高レベル放射性廃液タンクの爆発破損=大量の放射能環境放出を想定する国際原子力機関(IAEA)の安全指針を無視し、再処理工場の破局的な危険性を覆い隠す日本原燃と原子力「寄生」委員会・「寄生」庁:ゴマカシ審査を許すな!
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(10.27)オルタナティブな日本をめざして(第66回):「電力システム改革と脱原発」(吉田明子さん:新ちょぼゼミ)(2021年10月27日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-8e0a19.html
(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
2.イベント情報
(1)原子力資料情報室 連続ウェブ講座2021 - 原子力資料情報室(CNIC)
https://cnic.jp/39435
(関連)原発に頼らない社会を。市民から世界へ34年の情報発信を継続したい~ ニュースレター「NUKE INFO TOKYO」へご支援をお願いいたします。 - 原子力資料情報室(CNIC)
https://cnic.jp/40139
(2)函館市大間原発建設差止等請求訴訟 第25回口頭弁論期日
10月1日(金)15:00 東京地裁103号法廷
<抽選>当日14時40分までに指定場所に来られた方を対象予定
https://tinyurl.com/c9d8mx34
弁護団事務局:03-6384-1153さくら共同法律事務所(松田)
記者会見を兼ねた報告集会
午後16時30分~/参議院議員会館 講堂
午後15時から入館可能(入館証配布)
*弁護団報告 海渡雄一弁護士、中野宏典弁護士
*講演 「放射線、放射能の危害にどう対処するか」瀬川敏行さん
*現地からの報告
主催:大間原発反対関東の会 イロハネット(090-6517-3341 山本)
賛同:経産省前テントひろば 070-6473-1947
3.竹本修三(大飯原発差止訴訟[京都地裁]京都脱原発原告団長) さんから
脱原発運動につらなってご奮闘の皆さまへ、常日頃からのご奮闘に敬意を表します。私どもは、京都地裁で原発差止裁判を闘っている「京都脱原発原告団」です。2012年11月に提訴し、裁判所の審理は、第30回口頭弁論に進んでいます。現在、3323名の原告を擁していますが、さらに多くの声を裁判所に届けたいと考えています。そこで、現在も第七次[追加]原告を募集しています。
・原告団新パンフ(原告申込書付)
→ https://nonukes-kyoto.net/?p=2787
(パンフでは9月末となっていますが、10月末まで大丈夫です)
・裁判についてのQ&A → https://nonukes-kyoto.net/?page_id=187
原告申込希望者各人で メール <meisei@pp.iij4u.or.jp>(吉田)に返信まで。
京都脱原発訴訟 原告団 → https://nonukes-kyoto.net/
京都原発裁判支援ネット → https://houteisien.wordpress.com/
4.キャンペーン
(1)定置網にかかって死んでしまうウミガメを救うため、相模湾の定置網にウミガメ脱出装置をつけてください! · Change.org
https://bit.ly/3ihuqwu
(2)キャンペーンについてのお知らせ · 「移植」による破壊前の大浦湾のサンゴの姿(1) · Change.org
https://bit.ly/2ZIr8MA
(3)虐待から逃げた18歳。頼みの綱は生活保護です。どうか選択肢をください。 · Change.org
https://bit.ly/3oiLwhI
(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 請願書の要旨を公開します。ご一読いただけますと幸いです。 · Change.org
https://bit.ly/3uofoKr
5.(別添PDFファイル)インフル・ワクチンが重症化を防ぐ根拠はない、インフル・ワクチンは幼児には効かない(母里啓子『もうワクチンはやめなさい』双葉社)
ダウンロード - e382a4e383b3e38395e383abe383bbe383afe382afe38381e383b3e9878de79787e58c96e998b2e38190e6a0b9e68ba0e381afe381aae38184e38081e5b9bce58590e381abe58ab9e3818be381aae38184efbc88e6af8de9878ce59593e5ad90efbc89.pdf
◆もうワクチンはやめなさい 予防接種を打つ前に知っておきたい33の真実-母里啓子/著(双葉社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033682386&Action_id=121&Sza_id=F3
(母里啓子さんのこの本はとてもいいです。みなさまにもご一読をお勧めいたします。この本からの上記の抜粋で「インフルエンザ」(インフル)のところを「新型コロナ」と書き換えれば、そのまま当てはまるような感じがします。要するに有権者・国民をだましてワクチン利権が大儲けをしているというわけです(医者は楽をしている)。そのココロは、「インフルエンザ」ワクチンを打った人に健康被害です。死者まで出ているのは「新型コロナ」ワクチンと同じです。:田中一郎)
6.(別添PDFファイル)「割り勘」支払い 接待半年後、平井デジタル相 NTTと2回同席、発足デジタル庁 脇甘く(東京 2021.9.28)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133316
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133412
