前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(3.26)オルタナティブな日本をめざして(第72回)「福島原発事故の技術的教訓」(後藤政志さん:新ちょぼゼミ)(2022年3月26日)- いちろうちゃんのブログ(主催者側からは「日本経済が直面するリスクと政権交代:現時点で日本が最も警戒すべき経済リスクは「際限のない円安」と「スタグフレーション」だ」の2回目プレゼンを予定)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-0e2d31.html
(その次)(予約必要)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第73回):「生命操作時代の科学・技術、社会」(上林茂暢先生:新ちょぼゼミ)(2022年4月27日)- いちろうちゃんのブログ(主催者側からは「放射線被曝の基本的な解説(第3回目)」のプレゼンを予定)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-74a7d9.html
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
2.キャンペーン
(1)ウクライナへの戦争に反対します! - STOP WAR IN UKRAINE! · Change.org
https://tinyurl.com/54p4sk8r
(2)「核兵器は使用しない」と、ただちに宣言して下さい! · Change.org
https://tinyurl.com/4dwa6wb6
(3)#ミャンマー国軍の資金源を断て 日本政府、ENEOS、三菱商事はイェタグン・ガス田開発から責任ある撤退を! · Change.org
https://bit.ly/3tp0zqX
◆GAFAMに対して愚かな要請をするな!
「【緊急署名】大手SNS企業はロシア政府のアカウントを停止して!」などという署名要請も送られてきました。似たようなものに「フェイクニュースをGAFAM運営のサイト上から削除してほしい」というものもあります。リベラル系の言論にもママ見られる光景です。しかし、GAFAMその他のIT(独占)企業に言論・表現の取捨選択を求めるなどは、まさに「自殺行為」とでもいうべきもの。検閲をしてくださいと言っているようなものです。GAFAMその他のIT(独占)企業には、言論・表現の是非や真偽の区別の判断をする能力もなければ、その資格もありません。バカな要請はヤメロということです。
3.(別添PDFファイル)(チラシ)(3.7)老朽美浜3号機運転禁止仮処分 第3回審尋に集まろう!(大阪地裁)
https://drive.google.com/file/d/154CR-kNB1yUdN_5cySjZGAEp50MwecYD/view?usp=sharing
(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年6月21日9人の住民が関西電力に対して、美浜原発3号機の運転差止め仮処分を大阪地裁に申請いたしました。美浜原発3号機は翌々日6月23日に再稼働、同年10月23日に特定重大事故等対処施設(テロ等対策施設)が間に合わないことから停止しましたが、関電は再稼働を準備しています。
3月7日に第3回審尋期日が行われます。前回の期日(12月1日)に、債権者・住民側は松田式と避難計画についての求釈明(準備書面(4)30頁以降)の速やかな回答を求めましたが、債務者・関電は、本年2月末に、反論も含めて回答するとの姿勢を堅持しました。美浜原発は内陸地殻内地震の震源が極めて近い場合に求められる考慮をしていないことは明らかであり(申立書60頁以降、準備書面(4)14頁以降)、この点について、関電がどのような反論をするかが注目されます。
下記の通り、門前集会、報告集会を行います。マスク等、感染症対策のうえ、ご参加ください。もっとも、コロナ禍収束の見えない中、無理はなさらないでください。どうぞよろしくお願いいたします。
1.日時:2022年3月7日(月)
2.当日スケジュール
13:30 前段集会(大阪地裁正門前)、行進
14:00 審尋期日(大阪地裁、非公開)
14:30 記者会見を兼ねた報告集会
堂島ビルヂング9階会議室(大阪市北区西天満2丁目6番8号)
https://goo.gl/maps/jnAGLDEn4nRFvVAz9
3.出席:申立人本人、代理人弁護士:井戸謙一、河合弘之、北村栄、藤川誠二、大河陽子、北村賢二郎、ほか(予定)
▼提出書面など
美浜原発3号機 運転禁止 仮処分(福井から原発を止める裁判の会内)
http://www.adieunpp.com/takahama.html
(関連)原子力規制委員長に元大阪大副学長の山中伸介氏、更田豊志氏は退任(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cbd102cdc70eaed178a2206f52db3ad1f16d5b1
