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2021年3月

2021年3月16日 (火)

まるで政治家と幹部官僚と業界企業のズブズブ癒着腐敗の「肥溜め」状態:東北新社の次は、それ以上にどでかい規模でNTTともやっていた総務省の自民党大臣・政務三役と幹部官僚たち=お手盛り行政の土台は高額接待だったのか!?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(ナツメロ)♪悲しくてやりきれない/北山修 - YouTube♪
 https://www.youtube.com/watch?v=nUZOKjQ9q6Q
 https://www.youtube.com/watch?v=C8IYZkoWodE
 https://www.youtube.com/watch?v=CKndolHXb5E
(早く死去した作曲家の加藤和彦氏が惜しまれます)


2.(3.27)福島原発事故10年 さようなら原発 首都圏集会 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/38183

以下はメール転送です(一部加筆修正)。
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原発稼働は犯罪(改訂版)

1 核兵器開発の原点
2 地球温暖化に加担(海水・河川の利用)
3 地震・津波による被害予測は非常に難しい
4 戦時(テロを含む)の攻撃目標となる
5 使用済み核燃料の冷却、危険性は続く
6 原発作業者の放射能被曝はなくならない
7 原発被害費用は莫大で税金が使われている
8 放射能健康被害(甲状腺癌等々)は子々孫々へと続く
9 農林水産業における被害は生存権の否定となる
10 自然環境汚染・生態系破壊の根源と言える
11 廃炉作業(デブリ処理等)は危険が無限に続く
12 安心して住民が暮らせることはない
13 事故時の防御には決死隊が必要となる
14 コストが安くつく、は偽りである
15 被曝者に対する、偏見・差別が生まれる
16 原子力ムラという利権集団が全てを独断的に牛耳っている
17 放射線ムラという利権集団が放射線被曝の危険性をゴマカシている
18 原発や核の推進は被ばく被害者を踏みつけ切り捨てる
19 原発は利益相反行為が日常茶飯である
20 原発推進の3種の神器は嘘八百、黒いカネ、そして脅し

この犯罪と言える結果を否定できない                                                                        
原発稼働経営責任者と推進政治家は犯罪者と言える
(記2021.3.12改定 Ishigaki + 2021.3.16 ITanaka追記)
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3.(必見)10 years since the Fukushima nuclear disaster - Insights from a Fukushima evacuee. - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EkYEKViOUgg

(福島原発事故の被害者の方がおつくりになり、国内外に向けて発信しておられます)


4.(新刊書)西尾正道著『被曝インフォデミック トリチウム、内部被曝――ICRPによるエセ科学の拡散』(寿郎社)
 https://bit.ly/3bMz3fo
 https://twitter.com/ju_rousha/status/1369936347746594819


5.「米国初のベーシックインカム」超予想外の成果 - ニューズウィーク日本版 -東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3eKgVoq

(たった125人に支給されたわずかばかりの現金が、なんで「ベーシックインカム」なのよ? こんなバカ丸出しの記事を「東洋経済」はネット発信するようになっている。新聞のみならず、週刊誌や雑誌類もまた、その言論はお粗末・低空飛行となり、間もなく墜落です。どうせ書くなら、生活保護支給が受給者にどのような効果をもたらしているか、徹底取材してみろ! :田中一郎)


6.東北新社(日刊ゲンダイ)
(上)https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/285874
(下)https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/285939


7.ウーマン村本大輔はなぜテレビから消えた? 笑いと権力、メディアを問い直すドキュメンタリー(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23f87c679e416e76ca7e79aa5e16558124c8d3ff

(お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔の姿に迫るドキュメンタリー『村本大輔はなぜテレビから消えたのか?』(BS12)が、3月19日(金)に放送される。:抜粋)


8.参院長野補選、政策協定が波紋 立憲に国民・連合反発、衆院選影響も:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031300415&g=pol

(関連)立民・渡辺幹事長代行、日米基軸を強調「夢想論は支持されない」産経ニュース
 https://www.sankei.com/politics/news/210310/plt2103100027-n1.html

(田中一郎コメント)
 渡辺周(幹事長代行)という立憲民主党の「てっぺん野郎」が、4月25日の参院補選の長野選挙区での政策協定について、偉そうに関係者の頭越しに「立憲民主党候補の羽田次郎氏(51)が共産党や市民団体と結んだ政策協定」に「夢想論は支持されない」などとケチをつけている。貴様は何サマか、という話である。「市民と野党の共闘」ぶち壊しの許されない暴挙である。ところが、同党の平野博文選対委員長が県連に協定の修正を要請したり、同じく同党の福山哲郎幹事長が、これをかばうように「政策協定はあくまで県連レベルの動きだと強調」しているというのだから、ふざけるな、という話である。こんな態度なら、市民や共産党にそっぽを向かれても致し方ないだろう。選挙に勝ちたくないのか、自民党よりも共産党とは敵対関係を続けたい、とでも言いたいのか。市民や共産党はテキトーに利用しておけばいい、という軽薄なる本音が透けて見えている。背後では、記事にもあるように、御用組合「連合」や国民民主党という自民党補完の政党や似非労組が蠢いている。

話は簡単だ。立憲民主党は、渡辺周と平野博文と福山哲郎を党の要職から外せ。選挙協力や「市民と野党の共闘」の妨害者として外し、今後二度とかようなことが起きないように、党内に周知徹底せよ。私は、枝野幸男・福山哲郎現執行部を「今回の衆院選がラストチャンス」と申し上げてきた。ここで菅義偉スカ政権を退陣に追い込み、次の参院選および衆院選で一気に大勝してホンモノの長期改革政権への道筋を創る、という成果を上げられなかったら、さっさと退陣せよ、と申し上げている。しかし、今日のような選挙直前の肝心な時に、御用組合「連合」や国民民主党などと内通しながら、かような共闘破壊行為をするのであれば、今すぐにでも退場してもらわなければいけないだろう。

問題となった日米安保条約や自衛隊の是非問題については、既に共産党は共闘するにあたり「棚上げ」にするという画期的な妥協を表明してくれている。しかし、立憲民主党自身が「健全な日米同盟」を方針で掲げているのだから、今回の長野の政策協定も何ら矛盾するものではないはずだ。日米地位協定など、みじめなほどに対米隷属的な日米関係を対等な関係に変えていく努力は、沖縄・辺野古など、米軍基地問題なども含めて、ホンモノの政権交代後には多くの努力が必要となる。こんなことは「当たり前」の話である。いや、ちがう、というのなら、渡辺周と平野博文と福山哲郎よ、我々一般市民の前に出てきて説明してみろ!

多くの有権者・国民は、アベスガ自公政権のデタラメや無法に対して大きな怒りを積み上げているが、返す刀で、渡辺周や平野博文や福山哲郎のような中途半端で出来損ないの野党政治家に対しても、大きな失望と信頼喪失の中で怒りを覚え始めている。かようなことを今後も続けるのなら、お前たちもまた「みなし自民」「みなし維新」「みなし公明」「みなし国民民主」として、徹底的に批判するから覚悟をしておけということだ。

枝野幸男代表も含めて、お前たちがしなければいけないことは、今回のような幼稚かつ向こう見ずのスタンドプレイではなく、脱原発を大きな柱とするホンモノの政権交代へ向けて、あらゆる協力勢力に頭を下げて回って統一行動をお願いし、諸悪の根源である自公政権や維新政治の完全打倒へ向け、世論をまとめ上げ一致団結へと導いていくことである。世界の先進国はみな、考え方や世界観や政策論の多様化の中で「連立政権の時代」に入っている。それを野党第一党の立憲民主党執行部が担えないのなら、それができないというのなら、さっさと歴史のゴミ箱へ消えてもらうしかない。現代日本において政権担当能力がないということと同義だからだ、そして、だからこそ、今回のような世迷い的な愚かな振る舞いは選挙直前の今こそ、やめていただかないと困るのだ。

なお、現代日本では、マスごみもまた長期化する自民党政権への忖度・迎合・小間使い組織に転落をしているため、選挙の前になると、野党の足並みがそろっていないことをことさらに強調し、有権者をたぶらかす報道が増えてくる。そんなものに騙されたり、惑わされたりしてはいけない。だからこそ、今回の渡辺周の軽挙妄動は処分に値すると申し上げているのだ。

(関連)「日本共産党の政権参画に向けた課題を分析する(上・下) - 田中信一郎|論座」をめぐって- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-483713.html


9.その他
(1)コロナ禍の最中に公立病院の病床削減を進める政府 - - 高橋千鶴子 - 毎日新聞「政治プレミア」
 https://bit.ly/38JguH6
(2)コロナ対応、政権を翻弄 反転狙うも「接待」足かせ―菅首相就任半年:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031300426&g=pol
(3)コロナ対策で政府と電通の癒着が次々…持続化給付金では中小企業庁長官に疑惑、「Go To」3000億円も発注は電通で決まりか |LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5453.html
(4)維新の「ファクトチェッカー」がまた一般市民の事実のツイートを晒して攻撃! 国際原則違反のうえに自らフェイクで批判封じ|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2021/03/post-5817.html
(5)官房長官しどろもどろ 式辞から「復興五輪」なぜ消えた(朝日新聞デジタル) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f7c029c428a03a9f4027fdfebc4c7e75fa19335d

*【特別寄稿】橋本聖子氏の五輪組織委会長就任で組織委、政府、都の五輪トップ3人が全員女性に! 旧体制刷新イメージの実態は全員ゴリゴリのタカ派集団清和会! 派閥の領袖だった森前会長の五輪強行路線は揺るがない! - IWJ Independent Web
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489797
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文春砲が菅義偉の長男=菅正剛を立てての東北新社の総務省高級(高給?)官僚や内閣広報官への違法な高額接待を写真と録音付で告発報道して以降、マスごみは総務省疑獄問題でもちきりとなった。更に文春砲は、東北新社に続いてNTTの高額接待についても主砲を連発、その中で、NTTの方は東北新社よりも更に大規模に、長期にわたって、総務省関連の政治家や幹部官僚たちに高額接待活動を展開していたことを明らかにした。『週刊文春』の記事と、それに関連したマスごみの日々の報道に目を通す限り、もううんざりするほどの関係者の名前が出てくる。それでいて、総務省の「調査」ならぬ「形だけのぶりっ子報告」で隠蔽された同様のことが、まだまだたくさんある様子で、事態は総務省再調査の方向へ向かいつつある。

(関連)総務省総汚染 首相がらみで政官“電波・通信”疑獄の腐臭(2021年3月11日配信『日刊ゲンダイ』)障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21436.html

(関連)3回10万円超 総務省・谷脇審議官更迭 NTT高額接待問題 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=OSUpptxgDc4

(関連)NTT高額接待問題、自民に飛び火 野党は総務省検証委も疑問視 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20210311/k00/00m/010/343000c

 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)菅義偉首相長男(菅正剛氏)の総務省幹部官僚違法接待問題=菅義偉の「古巣」総務省の違法なデタラメを徹底追及・厳重処分しなければ、霞が関は「腐敗堕落」の淵へ落ちることになる(加筆修正)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-c9263f.html

(2)菅義偉首相長男(菅正剛氏)の総務省幹部官僚違法接待問題(その2):違法接待を受けた総務省幹部4人を、まずもって直ちに現在の役職から外し、その後事実確認を行って厳重処分せよ!(形だけの処分は断固ダメ!)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-f18eb3.html

このロクデモナイ事件で挙がった関係者の名前を書き出してみると、政治家だけでも、菅義偉以下、武田良太(現総務大臣)、高市早苗、野田聖子、坂井学、寺田稔、その他過去7年で政治家15人(大臣経験者=新藤義孝、佐藤勉の二人。副大臣経験者は西銘恒三郎、山口俊一、柴山昌彦、故・小坂憲次、上川陽子の計五人、政務官経験者は世親弘成、小林史明、藤川政人ら、延べ41件に及ぶ高額接待の実態:『週刊文春 2021.3.18』より)の名前が挙がる。

(関連)NTT、歴代総務相も接待 武田氏は有無明言せず―週刊誌報道:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031001098&g=pol
(ちゃんと答えられないのなら、こいつは大臣としてのみならず、国会議員としてもクビだ!)

他方、高級(高給?)官僚の方は、谷脇康彦(総務省ナンバー2の審議官で菅義偉首相の「お気に入り」)、吉田眞人、秋本芳徳、湯本博信、山田真貴子他で、この連中以外にもわんさといそうな気配、もはや高級(高給?)官僚で高額接待を受けていない人間を探すのが難しいくらいではないか。再調査の方向というが、外部から厳しい姿勢をとる弁護士や市民団体の人間を入れて「大掃除」するイメージで調査しなければ、事の全体像はわからずじまいで、再びのトカゲの尻尾切りに終わるだろう。全くふざけた話である。

(関連)NTT社長招致で幕引きのつもりか 総務省身内調査の噴飯(2021年3月10日配信『日刊ゲンダイ』) - 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21404.html

(関連)鈴木前事務次官、秋本前局長もNTTから接待 総務省、現役職員144人対象に実態調査へ :東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/91612

国家公務員倫理法も、倫理規程も、大臣政務官規範も、あってなしがごとしである。この連中は、社会的公正性を全部棚上げにして行政を私物化し、許認可その他の重要な意思決定において「お手盛り」を繰り返していた可能性大である。今頃になって、東北新社の認可を取り消すだの、後追いの火消し作業に追われているが、こんな程度の話で終わらせるわけにはいかない。私物化された不公正行政こそは決定的に重大な国民に対する背任行為である。

権力機構の中では、上に立つものは、下でその指示に従うものよりも厳しい倫理規程や行動規範に従わなければならない。そうしなければ、その組織は土台から崩れてガタガタになる。しかし、そうした大昔からの組織原則とされてきた言わずもがなのルールが、2013年からのアベ・スガ政権によってないがしろにされ、霞が関の官僚どもは、従来のずる賢さに加えて、自民党や公明党の与党議員達と癒着をしておけば、何をやっても大丈夫という暗黙のお墨付きをもらっているかのごとしとなった。国会や記者会見でウソをつく・テキトーにゴマカス・答弁拒否する、不都合な公文書を隠す・捨てる・改ざんする、問題を屁理屈つけて先送りする、バレたら居直る、などなど、まさに「縁故優先政治(クローニー政治)」「お友だち優先政治」「利権腐敗行政」「私物化政治・行政」が絵にかいたような形で展開されている。

(関連)国家公務員倫理法・倫理規程について8つの疑問にお答えします(国家公務員倫理審査会事務局)
 https://www.jpbwa.com/news_pdf/131201_03.pdf

(関連)国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範(2001年閣議決定)
 https://www.cas.go.jp/jp/siryou/kihan.pdf

(そもそも、文春砲が最初に告発した菅正剛+東北新社の違法高額接待でバレてしまった官僚4人+山田真貴子に対する「処分」が全くなっていない。少し前の私のメールでも指摘したように、お遊びのような「処分」ではなく、直ちに現職を外して閑職に左遷し、退職金査定に大きく響く官僚職位を3段階くらい落として厳罰色を出すとともに、退職して後も、政府関係機関や補助金交付団体・組織・会社には「天下り」できないよう、厳しい措置を取らなければならない(「天下り」を受入れたら政府からの補助金や融資や事業発注をしないことにすればよろしい)。しかし、実際の「処分」はそんなことにはなっていなくて、巨額の退職金を手に、予定通りの「天下り」を早めに実践して、まるでイタチの最後っ屁を有権者・国民に向けて放ちながら去っていくがごときの似非「処分」となっている。こんなことだから、今回のような出鱈目な違法行為はこれからも再発し、止まることはないだろう。法治国家下の我が国の国家官僚組織はアベスガ自公政権のおかげで内側から崩壊させられているのだ。また、追加的に申し上げておかなければいけないことは、これまでに報道された疑惑だけでも、当事者となっている政治家や官僚、あるいは民間業者に対する贈収賄不正の疑惑も十分に濃厚であるので、こうした行政上の処分とは別に、検察が動いて、その刑事事件としての捜査もまた必須事項である)

申し上げるまでもなく、こうした日本の政治や行政の腐敗・堕落・不公正・違法・お粗末化の事態蔓延は、安倍晋三政権時代にデタラメの連続を許してきたことにその原因がある。「モリカケサクラ・ヤジコロナ・カワイモバレテ・クロカワシクジリ」の和歌に歌われるもごとく、アベ政権はその全期間において法治国家日本を1%の「お友だち」のための無法国家ニッポンに転換することに全力を挙げていた。似非右翼・ネトウヨたちの翼賛賛美歌や維新・公明という補助補完勢力の力も借りてである。そしてそれが、そのまま菅義偉スカ政権に引き継がれ、霞が関のクサレ舞台の場が経済産業省から総務省に代わっただけの話である。政権の根本性質は全く不変のままだ。根っからのノータリンのアホの首相が、小賢しい小心者の権力濫用ジジイに変わっただけの話である。

(関連)「モリカケ、桜」と同じ火消しに唖然。東北新社の認定取り消しで幕引き図る菅政権の愚行 - まぐまぐニュース!
 https://bit.ly/3lkmL0K

そして、この総務省の「黒い霧」は、いよいよ菅義偉自身にも覆いかかってきているようだ。菅義偉は、その履歴を見る限り、総務大臣と官房長官以外に内閣の役職を経験したことがないようで、従ってまた、総務省への思い入れや結びつきは非常に強い。日刊ゲンダイは、これを「総務省は(菅義偉の)天領」と表現している。あの市場原理主義アホダラ教のご教祖様の1人で「ベーシックインカム」や「マイナンバー制度」を提唱している竹中平蔵との「縁」も総務省担当時代に培われたものだ。火中の人物である長男の菅正剛を政務秘書官にしたのも総務大臣時代であるし、もう一人の火中の人物である山田真貴子を側近化したのも総務省時代である。そんな菅義偉だから、東北新社やNTTのこうした「黒い動き」と無縁であるわけがない。下記の報道は、その一端を垣間見せるものだ。

(関連)菅首相との会食は- NTT社長「公開控えたい」と答弁(朝日新聞デジタル)
 https://www.asahi.com/articles/ASP3H3J61P3HUTFK00C.html
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9ac6cd2cd8c79faa8cbe5d0ff28b05e6feb84cb3

(関連)【菅義偉】ついに菅首相にNTT接待汚染が飛び火 武田総務相と同じ答弁|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/286435


もう、うんざりである。いい加減にしろよ、という話である。既に菅義偉スカ政権は、一連の騒動に伴い、あるいはまた、新型コロナへの対応のしくじりもあって、支持率が低迷し始めている。次期衆議院選挙も目前に控えていて、下馬評では、自民党内部にも「菅義偉降ろし」の動きがあるという。しかし、よくよく考えてみれば、高級(高給?)官僚はともかく、政治家どもは自民党も公明党も我々有権者・国民が選挙で選んだ者たちではないか。ならば、究極的には、日本の有権者・国民は自業自得の結末を飲み込まされているということになるではないか。いつまでも自民党や公明党に投票を続け、あるいは選挙から逃げ回っていてどうする、ということだ。天にツバするものは、そのツバが自身の顔面に降りかかる。

(関連)菅政権 はがれ落ちた支持率 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6387828

(関連)【菅義偉】永田町がザワつく“菅降ろし”の怪文書は自民党全議員の願望|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286386

アベ・スガと続く9年間の日本の暗黒腐敗堕落のお粗末政治は、もうどうしようもないところまで来ている。政治家と幹部官僚と業界企業のズブズブ癒着腐敗の「肥溜め」状態をもたらし、この日本を悪党どもが支配する無残なヘドロ国家にしてしまった自民党・公明党、そして霞が関の高級(高給?)官僚たち、もはやこの連中に対して社会正義をとなえて理屈で勝負している時ではない。「仕置人」の出番である。

「のさばる悪をなんとする、天の裁きは待ってはおれぬ、この世の正義もあてにはならぬ、闇に裁いて仕置する、嗚呼南無阿弥陀仏」の、あの人気番組「必殺仕置人・仕掛人」が登場する時である。そして、江戸時代ではない、現代の「必殺仕置人・仕掛人」とは誰か!? つまりそれは、みなさまをはじめとする有権者・国民だ。次期衆院選・都議会選という「仕置場」が間もなく用意される、その時にこそ、下記のBGMを耳に響かせながら、投票場という仕置場にお運びいただきたい。自民、公明に加えて、そのちょうちん持ちや裾払いをする役回りの維新と国民民主党も、皆々併せて、一人残らず消えてもらいましょう。いざ、出陣!!!

