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2022年9月

2022年9月29日 (木)

ウクライナ情勢(19)劣化する欧州政治家たちの対ロシア戦争至上主義が第三次世界大戦(核戦争)を招く=戦争リアリズムと紛争解決プラグマティズムに立脚し、和平交渉妥結とロシアを含む全欧州の新しい安全保障体制を目指せ(&IWJ近況報道)

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(10/12当日、最初の1時間で主催者から下記のプレゼンを行います)
◆(別添PDFファイル)(チラシ)電力自由化と電力システム改革(田中一郎 ちょぼゼミ 計4回:たんぽぽ舎)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgj6NU6Ms8XrNUlqL?e=s0vBwl

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 2022 11月12日(土)13時より 第17回脱被ばく実現ネット 新宿デモ
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2022/09/2022-11121317.html
 https://drive.google.com/file/d/15AWQVyThmIP64tpYZ9Kwy-__0Rhffck4/view
 https://drive.google.com/file/d/1PGKvG6vu9e47wN0kJ9y-ai7LylHTDH2W/view

(関連)「第45回福島県民健康調査検討委員会」で報告された子ども甲状腺ガンの件数(OUR PLANET TV)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghXFRaX09ixBRxSW?e=DIYYDa

(5千人以上もの子どもたちがB・C判定であるにもかかわらず、そのうち穿刺吸引細胞診を実施した子どもは1千人に満たない。また、穿刺吸引細胞診を行ったにもかかわらず「経過観察」とされている子どもたちは7百人超もいて、いずれも「経過観察」といういい加減なジャンルに入れられたまま半ば放置されている状態だ(穿刺吸引細胞診を実施すればガンかそうでないかはほぼ100%の確度で判明する)。そして、この「経過観察」の子どもたちに甲状腺ガンが発見されても、その子どもが保険治療の段階に入っていると、「福島県民健康調査」の子ども甲状腺ガンとはカウントしない、などという、およそ信じがたいことまでやっている。また、 福島県立医大以外で検査を受けた子どもたちの甲状腺ガンの数がきちんと把握されず、集計表の外側でカウントされた件数が43人もいるというお粗末さだ。こうしたずさんな子ども甲状腺ガンの発生件数の把握が意味するところは、公表される子ども甲状腺ガン発生の件数を押さえ込み、福島原発事故との因果関係を否定したいという、「最初から決めてあるインチキ」を押し通したいがための下劣な作為ということを意味している。

しかし、隠しきれない情勢になってきているため、「福島県民健康調査検討委員会」という原子力ムラ・放射線ムラの談合組織は、いよいよ甲状腺検査そのものをスクラップしようと数年前から画策を続けている。この検査をなくせば、福島原発事故による子ども甲状腺ガンはなかったことにすることができるからだ。(福島第1原発事故から11年、どんどん増え続ける子ども甲状腺ガンの原因は、もはや半減期の短い放射性ヨウ素131などによる初期被曝だけでなく、放射能汚染の環境で暮らすことによる追加被ばくもまた、甲状腺ガンの原因になっている可能性が高いと思われる(半減期1560万年の放射性ヨウ素129や放射性セシウム134、137などによる内部被曝)。

そして、子ども甲状腺ガンがない、ということになれば、それ以外の福島原発事故の放射能による被ばく健康被害も、全てないことにでっちあげをすることができるというわけだ。今、国と地元自治体がやっていることは、かつてミナマタで国や水俣市・熊本県などの自治体がやっていたことと瓜二つの国家犯罪である。この国はいつになったら目が覚めるのだろうか。福島県の方々は「福島県民健康調査」を意地でも受診する覚悟を持たないと、福島原発事故による被ばく被害は全て闇から闇へと葬られていくことになります。放射線被曝の健康障害・遺伝的障害は、これから時間をかけて、ゆっくりと真綿で首を締めるようにして出てきます。その時になって気が付いても、もう遅いのです。

(関連)今のままではミナマタもフクシマも終わらない:繰り返される「企業犯罪+国家犯罪」=司法の劣化がこれに拍車をかける権力犯罪大国ニッポン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-0d6713.html


3.(拡散希望)キャンペーン · 311子ども甲状腺がん裁判の原告全員の「意見陳述」と「大法廷」での弁論を求めます! · Change.org
 https://bit.ly/3C2AiEp
 https://tinyurl.com/z25tjzvc

*署名のダウンロードはこちら▼
 https://tinyurl.com/5mssm7fb

(福島原発事故により、生活を奪い、教育や生業を奪い、ささやかな財産を奪い、地域社会・コミュニティを奪い、美しい自然環境を奪い、ふるさとを奪い、命と健康を奪った東京電力や国家権力が、今度は被害者の公正な裁判を受ける権利を奪おうというのか!? 審理を尽くさずに、第一審が早々に裁判を打ち切るなど言語道断、このクソ裁判長野郎(坂本三郎裁判長) を日本から叩き出せ! :田中一郎)

(下記はメール転送です)
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裁判を応援してくださる皆様へ
私は先日9月7日に発足した「311子ども甲状腺がん裁判」原告団の団長に就任しました者です。

すでにご存じだと思いますが、東京地裁の坂本三郎裁判長は、次回11月9日の第3回口頭弁論を最後に原告の意見陳述を認めないとの考えを示しています。また大法廷での弁論も拒否しています。

9月7日の第2回口頭弁論の前に開かれた進行協議では、原告である私が「意見陳述をたくさんの支援者に伝えたいので、大法廷を使用してください」と裁判官に直接、お願いしました。しかし、裁判長は「原告本人の話を聞いても同じ。大法廷は考えていない。」と明言しました。とても悲しく悔しいです。弁護団は9月29日に改めて裁判所と協議する予定ですが、このままでは、原告全ての「意見陳述」も「大法廷」の使用も、実現が難しい状況です。ぜひ私たちに力を貸してください。

裁判所は甲状腺がんとなった私たちの声を聴こうとしていないこと、大きな法廷で開かないという事実を、一人でも多くの人に広げ、署名に参加していただけるようお願いいただけないでしょうか。私は、原告7人のうち、最後に意見陳述することが決まっています。ここままでは、私は意見陳述する機会がありません。どうぞお願いいたします。

2022年9月  原告団長
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4.福島原発事故 損害賠償裁判 今後の日程

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【福島原発被害東京訴訟】
11月  7日 11:30 東京地裁606号法廷 住宅追い出し訴訟
12月14日 10:30 東京地裁103号法廷 2陣
12月20日 14:00 東京高裁101号法廷 1陣
 3月16日 14:00 東京高裁101号法廷 1陣 

【かながわ訴訟第2陣:横浜地裁 10月6日(木)10時30分開廷です】
場所:横浜地方裁判所(関内)
日時:10月6日(木)10時30分開廷(10時10分傍聴抽選見込み)
○第2回口頭弁論 101号法廷 12時頃終了予定
 弁護団と原告が陳述します。
○報告集会 12時頃~12時30分頃 裁判所前で行います。
※第3回は来年1月12日(木)午前10時30分開廷です。

【かながわ訴訟第1陣:東京高裁 10月21日(金)14時・予定通り開廷します】
場所:東京高等裁判所(霞が関)
日時:10月21日(金)14時開廷(13時40分傍聴抽選見込み)
○第12回口頭弁論 101号法廷 14時から1時間程度
 裁判長交代に伴い弁護団による更新弁論を行います。
 被告東電の更新弁論は閉廷後の進行協議で予定されています。
○報告集会 15時頃から30分程度 裁判所前で行います。
※裁判官が交代して初めての裁判です。
 新しい裁判官に特に理解してもらいたい事を1時間にまとめて、弁護団がプレゼンします。
 大法廷を満席にできるように傍聴よろしくお願いします。
※第13回は12月16日(金)10時15分開廷です。

【ふくかなトライアルセミナー11月26日(土)午後6時@県サポ2階です】
日時:2022年11月26日(土)午後6時~8時30分(5時30分開場)
場所:かながわ県民センター(県民活動サポートセンター)2階ホール
講演:被ばくと住まいの人権裁判―集団訴訟の闘いで見えてきたもの
   井戸謙一弁護士に聞く 司法の最前線で原発事故被害者の人権を取り戻す
※かながわ訴訟弁護団から最高裁判決と今後の進行について報告します。
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5.新刊書とイベント情報
(1)(予約必要)(11.16)秋の夜長の講演会:福島みずほ&前川喜平(星稜会館)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgj9rwZIekuG-s85q?e=Hie7IG

(2)(必読)日本解体論-白井聡/著 望月衣塑子/著(朝日新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034371817&Action_id=121&Sza_id=G1


6.けんとうむし岸田文雄の「うん国葬安倍晋三」(うんこ くそう あべしんぞう)

(1)(録画)20220926 UPLAN 「今回の国葬は、法的にも、政治的にも無理がある」―多くの国民は国葬に反対しているー憲法を踏みにじり、法的根拠の全くない国葬を中止せよ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=iXw563UM-VU

(2)(録画)20220927 UPLAN 安倍「国葬」やめろ!第六弾 銀座(日比谷公園・中幸門)~武道館デモ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=KfLwk-TX4sI

(3)前川喜平元文科次官「岸田政権は旧統一教会への解散請求をしたほうがいい」-東スポWEB
 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/240050

(4)これが安倍氏国葬の内幕…会場では水しか飲めず、官僚は寝落ち、超グダグダ進行に怒号まで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/312036

(5)思想家・内田樹さんが語る安倍氏の国葬 「招待状は、見識を問う一種の『踏み絵』になっている」|総合|神戸新聞NEXT
 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202209/0015670515.shtml


◆日本人「マスク外す日」、永遠に来そうにない6理由 - リーダーシップ・教養・資格・スキル - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3y1N9nU

(マスクは感染防止に効果がほとんどない。また、子どもたちの発達・成長には悪影響がある。こんなことはもうだいぶ前からわかっていること。自民党の官房長官でさえ「野外でのマスクは必要なし」などと言っているにもかかわらず、街中はマスクをかけた無表情の人間たちが蠢く異様な状況が続いている。とりわけ市民運動・社会運動の集会などに行くと、野外イベントなのに「マスク、マスク」とまだ言っているアホウが必ずいる、そもそも主催者がマスクをしろ、などとアナウンスしていることもある。くだらないことをスピーチして、ヤジを飛ばされないようにするための布石なのかもしれない。ともかく、日本のリベラル・左派は、どうもマスごみ報道に弱く権威主義に強く傾いている様子がうかがえる。地球温暖化、「新型コロナ」およびワクチン、ウクライナ戦争などなど、少しは自分で調べて自分の頭で考えたらどうか? こんな調子じゃ、仮にリベラル・左派が長期政権を握ったら、旧ソ連・東ドイツや中共中国のような「うっとうしい社会」に近づいていくんじゃないかと心配になる。:田中一郎)

(関連)官房長官「屋外でマスク不要」十分な距離とれる前提で- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA115HG0R10C22A5000000/
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「ウクライナ情勢(19)劣化する欧州政治家たちの対ロシア戦争至上主義が第三次世界大戦(核戦争)を招く=戦争リアリズムと紛争解決プラグマティズムに立脚し、和平交渉妥結とロシアを含む全欧州の新しい安全保障体制を目指せ(&IWJ近況報道)」をお送りいたします。(プリンターが故障して修理中です。印刷して文章推敲ができず、誤字・脱字・かな漢字転換ミスがあると思いますが、どうかご容赦をお願い申し上げます)

ウクライナ戦争が長期化の様相を見せています。プーチン・ロシアもゼレンスキー・ウクライナも、お互いのメンツと意地の張り合いを続けていて、一向に戦争を中止する方向に向かおうとはしませんし、それどころか、ここにきて欧米の最新兵器を持つウクライナ軍に押され気味のロシアは、核兵器使用も辞さない態度を示し始めており、核戦争への拡大の懸念すら出てきています。愚か極まりないという他ありません。

これまで何度も申し上げてきましたが、この戦争は、直接的にはプーチン・ロシア軍がウクライナとの国境を超えて軍を侵攻させたことが始まりですが、しかし、それにはこれまでの長い経過とそれ相応の理由があります。その経緯や理由がロシア軍侵攻の正当化・合理化にはつながりませんが、しかし、この国際紛争を解決するためには、その経緯や理由こそが重要なのです。

そもそも、この戦争の出発点は、冷戦終結後のワルシャワ条約機構解散(旧ソ連解体)と、事実上の約束違反のNATO東方拡大にあります。簡単に言えば、アメリカの「軍産情報複合体」が、冷戦終結によって崩壊しそうになっていたことから脱却・立ち直りをするため、あえてロシアと西側諸国との対立関係を人為的に(政治家や戦争屋を使って)創作し、更に、社会主義経済崩壊に便乗して極端な市場原理主義経済体制を押し付けようとしてロシア経済を大混乱に陥れたことに根本的な原因があるのです(このことを論じない議論は、すべて場当たり的でご都合主義的なニセモノの議論と言っていいでしょう)。ですから、ウクライナ戦争を単純なロシア軍事侵略に対抗するウクライナ側の民族解放戦争と位置づけるわけにはいかないのです。

既にプーチン・ロシアは、この戦争に反対する国内の勢力を露骨に弾圧し、徴兵に応ずるか、さもなくば監獄へ行け、などという重大な人権侵害を行って戦争反対の抗議行動を弾圧し、一般市民の言論・表現の自由を奪っています。他方で、国内各地から、嘘八百を交えながらも徴兵を強要して、若い世代を戦場に送り込み、たくさんの犠牲者を出しています。他方、ゼレンスキー・ウクライナもまた、似たような状態です。60歳以下の男子の国外避難をご法度とし、全ての男子は対ロシア戦争に武器を持って立ち向かえと国が命令を出し(従わなければロシアと同じような目に合わせる)、国内の戦争反対の意見や活動もまた、弾圧され封じ込まれています(戦争の犠牲者数も公表しないと女のウクライナ国防相がTVのインタビューに答えていました)。ロシアにプーチン有れば、ウクライナにゼレンスキー有りで、両者はともに、今現在、戦争亡者となって自国民に大きな犠牲を強いている最高責任者です。どちらも「戦争」という「悪魔の仕業」の代行業者となっています。

(関連)動画の紹介 ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕 -
 https://dedeseele.com/uklaineonfire/

つい最近まで、腐敗に次ぐ腐敗を続けていたウクライナ政府(その代表の1人が反ロシア政権時のティモシェンコ首相女史、また、ゼレンスキーはコロモイスキーというウクライナの天然ガス事業で財を成したオルガルヒ(アメリカ在住)にバックアップされているコメディアン)の軍隊は長期にわたり脆弱だったのですが、2014年のマイダン革命前後から、ネオナチを含む暴力極右のナショナリズム極論勢力がウクライナ国軍に入り込んで国軍を改革・強化、勢いに乗ってウクライナ政権をも牛耳るような力を暴力を背景に持ち始め、更にアメリカ「軍産情報複合体」やその代理店のような連中(例:ヌーランド元米国務次官、バイデンの息子ハンターバイデン、民営化されたCIAと言われる全米民主主義基金など)にバックアップされながら、対ロシア戦争に猪突猛進してしまっています。

ウクライナの歴史的な経緯を鑑みれば、ナショナリズムという前世紀的な時代錯誤で危険なイデオロギーに染まるのではなく、民族や習俗や宗教の違いなどを相互に認め合って「共存」の基盤の上に、民衆の日々の生活を大事にする政治や経済や社会が築かれなければいけないところを、これを否定、ウクライナ国内のロシア系住民を迫害するような形で暴力極右が幅を利かし、結局はそれを嫌うロシアとの戦争に突入してしまったのが、今日のウクライナでありゼレンスキー・ウクライナ政権です。いわば、ユーゴ内戦の失敗を、今度はウクライナで繰り返していると言っていいのではないかと思われます。

この情勢下で、最大の問題は、欧州の政治家たちの動きです。7年ほど前には、ロシアとウクライナとの間の関係を修復するため、「ミンスクⅡ」というドンバス地方での紛争解決のための平和協定をあっせんし、締結に至らしめていたドイツやフランスが、今回は対ロシア戦争至上主義のような政治方針を取り、戦争中のウクライナの戦場に兵器・武器・弾薬を大量に供与するような「戦争煽り行為」を繰り返しています。返す刀で、ウクライナ戦争の影の仕掛け人であり原因を創った張本人であるアメリカやその「軍産情報複合体」とともに、対ロシア経済制裁にまで踏み込み、世界の多くの国々の不賛同や反対をよそに、ロシア叩きに専念しているのです(もちろん日本もその情けない「端くれ」でもあります)。

もともと天然資源に乏しい欧州では、ロシアに逆に経済制裁をくらってエネルギーコストが急上昇し、どちらが経済制裁をしているのかわからない状態に陥り、それでも原発の稼働延長や再推進などまでやり始めて、欧州版「ほしがりません、勝つまでは」で、こちらも意地を張っているのです。愚か極まりないという他ありません。こんなことをしていて、仮に西側兵器の力でロシア軍を追いつめていけば、プーチン・ロシアが核兵器に手を付けるということも十分に考えられるので、本来なら欧州政治家は、今とは逆の方向で国際政治を展開しなければならないハズです。冷静終結から30年、欧州政治家たちが戦争のリアリズムを失い、国際紛争解決のためのプラグマティズムを見失って劣化している今日の様は、まったくもって愚かという他ありません。第三次世界大戦と核戦争で、自分たちが悪の塊だと信じるロシアとともに滅び去りたいのかと言いたくなります。

(関連)「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純体細胞的善悪二元論ではウクライナ戦争は解決できない=①核兵器原料&原発燃料のウランを例外にする茶番の経済制裁、②経産省現役官僚が語るウクライナ戦争他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-622f6b.html


翻って、この日本ですが、幸いにしてウクライナは日本から遠く、また、国と国との関係も薄いので(チェルノブイリ原発事故関係を除く)、このウクライナ戦争を少しは突き放して冷静に見ることができるのではないかと思っていました。しかし、事の推移はそうではなく、この国のマスごみたちが、アメリカ大本営発表の偏った情報をそのまま無批判にたれ流し、そのゴミ情報をまた、有権者・国民がそのまま無批判に受け取って、今日では、日本は「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論一色に染まっているかの観があります。そして更に、この事態に便乗する日本の戦争屋たちが、台湾有事の際に中共中国による侵略戦争から日本を守るためと称して、自衛隊と在日米軍の一体的作戦行動と対中共中国戦争の準備を始めるという(南西諸島の武装化、沖縄・鹿児島への派兵、日米共同作戦計画の策定や共同軍事演習の実施など)、信じがたい日本国憲法違反の軍事的行為を展開し始めています。そして更に信じがたいのは、これに少なくない有権者・国民がエールを送っているという事態が出現しているのです。

このままでは非常に危険です、台湾をめぐる情勢は、中共中国が挑発しているのか、それとも日米側が挑発しているのか、よくわからないところがあります。お互いが、お互いに、軍事行動に対して軍事行動で対応すれば、それはそのまま戦争につながっていくことは火を見るより明らかでしょう。そもそも、戦争時に一般有権者・国民にもたらされる情報は、完全に統制され、取捨選択され、それぞれの戦争当事者にとって都合のいいことしか公表されない・流布されないということは常識です。その常識的な「偏った情報」事態が発生している今日において、既に単純体細胞で「平和ボケ」した、マスごみや政治家や官僚どもが有権者・国民の世論を操り、その有権者・国民もまた、単純単細胞のごとく反応して操られるという状態に、ゆでガエルのごとく向かわされている事態が、私は今、起きているのだと思っています。悲しいかな、日本のリベラル・左翼もまた例外ではないようで、全員とまではいいませんが、依然として、日本のマスごみ(新聞、TV、雑誌など)だけに立脚した「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論に染まっている人たちは少なくありません。危なっかしい限りです。

以下、昨今の私のメール発信や、日本のマスごみ報道を批判して独自の報道を続けるIWJ、そして若干の関連情報を下記にご紹介いたします。「戦争」こそが、なによりも「悪」=「諸悪の中の悪の親玉」というご認識をお持ちいただき、民族解放戦争は「正義の戦争」だなどという「世迷い認識」を突き放していただくようお願い申し上げます。メールの表題にも書きましたように、ウクライナ戦争の解決のためには「戦争リアリズムと紛争解決プラグマティズムに立脚し、和平交渉妥結とロシアを含む全欧州の新しい安全保障体制を目指せ」ということです。


1.直言(2022年9月5日)「武器供与のリスクと副作用」――「ウクライナ戦争」の半年(水島朝穂早稲田大学法学部教授)
 他のMLでの議論で私が発信jしたメールです。一部加筆修正しています。

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◆直言(2022年9月5日)「武器供与のリスクと副作用」――「ウクライナ戦争」の半年
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2022/0905.html
 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2022/0905.html

(一部抜粋)
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(中略)8月30日にプラハでインタビューに応じたアンナレーナ・ベーアボック外相(緑の党)は、ウクライナに対して、「あなた方が私たちを必要とする限り、私たちはあなた方の側に立ち、ドイツの有権者がどう思おうと、私はそれを実行します」といってのけた。この写真は、『南ドイツ新聞』9月2日付の記事中にはめ込まれた動画のなかから、外相が問題発言をした部分をスクリーンショットしたものである。外相は英語で話したが、ドイツ語の字幕が付いていて、ドイツの有権者はしっかりこれを読み取ったわけである。SNS上にこの動画が拡散し、「炎上」した。

(中略)「ウクライナ戦争」の半年が経過して、武器供与を叫ぶゼレンスキーにためらう西側諸国も出てくるなかで、この戦争をいかにして終わらせるかという課題が重要になってきている。私なりの問題指摘は、共同通信文化部が配信した拙稿(『山梨日日新聞』6月10日付など)や、『週刊金曜日』特集「戦争を止めるためにいま考えること」の巻頭論文「武器供与ではなく、即時停戦求める声を! 」で行っている。もちろん、2年前の憲法改正によりさらに権力を強め、特にそこで条文化した愛国教育や歴史の押しつけ(67.1条)が8月に入って「効果」を発揮している。冬を前にした「天然ガス戦略」も巧妙である。「プーチンの戦争」をどう終わらせるかというのは難題である。しかし、武器供与の強化という手法にこだわることはやめるべきだろう。それについての一つの視点として、以下、IPPNWドイツ支部の視点を紹介しよう。

「核戦争防止国際医師会議は、武器供与が制御不能なリスクにつながり得ることを警告する。武器供与は紛争解決の手段として適していない。ウクライナに対するロシアの侵略戦争を終わらせるには、交渉と外交に基づく他の手段が求められる。」として、次の6つの点を警告する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>
「直言」を執筆している水島朝穂というオレサマ大学教授には、日本のアカデミズムに漂うスノビズムを感じさせ、好きになれないが、しかし、その主張内容は至極もっともなものである。上記では、直近の「直言」から2カ所を切り抜いて上記でご紹介した。

まずは、ドイツ緑の党。ウクライナ戦争が始まって、ヨーロッパの多くの国々がウクライナへの軍事支援による対ロシア戦争を声高に言い始め、2回の世界大戦であれだけの苦難を経験し、かつ徹底した反省をしたはずのドイツが、またぞろロシアに向かって兵器を手に、こぶしを振り上げるようになった(また、ついこの間までは、2つの大戦の教訓から、対ロシア政策については慎重に構え、比較的厳格な中立政策をとっていた北欧3国(ノルウェーはNATO加盟国ながら、ロシアへの配慮からNATO軍とは距離を置く政策をとってきたという=伊勢崎賢治氏の議論を参照)さえもが、NATOと一緒になってロシア叩きを始める始末である。ヨーロッパにおける政治家や政治の劣化を嘆かわしく感じる次第である)。

(関連)ウクライナ危機に国際社会はどう向き合うべきか 緩衝国家・日本も迫られる平和構築の課題 東京外国語大学教授・伊勢崎賢治氏に聞く - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/22976

(関連)伊勢崎賢治さんはTwitterを使っています- 「ノルウェーに日本が学ぶべきことです。2014年のクリミヤ侵攻以来、そして今回のウクライナ戦争で、この国是は中立国フィンランドのように揺れに揺れていますが、時間がたてば世論のバランサーとしての機能を回復
 https://twitter.com/isezakikenji/status/1530751194284453888

メルケル政権が終わり、社会民主党首班の連立政権となっていたドイツだから、これはまたぞろ社会民主党が更に劣化して、おバカなことをやっては有権者・国民を煽っているのだろうと最初は思った。しかし、伝えられる情報では、そうではなく、ウクライナへの軍事援助・武器供与の先頭に立って扇動しているのは、なんと、あの「反戦・環境の党」であるはずのドイツ緑の党であり、社会民主党は国内の有権者の世論動向も気にしながら、緑の党に引きずられるようにして、しぶしぶ対ロシア強硬政策を取らされているという雰囲気であることが見えてきた。

それにしても愚かしいのはドイツ緑の党である。アンナレーナ・ベーアボック外相(緑の党)という、独断専行の単純単細胞政治家が、有権者の意向を無視してでも対ロシア軍事強硬路線を取ると豪語し、まさに権力の乱用を「勇者」の印である、とでも言わんばかりの態度である。昨今は、ロシアから天然ガスの供給を止められて経済危機に陥り、どちらが経済制裁をしているのかわからなくなった他、それに対処するために、原発の稼働延長やむなし、などとも言い始め、かつての脱原発はどこへやら、の事態となっている。そして、対ロシア戦争遂行のためには「欲しがりません勝つまでは」の気構えで、苦難を乗り越えようとしている様子もうかがえる。まさに、反戦も脱原発も経済も犠牲にしてでも、対ロシア戦争至上主義とでもいうべき態度である。愚かなり、ドイツ緑の党だ。(大戦争というものは、このようにして、「偉大なる正義」を大義名分として展開されていくものだと私は思っている)

2つめの、「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)こそ、正論そのものである。武器や兵器の供与は、戦争をこじらせこそすれ事態をよくすることはない。ドイツをはじめ、ウクライナを支援するヨーロッパ諸国が戦争状態で対峙する相手は、世界最大の核保有国である。下手をすれば、第三次世界大戦へと突入し、核戦争の事態を招きかねないとも言える。一方のウクライナは、20世紀型の古臭いナショナリズムに染め上げられた暴力極右勢力が国の主導権を握っているような状態で、60歳以下の一般男子国民の海外避難を禁止し、国内の言論表現・思想信条の自由を踏みにじり、すべてを対ロシア戦争にささげることを国民に強要する状態だ。ゼレンスキー政権はウクライナのプーチン政権のようなものと言えなくもない。

ロシアの国境を越えての軍隊派兵の非を指摘し、国際法違反であることを訴えることは誰にでもできることだが、問題はその次にどうするかである。日本と同様に政治家どもが劣化しつつあるヨーロッパは、この「その次にどうする」のところが「武器兵器の供与」によりウクライナに代理戦争をさせるという、まさに得手勝手な、そして劣悪な結論となり、目先のこと(戦局・政局)以外の、もう少し長いタイムスパンでの思考を欠如させている様子である。背後にいるアメリカと「軍産情報複合体」の長期にわたる対ロシア戦略については想像もできないのかもしれない。

「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論の単純単細胞論議では、この戦争を解決できないのはもはや自明なことである。解決のためには(「対決よりも解決」(玉木雄一郎国民民主党党首)とはこういう時に使うフレーズだ)、まずは即時停戦と和平交渉、その席に非当事者の媒介国に加わってもらい、ロシアとウクライナの両方のプライドが維持できる形でプラグマティックに解決策を探るほかない。その間、国連軍が真ん中に入って停戦状態を維持し、さしあたり「ミンスク合意Ⅱ」くらいのところを落としどころに交渉を進める他ないだろう。停戦状態が続けられるのであれば、交渉は長引いたとしても、悲しいかな今の状態よりは少しはいい。少なくとも傷つき死亡する人は少なくて済む。

もちろん、米欧諸国は、ウクライナへの武器兵器供与を止めなければならない。ロシアに対しても、その大半の軍隊を自国へ撤退させよと交渉すべきである。そして、とりあえずの和平交渉の後には、ロシアを含めた全欧州の新しい安全保障体制の構築へと歩を進めるべきである。また、アメリカとロシアは、他方で核兵器削減交渉を中共中国も入れて再開すべきであり、アメリカが主導してスクラップしてしまったINF条約やABM条約(あるいはそれに代わるもの)など、いわゆる核軍縮条約交渉・新兵器規制強化交渉(AI兵器など)も、第三者を入れながら再開していくべきである。

(関連)「『INF条約破棄』は何をもたらすのか」(時論公論) NHK解説委員室
 https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/314352.html

(関連)ABM条約とは - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/ABM%E6%9D%A1%E7%B4%84-181443

本来であれば、平和国家を自称する日本が、こうした世界的な平和戦略攻勢や核兵器禁止・軍縮会議を推し進める先頭に立たなければならないはずである。しかし、対米隷属の戦後国体下で思考停止状態になって久しい東アジアの三流国家=ニッポン(政府)では、とても担えそうにない大役である。私は一刻も早く、時代錯誤のバカの塊である自公政権(&維新・参政党)を倒し、日本国憲法を(様々な意味で)活かしていける正真正銘の平和国家にすることが、私達有権者・国民の責任であり使命であると考えている。戦争準備予算をGDPの2%に増やすだの、日本国憲法を改悪して9条に自衛隊条項を入れるだの、緊急事態条項を新設するだの、世迷いごとを言う政治家どもを一掃し、ホンモノの「世直し」政権を打ち立てることが、問題解決のスタート地点に立つことだと思う。およそ今の政権打倒を目指さない運動は、私は全てニセモノだと見ている。

(関連)ウクライナ支援 防衛省 新たに自衛隊保有のワゴン車を提供へ-NHK-ウクライナ情勢
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220804/k10013752741000.html

(アメリカの手下となって、アメリカに言われるがままに、かようなことをしていては、お話にならない。国際的に軽蔑され始めているのではないか。情けないと思わないのか!? :田中一郎)
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2.憂慮する日本の歴史家の会 --- ウクライナ戦争の停戦を求めて ----
 https://peace-between.jimdosite.com/


3.IWJ報道より

(1)日刊IWJガイド・非会員版「ウクライナ東・南部4州でロシアへの編入を問う『住民投票』は28日に開票終了! 9割前後がロシアによる併合に賛成! 核戦争へ突入!-」2022.9.29号~No.3668号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51358

◆冬到来を目前にして、天然ガスパイプライン、ノルドストリーム1と2への攻撃が行われた! 実は、ロシアの侵攻直前にバイデン大統領がノルド・ストリーム2の破壊を予告していた!!! ロシアの破壊工作の可能性ばかりフォーカスする日本のテレビ・大手新聞では絶対に報じない話! あってはならないことが起きている! しかもこのタイミングで! 前代未聞の事態!

