ウクライナ情勢(14):(他のMLでの議論です)キーウ郊外での市民虐殺の戦争犯罪を巡る議論 & 「経済安全保障推進法案」に賛成して「遅れてきた自民党補完政党」に転落した立憲民主党・国民民主党
前略,田中一郎です。
(最初に若干のことです)
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1.ウクライナ・オン・ファイヤー ~日本語字幕~ - ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40107141
(この映画を見ていない方は、今回のウクライナ戦争を語らないでいただきたい。戦争を議論するときに情緒をぶつけ合っていても無意味です)
2.バイオテクノロジー連続講座 第1回:(予約必要)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第73回)「生命操作時代の科学・技術、社会」(上林茂暢先生:新ちょぼゼミ)(2022年4月27日)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-74a7d9.html
<バイオテクノロジー連続講座 第2回>
◆(予約必要)(5.16)オルタナティブな日本をめざして(第74回):「「新型コロナ」ワクチンの正体と、その危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-44b0b3.html
<バイオテクノロジー連続講座 第3回>
◆(予約必要)(5.21)オルタナティブな日本をめざして(第75回):「化学物質とエピジェネティクス」(渋谷徹さん:新ちょぼゼミ)(2022年5月21日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-2318ba.html
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
3.緊急イベント
(1)(チラシ)(4.12)経済安保法案に異議あり! 院内集会(参加費無料:先着30名)
https://drive.google.com/file/d/1iQMd_N3JIzQV8fYI5o7mep4WGm762_B-/view?usp=sharing
(2)(チラシ)(4.15)福島原発事故 損害賠償千葉訴訟 最高裁口頭弁論
https://drive.google.com/file/d/125nZ1MN6Mw1dEHzdI7ytmIjgYn2ikT7n/view?usp=sharing
(関連)4月22日(金)14:00群馬訴訟 最高裁口頭弁論期日
(関連)4月25日(火)14:00生業訴訟 最高裁口頭弁論期日
(3)福島原発事故 損害賠償東京訴訟
4月20日10:30~ 東京地裁103号法廷
6月21日14:00 101号 1陣(高裁)
8月17日10:30 103号 2陣(地裁)
9月27日14:00 101号 1陣(高裁)
4.キャンペーン
(1)キャンペーン · 学長選考会議の権限強化に反対します―これ以上、大学を壊さないでください! · Change.org
(関連)お知らせ ·またもや大学を壊す政策が…!「稼げる大学」法案に反対してください! · Change.org
(2)キャンペーン · JRも他の鉄道会社と同様に、車いすユーザーが何本も電車を見送らずに電車に乗れる駅間連絡の仕組みを作ってください! · Change.org
5.立憲民主党 「経済安全保障推進法案」に賛成をして、自民党補完政党へ転落
◆経済安保法案、衆院内閣委で可決 立民・維新・国民賛成- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA062DY0W2A400C2000000/?n_cid=NMAIL007_20220406_Y
(関連)立憲野党は「経済安全保障推進法案」の拙速な採決に反対し、かつ、法案自体に断固反対せよ=これは第二の「重要土地等調査規制法案」であり、戦争準備法だ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-134f91.html
立憲民主党が自民党補完政党へ転落です。下記の自民党の動きとも歩調を合わせているのかもしれません。「世直し」を求める有権者は、来たる参議院選挙では立憲民主党・国民民主党への投票をやめ、それ以外の「世直し」党派勢力に投票いたしましょう。この政党は野党第1党から引きずり降ろす必要があります(しかし、間違っても、日本維新なんぞに投票はされませんように)。そうしないと、日本にはいつまでたっても夜明けは来ないでしょう。
(関連)防衛費増、自民が4月中に提言 台湾有事へ備え- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA017S00R00C22A4000000/?n_cid=NMAIL007_20220406_Y
◆安保法「白紙撤回」求めず 市民連合、野党に政策提言(共同通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab1152b500ec8b7a1c99ae8cbcff448f21a60b4f
(この「市民連合」という団体は、もはや「世直し」を求める広範な市民の代表とは言えない。立憲民主党・国民民主党らの日和見勢力と結びついた「改革を遅らせる」グループだと思われる。アベ政権の戦争法を「違憲部分だけ削除」などと言っていたら、「何が違憲か」を巡って小田原評定になり、政権交代があっても戦争法はなくならないだろう。悪質な政治家どもの「オブラート」をそのまま(知ってか知らずしてか)受け取って、選挙のために飲み込む愚かさ、こんな態度で今日の日本を改革できるなどと思っていたら大間違いである。纐纈厚山口大学名誉教授曰く「戦争法は全部が違憲である」。下記は少し前に私が書いた「市民連合」批判です。ご参考までに。
(関連)「世直し」勢力=「市民と野党の共闘」は体制を立て直せるか(その3):「市民連合」と「共同テーブル」、市民運動・社会運動がその体質を改善・強化して「世直し」勢力の先頭に立て!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-d4c8e6.html
6.反核燃団体、山田氏の擁立決定/六ケ所村長選 – デーリー東北デジタル
https://www.daily-tohoku.news/archives/103309
7.この2つのことは密接に関係しているのではありませんか???