(記事を読んでいて、この居直りに猛烈に腹が立つ。できたばかりのデジタル庁もそうだし、接待を受けた(デジタル政策担当の)霞が関の幹部官僚どももそうだし、接待をしたNTTもそうだし、ジョインした平井卓也(デジタル担当相:自民党)とかいう四国のチンピラ野郎もそうだが、世の中を完全になめてかかっている。ついこの間も総務省の役人がNTTから接待を受けて問題になったばかりではないか。文句あるんなら選挙で落としてみろ! とばかりに居直っている。これで有権者・国民が自民党に投票するようなら、この国はもう終わりだな。自民党にはデタラメやっても居直ってもらって結構だ、ということだから。有権者がアホの国は救いようがない。:田中一郎)
7.自民党サル山陣取り合戦
今日(9/29)は、NHKを筆頭にパープリンTV放送局が一日中、自民党総裁選という「サル山陣取り合戦」の実況中継に明け暮れていた。他に山ほど報道すべき重要なことがあるにもかかわらず、そんなものはそっちのけで、サルのやることに「尾びれ・背びれ」をつけて、もっともらしく報道していた。オリパラ馬鹿騒ぎが終わったと思ったらコレだ。そして、このサル山イベントに夢中になっているノーナシ愚民も少なからずいるらしい。いっそのことサルにでもなったらどうか。
(1)自民党新総裁に岸田文雄氏を選出 決選投票で河野太郎氏降す - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210929/k00/00m/010/111000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article
(2)【自民党】見せつけられた自民党の正体 誰が首相でも次の政権は短命|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295230
(3)【自民党】総裁選は空疎な論戦 悪辣な目くらましに大メディアも加担|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295068
(4)「安倍前首相の影響を残せば腐敗が進む」法大教授が指摘する「総裁選の限界」〈AERA〉Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a5b6f865d82f6a97705069db5de5191be1df56
(5)「桜を見る会」回答、野田氏だけ 河野氏は質問状受け取り拒否 - 琉球新報デジタル
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1398749.html
(6)河野氏が総裁選で炙り出した、日本を破滅させる軍拡論者と守旧派の正体 - まぐまぐニュース!
https://bit.ly/3zOgSPa
(7)総裁選党員票、女性が名前を勝手に使われた その一部始終 - 毎日新聞
https://bit.ly/3opnTnH
(8)【新型コロナウイルス】コロナ対策の根本的間違いに反省ゼロ…切迫感ない自民党総裁選|金子勝立教大学教授 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295283
◆自民64議席減の予測 石原伸晃 下村博文、萩生田光一も当落線上か(2021年9月29日配信『AERA.com』)障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-27956.html
(関連)(別添PDFファイル)自民 支持率持ち直し(日経 2021.9.28)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76105320X20C21A9PD0000/
◆田原総一朗「新総裁がやるべきは脱原発と森友再調査」〈AERA〉Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/deb5b7704c09a57ff92a26394bf1be940f24cd75
(田原さん、あなたカネに苦労したことがないのでしょう。「脱原発と森友再調査(+加計+サクラ+デジタル接待+広島選挙買収+ニワトリ疑惑+カジノ疑惑+香典疑惑+口利きいろいろ自民党・公明党)」はいいとして、あと2つ、「診療難民の解消(治療体制確立)」と「反貧困」を加えないといけません。忘れないでください。昨今、立憲民主党と枝野幸男代表が「分厚い中間層」を創るためと称して「収入1000万円以下世帯への所得税免除」などという、タチの悪いバラマキ政策まで提唱し始めています。かつて「一億総中流」とまで言われたこの日本が「貧困」が蔓延する国になってしまった今日、これを改め「分厚い中間層」を創るというのなら、一過性のバラマキのような、こんなことをしていては成就するわけがないでしょうに。
若い世代は非正規労働が50%まで来ている、これを改める(正規公務員の大量採用)とともに、貧困層の解消=中間層への引き上げ、こそが「分厚い中間層」を創ることにつながるし、人権問題としてもこの「反貧困」こそが緊急の課題です。山本太郎氏曰く「貧しさの苦しみはあなたが悪いのではない、政治が頑張らないから、頑張る政治家を選挙で選ばないことが、今日の山のような貧困苦の原因」なのです。枝野幸男代表・立憲民主党批判は別メールします。このままでは野党は来たる衆議院選挙でも、おそらく勝てないのではないかと思われてなりません(自民党の新総裁が、野党共闘の地滑り的敗北をもたらしかねない河野太郎でなくて、頼りない選挙に弱い岸田文雄でよかったですね、不幸中の幸いでしょう)。
8.サイテーのサイテーを駆け抜けた菅義偉スカ政権
(1)菅政権「頓挫」は1年前の“問題”から始まっていた 政治学者・杉田敦さんが指摘する「落ち目には通用しない」成功体験- AERA dot.
