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2021年9月 1日 (水)

「戦争と武力で平和はつくれない」が批判する3つのこと=(1)バイデン報復(無差別)攻撃(日刊ゲンダイ)(2)自衛隊機のアフガン派兵(九条壊すな実行委)(3)開発が進むAI兵器がついに実戦で使われた(週プレ)他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(10.27)オルタナティブな日本をめざして(第66回):「電力システム改革と脱原発」(吉田明子さん:新ちょぼゼミ)(2021年10月27日)- いちろうちゃんのブログ(この日は最初の1時間で主催者側から事務連絡の他、プレゼンを行う予定です)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-8e0a19.html

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)


2.(別添PDFファイル)東京電力福島第一原発事故で発生した被曝被害を明らかにするため、公調委への申立てを!
https://readyfor.jp/projects/30209
ダウンロード - e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae4ba8be69585e381a7e799bae7949fe38197e3819fe8a2abe69b9de8a2abe5aeb3e38292e6988ee38289e3818be381abe38199e3828be3819fe38281e585ace8aabfe5a794e381b8e381aee794b3e7ab8be381a6e38292.pdf

(東電福島原発事故による被ばく被害が否定・隠蔽されている状況を踏まえ、国の公害等調整委員会に原因裁定の申し立てをすることが現在準備されているようです。ご確認いただき、是非、申立人や賛同人になっていただけると嬉しいです。:田中一郎)


3.イベント情報
(1)【全6回:連続オンラインセミナー】「責任は誰がとるのか ~東電刑事裁判 控訴審始まる~」開催のお知らせ – 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/online-seminar-202108/

(2)終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」NHK(9/4再放送)
 https://www.nhk.jp/p/ts/77NKRR6Y1J/list/
 (このメールの最後尾をご覧ください)


4.キャンペーン
(1)長崎の黒い雨ー全ての被爆体験者に速やかに被爆者健康手帳を交付してください · Change.org
 https://bit.ly/3BuLoyY

(2)もんじゅ(核燃料サイクル)西村事件 遺品を返して! · Change.org
 https://bit.ly/3BuCGAB

(3)原発不正マネーの還流を受けた関電幹部の起訴を求めます · Change.org
 https://bit.ly/3gOxmQP

(4)【リーフレット】司法はこれでいいのでしょうか - 安保法制違憲訴訟の会
 https://anpoiken.jp/2021/04/23/leaflet/

(関連)安保法制違憲訴訟の会
 https://anpoiken.jp/


5.(別添PDFファイル)東京都教育長の法律違反(前川喜平 東京 2021.8.22)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/ab1cd83b86a9d28cfdf8b2221db67d45

(東京都教育委員会の異常は石原慎太郎が都知事になって以降、20年間以上にわたりずっと続いています。最大の被害者は、これまでは良識と良心を持ち合わせた教員たちでしたが、今度はいよいよ子どもたち生徒にまで、その害悪が及ぶようになってきました。石原慎太郎以降、都知事にまともな人間を選挙で選出できない、首都東京の有権者・愚民たちの選択の結果がココにも現れています。コロナ禍の下、オリパラに独断専制で子どもたちを「学徒動員」するこのクソ野郎=東京都教育長・藤田裕司を更迭せよ! 都議会は何をしている! また市区町村の教育委員会や各学校の校長以下教員たちは一致団結して子どもたちをコロナ禍下のオリパラ観戦から守れ! 子どもの命と健康を守れなくて、何が教育か! :田中一郎)

(関連)都教育委員、自省の思い パラ学校観戦「なぜ止められなかった」 出席の4人全員が反対意見:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/127089
(関連)東京パラの学校連携観戦、都教委に出席した委員全員が「やるべきでない」 事務局は実施方針 8自治体が参加の意向:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/125272
(関連)教育委員反対も「安全な形で」 パラ学校連携観戦 小池都知事(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dfac6b65c598ae7b4eeded65eeb6bdf93a334992


6.首相の肝いり デジタル庁が発足 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6403239

(関連)社説:デジタル庁あす発足 安心の確保へ課題は多い - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20210831/ddm/005/070/138000c
(関連)デジタル庁、迷走の末の船出 まずは〝ベータ版〟として- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK282DV0Y1A820C2000000/?n_cid=NMAIL007_20210831_A
(関連)(社説)デジタル庁 国民の信頼を第一に:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15027247.html?iref=pc_rensai_long_16_article
(関連)<社説>デジタル庁 問題残る見切り発車だ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/127723?rct=editorial