*必殺!BGMメドレー いざ、出陣!!! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=PyyTyb9F5iQ
 https://www.youtube.com/watch?v=PJJZD_wsYag


(以下、関連情報を少しばかりご提供しておきます。関連記事は読み切れないほどありますが、その中から、いくつか代表的なものを選んでご紹介します。お勧めは、『週刊文春』と日刊ゲンダイです)

 <別添PDFファイル>
(1)NTT接待文書入手、総務大臣・副大臣もズブズブの宴(『週刊文春 2021.3.18』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1502c7c67fcd166fd56672755a1c55327a73337e
 https://news.yahoo.co.jp/articles/80a60dca7f4587b61d32eb0fb13c728fb2c370a0
(2)「悔しい」とはよく言うわ、ちゃんちゃらおかしい高市早苗前総務相らの居直り弁明(日刊ゲンダイ 2021.3.15)
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21509.html
(3)NTT・総務省接待汚染、いよいよ天領の主=菅首相に飛び火(日刊ゲンダイ 2021.3.15)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/286435
(4)坂井氏、全く支払わず NTT会食 野田元総務相は1回分(毎日 2021.3.12)
 https://mainichi.jp/articles/20210312/ddm/002/010/030000c
(5)首相 本紙の接待問題追及に紋切り回答(東京 2021.3.12)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/89756
(6)接待問題、遠い実態解明 対象や期間定まらず 総務省調査(毎日 2021.3.12)
 https://mainichi.jp/articles/20210312/ddm/005/010/090000c
(7)野田・高市両氏がNTT側に返金 ともに「接待」は否定(朝日 2021.3.12)
 https://www.asahi.com/articles/ASP3C66QYP3CUTFK012.html
(8)全体の奉仕者の責任(前川喜平 東京 2021.3.15)
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(9)会食の事前届け出、総務省 3年で1件、「接待隠し」か ルール機能せず(東京 2021.3.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/91210
(10)接待中毒の高級官僚を一掃せよ(古賀茂明『週刊朝日 2021.3.26』)
 https://dot.asahi.com/wa/2021031500072.html?page=1

(霞が関の腐った高級(高給?)官僚どもは、接待される金額が高ければ高いほど「自分は偉い」と思い上がる性格なんだそうである。一種の「職業ビョーキ」でしょう:田中一郎)


(必読)(別添PDFファイル)NTT接待文書入手、総務大臣・副大臣もズブズブの宴(『週刊文春 2021.3.18』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1502c7c67fcd166fd56672755a1c55327a73337e

(一部抜粋)
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 総務省事務方ナンバー2の谷脇康彦総務審議官が3月8日に更迭されるなど、波紋を広げているNTTの総務省への接待問題。今回、NTT側が、官僚を接待していた“迎賓館”で、大臣、副大臣ら総務省に関係する政治家に対し、繰り返し接待を行っていたことが「週刊文春」が入手したNTTの内部文書からわかった。現職中に接待を受けたのは計4人、延べ6件。また、NTTは総務省の政務三役(大臣、副大臣、政務官)を退任した政治家にも接待を繰り返しており、計15人、延べ41回にのぼる。

NTTは役員の選任や事業計画などについて、総務大臣から認可を受けて経営されている。総務大臣在任中に接待を受けていたのは野田聖子衆院議員と高市早苗衆院議員。野田氏は、2017年11月22日に立川敬二NTTドコモ元社長らから、2018年3月29日に村尾和俊NTT西日本社長(当時)らから接待を受けていた。いずれも場所は東京・麻布十番にある「KNOX」。NTTグループの関連会社が運営し、年間の施設利用料(年会費)を支払っている会員企業は4割引きで利用できるNTTグループの接待のための施設である。

高市氏は2019年12月20日と、2020年9月1日に、いずれも澤田純NTT社長、島田明同副社長、秘書室長の3人から接待を受けていた。場所は同じくKNOXだった。情報通信などを担当する総務副大臣在任中に同様の接待を受けていたのが、坂井学衆院議員(2018年6月29日)と、寺田稔衆院議員(2020年9月14日)だった。坂井氏は現在、菅内閣の内閣官房副長官を務めている。
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(必読)(別添PDFファイル)「悔しい」とはよく言うわ、ちゃんちゃらおかしい高市早苗前総務相らの居直り弁明(日刊ゲンダイ 2021.3.15)
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21509.html

(一部抜粋)
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相手の迎賓館に招かれて、会費1万円と5000円の土産を置いてきて、「接待ではない」「悔しい」とかみつく神経に、マトモな国民は呆れている。差額を返済すればいいと思っている感覚、その場で「依頼はなかった」という言い訳、子供だましが通用すると思っているのだとしたら、はなはだしい国民愚弄とモラルの麻痺

いったい、どこまで広がるのか。NTTによる“接待汚染”は、底が見えなくなってきた。総務省の高級官僚だけでなく、自民党議員も高額接待を受けていたことが明らかになった。過去7年間に総務省の“政務三役”経験者15人が接待を享受していた。しかも、社長や会長らNTTトップが直々にもてなしている。許認可権を握る総務大臣、副大臣、政務官をターゲットに、会社を挙げて“政界工作”をしていたのである。大臣が“利害関係者”から高額接待を受けていただけでも大問題だが、それ以上に国民は、高市早苗前総務相の居直りに呆れ返っているのではないか。

高市は、現職の総務大臣だった2019年12月と2020年9月の2回、NTTの迎賓館に招かれ、澤田純社長から1人当たり5万円の高額接待を受けていた。スクープした「週刊文春」によると、メニューは旬のマツタケにアワビ、メインディッシュは牛ヒレ肉だったそうだ。いったい、どこまで広がるのか。NTTによる“接待汚染”は、底が見えなくなってきた。

総務省の高級官僚だけでなく、自民党議員も高額接待を受けていたことが明らかになった。過去7年間に総務省の“政務三役”経験者15人が接待を享受していた。しかも、社長や会長らNTTトップが直々にもてなしている。許認可権を握る総務大臣、副大臣、政務官をターゲットに、会社を挙げて“政界工作”をしていたのである。大臣が“利害関係者”から高額接待を受けていただけでも大問題だが、それ以上に国民は、高市早苗前総務相の居直りに呆れ返っているのではないか。高市は、現職の総務大臣だった2019年12月と2020年9月の2回、NTTの迎賓館に招かれ、澤田純社長から1人当たり5万円の高額接待を受けていた。スクープした「週刊文春」によると、メニューは旬のマツタケにアワビ、メインディッシュは牛ヒレ肉だったそうだ。

ところが、高市は、自分のホームページに「『週刊文春』の記事は悔し過ぎる! 『行政の公正性』に特に注意を払ってきた者として」とのタイトルの一文を載せ、「接待は受けていない」と開き直っているのだ。<(NTTに)指定された10000円をお支払いするとともに、私費で16500円(3名分)のお土産を持参致しました><会食の席でNTTから許認可等に関する依頼を受けたことは皆無>と潔白を訴え、さらに<大臣も副大臣も「通信事業の許認可に直接関わる」ことなど、ありません><「最終決裁」をするのは大臣や副大臣ではなく、局長です>と、すぐにバレる嘘まで書いているのだ。迎賓館に招かれ、高級フレンチをごちそうになりながら「接待ではない」という釈明が通じると本気で思っているのだろうか。1回5万円の高級ディナーを2回もゴチになりながら、よくもまあ「悔しい」などと口にできたものだ。

「高市さんは、1万円を払ったから問題ないと訴えているようですが、たとえ割り勘だろうが、大臣が特定の業者と会食すること自体が問題です。どこが行政の公正性なのでしょうか。懇談なら役所で弁当を食べながらできるでしょう。会食の席で依頼はなかったとも訴えていますが、その場で依頼するバカはいませんよ。もし、こうした子供だましの釈明が通用すると考えているなら、国民をバカにしています」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
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◆高額接待だけじゃない総務省とNTTグループ「天下り癒着」の実態 - FRIDAYデジタル
 https://friday.kodansha.co.jp/article/168613


 <関連サイト>
(1)NTT、歴代総務相も接待 武田氏は有無明言せず―週刊誌報道:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031001098&g=pol
(2)NTT接待 総務省・鈴木前次官、秋本前局長も社長と会食(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/69342178eca896f908dcd9813d2f495545ef2f38
(3)携帯値下げも…国と歩調合わせるNTT 接待で何が、消えぬ疑問 - 毎日新聞
 https://bit.ly/2OV2N0z
(4)接待問題、遠い実態解明 対象や期間定まらず 総務省調査 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20210312/ddm/005/010/090000c
(5)菅政権半年 衆院選へ浮沈にぎるワクチン- 日本経済新聞
 https://s.nikkei.com/30Qxdnv
(6)接待背景不透明 くすぶる疑念 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6387844
(7)総務省「接待隠し」- 会食の事前届け出3年で1件のみ…際立つ少なさ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/91210
(8)総務省幹部NTT社長からも 高額接待70万円か - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MQadriGEGp4
(9)総務省接待は「顔つなぎ」「便宜なし」東北新社とNTT社長強調 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3qMx3rD
(10)武田総務相「政治的判断」 NTT会食有無答弁せず 予算委詳報 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3eF7mad
草々 

2021年3月15日 (月)

六ケ所再処理工場に関する「質問主意書」:重大事故を発生させないため,答弁書のまとめ(福島みずほ参議院議員経由提出:「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)+ 原発・被ばくをめぐる看過できない情報

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」予定
(1)(予約必要)(3.24)オルタナティブな日本をめざして(第56回): 「菅政権グリーン成長戦略は「グリーン」か(あやしいカーボンニュートラル)」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者側からは「衆院選へ向けて「市民と野党の共闘」が掲げるべき経済政策」についてプレゼンいたします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-28c380.html

 <注目情報>
(1)安全性に優れた次世代炉・新型炉の追求:研究開発:原子力 - 東芝エネルギーシステムズ株式会社
 https://www.toshiba-energy.com/nuclearenergy/rd/safety-reactor.htm
(2)原子力水素製造システム(東芝レビューVOL60 NO.2 2005年2月)
 https://www.toshiba.co.jp/tech/review/2005/02/60_02pdf/a07.pdf
(3)次世代の原発までの「時間稼ぎ」 政府がいばらの道を歩む理由 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210310/k00/00m/040/178000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210311

(2)(予約必要)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者側からは「核ゴミ地層処分問題」についてプレゼンいたします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-38efc4.html

(3)(予約必要)(4.28)オルタナティブな日本をめざして(第58回)「新型コロナワクチンの正体を知る」(岡田幹治さん「新ちょぼゼミ」)+ 直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間で主催者側からは「「マイナンバー制度」の危険性」についてプレゼンいたします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-93605c.html

(4)(予約必要)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第59回):「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)- いちろうちゃんのブログ(主催者側からは最初に事務的なご連絡のみでプレゼンは行いません)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-35b23f.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(参考)いちろうちゃんのブログ(TOPページ)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/


2.イベント情報(その1):(5.8)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 【声明】子ども脱被ばく裁判3.1「理不尽の極み」判決に抗議する第16回新宿デモを5月8日に実施(2021.3.11)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2021/03/blog-post_11.html

(関連)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ- 2021.3.11 控訴の声明
 https://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/2021/03/2021311.html


3.イベント情報(その2)(3.17)申込み不要『STOP!デジタル監視法案』オンライン市民集会 青木理 三宅弘 海渡雄一(3-17 18-00~、YouTube)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1615786267958matuzawa

◆当日配信のYouTubeのURL
https://youtu.be/x9WPig1smnk


4.イベント情報(その3):(メール転送です)(3.20)5党参加のオンライントークライブ
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つなぐ・つながる通信2021/3/14(転送歓迎、重複ご容赦)

■ 民主主義は、待っていれば降りてくるものではありません。市民と立憲野党の共闘を、下から、地域から、創り、広げる企画の第一弾として、東京地域で下記を開催します。バナー、案内は https://tunagu2.jimdofree.com/

■ 市民と立憲野党のオンライントークライブ「生きづらい社会に Say Goodbye!」
日 時:2021年3月20日(土)10:00~11:30
共 催:「市民連合」+「市民と野党をつなぐ会@東京」
視 聴:YouTube (無料、後日の視聴もできます)
短縮URLは、https://onl.tw/TPnr3ff

前半では、「私は……な社会で生きていきたい」等、17名の市民が一言動画をリレーします。後半では、立憲野党5党の登壇者の方々に、めざす社会について語っていただきます。末期的政権に代わる政権を創る大義のために、小異を置いて、市民と立憲野党の共闘を進めましょう。

登壇者は
市民連合: 中野晃一さん
立憲民主党: 落合貴之さん
日本共産党: 山添拓さん
国民民主党: 山尾志桜里さん
社会民主党: 福島みずほさん
れいわ新選組: 北村イタルさん
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5.(新刊書)わかな十五歳 中学生の瞳に映った3・11(3月11日発売)-ミツイパブリッシング
 https://mitsui-publishing.com/product/wakana15


6.原発用語 言い換えて危険な印象を消す - ネットワーク『地球村』
 https://chikyumura.org/2011/12/post-885.html
(大日本帝国陸海軍・大本営発表と同じ言葉の使い方です。:田中一郎)


7.キャンペーン · 香害の解決を政府に求めます!厚生労働大臣・経済産業大臣・環境大臣 宛 · Change.org
 https://bit.ly/3tnQNU7


8.「被災者の苦しみに向き合おうとしない」東電に和解案を拒否された伊藤さん 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/90913

(関連)原発事故の賠償請求権に「時効」の壁 弁護士「東電の方針信用できない」東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/90911

*日刊IWJガイド・非会員版「IWJは3.11直後から、正確な生の情報を届けてきました! アーカイブは第1級の貴重な歴史的資料! どうか皆さまのご支援でIWJを支えてください!」2021.03.15号~No.3105号 - What's New お知ら
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/48462
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昨今の原発関連情報です。なお、下記でご紹介申し上げます「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田文夫さんには、来たる2021年6月29日に「新ちょぼゼミ」で下記のご講演をお願いしております。乞う、ご期待です。

◆オルタナティブな日本をめざして(第61回):「青森県六ケ所村再処理工場の実態とその危険性」(永田文夫さん)(2021年6月29日)


1.(重要)(メール転送です)六ケ所再処理工場に関する「質問主意書」:重大事故を発生させないため,答弁書のまとめ(福島みずほ参議院議員経由提出「三陸の海を放射能から守る岩手の会(永田文夫さん)」)

Sent: Sunday, March 14, 2021 7:42 PM
Subject:お知らせなどです

みなさんへ   永田です。
福島みずほ議員から提出していただいた「六ケ所再処理工場に関する質問主意書」の答弁書が3月2日に届き,コメントをまとめてみました。1頁めに概要をまとめてみました。2頁めからは各質問と答弁そしてコメントです。
 http://sanriku.my.coocan.jp/210302Q&A&C.pdf
 http://sanriku.my.coocan.jp/210302Q&A&C.pdf

大きな問題は以下の4つになるのかなと思います。

1)高レベル廃液の重大事故の審査について「蒸発乾固」でやめ、これ以降に起きる溶融,揮発,爆発を審査し対策を求めていないこと。
 ⇒ウラルの核惨事,旧西ドイツのシミュレーション*は蒸発乾固後の事故もしくは評価である。
  * http://sanriku.my.coocan.jp/770115.pdf

2)火山の降灰堆積55cmまで想定しているが、実証試験を確認しないまま,審査し承認したこと。
 ⇒ 冷却が止まると高レベル廃液や使用済燃料プールにある3000tの燃料が溶融,揮発,爆発等を起こし,回復不可能な汚染を広げるであろう。

3)「安全確保の第一義的責任は事業者にある」ことを徹底するとして法改正し、国の使用前検査をやめ,事業者による使用前事業者検査に切り替えたこと。
 ⇒ 超危険施設を許可した責任があるはず。

4)国が行う,事業指定申請書にある目標値などの使用前検査7項目を削除していたこと。これを担保する規則を国は答えたがその規則には担保されていないこと。
 ⇒申請書ではプルトニウム,ウランの回収率を98.2%としていたが、日本原燃の定期報告書にあるアクティブ試験結果の数値から計算すると、プルトニウム78%,ウラン91%程度であることにより,このままだと合格できないの等あり,このような削除を行ったと思われる。

 質問に答えていない箇所など,みずほ事務所から再質問していただき、このような事業推進ありきの審査や法改悪,実証試験をせずに承認するなど、人々を守る姿勢が後退し私達の安全が損なわれる審査になっていることを追及していきましょう。


以下お知らせなどです。

1)ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』無料オンライン上映
 フィンランド最終処分場オンカロの取り組みを追った内容。1時間20分 無料は明日午後2時まで。
 福島原発事故から10年ということで無料のようです。

 ◆アップリンク・クラウドURL
  https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2942/

  期間:2021年3月15日(月)午後1時59分まで
  無料プロモーションコード:10YEARS  視聴期間:コード適用後48時間

*私は昨夜拝見,上記URLをコピペし,手続きで支払いなどが出てきますが無視し,「プロモーションコードの使い方」通りに行い視聴することができました。人間の罪を問うような内容に思えました。オンカロの内部のようすや直接処分の様子がわかります。日本にはオンカロのような地下水が出ない岩盤はありえないでしょう。水が出ていたのは掘削用のドリルの先から出される水だと思いました。

2)元首相5人が脱原発宣言 小泉純一郎氏「ゼロでも脱炭素は可能」3/11(木) 毎日
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fc31114f5de5510e2142ae50d644850d09e1dfad

「東日本大震災から10年となる11日、東京都千代田区の憲政記念館を会場にオンライン世界会議「原発ゼロ・自然エネルギー100~福島原発事故から10年~」(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟主催)が開かれ、元首相5人の脱原発宣言が発表された。細川護熙、村山富市、小泉純一郎、鳩山由紀夫、菅直人の5氏がそれぞれ個別に書いた宣言に署名し、公表した。このうち小泉、鳩山、菅の3氏が登壇し、握手を交わした。・・・」

*現首相も先輩達の言葉に耳を傾けてほしいものです。それにしてもこの首相たち,皆さん騙されていたのでしょうか。

3)「原子力ムラ」の代理人か…日本の原子力行政が今も抱える「3つの問題点」3/11現代ビジネス
 https://news.yahoo.co.jp/articles/41d5538de174db09a1598d9c216481d7778a4a45

「東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故から10年が過ぎ去った。「フクシマなどなかった」かのように、過酷事故をめぐる報道もすっかり影を潜めている。だが、フクシマの終わりはまったく見通せないのが現実だ。東電は「あと30年で廃炉作業を終わらせる」というが、溶融した核燃料の形状も所在も正確に把握されていない。過酷事故で故郷を追われた人びとの生活保障も不充分なままの10年だった。だが、すでに9基の原発が再稼働し、柏崎刈羽、東海第二も動きだそうとしている。また、六ヶ所村の核燃料再処理工場にもゴーサインが出されている。  2012年9月19日、新たな原子力規制機関として原子力規制委員会が発足した。しかし現在でもなお、日本の原子力行政には問題点が山積している。フクシマ10年の現実を前にして、原子力規制行政はいかにあるべきなのか。原子力規制委員会の実態を軸に考えていこう。・・・」

*原子力規制委員会,この一年を見るとついに本性を現したかといった憮然たる思いです。その背景がわかる内容になっています。

4)「福島県民がん増える可能性低い」 被曝線量を下方修正 朝日新聞3/9
 https://digital.asahi.com/articles/ASP395JSWP37UGTB00H.html

「東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)による健康影響を評価した報告書を、原子放射線の影響に関する国連科学委員会が9日公表した。報告書は2014年以来。最新の知見を反映して福島県民らの被曝線量を再推計し、前回の値を下方修正した。これまで県民に被曝の影響によるがんの増加は報告されておらず、今後も、がんの増加が確認される可能性は低いと評価した。・・・」

*私達は国連放射線科学委員会UNSCEAR を原子力推進機関と認識してきました。そこが公開する報告書は、このような,推進学者によるものであり,国際原子力ムラの意向が反映されたものになるのだろうと思います。それで,岩手の会では,今チェルノブイリ事故のときに唯一因果関係が認められた小児甲状腺がん報告書と今回の報告書を調べているところです。

◯チェルノブイリ事故時の因果関係を認めた根拠となる報告書は以下のようです。
 ONE DECADE AFTER CHERNOBYL (英文) EU,IAEA,WHO
 https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/Pub1001_web.pdf

 下記は和文でわかりやすいと思います。
 ベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺ガンの現状
 菅谷昭,ユーリ・E・デミチク,エフゲニー・P・デミチク
 国立甲状腺ガンセンター(ベラルーシ)
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Sgny-J.html

◯福島原発事故に係る朝日新聞記事の根拠となるUNSCEARの報告書は以下だと思われます。
 UNSCEAR 2020 Report(英文)UNSCEAR
 https://www.unscear.org/docs/publications/2020/UNSCEAR_2020_AnnexB_AdvanceCopy.pdf