(「核燃料の安全性研究などに携わり」などと記事には書いてあるので、こいつもまた原子力ムラの人間でしょう。原発・原子力の世界では「利益相反」という世の中の常識が消滅し、自分たちがやっているデタラメを、自分たちが審査して、自分たちでOKを出すという、茶番を繰り返している。そして、あらゆる情報を独占して、不都合なことは隠す、ゴマカス、過小評価する、カネで買収する、権力でねじ伏せる、という得意技を披露するのです。:田中一郎)
4.20220301 UPLAN サイバー警察局を新設する警察法改悪案を廃案に!3・1院内集会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KAUhqMx1udk
(この集会の終り頃・記者会見の手前(約1時間10分頃)で、私(田中一郎)からも質問しています)
(関連)監視社会ニッポン - Tansa
https://www.youtube.com/watch?v=KAUhqMx1udk
(関連)デジタル改革と個人情報保護のゆくえ「2000個の条例リセット論」を問う-庄村勇人/著 中村重美/著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034301065&Action_id=121&Sza_id=GG
(関連)自治体DXでどうなる地方自治の「近未来」 国の「デジタル戦略」と住民のくらし-本多滝夫/著 久保貴裕/著(自治体研究社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034258631&Action_id=121&Sza_id=GG
5.NYダウ反落、166ドル安 米欧のロシア制裁でリスク回避- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0101Z0R00C22A3000000/?n_cid=NMAIL007_20220301_A
(まもなく、公的年金基金(GPIF)と日銀ETFの国内外株式やリスク資産約140兆円が、バブル崩壊で瞬時に消滅しそうな気配です。:田中一郎)
6.前東京都知事の舛添要一さん ロシアのウクライナ侵攻に「バイデンやゼレンスキーは政治家としては無能だ」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/10500590bc5fcbfd2f5bc269257710e59467dc6c
(関連)(別添PDFファイル)(写真)私が東京ケチ事です(『週刊文春 2016.5.26』)
https://amzn.to/3pQMUrR
(かようなことは、「東京ケチジ」のお前だけには言われたくないし、聞きたくもないワ、引っ込んでろ! :田中一郎)
6.国民民主「改革中道」は偽看板 古賀茂明〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/80df970f9a9fcca1d7cd436aaefce34ce20453a7
(嘘つきはドロボーの始まりと言いますから、国民民主党もまた、ドロボーの始まりなのでしょう。国民民主党に投票するということは、わざわざ投票用紙をドブに捨てに行くようなものであり、そんなことなら家で寝ている方がよほどよいでしょう。:田中一郎)
(関連)首相にすり寄る玉木氏「異例の予算案賛成」で波紋 - 国内政治 - 東洋経済オンライン
https://tinyurl.com/4ud98za6
(関連)国民民主党・玉木代表、『与野党』だけの区分けは「古い」と一刀両断(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8aa2ff1bd5022107866d940fd016172e17b7fe9
7.今の立憲民主党には「公約」を「みなさん」と一緒につくる気など、ないと思いますよ
◆(募集期間 2月1日~ 2月28日)皆さんとつくる 参院選政策公募 - 立憲民主党
https://cdp-japan.jp/election_policy_public_offering
<田中一郎コメント>
今の泉健太立憲民主党に、来たる参院選での選挙公約・マニフェストをみなさんと一緒につくる気など、さらさらない、と思いますよ。要するに、みなさんを利用しようとしているだけです。やっていることは、「市民と野党の共闘」を拒否して、労働貴族の御用組合「連合」にゴマをすり、参議院選挙の実務活動をしてもらうお願いだけです。今の自分たちの議席さえ確保できれば、まあいいか、くらいのセンスです。有権者・国民のことは後回し、テキトーに言葉遊びでゴマカシて、選挙が終われば「気楽な野党稼業」、これラクチンだから、これからもこれで行こうっと、と本音では思っているのでしょう。かような野党第1党が、「世直し」も、そのためのホンモノの政権交代も、実現できるはずもありません。日本の有権者・国民は、そろそろ野党第1党を入れ替える時が来ているのではありませんか? 覚悟を問われているのは有権者・国民ではありませんか?
