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2022年8月12日 (金)

泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「福島原発事故11年(その3)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(関連)「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」 - ETV特集 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/786YGQG2V4/
(山田朗明治大学教授の発言が注目点の一つです)

(その次)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(その1)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.イベント情報
(1)8-13 デニー知事必勝 オンライン女性集会-沖縄県知事-玉城デニー - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xhOZG485M60

(2)「安倍「国葬」やめろ!緊急集会」とデモ(東京・新宿)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1659994940525staff01


3.青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない県条例制定の署名
 https://tinyurl.com/rdz7w25j


4.(別添PDFファイル)「福祉」訴えるイタリアの右翼(日経 2022.8.9)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR220940S2A720C2000000/

(メローニ代表「イタリアの同胞(FDI)」は、ムッソリーニ・ファシスト党を源流とする極右政党だという。興味深いイタリアの総選挙前政治情勢分析です。日本と似ているところもあり、参考になる文章です。原本にあたってみてください。日本とイタリアが違う点は、イタリアがたくさんのアフリカ・中東からの難民を抱えている点です。しかし日本にも、たくさんの国内避難民が存在します。:田中一郎)


5.デタラメな外国人政策をやめさせましょう!(外国人殺人集団=入管庁の罪を問え!)
(1)ウィシュマさん死亡不起訴で不服申し立てへ 遺族在留延長に暗雲(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e163cce7525c41a4c491aa0f81e33304195e26fa
 https://news.yahoo.co.jp/articles/93b8268f141ea2020993243ea2aa7ecc197aa84d

(関連)入管収容死、検審に申し立て ウィシュマさん妹、名古屋(VTR) -中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/199695
(関連)遺族憤り「私たちが貧しい国出身だからか」 ウィシュマさん収容死で入管職員を不起訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/184063
(関連)ウィシュマさん最終報告書が示した改善策、入管の「取組状況」を検証したら中身はなかった - 児玉晃一|論座
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2022050200005.html
(関連)ウィシュマさん遺族ビザの変更認められず 「国外退去余儀なくされる可能性も」- TBS NEWS DIG (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/113298?display=1

(2)キャンペーン · 外国人を奴隷化する技能実習制度の廃止を求めます! · Change.org
 https://bit.ly/3AdctJ4

(関連)「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220324/k00/00m/040/393000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220328
(関連)「技能実習生の人権守れ」 制度廃止訴え、東京でデモ(共同通信) 技能実習生への人権侵害が後を絶たないと…|dメニューニュース(NTTドコモ)
 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2022061201000433

(3)「普通の生活がほしい」外国人同性パートナーの在留資格を求める訴訟が結審~判決は9月30日~ - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/45086/

(4)キャンペーン · ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー制作者・久保田徹さんの即時解放を求めます! #SaveToruKubota #SaveMyanmar #久保田徹の即時解放を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/bx3u7xnd

(関連)民間人を弾圧するミャンマーの軍人を留学させ、訓練を施す日本 クーデター後も受け入れ継続:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/184229


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純体細胞的善悪二元論ではウクライナ戦争は解決できない=①核兵器原料&原発燃料のウランを例外にする茶番の経済制裁、②経産省現役官僚が語るウクライナ戦争他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-622f6b.html

(2)4つのこと:(1)台湾戦争への道(IWJより)、(2)商社から見た水道民営化、(3)これが「自民党統一教会」の実態だ(有田芳生さん他)、(4)民間活力・規制緩和で「食いものにされる保育園」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-2bfe20.html

(3)再び4つ:①国際デジタル課税・最低法人税率の協定延期、②アベスガキシダ科学技術政策が技術立国を破壊している、③2大政党制という虚構の失敗イデオロギーにしがみつく政治学者=山口二郎、欧州巨大IT規制について 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-1a0165.html

