(注目!)原発緊急3大ニュース:(1)東電刑事裁判要請書(小林和博さん)、(2)電力不足がそもそも大ウソ、加えて原発は電力不足に役立たず、(3)規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」です)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
2.安倍元首相の国葬反対、国会正門前の集会に4000人「断念を」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Pd4pycgHrC0
(関連)(予約必要)(9.26)国葬反対大集会(9-26 14-00~、衆議院第一議員会館)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1661143591341matuzawa
(銘川柳)「刑務所と 予約の方が 国葬に」(さいたま市 石石)
3.各種裁判
(1)(チラシ)(9.12)避難住宅追い出し訴訟 第3回公判(東京地裁#606号法廷)
https://onedrive.live.com/?cid=158B9607504D41BB&id=158B9607504D41BB%21238&parId=158B9607504D41BB%21209&o=OneUp
(2)(9.12)控訴審第4回期日のご案内-子ども脱被ばく裁判ホームページ(仙台高裁)
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/08/4.html
(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.14)東京外環道工事差止・違憲訴訟(「支える会ニュースNO.17」2022.8.22)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggXYr4jtVCnstuCZ?e=JKoO6f
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.27)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京高裁#101法廷)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggYi0IrnOjGbpBkd?e=jqrbd8
◆(別添PDFファイル)(チラシ)(9.26)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟 第9回公判(東京地裁#103号法廷)(『ニュースVOL9 2022.8.27』)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggdKkhM_2PwE-ivt?e=1dBUww
(関連)(パンフ)憲法に違反した砂川事件裁判の国家賠償訴訟にご支援を! (伊達判決を生かす会 2019.6)カラー
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggiLOelnCrSVQjtR?e=7kHgjc
(関連)(別添PDFファイル)砂川事件国賠訴訟で「調査嘱託」決定、米国公文書めぐり開示手続き(『週刊金曜日 2021.4.9』)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgglFBZrgb5sFiXq8?e=BIDOvj
4.水木しげる生誕100年:NHK
「人間は「なまけもの」になりましょう」(水木しげる)。イイですネ、コレ。感度の抜群な水木しげるさんは、おそらく1990年頃からまん延してくる効率至上主義の「市場原理主義アホダラ教」に対する嫌悪感から、こういう発言をしたのではないかと推測します。超有名な「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌も、その歌詞は水木さん自身の作詞です。水木さんの子どもの頃からの日常生活での願いなのでしょう。
(関連)【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 第1話「妖怪が目覚めた日」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FqUSgs0t5i0
「水木しげる」さんの本名は「武良茂(むらしげる)」さん。ペンネームの「水木」は、かつて下積みの漫画家の時代に住んでいた貧乏アパートの名前からとったそうです。水木さんは、理不尽にも大日本帝国により兵隊として招集され、太平洋南方の島に送られて、そこでアメリカ軍と戦争をさせられるのですが、ある日、爆撃にやられて左腕を失う大怪我をします。多くの人が「水木二等兵は間もなく死ぬだろう」と予想していたのをよそに、みごと回復して、その後も南洋の島の現地住民らと仲良く日々を過ごしたりしながら生き延び、戦死することなく日本に帰還してきます。その生命力の強靭さには驚かされますが、帰国後の戦後の水木さんの生活もまた、容易なものではありませんでした。
ゲゲゲの鬼太郎が大ヒットして、漫画家としてのステータスが固まるまで、奥様とともに大変な貧乏生活が続いたと、別のNHK・TV番組が紹介していました。下記のVTRは、その水木さんが南方で経験した、自分が所属する部隊の「玉砕」をドラマとして描いたものです。大日本帝国は、徴兵した自国の兵隊たちを虫けらのように扱い、人間として見ていませんでした。いわば「将棋の駒」です。兵隊や住民には負け戦で自殺(玉砕)を強要しておきながら、昭和軍閥の幹部たちは、その多くがおめおめと生き残り、「生きて虜囚の辱めを受け」たのです。いかなる時代も戦争とは、こうした階級的差別と有無を言わさぬ権力構造の中で遂行されていきます。騙されてはならないのです。戦争ほど、人間のやることで最も「邪悪」で「愚か」なことはありません。
◆教訓Ⅰ(吉田拓郎) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oLxY4uOWxaY
◆同上 歌詞(この歌を知らない方は是非見てください)
https://www.uta-net.com/song/43159/
(死んで神様と言われるよりも、生きてバカだと言われましょうよネ)
◆NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~ - NHK放送史(動画・記事)
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010551_00000
(1)鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争 前半 - 動画 Dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x5tnft5
(2)鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争:後半 - 動画 Dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x5k1hkq
5.(バカバカしくて税金など払ってられるか!)巨大利益企業が税金払わず、日本死ね!
