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2021年8月16日 (月)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(127):放射線被曝の危険性と健康被害をゴマカスのはヤメロ! 原爆投下の時代から続く放射能・被ばくの危険性過小評価・歪曲と被害者踏みつぶし

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.11)オルタナティブな日本をめざして(第64回):「井戸川裁判(福島被ばく訴訟)は何を問うているのか」(古川元晴弁護士・井戸川克隆元双葉町長)(「新ちょぼゼミ」 2021年9月11日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-c6d6f8.html

(この日は事務連絡を除いて主催者側からのプレゼンはありません)(開始時間がいつもと違って午後1時開場、午後1時30分スタートです、ご注意ください)


2.イベント情報
(1)(8.20)「原発いらない金曜行動」(官邸前)
 https://bit.ly/3yQRWXG

(2)(別添PDFファイル)(8.20)入隊したらさあ大変・自衛隊 練馬パネル展チラシ(直前宣伝用)
ダウンロード - efbc88efbc98efbc8eefbc92efbc90efbc89e585a5e99a8ae38197e3819fe38289e38195e38182e5a4a7e5a489e383bbe887aae8a19be99a8a20e7b7b4e9a6ace38391e3838de383abe5b195e38381e383a9e382b728e79bb4e5898de5aea3e4bc9de794a8efbc89.pdf

(3)(予約必要)(9.16)アーサー・ビナードさん講演「「平和」の中の「姿なき武器」」
 日時:2021年9月16日(木曜)13:00開場  話13:30~16:30
 会場:東京学院3階 101-0061 千代田区神田三崎町3-6-15
 参加:予約制 800円 (120名定員の会場を今回は70名で締め切り)
 予約:電話 03-3238-9035  FAX 03- 3238-0797 Email: nonukes@tanpoposya.net    
 主催:たんぽぽ舎 101-0061千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1階


3.(メール転送です)越前谷由樹後援会へのカンパ(核ゴミ 寿都町長選挙へ向けて)
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皆さまへ
寿都町長選挙で、核ゴミの最終処分場受け入れに反対する候補、越前谷由樹さんの後援会への寄付のお願いです。メールを転送致します。

以下 よろしくお願い致します。

(下記はメール転送です)
--- Forwarded Message ---
カンパ=政治資金献金になります。十分ご注意をお願い致します。
銀行口座です。

寄付は、匿名は全て供託されますので、寄付としてお受けできません。
団体、外国籍の方もできません。
複数人の方々の一括ご送金も、下記の要項が必要です。

《住所、氏名、職業、連絡先=電話番号》をお知らせいただいて領収証を発行します。
(職業は無職も可)

★北海道信用金庫・寿都支店
*店番=106
*普通預金
*口座番号=4201793
*口座名=えちぜんや由樹後援会

★北海道銀行・寿都支店
*店番=304
*普通預金
*口座番号=0482003
*口座名=えちぜんや由樹後援会
以上

※ご確認は=090ー7056ー3018(槌谷和幸・越前谷由樹後援会副会長)
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(関連)核ごみ反対町議出馬へ 寿都町長選 現職と選挙戦:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/547539
(関連)核ごみ誘致の賛否問う 20年ぶり寿都町長選、盟友対決へ- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC287QM0Y1A620C2000000/

(関連)「越前谷由樹」のニュース一覧- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/persons/%E8%B6%8A%E5%89%8D%E8%B0%B7%E7%94%B1%E6%A8%B9
(関連)「片岡春雄」のニュース一覧- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/persons/%E7%89%87%E5%B2%A1%E6%98%A5%E9%9B%84


4.新刊書
(1)九電本店前に脱原発テントを張って10 年目(青柳行信、音成龍司、栗山次郎:柘植書房新社 2021.7)
 https://drive.google.com/file/d/1-SCQV5L9c62u3vFCCGeMN0FFMV5gLcSV/view

(2)医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン-内海聡/著(ユサブル)
 https://bit.ly/3m59sUs

(3)遺伝子のスイッチ 何気ないその行動があなたの遺伝子の働きを変える-生田哲著(東洋経済新報社)
 https://bit.ly/3CIS4L4

((3)の生田哲氏の著書は、いわゆる「エピジェネティクス(エピゲノム)」についての本です。「新型コロナ」やコロナワクチンについて、しっかりと理解するには、免疫に関する基礎知識と、この「エピジェネティクス(エピゲノム)」に関する基礎知識が求められます。放射線ムラのドアホ学者のように、今から数十年も前の遺伝子に関する「セントラルドグマ」にしがみついているだけでは、生命現象の理解はできません。:田中一郎)


