だったかもしれない」「母に闇金を紹介したのは統一教会」3人の信者二世が訴え――12.2 緊急シンポジウム「統一教会の実態を徹底的に暴く~35年間の闘いの総括と今後の闘いの展望」(日刊IWJガイド、2022.12.5号)
 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221205#idx-2

 

※政府・与党が統一教会被害者救済新法の法案を、6日衆院審議入り、7日採決、8日参院審議委入り、9日採決という日程見通しを提示! 被害当事者や弁護士が「ほとんど役に立たない」と指摘する法案を拙速に押し通す愚行!! 元2世信者の小川さゆり氏は「誰も救われない新法、救われるのは統一教会だけ」と悲痛な訴え! 本当にこのまま国会を通していいのか?(日刊IWJガイド、2022.12.6号)
 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221206#idx-6

 

※統一教会問題をめぐる救済新法案が衆院で可決! 賛成した立憲民主党は「不十分だが一歩前進」と表明! 一方、反対したれいわ新選組は「新法は、中途半端でひどいもの」と批判!! 共産党は国会会期延長を申し入れ!(日刊IWJガイド、2022.12.9号)
 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221209#idx-5

 

参考資料:全国霊感商法対策弁護士連絡会による12月10日の声明全文--------------------------------

 

「法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律」の成立に対する声明

 

2022年12月10日

 

全国霊感商法対策弁護士連絡会

代表世話人 弁護士 郷路征記(札幌)弁護士 中村周而(新潟)

弁護士 河田英正(岡山)弁護士 平岩敬一(横浜)

弁護士 山口広(東京)

事務局長弁護士 川井康雄(東京)

 

1 本日、「法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律」(以下「新法」という。)が成立した。

 

 当会はこれまで、本年11月19日、29日と同法案の不足点、問題点を指摘する声明を発出し、これに対する若干の修正は見られたものの、重大な不足点については最後まで解消されなかった。

 

2 新法の問題点の内、重要なものは以下の通りである。

 

(1) 家族被害の救済が図られないこと

 

 新法では、家族被害の救済について、債権者代位権行使の特例(第10条)により行うものとされているが、この制度は要件が狭く、取消の範囲も狭く、家族被害の救済にはならない。特に未成年者である二世が権利行使するのが極めて困難な制度になっており、この点は衆議院の付帯決議でも「親権者が寄附をしている場合には未成年の子が債権者代位権を行使することは困難である」とされているところである。

 

 消費者庁の霊感商法検討会でも成年後見制度の改正を含めた財産管理制度を設けるべきとの意見が出されているように、家族被害を抜本的に救済し、かつ、被害者本人の保護を図っていくためには、家庭裁判所の監督の下で第三者が本人に代わって寄附を取り消し管理する制度が必要である。このように、家庭裁判所の監督の下で第三者が権利行使をする制度であれば、家族間の対立が生じにくく、家族問題で苦しんでいる二世にとっても利用しやすいものと考えられる。

 

(2) 行政処分による救済可能性が不明なままであること

 

 新法で現実的に家族被害の救済を図りうるものとしては、行政処分(勧告・命令)しかないが、その内容について新法は「遵守すべき事項を示して、これに従うべき旨」(第6条1項)、「当該行為の停止その他の措置をとるべき旨」(第7条2項)を勧告ないし命令できるとしているに留まり、当該法人へ寄附の返金を求めるところまで含まれるのかが明らかでない。

 

 この点は所轄庁における今後の運用において、特に深刻な被害の事案については積極的に寄附の返還まで踏み込んでいくことを強く要望したい。

 

(3) 禁止行為等の範囲、適用対象が狭いこと

 

 新法では、禁止行為や取消権等の対象となる行為の範囲が狭すぎ、統一教会被害について言えば被害救済にほとんど役立たないものとなってしまった。

 

 特に、寄附の勧誘に関する禁止行為(第4 条)の「寄附の勧誘に際し」「困惑」「必要不可欠」といった文言は、裁判において禁止行為の範囲が限定される可能性が高く、統ー教会の寄附勧誘手法を捕捉できないため、当会は繰り返しこれらの文言の修正や削除を求めてきたが、受け入れられないままとなった。

 

 ただし、こうした不足点については、岸田首相をはじめ、政府答弁でかなり広い解釈となる旨が明らかにされた。同法の逐条解説においてはこれらの答弁を基に、少しでも被害防止・救済に有用な解釈を明記して頂きたい。

 

 配慮義務(第3条)については最後の修正で「十分に」との文言が入り、勧告・公表に結びつけられたものの、被害防止・救済の実効性という観点からは不十分なものに留まったと言わざるを得ない。この点は改めて議論を重ね、被害実態に即した具体的な規定にした上で、見直し(附則第5条)の際には禁止行為に改められるべきである。

 

(4) 個人への寄付が対象から外れていること

 

 新法の適用対象は法人や代表者若しくは管理者の定めのある社団・財団に対する寄附に限られたままとなった。統一教会は、今後解散命令により法人格を失ったとしても、その幹部信者が個人として、あるいは代表者等を定めないまま宗教団体として違法な寄附勧誘を継続するおそれが高いが、新法ではそうした事態に対処できない。遅くとも見直しの際には対象範囲を個人にまで広げるべきである。

 

(5) いわゆる「二世」の支援に関して

 

 新法では家族被害がほとんど救済されないことは前記の通りである。

 

 ただし、衆議院の附帯決議では、いわゆる二世問題に関し、「こどもが抱える問題」等の解決に向け、法的支援・精神的支援・児童虐待や生活困窮問題の解決に向けた支援などの支援体制を構築する、とされた。こうした支援体制の構築には当会としても異論は無い。

 

 二世問題の本質は、こどもの信教の自由が、父母及び父母を支配する宗教カルト的団体によって侵害されている点にある。父母は、こどもが信教の自由を行使する際には「発達しつつある能力に適合する方法で指示を与える義務」(児童の権利条約第14条2項)を負っている。自らの信仰をこどもに無条件に継承させることは認められていない。二世問題に対して支援体制を構築する際にはこの点を明確にしておく必要がある。

 

 現在、こども政策の推進に係る有識者会議において検討が進められている「こども大綱」では、子ども施策に関する重要事項として「二世問題」を取り上げ、問題解決に向けた施策を講じられたい。

 

 また、二世問題はカルト宗教に限った問題ではなく、特異な思想、信条、価値観に支配された親を持つこどもも同じ問題を抱えている。

 

 さらに、二世問題は「こども」だけが抱える問題ではなく、成人した二世でも、かつて受けた虐待などにより、様々な肉体的・精神的な苦痛や葛藤、生活苦を抱えている方も多い。そうした二世への精神的・経済的な支援体制も併せて構築いただきたい。

 

3 今後行われるべきことについて

 

 以上のとおり、新法は被害防止という観点からも被害者救済という観点からも、余りに不十分なものとなった。

 

 この間、特に政府・与党において、被害者の生の声を聞いた時間・量は圧倒的に少なかったと言わざるを得ない。

 

 前記家族被害、二世問題の様々な被害実態に対処するためにも、法案成立後、できるだけ速やかに、行政府である政府内と立法府である国会内の双方に、協議会ないし検討会を設置した上で、こうした被害者や関係者の声を聞き、それを適切に分析して、法的支援に留まらず様々な角度からの支援や新たな実効的な法制度の創設が行われるよう、速やかに対処すべきである。

 

 最後に、統一教会の問題については、その本質が、正体を隠した違法な伝道活動による信教の自由への侵害という点にあることを改めて検証した上で、同様の被害が繰り返されることのないよう、かかる伝道活動に対する規制を併せて行うべきである。

 

以上

 

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IWJ代表の岩上安身です。いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。11月のご寄付・カンパの実績が確定しました。

 

11月は30日間で、139件、140万7400円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます! この額は、8月から11月までの累積月額目標額1072万4870円の13%、単独月間目標額390万円の36%でした。かなり厳しい数字となっております。11月も単月のご寄付・カンパの目標額390万円に、249万2600円届かず、4ヶ月分の累積の不足額は931万7470円となりました。

 

12月に入り、8月から始まったIWJの第13期も、5ヶ月目を迎えました。1年の3分の1にあたる約4ヶ月で1000万円近くが不足していますから、このペースだと、第13期が終わる頃には、3000万円近い不足額となりそうです。このままですとIWJは確実に倒産です。12月は、上記の累積の不足額932万770円に、12月分のご寄付・カンパの目標額390万円を加えた1321万7470円が、12月末までに必要となります。大変困難な、厳しい見通しです。

 

IWJの活動に抜本的な改革が必要であり、規模を縮小し、コンパクトで最優先の情報をお届けする体制を再構築したいと思っています。今よりコンパクトなスペースのオフィスに移転することも真剣に検討したいと思います。人員、活動ともに引き締めて行いますが、情報の質の部分は落としてはなりませんが、その分、発行する情報の量をコンパクトにせざるを得なくなるかもしれません。

 

12月1日から9日までの9日間のご寄付・カンパ額は、33件で33万2400円でした。ご寄付・カンパをお寄せくださった皆さま、誠にありがとうございます。皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!

 

皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。しかし、ご寄付が急減してしまうと、IWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 

IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことと、ご寄付・カンパをいただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、独立市民メディアとしての活動を貫いてきました!

 

権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、市民の皆さまのお支えがあってのことです。

 

また、大新聞、大手テレビが、足並みをそろえてウクライナ紛争において情報操作を行っている現状を御覧になればわかるように、権力と大資本から距離を置く独立メディアが存在しないと、真実はまったくわからなくなってしまいます。それは結局のところ、めぐりめぐって、私たち自身の生存や生活を、脅かすことになります。

 

10月17日の日刊IWJガイドを読んでいただければわかる通り、ウクライナ紛争と対露制裁によって、米国の同盟国は、欧州も日本も「巻き添え被害」にあっています。欧州の市民はその真実に気づき、ドイツやチェコのプラハだけではなく、パリにおいても市民が立ち上がって反NATOの抗議の声をあげていますが、欧州のマスメディアも日本のマスメディアも、そうした動きを意図的に報じようとしません。

 

我々のような独立メディアが存在しなければ、この事態を人々が知るすべもないのです。独自の視点で真実の報道を続けるIWJの存在価値を、ご理解いただき、お支払いいただければと思います。

 

※日本のマスメディアが伝えない欧州の現実! インドメディア『WION』が、フランスの「反NATO」デモをレポート!「NATOから離脱しよう!」、「Let’s get out of NATO!」「NATOのためにフランスはウクライナの『巻き添え被害』を受けている」! フランスの高級紙『ル・モンド』は、石油会社従業員による賃上げデモを報じるも、「反NATO」デモはスルー!? 米英NATOウクライナのために、『巻き添え被害』を恐れているのは日本も同じ!! メディアの情報操作によって、その事実にすら気づかない日本国民!(日刊IWJガイド、2022年10月17日号)
 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221017#idx-6

 

日刊IWJガイド11月23日号でお伝えしたように、17日付のロシアメディア『RIAノーボスチ』は、11月11日までにロシア軍が撤退したヘルソン州で、親ロシアの活動家39人が、ウクライナの治安部隊に射殺されたと報じました。しかし、ヘルソンの粛清を西側メディアはまったく伝えていません。

 

※ヘルソンでウクライナ軍が親ロシアの活動家住民39人を射殺! 74人が連行され行方不明! 日本のマスコミを含む西側主要メディアはこの事実をまったく伝えず! ウクライナ側に一方的に偏った視点の西側の政府発表や偏向報道を改め、今こそ普遍的な人権の視点を!(日刊IWJガイド11月23日号)

https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221123#idx-4

 

また、改憲による緊急事態条項の創設は、統一教会が自民党の背中を押して、実現に向けて推進してきた政策です。統一教会という「反日・反社会的カルト」を、日本社会から追放し、政治への介入をやめさせるとともに、この危険な緊急事態条項の憲法への導入を阻止するために、私と、IWJのスタッフは、全力で立ち向かいたいと思います!

皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
 
*みずほ銀行

支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

*城南信用金庫

支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

*ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
 https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!(岩上安身)
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草々

2022年12月10日 (土)

(予約必要)(2.9)オルタナティブな日本をめざして(第82回):「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)(2023年2月9日)

前略,田中一郎です。
(2023年2月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)


◆(別添PDFファイル)(チラシ)(2.9)「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点(天笠啓祐さん:2023年2月9日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyyUEBX5VT8mnyre?e=8KJVZy

 これまで農林水産省は、化学メーカーや農協などと一体となり、有機農業や環境保全型農業には背を向ける政策を一貫して続けてきました。そのため農地単位面積当たりの農薬や化学肥料の使用量は世界トップレベルに達していますし、畜産酪農なども「工業型」と評され、家畜たちの生命が傷つけられたり痛めつけられたりしてきました。しかし、どうしたことか、ここにきて農林水産省は「みどりの食料システム戦略」なる政策を打ち出し、「健康な食生活や持続的な生産・消費の活発化やESG投資市場の拡大に加え、諸外国でも環境や健康に関する戦略を策定するなどの動きが見られます」「食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する」(同省HP)などとしています。この政策を私たち消費者・国民はどう見ればいいのでしょうか? イノベーションで実現、などと称していますが、問題はないのでしょうか? 今回はこの問題にお詳しい科学ジャーナリストの天笠啓祐さんにおいでいただき詳しくご説明をしていただきます。(なお、最初の1時間は主催者の方から別テーマでのプレゼンを行います。)

講師:天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)さん 
フリージャーナリスト: 環境問題が専門、市民バイオテクノロジー情報室代表

 <次第>
日 時:2023年2月9日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣
東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/    

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


 <天笠啓祐さんのご著書>
(1)新型コロナワクチン その実像と問題点-天笠啓祐/著(緑風出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034213107&Action_id=121&Sza_id=GG
(2)ゲノム操作と人権 新たな優生学の時代を迎えて-天笠啓祐/著(解放出版社)
 https://cutt.ly/afYRs2f
(3)ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門 食卓の安全は守られるのか?-天笠啓祐/著(緑風出版)
 https://cutt.ly/tfYRgnn
(4)ゲノム操作食品の争点-天笠啓祐/著(緑風出版)
 http://urx.space/Wa5b
(5)TPPの何が問題か-天笠啓祐/著(緑風出版)
 http://urx.space/fW9C
(6)子どもに飲ませたくない清涼飲料-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Zv54
(7)子どもに食べさせたくない遺伝子組み換え食品-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/DVAX
(8)子どもに食べさせたくない食品添加物-天笠啓祐/編著 食べもの文化編集部/編著(芽ばえ社)
 http://urx.space/Z09a


 <関連サイト>
(1)みどりの食料システム戦略トップページ:農林水産省
 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/
(2)みどり戦略の記事・出来事 - 日本農業新聞
 https://www.agrinews.co.jp/midori
(3)(別添PDFファイル)「みどりの食料システム戦略」にみるバイオテクノロジー偏重(天笠啓介『週刊金曜日 2021.5.28』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgy10D0Ch9ADrvrqi?e=6NXrQO
(4)みどりの食料システム戦略:持続可能な食料システムの実現(原直毅(農林水産委員会調査室)『立法と調査 2021.10 No.439』)
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2021pdf/20211001049s.pdf
(5)脅かされる食の安全、奪われる知る権利 - 憲法研究所 発信記事一覧 - 憲法研究所
 https://www.jicl.jp/articles/opinion_20220124.html
(6)よつ葉ホームデリバリー・関西よつ葉連絡会2021年『Life』170号 “有機農業25%”という戦略のウソ - よつ葉ホームデリバリー・関西よつ葉連絡会
 https://www.yotuba.gr.jp/amagasa/2021170
(7)20220219 UPLAN 利光恵子・天笠啓祐「進むいのちの切り捨てと遺伝子操作を考える――着床前検査と胚を用いた研究の拡大、そしてゲノム編集技術の応用」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=__pZkYgVr9I&t=8s


◆(報告)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-058231.html

◆(報告)「食卓の危機:みどりの食料システム戦略とゲノム編集」(安田節子さん 2021年9月3日:たんぽぽ舎)=アメリカのために遺伝子操作食品の輸入を促進し、日本農業をつぶすための「売国奴」戦略- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-f4d42f.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

2022年12月 8日 (木)

広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約優先)(2022年12月15日)(たんぽぽ舎 午後6時~8時30分)電力自由化と電力システム改革(第4回目):歪められた電力システム改革(2)と、未来へ向けたあるべき電力システム改革の具体像(欧州の事例などから)(新ちょぼゼミ:田中一郎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwfflVAbIOyMkiti?e=miJ7n9

(何もしないで寝転がっていても原発に巨額のカネが転がり込んでくる「仕組み」を次々と創り、それを「電力システム改革」だと偽る経済産業省、こんなものを放置していたら脱原発どころか、原発を大黒柱とするグロテスクで危険な前世紀的アナクロ電力体制ができあがります。この学習会では、経済産業省と地域独占(原発)電力会社(「毒電」)たちが進める偽りの「電力システム改革」を詳しくご説明します。私たち市民からの反撃が強く求められています。:田中一郎)

(関連)(拡散希望)(報告)(11.22)電力自由化と電力システム改革(第3回目):歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(メール転送です)緊急連絡:福島原発被害東京訴訟=12月14日期日は進行協議に変更(公判は中止)

 急なご連絡ですみません。来週12月14日に開かれる2陣の期日は、進行協議期日となり、非公開で行われることとなりましたので、原告以外は傍聴いただくことが出来なくなりました。昨日まで、チラシなどで傍聴を呼び掛けさせていただいておりましたが、当日は法廷に来られても中に入ることは出来なくなってしまいましたので、お手数ですが、お手元の12月14日期日チラシは破棄してください。応援のためにご都合を合わせて下さっていた皆様には、心からお詫び申し上げます。(福島原発被害東京訴訟原告 鴨下美和)
 https://www.facebook.com/tokyogenkoku


3.キャンペーン · 長崎の黒い雨ー全ての被爆体験者に速やかに被爆者健康手帳を交付してください · Change.org
 https://tinyurl.com/3uxhey9a


4.イベント情報

(1)(チラシ)(12.10)司法の責任とは何か「私が原発を止めた理由」(樋口英明さん:京都大学 吉田キャンパス本部構内:ZOOM可)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgx11hSzfd7n03oKe?e=d5cT15
(2)(チラシ)(12.16)老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟 口頭弁論(名古屋地裁#02)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgx6NF2B4P5yyJ7-D?e=wbjfL8
(3)(チラシ)(12.17)最高裁判決をどう乗り越えるか 学習・決起集会(仙台市:ZOOM可)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgx8tcYTgs3zreCR5?e=uYdA0d
(4)(チラシ)(12.18)辺野古新基地建設の現状と沖縄南部地区の土砂問題(北上田毅さん:浦和)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyDgEkgxsQYEJEoW?e=nIEMAY
(5)(チラシ)(12.20)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgkWtEmaWZheX3TMS?e=UFMHlE
(6)(チラシ)(12.21)さようなら原発 第12回 オンライン学習会
 https://bit.ly/3W1i4dG
(7)(チラシ)(1.8)完成版 報告集会 国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査について(京都:ZOOM可)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyHJ5UMgAGnJwBOf?e=kY9G8q


5.<コラム 筆洗>「記憶せよ、十二月八日/この日世界の歴史あらたまる/アング…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/218611

(最初の方に書いてある大日本帝国のアジア侵略戦争や文学者・高村光太郎の話も気に入らないし、そもそも原発・核燃料サイクル施設を60基以上も、この狭い日本列島に「射撃場の的」のように並べておいて「武力で国を守る」などという「勇ましきお花畑」論議についても言及がない、こんなコラムは通常はゴミ扱いだ。しかし本日12/8がニイタカヤマノボレ・トラトラトラの81年目にあたること、また、自公のみならず立憲民主党を含む大半の国会議員どもが9条を棚上げにし、立憲主義から脱憲主義に転じていく、この日としてはタイムリーな記事なのでご紹介した。このドアホの国は今度戦争をやったら再起不能の地獄に沈むことになるだろう。:田中一郎)

(関連)反撃能力を保有し「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」を構築するのは、自衛隊が米軍の指揮系統下に入る主権の放棄では!- IWJ記者の質問に浜田大臣は「現時点で答える段階にはない」!!~12.6 浜田靖一 防衛大臣 定例記者会見 - IWJ Indepe
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512806

(対米隷属の右翼・右派・保守という形容矛盾を抱えた諸君は、上記記事をよく見ておくことだ。諸君らの陳腐で単細胞な頭は相手にされることはない:田中一郎)


6.立民、苦肉の修正合意 救済法案、世論・共闘を意識「言葉遊び」批判も:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120701072&g=pol

(泉健太立憲民主党にとっては、統一教会やカルト宗教の被害者救済、あるいは有権者・国民なんぞよりも、「日本維新の会」の方が大事だということでしょう。来春の統一地方選挙では、泉健太執行部を退陣させるため、立憲民主党候補者全員を落選させ、他の「世直し」政党に投票してください。泉健太退陣キャンペーンの展開をお願いいたします。「立憲民主党」ならぬ「脱憲民主党」への「お願い」などをしていてもラチはあきません。:田中一郎)

(関連)「敵基地攻撃能力」容認へ向けて動き出す泉健太立憲民主党=立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認しながら、何をやっとるのか? かつての社会大衆党が大政翼賛運動になだれ込んで行った二の舞か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-bd7980.html


7.IWJ日報がコロナワクチンで緊急報道

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◆(昨日12/7)新型コロナワクチン接種問題が新局面に! 今後も我々はワクチンを打つべきかどうか! ワクチン接種後の死亡件数は2年に満たない期間で1908件(11月11日時点)! そのうち厚労省による死亡認定数は10件! インフルエンザワクチンの死亡認定数は45年間で25件!! 実際には40代の女性が、接種直後に死亡! このケースはまだ未認定! 新型コロナワクチン遺族会が10月20日に結成! IWJは厚労省に直撃取材!
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51621#idx-5
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51621#idx-5

