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2020年12月13日 (日)

大阪地裁が大飯原発設置許可を取り消し=規制委・関西電力が決めた基準地振動は過小評価:設置許可取消判決は当然だが、判決理由には、もっと書いておくべきことが多くあるはずだ(原発のデタラメ極まれり)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(延期します)(12.22)オルタナティブな日本をめざして(第54回):「霞が関の官僚組織:外務省の意思決定」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-a47053.html

(講演会場を提供して下さっているたんぽぽ舎さんが、いろいろな事情から12/20に近隣ビルへ引っ越すこととなり、12/22の「新ちょぼゼミ」開催はできなくなりました。ご参加予約をいただきました皆様には深くお詫び申し上げます(予約はいったん解除となります)。:田中一郎)

(たんぽぽ舎さんの引っ越し先)
《新住所:千代田区神田三崎町3-1-1「高橋セーフ」ビル1F》
 https://www.livex-inc.com/search/detail/facility_index.php?id=32999


2.(新春「新ちょぼゼミ」第1弾)(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん)

 徹底して私たち一般市民の立場に立ち情報提供をして下さっているジャーナリストの岡田幹治さん(元朝日新聞)においでいただき、来年新春早々の2021年1月27日(水)に、今、最も注目の問題であります「新型コロナ・パンデミックの「真実」」について、お話をしていただきます。会場場所はたんぽぽ舎さんの新移転先となります。乞うご期待です。なお、上記の通り、今年12月22日の「新ちょぼゼミ」(孫崎享さん:外務省の意思決定」が来年2月25日(予定)に延期となりましたので、12/22に前座で予定をしておりました「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3):検察の抜本改革」は、1月27日に主催者の方からプレゼンをさせていただく予定です。チラシが出来ましたら改めてみなさまにご連絡いたします。

(関連)(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

(関連)(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html


3.(別添PDFファイル)(要請署名用紙:FAX用)防衛大臣殿 防衛大学校人権侵害裁判について福岡高裁判決を受けいれ最高裁への上告をしないでください
ダウンロード - efbc88e8a681e8ab8be7bdb2e5908de794a8e7b499efbc9aefbca6efbca1efbcb8e794a8efbc89e69c80e9ab98e8a381e381b8e381aee4b88ae5918ae38292e38197e381aae38184e381a7e3818fe381a0e38195e38184.pdf

 賠償金額は不当に低額のままですが、ようやくまともな判決が出ました。しかし、国や防衛省は、この判決を不服として最高裁へ上告する可能性があります。みなさまには上記の用紙を使って、防衛省へFAXを送信していただくご協力をお願い申し上げます。国や防衛省、防衛大学は、上告などしている暇があったら、二度とかような事件が起きぬよう、防衛大学や自衛隊の内部組織や人事管理をきちんと引き締めて「適正化」していただきたい。こんなことをしている軍隊が、およそまともな機能を果たすとは思えないからです。これでは戦前・大日本帝国陸海軍の悪名高き「新兵しごき・いじめ」と何ら変わりません!!(これまでも防衛大学のみならず自衛隊内部でも同様の事件をたびたび引き起こしています)

以下はメール転送です(原告の男性のお母さんからです)。
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12月9日の福岡高裁で「逆転勝訴」を勝ち取ることができました。会見で息子が述べていたように、私達家族だけでは成し遂げられなかったです。本当にありがとうございます🙇 沢山のお祝いメールを見て、息子と一緒に「勝訴」を実感しています。あとは国が上告を断念すること💦

そこでお願いがあります…🙇 防衛大臣に上告断念するFAXのご協力、または拡散のご協力……可能な方がおられましたら、お願い致します🙏 確定して、息子を解放してあげたいです💦💦 どうか、皆さまのお力をお貸し下さい🙇

宛先: 防衛省FAX番号 03-5269-3270
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)防衛大いじめ 元学生逆転勝訴 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6378876
(関連)防大いじめ、国に賠償命令 「教官の指導不適切」逆転勝訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73390/
(関連)防大いじめ訴訟、国の責任認める「被害の予見可能」福岡高裁:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14725927.html
(関連)憧れだった自衛官、今も見る悪夢 防衛大いじめ訴訟の原告「国は公の場で謝罪を」毎日新聞
 https://cutt.ly/fhOnY4z


4.(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(12.22)院内ヒヤリング集会:危険! トリチウム汚染水「海洋放出」の実害
ダウンロード - e999a2e58685e38392e383a4e383aae383b3e382b0e99b86e4bc9aefbc9ae58db1e999baefbc8120e38388e383aae38381e382a6e383a0e6b19ae69f93e6b0b4e3808ce6b5b7e6b48be694bee587bae3808de381aee5ae9fe5aeb3.pdf

 来たる2020年12月22日(火)午後1時30分(~午後5時) 参議院議員会館 講堂です。今年最後の対政府会合となりそうです。時間的な制約があり、かつ当日説明に来る関係各省の役人たちがどこまできちんと回答するか次第ですが、以下に私が聞き出したいと考えている「質問事項」を箇条書きにしておきます。

*トリチウム処理水 東電が計画分のタンク設置完了(テレビユー福島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0063fdeed160c05860133669dc03778c80bdc322

(福島第一原発事故の加害者・東京電力は「汚染水をためるタンクはすべて造り終えましたので、今後は増設の予定はございません」などと居直っています。お前ら加害者にそんなことが言える資格はないんだよ、ボケ! 誰かこの会社の幹部連中の頭をハリセンでぶっ叩いてやってくださいな。:田中一郎)

ALPS処理水に関する東電・エネ庁の詐欺行為!?騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか? - ALPS - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4904

(東京電力が経済産業省同席の場に福島県議会議員たちを招き、福島第一原発のトリチウム汚染水の放射能を調べて見せるのに、ガンマ線しか計れない計測器を使って測り、ハイ、今やトリチウム汚染水の放射能はほとんどないも等しいのです、などとインチキ説明をしていたそうです。トリチウムはベータ線しか出さないから、こんな計測器を使っても放射能は観測できないのは当たり前。典型的な放射能汚染サギを加害者・東京電力や事故責任者・国がグルになってやっていたということです。見上げたもんだね屋根屋のフンドシです。この詐欺犯罪を働いた東京電力職員と経済産業省の役人を、それぞれ福島県議会と国会に呼びつけ、徹底して追及の上、厳重処分せよ。東京電力のゴマカシ行為はこれで何度目か!? 怒りがおさまらんぞ!:田中一郎)