表紙に以下の文
SCIENTIFIC ANNEX B: Levels and effects of radiation exposure due to the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station: implications of information published since the UNSCEAR 2013 Report

科学付属書B:福島第一原子力発電所事故による放射線被ばくのレベルと影響、UNSCEAR2013レポート以降に公開された情報

*Kさんにこの報告書の小児甲状腺がんに関わるところを読んでいただいているところです。次回例会で話あえることができそうです。何かお気づきのことや情報がありましたならお知らせいただけるとありがたいです。


2.(メール転送です)福島原発事故から10年の英語で発信動画

片岡輝美さん(「子ども脱被ばく裁判」原告団共同代表)が国連でスピーチされています。なかなかの英語です。

「朝日新聞に福島原発事故による健康被害はないというアンスケアの記事が載りました」
⇒ 数日前のメールにも書きましたが、この朝日カバカバ新聞は、中立を装いながら、かような報道ばかりに専念しているカバカバ新聞です。マスゴミ報道に弱い日本人には「ふりかけ加工食品「害悪の素」」のようなものです。

以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Sent: Monday, March 15, 2021 4:08 AM
To: 田中一郎 <ichirouchan@withe.ne.jp>
Subject: 福島原発事故から10年の英語で発信動画

田中さま、いつも情報をありがとうございます。

ご存知かもしれませんが、朝日新聞に福島原発事故による健康被害はないというアンスケアの記事が載りましたが、同じ国連機関でも現在開催中の人権理事会本会議で、5名の特別報告者が連名で汚染水と原発被害者の人権侵害に関する声明を出しました。すでにご存知でしたら、重複失礼します。
 https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=26882&LangID=E

本会議で、原発事故被害当事者でもある片岡輝美さんが、NGO枠で90秒の発言をされました。英語ですが、動画の0.18.18で見れます。
http://webtv.un.org/search/item3-general-debate-contd-28th-meeting-46th-regular-session-human-rights-council-/6238520374001/?term=Terumi&sort=date

英国在住者の協力を得て「福島原発事故から10年」の英語動画を作りました。12ヶ国語の字幕を入れましたので、設定から日本語も選択できます。是非ご覧になってください。もしご興味のある方に拡散していただけたら、大変助かります。
https://www.youtube.com/watch?v=EkYEKViOUgg

今後もどうぞよろしくお願いいたします。


3.核ゴミ地層処分問題について帰宅集会でスピーチ
 去る3月14日、私の地元=東京都北区で福島原発事故以降、毎年開催されている脱原発市民集会でスピーチをさせていただきました。下記が当日の録画(少し音声が悪いのをご容赦ください)や私のスピーチ原稿、および関連資料などです。ご参考までにお送り申し上げます。

以下はメール転送です(一部加筆修正)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日(3/14)午後、強風の中、さよなら原発 in 飛鳥山:北区 2021.3.14が聴衆なし(新型コロナ対応)の形で開催されました。当日録画、および私のレジメをお送りいたします。私は「核ゴミの地層処分問題」を担当しています。(録画は満田夏花さんに続いて2番目です)

◆20210314 UPLAN さよなら原発 in 飛鳥山 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=lH7FihVYEe8

 <別添PDFファイル>
(1)(チラシ)(3.14)さよなら原発 in 飛鳥山(東京都北区)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc93efbc8eefbc91efbc94efbc89e38195e38288e381aae38289e58e9fe799ba20in20e9a39be9b3a5e5b1b1efbc88e69db1e4baace983bde58c97e58cbaefbc89.pdf
(2)(スピーチ原稿)核ゴミ地層処分問題(2021年3月14日:東京都北区)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e6a0b8e382b4e3839fe59cb0e5b1a4e587a6e58886e5958fe9a18cefbc88e794b0e4b8ade4b880e9838e202021e5b9b44e69c8815e697a5efbc89.pdf
(3)(パンフ)知ってましたか? いま、地層処分してはいけない8つの理由(一部抜粋)(市民科学者の会・北海道 2020.11)
ダウンロード - e59cb0e5b1a4e587a6e58886e38197e381a6e381afe38184e38191e381aae381848e381a4e381aee79086e794b1efbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89efbc88202020.11efbc89.pdf
(4)寿都町,神恵内村で明らかになった「核のゴミ」地層処分の問題点(一部抜粋)(小野有五『科学 2021.1』)
ダウンロード - e3808ce6a0b8e381aee382b4e3839fe3808de59cb0e5b1a4e587a6e58886e381aee5958fe9a18ce782b9efbc88e68a9ce7b28befbc89efbc88e5b08fe9878ee69c89e4ba94e3808ee7a791e5ada6202021.1e3808fefbc89.pdf

なお、「核ゴミの地層処分問題」については、来たる4/15の「新ちょぼゼミ」の際に、詳しくお話をしたいと考えています(下記参照)。ふるってご参加ください。

(予約必要)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-38efc4.html


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(追)(行き詰るドイツの核ゴミ地層処分)地下800メートルの「迷宮」で考えた 人類が制御できないもの(毎日新聞)

地下800メートルの「迷宮」で考えた 人類が制御できないもの(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f4ebcdc618b55425f9a394ce1690281c7cba9c93


(田中一郎コメント)
「現在は安定した地層に埋める「地層処分」を最適とする考えが世界のほぼ共通認識となっている。」などと、肝心なところが「忖度腰抜」状態なのが毎日新聞の特性=だから朝日カバカバ新聞に対して、こちらは毎日忖度腰抜新聞という。例えば日本学術会議は、少し前に高レベル放射性廃棄物の地層処分は当面は見合わせて、50年~数百年間、地上に空冷の形で保管しておくことを提言しています。

(関連)高レベル放射性廃棄物の処分について(日本学術会議 2012年9月11日)
 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-k159-1.pdf

そもそも大量の危険極まりない核のゴミが発生するのに、それをどうするのかを決めずに原発や核燃料サイクルなんぞをずっと続けてきた最大の理由は、原発を含めた「核」というものが、戦争のためのもの=核兵器と表裏一体の関係にあったからだ。こんなものを、発電だか何だか知らないが、民間ベースの商売手段だなどとお気楽な認識をしているのは、日本のマスゴミぐらいなものではないか(それと、そのマスごみ報道をうのみにする日本の有権者・国民)。案の定、この記事には、それについての言及もない。

それはともあれ、ドイツでも核ゴミ処分は悩みの種。ただし、2022年来年には原発をやめる決定をしているので、それが実現すれば、もう核ゴミが増えることはない。今でも原発・核燃料サイクルにしがみついている日本よりは少しは先を行く国である。寿都・神恵内への核ゴミの押付けが、近未来に最悪のディストピアを現実のものとしてしまうことはほぼ確実だ。プレートテクトニクスの科学を無視して、やっかいものの核ゴミを「見えない化」するために、大都市からは遠方にある経済的に困窮した過疎地域の地下深くに埋める、これこそ地方を見下す傲慢なる態度であり、また、正真正銘のバカのやることである。

ダチョウという動物は、身の危険が迫ると、頭だけを地中に埋めて身を隠した気になっているという。ダチョウならば、かわいくておもしろいしぐさ、といってられるけれど、原子力ムラがやる核ゴミ地層処分は、ダチョウのしぐさではない。極めて悪質な危険物の経済困窮者への押付けなのだ。違うというのなら、東京の皇居広場や首相官邸、あるいは自民党本部敷地にでも埋めたらどうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々 

2021年3月13日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(122):福島第1原発事故10年(その3)=れいわ新選組 山本太郎 代表談話「あの日から10年」=みんなで脱原発・脱被ばく・被害者完全救済を誓い合いましょう!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(予約必要)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第59回):「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-35b23f.html

(関連)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ- 2021.3.11 控訴の声明
 https://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/2021/03/2021311.html

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 【声明】子ども脱被ばく裁判3.1「理不尽の極み」判決に抗議する第16回新宿デモを5月8日に実施
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2021/03/blog-post_11.html

(2)(3.27)福島原発事故10年 さようなら原発 首都圏集会 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/38183

(3)(チラシ)(5.14)福島原発かながわ訴訟 第6回控訴審
 https://bit.ly/3eDchZ9

(関連)福島原発かながわ訴訟を支援する会
 https://sites.google.com/site/fukukanaweb/home


2.キャンペーン
(1)内閣総理大臣 菅 義偉 殿 - 短時間勤務保育士にかかわる規制緩和に反対します!保育士の配置基準や公定価格を引き上げ、処遇を改善してください · Change.org
 https://bit.ly/30E5NkC

(2)菅義偉内閣総理大臣と井上信治科学技術担当相- 日本学術会議の総会を控え、 任命拒否を撤回させる署名にご協力ください。 日本学術会議の総会を控え、 任命拒否を撤回させる署名にご協力ください。 · Change.org
 https://bit.ly/38zRthc


3.リベラル21 新型コロナ、真の感染者は発表数のわずか3%程度の可能性(岡田幹治 2021.3.12)
 http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-5437.html

(関連)新型コロナ- アストラゼネカ製ワクチン、北欧など接種中断 仏は継続- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR11C8M0R10C21A3000000/?n_cid=NMAIL007_20210312_H
(関連)男女12人に重いアレルギー反応 新型コロナワクチン接種後:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/216501
(関連)男性で初の報告 新たに8人にアナフィラキシー コロナワクチン接種後 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/90753

(関連)接種の副反応「現時点で重大懸念なし」専門部会、対応体制に細心 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210312/k00/00m/040/286000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20210313
(関連)アナフィラキシー疑い事例を分析|NHK 首都圏のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210312/1000061534.html
(関連)新型コロナワクチン接種後の アナフィラキシーとして報告された事例の概要(厚生労働省の御用審議会 2021.3.12)
 https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000752513.pdf

(政権浮揚やオリンピック開催などのために「政治利用」されている新型コロナワクチンの危険性が表面化し始めています。10年ほど前の新型インフルエンザほどもない大したことのない感染症である新型コロナに対して、マスごみなどの煽り報道に乗せられて重篤な副作用・後遺症を覚悟の上でワクチンを接種するのか、それとも、当面は情報収集に努めて様子見を決め込むのかの選択です。自分の身は自分で守るほかありません。この新型コロナワクチンは人類に接種経験のないゲノム編集技術が使われており、安全性は確認されていません。他方で、巨大多国籍医薬品企業は、ゲノム編集技術を自分たちの商売に使いたくてしようがなかったけれども、安全確認のところが容易ではなくて、これまでウズウズしていたのですが、このほど新型コロナに便乗して、このワクチンを広宣流布し始めている様子がうかがえます。一種のショックドクトリンです。

来たる4/28には、ジャーナリストの岡田幹治さんから、新型コロナワクチンの正体についてお話をいただきます(「新ちょぼゼミ」)。ふるってご参加ください。(新型コロナ対策で重要なことは、当面は2つです。怪しげなPCR検査拡充ではありません。①治療・医療を受けられずに死亡する人をゼロにするための医療体制の抜本的拡充と、新型コロナ対応を体制の脆弱な保健所から切り離すこと、②新型コロナウィルスの変異への警戒強化です(海外からの持ち込み厳重シャットアウトを含む)。ウィルスが変異すると、今までの新型コロナとは違って、その毒性が強まる可能性があります。)

*(予約必要)(4.28)オルタナティブな日本をめざして(第58回)「新型コロナワクチンの正体を知る」(岡田幹治さん「新ちょぼゼミ」)+ 直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-93605c.html

(関連)(報告)(11.12)オルタナティブな日本をめざして(第52回):「感染症利権と新型コロナワクチンの危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-21863a.html


4.本当にやるのか? 東京五輪7つの壁|日刊ゲンダイDIGITAL(7回の連載)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4156

(オリンピックの「政治利用」丸出し=早く中止すべきかような利権興行を喜ぶマヌケ有権者がいる限り、政治家たちは強行するでしょう。一種の愚眠向け選挙対策だ。:田中一郎)


5.菅義偉スカ政権と自民党をめぐる「しょーもない話」
(1)【安倍晋三】幼稚園連合会4億円超の使途不明金事件に永田町戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL(巨大疑獄事件に発展の可能性あり:田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286276
(2)【杉田水脈】森下千里氏を自民党が担ぎ出す理由…第2の杉田と評する声|日刊ゲンダイDIGITAL(こんなのに投票する有権者は「オバカの自己証明」をしているようなもの:田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286330
(3)【菅義偉】永田町がザワつく“菅降ろし”の怪文書は自民党全議員の願望|日刊ゲンダイDIGITAL(過去の経験では「自民党をめぐる怪文書」は事実であることが多かった、さて今度は?:田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286386
(4)NTT社長招致で幕引きのつもりか 総務省身内調査の噴飯(2021.3.10配信『日刊ゲンダイ』)-障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト(この事件に批判的な弁護士や市民団体を入れた第三者委員会を設けて徹底調査せよ、総務省や農水省だけではない。霞が関全官庁をである。:田中一郎)
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21404.html
(5)自民幹部「ダメージだよ」菅原前経産相の起訴相当議決に苦慮 毎日新聞- Yahoo!ニュース(メロンとカニには罪はない、全部、コイツ(菅原一秀)が悪いのだ。:田中一郎)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fc0a53d532884bd16eae5b0d128198a0a6ce384b
(6)【独自】賭けマージャン巡り、黒川元検事長を略式起訴へ…検審で「起訴相当」読売新聞オンライン(メロンとカニで菅原一秀が起訴されるのに、何でこいつが略式起訴なのよ!?:田中一郎)
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20210313-OYT1T50089/
(7)総務省総汚染 首相がらみで政官“電波・通信”疑獄の腐臭(2021.3.11配信『日刊ゲンダイ』)- 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト(幹部官僚たちだけでなく、大臣や政務三役など、自公の閣僚政治家たちも調査の上、成敗処分しろ!:田中一郎)
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21436.html
(8)差額を返せばいいのか 高市前総務相らの居直りには唖然|日刊ゲンダイDIGITAL(安倍晋三の腰巾着でチンピラ右翼のこの女は、有権者・国民をバカにしているのだろう。文句あるなら選挙で落とせ、ということらしい。ならば落として差し上げればいい。奈良県の有権者諸君、おわかりか? :田中一郎)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286429
(9)東北新社の衛星放送認定、取り消しへ 総務相-毎日新聞(要するに今回バレなかったら「そのまんま」だったということネ。自浄力ゼロの総務省と、その上に君臨するスガ自公。:田中一郎)
https://mainichi.jp/articles/20210312/k00/00m/010/027000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)電力卸売市場(JEPX)での価格暴騰の舞台裏:巨大原発電力会社9社の地域独占を温存したままの(似非)電力自由化こそが事の元凶=原子力ムラと癒着して新電力・再生可能エネルギーつぶしを画策する経済産業省- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-058860.html

(2)やっぱり怖いマイナンバー、ずさん再委託 中国へ流出疑惑、年金機構 再調査を拒否:再調査しないというのなら、この年金機構の幹部どもを解雇しろ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-d8009d.html

(3)(他のMLでの議論です)高福祉・高負担を主張して消費税減税・廃止に反対する人たちへ発信したメール:消費税は中小零細や貧者を苦しめる悪税であり、その代替手段を考えることこそが政治改革の基本中の基本(加筆修正)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-8932f9.html

*日刊IWJガイド・非会員版「IWJ設立以来の最大の財政的窮地に代表・岩上安身は報酬を100%カット! 生き残りをかけて前向きに戦い続けるIWJをどうか皆さまのご支援で支えてください!」2021.03.13号~No.3103号 - What's New
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48453

(みなさま、IWJを潰さないでください!)
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福島原発事故から10年、マスコミ報道をはじめ、様々な人々から様々な見解や感想が発出され、「終わらない福島原発事故」の実態が改めて注目されています。そんな中、原子力ムラ・放射線ムラは自公政権と一心同体となり、日本の全有権者・国民とその国土を「道連れ」にしてでも、「死ぬまでやめない・諦めない」断固とした態度で原発・核燃料サイクルの推進と潜在的核兵器保有を継続していく決意のようです。そんな中、このほど山本太郎氏(「れいわ新選組」)が声明を出しました。私が見る限り、多々ある政党・政治家の中でも、最もしっかりした声明であり、また、今後の脱原発・脱被ばく・被害者完全救済を強く誓う内容になっています。同氏の3.11以降の覚悟と誓いを私たちみんなで共有していきましょう。原発・核燃料サイクルなど、有権者・国民がやる気になればすぐにやめられます。次の衆院選挙・都議会選挙では、自民党・公明党・維新・国民民主党の全員を落選させるように投票いたしましょう。それが何よりも「脱原発への最短距離」なのです。何故なら、原発・核燃料サイクルは政治の力だけで推進されているからです。


1.福島第1原発事故10年:東京電力本社前抗議行動(当日録画)
 道路に人があふれるくらいに500人近い人が集まり、厳しい声で東京電力を糾弾いたしました。柏崎刈羽原発の再稼働など、この会社に許すわけにはいきません。できもしない廃炉などやめて、被害者への損害賠償・補償に全力を尽くせ! それが今ある東京電力の「最後のお勤め」だ。

(1)「核被害に10年の節目はない」東電前で抗議行動 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2554

(2)20210311 UPLAN 10年目の311 銀座和光 日本原電 東電本店前をめぐる - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=NtaA1EBFAjM


2.(別添PDFファイル)原発ゼロ基本法案は今どこに、立憲民主党 山崎誠議員い聞く(『週刊金曜日 2021.3.12』)
ダウンロード - e58e9fe799bae382bce383ade59fbae69cace6b395e6a188e381afe4bb8ae381a9e38193e381abe3808120e5b1b1e5b48ee8aaa0e8adb0e593a1efbc88e3808ee98791e69b9ce697a5202021.3.12e3808fefbc89.pdf

(関連)脱原発は可能か? ゼロ法案のほんとうの狙い - 山崎誠|論座
 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2018030900002.html?page=1

(しっかりせいよ、立憲民主党、あなたたちが「市民と野党の共闘」の総大将であり、また、オルタナティブな日本をつくっていく時の最有力のリーダーですよ。今回はあえてコメントしないけれど、選挙とイクサは、やるからには「絶対に勝たないとアカン」のですよ。絶対ですよ! そのための方策を、軸ぶれしないで、ふらふらしないで、どうやってやるか、熟慮願いたし。:田中一郎)

(関連)20170907 UPLANUPLAN【新ちょぼゼミシリーズ 】田中一郎「討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ngkS6_K_XC8


3.広瀬隆「即刻、全原発廃炉しかない」 除染作業が続く現実 #あれから私は〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/10b6e561a5398eb55aed5c187c629c319df5bea2

(広瀬隆さん、早く元気な姿で、また私たちの前に出てきて、迫力あるスピーチをしてください! 切に願っています。:田中一郎)


4.玄海原発「運転差し止め」認めず~佐賀地裁 市民団体の請求棄却(RKB毎日放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/136f86178cd08c7159f7e7d9cb40669d184f4f1c

(関連)玄海原発の設置許可取り消し訴訟 地裁が住民側請求棄却(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8324907056fcf72093a15165beab473c3ccbb641
(関連)玄海原発訴訟 争点の「基準地震動」とは…記者解説【佐賀県】(佐賀ニュース サガテレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b7e523480b2d93efd6658d70e1f9f0ee714abdf3

◆TOP - 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
 https://saga-genkai.jimdo.com/2021/03/12/a/
 https://saga-genkai.jimdo.com/

(福島原発事故から10年たっても日本の司法・裁判所は「こんな程度」なのか!? 腐った自己保身ヒラメが繁殖して腐臭を放っている。こんな裁判所なら潰せばよろしい。日本は国民主権の国、有権者・国民が「やる気」を起こせば、裁判所や役所の1つや2つは吹き飛ばせます。今日の日本の裁判官は「裁判官」ではなくて、最高裁事務総局(人事部)を頂点とする「司法官僚判事役」です。期待などするのは愚かです。日本の司法・検察の改革については先般「新ちょぼゼミ」でも取り上げ、まもなく「まとめメール」を発信しますので、それをご覧ください(ポイントは「法曹一元化」)。まあ、裁判官も悪いけれど、最高裁判事の国民審査をサボって白紙投票をくり返している有権者・国民も少しは悪い。おかげで最高裁は「アベ友」ばかりとなった。こんなところが正常に機能するはずがありません。少なくともみなさまには、まもなくやってくる衆院選での「最高裁判事の国民審査」は、候補者全員に×××××を付けて投票していただきたいです。:田中一郎)


