「アベスガ政権・自公政治をみんなで力を合わせて終わらせましょう」:このスローガンが気にいらない御用組合「連合」が「市民と野党の共闘」に反対声明と妨害工作=立憲民主党はこの自民党補完勢力に対して毅然たる態度で臨め!
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(6.7)オルタナティブな日本をめざして(第60回)「福島原発事故から10年:放射能汚染の実態とその諸問題」(青木一政さん・中村順さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ(この日は事務連絡を除いて主催者側からのプレゼンはありません)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-458ec6.html
◆(予約必要)(6.29)オルタナティブな日本をめざして(第61回):「青森県六ケ所村再処理工場の実態とその危険性」(永田文夫さん)- いちろうちゃんのブログ(この日は事務連絡を除いて主催者側からのプレゼンはありません)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-3b8e53.html
◆(緊急セミナー)(予約必要)(7.13)オルタナティブな日本をめざして(特別編)「マスコミが絶対に伝えない新型コロナワクチンの「危険性」」(岡田幹治さん:2021年7月13日)- いちろうちゃんのブログ(この日は主催者側から「脱原発ロードマップ:その2」のプレゼンも行う予定です)。
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-f7f751.html
(「新ちょぼゼミ」予約の受付窓口)
たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)
2.キャンペーン ·
(1)ジュンク堂書店さん 人種差別を扇動する「ヘイト本」を目立つ所に置かないでください!·Change.org
https://bit.ly/2SVeVAT
(2)参議院- 「重要土地調査規制法案」の廃案を求めます · Change.org
https://bit.ly/3vQ5Nfq
(関連)矛盾深まる土地規制法案――数百万人の私権制限の恐れ。入管法に続き廃案しかない(馬奈木厳太郎、6月2日、WEB論座)
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021060200001.html
(関連)「Choose Life Project」(6月2日放映)全市民が監視対象に? #土地規制法案 とは何か:[出演]町田彩夏(MC)、馬奈木厳太郎(弁護士)
https://youtu.be/SD99yvd09rw
(関連)【日弁連】重要土地等調査規制法案に反対する会長声明(6月2日)
https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2021/210602.html
3.新刊書
(1)新型コロナワクチン その実像と問題点 - 天笠啓祐著(緑風出版)
https://bit.ly/3g5vqCk
(2)人気コラム「ここがおかしい 小林節が斬る!」待望の書籍化|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/info/289140
4.(別添PDFファイル)国連の勧告から4年、自主避難者救済 尽力を、当事者らが小冊子を発行(東京 2021.6.1)
ダウンロード - e887aae4b8bbe981bfe99ba3e88085e69591e6b88820e5b0bde58a9be38292e38081e5bd93e4ba8be88085e38289e3818ce5b08fe5868ae5ad90e38292e799bae8a18cefbc88e69db1e4baac202021.6.1efbc89.pdf
(関連)原発賠償訴訟・京都原告団を支援する会 国際社会から見た福島原発事故
http://fukushimakyoto.namaste.jp/shien_kyoto/kokusaijinnken.html
5.山本太郎「れいわ新選組」
https://reiwa-shinsengumi.com/
https://www.taro-yamamoto.jp/
(関連)れいわ・山本太郎代表が五輪強行の政府斬り「貴族たちに利権を手渡さなければいけない責任感」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/73e132b36ce0c42a50a7d49aeec5cb0016dbb795
(関連)れいわ新撰組の山本太郎氏、都議選は少数精鋭で候補擁立 五輪中止訴える(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/73e132b36ce0c42a50a7d49aeec5cb0016dbb795
(関連)(別添PDFファイル)’21都議選:五輪予算をコロナ対策に:山本太郎「れいわ新選組」(毎日 2021.6.3)
ダウンロード - e2809921e983bde8adb0e981b8efbc9ae5b1b1e69cace5a4aae9838ee3808ce3828ce38184e3828fe696b0e981b8e7b584e3808defbc88e6af8ee697a5202021.6.3efbc89.pdf
<田中一郎コメント>
