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2021年12月 2日 (木)

(他のMLでの議論です)地球温暖化をめぐる議論の一例:気象学や地球物理学のドシロウトが「新興宗教」ではないかと思わせるような態度で片方に肩入れした主張をしても説得力はありません

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(12.4)オルタナティブな日本をめざして(第68回):「UNSCEAR報告書を覆した未公表データと初期被曝:小児甲状腺がんをめぐって何が起きているか」(白石草さん)(2021年12月4日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3bf834.html

 

(予約の受付窓口)

*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

 

2.イムジン河 ~李政美コンサート 2011年3月12日 愛知県清須市カルチバ新川ホールにて~ - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=eQF1xdghzGM

 

(李政美さんの歌声はいつお聞きしても美しい。たまたまネットで検索して見つけたサイトです。そしてこのコンサートの日付をご覧ください。この歌がイムジン河を通じて朝鮮半島の方々の心を歌ったものであるとともに、原発事故に見舞われた福島県の阿武隈川を歌った歌と受け取ることもできるのではないかと私は思いました。朝鮮半島の南北分断も、福島原発事故も、ともに許されない人災です。:田中一郎)

 

(関連)イムジン河 - YouTube(日本語)

 https://www.youtube.com/watch?v=W23kSbY2Zus

 

(関連)李政美«あゝ福島» @福島原発_被害者証言集会 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=_PlDOw-HooM

 

3.(別添PDFファイル)2021年後半の連続火山噴火・地震(広瀬隆 2021.11)

 東海第二原発、東海村再処理工場、浜岡原発、伊方原発、川内原発が危ない。特に東海第二原発(茨城県)、東海村再処理工場(茨城県)、浜岡原発(静岡県)の危険性は、使用済み核燃料プールも含めて際立っています。何とかしないと本当に日本は滅亡しますよ!!

 

4.石木ダム ピンクリボンで「人間の鎖」 反対集会、全国から250人 /長崎(毎日新聞長崎版 2021/11/26) 

 https://mainichi.jp/articles/20211126/ddl/k42/040/322000c

 

(関連)「石木ダムは要らない」 反対派が“人間の鎖 ”で抗議 川棚・川原地区(長崎新聞2021/11/26(金) 11:00)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/ddc773cc699daf0132a3a1d8e3b215664070084b

 

(まったく必要がないこのダムを、佐世保市と長崎県が、(今や数少なくなった天の恵みとも言うべき)輝くように美しい「コウバル(川原)」の里を押しつぶして建設しようとしています。治水、発電、用水とある3つのダム建設の目的で、主として佐世保市のための用水がこのダム建設の目的とされていますが、佐世保市は今後の人口減少で水の需要が右肩下がりで落ちていきます。それをこのダム建設推進の連中は、信じがたいことに右肩上がりの水需要をでっちあげて説明しています。また、佐世保市の水道事業は、あちこちで水道管が老朽化して破損し、漏水率がずば抜けて高いという惨状があります。ダム建設をしてそこから水を引けば、ダム建設にかかった費用負担を分担しなければなりませんが、そんなカネがあるのなら、佐世保市は老朽化した水道管の交換工事に使うべきでしょう。いったい何のために、いったい誰のために、この石木ダムを建設しているのか、ひょっとして笑っているのは、ダム建設の土建屋と、それにつながる政治家や幹部官僚たちではないかと思われます。かようなことをいつまで続けるつもりなのでしょうか!? :田中一郎)(この石木ダム建設を追認した日本の司法・裁判所も許しがたいヒラメ状態です)

 

(関連)ダムネーション:石木ダム建設阻止活動をご支援ください - Patagonia

 https://www.patagonia.jp/stories/damnation-help-stop-ishiki-dam-in-japan/story-17731.html

 

(関連)映画『ほたるの川のまもりびと』予告編 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=R3qhzcIyIis

 

(関連)最高裁、石木ダム国事業認定取り消し棄却 住民「それでも闘う」|【西日本新聞me】

 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/653737/

 

5.NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

 https://www.nhk.or.jp/comecome/

 https://www.youtube.com/watch?v=ZrdJwDarFdA

 

(久しぶりに「朝ドラ」を見ています。安子(愛称あんこ)さんの逆境に強く生きる姿がすばらしく、涙を誘われつつ応援しながら見ています。そして、(依然として侵略戦争だったアジア太平洋戦争を「被害者目線」でしか見れない限界は抱えたままですが)夫や実家家族を失った安子さんの苦労から戦争というものの愚かさも見て取れます。:田中一郎)

 

(関連)英語でうたおう【カムカムエヴリバディ】Come Come Everybody〜証城寺の狸囃子のメロディー〜うた山野さと子 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=MgcNbo3srkc

 

(関連)[カムカムエヴリバディ] 第2週(6~10話)ダイジェスト - だいたい2分でわかる【ネタバレ注意】- 朝ドラ - NHK - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=LTpuZmwyO5w

 

<「カムカムエヴリバディ」の歌詞>

Come come everybody.

How do you do, and how are you?

Won’t you have some candy?

One and two and three, four, five.

Let’s all sing a happy song.

Sing trala la la la.

 

Good-bye, everybody,

Good night until tomorrow.

Monday, Tuesday, Wednesday,

Thursday, Friday, Saturday, Sunday.

Let’s all come and meet again

Sing trala la la la.

 

6.(11.17)UPLAN 福島みずほ「秋の夜長の講演会2021」 - YouTube:神田香織さん、瀬戸大作さん 登壇・スピーチ

 https://www.youtube.com/watch?v=lH_RqyyLnXY

 

神田香織さん、瀬戸大作さん 登壇・スピーチあり、

MVP(Most Valuable Player)ならぬMVS(MVP(Most Valuable Speech)は、神田香織さんの下記の発言です。

「自民党のおやじたちは、普段は頭がちっとも回んないんだけれど。選挙になるとフル回転するのよね」

 

なお、佐高信氏が言及した麻生太郎と内部留保の毎日新聞記事は別添PDFファイルです。

(関連)(別添PDFファイル)内部留保 ためるか使うか、最高484兆円 政府問題視(毎日 2021.11.17)

 https://mainichi.jp/articles/20211117/ddm/012/010/096000c

 

