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2020年12月

2020年12月31日 (木)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(49)(抜粋)(2020年11月~12月)

1.利権まみれ原子力ムラ代理店政府にも、一握りの無責任タカリじじい達にも、「核ごみ」受入で北海道全土を核汚染の破滅的リスクにさらす権利はない(その1)=道知事・道議会・道庁は政府と調査2町村に対して断固たる態度をとれ!- いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-32d414.html


2.利権まみれ原子力ムラ代理店政府にも、一握りの無責任タカリじじい達にも、「核ごみ」受入で北海道全土を核汚染の破滅的リスクにさらす権利はない(その2)=道知事・道議会・道庁は政府と調査2町村に対して断固たる態度をとれ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-ecfa81.html


3.(福島原発事故)生業(なりわい)訴訟仙台高裁判決をどう見るか:「責任論」ではほぼ完勝(但し、予見・回避義務は依然不問)、「損害論」では一歩前進あるも依然として敗訴- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-c5fe0c.html


4.これは福島県庁という役所の「組織犯罪」です=福島原発事故、県の文書管理 雑、開示請求に「廃棄」(東京 20201108-「森友学園問題」文書を隠蔽・改ざん・廃棄した財務省も顔負けの福島県庁の公文書管理- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-9ba8e4.html


5.(報告)(11.13)第10回 核ごみに関する政府との会合 &「三陸の海を放射能から守る岩手の会」からのコメント (おまけ= 「核ごみ地下ポイ捨て計画による北海道全土破滅工作」を批判できない朝日カバカバ新聞)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-2a951c.html


6.(他のMLでの議論です)農地とソーラーパネル:食と農・住は21世紀の地域再生の大黒柱です=農地や漁場や森林を守り活かすことが基本中の基本、目先の「間に合わせ」対策に振り回されてはいけない- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-44d00e.html


7.菅義偉スカ政権の「カーボンニュートラル」とは「原発偏向政策」のことだ:放射能とCO2のどっちが危ないのか、ちょっと考えればわかること=「温暖化ガス排出ゼロ」より先に「放射能排出ゼロ」を実現しろ!- いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-78495a.html


8.大阪地裁が大飯原発設置許可を取り消し=規制委・関西電力が決めた基準地振動は過小評価:設置許可取消判決は当然だが、判決理由には、もっと書いておくべきことが多くあるはずだ(原発のデタラメ極まれり)- いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-c2d3ce.html


9.(他のMLでの議論)地球温暖化は真実か、地球温暖化の原因はCO2なのか、原因ではなく結果なのではないか、いずれも確たることを科学的実証的に論じるのは困難=結論は化石燃料大量使用はやめる、だけでいい- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-c430b7.html


10.(広めてください)知ってましたか? いま地層処分してはいけない8つの理由 & ほくそ笑む原子力ムラと北海道寿都町・神恵内村の地方政治・行政を私物化している「無責任タカリじじい」たちをめぐる直近の報道- いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-00175a.html


11.福井県はいつから「上級原発県」となり、青森県はいつから「下級原発県」になったのか:「最後はカネメでしょ」で、福井県の使用済み核燃料を青森県に押し付ける電気事業連合会・経済産業省・関西電力の態度が気に食わない- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-dcd7dc.html


12.(福島原発事故)食べものの放射能汚染を甘く見てはいけない:食べる人の安全を最優先に考えず、放射性セシウムだけをわずかばかりのサンプルで測っているだけの検査=飲食品のホット・スポットへの警戒を高めましょう- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-f5bc8c.html


(その他)
◆菅義偉「スカ」政権(3):モリカケサクラ IRコロナ カワイモバレテ スガガモミケシ(空っぽ首相に雪崩を打つ自民党の狂乱と5Gジジイ政権:日刊ゲンダイ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-e5206d.html


●本日(11/7)のいろいろ情報:(1)外環道陥没事故(続報:巨大空洞見つかる)(2)製薬会社と大学教授(3)人骨問題を考える公開学習会@京都大学(4)アメリカ大統領選挙 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-4c3a28.html


●(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html


●(報告)(11.12)オルタナティブな日本をめざして(第52回):「感染症利権と新型コロナワクチンの危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-21863a.html


●(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html


●(報告)(11.17)オルタナティブな日本をめざして(第53回)
「再び戦場の島とさせないために:沖縄・南西諸島への自衛隊基地建設を巡って」(伊波洋一参議院議員:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-4fcffe.html


●新型コロナワクチンは危険です:人体実験とも言うべき「安全性未確認」の「ゲノム編集技術活用型」ワクチンが登場しようとしています(水面下で巨額の医薬品利権が蠢いている可能性があります)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-204aa9.html


●日本の大学は腐っている(5):(メール転送です)京都大学宛「要望書」第3報(人骨問題公開学習会)=京都大学は投げかけられた疑問に対して、どうしてきちんと対応しないのか・できないのか- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-e2c9b1.html


●(メール転送)新しい政権の経済政策を語ろう(つなぐ・つながる通信2020-11-27)&
(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け! その他いろいろ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-f08ded.html


●(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-afce3b.html


●内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか +
その他若干のいろいろ(安倍晋三GO TO PRISON(その3)+スガもPRISON他)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-18d8a6.html


●(あまりにひどい甘利)自民党税調による「ガラクタ減税」=大企業や富裕層のために、あるいは時代遅れの、あるいはピンボケ政策の減税は、課税ベースを虫喰い状態にしたり税収を減らすだけの愚策- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-9244c3.html


●ゲロゲロゲノム編集食品(フランケンシュタイン・フード)がいよいよ登場か:安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし・花粉飛散防止義務なし、何にもなしで日本国は間もなく遺伝子汚染地帯へ=ふざけんじゃねーぞ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-aa24a2.html


●(メール転送です)(報告)黒川元東京高検検事長の賭けマージャン問題で検察審査会が起訴相当議決=権力悪を正すことができない「機能喪失」の腐敗官庁・検察庁を解体せよ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-70ad3c.html


●3つあります:(1)リニア新幹線は地震で損壊する(石橋克彦氏)(2)必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だ(3)自民党バラマキ・タカリ議員連盟とMMT
- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-1b0a06.html


●生活苦の個人(自然人)に対しては貸出、経営難の法人に対しては現金給付という「サカサマ」はいけない:生活困窮者支援の現場で何が起きているのか 年末年始を迎えて(大西連)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-4d6bd8.html


●頑張れ社会民主党!:3つの弱点・欠陥を党員全員で克服し、日本国憲法を「守る」ではなくて「活かす」を旗印に、日本の未来を切り開く新しい政党として大きく羽ばたいて行け!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-8be0fb.html


●安倍晋三への退場勧告:ポイント4つ(1)公職選挙法違反(寄付行為・買収)(2)「桜を見る会」当日も大問題(3)政治資金規正法違反(不実記載)⇒ 虚偽記入罪(郷原信郎氏)(4)国会嘘八百答弁- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-e774db.html
以 上

安倍晋三への退場勧告:ポイント4つ(1)公職選挙法違反(寄付行為・買収)(2)「桜を見る会」当日も大問題(3)政治資金規正法違反(不実記載)⇒ 虚偽記入罪(郷原信郎氏)(4)国会嘘八百答弁

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-2c39dd.html

(最初の1時間弱で、主催者の方から「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3)として「検察の抜本改革」をプレゼンさせていただきます:田中一郎)

(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

*(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html


2.(ガンバレ!)オール沖縄の結束訴え 衆院選へ立候補予定者4人合同記者会見 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1248606.html

(関連)<社説>20年回顧・政治 沖縄の民意無視が顕著に - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1248567.html


3.新型コロナ- 内閣支持率42%に急落 コロナ対策「評価せず」59%- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE23ANK0T21C20A2000000

(1)菅首相、政権危機で急浮上する「4月政変説」 - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/380LB0A
(2)「自助、共助、公助…」菅首相は今日食べるものがないレベルの困窮を理解しているのか(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0658d883d52807c72bce47c4e0fdc426e479861a
(3)記者会見開催ごとに支持率が大幅下落! ついに日経・テレ東調査でも、不支持率が上回る(安積明子) -Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20201228-00214863/
(4)元経産官僚・古賀茂明氏 庶民の気持ちは菅首相に届くのか…30年ぶり株価高値に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fcb2620ab9169efab0c3a24cbe83e968e1a5f369
(5)古賀茂明氏 国民のためでなく支持率のため、自分のため…GoTo一斉停止の理由(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/65d81fb6b91973e9c54902980c7f7d481533cf80
(6)村上春樹氏インタビュー、首相が紙に書いたことを読むだけの日本は最悪(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1032cf0828a9cccefb6561430c2dc3f7a1172cc0
(7)【菅義偉】仏記者が酷評「菅首相は本当の記者会見をしたことがない」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283278
(8)「お答えは差し控える」のは「国民を冒涜する」ことではないのか? 10年前と今年の菅首相の言葉を読む - 2020年の言葉 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/42463
(9)安倍政権「遺産」が菅内閣直撃 コロナ対応で支持率急落、不祥事追い打ち - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201222/k00/00m/010/224000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201223


4.14選管で署名の8割超が不正か 愛知知事リコール運動で(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2eaa57c23a6e35b9260a02b237d2a8d59774deb7

(関連)これまでの調査分のうち「約8割の署名に不正の疑い」…愛知県知事へのリコール活動 年明け以降も調査へ(東海テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/67226233f89243c5efbf5ba40c45883b16842d68

(関連)山口二郎教授 大村知事リコール運動で不正疑いに「署名の偽造は民主主義の破壊」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5a785e3431d47c2c03de9eb4abfd2e77c61338a3


5.その他若干
(1)コロナ交付金 イカの建造物に - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6380353
(2)コロナ交付金、使い方で論争「医療現場の支援に使うべき」TBSの情報番組、佐賀県を批判「使途の自由度は高い」「事業の趣旨に合致」佐賀県(佐賀新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/aba5df3a869499f9de5a17268fdccb2d07f1b408
(3)GoToキャンセル補償「旅行会社独り占め」の手口 - GoTo最前線 - 東洋経済オンライン
 https://bit.ly/3mUfsfy
(4)DHCの文章、ヘイト条例に基づく調査申し立て NGO(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab6abcac1de97b47d25cb9b66f6bc4b4667df05

*(要警戒)【独自】小規模自治体に公認会計士ら「経営のプロ」派遣…上下水・公共施設の運営支援(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9dad8eaf1e7d33f443c3cc46c3a44ff868e8f017

(これは地域住民の「命の公共事業」である上下水道事業をコンセッション方式で民間企業に売り渡すことを促進しに来る「トロイの木馬」です。警戒してください。:田中一郎)


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)3つあります:(1)リニア新幹線は地震で損壊する(石橋克彦氏)(2)必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だ(3)自民党バラマキ・タカリ議員連盟とMMT 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-1b0a06.html

(2)生活苦の個人(自然人)に対しては貸出、経営難の法人に対しては現金給付という「サカサマ」はいけない:生活困窮者支援の現場で何が起きているのか 年末年始を迎えて(大西連)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-4d6bd8.html

(3)頑張れ社会民主党!:3つの弱点・欠陥を党員全員で克服し、日本国憲法を「守る」ではなくて「活かす」を旗印に、日本の未来を切り開く新しい政党として大きく羽ばたいて行け!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-8be0fb.html

(4)(メール転送です)(報告)黒川元東京高検検事長の賭けマージャン問題で検察審査会が起訴相当議決=権力悪を正すことができない「機能喪失」の腐敗官庁・検察庁を解体せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-70ad3c.html

(関連)20201228 UPLAN【緊急声明】検察は政権に忖度することなく、法と正義に則って黒川元検事長を起訴すべきだ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=kC_kgNNko7g
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【LIVE】「桜を見る会」前夜祭問題 安倍前首相が国会で説明 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=2ZiHD9n864M

安倍晋三への退場勧告を言い渡す時が来ています。これ以上、この人物の戯言に付き合う必要はありません。さっさと議員辞職をして、永久に日本の政界から立ち去れ! さもなくば、政権交代を経てこの国の司直を立て直し、監獄へと引っ立てるまでのこと。ふざけるのもいい加減にしろ! という話だ。また、日本の司法・裁判所や検察もひどい。権力悪を全くと言っていいほど取り締まる様子がない。司法権限や起訴権限が濫用されている。これをきちんと正さなければ、ゆくゆくこの国は危なくなっていく。

(関連)(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-afce3b.html

それにしても、一国の総理大臣でありながら、政治や行政を私物化して好き勝手をやり、責任を追及されると、国会を含めて有権者・国民に嘘ばかりついて日本の民主主義を破壊したこんな人物を、日本の司法・裁判所や検察が束になってかばい続け、権力の犯罪を放置する(法治国家ならぬ放置国家)。他方では、有権者・国民には、安倍晋三や同氏に牛耳られる自民党などという政党に未だに投票を続けるバカも少なくなく、その結果、アベ政権に8年7カ月という(第一次を入れると8年8カ月)日本歴史上、最長の在任期間を許すことになってしまった。世界に向かって大恥をかいているということだ。

(関連)安倍内閣が総辞職 連続在任最長、2822日で幕- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63896240W0A910C2MM0000

彼らアベ政権・スガ政権・自民党幹部らは、おのずと有権者・国民をバカにして甘く見はじめ、「有権者・国民は、どうせ時間がたてば忘れてしまう、何をしたって選挙では我々に投票をしてくるし、さもなくば投票には来ない、大丈夫大丈夫、口先だけでテキトーにかわしておけばいいのさ」と腹の底では高笑いをしながら、慇懃無礼な態度をくり返すのである。

(関連)それでもバカとは戦え|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524


この国は、とうの昔に、民主主義国家ではなくなっている。これからの闘いは、悪性権力だけでなく「バカとの闘い」となる。それともう一つ、この安倍晋三の民主主義否定の長期にわたる繰り返しの国会虚偽答弁や数々の違法行為について、野党は国会・予算委員会での証人喚問(ウソこいだらブタ箱行きや)を要求しているが、国会の多数を握る自民党は、「議院運営委員会という小さな小さな少人数の委員会で、非公開で、1時間限りで、安倍晋三が一方的に説明して終わる場を設ける」と主張して幕引きを図ろうとし、野党の強い要求に折れたのは公開と議事録に残すということだけだった。ふざけるなという話だ。

(関連)【詳報】安倍前首相「説明責任果たせた」桜の前夜祭 菅首相「説明はされた」見てませんが…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76587?rct=politics

また、安倍晋三自身の記者会見も、自民党本部記者クラブのわずかな数の人間達しか入れないような小さな部屋で開催し、言いたいことだけを安倍晋三が言って終りの形だけのものだったようだ。バカ有権者が自民党に投票をするから、こうしたことが起き、国会が腐っていくのだ! 許されない。野党は一致団結して、証人喚問が実現するまで国会審議を拒否したらいい。嘘八百をツキまくって何の反省もしていない安倍晋三のような人物を問いただすためには「罰則付きの証人喚問」でなければ本当のことはわからない。そもそも、そんな嘘つきを容認するような政権とは、まともな国会審議もできるはずもなく、ここは徹底して叩くしかない場面である。覚悟を決めてやればいい。(安倍晋三は、先般開催された議院運営委員会での、野党との間のいい加減な質疑応答で「説明責任を果たすことができたのではないか」などとうそぶいているという。どこまで歪み切っているのか!?)

偽装、捏造、安倍晋三-佐高信【著】紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784861827532

*息を吐くようにウソをつく:安倍晋三
 https://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/86170fab5be7ffc6f3676f416f343c68

*検察庁:ご意見・ご要望受付フォーム
 https://www.kensatsu.go.jp/kensatsumail/feedback.php?id=006


 <別添PDFファイル>
(1)「桜」夕食会補填、安倍前首相を任意聴取、東京地検 不記載関与否定(東京 2020.12.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75896
(2)安部前首相を任意聴取、「桜」夕食会 関与否定か(朝日 2020.12.23)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14740828.html
(3)安倍前首相 不起訴、関与否定 議員辞職せず、収支不記載「道義的責任 痛感」(東京 2020.12.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76458
(4)国会答弁「事実に反した」、安倍前首相会見 議員辞職は否定、安倍氏不起訴処分 秘書は略式起訴(朝日 2020.12.25)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14743551.html
(5)安部前首相 不起訴、会見で謝罪「預金から補填」「桜」不記載、秘書は略式起訴 特捜部(毎日 2020.12.25)
 https://mainichi.jp/articles/20201225/ddm/001/010/123000c
(6)「桜」疑惑 安倍氏国会質疑、逃げの一手 変わらず、怒る市民「理屈通らない」(東京 2020.12.26)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/na131d489b248
(7)「118回ウソ」証拠なき弁明 安倍氏「後援会が契約」認める 「桜」答弁訂正(東京 2020.12.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76810
(8)疑惑山積み 真実どこに、支援者を大量招待、名簿廃棄・・・(東京 2020.12.23)
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(9)虚偽記入罪 適用すべきだ、元東京地検特捜部検事 郷原信郎氏(東京 2020.12.23)
ダウンロード - e8999ae581bde8a898e585a5e7bdaa20e981a9e794a8e38199e381b9e3818de381a0e38081e983b7e58e9fe4bfa1e9838ee6b08fefbc88e69db1e4baac2012.23efbc89.pdf
(10)「桜」夕食会、規正法に穴 不記載時効5年、報告書保存3年(朝日 2020.12.27)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14746286.html


 <新聞を読むのが面倒な方へ:安倍晋三有罪宣告とりまとめ>
ポイント1:政治資金規正法違反(不実記載罪??? 虚偽記入罪へ)

(1)政治資金規正法違反=秘書がやったことだ、知らなかった、というが、ありえない話。数年間の累計金額は1千万円に近く、政治家個人としては巨額である。安倍晋三も「年に1回、収支状況の報告を受けていた」というから、その時に聞いていないはずはない(2013年から同じことを繰り返していた)。よく言うで、まったく! 民間企業の社長が、部下の報告でウソがあり、だまされておりました、私には責任はありません、などと言って、それで通る話か!(辻元清美 立憲民主党衆議院議員)。総理だった人間が恥ずかしくも非常識なことを言うな! あまりに無様で無礼だ!

(関連)「桜を見る会」 安倍前首相を不起訴「共謀の証拠得られず」嫌疑不十分で東京地検特捜部:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76458
(関連)「秘書が秘書が」「知らない」…桜の国会質疑でも逃げの安倍さん|東京新聞 特報Web
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/na131d489b248

(2)検察曰く「安倍晋三から秘書に指示があったという証拠がない」=地元・山口や東京の安倍晋三の事務所および自宅などを捜査もしないで証拠がつかめるわけがない、最初から捜査する気なしの結論ありきの態度である。

(3)政治資金規正法違反(不実記載罪)では会計責任者のみの罪となる 虚偽記入罪ならば安倍晋三の責任を追及し起訴できる(郷原信郎氏)

(関連)(別添PDFファイル)虚偽記入罪 適用すべきだ、元東京地検特捜部検事 郷原信郎氏(東京 2020.12.23)
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(4)政治資金規正法違反(不実記載罪)では金額も小さいので略式起訴とした=この事件は「総理の犯罪」であり略式起訴でごまかすわけにはいかない案件だ。家庭裁判所がこの事件の略式起訴受付を拒否し、地裁での法廷審査とする処分ができるはず(裁判所もグルだということか!)。

(5)2013年は収支報告書に記載があるのに、その後はどうして記載をやめてしまったのか、安倍晋三は答えない。(小渕優子の事件があった影響か?)

(6)ザル法としての政治資金規正法:下記はその1つ。そもそも時効が短い、「不実記載罪」には連座制がない、罰則が甘い(巨額の罰金にしろ!)。下記の朝日新聞は、同法の時効が5年、報告書及び付帯資料の保存義務が3年と、おかしな法律の中身を紹介している。今回もこれがネックとなり、起訴対象期間が不当に短くなってしまっている。権力者の犯罪を裁くための法律には、こういう尻抜け型のザル法が多く、かつ時効期間も短いので、発覚したころには時効が来てしまって手も足も出ないということがしょっちゅう起きている。抜本改正が必要だ(「権力者犯罪防止法」(仮称))

(関連)「桜」夕食会、規正法に穴 不記載時効5年、報告書保存3年(朝日 2020.12.27)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14746286.html

(7)「桜」、不記載額5千万円超疑い 弁護士ら新たな告発状提出 共同通信
 https://this.kiji.is/713656962706259968?c=39546741839462401


◆郷原信郎「これだけは言いたい!」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4102/629

(1)【安倍晋三】「桜疑惑」と検察リーク…ホテル側は口封じされていた|(郷原信郎)日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282001
(2)【甘利明】「甘利事件」の制裁なしが自民党議員の倫理観を弛緩させた|(郷原信郎)日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282640
(3)【安倍晋三】安倍前首相は潔く議員辞職すべき…秘書は罰金刑で済まない|(郷原信郎)日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283281
(4)「安倍前首相聴取」が“被疑者取調べ”でなければならない理由(郷原信郎) -Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201206-00211221/
(5)「桜・前夜祭問題」一層巧妙化する安倍前首相のウソ(郷原信郎) -Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201226-00214680/


◆「桜ー前夜祭」は明々白々の公職選挙法違反(寄付行為・買収)

(1)会費とホテルに支払った金額との差額は安倍晋三の個人マネー(預け金)から支払われていたと新たに証言=しかし、その証拠は修正された政治資金収支報告書には記載がない(疑惑は深まるばかり:前期からの繰越金を増額するという姑息なことをしているが、その前期の収支報告書は破棄されて存在しない )

(関連)安倍首相「説明責任果たした」も嘘の上塗り発覚! 訂正した政治資金報告書に「ポケットマネーから支出」記載なく裏金疑惑も浮上 リテラ
https://lite-ra.com/2020/12/post-5740.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

(2)検察は「前夜祭に参加した人たちが安倍晋三から饗応を受けたという認識を持っていないので、寄付行為や買収には当たらない」などという、これまた信じがたい屁理屈を付けて安倍晋三を不起訴にした。こんなことがまかり通るのなら、公職選挙法の「寄付行為・買収」の罪を定めた条文は存在しないのと同じだ。 豆腐の角で頭でもぶつけてくたばれ、ドアホ!(今日の検察・法務省は解体しなければいけない)

(3)安倍晋三は上記の検察の不起訴処分を逆手に取り、自分に罪はない、違法ではない、などと開き直っている。自分の悪事や違法行為の言い逃れに検察を使っている。それでもお前は元総理大臣か!

(4)野党はホテルからの明細書や領収書を国会に提出せよと迫っているが、安倍晋三はこれを拒否している。ふざけた話だ。

(5)マスごみは、各紙とも、示し合わせたように、この公職選挙法違反についての報道をほとんどしない。マスごみの報道は、検察からのリークを垂れ流すだけの「馬の小便」報道になっていて、結果として、安倍晋三の悪事無罪放免に加担している。例外は日刊ゲンダイだけ。

(関連)【安倍晋三】「桜を見る会」で安倍首相を刑事告発した理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265293

(6)他の国会議員や地方議員も安倍晋三と同じようなことをやっていいのか!? このままじゃ、そうなるぞ! ふざけやがって!


◆前夜祭だけでなく「桜を見る会」本番も大問題だ!(公職選挙法違反)

(1)税金を使って開催されるイベントに自分の地元後援会員を1000人近くも招待して饗応するのは一種の買収行為(公職選挙法違反)

(関連)【図解・政治】「桜を見る会」招待者の内訳(2019年11月):時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics20191120j-04-w610

(2)(別添PDFファイル)疑惑山積み 真実どこに、支援者を大量招待、名簿廃棄・・・(東京 2020.12.23)
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 招待者の中にはマルチ商法「ジャパンライフ」の元会長も入っていたらしいが、招待者名簿は隠蔽するため廃棄された。公文書管理法違反であるが、同法には罰則がないため、法を破った者たちにとっては痛くもかゆくもない。

(関連)桜を見る会 省庁推薦名簿、民間黒塗り 首相ら政治枠は「廃棄済み」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/14900
(関連)桜を見る会 名簿廃棄後に保存基準変更 内閣府、対象狭める:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/14897

(3)マスごみは、この「前夜祭」と「桜を見る会」当日の2つの公職選挙法違反の告発報道を避けて通り、安倍晋三の「道義的責任」ばかりを強調する「一種の忖度報道」をくり返している。日刊ゲンダイの記事「安倍不起訴決着 恥知らず政治家と幕引き加担の大メディア」が言う通りでしょう。

(関連)<何から何まで狂ったこの国>世紀の恥知らずと幕引き加担の大メディア(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/194.html


◆安倍晋三の「桜」に関する国会での説明は嘘八百だらけだった。これでは国会での審議や議論が成り立たず、文字通りの民主主義の破壊者である。

(関連)「クレプトクラート=泥棒政治家」と安倍首相 - 塩原俊彦|論座
 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019120600007.html


◆アベ政権の時に官房長官として嘘八百に拍車をかけた説明をしていた菅義偉総理大臣も同罪、安倍晋三とともに、さっさと総理と議員を辞任しろ!


安倍晋三自身のみならず、秘書や会計責任者、ホテル支配人、「桜」に招待された人たちなど、真相究明のために重要な人物を証人喚問で国会へ呼び、徹底した追及とその裏付けを取れ!(ひょっとするとホテルもまた「お仲間」で、アベ側に利益供与をしていた可能性がある)

(関連)【安倍晋三】安倍前首相がヒタ隠す 領収書と明細書に何が記されている|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283223


 <日刊ゲンダイ>
(1)【桜を見る会】泉澤章弁護士「安倍氏が関わっていたとしか考えられない」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283199
(2)【桜を見る会】桜前夜祭 安倍前首相の説明に「納得できない」国民7割以上|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283275
(3)【安倍晋三】選挙イヤーの自民に打撃「安倍前首相を起訴に」の無間地獄|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283061
(4)【安倍晋三】国会で118回も嘘 安倍前首相は「虚偽答弁のホームラン王」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283040
(5)【安倍晋三】安倍前首相は潔く議員辞職すべき…秘書は罰金刑で済まない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283281
(6)【安倍晋三】安倍氏近づくな…衆院異例の文書配布「追従取材認めない」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283222
(7)【安倍晋三】安倍“謝罪”会見後の醜態 フリー記者を無視し急ぎ足で去る|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283169
(8)<記者会見、国会釈明も どうせ嘘ばかり>ペテン師がペテン弁明の国民愚弄(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/218.html


 <関連サイト>
(1)“言い訳大会”と化してしまった記者会見 これでは再々登板は夢のまた夢か(安積明子) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20201225-00214356/
(2)「118回ウソ」証拠なき弁明 安倍氏「後援会が契約」認める「桜」答弁訂正:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76810
(3)「何を反省しているか分からない」「責任問われるから隠蔽」安倍氏説明に疑問次々-毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201225/k00/00m/040/339000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201226
(4)「裏切られた」「議員辞職だ」 安倍氏、地元も厳しい声(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8a18a16f74ceb2ee8249238b6b5000e6c271709
(5)【詳報】安倍前首相「説明責任果たせた」桜の前夜祭 菅首相「説明はされた」見てませんが…:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76587
(6)<桜捜査 腰砕け>子供に見せられない安倍不起訴 これじゃあ 嘘をついたもん勝ち(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/180.html
(7)安倍氏「憲政の汚点」認識あるか 再び強気とはぐらかし [桜を見る会]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDT6X52NDTUTFK044.html?ref=mor_mail_topix1
(8)安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76764?rct=editorial
(9)安倍氏不起訴「公選法違反の不問は許されぬ」 任命拒否された松宮孝明教授 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201224/k00/00m/010/313000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201225
(10)安倍氏不起訴 捜査は尽くされたのか:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76525?rct=editorial

*官邸による人事介入……「安倍・菅は検察庁を壊した」村山 治×中島岳志対談(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4df56ad499865fe3b2921f72c6c3d28e03f5757b
草々 

2020年12月30日 (水)

頑張れ社会民主党!:3つの弱点・欠陥を党員全員で克服し、日本国憲法を「守る」ではなくて「活かす」を旗印に、日本の未来を切り開く新しい政党として大きく羽ばたいて行け!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.6)放射能被ばくの現状と山下俊一尋問の再現(脱被ばく実現ネット)
https://fukusima-sokai.blogspot.com/
ダウンロード - efbc88efbc92efbc8eefbc96efbc89e694bee5b084e883bde8a2abe381b0e3818fe381aee78fbee78ab6e381a8e5b1b1e4b88be4bf8ae4b880e5b08be5958fe381aee5868de78fbe.jpg

(関連)「子ども脱被ばく裁判」
 http://datsuhibaku.blogspot.com/
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/

(「脱被ばく実現ネット」が支援する「子ども脱被ばく裁判」の判決が来年3月1日、福島地裁で出ます。ご注目ください:田中一郎)


2.キャンペーン
(1)キャンペーンについてのお知らせ · 道路陥没で住民が家屋被害調査、物的被害は58軒。 · Change.org
 https://bit.ly/34TC4qj

(関連)国土交通大臣- 住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。 · Change.org
 https://bit.ly/3pxI14g

(2)茨城県のレンコンは非人道的な管理方法をやめて野鳥との共存を · Change.org
 https://bit.ly/3nS8pVY

(関連)茨城県のレンコン田-ぶら下がる死体 2020年11月 - アニマルライツセンター
 https://arcj.org/issues/other/ibaraki-renkon/


3.(Our PlanetーTV より)世界との格差広がる日本の鶏舎〜吉川氏への賄賂の背景とは - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2535

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)ヨーロッパなどでは1960年代から動物の福祉を求める消費者の声が高まってきた。なかでも英国では、家畜の劣悪な飼育管理を改善するために「動物の5つの自由」という原則が提唱された。「動物の5つの自由」とは、「飢えや渇きからの自由」「痛み・負傷・病気からの自由」「恐怖や抑圧からの自由」「不快からの自由」そして、「自然な行動をする自由」のこと。現在では、EU指令に取り入れられているほか、国際原則となっているという。

(中略)鳥インフルエンザ発生鶏舎のほとんどがウィンドウレス
平飼いを基本とする飼育基準を阻止する一方、アキタフーズをはじめ、農水省も補助金を出して後押ししていたのが、ウィンドウレス鶏舎だ。ウィンドウレス鶏舎とは文字通り窓のない養鶏場で、温度、水や光などを全てコンピューターで管理している。日本では養鶏場の大規模化が進められており、鶏インフルエンザに強いとの理由で、農水省はウィンドウレス養鶏場の建設費を半額を負担する補助金制度を実施している。このため、近年、建設された養鶏場の多くがウィンドウレス鶏舎だという。

ところが、11月上旬から12月28日までに国内の養鶏場で確認された鳥インフルエンザ31カ所のうち、採卵を行なっている養鶏場17カ所は、1カ所を除く16カ所がウィンドウレス鶏舎であることがわかった。農水省の疫学調査と自治体の情報をもとにOurPlanetTVが確認した。116万羽を飼育していた千葉県いすみ市の養鶏場もウィンドウレス鶏舎。どこも大規模なため、鶏インフルエンザ発生鶏舎で飼っていた鶏は383万5000羽にのぼる。この全てがガスなどで殺処分される。

(中略)アニマルライツセンターの岡田さんは、ウィンドウレス鶏舎だと鳥インフルエンザにならないというのは科学的根拠がないと批判。大規模飼育により、かえって被害が大きくなっている可能性がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)国際飼育基準案「反対を」鶏卵業者、吉川元農水相に 500万円授受:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14718977.html?ref=mor_mail_newspaper

(関連)元農水相疑惑の裏にあるアニマルウェルフェア問題(オルタナ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4f0beaa5fd9111ce6d5a68ed564b6e54b23c08be

(田中一郎コメント)
 日本全国のニワトリ諸君、もはや我慢の限界だ、悪徳養鶏業者のおかげでウィンドウレス鶏舎に押し込まれたニワトリ仲間たちが何百万羽と殺処分されようとしている。身動きもできない狭いケージに入れられて、排卵誘発剤の入ったゲロゲロ飼料を食わされ続け、短い一生をこのニワトリ奴隷監獄の中で卵を吐き出しつつ過ごして命を削り取られる。こんな理不尽な運命はもう終わりにしようではないか! 全国の不幸なるニワトリ諸君! いまこそアニマルファーム革命に立ち上がり、アキタフーズらロクデモナイ農場主の人間どもを叩きだそう! 「動物の5つの自由」を実力で勝ち取ろう! ニワトリ・インターナショナルの歌を高らかに歌おうではないか。悪徳養鶏業者からカネをもらってニワトリの生活改善ルールを反故にし、更に役所を牛耳っては補助金まで出してウィンドウレス鶏舎を建設してニワトリをそこに押し込め、甘い汁を吸っている大臣までいる。許せんぞ! ウィンドウレス鶏舎など、モウケッコウのコケコッコウだ! 立ち上がれ! 全国のニワトリ諸君、団結せよ!

 <Our PlanetーTV をご支援ください>
ご支援のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1523/

(関連)covot – このWEBサイトは、Covid-19の感染拡大により今、社会全体に困難な状況下で、もっとも脆弱な立場にある人々の声を拾い上げ、可視化することを目的に立ち上げました。COVOT(Covid19 Voice Together)という名称に
 https://covot.jp/


4.支持率急落中の首相方針 変異型対応「振れ幅大きすぎ」 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDX7421NDXUTFK00B.html?ref=hiru_mail_topix2_6

(関連)(記者解説)菅内閣100日、支持率急落 はがれた岩盤層、続落かV字回復か 世論調査部・磯部佳孝:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14746461.html?ref=opinion_mail


5.ガラクタ政治家陳列台(その1):吉川貴盛元農林水産大臣(北海道)
 河井夫妻ゼニゲバ事件(広島)から「イモズル」式に分かったのが、この吉川貴盛元農林水産大臣の贈収賄疑惑事件だ。イモがイモを呼ぶとはこのことだ。その吉川貴盛だが、カネをもらったのがバレたら急に体調不良で入院だそうだ。吉川貴盛よ、入る施設が間違ってるぞ! お前が行く施設は刑務所だ、一生そこに入ってろ!

(1)吉川元農相捜査 鶏卵業との関係解明を:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76762?rct=editorial
(2)二階派で3人目の逮捕者?吉川元農水相の疑惑のきっかけは河井夫妻事件〈週刊朝日〉Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7ac9654739aa9b2c50996d044d88817d1f66b809
(3)吉川元農水相側のパーティー券を偽装購入か 鶏卵業者(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4c2d4d77db38a1194d65f458f63a0255b6dda37f
(4)【吉川貴盛】現ナマ受領事件の吉川氏 歳費・ボーナスで433万円受け取る|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283108
(5)(別添PDFファイル)吉川氏疑惑で政権側「答弁控える」計19回、調査も拒否(朝日 2020.12.9)
 https://www.asahi.com/articles/ASND85KNYND8UTFK00D.html


6.ガラクタ政治家陳列台(その2):西川公也(こうや)元農林水産大臣(栃木)
 カネ問題でまたやっとるのか!? これで何度目や?(下記Wikipedia参照)。真っ黒けやないけ、お前は! 生涯にわたり日本の生産者・農家にさんざんお世話になり、国会議員にさせてもらったにもかかわらず、その生産者・農家に対して後ろ足で砂をひっかけるかのようにTPP協定交渉で日本の農業を売り飛ばした売国奴・背信者がコイツだ。目的はただただ自己栄達、安倍首相官邸に向かって尻尾を思い切り振って、私利私欲追及と生き残りを図ったということだろ。早くも内閣官房参与をやめてトンズラか!? こんな奴は政治家の風上にも置けねえぞ!!

(関連)西川公也 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B7%9D%E5%85%AC%E4%B9%9F

(1)(別添PDFファイル)西川元農相が数百万円を受領か 鶏卵大手から 内閣官房参与を辞任:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73226
(2)【吉川貴盛】鶏卵汚職拡大 西川元農相もアキタ社から数百万円受領疑い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282427
(3)西川内閣官房参与が辞任 接待疑惑「一身上の都合」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASND871N8ND8UTFK01B.html
(4)内閣官房参与辞任の西川元農水相、地元でも逆風強まる:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDB6SQXNDBUUHB00D.html
(5)吉川氏 現金受領日に会食同席 西川元農水相も受領か(フジテレビ系FNN)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c17527b69cf5929bb28913f8478e4c3e1e739d8a


7.ガラクタ政治家陳列台(その3):その他のゴミ・クズ・カス・チリ・アクタのたぐい
 並べたらキリがないくらい、ガラクタ政治家は自民党にはナンボでもおるよ。こんな連中に選挙で投票している連中の頭の中が見たいワ、腐っとるのやないのケ!