山本太郎さん、まだこんな巨額現金バラマキを言っているのですか!? こういうのはダメだと言っているでしょ、理解できないのかしら? のべつくまなく一過性の巨額現金をバラマクのではなくて、制度化を伴いながら大胆に財源を使い、恒久的で持続可能な政策をきちんと考えてくれませんか? 今なら生活保護改め生活保障制度、失業保険制度の大幅拡充と対象拡大(いわゆるフリーランスや1人親方も対象に)、そして正規公務員の大量採用と公共サービスの拡充を、山本太郎「れいわ新選組」の大きな大黒柱の政策にしてほしいですね。東京都政策では住宅政策に力を入れるのはいいでずが、空き家よりも「公共住宅」の新規建設に力点を置き、住宅難民を消滅させることが肝要です。都政はそれ以外にもいろいろ課題があるので、チームを作ってそこが研究するようにしたらどうですか? もっと党の外部の有識者の知恵を借りるように努力してください。都議選、必勝を祈願しています。もう一度言いますが、巨額現金バラマキはダメです。命取りになります。
(関連)(別添PDFファイル)「コメ余り問題」は発想の転換を:米国の低所得者支援に学ぶ(鈴木宜弘東京大学教授『時の法令 NO.2120 2021.4.30』)
https://www.garyusha.com/wp/
ダウンロード - e3808ce382b3e383a1e4bd99e3828ae5958fe9a18ce3808de7b1b3e59bbde381aee4bd8ee68980e5be97e88085e694afe68fb4e381abe5ada6e381b6efbc88e988b4e69ca8e5ae9ce5bc98e3808ee69982e381aee6b395e4bba4202021.4.30e3808fefbc89.pdf
(山本太郎「れいわ新選組」のみなさまへ、上記の鈴木宜弘東京大学教授の「提言」の政策実現を目指していただけませんか? こういう発想が山本太郎「れいわ新選組」のみなさまに期待されています。:田中一郎)
6.野党がしっかりしなければ「世直し」は成就しない
(1)野党共闘なぜこんなに困難?2050年までに原発ゼロは常識|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287208
(2)野党内で高まる消費減税論 れいわや立憲など超党派の研究会も(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c61d3db26c382d576d709d60471a1ff0fea898c2
(3)【菅内閣】都議選の投票先 世論調査では野党勢力が与党勢力より攻勢|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290039
(4)日本共産党の志位委員長と枝野幸男代表が会談 - 立憲民主党
https://cdp-japan.jp/news/20210427_1279
*2021政治決戦における市民と野党の課題【山口二郎のええ加減にせえ】210525 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Um-pZUirI4o
7.政治のしょうもない話=されど政治なり
(1)<この顔とやり取りに国民の怒りと苛立ち>ポンコツ首相は会見で吊し上げなきゃダメだ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/216.html
(2)【二階俊博】自民二階幹事長「政治とカネの問題は綺麗になった」の大嘘|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/289957
(3)目に余る政治家の劣化 無知で討論拒否では政治家失格だ|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/289616
(4)鶏卵汚職「お手盛り」報告書 吉川元農相ら対象外“日程ありき” - 毎日新聞
https://bit.ly/2TxLpkM
(5)一度踏み出したら引き返せないのがこの国なのか|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/289675
(6)<「五輪が始まれば皆熱狂する」>菅首相の発想はヒトラーと同じ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/216.html
(7)【菅政権】疑惑、醜聞噴出 菅官邸と自民党はコロナ以前に“もう論外”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/289671
(8)「政治とカネ」歳費返還、鈍い自民 公明・野党、法改正迫っても - 毎日新聞
https://bit.ly/34NJICk
(9)(別添PDFファイル)ボーナス満額、野党批判 菅原氏「全額返上」自民、離党了承(朝日 2021.6.3)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060301052&g=pol
(10)菅原氏のボーナス返還「本当か確認を」 立憲・小川氏:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP640661P63UTFK010.html
*日刊IWJガイド・特別公開版 「五輪は中止すべきか? 五輪スポンサーの大新聞と電通に直接取材! しかしその回答は驚きあきれる内容! IWJの今期は残り2ヶ月!財政危機に、どうか緊急のご支援をお願いいたします!」2021.06.04号~No.3186号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48883
================================
今に始まったことではないとはいえ、今やアベスガ自公政権にしがみついて、自分たちだけが何とか甘い汁を吸えないかと常々権謀・画策している御用組合「連合」の現執行部が、日本の政治の抜本改革やアベスガ政権・自公政治への終止符を強く願う多くの有権者・国民と改革野党でつくる「市民と野党の共闘」に対して露骨なまでの妨害工作や分裂画策を行い、来たる都議選や衆議院選での「市民と野党の共闘」にゆさぶりをかけています。下記は昨今、私宛に送られてきたメールからの情報です。私が書いたコメントは、そのメールへの返信を一部加筆修正しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆手塚仁雄・立憲民主党都連幹事長と、田辺良彦・共産党都委員長との「対談 政権交代へ、共闘の発展を」が5/14の東京民報に掲載されました。