(1)処理水巡り全漁連が政府に「断固反対」 萩生田経産相に全漁連の岸会長が改めて反対の姿勢示す・福島(福島中央テレビ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/80bbe7373737f078965732e631e3010e6a8fe904
(2)【速報】島根県がJFしまねの「共同漁業権」取り消しを検討(BSS山陰放送) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/d22aa2b24bebb9322f2dad4a60fc430576a293ad
8.1つ1つが看過できない記事ですが、ノーコメントでお知らせします
(1)「これが福祉なのか...」困窮者への特例貸付で破産連絡700件超 コロナ禍で大量申請、支援現場に葛藤:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169984
(2)非核三原則の法制化「必要ない」と岸田首相 本紙質問に書面回答:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169962
(3)萩生田経産相が突然アベノミクス批判…呆れた「おまえが言うな」変節に透ける打算|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/303424
<これまでのレビュー>
(1)ウクライナ情勢(13):①生物兵器開発を巡るアメリカとロシアの言い争い、②国際法や国連憲章を無視して世界中で戦争をしているのはアメリカだ、③「アゾフ大隊」とウクライナのネオナチ、④ウクライナへの支援について 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-efc30c.html
(2)(報告)(緊急編)(3.29)オルタナティブな日本をめざして:「ウクライナ情勢」(孫崎享さん:「新ちょぼゼミ」)(2022年3月29日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-5a3907.html
(このサイトの下の方に「ウクライナ情勢(1)~(12)を掲載しておきました)
<本日のIWJ日報>
◆日刊IWJガイド・非会員版「ロシアからマクドナルドは撤退してない? 欧州や日本企業が米国を筆頭とする経済制裁で撤退を余儀なくされている中、米国企業はロシアで営業中」2022.4.7号~No.3493号 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50556
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ウクライナ情勢(14)をお送りします。今回は他のMLでの「キーウ郊外での市民虐殺の戦争犯罪を巡る議論」についてです。私に反論をしてくる人たちのお粗末さが目に余ります。下記は、私と情報交換をしているある方の発言の一部です。ご参考までにご覧ください。全く同感です。「プーチン・ロシア100%悪玉論 & ゼレンスキー・ウクライナ100%善玉論」に立つ善悪二元論ではなく、「戦争」=「悪」の一元論で臨むべきです。
「もう、「ウクライナ戦争」はアメリカとロシアの覇権を争う「アメリカ対ロシア戦争」であることがはっきりしてきたと思います。私たちはどちらに味方すべきかなどに血道をあげるより、ウクライナの人々の犠牲者が増えないようにどうすれば良いかに全力をあげるべきだと思います。ひいては、ウクライナのようにアメリカの先てとして日本が利用されないためにはどうすれば良いかを今のうちにしっかり考えておくべきでしょう。」
◆朝日新聞 キーウ近郊、民間人410遺体「戦争犯罪」捜査へ ウクライナ発表
https://www.asahi.com/articles/DA3S15256876.html?ref=mor_mail_newspaper
https://www.asahi.com/articles/ASQ442F13Q44UHBI003.html?iref=pc_extlink
◆毎日新聞 キーウで民間人ら410人の遺体 米欧「戦争犯罪」と露の責任追及 - 毎日新聞
<順不同になりますが、この私のメールを強調したいので、最初に持ってきます>
1.この戦争犯罪の国際調査団派遣に対するロシア側、及びアメリカ・NATO&ウクライナ側の態度の見定めこそが重要
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キーウ郊外の街での一般市民虐殺犯罪について、ロシア正規軍側の犯行か、それともアメリカ・ウクライナ政権側の犯行かは、これからの両者の動き方を注意深くウォッチしていれば、おのずと浮き上がってくるのではないでしょうか。つまり、それぞれが、どれだけこの戦争犯罪の真相究明に協力的か、という観点で見定めていくということです。国連が主導する「中立性が確保された」国際調査団(メンバーの構成は、ロシアやベラルーシ、あるいはアメリカやNATO加盟国、ならびにロシアに敵対的な国、あるいは親ロシア的な国は除外)を派遣することに対する態度・協力度・積極度を注意深く見るということです。一刻も早く派遣することも大事、犯行現場がある一定の作為で変化が加えられると、事件の検証に支障が出るからです。
<こういう調査団は利益相反で×××>
*キーウ近郊民間人殺害 EUがウクライナと合同捜査チーム(TBS系(JNN)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1064e765dc152409ab3259d27cb6d9523e8e7bbd
*ロシアの戦争犯罪疑いで予備捜査開始 スウェーデン検察当局 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20220406-5SWKERCUMJP7ZIGEXZE6UE2JKU/
*スウェーデン、ウクライナに武器供与 長年の原則破り- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR28B7E0Y2A220C2000000/
今のところ、身の潔白を強調するロシアも、ロシアの犯行だと批判するアメリカやNATOなどの西側諸国も、現地調査を含むこの事件の緊急の真相究明を言わないのは非常に奇妙な話としか言いようがありません。お互いが、それぞれに、何か不都合なことがあるのかもしれないですね。戦争とは政治の延長である旨は、クラウゼヴィッツの「戦争論」に書かれています。
◆Peace Philosophy Centre- ジョー・ローリア:「ブチャの虐殺に数々の疑問」Joe Lauria- Questions Abound About Bucha Massacre (Japanese translation)
◆【号外第15弾】CIAのウクライナ関与の初期の拠点は米国南部の非公開施設だった! 2015年よりCIAは秘密集中訓練プログラムを実施!『このプログラムはウクライナ人に「ロシア人を殺す方法」を教えている』!『米国は内乱軍を訓練している』!『アフガニスタ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504410
◆TBS報道特集:プーチン大統領のロシアに何が? (2022/03/05)
http://www.tbs.co.jp/houtoku/archive/20220305_1.html
(アメリカは2000人規模の軍事顧問団をウクライナに送って、ロシアを仮想敵国とした軍事演習を指導していた:元自衛艦隊司令官・香田洋二氏)
<これに対する反論が下記>
西側だけとは言え複数のメディアが現地取材を元にした報道。ウクライナ側のロシア兵捕虜の扱いに批判した人権団体も現地入っている状況。国連安保理でゼレンスキーが演説し、人権委員会からロシアを放逐する議論がされている状況。国連総会決議に棄権したインドの態度の変化。
真実とまでは断定しませんが、ロシアの行為である蓋然性が明確な状況で、これですか。不可知論の極みとしか言いようがない。これで日本アメリカの過去の戦争を語れるのだろうか。お互いに言い分があるというライトなネトウヨ的な立場と変わらない。多分この十倍の分量で反論があるでしょう。それを読む気もしないし、この短文にそこまでしなと反論できないとしたら、ロジックとして脆弱としかいいようない。
<上記に対して私が発信した反論=慎重な判断は当たり前>
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この戦争犯罪の犯人は極刑に処されるでしょう。また、この犯行を指示し、あるいは実行に関与した国は、許されない。
だからこそ、慎重な判断は当然のことです。事件の真相を明らかにするため、中立の立場にあるメンバーで構成された国際調査団を派遣し調査をするということに、日本の人間が異議を提唱するなど、どういう考えか、目を疑います。
そもそもロシアもウクライナの現政権も一般市民を殺傷してきた過去があるから厳格な調査は当然のことです。ネオナチ「アゾフ大隊」がウクライナ正規軍に編入されていることは、世界中が知っています。そしてその背後にアメリカがいた。
戦争時に偏った情報で扇動され、頭に血を登らせてはいけない、と言っているのがわからないのでしょうか?
