「世直し」勢力=「市民と野党の共闘」は体制を立て直せるか(その2)「野党共闘は不発だったのか:2021年衆院選のデータ分析から浮かび上がる日本政治の現状」(菅原琢『世界 2022.1』)より
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)オルタナティブな日本をめざして(第70回):「日本の感染症対策と731部隊」(加藤哲郎一橋大学名誉教授:新ちょぼゼミ)(2022年1月29日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-88b237.html
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
2.(必見必読)ゲノム編集、神話と現実:煙幕の中のガイドブック(2021年12月)
https://okseed.jp/media-download/163/adae725f584e2323/
https://okseed.jp/media-download/163/adae725f584e2323/
(関連)『ゲノム編集ー神話と現実:煙幕の中のガイドブック』 - OKシードプロジェクト
https://okseed.jp/genomemyths.html
◆(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.14) 食卓に忍び寄るゲノム編集食品(天笠啓祐:ミューザ川崎)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1640464925442staff01
3.(新刊書)地震・福島・子どもの健康・チェルノブイリ森林火災 - 竹野内真理, ユーリ・バンダジェフスキー - Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4991176115?ref=myi_title_dp
(関連)Save Kids Japan & World - アマゾンにやっと掲載!日英中3か国語!私の著書『地震・福島・子どもの健康・チェルノブイリ森林火災』同時に地震と原発も怖い!電子書籍あり 直接購入はmariscontact@gmail.com 口座:
https://savekidsjapan.blogspot.com/2021/11/mariscontactgmailcom.html
4.報道特集 五輪検証③高額物品費と”IF-の影響力 - TBS FREE
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2013687_1000013634
(関連)報道特集|TBSテレビ
(「五輪」は「ご臨(五輪)終」でいいのです。類は友を呼び、アホの後にはバカが続く=東京税金乱費の「小池劇場」に続いて今度は札幌市(秋元克広市長)が「冬季五輪」をやるぞと言っています。ならば札幌市も「ご臨(五輪)終」でよろしい。有権者・市民は市長と市議会メンバーを入れ替えるべきです。それが利口な有権者の選択です。オリンピックという時代遅れのバカ騒ぎで五輪貴族にやりたい放題やられて、やがて文無しになってへたばっていく、そんな近未来が透けて見えます。減らしたとはいえ3,000億円の開催経費予算、これだけあれば、もっと他にやれる大事なことがたくさんあります。:田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)大会経費1910億円減、東京五輪・パラ、1兆4530億円、無観客で経費現 皮肉(毎日 2021.12.23)
(関連)(別添PDFファイル)東京五輪経費1.4兆円公表 無観客でも招致時の2倍 不明瞭な試算 国民不信招く(東京 2021.12.23他)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150516
(関連)東京五輪・パラの経費は1兆4530億円、追加公費ナシなんて誰が信じるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/299126
(関連)<社説>東京五輪の経費 全体像も内訳も不明だ:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150790?rct=editorial