以下、私が質問したいこと
・・・・・・・・・・・・・・・
(1)電離放射線の電離作用は、内部被曝の場合には、エネルギーが低いトリチウムのベータ線の方がエネルギーの高い他のベータ線より相互作用が強く、電離の密度が10倍ほどにもなる(電離とは分子切断のこと)(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授)。つまり、こと内部被曝の場合には、放射線としてエネルギーが少しばかり低いことは決してその危険性を低くしないどころか、かえって危険性を増すということ。

(2)また、電離放射線は、人体内の水その他に作用して、活性酸素(ヒドロキシルラジカル)を体内に創り出す。この活性酸素はガンや白血病をはじめ、人体の健康に深刻な悪影響をもたらす危険性がある。そしてよろしくないことに、このヒドロキシルラジカルについては、人体は「抗活性酸素酵素」を産生できないため、その健康被害の度合いはひどくなる。

(3)内部被曝がもたらす遺伝子関連の作用については、単純にDNA(細胞核とミトコンドリア)を破壊したり傷つけたりすることだけでなく、人体の細胞内にあるエピジェネティクス的な秩序が攪乱され、遺伝子発現その他の生命活動に深刻な悪影響をもたらす危険性がある。これまで発見されているものとしては、子々孫々にわたり遺伝子やDNAや染色体に突然変異がおきやすくなる「ゲノム不安定性」や、直接放射線被曝を受けていない細胞にも被曝の影響が現れる現象(バイスタンダー効果)などがあるが、こうしたことがいつまでたっても実証的に仔細に明らかにされない(ICRPにおいても指摘だけはされている様子)。

(4)生物学的半減期は人によって大きなばらつきがあり、その実証的根拠は乏しい。トリチウムがわずか10日前後だなどというのは笑止千万と言わざるを得ない。ことほどさように、国際放射線防護委員会(ICRP)の諸説は、その科学的実証的根拠に乏しく、ほとんどのことが政治的に決められている。特に内部被曝問題については、ICRPが発足して間もなく内部被曝委員会が潰されてしまったように、ゴマカシ・隠蔽・歪曲を重ねて今日に至っており、こんなものを放射線被ばく防護の根拠に使うことはできない。使うのなら、その科学的実証的根拠を示せ。

(加えて申し上げれば、生物学的半減期の場合などもそうだが、人体にとっては「最悪」のものに「危険バッファ」を加えたものを用いるべきである。たとえば放射性セシウムで言えば、成人の場合、生物学的半減期は70~90日程度と言われているが、長い人の場合には数百日の人もいるので、その一番長い人の数字に1.5~2倍の数字をかけたものを放射性セシウムの生物学的半減期とすべきである)

(5)放射性物質を含む有害物質の環境放出規制については、濃度規制だけでなく、総量規制を入れなければ、規制にならない。海洋放出についても同様で、海は広いな大きいな、だから、濃度規制などしても、海に入ればほとんど何の意味もなくなる(拡散するまでに時間がかかることと、高濃度の塊がかなりの期間動き回る危険性くらい)。

(6)海に排出されたトリチウムは、水蒸気となって海から陸に吹く風に乗り、陸上に拡散される可能性が高い。これが福島県、茨城県、宮城県、千葉県、岩手県の各権の県民の呼吸被爆につながり、健康被害を招く可能性がある。

(7)海洋放出されたトリチウムは、海洋生物の食物連鎖により、有機結合トリチウムが時間の経過とともに生物濃縮されていくこととなり、その危険性は増していく。漁業者がトリチウム放出による風評被害で魚が売れなくなると懸念しているが、風評被害ではなくて実際に漁獲された魚が危険物となる(実害が起きる)。更に、海洋生物がつくっている海洋生態系に対して悪影響をもたらし、中長期的に種の絶滅や資源数の減少など、海洋生物群に対しても悪い影響をもたらす可能性がある。これについては、まったくわかっていない。(調べようともしていない)

(8)トリチウムの海洋放出に関して、環境アセスメントを実施せよ。

(9)トリチウム水や汚染水を補完・貯蔵するための用地は、福島第一原発敷地周辺にはいくらでもある。保管場所がない、などというのは全くナンセンスな話で、保管場所がないのではなくて、やる気がない、だけの話だ。

(10)カナダのキャンデュ炉原子炉周辺のトリチウム白血病や、英セラフィールド・仏ラアーグ周辺のトリチウム白血病、などについて、どう考えているのか。

(11)安全な濃度にして海に捨てるというのなら、そのトリチウム水を経済産業省や自民党の議員どもは全員、毎日、それを飲み、洗濯に使い、食器を洗い、ふろに入る、要するに、飲料水並びに生活用水として永久に使っていくという覚悟はできているのか?

(追加質問1)現在、福島で獲れる魚介類は「試験操業」であり、水揚げされると全て放射性セシウムの検査(ガンマ線計測)を実施している。しかし、トリチウムはベータ線しか出さないので、汚染水を海洋放出後において、福島県沖の魚介類のトリチウム検査はどのように実施するのか?

(追加質問2)また、そのトリチウム検査のやり方は具体的にどのようなものか(どれくらいの頻度で、どのようにどれくらいのサンプルを取り、検査するのか=巨大な汚染水タンク1つに対して、わずかばかりのサンプルを取って検査して、それをそのタンクの全汚染水の「代表」として評価するというのは、あまりに乱暴である)。

いずれにせよ、こんなことをしていたら、福島沖では、いつまでたっても試験操業から抜け出せなくなるのではないか。

(追加質問3)更に、海洋放出される汚染水はトリチウム以外の放射性核種はすべて放出基準以下に除染しているとされるが、それはどのように検査し、確認するのか(どれくらいの頻度で、どのようにどれくらいのサンプルを取り、検査するのか=巨大な汚染水タンク1つに対して、わずかばかりのサンプルを取って検査して、それをそのタンクの全汚染水の「代表」として評価するというのは、あまりに乱暴である)。

(追加質問4)トリチウム汚染水を大量放出した福島県沿岸や、その南に位置する茨城県沿岸の陸域では(福島県沿岸では親潮が北から南に流れている、沖合はその逆で黒潮が南から北に流れている)、トリチウムが海から水蒸気になって大気中に入り、それが海から陸に向かって吹く風によって陸上に吹き上げられ、沿岸の陸域での大気中のトリチウム汚染をひどくする可能性がある。この危険性をどの様に観測し、また、どのような対策や放射線防護措置をとるのか?