 2021衆院選の敗北をきちんと反省・総括せず、「茶番のオママゴト」代表選をやり、こともあろうに「原発再稼働容認」「維新との共同行動」を提唱してはばからない「第二の前原誠司」こと泉健太が立憲民主党の新代表となるなど、立憲民主党の体たらくが際立ち始めている今、福島みずほ氏以下、社会民主党には大いに奮闘努力をしていただかなければならないと思います。来る参議院選挙では、安定的に政党要件が確保できることを当面の目標にして、「市民と野党の共闘」の先頭に立っていただきたいと思っています。ガンバレ社民党! :田中一郎)

 

◆ 日刊IWJガイド・非会員版「立憲の支持団体と言いながら、野党の自滅を望む!- 連合芳野友子会長が『新代表に共産党と選挙協力をしないよう求める』と発言!」2021.11.30号~No.3365号 - What's New お知らせ

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49858

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他のMLでの議論ですが、「地球温暖化をめぐる議論の一例:気象学や地球物理学のドシロウトが「新興宗教」ではないかと思わせるような態度で片方に肩入れした主張をしても説得力はありません」をお送りいたします。

 

◆(予約必要)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-38ac7b.html

 

(予約の受付窓口)

*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/

(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

 

(会場と開始時刻がいつもの「新ちょぼゼミ」とは違っていますので、ご注意ください。みなさまのご参加をお待ちしております:田中一郎)

 

(関連)「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ-渡辺正/著(丸善出版)

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033780955&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)「地球温暖化」神話 終わりの始まり-渡辺正/著(丸善出版)

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032723546&Action_id=121&Sza_id=E1

 

(広瀬隆さんの関連著書は上記講演会のサイトをご覧ください、また、私のこの問題に関する見解は下記にアップしておきました。ご参考になれば幸いです)

 

(関連)(報告)(10.14)脱原発ロードマップ(再論その3)(「新ちょぼゼミ」):電力自由化とエネルギー革命の基本的考え方- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3739f1.html

 

(下記の日経記事をご覧ください。私が懸念した方向に向かう動きが強まっています。時間をかけて脱原発だの、原発に依存しない社会だの、原発卒業だのと、あまっちょろい「先送り」「棚上げ」議論をしていて、原発・核燃料サイクルをスクラップできるなどと思っていること自体がお門違いである。なかには、当面原発稼働は容認して、カーボンニュートラルの再生可能エネルギー社会へ向かいましょう、などという本末転倒議論まで出ている始末である。原子力ムラは原発・核燃料サイクルに「生活がかかっている」「彼らにとっての生きるか死ぬかの問題」「命がけ」であり、かつ、水面下では核武装と密接に関連している。決して甘くはない。いやそれどころか、脱原発派が支配権力を握れば、その巻き返しのためには何だってやる、そういう勢力だ。きれいごとを牧歌的に並べていても脱原発などできはしない。原発を廃棄するとは、現代のすべての「悪」が凝集した、この滅亡へ向かう「政治的たくらみ」に対して断固として立ちはだかる以外にないのである。覚悟ないところに「世直し」はなく、覚悟のないところに「脱原発」もない。:田中一郎)

 

(関連)脱炭素で原子力に再評価の波 「切り札」としての小型炉- 日本経済新聞

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2115P0R21C21A1000000/?n_cid=NMAIL007_20211202_A

 

(原子力関係の科学者・技術者は、上記「小型原子炉」を徹底的に調べて、その問題点を詳細に市民にご披露願いたい。:田中一郎)

 

(参考)たんぽぽ舎MGより

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◆ 絶滅の道を選んだ人類

 |CO2は地球温暖化の原因でない (上)(2回の連載)

 |2020年新型コロナでCO2排出量が減少したのに大気中のCO2濃度は最高になり気温が上昇したことは温暖化の原因がCO2でないことを示している

 └────  編集長 小若順一(食品と暮らしの安全基金)

 

地球温暖化を止めようと、国連が英国のグラスゴーで会議を開催。各国代表者が議論し、場外では環境保護派がデモを行いましたが、見えるところのCO2をゼロにしても、温暖化は止まりません。

 

項目紹介

1.排出量減少でも大気中のCO2濃度は最高、2020年新型コロナで「CO2排出量が5.6%減少」した

2.CO2を増やす再生可能エネルギー

3.1990年代前半までは冷害

4.冷害で汚染米を輸入

5.正しいと証明された槌田説

  以上を(上)に掲載

 

6.地球温暖化の本当の原因

7.黒い煙を出す中国の石炭火力

8.中国の石炭火力が大原因

9.日本の石炭火力はシロ

10.日本の技術で温暖化を阻止

  以上を(下)に掲載

 

1.排出量減少でも大気中のCO2濃度は最高:2020年新型コロナで「CO2排出量が5.6%減少」した

 WMO(世界気象機関)は10月25日、CO2など3つの温室効果ガスの濃度が、昨年、観測史上最も高くなったと、「温室効果ガス年報」で発表しました。報告書には、昨年は、コロナ禍による移動規制、工場停止などで「化石燃料に由来するCO2排出量が5.6%減少」したとあります。排出が減ったのに、大気中のCO2量が増えて、地球の気温は上昇したのです。昨年起きた事実は、温暖化の原因がCO2でないことを示しています。

 

2.CO2を増やす再生可能エネルギー

 ところが年報では、CO2は工業化が始まってから温暖化に66%寄与したとしています。最も温暖化させているガスはCO2で、10月31日から始まった国連の気候変動枠組み条約の第26回締約国会議(COP26)では、各国首脳がこぞって、CO2の排出量をゼロにするとアピールしました。太陽光、風力などの再生可能エネルギーは発電するときにCO2を出しません。しかし、装置の製造、移動、設置に化石燃料が使われ、CO2が出ています。対策の裏でCO2が排出されるのを無視して国連の政策が進められ、各国が追随しているのです。

 

この対策を進めると、CO2が余分に排出されます。CO2に温室効果があるのは事実ですから、排出量がさらに増えると、本当に温暖化の主犯に躍り出るかもしれません。「自ら絶滅する愚かな行為」と恐竜が言ったようなことが、「CO2ゼロ」の裏で、進行しているのです。

 

3.1990年代前半までは冷害

 1970年代には、気象研究家の根本順吉氏が『冷えていく地球』(1974)を出版するなど、寒冷化が大問題になっていました。実際、1990年代前半までは、頻繁に冷害が起きていました。和田英夫・函館海洋気象台長は北日本を襲う冷害を、1980年代を中心に20年間の長期予報を出して、ことごとく的中させ、「日本の長期予報官には神が住んでいる」と世界から絶賛されました。