(関連)迷走するデジタル庁…今度はオリパラアプリを仕切っていた慶大教授の不適切行為が発覚(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f8e2ab202f45810b241b71ac34e7463ea6564993

 <田中一郎コメント>
 必要なのは「デジタル庁」などではありません。独立した「デジタル化監視委員会」です。その下に事務局として、デジタル化の適正化を図るための事務局の「デジタル監視庁」を置き、それに並べてしっかりとした権限をもった個人情報保護委員会を設置するのです。菅義偉スカ政権が成立させた「デジタル庁」設置法他のデジタル関連法は、デジタルで一儲けしたい連中のための「規制緩和法」であり、また、政府に反対したり異議申し立てしたりする人たちを治安当局がやりたい放題に監視するための法制度です。個人情報保護など、どこへやら、になっています。


7.【長崎】石木ダム 対話実現せぬまま本体工事着工へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed7b1f32ef512d65e42b75a22a656ed8a7fd229c
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210831/5030012620.html
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASP806X31P80TOLB003

(この県知事、どっち向いて仕事してんのかな? 土建屋の利益代表か? それとも国土交通省の裾払い・ちょうちん持ちか? 残り少ない自然豊かな里山や、そこでの県民の生活をつぶして、全く必要のない「利水ダム」をつくるとは、頭がイカレているだけでなく、利権がらみの強烈な悪意を感じるぞ。中村法道とかいう長崎県知事、確か諫早干拓事業の関係でも、佐賀県の漁民を踏みつけて堤防の開門に反対もしていた。こいつをさっさとクビにしろ! そして、この川原(こうばる)の里山を「世界遺産」「日本遺産」にしましょう。:田中一郎)

◆映画『ほたるの川のまもりびと』予告編 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=R3qhzcIyIis
 https://www.youtube.com/watch?v=hq2F3uyP5JQ

(何度見ても感動する美しさです。そして、大阪下町のドブの中で育った私は、こうしたすばらしい故郷を持つ方々をとてもうらやましく思います。澄んだ水と空気が伝わってきます。でも昔は、日本国中全ての人がこうした故郷を持っていました。高度経済成長の過程で、愚かにもそれを次々と破壊し、汚染していった、その反省はもうずっとずっと前に十分にしたはずだったのにです。長崎県庁と佐世保市。それに国土交通省、この役所の石木ダム建設責任者に対しては、このまま続ければ、必ずや人事処分をするから、そのつもりでいろ! :田中一郎)

◆石木川まもり隊 : 長崎県川棚町川原(こうばる)の自然豊かな暮らしをダム建設から守るために
 http://ishikigawa.jp/


8.菅義偉スカ政権断末魔
 くだらなくも見苦しい動きにマスごみがタカっています。同じ穴のムジナです。

(1)“二階幹事長交代”党内は冷ややか「大負けする」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8c3a01c5d4b1396ce4fb2a28bb26e38e74ce6659
(2)「河野太郎首相だけは絶対に避けたい」自民党内で-菅おろし-が盛り上がらない根本理由(プレジデントオンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/30e9098e24fd79537a3fc165ce3a23e28d43861b
(3)「菅では無理」見切りをつけた二階幹事長が石破を担ぐ自民のカオス - まぐまぐニュース!
 https://bit.ly/3jvOxrP
(4)【安倍晋三】安倍前首相が自民総裁選“岸田氏切り捨て”か…河井夫妻「1億5000万円問題」が逆鱗に触れた?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294032
(5)【菅義偉】菅首相の「恫喝&パワハラ体質」が浮き彫り 総裁選めぐる露骨な対抗馬潰しに批判殺到|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294116
(6)自民議員が首相に「自分の延命だけ」 党内に渦巻く不信:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASP80660KP80UTFK00K.html?ref=mor_mail_topix3_6
(7)首相、9月中旬解散意向 党役員人事・内閣改造後 総裁選先送り - 毎日新聞
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb78a41c92a9f3739e484d466dc3b2d7966b24a
(8)「9月中旬解散」観測も 首相、党役員を刷新- 日本経済新聞
 https://s.nikkei.com/3DBklnb
(9)「任期満了選挙」浮上 菅首相、総裁選先行検討―衆院選:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081901048&g=pol
(10)菅首相、「今は衆院解散できる状況ではない」-9月中旬と報道 - Bloomberg
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-31/QYPI9RDWRGG301
(11)無党派層、わかりやすい「菅離れ」 でも、現状維持が3割…やり場のない不満、行き先は?(withnews) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2de02d7be92b2e1e0af654a34b4aee0aae72538e
(12)菅首相の強気の根拠、内閣支持率「低調」でも党支持率は「好調」(JBpress) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/af155e1da806fb1f6499acbd52133c496264b80d
(13)菅首相〝笑みを浮かべ〟ながら突き進む権力闘争 夏休みの宿題も先送り 断固として開かない国会(withnews) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0b84d83c986d839df2547934392f8c0e35a7f997
(14)臨時国会拒否 「逃げ」「憲法違反」「危機感ない」野党一斉批判 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3t3rlV1
(15)山口二郎教授 菅義偉首相に「そんなに国会が嫌なら、落選したら?」(デイリースポーツ) 山口二郎法政大学教授が30日、ツイッタ…|dメニューニュース(NTTドコモ)
 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20210830145