5.(重要)(別添PDFファイル)NHKへの過剰診断に対する抗議と要望(原発事故による甲状腺被ば くの真相を明らかにする会他 2021.3.10)
ダウンロード - nhke381b8e381aee9818ee589b0e8a8bae696ade381abe5afbee38199e3828be68a97e8adb0e381a8e8a681e69c9befbc88202021.3.10efbc89.pdf

(関連)原発事故時0歳と2歳が甲状腺がん〜福島県の健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2537

(関連)(速報)第38回「福島県民健康調査検討委員会」結果(Our PlanetーTV )& 昨今の脱被ばく関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-624d6d.html

(関連)インチキ研究所「放射線影響研究所(RERF)」(元ABCC)による放射線被曝の遺伝的影響調査=遺伝的影響否定とフクシマ事故被ばく心配無用の一石二鳥を狙うトンデモ研究の可能性 + 昨今の放射線被曝関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-0d674f.html


6.(メール転送です)れいわ新選組 山本太郎 代表談話「あの日から10年」
 山本太郎氏の3.11以降の奮闘努力を思い出すと、少し目頭が熱くなります。よく頑張ってくれたし、これからも頑張ってほしい。

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2021年3月11日 れいわ新選組 山本太郎 代表談話「あの日から10年」

マグチュード9.0の巨大地震の発生から10年の時がすぎました。

この震災により19,747人の方が尊い命を失い、
未だ行方不明者も2,556人居られます(令和3年3月1日時点)。
最愛のご家族やご友人、恋人、かけがえのない命を失ったご遺族の皆様に改めて哀悼の意を表します。

この震災によって引き起こされた、
世界に例を見ない原発3機のメルトダウン事故は今も続いており、
収束の方法もわかっていません。

2011年3月11日16時36分に発令された原子力緊急事態宣言は、
10年経った現在も解除されていません。

10年経った今も、原子力の緊急事態下にあるのが日本国です。

<国と東電の劣化が進んでいる>

コロナ災害のさなかで迎える震災10年目。
震災を風化させない、とはよく聞くキーワードですが、
残念ながら、風化どころか完全に劣化しているのが、政治であり、原子力行政です。

つい最近にも象徴するような出来事が報道されました。

壊れた地震計を東電が放置していた件です。
結果、今年2月に福島沖で発生したM7.3の余震の
貴重な地震データを記録できなかったという不祥事です。

2016年4月段階で有識者から規制委員会で求められた地震計の交換。
東電もそれを了承していたはずですが、設置されたのは昨年、2020年3月です。

10年前の事故の影響で3号機の原子炉建屋の耐震性が劣化しており、
その安全性を確認するためには地震計の交換が必要でしたが
東電は数年に渡って放置し続けたのです。

2020年3月、3号機に2台、地震計が設置されましたが、
同年7月の大雨による水没などによって2台とも故障。
それを東電は把握していながら、またしても放置。

そこに、今年2月、M7.3の余震が発生。
肝心の地震の揺れを観測できなかったのです。

他にも、不正ID問題。

現在、東電が再稼働を目指す、
新潟県柏崎刈羽原子力発電所での出来事です。

東電社員が原発の心臓部ともいうべき中央制御室に、
ロッカーに入っていた他人のIDカードを無断で使用して入室した問題が、
原子力規制庁から規制委員会に対して4ヶ月に渡って報告されないままになっていた事実も発覚しました。
核物質防護規定違反です。

常日頃からの管理運営もままならない事業者と、
しっかりとした指導や規制を行えない電力会社よりも立場の弱い規制当局。

原子力を扱う資格がない、と言わざる得ません。
これが原発事故から10年の状況です。

〈汚染水〉
敷地内で貯まり続ける放射能汚染水は、海洋放出すべきではありません。

当初原発を建設するはずだった7・8号機や、土捨場、敷地後背地などを活用すればまだ陸上保管は可能です。
トリチウムの半減期は12年程度と短いので、減衰するのを何度か待つ間を使って、
トリチウム以外の物質をしっかり除去し、処分方法もじっくりと議論してゆくべきです。
なぜその選択肢を考えないのでしょうか。
さっさと海に流し、なかったことにしたいのでしょうか。

地元の漁業関係者をはじめ、
福島県内の市町村議会も海洋放出への反対、
陸上保管の継続を求めています。

事故の加害者が、被害者の声も聞かずに、
更なる加害行為を行おうとしているのが汚染水の海洋放出です。

〈学校検査の縮小について〉
原発事故後の健康状態を把握して安心を担保するための取り組み、
特に学校現場における甲状腺のエコー調査についても、今後も長期に渡って継続すべきです。

教育現場に負担がかかるので学校検査を辞める方向に、との誘導もあるようですが、
やめる理由を現場の教員になすりつけ、学校検査の縮小を進めるなどあまりにも姑息です。

教育現場の方々からは学校検査の継続を願う署名なども提出されています。
【署名URL】  http://happy-island.moo.jp/blog?post_id=4347

教育現場に負担がかからないよう人員の増員などが可能な予算措置を行うのが行政の務めです。

原発事故の影響は10年で節目が来るものではありません。
政府は、原発事故の責任が国と東電の不作為にあることを自覚し、
検査や調査を始め、被害、損害に対しても未来永劫責任を果たし続けなければなりません。

<次なる大地震に備える備えが急務>
そして、人々の生命と財産を守る政治の責任として、
地震や災害に対する備えも急務です。

政府の地震予測では、南海トラフ地震や首都直下地震など、
30年以内で8割の確率で発生すると言われています。
予測される被害は甚大です。

政府の試算では首都直下地震が起きた場合、
建物やインフラなど被災地の直接被害額が47.4兆円にのぼると推定しています。
これは、阪神大震災における被害額の約5倍。
東日本大震災における被害額の約3倍。

また、南海トラフ地震が起きた場合には直接被害額は171兆円。
阪神大震災における被害額の約17倍。
東日本大震災における被害額の約10倍。

別に土木学会では、首都直下地震では20年間のGDP損失は最悪で約731兆円。
南海トラフ地震では、20年間のGDP損失は約1410兆円と試算されています。

これだけの規模の地震や津波に耐えられる原子力施設は存在しません。
国家安全保障という観点からも、原子力発電所の即時廃止、以外の選択肢はありません。

一方で、これまでリスクを承知の上で、
国の発展のために貢献してくださった原子力立地自治体の皆様には、
廃止に伴う補助金を継続的に出し続ける必要があると考えます。
加えて、廃炉作業のほかにも、その土地にマッチする新産業について、
国が責任を持って地元と話し合い、必要な財政的措置を行う必要があると考えます。

<れいわ新選組の誓い>

予測される巨大震災による被害、原発に変わる新しいエネルギー源をどうするか。
私たちれいわ新選組は以下のことをお約束します。

私たちれいわ新選組は、災害が多発する日本において、
防災庁を設立し、これまで幾多の災害において知見を積み上げ、
インフラの老朽化への対応を適切に行うだけではなく、
災害のスペシャリストとして、被災地の復旧・復興に力を尽くしてきた、
NGO、NPOなどの知見を集積、腕に覚えのある方々を雇用し、
被災地が一刻も早く元の暮らしに戻れる復旧・復興が実現する体制を整えます。

また、災害対応にマンパワーを集中的に投入できる存在として、
自衛隊の災害時における運用を柔軟対応出来る様にやってまいります。

被災者の生活の復旧についても、震災が発生した際には大胆な財政出動で、
早急に生活再建をおこなえるよう補償のレベルを底上げします。

私達れいわ新選組は、原発事故の教訓を踏まえ、
原発即時廃止と同時に自然エネルギー発電を飛躍的に普及させるため、
国として積極的な財政出動による必要な整備(グリーン・ニューディール)を行います。

同時に、現在主力となっている火力発電については石炭火力、
天然ガス火力発電の順番で依存度を国民生活に負荷をかけない形で脱却していくことを誓います。

私たちれいわ新選組は、原発事故の被害に対し、
加害者である東電及び国が、原発事故被災者に対する長期の医療保証と、
区域外避難者への財政支援の確立を目指します。

原発事故被災地への帰還の要件は、空間線量だけでなく、
表面汚染も含めた判断を行います。

東電原発事故前の放射線防護の基準を順守し、
予防原則に則った運用を目指し、徹底します。

震災10年目のこの日に改めてこれらの事を皆さんにお誓いいたします。
======================================


7.原子力という悪魔に取りつかれた2人の「死神」
 東電社長と福島県知事のグロテスクが報じられています。

(1)(別添PDFファイル)賠償のため原発利用必要:東電HD・小早川社長(朝日 2021.3.10)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14827709.html

(福島原発事故に伴う被害者への賠償のためには柏崎刈羽原発の再稼働が必要だ、だと!? 何をぬかすかこのクソ野郎! その赤い舌でも引っこ抜いてやろうか! ロクすっぽ賠償補償もせず、蹴飛ばしたADRは数知れず、そんな中で、どの口で言うか、ふざけやがって。こんな野郎が経営破綻して国民の税金で支えてもらっているゾンビ会社=東京電力のトップだとは、いったい何たることか。東京電力の株式は政府が過半数を握っており、いまや政府の別動隊のようなもの。この「死神」社長を直ちに更迭しろ! ふざけんじゃねーぞ、ドアホ! :田中一郎)

(関連)今なお不祥事が続発。10年間、まるで成長していない国と東電の「原発安全管理」(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b639a56b840f53c3d8370b87858bc102d8f2fa21

(関連)東京電力社長、3.11取材拒否 福島来県せず、訓示はオンライン(福島民友新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0208f9bcd3822d78fbb90f0ea19bea2413ffe0d5
(関連)福島県内各地で慰霊 東京電力社長は来県せず(テレビユー福島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/73cbc6a64404ddc609270f1fe6d9282bfaefb517

(「今なお福島の方々をはじめ、社会の皆様に多大なるご負担とご心配をおかけし、深くおわびしたい」などと口先だけで耳障りのいいことを言って、それでもって最大の被害地=福島に行きもしないのか!? 何だ、この態度、お前たちは「加害者」なのだという自覚はあるのか!? 本来ならば、お前と幹部役職員が手分けをして、福島のみならず、それ以外の東北・関東・中部の各地域の迷惑をかけたところへ行き、再度、土下座でもして、事故前の生活や環境を取り戻せていないことを詫びて回るのが筋というものだ。社長としての仕事をするのが嫌なら早くやめろよ。:田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)処理水の風評、対策万全に 福島県知事インタビュー 県企業の廃炉参加めざす- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69860970Q1A310C2CR8000/

(田中一郎コメント)
 汚染水を福島県沿岸に大量に捨てることが「風評被害」をもたらすのか? 「風評」なのか? ふざけんじゃねーぞ、お前は消費者・国民を小バカにしてんのかよ。「風評」などではなくて「実害」となると言うておるのがわからんのか!? こんな言い方なら、汚染水は捨ててもらって構いませんが、その代わりに「風評被害対策費」をたくさんいただきたいと言っているようなもんじゃねーか。何故、汚染水放出はやめてくださいと言わんのか! それでもお前は福島県の知事なのか!?

福島第1原発の安全対策=とりわけ津波対策を東京電力と経済産業省がグルになって手抜きをしているのを知っていて、見て見ぬふりをして大惨事を招いた福島県側の最重大事故責任者=それがこの内堀雅雄現福島県知事(前副知事)だ。こいつは原発事故が起きた後も県民を放射能と放射線被曝から守ることをせず、初期被ばくを隠蔽し、安定ヨウ素剤の配布を妨害し、「福島県民健康調査」で子どもたちの甲状腺エコー検査を潰そうとし、避難者から避難先住宅を奪って生活苦に苦しむ被害者を切り捨て、原子力ムラ代理店政府の出先機関として、その反県民的機能を十全に発揮してきた。

10年目における内堀雅雄現知事の役割は、政府のデタラメな事故後対応方針に盲従して、その現地における先兵役をおおせつかり、原発事故被害者を排除して踏みつぶしながら、その返す刀で政府や原子力ムラが福島県に「下賜」してくる「利権のエサ」にタカルこと、そしてその「タカリ金」を地方のボスどもなど、限られた人間や企業たちで山分けすることである。かような「もう一人の死神」を県知事にしている限り、福島県の未来は暗い。福島第1原発事故は終わっていない。恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)は極めて危険である。:田中一郎)


8.3紙社説
(1)<社説>3・11から10年 影をこそ伝えたい:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/90767
(2)(社説)津波被災地の10年 「主役は住民」の理念新たに:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14829057.html
(3)社説:大震災10年 福島の再生 ともに歩む決意を新たに - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20210311/ddm/005/070/105000c

(田中一郎コメント)
 昨今のこの3紙の原発・被ばく関連報道の傾向は、一方で、3社に共通なのが、放射能や被ばく関連の報道が弱い・特に国際放射線防護委員会(ICRP)など国際原子力マフィアへの批判的観点が皆無に近いということ、他方で、原発関連報道については、東京新聞は迫力ダウン(「その他一般記事」化し始めている=こんな調子じゃ読者を失いますよ、もっと力を入れてください)、朝日カバカバ新聞は、その「カバカバ」度合いを益々増進させ、カバカバの10乗、状態。簡単に言えば「現状追認」に「斜に構えた安物批判」を刺身のツマのように添えて撒き散らす低質報道が目立つ、③毎日忖度腰抜新聞は、朝日カバカバ新聞よりは少し積極的な様子もあるが、しかし、肝心なところで腰抜け・言い訳・翼賛姿勢を露呈する。カネを出してまで見たいとは思わない、批判力不足・覚悟不足を感じさせる報道ぶりだ。

そしてついでに申し上げておけば、NHK(日本ハッタリ協会)をはじめとするTV報道はほぼ全滅。見るに値する番組はほとんどなくなった。今や我が家では、TVは半ば「不動産」となっている。なお、NHKの「ハッタリ放送」の事例は、例えば上記5.「過剰診断・過剰診療のインチキ学説無批判報道」をご覧いただければと思います。また、つい先日も、「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」(ETV特集)なる番組を再放送していたが、これもまた噴飯もののインチキ内容だった。別メールで詳しくお伝えする予定です。


9.その他
(1)金子勝教授 「原発再稼働に向かう反省のない国」…東日本大震災から10年に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8541e4d62e5d629792879a89e70e6fcece978aaf
(2)次世代の原発までの「時間稼ぎ」 政府がいばらの道を歩む理由 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210310/k00/00m/040/178000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210311
(3)【伝えよう 未来へ】福島第一原発事故で崩壊した原発安全神話 再稼働と核のごみの行方は(HTB北海道ニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/16b8f5d9308bca8f6389ce4f4f297105b0ace748
(4)震災10年、関電の原発比率低下 安全対策費は1兆円超(朝日新聞デジタル) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/64d17bd461f3fd49dd84c0577907c512048ab756
(5)国際的に脱原発働き掛けへ 独、事故10年で指針(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3bbb6ebde462773fd8980696ca9d8131e62fcac2

(同じ第二次世界大戦の敗戦国なのに、この違い。まさに、先進国と後進低迷停滞国、との違いと言っていいでしょう:田中一郎)
草々


(追)(メール転送です)福島県が県民向けパブコメ実施中のお知らせ 締切3月17日
======================================
◆3月9日に国は「食品に含まれる放射性物質の濃度基準について妥当性を検証」方針を閣議決定しました。

→ 食品中の放射性物質の基準値を、検証し直すという事。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai53/index.html
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210309-OYT1T50174/

・福島県も「福島復興再生計画(案)」に関する県民意見としてパブコメを実施中です。
 
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-public210301.html

ここでも、野生山菜・きのこの出荷再開に向け出荷制限を解除への取り組み、非破壊検査機器などの活用を進めることが、計画案に盛り込まれています。

この福島県実施パブコメは、

応募資格
福島県内に在住、または通勤、通学している個人及び福島県内に事業所・事務所を有する団体
東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故により県外に避難されている方

募集期間
令和3年3月1日(月曜日)~令和3年3月17日(水曜日)

パブコメ資料「福島復興再生計画(案) 」
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/431569.pdf

23ページ
「2 出荷制限となっている野生山菜・きのこの出荷再開に向けて、モニタリング検査により安全性が確認できた品目の出荷制限を解除する取組を進めるとともに、併せて非破壊検査機器などの活用に必要な技術的な検証、制度改正、機器の整備等の取組を国と連携して推進する。

◆画像は、福島県実施中「福島復興再生計画(案)」に関するパブコメ資料より。

パブコメ募集の趣旨は、
「福島県では(略)福島復興再生基本方針に即して、新たに福島復興再生計画を作成できることとされました。」

:この文にある「福島復興再生基本方針」案は、復興庁実施で11日に締め切ったパブコメで読めます。

『食品等に関する規制等に係る科学的・合理的な見地からの検証等の実施
発災から 10 年が経ち、様々な知見やデータが蓄積されたことを踏まえ、食品等に関する規制等について、科学的・合理的な見地から検証する。あわせて、その検証結果等について、消費者の理解を深めるため、分かりやすい形で情報発信・リスクコミュニケーションを進める。』が、方針案に入っています。(「福島復興再生基本方針」案より抜粋)
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=295030301&Mode=0&fbclid=IwAR31AA4Gk
======================================

 

2021年3月10日 (水)

(予約必要)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第59回):「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


=================================
(2021年5月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)

(別添PDFファイル)(チラシ)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第59回)「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)
ダウンロード - efbc88efbc95efbc8eefbc92efbc90efbc89e3808ce7a68fe5b3b6e58e9fe799bae4ba8be69585e381a8e694bee5b084e7b79ae8a2abe69b9de3808defbc88e4ba95e688b8e8ac99e4b880efbc89.pdf

 去る3月1日(月)、福島地裁で2014年から続いてきた「子ども脱被ばく裁判」の判決がありました。この裁判で原告らは、地方自治体に対し、子どもたちに放射能汚染地帯ではない安全な場所で教育を受ける権利があることの確認を求め、また、国や福島県に対し、福島原発事故後に国や自治体がした不適切な住民防護対策の結果無用の放射線被曝をさせられたことを理由とする慰謝料(わずかな金額)の支払を求めていました。しかし判決は原告らの訴えのすべてを退けました。今後この裁判は仙台高裁での控訴審に移ります。他方で、この長期間にわたる裁判では、あの山下俊一(長崎大学教授)や鈴木眞一(福島県立医大教授)の証人尋問を含む弁護団による詳細かつ緻密な調査や立証努力の結果、国や自治体による住民防護対策に関する様々な事実が明らかになり、その対策の不合理性や危険性が浮き彫りになりました。今回は、この裁判の弁護団長である井戸謙一弁護士においでいただき、福島原発事故10年を期してのご講演をいただきます。歴史的な講演になると思われますので、みなさまのふるってのご参加をお待ちいたします。

講 師:井戸謙一(いど けんいち)弁護士
プロフィール: 弁護士、滋賀弁護士会所属、元裁判官、福井原発訴訟(滋賀)弁護団長、子ども脱被ばく裁判弁護団長、「原発を止めた裁判官」(2006年金沢地裁で石川県志賀原発2号機運転差し止め判決)、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役後、再審無罪が確定した元看護助手、西山美香さんの主任弁護人。

 <次 第>
日 時:5月20日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、セブンイレブン、
 鉄建建設本社ビルを過ぎて、次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣
 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/      


 <井戸謙一弁護士のご著書>
(1)原発を止めた裁判官 井戸謙一元裁判官が語る原発訴訟と司法の責任-井戸謙一著 神坂さんの任官拒否を考える市民の会編(現代人文社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032967876&Action_id=121&Sza_id=GG

(2)(別添PDFファイル)福島原発事故で放出されたセシウム含有不溶性放射性徴粒子による健康リスクについて一(イントロ部分)(井戸謙一『日本の科学者 2021.1』)
 https://bit.ly/3cjAPnc

 <福島地裁判決要旨>
(1)(別添PDFファイル)「子ども脱被ばく裁判」福島地裁判決 要旨(前半)(2021年3月1日)
(2)(別添PDFファイル)「子ども脱被ばく裁判」福島地裁判決 要旨(後半)(2021年3月1日)
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/2021/03/202131.html

 <弁護団声明>
子ども脱被ばく裁判一審判決(福島地裁2021.3.1)の評価(井戸謙一弁護士)
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/2021/03/202131202131.html

 <重要:最終準備書面>
子ども脱被ばく裁判のブログ- 「最終準備書面」発刊しました!(正誤表追記有)
 http://datsuhibaku.blogspot.com/2020/11/blog-post.html

(非常に重要かつ優れた内容の「準備書面」です。5/20当日、会場で冊子を販売いたします:¥1,000)