◆(別添PDFファイル)繰り返す法人税ゼロ、投資会社課税 ルール見直し議論も(日経 2022_8_20)
https://bit.ly/3e23aCZ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030BU0T00C22A1000000/
(関連)ソフトバンクG、単体法人税極少 税務上は巨額赤字- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63609760Z10C22A8EA5000/
(関連)ソフトバンクG、巨額利益でも法人税ゼロが常態化…巧妙スキーム、問われる社会通念(Business Journal) - goo ニュース
https://news.goo.ne.jp/article/bizjournal/business/bizjournal-bj-313025.html
額に汗して日々働いてかせいだ、なけなしの利益から、まずは有無を言わさず消費税を支払わされ、更に、法人税を納税させられ、四苦八苦の日々が永遠に続いていく。が、しかし一方では、兆円単位の巨額の利益を上げながらも、税金をほとんど収めていない巨大企業も存在する。この国では、法人税を最も多く負担しているのは、年商10億円前後の中小零細企業であり、逆に巨大企業はそのほとんどが税金を払わないという書き物を何度か目にしたことがある。この記事の内容は、何もソフトバンクGに限った話ではない。
今回の記事では、日本のこの法人税の実質逆累進制度のようなことになる制度的理由として、①配当金の益金不算入(法人擬制説)、②損失の繰り越し控除が巨額で長期間すぎる、の2点が示され、おまけで、有価証券報告書の税務に関する情報公開が不十分という点も指摘されている。先般お送りした私のメールでは、東日本大震災からの復興に必要な財政資金が、我々の所得税の期間限定の臨時増税でまかなわれているが(同時に実施された法人税の同様の臨時増税のほうは早々と前倒しで終了となった)、それが「福島復興」を名目に「イノベーション・コースト構想」とか何とか言って、実は「軍産学情報複合体」による軍事研究・兵器開発の拠点づくりのために使われようとしていることをお知らせした。いずれも「ふざけた話」である(下記参照)。
◆(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html
(関連)CBRNE - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/CBRNE
まじめで勤勉な納税者が反乱を起こし、上記のような「ふざけた話」を政治主導で進めている現在の自公政権や、それを補完して甘い汁を吸おうとする似非野党を国会や地方議会から追い払うこと、それによって上記のような事態は改善に向かうだろう。善は急げ、来たる統一地方選挙での「大転換」をさっそく実現してみようではないか。(要するに、自民党、公明党、維新(日本維新&大阪維新)、国民民主党、立憲民主党、および参政党・N国などのガラクタ新党には投票をするなということだ)
6.その他注目ネットサイト
(1)国会を開かない岸田政権 このままでは支持率下落は止まらない|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310572
(2)杉田水脈「政務官就任」の衝撃…「女性はいくらでもウソをつけますから」トンデモ発言の数々をおさらいしてみた - 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/57011
(3)<社説>土地利用規制法 恣意的運用 不安消えぬ:北海道新聞 どうしん電子版
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/723516/?rct=c_editorial
(4)性被害訴え、元自衛官が署名提出 実名告発、防衛省に調査要望(時事通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4c530972347991e87c409385ba976602f001d2f
(5)20年間で戦費1100兆円、米兵7000人犠牲「信じられないほどお粗末」専門家が酷評 米軍のアフガン撤退1年:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/198795
(6)維新・松井前代表、党顧問に 退任後も影響力保持 | 共同通信
https://nordot.app/937256168614821888
(維新の松井一郎よ、これでは引退したことにはならんでヨ。責任とらんと口だけ出すのやから、今よりも更にタチが悪くなる。どうせロクなことは言わないだろうしだ。維新のやることは万事いつもこんな程度やからネ、例えば「身を斬る改革」とか言うとるのは「他人の身を斬る改革」という意味や。維新(日本維新&大阪維新)に騙されとるドアホの有権者、寝ぼけてないで早く目を覚ませよ。自分で自分のクビを締めることになるヨ! :田中一郎)