◆37億円超が自民党本部から二階幹事長へ「適正に処理」? 使途は公表されず【政治資金の闇】(立岩陽一郎)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20210831-00253894
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「戦争と武力で平和はつくれない」=今回のアフガニスタンからの米国軍隊の撤退は、いみじくもこのことを再度立証したと言えるでしょう。「戦争する国 絶対反対」の旗を掲げて、いくつかの「戦争関連情報」をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)リビアで「自立型AI兵器、ついにヒトを攻撃」の衝撃!!(『週刊プレイボーイ 2021.7.5』)
(2)「殺人ロボット」リビアで使用の可能性、AI搭載 人の意思を介さず攻撃、高まる兵器拡散の恐れ(東京 2021.9.1)
(3)mRNAワクチンを開発したのはアメリカ国防総省だった(『合成生物学の衝撃』須田桃子 文芸春秋)
(4)コロナ、生物兵器説は否定 起源調査、進展見えず 米情報機関(朝日 2021.8.29)
(5)東アジアINF条約というリアリティ(一部抜粋)(前田哲男『世界 2021.9』)
(6)尖閣はどうなっているか:安定が失われる真のリスクとは(文谷数重『世界 2021.9』)
(7)抵抗の拠点から:真の教訓(青木理『サンデー毎日 2021.9.12』)
(8)米軍のアフガニスタン撤退、バイデン氏の決断は正しい(チャールス・カプチャン『週刊東洋経済 2021.9.4』)


1.(別添PDFファイル)リビアで「自立型AI兵器、ついにヒトを攻撃」の衝撃!!(『週刊プレイボーイ 2021.7.5』)
 https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2021/07/19/114083/
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cff9d837e5a07c826514e1ec6d814b54b16b8c29

(関連)「殺人ロボット」リビアで使用の可能性、AI搭載 人の意思を介さず攻撃、高まる兵器拡散の恐れ(東京 2021.9.1)
 https://www.asahi.com/articles/ASP6R7FDQP6RUHBI00R.html

(関連)映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』特別版予告 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=7rhQM7GAlWw
 https://www.youtube.com/watch?v=EsmKj3IKNzQ

(ついに人類は滅亡へ向けて次の段階に入ったようである。核兵器、ステルス・精密誘導兵器につぐ「第三の兵器革命・軍事革命(RMA)」と言われるAI兵器が、いよいよ実戦で登場した。人間が自分たちの作った機械(AI)の判断で殺される、そんな時代がやってきた。まさに上記映画の「ターミネーター」のプリミティブなモデルの登場である。AIの軍事利用技術を開発・提供した科学者・技術者は人類に対する犯罪者であり、厳しく罰せられなければならないし、また、AI兵器の使用禁止条約も早急に国際社会が取り組まなければならない課題である。そして、下記に見るように、更にこれに続いて「生物兵器開発」が待ち構えている。:田中一郎)


2.(別添PDFファイル)mRNAワクチンを開発したのはアメリカ国防総省だった(『合成生物学の衝撃』須田桃子 文藝春秋)
ダウンロード - efbd8drnae383afe382afe38381e383b3e38292e9968be799bae38197e3819fe381aee381afe382a2e383a1e383aae382abe59bbde998b2e7b78fe79c81e381a0e381a3e3819fefbc88e59088e68890e7949fe789a9e5ada6e381aee8a19de6928320e9a088e794b0efbc89.pdf