◆(本日12/8)日刊IWJガイド・非会員版「超過死亡の増加!! ワクチン接種3回目の累積接種率と累積超過死亡数の相関係数は0.99! ワクチン接種による死者が増えている!-」2022.12.8号~No.3738号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51626
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51626

(関連)(重要:必見です)2022年11月25日 新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える勉強会(VTR)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-01fd9a.html

(関連)社会の流れが変わった1週間 - 寄付もできるオンライン署名サイトVoice(ボイス)。あなたの声で社会は変わる。
 https://voice.charity/events/112/reports/1260

(コロナワクチンによる死者1900人超、重症者約8000人、戦後最大の薬害となってきているものの、役職員の接種率10%と言われる厚生労働省・国立感染症研究所はコロナワクチンの深刻な副作用を認めません。この国のやることは、大変な数の犠牲者が出て、にっちもさっちもいかなくなるまで、ことをやめない・認めない、そして、被害を認めたとしても、その犠牲者は御用学者を使った屁理屈で切り捨てます。また、これまでと同じことが進行しています。マスごみ報道に盲従した諸君はよく反省をしていただきたい。:田中一郎)
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◆(再掲)キャンペーン · 長崎の黒い雨ー全ての被爆体験者に速やかに被爆者健康手帳を交付してください · Change.org
 https://tinyurl.com/3uxhey9a

今回は「広島原爆「黒い雨」訴訟の原告全面勝訴(国の上告断念)と長崎原爆「黒い雨」被ばく被害者=何故、国は広島と長崎で被ばく被害者を区別・差別・分断するのか!?」をお送りいたします。

広島・長崎の原爆「黒い雨」の被ばく者もまた、上記で申し上げた「切り捨てられてきた」被害者です。若き毎日新聞記者の小山美砂さんが徹底した調査報道をまとめてお書きになった名著『「黒い雨」訴訟:なぜ被爆者たちは切り捨てられたのか』(集英社新書)をご紹介しつつ、戦後日本の戦争被害に対する政治や行政、そして日本社会のデタラメを改めて糾弾したい思いです。この広島「黒い雨」訴訟は、戦後75年以上が経過し、高齢となった被害者原告の方々が最後の力を振りしぼって起こした「人間を返せ」の裁判です。そして、広島地裁でも、広島高裁でも、見事に原告全面勝訴を勝ち取られています。裁判所前で勝訴を喜ぶ原告や支援者の方々を見ていて(下記VTR参照)、改めて目頭が熱くなりました。

(関連)黒い雨二審も原告全面勝訴 広島高裁、国の検証に影響も - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QDszx9e-N2A

それにしても、毎日新聞を含む日本のマスコミが忖度御用報道を繰り返して「マスごみ(粗大ごみ)」となる中、まだ入社して10年にならない若き毎日新聞の記者が、すばらしい調査報道をし、それを1冊の本にまとめ上げた偉業は、褒めたたえても過ぎることはないでしょう。みなさまには、この集英社新書を是非お買い求めいただきご一読をお願いするとともに、口コミその他で広めていただいて、小山美砂さんの著書をベストセラーにしていただければ幸いです(それが「黒い雨」被ばく問題の解決への近道でもあります)。

◆「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=C0

しかし、ことはこれで目出度し目出度しの解決ではありません。実は、広島と同じ原爆の「黒い雨」が降った長崎では、同様に「黒い雨」の被ばくを受けているのに、被害者は切り捨てられたままで放置されているのです。広島高裁の原告全面勝訴ののちも、この状態はほとんど変わらず、国・厚生労働省は、インチキ似非科学を振りまわして被害者を押さえつけたままでいます。このことについても、このメールで簡単にご紹介いたします。(上記の署名へのご協力をお願い申し上げます)


 <別添PDFファイル>
(1)原爆被害者を援護法から排除する「基本懇」報告(1980)の言う「科学的・合理的な根拠」のインチキ(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
(2)「黒い雨訴訟」原告の主張、内部被曝の告発(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
(3)原爆「黒い雨」被ばくと福島原発事故による放出放射能被ばく(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書) 
(4)「黒い雨」訴訟 広島高裁判決=原告完全勝訴(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書) 
(5)「黒い雨」訴訟敗訴の国側の上告断念と本質を否定した首相談話(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
(6)あとがき(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
(7)広島原爆被爆者における健康障害の主要因は放射性微粒子被曝である(イントロ部分)(大瀧・大谷『科学 2016.8』)
(8)長崎「黒い雨」医療費助成拡大、がん7種、被爆者認定対象変えず(毎日 2022.12.2)
(9)「長崎に黒い雨」証言に客観性、「被爆体験者」救済へ(東京 2022.7.14)
(10)<ヒロシマへ ヒロシマから 通信No.1854 >(2022-12-7 辻元清美議員 首相へ質問主意書)


 以下、小山美砂さんの『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)から、そのごく一部をご紹介する。広島も長崎もそうだが、原爆被爆者として何らの制限も条件もなく国が原爆症(被ばくを原因とする病気や健康障害)を認めるのは爆心地からわずか3kmの範囲内とその外側の若干の区域だけ(1962年及び65年から:それより以前は2km以内)で、それ以外の地域では国は厳格な条件を付けて認めようとはしてこなかった(だから訴訟が頻発してきた)。行政による支援や救済が受けられない中、健康被害に苦しみ、かつ、許しがたいことに日本社会の原爆被爆者への差別やいやがらせなどの社会的迫害にも耐えしのび、子どもや孫への影響も考えると自ら原爆被爆者・原爆症発症者を名乗ることもはばかられ、戦後何十年もの間、原爆被害者は沈黙・無言を強いられてきた。国はこの被害者の境遇をいいことに、その上に胡坐をかき、さまざまな屁理屈をつけては被害者救済・支援を退けてきたのである。

(関連)被爆者とは|厚生労働省
 https://bit.ly/3W0oB8l

(関連)原爆被爆者援護の現状と課題(厚生労働委員会調査室 尼子真央まなか『立法と調査 2008.7 No.283』)
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2008pdf/20080704069.pdf

その1つが「宇田雨域」と呼ばれた「黒い雨」が降った地域の指定である。強く降った区域と弱く降った区域に分けられているが、戦後間もなくの頃に、わずかな生存者へのヒヤリングを元に「とりあえずこんなものかな」ということで作成された「参考図」程度の物だった。しかし、それが被害者切り捨ての根拠とされていく。「原子爆弾被爆者の医療等に関する法律」(原爆医療法 1957年)と「原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律」(原爆特別措置法 1968年)の、いわゆる原爆2法が1994年に一本化され「被爆者援護法」が制定されたけれど、事態はあまり改善しないどころか、1980年の「基本懇」報告を契機にして、より支援・救済への道を狭めてしまっている。「黒い雨」訴訟は、そうした国の理不尽な原爆被爆者政策の末に提訴されたものだった。


1.(別添PDFファイル)原爆被害者を援護法から排除する「基本懇」報告(1980)の言う「科学的・合理的な根拠」のインチキ(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyL7Wp38jDCyakFu?e=hDUvpy

 <田中一郎コメント>
 支援・救済への道を狭くし被害者切り捨てを目的として、ロクでもない仕掛けを画策したのは、故橋本龍太郎(元首相、当時厚生相)だった。厚生大臣の私的諮問機関として「原爆被害者対策基本問題懇談会」を設置して、ここに御用学者を集め、1980年12月に報告書がまとめられている。きっかけは広島で原爆に被爆した韓国人(韓国へ強制退去させられた)が被爆者健康手帳の交付を巡って国と裁判で争い(最高裁)勝訴したこと、これにより原爆被害者については日本国民・外国人の区別なく支援・救済の行政サービスが実施されること(建前上は)になったが、そのことが結果として支援・救済対象の一般被爆者の範囲を広げていく可能性が出てきた。橋本はそれを懸念して、対象者を絞る目的でこの御用委員会を創ったということである。

「基本懇」報告(1980)が打ち出した「原則」の1つは、いわゆる「戦争受忍論」である。戦争の犠牲はすべて国民等しく受忍しなければならないというもの、国家が勝手にやりだした戦争で被害が出ても、そんなものは知らない、というわけだ。しかし日本は、主権を回復したサンフランシスコ講和条約締結後ただちに、それまでGHQが禁止していた軍人軍属への支援・救済を開始し、軍人恩給の復活他、その遺族までを含め、手厚い対応を制度化していった。しかも許しがたいことには、旧軍人・軍属時代における身分階級の高さに応じて(元帥・大将から二等兵まで)、その手厚さには大きな差が付けられていた。言ってみれば、大日本帝国のアジア侵略戦争に責任が大きければ大きいほど、支援や救済の度合いは大きかったということだ。ふざけた話である。その反対に、日本本土の空襲被害者・死傷者や原爆被害者、海外居住者、在日外国人らが受けた苦難や損害に対しては、国は何の対応も支援もしていない。「受忍」せよ、である。「基本懇」報告(1980)が打ち出したのは、この「戦争受忍論」である。

もう一つが、原爆被爆者はそんな戦禍の被害の中でも特にひどい被害であり、かつ、生き残って後も放射線被曝による健康障害が残るなど、国が特別の支援・救済・保護をする必要がある対象だとし、であれば、その場合、対象とするには「それ相応の科学的・合理的な根拠がある場合に限定しなければいけない」と理屈をこねたのである。こんなところに「科学的合理的」という言葉が使われて、以降、この「科学的合理的根拠」なるものが原爆症認定申請を次々と却下していくことになるのである。もちろん「基本懇」報告には、その「科学的合理的根拠」なるものの具体的な程度や、誰がそれを立証するのかなど、内容のあることはほとんど書かれておらず、要するに、国に助けてもらいたかったら、国が出すさまざまな難儀なハードルや条件をすべて満たせ、という被害者への無理難題の押し付けだった。これにより原爆症認定は遅々として進まなくなった。「科学的合理的根拠」なるものはここでも被害者切り捨ての決まり文句になったのである。

なお、上記PDFの4枚目には「1号被爆者~4号被爆者」の定義が書かれているので、それにもご留意いただきたい。ここで私が問題だと思うのは、原爆被爆者から生まれた子どもや孫らの子孫(2世・3世以降)が対象から外されていること(胎児のみ対象)で、これこそ何らの「科学的合理的根拠」もなく、放射線被曝の遺伝的障害が事実上、否定されていることになる。事実、戦後は一度たりとも原爆被爆2世・3世の一斉健康調査などは実施されたことはなく、放射線被曝の遺伝的障害はもみ消されてしまっている。


2.(別添PDFファイル)「黒い雨訴訟」原告の主張、内部被曝の告発(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyMqYHbF9tvBep70?e=SO4Zd1

 <田中一郎コメント>
「病気だらけで体は動かせず、お金もない。これこそ、黒い雨の現実じゃあないか」「連絡協議会の計1,000円の年会費も払うことが難しい人が相当数おり、多くがしり込みした」「当時90歳で最年長だった松本正行が、原告団副団長に就いた」「これまでにどれだけの仲間を失っただろうか」「何人もが悔し涙をのんで死んでいった。泣き寝入りするわけにはいかない」「置き去りにされてきた歴史に終止符を打ち、全ての「黒い雨被爆者」を救済する。自分たちだけが「被爆者」と認められるための闘いではなかった」。原告の方々の思いがつづられた文章が続き、目頭が熱くなる。