(関連)五輪入場行進にすぎやまこういちの曲はありえない! 杉田水脈のLGBT差別に「ありがたい」と同調 南京虐殺否定の歴史修正主義|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2021/07/post-5961.html
◆札幌市、2030年冬季五輪招致へ計画公表 開催経費900億円削減:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASPCY4Q9JPCYIIPE001.html
(関連)また札幌なんてとんでもない 「五輪は厄災」が国民の共通認識|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/298292
◆北京オリンピックには何の幻想もない・市民こそ率先してボイコットせよ!=オリンピックとは、もはや「スポーツの祭典」「国際平和のためのイベント」などではなく、五輪貴族やスポーツたかりたちの「カネあさり」と「利権一直線」の「銭ゲバ興業」である- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-61620b.html
5.小池都知事やはり「国政復帰」狙いか? 国民民主との“意見交換会”はズバリ参院選対策|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298876
(タヌキにはタヌキの人生がある。新たに「喜んで騙されてくれる」アホウを探して、まもなく「新天地」開拓でしょう:田中一郎)
◆♪東京化けダヌキの都政小唄♪
6.北陸新幹線工事、かやぶきの里影響懸念、美山の保存会延伸撤回を(京都 2021.12.24)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/699284
(わざわざ若狭湾沿岸経由でつくるこの新幹線は、もちろん原発推進事業の一環です。そして、この新幹線は京都市内に入ると、今、東京で大問題となっている「大深度地下工事」を行い、古都・京都の街をぐちゃぐちゃにしてしまう計画です。京都市長が拒否して、工事をやめさせるか、工事計画を変更させればいいのです。:田中一郎)
(関連)キャンペーン · 北陸新幹線京都延伸計画の白紙撤回を求めます。 · Change.org
(関連)北陸新幹線京都延伸を考える市民の会
https://kyotoenshinkangaeru.tumblr.com/
7.(別添PDFファイル)貸金業法違反事件、遠山氏謝礼1000万円超受領、銀座遊興費に、在宅起訴へ(東京 2021.12.23)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150526
(この人物は「平和と福祉の党」=公明党の期待のホープだったそうな。さすがはホープかヒップかは知らんが、たいしたもんや。公明党・創価学会の人間たちは何を期待しとったんかいナ? 銀座のクラブでホステスと遊び暮らすカネほしさに、財務副大臣の椅子を利用しまくっとったということか? たいした「御信心」やのお。創価学会にいる諸君は、こんなもん許すんケ!? 議員辞職すればいいちゅうもんやないでしょうに。こんな人物を「ホープ」だか「ヒップ」だかにしとった幹部連中も、みな更迭してクビにせんかい! それとも「平和と福祉の党」の看板を「(自民党といっしょに)戦争準備とクラブ遊興汚職の党」に書き換えるか? :田中一郎)
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(最初にコレ)
◆キャンペーン · 辻元清美さん、早く国会に戻ってきてください。#辻元清美を国会へ · Change.org
(関連)帰ってきて~!辻元清美氏を「再び国会へ」署名活動が活発化 1700人超が賛同-東スポ
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3860864/
(関連)立民の青空対話集会でも辻元氏待望論! 小川淳也政調会長「お姉さんが聞いたら泣いて喜びます」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/479b058a55be747eb01a43d0e08a27e279eb2c63
(今の立憲民主党の危機、いや国会と民主主義と日本の危機を救える「ジャンヌ・ダルク」は辻元清美氏しかいない(「銀色の翼の馬」はおりませんが・・・・・)。来夏参院選で必ず国会に戻ってきてください。全国区で立候補して、必ず当選して、日本政治の先頭に立ってください。大阪維新などの「バカを相手の時じゃない」(美空ひばり「柔」)のです。:田中一郎)