5.こんなオリンピックなど、金輪際いらんワ
 巷では「アスリートへの誹謗中傷がひどい、やめろ」などという声が高まっているらしい。そしてまたぞろ、お気楽「リベラル」がこれに加担している様子もうかがえる。しかし、私が以前から申し上げているように、アスリートも所詮は我々と変わらぬただの「ヒト」、そして今回の東京オリンピックは、当事者であるアスリートたちが声を併せて「参加しない」といえば中止になった大会だった。それを言わずに、「新型コロナ」に感染したら優先して医者に診てもらえるという「上級国民」意識を植え付けられ、私たちは特別よ、という五輪貴族意識も併せ持ち、「ただ練習に励むだけです」などとカマトトぶってインタビューには答え、オリンピック開催までの政府・東京都、IOC・JOCや組織委らのデタラメ三昧やアンフェアについては目をつむり、やめてほしいという医療・介護の関係者の悲痛な叫びも耳に入らず、体育会系に典型的にみられるような「”上からの指示”には盲従」を繰り返していたのが、今回のオリンピック参加のアスリートたちではなかったのか? 今現在の「新型コロナ」感染の拡大や、ただでさえ大変な医療現場の崩壊も予想できたハズである。だったら批判されて当然ではないか。アスリートを偶像崇拝するかの如くに「祭り上げる」のはやめることだ。医療を受けられぬままになくなる人が後をたたない事態の責任の一端はアスリートたちにも当然ある。

(1)“1か月で18倍超” 自宅療養者急増に現場は悲鳴:テレ朝NEWS MSN
 https://bit.ly/3iQwFIc
(2)【小池百合子】これは人災だ! 小池知事の失政が都民を「医療難民」化させている|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293316
(3)【辞職発表】《決定的証拠入手》“オリパラ事務局のドン”平田竹男内閣官房参与がRIZAPで450万円超の“ゴチゴルフレッスン”(文春オンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9543e3be0073a96fec96587c27c1b9ba14b921c6
(4)【新型コロナウイルス】ペルーで流行「ラムダ株」恐怖の感染力…日本に五輪関係者が持ち込んでいた事実を政府ヒタ隠し|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293341
(5)ラムダ株感染の女性は「五輪関係者」 なぜ公表遅れたのか 厚労省は隠蔽否定するも現場に警戒感(AERA dot.)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/db148ab60eb6d7c35a68294af6b7a1338d555040
(6)小池都知事「帰省はあきらめて」に都民ブチ切れ! 「五輪あきらめてって意見、聞いてくれた?」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a79862e582af47484d88b6edf9dae3cd302b83d9
(7)東京五輪は“恥さらし”? 上野千鶴子「『古い男たちの五輪』はもういらない」AERA dot.
 https://dot.asahi.com/wa/2021032300033.html?page=2
(8)復興五輪なんて嘘「今も苦しむ被災者」悲痛な本音- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/448010

◆「平和の祭典」に住み家を追われた足元の人々 求められる福祉とは - 毎日新聞
 https://bit.ly/3CSMVjC

(オリンピックが終わってから、かような報道をしている。しかも、そのオリンピックの推進のためにスポンサーになっていたのが、毎日新聞他の大手新聞社である。これ見よ、と言わんばかりの「偽善」報道ではないか!? 毎日「忖度腰抜」新聞の免罪報道にでもしたいのかな? :田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2e2a794cec6f7d6e79551976d08d68f09dc0a0f6


6.こんな公明党・創価学会など、いらんワ
 この政党についていえば、下記の問題だけではない。およそ立党の精神を忘却して、この生臭坊主団体は、いったいぜんたい何をしとるのでしょうね!? 「平和と福祉の党」・・・・・・だって? どこが!? 自民党のケツナメ政党で甘い汁だけは吸いたい、そんな腐った「アホダラ教」政党に成り下がっとるじゃないの!

(1)【遠山清彦】公明・遠山清彦氏に数百万円の謝礼か? 公庫不正融資事件で賃金業法違反「共犯」の疑い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293288
(2)公明前議員側に数百万円か 公庫融資、仲介依頼の業者:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15008929.html?ref=mor_mail_newspaper


7.こんな菅義偉スカ政権など、もっといらんワ
 来る衆議院選挙で「自民・公明・維新」以外の政党に投票をして、この日本の政治にわいた「ゴミムシ」たちを駆除いたしましょう。有権者・国民の命と健康を守りもしないで、やれオリンピックだ、やれパラリンピックだ、やれGO TO キャンペーンだ、やれカジノだ、やれ万博だ、やれ原発活用だ、やれ汚染水は海に捨てろ、などと言っている。西日本では「新型コロナ」感染に加えて大水害が再発しているというのに、である。みなさまが、この「政治ゴミムシ」たちの「必殺駆除人」です。選挙投票に行かれる時は下記の曲をお聞きになり、うまくいったら、また、下記の2つ目の曲もお聞きください。

(曲1)https://www.youtube.com/watch?v=HtGi2BKIf2o
(曲2)https://www.youtube.com/watch?v=A26lBv6TQv4&list=RDHtGi2BKIf2o&index=30