 

4.冷害で汚染米を輸入

 1991年6月、フィリピンのピナツボ火山が、20世紀最大級の大噴火を起こして世界的な大ニュースになりました。そのころ、外国「米」のポストハーベスト農薬の取材と検査を終えていた私は、噴火の2ヵ月後、調査報告『世界のコメの安全性は?-輸出国のコメ事情』を発行。その中で、3年以内に日本で冷害によるコメの大凶作が起きて、コメを輸入することになると予測しました。

 

予測どおり、1993年に大冷害が起き、翌年からコメの輸入が始まったので、記憶しておられる方も多いでしょう。さらに私は、輸出国ごとにコメのポストハーベスト農薬の検出割合を示して、合計35万トンの汚染米が輸入され、外食用に32万トンが使用されると予想しました。国が輸入米を検査すると、ポストハーベスト農薬に汚染された米は合計36万トンでした。

 

1食分の輸入汚染米に含まれる有機リン系殺虫剤の量は、国産米を半年間食べ続けた場合に摂取する量と同じですから、日本人は数百倍も多く殺虫剤を食べさせられたわけです。地球温暖化が始まったのは、この後です。

 

5.正しいと証明された槌田説

 私の師の槌田敦先生(物理学者)は、1980年ごろから「CO2温暖化説は間違っている」と主張していました。第1の根拠は、気温が上がると、その数年後に大気のCO2が増えることを示した、根本氏の図(注)です。炭酸飲料が温まると、泡が出てくるのと同じ原理が地球全体でも働いていて、海水温度が上がると、CO2が大気中に出てくるわけです。

 

槌田先生は、ピナツボ火山が噴火した後、大気中のCO2濃度が2年間増えなかった事実を図(注)で示しています。大量の火山灰で広範囲に太陽光がさえぎられて海水温度が下がり、CO2が海中から出てこなかったのです。(下)に続く

 

(注)「図」については添付しておりません。詳しくは、「食品と暮らしの安全基金」発行「食品と暮らしの安全」2021.12 No392をご参照下さい。

  問い合わせ先:埼玉県さいたま市中央区本町東2-14-18

  TEL 048-851-1212(10時から18時)

 メール mail@tabemono.info

 

◆ 地球が暖かくなり海水からCO2が大気中に放出される、

 | そのため、大気中のCO2濃度が高まる、CO2は地球温暖化の原因でない (下) (了)

 └──── 編集長 小若順一(食品と暮らしの安全基金)

 

6.地球温暖化の本当の原因

 つまり、大気中のCO2濃度が高まるのは海水が温まるからで、大気中のCO2濃度が高まるから海水温度が上がるわけではありません。国連の議論は完全に間違っています。

 

では、地球温暖化の本当の原因は何なのでしょうか。まず、地球を温暖化させている原理を確認しましょう。地球の温度は、太陽から来るエネルギー量と、太陽エネルギーを地球がどのくらい受け止めているかによって決まります。太陽から来るエネルギーは増減を繰り返しており、太陽に黒点が多く現れると、普通はエネルギーも多くなります。黒点数と地球温暖化の動向は一致しないので、現在の地球温暖化は太陽エネルギーとは関係ありません。

 

太陽エネルギーを受け止める地球環境に異常が生じているわけです。温室効果ガスより、温暖化に大きな影響を与えていそうなのが、石炭を燃やして出た細かくて黒いチリです。

 

7.黒い煙を出す中国の石炭火力

 11月4日、190の国と企業がCOP26の場で、石炭火力発電を段階的に廃止する声明を出しました。日本は署名していませんが、石炭火力発電量が世界5位の韓国や、19位のウクライナも声明に署名しています。このニュースを、韓国KBSテレビの記者が中国・北京から伝えて

いるのを見ると、ひどいスモッグがかかっていました。中国は大気汚染対策を強化していますが、まだ改善できていないのです。

 

中国の石炭火力は、細かいチリを取り除かずに煙突から黒い煙を出しています。白い煙が出ていても、その先が黒い雲になっています。これは、黒いチリを大気中に巻き上げていることを示しています。

 

8.中国の石炭火力が大原因

 火山の噴火で出たチリは太陽光を反射して地球を寒くしましたが、真っ黒いチリは、太陽光を吸収して地球を暖かくします。だから、地球温暖化の原因になるのです。石炭火力の発電量が世界の半分近くを占めているのが中国です。この30年ほどの地球温暖化は、大気汚染を気にしないで石炭火力発電を増やしに増やした中国が、原因の半分以上を起こしていたと考えられます。

 

9.日本の石炭火力はシロ

 日本の石炭火力発電は、白い蒸気の煙を出して、その先は消えてなくなります。黒いチリを排出して大気を汚染する中国の石炭火力とはまったく別物です。真っ黒いチリを出す石炭火力を廃止するのは良いことですが、大気を汚染しない日本の石炭火力を廃止するのは、とんでもない間違いです。

 

日本の電力会社は、窒素酸化物や硫黄酸化物の排出量が少ないことをアピールしていますが、これは的外れ。細かいチリの排出重量が、中国の発電所と較べて1億分の1ぐらい少ないことをアピールして、日本の石炭火力は地球温暖化にまったく寄与していないと言うべきです。

 

10.日本の技術で温暖化を阻止

 日本の政界や金融業界には、日本の石炭火力を廃止する論調が出てきています。これはダメ。日本のリーダーは市販食品ばかり食べてミネラル不足になって、頭が悪くなり、考えることができなくなっているようです。日本の石炭火力を廃止してはいけません。日本の石炭火力はきれいな排気を出している」と、世界に技術力をアピールし、この技術を世界に援助して普及させ、地球温暖化を本当に阻止すべきです。

 (「食品と暮らしの安全」2021.12 No392より了承を得て転載)

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(下記はメール転送です)

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1.(その1)ちょぼちょぼ市民の激論開始です: 一種の宗教のようなものかもしれませんね

 

((1)と(2)の分をまとめてここで書いておきます)

 

断定部分に全て疑義があります。「そのように信じている」ことと「事実がそうである」こととは別物です。「そのように信じている」ことだけを主張する人たちは、判断基準が単純化され、AでなければB、いずれかしかない、こんな狭苦しい評価の仕方しかできないことがほとんどです。

 

地球物理学者でもないド素人が、地球物理学者の間でも賛否両論あるこの問題に、片側サイドに立って、他方を攻撃してやまない、この愚かさに気が付くことが、この講演会の1つの狙いでもあります。

 

下記はその悪しき事例の1つとして、ご覧になっておけばいいでしょう。どこかの誰かが書いたものを、そのまま転写して、これが真実だ、などと言ってみても何の説得力も持たないということが分かっていないようです。

 

*「気候モデルでも十分に考慮されている。水蒸気濃度は長期間バランスしており、人為的に制御することは困難である」⇒ 証拠を示してみよ!