過去を振り返れば、満州事変も、トンキン湾事件も、モサデク事件も、9.11同時多発テロも、イラク大量破壊兵器も、湾岸戦争も、嘘八百のプロパガンダで塗り固められていたでしょうに。
<上記に対して同一人物より下記が送られてきました>
調査団が入ることに反対など氏いません。調査して裁かれるべきです。キーウ近郊ですのでロシア系の住民殺されたといいう状況ではないし、安保理でロシアからまともな反論なく、ロシア側のソース以外にウクライナ側という主張はみたことがない。西側だけと言われるかもしれませんせんが、複数のメディアと人権団体からの情報は豊富で、これだけも情報を捏造するできとは思えない量です。万一の留保はつけても50:50でなく90:10でロシア側とみるの妥当ではないか。万一の留保というレベル書き方ではなかった。
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2.「大本営発表」をそのまま信じてはいけない(田中一郎)
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「大本営発表」をそのまま信じてはいけないのです。日本人は今から77年前を忘れてしまったのでしょうか?(NHKはその筆頭格)
(キーウ近郊の市民虐殺を)ロシア軍の仕業だと決めつけるのは尚早です。そうかもしれないし、そうでないかもしれません。ウクライナ国内のネオナチ・暴力極右民兵や、アメリカその他の工作員(民間軍事会社を含む)の仕業かもしれません。ウクライナ正規軍だって怪しい。
日本はついこの間まで対米隷属の新植民地国家でした。戦争時には報道や情報は統制されると考えるのが常識、マスごみ報道を突き放して相対化して見る・聞くことが基本。今、日本で、ロシア100%悪にして、ナショナリズムと武力国防と、ウクライナ連帯を声高に叫ぶ勢力の総大将は、自民党、です。
念のために申し上げておきますが、ロシアの仕業ではない、と申し上げているのではありません。
◆ウクライナ情勢(13):①生物兵器開発を巡るアメリカとロシアの言い争い、②国際法や国連憲章を無視して世界中で戦争をしているのはアメリカだ、③「アゾフ大隊」とウクライナのネオナチ、④ウクライナへの支援について 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-efc30c.html
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(上記の私のメールに対して返ってきたのが下記です)
ああ またや 歯止めきかない 陰謀論 (笑)怒
3.キーウ周辺で「大量虐殺」:こういう問題は慎重な事実確認が必要だということです(ウクライナ政権側には東ウクライナで前科があると言われているからです)(田中一郎)
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こういう問題は慎重な事実確認が必要だということです。ウクライナ政権側には東ウクライナで前科があると言われているからです。
◆キーウ周辺で「大量虐殺」 ロシア軍、撤収間際まで住民殺害か - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220404/k00/00m/030/210000c
紹介された上記毎日新聞にも下記の記載があります。
「インタファクス通信によると、露国防省は4月3日、ブチャでの暴力や人権侵害を一切否定した。また、「露軍がブチャから撤収したのは3月30日。4日後になって初めて『犯罪の証拠』が報じられたのは驚くに当たらない」と指摘し、露軍撤収後にウクライナ軍や情報当局が住民を大量殺害したとの考えを示唆した。」
ここのシロクロをはっきりさせない限り、確たることは言えません。
上記をロシア正規軍の仕業だと決めつけるのは尚早です。そうかもしれないし、そうでないかもしれません。ウクライナ国内のネオナチ・暴力極右民兵や、アメリカその他の工作員(民間軍事会社を含む)の仕業かもしれません。義勇軍と称する残虐な外人部隊かもしれない。ウクライナ正規軍だって怪しい。
とにかく日本の今日の報道は「大本営発表」そのものです。(NHKはその筆頭格)マスごみ報道を突き放して相対化して見る・聞くことが基本。
下記のような情報もあります。
(下記はメール転送です:抜粋)
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時系列だけでも変。
❇️3月30日
ロシア軍ブチャ市を去る
3月31日
ブチャ市長は町が「解放された」と発表。残虐行為については言及していない
4月1日
アゾフ大隊ブチャ市に入る
4月3日
ウクライナ国防省、「ロシア」の残虐行為を撮影した映像を公開
❇️アントノフ氏は、ロシア軍撤退後のウクライナ軍によるブチャへの砲撃について、米国は沈黙していると述べた。
機械翻訳(別添PDFファイル)
https://drive.google.com/file/d/1mpcOTtLFtIjadhgp5C5DY4zbm43JOKhc/view?usp=sharing
あと、別の視点から見破った人も ⬇️
❇️2日前は街が破壊されたと動画公開して、今日は虐殺と追加。
(街が破壊されたという動画には、死体がなかった)
🇺🇦軍による現実の #ブチャ虐殺 について連続ツイート中ですが、これは自分のブチャ虐殺を🇷🇺軍に擦り付ける🇺🇦軍がブチャで撮った動画に映り込んだ、動く死体❗
