« 直近「福島県民健康調査検討委員会」(第42回 2021.7.26)結果の概要と、「放射線ムラ」ずっこけグループを集めた福島原発事故被ばく被害の似非科学「過剰診断・過剰診療」セミナーを嗤う | トップページ | 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(127):放射線被曝の危険性と健康被害をゴマカスのはヤメロ! 原爆投下の時代から続く放射能・被ばくの危険性過小評価・歪曲と被害者踏みつぶし »

2021年8月15日 (日)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(126):国際原子力機関(IAEA)の基準を無視して六ケ所村再処理工場の安全審査を「手抜き」する規制委・規制庁(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」より)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ご連絡)8/25「新ちょぼゼミ」(「福島第1原発の廃炉をどうするか」)の予定を変更いたします(要予約)

 来たる8/25に予定をしておりました下記の「新ちょぼゼミ」ですが、講師の筒井哲郎さまが健康上の理由でご講演がかなわなくなりました。そのため、この日は「新ちょぼゼミ」の予定を少し変更させていただきます。ご予約をいただいておりました多くの皆様には主催者より深くお詫び申し上げます。また、筒井哲郎さまには、くれぐれもお体を大事にしていただきますように願っております。

8/25当日は、筒井哲郎さまに代わって、主催者側(私:田中一郎)から、「福島第1原発の廃炉をどうするか」も含めてのプレゼンを「福島原発事故の後始末総見直し:脱原発ロードマップ(その2)」という演題にてさせていただこうと考えています(「脱原発ロードマップ(その1)」は下記をご参照ください)。当初予定の時間も変更して、最初の1時間を予定していたものを、少し延長して、皆さまとの意見交換の時間も取って、計画変更の上、実施したいと思います。参加費は無料といたしますので、ご興味のある方はご参加ください。

なお、三密(密集、密接、密閉)防止のため、参加者人数を絞りますので、参加ご希望の方はたんぽぽ舎までご予約のお電話をお願いいたします。(当日来られた方には、筒井哲郎さま作成のレジメをお渡しいたします)

<(要予約)次第:変更後>
PM5:30 開場
PM6:00「福島原発事故の後始末総見直し:脱原発ロードマップ(その2)」(BY田中一郎)
PM7:00 休憩
PM7;35 質疑応答・意見交換
PM8:00 終了
(参加費は無料といたします)

(予約の受付窓口)
*たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

◆(予約必要)(8.25)オルタナティブな日本をめざして(第63回):「福島第1原発の廃炉をどうするか」(筒井哲郎さん:2021年8月25日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-c77831.html

(関連)(報告)(7.13)脱原発ロードマップ(再論その1)(「新ちょぼゼミ」):「脱原発」は政治(家)を変えなければ実現不可能=「脱原発」を覚悟を決めてしっかりと進められない立憲主義・立憲野党は、みなニセモノである(2021年7月13日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-955dc6.html

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html

(関連)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第23回):「これでいいのか!? 原子力損害賠償法」(福島原発事故の教訓から)(竹村英明さん)(2019年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/23-2019130-d8a3.html


2.キャンペーン
(1)東電元会長らの強制起訴事件「福島原発刑事裁判」で 東京高裁の裁判官に現場検証を求めます。 · Change.org
 https://shien-dan.org/changeorg-20210611/

(2)大阪地検- 原発不正マネーの還流を受けた関電幹部の起訴を求めます · Change.org
 https://bit.ly/3siBi0t

(3)私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい! · Change.org
 https://bit.ly/3m6dSKO

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 財務省に行政文書開示請求を行いました · Change.org
 https://bit.ly/3yJgdyN


3.(マンガ)土地規制法って、なに? なにがこわいの?
 https://drive.google.com/file/d/1WHsT5XmQhsl6_VtQ4cbDdybN2kP952Mv/view

(関連)土地規制法の廃止を求める沖縄県民有志の会 HP
 https://nototikiseihouokin.wixsite.com/my-site

(関連)土地規制法の廃止要求へ 有志の会「監視社会になる」-琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1372902.html


4.パラリンピック開幕へ連携 菅首相、橋本会長と会談(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/964497935fd2371bdc0f9f8cebcc8f6e5427e58e

◆♪どうにも止まらない♪
 https://www.youtube.com/watch?v=ipiUI2TBlnk

(関連)東京パラリンピック24日開幕 全国で聖火の“採火”始まる - 聖火リレー パラリンピック - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210812/k10013196591000.html