(関連)(新刊書)〈徹底検証〉住民・市民を監視する土地規制法-馬奈木厳太郎&土地規制法を廃止にする全国自治体議員団著(かもがわ出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034273474&Action_id=121&Sza_id=GG
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(注目!)原発緊急3大ニュース」をお送りします。
<別添PDFファイル>
(1)東電刑事裁判控訴審についての要請書(東電の刑事責任を追及する会 小林和博 2022.8.31)
(2)電力の需給逼迫、「根本原因」は何か、「バケツの穴」を塞ぐが「抜本対策」(安田陽『週刊金曜日 2022.8.19』)
(3)迷走する電力不足対策(田村賢司『日経ビジネス 2022.8.29』)
(4)原子力規制庁新長官 片山啓でいいの? 独立性 建前だけ?(東京 2022.7.7)
(5)再稼働推進を隠さなくなった原子力規制委員会:片山啓規制庁新長官が示す規制委・規制庁の劣化(木村雅英 2022.7.12)
1.(別添PDFファイル)東電刑事裁判控訴審についての要請書(東電の刑事責任を追及する会 小林和博 2022.8.31)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggobRwYtwfEsvhdK?e=5Ss2NY
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggobRwYtwfEsvhdK?e=5Ss2NY
◆キャンペーン · 東電刑事裁判 東京高裁に、公正な判決を求めます! · Change.org
https://tinyurl.com/2p8cvy2a
(関連)【署名用紙更新】東京高裁に署名第2次分を提出!「一審判決を破棄し公正な判決を求める署名」のお願い – 福島原発刑事訴訟支援団
https://shien-dan.org/changeorg-202204-syomei/
<田中一郎コメント>
全くおっしゃる通りの貴重なご意見です。私がこれまで申し上げてきたことと、ほぼ同じ内容の正論が書かれています。是非、ご一読ください。なお、下記には、私のコメントに続けて、この問題に関連するサイトもいくつかご紹介しておきます。
(1)原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こせば大量の放射能が環境にばら撒かれ、国が亡びるかもしれない甚大な、かつ不可逆的で回復不可能な被害が出ます。いかなることがあろうとも、そのような過酷事故は起こしてはいけない=許されないのだ、という点を再確認しなければなりません。その場合には、「予見できなかったので何もせず、結果的に過酷事故になりました」「回避するために考えていた情況とは違う事態が起きていたので、過酷事故の回避はできませんでした」などという幼稚な言い訳を、「ハイハイそうですか、それじゃ仕方がありませんネ」などと受け入れるわけにはいかないのです。しかし、大事故を引き起こした重大犯罪人・責任者を、裁判ではまるで最初から決めてあるかのようにやすやすと無罪放免しているのが日本の司法・裁判所です。そんな司法・裁判所なら存在すること自体が害悪だから叩き潰せばいい。
およそ原発を運営するものは、絶対に過酷事故を引き起こさないよう、万が一にも起きるかもしれない天災や人為事故などに対して万全の対応を取らなければいけません。最大限努力義務があるのです。それができないのなら原発などやめればいい。電気は他の方法でも容易に手に入りますから。それを法律用語で表現して、「予見義務」「回避義務」「高度の(善管)注意義務」「危惧感説」などと表現するのです。逆に、「予見可能性」や「回避可能性」という今現在行われている裁判の争点は、一般の業務上過失に相当する事件の場合に争点となる一種の「法廷方法論的争点」であり、それは原発・核燃料サイクル施設の過酷事故の責任問題においては用いるべきではありません。簡単に言えば、責任追及のあり方が「甘い」ということです。
しかし、日本の法曹界は、一例外を除いて全ての福島原発事故裁判において、この「可能性」論争一色に染まっているかのごとき様相で、「横に向かっての強い同調圧力」という日本社会の悪癖は、法曹界もまた、例外ではないようです。唯一「予見義務」「回避義務」を争点にして闘っている裁判は「井戸川裁判」(福島被ばく訴訟:古川元晴弁護士が原告弁護団長)だけです。しかし、この裁判は、東京新聞や『週刊金曜日』や岩波書店月刊誌『世界』なども含めて、きちんと取材され報道されたことがないのです。情けない限りの日本の法曹界・言論界・メディア界と言わざるを得ません。なお、井戸川裁判や危惧感説などの詳しいことについては下記をご参照ください(必読です)。
(関連)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著(朝日新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033212619&Action_id=121&Sza_id=C0