https://www.youtube.com/watch?v=2GrCSHwimYQ
https://www.youtube.com/watch?v=lj62yYT56cQ
(関連)立憲民主が脆弱なのは政治家はいても「党」がないから 自民の強みは知恵者揃いの党職員|立岩陽一郎 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299038
(かような時勢錯誤のボケた議論は相手にしなくていいです。貴重な人材である辻元清美氏をチンピラ・デマゴーグ集団の維新(日本維新&大阪維新)との白兵戦や、出来損ないの政党=立憲民主党の下働きに使っていてどうするのか!? このNHK出身のおっさんは、人材活用や組織再建のイロハもわかっとらんぞ! 自分がカッコつけるためにする発言など、すんな! :田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)立憲へ「期待しない」43%、本社世論調査「期待する40%」(朝日 2021.12.21)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1086ef68219edf173b5d8ca616dff46a479d750
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今月号の岩波書店月刊誌『世界』(2022/1)に「野党共闘は不発だったのか:2021年衆院選のデータ分析から浮かび上がる日本政治の現状」という優れた論文が掲載されました。執筆は菅原琢氏という東京大学の若い政治学者です。2021衆院選の結果データを使って精緻に分析し、優れた結論を導いています。今後の「世直し」戦略の参考にもなります。立憲民主党の諸君はこの論文をしっかりと読み込み、直ちにこれまでの「日和見オヨヨ」の態度を改め、まずは来夏の参議院選挙への取組に全力を挙げていただきたい。昨日のメールでもご案内したように、既に立憲民主党と「市民と野党の共闘」は、参議院選に大きく出遅れていて、このままでは惨敗になりかねません。
(関連)参院選、1人区擁立 自民が先行、立憲民主党出遅れ 選挙協力難題(日経 2021.12.23)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78682800S1A221C2PD0000/
また、「世直し」市民の皆様にも、この論文の原本にあたって、その全文をご覧いただけたら幸いと願っております。別添PDFファイルは、注目点に附番をしてアンダーラインなどの印をつけた一部抜粋ですし、忙しい方用に下記にその要約を書き下しておきます。それでも、是非、皆様には全文をご覧いただきたいと思います。
既に参議院選は始まっています。投票日はあっという間にやってきます。一刻の猶予もないのです。日本の政治改革は参議院からスタートしていくのが妥当です(立憲民主党首班で衆院選に勝利して政権を握っても、参議院がネジレ状態では思うように政権運営ができず、またぞろ自公維新となれ合って2009年の「口先やるやる詐欺」政権の二の舞になりかねません)。今回のチャンスを逃せば、「世直し」は少なくとも3年間は棚上げになってしまいます。それどころか、自民党に日本維新や国民民主党が意気投合して、日本国憲法の破壊を強引に進めてしまうかもしれません。これを何としても止めなければならないのです。善は急げ! です。
<別添PDFファイル>
(1)野党共闘は不発だったのか(一部抜粋)(菅原啄『世界 2022.1』)
(2)注目の人インタビュー:立憲民主党代表・泉健太(日刊ゲンダイ 2021.12.24)
(3)立民・泉代表、参院選「最大限一本化する」、他党と候補者調整へ 原発再稼働に厳格要件(日経 2021.12.11)
(4)立憲 全国で青空集会、参院選へ 首相の「車座」対抗(毎日 2021.12.21)
(5)立憲へ「期待しない」43%、本社世論調査「期待する40%」(朝日 2021.12.21)
1.(別添PDFファイル)野党共闘は不発だったのか:2021年衆院選のデータ分析から浮かび上がる日本政治の現状(一部抜粋)(菅原啄『世界 2022.1』)
https://drive.google.com/file/d/1-cUoUnmbgFe13cV76omFz8MA4yGfZvJd/view?usp=sharing