◆『パンケーキを毒見する』特別映像 2021年7月30日(金)公開 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=NXmqhe5VKx4

(1)意外にも菅氏の敵はパンケーキ? 古賀茂明〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe20c643b5bae77ae656af59333a58dd815afda
(2)「感染メルトダウン」状態でも自助を求めるカオス 反与党票が雪崩の恐れ AERA dot.
 https://dot.asahi.com/aera/2021081100006.html?page=1
(3)【菅義偉】菅首相は夢想に逃げるな コロナも開催費も膨らんだ東京五輪の検証はこれから|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293255
(4)【菅義偉】日本および日本人をバカにし歴史を冒涜するアベスガの非人道性を問え|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293292
(5)「菅首相、ちょっと大丈夫か」共産・小池氏、ユーチューブ番組で - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210812/k00/00m/010/138000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20210813
(6)このポンコツではもうダメだ ついに医療総動員体制 さながら戦時下(日刊ゲンダイ)赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/511.html
(7)感染爆発でも恐るべき鉄面皮 これだけ人がバタバタ死んでも辞めないのか(日刊ゲンダイ)赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/494.html
(8)首相の発信「ミスリード」パラ開催は「無理」東京都医師会・尾崎治夫会長 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/124042

◆内閣支持、横ばい29% コロナ対応「評価せず」半数超 時事世論調査(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fc74e069d41c840e210c8526686429e09bdd1daf
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「「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(127):放射線被曝の危険性と健康被害をゴマカスのはヤメロ! 原爆投下の時代から続く放射能・被ばくの危険性過小評価・歪曲と被害者踏みつぶし」をお送りいたします。また併せて、昨今の原発関連情報についても若干の情報をお送りいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)(チラシ)福島原発の事故汚染水を海に捨てるな!(トリチウムの危険性を甘く見てはいけない)(田中一郎 2021.5.12)
(2)原発処理水 風評対策で基金、政府 放出前の来年度までに創設、水産物買い取りで支援(日経 2021.8.12)
(3)群馬弁護団ニュース NO.45(2021年8月)
(4)(8.4)「飯館村原発被害者訴訟」損害賠償請求事件 第1回口頭弁論(2021年8月4日)
(5)臨床現場からかけ離れた「過剰診断」「検査縮小」論(白石草『週刊金曜日 2021.3.26』)
(6)小児甲状腺がん当事者座談会「原発事故以外の原因があるなら教えて」、再発、転移、成長の速さ・・・(『週刊金曜日 2021.3.26』)
(7)類似するコロナ禍、原発事故「安心安全」で騙し「自己責任」(吉田千亜 東京 2021.8.11夕刊)
(8)原子力防災情報:第21回「運用上の介入レベル(OIL)について」(日本原子力研究開発機構 2015年1月)
(9)鬼の規制委 真意は?「東電=悪」印象づけ? 隠蔽の疑いかわす狙いか(東京 2021.8.10)


1.「原爆初動調査 隠された真実」 - NHKスペシャル - NHK
 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/QP8G3PR83P/

◆NHKスペシャル「原爆初動調査 隠された真実」part1&2 0310 202108092200 00 - 動画 Dailymotion
(1)https://www.dailymotion.com/video/x839zbt
(2)https://www.dailymotion.com/video/x83fpq1

◆(下記はメール転送です:軍学共同反対連絡会事務局)
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皆様
9月9日にNHKスペシャルとして放映された「原爆初動調査の全貌」をご覧になった方も多いと思います。45年9月以降、米軍は広島と長崎で「原爆の被害と効果」を測る大規模調査を行い、科学者は被爆地に残る残留放射線の「人体への影響」を指摘していましたが、米軍は今に至るまで隠蔽しています。それに対し、NHKが調査に当たった科学者の子孫を探し出し、自宅にあった秘密のデータを発見し、それをもとに事実に迫っていくという優れた報道番組です。

黒い雨勝訴の今、政府に全面的な被爆者救済を迫る上で、また福島の内部被曝問題にも光を当てる上で、本当にタイムリーな番組です。また軍事と科学の関係、科学者の生き方についても考えさせられる番組です。まだご覧になっていない方はぜひおすすめします。以下、私のメモからいくつか記しておきます。

*爆心から3㎞の長崎・西山地区で米軍が投下直後に被曝線量を調査したデータを発掘。それを今中哲二氏に見ていただき、原爆投下1時間後に、西山地区で、放射線は1時間あたり97ミリシーベルトをこえていた可能性があることを導き出した。

*オッペンハイマーは、「広島・長崎では、残留放射線は発生しない」と言明。原爆は地上600mという高い地点で爆発したため、放射性物質は成層圏まで到達。地上に落ちてくるのは、極めて少量になるからという理屈。