https://www.jcp-tokyo.net/2021/0514/57671
◆この記事に対して、6/1に連合東京が以下の見解を発表。
<「立憲民主党と共産党との連携に対する連合東京の対応について」>
https://bit.ly/3vSNCFU
連合は「連合の政治方針」において、「左右の全体主義を排し、民意が適正に反映されて、健全な議会制民主主義が機能する政党政治の確立を求める」としており、連合東京も同様の政治方針で取り組みを進めてきている。今般、連合が総体で支援している立憲民主党の東京都連が共産党と対談している記事が確認されたが、本件は、立憲民主党の都連として受け、発言したものであることを確認した。その中では、4月に行われた衆参補選の評価、これから行われる都議会議員選挙や第49回衆議院選挙で連携を深めていくことが記載されている。
連合東京は、立憲民主党東京都連に連合および連合東京の政治方針を、この間も再三にわたり説明してきた経過から、立憲民主党東京都連とは埋められない距離感を感じざるを得ない。
一方で、連合東京は、今年7月に行われる都議会議員選挙および年内に実施される衆議院議員選挙の予定候補者とは、これまでの連合東京との連携等を考慮しながら人物本位で推薦等を行っている。その協定には、共産党と与しないこと、違反行為がある場合には推薦等の支援を取り消すことになっていることから、本件を受け、すべての推薦・支持・支援候補者の活動実態を確認し、協定内容に照らして毅然とした対応を図ることとする。
連合東京は、東京で働き暮らす人々の生活の維持・向上に向け、政策制度の実現をともに取り組むことができる人物を支援していく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<田中一郎コメント>
けしからん内容です。そもそもナニサマだと思っているのでしょうか? 市民の方の中には、この御用組合「連合」のくだらない「声明」を見て、一種の「恫喝」、あるいは「ゆすぶり」と受け止められる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は逆です。これは願ってもないチャンスが訪れたと見るべきではないかと思います。かような御用組合「連合」などという得手勝手のジコチュー団体と「市民と野党の共闘」は、何の関係もないし、義理だてなんぞもする必要がない、従ってまた、政権交代後においても、こんな連中の意向如何にかかわらず、予定しているさまざまな有権者・国民のための改革メニューをしっかりと遂行していくことを有権者・国民に誓う、いい契機となると、私は受け止めています。問題は改革を求める市民の側よりも、むしろこの御用組合が働きかけを強めている立憲民主党という政党にあるというべきでしょうか。何故なら、立憲民主党は「市民と野党の共闘」の総大将であり、また「中核的組織」でもあるからです。
御用組合「連合」は、これまでも国民民主党を自分たちの代理店にしながら、国民民主党よりも有権者・国民の支持が厚い立憲民主党を自分たちの手下、ないしは傀儡組織とするため、これまでもさまざまな働きかけをしてきました。他方では、アベスガ政権との癒着を深め、多くの悪性法案を支持する側に回り、また、働く人々の利益をないがしろにして自分たちだけの境遇改善に専念してはばからず とりわけ脱原発という圧倒的多数の有権者・国民の願いを踏みにじって、電力総連など、一部の自分勝手な御用組合の主義主張を押し通す暴挙を繰り返しています。何が「左右の全体主義を排し、民意が適正に反映されて、健全な議会制民主主義が機能する政党政治の確立を求める」でしょうか? ちゃんちゃらおかしくて、まるであきれて、開いた口が塞がらないというほかありません。
既にこの御用組合団体の組合員の多数派は支持政党が自民党であることも報道などで伝えられており、かような組織が今日のアベスガ政権や自公政治を有権者・国民のために切り替えていく協力団体になることなど、できるはずがないのです。それどころか、今回だけでなく、これからも、立憲民主党を中心とした「市民と野党の共闘」と野党の連立協力政治が進展していく中で、この御用組合「連合」によるさまざまな形での妨害がなされ(その多くはおそらく水面下で陰湿な形で行われる)、日本の「全体最適」を目指すべき政治=つまりはオルタナティブな日本を目指す多くの有権者・国民の努力や動きに対して、様々な形で牙をむき、自分たちだけがいい状態をつくらんとする「部分最適」の政治を強要してくるでしょう。日本全体が反動化する中で、こういう勢力が出てくるのは歴史的必然と言ってもよく、これとの決別、ないしは対決なくしては、政治を変えることはできません。立憲民主党や「市民と野党の共闘」は、いよいよ御用組合「連合」を突き放す時が来たと受け止めるべきでしょう。
ところが情けないのは、まさに立憲民主党の中にいる少なくない議員たちで、まるで自分たちにエサを与えてくれる「主人」か何かのように、御用組合「連合」から声を掛けられると、自分の政治家としての矜持も信念も忘れたかの如く彼らに額づいて、あっちうろうろ、こっちうろうろの落ち着かない、覚悟の決まらない態度をとり続けています。一例をあげれば、少し前の衆院東京10区の衆院補選における鈴木庸介(当時民進党)の態度がそうです。池袋駅前での立会演説会では全野党の幹部と多くの市民が鈴木庸介を応援して集まってくれたにもかかわらず、当の本人は御用組合「連合」に「共産党と同席するな」と指示命令されたことをそのまま行動に移して、この立会演説会をすっぽかしました。結果は自民党候補にダブルスコアーで敗北です。投票率も低迷したままでした。
(関連)参院長野補選、政策協定が波紋 立憲に国民・連合反発、衆院選影響も:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031300415&g=pol
