« やっぱり怖いマイナンバー、ずさん再委託 中国へ流出疑惑、年金機構 再調査を拒否:再調査しないというのなら、この年金機構の幹部どもを解雇しろ!! | トップページ | (予約必要)(4.15)オルタナティブな日本をめざして(第57回)「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」(武内更一弁護士:新ちょぼゼミ) »

2021年2月23日 (火)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(121):福島第1原発事故10年(その2)=原発事故による放射線の健康被害問題はこれからが本番(「福島県民健康調査検討委員会」「子ども脱被ばく裁判」他近況)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.やっぱり怖いマイナンバー、ずさん再委託 中国へ流出疑惑、年金機構 再調査を拒否:再調査しないというのなら、この年金機構の幹部どもを解雇しろ!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-d8009d.html

(関連)(別添PDFファイル)育児や介護の電子申請、マイナカード使い全自治体で(日経 2021.2.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF12C1M0S1A210C2000000/

(こういうものも含めてマイナンバーは一切使わないことが肝要です。ただ、社会保障給付の窓口では申請者の弱い立場につけ込んで使用を強制してくる木っ端役人がいるかもしれません。「マイナンバー制度」廃止までの間、窓口強制を罰則付き違法とする法制度化が必要です。:田中一郎)


2.【リーフレット】司法はこれでいいのでしょうか - 安保法制違憲訴訟の会
 https://anpoiken.jp/2021/02/04/leaflet/
 https://anpoiken.jp/

(関連)(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

(関連)(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html


3.イベント情報
(1)(2.26)証人尋問始まる! - 東電株主代表訴訟
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-375.html
(2)(2.26)千葉訴訟高裁判決オンライン院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Qjty3cGAxZM&feature=youtu.be
(3)(3.11)追悼と東電抗議&日本原電抗議:福島原発事故10年
(17:00 日本原電前、18:30 東京電力本社前、この日は経産省前テント広場も17:00から抗議行動)
(4)(3.11)NO NUKES DEMO(原発ゼロ名古屋アクション)
 http://blog.livedoor.jp/genpatuiranganena/
(5)(3.12)【玄海判決の焦点は?チラシと資料】玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
 https://saga-genkai.jimdo.com/2021/02/08/a/
(6)(3.18)申込制 アーサー・ビナードさん講演「ありえない!今日このごろ」たんぽぽ舎 講座
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1613952042983staff01
(7)(3.20)関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会 – 人民新聞.com
 https://bit.ly/37BSvJk
(8)(予約必要)(3.24)オルタナティブな日本をめざして(第56回): 「菅政権グリーン成長戦略は「グリーン」か(あやしいカーボンニュートラル)」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-28c380.html


4.キャンペーン
(1)名古屋市長・河村たかし様、減税日本代表・河村たかし様- 河村たかし名古屋市長はリコール不正署名の責任を取ってください · Change.org
 https://bit.ly/3shpevq

(関連)お辞め下さい(斎藤美奈子 東京 2021.2.17)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/bc5ebb546f9059945d961c1a89be2703

(2)国土交通大臣- 住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。 · Change.org
 https://bit.ly/2ZAZuh1

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 2月19日署名提出! · Change.org
 https://bit.ly/3sgCSil

(3)内閣総理大臣 菅義偉- 国は赤字の病院を救ってください! · Change.org
 https://bit.ly/3aDTH0H

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · まさに今、公助が必要です · Change.org
 https://bit.ly/2NKWagW


5.菅義偉・菅正剛親子の総務省私物化・疑獄事件(その3)
 単なる国家公務員倫理法違反のみならず、受託贈収賄罪の疑いも濃厚になってきています。下記の記事をご覧ください。「総務省は幹部4人のうち、秋本芳徳情報流通行政局長と湯本博信官房審議官(秋本の部下)の2人を20日付で大臣官房付とする人事を発表した」ようですが、下記報道にもあるように菅義偉スカ政権の加藤勝信官房長官は「あくまでも転任。通常の人事異動と承知」などと、ふざけたことを言っているようです。

そもそもあとの2人はどうしたのでしょう? あとの2人=谷脇康彦と吉野眞人は、この秋本と湯本の上席にあたり、次期総務省事務次官候補でもある幹部中の幹部です(また菅義偉の「お気に入り」官僚でもある)。更に、総務省事務次官(現在は黒田武一郎???)もまた、今回の違法接待に名前は出てこないものの、こうした違法接待が総務省内で頻繁に行われていたことは知っていたはずで、それを見逃していた責任もまた、見逃すわけにはいかない。少なくとも「辞任」である。(知らなかったとしたら、監督不行き届きで、やはり辞任ものだ)

加えて許しがたいことは、この人事が「疑惑隠し」の姑息なふるまいだと日刊ゲンダイが批判していることです(日刊ゲンダイ 2021.2.20 下記サイトより抜粋)。下記をご覧ください。今回のスキャンダルは、腐ったゴミダメ政党の自民党と、ずる賢い忖度幹部官僚の合作と言えるでしょう。そしてそれは郷原信郎氏(元検事)によれば、長く続いた安倍晋三政権のデタラメ政治がもたらした負のレガシー文化であるということです。

「菅政権が姑息なのは、総務官僚を更迭することで、“疑惑隠し”“追及封じ”を図ろうとしていることだ。立憲民主党の蓮舫参院議員が、こうツイートしている。<秋本局長を大臣官房付へ更迭、と報じられています。が、この肩書きとなると国会で出席が求められても「政府参考人」と認められず、出席しなくて済みます。疑惑隠しの人事ではないでしょうか>。自民党政権は、2019年、統計不正が発覚した時も、キーマンだった政策統括官を官房付に異動させ、疑惑隠しを図っている。今回も、接待を受けた総務官僚4人全員を更迭することで、疑惑をウヤムヤに終わらせるつもりだ。」(日刊ゲンダイ 2021.2.20)