5.(衆議院選挙の前哨戦)横浜市長選情勢報告 
 手下の小此木八郎が落選すれば、菅義偉はレームダック化で退陣の可能性大。横浜市民の良識と常識が試されています。問題は「ハマのドン」藤木幸夫氏の煮え切らない態度を乗り越えて、横浜市民が政治的態度をきちんと示せるかどうかです。

(1)(必見必読)“ハマのドン”暴露で露呈した菅首相の求心力低下 横浜市長選「候補乱立」ウラ事情-まぐまぐニュース!
 https://bit.ly/3AJ9kOB
(2)世論調査:山中氏先行 追う小此木氏 林・松沢・田中氏続く 横浜市長選-カナロコby神奈川新聞
 https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-632860.html
(3)【菅義偉】8.22横浜市長選が菅首相にトドメを刺す! まさかの野党候補リード|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293291
(4)山中竹春氏、小此木八郎氏が横一線で競り合う 4選を目指す林文子氏が追う展開<横浜市長選>:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/124366
(5)なりふり構わぬ「全力で戦闘モード」の首相 負ければ致命傷も…横浜市長選-読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20210814-OYT1T50031/


6.衆院選289選挙区当落予測:菅首相「コロナ自爆」63議席減(『週刊朝日 2021.8.20,27』)+(メール転送)長妻さん 穀田さんに10本の要望書を読み上げ

 今度は『週刊朝日』が衆院選結果予測です。前回ご紹介した『週刊文春』の記事も再度ご紹介しておきます。自民が減って維新が増える、立憲民主党は伸び悩み、という傾向は両誌とも同じです。また、「つなぐネット」からの直近メールを私の簡単なコメント付きでご紹介いたします。

◆(別添PDFファイル)衆院選289選挙区当落予測:菅首相「コロナ自爆」63議席減(『週刊朝日 2021.8.20,27』)
 https://www.youtube.com/watch?v=73RlelDbDGo

(関連)政治の話:衆議院選直前予測(週刊文春)=自民過半数割れ、立民伸び悩み、維新3倍増 こんな結果になったら日本の政治は微塵も変わらないどころか、更にひどくなる- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-9d49b7.html

◆(下記はメール転送です)
-----Original Message-----
Sent: Wednesday, August 11, 2021 10:11 PM
Subject: 長妻さん、穀田さんに10本の要望書を読み上げ

つなぐ・つながる通信2021/8/11(転送歓迎、重複ご容赦)
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■ 8/10、立憲民主党の長妻昭議員(党副代表、立憲民主党東京都連会長)、日本共産党の穀田恵二議員(党国対委員長)と面談し、各地域から託されて10本の要望書を読み上げ、要請を行いました。長妻さんからは「市民の皆さんから政党への要請活動、支えは大変有難い」、穀田さんからは「草の根市民活動に心から敬意を表します」と挨拶されました。今後も、枝野代表及び各党への要請を続ける予定です。写真と 10本の要望書タイトルは、
https://tunagu2.jimdofree.com/

■「候補者推薦方式」をとる地域、とらない地域色々
 政党中央間での候補者調整と発表は足踏み状態です。そんな政党事情を待ってはいられないと、立憲野党候補が事実上一人のみの選挙区で、市民組織による候補者推薦方式に踏み切った地域と、検討の結果採用しなかった地域を紹介します。(1)8/9「ねりま9区みんなで選挙」は山岸氏を共同候補に(2)「めぐせ」たは、他選挙区へのデメリットも懸念し「市民組織推薦方式」は採用せず
https://tunagu2.jimdofree.com/
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 <田中一郎コメント>
 「ねりま9区みんなで選挙」が山岸氏を共同候補にすることについては、共産党や社民党、そしてできれば山本太郎「れいわ新選組」のOKを取り付けているのであれば、いいと思います(OK出てるの?)。世田谷区の判断も理解できます。問題はお隣の東京10区です。この選挙区の立憲民主党候補は、かつて衆院補選の時に御用組合「連合」と蓮舫民主民進執行部から「共産党とは同席するな」とか言われて、池袋駅前での維新以外の全野党(民主民進党や生活者ネットを含む)・市民の応援演説会をすっぽかした鈴木庸介です(結果は自民党候補にダブルスコアで敗北)。私も池袋駅前に行きましたから、よく覚えています。