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以下、附番カ所について、要約を書き下ろします。( )の番号は附番とリンクしています
(1)選挙公示前の立憲民主党の議席は、国民民主党議員の流入で不相応に膨らんでいた。この選挙直前の議席と選挙後の獲得議席を比較しても、同党の支持が大きく低下したとは言えない。立憲民主党は元々あまり支持されていなかった。
(2)自民党についても、選挙直前には不祥事を理由に議員や自民党を辞めていた者が多くいたので、この選挙直前の議席と選挙後の獲得議席を比較しても、「同党の支持がそれほど大きくダウンしたわけではない」とはとても言えない。
(3)与野党・維新の小選挙区と比例区の結果(前回比)
小選挙区 比例器
与党 202(▲25) 95(+ 8)
野党 71(+12) 56(▲25)
維新 16(+13) 25(+17)
(4)立憲民主党も国民民主党も、前回比例で「希望の党」に投票した有権者を繋ぎとめることができなかった。旧「希望の党」投票層の多くは、今回は比例で「維新」に移った。
(5)一方、「維新」は前回「希望の党」に預けた票を、今回取り戻した(つまり前々回以前より以上に議席増となったわけではなく、「躍進」ではなくて「回復」と言うべき)
(6)野党が候補者を一本化した選挙区は野党が勝つ見込みありのところであり、他方、野党候補が競合した選挙区は、元々野党が勝つ見込みが低いところだった。野党分立選挙区での野党勝率の低さは、そもそも野党が弱い選挙区だったということ。
(7)「維新」が候補者を立てると自民党との競合となり、野党には有利に働く。(⇒「維新」は自民党の「体細胞クローン」であり、当然と言えば当然の話。この「維新」を「野党だから」などと言って、橋下徹に自分の選挙区の維新候補を下ろしてくれと頼み込んでいたのが、立憲民主党代表選に立候補していた小川淳也である。かような人物を「市民と野党の共闘」の総大将にはできない。:田中一郎)
(関連)小川淳也氏の“維新候補取り下げ要請”で橋下氏が暴露「僕のところにもメールしてきた。そういう人が立憲民主党の代表になって大丈夫なのだろうか」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/2101146017a03e3611b2d85bab47657b1b74acee
(8)小選挙区では、共産・社民・「れいわ新選組」の協力が効果を十分に発揮した。ただ、前回「希望の党」に投票した有権者の一部が「維新」や自民に流れたため、与野党逆転の選挙区は一部に留まった。
(9)比例区では、立憲民主党は旧立憲民主党と同程度の得票に終わり、国民民主党からやってきた元「希望の党」に対応する有権者の票は、今回は「維新」に流れてしまって、直前議席対比では大きなマイナスとなった。
(10)小選挙区では大阪府以外の「維新」候補のほとんどは勝ち抜けなかったが、共闘のおかげで野党は議席を伸ばした。
(11)野党にとっての大きな問題は、野党共闘の成否ではなく、比例区の結果に明確に表れた、その基本的な得票率、支持率の低さだ。
(12)「なぜ野党共闘でも政権交代には程遠かったのか」ポスト枝野が盛り上がらない根本原因 他党に頼らなくても勝てる力が必要 - PRESIDENT Online(菅原啄:プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/52024?page=1
(13)政権交代を担うためには支持率を上げる必要がある。他者依存にならぬよう、草の根の組織を厚くしていく必要もある。
(14)小選挙区と比例区を組み合わせた日本の選挙制度は二大政党制を導くものではない。(⇒ 本来は全国1区の比例代表制一本でいいはずが、主として与党自民党に有利な小選挙区制と、ブロックで細切れにされた比例区を、ご都合主義的に組み合わせた、サイテーの選挙制度である。比例区はしばらくして縮小廃止される予定だった。
その口実にされたのが、日本の政治風土にあわない英米政治ものまねの(政権交代を可能にする)「二大政党制」の実現であり、1990年代の初頭に似非政治学者どもとともに、自民党や日本新党・新生党などが似非政治改革の中で作った制度、おかげで自民党一党独裁の強化と同党執行部権力の肥大化が生まれ(アベ政治)、今日の日本政治の低迷と諸悪の根源化をもたらしている。:田中一郎)
(15)制度は政党間の協力を強く求めていて、自公はそれに成功しているものの、野党は差別化競争を繰り返して互いに協力を渋っている。
