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2022年8月

2022年8月31日 (水)

東京五輪敗戦記:タヌキ女帝・小池百合子に騙され、五輪男爵どもにぼったくられ、電通・土建屋らの利権を伸ばしに伸ばし、スポーツたかり屋の跋扈を許し、スポーツ人形をダシにして、お人好しの単純バカがボランティアでタダ働き=これが現代オリンピックだ

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(チラシ)(8.31)福島原発事故 新潟避難者訴訟控訴審 第1回公判(東京高裁)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggQ6CQTUCp5OqdcG?e=a0W3dl

(関連)新潟避難者訴訟 情報ブログ
 https://311niigatahinan.blogspot.com/


2.(プレスリリース)(8.31)安倍元首相国葬反対 国会正門前大行動のご案内
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggIVrHVdRnrsRpaJ?e=vVjmdY

(関連)国葬 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9b%bd%e8%91%ac

(関連)安倍元首相「国葬」費用総額見えず…警備費が別計上で早くも《中抜きいくら?》と疑う声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310430


3.(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-207187.html

(関連)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ (最初の1時間は主催者からプレゼンを行います。テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(その1)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


4.(別添PDFファイル)(チラシ)(10.11)【内田聖子さん講演 】「市民派新人女性区長を誕生させた杉並区長選」
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggOKxuLFC-YninNH?e=eVYocx


5.沖縄県知事選挙(9.11投票日)
 https://go2senkyo.com/local/senkyo/22863

(佐喜眞と言えば統一教会、統一教会と言えば佐喜眞、こんな人物を県知事にするなら、沖縄はもうおしまいだ。もちろん下地など論外)

(関連)旧統一教会の関連団体 沖縄の政治家も会合に出席 佐喜真淳氏もあいさつ「旧統一教会との認識はなかった」-沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/998426

(関連)徹底追及 統一協会-沖縄県知事選 自民など擁立の佐喜真候補「知らなかった」と釈明も…-参加の式典会場に「家庭連合」の旗 本紙が動画で確認
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-08-04/2022080415_01_0.html

(1)【沖縄知事選世論調査】玉城氏先行、佐喜真氏追う 下地氏は伸び悩み 琉球新報など序盤情勢調査 - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1574150.html

(2)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「母子家庭で生まれ、2歳から10歳まで里親の家庭で育ちました。幼いころからハーフと先輩や心無い大人にいじめられた時、同級生やいろんな友達が「デニーはデニーさ!何で気にする必要ないよ!」あなたはあなたのま
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1563872778134192129

(3)沖縄知事 玉城デニー - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9F%A5%E4%BA%8B+%E7%8E%89%E5%9F%8E%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%BC

(4)沖縄「戦前新聞」スクラップ – ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会
 http://nomore-okinawasen.org/2513/

◆(メール転送です)【「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」メルマガ52号】
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現実味帯びる沖縄の戦争 立候補者は真剣な議論を

 

米中の軍事緊張が高まっている。米下院議長の訪台で中国空母2隻が出港、米空母も周辺海域に派遣され、嘉手納基地で戦闘機が離発着、外来の空中給油機22機、電子偵察機が待機し、有事即応の臨戦態勢をうかがわせた。

 

野添文彬沖国大准教授は「米中関係は危険水域まで悪化」、米中双方が対抗措置を繰り返せば「偶発的な衝突の危険性」が高まり、有事に至れば「沖縄が真っ先に狙われる」と指摘した(8月3日琉球新報)。同氏の懸念通り、中国は報復的な軍事演習を強行し、波照間島近海に中国ミサイルが飛来した。沖縄が戦争に巻き込まれるのではと、多くの県民が不安を募らせている。

 

米下院議長の訪台を松野官房長官は「コメントする立場にない」と傍観した。中国のミサイル発射を岸防衛相は「強く非難」し、日米外相は「地域の平和と安定のため緊密に連携」と確認した。中国に対抗し、日米の軍備強化をさらに進めるということだろう。軍事に軍事で対抗する「抑止」論はウクライナで破綻した。ウクライナに米欧は膨大な軍事、武器援助を注いだが戦争を止めることはできなかった。

 

ウクライナの人口は4100万人。沖縄は146万人。沖縄は肌の色も違いはるか遠い「極東」の小島でしかない。残念ながら沖縄県民の命に対する世界の関心は低いだろう。ウクライナで起きた戦争は、それ以上に沖縄で起こりうる。県民は厳しい現実を直視すべきだと思う。

 

まして日米政府は「台湾」防衛強化に前のめりだ。2022年版防衛白書、23年度防衛概算要求は宮古、石垣、沖縄島に配備する陸自地対艦ミサイルの射程延長(900キロ~1500キロ)、その名の通り南西諸島に配備する「離島防衛用高速滑空弾」(射程400キロ以上)の開発予算を組んでいる。ミサイル射程延長は中国に届く敵基地・中枢攻撃能力にほかならない。一方、米軍は核搭載可能な中距離ミサイル、極超音速ミサイルの列島線配備を計画する。軍事ジャーナリストの小西誠氏は、中国ミサイルに日米のミサイル網が対抗する「ミサイル戦場化」を懸念している。

 

高まる戦争の危機に県民はどう向き合うべきか。中国の台湾侵攻がありうるとして、台湾を守るため日米が軍事行使し、沖縄が戦場となることを県民は受け入れるのか。有事の住民保護計画、住民避難訓練も問われている。「台湾有事で住民避難は不可能」とする専門家の指摘もある。「住民避難が可能」であるかのように沖縄県、市町村が保護計画、住民避難訓練を進めていいのか。県知事選、市町村議員選挙を迎える。立候補する各氏は沖縄の戦争の危機を正面から見据え、県民の命を守る政策を議論してほしい。

新垣邦雄(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会発起人)
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(軍事基地を島に造れば「標的になる」だけの話、ミサイルを相手に向かって打てば、相手もミサイルを打ち返して来て、犠牲になるのは常に一般市民・住民である。武力で問題は解決せず、島は廃墟と化していく。それがウクライナ戦争からの教訓だ。ナショナリズムも愛国武装主義もいらない。戦争屋は島から出て行けばいい。非武装中立、それが南西諸島・沖縄諸島を守る唯一の方法である。:田中一郎)


6.(メール転送です)お住まいの地元自治体、教育委員会に弔意強制通知を出させない運動(つなぐ・つながる通信2022/8/29(転送歓迎、重複ご容赦) 新「皇民化教育」を許してはいけない(田中一郎)

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■各自治体・学校に弔意強制通知を出させない要請活動が勝負処であり各地域で取り組まれています。下記は世田谷区の例です(目黒区も準備中)。

A 世田谷区長宛(めぐせた提出済)
B 世田谷教育委員会 教育長宛(多数団体代表者の連名で近日提出予定)
C 世田谷区議会議長宛陳情(審議日程は「国葬」後となるが提出済)
D 世田谷区の全区議会議員宛(めぐせた近日提出予定。アンケート質問形式)

なぜ、Dが大事かといえば、区長、教育長は、区議会議員の意向に左右されるからです。他区から見ると、保坂区政なら大丈夫と思われがちですが、7月の安倍家の葬儀の際には、区長了解の下で、区の施設で半旗が掲揚されました。区議会議員への働きかけが重要ポイントです。

■ 全国各地の国葬反対活動の一覧表による可視化がなされています。ご存知の情報を入力してください。
 https://bit.ly/3QOtwqp

(管理:安倍元首相の「国葬」に反対する実行委員会)

下記の「つながる市民@東京」HPでも紹介をしています。
 https://tunagaru-tokyo.jimdo.com/
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7.カネミ油症・救済法成立10年 進まぬ3者協議、患者失望 支援団体「国は積極姿勢を」(長崎新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e0092cf6d7f58081adb52309abb9b9278461c12a


8.似非宗教団体とカルトご都合主義の政党=自民党(&立憲民主党)

◆「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の伝導・教化活動そのものが国民の思想信条の自由を侵害する違法行為」とする最高裁判決がすでに確定していた - シャンティ・フーラの時事ブログ
 https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=322541

◆報道特集 “元信者”妻たちが語る旧統一教会の実態 - 無料見逃し配信中!<TBS FREE>
 https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2025450_1000026393

 この国の議会制民主主義は末期症状を呈している。長年政権党の座にいる自民党だが、所属議員の大半が世襲議員で、一般社会では通用しない出来損ないのバカ息子・バカ娘が「3バン(「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」)を世襲して国会議員・地方議員になり、この国を破壊し続けている。似非右翼でチンピラやゴロツキやヘドロのようにカネに汚いのもうじゃうじゃいる。統一教会と言えば自民党・自民党と言えば統一教会と、2つの等値関係の数学的必要十分条件が整うまでに堕落・腐敗したご都合主義で染まりきっている政党・政治家たちである。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E3%83%90%E3%83%B3

しかし、国会議員ばかりに責任を押し付けるのは片手落ちだ。こういう連中を選挙で選んでいるのは有権者だからだ。しかもコレ、自民党や維新のことだけじゃないぞ。まもなく野党第1党の座から転落する予定の立憲民主党に投票をし続ける「寝ても覚めてもワンパターン」有権者のことでもある。先般の参議院選挙を「市民と野党の共闘」無視で、予断と偏見で闘い大敗北を喫した泉健太を引き続き党の代表に据え置き、統一教会との「腐れ縁」のようなことがバレても、自民党以上に善人ズラして平然としている(例:執行部に入った大串博志(佐賀県):統一教会に祝電を送り、イベントには代理出席をしていた)。党の権力が集中すると報じられている岡田克也(新)幹事長もまた、統一教会系の団体機関紙にインタビューが載ったという。だったら、その内容を全部公開しろ、という話だ。立憲民主党執行部よ、お前たちの統一教会問題への対応は岸田文雄政権や自民党と大差ないぞ! 逃げるな!

◆特集ワイド:作家・中村文則さんが案じる政治と宗教 うやむやなら日本は終わり - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220829/dde/012/010/010000c

日本全国の有権者の皆さま、来たる統一地方選挙では立憲民主党以外の「世直し」政党候補者に投票をし、立憲民主党候補は全員を落選させるよう動いていただけますか。それが泉健太代表を退陣に追い込み、3年後の国政選挙における「市民と野党の共闘」大勝利の第1歩になると思います。

 <カルト応援政党・カルト一体化政党=自民党=政治信念ナシのご都合主義のクズ政党>
(1)岸田自民の旧統一教会「関係調査書」は子供だましミエミエ…記入用紙はA4ペラ1枚のみ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310450

(2)永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3c05d373253f5e0eee29dc69fe3be42e50fa1401

(3)試される自民党の自浄力 不信が募る旧統一教会との関係 田中秀征-毎日新聞
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220823/pol/00m/010/003000c?cx_fm=mailpol&cx_ml=article&cx_mdate=20220828

(4)旧統一教会と自民が「抜き差しならない」理由 - 3分でわかる政治の基礎知識 - 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220825/pol/00m/010/003000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220829

(5)「霊感商法や過大な献金要求の被害なくなっていない」旧統一教会の問題で日弁連が声明|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-1837881/

(6)和解後に調書を訂正、その翌年に旧統一教会の名称変更を認めた…文化庁の不可解な対応の甘さとは:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198319

 <カルト容認・日和見・「口先やるやる詐欺」政党=泉健太立憲民主党>
(1)立憲民主党 役員一覧 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/about/officers

(2)旧統一教会問題:原口氏 大串氏も代理出席、日韓トンネル関連会議(佐賀新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/11f819d29692c6978cc90b354594451a7716cd4a

(3)立民・枝野氏も旧統一教会側と接点 党調査公表、計14人を確認 - イザ!
 https://www.iza.ne.jp/article/20220823-54NTJV4RBRN2RKPKA5JF5NQZXQ/

(4)立憲、ベテラン登用で体制強化 「刷新感ない」不満も 新執行部発足 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220826/k00/00m/010/273000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220827

(5)立民・安住国対委員長「巨悪に挑まぬ野党必要なし」(産経新聞)立憲民主党の国対委員長に就任した安住淳氏…|dメニューニュース(NTTドコモ)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_4P453E56WFPN5PBHN5MHCFL62I

(そう言うのなら、まずは自分の足元=立憲民主党内部の「悪」と対決しろ! 政治家たるもの覚悟もないのに口先でものを言うな! それにこの安住とかいうバカ者は、馬場伸幸が維新の代表となったことを受けて、「政策テーマ別に連携を呼びかける考えだ」と朝日新聞(8/28)が報じている。維新をのさばらせないためにも、彼らに対しては日常的に徹底的な批判=ありのままの維新の姿を広く有権者に伝える活動が必要だ。何を言っとるのか、である。まずもって他にやるべきことが山ほどあるだろうに、どっち向いて野党をやってんだ、ボケ!:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2854f2c9433bd8f266508cb9cd40e5217e854288

◆統一教会との関係について、記者クラブ制度を解放した結果「本来入れてはいけないもの(世界日報)を入れてしまった」と釈明! 自民党については安倍元総理の関与と岸田総理の責任を指摘!~8.26 立憲民主党 岡田克也幹事長 記者会見 - IWJ Indepe
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509843

◆「統一教会って、正体がそもそもないんじゃないか。名前でも教義でもいくらでも変えるカメレオンのよう」~岩上安身によるインタビュー第1092回 ゲスト 元文科事務次官 前川喜平氏 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509777
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「2021東京五輪敗戦記」をお送りいたします。私が多くを語る必要はないと思いますので、山のようにあるネットサイトから若干を選んでご紹介することにいたします。「2021東京五輪」を主催した組織委は、総括にもならぬスカみたいな作文を残して早々と解散してしまいました。存続していても不始末や不正やデタラメ三昧など、現代イベントのあらゆる「悪」と「低レベル」の陳列台のようだった「銭ゲバの祭典」=「2021東京五輪」の責任を追及されるだけとばかりに、ケツまくりをしてトンズラしてしまったのです。始めるときはレガシーを残すだの何だのと、耳障りのいいことを言っていた連中が、カネの問題一つ明らかにせず、誘致から開催まで、さんざんやりたいホウダイのデタラメ・税金散財をやって消えていきました。まさに没落3流国家・ニッポンを象徴していたと言えるでしょう。メディアまでが一緒になってやっているのですから唖然とします。

(関連)東京五輪の大罪 政府・電通・メディア・IOC-本間龍/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034282126&Action_id=121&Sza_id=E1


タヌキ女帝・小池百合子(東京都知事)に騙され、バッハ会長をはじめとする五輪男爵どもにぼったくられ、電通・土建屋・セキュリティ会社らの利権を伸ばしに伸ばし、腐った政治に引っ付き虫のスポーツたかり屋の跋扈を許し、自己中心主義(ジコチュー)のスポーツ(ドーピング)人形を興業のダシにして、お人好しの単純オバカがボランティアでタダ働き=これが現代オリンピックなのだ。今回の「2021東京五輪」以前にも、誘致の段階からさまざまな汚職やカネ回り・女回り・接待回りで醜聞を繰り返してきたIOC(オリンピック委員会)。そして、こともあろうに、このほど紳士服の青木と元電通専務の高橋治之の受託収賄容疑が浮上し、検察特捜部が贈収賄両サイドの容疑者を逮捕するに至っている。

(この高橋治之という人物は、かつてバブル時代に日本長期信用銀行の経営破綻と深くかかわりを持っていたイー・アイ・イー・インターナショナルの代表=故高橋治則氏の実兄だそうだ、これには驚いた)

(関連)(別添PDFファイル)五輪汚職「構造的問題」、JOC元理事、山口香筑波大教授(毎日 2022.8.20夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20220820/dde/041/050/026000c
(この人の言うことは当たっているように思われます:田中一郎)


この銭ゲバの不道徳祭典は、もはやスポーツ精神とも世界の平和とも、何の関係もない。上位下達の命令文化の体育会系の悪弊の1つとも言うべき「国旗掲揚・国歌斉唱」は明らかな五輪憲章違反であるにもかかわらず、今もって繰り返され、今日では我が国をはじめ、前近代的イデオロギーであるナショリズムに頭がイカレタ連中が、胸を張ってオレサマこそが愛国者、と言わんばかりに「国家主義的儀式」を繰り返している。そしてそれに輪をかけたオバカが、オリンピックでメダルを取ることが国威発揚の最も重要なるセレモニーだと勘違いをしているのだ。その先にあるのは、スポーツのメッカではなく、ウクライナ戦争のような「利用されるナショナリズム」である。

(関連)体育会系 日本を蝕む病-サンドラ・ヘフェリン/著(光文社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034034336&Action_id=121&Sza_id=C0


今回の2021年東京オリンピックも、主催都市と主催国の税金・国富を湯水のように使い放題使って、後は野となれ山となれで終了となっている。決算では約1兆4千億円の費用が掛かったと言われているが、いわゆる関連経費までを入れれば、その倍以上の3兆円を超えると言われる。その中で最大の財政負担をしたのが東京都、直接経費、間接経費、関連経費、環境整備費、無用の人件費、そして、たとえばオリンピック選手村の都有地を時価の1/10の値段(約130億円)で土建屋どもに投げ売りした、ようなものまでを含めれば、その放漫財政=都税の巨額浪費は2兆円を下らないのではないか。

私は、東京都は近未来において財政難から財政破綻へと進んでいくと見ていて、これ以上、バカ知事を有権者・都民が選挙で選ぶ限り、ほぼ必然的にそうなって、都民の日常生活にも支障が出る時がやってくると予想している。そうなったとしても、それはそのような都知事を選んだ都民の自業自得というものだ。五輪という時代錯誤のバカ騒ぎに浮かれ、世界遺産とも言うべき築地市場を官製地上げで失い、今度は歴史的にも価値のある神宮外苑の風致地区が一握りの土建屋連合たち(三井不動産+伊藤忠他)の私利私欲の追及のために数百本の樹木とともに都市再開発で葬りさられようとしているわけである。全ては小池百合子というタヌキ女帝の都知事が采配してやっていること、「東京大改悪」とはよく言ったものだ。それに気がつかず、何度でも何度でも、このタヌキ女に馬のクソ饅頭政策や馬の小便酒を飲まされて喜ぶバカ都民なら、さもありなんと言うべきだろう。

オリンピック=五輪は、もう「ご臨終」=「五輪終」で結構だ。二度とこの日本にやって来なくていい! と思っていたら、今度は北海道のバカタレ連中が2回目の「冬季オリンピック」をやると言い出している。「バカは死ななきゃ治らない」なのか=オリンピック・バカもその1つということだ。来る札幌市長選挙で有権者・市民は秋元克広とかいうオリンピック・バカ市長を落選させよ。さもなければ札幌市も、東京や大阪に続いて「アホの都」の仲間入りとなる。

(関連)札幌で「五輪不招致」デモ 反対の市民ら「札幌市には優先すべき課題がある‥」 - HTB北海道ニュース
 https://www.htb.co.jp/news/archives_17082.html


1.東京五輪の経費は1兆4000億円! 半額以上が税金、赤字を出し続ける「負のレガシー」…JOC「札幌招致」に「やめませんか?」の声が続々(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7466fc752279670801594aa6d4ebaf65c64841ae

(関連)理事の“腹ひとつ”という五輪の闇 呆れるズサンさ、どんぶり勘定|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310265

(関連)東京五輪施設は赤字まみれ「負のレガシー」のまま…イベントだけで回収じゃ“焼け石に水”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/309770

(関連)パソナグループは東京五輪の人材派遣を独占「すべての利権は竹中に通じる」とネット大炎上(有森隆)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6e8dfbec859be6958afa70ac676b925030bf3f1a

◆東京五輪から1年 惨状の現場を行く|森山高至 建築エコノミスト 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4405


2.TBS報道特集:2021年東京オリンピック

(1)五輪検証③高額物品費と”IF"の影響力【報道特集】2021.12.25
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20211225_1.html

(2)独自・選手村ビュッフェでも食品大量廃棄【報道特集】2021.9.25
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210925_2.html

(3)弁当大量廃棄と”不備ループ”問題【報道特集】2021.8.7
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210807_1.html

(4)開会式の裏で…弁当大量廃棄も【報道特集】2021.7.24
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210724_1_1.html 

(5)組織委元職員が語る 3兆円に膨らむ五輪費用の実態は【報道特集】2021.7.10
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20210710_1_1.html


3.札幌市=「アホに転落する」か「正気にとどまるか」の瀬戸際
 2021年東京オリンピックのザマを見て、それでも札幌でまたオリンピックなんぞをやるのなら、未来永劫、札幌は「アホの街」となる。

(1)「カネと利権まみれ」東京五輪・パラ汚職事件が札幌大会招致に浴びせた冷や水:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/197441
(2)札幌の冬季オリンピック招致 東京と様変わり、相思相愛も欠ける熱気- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH124V20S2A710C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220721_A
(3)2030年札幌五輪は“ザル勘定”の極み! 開催経費は予算の2倍「4400億円超」と予測|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/307055
(4)米ソルトレイクシティーが辞退? 2030年冬季五輪招致「札幌」に“不穏な追い風”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/307418
(5)五輪汚職事件騒動の渦中に…“厚顔”山下JOC会長と札幌市長が「ゴマスリバッハ詣で」のトンデモ(日刊ゲンダイDIGITAL)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ec41a64df89c19077206a993d154522ff675ce
(6)札幌五輪招致、高まる反対運動 「市民が決めるべき」住民投票求める動きが活発化:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/178562
(7)札幌で「五輪不招致」デモ 反対の市民ら「札幌市には優先すべき課題がある‥」 - HTB北海道ニュース
 https://www.htb.co.jp/news/archives_17082.html
(8)2030札幌五輪に「反対」元札幌市職員が市長選に出馬し市民の真意を問う意向 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tyCjtDXaCTQ
(9)五輪・パラ招致 札幌市長とIOC会長 9月に会談で調整|NHK 北海道のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220824/7000049935.html
(10)五輪招致巡る住民投票否決、札幌 過半数の支持根拠に(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2d772b722991e6d3a4b234c058c1992ec759923f

(参考)会派別名簿/札幌市議会
 https://www.city.sapporo.jp/gikai/meibo/meibo-kaiha.html

(オリンピックをやるかどうかを決めるのはオレサマたちだ、札幌市民はカンケーネー、黙って見てろ! と自民党他の市議会議員たちは言ってますよ。ところで、市議会会派の「民主市民連合」とは立憲民主党のことらしいが、こいつらは住民投票条例案に反対しとるぞ! どこが「市民の皆様とともに」だ、ボケ! 立憲民主党の党中央と全く同じパターンの「口先やるやる詐欺」をやっとるようだ。全員、次回選挙で落選・一掃してしまえ。こんな連中に市政を託しても、ロクでもないことばかりが起きるぞ。:田中一郎)


4.五輪汚職:ああ、おぞましや
「2021年東京オリンピック=銭ゲバの祭典」、最後の最後でしっかりと立証されたということでしょうか? この逮捕された人たちが何をどうしていたのか、また、それを横で見ていた人たちや、この人たちと五輪開催の業務上で関係を持っていた人たちまた、何をどうしていたのか、これからじっくりと見せていただきましょう。オイ、札幌のドアホども、よく見とけよ!

 <別添PDFファイル>
(1)五輪組織委元理事を逮捕、協賛社選定で受託収賄疑い、東京地検(東京 2022.8.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/196481
(2)五輪組織委元理事 逮捕、スポンサー選定 受託収賄容疑、東京地検 AOKI側から5100万円(朝日 2022.8.18)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15390565.html
(3)「汚れた五輪」のドン、逮捕の裏側と今、怯えている人々(日刊ゲンダイ 2022.8.19)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309964
(4)AOKI「請託」に奔走、五輪汚職、元理事に8項目の要望書(日経 2022.8.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63608320Z10C22A8CM0000/
(5)元理事 協賛金引き下げか、五輪汚職 AOKI契約額1/3に(毎日 2022.8.19夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20220819/dde/041/050/015000c
(6)五輪汚職(上下)(朝日 2022.8.18,19)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15390543.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15391457.html
(7)五輪汚職「構造的問題」、JOC元理事、山口香筑波大教授(毎日 2022.8.20夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20220820/dde/041/050/026000c
(8)組織委元理事との面会録音、AOKI側 特捜部が押収(朝日 2022.8.20他)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15392464.html
(9)東京五輪を舞台にした受託収賄事件、五輪は電通のイベント(『AERA 2022.8.15,22』)
 https://dot.asahi.com/aera/2022080800047.html

 <関連サイト>
(1)高橋治之電通元専務が語ったスポンサー集めの裏側「森さんも僕に任せてる」音声-文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/56832
(2)『五輪憲章に追加→裏金ファースト』デーブ・スペクター、汚職事件巡り皮肉 「競技でも金、誘致でも金」憤りの声(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/54228dcad79804c7f1f9a44a85da89431cb205ce
(3)安倍元首相と五輪汚職容疑のAOKI創業者に“接点”…5年で会談8度、一緒にゴルフ、公邸で会食|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310132
(4)「汚れた五輪」知ってて大騒ぎしてきた大マスコミの身勝手|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310084
(5)逮捕された高橋治之元理事には9億円 あぶり出される東京五輪招致の闇|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/309953
(6)元理事とAOKI前会長の面会場面 東京地検が録音データ複数入手(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aa00da5d4babea0d5bef3762d97cb1565321c735
(7)230坪の大豪邸に2千万円以上のメルセデス・マイバッハ 逮捕された組織委の高橋治之元理事の“上級国民”生活(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d529275ec82f63b417eeb2542fd9ca255c0b7eaf
(8)(社説)五輪汚職 腐敗の祭典だったのか:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15390474.html?ref=mor_mail_editorial_20220818
(9)五輪汚職を全把握する男・高橋元理事の“暴露”に戦々恐々な関係者たち…「森元首相も警戒している」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310320
(10)東京五輪“キーマン”逮捕!特捜部が次に狙う「消えた1.5億円」と裏金解明、政財界は戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/310029

◆【切り抜き】逮捕された「高橋治之」氏とは!- 衝撃の内部告発!! 岩上安身(IWJ)が現役の電通社員への単独インタビューを敢行!東京オリンピック誘致の内幕は!- 電通によるメディアコントロールの実態とは!- - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=vVOmKFcKGjA
草々

2022年8月29日 (月)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(135):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その21)=この国は裁判に持ち込まないと放射能や被ばくのことをきちんとできないのか!? 田村バイオマス訴訟、長崎被爆者、3.11甲状腺ガン裁判他

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(新刊書)原発汚染水はどこへ(西尾正道北海道がんセンター名誉院長他著:学習の友社)
 https://1drv.ms/u/s!ArtBTVAHlosVgX6jKBJxf1i9wzW3?e=9Qa0K1


2.大阪にカジノは、いらんよ!緊急署名 - 大石あきこ
 https://www.oishiakiko.net/2021-12-24casino/

(関連)キャンペーン · カジノ誘致はやめてください。 · Change.org
 https://tinyurl.com/5n8c6xnr

(関連)維新と大阪財界は「相互不信」、カジノ計画にあの巨大企業グループが距離を置く理由 - 「大阪」沈む経済 試練の財界 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/308250?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20220826

(関連)大阪万博「出展内定辞退」ドタバタ劇の深層、大阪外食産業協会を悩ます2企業の苦境 - 「大阪」沈む経済 試練の財界 - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/308249?utm_source=wknd_dol01&utm_medium=email&utm_campaign=20220828

(時代錯誤で税金無駄遣いの利権公共事業&公約違反プロジェクトの大阪万博は大阪カジノの「前座」=裾払いです:田中一郎)

(関連)日本維新の会 新代表に馬場伸幸衆議院議員を選出|TBS NEWS DIG - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=P6jeIi6XZF4

(関連)維新「オーナー統治」終幕 馬場新代表に課された重い課題 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220827/k00/00m/010/139000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220828

(大阪には、この連中もいらんよ! それにしてもマスごみの「維新」報道は相変わらずひどいねえ、維新=似非右翼のチンピラ詐欺師なのよ、わかっとるの?:田中一郎)

◆(当日録画)20220510 UPLAN 清水ただし「「日本維新の会」って、どんな政党?」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mYDp5alRvh8&t=1s


3.沖縄県知事選挙:玉城デニーさん奮闘中
(1)2022年 県知事選挙 玉城デニー 第一声 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=H-uWw6kihGU

(2)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「今回、第一声に選んだ場所はうるま市屋慶名です。玉城デニーが生まれ育った場所、玉城デニーの選対本部長を引き受けていただきましたが先日急逝された故新里米吉さんの出身地です。誰ひとり取り残さない、平和で誇り
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1563005324725915648

(3)友利頌雅サタンさんはTwitterを使っています「#佐喜真淳は統一教会とズブズブ 全国放送で衝撃でしたよね https---t.co-cixnKL9oCb」
 https://twitter.com/TonarinoJUGAsan/status/1562041527748395009

(4)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「山本太郎、れいわ代表。 沖縄、宜野湾に来ていただいたこどがホントにうれしくてうれしくて、思わず肩に手がかかってしまいました。感涙至極。 https---t.co-jBlCD19alb」 - Twitt
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1563149321025241095

(5)しんぶん赤旗日曜版🕊さんはTwitterを使っています- 「【スクープ】沖縄県知事選に立候補表明した佐喜真淳氏。統一協会系の米紙会長(現UPF最高幹部)との握手写真を2014年にフェイスブックに投稿。選挙母体役員にも統一協会と関係あった議員がゾロゾ
 https://twitter.com/nitiyoutwitt/status/1559808841130582016


4.(メール転送です)土曜メルマガ vol_53 警察庁長官の「茶番」記者会見28分(Tansa)

(関連)中村格警察庁長官は退職金ガッポリ8000万円 安倍氏銃撃事件の引責で辞職も「処分なし」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310396

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 編集長の渡辺周です。ここ数年、めっきりお酒の量が減りました。そのおかげかどうか、もう3年ほど痛風も発症していません。この調子でがんばります。今週の土曜メルマガです。

警察庁長官の「茶番」記者会見28分

警察庁の中村格(いたる)長官(59)が8月25日、やっと辞任を表明した。安倍晋三元首相が選挙演説中に殺害された事件から1か月半あまり。遅すぎる辞任である。ところが、翌日の朝刊各紙は中村長官への批判が弱い。警察庁が同時に公表した警護の検証結果に重きを置いている。「検証が終わったので辞任した」という中村長官の言い分を受け入れてしまっている。

しかし、中村長官は「検証する側」ではなく、事件時の警察トップとして「検証される側」ではないだろうか。検証が終わるまで留任するのは「自分には都合の悪い検証結果にしたくない」という目的があってのことではないか。私は疑念を持つ。一体どうなっているのか。記事を読んでいてもさっぱりわからない。私は、共同通信がYouTubeにアップしているノーカットの記者会見動画をみることにした。

中村長官の「覚悟」に記者は

中村長官はダークグレーのスーツに白のワイシャツ、紺のネクタイ姿で記者会見に臨んだ。演台には、警察のシンボルマークである旭日章があしらわれている。背景のパネルには、警視庁の「ピーポくん」や、島根県警の「みこぴーくん」など都道府県警のキャラクラーたちが・・・。なかなかのギャップだ。

中村長官は始めの発言で辞意を表明した。「人心の一心を図るべく、私自身については本日、国家公安委員会に辞職を願い出ました」質疑応答では、まず朝日新聞の記者が中村長官の辞職について聞いた。「ご自身の責任についてどのようなお考えで辞職を決断されたのか。事件から1か月半あまり、なぜこのタイミングなのか」。

中村長官が答える。「今回の事件を検証見直しする中で、わたくしども警察はですね、警護を一から出直そうという覚悟を決めたわけでございます。むしろ新たな体制、このタイミングで人心を一心するというのは、当然のことではないかという風にわたくしは考えております」

全く「当然」ではない。「このタイミング」が遅いのだ。私なら、「あなたは検証される対象だろう、辞任した上で聴取を受けるべきだったのでは」と再質問で詰める。しかし記者はそれ以上質問せずに言った。「ありがとうございました」

長官の「自白」

その後も食い下がる記者はいない。中村長官の発言は、「どうせ厳しい追及はない」と高を括ったようにひどくなっていく。例えば時事通信の記者の質問への回答だ。記者はなぜ今回の事件が起きるまで、警護のあり方を定めた「警護要則」の見直しをして来なかったのかを問うた。中村長官は言った。

「個別の警護を都道府県警任せにしていたことが根本には問題があると申し上げました。なぜそういうことを見直してこなかったのかというお話ではございますけども、警護について、これまで重大な結果といいますか、そういう事案がこれまで発生しなかったことをもってですね、まあいわば、そういうことに対する、省みる思いというかですね、そういったものがなかったかもしれません」「これまでは重大な結果が発生しなかったことをもってそれで良しとしてきた、ちょっとそういう雰囲気というのは、やっぱりそれは私は否定できなかったと思います」

要は、中村長官は「これまで大したことが起きていなかったから警護に緩みがあった」と「自白」しているのある。そもそも「重大な結果が発生してこなかった」という認識からしておかしい。例えば1995年には警察庁の国松孝次長官が銃撃されている。犯人が誰かもわかっていない。中村長官のこういう弛緩こそ、今回の事件の検証対象にするべきである。記者会見は28分27秒で終わった。

中村長官は最後まで引責辞任であることを認めなかった。ツッコミどころが満載にもかかわらず、記者の質問はいちいち途切れ、10秒間の沈黙が流れることもあった。会見の司会者は4回も「その他いかがでしょうか」と促し、最後も「よろしいでしょうか」と念を押してから会見を終了した。

泣く部下、笑う上司

記者会見の途中、中村長官は読売新聞の記者に「責任を取っての辞任か」と問われ、そうではないと釈明する場面があった。その際、中村長官は言葉をとちり「大変失礼しました」と口に手を当てて笑った。何がおかしいのか、理解不能である。一方で同じ日に記者会見を開いた奈良県警の鬼塚友章本部長(50)は対照的だった。終始言葉を詰まらせ、時々ハンカチで涙をぬぐった。中村長官は辞任を決めたタイミングについて問われた時に「私の内心の問題ですので、ここでお答えすることは控えたいと存じます」と逃げたが、鬼塚本部長は違った。

「事件発生以来、深く悩み、苦しみながらも、家族をはじめ支えてくれる方にも相談をいたしまして、事案の重大さと深刻さから、管轄責任を有する警察本部長として、これ以外に責任をとる道はないと考えた次第であります」部下が泣き、上司は笑う。警察庁は要人警護で都道府県警を主導していく方針だが、一糸乱れぬチームワークが必要な仕事を、こんな組織にできるのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆IWJより(2022.8.29)
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51235
================================


「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(135):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その21)=この国は裁判に持ち込まないと放射能や被ばくのことをきちんとできないのか!? 田村バイオマス訴訟、長崎被爆者、3.11甲状腺ガン裁判他」をお送りいたします。

(最初に:再掲)(新刊書)原発汚染水はどこへ(西尾正道北海道がんセンター名誉院長他著:学習の友社)
 https://1drv.ms/u/s!ArtBTVAHlosVgX6jKBJxf1i9wzW3?e=9Qa0K1

(関連)癌と核をめぐる闇【原発】汚染水の海洋放出は人類への「緩慢な殺人」~西尾正道氏【注目の人直撃インタビュー】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QBp0NxVeToE

(関連)西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”via日刊ゲンダイ – The Atomic Age
 https://bit.ly/3Tr2Ei4


1.「体験者」じゃない被爆者だ!!~長崎 置き去りにされた私たち~|NNNドキュメント
 https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894twtk2931g27ff7nr.html

(関連)【NNNドキュメント'22予告】「体験者」じゃない「被爆者」だ!! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mW_Kh7iJfJY

◆黒い雨-訴訟 長崎での救済は...「被爆体験者は被爆者だ」KTNテレビ長崎
 https://www.ktn.co.jp/mottele/2022/06/post-140.html

(まもなくNNNドキュメントの録画がネット上に出ると思いますが、さしあたり上記サイトの動画をご覧ください)

(この国は、この国の政治家は、官僚は、何をしているのか! 広島と長崎の原爆被ばくに違いはない。30分間のフィルムだったが、見ていて強い怒りが込み上がってきた。もう一度申し上げる。アジア太平洋戦争で敗戦して、もう77年にもなる。この国は、この国の政治家は、官僚は、何をしているのか! この方たちを救えないのなら、お前たち政治家や官僚に存在意義はない。:田中一郎)


2.田村市バイオマス訴訟
(1)報告:ちくりん舎オンライン学習懇談会~田村バイオマス訴訟

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2022年7月27日、ちくりん舎主催でオンライン学習懇談会~田村バイオマス訴訟とは? 福島地裁での不当判決と仙台高裁での予想外の展開~が開かれました。学習会には北海道から福岡まで各地から延べ30名以上の方が参加されました。

学習会ではちくりん舎の青木一政から約40分の報告がありました。その後、田村市の「大越町の環境を守る会」の皆さんから、裁判にかけた思いや、稼働後の最近の状況などの報告がありました。田村バイオマスがある工業団地の調整池にはヘドロ状の白や黄緑色の浮遊物が浮いており、それが周辺水路へ流れ出し農作物などへの影響を心配する声が上がりました。

原告代理人の坂本博之弁護士からは、「裁判所を信じてはいけない。原告に寄り添った姿勢を見せながら目茶苦茶な判決を出す裁判官も多い」と、今回の高裁の対応にあまり浮かれないよう一同を引き締める発言がありました。またこれまで以上に、証人尋問と裁判官の現地検証の要請を強めていく決意が語られました。

質疑応答、懇談の中では、福島県伊達市の梁川町工業団地でバイオマス発電が問題になっていること、住宅地にも近く、住民は反対の意見が多く出ていることが報告されました。木質バイオマス発電と言いながら、住民説明会では「建築廃材60%、廃プラ40%」が燃やされるとの説明が有ったこと、これではバイオマス発電の名を借りた産廃焼却場ではないか、この点を問題にしたらどうかなどの意見が出されました。

◆詳しくはこちらからどうぞ。
 http://chikurin.org/wp/?p=6442 

◆(必見)(別添PDFファイル)ちくりん舎学習懇談会(田村バイオマス訴訟)報告配布資料
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgX9-fm1rCInTbEN4?e=8qIiTE
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)ウソにウソを重ねて収拾がつかなくなる被告-田村バイオマス控訴審第2回期日(1)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2022年8月26日、仙台高裁において、田村バイオマス訴訟控訴審第2回口頭弁論期日がありました。この内容を複数回に分けて報告したいと思います。

控訴審第1回期日では、裁判長から被告側に釈明を求める驚きの展開になりました。HEPAフィルタの内容がはっきりしない。具体的資料を出すように。昨年の「定期点検」でバキュームカーで掃除、交換したというがその具体的説明。燃料チップを1分で測定できるという具体的説明。の3点の説明要求に対して、被告側は「控訴審第1準備書面」を出してきました。

その内容が、技術的に見ればオウンゴール連発、ツッコミどころ満載のものでした。裁判所や原告をこの程度のものでごまかすことができると考えたのでしょうか。早速、反論の意見書を作成、その内容も含んで坂本弁護士が原告「控訴審準備書面(2)(3)」を提出しました。