(ノルドストリーム2の破壊(あるいは建設工事の中止)は、ウクライナに進出していたバイデン現大統領の次男=ハンターバイデンが、ウクライナを通るロシアからの天然ガスパイプラインの稼働率を上げて収入を増やすため、その商売敵のパイプラインのノルドストリーム2の破壊(あるいは建設工事の中止)を画策し、アメリカ議会にロビー活動を強めていたという情報があります。いずれにせよ、トランプ政権末期に、バイデン親子のウクライナでの動きがアメリカ議会で問題になっています。:田中一郎)


(2)「自国優先」というスローガンは、一時の「トランプ現象」を連想させる」が、対露制裁を貫いて、ガス欠で凍死者続出するよりはるかにまし!? イタリア議会選挙でジョルジャ・メローニ党首が率いる右派政党「イタリアの同胞(FDI)」が第一党に! 対ロ制裁にEU内で亀裂が大きくなる可能性も! 2022.9.28号~No.3667号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51355#idx-4


(3)イタリアで「極右」政権誕生か!? ムッソリーニのファシズムの流れをくむ「イタリアの同胞」のメローニ女性党首が第1党に! 連立を組む極右と中道右派をあわせて過半数に!! 反EU、ロシア制裁反対でEUは分裂か!? 2022.9.27号~No.3666号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51352

(関連)「極右」が首相に? イタリアのメローニ氏、いったい何者なのか:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ9V2108Q9VUHBI001.html

(4)インドだけではなかった! 中国も、ロシア産ガス輸入を過去最高水準に拡大し、余剰分を欧州、日本、韓国、タイに転売し、「漁夫の利」を得ていると、香港『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』がスクープ! 対露制裁に参加した国が苦しみ、不参加の国々が利益を得る不条理! 米国の戦略は同盟国諸国を破滅に追いやっているだけ!!  2022.9.26号~No.3665号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51348

(5)日刊IWJガイド・非会員版「即時停戦を!『ウクライナ問題は少なくとも二つの革命から見ていく必要がある』岩上安身による国際政治学者・羽場久美子氏インタビュー報告!」2022.9.24号~No.3663号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51341

(6)日刊IWJガイド・非会員版「米国がザポリージャ原発への攻撃はウクライナ軍だと認めた! ロシア軍が攻撃していると報じていた日本の新聞、テレビは誤報を謝罪すべき!」2022.9.21号~No.3660号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51330

◆ウクライナの土地はすでにウクライナ人のものではない!? 米国企業モンサントと資産運用会社ブラックロックがウクライナの土地を買い占めている! ゼレンスキー大統領とウクライナ軍・NATOが現在奪還しつつある南部・東部の地域は、ウクライナ人の土地ではなく、西側の独占企業の土地だった!

◆ウクライナ紛争によるエネルギー危機で改めて注目される北極海の資源と航路! 資源開発はロシアがリード! ヤマル半島のLNGプラントには日本企業も参加! 日本はロシア制裁に参加している場合ではない!!

(一部抜粋)
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非常に重要な事実が、9月13日付の『ニューヨーク・タイムズ』によって報じられました。うっかりしていると、重要な点が述べられているのを、見落としてしまう記事です。この記事は、11日にウクライナ軍がハリコフ(ハリキウ)州北東部の奪還に成功した舞台裏を、ウクライナ軍と米英軍との協力関係の中で描き出すものです。

※The Critical Moment Behind Ukraine’s Rapid Advance(ニューヨーク・タイムズ、2022年9月13日)
https://www.nytimes.com/2022/09/13/us/politics/ukraine-russia-pentagon.html

『ニューヨーク・タイムズ』の記事のタイトルも「ウクライナ急進撃の正念場」となっており、11日以降のウクライナ軍の反転進撃がどのように行われ、米英軍がどのように、協力しているのか、そして、今後の展開はどうなるのか、読者はその舞台裏に注目するように書かれています。

たとえば、この記事の冒頭は次のように書かれています。「米国政府関係者によると、ウクライナがここ数日で急速に軍事的利益を得た背景には、数ヶ月前に対ロシア戦争の進め方について、ウクライナと米国の当局者が集中的に話し合っている間に、その戦略が具体化し始めたという。

反転攻勢作戦は、米国とウクライナの高官による緊急協議のあと、この夏に当初の形から修正されたが、大方の予想を超える成功を収めている。ウクライナ軍はロシア軍の指揮統制系統を破壊し、同国北東部での前進と南部での新たな作戦に、その成功を生かす態勢を整えているようだ。

この作戦は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が、ウクライナがロシアの侵攻を押し返すことができることを示すために、劇的な行動を取りたいと将軍たちに告げた直後から始まった。ゼレンスキー大統領の指示の下、ウクライナ軍はケルソンを奪還し、マリウポリを東部のロシア軍から切り離すという南部全域での大規模な攻撃計画を立案した。

ウクライナ軍の将軍たちと米国政府関係者は、このような大規模な攻撃は膨大な犠牲者を出し、広範囲の領土を迅速に奪還することができないと考えた。ウクライナ軍はすでに1日に何百人もの死傷者を出しており、戦闘は激化していた。ロシア軍も同じような犠牲者を出しながらも、ドンバス東部のウクライナの町を蹂躙し、じりじりと前進していた。

ウクライナの司令官たちは、長い間、自分たちの計画の詳細を米英と共有することに消極的だったが、米英の情報当局に心を開き、助言を求めるようになった。

米政府高官によれば、ジェイク・サリバン国家安全保障顧問とゼレンスキー大統領の最高顧問であるアンドリー・ヤーマク氏は、反転攻撃計画について何度も話をしたという。統合参謀本部議長のマーク・A・ミリー大将とウクライナ軍幹部は、情報と軍事的支援について定期的に話し合っていた。

また、キエフ(キーウ)では、ウクライナと英国の軍当局者が引き続き協力し、米国の新しい大使館武官であるギャリック・ハーモン准将は、ウクライナの最高幹部と毎日セッションを持つようになった」 このように記事の冒頭から、ウクライナ軍の反転攻勢の舞台裏が明かされます。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
 https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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(関連)ウクライナ軍が神風ドローンでザポリージャ原子力発電所を攻撃 いくらなんでも危険すぎる(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/481f069d4aa4f4559f99f2dee52f17e8c8a71282


4.その他の関連サイト
(1)ウクライナ危機 武力による秩序に反抗を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/167503

(2)論壇・論調:ドイツの脱原発、年内完遂は持ち越しか。緑の党幹部が運転継続に言及=熊谷徹 - 週刊エコノミスト Online
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220830/se1/00m/020/028000c

(3)エネルギー高騰に揺れる欧州 対応苦慮する“物価の番人” - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220908/k00/00m/020/221000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=column&cx_mdate=20220909

(4)プーチンの“怒りの炎”に油を注ぐ「クリミア攻撃」ゼレンスキーが犯した大失策 - まぐまぐニュース!
https://www.mag2.com/p/news/550478?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_mon&utm_campaign=mag_9999_0905&trflg=1

(5)ザポロジエ原発の「軍事基地化」 IAEA常駐でも事故懸念払拭遠く - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220903/k00/00m/030/212000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220904
草々

 

2022年9月25日 (日)

NHKBS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮」:冤罪事件の疑い濃厚=その再審をおさえつけるため、死刑執行の時期を早めた疑いもあり、許しがたい警察・検察・裁判所の態度に唖然=人の命を何だと思っているのか!

前略、田中一郎です。

 

◆NHKオンデマンド - BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮」

<第1部 逮捕>https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022119996SA000/

<第2部 死刑>https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022119997SA000/

<第3部 検証>https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022119998SA000/

 

(VTRはネット上では見つからず、下記に番組内容の説明アリ)

(1)無実なのに死刑執行されてしまった、とされる「飯塚事件」NHKBSで放送しました - 住みたい習志野
 https://blog.goo.ne.jp/sumitai/e/f79d94262d2c4f8185d1860bb45291e1

(2)4月23日、NHKBS1で「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~」を放送 – 刑事弁護オアシス
 https://www.keiben-oasis.com/14950

 

(関連)(重要・必見)飯塚事件 切り取られた証拠 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x12fgkp
 https://www.dailymotion.com/video/x12fgkp

 

(関連)シリーズ【飯塚事件】検証- YouTube

①事件と裁判の経緯 https://www.youtube.com/watch?v=KGR2TqCwb74

②証拠となった『目撃供述』とは https://www.youtube.com/watch?v=fr9iA_JrRQU

③誘導されたのか『目撃証言』  https://www.youtube.com/watch?v=ynZvlJEXtA8

④事件がもたらした衝撃と傷  https://www.youtube.com/watch?v=5MEmdEy4yXM

⑤供述調書の『不自然な記述』 https://www.youtube.com/watch?v=NX1RrU_Revw&t=22s

⑥事件から30年 新証拠の目撃証言と弁護団の狙い
               https://www.youtube.com/watch?v=psfpLIyhD9A

 <田中一郎コメント>

 死刑が執行された後、再審請求された事例はこれが初めて。仮にこの事件が冤罪だとなった場合、死刑制度への疑問・問題が大きく湧き上がるに違いないと思われる。冤罪事件の疑いは濃厚だ。再審をおさえつけるため、死刑執行の時期を早めた疑いもあり、許しがたい警察・検察・裁判所の態度に唖然とする。人の命を何だと思っているのか!(検察は持っている証拠を全部開示する義務はないという日本の司法の根本的欠陥がある)

草々

 

 

2022年9月24日 (土)

(TBS[報道特集」録画)有機農業・有機給食が日本を救う:消費者・国民の命と健康を守り、日本農業や地場食品産業を通じて地域経済社会を復興・活性化し、食育を通じて子どもたちを豊かに育てることができる

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)(チラシ)電力自由化と電力システム改革(田中一郎 ちょぼゼミ 計4回:たんぽぽ舎) 
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgj6NU6Ms8XrNUlqL?e=2McjqX

◆(上記に続けて馬奈木厳太郎弁護士による講演です)
(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第1回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(別添PDFファイル)(チラシ)(9.27)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京高裁#101法廷)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggYi0IrnOjGbpBkd?e=F9kz72


3.(別添PDFファイル)通信No.1689 (2022-9-13 福島映像祭2022)
 http://fukushimavoice.net/fes/fes2021/


4.キャンペーンについてのお知らせ · 安倍元首相「国葬」反対!9.27国会正門前大行動に集まろう! · Change.org
 https://tinyurl.com/5n94vw22
 http://sogakari.com/?p=6119


5.安倍元首相国葬 賛成?反対?全国投票
 https://abkks.exblog.jp/

(関連)(別添PDFファイル)通信No.1713 (2022-9-24 小林よしのりさん「なぜ統一教会の・・・?」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgj19J7zNt7AJv29p?e=RwOZfO

 <田中一郎コメント>
 現在の政治情勢の背景にある日本社会の状態(世論形成の根源)についての解説は下記で詳しく論じられています。私も今、読んでいる最中です。ご一読をお勧めします。

◆日本解体論-白井聡/著 望月衣塑子/著(朝日新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034371817&Action_id=121&Sza_id=G1

いわゆる「保守化」と言われているものの正体は、実は有権者の劣化であり、かつての「イギリス病」といわれたものの日本版(歪んだ形で現れてきている)と言ってもいいでしょう。しかし、それでは民主主義は成立し得ません。そして、若者たちがアベ支持に走るのと同じく、私が生まれ育った「昔は水の都、今はアホの都」の大阪の大人たちもまた、同じような行動様式なのです。今、政治家たちと市民運動・社会運動に問われているのは、これに対してどう対応していくかです。

私の基本スタンスは下記です。KEYポイントは「経済的利害」(どうやって食っていくのか、生きていくのか)です。与党サイドの自公・維新を除けば、最悪は泉健太立憲民主党&玉木雄一郎国民民主党です。この野党第一党(旧民主民進党)は、代表を入れ替えない限り、徹底排斥です。

◆(政治)「山本太郎 れいわ新選組代表」オフィシャルサイト
 https://www.taro-yamamoto.jp/

◆(市民運動・社会運動)適菜収「それでもバカとは戦え」|適菜収|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524/454


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)今のままではミナマタもフクシマも終わらない:繰り返される「企業犯罪+国家犯罪」=司法の劣化がこれに拍車をかける権力犯罪大国ニッポン- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-0d6713.html

(2)(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-1aac71.html

(3)「東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか」:まるでヤジウマ・タカリ番組ながらも見ていてあの当時を思い出し、今日の大学の堕落ぶりは言語道断だと思う次第=日本のアカデミズムの没落は今後も続くだろう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-5f40ec.html

(4)税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-e1fc56.html
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「(TBS[報道特集」録画)有機農業・有機給食が日本を救う:消費者・国民の命と健康を守り、日本農業や地場食品産業を通じて地域経済社会を復興・活性化し、食育を通じて子どもたちを豊かに育てることができる」をお送りいたします。

これからの農業、特に「市場原理主義アホダラ教」政策により痛めつけられてきた日本農業復活の道は有機農業であり、また、有機農業を中心に地域を活性化し、食育を通じて子どもたちを豊かに育てていく基幹的な取組は、有機給食と(有機農業体験学習)です。日本の伝統的な農業である水田を守り、伝統的な主食であるコメを守ることは、そのまま私たちが住む日本を守り、日本の自然を守り、私たちの生活を「食」を通じて豊かにすることを意味しています。昨今、放送された「報道特集」の録画など、関連情報を若干ご紹介いたします。


1.報道特集 有機農業の未来は? (TBS)
 https://www.youtube.com/watch?v=dahwfsI3Mh8
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20220917_1.html

(関連)有機農業のまちづくり - NPO法人ゆうきハートネット - 岐阜県
 https://www.yuki-heartnet.org/

(関連)給食をすべて有機米にした千葉県いすみ市 世界の有機農業は日本のはるか先を行く:朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/article/14458142

(関連)オーガニック給食マップ
 https://organic-lunch-map.studio.site/case-study-details/eX7gN5DZ

(関連)平気で「スーパーの惣菜」買う人の超残念な5盲点 - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3xPqFWX


2.(チラシ)(9.27)世界と日本の有機給食の取組(安田節子さん:たんぽぽ舎)
  https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgUIGsqPYfzm4IMeX?e=y8RT8G

 <安田節子さんのこれまでの講演>
(1)(必見:日本の食品はこのままでは危ない!)(報告)(7.25)子どもの健康とバイオテクノロジー食品:安田節子さん- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-65cfdd.html

(2)(報告)(3.7)&(5.23)講演:子どもの健康と農薬汚染(1)&(2)(安田節子さん:たんぽぽ舎)+ 若干の関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-6c402a.html

(3)現代食べもの考:①(報告)食品添加物を考える(安田節子さん 2022.2.8)、「たんぼ物語 限界集落で究極の酒造りを! 秋田鵜養(うやしない)」 - ETV特集 - NHK、日本のコメと牛乳の今現在(鈴木宜弘東京大学教授)他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-23f0ce.html
草々

 

2022年9月23日 (金)

今のままではミナマタもフクシマも終わらない:繰り返される「企業犯罪+国家犯罪」=司法の劣化がこれに拍車をかける権力犯罪大国ニッポン

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(拡散希望)キャンペーン · 311子ども甲状腺がん裁判の原告全員の「意見陳述」と「大法廷」での弁論を求めます! · Change.org
 https://bit.ly/3C2AiEp
 https://tinyurl.com/z25tjzvc

(福島原発事故により、生活を奪い、教育や生業を奪い、ささやかな財産を奪い、地域社会・コミュニティを奪い、美しい自然環境を奪い、ふるさとを奪い、命と健康を奪った東京電力や国家権力が、今度は被害者の公正な裁判を受ける権利を奪おうというのか!? 審理を尽くさずに、第一審が早々に裁判を打ち切るなど言語道断、このクソ裁判長野郎(坂本三郎裁判長) を日本から叩き出せ! :田中一郎)


2.(別添PDFファイル)(チラシ)(10.7)種子法廃止違憲確認訴訟 第8回公判(東京高裁)& 報告集会(参議院議員会館)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjdI1xAWO35LKVQb?e=VSR4Xk


3.キャンペーンについてのお知らせ
(1)吉祥寺通りのヒノキの大木に伐採の危機が近くまで・・ · Change.org
 https://tinyurl.com/5n6n5rfd

(2)· 防衛省が来年度から軍人の受け入れを停止すると発表しました · Change.org
 https://bit.ly/3fc6Jr4

(3)「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処理地にしない条例」制定を反核燃を訴える団体が県議会に要請(ABA青森朝日放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/05e4b8f0a16d516c2a7cbd0a6f7ffa8ee9c4bc33


4.在留特別許可嘆願署名キャンペーン - カトリック中央協議会
 https://www.cbcj.catholic.jp/japan/statements/zairyukyoka/

(関連)キャンペーン · 日本を故郷と思っている子どもたちとその家族を追い出さないでください~一人でも多くの人に在留特別許可を与えてください~ · Change.org
 https://tinyurl.com/2p9bw5sf

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 司教からのメッセージ動画 白浜 満司教 · Change.org
 https://bit.ly/3Svq5Wt


5.ちゃんちゃら泉健太立憲民主党=こんな連中を「市民と野党の共闘」の総大将にするわけにはいかない

 みなさま、何度も申し上げますが、来たる来春の統一地方選挙では、現在の泉健太立憲民主党執行部を総退陣させるため、立憲民主党(推薦)候補者を1人残らず落選させてください。投票は他の「世直し」政党にお願いいたします(但し、維新(日本維新&大阪維新)は「世直し」政党ではなく「世壊し」政党ですので要注意)。こんな政党に政権など取らせるわけにはいきません。現在の自公政権と何ら変わらないどころか、それよりも更にひどくなる可能性さえあります。戦前の政友会・民政党の「坂を転げ落ちる政党政治」が、今再び再現しているようです。立憲民主党の執行部をガラッと変えて態勢を立て直し、オルタナティブな日本を目指して一丸となるためには、今の立憲民主党執行部には後ろに引っ込んでいただかなくてはなりません。日本のデタラメ政治を何も変えることのできない野党第1党を応援などしても時間の無駄です。

(1)マタハラ・セクハラ・パワハラ立憲民主党=出るワ、出るワ、おやじハラスメント・パラダイスの立民かながわ

◆大野トモイ公式ウェブサイト - すべての人に居場所と出番を(記者会見VTRをご覧ください)
 https://tomoi.yokohama/

◆立憲2県議、会派内複数議員のパワハラ訴え「全人格否定する発言」 [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ9H7D2PQ9HULOB00D.html

◆立憲市議が県連幹部の「パワハラ」訴え「うやむやにしないで」 [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ9C3TVLQ9BULOB003.html

(2)今度は「日本維新の会」にしがみつき=チョロチョロすんな! 

◆(別添PDFファイル)立憲と維新「共闘」合意、臨時国会で政権と対峙へ(朝日 2022.9.22)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ9P72WDQ9PUTFK010.html

(関連)水と油の立民・維新、思惑含みの共闘合意(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e9cd547981b81e3757a061396fc0dcfe73544e4b
(関連)立憲と維新、早くも「共闘」に不協和音 「老害的」「存在感ない」 [立憲] [維新]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ9Q66TPQ9QUTFK01P.html
(関連)「犬猿」立憲&維新共闘 大丈夫かの声 園バス事故防止法案、文通費公表等 泉代表SNSに懐疑の声(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/763dd157f68dd57cf28638cebf6f6209babb5a20


6.全国ユニオン 連合会長の国葬出席に反対の声明発表「強い違和感」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dc6d5949eef7613dfcc7141c3f30aadb903002c6

(恥さらしの御用組合「連合」の中から、やっと出てきた会長国葬出席への反対(全国ユニオン:鈴木剛会長)、後の連中は、なにしとんねん! 御用組合「連合」を撲滅せよ!:田中一郎)


7.「過去最悪」のフェイク連発でNHK大炎上―「BPO通報も検討」と人権派弁護士ら(志葉玲) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20220921-00316017

◆日刊IWJガイド・非会員版「統一教会が『改革推進本部』を設置したと記者会見! 国会議員に迷惑をかけたと謝罪しながら被害者への謝罪はなし!」2022.9.23号~No.3662号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51338
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「今のままではミナマタもフクシマも終わらない:繰り返される「企業犯罪+国家犯罪」=司法の劣化がこれに拍車をかける権力犯罪大国ニッポン」をお送りいたします。少し前にお送りした下記メールの続報です。

◆(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-1aac71.html

(チッソ水俣を東京電力に、有機水銀を放射能に、厚生労働省を経済産業省に、水俣市役所を福島県庁に、書き換えれば、ミナマタとフクシマは、まるで一卵性双生児のように瓜2つの企業犯罪・権力犯罪である。共通することは、加害者を救済し被害者を踏みつぶしていること、そしてそれを「もっとやれ」といわんばかりに被害者叩きを繰り返すドアホ国民どもである。子どもたちによる「いじめ」は「ドアホの親を真似ている」ということだ。あえて両者の違いを申し上げれば「司法の劣化」、それによりこの国は、より一段とグロテスクな「悪の帝国」となりつつある。改めて、許せん! と思う次第。かつてミナマタでチッソ幹部らに「有機水銀含みの工場排水を飲め」と迫ったように、今度は東京電力幹部や経済産業省・岸田内閣に「福島原発事故汚染水をの飲め」と迫ろうではないか。:田中一郎)

(参考)著者と語る『評伝 石牟礼道子-渚に立つひと-』米本浩二 毎日新聞西部本社学芸グループ記者 2018.3.26 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zqjE5ZDFlFw
(今回の『水俣病闘争史』の著者=米本浩二氏の前著に関する記者会見録画です)


 <別添PDFファイル>
 『水俣病闘争史』の中からほんの少しを切り取り、ご紹介申し上げます。特に水俣病についてご存じない方で興味を持たれましたら、この本を是非入手されご一読願えたらと思います。ミナマタの歴史は戦後日本の縮図であり、また、今日展開されている市民運動・社会運動にとってもたくさんの教訓と課題を残しています。私は、ミナマタの歴史を知らずして、戦後日本を語ることはできないと思っています。

(1)水俣病を告発する会(『水俣病闘争史』米本浩二著 河出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjiHUbvr_NvObWTm?e=frMlWs

(一部抜粋)
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(中略)「公害をなくすように」という意味のことを文言に入れようという意見が出たが、「そのようなとらえ方をすれば、一般化され薄められてしまう。われわれは『仇を討つんだ』という患者の気持ちに加担して行動するのだ」との主張が大勢を占めた。(中略)患者提訴の折、告発する会代表の本田啓吉が「義によって助太刀いたす」と述べて、会の姿勢を鮮明にした・・・・。(中略)「公害」というしらじらしい言葉で形容するにはあまりに露骨なその暴行的性格は、事実を知るものにとっては、もはや疑う余地なく明白である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)水俣病研究会と「安全性の考え方」(『水俣病闘争史』米本浩二著 河出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjnQwXe3P5pb9LH8?e=vyQIwX

(注目は、「予見可能性」と「結果回避義務」、「安全確保義務」「高度の注意義務」などの法律用語、本書のこの部分の文章を読むと、日本の司法も法曹界も、50年前と比べて「進歩」するどころか「後退」しているのではないかと感じてしまう。ミナマタの裁判を乗り越えようとされているのは、「福島被ばく訴訟」の井戸川克隆原告と古川元晴弁護士(原告弁護団長)のみか!? :田中一郎)

(3)水俣病補償協定書締結(東京交渉団とチッソ)(『水俣病闘争史』米本浩二著 河出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjqL9W2PDbpShS_L?e=6a60fF

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)水俣病を告発する会会報『告発』終刊号(1973年8月):松浦豊敏氏の水俣病闘争総括=東京交渉は水俣病闘争についての様々な幻想が打ち砕かれていく過程であったともいえる。闘争はその掲げられた要求が満たされたとする時終わる。水俣病闘争もつまるところそれ以上のものにはなり得なかったとしなければならない。(中略)裁判、自主交渉、東京交渉、一連の闘争が終わるにあたり、私達の力及ばなかったあまりに多くのことを深く愧じる(注:はじる)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4)原田正純医師(『水俣病闘争史』米本浩二著 河出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjusmS7IK75wMPNZ?e=99Jo6F

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)原田正純は2012年6月11日に亡くなる直前、石牟礼道子に「水俣病は病気じゃなかですもんね。あれは殺人だとぼくは思います。石牟礼さんはそうお思いになりませんか」と尋ね、道子は「もちろんですとも」と答えている。

(中略)2009年には、「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法(水俣病特措法)」が施行された。原田は、「あれ(水俣病特措法)は患者を救うのじゃなくて、切り捨てるのが目的ですもんね。今からどれだけ患者が出てくるかわからんですよ」と道子に話している。(中略)同法では患者救済とチッソ分社化がセットになっていた。分社化は「水俣病の桎梏」からの解放を目指すチッソの念願だった。
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◆(必見)水俣病と生きる1-6 医師・原田正純の50年 ドキュメンタリー番組 - YouTube
(1)https://www.youtube.com/watch?v=QCtZjWARf54
(2)https://www.youtube.com/watch?v=PVk_LcRMJyE
(3)https://www.youtube.com/watch?v=5ieICVr0oi4
(4)https://www.youtube.com/watch?v=1AmGpRHe36g
(5)https://www.youtube.com/watch?v=MeGu5mq8ss4
(6)https://www.youtube.com/watch?v=KXXL32qvyjA

◆(必見)水俣病-真の救済-はあるのか~石牟礼道子が語る~ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=aYpRG6T-AVo


◆(必見)土本典昭 熊本から水俣へ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YOT44S4dRiA

(1)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(1) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=_TWCk-4WZ4I
(2)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(2) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=eb94z32DCA8
(3)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(3) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tJfDoyYk2ko
(4)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(4) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XLefqfWQd6I
(5)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(5) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XjEarWjozn4
(6)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(6) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ynk5Y6IttCU
(7)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(7) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=2lsYLVLzJsk
(8)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(8) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EvmDmb1lRQ8
(9)「水俣と向きあう~記録映画作家 土本典昭の43年~」(9) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7KblIWGM1Po


(関連)苦海浄土 全三部-石牟礼道子/著(藤原書店) https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033488677&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)石牟礼道子『苦海浄土』刊行に寄せて - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=n7VB2U4kA1M&t=160s
草々

2022年9月20日 (火)

(その後の動き)あわや破局大惨事:青森県六ケ所村再処理工場の高レベル放射性廃液タンクの冷却停止事故(その2)=ズサン極まる日本原燃の核燃施設管理態勢と、それを正さない規制委・規制庁の反国民的「超危険」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(10.25)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)- いちろうちゃんのブログ (最初の1時間は(徹底解説&批判)「電力自由化と電力システム改革」を主催者側からプレゼンします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-b7a54a.html

 <関連サイト>
(1)虚構の地方創生 - Tansa
 https://tansajp.org/investigativejournal_category/region/
(2)Tansa - 探査報道に特化したジャーナリズム組織 Tansa
 https://tansajp.org/

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(メール転送です)東電刑事裁判:9月以降の行動のお知らせ
 福島原発刑事訴訟支援団の団員のみなさま・支援者のみなさま、刑事訴訟の控訴審は、6月6日に結審しましたが、期日において、今後の損害賠償請求訴訟最高裁判決」と「東電株主代表訴訟の判決」の内容によっては弁論再開の可能性を示しました。

私たちは、それらを証拠として採用し、審議を尽くしてほしいと弁論再開を求めています。原子力行政に忖度した不当な判決を覆し、公正な判決を下すことを求め、9月以降の行動をお知らせします。私たちは、あきらめません!!命を大切にする社会へ向けて! どうぞ、ご支援、ご協力をお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*【東京高裁前 月一(いち) ランチタイム・スタンディング】

(時間)12:00~13:00
・ 9月20日(火)
・10月20日(木)
・11月21日(月)
・12月20日(火)
 https://shien-dan.org/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*新作:リーフレット「東京高裁は弁論再開を!」が完成しました。
:配布にご協力いただける方は、ご連絡ください。必要部数をお送りいたします。

 https://shien-dan.org/leaflet-20220913/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*「一審判決を破棄し、公正な判決を求める署名」 引き続き、ご協力をお願いします!みなさまのご協力により、7月28日までに16,214筆を提出しました。ありがとうございました! 署名の最終締め切りは12/15です。(署名用紙は一部更新しました):集めてくださる方へ必要部数をお送りいたします。

https://shien-dan.org/changeorg-202204-syomei/

■■■■福島原発刑事訴訟支援団■■■■

福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
TEL: 080-5739-7279
URLhttps://shien-dan.org/
mailinfo@shien-dan.org