(関連)立民・渡辺幹事長代行、日米基軸を強調「夢想論は支持されない」(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20210310-6GWEI2QHSFIRDI2OFHMEPVNTUQ/
また、先般4月の長野参院補選では、地元の「市民と野党の共闘」が締結した政策協定に対して、脱原発がけしからんだの、日米地位協定見直しが非現実的だ、などと、地元の頭越しに渡辺周(立憲民主党副幹事長)とかいうドアホがいちゃもんをつけ、それをバックアップするかのように立憲民主党の執行部が有権者・国民の意向とは無関係の「もう一つの政策協定」を結びなおすなど、愚かなことをまたやっていました。そして、その背後には、やはり御用組合「連合」とその代理店の国民民主党がいたのです。しかし、かような選挙協力妨害=「市民と野党の共闘」破壊工作は、数え上げればきりがありません。そして、これに対して立憲民主党のとる態度がいかにも情けなくダラシナイということです。しかし、有権者・国民は、この立憲民主党の姿勢や態度をよく見ています。立憲民主党の支持率が上がらない決定的な理由は、その覚悟の決まらない態度にこそあるのです。
(関連)【立憲民主党】広がる不安感…枝野代表のままでは政権交代はおぼつかない|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286937
立憲民主党がとるべき態度は明らかです。一言で言えば、フラフラすんじゃねえ、ということです。政治家として、政党としての信念を貫き、最後の最後まで有権者・国民の側に立てということです。御用組合「連合」など、突き放しておけばいい、ということです。当面は衆院選直前ですから、御用組合「連合」とは事を構えることは避け、テキトーなことを言ってごまかしておけばいいでしょう。立憲民主党がいつも有権者・国民にしているように、です。「口先やるやる詐欺」行為は御用組合「連合」に対して行えばいいということです。ハイハイわかりました、とでも言っておけばいいでしょう。そして「市民と野党の共闘」を有権者・国民と一丸となって進めるため立憲民主党の候補者は街頭に出てこなければいけない。
それとは別に立憲民主党は、御用組合「連合」に対しては、毅然と対応する方針を持ち、労働戦線の立て直しを党の方針に掲げなければいけません。それは簡単に言えば、御用組合「連合」の解体と、大企業民間労組など、今や自民党の翼賛応援部隊となっている連中やその組織を労働組合の中央組織から切り離していく必要があります。この連中は、自分たちのことだけしか考えていませんから、今後、立憲民主党や「市民と野党の共闘」がつくる連立政権の政治や政策に対しては、自民党や国民民主党らと結託して、ことあるごとに妨害勢力としてあらわれてくるでしょう。かつて小泉純一郎が「自民党をぶっ潰す」と言ったように、立憲民主党は「日本の政治改革への抵抗勢力である御用組合「連合」をぶっ潰す」と言わなければいけないのです。
まずそのやり方は、現在の御用組合「連合」執行部との接触をやめて、その1つ下の「各労働組合中央組織」(自治労や日教組や全金属や私鉄総連など)ないしは「単位組合」との接触を軸に切り替えていくということです。そして、御用組合「連合」を2つに割るための働きかけ=現執行部とそれに連なる労組を追放するか、または、立憲民主党や有権者・国民とともに新しい政治や労働組合運動を創っていく意欲のある組合が御用組合「連合」から出ていくか、その選択を迫っていく必要があります。この御用組合「連合」の解体こそが、この間の御用組合「連合」や国民民主党による「改革抵抗運動」ないしは「自公政治補完勢力化」、あるいは「今だけ、カネだけ、自分だけ」路線への傾斜を防ぐ「決定打」となるのであり、それはまた、ホンモノの日本の政治の改革を実現するには避けて通れないのです。
歴史の転換点において、提案型政治など、おままごとのようなものです。いったい誰に提案するのでしょう? 自分たちより「目上」の「自民党さま」にですか? バカ言ってんじゃねえ、ということになりますよ。必要なのは、提案ではなくて、アベスガ政権打倒です。自公政治に終止符を打つということです。政治を有権者・国民の手に取り戻すということです。脱原発であり、対米隷属からの脱却であり、国民生活の抜本改善であり、公共の福祉の実現であり、(新しい)民主主義の実現です。つまり、オルタナティブなホンモノの政治(自公やその補完勢力による政治とは違う「もう一つの」ホンモノの政治)を実現する、ということです。今回のことや、この間の一連のことは、立憲民主党にはようやくそのチャンスが訪れた、と見るべきでしょう。そのチャンスを生かせるかどうかは立憲民主党の姿勢や態度・ふるまいにかかっています。そして、覚悟が求められているのは、立憲民主党だけでなく、私たち有権者・国民一人一人です。
覚悟が決まったオルタナティブ勢力がしっかりと形成されない限り、日本の政治の抜本改革はあり得ません。いくら合従連衡に熱を上げていても、そんなものは、ただの「負け組互助会」の域を出ません。しっかりと「改革の主力部隊」をつくること=有権者・国民を最後まで裏切らない政治勢力を形成すること、その契機が、今、私たちの眼前に現れたということです。
=============
さて、以下には、御用組合「連合」と立憲民主党に関連する昨今の情報をいくつか並べておきましょう。この中には既に皆様にお送りしたものもありますが、再度、情報の整理の意味で書き出しておきます。
申し上げるまでもありませんが、立憲民主党の前身の民主民進党は、2009年に圧倒的多数の有権者・国民の支持を得て、戦後初めて政権交代らしい政権交代を実現したのですが、しかし、改革への覚悟や信念の乏しさ、あるいは政治力や政策策定能力の稚拙さ・低レベルさ、更には霞が関官僚組織への認識の甘さや実務遂行能力の貧弱など、おそよ政権党として失格とも言うべき愚昧なるふるまいを繰り返して政権の座から転落して行きました。あのロクでもない前原誠司(現在は国民民主党)の言葉に模して言えば、「口先やるやる詐欺」政権として、歴史に残る背信的政策の積み重ねを行った末に自滅していった、と言うべきでしょう。