 

*大気中に含まれる水蒸気の濃度と二酸化炭素の濃度はそれぞれ何%なのか?

 

*少し前に発覚した「クライメートゲート」というIPCCのインチキ事件は、その後どうなったのか? もう10年以上経過したぞ。

 

(1)Climategate 事件(渡辺正『化学 2010.3』)

 https://www.kagakudojin.co.jp/book/b62762.html

(2)続・Climategate 事件(渡辺正『化学 2010.5』)

 https://www.kagakudojin.co.jp/book/b62760.html

 

*「推定した」とか「試算した」とか書いているが、端的に言ってしまえば、それがどうした、ということだ。「推定」の仕方も、「試算」のしかたも、この世にはいろいろある。絶対にコレだ、とどうして言えるのか?

 

私の考え方は既に下記でご説明しています。

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3739f1.html

 

エネルギー革命を乗り切る方法は石炭叩きではない、ことを強く申し上げておく。

 

-----Original Message-----

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明日香壽川さんの最新著書から以下貼り付けます。(1)

 

あらゆる温暖化対策を阻害しているのが温暖化懐疑論だ。いわゆる、温暖化していない、二酸化炭素(CO2)は温暖化とは関係がない、温暖化して何が悪い、の三つの議論であり、率直に言うと、化石燃料会社、情報リテラシー(正しい情報を収集・整理し、発信する能力)が低い人、天邪鬼がかっこいいと思っている人、天邪鬼になることで経済的利益を得る人、などが存在する限り、消えることはないだろう。

 

悲観的になっても仕方がないので、以下に典型的な懐疑論者の主張と、それに対する反論を書いておく。それぞれ日本では、大学教授や元大学教授といった肩書きを持つ人物数人がメディアで流している懐疑論だ。重要なポイントは、彼らの専門分野が気候変動ではないことだ。注目さえされれば良いので、メディアの方が内容の是非を事前に検証することはなく、みんな肩書に騙される。まさにフェイクニュースや陰謀論が社会に浸透するのと同じ構造となっている。

 

懐疑論1:ある場所では温度が低下している。だから温暖化は怪しい。

反論:観測地点の大部分では温暖化している。論理的に、部分で全体は議論できない。懐疑論としては最も幼稚な部類。

 

懐疑論2:CO2ではなくて、太陽活動(宇宙線)や水蒸気の方が温暖化に影響がある。

反論:太陽活動の強さも宇宙線のトレンドも、最近の温暖化のトレンドとは一致していない。水蒸気は、確かに最大の温室効果ガスであるものの、そのことは気候モデルでも十分に考慮されている。水蒸気濃度は長期間バランスしており、人為的に制御することは困難である。一方、急速に濃度が増加していて、全体のバランスを壊そうとしているのがCO2やメタンなどの温室効果ガス。

 

懐疑論3:気候モデルは信用できない。

反論:気候変動を予測する気候モデルは、経済モデルと同様に、まず過去および現在の事象を事後的にうまく再現できるかどうかによって検証されている。世界中で独立に開発された多くのモデルがこのような不断の検証を受け続けており、現時点でそのすべてが将来の温暖化傾向を予測している。

 

懐疑論4:CO2濃度の上昇はみとめるものの、人間活動とは関係ない。

反論:炭素同位体などを用いた方法など、複数の方法論に基づいた定量的な研究で人間活動との関係は明確に証明されている。

 

懐疑論5:温暖化が起きて何が悪い?過去にも温暖化した時代があったのではないか?

反論:自分のことしか考えていない。また、現在起きている温暖化の急激なスピードは過去に例を見ない。現代社会と数百年前の社会とでは、人口や社会環境もまったく違う。

 

懐疑論6:温暖化問題は原発推進派の陰謀、あるいはリベラル派の陰謀である。

反論:原発推進派が温暖化対策を口実に使っているのは確か。しかし、そのことと温暖化の科学の正当性とは独立した問題で関係がない。現在、温暖化対策に熱心なNGOのほぼすべては反原発であり、筆者の感覚では、温暖化問題に関わっている研究者の多くがそのコストやリストから原発の役割に否定的。すなわち、単純に現状認識が間違っている。

 

懐疑論7:温暖化対策よりももっと大事なことがある(たとえば戦争や貧困)

反論:戦争や貧困など多くの問題は前からあって、これからもある。また、温暖化は、戦争や貧困の要因あるいは拡大要因となる。結局は、温暖化問題の重要性を貶めて、対策を先送りするためだけの議論。筆者の感覚では、このような議論をする人ほど、本当は戦争や貧困のことも考えていない。

 

筆者は、訴えられたもののの、化石燃料ロビーとは関係なく、反原発にかける強い思いがモチベーションになっている槌田氏にネガティヴな感情を持っていない。敬意すら持っている。他方、ウケ狙いのためかメディアで反常識なことを言い続ける人や、「10年後には寒冷化する」と10年前に言っていたのに今も同じことを言い続ける人には、その人間性に大きな疑問を感じざるを得ない。

 

「グリーンニューディール~世界を動かすガバニング・アジェンダ」

明日香壽川/著 岩波新書 2021年6月 p29~34 消えない温暖化懐疑論

 

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明日香壽川さん著書から(2)

 

地球温暖化と個別の気象事象(イベント)との因果関係は、気象変動の科学者を悩ませてきた。なぜなら、異常気象や気象災害が発生した時に、かならず地球温暖化との関係を問われるからだ。そして長い間、地球温暖化と特定の極端な現象との一対一のレベルでの因果関係を明らかにすることは難しいと考えられてきた。

 