(関連)合成生物学の衝撃-須田桃子/著(文藝春秋)
 https://bit.ly/3BrCD8I

 <田中一郎コメント>
 「新型コロナ」ワクチン開発はアメリカ国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)がカネを出し、その主導・采配の下で行われていたようです。その向こう側には生物兵器開発があります。情報出典の『合成生物学の衝撃』(須田桃子/著:文藝春秋)という本は非常に興味深い本ですので、みなさまにご一読をお勧めいたします。

また、この間の米国と中国の「新型コロナ」ウィルスの発祥を巡ってのやりとりは、まさに生物兵器開発実態の暴露合戦のようなものではないかと見ています。特に米国がしつこく中国を告発するような形をとっている点は、自分たちもまた生物兵器開発ないしは研究をしているから、開発や研究の現場事情をよく熟知していて、中国よ、お前もそうだろう、ウィルスを漏らしただろう、みたいなインスピレーションが働いているように見えますし、それに対する中共中国の反発の仕方も尋常ではありません。査察にでも来られたら生物兵器開発・研究がバレてしまって、やっかいなことになるという危機感が強く働いているようにも見えます。

◆(別添PDFファイル)コロナ、生物兵器説は否定 起源調査、進展見えず 米情報機関(朝日 2021.8.29)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15025542.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

「新型コロナ」ウィルスやコロナワクチンと生物兵器との直接的なつながりは、ほぼないと思われますが、微生物を使った研究所で生物兵器開発のための何らかの作為が行われているのではないかという疑いはぬぐえません。アメリカ国防総省が、世のため人のために善意でコロナワクチン開発の研究をするとはとても思えませんから、今回のことはまさに軍事と関連があることをいみじくも示しているのです。

◆生物兵器禁止条約(BWC)の概要|外務省
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bwc/bwc/gaiyo.html

そして、生物兵器禁止条約(1972年4月10日署名開放,1975年3月26日発効)には、IAEAのような査察の取り決めがないので、第三者機関による検証のしようがない、法的権限がない、というのが実態です。早急にこれを改正し、第三者による査察が可能な形にして「生物兵器開発・研究」ができないような国際的監視体制が強く求められています。日本でも、今現在P4施設を創ろうとしている、武蔵村山市の国立感染症研究所と、長崎市の長崎大学の2つは、この生物兵器開発に関係しているのではないかと私は疑っています。

(関連)国立感染研村山庁舎施設のBSL4施設としての指定について:厚生労働省
 https://www.niid.go.jp/niid/images/meeting/murayama-c/mc06-01.pdf
(関連)長崎大学のBSL-4施設 - 長崎大学感染症共同研究拠点 -
 https://www.ccpid.nagasaki-u.ac.jp/bsl4/


3.参議院議員 伊波洋一 (いは よういち)さん(沖縄)から
(1)伊波 洋一 (いは よういち)さんはTwitterを使っています 「8月29日、2001年のストックホルム条約で残留性有機汚染物質の製造・使用の原則禁止、使用中や保管中の適正な管理と廃棄物の適正な処分が定められたのは、発がん性や胎児奇形の誘発など防ぐ
 https://twitter.com/ihayoichi/status/1431803016089276422

(2)伊波 洋一 (いは よういち)さんはTwitterを使っています 「8月30日、日本自然保護協会から「~世界に認められた世界の宝の海『ホープスポット』を未来へ~ 辺野古・大浦湾シンポジウム2021」の案内が届いた。防衛省による辺野古・大浦湾とやんばる
 https://twitter.com/ihayoichi/status/1432279467364261893

(関連)(報告)(11.17)オルタナティブな日本をめざして(第53回) 「再び戦場の島とさせないために:沖縄・南西諸島への自衛隊基地建設を巡って」(伊波洋一参議院議員:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-4fcffe.html


4.岩波書店月刊誌『世界』(2021年9月号)
 https://websekai.iwanami.co.jp/

(1)(別添PDFファイル)東アジアINF条約というリアリティ(一部抜粋)(前田哲男『世界 2021.9』)
ダウンロード - e69db1e382a2e382b8e382a2efbca9efbcaeefbca6e69da1e7b484e381a8e38184e38186e383aae382a2e383aae38386e382a3efbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89efbc88e5898de794b0e593b2e794b7e3808ee4b896e7958c202021.9e3808fefbc89.pdf