「どうして、このような官僚のモラルの崩壊が起こるのか。そこには、安倍政権が長期化しそれを継承する菅政権が続く中で、行政の長たる総理大臣として安倍首相が行った答弁の姿勢が影響していると考えざるを得ない。安倍首相は、「桜を見る会」前夜祭問題に関して、「虚偽答弁」を繰り返し、検察捜査で虚偽が明らかになるや、国会で、「説明にもならない説明」をしただけであり、いまだに合理的な説明をしていない(【「桜・前夜祭問題」一層巧妙化する安倍前首相のウソ】)。行政の長たる総理大臣が、まず「自分に都合の良いこと」を答弁し、後日、それが虚偽答弁であることが判明したら、その時点で辻褄合わせの説明をするという姿勢なのである。その配下にある官僚に、「自己に都合の悪いことでも真実を答弁しろ」と言っても無理であろう。日本政府は、丸ごと「ウソ答弁」に汚染されているということだ。」(郷原信郎氏:下記サイトより抜粋)

(必読)首相のやることか 白昼堂々恐るべきトカゲのしっぽ切り(2021年2月20日配信『日刊ゲンダイ』)障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-20879.html

(必読)菅首相長男・『旧郵政省系官僚』違法接待の背景~「コンプライアンス顧問」の重要性 - 郷原信郎 ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_602f670bc5b66dfc101d8deb

(必読)<安倍・菅政権で霞が関は死屍累々>ピエロの五輪会長より問題は菅長男(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/271.html

(必読)「完全に別人格ですからね」菅首相発言は本当か……“違法接待”長男のこれまでを検証する(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b84fc4a4af737988ed15bd66cdbe7707c3fe520b

(関連)「トカゲの尻尾切り」総務省2幹部更迭 会食説明一転、深まる疑惑(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e52a41e997aec266cfcba29294418efde84a66fa
(関連)「あくまでも転任。通常の人事異動と承知」総務省幹部2人“事実上の更迭”に加藤官房長官(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/034bf51917b6284da87ad76a4c5d78f66979e585
(関連)総務省4幹部、月内処分 首相長男の接待問題(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/df6a6c8a23c67913025b4a0be103548a4b8e8332
(関連)接待問題 別の職員7人も処分へ - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6385781

(関連)菅義偉首相長男(菅正剛氏)の総務省幹部官僚違法接待問題=菅義偉の「古巣」総務省の違法なデタラメを徹底追及・厳重処分しなければ、霞が関は「腐敗堕落」の淵へ落ちることになる(加筆修正)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-c9263f.html

(関連)菅義偉首相長男(菅正剛氏)の総務省幹部官僚違法接待問題(その2):違法接待を受けた総務省幹部4人を、まずもって直ちに現在の役職から外し、その後事実確認を行って厳重処分せよ!(形だけの処分は断固ダメ!)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-f18eb3.html

(NEW!)首相長男問題 接待攻勢39回 野党「行政ゆがめられた」と批判 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210222/k00/00m/010/253000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20210223

(NEW!)菅首相が接待問題の長男に就職時「総務省と関わるな」と釘刺し 国会答弁でついに“墓穴”掘る(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2ad8c1ac7a8283bff924185fddcf24f23c14b4

(NEW!)菅首相長男側の接待、山田真貴子広報官に7万円超 総務審議官時 - 毎日新聞
 https://bit.ly/3byCaX8

(NEW!)首相長男らからの接待12人38回 総務省、国会へ報告- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE199MX0Z10C21A2000000/?n_cid=NMAIL007_20210222_Y

(まだ他にもおるでしょ!? 総務省だけではない、他の省庁も徹底して調べなければ不公平だ! そして厳罰処分せよ!)


6.まだまだいてまっせ、自民党クズ議員たち
 選挙に行かなんだり、自民党に投票したりしとったら、こんなのがアンタのこともコイツラの好きなように決めてしまうのやで! わかってんのんか!? こんなクズみたいなのにアゴで使われたいのケ!?

(1)【白須賀貴樹】札付きの白須賀氏が“夜のパパ活” 自民が辞職させないワケ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/285388
(2)自民党大阪府連の新会長に原田憲治衆院議員 前会長が“深夜に銀座クラブ”で辞任(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/53421ebb5163d4daca8b10bd2dd7d756c630b9b3
(3)エルメスや高級和牛に政治活動費 閣僚4人 誰に贈った 朝日新聞デジタルーYahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/15f6a7e883c485273fe69b8236f53869e6ef8964
(4)河井元法相裁判、証人100人「トイレで」「車で」「安倍首相から」(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/80d4d2fb8f85de62aa4768f5b341e97d539bcd07
(5)自民・金田勝年元法相が高級ホテルで「4人会食」本人直撃すると「2人」と“ウソ”〈週刊朝日〉Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9e8f08e51a3d4baf92670f8b701e145cecd410
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福島原発事故から早10年が過ぎようとしています。福島県をはじめ、広く関東・東北地方に住む数えきれないくらいの多くの人々に、ある日突然、多大な災難と悲劇をもたらし、回復不能なまでの放射能汚染をもたらした福島第1原発事故、その総括というか、反省というか、この10年間に起きたこと全てについて日本人である私たちは、きちんと向き合うことができているのでしょうか? 第2の敗戦とも、第3の敗戦とも言われる、この福島原発事故について、私は、今日の日本が、かつてのアジア太平洋戦争の時と同じように、事実と向き合わず、情緒的なその時々の感情に振り回され、被害は隠して大したことがないように装い、悲劇をもたらした根源や責任をも問わぬままに、新たな不幸へと突進しているような気がしてなりません。それは言い換えれば、原発安全神話から放射能安全神話・放射線被曝安心神話へのシフトと言ってもいいようなことであり、また、原発過酷事故との共存を図りながらの偽りの復旧・復興と言いかえてもいいようなものであるような気がします。キンピカのハコモノやバカ騒ぎに近い巨大イベントで飾り立てられてはいますが、そこでは「人間の復興」は二の次とされています。