開廷前に坂本弁護士は「今日で結審になるかもしれない」との可能性を口にしましたが、結局裁判長は「被告は原告の準備書面に反論しますか?」と問い掛け、被告側弁護士が「はい、2か月ほど時間をいただきたい」ということで、次回口頭弁論期日は11月18日(金)14時30分からと決まりました。

被告側はウソにウソを重ねて収拾がつかない状態になっています。多岐にわたりますので、その象徴的な事例をいくつか紹介したいと思います。

◆詳しくはこちらから
 http://chikurin.org/wp/?p=6457   

3.「3.11子ども甲状腺ガン裁判」
 放射線被曝による健康被害は、甲状腺ガンだけでなく、さまざまな臓器や部位にさまざまな形で出てきます。時間がたてばたつほど被害もたくさん表面化してきます。しかし、証拠が明らかな子どもの甲状腺ガンでさえ、福島原発事故の放射能による健康被害であることを認めないというのなら、それ以外の健康被害と放射能の関係も否定されてしまいかねません。被告はさっさと被害を認め、早急に被害者救済に全力を尽くすべきです。裁判を長期化させてはなりません。原発事故の被害者である原告が、裁判に訴えなければいけないまでに追い込まれていること自体が、加害者=東京電力や事故責任者=国の責任であり、罪であり、社会的犯罪です。

◆20220823 UPLAN 311子ども甲状腺がん裁判「原告の意見陳述」と「大法廷での裁判」を求める署名提出記者会見 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ykkuI4tJPgY

◆「原告の声を聞いて」署名提出〜小児甲状腺がん裁判 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 https://www.ourplanet-tv.org/45580/

(関連)「原告本人の意見陳述」と「大法廷での裁判」を求める署名が8月23日現在で6395筆!! 311被爆の被害者である原告本人の苦しみの声をより多くの人々に届けるために!!~8.23「311子ども甲状腺がん裁判」署名提出後の記者会見 - IWJ Indep
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509773

(関連)福島原発事故裁判「手術しないと23歳までしか生きられない」と言われ…原告の20代女性が悲痛な訴え |日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309701

◆ホーム - 311甲状腺がん子ども支援ネットワーク
 https://www.311support.net/


4.(別添PDFファイル)(パンフ)内部被曝は超高線量慢性被曝(「伊方原発運転差止広島裁判」応援団 2022.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVggHmA0KUzA6cOLCR?e=E6n6v5

(関連)パンフレット:ICRP勧告に支配される日本の放射線被曝対策、人びとを危険な被曝被害に導く
 https://saiban.hiroshima-net.org/pub/panf05/panf05.pdf

(関連)伊方原発運転差止広島裁判
 https://saiban.hiroshima-net.org/
草々

(追)NPT会議決裂について(ウクライナ戦争を善悪論・被害加害論で議論をしている限り、戦争は延々と続いていきます)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆NPT再検討会議、再び決裂 ロシアの反対で最終文書採択できず 核軍縮の機運後退:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198408

◆NPT再検討会議 ロシアの反対で「最終文書」採択できず - NHK - ロシア
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220827/k10013790091000.html

会議の詳細はまだ確認していませんが、第一印象としては、欧米の戦争屋とその代理店をつとめる劣化政治家たちが、核兵器削減から廃止への道を探るべきNPT会議を、ウクライナ戦争の延長で「ロシア叩き」に使ったため、交渉は当然のごとく決裂したと見えます。

私がNPT会議で注目していたのは、ウクライナの原発のことではなく、「核兵器の先制不使用」の宣言が出るかどうか、これを核保有国が認めるかどうかでした。しかし、日本のマスごみたちは、このことについて、まともな報道さえしていません。上記の2つのサイトには、この件は書かれていません。NPT会議が何のためにあるのか、よく考えてみろ、と私はマスごみどもを怒鳴りつけたい気持ちです。

また、ウクライナ戦争をめぐっては、善悪論・被害加害論で議論をしている限り、戦争は延々と続いていくことになるでしょう。ウクライナ戦争の基本的性格については、既に申し上げているとおりです。この戦争は、ロシアとウクライナの「戦争屋」が率先してやっていることであり、その背後には欧米及びロシアの「軍産情報複合体」がいて、薄笑いを浮かべていて、被害を受けているのはウクライナとロシアの一般市民です。

ナショナリズムや国家主義などよりも、一般市民の命と健康、平和で豊かな生活の方がずっとずっと大事なことです。戦争そのものが最大の悪であるという認識が、このウクライナ戦争については必要不可欠です。それは、ウクライナ戦争に至る過程を振り返ってみることで明確になるでしょう。およそ両国の戦争屋たちが「武力衝突」を本気で回避しようとした気配は希薄です。

ロシアは他国侵攻の軍を引き、海外諸国はウクライナへの軍事援助をやめよ、両国代表は第三者を介して直ちに和平交渉の席につき、交渉がまとまるまで停戦せよ、ということです。

ウクライナの原発は非武装地帯として国連軍が占拠して管理し、原発から数十キロの範囲内には原発関係者以外は立ち入り禁止にする、くらいでいいのであって、NPTを「ロシア叩き」に使って「原発はウクライナの管理が重要だ」などと言っているようでは、ロシアが拒否するのは当然に予想されたことです。つまり、決裂してもいい、いや、した方がいい、という意思でNPT会議が運営されていたことを示しています。「核兵器の先制不使用」の宣言も、このバカバカしい「ロシア叩き」問題で、どこへやら吹っ飛んでしまうし、それでいい、ということなのでしょう。

(関連)「原発の管理権、ウクライナに返還を」NPT再検討会議が最終草案(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bdddbb6645e9119f433ee87bc61444dff3cf8092

(アメリカの金魚のフンにすぎない日本政府の動きについてはコメントいたしませんが、みなさまもおおよそ推測がつきますよね)

(関連)NPT会議は「失敗」とICAN 最終文書案批判:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198342

「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のフィン事務局長は26日、米ニューヨークで記者会見し、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の最終文書案改定案についてロシアのウクライナ侵攻や核威嚇を「明確に非難していない」と指摘、最終文書が採択されてもされなくても「会議は失敗だ」と訴えた。」

 「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」という団体は、こういうことを言う団体なのか!? 原発容認の問題もあり、この団体に対する見方や評価を少し変えなくてはいけないのかなと思い始めている。かようなことを言っているから(「ロシア叩き」に専念しているから)、この会議で肝心の核兵器廃絶・削減への道筋が切り開けなかったのではないのか。ロシアに限らず、全ての核保有国の条約上の責任を果たさせるべく、非核保有国や市民平和団体が一致結束をして、全ての核保有国を追及していかなくてはならないハズ。戦争屋の二番煎じをしていてもしょうがない。

(アメリカが主導したINF条約破棄やABM条約破棄についても、その代替の核兵器制限条約の締結を、中共中国なども入れて検討させるべきだったのではないか。日本でのマスごみ報道は、この問題についても情報皆無だった。:田中一郎)

(関連)ABM条約とは - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/ABM%E6%9D%A1%E7%B4%84-181443
(関連)中距離核戦力全廃条約とは - コトバンク
 https://tinyurl.com/yve55x4h

「核兵器の先制不使用宣言」については、NPT会議の場でなくても、国連その他の外交の場で追及していけるはず。可能な限り多くの有志国を集めて連名で(あるいは国連決議を経て)、「核兵器の先制不使用宣言」に関する質問&要請書を全ての核保有国に出状してみてはどうか?
以上

 

2022年8月27日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(134):(1)青森県六ケ所村再処理工場の耐震性に大きな懸念、(2)経産省が進める茶番の電力自由化と電力システム・インチキ改革、(3)原発再推進を許すな! 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)(チラシ)(10.25)「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(最初の1時間で主催者側からプレゼンを行います、テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(その2)」です、(その1)は10/12の「新ちょぼゼミ」で行います)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXmSz5yQs7wNw5Sa?e=FyicH4

(関連)虚構の地方創生 – Tansa
 https://tansajp.org/investigativejournal_category/region/

(関連)Tansa - 探査報道に特化したジャーナリズム組織
 https://tansajp.org/


2.(チラシ)(映画)原発を止めた裁判長(9/10から:ポレポレ東中野)
 https://docs.google.com/document/d/1fREiOlrfPuYF292HDrcYwEhb62rfaSS9/edit

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月10日、ポレポレ東中野を封切にいよいよ映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』が公開となります。みなさまのご協力を得て、上映映画館数も全国に広がっています。さらに宣伝をお願いします。
 https://tinyurl.com/3428ydyx

さて、東京での公開第1週のイベントが下記のように決まりました。こちらも是非周りの方に薦めてください。先日岸田内閣は原発再稼働、新増設との方針を発表しました。原発の危険性、事故の被害の甚大さ、自然エネルギーの可能性を今こそ多くの方に知ってもらいたい。岸田総理にこそこの映画を見ていただきたいものです。よろしくお願いいたします。

【転送・転載歓迎】・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
 https://saibancho-movie.com

ポレポレ東中野 公開第1週 舞台挨拶登壇者 連日12:10~の回、上映後
 https://pole2.co.jp/

9/10(土) 樋口英明さん/近藤恵さん/河合弘之弁護士/監督小原
9/11(日) 樋口英明さん/河合弘之弁護士/監督小原
9/12(月) 主題歌シンガー白崎映美さん/監督小原 トーク&ライブ ギター:伏見蛍さん
9/13(火) 監督小原(ゲスト交渉中)
9/14(水) 大河陽子弁護士/監督小原 原発裁判近況トーク
9/15(木) 飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所 isep)/監督小原 自然エネルギー近況トーク
9/16(金) 菅直人さん(第94代内閣総理大臣)/橘民義さん(映画『太陽の蓋』製作)/監督小原


3.【岸田政権】安倍元首相の国葬に史上最高2.5億円の公金投入も…警備費用は“別腹”の見せかけ予算|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310394

(関連)安倍晋三元首相の国葬費は過去最大の2.5億円 しかも警備費や要人接遇費は別:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198326

◆(8.27本日)安倍「国葬」やめろ!第二弾!市民集会(東京・新宿)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1661134292277staff01

◆(8.31)安倍元首相「国葬」反対!8・31国会正門前大行動(8-31 18-00~、国会議事堂正門前)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1659843487817matuzawa 


4.「そんなわけあるか」立民14名が旧統一教会と関係…“全員認識なし”弁明のガッカリ感 - 女性自身
 https://jisin.jp/domestic/2129092/

◆枝野前代表ら計14人が旧統一教会と接点 立憲が調査結果公表 [立憲]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ8R6HRVQ8RUTFK00F.html?ref=mor_mail_topix3_6_20220824

 <田中一郎コメント>
(1)「同党の調査によると、枝野氏は教団の友好団体が発行する「世界日報」から憲法に関する取材を受け、2006年に座談会記事が掲載された。安住淳・前国会対策委員長、福田昭夫衆院議員も旧民主党政権時代の10年に世界日報にインタビュー記事が掲載された。」(上記朝日カバカバ新聞ネット記事

 ⇒ 「全員認識なし」など通用しない。まず、その記事を全て個人別に公開すること、そしてその内容に問題があれば、さらに追及

(2)「田嶋要衆院議員が教団の友好団体「世界平和女性連合」にパーティー券を購入してもらっていたほか、古賀之士参院議員、大串博志衆院議員の2人は関連団体の会合に祝電を打つなどしていた。」(上記朝日カバカバ新聞ネット記事)

 ⇒ この3人は「アウト」、「知らなかった」は通用しない。そんなことを言えば言うほど、ふざけるな、ということになる。この3人は、立憲民主党のすべての党の役職から解任の上、自分のやったことの総括書と、今後どうするのかを文書であきらかにさせること

(3)泉健太が代表を退くこと
 自分が「市民と野党の共闘」および立憲民主党の総大将として闘った参議院選挙で大敗北したのだから(比例区で日本維新に追い越されて事実上、野党第2党に転落:しかも昨年の衆院選でやった失敗の上をいく失敗を繰り返している)、政治家として、その責任を取るのは当然のこと。これをしないで代表の座に居座ることを決めたとたんに、3年後の国政選挙は更なる大敗北が確定し、野党第1党の座は半永久的に戻ってこないことになるだろう。

また、泉健太が代表をやめるだけではダメで、3年後の国政選挙に勝てる態勢を早急に創り上げ、全国民的な「自公政治よ、さようなら」大運動を開始しなければならない。それを考えた場合、私は泉健太に代わる代表は辻元清美氏をおいて他にはいないと考えています。また、辻元清美氏を代表にした新執行部はほとんどが女性で構成されるマドンナ執行部とし、第二次マドンナ旋風を引き起こすエネルギーで「市民と野党の共闘」の態勢を「ホンモノの共闘」にして展開するように立て直していくことが必要不可欠です。

(関連)立憲民主党が新執行部決定  岡田克也氏が幹事長などベテラン起用「政権党を目指す立憲民主党の姿をもっと強く打ち出す」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8d49c1e09c1ccfc4daea7da8b8beda2dbbcae0a1

(有権者・国民の圧倒的多数は泉健太立憲民主党執行部に対して「NO!」と言っている。それが参議院選の結果だ。それを踏みつけて、かような態度に出るのであれば、3年後の国政選挙は更に悲惨な結果で大敗北となるだろう。それを防ぐためには、来春の統一地方選挙で、立憲民主党支持者を含む「世直し」を求める全ての有権者・市民が、立憲民主党候補以外の「世直し」候補に投票をし、立憲民主党候補者に代えて、別の「世直し」地方議員を選出することである。泉健太立憲民主党候補者は全員落選=これが泉健太執行部の退陣を促し、3年後の「市民と野党の共闘」の地滑り的大勝利につながっていく。「世直し」の覚悟は政治家だけでなく有権者にも必要だ。:田中一郎)

(関連)立憲・岡田氏の幹事長起用に「懸念はある」 連合の芳野会長がけん制(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5add11f5d3eeef1b0c1e18a29fbcc176bdb6695e

(労働貴族の御用組合「連合」は解体あるのみ。この自民党の裾払い女がヌケヌケとふざけたことを言っている。蹴とばせ!:田中一郎)

(関連)泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-eb1bf7.html


5.沖縄県知事選:玉城デニー氏奮戦中
(1)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「今回、第一声に選んだ場所はうるま市屋慶名です。玉城デニーが生まれ育った場所、玉城デニーの選対本部長を引き受けていただきましたが先日急逝された故新里米吉さんの出身地です。誰ひとり取り残さない、平和で誇り
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1563005324725915648

(2)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「世界で最も重要な海域を認定し保護の網をかける「ホープスポット」に日本で初めて辺野古・大浦湾一帯が加わりました。 生物多様性の豊かな自然環境を辺野古新基地建設から守る取り組みが評価されました。 美ら海に
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1562346973725859840

(3)玉城デニー氏のプロフィルと公約<沖縄県知事選> - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1572163.html

(関連)【高画質全編版】いのちと暮らしを守る!8.25天神スタンディング – YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=AQfjUehKbVw


6.反社会的カルト支援政党=自民党が居直りを開始か!? マスごみが応援を始めている
 1・2日前のTVワイドショーでは、マスごみが登場させた御用弁士がしたり顔で「宗教を信じる人が政治を応援したり政治に関わったりすることは問題ない、それと統一教会の活動との間の線引きは難しい」などと発言していた。誤魔化すんじゃねーぞ、クソ野郎(発言者は女だったが)。統一教会のようなのは似非宗教団体というのであって、韓国では「事業団体」とみなされているそうだ。霊感商法やニセ募金をはじめ、さまざまな反社会的活動を、それとはわからない組織ネーミングやイベント名で展開しているサギ集団でもある。そして、それをご都合主義かイデオロギー共鳴かは知らないが、べっとりベトベトで抱きつき合って活動していたのが自民党の政治家どもである。今や自民党はカルト政党である。

(1)事務所内に関係者?『ミヤネ屋』山際大臣と旧統一教会のさらなる関係示唆にスタジオ凍り付く - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/fcc9c1efeddb79989f9aebf7892e5b124a3f0432

(2)玉川徹氏、山際経済再生相は会見通りにスケジュール管理が曖昧なら「大臣なんか向いていないですよ」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース 瀬戸際の山際さん、さようなら、早く大臣と国会議員をやめてネ、やめなければ選挙で落とすからネ
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd93bac2a6db862d6c9513ed7ce873e93ba685f 

(3)自民・二階俊博氏「国葬やらなかったらばか」発言に“退場して”“自分の金でやれ”と批判噴出(女性自身) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5baecbdc32bfc1d5174d5c4180d4b9d36c5b27

(4)波紋呼ぶ二階元幹事長の発言「自民党びくともしない」「国葬やらなかったらバカ」…節操のない「舌禍」は国民の政治不信を招くだけ - サンスポ バカはあんただよ、二階俊博さん、それとも老人ボケなの?
 https://www.sanspo.com/article/20220826-VTZHB4KZ6VKO3GA6ISIDHJXUWI/

(5)岸田改造内閣 35名が統一教会と接点アリ!創始者の生誕祭に参加する議員も(女性自身) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d2becb8a07d57d9fed1e38448da7329184a1a37f

(6)統一教会と自民党の関係をごまかす動きがいまだに…民放は有田芳生に発言自粛を要求 NHKでは政界への言及がタブーに LITERA
 https://lite-ra.com/2022/07/post-6214.html


◆IWJより(みなさまのご支援をお願い申し上げます)
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51230#idx-3

(一部抜粋)
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■旧統一教会がマスメディアへの反撃を開始!! 日本テレビ『24時間テレビ』に7年間、信徒がボランティアとして関わっていた」と公表! 日テレ系読売テレビ『ミヤネ屋』では、ジャーナリスト・鈴木エイト氏が、内閣改造で留任した山際大志郎経済再生相について「事務所の中に統一教会の関係者がいると、ずっと指摘されている」とコメント! 山際大臣は統一教会系イベント出席について「報道を見る限り、私が出席したと考えるのが自然」と他人事のように釈明!!

■日本テレビの「24時間テレビ」に旧統一教会の信者が7年間ボランティアとして活動していた! 他方、旧統一教会は、20代後半の旧統一教会の女性信者が、過剰報道により自殺未遂を起こしたと発表!

■岸田政権の支持率低下は、統一教会との関係だけではない! コロナ対策の失敗と、インフレとあわせて苦しくなる一方の庶民の生活!! 岸田総理のコロナ感染者「全数把握の見直し」方針に、地方自治体は歓迎と困惑の声! 東京都・島根県は全数把握の意地を表明、小池都知事は「見直しは対処療法にすぎない」とバッサリ! 日本女医会前会長・昭和大学医学部講師である前田佳子医師は「感染状況の把握のシステム自体に問題がある」と指摘!
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(134):(1)青森県六ケ所村再処理工場の耐震性に大きな懸念、(2)経産省が進める茶番の電力自由化と電力システム・インチキ改革、(3)原発再推進を許すな! 他」をお送りいたします。

福島原発事故から11年半、3.11の危機と恐怖を忘れ、また再び原発・核燃料サイクル施設を持ち出してくる(あるいは容認する)愚か者が増大傾向にあり、それに便乗した原子力ムラが岸田文雄自公政権の背中を押して、原発再推進を言わせている様子です。バカバカしい屁理屈が、もっともらしい装飾をつけて幅を利かせてきているようです。アジア太平洋戦争・日米戦争に乗り出した大日本帝国も、こうして滅亡していったのでしょう。ちょうど今は、ミッドウェー海戦で連合艦隊の空母機動部隊を失った大日本帝国が坂道を転がるように敗戦・滅亡へ向かっていった頃と酷似した社会情況が生まれています。

(関連)(別添PDFファイル)原発の新増設検討、専門家は 山下ゆかり氏、大島堅一氏:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15396752.html

(この頭がイカレタ御用女は、「電源の安定確保には原発も使うべし」だとか、「原発はクリーン・エネルギー」だとか言っています。原発がクリーンだというのなら、日本各地にあるどこかの原発の格納容器の中で住んで暮らせばいい、きっと健康な生活ができるだきるだろうよ。また、ちょっとした地震や電力会社のミス・手抜き発覚などですぐに止まってしまう原発のどこが「安定電源」なのか!? お前には目がついていないのか。ここまで堂々と嘘八百がよくつけたものである。朝日カバカバ新聞も、こんな記事をよく載せるものだ。みっともない御用マスごみに転落なのか!?:田中一郎)

 <別添PDFファイル>
(1)内閣府「本海溝・千島海溝沿い巨地震検討会報告」と本原燃六ヶ所 再処理場の耐震安全審査に関する質問主意書(2022年8月3日)
(2)(レジメ)福島原発事故の実態解明・原因究明はどうなったのか:4つの爆発から(田中一郎 2022年9月13日 一部修正)
(3)政府 原発新増設を検討、運転も延長 推進前のめり(東京 2022.8.25)
(4)岸田政権の原発推進許さない! 再稼働反対! 次世代炉開発反対!(原子力規制監視ニュース 2022.8.26)
(5)原発の新増設検討、専門家は 山下ゆかり氏、大島堅一氏(朝日 2022.8.25)


1.(メール転送です)青森県六ケ所村再処理工場の耐震性に大きな懸念:(質問主意書)震度6強,再処理工場の耐震(再)審査 国予定なし(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」より)

(まず最初にイベント情報から)
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冷却喪失事故 立憲民主党・山崎誠議員ヒアリングzoomのお知らせ

立憲民主党 山崎誠さんが7/2におきた六ヶ所再処理工場の冷却機能喪失事故について、原子力規制庁へヒアリングを行い、zoomで配信します。なくそう原発・核燃あおもりネットワークにも参加の呼びかけがあり、会員に呼びかけて参加します。全国の皆様も参加可能とのことです。山崎事務所から入室許可のためにメールで申し込みをお願いしたいとのことでした。

 

なくそう原発・核燃あおもりネットワーク共同代表 大竹進(mailto:otakes@herb.ocn.ne.jp)まで、「件名:8.31参加希望」と「参加時の名前」のメールをいただけますようお願い申し上げます。

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日時:2022年8月31日(水) 14:30~
山崎誠事務所 原子力規制庁ヒアリング
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89214375244?pwd=TWtKSE5rMUkrZGVxdjFyenhYT0xWUT09

ミーティングID: 892 1437 5244
パスコード: 500660

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◆再処理工場 高レベル廃液ガラス固化建屋における供給液槽の安全冷却機能の一時喪失について:報告
 https://www.jnfl.co.jp/ja/release/press/2022/detail/20220719-1.html

◆大竹進: 六ケ所再処理工場で起きた冷却機能喪失事故 ~高レベル放射性廃液危険に
 https://note.com/otake_susumu/n/nb6cb13e56279

◆なくそう原発・核燃あおもりネットワーク 抗議文
 http://nakuso-gk.net/katsudou.html#k22
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◆(別添PDFファイル)内閣府「本海溝・千島海溝沿い巨地震検討会報告」と本原燃六ヶ所 再処理場の耐震安全審査に関する質問主意書(2022年8月3日)
 http://sanriku.my.coocan.jp/220815Q&A&C.pdf 
 http://sanriku.my.coocan.jp/220815Q&A&C.pdf

 8月3日立憲民主党山崎誠議員から提出していただいた内閣府「日本海溝・千島海溝沿い巨大地震検討会報告」と日本原燃六ヶ所再処理工場の耐震安全審査に関する質問主意書 」の答弁書が8月15日届き,内容を調べ,何人かの会員に見ていただきました。質問主意書の内容は,「内閣符の検討会で六ヶ所村の震度が6強と想定されたが、再処理工場の施設設備の耐震は大丈夫か」とする質問です。

はっきりしたことは、国(原子力規制委員会)は以下二つの審査について答え安全としています。
◎日本原燃の事業変更許可申請(安全審査)の基準地震動の審査では適切であり合格している。
◎現在規則改正による追加の事業変更許可申請で地震等の審査をしているところだ。

*この二つの事業変更許可申請書を見るとどこにも内閣府検討会の六ケ所村震度6強にかかわる再処理工場の耐震を検討した内容がありません。しかし国は

◎内閣府検討会の震度6強の再処理工場に係る耐震安全を評価する予定はないとしています。

このようなことでは,「大津波が予測されていたがその対応を怠ったため発生したのが福島第一原発事故だったのではないか。今六ヶ所再処理工場で震度6強が想定されている,福島第一原発事故の教訓を受け厳正な対応を行い原子力事故から国民を守ることが国の使命であろう。原子力事故は二度とあってはならない。」とまとめた質問主意書のQ&A&Cを作成し山崎議員事務所に発送したところです。添付します。今後山崎議員事務所,脱原発政策実現全国ネットと相談しながら,原子力規制委員会へ訴えていくようにします。

 <田中一郎コメント>
 わざとわかりにくくした役所特有の書きぶりで(この「書きぶり」文化を一般市民にも平易にわかるような表現に改めさせることもまた、私たち有権者・市民の使命でもありますが)、完璧に肩すかし・無回答を決め込んでいます。いつものこととはいえ、ふざけた態度です。私は福島原発事故以降、いわゆる政府交渉なるものに何十回と参加しましたが、交渉の場に出てくる役人は下っ端ばかり、回答姿勢ははぐらかしか嘘八百、およそまともな回答はあった試しがありません。もういい加減にしろよ、という話です。おそらくは、こうした役人たちの上にロクでもない人間たちが君臨していて、およそ交渉にはならない状況が創られているのでしょう。ここでも政治を転換しなければならないことが明々白々です。

(関連)核燃料再処理工場の完成延期へ 日本原燃、26回目:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192488

(関連)日本海溝最大クラス地震,六ケ所再処理工場周辺 震度6強と推計される。国交省は震度6強の最大加速度を830~1500ガルと公開。375ガルで建設された再処理工場は耐えられるのか報告書(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」2022.2.6)
 http://sanriku.my.coocan.jp/211221nihonkaikouE.pdf

(関連)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
 http://sanriku.my.coocan.jp/


2.(録画)20220826 UPLAN 第15回原発いらない金曜行動 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=HDQATgApxQM&t=1615s

(主催者実行委員の方のご好意でスピーチをさせていただきました。約22分頃から3分間です。スピーチの中で「圧力容器」と申し上げるところを「格納容器」と言ってしまっています。お詫びして訂正いたします。非常用復水器(IC)の方はOKです。:田中一郎)

 なお、上記のことも含め、福島第1原発事故の実態解明・原因究明については、来たる9/13の「新ちょぼゼミ」の際に私から詳しくお話申し上げたいと考えています(今回が連続で3回目:下記参照)。みなさまのご参加をお待ちしています。

◆(別添PDFファイル)(2)(レジメ)福島原発事故の実態解明・原因究明はどうなったのか:4つの爆発から(田中一郎 2022年9月13日 一部修正)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXwYLfZZLf_BK-YC?e=oUdN6N 

◆(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(関連)(報告)(6.16)福島原発事故11年:全くと言っていいほど原発事故の教訓が生かされないまま再稼働・再推進に走るこの国の危険性、「4つの爆発」から(その1)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-7d4c09.html

(関連)(報告)(7.9)福島原発事故11年:全くと言っていいほど原発事故の教訓が生かされないまま再稼働・再推進に走るこの国の危険性、「4つの爆発」から(その2)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-371fc5.html

(関連)原子力ドンキホーテ 原発の検査データ改ざん命令に背いた男の訴え なぜ私はJNES〈原子力安全基盤機構〉を訴えたのか-藤原節男/著(ぜんにち出版)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032744141&Action_id=121&Sza_id=D2
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXqozeXblCoznEAF?e=x2mdol 


3.経産省が進める茶番の電力自由化と電力システム・インチキ改革=我が国の電力システム運営(ルール)は欧米と比較して30年以上遅れている

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 日本の電力自由化と電力システム改革についてのお話は、来たる10/13の「新ちょぼゼミ」(たんぽぽ舎)以降、3回くらいに分けて詳しくお話ししたいと考えていて、今、その準備をしているところです。情けない話ですが、我が国の電力システム運営(ルール)は欧米と比較して30年以上遅れている状態にあり、簡単に申し上げれば、地域独占(原発)電力会社と、その代理店と化した経済産業省による、旧態依然の原発優先・地域独占(原発)電力会社の経営優先の運営がなされているため、歪みに歪んでいると言っていいと思われます。

そして、2020年~2021年の冬期における卸電力市場での電力価格高騰以降、これまで自由化で参入してきた新電力(電力小売り会社:再生可能エネルギー取扱の電力小売り会社が多い)が「逆ザヤ」になって経営難に陥り、市場からの退出や倒産・破綻、ないしはシュアダウンに結果しています。このまま何もしないで推移すると、我が国の電力市場は自由化以前の地域独占(原発)電力会社による「寡占・独占」の構造が固まってしまいかねません。

(再生可能エネルギーについて申し上げると、2017年のFIT電力の制度改悪=FIT電力取引に卸電力市場価格を使うことを強制したことなどが多くの混乱と矛盾を招いています。そもそも我が国の卸電力市場では、需給調整の価格メカニズムは機能していません:日本卸電力取引所(JEPX)の全電力に占める取扱シェアはわずか30~40%程度、残りは地域独占(原発)電力会社による不透明な内部取引です)

なお、我が国の電力自由化と電力システムの議論をする場合の大事なことは下記の3点です。

(1)目先、数年間のこと(経済産業省や地域独占(原発)電力会社が言う電力供給不足は嘘八百だ、など)だけでなく、2030年~2050年を見据えた中長期スパンでものを考える必要があること

(2)再生可能エネルギーのシェアがわずかに10%程度(巨大ダム水力を除く)、火力80%以上、の状態で、「原発に依存しない脱炭素」などという「市民連合」らが掲げるスローガンは「空虚」であり、リアリティに決定的に欠けている。そうではなくて「化石資源に過度に依存しない脱原発」というスローガンで一致し、とにもかくにも「原発は絶対にダメである」ということを強く訴えるものにしないと、電力危機と地球温暖化を口実にして「原発再推進」に持っていかれてしまうだろうということ(半ば意図的な大規模停電が何度か続くと、世論は「電力の安定供給のためには原発やむなし」に一気に傾く危険性あり)。また、「化石資源に過度に依存しない脱原発」は、少なくとも我が国においては、化石資源の野放図な利用を容認するものではないことも付記しておきます。(私は人工CO2による「酸性化」と「地球生態系の破壊」を懸念しています)

(関連)海の異変 しのびよる酸性化の脅威 - NHKスペシャル
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/p3KAyJQ0J4/

(関連)20220717「海の異変 しのびよる酸性化の脅威」NHKスペシャル - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8cq5rp
 https://www.dailymotion.com/video/x8cq5rp

(関連)本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-735f4b.html
 (上記=海洋酸性化についての私の解説は、このサイトの最初にあります:田中一郎)

(3)「我が国の電力システム運営(ルール)は欧米と比較して30年以上遅れている」の最大の原因は、送配電会社の所有分離(法的分離ではなくて)ができていないことや、東京電力・中部電力以外の地域独占(原発)電力会社で、発電会社と小売り会社の分社化も実施されていないことです。言い換えれば、自由化以前の地域独占(原発)電力会社による電力(市場)支配体制の解体がほとんど手つかずで、旧態依然の電力供給構造の上で、電力自由化の真似事をしている状態にあるということです。

これを解消するためには、まずは欧米の電力システムの有りようをしっかりと学習し、その優れた点を直ちに我が国の電力システムにも導入していく必要があります。特に、ドイツや北欧などで、どのように再生可能エネルギーが増やされていったか、その際の電力システムの運営の仕方(ルール)をしっかりと知り、それを我が国の電力システムにも適用していくというスタンスが必要不可欠です。

(関連)いま、日本の電気に何が起こっているか:電気価格高騰のカラクリ(イントロ部分)(竹村英明『世界 2022.9』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXujh7VTJetgGXhT?e=yBNJbc


4.原発の「ゲ」の字も知らない「ゲゲゲの岸田」が原発再推進の叫び声を挙げた
 岸田文雄は福島原発事故を忘れたアホウの1人、背後に黒子の原子力ムラがいる。まるで浄瑠璃人形さながらである。原発のことなど何も知らないまま原発再推進の叫び声を挙げている。有権者・国民は、かような政治家を国会議員に選ぶな!

 <別添PDFファイル>
(1)政府 原発新増設を検討、運転も延長 推進前のめり(東京 2022.8.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/197852
(2)岸田政権の原発推進許さない! 再稼働反対! 次世代炉開発反対!(原子力規制監視ニュース 2022.8.26)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgX1BBcN6XN_SHmCw?e=Rc4vQd

 <社説の違い>
 朝日カバカバ新聞の社説の「見出し」と、他の3つの新聞社の社説の「見出し」の違いをご覧ください。同新聞のへっぴり腰の姿勢が見て取れます。どうせ読者は「見出し」しか見ないだろうという思惑があるのでしょうか?

(1)<社説>原発への回帰 福島の教訓はどこへ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/198157
(2)社説:原発新増設へ方針転換 福島の反省を忘れたのか - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220825/ddm/005/070/068000c
(3)社説:原発新増設 反省なき回帰 認められぬ(京都新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/11aa74f711f6fe3958a81ce75fdd536c08bc768b
(4)(社説)原発政策の転換 依存の長期化は許されない:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15397710.html?iref=pc_rensai_long_16_article

 <関連サイト>
(1)政府が原発新増設「検討」と明示…福島事故から封印のはずが推進姿勢 運転期間の延長、計17基再稼働も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/197879
(2)柏崎刈羽再稼働 唐突な政府方針に違和感 - 新潟日報デジタルプラス
 https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/103657
(3)岸田政権「原発新増設」へ大転換の無謀…安全保障リスク高まり防衛費ますます青天井|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310395
(4)誰が得するのか 原発新増設という悪魔の選択|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310399
(5)岸田首相、原発新増設へかじ 根強い慎重論、論争必至:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082400908&g=pol
(6)東ちづる「選挙が終わってから発表するの、なんかズルくない?」原発政策で岸田首相の方針転換に(日刊スポーツ)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7513382edfee4e59cd1474b2af3776bedb68c210


◆声明:原発推進方針は非現実的ー国民にリスクとコストを押し付け、必要な対策を遅らせる - 国際環境NGO FoE Japan
 https://foejapan.org/issue/20220826/8992/
草々

2022年8月24日 (水)

本日(8/24)のいろいろ情報:(1)統一教会にのめり込んだ萩生田は国会議員をヤメロ、(2)ウラン鉱石 米に輸出へ、(3)次世代原発、稼働へ工程表、(4)カバが逆立ちして決めた川辺川ダム 異論のなかの復活他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(新刊書)フクシマ・アンソロジー ジャーナリストの写真歌集-西里扶甬子/著(かもがわ出版) https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034366242&Action_id=121&Sza_id=GG


2.キャンペーン · 安倍元首相の「国葬」中止を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/594kt7u6

(関連)(8.27)安倍「国葬」やめろ!第二弾!市民集会(東京・新宿)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1661134292277staff01

(関連)(別添PDFファイル)いやな感じ(鎌田慧 東京 2022.8.23)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXdiS4xz7zscrr4h?e=v9ihmZ
(関連)安倍元首相の国葬、世論調査で「反対」が圧倒的…毎日新聞53%、フジテレビ51%、テレ朝51% - Smart FLASH-スマフラ[光文社週刊誌]
 https://smart-flash.jp/sociopolitics/196746


3.イベント情報
(1)(8.27)キャンペーンについてのお知らせ · 緊急開催! 【明治神宮外苑再開発 徹底解説 〜環境アセスの今とこれから】 +日本イコモス国内委員会オンライン研究会 · Change.org
 https://bit.ly/3wtIZo6

(2)(8.27)申込み シンポジウム 参院選後の日本の進路を問う~戦争前夜の大政翼賛化 文京区
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1660800170020staff01


4.岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4398

(統一教会とべったり・ベトベトのゴミ・クズ・カスを集めた内閣改造だ。支持率が急落している。あたり前だ。:田中一郎)

(1) 岸田首相、コロナ陽性で外遊中止 夏休み最終日 夫妻でゴルフやドラマロケ地訪問でリフレッシュも…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/197278

(コロナワクチンを4回も打っていた岸田文雄総理大臣自身がコロナに感染した=「コロナワクチンなど効かない」の明確な実証的証明だ。「重症化の防止だと!?」=だったら臨床試験結果を見せてみろ!:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)旧統一教会との関係点検、現・新閣僚 首相、改造前に指示(東京 2022.8.7)
 https://nordot.app/928481514344235008?c=39546741839462401
(3)「日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/794576fa6ee9d2b3d18add109cec1962c2580123
(4)岸田文雄首相が釈明 後援会長自身は「旧統一教会に関連している認識なかった」ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/kishida_jp_6305b62fe4b0f7df9bb4ed7a

(他人様に向かって「統一教会との関係を点検しろ」とか言っているが、まずもって自分が自分自身を点検して「落とし前」をつけろ! わかったか岸田文雄! 「旧統一教会に関連している認識なかった」=こんなものが通用するか! 自民党のある幹部は「応援してくれるものを自分たちの方からダメとも言えない」などとTVで言っていたぞ。:田中一郎)

(関連)自民・二階氏「できるだけ気をつけるべきだ」旧統一教会(産経新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/362ac3794a9fe1555e45366e3652341f3a3198f6

(5)支持率急落、コロナ罹患で暗転 岸田内閣は国葬がトドメになる予感|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310201

(6)【岸田政権】内閣支持率急落16ポイント減36% 自民と旧統一教会の関係「問題ある」9割=毎日新聞調査|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310135

(7)「岸田マジック」がトレンド入り「何もしてないのに注目されるマジック」がいまや「辞任マジック点灯」に(SmartFLASH)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e2d5fc12fd1795366d9d90704d2ed111c537bb0d

◆枝野前代表ら計14人が旧統一教会と接点 立憲が調査結果公表 [立憲]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ8R6HRVQ8RUTFK00F.html?ref=mor_mail_topix3_6_20220824

(統一教会関連団体の機関紙などの記事に出ていた、くらいはともかく(内容にもよるが)、統一教会団体主催のイベントに祝電を打ったり、パー券を買ってもらったりしていた連中はアウトだろう! 大串博志などは泉健太の新執行部に入ろうとしているが、ふざけるな、ではないか。これじゃ、統一教会問題で野党第1党が自民党を追及するにも足元がふらつく。:田中一郎)
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「本日(8/24)のいろいろ情報:(1)統一教会にのめり込んだ萩生田は国会議員をヤメロ、(2)ウラン鉱石 米に輸出へ、(3)次世代原発、稼働へ工程表、(4)カバが逆立ちして決めた川辺川ダム 異論のなかの復活他」をお送りします。

1.(別添PDFファイル)ウラン鉱石 米に輸出へ、使い道なく「精錬委託」、原子力機構(毎日 2022.8.20)
 https://mainichi.jp/articles/20220817/k00/00m/020/284000c

(関連)クローズアップ:国産ウラン夢破れ 厄介物を長年放置 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220820/ddm/003/020/054000c

 <田中一郎コメント>
(1)「楽観的に進めておいて、頓挫すると処理に血税をつぎ込む。使い道がないのならウラン鉱石は「ごみ」であり、発生地処分の原則を守るべきだ」(小出裕章さん)はおっしゃる通りである。1956年から始まった岡山・鳥取県境の人形峠はともかく、岐阜県の東農鉱山は最初のプロジェクトの去就も確かめず、お気楽に始めたものではなかったか(場合によっては、核ゴミ処分地にすることも念頭に置いて、ずるがしこく動いていた可能性もある)。いずれにせよ、自分たちの失敗の尻を税金に持ってくるな。自分たちの既往の予算の中で処理しろ。幹部連中の退職金などを使えばいいではないか。

(2)今回のウラン鉱石の輸出先はアメリカ・ユタ州にあるウラン精錬所だというが、その周辺には先住民の居住地域もあり、既に現地では反対の声も挙がっているという。「安直な委託は、国境を超えて立場の弱い人に処理を押し付けることになる」(小出裕章さん)。これもおっしゃる通り。

(3)人形峠のウラン騒動は今回が2回目。ウラン鉱石を取った後の残土の放射能が大問題となり裁判にまでなった。闘争が何十年も続き、裁判になっていること自体が大問題だ。ウラン鉱石を取った後の始末もきちんとしなかったということだから。2004年に日本原子力研究開発機構側が最高裁で敗訴し、すったもんだの末にアメリカに輸出された。それがどうなったかは不明(記事にも記載はない)。後は野となれ山となれということか。この時の騒動の跡が霞が関の農林水産省本省玄関前の「花壇」に残っている。「花壇」を形作るレンガは、人形峠のウラン残土でつくられたものだ。そんなものにやたらに座ると、尻から放射線被曝をしてしまう。スケールは小さいが、今回のことも含めて、原子力ムラのやることは、ともかく「いい加減」「無責任」「デタラメ」のオンパレードだ。

(4)岐阜県東農のウラン鉱山のある地域はリニア新幹線の通り道である。当然ながらトンネルを掘れば、ウラン鉱石を含む残土が大量に出てくる。リニア新幹線のトンネル掘削残土は路線沿線各地で大問題となり、今後も益々懸念が増すけれど(特に熱海の土石流の二の舞の危険性が高い)、この東農地区は、更にそれに放射能や放射線被曝の問題が付きまとう。しかし、リニア新幹線の環境アセスもJR東海も、まるで他人事の様子だ。

(5)日本原子力研究開発機構(特に旧動燃=「動力炉・核燃料開発事業団」)は、発足以降、ロクでもないことを繰り返している原子力ムラの組織である。これはいったん解体して、その幹部クラスを公職追放するとともに、改めて日本原子力廃止機構(仮称)とでも名を改め、新しい21世紀の研究組織として、設立しなおす必要がありそうだ。組織の文化もひどく、長年の「腐敗・堕落・無責任のヨゴレ」が染みついているため、相当に荒治療をしないと、そのロクでもなさは消えないだろう。魚と組織は頭から腐る、を忘れないようにしよう。


2.川辺川ダム 異論のなかの復活、「命も清流も守る」流水型、20年の豪雨きっかけ(朝日 2022.8.7)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220807000144.html

(関連)川辺川に関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/topics/word/%E5%B7%9D%E8%BE%BA%E5%B7%9D.html

(関連)流水型ダム整備含む熊本・球磨川の河川計画 反対市民団体ら抗議文(西日本新聞2022/8/11 11:30)
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/971071/

◆嘉田由紀子氏、熊本豪雨の独自報告書 「ダムでも犠牲者救えず」 - 水源連
 http://suigenren.jp/news/2021/01/27/14267/

(前原誠司「元祖口先やるやる詐欺」(現在は国民民主党)により「コンクリートから人へ」のマニフェスト公約は「ヒトからコンクリートへ」とひっくり返った。それに平仄を合わせるように、カバシマ熊本県知事が逆立ちをしてバカシマとなり、このほど巨大「ゾンビ・ダム」を造って地域をダム湖の底に沈め、自然環境を決定的に破壊することを承諾した。知事として失格である。それでいて、この新ダムによっては、2020年水害での被害者はほとんど救えていないという(上記参照)。それどころか、ダムの運営の仕方次第では、巨大ダムは「人工的鉄砲水製造装置」ともなる。無責任な役人たち(国土交通省?)が運営しているのだから、その危険性は高い。喜んでいるのは土建屋と、そこへ天下る役人たちと、その背後にいる政治家どもだ。愚かな治水は日本全土の川という川にダムをつくりまくるまで終わりそうにない。まさに愚の骨頂、政治家と政治を転換しないとラチがあかない。:田中一郎)

(関連)長崎県で半世紀続く「石木ダム問題」を知ってもらうためのリーフレットを作りたい! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
 https://camp-fire.jp/projects/view/593832


3.日刊IWJガイド・非会員版「本日午後6時半から、岩上安身による元文部科学事務次官・前川喜平氏インタビューを生配信します!」2022.8.24号~No.3632号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51215
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51215

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>岸田改造内閣も旧統一教会による「汚染」をまったく拭えず! オウム以来の反社会カルトに対して文化庁宗務課ができることは? 本日午後6時半から、岩上安身による元文部科学事務次官・前川喜平氏インタビューを、冒頭のみオープン、その後は会員限定で生配信します!