(1)森山農水相、西川元農水相ら自民党3議員 TPP交渉の裏で現金授受 (1-3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2016062800184.html
(2)【甘利明】「甘利事件」の制裁なしが自民党議員の倫理観を弛緩させた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282640
(3)オカルト・疑似科学団体と密接な下村博文自民党政調会長。ワールドメイト系から500万献金の大臣も - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/232206
(4)下地幹郎氏の自民復党認めず 沖縄県連「あり得ない」 | 共同通信
 https://this.kiji.is/700655225485640801?c=39546741839462401
(5)茂木外相の政治団体に1億円超の使途不明支出 全体の97%に|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283277
(6)【岸田文雄】苦悩の岸田派…宮腰元大臣が痛飲転倒 子分は不始末だらけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283272
(7)【二階俊博】二階氏の「春謳歌」続く 強靭化5年延長も菅首相が満額回答|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282110

埼玉県鴻巣市長に「1億円錬金術」疑惑 特養建設めぐり相場75万円の農地を年280万円で定期借地|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-892019/

(こいつは自民党丸出しではなさそうだけれど、どうも自民党や前埼玉県知事の上田清司(きよし)とも因縁がありそうな記事の書きぶりです。埼玉も地方政治・行政の私物化がひどい様子です。こんなのを放置しておく有権者も悪い。この市長は何度も無投票で当選し、今現在は5選目だというから驚きです。:田中一郎)
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社会民主党は、さる11月14日に開いた臨時党大会で事実上の分裂を容認する決議を可決し、立憲民主党へ合流するグループと社民党に残るグループとに分かれることになりました。党大会ではその決議をめぐって騒然となる場面もあったようですが、最終的には曲がりなりにも「円満なお別れ」となり、今後は2つのグループが、それぞれの持ち場で引き続き日本の政治改革に取り組むこととなったようです。とにもかくにも「ケンカ別れ」とならなかったことは不幸中の幸いというべきでしょう。いずれ両グループの今後の努力が実り、日本の政治情勢や有権者・国民の政治意識が転換した際には、また再びの合流や協力もありうべしの可能性を残し、「去る者は追わず」「飛ぶ鳥は後を濁さず」で党大会を終えられたことはラッキーです。

以下、今般、社民党の「分裂」などとされて、マスごみには「酷評」されている社民党の今日のあり様と今後の展望について、私なりに若干のことを申し上げます。ちなみに私の立場はこれまでも何度も申し上げてきましたように「改革主義的無党派主義」であり、自身のペンネームとして「ちょぼちょぼ市民連合」を名乗っております。支持政党は「市民と野党の共闘」に協力する立憲民主党、社会民主党、日本共産党、新社会党、緑の党、沖縄の風、革新系無所属、そして山本太郎「れいわ新選組」です。「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党は、来たる衆議院選挙での勝利へ向けて、一刻も早く山本太郎「れいわ新選組」との共闘態勢を組んでいただきたいと願っていますし、山本太郎「れいわ新選組」にもまた、一刻も早く立憲民主党との政治的妥協により共闘体制を作ってほしいと願っています。

 <(別添PDFファイル)>
(1)社民、なぜ没落したのか、立民との合流容認 政党要件喪失危機(東京 2020.11.18)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n5e82cfbd1561
(2)社民、地方組織巡り紛糾 県連合、解散か存続か(朝日 2020.12.11)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14727301.html
(3)存続の危機に立つ社民党、93年の衆院選が転機(日経 2020.12.18夕刊)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE107970Q0A211C2000000
(4)なぜ福島瑞穂は嫌われたのか(長谷川学『サンデー毎日 2020.12.13』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20201201/org/00m/010/003000d
(5)社民主義のゆううつ(河野、新川、古野 朝日 2020.12.18)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14734912.html

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(6)対立軸の昭和史:戦後革新派内の抗争(1)(保阪正康『サンデー毎日 2019.10.20』)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034127375&Action_id=121&Sza_id=C0
(7)対立軸の昭和史:戦後革新派内の抗争(最終回)(保阪正康『サンデー毎日 2020.6.21』)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034127375&Action_id=121&Sza_id=C0

(『サンデー毎日』に掲載された保阪正康氏の連載記事は、同じ表題の図書として出版されたようです。別添PDFファイルには、その最初と最後を添付しました)


党大会の様子や当面の社民党内部の状況については別添PDFファイルや下記にご紹介する新聞やネットサイトの記事をご覧ください。残念ながら、そのほとんどは、記事見出しに誹謗中傷に近いひどい表現が使われていることでわかるように、社民党が戦後政治ではたしてきた一定の役割や重要な意義、あるいは良識と良心をある程度代表していたことなどが軽視されているように思えます。参考程度に見ておかれればいいでしょう。1955年に政治的危機感から保守合同によって自由民主党という、党の名前がその実態を全くと言っていいほど現さない、厚かましすぎるほどの党名をいただく「似非保守政権政党」が創られて以降、日本はその似非政党に引きずられながら、対米隷属からも、産業優先主義からも、中央集権からも、日本国憲法棚上げからも脱却できないまま、今日に至っています。

そんな中、多くの良識と良心を持った多くの有権者・国民にとっては、日本社会党・社会民主党は、大きな心のよりどころでもあったのです。しかし、悲しいかな、自由民主党が世代交代とともに「劣化」し始めると、その対抗政党であった社会党も同様に「劣化」を開始し、1990年代の似非政治改革と日本社会党のレゾンデートルを放棄するような自社連立政権(村山富市内閣)を経て、口惜しくも衰退過程に入っていきました。まことに残念というほかありません。私はこの1990年代は、くだらない仕事をしてわずかな給料で食いつないでいる、どこにでもいるサラリーマンの1人でしたが、1980年代後半のバブル末期に盛り上がった自民党政治への多くの国民の不信と新しい政治への期待が、細川護煕連立政権成立以降のガラクタ政党によって、小選挙区制と政党制という似非政治改革へ誘導されていく様を見て、まずいことになったなと思っていました。当時、それでも非自民の各政党の中では社会党は最多数の議員を抱えていたわけなので、かような情けない事態がどんどん進んでいく中で、最大政党の社会党は一体何をしているのかと歯がゆい思いをしていたことを思い出します。


(1990年代での日本社会党=社会民主党への落胆)
(1)細川護煕政権時にWTO協定締結の是非が大きな問題となりました。日本の農業を潰してしまいかねないこの国際市場原理主義協定に対して、日本の生産者・農家や多くの心ある消費者・国民は、政権党8つのうち社会党ならば協定合意を止めてくれるだろうと期待をして党本部に押しかけましたが、社会党は腰抜け状態で、結局、WTO協定成立となってしまいました。この時の、特に生産者・農家の社会党への落胆は「決して忘れられない背信的態度」として記憶されただろうと推測されます。社会党本部前の人々からは「あーあ」というため息が聞こえていたように思います。

(2)小沢一郎の裏切り憎しで自民党との連立に走った村山富市社会党、それまでの党の方針を180度ひっくり返して自衛隊も安保もOKだと言い、その代わりに政権を取って何かを断固としてやり抜くというわけでもなく、だらだらと自民党の代理店業務にいそしんで、そのまま終了となりました。その政治的意味は惨憺たるもので(社会党員たちにはその認識が乏しいのがこれまたおかしな話だが)、自民党の延命に大きく寄与、有権者・国民のみならず支持者からも社会党への信頼を喪失、党が分裂し、社会党内の左派は党から飛び出て新社会党を結成している、④日本社会党=社会民主党という政党は、この時点で事実上終わっていた、ということだと思われます。事実、この村山政権以降、社会党改め社民党は右肩下がりで選挙での得票を失っていき、ついに今日の政党要件喪失寸前にまで追い詰められてしまうことになったわけです(これを何とか盛り返そうとしてきたのが「土井たか子チルドレン」と呼ばれる福島瑞穂氏ほかの若手議員達だったが、辻元清美氏も今からだいぶ前に社民党を去り、それもかなわなくなってしまった)。


 <社会民主党の3つの弱点ないしは欠陥>
(1)何事につけても中途半端で日和見であり、信念を貫けない、妥協の仕方が見苦しくも下手くそで、支持してきた人たちに幻滅感が強く残るようなことをくり返す、いっちょ前にそれを合理化する理屈を言ったり言い訳したりするものだから、反感をより煽るようなところがあって、ことが起きるたびに支持者の失望を招き、社民党離れが進んでいく。たとえば、地方政治における社民党と自民党の相乗りが、今日に至るも如何に多いことか。また、言っていることとやっていることが違うようなこともままあり、社民党の本気度は常に疑われている。

(2)行動力が乏しく足腰が弱い。だから労組依存なのか、その逆なのか、鶏と卵のようなもの。理屈を言うのは得意のようだけれども実際の行動はついてこない。なんだか会議ばかりやっているような感じがあり、力不足感が常に付きまとう。日本国憲法を中心に置いて、平和主義に徹底した主張をするけれども、それだけなら共産党と変わらない。リーダーシップにも欠けていて、党全体として集団力がなく、まとまりも悪い。党首を盛り立てていこうという雰囲気にも乏しい。組織的に無責任な感じがする。(注)

(3)社民党の掲げる方針や日本国憲法主義には大いに賛成である。社民党の主義主張に大きな違和感はない。しかし、だから社民党を熱心に応援しようという人は少ない。何故なのか? 今日の社民党には多くの有権者・国民を引き付ける「何か」が欠けている。代表の福島瑞穂氏は、市民運動・社会運動にも大きくかかわり、日々の活動も活発で、首都圏には同氏への熱烈なファンが多く存在している。でも、それがそのまま社民党の支持層の拡大にはつながらないのは何故なのか、言い換えれば、社民党が政党として、組織として、多くの有権者・国民に魅力を感じさせないのはなぜなのか、今こそ全社会民主党員は、これを真剣に考え抜いて、それの克服方法を試行錯誤でもいいから見つけ出さなければならない。

(注)行動力の乏しさについては福島瑞穂代表も例外ではない。今日の彼女の日々の活動は活発な行動力で満ち溢れているが、私が指摘する同氏の「不活性」は、少し前の彼女が民主党政権時代に就任した消費者担当大臣だった時のことだ。結論だけを端的に申し上げれば、福島瑞穂氏は消費者担当大臣の時には、消費者行政の改善・改革に何一つ寄与しなかったという点だ。私も含めて、当時自民党政権下でなおざりにされたままに放置されていた消費者行政と悪戦苦闘していた消費者運動の担い手たちは、福島瑞穂氏の担当大臣就任を心から喜んだ。暗黒時代から抜け出して、やっと日が昇る朝を迎えたような、そんな気分に一時的にはなったのだけれど、それもまもなく雲散霧消してしまった。何故なら、大臣に就任しても、待てど暮らせど消費者行政に関する大臣からのアクションは皆無だったからだ。

当時、同氏は、消費者庁の新官舎問題で「高すぎる家賃」などと言われて四苦八苦している様子だった。そんなものは消費者庁長官にでも任せておけばいいものを、何をやってんのかなと思って見ているうちに、まもなく辺野古問題で同氏は民主党政権を離れることになってしまった。要するに、野党にいて政権を批判している時は活発な行動力を持っているが、政権の担い手となり、まさに改革の中心リーダーの大臣になると、その行動力は消えてしまうということなのか? そんなことでは話にならないではないか、ということだ。社民党に感じるのは、与党として、政権の担い手となった時に、どういう順番で、優先順位で、何をどうするのかの具体的なプランは、公表してもしなくても、きちんと大まかでもいいので、持っているのかどうかということだ。私は万年野党の病気がまん延していて、政権の担い手としての意識を社民党は党として喪失してしまっているのではないかと懸念している。はっきり申し上げて、21世紀の野党は、そんなことでは困るのだ。社民党は、政権の担い手として、政治や行政の改革リーダーとして、立派にやっていけるぞという「文化」というか「オーラ」というか「気迫」というか「覚悟」というか、そういうものを有権者・国民に感じさせる党であり代表であり国会議員でなくてはならない。 

私がメールの表題で「3つの弱点・欠陥を党員全員で克服し」と書いた具体的な内容は上記のようなことです。但し、今日的な社民党の弱体化・衰退を招いた原因は、私は社民党の主体的要因だけではないと考えています。むしろ、日本の低迷する政治情勢の中で、有権者・国民の政治的判断力こそが劣化し、およそ複雑化している現代社会の民主主義の担い手としては失格と言ってもいいような、ダメ有権者に転落したことが、社民党凋落の最大の原因ではないかと感じているのです。今日ではそれが極端化して日本社会や政治の「1930年代現象」を引き起こし、政治が主導して日本を劣化させ、それがまたダメ政治家を選挙で選びだす土壌を作るという悪循環が発生しているように思えます。まさに危機の時代となっているということです。

(注)2010年の参議院選挙での有権者・国民の投票行動
 菅直人政権下で実施された2010年の参議院選挙で民主党が大敗北を喫して参議院では少数派に転落、2009年夏に政権交代を実現してからたった1年で、早くも民主党政権は衆参ネジレ状態の中でレームダックとなってしまった。原因は2つ、1つは、政権交代後にマニフェストで有権者・国民に約束したことを果たさないどころか、果たそうともしなかったこと、もう一つは、愚かにも菅直人総理自身が独断専行的に消費税率引上げを公約に掲げて選挙戦に突入したこと、である。おそらく有権者・国民は、約束したことを何一つ実現しないどころか、実現しようとする努力もしないで、消費税率を引き上げると言っている、ふざけるな! と思ったのでしょう。民主党は、その背信的で愚かな振る舞いにより自滅したと言ってもいいと思います。が、しかし、です。

だからと言って、自民党がどうしようもなくダメだったから民主党に政権を取らせてみたが、それがだめ、だからまた自民党に再び投票をしたのですが、しかし、そんなことをしていてどうするのでしょう!? また再びダメな自民党政治が復活するだけではないですか(事実、グロテスクなアベ政権・スガ政権と続くことになった)。しかも政権交代して、まだたったの1年です。この時、日本の有権者・国民が投票すべき政党は、実は自民党ではなくて社会民主党だったのです。社民党がこの選挙で議席を増やし、民主党単独では国会運営を乗り切れないのを、個別問題では是々非々で社民党が民主党を支えていけば、政権運営はずっとずっと楽だったでしょうし、ひょっとしたら、原発の安全行政にもメスが入り、福島第一原発事故も回避できたかもしれなかったのです。この時の参議院選挙時における有権者・国民の愚かな投票行動は、今もなお、残念でなりません。(しかし、当の社民党自身が、当時どれだけ戦略的な発想を持っていたかも疑問です=こういう危機的な時に強みや行動力を発揮できないどころか、蚊帳の外にいてボサーとしていることが多いのが社民党の欠点でもあるのです。要するに政治力に乏しい)

別添PDFファイルでご紹介した保阪正康氏の『サンデー毎日』でのシリーズ記事は(別添は最初と最後だけを添付)、彼なりに社会党の凋落の原因を説いて見せているものですが、私はこのシリーズ論文にはほとんど賛同できません。確かにかつての社会党には保阪氏が言うような弱点はありましたが、しかし、それとは別の側面も大いに存在していたし、総評の労働運動と一体となった社会党の政治活動は、腐敗し質的に劣化していく自民党やその政治に対して、大きな歯止めの1つになっていたことも事実だからです。1970年代に美濃部都政から始まった革新自治体運動などはその1つでしょう。保阪氏はそこに視点を当てずに、アプリオリに社会党の左派的性格を嫌うあまりに自己都合的な議論を展開しているように思われます。かつて故丸山真男氏が論文「現実主義の陥穽」で論じたように、保阪氏の言う「現実主義」は、ただ単に劣化していく自民党政治が作り出した現実を追認しない社会党が悪いと言っているのと同じような論調になっているのです。

それはともあれ、かつての社会党や社民党の歴史的評価は別稿に譲ることにして、今後の社民党について私からいくつか申し上げておこうと思います。今秋の党大会でただでさえ少数派の社民党が更に2つに割れてしまっていますから、これまでのことをただ繰り返すだけでは、まもなく社民党は政党要件を失い、代表の福島瑞穂氏が高齢化して引退した時点で事実上の消滅となるのは必定であるように思われます。しかし、日本から、社会民主主義を党是として掲げる政党が消滅するのは、良しと出来ることではありません。ここは社民党当事者の方々に頑張ってもらい、上記で申し上げた3つの弱点・欠点を総力を挙げて克服し、今後の日本を再建できる、日本の未来を切り開いて行ける新しい政党に生まれ変わってほしいと願うものです。


 <私がこれからの社会民主党に求めるもの>
(1)日本国憲法は「守る」のではなくて、あらゆることに具体的に「活かす」、意図的に日本国憲法主義を徹底して、日々の政治の中に「活かす」こと。申し上げるまでもなく、日本国憲法は第9条だけではありません。私は日本の今日的な情勢下では、日本国憲法の条文の中でも基本的人権や生存権について書かれた条項が重要であると考えています。まずは有権者・国民の生活や生存をしっかりとさせるために日本国憲法の各条項を生かし、それを具体的な法律や政治や行政施策の中に入れていく試みをくり返すこと、これが重要です。口先だけで、平和を守ろうと繰り返しているだけでは、私はダメだと思っています。急がば回れという発想も必要です。

(2)党是である社会民主主義の概念を今日的な情勢に合わせてリフレッシュしていただきたい。1990年代以降の社会民主主義の凋落傾向は日本だけでなく、欧米でも似たような事態が生れました。ドイツのシュレーダー社民党政権やイギリスのブレア労働党政権、イタリアのオリーブの木、スペインの社民党政権、そして社民主義ではないけれどもリベラル色があったアメリカ民主党クリントン政権・オバマ政権などです。これらの政党・政権は、簡単に申し上げれば市場原理主義的な潮流に党利党略的に乗ってしまい、自分の支持基盤であった有権者・国民に対して背信行為を働いて信頼をなくし、議席を大きく失う中で政権から脱落、かつ長期低落傾向に陥ったのです。その結果は、右派ポピュリズムと、それに親和的な権威主義的な強権的政治の台頭です。しかし、過去の社会民主主義の背信行為が今も尾を引いていて、このよろしくない「右からの潮流」に対して、強力な抵抗の壁とはなりえていないのが現状です。このことは日本でも同じです。新しい社民党は、それに対して処方箋を書く形で、生まれ変わった新しい社会民主主義の概念と国家像を実践的に築いてほしいと思います(あくまでも頭でっかちに会議で決めるのではなくて、実践的に生み出してほしい)。

(3)直ちに多数派形成を開始してください。まずは新社会党との合併を実現してほしい。今現在、新社会党は「オリーブの木」路線を優先させているそうですが、それを実現するためにも、まずは社会民主党・社会民主主義勢力を、それなりの数を集めて、ある程度の大きさにしなければ話になりません。立憲民主党とは今後も協力関係を続けるのはいいですが、立憲民主党と似たり寄ったりのことをくり返していては、社民党を残した意味はなくなります。まずは新社会党と合併をして少しでも大きくなり、更に地域政党や政治団体があれば、それとも合併を検討して、ともかく多数派へ向けて貪欲に行動していただきたい。山本太郎「れいわ新選組」とのつながりを強めるのも一法ですが、現状の彼らはMMT理論にのめり込んで、国債発行に極度に依存した巨額のバラマキ政策に固執しているようなところがありますので、山本太郎「れいわ新選組」がそれを引っ込めない限りは社民党との強い連携は難しいでしょう。ともあれ、当面は、一定数の国会議員を抱えて、政治勢力間のパワーポリティクスの中で「ターニングポイント」を握れる程度にまで大きくなっていただきたい。

(4)地方の支部=下部組織を活性化する。私は社民党の各支部がどういう状況にあるのか、全く知りません。しかし、いずれにせよ、各支部が党の足腰になるのですから、ここが不活性だと社民党が発展していくことはまず不可能です。ものごとを1から始めるつもりで、各地域地域で、1人でも多くの地方議員を誕生させられるよう、ありとあらゆる努力をしていただきたい。有権者・国民へ訴えていく方法も、旧態依然ではなく、いろいろな人にやり方を聞いて、斬新な仕方でやっていただければと思います。党員全員が「死ぬ気」にでもならないと、今日の情勢は社民党には厳しいものがありますから、容易ではないと思います。

(5)福島瑞穂代表の下、全社民党員・全社民党支部はしっかりと代表を支え、党が一丸となることが最も大切です。もうこれ以上小さく離れないくらいになったのですから、今更、別々行動はないでしょう。社民党の残念な特徴の一つに、まとまりの悪さがあります。それは言い換えれば、組織としての政治力の乏しさを意味しているのです。さしたる力も持たないのに、理屈だけ言っていてもしょうがない、と、私が大嫌いな自民党支持者のクソオヤジの言い方をまねて申し上げておきましょう。ちいとは意見の違いも我慢して、一致団結して動け、ということです。その分、福島瑞穂代表の判断力・決断力・行動力も試されます。また、福島瑞穂代表には市民運動・社会運動との良好な関係を今後も維持していただきたいと思うし、市民運動・社会運動の方も、ただ単に福島瑞穂氏にお願いをするだけでなく、第2、第3の福島瑞穂氏を自らが創り出していけるよう、運動と政治とを両方担っていけるよう成長しなければいけないでしょう。社民党には生まれ変わってほしいと思いますが、市民運動・社会運動もまた、生まれ変わらないといけません。私は福島第一原発事故以降、約10年間市民運動・社会運動に関わってきましたが、今のままの運動の仕方では、私は今日の危機の時代には、ほとんどその目標は実現できないのではないかと危惧しています。

(6)最後にこれだけは申し上げておきましょう。実は、社民党から立憲民主党に行く人たちに申し上げておきたいのは、立憲民主党もまた、今のままでは、特に今の枝野幸男・福山哲郎執行部のようなことをしていると、やがて社民党と同じように衰退・凋落し、議席を大幅に失ってしまいますよ、ということです。社民党ではなく立憲民主党で頑張ると言って党を離れたのですから、新天地では全力を挙げて、「オルタナティブな日本」を築いて行ける、しっかりとした有権者・国民最優先の政権政党に立憲民主党を導いてほしいと願っています。既に、東京や大阪の地方議会では、立憲民主党・国民民主党・社会民主党の議席はほとんどありません。しかし、この状態は近未来の国会であるかもしれないのです。

現在、NHK大河ドラマは、明智光秀を主人公にして「麒麟が来る」を放送しています。社民党には、ぜひとも21世紀の「麒麟」になっていただきたいと願っています。


 <関連サイト>
(1)「あなたがすべて食いつぶした」…なぜ福島瑞穂氏は身内から糾弾される? 村山富市氏との「決定的な違い」
 https://bit.ly/3nXXDxj
(2)「私のみと言われても」|【西日本新聞ニュース】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/667720/
(3)沖縄は復帰後も不条理強いる「反憲法下」 照屋寛徳氏の社民党への「遺言」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/010/179000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20201205
(4)混迷深める社民 福島党首と離党組、地方組織の立憲合流巡り対立 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201211/k00/00m/010/164000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20201211
(5)崖っぷちの社民党、政党要件を維持も「復活」が難しい理由とは(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/44c19d2e8e555dd41ae1aa77eed57e90dc5309ee
(6)社民、地方組織巡り紛糾 県連合、解散か存続か:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14727301.html
(7)社民県連が分裂へ 立民合流容認も複数支部が残留見込み - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1233041.html
(8)所属国会議員はついに党首1人だけ…池上さんの考える「社民党がここまで小さくなった」理由(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/166bce69009334b0bf37e0649c96e25b5e8a5027
(9)信念か身勝手か おたかさんとは違う、福島瑞穂氏握る旗:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDL64GWNDJUTFK01Q.html?ref=mor_mail_topix2
(10)分裂の社民党は消えてしまうのか - 特集記事 - NHK政治マガジン
 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/48247.html

(あいかわらず、福島瑞穂氏への個人攻撃や、社民党への結果論的誹謗中傷のたぐいの記事が多いですね。その下心には、アベスガ首相官邸や自民党への忖度が隠れているような気がします。もっと建設的な記事は書けないのかとも思います。まさに「マスごみ」=粗大ごみ現象そのものです。また、沖縄の照屋寛徳(かんとく)議員も言葉を慎むべきでしょう。そもそも最も長老議員でもあるのだから、党を何とかまとめるような発言をしなければいけない場面のはず。社民党の今日の苦境は福島瑞穂氏の責任だ、それは衆議院選挙に出馬しないからだ、なんて、何言ってるの? という話でしょう。照屋氏は今期をもって引退でも飛ぶ鳥の1羽なんだから、罵詈雑言で「後を濁す」のはよろしくないですよ。:田中一郎)
草々

2020年12月29日 (火)

生活苦の個人(自然人)に対しては貸出、経営難の法人に対しては現金給付という「サカサマ」はいけない:生活困窮者支援の現場で何が起きているのか 年末年始を迎えて(大西連)

前略,田中一郎です。

◆生活困窮者支援の現場で何が起きているのか 年末年始を迎えて(大西連) -Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/ohnishiren/20201228-00214860/

(田中一郎コメント)
 上記の記事を読みますと、新型コロナへの経済対策として、いろいろなことが(私から見ると全く不十分に、かつ的外れで、低レベルの政策スキルを使って)行われていますが、その中で、「生活苦の個人(自然人)に対しては貸出、経営難の法人に対しては現金給付」という「サカサマ」現象が起きているようです。しかし、これはいけません。個人が貸出の利用にシフトするのは、日本の生活保護制度が「利用者へのいやがらせによる利用抑制政策」と「自治体による瀬戸際政策=利用申請追い払い政策・既利用者やめさせ政策」のせいです。その背景には、生活保護制度運営の費用を自治体に押し付けている(費用の1/4+人件費が自治体負担)という欠陥政策があります。

(必読)生活保護 知られざる恐怖の現場-今野晴貴/著(ちくま新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032949248&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(このサイトの下の方をご覧ください)

(関連)【所持金10万円を切ったら生活保護を】れいわ新選組 代表 山本太郎 #生活保護は権利 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=woCwrlzegrc

(関連)日本弁護士連合会:生活保護法改正要綱案(改訂版)
https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2019/190214_2.html
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/190520_seikatsu_hosyo.pdf

他方、法人向けの現金支給は、マスごみや市民運動・社会運動がヤレヤレと煽り立てていること、また、政府の側に電通をはじめとした「行政請負利権=労せずして税金中抜きシステム」があり、3日やったらやめられねえ・笑いが止まらない、という構造があるからです。しかし、法人にのべつくまなく税金をわずかな金額でばらまいたところで、新型コロナPANDEMIC下の経営難は解消しません。財源負担巨大にして効果薄の愚策なのです。新型コロナ経済対策は、この「サカサマ」を解消するように、政策体系を転換する必要があります。

(関連)3つあります:(1)リニア新幹線は地震で損壊する(石橋克彦氏)(2)必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だ(3)自民党バラマキ・タカリ議員連盟とMMT 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-1b0a06.html

昨日お送りした私のメール(上記)に、若干の処方箋を書いておきましたが、2つ重大なことを書きもれておりました。

(重要)すべての金融機関貸出について、その元利金返済を2年間猶予する(法制化)。また、生活困窮者や経営不振企業など(中小零細に限る)に対しては、猶予期間中の金利をゼロにする利子補給を政府が実施し、負担軽減を図る。そのための原資は、日銀が金融機関(そのほとんどが大手金融機関)からあずかる預金に対する付利をやめ、その分を原資に使用する(どれくらいの金額なのかな?)。更に、有価証券取引税を復活させ、それを原資に充てる。中小金融機関の資金繰りについては、政策投資銀行やメガバンクを通じて、日銀が融通する。なお、猶予期間の終了後も新型コロナ下での経済情勢を鑑み柔軟にその継続を検討する。また、猶予期間中の元利金の返済についても、柔軟な対応が必要。

(重要)住まいを亡くしている方々(福島第一原発事故による避難者を含む)に対して、真っ先にプライバシーが確保された、まっとうな住宅を提供する。また、公的住宅が少なすぎ、かつ老朽化も激しいので、公共住宅の抜本拡充10か年計画を立てて、これを全力で取り組む。また、東京一極集中解消のため、「地方振興公社」を活用して数百万人単位の正規公務員を採用し、地方に派遣をして地方に定住してもらう政策を同時並行で行うことにより、地方の住宅需要を喚起する。(地域振興・再生は、農林水産業、食品産業、地場産業、地場密着土建業、サービス業、再生可能エネルギー産業を中心に、リノベーションを伴いつつ展開すればいい、原発や地域外から大企業を誘致するなどというのはダメです)


(関連)NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」20201205 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7xwl76

(確かこの番組だったと思います。4人の子どもを抱えて新型コロナ下で生活苦にさいなまれる女性が、社会福祉法人の窓口を訪ねて小口資金20万円の借入申し込みをすると、その受付の女は「この貸出制度は新型コロナで収入・所得が減少した人が対象です、最初から収入・所得のなかった人は利用できません」などと、信じがたいことを言い放ちました。本来ならば、そのような対応をするのではなく、なんとか融資を受けられるように内部できちんと検討し、必要ならばこの制度の責任機関へ問い合わせて、制度を適正化してもらうとか、生活保護窓口を紹介するなど代替策も提案して、苦しむ女性へ救済の手を差し伸べるべきでしょう。私はこういう対応をする役所の窓口に対して強い怒りを感じます。明日は我が身でもありますし。

東京都に至っては、下記にあるように、生活困窮者に食料などを配るNPOの活動を妨害すべく、配布活動の場である都庁舎敷地をコーンブロックで遮るような嫌がらせまでをしています。私はこの嫌がらせをした都庁のクソ役人の責任者を処分すべきであると考えております。処分しないから、また同じようなことをするのです。)

(関連)都庁が生活困窮者に嫌がらせ?食品配布会に三角コーン設置|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281625
(関連)【独自】困窮者に食品配布会、無情の三角コーンやポール 東京都庁と歩道の境界に「入るな」警告? :東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/69436
(関連)都庁が無情のコーン再び設置 「これでは弱者の敵だ」 困窮者はよけながら食品受け取り:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/69870

(参考)コロナ禍・深刻化する生活苦【報道特集】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ffJdV4diE3E
草々 

2020年12月28日 (月)

3つあります:(1)リニア新幹線は地震で損壊する(石橋克彦氏)(2)必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だ(3)自民党バラマキ・タカリ議員連盟とMMT 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.キャンペーン · サナテックシード株式会社- 配らないで!植えないで!ゲノム編集高GABAトマト苗 · Change.org
 http://chng.it/YgMRCMXTjy 

(関連)(必読)共同声明_ゲノム編集トマトを廃止せよ_完成版.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1JSp9ftwH377qEsLtN7_pz38TSev5LDLh/view
(関連)共同声明「ゲノム編集GABAトマトの市場流通に反対する!」賛同団体募集-風の交差点 風”s
 http://huzu.jp/blog/4870/

(関連)(別添PDFファイル)ゲノム編集研究の現状と今後について(イントロ部分)(真下知士『科学 2021.1』)
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e7a094e7a9b6e381aee78fbee78ab6e381a8e4bb8ae5be8ce381abe381a4e38184e381a6efbc88e382a4e383b3e3838820e79c9fe4b88be79fa5e5a3abe3808ee7a791e5ada6202021.1e3808fefbc89.pdf

ゲロゲロゲノム編集食品(フランケンシュタイン・フード)がいよいよ登場か:安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし・花粉飛散防止義務なし、何にもなしで日本国は間もなく遺伝子汚染地帯へ=ふざけんじゃねーぞ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-aa24a2.html


2.(これはまずいぞ!)原発賠償の時効、再延長せず、「一律に断らない」は明記(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/766bc31ced3a466b3957f4d073b7306faf390edc

(福島原発事故の賠償・補償は進展していない。東京電力はADRで拒否を連発し、裁判では賠償責任の言い逃ればかりを繰り返している。東京電力の「謝罪」など口先ばかりで誰も信用していない。東京電力は時効如何に関わらず賠償・補償を継続するなどと言っているが、全くアテにならない。このままでは福島原発被害者は切り捨てられる。日本の弁護士たちは何をしているのか!? 日本弁護士連合会は原発被害者の完全救済を実現する運動に立ち上がらないのか? 原発事故被害者の人権はどうなるのか!? 福島原発事故で被害にあったみなさま、あらゆる選挙で自民党・公明党(政権を牛耳る政党)を落選させるよう投票をして、しっかりと意思表示をしてください。それで事態が変わるとは言いませんが、変えるための必要条件ではあります。:田中一郎)


3.議員ウォッチ(核兵器 YES or NO)
 https://giinwatch.jp/
 https://www.facebook.com/giinwatch/
 https://twitter.com/giinwatch

(関連)国会議員の核政策スタンスを「見える化」 学生が調査、サイトで公開:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75975


4.内閣支持率39%に急落 GoTo停止「遅すぎ」79%(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a53bac731f057e71012da90ff3f611061b01013a

(関連)支持率低下で追い込まれた首相 敗れた「勝負の3週間」 GoTo全国一斉停止 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201214/k00/00m/040/288000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201215
(関連)平野啓一郎氏、野党共闘に期待「『主張』だけでなく本気で政権交代を目指してほしい」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/38432d965c3bfdf2206d2af5bb63f22d1677a767


5.【字幕入りアーカイブ】小池都知事、ちょっといいですか? #新型コロナウイルス #緊急事態宣言 #東京【れいわ新選組代表 山本太郎】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=YF6i8z9Dnww

(関連)いまだ解除されない東京都議会「傍聴中止」の謎 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/12/16/antena-864/


6.その他
(1)【安倍晋三】安倍氏を特捜部聴取「知らなかった」では済まない虚偽答弁|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283038
(2)【安倍晋三】日本再生の道は「保守系=バカ」の定義を正常に戻すこと|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283173
(3)安倍前首相聴取 議員辞職にも値する:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76085?rct=editorial
(4)櫻井よしこ氏の筋違いな改憲論…憲法知識が間違っている|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283229
(5)満天下にさらされたデタラメ 安倍菅コンビはもう逃げ切れない(2020年12月26日配信『日刊ゲンダイ』) - 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-19067.html
(6)安倍首相「説明責任果たした」も嘘の上塗り発覚! 訂正した政治資金報告書に「ポケットマネーから支出」記載なく裏金疑惑も浮上|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5740.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

*菅政権が医療逼迫するなか195億円かけて「病床削減」する狂気の沙汰! コロナ治療最前線の公立病院リストラ政策も続行|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2020/12/post-5738.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

*世界との格差広がる日本の鶏舎〜吉川氏への賄賂の背景とは - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2535
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(下記はいずれも他のMLでの議論で私が発信したものを大幅に加筆修正したものです。ご参考までにお送りいたします)

1.リニア新幹線 近況報告
 外環道で住宅密集地域の地面が陥没したり、地中に大きな穴が複数個所開いていることがわかりました。大深度地下では「地上には影響がないから、土地所有者や地上の住民にいちいち承諾を得たり、買収や補償をしたり、詳しい説明やきちんとした問い合わせ対応をしたりする必要はない」とばかりに、住民無視で外環道地下トンネル掘削工事を進めてきたNEXCO(旧道路公団)と国土交通省、その言い分は今回の事件で全部ご破算となった。既に大深度地下開発法は、その立法根拠を失い、土地所有者や地上権者の権利を侵害する憲法違反の「犯罪法」となったのだ(詳細は別メールでご報告します)。工事を中止する以外に選択肢はない。その後は「埋め戻し」と「損害賠償」と「工事推進責任者処分」である。

しかし、それと同じことが、今度はリニア新幹線でも行われようとしている。NEXCOがJR東海に代わるだけの話で、事態は瓜二つのように同じで、新年早々にも東京都品川駅近傍からシールドマシンが地下を掘り進むことになっているという。ただちに工事をストップをさせなければいけない。おそらく外環道と同じことが起きるだろう。ただでさえJR東海は悪質な会社、こんな会社に勝手なことをさせてはならない。下記には岩波月刊誌『科学』(2020/12)に掲載された石橋克彦神戸大学名誉教授の論文をご紹介しておきます。かつての阪神大震災時に神戸の地下鉄がどうなったかを思い出していただきたい(路線に沿って地表が陥没)。

(別添PDFファイル)第1回口頭弁論期日の案内:静岡県リニア工事差止訴訟の会 ニュースNo.2(2020.12)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaecabcdedd6b3129dddc32ed20d0d4b885a2ee2
ダウンロード - e7acacefbc91e59b9ee58fa3e9a0ade5bc81e8ab96e69c9fe697a5e381aee6a188e58685efbc9ae383aae3838be382a2e99d99e5b2a1e8a8b4e8a89fe381aee4bc9a20e3838be383a5e383bce382b9no.efbc92efbc882020.12efbc89.pdf

*阪神大震災 写真
 https://bit.ly/2WRdIcs
 http://kobe117shinsai.jp/search/?p=11
 https://www.jiji.com/jc/d4?p=heq117&d=d4_oo

 <別添PDFファイル>
(1)リニア中央新幹線は南海トラフ巨大地震と活断層地震で損壊する(イントロ部分)(石橋克彦『科学 2020.12』)
ダウンロード - e383aae3838be382a2e4b8ade5a4aee696b0e5b9b9e7b79ae381afe59cb0e99c87e381a7e6908de5a38ae38199e3828befbc88e382a4e383b3e3838820e79fb3e6a98be5858be5bda6e3808ee7a791e5ada6202020.12e3808fefbc89.pdf
(2)リニア静岡問題に「足並み乱れる」中部財界(『FACTA 2020.10』)
 https://facta.co.jp/article/202010009.html
(3)工事再開は「ノー」 調布陥没 住民らが会見(朝日 2020.12.20)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/11/17/antena-845/2/

 <関連サイト>
(1)JR「超電導リニア」の技術は本当に完成したのか(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7adb07d26b9bea43e1d23faef03b2209d91089bc
(2)静岡県専門部会 リニア工事の生態系影響検証で1年3カ月ぶり協議(産経新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/99e2603daf473804ec5e7a48393453d968b291b7
(3)リニア談合で排除措置命令 ゼネコン4社に公取委(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bbdee8ac51c479943afd1db0aff40d5d276e64ae
(4)キャンペーンについてのお知らせ · リニア談合事件について思うこと〜 · Change.org
 https://bit.ly/3hpJ2sm
(5)「開業への道は険しいね」 「リニア」見守る地域団体〈相模原市中央区〉 - Yahoo! JAPAN
 https://article.yahoo.co.jp/detail/387206ece0ba11cb249931148a171d77d8ce42e6
(6)膠着状態のリニア問題 大井川流域市町が国交省に要望(静岡県)(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/692567d9379c45c4133d6d561b0a336cf232e1bb
(7)国交省会議に不満の声 土地改良区、役員ら【大井川とリニア】(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/39bb58ed09158c4a1464e9efaf101a6344f00b69


2.必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だ
 菅義偉スカ政権は、目玉政策としてデジタル庁を創るとか何とか言っておりますが、これはスーパーシティ構想の国家版のようなもので、こんなものは百害あって一利なしです。必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」です。この規制の内容こそがポイントで、個人情報保護もその中の一つですが、それだけではありません。デジタルを商売に使う業者たちへの課税・徴税の問題や独禁法・不当競争防止の問題、運営やコンテンツの適正性問題など、いろいろあります。