原発・原子力の推進は、放射能や被ばくの問題をゴマカシ、軽視・無視・歪曲しながら進められ、その結果生み出される放射線被曝被害者は闇から闇へと葬られるようにして踏みつけられ切り捨てられていきます。福島原発事故後の原子力ムラ・放射線ムラ代理店政府もまた、その「法則」の通りに振る舞い、大量に環境放出された放射能は、あたかも放射性セシウムだけが問題であるかの如く説明され、それでもその量は大したことがないから過剰に心配しなくていいなどとなだめられ、放射能汚染や放射線被曝による健康被害は「見えない化」をすることで「抹殺」される方向で片付けられていきます。返す刀は「安全・安心キャンペーン」に代表される嘘八百宣伝と、福島県を手下にしての復興のカネカネカネ=つまりは被害地元の政治的ボスどもの買収です。そして哀しいかな、最も深刻な被害を受けた福島県の知事が、あの最悪の人物=内堀雅雄(こいつは副知事時代に福島原発の安全対策の手抜きを見て見ぬふりをしていた福島県庁の原発関連の最高責任者だった)であることが赤裸々に示すように、多くの福島県民もこの福島原発事故への対応において「精神的な敗北」を甘んじて受け入れてしまっています。

しかし、この事故後10年の福島県を含む日本の社会のありようは非常にまずいでしょう。最大の問題は放射能による環境汚染と、それによる恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)が、広く関東・東北の人々をこれからも蝕んでいくということです。これは福島原発事故に続いて再度の「往復ビンタ」となる可能性が高いものです。いくら人間の側が福島原発事故を忘れることで心の安らぎを得ようとしても、言い換えれば、原子力ムラ・放射線ムラが提供する嘘八百の虚像とも言うべき「復興」ビジョンにすがりつこうとも、放射能の方は容赦はしてくれません。環境放射能はやがて人間の体内にも入り込み、ジリジリと人々の体を焼き殺していきます。もちろん最初のうちは人間の五感に感じないから何もないように思ってしまうでしょう。しかし、ある一定の分水嶺を超えたあたりから自覚症状が現れ始め、それは時が経過するにつれてどんどんひどくなっていきます。障害はガンや白血病だけではありません。放射線がもつ巨大なエネルギーが人間の細胞をミクロの世界で少しずつ破壊していくという「放射線被曝の実態」を素直に認識すれば、およそあらゆる種類の健康障害が現れても何の不思議もないことが理解できるでしょう。そして、この恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)による健康障害に対する治療法などはありません。自覚症状に苦しみながらジワジワと死んでいく、そんなことになるが故に、放射線被曝とは「緩慢なる人間の死」を意味すると言われているのです。

私は福島原発事故後の福島県民をはじめ、日本人のこの原発事故に対する向き合い方を、実に愚かで哀しいものだととらえています。失礼でしょうけれども、そう思います。もちろん放射線被曝の危険性をよく理解し、放射能から徹底して逃げて無用の被ばくを回避している方々も少なくはありません。しかし、圧倒的多数の人々は、またしても愚かにも、政府や御用学者やマスごみの甘い言葉や説明にすがりついて、当面の居心地の良さだけで目先の諸事をさばいていこうとしている様子です。自分たちの子どもたちまでもを巻き添えにして、です。

少し前にTV番組で、あの放射能汚染が深刻な福島県飯館村に農作業に親子で訪れて、田んぼの中で泥だらけになっている大人や子どもたちを映している番組を見たことがあります。あたかも飯館村の復興を応援しているかのごとき欺瞞的偽善的な番組で、私は見ていて嫌悪感を強く感じました。もちろんその頃は既に原発事故から数年が過ぎていて、飯館村をはじめ福島県の放射能汚染の強い地域での居住や滞在は危険であることは様々な形で伝えられていた、そんな時のことです。この番組に登場していた大人たちは、それを承知の上で来ていたということを意味しています。しかし、では何故、子どもたちまでを道連れにして連れてくるのか、です。放射線被曝の覚悟は自分限りにしたらどうでしょう、それを何も知らない・まだ理解できない幼い子どもたちを連れだして、飯館村で獲れたとかいうコメなどの農産物まで子どもたちにも食わせて、笑顔で会話する大人たちがいました。子どもたちはお前たちの「私物」ではないのだぞ、と叫んでやりたい気がしたものです。

そして、この番組が、今日の愚かな日本人たちのありのままの姿を映し出しているようにも思いました。福島原発事故の被害当事者ではないから、何か福島や被災地の人たちを応援したい、という気持ちは褒められてもいい。でも、その時に「但し、政府の政策や方針に沿って」というのが、その上に君臨してきて、従ってまた、放射能汚染や被ばくの危険性については口には出さないどころか、考えないことにして、復興だの、人間の絆だの、応援支援だのが称賛され奨励されていきます。まるで飼い犬が鼻をクンクン鳴らしながら主人に自分を認めてもらいたがっているかのように、「食べて応援・買って支援」の欺瞞的行為が、多くの日本人の心をとらえていくのです。私はこうした振る舞いを「原子力翼賛」と呼んでいます。いったい誰のための応援であり、支援であるのか、また、それが被害者の方々に対する真の支援・応援になるのか、よく考えてみろと、私は言いたくなるのです。人間の五感に感じないという、ただそれだけのことで、恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)を甘く見過ぎている。それは近未来の巨大な不幸につながって行きかねません。かつて大日本帝国は、度重なる米軍の空襲から未来の日本を担う(というよりも戦争継続のための兵士の卵を守るため)子どもたちを農村や過疎地域に疎開させました。しかし、今日の政府や福島県をはじめとする自治体は、命や体を蝕む放射能から子どもたちを守ろうとはせず、大人たちだけの勝手な都合で物事を決め、放射線被曝の危険性をゴマカシ、それを子どもたちにも強制しているのです。滅び去る民族や国とはこういうものかもしれません。

以下、昨今の放射能汚染と被ばくの問題についての「事件」をいくつかご紹介したいと思います。それらに共通していることは、簡単に申し上げれば「放射能汚染と被ばくによる健康被害の”見えない化”」です。見えなければ、多くの人々にとっては「ないも同然」であり、また、悲しいかな原子力ムラ・放射線ムラの「つくり話」にしがみつきたい被害者にとっては、「見えない」「見ない」は一時の安らぎを与えてくれるものでもあります。そして、その「安らぎ」を今日のマスごみどもが、安っぽいヒューマニズムを振り回しながら、まるで原子力ムラ・放射線ムラに媚を売るかの如く、日々の報道の中で持ち上げ、褒め上げ、称賛いたします。あたかも日米戦争の時の「大日本帝国臣民の覚悟と努力」のようにです。