https://dot.asahi.com/aera/2021090500010.html?page=1
(2)総裁選の裏で「スガちゃんまんじゅう」は駆け込み需要 新商品の意外な購入者第1号に販売店は歓喜(AERA dot.)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b7045feb55744adf9959686a364700f87f23f22
(3)「サルの社会とそっくりだ」ゴリラ研究者が見た菅政権の忖度政治:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP9X4D6SP9HULBJ012.html?ref=hiru_mail_topix1
(このゴリラ研究者は少し前の元京都大学長だった人物、なかなかシャレたことを言うものだ。でもネ、このゴリラ研究者は、大学の運営についてはゴリラほどの知恵もセンスもない御仁で、京都大学の伝統的なボトムアップ文化を台無しにしてしまった張本人でもある。菅義偉スカ政権は確かに「サルの社会とそっくりだ」ったかもしれないが、他方で、この人物が学長だった時の京都大学当局は「ゴリラ社会以下」だったのではなかったのか。だったら人様の事は悪しざまには言えないでしょうに。:田中一郎)
9,(コレ本当の話ですか?)[最重要] グラフェンなどCOVID-19ワクチンの異物を全世界の専門家が確認 魑魅魍魎男
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/434.html
(ワクチンの製造現場がどうもいい加減で、製造機械の金属の摩耗カスが紛れ込んだり不純物が入っていたりしている様子だが、上記のようなことまで言えるのかどうか? 詳しい方がいたら解説してください。そもそも「グラフェン」って、何? いずれにせよ、ワクチンなんか打つのはおやめになった方がいいです。そもそも効果がありません。ウィルスはとうの昔に変異しています。百害あって一利なし、危険性は打てば打つほど蓄積していきます。:田中一郎)
(関連)<まだ続く「結果オーライ」の場当たり>なぜ感染が減ったのか 誰もわかっていない恐ろしさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/371.html
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原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が、青森県六ケ所村再処理工場の安全性審査において、トンデモないデタラメなことをしています。メールの表題にも書きましたように、大地震・大津波・火山噴火・人為的事故などで、高レベル放射性廃液が何らかの理由で冷却できなくなった場合や、タンク内に発生する水素ガスを排出する装置が稼働しなくなった場合などに、その廃液タンクが爆発破損し(水素爆発&硝酸塩爆発)、大量の放射能が環境に放出される可能性があります。この重大な事故を想定する国際原子力機関(IAEA)の安全指針を原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が無視し、再処理工場の破局的な危険性を覆い隠しながら、安全審査をパスさせるという信じがたい背信行為を行っていることが、このほど「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の方々の努力で浮き彫りになりました。
この再処理工場の最悪事故については、海外でもすでに経験済みであり(マヤーク再処理工場爆発事故)、下記はその事例です。未だに再処理にしがみついている各国とも、この経験済みの大事故に対しては万全の警戒をしていますが、この日本だけが「手抜き審査」「(核燃料サイクル事業者の日本原燃との)談合審査」を行い、信じがたい安全対策のサボタージュを続けています。おそらくは、こんな事故が想定されると分かれば、地元青森のみならず、北海道・東北の各地域から猛烈な反対の声が上がることを見越して、再処理工場の危険性の実態を隠し通しているものと思われます。(高レベル放射性廃液タンクは茨城県東海村の東海第二原発のすぐそばにもあり、量的には六ケ所村のタンクよりも東海村のタンクの方が多い状態です。ガラス固化はともに進展していません。超危険状態が長期にわたって放置されたままです。まさに時限装置付水爆を抱えているようなものです。)
*ウラル核惨事 - Wikipedia(マヤーク再処理工場での硝酸塩爆発)
https://bit.ly/3ij25pP
*仏ラアーグ再処理工場で高レベル放射性廃液タンクの冷却不能事故(SBO)=間一髪で冷却再開でスレスレセーフ(1980年)
https://bit.ly/3ifzS36
*西ドイツ政府は、1977年1月15日の毎日新聞で「核再処理工場の重大事故」として報じられた政府のシミュレーション結果報告(国民の半数が死亡)を受け、再処理・核燃料サイクルを国家として断念
http://sanriku.my.coocan.jp/131201forumcom.pdf
(関連)原子力・核・放射線事故の世界史 - 原子力資料情報室(CNIC)
https://cnic.jp/books/6256