(2)(別添PDFファイル)尖閣はどうなっているか:安定が失われる真のリスクとは(イントロ部分)(文谷数重『世界 2021.9』)
ダウンロード - e5b096e996a3e381afe381a9e38186e381aae381a3e381a6e38184e3828be3818befbc9ae5ae89e5ae9ae3818ce5a4b1e3828fe3828ce3828be79c9fe381aee383aae382b9e382afe381a8e381afefbc88e382a4e383b3e38388e69687e8b0b7e695b0e9878de3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf

 <田中一郎コメント>
 岩波書店月刊誌『世界』(2021/9)が「最前線列島:日米安保70年」という特集を組んで、必読の重要文献を掲載しています。上記にはそのうちの2つをご紹介しておきますが、みなさまには、是非、原本にあたって全文をお読みいただきたいと思います。

前田哲男氏の論文では、この間の日米軍事同盟当事者の動きから、日本列島に中共中国を狙った中距離核ミサイルの配備を行おうとしている様子がうかがえること、これを何としても阻止するための2つの処方箋などが論じられています。また、文谷数重氏の論文は、尖閣を巡る非常にリアリティに富んだ現状分析が行われていて、東シナ海での安全保障問題を考えるには必読の文献だと思われます。文谷数重氏のお名前には初めて出会いましたが、なかなかの内容です。なお、以下には私が認識する我が国の安全保障政策の問題点を列記しておきます。日米安保条約を解消しなくても、少なくとも下記くらいは「市民と野党の共闘」の「政治政策」に盛り込まれている必要があります。市民運動・社会運動内部でも、この問題にどう対応するか、議論されてしかるべきだと私は考えています。(立憲民主党がちゃんとできるかな?)

 <我が国の安全保障に関する現時点での具体的問題点>
(a)対米隷属内容の日米地位協定(密約を含む)を独・伊と同レベルの対等の日米関係に転換すること
(b)対米隷属内容の在日米軍経費負担(思いやり予算を含む)を独・伊と同レベルの対等の日米関係に転換すること
(c)在日米軍と自衛隊の日本国憲法違反の「一体化」をどう解消するか
(d)専守防衛を厳格化し自衛隊の海外派兵を禁止する法制化(災害支援は別途、組織を創る)
(e)アメリカ産兵器の爆買い停止とそのツケ払いを(法的に)禁止
(f)海外の自衛隊基地であるジブチ基地を閉鎖
(g)自衛隊内教育の民主化・平和主義の徹底と防衛大学校および自衛隊内部の陰湿な組織的いじめの厳禁(日本国憲法精神の徹底、厳罰他)
(h)アベ戦争法、及びその関連法を一括即時廃止(憲法違反)(関連法:特定秘密保護法、共謀罪法・盗聴法、重要土地等調査規制法など)


5.「米国は国益にならないと判断すれば、支援対象国を切り捨てる」とIWJ記者が指摘! 枝野代表は「日米同盟を基軸とする以外の日本の外交姿勢にはリアリティーがない」と断言!~8.31立憲民主党・枝野幸男代表記者会見 - IWJ Independent We
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495757

(関連)2021年8月31日 #枝野会見 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Ety6xex618M

「現行の東アジアの外交安全保障状況を踏まえたときに、日米同盟を基軸とする以外の日本の外交姿勢にはリアリティーがない、と確信しています。そして、中国が覇権主義的、また国内的には非人権的に行動していることに対して、米国と共にこれを変えさせていく努力をするということは、日本の国際貢献としても大変重要なことだと思っています」(枝野幸男立憲民主党代表)

 <田中一郎コメント>
 「リアリティーがない」のではなくて、あなた(枝野幸男)に政策創造能力・政治力・平和国家構想力がない、ということですよ。こんなことでは、仮に立憲民主党が政権を取ったとしても、自民党と似たような対米隷属路線が続いていくことになりますね。「オルタナティブな日本」では、日米関係の再構築=対等・平等・互恵・友好・非軍事・国際協力の日米関係が必要不可欠です。この枝野幸男氏の発言は、それを実現する能力はございません、と言っているようなものです。


6.艦艇の建造予算、陸自が初の要求、対中強化(朝日 2021.8.22)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15017875.html

(専守防衛の陸軍に船はいりまへん。船に乗って、どこ行くの!? :田中一郎)