もちろん「見えない化」の次に来るのは、放射能汚染がなくなった・無視できるくらいに減衰した、というウソであり、また、放射能や被ばくによる健康被害などありえない・原因は他にあるはずだ、という健康被害者の切り捨て、です。私は、こうしたバカバカしいまでにでっち上げられた、まるでNHK大河ドラマのような「復興」や「支え合い」や「人間の絆」なるものを腹の底から嫌悪いたします。これからも、こうしたウソ偽りの虚飾の正体を暴露しながら、どこまでも脱原発=脱被ばく=被害者完全救済を訴えていくつもりです。脱被ばくの市民運動・社会運動は「これからが本番」になるのだと思っています。みなさま、ともに力を合わせて、脱被ばくの運動を被害者完全救済の運動と共に、これからも広げていきましょう。人類と放射線被曝の共存はあり得ないのです。

 <別添PDFファイル>
(1)甲状腺がん250人の裏側で進む「検査見直し」(イントロ部分)(白石草『世界 2021.3』)
(2)甲状腺被ばく測定の裏に迫る、原発事故10年 本紙特報面連載を書籍化(東京 2021.1.29)
(3)謎に包まれた「セシウムボール」の脅威、未知の放射性物質と汚染実態が明らかに(週刊女性 2021.7.16)
(4)放射線加重係数について(矢ケ﨑克馬琉球大学名誉教授 2021.2)
(5)(グラフ)福島原発事故と小児甲状腺ガン(2021.2作成:三陸の海を放射能から守る岩手の会)
(6)原発被災地に思いをはせ続ける、事故直後から福島の母子ら支える:吉田千亜さん(東京 2021.1.12)
(7)原発事故を朗読劇に 中村敦夫さん「線量計の音いまも」(朝日 2021.1.16)
(8)ハウスダスト(家庭の掃除機のごみ)のセシウム濃度測定による福島県内外の放射能汚染調査(ちくりん舎 2021.2.14)
(9)てんでんこ:「除染特需」の果て(1)~(5)(東京 2021.1.6-30)


1.第40回「県民健康調査」検討委員会(令和3年1月15日)結果概要
 相変わらず「経過観察」の子どもたちを数千人も放置したまま、甲状腺検査つぶしの検討を続けているこの委員会の「犯罪的」な性格が浮き彫りになってきた。「経過観察」の子どもたちがたくさんいることが分かったのは、もう数年前の話だが、その子どもたちがその後どうなったかは把握されないままで、事態の改善も図られないし、図られるように促す動きもない。福島県の子どもたちの甲状腺ガンの実数がわからないままに検査が終了させられようとしている。その根拠になっているのが「過剰診断」「過剰診療」という非科学的なインチキ話で、あの山下俊一(福島県立医大副学長)や鈴木眞一(福島県立医大教授:甲状腺疾患)らですらが「子ども脱被ばく裁判」の公判で「過剰診療」などはなかったと証言しているにもかかわらずである。放射線被曝の健康被害を見えなくしてしまえ、という原発事故被害を隠したい勢力の魂胆は次第に露骨になってきている。

さしあたり潰せと言われているのが学校での検査である。検査それ自体はやめないが、学校での悉皆検査は屁理屈を付けてやめさせ、希望者のみへの対応として検査場所を変える、くらいのことを考えている様子だ。希望者への検査はやめないのだから構わないだろう、というスタンスだが、これには陰険な思惑がある。それは受検する子どもたちの人数を大きく減らして、その結果について「統計学的な意味をなくしてしまう」ところに狙いがある。そうしておけば、さて福島原発事故が子どもの甲状腺ガンを増やしてしまったのかどうかは、少なくとも統計学的には実証が困難となるからだ。どす黒い、悪質な、放射線被曝被害の握り潰しが、あろうことか「福島県民健康調査検討委員会」で進められようとしている。

福島県民が、この話に乗れば、それは自分たちで自分たちの首を絞めることになることをよく自覚しておいた方がいいだろう。何度も申し上げるが、ひどい初期被ばくに加えて恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)を続けてきた多くの福島県民の体に何の被害もないということは考えにくい。放射能はそんなに甘くはない。放射線被曝というものを原理的に考えれば自明だと思われる。自覚症状がないから何ともないということではない。放射線被曝の健康被害は時間がたつにつれて現れてくる。いわゆる晩発性障害だ。そしてそれは遺伝しながら子々孫々に伝えられていく運命にある。少なくとも甲状腺の検査くらいは定期的に受検する覚悟がなければ、やがて県民の健康は原子力ムラ・放射線ムラの悪辣な策略で握りつぶされ、かつ、自己責任とされていくだろう。ずっと後になって「だまされた」と気づいても、その時は後の祭りである。

◆原発事故時0歳と2歳が甲状腺がん〜福島県の健康調査 - OurPlanet-TV(第40回「県民健康調査」検討委員会)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2537

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)学校での集団検査の見直しへ
今回の検討委員会では、学校での一斉検診見直しへ大きく舵が切られた。200人以上もの甲状腺がんが見つかっている同検査では、被曝との影響を否定する専門家の間で、本来見つけなくても良い甲状腺がんを見つけているとする「過剰診断」論が上がっており、学校での集団検診を見直すべきとの意見が強まっている。こうした意見を踏まえ、検討委員会は前回8月31日、県内の学校での聞き取り調査を決定。今回は、県内26の小中学校と高校で県が実施した調査結果の報告があった。

(中略)検査対象者へのヒヤリング実施へ
学校に対する調査を受け、県は、検査を受けた児童や生徒などから直接話を聞く場を持つことを提案。聞き取りを受ける対象者の代表性に疑問があがり、アンケートなどの量的調査を求める意見が出たが、調査に時間がかかりすぎるなどの理由で、県の提案を了承することとなった。

この「聞き取り調査」をめぐっては、パイロットスタディーなら止むを得ないという意見や、甲状腺がんと診断される患者の声も聞くべきとの意見など、内容の中立性をめぐって厳しい議論が交わされたが、星座長の強力な押し戻しで、対象者の選択や開催方法は座長と県に一任することとなった。次回の会合には、結果が報告されるという。