■『週刊文春』が「岸田首相後援会長は統一教会系団体の議長だった」とスクープ! 一方、立憲民主党も岡田克也元外相、枝野幸男前代表、安住淳元財務相ら大物幹部が『世界日報』にインタビューが掲載されていたことが明らかに!!

■西側メディアは、ほとんど報じない大事件! ロシア国防省は、ウクライナ軍が南部ザポロジエ(ザポリージャ)州で、ロシア軍兵士に「ボツリヌストキシンB型」を用いた生物化学兵器を使用したと発表! すでにボツリヌス菌毒素が、昨年11月に米国からウクライナへ持ち込まれていた! 他方、ウクライナ軍による原発への攻撃も同じザポリージャ州! ロシアは9月11日にザポリージャ州がロシア連邦に加わるための住民投票を実施の予定!

■「ロシア軍がザポリージャ原発に近い火力発電所を攻撃している」との共同通信の記事は本当か!? ザポリージャ原発攻撃をめぐりロシアは一貫してIAEAの調査受け入れを表明! 一方国連提唱の「非武装化」案には「原発をより脆弱にする」と拒否! 国連、トルコ、米、英、仏、独がウクライナ、ロシアと会談を重ねる中、欧州最大の原発の安全の行方は!?

■<IWJ取材報告>翻訳者キリチェンコ氏が語る秘話「ずっと『原爆の世界』の中に生きて体調も悪くなり、一回入院して、でももう離れられなくなった」~8.13 第十九回平和祈念集会『原爆の子』ロシア語版の今日的意義

■<新記事紹介>ロシア・ラブロフ外相インタビュー(第3回)バイデン政権は「民主主義サミット」で「脱国連」を目指す! ウクライナの停戦提案を後退させたのは米英! ウクライナ代表団は、ゼレンスキーにロシア側提案を見せなかった!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ウクライナ戦争は、戦争時に情報がいかに戦争遂行者たちによりコントロールされ、捻じ曲げられるか、マスごみがいかに「ゴミ」報道や「大本営発表」(ウクライナ戦争ではアメリカ大本営)を繰り返すか、のいい「標本」を我々に提供してくれている。戦争のリアリティや和平のためのプラグマティズムを持たない我が国の単純単細胞の善悪二元論(「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論)に立脚するリベラル・左派・左翼諸君が如何に危ういか(もちろん、それ以上に危ういのは、根っからの単細胞オバカのネトウヨを含む似非右翼・右派たちだが)、よくわかった。戦争に対するリテラシーを持たなければ、今後の日本は危うい。戦争は政治の延長です(クラウゼヴィッツ「戦争論」)。TV報道にはくれぐれも「???」のセンスを持ってご覧ください。特に政治と戦争については、NHKは危うい。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)次世代原発、稼働へ工程表、経産省審議会が「30年代開始」明記(日経 2022.8.10)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63318360Z00C22A8EP0000/

(関連)政府、次世代原発の建設検討 エネルギー政策方針転換:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/197755
(関連)次世代型「小型原子炉」の設計加速、三菱電機が担う役割|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
 https://newswitch.jp/p/31408

(「次世代」だとか「新型」だとか「小型」だとか、そんな形容詞をつければ、原発は素晴らしい発電機に生まれ変わるかのごとき報道はヤメロ。小泉純一郎氏が言うように、原発は、安い、安全、クリーン、これ全部ウソ、このことは変わることはない。岸田政権は、くだらないことをやっていないで、再生可能エネルギーを中心にしたエネルギー革命のための電力システムを欧米並みに「近代化」するとともに、使用済み核燃料の安全管理に万全を尽くさないと、近々、また再びの大事故になるぞ! :田中一郎)


5.統一教会にのめり込んだ萩生田は国会議員を辞任せよ=自民党はこいつを除名せよ!
 あきれた大ウソつきである。萩生田に関する記事を若干ご紹介しておきます。国会議員、やめていただきましょう。

(1)(別添PDFファイル)萩生田氏の苦しい言い訳(前川喜平 東京 2022.8.21)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXjCqQxOY1xBL9T-?e=Kmpt7x

(2)「今すぐやめろ!」内外から高まる “萩生田降ろし” の圧力…岸田内閣にも飛び火で支持率36%へ急降下(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/32568393c546665431beac3cab538d382e684267

(3)こんな改造、総辞職が当たり前 まだしがみつくのか!萩生田政調会長|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/310136

(4)ミヤネ屋識者 萩生田氏と統一教会関連「まだまだ出てくる お楽しみに」不気味予告-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2022/08/19/0015567886.shtml

(5)萩生田政調会長、統一教会幹部とも“お友達”だった 「教祖夫妻を“真の御父母様”と呼び…」元信者が明かす(抜粋) - デイリー新潮
 https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08231131/

(6)《またしてもバーベキュー》旧統一教会、加計学園…自民党・萩生田氏の“交際疑惑”をめぐる弁明が独特すぎた - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/56812

(7)防衛費増額「GDP比2%では足りない」 自民・萩生田政調会長
 https://tinyurl.com/bdcw4czw
草々

2022年8月22日 (月)

(動画報告)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離=福島復興予算が軍事技術開発予算へ、そして「福島イノベーション・コースト構想」は日本版「軍産情報複合体」形成拠点へ(CBRN研究のメッカが目標)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.内閣支持率16ポイント急落36% 発足以降で最低 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220821/k00/00m/010/161000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article

(「聞く耳」は「聞き流しの耳」、「新しい資本主義」は「古臭い階級支配資本主義」、「決断と実行」は「なにもしない・できない」、統一教会と自民党との関係は調査もしなければ決別もしない、安倍晋三が死去してもアベ派(清和会)に媚びへつらい、その挙句が違法・違憲のアベ黒葬儀、岸田文雄にできることと言えば、ヘイトと差別の塊=杉田水脈を政務官にすることくらい、そんな岸田文雄内閣の支持率が下がるのは「自然現象」のようなもの。)

(関連)(別添PDFファイル)焦りと後ろめたさの裏返し 内閣改造は統一教会隠しの目くらまし(日刊ゲンダイ 2022.8.9)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309484
(日刊ゲンダイの無料会員になれば一定数まで記事が読めます。みなさまには日刊ゲンダイの定期購読をお勧めします)

(関連)「多様性社会に逆行」杉田水脈氏の政務官起用、県内からも疑問の声 秋田魁新報
 https://nordot.app/933506301790273536
(関連)玉川徹氏、杉田水脈氏の政務官就任「こういう人を自民党が認めることが問題-デイリースポーツ
 https://www.daily.co.jp/gossip/2022/08/19/0015567604.shtml

◆古賀誠氏、憲法9条堅持訴え「自衛隊明記の必要ない」(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/56c5d48a4a846a8e11e08d0ffc0b5ca4438e5a0c
(古賀さん、憲法に緊急事態条項もいらない、有害無益と発言してください)


2.キャンペーン
(1)長崎県で半世紀続く「石木ダム問題」を知ってもらうためのリーフレットを作りたい! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
 https://camp-fire.jp/projects/view/593832
(2)国葬に反対する署名(あさお市民共同行動)
 https://docs.google.com/document/d/1wbLV9Z8rYSLnhoRSfhmwQOhMIUq5Ij6G/edit
(3)北海道の寿都町・神恵内村に核ゴミ処分場を作るための調査をこれ以上進めさせないでください · Change.org
 https://tinyurl.com/4zpffprs
(4)お知らせ · 神宮外苑再開発~異例の展開となった環境アセス総会とその限界 · Change.org
 https://bit.ly/3wlSZPZ

(関連)(別添PDFファイル)神宮外苑 樹木伐採ほぼ半減、イチョウ保全 疑念消えず、専門家 事業者案を了承、都環境審部会(東京 2022.8.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/196341

(関連)(別添PDFファイル)明治神宮外苑再開発、伐採樹木971本556本に、都審議会 環境アセス案了承(朝日 2022.8.17)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15389637.html


3.イベント情報
(1)(9.6)関西電力不正マネー徹底究明「大阪地検は起訴を行え!」要請行動(大阪地裁前他)
 http://kandenakan.html.xdomain.jp/0906.pdf
(2)(9.9)土地規制法で沖縄はどうなる?9.9集会チラシ確定版(馬奈木厳太郎弁護士)
 https://drive.google.com/file/d/1TIcU-BNzIZHBTQBeyQdrfI2qBWijYyMF/view


4.福島原発事故関連の裁判
(1)「子ども脱被ばく裁判」を応援してください(仙台高裁・石栗正子裁判長宛に公正な裁判を求める「おはがき作戦」も展開中)
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2022/08/724.html
 https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/

(2)福島県議会が原発避難者の住宅立ち退き議案可決 被害者団体が抗議 週刊金曜日 Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e11efd80c9e333260ee6964a8d19b5dda4f2ce5f
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgW4hgzoMgQQ8cT64?e=4J5k2V

(3)311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター(311甲状腺がん子ども支援ネットワーク 2022-04-26 公開) - 継続寄付
 https://tinyurl.com/2p8azkxt

(関連)(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-207187.html


5.コロナワクチンの接種はおやめなさい
 コロナワクチンは感染防止にはならない、重症化防止には科学的実証的根拠がない、接種に伴う中長期的な健康被害の危険性ありのただの毒物

(1)萩本欽一、コロナ感染で入院 7月下旬に4回目ワクチン接種 - サンスポ
 https://www.sanspo.com/article/20220813-WAAMDYTA3ZNJRFCFVIJSBWNB7Y/
(2)山田邦子 新型コロナ感染 4回目ワクチン接種の夜に発熱「副反応かと思ったら…」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0a87e427a4efdc34baf5c0b0d723eff42ad77157

(3)lilililiさんはTwitterを使っています- 「@Trilliana_z ワクチンは無効なだけでなく、死、苦しみといった傷跡を残す #新型コロナワクチン #大量虐殺 #障害 #永久的 #免疫システム https---t.co-uvzywouL
 https://twitter.com/lililil24708461/status/1560805085990756352

(日本でも、コロナワクチン接種により死去した人は1700人を超え、重症者は8000人近くにのぼります。しかもこの数字は「報告ベース」であり、この数字の背後には「報告されない」何倍もの死者や重傷者がいるものと推定されます。翻ってインフルエンザワクチンの接種による同様の被害者は数名~数十名にすぎません。効きもしない、防ぎもしない、ただの毒物(スパイクたんぱくが毒物=下記の岡田正彦新潟大学名誉教授の著書を参照、それ以外にも毒物含有の可能性あり)であり、かつ、中長期的な健康被害の危険性を伴う、このバイオテクノロジー(遺伝子機能の人工的操作)を使ったワクチンは「打ってはいけない」のです。「何が起きるかわからない」と厚生労働省や国立感染症研究所が言っています。何といっても、安全性の確認も臨床試験もきちんとやっていないのですから。:田中一郎)

(関連)(必見必読)岡田正彦新潟大学名誉教授の新しいコロナワクチン解説本:『本当に大丈夫か、新型ワクチン』(花伝社)- いちろうちゃんのブログ(ワクチン被害者の最近の数字は8月になります、このサイトの厚生労働省のサイトから数字をご確認ください)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-8e4c12.html


6.沖縄県知事選挙をめぐって
(1)知事選で玉城氏が政策発表「辺野古新基地反対貫く」動画あり 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1568485.html
(2)玉城デニーさんはTwitterを使っています- 「知事に就任して以来、子どもの貧困対策を「県政の最重要政策」に位置づけ、全力で取り組んできました。 生活困窮世帯に学用品や給食費、修学旅行費などを援助する就学援助は10年間で8000人以上増加。 誰ひと
 https://twitter.com/tamakidenny/status/1560461555849764864

(かような人物を沖縄県の知事にしていいのか!?)
(3)旧統一教会団体の会合、沖縄の政治家が参加 知事選立候補予定者の佐喜真氏も(琉球新報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f7ef9a7977e1684bf22b6b1a03ea1324e4c5821d
(4)「辺野古移設を容認」佐喜真淳氏 再挑戦で明言、陣営はピリピリ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220821/k00/00m/010/147000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220822


◆日刊IWJガイド・非会員版「安倍元総理国葬への脅威!- 安倍シンパ論者らが統一教会名称変更を門前払いした前川喜平氏を批判! 前川氏に24日、岩上安身がインタビュー」2022.8.22号~No.3630号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51210

(一部抜粋)
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米国の最も有力な軍事シンクタンクであるランド研究所による2019年のレポート『ロシアの拡張―有利な立場からの競争』には、現在進行中のウクライナ紛争の、米国の戦略シナリオが掲載されていた!? IWJは、全300ページに及ぶ報告書の抜粋仮訳を進めています!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(日本のゴロツキ政治家どもや亡国御用学者どもが、日本にも「ランド研究所」のようなシンクタンクを創ろうとする動きがあります。それは下記でご紹介する「福島復興事業」と密接に関連しています。:田中一郎)
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福島原発事故からの復興事業に便乗して、とんでもないことが進行中です。フリーライターの吉田千亜さんの渾身の調査報道で、その概略像が浮かび上がってきています。私からつべこべ下手な解説をするよりも、下記の報告動画をご覧ください。なお、下記に私がこの動画を見た時に印象に強く残ったことを箇条書きにしておきます。また、この問題に関連する情報を若干ばかり下記にご紹介しておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。かようなふざけたことを進めさせてはなりません。福島の復興が、そのまま日本の破壊へとつながっていきます。

◆「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離 (2022. 8. 12 ) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=aHVywJTuO58
 https://www.youtube.com/watch?v=aHVywJTuO58

 <田中一郎コメント>
*これは「経済安全保障推進法」「卓越大学法」「福島イノベーション・コースト構想」の3つを1本の太いヒモで数珠つなぎにし、アメリカを猿真似した巨大な軍事国家を目標に、巨額の財源やヒト・モノ資源を投入する計画、これに日本国憲法改悪が重なり日本はトンデモ国家へ向かう気配

*この「構想」(というよりも「妄想」)の中心にいるのが、あの「甘利にひどい甘利」、「チーム甘利」などと言っている。ゴロツキ政治家集団に亡国御用学者がくっつき虫でくっついて、新たな日本破壊を進めていく「妄想」、原発事故の被災地=福島県に対する最大の侮辱だ。(下記の<関連サイトその2>をご覧ください)

(関連)メンバー構成 - 総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府
 https://www8.cao.go.jp/cstp/yushikisyahoka.html

*復興予算をこれまで31兆円使った、今後2030年までに32兆円くらい使うだろう、これまで31兆円を何に使ったのか、その内訳は不明・整理もされてない(バカこぐな、福島復興予算の財源は我々の所得税の特別増税で手当てされている)

*福島復興再生特別措置法が大きく改悪されている(福島の復興や県民の生活再建などどこ吹く風)。詳細の調査・研究が必要だ(海渡雄一弁護士)

*「経済安全保障推進法」のセキュリティ・クリアランスと「スパイ防止法」は同じコンテンツとなる可能性大(海渡雄一弁護士)

*「伝承館」に違和感、得体のしれないものを感じたが、その正体が福島復興再生特別措置法&復興予算にあることが見えてきた(海渡雄一弁護士)

*これは原発震災の被害者が望んでいることなのか、「きれいになってよかったね」は大きく人を傷つける、肝心な情報がどんどん非公開になる、その理由が「国の安全を脅かす」(吉田千亜さん)

*東北2030年(東北経団連)国際リニアコライダー(ILC)の誘致など、復興に重点が置かれていない(井原總東北大学名誉教授)


 <別添PDFファイル>
(1)閉ざされた土地(1)、出回っていた放射性廃棄物(イントロ部分)(吉田千亜『世界 2022.4』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXQ14FgKKQRtt6AB?e=I2o0VC
(2)閉ざされた土地(2):中間貯蔵施設内はいま(イントロ部分)(吉田千亜『世界 2022.5』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXV-0smdHO6-7VQ1?e=cRrRmg
(3)閉ざされた土地(3):原発被災地と「軍事研究」の距離(一部抜粋)(吉田千亜『世界 2022.7』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXZTdnk9LDEoHAYd?e=RZRgiS

 <関連サイト その1>
(1)総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府(CSTICouncil for Science, Technology and Innovation:システィ)
 https://www8.cao.go.jp/cstp/
(2)専門調査会・懇談会等 - 総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府
 https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/index.html
(3)メンバー構成 - 総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府
 https://www8.cao.go.jp/cstp/yushikisyahoka.html

 <関連サイト その2>
(1)甘利前幹事長が2週間ぶりツイッター更新…番組出演“宣伝”の厚顔無恥と目に余る我田引水|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309491
(2)甘利明の最新情報・ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/tags/1118
(3)「チーム甘利」 大学ファンド私物化か-関係組織の要職占める-徹底調査と報告必要
 https://www.youtube.com/watch?v=xXbGiyR_vTo
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-05-11/2022051102_03_0.html
(4)大学ファンド 私物化狙う「チーム甘利」実動組織 2022.6.3 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=W8vQxvjeUOE
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-06-04/2022060415_01_0.html
(5)望月衣塑子さんはTwitterを使っています- 「あまりに酷い話 10兆円ファンドは「チーム甘利」案件と、宮本議員が追及。 甘利氏はファンドの「発案者」。上山隆大氏は「大学資源を使い尽くす」 末松文科相は「全く好ましくない。大学政策は政治家のみならず
 https://twitter.com/isoko_mochizuki/status/1533358293678432261

 <関連サイト その3>
(1)復興庁 - 福島国際研究教育機構
 https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-21/20210202160535.html
(2)福島復興再生特別措置法 - e-Gov法令検索
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=424AC0000000025_20220617_504AC0000000054
(3)東経連 新ビジョン2030『わきたつ東北』|一般社団法人 東北経済連合会
 https://www.tokeiren.or.jp/2030vision/


◆「いちろうちゃんのブログ」より
(1)本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-735f4b.html

(2)日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html
草々


(追)(他のMLでの議論です)
◆反省すべきは泉健太立憲民主党です=批判する相手を間違えてはいけません、混乱するだけです
 「共産党大きく後退、深刻な反省を」という議論に対して批判した私のメールです。

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みなさま、

労働組合の問題はさておき、このMという人の議論は批判する相手を間違っています。こういう議論は混乱を生むだけのマイナス効果しか生まれません。私たち「市民と野党の共闘」で自公政治・維新(日本維新&大阪維新)政治に終止符を打ちたいと考えている「世直し」市民が、今般の衆議院・参議院選挙の結果について、徹底して批判し、その責任棚上げを許さないという「断固たる態度」を示さなければいけない相手は、枝野幸男及び泉健太立憲民主党(更に焦点を当てて言えば、枝野幸男&泉健太執行部とそれに連なる政治家たち)です。(併せて労働貴族の御用組合「連合」、特に現執行部です)

 

そして、枝野幸男執行部は退陣しましたが、泉健太執行部は、一部のメンバーは辞任したものの、肝心要の総大将(最高責任者)である泉健太は立憲民主党代表にしがみつき、その責任を棚上げにして、代表を継続しようとしています。こんなことを許せば「空白の3年後」の国政選挙では今以上に悲惨なことになりかねません。今の有権者の圧倒的多数は、泉健太立憲民主党に対しては「NO!」なのです。

 

「世直し」市民の多くの声で、泉健太執行部は参議院選挙大敗北の責任を取り退陣せよ、辻元清美氏を代表とする女性が大半の新執行部を立ち上げ挙党体制をとれ、「市民と野党の共闘」態勢を立て直し、政権交代へ向け、運動と共通政策の2面から、その方針を明確にさせ、3年後の国政選挙での地滑り的な大勝利と政権交代を目指せと、訴えるべきです。ともかくも、泉健太を立憲民主党代表からひきずり降ろす、これをしなければお話になりません。「世直し」など、夏の夜の夢、となるでしょう。

 

(関連)泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-eb1bf7.html

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◆今日の自民党の大半(及び維新:日本維新&大阪維新)は「保守」ではありません=かつてのナチスや昭和軍閥などとタイプは違いますが、いわゆる「破壊勢力」とでも言うべきゴロツキ集団で、日本を危機に陥れている元凶です

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メールの表題にも書きましたように、今日の自民党の大半(及び維新(日本維新&大阪維新))は「保守」ではありません=かつてのナチスや昭和軍閥などとタイプは違いますが、いわゆる「破壊勢力」とでも言うべきゴロツキ集団で、日本を危機に陥れている元凶です。中でもアベ派自民(清和会)や維新が目立ちますが、それ以外の連中も大差ありません。国民民主党の大半もその類です(前原誠司や玉木雄一郎などは自民党と同じ)。あえて言えば、公明党や国民民主党の一部と立憲民主党の多くが保守とでもいうべき政治勢力でしょうか。

 

いずれにせよ、自民・維新を政権から一刻も早く断固として退ける、退けた後も、彼らの復活を許さないよう徹底して叩く、を実践しなければ、我々が彼らによって、この国とともに、やがて滅ぼされることになるでしょう。具体的な徴候を上げろと言われれば、山のようにあります(原発、バイオ、化学物質が3大危険物であり、核事故、戦争、バイオハザード、化学物質の氾濫がその具体的な現れです)。大日本帝国が滅亡したのと同様に、対米隷属の「ドアホ小帝国」も滅亡へ向かっています。歴史は繰り返す、最初は悲劇として、2度目は茶番として、と言うでしょう。私が危機だ、と申し上げていることはこのことです。

 

「世直し」は「運動」だけでは変わりません。(議会制)民主主義のルールに沿って「世直し」をするというのであれば、選挙に勝たなければダメです。それも、地方選挙ではなくて、国政選挙です。国政選挙に勝って「長期安定政権」を打ち立てることができれば、私はおのずと地方選挙でも勝てるようになると見ています。選挙に勝って、かつ、「長期安定政権」を打ち立て、そしてその過程で、まともな政治・私たちのための政治・私たちの生活や生存を守り支えてくれる政治をどうやって創っていくのか、それがポイントです。

 

それを検討し、そして実践して、実現するためには、「世直し」の「中核的政治勢力」がどうしても必要です。福島原発事故以降の約11年間の日本の没落の最大の原因は政治であり、かような政治を許している最大の原因は、この「世直し」の「中核的政治勢力」が形成されていないところにあるのです。でも、私から見ると、日本の市民運動・社会運動も、労働運動も、地域運動も、この危機の時代にあって、最も肝心なこのことを避けて通っているように見えます。それでは、いつまでたっても同じことの繰り返しになると私は思います。

 

3年後の国政選挙へ向けて、どう態勢を整えるのか、これが今現在の最も重要、かつ直ちに結論を出さなければいけない課題です。そして、その場合、泉健太立憲民主党では絶対にダメだ、と申し上げているのです。共産党の参議院選挙総括がどうのこうの、そんなことは共産党にお任せしておけばいい。また、ワンイシューを追いかけ回すことに明け暮れて、この3年間を過ごせば、待っているのは更に悲惨な選挙結果でしょう(万が一、選挙に勝っても、泉健太立憲民主党は、日本の再起・転換をはかるホンモノの「世直し」などできません。「市民連合」もそうですが、危機の時代の日和見は事態を悪化させるのです)。

 

終止符を打つべきは、自公政治であるとともに、私たち「世直し」を求める市民の行動様式でもあるのではありませんか?

 

(関連)立憲、岡田克也氏を幹事長起用で調整 統一選控え体制強化図る - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220819/k00/00m/010/283000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20220820

(泉健太代表に、 岡田克也幹事長、政調会長は未定ですが、こんな執行部の立憲民主党に、何ができますか!?)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上

 

2022年8月20日 (土)

(拡散希望)6.17最高裁判決多数意見は民事訴訟法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)

前略、田中一郎です。
(拡散希望)

可能な限り広く、SNSその他で拡散をお願いいたします。
福島原発事故損害賠償4訴訟(生業、群馬、千葉、愛媛)に対する「6.17最高裁判決」(多数意見)は民事訴訟法に違反した、とても裁判所の判決とは考えにくいお粗末なものでした。このことを全力で広めてください。

◆最高裁判決多数意見は民訴法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない(福島原発告訴団弁護団 2022.7.12)

 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXF4d_hwABv7hIfj?e=aFZGhD
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXF4d_hwABv7hIfj?e=aFZGhD

(上記は福島原発刑事訴訟支援団のサイトにある「支援団ニュース『青空14号』」に掲載されています)

◆福島原発刑事訴訟支援団ニュース第14号 青空 – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/


 ポイントは下記の3つです。

(1)民事訴訟法321条1項に「原判決において適法に確定した事実は、上告裁判所を拘束する」とあるとおり、上告審は法律審であり事後審であるから、原判決が確定した事実を基礎としなければならないのであって、新たな事実認定をすることは許されていない(したがって新たな事実認定が必要となる訴えの変更、反訴の提起を上告審ですることはできない)。原判決の事実認定を逸脱した多数意見は、法321条1項に違反している。したがって、最高裁が民事訴訟法に反してまでして行った前記判示には、事例判断としても下級裁判所の裁判官が参照にできるような規範性はまったくない。

(2)民事訴訟法318条1項は、上告受理申立て理由について、判例違反その他の法令の解釈に関する重要な事項に限定しているところ、前記仙台高判、同東京高判及び同高松高判について、各申立人国は、国賠法1条及び電気事業法40条の解釈の誤りを指摘し上告受理の申立てをしていた。しかしながら、多数意見は、前記仙台高裁等についてなんら法令の解釈の誤りを指摘していない。なぜ、上告を受理できたのか明らかにできておらず、最高裁が上告を受理したこと自体が、民事訴訟法違反である。

(3)山のような事実誤認をしていること

(関連)民事訴訟法
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=408AC0000000109_20220525_504AC0000000048
草々

 

2022年8月18日 (木)

人類破滅への第三の道=化学物質無政府主義:どうする? 日本の水質管理:有機フッ素化合物の米・勧告値 劇的引き下げ & 日本における化学物質管理はどうあるべきか(全くダメ状態の日本の化学物質の法的管理)

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」の予定です

(1)(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022913日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「福島原発事故11年(その3)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(関連)「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」 - ETV特集 - NHK
 https://www.dailymotion.com/video/x8d0l09
 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/786YGQG2V4/
(山田朗明治大学教授の発言が注目点の一つです)

(2)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(20221012日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(その1)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

(3)(予約必要)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(20221025日)=(まだチラシができておりません、出来次第、ご案内申し上げます)

(関連)Tansa - 探査報道に特化したジャーナリズム組織 Tansa
 https://tansajp.org/


2.福島原発事故関連の裁判予定
(1)原発避難者の新潟訴訟、控訴審831日から - 新潟日報デジタルプラス
 https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/68805?

(関連)福島原発被害救済 新潟県訴訟地裁判決のご報告-新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)
 https://tinyurl.com/3dyxn4vv

(2)(チラシ)(9.12)避難住宅追い出し訴訟 第3回公判(東京地裁606号法廷)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgW4hgzoMgQQ8cT64?e=4J5k2V

(関連)福島県議会が原発避難者の住宅立ち退き議案可決 被害者団体が抗議(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e11efd80c9e333260ee6964a8d19b5dda4f2ce5f


3.キャンペーン
(1)保健師や自治体職員を過労死から守るための制度をつくってください · Change.org
 https://bit.ly/3wbM8Zt

(2)お知らせ · 東京五輪の汚職を巡り関係者が逮捕されました! · Change.org
 https://tinyurl.com/34zf3z2x

(関連)五輪組織委元理事を逮捕 スポンサー契約巡りAOKIから5100万円受託収賄の疑い 東京地検:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/196481

(関連)総額5100万円コンサル料は「賄賂」 特捜部、便宜の見返りと判断:朝日新聞デジタル  
 https://www.asahi.com/articles/ASQ8K6V5RQ8KUTIL01X.html?ref=mor_mail_topix3_6_20220818


4.(再掲)2022-8 安倍元首相の「国葬」に関する東京都への申入.docx(東京・地域ネットワーク 2022.8.16
 https://docs.google.com/document/d/1vrRY36SWqWRm6wAoDZo9Kh6dsEiVRldB/edit

(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安倍元首相死去に伴い川崎市が小・中学校に半旗掲揚を依頼したことに抗議

川崎市は、7月の安倍家の葬儀に合わせ、市の諸施設に国旗の半旗掲揚を依頼しました。その中に小・中学校が入っていたという東京新聞の記事を読んだ市民から、それは安倍氏への弔意の強要で、教育基本法が定める政治的中立を侵すものだという抗議の電話が教育委員会事務局に鳴り響きました。市民グループ「沖縄の映画を観よう!かわさき」は抗議文を市長に送り、8月⒓日、教育委員会事務局と市庁舎管理責任の課長に経過説明を求めました。両課長は、何ら法的根拠がないことを認め、「むずしい場合は実施しないことを可とする」という文章をつけ、以後の実施状況も点検していない、とあくまで「依頼」であったことを強調していました。7月に小・中学校に半旗掲揚を要請したのは川崎、小田原、仙台、山口、兵庫県三田市など9自治体だった(東京新聞調べ)そうですが、「国葬」に向けて何が出てくるか分かりません。みなさんも、各自治体の動きにご注意ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)安倍元首相「国葬」に反対 市民団体が合同で実行委員会を発足 - NHK - 安倍晋三元首相 銃撃
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220810/k10013763941000.html


5.熱海土石流の一部遺族ら、熱海市長を刑事告訴 業務上過失致死容疑で:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ8K268NQ8JUTPB00N.html

(関連)熱海土石流1年・盛り土崩落は「人災」か(TBSテレビ:報道特集 2022.6.25
 http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20220625_2.html

(行政のあまりにひどい不作為による死者を含む災害に対して甘い姿勢はよろしくない。検察よ、しっかりせいよ、いい加減なことをしたら同じような事故や災害が再発するぞ! :田中一郎)


6.時世の句:自民党 今いる議員は クズばかり
 下記の適菜収氏のコメントが的を射ています。安倍晋三も自民党も「保守」ではなく「似非保守」です。お間違いなく。

◆【安倍晋三】「反日のエセ保守」である安倍政権で一貫していた「日本を破壊する」という強い意志|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309684

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安倍晋三と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の深い関係が日々明らかになる中、一部から「なぜ保守の安倍が反日カルトとつながったのか」といぶかしがる声が出てきた。

前提がおかしいからわからないのである。本連載で述べてきたとおり、安倍とその周辺は、保守ではなく、反日のエセ保守。それを支持してきたのは新自由主義勢力と政商とカルトの複合体である。

よって、「統一教会だけが安倍を動かしてきた」と考えるのは正確ではなく、多くのカルト、反社会勢力が複雑な形で政権に食い込んでいたと考えるべきだ。安倍は嘘とデマを垂れ流し、発言の内容をコロコロと変えたが、一貫していたのは日本を破壊するという強い意志だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)岸田新内閣“統一教会汚染”にダンマリの傲岸不遜 閣僚軒並み「無回答」でSNS大炎上!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309772
(関連)高市早苗経済安保担当相 入閣は「辛い」と謎のボヤキ党きってのタカ派は最大の後ろ盾失う|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309844
(関連)森元首相が内閣改造人事で“黒幕”気取り 岸田首相への「お願いがその通りに」と大放言!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309845
(関連)萩生田政調会長は旧統一教会と“家族”同然のズブズブ 生稲晃子議員の選挙支援も教団に懇願|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309906
(関連)どうして杉田水脈氏を総務政務官に? 岸田首相のよくわからない内閣改造に感じる怖さAERA dot.
 https://dot.asahi.com/dot/2022081500053.html

(こんな自民党に、よくも選挙で投票をするものだ、選挙で棄権ばかりしているドアホも含めて、社会から落ちこぼれたガラクタやゴロツキの類に政治権力を持たせてどうするのか!? 野党がどうこうという問題ではもはやなくなっている。自滅志向なのか!?:田中一郎)
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人類・全生物、あるいは世界を亡ぼす人間の作為を3つ挙げてみよ、と言われたら、私は、①原子核・放射能(核兵器と原発)、②バイオテクノロジー(遺伝子汚染)(以上を私は「2つの核」と呼んでいる)、に加えて、(危険で深刻な環境破壊の)化学物質の氾濫(無政府状態)を挙げる。プラスチックのスープの海をはじめ、大気汚染や水質汚染、土壌汚染や海洋汚染などなど、今や人間がつくりだすさまざまな化学物質による環境破壊や人間及び生物の健康被害(遺伝的障害を含む)は絶句するレベルに達している。かつて公害と言われた企業犯罪がもたらした悲劇と悲惨をはるかに超え、地球規模での大問題となりつつある。昨今では、新しい問題としてPFAS(有機フッ素化合物:Per- and PolyFluoroAlkyl Substances「ペルフルオロアルキル物質」および「ポリフルオロアルキル物質」)が浮上してきた。

 

そんな中、我が国日本における化学物質の(法的)管理の現状は、今から数十年前とほとんど変わらないまま、頭が旧態依然の産業振興思想に染め上げられた知恵遅れの政治家どもにより、よけいなこと、にされてしまっている。海外での、特に欧米での取組に刺激され、形だけの取組や「やってまっせ」の尻抜け規制を入れたりはしているが、本音は「いらんことはせんでいい」である。そして、アベ政権以降は、これに対米隷属が強く付け加わり、アメリカ政府や米系多国籍企業の利益を最優先にした政治や行政がまかり通るようになってきた。化学物質や重金属、あるいはナノ物質などの有害物質の管理規制も例外ではなく、今では世界でも最悪レベルの(環境ないしは安全について)政治や行政が展開されている。まさに発展途上国ならぬ、後進没落(売国奴)国家と言ってもいいだろう。このままでは、日本の国土も経済水域(海)も取り返しのつかない化学物質汚染に見舞われることになる。他方で進められている放射能汚染の拡散と危険性のゴマカシが相乗効果を起こし、いずれ「一億国民総不健康国家」に落ちぶれていくのは時間の問題かもしれない。全く愚かしいことが日進月歩で進められている。

 

今回は、たまたま岩波書店が(マイナーな雑誌ながらも)『環境と公害』という季刊誌の紙面で「2020年目標後の化学物質管理を考える」の特集を組んでくれた。以下、それに関連して若干の情報をご紹介する。岩波書店には、今後これにとどまらず、「千里の道も一歩から」の決意で、まずは我が国の化学物質の(化審法や化管法を中心とした)法的規制の現状と問題点=その悲惨で世界に大きく遅れた実態を、私たち一般市民に伝える「新書」の刊行をお願いしたい(ここまで我が国の化学物質管理がひどい状態にあるにもかかわらず、一般市民向けの化学物質の法的規制に関する新書や図書が一冊もないというのは悲しい限りだ)。そして、その中で、今般問題が浮上してきたPFASや、化学物質に関連する諸問題(例:食品添加物、農薬と化学肥料、香害、化学工業の動向など)、及び海外の動向・国際協定などにも言及していただき、詳しくはないけれど1冊で化学物質の法的管理問題が全体として概ね認識・把握できる状態を創っていただきたいと願っている。(私はこれが引き金となり、我が国のお粗末限りなき化学物質無政府状態への批判的関心が大きく高まることを期待する)