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


3.(メール転送です)いわき市民訴訟団体署名のお願い
 署名は、印鑑なしで、団体名と所在地を、添付の署名用紙に記入しFAX送付でOKですので、よろしくお願い申し上げます。署名は、政党もOKです。

*各団体各位 いわき市民訴訟団体署名のお願い
皆様もご存知の通り、去る6月17日、最高裁第二小法廷は原発集団訴訟で先行した千葉・群馬・なりわい・愛媛の4件の訴訟に対して「事故の責任は国にはない」という、国に忖度した不当な判決を出しました。この不当判決が出された以後、高裁段階で最初に国の責任を問う判決が出される可能性が高いのが「いわき市民訴訟」です。

6.17最高裁判決を厳しく批判するとともに、改めて国の責任を認める判決を勝ちとるために、各団体の署名を心からお願いする次第であります。第一次締め切りは、9月末と聞いております。二次、三次もあるとの事ですが、出来ましたら早めにお願い申し上げます。印鑑なしでFAXやメールでもOKです。「緊急要請書」と「署名用紙」を添付しました。

◆20220909いわき市民 緊急団体署名のお願い(完成版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjBQnSiWCVyRiUtu?e=J6O3Or

◆(別添PDFファイル)20220909いわき市民 仙台高裁・団体署名(国の責任)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjHOcjEkpxkGtnhm?e=UxytRn


4.イベント情報
(1)(表・裏)「安倍『国葬』やめろ!チラシ(9/17・23・27用)(最新版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi3Lry7NhUTCgHvi?e=28ULXk
(2)(チラシ)(10.9&10)(出版記念シンポ)福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiuEb7-_fK2KWQoq?e=Y1L3lz
(3)(チラシ)(10.17)2つの原発裁判はいま:志賀と福島 現地からの報告(渋谷区本町区民会館)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjKHhfmwz87bspZi?e=kMfGbQ


5.(別添PDFファイル)NHK字幕問題、公共放送  五輪ありき、まるで「政権維持装置」(東京 2022.9.18)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjM84IOPWbEZXbmw?e=3JpOxb

(関連)NHK字幕問題で行政指導 総務省、再発防止を要請:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/202568

(関連)NHK番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」字幕問題 なぜ匿名男性を取材したのか?経緯判明:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/201191?rct=national

(関連)(社説)NHK虚偽字幕 信頼回復 遠い道のり:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15416457.html?linkType=article&id=DA3S15416457&ref=mor_mail_editorial_20220915

(みんなで一斉に大人数で「受信料支払拒否」をいたしませんか? 公共放送の資格なしです。幹部全員を更迭いたしましょう。:田中一郎)


5.立憲結党2年、もう行き詰まり「決められない」泉氏に不満公然 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220914/k00/00m/010/292000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220915

(関連)立民・泉代表、国葬欠席へ|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12145-1871006/
(決断が遅い! 野党第1党党首=総大将が小早川秀秋みたいなことをすんな! リーダーシップがゼロどころかマイナスだ!:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)55年前の社会党の失敗 立民は同じ轍を踏むな 社会学的皇室ウォッチング!/47=成城大教授・森暢平(サンデー毎日×週刊エコノミストOnline) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/93c69894ab305ce6ee25c9c0f362f594cdba28b7?page=1

(参院選で示された民意を無視して泉健太を代表に据え続ける限り、この政党は右肩下がりの没落を続け、やがて消滅するでしょう。今や立憲民主党は、なくても何の支障もない政党に転落しています。ホンモノの政治転換をできないような野党第1党など必要ナシ。みなさま、来春の統一地方選では、絶対に立憲民主党なんぞに投票をしてはいけません。他の「世直し」政党に投票してください。:田中一郎)


6.(別添PDFファイル)不人気国葬の記録(前川喜平 2022.9.18)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/4ac23564dcbcfed86b797c0af49b40ec?fm=entry_awc

(関連)小林よしのりが断罪! 櫻井よしこら「自称保守」と統一教会の“ズブズブ過去”「LGBT&夫婦別姓問題もただのプロパガンダ」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8c74b91da626e40b12b078409684c6f040ce5163

(関連)ついに安倍派の国会議員からも国葬に疑問の声 「果たして安倍さんの名誉になるのか?」|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12280-1871076/

(関連)三浦瑠麗はバカとデマゴーグの「ハイブリッド型」 メディアはなぜ使い続けるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/311486

◆「『天は人の上に人を造らず』って福沢諭吉も言ったように、人はみな平等なのよ」は、実は大きな勘違い!福沢諭吉が説いたのは「平等」ではなかった! - Precious.jp(プレシャス)
 https://precious.jp/articles/-/11076

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「あわや破局大惨事:青森県六ケ所村再処理工場の高レベル放射性廃液タンクの冷却停止事故=ズサン極まる日本原燃の核燃施設管理態勢と、それを正さない規制委・規制庁の反国民的「超危険」」(2022年7月14日付「いちろうちゃんのブログ」)の続編です。その後の動きを「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP(及び同会の永田文夫さんからの情報など)から記事を拾ってお届けします。

日本原電は、結局、青森・岩手の方々の質問・疑問に対して真摯に答えることなく、「些細な不注意事故」で済まそうとしていますし、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁もまた、これを正して、高レベル放射性廃液貯留タンクの破滅的大事故を未然に防ぐという姿勢を示そうとはしていません。核燃料サイクル施設の安全管理はなおざり状態のままです。こういう態度が、11年前には福島原発事故を招き、そして、近未来に再びの核燃料サイクル施設過酷事故を招くことになるのです。しかし、高レベル放射性廃液貯留タンクの冷却失敗事故の場合は、福島原発事故の比ではない、すさまじい大被害をもたらし、少なくとも東北や北海道は放射能汚染によって半永久的に壊滅状態となりかねません。

私たちが、日本列島を人間が住める土地として、子どもや孫の世代に引き継がねばならない義務を果たすためにも、このような許されない原子力ムラのありようを転換させていかなくてはなりません。私は、この問題の最大のKEYポイントは、ホンモノの政権交代による核燃料サイクル事業の永久廃止、だと考えています。

◆「三陸の海を放射能から守る岩手の会」 HP
 http://sanriku.my.coocan.jp/

◆(メール転送です)あわや破局大惨事:青森県六ケ所村再処理工場の高レベル放射性廃液タンクの冷却停止事故=ズサン極まる日本原燃の核燃施設管理態勢と、それを正さない規制委・規制庁の反国民的「超危険」- いちろうちゃんのブログ((2022年7月14日付)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-159662.html


1.日本原燃の8時間冷却喪失事故の報告書:「再処理工場 高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能の一時喪失に係る法令報告について - 2022年7月8日 - 発表・お知らせ - プレスリリース - 日本原燃株式会社」
 https://www.jnfl.co.jp/ja/release/press/2022/detail/20220719-1.html

◆六ケ所再処理工場高レベル廃液供給液槽冷却喪失8時間事故について,報道,日本原燃広報に関する疑問など報告(永田文夫さん 22.7.13) 
 http://sanriku.my.coocan.jp/220702coolacci_c.pdf

 しかし,高レベル廃液の沸騰時間やルテニウムの放出時間について、日本原燃の過去の資料は,その都度まちまちで混乱があり、このことについて,途中まで経年的にまとめてみました。まだ,未完成のままですがご参考まで添付します。(永田さん)

(関連)(別添PDFファイル)再処理工場供給液槽8時間補助資料(途中まで)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjSNreOm1zEn4eG5?e=EygL4P


2.六ヶ所再処理工場高レベル廃液供給液槽冷却喪失8時間事故に係わる行動の資料

(1)36団体で日本原燃抗議・質問状提出(8月5日)
 http://sanriku.my.coocan.jp/220805JNFLkougi&Q.pdf 
(2)六ヶ所村長へ要請(8月5日):
 http://sanriku.my.coocan.jp/2208rokumurayousei.pdf
(3)青森県庁で三村知事への要請(8月24日)
 http://sanriku.my.coocan.jp/220824aomoritiji.pdf


3.再処理工場 高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能の一時喪失に関する報告書の補正について - 2022年9月5日掲載 - 発表・お知らせ - プレスリリース - 日本原燃株式会社
 https://www.jnfl.co.jp/ja/release/press/2022/detail/20220905-1.html


4.(別添PDFファイル)日本原燃からの文書回答
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjWuNcc1AX1mXszK?e=swdDWp

(下記はメール転送です)
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日本原燃から私達の質問状に答えられないとする文書が29日faxで届いていました(別添PDFファイル)。要点は以下です。

「今回受領しました文書を確認した結果,当社が参加する行政訴訟の原告、および関係者が含まれていることを確認しました。したがいまして,今回のご質問に当社が回答することは,訴訟外での対応となるため,回答を差し控えさせていただきます。」

*日本原燃に係る訴訟の原告および関係者が質問状提出者として含まれており答えられないとのことです。日本原燃HPの「理念・方針」の後半にある「日本原燃安全声明」の「3.」に以下のように出ています。
 https://www.jnfl.co.jp/ja/company/policy/

「3.地域のみなさまとの対話を深めます。
 当社の事業は,地域の皆さまの信頼なくして成り立ちません。安全への取組において自己満足や過信に陥ることがないよう原子燃料サイクル施設の安全性やリスクについて丁寧にご説明し,地域の皆さまの様々な疑問や不安の声,ご意見等に真摯に耳を傾ける対話を続け,安全性の向上に努めます。」

1万人訴訟原告団で中心になって活動しておられる青森県の方が加わったことを意識し「高レベル廃液混合槽の冷却喪失8時間事故に係る質問」に答えないとする姿勢のようです。事故を発生させ,そのことに関しての質問に,裁判とからめ質問せずとする姿勢は理解できません。日本原燃安全声明「地域の皆さまの様々な疑問や不安の声,ご意見等に真摯に耳を傾ける対話を続け,安全性の向上に努めます。」は地域の人を色分けする条件付きだったのでしょうか。

重大事故が起これば,青森県の人々を中心に県境を超え多くの人々を放射能汚染被害者(避難民)にしてしまいます。裁判とは別に事業者が起こした具体的事故に関する質問に答えようとせずに説明責任を放棄するようなことは許されません。

このように事故を起こしても,真摯に取り組もうとしない姿勢では福島第一原発事故の道を歩みはじめていることになります。原発事故の教訓から学ばず,いまだに国策の名の権威を笠に着て説明責任を果たさずに済まそうとする姿勢では,この超危険な核化学工場を運転する資格がありません。早晩重大事故を発生し,国民を取り返しがつかない難民にする事業者だと断じざるを得ません。

経営陣がこの再処理工場の潜在的危険を本当に理解していないのではないでしょうか。事業は誰のために行うのか,人々の幸せのための事業でなければなりません。東海再処理工場は高レベル廃液の危険を理解し,ガラス固化を開始しています。さらに再処理から撤退しました。六ヶ所も再処理から撤退することが人々のためになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.「天恵の海」より
 「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の会報である「天恵の海」に一連のことがコンパクトにまとめられています。是非ご覧ください。

(1)「止めよう!再処理」天恵の海 第235号(2022.8.3)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.235.pdf
(2)「止めよう!再処理」天恵の海 第236号(2022.8.13)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.236.pdf
(3)「止めよう!再処理」天恵の海 第237号(2022.9.14)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.237.pdf

(関連)「止めよう!再処理」天恵の海 第234号(2022.7.12)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.234.pdf


 <関連サイト>
(1)誤って別の弁閉じたか 放射性廃液の冷却一時喪失―日本原燃:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071900788&g=soc
(2)放射性廃液の冷却トラブル 原子力規制委などに報告 日本原燃|NHK 青森県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20220708/6080016603.html
(3)再処理工場の冷却機能喪失、安全意識の浸透課題(東奥日報 2022.9.6)
 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1322083
(4)(別添PDFファイル)【廃液冷却一時停止】当時の条件では沸騰せず 原燃が評価結果 – デーリー東北デジタル
 https://www.daily-tohoku.news/archives/126507
(地元紙がかようないい加減な記事を書いて報道しているようではお話にならない)

◆70年かかる国内初の核燃料再処理施設の解体、数十秒で人が死ぬ強力放射性物質を安定化せよ 東海村での1兆円巨大プロジェクト、熟練技術者続々定年で若手確保が課題 | 47NEWS
 https://nordot.app/932483543267557376?c=39546741839462401


6.核燃料再処理工場、完成延期決定(26回目) 日本原燃
 所要費用が当初予算の3倍以上(3兆円超)、完成延期が26回目、こんな事業が民間の一般事業で認められますか? 巨額の税金を突っ込み、我々の電気料金をかすめ取り、巨大破局事故の危険性をひた隠しに隠し、事故がなくても正常運転状態で原発が排出する1年分の放射能を空と海にまき散らす、そして、生産した再処理後のMOX燃料はほとんど使い道がなく、かつ、ウラン燃料の10倍近い値段であるという、それが再処理事業であり、また、破綻した核燃料サイクル事業の実態です。何故やめないか、それは核燃料サイクル事業が軍事がらみだからです。

(1)(別添PDFファイル)再処理工場 完成延期を決定 26回目、核燃料サイクル 破綻明白(東京 2022.9.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/200655

(2)核燃料サイクル政策の破綻が明らかな理由 「26回目」核燃料再処理工場の完成延期を発表、日本原燃:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/200709

(3)核燃料の再処理工場、26回目の完成延期確実 原燃の準備ずさんで規制委審査難航 22年度上期に間に合わず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/178770


7.(別添PDFファイル)「東海再処理工場が攻撃された場合 高木仁三郎さんの警告,市民運動の成果か:廃液の危険を認めたJAEAと国,東海再処理工場廃止の決定」原子力資料情報室通信No.578より(22.8.31)
 http://sanriku.my.coocan.jp/220801CNICtoukai.pdf


8.内閣府「日本海溝・千島海溝沿い巨大地震検討会報告」と日本原燃六ヶ所再処理工場の耐震安全審査に関する質問主意書(内閣衆質209第19号)Q&A&C,山崎誠衆議院議員提出(8月3日)答弁書受領(8月15日)内閣府六ヶ所村震度6強想定に再処理工場が耐えるのかに答えず。(8月26日)
 http://sanriku.my.coocan.jp/220815Q&A&C.pdf
草々

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(追1)(他のMLでの議論です)高レベル放射性廃液タンクの冷却不能事故の際の「蒸発乾固」までの環境放出放射能について(ルテニウム以外はほとんど環境排出しないというのは本当か?)

◆重大事故の評価:安全冷却水系の機能喪失による放射性物質を含む溶液の沸騰継続(図)
 http://www.aesj.or.jp/~recycle/09_rsemi_thema03-2.pdf
 (上記サイトではP33の図)

 私の疑問は、再処理の結果生まれた高レベル放射性廃液の貯留タンクが冷却不能となった場合、廃液が沸騰し、その水分が水蒸気となって環境に放出されていきますが、この際に、高レベル放射性廃液に含まれる各種の放射能は、ほとんど環境に出ないで(全体の0.01%)、ただ、沸点が低いルテニウムだけが大量に環境に放出されていく、とされていることです。これは科学的に見て妥当なのでしょうか?

(関連)ルテニウム - Wikipedia    
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0

高レベル放射性廃液貯留タンクの冷却不能事態では、タンク内部の温度はそれほど高くはならないから、沸点の高い大半の放射性核種はタンク内部にとどまるということなのでしょうか? たとえば、エアロゾルのような形で、水と混じった液体のような形で環境放出されないのでしょうか? 福島原発事故では、格納容器が大きく壊れてはいないのに、大量のいろいろな放射性核種が環境放出されました。それと同じことが、この高レベル放射性廃液の貯留タンクの冷却不能事態の際に、起きることはないのでしょうか? (たとえばトリチウム(水)などは大量に出てくるのではないのかと思います)

ちなみに、ルテニウム以外は0.01%しか環境放出されないと言っているのは、上記の図に記載されている小さな注書きで、国際原子力機関(IAEA)だと書かれています。

ご存じの方、あるいは科学的推察が可能な方にお尋ねいたします。


(追2)(他のMLでの議論です)蒸発乾固時における放射性物質の環境排出について、規制委や日本原燃を追及する必要がありそうです。

◆220419再処理蒸発乾固時の事象進展
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgjakuVa6gKPE7Njc?e=xxAavp

 貴重な情報を送ってくださり、ありがとうございました。別添PDFファイルの論文はこれから拝見しますが、メールを拝見した限りでの私の印象は、「やはりそうか」です。規制委が説明しているように、蒸発乾固時に大量に放出される放射性物質はルテニウムだけ(その他は放出されても微々たる量だ)、というのは、明らかにおかしいと私は思っています。

ご説明には放射性セシウムのことが書かれていましたが、私は少なくともそれに加えて、トリチウム(水蒸気)や放射性ヨウ素(129など:沸点が放射性セシウムよりも少し低かったのではなかったですか?)、それにクリプトン85などの希ガス類なども放射性セシウムとともに放出されていくだろうと思います。放射性ストロンチウムやプルトニウム同位体など、重たくて気体になりにくい(沸点が高い)放射性物質は大半が貯槽内に残るかもしれませんが、そもそもの量が多いので、おっしゃるように、出ていく量は半端ではないだろうと思います。

そもそも、廃液タンクにどのような放射性核種が、どれくらい含まれていて、それぞれがタンクの沸騰に伴い、どのような挙動を示すのか、核種別に明確にさせる必要があると私は思います。(必ずしも蒸発して気体にならなくても環境放出されるようにも思います)

だいぶ前に申し上げましたが、再処理工場は事故を起こさないでも大量の放射能を環境にまき散らすと言われていますが、これが具体的に詳しく説明された資料を、私は今まで一度も見たことがありません。再処理工場で、正常運転の場合に、大気中と海洋に排出される放射性核種とその1年あたりの量を明確にし、それと並行して、高レベル放射性廃液貯留槽の冷却不能事故が引き起こす「蒸発乾固」時の放射性核種別の環境放出量を明らかにして、再処理工場の危険性を具体的に示す必要があると私は考えています。資料が整えば、東京と青森で記者会見を行うべきです。

また、かなり前の話ですが、原子力資料情報室の上澤さんが、この高レベル放射性廃液貯留槽の冷却不能事故について説明をしたのを聞いたことがありますが、その説明は、蒸発乾固時に環境放出される放射性物質は、ほぼルテニウムだけ、のような説明だったように記憶します。なので、その時も私は上澤さんを注意したように記憶します。原子力資料情報室がこれでは困ります。
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2022年9月19日 (月)

「東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか」:まるでヤジウマ・タカリ番組ながらも見ていてあの当時を思い出し、今日の大学の堕落ぶりは言語道断だと思う次第=日本のアカデミズムの没落は今後も続くだろう

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(チラシ)(11.12)「子ども脱被ばく裁判」新宿デモ(第17回)(PM1:00 東口アルタ前)
 https://www.facebook.com/fukushimasokai/photos/gm.410413171238429/5871090679601908

(関連)緊急zoom学習会と署名集中月間のお知らせ-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/09/zoom.html

(関連)「子ども脱被ばく裁判」近況報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました & 昨今の「脱被ばく」関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-8f29a8.html


2.キャンペーン
(1)【緊急署名】#マスコミ各社に国葬出席の説明を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/39497szp

(2)お知らせ · 岸田首相の辞任を求めます · Change.org
 https://bit.ly/3Lout74

(3)お知らせ · #0919大集会に1万3千人が参加! · Change.org
 https://tinyurl.com/mvr6w9je

(4)お知らせ · 来月から最低賃金+10円の非正規図書館員になります。 · Change.org
 https://bit.ly/3C0z9NL


3.岸田内閣支持29% 7ポイント減、3割割る 毎日新聞世論調査 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/761c041a0f9724f0d44d8257139ef3fdde301399

(関連)支持率、危険水域に 政府・与党「耐えるしか」 来春統一選へ懸念 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220918/k00/00m/010/201000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220919


4.沖縄での選挙(まだ終わっていません)
(1)【2022那覇市長選】前県議の翁長雄治氏が出馬表明 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=SUaXaQk035Y

(2)【2022豊見城市長選】現職・山川仁氏が出馬表明 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hgZymQG-LLU


5.御用組合「連合」会長と「黒葬」
 御用組合「連合」に加わっている旧総評系の労組たちに聞きたいのだが、こんな人物を会長にしておいて恥ずかしくないのか!? 泣く子も黙る「総評」と言われていた時代を経て御用組合「連合」に加わって30年以上も時間が過ぎたが、今やこんな女の尻を追いかける御用組合に転落なのか!? 何とかしろよ! (これから社会に出る若者のみなさん、御用組合「連合」系の労働組合には加入してはいけませんよ。バカを見ますよ。幹部らは、みな働く者たちの裏切り者であり、自民党の手下・手先のようなのばかりになっていますからネ!)

(1)連合会長 安倍元総理の国葬に出席表明 立憲と国民 最大の支援団体 - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/153066

(2)連合会長「安倍氏国葬出席」が波紋 政府に恨み節も - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220917/k00/00m/010/050000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220918

(3)蓮舫氏 連合芳野友子会長「国葬出席」を批判 他人の弔意に 立憲最大支持母体トップに「国葬よりも」-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2022/09/15/0015643101.shtml

(蓮舫さん、あまり偉そうなことは言えませんよ、あなたの党の泉健太代表もまた、国葬に出るの・出ないの、グズグズしていて、はっきりしなかったじゃないですか。早く泉健太を代表から引きずり降ろして頂戴ね。そうしないと立憲民主党はどんどん落ち目になっていきますよ)

◆“共産党アレルギー”連合・芳野会長と旧統一教会の怪しい関係…会見で突っ込まれタジタジ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310864

(一部抜粋)
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(中略)先月25日の会見で問われたのは、連合加盟の労組が研修などで利用する富士社会教育センターと教団との関係、そして自身と教団との関わりだ。芳野氏が所属する労組JAMで副書記長を務めた労働運動アナリストの早川行雄氏が、「芳野友子新体制で危機に立つ連合」と題したリポートで〈芳野の反共思想は富士政治大学で指導されたもののようである〉と書いているほか、センターの影響が指摘されている。

というのも、元民社党委員長が設立したセンターの理事長には、旧統一教会関連の世界平和教授アカデミー初代会長や世界日報の論説委員を歴任した松下正寿元参院議員(民社党)が就いていたからだ。大学校は組合員向け研修機関で、センターの教育部門である。教団とセンターの関係について芳野氏は「知りませんでした。調べないです。調べるつもりはないです」と取りつく島もなく、かえって怪しい。
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(なるほど、なるほど、そうだったんですか!?)


6.アベ統一教会自民党(だんご3兄弟)
(1)(別添PDFファイル)白井聡のニッポン救国論:戦後国体の支柱だった旧統一教会(『サンデー毎日 2022.10.2』)
 https://mainichibooks.com/sundaymainichi/backnumber/2022/09/25/
(2)(別添PDFファイル)抵抗の拠点から:ネポティズム再考(青木理『サンデー毎日 2022.9.25、10.2』)
 https://mainichibooks.com/sundaymainichi/backnumber/2022/09/25/
(3)「解散命令まで持っていくべき」旧統一教会巡り、弁護士らが声明文を発表。安倍氏事件後「報道を見て騙されたと思った」と相談も
 https://www.buzzfeed.com/jp/keitaaimoto/reikanshouho-bengoshi1
(4)「旧統一教会問題」岸田総理と自民党幹部の間で生じる深刻亀裂(FRIDAY)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a179399c116b0c962798866f0b788d322f92b87d
(5)旧統一教会と“極濃ズブズブ”山谷えり子氏&下村博文氏が大炎上! 反論・釈明が完全逆効果|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/311476
(6)旧統一教会追い50年、中村敦夫さん「安倍氏への忖度で右往左往」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ9J4KBJQ8ZUTFK01T.html?linkType=article&id=ASQ9J4KBJQ8ZUTFK01T&ref=mor_mail_topix3_6_20220919
(7)江川紹子さん、竹中平蔵氏に「やたら物事を単純化したがる人は本当に害悪」 旧統一教会と政治家めぐり痛烈批判(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d1136a0bf3730a98d24ca107187452a6edc1c7a4
(8)自民党「旧統一教会」調査に大きな抜け道 “隠蔽”された関係議員33人の名前(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f3f1247bdbe43a3bf2979cedbbe4117bd83bf2bd

◆旧統一教会信者の自民市議「祝電だけで抹殺はおかしい」 証言と決意:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ9J4KFMQ9GPTIL001.html?linkType=article&id=ASQ9J4KFMQ9GPTIL001&ref=mor_mail_topix3_6_20220918

(こいつ、自分が政治家として何を言っているのか、自覚していないのではないか!?)
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1.「東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか」アナザーストーリーズ:まるでヤジウマ・タカリ番組ながらも見ていてあの当時を思い出し、今日の大学の堕落ぶりは言語道断だと思う次第=日本のアカデミズムの没落は今後も続くだろう

◆NHKオンデマンド - アナザーストーリーズ 運命の分岐点 「東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか」
 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022122365SA000/

(関連)20220909「東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか」アナザーストーリーズ - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8drdbg
 https://www.dailymotion.com/video/x8drdbg

 <田中一郎コメント>
*まるでヤジウマ・タカリ番組ながらも、見ていてあの当時を思い出し、今日の大学の堕落ぶりは言語道断だと思う次第=日本のアカデミズムの没落は今後も続くだろう。それにしても、当時、人生をかけて闘った人たちへの礼儀として、もっと真剣に、もっとまじめに、徹底取材し、当時もそうだったし、今もそうである、大学アカデミズム組織の根本問題を掘り下げる番組にしろよ、ということが私の言いたいことだ。一番最後に元機動隊員へのインタビューなんぞを持ってきてバランスをとるなどという番組構成には、毎度のことなのかもしれないが反吐が出る思いがしている。

*安田講堂事件当時、私は中学生、TVでその攻防戦を見た記憶はあるが、当時としては他人事だった。何が原因であのような激しい衝突が起きているのか、もちろん全く理解していないし、理解できなかった。理解できる知識も経験も判断力もなかった。

*私が大学に入ったのは1973年、それから大学を理系から文系へと変わりながら、7年間も大学にいた。激動の1960年代とは違い、1970年代は、まさに「祭りの後」、どうしようもない沈滞した雰囲気の下で、大学は「若者のお遊びパラダイス」として過ごす限り、まるでカンピョウのごとく順送りで卒業ができ、大卒として、それなりの収入が得られる職場が待っていた、そんな時代であった。(私は7年間も大学にいたために就職活動には苦労したが・・・:当時の新卒採用の年齢制限は2年浪人まで)

*(1970年代中ごろから1980年までの大学)大学当局は居直り反動で強引となり、学内は相も変らぬマスプロ教育を推し進めて、他方で管理教育の徹底と大学当局への反抗の未然防止が充満、1960年代とは違い、お気楽学生が毎年わんさと入学してきて、大学は毎日のようにお祭り騒ぎ、三無主義(無気力、無関心、無感動)に代えて新三無主義(無力、無能、無内容)がはびこり、変わり者が新左翼とくっついて下手なアジテーションをやって一般学生から浮き上がり、避けて通られるというありさま。「祭りの後」がもたらした大学内の荒廃はひどい有様で、少なくない学生たちが「五月病」に悩まされていたのかもしれない。シラケ世代が大量に輩出してくるバックグラウンドが当時の大学にもあったのではないか。

*いくつかの文献にあたり、東大闘争や日大闘争が先導した1967年~1973年頃の大学紛争について、少しは経緯を知るようになった。医学部の半封建的な体制への学生からの異議申し立てを、まるで鼻であしらうようにして振り払い、激しく抗議する学生を理不尽な処分で対応し、追い詰められた学生の実力行使には機動隊導入で応えるという、あくまで「大学当局を権力の牙城」として演出しながら、紛争を押しつぶそうとしていた当時の東京大学、その象徴が、あのリベラル労働経済学者の大河内一男東大総長である。そして、学生たちが期待していた、あるいは予想していた大学当局の姿勢とは違い、その対応があまりにも理不尽で乱暴でデタラメな様にあきれた多くの学生たちが、怒りをもってこの大学当局のやりかたに反旗を翻して立ち上がった。それは実に若者らしい、正義感と誠実さにあふれた行動だったと思う。少なくとも紛争の当初においては、だ。

*世の中へ向かっては、そのリベラルな立場から、ざん新な見解を披露し、学者としての良心を見せつつも、筋の通った理屈を展開していた経済学者=大河内一男総長、その人物が、自分の所管する大学の(しかも日本を代表する東京大学の)学長として、自分の足元で起きた事件・トラブルを全く解決する能力を持たず、その姿勢にも真摯さ・誠実さが感じられず、事態に引きずられるようにして、つまりは事態に対して後手後手に回って優柔不断の態度を示し続けて学生や助手・助教たちを怒らせ、どんどん状況を悪化させていく。日本のアカデミズムにいるリベラル学者とは、こんな程度の連中なのかと、当時の多くの若者や学生たちはあきれるばかりとなって怒りを倍加させていった。

*「1964.3.28「東大卒業式で大河内一男総長はJ.S.ミルの言葉「ふとった豚になるよりは痩せたソクラテスになれ」と告辞」とあった。さらに東京大学歴代総長式辞告辞集.東京大学出版会,1997.にて確認すると第十八代総長大河内一男 卒業式昭和39年3月28日の項があり、「昔J.S.ミルは「肥つた豚になるよりは痩せたソクラテスになりたい」と言つたことがあります。・・・」とわかった。」(ネットサイトより)
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000034584

(それで、ご自分=大河内一男は、肥つた豚? それとも、痩せたソクラテス? どっちでしょうか?)