(関連)山岸一生公式サイト - 立憲主党衆議院東京9区(東京都練馬区)
 https://yamagishi-issei.jp/

(関連)東京10区衆議院(小選挙区選出)議員補欠選挙 候補者別得票数(全候補)
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/uploads/h28shuugiinhosen_kaihyo_kouhoshatokuhyo.pdf

この人物が、その後、このことをどこまで反省しているかが確認されなければいけません。私の推測は「ダメだろう」という印象です。「違う!」といって、具体的な事実でもって反論していただけたら、かえってうれしい次第です。『週刊文春』の予測は自民候補優勢、『週刊朝日』は互角、というものですが、仮に鈴木庸介が当選しても、オルタナティブな政治実現のためには、この人物はほとんど何の役にも立たないだろうと私は見ています。

この東京10区には、「れいわ新選組」から渡辺照子氏が立候補を予定しています。「市民と野党の共闘」は、この渡辺氏を推薦して選挙戦を闘うべきではないかと思います。ともかく、鈴木庸介のような「政治家としてサイテー」のふるまいをした人間は市民は許さない、という態度が必要だと思います。

一方、衆院選が近づくにつれて追いつめられる自民党ですが、ここにきて「大連立論」が出てきました。さすがは自民党です。権力への執念ともいうべき「しがみつき」パワーは見上げたものがあります。この「大連立論」を(選挙区候補者調整も含めて)自民党が組織を挙げて取り組んだ場合、維新や国民民主党や都民F・小池百合子やその他の自民系無所属らをかき集め、選挙情勢を逆転させる可能性は大いにありです。もちろん菅義偉はサイナラです。そして更に、その中の右派や市場原理主義アホダラ教信者たちが寄り集まって橋本徹あたりを担ぎ出せば、日本の政局は一気に流動化して、たちまち危険な情勢が生まれてくるでしょう。

(関連)自民党に連立拡大論が浮上 衆院選後の政権の形は?~オール大連立もありか - 曽我豪|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021072900005.html?iref=opinion

(関連)亀井静香氏・山崎拓氏・藤井裕久氏が座談会「菅さんは大連立しかない」|NEWSポストセブン
 https://www.news-postseven.com/archives/20210810_1681605.html?DETAIL

さて、そうなったときに、「共産党と一緒はいやや」「あの子のとなりには行きたくない」「反対よりも提案」などなど、政治的幼稚園児のようなことを垂れまくっている立憲民主党・国民民主党の少なからぬ政治家たち、どうするのかな? 小池百合子・前原誠司に連れられて、とぼとぼと「希望という名の絶望の党」に合流していった、あの政治家としてみっともない、情けない姿をまたぞろさらけ出すのだろうか? 

いずれにせよ、オルタナティブ政治の連立政権(閣外協力を含む)を主導できない、一丸となった「市民と野党の共闘」を構築できない、権力を取るということについて執着力のない、そんな野党第一党は、いつまでたっても野党のままであり、それはそのまま時間とともに消えていくということを意味している。何故なら「いつまでたっても「せぬ」人と死んだ人とは同じこと」であり、「いつまでたっても「政権取れぬ」野党第1党は、死んだ野党と同じこと」だからだ。言い換えれば、選挙という現代のイクサに負けてばかりいる総大将(野党第1党)は有権者・国民の信頼を失っていく、ということを意味しているということだ。

(追:私の政治的立場は「改革主義的無党派主義」です。「市民と野党の共闘」を支持・応援し、自公政治に代わる「オルタナティブな政治」を実現できそうな政治家を、党派にかかわらず応援し支持しています。:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)パンとサーカスにいとも簡単に騙される、感染爆発なのに「開催してよかった」が過半数の危うい国:「五輪を止められない国はもちろん、戦争を止められない」という写真家の至言(2021年8月11日配信『日刊ゲンダイ』) - 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-26436.html

◆伊丹万作 戦争責任者の問題
 https://www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html

(一部抜粋)
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「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。
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 (再処理工場の話に行く前に2点ばかり)
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◆(再掲)(パンフ)原発耐震基準のイカサマ(伊方原発運転差止広島訴訟 2021.7)
 https://saiban.hiroshima-net.org/report/2021/pdf/20210707_ikasama.pdf

 <田中一郎コメント>
 非常によくできた、一般市民にもわかりやすく書かれた、いいパンフレットです。みなさまにも是非ご覧いただきたいと願っています。私からは「基準地震動」に関して、上記パンフに書かれていないこととして、次の3点を申し上げておきたいと思います。