7.怒りのアフガン、ついに米軍撤退
 まず最初にこれをご覧ください。

◆声明:「邦人救出」を名目にした自衛隊の戦闘部隊のアフガン派兵について(憲法9条を壊すな!実行委員会 2021.8.30)
 http://kyujokowasuna.com/?p=3773

(関連)(社説)自衛隊機派遣 情報開示し徹底検証を:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15027245.html?ref=mor_mail_editorial
(関連)【加藤勝信】アフガン救出は期限切れで数百人置き去りに? 加藤官房長官「予断を許さない」とお手上げ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/293979

 2001年の同時多発自爆攻撃と、その後の米軍による狂気のアフガン侵攻から20年、ついに米軍がアフガニスタンから撤退しました。「戦争と武力で平和はつくれない」ということが、また再び歴史的に実証されたことになります。何よりもアメリカが、この20年間の戦争を徹底的に総括する必要があるでしょう。報道では、米国共和党が、アフガン撤退を決めたバイデン大統領を(ISによる自爆攻撃で米兵に犠牲者が出たことで)批判して辞任までを要求し(要するに「弱腰だ」という批判)、それに少なからぬ米国国民が追随していると伝えています。愚か極まる話です。そして、日本でもまた、小泉純一郎政権以降の対米追随の戦争政策に対して、徹底した総括と反省が求められています。

◆ランボー 怒りのアフガン 予告編 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ZAWkglSl1LM

(この映画に出てくる悪玉=ソ連軍と同じことを米軍がアフガニスタンでやっていたということです:例 グアンタナモ収容所:田中一郎)

(関連)グアンタナモ湾収容キャンプ
 https://bit.ly/3mMonDv
(まだ閉鎖されていないようです)

(関連)(別添PDFファイル)抵抗の拠点から:真の教訓(青木理『サンデー毎日 2021.9.12』)
ダウンロード - e68ab5e68a97e381aee68ba0e782b9e3818be38289efbc9ae79c9fe381aee69599e8a893efbc88e99d92e69ca8e79086e3808ee382b5e383b3e38387e383bce6af8ee697a5202021.9.12e3808fefbc89.pdf
(関連)(別添PDFファイル)米軍のアフガニスタン撤退、バイデン氏の決断は正しい(チャールス・カプチャン『週刊東洋経済 2021.9.4』)
 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/27903

また、バイデン大統領のアメリカは、自爆攻撃を行ったISに対して「報復攻撃」と称する無差別爆撃を行い、またも無実の一般人を殺りくしています。こんなことは米国国内では許されないでしょうに、全くの「人殺し」政権というほかありません。こういうことの繰り返しが多くの一般人の犠牲を増やし、現地の人々のアメリカに対する憎悪を燃え上がらせ、新たな自爆攻撃につながるという悪循環を生んでいます。バイデン大統領にとっては「報復攻撃」は本音ではない・やりたくはない、けれども、タカ派的なスタンスに立ってバイデン政権を批判する共和党支持者を中心とした愚か者のアメリカ有権者に向けて、強気の態度も示さなければ政治的に持たないということなのでしょうが、しかし、もっとやり方を考えろ、ということです。「人殺し」は「人殺し」です。自国ではできないことは他国でもするな、ということです。(日本の一部マスごみが、この米共和党支持者のバイデン批判に追随するかのような報道をしているのには、いささか呆れるどころか怒りを感じます。米共和党(及びネオコン)こそがアフガン戦争の開始者であり、問題をこじらせている張本人たちだからです)

(関連)<憎悪の連鎖でもう泥沼>バイデンの報復をなぜ批判しないのか(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/770.html
(関連)「首都が戦場に」逃げ惑う市民 アフガン、米軍とISの攻防激化 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3gP0cR5
(関連)早期撤収、バイデン氏が固執 「拙速」批判やまず、支持率最低に - 毎日新聞
 https://bit.ly/38s7Zj9
(関連)米空爆で民間人に死者、タリバンが非難=中国国営TV - Reuters
 https://jp.reuters.com/article/afghanistan-conflict-china-media-idJPKBN2FV0KV

 <アフガニスタン問題で私が疑問に思っていること>
 上記2つの別添PDFファイルのアフガン関連の評論は、まあまあもっともなことですが、私から見ると、どうも物足りない。以下、「アフガニスタン問題」について私が疑問に思っていることを箇条書きに略記しておきます。

(a)アメリカがテコ入れしたアフガニスタン政府は腐敗していたとも言われ、今回あっという間に崩壊した。何故なのか?