以上です。

(関連)【要請書】汚染水は海洋放出するのではなく、陸地保管へ方針転換することを求める - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9536

(関連)東電が汚染水を海に流してはいけない4つの理由 - 国際環境NGOグリーンピース
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/07/23/9618/

(関連)原子力市民委員会「声明:政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」を発表しました - 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=11607

(関連)トリチウムの代謝と線量評価―ヒトのモデル系としてのマウス新生児に取り込まれたトリチウムの代謝と各臓器における蓄積線量の評価― 京都大学原子炉実験所 斉藤眞弘 石田政弘 1985年4月8日 - 内部被ばくと健康被害 - 内部被ばくを考える市民研究会
 http://www.radiationexposuresociety.com/archives/11719

*多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書について(METI-経済産業省)
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/report.html


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか + その他若干のいろいろ(安倍晋三GO TO PRISON(その3)+スガもPRISON他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-18d8a6.html

(2)(あまりにひどい甘利)自民党税調による「ガラクタ減税」=大企業や富裕層のために、あるいは時代遅れの、あるいはピンボケ政策の減税は、課税ベースを虫喰い状態にしたり税収を減らすだけの愚策- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-9244c3.html

(3)(メール転送)新しい政権の経済政策を語ろう(つなぐ・つながる通信2020-11-27)& (安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け! その他いろいろ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-f08ded.html

(4)(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-afce3b.html
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去る2020年12月4日(金)、大阪地裁(森鍵一裁判長)は、大飯原発3・4号機の耐震性判断が誤りであり「規制委の判断は不合理だ」として、同原発の設置許可を取り消しました。以下、この問題について簡単にコメントしたいと思います。その前に、この大飯原発の問題とは直接関係はありませんが、下記の「福島原発刑事訴訟支援団ニュース第10号 青空」をご覧になっておいていただければ幸いです。

福島原発刑事訴訟支援団ニュース第10号 青空 - 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no010/

(関連)青空:福島原発刑事訴訟支援団ニュース NO.10(2020.12.11)
 https://shien-dan.org/wp-content/uploads/news-letter-no010.pdf


 <別添PDFファイル>
(1)大飯原発設置許可取り消し、耐震性規制委判断を否定 大阪地裁(東京 2020.12.5)
(2)大飯原発 設置許可取り消し、「規制委の判断 不合理」大阪地裁判決(朝日2020.12.5)
(3)大飯原発 許可取り消し、3・4号機 耐震性判断誤り 大阪地裁判決(毎日 2020.12.5)
(4)大飯原発の設置許可取り消し、大阪地裁判決、原発再稜働の前提が崩れた(小山英之『週刊金曜日』)
(5)大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)
(6)今後の原発審査に「影響しない」大飯判決を巡り、規制委員長(東京 2020.12.10)
(7)地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)
(8)大飯3号炉・加圧器スプレイライン配管の亀裂が発生した箇所を交換へ(「原子力資料情報室通信」No.557 2020.11.1)
ダウンロード - e5a4a7e9a3afefbc93e58fb7e78289e383bbe58aa0e59ca7e599a8e382b9e38397e383ace382a4e383a9e382a4e383b3e9858de7aea1e381aee4ba80e8a382efbc88e3808ce68385e5a0b1e5aea4e9809ae4bfa1e3808d2020.11.1efbc89.pdf

(重要)(原告勝訴:2020年12月4日 大飯原発3・4号運転停止行政訴訟(大阪地裁):2020年12月4日
 原告団声明、弁護団声明、判決要旨、判決骨子、判決文(本文、別紙)
 http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketu20201204.htm


1.主要3紙の報道
(1)(別添PDFファイル)大飯原発設置許可取り消し、耐震性規制委判断を否定 大阪地裁(東京 2020.12.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72385
 https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/72489
https://lituum.exblog.jp/iv/detail/?s=30353337&i=202012%2F09%2F56%2Fb0242956_23423381.jpg

(2)(別添PDFファイル)大飯原発 設置許可取り消し、「規制委の判断 不合理」大阪地裁判決(朝日2020.12.5)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d22a2c576c1f5e20a1909582168239263a574e
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720258.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720255.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720369.html

(3)(別添PDFファイル)大飯原発 許可取り消し、3・4号機 耐震性判断誤り 大阪地裁判決(毎日 2020.12.5)
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/001/040/133000c
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/003/040/112000c
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/041/040/061000c


2.主要3紙の社説
(1)社説:大飯許可違法 誰がための規制委か:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72853?rct=editorial
(2)(社説)原発許可違法 安全審査を検証せよ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720218.html
(3)社説:大飯原発許可取り消し 指弾された規制委の姿勢 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/005/070/079000c
(4)社説:大飯原発判決 「想定外」への不備を指弾(京都新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f892aa69a38f28a4b5a47731a1dc88f0fe4ada77


3.関連団体
(1)(別添PDFファイル)大飯原発の設置許可取り消し、大阪地裁判決、原発再稜働の前提が崩れた(小山英之『週刊金曜日 2020.12.11』)
ダウンロード - e5a4a7e9a3afe58e9fe799bae381aee8a8ade7bdaee8a8b1e58fafe58f96e6b688e38081e5a4a7e998aae59cb0e8a381e588a4e6b1baefbc88e5b08fe5b1b1e3808ee98791e69b9ce697a5202020.12.11e3808fefbc89.pdf

(2)(別添PDFファイル)大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)
ダウンロード - e585a8e59bbde381aee58e9fe799bae38292e6ada2e38281e381a6e88090e99c87e680a7e8a68be79bb4e38197e38292efbc88e58e9fe5ad90e58a9be8a68fe588b6e38292e79ba3e8a696.12.11efbc89.pdf