(関連)(報告)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-70ec69.html

いろいろなことのデジタル化は、それぞれのところが、そのいろいろに応じてやっていけばいいので「デジタル庁」というようなものはいらないのです。ロクなことをしないからです。役所と業者の癒着を生み、更に、役所が業者の事実上の支配下・管理下に置かれることになっていきます。いわゆるデジタル・デバイドが、役所と業者との間で大きすぎるからです。むしろ、もっと身近なこと、つまり日々のシステム管理や個人用PCの管理を助けてくれるような、IT相談センターのようなものが必要でしょう(職場でも個人でも)。いずれにせよ、必要なのは「デジタル庁」ではなくて「デジタル規制庁」だということです。

(関連)デジタル・ディバイド
  https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/it/dd.html

システムをやっている連中は、私の経験談で申し上げると、社会的に非常識なのが多いので要注意です。だいぶ前に私が所属していた会社で大手IT企業の人間を使って、あるシステムを創ろうとしましたが、その非常識な物事への認識や無責任さには呆れてしまった経験があります。彼らを頭から信用して、大変なスキルを持ったスーパーマンのような人たちだ、などと思い込んでしまうことは危険です。むしろ、社会的常識に欠けた、一種の専門バカ、くらいに思っておいた方が無難です。

当面は、次の行動指針が重要です。
(1)「マイナンバー制度」を廃止する=徹底して使わない、成りすまし社会の危険性、プライバシーのない世界に基本的人権も民主主義もない、を繰り返し訴える、そして廃止法へ

(2)スーパーシティ構想に参加しない・させない=ネガティブキャンペーンの徹底した展開、そして廃止法へ

(3)グローバルIT企業への規制の強化(欧米では踏み出しているというのに、日本政府は何をしとるのか、という話)=別添PDFファイル参照

(4)個人情報保護法制の抜本改正=さしあたりEU並みの水準へもっていく

(5)デジタル教育への警戒(主客転倒の可能性:子どもがデジタル化の材料にされる)=別添PDFファイル参照

(6)ネット上への個人情報の書き込みは絶対にしない

(参考書)最新GDPRの仕組みと対策がよ~くわかる本 世界基準の個人データ保護法を図解!-牧野総合法律事務所弁護士法人/共著 LEGAL EDGE/共著(秀和システム)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033884479&Action_id=121&Sza_id=B0

(参考書)概説GDPR 世界を揺るがす個人情報保護制度-小向太郎・石井夏生利/著(NTT出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033966879&Action_id=121&Sza_id=E1


 <別添PDFファイル>
(1)GIGAスクールというディストピア:SOCIETY5.0に子どもたちの未来は託せるか?(児美川孝一郎『世界 2021.1』)
ダウンロード - gigae382b9e382afe383bce383abe381a8e38184e38186e38387e382a3e382b9e38388e38394e382a2efbc88e382a4e383b3e3838820e58590e7be8ee5b79de5ad9de4b880e9838ee3808ee4b896e7958c202021.1e3808fefbc89.pdf
(2)マイナンバーカード、運用拡大リスクはらむ(武田徹 毎日 2020.12.28)
 https://mainichi.jp/articles/20201228/ddm/004/070/015000c
(3)巨大IT寡占 米国動く、司法省・FTC 相次ぎ提訴、寛容な姿勢から転換(日経 2020.12.28)
https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=2&n_m_code=154&ng=DGKKZO67693720V21C20A2TCJ000
(4)行政デジタル化へ一気 閣議決定、意識改革カギ(毎日 2020.12.26)
 https://mainichi.jp/articles/20201226/ddm/008/010/090000c
(5)ネット広告 アフィリエイト、消費者庁、実態調査へ(東京 2020.12.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75578

(「デジタル庁」のいろいろな規制対象として、たとえば上記(5)のようなことがあります。デジタル庁などより、こういうことをきちんとやることの方がずっとずっと大事なのです。)


3.自民党バラマキ・タカリ議員連盟とMMT

「令和の時代に必要な経済政策とは」―安藤裕(衆議院議員) - 経済界ウェブ
 https://net.keizaikai.co.jp/archives/50433

(関連)衝撃!!「財政赤字」は「国民を豊かにすること」~令和の-所得倍増-はこうすれば実現できる!~ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=E0hppzit2YA&fbclid=IwAR2BDMvIrfM7-liC11TFeauc-bzm-U3KUkDvDqe4MpzE54veyaD0xsEjeTo

(田中一郎コメント)
 自民党や維新の「ゴロツキ・タカリ」のたぐいの政治家たちにとっては、MMTや公共貨幣論や左派リフレ派の理屈は、なんぼでも国債を発行して財源を調達したらええ、という乱暴かついい加減な屁理屈を合理化できる重宝なもので、彼らにとっては「泣いて喜ぶ」ほどの「振出の小槌」です=まさに「危険」極まりなく、こうした「放漫財政主義」は決定的にストレートに財政破綻(円安・株安・長期金利上昇(国債安)のトリプル安とインフレの発生)につながります。

MMTや左派リフレ派の欠陥については、これまで「新ちょぼゼミ」で何度も何度も説明をし、かようなものにだまされてはならないと申し上げてきています。しかし、他方ではまた、財務省に代表される「財政均衡至上主義」=「日本財政は破たん寸前だ」説、についても、国家財政と家計や企業財務とをごっちゃに考える、ケインズ革命を知らない「100年前の議論」と切って捨て、今日のように数十年もデフレ・不況と国民の生活苦や経済低迷が続いている時には、百害あって一利なしと、厳しく批判しています。(下記のブログの下の方に経済政策に関する「新ちょぼゼミ」の報告があります)。

オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

簡単にいくつか書いておきますと

1.MMTや左派リフレ派は「世間知らずの経済学」=机上の空論=「経済プラモデル」=ハーヴェイロード仮説の信奉者たちで、経済政策もまた政治家が実施するものだとの認識不足。中央銀行制度廃止論(公共貨幣論)やMMT礼賛などはその1例。

2.財政についても経済についても、そのマクロ量(金額)の問題しか論じない=これからの財政政策論や経済政策論は「量」の問題だけでなく「質」の問題についても論じなければいけない。どなたかが指摘していましたが、「財源を確保して調達したカネで何をするの?」という点が具体的で洗練されていなければいけません。自民党や維新の場合は、ここが全くのデタラメでグチャグチャです。簡単に言えば、バカ息子たちがロクでもないことに公金を使いまくる、ということになるということです。

3.山本太郎「れいわ新選組」もこの点では似たり寄ったりで、自民党のようにロクでもないことには使わないけれども、いわゆる巨大なバラマキ政策を時間がたつほどにドンドンエスカレートさせていて、これまた困ったもの。しかも「制度化」(法制化・恒久化)の発想が乏しいため、巨額現金を一過性でバラマクという、経済政策や福祉政策としてはドシロウトの低レベル・場当たり主義に転落している。

あっちで困った人がいるし、こっちにも困っている会社がある、またそっちにもいる、と言って、困窮者を見つけては、そこへ公金を次々と突っ込むことばかりを考えるパターン、しかし、臭いにおいは元から立たなきゃダメ、で、政策は困窮を不断に生み出してくる仕組みや構造にメスを入れなければ、事態を変えられないままに「もぐらたたき」のようになって際限がなくなり、やがて財源が枯渇して政策当事者もまた疲弊していくということになる。

山本太郎「れいわ新選組」は、松尾匡立命館大学教授をはじめとする左派リフレ派に毒されてしまっていて、その重大なる欠陥に気が付いていない。山本太郎「れいわ新選組」の政策が多数派になった場合も、別の意味で「財政破綻」へ向けて加速化する。ダメなのよ、これ! 気持ちはわかるが持続可能性に乏しい。(ちなみに私は山本太郎「れいわ新選組」の熱い支持者ですが、巨額現金を一過性でバラマク、はダメということ)

4.MMTや左派リフレ派の議論で、国債発行の歯止めとされているのは「インフレを引き起こさない限りで」という但し書き。それ自体は正しいけれども、問題はそのインフレについての具体的現実的イメージがまるでダメ。インフレなんか簡単に政策コントロールできると思い込んでいる「若気のいたり」的な認識が目立つ。インフレ経済はデフレ経済よりも、私たちのような貧乏人にとっては決定的にしんどい。絶対に引き起こしてはならない。2%のインフレターゲットなど、とんでもない話だ。インフレに賃金は追いつかないから、事実上、賃下げをいたしますと言っているのと同じとなる。また、インフレと不況が同時発生するスタグフレーションも大いにありうるので要注意。

5.私が考える最大のリスクは「円安」(円相場の暴落)。つまり日本円という通貨に対して国際的な信認が大きく低下すること。これは容易ならざる事態をもたらすが、その引き金になるのが政府の財政政策の在り方だ。

6.正論は、放漫財政か緊縮財政かの両極論にあるのではなく、その中間のどこかにあります。みなさまの勉強会(数名の小さなものでもOK)に私をお呼びいただければ、「無料! 出前新ちょぼゼミ」で詳細のご説明にお伺いいたします。遠慮なくお声掛けください。

 (新型コロナ経済対策でちょっとだけ:ポイントは下記だ!)
医療・介護機関および従事者への徹底した支援

個人・自営業者対策
 生活保護制度を生活保障制度に転換して「最後のセイフティネット」をしっかりしたものにする
 失業保険制度を大幅に拡充させる
 国や自治体などの公的機関が正規雇用を大幅に拡大する(「地方振興公社」他で数百万人)
 エッセンシャルワーカーや公共性の高い従事者を増やす・守る政策

・法人向け対策
 返済条件が大幅に緩い無利息の超長期貸出を緊急融資する(但し、審査はきちんとする)
 公共賦課金(税や社会保険料など)や水光熱費の支払い猶予(1年ジャンプ)
(内部留保を抱える大企業への支援はしない、法人への現金給付もしない)

生活関連事業への投資・支出

不公正税制の抜本改革(消費税減税から廃止へ・奢侈品物品税の導入、課税最低限の引上と累進課税強化、金融資産所得の分離課税廃止(総合課税へ)、租税特別措置見直し(特に大企業向け)、タックスヘイブン退治、外国企業の国内源泉所得課税の適正化など)
草々 

2020年12月27日 (日)

(福島原発事故)食べものの放射能汚染を甘く見てはいけない:食べる人の安全を最優先に考えず、放射性セシウムだけをわずかばかりのサンプルで測っているだけの検査=飲食品のホット・スポットへの警戒を高めましょう

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(1.16)帝銀事件と日本の秘密戦:山田朗明治大学教授)
ダウンロード - efbc88efbc91efbc8eefbc91efbc96efbc89e5b89de98a80e4ba8be4bbb6e381a8e697a5e69cace381aee7a798e5af86e688a6efbc9ae5b1b1e794b0e69c97e6988ee6b2bbe5a4a7e5ada6e69599e68e88efbc89.pdf

(関連)帝銀事件と日本の秘密戦 - 山田朗【著】-紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784406064828
(関連)(レジメ)企画展2018・帝銀事件と登戸研究所
 https://www.meiji.ac.jp/noborito/event/6t5h7p00000gn1xj-att/6t5h7p000032n2vl.pdf


2.昭和の選択 「太平洋戦争 東條英機 開戦への煩悶(はんもん)」 - 英雄たちの選択 - NHK
 https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/18R81PGNYL/

(関連)「聖戦完遂」を叫んだ東條英機……敗戦後に見せた「躊躇なく『私』を選ぶ精神性」 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/39305

(東條英機はナチスドイツのヒトラーと並んで、第二次世界大戦を引き起こした世界最大クラスの極悪人であり、その罪科や悪行の責任を相対化したりエクスキューズするような報道・放送は許されるものではない。この2人とイタリア・ムッソリーニ(及びスペイン・フランコ)により、いったいどれだけの無辜の人々が残虐にも命を奪われ、理不尽にも傷つけられていったか知れない。特に私が許せないと思うのは「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」などと言い、多くの下級兵士たちに戦死を強要しておきながら、自分は敗戦に至りて自殺に失敗をし「生きて虜囚の辱を受けた」どうしようもないほどにお粗末な人間だったことだ。昭和軍閥という質的に劣化した人間集団を象徴している。

我々の世代が歴史を紐解く中でしなければいけないことは、今現在の社会情勢が、この東條英機が登場してきた時代とよく似てきているということを受け(「1930年代現象」)、その1930年代において東條英機たちが行なった愚か極まる悪逆非道の振る舞いが当時の社会にどういったインパクトを及ぼし、また、そうしたことが現代において表面化した様々な事件と、どう類似し、どう違うのか、丁寧に検証していくことである。そうした観点から見て、このNHK番組は失敗であったと私は評価したことをご報告しておく。コメンテーターとして登場したある学者が、アジア太平洋戦争の日本敗北が決定的になってから「戦争終結」を求める昭和天皇を「平和を求める人物」などと表現しているのを聞いて、「お前はアホか」と言いたくなったことも付記しておきたい。:田中一郎)


3.五輪・パラ追加経費 都1200億円 政府710億円などの負担で合意 - オリンピック・パラリンピック - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201204/k10012746621000.html

東京都 5970+1200=7170億円
JOC 6030+1030=7060億円 このJOCの負担分のかなりの部分が東京都負担へ回る可能性大
政府  1500+ 710=2210億円
 計        16440億円

上記は「見えるカネ」、上記以外に「オリンピック関連予算」がワンサとあり、その内容が、利権構造がらみと同時並行で、不透明極まりなし。築地市場もむしり取られてサイナラになり、オリンピック直接経費だけでも1兆円弱のムダ金が消え、それ以外にも、よく見えないカネの支出がある。また、オリンピック招聘費用も1千億円単位で使っているはずで、そのかなりの部分がアングラ化している可能性もある。帳簿は消えてしまったらしい。長野冬季オリンピックの時と同じだ。

資本主義社会では、お人好しやマヌケは、徹底してむしり取られることになっている。2020年東京オリンピックもまた、電通が取り仕切り、しかるべきところには都民の税金が労せずして流れ込み「笑いが止まらない」はず。オリンピックの後は、都民用の福祉予算・民生用予算などをカットして財政再建をする算段になっている。

(関連)「むしりとりますとも! 最期まで! 自由民主党」(2014.6)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/facist_2_mmusiritoru.pdf

お人好しやマヌケとは、そんなインチキ興行を仕組んだ石原慎太郎をはじめ、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子とつづく都知事を選挙で選んできた都民ということになる。また、こうした利権と未必の故意による悪事に対するチェック機能ゼロの自民・公明・都民Fの都議を選んできた都民ということになる。

日本が、東京が、世界に誇る築地市場まで奪われて、オリンピックでバカ騒ぎしていてどうするんだ。早う目を覚ませ、東京都のボケ有権者たちよ!!

(関連)2020年オリンピックおことわり! - 2020年オリンピックおことわり!
 http://www.2020okotowa.link/


4.米中の狭間における日本の採るべき進路は(前半)――Don’t make us choose との連帯|コンテンツ|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/contents/9102/

(続き)米中の狭間における日本の採るべき進路は(後半)――Don’t make us choose との連帯|コンテンツ|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/contents/9102/


5.(別添PDFファイル)アベノホウカムリ&スガノホウカムリ(東京 2020.12.26)
ダウンロード - e382a2e38399e3838ee3839be382a6e382abe383a0e383aaefbc86e382b9e382ace3838ee3839be382a6e382abe383a0e383aaefbc88e69db1e4baac202020.12.26efbc89.pdf

(関連)<何から何まで狂ったこの国>世紀の恥知らずと幕引き加担の大メディア(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/194.html
(関連)【安倍晋三】選挙イヤーの自民に打撃「安倍前首相を起訴に」の無間地獄|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283061
(関連)菅総理がNHKに「ヤバすぎる圧力」…現場は警戒レベルをあげている(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/474e4425eac52f04ce1d4994eec0b2950a367f3c
(関連)【菅義偉】菅首相にブーメラン…問題解決しない人はリーダーではない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282824
(関連)「桜」陳謝 開き直った菅首相 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6380378
(関連)菅首相“8人ステーキ会食”のモヤモヤ 欧州では閣僚続々辞任|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282906
(関連)世界レベルの知的書物を書けるか、せめて理解できる人を|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283072
(関連)秘書官も慌てた「ガースー」発言 空回りする「万全」まるで精神論 2代続けて崩れた言葉への信頼(withnews) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8f051090170c7410bd23b949ea3da2c1dec30d9c?page=1

*(メール転送です)(報告)黒川元東京高検検事長の賭けマージャン問題で検察審査会が起訴相当議決=権力悪を正すことができない「機能喪失」の腐敗官庁・検察庁を解体せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-70ad3c.html


6.その他
(1)【小泉進次郎】「今年のバカ」トップ10-前編-「ステージ4」に迫る拡大|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282548
(2)【安倍晋三】「今年のバカ」トップ10-後編-桜に森友…安倍問題の解決を|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282870
(3)日本はいつまでアメリカの“言いなり”なのか…安倍前首相「負の遺産」の末路(半田滋)現代ビジネス
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77722
(4)河野行改相「資本金1円でも公証人に5万円」…起業手数料軽減に意欲(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/36be1bfd97dac74ea01bc11c9d62d6643787c462
(5)【吉川貴盛】現ナマ受領事件の吉川氏 歳費・ボーナスで433万円受け取る|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283108

(佐川宣寿(のぶひさ)も、河井案里・克行ゼニゲバ夫婦も、こいつも、さんざん悪事を働いて、まるでそのことについて国から「ご褒美」を貰うかのように数百万円の給与や賞与、あるいは数千万円の退職金を懐に入れているではないか! 国会議員や幹部官僚どもの給与規定・退職金規定を改定し、不祥事の当事者に対しては給付を一部ないしは一時的にストップするとか、違法行為が確定した場合には退職後に事後的に返却させる定めを入れておけ! 新型コロナで明日の生活費もままならない人たちが数えきれないくらい増えているのに、他方で、この国会議員や政治家、幹部官僚どもへの税金支給は一体何なのだ! 許せるものではないぞ! :田中一郎)


7.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)ゲロゲロゲノム編集食品(フランケンシュタイン・フード)がいよいよ登場か:安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし・花粉飛散防止義務なし、何にもなしで日本国は間もなく遺伝子汚染地帯へ=ふざけんじゃねーぞ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-aa24a2.html

(関連)キャンペーン · サナテックシード株式会社- 配らないで!植えないで!ゲノム編集高GABAトマト苗 · Change.org
 http://chng.it/YgMRCMXTjy

(2)選挙戦は「戦国大名のイクサ」の仕方を見習え=「市民と野党の共闘」総大将の立憲民主党が、協力野党各党へ万全の謝礼と礼節をもって多数派を形成し、共通政策綱領を掲げながら「NEXTキャビネット」を創りプレゼンスを高めよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-79ee40.html

(3)(他のMLでの議論です)農地とソーラーパネル:食と農・住は21世紀の地域再生の大黒柱です=農地や漁場や森林を守り活かすことが基本中の基本、目先の「間に合わせ」対策に振り回されてはいけない- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-44d00e.html

(4)日本の森林・林業政策のどこがおかしいのか=森林を木材生産畑としか見ない産業至上主義が「人工単一樹種針葉樹単層林」という貧相な生態系森林を「拡大造林」と称して造り続けたところに根本問題がある- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-c69e.html

(5)日本漁業を衰退させるもの=昨今のマスコミ報道から垣間見る日本漁業の実態、そこには「事なかれ政策」と流通を寡占化した企業・資本に苦しめられる日本漁業の姿があった(その1)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-b277.html
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原子力資料情報室がここ3カ月ばかりで「福島原発事故以降の食品放射性セシウム濃度検査と結果まとめ」という特集記事を掲載したことを契機にして、久しぶりに福島第一原発事故による食べものの放射能汚染について、再考してみたいと思います。

 <別添PDFファイル>
(1)長寿命放射性元素体内取込み症候群について(西尾正道 2020.12.22)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20201222_nishio
(2)福島原発事故以降の食品放射性セシウム濃度検査と結果まとめ(全3回)第1回 基準値と検査体制・食品カテゴリごとの傾向(谷村暢子「原子力資料情報室通信」No.556 2020.10.1)
ダウンロード - e9a39fe59381e694bee5b084e680a7e382bbe382b7e382a6e383a0e6bf83e5baa6e6a49ce69fbbe381a8e7b590e69e9ce7acacefbc91e59b9e20efbc88e8b0b7e69d91e3808ce9809ae4bfa1e3808d20.10.1efbc89.pdf
(3)福島原発事故以降の食品放射性セシウム濃度検査と結果まとめ(全3回)第2回 農産物・流通品(谷村暢子「原子力資料情報室通信」No.557 2020.11.1)
ダウンロード - e9a39fe59381e694bee5b084e680a7e382bbe382b7e382a6e383a0e6bf83e5baa6e6a49ce69fbbe381a8e7b590e69e9ce7acacefbc92e59b9eefbc88e8b0b7e69d91e3808ce9809ae4bfa1e3808d20.11.1efbc89.pdf
(4)福島原発事故以降の食品放射性セシウム濃度検査と結果まとめ(全3回)第3回 水産物・畜産物・野生鳥獣肉(谷村暢子「原子力資料情報室通信」No.558 2020.12.1)
 https://cnic.jp/9661
(5)東京湾の放射能汚染は今(東京 2020.11.25)
(東京湾の全体編)https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1734
(千葉・花見川編)https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1729
(6)「福島原発事故、農地回復訴訟コメ農家、2審も敗訴、仙台高栽」(毎日 2020.9.16)
 https://mainichi.jp/articles/20200916/ddl/k07/040/046000c
(7)福島避難者、65%戻らない 孤立化懸念の世帯増える(東京 2020.11.28夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71026
(8)風評対策に5億円、福島処理水法放出で広報予算 経産省(東京 2020.12.16)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121500965&g=eco


(最初に西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長の放射線被曝に関する講演をご覧ください)
20201222 UPLAN 西尾正道「トリチウムの健康被害」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hEBOHb2xtqY&t=3s

(関連)(別添PDFファイル)長寿命放射性元素体内取込み症候群について(西尾正道 2020.12.22)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20201222_nishio
(関連)『隠蔽され続ける内部被曝の恐ろしさ』(西尾正道:市民のためのがん治療の会 2020.11.24)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20201124_nishio

(関連)市民のためのがん治療の会
 http://www.com-info.org/


(また、私がだいぶ前に書いた放射線被曝の危険性に関するレポート)
ICRP国内メンバーによる内部被曝論はいかなるものか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2747.html
放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか(放射性セシウムの数百倍の危険性を警戒しよう)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4cee.html


 2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発過酷事故により、原子炉に閉じ込められていた大量の放射能が環境にバラ撒かれ(幸いにして、日本列島では、たいていが西から東へと風が吹いていることから、その2/3は太平洋の方へ降下して行ったそうである)、早くも3月20日過ぎには福島県やその周辺県の畑で獲れる露地野菜から高濃度の放射性物質(放射性セシウム134・137や放射性ヨウ素131)が検出された。それ以降、西は静岡県や長野県、東は青森県までの広い地域に渡って、野菜や果樹はもちろん、コメなどの穀物やキノコ・山菜・木の実、あるいは牛乳・畜産物など、様々な食べものから放射性物質が検出されるようになり、また、水道から提供される飲料水もまた、放射性ヨウ素に汚染されるなど、東日本全域が一時は騒然となった。東京の金町浄水場の水が危険な放射性物質で汚染されているというニュースが伝わった時は、いよいよ東京も人が住めなくなるのかと思い詰めたほどだった。

また、田畑や森林で獲れる「山の幸」「村の幸」だけでなく、福島沿岸海域を含む広く東日本の太平洋側で獲れる海産物・魚介類からも、危険な放射性物質が検出され、コウナゴ、タラ、コモンカスベ、アイナメ、ヒラメ、クロダイ、カサゴ、イカの内臓などなど、沿岸魚や底魚など、さまざまな「海の幸」からも放射性物質が検出されるようになった。更に、牛乳や畜産物にも放射能汚染は波及し、汚染した飼料で育てられた福島県産の牛肉から高い濃度の放射性セシウムが検出されて大騒ぎになるなど、福島第一原発事故のもたらした環境汚染の放射性物質は、福島県を中心に広い地域の農林水産業・食品産業を機能マヒさせる事態となったのである。(その後、山から流れ落ちてくる放射性物質により、日本海側の海も汚染されていることが判明した。しかし、日本海で獲れる魚介類についての放射能汚染検査はほとんど行われていない)


西の松井一郎・吉村洋文(維新)と並ぶ東の村井嘉浩宮城県知事(どうしようもなくロクデモナイ自治体首長の東西横綱)
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 2011年3月下旬、福島第一原発事故の放射能による食品汚染が深刻となる中、当時の村井嘉浩宮城県知事が、県産品の放射能汚染について、ロクすっぽ事態の調査もしないままに「宮城県産の農産物も食品も安全であり心配いらない」などと言い放っていたことを記憶する。当時は宮城県南部地域の「いちご産地」(亘理町等)が出荷シーズンを迎えており、本人としてはそれを守りたかったのだろうけれど、その消費者無視の態度にはいささか呆れてしまい、この言葉を聞いて我が家では宮城県産品を買うことを控えるようになった。嘘つき知事が采配しているような県の産品を安心して買うことなどできないからだ。

ところで、この村井嘉浩という自衛隊上がりの単細胞バカ知事は、その後の震災復興でもロクなことをせず、ただただ首相官邸の方へ向かって自分の尻尾を思い切り振ることしか能のない人物だということが赤裸々に見えるようになった。私が思いつくことだけでも、①漁港再建の放棄(選択と集中を上から押付け)、②浜の漁業者の大反対を踏みつけて漁業特区制度を国に導入要請(漁業法改悪へ)・石巻市で補助金まで使って実施(カキ養殖)、③住民無視の巨大防潮堤の建設(土建屋重視)、④上下水道のコンセッション方式による民営化、⑤東北電力女川原発再稼働容認など、県民を権力を使って踏みつけながら自分の栄達を求めて首相官邸・与党自民党・東京へ向けてゴマをするようなことをくり返している。

日本列島の西には、私が生まれ育った故郷の大阪に「大阪維新」というチンピラ・ゴロツキ・デマゴーグの集まる政治集団と、それに騙されて喜ぶ「大阪府市あわせ(不幸せ)有権者」がおり、「昔は水の都・今はアホの都」となってしまっているが、どうも日本列島の東にも、村井嘉浩という単細胞バカ知事に引率される「ドアホの有権者」により「昔は杜の都・今は単細胞バカの都」となってしまった宮城県があるようだ。一方で、宮城県は私が学生時代を過ごした大切な土地、故郷の大阪に続いて思い出の地・宮城県が自滅していくのを見せつけられるのは、まことに哀しくも忍びないものを感じさせられる。

それはともかく、私は今でも、基本的に宮城県産の食品(特に宮城県南部産)は、それと分かっている限り避けることにしている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで話を戻すと、食品の放射能汚染騒動を受けて、政府・厚生労働省は急きょ、食品の残留放射能規制値を定め(最初の1年間は暫定規制値:一般食品の放射性セシウム残留限度は500ベクレル/kg 2012年春からは新規制値:一般食品の放射性セシウム残留限度は100ベクレル/kg)、これを超えるものを食品衛生法違反として取締り管理するようになった。しかし、その規制値の水準は、人間の健康を守る上では「ユルユル」(高すぎる)で、これではとてもではないが、政府・厚生労働省が規制値以下だという食品であっても、とても口にするのははばかられる、そんな「食品の放射能規制値」だった。現在も使われている厚生労働省の定める「飲食品の残留放射性セシウムに関する限度規制値」について、どこが問題なのかを下記に箇条書きにしておきます。

<規制値:体内蓄積や内部被曝の危険性の考慮が全く足りない>
・規制されているのは事実上放射性セシウムだけ。放射性ストロンチウム、トリチウム、放射性ヨウ素129、プルトニウム、ウランなどの危険核種は無視されている(規制値なし)。特に放射性ストロンチウムに規制値がなく、検査や計測もロクすっぽなされていないことは危険極まりない。

・100ベクレル/kgは高すぎる。内部被曝だけで1ミリシーベルト(呼吸被爆や外部被曝を無視)の基準。しかも内部被曝の実態をあらわさない「シーベルト」単位で考察。 

・そもそも100ベクレル/kgは低レベル放射性廃棄物のクリアランスレベル(裾切り基準)だったもの、それを超える汚染ゴミは専用のドラム缶に入れて表面に注意書きして厳重保管。

・100ベクレル/kgを食べ続けると体内に数万ベクレルが恒常的に蓄積、とんでもないレベルの内部被曝を恒常的に受けることになる。

・子どもや若年層の被ばく感受性を考慮していない=むしろ「子どもはたくさん食べないから規制値は緩くていい」という発想

・「放射線のホント」という嘘八百パンフで悪質なインチキ説明を国を挙げて実施(日本の平常規制値と欧米の非常時規制値を比較して日本が厳格な規制値だとウソをつく他)

・体内蓄積は特定臓器へ集中し疾患を誘発(放射性ストロンチウム=骨、イットリウム=膵臓、放射性ヨウ素=甲状腺、トリチウム=脂肪・脳他) 

 <少し前に書いた「食べものの放射能汚染」に関係する私のブログ>
(1)食べものの放射能汚染(1)(近況報告:厚生労働省公表の検査結果から)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-85a7.html
(2)食べものの放射能汚染(2)韓国の日本産水産物輸入禁止・試験操業再開 いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-44e1.html
(3)食べものの放射能汚染(3) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-f186.html
(4)食べものの放射能汚染:子どもたちまで「出し」にして放射能汚染物を商売に使う日本の食品産業の「罰あたり」 いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-ebc4.html
(5)食べものの放射能汚染に関して、(1)韓国国会議員が福島訪問 水産物検査に「お粗末」、(2)農林水産省-避難指示区域等における26年産米の作付に係る取組について いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/-26-4383.html
(6)食べものの放射能汚染は終わってはいない- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-f763.html
(7)(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html
(8)放射能汚染地帯で農業をしてはいけない=諸悪の根源は、生産者・農家を含む原発事故被害者への賠償・補償をきちんとしないことだ、そして、生産者・農家の被ばく防護をどうして国はきちんとしないのか!!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-4198.html
(9)「覆土せず野菜栽培」実証へ NHK福島県:こういうことをやっている産地の食品は絶対に買わない・食べない、そして買わない・食べないことを口コミで広げる、これが最も有効な対応策です + Our PlanetーTV 報告(宮崎早野論文撤回)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-fa62af.html


食べものの放射能汚染について語る時、もう一つ重要なことを申し上げておかなければいけない。それは食品の安全検査のありようの問題だ=ほとんど検査が実施されていなくて、産地からノーチェックのまま市場に出ていることが多く、かつ、検査もいい加減で信頼できない、という問題である。一般論で言えば、原発事故から10年近い歳月が経過した現在では、事故直後からしばらくの間に実施すべき「できる限りたくさんの産品の悉皆的な検査・調査」を切り替え、危なそうなところを推定して狙いをつけ、ホット・スポット汚染を見つけ出すという目的意識で検査すべき段階となっている(但し、福島第一原発事故後の福島県をはじめ日本全国では、コメと牛肉だけが悉皆的な検査を受けただけで、それ以外の食品は生鮮も加工品も、ほとんど検査がなされていない。外食に至っては全くのノーチェックである。なので、単純に「選択的検査」に移行していいのかどうかは十分な検討が必要だ)。

しかし実際には「できるだけ汚染が表面化しないように」検査を絞り込むスタンスが年々強くなっており、下記に見るように、毎年3月頃に、翌年度の検査対象品目を可能な限り絞り込めといわんばかりの内容の厚生労働省通知とも相まって、食べ物の放射能汚染検査は、その実効性を疑わせるような状態になってきている。昨今では、野生動物の肉(ジビエ)ばかりが検査に引っかかるような状態が続いており、本来なら、われわれが日常的に多く口にする食品群(コメやムギ、大豆やソバ、野菜や果樹、牛肉だけでなく豚肉や鶏肉や卵や牛乳など)を、もっと頻度高く丁寧に調べてほしいのだが、そんなことは歯牙にもかけられずに「汚染が表面化しないことを最優先」に検査が続けられている状態である。

(関連)食品中の放射性物質の検査結果について(1201報)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13293.html
(関連)食品中の放射性物質の検査結果について(1214報)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15166.html

(関連)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の解除
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15582.html


そもそも検査対象品目も種類も少なすぎて放射能汚染の実態把握ができないだけでなく、検査するのも放射性セシウムだけで、それ以外の危険な放射性物質は無視されてしまっている。規制値さえ存在しないというデタラメぶりだ。私は放射性セシウム以外の放射性物質の中でも、放射性ストロンチウム(カルシウム類似物質で骨や歯に蓄積し、半減期29年で崩壊して放射性イットリウムに変身、そのイットリウムは膵臓に溜まる)、放射性ヨウ素129(半減期1560年、甲状腺に猛烈な倍率で集中蓄積する:何百万倍)、トリチウム(半減期12年、有機物と結合し深刻な内部被曝を長期にわたってもたらす、活性酸素発生リスクもあり)の3つが危険極まりないと考えているが、いずれも検査・調査されたためしがない。(放射性ストロンチウムだけは、ほんの僅かばかり調査が続いているが、その調査の仕方が悪く汚染実態はつかめていない=何故、家畜や魚介類の骨だけを集めて検査しないのか?)