*大河内一男が総長職を退いて、その後を引き継いだ加藤一郎新総長の時には、既に事態は容易ならざる状態となっていて、大学当局を責める学生たちやその組織は「大学解体」や「自己否定」を言い出していた。事態がこじれてこじれて、ねじれてねじれて、収拾がつかない状態にまで進んでしまっていた。加藤一郎がせめて半年早く登場していれば、少しは事態は変わっていたかもしれない。安田講堂攻防戦に突入していくのは避けられない情勢だったのだろうと私は想像するが、しかし、大学紛争は、まず1968年夏に日本大学で総長団交に勝利するも、その直後に政治介入によって頓挫させられ、更に翌年の1969年1月には東大で大きく挫折(安田講堂事件)となる。にもかかわらず、1969年は東大と日大以外の大学、特に首都圏大学以外の地方大学へ、大学紛争が燎原の火のごとく広がり、日本列島全体が若者の反乱で騒然となった。今から振り返ってみれば、東大・日大の挫折=というよりは、大学当局に権力的にねじ伏せられた結末を見せつけられた大学での学生の反乱に勝算などなく、いわゆる実力闘争(社会主義革命の真似事を含む)が持つ弊害が、時とともに目立ち始める短所が現れたのも1969年だったのではないかと思う(例:新左翼の内ゲバ)。

*しかし、それでも、私はこの1968~1969年の大学紛争が提起した諸問題は重要だったと強く思っていて、1つには、いわゆるリベラル教授たちの化けの皮が剥がれ落ちたことは1つの「成果」というよりは「必然的結果」だったのではないかと思う。要するに、今日の民主民進党のような「口先やるやる詐欺」の類だったということ、その証拠に、1970年代以降は、日本の大学は国公立も私立も、徐々にではあるが次第に支配権力の御用大学に転落していき、いまでは目も当てられない堕落した「悪の巣窟」のような組織に転落している大学も少なくない(先般、問題化した日本大学などがその1つ、もちろん日本大学だけではない。少し前に、医学倫理違反で間違いだらけの放射線被曝ゴマカシ論文を公開した早野龍五東大名誉教授に対して何の処分もしなかった東京大学もまたその1つで、今や東京(頭狂)大学状態である)。

(関連)日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html

(関連)日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html

*大学紛争が厳しく批判したことの1つに「産学共同」があった。産業=つまりは営利企業と大学アカデミズムが、金銭や欲得で結びついて、共存共栄をやりながら、場合によっては似非科学の方便も使って世渡りをしていく。純粋に科学や真理の探究をするはずの大学が、金もうけのための手ごろな組織に変質している、そんな大学のあり方を、若い学生たちの体細胞・倫理観が許さなかった。純粋な若者として、ごく当たり前のことである。しかし、それから数十年の月日が経ち、今や日本の大学では「産学共同」は「当たり前」のこととなり、まるでサカサマ状態になっている。政府を挙げて「稼げる大学」=大学における徹底した産学共同体制の確立こそが課題となり、大半の学生も教官たちも、それに疑問を持たなくなっているかのごとくである。そして、昨今では、これに軍事が加わり、軍産学(情報)複合体形成を、アメリカの猿真似で大学に創り上げていく国策が強引に進められ始めている。しかし、これに対して、今日の大学やアカデミズムが断固として反対の姿勢を貫き、大学の自治や学問の自由と「科学としての科学」(似非科学ではない)を守り抜くという姿勢が私には見えてこない(一部の心有る先生方が抵抗しておられるようで、それが唯一の救いでもあるが)。学生どもは、かつての中学生時代の私のように、大学運営の在り方など他人事であり、関心も興味もない、という様子が見て取れる。情けない今日の日本の大学の堕落した姿である。

(関連)(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html

*私は、かつて東大全共闘が掲げた「大学解体」論を、今こそ実践すべき時ではないかと思っている。今のままの日本の大学をこのまま続けて行っても、私はロクなものにはならないだろうと予想している。根本のところから叩き直せばいい。私の大学時代のゼミの教授は、かつて、このように言っていた。「学者とは、いかに乞食たりうるか」だと。今の日本の大学にしがみついている大半の大学教授たちに欠けているのは、この「乞食たりうるか」という覚悟であり、言い換えれば、科学的真実や学問に対して徹底して誠実であり得るか、という自問ではないかと思う。そしてそれは、翻って、自分たちが所属する大学という組織が「学問・教育の府」として、どのようであらねばならぬのかということを、きちんとしていく真摯な姿勢であるように思うのである。何故なら、科学や学問は何のための人間の営為なのかというところが重要だからだ。

東大安田講堂事件の、いい加減なNHK・TV番組を見ながら、私は上記のようなことを思った次第である。そして、加えて、今の大学生を含む若い世代は、本当にダメな連中だと思う。日本の未来は暗い、今の多くの若者達の社会的な態度が変わらない限り、この国の没落は、おそらくは止まらないだろうと私は思っている。

◆くそくらえ節・岡林信康 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=l0KhetHAbiE


2.(メール転送です)安倍国葬・取り消し仮処分、違憲訴訟、刑事告発など(裁判所別の整理)

(A)東京地裁ルート
 仮処分命令申立て却下東京高裁に即時抗告棄却最高裁に特別抗告(最高裁の判断待ち)

(B)横浜地裁ルート
 仮処分命令申立て却下東京高裁に即時抗告(東京高裁の判断待ち)
 本訴訟11月7日に第1回口頭弁論

(C)さいたま地裁ルート
 仮処分命令申立て却下東京高裁に即時抗告(東京高裁の判断待ち)
 本訴訟弁論期日未定

(D)大阪地裁ルート
 仮処分命令申立て却下大阪高裁に即時抗告(大阪高裁の判断待ち)
 本訴訟9月30日に第1回口頭弁論

(E)裁判官訴追委員会ルート
 東京地裁の3裁判官訴追委員会の判断待ち
 さいたま地裁の3裁判官訴追委員会の判断待ち

(関連)裁判官訴追委員会
 https://www.sotsui.go.jp/
(関連)委員会の構成 裁判官訴追委員会
 https://www.sotsui.go.jp/composition/


3.立憲民主党 神奈川県でマタハラ・パワハラ事件
 いよいよ、この政党の本当の体質が見えてきたのかもしれませんね、大野トモイさん以外にも数名の方が同じ目にあっているとのことです、この神奈川の事件が関係者の理解を得て円満に解決しないのなら、下記の立憲民主党HPの政策は、またもや「口先やるやる詐欺」ということになります。

(コレ本当?)ジェンダー平等へ、ここから始める - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/campaign/gender_equality

【動画】
〇問題の経緯:大野トモイ市議の2回目の記者会見 9月14日 永田町 - YouTube 
 https://www.youtube.com/watch?v=5LMW2ult-Kw
〇この問題の意味:大野トモイ横浜市議が、記者会見で伝えたかったこと - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-UbrINZCqO8

 大野トモイさんの動画は既に拝見して、憤りを感じています。立憲民主党神奈川の2人の幹部の態度・対応は許されるものではありません。

ただ私は、既にメールでご案内しているとおり、現在の泉健太立憲民主党執行部について、先般の参議院選挙大敗北の責任を取り、ただちに退陣するよう求めています。しかし、泉健太代表は、代表ポストへの居座りを続け、「市民と野党の共闘」をないがしろにして参院選敗北を招いた自身の「総大将」としての責任に「ほおかむり」をして、新たな執行部形成を行っています。かようなことは、次の政権を担う立場にある野党第1党の代表としては、許されないことだと考えています。

そして、今般、神奈川で起きたマタハラ・セクハラ・パワハラによる市民派候補者の党公認からの排除は、私は今の泉健太立憲民主党執行部の本音ではないかとも見てとれると思っています。つまり、今回の「事件」を立憲民主党本部は既に知っていて、黙って見逃している、のではないかということです。もしそうだとすれば、これは泉健太執行部による「逆挙党体制」(有権者・市民とともに党を形成し、有権者・市民の声を反映させて日本の政治を変えていくというホンモノの政治転換挙党体制に背を向けた「反動的党体制」確立のための動き)だということです。

(私がこの間、ずっと申し上げてきた「NEXTキャビネット」形成は、ようやく実現したようですが、しかし、泉健太代表を総理大臣とする「NEXTキャビネット」など、ドブネズミたちの巣窟のようなものであり、自公政権が一時的にダメになった時の、日本の政治の枠組みを変えないまま「ツナギ」で政権を担う、ニセモノ内閣にほかならず、こんなキャビネットが政権を取ったとしても、日本の政治は微塵も変わることはないでしょう。応援・宣伝など、全くする気にはならず、一刻も早く叩き潰せと言いたい気持ちです:メンバーの安住淳にいたっては、日本維新との連携を記者会見で発言してはばからずの態度です。相手の維新は下記のような態度であるにもかかわらず、です)

(関連)「立憲政権まっぴらごめん」 維新・吉村共同代表が「次の内閣」批判 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220913/k00/00m/010/114000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220914

今のところ、立憲民主党の幹部たちは、上記について聞く耳を持っていないようなので、私からは、きたる統一地方選挙で、立憲民主党候補全員を落選させるよう有権者の皆様に訴え、統一地方選挙での泉健太立憲民主党に対する「強い怒りのNO!」の意思表示をすることで、泉健太執行部を退陣に追い込んでいただきたいと訴えています。そして、統一地方選挙では、他の「世直し」政党に投票してほしいと申し上げています。何だか遠回りのようですが、よく考えると、これが日本の政治を変えていく一番近道であろうと私は考えているのです。

今のまま、泉健太執行部の立憲民主党が3年後の国政選挙まで続いていき(衆参同日選の可能性有)、またぞろ御用組合「連合」とグルになって「市民と野党の共闘」を足蹴りにしながら選挙戦に突っ込んでいけば、結果は今以上にひどい野党大敗北となるような気がしています。それを阻止するためにも、一刻も早く泉健太執行部を退陣させ、新たな「世直し」執行部を創らせて挙党体制とし、「市民と野党の共闘」の取組態勢を立て直さなければならないと思っています(そうしなければ、いつまでたってもホンモノの政権交代は実現せず、従ってまた、この国の政治は変わりません。形だけの政権交代では、2009年の民主民進党政権の二の舞です。私の予想は、仮に泉健太立憲民主党が政権を取れば、野党となった自公と協力・なれ合いをやって、自公政権以上にロクでもないことをやり始めるだろうと見ています。これまでも、マイナンバーカードん、TPP協定、デジタル庁設置、盗聴法、重要土地等調査規制法、経済安全保障推進法などなど、数え上げればきりがないくらい、自公・立民の共同歩調の事例があります)。

ですので、大野トモイさん他、被害を受けられた方々が立憲民主党に所属している限りは直接に応援できないのが残念です。
草々

 

2022年9月17日 (土)

「子ども脱被ばく裁判」近況報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました & 昨今の「脱被ばく」関連情報

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.10月の「新ちょぼゼミ」

(1)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第1回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(2)(予約必要)(10.25)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第2回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-b7a54a.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める県民の会 - 県民の会
 http://www.kenminnokai.shop/

(関連)県条例制定の署名運動にぜひご参加を:「伊方原発広島裁判応援団」紹介
 http://www.kenminnokai.shop/20220809ikata.pdf

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める県民の会(2022.6)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiwZ7aFpAJYVKakz?e=DqvsAd

◆インターネット署名
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/ad5b6e88679317
◆署名用紙・入会申込書 - 県民の会
 http://www.kenminnokai.shop/blank021026.html


3.10回目を迎える「福島映像祭」へのご支援をお願いいたします-OurPlanet-TV 特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/45371/


4.イベント情報
(1)(別添PDFファイル)(表・裏)「安倍『国葬』やめろ!チラシ(9/17・23・27用)(最新版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi3Lry7NhUTCgHvi?e=MsCKdI

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(10.9&10)(出版記念シンポ)福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiuEb7-_fK2KWQoq?e=27L6eY


5.「いちろうちゃんのブログ」より

(1)(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-1aac71.html

(2)税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-e1fc56.html

(3)第2次岸田文雄内閣閣僚の身体検査(日刊ゲンダイ):よくもまあ、ここまでゴミ・クズ・カスの人材を集めたものだ、日本社会のどこに行っても通用しないサイテーのガラクタ人士たち、アベスガ政権と同じく、まるで廃品リユース内閣だ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-9dc9d4.html


6.日刊IWJガイド・非会員版「重大局面!! ウクライナ軍とロシア軍の接触線全域にウクライナ軍が、ザポリージャ原発に届く多連装ロケットシステム『M777』を集結!」2022.9.17号~No.3656号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51315

■はじめに~重大局面!! いつまで日本のマスメディアはザポリージャ原発を攻撃している「主体」がウクライナ軍であることをぼかし続けるのか!? ウクライナ軍が米国供与の多連装ロケットシステム「M777」を、ウクライナ軍とロシア軍のせめぎあうザポリージャ地域内の最前線付近に集めていると、ザポリージャ州軍民管理局のウラジミール・ロゴフ氏が報告! ザポリージャ原発はさらなる攻撃対象に!? 攻撃が続けば、史上最大級の核惨事となる危険性が大!!
================================


「「子ども脱被ばく裁判」近況報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました & 昨今の「脱被ばく」関連情報」をお送りいたします。「脱被ばく」の市民運動・社会運動はこれからが本番となります。

今回ご報告・ご紹介申し上げる「脱被ばく」運動のことではありませんが、一部の市民運動・社会運動にセクショナリズム的な傾向が見られます。偏狭で排他的な情緒的態度は改めて、幅広く協力や支援を呼びかけ、みんなで力を合わせて理不尽な放射線被曝の押し付けや加害責任の放棄をやめさせていきましょう。この国では、福島原発事故後の被害者踏みつぶし、という今世紀最大の人権侵害が進行中です。


1.「子ども脱被ばく裁判」第4回公判報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました
 「子ども脱被ばく裁判」の2つの裁判のうち、「子ども人権裁判」(子どもたちを安全な場所で教育していただきたい)の原告の子どもたちがまもなく中学校卒業となるため、今年度中の判決を求めて、もう一つの「親子裁判」(福島原発事故後の政府や自治体の対応が劣悪だったため無用の被ばくを強いられたことについて責任を認めさせる裁判)との分離を求めていましたが、このほど仙台高裁でそれが認められました。なお、「親子裁判」の方も裁判が正念場を迎えており、原告からは内堀雅雄福島県知事(事故当時は副知事)他、5名の証人尋問を求めており、次回以降、この証人尋問の行方が焦点となります。(次回の「子ども脱被ばく裁判」(仙台高裁)は2022年11月14日午後2時30分です)

ちなみに、この「子ども脱被ばく裁判」は、福島原発事故後の政府や自治体の対応(被ばく防護など)の理不尽を問いただす数少ない貴重な裁判です(もう一つが、元双葉町長の井戸川克隆氏が提訴している「福島被ばく訴訟」です:こちらの次回公判は2022年10月19日 午前10時30分 東京地裁です:下記参照)。この2つの裁判について、みなさまのご注目とご支援を心よりお願い申し上げます。
 http://idogawasupport.sub.jp/

◆子ども脱被ばく裁判控訴審第4回期日のご報告-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/09/blog-post_14.html

(関連)子ども脱被ばく裁判とは?-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/p/about.html

◆「子ども脱被ばく裁判」来年2月1日判決へ - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/45700/?fbclid=IwAR29FK7tNpjV2-AXqxEvZUDmTVhbXYfAmXDNurFOoFtecCNSrT-U-qjiit8

(福島原発事故後の内堀雅雄福島県知事(当時副知事)をめぐる動きに不透明感が漂っています。福島県の住民防護の実務の最高責任者であるこの人物の証人尋問なくしては、福島原発事故後の(放射線被曝防護に関する)福島県の(及び県下の自治体の)行政に関する「事実・真実」は明らかになりません。裁判遂行上、必須事項と言えるでしょう。:田中一郎)

(関連)はがきアクションへのご協力、ありがとうございました!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/09/blog-post.html

(関連)子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/


(参考)福島地裁での「子ども脱被ばく裁判」で、自己保身・自己栄達だけを念頭に下劣極まるクソ判決を下した、あの「腰抜けヒラメ」の裁判長=遠藤東路が、東京高裁の民事部に「栄転」しているようです- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-aa975c.html

(日本の司法・裁判所による(正確には最高裁事務総局人事課)このような人事が、この組織の「基本的人権や社会正義を踏みつぶす反動的反社会的性格」と「反国民性」を赤裸々に現しています。この組織の在り方は叩き潰さなければなりません。アリが巨象に向かって戦いを挑むような雰囲気をお感じになるかもしれませんが、それでは敗北主義です。千里の道も一歩からということで、まずは衆議院議員選挙時に実施されている「最高裁判事の国民審査」において、全員に「×××××」をつけて投票してください。そして、それを「口コミ」を含むあらゆる手段で広めてください。ポイントは最高裁判事候補全員に「×」をつけるという点です(現在の最高裁体制を拒否する有権者の意思表示を意味します)。ものごとはまずそこからです。:田中一郎)

(参考)(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html


2.(報告)第45回「福島県民健康調査検討委員会」結果:どんどん増える子ども甲状腺ガン=初期被曝だけが原因ではないのではないか & その他放射線被曝(ゴマカシ)関連(胃がんも増えているようだ:明石昇二郎さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-bf8353.html

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)内部被曝は超高線量慢性被曝(「伊方原発運転差止広島裁判」応援団 2022.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi4DkGjHoODtMNA7?e=EC4V7F

(関連)(別添PDFファイル)「(総括表)第45回福島県民健康調査検討委員会」で報告された子ども甲状腺ガン(2022年9月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghXFRaX09ixBRxSW?e=XejpGb


3.昨今の「脱被ばく」関連情報
 いくつかご紹介しておきます。是非、ご覧ください。

(1)甲状腺がんの高校生「将来の夢わからない」〜第2回口頭弁論 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45665/

(2)(新刊書)「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=E2

(関連)(別添PDFファイル)本の紹介 小山美砂著『黒い雨訴訟」(山田耕作京都大学名誉教授 2022.9.10)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi8B0dreGpyuS0W8?e=Z3fcnE

(3)(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-207187.html

(4)(パンフ)福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば、放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る(イントロ部分)(美浜の会 2022.7.20)
 https://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/leaf_osensui20220720.pdf
 https://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/leaf_osensui20220720.jpg

 カラーリーフの紹介  海洋放出を止めるために活用してください

  福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば
  放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る
  全漁連の反対決議を支持し、放出反対の声を広げよう

  発行:美浜の会/ 協力:避難計画を案ずる関西連絡会 
  頒価 20円(100部以上:@15円/ 500部以上:@10円)

   送料はご負担をお願いします。A4で4頁(A3二つ折り)

ご注文はこちらへ FAX:06-6367-6581 メール mihama@jca.apc.org
郵便振込 00950-6-308171 美浜の会
草々

「子ども脱被ばく裁判」近況報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました & 昨今の「脱被ばく」関連情報

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.10月の「新ちょぼゼミ」

(1)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第1回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(2)(予約必要)(10.25)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第2回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-b7a54a.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める県民の会 - 県民の会
 http://www.kenminnokai.shop/

(関連)県条例制定の署名運動にぜひご参加を:「伊方原発広島裁判応援団」紹介
 http://www.kenminnokai.shop/20220809ikata.pdf

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める県民の会(2022.6)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiwZ7aFpAJYVKakz?e=DqvsAd

◆インターネット署名
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/ad5b6e88679317
◆署名用紙・入会申込書 - 県民の会
 http://www.kenminnokai.shop/blank021026.html


3.10回目を迎える「福島映像祭」へのご支援をお願いいたします-OurPlanet-TV 特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/event/45371/


4.イベント情報
(1)(表・裏)「安倍『国葬』やめろ!チラシ(9/17・23・27用)(最新版)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi3Lry7NhUTCgHvi?e=MsCKdI

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(10.9&10)(出版記念シンポ)福島原発事故被災者 苦難と希望の人類学
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiuEb7-_fK2KWQoq?e=27L6eY


5.「いちろうちゃんのブログ」より

(1)(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-1aac71.html

(2)税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-e1fc56.html

(3)第2次岸田文雄内閣閣僚の身体検査(日刊ゲンダイ):よくもまあ、ここまでゴミ・クズ・カスの人材を集めたものだ、日本社会のどこに行っても通用しないサイテーのガラクタ人士たち、アベスガ政権と同じく、まるで廃品リユース内閣だ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-9dc9d4.html


6.日刊IWJガイド・非会員版「重大局面!! ウクライナ軍とロシア軍の接触線全域にウクライナ軍が、ザポリージャ原発に届く多連装ロケットシステム『M777』を集結!」2022.9.17号~No.3656号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51315

■はじめに~重大局面!! いつまで日本のマスメディアはザポリージャ原発を攻撃している「主体」がウクライナ軍であることをぼかし続けるのか!? ウクライナ軍が米国供与の多連装ロケットシステム「M777」を、ウクライナ軍とロシア軍のせめぎあうザポリージャ地域内の最前線付近に集めていると、ザポリージャ州軍民管理局のウラジミール・ロゴフ氏が報告! ザポリージャ原発はさらなる攻撃対象に!? 攻撃が続けば、史上最大級の核惨事となる危険性が大!!
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「「子ども脱被ばく裁判」近況報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました & 昨今の「脱被ばく」関連情報」をお送りいたします。「脱被ばく」の市民運動・社会運動はこれからが本番となります。

今回ご報告・ご紹介申し上げる「脱被ばく」運動のことではありませんが、一部の市民運動・社会運動にセクショナリズム的な傾向が見られます。偏狭で排他的な情緒的態度は改めて、幅広く協力や支援を呼びかけ、みんなで力を合わせて理不尽な放射線被曝の押し付けや加害責任の放棄をやめさせていきましょう。この国では、福島原発事故後の被害者踏みつぶし、という今世紀最大の人権侵害が進行中です。


1.「子ども脱被ばく裁判」第4回公判報告:「子ども人権裁判と親子裁判の分離」が認められました
 「子ども脱被ばく裁判」の2つの裁判のうち、「子ども人権裁判」(子どもたちを安全な場所で教育していただきたい)の原告の子どもたちがまもなく中学校卒業となるため、今年度中の判決を求めて、もう一つの「親子裁判」(福島原発事故後の政府や自治体の対応が劣悪だったため無用の被ばくを強いられたことについて責任を認めさせる裁判)との分離を求めていましたが、このほど仙台高裁でそれが認められました。なお、「親子裁判」の方も裁判が正念場を迎えており、原告からは内堀雅雄福島県知事(事故当時は副知事)他、5名の証人尋問を求めており、次回以降、この証人尋問の行方が焦点となります。(次回の「子ども脱被ばく裁判」(仙台高裁)は2022年11月14日午後2時30分です)

ちなみに、この「子ども脱被ばく裁判」は、福島原発事故後の政府や自治体の対応(被ばく防護など)の理不尽を問いただす数少ない貴重な裁判です(もう一つが、元双葉町長の井戸川克隆氏が提訴している「福島被ばく訴訟」です:こちらの次回公判は2022年10月19日 午前10時30分 東京地裁です:下記参照)。この2つの裁判について、みなさまのご注目とご支援を心よりお願い申し上げます。
 http://idogawasupport.sub.jp/

◆子ども脱被ばく裁判控訴審第4回期日のご報告-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/09/blog-post_14.html

(関連)子ども脱被ばく裁判とは?-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/p/about.html

◆「子ども脱被ばく裁判」来年2月1日判決へ - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
https://www.ourplanet-tv.org/45700/?fbclid=IwAR29FK7tNpjV2-AXqxEvZUDmTVhbXYfAmXDNurFOoFtecCNSrT-U-qjiit8

(福島原発事故後の内堀雅雄福島県知事(当時副知事)をめぐる動きに不透明感が漂っています。福島県の住民防護の実務の最高責任者であるこの人物の証人尋問なくしては、福島原発事故後の(放射線被曝防護に関する)福島県の(及び県下の自治体の)行政に関する「事実・真実」は明らかになりません。裁判遂行上、必須事項と言えるでしょう。:田中一郎)

(関連)はがきアクションへのご協力、ありがとうございました!-子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/09/blog-post.html

(関連)子ども脱被ばく裁判ホームページ
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/


(参考)福島地裁での「子ども脱被ばく裁判」で、自己保身・自己栄達だけを念頭に下劣極まるクソ判決を下した、あの「腰抜けヒラメ」の裁判長=遠藤東路が、東京高裁の民事部に「栄転」しているようです- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-aa975c.html

(日本の司法・裁判所による(正確には最高裁事務総局人事課)このような人事が、この組織の「基本的人権や社会正義を踏みつぶす反動的反社会的性格」と「反国民性」を赤裸々に現しています。この組織の在り方は叩き潰さなければなりません。アリが巨象に向かって戦いを挑むような雰囲気をお感じになるかもしれませんが、それでは敗北主義です。千里の道も一歩からということで、まずは衆議院議員選挙時に実施されている「最高裁判事の国民審査」において、全員に「×××××」をつけて投票してください。そして、それを「口コミ」を含むあらゆる手段で広めてください。ポイントは最高裁判事候補全員に「×」をつけるという点です(現在の最高裁体制を拒否する有権者の意思表示を意味します)。ものごとはまずそこからです。:田中一郎)

(参考)(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html


2.(報告)第45回「福島県民健康調査検討委員会」結果:どんどん増える子ども甲状腺ガン=初期被曝だけが原因ではないのではないか & その他放射線被曝(ゴマカシ)関連(胃がんも増えているようだ:明石昇二郎さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-bf8353.html

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)内部被曝は超高線量慢性被曝(「伊方原発運転差止広島裁判」応援団 2022.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi4DkGjHoODtMNA7?e=EC4V7F

(関連)(別添PDFファイル)「(総括表)第45回福島県民健康調査検討委員会」で報告された子ども甲状腺ガン(2022年9月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghXFRaX09ixBRxSW?e=XejpGb


3.昨今の「脱被ばく」関連情報
 いくつかご紹介しておきます。是非、ご覧ください。

(1)甲状腺がんの高校生「将来の夢わからない」〜第2回口頭弁論 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45665/

(2)(新刊書)「黒い雨」訴訟-小山美砂/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034358919&Action_id=121&Sza_id=E2

(関連)(別添PDFファイル)本の紹介 小山美砂著『黒い雨訴訟」(山田耕作京都大学名誉教授 2022.9.10)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgi8B0dreGpyuS0W8?e=Z3fcnE

(3)(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-207187.html

(4)(パンフ)福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば、放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る(イントロ部分)(美浜の会 2022.7.20)
 https://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/leaf_osensui20220720.pdf
 https://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/leaf_osensui20220720.jpg

 カラーリーフの紹介  海洋放出を止めるために活用してください

  福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば
  放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る
  全漁連の反対決議を支持し、放出反対の声を広げよう

  発行:美浜の会/ 協力:避難計画を案ずる関西連絡会 
  頒価 20円(100部以上:@15円/ 500部以上:@10円)

   送料はご負担をお願いします。A4で4頁(A3二つ折り)

ご注文はこちらへ FAX:06-6367-6581 メール mihama@jca.apc.org
郵便振込 00950-6-308171 美浜の会
草々

2022年9月15日 (木)

(報告)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)

前略、田中一郎です。
(2022年9月の「新ちょぼゼミ」報告です)


◆(イベント情報)(チラシ)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回)「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgUDHou_yYq0czx3h?e=3jw16x

 我が国における歴史歪曲主義が安倍政権になって以降、一段とひどくなり、隣国の韓国をはじめ、大日本帝国による侵略戦争で被害を受けた多くのアジア諸国との関係が悪化する大きな原因となっています。1945年、大日本帝国がアジア太平洋戦争で敗北をし、天皇制軍国主義の国家体制が崩壊した際に、圧倒的多数の国民は、戦争の愚かさと自国の市民的不自由のおかしな支配体制に気が付き、アメリカの占領下ではあったけれども、徹底した平和主義に加えて国民主権や基本的人権の尊重を謳った日本国憲法を制定しました。そしてそれに基づいて、思想信条の自由の保障や教育の民主化や男女平等や農地改革の実施などなど、政治、経済、社会の全領域にわたる「戦後改革」(民主化改革)が実施されたのでした。それから約77年、日本は戦後の経済繁栄の中で、そのスタートとなった「原点」を忘れてしまってはいないでしょうか。今回は日本の近現代史にお詳しい山田朗先生に「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」というテーマでご講演をしていただきます。

講 師:山田朗(やまだあきら)さん
 博士(史学/東京都立大学) 明治大学文学部教授 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長、日本近現代の国家戦略史・軍事史・天皇制・植民地支配・戦争責任の諸問題、歴史認識・歴史教育論


◆(当日録画)20220913 UPLAN 山田朗「戦後改革の 歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hl6qod7MhRI
 https://www.youtube.com/watch?v=hl6qod7MhRI

◆(別添PDFファイル)(レジメ)「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授)(2022年9月13日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgirT-lKbWTV_qd8s?e=Bb0GVC
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgirT-lKbWTV_qd8s?e=Bb0GVC


 <山田朗先生のご著書>
(1)大元帥昭和天皇-山田朗/著(ちくま学芸文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034087975&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)帝銀事件と日本の秘密戦-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034089960&Action_id=121&Sza_id=GG

(3)日本近現代史を読む-宮地正人/監修 大日方純夫/著 山田朗/著 山田敬男/著 吉田裕/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033925015&Action_id=121&Sza_id=C0

(4)日本の戦争 3-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033941773&Action_id=121&Sza_id=C0

(5)日本の戦争 2-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033853012&Action_id=121&Sza_id=G1

(6)日本の戦争:歴史認識と戦争責任-山田朗/著(新日本出版社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033693393&Action_id=121&Sza_id=C0