(4)日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html
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下記は他のMLに投稿した文章です。一部、加筆修正しています。立憲民主党は、「負け組選挙互助会」の愚痴の言い合いを「選挙総括」と称して茶番を行い、今年7月の参議院選挙大敗北の責任を棚上げにして泉健太執行部の温存・継続を図ろうと画策しているようです。彼らにとっては「総括」とは、いつもの通りの「言葉のお遊び」、こんなことをしていたら、国政選挙のない「空白の3年間」を無為に過ごして、3年後の参議院選挙(衆参同時となる可能性大)において、現状よりもさらに悲惨な状況を生み出すことになりかねません。立憲民主党の政治家たちの覚悟のみならず、かような選挙敗北の政治責任を棚上げにするようなふるまいは絶対に許さないという、立憲民主党支持者ならびに一般の有権者・国民の「覚悟」が求められています(今後、あらゆる選挙で立憲民主党の候補者には投票しない・落選させるという意味です)。

 <別添PDFファイル&関連サイト>
(1)(別添PDFファイル)内閣改造の日に参院選を総括、立民の敗因「提案型野党」、代わるネーミグは(東京 2022.8.11)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081001053&g=pol
(2)参院選の野党共闘、成立すれば10勝- 単純な合算に表れぬ効果 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220810/k00/00m/010/312000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220811
(3)立民 参院選総括で提案型路線などに異論相次ぐ 執行部への責任を問う声も-TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/114065
(4)立憲、参院選の敗北「執行部に大きな責任」泉代表が陳謝 総括素案(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b5c3c41f4e266cb9597b7aa837f9c9bc7c4fc44e
(5)参院選惨敗で立民・泉代表が“戦意喪失”か 小川淳也政調会長の「オフレコ破り」に幹部は激怒(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00b92c51d5d9e8bbccee48e69f4c70b360576de8
(6)執行部刷新求める 立民・辻元氏:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022073100123&g=pol


 立憲民主党が、自公・維新による日本破壊の政治と真正面から断固たる態度で対決し、「世直し」を求める有権者・国民の期待と要望に応えて、「市民と野党の共闘」をホンモノの一丸となったアベスガキシダ政治「終止符」運動として展開していれば、昨年の衆議院選挙も、今年の参議院選挙も、野党の地滑り的大勝利で終わっていたであろうと私は感じます。「参院選の野党共闘、成立すれば10勝」(毎日新聞)どころではなかったでしょう。それくらい、有権者・国民の、今の政治に対する不信と不満と怒りは激しいものがあります。今回の2つの選挙だけではありません。長期化したアベ政権の時代にも、チャンスは何度もあったけれども、すべて民主民進党の情けないほどのだらしなさ、立憲民主党の「市民と野党の共闘」の総大将としての自覚と覚悟と知恵の乏しさから、大敗北を続けているのです。(自公の得票数は増えていません、むしろ漸減しています。それでも立憲民主党他の野党が敗北をし続けていることをもっと重視していただきたい)(立憲民主党が選挙戦でやっていることと言えば、御用組合「連合」のご機嫌取りくらいなもの、野党第1党として、まるで失格!)

立憲民主党も、「市民と野党の共闘」も、急進的で過激になれ、と申し上げているのではありません。ごくごく常識的な政策を掲げ、日本国憲法を土台にして、脱原発とエネルギー革命を実現し、対米隷属の国柄を改めて平和国家としての道を歩み、日本経済や地方経済の疲弊で苦しむ有権者・国民に、きちんとした恒久的制度としての社会保障・福祉を少しずつ創設して生活を守り、何よりも不正を許さず社会正義に毅然と屹立する政治です。奇をてらう政策を並べ、時流テーマを無責任に追いかけ、事あれば言葉遊びに終始し、自公政権の尻をナメに行くような「提案型政治」などと言っているから、有権者・国民に見放されるのです。立憲民主党は、解体的出直しを求められています。


(関連)長野知事に阿部氏4選 共産推薦の新人ら破る(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23f5adb16ebe9378bac2c66712dd8ebc011c40f6