 

 <別添PDFファイル>

(1)日本における化学物質管理はどうあるべきか(イントロ部分)(木村・中下・藤原・中地『環境と公害 VOL51 NO.4 2022年春』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgW958TAQfoNheTHn?e=BKEt1W

(2)どうする? 日本の水質管理:有機フッ素化合物の米・勧告値 劇的引き下げの波紋(イントロ部分)(諸永裕司『週刊金曜日 2022.7.29』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgXBYeEAsUJA71QBt?e=sGOnMR


(関連)環境と公害 20224月号 - 岩波書店
 https://www.iwanami.co.jp/book/b605985.html
(関連)『環境と公害』編集委員会
 http://www.einap.org/kogaiken/

(関連)特集:シリーズ国葬への疑義・第1回|週刊金曜日公式サイト(2022729日号)
 https://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003492.php

(いずれも貴重なレポートですので、是非、原本にあたってみていただければ幸いです。また、『環境と公害 20224月号』には、他にも貴重な論文が掲載されていますので、併せてご覧いただくといいでしょう)


◆(パンフレット冊子)PFAS汚染
 https://kokumin-kaigi.org/?page_id=7131
(カラーパンフレットは1100円です。私=田中一郎が持ち歩いて市民集会などで販売していますので、ご希望の方はお声を掛けてください)

(関連)NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議(JEPA)
 https://kokumin-kaigi.org/
(みなさまには会員になられることをお勧めします:会費も割安です)


◆環境安全基本法制定を求める請願署名報告(202233日) - JEPA
 https://kokumin-kaigi.org/?p=3879
(上記レポートにも出てきます「ヒト・バイオモニタリング」の重要性などが触れられています)

(関連)公害「PFOA - Tansa
 https://tansajp.org/investigativejournal_category/pfoa/
草々

 

 

2022年8月16日 (火)

(愚の骨頂)11水道事業者、ダム取水せず 人口減や節水進み、需要予測外れる 維持費、年2億円近く:朝日新聞 2022.8.16 ⇒ それでも進める「石木ダム」と「川辺川ダム」、そして日本全国ダムだらけ、挙句の果てが「水道民営化」

前略、田中一郎です。


◆11水道事業者、ダム取水せず 人口減や節水進み、需要予測外れる 維持費、年2億円近く:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15388734.html

(こんなことは、既に30年以上も前から言われ続けてきたこと。国土交通省だけでなく、タカリ根性旺盛な自治体もまた、国土交通省の土建利権政策に便乗して、貴重な地方の財源をドブに捨てながら「甘い汁」を(ダム建設を推進する一部の人間たちが)吸い続けてきたに違いない。挙句の果ては「利水から治水へ」である。ダムで治水はできない・水害の防止はできない、それどころか、ダムは「人工的鉄砲水」の巨大製造マシーンである。

2009年の政権交代は「脱ダム政策」が公約であり、それが「コンクリートから人へ」という有名なキャッチフレーズで表現された。しかし、この民主民進党の政権交代は、見るも無残に裏切られ、ダム建設は、あの元祖「口先やるやる詐欺」の前原誠司(当時は国土交通大臣)により温存され、継続され、最後は予定通りにほとんどすべての計画ダムが建設の運びになっている。脱ダム政策など、どこへやらとなった。民主民進党の公約の筆頭格だった八ッ場ダムと川辺川ダムの建設中止は、ずるずると屁理屈をつけて引き延ばされ、やがていずれも建設されるか(八ッ場)、またはこれから建設される(川辺川)。カバが逆立ちした県知事が川辺川ダムにGOサインを出している。

国土交通省の河川政策や、自公政権の土建事業優先政策(国土強靭化などともっともらしく表現されている)は、もはやホンモノの政権交代を実現させない限り止まることはないだろう。既に野党は弱体化して、愚痴や屁理屈を言いながら政権党の尻を追いかける程度のことしかできず、事態も情勢も昔よりも一段とひどくなっている。これからもどんどんひどくなるだろう。かようなリベラルポーズのマスごみ記事を含めて、もうかれこれ半世紀近く、同じようなことを言い、同じようなことをして、日本国中の河川がダムだらけとなっている。こうしている今も、水の需要予測をまったくデタラメにごまかした石木ダムの建設へ向けた動きが進められている。ヒラメ司法はそれを止めることもできない。

政治が主導する行政の劣化を選挙による政権交代で止め、河川政策を、その手続き面を含めて抜本転換すること、そのためには、従来型のワンイシューだけを追いかける市民運動・社会運動では、もはや実現困難となっていることを認識すべきである。わが国の「ダムをめぐる半世紀」がそのことを典型的に示している(原発反対もまた同じ)。ストップをかけるには、時間がたてばたつほど困難さを増すし、河川環境はとりかえしがつかなくなるまで破壊されていく。この国は、どうも放っておくと、とことんボロボロになるまで、支配権力の暴走を止めることができないらしい。:田中一郎)

(関連)大石知事、住民と対話継続を確認 石木ダム3回目訪問 工事中断には難色 長崎新聞
 https://nordot.app/930271862148071424?c=174761113988793844

◆石木ダム問題がわかるビデオ : 石木川まもり隊
 http://ishikigawa.jp/what/video/

(関連)嘉田由紀子氏、熊本豪雨の独自報告書 「ダムでも犠牲者救えず」 - 水源連
 http://suigenren.jp/news/2021/01/27/14267/

(関連)「水道みやぎ」4月1日開始 20年間の運営権、民間に売却 全国初 成否に注目-水源
 http://suigenren.jp/news/2022/04/12/16038/
草々

本日(8/16)のいろいろ情報:(1)敗戦77年=大日本帝国の侵略戦争忘れまい、(2)ザポリージャ原発攻撃を続けるウクライナ軍、(3)撃墜された日航ジャンボ機(御巣鷹山)、(4)下村博文と統一教会(その2)他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)オルタナティブな日本をめざして(第80回):「『虚構の地方創生』にみる自民党政治の末路(Tansa 新ジャーナリズム報道)」(渡辺周代表:新ちょぼゼミ)(2022年10月25日)=(まだチラシができておりません、出来次第、ご案内申し上げます)

(関連)Tansa - 探査報道に特化したジャーナリズム組織 Tansa
 https://tansajp.org/


2.(新刊書)フクシマ・アンソロジー ジャーナリストの写真歌集-西里扶甬子/著(かもがわ出版)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034366242&Action_id=121&Sza_id=C0


3.福島原発事故関連の裁判
(1)(チラシ)(8.17)福島原発被害東京訴訟 第2陣(3次訴訟)口頭弁論(午前10時30分 東京地裁103号法廷)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWxCMjQr_eA5r7Fd?e=rIi6z2

(2)かながわ訴訟第1陣:東京高裁 8月19日(金)は中止、10月21日は保留です
 裁判長の交代による係属部変更のため、これまで決めていた日程のうち、8月19日(金)の裁判期日は取り消されました。10月21日(金)午後2時からの裁判は変更せずに開廷するように要望していますが、正式に決まるのは9月下旬です。決まり次第お知らせします。

(3)(9.7)「311子ども甲状腺がん裁判」第2回口頭弁論(12時30分 東京地裁前集合:803号法廷)
 https://tinyurl.com/yb7s75yv

(4)かながわ訴訟第2陣:横浜地裁 10月6日(木)10時30分開廷です
 第2回口頭弁論、法廷では弁護団と原告が陳述します。
 10月6日(木)10時30分開廷 横浜地裁101号法廷 12時頃終了予定
 傍聴抽選整理券交付締切 10:10(見込み)
 報告集会は横浜地裁前で行います。12:00頃~12:30頃


4.キャンペーン
(1)青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない県条例制定の署名運動にぜひご参加を
 https://saiban.hiroshima-net.org/shomei/kakunen_shomei_202207.pdf

(2)保健師や自治体職員を過労死から守るための制度をつくってください · Change.org
 https://bit.ly/3QshJhw

(3)日本を故郷と思っている子どもたちとその家族を追い出さないでください、一人でも多くの人に在留特別許可を与えてください、Change.org
 https://tinyurl.com/zbmk47rh

(4)子どもたちに、自然のままの加美の山を残したい · Change.org
 https://bit.ly/3zZ1OAd

(5)お知らせ · 神宮外苑を守るためのアクション~議員へメールや電話で呼びかけを! · Change.org
 https://tinyurl.com/35wn2cxd


5.私たちは農と食が国家主義・排外主義の枠内で語られることを拒否します|starvalley|note
 https://note.com/starvalley/n/n207f44f82da5

◆有機農業は排外主義に与しない 参政党に反対する農民と市民が声明
 先の参議院選挙で参政党という新しい政党が一議席を獲得しました。参政党は、有機農業や種子の国内自給、有機給食推進などの一方で、天皇中心主義、外国人参政権反対、憲法9条改正など国家主義・排外主義を主張しています。こうした農や食への主張が有機農業や有機食品、添加物問題などの関心ある層を引き付けたといわれています。こうした参政党の主張に対して、農民と消費者(生活者)の立場から「私たちは農と食が国家主義・排外主義の枠内で語られることを拒否します」と題した声明が、32名の農民や市民の呼びかけで発表されました。

声明は、参政党が「化学的な物資に依存しない食と医療の実現と、それを支える循環型の環境の追求」を掲げたことが、「有機農業や食の安全に関心をもつ人たちの中に小さなブームを巻き起こし、票を集めた」と指摘しています。さらに、「有機農業運動はこれまで一貫して国際交流を大事にし、海外の実践に学び、日本の経験を分かち合いながらその思想や技術を発展させてきました」「国家主義・排外主義は私たちのこうした思いや実践と相いれません」と、これまでの有機農業運動が排外主義の対極にあるとしています。そして、《私たちは、農民、消費者生活者が取り組む農業生産活動、有機農業や食の安全をめざす運動が、国家主義・排外主義の枠内で語られることを拒否します》と、参政党の主張に反対し、与しない姿勢を明確にしています。

こうした参政党の主張に対して、一部では「有機農業はナチス・ドイツと親和性が高い」という主張が出てきています。『ナチス・ドイツの有機農業』を著した藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)は、「有機農業で健康になるべきはドイツ人だけ、アーリア人種だけというナチスの考え方です。アーリア人種だけが有機農業を通して健康であるべきだ。その反対に据えられているのは精神障害者、身体障碍者、ユダヤ人、スラブ人、ポーランド人です。そういう人たちは飢えて食べられなくてもしょうがない人種というカテゴリーに当てはめられてしまう」(『土と健康』2022年1・2月号)、とその人種差別性を指摘しています。参政党の主張がナチス・ドイツと親和性が高いからといって、有機農業がナチス・ドイツと親和性が高いというのは妥当ではありません。

《食への権利》について、声明は次のように述べています。世界人権宣言や国際人権規約に明示されている権利であり、「人は誰でも、いつでも、どこに住んでいても、心も体も健康で生きていくために必要な食料を作り、手に入れることができる、すべての人が生まれながらにもっている権利として位置づけられています」。

この声明は、賛同者を募っていて、14日現在、11団体、109名の賛同が集まっています。ぜひ、賛同を。賛同される方は事務局の大野和興さんまで連絡してください。

 ・問い合わせ・連絡先
  メール rural@kind.ocn.ne.jp
  電話  050-3569-8757
  FAX   0494-25-4781


6.日中国交正常化50年と靖國神社.pdf
 https://drive.google.com/file/d/1a6Z26cHwRGQw0kO0uzaukacS_rs1Vgiy/view
 https://drive.google.com/file/d/1CsDdm77e47J_T5UqU9wOB1dpn8Zs5jcp/view?usp=sharing


7.直近情報から
(1)「この年金額では暮らせない…」日本における高齢者の貧困問題〈連続発生〉の切実な事情(幻冬舎ゴールドオンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cbe74f8063d876ad81d6728ed73e61e0d605bdc4
(2)「それでも森友事件に蓋をしてはいけない」赤木俊夫氏の妻が対談で明かした胸中(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7e20dfc388e17046512245711026aafcf2872126
(3)古賀誠氏 岸田総理「腹をくくるべき」 安倍氏死去後の政権運営めぐり - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/123333
(4)小池百合子都知事の「マジック」はなぜ不発だったのか 支援候補が参院選「東京」で大敗した舞台裏(47NEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2080f998622a4e4b3331f4cc12d57ed2a98a44
(5)絶対におかしい消費税! 税金の基本は「富める者」から徴収して「貧しき者」に分配すること。赤字の零細企業に支払いを義務付けているのに、輸出大企業には莫大な還付金が!(ワールドジェットスポーツマガジン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a7efeb23f91f12ed688563e5d2c7f1bc3200db5e
(6)猪瀬直樹議員、“ガーシー”通称批判するも猛反論と失笑相次ぐ「同じ維新の中条きよしは?」 - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/9c7a1fd67eca779e1bf7f8ba2f62f9b8f3fb8cbd
(7)靖国神社前で沖縄のガマフヤー具志堅さんがハンスト開始 戦没者遺骨が混じる土砂の辺野古新基地への使用撤回を訴え、在京の遺族らも集う(琉球新報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4f4a90889ba098b2c54d34e5690c8a60cf33ae3e

◆日刊IWJガイド・非会員版「統一教会との訣別は!- 岸田内閣改造、自民党新執行部は麻生副総裁と茂木幹事長が留任! 政調会長就任の萩生田氏は清和会後継者候補!-」2022.8.11号~No.3619号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51174
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「本日(8/16)のいろいろ情報:(1)敗戦77年=大日本帝国の侵略戦争忘れまい、(2)ザポリージャ原発攻撃を続けるウクライナ軍、(3)撃墜された日航ジャンボ機(御巣鷹山)、(4)下村博文と統一教会(その2)他」をお送りいたします。「本日(8/14)のいろいろ情報」に書ききれなかった分をこのメールに載せました。ご覧いただけますと幸いです。

 <別添PDFファイル>
(1)群馬、戦争協力を自戒、おろかもの之碑(東京 2022.8.13夕刊)
(2)都教委も半旗掲揚依頼、安倍氏葬儀 都立高255校に文書送信(東京 2022.8.6)
(3)日航機墜落37年、御巣鷹 変わらぬ気持(朝日 2022.8.12夕刊)
(4)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
(5)原発「攻撃」、双方が避難、ロシアとウクライナ、ザボリージャ巡り(朝日 2022.8.6夕刊、8.7、9)
(6)揺らぐ独の年内「脱原発」、3基の運転延長論強まる、ロシア 天然ガス供給制限(東京 2022.8.7)
(7)サハリン2 新会社設置命令、ロシア決定 2商社 対応迫られる(東京 2022.8.4夕刊)
(8)闘論席(小林よしのり 『週刊エコノミスト 2022.8.16』)
(9)安倍国葬、旧統一教会政局、自民党の非常事態勃発(鮫島浩『サンデー毎日 2022.8.21,28』)
(10)統一教会「名称変更と「下村博文」問題、前川喜平・有田芳生が核心証言(倉重篤郎『サンデー毎日 2022.8.14』)


1.敗戦77年=大日本帝国の侵略戦争忘れまい
 第二次世界大戦=アジア太平洋戦争での日本の敗戦日は、国際的には戦艦ミズーリ号甲板上で日本側代表が降伏文書に調印をした9月2日と考えておくのが妥当ではないか。8月15日は、あくまで当時の大元帥=昭和天皇が連合国への「無条件降伏」と「ポツダム宣言受諾」申入れを行い、他方で日本軍の「撃ち方やめい!」(武装解除)を指示した日で、あくまで日本側の事情だけを考慮した日と見ておくべきではないか。

(関連)日本人だけが8月15日を「終戦日」とする謎  - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/80286

◆(別添PDFファイル)群馬、戦争協力を自戒、おろかもの之碑(東京 2022.8.13夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/195610

(この碑をもう少し他の場所にも立てておきたい気分だ:自民党・公明党・維新(日本維新&大阪維新)の各政党本部、日本経団連、三菱重工他の兵器産業、外務省・防衛省・経済産業省、そして、「軍学共同」大学や国会議事堂前、更に、アメリカ大使館やロシア大使館にも。:田中一郎)

◆ガダルカナル島へ送られて全滅した一木隊の亡霊が出ていた
 何のためにガダルカナル島へ送られたのか=アメリカ軍に簡単に殺されるためか、それともジャングル内で餓死するためか・・・!? あまりに理不尽極まる日本兵たちの死は、おそらく戦死していった兵士たちには受け入れられなかったに違いない。大日本帝国の戦争指導部は自分たちの軍隊の兵士たちを、まるで虫けらのように使い、虫けらのように戦死させていった。話を聞けば聞くほど怒りがこみあがる。

*「なにか変だ」銃剣を手に無言 ずぶ濡れの下半身 どす黒い顔…激戦の南太平洋で散った精鋭部隊の“戦争怪異譚”が伝えるもの(文春オンライン)
 https://bunshun.jp/articles/-/56590

*「日本人はね、1人も助からんよ。そういう戦いだもん」惨敗、マラリア、餓死…ガダルカナル島で散ったある精鋭部隊と“その後” - 77年、運命の夏 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/56599

(関連)NHKスペシャル「激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官」20190811 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7g83si

 <関連サイト>
(1)「まさに地獄だった」ビルマ戦線…爆撃で16人失った部隊は退却時全滅、今も耳に残る仲間の断末魔 - 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20220814-OYT1T50251/
(2)「演技をしながら、パニックに」 吉永小百合さんが語る沖縄戦(2-2)〈週刊朝日〉 - AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2022081100015.html?page=1
(3)「地図から消された島」500匹のウサギが住む“癒しの島”にあった“毒ガス製造工場” - TBS NEWS DIG (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/120240?display=1
(4)エゴドキュメントで読み解く“大東亜共栄圏” - NHK - WEB特集
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220810/k10013759481000.html
(5)松代大本営地下壕の工事で犠牲…朝鮮人労働者を追悼する集い 長野(SBC信越放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/705d399d3a705c7aa9b639a2bb8b2cecbb27223a
(6)謀略戦の実態、続く証言収集 旧陸軍の登戸研究所、迫る「時間切れ」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ8B722FQ85ULOB019.html
(7)日本人が知るべき戦争「飢餓との戦い」悲惨な実態- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/609587
(8)社説[敗戦から77年]もっと非戦のうねりを - 社説 - 沖縄タイムス+プラス
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1007898 


◆「核の先制不使用」促す NPT会議最終文書素案 | 共同通信
 https://nordot.app/931155771414773760?c=39546741839462401

(関連)核兵器「先制不使用」求める草案 歩み寄れるか NPT再検討会議 - NHK - ウクライナ情勢
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220814/k10013769881000.html

(既に「核兵器の先制不使用」を宣言している中共中国以外の核兵器保有国(インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮を含む)がこの宣言を発することは、現段階の国際政治においては最重要事項です。特に核兵器をほぼ独占的に保有するアメリカとロシアが、同時にこの宣言を発することが求められています。NPT会議では、この問題をあいまいにしないで、とことん追求してほしい。:田中一郎)


2.NHKが「公共放送」から「国営放送」に?(Tansa土曜メルマガvol_51)
 既に上記でご案内しておりますが、Tansa代表の渡辺周(まこと)さんには、来たる10月25日(火)に「新ちょぼゼミ」(たんぽぽ舎)でご講演をしていただく予定です。乞うご期待です。
 https://brand-pledge.jp/associate/tansajp/vision

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
編集長の渡辺です。少年時代の7年間を広島で過ごし、被爆者の方々のお話を聞きました。岸田首相は広島出身であることを強調し、今日も広島で「核のない世界」を訴えましたが、日本は「核兵器禁止条約」への参加を拒んでいます。白々しい気分になります。今週の土曜メルマガです。少し長いですがぜひご一読ください。来週は夏休みのため休載します。

 

NHKが「公共放送」から「国営放送」に?
 

不気味な番組をみた。7月31日に放送されたNHKの「安倍元首相は何を残したか」である。政治、経済、外交の専門家に安倍氏の功績を語らせるという趣旨だ。安倍氏の功績を認める人がいてもいいが、この番組は「安倍氏を絶賛する会」という様相だった。以下3人の専門家が出演したが、NHKはそれぞれが何を語るかを踏まえた上で人選したのだろう。

 

政治の専門家 御厨貴・東京大学名誉教授
経済の専門家 大田弘子・政策研究大学院大学特別教授
外交の専門家 宮家邦彦・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

 

安倍氏について3氏は語った。

御厨氏「安倍さんは近年めずらしい政治の推進役、とどまっていることなく新しい課題を求めていく政治家」

大田氏「性格的に朗らかだったこともあって、批判されようが揶揄されようが常に明るさを伴いながら発信を続けてこられた」

宮家氏「1983年、39年前に初めて会った。とってもいい人柄ですよ。僕が通訳を失敗した時にね、優しい言葉をかけてくれた人ですよ。世界からみたらね、お世辞抜きで、ものすごい損失です。日本にとってももちろん損失だし。彼がやったことで日本の声に世界が耳を傾ける」

 

巧妙なのはNHKがバランスを演出したことだ。途中で挟むVTRで安倍氏の功績を挙げた後に、「一方で」と前置きして、森友学園や桜を見る会の問題、貧富の格差などを取り上げていた。NHK解説委員の伊藤雅之氏も「評価が分かれている」と所々で、専門家に水を向ける。だが、伊藤氏が専門家の3氏に突っ込んだ質問をして批判することはない。「NHKとしては安倍政治の負の部分にも触れましたからね」というアリバイづくりの域を越えていなかった。

 

統一教会については、各メディアが一斉に批判しているこの期に及んでも、伊藤氏が匿名で質問していた。「今回の事件をきっかけに社会的に問題が指摘されている宗教団体と政治家の関係についてどう思うか」。質問を受けた御厨氏も統一教会を匿名にして答えた。「安倍さんと特定の宗教が関係あったんだろう、ないだろうということも初めて明らかになった」。NHKと出演者の間で「統一教会については匿名で」ということで打ち合わせでもしたのか。茶番である。

 

政府からNHKに5年で400億円超の支出、NHKと政府の関係の近さを裏付ける材料の一つに、政府から入る予算がある。国の予算の支出先をチェックできるデータベース「JUDGIT」(Tansa、構想日本、日本大学尾上研究室、Visualizing.JPの共同制作)で調べてみると、2015年度~2019年度の5年間で400億4600万円。同時期の民放と比べるとその額の大きさがよくわかる。詳細はJUDGITでの各社の該当リンクを添付したので参照してほしい。

 

*NHK 400億4600万円
 https://judgit.net/payees/8011005000968

*テレビ朝日 6億1300万円
 https://judgit.net/payees/6010401108393

*日本テレビ 5億5500万円
 https://judgit.net/payees/3010401099553

*TBS 4億9300万円
 https://judgit.net/payees/3010401040467

*フジテレビ 4億7500万円
 https://judgit.net/payees/5010401078381

 

NHKの400億円のうち、150億円近くは政府機関が払う受信料だから単純比較はできない。研究開発や国際放送で受け取る予算なども、公共放送としての役割を担うための必要経費かもしれない。しかし、多額の予算が政府からNHKに入ることで利害関係が生まれていることは確かである。

 

都合が悪いと「逃げの一手」、NHKと政府、特に放送行政を司る総務省との癒着がないか。Tansaは昨年6月にNHKに対して情報開示請求をしたことがある。NHKの情報公開制度は、受信料に運営が支えられていることからNHKが独自に設けたものだ。請求した文書は以下だ。日本放送協会の職員(会長、理事等を含む)と総務省の職員(大臣も含む)との飲食を伴う会合についての文書一切」

 

当時、東北新社やNTTによる総務省幹部の高額接待が問題となっていた。総務省は内部調査を実施し、32人の職員が国家公務員倫理規定に違反していたことが判明した。「NHKも総務省の官僚を接待しているのではないか」。そんな疑いを私は持った。国会でもNHKの前田晃伸会長が参考人として国会に招集されたが、前田会長は「報道機関なので開示できない」と追及をかわしていた。

 

報道機関が取材での会食相手を全て公開するわけにいかないのは、分かっている。Tansaも取材で官僚と会食する時があるが、名前は公開しない。会食場所も人目に触れない店や個室を選ぶ。情報源を守るためだ。こちらがチェックしたいのは、放送行政を歪めるような接待をNHKがしていないかである。しかし、Tansaの情報公開請求に対してNHKは、「文書が存在するかどうかも教えられない」という決定をした。「文書はあるが公開しない」という決定よりもヒドイ。

 

この逃げを打つNHKの態度は、Tansaのシリーズ「強制不妊」の取材でも経験した。NHKの経営委員会の委員を1958年から務めた岩本正樹氏は、「宮城県精神薄弱児福祉協会」の副会長だった。同協会は強制不妊手術の「徹底」を掲げていた政財界挙げての組織だ。そのような組織に、NHKの最高意思決定機関である経営委員会の委員が就いていたことをどう考えるのか。Tansaが質したところ、NHK広報局の回答は次のようなものだった。「記録は、NHKには残っておらず、事実関係は確認できませんでした」

 

記録は図書館に行けば残っている。Tansaはそこで発見した。誰にでもアクセスできる公的文書だ。「報道機関」であるNHKが、基本的な確認作業もせずに「局内に記録がない」と逃げたのである。

 

新聞社が衰退する中で、NHKスペシャルにしろ、大河ドラマにしろNHKの番組の質が高いのは確かだと思う。あれだけの予算と時間をかけて番組を作れるのは、日本ではNHKだけではないか。新聞が経営難で滅びゆく中、受信料を徴収する特権を持つNHKの「1強化」が進行しているのだ。全国の取材網を将来的に維持できるのもNHKだけだろう。

 

問題は、NHKが政治権力と戦えないことだ。戦うどころか、「政府の広報機関」に成り下がってしまう。これでは「公共放送」ではなく「国営放送」である。Tansaができることは、権力から独立した探査報道を出し続けること、そしてNHK自体を監視すべき政治権力の一部と捉えることだと私は思っている。
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◆NHKは「公共放送」として受信料を徴収する資格なし
(1)「#もうNHKに金払いたくない」SNSで拡散中! 旧統一教会問題に及び腰、臨時国会中継なぜしない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/309348

(2)NHKはなぜ旧統一教会を実名報道に切り替えなかったのか? 経緯を知る局員は悔しそうに明かした|立岩陽一郎 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309203

(3)NHKは統一教会の被害者や政治との関係をなぜ報道しないのか 民放とは雲泥の差(デイリー新潮) 安倍晋三元首相が凶弾に倒れたことで、「…|dメニューニュース(NTTドコモ)
 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-886923

(4)統一教会と自民党の関係をごまかす動きがいまだに…民放は有田芳生に発言自粛を要求、NHKでは政界への言及がタブーに|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2022/07/post-6214.html


3.日航機墜落37年、御巣鷹 変わらぬ気持(朝日 2022.8.12夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15386061.html

◆1985年群馬県上野村の御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機123便は、「事故」ではなく「事件」、それも自衛隊や在日米軍が関係する国家犯罪事件だった可能性がある=衝撃の新刊書ご紹介- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/1985123-f1dd.html

(関連)(別添PDFファイル)日航ジャンボ機を撃墜したとの疑いがある自衛隊練習用ミサイル(青山透子『日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす』河出書房新社)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgW0IzCH5-FTZdayn?e=Rc1nhw

 <青山透子さんの直近著作>
(1)(必読)日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034092037&Action_id=121&Sza_id=C0

(2)日航123便墜落疑惑のはじまり 天空の星たちへ-青山透子/著(河出書房新社)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034223769&Action_id=121&Sza_id=E1
(上記以外にも、このテーマで青山透子さんの数冊の著書があります)


4.IWJより(2022年8月9日報道)
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◆ウクライナのザポリージャ原発で砲撃! ロシアとウクライナ双方が相手が撃ったものだと非難!! IAEAは声明で「壊滅的な結果をもたらす可能性」と警告!! ザポリージャ原発はロシア軍支配下にあり、7月にはロシア軍が「原発を盾」に、ミサイルを配備して周辺地域を攻撃する驚くべき作戦を展開! ロシア軍が砲撃したとすれば、自軍が陣取るザポリージャ原発を自ら攻撃することに!? ロシア軍砲撃説は不可解!?

 

今年3月にロシアが制圧して以降、ロシア軍の管理下でウクライナ人職員が施設を運営しているウクライナのザポリージャ原発で、砲撃があったことが報じられています。8日付けCNNは、「ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは7日、ロシア軍がザポリージャ原子力発電所にロケット弾を撃ち込んだとして非難した」と報じました。CNNは「エネルゴアトムによると、6日夜に発射されたロケット弾は、使用済み核燃料の入った容器174本が保管されている貯蔵施設付近に着弾した。原発の一部では爆発で窓が吹き飛び、作業員1人が破片で負傷して病院に運ばれた」と報じています。

 

一方、「ザポリージャの親ロシア派地域行政機関トップは7日、ウクライナ軍が使用済み燃料の貯蔵場所を標的とし、管理棟を損壊したとする声明をテレグラムに投稿した」とのことです。

 

※ウクライナ・ザポリージャ原発に新たなロケット弾 IAEAが「核惨事」を警告(CNN、2022年8月8日)
https://www.cnn.co.jp/world/35191582.html

 

ザポリージャ原発では、5日にも砲撃による高圧送電線の破損で、原子炉1基が運転停止しています。ロシアメディア『RIA』(7日)は、「7日の夜、ウクライナ軍がザポリージャ原子力発電所のウラガンMLRSから攻撃し、破片とロケットエンジンが発電所の稼働中の発電所から400メートル以内に落下した」と報じました。

 

「特別作戦の開始以来、ウクライナ軍は原子力発電所の領土を数回攻撃しようとした。前回は8月5日であった。数回の砲撃を受けて火災が発生し、パワーユニットの操作に必要な2本の送電線が切断された。原子力発電所では、3号機の設備の一部が停電し、4号機の発電電力が減少した」(RIA、7日)。

 

※ウクライナ軍が夜にザポリージャ原子力発電所を砲撃(RIA、2022年8月7日)
https://ria.ru/20220807/aes-1807840984.html

 

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・マリアーノ・グロッシ事務局長は6日、ザポリージャ原発への砲撃について「原子力災害の現実的なリスクを浮き彫りにしており、極めて憂慮している」との声明を発表しました。

 

グロッシ事務局長は声明で「ウクライナによると、原子炉自体への損傷はなく、放射性物質の放出もない。しかし、敷地内の他の場所には被害がある」とした上で、「ザポリージャ原子力発電所の安全性とセキュリティを危険にさらす軍事行動は、まったく容認できないし、何としても避けなければならない。壊滅的な結果をもたらす可能性がある」と警告しています。さらにグロッシ事務局長は声明で「事態がさらに制御不能に陥るのを防ぐために、原子力安全とセキュリティのための技術支援を提供するIAEAの存在が最も重要である」と述べ、IAEAの査察官の検証を受け入れるよう、ウクライナとロシアの両国に呼びかけています。

 

※Director General Grossi Alarmed by Shelling at Ukraine NPP, says IAEA Mission Vital for Nuclear Safety and Security(IAEA2022年8月6日)
https://www.iaea.org/newscenter/pressreleases/director-general-grossi-alarmed-by-shelling-at-ukraine-npp-says-iaea-mission-vital-for-nuclear-safety-and-security

 

ロシアのメディア『RT』は、7日付け記事で「ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ツイッターの投稿で『ロシアの核テロには、国際社会からのより強い対応が必要だ』として、西側が『ロシアの核産業と核燃料に対する制裁』を課すことを望むと付け加えた」と報じました。

 

一方でこの『RT』の記事は、ロシアがザポリージャ原発にロケット弾を打ち込んだとするウクライナ側の主張に対し、「キエフの主張は欧米のメディアでも取り上げられているが、同発電所は2月下旬からロシア軍の支配下にあり、モスクワは金曜日にウクライナ軍が砲撃を行ったと非難している。ロシアは国連と国際原子力機関(IAEA)に介入し、ウクライナに原発への砲撃をやめさせるよう訴えている」と報じています。

 

※Zelensky wants Russia sanctioned for ‘nuclear terror’(RT、2022年8月7日)
https://www.rt.com/news/560427-zelensky-russia-nuclear-sanctions/

 

ロシア側も、ウクライナ側も、お互いに相手が原子力発電所を攻撃したと主張しています。7月16日の『AFP』によると、ロシア軍は、支配下にある欧州最大の原子力発電所・ザポリージャ原発にミサイルシステムなどを配備、ザポリージャ原発から周辺地域を攻撃している、とウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムのペトロ・コーチン社長が15日、明らかにしていました。

 

『AFP』は、「コーチン氏は15日のテレビインタビューで、最大500人のロシア兵が同原発を制圧」していると述べた、と報じていました。コーチン氏「(ロシア軍は)ミサイルシステムを含む兵器を持ち込み、ドニプロ川対岸やニコポル一帯を砲撃している」、「物理的に周辺一帯を支配している。占領軍(ロシア軍)の重機や、武器や爆発物を積んだトラックが原発敷地内に置かれている」(AFP、7月16日)。つまり、ロシア軍は原発を盾にするという驚くべき戦略で、「ザポリージャ原発から」周辺地域を攻撃していたのです。

 

※【速報9368】AFP、16日「ロシア軍がウクライナにある欧州最大級の原子力発電所を拠点化して「ミサイルシステム」を含む兵器を配備し、周辺地域を攻撃している。ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムのペトロ・コーチン社長が15日、明らかにした」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1548930189878784000

 

『BBC』は7日、「(IAEAが)ザポリージャ原子力発電所の近くでの軍事行動の即時停止を求め、『核災害の非常に現実的なリスク』を警告した、と報じました。BBCは攻撃主体を特定していませんが、ロシア軍がザポリージャ原子力発電所とその周辺地域を維持していると報じています。

 

※Zaporizhzhia: Real risk of nuclear disaster in Ukraine - watchdog(Zaporizhzhia: ウクライナにおける原子力災害の本当の危険性) (BBC、2022年8月7日)
https://www.bbc.com/news/world-europe-62449982

 

つまり、『AFP』の7月の報道以後もロシア軍はザポリージャ原発を占拠しています。ウクライナ側が主張するように、ロシア軍がザポリージャ原発を砲撃したとすれば、ザポリージャ原発にいる自軍を攻撃することになります。どちらが砲撃したのか、決定的な根拠はありませんが、ロシア軍がザポリージャ原発を攻撃したとは考えにくい状況だといえます。
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◆(メール転送です)川崎陽子(在欧環境ジャーナリスト) さんから:
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ウクライナの原発を攻撃しているのは、ウクライナ軍です。国連安保理会議でも、ロシア軍が攻撃していると主張したのはウクライナ政権の代表だけだったそうです。ドイツでは、攻撃しているのはロシア軍と報道されており、日本でもロシア軍と思っている人が多いのではないでしょうか。詳細は以下のブログをご覧ください。

 

*ザポリージャ原発攻撃を続けるウクライナ軍
 https://ecoyoko.fc2.net/blog-entry-172.html

 

日本の主流メディアも欧米と同様、グローバリスト勢力のプロパガンダ・マシーンなので、プーチンのような反グローバリストを叩く報道しかしないことに気付いている方は、日本にどのくらいいらっしゃるのでしょうか。3.11後の偏向報道や本間龍さんの「原発プロパガンダ」などで、以前からメディアの問題に気付いていらっしゃる方が多いかもしれませんが。

 

グローバリストについては、以下のブログ記事に書きました。
http://ecoyoko-archive.seesaa.net/article/489524746.html
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(関連)原発「攻撃」、双方が避難、ロシアとウクライナ、ザボリージャ巡り(朝日 2022.8.6夕刊、8.7、9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/194377
(関連)ウクライナの核の安全に懸念 NPT委が最終文書素案:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/195855

(関連)ウクライナ、ザポロジエ原発の非武装地帯化を提案(ロイター) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e3ee732d8de02586e4b7bd49098d376ee2ba6cae
(関連)ザポリージャ原発再び砲撃 放射性廃棄物保管所の近くに5発(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4f7d0ba0dca943db120bc8196210aa6261b3cc21
(関連)ロシア軍占領のザポロジエ原発で火災か ウクライナとロシア双方「相手が攻撃」と主張:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/194377


(愚かなり、ドイツ社民党・緑の党・自由党連立政権)
(1)(別添PDFファイル)揺らぐ独の年内「脱原発」、3基の運転延長論強まる、ロシア 天然ガス供給制限(東京 2022.8.7)
 https://www.chunichi.co.jp/article/522368
(2)ドイツ「緑の党」左派を変えたウクライナ視察――元反戦政党はなぜプーチンとの「交渉による解決」を撤回したか(新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/38335936cd746126c3eaac669bcc930035d3acd2

(ドイツ政府が目指すべきは、フランスなどと協力しながら一刻も早くウクライナ戦争を停戦・和平へと導き、その後、ロシアを含めた欧州全体の新しい安全保障体制(平和共存)の枠組み構築へ大胆に動き出すことである。さすれば、天然ガスや各種鉱物資源なども含めて、愚かな「欲しがりません、勝つまでは」のような貧乏くじを国民に押付ける必要もなくなる。アメリカやNATOの戦争屋に対しては「肩すかし」をしておけばいい。「軍産情報複合体」を喜ばすようなマネはやってはいけないのだ。:田中一郎)


 <サハリン2関連>
(1)(別添PDFファイル)サハリン2 新会社設置命令、ロシア決定 2商社 対応迫られる(東京 2022.8.4夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/193760
(2)ロシアのサハリン2強権発動、代替先確保が急務 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/610914
(3)ロシア政府が「サハリン2」に強権を発動した真意 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/610888?utm_source=author-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2022-08-14


5.国葬も問題だが、こちらはさらに大問題

◆(別添PDFファイル)都教委も半旗掲揚依頼、安倍氏葬儀 都立高255校に文書送信(東京 2022.8.6)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/194182

 国葬も問題だが、こちらはさらに大問題である。悪名高き東京都教育委員会をはじめ、日本全国各地の堕落腐敗した教育委員会の木っ端役人どもが教育基本法違反のふるまいを白昼堂々と行っている。教育機関を使い、霊感商法のカルト集団=統一教会と一体になっている自民党というカルト政治勢力の「筆頭格」=安部晋三を称え敬う儀式に学校の教職員や子どもたちを動員するという。まさに「ドアホ小帝国」の臣民化教育の一環だ。

日本各地の多くの教育委員会は、頭の中が極度に右に傾いた大日本帝国ノスタルジアのチンピラ似非右翼たちに乗っ取られている。その手下が、現代版アイヒマンこと、教育委員会職員たちである。その結果、教育委員会の本来の使命が棚上げにされたまま、権限や権力が学校教育の現場で濫用され、学校が似非右翼たちのアナクロニズムのグロテスクなお題目を広宣流布する「イデオロギー洗脳鍛錬場」と化してしまっている。戦前の大日本帝国時代と酷似してきているのである。

この違法行為を実施した関係役人どもは「処分」する必要がある。もちろん教育基本法違反の罪である。簡略な訓告程度ではない。無期停職を含め厳罰にする必要ありである。また、通知を受けた各学校は、「教育基本法違反=学校の政治的中立+公序良俗違反」との付箋をつけ、その通知文を教育委員会に送り返せ!