原告はこの裁判で、次の3点を主張した。①「被爆者」になる条件を争う=健康手帳を交付させ国の誤りを認めさせる、②「黒い雨」の範囲と影響はどうだったか、③内部被曝の告発、である。③については、矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授の名前がある。矢ケ崎克馬先生には『隠された被曝』という名著を通じて、内部被曝の実態と、放射線被曝の評価単位=シーベルトがその内部被曝の実態を全く表わしていないこと、そして恒常的な低線量被ばく(外部被曝・内部被曝)が人体にとって極めて危険であることを教えていただいた。今でも心より感謝している。その結果が私の最初のレポート「放射線被曝の評価単位 シーベルトへの疑問」(下記)となっている。

(関連)(増補版)放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問 いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

内部被曝に関して、もうお一人が、広島大学名誉教授で「大瀧雨域」を作成された大瀧慈氏である。同氏は岩波書店『科学』(2016.8)に掲載された下記論文で、「広島原爆被爆者における健康障害は初期放射線だけでは説明がつかず、その主要因は放射性微粒子被曝である」とする画期的な科学的実証を行った。裁判の中で国側が示したインチキ被ばく論(特に内部被曝)を矢ケ崎克馬氏とともに完膚なきまでに粉砕している。これもまた「黒い雨」訴訟の大きな成果の1つである。

(関連)(別添PDFファイル)広島原爆被爆者における健康障害の主要因は放射性微粒子被曝である(イントロ部分)(大瀧・大谷『科学 2016.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgySYGLXFgS-Ny8TK?e=oOuoLK


3.(別添PDFファイル)原爆「黒い雨」被ばくと福島原発事故による放出放射能被ばく(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyX_3qd_2EzAVHbl?e=542pxR

 <田中一郎コメント>
 「黒い雨」訴訟を闘う原告団・弁護団と、同じく福島原発事故による被害訴訟・被ばく訴訟を闘う原告団・弁護団とは、放射線被曝の危険性やその被害のゴマカシを許さない、国の責任もしっかりと認めさせ、応分の支援・救済をさせる、という点では全く同じであり、時間と場所は違えども、事実上、一心同体だ。お互いがお互いを助け合い励まし合って勝訴へ、被害者完全救済へ向けて、進んでいる。この本の中には、福島原発事故被害者神奈川訴訟の村田弘さん、関西訴訟の森松明希子さん、生業訴訟の馬奈木厳太郎弁護士らのお名前があり、それぞれご意見を述べられている。 

(関連)「311子ども甲状腺がん裁判」被害者も最大の公害被害者(伊方原発広島裁判事務局 2022.11)
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2022/pdf/20221214_consept.pdf


4.(別添PDFファイル)「黒い雨」訴訟 広島高裁判決=原告完全勝訴(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyeVU3wH1r2VcH1W?e=QeiqDq

(広島の原告の皆さま、ご苦労様でした。あまりに遅すぎた判決なので「おめでとうございます」とは申し上げられませんね。国を相手に放射線被曝を巡って裁判で争い、原告完全勝訴に終わった判決はこれが唯一のものです。今後へ向けて貴重な判決を勝ち取っていただき心より感謝申し上げます。:田中一郎)

(関連)「黒い雨」広島高裁判決から私たちが学ぶもの(伊方原発広島裁判事務局 2021.8)
 https://saiban.hiroshima-net.org/pub/panf02/20210830_kuroiame.pdf

(関連)「黒い雨」訴訟 裁判関連文書 - blackrain1
https://blackrain1.jimdofree.com/%E8%A3%81%E5%88%A4%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%96%87%E6%9B%B8-%E8%A8%B4%E7%8A%B6-%E5%88%A4%E6%B1%BAetc/


5.(別添PDFファイル)「黒い雨」訴訟敗訴の国側の上告断念と本質を否定した首相談話(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyjFINlQxSUhf2sP?e=72AP8m

 <田中一郎コメント>
 広島高裁で敗訴した国は、最高裁への上告を断念しました。断念を決断したのは菅義偉首相です。菅義偉は「スカ首相」などと言われ、アベ政権の官房長官の時代も、自身が首相であった時も、何一つ有権者・国民のためになるようなことはしなかったと言われる「戦後サイテーの劣悪総理大臣」でした。しかし、そんな中でも、この「黒い雨訴訟」の上告断念だけは、唯一点キラリと光る偉業であり、この行為だけで歴史に名を残して不思議ではない立派な総理としての決断でした。但し、下記のような談話を発表しなければ、です。

「今回の判決には、原子爆弾の健康影響に関する過去の裁判例と整合しない点があるなど、重大な法律上の問題点があり、政府としては本来であれば受け入れ難いものです。とりわけ「黒い雨」や飲食物の摂取による内部被曝の健康影響を、科学的な線量推計によらず、広く認めるべきとした点については、これまでの被爆者援護制度の考え方と相容れないものであり、政府としては容認できるものではありません」(談話エッセンス)

愚かにも菅義偉スカ首相は、この談話により、ただの「カス首相」「クズ政治家」に過ぎない人間として歴史のゴミ箱へ消えていくことになりました。当時、菅義偉内閣支持率が低下していて、これ以上の支持低下を防ぐため、波風を立てないよう上告を断念した=「原爆被爆者を政局調整の道具にした」という下馬評が一般的になっています。三流はやはり三流だったということでしょう。しかし、このくだらない談話が、今度は長崎の原爆被爆者に尾を引いていきます。

70年以上も前の「黒い雨」による内部被曝の線量をどうやって推計するのでしょうか? そもそも内部被曝の線量計測など、原理的にできないし、「シーベルト」などという国際放射線防護委員会(ICRP)がでっちあげた被ばく単位では、内部被曝の実際は過小評価され矮小化されてしまう。放射線ムラの御用学者どもにたぶらかされて、おバカなことを言ってんじゃない、ということです。(田中一郎)


6.(別添PDFファイル)あとがき(『「黒い雨」訴訟』小山美砂:集英社新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgynXCoVrit95p3nU?e=iPAyVL

(忙しい方は、私のブログに加えて、この「あとがき」だけでも読んでください。小山美砂さんもご苦労様でした。第2弾の調査報道に期待しています。:田中一郎)


 <長崎の「黒い雨」と被爆者救済>
 関連する報道などを列記しておきます。ついこの間、7種類のガンの治療費支援を追加しただけで、原爆被害者の認定は滞ったまま放置されています。原告全面勝訴の広島高裁判決が確定しているのに理不尽極まりない国の態度です。法治国家を放棄するのかということです。許されるはずがありません。

◆【公式】ドキュメント九州「長崎だけ救われない」(2022年9月19日OA) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=aPNqBefnEaY

◆(別添PDFファイル)長崎「黒い雨」医療費助成拡大、がん7種、被爆者認定対象変えず(毎日 2022.12.2)
 https://mainichi.jp/articles/20221202/ddm/001/040/120000c

(関連)医療費助成「趣旨違う」「黒い雨」認定変えず 被爆体験者、憤り - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20221202/ddm/041/040/105000c

(関連)<社説>「黒い雨」新基準 長崎被爆体験者も救済を - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1490028.html

(関連)(別添PDFファイル)「長崎に黒い雨」証言に客観性、「被爆体験者」救済へ(東京 2022.7.14)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgyqafg0GJh7UMNiO?e=vpmnfG

(関連)「黒い雨」長崎県が検証へ 救済対象除外、初の専門家会議 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220209/k00/00m/040/047000c

◆8-21【NNNドキュメント'22予告】「体験者」じゃない「被爆者」だ!! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mW_Kh7iJfJY

◆「体験者」じゃない被爆者だ!!~長崎 置き去りにされた私たち~|NNNドキュメント|日本テレビ
 https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894twtk2931g27ff7nr.html


<その他関連サイトなど>

(1)(別添PDFファイル)<ヒロシマへ ヒロシマから 通信No.1854 >(2022-12-7 辻元清美議員 首相へ質問主意書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgysuA8YEvYUPj907?e=nzl7nC

(2)(動画)被爆77年「戦後日本と核」(TBSテレビ 報道特集:20220806)
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20220806_2.html

(3)(現場へ!)被爆を伝承する:3 黒い雨、想像できるように:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15496182.html

◆(要熟読:これが原子力ムラ・放射線ムラの福島第1原発事故の教訓なのか!?)原子力災害時における避難退域時検査及び簡易除染マニュアル案=住民の安全を軽視した検査と除染の簡略化は許されない(避難計画を案ずる関西連絡会 2022.7.18)- いちろうちゃ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-9acbd9.html
草々 

2022年12月 5日 (月)

3つの報告:(1)(12.2)第46回「福島県民健康調査検討委員会」結果、(2)(12.3)講演会 「チェルノブイリ並み初期被ばくにより多発した福島甲状腺がん」、(3)40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第31号

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.新春(2023年1月24日火曜夜)&(2月24日金曜夜):広瀬隆さん講演会(全水道会館:水道橋)
 演題(予定)「地球温暖化と宇宙物理学」(主催はたんぽぽ舎)
 チラシができましたらお送りします。予約受付はそのあとからです。

(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ (今年1月の広瀬隆さんの6時間半講演の報告です。この時のレジメ冊子(カラー版)と録画DVDをセット販売しています。田中一郎にお声掛けください)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html


2.(メール転送です)[東京外環道訴訟](お知らせ_傍聴を)第17回口頭弁論12月6日(火)15時(東京地裁#103)

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[1](お知らせ_傍聴を)東京外環道訴訟第17回口頭弁論と報告集会

 東京外環道訴訟第17回口頭弁論
  12月6日(火)15時~(傍聴券抽選14時40分)
  東京地方裁判所1階103号法廷
   (地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口)

 傍聴お願いします。コロナ禍なので、ご無理なさらないでください。
 傍聴券抽選14時40分。14時30分頃(まで)にお越しください。
 (傍聴席は98席に戻ってますが)

■東京外環道訴訟は、2017年12月の外環道事業の無効確認・取消訴訟に2020年12月の事業施行期間延伸取消訴訟を併合して、大深度地下使用認可と都市計画事業承認認可の違法性を追及しています。

前回9/14の法廷では、地盤工学の専門家による本件事故現場周辺地域の地盤調査に基づき、本件トンネル工事によってトンネルの周辺地域においても広く地盤のゆるみが生じていることを明らかにしました。今度の12/6の口頭弁論では、調布陥没事故原因と再発防止策について原告側の求釈明に対する事業者の応答が予定されています。また、原告の意見陳述も予定しています。

◆ 裁判終了後(16時頃~) 報告集会 
  衆議院第2議員会館(地下1階)第1会議室
     (16:00頃~1階ロビーで入館証配布します)
  丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩6分
  弁護団から解説がされます。