今回の「聞き取り」で、学校での集団検診見直しへさらに舵が切られたことに対し、甲状腺がんの家族をサポートする「甲状腺がん支援グループ・あじさいの会」の千葉親子さんは「事故当時0歳や2歳の子の中で、甲状腺がんの子がでてしまい胸が痛む。甲状腺がんにも再発や転移があり、早期発見早期治療は子どもにとって有益だ。この子たちのがんが、学校の検査で見つかったのだと思うと、学校検査をなくすという議論はあり得ない。」と憤る。同グループでは過去3回、県に対して申し入れを行っており、検査の縮小に対し反対している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)第40回「県民健康調査」検討委員会(令和3年1月15日)の資料について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-40.html
(関連)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

◆(必読)(別添PDFファイル)甲状腺がん250人の裏側で進む「検査見直し」(イントロ部分)(白石草『世界 2021.3』)
https://www.iwanami.co.jp/book/b559510.html
ダウンロード - e794b2e78ab6e885bae3818ce38293250e4babae381aee8a38fe581b4e381a7e980b2e38280e3808ce6a49ce69fbbe8a68be79bb4e38197e3808defbc88e382a4e383b3e38388e799bde79fb3e88d89e3808ee4b896e7958c2021.3e3808fefbc89.pdf

(今や「福島県民健康調査検討委員会」の状況を批判的にきちんと伝える報道機関はOur PlanetーTV だけになっています。マスごみは、その「ごみ」としての役割をきちんと果たし、福島県での被ばく健康被害を報道しなくなりました。この独立系ネット情報機関に対するみなさまのご支援をお願い申し上げます)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1523

(追)毎時20μSv以上地域の19歳未満に限定へ〜原発事故後の甲状腺計測 - OurPlanet-TV
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2545

(次の原発・核燃料サイクル施設の過酷事故の際にも、地域住民の甲状腺検査は原則としてやらないことにして、初期被ばくは「見えなくする」ことで決まりだという。それを原子力を規制する委員会が決めるという、このサカサマ状況が今日のこの国の原子力行政のあり様を赤裸々に示している。原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の解体を言わない脱原発など似非である。今国会に提出されている「原発ゼロ法案」もまた、その類の可能性が高くなってきた。実質「原発継続法案」ということだ。:田中一郎)


2.(必読)福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく-榊原崇仁/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034157247&Action_id=121&Sza_id=HH

(この本の概要は上記サイトの「商品内容」のところを見てください)

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はじめに」の一部を抜粋

(中略)時がたつにつれ、福島原発事故の報道は大きく減った。しかし私は取材を続けた。やめなかった理由は明確だった。被ばくの状況をよく調べず、「被ばくの影響は考えにくい」と片付けようとする行政側の姿勢は全く理解できず、被災した人たちも納得いかないだろうと思ってきたからだ。強弁の裏にある理屈や思惑をたださなければ、これからも同じ事態が起こり得ると考えてきたからだ。

取材の末に明らかになったのは「歪曲」や「工作」だった。一連の取材成果は一九年一月から三月にかけ、東京新聞特報面の連載「背信の果て」で報じた。数多くの内部文書と関係者の証言を改めて整理し、より詳細に伝えるのが本書の目的だ。第一章では、政府の甲状腺被ばく測定の重大な欠陥を浮き彫りにする「11歳の少女」の話を取り上げる。第二章以降では、一〇八〇人を調べるだけで測定を終えた内幕を明らかにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(福島県での原発事故による放射線被曝被害の隠蔽を調査報道で明らかにした素晴らしい報告書です。東京新聞の榊原崇仁さんにエールを送ります。引き続きのご活躍を期待します:田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)甲状腺被ばく測定の裏に迫る、原発事故10年 本紙特報面連載を書籍化(東京 2021.1.29)
 https://www.chunichi.co.jp/article/197839

(関連)(報告)(7.8)オルタナティブな日本をめざして(第30回):「福島原発事故と初期被ばく」(新ちょぼゼミ:榊原崇仁さま)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-81dd71.html

(関連)東京新聞 調査報道「背信の果て」(1)~(5):原発推進を続けるため、福島原発事故直後から政府の原子力ムラ・放射線ムラ連中は放射線被曝の歪曲ともみ消しに奔走していた- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-5e2a.html

(既に東京新聞記事とのネット上でのリンクは切れてしまっていますが、このシリーズ記事の概要はお分かりいただけると思います)

*【対談】『福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく』榊原崇仁×『孤塁』吉田千亜~終わらない福島第一原発事故を追い続ける理由~(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cd431d86a139e53e48cf86f7d1105f54a1d6ae9e

(関連)(別添PDFファイル)原発被災地に思いをはせ続ける、事故直後から福島の母子ら支える:吉田千亜さん(東京 2021.1.12)
ダウンロード - e4ba8be69585e79bb4e5be8ce3818be38289e7a68fe5b3b6e381aee6af8de5ad90e38289e694afe38188e3828befbc9ae59089e794b0e58d83e4ba9ce38195e38293efbc88e69db1e4baac202021.1.12efbc89.pdf

(関連)孤塁 双葉郡消防士たちの3・11-吉田千亜/著(岩波書店)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034012283&Action_id=121&Sza_id=E1
(関連)その後の福島 原発事故後を生きる人々-吉田千亜/著(人文書院)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033822840&Action_id=121&Sza_id=E1
(関連)ルポ母子避難 消されゆく原発事故被害者-吉田千亜/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033395357&Action_id=121&Sza_id=E1


3.(別添PDFファイル)(グラフ)福島原発事故と小児甲状腺ガン(2021.2作成:三陸の海を放射能から守る岩手の会)
ダウンロード - efbc88e382b0e383a9e38395efbc89e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae4ba8be69585e381a8e5b08fe58590e794b2e78ab6e885bae382ace383b3efbc882021.220e4b889e999b8e381aee6b5b7efbc89.pdf

(関連)福島県がん登録事業について - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045c/gan-touroku-jigyou.html


4.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 2月6日緊急シンポジュウム、「子ども脱被ばく裁判3,1判決せまる!」 「子ども脱被ばく裁判の尋問再現」 を開催!
 https://www.youtube.com/watch?v=STKgEhbyCZo
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2021/02/blog-post.html

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 山下俊一証人尋問再現、鈴木眞一証人尋問再現の原稿
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2021/02/blog-post_11.html