*米軍グローブス少将はそれを公式見解とする一方で、西山地区の住民対象の調査を継続。「西山地区に残る放射性物質の堆積物には、人がさらされ続けると危険を伴う可能性がある。原爆の直接の影響を受けていない西山地区の住民は、残留放射線の影響を観察するのに理想的な集団である」という理由で。まさに人体実験。

*マンハッタン計画に参加し、その後、広島で調査を行った放射線専門のノーラン医師の孫、ノーラン教授の言葉。「祖父は『想像を絶する惨状以外の何ものでもなかった』と答え、それ以上何も話さなかった。祖父は生涯、深い苦悩にさいなまれていました。祖父たち科学者も『共犯者』になっていたのです。祖父は戦後核実験が行われたという記事を読むたび、『あいつらは核の恐ろしさを分かっていない』と嘆いていた」

◆なおNHKがこのシナリオをすべて下記で公開しています。映像とあわせてご覧ください。
(上)https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pGrz5p1yMG/
(下)https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pbWlL6vl7n/

 別件ですが、核兵器禁止条約 締約国会議について、会議の議長を務める予定のオーストリア外務省のクメント氏は10日付けの文書で、会議を来年3月22日から24日の日程に延期することを明らかにしたとNHKが報じました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の結果NPT=核拡散防止条約の再検討会議が来年1月開催に向けて調整されていて、同時期の開催を避けるため日程を見直したとみられます。国連やNGOなどは核軍縮に向けた機運を高めるために、できるだけ多くの国の参加を呼びかけています。日本政府にオブザーバー参加させたいものです。
--

軍学共同反対連絡会ホームページ http://no-military-research.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>
 今から75年ほど前の原爆投下後の初期被ばく調査について、新たな発見に基づいた調査報道です。必見だと思います。放射能の危険性や被ばくの健康被害の実態が「政治」によって徹底的に隠蔽された様子が伝わってきます。「原爆の直接の影響を受けていない(長崎県)西山地区の住民は、残留放射能の影響を観察するのに理想的な集団である」と、極秘文書には書かれてあったそうです。「調査・検査はすれども治療せず」=まるで原爆被爆者をモルモットのように扱った「原爆傷害調査委員会(ABCC)」や、その後身の「放射線影響研究所(RERF)」と同じ「思想」が貫かれていたようです。今般の「黒い雨」裁判原告の方々を含め、被害にあわれた人たちや、救済の手を差し伸べられることもなく亡くなっていった数えきれないくらいの方々のことを思うと、その無念ははかりしれません。また、その後、アメリカの元調査団(原爆放射能影響調査)だったある医師は、アメリカなどが原水爆実験を繰り返すニュースを聞いて「あいつらは原爆の本当の恐ろしさをわかっていない」とつぶやいたといいます。

しかし、です。それから70年以上もの歳月がたっているのに、このヒロシマ・ナガサキでのことと同じことが、今度はフクシマで行われています。この放送を見ていて、両者のあまりに似た展開にぞっとする思いがいたしました。21世紀は科学が政治によって支配される時代=言い換えれば、科学が支配権力や巨大資本に包摂される時代であるということを、この核・放射能・放射線被曝をめぐる世界で最も典型的に現れているように思われます。この放送は、できる限りたくさんの方々に見ていただきたい番組です。

(関連)降雨域外で「黒い雨に遭った」4人が新証言 爆心地西側30キロで - 毎日新聞
 https://bit.ly/3g8EVBv


2.福島県の漁業の復興と汚染水処理問題(2021年5月30日)
 https://bit.ly/3xOluDV

 <田中一郎コメント>
 パネラー3人のうち、生物学者の河田昌東(かわた まさはる)氏の発言にご注目下さい。私が特にみなさまにテイクノートしておいていただきたいのは次の3点です。(1)トリチウムは有機結合型トリチウム(OBT)がとりわけ危険だが、政府も御用学者もこの点をゴマカシ隠蔽している、(2)福島第一原発の汚染水タンクの中では細菌が繁殖(硫酸還元菌)し有機炭素化合物を含んでいる。これが食物連鎖を通じて人間社会にフィードバックする可能性あり、(3)トリチウムは重さや融点の違いなどに着目して技術的に分離除去可能であり、既にさまざまな提案がなされている。また、今後も更なる進んだローコストの開発が期待できる。しかし、政府はこれを一切無視して海洋投棄一直線という態度を変えていない、(4)「(汚染水)処理について地元の人たちに求めるべきではないと思います。これはあくまで東電と国が具体的な対処について取り組むべきであって、この⒑年間、何もしてこなかったことが問題」。河田昌東氏の発言部分を下記に一部抜粋しておきます。

また、福島第一原発の汚染水処理問題については、まずもって汚染水タンクの中身が「トリチウム水」などではなく、さまざまな放射性物質が除き切れないで残存しているのであり、まずもって物事を考える前提として、福島第一原発敷地内にある全汚染水タンク群の中にある全ての放射性物質の種類とその量が明らかにされるべきであるというご意見が、私のブログに寄せられました。下記サイトの下の方にその書き込みがありますので、是非ご一読下されば幸いと思います。