①基準地震動を決める時は、過去の地震の大きさの平均値を使うのではなく、また「バラツキを考慮」することでもなく、最大地震に安全バッファ(×2倍以上)を加えたものを使うこと、

②原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、過去地震から基準地震動を想定する場合に、断層面積を基準とする「入倉式」を使っているが、この式は外国で起きた地震の実績を使っていて、かつ、断層面積の傾斜角によって「過小評価」となりやすいので、それに代えて、断層の長さを基準とする「武村式」を使うこと、武村式の地震動は日本で起きた地震を使っていることもその理由の1つ、

③熊本地震の教訓は、大きな地震が1度ならず、2度3度と連続して襲ってくることがあるということ、しかし、今の原発・核燃料サイクル施設の基準地震動は、2度以上の連続する強い揺れに襲われることを想定していない 熊本地震を経験した経験から、これは明らかに欠陥品であることは明白であり、直ちに基準地震動の見直しを全国の全原発・核燃料サイクル施設について実施すべき。

◆原発は、もう選挙の争点にならないのか。立憲は「原発ゼロ」を言わなくなった【福島から10年】 - ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/nuclear-power-election_jp_6112a7f5e4b08948dca0fe66

(関連)(メール転送です:原自連MG)立憲民主党・枝野幸男が原自連の公開質問に「やぎさん答弁」で「ゼロ回答」= 脱原発棚上げか!? 再び三度の「口先やるやる詐欺」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-1506a9.html    

(関連)(報告)(7.13)脱原発ロードマップ(再論その1)(「新ちょぼゼミ」):「脱原発」は政治(家)を変えなければ実現不可能=「脱原発」を覚悟を決めてしっかりと進められない立憲主義・立憲野党は、みなニセモノである- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-955dc6.html
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「三陸の海を放射能から守る岩手の会」(岩手県)が社民党・福島みずほ参議院議員経由で、青森県六ケ所村再処理工場の安全性審査に関する質問主意書を提出、このほどその回答が返ってきました。「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の方々は、これまでも再三にわたり、青森県六ケ所村再処理工場の危険性と、その再処理工場を運営する日本原燃のずさんな管理状態に対して警報を鳴らしてきました。しかし、これまでもそうであったように、今回もまた、多くの人々の大きな懸念をよそに、政府も原子力規制委員会も質問にはまともに答えようとはしていません。まるで大破局へ向かう愚か者が馬耳東風で定められた坂を転落して行くように、ふざけた内容の回答を出してきています。しかし、それを丁寧に見てみると、あの原子力推進の国際総本部である国際原子力機関(IAEA)ですらが注告・提言していることすら無視をして、自分たちのご都合主義に会わせながら、再処理工場の一刻も早い稼働へと猪突邁進している様子が明らかになりました。

以下、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の方々からの告発のメールをご紹介いたします。この青森県六ケ所村再処理工場は、まさに今の段階でストップをかけ、日本を破局に至らしめる大事故を引き起こす前にスクラップしてしまう必要があります。そして、既に「よせばいいのに」でやってしまった「アクティブ試験」(2006年~)の結果生まれた高レベル放射性廃液を、何としても一刻も早くガラス固化し、さしあたりの大地震・大津波の惨禍から日本列島を守らなければなりません。残された時間は、もう、そう長くはないかもしれないのです。


(下記はメール転送です)
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◆質問主意書追加質問で重要な事実が判明しました(「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)

 6月18日に福島みずほ議員に「六ケ所再処理工場アクティブ試験等に関する質問主意書」に対する答弁書が届きました。まとめは
 http://sanriku.my.coocan.jp/210618.pdf

概要は以下の通りでした。

1 質問:高レベル廃液(ガラス固化体)に含まれる各核種についてその濃度(放射能)について情報公開するべきでは。
  答弁:放射性物質の数量等を記録,保管することとされているが,公表の要否は事業者が個別に判断すべきもの
  コメント:原子力規制委員会設置法第25条(情報公開)国民の知る権利は

2 質問:アクティブ試験全体のプルトニウムとウランの回収率を公開せよ。
  答弁:商業上の秘密であり,答えを差し控えたい。
  コメント:未回収分は高レベル廃液に混入し,最終処分される。国民の知る権利は

3 質問:2012年の法改正で使用前検査条件からPuとUの回収率を除いた理由を答えよ。
  答弁:新規則は技術上の基準として安全上必要な事項を定めたため,
  コメント:未回収分はガラス固化され埋設される,安全上必要事項だ。