[2](別添PDFファイル)東京外環道訴訟を支える会ニュース⒙号を添付いたします。
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxld5ISVaPIBW3p1?e=n0pnt7


3.(1.31)控訴審第1回公判 東京高裁(東海第二原発運転差止訴訟 原告団 News 2022-1)
 https://drive.google.com/file/d/1AE4zd5CG_qvb4qDHGB7SZ0a0fO55DszA/view

(関連)(新刊書)原発再稼働 葬られた過酷事故の教訓-日野行介/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034370332&Action_id=121&Sza_id=B0

(別メールで詳しくお伝えいたしますが、この日野行介さん(元毎日新聞)の新著の「第2部 避難計画編」で、首都圏唯一の超危険な老朽原発である東海第二原発(日本原電)にかかる避難計画が、茨城県庁他の自治体によって如何にデタラメでいい加減な形ででっちあげられていたかが、徹底した取材をもとに記載されています。少なくとも茨城県民の皆様は必読です。:田中一郎)

(関連)自民現職が初めて東海第2原発再稼働賛成を鮮明に 茨城県議選(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/128b5e0d6b77ff004b24d9df11db1c232515e14c


4.原発関連の裁判

(1)(チラシ)(12.12)福島原発事故 新潟避難者訴訟控訴審 第2回口頭弁論(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxZmZYxA0wlXSjBx?e=avREjs

(2)(チラシ)(12.14)福島原発被害東京訴訟 第2陣(3次訴訟)(東京地裁#103)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgkTT-Xd89Cl-BAg_?e=HBlIr8

(3)(チラシ)(12.16)福島原発かながわ訴訟 第1陣第⒔回控訴審(東京高裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxPaLoE5LKhpvsZV?e=Rjag5O

(4)(チラシ)(12.20)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgkWtEmaWZheX3TMS?e=uX9VHg

(5)(チラシ)(1.12)福島原発かながわ訴訟 第2陣第3回公判(横浜地裁#101)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxTk5Pu4ryAN3hJW?e=L8SeSo

(6)(チラシ)(1.23)東日本大震災による目黒区区民住宅への避難者に対する建物明渡等請求裁判(東京地裁#606)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxejKoE65_uJg-E4?e=M7RyvA


5.キャンペーン

(1)「狭山事件」万年筆の鑑定と11人の鑑定人尋問を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/4uzmm2ny

(2)お知らせ · 合計で10万筆を超えました! · Change.org
 https://bit.ly/3BxpygL


6.(別添PDFファイル)共謀罪対象犯罪拡大反対声明(2022.12.4)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxgmUoFm8omWFbdj?e=i3Iqv1

(自公政権政府は、姑息なことをして共謀罪の対象犯罪を広げているようだ。マネーロンダリングを厳しく取り締まりたいのだったら、まずはタックスヘイブンの退治に真剣に取り組めよという話だ。規制逃れ、非公開、脱税の3点セットで、現代の「悪の巣窟」になっているではないか。また、下記のような仮想通貨もまたマネーロンダリングに使われているともっぱらの評判だ(例:ウクライナ戦争をめぐるアメリカの動き)。そもそも仮想通貨などは「ニセがねつくり」のようなもの、こんなものが巨額な金額でやりとりされ、取引の決済に使われるようになれば、一国の金融制度や金融政策はぐちゃぐちゃになってしまう。中共中国のように、仮想通貨などは全面禁止にすべきである。さすればマネーロンダリングも仮想通貨を使っては出来なくなる。:田中一郎)

(関連)FTX「7兆円破綻」の衝撃、業界“超優良児”の杜撰すぎる経営実態とは?(ビジネス+IT)  
 https://www.sbbit.jp/article/fj/99825


7.「いちろうちゃんのブログ」から

(1)「敵基地攻撃能力」容認へ向けて動き出す泉健太立憲民主党=立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認しながら、何をやっとるのか? かつての社会大衆党が大政翼賛運動になだれ込んで行った二の舞か?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-bd7980.html

(2)頭をよぎる「第三次世界大戦」の悪夢 (ポーランドへの)ミサイル着弾で世界に緊張 - 毎日新聞、他のTVニュースがウクライナミサイル説を報道する中、NHKだけがロシア攻撃説を放送、本日のIWJが詳細を報じています- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-edd884.html

(3)本日(11/27)のいろいろ情報:(1)被ばく裁判の証人尋問を却下する石栗裁判長(仙台高裁)(2)ウクライナ戦争とIWJ報道(3)福島・宮城県産の奇形柿大量発生(4)相続贈与税をめぐるバカバカしい税制議論他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-69e49a.html
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3つばかりご報告いたします。

1.第46回「福島県民健康調査検討委員会」結果(2022年12月2日)について

◆小児甲状腺がん338人に〜福島県民健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45983/
 https://www.ourplanet-tv.org/45983/

(関連)第46回「県民健康調査」検討委員会(令和4年12月2日)の資料について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-46.html

(関連)(別添PDFファイル)<田中一郎コメント>
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxpveT2lTVbfpscd?e=CtUpFE

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(1)福島県の子どもの甲状腺がんは338人(検査外での発見が43人):2022年6月末現在

(2)「福島県民健康調査」の受診者が激減しています=このままでは福島原発事故の環境放出放射能による健康被害者・遺伝的障害者は「闇から闇へ」葬られることになります。

(3)マスごみが「福島県民健康調査」や「福島県民健康調査検討委員会」をきちんと報道しない中で、OUR PLANET TVの報道活動は非常に貴重なものになっています。このほど開沼博(東京大学准教授)という人物にSLAP訴訟を仕掛けられ苦慮しています。みなさまの浄財でOUR PLANET TVへのご支援・ご寄付をお願い申し上げます。(OUR PLANET TVは非課税法人ですので寄付金にかかる税還付が可能です)

(関連)ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/
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 <関連サイト>
(1)(報告)「311子ども甲状腺がん裁判」第3回口頭弁論(東京地裁)+ 若干の時事NEWS- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-453f59.html

(2)原告「被曝が原因」9割以上と主張〜甲状腺がん裁判 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45931/

(3)20221124 UPLAN 議員と被害者+メディアともに未来を考える~全国の原発事故被害者議員会館に結集 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=przlG3XLQ3Y

(4)(別添PDFファイル)小児甲状腺がんの高率発生(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授 2022.11.15)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxv7QQ8oGtbUT7Wt?e=A19yFf


2.(報告)講演会 「チェルノブイリ並み初期被ばくにより多発した福島甲状腺がん」(2022.12.3)
 http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/event/event_index.html

(1)(別添PDFファイル)(レジメ) チェルノブイリ並み初期被ばくにより多発した福島甲状腺がん:被ばく由来のがん発生を否定するUNSCEAR報告は崩れた(加藤聡子 2022.12.3)
 http://natureflow.web.fc2.com/HP/KTS221203.pdf

(2)(別添PDFファイル)(レジメ) 「推定甲状腺被ばく量は1/70の過小評価」は本当か(大阪大学名誉教授(放射線生物学)本行忠志 2022.12.3)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxzQJfJzHuSnrz0u?e=7hO34J

 当日の録画はまもなくネット上にアップされるものと思われます。皆さまの方で、しばらくしてから、上記イベント名と「ユーチューブ」あるいは「動画」と入力して検索なさってみてください。

 <当日私から問題提起をした点>

(1)「福島県民健康調査」では、①経過観察の子どもたちが多すぎる(5000人以上)、②穿刺吸引細胞診を意図的に遅らせている疑いがある、③「福島県民健康調査」では、福島県立医大をはじめ限られた医院での検査や手術の結果しか報告されていないため、子ども甲状腺ガンの全数把握が全くできていない(直近でも338人のうち43人が報告外で把握された人数だ)、④健康調査の受検率が大きく低下してきているのに、「受検しなくていい、受検すると不利益を受ける」などといったデマのような告知をして、更に受検者を減少させようとしている、などの理由で、子ども甲状腺ガンの全体数把握ができていない。こんな状態では科学的実証的な議論は難しいのではないか。何故、全数把握をちゃんとやれという声が高まらないのか!?

(2)福島原発事故後11年を過ぎ、子どもの甲状腺ガンを含む甲状腺疾患への影響は、短半減期の放射性ヨウ素131による初期被曝だけでなく、放射性ヨウ素129や放射性セシウム137もまた、悪い影響を及ぼしているのではないか。放射性ヨウ素129(半減期1560万年)は環境放出量が放射性ヨウ素131に比べると量が少ないと言われるが、半減期が長いため長く環境にとどまり、時間がたつにつれて人体内に少しずつ入り込み甲状腺に集まってくるのではないか。また、放射性セシウムについては、子どもの場合には甲状腺にたまりやすいと、ベラルーシのバンダジェフスキー医師は、チェルノブイリ原発事故後にガンなどで死去した子どもの死体を解剖分析して結論付けている(法医学の体制が貧弱な日本では、死体解剖による福島原発事故による放射能の人体内への取り込みに関する調査・検査が全くと言っていいほどなされていない=何とかしろ! 例:放射性ヨウ素と甲状腺、放射性セシウムと心臓)。

(3)月刊誌の岩波書店『科学』が今年6月以降、原発や放射能・被ばくに関係する論文をいっさい掲載しなくなり、津田敏秀岡山大学医学部教授や白井草さん(OUR PLANET TV)ら、多くの論者の論文が見れなくなり、原発・放射能・被ばく・福島の状況などの様子が分からなくなった。ついては津田敏秀先生から岩波書店に論文を載せろと、強く申入れしていただけないか。

(原発の再推進を岸田文雄政権が大々的にやりはじめ、他方で、福島原発事故の放射線被曝被害が矮小化され、被害者が切り捨てられようとしている、まさにその時に、原発や放射能・被ばくの論文掲載をやめてしまうという岩波書店、そのセンスの悪さは言うまでもない。それとも政府や御用学者どもから圧力を受け、それに屈したのか!? 世代交代による様々なことの劣化は、こんなところにも見られているのではないか。情けない限りである。:田中一郎)

(関連)原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会(講演会主催者)
 http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/

(関連)福島甲状腺がん多発 被ばく原因はもはや隠せないUNSCEAR2020レポート批判:新品本・書籍:福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会(著者):ブックオフオンライン
 https://www.bookoffonline.co.jp/new/0019844892


3.(メール転送です)40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第31号 2022_12_02
 https://toold-40-takahama.com/2022/12/03/mailmag31/

(関連)老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟
 https://toold-40-takahama.com/

◆【緊急署名】原発運転期間延長に反対 - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20221010/9607/


 <「いちろうちゃんのブログ」>

(1)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その1):何十年も前に造られた古い原発全体をくまなく点検・検査することなどできない=形式・体裁を整えて、さも安全審査を厳格にやっているかのように見せかける原子力「寄生」委員会のペテン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-5b0861.html

(2)老朽原発運転期間延長は再びの原発大事故へ向かう直線コース(その2):古い原発は「時限核爆弾」=40年超の運転や廃炉を前提としていない、設計図行方不明、人も入れ替わり設備の詳細を知らず、山のようにある老朽原発の超危険性- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-82e981.html
草々