 <「子ども脱被ばく裁判」関連サイト>
(1)子ども脱被ばく裁判のブログ
 http://datsuhibaku.blogspot.com/
(2)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/
(3)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/
(4)「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
 http://kodomodatu.jugem.jp/
(5)子ども脱被ばく裁判を支える会・東日本
 http://sasaerubimbo.hatenablog.com/


 <別添PDFファイル>
(1)3月1日子ども脱被ばく裁判判決、国、福島県の責任認めず、山下氏発言、一部は不適切(イントロ部分)(佐藤和雄『週刊金曜日 2021.3.5』)
ダウンロード - e588a4e6b1bae38081e59bbde38081e7a68fe5b3b6e79c8ce381aee8b2ace4bbbbe8aa8de38281e3819aefbc88e382a4e383b3e38388e383ade983a8e58886efbc89efbc88e4bd90e99b84e3808ee98791e69b9ce697a5202021.3.5e3808fefbc89.pdf
(2)「胃」「甲状腺」「前立腺」「胆のう・胆管」「卵巣」、福島県で増え続けるがん患者(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2018.10.5』)
ダウンロード - e7a68fe5b3b6e79c8ce381a7e5a297e38188e7b69ae38191e3828be3818ce38293e682a3e88085efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e6988ee79fb3e3808ee98791e69b9ce697a5202018.10.5e3808fefbc89.pdf
(3)「放射能を見えない化する実験台に私たちを使うな」子育て中の親の怒りが原点(イントロ部分)(本田雅和『週刊金曜日 2021.1.22』)
ダウンロード - e3808ce694bee5b084e883bde38292e8a68be38188e381aae38184e58c96e38199e3828be5ae9fe9a893e58fb0e381abe7a781e3819fe381a1e38292e4bdbfe38186e381aae3808defbc88e382a4e383b3e38388e69cace794b0e3808ee98791e69b9ce697a5201.22e3808fefbc89.pdf
(4)甲状腺被ばく測定 規制委チームが先月方針、サボリ「踏襲」巧妙な仮定、加害責任うやむや 懸念(榊原崇仁 東京 2021.3.1)
ダウンロード - e794b2e78ab6e885bae8a2abe381b0e3818fe6b8ace5ae9a20e8a68fe588b6e5a794e38381e383bce383a0e3818ce58588e69c88e696b9e9879de38081e58aa0e5aeb3e8b2ace4bbbbe38186e38284e38280e3828420e687b8e5bfb5efbc88e6a68ae58e9fe69db1e4baac202021.3.1efbc89.pdf
(5)「急性心筋梗塞ワースト1」、死因不明の「福島病」を生み出してはならない(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2019.5.10』)
ダウンロード - e6adbbe59ba0e4b88de6988ee381aee3808ce7a68fe5b3b6e79785e3808de38292e7949fe381bfe587bae38197e381a6e381afe381aae38289e381aae38184efbc88e382a4e383b3e38388e6988ee79fb3e3808ee98791e69b9ce697a5205.10e3808fefbc89.pdf
(6)(グラフ)福島原発事故と小児甲状腺ガン(2021.2作成:三陸の海を放射能から守る岩手の会)
ダウンロード - efbc88e382b0e383a9e38395efbc89e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae4ba8be69585e381a8e5b08fe58590e794b2e78ab6e885bae382ace383b3efbc88e4b889e999b8efbc89.pdf


 <関連サイト>
(1)子ども脱被ばく裁判のブログ- 「子どもの未来を閉ざす 不当判決」
 http://datsuhibaku.blogspot.com/2021/03/blog-post.html
(2)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 弁護団報告を追加! 2020 3月4日 子ども脱被ばく裁判 山下氏が数々の嘘を認める! 37兆分の1に被ばく影響を過小評価
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/03/34-2-1-facebook-facebook.html
(3)不当判決 - 「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
 http://kodomodatu.jugem.jp/?eid=353
(4)原発事故後の被曝「国と県の過失を認めず」〜福島地裁 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2549
(5)壊れゆく日本 日本捕囚-【速報】春望:民破れて医大栄えり 弱きをくじき、強きを助ける人権侵害判決、言渡される(2021.3.1)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2021/03/blog-post.html


 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(120):改めてホット・パーティクル(不溶性放射性微粒子・CsMP)の危険性に万全の注意と備えを!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-72461c.html

(2)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(121):福島第1原発事故10年(その2)=原発事故による放射線の健康被害問題はこれからが本番(「福島県民健康調査検討委員会」「子ども脱被ばく裁判」他近況)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-bd1780.html

(3)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(4)(セシウムの百倍の危険性)放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2021年3月 9日 (火)

(メール転送です)2.13福島県沖地震(M7.3)と福島第一原発:地震によるイチエフの損傷が隠されているのではないか?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.イベント情報
(1)(3.10) CNIC45周年記念・オンライン連続講座 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9502

第5回「新潟県技術委員会」の混乱と限界-原発立地県は県独自の〈原子力規制委員会〉を設置せよ-
 日時: 2021年3月10日 6:00 PM
 講師: 田中三彦 氏(元新潟県技術委員会委員、元国会事故調委員、科学ジャーナリスト)

福島原発事故の検証なしに柏崎刈羽原発の再稼働なし、として始まった新潟県技術委員会の経過と変節を、2013年から20年まで委員としてかかわった田中氏が分析・評価する。

(2)(3.11)「原発ゼロ・自然エネルギー100世界会議~福島原発事故から10年~」 - 原自連公式サイト
 http://genjiren.com/2021/02/12/20210311event/

(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.14)さよなら原発 in 飛鳥山(東京都北区 脱原発ONLINE集会)
 https://bit.ly/3kWWMww

(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.16)関電株主代表訴訟 第1回口頭弁論(大阪地裁)
 http://ksueda.eco.coocan.jp/0316.pdf


2.新刊書紹介
(1)(別添PDFファイル)(新刊書)被曝インフォでミック(西尾正道著 寿郎社 2021.3)
ダウンロード - efbc88e696b0e5888ae69bb8efbc89e8a2abe69b9de382a4e383b3e38395e382a9e381a7e3839fe38383e382afefbc88e8a5bfe5b0bee6ada3e98193e8919720e5afbfe9838ee7a4be202021.3efbc89.pdf

(2)高レベル放射性廃棄物処分場の経済効果を検証する ――『どうする?原発のごみ2 ―核のごみは地域を豊かにするのか』、 『増補 どうする? 原発のゴミ―高レベル放射性廃棄物の最終処分問題を考える』 出版のご案内―― - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/38360

(3)福島第一原発事故の「真実」-NHKメルトダウン取材班/著(講談社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034174588&Action_id=121&Sza_id=A0

(関連)福島原発事故「10年目の真実」…「東日本壊滅」という最悪シナリオを回避できた「本当の深層」(NHKメルトダウン取材班)講談社
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80522

(原発を推し進めてきて福島原発事故を引き起こした原子力ムラの人間たち(あるいはその周辺)ばかりを取材して1冊の本にまとめたもの。「NHKメルトダウン取材班」としては、これで5冊目だと思う。原発に対して批判的で、福島第1原発事故の実態解明に関しても東京電力や国が説明することに異を唱えている方々への取材は一切していない。そうした偏った内容の本であることを重々承知の上で、ご覧ください。:田中一郎)


3.キャンペーン
(1)(別添PDFファイル)(チラシ)市民意見広告運動より再度ご協力のお願い!(2021.3.1)
https://www.ikenkoukoku.jp/news/724/
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89e5b882e6b091e6848fe8a68be5ba83e5918ae9818be58b95e38288e3828ae5868de5baa6e38194e58d94e58a9be381aee3818ae9a198e38184efbc81efbc882021.3.1efbc89.pdf

(2)キャンペーンについてのお知らせ【緊急Twitterデモ】#看護師の日雇い派遣に反対します · Change.org
 https://bit.ly/3v7L4ns

(3)原子力規制委員会 更田委員長の「審査ガイド」パブコメ無用発言に抗議する 団体賛同
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScuo0Dbql9bBuX7VII0clKGYKANoRwP__lBZ1YHHKjtkXl2rA/viewform

(4)内閣総理大臣- 学長選考会議の権限強化に反対します―これ以上、大学を壊さないでください! · Change.org
 https://bit.ly/3t0MPRq

(関連)(別添PDFファイル)学長選考会議、権限強化へ チェック機能明確化 法改正案閣議決定(朝日 2021.3.3)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14819101.html


4.ついに判明した「不当に低い保育士給与」の実際 - 政策 - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3rtXXWm

(関連)保育士の「地域ごとの年収」開示が今必要な理由 - 政策 - 東洋経済オンライン - 経済ニュースの新基準
 https://toyokeizai.net/articles/-/412617

(関連)保育園行政に見る「市場原理主義アホダラ教」政策の結末=保育士の給料を削りに削って何してんだよ、株式会社保育園!(「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2」小林美希さん『世界』論文から)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-96cfc7.html


5.(別添PDFファイル)空襲被害者への援護、国会は「受忍論」と決別を(朝日 2021.2.23)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14809327.html

(関連)(別添PDFファイル)戦災障害者,、心身の傷 今も(東京 2021.3.5)
ダウンロード - e688a6e781bde99a9ce5aeb3e880852ce38081e5bf83e8baabe381aee582b720e4bb8ae38282efbc88e69db1e4baac202021.3.5efbc89.pdf


6.いま不必要な経済対策「一律10万円の再給付」こそ「市場原理主義アホダラ教」の反モラル

いま必要な経済対策「一律10万円の再給付」こそモラル - 薔薇マークキャンペーン
 https://rosemark.jp/2021/02/23/10manen/

「いま必要な経済対策「一律10万円の再給付」こそモラル」 いま不必要な経済対策「一律10万円の再給付」こそ「市場原理主義アホダラ教」の反モラル

新興宗教団体のサイトのごとしですね。10万円もらって、新型コロナ(=これマスゴミに煽られた過剰反応騒動ですよ)で苦しむ人々が救われるのかしら? それで問題解決するの? するわけないでしょうに。そんなはした金もらったって、1カ月も持てばいい方で、また翌月10万円いるでしょ。ということは、山本太郎「れいわ新選組」の言うようにして=つまり永久に毎月10万円を配り続けない限りは問題は解決ではなくて、よくならない、ということです。それで山本太郎「れいわ新選組」が言うようにやると、13兆円/1回×12カ月=156兆円/年+事務経費、ということです。頭がイカれてますよ。モラルもへったくれもありません。

そもそも社会保障給付をする場合に、のべつくまなく国民全員にしなければならない、なんて、まさに、市場原理主義アホダラ教=つまり、あの竹中平蔵もこよなく愛する「ベーシックインカム」だということです。「必要な人に必要なだけの現金と公共サービス」=これを社会保障政策というのです。

「「一律」であることが重要」などと言い、ただの現金バラマキを「政策」だと思い込む・思い込ませる、この新興宗教、そして、この新興宗教を「時流」のごとく受け止めて、批判もできない似非リベラルの諸君、こんなことを言っていると、いつまでたっても日本の経済や経済政策の転換はできなくなりますよ。バラマキが「「一律」であることが重要」なら、税金だって「「一律」であることが重要」になるのでは? 資産や所得の源泉の不平等・不公正・理不尽を棚上げにして、政策給付(現金及び財サービス)は「一律こそ大事・モラル」??? でも税金は違う、理屈が立たんわな!?

10万円ばらまいて、問題解決できずに、毎回13兆円ずつの財源を喪失して、生活保護制度も失業保険制度もほったらかしで、労働政策も公共サービス拡充も、老人福祉や児童福祉も、地方再生も産業構造転換も、カネがなくて出来ないまま、今月も現金をひたすらバラマク、この薔薇マークキャンペーンの人たちが言っていることはそういうことです。カネは国債を刷ればいい、ですか? MMTがあるから大丈夫? 数段上のアホダラ教でしょう!? 上記サイトを見たら、2009年の政権交代時に子ども給付(5兆6千億円)もまともにできんかった旧民主民進党の議員までもが「一律給付の話」に乗ってきている無責任、少し前のお前たちの政治政策を思い出してみろ、という話です。

はっきり申し上げて、バカじゃないの? それとも「お遊び」?
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 去る2月13日に、あの東日本大震災を思わせるような大きな地震が福島県沖合で発生しました。幸いにして津波はなく、地震の揺れによる被害も東日本大震災の時ほどではありませんでした。福島第1原発や福島第2原発が気になっていましたが、少し前にある方が福島第1原発の被害状況をまとめてコメント付きで送ってくださいました。情報共有化のため拡散いたします。どうも東京電力は信用できません。何かを隠しているような気配濃厚です。こんなゾンビ会社に柏崎刈羽原発の再稼働など、許すわけにはいかないでしょう。

◆2.13福島県沖地震(M7.3) 気象庁|報道発表資料 2021.2.14
 https://www.jma.go.jp/jma/press/2102/14a/202102140110.html

(関連)福島第1原発、地震計故障を放置 3号機建屋、データ記録できず(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/185409da3533ecde39f508c3cb065b906f6b1dd7
(関連)福島第1原発、1号機の格納容器で圧力低下=東電(ロイター) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4ef0fa6b6741369749bc3d7931b5ceff6c5f9e3e
(関連)燃料プールから水あふれる 福島第1原発5、6号機(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e6284d3410e46591202e4d594112c7d4a49a7ea2


以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イチエフの状況が心配です。

マスメディアの報道は東電の発表を鵜呑みにしてしているので、あまり皆さんの耳には届かないでしょうが、調べてみるとかなり多くの損傷が有り、深刻な問題も見られます。一応、問題意識として共有しておいてください。

地震によるイチエフの損傷について
 東電の巧妙さ:13日の地震後の発表は15日に「地震発生後の状況」として18日にリリースが出ていますが、その後16日以降に判明した事実としての発表は個別にではなく、先に出したリリースの更新版としてしか発表していないことです。しかもその内容は、16日に判明した窒素ガス分離装置の破損による漏れの1件だけで、その巻末の「主な時系列」には記載されてもいません。単独でのリリースとして発信すると話題が大きくなるので、こうしたニュースは過去に発表したリリースの更新版として、シラッと入れ込むという手法にマスメディアは目眩しされているのです。
https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/reference/pdf/2021/1h/rf_20210218_3.pdf

●配管凍結防止用ヒーターの焼損
 一方、18日には雑個体廃棄物焼却建屋屋上の配管凍結防止用ヒーターが焼損していたことが発見されましたが、それは13日の地震とは関連づけずに1枚のペーパーの単独リリースとして出されており、「当該施設に火と煙が無いことを確認」し「原因を調査中」と、やはり大したことは無かったかのようにシラッと目眩しをしています。
https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/reference/pdf/2021/1h/rf_20210218_2.pdf

●1号機と3号機の格納容器の水位低下
 そして、話題に上った「1号機と3号機の格納容器の水位低下」が19日に発表されるのですが、ここでも最小限の確認できた事実のみをグラフで紹介していますが、もっとも大事なことはこの日の発表限りで、19日以降本日までのその後の経緯や新たな分析については未だ発表されていないことです。
https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/reference/pdf/2021/1h/rf_20210219_1.pdf

内容としては、毎日経過報告をしてもよさそうな大事件にも関わらず発表しないことは、問題を極力小さく見せようとしているのか、または数かずの事象や物証の隠蔽工作をしているのかとしか思えません。
 https://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/index-j.html

これについては、一方では「クロソイの汚染」について報道されているにもかかわらず、東電は沈黙を続けています。密閉していた東電港内を泳いでいたクロソイがそこから出て収穫されたのか、または汚染された海水が東電港内からさらに広い海域に拡散しているのか…。ひょっとしたら1号機と3号機の格納容器の水位低下との問題で、亀裂が生じて燃料デブリに直接触れた高濃度な冷却水が直接海に流れ出しているのか、といった推測すらしてしまいます(東電発表では漏れた冷却水は建屋内に留まり、順次吸い上げ汚染水タンクに移していると言ってはいますが)。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210222/k10012880681000.html

●3号機の地震計の故障
 22日の記者会見では、昨年に3号機建屋の1階と5階に設置した2台の地震計が昨年7月と10月に故障していたにもかかわらず、そのことを報告もせずに放置していたことを発表しています。「相次いで故障したため、原因を究明し対策を施してから地震計を設置しようとしていた」というのが東電の言い訳ですが、とんでもない話です。報告もせずに放置していたこと自体が問題ですが、マスメディアはこのことを実に小さな記事でしか取りあげませんでした。さぞ、東電としては経産省から怒られたものの、してやったりというところでしょうか。
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022200943&g=soc
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210224/k10012883511000.html

さらに、穿った見方をすれば、「地震計は壊れていなかったのでは?」という疑いも出てきます。これまで嘘や隠蔽を続けてきた東電なら、さもありなんという見方です。実は、今回の地震での記録が相当に酷い状況だったということで、故障という理由にして測定データを消滅させたという記事も、参考までにお読みください。
https://www.mag2.com/p/news/487772?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_wed&utm_campaign=mag_9999_0224&trflg=1

そんな訳で、イチエフについても、常に関心を持たれていた方が良いと思います。従いまして、なおさら先般の枝野発言は容認できないということを強く訴えるべきと思います。立憲民主党の原発政策の曖昧さをここではっきりさせておかないと、いつになっても政権交代は「夢のまた夢」で野党第一党の座にしがみつくだけの状態が続くことになるでしょう。

「原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く|【西日本新聞ニュース】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/692686/
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(上記の最後、枝野幸男立憲民主党代表の発言は、使用済み核燃料の処分問題を口実に脱原発を棚上げにし、原発運転を継続していくかのごとき発言で、これについてはネット上はもちろん、多くの方々や市民団体から厳しい批判が出ました。昨今、東京のある市民団体が枝野幸男氏と立憲民主党に公開質問状を送ったところ、それが回答付きで返ってきたようです。


以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<西日本新聞の原発記事に関する、枝野代表への質問書と回答>
 つなぐ・つながる通信2021/3/8(転送歓迎、重複ご容赦)

西日本新聞の枝野代表発言に関して「つなぐ会@東京」運営委員会で話し合い、2/23に下記の質問書を提出し、3/3に回答を頂きましたので、報告致します。
https://tunagu2.jimdofree.com/ に全文掲載しています。)

-----------質問書(2/23)------------------
■ 立憲民主党 代表 枝野幸男様 への質問書  

「後始末」の話は分かります。「発電停止」について伺います。西日本新聞の2021/2/15付けインタビュー記事「原発の使用済み核燃料の行き先を決めないことには、少なくとも原子力発電をやめると宣言することはできません」というご発言に関して、下記の基本文書との関連で質問させて頂きます。

【立憲民主党綱領  2. 私たちのめざすもの】
 (中略) 原発ゼロ社会を一日も早く実現します。

【枝野幸男Official Site 国民との約束】(中略) 
 再稼働は現状では認められません。(中略)もはや原発ゼロはリアリズムです。

質問 ご発言の主旨はどちらでしょうか。
A:発電は続ける。原発の使用済み核燃料の行き先が決まらないと、発電は止められない。

B:発電は停止する方針である。党綱領、枝野幸男Official Siteに明記している通り、「1日も早く原発ゼロを実現」する方針に変わりはない。他方、廃炉を宣言し、実施していくには、乗り越えなければならない大変なプロセスがあり、長い時間がかかる。

ご主旨はBと考えてよろしいでしょうか。できれば、直接お話を伺いたいと存じますが、難しければ文書回答でも結構です。注目されている論点なので、ご回答を頂いた後、当会HPで報告をしたいと存じます。

なお、原発の後始末は、それを長年推進してきた勢力に責任を取らせるべきと考えます。当面は、野党として、後始末をますます困難にする核廃棄物の増加を止めるため、原発の運転停止を求めていただきたいと存じます。
--------- 質問書 以上-------------------


--------- 回答(3/3)-------------------
■ 立憲民主党本部からの回答

大変お世話になっております。2月23日に党HP経由でお問い合わせいただいた件についてご連絡いたします。ご回答に時間かがかり申し訳ありませんでした。西日本新聞記事の枝野代表へのインタビュー記事についてのに関するご質問でしたが、2月26日の枝野代表会見で記者から同趣旨の質問があり、代表が答えておりますのでご参照ください。
 https://cdp-japan.jp/news/20210226_0847#09

記者Q)
代表は西日本新聞のインタビューについて・・・確認したいのは、政権の座についても今稼働している原発をとめることは難しいということなのか。

代表)
そんなことは全く言っていません。説明をさせていただくと、我々はもう綱領にまで掲げていますので、我々が政権をとれば原発をやめるということについて明確に始めます。ただし、原発をやめる、原発をゼロにするというゴールはどこかといったら、実は100年単位です。廃炉が終わって使用済み核燃料がどこかに安定的に保管されて初めて原発をやめたと言えます。だから、やめ始めますが、実際にやめ終わるのは大変な作業が要る。その最初の大きなハードルは
使用済み核燃料だと思っていますし、廃炉だって簡単に作業ができるとは限りません、福島に限らず。したがって、やめ終わるには大変な、簡単ではないいろいろなハードルがありますよということを申し上げている。これは一貫してずっと申し上げています。