◆政治の話:衆議院選直前予測(週刊文春)=自民過半数割れ、立民伸び悩み、維新3倍増 こんな結果になったら日本の政治は微塵も変わらないどころか、更にひどくなる- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-9d49b7.html

◆河田昌東氏より(一部抜粋)
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(中略)例としてウラン濃縮の方法があげられます。天然ウランは燃えるU235が0.7%、燃えないU138が99.3%ですが、これを分離して原爆ではU235を100%、原発燃料ではU235が5%、U238が95%です。天然ウランからこの分離を行うためには、金属ウランをガス化し、遠心分離で精製して実際にこうし分離精製を行っているわけです。もちろん膨大なお金がかかっています。ではトリチウム水はどうなのか。

軽水(H2O)は質量18.02、密度1.0g/ml、沸点99.97、融点0、トリチウム水(T2O)は質量22.03、密度1.21g/ml、沸点101.5、融点4.48で、質量は2割以上違います。融点も違います。これらの物理的性質の違いを利用すれば分離可能だと思います。

例えば、トリチウム汚染水 120 万トン、860兆Bgを純度100%に濃縮すれば、その量はHOTで 15.9、TOTで8.8となります。超微量で長期間の安全管理は可能です。分離する技術をいろいろな研究者が開発しています。いくつかを紹介します

その 1 つとして、GEと日立の合弁会社 Hitachi Nuclear Enerugy Canada Inc.という会社が福島のトリチウム水の処理について提案書を出しています。106Bq/l の汚染水を100倍濃縮して残りを100分の1に減らす、このようなことを繰り返すことで 1日500トン処理するシステムを提案しています。実際カナダのダーリントン原発で経験済みで、濃縮したトリチウム水はステンレス缶に入れてコンクリート槽で保管しているそうです。

その 2 として、融点の違いを利用した技術で円錐形上の漏斗を 0に冷やし、トリチウム水を流すと、トリチウム水(融点 4.48)が凍って吸着され、軽水は流れ落ちる。これを繰り返す方法です。これはアメリカ、日本の特許を取っています。

その 3 として、トリチウムイオンの吸着効果を利用した分離で、元京都大学の古屋仲らの研究ですが、酸化マンガンの特殊な結晶を使うと電気分解したトリチウムイオンが吸着する性質を利用します。100 万Bq/l の汚染水から結晶1gで、20万Bq/l を30分で分離できたということで1日1000トンの汚染水処理装置も考えているようです。特許も取っています。これを提案したそうですが東電も政府も全く無視したようです。

その4として、近畿大学と東洋アルミニウムが開発した装置で多孔質フィルターへの吸着効果を利用した分離方法です。アルミニウム粉末焼結多孔質フィルターがトリチウム水を吸着する性質を利用(軽水は吸着しない)し、トリチウム水の蒸気をフィルターに通すと軽水は通過、トリチウム水だけが残る(ほぼ100%吸着)。これもカナダの特許を取っています。

その5として、キュリオンという会社がトリチウムと水素の質量の違いで分離する方法を開発しています。汚染水を電気分解し、ガス化して反応塔を通すとトリチウムガスは少量の水に溶け、水素と酸素はガスとして放出され、分離できる。これは400トン/日の処理可能で建設費は795億円という提案でした。2015年アメリカのエネルギー省に出した提案です。

そのほかにもいろいろあります。電気分解と同位元素交換法の組み合わせ(2014年ロシア スアトム社)、イオン交換樹脂を使った処理技術(2016年東工大)、シリカゲル樹脂を使った処理技術(2004年 九大)、電気泳動を利用した処理技術(1980年アメリカ オークリッジ国立研究所)などがあります。汚染水120万トン、860兆Bq を純度100%にすれば HOT 15.9g,TOT 8.8g となり濃縮、保管が現実的に可能であると考えます。

問題は濃縮に膨大なお金がかかるということで現実的でないと言っているに過ぎないと思います。ですから私の考えとしては、トリチウム汚染水の処理について、まず個々のタンクについて OBT その他の成分とそれに基づく具体的な処理技術の検討と開発が必要であると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)福島原発の事故汚染水を海に捨てるな!(トリチウムの危険性を甘く見てはいけない)(田中一郎 2021.5.12)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae381aee4ba8be69585e6b19ae69f93e6b0b4e38292e6b5b7e381abe68da8e381a6e3828be381aaefbc81efbc88e794b0e4b8ade4b880e9838e205.12efbc89.pdf

(関連)福島「処理水」の海洋放出、濃度の測定は「不要」…規制委員長 - 科学・IT - ニュース - 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20210616-OYT1T50269/
(関連)福島第1原発の処理水 トリチウム濃度測定の結果判明前に海洋放出 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20210611/k00/00m/040/234000c