(3)脱原発弁護団全国連絡会 - 速報!大飯原発設置変更許可取消認める!
 https://cutt.ly/OhOQzsU


4.田中一郎コメント
 まずは設置許可取消の判決を下した大阪地裁の森鍵一裁判長と、その判決内容についてコメントしてみよう。下記の時事通信の記事をご覧ください。みなさまの中には、大飯原発の設置許可を取り消す判決を下したので、さぞかしこの森鍵一裁判長は立派な人物なんだろうと勘違いをされている方がおられるかもしれないが、事実は全然真逆と見ていい。コイツもまた、今日の全国の裁判所に繁殖している「腐ったヒラメ」裁判官の端くれに過ぎないツマラナイ官僚裁判官で、下記に申し上げるように、判決の結論はともかく、その判決に至る説明や原告の訴えに対する判断などはロクでもない内容になっている。もしも高裁がまともであり、私が原告であったなら、こんな判決は不服として直ちに控訴しているだろうと思う、それほど判決判断の内容がよろしくない。

(関連)辺野古工事で差し止め認めず 大飯原発訴訟の森鍵裁判長(時事通信)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120400836&g=soc

しかし、である。こんな出来損ないの裁判官であっても、やはり大飯原発を含む日本の原発の地震に対する評価は誰が見ても過小評価で危険極まりないことが自明であり、全くもって言語道断のことを原子力に「寄生」する原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が、お粗末な屁理屈を積み重ねて強引に突き進んでいる、そのことを許容することが出来なかったということなのだろう。おそらくは身の危険を感じて、こりゃいかんな、と思ったに違いない。それほど現在の原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の基準地震動(および基準津波)の決め方をはじめ、安全規制の実際の運営はひどい。およそ福島第一原発事故の反省と教訓など、とうの昔に吹き飛んでおり、これが原発過酷事故を経験した後の原発・核施設規制当局のやることなのか、というようなことを平然とやり続けているのが現状である(私が腹立たしく思うのは、現在の規制委員長・更田豊志にしろ、前任の田中俊一にしろ、その他の規制委委員にせよ、その多くは自民党政権時代ではなくて、民主民進党政権時代に選任されているということだ。今日の立憲民主党・国民民主党がそれをどこまで反省しているのか、疑わしい限りである)。

さてそれで、話を判決に戻すと、上記でご紹介したサイトにある「判決要旨」にはつぎのようにある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)本件の争点は,本件各原子炉の耐震性判断のための基準となる地震動(基準地震動)を策定(想定)するに当たり行われた地震規模(地震モーメント)の設定が,新規制基準に適合している旨の原子力規制委員会の判断に不合理な点があるか否かのほか,原告らが主張するその余の違法事由(基準地震動を想定するための経験式(入倉・三宅式)の選択の違法,制御棒挿入時間の基準超過,F-6破砕帯を活断層と判断しなかったための地盤安定性の見誤り,基準津波の設定の誤り,重大事故時の溶融炉心冷却設備及び放射性物質拡大抑制設備の不備)が認められるか否かである。

裁判所は,概要,以下の理由から,本件申請について,基準地震動を策定するに当たり行われた地震モーメントの設定が新規制基準に適合している旨の原子力規制委員会の判断に不合理な点があるとして,本件処分は違法である旨判断した。なお,原告らが主張するその余の違法事由はいずれも採用することができないものと判断した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、基準地震動を決めるのに平均値を使ったことがダメと認めたこと以外には、原告側が主張していたそれ以外の問題点をことごとく蹴飛ばして却下してしまったということである。冗談ではないワ。入倉・三宅式、制御棒挿入時間、地盤安定性、基準津波、重大事故時の溶融炉心冷却設備及び放射性物質拡大抑制設備の不備(過酷事故時の原子力工学的な安全性)のいずれについても大問題であり、原告がそれを詳しく弁論したにもかかわらず、この森鍵一裁判長には伝わらなかったということだ。お前、日本語読めるのかと聞いてやりたい気分である。

また、上記で原告が問題にしたこと以外にも、基準地震動に関してはいくつか問題があるので、それにも言及して、以下簡単に記録を残しておきたい。この裁判の控訴審などの展開を見て、私たち一般市民がそれを評価・判断する場合の参考にでもしていただければ幸いである。いずれにせよ、我が国の原発安全規制は、今回の「基準地震動の決め方ダメ」の判決を受けて、全国の原発・核施設の基準地震動をすべて厳しくする方向で見直すべきである。今やハウスメーカーのプレハブ住宅でさえも、想定地震動は数千ガルを基準にして耐震性が確保されているというのに、絶対に大事故を起こしてはならない原発・核施設が、わずか数百~1千ガル余などという基準地震動で許されるはずがない。また、実際に起きた中越沖地震時の最大ガル数が2050ガル、岩手・宮城内陸地震にいたっては4000ガルもの数字が出ているのに、何を考えているのかのレベルで原発・核施設の基準地震動を想定しているのは許されることではないのである。

(関連)asahi.com:原発で最大揺れ2058ガル 柏崎刈羽3号機 - 新潟県中越沖地震
 http://www.asahi.com/special/070716/TKY200707300400.html
(関連)最大加速度でギネス認定 08年の岩手・宮城内陸地震- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1105C_S1A110C1CR0000


(以下、箇条書き)
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1.基準地震動は平均値を使ってはダメ
 活断層の大きさ(面積または長さ)と地震の力(ガル:加速度)の相関関係を経験知でプロットしてできたバラツキ図に、最小二乗法を使って1本の線を引いて、それを○○式などと呼んで、これから発生してくるであろう地震の強さの予測に使うというのが基準地震動の決め方の概要である。ずいぶんと野蛮で粗野なやり方だが、こんなことでもして「もっともらしく」見せておかないと、原発の安全規制の格好がつかないからそうしている。当然、最小二乗法でできた直線式だから、将来発生する地震がこの直線上にあるなどということはあり得ない話であって、往々にして、この直線より「強い地震力」の方向に外れて実際の地震が発生することは、地震学を知らない中学生や高校生でもわかることである。それを「分かっていなかった」(実際には♪「分かっちゃいるけどやめられねえ」♪であるが)のが関西電力であり、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁というわけだ。みんなでそんな関西電力や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁に対して「ドアホ、やめちめー」と言ってやればいい。