(16)政局上の仲違いとしての差別化ではなく、支持層を開拓するための差別化であれば、野党全体としての集票力の向上に結び付くはずであり、協力はより効果を発揮する。(⇒ 私はこれに賛成できない。差別化よりも、政権交代後の「共通政策」をしっかりとつくり、それを実現していくための各党組織(例:NEXTキャビネット、都道府県別の「市民と野党の共闘」連絡会など)づくりにまい進すべきである。:田中一郎)
(17)衆議院の比例区は小定数のブロックに分けられていて、少数政党の死票が積みあがる欠陥制度。
(18)小党分立は候補者調整の遅延や混乱を無用に生むなどマイナす面が大きい。
(19)野党の後退は共闘のためではなく、根本的に支持率、得票率が不足していることが問題。(⇒ 枝野幸男・福山哲郎・泉健太執行部のようなことをしていても、とても立憲民主党の支持率が上がるとは思えない。特権的労働貴族の御用組合「連合」が大事か、それともアベスガ自公政治に苦しめられている一般の有権者・国民が大事か、どっちだ!? :田中一郎)
(20)支持率拡大のためには、無駄な諍いは避けつつ、政策面や支持層の差別化を図ることが肝要、他党に近づきすぎたり、依存しすぎにならないように注意するべき。(⇒ 私はこの記述にも(16)と同様に賛成できない。あえてこの記述を立憲民主党に活かすとすれば、一刻も早く御用組合「連合」依存から脱却し、自分たちが言う通りの「市民とともに生き、歩き、悩み、苦しみ、育てられる政党」(草の根での市民との一体的政党)に向かう覚悟を決めることである。
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<私から見た要約結論>
(1)「希望の党」=国民民主党が今回も選挙敗北の最大の主体的要因、今回は比例の支持票を「維新」に持って行かれてしまった。日和見や「第五列」が「世直し」の肝心な時に「足を引っ張る」という典型的な事例の1つとなった。
(2)「維新」は「躍進」ではなくて「回復」だが、地盤を関西圏以外の地域に拡張し始めており、勢いがついている。
(3)立憲民主党と国民民主党の選挙協力(候補一本化)は議席増にはつながっていない。
(4)逆に、共産党や社会民主党、「れいわ新選組」が候補者を下ろすことによる選挙協力は明らかに議席増につながった。
(5)維新が独自に候補者を立てると、その候補が自民党の票を奪うので「市民と野党の共闘」には有利である。
(6)野党第一党としての立憲民主党自体に魅力がなく支持率が低い=これでは政権交代はできない(立憲民主党執行部や幹部たちが、御用組合「連合」の使い走りのようなことを繰り返し、「市民と野党の共闘」の総大将としての役割を果たそうとはせず、協力市民を上から目線で見下し(「口先だけ」の慇懃無礼)、思い付きのような公約政策を並べて「バラマキ財政」を煽り、政権交代後のビジョンを具体的に語らず(総論的・抽象的な「おしゃべり」ばかり)、党の根本方針であった脱原発をもあいまいにするなど、愚かな行為を繰り返していたのだから当然の結果、「連立政権の時代」をやり抜けない野党第1党など、存在価値はないに等しい)
(7)選挙の敗北を他党や協力市民のせいにして自分たちの至らなさは棚上げ、「おままごと」の代表選挙でお茶を濁して、新代表となったのが、原発再稼働容認に加え「維新」(日本維新&大阪維新)と共同歩調を主張する泉健太、これでは支持率は上がるどころか、来夏参議院選ではますます立憲民主党および「市民と野党の共闘」の「地滑り的敗北」の可能性が高くなってしまった。
(8)マスごみは、衆議院選挙前には、どうでもいいオリパラ一色報道や自民党総裁選の「ガラクタ報道」を繰り返し、来たる衆院選の争点とも言うべきアベスガ政治の諸問題点について、きちんとした報道を全くと言っていいほどしなかった。
(9)衆議院選挙が終わるとすぐにマスごみが、選挙結果の分析もまともにしないで「市民と野党の共闘」失敗の御用キャンペーンを繰り返し、自公政権与党に忖度する「ヘイコラ報道」を繰り返している。まさに「粗大ごみ」としての「マスごみ」である。
2.(別添PDFファイル)注目の人インタビュー:立憲民主党代表・泉健太(日刊ゲンダイ 2021.12.24)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299154
(関連)立憲・泉健太氏のニュースバリューは日ハム新庄監督より低い…代表選の翌朝ワイドショーそっぽ|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/298163
<田中一郎コメント>