4 質問:ガラス固化の国の使用前検査(実廃液使用)がなく終了報告が出されたのか
  答弁:原子力安全・保安院文書を受けて実施
  コメント:文書を確認する

5 質問:A系溶融炉の厳重使用前検査を,性能の技術上基準製品回収率の検査は
  答弁:日本原燃の使用前事業者検査実施方針を確認する,回収率は求めていない。
  コメント:改正法律で行うとだけ回答

6,7 
  質問:ガラス固化体製造は廃液の閉込め率が悪く失敗では,トラブル原因について
  答弁:意味するところが不明で答えることが困難
  コメント:高レベル廃液の閉込め率が目標の約6割であること等を示したが無答。

8 質問:ガラス固化方式の英仏方式(AVM)へ変更し廃液を早期に安定化してはどうか
  答弁:事業者が判断するものと考えている。
  コメント:絶えず冷却と掃気が必要な不安定な高レベル廃液を大量に抱える,そのリスクを軽減し国民の安全安心を保障することは国の責務であろう。

※再処理工場を稼働させるため,人々へ真実を知らせず,法改悪をし面倒なところは 事業者に責任を転嫁し,なんとしても稼働させようとしています。人々の生活や環境を守ろうとする姿勢が見えない回答でした。

**************************
○追加質問とその回答 重要な事実が判明⇒質問5

上記,コメントのように質問に答えていないもの等について,追加質問(質問主意書ではなく,担当部署への質問)をしていただきました。7月30日提出,8月5日回答受領まとめは  
 http://sanriku.my.coocan.jp/210805addQ&A&C.pdf

概要は以下の通りです。

1 質問:ガラス固化体に含む核種とその放射能量を設置法の第25条により情報公開を
  回答:上記1と同内容
  コメント:原子力規制委員会設置法第25条(情報公開)国民の知る権利,を踏まえた回答なし

2 質問:アクティブ試験全体のプルトニウムとウランの回収率は、未回収分が廃液、そしてガラス固化体に固化され、最終処分される。人々の安全上重要なものだ,国民の知る権利が商業秘密よりも優先されるのではないか
  回答:上記2と同内容
  コメント:
 国民の知る権利に関する回答なし。回収率があまりに悪いため答えられない。このことは再処理の技術が失敗だったことを事実上認めていることになる。

 *事業申請ではPu,Uとも98.2%の回収率,定期報告を基に計算するとPuは約78%,Uは約91%になる,これについて日本原燃も答えず。

3 質問:性能の技術上の基準 について回収率を外した理由
  回答:上記3と同内容
  コメント:質問の仕方に工夫が必要であった。

4 質問:原子力安全・保安院文書を示してほしい
  回答:http://sanriku.my.coocan.jp/210805Q&A&Cadd.pdf
  コメント:なし

5 質問:再処理施設の災害対策上のハザードに係るIAEA基準を示してほしい
  回答:https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/Pub1265web.pdf
  コメント:
 IAEA基準では再処理工場のハザードとして「大型の液体貯蔵タンクの爆発(破裂)が起こると大規模な介入が必要な汚染が生じる」と記載していた(68ページ)。これは脅威区分「敷地外に重篤な確定的影響をもたらす放射性物質を有する施設」になる。原子力規制委員会はこの基準を隠し,高レベル廃液貯槽の重大事故として「蒸発乾固止まり」の安全審査で済ませ,合格とし脅威区分(UPZ:5km)としていたことがわかった。国民に対する犯罪的,背信行為であり絶対に許されることではない。重大事故の定義を改め,再審査すべき!

◎ 追加質問の質問5)で大変重要な事実がわかってきました。日頃不都合なことがあるとIAEAを持ち出し,金科玉条としてきた原子力行政ですが,IAEA基準で示されている再処理重大事故の定義「廃液貯槽の爆発」を隠蔽して審査してきたことが判明しました。これは我々の安全に係る重要な問題であり,国を追及し,再処理工場の安全再審査を求めていかなければなりません。同時にこれは再処理規則第一条の三(重大事故)の定義二(蒸発乾固)に係る法律の問題でもあり、並行して追及をしていく必要があります。

※ 今後の進め方等について,ご意見をお願いします。  

(追)
質問主意書は以下の参議院HPのURLに掲載されています。
質問書は福島みずほ議員から参議院議長山東昭子殿宛
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/204/syuh/s204084.htm

答弁書は 内閣総理大臣菅 義偉 から山東昭子殿へとなっています。
 https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/204/touh/t204084.htm