(関連)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
http://idogawasupport.sub.jp/
(2)政府が阪神淡路大震災の反省と教訓から創設した「地震調査研究推進本部」の報告書が信頼性に欠けるなどと言いながら、他方で、だから東京電力の側で更に検討するために「土木学会」に検討を依頼する、などということが、裁判ではその是非が厳しく問われることもなく(これは評価の高い東電株主代表訴訟の東京地裁判決でも同じです=「土木学会」に投げたこと自体を非とはしていません)、これまで推移してきました。しかし、この「土木学会」という組織は、東京電力を筆頭に地域独占(原発)電力会社がカネや便宜を供出し、自分たちにとって都合のいい結論を出してもらうために用意した典型的な「御用学会」であり、まさに原子力ムラの組織そのものです。そんなところの「検討」を「地震調査研究推進本部」の上に位置づけることを、日本の司法は断固として否定・断罪しなければいけないハズです。内容ももちろんですが、そのような組織を使って、いい加減な情報をもとに「世論誘導」していること自体が否定されなければいけないのです(本来なら「土木学会」などは解散されてしかるべきですが、福島原発事故後の今も同じようにやっているでしょ! 何の反省もしていない)。
(3)福島原発事故にかかる裁判で私が懸念していることが2つあります。1つは責任追及の際の立証責任のレベルの問題です。今回の福島原発事故は、我が国では初めての過酷事故であったこともあり、事故をめぐるたくさんの証拠が「書類」として残され、また、心ある方々による「真実の証言」も得ることができました。そして、それを土台にして裁判では福島原発事故に至るまでの過程を詳細に調べ上げて、東京電力やその幹部たちに逃げ場を残さないまでの徹底した責任追及が行われています。
本来であれば、国会事故調や政府事故調の継続組織が立ち上げられ、そこで事故の実態解明や原因究明に加え、何故に事故を防げなかったのか(責任問題)や、加害者(=東京電力や原発メーカー)と事故責任者(=国・政府)、あるいは関係団体、関係自治体などの福島原発事故後の対応・対策・振る舞いは適切であったのか(二次災害の防止、被ばく防護、賠償・補償、被害者救済支援など)が厳しく徹底して検証され、まとまった報告書としてまとめられてしかるべきです。そしてそれが今後の原子力行政に活かされて、同じような過酷事故が起きないよう万全が尽くされなければいけないハズです。しかし、そうしたことは民主党政権でも、そのあとのアベスガキシダ自公政権でも、いっさい実施されることがなく、それに代わって、福島原発事故にかかる各種裁判がそれを代行しているような状況になってしまいました。この状態というのは本来はよろしくありません。
また裁判では、せっかく調べ上げた証拠の書類や証言などが、非公開にされたり(政府事故調の東電幹部証言記録など)、他の裁判では使ってはならぬ、などという公開裁判の原則に違反したトンデモ命令を裁判官が出すなどして、立証妨害を裁判所・裁判官自らが原子力ムラとグルになって展開しているという嘆かわしい事態も散見されています。(東電刑事裁判の東京地裁クソ裁判長=永渕健一がその典型です=私はコイツを法曹界から永久追放すべきだと考えていますし、司法権力の濫用罪で監獄にぶち込むべきだとも思っています、(巨大企業や行政の)権力の巨悪を別の(司法)権力を使って追認することは、元々の悪と同等か、それ以上の悪だとすべきだからです)
こうしたことから私が懸念するのは、次の原発・核燃料サイクル施設の過酷事故の場合には(もう二度とあってはならないのですが)、もはや今回のような詳細で緻密な立証は難しいだろうということです。地域独占(原発)電力会社や原子力ムラの連中にとっての福島原発事故の教訓とは、後日問題になるであろう証拠の書類や証言などを残しすぎた・出しすぎたということであり、次回は早々にそれらを焼却してしまい(大日本帝国陸海軍のように)、または証言をさせないように強い圧力をかけ、証拠隠滅を徹底するであろうということです。そうした場合、今回展開されている法廷での原発事故の責任追及における詳細な根拠情報は入手できなくなるということを意味します。
ですから、福島原発事故の責任を問うレベルは(言い換えれば有罪とする理由のレベルは)、もっと立証責任の低いレベルで行われるべきであり、しかも、これまで海渡雄一弁護士他の弁護士が調べ上げ、また、添田孝史さんや鎮目宰司さんらジャーナリストが調査報道してきたことを考慮すると、それは十分可能ではないかと私は考えます。①早くも1990年代に福島第1原発は日本では最も津波に弱い構造になっていることが分かっていたし、それにもかかわらず、②2つの非常用電源を配電盤などと一緒に、津波常襲地域の東北太平洋側海岸に、標高わずか10m程度のところの建物の地下(標高8m)に全部まとめて置いておき、東電株主代表訴訟で判決が厳しく指摘したように、③(遅れに遅れていたバックチェックでは必須だった)津波対策を「土木学会に丸投げして、その後は何もしなかった」ということですから、これで十分に有罪とすることができると私は思います。何らの「予見義務」もはたさず、可能だった「回避義務」さえ、いっさい手を付けていない、そんな善管注意義務の弛緩があったのですから、その責任は重大でしょう。