◆立民、共闘相手示さず 国民・共産とこじれ 22年度計画- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA260A70W2A220C2000000/
こんなもので、自公政権に勝てると思いますか? 馬鹿じゃないの? と思いませんか? そもそもホンモノの政権交代を目指す姿勢は微塵もありません。批判野党で満足ということでしょうか? そう思うのであれば、今、市民運動・社会運動がしなければいけないことは、泉健太を立憲民主党代表から引きづり降ろすことであり、立憲民主党が参議院選挙を泉健太代表で闘うというのであれば、立憲民主党への投票をやめて、「れいわ新選組」、あるいは日本共産党、あるいは社会民主党への投票を呼び掛けて、立憲民主党に大敗北をさせることです。
野党第1党を甘やかしてはいけない。もういい加減にしろ! という話です。政党の好き嫌い優先では、ホンモノの政権交代や政治改革は実現できません。それでは「AKB総選挙」と同じです。「世直し」を実現するためには、それを覚悟をもってやり抜く「中核勢力」が必要なのです。それがないから、いつまでたってもダメなのです。
(関連)高まる立民の孤立感 連合会長の対応に温度差 国民には不快感、維新とは距離、共産との協議白紙(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5416536e0dc65928e445822298131a66f2d851d
(関連)泉健太立憲民主党代表に申し上げる:原発再稼働容認、維新との共同歩調、提案型野党、(衆院選敗北の原因だとの的外れな決めつけによる)共産党との共闘見直し、の4つを白紙撤回せよ!!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-efc7f4.html
(関連)泉健太=第二の前原誠司 が代表の立憲民主党が、今ごろになって断片的調査で衆院選敗北の原因を共産党に押し付ける背信行為=来たる参議院選挙での大敗北への道、それとも自公補完政党への道、どっちにしますか?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-4c5385.html
================================
「ウクライナ情勢(3)他のMLでの議論です:「ロシア100%悪玉論&ウクライナ・欧米100%善玉論」では問題は解決しない=「悪玉」は戦争・武力行使による国際紛争の解決であり、暴力を伴うナショナリズムである」をお送りいたします。
<「いちろうちゃんのブログ」>
(1)ウクライナ情勢(1):(メール転送を含む)ウクライナ情勢についての情報が、この日本では偏りすぎているのではないか(欧米やロシアという国外勢力だけでなく、ウクライナ内部に「戦争屋」がいるのではありませんか?)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-4931c8.html
(2)ウクライナ情勢(2):松尾匡立命館大学教授(「薔薇マークキャンペーン」)による「戦争反対!」声明について- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-09d303.html
これまでも申し上げてきましたが、戦争の時は、情報が徹底して統制され、操作され、偽情報も含めて偏った情報が流れる、というのが常識です。みっともない対米隷属と自公政権・首相官邸への忖度・迎合にまみれている日本のマスごみが、こと戦争のことやウクライナ情勢について、適切・公正に真実報道ができるとは思わないほうがいいでしょう。つまり、情報の偏りやバイアス(日本の場合だとロシアへの敵対と対米追従)がかかっているという認識の下で、事態を相対的にとらえ、即断をせず、様々な情報源にあたって暫定的な判断を積み重ねてくという態度が求められます。
(関連)IWJより:【特集】ロシア、ウクライナ侵攻!! - IWJ Independent Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/russiainvadesukraine
(1)日刊IWJガイド・非会員版「ゼレンスキー大統領、EUに加盟申請し、即時承認を求めたとたんEU側が『加盟には長い年月がかかる』と手のひら返し!」2022.3.2号~No.3457号 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50332
(2)日刊IWJガイド・非会員版「ベラルーシはロシアの核兵器を国内に配備可能とする改憲案を国民投票で可決!『ウクライナ危機』は『核戦争の危機』の次元に!!」2022.3.1号~No.3456号 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50329
(3)日刊IWJガイド・非会員版「米大統領、『第3次世界大戦か、法を犯した国に代償を支払わせるかだ』!代償は抜け穴だらけの制裁!- 他方『米国が1番悪い』と中国が指弾」2022.2.28号~No.3455号 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50321
<注目しておくべき現段階での動き>
(1)キエフ中心部、攻撃へ ロシア国防省、住民退避求める テレビ塔、煙上がる:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S15220109.html?ref=mor_mail_newspaper
(2)「プーチンは侵略者」日米欧が足並み 海外首脳への制裁- 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA01C200R00C22A3000000/?n_cid=NMAIL007_20220302_A