今回は、長きにわたり青森県六ケ所村の再処理工場施設の危険性を追求してきた「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田文夫さんが、再処理工場の安全性を巡る様々な資料を徹底調査し、その結果を反映させて、社会民主党代表の福島瑞穂参議院議員経由で「質問主意書」を政府に提出し、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁から見解を引き出しました。その見解に示された内容が、まさに屁理屈をつなげた「手抜き審査」であり「再処理工場の破滅的な危険性」の隠蔽でした。これが福島第一原発事故の悲惨な事態を経験したのちにできた原子力規制当局のやることかと思わざるを得ないものです。ゴマカシの再処理工場審査を断固として許してはならないと思います。脱原発を目指す野党の国会議員の方々も、あるいは青森県や岩手県の県議会議員の方々も、この問題を是非、国会で議会で追及をしていただくようお願いいたします。
以下、今回、永田文夫さんからお送りいただいたメールをもとに、私と永田さんとの若干のやり取りをしたものを下記に公開いたします。ご一読いただければ幸いです。「三陸の海を放射能から守る岩手の会」のみなさまや永田文夫様には心より感謝申し上げます。
<関連サイト:その1>
(1)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
http://sanriku.my.coocan.jp/
(2)(報告)(6.29)オルタナティブな日本をめざして(第61回)「青森県六ケ所村再処理工場の実態とその危険性」(永田文夫さん:三陸の海を放射能から守る岩手の会)- いちろうちゃんのブログ
https://www.youtube.com/watch?v=-7_75Asx-dw
<関連サイト:その2>
(1)とめよう!六ヶ所再処理工場 - 原子力資料情報室(CNIC)
https://cnic.jp/knowledgeidx/rokkasho
(2)六ヶ所再処理工場をめぐる現状 - 原子力資料情報室(CNIC)(2008/08/22)
https://cnic.jp/686
(3)核燃料サイクル - 原子力資料情報室(CNIC)(今までのもの全て)
https://cnic.jp/category/cat040
(4)行き詰まる核燃サイクル 先送り重ね国民負担に- 日本経済新聞
https://s.nikkei.com/3l0dyMV
(5)総裁選の争点、核燃サイクル政策「破綻」の現実味- 東洋経済オンライン
https://bit.ly/2WpSk1n
(6)著名科学者が警告する核燃料サイクルの「不合理」 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン - 社会をよくする経済ニュース
https://bit.ly/3AUhjZr
<別添(PDF)ファイル>
(1)廃炉交付金(鎌田慧 東京 2021.9.28)
ダウンロード - e5bb83e78289e4baa4e4bb98e98791efbc88e98e8ce794b0e685a720e69db1e4baac202021.9.28efbc89.pdf
(2)動かぬ再処理工場、延期25回 完工目標不透明(デイリー東北 2021.9.21)
https://www.daily-tohoku.news/archives/79341
(3)高レベル廃液貯槽とセルが入った図(1)
ダウンロード - e9ab98e383ace38399e383abe5bb83e6b6b2e8b2afe6a7bde381a8e382bbe383abe3818ce585a5e381a3e3819fe59bb3efbc88efbc91efbc89.png
(4)高レベル廃液貯槽とセルが入った図(2)
ダウンロード - e9ab98e383ace38399e383abe5bb83e6b6b2e8b2afe6a7bde381a8e382bbe383abe3818ce585a5e381a3e3819fe59bb3efbc88efbc92efbc89.jpg
(5)高レベル廃液貯槽に冷却パイプ取り付け中の写真
ダウンロード - e9ab98e383ace38399e383abe5bb83e6b6b2e8b2afe6a7bde381abe586b7e58db4e38391e382a4e38397e58f96e3828ae4bb98e38191e4b8ade381aee58699e79c9f.pdf
(6)高レベル廃液貯槽の図
ダウンロード - e9ab98e383ace38399e383abe5bb83e6b6b2e8b2afe6a7bde381aee59bb3.jpg
(7)高レベル廃液セルの施設内配置図
ダウンロード - e9ab98e383ace38399e383abe5bb83e6b6b2e382bbe383abe381aee696bde8a8ade58685e9858de7bdaee59bb3.jpg
1.(永田文夫さんからのメール)IAEA高レベル廃液の重大事故
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさんへ 永田です。
原子力規制委員会は六ケ所再処理工場の高レベル廃液に係る重大事故を「蒸発乾固」とし安全審査を終了させました。ところがIAEA指針では高レベル廃液に係る重大事故を「高レベル廃液貯槽の破裂」としていたことが最近わかりました(「蒸発乾固」という言葉は使用されていません)。安全審査では高レベル廃液貯槽の破裂の審査はしていません。