我々のスタンスは、やめる。このことは明確です。政権をとったら、できることはすぐに全部やります。ただし、できないことはたくさんあるので、それを乗り越えながら最終ゴールにたどり着かなければならない。こういうことです。
***

 今後ともご支援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。立憲民主党事務局 広報局

-------回答転載 以上---------------

■【コメント】SNS等での機敏な批判や、働き掛け(当会質問書もその一つ)が多方面から行われることにより、「稼動している原発はとめる」方針が確認されて良かったと思います。市民と政党が、ボトムアップでお互いに成長していくプロセスを、リアルに体験出来た10日間だったのではないでしょうか。

--------------------------------

 (田中一郎コメント)
 それにしても、枝野幸男代表のこの発言は、何のためになされたのでしょうか? 立憲民主党を含む立憲野党・脱原発野党の「原発ゼロ法案」については、これはいわゆる基本法なので(「子ども・被災者支援法」と同じ)、これを受けて脱原発を具体化していく各法がないと、単なる決意表明か「絵に描いた餅の脱原発」となってしまう、だから、自公政権下でこの法案審議が進まなくても、立憲野党・脱原発野党、そして「市民と野党の共闘」は、政権交代後ただちに具体的な行動がとれるよう、各法の内容や脱原発の具体的な進め方について協議を進め、概ねその内容を決めておくべきだ、と申し上げてきました。しかし、そうした声に背を向ける形での今回の発言です。許せんなという印象を強く持ちます。つまり、あなた(枝野幸男氏)、本気で脱原発やる気あるの? まさかまた、「口先やるやる詐欺」ではないのでしょうね!? ということです。来たる衆院選まで、あと数カ月、私たち有権者・市民の厳しい監視の目は、菅義偉スカ政権や自公政治だけでなく、悲しいかな「市民と野党の共闘」の総大将=立憲民主党に対しても向けておかなければなりません。

 <その他:昨今の情勢・情報から>
(1)<社説>相次ぐ接待発覚 全省庁対象に調査せよ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/89634
(2)菅政権下で“形だけ”女性登用ラッシュ 違和感と胡散臭さ(2021年3月4日配信『日刊ゲンダイ』)障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-21240.html?sp
(3)<本来なら予算通過どころか総辞職>コロナと五輪を〝人質〟の狡猾 国民の悲劇(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/463.html
(4)<何から何まで手前たちの都合だけ>緊急事態「延長なのになぜ五輪?」が素朴な疑問(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/493.html
(5)山田真貴子・元内閣広報官に見る“ごっつぁん女子”の生態は「3要素」をチェック(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0541417f1a09f6358779982785bb3de93b7dbaf6
(6)【菅義偉】福田元首相秘書が懸念「国会でモラルハザード起きている」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286022
(7)【新型コロナウイルス】3.25聖火リレーに大逆風…スタートの福島は感染状況が深刻|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/286105
(8)【東京五輪】東京五輪組織委に女性理事12人増 本当に無報酬・無日当?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/286045
(9)総務省との“ズブズブ関係”疑惑が飛び火…TV局は戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/286103
(10)谷脇総務審議官を更迭 NTT接待、2回代金払わず 官房付に異動 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210308/k00/00m/010/031000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20210308

(山田真紀子と同じで、巨額退職金を渡して逃亡させる、ということか。これでは霞が関の腐敗はまだまだドンドン進むでしょう)

(別添PDFファイル)原発にさようならを(鎌田慧 東京 2021.1.5)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032680635&Action_id=121&Sza_id=F3

*【菅義偉】東北新社-上-菅首相の長男は総務省幹部との「パイプ役」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/285874
*【菅義偉】東北新社-下-創業一族の二宮社長が違法接待問題で引責辞任|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/285939
草々


(追)(メール転送です)総務省谷脇らを収賄でNTT社長らを贈賄で告発しました
 皆様、私達「検察庁法改正に反対する会」が、本日(3月8日)検察庁に総務省、谷脇康彦総務審議官、山田真紀子元総務審議官、巻口英司国際戦略局長、外務省前外務審議官・金杉憲治、ら4人を収賄罪で、NTT社長・澤田純、NTT執行役員・北村亮太、NTT相談役(前社長)・鵜浦博夫、NTTデータ相談役(前社長)・岩本敏男ら4人を贈賄で東京地検に告発しました。夕刻のNHKでも放映されました。下記のURLをお読み頂き拡散頂ければ幸いです。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210308/k10012904051000.html

(WONDERFUL、BEATIFUL、FANTASTIC、MARVELOUS、GREAT、SPLENDID、VERYVERYVERY GOOD! :感想でした) 

2021年3月 8日 (月)

電力卸売市場(JEPX)での価格暴騰の舞台裏:巨大原発電力会社9社の地域独占を温存したままの(似非)電力自由化こそが事の元凶=原子力ムラと癒着して新電力・再生可能エネルギーつぶしを画策する経済産業省

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」のご案内
(1)(予約必要)(3.24)オルタナティブな日本をめざして(第56回): 「菅政権グリーン成長戦略は「グリーン」か(あやしいカーボンニュートラル)」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は、「市民と野党の共闘」が掲げるべき経済政策)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-28c380.html

(2)(予約必要)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は、電力価格暴騰とホンモノの電力自由化について)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-38efc4.html

(3)(予約必要)(4.28)オルタナティブな日本をめざして(第58回)「新型コロナワクチンの正体を知る」(岡田幹治さん「新ちょぼゼミ」)+ 直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報- いちろうちゃんのブログ(最初の1時間は、「マイナンバー制度」の危険性)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-93605c.html

<以下は、まだ受付を開始しておりません>
(4)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第59回):「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)

(5)(6.7)オルタナティブな日本をめざして(第60回):「福島原発事故から10年:放射能汚染の実態とその諸問題」(青木一政さん・中村順さん)

(6)(6.29)オルタナティブな日本をめざして(第61回):「青森県六ケ所村再処理工場の実態とその危険性」(永田文夫さん)


2.イベント情報
(1)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会- 判決期日…2021年6月10日午後3時に!(東京地裁)
 http://minamisouma.blogspot.com/2021/03/20216103.html

(2)3月17日緊急セミナー(ZOOM)「新型コロナウイルス ワクチン、PCR検査、消毒剤の問題点ー基礎研究者の視点からー」のご案内 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議(下記サイトに講師の木村-黒田純子氏の論文が掲載されています)
 https://kokumin-kaigi.org/?p=3602

(3)映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』公式サイト
 https://unitedpeople.jp/shadow/

(関連)シャドー・ディール 武器ビジネスの闇 SHADOW WORLD - シアター・イメージフォーラム
 http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/4102/

(ちょっとテンポが速い映画で、字幕の文字を追いかけるのに苦労しますが、なかなか迫力のある映画でした。アメリカの軍産情複合体の秘密組織がドローンを使って反米的な途上国政府要人や反米組織リーダーたちを暗殺していることが非常に強烈に印象に残ります(米国防総省にドローンで殺害されたイラン革命防衛隊司令官ソレイマニ氏もその一人か?)。また、「希望には2人の娘がいる=怒りと勇気だ」というナレーションの言葉も強く記憶に残りました。私は今日の日本の市民運動・社会運動が「怒り」を忘れているのではないかと時々思うことがあります。ところで、私が2月下旬に渋谷の「シアター・イメージフォーラム」にこの映画を見に行った時には映画館の中はガラガラで、私を入れて観客が5人だったような気がします。新型コロナなど心配せずに「シアター・イメージフォーラム」に、みなさまも観に行かれてはいかがでしょうか? 但し、マスクはお忘れなく。:田中一郎)

(関連)イラン革命防衛隊の司令官、米軍の空爆で死亡 バグダッド到着後 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/50980333

(4)映画「サマショール 〜遺言 第六章」遺言プロジェクト
 https://www.yuigon-fukushima.com/

(関連)ポレポレ東中野:オフィシャルサイト
 https://pole2.co.jp/


3.キャンペーン
(1)菅義偉内閣総理大臣と井上信治科学技術担当相- 日本学術会議の総会を控え、 任命拒否を撤回させる署名にご協力ください。 日本学術会議の総会を控え、 任命拒否を撤回させる署名にご協力ください。 · Change.org
 https://bit.ly/2Ob6S0H

(2)キャンペーン · 大学の軍事研究に反対する(開始2015年10月) · Change.org
 https://bit.ly/2MRwvTu

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 日本学術会議会員候補6名の任命拒否を撤回せよ · Change.org
 https://bit.ly/3rn8dzK

(3)内閣総理大臣- 学長選考会議の権限強化に反対します―これ以上、大学を壊さないでください! · Change.org
 http://chng.it/Gr9xQ2Nm

(「反対」するだけでなく、大学の自治や学問の自由、大学の研究・教育予算の拡充などを取り戻すための「法制度化」を含めて、大きく幅広い社会運動を、まずは当事者である大学人が創ってください。:田中一郎)

(4)法務省出入国在留管理庁:難民を「犯罪者」にする「入管法改定案」の廃案を求めます! · Change.org
 https://bit.ly/38hTq1J

(5)名古屋市長・河村たかし様、減税日本代表・河村たかし様- 河村たかし名古屋市長はリコール不正署名の責任を取ってください · Change.org
 http://chng.it/KvVCLKmQ 

(6)原子力規制委員会 更田委員長の「審査ガイド」パブコメ無用発言に抗議する 団体賛同
 https://bit.ly/3boikyT

◆日刊IWJガイド・非会員版「IWJ設立以来最大の窮地! 今期第11期、ご寄付・カンパの累積不足分は7か月で1141万円! どうか皆さま会員登録とご寄付カンパのご支援によってIWJを存続させてください! よろしくお願いいたします!」2021.03.02
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48400

(みなさまへ:IWJは数少ない貴重なネット・ジャーナリズム・サイトです。マスコミが「粗大ごみ」(マスごみ)化する中で、私たちが真実を知るための有力なメディアの1つです。みなさまのご支援でIWJの運営を維持させて下さい。ちなみに私はIWJとは何の関係もございません。一愛読者です:田中一郎)


4.「グローバル企業のための貿易協定であるRCEPは、非民主的であり、不平等を深め、労働者と社会を犠牲に」アジア太平洋地域の労働組合のRCEP協定反対声明(和訳紹介) - 大石あきこ
 https://www.oishiakiko.net/2021-03-01-rcep/

(日本のマスごみは相も変わらず国際市場原理主義経済協定の礼賛=グローバリズム賛美の「御用」報道を続けています。およそRCEPのみならず、TPP協定も日欧EPAも日米FTAも日豪EPAもWTO(ガット・ウルグアイラウンド)も、すべて「喜ぶのは一握りの巨大企業群」だけであり、その他の中小零細企業を含む圧倒的多数の人間・企業は「巨大多国籍企業の搾取・収奪・支配の対象」となるのです。人権など、どこ吹く風、です。これからの日本経済は、こうした巨大多国籍企業たちが牛耳る市場原理主義的な国際経済協定から脱出して「人間のための経済」づくりへとシフトしていくことが大事です。そのためには私たち自身が「市場原理主義アホダラ教」から脱出しなければなりません。:田中一郎)


5.夫婦別姓に反対する夫婦別姓夫婦=丸川珠代&大塚拓 両方とも自民党の「お笑い」議員です

丸川氏、7回続けて答弁拒否 選択的夫婦別姓の反対理由:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASP334VQWP33UTFK016.html

*「夫がにくたらしい」新五輪大臣・丸川珠代が抱える家庭危機(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7cee2c1e9034f2e9393f408ce1fc20bb58eedf

(田中一郎コメント)
 先日、教えてもらった情報です。他人様夫婦のプライバシー問題をのぞき込む趣味はありませんが、声高に夫婦別姓に反対する自民党の議員が、自分は夫婦別姓だ、ということのようで、これはもう、一種の珍喜劇「お笑い」という他ありません。丸川珠代&大塚拓=夫婦別姓に反対する夫婦別姓夫婦、こんな連中に選挙のたびに投票をしている諸君の頭の中もまた、「お笑い」というべきでしょう。

そもそも、有権者個々人の名前をどうするか、なんぞ、政治家が口出しすべきことなのか、名前こそ究極のアイデンティティのはず、こんなこと(夫婦同姓の強制)に平々凡々と付き従っていること自体が、有権者としての恥だ、まるで家畜かペット並みの扱いだ、との憤りくらい見せろ、と私は申し上げたいです。伝え聞くところでは、田吾作国家(宮台真司)の日本は、明治初期に、いままで名前だけで名字がなかった士農工商のうちの「農」は、村の知識人に名字を付けてもらったと聞いたことがあり、さしずめ私の名前の田中も、おそらくは田んぼの中に家があったという安直な理由で名づけられたのでしょう。

まあ、それでも、特に差支えはありませんが、しかし、政治家や役人たちから、お前の名字はこれこれにしろ、などといわれると、じゃかましい、と振り払いたくなりますね。福島みずほさん、国会で丸川珠代に夫婦別姓強引主張の理由を聞いているようですが、今度聞くときは、丸川珠代&大塚拓、あんたたちは夫婦別姓のようだけど、それどう思ってんの? と聞いてみてください。

(関連)選択的夫婦別姓制度に反対しながら自らは旧姓を通称使用する丸川大臣! IWJ記者の質問に「同氏と通称使用が混同されている」と噛み合わない答弁!~3.5丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見 - IWJ Independent We
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489462


6.全国どこでも補助 被災地復興予算流用 8172億円返還されず(毎日 2021.3.1)
 https://mainichi.jp/articles/20210301/ddm/001/040/118000c
 https://mainichi.jp/articles/20210228/k00/00m/040/115000c
 https://mainichi.jp/articles/20210301/ddm/003/040/113000c

(一部抜粋)
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 東日本大震災の復興予算1兆円超が被災地と関係の薄い使途にも流用されていた問題で、復興庁が2013年に管轄省庁に返還を求めた23の基金事業を調べたところ、最終的に少なくとも7割に当たる約8172億円が返還されないことが明らかになった。政府が11年7月に公表した復興の基本方針に「日本経済の再生なくして被災地域の真の復興はない」と盛り込まれたことが流用につながったとみられる。11日で震災から10年を迎える中、復興予算の使途の検証が求められる。
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(田中一郎コメント)
「少なくとも」との記述があるところから鑑みて、実際にはもっと巨額にあると推測されます。市民団体代表を含む第三者を入れた会計検査院チームによる「特別検査」を実施し、徹底的に調べ上げ、その責任者を処分する必要あり。そうしないと、こうしたことは今後もたびたび繰り返されることになる。税金の使い方が全くのデタラメだ。


7.(メール転送です)急がれる五輪の影響からの解放(村田光平元スイス大使からのメール)

皆様、所感をお届けいたします。
3月25日の五輪聖火の出発日が緊急宣言の延長の期限(3月21日)に影響を及ぼしていることが看取されました。5日に報じられたThe Time 紙の「東京五輪を中止するときが到来」との記事は反論の余地がありません。昨年2月のBACHIOC会長の来日の際、日本での感染者発生数を減らすためPCR検査能力を低く抑える方針が決定されたとの巷間の噂の正しさは、検査拡大による変異株対策の欠如の現状が立証しております。これは必要不可欠なことであるはずです。

フクシマ事故収束への全力投球、さらには新型コロナ危機への全力投球を妨げている東京五輪の影響は深刻であり、緊急な対応が求められます。五輪の商業主義についてはバイデン米大統領の「五輪出席については科学に基づいて判断する」との最近の発言が想起されます。五輪改革論議が始まっておりますが、遂にその廃止まで国際機関で傑出した経済専門家として活躍した実績のある方が訴えだしているとの情報に接しました。

五輪中止に備えての危機管理が求められます。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。(村田光平:元駐スイス大使)
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みなさまは既に新聞報道などでご存知のことと思いますが、昨年12月から今年1月にかけて、電力卸売市場(JEPX)で取引される電力のSPOT価格が暴騰いたしました。通常時には5円~10円/KWH程度の価格であったものが、最高時には250円/KWH近辺にまで(約30倍)暴騰し、それも瞬時のことではなく、約2カ月にわたって電力価格の超高値状態が続くという異常事態となり、非常におかしく歪んだ我が国の電力市場のあり様が浮かび上がりました。

(関連)電力卸売市場(JEPX)
 http://www.jepx.org/
(関連)卸電力市場価格の急激な高騰に対する対応について(JEPX 2021.1.29)
 http://www.jepx.org/news/pdf/jepx20210129.pdf?timestamp=1615072491322

(関連)スポット市場価格の動向等について(電力ガス取引監視等委員会 2021.1.25)
 https://www.emsc.meti.go.jp/activity/emsc_system/pdf/054_06_01.pdf
(関連)(別添PDFファイル)電力逼迫 エネ各社悲鳴、今期 市場調達コスト膨らむ(日経 2021.2.11)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD095CH0Z00C21A2000000/

これまで電力取引市場などは、まさに限界的な「お遊び」程度のものにすぎず、電力のほとんどすべてが「地域独占の巨大原発電力会社9社」(沖縄を除く)によって供給されてきたため、特に関心を引くこともありませんでした。しかし、2016年から本格化し始めた「電力自由化」に伴い、いわゆる「新電力(会社)」(正確には新「電力小売」会社)が多く参入し(今現在で約700社あまり)、既存の地域独占電力会社の顧客を奪う形で電力販売シェアを20%程度まで伸ばしてきました。順調に見えていた「新電力」のシェア拡大と電力自由化でしたが、実はその「新電力」の多くが自身の販売商品である電力の大半を電力卸売市場(JEPX)から調達するという「いびつ」で「不安定」な構造になっていたことに加え、電力自由化を所管している経済産業省(およびその外郭団体の「電力広域的運営推進機関」と「電力ガス取引監視等委員会」)が、この電力自由化や電力市場の「期待される機能」発揮のための整備をきちんと行わず、また、電力市場運営のやり方も出鱈目で、その結果、電力価格が暴騰して「新電力」の経営に甚大な打撃を与える結果となりました(「新電力」によっては二桁億円~三桁億円の赤字で経営破綻=身売りまでに追い込まれています)。

 <経済産業省関連サイト>
(1)電力システム改革について|資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/system_reform.html
(2)電力小売全面自由化|資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/
(3)電力広域的運営推進機関
 https://www.occto.or.jp/
(4)電力・ガス取引監視等委員会
 https://www.emsc.meti.go.jp/

こうした事態について、多くのマスごみ(TV、新聞、雑誌など)は、①備蓄ができない天然ガスの国際市場における価格高騰(新型コロナで価格は緩むはずなのに高騰したという)、②今年冬期の寒波が厳しく暖房用需要が膨らんだ、③太陽光発電などの再生可能エネルギーの不安定性が表面化して再生エネ電力の供給が細った(⇒ 嘘八百=太陽光発電など再生可能エネルギー供給はこの間一貫して増加しており、かつ、送配電網を握る大手電力などに逆に供給ストップをかけられていた)、いくつかの火力発電所のトラブルで電力供給が一時的に止まった、などの「場当たり的」で「いい加減」な(しかし、もっともらしく見える)理由付けをして、この問題の深刻な点の認識を妨げるようなチャンチャラ報道をしています。更には、大手電力業界のお先棒を担ぐかのように一部の経済誌や新聞などは、「新電力」が卸売市場からの電力調達に偏り過ぎていたことが問題の根源であり、今回の騒動は「新電力」の安易な経営姿勢にあったと言わんばかりの報道までが出ています。

(関連)2021年1月|JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト
 https://oilgas-info.jogmec.go.jp/nglng/1007905/1008948.html

(私もシロウトでよくわかりませんが、「JKM」とは「SPOT価格(期近物)」の略のようです(Japan Korea Marker、Platts北東アジアスポットLNG査定価格)。そして暴騰しているのは「JKM」だけ)