(関連)♪「分かっちゃいるけどやめられねえ」♪
 https://www.youtube.com/watch?v=8lwhsOKgMjM

当然ながら「式」を使おうが使うまいが、基準地震動を決める場合には、実際に起きた地震の最大のものを使い、かつそれに安全バッファを掛けて決めるのが常識というものだ。安全バッファは、通常は×200%=つまり2倍くらいで見ておく、ということだ。こうしておけば、よほどの巨大な地震が起きない限りは、その基準地震動を超えてしまうということはなくなるだろう。それでこその安全規制である。そしてそこまで基準地震動を厳しくするとコストがかさんで仕方がないというのなら、原発などやめてしまえばよろしい。電気は何も原発でなければいけないなどということはなく、電気を得る方法はいくらでもあり、また、今の状態は原発がなくても電気は十分に足りている。むしろ原発があるおかげで、より安価でクリーンな電気である再生可能エネルギー電気の普及が妨害され伸び悩んでいる状態だ。

脱線になるが、原子力・核の世界は、この「平均」を使って実際よりも危険性が小さく見えるような小細工をしている事例は少なくない。その1つの例が生物学的半減期である。放射性セシウムの生物学的半減期は約70日程度と言われているが、そんなことには科学的実証的根拠はない。人によってはそれより早く体外排出する人もいれば、逆に数百日もかからないと体外に出ていかない人もいて、個人的なばらつきが大きいのが実際。だったら、生物学的半減期というものは、人間の内部被曝にかかる放射線防護の基礎となる概念なのだから、安全方向に物事を見て、最も長くかかる人の数字を採用しておけばいいということになる。つまり、70日ではなくて、200日とか300日ということになり、そうすると体内に入った放射性物質のベクレル数をシーベルトに換算する時の換算式が違ってきて、シーベルトの数字は現在の数倍の大きさになることになる。放射線被曝を過少方向ゴマカス手段として「平均値」が使われている。

さて、この基準地震動の平均値問題は、これでまだ終わらない。原告共同代表の小山英之氏が書いた別添『週刊金曜日』(2020.12.11)の記事には次のようにある。「今年1月30日、裁判をどのように進行させるかを話し合う裁判所での協議で、裁判長は次のように指摘した。審査ガイドにある「ばらつきも考慮されている必要がある」という部分は、福島原発事故後の新規制基準になって初めて設定されている。被告はその意味をよく考え、「ばらつき」として少なくとも標準偏差を老慮しても設置許可基準規則を満たすことを具体的に示せーーというものだ。しかし、被告の国は、この指示に何らまともな回答を示すことができなかった。」

つまり、出来損ないの裁判官裁判長=森鍵一は、いわゆる進行協議の中で被告側に「助け舟」を出し、標準偏差を使って「ばらつき」の考慮を説明をしたら勝たせてやるよ、と言っていたということだ。ロクでもないことを示唆する野郎だ。そして、それを被告の国や関西電力が無視したため、それに怒った森鍵一は、これ見よがしに、その点だけを「ダメだ」と浮き上がらせて設置許可無効の判決を下したというわけである。設置許可取消判決という結論はよくても、その背後にある理由はいかにもお粗末極まりない。そもそもこの裁判長は、原発・核施設の基準地震動の場合には、標準偏差でも駄目だ、ということが理解できていない。何故なら標準偏差の外側には、まだまだたくさんのバラツキで起きる大地震が控えているからである。あくまでも最大地震を使わなければいけないし、それに安全バッファもつけておかなくてはいけない。それくらい原発・核施設が危険極まりないということ、それが被告の国や関西電力のみならず、この出来損ないの裁判長にも理解できていないようである。

この「バラツキ」の考慮については被告側も反論しているようで、それは別添「地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)」の中に分かりやすく説明されている。「国は変数の設定で不確かさを考慮した場合、重ねて経験式のばらつきを考慮する必要はないと主張した」とある。つまり、被告側としては「ばらつき」や「不確かさ」はパラメータの設定で考慮をしたのに、それを裁判官は「経験式を標準偏差を考慮して使え」ということに固執して認めなかった、と主張しているわけである。これはおそらく高裁でも問題となり、私は高裁では被告側の主張が通るような気がしてならない。つまり、出来損ないの裁判長=森鍵一が固執した、このレベルでの議論していても、上級審ではうまくいかないということだ。原告側はちゃっかりと、標準偏差を使ってバラツキを考慮すると1150ガルになると、裁判長にゴマをするように計算までして裁判を賢明に進めたこともあり勝訴につながっているが、しかし、上級審では、同じ柳の下の2匹目のドジョウには期待しない方がいいだろう。キーワードは「標準偏差」ではなくて「最大規模の実際に発生した地震」だ。


2.(活断層の)面積か長さか
 デキソコナイの裁判長=森鍵一が却下してしまったが、原告が提起したこの問題は重要である。下記のNHKニュースにある通り、「東京大学名誉教授の島崎邦彦氏です。島崎元委員は、「入倉・三宅式」では震源となる断層の正確な面積が分からないため地震の予測に使うのは適切ではなく、大飯原発では基準地震動が過小評価になるおそれがある。」ということだから、この問題は極めて重要なことである。活断層が見える形で表れているのは地表面の「線」となっているところだけ、あとは地中にあるため、その面積は正確にはわからない。そもそも活断層の面が垂直であるとは限らず、たいていは斜めになっている場合が多いのだから、そうすると必然的に面積過小評価となって基準地震動は小さく出ることになる。対応としては、かような「入倉・三宅式」を使わずに、下記にある「武村式」や「松田式」(いずれも活断層の面積ではなく長さを使う)を使えば、この問題は解消するのに、それをしない理由は、唯一点、「入倉・三宅式」では基準地震動が過小評価になる、からである(東日本の活断層は垂直型が多いのでそれほどでもないが、西日本の活断層は斜めになっているものが多いので、過小評価になりやすい、ということを島崎邦彦氏が何かに書いていたような記憶もある)。

(関連)大飯原発 設置許可取り消す判決 原子力規制委が控訴含め検討へ-各地の原発- NHKニュース
 https://cutt.ly/ohOQ9JI


3.入倉・三宅式 VS 武村式 または 松田時彦式
 上記の「面積」か「長さ」かの違いの他に、「入倉・三宅式」に使われている地震の大半は海外で起きた地震であること=つまり、日本の土壌や地質地層とは全く異なるところで発生した地震をベースにしていることが問題である。他方、武村式にしろ、松田時彦の式にしろ、ベースとなっているのは日本の地震である。日本の原発の基準地震動評価に使う経験式としてどちらがいいのかは、後者であることは自明ではないか。