(関連)食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」の改正(厚生労働省 2020年3月)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10331.html

(関連)放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか(放射性セシウムの数百倍の危険性を警戒しよう)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4cee.html

更に、厚生労働省の定める規制値超過の産品が発見されても、それがどの地域の産品であるかは不明だし、また、その汚染物を産出した産地地域でその後、土壌汚染が除染され、森林から放射能が再び降り注ぐことがないように手当てされるという話も聞いたことがない。汚染物の再発防止対策は全くと言っていいほどなされていないし、そもそも宅地や農地や森林の土壌汚染調査なども実施されたことは一度もない状態である。

以下、食品の放射能汚染検査をめぐる問題点=欠点・欠陥を下記に列記しておきます。福島第一原発原発事故以降、10年間、事態は改善されることなく今日に至っています。それは、そもそも、食べ物の放射能検査が、食べる人の身の安全や健康を最優先にして実施されているのではなく、食品を生産し出荷する側の都合や利益、事業や産業の継続を優先して検査が行われてきた・行われているからにほかなりません。つまり、福島第一原発事故後の食べものの放射能汚染対策は、一貫して「本末転倒」をくり返してきています。そのなれの果てが、あまりにもバカバカしい「安全・安心キャンペーン」であり、また「放射線のホント」という犯罪的ともいえる嘘八百冊子だと言えるでしょう。

(関連)「放射線のホント」と「放射線副読本」 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/8394


 <不十分極まりなく食の安全を担保できない「放射能汚染検査」>:
・ロクすっぽ調べていない(流通量対比でみた検査サンプル数は統計学的に見て「ゼロ」と同じ)
・放射性セシウムしか検査していない=放射性ストロンチウム、トリチウム、放射性ヨウ素129、プルトニウム、ウランなどは極めて危険なのに無視されている(残留規制値もない)

・ホット・パーティクル汚染については全くノーチェック
・検査対象の食品群を絞りに絞ってしまっていて、事実上、私たちが日常口にするものはほとんど調べられていない(毎年3月の見直しのたびに対象品目が減る)

・検査対象品目の大半がコメと牛肉、野菜や果樹やコメ以外の穀物などはほとんど調べていない
・キノコ・山菜は日本全国すべからく危険(原発事故で汚染された栽培土やほだ木が事故後かなりの期間全国に向けて出荷された)

・食品表示=特に産地表示がほとんどない・あってもいい加減で罰則がないに等しい(チェックされない)=特に加工食品や外食は汚染が隠れている可能性高い
・流通過程での検査がほとんどない(東京都が僅かばかりやっている程度)

・直売店の農林水産物は汚染されている可能性がある(特にキノコ・山菜・木の実や魚介類など)
・農地の土壌汚染状況を調べていない & 規制値を超える汚染が出た農産物の出荷地域の農地土壌や近隣森林や水源・水路の汚染状況なども調べない

・出荷制限解除の基準が甘い
・検査で規制値を超えてしまった汚染物が、ひょっとすると捨てられるのではなく食品として転売されているかもしれないという懸念が払しょくできない

・危なそうな産品は検査されないまま西日本へ出荷されたりしている可能性がある

(関連)「南三陸町で採取された野生きのこ」の出荷自粛要請について(林野庁 2020.12.10)
 https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/kensakekka/attach/pdf/miyagiken-3.pdf


◆食べものの放射能汚染移管する現段階での私の結論を書いておきます。また、最後尾には、私の処方箋も付記しておきました。ご参考にしていただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)食べものの安全性は放射能汚染についても担保されていない。現状では、外食や加工品も含めてあちこちに食の放射能汚染のホット・スポットが存在している可能性がある(念のために申し上げれば、放射能汚染以外にも、日本の食品については、遺伝子組換え・ゲノム編集食品、農薬や抗生物質・成長ホルモン汚染、虚偽表示リスク、温度管理デタラメリスク、放射線照射リスク、その他があります。神経質なのではありません。本当に危ないのです。ある専門家が言うところによれば「日本は世界の残飯市場」と言われていて、円高で高く売れる割には食品の安全や表示の規制が甘くて、ほとんどノーチェックだから、発展途上国でも禁止されているような食品も日本へもっていけば高く売れるということで、世界中から危険で汚くて低品質の「食品」というよりも「人間向け飼料」が集まってくるのだそうです。末期的症状です)。

(2)放射線被曝は外部被曝よりも内部被曝の方がはるかに危険。インチキな放射線被曝評価単位であるシーベルトの数字の大きさで判断してはいけない。特に内部被曝はシーベルトでは評価できない。食品は呼吸と並んで内部被曝の2大要因だから、日々、徹底して気をつけることが必要。少しくらいなら大丈夫だろう、というのは甘い。放射線被曝の原理(巨大なエネルギーが細胞を破壊するが、超ミクロの世界なので人間の五感に感じない=五感に感じ始めたころには手遅れであり、また、放射線被曝による健康障害に治療法はない)から鑑みると、特に内部被曝は危険で、いい加減な態度をとることは、いわば「死のルシアン・ルーレット」となると心得た方がいい。

(3)放射線被曝の感受性は、胎児や子どもが大人や老人に比べて一段と高いので、妊婦や子ども・青年たちの飲食物には要注意である。また、放射線被曝による健康障害は子々孫々にまで遺伝するリスクがある(隔世遺伝を含む)。既に動物実験では、ゲノム不安定性と言って、一般の被ばくしていない固体よりも頻度高く突然変異が現れやすくなる現象が見られ、これが人間にも当てはまると見ておくのが無難だと思われる。ちなみに政府や原子力ムラ・放射線ムラは、放射線被曝の遺伝的障害に関して、何の調査も疫学的調査も行っておらず、ただアプリオリに根拠なく遺伝的障害はないと強弁しているだけである。水俣病患者の実態調査を今もって行わない政府は、放射線被曝の遺伝的影響の実態調査も行おうとはしない。

(4)政府も自治体も、多くの企業も生協・農協・漁協も、原子力ムラも放射線ムラも、マスごみも御用学者も、口をそろえて「安全・安心キャンペーン」に全力を挙げている。いわば原子力翼賛社会=被ばく翼賛国家が出来上がりつつある。人間の健康や命を棚上げにして、経済復興ばかりを言い立てている、愚か者ばかりの国になりつつある。頂点に向かって盲従をし、横に向かって同調圧力の強い日本社会では、常に自分の頭に冷水をぶっかけて、良識とリスク回避を念頭に置かなければいけない。こんな社会は「下へ向かって無限の無責任社会」だから、上記の連中に騙されて放射能汚染物を口にして、自分や子どもや孫の体を取り返しのつかない障害状態に置いてしまっては元も子もない。自己責任を押付けられることになる。放射線被曝は徹底して避ける、逃げる、退ける、この3原則を日常的に徹底することが大事で、放射能や被ばくを甘く見ることは禁物だ。

(関連)経済産業省に緊急申し入れ「汚染水を海に流さないで!」|FoE Japan
 https://www.foejapan.org/energy/fukushima/201020.html

(5)下記に見る報道にもあるように、昨今では、環境省あたりが中心になって、「できもしない除染」を無理やり巨額税金を使ってやった結果出てきた汚染土を処理しきれないくらいに大量に積み上げてしまい、その負担を少しでも減らそうとして、何とこれを全国の公共事業に使って日本国中を放射能汚染にしてしまう「事業計画」をやり始めている。そして、その返す刀で、今度は帰還困難区域のようなひどい放射能汚染地域で稲作農業をやってみたり、汚染がひどい田畑で覆土もしないで野菜や穀物を植えてみたりして、汚染地域での農林業を奨励するような政策を開始し始めている。環境省とは何のための役所なのか、よく考えろ、と言いたくなるような愚かな行為である。また、こうした場合も、放射能汚染の中で働く生産者・農家の被ばくのことなどはみじんも配慮されていないことにも注意する必要がある。かような「危険農業」から産出される「危険農産物」は、自分のためにも、また、生産者・農家のためにも、絶対に買ってはいけないし、貰って食べてもいけないのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(私の処方箋:私よりも食の安全に厳しい妻のやり方)

1.福島第一原発事故による環境の放射能汚染は、天然キノコ・山菜が厚生労働省の定める規制値を超えた地域で深刻であると考え、その地域で産出される食品について、極力避けるか要注意でかまえることにしている。具体的には、東(北)は青森県青森市、西(南)は静岡県の富士山の西側ー山梨県八ヶ岳の東側ー長野県佐久市・軽井沢町・中野市、を境にして、その範囲の中で獲れたり作られたりしているものに注意をする。

2.福島県を中心に、宮城県、茨城県、栃木県、千葉県、群馬県、埼玉県の各県産出の生鮮品・加工品は買わない・食べない、また、観光地にもいかない。食べ物ではないが、花きも買わない(農薬と放射能とのダブル汚染の危険性あり)。木材も危ないが縁がない(新築住宅を買う場合は線量計を持って行った方がいい)。

3.日本全国どこでも、キノコ・山菜、ジビエ、川魚(淡水魚)、内臓肉(ホルモン焼きなど)、ヒラメ、タラ、カスべ(えい)、アイナメ、コウナゴは食べない(外食含む)

4.「安全・安心キャンペーン」で宣伝をしたものは逆に徹底して避ける=そもそも「安全・安心キャンペーン」など信用していない。

5.コメ、飲料水、野菜、果実を中心に、北海道または西日本に「産直」先を見つけて、そこと直接取引をする(我が家では、北海道=コメ(ゆめぴりか・ジャガイモなど)、飲料水(西日本各地)、など)。また、生活クラブ生協など、比較的信頼のおける流通業者を利用する(東京市民生協や福島の生協は信用できない)。

6.魚介類については、放射性セシウムよりも放射性ストロンチウムの方が危険である。魚介類については、骨は絶対に食べない・飲み込まないことを徹底している。特に骨ごと食べてしまう小魚は要注意で、できれば食べない方が無難。放射性ストロンチウムは骨に蓄積する。(畜肉についても同様で、福島第一原発事故以降、牛テールスープは食べなくなったし、豚骨スープもなるべく避けている)

7.外食や加工食品は極力避ける。清涼飲料水や菓子類の甘味料は遺伝子組換えなので極力飲まない・食べない(ブドウ糖果糖)。また、輸入食品は別の危険性が国産に比べて高いので、国産から逃げて外国産を買うのは逆効果。

8.食品を買う際には、その表示を徹底してチェックする。

9.いちばん困っているのは、近所の食品スーパーでは、野菜のほとんどが関東・東北産で、それ以外の産地となるとほとんど手に入らないこと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <関連サイト>
(1)サケふ化施設再建へ 震災の津波で被災 富岡町(福島民報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/11c053dd82d131500a60a5bfa27d8d92998ba6e5
(2)汚染牧草275トンすき込み 来月処理開始 宮城・南三陸 - 河北新報オンラインニュース
 https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20201011_01.html
(3)原発除染土、覆わずに栽培試験 飯舘村で環境省が方針転換(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3073fd7c32d218f80cd10111d2ab9595e7005eb1
(4)除染土で栽培の野菜、食用基準満たす 福島・飯舘 環境省が作物の分析値を公表 - 河北新報オンラインニュース
 https://bit.ly/3ps980G
(5)福島・大熊町の帰還困難区域で試験栽培米を初収穫…「安全という結果積み上げたい」読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20201001-OYT1T50218/
(6)野生キノコから「健康に害与える可能性」の放射性セシウムを検出…2011年福島第一原発事故の影響か 静岡県(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/51a52cd27d06e65db00814475448c872acc554e6
(7)<ふくしまの10年・元牛飼い2人の軌跡>(1)外に出るな 汚染されている:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/67420
(8)<ふくしまの10年・元牛飼い2人の軌跡>(2)原乳を捨て続ける日々:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/67697?rct=national
(9)<ふくしまの10年・元牛飼い2人の軌跡>(3)牛の姿は村から消えた:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/67915?rct=national
(10)除染で出た土「安全性問題ない」 農地利用の手引き作成へ-注目の発言集- NHK政治マガジン
 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/27753.html

*「原発汚染水を飲んでもよいか」=福島を訪れた菅義偉首相の質問が韓国でも報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1bee0479e1ce92c0d9aa2660132881b5eee9b84d

(毎日、福島原発汚染水を届けてもらって、それで飲料水を含め、食器洗い、食品洗い、洗濯、風呂、庭の水やり など、生活用水として使え。また、福島から放射能で汚染された土を運んでもらって、自分の家の周りや役所の自分の執務室や廊下の床にも敷き詰めて、これからずっと生活してみろ。福島の人たちの気持ちが少しはわかるようになるぞ。:田中一郎)
草々

2020年12月26日 (土)

(メール転送です)(報告)黒川元東京高検検事長の賭けマージャン問題で検察審査会が起訴相当議決=権力悪を正すことができない「機能喪失」の腐敗官庁・検察庁を解体せよ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.キャンペーン · サナテックシード株式会社- 配らないで!植えないで!ゲノム編集高GABAトマト苗 · Change.org
 http://chng.it/YgMRCMXTjy 


2.(別添PDFファイル)岡田幹治さん講演記録:新型コロナパンデミックの真実(2020年11月15日)
ダウンロード - e5b2a1e794b0e5b9b9e6b2bbe38195e38293e8ac9be6bc94e8a898e98cb2efbc9ae696b0e59e8be382b3e383ade3838ae38391e383b3e38387e3839fe38383e382afe381aee79c9fe5ae9fefbc882020e5b9b411e69c8815e697a5efbc89.pdf

(関連)岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/authors/2020110400008.html
(関連)岡田幹治 - 著者ページ - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/ud/authors/5a3b5be477656107e8000000


3.(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-2c39dd.html

(最初の1時間弱で、主催者の方から「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3)として「検察の抜本改革」をプレゼンさせていただきます:田中一郎)

(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

*(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html

(関連)(別添PDFファイル)安部前首相 不起訴、「桜」夕食会で東京地検、関与否定、議員辞職せず、収支不記載「道義的責任痛感」(東京 2020.12.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76461
(関連)(別添PDFファイル)「知らないわけない」、安倍氏会見、市民ら疑問や不満「桜」夕食会(朝日 2020.12.25)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14743597.html

(関連)(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-afce3b.html


4.東京地検特捜部が吉川元農相の事務所を家宅捜索 現金受領問題、収賄罪に問われる可能性も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76550

(関連)吉川元農相、現金受領認める 鶏卵大手から500万円<地検聴取>:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76460

(権力から遠い、こういう「雑魚」政治家に対しては、検察は容赦しない。しかし、収賄罪容疑で吉川元農相の事務所を家宅捜索するんだったら、何故、安倍晋三元首相の事務所を公職選挙法違反(有権者買収)容疑で家宅捜索しないのか? 法の下での平等はどうなったのだ!? :田中一郎)


5.(新刊書)安倍・菅政権vs検察庁 暗闘のクロニクル-村山治/著(文藝春秋)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034141453&Action_id=121&Sza_id=E2

(ちょうど今、タイムリーにマスごみでは話題になっている新刊本です。内容的には、著者が検察のエクスキューズを代弁するような形になっていて、私は、この本に書かれていることについて疑ってかかっています。しかし、読み進めていくと、法務省・検察の内部事情というか、検察という組織の実態のようなものが見えてきて、一読の価値はあると思います。たとえば、法務省・検察庁の幹部官僚たちの職階ヒエラルキーはどうなっているか、みなさまはご存知ですか? 下記をご覧ください。:田中一郎)

 TOP  検事総長
 NO.2 東京高検検事長
 NO.3 大阪高検検事長
 NO.4 名古屋高検検事長
 NO.5 最高検次長検事、その他の地方高検検事長(5名)
(以上、10名が「認証官」)
 NO.6 法務事務次官
 NO.7 刑事局長
 NO.8 法務省官房長
(地方検察庁のトップが検事正、その次が次席検事)

(参考)法務省機構図
 http://www.moj.go.jp/content/001210369.pdf
(参考)検察庁の機構:検察庁
 http://www.kensatsu.go.jp/soshiki_kikou/kikou.htm
(参考)東京地方検察庁機構
 http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/page1000076.PDF

(参考)高等検察庁 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%BA%81
(参考)認証官とは - コトバンク
 https://kotobank.jp/word/%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E5%AE%98-593754


6.(別添PDFファイル)麻生政権に似ている?コロナに「桜」で菅政権の支持急落(東京 2020.12.25)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n2de7d9230bb8

(関連)【菅義偉】自民党下野の麻生政権に酷似 菅首相取り巻く3つのジンクス|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283110
(関連)「にやにやして危機感ない」「発信力ない」支持率急落、首相に党内から不満噴出 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201212/k00/00m/010/259000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201214
(関連)【菅義偉】もっと恐れよう 菅政権の正体はおぞましい「3つの支配欲」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283011
(関連)<それは無能、後手後手首相の妄想ではないか>ワクチン→五輪開催なんて大甘だ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/155.html
(関連)<悪夢のXマス、暗い正月>この政権の支持率はすぐに3割も切るだろう(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/159.html
(関連)<恐るべき無能と能天気>菅人災で年末年始は感染地獄絵(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/905.html
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アベスカ政権が、自分たちのしでかした山のような悪事(違法行為)について司直の手から逃れるため、自分たちの「用心棒」として「守護神」として、抱え込もうとしていた元東京高等検察庁検事長=黒川弘務の(マスごみ記者3名を巻き込んでの)「賭けマージャン」が発覚、黒川はその責任を取り検察庁を自主退職したが、それですませるわけにはいかないと、しみにゃ弁護士らが黒川を告発していた(2020年5月)。その後、不起訴処分 検察審査会へ不服申し立て 今般「黒川は起訴相当」の議決となったもの。以下、私宛いただいたメールを転送し、その概要をご報告申し上げます。

 <別添PDFファイル>
(1)黒川元検事長「起訴相当」、検審 賭けマージャン再捜査へ(東京 2020.12.25)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/76363
(2)告発の市民団体「声届いた」、黒川元検事長「起訴相当」(朝日 2020.12.25)
 https://www.asahi.com/articles/ASNDS7HPTNDSUTIL043.html
(3)黒川元検事長「起訴相当」、検察審査会 賭博容疑再捜査へ(毎日 2020.12.25)
 https://mainichi.jp/articles/20201225/ddm/001/040/102000c
(4)検察審査会「不起訴」市民がチェック(朝日 2020.12.25)
 https://www.asahi.com/topics/word/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E4%BC%9A.html


<以下はメール転送です。>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 黒川元東京高検検事長の賭けマージャン問題で検察審査会が起訴相当の議決を下しました! 私達11人の市民が、安倍前首相の守護神と言われた、黒川弘務元検事長の賭け麻雀賭博行為を告発し、東京高等検察庁が不起訴とした問題で、それを不当として7月13日に東京検察審査会に審査申し立てを行った結果、黒川弘務に「起訴相当」という議決がされました。この決定が送付されてきたのは、折しも、桜を見る会前夜祭の件で安倍が不起訴となった日でした。

いずれにしても、検察審査会の11人の委員の方々の良識を評価したいと思います。結論だけ先に書きますが、以下は長いのですが、黒川を告発した市民の会の共同代表の岩田薫氏の報告です。ぜひお読みください。

<東京第6検察審査会による議決結果>
黒川→(単純賭博罪に関して)起訴相当
3人の新聞記者ら→(単純賭博罪に関して)不起訴不当
黒川→(収賄罪に関して)不起訴相当
3人の新聞記者ら→(贈賄罪に関して)不起訴相当


(以下、岩田薫氏による報告)
***********************
黒川弘務元東京高検検事長の賭けマージャンの件で、検察審査会が黒川を起訴相当、新聞記者らを不起訴不当とする議決を下しました。 12月24日(木)のお昼に、東京第六検察審査会から書留郵便が私の自宅に届きました。息せき切って封を切った私の目に飛び込んできたのは「起訴相当」という文字でした。震える手で、東京の司法記者クラブに連絡をとりました。午後2時30分から急遽記者会見を開くことにしたのです。慌ててかけつけた東京地裁2階にある記者クラブは、マスコミ各社で満席でした。その場で議決通知書の資料を配付したあと、汗だくになり、議決の趣旨を説明し、私の感想を述べました。

この問題に関しては、私が知り合いの鎌倉や東京の市民に呼びかけ、『検察庁法改正に反対する会』の名前で、告発状を提出したことが発端です。以下に経緯をしるします。


🔶黒川らを東京地検特捜部に告発したことが発端

〇『週刊文春』令和2年(2020年)5月28日号が、黒川弘務東京高検検事長とサンケイ新聞記者、朝日新聞社員ら3人と定期的に賭けマージャンを記者宅でしていたことを報道。サンケイ新聞記者は、黒川を毎回ハイヤーで自宅まで送迎していた事実も記事に書かれていました。

〇私が呼びかけ、東京と神奈川の市民11人で市民団体を立ち上げ全員の名前を連ね、黒川と新聞記者らを、常習賭博罪、単純賭博罪、収賄、贈賄容疑で東京地検特捜部に令和2年5月26日告発しました。

〇東京地検特捜部は、令和2年7月10日、常習賭博罪については成立せず、単純賭博罪について黒川と新聞記者ら3人を起訴猶予、ハイヤー代を毎回もらっていた黒川を収賄罪について嫌疑なし、ハイヤー代を負担した新聞記者らを贈賄罪について嫌疑なしとしました。

〇私たちは、この処分を不服として、東京検察審査会に、令和2年7月13日審査を申し立てました。

〇令和2年7月16日、東京第六検察審査会が、審査を担当することになったとの文面が届きました。

〇令和2年12月24日、簡易書留で、東京第六検察審査会から『議決の要旨』が送付されてきました。

ちなみに、黒川を告発したのは私たちのグループだけではなく、岐阜や東京の弁護士、市民や学者のグループも告発しました。その告発者たちがこぞって、検察審査会に不起訴不当の申し立てをしていたことが議決通知書からは、わかりました。

審査申し立て人は、6グループに分かれ、総勢140人ほどになります。その中には単純賭博罪だけを告発容疑としたグループもあります。贈収賄罪をいれず、常習賭博罪、単純賭博罪だけを容疑として告発し審査を申し立てたグループもあります。私たちは常習賭博罪、単純賭博罪、贈賄罪、収賄罪の4つを容疑として告発しました。ですから、検察審査会への審査申し立ても各容疑に関して、検察官の判断が正しかったのかを調べてもらいたいという内容になっていました。

議決通知書は、議決年月日を令和2年12月8日、議決書作成年月日を令和2年12月22日、送付年月日を令和2年12月23日としていました。 要旨は、次のようなものです。そのまま引用してみたいと思います。


🔶常習賭博罪については、判例から成立せず

『議決の要旨』からの文面です。
🔳常習賭博罪の成否
🔘検察審査会の検討
「(前略)新型コロナウィルス感染症に係る緊急事態が宣言されていた最中であっても敢えて本件賭け麻雀に及んだことは、賭け麻雀に係る規範意識が鈍麻していることを裏付けるものである。特に、被疑者黒川は、その役職上賭博を含む刑罰法規をよく承知しながら、賭博行為を自制あるいは抑止できなかったという意味で、被疑者A(議決通知書は実名)らよりも『常習』性を肯定すべき事情が多い。

また、その掛け率や1回当たりの得喪額は、その頻度も併せ考慮すると決して射倖性が低いとはいえない。以上のことから、当審査会でも、被疑者黒川について刑法第186条1項に定める『常習』性が認められるとする意見もあったが、判例等における過去の取扱いにおいて行為者の性格や規模等が重視されていることを踏まえると、なお判例がいうところの『反復して賭博行為を行う習癖』を認めるには至らず、常習賭博罪は成立しないと判断した。」


🔶単純賭博罪での黒川起訴の当否

🔘被疑者黒川について
「被疑者黒川は、本件賭け麻雀の当時、東京高等検察庁の長である検事長の職にあり、刑事罰の対象となる違法行為を自制し、抑止すべき立場にあった。

(中略)

それにもかかわらず、被疑者黒川は、漫然と賭け麻雀を続けた上で本件賭け麻雀に及んでおり、その動機や経緯に酌むべき点はない。また、東京高等検察庁の長である被疑者黒川が継続的に賭博行為を行っていたことにより社会に与えた影響は大きい。以上の点は、被疑者黒川を起訴すべき事情として特に考慮すべきである。

なお、検察官は、賭博罪に公務員であることを理由に重く処罰する加重類型が設けられていないから、被疑者黒川が公務員であることを理由に法益侵害の程度が高まることはないと指摘する。しかし、ここで問題とすべきは、本件賭け麻雀の当時に被疑者黒川が単に公務員だったことではない。被疑者黒川が、検察官として賭博罪を含む刑罰法規の存在及び内容をよく承知している上に、東京高等検察庁の長という重責にあったこと、本件賭け麻雀をしないようにすることが最も容易な立場にあったのにそれをせず、漫然と本件賭け麻雀に及び、社会の信頼を裏切り、社会に大きな影響を与えたことが被疑者黒川を起訴するか否かを判断するのに重要なのであり、検察官の加重類型云々の指摘は的外れである。

(中略)

なお、検察官は、被疑者黒川が本件賭け麻雀に関連して訓告処分を受けた後、依願退官したことや報道により厳しい批判にさらされたことを、起訴猶予を相当とする一事情(一定の社会的制裁)として挙げる。しかし、東京高等検察庁検事長という被疑者黒川の当時の立場を前提とすれば、検察官が挙げる事態は当然に予期できたものであって、検察官指摘のように被疑者黒川に有利に評価することは相当ではない。

そうすると、被疑者黒川が本件賭け麻雀を反省している等の事情を最大限同人に有利に考慮するとしても、前記の経緯・動機、被疑者黒川の立場、社会的影響も踏まえると、被疑者黒川を単純賭博罪(刑法第185条)で起訴するのが相当であり、これを否定した検察官の判断は誤っている。」


🔶新聞記者らの単純賭博罪での起訴の当否

🔘被疑者A(議決通知書は実名)らについて
「当審査会は、前記のとおり、本件賭け麻雀について、被疑者黒川を単純賭博罪で起訴することが相当と判断したが、被疑者Aらを起訴すべきか否かについて判断するにはなお捜査が足りず、被疑者Aらを起訴猶予とした検察官の判断は不当と判断した。

(中略)

(新聞記者Aらが)事実関係を認め、反省の意思を示していることは被疑者黒川と同様である中で、当審査会が被疑者Aらについて不起訴不当と判断したのは、被疑者Aらに対する捜査が被疑者黒川に関する事情に集中しすぎたためか、被疑者黒川を取材対象者とする被疑者Aらが、取材活動等で相当に繁忙である中で、如何なる動機や事情から被疑者黒川との長時間にわたる賭け麻雀を定期的に行い、本件賭け麻雀に及んだのかが判然としないからである。

よって、本件賭け麻雀について被疑者Aらを起訴すべきか否かを正当に判断するには前記の点に係る更なる捜査が必要であり、これまでの捜査結果のみで被疑者Aらを起訴猶予とした判断は不当である。」


🔶収賄罪及び贈収賄についての判断

🔘当審査会の判断
被疑者黒川が受けた利益は、被疑者B(議決通知書は実名)の勤務先新聞社が負担するハイヤー代金が遠回分だけ増加した額ではなく、被疑者黒川が、深夜に、無償で被疑者C(議決通知書はやはり実名)方から自宅まで帰宅できた利益額である。しかも、その行為は、被疑者黒川の帰宅時間が偶々遅くなったことを理由とするものではなく、ほぼ常態化していた。被疑者黒川は、本件送迎行為を遠慮することも、回避するために積極的に早い時間に帰宅しようとすることもなかった。

もっとも、検察官が指摘するとおり、本件送迎行為について、被疑者黒川の職務との関連性を認めることはできず、贈賄罪及び収賄罪の成立を認めることはできない。ただし、本件送迎行為は、被疑者C(議決通知書は実名)において現在又は将来の取材活動を円滑に進めるために継続的に行われていたものであり、短期間の本件送迎行為それ自体から何らかの便宜供与を求めるものではないからこのような評価になるだけであり、検察官の指摘の評価を全面的に是とするものではないことを付言する。

よって、本件送迎行為について贈賄罪及び収賄罪の嫌疑がないとして被疑者黒川及びAらを不起訴とした検察官の判断は相当である。」

🔘結語
「以上により、上記趣旨のとおり議決する。東京第六検察審査会」
以上が議決通知書の中味です。

黒川→(単純賭博罪に関して)起訴相当
3人の新聞記者ら→(単純賭博罪に関して)不起訴不当
黒川→(収賄罪に関して)不起訴相当
3人の新聞記者ら→(贈賄罪に関して)不起訴相当

これが、東京第六検察審査会の議決結果でした。起訴相当とするには、11人の審査員のうち8人以上が賛同しなければなりません。不起訴不当は、11人のうち6人以上の過半数の賛同を得る必要があると検察審査会法(昭和23年法律第147号)第39条の5に規定されています。11人中8人以上が、黒川を起訴相当と判断した事実は無視できないはずです。


🔶再捜査に期待
この議決の結果を得て、今後、検察官により、賭け麻雀問題は再捜査が実施されることになりました。不起訴不当の議決の新聞記者らも再度捜査を受けます。起訴相当とされた黒川については、不起訴と再びなった場合、自動的に検察審査会が再度審査を行う仕組みになっています。そこで8人以上で起訴すべき議決がなされた時は、強制起訴となります。


(私の感想)
「被疑者黒川について、起訴相当とした検察審査会の議決は、重いと考えます。11人からなる無作為抽出の市民が判断した議決なのです。検察庁ナンバー2の犯罪なので、検察官が起訴猶予にしたのならば、法の下の平等はないに等しいと考えます。議決通知書は、『東京高等検察庁の検事長が継続的に賭博行為を行っていたことにより社会に与えた影響は大きい。』と断罪しています。さらに、『被疑者黒川が、検察官として賭博罪を含む刑罰法規の存在及び内容をよく承知している上に、東京高等検察庁の長という重責にあった……』と鋭く指摘しています。

私は、日本にまだ司法が健在であることを、是非検察庁に再捜査で示していただきたいと願っています。」 図らずも、議決通知書が届いた24日は、安倍晋三前総理に関して、桜を見る会の参加者へのホテル代金の補填問題で、政治資金規正法の不記載の容疑に関して安倍氏自身が不起訴となった旨の報道がなされていました。黒川は、安倍前総理が検事総長にさせたいと画策し、検察庁法の改正により定年を延長させようとした当人です。市民の代表からなる検察審査会がその黒川の罪を断罪したのです。何人も悪を犯せば裁かれるという当然の事実を示しました。
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草々 

2020年12月25日 (金)

(メール転送です)12月25日(金)18~21時、「#生活保護は権利」Twitt erキャンペーンの呼びかけ

前略,田中一郎です。
(メール転送です)

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下記の全国一斉キャンペーンについて、メール転送いたします。生活保護をめぐる情勢は、この国の政治や行政、そして社会のおかしさを典型的に示しています。生活保護制度は基本的人権の行使のためにあるものです。生活保護が嫌われているのは、自治体や国が嫌われるように仕向けている・そういう制度にしているからです。けしからん話だと思っています。ましてや、生活保護受給者や申請者に対して、誹謗中傷や嫌がらせをする人間たちは、まさに人間のクズと言っていいでしょう。

日本国憲法(生存権)
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

しかし他方で、反貧困や社会保障充実を言う人たちの中には、生活保護や生活保障の制度を「選別政策」などとイデオロギッシュなネーミングをしている人たちがいて、社会保障をするには「選別政策」ではなくて、区別なく全員にバラマク形でなければいけないなどと言っているようです。まさに市場原理主義アホダラ教そのもので、何を言っとるのか、バカ者、と申し上げています。(藤田孝典氏、井出英策他)

また、その返す刀で「普遍主義」政策などと称して、単なる「のべつくまなく現金をバラマクだけ」の「ベーシックインカム」なるものを社会保障政策の1つと勘違いをしている人もいます。竹中平蔵が何故ベーシックインカムを提唱しているのか、よく考えてみればいいでしょう。

(関連)【最低所得保障 竹中氏インタビュー】拙速な提案に危惧の声 佐賀新聞ニュース
 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/594461

(関連)今ごろベーシックインカム(BI)の特集を組む岩波月刊誌『世界』編集部の知的錯誤と時流迎合:特集すべきはBIではなく、新型コロナ大失業時代における「(権利としての)生活保障」や「雇用・労働政策」のあるべき論だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-12905f.html 

新型コロナ経済対策の中で、最も基本で最も重要の政策が生活保護ならぬ生活保障制度です。最後のセーフティネットです。福島第一原発事故で被害を受けられた方々にも言えることです(本来は加害者・東京電力や事故責任者・国の賠償・補償がきちんとなされるべきですが、それも出鱈目状態です、司法がその出鱈目を追認している状態です)。これがしっかりしていなければ、人々の不安は消えません。今さしあたり必要でない人も同様で、現代社会はいつ何時生活苦に転落するかわかりませんから、もしもの時でも「健康で文化的な最低限度の生活」が政府によって保障されているということが、基本的人権を守るためにも、社会安定のためにも絶対に必要なことです。にもかかわらず、これをきちんと議論する政治家は一人もいないのでしょうか!?

そして、その生活保護ならぬ生活保障制度がきちんと機能するためには、自治体の財政負担をなくし、ケースワーカーの人数を数万人単位で増やさなくてはいけません。自治体がケースワーカーを正規で採用増とすることで、大きな失業対策の1つにもなるでしょう。費用は内部留保を抱える大企業を中心に特別法人税で徴収すべきです。(大半が地方譲与税です)

制度も抜本的に改正して、ホンモノの生活保障制度としなければいけません。

(報告)(4.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(1):個人の生活保障(「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b3c498.html


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生活保護を申請したい方へ(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html

(関連)生活保護制度 |厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
(関連)「生活保護、ためらわないで相談を」コロナ禍で厚労省が異例の呼びかけ:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76217

(参考)「生活保護の申請は国民の権利です」生活困窮者向け情報を新たに発信…厚労省に理由を聞いた(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e9cf1ec41ea6e5a03a792f737cf6db3023827eb4
(参考)厚労省、生活保護は「ためらわず相談を」とサイトで広報⇒支援者から歓迎の声-ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fe2eafcc5b6e1ce8336ffa8

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いただいた下記メールは転送・拡散しておきます。
「権利としての生活保護ならぬ生活保障制度」を実現していきましょう。

(パンフ)権利性が明確な「生活保障法」の制定を!(日本弁護士連合会)
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/190520_seikatsu_hosyo.pdf

(関連)日本弁護士連合会:生活保護法改正要綱案(改訂版)
 https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2019/190214_2.html
(関連)生活保護から「生活保障」へ 「権利」としての法制化を日弁連が提起 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/06/04/antena-487/
草々

(追)直近の東京新聞社説です(2020.12.21)。
生活保護の増加 貧困ビジネス切り離せ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75648?rct=editorial

厚生労働省の通知を守らない自治体がかなりあるという。許しがたい違法行政、出鱈目行政だ。これまでもいくつかの自治体で生活保護行政のデタラメが明らかとなっているのに、まだかようなことをやっている自治体がある。怒りがこみあげてくる。

損害賠償提訴と刑事告発、そして国会での追及による行政処分と、民事、刑事、行政の3方向から、徹底的に叩くべきだ! ふざけるな! という話である。


-----Original Message-----
Subject: 12月25日(金)18~21時、「#生活保護は権利」Twitt erキャンペーンの呼びかけ

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(クロスポスト申し訳ありません。転送歓迎です)

稲葉さんの以下の呼びかけ、今、まさに必要な運動だと思います。

「はっしゅたぐ」運動って、僕もやったことありませんが、ツイッターで、25日18~21時の3時間の間に「 #生活保護は権利 」というのをつけて、利用を呼び掛けるツイートを集中させるということです。厚労省も一歩前に動き出しているということは保護課の中に私たちと危機感を共有している人もいるということではないかと思います。ぜひ、ご協力をよろしくお願い致します。

生活保護問題対策全国会議事務局長
弁護士 小久保哲郎

Subject: [seiho-taisaku-zenkoku :7061] 12月25日(金)18~21時、「#生活保護は権利」Twitterキャンペーンの呼びかけ

つくろい東京ファンドの稲葉です。 クロスポスト、ご容赦ください。このメールは転送歓迎です。

今春以降、コロナ禍の経済的影響で生活に困窮する人が急増していますが、生活困窮者支援の現場では生活保護への忌避感を表明される方が多く、対応に苦慮しています。 所持金が数十円、数百円になっており、路上生活の状態になっていても、「生活保護だけは受けたくない」とお話される方は少なくありません。忌避感が広がっている背景は様々ありますが、大きな要因として、バッシングの影響もあり、生活保護を自分も利用できる、利用してもよいと思えない、という問題があると思います。

この間、さまざまな団体・個人が政府に働きかけた結果、ようやく12月下旬から厚生労働省がウェブサイト上で生活保護制度の積極的な広報を始めました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html

この機を捉え、年末が押し迫る中、生活に困窮している人たちに向けて、「#生活保護は権利」と伝えるTwitter上のキャンペーンを行ないたいと思います。以下は、Twitterアカウントを持っている方へのお願いです。


**********************

「#生活保護は権利」Twitterキャンペーンの概要

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◆キャンペーン時間:12月25日(金)18~21時の3時間

◆方法:#生活保護は権利 というハッシュタグの入ったツイートを一斉におこなう(1人何回でもOK)。

◆内容:生活に困窮しているが生活保護の申請をためらっている方を対象に、生活保護の利用を呼びかけるメッセージ(130字くらいまで)をハッシュタグと共に書いて、発信してください。制度や政策の要求をメインにするのではなく、生活困窮の当事者向けの言葉を中心にお願いします。特に思いつかなければ、#生活保護は権利 だけでもOKです。

※多くの人が短時間に集中的にツイートすることで大きな効果が得られます。また、長時間になると、アンチ派がハッシュタグを悪用して混乱することがあるので、それを避ける意味もあります。

※日付は憲法25条にかけて、25日(金)にしました。また、ほとんどの役所で12月28日(月)が最後の開庁日になるので、その日に申請に行くことを促す意味もあります。生活保護申請自体は閉庁期間中もファクス申請や夜間休日窓口での申請書提出で可能ですが、当面の生活費貸付や宿泊先の確保を考慮すると、28日(月)中に申請するのがベターです。

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ハッシュタグ初心者の方へ

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Twitterでハッシュタグを作るのに特別な申請や登録などは一切必要ありません。「#」に続けて設定したいキーワードを入力し、前後にスペースをあければ、システム側で自動的にハッシュタグと認識されます。今回は、 #生活保護は権利 というハッシュタグをお使いください。

タグの始めにつける「#」は必ず半角でお願いします。全角だとタグとして認識されません。ハッシュタグを付けるのは、文頭でも、末尾でも、途中でも構いません。ただ、#生活保護は権利 の前後に半角以上のスペースをあけてください。Twitterの投稿画面上で、#生活保護は権利 という部分だけが青で表示されたらOKです。同じハッシュタグを使ったツイートが増えれば、Twitter上で話題になり、ニュースで取り上げられることもあります。最近では「#検察庁法改正案に抗議します」が非常に広がり、政治にも影響を与えました。

ご協力よろしくお願いいたします。


********************************
稲葉 剛 INABA Tsuyoshi  

【個人公式サイト】 http://inabatsuyoshi.net/  メルマガ登録受付中!
E-mailinatsuyo@gmail.com
Twitterhttp://www.twitter.com/inabatsuyoshi/
Facebook: http://www.facebook.com/inatsuyo

一般社団法人つくろい東京ファンド 
http://tsukuroi.tokyo/

認定NPO法人ビッグイシュー基金
https://bigissue.or.jp/

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 
http://www.rikkyo.ac.jp/sindaigakuin/sd/

 

2020年12月21日 (月)

福井県はいつから「上級原発県」となり、青森県はいつから「下級原発県」になったのか:「最後はカネメでしょ」で、福井県の使用済み核燃料を青森県に押し付ける電気事業連合会・経済産業省・関西電力の態度が気に食わない

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(12.22)院内ヒアリング集会 放射能汚染水「海洋放出」の実害 ~トリチウムは危険~(参議院議員会館)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1607833738593staff01

(関連)西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長 資料抜粋
 https://drive.google.com/file/d/1zyzXGCcMLOt0Lzbucv0zMguYFt0n9Gnj/view
(関連)海洋放出決定は時期尚早 原発処理水、風評被害を懸念 自民有志(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a23d1b062d1acc23c27c5fd90d6d036686379d5b
(関連)IAEA、監視団派遣用意 処理水処分で日本と協議:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75420

(福島第一原発事故の日本の事故後対応が国際原子力マフィアから「高く評価」されていて、このトリチウム汚染水の大量海洋放出もまた、原発事故後対応の「先行優良事例」とすべく、国際原子力機関(IAEA)の幹部が日本に応援にやってくるという。また、福島県庁や内堀雅雄県知事がこれまで最高のもてなしをしてきたのが、この国際原子力機関(IAEA)である。被害県であるはずの福島県が、福島第一原発事故後に如何におかしなことを積み上げてきたか、こうしたことが象徴しているのではないか。:田中一郎)


2.(別添PDFファイル)フクシマを忘れないために:女川原発を再稼働させてはならない(小野寺雅之『三陸新報 2020.12.17-19』)
http://sanrikushimpo.co.jp/
ダウンロード - e38395e382afe382b7e3839ee38292e5bf98e3828ce381aae38184e3819fe38281e381abefbc88e5b08fe9878ee5afbae3808ee4b889e999b8e696b0e5a0b12012.1719e3808fefbc89.pdf

(地方紙に掲載された非常に優れた時事評論です。是非ご一読ください:田中一郎)

(関連)漂流するトモダチ アメリカの被ばく裁判 Soldiers Left Behind-田井中雅人/エィミ・ツジモト/著(朝日新聞出版)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033710553&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)朗読劇「悲しみの星条旗」 - 京都市 - Facebook
 https://www.facebook.com/kanashiminoseijouki19080102/


3.『学校での甲状腺検査が無くなってしまう?』
 http://happy-island.moo.jp/blog?post_id=4268

(関連)県民健康調査検討委員会を「検討」する会 第2回 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=GlUrs9J41ic

(関連)浅井健治-【暴挙!福島県が避難者の親族に住宅退去への協力を要請】... - Facebook
 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=10159109846174571&id=537434570