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(120):改めてホット・パーティクル(不溶性放射性微粒子・CsMP)の危険性に万全の注意と備えを!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-72461c.html

(関連)(別添PDFファイル)謎に包まれた「セシウムボール」の脅威、未知の放射性物質と汚染実態が明らかに(週刊女性 2021.7.16)
 https://www.jprime.jp/articles/-/15516

◆(3.1)子ども脱被ばく裁判のブログ- 掴む勝訴! 第28回 子ども脱被ばく裁判 (判決)
 http://datsuhibaku.blogspot.com/2021/02/28.html

(田中一郎コメント)
 2月6日の緊急シンポジュウムの「鈴木眞一・山下俊一の福島地裁での証人尋問」の再現演劇はなかなかのものです。上記録画を是非ご覧ください。この2人に扮するお二人の演技も見事でした。会の最後のところで私から質問・意見を申し上げています。時間の関係で、はしおってしゃべっていますが、その主旨は下記のようなことです。

(1)福島原発事故直後に行われた避難者へのスクリーニング(体表面に付着した放射能の測定)では、体の洗浄をしなければいけない値の13,000CPM(甲状腺等価線量100mSvに相当)という規制値を超える人が続出し、初期被ばくを隠したい原子力ムラ・放射線ムラの画策により、その規制値が一気に100,000CPMに引き上げられた。しかし、その時にスクリーニングの現場に持ち込まれていた放射線測定器の測定最高限度値は100,000CPMだった。このこと、つまり30,000CPMや50,000CPMではなくて100,000CPMだったことが意味することは、初期被ばくを計れなくしてしまう=初期被ばくを見えなくしてしまうことが目的だったということだ。本来は規制値を超える人の体を洗浄した上で安定ヨウ素剤を投与する決まりになっていたものである。許されない犯罪行為であるが、実はこのことをその後NHKが放射能ムラの御用学者らを登場させたインチキ番組をつくって「言い訳」させていたという「おまけ」がついている。(ETV特集の録画の中ほどにスクリーニングの話が出てきます)

(関連)選「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」 - ETV特集 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/K1WML625WZ/

(関連)ETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」20190309 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x73yvkj
 https://www.dailymotion.com/video/x73yvkj

(2)原子力ムラ・放射線ムラがよく引き合いに出す(似非)「科学文書」が国連科学委員会(UNSCEAR)の福島原発事故による放射能汚染の報告書である。しかし、この文書は内部被曝を全く軽視・無視した文書で、およそ実証科学性を伴わないインチキ文書と言ってもいいような代物だ。だいぶ前になるが、院内集会で高木学校の瀬川嘉之さんからこのUNSCEAR文書の解説レポートを見せてもらったことがあるが、たとえば食べ物による内部被曝については地域ごとに一律のシーベルト値を追加するなど、とても被ばく実態を現すものではなかった。こんなものが「福島県民健康調査検討委員会」にまで持ち込まれて、あたかも科学文書であるかのように言われ、報道されていることが支離滅裂である。(何故、日本の科学者どもはこれを厳しく批判しないのか!?)

(3)「シーベルト」という放射線被曝の評価単位は全くと言っていいほど内部被曝の実態を現していない。こんなものを用いて放射線被曝、とりわけ内部被曝を評価していては、ひどい過小評価となり判断を間違うことになる。シーベルトの値がいくらなのかと放射線被曝の健康障害の度合いは無関係だ、と考えておくべきである。広島長崎の原爆のピカドンによる外部被曝を評価する方法として仮説的に使えなくはないとは思えても、内部被曝の評価には全く使えない。従ってまた、外部被曝と内部被曝のシーベルトの数字を足し合わせるようなことをしてはいけないのだ。裁判は「勝つこと」が目的なので、いわば「被告の土俵に上って議論をする必要がある」ため「シーベルト」という単位を使って審理しているが、これを裁判所の外まで持ち出して、放射線被曝の議論は「シーベルト」を使わなければできない・いけないような雰囲気が脱原発・脱被ばくの市民運動・社会運動の中でもできつつあることは由々しき事態である。再度、内部被曝やシーベルトの実態について再考していただきたい(放射線被曝はベクレルという数字を使って評価されるべき)。

(関連)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(関連)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(関連)ICRP国内メンバーによる内部被曝論はいかなるものか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2747.html

(関連)『被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(前編・後編)』(西尾正道さん)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200331_nishio
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200414_nishio

◆(ご連絡)(予約必要)(5.20)オルタナティブな日本をめざして(第58回):「子ども脱被ばく裁判で見えたこと:福島原発事故と放射線被曝」(井戸謙一弁護士)

(5/20 午後6時から、たんぽぽ舎(水道橋)です。まもなくチラシを作成してPRを開始いたします。受付は3月になったら開始いたします。井戸謙一さんのご講演の内容は非常に充実していますので、福島原発事故10年を期しての歴史に残る貴重な講演になると思います。もちろん、3月1日の「子ども脱被ばく裁判」の福島地裁判決も反映された内容になるものと思います)


5.(メール転送です)認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね - トップページ
 https://tarachineiwaki.org/

(田中一郎コメント)
 日本の行政はアテになりませんし、政治家などはもっとアテになりません。しかし、福島第一原発事故による一般市民の放射線被曝による健康被害は、福島県外の多くの方々の場合、被ばく線量から鑑みて、これからが「本番」となってくる事が予想されます。油断は禁物です。上記は、民間団体で、さまざまな検査をしてくれる「たらちね」という市民測定所です。私もわずかばかりの支援をしています。必要に応じて利用されるといいでしょう。

ガン・白血病は「早期発見・早期治療」が最も重要で、「福島県民健康調査検討委員会」の御用学者たちが言っているような、「甲状腺ガン」は例外、などということはありません。甲状腺ガンと言えども、発見が遅れてガンが甲状腺の周辺組織にまで拡大していたり、他の部位・臓器に転移していたりしたら致命傷となります。また、ガンにいたらずでも、他の甲状腺疾患(橋本病など)の可能性もあります。