しかし近年では、前述のように、特に熱波と集中豪雨に関して、イベント・アトリビューション(event attribution)とよばれる方法で、人為的な温室効果ガスの排出と具体的な被害の因果関係をかなり定量的に明らかにすることができるようになっている。その理由は、気象や災害などに関する統計データの整備、コンピューターによるシミュレーションモデルの精度向上、などである。

 

また実際に気温上昇によって産業革命以降、大気中の水蒸気濃度が約3%上昇していることや、温室効果によって地球に追加的に蓄えられた熱エネルギーの具体的な大きさが明らかになっていることなどから、それらによる気温上昇や降雨量の変化などの気候変動が、地域レベルでもある程度正確に予想できるようになっている。

 

すなわち、現在の科学は、統計的な方法やシミュレーションなどを用いて、個別の極端な現象の発生確率が人為的な温室効果ガス排出によってどれくらい大きくなるかを明らかにすることができる。たとえば、WWA(World Weather

Attribution)という英オックスフォード大学、オランダ政府の気象研究機関、国際赤十字らの研究者が結成した共同研究グループは、2017年6月に西ヨーロッパを襲った熱波(1981〜2010年に比較して月平均気温が約3度上昇)のような極端現象の発生確率は、人為的温室効果ガス排出によって、ベルギーで2倍、フランス、スイス、オランダ、中部イングランドでは4倍、ポルトガルとスペインでは10倍高くなったと試算した。その後、このWWAは、大きな気象災害がおこるたびに、それと地球温暖化の因果関係に関する定量的な研究結果を、災害発生後わずか数ヶ月で発表することにしている。

 

日本でも、国立環境研究所が同様の手法を用いて、2018年7月豪雨で大きな被害を受けた瀬戸内地域の大雨は地球温暖化によって発生頻度が約3.3倍になっていたと推定した。また、同年7月の猛暑は、地球温暖化がなければ発生確率はゼロ、つまりどんな偶然が重なったとしても、地球温暖化による底上げがない限り、このような異常高温は起こり得なかったことを明らかにした。

 

(「グリーン・ニューディール」 明日香壽川/著 p25-27  第1章 科学から政治へ イベント・アトリビューション より)

 

 

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2.(その2)私の疑問に答えてから自論を展開したらどうですか?

 

私の疑問に答えてから自論を展開したらどうですか?

同義反復のようなことを繰り返されても議論にはなりません。

 

「現在地球物理学者、気象学者で温暖化を否定している人はほぼいませんよ。」

⇒ それはあなたが「見ようとはしない」から「知らないだけ」です。私が別送したメールにある「不機嫌な太陽」という著作を書いた人もその一人です。だから地球温暖化って、宗教なの? と言われるのです。

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032393438&Action_id=121&Sza_id=C0

 

明日香壽川氏の岩波新書も読みましたが、ところどころ???のつく断定が目に付きました。そもそも、明日香壽川氏もまた、気象学や地球物理学の専門家ではありません。地球温暖化が真実であるかどうか、真実であるとして、それが二酸化炭素が原因なのかどうか、結果ではないのか、などなど、いわゆる地球温暖化説の科学的実証的証明はできていません。

 

ド素人というちょぼちょぼ市民は、ちょぼちょぼ的に物事を考え、暫定的判断を下していくほかありません。ある特定のことを100%信じ込んで他を見ない、聞かない、言わない、という態度を取ることが、危険な社会体制をもたらしていくのです。

 

「新型コロナ」やコロナワクチンについても同様です。日本のリベラル勢力が、いかにマスごみ扇動に弱いか、自分の頭で徹底的に考えていないかをコロナは浮き彫りにしてくれたと思われます。

 

既にワクチン接種で1300人以上の人が死亡し、数千人の人が副作用で重症化しているのに、です。戦後最大の薬害となっています。コロナワクチンは危険な遺伝子操作技術を使ったものであり、巨大な人体実験が行われています。

 

ワクチン族は、コロナで味を占めて、今度は子宮頸がんワクチンを広げようとしています。あれだけ多くの若い女の子たちが一生を台無しにされ、その問題さえ解決していないのに、また新しい犠牲者を生み出そうとしているようです。

 

大人や親は、子宮頸がんワクチンから、子どもたちを守らなければなりません。

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033682386&Action_id=121&Sza_id=F3

 

二酸化炭素と地球温暖化の「俗説」もまた、似たような状況です。

 

-----Original Message-----

Subject: Re: (一種の宗教のようなものかもしれませんね)RE:(予約必要)(1.27)特別講演:二酸化炭素による地球温暖化説の非科学(広瀬隆さん:たんぽぽ舎)

 

現在地球物理学者、気象学者で温暖化を否定している人はほぼいませんよ。否定懐疑論者は専門家ではないです。世界の科学者の97パーセントは温暖化を肯定しています。地球温暖化否定論こそ、もっとも怪しげな陰謀論者か、化石燃料ロビーからお金が出ているような人物ですから。

 

温暖化否定論者は10年以上前から「あと10年たてば温暖化説は崩壊する。地球は寒冷化する」と言っていて、そして現在も「あと10年たてば〜」と言っています。ようするに、ペテン師なんですよ。だって、武田邦彦(愛知県大村知事リコール運動)とかアウシュビッツ・ホロコースト否定論(歴史修正主義)となえて「マルコポーロ誌廃刊騒動」をひきおこした西岡昌紀ですよ。

 

明日香壽川は、専攻、環境エネルギー政策。東北大東北アジア研究センター、同大学院環境科学科教授。です。明日香氏は「懐疑派バスターズ」(国立科学研究所、海洋研究開発機構の研究者とともに)という組織をつくり東京大学サステナビリティ学連携研究機構から「地球温暖化懐疑論批判」という報告書もだしています。これは以下からダウンロード可、です。一読をおすすめします。↓

http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/_src/sc362/all.pdf

 

これを読めば、温暖化否定論が完膚なきまでに科学的に論破されてます。だいたい温暖化懐疑論者はいくら論破されても、同じ主張をずっと繰り返すだけなので、これこそ「地球温暖化否定教」信者だとしか思えませんがねー

 

 

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3.(その3)あなた、私がどういう主張をしているか、確認してからこのメールを発信しているの?