(立憲民主党(及び社会民主党)は、地方選挙においても、平気で自民党との相乗選挙を展開している。国政レベルで、いくら自民党を口先批判していても、地方でやっていることがこれでは、その本気度が疑われる。長野の現職知事=阿部守一は、リニア新幹線にきちんと対峙できない、腰抜けのあやふや人物、こんな人物を自民党との相乗りで推薦して選挙をするなど、もっての外と言わざるを得ない。今回は社会民主党も相乗りしている。社会民主党の日和見体質は依然として抜けない。立憲民主党が擁立した地方自治体の首長や地方議員にもひどいのが少なくない。その一例が横浜市長だ。江田憲司が連れてきたという、この山中竹春のやっていることもロクでもないことが多い(昨今では、死去した安倍晋三の「記帳所」を設けてド顰蹙を買っている)。1期限りでおやめいただくしかないのではないか。:田中一郎)


◆泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)

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端的に申し上げます。簡単に言えば、危機の時代の「世直し」の態勢ができていない、新しい時代を切り開く政治の中核勢力が形成されておらず、甘い見通しと中途半端な態度で毎度の選挙を10年間も闘い、全ての選挙で敗北したということです。

 

(1)御用組合「連合」は「市民と野党の共闘」の妨害勢力であり、私たちは少なくとも御用組合「連合」の執行部を「敵」とみなさないといけない。御用組合「連合」に参集している全ての労働組合が「執行部」と同じ政治的立場ではないのであれば、その「違う立場」の組合と直接、関係を築くようにすればいい。執行部に与する組合は「働く者の敵」として、「原発を推進する労働貴族」として対応するしかない。誤魔化してはいけない。

 

(2)御用組合「連合」は上記で申し上げた通りながら政党ではない。選挙戦は政党が先頭に立って闘うものであって、労働組合が主役ではないし、闘いの大将でもない。昨年の衆議院選も、今回の参院選も、敗北の原因は、ひとえに「市民と野党の共闘」の総大将である枝野幸男(衆院選)執行部、および泉健太(参院選)執行部の立憲民主党にある。かような大将では「市民と野党の共闘」は何度闘っても、絶対に勝てない、ということはお約束してもいい。ボンクラな味方の大将は敵よりも怖い、ということだ。このことについて立憲民主党が真摯に断固たる態度で反省をし、二度と同じマネを繰り返さないという誓いを立てない限り、同じこと繰り返しの中、立憲野党はズルズルと支持を失って衰退・没落していくだろうと思われる(おそらくは右派系のポピュリズム政党や暴力肯定型の乱暴な右翼勢力が伸長してくることが予想される)。

 

泉健太執行部の総退陣、「市民と野党の共闘」態勢の抜本的立て直しとホンモノの共闘、そして、明確な政権構想(共通政策とその実現順序)を早期に打ち出し、NEXTキャビネットを協力野党で形成して政権交代の準備活動を開始し(日本共産党はさしあたり閣外協力でいい)、自公・維新・国民民主党・その他の右派系ガラクタ政党とは、地方選挙においても「なれ合い」をしない、という「世直し」の決意・毅然たる態度がなければ、もはや立憲民主党を「市民と野党の共闘」の総大将にするわけにはいかない。私たちに残された時間もあまりないと考えるべきだ。私は立憲民主党が今のままなら、来春の統一選挙以降、立憲民主党の全議員候補や政治家全員をあらゆる選挙で落選させるべきであると考えている。要するに、今のままの立憲民主党なら、もういらない、「世直し」の直接ではないにしても間接的な妨害勢力と化している。もういい加減にしろよ、という話なのだ。

 

(3)「市民連合」についても、山口二郎氏が代表的であるが、御用組合「連合」や国民民主党にすり寄り、打ち出す共通政策についても、脱原発をあいまい化させたり、アベ悪法のスクラップについても優柔不断の態度を示し、それが政治的に成熟した姿勢だと勘違いをしている感がある。危機の時代の中途半端な妥協や優柔不断・日和見は、事態を益々困難にさせ、タイミングを失し、何よりも多くの「世直し」を求める有権者の失望をさそい、時間の経過とともに、じりじりと悲惨な状況に追い込まれていくことになる。

 