車の右手の死体が手を動かしたり起き上がる様子がミラー越しに映っている😂 シリアで役者を使った死体動画に長けていた #WhiteHelmet の手口
https://t.co/M2eEvZQylM (➾ ツイッター社に言論妨害されているようです:田中一郎追記)
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4.西側情報の危うさの一例:【IWJ号外第14弾】マリウポリでの「ロシア軍による劇場攻撃で300人死亡」の情報源は、当時マリウポリにいなかったたった一人の「親アゾフ当局者」によるものと判明!!(田中一郎)
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下記は西側情報の危うさの一例です。この記事とても、私は100%その通りだと思っているわけではありません。常に相対的に認識し、反証的な情報があればチェックを入れるようにしています。
戦争時において、片側サイドに偏った情報だけで激情化する情緒的な単純単細胞は危険です。簡単に扇動に乗せられてしまいかねません。これは右翼・左翼に関係ありません(昔は単純単細胞は似非右翼の専売特許のようなもので、左翼・リベラルはもの事の判断に慎重でしたが、今は左翼・リベラルの劣化が見られるように思えてなりません)。戦前の大本営発表のマスコミ報道を思い出せば十分でしょう。あるいは、戦後の3大暗黒事件と言われた下山事件、松川事件、三鷹事件でも思い出してください。そして、当時の新聞をご覧になったらいい。
【IWJ号外第14弾】マリウポリでの「ロシア軍による劇場攻撃で300人死亡」の情報源は、当時マリウポリにいなかったたった一人の「親アゾフ当局者」によるものと判明!! 米独立メディア『ザ・グレーゾーン』が、最初に記事を共同執筆したBBCの仲介者兼レポーターのウクライナ人女性を「民族主義的なウクライナの広報」と指摘! さらにBBCが「ロシア弱体化」を明確に意図した英政府の秘密プログラムに参加していた事実も暴露! 2022.4.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504340
さて、下記の記事ですが、
「軍撤退前に殺害と米紙 衛星写真分析、ロシアの主張否定」共同通信 2022/4/5 11:24 (JST)
https://nordot.app/883875339580850176
「ロシア軍は先月30日前後に撤退したが、多くの殺害行為は3週間以上前に行われたとみられるという。同紙によると、ブチャの大通りに横たわっていた少なくとも11遺体については、衛星写真により、先月11日から倒れていたことが確認できた。」
何の説明にもなっていないですね。
(1)わずか11遺体が確認されたということですか? 被害者は朝日新聞記事で410人の民間人とあります。
https://www.asahi.com/articles/ASQ440T2KQ43UHBI02Q.html
(2)多くの殺害行為は3週間以上前に行われたということを衛星で観察していたのなら、何故、もっと早く公表しないのか?
(3)今朝、私がお送りした「時間の順序」や「ウクライナ側の発表の仕方」のおかしさの説明はありません。
こういうことを書くと、情緒的な単純単細胞の諸君は「お前はロシアの味方をするのか?」「お前はロシアの虐殺を否定するのか?」「お前はロシアの行為を正当化するのか、あいまいにするのか?」「また陰謀論か?」「デマゴーグはやめろ!」「フェイクだ!」などと叫び出す御仁が少なくない。右翼勢力に限らず左翼・リベラル勢力にも散見する。この傾向は、今回のウクライナ戦争にとどまらず、「新型コロナ」&コロナワクチンでもひどかったし、もっとさかのぼると、「9.11同時多発テロ」なる事件(この事件などは未だに真相は闇の中です)から見られる社会現象です。危険な兆候と言わざるを得ません。
この問題について、私なら、「中立が確保されたNGO/NPOやジャーナリスト、医学者・科学者」で構成される国際調査団を緊急に結成し、現地に入って調査をすればいいのではないか、現場検証も重要で、死体は死後何日くらいたっているかなど、重要情報が取れるよう、調査体制をきちんととれ、ということではないかと思います。
また、ロシアが自分たちが犯人ではないというのなら、この調査・捜査に協力をし、かつ、犯人が見つかった場合には、これを裁く国際法廷の設置にも協力せよ、と申し入れすべきではありませんか? アメリカやNATOは何をしているのでしょう? (ひょっとして、ロシアもアメリカ・NATOもそれぞれに真相がわかると困る事情でもあるのかな? そして、こういう時にこそ、日本が出ていけばいい)
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5.証拠不十分(田中一郎)
上記メールに反論が来ましたので再度メール発信したのが下記です。
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この犯罪の犯人は極刑に処されるものと思われます。こんな程度の「証拠」で、犯人特定はできないでしょう、と言っているのです。情緒的に、あるいは政治的に、判断をしてはいけないと言っているのです。
「わずか11遺体」という言葉に驚愕しました。」=言葉遊びはおやめなさい。そういう問題ではありません。400余名の被害者を証明できていないでしょう、という意味です。戦闘による戦死者かもしれないし、何故に死去したかわからない。
衛星で監視しているのなら、それ以外のこともいろいろわかっているのではありませんか? 何故、公開しないのでしょう?