(3)EU委員長「ウクライナにEUに加盟してほしい」(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース ⇒ その後EUはこの発言を否定
https://news.yahoo.co.jp/articles/f295de26c27a5f0ba46e05d933e48d29d0da0db9
(4)From Michito Tsuruoka- リスボン条約第42条7項
http://mtsuruoka.blogspot.com/2016/03/427.html
(5)スイスが対露制裁に全面参加 永世中立国、異例の強硬措置 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220301/k00/00m/030/219000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220302
(6)トルコ 黒海につながる海峡で艦艇の通過制限 ウクライナの要請-ウクライナ情勢-NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013506761000.html
(7)北欧2カ国もウクライナ武器支援 伝統的中立のNATO非加盟国:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/162909
(8)フィンランド「NATO加盟希望」が初めて過半数に=世論調査(ロイター)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab27997c4f8ffb0b789b4c8493de21622f504a7
(9)西側のウクライナ軍事援助拡大 ドイツは戦後国防政策を転換 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/video-60551169
(10)EUがウクライナに初の兵器供与 支援強化決める-ウクライナ情勢 - NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220228/k10013504761000.html
(11)アメリカとドイツ ウクライナに武器供与へ(テレビ朝日系(ANN))Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d22b24824be6fcc40fa56037b3747183c147b17
(12)IOCロシア排除 予想外に厳しい措置に転換 選手の声に押され - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220301/k00/00m/050/195000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20220302
幸いにして、ウクライナ戦争は、日本と直接的な関係が薄い問題です。反戦平和を叫ぶことはいいと思いますが、それ以上に、日本人がしなければいけないことは、近未来に発生しそうな、日本が直接関係する戦争や国際紛争時に備えて、自身の情報収集力や判断力を今回の問題を契機にして鍛えておくべきだ、ということです。私のところに送られてくる市民運動・社会運動の言論の中には、頭に血がのぼって「ロシア100%悪玉論 & ウクライナ・欧米100%善玉論」を声高に叫んでいるものもありますが、感心しません。ロシアとウクライナの関係は歴史的に古く、さまざまなことが積み重なって今日に至っています。そのことについての知識も不十分なままでは、良識ある判断を下すことも難しいでしょう。
今日の国際的なルールでは、独立している国の国境を越えて軍隊を動かし、戦争をすることは許されないことです。また、戦争や武力行使によって国際紛争を解決することは許されないことであり、その観点で今回のロシアの行動は許されません。直ちに軍隊をウクライナから引上げ、ウクライナ政府と交渉の席に着くべきです。しかし、他方では、下記のオリバーストーンの映画に見られるように、これまでの経緯から見て、ただロシアの戦争行為だけをつまみ上げて批判しても問題の解決にはならないでしょう。
(関連)ウクライナ・オン・ファイアー 日本語字幕(オリバー・ストーン 2016年)
https://rumble.com/vv35um-52215646.html
また、このウクライナ戦争を巡っての欧米の動きは、戦争の前も後もロシアに対して挑発的であり、よろしくありません。このままエスカレートしていくと、私が恐れる限定核戦争もあり得ない話ではないのです(これは南西諸島地域での日米と中共中国の対立情況にも言えることです。ここでも情勢の展開次第では限定核戦争はあり得ます。離島に米軍や自衛隊の基地を置くなどということは「標的」になるだけの話で、愚か極まる自殺行為です:本日の「羽鳥慎一モーニングショー」ではウクライナを巡る「限定核戦争」に言及していました)。
ケンカ両成敗ではありませんが、とにもかくにもウクライナのロシア系住民を含めて、ウクライナの一般市民が安全に、安心して、平和に、国内外に対して友好的に暮らしていける社会状況をつくるにはどうすればいいのか、当面の停戦の後にどういう決まりを創って、それを順守していくのか、それがポイントだと思われます。和平交渉は難航するでしょうが、軍事的優位にあるのはロシア側ですから、ロシアが、プーチンが、姿勢を正してきちんとした結論を出さなければいけません。本来であれば、平和国家ニッポンこそがまさに出番なのですが、この国はアメリカに追随することしか頭にありませんから、外交力も皆無に等しく、期待しても無駄でしょう。情けない限りです。また、欧米諸国は、ウクライナに軍事援助などしていないで(火に油を注ぐ様なもので、喜ぶのは国際兵器マフィアと武器商人くらいでしょう)、停戦と和平へ向けてロシアとウクライナの両方に働きかけを強めることです。