提案型=自民党補完型の言い換えであり、国会は小中学校のホームルームではない。誰に提案するのか、自民党に提案して、頭でもナデナデしてもらいたいのか? 有権者・国民に向かって提案する、などと「言葉遊び」をしているが、それならその代案を徹底して有権者・国民に伝える努力をどのようにしているのか? また、立憲民主党の「提案」のお粗末は「重要土地等調査規制法案」の時にも露呈していていたし、今回もまた、18歳未満への10万円現金バラマキ政策について、現金かクーポンか、という低レベル「選択提案」をしているようだが、問題はかような一過性の巨額現金バラマキが無意味であり、それに代えて○○の制度を抜本改革せよと迫るのが、真の意味での「提案」である。
ことほどさように、政策提案力さえおぼつかない低迷政党が、マスごみが御用忖度報道で「何でも反対の立憲民主党」などとからかったら、すぐにこれに過剰反応してしまって、「提案型政治」などと言いだす始末。要するに、信念がない、政権ビジョンがなくてグラグラしている、覚悟が決まっていない、自信がない、日和見だ、有権者・国民へのアクセスが弱く、語り掛ける言葉を持っていない、などなどの「お粗末」政治の必然的結果にすぎないのだ。
野党はまず真っ先に与党・政府がやること・やろうとすることを徹底的に批判し、それを断固として許さないという姿勢を見せることが使命である。その上で、(どうせ野党の言うことなど与党自民党も政府も聞く耳は持たないのだから)、こんな自公政権ではご覧の通りダメですから、政権を代えて、私たちが提案する政策・施策・政権を創っていきましょうと、有権者・国民に街宣その他で訴えることが真の意味での「提案」であり「提案型政治」の展開である。
自民党の出した掌の平の上で踊って、マスごみにコケにされて「提案型」=バカ言ってんじゃないよ、それで野党第1党が務まるか!? 顔洗って出直して来い!! 立憲民主党は、国民民主党からやってきた、この「第5列」男の泉健太が代表から降りた時から、新たな党へ向けての取組が始まる。泉健太よ、さっさと代表を辞めていただけませんか!?
(参考)「第5例」
https://kotobank.jp/word/%E7%AC%AC%E4%BA%94%E5%88%97-91138
(ついでに言っておくと、この泉健太他の「国民民主党」組は、よく「中道政治」を主張したりもする。しかし、「中道」などというものは根無し草の典型のようなものであり、「中道」とは「何と何の真ん中なのか」が常に問われる。そして、右と左の主張を「足して2で割る」ような処方箋を打ち出して、事態を混乱させるばかりの中途半端主義でもある。また、今日のように、一方サイドが右へ右へ、更に破滅へと向かってばく進をしているときに、「中道」であれば、それに引っ張られるようにして、同じく右へ、右へ、破滅へ、と導かれていくことは「理の必然」とも言える。要するに、今日のような危機の時代には「中道」などという中途半端なネゴトは役に立たないということを意味している。下記の歌でもよく聞いて、頭の中をよく洗浄しろ!:田中一郎)
◆中途半端はやめて・・奥村チヨ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Gn0EKu_OhtA
(関連)(別添PDFファイル)立民・泉代表、参院選「最大限一本化する」、他党と候補者調整へ 原発再稼働に厳格要件(日経 2021.12.11)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78363120Q1A211C2EA3000/
(下記のようなことを言っとる奴が代表の政党と組んで協力してくれる政党など、あるのか? 共産党に対して無礼千万であり、また、「市民と野党の共闘」による「世直し」を強く支持してやまない多くの市民に対する背信的振る舞いだぞ! :田中一郎)
(1)立憲新代表・泉氏「大同団結で」自民党に代わる勢力を 共産党との共闘は「同床異夢の部分あった」とも〈AERA〉Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/29e3beeb9fb48663877381b03922074234a8006c
(2)同床異夢 京都の立民・共産「共闘」 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20211021-MDSWYA6ZQZIGBCFR5X255KGRWM/
(3)【新代表が語る】立憲・泉健太代表に直撃!党再生、共産党との共闘路線- YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Avw45LFuI_g