4.2回以上大地震が連続して襲ってきたらアウト
 この裁判で、この問題が議論された様子はうかがえないが、私はこれが最も重要ではないかと考えている。現在の基準地震動に対応した原発の工学的安全性は、1回の大きな地震で「あちこちが壊れてもいいけれど、破砕して放射能が環境に大量に出てしまうのはダメ」という思想で設計されている。ここからでてくる命題で大事なことは次の2つである。

(1)2度以上、続けて巨大な地震が襲ってきた場合には、現在の日本の原発・核施設は持ちこたえられない。つまり、少し前の熊本地震のように、一度目に大きな地震が来て、わずか数日後に、再び1回目以上に大きな地震が襲ってくる、ような場合には、お手上げだ、ということ。原発・核施設は2回目の大地震の時には大破して放射能の環境への大量放出は避けられない。そんな安全設計思想でできている原発・核施設など、稼働させるわけにはいかない。

(2)既に基準地震動を超えて大きな揺れを経験した原発が4つもある。女川原発、柏崎刈羽原発、志賀原発、福島第一原発だ。女川原発に至っては2度も基準地震動を超える地震に襲われている。かような原発は、巨大な施設のどこかに致命的な傷=損傷を受けているかもしれず(原発を隅から隅まで調べて、その損傷を見つけ出すことは不可能)、再稼働させることはできない。そもそも基準地震動対応の原発は「1回の地震に耐える」ということで設計される前提なので、それを超えたら、その原発はアウト、と考えなければ、そもそも話はおかしくなる。にもかかわらず、2回も基準地震動を超える地震にに襲われた女川原発が再稼働されようとしていることは許しがたいルール違反である。


6.活断層なくても大地震
 日本列島の全ての活断層の存在が分かっているわけではないし、そもそも活断層があろうがなかろうが大地震は起きる。原発・核施設の建物が活断層の真上かそうでないかを、神経質に議論していること自体がバカバカしくも幼稚すぎる。活断層の真上でなくても、大地震の時は地面が割れたり隆起・陥没したりするのだから、万が一、原発・核施設がその地割れ・隆起・陥没の土地の上にあれば確実に破壊される。つまり、日本のような地震列島では原発などはやめておけ、ということを意味している。何でもかんでも原子力工学で対応できると思うのは傲慢であるだけでなく、危険極まりない。


7.地盤の安定性
 原告側がせっかく問題提起していたのに、デキソコナイの裁判長=森鍵一が却下してしまった重要な論点だ。そして素人にもわかる「当たり前」のことではないか。同じ力の大きさの地震が起きても、それが原発・核施設に及ぼす影響の度合いは、その施設がどのような地盤の上に立地しているかに大きく左右される、ということだ。これを無視する方がどうかしている。


8.予測できない
 地震だけでなく、津波も、火山噴火も、正確な予測などできない。ところが東電刑事裁判や福島原発事故の損害賠償裁判などでもそうだが、地震や津波の予見可能性、なんぞが争点になっているというから、日本の裁判というか、法曹界の頭脳はどこかがイカれているという他ない。予想など正確にはできないけれども、超危険な原発・核施設を運営しているのだから、万が一にも大事故を起こさないように、十分な注意や安全対策や、未来の災害を予見・予測・予想して万全の対応する「義務」があるのであり、裁判では、その「義務」が十全に果たされたのかどうかが争われなくてはいけないのである。


9.津波の大きさにも影響
 基準地震動の大きさを決める方法がおかしいのなら、おのずとその地震がもたらす津波の大きさの評価方法もおかしなものとなる。なぜ裁判長が津波問題も却下してしまったのか、わけがわからない。大飯原発のある若狭湾沿岸域は、過去に大津波に襲われた痕跡が残っており、関西電力の若狭湾の原発が今現在対応しているような、わずか数m程度の想定津波では、近未来に再び福島第一原発事故時のようなことになりかねない懸念が大である。何やってんだ、という話ではないか。


10.規制委の態度
 下記の2つのサイトの他、別添「大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)」から一部抜粋をしておくので参考にされたい。かような原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は一刻も早く解体する他ない。これを言わない「原発ゼロ」「脱原発」「原発依存脱却」は、みな嘘八百の「口先やるやる詐欺」と見ていいだろう。

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)◆更田委員長「サービスでつくった審査ガイドを勝手に解釈された」!??

(以下は新たな記載です)しかし規制委更田委員長は「審査ガイド」に「誤解」があったなどとし、判決を受け入れようとしません。12月9日の記者会見において、規制委に作成義務があるのは「規則」であって、作成義務のない「審査ガイド」は自分たちの審査のためにサービスで作ったものであり、それを勝手に違う解釈されてしまった、理系集団なので専門用語が通じなかったかも、などと述べました。

特に地震や火山など自然災害,に関する「規則」の記載は、一般的に安全性を保てとあるだけで、「審査ガイド」なしには、申請も審査もなにもできません。審査ガイドによってかろうじて審査の客観性が保たれている関係にあります。それを内輪向けのサービスとして作ったものだからケチをつけるなとはどういうことでしょうか。裁判でも国は、解釈が違う、ばらつきは考慮されているなどと主張し、これに対して裁判所が根拠を示すよう求め、立証の機会はいくらでもあったのに何も示すことができずに負けたのです。

判決が何に基づいているのか見ようとせず、審査において過小な想定を許し、住民を現に危険に晒しているという自覚もない会見でした。
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(関連)(別添PDFファイル)地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)
ダウンロード - e59cb0e99c87e58b95e381aee683b3e5ae9ae696b9e6b395e8a68be79bb4e3819befbc9ae6b5b7e6b8a1e99b84e4b880e5bc81e8adb7e5a3abefbc88e4baace983bd202020.12.10efbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)今後の原発審査に「影響しない」大飯判決を巡り、規制委員長(東京 2020.12.10)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73401/