したがって,菅内閣からの答弁との理解でよろしいと思います。

※追加質問は福島みずほ議員から原子力規制委員会へ提出され、質問項目毎回答担当課が 質問回答のまとめの6ページに出ています。
 http://sanriku.my.coocan.jp/210805addQ&A&C.pdf

以上よろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>
 上記にある最初の質問=「高レベル廃液(ガラス固化体)に含まれる各核種についてその濃度(放射能)について情報公開しするべきでは」に対して、政府・原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の「公表の要否は事業者が個別に判断すべきもの」という答えがふざけています。「お前ら、国民をナメてんのか!?」という話です。これは福島第一原発の汚染水貯留タンクの中の放射性物質を明らかにせよ、でも同じことが言えます。

◆更田豊志・原子力規制委員長は原子力一族の出 試験官と受験者が同族で公正中立な審査ができるか  魑魅魍魎男
 http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/887.html

原子力規制委員会・規制庁は原子力「寄生」委員会・「寄生」庁です。
原子力に「寄生」して、原子力の規制はできません。

そして、この更田豊志を原子力「寄生」委員会の委員にしたのは、民主党政権(野田佳彦政権)であり、
そして、この更田豊志を原子力「寄生」委員会の委員長にしたのは自民党政権(安部晋三政権)です。
まさに、自民党と民主党、与党と野党の「なれ合い」合作です。

日本の有権者・国民の政治意識が招いた結果と言えるでしょう。私は、原発も核燃料サイクルも、何の合理性もないままに政治の力だけで動いており、従ってまた、政治を転換しなければ止まらないだろうと見ています。そして、日本の有権者・国民が今もって「政治をサボリ続けている」以上、(このまま行けば)日本はアジア太平洋戦争の敗戦で被った悲惨な事態以上の「第二の敗戦」=原発・核燃料サイクル施設の再びの過酷事故、を間もなく経験することになるだろうとも見ています。

原子力ムラ・放射線ムラとの「最終戦争」が今、展開中だということです。時間との勝負と言っていいでしょう。大地震・大津波・火山大噴火は我々の都合に合わせてはくれませんから。この「戦争」に勝てなければ、私たちが彼らに殺される、心中させられる、ということを意味しています。妥協の余地はありません。「話し合い」で解決するなら、とうの昔に解決しています。

(関連)六ヶ所再処理工場 耐震不足だが補強工事ができない汚染された機器 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/39484

(関連)JP OnePoint メッセージ「宗教者核燃裁判」について 内藤新吾牧師(日本福音ルーテル教会) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=zTWc5ygeQH0


 <「三陸の海を放射能から守る岩手の会」より>
(1)「天恵の海 第168号」:「六ケ所再処理工場 昨年8月2日落雷により主要建屋全て計測器被害 本格稼働中だと重大被害に」16.8.28
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.168.pdf
(2)「天恵の海 第169号」:「再処理工場放射性溶液貯槽等機器内水素爆発濃度到達:約7時間、沸騰到達:約15時間16.8.29
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.169.pdf
(3)「天恵の海第 194号」:審査会原燃:高レベル廃液の危険を過小評価廃液沸騰乾固まで,国:容認か。 乾固物こそ超危険だ!19.2.22
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.194.pdf
(4)「天恵の海 第204号」:高レベル廃液貯槽に臨界量を超 えるプルトニウム239が存在 六ヶ所再処理工場完成後フル運転時 20.4.30 http://sanriku.my.coocan.jp/no.204.pdf
(5)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」HP
 http://sanriku.my.coocan.jp/

 <再処理関連:その他>
(1)日本原燃の再処理工場、22年完成厳しく 工程に遅れも- 日本経済新聞
 https://s.nikkei.com/3jUyZx4
(2)六ヶ所再処理工場の操業開始などとんでもない(小山英之 美浜の会)
 http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/seminar20200603.pdf
(3)ドイツが再処理を放棄する に至った経緯と日独比較|研究・報告|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/9502/

◆原子力委員会の新政策提案を米専門家が完全否定! 再処理で増える日本のプルトニウム保有量を世界が懸念!!~6.28北東アジアにおけるプルトニウム討論会 IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425855

◆(再掲載)核燃料再処理工場のある六ヶ所村で「想定される地震はマグニチュード8クラス」! 浜岡原発も危険すぎる!! ~岩上安身によるインタビュー 第889回 ゲスト 変動地形学研究者・渡辺満久東洋大教授 IWJ Independent Web Jou
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427608
草々 

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