(関連)日本の原発訴訟:福島事故をきっかけに活発化 - nippon.com
https://www.nippon.com/ja/currents/d00388/
私は本来ならば裁判所がこれを指摘して、もっと低レベル立証で有罪とすべきと考えていますが、それは今の腐った司法には期待しがたいので、少なくとも福島原発事故の裁判を担う弁護団が記者会見等で注意喚起の発言をしておくべきです。
(4)もう一つの懸念というのは、福島原発事故後の加害者=東京電力や事故責任者=国・政府、あるいは関係団体や自治体の対応のまずさに関する責任追及と損害賠償・補償の要請が甘いという点です。簡単に言えば、事故前の事は相当厳しく追及されていますが、事故後のことは大半が不問にされてしまっているということです(福島原発事故後のことを追及している裁判は、現状では、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)と「子ども脱被ばく裁判」、それに「3.11子ども甲状腺ガン裁判」の3つしかありません。「南相馬20ミリシーベルト訴訟」は1審敗訴で「泣き寝入り」=控訴断念となっています)。これははっきり申し上げて非常にまずいです。私は、福島原発事故後においても、きちんとした対応を受けられず、被害が継続している被害者の方々が、今度は福島原発事故後の対応について、責任追及と損害賠償の請求訴訟を提訴されるのがいいのではないかと思っています。この国は、裁判を含めて、闘わなければ「なかったことにされる」というのが常ですから。
◆ニュース「東電株主らが強制執行を要求、仮執行宣言について」 - 企業法務ナビ
https://www.corporate-legal.jp/news/4900
(東京電力が実施しなければ、原告株主が代わりに執行すればいいのではないでしょうか? また、その場合には、現在の東京電力の役員たちに対してもまた、株主代表訴訟で損害賠償を請求すればいいように思いますが、いかがでしょうか? :田中一郎)
<関連サイト>
(1)福島原発告訴団- 2分で解説 「東電株主代表訴訟判決の影響」
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2022/08/blog-post_11.html
(2)福島原発告訴団
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/
(3)福島原発刑事訴訟支援団 – 東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかにします!
https://shien-dan.org/
(4)TieLabs HomePage - level7
https://level7online.jp/
◆東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その3):真相究明も、社会正義の実現も、日本を亡ぼす原発・核施設過酷事故再発防止も実現できない日本の裁判- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-679855.html
2.電力の需給逼迫、「根本原因」は何か、「バケツの穴」を塞ぐが「抜本対策」(安田陽『週刊金曜日 2022.8.19』)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgguoJ5bF1-KBBD33?e=3hzOns
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgguoJ5bF1-KBBD33?e=3hzOns
<田中一郎コメント>
電力不足の大ウソについては下記サイトをご覧ください。簡単に箇条書きをすると下記のようになります。
◆演出される「電力不足」=原発再推進が目的
ピーク電力の平準化問題=余裕率3~5%がメド、10年先まで見込む
(1)ディマンド・リスポンス(ピーク時電力需要の抑制・平準化)を真剣に取り組んでいない
(2)1000万KW・10基の石油火力発電所温存放置(隠蔽)
(3)60Hz(関西)と50Hz(関東)を結ぶ系統連絡線(120万KW ⇒ 210万KWにしただけ)
(4)自家発電、及び再生エネ自家消費を念頭に置かず
◆本日(7/17)のいろいろ情報:①環境アセスと巨大ダム、②茶番の電力不足と原発再推進、③強い自国通貨は国益か?、④この最高裁判決(6.17)では、また原発事故が起きる、⑤新しいファッショ勢力の台頭と日本の自滅他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-0b98c8.html
一方、安田陽京都大学大学院特任教授の『週刊金曜日』記事は大変参考になるいい記事で、多くの注目すべき記述がありますが、特に次の点は最も重要な部分です。