「敵基地攻撃能力」容認へ向けて動き出す泉健太立憲民主党=立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認しながら、何をやっとるのか? かつての社会大衆党が大政翼賛運動になだれ込んで行った二の舞か?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」のご案内

(1)(チラシ)(12.15)電力自由化と電力システム改革(その4):「電力システムの基礎知識」及び「歪められた電力システム改革」(田中一郎 ちょぼゼミ:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgwfflVAbIOyMkiti?e=EFAuPD

(関連)(拡散希望)(報告)(11.22)電力自由化と電力システム改革(第3回目):歪められた電力システム改革(1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e59cf2.html

(2)(予約必要)(1.30)オルタナティブな日本をめざして(第81回):「リニア新幹線は実現可能か?」(樫田秀樹さん:新ちょぼゼミ)(2023年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-afc833.html

(関連)JR東海の危機、リニア推進「静岡市」が反対派に? - 東洋経済オンライン
 https://tinyurl.com/bddjv2er

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(別添PDFファイル)髙城亮厚生労働省健康局参事官:コロナワクチン「大量廃棄」に加担(『選択 2022.12』)
<ネット上に記事はありません。図書館等でご覧ください。https://www.sentaku.co.jp/>


(関連)(重要:必見です)2022年11月25日 新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える勉強会(VTR)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-01fd9a.html

(関連)社会の流れが変わった1週間 - 寄付もできるオンライン署名サイトVoice(ボイス)。あなたの声で社会は変わる。
 https://voice.charity/events/112/reports/1260

(関連)日本だけがマスクを常用しているが…元データを見て判断することが大事だ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/315342

(マスクの感染予防効果はほとんどありません。子どもたちにとっては発達上、全くのマイナス効果です。にもかかわらず、左翼・左派・リベラル系の野外市民集会などのイベントに行くと、世の中以上にマスク・マスクと言っている主催者やボンクラを散見します。中には言論・表現を妨害するために「マスクをしろ」を使っている「スターリンのミニブタ」もいます。この国の市民運動・社会運動当事者たちが如何にマスゴミ情報に弱いか(盲従)をいみじくも示しています。自分の頭で考えない・調べないからこうなるのです。:田中一郎)


3.キャンペーン

(1)#最低賃金1500円 をすぐに実現してください! · Change.org
 https://bit.ly/3iugLoV

(2)道理のない高校つぶしは撤回を!平野高校・かわち野高校・美原高校の存続を求めます · Change.org
 https://bit.ly/3VKxT8V

(3)お知らせ「電気製品も、車も、40年前の技術で今そのまま通用するものは、ほとんどない」 · Change.org
 https://tinyurl.com/yzsr35u8


4.「ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK
 https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/YV3W821LN2/

(動画)映像の世紀バタフライエフェクト「ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」__bilibili
 https://www.bilibili.com/video/BV1bZ4y187y5/

 <田中一郎コメント>
 東独出身のアンゲラ・メルケル元首相は、西ドイツの保守政党であるキリスト教民主同盟(CDU)の党首を長く勤め、その間、CDUが政権にある間はドイツの首相もまた長期にわたり就任しています(在任: 2005年11月22日 - 2021年12月8日)。保守党所属でありながらもその政治的姿勢はいたってまともでリベラル、何よりも脱原発に踏み切り、また、対ロシアとの平和共存を維持し、かつ、東独時代の経験から民主主義の重要性を身に焼き付けていた女性政治家でした。日本の似非保守やチンピラ似非右翼の自民党・維新などのガラクタ政治家どもとは月とスッポンほどの差があります。

(関連)アンゲラ・メルケル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB

更に昨今では、欧州の政治家たちの劣化がひどく、水面下でアメリカや欧米の「軍産情報複合体」が画策したロシア弱体化戦争工作に乗せられ、脱原発よりも、脱炭素よりも、対ロシア戦争を最優先にして、自分たちは一兵の軍も派遣することなく、ウクライナに武器弾薬を送り込んで、ウクライナの人々への戦争扇動政策を続けています。喜ぶのは欧米及びロシアの「軍産情報複合体」と戦争屋ばかりです。さびついた、古臭いイデオロギーであるナショナリズム=国民国家主義が、ウクライナとロシアの人々を戦争へと駆り立て、その後ろで、欧米の政治家どもが武器弾薬を送ってその戦争を煽り立てるという構図です。それはまるでユーゴ内戦の再現のごとしです。おかげで戦場となったウクライナ国土は破壊の限りを尽くす状態です。

しかし、ウクライナ戦争は、我々日本人にとっては他人事ではありません。今度は台湾近海か朝鮮半島で、日本の似非国民国家主義がアメリカの手下となったドアホ政治家どもを対中共中国との戦争に駆り立てる動きとなっており、今のウクライナにおける悲惨な戦禍は近未来の日本であるとしてもおかしくないのです。ドイツは二度の世界大戦を経て、ようやく戦争の愚かさに気が付いたのかと思っていたけれど、またぞろ、世代交代を経て、愚かな政治家どもが戦争屋に引きずられている状態ですが、この日本でもまた、狭い日本列島に原発・核燃料サイクル施設を60基近くも並べて、武力で国を守るなどという、勇ましくも平和ボケ丸出しの「安保」ならぬ「あんぽんたん」政策を声高に言う政治家どもが増殖しています。今のうちに退治しておかないと、近未来に厄介なことになります。


5.“ヘイトの見本市”杉田水脈政務官薄ら笑いでデタラメ答弁連発!挑発40分“面の皮”に慄然|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315264

(関連)(社説)杉田政務官 かばう首相も問われる:朝日新聞デジタル
 https://bit.ly/3B4IOlu

(関連)(別添PDFファイル)杉田氏のアイヌ侮辱 批判集中、ブログ撤回せず「差別発言」、更迭しない首相(東京 2022.12.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217363

◆日刊IWJガイド・非会員版「テレビのニュース番組が堂々と嘘を流す! 杉田水脈議員は『差別発言を撤回』などしていない!!」2022.12.3号~No.3733号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51606

(世界へ向けて国辱ものの、この似非右翼チンピラ女を政府総務省の要職につけて、かようなヘイトを繰り返させている岸田文雄、野党から厳しく追及されても更迭しようとする様子はない。つまりはこの女のヘイトは総理大臣「お墨付き」ということだ。この1点をもって岸田文雄は我が国の総理大臣として失格であり、直ちに退任すべきである。優柔不断もいい加減にしろ! という話である。また、杉田水脈(すぎたみお)は自民党の比例区当選者であり、自民党というガラクタ政党もまた杉田水脈に国会議員としての「お墨付き」を与えている。有権者・国民は選挙で投票する政党をしっかり選択しないといけない。杉田水脈が政務官や国会議員でいる間中、世界中から我が国が怒りと嘲笑の的となっているということを忘れてはいけない。:田中一郎)


6.中国の複数都市で「ゼロコロナ」への大規模な抗議活動 「独裁不要!」と習氏への批判も|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/315063

(1)不満爆発!中国異常事態(上)コロナ禍で目覚めた上海人「自由は金に換えられない」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315207

(2)不満爆発!中国異常事態(中)「習近平は病気だ!」Z世代の反旗、ゲームの恨みから大胆不敵なシュプレヒコール|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315270

(3)不満爆発!中国異常事態(下)抗議デモは継続か、鎮静か…「自由を求める声」の行方|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315335
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「「敵基地攻撃能力」容認へ向けて動き出す泉健太立憲民主党=立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認しながら、何をやっとるのか? かつての社会大衆党が大政翼賛運動になだれ込んで行った二の舞か?」をお送りいたします。立憲民主党が早くもおかしくなり始めています。今年夏の参議院選挙大敗の責任を取らない泉健太代表とその執行部が、立憲主義の旗を棚上げにし、党の綱領に書かれた脱原発もまた、同様に棚上げにされ、自民党政治と大して変わらない「現実政治」とやらにまい進し始めています。

◆泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-eb1bf7.html

◆(2022/7)参議院選挙結果について:本日(7/11)朝刊各紙を見る限りでの私からのコメントです=泉健太立憲民主党執行部は参議院選挙敗北の責任を取り退陣せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-11d947.html


みなさまは「現実主義の陥穽」という政治学者の故丸山真男東京大学名誉教授の小論文をご存じでしょうか。丸山真男氏はその小論文で、現実的とか現実主義とかいった用語は、往々にして既成事実をそのまま無批判に受け入れ、正当化できる理由もないままに現実にある事態を思考停止の状態で追従していく、一種の屁理屈のことだと説明していました。まさにその通りで、下記にご紹介する日本経済新聞記事にある、泉健太立憲民主党の現状での態度は、まさにこの「現実主義」に他なりません。

(関連)(別添PDFファイル)「現実」主義の陥穽:ある編集者へ(丸山真男 1952年)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgxXdMoMv0-ZKVsw9?e=hxaXEM

この「現実主義」なる空虚な屁理屈が好きなのが、自分もまた「トカゲの尻尾」程度の分際であるにもかかわらず、あたかも自分のバックには支配権力がしっかりとついていて支えてくれている重鎮の1人だと勘違いをし、「君たちの言っていることはわからないでもないが、もっと現実的・現実主義にならないと世の中では通用しないのだよ」などと、ニヤニヤしながらしたり顔で話すクソおやじ・クソじじいたちです(こんな連中はカエルにでも小便をひっかけてもらえばいい)。

また、別の新聞記事には、「中道路線」だとか「責任政党」だとかも書かれていますが、これもまた「現実主義」の焼き直しのようなものです。中道などというものは、右と左の真ん中、くらいの話で、どこにその政治姿勢の軸があるのかあいまいなまま、時々の政治情勢・社会情勢に流されていく、一種の日和見、ないしは風見鶏のことを言っているにすぎません。事実、今日のように、政治全体が右へ、右へ、さらにもっと右へ、と動いていけば、左と右の真ん中もまた、右へ右へと動いていくことになるのです。それが「責任政党」だって、何の「責任」なのでしょうか。世の中では逆に、こういうのを「無責任政治(家)」というのではありませんか。事実、こうした中途半端で日和見のことを積み重ねて行って、いよいよ事態が深刻化すると、こういう「現実主義」「中道路線」「責任政党」と言っていた連中は、被害を受ける我々の目の前から真っ先にいなくなるのです。福島原発事故を思い出してみてください。原発推進の旗を振っていた連中が事故直後は瞬間蒸発したでしょう。つまり「現実主義」も「中道路線」も「責任政党」もみな、所詮は無責任だということです。

今日の泉健太立憲民主党は、まさにこの無責任野党の代名詞のごとく「現実主義」「中道路線」「責任政党」を繰り返しています。しかしながら、実際に彼らが実践していることは、メールの表題に書いた通りのこと(「敵基地攻撃能力」容認、立憲主義をかなぐり捨て、「市民と野党の共闘」に背を向け、原発を容認)なのです。こんな政党を野党第1党にしていても、日本の「夜明け」はいつまでたってもやってこないでしょう。