(関連)原発処理水 風評対策で基金、政府 放出前の来年度までに創設、水産物買い取りで支援(日経 2021.8.12)
 https://s.nikkei.com/3mcqhgt
(関連)東京電力、ALPSによる処理水で海洋生物の飼育試験実施へ - SankeiBiz(サンケイビズ)
 https://www.sankeibiz.jp/business/news/210730/cpc2107300545002-n1.htm


3.福島原発事故 損害賠償訴訟
(1)(別添PDFファイル)群馬弁護団ニュース NO.45(2021年8月)
ダウンロード - e7bea4e9a6ace5bc81e8adb7e59ba3e3838be383a5e383bce382b920no.45efbc882021e5b9b48e69c88efbc89.pdf

 最高裁へ上告する場合の法的な諸問題について解説がなされています。ご覧になってみてください。私は、①依然として(津波)「予見義務」ではなくて「予見可能性」、(津波被害)「回避義務」ではなくて「回避可能性」を争点としていること、②賠償金額のあまりの低額の不当性についてのアピールが弱いこと(被害実態と合致しない、一般の交通事故でも賠償金額はもっと大きな金額)、などが気になります。最高裁では、原発事故被害者の完全救済へ向けて、弁護団には全力を傾けていただきたいと思います。

(関連)福島原発事故損害賠償「群馬」訴訟で国や東電の事故責任を免罪:東電3幹部に対する刑事裁判の無罪判決(永渕健一裁判長)と並ぶ、到底許すことのできない極悪判決を下した東京高裁(足立哲裁判長)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-595a42.html

(2)(別添PDFファイル)(8.4)「飯館村原発被害者訴訟」損害賠償請求事件 第1回口頭弁論(2021年8月4日)
ダウンロード - efbc88efbc98efbc8eefbc94efbc89e3808ce9a3afe9a4a8e69d91e58e9fe799bae8a2abe5aeb3e88085e8a8b4e8a89fe3808de6908de5aeb3e8b3a0e5849fe8ab8be6b182e4ba8be4bbb620e7acacefbc91e59b9ee58fa3e9a0ade5bc81e8ab96.pdf

 この裁判は、飯館村村民の1/3近くが訴えていた福島原発事故ADRの和解案を東京電力が拒否したことに伴う提訴です。このことだけをもってしても、その裁判の判決は、東京電力に対して原告が望む金額の賠償・補償をさせるべきであるというのが「常識的判断」「国民的良識」なのです。そして被告・東京電力の側は、その判決の責任を取り、会長・社長以下、責任者全員が辞任をすべきなのです。それが「社会的正義」というものであり、また、福島第一原発事故のような悲惨な原発・核施設過酷事故を防ぐ最も有効な処方箋であるとも言えるでしょう。

(関連)【「謝れ!償え!かえせふるさと飯舘村」損害賠償請求訴訟】村民29人が東京地裁に提訴 「原発事故で初期被曝強いられ、ふるさと奪われた」
 https://bit.ly/37QVCfW

(関連)飯舘村元住民 国と東電提訴「避難指示遅れ被ばく」福島原発事故・東京地裁:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030501053&g=soc


4.証人尋問申請も実地検証も全て「却下」-田村バイオマス訴訟第10回法廷 - ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?p=6184

(関連)(報告)(6.7)オルタナティブな日本をめざして(第60回)「福島原発事故から10年:放射能汚染の実態とその諸問題」(青木一政さん・中村順さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-dc2b22.html

(かつて、児玉龍彦(東京大学先端科学技術研究センター名誉教授)と金子勝立教大学教授(当時は慶応大学教授)は、福島原発事故に伴って大量に発生した放射能汚染ゴミをバイオマス発電に使えばいい、との提言を繰り返していた。燃やした結果出てくる「煙」に含まれる放射性物質は、性能のいいフィルターで取り除けるから心配はいらない、そのような説明だったと思う。しからば、上記のような事態についても、その提言に従って、きちんと対応し始末をつけていただきたいものです。私はその当時から、放射能で汚染したごみを燃やすことには強く反対をしてきて、同氏からは「日和見」であると批判されていました。:田中一郎)


5.(再掲)忘れられた小児甲状腺がん患者たち~声を上げられない当事者にどう寄り添い、可視化するのか~
 https://socialjustice.jp/p/report20201003/

(少し前の対談の記録です。少し長いですが、是非、最後までご覧ください。「過剰診断」「過剰診療」などと言っている人たちのおかしさが浮かび上がります。また、私はこのサイトの中に出てくる下記を「大問題」だと見ています。これも表出しして、うやむやにさせない取組が必要かと思われます。:田中一郎)

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)その「原発事故とは関係ない」というのは、政策として決まっているからということでしょうか。行政の方針ということで上から指示されているのでしょうか。