(7)近代日本軍事力の研究-山田朗/著(校倉書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033260354&Action_id=121&Sza_id=HH

(8)昭和天皇の軍事思想と戦略-山田朗/著(校倉書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030989737&Action_id=121&Sza_id=HH

(9)護憲派のための軍事入門-山田朗/著(花伝社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031611059&Action_id=121&Sza_id=C0

(10)軍備拡張の近代史 - 日本軍の膨張と崩壊 - 山田朗著(吉川弘文館)
 https://honto.jp/netstore/pd-book_01446620.html

 <関連サイト>
(1)山田朗(あきら)さん - 明治大学教授で、開館10周年の登戸研究所資料館で館長を務める - 多摩区 - タウンニュース
 https://www.townnews.co.jp/0203/2020/08/14/538517.html

(2)「海軍中枢移転の一歩か」山田朗・明大教授が見解 終戦間際に掘った地下壕「大本営海軍部壕」(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/02f2158bbcf5cd32b66cf1b442e5b4f0caaa2cd9

(3)戦前と戦後の連続性 -帝銀事件と戦争責任-【前半】講演本編(山田朗明治大学教授) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=h_EpfWzk0S0

(4)戦前と戦後の連続性 -帝銀事件と戦争責任-【後半】質疑応答(山田朗明治大学教授) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=LM9R_YQ5c6k

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・手
(5)昭和天皇の戦後日本 〈憲法・安保体制〉にいたる道-豊下楢彦/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033298705&Action_id=121&Sza_id=E1

(6)昭和天皇・マッカーサー会見-豊下楢彦/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032100788&Action_id=121&Sza_id=E1

(7)昭和天皇実録 第1~第16(東京書籍)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033742327&Action_id=121&Sza_id=C0


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

(報告)(9.13)福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性(新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


去る2022年9月13日(火)、水道橋のたんぽぽ舎において、標記「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。

みなさまご承知の通り、このほど岸田文雄総理は、原子力ムラやその代理店である経済産業省の言うがままに(言い換えれば、自分自身として原発のことをほとんど何も知らないままに、かつ、知ろうともしないままに)「地球温暖化」対策を口実にし、原発の再推進を提唱し始め、2030年代には新型の原子炉の開発までもを視野に入れて、大きく日本のエネルギー政策を転換しようとしています。これは、これまで「できるだけ早く原発依存からの脱却を図る」としていた基本方針を180度転換するものです(ついこの間策定された「第6次エネルギー基本計画」とも真逆の方向)。いわば中長期的な我が国のエネルギー政策の在り方を、科学的実証的根拠に基づいて慎重に検討し、新しい時代の経済や社会にふさわしい政策を打ち出すのではなく、目先の原子力利権や関係組織の利益・利害だけを優先させた、愚かなる政治決定に過ぎないものです。

「のど元過ぎれば熱さ忘れる」の典型のような、この愚かな「原発再推進」の政治的判断を撤回させるためにも、福島原発事故から11年目を迎えた今、再度、「あの時に何が起きていたのか」を改めて検証し、その教訓を今後に生かしていくことの重要性を強調したいと考えています。今回は、このシリーズの第3回目「使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」について、ご報告申し上げます。原発とは、小泉純一郎氏がおっしゃるように、「安全、安い、クリーン、これ全部ウソ」ということですが、とりわけ一番目の「安全」が全くの虚構であることを福島原発事故が赤裸々に示していることを「福島第一原発事故の実態解明と原因究明」で粛々と明らかにしていきたいと考えています。


◆(当日録画)20220913 UPLAN 田中一郎 福島原発事故の実態解明・原因究明はどうなったのか - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=An_T-0W1vek
 https://www.youtube.com/watch?v=An_T-0W1vek

(報告)(6.16)福島原発事故11年:全くと言っていいほど原発事故の教訓が生かされないまま再稼働・再推進に走るこの国の危険性、「4つの爆発」から(その1)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-7d4c09.html

(報告)(7.9)福島原発事故11年:全くと言っていいほど原発事故の教訓が生かされないまま再稼働・再推進に走るこの国の危険性、「4つの爆発」から(その2)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-371fc5.html
(上記サイトの当日VTRにある一番最後の4号機爆発についての私の説明は間違っていますので、今回がその訂正になります:田中一郎)


 <一般市民の科学技術に対して取るべき態度>
 科学(科学者)が支配権力や巨大資本に包摂され、科学を科学として純粋に追及していくことが困難になる時代が到来しています。その結果、科学がご都合主義的な似非科学と化していく情勢下(その典型事例が「2つの核」=原子力・原子核科学とバイオテクノロジー・細胞核科学です)、私たち一般市民が科学や科学技術に対して取るべき態度として下記を申し上げました。

(1)相対的に認識する(6:4~9:1)、かつ、既存認識に反する事実を発見し認識を間違ったと思ったら直ちに転換(固執しない)

(2)断定はしない(100%間違いないという認識はしない:あくまでも「有力な仮説」として認識し、転換可能にしておく)

(3)学者や専門家に実証(実験)を伴う検証をさせ、説明責任を果たさせる

(4)誰が言ったかではなく、何を言っているか、が重要(市民運動・社会運動の「権威主義」の克服、自分の頭で考え議論する)

(5)学者や専門家も、その専門領域を一歩でも出れば、一般市民と何ら変わることのない「ただのおっさん、おばはん」

(6)予防原則や多重防護の重要性を念頭に置く(予防原則に対峙する「科学主義」とは、「科学」を語りながらも説明責任を一般市民や被害者に責任転嫁する似非「科学主義」であり、狡猾なゴマカシの屁理屈であるので要注意)

(7)(追加します)討議民主主義を大切にして、他人の議論や主義主張の妨害をしない、市民運動・社会運動はいろいろな考え方や見方の人が参加していると心得る(例外あり:ヘイト・差別、暴力、児童ポルノなど、またイベントの極度の妨げになるような物理的行為は許されない=大声など)


例:福島第1原発3号機の爆発は「核爆発」の可能性が高い=3号機爆発が核爆発であると断定しているのではなく、核爆発の疑いが濃いので、あの爆発の実態が何であったのか、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁や東京電力・原子炉メーカーら原子力ムラグループは科学的実証性を伴った方法で検証せよということ。その意味で、3号機使用済み核燃料プールから使用済み核燃料を撤去した際に、原発に批判的な科学者・技術者を撤去チーム(作業監視チーム)に参加させず、原子力ムラの人間たちだけで非公開・秘密裏に撤去したことは、一種の「証拠隠滅」行為に相当する。3号機の使用済み核燃料プールの状態を確認すれば、あの3号機爆発が核爆発であったか否かは明確にわかるのではないか。

同様のことは4号機の使用済み核燃料プールでの爆発についても言え、核爆発の可能性が否定できない(4号機建屋の破壊度合いが1号機と比べて激しいようにも見える=それだけ爆発の威力が大きかった)。3号機と同様に、4号機の使用済み核燃料の撤去は、原子力ムラの人間たちだけにより非公開・秘密裏に実施され、使用済み核燃料プールの状態は第三者の目で確認されていない。そもそも、1号機や3号機の爆発映像は存在するのに、何故、4号機の爆発映像は存在しないのか? 爆発の実態が隠蔽されているのではないか?


 <当日使用した資料:説明した順番に以下に並べておきます>
(スタート前)
*20220717「海の異変 しのびよる酸性化の脅威」NHKスペシャル - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8cq5rp

(関連)本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-735f4b.html

*Meltdown Countdown – 49 critical hours of the TEPCO teleconference - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/40255/
(上記録画の1時間4分あたり=3/14の午前11時1分あたりからの部分が3号機爆発時のやりとりです:田中一郎)

*(写真)福島原発事故 1号機・3号機 爆発
 https://1drv.ms/u/s!ArtBTVAHlosVgh_d3MIUtizP6dQ0?e=SDgVoU

*福島第一原発「最新処理映像」“爆発複数”か(2020年11月12日放送「news every.」より) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=igD_I-VnkOE

*【福島第一原発事故】3号機 “黒い煙”の正体は? 超解像処理で分析(2021年1月27日放送「news every.」より) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YKejlq5a3go

(3号機では2度の爆発が起きていたことが明らかにされたが、しかし、映像に登場する原子力ムラの御用学者たちは、この2度目の爆発を、原発にある各種ケーブルのカバーや、あちこちの塗料などが高熱下で揮発して引火・爆発したと説明している。バカバカしい限りである。もしそうであるのなら、日本全国にある原発のケーブルカバーを全て取り換え、塗料はすべて剥がし落とせ、ということになる。そもそもケーブルカバーは不燃性ではなかったのか!?:田中一郎)


(1)(別添PDFファイル)沸騰水炉・加圧水型原子炉(ポンチ絵)
 https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/nuclear/keisuiro/index.html

(2)(別添PDFファイル)原発検査員が実名で告発、「私が命じられた泊原発の検査記録改ざん」(『週刊現代 2011.6.18』)
 https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-5686

(関連)原子力ドンキホーテ 原発の検査データ改ざん命令に背いた男の訴え なぜ私はJNES〈原子力安全基盤機構〉を訴えたのか-藤原節男/著(ぜんにち出版)
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghxijtMcQnQYD3FE?e=cGgtK1
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032744141&Action_id=121&Sza_id=D2

(3)原発と核-4人の米識者と考える イベント New Diplomacy Initiative新外交イニシアティブ
 https://www.nd-initiative.org/event/2079/

(関連)20151106 UPLAN【ND日米原子力エネルギープロジェクトシンポジウム】原発と核-4人の米識者と考える- - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hjLekaInw-Q
(録画の前半部分に米国の核技術者によるプルトニウム240についての説明が出てきます。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)放射性核種別の核分裂反応(ウラン235とプルトニウム240)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiFsA721yy2GpLPY?e=7Y7csP

(関連)プルトニウム240は核爆弾原料になりうる
https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiJoNJuir95d343p?e=jptR0L
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0240
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_13-05-01-07.html

(関連)ガンバレル型 - Wikipedia(爆縮)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%AB%E5%9E%8B

(4)(別添PDFファイル)福島3号機爆発が核爆発である証拠(西尾正道 元(独)国立病院機構北海道がんセンター院長:2013年9月7日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgSDd4lJXZYRDbcYU?e=qCPxgs

(関連)(別添PDFファイル)福島事故から何を学んだのか? 柏崎刈羽原発の水素爆発防止対策のお粗末さ(伊東良徳『原子力資料情報室通信 572号 2022.2.1』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgSEA2TLMzC24ssOF?e=P9bM73

(5-1)非常用復水器(IC)(ポンチ絵+実物写真)
 https://1drv.ms/u/s!ArtBTVAHlosVgicHQcnVhfdsI_Zr?e=BwidJH
 https://1drv.ms/u/s!ArtBTVAHlosVgihVCo_KybSPKVYX?e=aYtamn

(5-2)(別添PDFファイル)(ポイント)福島第一原発3号機 使用済み核燃料プール(事故当時)(藤原節男さん:2022.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiO8KOpgFSyS7MY_?e=C5tTMj
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiO8KOpgFSyS7MY_?e=C5tTMj


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(以下は時間切れでご説明できておりません=次回以降、どこかで時間を確保して「第4回目」の説明をいたします)

(5-3)(別添PDFファイル)(ポイント)(5-2)沸騰水型原子炉の危険性
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiRhCz0PTYRTyss9?e=NiW1BL
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiRhCz0PTYRTyss9?e=NiW1BL

(6-1)(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発6・7号機の危険性:ハード(蓮池透『告発』ビジネス社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiUNyZGBuR0eOVBu?e=odmyAh
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiUNyZGBuR0eOVBu?e=odmyAh

(関連)(必読)原発がどんなものか知ってほしい(全)
 https://iam-k.com/HIRAI/pageall.html
 https://iam-k.com/HIRAI/pageall.html

(6-2)(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発6・7号機の危険性:ソフト(蓮池透『告発』ビジネス社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiazOC3NfMGhrOIN?e=KbjExK
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiazOC3NfMGhrOIN?e=KbjExK

(7)(別添PDFファイル)(レジメ)福島原発事故の実態解明・原因究明はどうなったのか:4つの爆発から(田中一郎 2022年9月13日 一部修正)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiky9PUTg_6fZCSk?e=etCtyQ
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgiky9PUTg_6fZCSk?e=etCtyQ
(上記レジメの「7.4号機爆発」以下の部分がご説明できておりません:田中一郎)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

 

2022年9月11日 (日)

税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
 https://saibancho-movie.com

◆ポレポレ東中野 公開第1週 舞台挨拶登壇者 連日12:10~の回、上映後
 https://pole2.co.jp/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9/10(土)樋口英明さん/近藤恵さん/河合弘之弁護士/監督小原

9/11(日)樋口英明さん/河合弘之弁護士/監督小原

9/12(月)主題歌シンガー白崎映美さん/監督小原
     トーク&ライブ ギター:伏見蛍さん

9/13(火)監督小原(ゲスト交渉中)

9/14(水)大河陽子弁護士/監督小原 原発裁判近況トーク

9/15(木)飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所 isep)/監督小原
     自然エネルギー近況トーク

9/16(金)菅直人さん(第94代内閣総理大臣)/
     橘民義さん(映画『太陽の蓋』製作)/監督小原
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.10回目を迎える「福島映像祭」へのご支援をお願いいたします!運営費寄付キャンペーン:OUR PLANET TV
 https://syncable.biz/campaign/2770

(関連)汐凪の花園~原発の町の片隅で~|ふくしまのこえ
 https://fukushimavoice.net/2022/08/4790/
(関連)まぼろしのひかり~原発と故郷の山~|ふくしまのこえ
 https://fukushimavoice.net/2022/08/4784/

◆(別添PDFファイル)「(総括表)第45回福島県民健康調査検討委員会」で報告された子ども甲状腺ガン(2022年9月):OUR PLANET TV
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghXFRaX09ixBRxSW?e=doQ9eC


3.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


4.キャンペーン
(1)ビキニ事件|被ばく船員の救済を求める2つの裁判にご支援を(ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会 2022-09-01 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://tinyurl.com/yksjpemb

(2)家事労働者に労基法・労災保険の適用を! 1週間・24時間拘束労働で亡くなった高齢女性の過労死を認定してください! · Change.org
 https://bit.ly/3Bt148D


5.公明党スキャンダル発覚
 「平和と福祉の党」を廃業して「戦争準備と銀座クラブ遊び歩き、自民党へのへばりつき追従の党」(大阪では大阪維新にへばりつき追従)となった公明党に新たなスキャンダルが発覚です。報道によれば裁判になるようですから、今後の動きに注目いたしましょう。また、セクハラしたと言われる張本人の国会議員は「現代の政治家駆け込み寺」である病院に「雲隠れ」あそばしているようですが、この議員に対しては公明党はどうするのでしょう? 公明党は「退院して説明責任を果たせ」とは言わないのでしょうか? これについても今後の動きに注目です。しかしまあ、こんな政党によくも選挙で投票などしますねエ。投票するということは、その政党・政治家がやっていることを有権者から「OK、OK、どんどんやりなさい」という追認のシグナルを送ることを意味するのです。そんなことして、子どもに顔向けできますか!?

◆銀座クラブ訪問の公明・遠山氏、議員辞職を表明 自民・大塚氏と田野瀬氏も役職辞任の意向:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/83325 

(1)「今日の下着の色は?」公明党・熊野正士参院議員のセクハラを被害女性が告発〈LINE入手〉(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/21ad4ac8181ada003d6d138ccbfac18a650101b4

(2)公明熊野議員の官能小説風セクハラに創価学会「ギャー!」淫語LINE流出で即入院面会謝絶、元医師の本領発揮へ-まぐまぐニュース!
 https://bit.ly/3qr0AcT

(3)新潮が公明熊野正士参院議員のわいせつ行為報じる - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/article/20220906-FEGDCR645NPEDMH7ER7YOCX6VU/

(4)セクハラ報道の公明・熊野参院議員「入院」理由に雲隠れ 与党ボケ、自民と同体質と批判殺到|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/311026

(5)「政教一致」批判再燃、セクハラ発覚…代表選控える公明に試練 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220908/k00/00m/010/013000c

(6)「創価学会」団塊世代の退場で、一気に弱体化も-宗教を問う-東洋経済オンライン
 https://tinyurl.com/2p8rmxtb

(7)【全文】公明“セクハラ報道”めぐり新たなコメント「断固抗議し、法的措置を取る」(TBS NEWS DIG Powered by JNN)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ed142cbb97fbdf52e08f7232621a8644bf34ffb2

(8)公明党、熊野氏セクハラ「隠蔽」報道で文春と新潮を提訴へ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220909/k00/00m/010/117000c

(9)公明党の提訴に対する「週刊文春」編集部のコメント(文春オンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f1898c1aead1d19a6031d640c75e9f7f9b218294


6.ツーショット写真流出、岸田文雄首相と旧統一教会広島元幹部だとみられる人物がツーショット、第一人者・鈴木エイト記者がツイッターで公開、あすの改造前に「陰性証明」が求められそう - 【ニュースサイト】宮崎信行の国会傍聴記
 https://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/37e63b58e58c5c4e7f55ab3f70fd871a

(関連)自民調査は旧統一教会とズブズブの細田議長と安倍元首相が対象外…幕引きどころか火に油|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/311119

(関連)岸田首相「統一教会との関係断つ」→共産「統一教会と深い関係だった安倍元首相の国葬は矛盾」と批判(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9a8f24d4e2ee6a372ca8f898a93b6b10d2c1099a

(岸田文雄さん、上記の3つの記事を見ただけで、あなたが言ってる事、やってる事は了解できませんよ、撤回して再スタートしてくれませんか? 小泉純一郎氏のように、今度は統一教会問題の解決のため、自民党をぶっ潰せばいいのです。それでこそ総理大臣です。:田中一郎)

◆(別添PDFファイル)岸田「統一教会」政権のウソを暴く(『週刊文春 2022.9.8』)
 https://bunshun.jp/articles/-/57052
 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3895

(けっこうけだらけ、ネコはいだらけ、岸田の周りはカルト(統一教会)だらけ! 岸田さん、これじゃ信頼なくしますよ。あなたも臭いところがあるけれど、あなたの周りの応援団のような人たちは、皆、統一教会とベトベト・ズボズボ・グチャグチャの関係者だらけじゃないですか!? 自民党という政党自体がそんな感じだし。『週刊文春』がウソ書いているというのなら、裁判で決着付けますか?:田中一郎)


7.野村修也(弁護士)って、ロクでもない野郎だな!
 どっち向いて動いてんだ!? 評判悪いぞ、野村修也! 

(1)『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系):旧統一教会問題の弁護士となぜか張り合うコメンテーターに非難轟々「補足いらない」「発言を邪魔しないで」 - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/ab0bb5e6ea06c29f3c941eea3b2727a47601a529

(2)「ミヤネ屋」の安倍応援団コメンテーター・野村修也弁護士が弁護士会から懲戒処分! 同じ案件で橋下徹にも懲戒請求|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2018/07/post-4141.html
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「税金などバカバカしくて払ってられるか!(その1):租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)」をお送りします。これから何回かに分けて、日本の税制の極度の歪みについて、各論を取り上げながら詳しくご紹介していきます。全くこの国の税制=つまりは政治はデタラメの極致です。上にやさしく、下にきつい、強きを助け、弱きをくじく、任侠精神にももとる、簡単に言えば、そんな税制になっています。はるか昔、私が若かったころから、不公平税制の是正、不公正な税制運営の改善、などが、何度も何度も言われてきましたが(特に消費税が導入された1990年代初頭以降)、一向に事態は改善する様子がありません。

しかし、これって、考えてみれば当然です。有権者・国民が、寝ても覚めても自民党という大企業・富裕層の利益・利害を代表する政党に投票をし続け、結果的に政権交代がない状態が超長期間続き、また、それを良しとしない「世直し」有権者・市民もまた、本気で有権者のための政治をする気がなく、自民党とのなれ合い政治を御用組合「連合」に支えてもらって楽をしたい民主民進党、ないしは泉健太立憲民主党・玉木雄一郎国民民主党なんぞに毎度毎度投票をして、選挙権を無駄に使っているわけですから、これでは税制を含めて日本の政治が変わるはずもないのです。最近では、半分くらいの有権者・国民が、選挙で投票にさえ行かなくなっています。政治も税金も、どうなってても、オラ、知らネエ、勝手にやってくれ、という態度ですから、当然ながら政権党の自民党は政治も税制も「勝手にやってる」ということになるのです。

事態を転換するのは簡単です。投票行動を変えて、(与党系)自民党・公明党や(野党系)泉健太立憲民主党・玉木雄一郎国民民主党に投票をせず、他の「世直し」政党に大挙して投票してみればいいのです。そしてその時、消費税の廃止や「税金を払わない大企業・富裕層」の一掃を本気でやるぞと言っている政党に投票すれば、その政党が多数派を形成した時に、その公約は実現することになるでしょう。飲み屋で酒をくらってグダグダ愚痴を言っているよりも、さっさと選挙での投票行動を変えて、それを身の回りにも勧め、あっというまに日本の政治の担い手を切り替えてしまえばいいのです。(今の自民党など、野党を10年続けさせれば、雲散霧消して消えてなくなりますよ)

だって、所得や収入が多い人間・企業が、その所得や収入に応じて応分の税負担をすることなど、当たり前の当たり前のことではないですか。しかし、それがこの国では、何十年も、いや、この国ができて以降、ずっとの間、できていません。これを一票一揆でひっくり返し、日本の税制をまともな公正・公平なものにしませんかというのが私の申し上げたいことです。人呼んで「租税民主主義」と言います。

以下、第1回目のテーマは、税金を払わない大企業・富裕層=租税特別措置とその周辺について、簡単にコメントいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日 2022.9.6)
(2)繰り返す法人税ゼロ、投資会社課税 ルール見直し議論も(日経 2022.8.20)
(3)G20「税の国際協調」綻び、デジタル課税に遅れ、法人最低税率も逆風(日経 2022.7.20)
(4)デジタル課税、1年遅れ、G20 調整難航で24年発効(日経 2022.7.18)

◆矢田亜希子-CM(Aflac-05) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=9PM3s3B473w
(これは保険会社の宣伝として聞かないで、税金・税制の話と思って聞いていただければと思います:♪お金は大事だよ♪)


1.租税特別措置=乱立し居座る税優遇、国減収8兆円超、大企業・富裕層に偏る恩恵(朝日カバカバ新聞記事より)

◆(別添PDFファイル)乱立する税優遇、国減収8兆円超 租特「隠れ補助金」、税収の13%:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15408023.html

(関連)居座る税優遇 研究開発費・金融所得・住宅ローン 大企業や富裕層に偏る恩恵:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15408037.html

 本気でやる気がない社会保障や社会福祉にヒモつけて消費税増税うんぬんかんぬんを言う前に、この朝日カバカバ新聞に書かれていることにちゃんとケジメをつけろという話である。以下、簡単に申し上げる。

(1)租税特別措置のおかしさについては私の若いころから言われ続けてきたことだが、一向に改善されることはない。あの「口先やるやる詐欺」政権交代だった2009年民主民進党政権の時ですら、そうだった。納税能力が高い大企業・富裕層は破格の税優遇を受けて税負担率が極度に低く、他方、日々額に汗して働く一般勤労庶民や中小零細企業に対する「(大衆)課税」は重税となっているという「課税構造」は根本的に変わらないまま、今日に至っている。その典型事例が消費税である。おのずと延滞率は諸税の中でも最も高く、毎年、数千億円~1兆円近い金額の延滞が発生している。配当や金利収入、あるいはキャピタルゲインなどの金融所得に対する分離課税による優遇税制など、いつまでやってんだ、という話である。バカバカしくて、税金など払ってられるか、という話。正常な感覚と、もの事をきちんと考える態度があるのなら、納税者=つまりは一般の有権者・国民は、投票行動による「反乱」=一票一揆を起こせばいい。それを租税民主主義という。

(2)租税特別措置に始末をつけるためには、金額の大きいものを適正化するということがポイント。金額の小さいこまごまとしたものは後回しでいい。租税特別措置の適正化を検討しようとすると、必ず金額の小さいものを持ち出して来ては、ああでもない・こうでもないと理屈をこねるヤカラが現れる。そういう連中のねらい目は、たいていが、肉を斬らせて骨を守る、だから要注意である。

民主民進党の「口先やるやる詐欺」たちが「事業仕分け」でやったような「市場原理主義アホダラ教」の「お遊び仕訳」(金額が大きくて構造転換が容易ではないものや、自分たちに関係が深いものを意図的に避けた=核燃料サイクルや宝くじ、道路や巨大ダム、防衛利権などがその一例)ではだめで、租税特別措置の心臓部をぐさりと一刺しで始末する蛮勇が政権に必要となる。

(3)記事にある租税特別措置の項目の中で最も金額が大きいのが「ナフサ減税」である。「地球温暖化」を口実に「脱炭素」=「原発推進」とか言っている詐欺師や、それに呼応するマヌケたちは、この「ナフサ減税」について、何ゆえ何も言わないのか。加えてナフサはプラスチックなどの化学製品の原料でもあるが、そのプラスチックは今や世界中いたるところにゴミとしてあふれかえり「プラスチックスープの海」を生み出すまでに至っているが、そのプラスチック生産を制限し規制しようという動きも政治や政権にはない。それどころか、租税特別措置により、プラスチック生産を強く奨励し続けている。「気候正義」などという浮かれたキャッチフレーズは「ナフサ減税」の前には土下座をしてしまうありさまである。まるでマルクスが資本論に書いている「皮肉」(正義や主義主張よりカネが第一)を見せつけられる思いがする。現にこの記事を書いた朝日カバカバ新聞が、この「ナフサ減税」をかばいだてするカバカバしい言い訳を付記しているのは、記念碑として保存しておくのがいいだろう。

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)プラスチックやゴムといった石油化学製品の原料となるナフサなどを免税する「ナフサ免税」は海外でも一般的な措置で、所管する経済産業省は国内企業の競争力を保つために必要だとする。財務省内にも「ほかの租特とは性質が異なる」(幹部)との声もある。石油業界では「租特ではなく、個別の税法で恒久的な免税を定めてほしい」と要望しているが、実現していない。「財務省としては、恒久的に財源を手放すことは避けたいのだろう」(業界関係者)との見方もある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)ナフサ等の免税措置について(2009年11月19日)=民主党政権下
 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1258613861.pdf

(国際競争力ウンヌンについては、国境措置で炭素税を徴求ないしは還付することで、競争条件を等しくすることは可能で、こうしたおかしな租税特別措置をやめない理由にはならない。そもそも朝日カバカバ新聞は、上記の引用部分の「裏どり」をどこまでやっているのか? ひょっとして誰かが言ったことの垂れ流しではないのか? また、実施する場合も、税制ではなく、補助金として実施し、その効果や結果についての毎年の検証が必要である。免税や減税は、補助金交付と同じ経済政策的効果を持つが、黒字企業にしか効果がない場合が多いが、日本の大半の中小零細企業は赤字企業である(法人税関連など)、②不透明極まりない=企業への「つかみガネ」のようなもので典型的なバラマキ型政策の一種、補助金なら実施状況など内容の表面化が出来る)

(4)記事にある租税特別措置で、他に金額が大きく、やめた方がいいものとして事例を挙げておくと以下の通り。

(a)研究開発減税(対象を絞り、要件を厳格化したうえで、補助金交付制度に転換し、結果を公表・検証すべき。また、金額の多くを大学向けの研究開発交付金に転換せよ)、

(関連)研究開発税制について (METI-経済産業省)
 https://tinyurl.com/ycxhhds7

(b)受取配当金の所得カウント免除(利子・配当収入やキャピタルゲインの分離課税(一定の少額金額以上のもの)、および法人税の受取配当金の益金不算入とともに廃止、総合課税へ移行)、

(関連)受取配当等の益金不算入制度の見直し
 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hojin/kaisei_gaiyo2015_5/pdf/04.pdf

(c)住宅ローン減税(住宅政策を持ち家政策から公共住宅拡充政策+空き家活用・借家支援制度+中古住宅活用に転換し、この制度を段階的に廃止する。また、東京・大都市集中型の都市政策を改め、日本経済を地方分散型の構造に時間をかけて転換:田舎に住みましょう政策)、

(関連)住宅:住宅ローン減税 - 国土交通省
 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html

(d)設備投資減税(減価償却費計上の特例などと思われるが、これも研究開発減税と同様、補助金交付制度に転換し、結果を公表・検証)

(e)また、残った租税特別措置についても、利用した企業や個人の固有名詞を公表し、制度自体の透明性を高める必要がある。それがいやなら租税特別措置を使わなければいいだけの話。税金を使う以上、透明性は必要不可欠。

(5)上記以外に、法人税制の中で恒久化されているもので、ロクでもない大企業用の税逃れ制度がいくつかある。①損金の翌年以降への繰り越し控除制度(最長10年間は長すぎる、金額制限が全く不十分=バブル崩壊以降、メガバンクはこの制度のおかげで納税ゼロ状態が長く続くというおかしな現象が起きている、ソフトバンクグループの納税ほとんどゼロについては下記にご紹介する通り、まるで企業の事業失敗のツケを税金が払う格好になっている)、受取配当金の益金不参入、などがその一例

(関連)賢く節税! 欠損金繰越控除について分かりやすく解説 – マネーイズム
 https://www.all-senmonka.jp/moneyizm/473/

(6)また、古き不公正・不公平税制に、非課税法人制度がある。宗教法人、学校法人、医療法人が代表格。財団や社団の非課税適格の審査が厳しくなったという制度改正はあったが、さて、こうした古典的ともいえる非課税法人については、どうなのだろうか。目下、統一教会が問題視されているが、この宗教法人の課税問題については適正化されていると言えるのだろうか?