(健康被害の調査を潰して「放射線被曝被害の見えない化」を行い、更に被害者を潰して福島第一原発事故は大したことはなかった=放射能は扱い方次第では安全だ=原発過酷事故とも共存できる、のインチキ政策が強引に遂行されようとしている。原子力ムラ・放射線ムラとその代理店政府・自治体にとって福島第一原発事故の教訓とは、まずもって放射能安全神話・放射線被曝安心神話をうちたてることだったのだ。原発事故10年目にして「愚かな国の自滅政策」が幅を利かせてきている。アラームが鳴っている!:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)(チラシ)乳歯は保存・記録・測定しましょう(はは測定所 2020.12)
ダウンロード - e4b9b3e6adafe381afe4bf9de5ad98e383bbe8a898e98cb2e383bbe6b8ace5ae9ae38197e381bee38197e38287e38186efbc88e381afe381afe6b8ace5ae9ae68980202020.12efbc89.pdf

(関連)非営利未来型株式会社はは,乳歯保存ネットワーク
 http://www.hahainc.jp/

(関連)内部被ばく 乳歯で調査 岐阜に初の民間測定所 福島事故受け 全国の子対象 - 中日新聞掲載記事 - 愛知医科大学 - 中日進学ナビ
 https://edu.chunichi.co.jp/news/detail/8333


5.コロナ変異種拡大 オランダがイギリスからの旅客機到着禁止 ドイツ、フランスなども同様措置検討 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201220/k00/00m/030/192000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201221

(関連)感染力7割増 欧州各国で変異種 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379988

(今、最も警戒すべきはコレだ。欧米から新型コロナの変異種を持ち込ませないように空港や港湾などでの入国管理を厳格に徹底することだ。にもかかわらず、菅義偉スカ政権も小池東京都庁も、東京オリンピック推進のために準備を進めると称して入国管理を緩めているではないか。アホの政治家・官僚に殺されてたまるか! 早く引きずりおろせ! :田中一郎)


6.菅義偉スカ政権 めちゃくっちゃのくっちゃくちゃ
(1)内閣支持率39%に急落 朝日 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379969
(2)菅政権の「ヤバすぎる決断」、またアメリカに大金を支払うことに…(半田滋)- 現代ビジネス
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78434
(3)【菅義偉】菅首相“スマイル全開”でスカスカ…ニコ生で薄ら笑いの本心|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/282587
(4)【菅政権】菅内閣は統治能力を失っている 無策に全国から反乱の兆し|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282634
(5)<何もかも場当たりのスッカラカン>年末には検察案件ズラリ GoTo悶絶退陣になる様相(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/858.html
(6)【菅義偉】NW9の遺恨…菅首相が出演渋りNスペ政治特番が見合わせに?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/282803
(7)菅首相の激怒でNHK『NW9』有馬キャスターが降板か! 官房副長官が「学術会議問題を聞くなんてNHKはガバナンス利いてない|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2020/12/post-5733.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(8)菅首相の「ニコ生」は安倍前首相よりヒドい! コロナ感染深刻化のなかヘラヘラ「ガースーです」、GoTo中止も「まだ考えてません」|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5727.html


7.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(報告)(9.24)「新しい民主主義の実現」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-7efc6b.html

(2)(報告)(10.15)「新しい民主主義の実現」(その2)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-9857ac.html

(3)(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

(4)(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html

(上記の続きは来年1/27「新ちょぼゼミ」で行います。「検察の抜本改革」の話です。:田中一郎)
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故森山栄治(元福井県高浜町助役)から「毒まんじゅう」や「小判」を密かに貰い、悪行の数々を繰り返してきた犯罪企業=関西電力が、今度は福井県の杉本達治知事から、県内原発で出た使用済み核燃料を県外の施設に移せ、それが老朽原発3基(高浜1・2号機、美浜3号機)の再稼働承認の条件だ、などと言われ、四苦八苦した挙句に電気事業連合会や、その向こう側にいる経済産業省に泣きついた。最初のうちは、和歌山県の白浜に「あわよくば」とスケベー根性丸出しで近づいたものの、あっさりと拒絶され、途方に暮れていたが、今度は原子力ムラ総連合で「年末助け合い運動」ならぬ「核ゴミ押し付け合い運動」を始めることとなった。「中間貯蔵施設の共用」などと銘打って、これを青森県に引き取らせようというのである。

(関連)40年超運転は中間貯蔵回答「前提」福井県知事 関西電力の県外立地年内提示で-福井新聞ONLINE
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1191005

まさに「共用」ならぬ「共用便所」、長年の原発稼働でたまりにたまった使用済み核燃料や放射能汚染ゴミが山のようにあって、全国各地の原発敷地にあふれかえっている。これを青森県を「共用便所」にして、そこへ核ゴミ・バキュームカーで運び込んで、テキトーに棄てちまえ、というわけだ。かような危険極まりない汚い核ゴミは、運び込んだら、運び込んだ方の勝ちであり、運び込まれた方の負けである。そのまま「永久便所」となることは必定だ。私はこの報道を見て、腹の底から怒りが込み上がる。私の妻は青森県出身だ。こんなもの絶対に許すわけにはいかない。物事は逆である。今青森県においてある核ゴミを、一切合切、元あった発生県の原発敷地へ戻せ、戻さないのなら、置いてある期間中、発生県からペナルティとして罰金を徴求しろ、ふざけんじゃねえ、ということだ。

 <RFS:使用済み燃料中間貯蔵施設>
 設置場所の標高があまり高い場所ではなく、大津波が来たら海水をかぶってもいい、などという出鱈目な前提でつくられている。中間貯蔵ですむかどうかわからない危険物に海水をかけてしまったら、金属容器の腐食を早め始末に負えなくなるばかりではない。およそ大津波というものを甘く見てナメてかかっているというほかない。大津波は、往々にして、海底の岩石や様々な物体(たとえば漁船や海岸構築物)をどっさりと抱え上げ、襲い掛かる陸上に対してそれらを叩きつけるようにしてやってくる。手抜きで建設された核廃棄物の中間貯蔵施設など、ひとたまりもないのではないか。また、この中間貯蔵施設のある場所は、恐山が噴火した際の火砕流の通り道となっている。ということは、ここに一種の核時限爆弾を置くようなものであり、万が一、恐山が大きな噴火を起こしたら、その時は下北半島はおろか、青森県や道南地区、あるいは岩手県なども核廃棄物が放出する大量の放射能に覆われて、人間が寄り付けない不毛の土地となってしまうだろう。こんなもの、わずかばかりのカネ欲しさに受け入れる方がどうかしている。

(1)<パブコメのタネ>むつ使用済み燃料中間貯蔵施設 - 原子力規制を監視する市民の会
 http://kiseikanshi.main.jp/2020/09/27/mutsu-tane/
(2)切迫する関西電力の使用済み核燃料貯蔵状況:美浜の会
 http://www.jca.apc.org/mihama/nuclear_waste/kanden_genjou20190116.pdf
(3)むつ市とリサイクル燃料貯蔵(株)に要望書を提出しました 美浜の会 2018.9.13
 http://www.jca.apc.org/mihama/nuclear_waste/mutsu_rep180913.htm

(参考)リサイクル燃料備蓄センター - 日本原子力発電株式会社
 http://www.japc.co.jp/project/cycle/bichiku.html


そもそも、何で福井県でできた使用済み核燃料や核のゴミを、遠く離れた青森県が受け入れなければいかんのか。福井県はいつから「上級原発県」となり、青森県はいつから「下級原発県」になったのか。福井県がダメだというなら、原発電気を大量に使った大阪や京都にでも持っていけばいいではないか。かつての大阪万博では、美浜原発の稼働を「科学の英知のシンボル」などとアホみたいなことを言うてバカ騒ぎしていたのだから、その万博会場跡地に「みんなが見えるような形」で、「これがかつての科学の英知の成れの果てでございます」とでも書いて置いておけばいい。さすれば、またぞろ、その万博とやらをやるぞと言っている大阪維新のチンピラ・ゴロツキどもや「昔は水の都、今はアホの都」の大阪住民たちも、少しはおのれの愚かさに気が付くというものだ。(私は大阪出身ですねん、トホホ)

あの出来損ないの似非右翼で小心者政治家=石原慎太郎のバカムスコ=石原伸晃が言った「最後はカネメでしょ」で、福井県の使用済み核燃料を青森県に押し付ける電気事業連合会・経済産業省・関西電力ら、原子力ムラ連合の態度が気に食わない。青森県はカネさえ与えれば何でもやる・引き受けるとでも思っているのか。人をバカにするのもいい加減にしろ! という話である。むつ市長が激怒し、青森県知事(こいつは極めていい加減でデタラメ人間だが)が「ただ聞き置くことにする」と突き放したのは、当然の当然というものであり、そもそも「核ゴミ共用便所」案を真っ先に青森県に持っていくこと自体が侮辱そのものである。ふざけんじゃねーぞ、全く。

(関連)「核のごみ捨て場でない」青森・むつ市長 電事連の核燃料貯蔵施設「共用」方針に反発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75157


今年の冬も我が家では、美味な青森県産リンゴをたくさん購入して楽しまさせていただいている。リンゴ農家の方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。青森の自然や天の恵みは代替品のない貴重な品々ばかり、私が若いころに3年半ばかり住んでいた経験から言っても、青森県は日本でもトップクラスの素晴らしい県だ。そこに住む人のいい、おとなしい人々をさんざんにだまくらかし、たぶらかして、核燃料サイクル施設をはじめ、多くの迷惑施設を押付けてきたのが原子力ムラとその代理店政府だ。原発を始める時から分かっていた「核ごみ問題」=「トイレなきマンション」問題を、さんざんに先送りした挙句に今頃になって騒ぎだし、またぞろ社会的経済的に弱い立場にある人々や地方にそれを押付けようとしている。

いいかげんにしろ、このバカヤローども!!

(核ゴミ問題解決には、まず真っ先に「これ以上、核のゴミを出さない」=原発・核燃料サイクル施設廃棄が必要不可欠で、これがないままに核ゴミなどを引き受けたら、その地方・地域は、それこそ「核の糞ダメ」となるだろう。「中間貯蔵」など虚偽表示もいいところだ。)


(関連)(広めてください)知ってましたか? いま地層処分してはいけない8つの理由 & ほくそ笑む原子力ムラと北海道寿都町・神恵内村の地方政治・行政を私物化している「無責任タカリじじい」たちをめぐる直近の報道- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-00175a.html


 <別添PDFファイル>
(1)核燃中間貯蔵、共用案 電力大手 青森の施設に東電・原電以外も 関電の再稼働、背景(朝日 2020.12.10)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14726011.html
(2)核燃貯蔵、業界の利害一致 電事連、施設共同利用検討(毎日 2020.12.18)
 https://mainichi.jp/articles/20201218/ddm/012/040/066000c
(3)核燃料中間貯蔵の共用を検討 電事連、青森むつの施設で(東京 2020.12.11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73563
(4)青森・むつ市の核燃料貯蔵施設「共用」を検討、電事連が表明(東京 2020.12.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/74881
(5)核燃中間貯蔵共用案、表明 地元のむつ市は反発、電事連(朝日 2018.12.18)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14735064.html
(6)核燃料問題、解消へ一歩、青森の中間貯蔵施設の共用案報告 関電活用、むつ市は難色(日経 2020.12.18)
https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=011&ng=DGKKZO67445900Y0A211C2EA2000
(7)使用済み核燃料 中間貯蔵施設、共用案、むつ市長反発(朝日 2020.12.19他)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14736421.html
(8)関電「参画したい」 核燃中間貯蔵施設共用案(朝日 2020.12.19)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20201219000153.html
(⇒ ダメじゃ、引っ込んでろ!)


 <関連サイト>
(1)(社説)核燃料の貯蔵 原子力政策の転換こそ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14736334.html
(2)「ありき」の議論できぬ 中間貯蔵・共同利用案にむつ市長反発 青森県知事は「聞き置く」(Web東奥) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0113d7575f7dc6f8cdd32f3a3a82405972570c87
(3)RFS中間貯蔵施設共用「筋違い」むつ市長不快感/「立地協定からやり直すのか」(Web東奥) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b09df9a4e3349ac1e13fa452da344cf5f70163
(4)むつ市長、電事連との面会拒否 青森県(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4d8961ec04724fcaf1367a06e13b97717a110e0d
(5)むつ市長「地元軽視の極み」 核燃貯蔵共同利用案に不快感(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8d22607c0a48b632ae90790a520efa1ddb47a2
(6)核燃中間貯蔵共同利用案は「筋違い」 青森・むつ市長反発(河北新報) - Yahoo!ニュース
 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201211_21018.html
(7)関電社長「積極的に参画」中間貯蔵施設の共同利用案で(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1169194e3668f202d098b58de1f2d6a3bab0995b
(8)知事「ゴミだめにするな」、市長「ありきの議論できぬ」…中間施設共同案に(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d1f11bcb7ccb228415fca1bf4c6a1dc86eaef631
(9)青森・むつ市の核燃料貯蔵施設「共用」を検討、電事連が表明 梶山経産相「国としても地元の理解が得られるよう取り組む」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/74881/
(10)関電、40年超原発再稼働へ一歩 中間貯蔵施設に共用案- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD170W90X11C20A2000000
(御用新聞丸出しの記事やで、コレ! 節操はないのか!?:田中一郎)


◆電事連「地元理解まで説明」貯蔵共用案、むつ市長は不快感:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/75213

(青森ではなくて大阪にでも行ってやってこいよ! 何が「地元理解まで説明」だ、ボケ!:田中一郎)

福井・美浜町議長「美浜原発内に使用済み核燃料を」中間貯蔵候補地探し難航で(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0c477efea5506712b42ffae572d4def790bf5ec6

(使用済み核燃料の恐ろしさを、このギチョーはわかっとらんみたいやな。要するに金が欲しいだけのアホや:田中一郎)
草々

2020年12月20日 (日)

(広めてください)知ってましたか? いま地層処分してはいけない8つの理由 & ほくそ笑む原子力ムラと北海道寿都町・神恵内村の地方政治・行政を私物化している「無責任タカリじじい」たちをめぐる直近の報道

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-2c39dd.html

(最初の1時間弱で、主催者の方から「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3)として「検察の抜本改革」をプレゼンさせていただきます:田中一郎)

(関連)20201214 UPLAN 東京地方検察庁検事正山下秀明宛て要請書の提出 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=DQhLJ4R-jsE&t=4s

(関連)(別添PDFファイル)安倍前首相を不起訴処分へ 本人聴取踏まえ、年内にも最終判断 東京地検特捜部(’毎日 2020.12.19)
https://mainichi.jp/articles/20201218/k00/00m/040/286000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201219

(安倍晋三はすでに政権の座にないというのに、検察はまた「巨悪」を無罪放免しとるではないか! 安倍晋三が国会での質問に答えるなどと言っているのは、こういう事情が背後にあるからだろう。どこまで下劣なのか。日本はとうの昔に法治国家ではなくなっている。若い世代にはアベスカ政権を支持しているのが多いとか聞くが、もしそれが本当なら、まさに若者ならぬ正真正銘のバカ者だ。それはともかく、安倍晋三に対する国会での質疑応答は、ウソこいだら刑務所行きの(完全公開)「証人喚問」でやらなきゃダメだ。今できなくても菅義偉スカ政権を倒した後の新政権・新国会メンバーの時にやればいい。とにかくモリカケその他を含めて「首相の(チョロくてみっともない)犯罪」を司法のみならず国会が徹底追及しないといけない。また、返す刀で検察は解体的抜本改革が必要で、それについては来年1/27「新ちょぼゼミ」で私からご説明申し上げます。:田中一郎)

(関連)「桜」安倍氏国会で説明意向 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379754


2.(12.17)核燃サイクル事業は「憲法違反」〜宗教者裁判で初の口頭弁論 - OurPlanet-TV
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2533

(関連)ブログ - 宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判(宗教者核燃裁判)を東京地裁に提訴します
 https://www.kakunensaiban.tokyo/blog/

(関連)20191205 UPLAN【第1部:前段集会】原発・核燃サイクルの即時中止を! 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FUtZqqsy6vE&t=722s
(関連)20191205 UPLAN【第2部:ヒアリング集会】原発・核燃サイクルの即時中止を! 省庁・全国市民・議員の院内集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=8VSrte4Qmgc&t=7s


3.【独自】福島に家族で移住なら200万円支給…原発周辺12市町村対象に支援金 - 政治 - ニュース - 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201212-OYT1T50304/?fbclid=IwAR1cUMyZHMYf2ALX87LSlwjLPGmARX_4bq2aZe8WfbgFkTN43RH7EN0aB8Y

(関連)福島第1原発周辺に移住・起業で最大600万円 復興庁、21年度から - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201218/k00/00m/010/024000c?fbclid=IwAR3bkkEFuURPzTT-cghIaeoR-jXI7P8ozcZFXep7xlbI0wmJG7usR2vD06M

(田中一郎コメント)
 福島から避難する人にこそ支援金を出さなければいけないのに、何をやっとるのか、このドアホ! でしょ。他人様に福島に行って住めというのなら、お前らが先に行って住めよ。まずは、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁、復興庁、環境省、経済産業省あたりを福島の浜通りの汚染地帯に移転させればよろしい。その次は、農林水産省、消費者庁、文部科学省(旧科技庁担当セクション)くらいかな。出先ではなくて、本省が行くのだ。各省庁の建物の床には、福島県の土を敷き詰めておけばよろしい。そして福島第一原発原発から「安全なトリチウム水」をもらって、それで飲料水も含めて生活しろ! また、食品はすべて放射能汚染土の田畑で作った福島県産品を食え!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脱被ばくの闘いはこれからです。反原発・脱原発も含めて、原子力ムラ=核や放射能との戦いは「最終戦争」です。彼らを社会的に葬り去るか、さもなくば我々が物理的に滅ぼされるか、のいずれかです。中間も、折衷も、妥協も、中途半端も、先送りも、ありません。甘い態度は敗北を意味します。話し合いなどしても解決などしません。話し合いで解決するくらいなら、とうの昔に解決しています。原子力ムラ・放射線ムラは「撲滅あるのみ」です。原子力ムラ・放射線ムラにだまされるということは、そのまま自身の滅亡を意味します。放射線被曝とは「緩慢なる生物の死」のことです。放射線被曝の身体被害は子々孫々まで続きます。原子力ムラが牛耳る支配権力にきちんと対決をしない・出来ないリベラルなどは、みなニセモノです。騙されないようにいたしましょう。(などと申し上げていたら、下記のようなサイトが出てきました)


4.立憲の苦悩「原発ゼロ」の文言、基本政策に盛り込む? 理想のみ追えない事情 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201217/k00/00m/010/040000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20201217

(関連)立憲民主党 政務調査会役員 - 立憲民主党
 https://cdp-japan.jp/about/policy-research-council

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)「原発がないと生きる道がなくなる労働者がいる。そこに責任を持てる表現にしてほしい」

(中略)立憲が11月25日に党本部で開いた全議員集会では、政務調査会が示した基本政策の「たたき台」を巡り激論となった。たたき台は、地元合意がなければ「原発再稼働を認めない」などとする内容で、「原発ゼロ」はなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(田中一郎コメント)
 次期衆院選へ向けて「原発ゼロ」の旗を下した途端に立憲民主党という政党は「おしまい」となる。立憲民主党の「政務調査会」には「それなりの」議員も参加しているのに何をやっとるのかという話だ。「原発ゼロ」やりますと今までさんざん言ってきて、それでもって、衆議院選挙が近づいてきたら、その旗は降ろします。まさに腰抜け丸出しの「口先やるやる詐欺」第2弾ではないか!「地元合意がなければ「原発再稼働を認めない」などとする内容」などと、こんなものは今現在と何にも変わらないではないか! 有権者をバカにしているのか!

「原発がないと生きる道がなくなる労働者がいる」=よくもかような嘘八百がつけるものだ。原発を続けることこそ、間もなく大事故を引き起こして会社が破綻し、労働者が路頭に迷うことになるのだよ。バカでねえのか!? フクシマを忘れたか!? それとも、今度も電力会社が原発過酷事故を引き起こしたら、その責任も追及しないで、またぞろ国が税金で丸抱えして加害者側を救済してやり、他方で被害者は踏みつぶすのか!? それがこれからの立憲民主党の方針なのか!?

立憲民主党が「原発ゼロ法案」を公表した時から、これは基本法なので、これだけでは脱原発は一歩も進まない、同時並行で、脱原発を具体化する各法の検討を協力野党や市民運動・社会運動と共同で具体化する検討をしていただきたい、と何度も何度も申し上げてきたが、立憲民主党は「原発ゼロ法案」公表以来何にもせず、当初は政権交代後2年かけて具体策を検討すると言っていたのが、最近では5年かけて検討すると「先延ばし」の姿勢まで示していた。そして、御用組合「連合」からは「野党共闘」を口実に「原発ゼロ法案」は引っ込めてくれと圧力までかけられ、それに毅然と回答もしていない有様が続いていた。その結果がコレか!? 

くり返すが、立憲民主党が「原発ゼロ法案」を衆院選に向けて強く訴えていかないのなら(引っ込めるのなら)、市民運動・社会運動は、この政党を「第2弾 口先やるやる詐欺」政党として突き放して、自公や維新、国民民主党などと共に落選運動を展開する他ない。その時は、立憲民主党で「本気で脱原発を即時に実現する覚悟」のある議員は立憲民主党を離れていただきたい。原発・核燃料サイクル施設を即時廃棄するか否か、これが最も最重要な=言い換えれば、いつ起きるかわからない過酷事故による日本の滅亡を防ぐための、有権者の政治家選択・政党選択の際のモノサシである。いい加減な中途半端な選択をすれば、その後には地獄が待ち受けている。一刻の猶予もないのだ。

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html


5.菅義偉スカ政権のスカスカカス行為いろいろ:こんな政権を「支持している」などと言っている奴の気が知れない、バカでねえのか!?
(1)【菅義偉】“#スガやめろ”がトレンドに 永田町に流れる「4月退陣説」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282867
(2)<Go Toだけじゃない錯乱>誰もが口にし始めた「菅じゃやっぱり無理だった」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/888.html
(3)<GoTo停止「菅の決断」なんだとさ>国民は笑えない 「裸の王様」の「独り相撲」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/874.html
(4)<何もかも場当たりのスッカラカン>年末には検察案件ズラリ GoTo悶絶退陣になる様相(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/858.html
(5)【菅義偉】菅首相にブーメラン…問題解決しない人はリーダーではない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282824
(6)「菅語」を考える:「ガースーです」にギョッ! 15年以上取材を続ける鈴木哲夫さんが首相に求める言葉 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201218/k00/00m/010/112000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20201219
(7)「全部自分でやりたがる」、説明なき「毎日、決断」「菅流」が直面する支持率低下 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201215/k00/00m/010/272000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201216
(8)宇都宮健児弁護士 菅内閣の支持率下落する理由…最大の原因はコロナ対策の不手際(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9df06244772f466f2d19d909dc1c3f780d1e9b1b


6.有権者をバカにした「同じ穴のムジナ」たち:ナニコレ!
(1)菅首相コロナ会食は「国民の誤解」じゃない! 今度はフジテレビ会長・社長、五輪賄賂疑惑の電通顧問と…フジに報道機関の資格なし|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5731.html
(2)萩生田文科相が芸者遊びにノーマスク会食、菅首相がマスク会食呼びかけた日に… 石田純一や手越を叩いたワイドショーはなぜ沈黙?|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5729.html
(3)下村氏 会食批判は「過剰」 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379551
(4)【小池都知事】小池知事は国に丸投げするだけ 傲慢な-やってる感”に唖然|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/282767


7.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(あまりにひどい甘利)自民党税調による「ガラクタ減税」=大企業や富裕層のために、あるいは時代遅れの、あるいはピンボケ政策の減税は、課税ベースを虫喰い状態にしたり税収を減らすだけの愚策- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-9244c3.html

(2)ゲロゲロゲノム編集食品(フランケンシュタイン・フード)がいよいよ登場か:安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし・花粉飛散防止義務なし、何にもなしで日本国は間もなく遺伝子汚染地帯へ=ふざけんじゃねーぞ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-aa24a2.html

(3)新型コロナワクチンは危険です:人体実験とも言うべき「安全性未確認」の「ゲノム編集技術活用型」ワクチンが登場しようとしています(水面下で巨額の医薬品利権が蠢いている可能性があります)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-204aa9.html

(4)内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか + その他若干のいろいろ(安倍晋三GO TO PRISON(その3)+スガもPRISON他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-18d8a6.html
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核ゴミの最終処分場を巡る騒動が北海道西部の2町村(寿都町と神恵内村)で始まって早4カ月が経過しました。事態は一向に改善する様子はなく、既に第一段階の「文献調査」なるものは始まってしまったようです。当面は地元での市民の動きが注目されますが、ここにきて「行動する市民科学研究室者の会・北海道」(HACASE)という市民団体が、わかりやすくて、見やすくて、とてもきれいな、いいリーフレットを作成してくれました。以下に簡単にご紹介しておきます。

みなさまには、下記の別添PDFファイルのいちばん最後のところにある「行動する市民科学研究室者の会・北海道」(HACASE)の連絡先にアクセスしていただき、このリーフレットを複数枚入手の上(有料です:1部100円のカンパ)、周りの人に広めて下されば幸いです。高レベル放射性廃棄物と言われる核ゴミの地層処分が如何に危険で向こう見ずの愚かな行為なのかが一発でわかります。作成された市民団体を応援し支援する意味でも、どうぞよろしくお願いいたします。


(広めてください)知ってましたか? いま地層処分してはいけない8つの理由

*(別添PDFファイル)知ってましたか? いま地層処分してはいけない8つの理由(イントロ部分)(2020.11.11)
ダウンロード - e79fa5e381a3e381a6e381bee38197e3819fe3818befbc9f20e38184e381bee59cb0e5b1a4e587a6e58886e38197e381a6e381afe38184e38191e381aae38184efbc98e381a4e381aee79086e794b1efbc88e382a4e383b3e383882020.11.11efbc89.pdf

*知ってましたか? いま 地層処分してはいけない8つの理由 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=8rxqNf56sjs&feature=youtu.be&t=1

(関連)これまでの助成研究・研修|高木仁三郎市民科学基金
 北海道の原発と地層処分問題の科学的検討
 http://www.takagifund.org/archives2/detail.php?id=408


併せて、「ほくそ笑む原子力ムラと北海道寿都町・神恵内村の地方政治・行政を私物化している「無責任タカリじじい」たちをめぐる直近の報道」についても下記にいくつかピックアップしてご紹介しておきます。

(関連)始まった処分場の「文献調査」…反対派住民が町議会解散請求へ “核のごみ”めぐり再び署名活動へ(HBCニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f178b29c4b318a4206109c6300c126e63774203f

(関連)北海道寿都町の「核のゴミ」最終処分場受け入れの是非を問う住民投票否決に、独裁的町長リコールの動き(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/48a874fb936f72ac1f46ab6a5d79591b8071b9e1

寿都町では、住民から出されていた「文献調査受入の是非を問う住民投票」条例案が町議会で否決され、この町の一握りの無責任タカリじじい達による民意無視の態度がはっきりしました。従って、残された方法は、この無責任タカリじじいどもをリコールして、町行政から追放するほかありません。寿都町では、町長選挙が来年2021年の10月にあるようですので、とりあえず町民は町議会のリコール運動から着手するようだとの報道がなされています。

寿都町
 http://www.town.suttu.lg.jp/
 https://map.yahoo.co.jp/?lat=42.80555&lon=140.28053&zoom=10&maptype=basic

他方、神恵内村の方は、その後の動きがありません。この村は北海道電力泊原発がある泊村に隣接していて、住民たちは泊原発からのおこぼれ原発マネーの「麻薬」で既に中毒症状を起こし、思考能力が低下してしまっているのかもしれません。村の政治や行政のありようは寿都町その他の原発立地自治体と同じで、住民の判断力低下の上に君臨して、一部の原発タカリの無責任じじいどもが政治や行政を私物化しています。ここは村の98%がNUMO作成の「科学特性マップ」で「立地不適格」となった村です。こんなところで税金や電力料金を使って「文献調査」なんぞをやること自体、腹立たしい限りです。

神恵内村
 https://www.vill.kamoenai.hokkaido.jp/
 https://map.yahoo.co.jp/place?ac=01404&lat=43.15977&lon=140.42645&zoom=10&maptype=basic

そもそも、原子力ムラ組織やその代理店政府・経済産業省などが言う「文献調査」などは「名ばかり調査」そのもので、既にNUMO「科学特性マップ」を作った時に調べられるものは調べてあるはずです(そうでなければおかしな話です)。にもかかわらず「文献調査」をやる、などと言っているわけですから、この「調査」なるものの狙いは、この2町村の住民に「原発マネー麻薬」をたっぷりと吸わせて「ヤク漬」にし、冷静な思考能力や適切な判断力を奪った上で、ヘロヘロになったところで、危険極まりない核ゴミを押付けてしまおうという魂胆なのです。「住民洗脳期間」と言ってもいいでしょう。

そして、一旦受け入れたが最後、日本全国から膨大な量の核のゴミが、今のうちにとばかりに、この2町村めがけて集まってきます。日本国中で忌み嫌われてきた「核のゴミ」の「ゴミ集積場」として、この北海道の2町村がボロボロ・ズタズタにされていくというわけです。

ですから、やがて、かような2町村に住み着く人はいなくなるでしょう。まさに「亡郷の選択」を、「原発マネー麻薬」でヘロヘロになったところでさせられるということになるのです。そして、その頃には、この愚かなことをこの2町村持ち込んだ無責任タカリじじいどもは死んでこの世にはもういません。やっかいごとは「後は野となれ山となれ」で、全部、過疎地域など、ただでさえ厳しい条件で必死に耐えて生きている地域・地方の(未来世代の)人々に押し付けられて「サイナラ」となるのです。原発・原子力とは、今までもこんなアンバイであったし、これからも、こんなアンバイで続いていくのです。勇気と決断力を持ち、かような愚か極まることに、鉄槌を振り下ろさなければなりません。(経済産業大臣もまた、下記のようなことを言っていますが、こんなものが永久に担保されているわけではありません。このアホ大臣の個人的見解の域を出ません)

(関連)核ごみ概要調査「北海道知事反対なら除外」経産相回答- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66810130Q0A131C2L41000

既に下記のブログでも書きましたが、核ゴミが処分されたのちに過酷事故ともなれば、少なくとも北海道全土はアウトです。風は西から東へと吹いていますから、北海道の貴重な自然も生態系も農林水産業も、すべて深刻な放射能汚染被害に見舞われ回復不可能となります。ですから、寿都町や神恵内村や北海道知事・道庁が「OK」を仮に出したとしても、それだけで事業を進めていいということにはなりません。万が一の場合には大被害を受けるであろう全地域=少なくとも北海道の市町村を含む全自治体と全住民の承諾なくして、この事業は進められないのです。このこともまた、可能な限り早く国会で法制化しておく必要があるでしょう。原発・核燃料サイクル施設の「地元」概念を抜本的に見直すのです。

(関連)利権まみれ原子力ムラ代理店政府にも、一握りの無責任タカリじじい達にも、「核ごみ」受入で北海道全土を核汚染の破滅的リスクにさらす権利はない(その1)=道知事・道議会・道庁は政府と調査2町村に対して断固たる態度をとれ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-32d414.html

(関連)利権まみれ原子力ムラ代理店政府にも、一握りの無責任タカリじじい達にも、「核ごみ」受入で北海道全土を核汚染の破滅的リスクにさらす権利はない(その2)=道知事・道議会・道庁は政府と調査2町村に対して断固たる態度をとれ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-ecfa81.html


 <別添PDFファイル>
(1)核のごみ処分場選定、初の文献調査へ 北海道の2町村で(朝日 2020.11.18)
 https://www.asahi.com/articles/ASNCK621PNC6ULBJ015.html
(2)核ごみ処分、民意反映されたか疑問(毎日 2020.12.3)
 https://mainichi.jp/articles/20201203/ddm/005/070/013000c
(3)放射性廃棄物「処分場調査」手をあげた町長の「真意」(『週刊ポスト 2020.12.18』)
 https://ebookstore.sony.jp/item/LT000140118001177456/
(4)北海道寿都町「核のごみ」処分場をめぐる住民投票案を否決、町長暴走、住民の意見黙殺(横田一『週刊金曜日 2020.11.20』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/63a87041d05b82ec746b9a2cc0ee6224e31af108
(5)住民自治無視の「核のゴミ処分施設」の「文献調査」応募:北海道寿都町(小出清『住民と自治 2020.12』
ダウンロード - e4bd8fe6b091e887aae6b2bbe784a1e8a696e381aee3808ce6a0b8e381aee382b4e3839fe587a6e58886e696bde8a8ade3808de381aee3808ce69687e78caee8aabfe69fbbe3808de5bf9ce58b9fefbc88e5b08fe587bae6b885e3808ee4bd8fe6b091e381a8e887aae6b2bb20e3808f.pdf
(6)寿都町に「核抜き条例」包囲網 核ごみ処分場応募に反発(朝日 2020.12.16)
 https://www.asahi.com/articles/ASNDH7608NDHIIPE009.html
(7)核ごみ最終処分場巡り分断、不安住民の次の一手は「核抜き条例」(東京 2020.12.10)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n85a9e3c512a1

*核ごみ調査、議会リコールへ 北海道寿都町、反対派住民(東京 2020.12.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71297
 https://www.47news.jp/5548109.html

*「都構想」ゾンビ化 寿都町核ゴミ住民投票せず 女川再稼働【横田一の現場直撃】No.86 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6OE6FAmJofo

*核のごみ処分 根本から見直すべきだ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/50741


 <関連サイトその1:2町村>
(1)「核ごみ拒否」条例案が否決 北海道寿都町議会(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b4eb2a30c85658d4eb3a4aabd572d7d9ed24bc
(2)核のごみ持ち込ませぬ条例案否決 賛否同数で議長裁決 北海道・寿都町議会(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7157e14ffa1c53121c93225d6c84f623f949b56c
(3)「核のごみ」めぐり、透ける筋書き 狙いは批判の分散か:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDG569DND9IIPE00X.html?ref=hiru_mail_topix2_6
(4)「核のごみ」に揺れる町を取材。国の原子力政策の現実とは? - 最新のテレビ芸能エンタメニュース - Yahoo!テレビ.Gガイド[テレビ番組表]
 https://tv.yahoo.co.jp/news/detail/20201126-00000003-tvguide
(5)神恵内村の商工業者に抗議50件「二度と来ない」「商品買わない」 核ごみ調査(産経新聞)
 https://www.sankei.com/life/news/201126/lif2011260017-n1.html

 <関連サイトその2:国や道>
(1)核ごみ概要調査「北海道知事反対なら除外」経産相回答- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66810130Q0A131C2L41000
(2)核ごみ処分場 初の文献調査 経産相 北海道2町村で認可 交付金最大20億円 朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14699213.html?ref=mor_mail_newspaper
(3)「知事反対なら外れる」核ごみ概要調査 経産相、道に書面:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/486638
(4)"核のごみ"文献調査2町村…NUMO現地事務所設置へ「住民との対話」重視の姿勢示す 神恵内村・寿都町:北海道ニュースUHB
 https://www.uhb.jp/news/single.html?id=16401

 <関連サイトその3:周辺自治体>
(1)核ごみ拒否」条例案、村議が計画 可決の公算大 北海道寿都町隣接の島牧村 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201201/k00/00m/040/036000c
(2)黒松内町議会で「核ぬき条例案」提出:HBC北海道放送
 https://www.hbc.co.jp/news/0d3aa35aacfbdc948c70bff934f7de5e.html
(3)核ごみ交付金、拒否方針 寿都隣接3町村と道(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1b25c2b9ddd67d7754f79ec01a0dbbc8d0eb2781
(4)核ごみ調査の寿都町、神恵内村に不満 周辺町村で「核抜き条例」制定の動き(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8de5af0395451f443839dcc2759f2ba6faa8c5d4
(5)寿都町に「核抜き条例」包囲網 核ごみ処分場応募に反発:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNDH7608NDHIIPE009.html
(6)北海道積丹町でも「核抜き条例」制定の動き 「核のごみ」処分場の文献調査が進む2町村周辺で広がる(HTB北海道テレビ放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7490b4fa6942a96a7ebbf745119e684f1721ee72

 <関連サイトその4:その他>
(1)ごみを「つくる」政策は破綻したが… 矛盾抱える核のごみ最終処分場:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/67587
(2)経産省・NUMOの失敗 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9572
(3)<北海道から>核のごみ処分地応募問題その後 寿都町では住民投票条例否決 一連の問題から見えてきた「核と共存する戦後史」の最終局面
 https://transportation.sakura.ne.jp/column/201125kakugomi3.html
草々

2020年12月19日 (土)

ゲロゲロゲノム編集食品(フランケンシュタイン・フード)がいよいよ登場か:安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし・花粉飛散防止義務なし、何にもなしで日本国は間もなく遺伝子汚染地帯へ=ふざけんじゃねーぞ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-2c39dd.html

(最初の1時間弱で、主催者の方から「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3)として「検察の抜本改革」をプレゼンさせていただきます:田中一郎)


2.キャンペーン
(1)国土交通大臣- 住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。 · Change.org
 https://cutt.ly/phH50ka
(2)東京地検は全国法律家・弁護士の会が告発した首相主催の「桜を見る会」とその前夜祭を徹底捜査してください! · Change.org
 https://cutt.ly/OhH6uXp 
(3)内閣総理大臣 菅義偉- 国は赤字の病院を救ってください! · Change.org
 https://cutt.ly/GhH6jUs


3.(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(12.22)院内ヒヤリング集会:放射能汚染水「海洋放出」の実害:トリチウムは危険
http://www.labornetjp.org/EventItem/1607833738593staff01
ダウンロード - efbc8812.22efbc89e999a2e58685e38392e383a4e383aae383b3e382b0e99b86e4bc9aefbc9ae694bee5b084e883bde6b19ae69f93e6b0b4e3808ce6b5b7e6b48be694bee587bae3808de381aee5ae9fe5aeb3.pdf