普通、がんになった時に「これが原因ですよ」とは、肺がんの小細胞がんだったりすると煙草が原因ですよと言えるかもしれませんが、たいていの場合には何が原因かは言えないので、手術前後に原因について言及すること自体がおかしい、押しつけがましいと思います。

口止め的に敢えて「原発事故とは関係ない」と言っているのだと思います。みんな疑っているわけです。気にしていない方もいらっしゃるかと思いますが、これは被曝の影響なのではないかと思っている方が比較的多い中で、敢えてそういうことを言うのは、口封じだと思っています。

「これは原発事故の影響ではないですよ」と言うことが上から決まっているかは別にしても、患者に「あなたはもう他の人にもう言うなよ。そういうことを吹聴するなよ」と口封じの一つかなと思えます。

実は、このあいだ判決の出ました黒い雨。黒い雨の原告の方何人かに、広島で数年前にお話を伺いびっくりしました。黒い雨の地域としてまだ認められていない地域で、原爆投下からだいぶたって1949年位ですが、地域の自治会で「ここは黒い雨が降ったと言うと、差別されるから言うなよ」というようなお触れが回っていた。役場からそういうふうに言われたと。黒い雨の原告さんたちは当時まだ中学生になるかならないかの小さい年代でしたが、みなさん覚えていて、「あの時に役場の上の人たちがそう言っていたよね」という話が初めて出てきたのです。

いま福島で被曝があったとか言うだけで風評被害だと言われるではないですか。黒い雨の原告の方の話は、これと同じだと思います。被害はあったのですよ。しかも原爆も原発も自然災害ではない人為的なものですが、それに対して敢えて言うと、「おまえ、それは言うな」という圧力がすごくあります。

これは、たくさんのお金を電通などに支払って、何十億・何百億もかけて「安全だ」というキャンペーンをして、その中で「甲状腺がん」はNGワードNo.1として認定されているのです。「甲状腺がん」という言葉が新聞やテレビに出るとみんなが不安になるので、そういう言葉がなるべく新聞やテレビに踊らないようにコントロール、封印がなされているのです。こういうことが広告代理店を中心に福島県内で実施されているという文脈があっての、患者さんが置かれている立場があります。

患者さん一人ひとりのメンタルが弱いとかではなくて、政策的・国策的な構造で、完全にプレッシャーを受けるところに患者さんは置かれているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)(別添PDFファイル)臨床現場からかけ離れた「過剰診断」「検査縮小」論(白石草『週刊金曜日 2021.3.26』)
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(関連)(別添PDFファイル)小児甲状腺がん当事者座談会「原発事故以外の原因があるなら教えて」、再発、転移、成長の速さ・・・(『週刊金曜日 2021.3.26』)
 http://www.labornetjp.org/news/2021/1616712071541staff01

(関連)「面倒くさいからいいや」原発事故10年、25歳の甲状腺検査は受診率1割未満(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/116b0e18bf49e5cb2bb930032b8d485a59d1458f

◆(新刊書)原発事故がもたらした福島甲状腺がん 福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会(著-文) - 原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会 - 版元ドットコム
 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784863770638

(関連)NPO法人3・11甲状腺がん子ども基金 〜子どもたちの未来のために。〜
 https://www.311kikin.org/
(関連)甲状腺がん支援グループ・あじさいの会 - 甲状腺がん支援グループ・あじさいの会
 https://www.ajisainokai.net/
(関連)原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会
 http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/

◆直近「福島県民健康調査検討委員会」(第42回 2021.7.26)結果の概要と、「放射線ムラ」ずっこけグループを集めた福島原発事故被ばく被害の似非科学「過剰診断・過剰診療」セミナーを嗤う- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-1cc95e.html

◆(必読)福島県の甲状腺検査についてのファクトシート(2021年4月アップデート版)(平沼百合:岩波書店月刊誌『科学 2021.6』)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-524c6a.html


6.【原子力資料情報室声明】放射性廃棄物再利用ベンチの高校等への設置に抗議する - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/39163


7.(別添PDFファイル)類似するコロナ禍、原発事故「安心安全」で騙し「自己責任」(吉田千亜 東京 2021.8.11夕刊)
ダウンロード - e9a19ee4bcbce38199e3828be382b3e383ade3838ae7a68de38081e58e9fe799bae4ba8be69585e3808ce5ae89e5bf83e5ae89e585a8e3808de381a7e9a899e38197e3808ce887aae5b7b1e8b2ace4bbbbe3808defbc88e59089e794b0e58d83e4ba9c20e69db1e4baac8.11e5a495efbc89.pdf


8.原子力防災:OIL、GIL、GAL
 下記は他のMLでの情報交換で得られたものです。

(1)(下記はメール転送です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
介入レベルには二つあるようです
 GIL : Generic Intervention Levels 包括的介入レベル (IAEA文書のもの)
 OIL :Operational Intervention Level 運用上の介入レベル