その場合、私が強く申し上げておかねばならないことは、暴力を伴うナショナリズム、が放棄されなければならないという点です。ウクライナのような歴史的に見てもいろいろとあった土地で、粗暴なナショナリズムを振り回せば、あたりは一面「血の海」と化すでしょう。ウクライナでユーゴ内戦のようなことをまたやるのか、ということです。ウクライナには、不幸にして暴力的な右翼民族主義者(ナショナリズム)が、欧米派にもロシア派にも少なからずいて、この連中が一般市民を巻き込みながら国内を引っ掻き回し、戦争や武力衝突に導いているように思われます。これは何としても押さえ込まなければ事態は改善・解決しないでしょう。
ナショナリズムというイデオロギーは、近代国民国家を創り上げた思想だとよく言われますが、私は近代思想というよりは前近代(現代以前)的な考え方ではないかと思っています。国家主権が世界的に確立し、その不可侵が世界の普遍的な考え方になったのは、第二次世界大戦後数十年たって、植民地が帝国主義の支配を振り払ったここ数十年前以降のことです(依然として不十分なままですが)。ナショナリズムは、そうした主権国家が横に並ぶ現在の世界体制ができるまでの人々の意識や行動を突き動かした「感情的・情緒的・虚構的・幻想的」な思想であり、多分に危険な暴力主義的な要素を含んでいる厄介な代物ではないかと私はとらえています。そして少なくとも、人間の命や健康、家族や日常生活の上に国民国家(という人為的な組織=共同幻想だという人もいます)を置き、その国民国家のためには個々人は全てをささげなければいけないという(これこそがまさに前近代的なのです)逆立ちした発想を、自発的に、あるいは権力強制的に人々に強いる、そんな思想傾向を強く持っていることが、私には危険極まりないと思えるのです。人間の上に国家を置くのはやめましょう。大切なのは、ナショナリズムではなくてヒューマニズムです。
以下、他のMLでの議論をご紹介します。一部、加筆修正しています。
1.太田光征さんからのメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆さん
私はいたって冷静ですが、同時に諸々の状況に非常にイライラ、ハラハラしています。田中一郎さんも表現を抑えた方がいいと思いますよ。侵略は否定してますけど、憲法9条や軍事同盟との関係などを指摘しないわけにはいきません。ウクライナ戦に従軍する有名スポーツ選手を愛国戦士とたたえるツイッター投稿などがありますが、これは現在の火に油、情念の赴くままの雰囲気を象徴しています。
ロシア軍を撤退させるには、単純には世界の市民の声を大きくして可視化させること、各国に平和外交を促すことなどが必要です。皆さん、前者は街頭行動や署名活動などでなさっていると思います。
後者はどうでしょうか。私は先ほども、地元議員が主催した街頭行動にお呼ばれしたので、仕事中でしたが参加して、今回の事態は武力で平和は創れないことを悲しい事例で示している、Avaaz署名などを紹介しながら1人ひとりが抗議の意思表示を、それが世界各国に必ずいるはずの平和主義者と連帯して各国の戦争屋を封じ込めるという国際的平和運動の宣言書たる日本国憲法の精神を実践することだ、という主旨の発言をしてきました。
「怒り」的表現を盛り込んだ運動、例えばスタンディングでなく、怒りを込めた演説のみを行うべきだというなら、ひとつの運動論としてのご意見なのでしょう。ただ、私は「怒り」を表現するかどうかではなく、私なりに常に、「目的」に照らして「説得力」と「効果」を意識した表現活動をしているつもりです。
ツイッターでは例えば、<憲法9条に難癖をつける政治屋は軍事同盟の拡大と「ミンスク合意」不履行という制御不能な「軍の論理」の歴史を見ていない。>などの投稿をしています。
また「今」、「後」の切り分けの意義や必要性が私には分かりませんし、軍事(同盟)を一国の「主権」の問題としてアンタッチャブルだと見なすことも理解できません。それは上記の私の憲法観に反します。「主権」がどうであろうと、各国の平和主義者と連帯するのです。
ウクライナのNATO加盟問題は今に始まったことではなく、今回の事態につながる背景の問題であり、孫崎さんも指摘しているように、ロシアとウクライナの交渉における主要な眼目にもなるはずであろう問題です。また日米軍事同盟による北朝鮮への軍事的圧力は1950年から継続中の事態であって、この軍事的圧力は今回の事態の背景にある軍事的圧力と同じ類いのものであり、日本にとって他人事ではありません。これは昨晩の訴えの趣旨です。
ドイツによるウクライナへの武器供給の決定なども批判するなということでしょうか。#StandWithUkraine に愛国的戦士から何から何までもくべて火に油を注ぐことは無責任です。
怒りを伴う侵略否定の言辞だけを表現しろというご意見なら、9条お花畑論や核武装論など、現時点で克服すべき状況にとても対抗できるとは思えず、私が望む結果をもたらすとは思えません。
2.上記メールに対して私から発信したメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前略、田中一郎です。
大田さん、私は、このウクライナ戦争を考えることを、一種の「台湾紛争」の前倒しのようなイメージで見ていて、この問題に関するこれまでの数日間の日本の言論の有りように危機感を感じています。今回のウクライナでの出来事は、日本とは直接的な関係は薄く、冷静に考えようと思えば考えられる問題だと思っていますが、特にマスごみの報道を見ていると、どうしようもなく危ういものを感じるのです。だから、そんなものに煽られていないで、少し頭を冷やして、ハードボイルドにこの問題を考えた方がいいと思っています。雑音は相手にしないほうがいいでしょう。
これまでも申し上げたように、ロシアの戦争行為=ウクライナとの国境を越えて軍隊を動かし戦闘行為に及んだことを、肯定したり合理化したりする人は、この日本国内にはほとんどいないでしょう。