(7)個人所得税、および相続税・贈与税についても、富裕層の納税回避を可能にする仕組みがわんさとあり、すき間だらけで、税収が縮こまっている。まず、所得や相続財産の把握が全く不十分で、海外のタックスヘイブンその他を利用して、所得や財産隠しが行われている(自主申告制度を基本にし、無申告などの不正がバレたら巨額の罰金を科して隠した財産がほとんど国によって没収される仕組みにしてやれば、完全とまではいかなくても相当程度解決する。一定金額以上の所得や資産について、直ちに実施せよ。貧乏人は関係ないから心配しないでいい)。

そもそも、日本の経済成長に伴い所得以上に資産の蓄積は相当に進んでいる(しかも特定の富裕層に偏って)にもかかわらず、相続税収が2兆円前後で私の若いころからほとんど変わっていないのは、全く持って不可解でおかしな話。状況証拠として巨額の相続税(及び贈与税)が納税回避ないしは脱税されていると見ていい。相続資産の評価方法にも問題がある。

◆相続税の改正に関する資料 - 財務省
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/property/e02.htm

(関連)武富士元専務への課税取り消し 2000億円還付へ- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG17022_Y1A210C1000000/

(関連)タックスヘイブンを利用して相続税を回避する方法と注意点
 https://chester-souzoku.com/measures/tax-haven-6546

(8)タックスヘイブンは退治すべき悪の巣窟である(①納税回避・脱税、②非公開(アングラマネー)、③金融規制等の規制逃れ)。これに対しては、タックスヘイブン否認の法理、または特例法を制定し、かつ、法人に対しては強制連結課税を適用することで、時の政権にやる気と覚悟さえあれば適正化は可能だ。現在進行中(というか停止中)の「グローバル・タックス」の制度化は、全く不十分なアリバイ行為に近い。GAFAMのみならず、国際的な納税回避行為を大々的に展開している巨大多国籍企業群に対しては、課税を適正化する観点から厳格な姿勢で臨むべきである。欧州の積極課税国と連携して進めるのがいいが、ポイントは世界の一般有権者・納税者・世論を味方につけて、特別優遇は断固認めない、という世界的なスケールで巨大多国籍企業の納税回避行為を批判・包囲していくことである。

アメリカやイギリスなどのアングロサクソン系諸国は妨害者である。そもそもタックスヘイブンのルーツは大英帝国にある。中国もまた妨害者になる可能性が高い。それから、タックスヘイブンを使った金融商品や日本国内で流通している有価証券などに課せられるべき源泉課税もないがしろにされているので、ここにもメスを入れる必要がある。およそ金融市場は不公正税制の宝庫である。

(関連)世界に衝撃を与えた「パナマ文書」わかりやすく解説すると…  - ハフポスト WORLD
 https://www.huffingtonpost.jp/2017/10/18/panama-papers_a_23247130/

(関連)「パラダイス文書」 明らかになった超富裕層の租税回避の秘密 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/41881881

(9)上記(8)とも関連するが、非居住者・外国資本による日本国内源泉所得に対する課税ができていない。アメリカ属国としての特徴が露骨に現れている。情けない限りである。源泉税制度をしっかりと活用すること、対等で公正な租税条約の推進、納税回避企業の国内営業を排除すること、非居住者・外国資本マルサ制度の強化など、私のようなものでも思いつく対策はいくつかある。

翻って、居住者についても、一定規模以上の大企業、および富裕層に対して、税務調査官を貼り付け、マルサ制度を抜本的に強化して不正を許さない仕組みづくりは必要不可欠である。巨額不正に対しては、巨額罰金で抑止力をかけることが絶対に必要だ。税金ばかりは制度を創ったからといって、不正や脱税がなくなるわけでは決してないことを肝に銘じておくべきである。実効性のない税法は(実効性を持たせる制度的組織的裏付けのない税法は)、ないのと同じだということである。

 <関連サイト>
(1)(別添PDFファイル)G20「税の国際協調」綻び、デジタル課税に遅れ、法人最低税率も逆風(日経 2022.7.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62734620Z10C22A7EP0000/

(2)(別添PDFファイル)デジタル課税、1年遅れ、G20 調整難航で24年発効(日経 2022.7.18)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170MS0X10C22A7000000/

(3)グローバル・タックス - 岩波新書
 https://www.iwanami.co.jp/book/b539117.html

(4)[視点]グローバル・タックスと税制の新潮流、日本の課税制度の課題 - 東京保険医協会
 https://www.hokeni.org/docs/2021061200015/

(このサイトの写真の男(田中徹二)は(同姓同名でなければ)、他のMLで私の言論・主張に対して妨害を行った人物で、議論をすることさえ認めず、独断でMLから私を排除した典型的な「スターリンのミニブタ」です(いや、ひょっとすると某政党の党員で、既に「スターリンのブタ」官僚なのかもしれません)。近々、詳細をご披露いたします。みなさまには、こういう連中が主催する運動やイベントには参加なさらないでいただきたいのです。こういうことが(つまり主催する人間たちの気に入らない言論は封殺してもいい)一般化してデファクト・スタンダードになると、かつての「悪の帝国=ソ連」のような社会状況が生まれかねません。そんなことにでもなれば、今よりももっとうっとうしい、こういう連中に管理・統制される社会や市民運動・社会運動が出来上がるということを意味します。まさに、ふざけるな! という事態です。日本の市民運動・社会運動(特に左派・リベラル系)には、市民運動・社会運動と党派運動を混同している自己中心主義者があまりに多い。嘆かわしい事態です。ナニサマだと思っとるのか、ということです。:田中一郎)


2.繰り返す法人税ゼロ、投資会社課税 ルール見直し議論も(日経 2022_8_20):巨大利益企業が税金払わず、日本死ね

◆繰り返す法人税ゼロ、投資会社課税 ルール見直し議論も(日経 2022.8.20)
 https://bit.ly/3e23aCZ
 https://bit.ly/3e23aCZ
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030BU0T00C22A1000000/

(関連)ソフトバンクG、巨額利益でも法人税ゼロが常態化…巧妙スキーム、問われる社会通念(Business Journal) - goo ニュース
 https://news.goo.ne.jp/article/bizjournal/business/bizjournal-bj-313025.html

額に汗して日々働いてかせいだ、なけなしの利益から、まずは有無を言わさず消費税を支払わされ、更に、法人税を納税させられ、四苦八苦の日々が永遠に続いていく。が、しかし一方では、兆円単位の巨額の利益を上げながらも、税金をほとんど収めていない巨大企業も存在する。この国では、法人税を最も多く負担しているのは、年商10億円前後の中小零細企業であり、逆に巨大企業はそのほとんどが税金を払わないという書き物を何度か目にしたことがある。

今回の記事では、日本のこの法人税の実質逆累進制度のようなことになる制度的理由は、①配当金の益金不算入、②損失の繰り越し控除が巨額で長期間すぎる、の2点が挙げられている。おまけで、有価証券報告書の税務に関する情報公開が不十分という点も指摘された。

先般お送りした私のメールでは、東日本大震災からの復興に必要な財政資金が、我々の所得税の期間限定の追加増税でまかなわれているが、それが「福島復興」を名目に「イノベーション・コースト構想」とか何とか言って、実は「軍産学情報複合体」による軍事研究・兵器開発のために使われようとしていることをお知らせした。いずれもふざけた話である。

◆(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html

(関連)CBRNE - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/CBRNE

まじめで勤勉な納税者が反乱を起こし、上記のようなふざけた話を政治主導で進めている現在の自公政権や、それを補完して甘い汁を吸おうとする似非野党を国会や地方議会から追い出すこと、それによって上記のような事態は改善に向かうだろう。善は急げ、来たる統一地方選挙での「大転換」をさっそく実現しようではないか。(要するに、自民党、公明党、維新(日本維新&大阪維新)、国民民主党、立憲民主党、参政党・N国などのガラクタ新党には投票をするなということだ)
草々

2022年9月10日 (土)

(新刊書)『水俣病闘争史』(米本浩二著 河出書房新社):国家ぐるみでチッソ・水俣の犯罪を今もなお続けるこの国が、今度は福島で東京電力や原子力ムラとともに、原発・被ばくの国家犯罪を繰り返している、許せない!

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.【ご報告と御礼】第2回口頭弁論期日が終わりました!
 https://tinyurl.com/3428xnu5

(関連)20220907 UPLAN 「311子ども甲状腺がん裁判」第2回口頭弁論期日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=rAaz1YdW7ns


3.“共産党アレルギー”連合・芳野会長と旧統一教会の怪しい関係…会見で突っ込まれタジタジ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310864

(やっぱりね、統一教会となれ合いの関係なのか、だから共産党が嫌いなんでしょう。立憲民主党にも統一教会と関係を持っていたのがいたけれど、御用組合「連合」にもいる、そして共通しているのは、その関係を白日の下に明らかにせず、トンズラを決め込んでいることだ。統一教会と共存しているらしき似非改革勢力としての泉健太立憲民主党と御用組合「連合」、今後の選挙で投票したらあきまへんで! :田中一郎)


4.沖縄の選挙
(1)宜野湾市長選、松川氏と仲西氏競る「投票行く」98% 沖縄 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1578465.html

(2)2022年9月7日(水)18-00~玉城デニー街頭演説会・那覇市/県民広場 #沖縄県知事選挙 #沖縄 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=N1TxRPVOQbs

(3)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「今年は沖縄本土復帰50年の節目の年 9月11日(日)沖縄県政史上初となる県知事選、首長選、統一地方選、県議補選が同日投開票で行われます 沖縄の命運がかかった統一地方選 私もオール沖縄に集う候補者全員の
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1567416757052387329

(4)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「私は #誰ひとり取り残さない 沖縄らしい本当にちむぐくるのある世の中を、沖縄の未来をつくっていきたい。 18歳の初めての一票も、年を重ねたみなさんの何度も投票してきた一票も、絶対に大切にしたい。 沖縄
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1567818054381486080

(5)TOYOさんはTwitterを使っています- 「9/11 #沖縄知事選 の日は #沖縄県議会補選 もあります(那覇市南部離島地区のみ)とても重要です。自民が入っちゃうと、オール沖縄側23vs自民側24になるため #玉城デニー 県政に大きなダメージとな
 https://t.co/0aXD0XsA1z


◆日刊IWJガイド・非会員版「本日午後4時半から、岩上安身による全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人・山口広弁護士インタビューをフルオープンで生配信!」2022.9.9号~No.3648号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51282
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◆水俣病闘争史-米本浩二/著(河出書房新社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034369452&Action_id=121&Sza_id=C0

 <別添PDFファイル>
(1)はじめに(米本浩二『水俣病闘争史』河出書房新社 2022年8月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghi0KeEl29ErBqvC?e=5tETCk
(2)闘争前夜 一部抜粋(1)(米本浩二『水俣病闘争史』河出書房新社 2022年8月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghm-mj5NxWcZKDla?e=RcTOd6
(3)闘争前夜 一部抜粋(2)(米本浩二『水俣病闘争史』河出書房新社 2022年8月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghp2S-E83mhydliV?e=Bpufcu
(4)「水俣病闘争」関連年表(米本浩二『水俣病闘争史』河出書房新社 2022年8月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghvafFlwNEOT5EHh?e=uIk3XT

 <関連サイト>
(1)「水俣の教訓を後生に」没後10年 原田正純さんが託した思い - NHK
 https://www.nhk.or.jp/kagoshima/lreport/article/000/34/
(2)水俣病 真の救済は 石牟礼道子さんが語る - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/xskty6

 

 上記『水俣病闘争史』(河出書房新社)は今年8月に出たばかりの新刊書である。別添PDFファイルは、その最初の部分を一部切り取ったもの、及び巻末の年表である。この本の主旨について著者の米本浩二氏は「水俣病闘争に興味を持った人がすぐにアクセスできて、闘争を見渡すことができる簡便な1冊がほしい」(既存の水俣病の本はいずれも大部なもので、持ち運びさえ容易ではない)と書いている。確かにそういう本は今現在ではなかなか見つからない。だからであろうか、最近では、若い世代を中心に、水俣病を知る人が少なくなってきている。

 

私がまだ高校生だったころ、この事件を知り、それまでの私の単純バカ右翼的な考え方が音を立てて崩れるほどのショックを受け、それ以来私は、政府・自治体・巨大会社・アカデミズム・マスコミなどの権威・権力や大組織といったものを信用しない・フレンドリーに思わない態度を一貫して変えていない。ヘドロのような欺瞞と偽善と打算が、そうしたものの背後に見え隠れしていることが見えるようになったからだ。その水俣病は、今もなお解決せず、患者認定という詐欺行為を通じて、被害者およびその子孫を苦しめ続けているのである。

 

その水俣病の全容を、広く浅くではあろうけれども手早く知る好書がこの本だ。著者の米本浩二氏は元毎日新聞記者だそうである。そして特に、水俣病のことをほとんど何も知らない方々には、この本を是非手に取ってお読みいただきたいと思うが故に、下手な文章でこの本のご紹介をする次第である。その理由の1つは、このチッソ水俣をめぐって半世紀以上も続く国家犯罪が、今度は品を変え、やり方を変えて、東京電力や原子力ムラとそのバックアップをしている政府・自治体・御用学者・マスごみらにより、全く同じ「哲学」の下、信じがたいくらいに何の反省も改善もなく、まるで瓜二つの双生児のように同じようなことが、この国で繰り返されているからである。犠牲になっているのは、ミナマタでもフクシマでも、同じように、貧しく非力で、しかし日々のささやかな幸せをつかみつつ暮らしている無名の民、それが権威・権力の上に胡坐をかくロクでもない連中に踏みつけにされている。この国は、この国の社会は、この国の人間たちは、反省とか進化とか経験則とか言ったものとは無縁に生きているのだろうか。私はこの本を読み進めていくにつれて、こみあげてくる怒りを抑えるのに苦労した。

 

戦前から続くチッソ水俣工場周辺での健康障害、「奇病」とか言われ、被害者が出た家では、その被害者が他人の目に触れることがないように家の中に隠してしまう、そんなことが繰り返されてきた。チッソ(旧名:日本窒素肥料株式会社)が水銀を触媒として使い、化学工業の半製品であるアセトアルデヒドを製造し始めたのは1930年頃、1932年には有機水銀を含む危険な工場廃液を無処理のまま海に放流し始めている。

 

戦後になり、高度経済成長が本格化する1950年代になり、チッソによる水銀を触媒にするアセトアルデヒドの生産が拡大され、海への有機水銀廃液の放出も増えたため、健康障害を発症する人が増え、猫などの他の水産物を食する動物も犠牲になった。いろいろと調べているうちに、どうも毒物物質を特定はできないが、何らかの化学物質が水俣湾で獲れる水産物を汚染し、それを食したものが健康障害を発症していることが明らかになり、熊本県は1957年に厚生労働省に対して、水俣湾内の魚介類の捕食や摂取を食品衛生法に基づき禁止する旨の伺いを立てた。しかし、これに対して当時の厚生労働省は「NO!」で応えた。この段階で水俣湾内の水産物利用を止めておけば、水俣病による被害者が現在のように巨大なものとはならなかったに違いない。

 

加えて、チッソ水俣は、翌年の1958年に、少なからぬ反対を押し切って、問題の廃液の排水口を内海の水俣湾から外海の不知火海へと変更する。これにより水俣病は、水俣湾の周辺地域に限定されていたものが、一気に熊本県・鹿児島県、および対岸の天草地方にまで広がり、巨大な悲劇が生まれることとなってしまった。

 

その後、原因毒物が有機水銀であることが解明されたにもかかわらず、旧日本軍が海に投棄した爆弾が原因だとか、魚介類腐敗により発生した有害な有機アミンが原因だなどというトンデモ説が御用学者らにより提唱されたり、チッソ水俣工場にサイクレーターという(有機水銀は除去しない)巨大な排水浄化装置が設置されて「安全安心キャンペーン」が展開されるなど、福島原発事故後の甲状腺ガンをはじめとする放射線被曝の健康障害をごまかすことと同じようなことが繰り返されている。

 

また、被害者救済の面でも、貧しい被害者らの足元を見透かして、わずかばかりの「見舞金」の交付と引き換えに、今後、工場排水が原因であっても再度の補償要求はしない、などという念書を書かせて差し入れさせたり、御用学者らを集めた「水俣病患者審査協議会」なるものを創って、ここが救済の対象となる水俣病患者の「認定」をするという「インチキ切り捨て機関」を用意したりと、これまた福島原発事故後の被害者切り捨て政策と同じようなことをしているのである。「水俣病患者審査協議会」は、福島原発事故で言えば、「福島県民健康調査検討委員会」ということになる。

 

そして、この間、つまり最初の水俣病が発見された1956年から約15年間の間、有機水銀を含むチッソ水俣の工場廃液は海に垂れ流しされ続け、水俣病患者は増え続けた。また、貧困と孤独と健康被害に苦しむ被害者に対して、日本社会は、熊本や鹿児島で被害を受けていない人間たちの少なからぬ者たちは、こともあろうに水俣病被害者をバッシングし、差別し、からかい、いじめぬくという、卑劣極まりないふるまいを続けていた。これもまた今日の日本社会の福島原発事故被害者に対する態度と同じである。

 

だいぶ前の水俣病を扱ったNHK番組で、生涯をかけて水俣病に取組んだ原田正純医師が、おそらくは水俣湾のほとりと思われる海浜のある場所で、胎児性水俣病で中学生になった女の子と会話するシーンが出てくる。その女の子が将来を心配して原田医師に自分の体のこれからのことを聞き、それに対して原田医師がやさしくなぐさめるように答えるのである。その時の原田医師の、あの説得力と、やさしさと、女の子に寄り添う姿勢の美しさに、私はこぼれる自分の涙を押さえられなかった記憶がある。その原田医師も今はもういない。

 

そして、許しがたいことに、水俣病は解決していない。事件発覚後、一度たりとも被害者の健康調査・実態調査を国は実施したことはなく、認定基準というインチキ規則を使って、被害者水俣病患者の切り捨てを続けている。そして、返す刀で、加害犯罪企業=チッソ水俣は、20年ほど前の特別法で、被害者への賠償・補償責任を免除され、企業として「救済」されている。加害企業が救済され、被害者が切り捨てられる=この許しがたい不正義・不正は、ミナマタもフクシマでも、全く同じ形で物事が進んでいる。つまり、この国は未だ「夜明け前」を続けているということだ。これを放置しておくことは許されない。

 

長くなりましたが、この本により、ミナマタで起きたことを知ることは、今現在のこの国の正体を知ることと同義です。是非、知っていただきたい。そして、明日へ向けて、こんな非人間的で非道なことを許さない、そんな国へ向けて、一緒に歩を進めていただきたいと思う。

草々

 

 

2022年9月 6日 (火)

(報告)第45回「福島県民健康調査検討委員会」結果:どんどん増える子ども甲状腺ガン=初期被曝だけが原因ではないのではないか & その他放射線被曝(ゴマカシ)関連(胃がんも増えているようだ:明石昇二郎さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.これからの「新ちょぼゼミ」(「ちょぼちょぼ市民連合」&たんぽぽ舎)の予定

(1)(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(2)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第1回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(3)(予約必要)(10.25)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(第2回目)です:経済産業省及び地域独占(原発)電力会社が「地球温暖化」を口実に進める「ニセモノ改革」を徹底究明し批判します)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-b7a54a.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.【賛同募集】要請書「原発推進方針の撤回を」 - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20220904/9119/
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdWwRqDJ5jJkow1rMuvN0mqRhi-9MuGaDRhCknnm9w2q_I7Bg/viewform


3.イベント情報
(1)(チラシ)(9.7)311子ども甲状腺がん裁判第2回口頭弁論(東京地裁)
 https://bit.ly/3RHG17I
(2)(チラシ)(9.12)避難住宅追い出し訴訟 第3回公判(東京地裁)
 https://tinyurl.com/ypu8dpvj
(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.12)子ども脱被ばく裁判 第4回公判(仙台高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgg-z2TKE2dqJ1iKz?e=o587Co
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.27)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghDS8xpl16BEvztX?e=bjElJ9
(5)10月4日 国際セミナー2回目「環境ホルモンによる生殖能力低下」のご案内 - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=9140


4.ドキュメンタリー映画「原発をとめた裁判長」、9月10日から公開へ(オルタナ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b1975b9f5ab3a08c65186ca49cc7e22cd620cd9f

(関連)TOP│Copy 映画公式『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
 https://saibancho-movie.com/


5.(別添PDFファイル)2022年青森県六ケ所村長選挙を支援していただいた皆様へ(御礼)(六ケ所村に新しい風をおこす会 2022.9)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghPMeKgr-edex4cH?e=BdSJbO


6.(別添PDFファイル)子どもたちから精神の自由を奪う国葬に反対する(イントロ部分)(前川喜平『週刊金曜日 2022.8.26』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghENxw88XadlIYOg?e=KRkfOI

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)問題は、教育界に蔓延している忖度体質、同調圧力、事大主義、権威主義によって、「要請」や「周知」が事実上の「強制」に転じてしまうことだ。

(中略)愛国心、道徳心、学校での規律、家庭教育の責任などを強調する教育基本法の改正、性教育へのバッシング、教科書検定や教科書採択を通じた歴史教育への介入、首長の政治介入の余地を広げた教育委員会制度改革、検定教科書の使用義務を学校に課した道徳の教科化、教育勅語を学校の教材として使用することを認めた閣議決定など、安倍政治における「教育再生」政策は、戦前回帰的権威主義・国家主義の方向性を色濃く持っていた。安倍氏の国葬はその「安倍教育再生」の総仕上げともいうべき意味を持つことになるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(再掲)立憲は国葬反対なのに泉健太代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂(日刊ゲンダイ 2022.9.5)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310806

(この出来損ないの野党第1党代表=泉健太についての直近報道を見ておいてください。この前から申し上げているように、立憲民主党は一刻も早く、こいつを代表から退かせない限り、3年後の国政選挙は昨年(衆)や今年(参)以上に大敗北となること必定です。有権者・国民は泉健太立民に対しては、はっきりと「NO!」ですからネ。お忘れなく。それが参院選の民意です。

立憲民主党としてアベ国葬に反対しながら、その党の代表がアベ国葬に参加する・・・・!!?? いや、参加するかしないか態度をはっきりさせないで、参加するようなそぶりを見せる、コレ、コイツ本当に野党第1党の党首なのか? 寝ても覚めても立憲民主党に投票をしている諸君(同じく、寝ても覚めても自民党や公明党に投票をしている諸君)、そろそろ目が覚めませんか? 来年の統一地方選挙では立憲民主党以外の「世直し」政党に投票をして、立民候補者全員を落選させてくださいね。そうしないと3年後にドマケ国政選挙にこのまま突っ込むことになります。いつまでたっても日本の政治は変わらない。:田中一郎)

(1)安倍晋三の国葬に反対します
 https://chng.it/6MLbjYVNTm

(2)安倍元首相の国葬に反対し計画の撤回を求めます
 https://www.change.org/stop-national_funeral

(3)安倍元首相の「国葬」中止を求めます
 https://www.change.org/kokusouhantai

(関連)(別添PDFファイル)国葬差し止め訴訟に壁 国支出の是非、問う規定なし(朝日 2022.9.3)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15405516.html?iref=pc_photo_gallery_bottom


7.(別添PDFファイル)半田滋の新・安全保障論:日本列島を踏み台にして対中作戦を本格化する米軍(『週刊金曜日 2022,8,26』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghL_tMUvBy2kpx4y?e=Anj3LQ

(日本はいつからアメリカの属国になったのか? 与党である自民党や公明党には「愛国者」はおらんのか!? 台湾で紛争が起きたら、在日米軍にズルズル引きずられて戦争なのか!? 国家主権を放棄してアメリカの言うなりで、何が安全保障かよ! 国家危険保障だ! :田中一郎)


8.沖縄県知事選(平和運動の先頭に立つ知事が沖縄の知事にふさわしい)
 
(1)玉城氏が先行 佐喜真氏が追う 沖縄県知事選挙・情勢調査「経済」重視が最多48%-沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1019003

(2)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「新しい応援メッセージが、故屋良朝苗さんとも親交のあった大阪市立大学名誉教授・宮本憲一さんから届きました! 普天間の基地を返させ、かつ辺野古の基地をつくらせないということが沖縄のこれからの発展の第一歩。
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1565978251415040000

(3)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「航空機騒音や事件事故、基地あるが故の基地被害はあとを絶ちません。発がん性が指摘される有害物質PFOS等が流出し水道水や土壌汚染、健康への被害も指摘されています。 #沖縄にこれ以上の米軍基地はいりません
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1566380555591028736

(4)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「歌手の古謝美佐子さんからメッセージです。 ありがとうございます。 私は玉城デニーさんを支持します。沖縄の美しい自然や環境を破壊し続ける米軍基地はもう要らない。大事な孫世代に辺野古などを新しく作らない、
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1565308499554316288

◆(別添PDFファイル)県知事選が行われている沖縄本島を歩く:頼れるのは県しかない(『AERA 2022.9.12』)
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910210120923

(下記はメール転送です)
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沖縄選挙では当たり前のようになっているデマ攻撃。玉城デニーさんに対するデマツイートのリツイート(転送)数は数千レベル。対して、琉球新報のファクトチェックのこのツイートのリツイート数は600弱。これでは太刀打ちできない。

◆琉球新報さんはTwitterを使っています: 「「玉城デニーは中国共産党の勢力」は誤り リンクの新聞記事にも「玉城氏」記載無し<沖縄知事選ファクトチェック> 
 https://twitter.com/ryukyushimpo/status/1564538694408994816

市民運動勢力の結集力が問われます。ぜひ、リツイートを。
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 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)第2次岸田文雄内閣閣僚の身体検査(日刊ゲンダイ):よくもまあ、ここまでゴミ・クズ・カスの人材を集めたものだ、日本社会のどこに行っても通用しないサイテーのガラクタ人士たち、アベスガ政権と同じく、まるで廃品リユース内閣だ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-9dc9d4.html

(2)(注目!)原発緊急3大ニュース:(1)東電刑事裁判要請書(小林和博さん)、(2)電力不足がそもそも大ウソ、加えて原発は電力不足に役立たず、(3)規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-fc1b52.html

(3)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(134):(1)青森県六ケ所村再処理工場の耐震性に大きな懸念、(2)経産省が進める茶番の電力自由化と電力システム・インチキ改革、(3)原発再推進を許すな! 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-0d6443.html
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「(報告)第45回「福島県民健康調査検討委員会」結果:どんどん増える子ども甲状腺ガン=初期被曝だけが原因ではないのではないか & その他放射線被曝(ゴマカシ)関連(胃がんも増えているようだ:明石昇二郎さん)」をお送りいたします。

福島県で子どもの甲状腺ガンが毎月のように増えています。子どもだけではありません。大人のいろいろなガンも増大傾向にあり、明石昇二郎さんが『週刊金曜日』その他の媒体を使って詳しく伝えてくれています。福島原発事故により、あれだけの大変な量の放射能が環境に放出されたというのに、国やその関係機関も、福島県をはじめとする自治体も、そして、原発事故による放射線被曝の実態把握をきちんとすべき立場にある「福島県民健康調査検討委員会」さえもが、原発事故の放射能による健康被害を、小さくてたいしたことがないと、何の科学的実証的根拠もないままに言いつのり、被害者の数をきちんと把握せず、被害者の実態も調べもせず、もみ消そうとしています。要するに、福島原発事故の健康被害がなかったことにするための「被害の見えない化」を、下劣なものも含めて、あらゆる手段を使って画策し、何とか「原発事故は終わった」ことにしようとしています。ふざけるな! という話です。

その一例が、今や有名な話になった「経過観察」です。下記にご紹介するOUR PLANET TVのサイトにある子ども甲状腺ガンの発生状況に関する総括表をご覧いただけば一目瞭然ですが、表に「経過観察」とある以外にも、項目を丁寧に見ていくと、数字の足し算が合わないことがすぐにわかります。その差が「経過観察」です。「経過観察」とは被害の実態隠しです。「福島県民健康調査」で甲状腺ガンの疑いがある子どもが見つかると、その子を「経過観察」にしてわざと穿刺吸引細胞診を遅らせ、結果的に甲状腺ガンを悪化させて摘出手術に至っても、その子は「一般保険診療」を受けたということで、「福島県民健康調査」の甲状腺ガンにカウントされないという、トンデモ集計をしているのです。

(関連)(総括表)「第45回福島県民健康調査検討委員会」で報告された子ども甲状腺ガン(OUR PLANET TV 2022年9月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVghXFRaX09ixBRxSW?e=5OrUCD

また、「福島県民健康調査」を受けないで他の医院で診てもらって甲状腺ガンが発見された子どもや、福島県以外の都県で発見された子ども甲状腺ガンの数も全くと言っていいほど把握されていません(あるのは数年遅れで集計されるガン統計だけです)。ですから今回、第45回「福島県民健康調査検討委員会」で明らかになった子ども甲状腺ガンの累積総数は326人ですが、実際には、この数倍もの子ども甲状腺ガンが発生している可能性が否定できないのです。しかし、こうしたふざけた事態は、いつまでたっても解消されず、また、「福島県民健康調査検討委員会」や、この「福島県民健康調査」の実施事務局となっている福島県立医大も、これを真剣に解決・解明・公開しようとはしていないのです。

(関連)甲状腺検査ファクトシート - level7
 https://tinyurl.com/bdfa2f5e

では、「福島県民健康調査検討委員会」は何をしているのか、それは、毎度毎度、屁理屈をこねくり回しては、福島原発事故による健康被害は甲状腺ガンも含めて全くないことにするために、甲状腺検査潰しを最重点事項に、初期被曝の過小評価やゴマカシ、「過剰診断・過剰診療」説やスクリーニング効果説、精神疾患対策や「安全安心キャンペーン」などなど、実にシロウトだましのインチキ興業を繰り返しているのです。私は常々、この委員会は解散して、国が福島県だけでなく、他の放射能汚染都県も対象に、新たに御用学者でない人を委員にした新委員会を立ち上げ(3条委員会)、福島県立医大からはこの検査の実施事務局としての機能を取り上げて、他の医療機関に委託するなど、抜本的な対策・対応が必要だと申し上げている所以です。


ご参考に、下記を改めてご紹介しておきます。これまで我が国が、国民の健康を第一に考えて厳しい基準に定めてきた有害化学物質に関する規制基準が、放射性物質に対する規制基準を策定する際に「ないがしろ」にされて、ひどく甘い規制にされたこと、そして福島原発事故の後は、その甘い規制基準でさえもが放射性物質に対しては「解除」されて、事実上「ないに等しい」までに緩められてしまっています。放射線被曝の実態の認識もきちんとせず、いい加減極まりない非科学的な、子供だましのような屁理屈で、危険極まりない放射線被曝防護の「規制基準」や「対策」が決められてしまっているのです。化学物質の何千倍も甘い「規制基準」など、健康被害を防止する基準としては何の役にも立ちません。これくらいにしておかないと、原発は使えなくなる・核兵器は扱えなくなる、ということを意味しているにすぎないのです。

◆(拡散希望)放射線被曝毒性と化学物質毒性、防護規制値の違い=放射線被曝防護の基準は化学物質毒性防護の基準の500~1,000倍の甘さだ(田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-0c5a42.html

福島原発事故から早くも11年半が経過しました。これまでに発生した子ども甲状腺ガンをはじめ、さまざまな健康疾患や病気は、私はもはや原発事故による初期被ばくによるものだけではなくなりつつあるのではないかと疑い始めています。たとえば甲状腺ガンは、放射性ヨウ素131(半減期8日)やテルル(短半減期)による内部被曝だけが原因で起きるものではありません。放射性セシウムもまた、甲状腺にある程度蓄積して内部被曝をもたらしガンを生み出しますし、放射性ヨウ素には131だけでなく、放射性ヨウ素129という半減期が1560万年という気が遠くなるようなものもあり、福島原発事故で大量に環境放出されているのです。こうした事故後における環境放射能が子どもたちの体に害を与え、甲状腺ガンとして現れてきている可能性はもはや否定できないだろうと私は見ています。他のガンやその他疾患についても同様です。

(関連)岩波書店『科学』(2022年4月号)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(岩波書店『科学』は、2022年5月号を最後に、誌面に原発・被ばく関連のレポートや論文を掲載しなくなりました。何故なのでしょう?)