私は、彼ら民主民進党の政権の座にあったときのロクでもないふるまい=つまりは背信行為を今でも許してはおりませんし、あのような政権交代は持続可能性に欠けているばかりでなく、改革を求める有権者・国民を絶望させ、それが結果的に政権交代前よりももっとひどい反動的でグロテスクな政権を導いてしまうということから、今後は絶対に許してはならないと思っています。彼らのおかげで有権者・国民の政治不信はますますひどくなり、国政選挙や地方選挙での投票率の低下を招き、結局はアベ政権・スガ政権という、2009年以前に比べて実にひどいお粗末で悪質な政権の長期化を招いてしまっているのです。
私たち有権者・国民は、2009年政権交代と民主民進党政権の犯した失敗=犯罪的背信行為をしっかりと記憶して教訓にし、二度とあのような「似非改革」を許してはならないのです。今度の政権交代はホンモノで、つまり、しっかりとした、急進的でなくても、最後の最後まで有権者・国民を裏切らない、徹底して有権者・国民の側に立つ政治・政権を実現する必要があるのです。それが私たちの国=この日本が政治主導による滅亡から逃れる唯一の道と言ってもいいでしょう。今日の政治情勢は、とても明るい展望に満ちているとはいいがたいですが、何を実現しなければいけないかをしっかりと認識すれば、おのずと「夜明け」はやってくるでしょう。お任せ民主主義の日和見を排して、みんなで協力しながら正道を進んでいきましょう。その時には御用組合「連合」などいらないのです。
<別添PDFファイル>
(1)いまこそ国民の命と生活を守るために政権交代を:小池晃日本共産党書記局長(『サンデー毎日 2021.6.6』)
(2)特集ワイド:野党共闘 頂上見える? 仲介役、山口二郎・法政大教授に聞く(毎日 2021.6.2夕刊)
(3)立憲・共産対談本 延期、連合「接近に不快感」一因か(毎日 2021.5.26)
(4)3選挙で全勝の野党 共産外しの動き 幹部「仏の顔も三度まで」(毎日 2021.4.27)
(5)政治に志あれば脱原発しかない:小泉純一郎元首相(東京 2021.3.13)
(6)倉重篤郎のニュース最前線:シリーズ・ニッポンの出口/8 男たちの政治が日本をダメにした:辻本清美(『サンデー毎日 2021.6.13』)
1.(別添PDFファイル)どっちが野党第1党なのか? 立憲民主党と共産党:いまこそ国民の命と生活を守るために政権交代を:小池晃日本共産党書記局長(『サンデー毎日 2021_6_6』)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20210525/org/00m/010/001000d
<田中一郎コメント>
この記事を読んでいると、野党第1党は立憲民主党、あるいは日本共産党、どっちなの? と言いたくなりますね。昔の共産党では考えられない言動が続いています。ねばりづよく「市民と野党の共闘」を求めるその姿勢を高く評価したい。ただ、より重要な問題は政権交代後にあるんだけれど、それはこれからのこと。大問題は立憲民主党の現執行部およびそのとり巻き連中。市民運動・社会運動は、この立憲民主党の人間たちに「今回がラストチャンス、菅義偉スカ政権を今度の衆議院選挙で総辞職に追い込めなければ、執行部から退陣していただく、何度選挙に負ければ気が済むのだ!」という「引導」を渡すべきでしょう。
今のままの立憲民主党では、政権交代した後も心配だらけで、またぞろ2009年の民主民進党政権の時と同じようなことを繰り返す可能性大です。脱原発も社会保障も、あるいは戦争法や「共謀罪法」などの悪法の廃止も、怪しい限りです。しかし、そんな政権交代なら「いらんワ」という話です。何故なら、そんなものは持続可能性がなく、日本を変えられないまま政権崩壊して、そのあとにグロテスクな反動政権の長期化を招くからです。オルタナティブな政治を実現していく政治勢力をいつまでたっても育てられない日本の有権者・国民にも、もちろん問題があります。
但し、衆院選目前となった今から、野党勢力を分裂に導くようなことは避けましょう。それは菅義偉スカ政権の「思うつぼ」です。今までも私が申し上げてきたように、「選挙の時だけお祭り騒ぎ」「選挙が終わればお任せ民主主義」は事態を変えることはできず、同じことの繰り返し・堂々巡りとなります。選挙の前も後も厳しい有権者であり続けましょう。選挙結果いかんにかかわらず、選挙後に野党第1党としての立憲民主党のあり方は厳しくチェックされるべきです。参議院選挙も来年にあることですし・・・・・。民主主義は永久革命です(故丸山真男)から。:田中一郎)
(関連)【新しい政治の「選択肢」要請署名】 - 市民連合
キャンペーン · 立憲野党は新しい政治の「選択肢」を示してください! · Change.org
https://bit.ly/3g8yAVL
https://shiminrengo.com/shomei-2021
<田中一郎コメント>
この署名は「立憲野党」ではなく「立憲民主党」と言うべきです。何故なら、立憲民主党は、「市民と野党の共闘」の「総大将」だからです。政治的な責任があるのです。総選挙に勝って、菅義偉スカ政権を退陣させる責務があります。しかし、、「市民と野党の共闘」を妨害しているのは、今や立憲民主党だからです。
立憲民主党の政治家たちは、市民の力を国政に、ボトムアップ型で政治に取り組むという初心を忘れ、一部のろくでもない労組や、くだらないイデオロギーに毒されて、政権をとる前から早くも、迷走を始めています。こんな政党が政権をとっても、およそ政治がよくなるわけがないと思われてなりません。
今般、私の耳には、立憲民主党の茨城県本部が、東海第二原発再稼働反対の決議を、昨今開催された総会で決議できなかったという情報が入っています。もしこれが本当なら、先般の渡辺周とかいうドアホの「市民と野党の共闘」破壊行為に続く、「原発ゼロ政策」の頭からの否定、と言っていいでしょう。立憲民主党の政治家たちは、何の矛盾も感じていないのでしょうか?
