(報告)(11.13)放射線被曝の基本的な解説(第1回目):科学的実証性のない国際放射線防護委員会(ICRP)の「学説」という「つくり話」と3つの勧告の正体(新ちょぼゼミ)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
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去る2021年11月13日(土)、水道橋のたんぽぽ舎において「放射線被曝の基本的な解説(第1回目)」(新ちょぼゼミ)を開催いたしました。以下、当日のレジメや録画を添付して簡単にご報告申し上げます。なお、このテーマで複数回のプレゼンを予定していて、次回は12/23(午後6時スタート)の「新ちょぼゼミ」(「私見・原発賠償集団訴訟の到達点と課題」(村田弘さん))時に予定しています。
◆(当日録画)20211113 UPLAN 田中一郎「放射線被曝の理解のために」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=a95Ys5biZh0&t=7s
https://www.youtube.com/watch?v=a95Ys5biZh0&t=7s
<ホワイトボードに書いたこと>
1.ICRPの根本的欠陥
(1)科学的実証的根拠がない(実証=動物実験、または疫学調査)
(2)広島・長崎の原爆被曝者に対するLSS(ライフ・スパン・スタディ)以外の多くの疫学実証調査報告書を無視している
(3)その広島・長崎LSSには重大な欠陥が多くあり、もはや放射線被曝評価の実証データとして使うには問題だらけ ⇒ 次回以降に説明
(4)ICRP自体が1950年に発足した核兵器開発・原子力推進に最高価値を置く民間の一組織で、人間や生物を放射線被曝の危険から守るための「純粋な科学者の組織」などではない。発足時の中心メンバーはアメリカのマンハッタン計画(原爆開発)に携わった人間たちで、核兵器開発・原子力推進に伴って起きる放射線被曝の危険性を矮小化・過小評価することが、隠されたこの組織の目的だった
(5)ICRP発足時には、外部被曝委員会と内部被曝委員会が設置されたが、数年後に内部被曝委員会は廃止となった。内部被曝の危険性の真実が明るみに出ると、核兵器開発・原子力推進に支障が出ることが懸念されたためと思われる
2.ICRPの重大な被ばく被害の矮小化
(1)「ガン・白血病による死亡」リスク以外を無視している(カウントしない)
(2)しかし、ガン・白血病にかかり健康を著しく害しても死亡しない人もいる(死亡した人の数倍の人数:QOLを軽視・無視)
(3)放射線被曝による健康障害はガン・白血病以外にもさまざまなものがある(小児糖尿病、膀胱炎、白内障、発達障害、虚弱体質、心疾患、遺伝的障害他)、放射線被曝は「万病のもと」と言われているくらい、あらゆる病気や健康障害を引き起こすがいっさい無視
(4)ミトコンドリアDNAとぶらぶら病
(5)特定核種の特定臓器への集中蓄積・滞留
(国際原子力機関(IAEA)は福島原発事故後、足しげく福島にやってくるが、ここは国際原子力マフィアの巣窟となっている原子力推進のための組織、こんなところが「大丈夫です、安全です」などと「お墨付き」を与えれば、それこそ危ないと思った方がいい。:田中一郎)
◆当日のレジメ
(1)(別添PDFファイル)放射線被曝の理解のために(田中一郎 2021年11月13日)
ダウンロード - e694bee5b084e7b79ae8a2abe69b9de381aee79086e8a7a3e381aee3819fe38281e381abefbc88e794b0e4b8ade4b880e9838e202021e5b9b411e69c8813e697a5efbc89.pdf
(2)⻑期間低線量外部被曝は過剰ながん死を増⼤させる(第142回広島2人デモ 2015.11.27)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20151127.pdf
(このサイトのレポートのP2~P5を使いました)
◆当日の参考資料
(1)(パンフ)福島原発事故後の日本、内部被曝はより危険、政府・原子力事業者・規制委の主張(ICRP学説)の根本的誤り(伊方原発運転差止広島裁判)& 「いちろうちゃんのブログ」関連サイトなど- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-54f23f.html
(2)放射線被曝の歴史 アメリカ原爆開発から福島原発事故まで-中川保雄著(明石書店) https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032660915&Action_id=121&Sza_id=F2
(3)遺伝子のスイッチ 何気ないその行動があなたの遺伝子の働きを変える-生田哲著(東洋経済新報社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034185768&Action_id=121&Sza_id=B0
◆関連サイト:広島2人デモ
(1)ICRP学説に基づいてフクシマ事故の放射能影響を考えて本当に⼤丈夫か?(広島2人デモ)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150508.pdf
(2)低線量内部被曝の危険を⼈々から覆い隠すICRP学説の起源(広島2人デモ)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150501.pdf
(3)広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/
◆「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(想像してみてください)遺伝子(ゲノム)と遺伝子スイッチ(エピジェネティクス:エピゲノム)=ここに、恒常的な放射能・被ばくや、多種多様大量な化学物質が紛れ込んで来たらどうなると思いますか?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-4d2f76.html
(2)直近「福島県民健康調査検討委員会」(第42回 2021.7.26)結果の概要と、「放射線ムラ」ずっこけグループを集めた福島原発事故被ばく被害の似非科学「過剰診断・過剰診療」セミナーを嗤う- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-1cc95e.html
(3)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(127):放射線被曝の危険性と健康被害をゴマカスのはヤメロ! 原爆投下の時代から続く放射能・被ばくの危険性過小評価・歪曲と被害者踏みつぶし- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-63fddd.html
(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(参考)いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/
(おまけ)(別添PDFファイル)デジタルを問う:欧州からの報告 巨大IT、表示順位の闇 調査団体「FBに脅され」中止 言論や取引、公正さ確保課題(毎日 2021.11.9)
https://mainichi.jp/articles/20211109/ddm/003/040/073000c
(今回のプレゼンの一番最後のところでご紹介した毎日新聞の記事です)
草々
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