(b)反政府勢力タリバンに武器や弾薬を供給していたのは誰か?(アメリカの最新兵器まで入手していたとの報道あり)

(c)そもそもアフガニスタン戦争に「正当性」があったのか(2001年の9.11同時多発自爆攻撃の顛末には多くの疑問があるし、そもそもこの攻撃をビンラディンやアルカイダなる組織が行ったという証拠や、それをタリバンが国内にかくまっているという証拠はあったのか? あったとして、アフガン戦争のようなやり方で問題解決をしようとしていいのか?)

(d)2001年の9.11同時多発自爆攻撃を生んだ「アメリカが憎い」という感情はどうして生まれたのか? 2001年までのアメリカの中東政策(特にパレスチナ紛争と対イスラエル政策)に問題はなかったのか?

(e)善玉=米軍・アメリカ、悪玉=タリバン、というわかりやすい構図は大いに疑問である。

(f)日本政府のアフガン戦争への関与はあれでよかったのか?(トンデモナイことだと私は思っている=アラブや中東の方々が抱いていた素朴な平和国家としての日本のイメージを大きくブチ壊してしまったのがアフガン戦争時の日本の動きだった=ここでも戦後、先人たちが営々と積み上げてきた平和国家としての遺産を、ゴクツブシの息子や娘たちが食いつぶしていると言える。特に、当時の総理大臣=小泉純一郎の責任は重大だ!)

 <アフガニスタン関連の報道から>
(1)もはやポーズにすらなっていない…日本は「独自外交」の看板は下ろした方がいい|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/294099
(2)(社説)米国のアフガン撤退 この「敗北」から何を学ぶか:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15028528.html?ref=mor_mail_editorial
(3)「20年間の駐留終了」と米大統領(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/542dc8b66307a1518340d11a4b9d7b8ca88eb41a
(4)アフガンどこへ 米の撤収戦略見通し甘く タリバン実権で治安悪化 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3DA3RM5
(5)<大メディアは何も報じていない>泥沼のアフガン 自衛隊機 救出失敗 外務省も大失態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/740.html

◆混迷するアフガニスタンのこれから|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4245


8.(メール転送です)土地規制法廃止アクション事務局ブログ
 http://juyotochi-haian.org/
に「土地規制法は廃止!リーフレット」をアップしました。三つ折り用です。

(1)トップページ/サイドバー右上:http://juyotochi-haian.org/
(2)投稿記事:http://juyotochi-haian.org/2021/08/29/leaflet_202108/
(3)ダウンロードページ:http://juyotochi-haian.org/dl_p01/


9.その他
(1)変貌する日本の安全保障-半田滋/著(弓立社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034193594&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)司法はこれでいいのか。 裁判官任官拒否・修習生罷免から50年-23期・弁護士ネットワーク/著(現代書館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034190731&Action_id=121&Sza_id=GG
(3)米軍処理水放出 防衛相、環境相も抗議「一方的」「極めて遺憾」-毎日新聞( お前ら評論家か!? 何とかしろ!:田中一郎)
 https://mainichi.jp/articles/20210827/k00/00m/040/332000c
(4)防衛費5・4兆円超要求へ 南西防衛、兵器の研究開発を増強:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/125479
(5)辺野古サンゴ約830群体の移植終了 沖縄防衛局 護岸工事着手へ-琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1380401.html
草々


(追)(メール転送です)9月4日夜10時半、九州帝大生体解剖事件のドラマ拡大版が放送されます
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軍学共同反対連絡会の皆様(事務局より)

NHKが8月13日に放送した終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」をご覧になった方も多いと思います。その拡大版(14分長いもの)が9月4日夜10時半からBSプレミアムで放送されますので紹介します。NHKのHPより引用します。https://www.nhk.jp/p/ts/77NKRR6Y1J/

《太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」。命を救うはずの医師が犯した恐ろしい罪とその裏に隠された真相。死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え、公正な裁きを求めて奔走する妻。苦悩の果てにたどりついたありのままの真実とはいったい何なのか? 人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンス!》

ドラマでは大学名は伏せていますが、これは実際に1945年に九州帝国大学で行われた生体実験をもとにしています。5月5日、九州を爆撃したB29二機が撃墜され乗員が捕虜になりました。軍は捕虜のうち2名を斬首しましたが、小森軍医が九州帝大の石山主任外科部長と共に8名を生体解剖に供することを軍に提案し軍が認めたのです。