この情報が本当かどうか、ご確認ください。私は、今の立憲民主党や、今の「市民と野党の共闘」では、総選挙で勝てない、と思っていて、「統一候補」として推薦して、立憲民主党の現執行部と一緒に選挙戦を闘うのは、今回が最後と考えています。それにしても、東海第二原発を止めないで、どうやって原発ゼロを実現するのでしょうか? 最も危険で、裁判所でさえも、再稼働まかりならぬ、と言っている原発ですよ。
私は立憲民主党だろうが、なんだろうが、原発ゼロをしっかりとできないような政党など、応援する気は全くありません。今回の衆院選だけは騒ぎませんが、もし枝野・福山執行部が菅義偉スカ政権を退陣させられるだけの勝利を得られなければ、辞めていただかなければいけないと考えています。
(関連)お問い合わせ - 立憲民主党
https://cdp-japan.jp/form/contact
2.(別添PDFファイル)特集ワイド:野党共闘 頂上見える? 仲介役、山口二郎・法政大教授に聞く(毎日 2021.6.2夕刊)
https://mainichi.jp/articles/20210602/dde/012/010/015000c
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)野党間で考えが異なる憲法や原発政策などについては立ち入らず、与党などから「玉虫色だ」と批判されてきた、だが、山口さんはこう反論する。『共通政策に憲法や原発政策をどうするかを盛り込む必要はないですよ。今は政党再編の過渡期です。まずは目の前の大きな問題を解決するために野党は協力すべきです。共通政策というのは、政権を変えて1年ないし3年でできることを約束するということでいいと思います』。もちろん新しい野党連合政権の姿も示すべきだ、と山口さんは言う。まずはそれをはっきりさせておかなければいけない、共産党は「閣外協力でいい」と言っているんだから、と
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<田中一郎コメント>
山口センセ、これじゃ、2009年の二の舞を、もっと低レベルで、もっとお粗末にやって、お早めにおしまいになる、第二次似非改革政権になっちゃうんではないですか? でも、山口センセはデモクラシータイムスのVTRで、国民民主党が野党共闘から外れたら、もうボロボロで、とてもやっていけないから、いやでも選挙協力しなければいけない、などとおっしゃっていたではないですか。なのに、何故、こんな国民民主党とその背後の御用組合「連合」のご機嫌取りのようなことをおっしゃるのですか? そんなに有権者・国民は選挙の時に信頼できませんか? 私は山口センセのようなことをすれば、益々「市民と野党の共闘」は没落の道をたどっていくと思いますね。だって、おっしゃっているような野党政権など、誰が信用しますでしょう? ああ、またか、またやってんのか!? ではありませんか?
(関連)日本の夜明けは近い・・のか? 国政3選挙と野党の今後【山口二郎のええ加減にせぇ!】20210427 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Vq8L2uf2UPY
(関連)3選挙で全勝の野党 共産外しの動き 幹部「仏の顔も三度まで」(毎日 2021.4.27)
https://mainichi.jp/articles/20210426/k00/00m/010/116000c
3.(別添PDFファイル)立憲・共産対談本 延期、連合「接近に不快感」一因か(毎日 2021.5.26)
https://mainichi.jp/articles/20210525/k00/00m/010/209000c
(関連)「立憲・共産並ぶ」対談本が発売延期 連合内に反発の声(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bdde8c74169ed5ca19040bb368ab68f3a00ec54
国政選挙が近づくと、野党側の足を引っ張るような「もっともらしく書かれた」記事がマスコミ報道に頻繁に出る傾向があり(自公政権への忖度の一種)、そのこともまた、マスコミの「マスごみ」(粗大ごみ)たる所以の1つでもあるわけですが、この記事には山口二郎氏の名前も出てくるので、ちゃんと仔細を知った方がよさそうです。
記事を素直に読めば、立憲民主党は共産党とは選挙での共闘など「したくもない」という態度である、と読めますが、どうなのか? 先般4月の3つの補選でも、立憲民主党の「市民と野党の共闘」や「他の野党との協力」の姿勢は皆無に近いもので、むしろ御用組合「連合」やその代理店の国民民主党への「媚びへつらい」の方が目に付く状況でした。この小さな、しかし、立憲民主党と共産党との協力が象徴的に現れる、新図書の出版においても、また、立憲民主党は共産党や山口二郎氏に対して失礼な態度をとり続けるのでしょうか? 時代は世界的に連立政権の時代に入っているというのに、何なのでしょう?