(関連)半旗掲揚を強制しない申し入れ(東京地域ネットワーク)
 https://docs.google.com/document/d/1vrRY36SWqWRm6wAoDZo9Kh6dsEiVRldB/edit

(関連)「教育の政治的中立性を侵害する」仙台市の“半旗掲揚要請”に市民団体が抗議 - tbcニュース│tbc東北放送
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/118324


 <安倍晋三の国葬関連>
(1)安倍氏香典、歳費から2000円 衆院:時事ドットコム ⇒ 何だコレ! 反対する野党はいないのか!?
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072600778&g=pol
(2)安倍3代にわたる統一教会との蜜月関係を、なぜ大新聞は追及しないのか(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/63566f0441cb00707ba7a3499e2d202d9142819a
(3)(別添PDFファイル)闘論席(小林よしのり 『週刊エコノミスト 2022.8.16』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220816/se1/00m/020/002000c
(4)吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸- 国葬は民主主義を破壊する
 http://yjtanaka.blogspot.com/2022/08/blog-post.html
(5)(別添PDFファイル)安倍国葬、旧統一教会政局、自民党の非常事態勃発(鮫島浩『サンデー毎日 2022.8.21,28』)
 https://mainichibooks.com/sundaymainichi/

 <田中一郎コメント>
 上記の田中利幸さんのコメントだけれど、最初のところの「7月8日、安倍晋三が殺害されるや、どの政党の党首も、そろって「民主主義を破壊する卑劣な暴力行為は決して許せない」という内容の声明を出した。これは当然の発言で、誰も異存は全くないはずである。」は少し違うのではないか。これまでのマスコミ報道からの情報では、容疑者は統一教会に家庭を破壊され、その統一教会に安倍晋三が肩入れをし応援するようなことをしているのを見て「許しがたい」と思い、積年の恨みを安倍晋三にぶつける形で犯行に及んだとされている。であれば、これは「民主主義を破壊する行為」というよりは、たまたま安倍晋三の街宣中にそのスキを狙い、「個人的な怨恨を晴らすため」に犯行に及んだものとするのが一般的な見方ではないか。民主主義云々の話は、この事件の実態からは少しずれていて、脚色されているように感じる。少なくとも「政敵を殺す」という形の政治犯ではないだろう。こうした脚色を看過すれば、安倍晋三氏の民主主義的な政治活動がテロにより破壊されたとして、民主主義を守るためにも安倍晋三の国葬は必要だ、などというトンデモ理屈に持っていかれないとも限らない。実態とずれた表現は避けた方がいい。


6.下村博文と統一教会(その2)
 8/14の「いろいろ情報」の続きです。

(1)(別添PDFファイル)統一教会「名称変更と「下村博文」問題、前川喜平・有田芳生が核心証言(倉重篤郎『サンデー毎日 2022.8.14』)
 https://mainichibooks.com/sundaymainichi/backnumber/2022/08/14/

(2)「旧統一教会問題」で野党合同ヒアリング開催 前川元文科次官「イエスという判断ができる人は事務次官か当時の下村大臣だということになる」 - TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/116038

(3)下村博文氏に「安倍さん以上の嘘つき」と批判の声 旧統一教会の名称変更で無理スジの釈明|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309355

(4)追い詰められる自民党…旧統一教会の名称変更問題で「下村議員許すまじ」と文科省反乱か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309247

(5)ゴゴスマ石井亮次アナ「えっ?」 旧統一教会名称変更…下村氏が文化庁にブン投げ(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e6f3da02054aae26413eccc010d96028c2a676eb

(6)ひろゆき氏、自民・下村博文氏に提言「末松文科大臣に“統一教会を調査して”と言うべき」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/032c7fef377562994979fcc51d64f5a412f3e65e

(7)下村氏-支援者-に教団系幹部|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/topics/bn/220727575969/

(8)下村博文氏「責任感じる」旧統一教会の名称変更当時の文科相 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220804/k00/00m/010/151000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220804

(9)旧統一教会から名称変更「当時の文科相の意思だ」…元次官指摘、下村・末松氏は否定 - 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220806-OYT1T50108/

(10)山谷えり子「私は関係ない」、下村博文「文化庁に聞いて」…旧統一教会 “ズブズブ” 疑惑議員にSNSで厳しい声(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c25e1676f1547ead7ce3cd079e9b7642fbe6b2df

◆「下村氏の大臣としての指示がなければ名称変更の認証はあり得なかった!」~8.4社民党「国葬反対! 政治と旧統一教会の関係解明チームヒアリング」―講師:山口広弁護士(全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長) - IWJ Independent Web J
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509277

◆岸田新内閣には神政連関連18人、日本会議関連11人…“差別容認集団”と蜜月関係の閣僚ズラリ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309731

(まさに「カルト政党=自民党」「カルト政権=岸田文雄内閣」である。統一教会との一体化を隠しても、他にもぎょうさんあるある、カルト大辞典のようだ。さながら反社会的勢力政党そのものだ。日本破壊の元凶と言ってもいい。:田中一郎)
草々

2022年8月14日 (日)

本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.海の異変 しのびよる酸性化の脅威 - NHKスペシャル
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/p3KAyJQ0J4/

(関連)20220717「海の異変 しのびよる酸性化の脅威」NHKスペシャル - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x8cq5rp
 https://www.dailymotion.com/video/x8cq5rp

(地球温暖化のリスクよりも、私は海洋酸性化や酸性雨、熱帯雨林の破壊や戦争、あるいはシベリア開発や海底開発などによる生物多様性の破壊リスクの方が心配です。今の海は弱アルカリ性ですが、これを大気中のCO2が海に溶け込むことで酸性化させることは、人類や生物の生存にとっては深刻な事態を生み出すことになるように思えます。はたして、この番組が示唆するような「広大な海の酸性化」が起きるのでしょうか? 番組では、海水温が低いほどCO2は海に溶け込みやすく、炭酸カルシウムの殻で体を覆うプランクトンの体が解けて死滅していき、食物連鎖で海洋生物群(たとえばサケ・マス)の個体数が激減するというシナリオを伝えていましたが、ひょっとするとこれは「現在進行形」なのかもしれません(日本の河川を遡上する産卵期のサケ・マスの個体数が年々減少している)。全海洋の酸性化ではなくても、北方の海洋での酸性化だけでも、私はダメージが大きいように思います。上記の番組VTRを是非ご覧ください。(化石資源の利用による海洋環境の破壊には「プラスチックスープの海」=マイクロプラスチック汚染もあります):田中一郎)


2.三浦綾子生誕100年特別企画 いのちの言葉つむいで – BS朝日
 https://www.bs-asahi.co.jp/inochinokotoba/

(関連)生誕100年記念事業 - 三浦綾子記念文学館公式サイト
 https://www.hyouten.com/100th

(関連)氷点〔正〕上・下-三浦綾子/〔著〕(角川文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032768702&Action_id=121&Sza_id=B0
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032768703&Action_id=121&Sza_id=E1

(今年は故三浦綾子氏の生誕100年だそうです。たまたま見つけたBS番組を見ました。1時間の放送でしたが、なかなかいい番組だったと思います。北海道を旅行した際に旭川市にある三浦綾子記念館にも行ったことがありました。北海道・大雪山のふもとに暮らし、その大自然と美しい風景の中から生まれてきた清流のような三浦綾子氏の小説は、私は「氷点」「続氷点」と「塩狩峠」しか読んでいませんが、いずれも感動に胸を打つ記憶に残る小説でした。放送の中でも伝えられましたが、同氏のデビュー作でもあり、多くの人々の心を揺り動かした小説「氷点」のラストシーンで、主人公の陽子ちゃんが雪の中に体を横たえて自殺をはかることがわかると、全国から「陽子ちゃんを死なせるな!」の声が沸き上がったと言います(1960年頃)。私はこの小説はずいぶんと後になって読みましたが、私もまた、読みながら「陽子ちゃん、死ぬな!」と心の中で叫んでいたように記憶します。まだお読みでない方がおられましたら、みなさまにもご一読をお勧めしたい小説です。それにしても、故三浦綾子氏が、生前は結核や脊髄カリエスなど、様々な病魔に襲われた苦難の人生であったこと、その苦難から同氏を救い出したのが2人の男性とキリスト教への帰依であったことは知りませんでした。見ておいてよかった番組だと思います。:田中一郎)


3.10回目を迎える「福島映像祭」へのご支援をお願いいたします!運営費寄付キャンペーン
 https://syncable.biz/campaign/2770

(関連)市民部門上映&トーク「わたしが伝える福島」|ふくしまのこえ
 https://fukushimavoice.net/2022/08/4708/
(関連)上映&トーク「分断の溝を埋め、沈黙を破る~チェルノブイリと福島~」|ふくしまのこえ
 https://fukushimavoice.net/2022/08/4718/


4.沖縄県知事 玉城デニー OFFICIAL WEBSITE
 https://tamakidenny.com/

(関連)玉城デニー沖縄知事 事務所開きダイジェスト - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=39NKXXItbY8

(忙しくて時間がなければ全部を見る必要はありませんが、ともかく何度もアクセスをして5分間以上ご覧ください。ネット検索で、このサイトが上位に来るように、みんなで協力して、沖縄県知事選の玉城陣営(動画)サイトへのアクセス件数を増やしてください。選挙結果に大きく影響するそうです、:田中一郎)


5.アベやめろ! アベ国葬やめろ! 国葬やめろ!
 私は「安倍晋三の国葬」に反対であるだけでなく、「国葬」そのものにも反対です。国葬禁止法を制定すべきです。

(1)20220809 UPLAN【訴状提出デモ・記者会見】国葬差し止め行政訴訟訴状提出 – YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7O7lCOyF4tI&t=4s
(2)20220810 UPLAN 安倍晋三元首相の国葬に関する閣議決定並びに予算執行差し止め仮処分命令申立事件 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bCD1fYiq49o

(3)安倍氏の国葬差し止め求め提訴 市民団体「憲法違反」、東京地裁(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e45769004e80e853eee8258719b491602786a7a0
(4)前田朗Blog- 安倍晋三元首相国葬差止等請求事件訴状
 https://maeda-akira.blogspot.com/2022/08/blog-post_9.html

(関連)安倍元首相の国葬賛否に欠ける「英霊崇拝」の憂慮 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/609162

(イベント情報:「安倍「国葬」やめろ!緊急集会」とデモ=8月16日18時、新宿駅西口一階)


6.(チラシ)国連避難民の人権に関する国連特別報告者(ダマリー氏)の訪日調査にご支援ください(2022年8月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWixCkcHHzS_EKfn?e=AeXfSh

(関連)国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を実現する会
 https://ceciliajimenezamary.livedoor.blog/


7.幻冬舎・見城徹氏の怒り収まらず 木原誠二氏の釈明に反撃「人の痛み感じない政治家」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e22f07beaf7b5bc565684f6a74f9fab9472c4668

(関連)木原官房副長官秘書が旧統一教会関係団体会合出席 磯崎氏も行事に - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220810/k00/00m/010/471000c
(関連)内閣官房副長官 木原誠二 (きはら せいじ) - 第2次岸田改造内閣 閣僚等名簿 - 内閣 - 首相官邸ホームページ(衆:東京20区)
 https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/meibo/daijin/kihara_seiji.html


8.その他
(1)“嫌疑なし”で元局長ら不起訴…入管施設でスリランカ人女性が死亡した問題 遺族ら検察審査会に審査申し立て(東海テレビ)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/93b8268f141ea2020993243ea2aa7ecc197aa84d
(2)加速する概算要求基準の「形骸化」...青天井で例外多く 予算の肥大化防ぐ役割、まったく果たせず - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/8a1c245a34b482602eccf602a2920866f8d7a72f
(3)山崎雅弘氏×内田樹氏が対談。なぜこの国はこんなに人を粗末に扱うのだろうか?(週プレNEWS)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fd39608403b7ba028d19acedb3cf00af50f28cf8
(4)残存盛り土撤去、行政代執行へ 熱海土石流、命令期限に静岡県(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f0820d3cee9dc20aae018158fcbc2bb65f6880de
(5)日本年金機構 徴用被害者に「厚生年金脱退手当金」99円支払い - 聯合ニュース
 https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20220803003200882

(韓国を完璧にバカにしている振る舞いだ。韓国の人たちが怒るのも当然である。この「下劣外交」を行った責任者を処分せよ!:田中一郎)
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「本日(8/14)のいろいろ情報:(1)卓越「御用」大学への道と日本「処世術」会議、(2)ウクライナ戦争に関する「アムネスティITL報告」、(3)「経済安全保障推進法」を廃止せよ(4)下村博文と統一教会(その1)他」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)「台湾有事」政府どう動く、元防衛相・自衛隊元幹部ら机上訓練(朝日 2022.8.9)
(2)制服組も防衛予算査定、省内調整、文民統制に影響懸念(東京 2022.8.9)
(3)大学の解体、民主主義の解体、「稼げる大学」法案を貫く統治理性(イントロ部分)(駒込武『世界 2022.8』)
(4)経済安保法と防衛産業(イントロ部分)(望月衣塑子『世界 2022.8』)
(5)先端技術、民間人調査に意欲、高市新大臣「経済安保に必要」(朝日 2022.8.11)
(6)学術会議「国の機関」維持、候補者 政府が再選考提案(毎日 2022.8.6)
(7)名称変更、異例の大臣報告、統一教会と文部科学省(東京 2022.8.9)
(8)野党合同ヒヤリングの復活(前川喜平 東京 2022.8.17)


1.戦争国家へズルズルと
 のど元過ぎれば熱さ忘れる、原発事故も戦争も、それがもたらした巨大な悲劇と邪悪は、時間がたてば「薄れて消える」のでしょうか? 戦争のリアリズムを失い、「平和ボケ」の頭を振り絞って考えた結果が、下記のようなことなのでしょうか。政治が主導して日本を破壊していく、その代表例が「原発と戦争」です。「昔陸軍、今原発」=「ドアホ小帝国」の臣民たちのシンボルと言えるでしょう。

(1)(別添PDFファイル)「台湾有事」政府どう動く、元防衛相・自衛隊元幹部ら机上訓練(朝日 2022.8.9)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15382122.html

(「住民の安全な避難」をどうするかの検討をしていた、というような報道です。アホらしいとはこのこと、反吐が出るような偽善丸出し、そもそもこういう机上訓練をすること自体が日本国憲法違反、戦争などしなければいい、台湾戦争が起きないように政府が動けばいい、南西諸島に軍事基地や設備を置かずに非武装地帯にしておけばいい、だけの話。にもかかわらず、アメリカと一体となって中共中国を挑発している張本人たちが、「台湾有事」での「住民の安全な避難」について「机上訓練」するという。戦争屋たちの「夏の夜の夢」です。ここにいる連中はすべて「自分たちが戦争の最前線に行って敵軍と殺し合いをすることはない、私、指揮命令する人、あなた戦争で殺し合いをする人」、と思っているのです。かつて大日本帝国の時代に大本営にいて戦争を指導し、「生きて虜囚の辱めを受けるなかれ」と訓令を垂れて、多くの兵士や一般住民を死に追いやり、自らは敗戦ののち「生きて虜囚の辱めを受けた」人間たち、それと同類の人間のカスどもが戦争のリアリティを失ったまま戯言ゲームをしているということです。:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)制服組も防衛予算査定、省内調整、文民統制に影響懸念(東京 2022.8.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/194660

(アジア太平洋戦争、ないしはその前の中国侵略戦争を、「防衛戦争」などと称して強引に突っ走って、大日本帝国を滅亡させたのは昭和軍閥の軍人たちでした。その亡霊のような連中がつくった自衛隊という戦力=軍隊=軍人が、政治に口を出す仕組みをアベ政治が創ってしまっている。いよいよ予算にまで口出しするようになった。これを放置すれば、大日本帝国の二の舞となるのは時間の問題。シビリアンコントロールはビビリアン・コントロールとなるのです。故安倍晋三の「福島第一原発は完全にアンダーコントロール」は「自衛隊は完全にアンダーコントロール」という大嘘に切り替わります。:田中一郎)

◆倍増する防衛費 何に使うのか 攻撃兵器と米国への支払いにため!-【半田滋の眼 NO.61】20220727 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Bz-76x-HTaI

 <関連サイト>
(1)「核武装」論者は現実を知らない 圧倒的な緊張感が支配する米国「核抑止の現場」(新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a4a386f11e5521a0b7fb7b8af927594dc4c075ce
(2)米中緊迫には裏がある ヨボヨボのバイデンに隷従の危うさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309426
(3)ペロシ米下院議長の訪台計画、沖縄の懸念高まる 玉城知事「冷静に対処を」嘉手納基地には米本国からの飛来相次ぐ-琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1559697.html 
(4)戦後処理、先送りしないで 被害者救済求める4団体(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/19621b512b4fde73603e76770ea70cc7abeb62b4

(戦後、軍人・軍属の遺族に対しては手厚く処遇するとともに、一般国民(及び「在日」)の戦争被害については「仕方がない戦争だったのだから耐え忍べ」として切り捨てられた。これが「ドアホ小帝国」の実証された戦争処理方針であり、今後もまたそうであることは福島原発事故の後始末の有りようを見ていればよくわかる。要するに「戦争と原発」の被害は(一部の特権階級を除いて)切り捨てる、ということだ。だから上記でご紹介した台湾有事の際の「住民の安全な避難」をどうするかの検討など、バカバカしく、反吐が出るような偽善だ、と申し上げている。:田中一郎)


2.「卓越(御用)大学法」と「経済安全保障推進法」が進める「支配権力・巨大資本による科学の包摂」

◆国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律案:文部科学省
 https://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/mext_00024.html

◆経済安全保障推進法の審議・今後の課題等について:内閣官房 2022.7.25
 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/keizai_anzen_hosyohousei/r4_dai1/siryou3.pdf

「国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律」(「卓越大学法」)に加えて「経済安全保障推進法」がセットで法律制定され、まもなく「大学ファンド」や、最高意思決定機関の「協議会」「合議体」なるものが大学の外に創設されることになる。日本のアカデミズム=言い換えれば、日本の科学・学問・研究が、支配権力や巨大資本により包摂され、科学は似非科学へ、学問は御用学となり金儲けの手段とされていく時代が到来する。まずは「卓越大学」という「大学特区」を創って実験的にその運営を開始し、モデルとなる「卓越大学」を「卓越した御用大学」へと再編していく、そんな段取りである。

具体的にリアルに申し上げれば、日本のアカデミズムが、一方で支配権力(自公政権)の下僕となり(今ならば文句も言わずにせっせと軍学共同にいそしむ大学)、他方で、巨大資本の商品開発の使い勝手のいい下請け(安上がりに大学での研究を利用し、利益の大半は資本が独り占めし、要らなくなったらいつでも容赦なく切り捨てる)機関と化していくということだ。事態は一気には進まず、じわじわと、真綿で首を締めるように、時間をかけて「ゆでガエル」大学にされていくだろう。そして私が懸念しているのは、この「アカデミズム抹殺」政策に対して、当の大学当事者たちの多くに、危機感の欠如と頂点盲従型の事大主義を感じることである。「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」のヘタレ牛状態は、それを典型的に現しているように思えてならない。

大学の研究者たちに申し上げたい。立ち上がるのなら今だ。時間がたてばたつほど情勢はひどくなり、自分たちの存在意義は、反吐が出るような連中の下僕ないしは下請けとしてしか、ありえなくなる事態が間もなくやってくる。かつてドイツのニーメラー牧師が戦後にナチス・ファシズムについて語った「後悔」の言葉をよくかみしめることである。既に、下記のような「先駆け」ならぬ「抜け駆け」御用志向大学も早速現れている始末である。カネ(研究費)をもらえれば何でもやりまっせ、のこの姿勢こそ、21世紀の巨大な悲劇を招く第一歩となるのだ。(違うというのなら、下記の記事を書いた日本経済新聞社に対して両大学は強い抗議を申し入れ・公開してみよ!)

(関連)東工大・東京医科歯科大が統合協議 「10兆円ファンド」支援対象目指す- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE083WT0Y2A800C2000000/

◆マルティン・ニーメラーのことば
 https://www.syuppan.net/kyoto/s2-kan-07.htm


(1)(別添PDFファイル)(必読)大学の解体、民主主義の解体、「稼げる大学」法案を貫く統治理性(イントロ部分)(駒込武『世界 2022.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWnDbujQElbbuyhV?e=98B0aX

 <田中一郎コメント>
 この論文は、「稼げる大学」=「卓越(御用)大学」が、国会でほとんどまともな審議もなされず可決成立したこと、この法律が大学の自治や学問研究の自由をカネと権力の力で踏みにじり、「軍産学情報複合体」形成へ向けてのスタートダッシュになることなどが書かれた「卓越」した論文である。この構想を推し進める政治家や官僚たちを、昭和の「革新官僚」や昭和軍閥・関東軍参謀本部に例えているところも大いにうなづける。こうした論文をお書きになる現役の大学教授がいらっしゃることが、現段階では何よりの「救い」である。表題にある「大学の解体」は、文字通りの「解体」ではなく、「学問・研究の府」「理性と知性の砦」としての大学が解体され、「支配権力・巨大資本に包摂」された、その下僕ないしは下請けとして「再編」される大学、という意味である。

そして科学は似非科学となり、学問は御用学と化していく。アカデミズムは死を迎える。かような法律は、まずもって民主主義が解体されていなければ成立しなかっただろうとは、まさにおっしゃる通りで、今日の日本の政治体制はアベ長期政権を経て「2012年体制」という「長期腐敗政権」が出来上がり(白井聡著:角川新書 下記参照)、民主主義は干からびたスルメのように干されたまま、ゴロツキ・チンピラの類が政治を牛耳って、毎年毎年、次々と日本破壊の悪法を繰り出している。その1つとして「卓越大学法」と「経済安全保障推進法」がある(与党やゆ党だけではない、野党第1党の泉健太立憲民主党は既に「言葉遊び」の自民ケツナメ・グータラ集団に転落していて、国会では悪法の歯止めが利かない)。

みなさまには、下記の2冊の図書とともに、この論文を是非ともご一読しておいていただきたいと願っています(原本にあたってください)。

(関連)「私物化」される国公立大学-駒込武/編(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034240643&Action_id=121&Sza_id=E1

(関連)長期腐敗体制-白井聡/〔著〕(角川新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034345777&Action_id=121&Sza_id=A0


(2)(別添PDFファイル)経済安保法と防衛産業(イントロ部分)(望月衣塑子『世界 2022.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWpB_s6bTHlDE1ef?e=UWqYNK

(望月衣塑子東京新聞記者の久しぶりの論文を拝見した。新しい観点からの「経済安全保障推進法」批判が書かれている。望月衣塑子氏は記者としてだけでなく執筆活動も活発で、最近は下記の著書を上記の白井聡氏と共著で出版しているようだ。さっそく買いに行ってこよう。:田中一郎)

(関連)日本解体論-白井聡/著 望月衣塑子/著(朝日新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034371817&Action_id=121&Sza_id=GG

◆(報告)(6.27)(緊急編)オルタナティブな日本をめざして:「徹底解説「経済安全保障推進法」 =危険な現代の国家総動員法」(海渡雄一弁護士 新ちょぼゼミ)(2022年6月27日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-888fe3.html
 https://www.youtube.com/watch?v=4KPI5u6x5zQ&t=29s

 <「経済安全保障推進法」関連サイト>
(a)「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離 (2022. 8. 12 ) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=aHVywJTuO58 
(b)経済安保法の「特定重要技術」軍事転用可なら非公開に:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/525737?rct=economics
(c)(社説)科学と研究 軍事転用への警戒常に:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15386175.html?iref=comtop_Opinion_03
(d)経済安保法「どこまで厳しいのか」 企業に緊張と戸惑い- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1625N0W2A510C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220614_A
(e)再び4つ:①国際デジタル課税・最低法人税率の協定延期、②アベスガキシダ科学技術政策が技術立国を破壊している、③2大政党制という虚構の失敗イデオロギーにしがみつく政治学者=山口二郎、欧州巨大IT規制について 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-1a0165.html


(3)(別添PDFファイル)先端技術、民間人調査に意欲、高市新大臣「経済安保に必要」(朝日 2022.8.11)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/caafdac5616789b01d7ff703c1e311c53808edfa

(安倍晋三の尻尾にしがみつきながらのし上がってきたチンピラ似非右翼のロクでもない女=高市早苗、言っていること・考えていることが単純体細胞で底抜けのスカタン内容、実際に提唱していることが実現した時の弊害や害悪の大きさには想像も及ばずで、愚かなことを権力濫用であたりかまわず打ちまくる猪突猛進。こういうのが一番危険なのだ。下記に「セキュリティークリアランス(適性評価)」についての「軍学共同反対連絡会」MLで出ているコメントもご紹介しておく。

◆「セキュリティ・クリアランス」中日新聞報道などについて
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中日新聞8月13日「経済安保法の「特定重要技術」 軍事転用可なら非公開に」 
https://www.chunichi.co.jp/article/525737?rct=economics

これは有料記事です。前半では経済安保法で決められた内容について、「特定重要技術」の研究成果のうち機微情報については、協議会参加メンバーには罰則付きの守秘義務を課すことが紹介されています。しかし政府は、協議会内だけではなくより広く研究者に対する「セキュリティー・クリアランス」制度を来年にも法制化しようとしており、協議会での情報管理はその先取りです。それについて、中日新聞は記事後半でこう記しています。(以下要旨)

「クリアランス制度は機密情報を海外当局と共有する上で不可欠だとして、経済安保推進法の策定段階で導入が検討されたが、資格審査に身上調査が必要なことから慎重意見も多く見送った。政府が導入を検討する「セキュリティー・クリアランス」は、国が保有する情報の取り扱いを民間の研究者や技術者にも限定的に認める仕組みだ。法制化が実現すれば、米国など有志国との間で次世代技術に関する情報共有や研究協力が進むメリットを見込める。その一方、資格審査の身上調査では民間人へのプライバシー侵害の恐れがある。

小林大臣は春の国会審議で、クリアランス制度について「検討課題になり得る」と述べ、海外での導入事例を調査していると明言した。衆参の内閣委員会は政府に法制化を求める付帯決議を与野党の賛成多数で可決した。米国の制度は情報を秘密保護の重要度合いに応じて三段階に分け、資格保持者に限定してアクセスを認める。ただ、米国並みのクリアランス制度にはハードルも高い。米国では民間人に対する資格審査で、国家への忠誠度や犯罪歴、薬物使用歴、財産などの調査を行い、本人に加えて家族も対象となる。

日本の政府関係者は「米国のような制度がすぐに日本で受け入れられるとは思えない」と話す。政府はまず「特定重要技術」の研究開発で情報保持の対象を少数の民間研究者に絞り、過度な負担とならない形での情報管理を試みる考えだ。この運用状況を参考にしながら、安保の専門家や経済界からも今後意見を聞き、クリアランス制度の法制化について必要性を見極めていく。」

米国のような制度がすぐに受け入れられないとしても、ゆくゆくはそれを狙っているのでしょう。来年国会にかけられる前に、今から大学や研究機関でこの問題について議論していかなければなりません。
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(支配権力による「資格審査の身上調査」は、既に特定秘密保護法により法制化されて、国家公務員その他に対して実施されています。また、マイナンバーカードの国家公務員・地方公務員・関係団体職員への押し付けや、教育現場での「日の丸・君が代」の教員や生徒への強要も、一種の「資格審査の身上調査」のようなものです。ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984」が、少しずつ現実化しています。「ドアホ小帝国」の臣民化政策が進行中です。:田中一郎)


3.(別添PDFファイル)学術会議「国の機関」維持、候補者 政府が再選考提案(毎日 2022.8.6)
 https://mainichi.jp/articles/20220805/k00/00m/010/094000c

(関連)学術会議、会員推薦ではない独自候補増へ 次期会員改選で方針 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220419/k00/00m/040/258000c
(関連)学術会議見直し、政府案を修正へ 自民PT座長に一任 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220808/k00/00m/010/305000c
(関連)学術会議“政府側から来年の候補者選考での解決も一案と提案” NHK - 日本学術会議
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220810/k10013764331000.html

 <田中一郎コメント>
 日本のアカデミズムを代表して、日本学術会議は断固たる態度で毅然と政府の方針を批判し、また、総合科学技術・イノベーション会議を中心に進められている日本の大学政策・科学技術振興政策を厳しく糾弾しなければならないところなのに、ヘタレ牛会長を筆頭に、「日本学術会議」が「日本処世術会議」に変身して、ノラリクラリの優柔不断の態度を繰り返している。だから、そこに政府・政権への忖度報道を常とするマスごみに付け込まれて、「あること・ないこと」を混然一体に報道されて、あたかも日本学術会議が政府方針に引きずられているかのような印象を受ける事態になっているという批判が出ている。確かにそういうマスごみ報道の脚色・演出・曲解や我田引水・忖度報道もあるでしょう。しかし私は、これまでの一連の経緯から見て、「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」のヘタレ状態がもの事の混乱を招いていると見る。「学者はいかに乞食たりうるか」とは、かつての私のゼミの教授の口癖だった。その覚悟ができていない似非アカデミズムが日本に充満し始めている。

(私が他のMLに発信したメール)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆「日本学術会議」を信頼できないという悲劇

東京での新聞紙面を見ているだけではつかまえられなかった情報が●●様のメールでよくわかり、さしあたりほっとしています。しかし私は、これまでの「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の態度や、そのヘタレ牛会長の言動から、この組織や、この組織を牛耳る人たちに対して、全幅の信頼を置くことができません。

たとえば、たしかに総会では、「候補者は正当に選んでおり、選考のやり直しはありえない。やり直しをすれば、会員選考に問題があったと認めることになる」など、しごくもっともな意見が大半を占めていたと、新聞紙面でも伝えられていましたが、しかし、それは意見表明した方々がそうであったということであって(そういう方々がまだいらっしゃることが貴重であり救いでもありますが)、さて、この組織全体がそういう意見で大半を占めているのかというと、私は怪しい限りではないかと疑っているのです。

また、ヘタレ牛の会長にしても、記者会見ではもっともらしいことを言っているようですが、さて、これから岸田文雄自公政権・政府との対立が極まっていき、また、「G7科学サミット」が終了して、いよいよ政府政権との全面対立が頂点に達した時に、はて、この会長は腰折れせずに頑張れるのかどうか、そこも大いに不安です。この会長からは、日本のアカデミズムや学問・科学が、支配権力や巨大資本の軍門に下るかどうかの瀬戸際に来ているのだ、という強い危機意識はあまり感じられず、いつ何時、頑張ったけれどもここまでです、不本意ながら妥協いたします、などということを言い出すのか、わからない頼りなさというか、根性のなさというか、そういう無責任さを感じるのです。

「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の委員たちは、今後、どうしていくつもりなのでしょう? 選挙で大勝して強気になっている政権・政府を相手に、徹底抗戦する覚悟は決まっているのでしょうか、私は怪しい限りだと思っていて、それはそのまま、「卓越大学法」や「経済安全保障推進法」が制定された今日の大学で、既にそれに尻尾を振る大学が出てきているかに見える、その憂うべき日本のアカデミズムの現状とつながっていくのです。

大学の自治を放棄し、真実を探求する科学や学問の魂を売り渡すようなアカデミズムであるのなら、私はない方がいい、と思っています。事態はそこまで来ているような気がします。きれいごとでは、もう済まないのです。
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◆日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html


4.日刊IWJガイド・非会員版「10日発行『【号外】アムネスティが「民間人を『人間の盾』にするウクライナ軍は市民を危険にさらす」と報告書公表!』に反響がありました!」2022.8.13号~No.3621号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51181

◆【号外】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが「ウクライナの戦闘戦術は市民を危険にさらす」との報告書を公表! ゼレンスキー大統領は「加害者と被害者を同じレベルに置く報告は容認できない」と猛反発! アムネスティのウクライナ支部トップは抗議の辞任
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509470

(一部抜粋)8月10日発行の「【IWJ号外!】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが『ウクライナの戦闘戦術は市民を危険にさらす』との報告書を公表!」で紹介したアムネスティ・インターナショナルの報告書の論評をIWJが全文仮訳!

(ロシアとウクライナの「戦争屋」たちが、ウクライナ国土と一般市民の命と生活を犠牲に暴れまわっています。そもそもこの戦争を仕掛けたのはアメリカの「軍産情報複合体」と、その代理店であるアメリカ民主・共和両党にいるネオコン政治家ども(「全米民主主義基金(NED)」などを含む)、その挑発にロシアのオレサマ戦争屋(その総大将がプーチン)が乗って、愚かにも国連憲章=国際法違反の他国侵攻軍隊を出した、というのがウクライナ戦争の実態である。ウクライナ・ゼレンスキー政権は、ネオナチを含む暴力極右が牛耳る時代錯誤のナショナリズムを高く掲げ、アメリカの「軍産情報複合体」と連携しながら「欲しがりません、勝つまでは」を一般市民に強要している。

東ウクライナをめぐる和平協定だった「ミンスク2合意」を踏みにじったのもゼレンスキー政権なら、一般市民男子の国外避難を禁止して戦闘行為を強要しているのも、ウクライナ国内での言論や報道や政治活動の自由を(プーチン・ロシア同様に)踏みにじっているのもゼレンスキー政権である。ゼレンスキー・ウクライナが善玉、などというハッタリは、アメリカ大本営・西側マスごみの忖度情報に過ぎないということだ。その実態の暴露の1つが、今回のアムネスティ・インターナショナル報告書である。ウクライナ戦争に対して私たちが挙げるべき声は「直ちに停戦して和平交渉の席につけ!」である。単純単細胞型の左翼・左派・リベラルは早く目を覚ますことである。:田中一郎)

(関連)外交努力で戦争を回避することはできないのか…ゼレンスキーには3年間の時間があった|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/307875

(関連)「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純体細胞的善悪二元論ではウクライナ戦争は解決できない=①核兵器原料&原発燃料のウランを例外にする茶番の経済制裁、②経産省現役官僚が語るウクライナ戦争他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-622f6b.html


5.下村博文と統一教会(その1)
 一般の会社や組織では、その従業員がやった重大・深刻な失敗や過失は、そのトップの「管理不行き届き」「管理体制不十分」として社長や理事長など組織トップの責任となるのは常識、その失敗の全容が明らかになる時までに、責任を問われたトップは辞任をして第一線から退くものである。しかるに、政治や霞が関官庁や原発ではそうではないらしい。統一教会の名称変更が認められた2015年当時の下村博文は文部科学大臣、名称変更の申請時と、名称変更の認可後の、2度にわたって報告を受けていたこの男が、その名称変更の責任を問われて言ったことは「それは文化庁が勝手にやったことで、オラ知らねー、責任ねー」である(後ほど「今となっては責任を感じる」と口先サービスをしているが、本音は「オラ、カンケーネー」だから、自民党を離党することも国会議員を辞任することもない)。

2015年当時、文部科学省審議官(事務次官に次ぐNO.2)だった前川喜平氏が、この問題について相談を受けた時に反対をしたにもかかわらず認可がなされたということは(前川喜平氏は1997年当時に文化庁の担当課長だった際にも統一教会の名称変更を認めなかった)、文部科学大臣であった下村博文がOK(黙認を含む)と言わなければ、実現することもなかったと同氏は証言している。その通りだろう。呆れて開いた口が塞がらない。こんな人物は、大臣はもちろん、国会議員にもしてはならない。お分かりですか、下村博文の地元=東京都板橋区の有権者・臣民諸君!

(関連)「旧統一教会問題」で野党合同ヒアリング開催 前川元文科次官「イエスという判断ができる人は事務次官か当時の下村大臣だということになる」|TBS NEWS DIG - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mJdffhm_l9k

似たような世界が、現代日本には少なくとも2つある。1つは原発。福島原発事故を引き起こした悪質政治家や官僚どもが、その責任も取らずに、原子力規制庁や政府の審議会などに再び「寄生」して原発推進を始めていること。もう一つは泉健太立憲民主党。今年参議院選挙を誤った方針で臨んで大敗北を喫したにもかかわらず、言葉遊びの「総括」で執行部責任の棚上げと退陣拒否を貫こうとしている(というよりも泉健太の代表ポジションへのしがみつき)。こちらも呆れて開いた口が塞がらない。我々有権者・国民は、こうした無法・不道徳・無責任に対して、まずは投票行動で応えるべきである。原発推進を言う政治家と泉健太立憲民主党の候補者を全員、今後全ての選挙で落選させましょう(泉健太立憲民主党は昨今、脱原発の方針もあいまい・棚上げにしているようだ)。

 <別添PDFファイル>
(1)名称変更、異例の大臣報告、統一教会と文部科学省(東京 2022.8.9)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/195082
(2)野党合同ヒヤリングの復活(前川喜平 東京 2022.8.17)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWvWaTqZ466-D8gF?e=r8Fbsd

 <関連サイト>
(1)旧統一教会の名称変更は“総理のご意向”か…認証前後「安倍首相×下村文科相」面会8回も|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309424
(2)下村博文氏「統一教会との関係を一切断つ」と明言するも国民からの激しい追及やまず(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2f4daae877c2c35311cd4511154d537172f03f72
(3)下村博文氏「安倍派後継争い」完全脱落 旧統一教会問題で求心力失い、大ボス森喜朗氏も激怒!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309374
(4)下村元文科相に新疑惑! 旧統一教会の名称変更で“駆け込み認証”の怪しいタイミング|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309305
(5)自民・下村氏「責任感じる」 旧統一教会の名称変更巡り
 https://www.47news.jp/8143384.html
草々


(追1)(疑問点です:ご存じの方はご教授ください)高レベル放射性廃液タンクの冷却不能事故の際の「蒸発乾固」までの環境放出放射能について(ルテニウム以外はほとんど環境排出しないというのは本当か?)

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◆重大事故の評価:安全冷却水系の機能喪失による放射性物質を含む溶液の沸騰継続(図)
 http://www.aesj.or.jp/~recycle/09_rsemi_thema03-2.pdf
 (上記サイトではP33の図)

 私の疑問は、再処理の結果生まれた高レベル放射性廃液の貯留タンクが冷却不能となった場合、廃液が沸騰し、その水分が水蒸気となって環境に放出されていきますが、この際に、高レベル放射性廃液に含まれる各種の放射能は、ほとんど環境に出ないで(全体の0.01%)、ただ、沸点が低いルテニウムだけが大量に環境に放出されていく、とされています。これは科学的に見て妥当なのでしょうか?