これまで国や福島県が放射能や被ばくを甘く見て軽視し、子どもたちをダシに使って「安全安心キャンペーン」を繰り返してきた結果が、こうした子ども甲状腺ガンの多発となって現れてきているのではないかということです。もしそうだとしたら許しがたいことです。

以下、簡単に第45回「福島県民健康調査検討委員会」結果をOUR PLANET TVのサイトその他でご報告し、併せて昨今の「脱被ばく」情報をいくつか添付しておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。岸田文雄自公政権は、まもなく福島第一原発の汚染水を福島沖合の海にぶん投げようとしています。それも半端な量ではなく、これから40年以上に渡って恒常的に福島第一原発の汚染水の海洋投棄が続けられるというのですから、正気の沙汰ではありません。こういう態度が、巡り巡って、福島の子どもたちの甲状腺ガンの多発となって結果していると私は強く思っている次第です。


1.小児甲状腺がん326人に〜福島県民健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 https://www.ourplanet-tv.org/45618/
 https://www.ourplanet-tv.org/45618/

(関連)第45回「県民健康調査」検討委員会(令和4年9月1日)の資料について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-45.html

(関連)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京電力福島第一原発事故後に福島県で行われている「県民健康調査」の検討委員会が15日、福島市内で開かれ、新たに8人が甲状腺がんと診断された。これまでに、県の検査によってがんと診断された子どもは284人となった。

今回、新たに公表されたのは2022年9月30日から3月31日までに明らかになったデータ。従来は3ヶ月ごとにデータを公表してきたが、新型コロナウィルス感染症の影響による検査間隔の変化や、検討委員会の頻度が減っていることから、半年のデータがまとめて公表された。

それによると、4巡目が2人、5巡目が5人、節目検診は3人の計8人が、新たに甲状腺がんの疑いがあると診断された。2017年⒓月までにがん登録で把握された集計外患者43人を含めると、手術後の確定診断で良性だった1人を除いて、がんと診断された患者はこれまで326人となった。また、診断後に手術を受け、がんと確定した患者は、2巡目で1人、4巡目で2人、5巡目で4人、節目検査で4人の計11人で、これまで237人ががんと確定したことになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ご寄付のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
(みなさまのご支援をお願い申し上げます、大切なネットジャーナリズムです)
 https://www.ourplanet-tv.org/donation/


2.ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/

(1)「原告の声を聞いて」署名提出〜小児甲状腺がん裁判 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45580/

(2)20220902 UPLAN【記者会見】311子ども甲状腺がん裁判追加提訴 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=joUQteozUFc

(3)お知らせ - 311supportnet
 https://www.311support.net/news

(4)ご寄付について - 311supportnet
 https://tinyurl.com/h8725zj9

◆「原告本人の意見陳述」と「大法廷での裁判」を求める署名が8月23日現在で6395筆!! 311被爆の被害者である原告本人の苦しみの声をより多くの人々に届けるために!!~8.23「311子ども甲状腺がん裁判」署名提出後の記者会見 - IWJ Indep
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509773

◆甲状腺がん裁判で20代女性が追加提訴へ - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45648/

◆(チラシ)(9.7)311子ども甲状腺がん裁判第2回口頭弁論(東京地裁)
 https://bit.ly/3RHG17I


3.福島県で胃がん多発:明石昇二郎さん
(1)「福島県で胃がん多発」続報 7年連続の「胃がん多発」を確認(2021年8月26日)- level7
 https://bit.ly/3ATsWB8

(2)続報(2022年8月10日)- level7
 https://bit.ly/3RBoTQT


4.田村バイオマス控訴審(青木一政さん:ちくりん舎)
(1)ウソにウソを重ねて収拾がつかなくなる被告-田村バイオマス控訴審第2回期日(1)ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?p=6457

(2)ウソにウソを重ねて収拾がつかなくなる被告-田村バイオマス控訴審第2回期日(2)ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?p=6473

(関連)ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター):ちくりん舎は、行政から独立して放射能汚染を監視・測定、情報発信する市民団体・個人の共同ラボです。
 http://chikurin.org/wp/


5.(別添PDFファイル)(パンフ)福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば、放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る(美浜の会 2022.7.20)
 https://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/leaf_osensui20220720.jpg

(海底の砂や泥に放射能が蓄積して、時間が経過すると、それが逆に海中に放出されるという点(その放射能は海風に乗って陸上に吹き上げてくることになる)に加えて、トリチウム(有機結合)をはじめ、さまざまな放射性核種は、その科学的特性に従って、定着性の生物である海藻を含む様々な海洋生物の体内にも蓄積していき、食物連鎖によって、やがて我々の食卓にも食べ物として戻ってくることになる。何十年にも渡って汚染水を海に投棄し続けるということは、いわば「天にツバするようなもの」であり、それは近未来の我々の深刻な被ばく被害と遺伝的障害をもたらすものと心得るべきである。原子力ムラ代理店政府の「汚染水安全安心キャンペーン」など、信じた段階でアウトである。「信じる者こそ殺される」!

(関連)美浜の会(2022.9)
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news177/index_news177.htm
(関連)美浜の会
 https://www.jca.apc.org/mihama/

(一部抜粋)
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カラーリーフの紹介  海洋放出を止めるために活用してください

  福島原発の処理汚染水が海洋放出されれば放射能は海藻・魚介類に年々蓄積し食卓に上る。全漁連の反対決議を支持し、放出反対の声を広げよう(発行:美浜の会/ 協力:避難計画を案ずる関西連絡会)

 頒価 20円(100部以上:@15円/ 500部以上:@10円)
 送料はご負担をお願いします。A4で4頁(A3二つ折り)
  ご注文はこちらへ FAX:06-6367-6581 メール mihama@jca.apc.org
 郵便振込 00950-6-308171 美浜の会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


6.東日本大震災・原子力災害伝承館
 https://www.fipo.or.jp/lore/

(1)伝承館までの放射線量(吉田千亜さん) - level7
 https://level7online.jp/2021/map003/

(2)伝承館に足を踏み入れる(白石草さん) - level7
 https://level7online.jp/2021/map002/

(関連)TieLabs HomePage - level7
 https://level7online.jp/


(関連)「帰るなら除染」に住民不満も 帰還困難区域の意向調査始まる(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/84eac70c4c975fcd65a035f9098bd7558bd9bb5e

(関連)解除初日、住民の姿はまばら...生活環境まだ整わず 町民の帰還が大きな課題《福島・双葉町 避難指示解除》FTV 福島テレビ
 https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2022/08/2022083000000012.html
草々

2022年9月 4日 (日)

(予約必要)(10.25)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)

前略,田中一郎です。
(2022年10月の2回目の「新ちょぼゼミ」のご案内です)


◆(別添PDFファイル)(チラシ)(10.25)「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXmSz5yQs7wNw5Sa?e=cUG93y

Tansaは探査報道(調査報道)に特化したジャーナリズム組織です。「探査報道」とは、暴露しなければ永遠に伏せられる事実を、独自取材で掘り起こし報じることです。これまでは「調査報道」と呼ばれてきましたが、単なる調査ではなく、より深く取材するという意味を込め探査報道という言葉を使っています(Tansa HPより)。今回は、Tansa代表の渡辺周さんに、「虚構の地方創生」(コロナ禍で全国に渡った地方創生臨時交付金が、無駄遣いの温床になっていた。だが巨額をつぎ込んでも、東京一極集中は進むばかりだ。2014年以来の「地方創生」は政権維持と大企業のための虚構だった。)について探査結果を詳細にご報告していただきます。新しいネット・ジャーナリズムにご注目下さい。なお、この日は最初の1時間で主催者からプレゼンを行う予定です(テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革」(その2)の予定です)。皆様のご参加をお待ちしています。

講 師:渡辺周(わたなべ まこと)さん 
 1974年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本テレビに入社。2000年から朝日新聞記者。東京本社特別報道部などで活躍。製薬会社の医師への資金提供の実態などを報じたほか、原発事故後の長期連載「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーとして、高レベル核廃棄物のテーマにした「地底をねらえ」などを執筆した。2017年2月ワセダクロニクルを立ち上げ、2018年早稲田大学から独立、2021年3月Tansaに名称変更。


 <次第>
日 時:2022年10月25日(火)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣

 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: mailto:tanpopo3238@yahoo.or.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

 <関連サイト>
(1)虚構の地方創生 - Tansa
 https://tansajp.org/investigativejournal_category/region/
(2)Tansa - 探査報道に特化したジャーナリズム組織 Tansa
 https://tansajp.org/

(前回)(報告)(6.4)オルタナティブな日本をめざして(第46回)「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(新ちょぼゼミ:渡辺周さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ff83d4.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

第2次岸田文雄内閣閣僚の身体検査(日刊ゲンダイ):よくもまあ、ここまでゴミ・クズ・カスの人材を集めたものだ、日本社会のどこに行っても通用しないサイテーのガラクタ人士たち、アベスガ政権と同じく、まるで廃品リユース内閣だ!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.♪歌の町 - YouTube ♪
 https://www.youtube.com/watch?v=1yByI3JKd9U
 https://www.uta-net.com/song/101878/

(1)よい子が住んでる よい町は
   楽しい 楽しい 歌の町
   花屋は ちょきちょき ちょっきんな
   かじ屋は かちかち かっちんな
 (21世紀の私たちの街は、個性豊かな、多様性のある、やさしい街であってほしいですね)

(2)悪い子 住んでる 悪いまち
   悲しい 格差が ひどいまち
   政治家 腐って トンチキチン
   なんでも かんでも 自己責任
 (維新が「アホの都」大阪でつくろうとしている街のことです)


2.金平茂紀降板(これで日本のTVで見るに値するニュース番組はなくなりました)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b7cfa13768fd2912176c9db1202f581e8b87103f

(関連)TBS報道特集の金平茂紀氏、「特任キャスター」に 長期取材に軸足 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220901/k00/00m/040/304000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20220902


3.甲状腺がん裁判で20代女性が追加提訴へ - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45648/

(関連)「原告の声を聞いて」署名提出〜小児甲状腺がん裁判-OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45580/

(関連)20220902 UPLAN【記者会見】311子ども甲状腺がん裁判追加提訴 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=joUQteozUFc

◆小児甲状腺がん326人に〜福島県民健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45618/
(別途、詳しくご報告いたします。:田中一郎)


4.ビキニ事件|被ばく船員の救済を求める2つの裁判にご支援を(ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会 2022-09-01 公開) - クラウドファンディング READYFOR
 https://readyfor.jp/projects/Bikini1954


5.キャンペーン · 安倍元首相の「国葬」中止を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/594kt7u6

(関連)安倍元首相の国葬反対デモに4000人〜国会前 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 https://www.ourplanet-tv.org/45606/

(関連)20220901 UPLAN 安倍元首相の国葬反対裁判第二次提訴 – YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Q8oulJyY9KE

 <イベント情報>
(1)(9.8)安倍「国葬」やめろ!院内大集会&官邸前行動(参議院会館大講堂)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1662090340533staff01
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.26)国葬反対大集会(衆1 大会議室)(要予約)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgg34TLMn6YaGpzxO?e=FgWcdr


6.(元気)大阪のイベント
(1)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.6)関電原発不正マネー徹底究明! 大阪地検は起訴を行え! 要請行動(大阪)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgg6199Hopsopnng3?e=vWUhqI

(2)(9.7)キャンペーンについてのお知らせ·三井住友・三菱UFJ銀行本店前アクション&院内集会のお知らせ · Change.org
 https://bit.ly/3cMB6n4


7.ウィシュマさん遺族ビザの変更認められず 「国外退去余儀なくされる可能性も」|TBS NEWS DIG_-bilibili
 https://www.bilibili.com/s/video/BV1pG4y1v7sF

(入管庁という来日外国人差別殺傷害組織の犯罪と、それを国家ぐるみで隠ぺいしようとする動きを許してはならない。関係者を起訴・有罪・厳罰処分とし、入管庁は解体してメンバーを大きく入れ替える必要がある。民間支援団体などが参加する入管オンブズマン制度も必要だ。「外国人技能実習制度」といい、海外からの留学生の扱いといい、この入管庁の態度といい、在日・韓国・アジア人への態度といい、この国の島国根性丸出しの差別的・蔑視的・視野狭窄的態度は許しがたく看過できない。もう一度、大日本帝国のような国際的孤立と世界中からの軽蔑をくらいたいのか、と怒鳴りたくなる。大事なことは信賞必罰、密室殺人の犯罪者を罰しないで法治国家がどうするのか!?:田中一郎)

(関連)ウィシュマさん、入管死亡「脱水と低栄養が死因」遺族が記録を閲覧 共同通信
 https://nordot.app/937675091691945984?c=39546741839462401
(関連)ウィシュマさん死因判明、鑑定書に記載 代理人「不起訴は不合理」 - 毎日新聞
 https://tinyurl.com/2fpfxe3r


8.沖縄県知事選挙
 佐喜眞といえばカルト統一教会、カルト統一教会と言えば佐喜眞=こんな奴を沖縄県知事にするのかよ! 沖縄が終わる

(1)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「報道写真家の石川文洋さんから心のこもったメッセージ動画をいただきました。 知事選当選を心から願っています。私はいま長野に住んでいますが、デニーさんが「基地のない平和な島」にするために頑張っている様子を
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1565609274935349248

(2)れいわ 山本太郎 消費税廃止!住まいは権利!さんはTwitterを使っています- 「沖縄の県知事選挙が始まっています。 私、山本太郎およびれいわ新選組は、もちろん【玉城デニー】一択。 どうかみんなの力で、力を合わせて玉城デニーさんを知事へと、再び押し
 https://twitter.com/yamamototaro0/status/1563049149703995392

(3)【玉城デニーメッセージ vol. 2】基地が返還されたら、必ず沖縄の経済の発展に-沖縄県知事選挙 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=exeLOKlufC4

(4)しんぶん赤旗日曜版🕊さんはTwitterを使っています- 「沖縄県知事選挙に立候補している、官邸・自民党丸抱えの佐喜真淳氏と、統一協会(世界平和統一家庭連合)の日本のトップ、徳野英治会長(当時)の写真。天宙平和連合主催の「ワールドサミット」(韓国、
 https://twitter.com/nitiyoutwitt/status/1564870628595109891

(5)沖縄知事選 統一教会 - YouTube
 https://bit.ly/3CVhaJ8 

(関連)わかる!沖縄:沖縄の基地移設問題、辺野古のほかにもう一つあるの? - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220830/k00/00m/010/174000c

(関連)米軍基地から大量流出した有害物質「PFOS」日本でも早急な法整備を…アメリカでは基準値見直し【沖縄発】FNNプライムオンライン
 https://www.fnn.jp/articles/-/402479
================================


「第2次岸田文雄内閣閣僚の身体検査(日刊ゲンダイ):よくもまあ、ここまでゴミ・クズ・カスの人材を集めたものだ、日本社会のどこに行っても通用しないサイテーのガラクタ人士たち、アベスガ政権と同じく、まるで廃品リユース内閣だ!!」をお送りいたします。

◆【公式】東京銭湯/東京都浴場組合 - 東京銭湯の最新情報をお届け
 https://www.1010.or.jp/

◆政府の総額6.2兆円の緊急対策とは ガソリン補助金引き上げなど4つの柱 - ツギノジダイ
 https://smbiz.asahi.com/article/14608176

 我が家の近くにある銭湯が、まもなく65年間の営業期間を終えて廃業します。昭和の時代から続いてきた古き良き公共施設がまた1つ消えます。寂しくも悲しい気持ちです。先般、脱衣場に貼られた張り紙には「施設老朽化のため」と書かれていました。私には文字が泣いているようにも見えました。愚かなウクライナ戦争勃発で化石燃料価格が急騰し、おそらくこの銭湯の営業採算性はひどく悪化し、赤字経営に陥ったためではないかと推察します。ここ1年くらいで、400円ちょっとくらいだった入浴料金を少しずつ引き上げて、少し前からは500円になっていました。ちょっとしたサウナ料金並みの値段で、私が子どもの頃、大阪の下町で銭湯に通っていた頃の値段=30~50円に比べると10倍以上です。しかし、それでも、赤字経営になってしまうのでしょう。この銭湯はあまり大きな風呂屋ではないのですが、いろいろ工夫をして操業していて、近所の人たちには愛される風呂屋だったと思います。人気TV番組「アドマチック天国」にも出たこともあります。

(関連)出没!アド街ック天国|毎週土曜9時|テレビ東京
 https://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/

我が家がある東京のこの一帯は、戦争で空襲に合わなかった地域でもあり、昔ながらの古い風呂のない住宅やアパートなどが少なからずあります。ですから、この銭湯がなくなると困る人も出るのではないかと思われます。私は自宅に風呂がありますが、狭くて居心地が悪いので、もうずいぶん前から銭湯に通い、銭湯三昧を楽しんできました。それがもう終わりになります。

政府も、東京都も、地元自治体も、何故、こうした庶民には必要不可欠な生活のインフラ・公共施設を守ろうとしないのでしょうか。この銭湯の風呂は、豪華な高級サウナでもないし、風俗営業でもありません。毎日、多くの人が日々の仕事の疲れを取り、明日への活力をもらいに、この銭湯にやってくるのです。また、ちょっとした地域サロンにもなっていて、ご近所の友人・知人が世間話を花咲かせたりもしています。一般庶民にとっては欠かせない施設です。それを行政や政策が守ろうとはせず廃業していく、よろしくないなという感じです。

岸田文雄自公政権は、上記サイトでご紹介しているとおり、2兆円近い財源を投じてガソリン補助金を用意し、こともあろうに化石燃料資源高騰で巨額の利益(在庫評価益)が出て笑いが止まらない石油卸会社に、まるでつかみガネのようにして現金を交付しています。一方で脱炭素とか言いながら、他方では化石燃料を政策的に安くして従来通り消費を促すという、愚策中の愚策を展開しているのです。まるで巨額の税金をドブに捨てるような愚策です。この政策を決めたのは今年春だから、おそらくは参議院選挙対策を兼ねていたのでしょう。しかし、その無駄金のほんの一部、1万分の1ほどの予算を燃料高に苦しむ銭湯に振り向けていれば、今回の我が家近所の銭湯の廃業は防げたような気がします。

(関連)街の銭湯、ピークから1万6000軒減少 : 東京商工リサーチ
 https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20220423_01.html


今回のこの出来事は、今の日本の政治や政策・行政が、いかに庶民感覚を欠如し、貧しき人々の群れに対して冷酷で、一般庶民のことなど歯牙にもかけていないことを改めて気づかされました。みなさま、もう自民・公明・維新なんぞのガラクタ政治家に投票をするのをやめ、こんな政治、こんな行政を終了にしませんか。みなさまが選挙で投票に行って、ちょっと投票先を変えるだけでそれは実現できるのです。ところで、このたび新たに組閣された岸田文雄総理の第2次内閣のメンツを日刊ゲンダイが1人ずつ詳細にコメントしています。誰一人として、大臣や政治権力をゆだねていいような人物は見当たりません。これからこの連中が、我々に災厄をもたらすことになるでしょう。

◆第2次岸田改造内閣 閣僚等名簿 - 首相官邸ホームページ
 https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/meibo/index.html


 <別添PDFファイル>
(1)何から何まで愚鈍で後手後手 岸田首相には失望感だけ(日刊ゲンダイ 2022.9.5)
(2)立憲は国葬反対なのに泉健太代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂(日刊ゲンダイ 2022.9.5)
(3)自民146人、旧統一教会と接点、党所属国会議員の約4割、共同通信まとめ(東京 2022.9.4)
(4)旧統一教会側と接点 18人、自民新役員ら74人中 催し参加など(朝日 2022.9.3)


1.(別添PDFファイル)立憲は国葬反対なのに泉健太代表「出席あると思う」…野党追及の戦意そぐ優柔不断と支離滅裂(日刊ゲンダイ 2022.9.5)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310806

(岸田文雄内閣の話に行く前に、この出来損ないの野党第1党代表=泉健太の直近報道を見ておいてください。この前から申し上げているように、立憲民主党は一刻も早く、こいつを代表から退かせない限り、3年後の国政選挙は昨年(衆)や今年(参)以上に大敗北となること必定です。有権者・国民は泉健太立民に対しては、はっきりと「NO!」ですからネ。お忘れなく。それが参院選の民意です。

立憲民主党としてアベ国葬に反対しながら、その代表がアベ国葬に参加する・・・・!!?? いや、参加するかしないか態度をはっきりさせないで、参加するようなそぶりを見せる、コレ、コイツ本当に野党第1党の党首なのか? 寝ても覚めても立憲民主党に投票をしている諸君、そろそろ目が覚めませんか? 来年の統一地方選挙では立憲民主党以外の「世直し」政党に投票をして、立民候補者全員を落選させてくださいね。そうしないと3年後にドマケ国政選挙にこのまま突っ込むことになります。いつまでたっても日本の政治は変わらない。:田中一郎)


2.岸田文雄内閣(その1)=岸田文雄総理大臣
 何一つ、いいところなし。こんな人物も珍しい。あえて言えば「何もしないこと」が特徴。どこにでもいる「ただのおっさん」だ。(日刊ゲンダイの無料ネット会員になると、ある程度まで記事が読めます)

(1)(別添PDFファイル)何から何まで愚鈍で後手後手 岸田首相には失望感だけ(日刊ゲンダイ 2022.9.5)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310804

(2)それでも強行するのか「国葬反対」全国規模で凄まじいうねり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310692

(3)安倍氏の国葬めぐり“墓穴”掘った!岸田首相が国会出席「自ら表明」までの舞台裏|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310685

(4)岸田首相、旧統一教会との関係調査に自信見せるも…「8項目アンケートでは何もわからない」とジャーナリストが批判(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/91a1895070590a3591f7d23c84b06e479d831d5e

(5)岸田首相、国民の半分が反対する「国葬」説明会見に大ブーイング 費用公表は終了後、家族葬への儀仗隊派遣にもまともに答えず(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6fcf0ceb0478fef7c48fe94121300b246d235e5e

(6)対面公務に復帰した岸田首相「新味のない記者会見」を開いた内情、満を持して臨むも逆風は収まる気配なし(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fead7d3045a89490cad739a896040dfabeebb22d

(関連)(別添PDFファイル)旧統一教会側と接点 18人、自民新役員ら74人中 催し参加など(朝日 2022.9.3)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15405449.html

(関連)(別添PDFファイル)自民146人、旧統一教会と接点、党所属国会議員の約4割、共同通信まとめ(東京 2022.9.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/199890

(関連)<社説>旧統一教会問題 安倍氏調査が不可欠だ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/199507

(関連)自民党やっぱり大甘!旧統一教会との癒着を「アリバイ点検」で幕引き図る、秘書派遣なぜ不問|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310686


3.岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4398

(1)萩生田光一政調会長は保守派の「抑え役」を期待されるも…世論「評価せず」厳しい目|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309781

(2)高市早苗経済安保担当相 入閣は「辛い」と謎のボヤキ…党きってのタカ派は最大の後ろ盾失う|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309844

(3)河野太郎氏「デジタル担当相」入閣は“反岸田”封じ…本人は「次の首相」狙いでヤル気満々|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309909

(4)“コロナ無能大臣”加藤勝信厚労相なぜ再登板…「責任転嫁」体制づくりを粛々と進めるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309965

(5)西村康稔経産相は安倍派の後継候補でも…露骨な自己アピールとパワハラ体質で良いところなし|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310039

(6)浜田靖一氏「防衛相」再登板はヤキモキする自民タカ派への牽制か、調整か?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310085

(7)葉梨康弘法相は元警察官僚で法務行政に精通も…委員長時代に「2度」やらかしの過去|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310138

(8)森山裕選対委員長は最終学歴「夜間高校」の大物 党内融和演出で非主流派から党4役に抜擢|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310203

(9)寺田稔総務相は「毛並み」申し分ないのに…地元・広島にくすぶる“優等生”ゆえの不満|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310269

(10)小倉将信少子化担当相「刷新感」演出のための大抜擢 こども家庭庁“看板”発言で早速ケチをつける|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310325

(11)永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310405

(12)遠藤利明総務会長は仲介上手…大事な仕事は「自民2人のドン」をなだめる調整役|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310452

(13)秋葉賢也復興担当相は「上から目線」の政経塾OB 飲酒懲罰や自粛破りで大ヒンシュクの過去|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310510

(14)西村明宏環境相は「特別な関係」否定も…旧統一教会の日本トップと“無意識”に2回遭遇|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310573

(15)谷公一・国家公安委員長は孫5人の現場主義者 国葬を控え警備の重圧を背負う|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310637

(16)野村哲郎農相は地元のJA理事から転じた「典型的な農水族」78歳で初入閣|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310693

(17)岡田直樹地方創生相は「空気みたいな存在」 “後ろ盾”は森喜朗氏と地元メディア|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310760
草々

 

2022年9月 1日 (木)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(59)(抜粋)(2022年7月~8月)

1.泊原発運転差止の札幌地裁判決:審理引き延ばしを認められず自滅した北海道電力に原発運営の能力はない(しかし、この判決もまた、今日の日本の司法のビョーキを反映する「ある意味で不当判決」である)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-8fafbe.html

 

2.(報告)(7.9)福島原発事故11年:全くと言っていいほど原発事故の教訓が生かされないまま再稼働・再推進に走るこの国の危険性、「4つの爆発」から(その2)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-371fc5.html

 

3.(メール転送です)あわや破局大惨事:青森県六ケ所村再処理工場の高レベル放射性廃液タンクの冷却停止事故=ズサン極まる日本原燃の核燃施設管理態勢と、それを正さない規制委・規制庁の反国民的「超危険」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-159662.html

 

4.(報告)(7.9)オルタナティブな日本をめざして(第77回):「被ばくの戦後史」(高橋博子奈良大学教授 新ちょぼゼミ)(2022年7月9日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-942bd1.html

 

5.原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(132):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その20):①放射能毒水海洋投棄で何の審査もしない規制委、②インチキ「暗助=UNSCEAR」、③原発事故被害者イジメの内堀雅雄福島県庁他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-0ed38e.html

 

6.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(133):原発・核燃料サイクル関連の新聞報道の見方(その1)=マスごみ忖度報道にだまされたら終わりです、「気をつけよう、暗い夜道と、マスごみ忖度報道(字余り)」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-25c04b.html

 

7.(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-207187.html

 

8.(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html

 

9.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(134):(1)青森県六ケ所村再処理工場の耐震性に大きな懸念、(2)経産省が進める茶番の電力自由化と電力システム・インチキ改革、(3)原発再推進を許すな! 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-0d6443.html

 

10.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(135):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その21)=この国は裁判に持ち込まないと放射能や被ばくのことをきちんとできないのか!? 田村バイオマス訴訟、長崎被爆者、3.11甲状腺ガン裁判他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-e206bf.html

 

11.(注目!)原発緊急3大ニュース:(1)東電刑事裁判要請書(小林和博さん)、(2)電力不足がそもそも大ウソ、加えて原発は電力不足に役立たず、(3)規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-fc1b52.html