 

このあほらしいメール、悪しき一例として拡散して差し上げますよ。そもそも、あなた、私がどういう主張をしているか、確認してからこのメールを発信しているの? 宗教団体の狂信者は、議論をする相手のことを全く見ることも聞くこともしないで、自分が信じ込んだアホダラキョウをずらずらと申し述べる性癖がありますが 、あなたもそのたぐいなのかしら。

 

クライメートゲート事件について江守正多とかいう人物の書いたものを別メールで送ってきているようですが、下記を見る限りでは、この人物も気象学ないしは地球物理学の専門家ではなさそうですね。そんな連中の話など、何の立証にもなりませんよ。(別メールで批判しますが)

 

◆ウィキペディア 江守正多

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%AE%88%E6%AD%A3%E5%A4%9A

 

「地球温暖化説を信じない奴は国連から出ていけ、「新型コロナ」やコロナワクチンを批判する奴は現代のデマゴーグであり、トランプ主義者だ」、これって、「新型コロナ」その他で見られるものとそっくりなものの言いようでしょう。昨今の「あさはかリベラル」も、この言い回しの罠にはまり、思考停止状態に気が付いていないということだと私は思いますね。

 

地球温暖化説の立証説明も自分なりにできないまま、議論相手の言っていることを確かめもしないまま、罵詈雑言の団子のようなメールを送ってくる人間の言うことが、ハイハイわかりましたと言えますか? 

 

私が疑問だと言って挙げた4つのことについて、未だご回答はございませんね。回答できないのなら、御託を並べるのはおよしなさい、ということです。顔を洗って出直してくることです。

 

-----Original Message-----

素朴な疑問なのですが、今年ノーベル物理学賞を受賞した、気候変動モデルの地球物理学者・真鍋淑郎さんの研究内容はぜんぶデタラメでウソつきですか? スウェーデン王立科学アカデミーの科学者(専門家350人)はノーベル賞を、まるで根も葉もないデタラメなウソ学説を審査したうえ授与したんですかね~よほどの阿呆か詐欺師の集団ですね〜

 

あと、広瀬さんの「温暖化はSF小説」に従って、気候変動ぜんぶ虚構だとすれば、「京都議定書」「パリ協定」COP第26回気候変動枠組条約締約国会議を始めとする、あらゆる国連枠組みの気候変動に関する国際的な機関、会議や条約、生物多様性条約などなど、すべて「全くの虚構、ウソ、デタラメに基づいたナンセンス、時間、お金、労力のムダ、どころか、デタラメなウソ話に基づく、誰かの邪悪な陰謀に乗っかった取り決め」ということになります。(全部SF小説ですから!)

 

もしそういうことなら、我々日本国民は日本政府に対し、そういうものからぜんぶ離脱することを求めなければならない。SDGsどころの話ではない。化石賞どころの話ではない。国連なんてとんでもない虚構によってなりたっているひどい組織、邪悪な詐欺師に乗っ取られたとんでもない組織。そんなもの正気の沙汰ではない。

 

そこまで言うならこの国はそんな国連から離脱した方がいいでしょう、さっさと。気候変動は国連加盟国すべてが認め(気候変動、温暖化を国の見解として否定している政府は存在しない)、その対策が話し合われているのだから、そんな嘘つきろくでもいかがわしい国際機関からは速やかに脱退離脱しなければならない、いやすべきだ、という話になりますよ。

 

松岡洋右の国際連盟脱退演説みたいな話ですが、温暖化に否定的な、プーチン、トランプ、と日本で、あらたな気候変動否定枢軸三国同盟ですかね?

 

 

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4.(その4)こんなもので反論ができたと思うところが「宗教団体」さながらです

 

この江守正多とかいう人物こそが、地球の気象学・地球物理学を宗教教義に転換していく司教の役割を果たしているデマゴーグの1人です。(独)国立環境研究所といえば環境省(環境破壊省)の外郭団体、労働問題をはじめロクでもない問題があることが伝えられている組織で、日頃はこの団体の発信する主義主張をマユツバで見ている人たちが、こと地球温暖化のことになると「神棚」にでもそなえるかのごとき無批判の受入姿勢を取る滑稽さ、呆れる他ないでしょう。

 

下記を見る限りでは、この人物も気象学ないしは地球物理学の専門家ではなさそうですね。そんな連中の話など、何の立証にもなりませんよ。

 

◆ウィキペディア 江守正多

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%AE%88%E6%AD%A3%E5%A4%9A

 

クライメートゲート事件が「実はなかったこと」=バカバカしくて聞いていられない。「ない」と言った「英国政府および大学の委託による3つの独立調査委員会が調査を行った」組織が、すべて地球温暖化論を広宣流布する権力側に包摂されていれば、そのような報告書などはいくらでも出てくるでしょう。そして、下記の文書も、事件の内容そのものには立ち入らずに、それはデマ攻撃だ、といって済ませている、この態度が、「新型コロナ」やコロナワクチンと全く同様だということも申し上げるまでもない。

 

そして、その内容不問の「デマ攻撃論」に「本当は,このことを指摘するのはあまり気が進まなかった。傍から見れば「お前はインチキだ。」「いや,そっちこそインチキだ。」という泥仕合になってしまうからである。」ウンヌンカンヌンの、低レベル廃棄物さながらの理屈をずらずらと展開しているのだから、この江守正多という人物の程度が知れるというものである。

 

「「クーニー事件」では,石油業界のロビイスト出身者がブッシュ政権に雇われて温暖化の科学に関する政府の文書を書き換えていたとされる。「クライメートゲート事件」をスキャンダルとして騒ぐのであれば,「クーニー事件」についてももっと騒がないのはおかしい」などと、これまたごもっともな事例を挙げているようですが、石油業界なんぞは、セブンシスターズと言われた戦後まもなくのころから、世界各地で山のようにロクでもないことを繰り返してきたゴロツキ集団(英米の国家権力と結びついて)なのであって、そんなものの一つを取り上げてクライメートゲート事件」にぶつけていること自体が、この江守正多とかいう人物の浅はかさをいみじくも示しているというほかありません。

 

とにもかくにも、『化学』という工学雑誌に掲載された2つの論文(渡辺正教授著)をきちんと自分で読んで、それに自分なりに反論してみたらどうですか。それでないと議論にもなりませんネ。渡辺正氏をネットで調べたら下記が出てきました。

 

渡辺正プロフィール

(わたなべ・ただし)東京理科大学教授。1948年鳥取県生まれ。東京大学大学院修了、工学博士。東京大学助手、助教授を経て1992年より同大学教授(生産技術研究所)。2012年、同大学を定年退職(名誉教授)ののち東京理科大学に勤務。専門は生体機能化学、科学教育、環境科学。