高レベル放射性廃液貯留タンクの冷却不能事態では、タンク内部の温度はそれほど高くはならないから、沸点の高い大半の放射性核種はタンク内部にとどまるということなのでしょうか? たとえば、エアロゾルのような形で、水と混じった液体のような形で環境放出されないのでしょうか? 福島原発事故では、格納容器が大きく壊れてはいないのに、大量のいろいろな放射性核種が環境放出されました。それと同じことが、この高レベル放射性廃液の貯留タンクの冷却不能事態の際に、起きることはないのでしょうか? (たとえばトリチウム(水)などは大量に出てくるのではないのかと思います)

ちなみに、ルテニウム以外は0.01%しか環境放出されないと言っているのは、上記の図に記載されている小さな注書きで、国際原子力機関(IAEA)だと書かれています。

ご存じの方、あるいは科学的推察が可能な方にお尋ねいたします。


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(追2)自民党は何故、勝ち続けるのか:4つの議論 (1)マーケティング視点の政治学、(2)シニシズム、(3)「B級国民」、(4)左翼・左派・リベラルの解決策

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今日の日本の政治の迷走は深刻なものがあります。
これを食い止め、逆転して、日本の政治を「諸悪の根源」から救い出すには、
相当の覚悟と知恵と動力が必要です。
下記の4つの議論は、その際に大いに役に立つと言えるでしょう。
原本にあたってみてください。

(1)マーケティング視点の政治学:なぜ自民党は勝ち続けるのか(堀内勇作『日経ビジネス 2022.1.3』)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00150/121700013/

(2)途方もないシニシズムが駆動していた(白井聡『長期腐敗政権』角川新書)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWXiHw51yHhHz0qA?e=BG7mqH

(関連)長期腐敗体制-白井聡/〔著〕(角川新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034345777&Action_id=121&Sza_id=A0

(3)B層戦略(小泉純一郎政権支持基盤)の意味とA層C層D層について【備忘録】|福岡のタレント・ハル公式サイト
 https://harulog.jp/32981.html
(「B級国民」で検索して、たまたまヒットしたサイトです、そのおつもりでご覧ください)

(4)野党に必要なのは若いリーダーによる地道な陣地づくり(木下ちがや『週刊金曜日 2022.7.29』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWZ8pL4boyP1XP2h?e=4785Rc

(この4番目の議論が、従来型の左翼・左派・リベラルの処方箋らしいですが、しかし、これだと、同じことの繰り返しになるような気がしてなりません。また、山本太郎(れいわ新選組)を「参政党」などと同じ勢力(ポピュリズム)ととらえ、ネガティブに見ている点も気になります。そもそも、今の野党=というよりは、野党第1党の立憲民主党に、具体的な固有名詞で「若いリーダー」となりうる政治家がいるのでしょうか? 私たちに残された時間は「空白の3年間」ですが、このまま行けば「3年後」には更にひどくなっていると心得ておくべきです。この3年間を「従来型パターン」を繰り返して無為無策のまま過ごすのかどうか、私たち自身一人ひとりが試されていると言えるでしょう。時代が「堕ちていくとき」とは「こういうものなのか」を歴史的に目の当たりにしている、と私は感じています。:田中一郎)
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以上

2022年8月12日 (金)

泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「福島原発事故11年(その3)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(関連)「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」 - ETV特集 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/786YGQG2V4/
(山田朗明治大学教授の発言が注目点の一つです)

(その次)(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「日本における電力自由化と電力システ改革(その1)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-b18e44.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.イベント情報
(1)8-13 デニー知事必勝 オンライン女性集会-沖縄県知事-玉城デニー - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xhOZG485M60

(2)「安倍「国葬」やめろ!緊急集会」とデモ(東京・新宿)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1659994940525staff01


3.青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地にしない県条例制定の署名
 https://tinyurl.com/rdz7w25j


4.(別添PDFファイル)「福祉」訴えるイタリアの右翼(日経 2022.8.9)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR220940S2A720C2000000/

(メローニ代表「イタリアの同胞(FDI)」は、ムッソリーニ・ファシスト党を源流とする極右政党だという。興味深いイタリアの総選挙前政治情勢分析です。日本と似ているところもあり、参考になる文章です。原本にあたってみてください。日本とイタリアが違う点は、イタリアがたくさんのアフリカ・中東からの難民を抱えている点です。しかし日本にも、たくさんの国内避難民が存在します。:田中一郎)


5.デタラメな外国人政策をやめさせましょう!(外国人殺人集団=入管庁の罪を問え!)
(1)ウィシュマさん死亡不起訴で不服申し立てへ 遺族在留延長に暗雲(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e163cce7525c41a4c491aa0f81e33304195e26fa
 https://news.yahoo.co.jp/articles/93b8268f141ea2020993243ea2aa7ecc197aa84d

(関連)入管収容死、検審に申し立て ウィシュマさん妹、名古屋(VTR) -中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/199695
(関連)遺族憤り「私たちが貧しい国出身だからか」 ウィシュマさん収容死で入管職員を不起訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/184063
(関連)ウィシュマさん最終報告書が示した改善策、入管の「取組状況」を検証したら中身はなかった - 児玉晃一|論座
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2022050200005.html
(関連)ウィシュマさん遺族ビザの変更認められず 「国外退去余儀なくされる可能性も」- TBS NEWS DIG (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/113298?display=1

(2)キャンペーン · 外国人を奴隷化する技能実習制度の廃止を求めます! · Change.org
 https://bit.ly/3AdctJ4

(関連)「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220324/k00/00m/040/393000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220328
(関連)「技能実習生の人権守れ」 制度廃止訴え、東京でデモ(共同通信) 技能実習生への人権侵害が後を絶たないと…|dメニューニュース(NTTドコモ)
 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2022061201000433

(3)「普通の生活がほしい」外国人同性パートナーの在留資格を求める訴訟が結審~判決は9月30日~ - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/45086/

(4)キャンペーン · ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー制作者・久保田徹さんの即時解放を求めます! #SaveToruKubota #SaveMyanmar #久保田徹の即時解放を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/bx3u7xnd

(関連)民間人を弾圧するミャンマーの軍人を留学させ、訓練を施す日本 クーデター後も受け入れ継続:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/184229


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」の単純体細胞的善悪二元論ではウクライナ戦争は解決できない=①核兵器原料&原発燃料のウランを例外にする茶番の経済制裁、②経産省現役官僚が語るウクライナ戦争他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-622f6b.html

(2)4つのこと:(1)台湾戦争への道(IWJより)、(2)商社から見た水道民営化、(3)これが「自民党統一教会」の実態だ(有田芳生さん他)、(4)民間活力・規制緩和で「食いものにされる保育園」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-2bfe20.html

(3)再び4つ:①国際デジタル課税・最低法人税率の協定延期、②アベスガキシダ科学技術政策が技術立国を破壊している、③2大政党制という虚構の失敗イデオロギーにしがみつく政治学者=山口二郎、欧州巨大IT規制について 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-1a0165.html

(4)日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d55d0d.html
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下記は他のMLに投稿した文章です。一部、加筆修正しています。立憲民主党は、「負け組選挙互助会」の愚痴の言い合いを「選挙総括」と称して茶番を行い、今年7月の参議院選挙大敗北の責任を棚上げにして泉健太執行部の温存・継続を図ろうと画策しているようです。彼らにとっては「総括」とは、いつもの通りの「言葉のお遊び」、こんなことをしていたら、国政選挙のない「空白の3年間」を無為に過ごして、3年後の参議院選挙(衆参同時となる可能性大)において、現状よりもさらに悲惨な状況を生み出すことになりかねません。立憲民主党の政治家たちの覚悟のみならず、かような選挙敗北の政治責任を棚上げにするようなふるまいは絶対に許さないという、立憲民主党支持者ならびに一般の有権者・国民の「覚悟」が求められています(今後、あらゆる選挙で立憲民主党の候補者には投票しない・落選させるという意味です)。

 <別添PDFファイル&関連サイト>
(1)(別添PDFファイル)内閣改造の日に参院選を総括、立民の敗因「提案型野党」、代わるネーミグは(東京 2022.8.11)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081001053&g=pol
(2)参院選の野党共闘、成立すれば10勝- 単純な合算に表れぬ効果 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220810/k00/00m/010/312000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220811
(3)立民 参院選総括で提案型路線などに異論相次ぐ 執行部への責任を問う声も-TBS NEWS DIG
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/114065
(4)立憲、参院選の敗北「執行部に大きな責任」泉代表が陳謝 総括素案(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b5c3c41f4e266cb9597b7aa837f9c9bc7c4fc44e
(5)参院選惨敗で立民・泉代表が“戦意喪失”か 小川淳也政調会長の「オフレコ破り」に幹部は激怒(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00b92c51d5d9e8bbccee48e69f4c70b360576de8
(6)執行部刷新求める 立民・辻元氏:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022073100123&g=pol


 立憲民主党が、自公・維新による日本破壊の政治と真正面から断固たる態度で対決し、「世直し」を求める有権者・国民の期待と要望に応えて、「市民と野党の共闘」をホンモノの一丸となったアベスガキシダ政治「終止符」運動として展開していれば、昨年の衆議院選挙も、今年の参議院選挙も、野党の地滑り的大勝利で終わっていたであろうと私は感じます。「参院選の野党共闘、成立すれば10勝」(毎日新聞)どころではなかったでしょう。それくらい、有権者・国民の、今の政治に対する不信と不満と怒りは激しいものがあります。今回の2つの選挙だけではありません。長期化したアベ政権の時代にも、チャンスは何度もあったけれども、すべて民主民進党の情けないほどのだらしなさ、立憲民主党の「市民と野党の共闘」の総大将としての自覚と覚悟と知恵の乏しさから、大敗北を続けているのです。(自公の得票数は増えていません、むしろ漸減しています。それでも立憲民主党他の野党が敗北をし続けていることをもっと重視していただきたい)(立憲民主党が選挙戦でやっていることと言えば、御用組合「連合」のご機嫌取りくらいなもの、野党第1党として、まるで失格!)

立憲民主党も、「市民と野党の共闘」も、急進的で過激になれ、と申し上げているのではありません。ごくごく常識的な政策を掲げ、日本国憲法を土台にして、脱原発とエネルギー革命を実現し、対米隷属の国柄を改めて平和国家としての道を歩み、日本経済や地方経済の疲弊で苦しむ有権者・国民に、きちんとした恒久的制度としての社会保障・福祉を少しずつ創設して生活を守り、何よりも不正を許さず社会正義に毅然と屹立する政治です。奇をてらう政策を並べ、時流テーマを無責任に追いかけ、事あれば言葉遊びに終始し、自公政権の尻をナメに行くような「提案型政治」などと言っているから、有権者・国民に見放されるのです。立憲民主党は、解体的出直しを求められています。


(関連)長野知事に阿部氏4選 共産推薦の新人ら破る(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23f5adb16ebe9378bac2c66712dd8ebc011c40f6

(立憲民主党(及び社会民主党)は、地方選挙においても、平気で自民党との相乗選挙を展開している。国政レベルで、いくら自民党を口先批判していても、地方でやっていることがこれでは、その本気度が疑われる。長野の現職知事=阿部守一は、リニア新幹線にきちんと対峙できない、腰抜けのあやふや人物、こんな人物を自民党との相乗りで推薦して選挙をするなど、もっての外と言わざるを得ない。今回は社会民主党も相乗りしている。社会民主党の日和見体質は依然として抜けない。立憲民主党が擁立した地方自治体の首長や地方議員にもひどいのが少なくない。その一例が横浜市長だ。江田憲司が連れてきたという、この山中竹春のやっていることもロクでもないことが多い(昨今では、死去した安倍晋三の「記帳所」を設けてド顰蹙を買っている)。1期限りでおやめいただくしかないのではないか。:田中一郎)


◆泉健太立憲民主党執行部は、参議院選挙大敗の責任を取り辞任せよ:「世直し」の「大道」をはっきりさせない限り、同じことの繰り返しの中、時間とともに没落・衰退への道を歩むことになる(立憲民主党支持者や一般有権者も覚悟を!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
端的に申し上げます。簡単に言えば、危機の時代の「世直し」の態勢ができていない、新しい時代を切り開く政治の中核勢力が形成されておらず、甘い見通しと中途半端な態度で毎度の選挙を10年間も闘い、全ての選挙で敗北したということです。

 

(1)御用組合「連合」は「市民と野党の共闘」の妨害勢力であり、私たちは少なくとも御用組合「連合」の執行部を「敵」とみなさないといけない。御用組合「連合」に参集している全ての労働組合が「執行部」と同じ政治的立場ではないのであれば、その「違う立場」の組合と直接、関係を築くようにすればいい。執行部に与する組合は「働く者の敵」として、「原発を推進する労働貴族」として対応するしかない。誤魔化してはいけない。

 

(2)御用組合「連合」は上記で申し上げた通りながら政党ではない。選挙戦は政党が先頭に立って闘うものであって、労働組合が主役ではないし、闘いの大将でもない。昨年の衆議院選も、今回の参院選も、敗北の原因は、ひとえに「市民と野党の共闘」の総大将である枝野幸男(衆院選)執行部、および泉健太(参院選)執行部の立憲民主党にある。かような大将では「市民と野党の共闘」は何度闘っても、絶対に勝てない、ということはお約束してもいい。ボンクラな味方の大将は敵よりも怖い、ということだ。このことについて立憲民主党が真摯に断固たる態度で反省をし、二度と同じマネを繰り返さないという誓いを立てない限り、同じこと繰り返しの中、立憲野党はズルズルと支持を失って衰退・没落していくだろうと思われる(おそらくは右派系のポピュリズム政党や暴力肯定型の乱暴な右翼勢力が伸長してくることが予想される)。

 

泉健太執行部の総退陣、「市民と野党の共闘」態勢の抜本的立て直しとホンモノの共闘、そして、明確な政権構想(共通政策とその実現順序)を早期に打ち出し、NEXTキャビネットを協力野党で形成して政権交代の準備活動を開始し(日本共産党はさしあたり閣外協力でいい)、自公・維新・国民民主党・その他の右派系ガラクタ政党とは、地方選挙においても「なれ合い」をしない、という「世直し」の決意・毅然たる態度がなければ、もはや立憲民主党を「市民と野党の共闘」の総大将にするわけにはいかない。私たちに残された時間もあまりないと考えるべきだ。私は立憲民主党が今のままなら、来春の統一選挙以降、立憲民主党の全議員候補や政治家全員をあらゆる選挙で落選させるべきであると考えている。要するに、今のままの立憲民主党なら、もういらない、「世直し」の直接ではないにしても間接的な妨害勢力と化している。もういい加減にしろよ、という話なのだ。

 

(3)「市民連合」についても、山口二郎氏が代表的であるが、御用組合「連合」や国民民主党にすり寄り、打ち出す共通政策についても、脱原発をあいまい化させたり、アベ悪法のスクラップについても優柔不断の態度を示し、それが政治的に成熟した姿勢だと勘違いをしている感がある。危機の時代の中途半端な妥協や優柔不断・日和見は、事態を益々困難にさせ、タイミングを失し、何よりも多くの「世直し」を求める有権者の失望をさそい、時間の経過とともに、じりじりと悲惨な状況に追い込まれていくことになる。

 

また、今日の市民運動・社会運動も、日々の個別問題に振り回され、従来型のワンイシュー運動を脱却できず、政治的な力を結集して中央政府の心臓部から日本の「世直し」に着手するという、最も肝心な取組に取りかかれていない。臭いにおいは元から立たなきゃダメだ、出てきたハエを追いかけていてもラチがあかない、ということを認識することさえ拒否している様子もうかがえる。つまり、「市民連合」も含め、日本の現状での市民運動・社会運動では、政権交代を経て長期安定政権を確立し、漸進的に、少しずつ日本の政治・経済・社会をまともなものに転換してくという、ホンモノの「世直し」はおぼつかないように思えてならない。何のための「世直し」か、「世直し」をどうやって実現していくのか、今のようなことをしていて「世直し」ができるのか、原点に立ち戻って、よく検討する必要があるのではないか。

 

(4)今回の参議院選で1人区で「市民と野党の共闘」が勝利をしたのは、青森、長野、沖縄の3つである(山形は国民民主党の候補であり、国民民主党は野党ではない)。この3つの県での「市民と野党の共闘」の勝利は非常に貴重だ。上記で申し上げた「全国レベル」での話では尽きせぬ現場での様々なことがあることも私には想像がつく。「世直し」の大きな方向や、大局的な政治判断に加えて、それぞれの地方や現場での経験や人間関係もまた大事であり、そうしたものを大切にしつつ、これからも頑張っていただければと思います。

 

私がいる東京都北区は、参議院選では6人区だが(東京選挙区)、今回は与野党引き分けの3対3となった。ここでも総大将の立憲民主党が機能せず、最下位当選で滑り込んだのが山本太郎(「れいわ新選組」)だった。本来であれば、立憲民主党がリーダーシップを取り、自身の候補者を1人下ろしてでも、6人中、4人の立憲野党の候補者を当選させる戦略をとり、その分の「見返り」を1人区で自党候補者への他党の本気での応援を求める、などなど、なすべきことは山のようにあったけれど、何もしなかった(やっていたのは御用組合「連合」へのゴマすりだけ)。大阪選挙区と兵庫選挙区の立民・共産の候補者調整もやりなさいと早い段階から市民は言っていたのに無視して選挙に臨み、いずれの選挙区でも共倒れしている。おそらく立憲民主党は、批判野党でいる方がラクでいい、くらいに思っているのではないかと私は疑っている。

 

そして、衆議院選挙では、私の地元は、自民・立民が候補者を立てず、公明と共産の候補者が対決する選挙区で、昨年はそれに日本維新が割って入ってきた。選挙公示当初は先頭を走っていた共産の候補者は、選挙が終わってみると最下位の3位、なんでこんなことになったかと言えば、知名度が低くて落選の可能性があった公明の候補には自民党の幹部が連日応援に駆け付け、自公が協力して組織を上げてのローラー作戦を展開、維新はTVで人気の吉村洋文を連れて来て、これまた選挙区内を選挙カーで走り回り、共産が期待していた浮動票をごっそり持っていった。他方で、共産候補には立憲民主党をはじめ、他の野党は誰一人として応援に駆けつけてこないという、おそよ「市民と野党の共闘」候補とはいいがたい選挙戦の展開を余儀なくされていた(唯一、同じ地元の青木愛氏(立憲民主党)が義理で顔を出したくらいである)。これで選挙に勝てれば不思議という他ない。この選挙区で「市民と野党の共闘」の本格展開をしていれば、本来ならば勝てた選挙区なのに、総大将の立憲民主党の「おかげ」で孤軍奮闘となって当選には至らないことになっている。これで同じような選挙戦の展開は何度目だろうか。

 

政治が主導をして日本を破壊しているのだから、その政治を変えない限り、日本はいい方向に変わることはありません。そして、日本破壊は時々刻々と進められているのだから、時間がたてばたつほど事態はひどくなり、引き返すことは難しくなる。この情勢の中で、中途半端・優柔不断・日和見・なれあい・無反省の繰り返し、を続けていく余裕は、もはや私たちには残されていないのです。
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草々

2022年8月 6日 (土)

(予約必要)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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(2022年10月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)

◆(別添PDFファイル)(チラシ)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgV6t5mF0qpLeNYKj?e=F1uTlR

 福島原発事故を巡る損害賠償訴訟で最高裁判決が出ました。生業訴訟、群馬訴訟、千葉訴訟、愛媛訴訟の4訴訟において、国が規制権限を行使しなかったことについて国の責任を認めないとの判決を言い渡しました。裁判官全員一致の判決ではなく、3対1と意見が分かれた判決でした。「原告は、訴訟を通じ、国と東京電力の法的責任を明らかにすることを一貫して重視してきました。責任を明らかにすることで、初めて被害実態に即した救済が実現すること、事故の教訓を明らかにすることで二度と原発事故による被害を起こさないことが展望できると考えたからです。今回3対1の判決となりましたが、1を得られたことは貴重な成果です。この1を多数意見にすることが当面の課題となります。その際、強調しておきたいのは、多数意見も国の主張を認めて国に責任がないと判断したわけではないということです。私たちは初心を思い起こし、後続訴訟において三浦反対意見が示した判断が多数意見となることを目指し、かつ、原発被害者訴訟原告団全国連絡会が先に取りまとめた「原発事故被害者の救済に関する共同要求」の実現に向け、すべての被害者、原発被害の根絶を願うすべての国民と連帯し、今後も闘い続けます」(生業訴訟原告団・弁護団声明より)。ご多忙の中を生業訴訟原告弁護団事務局長の馬奈木厳太郎弁護士においでいただき、今回の最高裁判決について解説していただきます。みなさまのご参加をお待ちしています(最初の1時間は主催者側よりプレゼンを予定しています)


講 師:馬奈木厳太郎(まなぎ いずたろう)弁護士
1975年生まれ。大学専任講師(憲法学)を経て現職。福島原発事故の被害救済訴訟に携わるほか、福島県双葉郡広野町の高野病院、岩手県大槌町の旧役場庁舎解体差止訴訟、演劇界や映画界のハラスメント問題にも取り組む。

 <次 第>
日 時:10月12日(水)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、セブンイレブン、
 鉄建建設本社ビルを過ぎて、次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣
 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: tanpopo3238@yahoo.co.jp  URL: http://www.tanpoposya.com/

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


 <馬奈木厳太郎弁護士のご著書>
(1)土地規制法で沖縄はどうなる? 利用される「中国脅威論」、軽視される人権-馬奈木厳太郎/編著(影書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034332978&Action_id=121&Sza_id=GG

(2)〈徹底検証〉住民・市民を監視する土地規制法-馬奈木厳太郎/著 土地規制法を廃止にする全国自治体議員団/著(かもがわ出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034273474&Action_id=121&Sza_id=GG

 <関連サイト(その1):最高裁判決>
(1)判決理由骨子.pdf
 https://drive.google.com/file/d/1AuxQ8W774gRuoh6bDnnvxe-qKh7nZZKw/view
(2)判決理由要旨.pdf
 https://drive.google.com/file/d/1-sNYnMReiRRlda9rfI3Fv2I9_0Z8ZlqI/view
(3)福島原発事故損害賠償4裁判 最高裁判決(2022年6月17日)
 https://drive.google.com/file/d/1HXum-5ZSgyn55NUpvwikWmdPlJ_q5u3d/view

(関連)裁判例結果一覧 - 裁判所 - Courts in Japan
 https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/recentlist2?page=1&filter%5Brecent%5D=true

 <関連サイト(その2)>
(1)『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟原告団・弁護団
 http://www.nariwaisoshou.jp/
(2)原子力損害賠償群馬弁護団
 https://gunmagenpatsu.bengodan.jp/
(3)原発被害救済千葉県弁護団|千葉県の弁護士による原発被害救済のための弁護団
 https://gbengo-chiba.com/
(4)TOPページ - 福島原発事故 避難者裁判を支える会/えひめ
 https://fukushima-hinansya.jimdofree.com/

 <関連サイト(その3)>
(1)最高裁判決を受けた4訴訟原告団・弁護団声明(2022年6月28日)
 https://drive.google.com/file/d/1Y3E0QptfbL6KliYxfBoqSFWYhiRMPn18/view
(2)20220617 UPLAN 原発被害者4訴訟(千葉・群馬・生業・愛媛)最高裁判決行動・報告集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JZeruea_hyg
(3)最高裁判決多数意見は民訴法違反の違法判決であり下級審への拘束力はない、三浦意見こそが、あるべき最高裁判決である(河合弘之・海渡雄一・甫守一樹・大河陽子『福島原発刑事訴訟支援団ニュース 青空 NO.14』)
 https://shien-dan.org/news-letter-no014/
(4)【白井聡 ニッポンの正体】原発事故はまた起きる!最高裁、驚愕の無責任判決 ゲスト:馬奈木厳太郎さん - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=dIljdGNGO9s

◆国の責任を最高裁が認めず! 馬奈木弁護士「事故前の対応が適切だったのかという問題に正面から向き合うことなく判断を回避! 到底受け入れられない!!」〜6.17 原発事故損害賠償4訴訟最高裁判決後の報告集会 - IWJ Independent Web J
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507186


 <別添PDFファイル>
(1)(6.17)福島原発訴訟 最高裁判決:生業・群馬・千葉・愛媛(東京 2022.6.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/184060
(2)(6.17)福島原発訴訟 最高裁判決:生業・群馬・千葉・愛媛(朝日 2022.6.18)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ6K3R5MQ6GUTIL037.html
(3)「国策」の責任、原発訴訟(上中下)(朝日 2022.6.18-20)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15327615.html
(4)群馬弁護団ニュース NO.48:最高裁 6月17日に不要判決(2022年7月)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgV9oF58GjVknkiLd?e=trYMgh
(5)原告と家族の会 たより NO.35(千葉訴訟弁護団長 福武公子 2022年6月27日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWB0bbBTkG0-wQTd?e=a08nRp
(6)最高裁、避難者訴訟で初判決、国の責任を認めない薄っぺらでいい加減な判決(イントロ部分)(添田孝史『週刊金曜日 2022.7.1』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWHVFdthC-DZodWS?e=znOV9o
(7)最高裁6.17判決について:生業・群馬・千葉・愛媛福島原発事故損害賠償訴訟(井戸川裁判を支える会・古川元晴弁護士 2022.7.13)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWIsNoAPX7QSduLr?e=WZXEGO
(8)東京電力 11年の変節、被災者への攻撃(イントロ部分)(後藤秀典『世界 2022.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWPNEu0A2mjYo4D8?e=4X4brk
(9)国の責任を「否定」した最高裁、明治憲法の「国家無答責」時代に戻すのか(山崎久隆 2022.6.24)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgWS8nzQhR9vK3Zex?e=LM1fl9

 <関連サイト(その3)>
(1)最高裁「原発事故の国の責任」認めない判決〜「国が対策講じさせても事故避けられず」 - OurPlanet-TV
 https://www.ourplanet-tv.org/45178/
(2)福島原発事故 最高裁判決文に30ページ、三浦裁判官「国の責任否定」を痛烈批判(東京 2022.6.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/185157
(3)「悔しいから、くじけなかった」 原発事故被災者群馬訴訟の原告・丹治杉江さん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/182959
(4)「原告の思いに応えていない」原発訴訟・最高裁判決で福島県弁護士会が緊急声明 - TBS NEWS DIG (1ページ)
 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/99511?display=1&mwplay=1
(5)社説:原発事故の最高裁判決 国の免罪符にはならない - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220618/ddm/005/070/131000c
(6)原発避難者訴訟“国の責任認めず” 弁護士「全く受け入れられない」(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6796d713459cf8714f42e51ae0fc3136059258bc
(7)原発避難者訴訟 国の責任否定「正義に反する」 いわき市民訴訟原告団長(河北新報) - Yahoo!ニュース
 https://kahoku.news/articles/20220618khn000027.html

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(8)裁判官 三浦 守の反対意見
 https://docs.google.com/document/d/1EIct8mDhrQ-5vy61qDi6_qyurpHGlnuj/edit


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー その1:2017-2022)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-2462a9.html
草々

 

2022年8月 5日 (金)

4つのこと:(1)台湾戦争への道(IWJより)、(2)商社から見た水道民営化、(3)これが「自民党統一教会」の実態だ(有田芳生さん他)、(4)民間活力・規制緩和で「食いものにされる保育園」他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)立憲 執行部批判相次ぐ、参院選総括の素案提示(朝日 2022.8.4)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ836JDKQ83UTFK017.html?ref=rss

(関連)立民「提案型野党」が参院選敗因 総括素案が判明、泉執行部に責任 | 共同通信
 https://nordot.app/927473496589828096
(関連)蓮舫氏 敗北した立憲執行部「刷新すべき」に「同意」、辻元清美氏の発言受け-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2022/07/31/0015517679.shtml

(「負け組選挙互助会」の愚痴の言い合いで終わるか、それとも3年後の国政選挙へ向けて「(国政選挙)空白の3年間」を充実した「政権交代の準備期間」にするか(それによって国会に緊張感が生まれ、岸田文雄自公政権の暴走けん制になりうる)、立憲民主党の「総括」は、泉健太執行部の退陣・選手交代がどうなるかにかかっている。立憲民主党支持者や有権者・国民もまた、覚悟を決めて、この頼りない野党第1党の結論に注目いたしましょう。近未来の日本の生死に関わります。くれぐれも「ナアナア」はダメです。:田中一郎)


2.キャンペーン
(1)伊方原発運転差止広島裁判-福島原発刑事裁判緊急署名参加のよびかけ
 https://saiban.hiroshima-net.org/shomei/20220515_tepco.html

(2)#安倍元首相の国葬に反対し計画の撤回を求めます · Change.org
 https://tinyurl.com/mudjnpjx
 https://bit.ly/3vGYYi8

(3)キャンペーン · ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー制作者・久保田徹さんの即時解放を求めます! · Change.org
 https://tinyurl.com/bx3u7xnd

(関連)お知らせ · ペトロナス、PTTEP、ENEOS、三菱商事、日本政府がイェタグン・ガス事業から無責任な形で撤退か · Change.org
 https://bit.ly/3P4tZDo
(関連)民主活動家を処刑、スー・チーさんを刑務所移送、悪化の一途のミャンマー情勢(JBpress) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8080f99b61afe1ada1683a6bdeaa48fe711aaf6c


3.原発事故最悪のシナリオ-石原大史/著(NHK出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034305230&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)(別添PDFファイル)書評『原発事故 最悪のシナリオ』石原大史著:誰が誰に「死んでくれ」と命じるのか=問いへの応答の書(イントロ部分)(木村英昭『世界 2022.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVo_bTmnkfCaI7D2?e=9BYnY0


4.(別添PDFファイル)除染土再利用の実証事業、福島県外でも実施へ(朝日 2022.8.4)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ835QNQQ83ULBH001.html

(放射能汚染を全国にバラマクようなもの、どうしてかようなバカなことをするのか! 所管は環境省。それともう一つ大事なことは、「除染土」とは別に帰還困難区域などから出てくる猛烈な放射能まみれの「災害廃棄物」(建築物の取り壊しガレキその他のゴミ)もまた、廃物利用で公共事業などに使おうとしているので要注意だ。詳しくは下記の吉田千亜さんの岩波書店月刊誌『世界』(2022.4)論文をご覧ください。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)閉ざされた土地(1)、出回っていた放射性廃棄物(イントロ部分)(吉田千亜『世界 2022.4』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVsdpm7K9NMXdPAr?e=JyupqF


5.関西電力「美浜原発3号機」放射性物質含む水漏れが判明 来週予定の運転再開は延期に(MBSニュース) - Yahoo!ニュース 
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b08b0decf8dec1816f772718572944f30886a777

(下記はメール転送です:一部抜粋)
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「8.10老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動にご参加を」

猛暑とコロナにもめげず、原発全廃を願ってのご活躍、ありがとうございます。(中略)美浜原発3号機では、放射性物質を含む水7トンが漏洩していることが発覚しました。水漏れがあったのは、1次冷却水ポンプにつながる封水注入フィルター室付近です(「封水」とは、高温・高圧の1次冷却水を原子炉圧力容器に送るポンプから1次冷却水が外部に漏れないようにシールするためにポンプの外側に満たした高圧水のことです)。漏れ出た放射性物質量は、220万ベクレルと発表されていますが、国が法令上のトラブルとする370万ベクレルに近い量です。

ところで、関電の原発では、今回と同様に、再稼動を目指して準備してきたにも拘らず、再稼働の直前、直後にトラブルが頻発しています。このことは、配管腐食、機器の損傷、機器の点検や保守・交換時の施工ミス(ボルトに閉め忘れや溶接ミス等)は防ぎきれないことを示唆します。トラブル多発は、原発そのものの脆弱性、複雑性、保守点検の難しさと、関電の弛緩しきり、傲慢な体質のためだと考えられますが、とくに、高温・高圧の冷却水が流れる配管の損傷は避けえないものと捕らえなければなりません。老朽原発の再稼働など許されるものではありません。

筆者は、再稼働のたびに「この原発は近いうちにトラブルを起します」と予言していますが(皆さんは、冗談と受け取っておられるかもしれません)、かなりの確信を持ってそう予言できるほど原発は危うい装置なのです。重大事故に至る前に、廃炉に追い込まなければなりません。関電が8月20日に予定している美浜原発3号機の再稼働を始めとする原発の再稼働は、もともと関電旧幹部によって計画され、準備されてきたものです。また、関電は、原発マネー不祥事発覚後も原発の運転を継続し、危険極まりない老朽原発美浜3号機まで再稼働させています。

関電は、不祥事を反省して役員人事を刷新したとしていますが、関電が企業体質を抜本的に改善したとするにはほど遠い状態にあります。例えば、関電は昨年2月「競争入札を経ない発注(特命発注)などにより、地元企業の活用に努める」として、美浜町長の美浜3号機再稼働への同意を取り付けました。公共性が高く、税金に準じる性質を持つ電気料金で運営される電力会社が、特命発注の乱発など許されるはずがありません。

関電が、本当に体質を改善したのであれば、「老朽原発うごかすな!」の圧倒的な民意に従って、老朽原発をはじめ全原発の廃炉に取り組むべきです。関電は、今、原発の危険性を無視し、民意を蹂躙して、トラブル多発の老朽原発。美浜3号機を再稼動させようとしています。5.29「大阪大集会」、7.24「美浜現地全国集会」に引き続く8.10「老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」によって、美浜3号機の完全廃炉を実現しましょう! なお、美浜3号機の再稼動は、8月10日と報道されていましたが、今回のトラブルで延期される可能性があります。再稼動の日程が遅れた場合でも、「老朽原発・美浜3号再稼働阻止現地緊急行動」は予定通り決行しますので、多数のご参加をお願いします。(老朽原発うごかすな!実行委員会:木原壯林)
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6.2類 5類ならどう変わる 医師見解 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6434452

(関連)気軽に病院に行けず、「並の医療」しか受けられない…医師が危惧する「老人大国ニッポン」の悲惨な末路 長寿化で激変する日本の医療制度の未来 - PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/59838

(関連)発熱「軽い症状なら慌てて受診は不要」 新型コロナ、4学会が目安 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220802/k00/00m/040/271000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220803

(「新型コロナ」で散々煽っておいて、よく言っとるで、マスごみ野郎ども。それはともあれ、「新型コロナ」対策のポイントは次の3つ、

(1)体制ぜい弱化させられた保健所を「新型コロナ」対策の中心からはずすこと(体制ぜい弱で対応できない=対応させるのなら5か年計画ぐらいで人員の大幅拡充を図ってからの話=地域の保健所は、厚生労働省医療技官や国立感染症研究所を頂点とする「感染症利権」ヒエラルキーの底辺にあり、この利権構造の頭の部分を転換しないといい仕事はできない(分権化など))、

(2)医療体制・隔離体制の抜本拡充による医療難民ゼロ(感染症分類を5類にして、全ての医療機関が自由に「新型コロナ」に対応できるようにすることが1つの方法です。PCR検査体制の充実が先ではありません。医療体制・隔離体制が整っていないのに検査だけしても無意味です)、但し、オミクロン株についてはリスクが低く、隔離の必要などはないと見ておいていいでしょう(もちろんマスクなどは咳やくしゃみが止まらない人以外は必要ありません)。

(3)コロナワクチンは危険なだけで(中長期的なリスクもあります)効果はありません。ただの毒物です。接種などはやめましょう。特に子どもには有害無益です。:田中一郎)

(「新型コロナ」及びコロナワクチンについては、だいたい、かねてから私が申し上げてきたような動きになりつつあります。しかし、市民運動・社会運動の中には、依然として「コロナ呪縛」にとらわれている人たちが少なくないようです。昨今では、言論妨害の手段としても使うバカ者もいます。リベラルと言われる人々が、いかにマスごみ報道に洗脳されやすいかを示す1つの証左として見ておくといいでしょう。反省している様子はないので、また同じことが近未来に起きるということを意味します。要警戒です。:田中一郎)

(関連)(必見必読)岡田正彦新潟大学名誉教授の新しいコロナワクチン解説本:『本当に大丈夫か、新型ワクチン』(花伝社)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-8e4c12.html


7.維新(日本維新&大阪維新)は駆除すべき「社会のダニ」だという人がいます
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/307996

(1)【日本維新の会】維新の会は国民ハラスメント集団! 審判が下らなければおかしい|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/306543
(2)【日本維新の会】「顔で選んで」の維新・石井章議員に公選法違反疑惑 餅や蓮根バラマキ党幹部も激怒!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/306585
(3)維新13人が旧統一教会接点 藤田氏、組織的関係は否定- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA303KC0Q2A730C2000000/
(4)元維新市議 架空の見積書依頼か 知人にLINEで 政活費不正疑惑:毎日新聞Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b8fbc41e489851dde6cce6e33ede7cf006e2d93d
(5)女子中学生に卑わい言動で逮捕の港区議、2度の辞職勧告スルーで『日本維新の会』にも“居座る”厚顔無恥(週刊女性)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/997e3c9e40d7892d9bff6fe1d70401f464cd220f
(6)比例票では野党第1党となったが…維新が「政権交代の選択肢」として浮上しきれない根本原因 選挙区で勝ちきる「地力」がなければ、中核野党にはなれない(プレジデントオンライン)」
 https://president.jp/articles/-/60056

(将来、住みにくく、暮らしにくく、冷酷で、うっとうしい政治に振り回され、挙句の果てに戦争にでも動員されて、あるいは原発・核燃料サイクル施設過酷事故をくらって、一巻の終わりになる、そんな日本を希望される方が維新(日本維新&大阪維新)に投票されているように思えます。「日本維新、暗い未来の、チンピラです」。大石あきこ氏(衆議院議員「れいわ新選組」)とともに「維新嫌い」を徹底いたしましょう。ジコチューのデマゴーグ集団ですから。:田中一郎)
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本日(8/5)は4つのことをお送りいたします。

1.(別添PDFファイル)宮城県の水道「民間委託」世界で戦う商社の視線- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/605682
(無料会員登録をすれば記事を見ることができます)

(関連)最重要インフラ「水道」の民営化は本当に必要なのか…杉並区の初の女性区長が研究者として訴えていたこと(プレジデントオンライン)
 https://president.jp/articles/-/59230?page=1

(下記はメール転送です)
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宮城県が今年4月から実施した水道事業の民営化を商社はどう見ているのか、商社の視点からの論考をお送りします。前にお伝えしたように、日本初の水道民営化いうことで、村井嘉浩・宮城県知事がさかんにアピールしていますが、宮城県の水道民営化の内容を見ると、民間に任せるのは浄水場の維持管理や更新などにとどまり、費用がかかる水道管の更新は除外されています。

◆「水道みやぎ」4月1日開始 20年間の運営権、民間に売却 全国初、成否に注目-水源連
 http://suigenren.jp/news/2022/04/02/16038/

民営化してもさほど大きな問題が生じない部分に限られているように思います。それはさておき、この論考では、水道事業の民営化が商社の視点から見て、魅力的な仕事になっていないことが書かれています。

◆宮城県の水道「民間委託」世界で戦う商社の視線、水道事業に参入した総合商社は岐路を迎える(森創一郎 東洋経済2022/07/29 9:00) 
 https://toyokeizai.net/articles/-/605682?page=2


宮城県で始まった水道事業のコンセッション。すでに世界各地の水ビジネスに参画している総合商社はこの動きをどう見ているのか。
 (写真)チリ南部「Aguas Decima社」の浄水施設(写真:丸紅提供)

今年4月から宮城県で上下水道、工業用水の9つの事業を一括して民間に委託するコンセッションが始まった。上水道を含む20年間のコンセッションは全国初の試みだ。浄水場で使用する薬品の共有化や施設の集中監視など、民間のノウハウを活かし、事業期間の中で約337億円のコストを削減する。事業計画では毎年度黒字が続くとしている。