 

(その他)

◆善悪二元論に基づく「悪玉プーチン・ロシア」叩きだけでは、ウクライナ戦争を解決できないどころか、対米隷属下の日本を第二のウクライナ戦争である「台湾紛争」に軍事介入させていく世論形成を促す危険な議論となりかねない- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-87db3e.html

 

◆(必見必読)岡田正彦新潟大学名誉教授の新しいコロナワクチン解説本:『本当に大丈夫か、新型ワクチン』(花伝社)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-8e4c12.html

 

◆(2022/7)参議院選挙結果について:本日(7/11)朝刊各紙を見る限りでの私からのコメントです=泉健太立憲民主党執行部は参議院選挙敗北の責任を取り退陣せよ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-11d947.html

 

◆本日(7/17)のいろいろ情報:①環境アセスと巨大ダム、②茶番の電力不足と原発再推進、③強い自国通貨は国益か?、④この最高裁判決(6.17)では、また原発事故が起きる、⑤新しいファッショ勢力の台頭と日本の自滅他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-0b98c8.html

 

◆4つのこと:①カルト政党自民党は統一教会と一心同体(有田芳生氏続報)、②原発事故避難者住まいの権利裁判追加提訴、③生物兵器開発と禁止条約、④マイナンバーカードで国民を家畜牛並みに管理 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-b3fc5a.html

 

◆再び4つ:①国際デジタル課税・最低法人税率の協定延期、②アベスガキシダ科学技術政策が技術立国を破壊している、③2大政党制という虚構の失敗イデオロギーにしがみつく政治学者=山口二郎、④欧州巨大IT規制について 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-1a0165.html

 

◆(必見:日本の食品はこのままでは危ない!)(報告)(7.25)子どもの健康とバイオテクノロジー食品:安田節子さん- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-65cfdd.html

 

◆「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純体細胞的善悪二元論ではウクライナ戦争は解決できない=①核兵器原料&原発燃料のウランを例外にする茶番の経済制裁、②経産省現役官僚が語るウクライナ戦争他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-622f6b.html

 

◆(メール転送です)重要事項2つ:①自衛隊が守るべき有権者・国民を戦争動員の対象・材料と見て、上から目線で管理・監視する自衛隊幹部、②「重要土地等調査規制法」基本方針の問題点解説とパブリックコメント案- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-15e304.html

 

◆日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html

 

◆4つのこと:(1)台湾戦争への道(IWJより)、(2)商社から見た水道民営化、(3)これが「自民党統一教会」の実態だ(有田芳生さん他)、(4)民間活力・規制緩和で「食いものにされる保育園」他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-2bfe20.html

 

◆泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-eb1bf7.html

 

◆本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-735f4b.html

 

◆本日(8/16)のいろいろ情報:(1)敗戦77年=大日本帝国の侵略戦争忘れまい、(2)ザポリージャ原発攻撃を続けるウクライナ軍、(3)撃墜された日航ジャンボ機(御巣鷹山)、(4)下村博文と統一教会(その2)他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-17cb99.html

 

◆(愚の骨頂)11水道事業者、ダム取水せず 人口減や節水進み、需要予測外れる 維持費、年2億円近く:朝日新聞 2022.8.16 ⇒ それでも進める「石木ダム」と「川辺川ダム」、そして日本全国ダムだらけ、挙句の果てが「水道民営化」- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-5e7e1e.html

 

◆人類破滅への第三の道=化学物質無政府主義:どうする? 日本の水質管理:有機フッ素化合物の米・勧告値 劇的引き下げ & 日本における化学物質管理はどうあるべきか(全くダメ状態の日本の化学物質の法的管理)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-980916.html

 

◆本日(8/24)のいろいろ情報:(1)統一教会にのめり込んだ萩生田は国会議員をヤメロ、(2)ウラン鉱石 米に輸出へ、(3)次世代原発、稼働へ工程表、(4)カバが逆立ちして決めた川辺川ダム 異論のなかの復活他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-648d57.html

 

◆東京五輪敗戦記:タヌキ女帝・小池百合子に騙され、五輪男爵どもにぼったくられ、電通・土建屋らの利権を伸ばしに伸ばし、スポーツたかり屋の跋扈を許し、スポーツ人形をダシにして、お人好しの単純バカがボランティアでタダ働き=これが現代オリンピックだ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-87c005.html

以 上

(注目!)原発緊急3大ニュース:(1)東電刑事裁判要請書(小林和博さん)、(2)電力不足がそもそも大ウソ、加えて原発は電力不足に役立たず、(3)規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者からプレゼンを行います。テーマは「福島原発事故11年(その3):使用済み核燃料プール核爆発の可能性と沸騰水型原子炉の危険性」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.安倍元首相の国葬反対、国会正門前の集会に4000人「断念を」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Pd4pycgHrC0

(関連)(予約必要)(9.26)国葬反対大集会(9-26 14-00~、衆議院第一議員会館)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1661143591341matuzawa

(銘川柳)「刑務所と 予約の方が 国葬に」(さいたま市 石石)


3.各種裁判
(1)(チラシ)(9.12)避難住宅追い出し訴訟 第3回公判(東京地裁#606号法廷)
 https://onedrive.live.com/?cid=158B9607504D41BB&id=158B9607504D41BB%21238&parId=158B9607504D41BB%21209&o=OneUp

(2)(9.12)控訴審第4回期日のご案内-子ども脱被ばく裁判ホームページ(仙台高裁)
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/08/4.html

(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.14)東京外環道工事差止・違憲訴訟(「支える会ニュースNO.17」2022.8.22)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggXYr4jtVCnstuCZ?e=JKoO6f

(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.27)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審(東京高裁#101法廷)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggYi0IrnOjGbpBkd?e=jqrbd8

◆(別添PDFファイル)(チラシ)(9.26)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟 第9回公判(東京地裁#103号法廷)(『ニュースVOL9 2022.8.27』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggdKkhM_2PwE-ivt?e=1dBUww

(関連)(パンフ)憲法に違反した砂川事件裁判の国家賠償訴訟にご支援を! (伊達判決を生かす会 2019.6)カラー
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggiLOelnCrSVQjtR?e=7kHgjc

(関連)(別添PDFファイル)砂川事件国賠訴訟で「調査嘱託」決定、米国公文書めぐり開示手続き(『週刊金曜日 2021.4.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgglFBZrgb5sFiXq8?e=BIDOvj


4.水木しげる生誕100年:NHK
 「人間は「なまけもの」になりましょう」(水木しげる)。イイですネ、コレ。感度の抜群な水木しげるさんは、おそらく1990年頃からまん延してくる効率至上主義の「市場原理主義アホダラ教」に対する嫌悪感から、こういう発言をしたのではないかと推測します。超有名な「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌も、その歌詞は水木さん自身の作詞です。水木さんの子どもの頃からの日常生活での願いなのでしょう。

(関連)【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 第1話「妖怪が目覚めた日」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FqUSgs0t5i0

「水木しげる」さんの本名は「武良茂(むらしげる)」さん。ペンネームの「水木」は、かつて下積みの漫画家の時代に住んでいた貧乏アパートの名前からとったそうです。水木さんは、理不尽にも大日本帝国により兵隊として招集され、太平洋南方の島に送られて、そこでアメリカ軍と戦争をさせられるのですが、ある日、爆撃にやられて左腕を失う大怪我をします。多くの人が「水木二等兵は間もなく死ぬだろう」と予想していたのをよそに、みごと回復して、その後も南洋の島の現地住民らと仲良く日々を過ごしたりしながら生き延び、戦死することなく日本に帰還してきます。その生命力の強靭さには驚かされますが、帰国後の戦後の水木さんの生活もまた、容易なものではありませんでした。

ゲゲゲの鬼太郎が大ヒットして、漫画家としてのステータスが固まるまで、奥様とともに大変な貧乏生活が続いたと、別のNHK・TV番組が紹介していました。下記のVTRは、その水木さんが南方で経験した、自分が所属する部隊の「玉砕」をドラマとして描いたものです。大日本帝国は、徴兵した自国の兵隊たちを虫けらのように扱い、人間として見ていませんでした。いわば「将棋の駒」です。兵隊や住民には負け戦で自殺(玉砕)を強要しておきながら、昭和軍閥の幹部たちは、その多くがおめおめと生き残り、「生きて虜囚の辱めを受け」たのです。いかなる時代も戦争とは、こうした階級的差別と有無を言わさぬ権力構造の中で遂行されていきます。騙されてはならないのです。戦争ほど、人間のやることで最も「邪悪」で「愚か」なことはありません。

◆教訓Ⅰ(吉田拓郎) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=oLxY4uOWxaY

◆同上 歌詞(この歌を知らない方は是非見てください)
 https://www.uta-net.com/song/43159/
(死んで神様と言われるよりも、生きてバカだと言われましょうよネ)

◆NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~ - NHK放送史(動画・記事)
 https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010551_00000

(1)鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争 前半 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x5tnft5

(2)鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争:後半 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x5k1hkq


5.(バカバカしくて税金など払ってられるか!)巨大利益企業が税金払わず、日本死ね!

◆(別添PDFファイル)繰り返す法人税ゼロ、投資会社課税 ルール見直し議論も(日経 2022_8_20)
 https://bit.ly/3e23aCZ
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030BU0T00C22A1000000/

(関連)ソフトバンクG、単体法人税極少 税務上は巨額赤字- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63609760Z10C22A8EA5000/

(関連)ソフトバンクG、巨額利益でも法人税ゼロが常態化…巧妙スキーム、問われる社会通念(Business Journal) - goo ニュース
 https://news.goo.ne.jp/article/bizjournal/business/bizjournal-bj-313025.html

 額に汗して日々働いてかせいだ、なけなしの利益から、まずは有無を言わさず消費税を支払わされ、更に、法人税を納税させられ、四苦八苦の日々が永遠に続いていく。が、しかし一方では、兆円単位の巨額の利益を上げながらも、税金をほとんど収めていない巨大企業も存在する。この国では、法人税を最も多く負担しているのは、年商10億円前後の中小零細企業であり、逆に巨大企業はそのほとんどが税金を払わないという書き物を何度か目にしたことがある。この記事の内容は、何もソフトバンクGに限った話ではない。

今回の記事では、日本のこの法人税の実質逆累進制度のようなことになる制度的理由として、①配当金の益金不算入(法人擬制説)、②損失の繰り越し控除が巨額で長期間すぎる、の2点が示され、おまけで、有価証券報告書の税務に関する情報公開が不十分という点も指摘されている。先般お送りした私のメールでは、東日本大震災からの復興に必要な財政資金が、我々の所得税の期間限定の臨時増税でまかなわれているが(同時に実施された法人税の同様の臨時増税のほうは早々と前倒しで終了となった)、それが「福島復興」を名目に「イノベーション・コースト構想」とか何とか言って、実は「軍産学情報複合体」による軍事研究・兵器開発の拠点づくりのために使われようとしていることをお知らせした。いずれも「ふざけた話」である(下記参照)。

◆(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-7c7268.html

(関連)CBRNE - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/CBRNE

まじめで勤勉な納税者が反乱を起こし、上記のような「ふざけた話」を政治主導で進めている現在の自公政権や、それを補完して甘い汁を吸おうとする似非野党を国会や地方議会から追い払うこと、それによって上記のような事態は改善に向かうだろう。善は急げ、来たる統一地方選挙での「大転換」をさっそく実現してみようではないか。(要するに、自民党、公明党、維新(日本維新&大阪維新)、国民民主党、立憲民主党、および参政党・N国などのガラクタ新党には投票をするなということだ)


6.その他注目ネットサイト
(1)国会を開かない岸田政権 このままでは支持率下落は止まらない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310572
(2)杉田水脈「政務官就任」の衝撃…「女性はいくらでもウソをつけますから」トンデモ発言の数々をおさらいしてみた - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/57011
(3)<社説>土地利用規制法 恣意的運用 不安消えぬ:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/723516/?rct=c_editorial
(4)性被害訴え、元自衛官が署名提出 実名告発、防衛省に調査要望(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4c530972347991e87c409385ba976602f001d2f
(5)20年間で戦費1100兆円、米兵7000人犠牲「信じられないほどお粗末」専門家が酷評 米軍のアフガン撤退1年:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198795
(6)維新・松井前代表、党顧問に 退任後も影響力保持 | 共同通信
 https://nordot.app/937256168614821888

(維新の松井一郎よ、これでは引退したことにはならんでヨ。責任とらんと口だけ出すのやから、今よりも更にタチが悪くなる。どうせロクなことは言わないだろうしだ。維新のやることは万事いつもこんな程度やからネ、例えば「身を斬る改革」とか言うとるのは「他人の身を斬る改革」という意味や。維新(日本維新&大阪維新)に騙されとるドアホの有権者、寝ぼけてないで早く目を覚ませよ。自分で自分のクビを締めることになるヨ! :田中一郎)

(関連)(新刊書)〈徹底検証〉住民・市民を監視する土地規制法-馬奈木厳太郎&土地規制法を廃止にする全国自治体議員団著(かもがわ出版)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034273474&Action_id=121&Sza_id=GG
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(注目!)原発緊急3大ニュース」をお送りします。

 <別添PDFファイル>
(1)東電刑事裁判控訴審についての要請書(東電の刑事責任を追及する会 小林和博 2022.8.31)
(2)電力の需給逼迫、「根本原因」は何か、「バケツの穴」を塞ぐが「抜本対策」(安田陽『週刊金曜日 2022.8.19』)
(3)迷走する電力不足対策(田村賢司『日経ビジネス 2022.8.29』)
(4)原子力規制庁新長官 片山啓でいいの? 独立性 建前だけ?(東京 2022.7.7)
(5)再稼働推進を隠さなくなった原子力規制委員会:片山啓規制庁新長官が示す規制委・規制庁の劣化(木村雅英 2022.7.12)


1.(別添PDFファイル)東電刑事裁判控訴審についての要請書(東電の刑事責任を追及する会 小林和博 2022.8.31)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggobRwYtwfEsvhdK?e=5Ss2NY
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggobRwYtwfEsvhdK?e=5Ss2NY

◆キャンペーン · 東電刑事裁判 東京高裁に、公正な判決を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/2p8cvy2a

(関連)【署名用紙更新】東京高裁に署名第2次分を提出!「一審判決を破棄し公正な判決を求める署名」のお願い – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/changeorg-202204-syomei/

 <田中一郎コメント>
 全くおっしゃる通りの貴重なご意見です。私がこれまで申し上げてきたことと、ほぼ同じ内容の正論が書かれています。是非、ご一読ください。なお、下記には、私のコメントに続けて、この問題に関連するサイトもいくつかご紹介しておきます。

(1)原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を起こせば大量の放射能が環境にばら撒かれ、国が亡びるかもしれない甚大な、かつ不可逆的で回復不可能な被害が出ます。いかなることがあろうとも、そのような過酷事故は起こしてはいけない=許されないのだ、という点を再確認しなければなりません。その場合には、「予見できなかったので何もせず、結果的に過酷事故になりました」「回避するために考えていた情況とは違う事態が起きていたので、過酷事故の回避はできませんでした」などという幼稚な言い訳を、「ハイハイそうですか、それじゃ仕方がありませんネ」などと受け入れるわけにはいかないのです。しかし、大事故を引き起こした重大犯罪人・責任者を、裁判ではまるで最初から決めてあるかのようにやすやすと無罪放免しているのが日本の司法・裁判所です。そんな司法・裁判所なら存在すること自体が害悪だから叩き潰せばいい。

およそ原発を運営するものは、絶対に過酷事故を引き起こさないよう、万が一にも起きるかもしれない天災や人為事故などに対して万全の対応を取らなければいけません。最大限努力義務があるのです。それができないのなら原発などやめればいい。電気は他の方法でも容易に手に入りますから。それを法律用語で表現して、「予見義務」「回避義務」「高度の(善管)注意義務」「危惧感説」などと表現するのです。逆に、「予見可能性」や「回避可能性」という今現在行われている裁判の争点は、一般の業務上過失に相当する事件の場合に争点となる一種の「法廷方法論的争点」であり、それは原発・核燃料サイクル施設の過酷事故の責任問題においては用いるべきではありません。簡単に言えば、責任追及のあり方が「甘い」ということです。

しかし、日本の法曹界は、一例外を除いて全ての福島原発事故裁判において、この「可能性」論争一色に染まっているかのごとき様相で、「横に向かっての強い同調圧力」という日本社会の悪癖は、法曹界もまた、例外ではないようです。唯一「予見義務」「回避義務」を争点にして闘っている裁判は「井戸川裁判」(福島被ばく訴訟:古川元晴弁護士が原告弁護団長)だけです。しかし、この裁判は、東京新聞や『週刊金曜日』や岩波書店月刊誌『世界』なども含めて、きちんと取材され報道されたことがないのです。情けない限りの日本の法曹界・言論界・メディア界と言わざるを得ません。なお、井戸川裁判や危惧感説などの詳しいことについては下記をご参照ください(必読です)。

(関連)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著(朝日新書)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033212619&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
 http://idogawasupport.sub.jp/

(2)政府が阪神淡路大震災の反省と教訓から創設した「地震調査研究推進本部」の報告書が信頼性に欠けるなどと言いながら、他方で、だから東京電力の側で更に検討するために「土木学会」に検討を依頼する、などということが、裁判ではその是非が厳しく問われることもなく(これは評価の高い東電株主代表訴訟の東京地裁判決でも同じです=「土木学会」に投げたこと自体を非とはしていません)、これまで推移してきました。しかし、この「土木学会」という組織は、東京電力を筆頭に地域独占(原発)電力会社がカネや便宜を供出し、自分たちにとって都合のいい結論を出してもらうために用意した典型的な「御用学会」であり、まさに原子力ムラの組織そのものです。そんなところの「検討」を「地震調査研究推進本部」の上に位置づけることを、日本の司法は断固として否定・断罪しなければいけないハズです。内容ももちろんですが、そのような組織を使って、いい加減な情報をもとに「世論誘導」していること自体が否定されなければいけないのです(本来なら「土木学会」などは解散されてしかるべきですが、福島原発事故後の今も同じようにやっているでしょ! 何の反省もしていない)。

(3)福島原発事故にかかる裁判で私が懸念していることが2つあります。1つは責任追及の際の立証責任のレベルの問題です。今回の福島原発事故は、我が国では初めての過酷事故であったこともあり、事故をめぐるたくさんの証拠が「書類」として残され、また、心ある方々による「真実の証言」も得ることができました。そして、それを土台にして裁判では福島原発事故に至るまでの過程を詳細に調べ上げて、東京電力やその幹部たちに逃げ場を残さないまでの徹底した責任追及が行われています。

本来であれば、国会事故調や政府事故調の継続組織が立ち上げられ、そこで事故の実態解明や原因究明に加え、何故に事故を防げなかったのか(責任問題)や、加害者(=東京電力や原発メーカー)と事故責任者(=国・政府)、あるいは関係団体、関係自治体などの福島原発事故後の対応・対策・振る舞いは適切であったのか(二次災害の防止、被ばく防護、賠償・補償、被害者救済支援など)が厳しく徹底して検証され、まとまった報告書としてまとめられてしかるべきです。そしてそれが今後の原子力行政に活かされて、同じような過酷事故が起きないよう万全が尽くされなければいけないハズです。しかし、そうしたことは民主党政権でも、そのあとのアベスガキシダ自公政権でも、いっさい実施されることがなく、それに代わって、福島原発事故にかかる各種裁判がそれを代行しているような状況になってしまいました。この状態というのは本来はよろしくありません。

また裁判では、せっかく調べ上げた証拠の書類や証言などが、非公開にされたり(政府事故調の東電幹部証言記録など)、他の裁判では使ってはならぬ、などという公開裁判の原則に違反したトンデモ命令を裁判官が出すなどして、立証妨害を裁判所・裁判官自らが原子力ムラとグルになって展開しているという嘆かわしい事態も散見されています。(東電刑事裁判の東京地裁クソ裁判長=永渕健一がその典型です=私はコイツを法曹界から永久追放すべきだと考えていますし、司法権力の濫用罪で監獄にぶち込むべきだとも思っています、(巨大企業や行政の)権力の巨悪を別の(司法)権力を使って追認することは、元々の悪と同等か、それ以上の悪だとすべきだからです)

こうしたことから私が懸念するのは、次の原発・核燃料サイクル施設の過酷事故の場合には(もう二度とあってはならないのですが)、もはや今回のような詳細で緻密な立証は難しいだろうということです。地域独占(原発)電力会社や原子力ムラの連中にとっての福島原発事故の教訓とは、後日問題になるであろう証拠の書類や証言などを残しすぎた・出しすぎたということであり、次回は早々にそれらを焼却してしまい(大日本帝国陸海軍のように)、または証言をさせないように強い圧力をかけ、証拠隠滅を徹底するであろうということです。そうした場合、今回展開されている法廷での原発事故の責任追及における詳細な根拠情報は入手できなくなるということを意味します。

ですから、福島原発事故の責任を問うレベルは(言い換えれば有罪とする理由のレベルは)、もっと立証責任の低いレベルで行われるべきであり、しかも、これまで海渡雄一弁護士他の弁護士が調べ上げ、また、添田孝史さんや鎮目宰司さんらジャーナリストが調査報道してきたことを考慮すると、それは十分可能ではないかと私は考えます。①早くも1990年代に福島第1原発は日本では最も津波に弱い構造になっていることが分かっていたし、それにもかかわらず、2つの非常用電源を配電盤などと一緒に、津波常襲地域の東北太平洋側海岸に、標高わずか10m程度のところの建物の地下(標高8m)に全部まとめて置いておき、東電株主代表訴訟で判決が厳しく指摘したように、③(遅れに遅れていたバックチェックでは必須だった)津波対策を「土木学会に丸投げして、その後は何もしなかった」ということですから、これで十分に有罪とすることができると私は思います。何らの「予見義務」もはたさず、可能だった「回避義務」さえ、いっさい手を付けていない、そんな善管注意義務の弛緩があったのですから、その責任は重大でしょう。

(関連)日本の原発訴訟:福島事故をきっかけに活発化 - nippon.com
 https://www.nippon.com/ja/currents/d00388/

私は本来ならば裁判所がこれを指摘して、もっと低レベル立証で有罪とすべきと考えていますが、それは今の腐った司法には期待しがたいので、少なくとも福島原発事故の裁判を担う弁護団が記者会見等で注意喚起の発言をしておくべきです。

(4)もう一つの懸念というのは、福島原発事故後の加害者=東京電力や事故責任者=国・政府、あるいは関係団体や自治体の対応のまずさに関する責任追及と損害賠償・補償の要請が甘いという点です。簡単に言えば、事故前の事は相当厳しく追及されていますが、事故後のことは大半が不問にされてしまっているということです(福島原発事故後のことを追及している裁判は、現状では、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)と「子ども脱被ばく裁判」、それに「3.11子ども甲状腺ガン裁判」の3つしかありません。「南相馬20ミリシーベルト訴訟」は1審敗訴で「泣き寝入り」=控訴断念となっています)。これははっきり申し上げて非常にまずいです。私は、福島原発事故後においても、きちんとした対応を受けられず、被害が継続している被害者の方々が、今度は福島原発事故後の対応について、責任追及と損害賠償の請求訴訟を提訴されるのがいいのではないかと思っています。この国は、裁判を含めて、闘わなければ「なかったことにされる」というのが常ですから。

◆ニュース「東電株主らが強制執行を要求、仮執行宣言について」 - 企業法務ナビ
 https://www.corporate-legal.jp/news/4900

(東京電力が実施しなければ、原告株主が代わりに執行すればいいのではないでしょうか? また、その場合には、現在の東京電力の役員たちに対してもまた、株主代表訴訟で損害賠償を請求すればいいように思いますが、いかがでしょうか? :田中一郎)

 <関連サイト>
(1)福島原発告訴団- 2分で解説 「東電株主代表訴訟判決の影響」
 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2022/08/blog-post_11.html
(2)福島原発告訴団
 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/
(3)福島原発刑事訴訟支援団 – 東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかにします!
 https://shien-dan.org/
(4)TieLabs HomePage - level7
 https://level7online.jp/

◆東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その3):真相究明も、社会正義の実現も、日本を亡ぼす原発・核施設過酷事故再発防止も実現できない日本の裁判- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-679855.html


2.電力の需給逼迫、「根本原因」は何か、「バケツの穴」を塞ぐが「抜本対策」(安田陽『週刊金曜日 2022.8.19』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgguoJ5bF1-KBBD33?e=3hzOns
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgguoJ5bF1-KBBD33?e=3hzOns

 <田中一郎コメント>
 電力不足の大ウソについては下記サイトをご覧ください。簡単に箇条書きをすると下記のようになります。

◆演出される「電力不足」=原発再推進が目的
 ピーク電力の平準化問題=余裕率3~5%がメド、10年先まで見込む

(1)ディマンド・リスポンス(ピーク時電力需要の抑制・平準化)を真剣に取り組んでいない
(2)1000万KW・10基の石油火力発電所温存放置(隠蔽)
(3)60Hz(関西)と50Hz(関東)を結ぶ系統連絡線(120万KW 210万KWにしただけ)
(4)自家発電、及び再生エネ自家消費を念頭に置かず

◆本日(7/17)のいろいろ情報:①環境アセスと巨大ダム、②茶番の電力不足と原発再推進、③強い自国通貨は国益か?、④この最高裁判決(6.17)では、また原発事故が起きる、新しいファッショ勢力の台頭と日本の自滅他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-0b98c8.html

 一方、安田陽京都大学大学院特任教授の『週刊金曜日』記事は大変参考になるいい記事で、多くの注目すべき記述がありますが、特に次の点は最も重要な部分です。

(1)「(電力需給逼迫の問題は)原子力発電を再稼働すれば解決するという単純な構図ではない。ピーク期の問題は「年間数%しか動かさない発電所に誰が投資するか?」という問題であり、年間を通じて一定を発電するベースロード電源を積み増ししても、また別の発電所の採算が悪化し、休廃止電源が増える可能性もあるからである」

(2)「「容量市場」はかねてより透明性が低く、従来型電源の隠れた補助金になりやすいことや、制度設計が複雑すぎて、制度設計に時間がかかることが学術的にも指摘されていた。一方、海外では別の仕組みも提案されており、たとえば「戦略的予備力」という制度は、透明性が高く、短期で制度設計・施行が可能であるという利点がある。」

(関連)原発の新増設「反対」58%、「賛成」34% 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ8X7HCLQ8XUZPS001.html

(関連)声明:原発推進方針は非現実的ー国民にリスクとコストを押し付け、必要な対策を遅らせる - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20220826/8992/

ついでにマスごみの、くだらないダボラ記事を2つばかりご紹介しておきます。少しはマスごみどもも、電力システム改革のあり方を勉強して、もう少しまともなことを伝えろよと言いたくなりますネ。

(関連)迷走する電力不足対策(田村賢司『日経ビジネス 2022.8.29』)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00194/
(関連)(社説)電力システムの改革 課題見渡し、着実に前進を:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15393464.html?iref=pc_rensai_long_16_article


3.規制庁新長官 片山啓という「悪性ガン細胞」
 こんな奴を規制庁のTOPに据えたら、その下ではまともな仕事はできなくなる。日本国中の原発・核燃料サイクル施設に、どうぞこれから存分に大事故を起こしてくださいと言っているようなものだ。

(1)(別添PDFファイル)原子力規制庁新長官 片山啓でいいの? 独立性 建前だけ?(東京 2022.7.7)
 https://bit.ly/3TvPvob

(2)(別添PDFファイル)再稼働推進を隠さなくなった原子力規制委員会:片山啓規制庁新長官が示す規制委・規制庁の劣化(木村雅英 2022.7.12)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggy6us3b76RrO7Xx?e=gAaFYf

(3)原発審査の効率化議論へ 9月5日に規制委と北電 | 北日本新聞
 https://nordot.app/937468632212979712?c=899922300288598016


4.太陽の黒点が激減中 2030年に「ミニ氷河期」到来の可能性|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/221745

(関連)(報告)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-9c90ec.html

(広瀬隆さんが上記の講演(約6時間半)でお使いになったレジメは、カラー版にして冊子になっています。一部400円で販売中です。私が主催する「新ちょぼゼミ」や、いくつかの市民集会で販売しているほか、郵送料を負担すればたんぽぽ舎などでも販売しています)
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

 <田中一郎コメント>
 科学的根拠あやふやな「人工CO2地球温暖化原因説」に基づく「脱炭素・カーボンゼロ」スローガンが原発再推進の口実にされています。要注意です。日本の現在のCO2排出は、電力によるものが約40%、その電力のうち再生エネは約10%(巨大ダム発電を除く)、つまり日本の人工CO2排出全体から見た場合、再生エネの人工CO2削減寄与は40%×10%=4%にすぎず、この状態で脱炭素・カーボンゼロなどは、およそ絵空事です。リアリティがありません。電力システムを大きく転換することにより、2050年頃には再生エネ電力の割合を50~60%程度に引き上げることが現実的な目標です(それさえも今のままではほぼ不可能)。残りは化石燃料火力+巨大ダム水力になります。

カーボン・ゼロや脱炭素などは実現しえない目標であり、また、「地球温暖化」を口実にした、あってはならない原発活用・再推進に利用されてしまうのです。無理をして火力を減らしすぎて大規模停電などを引き起こせば、この国は一気に原発必要悪論に染め上がりかねません。

原発と化石燃料火力、CO2と放射能のどちらが危険なのか、少し考えれば明らかです。つまり、「原発に依存しない脱炭素」(市民連合)ではなく「化石燃料に過度に依存しない脱原発」が私たちの共通スローガンであり、選挙公約でなければなりません。
草々

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