  OILについては以下がJAEAのHPにありました。
  https://www.jaea.go.jp/04/shien/research/EP021.html

(関連)(別添PDFファイル)原子力防災情報:第21回「運用上の介入レベル(OIL)について」(日本原子力研究開発機構 2015年1月)
ダウンロード - e58e9fe5ad90e58a9be998b2e781bde68385e5a0b1efbc9ae7acac21e59b9ee9818be794a8e4b88ae381aee4bb8be585a5e383ace38399e383abefbc88oilefbc89e381abe381a4e38184e381a6efbc88e58e9fe7a09415e5b9b41e69c88efbc89.pdf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)原子力防災情報
 https://www.jaea.go.jp/04/shien/research2_j.html

(2)(メール転送です)「GIL」は初耳なので、ちょっと検索してみたら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆環境放射線モニタリング国際動向調査 報告書(日本エヌ・ユー・エス株式会社2014年3月)
 https://www.nsr.go.jp/data/000165453.pdf

(一部抜粋)P16
なお、1997 年刊行の TECDOC-953 では、上記の包括的判断基準に相当する概念を、包 括的介入レベル(GIL:Generic Intervention Levels)と包括的対策レベル(GAL:Generic Action Levels)の 2 種類に区分している。なお、GIL や GAL は(被ばく線量もしくは その予測値に基づいて設定されるものであり)緊急時に直ぐに測定可能なものではないた め、緊急時の迅速な判断のための基準として、計測可能な値に基づき設定される OIL を用 いるという考え方は、GSG-2 でも踏襲されている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <田中一郎コメント>
「OIL」という言葉は福島原発事故まもなくして、原子力防災や避難計画をめぐる規制当局の説明の中で出てきて知っていましたが、「GIL」という言葉は初耳なので、ネット検索をしてみたら上記がヒットしました。(「OIL」の説明を初めて聞いたとき、それが定める放射線被曝量の大きさに驚いたことを記憶します。こんなに被ばくをしないと避難も対応もしないのか、そんなことでいいのか、そう思いました)

私の印象は、いずれにしろ、放射線被曝の危険性をごまかして、放射能事故の時も地域住民らの行動が「高コスト負担」につながらないようにすることを至上目的にして(従ってまた地域住民の命と健康のことなどは二の次)、こねくり回した屁理屈、くらいのものだろうというものです。

バカバカしいので上記の212ページの報告書なんぞは読む気がいたしません。しかし、こんなものを日本政府は税金を使って民間会社に調べさせているということのようですが、まったくもって税金の無駄遣いです。何が、GIL と GAL だ! ともに国際原子力機関(IAEA)の文書の中に出てくるそうですが、そもそも国際原子力機関(IAEA)は原子力推進のための組織です。そんなところが放射線防護のルールを定めること自体が利益相反であり、間違っています。


9.(別添PDFファイル)鬼の規制委 真意は?「東電=悪」印象づけ? 隠蔽の疑いかわす狙いか(東京 2021.8.10)

(関連)「知識がないのか、なめているのか」と規制委員長 東電柏崎刈羽原発でずさんテロ対策次々と発覚 早期再稼働は不可能に:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/91898

(関連)「情報共有うまくいっていない印象」規制委が東電社長を聴取 柏崎刈羽原発のテロ対策不備で立ち入り検査:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/116447

(福島原発事故を引き起こして事実上、倒産した会社に柏崎刈羽原発の再稼働のOKを出したことにより、この原子力規制委員会は原子力「寄生」委員会となった。そのあとも、東京電力の事実上の子会社=日本原電に対して東海第二原発の再稼働にもOKを出している。原子力・原発の規制当局として、あるまじきふるまいをして「自滅」したこの組織に、もはや存在意義はなく、ただただ原発・核燃料サイクル施設の再稼働の追認機関に成り下がっているだけである。かような猿芝居は無意味である。脱原発のために、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は直ちに解体されなければならない。:田中一郎)


10.その他
(1)ローマ教皇「未来世代への責任に気付かねば」~原発被災者と面会 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2451
(2)2021年度 茶葉の放射能測定 福島原発事故後10年のまとめ - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/39770
(3)ミトコンドリア障害と心筋症、アルツハイマー病、 パーキンソン病、筋委縮性側索硬化症の関連について 遠藤順子 - どうしても取り返すために
 http://blog.torikaesu.net/?eid=64 

◆「南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟」で、福島原発事故被害者を踏みにじり、「自己保身・栄達」だけを念頭に置いて書いた判決文を残し、法廷からわずか10秒で逃走した「恥さらし」の東京地裁ヒラメ3匹(裁判官)たち- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-9443c4.html

◆「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(124):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その17)(放射線被曝の隠蔽と科学-矢ケ崎克馬著、山田耕作京都大学名誉教授、西尾正道北海道がんセンター名誉院長)- いちろうちゃんのブログ
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