11.最後に
 なお、原発・核施設を稼働してはいけない理由は、他にもたくさんある。大きく分けて、今回裁判で問題となった(1)地震や津波、(2)原子力工学的な安全性の度合い(今回の裁判で原告側が提起した問題以外にもいろいろある:大飯原発のような加圧水型原子炉であれば、蒸気発生器とかスリーマイル島事故の教訓とか、それ以外にも。全原子炉に共通してECCS問題とか、水位計などの計測器問題とか、老朽化問題などなど)、(3)火山リスク、(4)避難計画の実効性、(5)稼働までの手続き問題(周辺自治体や住民の合意など)、などである。おそよ大飯原発も含めて、原発・核燃料サイクル施設を稼働・再稼働していい理由などどこにもなくて、かようなものは一刻も早くスクラップする以外にないのである。

また今般は、まるでデキソコナイの裁判長=森鍵一でさえもが原発の基準地震動の決め方が誤りであると指摘して、その稼働を認めなかった。が、しかし、それでは、これまでの裁判において原発・核燃料サイクル施設の稼働・再稼働を認めてきた裁判官どもは一体何なのだということになる。特に福島第一原発事故以降に稼働を認めたような裁判官は、もはや裁判官の資格などないのも同然ではないか。時流に迎合したり、最高裁の方ばかり向いて自分の保身を図ることだけが判決理由になっているような裁判官、そんなものは裁判所に必要ないことは自明である。私は一刻も早く、日本の司法制度を改革し、原発・核燃料サイクル施設の稼働を認めた裁判官どもを1人残らず裁判所から永久追放すべきであると考えている。それほど、今日の裁判所はひどい状態に陥っており、そこに生息する腐ったヒラメ裁判官どもは許せない連中である。首でも洗って待っていろ! と申し上げておこう。
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 <村田三平さんから>
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皆様、市民社会の心ある一員から大飯原発許可取消の判決に関して次のコメントが寄せられました。<昨日の大阪地裁(森鍵一裁判長)母体の「関西電力」ではなく“原発の番人”「原子力規制委員会」であったことが大きな意味を持つと考えます。“快挙”と云っても良いかも知れません。>

原発の安全委責任を負わないと自称する「原子力規制委員会」に再稼働を認める権限を与えているのが原子力行政の実態です。最近目立つ「歴史の法則」の表面化に沿って、この判決が原子力独裁崩壊への第一歩となることが期待されます。五輪と原発が表裏の関係にあることから、五輪中止決定はその方向で影響を与えるものと思われます。日本の命運を左右する過酷事故の再発は何としても防がねばなりません。一日も早くすでに認められている再稼働の取り消しが求められます。

村田光平(元駐スイス大使)

追伸 3日付NEWSWEEK誌の東京五輪の開催を疑問視する記事をお届けいたします。
https://news.line.me/issue/oa-newsweekjapan/k6zidry2u8rj
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 <たんぽぽ舎>
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■大飯原発の差し止め勝訴 大阪地裁が「地震評価の欠陥」を認める
 |  原子力規制委は運転許可を取り消せ
 └────  山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

「毎日新聞」より大阪地裁判決(骨子)
・関西電力は大飯原発3、4号機の耐震性判断に必要な地震(基準地震動)を想定する際、過去の地震規模の平均値をそのまま使い、実際に発生する地震が平均より大きくなる可能性を考慮していない。
・原子力規制委員会の審議や判断には看過しがたい過誤や欠落があり、不合理。
・規制委が2017年5月に出した設置許可は違法で取り消す。

今回の訴訟は行政訴訟で、対象は国。すなわち、設置を許可した原子力規制委員会の決定を取り消すよう求めた訴訟だ。原発の基準地震動を設定した数値について原告側が「過小に設定されている」と主張したことについて国側は不確かな部分があることも踏まえて安全になるよう計算されていて、妥当だと主張していた。

被告、国は地震動審査ガイドの解釈について「不確かさ」と「ばらつき」を同一視して、ごちゃごちゃにし、過小な評価になっている。以下の書面でもそれが分かる。『「基準地震動の策定過程に伴う各種の不確かさは、……必要に応じて不確かさを組み合わせるなど適切な手法を用いて考慮すること」との規定は、「合理的な根拠もなく各々のパラメータの不確かさ(ばらつきをやみくもに重畳するものではない」とする。そして原子力規制委員会は「認識論的不確かさと偶然的な不確かさとに分類し、これらを適切かつ保守的に組み合わせて不確かさを考慮しており、各々のパラメータの不確かさ(ばらつき)をむやみに重畳して考慮するようなことはしていない』。(原告準備書面での被告・国側の主張の批判の部分)

判決は、この点を考慮して、関電が地震動の計算に使用した計算式は、過去の地震データの平均値に基づいており、実際に発生する地震は平均値からかけ離れて大きくなる可能性(ばらつき)があったと指摘。耐震性を判断する際、想定する地震規模を上乗せして計算する必要(不確かさの評価)があったのに、関電や規制委が「何ら検討しなかった」と批判。規制委の判断に「不合理な点がある」として設置許可を取り消した。(毎日新聞より()補筆は筆者)

原告側は大飯原発3、4号機の基準地震動は、少なくとも現行の1.34倍の1150ガルになると主張、耐震性に重大な欠陥があるとしてきた。

被告・国と関電のコメント
・NHKより、原子力規制委のコメント
 「国の主張について裁判所の十分な理解が得られなかったものと考えている。今後については関係省庁と協議のうえ、適切に対応してまいりたい」

・NHKより、関西電力のコメント
 「裁判所に対し大飯原発の安全性について丁寧に説明を行い、理解してもらえるよう真摯(しんし)に対応してきた。今回の判決については国や当社の主張を裁判所に理解してもらえず極めて遺憾で、到底承服できるものではない。今後、判決内容の詳細を確認し、速やかに国と協議のうえ、適切に対応していく」
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 <関連サイト:その1>
(1)大飯原発 設置許可取り消す判決 原子力規制委が控訴含め検討へ -各地の原発 - NHKニュース
 https://cutt.ly/ohOQ9JI
(2)過去10年間で5回も基準地震動を超える地震動が原発を襲った
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031100330/files/271006_jyunbisyo9_genkoku.pdf
(3)原発40年超再稼働不同意を要望 大飯判決原告、美浜議会に(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8e64e7e420e29127515d0037799f206e24a6ca31
(4)規制委と司法の判断逆転は地元を翻弄 大飯3、4号設置許可取り消し判決で中塚町長 - ニュース - 福井テレビ
 https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=135290
(5)大飯原発再稼働に不透明感 関電の経営に影(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9cfa0bdefb8e035613b536a7cb442db88b16cbd5
(6)大飯原発訴訟とは 京都地裁や大津地裁でも係争中(京都新聞)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/435048
(7)大飯原発設置許可取り消し判決に宮城知事「私の判断に誤りない」(河北新報)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/34eb3da9adccfae8931121d6c9814ebbfe4d4a2b
(8)福井県知事「国が責任を持って対応を」 大飯原発訴訟判決(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4993bff09c168e5bf7cc9a9d6f86b909948586e