高レベル廃液に係る重大事故を国は矮小化し審査し,六ケ所再処理工場のハザード分類をⅡ(PAZ予防措置ゾーンなし,UPZ緊急防護措置計画ゾーン5km)とし,六ヶ所村や周辺自治体の避難訓練はほとんど行われていません。
これにより再処理規則(第一条重大事故)は世界一緩い基準であることがわかりました。以上については何度も福島みずほ議員から問い合わせていただき,9月16日回答を得,わかってきました。詳しくは以下をご覧ください。
http://sanriku.my.coocan.jp/210916Q&A&C.pdf
http://sanriku.my.coocan.jp/210916Q&A&C.pdf
(➾ 重要、必ずご覧ください:田中一郎)
以下概要です。
・・・・・・・・・・・
高レベル廃液が起こす事故として現実のものとしてウラルの核惨事があります。また旧西独政府調査は「国民の半数死亡」というものでした。それが我が国の審査では「蒸発乾固」で事故が収束するとした審査が行われました。何度も「これは納得できない」と国に質問してきました。
原子力災害事前対策に関する検討会合(2016年11月)の資料を見て驚きました。原子力推進の中心国際原子力機関IAEAの再処理の重大事故基準として「大容量液体貯槽の破裂(蒸発乾固)」と出ていたのです。
1)IAEAの根拠資料は国の回答で:「IAEA安全指針GS-G-2.1 」(英文68頁表6)
https://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pub1265web.pdf
ここには再処理施設のハザードとして,「蒸発乾固」という言葉はなく,「大型の液体貯蔵タンクが破裂すると、大規模な介入が正当化される汚染が生じるであろう」と記載。
2)国は「大型の液体貯蔵タンク」とは六ケ所再処理工場にある「高レベル廃液貯槽(120m3)」のことであることを認めました。
3)国は「『高レベル廃液貯槽の破裂(蒸発乾固)』としたことは,水素爆発と蒸発乾固を重畳させて評価した」との回答です。⇒水素爆発で貯槽が破裂することについて国は評価していません。
4)IAEA安全指針の重大事故基準をなぜ,再処理規則の重大事故に取り入れなかったのかについては「この指針は原子力災害対策のものでありNS-R-5等を踏まえて策定した」との回答。 ⇒NS-R-5は核燃サイクル施設の建設・運転・廃止に係る指針であり,参考にならないものであった。原子力災害対策のものこそ使用するべきはずですが?。
5)IAEAのハザード(脅威)区分(UPZ:緊急防護措置計画ゾーン,等決定する基準)は高レベル廃液はこの基準の対象外である。六ヶ所再処理工場は日本原燃の評価に基づきハザード分類Ⅱ(PAZなし,UPZ:5km)としたと回答
⇒IAEAハザード区分推奨基準には
(1)100PBqを超えるCs-137を有する使用済燃料を収容する施設/場所
六ケ所再処理工場使用済燃料プールに収容している3000トンの使用済燃料にはCs-137に 限り調べたところ基準100PBqの100倍以上含まれていることがわかりました。これにより再処理工場はハザード区分Ⅰ(PAZ,UPZとも要設定)になるはずです。
(2)敷地外に緊急防護措置をとる線量をもたらす放射能を保持する施設
安全指針の附属書Ⅲに計算方法が出ておりSr-90についてA/D2を求めたところ基準の100000を数倍超えていることがわかった。他の核種も多数含まれており,これにより高レベル廃液大貯槽についてもハザード区分Ⅰに該当することがわかりました。
*質問の文章に反省点がありました,そのため「高レベル廃液貯槽は①に該当しない」とする回答がなされたわけです。再度確認の質問をする予定です。しかし,使用済燃料プールも高レベル廃液貯槽もその貯蔵放射能からIAEA基準によるとハザード分類Ⅰに該当します。それが原発(PAZ予防措置ゾーン5km,UPZ緊急時防護措置計画ゾーン30km)よりも危険性が少ないハザード分類Ⅱ(PAZはなし,UPZは5km)とは到底納得できません。
※世界一厳しい規制基準と豪語してきた,この国ですが,これでは世界一緩い基準です。この問題は①高レベル廃液事故の過小評価 ②避難等に係るハザード区分の過小評価の二つの論点があるように思います。
福島原発事故を経験しその反省に基づき原子力規制委員会が発足しましたが,原子力推進国際機関であるIAEAですら指摘している「高レベル廃液貯槽の破裂(爆発)」を不問にして安全審査を終えさせてはなりません。再処理工場の過酷重大事故は絶対に防がねばなりません。
◎今後この件に係る最終的質問主意書提出をお願いし,国の見解を確認後,重大事故防止のためのアクションを行いたいと考えています。ご意見などありましたならお願いします。
2.(田中一郎から返信)(いくつか申し上げます)RE: IAEA高レベル廃液の重大事故
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前略、田中一郎です。
永田様、いつもありがとうございます。
上記メールを拝見しましたので、いくつか申し上げます。
「この問題は、①高レベル廃液事故の過小評価 ②避難等に係るハザード区分の過小評価の二つの論点があるように思います。」
➾ おっしゃる通りだと思います。この2つから追及していけばいいと思います。
1.「Sr-90についてA/D2を求めたところ基準の100000を数倍超えていることがわかった」⇒ 言葉の意味が分かりません。「A/D2」とは何ですか?