こういう議論が、まずは「ロシア悪100%」=「ロシアがやったに違いない、間違いない」という決めつけから、その結論に結び付けるさまざまなことを収集して騒ぐ、というパターンの一例なのです。頭を冷やしなさい。
私はアメリカやNATO、あるいは国連が、この戦争犯罪に対してどのように動くかに注目しています。夕刊では、国連安保理が取り上げるような記事が出ていました。日本のマスごみは、まずはロシア大使館へ説明を求めに行くべきです。
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6.なお、証拠不十分(田中一郎)
まだ食い下がってくるので、更にもう1つ発信
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(再掲)「軍撤退前に殺害と米紙 衛星写真分析、ロシアの主張否定」共同通信 2022/4/5 11:24 (JST)
https://nordot.app/883875339580850176
私の申し上げていることに何も答えておられません。
*「しかし、ロシア国防省やロシア大統領府が主張している、遺体はロシア軍が去ってから出てきた、ということは衛星写真と現場写真、動画の照合によって明確に否定されました。」
⇒ 410人ー11人=399人はどうなりましたか? 否定など、できていませんよ。答をはぐらかしてはいけない。あなたが言うように「一人一人の遺体にはそれぞれの名前があり人生があり、家族、友人、知人がいます。」から、なおさらでしょう。
*「ロシア軍は先月30日前後に撤退したが、多くの殺害行為は3週間以上前に行われたとみられるという」というニューヨークタイムズの記事は全く証明されていませんよ! 11人でさえ、ロシア正規軍が虐殺したのかどうか不明なのに、残り399人には何の言及もなく、何故、「多くの殺害行為は(ロシア軍によって)3週間以上前に行われたとみられる」と言えるのですか?
*私は「ロシア悪100%」=「ロシアがやったに違いない、間違いない」などとは一言も言っておりません。その点、くれぐれも誤解のないようにお願いいたします。
⇒ ならば結構なことですから、誤解されないように発信してください。
*「どの陣営であれ、武力を頼んで、力は正義なり、と居直る者は平和を破壊する者です」
⇒ ウクライナの政権は、2004年のオレンジ革命で成立した政権のユーシェンコ大統領が、あの暴力極右で大問題の人物であるステパン・バンデラを民族の英雄だと言ってみたり、2014年のマイダン革命では、水面下で海外勢力や極右暴力の集団が蠢いたり、その後の大統領のポロシェンコやゼレンスキーの時代もまた、「武力を頼んで、力は正義なり、と居直る者は平和を破壊する者」だったのです。
ロシアに対してこのように言うのなら、ウクライナの政府政権に対しても言わなければ、それは片手落ちというものです。また、特にアメリカの動きなどはウクライナ戦争の原因をつくった張本人です。今もウクライナ人を扇動して、武器弾薬を大量に供与し、ロシアとの戦争に駆り立てている。ロシアは核大国です、分かっているのですか?
そうした、ウクライナ戦争の全体像を語らないで、ことさらプーチン・ロシアの邪悪のみをつまみ上げて騒ぐから、おかしいんじゃないですか、そんなんじゃ問題は解決しません、と申し上げているのです。
戦争をやめさせること、
戦争犯罪は徹底して許さないこと、
二度と武力衝突が起きないようにすること、
これを目指して議論をすべきです。
ロシアが悪い、いやウクライナだ、いやいやアメリカ・NATOだ、
こんな議論は棚上げにした方がいい。一般市民を巻き込んで戦争などやっている全当事者が悪い。
(最初に引用した方と同意見です:田中一郎追記)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.お粗末ウクライナ戦災被害者支援
自衛隊装備品を米軍機に乗せてウクライナへ送った「平和国家という仮面をかぶった対米隷属の戦争国家」=ニッポンが、ご主人様のアメリカに言われてアリバイ行為としてやったのがウクライナの戦災被害者への形だけの支援でした。またぞろ世界に向けて「恥さらし」です。
(1)形だけの「やっているふり」 ウクライナ避難民支援の欺瞞|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/303382
(2)政府専用機で到着 ウクライナ避難民「たった20人」をどう見るか|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/303476
(3)身寄りなし来日ウクライナ避難民を待つデジタル監視…政府の“実験台”にされると危惧する声|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/303534
◆【茂木敏充】自民議員がウクライナ支援「1人1万円寄付」…世界も破格の“高給とり”だけに「セコイ」の声|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/303512
8.「ネオナチのファシスト」は少数派です、はどうやって確かめたのですか?(田中一郎)
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「ウクライナに民族主義極右団体が存在し、武装化して、正規軍に組み込まれた部隊もありますが、①右翼グループ内でも「ネオナチのファシスト」は少数派です。アゾフ大隊(連隊)の構成員はわずか1000人ほどで、②ネオナチ派はさらにその中で1割ていど、アゾフ隊のなかにはユダヤ人部隊も存在しているほどで、③全体がネオナチ団体に乗っ取られているというのは事実ではありません。④まして現政権がネオナチに完全にのっとられたなどということは明らかに間違いです。」(Aさんのメールの引用)
Aさんへ、
番号をつけておきましたから、それぞれ、どのように事実確認したかをお伝えください。②などは確認しようがないと思いますが・・・。また、「民族主義極右団体」は全部調べ上げてあるのですか? わかっていたら、アゾフ大隊以外を列記してください。
また、④については、2014年以降のポロシェンコ政権、及びゼレンスキー政権の中枢=つまり、政権幹部やそれを支えるオルガルヒなどのウクライナ財界人らが、ネオナチ思想に染まっていると、事実上「乗っ取られた」ことになるのではないかと思いますが、いかがですか? ゼレンスキー大統領は実質上の権限をほとんど持たず、政権をグリップしている勢力の浄瑠璃人形のような、操り人形のような存在だという人もいます。
そもそも「ネオナチ」という概念がかなりの広がりがあり、もっぱらスタイル模倣や類似の言動パターンをさして言っているような気もします。ウィキペディアの説明は下記です。必ずしもユダヤ人排斥・抹殺を主張するものでもないような感じがします。だから「ネオ」なのではないですか?