しかし、今回の電力価格暴騰による騒動と、再生可能エネルギー取扱業者を含む「新電力」の経営破綻の「事の本質」はそんなところにはなさそうです。簡単に結論だけを申し上げれば、①電力卸売市場(JEPX)をはじめ「電力自由化」の制度設計が様々な欠陥を抱えていること、②その最大のものは、巨大原発電力会社9社の地域独占が温存され(発電のシェア80%、売電のシェア80%、発電・送配電・売電の3機能が「所有分離」されずに「法的分離」にとどまり、原発電力会社9社の各持ち株会社の下にぶら下がる形となっている)、正常な市場競争の確保ができない状態であること、およそ市場の8割を握り、送配電網を支配しているわずか9社の大手電力会社の独壇場となっている卸売市場が正常に機能しないことなどは「常識の中の常識事項」です、電力自由化の設計・管理監督官庁である経済産業省に加え、電力市場や電力供給の正常で健全な運営を担保するために創られた2つの組織(「電力広域的運営推進機関」「電力ガス取引監視等委員会」)が経済産業省の手下となっていて、御用人間だけで運営されているため、今回の事態に全く対応できなかった(権限もないと思われます)、電力の安定供給のためと称し、依然として危険極まりない原発が最優先電源として扱われ、主力エネルギーだなどと口先だけで推進されるフリをされている再生可能エネルギーが、様々な形で妨害され排除されていること、などが、今回の電力卸売市場(JEPX)における電力価格の無政府的暴騰の原因と思われます。

以下、いくつかの報道やレポートをご紹介し、それらから得られる結論を簡単に書き下ろしておきます。今回の事件から得られた結論=教訓は明らかであって、原子力ムラに牛耳られた現在の自公政権や経済産業省にホンモノの電力自由化やエネルギー革命を遂行していく能力も意欲も覚悟もありません。彼らは水面下で「巨大原発電力会社9社の地域独占」と癒着しながら、この旧態依然の9電力支配体制維持継続のために日夜努力をしているのです。脱原発が原発温存勢力によっては遂行不可能であるように、また、原子力規制が原子力に「寄生」する原子力「寄生」委員会・「寄生」庁では不可能であるように、電力自由化もエネルギー革命も本音ではそれを実現するつもりのない政権によっては遂行不可能なのです(私は原発ゼロや再生エネ推進を提唱している立憲民主党でさえ、最近の枝野幸男代表の発言などから鑑みて怪しいものだと見ています。ましてや国民民主党や日本維新などはニセモノ脱原発であることは明白です)。

しかし、脱原発も、電力自由化も、再生可能エネルギーの本格的推進・普及も、エネルギー革命も、すべて日本の未来にとっては必要不可欠であるにもかかわらず、それが長期化する自公政権やニセモノ民主民進党政権によって遅れに遅れて今日に至っています。エネルギー政策は経済政策の基本中の基本であり、また、エネルギーの在り方が一国の経済の貧富や生活の質、あるいは国民の幸福度を決める基本的要因でもあるのですから、現状のような体たらくを看過しておくわけにはいかないのです(この辺が理解できていない有権者・国民があまりに多すぎることが、バブル崩壊以降の30年間の我が国没落の大きな原因の1つです)。私たち有権者・国民は、一刻も早く、様々な意味でロクでもない自公政権をスクラップし、不可逆的な形でホンモノの政権交代=オルタナティブな日本を目指す新政権を打ち立てていく必要があるのです。覚悟が求められているのは、電力業界や政官財学だけでなく、私たち有権者・国民もまた、シカリなり、ということです。


 <今回の電力価格暴騰を理解するために不可欠な5つのレポート・報道>

(1)電力市場価格高騰で、再エネ系新電力が危機的状況!消費者としては何ができるの? – power-shift.org
 https://power-shift.org/210122_jepx/

(一部抜粋)
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(中略)FIT電気の仕入れ価格が、市場価格に連動して高騰
 2017年のFIT制度改革により、FIT電気の買取義務者は送配電事業者となり、あわせて小売電気事業者がFIT電気を調達する際の価格が、市場価格に連動することとなりました。そのためFIT電気の仕入れ価格は同様に高騰し、FIT電気を重視する再エネ新電力には大きな打撃となっているのです。他方、発電会社が受け取るのは、これまで通りの固定価格のみです。その差額分が送配電事業者にとどまるという状況になっており、これは明らかに制度設計の不合理です。再エネ新電力や地域新電力などのネットワークは、このFIT電気の仕入れ価格に上限を設けるべきということ、また送配電事業者にとどまっている利益を還元すべきということを働きかけています。
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(関連)(別添PDFファイル)電力高騰で大手に余剰金 経産省、制度見直しへ 家庭向けを減額検討(日経 2021.2.16)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69123690V10C21A2EE8000/

(2)(別添PDFファイル)電力市場高騰、再エネ業者に痛手(毎日 2021.2.23)
 https://mainichi.jp/articles/20210223/ddm/013/040/021000c

(一部抜粋)
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(中略)関雷では11月、高浜原発4号機(福井県高浜町)の蒸気発生器内に不具合が見つかった。4号機と同じタイプの3号機(87万㌔㍗)は12月下旬に再稼働を予定していたが、確認検査が避けられなくなった。関電が3号機の再稼働延期を発表したのが12月15日。広域機関の融通指示は、関電の依頼を受けた措置だった。

(中略)その後、広域機関の融通指示は、関電大飯原発4号機(118万㌔㍗)が再稼働して発電が始まる前日のl月16日まで、計218回(そのうち関西電力向けは94回)発動された。電力ガス取引監視等委員会のデータによると、12月29日以降、大手電力会社が市場に出す電気よりも、市場から買う電気の量が上回るようになった。山家さん(エネルギー戦略研究所所長の山家(やまか)公雄・京都大特任教授)は「本来は電気の売り手である大手電力が供給余力を失い、買い手に回った。小さな池にクジラが入って来たようなもので、小魚(薪電力)はひとたまりもない」と語る。
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(3)(別添PDFファイル)「停電危機」でぼろ儲けした輩たち、卸売電力取引所「狂乱相場」の全内膜(『選択 2021.3』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20795

(一部抜粋)
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(中略)(東京電力グループの新電力=テプコカスタマーサービス(TCS)は東電のエリアである関東圏以外で営業展開している。TCSは東電の販売会社である東京電力エナジーパートナー(東電EP)の子会社、東電HD(ホールディング)の孫会社で、販売する電力の50%は東電EPが供給している)

ところが、主力の親会社の電力が突如断たれたのだ。TCS(上記)はJEPX(電力卸売市場)へ走らざるを得ず、供給源の七〇%、三百五十万キロワット分の買い札が主に六十ヘルツ圏の市場へ集中したのである。それは、西日本の電力関係者が「停電」の疑心暗鬼に駆られるのに十分な量だった。買いが買いを呼ぶスパイク相場へ発展する。

(中略)では、インバランス精算はいくらになるのか。JEPXの一月の平均約定価格六十七円を前提とすると、例えば三百五十万キロワット分の顧客の電力を調達しょうとしたTCSの場合、すべてインバランスが発生すれば、精算総額は二百三十億円を超える。これを関電、九竃などの送配電会社へ支払うのだが、TCSにそんな体力はなく、東電EPが肩代わりすることになる。が、送配電会社の東京電力パワーグリッド(PG)は関電や九電へ盛んに応援融通していた。その対価と相殺すればお釣りがくるだろう。前出の新電力幹部の憤怒は募る。
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(注:月刊誌『選択』は通信販売雑誌なので書店にはありません。定期購読されるか図書館などでご覧ください。ちなみに東京では、例えば日比谷公園内にある図書館に、この月刊誌『選択』が置かれています)

(4)「ボロ儲け」で大手電力は高笑い?電気代爆上げ、メディアが報じない真の問題(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20210218-00223131/

(一部抜粋)
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(中略)取引価格高騰で1兆5000億円のボロ儲け?

 今回の日本卸電力取引所での電気取引価格の高騰が、不幸な偶然の重なりによって起きたものなのか、ある意図により起こされたのかは、現時点では不明だ。ただ、短期間に約1兆5000億円という莫大な金額が小売事業者から発電事業者(そのほとんどが大手電力)に支払われている。つまり、今回の取引価格高騰で大手電力は莫大な利益を得たと見ることができるだろう*。さらに、かつて自分たちが独占状態にあったところへ参入してきた新電力は顧客を奪い合うライバルであり、その不振は大手電力にとっては悪くないことだという構図がある。

*上述タスクフォース提出資料によれば、昨年12月20日から今年1月21日までのJPEXスポット市場の約定金額は、2019年度の2,148億円に対し、2020年度は1兆7,564億円。小売電気事業者のスポット市場からの調達費用が、1.5兆円増加した計算となるとのこと。

いずれにせよ、今回の卸電力市場での価格暴騰について大手電力の影響が大きいことは確かだろう。市場の電気の9割を売りに出しているのは、大手電力だからだ。前述のタスクフォースでの指摘にあるように、仮に大手電力が売り惜しみをすれば、簡単に価格は高騰する。それだけではなく、大手電力の小売部門が意図的に高値で買い注文を出しても、競争になるので価格が高騰するし、大手電力は発電部門が儲かるので困らないという構造があるのだ。そもそも、発電と小売を分離する“発販分離”が行われていないことが、市場の公正さという点で深刻だ。海外での電力自由化では、この発販分離が普通なのである。
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(5)STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット公開! │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3827

(田中一郎コメント)
 電力卸売市場(JEPX)での電力価格暴騰と直接は関係ありませんが、上記パンフで説明されている「容量市場」「非化石価値取引市場」「ベースロード(電源)市場」の3つは、いずれも減価償却がほぼ終わった老朽原発や老朽火力を温存し、何もしないでもカネが「地域独占の巨大原発電力会社9社」に流れ込んでくる仕組みになっており、今般の電力価格暴騰と通底している「欠陥政策」と言えます。

ご参考までに申し上げますと、先般実施された4年後(2024年)の第1回「容量市場」入札結果は「約14,000円/KW」=「対象発電容量は約17700万KW」、つまり14,000円/KW×177,000,000KW=約2兆5千億円が、自動的に「地域独占の巨大原発電力会社9社」に転がり込むこととなり、また、今般の電力卸売市場(JEPX)での電力価格暴騰によっても約1兆5千億円の金が「新電力」から「地域独占の巨大原発電力会社9社」に入るわけで、両方で約5兆円のボロ儲けとなるわけです。「地域独占の巨大原発電力会社9社」やその経営者たちは笑いが止まらないでしょう。

(関連)No.204 容量市場入札 1万4千円-kWになってしまった容量市場価格 - 京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座
 http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/renewable_energy/stage2/contents/column0204.html

(参考)電力需給ひっ迫???(どうもあやしい)
 電力需給ひっ迫の報道がなされ、電力卸売市場のSPOT価格が暴騰し、天然ガス調達難だとか大型火力発電のトラブルとか、寒波による電力需要の急増だとか、いろいろ後付け理由がまことしやかに言われています。私は怪しい限りだと見ています。もっぱら公開情報ですが、情報を収集しています。たとえば下記のようなものがあります。

以下はメール転送です。
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九州管内、とくに日本海側は先週末から厳寒へ、積雪もあって暖房用の電力使用が急上昇。本日からの会社・工場などの稼働による電力使用の上昇に、九電は警鐘を鳴らしている。とはいえ、2020年10月25日(日)を最後に実施されていなかった再エネの出力抑制を、2021年1月3日(日)に実施。

今回のような悪天候では太陽光発電量は低下するが、風力発電量は増加する。その風力発電について、九電(九電送配電)は59万㎾しか接続・使用していない。可能性まで含めると1354万㎾が想定されているが、そのうちの59万㎾、たった4.4%分しか使っていない。需給見直しでは、こうした点も含めて、検討すべきだろう。下記リンク先の末尾にある「九州本土(離島除く)の再生可能エネルギーの接続・申込状況(2020年11月末時点)」を見てほしい。
https://www.kyuden.co.jp/td_renewable-energy_application_index.html
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寒波の影響だというのなら、暖房に電気を使わずに、灯油のストーブを使えばいいでしょう。新電力を電力市場から締め出すことと、やっぱり原発は必要だというための根拠にする、ねらいがあるのではないか、と疑っています。

卸売市場の価格が10倍以上に暴騰するなどというのは、電力広域的運営推進機関や電力・ガス取引監視等委員会が、何をしとるのか、ということでしょう。いずれも経済産業省所管で「利益相反」です。消費者庁・消費者委員会に所管替えすべきです。(経済産業省はかつての大蔵省のように解体しなければいけません、ロクでもないことしかしません)

天然ガスの国際市場が揺れて入手難になっていることが1つの理由になっていますが、これも素直にはいそうですか、とはなりません。日本の天然ガスの調達構造をきちんと見てみないと何とも言えません。そもそも天然ガス電源(コジェネ・オンサイト・高エネ効率)は、未来の再生可能エネルギー時代と今日の化石燃料時代とをつなぐ「経過時代」の最有力電源だという意識はあるのでしょうか?

いずれにせよ、日本の電力自由化の在り方が歪んでいることが、今回の事態で明るみに出たということだと思っています。一過性のことよりも、電力市場や電力業界と、電力行政に関する構造的な問題に着目すべきです。


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 <今回の電力価格暴騰をどう見るか>

(1)上記でご紹介した毎日新聞記事にあるように、今般の電力価格暴騰の引き金は関西電力の高浜3,4号機の予定外の運転停止だった(2020年11月~12月)。その原因は加圧水型原子炉のアキレス腱と言われている蒸気発生器の(これまでになかったパターンの)トラブルによるもので(下記参照)、発電を過度に原発に依存しすぎている悪質会社=関西電力の電力供給力の不安定さを示すものである。原発が「安定電源だ」などというのは嘘八百であることは、こうして何度も何度も立証されていることである。これに更に、日常的なずさんな管理が原因と思わしき大型石炭火力発電所が複数基トラブルを起こしてストップしている(次に見るように、東京電力が孫会社を使って電力価格の暴騰を招くような市場操作をしていた疑いもあり、この火力発電所のトラブルが本当に技術的トラブルによるものなのかは徹底した追及が必要)。

(関連)先例なき伝熱管損傷が発生 高浜4号機蒸気発生器[滝谷紘一](『原子力資料情報室通信 NO.561 2021/3』)
 https://cnic.jp/38357

(2)上記でご紹介した月刊誌『選択』(2021年3月)にも書かれているように、東日本でも電力需給の逼迫が発生した折に東京電力が孫会社TCSへの電力供給を止め、その孫会社TCSが苦し紛れに電力卸売市場(JEPX)へ大量の電力買い付けに走ったため、電力価格が暴騰する羽目になった。また、それでも調達しきれなかった分は「地域独占の巨大原発電力会社9社」の送配電子会社が肩代わり供給し(実質的には発電子会社が肩代わりで電力を供給)、そのペナルティとして「インバランス料金」(200円/KWG)をTCSが送配電子会社に支払うことになるが、それをTCSは負担する能力がなく、結局、親会社の東電EPが負担するというのだから、これはグループを挙げての電力価格操作と見られてもおかしくない。

(3)そもそも、電力卸売市場(JEPX)とその監視監督機関2つ(「電力広域的運営推進機関」&「電力ガス取引監視等委員会」)に、価格変動の上限(値幅制限)や緊急時の取引停止処分、あるいは非常用電源の供給(命令)を取り仕切る仕組みも権限もなく、今回の異常事態に対して、ただただ「お願い」を繰り返すのみに終わっている。公正で透明な電力取引の実現が使命であるというべき電力卸売市場(JEPX)とその監視監督機関が2つともこれでは、公設市場としては失格という他ない。また、「電力広域的運営推進機関」に至っては、関西電力の高浜原発の想定外停止に伴い、ただひたすら関西電力の電力供給を確保するために注力して動いていた様子もうかがえ、この2組織は何のために存在しているのか、その意義が疑われる。ちょうど、巨大企業群における御用労働組合のようなものと見れば、その本質が理解できるというものかもしれない。いずれにせよ、電力卸売市場(JEPX)の制度設計は今回の異常事態を受けて一からやり直しが必要だ。

(4)FIT電力(再生可能エネルギー電力)については、発電業者が「地域独占の巨大原発電力会社9社」の子会社である送配電会社に売る場合が「FIT固定料金」(販売価格が安い場合の不足分は電力価格に転嫁)で、その送配電会社が電力小売会社に売る際は電力卸売市場(JEPX)での取引価格に連動という「おかしな制度設計」になっている。おかげで、「地域独占の巨大原発電力会社9社」の子会社の送配電会社は、今回、労せずして巨額の差益を懐に入れることができた。当然ながら、この不当なる巨額な差益は「新電力」(電力小売会社)に還元すべきであるが、大手電力はもちろん、監督官庁である経済産業省までが難色(やる気なし)状態であるというから驚きである。

(5)電力小売会社が顧客に電力を販売していながら、その電力を自力で調達できなかった場合には、それを「地域独占の巨大原発電力会社9社」の子会社である送配電会社が肩代わりをし(実際には大手発電会社が供給)、そのペナルティとして「インバランス料金」というものを当該電力小売会社が当該送配電会社に支払わなければいけない決まりだ(上述)。しかし、今回の異常事態が発生するまでは、このインバランス料金に上限がなかったため、経済産業省はあわてて「インバランス料金」を200円/KWHと決めた。この200円/KWHが実質的な電力卸売市場(JEPX)における値幅制限=上限価格となる。しかし、これがとんでもなくおかしい。

それまで電力卸売市場(JEPX)で取引されていた電力料金は8~10円/KWHだったのだから、常識的には「インバランス料金」はその数倍の価格=つまり30~40円くらいというのが相場というものである。それをかような超高額な値段に監督官庁である経済産業省が決めているということ自体、同省が「地域独占の巨大原発電力会社9社」の利益を守り確保する側に立って動いているということの明白なる証左である。これは上記で申し上げたFIT電力に係る巨額の差益を還元しようとしない姿勢と裏腹の関係にあり、その思惑の底には、「地域独占の巨大原発電力会社9社」の商売敵である「新電力」を淘汰し、今現在700余りある「新電力」の数をドラスティックに減らしたいという思惑があるものと思われる。しかし、それはそのまま再生可能エネルギー電力の縮小・圧縮につながっていく。

(関連)(別添PDFファイル)新電力資金繰り、経産省が支援策、利用者保護条件に(日経 2021.1.29)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68630500Y1A120C2EE8000/

(送配電会社や「地域独占の巨大原発電力会社9社」に溜まった今回の電力料金暴騰に伴う巨額利益(約1兆5千億円)を還元するのではなく、逆に100%「新電力」に支払わせるために「分割払い」という「恩恵」措置を与えてやる、というのが経済産業省の「新電力」への経営支援なのだそうだ。呆れかえって開いた口が塞がらない。電力市場を歪め、電力自由化を歪める、経済産業省などという役所はもういらない、一刻も早くスクラップせよ。:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)電力高騰で大手に余剰金 経産省、制度見直しへ 家庭向けを減額検討(日経 2021.2.16)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69123690V10C21A2EE8000/

(6)「地域独占の巨大原発電力会社9社」体制を温存したままの電力市場構造こそが諸悪の根源
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このメールの最初でも申し上げたように、①電力卸売市場(JEPX)をはじめ「電力自由化」の制度設計が様々な欠陥を抱えていること、その最大のものは、巨大原発電力会社9社の地域独占が温存され(発電のシェア80%、売電の主エア80%、発電・送配電・売電の3機能が所有分離されずに原発電力会社9社の持ち株会社の下にぶら下がる)、正常な市場競争の確保ができない状態であること、およそ市場の8割を握り、送配電網を支配しているわずか9社の大手電力会社の独壇場となっている卸売市場が正常に機能しないことなどは「常識の中の常識事項」です、③電力自由化の設計・管理監督官庁である経済産業省に加え、電力市場や電力供給の正常で健全な運営を担保するために造られた2つの組織(「電力広域的運営推進機関」「電力ガス取引監視等委員会」)が経済産業省の手下となっていて、御用人間だけで運営されているため、今回の事態に全く対応できなかった(権限もないと思われます)、④電力の安定供給のためと称し、依然として危険極まりない原発が最優先電源として扱われ、主力エネルギーだなどと口先だけで推進される付利をされている再生可能エネルギーが、様々な形で妨害され排除されていること、などが、今回の電力卸売市場(JEPX)における電力価格の無政府的暴騰の原因と思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということなので、電力卸売市場(JEPX)を正常に機能させ、電力自由化の本来の目的を実現させるためには、次のことが必要不可欠となる。しかしこれは、ホンモノの政権交代を実現しなければ、まずもって無理というものです。日本のエネルギー政策の混迷や脱原発の停滞など、諸悪の根源はここでも政治であり、霞が関の官僚たち(今回は経済産業省や内閣府・内閣官房)であるということです。

a.送配電会社を「地域独占の巨大原発電力会社9社」から所有分離して公益公営組織とし、東日本50HZ、西日本60HZの各ゾーンで統合一本化する。「地域独占の巨大原発電力会社9社」間の系統配線網が依然として脆弱なため、精力的な建設計画の下、系統間電力融通施設の拡充投資を行う。また、送配電組織の運営は公正なものでなくてはならず、電力利害関係人を排した組織とし、電力業界とは別途、意見や要望や情報を交換する場を設ける。原発優先の送配電接続ルールを撤廃し、再生可能エネルギー接続最優先を徹底する。