効率化すればそれだけ利益が上がる仕組みだが、県民からは「営利を追求する民間委託で、水道料金が値上げされたり、水質が落ちたりするのではないか」と懸念が広がる。それに対して県は有識者らによるチェック機関を設け、水道料金の値上げは需要変動や物価上昇分に限り、料金改定には条例改正も必要とする。こうした「みやぎ型管理運営方式」は、人口減少と過剰設備に苦しむ全国の自治体の注目の的だ(地方自治体の水ビジネスの現状はこちらから)。

世界の水ビジネスには日本の商社も参画
一方、世界に目を向けると、イギリスでサッチャー政権が1989年に水道民営化に踏み切ったのを皮切りに、1990年代から水道事業の民営化は先進国、途上国問わず活発となった。成功例がでてくる一方で、失敗例も積み上がっている。それらの世界の水ビジネスには、日本の総合商社が関わっている案件も少なくない。

丸紅は1996年、電力・インフラ部門に環境インフラプロジェクト部を立ち上げ、水ビジネス開拓を模索し始めた。メキシコで工業用水BOT(建設・運営・譲渡)に参画し、中国などでも知見を深めながら、プラント建設の「点」から水道事業全般の「面」への拡大をもくろんでいた。

それから10年後、丸紅は満を持して南米チリのヴァルディヴィア市(対象人口15万人)の上下水道フルコンセッションに単独で参画した。事業の取得額は数十億円。上水は取水から浄水、配水まで、下水も集水、処理、排水を一括で受託し、検針や料金徴収も引き受けた。また2010年にはチリ4州にまたがる上下水道事業を産業革新機構(現・INCJ)と共同で取得した(現在はみずほ丸紅リースと折半で出資)。

チリでは5年に1度、水道料金の見直しがある。その料金設定の方法は世界でも珍しいものだという。まず仮想の企業体を設定して、事業への適正な投資額とリターンを検証し、そこから水道料金をはじき出す。事業者の監視は、「SISS」と呼ばれる独立機関がチリ全土で行う。滞納者への水道遮断が認められる一方、低所得者には料金補助制度もある。

(写真)チリではコンセッションのルールが緻密に設定されている(写真:丸紅提供)

「チリは、イギリスの水道民営化をよく研究して、水道料金改定ルールや国の監督体制が整備されている。外資100%の事業者の参入も認められている。チャレンジングだったが、制度や経営陣の実績、能力を研究し尽くして買収を決めてきた」チリ進出を進める背景について、丸紅環境インフラプロジェクト部の菅原学副部長はこう話す。

経産省も水ビジネスを後押しした
このほかフィリピンやポルトガルでも上下水道コンセッションに進出するなど、丸紅は世界のさまざまな地域で水ビジネスに入り込んでいる。丸紅以外にも、2010年代に入るとほかの総合商社も水ビジネスを強化し始めた。この当時、経済産業省が「世界の水ビジネスの市場規模は87兆円」として、日本企業の海外進出を促したことも背景にある。「水道事業のコンセッションは、プラント受注などの進化形と考えられ、商社が次々に先進国に出て行った時期だった」そう話すのは、伊藤忠商事都市環境・電力インフラ部の日比野常治課長だ。

水メジャー(水ビジネスのグローバル企業)であるフランスのスエズ社と1990年代から水ビジネスに取り組んできた伊藤忠商事は、2012年に日本企業で初めてコンセッションの元祖とも言えるイギリスで、地場の水道会社であるブリストル・ウォーターに出資して水事業に参入した。2年後にはスペイン・カナリア諸島のコンセッションにも参画し、水ビジネスに本腰を入れる。「役員を派遣して、事業計画を詳細にチェックする。投資が過小になっていないか、料金の値上げ水準が妥当か、現地の会社で相当議論を重ねてきた」(日比野課長)

さらに住友商事も、2011年から中国で下水処理事業に本格参入。イギリスでは2013年にSESウォーター社の全株式を取得して同国の上下水道事業に参入した(同年に50%分株式を大阪ガスに売却)。また2017年にはカナダのパートナー企業とブラジルの上下水道事業に参画し、13州の約100市町村で1600万人に上る住民に上下水道サービスを提供している。

全面撤退を考える商社も
ただ、ある商社では「人的資源を注力事業に集中投入するため、海外からは全面撤退も考えている」(担当者)と明かすように、水ビジネスは岐路にある。イギリスのブリストルへの出資から10年近くが経った2021年、伊藤忠商事は「学ぶべきノウハウは吸収できた。果実もとれた」(日比野課長)として、イギリス、スペインの水道事業を海外環境事業会社や水メジャーに売却した。今後はオーストラリアやオマーンでの海水淡水化事業、工場などでの完全無排水化技術の普及に注力していく方針だ。

(写真)伊藤忠商事が注力するオマーン・バルカの海水淡水化プラント(写真:伊藤忠商事提供)

一方、丸紅の菅原副部長は、「水道事業は大きく成長しているわけではないが、(損益で)負けているわけでもない。事業売却の選択肢もあるが、いまは保有して企業価値を高める努力をしている。いい案件があればさらに広げ世界で水ビジネスに深く関わってきた商社だが、足元で進んでいる日本のコンセッションをどのように見ているのか。

ある商社の担当者は、「宮城県の案件は関心を持って見ていた。(要求水準を満たせば仕様は自由に決められる)性能発注とは言え、世界標準から見ると民間のノウハウを活用できる余地が少ない。本来のコンセッションになっていない」と指摘する。取水から家庭への配水まで一気通貫で民間が担う海外のコンセッションでは、民間のノウハウを活用できる範囲も大きく、施設の統廃合をはじめ経営の自由度も高い。純粋な民営化に近い形と言える。

一方、宮城県のコンセッションでは、浄水場から各家庭までの配水、水道管の維持管理はこれまで通り県が担う。このため、漏水を素早く検知してピンポイントで修理するなど、民間ノウハウを生かす余地は海外の事例に比べ、少ない。また、県と委託契約を結ぶ事業者は、「要求水準書」などの内容をクリアしながら事業に臨む。水質の保証はもちろん、当初計画外の施設改廃は認められにくいなど、厳しい基準になっている。それでも県民の一部には民間委託に対する反発も根強くある。地元の市民団体「命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ」は、「いま水道事業の課題を解決する道は、宮城県が採用した『民営化』ではなく、むしろ、その反対である」などとする声明文を4月1日に出している。

民間ノウハウが生きる余地が少ない
同商社担当者は、政治的マイナスとなりかねない上水道のコンセッションが日本に根付くには、まだ時間がかかると見る。「空港事業などは(航空会社の路線誘致や外国人客の拡大、物販の強化など)アップサイドの収益が狙えるが、水道事業はコストを下げることでしか収益性を高めることができない。その一方でサービス水準の要求は高い。施設の統廃合などで民間にちゃんと裁量権が認められないと、ビジネスとして成り立ちにくい」(同担当者)

そもそも配水を担う自治体の担当者はどこにどんなパイプがどういう状況で埋まっているのか、把握していないことも珍しくない。ベテラン職員がそれを把握していても、そのデータは「職員の頭の中」というケースも多い。「そんな状況で仮に配水事業を引き受けることになれば、民間としてもリスクが大きすぎる」と別の商社の担当者は話す。宮城県のコンセッションには、反対派からも推進派からも懸念の声が相次ぐが、その宮城県の成否が全国の水道事業の行方に大きな影響を与えることは間違いない。
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 <田中一郎コメント>
 上記記事は、半分は商社ビジネスの宣伝文のような記事であり、また、コンセッション方式やるなら全部任せてくれという「おねだり」記事の様子もあるので、距離を置いて批判的な観点をもってご覧ください。日本が人口減少社会を迎える中で、上下水道をはじめ、多くのインフラ(産業インフラと生活インフラの両方)が老朽化し寿命を迎えつつあります。これをどうするかは、今後の日本の政治や行政の大重要課題ですが、今の政治家や行政には危機感も責任感もほとんどありません。テキトーに民間にでも丸投げすればいい、くらいにしか考えていません。

しかし、この問題に対する対応の基本は、上記の記事にもあるように「地元の市民団体「命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ」は、「いま水道事業の課題を解決する道は、宮城県が採用した『民営化』ではなく、むしろ、その反対である」などとする声明文を4月1日に出している」であり、公共サービスを総合的に拡充しつつ、それに市民が参加し監視するとともに、人材の育成を図っていく、ということに尽きます。一刻も早く、全国規模で老朽化インフラの更新について中長期的な対策計画を立てて取り組んでいく必要があります。

自衛隊上がりの単細胞生物であり、中央政府に対して尻尾を振る(水道事業の場合はアベ政権への尻尾振り)ことを最優先している村井嘉浩宮城県知事のようなのが、今の自公政権や維新と、それに推薦されて当選してくる自治体の首長にはかなりの人数でいると思われます。有権者・国民が、いい加減「覚醒」をして、こうした政治勢力を排除していくことをしなければ、日本の没落・衰退は止めることができません。コンセッション方式だか何だか知らないけれど、上下水道事業に「民営化」や「規制緩和」などを入れれば、下記で見る「保育所」の二の舞となり、上下水道事業の破綻はその速度を速めることになるでしょう。愚かなことはやめるべきですが、しかし、この宮城のドアホを追いかけているのが、我が生まれ故郷で大阪維新が支配する「昔は水の都、今はアホの都」の大阪です。情けない限りです。


2.(別添PDFファイル)ルポ 保育で儲ける企業(イントロ部分)(小林美希『世界 2022.7』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVzFrPaGIqMfkogT?e=rdkuiX

(関連)(別添PDFファイル)給与上がらず、保育の質低下、「弾力運用」で保育士の給与が他事業に消える(小林美紀『AERA 2022.8.8』)
 https://dot.asahi.com/aera/2022080200024.html

(関連)保育士 届かぬ「9000円」政権掲げる補助 低調、私立 国基準超の人員 満額行き渡らず(朝日 2022.4.17)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ4J64N4Q4GUTFL00F.html

(これがアホノミクスなどの「市場原理主義アホダラ教」政策の必然的帰結です。鉄道、高速道路、空港、上下水道、国有林、港湾、老人介護、医療機関、教育、基礎自治体の行政サービス、農地、漁業権などなど、今の政治家を入れ替えなければ、これから日本の大切なものが、どんどん売られていくことになるでしょう。その頃になって気が付いても後の祭りです。諸悪の根源は、ここでも政治(家)です。:田中一郎)

(関連)日本が売られる-堤未果/著(幻冬舎新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033825419&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)待機児童、過去最少の5634人 初めて1万人を割る:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASP8W2HFPP8VUTFL006.html

(間違った報道をしているわけではないけれど、保育所が今抱えている深刻な「人災情況」からみると、チイとばかりお気楽報道ではないか。子育て施設の中核である保育所が「市場原理主義アホダラ教」政策でガタガタにされている現状に、もっと突き刺さるような、もっと掘り下げるような、もっと問題解決を迫るような、そんな「調査報道」を朝日カバカバ新聞は心掛けてほしいものです。:田中一郎)


3.(別添PDFファイル)リニア新幹線は可能か? 陥没と田園調布(イントロ部分)(樫田秀樹『世界 2022.8』)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgV0tvOyvMy6VX4oS?e=F31cq4

(下記はメール転送です)
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◆リニアの行方 有識者会議 県「影響回避が前提」 地下水低下対策要求 /静岡(毎日新聞静岡版 2022/8/3)
 https://mainichi.jp/articles/20220803/ddl/k22/020/111000c

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、JR東海の環境保全の取り組みを議論する国土交通省の第2回有識者会議が2日、東京都千代田区で開かれた。県はJRに対して事業者の責務として、環境への影響回避を前提にすべきだと主張。工事によってトンネル周辺で予測される300メートル以上の地下水低下への対策を求めた。

有識者会議による関係者への聞き取り調査の一環で、県がこれまでの経緯を説明した。難波喬司理事は「リニア整備の必要性に県は賛同している。しかし、事業実施前に県民が安心できるレベルの環境影響評価を実施してほしい」と述べた。県条例に基づいて、県の有識者会議にあたる専門部会でJRと対話を続けていることを紹介した。

難波理事は2014年にまとめたJRの環境影響評価書は不十分だと指摘。評価書で「重要な魚類の生息環境は保全される」と予測していたが、工事に伴う地下水低下で河川や沢の流量減少、南アルプスの高山植物の生育環境や動物の生息環境への悪影響が懸念されている。県は自然環境に影響が出ることを前提に代償措置を考えるのではなく、まず影響を回避して、影響を避けられない場合に低減策を示すことを基本にすべきだと主張した。

静岡淡水魚研究会会長の板井隆彦委員は「地下水低下による沢の水の減少など問題が発生したら工事を止め、速やかに対処する考え方でやってほしい」と要望した。座長の中村太士・北海道大教授は「県がまず回避・低減策をやってほしいと言うのは、その通りだと思う。JRは最初から代償に行くのではなく、対策を考えてもらいたい」と促した。

今回の有識者会議から竹門康弘・京大防災研究所准教授(生態系管理学)が委員に加わり、委員は計9人になった。有識者会議は今後、静岡工区のある静岡市、工事による大井川の流量減少を懸念する流域市町からも聞き取り調査をする。【山田英之】

◆生態系影響 JR予測不十分で「評価できず」 難波静岡県理事説明 (静岡新聞2022/8/2)
 https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1102306.html

◆リニア工事、環境影響のデータ補強を 有識者会議で指摘(日本経済新聞2022年8月2日 17:00)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA025320S2A800C2000000/

◆生態系影響回避を 静岡県がリニア国交省会議で(産経新聞2022/8/2 16:59)
 https://www.sankei.com/article/20220802-PPJDARNUJ5PZ5NZVTVC2X3YTZI/

◆リニア静岡工区 工事残土の生態系への影響検証へ(NHK 静岡県のニュース 2022/08/02 19:06)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/k/shizuoka/20220802/3030016805.html
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(葛西敬之も死んだことだし、JR東海は、もうリニア新幹線建設をやめたらどうか。傷が深くなって引き返せなくなる前にやめるのが、賢明な経営者のやることです。このまま突き進むと会社がつぶれるよ。東芝の次はJR東海なのか!? :田中一郎)


4.【IWJ号外】本日、岸田総理とペロシ氏が会談。他方、昨日中国が、日本のEEZ内を含む近海に弾道ミサイルを発射したと防衛省が発表!

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「本日、ペロシ氏は岸田総理と会談!/本日、午後6時半から元・統一教会信者 榊あまね氏インタビューを生配信!/第13期もご支援を!」2022.8.5号~No.3613号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51156

(関連)中国弾道ミサイル EEZ内落下は初 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6434699

(関連)中国が軍事威嚇を本格化…ペロシ米下院議長の台湾訪問に猛反発|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309228

(関連)有事になれば「戦場」は台湾と日本 米中へ緊張高めない働きかけを:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ845SFDQ84ULZU009.html?ref=mor_mail_topix3_6_20220805

(下記はメール転送です:一部抜粋)
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おはようございます。早朝に失礼します。岩上安身です。号外をお届けします。ぜひ御覧ください。

 

・昨日4日、中国が、日本のEEZ内を含む近海に弾道ミサイルを発射したと防衛省が発表!

・中国、台湾を包囲する実弾軍事演習で台湾の空港と港湾を7日まで封鎖!

・中国の環球時報の英語版『グローバル・タイムズ』は「力による統一と、外敵との戦いを目的とした、前例のない軍事演習の可能性」と報道!

・ASEAN諸国が事態の安静を望み、韓国・尹大統領がペロシ下院議長と会談しないことを発表する中、本日、岸田総理はペロシ氏と会談!! 中国のメンツを潰す外交音痴!?

 

 防衛省は4日、中国が、日本のEEZ内を含む近海に弾道ミサイルを発射し、一部が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと発表しました。防衛省によると、台湾島を取り囲むように軍事演習を開始した中国軍が、4日15時から16時過ぎにかけて9発の弾道ミサイルを発射し、そのうちの5発がEEZ内に落下した模様です。詳細は以下のとおりです。

 

  1. 14時56分頃、福建省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。
  2. 14時56分頃、中国内陸部から発射し、約700km程度飛翔。
  3. 15時14分頃、中国内陸部から発射し、約550km程度飛翔。
  4. 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。
  5. 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約650km程度飛翔。
  6. 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。
  7. 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。
  8. 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。
  9. 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。

 

1.については、中国が公表していた与那国島の北北西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ(排他的経済水域)外に、5.から9.については、中国が公表していた波照間南西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ内に落下したものと推定されます。さらに、6.から9.については、台湾本島上空を飛翔したものと推定されます。

 

なお、2.及び3.については、中国が公表していた台湾南西に設定されている訓練海域に、4.については、中国が公表していた台湾北部に設定されている訓練海域に落下したものと推定されます。我が国のEEZを含む我が国の近海に設定された訓練海域に弾道ミサイルが落下しており、我が国の安全保障及び国民の安全に関わる重大な問題であり、強く非難します。

 

※中国弾道ミサイル発射について(防衛省HP、2022年8月4日)
 https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/08/04d.html

 

このように、日本のEEZ(排他的経済水域)にまで、ミサイルが落下しています。中国側は、前述した通り、日本との間で境界が確定していないことを理由として、日本のEEZを認めていない姿勢をとっています。

 

岸防衛大臣は急遽、4日夜会見を開き「中国は9発の弾道ミサイルを発射した模様だ。このうち5発がわが国のEEZ内に落下したと推定している」、「中国の弾道ミサイルが我が国に落下したのは初めてのことだと認識している」と発表しました。『ABEMA TIMES』が中継しました。EEZ外であるが、日本の領土に最も近い落下地点は、沖縄・与那国島の北北西80キロだったいうことです。岸大臣は「非常に威圧的な訓練だ」、「我が国の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題だ。強く非難する」と非難し、中国に外交ルートを通じて「強く抗議した」と述べています。

 

※中国“弾道ミサイル” 日本のEEZ内に初の落下 岸防衛大臣がコメント(ABEMA TIMES、2022年8月4日)
 https://abema.tv/video/episode/89-93_s10_p15489

 

一方、シンガポール、マレーシアを経て3日に台湾、4日に韓国を訪問したナンシー・ペロシ下院議長が、4日夜10時前後に、東京都内の横田基地に到着しました。小田原潔外務副大臣、エマニュエル駐日米大使らが横田基地で、ペロシ氏を迎えました。『日本経済新聞』など各紙が報じました。ペロシ氏は5日、細田博之衆院議長、岸田文雄総理と会談する予定です。

 

※ペロシ米下院議長が日本到着 5日に岸田首相を表敬(日本経済新聞、2022年8月4日)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB04AWL0U2A800C2000000/

 

ペロシ氏が韓国を出発した時間は報じられていませんが、通常のフライトであるとすれば、3時間弱、日本時間で夜7時ごろに韓国を離れたのではないかと思われます。つまり、ペロシ氏が韓国から日本に出発する3、4時間前、台湾を取り囲むように実弾演習をしていた中国軍(PLA)が、9発の弾道ミサイルを発射し、そのうちの5発は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したことになります。ペロシ氏は、中国軍のミサイル発射の報を胸に、どのような思いで日本に向けて韓国を飛び立ったのでしょうか。中国に対する「挑発」が成功したと、手応えを覚え、ほくそ笑んだのでしょうか。

 

※中国弾道ミサイル発射について(防衛省・自衛隊、2022年8月4日)
 https://www.mod.go.jp/j/press/news/2022/08/04d.html

カンボジアの首都プノンペンでは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会談が3日から6日の間、開催されています。

 

中国軍が撃ったミサイル9発のうち、5発が日本EEZに落下したことを受けて、4日に行われる予定であった林外務大臣と王毅外相による日中外相会談が、中国側の申し入れで、急きょ中止になりました。『朝日新聞』が4日、21時57分に報じました。9月の日中国交正常化50周年に向け、関係改善の糸口を探る目的があったということです。しかし、中国からの再三の反発と警告にもかかわらず、訪台を強行したペロシ氏を受け入れ、岸田総理との会談を行う日本政府に対し、中国側は態度を硬化させたということでしょう。

 

韓国は、中国と米国の両方に配慮してか、尹錫悦大統領(ユン・ソンニョル)はペロシ氏と会わず、電話会談を行うにとどめました。代わりに韓国国会の金振杓(キム・ジンピョ)議長が会談しました。中国は、韓国のEEZを侵すような威嚇攻撃は行っていません。韓国と日本に対する扱いの違いは明白です。

 

『朝日新聞』によると、一般的には「他国のEEZ内での軍事演習は国際法上は違反とは言い切れない」ということですが、日本が米国側についていることを明確にしたことで、日中両国の関係は急速に悪化しており、そんな状況下でのミサイルのEEZ内への着弾は、脅威ではないとは言い切れません。

 

林外相は、「ブリンケン米国務長官と立ち話をし、中国の弾道ミサイル発射を強く非難することで一致し、地域の平和と安定のために緊密に連携することを確認した」ということです。

 

※中国の弾道ミサイル5発、日本のEEZ内に落下 外相会談急きょ中止(朝日新聞、2022年8月4日)
 https://www.asahi.com/articles/ASQ846SS2Q84UTFK01R.html

 

『グローバル・タイムズ(環球時報)』はツイッターで4日午後10時55分に、「中国と日本は関連する海域の境界を画定していないため、中国の軍事作戦の領域が日本の排他的経済水域(EEZ)内またはそれに入り込んでいるわけではない、と中国の華春瑩報道官は木曜日に述べた」とツイートしました。

 

※Global Times@globaltimesnews(10:55 PM ? Aug 4, 2022)
 https://twitter.com/globaltimesnews/status/1555190689302204416

 

振り返ると、中国国防部はペロシ氏が台湾に滞在していた3日に、「新華社通信が2日、発表することを許可されたお知らせ」と題し、台湾をぐるりと取り囲む6つの海域と空域で、「実弾演習を含む重要軍事演習と訓練活動を実施する予定」を発表しました。発表によると、演習は「2022年8月4日12:00(北京時間)から7日12:00(北京時間)まで」とされており、訓練エリアの詳細な緯度・経度と、それを地図上に示した図が掲載されています。

 

※Notice authorized to be released by Xinhua News Agency(中国国防部、2022年8月3日)
 http://eng.mod.gov.cn/news/2022-08/03/content_4917250.htm

 

訓練エリアは台北、桃園、基隆、台中、台南、高雄などの主要な都市、空港や港湾を封鎖するように配置されています。さらに米国の空母ロナルド・レーガン空母打撃群が待機する、台湾とフィリピンのルソン島との海峡にも、米空母打撃陣をにらみすえるかのように、1ヶ所設定されています。また、台湾東海岸の花蓮沖のエリアと、台湾北部の基隆沖のエリアによって、沖縄県の与那国島が完全に挟み込まれています。

 

8月4日付け中国『グローバルタイムズ』(人民日報系環球時報の英語版)は、「PLA(人民解放軍)が台湾島周辺での軍事演習を開始へ」と題して、訓練エリアと台湾の空軍基地、空港、海軍基地、港湾を記した図だけを、本文なしで報じています。

 

※PLA to launch military drills around the island of Taiwan(Global Times、2022年8月4日)
 https://www.globaltimes.cn/page/202208/1272168.shtml

 

この軍事演習について、3日付け『グローバルタイムズ』は、「安全上の理由から、これらの海域と空域への船舶や航空機の進入は禁止されている」と報じており、演習の期間中、台湾の輸出入や人の出入りが止まることが考えられます。『グローバルタイムズ』は、軍事演習について、「中国が(台湾)統一プロセスを加速するために、多くのオプションが用意されている」と、以下のように報じています。重要な内容なので、ほぼ全文を紹介します。

 

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
 https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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5.これが「自民党統一教会」の実態だ!

 「統一教会においては「朝鮮はキリストが降り立った神の国、日本は朝鮮を植民地にして財産を奪い、神の物を盗った悪魔の国」であり、その罪滅ぼしのために、日本人だけは朝鮮に無制限に献金しなければならないということになっている」(小林よしのり『週刊エコノミスト 2022.8.16』)。かようなカルト教団と一体化している自民党、こんな政党が、愛国主義であるはずはなく、健全な保守でもなく、日本のために働くわけもなく、ただのご都合主義のゴミ・クズ・カスの政治家集団に過ぎない。支持しているのはノータリンのドアホばかり。この党の茂木敏充とかいう幹事長が「統一教会と自民党は関係がナイ」などとぬけぬけと言ってのけている。そして、この党内の政治家と統一教会との個々の関係についての調査はしないそうだ。有権者・国民をバカにするのもいい加減にしろ!!

 

◆旧統一教会と自民党「一切関係ない」 茂木幹事長(2022年8月2日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=pmeQDj49DZw

◆自民党 統一教会との関係に個別調査ナシ…“事なかれ”対応でついた野党との差(女性自身) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5dec8f5f52be02bf6ab072d391fe6d25eb5a1193

 

(1)(別添PDFファイル)注目の人 直撃インタビュー:有田芳生元参議院議員(日刊ゲンダイ 2022.8.5)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2102

(2)肌感覚で知る永田町の統一教会 有田芳生さん【The Burning Issues vol.23】YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XSkjNmGpaSI

(3)「紀藤さん、これは間違いです」有田芳生氏が紀藤弁護士のツイートを〝訂正〟(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ff1c52d522fdfeec6224c0c89feee047569e6afc

(4)有田芳生氏「出演番組に旧統一教会が執拗抗議」と明かす…SNSでは及び腰のTV局を嘆く声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308633

(5)有田芳生(ジャーナリスト) - Facebook
 https://www.facebook.com/aritayoshifu

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(6)下村元文科相に新疑惑! 旧統一教会の名称変更で“駆け込み認証”の怪しいタイミング|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309305

(7)元信者が明かす訪問勧誘の手口 旧統一教会問題はなぜ「女性被害者」が圧倒的に多いのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309314

(8)山口広弁護士が明かす旧統一教会と政治の闇「警察庁出身の政治家の横やりで撃ち方やめ」に|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308958

(9)「#もうNHKに金払いたくない」SNSで拡散中! 旧統一教会問題に及び腰、臨時国会中継なぜしない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/309348

(10)NHK大慌て!全職員に「旧統一教会問題を取材せよ」とゲキ “#もうNHKに金払いたくない”警戒か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/309372

◆【ノーカット】安倍総理 野党議員に「嘘つき」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=fvabkny-Wr8&t=37s
(こんな奴を国葬にするのかヨ! 国会でついたウソは118回=ギネスブックものだ)

(関連)【“安倍政治”の功と罪】ジャーナリスト斎藤貴男「日本社会を根底から腐らせた」〈週刊朝日〉- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6f7427d9e75efa362053574681aabc6396b742d1


 <内田樹の研究室>
 http://blog.tatsuru.com/

(1)安倍元首相銃撃の報に接して - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2022/07/08_1344.html
(2)安倍暗殺事件とその背景 - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2022/07/21_0908.html
(3)統一教会というタブー - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2022/07/21_0906.html
(4)統一教会問題についてのインタビュー - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2022/07/25_0855.html
草々

2022年8月 3日 (水)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(133):原発・核燃料サイクル関連の新聞報道の見方(その1)=マスごみ忖度報道にだまされたら終わりです、「気をつけよう、暗い夜道と、マスごみ忖度報道(字余り)」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.安倍晋三元首相の国葬についてご意見募集
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeEiKdyVpjhEb_-r8iUovOXa8-kwiIVLcp8j58SRo1JPFuvaQ/viewform


2.読書会 夏合宿のお誘い
 暑中お見舞い申し上げます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? さっそくですが、読書会での「夏合宿」の企画検討をしたいと思います。まだ概略ですが、下記のような次第で、都合が合えば参加してもいいと思われる方がおられましたら、私宛、ご一報ください。夏合宿のみのご参加もOKです。参加希望者が10人程度になりましたら、具体的に企画してみます。

 <読書会夏合宿の企画素案>
日 程:2022年9月中旬~10上旬(1泊2日)
場 所:(別添PDFファイル)伊豆高原荘(東京都中央区保養所)
 http://www.izukyucom.co.jp/chuoku/
 2日目は、熱海駅前の会議室を借りる計画(午前中は移動)
予 算:宿泊費+交通費+会議室賃料+レジメ印刷代他(25,000~30,000程度か?)

テーマ:仮題「「世直し」政党と日本の政治改革:空白の3年間をどうするか」
(「世直し」政党とは、立憲民主党、社会民主党、「れいわ新選組」、日本共産党の4党、
 各党の主張をあらかじめHPなどで調べた上で、上記テーマで意見交換)
 1日目 午後 立憲民主党
     夜  れいわ新選組、社会民主党、日本共産党
 2日目 午後 政権交代へ向けて3年間の政治課題 
 (上記はあくまで素案、変更の可能性あり)

よろしくご検討いただければ幸いです。


3.羽鳥慎一モーニングショー 動画 2022年8月1日:ローカル鉄道をどうするか
 https://9tsu.me/m-show220801

(関連)宇都宮浄人教授が『地域公共交通の統合的政策:日欧比較からみえる新時代』を出版しました - 関西大学 経済学部・経済学研究科
 https://www.kansai-u.ac.jp/Fc_eco/news/detail/2021021211201560230

(関連)公共交通を見直し、地域再生へ - 関西大学ニューズレター『Reed』|関西大学
 https://www.kansai-u.ac.jp/reed_rfl/archive/45_1.php

(関連)(別添PDFファイル)ローカル線問題、民間任せにするな(佐藤嘉彦『日経ビジネス 2022.8.1』)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00189/

(関西大学の宇都宮浄人教授のコメントはなかなかのすぐれものでした。道路に投じられている公的予算に比べれば、鉄道の公的予算は1/10レベル、また、他の多くの公共施設でも赤字だ黒字だと騒いだりしないのに(自衛隊や警察や消防や公園は赤字だ、などとは言わない)、赤字ローカル鉄道線だけをつまみ上げて、独立採算でやるのが当たり前のごとく論じるのは明らかにおかしい。海外では、地域やまち全体として公共交通をどうするのかが検討され、地域活性化や地域振興の全体最適の中でローカル鉄道のあり方も論じられ、国や自治体の財政投入も必要に応じてなされているという。これから人口減少社会に突入していくわが国も、こうした公共交通や公共インフラのあり方・維持費負担の仕方などを、総合的にきちんと議論し検討できるようでないと困る。「市場原理主義アホダラ教」の影響冷めやらず、かつての国鉄民営化の気分でいては、結論が縮小均衡へ向かうことは目に見えており、お話にならない。日本の地域・地方の再生をどうするか、の観点で考えるべきだ。:田中一郎)


4.岸田文雄=こいつは優柔不断であかんで!
(1)岸田内閣の支持率が急落! 国葬は「反対」が多数、決められない首相の「決断」が完全裏目|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309116

(2)逆風セットのトリプルパンチ・内閣支持率急落・「コロナ」「国葬」「旧統一教会・統一地方選も懸念(神奈川新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5bb3a2b8610c1d1a9bfa45fc2a8b10d56d6b07b2

(3)合言葉は「安倍氏の遺志」 岸田首相の政策の幅を狭める危険も - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220727/k00/00m/010/289000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220728

(4)岸田首相は「何のために出席?」NPT再検討会議“どっちつかず”の演説に不満の声|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309214

(NPT会議に出て、ロシア批判を声高にやっている岸田文雄、核兵器廃絶よりもアメリカの下僕であることを強調したい様子。原爆被爆国の代表が赤っ恥をかくために出かけて行ったようなものだ。こんな情けない男が総裁のカルト政党=自民党なんぞに投票すんなよ!:田中一郎)


5.泉健太立憲民主党=こいつもニセモノ詐欺やからあかんで!
(1)野党第1党なのに…次々と主力を失う立憲民主党、中堅議員の嘆き - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220730/k00/00m/010/113000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=column&cx_mdate=20220731

(2)立憲県連、寺田幹事長が辞意 参院選を総括 [立憲]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ7W6WRBQ7WULUC00J.html

(3)立憲民主党はなぜ参院選で大敗した?「提案型野党」が支持されない理由 - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/306708?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20220722

(このまま行ったら立憲民主党はまもなく解体・消滅するよ。一刻も早く執行部を入れ替えて、ニューフェイスのリフレッシュ・レディースで、挙党体制による「再建」をせんといかん。それと「市民と野党の共闘」の再構築や。辻元清美はん、たのんだで!:田中一郎)


6.参政党躍進の舞台裏 ヒジョウシキな実態 |日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4386

(まさか、こんなガラクタ集団に投票したんではないでしょうね!? そんなことをしたら「ドアホの自己証明」みたいなもんですよ。:田中一郎)


7.パワハラ・セクハラ自衛隊
【前編】五ノ井里奈さんの告発を受けて女性自衛官から被害の声が続出「今日もかわいかったね」現役女性自衛官は駐屯地内でストーカー被害(AERA dot.)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3b088c0d436897ada01db83f1d5d21b696302123

【後編】元海上自衛官が“海の上のセクハラ”を明かす 加害者から離れようにも「船には逃げ場がない」AERA dot.
https://dot.asahi.com/dot/2022073000013.html?utm_source=yahoo_rss&utm_medium=referral

(関連)防衛費は例外、上限枠設けず GDP比2%への布石か 23年度予算の要求基準:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192631

(ということは、パワハラ・セクハラも「上限枠設けず」ということか。カネせびるより、先にやることがあるやろ! パワハラ・セクハラをやっとる奴をどついたれ!:田中一郎)


8.玉城デニー事務所びらき(ひやみかち・うまんちゅの会) 沖縄県知事選挙9月11日投開票 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=bpNeiXQdNJ4


9.佐渡金山の来年世界遺産登録断念 推薦書不備で | 共同通信
 https://nordot.app/925348676978819072?c=39546741839462401

(当たり前や、隣国の韓国・朝鮮をバカにしたような態度で「世界遺産」!? 顔洗って出直して来いと世界から言われたのだ。:田中一郎)


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)4つのこと:①カルト政党自民党は統一教会と一心同体(有田芳生氏続報)、②原発事故避難者住まいの権利裁判追加提訴、③生物兵器開発と禁止条約、④マイナンバーカードで国民を家畜牛並みに管理 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-b3fc5a.html

(2)再び4つ:①国際デジタル課税・最低法人税率の協定延期、②アベスガキシダ科学技術政策が技術立国を破壊している、③2大政党制という虚構の失敗イデオロギーにしがみつく政治学者=山口二郎、欧州巨大IT規制について 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-1a0165.html

(3)本日(7/17)のいろいろ情報:①環境アセスと巨大ダム、②茶番の電力不足と原発再推進、③強い自国通貨は国益か?、④この最高裁判決(6.17)では、また原発事故が起きる、新しいファッショ勢力の台頭と日本の自滅他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-0b98c8.html
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(133):原発・核燃料サイクル関連の新聞報道の見方(その1)=マスごみ忖度報道にだまされたら終わりです、「気をつけよう、暗い夜道と、マスごみ忖度報道(字余り)」をお送りします。日本のマスごみは、今やジャーナリズムの批判的精神を失い、忖度報道や不勉強報道や情緒的報道を繰り返し、日本の有権者・国民を迷走させてしまう致命的な欠陥を露呈しています。TVや新聞や雑誌の情報には距離を置き、批判的な観点で相対的に受け止めておく訓練を日頃からしておきましょう。また、ネット情報に至っては、全くの無責任情報があふれかえっていて、いわゆるフェイクニュースやでっちあげ事件など、玉石混交状態ですから、用心をしてかかってください。私が見るところ、昨今のマスごみ報道で最もあやしい分野は、政治(国内・国際)、原発・被ばく、「新型コロナ」&コロナワクチン、食の安全、バイオテクノロジー、ウクライナ戦争などです。今回は、その中の原発・被ばく関連情報を若干ご紹介します。

 <別添PDFファイル>
(1)再処理工場完成 延期を表明、26回目 原燃 工事審査めど立たず(東京 2022.7.30)
(2)再処理工場 廃液冷却一時停止、原燃が調査結果公表、仕切弁誤認し操作か(デイリー東北 2022.7.20)
(3)三菱重工、原子炉使い水素CO2出さず量産 技術開発へ(日経 2022.7.20)
(4)次世代原子炉「30年代に運転開始」、政府骨子案「新増設へ方針転換か」指摘の声(毎日 2022.7.30)
(5)東京電力と経済産業省が停電の危機を演出、「電力逼迫警報」に見る世論誘導と原発再稼働推進(たんぽぽNO.319 2022.7)
(6)原発事故の損害論 再燃、「ふるさと喪失」認めた司法、基準の改定求める原告(毎日 2022.6.11)
(7)搬出期限 懸念相次ぐ、最終処分 青森で説明会、国・機構「最大限努力」(東奥日報 2022.7.28)
(8)「原発は選択肢の1つ」明記、原子力白書、利点と課題示す(朝日 2022.7.29)
(9)グリーンバブル:脱炭素取引 漂う「幽霊」、認証機関 古い情報放置(日経 2022.6.11)


1.再処理工場完成 延期を表明、26回目 原燃 工事審査めど立たず(東京 2022.7.30)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192488

(青森県六ケ所村再処理工場は、①核のごみ捨て場、②潜在的な核兵器製造能力の維持、のためにあるのであって、とうの昔に破綻した核燃料サイクル事業や民間電力事業として存続しているのではありません。また既に、日本は主として海外に委託して再処理をした結果、プルトニウムを約46トン保有しており、これだけあればさしあたりはプルトニウムは不要なので、当分の間、再処理工場審査を引き延ばす形で、今のままでいるのがいいという判断でしょう。日本原燃はこの間、不祥事ばかりを繰り返しており、とても核施設を運営する能力も資格もありません。青森県六ケ所村再処理工場は早急にスクラップする以外に選択肢はありません。超危険施設の核兵器工場ですから。そして、使用済み核燃料は元の原発に戻すということです。主として海外から帰ってきた高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)は、最終処分が決まるまで青森県に置くことになるでしょう(使用済み核燃料とともに元の原発に戻すという考えもあり得ますが、反発は強いものが予想されます)。:田中一郎

(関連)令和2年における我が国のプルトニウム管理状況(内閣府 2021.7.9)
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2021/siryo21/1_haifu.pdf


2.再処理工場 廃液冷却一時停止、原燃が調査結果公表、仕切弁誤認し操作か(デイリー東北 2022.7.20)
 https://www.daily-tohoku.news/archives/119066

(関連)(メール転送です)あわや破局大惨事:青森県六ケ所村再処理工場の高レベル放射性廃液タンクの冷却停止事故=ズサン極まる日本原燃の核燃施設管理態勢と、それを正さない規制委・規制庁の反国民的「超危険」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-159662.html

(関連)列島汚染爆発と紙一重(1) - 宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ
 https://blog.goo.ne.jp/traum2011/e/7b37edb23468189df612535d5cbfb785

(単なる作業員の操作ミスではすまされない事故です。現地の市民団体では「公開質問状」を用意しているようです。こういうことの積み重ねが、やがて巨大過酷事故につながります。かつて西ドイツでは、高レベル放射性廃液タンクの爆発破損事故(冷却できず)で、国民の半数近くが死亡するというシミュレーションを受けて再処理を断念した経緯があります。その高レベル放射性廃液タンクが8時間近くも冷却できずにいた(しかもそれに気づいていない状態で)ということですから、こんなものを「ああ、そうだったんですか」で済まされるはずがありません。この不始末以外にも、日本原燃は今まで山のような不祥事を繰り返してきており、もはや許容できないレベルです。「日本原燃に任せて死にますか? それでも再処理工場、ほっときますか」のレベルになっているのです。:田中一郎)