 

(著書)「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ-渡辺正/著(丸善出版)

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033780955&Action_id=121&Sza_id=E1

 

既に何度も申し上げたように、地球温暖化を地球物理学や気象学にド素人のちょぼちょぼ市民が、テキトーに捕まえてきた誰かの議論をそのまま転記して、自分の頭で考えるでもない、ただ「信じることがすべて」のような議論をしていることが、ダメなのだ、と申し上げている。そして、この江守正多とかいう人物の言っていることを持ち出したことは、その中でも最悪のパターンに類していることを申し上げておく。

 

自分の頭で考えよ、自分の目や耳で確かめよ、これが私の申し上げていることです。

私の挙げた4つの疑問、未だ回答ナシです。

 

 

-----Original Message-----

国立環境研究所の江守正多の文を貼り付けます

https://news.yahoo.co.jp/byline/emoriseita/20151202-00051987

 

いまさら温暖化論争? 温暖化はウソだと思っている方へ

 

江守正多

国立環境研究所 地球システム領域 副領域長

2015/12/2(水) 19:38

 

「クライメートゲート事件」の背後にあるもの

 

さて,ではそんなに自信があるなら,なぜ研究者たちはデータの改ざんや公開拒否などを行ったのだろうか,と思うかもしれない。いわゆる「クライメートゲート事件」(イーストアングリア大学メール流出事件)の件である。実は,筆者の認識では,彼らはデータの改ざんなど行っていない。この事件の後,英国政府および大学の委託による3つの独立調査委員会が調査を行ったが,どの委員会の報告書も,科学的な不正は無かったと結論している(クライメートゲート事件を「データねつ造」として紹介する論者が、この重要な事実にほとんど触れない傾向があるのは興味深い)。

 

温暖化論争をフォローするうえでぜひ知っておいて頂かなければいけないことは,欧米の産業界の一部の意を汲むといわれる組織的な温暖化懐疑論・否定論活動の存在である(たとえば、『世界を騙しつづける科学者たち』(楽工社)を参照)。身も蓋もなくいえば,気候変動政策を妨害するために,その基礎となる科学に対する不信感を人々に植え付ける効果を狙って意図的に展開されている言論活動があるということだ。たとえば,映画『不都合な真実』でも紹介された「クーニー事件」では,石油業界のロビイスト出身者がブッシュ政権に雇われて温暖化の科学に関する政府の文書を書き換えていたとされる。「クライメートゲート事件」をスキャンダルとして騒ぐのであれば,「クーニー事件」についてももっと騒がないのはおかしい(しかも「クライメートゲート事件」の方は実際には不正は無かったのだから)。「クライメートゲート事件」で流出したメールの中で,気候研究者たちが批判者に対して攻撃的であり排他的であるように見えるのも,もとはといえば彼らが常日頃からこのような妨害活動の影響を受けて辟易し,腹に据えかねるほど憤っていたことが背景にある。日本国内ではこのような組織的な活動の存在を筆者は知らないが,影響は国内にも大きく波及している。ネット等で出回る欧米発の温暖化懐疑論の多くはこのような組織的な活動に由来する可能性が高いが,これらをせっせと「勉強」して国内に紹介してくださる「解説者」が少なくないからだ。

 

本当は,このことを指摘するのはあまり気が進まなかった。傍から見れば「お前はインチキだ。」「いや,そっちこそインチキだ。」という泥仕合になってしまうからである。そして,この状況こそが,組織的な懐疑論・否定論活動の思うつぼなのである。彼らは科学的な議論に勝つ必要は無く,この問題が論争状態にあると人々に思わせることができれば,それで目的は果たせるからだ。これが,最初の方で述べた,筆者が「常識者」対「反常識者」の論争の構図を好まない理由である。温暖化の科学の真偽をめぐって科学的な議論を深掘りすることはもちろん重要だが,それが結果的に一部の政治勢力の片棒を担いでしまう可能性については,十分に自覚的でありたい。

 

(「パリティ」2012年2月号より一部を省略・編集して転載)

 

 

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5.(その5)議論をする相手が言うことをきちんと確認せずに、騒ぐだけ騒いでサイナラとは、まさに新興宗教)RE_終わりにします

 

再度繰り返しておきます。

私が何を申し上げているか、よく確認をすることだ。

 

◆(報告)(10.14)脱原発ロードマップ(再論その3)(「新ちょぼゼミ」):電力自由化とエネルギー革命の基本的考え方- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3739f1.html

  http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-3739f1.html

 

二酸化炭素その他による地球温暖化説は極めて怪しいけれど、しかし、石炭をはじめ、化石燃料の大量使用を継続していくことはやめた方がいい、と何度も申し上げてきた。また、再生可能エネルギーがメインとなる近未来の社会へ向けては「過渡期的対応」が必要となるのであって、その対応については広瀬隆氏の議論が大いに参考になる(ガスコジェネ、オンサイト電源、エネルギー効率の大幅向上、自家発電、産業構造の転換、省エネからエネルギー消費の減少へ=エネルギー消費構造の抜本改革など)。

 

ところが、日本の脱原発を訴える市民運動・社会運動の一部では、このところマスごみ報道に煽られて、原発廃棄や放射線被曝問題についての姿勢が弛緩する一方、石炭タタキや地球温暖化論への盲目的のめりこみが目立ち始め、実際の日本経済における産業のありようや、エネルギー消費の構造を踏まえない「きれいな話」にしがみつく様子が目に余るようになってきている。

 

上記のVTRでも申し上げているが、今のまま、再生可能エネルギー100%を叫び、その電源を着実に確保しないまま、石炭石油タタキを繰り返していると、やがてピーク電力時に一時的な大停電が生じ、それを契機に「原発必要悪」論が一気に広まりかねない状態にまで至っている。日本人はショックドクトリンに弱いのであり、大規模停電が複数回起きれば、今の脱原発の国民的動きは一気に解消する危険性が高い。

 

(関連)(別添PDFファイル)原発ゼロでカーボンニュートラルは可能(イントロ部分)(松原弘直『週刊金曜日 2021.10.15』)

 http://www.kinyobi.co.jp/

 