「ネオナチ(英語: neo-Nazism、ドイツ語: Neonazismus)とは、ナチズムを復興しようとする、または類似性を持つ、第二次世界大戦後の社会的あるいは政治的運動の総称である。「ネオナチ」という語は、それらの運動のイデオロギーを指す意味でも使われている。ネオナチのイデオロギーは、オリジナルのナチスやナチズムに近いものから、相違点が大きいものなどさまざまである。概して部外者に使う言葉である。多くの国に組織があり国際的なネットワークも存在するなど、世界的に見られる現象となっている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%81
なので、2014年以降、ウクライナ政権やウクライナ正規軍、あるいは暴力右翼集団が「ネオナチ」色が強いと言えないこともないような気がします。
しかし、この問題が重要なのは、ウクライナに軍事侵攻したプーチン・ロシアの大義名分が「ウクライナをネオナチから解放する」であり、このプロパガンダはロシア国内でもっぱら派手に宣伝されていて、多くのロシア人も「そうだ」と思っている可能性があるからです。
<これに対するAさんの返信>
なんとしてもロシア擁護したい、という念に凝り固まって延々屁理屈と揚げ足取りをくりかえしている人こそ、頭を冷やして客観的事実を認識したほうがいいですね。「日刊ゲンダイ」誌面が完全に反プーチンに舵をきったら、つぎのソースは、IWJ頼りですか?
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<上記に対する私の追信>
9.私の質問に答えられないということね(田中一郎)
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私の質問に答えられないということね。要するに事実確認なんてやってない、どうでもいい、そう思っているのでしょう。お前はロシアの手先か! そう言いたいのでしょう。
そういう連中が中心になってロシア叩きにご執心ということです。もやは、うるさいだけ、の存在になりつつあります。昨日のニューズウィークを紹介していた人もそうでした。あれで「大量虐殺」がロシア軍が犯人だなどとは言えないでしょうに。
朝鮮半島や台湾での有事のことを推測すると、ぞっとします。アメリカや西側からたれ流される「戦争宣伝」に踊らされて、日本国中が翼賛状況になるでしょう。
白井聡氏いわく「戦後国体」の「陛下」は、アメリカさまであり、その「国体」を構成する新臣民たちの体質はアジア太平洋戦争前と基本的には変わっていない。
戦争下において、事実確認をしっかりしないで、情緒的に断片情報を摘まみ上げて、大騒ぎをする、これは絶対にしてはいけないことです。
さまざまな情報が政府やマスごみなどから流れてくる中で、認識は常に相対的で、暫定的に行い、日々、それを様々な追加情報で洗って、検証しながら歩いていく、信じ込まない、寄りかからない、盲従しない、そういう基本的態度が重要です。
ナショナリズムという前近代的なイデオロギーに染められて、武力行使により見解や利害の対立を解消しようとする反日本国憲法の「戦争」こそが、人類の振る舞いの中で最も「最悪」であるという価値観で臨むべきです。
「プーチン・ロシア100%悪玉論 & ゼレンスキー・ウクライナ100%善玉論」の善悪二元論ではなく、「戦争」=「悪」の一元論です。しかも、戦争リアリティを持ち、解決はプラグマティズムで臨まなければうまくいきません(伊勢崎賢治氏)。
そう考えた場合、日本の今日のウクライナ戦争に対する姿勢は、(似非)右翼・右派や政府はもちろん、マスごみも、左翼・左派・リベラルの多くも、多くの有権者・国民も愚かというほかありません。この姿勢の向こうに待っているのは、日本のウクライナ化であり、極東での戦争であり、それがエスカレートした核戦争、つまりは第三次世界大戦、ということになります。
早く目を覚ませ!
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10.(メール転送です)ウクライナのユーリー・シェリアジェンコ氏:すべての側が戦争を煽ってきた。包括的な和平交渉だけが戦争を終わらせることができる(2022年3月22日付デモクラシー・ナウ!)(太田光征さん)
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前略、田中一郎です。
(メール転送です)
大田さんは、今回のウクライナ戦争を巡って、しっかりとした議論を展開している数少ない青年です。私と考え方がよく似ています。下記の文章のうち、たとえば、
「ロシアはウクライナから撤退せよ。NATOは廃止を」
「ヨーロッパの非暴力平和主義者がプーチンとゼレンスキーに最後通告を出すと述べました」
にご注目下さい。決してロシア糾弾だけではないのです。
草々
-----Original Message-----
Sent: Tuesday, April 5, 2022 11:24 PM
Subject:ウクライナのユーリー・シェリアジェンコ氏:すべての側が戦争を煽ってきた。包括的な和平交渉だけが戦争を終わらせることができる(2022年3月22日付デモクラシー・ナウ!)
[BCCで送信させていただきます。重複受信の際はご容赦ください。転送・転載歓迎。]
ウクライナのユーリー・シェリアジェンコ氏:すべての側が戦争を煽ってきた。包括的な和平交渉だけが戦争を終わらせることができる(2022年3月22日付デモクラシー・ナウ!)