菅義偉スカ政権が有権者・国民の信頼を失って支持率を転落させ、目の前に迫った衆議院選挙での野党の勝利の可能性が出始めている、その時に、「市民と野党の共闘」の総大将=立憲民主党は、共闘体制を自分でつぶして、引き続き野党に甘んじたいということなのでしょうか?
山口二郎氏、立憲民主党、共産党は、私たち市民の前に出てきて、この件について説明していただけないかと思います。また、立憲民主党は、「重要土地等調査規制法案」や「デジタル会改革法案」、あるいは「国民投票法案」についての自党の態度について、市民への説明もしていただきたいものです。
返す刀で申し上げておけば、日本の市民運動・社会運動も、そろそろ自分たちの課題をきちんと受け止めて実現へ向けて動いてくれる、そういう「ホンモノの改革政治勢力=政党」を築いていく努力をしなければいけない時期に来ているのではないかと、私は思います。
4.枝野ビジョン 支え合う日本-枝野幸男/著(文春新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034205491&Action_id=121&Sza_id=Z1
(関連)立憲民主党代表が、総選挙に向けて提示する、目指すべき社会のあり方 『枝野ビジョン 支え合う日本 』(枝野 幸男) - ちょい読み - 本の話
https://books.bunshun.jp/articles/-/6253
(関連)「俺の内閣をつくれ!」と暴走する立憲・枝野代表を誰か止めろ! 古賀茂明:週プレNEWS
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2021/04/16/113470/
(関連)立憲・枝野氏「衆院選の投票率5ポイント増で政権交代」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210523/k00/00m/010/242000c
◆(別添PDFファイル)ツッコミどころばかり。立憲・枝野幸男代表『枝野ビジョン』に抱く違和感 -高野孟 まぐまぐニュース!
https://bit.ly/3pn3vSh
(現実に我々の目の前に存在している「保守とリベラル」という2タイプの政党=自民党や維新や公明党(保守)、立憲民主党や国民民主党(リベラル)のそれぞれは、高野孟氏が論じているような姿とはかけ離れた状態にあり、読んでいてむなしいものがある(一部当たっているかなと思うところもあるが、全般的に、そんなたいした政治集団ではないですよ、特に維新などはゴミの集まり)。枝野幸男氏の新著はまだ読んでいないので、そのうちに私もコメントします。:田中一郎)
(関連)政治に志あれば脱原発しかない:小泉純一郎元首相(東京 2021.3.13)
https://www.chunichi.co.jp/article/216778
(枝野幸男氏も、立憲民主党の幹部たちも、少しはこの人を見習った方がいいね。この人、中身はないけれど、政治センスは抜群だから、その政治センスをもらいなされ。「政治に志あれば脱原発しかない」=これくらい言えなくてどうするの!? :田中一郎)
5.重要土地法案 立憲が修正案決定 反対視野 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210521/ddm/005/010/080000c
https://mainichi.jp/articles/20210520/k00/00m/010/318000c
(関連)参議院- 「重要土地調査規制法案」の廃案を求めます · Change.org
https://bit.ly/3vQ5Nfq
<田中一郎コメント>
今から約15年前の「教育基本法」改悪法案をめぐって、当時の民主党が提出した修正案なるものは、自民党法案よりもさらにひどい内容でした。○○さんのおっしゃるとおりです。私の記憶によれば、確か岩波書店月刊誌『世界』の2006年10月号にその詳細が掲載されていたように思います。当時私は、ゼミの同窓会でこの問題を取り上げて、頭が会社人間化してトチくるってしまったかつてのゼミテンどもに向かって、民主党改正案のひどい内容を説明していた記憶があります。
今回の「重要土地等調査規制法案」はその時のことを思い出させるものでしたが、その強行採決にあたって、立憲民主党のくだらない修正案が丸呑みされることもなく(この法律に盛り込まれていた公明党の提案を立憲民主党が修正案で否定・削除しておいたことがその決定要因になったのでは?)、国民民主党や維新という自民党補完勢力の付帯決議にも与することなく、衆議院の立憲民主党がこの法案に反対を貫いたことは、せめてもの慰めと言えるでしょう。
しかし、ことに政治的責任は看過できないと私は考えています。かような修正案を国会に提出した最高責任者は、その取扱を一任された立憲民主党の政調会長である泉健太です。こいつは立憲民主党の党綱領にも違反して、原発をなくすと困ると言っている労働組合の人たちがいるんだから、原発は温存すべし、などと、反国民的な亡国屁理屈を申し立て、原子力ムラの手先のようなことをやっていた人物でもあります。そしてこの泉健太は、京都において、幹事長=福山哲郎の下にいたこともある人物だそうで、こんな人間を野党第1党の政調会長にしておくのは決定的にまずいと言えるのではないかと思います。衆院選挙後、泉健太の更迭運動をしなければいかんな、と思い始めているところです。
ともあれ、舞台は参議院に移ることになります。参議院の立憲民主党は、今度こそ市民や他の野党と一体となって、この法案を廃案にするための巨大な国民運動をいまから築く先頭に立っていただきたいものです。そして、自分たちが政権を担う時が来たら、この法律は戦争法や「共謀罪法」や特定秘密保護法やカジノ法などの悪法とともに、一括廃止とする決意を有権者・国民に示していただきたいものです。