また、今般のエネルギー基本計画は、原発再推進だけが念頭に書かれた、全く持ってバカバカしいお粗末で無責任な内容のものであることは、多くの論者が指摘しているが(その通り)、他方ではまた、別添PDFファイル(上記)の例のように、無内容そのもののレポートも、いわゆる再生可能エネルギー推進を提唱する人たちから出されている。明日香壽川氏の岩波新書『グリーンニューディール』もそれに近いところがあり、もろ手を挙げて賛同するわけにはいかないのだ。

 

そして更に申し上げておけば、日本列島の全国各地で再生可能エネルギー設備による環境破壊や生活破壊が起き、熱海の土砂崩れや低周波音被害、あるいは山林の過剰伐採と放置や農地・農業つぶしも多くみられる事態となっている。ネット上では、下記のようなキャンペーンも始まった。

 

◆キャンペーン · 豊かな自然や地域の生活を破壊する再生エネルギー開発に規制をかけてください · Change.org

 https://tinyurl.com/ved3buex

 

◆キャンペーンについてのお知らせ · 【宇久島メガソーラー問題】横暴な手法に憤り、住民に説明せず森林伐採を開始 · Change.org

 https://tinyurl.com/r52m924

 

広瀬隆氏も再生可能エネルギーについて、この環境破壊の問題点を厳しい観点から取り上げて論じているが、しかし、再生可能エネルギーの推進そのものは否定するどころか、大いに推進すべきものとして、その方法論を論じているのである。彼が強調していることは、今の電力供給を再生可能エネルギー100%として原発と代替させよ、などと、話はきれいだが「あまい内容」のこと言い続けていると、脱原発そのものが危うくなる、原発をやめることを再生可能エネルギー推進と入れ替えるな、原発はまさに目の前にある緊急の危機なのであって、既に再稼働している危険な原発もあるため(あるいは高レベル放射性廃液や使用済み核燃料が放置されているため)、過酷事故は福島原発事故に続いて、再びカウントダウンの状態にあるということだ。だから、再生可能エネルギーは長期的なスタンスで推進していけばよく、さしあたり過渡期としてのエネルギーの供給構造や産業構造の転換、ついては、日本の経済構造や社会構造の改造に着手していかなければいけないということである。今の石油石炭文明の消費構造をそのままにして、エネルギー供給構造だけを再生可能エネルギー100%にするなどという虫のいい話は、現実には通用しない。

 

また私は、地球温暖化=気候変動危機よりも重大な問題は、生物多様性危機だと申し上げている。石炭火力たたきよりも、熱帯雨林の破壊をやめさせること、そのための行動を直ちに起こすことの方がより重要である。熱帯雨林を破壊しているパーム油や木材の輸入を法的に禁止してやめること(2021東京オリンピックでも使っていた)や、「ゲノム編集」無政府主義をやめ、厳格な規制をかけて環境の遺伝子汚染を防ぐことなど、なすべきことは山のようにある。しかし、昨日メールでご案内したように、野党第1党(まもなく泡沫政党へ転落しそうだが)の立憲民主党の代表選で、国民民主党からやってきた泉健太と小川淳也が「原発容認」論を展開するなど、政治の政界はお話にならない状態である。しかし、エネルギー革命を乗り切るためには、政治を抜本的に転換しなければ、その実現は難しい。大日本帝国が対米戦争で滅亡したように、対米従属プチ帝国のニッポンは、エネルギー問題への対応の誤りにより滅亡の可能性が高くなってきている。原発・核燃料サイクル施設が火を噴けば、今度は日本列島が永遠の放射能汚染の地獄に沈むこととなる。

 

(関連)(別添PDFファイル)地球の気温を支配するのはCO2ではなくて水蒸気である(広瀬隆『地球温暖化説はSF小説だった、その驚くべき実態』八月書館)

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034055718&Action_id=121&Sza_id=C0

 

(関連)(別添PDFファイル)広瀬隆氏の再生エネ認識:ガス・太陽光・太陽熱(『原発ゼロ社会へ、新エネルギー論』集英社新書 2012.11)

(関連)(別添PDFファイル)広瀬隆氏の再生エネ認識:再生エネの弱みと対処(『原発ゼロ社会へ、新エネルギー論』集英社新書 2012.11)

 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032839231&Action_id=121&Sza_id=C0

 

二酸化炭素を敵視して地球温暖化論を「猿真似」のごとく振り回す「自称環境派」が若い世代に増えつつある。そもそも、社会問題をキチンと考え抜く訓練ができていないため、「思い込んだら試練の道をゆくが男のド根性」(巨人の星)みたいになって、まるで新興宗教「地球温暖化」のごときありさまと化している。頭から冷水でも浴びて、物事を慎重に考え直す必要がある。目にウロコをいっぱい貯めたままでは、「新興宗教・地球温暖化」は、原発推進と同レベルで危険な動きであると言えなくもないのだ。

 

議論をする相手が言うことをきちんと確認せずに、騒ぐだけ騒いでサイナラとは、まさに新興宗教そのものと言うほかない。

 

-----Original Message-----

Subject:終わりにします

 

温暖化否定説に科学的根拠がないことはについては、世界的にほぼ決着している(コンセンサスとして)問題だと思います。いま国際社会で喫緊の問題になっているのは温暖化を止めるためにどの国がどれだけCO2排出をどれだけ減らすのか、カーボンニュートラル、ネットゼロといったことです。

 

広瀬さんがどっか(化石燃料ロビー)からお金をもらっているかどうか、ちょっと確かめようがないと思いますが、「温暖化否定派」の読者は常に一定程度いるので、定期的にその読者向けに本を書くのは、ビジネスとしてはそれなりに手堅いことかと思います。

 

以前は私もけっこう熱烈な広瀬隆ファンだった(「ジョンウェインはなぜ死んだか」とか愛読してました)学生時代、チェルノブイリ事故の後、大学に講演にきてもらったこともあり。なのですが、劣化しちゃったなあ、とつくづく思います。初期から一種の「陰謀史観」論者だったので、あやういところはもともとあったのですけどね…

 

「クライメートゲート事件」がなんら実態のない事件だったことは、少しネットで情報を集めれば誰でも分かる話です。要するに温暖化を否定したい化石燃料ロビーが悪意ででっちあげた話にすぎませんから。

 

このメーリスは温暖化問題を議論する趣旨のメーリスではありませんので、この辺で打ち止めにしたいと思います。

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草々

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