2.規制庁は「「蒸発乾固」については、海外の例は承知していないが」と回答しているようですが、これは看過できません。国際的な基準をクリアすることもまた、原発・核燃料サイクル施設稼働の法定規則ではなかったですか?(原子力規制委員会設置法、または新規制基準違反) つまり「海外の例」=ここでは国際原子力機関(IAEA)ですが、ここの規則を無視することは許されないでしょう。深層防護の第5層=避難計画の審査拒否もまた同様です。
3.「液体状廃棄物のセル内において発生する蒸発乾固」
(1)まず、そもそも論ですが、「セル」とは何ですか? 廃液タンクのことですか? そして「セル」という密室の中で「蒸発乾固」するというのは私は想像しにくいのですが。高レベル放射性廃液のタンクが爆発して開放系になるから「蒸発」して「乾固」するのではありませんか? それが密室内(セル内)で起きるというのは???です。
(2)次に、何故「セル内」だけでしか「蒸発乾固」事故は起きないのでしょうか? 規制委は水素爆発も念頭に置いたようなことを言っていますが、水素爆発があっても「セル内」にとどまるというのは理解しがたいです。
(3)「蒸発乾固」が「セル内」で起きるとしているから、大量の放射能の環境放出も考えていないのでしょうけれど、それは危険性の審査放棄と同じです。「蒸発乾固」に至る過程でどれくらいの放射能が環境放出されるのか、「セル内」と「セルがぶっ壊れたとき」に分けて明らかにさせるべきです。
(4)おっしゃるように、「蒸発乾固」後の硝酸塩の引火爆発のもたらす悲惨な事態についても評価し審査すべきでしょう。ここでも環境放出される放射能の量を問題とすべきです。
(5)再処理施設について「全ての防止策が失敗した場合」でも、ハザード評価はたいしたことがないようなことを回答していますが、考えられないことです。詳細を回答させるべきです。
(6)使用済み核燃料貯蔵設備についても、事故評価の結果、たいしたことはないような回答をしていますが、これも考えられません。福島原発事故時における4号機の使用済み核燃料プールが倒壊し冷却できなくなった場合のハザード予想報告を忘れたのか、ということです。六ケ所村の貯蔵設備に格納されている使用済み核燃料が、原子炉から外されて年月が経過し、発熱量が少なく空冷でやっているから、貯蔵設備が壊れても、冷却ができなくてもたいしたことがないということでしょうか? ちょっと理解しがたいです。
3.下記メールに加え、上記の私のメールに返信くだされば、それも含めて全国に拡散したいと考えています。差支えがあればご一報ください。
草々
3.(永田文夫さんから返信)
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田中一郎さま 永田です。
早速詳しく読んでいただき,貴重なコメントありがとうございます。
1.「Sr-90についてA/D2を求めたところ基準の100000を数倍超えていることがわかった」⇒ 言葉の意味が分かりません。「A/D2」とは何ですか?