かつて戦前・大日本帝国下の昭和の時代、労農党・全国大衆党・社会民衆党らが合併して社会大衆党という大きな無産政党ができました(1937年)。少し前の社会党や民主民進党、そして今日の立憲民主党・国民民主党のルーツにあたる政党です。しかしこの社会大衆党は、多くの働く者の期待を裏切り、日中戦争勃発後に右傾化を強め、大政翼賛運動に先頭を切って突進していきました。その挙句が対米戦争翼賛国家であり、好戦的侵略的な軍国主義時代を迎えることとなってしまったのです。しかし、今日の立憲民主党(及び国民民主党)を見ていると、それと同じようなことを、またぞろ愚か者のリーダー政治家を担ぎながら繰り返しているように思われてなりません。

以下、昨今私がいろいろなMLに発信したもの(一部加筆修正)やマスコミ報道などをご紹介しながら、今日の立憲民主党のありようを厳しく批判したいと思います。そして、来たる来春の統一地方選挙時の私たちの投票行動のあり方についても、ごく簡単に提案したいと思っています。野党第1党の立憲民主党であっても甘やかしてはいけません。間違っていることは改めていただかなくてはいけませんし、ダメなものはダメ(故土井たか子さん)なのです。

政治が諸悪の根源となって日本を危機に陥れている時に、中途半端な「現実主義」「中道路線」「責任政党」は役に立ちません。役に立たないどころか、いたずらに抜本改革を遅らせ危機を深めていくことになります。自公・維新らの悪政から日本を救う「世直し」には、それを担う政治家たちに「覚悟」と「知恵」と「能力」が求められますが、他方でまた、その政治家を選ぶ私たち有権者・国民にも、相応の「覚悟」と「選択眼」が必要なのです。好き嫌い優先のAKB総選挙をやっていては、お話になりません。

 <別添PDFファイル>
(1)立民「反撃能力」容認を検討、維新・国民民主に続く、安保提言、責任政党へ現実路線(日経 2022.12.2)
(2)維新とは「呉越同舟だが連携」 政権交代「目指すのは次々回」 泉氏、立憲代表就任1年(朝日 2022.12.1)
(3)「合併」はありうるか、立憲民主と維新「急接近」のその先(『選択 2022.11』)
(4)消費税増税 自公立維「与ゆ党体制」、野田佳彦首班で大連立構想が浮上(鮫島浩『サンデー毎日 2022.11.20,27』)
(5)「マイナカード」普及予算2兆円、事実上義務化なのになぜ 国会で批判(朝日 2022.12.2)
(6)立憲 険しい現実、女性議員ハラスメント多発(毎日 2022.11.16)
(7)トップが「保身」、立憲民主党に明日はない(『FACTA 2022.8』)
(8)「現実」主義の陥穽:ある編集者へ(丸山真男 1952年)

◆泉健太 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%89%E5%81%A5%E5%A4%AA


1.(別添PDFファイル)立民「反撃能力」容認を検討、維新・国民民主に続く、安保提言、責任政党へ現実路線(日経 2022.12.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2359N0T21C22A1000000/

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
立憲民主党は政府が国家安全保障戦略など防衛3文書を改定するのを前に独自の安保政策をまとめる。日本維新の会や国民民主党に続き、相手のミサイル発射拠点などをたたく「反撃能力」の容認を検討する。責任政党として現実的な政策を示す狙いがある。

(中略)立民は玄葉光一郎元外相が会長を務める党外交・安保戦略プロジェクトチーム(PT)の幹部を中心に議論を重ねる。PTは11月24日から党所属の全議員が参加可能な自由討議を始めた。同日は提言の柱として安保環境の認識や反撃能力の保有、防衛費の増額など7項目の論点を示した。意見を踏まえて幹部が提言案の詰めの調整に入る。

反撃能力は専守防衛や憲法の規定の範囲で保有を認めることを検討する。玄葉氏は「真の抑止力たり得る反撃能力は排除しないで議論したい」と述べる。サイバーセキュリティーの強化や国民の保護の体制整備なども打ち出す方向だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)立憲民主党 - #くらべてえらぶ-参院選2022マニフェスト・公約比較|早稲田大学マニフェスト研究所
 https://maniken.jp/kurabete_erabu/rikken/
 https://elections2022.cdp-japan.jp/downloads/2022_seikatsuanzenhoshou.pdf

(関連)立憲の政策がまるごとわかる政策集「外交・安全保障」 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/visions/policies2022/18
 https://cdp-japan.jp/news/20220619_3918

 <田中一郎コメント>
 今年の参議院選挙時における選挙公約(マニフェスト)など、立憲民主党が公開している政策関連の文書類にざっと目を通すだけで、この政党が本当に日本国憲法第9条に基づき「徹底した平和主義」の精神を貫きながら政治を展開するかどうか、怪しい限りになってきている。文章の美辞麗句に惑わされず、シビアに文章を読んでいけば、立憲民主党が自民党や自公政権と大して変わらない、武力防衛を優先させた戦争政党であることが薄っすらと見えてくる。この政党の立憲主義はあやしい限りである。泉健太が代表となってからは、怪しいどころではなくなってきて、「敵基地攻撃能力」の保有も「抑止力を高めるために必要だ」と言いだしそうな気配である。12/2の日本経済新聞のスクープ記事は、それを表出ししただけの報道ではないかと思われる。泉健太立憲民主党への甘い期待は捨てることです。


2.(別添PDFファイル)維新とは「呉越同舟だが連携」政権交代「目指すのは次々回」泉氏、立憲代表就任1年(朝日 2022.12.1)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15489744.html

 <田中一郎コメント>
 記事の記載について、逐条的にコメントいたしましょう。

(1)「衆院選で敗北した責任を取って代表を辞任した枝野幸男氏の後を継ぎ、政策提案型の路線を模索したものの、党勢は伸び悩み、今夏の参院選後に再び政権との対決姿勢を強める路線へ切り替えた。」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒「対決姿勢を強める路線へ切り替え」などしていない。国会での質問でも、立憲民主党全員がそうだとまでは言わないが、多くの立民議員の質問は追及が生ぬるく、ポイントがずれていたり、やけにへりくだっていたりして、見ていてイライラすることが多い。もっと気合を入れて徹底して追及しろよと言いたくなる。また、依然として議員政党のままで、国会での与党やその補完政党(維新や国民民主党など)のロクでもない振る舞いを、街頭に出て来て有権者に訴える・市民集会などで還元するということをやっていない(有権者・市民の前に現れる立憲民主党議員は特定の議員に限られている)。

(2)「党の立ち位置を現実的な中道路線に広げていくことも意識してきた」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒ 上記で申し上げた通り。危機の時代の中道路線など、屁のツッパリにもならない。野党第1党として、どのような政治思想・ビジョンで、どのような政権(交代)を実現するのかをはっきりさせる=政党としての軸をしっかり持つことが重要だ。今なら右に引きずられないことが肝要である。

(3)「党内のジェンダー政策は一気に進めることができた」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒ 嘘つけ! 典型的な「口先やるやる詐欺」である。下記の「6.立憲民主党の似非党内ジェンダー政策」を参照。

(4)「与党と向き合うために維新との連携が必要だった」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒ 維新(日本維新&大阪維新)は自民党の最右翼で、かつタチの悪いゴロツキ議員どもが橋下徹人気に寄ってタカって創った政党だ。そこにこれまで政治に縁のなかったチンピラ・ガラクタが集まってきて議員になり、日本国中あちこちで不祥事を起こしている。また、維新(日本維新&大阪維新)は、これまで立憲民主党をはじめリベラル勢力や「世直し」市民を目の敵にして攻撃していた悪性政党であり、自民党のロクでもない政策の先導役も務める「斬り込み隊」でもある。

いわば自民党や公明党と並ぶ、いやそれ以上の「日本破壊勢力」といってもいい政党だ。「市民と野党の共闘」に背を向けながら、そんなところと何をやっとるのかという話、泉健太自身が(小池タヌキの)「希望という名の絶望の党」「国民民主党」経由で立憲民主党に入ってきており、その経歴からもこの政治家のいい加減ぶりが想像できる。維新(日本維新&大阪維新)は、共闘する相手ではなく、徹底して(具体的に彼らの言動を)批判する相手である。愚かなことはヤメロ!

(5)「維新と立憲民主党は呉越同舟だと思う」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒ だったら間もなく沈む舟だ、早く脱出しろ。しかし、今もって沈んでいないということは、つまりは呉越同舟ではなくて、呉呉同舟か、あるいは越越同舟ということだ。だったら維新とともに一緒に沈め!

(6)「(選挙での維新との関係)何の連携も予定もないが、今後の選挙のあり方は変わっていくかなと思う」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒ つまり、維新との選挙協力は今はないけど、近未来にはありうる、という話だ。

(7)「政権交代を本格的に目指すのは次の次だ、安保、エネルギー政策、経済政策、財政など、現実的なアプローチで党が掲げる理想に近づけていく」(朝日カバカバ新聞)

 ⇒「現実的なアプローチ」というのは「いまと大して変わらない」という意味だ。それでは日本の右肩下がりの没落は止められないし、やがてそのツケが回ってきて、取り返しのつかない破局が訪れる(その第1番手が再びの原発・核燃料サイクル施設の過酷事故)。そんな政権交代など必要なし。

(関連)(別添PDFファイル)トップが「保身」、立憲民主党に明日はない(『FACTA 2022.8』)
 https://facta.co.jp/article/202208034.html

(関連)(別添PDFファイル)「合併」はありうるか、立憲民主と維新「急接近」のその先(『選択 2022.11』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/22567

(関連)立憲・泉健太代表 だじゃれも封印、正念場の2年目へ - 毎日新聞
 https://bit.ly/3gUMBuP


3.立民、「原発ゼロ」盛り込まず 参院選公約のエネ政策(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ecea81c912d0b0e964dc86208e475989fff0e672

(立憲民主党の中には菅直人議員や山崎誠議員、阿部知子議員など、脱原発に熱心な議員もいるが、党全体ではそうとも言えず、福島原発事故時の恐怖を忘れて、党全体がたるみきっている。首都圏にある最も危険な老朽原発である東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働反対の決議すら上げられなかった茨城県立憲民主党などという連中もいる始末。立憲民主党の脱原発への姿勢は御用組合「連合」が決めていると言っても過言ではないかもしれない。こういうこと1つとってみても「中道路線」とは何かを赤裸々に示していると言ってもいい。ともかくも、脱原発を断固としてやり抜く決意がない政党なら、そんな政党はニセモノだ。応援するに値しない。何故なら、原発は現代日本のあらゆる「悪」を凝縮しているグロテスクな代物で、これにきちんと対応できない連中に、様々な諸問題を適正適切に対処して行けるとは思えないからである。脱原発ができないのなら、やる気がないのなら、さっさと消えてなくなれ、ということだ。:田中一郎)


4.消費税増税 自公立維「与ゆ党体制」、野田佳彦首班で大連立構想が浮上(鮫島浩『サンデー毎日 2022.11.20,27』)
 https://samejimahiroshi.com/politics-noda-20221109/