(そもそも送配電会社の「所有分離」の排除=子会社化による「法的分離」にとどめる、という電事連をはじめとする電力業界の「画策」は2009年の民主党政権時の水面下で進められた。再生可能エネルギー推進だの、脱原発だの、電力自由化だの、エネルギー政策の転換だなどと、浮かれたことを言っていた民主民進党こそが、大飯原発を再稼働し(野田佳彦政権時)、原子力規制委員会・規制庁にロクでもない人間どもを配置し、電力自由化を歪めてきた張本人であることも忘れてはいけない。現在の野党第1党=立憲民主党がこれをどこまで反省し、再びの政権交代後に覚悟の決まった改革をどれだけ実践するかは未知数で、私たち有権者・国民の厳しい監視と政権選択がモノを言うということになる)

b.電力小売会社と発電会社もまた、「地域独占の巨大原発電力会社9社」の持ち株会社の下にぶら下がる同一グループ内子会社であり、そのシュアは発電も小売もともに80%にもなる。これでは電力市場も電力自由化もまともには機能するわけがない。即時に分割が必要だ。まずは「小売」と「発電」を「所有分離」すること、また、小売と発電の各分野で独禁法を適用し、分割して複数の会社にしてやる必要がある。その場合、原発は全部まとめて使用済み核燃料ともども国が簿価の何割かで買い取り、国の責任で廃炉(スクラップ)や使用済み核燃料の安全対策を実施する(有償脱原発:実際の作業は今まで通り国の委託を受けて各原発電力会社が実施:下記参照)。②小売と発電の各分野での上限シェアは30~40%程度、発電部門は、オンサイト電源・コジェネ(熱電併給)・高エネルギー効率(80%以上)の電源配置を目指していく、などがポイントとなる。

(関連)脱原発のため、電力4社への補償3100億円で合意 ドイツ政府:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/89895

c.電力卸売市場(JEPX)や電力自由化の制度設計は、上記で申し上げた「現状のおかしなこと」とは逆方向で「やり直し」をする必要がある。その際、社会的公正を最優先して制度設計をする他、その制度を運営する組織(現在は「電力広域的運営推進機関」と「電力ガス取引監視等委員会」)もちゃんとした人間で構成させ、今回のような典型的な御用組織にならぬようにしなければいけない。また、両組織には、非常時において適切に対応できるよう、必要な権限と責任を付与し、たとえば電力需給ひっ迫時には自らが電力を供給したり、供給を命じたりできる権限と能力が与えられている必要がある(下記)。更に、その外側には「オンブズマン制度」を設け、市民運動・社会運動団体にも協力を受けながら、運営の適正性の監視もしっかりと行うことが重要となる。

d.非常時の電力供給の仕組は、具体的には、①自らが出力コントロールのしやすい予備電源を一定レベルで持つ、②Jパワー(電源開発)を含む大手電力やIPP(独立系発電事業者)、あるいは自家発電会社とあらかじめ電力供給枠設定契約(銀行におけるコミットメント枠=有償与信枠のようなもの)を結び、非常時に発動して相場を冷やす、などの措置を検討する(老朽原発や老朽火力を温存してしまう「容量市場」(下記参照)などではなく)。どこに予備電源設備や権限を持たせるかは要検討である。その場合、それが「地域独占の巨大原発電力会社9社」ではありえないことだけは明白である。

(関連)IPP|用語集|新電力ネット
 https://pps-net.org/glossary/43317

(7)ロクデモナイ3市場
 既に上記で申し上げている通りです=「電力卸売市場(JEPX)での電力価格暴騰と直接は関係ありませんが、下記パンフで説明されている「容量市場」「非化石価値取引市場」「ベースロード(電源)市場」の3つは、いずれも減価償却がほぼ終わった老朽原発や老朽火力を温存し、何もしないでもカネが「地域独占の巨大原発電力会社9社」に流れ込んでくる仕組みになっており、今般の電力価格暴騰と通底している「欠陥政策」と言えます。」

(関連) STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット公開! │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3827

加えて、自公政権&経済産業省は、少し前に、①福島第一原発事故に伴う被害者への賠償費用の一部を送配電会社の託送料金に上乗せすることで、本来ならば福島原発事故の加害者・東京電力や事故責任者・国が負担すべきものを電力小売会社を通じて電力消費者に転嫁していること、②福島第一原発以外の全国の原発の廃炉費用もまた、送配電会社の託送料金に上乗せして、再生可能エネルギー電力取扱会社も含む全ての電力小売会社に負担させる、③福島第一原発事故の後始末(廃炉、除染、賠償、中間貯蔵施設、その他の追加的負担)にも巨額の公的資金を投入し、現段階でも21.5兆円もの費用の多くを電力料金や税金で賄うことを決めている。

ここには、資本主義経済の原則である企業経営の自己責任原則はどこへやら吹き飛び、まるで典型的な原子力ムラの「親方日の丸」体質が露骨に現れて、電力自由化を大きく歪めている状態にある。他方で、加害当事者の東京電力の株主や大口金融機関など、本来ならば原発事故の責任を背負わねばならない組織や人間たちが、ビタ一文の負担をすることもなく、ゆうゆうとその無責任状態を許されているという事態が、この国のエネルギー政策の決定的な不公正・歪み・犯罪として私たちの前に立ちはだかっている。そして、その東京電力という経営破綻会社=ゾンビ会社が柏崎刈羽原発を再稼働しようとしているのである。まるでこの国は法治国家をやめてしまったかのごとき「原子力専制帝国」状態に陥っている。

(8)天然ガス・LNG調達の国家的戦略
 下記の「脱原発ロードマップ」でも、天然ガスによる発電は、再生可能エネルギー100%社会が実現するまでの数十年の間の「過渡期」における主力エネルギーとして位置付け、その海外調達には「国家戦略」としての重要な位置づけが必要である。ドアホの政治家たちや一部の官僚どもが原発や核燃料サイクルを「国策」だなどと勘違いをし、巨額の財源を原発・原子力に投入するという愚を犯しているが、それは直ちに改められなければならない。

私は天然ガスをめぐる情勢については、ほとんど何も知らない。昨今、いくつかの報道に目を通してみたが、①備蓄が難しい、②長期契約とスポット契約があり、日本は前者が圧倒的に多い、③しかし、日本の長期契約は足元を見られて諸外国の天然ガス調達コストに比べて極めて割高な値段であること、④天然ガスの調達のためには、それを液化してLNGの形で運搬する専用タンカーの確保もKEYとなる、などの情報を得た。

いずれにせよ、原発・核燃への「熱入れ」をやめて、天然ガスの海外からの調達へと、国の注力・努力を切り替えること、天然ガス調達について、国家的な戦略を打ち立てること、が重要かと思われる。(今回の電力価格暴騰の原因に天然ガスの国際市場での需給ひっ迫が挙げられているが、私は当たらないと思っている。契機にはなったかもしれないが、根本的な原因ではない。何故なら、電力は天然ガス火力以外の方法でも調達可能だからだ。

(9)脱原発ロードマップと電力市場自由化
 電力市場自由化の制度設計は、脱原発ロードマップと整合的に策定されなければいけない。この脱原発ロードマップについては、本来ならば、政権交代を目指す立憲民主党を総大将とする「市民と野党の共闘」が、あらゆる選挙の争点として有権者・国民に提示し、選挙でその是非を問うべきである。しかし、そのことがいつまでたっても前に進まず、昨今では枝野幸男立憲民主党代表が、使用済み核燃料の処分問題を口実に「脱原発は実質的にできない」かのごとき暴言を吐き始めている。言い換えれば、だいぶ前に有権者・国民に示していた「原発ゼロ法案」なるものは、まるでかつての「子ども・被災者支援法」のごとく「絵に描いた餅」の「基本法」として(具体化する各法がなければ脱原発など一歩も進まない)、お飾りにされそうな気配が濃厚となってきている。怪しからん話だと私は思っている。

立憲民主党をはじめ、「市民と野党の共闘」をリードしている諸君は、下記の私が策定した「脱原発ロードマップ」を参考に、早く選挙の争点として脱原発の骨太な具体策を打ち出していただきたい。我々脱原発市民は、私の描いた「脱原発ロードマップ」をベンチマークとして、政治家たちが打ち出す「ロードマップ」を比較検証し、評価するモノサシとしたいと思っている。

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)-いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html


 <別添PDFファイル>
(1)「停電危機」でぼろ儲けした輩たち、卸売電力取引所「狂乱相場」の全内膜(『選択 2021.3』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20795
(2)電力市場高騰、再エネ業者に痛手(毎日 2021.2.23)
 https://mainichi.jp/articles/20210223/ddm/013/040/021000c
(3)電力市場における公平な競争とは何か(諸冨徹『科学 2021.2』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
(4)LNG長期契約の油断、寒波到来で不足 スポット価格最高値(日経 2021.1.28)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68584010X20C21A1EA1000/
(5)新電力資金繰り、経産省が支援策、利用者保護条件に(日経 2021.1.29)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68630500Y1A120C2EE8000/
(6)電力高騰で大手に余剰金 経産省、制度見直しへ 家庭向けを減額検討(日経 2021.2.16)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69123690V10C21A2EE8000/
(7)電力逼迫 エネ各社悲鳴、今期 市場調達コスト膨らむ(日経 2021.2.11)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD095CH0Z00C21A2000000/
(8)(東日本大震災10年)混迷の電力・原発:7 自由化でも大手支配の影、改革半ば(朝日 2021.2.21)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14807788.html
(9)電力仕入れ価格暴騰の真犯人は、瀕死に追いやられる新電力(『週刊ダイヤモンド 2021.1.30』)
 https://diamond.jp/articles/-/259635
(10)電力逼迫、根底に大手頼み 燃料不足や価格高騰、課題露呈(朝日 2021.3.4)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14820457.html


 <関連サイト>
(1)【公式】規制改革チャンネル - YouTube(再生可能エネルギー関連など)
 https://www.youtube.com/channel/UC06V_Ro0hwfbhCmTIoWFNLA
(2)Jパワー、石炭火力を重油で緊急再稼働 電力逼迫で- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ121VV0S1A110C2000000/
(3)経産省が新電力に救済措置、インバランス料金の支払いを分割可能に(スマートジャパン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/348de2c9a091a7d0735b054cac2360ba7afe835a
(4)経産省が新電力に救済措置、市場価格高騰でインバランス上限を200円-kWhに(スマートジャパン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fbb3e4f93e20966fcaa99d7bfc50ccdfb4936886
(5)原発推進の意図が透けて見える経産省の「サボり」と「ウソ」(週プレNEWS)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebe27274d096e740e3f338bd3b80773f1e18c50
(6)今冬の電力逼迫で注目「2030年電源構成」めぐる論点 - 経済記者「一線リポート」 - 工藤昭久 - 毎日新聞「経済プレミア」
 https://bit.ly/3coAT5p
(7)事業継続危うし、新電力から「電力市場の正常化」を求める悲痛の声:日経ビジネス電子版
 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00237/011800006/?n_cid=nbpnb_mled_mre
(8)焦点:大寒波で価格高騰、もろさ露呈した日本の電力自由化(ロイター) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/44b412e38a8352193d35d716691a06b3828ab9e6
(9)大寒波とLNG不足が直撃、電力逼迫の「異常事態」 - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3qp9FjU
(10)電力の異常高騰、新電力56社が梶山経産相に要望書(オルタナ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4d851e9062c0d2122738903780338d0cc64e813c

*卸電力市場の価格高騰に伴う2月以降の電気料金への影響と対応につきまして(個人・法人低圧契約のお客さま)「顔の見える電力™」のみんな電力
 https://minden.co.jp/personal/news/2021/01/08/3359
草々 

2021年3月 4日 (木)

(予約必要)(4.28)オルタナティブな日本をめざして(第58回)「新型コロナワクチンの正体を知る」(岡田幹治さん「新ちょぼゼミ」)+ 直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(1/27に続き岡田幹治さんの新型コロナについての「新ちょぼゼミ」第2弾です)

(別添PDFファイル)(チラシ)(4.28)オルタナティブな日本をめざして(第58回)「新型コロナワクチンの正体を知る」(岡田幹治さん「新ちょぼゼミ」)
ダウンロード - efbc88efbc94efbc8eefbc92efbc98efbc89e3808ce696b0e59e8be382b3e383ade3838ae383afe382afe38381e383b3e381aee6ada3e4bd93e38292e79fa5e3828be3808defbc88e5b2a1e794b0e5b9b9e6b2bbe38195e38293efbc89.pdf


新型コロナワクチンの接種が4月下旬ごろから、高齢者を対象に本格化します。今回はゲノム編集という技術が用いられた新タイプのワクチンの正体に焦点を当て、1/27に続いてジャーナリストの岡田幹治さんに次のような内容のお話をしていただきます。是非ご参加ください(予約必要)。

▽新型コロナをめぐる「不都合な真実」=「真の感染者は発表数のわずか3%程度」「緊急事態宣言は不要だった」「医療逼迫をもたらした犯人はだれか」など。

▽新型コロナワクチンの「正体」=「新型コロナはワクチンが必要な感染症なのか」「新タイプのワクチンは人の遺伝子組み換えだ」「ファイザー社の治験はきわめて杜撰なものだ」「欧米では接種者に多数の死者が出ている」「ワクチンで健康被害が出ても、因果関係の証明が困難なので、ほとんど補償されない」など。

なお、最初の1時間は主催者側から別のテーマでプレゼンを予定しています(「マイナンバー制度」の危険性を予定)。


講 師:岡田幹治(おかだ もとはる)さん                   
1940年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。1964年、一橋大学社会学部を卒業後、朝日新聞社に入社。ワシントン特派員・論説委員などを勤めて定年退社。『週刊金曜日』編集長を経て、フリーに。近著に『香害 そのニオイから身を守るには』(金曜日)、『ミツバチ大量死は警告する』(集英社新書)。

 <次 第>
日 時:2021年4月28日(水)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分:水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、
 グローバルスポーツビル、セブンイレブン、鉄建建設本社ビルを過ぎて、
 次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣
 東京都千代田区神田三崎町3-1-1  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/      

(前回)(報告)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-c67099.html


 <岡田幹治さんのご著書>
(1)香害 そのニオイから身を守るには-岡田幹治/著(金曜日)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033593376&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)ミツバチ大量死は警告する-岡田幹治/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033022842&Action_id=121&Sza_id=C0
(3)アメリカ産牛肉から、食の安全を考える-岡田幹治/〔著〕(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031854353&Action_id=121&Sza_id=G1

 <岡田さんサイト>
(1)新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/250443
(2)新型コロナ感染で、日本はすでに「集団免疫状態」にあるという説の根拠 - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/248087?page=2
(3)新型コロナの「指定感染症」は過剰。インフルエンザと同じ「5類感染症」に - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020101800001.html
(4)新型コロナのワクチンは超スピード開発でウイルスよりむしろ危険? - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020110400009.html
(5)英国で接種が始まった新型コロナワクチン。日本への導入は慎重にすべき理由 - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020120300003.html
(6)「八ッ場ダム運用開始 利水も治水も必要性なくなった危険な水がめ」(岡田幹治、週刊金曜日) - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/51479/
(7)日本で新型コロナ対策はもう不要?「日本は集団免疫を獲得」説の中身 - 日刊SPA!
 https://nikkan-spa.jp/1696236

*岡田幹治 - 著者ページ - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/ud/authors/5a3b5be477656107e8000000

*岡田幹治 | 検索結果- | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?s=%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%B9%B9%E6%B2%BB


 <別添PDFファイル:直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報>
(1)(チラシ)知ってる? 新型コロナウィルス 遺伝子ワクチンのこと
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89e79fa5e381a3e381a6e3828befbc9f20e696b0e59e8be382b3e383ade3838ae382a6e382a3e383abe382b920e981bae4bc9de5ad90e383afe382afe38381e383b3e381aee38193e381a8.pdf
(2)新型コロナワクチンは安全か(イントロ部分)(木村黒田純子『JERANEWS NO.177 2021.3』)
ダウンロード - e696b0e59e8be382b3e383ade3838ae383afe382afe38381e383b3e381afe5ae89e585a8e3818befbc88e69ca8e69d91e9bb92e794b0e7b494e5ad90e3808ejeranews20no.177202021.3e3808f29.pdf
(3)「強欲ファイザー」にカモられた日本(『選択 2021.3』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20835
(4)コロナワクチン4つの落とし穴(鈴木隆祐『サンデー毎日 2021.2.28』)
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/life-and-health/2021/02/28/post-2730.html
(5)ワクチン接種が始まった一方で新たな変異株による感染が拡大(イントロ部分)(小澤祥司『科学 2021.2』)
ダウンロード - e383afe382afe38381e383b3e68ea5e7a8aee3818ce5a78be381bee381a3e3819fe4b880e696b9e381a7e696b0e3819fe381aae5a489e795b0e6a0aae381abe38288e3828be6849fe69f93e3818ce68ba1e5a4a7efbc88e5b08fe6bea4e3808ee7a791e5ada621.2e3808fefbc89.pdf
(6)学ぼうワクチン、新型コロナと闘う(上中下)(東京 2021.2.23-25)
 (上)https://www.tokyo-np.co.jp/article/87642
 (中)https://www.chunichi.co.jp/article/207096
 (下)https://www.tokyo-np.co.jp/article/87982
(7)ワクチンの有効性とは?(安田節子『いのちの講座 NO.127 2021.2.27』)
ダウンロード - e383afe382afe38381e383b3e381aee69c89e58ab9e680a7e381a8e381afefbc9fefbc88e5ae89e794b0e7af80e5ad90e3808ee38184e381aee381a1e381aee8ac9be5baa720no.127202021.2.27e3808fefbc89.pdf
(8)崩壊する文明の中で考える「ワクチンはそれにとどめを刺すかもしれない」こと(2021.3.2)
 https://indeep.jp/corona-vaccine-may-put-an-end-to-collapsing-society/
(9)どうなるワクチン接種 副反応、アレルギーある人は相談を(東京 2021.2.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/50358

 <関連サイト:直近「新型コロナ・ワクチン」関連情報>
(1)インドが、米ファイザー社のワクチンを承認せず - Pars Today
 https://parstoday.com/ja/news/asia-i71212
(2)コロナワクチンの副反応 まとめ - あべしっの保管庫
 https://abesi-no-burogu.fc2.net/blog-entry-5.html
(3)まだ治験が終わっていない新型コロナ・ワクチンを日本も特例承認!- 今ここの地球市民
 http://ecoyoko-archive.seesaa.net/article/480026075.html
(4)7種類あるって知ってた?「新型コロナワクチン」でいま知っておきたいこと - Business Insider Japan
 https://www.businessinsider.jp/post-223800
(5)『接種が始まるワクチンの安全性は?──コロナ世界最前線(16)』(谷本哲也:市民のためのがん治療の会 2021.3.2)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20210302_tanimoto
(6)新型コロナワクチンについてのQ&A|厚生労働省
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00222.html
(7)ワクチン先行接種で副反応疑いのじんましん 政府発表 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3uVOfyc
(8)ワクチンは不要に。新型コロナウイルス100%防御に成功! 長崎大学発表 中央のマスコミはあまり報道しない。 - 思索の日記 (クリックで全体が表示されます)
 https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/93359d891f0b776278a33abec31827fb
(9)新型コロナウイルスのワクチン接種に関する献血の受入れについて|トピックス|血液事業|活動内容・実績を知る|日本赤十字社
 http://www.jrc.or.jp/activity/blood/news/210222_006549.html
(10)今知りたい新型コロナワクチン接種 さまざまな疑問にできる限り答えます 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/89020

*日刊IWJガイド・非会員版「重要! 記者会見の場でIWJ記者の質問に対し、田村憲久厚労大臣は、『ワクチン接種による感染予防効果は実証されていない』と明言! 」2021.02.25号~No.3087号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48370

(関連)新型コロナワクチンについてのQ&A|厚生労働省
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00222.html


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(1)(拡散希望)(メール転送です)新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン(岡田幹治:ジャーナリスト)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-8951ac.html

(2)(報告)(11.12)オルタナティブな日本をめざして(第52回):「感染症利権と新型コロナワクチンの危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
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(3)新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(3):新型コロナ&PCR法 異説の驚愕内容- いちろうちゃんのブログ
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(4)新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(4):PCRはRNAウイルスの検査に使ってはならない-大橋眞(徳島大学名誉教授-感染症専門家)著 他- いちろうちゃんのブログ
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(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
早々 

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