 <関連サイト:その2:以下はメール転送です>
◆テレビ
(1)福井県の大飯原発3・4号機 国の設置許可取り消す判決 大阪地裁 NHK 2020年12月4日(金) 19時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201204/k10012746101000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004
(2)大飯原発設置許可取消し判決 NHK福井 2020年12月04日(金)19時27分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201204/3050006461.html
(3)大飯原発判決 県内の反応 NHK福井 2020年12月04日(金)19時27分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201204/3050006462.html
(4)大飯原発“設置許可”裁判所取り消し命じる 日本テレビ 2020年12月4日(金)17:23
 https://www.news24.jp/articles/2020/12/04/07778039.html
(5)「安全性の審査過程に過誤」大飯原発取り消し判決 テレビ朝日 2020/12/4(金)17:46
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000200332.html
(6)大飯3、4号機の運転認めず 設置許可取り消し認める TBS 2020年12月4日(金) 16:48
 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4143166.html
(7)大飯原発の設置許可取り消し 大阪地裁 住民ら原告側勝訴 FNN 関西テレビ 2020年12月4日 金曜 午後5:20
 https://www.fnn.jp/articles/-/115501
(8)『不合理な点がある』…大阪地裁が「大飯原発3・4号機の設置許可の取り消し」を国に命じる FNN 関西テレビ 2020年12月4日 金曜 午後6:23
 https://www.fnn.jp/articles/-/115533
(9)規制委と司法の判断逆転は地元を翻弄 大飯3、4号設置許可取り消し判決で中塚町長 FNN 福井テレビ 2020年12月4日 金曜 午後7:30
 https://www.fnn.jp/articles/-/115614
(10)大飯原発の設置許可取り消す判決 大阪地裁 福井テレビFBC 2020.12.04(金) 18:24
 https://www.fbc.jp/news/news95twlbk51op3rcc20u.html
(11)大飯原発3・4号機 設置許可を取り消し TVO大阪 2020年12月4日(金) 17:18
 https://www.tv-osaka.co.jp/news/articles/20201204-00000005/
(12)「安全性審査の過程に見過ごせない過誤あり」 大飯原発3・4号機の設置許可を取り消し 大阪地裁 ABCニュース 202012/4(金)20:16  
 https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_8735.html
(13)大阪地裁が大飯原発3、4号機の「設置許可」を取り消す判決 新規制基準下で初 MBS毎日放送 2020/12/4(金)17:40 
 https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201204/GE00036072.shtml

◆新聞
(1)大飯原発の設置許可取消 安全性めぐり大阪地裁判決 朝日新聞 2020年12月4日(金) 17:11
 https://www.asahi.com/articles/ASND451R3ND2PTIL02T.html?iref=comtop_list_01
(2)原発設置許可「まさか」のノー 歓声 地元や関電は動揺 朝日新聞 2020年12月4日(金) 20:45
 https://www.asahi.com/articles/ASND46QNZND4PTIL012.html?iref=comtop_7_01
(3)大飯原発の設置許可取り消し 住民ら原告側勝訴 大阪地裁が初判断 毎日新聞 2020年12月4日(金) 15時02分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/145000c
(4)大飯原発「許可を取り消す」 傍聴席に拍手、どよめき 支援者ら勝訴の旗掲げ 毎日新聞 2020年12月4日(金) 16時57分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/212000c
(5)大飯原発の設置許可取り消し 住民ら原告側勝訴 大阪地裁が初判断 写真 毎日新聞 2020年12月4日(金)
 https://mainichi.jp/graphs/20201204/hpj/00m/040/001000g/1
(6)「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟 毎日新聞 2020年12月4日(金) 20時08分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/369000c
(7)「立地地域の住民翻弄される」 地元町長、戸惑い 大飯原発訴訟 毎日新聞2020年12月4日(金) 20時11分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/368000c
(8)「市民や環境を守るための警告だ」大飯原発訴訟 原告住民ら判決に拍手 毎日新聞2020年12月4日(金) 20時38分 
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/393000c
(9)大飯原発訴訟で裁判長が重視した「ばらつき」 原発事故の教訓は生かされたのか 毎日新聞 2020年12月4日(金) 21時00分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/382000c
(10)大飯原発3・4号機の再稼働巡り、国の「設置許可」取り消し命じる…大阪地裁 読売新聞 2020/12/04(金) 21:40
 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201204-OYT1T50212/
(11)原発の地震リスク評価に疑問符 大飯許可取り消し判決 日経 2020年12月4日(金) 21:44
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67042690U0A201C2EA1000
(12)大飯発訴訟 「ばらつき」偏重判決に疑問 産経WEST  2020.12.4(金) 19:40
 https://www.sankei.com/west/news/201204/wst2012040031-n1.html
(13)大飯原発3、4号の設置許可取り消し 大阪地裁判決、福井県などの住民ら勝訴 福井新聞 2020年12月4日(金) 午後3時40分
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1218276?f=c
(14)大飯原発の設置許可取り消し 再稼働反対の市民ら、喜びの声「安心材料に」 京都新聞 2020年12月4日(金) 21:55
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/435784
(15)大飯原発3、4号機の設置許可取り消し 大阪地裁 関電は「承服できない」 東京新聞 2020年12月4日(金) 17時54分
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72385

◆通信社
(1)大飯原発設置許可を取り消し 大阪地裁、初の司法判断 共同通信 2020/12/4(金) 17:48
 https://www.47news.jp/national/genpatsu/5568390.html
(2)大飯原発の設置許可取り消し 規制委判断「不合理」―原発訴訟で初・大阪地裁 時事通信 2020年12月04日(金)19時08分
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120400822&g=soc
(3)大飯原発設置許可を取り消し ロイター 2020年12月4日3:11 午後 
 https://jp.reuters.com/article/idJP2020120401001663
早々 

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