(1)「(電力需給逼迫の問題は)原子力発電を再稼働すれば解決するという単純な構図ではない。ピーク期の問題は「年間数%しか動かさない発電所に誰が投資するか?」という問題であり、年間を通じて一定を発電するベースロード電源を積み増ししても、また別の発電所の採算が悪化し、休廃止電源が増える可能性もあるからである」
(2)「「容量市場」はかねてより透明性が低く、従来型電源の隠れた補助金になりやすいことや、制度設計が複雑すぎて、制度設計に時間がかかることが学術的にも指摘されていた。一方、海外では別の仕組みも提案されており、たとえば「戦略的予備力」という制度は、透明性が高く、短期で制度設計・施行が可能であるという利点がある。」
(関連)原発の新増設「反対」58%、「賛成」34% 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ8X7HCLQ8XUZPS001.html
(関連)声明:原発推進方針は非現実的ー国民にリスクとコストを押し付け、必要な対策を遅らせる - 国際環境NGO FoE Japan
https://foejapan.org/issue/20220826/8992/
ついでにマスごみの、くだらないダボラ記事を2つばかりご紹介しておきます。少しはマスごみどもも、電力システム改革のあり方を勉強して、もう少しまともなことを伝えろよと言いたくなりますネ。
(関連)迷走する電力不足対策(田村賢司『日経ビジネス 2022.8.29』)
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00194/
(関連)(社説)電力システムの改革 課題見渡し、着実に前進を:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15393464.html?iref=pc_rensai_long_16_article
3.規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」
こんな奴を規制庁のTOPに据えたら、その下ではまともな仕事はできなくなる。日本国中の原発・核燃料サイクル施設に、どうぞこれから存分に大事故を起こしてくださいと言っているようなものだ。
(1)(別添PDFファイル)原子力規制庁新長官 片山啓でいいの? 独立性 建前だけ?(東京 2022.7.7)
https://bit.ly/3TvPvob
(2)(別添PDFファイル)再稼働推進を隠さなくなった原子力規制委員会:片山啓規制庁新長官が示す規制委・規制庁の劣化(木村雅英 2022.7.12)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggy6us3b76RrO7Xx?e=gAaFYf
(3)原発審査の効率化議論へ 9月5日に規制委と北電 | 北日本新聞
https://nordot.app/937468632212979712?c=899922300288598016
4.太陽の黒点が激減中 2030年に「ミニ氷河期」到来の可能性|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/221745
(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html
(広瀬隆さんが上記の講演(約6時間半)でお使いになったレジメは、カラー版にして冊子になっています。一部400円で販売中です。私が主催する「新ちょぼゼミ」や、いくつかの市民集会で販売しているほか、郵送料を負担すればたんぽぽ舎などでも販売しています)
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
<田中一郎コメント>
科学的根拠あやふやな「人工CO2地球温暖化原因説」に基づく「脱炭素・カーボンゼロ」スローガンが原発再推進の口実にされています。要注意です。日本の現在のCO2排出は、電力によるものが約40%、その電力のうち再生エネは約10%(巨大ダム発電を除く)、つまり日本の人工CO2排出全体から見た場合、再生エネの人工CO2削減寄与は40%×10%=4%にすぎず、この状態で脱炭素・カーボンゼロなどは、およそ絵空事です。リアリティがありません。電力システムを大きく転換することにより、2050年頃には再生エネ電力の割合を50~60%程度に引き上げることが現実的な目標です(それさえも今のままではほぼ不可能)。残りは化石燃料火力+巨大ダム水力になります。
カーボン・ゼロや脱炭素などは実現しえない目標であり、また、「地球温暖化」を口実にした、あってはならない原発活用・再推進に利用されてしまうのです。無理をして火力を減らしすぎて大規模停電などを引き起こせば、この国は一気に原発必要悪論に染め上がりかねません。
原発と化石燃料火力、CO2と放射能のどちらが危険なのか、少し考えれば明らかです。つまり、「原発に依存しない脱炭素」(市民連合)ではなく「化石燃料に過度に依存しない脱原発」が私たちの共通スローガンであり、選挙公約でなければなりません。
草々
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