*D2とは核種毎に定められた,被ばくした人が深刻な障害を起こし得る放射性物質の量(TBq)。Aとは事故時に制御できなくなる可能性のある各放射性核種の放射能量(TBq)。以下の 第1回放射性同位元素使用施設等の規制に関する検討チーム会合 の資料4の2頁をご覧ください。
https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/ri_shisetsu_kisei/00000013.html
関連して参考資料4は非常に参考になりました。こちらにA/D2の計算方法が出ています。私はまだ理解不十分のままです。
2.規制庁は「「蒸発乾固」については、海外の例は承知していないが」と回答しているようですが、これは看過できません。国際的な基準をクリアすることもまた、原発・核燃料サイクル施設稼働の法定規則ではなかったですか?(原子力規制委員会設置法、または新規制基準違反) つまり「海外の例」=ここでは国際原子力機関(IAEA)ですが、ここの規則を無視することは許されないでしょう。深層防護の第5層=避難計画の審査拒否もまた同様です。
*福島みずほ議員の質問主意書(204国会18号)の質問Ⅲの2に答え「最新の科学的知見や国際原子力機関等の規制基準を参考にしつつ必要な基準を設定した」とありました。都合の良いところだけをつまみ食いし改正再処理規則(重大事故)に盛り込んだようです。再処理工場の技術の源フランスの規制法を主に参考にしたようです「海外の例は承知していない」ではなく「蒸発乾固」というような重大事故は海外の規制法にありませんので「承知していない」のだと思います。これは今後質問で抗議しいくようにします。
3.「液体状廃棄物のセル内において発生する蒸発乾固」
(1)まず、そもそも論ですが、「セル」とは何ですか? 廃液タンクのことですか? そして「セル」という密室の中で「蒸発乾固」するというのは私は想像しにくいのですが。高レベル放射性廃液のタンクが爆発して開放系になるから「蒸発」して「乾固」するのではありませんか? それが密室内(セル内)で起きるというのは???です。
*高レベルの放射能を取り扱ったり,貯蔵したりするために用いられるコンクリート1m以上もの放射線遮蔽をした独立した部屋をセルと呼んでいるようです。セルの中にある廃液貯槽の冷却が止まるとセル内で自己崩壊熱により,廃液の温度が上昇し沸騰,そして蒸発乾固,乾固物の溶融,揮発もしくは硝酸塩が熱により硝酸塩爆発を起こします。(貯槽は絶えず水素掃気がなされており沸騰した水蒸気は大気放出されます。出入り口が閉じられた場合は発生する蒸気圧が上昇し安全弁からセル内に出ます。安全弁が働かない場合は容器が耐えられなくなり破裂し高レベル廃液がセル内に,セルの弱いところから吹き出す,セルが破損等考えられます。)掃気も止まった場合には放射線分解水素により水素爆発の危険もあります。ただ水素爆発は硝酸塩の爆発よりも弱いのではないかと思います。しかしこれにより内部の冷却管が破損すると冷却ができなくなり,それこそセル内に漏洩が起こることが考えられます。破損状況によりお手上げになるのではないかとも推察されます。
福島第一原発3号炉の水素爆発は水素0.4トンTNT火薬換算12トン
ウラルの核惨事の硝酸塩爆発はTNT換算25〜29トンとのことです。(京大今中氏資料)
※ウラル核惨事では蒸発乾固物70〜80トンこれはTNT25〜29トン相当とありました。
(2)次に、何故「セル内」だけでしか「蒸発乾固」事故は起きないのでしょうか? 規制委は水素爆発も念頭に置いたようなことを言っていますが、水素爆発があっても「セル内」にとどまるというのは理解しがたいです。
*ウラル核惨事では天井が80cmのコンクリがありさらにその上に土がもられていたようですが,硝酸塩爆発でその天井も吹っ飛び300kmにも及ぶ広域汚染になったようです。
(3)「蒸発乾固」が「セル内」で起きるとしているから、大量の放射能の環境放出も考えていないのでしょうけれど、それは危険性の審査放棄と同じです。「蒸発乾固」に至る過程でどれくらいの放射能が環境放出されるのか、「セル内」と「セルがぶっ壊れたとき」に分けて明らかにさせるべきです。
*蒸発乾固時点までに放出される放射能はヨウ素やセシウム,ついで沸騰が始まり放出されるのは主にルテニウムだけです。ここまでの評価をして終えているので,超過小評価をしているわけです。蒸発乾固後硝酸塩の形態をした析出物は溶融しそして各核種の沸点に達すると揮発しはじめます。場合によってはウラルのように硝酸塩(抽出溶剤などの有機物も一部含有)大爆発(セルをも破壊する)を起こす可能性があります。
(4)おっしゃるように、「蒸発乾固」後の硝酸塩の引火爆発のもたらす悲惨な事態についても評価し審査すべきでしょう。ここでも環境放出される放射能の量を問題とすべきです。
*ウラルの核惨事では貯槽(タンク)内蔵放射能の約9割が施設とその周辺に約1割が幅数kmで300kmにわたり汚染したとされています。
(5)再処理施設について「全ての防止策が失敗した場合」でも、ハザード評価はたいしたことがないようなことを回答していますが、考えられないことです。詳細を回答させるべきです。
*全ての防止策が失敗したなら,硝酸塩爆発を覚悟しなければなりません。その場合はセル内注水をし、貯槽を外側から冷却する方式をとるようですが,果たして圧力が高まっているセル内に停電下で注水することができるでしょうか。電気系統が復帰しても水系統が破損したならそれもできないことになります。
(6)使用済み核燃料貯蔵設備についても、事故評価の結果、たいしたことはないような回答をしていますが、これも考えられません。福島原発事故時における4号機の使用済み核燃料プールが倒壊し冷却できなくなった場合のハザード予想報告を忘れたのか、ということです。六ケ所村の貯蔵設備に格納されている使用済み核燃料が、原子炉から外されて年月が経過し、発熱量が少なく空冷でやっているから、貯蔵設備が壊れても、冷却ができなくてもたいしたことがないということでしょうか? ちょっと理解しがたいです。
*福一原発4号機の使用済燃料は1331体(約226トン)が移送されました。六ケ所再処理工場にはその約13倍,現在3000トンがプールに保管されています。確か4号機の冷却水が抜けると福島第一原発から110kmまでの範囲については避難要請、200kmまでは自主的に避難したい人については認めざるを得ない線量まで上がる、という想定が当時の近藤原子力安全委員長から試算されました。その13倍も貯蔵されているのですから・・・。
ただこちらは4号機のプールのような不安定な状況ではありません。しかし大地震などでプールに亀裂が入ると水が抜けます。水が抜け使用済燃料が水面に顔がでるまでにはそれなりの時間がかかりますので急激に進行することはないようですが・・・。しかし,何かあればこの国の存続にかかわる災害になります。油断大敵です。
以上 お答えになっているかわかりませんが・・・。書いてみました。間違っているところなどご指摘いただけると幸いです。何とかみなさんで力を合わせ再処理から撤退させましょう。
4.(田中一郎から更に返信)お礼、確認、拡散しようと思いますが、よろしいでしょうか?