実験手術の目的は、「不足する代用血液の開発」「結核の治療法確立」「人間の生存に関する探求」「新しい手術方法の確立」などでした。その手術方法は「血管へ薄めた海水を注入する」「肺の切除」「心臓の停止実験」「脳や肝臓などの臓器等の切除実験」「どれだけ出血すれば人間が死ぬかを見るための実験」とされています。「手術はすべて石山の専門分野に及んでおり、彼の業績に対する野心が明らかである」と考えられています。

戦後、石山は人体実験を否認し拘置所で自殺。石山に強要され手術に立ち会った鳥巣太郎助教授ら医師3名と軍人2名が絞首刑判決となりましたが、その後減刑され釈放されました。(以上は「Wikipedia九州大学生体解剖事件」による)参加した講師の1人は、後に回想録にこう記しているそうです。「そこにあるものはただ如何にこの“患者”の手術を終了せしめるかの意識だけであった。これは実に奇妙な錯覚と云われるかもしれないが、少くとも外科医たる人には誰にも理解され得るものだと思う」。命を救うことではなく手術が目的となってしまうのでしょうか。
(2015/7/22 ダヴィンチニュース https://ddnavi.com/news/249294/a/

鳥巣さんは10年服役後釈放され、九州で外科医を開業。氏の供述によれば、石山教授に指示され捕虜を助ける手術と思って参加したが、実験で捕虜を殺してしまったことから数日後、教授に中止を進言したが「軍の命令だ」と聞き入れられなかったとのことです。もう1回は手術に加わったが、その後の2回は用事をつくって参加しなかったと供述しています。

鳥巣さんのめいの熊野以素(いそ)さんは高校の社会科教師でしたが、95年から裁判資料や伯父、伯母の手記を読みこみ2015年、伯父の視点から描いた「九州大学生体解剖事件」(岩波書店)を出しました。鳥巣氏は、「たとえ焼き殺されても抗議すべきだった」「(戦争中だから)しかたなかったと言うてはいかんのです」と軍や教授の命令に逆らえず医の倫理を踏み外したことを晩年まで悔いていたそうです。
(西日本新聞2021/8/11 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/783471/

熊野さんは「伯父は手術を止められなかった自らの過ちを認め、苦しみ続けた。歴史がなかったことにされる風潮があるが、私たちは何が起きたか見つめ続けなければならない」と話しています。
(毎日新聞 2020/4/8 https://mainichi.jp/articles/20200408/k00/00m/040/009000c

その本を読んだ熊野さんの次男の律時(のりとき)さんはNHKでドラマ製作をしていましたが、事件について一切語らなかった大伯父の思いに触れ、衝撃を受け「これは戦争中のひどい出来事という昔話にとどまらない。私たちは、大きなあらがいがたい流れの中で『もう止められない』『仕方ない』と目をつむり、それがとんでもない結果を生み出す。今に通じる話だ」と思い、6年がかりで今回の企画を創ったのです。(西日本新聞2021/8/11)こうしてこのNHKのドラマには当事者に連なる多くの人々の思いが込められているのです。

この「生体解剖事件」に当時学生として立ち会い、戦後証言を続けてこられた東野利夫さんがこの4月に95歳で亡くなりました。(朝日新聞2021年4月14日 https://digital.asahi.com/articles/ASP4G6HZHP4GTIPE010.html また8月21日のテレビ西日本の放送の概要は下記でみられます
 https://www.fnn.jp/articles/-/224768?display=full) 

こうして当事者が亡くなられていく中で、この事件に改めて光を当て、「しかたなかったと言うてはいかんのです」と医学・科学の倫理を問う問題として作られたこのドラマを多くの方が見ていただきたいと思います。なおドラマでは鳥巣太助教授は鳥居太一と名前を変えています。そして、息子が帝国大学医学部の助教授になったことを誇りに思ったが生体解剖事件で戦犯となったことを深く悲しむ父親を俳優座の名優、辻萬長さんが演じています。

辻さんは放送後の8月18日、ガンのためお亡くなりになりました。まだ77歳でした。個人的にも親しくさせていただいた方で残念でなりません。辻さんは井上ひさしさん主宰のこまつ座の中心として、戦争の愚かさと平和の尊さを生涯演じ続けてきました。その辻さんの最後の作品が、戦争責任の問題に正面から取り組んだ画期的なドラマだったのは偶然ではなく、辻さんの遺言のようにも思います。
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