加えて、ウクライナに侵入したロシア軍は、軍事施設のみならず民間施設や一般市民にも攻撃を加えている様子がうかがえ、戦場にいるロシア軍のふるまいがプーチンやロシア政府の説明と違うことも重大問題です。また、ロシア国内の反戦運動=ウクライナと戦争するな、の運動を力で弾圧している様子もうかがえ、これも大問題です。
しかし、こうしたレベルで市民が議論していても、私は問題の良い方向での進展は望みにくいし(こうした世界各国の反応はプーチンは予想していたでしょうから、想定の範囲内であると思われます)、情報が偏っていることを念頭におけば、判断を誤る可能性が高くなると思っています。つまり、この事件から教訓を得ることが難しくなると見ています。
そうした情緒的・情動的な議論よりも、私がまず知りたいのは、何故、プーチンはウクライナへの軍隊の派兵と、当然予想された戦闘に踏み切ったのか、です。プーチンがヒトラーのような誇大妄想型の世界支配をもくろむ侵略主義者からですか? 違うように思います(但し、ロシア人に特有の大国主義的な発想というか、態度はあるように思えます)。先ほど紹介したオリバーストーンの映画を見ていると、ロシア人もプーチンも、ウクライナ国内の暴力主義的な極右勢力=ウクライナ・ナショナリズム=反ロシア排外主義に手を焼いていたのではないかと思わせるシーンがたくさん出てきます。まず私は、ここが非常に気になります。
そして、アメリカが、場合によっては欧州が、そうした連中の背後にいて、ウクライナを頑固な反ロシアの国に仕立て上げるべく蠢いている、そのように描かれていました。ここはしっかりと確かめておかなければいけません。たとえば、映画に出てきた元グルジアの大統領がグルジアでロクでもないことをやって国を追われ、今度はウクライナのオデッサにやってきて、そこでウクライナ国籍を取り政府や自治体の要人となって反ロシア扇動を行う、というようなストリーが流れていますが、これは本当なのか、とかです。そしてそうした動きの背後に、アメリカCIAなど、欧米諸国の政治がくっついている様子がうかがえることです。
つまり、プーチンやロシアが、仮にウクライナへの軍の派兵と戦争行為を、世界の市民の抗議を受け入れて断念したとしても、もし、オリバーストーンが描いたようなことがウクライナで実際にあって、その時に武器や兵器を使って過激に暴れまわっていた連中が、東部地域のロシア人たちをまたぞろ襲撃したりしたら、元の木阿弥になってしまうでしょう。そしてこのことは、その逆、つまりロシア人側にも似たような暴力極右・ロシア民族主義者たちがいて、同様にウクライナ人を襲撃するようなことになれば、またぞろ同じことの繰り返しになるのです。ユーゴ内戦のウクライナでの再現です。
2つ目に私が知りたいことは、ウォロディミル・ゼレンスキー現大統領を筆頭にする今のウクライナ政権は、どういう人間たちが運営をしているのかという点、そして、その政権が、特に東部ウクライナでどのような政治(具体的にはロシア系住民対応)を行ってきていたか、です。ウィキペディアを見ると次のように書いてありました。ウィキペディアの信頼度は高くないので、参考程度に見ておけばいいのかもしれませんが、どうもこの2019年の大統領選挙で成立したゼレンスキー政権の政治は、ウクライナではうまくいっておらず、ロシアとの関係改善も進まなかったということのようです。これが何故なのかが、今後の和平交渉のポイントになってくるでしょう。
◆ウォロディミル・ゼレンスキー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)しかしながら、ウクライナが抱える経済、汚職、紛争といった難問を解決できず、当初7割台だった支持率は下落[41][42]。特に、ミンスク合意で取り決められた親ロシア派の分離独立を認めず、「主戦論」を唱える民族派の猛反発に直面。この状況に対処するため、自らも失地回復を唱えるように方針転換した[41]。そのため、ロシアとの関係正常化はなくなった。その後はミンスク合意の反故やNATO加入に対する西側諸国の支持取り付けに動いたが、2021年9月の訪米でも法律主義や経済の未熟さを理由に回答は得られなかった[43]。こちらでも成果をあげられず、2021年10月には支持率25%まで後退した[44]。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、「ミンスク2」という国際合意があり、これをめぐっても、ウクライナとロシアが対立を続け、お互いがお互いに対して不満なまま今日に至り、その背景には、それぞれの国の暴力主義的な極右勢力=ナショナリストの過激な動きがあったようです。なので、停戦合意・和平へとは一直線に進みそうにないことも大きな難点です。つまり私が見るところ、ウクライナとロシアに「戦争屋」というべき民族主義的右翼暴力集団がいて、この連中が一般市民を引きずり込んでウクライナ国内を引っ掻き回していることが、問題解決を困難にし、多くの悲劇を生んでいるのではないかと思われることです。
◆ミンスク2 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF2
先ほど、夜のTVのニュースでは、ゼレンスキー大統領は、EUに対して特別手続きで即時加盟を要請する、などと言っていました。私の印象では非常識な奴だ、という感じです。ロシアと戦争をしている国をEUが加盟させれば、それこそ今度はEUとロシアの対決に発展していく可能性が高くなります。このゼレンスキーという人物は、そうなることを願って発言しているのでしょうから、こんな人物が大統領だと、戦争は長引くかもしれないなと、その時は思いました。まだ、これからも多くの犠牲者が出そうな気配です。ゼレンスキー大統領は、それでもいい、と決意している可能性が高いと言えます。こんなところへ、アメリカとドイツが武器・兵器・弾薬を追加援助するというのですから、それこそ問題ではありませんか?
