(報告)(7.13)脱原発ロードマップ(再論その1)(「新ちょぼゼミ」):「脱原発」は政治(家)を変えなければ実現不可能=「脱原発」を覚悟を決めてしっかりと進められない立憲主義・立憲野党は、みなニセモノである
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
============================
去る2021年7月13日、水道橋のたんぽぽ舎において「脱原発ロードマップ(再論その1)(「新ちょぼゼミ」)」を開催いたしました。以下、当日のレジメや録画を添付して簡単にご報告申し上げます。
福島第一原発事故から今年で早10年となります。しかし、あれだけの大災害・人災となり、数えきれないほどの人々が故郷を奪われ、土地も家も仕事も地域コミュニティも奪われ、無用の大量被ばくをさせられ、悲しみと苦悩と経済苦のどん底に陥れられているにもかかわらず、今日の自公政治=つまりはアベスガ政権は、原発事故被害者を無慈悲にも切り捨てながら、信じがたいことに原発や核燃料サイクルに今もしがみついて、これを何とか維持しようと画策しています。これにとどめを刺し、日本を晴れて脱原発の健全で健康で安全で豊かな国にするためには、こうした許しがたい反国民的な政治を行う政治家どもを大きく入れ替えて、新しい「オルタナティブな日本」を建設していく、良識と良心と知恵を備えた政治(家)を育てていくしかありません。
つまり脱原発は政治(家)を変えなければ実現できないプログラムだということです。しかし、その歴史的使命を背負い、全力で脱原発と新しい日本の建設にまい進してくれるかと思っていた「立憲野党」の中に、どうもそうではない、単に「脱原発」を自分たちが政権をとるための手段として政治利用するヤカラが、またぞろ出始めているような様子です(脱原発=「立憲主義」の根拠は、原発があらゆる基本的人権を踏みにじるものであり、また、現代の社会悪を様々な形で満載させているビジネスであることから、これを取り除くことがそのまま憲法を生かすことにつながるからなのです)。
しかし、メールの表題にも書きましたように、「「脱原発」を覚悟を決めてしっかりと進められない立憲主義・立憲野党は、みなニセモノである」ということです。私たちは、羊頭狗肉の「立憲主義」に騙されないようにしなければなりません。今回から複数回に分けて「脱原発ロードマップ」=つまり脱原発のための具体的な方策を、一種の「ベンチマーク」(比較対象とする標準型)として提案していきますが、しかし、こうしたものは「政治を変えないと実現できないのだ」ということを、日本の脱原発運動も市民運動・社会運動も、肝に銘じて、その行動を展開していかなければなりません。そして、その脱原発運動=市民運動・社会運動が政治家たちの先頭に立って、政治家たちを具体策で提案し誘導し、あるべき政治・政策の方向を示すことで、その政治家たちの覚悟を決めさせていく、そういう役割を積極的に担うべきではないかというのが私の思いでもあります。何卒よろしくお願い申し上げます。
◆(当日録画)脱原発ロードマップ(再論その1)(田中一郎)
https://www.youtube.com/watch?v=PvqC63RxN-E
https://www.youtube.com/watch?v=PvqC63RxN-E
(分割版録画)
(1)https://www.youtube.com/watch?v=EhjZHYzopD4
(2)https://www.youtube.com/watch?v=gI-Bl3W0qos
(3)https://www.youtube.com/watch?v=83UW5l5jhWQ
(4)https://www.youtube.com/watch?v=mxpMWHCc3YI
(5)https://www.youtube.com/watch?v=Mao0-3hUJMg
◆(別添PDFファイル)脱原発ロードマップ(再)(田中一郎「新ちょぼゼミ」レジメ:2021年7月13日)
ダウンロード - e884b1e58e9fe799bae383ade383bce38389e3839ee38383e38397efbc88e5868defbc89efbc88e794b0e4b8ade4b880e9838ee3808ce696b0e381a1e38287e381bce382bce3839fe3808de383ace382b8e383a1efbc9a2021e5b9b47e69c8813e697a5efbc89.pdf
(7/13当日の私の話の中で「2(3)原発・核燃料サイクルへのあらゆる公的支援を廃止」のところで、原子力損害賠償法と原発事故損害保険のことに言及をしておりません。これにつきましては第2回目で詳しくお話ししたいと考えております。下記は少し前の関連する「新ちょぼゼミ」報告です)
(関連)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第23回):「これでいいのか!? 原子力損害賠償法」(福島原発事故の教訓から)(竹村英明さん)(2019年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/23-2019130-d8a3.html