また、今日の市民運動・社会運動も、日々の個別問題に振り回され、従来型のワンイシュー運動を脱却できず、政治的な力を結集して中央政府の心臓部から日本の「世直し」に着手するという、最も肝心な取組に取りかかれていない。臭いにおいは元から立たなきゃダメだ、出てきたハエを追いかけていてもラチがあかない、ということを認識することさえ拒否している様子もうかがえる。つまり、「市民連合」も含め、日本の現状での市民運動・社会運動では、政権交代を経て長期安定政権を確立し、漸進的に、少しずつ日本の政治・経済・社会をまともなものに転換してくという、ホンモノの「世直し」はおぼつかないように思えてならない。何のための「世直し」か、「世直し」をどうやって実現していくのか、今のようなことをしていて「世直し」ができるのか、原点に立ち戻って、よく検討する必要があるのではないか。

 

(4)今回の参議院選で1人区で「市民と野党の共闘」が勝利をしたのは、青森、長野、沖縄の3つである(山形は国民民主党の候補であり、国民民主党は野党ではない)。この3つの県での「市民と野党の共闘」の勝利は非常に貴重だ。上記で申し上げた「全国レベル」での話では尽きせぬ現場での様々なことがあることも私には想像がつく。「世直し」の大きな方向や、大局的な政治判断に加えて、それぞれの地方や現場での経験や人間関係もまた大事であり、そうしたものを大切にしつつ、これからも頑張っていただければと思います。

 

私がいる東京都北区は、参議院選では6人区だが(東京選挙区)、今回は与野党引き分けの3対3となった。ここでも総大将の立憲民主党が機能せず、最下位当選で滑り込んだのが山本太郎(「れいわ新選組」)だった。本来であれば、立憲民主党がリーダーシップを取り、自身の候補者を1人下ろしてでも、6人中、4人の立憲野党の候補者を当選させる戦略をとり、その分の「見返り」を1人区で自党候補者への他党の本気での応援を求める、などなど、なすべきことは山のようにあったけれど、何もしなかった(やっていたのは御用組合「連合」へのゴマすりだけ)。大阪選挙区と兵庫選挙区の立民・共産の候補者調整もやりなさいと早い段階から市民は言っていたのに無視して選挙に臨み、いずれの選挙区でも共倒れしている。おそらく立憲民主党は、批判野党でいる方がラクでいい、くらいに思っているのではないかと私は疑っている。

 

そして、衆議院選挙では、私の地元は、自民・立民が候補者を立てず、公明と共産の候補者が対決する選挙区で、昨年はそれに日本維新が割って入ってきた。選挙公示当初は先頭を走っていた共産の候補者は、選挙が終わってみると最下位の3位、なんでこんなことになったかと言えば、知名度が低くて落選の可能性があった公明の候補には自民党の幹部が連日応援に駆け付け、自公が協力して組織を上げてのローラー作戦を展開、維新はTVで人気の吉村洋文を連れて来て、これまた選挙区内を選挙カーで走り回り、共産が期待していた浮動票をごっそり持っていった。他方で、共産候補には立憲民主党をはじめ、他の野党は誰一人として応援に駆けつけてこないという、おそよ「市民と野党の共闘」候補とはいいがたい選挙戦の展開を余儀なくされていた(唯一、同じ地元の青木愛氏(立憲民主党)が義理で顔を出したくらいである)。これで選挙に勝てれば不思議という他ない。この選挙区で「市民と野党の共闘」の本格展開をしていれば、本来ならば勝てた選挙区なのに、総大将の立憲民主党の「おかげ」で孤軍奮闘となって当選には至らないことになっている。これで同じような選挙戦の展開は何度目だろうか。

 

政治が主導をして日本を破壊しているのだから、その政治を変えない限り、日本はいい方向に変わることはありません。そして、日本破壊は時々刻々と進められているのだから、時間がたてばたつほど事態はひどくなり、引き返すことは難しくなる。この情勢の中で、中途半端・優柔不断・日和見・なれあい・無反省の繰り返し、を続けていく余裕は、もはや私たちには残されていないのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々

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