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/486314475.html
気づくのが遅すぎましたが、3月22日のデモクラシー・ナウ!の番組をご紹介します。ウクライナの非武装主義者ユーリー・シェリアジェンコ氏については既に何度かご紹介しましたが、日本のウクライナ反戦運動に必要だが欠けているものをシェリアジェンコ氏が言ってくれています私が言いたいことをまとめて言ってくれています。
シェリアジェンコ氏はウクライナ戦争を西側と東側の対立と見なした上で、ロシアや中国に対する憎悪を煽るのではなく、包括的な和平交渉を戦争当局だけでなく市民も追求するよう求めています。米国からロシア、米国から中国への脅しの政治を止め、あらゆる覇権を排除して調和を確立するための交渉をバイデン、ゼレンスキー、プーチン、習近平に求めています。ドンバス内戦に先立つNATOの拡大、暴力的なマイダン革命、ミンスク合意違反、ウクライナの軍事的対応、好戦的なウクライナ市民社会、戦争を煽る軍需企業をも当然のように批判しています。またコードピンクの呼びかけで4月28日に行う国際デモ「ストップ・ロッキード・マーティン」やNATO反対連合による6月の反NATO首脳会議デモ、「平和のためのヨーロッパ」キャンペーンが非暴力平和キャラバンを紛争地に派遣して平和維持に当たる活動、兵役拒否支援の請願署名などを紹介しています。
日本のウクライナ反戦運動がくれぐれも米国によるロシア崩壊、対中国戦争の準備に荷担しないようにしたいものです。
*キエフ在住のウクライナ人平和主義者:すべての側が戦争を煽ってきた。包括的な和平交渉だけが戦争を終わらせることができる(2022年3月22日付デモクラシー・ナウ!)
Ukrainian Pacifist in Kyiv: All Sides Have Fueled the War. Only Comprehensive Peace Talks Can End It | Democracy Now!
https://www.democracynow.org/2022/3/22/yurii_sheliazhenko_russian_invasion_week_4
ウクライナのケルソン市では月曜日、非暴力の反戦抗議者数百人が集まり、ロシアの占領に反対するとともに、非自発的兵役に異議を唱えました。ロシア軍はスタングレネードや機関銃で群衆を解散させました。一方、バイデン大統領はブリュッセルで今週開催されるNATO首脳会議に向けて出発する予定で、西側同盟はロシアが核兵器やその他の大量破壊兵器の使用に転じた場合の対応について協議する準備を進めています。キエフ在住のウクライナ人平和活動家ユーリー・シェリアジェンコは、戦争の両当事者が歩み寄って事態を緩和させなければならないとして、「私たちに必要なのは、さらなる武器やさらなる制裁、ロシアや中国に対するさらなる憎悪による紛争の激化ではなく、もちろんその代わりに、包括的な和平交渉が必要なのです」と語っています。
エイミー・グッドマン:こちらはデモクラシー・ナウ!です。フアン・ゴンサレスとお送りします。
今日の番組はウクライナのキエフで終わります。キエフから、ユーリー・シェリアジェンコに参加してもらいました。彼はウクライナ平和主義者運動の事務局長であり、欧州良心的兵役拒否協会の理事でもあります。また、ワールド・ビヨンド・ウォーの理事、ウクライナのキエフにあるクロック大学の研究員も務めています。ロシア軍は占領している南ウクライナのケルソン市で、スタングレネードと機関銃を使用して、ロシアの占領に抗議すべく月曜日に集まった数百人の群衆を解散させましたが*、ユーリーはケルソン市からの報告を入念にフォローしています。
*訳者注記
Russian troops use stun grenades and gunfire to clear Ukrainian protest in Kherson - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=QqWgkdRaYJg
ユーリー、デモクラシー・ナウ!にまたようこそ。あなたはまだキエフにいますね。今、何が起きているのか、何を求めているのか、お話しいただけますか。特に興味があるのは、ロシアが都市を破壊できないように、飛行禁止区域を求める声でほとんど一色のようですが、西側諸国は飛行禁止区域の設定を強制すること、つまりロシアの飛行機を撃ち落とすことが、核戦争につながることを深く懸念しています。これに対するあなたの立場を教えてください。
ユーリー・シェリアジェンコ:エイミー、ありがとうございます。平和を愛する世界中のすべての皆さん、こんにちは。
もちろん、飛行禁止区域は現在の危機に対する軍事的な対応です。そして、私たちに必要なのは、さらなる武器やさらなる制裁、ロシアや中国に対するさらなる憎悪による紛争の激化ではなく、もちろんその代わりに、包括的な和平交渉が必要なのです。そして、米国はこの紛争に無関係な当事者ではありません。それどころか、この紛争はウクライナを超えたところにあります。西側と東側の対立と、ロシアとウクライナの対立という二面性があるのです。NATOの拡大が先にあって、2014年にキエフで西側がスポンサーとなったウクライナの民族主義者による暴力的な権力奪取が起こり、同じ年にクリミアとドンバスでロシアの民族主義者とロシア軍による暴力的な権力奪取が起こったのです。
つまり、2014年というのは、もちろん、この暴力的な紛争が、最初から、政府と分離主義者の間で始まった年だったのです。そして、大規模な戦闘の後、和平協定のミンスク合意が締結されましたが、双方がこれを順守せず、双方での停戦違反に関するOSCEの客観的な報告書があるわけです。これらの停戦違反は、ロシアがウクライナに不法に侵攻する前からエスカレートしていました。そもそもの問題は、国連安全保障理事会が国際的に承認した平和的解決策が、当時は順守されなかったことです。そして今、バイデン、ゼレンスキー、プーチン、習近平が一つの交渉のテーブルにつき、この世界をより良く変える方法、あらゆる覇権を排除し、調和を確立する方法を話し合う代わりに、米国からロシア、米国から中国への脅しの政治、戦争に夢中のウクライナ市民社会による飛行禁止区域の設置という要求を目の当たりにしているのです。