武力ではロシアがウクライナを圧倒していますから、プーチンは「ウクライナを非武装化する」まで戦争をやめないつもりでしょう。犠牲者は出るけれども、戦争の目的は達成できると、今の段階では考えているだろうと思います。上記のウクライナの国内の事情と、ロシアのプーチンや軍部の思惑と、もう少し情報がないと、どうするのがいいのか見えてきません。戦争はヤメロ、国境を越えているのはロシアだから、ロシアがまず軍隊を撤退せよ、と訴えることはいいですが、その場合、東部地区のロシア系住民の安全はどうするのか、しっかりと考えておく必要があります。
(今ごろ言ってもしょうがないのですが、ウクライナも欧米も、ウクライナを非武装中立化し、国内の暴力主義的な極右民族主義勢力(親ロシア派と親欧米派ないしはウクライナ独立派ともに)をしっかりと押さえ込み、特にロシア系住民を丁重にあつかうことで、ロシアとの良好な関係を持ちつつ、西側との経済交流を深めていけばよかったのではないかと、私は思いました。しかし、現実はそんなに甘くはないということなのでしょう。)
(そしてもう一つ、アベあほんだら自民党や維新(日本維新&大阪維新)のチンピラ・ガラクタ政治家どもが煽りまくっている「愛国心」=つまりは民族主義・ナショナリズムは、危険な政治的情緒を爆発させていく前近代的なイデオロギーであり、人々の判断をおかしくさせるゴマカシの統治・支配手段だということも強調しておきます。国よりも、自分の命や健康や生活や家族が大事です。国を守る、などという「欺瞞の表現」が意味するところは、「国を支配する一部の連中を自分たちが命や生活や家族を捨ててまでも守る」ということを意味しているのです。バカバカしいから、ご遠慮申し上げましょう)
3.(メール転送です)核兵器の共有 ――わざわざ喧嘩を売るのは何故ですか-―― - ヒロシマの心を世界に
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-61a009.html
(安部・橋本両氏の主張について、常識的な考え方をブログに書きましたので、参考にして頂ければ幸いです。前広島市長 秋葉忠利)
◆「核兵器は使用しない」と、ただちに宣言して下さい! · Change.org(前広島市長 秋葉忠利)
https://tinyurl.com/4dwa6wb6
(関連)安倍氏、米との「核共有」議論を ロシア侵攻で「タブーなしに」:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/162637
(関連)「あきれる」「軽々しい」 安倍元首相の「核共有」発言に被爆地憤り(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4ab3ef776cd453e42262e88bd0133ad3fe54c2a
(関連)「核共有の議論必要」で安倍氏と橋下氏が一致
https://www.fnn.jp/articles/-/322076
(関連)山口二郎教授「安倍のような愚かな政治家にはあまりに危険な玩具」核共有発言に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/28200f791e939feb3652bebd51fd7c385b018eb7
(関連)岸田首相、核共有は「認められない」 安倍元首相がテレビで言及 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220228/k00/00m/010/080000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20220228
(関連)橋下徹氏「ウクライナに行って戦え」ツイートに批判殺到。志願兵あおる暴走ぶりに「お前が行け」総ツッコミ - まぐまぐニュース!
https://www.mag2.com/p/news/530410?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_9999_0301&trflg=1
(戦争のリアリズムを失ったチンピラ2人が大言壮語を吐いています。これまでかような人物どもを支持したり、あるいは投票にもいかずに容認をしてきた日本の有権者・愚民は、自分の目のウロコを落として、よく見ておけということです。:田中一郎)
(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前略、田中一郎です。
(中略)ところで、私から申し上げたかったことは、「第二の(自爆)核兵器」とも言うべき「原子力時限爆弾」のこと=つまり、原発・核燃料サイクル施設のことです。日本は、狭い日本列島に原発・核燃料サイクル施設を60近くも並べている国です。こんな国が、通常兵器であっても戦争などできるわけがありません。武力や兵器で国を守るなどと言うのは、リアリティのない、絵空事です。
原発・核燃料サイクル施設の1つにでも通常ミサイルかクラスター爆弾などをぶつけられれば、核兵器攻撃を受けたのと同じになります。原子炉そのものよりも使用済み核燃料プールを狙われる方が被害は甚大でしょう。私はこの認識を「多くの皆さんに共有して貰いたいと考えています」。
そして、戦争など起きなくても、原発・核燃料サイクル施設が地震や津波や火山噴火、あるいは人的な操作ミスなどで、核爆発と同じような結果を招く可能性も高まっています。放射能の量は原爆などよりもはるかに多く、被害は甚大です。福島第一原発事故から10年が過ぎて、日本人は、またぞろ原子力時限爆弾の恐ろしさを忘れているような気がします。
(参考)原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島-広瀬隆/著(ダイヤモンド社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032471409&Action_id=121&Sza_id=C0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.太田光征さんからのメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【署名あり】#StopRussianAggression:イスラエル兵に立ち向かうパレスチナの少女がロシア兵に立ち向かうウクライナの少女にでっち上げ