6.倉重篤郎のニュース最前線:シリーズ・ニッポンの出口/8 男たちの政治が日本をダメにした:辻元清美(『サンデー毎日 2021.6.13』)
https://bit.ly/3ciznlY
(関連)立憲民主党&「市民と野党の共闘」支持率挽回策(田中一郎 2021.3.24)
https://bit.ly/3cheRlH
<田中一郎コメント>
上記でも少し触れましたが、私は来たる今回の衆院選挙で立憲民主党率いる「市民と野党の共闘」が菅義偉スカ政権を総辞職に追い込める程度の(つまり政権交代まで行かなくてもいい=むしろ行かないほうがいい、来年の参議院選挙で一気に勝利して、参議院から攻めていく方がいい)選挙勝利が得られなかった場合には、枝野幸男・福山哲郎・泉健太、およびそのとり巻きの立憲民主党執行部は全員退陣すべきだと申し上げています。そしてそのあとは、立憲民主党を全否定するのではなく、たとえば上記のように、立憲民主党の執行部全員を女性にして、その際の党の代表を辻元清美氏にして、再スタートしたらどうかと思っています。この記事を読むと、辻元氏もまんざらではなさそうなので、「プランB」として、次の一手でこのプランを持っておくのがいいのではないでしょうか?
7.菅義偉の地元、「絶対に落とせない」横浜市長選で候補者選びが難航中の自民党(日刊ゲンダイ 2021.5.25)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/289563
(関連)菅首相の地元・横浜市長選挙敗北なら退陣?――“ハマのドン”との最終決戦か - ウチコミ!タイムズ - 仲介手数料無料ウチコミ!
https://uchicomi.com/uchicomi-times/category/topix/main/14233/
(関連)カジノに頼らない横浜市長を 運動体発足「地方議員立って」 - カナロコ by 神奈川新聞
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-512371.html
(関連)横浜市長選でカジノ反対の運動体発足 藤木議長「地方議員立って」(カナロコ by 神奈川新聞)-Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a78395cd1fe6e808466d8bde27274f55faf41f6d
(「カジノに頼らない横浜」を実現する市長を支援する新たな運動体「横浜未来構想会議」が22日発足し、「横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」の藤木幸夫会長(90)が議長に就任した。」= 元気なおじいさんだね。衆院選も手伝ってもらったらいいのでは? ところで、この「砂かけばばあ」ならぬ「カジノばばあ」=林文子現横浜市長をしつこく応援していたのも立憲民主党時代の山尾志桜里であり、もう一人の立憲民主党女性議員だった。現在の立憲民主党はカジノには反対しているけれど、言ってみれば「身から出たサビ」みたいなもの、もっと地方自治体の首長選挙をまじめに考えろ、ということです。東京都知事選などでも、民主民進や立憲民主党の候補者選定はお粗末極まりない。:田中一郎)
8.その他 関連情報
(1)選挙の鬼・中村喜四郎は立憲民主をどう立て直すのか「次の選挙で『政権交代』は言わない」 (1-6) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/wa/photoarticle/2021041400037.html
(2)点検・小池都政のコロナ対策 立憲民主党「説明不足、検証なき1年」都議会各会派に聞く:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102862
(3)立憲の基本政策 さらなる具体化必要だ:北海道新聞 どうしん電子版
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/529956?rct=c_editorial
(4)立憲・枝野氏、「原発ゼロ」で苦慮 合流で党内に変化?:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP3B6TX6P3BUTFK011.html
(5)脱原発は可能か? ゼロ法案のほんとうの狙い-山崎誠(立憲民主党)論座
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2018030900002.html?page=1
草々
« (予約必要)(緊急セミナー)(7.13)オルタナティブな日本をめざして(特別編)「マスコミが絶対に伝えない新型コロナワクチンの「危険性」」(岡田幹治さん:2021年7月13日) | トップページ | (予約必要)(8.25)オルタナティブな日本をめざして(第63回):「福島第1原発の廃炉をどうするか」(筒井哲郎さん:2021年8月25日) »
« (予約必要)(緊急セミナー)(7.13)オルタナティブな日本をめざして(特別編)「マスコミが絶対に伝えない新型コロナワクチンの「危険性」」(岡田幹治さん:2021年7月13日) | トップページ | (予約必要)(8.25)オルタナティブな日本をめざして(第63回):「福島第1原発の廃炉をどうするか」(筒井哲郎さん:2021年8月25日) »
コメント