更に申し上げれば、甲状腺ガンを引き起こす放射性ヨウ素は放射性ヨウ素131(半減期8日)だけでなく、放射性ヨウ素129(半減期1570万年)も大量に環境に放出されており、これらの放射性ヨウ素は人体内に入ると数百万倍に濃縮される形で甲状腺に集まってきます。危険極まりなしです。日々の内部被曝はわずかでも、年数がたって累積していけば大きな数字になってきます。また、放射性セシウムについても、世の中ではあたかも放射性カリウムのように人体全体にまんべんなく散らばって内部被曝を引き起こすようなことが言われていますが、実際はそんなことではなくて、やはり甲状腺その他の特定臓器に集中してくる傾向があることがチェルノブイリ原発事故後の研究で明らかにされています。

(関連)中村隆市ブログ「風の便り」-バンダジェフスキー博士「放射能と妥協して生きることはできない」
https://www.windfarm.co.jp/wp-content/uploads/2013/07/6f071b162c9b2c05813b4b89ec71d559.jpg
https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-13798

(関連)セシウムによる健康被害を解明したベラルーシの科学者が会見、心臓や甲状腺への蓄積を深刻視-健康-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/8864

加えてホット・パーティクルの問題もあります。自分の身は自分で守るしかありません。子どもたちは大人が守ってやらなければいけませんが、日本の親や教師や教育委員会は愚か者が多くて、困ったものだと私は思っています。放射線被曝は人間の五感に感じないので、福島第一原発事故はもう終わった、などと気楽に構えていると、ある日突然、、末期ガン宣告、というようなことになりかねないのです。更に、ガン以外のさまざまな健康障害もあり得ます。(例:放射性ストロンチウム=骨に集まる、が崩壊してできる放射性イットリウムは=膵臓に集まってくる(この娘核種の方がエネルギーも大きく健康被害が懸念されます)、による内部被曝が原因の糖尿病)

何を言っても耳を貸さない人もたくさんいます。そういう人はさしあたり放っておいて、理解のある方々と情報交換をするなど、確実な方法で動いていくほかないでしょう。そういう場合、大事なことは、極論に走らないことです。


6.(必見)(別添PDFファイル)ハウスダスト(家庭の掃除機のごみ)のセシウム濃度測定による福島県内外の放射能汚染調査(ちくりん舎 2021.2.14)
 http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2021/02/234289203c5616861566a80323b19237.pdf

(関連)プレスリリース:ハウスダスト(家庭の掃除機のごみ)のセシウム濃度測定による 福島県内外の放射能汚染調査 - ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?p=5982

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新型コロナパンデミックの下で開催そのものが不透明になっていますが、政府は東京オリンピックを「復興オリンピック」と位置づけ開催する姿勢を変えていません。政府はそれに合わせるかのように避難指定を次々と解除してきました。福島県はイノベーションコースト構想をはじめとして様々な手段によって原発事故からの「復興」を演出しようとしています。史上最悪レベルの原発事故から10年を迎える今年、住民にとって本当の意味で復興の前提となる放射能汚染は解消されたのでしょうか。私たちはこのたび福島県内外の153か所においてハウスダストによる汚染実態調査をおこないました。このたびその結果がまとまりましたので公開いたします。

NPO法人市民放射能監視センター
副理事長 青木一政
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(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(120):改めてホット・パーティクル(不溶性放射性微粒子・CsMP)の危険性に万全の注意と備えを!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-72461c.html

(最高値が29,000ベクレル/kgという驚くべき数字で、かつ、ハウスダストの大半(90%以上)が非水溶性のホット・パーティクルのようであることが驚きです。自宅の中が非常に危険な状態にあると言っていいでしょう。福島から遠く離れた場所でも、家財道具を福島の放射能汚染地帯から持ち込んでいると、放射能汚染したハウスダストが存在している可能性があるとのことです。なお、今回、この驚くべき測定をして下さった「ちくりん舎」の青木一政さんには、来たる6月に私たちの「新ちょぼゼミ」でご講演をいただく予定です。その際に「ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト」の共同代表である中村順さんにもおいでいただき、福島県の放射能汚染の現状をご報告願うことにしています。乞うご期待です。:田中一郎)

(関連)住民見学会でもデタラメ説明:放射能汚染木を燃やす田村バイオマス(『ちくりん舎ニュース 2021.1.28』)
 https://drive.google.com/file/d/1pTBu8q1plVZ5ecSqXph9dYOi3SG3zvfE/view

(関連)ーちくりん舎ニュース - ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)
 http://chikurin.org/wp/?page_id=2659

(関連)ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト
 http://www.f1-monitoring-project.jp/


7.「ガン登録」について
 下記のメールを発信し、2通の返信メールをいただきましたのでご紹介いたします。一般市民にとって、こんなにわかりにくい「がん登録」では困ります。国会議員に追及していただきたいと思います。各県別に、年別に、年齢区分別に、男女別に、どんなガンが、何人に発生しているのか、シロウトがみてもわかるようにしていただかないと使えません。

(1)(メール転送です)(ご存知の方がおられたらご教授下さい)「がん統計」の未成年・小児甲状腺ガンの数字について

最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]
 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html#incidence4pref
 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450173&tstat=000001133323

(関連)原発事故時0歳と2歳が甲状腺がん〜福島県の健康調査 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2537

 <疑問>
a.ガン統計に県別・年齢別の甲状腺ガンの人数の数字がありますが(EXCELファイル・ダウンロード)、福島県を見る限り数字が小さくて、これでは「福島県民健康調査」の結果が反映されているのかなと疑問に思います。鳴り物入りで始まったガン統計であり、「福島県民健康調査検討委員会」では、甲状腺検査をやめて、このガン統計に移行するとありますが、大丈夫かな、という印象です。

b.2017年と2016年より前とその後の統計数字が見当たりません。どこにあるのでしょうか? 特に福島第1原発事故のあった2011年以降、今日までのいろいろながんの数字(発生数と死亡者数)の推移を都道府県別・年齢別に見たいと思っているのですが、ままなりません。

c.また、ほとんどのEXCELファイルはパスワードを入れないと保存できなくなっているようです。(=見るだけ)

d.ガン統計に関する諸問題を分析した文献が見当たりません。どうなっているのかなという印象です。特に一般市民には極めて分かりにくいこのサイトの在り方は問題にされるべきです。

 きわめて使い勝手が悪く、こんなサイトの状況では、一般市民には何が何だか??? です。どなたか「ガン統計」に詳しい方がおられたら解説願えないでしょうか?