ところで、ウクライナにおけるロシア人に対する憎しみはすごいもので、この憎しみは、戦争屋の政権だけでなく、ロシアの人々に対しても、世界中に広がっています。しかし、私たちはロシアの人々が、その多くがこの戦争に反対していることを目の当たりにしています。そして、私は、戦争や戦争屋に非暴力で抵抗するすべての勇気ある人々、ロシアによる占領に抗議したウクライナのケルソン市の人々に感謝します。そして、侵略軍であるロシア軍隊は、これらの人々に向かって銃を撃ちました。残念なことです。
ご承知の通り、ウクライナには非暴力的な生き方を追求する人たちがたくさんいます。ロシアの侵略前に代替任務に就いたわが国の良心的兵役拒否者の数は1659人でした。この数字は、欧州良心的兵役拒否協会(EBCO)が発表した良心的兵役拒否に関する2021年年次報告書( https://ebco-beoc.org/sites/ebco-beoc.org/files/attachments/2022-03-21-EBCO_Annual_Report_2021_0.pdf )からのものです。
この報告書は、2021年にウクライナ、ロシア、ロシア占領下のクリミアとドンバス、トルコ、トルコ占領下のキプロス北部、アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシなど幾つかの国で、多くの良心的兵役拒否者たちにとってヨーロッパが安全な場所ではなかったと結論付けています。良心的兵役拒否者は、訴追、逮捕、軍事法廷での裁判、投獄、罰金、脅迫、攻撃、死の脅し、差別に直面しました。ウクライナでは、軍隊に対する批判や良心的兵役拒否の主張は反逆罪とみなされ、処罰されます。ロシアでは、反戦集会で何千人もの人々が逮捕され、罰金を課されました。
EBCOの年次報告書から、「ロシアにおける良心的兵役拒否者運動」の声明文を引用したいと思います。「ウクライナで起きていることは、ロシアが引き起こした戦争である。良心的兵役拒否者運動は、ロシアの軍事侵攻を非難する。そして、ロシアに戦争を止めるよう要求する。良心的兵役拒否者運動は、ロシア人兵士に敵対行為に参加しないよう呼びかける。戦争犯罪人になるな。良心的兵役拒否者運動は、すべての新兵に兵役を拒否するよう呼びかける。代わりの文民活動を申し出るか、健康上の理由で免除されるよう努力せよと」。そしてもちろん、ウクライナ平和主義者運動もまた、ウクライナの軍事的対応と、軍事的解決策を追求した結果であるとみているこの交渉の停滞を非難します。
フアン・ゴンザレス:ユーリー、あと数分しかないので聞きたいのですが、あなたは既に米国とNATOの直接的な関与について話していますね。西側からウクライナに供給された武器の問題だけでなく、明らかに、ウクライナ軍が西側から受け取っている可能性が非常に高い実際の衛星監視データに関しても、ほとんど報道されていませんね。何年か後には、ロシア軍へのドローン攻撃はネバダなどのアメリカ基地から遠隔操作されていたとか、ウクライナ国内に既に相当数のCIAや特殊作戦部隊が存在していたとか、そういうことが分かってくるのではないかと推測します。おっしゃるように、ロシア、アメリカ、ウクライナのすべての側に民族主義者がいて、今の危機を煽っています。この戦争に対するウクライナの人々の抵抗はどのようなものなのか、あなたの感覚はいかがでしょうか。抵抗はどの程度広がっているのでしょうか。
ユーリー・シェリアジェンコ:ご存じのとおり、このエスカレーションは、これらの軍需企業の働きかけによるものです。私たちはアメリカの国防長官ロイド・オースティンがレイセオンとつながっていることを知っています。彼は取締役でした。レイセオンの株価はニューヨーク証券取引所で6%の伸びを示していることも知っています。ウクライナにスティンガーミサイルを供給し、ジャベリンミサイルの製造元であるレイセオンは、38%の成長率を記録しています。そしてもちろん、このロッキード・マーティンもあります。F-35戦闘機を供給しています。14%の成長率です。彼らは戦争から利益を得て、戦争を推進し、流血や破壊からさらに利益を得たいとさえ思っています。何とか核戦争の規模にエスカレートしていませんが。
そして、人々は政府に対して、戦うのではなく、交渉するように迫るべきです。アメリカやヨーロッパでは、戦争屋に反対する多くの行動が行われています。WorldBeyondWar.orgのウェブサイト( https://worldbeyondwar.org/ )では、「ロシアはウクライナから撤退せよ。NATOは廃止を」というバナーがある告知を見つけることができます。コードピンクは、バイデン大統領と米国議会に対し、エスカレーションではなく交渉のための請願を続けています。またコードピンクは、4月28日に世界規模のデモ「ストップ・ロッキード・マーティン」を行う予定です。
NATO反対連合は、2022年6月にこの件とマドリードでのNATO首脳会議に反対してデモ行進を行うと発表しました。イタリアでは、Movimento Nonviolento(非暴力運動)が良心的兵役拒否者、兵役登録拒否者、ロシアやウクライナの脱走兵に連帯して良心的兵役拒否キャンペーンを開始しました。ヨーロッパでは、「平和のためのヨーロッパ」キャンペーンが、ヨーロッパの非暴力平和主義者がプーチンとゼレンスキーに最後通告を出すと述べました。戦争を直ちに止めよ、さもなければ、ヨーロッパ中から非暴力平和主義者のキャラバンを組織し、あらゆる手段を使って非武装で紛争地域に行き、戦闘員の間で平和維持者として活動する、というものです。例えば、ウクライナでの抗議行動については、このような恥ずべきものがあります…
エイミー・グッドマン:ユーリー、あと5秒です。
ユーリー・シェリアジェンコ:OpenPetition.euで「軍隊経験のない18歳から60歳までの男性のウクライナ出国を許可する」( https://www.openpetition.eu/petition/online/allow-men-aged-18-60-without-military-experience-to-leave-ukraine )と題した請願署名が59000筆集まったことをお伝えしたいと思います。
エイミー・グッドマン:ユーリー、もうこの辺で失礼します。参加いただき大変ありがとうございました。ウクライナ平和主義運動事務局長のユーリー・シェリアジェンコでした。
そして、今入ったニュースです。ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワルニーに9年の追加懲役が言い渡されました。
太田光征
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