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永田様、
丁寧なご説明、どうもありがとうございました。よくわかりました。
1つ確認です。
「高レベルの放射能を取り扱ったり,貯蔵したりするために用いられるコンクリート1m以上もの放射線遮蔽をした独立した部屋をセルと呼んでいるようです。」ですが、そうすると、廃液タンク(貯槽)の外側に「セル」という分厚いコンクリートの巨大な容器があるということですか? 原子炉の格納容器の分厚いものという感じですね。このセル(内部は貯槽)の外見写真はありますでしょうか? もしご存じでしたらご紹介ください。
それから「セルの弱いところから吹き出す,セルが破損等考えられます」=これを規制委は甘く見ているということでしょうね。セルから放射性物質が環境に出ることはほとんどない、だからリスクの度合いは低いのだ、と言いたいのでしょう。次回質問時は、これをもう少し追求してはどうかと思いました。
例:「セルの弱いところ」はどこか(ひび割れ、配管貫通部など)?
セルの耐圧限度はいかほどか?
セルの寿命は何年か?
それから、今回永田様に書いていただいたものは非常に貴重な文章です。多くの方に知っていただく、読んでいただくのが大事ではないかと考えております。この私とのメールのやりとりを全国に拡散してもよろしいでしょうか? よろしくお願い申し上げます。
草々
5.(永田文夫さんから更に返信)
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田中一郎さま 永田です。
メールのやり取りについて等はどうぞ拡散ください。
1つ確認です。
「高レベルの放射能を取り扱ったり,貯蔵したりするために用いられるコンクリート1m以上もの放射線遮蔽をした独立した部屋をセルと呼んでいるようです。」ですが、そうすると、廃液タンク(貯槽)の外側に「セル」という分厚いコンクリートの巨大な容器があるということですか? 原子炉の格納容器の分厚いものという感じですね。このセル(内部は貯槽)の外見写真はありますでしょうか? もしご存じでしたらご紹介ください。
<別添ファイル>
高レベル廃液貯槽とセルが入った図
高レベル廃液貯槽の図
高レベル廃液貯槽に冷却パイプ取り付け中の写真
高レベル廃液セルの施設内配置図
日本原燃重大事故対応資料からの図 末尾に添付します。
それから「セルの弱いところから吹き出す,セルが破損等考えられます」=これを規制委は甘く見ているということでしょうね。セルから放射性物質が環境に出ることはほとんどない、だからリスクの度合いは低いのだ、と言いたいのでしょう。次回質問時は、これをもう少し追求してはどうかと思いました。
例:「セルの弱いところ」はどこか(ひび割れ、配管貫通部など)?
セルの耐圧限度はいかほどか?
セルの寿命は何年か?
厚いコンクリート壁に囲まれたセルの底には廃液貯槽から漏洩時の受け皿があり,この受け皿の廃液を移送する配管が他の貯槽へとつながっています。セル内には漏洩時に発生する放射性気体や揮発性核種を処理装置へ導くパイプがありコンクリートを貫いています。(普段は閉じられており,非常事態等に人が出入りできるようになる遮蔽部があると聞いたことがありましたが,真偽はわかりません)
以上の外部へ通じる配管部が弱いところだと思います。またステンレスの板厚22mmの貯槽(120m3直径約7m高さ約5m)は腐食に何年耐えるのでしょうか。貯槽を支えるフランジ部と支える壁面との関係(耐震や腐食)も気になります。
ご指摘については今後,日本原燃からも説明を求めるようにしたいと思います。
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以上です。永田文夫様には、わかりやすく丁寧なご回答をいただき、心より感謝いたしております。
草々