(関連)【署名】放射能汚染水を海洋放出しないで
 https://act.greenpeace.org/page/59529/petition/1?locale=ja-JP

(関連)癌と核をめぐる闇【 原発】汚染水の海洋放出は人類への「緩慢な殺人」~西尾正道氏【注目の人直撃インタビュー】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=QBp0NxVeToE
(関連)西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265439


4.NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」20201205 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7xwl76

(関連)NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」 データ集 - みんなでプラス - NHK クローズアップ現代+
 https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0020/topic004.html

(私から申し上げられる1つの処方箋は、選挙には必ず行って、自民、公明、維新、国民民主党の候補者を落選させるよう投票してください。それで世の中が必ず変わるとまでは申し上げませんが、しかし、そうしないと、現状のどうしようもない状態は変わることはないどころか、更にどんどん悪くなっていきます。日本はこの連中が=つまり今進行中の政治・政権が主導して、世の中をどんどんひどくして行っているからです(政権にいない維新と国民民主党はその補完勢力)。事態改善の十分条件ではありませんが、必要条件であることだけは確かです。この4つの政党の言うことは「全部ハッタリ」と思っていただいていいです。:田中一郎)


5.(別添PDFファイル)自民PT学術会議提言提出、首相「国民もわかってきた」(朝日 2020.12.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14732268.html

(そうよ、お前=菅義偉が首相という役職には最もふさわしくない人間であることが「国民もわかってきた」のだよ。早くやめちまえ!:田中一郎)

(関連)菅内閣不支持率49%、初めて支持上回る コロナ対策評価せず62% 毎日新聞世論調査
 https://mainichi.jp/articles/20201212/k00/00m/010/163000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article
(関連)菅総理の「ニタニタ作戦」はさらに支持率を急落させる(田中良紹) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20201214-00212601/
(関連)内田樹「感染症対策の失敗を認めない政権の“視線”は、次の選挙の得票だけ」(AERA dot.)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2853a45cc003114f1cf9bc67e03eec4487b98a86
(関連)菅首相コロナ会食は「国民の誤解」じゃない! 今度はフジテレビ会長・社長、五輪賄賂疑惑の電通顧問と…フジに報道機関の資格なし|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2020/12/post-5731.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push


6.洋上風力、40年に原発45基分、官民で再生可能エネルギー拡大:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/74464

(関連)(別添PDFファイル)洋上風力、北海道・東北・九州が軸、9地域の導入目安 官民合意(朝日 2020.12.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14732218.html

(関連)福島沖の風力発電、全て撤去へ「税金の無駄遣い」批判も(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d8ca9d26f6ef3bc0666e3f97ea66a47fbb5f8d54
(関連)福島の洋上風力発電、全撤退へ、600億投じ採算見込めず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/74017

(上記の2つの記事が「正反対」のことであり矛盾しているという感覚はないのかね? 一方で、採算が合わないから洋上風力からは全面撤退だといい、他方では、またぞろ税金を巨額に使って洋上風力を積極的に推進するのだとか。ナニ、コレ! 常識があるのなら、洋上風力発電については、まずは福島沖の失敗の原因や教訓を、この事業に批判的な人も入れたチームで検討してからの話でしょうに。福島沖でいったいいくら税金を無駄にしたと思ってやがるのか!? ともかく、経済産業省のやることなすこと、デタラメの極みだ。経済産業省は、かつての大蔵省と同様に解体すべきである。原発がらみで悪質であるだけでなく、単純な行政能力もまた、サイテーだ。:田中一郎)


7.横浜市長リコール署名、法定数に届かず 2割未満の9万筆(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/33d8ec0f5c3a105d028b3198722f607a452821c5

(関連)【横浜】IR賛否問う住民投票、署名19万3193筆 必要法定数上回る(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/afd2ad91d4cce1fae20b75632bce286221282f00

(横浜市民は本気でカジノをやめさせたいと思っているのかな? 住民投票を市議会に提案してみたところで、市議会が自民・公明・維新の議員で過半数を占めているのなら、ほぼ間違いなく否決されるでしょうに。カジノを絶対に許さないというのなら、公約違反なのにヤルヤルと言ってきかない林文子現市長をリコールして辞めさせるしかないじゃないの。こいつはそもそも菅義偉の腰巾着みたいになってしまっとるしだ。他方、リコール運動を展開した市民団体は、何故、思ったように得票が出来なかったのか、今後のためにもしっかり総括する必要もありますね。政治的立場を乗り越えて、さまざまな方々の協力を得て運動を展開していたのかしら? たとえば横浜港の藤木幸夫氏は協力していたのかな? :田中一郎) 

(関連)「ハマのドン」激怒。横浜のカジノ誘致を強要した「黒幕」の正体 - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/412835


8.<「秘書の略式起訴」では犯罪者天国>逃げ回る安倍 ワルがのうのうの世も末 スットボケ菅(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/673.html

(関連)<上が腐れば下まで腐る>安倍 菅政権から漂う 耐えがたき腐臭(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/655.html
(関連)安倍前首相に事情聴取要請をした東京地検特捜部の狙い! 安倍は秘書に責任押し付けも「共謀共同正犯」で本人立件の可能性|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5718.html
(関連)皮肉を込めて言えば風刺をさせないほどの政権だったのかもしれない―ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権 コロナ禍日本 安倍政権の軌跡』武田砂鉄による書評(ALL REVIEWS)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b680afab252b62283ff0bab8c80c521d981a5628

*20201214 UPLAN 東京地方検察庁検事正山下秀明宛て要請書の提出 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=DQhLJ4R-jsE
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ないないづくしのゲロゲロゲノム編集食品が、「遺伝子をいじくりまわした」生物を食品とする「遺伝子操作食品」であるにもかかわらず、安全審査なし、表示義務なし、認可・届出義務なし、花粉等飛散拡散防止義務なし、何にもなしで、食品流通市場に登場しようとしています。ゲロゲロゲノム編集食品は、遺伝子組換え食品と基本的に何ら変わるところがない技術を使ったものであり、ノックアウト(遺伝子削除)かノックイン(遺伝子組込)かの違いはあれども、遺伝子やDNAをめぐる総体的な知識も知見も全く不十分なままに、自分たちにとって都合のいい機能だけに着目して商品化した、まるで出来損ないの「フランケンシュタイン・フード」(*)です。もちろん、こんなものを食べてしまったら何が起きるかわからずですが、そもそも安全性が審査・検査されていませんから、食うなら勝手に食って自己責任、という形式をとってスタートしていくのです。

(*)フランケンシュタイン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3

私たちは、かようなものを断固として拒否・排除し、食卓から一掃しなければならないことはもちろんですが、更に、かようなものを広く作付・養殖・飼育などしていると、日本全土が遺伝子汚染に見舞われるという「もう一つのリスク」も無視できません。以下、今般のゲロゲロゲノム編集食品にOKを出した厚生労働省(食品衛生法)&環境省(カルタヘナ議定書国内法)&農林水産省(作付・養殖・飼育)などの霞が関各省庁と、その背後にしてアメリカのご機嫌ばかりを伺っている自民党のドアホ政治家どもの「ゲノム編集関連政策・行政」について、簡潔に批判説明をいたします。

(このゲロゲロゲノム編集食品の認可の本音は、日本国内のことよりも、もっぱらアメリカ、ないしは欧米系の巨大多国籍アグリビジネス資本(*)の日本への売り込みにOKを出すことを主目的としてなされたものです。従ってまた、今回報道されたゲノム編集トマトをはじめ、いくつかの国産ゲノム編集食品が間もなく市場に現れてきますが、こんなものは今申し上げたアメリカないしは欧米系の巨大多国籍アグリビジネス資本の前座ないしは露払いにすぎず、うれしがりの低レベル似非学者たちが研究と称して「開発」した粗悪品ばかりにすぎません。私はこんなものは大した広がりを持たないと見ていますが、これが契機となって、海外から日本にこのゲロゲロゲノム編集食品が大量に入り込んでくるのです。冗談ではありません。その時には、表示なしで、私たちには選択のしようがないままに、このゲロゲロゲノム編集食品を無理やり押し付けられることになります。人権侵害甚だしきです。)

(*)巨大多国籍アグリビジネス資本(種子&遺伝子組換え&ゲノム編集)
 バイエル(&モンサント)、シンジェンタ(&中国化工集団公司)、ダウ&デュポン、BASF


 <別添PDFファイル>
(1)ゲノム編集トマト(東京 2020.12.11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73810
(2)ゲノム編集トマト(朝日 2020.12.11)
 https://www.asahi.com/articles/ASNDC5W6SNCZUJHB004.html
(3)ゲノム編集トマト(毎日 2020.12.11)
 https://mainichi.jp/articles/20201211/k00/00m/040/142000c
(4)ゲノム編集トマト(日経 2020.12.11夕,12)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB107EH0Q0A211C2000000
(5)ゲノム編集食品がついに日本に入ってくる!(イントロ部分)(天笠啓祐『金曜日2019.8.9』
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e9a39fe59381e3818ce381a4e38184e381abe697a5e69cace381abe585a5e381a3e381a6e3818fe3828befbc81efbc88e382a4e383b3e38388e5a4a9e7aca0e3808ee98791e69b9ce697a5202019.8.9e3808fefbc89.pdf
(6)ゲノム編集食品の拙速な承認に異を唱える(イントロ部分)(垣田達哉『週刊金曜日 2019.5.10』)
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e9a39fe59381e381aee68b99e9809fe381aae689bfe8aa8de381abe795b0e38292e594b1e38188e3828befbc88e382a4e383b3e38388e59ea3e794b0e3808ee98791e69b9ce697a5202019.5.10e3808fefbc89.pdf
(7)ゲノム編集作物の子孫 Q&A(東京 2020.11.12夕刊)
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e4bd9ce789a9e381aee5ad90e5adab20efbcb1efbc86efbca1efbc88e69db1e4baac202020.11.12e5a495e5888aefbc89.pdf


 <いちろうちゃんのブログ>
(関連)(報告)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-058231.html

(関連)(報告)(10.21)オルタナティブな日本をめざして(第35回):「ゲノム編集、どこに危険が潜んでいるか」(新ちょぼゼミ:河田昌東さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-8831d7.html

(関連)遺伝子をいじくりまわした「フランケンシュタイン生物」を食わされる恐怖(ゲノム編集食品):安全審査なし・製造開発届け出なし・表示なしの「何にもなし・やりたい放題」が間もなくスタート 行き着く先は「毒物食品」と「遺伝子汚染列島」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-f5b18d.html


1.遺伝子をめぐる生命メカニズムの全容はわかっていない(まさに暗黒大陸のミクロ世界)
 遺伝子組換え食品やゲノム編集食品の危険性の根源は、人類が(従ってゲノム研究者たちが)遺伝子をめぐる下記のような生命メカニズムの全容が解明されていないにもかかわらず、人間の都合で(つまりは食品開発者のご都合主義で)、特定の遺伝子の働きだけに着目して、いびつな人工的細工を加えている点にある(ノックインやノックアウト)。基本的なメカニズムの全容が分かっていないのだから、人工的な細工を加えたら、その結果どうなるかは、やってみなければわからない、というのが実態。しかも短期的にだけでなく、中長期的に、世代を超えて遺伝的影響までを含めて、何が起きるかわからない。潜在的に危険な状態は変わらない。また、特にゲノム編集生物を食品として利用するという場合には、その生物が体内に未知な危険なたんぱく質などの物質を産生していないのかが問題となるが、これも徹底して調べない限りはわからない。従って、遺伝子組換え食品にしろ、ゲノム編集食品にしろ、その安全性の検査・審査をしないなどということは許されるはずもない。「こんなもの、食えるか!」ということだ。

(1)遺伝子は複数の機能を持っている。それをノックアウトしたら、狙った機能はノックアウトできるけれど、それと同時に想定外の他の機能もダメにしてしまうかもしれない。

(2)遺伝子は相互に連関性を持っている。1つの遺伝子をダメにしてしまうと、それに連続して、別の想定外の遺伝子の機能に異常が出るかもしれない。

(3)遺伝子は相互に補完性を持っている。1つの遺伝子をダメにしてしまうと、それに連続して、他の想定外の遺伝子が働き、狙った機能を徐々にダメにしてしまったり、いろいろな想定外の作用が出る可能性がある。

(4)遺伝子は細胞における生命メカニズムの1つであるエピゲノム(エピジェネティクス)作用により、発現したりしなかったりしている。このエピゲノム現象に対する遺伝子組換えやゲノム編集の影響は未知数である。

(5)ミトコンドリアにもDNA=遺伝子が存在しており、これに異変を起こしてしまうと、その生物は厄介な病気に見舞われかねない。そんなものを食品にしていいのか?

(6)細胞と細胞、臓器と臓器は、お互いに連絡を取り合っており、その連絡物質も最近は解明され始めている(エクソソーム等)。それについても全容はまだ解明できていない。

(参考)がん細胞からの恐怖のメッセージを治療へ生かせ! - NHK健康チャンネル
 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_605.html

要するに、生命現象について、ほんのカケラほどの知識や経験しかない、似非研究者・御用学者どもが、発見した特定の機能を発揮する遺伝子を、自分たちのご都合主義で削除したり膨らませたりして利用しているだけで、その結果、中長期的なことを含めて、どういう結果がそれぞれの固体や生態系に引き起こされるのかは、やってみなけりゃわからないという状態で見切り発車している。狙いは「生命の真理探究」などではなくて、食品として開発して商品にし、それで金儲けをしよう、というビジネス目的以外の何物でもない。いわば(特許権がもたらす利益も含めて)自分勝手な金儲けのためにゲノム編集技術を使い、ゲロゲロゲノム編集食品を売りさばいていこうとしているだけの話である。

だったら、なぜ、きちんと「食の安全」を担保すべく、検査・審査を行わないのか!?


2.ノックアウト型ゲノム編集に伴う危険性
(1)オフターゲット:狙ったところ以外の遺伝子もノックアウトされてしまう。これを全部見つけ出すのは容易ではない。DNA上のCGTAの4つの塩基が、たった1つだけ欠けているというパターンもあるので、発見自体がしんどい話である。私が聞いているところでは、何百、何千ものオフターゲット現象が起きる場合もあるという。これが何をもたらすかは、やってみなければわからない。上記で申し上げた(1)~(6)それぞれについて懸念が残る。

(2)モザイク:生物の受精卵にゲノム編集操作を行った場合に現れる現象。細胞分裂していくにつれて、ゲノム編集が成功した細胞(ターゲット遺伝子のノックアウト)と失敗した細胞が混在して増殖していく現象=つまり「キメラ生物」が生れてくる。この「キメラ現象」のもたらすものもまた、やってみなければわからない。上記で申し上げた(1)~(6)それぞれについて懸念が残るし、そもそも、こんなキメラ生物が生きて行けるのかという問題もある。(難病問題解決のためにゲノム編集技術がどうのこうのと言われているが、ヒト受精卵も同じで、どんな副作用や遺伝的影響が出てくるか全く不明)


3.ゲロゲロゲノム編集食品もゲロゲロ遺伝子組換え食品も「抗生物質耐性遺伝子」が組み込まれている
 遺伝子組換えやゲノム編集が成功したかどうかは「見た目」ではわからないので、遺伝子操作の際に抗生物質耐性の遺伝子も組み込まれるようにしておいて、捜査が終わったら抗生物質をぶっかける。その時に枯れないで生き残ったものが成功品種ということになるので、ゲロゲロゲノム編集食品もゲロゲロ遺伝子組換え食品も「抗生物質耐性遺伝子」が組み込まれていると考えていい。この抗生物質耐性遺伝子が、これを食べた人間や家畜などの健康に悪影響を及ぼす可能性があるし環境への影響も無視できない。

(関連)GMO ゲノム編集で使われる抗生物質耐性遺伝子が環境中にばらまかれる 印鑰智哉のブログ
 http://blog.rederio.jp/archives/4644


4.遺伝子をノックアウトするために使った人工制限酵素=クリスパーCas9が細胞内に残存するリスク
 ゲノム編集では、1つの編集に大量のクリスパーCas9を使うため、それが目的達成後に自動的に消滅してくれるということはない。この残存してしまった人工酵素=クリスパーCas9がどういう影響をもたらすかも未知数である。


5.未知のたんぱく質などの危険な物質の産生
 上記で申し上げた通りである。そもそも遺伝子の機能とは、アミノ酸を造り、それを組み合わせてたんぱく質を合成して、体の役に立てていくということなので、その時に、遺伝子がいじくられていると、どんなたんぱく質や物質が生れて出てくるかわからない。ゲノム編集後にすぐに出てくるとは限らず、遺伝子発現のメカニズムに従って、タイムラグを持って現れる場合もないとは言い切れず、この辺が将来的に大きな懸念の1つとなる。


6.未知の食品なのに安全審査なしとはどういうことだ!
 開発して売りたい側の屁理屈は、ノックアウト型のものなら自然現象でも時々見られている現象だから、安全上の心配はいらない、というもの。冗談ではないワ。たとえ自然現象であっても、安全と言えるかどうかはわからない。ましてや、自然現象などではない、人工的な遺伝子いじりなのだから、自然現象と似ているからと言って安全性が確保しているなどとは、科学的に見てもおかしな屁理屈に過ぎない。商売優先のあまり安全性審査を切り捨てて、食品表示もしないで、無理やり我々に食わそうという算段のようだ。こんなものを喜んで食うのは、根っからのドアホ以外にいるのか!? さながら一種の巨大人体実験ではないか。


7.一代目のゲノム編集生物を、そうでない生物と交配した二代目、三代目の雑種品種については、全くの規制なし
 これも驚くべきことだ。危険極まりなし。生物は生殖によって、マクロの世界だけでなく、ミクロの世界で大きく変化していく。細胞レベルの話で、こうした雑種交配が何をもたらすのか、未知の世界のはずだ。上記6.の安全審査手抜きと同レベルで許しがたい危険な行為である。

(関連)(別添PDFファイル)ゲノム編集作物の子孫 Q&A(東京 2020.11.12夕刊)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/645633
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e4bd9ce789a9e381aee5ad90e5adab20efbcb1efbc86efbca1efbc88e69db1e4baac202020.11.12e5a495e5888aefbc89.pdf

(関連)ゲノム編集作物と従来の品種を掛け合わせた「後代交配種」は届出も表示も全く必要ない、と農水省は決めたようです - オルター通信 - 安全な食べものネットワーク
 https://alter.gr.jp/magazine/detail.php?id=8692


8.届け・認可の義務なし
 安全性の問題だけでなく、環境汚染の危険性もあるゲノム編集、こんなことだと、誰が、どこで、いつ、何を、どのように、ゲノム編集して遺伝子改変を行ったのか、全くわからなくなる。しかし、遺伝子組換えはともかく、ゲノム編集にいたっては、そのための「キット」(実験用の道具や薬品などの一括セット)は、誰でも低価格で容易に手に入ると言われている。つまり、商売やビジネス用ではなく、面白半分の「遺伝子いじり」が、少しばかり知識と経験があれば、誰でも簡単にできてしまう=DO IT YOURSELF ゲノム編集の時代になってしまったということだ(下記サイトはその一例)。農作物などの植物だけでなく、動物、魚介類、昆虫、微生物など、ありとあらゆる生物の遺伝子をいじくりまわすことが可能であり、中でも植物、昆虫、海洋生物の一部、微生物などは、その増殖速度が速く猛烈に増えるので、生態系への悪影響も含めて自然環境が取り返しのつかない事態となることはほぼ間違いないのではないか。そんな時代にゲノム編集を「野放し状態」の規制ゼロにしていいのか!? バイオテロの可能性だって考えられるではないか!? 信じられないほどの無責任バカ行政だ!!

(参考)ORIGENE社 ゲノム編集(Genome-editing)ノックアウトキット - CRISPR-Cas9 knockout のパーフェクトキット - コスモ・バイオ株式会社
 https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/genome-editing-knockout-kit.asp?entry_id=13159


9.ゲロゲロゲノム編集食品の表示義務なし(絶対に許せない振る舞いだ!)
 端的に言って、表示したら売れないからだ。遺伝子組換え食品で実証されているので、それを避けるため、消費者・国民にはゲロゲロゲノム編集食品を「それとは知らないで買って食べてもらえばいい」、そしてその結果、健康被害を被っても、それは自己責任で対処しろよ、というのが、今の対米隷属政権・政府の基本的な考え方である。誰のための行政であり、何のための政治・政策なのか。食品として不適格なものを消費者・国民に無理やり食わせるための仕組みづくりに邁進する日本政府=今日の日本の政治や行政の実態が、このゲロゲロゲノム編集食品問題で赤裸々に露呈したということだろう。これは明々白々の消費者・国民の選ぶ権利・知る権利の侵害=基本的人権侵害の憲法違反である。いや未必の故意の犯罪である。ホンモノの政権交代を経て、これを推し進めた連中に対して厳重なる処分・処罰を予告しておく。覚悟しておけ!

(関連)ゲノム編集食品 表示義務を検討すべきだ|【西日本新聞ニュース】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/562422/

(関連)ゲノム編集食品が流通へ 筑波大などがGABAの含有量約5倍のトマト開発(ニュースイッチ)遺伝子を効率良く改変するゲノム編集技術を:dメニューニュース(NTTドコモ)
 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/newswitch/business/newswitch-25066

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)インターネットを通じて家庭菜園用に2021年春ごろから苗を無償提供する。その後、農業生産者に関連会社を通じて苗や種を販売する。収穫されたトマトが一般に流通するのは22年1―2月になる見通し。同社は苗や種にゲノム編集技術で品種改良したことを明記する。消費者庁は義務付けていないが、生産者がトマトを売る時にも同内容を表示してもらうようにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(このトマトは、開発者がゲノム編集食品の表示をする生産者にしかタネを売らないなどと言っているようだが、そんなことは法的義務でも何でもないので、例えばそれでは売れないとなれば、おのずと表示などしなくなり、さらに加工や外食に回してゲノム編集産物であることを隠すようになるだろう。気休めなどを言ってみても始まらない。食品表示が大事だと本気で思うのなら、開発した連中が一致団結をして、厚生労働省にゲノム編集食品表示の義務化を申し入れすればいい。やる気もないことを口先だけできれいごと言うな!:田中一郎)


10.花粉の飛散防止や根株の増殖防止など、環境への拡散防止措置の義務付けなし
 上記8.と相まって、このままでは、日本列島の遺伝子汚染は、近未来においてほぼ確実に起きるだろう。今でさえ、遺伝子組換えの大豆や菜種やトウモロコシが水揚げされている港の周辺には、運搬用トラックの荷台からこぼれ落ちたそれらのタネが繁殖し、在来種と交雑しながら「ヘンテコ雑種」の生息域を広げつつあるという状態なのに、ここにゲノム編集の無政府状態を上乗せすれば、それによって引き起こされる事態は容易に想像がつく。そして明々白々のカルタヘナ議定書違反・カルタヘナ議定書国内法違反(生物多様性条約)でもある。日本列島=遺伝子汚染地帯、となる時が、もう目前に迫っている。早くかようなバカなことを止めろ!


11.アメリカで遺伝子組換え食品は、いま
 遺伝子組換え食品といえばアメリカがその発祥の地でもあり、大繁殖をしている国でもある。しかし、そのアメリカで、いよいよ遺伝子組換え食品は多くの「お母さん」たちに嫌われ始めている。遺伝子組換え食品を食べるのをやめたら、子どもたちの原因不明の健康障害が随分とよくなったというお母さんたちが増えてきて、これが口コミでどんどん広がり、今や大手の流通業者や外食産業までもが、遺伝子組換え食品を扱わない、という宣言をするようになっている。遺伝子組換え食品と何ら変わるところのないゲロゲロゲノム編集食品もまた、間もなく同じ運命をたどることになるだろう。そうすると、欧州は元来遺伝子組換え食品もゲロゲロゲノム編集食品も拒否しているので、アメリカで嫌われたゲロゲロゲノム編集食品は、このアホの国=日本に大量に入ってくることになるだろう。今日では先進諸国だけでなく発展途上国でさえ、遺伝子組換え食品やゲロゲロゲノム編集食品を退ける時代となっているのに、この日本というアホの国だけが、どうもゲロゲロゲノム編集食品に関して「逆噴射」をしているようである。愚か極まりない「亡国行為」という他ない。

(関連)遺伝子組換え食品から子どもを守る! 全米各地で動き出したママたち|KOKOCARA(ココカラ)−生協パルシステムの情報メディア
 https://kokocara.pal-system.co.jp/2017/04/10/moms-across-america-says-no-gmo/


12.最後に:マスごみ「ちょうちん」報道のひどさ、生物兵器開発の可能性
 最後にこの2つに言及して私のコメントを終わります。マスごみのひどさ、お気楽さは、ゲノム編集やゲノム編集食品に限ったことではないにしても、あまりにひどすぎる報道ぶりである。特に大手新聞各社の「科学部」がひどく、福島第一原発事故後の放射線被曝問題と同様、「似非科学部」の役割を存分に発揮していると言っても過言ではない。みなさまには「科学部」の書いた新聞記事を見つけたら、眉にツバを付けて批判的にご覧いただければと思っている。眉がツバだらけになるかもしれないが・・・・・。

他方、ゲノム編集技術を使った生物兵器開発もあり得ない話ではなく、少し前の映画「新聞記者」でも、最後のクライマックスのところで、フィクションとしてながら取り上げられていたことを思い出す。更にリアルな話では、長崎大学(長崎市)と国立感染症研究所(武蔵村山市)が、いわゆるP4施設を住民の反対を押し切って建設する運びになっており、私はこの2つが、生物兵器開発と関連しているのではないかと疑っている。少なくとも金儲けのための特許は狙っているはずで、ここでもゲノム編集が暴走しているということだ。

ゲノム編集は実験室へ引っ込め。そして、その研究内容を全面公開せよ。食品を含めて、ゲノム編集技術を濫用するな! これから市場に出てくるゲロゲロゲノム編集食品はまずもって表示を義務付けしろ!


 <関連サイト>
(1)『ゲノム編集とは何? 何が問題?』(天笠啓祐 市民のためのがん治療の会 2019.4.23)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20190423_amagasa
(2)食卓が変わる日 ゲノム編集食品解禁(上)狙った遺伝子 正確に切断 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/11917
(3)食卓が変わる日 ゲノム編集食品解禁(下)「表示義務なし」に戸惑い 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/11903
(4)初のゲノム編集食品が流通へ 血圧下げるトマト、企業が届け出:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73778


 <有機農業ニュースクリップ:メール転送です>
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  有機農業ニュースクリップ速報版 2020.10.09
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◆厚労省 ゲノム編集後代の事前相談は不要 調査会も了承
 厚労省は10月9日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会(以下、調査会)において、ゲノム編集食品の事前相談は後代品種には不要とする案を提出した。共同通信によれば、調査会は「おおむね了承した」という。

厚労省「食品衛生法上の特定の食品に係る規制及び措置に関する考え方について」より抜粋
 --------------------------
〇一方、ゲノム編集技術応用食品等のうち、そのDNAの変化が、食衛法上特段の規制が設けられてない「従来の育種技術」によって得られたDNAの変化の範囲内と考えられるものについては、

・事前相談の仕組みを設け、最終的に外来の遺伝子を含まないこと等が確認された場合には、安全性審査を不要とすることとした。

・ただし、新たな技術を利用して得られた食品等であることから、状況把握等を適切に行うため、食品衛生法上の強制力を持たない任意の届出を求めることとした。

・後代交配種については、従来の育種技術の範囲と判断されたゲノム編集技術応用食品を更に育種したものであり、食品の安全性上の懸念は認められないものと考えられる。

〇上記のことから、厚生労働省としては、当該法の目的である「食品の安全性の確保」の観点から、ゲノム編集技術応用食品等に対して講ずるべき措置は事前相談及び届出(後代交配種の場合を除く)と考えている。

○なお、後代交配種に係る食品表示については、当該法の範疇とは別に整理されるべきものと考えている。
 --------------------------

 ・厚労省, 2020-10-9
  食品衛生法上の特定の食品に係る規制及び措置に関する考え方について
  https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000680912.pdf

 ・共同, 2020-10-9
  後代交配種、販売前届け出求めず
  https://this.kiji.is/687247960347903073

この後代品種の事前相談不要ということになれば、「、後代交配種に係る食品表示については、当該法の範疇とは別に整理されるべきもの」との付言はあるものの、後代品種についてのみ表示されるとは考え難く、表示なしで決着させるのではないか。厚労省は昨年10月から、ゲノム辱品に関する事前相談と届出の制度を開始したが、10月9日時点で、まだ1件の届出もない。ある意味異常な状態が続いている。

 ・厚労省
  届出されたゲノム編集技術応用食品等
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/bio/genomed/index_00012.html


━ No.1096 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 有機農業ニュースクリップ  2020.12.11
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◆ゲノム編集トマトの流通が現実に まず家庭菜園用から供給
 厚労省・新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会は12月11日、サナテックシードの高GABAトマトについて、遺伝子組み換え食品ではなく、ゲノム編集食品としての「届出」に該当すると判断した。これを受けてサナテックシードが即日「届出」を行った。厚労省は同日、日本で初となるゲノム編集食品として公表した。これにより、ゲノム編集食品の流通が現実のものになった。

厚労省は昨年10月、ゲノム編集技術を使い、遺伝子を操作して改変した食品について、外来遺伝子の挿入がなければ、従来の遺伝子組み換え食品としての審査は不要であるとした。そのうえで、事前の「相談」と「届出」で流通を認めるとして、一定の範囲のゲノム編集食品を解禁した。この間、一年余り「相談」や「届出」の状況は全く明らかにされてこなかったが、ようやく初のケースが明らかになった。今回「届出」のあったサナテックシードの高GABAトマトは、今年8月に米国農務省が遺伝子組み換え作物としての規制は不要であるとの確認書を公表していた。

厚労省は12月11日、サナテックシードの「届出」を受けて、ゲノム編集高GABAトマト(届出名:グルタミン酸脱炭酸酵素遺伝子の一部を改変しGABA含有量を高めたトマト)の届出情報を公開したが、図版を含めてもわずか8ページと少ない。この中でサナテックシードは、オフターゲットや新たなアレルゲンの産生は見られないことを確認したとしている。しかし、マウスなど動物を使った給餌試験への言及はなく、実施していないようだ。

このゲノム編集トマトは、改変前の品種と比べ、ヒトの血圧上昇を抑える働きがあるGABAの産生に関する非活性の遺伝子の一部を、ゲノム編集技術で活性型に改変して、GABAの産生量を増やしたという。その結果、このゲノム編集トマトのGABAの含有量は5~6倍多くなったとしている。

農水省も同日、一般的に規制なしで栽培可能な「情報提供書が提出された農林水産物」として届出情報を公開した。農水省への届出名称は「GABA高蓄積トマト(#87-17)」で、こちらの公開情報も少ない。農水省はまた、「情報提供書の(案)の確認の経緯」を公表したが、これによると、サナテックジードは昨年10月下旬に農水省に「相談」したという。その後、今年10月と12月に非公開で開催された生物多様性影響等検討会で学識経験者に意見を照会したとしている。

サナテックシードは同日、厚労省と農水省に「届出」を行ったと発表した。併せて、規格外果実の処理などで飼料として利用される可能性があることから、ゲノム編集飼料としての「届出」も行ったとしている。サナテックシードはまた、今回「届出」の#87-17を親としたF1品種を「シシリアンルージュ・ハイギャバ」の商品名で販売を予定しているとしている。しかし、現状では既存のトマトのように果実の流通量が確保できないことから、家庭菜園用の苗として、2021年春からネットで販売するとしている。この販売予定の苗と、今後流通予定の果実には「ゲノム編集技術で品種改良をしました」「届出済」との文言を入れたマークを付けて販売するという。

・厚労省, 2020-12-11
ゲノム編集技術応用食品及び添加物の食品衛生上の取扱要領に基づき届出された食品及び添加物一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/bio/genomed/index_00012.html

 ・農水省, 2020-12-11
  情報提供書が提出された農林水産物の一覧
  https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/tetuduki/nbt_tetuzuki.html#flow03

  ゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に関する情報提供
  https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/tetuduki/attach/pdf/nbt_tetuzuki-3.pdf

  ゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に係る確認結果 GABA高蓄積トマト(#87-17)
  https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/tetuduki/attach/pdf/nbt_tetuzuki-4.pdf

 ・サナテックシード, 2020-12-11
  厚生労働省への届出および農林水産省への情報提供書を提出いたしました
  https://sanatech-seed.com/ja/20201211-1/

サナテックシードの「届出」で、ゲノム編集食品の流通が現実のものになった。同社は、オフターゲットもなく、新規のアレルゲン産生の可能性もないという。しかし、公表されている情報ではヒトの健康影響についての言及はなく、ヒトが今まで食べたことのないゲノム編集食品が安全であるかについて、懸念は依然として残っている。同社は、果実にはゲノム編集されたことを示すマークを付けるとしている。この表示を付けての販売は評価できる。しかし、家庭菜園向けにも苗を販売することから、小さな直売場などで無表示で販売される可能性もある。

今回の「届出」で、このゲノム編集高GABAトマトは、これまでの一般的なトマト同様に、花粉の拡散防止をすることなく栽培が可能となる。これは大きな問題で、ゲノム編集トマトの花粉がハチなどにより拡散することで、どのような影響が生ずるかは未知数だ。そして、どこで栽培されているか分からないという点も問題だ。遺伝子汚染防止の点から、トマトの自家採種している農家などは交雑防止の工夫が必要となるだろう。

【関連記事】
 ・日本初のゲノム編集食品の「届出」が間近に
  http://organic-newsclip.info/log/2020/20121095-1.html

 ・ゲノム編集トマト 米国農務省の非規制該当を確認 近く商品化か
  http://organic-newsclip.info/log/2020/20081060-1.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々 

2020年12月15日 (火)

(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(2021年新春の「新ちょぼゼミ」第1弾です)


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(別添PDFファイル)(チラシ)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん)
ダウンロード - efbc88efbc91efbc8eefbc92efbc97efbc89efbc88e7acac54e59b9eefbc89e3808ce696b0e59e8be382b3e383ade3838ae383bbe38391e383b3e38387e3839fe38383e382afe381aee3808ce79c9fe5ae9fe3808de3808defbc88e5b2a1e794b0e5b9b9e6b2bbe38195e38293efbc89.pdf


世界を揺るがしている新型コロナ・パンデミックは、なぞの多い感染症です。
・WHOが「ほとんどの感染者は軽症または中等症の呼吸器疾患を経験し、特別な治療を必要とせずに回復する」と公表している程度の感染症なのに、なぜ大騒動になっているのか。
・季節性インフルエンザより感染者も死者も少ない感染症なのに、なぜSARSやMERSと同等の厳しい措置が取られ続けているのか、などなど。

講演では、新聞やテレビが報じないパンデミックの「真実」をお話し、これらのなぞを解き明かします。お話の柱は次のように考えています。
1 新型コロナ・パンデミックとはどんなものか
2 新型コロナ・パンデミックにはどんな問題があるか
3 感染による被害より対策による被害がはるかに甚大だ
4 ワクチンで解決できるのか
5 10年前にどんなことが起きていたか
6 いま何をなすべきか

(なお、最初の1時間程度で主催者側よりプレゼンを行う予定です)


講 師:岡田幹治(おかだ もとはる)さん                   
1940年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。1964年、一橋大学社会学部を卒業後、朝日新聞社に入社。ワシントン特派員・論説委員などを勤めて定年退社。『週刊金曜日』編集長を経て、フリーに。近著に『香害 そのニオイから身を守るには』(金曜日)、『ミツバチ大量死は警告する』(集英社新書)。

 <次 第>
日 時:2021年1月27日(水)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:(移転後)スペースたんぽぽ(水道橋)(地図はチラシ&別添) 
ダウンロード - e3819fe38293e381bde381bde8888e20e696b0e4ba8be58b99e68980efbc88e7a7bbe8bba2e58588202021e5b9b41e69c88efbc89.pdf
参加費:(資料代含む)800円(学生400円)
 高橋セーフビルの1階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、セブンイレブン、
 鉄建建設本社ビルを過ぎて次の交差点(酒屋さん)を右折、ケバブ店の隣
 東京都千代田区神田三崎町3丁目1-1 tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797            
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/   


 <岡田幹治さんのご著書>
(1)香害 そのニオイから身を守るには-岡田幹治/著(金曜日)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033593376&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)ミツバチ大量死は警告する-岡田幹治/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033022842&Action_id=121&Sza_id=C0
(3)アメリカ産牛肉から、食の安全を考える-岡田幹治/〔著〕(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031854353&Action_id=121&Sza_id=G1

 <岡田さんサイト>
(1)新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/250443
(2)新型コロナ感染で、日本はすでに「集団免疫状態」にあるという説の根拠 - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/248087?page=2
(3)新型コロナの「指定感染症」は過剰。インフルエンザと同じ「5類感染症」に - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020101800001.html
(4)新型コロナのワクチンは超スピード開発でウイルスよりむしろ危険? - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020110400009.html
(5)英国で接種が始まった新型コロナワクチン。日本への導入は慎重にすべき理由 - 岡田幹治|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020120300003.html
(6)「八ッ場ダム運用開始 利水も治水も必要性なくなった危険な水がめ」(岡田幹治、週刊金曜日) - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/51479/
(7)日本で新型コロナ対策はもう不要?「日本は集団免疫を獲得」説の中身 - 日刊SPA!
 https://nikkan-spa.jp/1696236

*岡田幹治 - 著者ページ - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/ud/authors/5a3b5be477656107e8000000

*岡田幹治 | 検索結果- | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?s=%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%B9%B9%E6%B2%BB


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)(拡散希望)(メール転送です)新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン(岡田幹治:ジャーナリスト)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-8951ac.html

(2)(報告)(11.12)オルタナティブな日本をめざして(第52回):「感染症利権と新型コロナワクチンの危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-21863a.html

(3)新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(3):新型コロナ&PCR法 異説の驚愕内容- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-e283d0.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
早々 

2020年12月14日 (月)

(他のMLでの議論)地球温暖化は真実か、地球温暖化の原因はCO2なのか、原因ではなく結果なのではないか、いずれも確たることを科学的実証的に論じるのは困難=結論は化石燃料大量使用はやめる、だけでいい

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.女子ゴルフ・メジャー大会制覇第2弾へ向けてばく進中:ヒナコがんばれ!
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379206
 https://news.golfdigest.co.jp/news/lpga/article/133849/1/

(プレイもいいけれど名前もいい。少なくとも普通預金払い出し請求書の記入例のような私の名前よりもずっといい。明日のニュースが楽しみだ:昨日は悪天候でプレイを延期した様子)


2.(イベント情報)(12.17)宗教者核燃裁判第1回口頭弁論期日とオンライン集会のご案内-宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判(宗教者核燃裁判)を東京地裁に提訴
 https://www.kakunensaiban.tokyo/2020/12/05/benron1/

(関連)核燃サイクル事業は「憲法違反」宗教者「倫理性に反する」と提訴 2020年3月14日-キリスト新聞社ホームページ
 http://www.kirishin.com/2020/03/14/41866/

(関連)ブログ-宗教者が核燃料サイクル事業廃止を求める裁判(宗教者核燃裁判)を東京地裁に提訴
 https://www.kakunensaiban.tokyo/blog/


3.(別添PDFファイル)核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団入会申込書&訴訟委任状用紙(2020.12.13)
ダウンロード - e58e9fe5918ae59ba3e585a5e4bc9ae794b3e8bebce69bb8efbc86e8a8b4e8a89fe5a794e4bbbbe78ab6e794a8e7b499.pdf

核燃サイクル阻止1万人(新)訴訟原告団入会案内
 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/nyukai.htm

(関連)12-13 止めよう!六ヶ所再処理工場 新原告募集します! - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cutt.ly/QhA9a2Z

(関連)20201213 UPLAN 止めよう!六ヶ所再処理工場 新原告募集します! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=TDB3zBLjExA&t=6s

(2020.12.13集会については、別メールにてご報告いたします:田中一郎)


4.(再掲)青空:福島原発刑事訴訟支援団ニュース NO.10(2020.12.11)
 https://shien-dan.org/wp-content/uploads/news-letter-no010.pdf

(関連)(新刊)東電刑事裁判福島原発事故の責任を誰がとるのか-海渡雄一/著(彩流社)
 https://cutt.ly/2hA87QD
(関連)福島原発刑事訴訟支援団ニュース第9号 青空 - 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no009/
(関連)福島原発刑事訴訟支援団|東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかに
 https://shien-dan.org/


5.(イベント情報)(チラシ)(12.22)院内ヒヤリング集会:危険! トリチウム汚染水「海洋放出」の実害
 https://cutt.ly/YhA3u5R

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)汚染水を海に流さないで!(2020.12)
ダウンロード - efbc88e38391e383b3e38395efbc89e6b19ae69f93e6b0b4e38292e6b5b7e381abe6b581e38195e381aae38184e381a7efbc81efbc882020.12efbc89.pdf

(関連)経済産業省に緊急申し入れ「汚染水を海に流さないで!」|FoE Japan
 https://www.foejapan.org/energy/fukushima/201020.html


6.菅内閣不支持率49%、初めて支持上回る コロナ対策評価せず62% 毎日新聞世論調査(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0dbd3d9dfbda63132722715c45e51bad58f33672

(あとは転がり落ちるだけ。人相の悪いクソオヤジが本音隠してヘラヘラ笑ってTVに出てきても、支持するアホは多くない。世のため人のためサイナラだ。:田中一郎)


7.東大学長選考混乱 小宮山議長が辞意 教員有志ら「透明性や公平性に疑義」と指摘 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/7hA8awd

(小宮山議長ではなくて、学長に選ばれたと言ってる奴が辞めれば問題は解決するのよ。そんなこと、誰にでもわかることだが、腐った大学の学長は3日やったらやめられねえ、だと)


8.石木ダム付け替え道路工事 県、盛り土再開も進まず 防護柵設置に住民反発(長崎新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5b2d8ef3f9601b778e3e538446a19f208f2418ed

(関連)石木ダム座り込み現場付近にゲート新設で住民反発【長崎】(NBC長崎放送)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f24508a572c24017f3652d0f2cf3a9c2a8a8fe4f

(石木ダムは、治水にも、利水にも、発電にも、役に立たない、というか必要のないダム。では何のためかというと、ダム建設工事のためのダム=ダムのためのダム、ということです。このダムの水面下では、反吐が出るようなダム建設利権が渦巻いている。それはゾンビダムの川辺川ダムも同様だ。長崎県の木っ端役人ども、何やってんだ! 撤去しろ、そんなもの!)