#StopRussianAggression
プーチンが核抑止部隊を厳戒態勢に入らせ、ハリコフにも砲撃を加える一方、ゼレンスキーは外国人部隊を受け入れるという。EU体制がウクライナ援軍に傾きそうな情勢。冷静に考えられるはずの日本にいる私たちは、どのような行動を取るべきでしょうか。無用の「火に油」の雰囲気作りに荷担しないことが重要だと思います。
既存動画の恐るべきフェイク化があることを教えてもらい、仰天しました。何とイスラエル兵に立ち向かうパレスチナの少女がロシア兵に立ち向かうウクライナの少女にでっち上げられているのです。
Middle East Eyeがフェイク認定している記事:
'Ukrainian girl confronting a Russian soldier' is actually Palestine's Ahed Tamimi | Middle East Eye https://www.middleeasteye.net/news/russia-ukraine-war-girl-confronting-ahed-tamimi-palestine
Independentがフェイク認定のサイトを紹介しているフェイスブックの投稿:
The Independent - 投稿 | Facebook
https://www.facebook.com/TheIndependentOnline/posts/10160026670591636
【署名】Avaaz - この戦争を止める(プーチンの戦争を止めるための署名)
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/stop_the_war_loc/
【署名】Avaaz - アヘド・タミミさんの釈放を(現在は解放されたが、多くの児童がイスラエル軍に拘束されているため、署名継続中)
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/free_ahed_global_loc/
5.注目すべき声明など
(1)【原子力資料情報室声明】原発と戦争ーロシアは速やかにウクライナでの軍事作戦を中止するべき - 原子力資料情報室(CNIC)
https://cnic.jp/41467
(2)[声明]ロシアはウクライナから即時撤兵せよ – 広範な国民連合
https://tinyurl.com/3zt3jdhe
(3)ユーラシア協会の声明
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロシアは軍事侵攻を中止し、外交による解決を!
1.ロシア軍のウクライナ国境地帯への配備と軍事演習、米軍のウクライナ隣国への派兵など、情勢がきわめて緊迫する中、ロシアはウクライナへの軍事侵攻に踏み切りました。これは、ウクライナ、ロシアの人々のいのちとくらしを破壊し、国際的にも許されない行為であり、直ちに中止を求めます。
1.この軍事力行使はウクライナ危機をいっそう複雑にするものであり、ウクライナをめぐる問題はロシアをはじめ各国間の外交努力によってあくまで平和的に解決すべきです。
1.こうした危機的事態の生まれた背景の一つとして、米国がすすめるNATO(北大西洋条約機構)の東方拡大、ウクライナの加盟問題があります。NATOをはじめとするあらゆる軍事ブロックは仮想敵を作って軍事的対立、軍拡を呼び起こすものであり、けっしてこの地域の平和的安定的発展を保障するものではありません。
1.もう一つの背景は、ロシア政府が旧ソ連地域を「勢力圏」とみなして外交・軍事戦略を展開していることです。ウクライナとロシアは歴史的に深い関係にありますが、ウクライナはソ連崩壊後主権国家になっており、その主権は尊重されねばなりません。
1.ウクライナ東部2州に関しては、停戦合意と2州の「特別な自治」などを盛り込んだミンスク協定(2015年、ウクライナ、ロシア、ドイツ、フランス4カ国合意)をウクライナ、ロシア両国政府が遵守・履行することが今日でも重要不可欠です。
1.「平和と友好・人権と民主主義・自然や人びととの共生」を掲げる協会は、姉妹都市交流や人的交流、文化交流を通じて、ウクライナにもロシアにも沢山の親しい友人を持っています。協会は、ロシアとウクライナが平和的かつ友好的な関係を持つことを希求しており、いかなる事態となろうとも両国の人々との交流を続けることによって、この地域の平和と安定に貢献する所存です。
2022年2月25日
日本ユーラシア協会 会長 竹田正直、理事長 堀江則雄
5.日刊ゲンダイ他
(1)【安倍晋三】冷静に冷静に…安易な対応は自分の身に降りかかってくる|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/301928
(2)【ウクライナ侵攻】ロシア軍の離反がプーチン大統領暴走のブレーキに “重鎮”退役大将が異例の辞任要求|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301923
(2)【トーマス・バッハ】バッハ会長のロシア批判はポーズか…“プーチンのプードル”がIOCを追われる日|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/301904
(3)正気か狂気か 誰も読めない暴走・プーチンの肚のうち|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/301925
(4)ウクライナ侵攻 避けられない大不況と分断 この戦争はまだ地獄の1丁目 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/301874
(5)なぜプーチン氏は破滅的な決断を下したのか ウクライナ侵攻の背景にある「帝国」の歴史観:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/162144
(6)知恵の無さ露呈 ウクライナ危機に乗じ憲法改正を吹聴する人が信用できぬ訳-まぐまぐニュース!
https://www.mag2.com/p/news/530395?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000001_tue&utm_campaign=mag_9999_0301&trflg=1
草々