3.三菱重工、原子炉使い水素CO2出さず量産 技術開発へ(日経 2022.7.20)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62738810Z10C22A7TB1000/

(何が「グリーン水素」だ! 原子炉などを使えば、大量の放射能と核のごみを出すではないか!? しかもコスト的にも見合わない。こういう原子力ムラのチョウチン記事を新聞に載せるから、こんなものにコロッと騙されるドアホが増えるのだ。放射能とCO2、どっちが危険なのか? そんな程度のこともわからんと、「原発に依存しない脱炭素」などと言っているから足元を見られてしまう。それも言うなら「化石燃料に過度に依存しない脱原発」だ! :田中一郎)

(関連)【高温ガス炉】原子力を利用した水素生産を実証へ【三菱重工】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mJMiGrVcXo4

(関連)次世代原発技術、経産省 水素製造を重視- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA199NC0Z10C22A4000000/


4.次世代原子炉「30年代に運転開始」、政府骨子案「新増設へ方針転換か」指摘の声(毎日 2022.7.30)
 https://mainichi.jp/articles/20220730/ddm/008/020/111000c

(関連)「革新的軽水炉」2030年代に運転 経産省が工程表案(産経新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/62296810ab2ba6cfbe250ec73820251bb9ce3d42

(関連)(報告)(10.14)オルタナティブな日本をめざして(第65回)「幻想の新型原子炉:高温ガス炉(HTGR)と小型原子炉」(後藤政志さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-c2b04c.html

(「次世代」とかいう形容詞をつけたら原子炉が生まれ変わったようによくなる、などと思っているのなら大間違いだ。「高温ガス炉(HTGR)」にしろ「小型原子炉」にしろ、問題だらけなのに、その問題が報じられないで、ハッタリ宣伝ばかりをマスごみはたれ流す。まともな報道なら、「新型」についての問題点とその解決方法の検討状況をきちんと伝えるはずだし、経済的・社会的な面での制約もまた整理して報道するものだ。戦後、およそ科学技術が盲目的に肯定されてきた結果、福島原発事故を含むさまざまな被害が出ていることに、そろそろ気が付けよ、という話である。:田中一郎)


5.東京電力と経済産業省が停電の危機を演出、「電力逼迫警報」に見る世論誘導と原発再稼働推進(たんぽぽNO.319 2022.7)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVX-DyJIUbqFLcWq?e=mK0sHz

(関連)特集ワイド:猛暑列島、電力綱渡り 再エネ化加速し電力融通を 家庭の節電「窓対策」がカギ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220802/dde/012/040/014000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220802
(毎日(忖度腰抜)新聞の典型的なチョウチン記事です:田中一郎)

(関連)電力自由化・広瀬隆講演録(2015年11月28日&2016年2月28日 東京・たんぽぽ舎にて)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVa5CveK-RcyZ0gu?e=5TCLS7

 <田中一郎コメント>
 東京電力のみならず、地域独占(原発)電力会社9社と経済産業省がグルになって演出・デマ宣伝している「電力足りない」キャンペーンは、私が見るところ、少なくとも次の4つの点で説明がなされておらず、ただただ原発再推進を軌道に乗せたい原子力ムラ連合の策略であると断言できるでしょう。この「電力足りない」キャンペーンは、かつて福島原発事故の直後にも行われ、その際にも広瀬隆氏が自著の中でトンデモナイ嘘八百であることを説明しています。

(関連)原発ゼロ社会へ!新エネルギー論-広瀬隆/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032839231&Action_id=121&Sza_id=C0

 <「電力足りない」キャンペーンが嘘八百である証拠>
(1)「電力が足りない」というのは、端的に申し上げれば「ピーク時電力」の問題=つまり、電力需要が最大になる時を一時的にしのぐことができれば問題ないということ。この「ピーク時電力」対応をクリアするためには、電力供給能力を増やすという方法と、ピーク時電力の需要を(一時的に)減らすという方法の2つがあり、後者のことを「ディマンド・リスポンス」という。しかし、地域独占(原発)電力会社も経済産業省も、この「ディマンド・リスポンス」を、丁寧にきめ細かく熱心に展開している様子は全くうかがえない(マスごみも報道したためしがない)。しかし、「ディマンド・リスポンス」(やり方はいろいろある)は、海外においては、全く「当たり前」の電力需給調整の有力手段となっている。

(2)日本最大の電力需要地域である関東圏(東京電力管内)では、発電能力が最大で1000万KWの石油火力発電所10基が稼働可能状態で手つかずに留保されている(マスごみも報道しない 朝日カバカバ新聞に至っては廃棄されたなどと嘘八百を報じている)。これだけの予備電源があれば、まず大規模停電は起きることもなく、「電力足りない」もあり得ない話になる。

(3)交流周波数の60Hzの関西以西と、50Hzの関東以東との間をつなぐ系統連絡線の変電施設が、福島原発事故後もほとんどまともに増強されることなく、事実上放置された状態にある(約11年間かかって120万KWを210万KWに増強しただけ、口先では経済産業省や御用学者どもは会議をやるたびに「増強が必要だ」を繰り返し強調しているが体が動いていない)。ここを400~500万KWくらいに増強しておけば、関東圏の電力需給ひっ迫はかなり冷やされる。原発を再稼働・推進したいので(具体的には柏崎刈羽原発6/7号機と東海第二原発)、系統連絡線の増強は「口先やるやる詐欺」状態に置かれている。

(関連)東電と経産省が停電危機を演出=電力逼迫警報に見る世論誘導(山崎久隆 たんぽぽ舎 2022.7.8)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVeD_j6xiElV9JNV?e=l2KbLP

(4)膨大な量の自家発電があり、この動向が全く不明であること。また、再生可能エネルギーを中心に、FIT・FIP電力の「自家消費」を認めることで、「電力足りない」の克服だけでなく、天災等の場合の電源確保のリスク分散も可能になる。要するに、こうした地域独占(原発)電力会社以外のニューファクターが提供する電力について、経済産業省は全く念頭に置かずに、まるで邪魔者であるかの如く認識をして、「電力足りない」キャンペーンを繰り返している。批判力を持てない・持たないマスごみが、この愚かなる経済産業省の電力「不自由化」方針の嘘八百を、日々、新聞・雑誌・テレビ・ネットなどを使ってたれ流す、そういう「巨大なデマゴギー」が原発再推進のために展開されている。

(関連)企業の自家発電、原発7基分増える 災害対応や売電狙う- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXKASDZ10HVB_Q6A310C1TI1000/


◆(メール転送です)「電力危機と原発は関係ない」
 | むしろ「原発依存が電力危機を招く」
 | 自然エネルギーの推進には地域間連系線の整備が重要
 | リニア新幹線をやめて、その財源を連系線の整備に回す
 | 7/29(金)「電力需給逼迫」問題講座のご案内
 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)

 2018年9月の北海道停電、2022年3月の首都圏停電、6月の電力需給逼迫注意報など、電力トラブルがあるたびに「原発を動かせば解決する」という情報が流される。しかしこれは発電・送電に関する基礎知識がないための誤解か、あるいは意図的に流されるデマである。かりに動かしたとしても、原発は災害などの外乱に対して最も脆弱であり、真っ先に止まって、復帰は最も遅い。

7月に岸田首相は原発9基を再稼働するように指示して政府主導をアピールしたが、これらはもともと再稼働済みで、検査やテロ対策で一時的に停まっているだけである。

7/29の講演では、まず「発電・送電に関する基礎知識」を紹介し、「電力危機と原発は関係ない」こと、むしろ「原発依存が電力危機を招く」ことを指摘する。また、電力需要が年々減少する中で長期的にも原発の必要性は失われていることを解説する。また、日本全体として、電力需給の安定性を高めつつ再生可能エネルギーの導入を推進してゆくためには地域間連系線の整備が重要であるが、リニア新幹線をやめて、財源を連系線の整備に回すことを提案したい。

◆(メール転送です)東京電力は「周波数変換所」を大幅に増強せよ
 | 東と西の電力融通の容量を拡大する必要がある
 └──── 浜島高治(神奈川県横浜市在住)

◎電力需給逼迫が騒がれ、岸田政府は来年初めに原発9基を再稼働させると言い出した。しかし、良く見ると、東京電力は一時的に逼迫したが、西の方は余裕あり。

◎東と西は、電源の周波数が違うため、それをならす(東・西、相互に融通する)ために、西の60ヘルツを東の50ヘルツに周波数変換する《新信濃》(長野県東筑摩郡)、《飛騨》(岐阜県高山市)、《佐久間》(静岡県浜松市)、《東清水》(静岡県静岡市)の4箇所の「周波数変換所」が日本列島のほぼ中央にある。それらの増強は予定(2011年当時は120万Kw、2022年は210万Kw、今後300万Kwにする予定)はされている。

◎が、東京電力は、東海第二原発(日本原電)に1000億円とか2000億円の資金を出すより、至急全力で、「周波数変換所」を大幅に増強すべきである!! 東海第二原発はもちろん、柏崎刈羽原発も不要になる。他の原発も不要になる。


(資本主義社会とは、お人好しやマヌケは徹底的に食い物にされる体制である。「電力足りない」キャンペーンに乗せられて「原発必要悪論」なんぞに流されているようなら、これは不勉強+マヌケの原発容認論になるので、くれぐれもご注意を! 「電気がたりん??? アホゆうたらアカンで」ということです。:田中一郎)


6.原発事故の損害論 再燃、「ふるさと喪失」認めた司法、基準の改定求める原告(毎日 2022.6.11)
 https://mainichi.jp/articles/20220611/ddm/012/040/161000c

 <田中一郎コメント>
 福島原発事故という未曽有の大事故をいい加減な原発管理で引き起こした加害者=東京電力と事故責任者=国、その被害者に対して万全の賠償・補償を行い、被ばく防護や生活再建、仕事や子どもの教育などの復旧・復興にも全力で支援するのが、当たり前のことではないのか。それが、事、原発事故となると、話が全然違ってくる。福島原発事故後の被害者に対する賠償・補償・支援は、まさに「切り捨て政策」そのもので、東京電力のみならず、国・文部科学省(賠償問題の所管)、そして司法までがグルになって、被害者を踏みつけて平然としているのがこの国の現状である。許せん話だ。

特に、科学的・実証的な根拠は何もないにもかかわらず、事故当時の民主党政権が決めた「避難指示区域」の内外で、被害者を分断するかのように賠償金額が大きく違うことは、許しがたい話であるし、その賠償金額も、他の産業での事故や事件の被害者に対する金額と比較すれば、不当にも格段に少額である。この状態は何としても転換しないといけない。21世紀最大規模の人権侵害が、あろうことかこの日本で進行している。政治を変え、政権を変えて、一刻も早く福島原発事故の被害者救済に国を向かわせよう。

脱原発とは、脱被ばく、そして被害者完全救済と、三位一体で進めるものであることを、福島原発事故11年目にして、再度みんなで確認いたしましょう。時間がかかっても、必ず被害者を完全救済する、その費用は、私の推測では数百兆円になるだろうけれども、それでも救済する。何故なら、完全救済のための費用がいくらになろうと、そんなことは被害を受けた方々にとってはカンケーネー話だからです。


7.搬出期限 懸念相次ぐ、最終処分 青森で説明会、国・機構「最大限努力」(東奥日報 2022.7.28)
 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1231302

(最終処分地などは近未来に容易には見つからず、従ってまた、確保もできません。青森県は、そろそろ国を相手に、使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物・廃液の撤去処分を求めて訴訟を起こすべきです。ただ、国に対して「時限も含めて約束を守れ」と訴えるだけでいいのです。トイレなきマンションの原発が、クソまみれならぬ、放射性廃棄物だらけになっていく、それを裁判で叩きのめすのです。:田中一郎)


8.「原発は選択肢の1つ」明記、原子力白書、利点と課題示す(朝日 2022.7.29)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15371631.html

 <田中一郎コメント>
 元号・日の丸・君が代は有権者・国民に対して強制することはありませんと言って、強制する、消費税は社会保障の財源にしますと言って、実際には法人税減税と富裕層の所得税減税に使う、TPP協定はやりませんと言って選挙で勝って、TPP協定に加入・推進する、カネのかからない安上がりのコンパクトオリンピックにしますと言って予算を8千億円にして、実際には3兆円以上もの税金を湯水のように使う、原発は5重の壁に守られていますから絶対に大事故にはなりませんと言って、福島原発事故を引き起こす、築地市場は守りますと言って、築地市場をブチ壊す、八ッ場ダムをはじめダムの建設は抜本的に見直しますと言って、ほとんどのダム建設を相変わらず続ける・・・・(まだまだなんぼでもありまっせ)。

これが自民党と、その補完勢力どもが展開する「口先やるやる詐欺」政治です。「できるだけ早く原発依存からの脱却」は、今や「原発は選択肢の1つ」となり、そしてまもなく「原発は必要悪だけれど、脱炭素=カーボンゼロのためには絶対に必要です」となるでしょう。自民党や、その補完勢力どもの本音は、「大半の有権者・国民は、一時的に反対していても、すぐに忘れるから、テキトーなことを言って時間を稼ぎ、ほとぼりが冷めた頃に自分たちがやりたいようにやれば、そのうちにあきらめて付き従ってくる」と思っているのです。要するに有権者・国民は「バカ扱い」でいい、ということです(「B級国民」とも言う)。腹が立つなら、自公・維新・国民民主党などの政治家に選挙で投票をするのをやめるか、選挙権を棄権することをやめることです。つまり、政治家をがらっと変えてしまえばいい、ということです。


9.グリーンバブル:脱炭素取引 漂う「幽霊」、認証機関 古い情報放置(日経 2022.6.11)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61642520R10C22A6MM8000/

(関連)「グリーンバブル」のニュース一覧- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/columns/wappen_44Kw44Oq44O844Oz44OQ44OW44Or

(排出権取引など、どうせこうなるだろうと思っていました。それどころか、再生可能エネルギーだって、その中身はかなりあやしいものが増えています。昨今、耳に挟んだ話では、バイオマス発電で補助金その他の政策優遇を受けながら、その実態はただの産業廃棄物や放射能汚染ゴミの焼却施設で、しかも排ガスについてずさんなことをしている施設が、あちこちに作られ始めているという話です。再生可能エネルギー100%とか、カーボンゼロだとか、お気楽リベラルがはしゃいでいますが、世の中、「そんな甘いもんやおまへんで」ということです。:田中一郎)


 <その他関連サイト>
(1)「核のごみ」最終処分場 寿都町の文献調査は2年超の可能性も|NHK 北海道のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220722/7000048823.html

(2)伊方原発3号機の廃炉など求め 市民団体代表が四国電力に要望書を提出(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a78ada6a1aa780207480d46cd24fee4c906da17d

(3)核融合発電 今度こそ 研究開発ラストスパート 実用化へ向けて存在感示せるか:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192833

(4)東海第2 多重津波も防潮堤維持 茨城県安全対策委 原電説明に異論なし(茨城新聞クロスアイ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f3682aeabc6aef64304e72db6158c423f3122fc2

(5)東京電力の見通し甘く、トラブル続きで…福島第一原発の汚染配管撤去、現行計画での作業を断念:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192908

(6)浜岡原発、防潮堤かさ上げ困難か 規制委員長、議論の焦点とも(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8555144bc594f28252eb3be44f58b944f596fe26

(7)福島の高濃度PCB廃棄物 室蘭市で来月9日に処理開始の方針|NHK 北海道のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220722/7000048812.html
草々

2022年8月 2日 (火)

日本の大学は腐っている(7):(1)日本大学は立ち直れるか、(2)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.13)オルタナティブな日本をめざして(第78回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗明治大学教授:新ちょぼゼミ)(2022年9月13日)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは「福島原発事故11年(その3)」です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-014491.html

(その次)(10.12)オルタナティブな日本をめざして(第79回):「福島原発訴訟と6.17最高裁判決」(馬奈木厳太郎弁護士:新ちょぼゼミ)(2022年10月12日)(最初の1時間は事務連絡に加えて主催者からのプレゼンを行います:テーマは未定です)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgUgkdZTdLHRlm4Ly?e=TgZ03R

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.キャンペーン
(1)ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー制作者・久保田徹さんの即時釈放を求めます!#SaveToruKubota #SaveMyanmar · Change.org
 https://tinyurl.com/547ynja8

(2)国葬させない3日間抗議アクション賛同フォーム(団体用)
https://docs.google.com/forms/d/1Ef9tlMP9wp00F0o4qSr6Rrr-WIYPzO5R6cGFIzWVbsQ/viewform?edit_requested=true


3.(メール転送です)検察審査会の決定が出ました
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVKoO1LYNaDjV3z9?e=RaONqY

◆関電・八木、森氏ら3人「起訴相当」 検察審査会議決 金品受領問題 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220801/k00/00m/040/062000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220801

(関連)関電の原発マネー不正還流を告発する会
 http://kandenakan.html.xdomain.jp/


4.杉並区長・岸本聡子さんに聞いた 市民参加型予算「実現可能だし面白い。やって絶対損はない」【動画】:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192778


5.執行部刷新求める 立民・辻元氏:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022073100123&g=pol

(関連)参議院選挙 立憲民主党 比例代表候補者 - NHK
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/00/hmb12_195.html

(立憲民主党の「最後の切り札」=辻元清美氏は、先般の参院選の比例区でも、立憲民主党候補者の中では断トツの得票で当選している。つまり、立憲民主党内部においても(外部はもちろん)、同氏に対する期待は圧倒的であることを示している。泉健太執行部は潔く退陣し、後に続く辻元清美氏にバトンタッチをするとともに、辻元清美新執行部(そのほとんどが女性)への挙党的全面協力を呼びかけよ。そして、改めて「市民と野党の共闘」の態勢立て直しを行い、3年後の(おそらくは衆参同日選)国政選挙において「第二次マドンナ旋風」を呼び起こし、地滑り的大勝利での政権交代を目指せ。泉健太現執行部が居座る時間が長ければ長いほど、立憲民主党からの有権者離れはひどくなるということを肝に銘じよ。:田中一郎)

(関連)知名度抜群だったが…立憲・森裕子氏が敗れた“3つの敗因” 野党王国・新潟で“野党”議席失う(FNN)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/87e1a84f9568ed7db1cfa44203aebd9584691476
(森ゆう子氏に責任があるのではなく、泉健太立憲民主党執行部に責任がある:田中一郎)


6.ウクライナ戦争を煽り、重火器などの武器供与を政府に強要する「ドイツ緑の党」
 かつて反戦平和を強く訴え、ドイツのNATOからの脱退までを提唱していた「ドイツ緑の党」が、今や「プーチン・ロシア悪玉、ゼレンスキー・ウクライナ善玉」論にたつ対ロシア軍事強硬派になり果てている。政権与党の社民党が対ロシアへの軍事攻勢に消極姿勢をとる中で、この党だけが大はしゃぎをしているように見える。環境派政党であるにもかかわらず、戦争こそが最大の環境破壊であることも考慮せず、昨今では、一丁目一番地の政策である脱原発を放棄してでも対ロシア戦争に全力を挙げるべきだなどと言っている。それでいて、自分たちもドイツも、一兵たりともウクライナに送ることはなく、「私(ドイツ緑の党)、戦争を煽る人、あなた(ウクライナ人)、戦争で死ぬ人」で押し通すつもりのようだ。そんなに戦争をしたければ「ドイツ緑の党」が一兵卒となって、重火器でも兵器でも持ってウクライナ戦争の最前線に行ってくればいい。

昨今、この「ドイツ緑の党」が、かつてユーゴ戦争・コソボ紛争の際に、ドイツがNATOとともにセルビア勢力への空爆を遂行せよ主張して、当時のドイツ連立政権が、戦後初めての海外派兵・空爆をNATOとともに行うことに加担していたことを耳にした。信じがたい話だったが事実のようだ(下記の記事にも出てくる)。この党は、反戦平和・環境保護を党是とする左派・リベラルの政党として発足したが、その後は「現実主義」なるものを掲げて妥協的な政策を持つようになり、実務派だの、リアリティだのと、いろいろもっともらしい修飾語をもらっていたが、結局は、国際政治のリアリズムやプラグマティズムを知らない、暴力辞さずの幼稚な左翼原理主義者たちの集まりだったことが見えてきている。戦争を始めることはできるが、終わらせることができない、無能な政治家どもということになる。欧州政治家の劣化はこんなところにも見られるようだ。そして、こういう政治家が増えれば増えるだけ、核戦争を伴う第三次世界大戦は、ますます近づいてくることになる。

◆ドイツ「緑の党」左派を変えたウクライナ視察――元反戦政党はなぜプーチンとの「交渉による解決」を撤回したか(前篇):熊谷徹 - 記事 - 新潮社 Foresight(フォーサイト) - 会員制国際情報サイト
 https://www.fsight.jp/articles/-/49061

◆「政経分離」を修正するドイツの試金石は「中国」――元反戦政党はなぜプーチンとの「交渉による解決」を撤回したか(後篇):熊谷徹 - 記事 - 新潮社 Foresight(フォーサイト) - 会員制国際情報サイト
 https://www.fsight.jp/articles/-/49064

(この記事の著者は、アメリカ・西側情報だけをベースに記事を書いている様子がうかがえるので、少し距離を取って、批判的な目でご覧になる方がいいと思います。従ってまた、「ドイツ緑の党」についての記述も「相対的」な受け止めでいた方がいいでしょう。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)ガス不足で稼働延長検討、独 年内「脱原発」断念も(毎日 2022.8.1)
 https://mainichi.jp/articles/20220801/ddm/002/030/080000c


7.(別添PDFファイル)「労働力 脱商品化が重要」「貧困を理論的に考える」識者が対談(東京 2022.7.31)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVOKkhx_1z7vh5Tl?e=flkmTN

(興味深い記事だが、「(労働力の)脱商品化」のところは「脱資本化」とすべきである。資本論やマルクス経済学で言われている「労働力の商品化」は、その後の研究で、①労働力の商品化=労働者の自立独立と職業選択の自由、②労働力の資本化=採用された後は採用した側の独断的で一方的な業務命令で働かされ、利益追求の資本の一部品として使われる、の2つに区分し、後者=つまり、採用された後の労働力の使い方・使われ方を転換する事に注目していくべきであるという主張が出てきた。当然、ここには労働の成果の分配(所得)の決め方も入っている。この考え方は、今から数十年も前の、いわゆる「構造改革派」や「現代マルクス経済学派」(現代資本主義論争を展開していた人たち:1950~60年代)が提唱していたもの。こうした貴重な考え方が継承されない日本の経済学界の底の浅さを感じさせる記事だ。:田中一郎)


8.<社説>冤罪の根絶へ 再審法の見直しを急げ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/193010?rct=editorial

(関連)(拡散希望)(継続サイト)日本の司法・検察は抜本改革されなければならない:ポイントは(1)「法曹一元化」による司法官僚制度からの解放と、(2)有権者・国民からのフィードバック機能の強化、です- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-bbc6f8.html


9.アベ自民統一教会党のアホダラ・カルト

◆安倍元首相国葬に反対53% 内閣支持12ポイント急落51% | 共同通信
 https://nordot.app/926383600249176064

(1)(別添PDFファイル)恐るべき感覚 総汚染の自民党も岸田内閣も統一教会を切る気なし(日刊ゲンダイ 2022.8.1)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309064
(2)岸田政権9月内閣改造「入閣待機組22人」が旧統一教会と“濃厚接触”…関係を清算できるのか(日刊ゲンダイ 2022.8.1)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309065
(3)安倍元首相の「国葬」は“世界標準”からもズレている 海外では疑惑を残した人物は対象外の例|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308706
(4)安倍元首相を国葬で送るべきか 統一教会と“親密な関係”は周知の事実|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/308542
(5)旧統一教会と関係ある「安倍派議員35人」のリストがコレだ! 自民党内でも圧倒的な人数|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308709
(6)岸田首相65歳 “生誕祭” で盛り上がるも…コロナ、旧統一教会問題に「いつまでダンマリ」と怒りの声 - Smart FLASH
 https://smart-flash.jp/sociopolitics/193805

◆(別添PDFファイル)維新、13人が旧統一教会接点 藤田幹事長、組織的関係は否定:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/192771

(やっぱり、このチンピラ似非右翼どもも、統一教会のエサに群がっていたのか!?「反省します」とか言っているようだが、反省だけならサルでもするよ。責任を取って議員をやめたらどうか。「知りませんでした」で済む話か!:田中一郎)
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1.林真理子新理事長誕生:日本大学は立ち直れるか
 田中英寿旧理事長の下、不祥事に次ぐ不祥事を続け、大学の「私物化」経営による様々な不公正や犯罪行為までが氾濫する日本大学ですが、ここにきて司直の手が入り、十分とはいえないまでも、ようやくこの大学の「正常化」の動きが軌道に乗ってきたようです(田中英寿旧理事長は脱税容疑にとどまっており、いわゆる背任に関する罪は問われておりません)。以下、関係する情報を若干ご紹介し、私の疑念というか、今後のこの大学についての懸念をいくつか列記したいと思います。

◆日大理事長に林真理子氏就任「新しい風」女性理事9人- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE244BQ0U2A620C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220701_Y

◆新学長に元総長酒井氏選出へ 推薦委で決定 日大:時事ドットコム
 https://headtopics.com/jp/260322339838263724237-26917947

◆日本大学 新体制
 https://www.nihon-u.ac.jp/new_organization/

◆日本大学 HP
 https://www.nihon-u.ac.jp/

 <別添PDFファイル>
(1)(重要・必読)「新しい日本大学をつくる会」通信22-4(2022年7月12日)
 https://1drv.ms/b/s!ArtBTVAHlosVgVSeJ9NUkOIIU3WU?e=geTcRP
(2)作家林真理子氏 日大理事長就任「化学反応起こしたい」「癒着」「私物化」絶てるか(東京 2022.7.2)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8b5d890fbb541959922631b56c0064b3e3255f32
(3)林真理子理事長誕生、「N・N」(ニュー日大)再生へ決意、女性理事4割(毎日 2022.7.2)
 https://mainichi.jp/articles/20220702/ddm/041/100/088000c
(4)私大ガバナンス改革、迷走 有識者・私学が対立、議論越年(朝日 2021.12.30)
 https://www.asahi.com/articles/ASPDK6SZLPDKUTIL028.html

◆【ノーカット】日大・林真理子 新理事長 就任会見 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-7uwIDflDLw

◆(必読)林真理子氏「もう親・田中派はいないと信じている」日大理事長就任会見-読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20220701-OYT1T50265/


 <田中一郎コメント>
(1)林真理子新理事長が記者会見で明らかにした次の4つのことについて、今後、注目が必要
 ①理事の選任方法を変えた 具体的にルールはどのように変わったのか=少なくとも全教員の信任投票くらいは制度化すべき
 ②大規模な調査委員会を新設し徹底して田中英寿旧理事長時代の日本大学を調査する(1年以上かかる) 要追跡
 ③学生・教職員・卒業生・有識者らと「委員会」を創りたい 何を目的に、どう運営していくのか不明=これも要追跡
 ④オール日本大学によるサポート体制の要請(100万人を超える公友会他)「反林真理子」との対話(記者会見)との関係はいかに?

(2)元総長の酒井健夫氏(78)新学長の発言については、一般論・抽象的で要領を得ないが、次の点には要注目
 ①体育会系の部活動やサークル活動に対する規律や管理はどうするのか(昔からの日大不祥事のたまり場)
 ②コンプライアンス事務局や公益通報窓口などの体制・制度を拡充させるとある 今後追跡が必要
 ③教員が協力する全学プロジェクトチームをあちこちにつくるというが、これも内容は不明 今後追跡が必要 

◆「酒井学長に。今回の件は日大の体質が背景にあるが、田中前理事長以前の日大のトップも今の日大を作った責任ある。酒井さんは以前に学長やられているが、前回の反省はあるか?」との記者の問いに対して、酒井氏は「前回の総長就任の際、私は理事長選出の時は田中じゃない方を推薦した。それが私の答えになると思う。」と答えている。この回答の不誠実さは、この人物があまり信用のおける人物ではないことを示唆するのではないか。つまり、反省していない、今日のような日本大学をつくってしまった責任を感じていない、ということ。

(3)日大の体質改善 本当にできる? 元理事姉の広告会社との契約継続が判明 林真理子新理事長 未把握を会見で露呈:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/186998

(林新理事長がスタート時点で重大なチョンボ=認識が事実と違っているようでは話にならない:逆に東京新聞の取材活動 VERY GOOD、他のマスごみも忖度インタビューばかりやっていないで、少しは東京新聞を見習え! そして、今度は下記の人事。まるで神経を逆なでするような人選だが、何故にかような人物を再建・日本大学の顧問に選ぶのか?:田中一郎)

(関連)日大顧問にオリックス宮内義彦氏…林真理子理事長が推薦(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20220715-OYT1T50213/

(4)まだ頭が上がらない…日大副学長、公用車で田中英寿前理事長に持病薬届けさせる 文科省が再注意:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/173447

(関連)日大・田中前理事長が白昼堂々「日大校友会」を訪問 激怒した大学は「内容証明」を送付 - デイリー新潮
 https://www.dailyshincho.jp/article/2022/04151805/?all=1

(まだ、こんな調子だ。対応したという『日大校友会』本部の小幡純会長代理や日本大学副学長とやらは、その後どうなったのか? 前学長とはいえ「関係を絶つ」などと言った、その舌の根も乾かぬうちにこんなことをするチョウチン野郎がいる、それがこの大学の根本問題なのだ。厳しい「処分」をしたらどうか! 口頭注意くらいじゃ、またやるぞ!:田中一郎)

(5)ガバナンス改革の有識者会議が報告書―評議員会の一部権限を強化 - 大学改革を知る - Between情報サイト
 http://between.shinken-ad.co.jp/univ/2022/04/governance.html

(関連)(別添PDFファイル)私大ガバナンス改革、迷走 有識者・私学が対立、議論越年(朝日 2021.12.30)
 https://www.asahi.com/articles/ASPDK6SZLPDKUTIL028.html
(関連)私学ガバナンス、三つ目の会議でようやく着地へ 改革案、大筋了承:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3K6JTDQ3KUTIL031.html

(詳述は避けるが、文部科学省とその背後にいる自民党が進めようとしている私学改革とは、大学について簡単に申し上げれば、①政府・支配権力の意向や指示に素直に従う「下僕」としての大学にする(今なら軍産学共同を進める)、②大学を企業の商品開発の低コストで使い捨てしやすい下請け組織にし、多くのリスクは大学に取らせて企業は利益だけをいただくという算段、の2つを狙っている。そのためには、大学の自治を完全に奪わなければいけないので、今まで大学運営を担ってきた理事会の上に、外部委員だけからなる評議会を置き、大学の大きな意思決定は評議会が行うようにする、というもの。林理事長・酒井新学長は、この動きにどう対応するのかが明らかでない。当面は停止された私学助成金の回復が最大の目標になるが、いずれこの問題とは真剣に対峙しなければいけない時が来る。:田中一郎)

(6)大学運営の民主化の観点が弱い。大学の意思決定や人事などに関して、教員の参加は必要不可欠ではないか。また、問題によっては。職員や学生、それに卒業生OBらの参加も必要ではないか。特に、田中英寿旧理事長支配下の日本大学で行われていた法令違反行為に対して、日本大学の多くのステークホルダーが、何らかの法的な措置を取れるような「仕組み」を、日本大学自身が設けておくべきではないか。「新しい日本大学をつくる会」が提訴した訴訟の教訓は、そういう幅広い大学関係者が自分たちの大学の運営の適正化に、法的な権限を持って参加できるようにするということであったような気がする。株式会社の株主代表訴訟のような制度は、国会での法改正が必要だが、大学の定款にあたる寄付行為や、大学運営規則のようなもので、大学関係者の運営参加の制度や規則も作っておくべきではないか。(今回の理事メンバーに「新しい日本大学をつくる会」の人たちが1人もいないところも非常に気になるところである)

ということで、外部からの目とは言え、私には林・酒井の日大新体制には、既にかすかな黄色信号がともり始めているように思えてならない。

(関連)(報告)(2.22)オルタナティブな日本をめざして(第71回):「いま日本大学でなにがおきているのか:日本の私立大学が抱える諸問題」(長沼宗昭元日本大学法学部教授:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-292236.html


2.(他のMLでの議論)「ヘタレ牛」が先頭を歩く「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレぶり」と「御用化」

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◆学術会議、軍民「両用」技術の研究を容認…「単純に二分するのはもはや困難」 - 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20220726-OYT1T50377/

(一人残らず「こうだ」とまでは言わないが、この「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレ」ぶりは、今日の日本の大学や大学教授・研究者どもの「生態」を赤裸々に現している。科学が支配権力に包摂され、科学が似非科学・御用科学に変質・転落していくプロセスの一段階だと見れば、この現象はすっきりと理解できる。日本の大学は今こそ解体されるべきである。そもそも、学問研究の軍事利用や企業による商品開発の下僕化を画策している「総合科学技術・イノベーション会議」の軍産学情報複合化を「日本学術会議」が厳格に調査・検討し、その問題点を評価したものを見たことがない。何をやっとるのかという話だ。:田中一郎)

(関連)総合科学技術・イノベーション会議 - 内閣府
 https://www8.cao.go.jp/cstp/

(デュアル・ユース可能性の管理方法を真剣に考え検討し(私は特許制度を使えばいいと申し上げている)、学問や科学の軍事利用・不公正利用をどうやって防ぐかを考え検討するのが日本学術会議の使命である。それをしないでかようなバカ話を公表しているのなら、こんな団体はさっさと解散させてしまえばいい。心ある学者が、自己負担で、新「日本学術会議」を創設し、ゴロツキ政権の自公・維新政権を打倒した後にできる、まともな政権交代を待てばいい。こんな調子じゃ、今度はこの「日本学術会議」がそのうちに、統一教会も宗教団体の1つだ、信仰の自由は尊重されるべきだ、などと言いだしかねないぞ。:田中一郎)
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「デバ包丁は、料理にも使えますが、人殺しにも使えます」なんてことを、何故に、今、この段階で、小林鷹之科学技術担当大臣に文書で提出する必要があるのですか?

◆(別添PDFファイル)軍事転用可能な技術、学術会議「区別は困難」、担当相に文書(朝日 2022.728)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15370570.html

◆日本学術会議 “軍事目的の研究についての立場に変更ない” - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220727/k10013739341000.html

別添PDFファイルは、朝日カバカバ新聞の記事です。読売新聞ほど脚色されていないのかもしれませんが、似たようなことが書かれています。そして、早くもネット上には下記の記事が出ています。

◆学術会議の”軍民両用”容認 小林科技相「前向きに評価」(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3728c19ccde25b17c05d8aeb5edf81fcc1b49b6a

ついこの間、「経済安全保障推進法」が立憲民主党までが賛成をして成立したことを、「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレ牛」会長が知らぬはずはないでしょう。このタイミングで、「デバ包丁は、料理にも使えますが、人殺しにも使えます」なんてことを、何故に、今、この段階で、小林鷹之科学技術担当大臣に文書で提出する必要があるのですか? そして、こんな文書を提出すれば、受け取った方は、上記のネット記事のような反応を、マスごみらとともにするであろうことは十分に予想されることです。

(関連)(報告)(6.27)(緊急編)オルタナティブな日本をめざして:「徹底解説「経済安全保障推進法」 =危険な現代の国家総動員法」(海渡雄一弁護士 新ちょぼゼミ)(2022年6月27日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/06/post-888fe3.html
 https://www.youtube.com/watch?v=4KPI5u6x5zQ&t=29s(IWJのVTR

「ヘタレ牛」会長の思惑としては、どっちともとれるようなあいまいなことを言っておいて、あとは受け取る方が自由に解釈してください。自分たちは、責任を追及されれば、「何ら変わっておりません」などといってテキトーに逃げておけばいい、くらいのセンスでいるのではありませんか? 「日本学術会議」がホンモノの科学者・研究者の共同会議であるなら、まずは「経済安全保障推進法」制定に抗議の声明を出し、その上で、デュアルユースは技術的には軍事目的か否かは区別・分類をすることは難しい面はあるけれど、さまざまな方法や手段でそれを区分・峻別し、日本の科学や学問研究が、人殺しの手段である軍事に資することは断固として退けていきたいと考えている、と声明をし、またその旨を提出書類に書いておけばいいのです。

(上記NHKサイト記事)「当時の声明をわれわれが批判したり否定したりすることはできないと考えている」=コレ、何ですか!? 当時のことをどうこうなどと言っているのではないのですよ。科学史研究会の発表じゃないんです、今、現在の、ロクでもないアベスガキシダの自公政権の下での科学や研究や学問のあり方として、どうなのか、を聞いている、有権者・国民はそれについての見解を求めている、のであって、あんた、逃げるなよ! ということです。「軍事目的の研究についての立場に変更はないとしています」などと言っているが、ここでその「立場」とやらをはっきりとわかるように提出した書類に書き、その上で、「変更はない」=つまりは、軍事研究は絶対にしない・させない、と明記したのか、です。

最終的な断定までは致しませんが、また、読売やFNNの脚色もあるでしょうけれど、「日本学術会議」ならぬ「日本処世術会議」の「ヘタレ」状態は否定できないと見ています。2013年アベ政権成立以降の「ドアホ帝国」の「戦争国家」への道に、日本の学者・研究者の大半が、断固として立ちはだかろうという気迫は、残念ながら私には感じられません。「日本学術会議」も日本の大学や研究者も、支配権力に包摂された「御用学」事態が進行中だろうと思います。
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 <関連情報>
(1)学術会議、ナチス時代の牧師の言葉が現実に 森達也さん [日本学術会議]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNB66QRRNB6ULZU011.html
(2)学術会議、会員推薦ではない独自候補増へ 次期会員改選で方針 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20220419/k00/00m/040/258000c
(3)学術会議の梶田会長、6人の任命拒否は「じくじたる思い」だが…再推薦「考えていない」- 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20220419-OYT1T50163/
(4)学術会議人事介入-政権として調査せよ-田村智子氏が違法性示し迫る
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-03-31/2022033106_03_0.html
(5)首相、任命問題は「終了」 学術会議の梶田会長と初会談 | 共同通信
 https://nordot.app/854324121919045632?c=39546741839462401
(6)日本学術会議 会員選考手続きで新方針決定 選考理由公表など - NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220420/k10013591391000.html


 <「いちろうちゃんのブログ」>

◆日本の大学は腐っている(5):(メール転送です)京都大学宛「要望書」第3報(人骨問題公開学習会)=京都大学は投げかけられた疑問に対して、どうしてきちんと対応しないのか・できないのか- いちろうちゃんのブログ((1)~(4)はこのサイトに掲載しています)
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◆日本の大学は腐っている(6):軍学共同へ走る3つの国立大学(岡山大、大分大、豊橋技術科学大)=天下り文部官僚が大学運営を独断的に牛耳る中、抗議の声も出てこないのか!? 岡山大学はどうなっているのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-f08b16.html
草々

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