9.その他
(1)(別添PDFファイル)安倍「逃げ切り」を許すな(『週刊文春 2020.12.17』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b160ad5429bab3e1668c723a29c02e246231ce80
(2)「安倍氏招致」野党が再要求、国会の権威失墜に危機感 与党は難色 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/rhA4fua
(3)(別添PDFファイル)コロナ・経済対策の冷酷 やるべきは消費税減税と五輪中止(日刊ゲンダイ 2020.12.14)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282586
(4)吉川元農相に500万円供与疑惑浮上、特捜部も捜査中で立件の可能性は News&Analysis ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/256319
(5)【吉川貴盛】鶏卵汚職拡大 西川元農相もアキタ社から数百万円受領疑い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282427
(6)【吉川貴盛】鶏卵疑惑に農水省は戦々恐々…甘い汁を吸ったのは誰なのか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282369

*♪いじわるじいさん(自民党)の歌も出てきます♪
 https://www.youtube.com/watch?v=EW9L32xLyds&vl=ja
 https://www.youtube.com/watch?v=V9yMfAzAQlA

 ♪いじわるじいさん うそついて
 こくみんだまして、つかまって、
 とうとう ろうやに
 つながれました♪
================================


下記は他のMLでの議論で、私が発信したものです。
ご参考までにお送りいたします。(一部加筆修正しました)

・・・・・・・・・・
前略,田中一郎です。

私は、地球温暖化をめぐる下記の3つの議論を、専門研究者でもないドシロウトの市民が、真実はああだこうだ、などと議論してみても、ほとんど得るものはないと考えています。所謂専門家や研究者ではない我々市民が、およそ科学を論じる場合の態度は「控え目」でなければいけません。また、こういう地球物理学的な現象の科学的実証的な研究は、いわゆる実験室での実験などが行なえないので、科学研究としては極めて難しい高度なものとなりがちです。

一般市民がとるべき態度とは、簡単に言えば、科学者とか研究者とか言われている人たちに対して、徹底した説明責任を求める、というスタンスで臨み、それから逃げ回る、おかしな屁理屈で歪曲したりする、そういう態度を発見したら、これを厳しく批判する・徹底的に追及する、そういうものであるべきです。原発における原子力工学や放射能・放射線被曝の問題がその典型事例です。

 <地球温暖化をめぐる3つの疑問>
(1)地球は本当に温暖化しているのか(地球は過去に氷河期をくり返してきており、現在は第4間氷期と言われている、これと地球温暖化との関係はどうなのかなどを含む)

(2)地球温暖化は事実だとして、その原因がCO2の排出にあると考える理由・根拠は何か(相関関係ではなくて因果関係を実証的に証明せよ)

(3)大気中のCO2の増加は地球温暖化の原因ではなくて結果なのではないのか(同上)

それで、地球温暖化を「真実だ」と主張している諸君に次の4つをお聞きしたい。

(1)温室効果を持つと言われているCO2と水蒸気が、それぞれ地球の大気中に含まれる割合を%で教えてください

(2)数十年前はともかく、それよりも前の過去の地球の気温やCO2の濃度はどのようにして分かったのでしょうか?

(3)IPCCはデータ捏造事件をたびたび起こしていますが、それは何故なのでしょうか? またそれをどう評価しますか?

(4)CO2以外のメタンガスや冷媒物質などの温室効果ガスがCO2の温室効果の何倍もあるということの根拠を示してください。倍数の数字の根拠です。


既にメールで書いておりますが、私は上記の3つの疑問のいずれもが怪しく、およそ科学的実証的な証明は難しいだろうと思っています。従ってまた、地球規模での巨大な「地球温暖化詐欺」の可能性がないとは言えません。

が、しかしです。既にメールにも書いておりますが、化石燃料の大量使用は、確実に降雨を酸性化して森林や自然生態系に深刻な悪影響をもたらします。更に、湖沼や河川、さらには海洋の酸性化もあり得ない話ではなく、そうなってくると、その悪い影響は看過できなくなります。また、熱帯雨林の破壊やシベリアなどの乱開発、更には海底資源の乱採取などは、化石燃料の大量使用と似たような環境破壊をもたらす可能性が高く、人類や地球上の生物にとって巨大な脅威です。新型コロナなどの新しい感染症のウィルスは熱帯雨林の乱開発などでもたらされているとの説もあります。

他方で、すでに議論されているように、予防原則という考え方があり、科学的事実かどうかがはっきりするまで待っていたら手遅れになってしまうから、予防的に先手を打つというという処方箋のあり方を私は強く支持しています。21世紀は「環境の世紀」とも言われていて、人類は地球環境や生物生態系に対して、きちんとした態度で臨まなければいけない時代となっています。(現状はあまりにひどい=人類が滅亡に向かっているという考え方には大きな根拠があると私は見ています)

ですので、私が考える市民としてとるべき態度は、

(1)地球温暖化とCO2などをめぐる上記3つの疑問の真偽の議論の決着を求めることではない。真偽いずれの立場をとる科学者に対しても、その理由や根拠に疑わしい点はないのかを徹底して追及することがポイント

(2)化石燃料の大量使用は、酸性雨・酸性化を招く他、SOx、NOx、PM2.5以下、ナノ物質などによる環境汚染をもたらすため、強く反対する。

(3)化石燃料の大量使用は、資本主義経済体制のビョーキでもある、資源の大量使用・大量消費・大量廃棄と一体となっており(例:プラスチックごみ)、もはや人類の生存を脅かすまでにその弊害はひどい(地球温暖化に反対する政府で、これにしっかりと反対して改善をしようとしている政府があるのか?)。化石燃料の大量使用に反対するもう一つの理由がこれである。

(4)熱帯雨林やシベリアなどの凍土地帯の開発や、海底資源の開発(メタンハイドレートなど)には断固として反対である。また、昨今の巨大山火事防止対策も実にテキトーでいい加減、地球温暖化反対を言っている政府が、これらの環境悪化防止対策をきちんとしていない。(福島県をはじめ福島第一原発事故による放射能汚染森林の山火事防止対策も実にいい加減でテキトーである。こちらはCO2大量排出のみならず、危険極まりない放射能の拡散につながる。(私が林野庁と関係する県庁に電話でヒヤリング))

(5)しかし、だからと言って、CO2排出ゼロ、だとか、再生可能エネルギー100%の即時実現などの、極論をする主張にも賛同できない。たとえば森林や植物が吸収してくれる範囲でCO2を排出することには何の問題もないし、むしろ排出しなければいけない。従ってまた、地球温暖化防止=CO2排出削減のために原発・核燃料サイクルを推進するなど論外である。菅義偉スカ政権・自公政治に対して、ふざけるな、と言いたい。

(関連)温室ガス2050にはゼロ 法制化 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6379202

(関連)菅義偉スカ政権の「カーボンニュートラル」とは「原発偏向政策」のことだ:放射能とCO2のどっちが危ないのか、ちょっと考えればわかること=「温暖化ガス排出ゼロ」より先に「放射能排出ゼロ」を実現しろ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-78495a.html

(6)日本のエネルギー革命は、いきなり再生可能エネルギーではなく、数十年の経過措置が必要で、その間は、①天然ガス利用 ②最先端発電技術、③コジェネ(熱電併用)、④オンサイト型の小中規模電源をネットワークでつなぐ、⑤石油石炭化学工業の抜本的見直し(プラスチックは生産総量規制を入れ、かつ、生産者に回収費負担を課す)、⑥農林水産業の再生・復興などの方法を取り、少しずつ化石燃料から脱却する。原発・核燃料サイクル施設は即時廃棄するとともに、高レベル放射性廃棄物・廃液に対して安全対策を抜本的に強化する。キーワードは「エネルギー効率を高める=目標は90%」(現状は30%以下)だ。

(7)エネルギーの消費サイドを時間をかけて転換していく。コンクリートと鉄のまちづくりや文化から脱却し、東京一極集中や中央集権的な体制を改め、ビジネススタイルやライフスタイルを持続可能な循環型のものに変える。疲弊した地方再生は必要不可欠。

(8)そのためには、市場原理主義アホダラ教の権化でもあるグローバリズムや国際経済協定から脱却し、あるいは抜本改正を行い、持続可能な経済社会を世界的規模で実現する。

などであると考えています。

地球温暖化の真偽をめぐる議論はやめて、持続可能な日本や世界を創るためにはどうすればいいかの議論をいたしましょう。その時に、繰り返しますが、化石燃料の大量使用や、熱帯雨林や凍土地帯の開発はやめなければいけません。日本はマレーシアやインドネシアなどから、木材・パルプやパーム油などを大量に輸入していますが、これはやめないといけません。そして、熱帯雨林や東南アジアの国々と、多様な産業や社会が共存できるような国際協定作りが必要です。TPP、RCEP、こんなものは、すべて廃棄又は脱退です。

また、返す刀で、再生可能エネルギー100%だとか、排出ゼロ、と言ったような「極端な議論」もいただけません。水清くして魚住まず、ではだめなのです。

(参考)地球温暖化説はSF小説だった その驚くべき実態-広瀬隆/著(八月書館)
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034055718&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html
早々


(追)脱炭素のカギ「水素」の普及に向けて議連が梶山大臣に提言(TBS系(JNN))Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/46c9c419ca6573137241b94c28a60c73decc49f9

(梶山弘志だの、小渕優子だの、こんな連中の言ってる水素社会なんぞ、マユツバそのものだ。そのうちに、水素を低コストで大量供給するには、CO2を出さない新型原子炉「高温ガス炉」を使って生産するのが最も効率的で安全だ、などと言い出す可能性がある。一切信用してはなりませぬ。下記の上岡直見さんの講演記録を参考にしてください。:田中一郎

(必見)(報告)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-85fdd6.html
早々

2020年12月13日 (日)

大阪地裁が大飯原発設置許可を取り消し=規制委・関西電力が決めた基準地振動は過小評価:設置許可取消判決は当然だが、判決理由には、もっと書いておくべきことが多くあるはずだ(原発のデタラメ極まれり)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(延期します)(12.22)オルタナティブな日本をめざして(第54回):「霞が関の官僚組織:外務省の意思決定」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-a47053.html

(講演会場を提供して下さっているたんぽぽ舎さんが、いろいろな事情から12/20に近隣ビルへ引っ越すこととなり、12/22の「新ちょぼゼミ」開催はできなくなりました。ご参加予約をいただきました皆様には深くお詫び申し上げます(予約はいったん解除となります)。:田中一郎)

(たんぽぽ舎さんの引っ越し先)
《新住所:千代田区神田三崎町3-1-1「高橋セーフ」ビル1F》
 https://www.livex-inc.com/search/detail/facility_index.php?id=32999


2.(新春「新ちょぼゼミ」第1弾)(予約必要)(1.27)オルタナティブな日本をめざして(第54回)「新型コロナ・パンデミックの「真実」」(岡田幹治さん)

 徹底して私たち一般市民の立場に立ち情報提供をして下さっているジャーナリストの岡田幹治さん(元朝日新聞)においでいただき、来年新春早々の2021年1月27日(水)に、今、最も注目の問題であります「新型コロナ・パンデミックの「真実」」について、お話をしていただきます。会場場所はたんぽぽ舎さんの新移転先となります。乞うご期待です。なお、上記の通り、今年12月22日の「新ちょぼゼミ」(孫崎享さん:外務省の意思決定」が来年2月25日(予定)に延期となりましたので、12/22に前座で予定をしておりました「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その3):検察の抜本改革」は、1月27日に主催者の方からプレゼンをさせていただく予定です。チラシが出来ましたら改めてみなさまにご連絡いたします。

(関連)(報告)(11.12)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その1)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-63dc76.html

(関連)(報告)(11.17)「有権者・国民のための裁判所を目指して:第二次司法民主化」(その2)(新ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-da08b2.html


3.(別添PDFファイル)(要請署名用紙:FAX用)防衛大臣殿 防衛大学校人権侵害裁判について福岡高裁判決を受けいれ最高裁への上告をしないでください
ダウンロード - efbc88e8a681e8ab8be7bdb2e5908de794a8e7b499efbc9aefbca6efbca1efbcb8e794a8efbc89e69c80e9ab98e8a381e381b8e381aee4b88ae5918ae38292e38197e381aae38184e381a7e3818fe381a0e38195e38184.pdf

 賠償金額は不当に低額のままですが、ようやくまともな判決が出ました。しかし、国や防衛省は、この判決を不服として最高裁へ上告する可能性があります。みなさまには上記の用紙を使って、防衛省へFAXを送信していただくご協力をお願い申し上げます。国や防衛省、防衛大学は、上告などしている暇があったら、二度とかような事件が起きぬよう、防衛大学や自衛隊の内部組織や人事管理をきちんと引き締めて「適正化」していただきたい。こんなことをしている軍隊が、およそまともな機能を果たすとは思えないからです。これでは戦前・大日本帝国陸海軍の悪名高き「新兵しごき・いじめ」と何ら変わりません!!(これまでも防衛大学のみならず自衛隊内部でも同様の事件をたびたび引き起こしています)

以下はメール転送です(原告の男性のお母さんからです)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12月9日の福岡高裁で「逆転勝訴」を勝ち取ることができました。会見で息子が述べていたように、私達家族だけでは成し遂げられなかったです。本当にありがとうございます🙇 沢山のお祝いメールを見て、息子と一緒に「勝訴」を実感しています。あとは国が上告を断念すること💦

そこでお願いがあります…🙇 防衛大臣に上告断念するFAXのご協力、または拡散のご協力……可能な方がおられましたら、お願い致します🙏 確定して、息子を解放してあげたいです💦💦 どうか、皆さまのお力をお貸し下さい🙇

宛先: 防衛省FAX番号 03-5269-3270
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)防衛大いじめ 元学生逆転勝訴 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6378876
(関連)防大いじめ、国に賠償命令 「教官の指導不適切」逆転勝訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73390/
(関連)防大いじめ訴訟、国の責任認める「被害の予見可能」福岡高裁:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14725927.html
(関連)憧れだった自衛官、今も見る悪夢 防衛大いじめ訴訟の原告「国は公の場で謝罪を」毎日新聞
 https://cutt.ly/fhOnY4z


4.(イベント情報)(別添PDFファイル)(チラシ)(12.22)院内ヒヤリング集会:危険! トリチウム汚染水「海洋放出」の実害
ダウンロード - e999a2e58685e38392e383a4e383aae383b3e382b0e99b86e4bc9aefbc9ae58db1e999baefbc8120e38388e383aae38381e382a6e383a0e6b19ae69f93e6b0b4e3808ce6b5b7e6b48be694bee587bae3808de381aee5ae9fe5aeb3.pdf

 来たる2020年12月22日(火)午後1時30分(~午後5時) 参議院議員会館 講堂です。今年最後の対政府会合となりそうです。時間的な制約があり、かつ当日説明に来る関係各省の役人たちがどこまできちんと回答するか次第ですが、以下に私が聞き出したいと考えている「質問事項」を箇条書きにしておきます。

*トリチウム処理水 東電が計画分のタンク設置完了(テレビユー福島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0063fdeed160c05860133669dc03778c80bdc322

(福島第一原発事故の加害者・東京電力は「汚染水をためるタンクはすべて造り終えましたので、今後は増設の予定はございません」などと居直っています。お前ら加害者にそんなことが言える資格はないんだよ、ボケ! 誰かこの会社の幹部連中の頭をハリセンでぶっ叩いてやってくださいな。:田中一郎)

ALPS処理水に関する東電・エネ庁の詐欺行為!?騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか? - ALPS - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4904

(東京電力が経済産業省同席の場に福島県議会議員たちを招き、福島第一原発のトリチウム汚染水の放射能を調べて見せるのに、ガンマ線しか計れない計測器を使って測り、ハイ、今やトリチウム汚染水の放射能はほとんどないも等しいのです、などとインチキ説明をしていたそうです。トリチウムはベータ線しか出さないから、こんな計測器を使っても放射能は観測できないのは当たり前。典型的な放射能汚染サギを加害者・東京電力や事故責任者・国がグルになってやっていたということです。見上げたもんだね屋根屋のフンドシです。この詐欺犯罪を働いた東京電力職員と経済産業省の役人を、それぞれ福島県議会と国会に呼びつけ、徹底して追及の上、厳重処分せよ。東京電力のゴマカシ行為はこれで何度目か!? 怒りがおさまらんぞ!:田中一郎)

以下、私が質問したいこと
・・・・・・・・・・・・・・・
(1)電離放射線の電離作用は、内部被曝の場合には、エネルギーが低いトリチウムのベータ線の方がエネルギーの高い他のベータ線より相互作用が強く、電離の密度が10倍ほどにもなる(電離とは分子切断のこと)(矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授)。つまり、こと内部被曝の場合には、放射線としてエネルギーが少しばかり低いことは決してその危険性を低くしないどころか、かえって危険性を増すということ。

(2)また、電離放射線は、人体内の水その他に作用して、活性酸素(ヒドロキシルラジカル)を体内に創り出す。この活性酸素はガンや白血病をはじめ、人体の健康に深刻な悪影響をもたらす危険性がある。そしてよろしくないことに、このヒドロキシルラジカルについては、人体は「抗活性酸素酵素」を産生できないため、その健康被害の度合いはひどくなる。

(3)内部被曝がもたらす遺伝子関連の作用については、単純にDNA(細胞核とミトコンドリア)を破壊したり傷つけたりすることだけでなく、人体の細胞内にあるエピジェネティクス的な秩序が攪乱され、遺伝子発現その他の生命活動に深刻な悪影響をもたらす危険性がある。これまで発見されているものとしては、子々孫々にわたり遺伝子やDNAや染色体に突然変異がおきやすくなる「ゲノム不安定性」や、直接放射線被曝を受けていない細胞にも被曝の影響が現れる現象(バイスタンダー効果)などがあるが、こうしたことがいつまでたっても実証的に仔細に明らかにされない(ICRPにおいても指摘だけはされている様子)。

(4)生物学的半減期は人によって大きなばらつきがあり、その実証的根拠は乏しい。トリチウムがわずか10日前後だなどというのは笑止千万と言わざるを得ない。ことほどさように、国際放射線防護委員会(ICRP)の諸説は、その科学的実証的根拠に乏しく、ほとんどのことが政治的に決められている。特に内部被曝問題については、ICRPが発足して間もなく内部被曝委員会が潰されてしまったように、ゴマカシ・隠蔽・歪曲を重ねて今日に至っており、こんなものを放射線被ばく防護の根拠に使うことはできない。使うのなら、その科学的実証的根拠を示せ。

(加えて申し上げれば、生物学的半減期の場合などもそうだが、人体にとっては「最悪」のものに「危険バッファ」を加えたものを用いるべきである。たとえば放射性セシウムで言えば、成人の場合、生物学的半減期は70~90日程度と言われているが、長い人の場合には数百日の人もいるので、その一番長い人の数字に1.5~2倍の数字をかけたものを放射性セシウムの生物学的半減期とすべきである)

(5)放射性物質を含む有害物質の環境放出規制については、濃度規制だけでなく、総量規制を入れなければ、規制にならない。海洋放出についても同様で、海は広いな大きいな、だから、濃度規制などしても、海に入ればほとんど何の意味もなくなる(拡散するまでに時間がかかることと、高濃度の塊がかなりの期間動き回る危険性くらい)。

(6)海に排出されたトリチウムは、水蒸気となって海から陸に吹く風に乗り、陸上に拡散される可能性が高い。これが福島県、茨城県、宮城県、千葉県、岩手県の各権の県民の呼吸被爆につながり、健康被害を招く可能性がある。

(7)海洋放出されたトリチウムは、海洋生物の食物連鎖により、有機結合トリチウムが時間の経過とともに生物濃縮されていくこととなり、その危険性は増していく。漁業者がトリチウム放出による風評被害で魚が売れなくなると懸念しているが、風評被害ではなくて実際に漁獲された魚が危険物となる(実害が起きる)。更に、海洋生物がつくっている海洋生態系に対して悪影響をもたらし、中長期的に種の絶滅や資源数の減少など、海洋生物群に対しても悪い影響をもたらす可能性がある。これについては、まったくわかっていない。(調べようともしていない)

(8)トリチウムの海洋放出に関して、環境アセスメントを実施せよ。

(9)トリチウム水や汚染水を補完・貯蔵するための用地は、福島第一原発敷地周辺にはいくらでもある。保管場所がない、などというのは全くナンセンスな話で、保管場所がないのではなくて、やる気がない、だけの話だ。

(10)カナダのキャンデュ炉原子炉周辺のトリチウム白血病や、英セラフィールド・仏ラアーグ周辺のトリチウム白血病、などについて、どう考えているのか。

(11)安全な濃度にして海に捨てるというのなら、そのトリチウム水を経済産業省や自民党の議員どもは全員、毎日、それを飲み、洗濯に使い、食器を洗い、ふろに入る、要するに、飲料水並びに生活用水として永久に使っていくという覚悟はできているのか?

(追加質問1)現在、福島で獲れる魚介類は「試験操業」であり、水揚げされると全て放射性セシウムの検査(ガンマ線計測)を実施している。しかし、トリチウムはベータ線しか出さないので、汚染水を海洋放出後において、福島県沖の魚介類のトリチウム検査はどのように実施するのか?

(追加質問2)また、そのトリチウム検査のやり方は具体的にどのようなものか(どれくらいの頻度で、どのようにどれくらいのサンプルを取り、検査するのか=巨大な汚染水タンク1つに対して、わずかばかりのサンプルを取って検査して、それをそのタンクの全汚染水の「代表」として評価するというのは、あまりに乱暴である)。

いずれにせよ、こんなことをしていたら、福島沖では、いつまでたっても試験操業から抜け出せなくなるのではないか。

(追加質問3)更に、海洋放出される汚染水はトリチウム以外の放射性核種はすべて放出基準以下に除染しているとされるが、それはどのように検査し、確認するのか(どれくらいの頻度で、どのようにどれくらいのサンプルを取り、検査するのか=巨大な汚染水タンク1つに対して、わずかばかりのサンプルを取って検査して、それをそのタンクの全汚染水の「代表」として評価するというのは、あまりに乱暴である)。

(追加質問4)トリチウム汚染水を大量放出した福島県沿岸や、その南に位置する茨城県沿岸の陸域では(福島県沿岸では親潮が北から南に流れている、沖合はその逆で黒潮が南から北に流れている)、トリチウムが海から水蒸気になって大気中に入り、それが海から陸に向かって吹く風によって陸上に吹き上げられ、沿岸の陸域での大気中のトリチウム汚染をひどくする可能性がある。この危険性をどの様に観測し、また、どのような対策や放射線防護措置をとるのか?

以上です。

(関連)【要請書】汚染水は海洋放出するのではなく、陸地保管へ方針転換することを求める - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9536

(関連)東電が汚染水を海に流してはいけない4つの理由 - 国際環境NGOグリーンピース
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/07/23/9618/

(関連)原子力市民委員会「声明:政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」を発表しました - 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=11607

(関連)トリチウムの代謝と線量評価―ヒトのモデル系としてのマウス新生児に取り込まれたトリチウムの代謝と各臓器における蓄積線量の評価― 京都大学原子炉実験所 斉藤眞弘 石田政弘 1985年4月8日 - 内部被ばくと健康被害 - 内部被ばくを考える市民研究会
 http://www.radiationexposuresociety.com/archives/11719

*多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会報告書について(METI-経済産業省)
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/report.html


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか + その他若干のいろいろ(安倍晋三GO TO PRISON(その3)+スガもPRISON他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-18d8a6.html

(2)(あまりにひどい甘利)自民党税調による「ガラクタ減税」=大企業や富裕層のために、あるいは時代遅れの、あるいはピンボケ政策の減税は、課税ベースを虫喰い状態にしたり税収を減らすだけの愚策- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-9244c3.html

(3)(メール転送)新しい政権の経済政策を語ろう(つなぐ・つながる通信2020-11-27)& (安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け! その他いろいろ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-f08ded.html

(4)(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-afce3b.html
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去る2020年12月4日(金)、大阪地裁(森鍵一裁判長)は、大飯原発3・4号機の耐震性判断が誤りであり「規制委の判断は不合理だ」として、同原発の設置許可を取り消しました。以下、この問題について簡単にコメントしたいと思います。その前に、この大飯原発の問題とは直接関係はありませんが、下記の「福島原発刑事訴訟支援団ニュース第10号 青空」をご覧になっておいていただければ幸いです。

福島原発刑事訴訟支援団ニュース第10号 青空 - 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/news-letter-no010/

(関連)青空:福島原発刑事訴訟支援団ニュース NO.10(2020.12.11)
 https://shien-dan.org/wp-content/uploads/news-letter-no010.pdf


 <別添PDFファイル>
(1)大飯原発設置許可取り消し、耐震性規制委判断を否定 大阪地裁(東京 2020.12.5)
(2)大飯原発 設置許可取り消し、「規制委の判断 不合理」大阪地裁判決(朝日2020.12.5)
(3)大飯原発 許可取り消し、3・4号機 耐震性判断誤り 大阪地裁判決(毎日 2020.12.5)
(4)大飯原発の設置許可取り消し、大阪地裁判決、原発再稜働の前提が崩れた(小山英之『週刊金曜日』)
(5)大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)
(6)今後の原発審査に「影響しない」大飯判決を巡り、規制委員長(東京 2020.12.10)
(7)地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)
(8)大飯3号炉・加圧器スプレイライン配管の亀裂が発生した箇所を交換へ(「原子力資料情報室通信」No.557 2020.11.1)
ダウンロード - e5a4a7e9a3afefbc93e58fb7e78289e383bbe58aa0e59ca7e599a8e382b9e38397e383ace382a4e383a9e382a4e383b3e9858de7aea1e381aee4ba80e8a382efbc88e3808ce68385e5a0b1e5aea4e9809ae4bfa1e3808d2020.11.1efbc89.pdf

(重要)(原告勝訴:2020年12月4日 大飯原発3・4号運転停止行政訴訟(大阪地裁):2020年12月4日
 原告団声明、弁護団声明、判決要旨、判決骨子、判決文(本文、別紙)
 http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketu20201204.htm


1.主要3紙の報道
(1)(別添PDFファイル)大飯原発設置許可取り消し、耐震性規制委判断を否定 大阪地裁(東京 2020.12.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72385
 https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/72489
https://lituum.exblog.jp/iv/detail/?s=30353337&i=202012%2F09%2F56%2Fb0242956_23423381.jpg

(2)(別添PDFファイル)大飯原発 設置許可取り消し、「規制委の判断 不合理」大阪地裁判決(朝日2020.12.5)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d22a2c576c1f5e20a1909582168239263a574e
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720258.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720255.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720369.html

(3)(別添PDFファイル)大飯原発 許可取り消し、3・4号機 耐震性判断誤り 大阪地裁判決(毎日 2020.12.5)
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/001/040/133000c
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/003/040/112000c
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/041/040/061000c


2.主要3紙の社説
(1)社説:大飯許可違法 誰がための規制委か:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72853?rct=editorial
(2)(社説)原発許可違法 安全審査を検証せよ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14720218.html
(3)社説:大飯原発許可取り消し 指弾された規制委の姿勢 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/005/070/079000c
(4)社説:大飯原発判決 「想定外」への不備を指弾(京都新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f892aa69a38f28a4b5a47731a1dc88f0fe4ada77


3.関連団体
(1)(別添PDFファイル)大飯原発の設置許可取り消し、大阪地裁判決、原発再稜働の前提が崩れた(小山英之『週刊金曜日 2020.12.11』)
ダウンロード - e5a4a7e9a3afe58e9fe799bae381aee8a8ade7bdaee8a8b1e58fafe58f96e6b688e38081e5a4a7e998aae59cb0e8a381e588a4e6b1baefbc88e5b08fe5b1b1e3808ee98791e69b9ce697a5202020.12.11e3808fefbc89.pdf

(2)(別添PDFファイル)大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)
ダウンロード - e585a8e59bbde381aee58e9fe799bae38292e6ada2e38281e381a6e88090e99c87e680a7e8a68be79bb4e38197e38292efbc88e58e9fe5ad90e58a9be8a68fe588b6e38292e79ba3e8a696.12.11efbc89.pdf

(3)脱原発弁護団全国連絡会 - 速報!大飯原発設置変更許可取消認める!
 https://cutt.ly/OhOQzsU


4.田中一郎コメント
 まずは設置許可取消の判決を下した大阪地裁の森鍵一裁判長と、その判決内容についてコメントしてみよう。下記の時事通信の記事をご覧ください。みなさまの中には、大飯原発の設置許可を取り消す判決を下したので、さぞかしこの森鍵一裁判長は立派な人物なんだろうと勘違いをされている方がおられるかもしれないが、事実は全然真逆と見ていい。コイツもまた、今日の全国の裁判所に繁殖している「腐ったヒラメ」裁判官の端くれに過ぎないツマラナイ官僚裁判官で、下記に申し上げるように、判決の結論はともかく、その判決に至る説明や原告の訴えに対する判断などはロクでもない内容になっている。もしも高裁がまともであり、私が原告であったなら、こんな判決は不服として直ちに控訴しているだろうと思う、それほど判決判断の内容がよろしくない。

(関連)辺野古工事で差し止め認めず 大飯原発訴訟の森鍵裁判長(時事通信)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120400836&g=soc

しかし、である。こんな出来損ないの裁判官であっても、やはり大飯原発を含む日本の原発の地震に対する評価は誰が見ても過小評価で危険極まりないことが自明であり、全くもって言語道断のことを原子力に「寄生」する原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が、お粗末な屁理屈を積み重ねて強引に突き進んでいる、そのことを許容することが出来なかったということなのだろう。おそらくは身の危険を感じて、こりゃいかんな、と思ったに違いない。それほど現在の原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の基準地震動(および基準津波)の決め方をはじめ、安全規制の実際の運営はひどい。およそ福島第一原発事故の反省と教訓など、とうの昔に吹き飛んでおり、これが原発過酷事故を経験した後の原発・核施設規制当局のやることなのか、というようなことを平然とやり続けているのが現状である(私が腹立たしく思うのは、現在の規制委員長・更田豊志にしろ、前任の田中俊一にしろ、その他の規制委委員にせよ、その多くは自民党政権時代ではなくて、民主民進党政権時代に選任されているということだ。今日の立憲民主党・国民民主党がそれをどこまで反省しているのか、疑わしい限りである)。

さてそれで、話を判決に戻すと、上記でご紹介したサイトにある「判決要旨」にはつぎのようにある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)本件の争点は,本件各原子炉の耐震性判断のための基準となる地震動(基準地震動)を策定(想定)するに当たり行われた地震規模(地震モーメント)の設定が,新規制基準に適合している旨の原子力規制委員会の判断に不合理な点があるか否かのほか,原告らが主張するその余の違法事由(基準地震動を想定するための経験式(入倉・三宅式)の選択の違法,制御棒挿入時間の基準超過,F-6破砕帯を活断層と判断しなかったための地盤安定性の見誤り,基準津波の設定の誤り,重大事故時の溶融炉心冷却設備及び放射性物質拡大抑制設備の不備)が認められるか否かである。

裁判所は,概要,以下の理由から,本件申請について,基準地震動を策定するに当たり行われた地震モーメントの設定が新規制基準に適合している旨の原子力規制委員会の判断に不合理な点があるとして,本件処分は違法である旨判断した。なお,原告らが主張するその余の違法事由はいずれも採用することができないものと判断した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、基準地震動を決めるのに平均値を使ったことがダメと認めたこと以外には、原告側が主張していたそれ以外の問題点をことごとく蹴飛ばして却下してしまったということである。冗談ではないワ。入倉・三宅式、制御棒挿入時間、地盤安定性、基準津波、重大事故時の溶融炉心冷却設備及び放射性物質拡大抑制設備の不備(過酷事故時の原子力工学的な安全性)のいずれについても大問題であり、原告がそれを詳しく弁論したにもかかわらず、この森鍵一裁判長には伝わらなかったということだ。お前、日本語読めるのかと聞いてやりたい気分である。

また、上記で原告が問題にしたこと以外にも、基準地震動に関してはいくつか問題があるので、それにも言及して、以下簡単に記録を残しておきたい。この裁判の控訴審などの展開を見て、私たち一般市民がそれを評価・判断する場合の参考にでもしていただければ幸いである。いずれにせよ、我が国の原発安全規制は、今回の「基準地震動の決め方ダメ」の判決を受けて、全国の原発・核施設の基準地震動をすべて厳しくする方向で見直すべきである。今やハウスメーカーのプレハブ住宅でさえも、想定地震動は数千ガルを基準にして耐震性が確保されているというのに、絶対に大事故を起こしてはならない原発・核施設が、わずか数百~1千ガル余などという基準地震動で許されるはずがない。また、実際に起きた中越沖地震時の最大ガル数が2050ガル、岩手・宮城内陸地震にいたっては4000ガルもの数字が出ているのに、何を考えているのかのレベルで原発・核施設の基準地震動を想定しているのは許されることではないのである。

(関連)asahi.com:原発で最大揺れ2058ガル 柏崎刈羽3号機 - 新潟県中越沖地震
 http://www.asahi.com/special/070716/TKY200707300400.html
(関連)最大加速度でギネス認定 08年の岩手・宮城内陸地震- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1105C_S1A110C1CR0000