<関連資料:別添PDFファイル>
(1)立憲民主党代表 枝野幸男氏への公開質問状(原自連 2021年6月14日)
https://genjiren.com/2021/06/17/ml_magazine69/
(2)「原発建て替え」盛らず エネ基本計画、脱炭素不透明に(日経 2021.6.30)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0176A0R00C21A6000000/
(3)特集ワイド 野党共闘 頂上見える? 仲介役山口二郎・法政大教授に聞く(毎日 2021.6.2夕)
https://mainichi.jp/articles/20210602/dde/012/010/015000c
(4)原発廃炉と賠償費 電気代に上乗せ、消費者から広く薄く、託送料金「過去分を徴収」と暴論(東京 2021.7.11)
ダウンロード - e58e9fe799bae5bb83e78289e381a8e8b3a0e5849fe8b2bb20e99bbbe6b097e4bba3e381abe4b88ae4b997e3819be38081e8a897e98081e69699e98791e3808ce9818ee58ebbe58886e38292e5beb4e58f8ee3808defbc88e69db1e4baac207.11efbc89.pdf
<関連サイト>
(1)原発ゼロ基本法案 - 原自連公式サイト
https://genjiren.com/category/documents/basiclaw/
(2)「原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く|【西日本新聞me】
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/692686/
(3)枝野氏「政権とったら原発ゼロ法案作らない」 課題強調:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP436WQYP43UTFK009.html
(4)原自連公式サイト - 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
https://genjiren.com/
*オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
==================
(追)当日の最初にご案内した関連の資料
(1)認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね - トップページ
https://tarachineiwaki.org/
(2)測定結果 - 認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね
https://tarachineiwaki.org/radiation/result
(3)たらちねへのご寄付 - 認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね
https://tarachineiwaki.org/donation
(4)(別添PDFファイル)被曝後の世界を生きるために、福島・市民測定の10年(鈴木薫『世界 2021.4』)
https://bit.ly/3y9gudJ
(5)ストロンチウム90はどうやって測っているの? 絵本『たらちね ストロンチウム90測定の巻』が完成しました【認定NPOいわき放射能市民測定室たらちね】一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
https://www.actbeyondtrust.org/report/4986/
==================
草々
« 開催費用は7340億円から3兆円超へ:カネ(税金)の使い方が示す東京オリンピックの正体=お人好しでオバカの国民をだまして「小さく生んで大きく育てる」ダム建設と同じのスポーツ興業バカ騒ぎ(電通の笑いが止まらない?) | トップページ | 「南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟」で、福島原発事故被害者を踏みにじり、「自己保身・栄達」だけを念頭に置いて書いた判決文を残し、法廷からわずか10秒で逃走した「恥さらし」の東京地裁ヒラメ3匹(裁判官)たち »
« 開催費用は7340億円から3兆円超へ:カネ(税金)の使い方が示す東京オリンピックの正体=お人好しでオバカの国民をだまして「小さく生んで大きく育てる」ダム建設と同じのスポーツ興業バカ騒ぎ(電通の笑いが止まらない?) | トップページ | 「南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟」で、福島原発事故被害者を踏みにじり、「自己保身・栄達」だけを念頭に置いて書いた判決文を残し、法廷からわずか10秒で逃走した「恥さらし」の東京地裁ヒラメ3匹(裁判官)たち »
コメント