(2)(メール転送です)「がん統計」の未成年・小児甲状腺ガンの数字について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 <疑問>
(a)ガン統計に県別・年齢別の甲状腺ガンの人数の数字がありますが(EXCELファイル・ダウンロード)、福島県を見る限り数字が小さくて、これでは「福島県民健康調査」の結果が反映されているのかなと疑問に思います。鳴り物入りで始まったガン統計であり、「福島県民健康調査検討委員会」では、甲状腺検査をやめて、このガン統計に移行するとありますが、大丈夫かな、という印象です。

 (答え)
 以前、問い合わせたところ反映されているとのことです。ガン統計は暦年、県民調査は年度と集計期間がことなるので、数値が微妙にことなるようです。県民健康調査をやめてガン統計に移行ということは決まっていないと思います。甲状腺検査でもれた人たちも、ガン統計では補足されるといった説明かと。

(b)2017年と2016年より前とその後の統計数字が見当たりません。どこにあるのでしょうか? 特に福島第1原発事故のあった2011年以降、今日までのいろいろながんの数字(発生数と死亡者数)の推移を都道府県別・年齢別に見たいと思っているのですが、ままなりません。

 (答え)
 明石さんという方が自分で分析されたり記事にされています。
 https://level7online.jp/2020/「全国がん登録」最新データで判明%E3%80%80

 都道府県別の罹患については全国がん罹患モニタリング集計
 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/monitoring.html

 2003-2015 にpdfのみ掲載です。→ソフトで読み取るか入力などしなければ使えない。

 都道府県によってがん登録開始時期が異なるので要注意。福島は2010だか2011からがん登録開始したと思います。上記の明石さんの記事にあるように2016、17は総務省のページからエクセル版が公開されるようになりました。がん統計の集計には時間がかかるので2017が最新だと思います。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450173&tstat=000001133323&cycle=7&tclass1=000001133363&tclass2=000001133368&tclass3=000001133370&tclass4val=0

(c)また、ほとんどのEXCELファイルはパスワードを入れないと保存できなくなっているようです。(=見るだけ)

 (答え)
 データのコピーはできるので、コピーして自分のファイルに保存は可能です。

(d)ガン統計に関する諸問題を分析した文献が見当たりません。どうなっているのかなという印象です。特に、一般市民には極めて分かりにくいこのサイトの在り方は問題にされるべきでしょう。きわめて使い勝手が悪く、こんなサイトの状況では、一般市民には何が何だか??? です。

 (答え)
 たしかに使い勝手は悪いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(3)『緊急提言「これでいいのか! 日本のがん登録」』(西尾正道 2015.12.8)
 http://www.com-info.org/ima/ima_20151208_nishio.html

(西尾正道さんのおっしゃる通りなのではないでしょうか? 何故、日本の行政は、素直に修正するということができないのでしょうか? また、公開の仕方も上記で申し上げたように出鱈目で、一般の有権者・国民やユーザーのことなど、ほとんど念頭に置いていないように私には思われてなりません。担当の役人を更迭したらどうでしょう。私が上司だったらぶっ飛ばしますけどね。:田中一郎)


8.(必読)(別添PDFファイル)放射線加重係数について(矢ケ﨑克馬琉球大学名誉教授 2021.2)
ダウンロード - e694bee5b084e7b79ae58aa0e9878de4bf82e695b0e381abe381a4e38184e381a6efbc88e79fa2e382b1efa891e5858be9a6ace79089e79083e5a4a7e5ada6e5908de8aa89e69599e68e88202021.2efbc89.pdf

(矢ケ﨑克馬琉球大学名誉教授に、「グレイ」という単位を「シーベルト」に転換する際に使われている「放射線荷重係数」のインチキについて、コメントをいただきました。内部被曝の場合には、ベータ線(電子線)の過小評価が非常に気になります。また、アルファ線や中性子線についても、「放射線荷重係数」の数字が小さすぎるような気がします。いずれにせよ、国際放射線防護委員会(ICRP)の似非理論には、科学的実証性はないものと見てください。西尾正道さんの言葉で言うと「科学的実証的理論」ではなくて「(架空の)物語」(フィクション)ということになります。「放射線荷重係数」に加えて「DDREF」(線量・線量率効果係数)や「組織加重係数」も根拠なき数字だと見ていいと思われます。そもそも合計したら「1」になるような数字の「組織加重係数」を内部被曝評価に使うなどというのは方法論としてもおかしいでしょう。

◆「グレイ」(カロリー/kg)×「放射線荷重係数」×「組織加重係数」=「シーベルト」(等価線量)

◆ Σ等価線量(シーベルト)=実行線量(シーベルト)

(参考)DDREF:線量・線量率効果係数 - ATOMICA -
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_469.html


9.(別添PDFファイル)原発事故を朗読劇に 中村敦夫さん「線量計の音いまも」(朝日 2021.1.16)
 https://www.asahi.com/articles/ASP1556TRNCJULFA025.html

(関連)朗読劇線量計が鳴る 元・原発技師のモノローグ-中村敦夫/著(而立書房)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033830785&Action_id=121&Sza_id=E1


10.その他
(1)(別添PDFファイル)てんでんこ:「除染特需」の果て(1)~(5)(東京 2021.1.6-30)
<1>https://www.asahi.com/articles/DA3S14777094.html
<2>https://www.asahi.com/articles/DA3S14778326.html
<3>https://www.asahi.com/articles/DA3S14779681.html
<4>https://www.asahi.com/articles/DA3S14781090.html
<5>https://www.asahi.com/articles/DA3S14782353.html

(「できもしない除染」をめぐる「カネ」の話です。まるで芥川龍之介の小説「くもの糸」に出てくる世界さながらです。記事を読んでいてうんざりします。:田中一郎)
 https://tenki.jp/suppl/emi_iwaki/2015/03/10/2161.html

(2)居住3割、帰還頭打ち 避難解除区域、存続に危機感 原発事故から10年・福島(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/23cf277130e87ca986f3b10320fca84e8ca88b9f

(3)戻ったのは高齢者、いびつな町に 福島第一原発事故の被災地:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/81833
草々

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