(4)立憲民主党・泉健太氏「批判がいけないとは思っていない 大事なのは提案と追及のバランス」|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299154
◆小川氏、泉氏は限定的な原発再稼働を容認 他候補は否定 立憲代表選 [立憲]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASPCT3H40PCSUTFK01M.html
(原発・核燃料サイクルは現代における全ての「悪」が凝縮した社会的存在である。従ってまた、政治家に限らず、原発・核燃料サイクルに対するそれぞれの人間たちの姿勢は、その人間の「リトマス試験紙」でもあり、原発・核燃料サイクルにいい加減な態度をとる者たちは、すべてニセモノ・詐欺師であることを念頭に置いておくべきだ。:田中一郎)
4.(別添PDFファイル)立憲 全国で青空集会、参院選へ 首相の「車座」対抗(毎日 2021.12.21)
https://mainichi.jp/articles/20211221/ddm/005/010/082000c
(記事によれば「聴衆から所得税引き下げやガソリン高騰への対策などの要望が相次いだ」とある。所得税引き下げなど枝野幸男が思い付きで言い出したトンデモ「バラマキ政策」で、やらねばならないのはその逆=つまり所得税が源泉分離課税や租税特別措置などでガタガタにされてしまっていて、本来納税すべき高額所得者層から徴税ができずに万年低迷した税収となって、社会保障などの財源不足の原因になっている点を改めることが大事なのだ。また、ガソリンが高騰したら、ガソリン車を使うことを減らし、できればガソリン車を廃車にすればいい。政策はそうした人たちがソフトランディングできるように、公共交通の拡充を図る政策を展開すればいい。要するに、かような要望が出るということは、集まってきた聴衆とやらが、日本の有権者・国民を代表しない、一部の立憲民主党・国民民主党支持者たちだったということだろう。こんな「青空集会」をいくら繰り返しても支持は広がらない。少しは山本太郎「れいわ新選組」の街宣を見習ったらどうか。:田中一郎)
<関連サイト>
(1)【自民党】立憲民主党は国民の支持を得る党になれるか 自公政権では日本は瓦解の道|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/298195
(2)高くついた立民・辻元清美氏応援の代償 自民・山崎拓氏に1年間の党員資格停止(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/09e733026acf27becda422c88548405b5a74fca2
(3)辻元清美氏、「10万円給付」で方針転換の岸田首相に「聞く力を発揮していただくなら…混乱する前によく聞いて」 - スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20211218-OHT1T51038.html
(4)米山隆一氏が日本維新の会の“反・辻元選挙キャンペーン”を批判「これが維新選挙の実態」(東スポWeb)
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3834773/
(5)野党共闘こそが政権を揺るがす/「毎日新聞」東海林記者が講演
http://www.labornetjp.org/news/2021/1216hokoku
(6)野党共闘見直しか継続か 参院選に向け問われる立憲民主のあり方 [立憲]:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASPDK3DMWPDHUTFK00R.html?ref=opinion_mail
◆連合初の女性会長、破った「ガラスの天井」なぜ共産党に拒否感? - 毎日新聞
(何故って、自分たちのインチキを共産党に厳しく批判されたら反論のしようがないからでしょう。この野党共闘妨害の御用組合代表には、さっさと退場してもらわなければいけないし、こんな連中の言うことをいちいち真に受けることもないのです。私たちは、「連合」傘下の御用労働組合に加入しない運動を広げて、早くこのロクでもない組織をつぶしてしまいましょう。今日の日本にとっては百害あって一利なしのニセモノ集団ですから。:田中一郎)
草々
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