 <田中一郎コメント>
 野田佳彦を総理に担いでのかような構想が本当にあるのかどうか、よくわからないが、全く根拠のない話ではなさそうだ。狙いは2つ、1つは、自民党のアベ派外し(アベ派=清和会は積極財政主義で軍備拡張主義)、外した分を公明党と立憲民主党と「日本維新の会」で補う算段、もう1つは、消費税増税と緊縮財政を柱とする財政再建内閣だ。野田佳彦は元大蔵省官僚で財政均衡論者の故藤井裕久の手下、消費税増税と緊縮財政がかねてからの持論である。おそらく自民党の中にこういうことを言っているのが少なからずいるのだろうと思われる。しかし、こういう構想があったとしても実現可能性は低そうだ。

それよりも、この記事では、立憲民主党の泉健太執行部(泉健太、岡田克也、安住淳ら)や枝野幸男前代表の動きに加え、市民連合のブレインの一人=山口二郎法政大学教授の言動にも注目だ。

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(山口二郎氏はツイートで)「野田演説(安倍晋三追悼演説)を絶賛した上、これを「悪罵」する野党支持層を「嘆息するばかり」と批判し、「野田さんの追悼演説は、今後の政治勢力の再編の分水嶺になる」「そういう市民も含めて野党共闘の体制をつくれと言われれば、私にはそんな芸当はできない。どうぞご自由にと言うしかない。これからの野党の基盤について、白紙から議論しなおす必要を感じる」と踏み込んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(あきれたものである。少し前には山口二郎は「市民と野党の共闘」の共通政策に脱原発は入れる必要がない、などとも言っていた。かねてより私が申し上げてきた通り、この山口二郎という政治学者の時代はもう終わりだ。そもそも今日の日本政治のどうしようもないまでの迷走を創りだした1990年代初頭の似非政治改革(小選挙区制と政党制が柱)の旗を振っていたのも、この山口二郎ほか、何人かの政治学者たちだった。もういい加減にしろという話である。:田中一郎)

(関連)「消費税減税は間違い」枝野発言で国民裏切り 岸田自民&立憲に「増税大連立」計画の仰天!(日刊ゲンダイ 2022.11.15)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/314395

(関連)財務省と財界が「野田総理」を待望する理由:FACTA ONLINE
 https://facta.co.jp/article/201107061.html


5.マイナンバー制度と民主民進党:「家畜牛は9桁、国民は11桁」

◆嘘と違法と強要で進めるマイナンバーカード - 緑の党・神奈川
 https://midorikanagawa.net/2022/11/post-300/

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記のレポートは、よくまとまったいいレポートです、(唯一点、マイナンバーカードが国家公務員や地方公務員に事実上、強制されていることが抜けています。労働組合は何をしとるのかと思います)。

マイナンバーのシステムはポンコツで前時代物、マイナンバーの管理は中小零細企業まで実施するから情報はザザ漏れ、そもそもいろいろな役所からマイナンバー関連の個人情報が洩れている、マイナンバーカードを紛失したら取り返しがつかない、成りすまし詐欺事件などがおきて大損害を受けてもその解決は全て自己責任(役所は絶対に助けてくれない)、にもかかわらずクレジットカードのように損害保険もない、韓国やアメリカでは個人番号がネット上で闇取引されている、マイナンバーカードをあちこちで使うこと自体が危険(個人情報を「さあ見てください」と公然とさらすようなもの)、まもなく日本全国民の個人情報がネット上に流出して、全世界の詐欺師たちを喜ばせる時が来ると予想、わずかばかりのポイント欲しさにマイナンバーカードを創っている人間は(公務員のように強制されている人は別として)、現代日本の愚か者を象徴している。日本の個人情報保護法制は金儲け・ビジネス優先、尻抜けだらけ=そもそも個人情報保護を邪魔者扱いしている。

マイナンバー制度の狙いは

(1)有権者・国民を家畜の牛のように番号管理し(有権者・国民の「家畜化」)、その個人情報を一元化して、さまざまなことに使う(例:治安弾圧~中共中国と同じ使い方、社会保障サービスに上限を設ける、個人スコアリングによる差別待遇など)

(2)個人情報をさまざまな金儲けの手段・資料・情報として活用すること

マイナンバーカードはつくらない、つくってしまったら金庫の奥の方にしまっておいて持ち歩かない・使わない、マイナンバー制度は廃止あるのみ(情報の一元管理と「表だし」利用がよくない=「内部管理用」にそれぞれのジャンルで番号管理することは妨げない=年金なら年金番号として、年金だけで内部管理用として使えばいい)。

ちなみにこのマイナンバー制度をつくったのは、あの2009年民主民進党政権です(その中心人物は 岡田克也(立民)と古川元久(国民)です)。マニフェストをほとんど何も守らず・実行しない政権が、マニフェストには書いていないようなことを次々と積極的にやった、まさに典型的な「口先やるやる詐欺」政権でした。その成れの果てが泉健太立憲民主党です。来たる来春の統一地方選挙では、元祖「口先やるやる詐欺」の前原誠司に続く「口先やるやる詐欺」泉健太が代表・執行部を握る立憲民主党や、自公政権補完政党に成り下がった玉木雄一郎国民民主党(今般の29兆円補正予算案に賛成している)の推薦候補者を全員落選させましょう。目的は泉健太執行部・玉木雄一郎執行部を退陣させることです。立憲民主党を甘やかしてはいけないし、国民民主党はもはや野党ではありません。こんな連中を野党第1党にしていたら、日本はいつまでたっても「夜明け前」のままです。

泉健太と玉木雄一郎が退陣するまでは、他の「世直し」政党に投票してください。

(関連)国民、また補正予算に賛成 立民、維新など反対 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20221129-QIAZE3ZRQZOGJNGOSJTD4WFG3A/

(関連)今後、20~30年は「ベースロード電源」としての「原発」が必要:松井孝治(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/09cea92c219cff7f99b49cf853be154152805b29

(松井孝治(元民主党国会議員:今は政界を引退)は2009年民主党マニフェスト作成の中心人物、こういう連中が「口先やるやる詐欺」の政治犯罪者集団です)

◆20210428 UPLAN 田中一郎「マイナンバー制度の危険性」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tkx0wuTURIk

(関連)20221117 保険証廃止反対!オンライン資格確認・マイナンバーカード強制反対!緊急院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=N2BwUj7tLNE
 https://www.youtube.com/watch?v=0r4jMSqGHiQ

(関連)マイナンバーカードの取得を強く求める政府 本当の狙いはどこに:朝日新聞デジタル
 https://tinyurl.com/4e7mbn69

(関連)マイナ保険証は本当に義務化して大丈夫? オンライン資格確認、導入医療機関の4割で不具合:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/217138

(関連)「マイナカード」普及予算2兆円、事実上義務化なのになぜ 国会で批判(朝日 2022.12.2)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15490781.html

(関連)利用者の不都合これだけ増大~健康保険証を廃止して、いいことがあるのか?(野口悠紀雄) - 現代ビジネス - 講談社(1-6)
 https://gendai.media/articles/-/102795


6.立憲民主党の似非党内ジェンダー政策=「口先やるやる詐欺」
 神奈川県と三重県の立憲民主党党内でのセクハラが伝えられています。呆れた実態があるようです。

◆(別添PDFファイル)立憲 険しい現実、女性議員ハラスメント多発(毎日 2022.11.16)
 https://mainichi.jp/articles/20221116/ddm/005/010/034000c

◆立憲民主党の大野トモイ横浜市議が記者会見 「マタハラ」による未公認に疑義 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=pERqNc_ushU

(1)立憲民主党「重大パワハラ」認定 神奈川の女性県議2人訴え(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e51f05dc62ef2fcef8d3948a8d55c7b1bc56d28d

(2)立憲民主党の神奈川県連における、女性議員へのパワハラ・セクハラ問題 – 酒々井町議会議員 白井則邦(しらいのりくに)
 https://shirai-norikuni.com/2022/09/18/1668/

(3)女性議員が「マタハラ受けた」と実名告発 立憲民主党・神奈川で「ハラスメント」が続出する背景とは(1-5)〈dot.〉 - AERA dot.
 https://dot.asahi.com/dot/2022101300076.html?page=1

(4)「応援行くなよ」 立民逗子市議、パワハラ処分申し立て - カナロコ by 神奈川新聞
 https://www.kanaloco.jp/news/government/article-936532.html


7.(メール転送です)立憲民主党への市民運動・社会運動からの要請について

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
枝野幸男・泉健太と代表が続く立憲民主党は、立憲主義を掲げながらも、「重要土地等調査規制法」案では自民党の法案よりもひどい内容の修正案を国会に出してくるワ、「経済安全保障推進法」には賛成をするワ、そして今回は「敵基地攻撃(反撃)能力」容認の検討をし始めるワで、日本国憲法をかなぐり捨てることばかりに取り組んでいます。どこが立憲主義なのでしょう。利権主義の間違いではありませんか。

泉健太が枝野幸男に代わってからはさらにひどく。今年夏の参議院選挙大敗の責任も取らずに代表に居座り、こともあろうに「日本維新の会」と共闘を始めて「市民と野党の共闘」に背を向け、原発再稼働を容認するなど、ロクでもないことの上塗りを繰り返しています。かような代表・かような執行部の政党が国会の野党第1党である限り、日本の夜明けはいつまでたっても来ないでしょう。

立憲民主党に要請を出すなとは言いませんが(要請にきちんと応えなければ選挙の際に協力しないぞという強い姿勢と覚悟と、そして実際に当落を決めるくらいの影響力を持っていなければ、出したところで彼らの基本的姿勢は変わることはないでしょう)、そんなことに熱を上げるよりも、もっとまともでホンモノの野党第1党=つまり、日本国憲法の発展的継承や脱原発、日本経済を立て直す経済政策などを目指す、ちゃんとした野党第1党を我々有権者・国民が創っていく、育てていく、ことを考えてほしいと思います。

来春の統一地方選挙では、立憲民主党・国民民主党が推薦する候補を全員落選させ、泉健太代表を含む現執行部を退陣させる投票をお願いしたいと考えています。立憲民主党といえども甘やかしてはいけないですし、もっと別のことをやれ、という我々有権者の意思を投票で示す必要があると思っています。投票は立憲民主党以外の「世直し」政党にしてくださいという主旨です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.国民民主党

(1)国民、また補正予算に賛成 立民、維新など反対 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20221129-QIAZE3ZRQZOGJNGOSJTD4WFG3A/

(2)国民・玉木氏「与野党超え協力」 連立は否定、立民静観(共同通信)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/41a5079fa62aab3ab1ccf121f7904f7e44f8c3fe

(3)国民民主党は「与党補完勢力」なのか(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/60531337f1999f3626530ec457efbd360d0361f5

(4)国民民主が政府予算案賛成に「自民に合流したら?」の厳しい声 提案する「10万円インフレ手当」「再エネ賦課金徴収停止」は実らず(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/129691f90f9fa0f161b6b1979f6bcf629cd23ab7 

(5)自民、国民と連立検討 局面転換狙う、玉木氏入閣案―公明反発も、実現不透明:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120201018&g=pol


◆札幌五輪招致 立場が定まらぬ立憲 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6446597
草々

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