(以下、箇条書き)
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1.基準地震動は平均値を使ってはダメ
 活断層の大きさ(面積または長さ)と地震の力(ガル:加速度)の相関関係を経験知でプロットしてできたバラツキ図に、最小二乗法を使って1本の線を引いて、それを○○式などと呼んで、これから発生してくるであろう地震の強さの予測に使うというのが基準地震動の決め方の概要である。ずいぶんと野蛮で粗野なやり方だが、こんなことでもして「もっともらしく」見せておかないと、原発の安全規制の格好がつかないからそうしている。当然、最小二乗法でできた直線式だから、将来発生する地震がこの直線上にあるなどということはあり得ない話であって、往々にして、この直線より「強い地震力」の方向に外れて実際の地震が発生することは、地震学を知らない中学生や高校生でもわかることである。それを「分かっていなかった」(実際には♪「分かっちゃいるけどやめられねえ」♪であるが)のが関西電力であり、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁というわけだ。みんなでそんな関西電力や原子力「寄生」委員会・「寄生」庁に対して「ドアホ、やめちめー」と言ってやればいい。

(関連)♪「分かっちゃいるけどやめられねえ」♪
 https://www.youtube.com/watch?v=8lwhsOKgMjM

当然ながら「式」を使おうが使うまいが、基準地震動を決める場合には、実際に起きた地震の最大のものを使い、かつそれに安全バッファを掛けて決めるのが常識というものだ。安全バッファは、通常は×200%=つまり2倍くらいで見ておく、ということだ。こうしておけば、よほどの巨大な地震が起きない限りは、その基準地震動を超えてしまうということはなくなるだろう。それでこその安全規制である。そしてそこまで基準地震動を厳しくするとコストがかさんで仕方がないというのなら、原発などやめてしまえばよろしい。電気は何も原発でなければいけないなどということはなく、電気を得る方法はいくらでもあり、また、今の状態は原発がなくても電気は十分に足りている。むしろ原発があるおかげで、より安価でクリーンな電気である再生可能エネルギー電気の普及が妨害され伸び悩んでいる状態だ。

脱線になるが、原子力・核の世界は、この「平均」を使って実際よりも危険性が小さく見えるような小細工をしている事例は少なくない。その1つの例が生物学的半減期である。放射性セシウムの生物学的半減期は約70日程度と言われているが、そんなことには科学的実証的根拠はない。人によってはそれより早く体外排出する人もいれば、逆に数百日もかからないと体外に出ていかない人もいて、個人的なばらつきが大きいのが実際。だったら、生物学的半減期というものは、人間の内部被曝にかかる放射線防護の基礎となる概念なのだから、安全方向に物事を見て、最も長くかかる人の数字を採用しておけばいいということになる。つまり、70日ではなくて、200日とか300日ということになり、そうすると体内に入った放射性物質のベクレル数をシーベルトに換算する時の換算式が違ってきて、シーベルトの数字は現在の数倍の大きさになることになる。放射線被曝を過少方向ゴマカス手段として「平均値」が使われている。

さて、この基準地震動の平均値問題は、これでまだ終わらない。原告共同代表の小山英之氏が書いた別添『週刊金曜日』(2020.12.11)の記事には次のようにある。「今年1月30日、裁判をどのように進行させるかを話し合う裁判所での協議で、裁判長は次のように指摘した。審査ガイドにある「ばらつきも考慮されている必要がある」という部分は、福島原発事故後の新規制基準になって初めて設定されている。被告はその意味をよく考え、「ばらつき」として少なくとも標準偏差を老慮しても設置許可基準規則を満たすことを具体的に示せーーというものだ。しかし、被告の国は、この指示に何らまともな回答を示すことができなかった。」

つまり、出来損ないの裁判官裁判長=森鍵一は、いわゆる進行協議の中で被告側に「助け舟」を出し、標準偏差を使って「ばらつき」の考慮を説明をしたら勝たせてやるよ、と言っていたということだ。ロクでもないことを示唆する野郎だ。そして、それを被告の国や関西電力が無視したため、それに怒った森鍵一は、これ見よがしに、その点だけを「ダメだ」と浮き上がらせて設置許可無効の判決を下したというわけである。設置許可取消判決という結論はよくても、その背後にある理由はいかにもお粗末極まりない。そもそもこの裁判長は、原発・核施設の基準地震動の場合には、標準偏差でも駄目だ、ということが理解できていない。何故なら標準偏差の外側には、まだまだたくさんのバラツキで起きる大地震が控えているからである。あくまでも最大地震を使わなければいけないし、それに安全バッファもつけておかなくてはいけない。それくらい原発・核施設が危険極まりないということ、それが被告の国や関西電力のみならず、この出来損ないの裁判長にも理解できていないようである。

この「バラツキ」の考慮については被告側も反論しているようで、それは別添「地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)」の中に分かりやすく説明されている。「国は変数の設定で不確かさを考慮した場合、重ねて経験式のばらつきを考慮する必要はないと主張した」とある。つまり、被告側としては「ばらつき」や「不確かさ」はパラメータの設定で考慮をしたのに、それを裁判官は「経験式を標準偏差を考慮して使え」ということに固執して認めなかった、と主張しているわけである。これはおそらく高裁でも問題となり、私は高裁では被告側の主張が通るような気がしてならない。つまり、出来損ないの裁判長=森鍵一が固執した、このレベルでの議論していても、上級審ではうまくいかないということだ。原告側はちゃっかりと、標準偏差を使ってバラツキを考慮すると1150ガルになると、裁判長にゴマをするように計算までして裁判を賢明に進めたこともあり勝訴につながっているが、しかし、上級審では、同じ柳の下の2匹目のドジョウには期待しない方がいいだろう。キーワードは「標準偏差」ではなくて「最大規模の実際に発生した地震」だ。


2.(活断層の)面積か長さか
 デキソコナイの裁判長=森鍵一が却下してしまったが、原告が提起したこの問題は重要である。下記のNHKニュースにある通り、「東京大学名誉教授の島崎邦彦氏です。島崎元委員は、「入倉・三宅式」では震源となる断層の正確な面積が分からないため地震の予測に使うのは適切ではなく、大飯原発では基準地震動が過小評価になるおそれがある。」ということだから、この問題は極めて重要なことである。活断層が見える形で表れているのは地表面の「線」となっているところだけ、あとは地中にあるため、その面積は正確にはわからない。そもそも活断層の面が垂直であるとは限らず、たいていは斜めになっている場合が多いのだから、そうすると必然的に面積過小評価となって基準地震動は小さく出ることになる。対応としては、かような「入倉・三宅式」を使わずに、下記にある「武村式」や「松田式」(いずれも活断層の面積ではなく長さを使う)を使えば、この問題は解消するのに、それをしない理由は、唯一点、「入倉・三宅式」では基準地震動が過小評価になる、からである(東日本の活断層は垂直型が多いのでそれほどでもないが、西日本の活断層は斜めになっているものが多いので、過小評価になりやすい、ということを島崎邦彦氏が何かに書いていたような記憶もある)。

(関連)大飯原発 設置許可取り消す判決 原子力規制委が控訴含め検討へ-各地の原発- NHKニュース
 https://cutt.ly/ohOQ9JI


3.入倉・三宅式 VS 武村式 または 松田時彦式
 上記の「面積」か「長さ」かの違いの他に、「入倉・三宅式」に使われている地震の大半は海外で起きた地震であること=つまり、日本の土壌や地質地層とは全く異なるところで発生した地震をベースにしていることが問題である。他方、武村式にしろ、松田時彦の式にしろ、ベースとなっているのは日本の地震である。日本の原発の基準地震動評価に使う経験式としてどちらがいいのかは、後者であることは自明ではないか。


4.2回以上大地震が連続して襲ってきたらアウト
 この裁判で、この問題が議論された様子はうかがえないが、私はこれが最も重要ではないかと考えている。現在の基準地震動に対応した原発の工学的安全性は、1回の大きな地震で「あちこちが壊れてもいいけれど、破砕して放射能が環境に大量に出てしまうのはダメ」という思想で設計されている。ここからでてくる命題で大事なことは次の2つである。

(1)2度以上、続けて巨大な地震が襲ってきた場合には、現在の日本の原発・核施設は持ちこたえられない。つまり、少し前の熊本地震のように、一度目に大きな地震が来て、わずか数日後に、再び1回目以上に大きな地震が襲ってくる、ような場合には、お手上げだ、ということ。原発・核施設は2回目の大地震の時には大破して放射能の環境への大量放出は避けられない。そんな安全設計思想でできている原発・核施設など、稼働させるわけにはいかない。

(2)既に基準地震動を超えて大きな揺れを経験した原発が4つもある。女川原発、柏崎刈羽原発、志賀原発、福島第一原発だ。女川原発に至っては2度も基準地震動を超える地震に襲われている。かような原発は、巨大な施設のどこかに致命的な傷=損傷を受けているかもしれず(原発を隅から隅まで調べて、その損傷を見つけ出すことは不可能)、再稼働させることはできない。そもそも基準地震動対応の原発は「1回の地震に耐える」ということで設計される前提なので、それを超えたら、その原発はアウト、と考えなければ、そもそも話はおかしくなる。にもかかわらず、2回も基準地震動を超える地震にに襲われた女川原発が再稼働されようとしていることは許しがたいルール違反である。


6.活断層なくても大地震
 日本列島の全ての活断層の存在が分かっているわけではないし、そもそも活断層があろうがなかろうが大地震は起きる。原発・核施設の建物が活断層の真上かそうでないかを、神経質に議論していること自体がバカバカしくも幼稚すぎる。活断層の真上でなくても、大地震の時は地面が割れたり隆起・陥没したりするのだから、万が一、原発・核施設がその地割れ・隆起・陥没の土地の上にあれば確実に破壊される。つまり、日本のような地震列島では原発などはやめておけ、ということを意味している。何でもかんでも原子力工学で対応できると思うのは傲慢であるだけでなく、危険極まりない。


7.地盤の安定性
 原告側がせっかく問題提起していたのに、デキソコナイの裁判長=森鍵一が却下してしまった重要な論点だ。そして素人にもわかる「当たり前」のことではないか。同じ力の大きさの地震が起きても、それが原発・核施設に及ぼす影響の度合いは、その施設がどのような地盤の上に立地しているかに大きく左右される、ということだ。これを無視する方がどうかしている。


8.予測できない
 地震だけでなく、津波も、火山噴火も、正確な予測などできない。ところが東電刑事裁判や福島原発事故の損害賠償裁判などでもそうだが、地震や津波の予見可能性、なんぞが争点になっているというから、日本の裁判というか、法曹界の頭脳はどこかがイカれているという他ない。予想など正確にはできないけれども、超危険な原発・核施設を運営しているのだから、万が一にも大事故を起こさないように、十分な注意や安全対策や、未来の災害を予見・予測・予想して万全の対応する「義務」があるのであり、裁判では、その「義務」が十全に果たされたのかどうかが争われなくてはいけないのである。


9.津波の大きさにも影響
 基準地震動の大きさを決める方法がおかしいのなら、おのずとその地震がもたらす津波の大きさの評価方法もおかしなものとなる。なぜ裁判長が津波問題も却下してしまったのか、わけがわからない。大飯原発のある若狭湾沿岸域は、過去に大津波に襲われた痕跡が残っており、関西電力の若狭湾の原発が今現在対応しているような、わずか数m程度の想定津波では、近未来に再び福島第一原発事故時のようなことになりかねない懸念が大である。何やってんだ、という話ではないか。


10.規制委の態度
 下記の2つのサイトの他、別添「大飯原発許可取消の判決、全国の原発を止めて耐震性見直しを(原子力規制を監視しようニュース 2020.12.11)」から一部抜粋をしておくので参考にされたい。かような原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は一刻も早く解体する他ない。これを言わない「原発ゼロ」「脱原発」「原発依存脱却」は、みな嘘八百の「口先やるやる詐欺」と見ていいだろう。

(一部抜粋)
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(中略)◆更田委員長「サービスでつくった審査ガイドを勝手に解釈された」!??

(以下は新たな記載です)しかし規制委更田委員長は「審査ガイド」に「誤解」があったなどとし、判決を受け入れようとしません。12月9日の記者会見において、規制委に作成義務があるのは「規則」であって、作成義務のない「審査ガイド」は自分たちの審査のためにサービスで作ったものであり、それを勝手に違う解釈されてしまった、理系集団なので専門用語が通じなかったかも、などと述べました。

特に地震や火山など自然災害,に関する「規則」の記載は、一般的に安全性を保てとあるだけで、「審査ガイド」なしには、申請も審査もなにもできません。審査ガイドによってかろうじて審査の客観性が保たれている関係にあります。それを内輪向けのサービスとして作ったものだからケチをつけるなとはどういうことでしょうか。裁判でも国は、解釈が違う、ばらつきは考慮されているなどと主張し、これに対して裁判所が根拠を示すよう求め、立証の機会はいくらでもあったのに何も示すことができずに負けたのです。

判決が何に基づいているのか見ようとせず、審査において過小な想定を許し、住民を現に危険に晒しているという自覚もない会見でした。
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(関連)(別添PDFファイル)地震動の想定方法見直せ:海渡雄一弁護士(京都 2020.12.10)
ダウンロード - e59cb0e99c87e58b95e381aee683b3e5ae9ae696b9e6b395e8a68be79bb4e3819befbc9ae6b5b7e6b8a1e99b84e4b880e5bc81e8adb7e5a3abefbc88e4baace983bd202020.12.10efbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)今後の原発審査に「影響しない」大飯判決を巡り、規制委員長(東京 2020.12.10)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73401/


11.最後に
 なお、原発・核施設を稼働してはいけない理由は、他にもたくさんある。大きく分けて、今回裁判で問題となった(1)地震や津波、(2)原子力工学的な安全性の度合い(今回の裁判で原告側が提起した問題以外にもいろいろある:大飯原発のような加圧水型原子炉であれば、蒸気発生器とかスリーマイル島事故の教訓とか、それ以外にも。全原子炉に共通してECCS問題とか、水位計などの計測器問題とか、老朽化問題などなど)、(3)火山リスク、(4)避難計画の実効性、(5)稼働までの手続き問題(周辺自治体や住民の合意など)、などである。おそよ大飯原発も含めて、原発・核燃料サイクル施設を稼働・再稼働していい理由などどこにもなくて、かようなものは一刻も早くスクラップする以外にないのである。

また今般は、まるでデキソコナイの裁判長=森鍵一でさえもが原発の基準地震動の決め方が誤りであると指摘して、その稼働を認めなかった。が、しかし、それでは、これまでの裁判において原発・核燃料サイクル施設の稼働・再稼働を認めてきた裁判官どもは一体何なのだということになる。特に福島第一原発事故以降に稼働を認めたような裁判官は、もはや裁判官の資格などないのも同然ではないか。時流に迎合したり、最高裁の方ばかり向いて自分の保身を図ることだけが判決理由になっているような裁判官、そんなものは裁判所に必要ないことは自明である。私は一刻も早く、日本の司法制度を改革し、原発・核燃料サイクル施設の稼働を認めた裁判官どもを1人残らず裁判所から永久追放すべきであると考えている。それほど、今日の裁判所はひどい状態に陥っており、そこに生息する腐ったヒラメ裁判官どもは許せない連中である。首でも洗って待っていろ! と申し上げておこう。
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 <村田三平さんから>
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皆様、市民社会の心ある一員から大飯原発許可取消の判決に関して次のコメントが寄せられました。<昨日の大阪地裁(森鍵一裁判長)母体の「関西電力」ではなく“原発の番人”「原子力規制委員会」であったことが大きな意味を持つと考えます。“快挙”と云っても良いかも知れません。>

原発の安全委責任を負わないと自称する「原子力規制委員会」に再稼働を認める権限を与えているのが原子力行政の実態です。最近目立つ「歴史の法則」の表面化に沿って、この判決が原子力独裁崩壊への第一歩となることが期待されます。五輪と原発が表裏の関係にあることから、五輪中止決定はその方向で影響を与えるものと思われます。日本の命運を左右する過酷事故の再発は何としても防がねばなりません。一日も早くすでに認められている再稼働の取り消しが求められます。

村田光平(元駐スイス大使)

追伸 3日付NEWSWEEK誌の東京五輪の開催を疑問視する記事をお届けいたします。
https://news.line.me/issue/oa-newsweekjapan/k6zidry2u8rj
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 <たんぽぽ舎>
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■大飯原発の差し止め勝訴 大阪地裁が「地震評価の欠陥」を認める
 |  原子力規制委は運転許可を取り消せ
 └────  山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

「毎日新聞」より大阪地裁判決(骨子)
・関西電力は大飯原発3、4号機の耐震性判断に必要な地震(基準地震動)を想定する際、過去の地震規模の平均値をそのまま使い、実際に発生する地震が平均より大きくなる可能性を考慮していない。
・原子力規制委員会の審議や判断には看過しがたい過誤や欠落があり、不合理。
・規制委が2017年5月に出した設置許可は違法で取り消す。

今回の訴訟は行政訴訟で、対象は国。すなわち、設置を許可した原子力規制委員会の決定を取り消すよう求めた訴訟だ。原発の基準地震動を設定した数値について原告側が「過小に設定されている」と主張したことについて国側は不確かな部分があることも踏まえて安全になるよう計算されていて、妥当だと主張していた。

被告、国は地震動審査ガイドの解釈について「不確かさ」と「ばらつき」を同一視して、ごちゃごちゃにし、過小な評価になっている。以下の書面でもそれが分かる。『「基準地震動の策定過程に伴う各種の不確かさは、……必要に応じて不確かさを組み合わせるなど適切な手法を用いて考慮すること」との規定は、「合理的な根拠もなく各々のパラメータの不確かさ(ばらつきをやみくもに重畳するものではない」とする。そして原子力規制委員会は「認識論的不確かさと偶然的な不確かさとに分類し、これらを適切かつ保守的に組み合わせて不確かさを考慮しており、各々のパラメータの不確かさ(ばらつき)をむやみに重畳して考慮するようなことはしていない』。(原告準備書面での被告・国側の主張の批判の部分)

判決は、この点を考慮して、関電が地震動の計算に使用した計算式は、過去の地震データの平均値に基づいており、実際に発生する地震は平均値からかけ離れて大きくなる可能性(ばらつき)があったと指摘。耐震性を判断する際、想定する地震規模を上乗せして計算する必要(不確かさの評価)があったのに、関電や規制委が「何ら検討しなかった」と批判。規制委の判断に「不合理な点がある」として設置許可を取り消した。(毎日新聞より()補筆は筆者)

原告側は大飯原発3、4号機の基準地震動は、少なくとも現行の1.34倍の1150ガルになると主張、耐震性に重大な欠陥があるとしてきた。

被告・国と関電のコメント
・NHKより、原子力規制委のコメント
 「国の主張について裁判所の十分な理解が得られなかったものと考えている。今後については関係省庁と協議のうえ、適切に対応してまいりたい」

・NHKより、関西電力のコメント
 「裁判所に対し大飯原発の安全性について丁寧に説明を行い、理解してもらえるよう真摯(しんし)に対応してきた。今回の判決については国や当社の主張を裁判所に理解してもらえず極めて遺憾で、到底承服できるものではない。今後、判決内容の詳細を確認し、速やかに国と協議のうえ、適切に対応していく」
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 <関連サイト:その1>
(1)大飯原発 設置許可取り消す判決 原子力規制委が控訴含め検討へ -各地の原発 - NHKニュース
 https://cutt.ly/ohOQ9JI
(2)過去10年間で5回も基準地震動を超える地震動が原発を襲った
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031100330/files/271006_jyunbisyo9_genkoku.pdf
(3)原発40年超再稼働不同意を要望 大飯判決原告、美浜議会に(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8e64e7e420e29127515d0037799f206e24a6ca31
(4)規制委と司法の判断逆転は地元を翻弄 大飯3、4号設置許可取り消し判決で中塚町長 - ニュース - 福井テレビ
 https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=135290
(5)大飯原発再稼働に不透明感 関電の経営に影(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9cfa0bdefb8e035613b536a7cb442db88b16cbd5
(6)大飯原発訴訟とは 京都地裁や大津地裁でも係争中(京都新聞)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/435048
(7)大飯原発設置許可取り消し判決に宮城知事「私の判断に誤りない」(河北新報)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/34eb3da9adccfae8931121d6c9814ebbfe4d4a2b
(8)福井県知事「国が責任を持って対応を」 大飯原発訴訟判決(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4993bff09c168e5bf7cc9a9d6f86b909948586e


 <関連サイト:その2:以下はメール転送です>
◆テレビ
(1)福井県の大飯原発3・4号機 国の設置許可取り消す判決 大阪地裁 NHK 2020年12月4日(金) 19時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201204/k10012746101000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004
(2)大飯原発設置許可取消し判決 NHK福井 2020年12月04日(金)19時27分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201204/3050006461.html
(3)大飯原発判決 県内の反応 NHK福井 2020年12月04日(金)19時27分
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201204/3050006462.html
(4)大飯原発“設置許可”裁判所取り消し命じる 日本テレビ 2020年12月4日(金)17:23
 https://www.news24.jp/articles/2020/12/04/07778039.html
(5)「安全性の審査過程に過誤」大飯原発取り消し判決 テレビ朝日 2020/12/4(金)17:46
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000200332.html
(6)大飯3、4号機の運転認めず 設置許可取り消し認める TBS 2020年12月4日(金) 16:48
 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4143166.html
(7)大飯原発の設置許可取り消し 大阪地裁 住民ら原告側勝訴 FNN 関西テレビ 2020年12月4日 金曜 午後5:20
 https://www.fnn.jp/articles/-/115501
(8)『不合理な点がある』…大阪地裁が「大飯原発3・4号機の設置許可の取り消し」を国に命じる FNN 関西テレビ 2020年12月4日 金曜 午後6:23
 https://www.fnn.jp/articles/-/115533
(9)規制委と司法の判断逆転は地元を翻弄 大飯3、4号設置許可取り消し判決で中塚町長 FNN 福井テレビ 2020年12月4日 金曜 午後7:30
 https://www.fnn.jp/articles/-/115614
(10)大飯原発の設置許可取り消す判決 大阪地裁 福井テレビFBC 2020.12.04(金) 18:24
 https://www.fbc.jp/news/news95twlbk51op3rcc20u.html
(11)大飯原発3・4号機 設置許可を取り消し TVO大阪 2020年12月4日(金) 17:18
 https://www.tv-osaka.co.jp/news/articles/20201204-00000005/
(12)「安全性審査の過程に見過ごせない過誤あり」 大飯原発3・4号機の設置許可を取り消し 大阪地裁 ABCニュース 202012/4(金)20:16  
 https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_8735.html
(13)大阪地裁が大飯原発3、4号機の「設置許可」を取り消す判決 新規制基準下で初 MBS毎日放送 2020/12/4(金)17:40 
 https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201204/GE00036072.shtml

◆新聞
(1)大飯原発の設置許可取消 安全性めぐり大阪地裁判決 朝日新聞 2020年12月4日(金) 17:11
 https://www.asahi.com/articles/ASND451R3ND2PTIL02T.html?iref=comtop_list_01
(2)原発設置許可「まさか」のノー 歓声 地元や関電は動揺 朝日新聞 2020年12月4日(金) 20:45
 https://www.asahi.com/articles/ASND46QNZND4PTIL012.html?iref=comtop_7_01
(3)大飯原発の設置許可取り消し 住民ら原告側勝訴 大阪地裁が初判断 毎日新聞 2020年12月4日(金) 15時02分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/145000c
(4)大飯原発「許可を取り消す」 傍聴席に拍手、どよめき 支援者ら勝訴の旗掲げ 毎日新聞 2020年12月4日(金) 16時57分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/212000c
(5)大飯原発の設置許可取り消し 住民ら原告側勝訴 大阪地裁が初判断 写真 毎日新聞 2020年12月4日(金)
 https://mainichi.jp/graphs/20201204/hpj/00m/040/001000g/1
(6)「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟 毎日新聞 2020年12月4日(金) 20時08分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/369000c
(7)「立地地域の住民翻弄される」 地元町長、戸惑い 大飯原発訴訟 毎日新聞2020年12月4日(金) 20時11分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/368000c
(8)「市民や環境を守るための警告だ」大飯原発訴訟 原告住民ら判決に拍手 毎日新聞2020年12月4日(金) 20時38分 
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/393000c
(9)大飯原発訴訟で裁判長が重視した「ばらつき」 原発事故の教訓は生かされたのか 毎日新聞 2020年12月4日(金) 21時00分
 https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/382000c
(10)大飯原発3・4号機の再稼働巡り、国の「設置許可」取り消し命じる…大阪地裁 読売新聞 2020/12/04(金) 21:40
 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201204-OYT1T50212/
(11)原発の地震リスク評価に疑問符 大飯許可取り消し判決 日経 2020年12月4日(金) 21:44
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67042690U0A201C2EA1000
(12)大飯発訴訟 「ばらつき」偏重判決に疑問 産経WEST  2020.12.4(金) 19:40
 https://www.sankei.com/west/news/201204/wst2012040031-n1.html
(13)大飯原発3、4号の設置許可取り消し 大阪地裁判決、福井県などの住民ら勝訴 福井新聞 2020年12月4日(金) 午後3時40分
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1218276?f=c
(14)大飯原発の設置許可取り消し 再稼働反対の市民ら、喜びの声「安心材料に」 京都新聞 2020年12月4日(金) 21:55
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/435784
(15)大飯原発3、4号機の設置許可取り消し 大阪地裁 関電は「承服できない」 東京新聞 2020年12月4日(金) 17時54分
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72385

◆通信社
(1)大飯原発設置許可を取り消し 大阪地裁、初の司法判断 共同通信 2020/12/4(金) 17:48
 https://www.47news.jp/national/genpatsu/5568390.html
(2)大飯原発の設置許可取り消し 規制委判断「不合理」―原発訴訟で初・大阪地裁 時事通信 2020年12月04日(金)19時08分
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120400822&g=soc
(3)大飯原発設置許可を取り消し ロイター 2020年12月4日3:11 午後 
 https://jp.reuters.com/article/idJP2020120401001663
早々 

2020年12月10日 (木)

(あまりにひどい甘利)自民党税調による「ガラクタ減税」=大企業や富裕層のために、あるいは時代遅れの、あるいはピンボケ政策の減税は、課税ベースを虫喰い状態にしたり税収を減らすだけの愚策

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(延期します)(12.22)オルタナティブな日本をめざして(第54回):「霞が関の官僚組織:外務省の意思決定」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-a47053.html

(講演会場を提供して下さっているたんぽぽ舎さんが、いろいろな事情から12/20に近隣ビルへ引っ越すこととなり、12/22の「新ちょぼゼミ」開催はできなくなりました。ご参加予約をいただきました皆様には深くお詫び申し上げます(予約はいったん解除となります)。講師をして下さる孫崎享先生とご相談の上、来年2012年2月に改めて開催をしたいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。:田中一郎)

(たんぽぽ舎さんの引っ越し先)
《新住所:千代田区神田三崎町3-1-1「高橋セーフ」ビル1F》
 https://www.livex-inc.com/search/detail/facility_index.php?id=32999


2.【重要なお知らせ】12-11(金)種子法廃止等に関する違憲確認訴訟 第2回口頭弁論期日のご案内 - TPP交渉差止・違憲訴訟の会
 http://tpphantai.com/info/20201209-announcement-of-2nd-oral-argument-about-seeds-act/


3.キャンペーン · 国土交通大臣- 住宅地陥没!東京外環道路事業・工事の中止を求めます。 · Change.org
 https://cutt.ly/GhYpvNb

(関連)調布陥没で新証言「砂が噴き出たような跡」液状化が起きた証しか:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73455

(関連)(報告)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(新ちょぼゼミ:武内更一弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-a65e68.html


4.(別添PDFファイル)略式起訴では真相は闇に、秘書罰金で幕引き 許すな(東京 2020.12.9)
ダウンロード - e795a5e5bc8fe8b5b7e8a8b4e381a7e381afe79c9fe79bb8e381afe99787e381abe38081e7a798e69bb8e7bdb0e98791e381a7e5b995e5bc95e3818d20e8a8b1e38199e381aaefbc88e69db1e4baac202020.12.9efbc89.pdf

(関連)【安倍晋三】安倍前首相が頼る大物ヤメ検弁護士 “桜言い訳”準備着々?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282426


5.英国で接種が始まった新型コロナワクチン。日本への導入は慎重にすべき理由 - 岡田幹治|論座
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2020120300003.html

(岡田幹治さんには来年2021年1月27日(水)に「新ちょぼゼミ」:「新型コロナ・パンデミックの「真実」」の講演をしていただく予定になっています。乞うご期待です)


6.(メール転送です)有機農業ニュースクリップ No.1095 2020.12.08
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■日本初のゲノム編集食品の「届出」が間近

 厚労省は昨年10月1日より、ゲノム編集技術を使った遺伝子組み換え食品に該当しないものについて、消費者団体などの反対を押し切り、義務のない届出制度を開始した。この間、1年以上まったく届出のない状態が続いていたが、近く初のゲノム食品の「届出」が行われる模様だ。

国内初のゲノム編集食品として届出がなされるのは、筑波大学が開発し、サナティックシードが商業化を目指している高GABAトマトで、近く厚労省の専門家による審査を受けて厚労省に届出の見通しと、共同通信と読売が報じた。読売はまた、供給体制の整備などを理由に、市場流通は1~2年ほど先になるとみられるとしている。この報道に対するサナティックシードによる発表などは、同社のサイトを見る限り見当たらない。

厚労省は12月8日、11日に薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会を非公開で開催すると発表した。議題は「ゲノム編集技術応用食品等の個別品目について」であり、サナティックシードのゲノム編集トマトが審議される可能性がある。

サナテックシードは、2021年に、このゲノム編集高GABAトマトの種子の試験販売を開始し、世界初のゲノム編集による高ギャバトマトが21年の年末に店頭に並ぶことを目指しているとしている。なお、12月8日現在、品種登録や出願公表には、この高GABAトマトやサナティックシードの名は見当たらない。

読売新聞によれば、厚労省の求めている届出に必要な十分なデータがそろったのは今回が初めてで、ゲノム編集食品の条件を満たしている可能性が高いという。サナティックシードのほかにも複数の事業者が厚労省と準備を進めていると報じている。具体的な企業名などは明らかではない。10月に開催された全国GMナタネ自生調査報告会の席上、出席した環境省の担当者は「数件の相談があった」と認めていた。

サナティックシードは今年8月、米国農務省による遺伝子組み換えに該当せず規制の必要はないと判断下書簡を受け取ったと公表している。米国農務省のサイトでは、サナティックシードの判断を求める書簡と米国農務省の書簡が公開されている。

 ・共同, 2020-12-7
  ゲノム編集トマト、販売へ準備
  https://this.kiji.is/708629582563901440?c=39546741839462401

 ・読売新聞, 2020-11-7
  ゲノム編集トマト、市場流通へ…GABAを増量
  https://www.yomiuri.co.jp/science/20201207-OYT1T50147/

 ・厚労省, 2020-12-8
  薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会(オンライン会議)の開催について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15296.html

 ・厚労省
  ゲノム編集技術応用食品等
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/bio/genomed/index_00012.html

【関連記事】ゲノム編集トマト 米国農務省の非規制該当を確認 近く商品化か
  http://organic-newsclip.info/log/2020/20081060-1.html
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7.直近いろいろ情報
(1)支持率急落、菅首相「鉄壁ガースー」戦略の限界 - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/hhYaDEP
(2)吉川氏疑惑で政権側「答弁控える」計19回 調査も拒否(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bf8a597b802aba5c95b539a23dfb81bf5a7562ed
(3)【菅義偉】余っている?菅首相の“笑顔”ポスターは自民党内でも不人気|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282307
(4)震災遺児が直面する貧困 所得200万円未満4割超、保護者の半数は非正規か無職 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/JhYawAS
(5)「排除と暴力は許さない」渋谷でデモ〜ホームレス女性殺害 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2532
(6)お粗末すぎる自民党「新たな経済対策への提言」、コロナ禍の影響を無視(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/07b1907a4a91f36f04203a164b24d6f891ad099f
(7)政権与党による「世論誘導」や「圧力」発言。報道時には実名で報じ、責任を負わせよ(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5b7bc8f6130a03aca6b3b225e1ed9d4ba19e38
(8)自衛隊派遣要請に「便利屋ではない」“ヒゲの隊長”が大阪・吉村知事に苦言(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a090bbe171d91bc691356d9d7d826731259db93f

(このクソひげ野郎、何を言ってやがる。自分たちの努力もきちんとしないで、これ見よがしに「自衛隊」に駆け込む大阪のチンピラ知事の方も問題だけれど(ひょっとすると、この大阪維新の吉村洋文知事は、自治体に自衛隊を招いていろいろと行事などをやれば褒めてもらえると単純に思い込んでいるのかもしれない、もしそうなら相当のバカだ)、このひげ野郎の言い方はねえだろう! お前ら自衛隊は何のために存在しているのか、税金で食わせてもらっているのか、よく考えてみろ! アメリカ軍の手下や雑用係のようなことを日々やってねえで、あらゆることから日本の有権者・国民を守る訓練をしておけ! そもそも下記の2つの新聞記事にあるように、自分達の身の処し方一つマトモにできていないではないか。いったい何なんだ、これは! (危なっかしい武器を振り回したり、アメリカから無用の武器の爆買いなどやめて、自衛隊を改組し、かつて田中康夫元長野県知事が言っていたように、災害その他の国民救援専門部隊「サンダーバード隊」として再編成すればいい。さすれば、圧倒的多数の有権者・国民から愛される部隊となるだろうし、自衛隊員も喜ぶに違いない)

(関連)防大いじめ、国に賠償命令 「教官の指導不適切」逆転勝訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73390/
(関連)憧れだった自衛官、今も見る悪夢 防衛大いじめ訴訟の原告「国は公の場で謝罪を」 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/jhYp7Gp
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◆本音のコラム(100)・・・・カジノ税制 - 民間税制調査会(民間税調)
 https://cutt.ly/IhYsZ9a

 「噺家」(はなしか)になった方がご自分の才能をずっとずっと伸ばすことができたのにと惜しまれる「税制急所外し」が得意技の三木義一氏(元青山学院大学長)が、本日付け(12/10)東京新聞の「こちら特報部」コラム欄に書いた記事にあるように、毎年末の12月は「税制調査会」の季節です。一昔前は、怪しげな有識者を集めた政府税調が先に走り、その答申を受けて自民党税調が翌年の税制改革を決めていく、そんな段取りだったように記憶します。しかし昨今、特にアベ政権になってからは、政府税調はどこへやら消えてしまったようで、毎年の税制改革はもっぱら自民党税調が牛耳るようになりました。税制は大事だから「怪しげな有識者」には任せてはおけぬ、ということなのかもしれませんが、しかし、その大事な税制を、自民党税調というゴロツキ利権集団のゴミ政治家ども差配しているのでは、もっとひどいことになるのではないでしょうか。

(関連)与党税制大綱を決定 脱炭素・デジタル化へ減税- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE09BST0Z01C20A2000000

案の定です。数年前から、この利権ゴロツキのたまり場である自民党税調は、なんと、あの「あまりにひどい甘利」が座長として取り仕切っているというから驚きです。ネットをちょっと検索するだけでも「あまりにひどい甘利」のことは、下記のように出てきます。普通なら、とうの昔に「塀の向こう」にいて正座でもして自分の悪行の反省会でもやっていなければならないような人間ですよ。それに、そんな汚いカネの話では、大昔にも電力業界からしこたま献金を受けただのと言われ、また、TPP協定交渉の際には、日本の食と農林水産業や、医療・環境・労働・司法・その他さまざまな日本の主権を、主としてアメリカ系の巨大多国籍企業群に売り渡した売国奴でもあった人士です。こんな奴が、日本の税制を取り仕切っているなど、冗談ではないぞ、という話です。日本の有権者・国民はボサっとしていたらあきまへんで、という話です。

甘利氏は「絵に描いたようなあっせん利得」をどう説明するのか:郷原信郎
 https://ironna.jp/article/2752

(関連)甘利問題、「あっせん利得罪」より、むしろ「あっせん収賄罪」に注目 ~検察捜査のポイントと見通し② - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/amari_point_b_9941708.html

(関連)「雲隠れ」を続ける甘利明氏を刑事告発!あっせん利得罪の構成要件「請託」「権限行使」「財産上の利益を収受」すべて揃った滅多にない事件だ ~岩上安身によるインタビュー 第631回 ゲスト 宮里邦雄弁護士 - IWJ Independent Web Jou
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/293990

さて、その「あまりにひどい甘利」自民党税調の動きですが、本日(12/10)の午後に最終報告を決めるらしいのですが、既にその中身は前広に新聞などのマスコミによって報道されています。別添PDFファイルは、その記事を拾って集めたものですが、まあ、実にひどい内容です。簡単に言えば、特定の業界や人間達を念頭に置きながら、その「お友だち」のために税金を軽くしてやろう、負けてやろう、といったたぐいのもので、実にレベルの低い我田引水型のガラクタ減税です。そこには、日本経済や日本の産業社会の将来へ向けた布石なりビジョンなり展望なりと言ったものは何もなく、半分は思い付き程度の、半分は従来型の踏襲で、わずかばかりのプラス効果も見られないバカバカしい代物です。しかも、今は新型コロナで職を失い、収入を失い、日々の生活費にも困る人々が激増し、自殺者までもが増えるという悲劇的な事態が現れています。にも拘わらず、このガラクタ・ノーテンキの自民党税調は、くだらない減税で、本来なら納税されていた税金を食いつぶし、こうした「今すぐにも支援が必要」な人々への大事な支援財源を浪費してしまっているのです。

(関連)NHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」20201205 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7xwl76

日本の有権者・国民は、もう少ししっかりしないといけないのではありませんか? 民主主義や国民主権は、まずもって税制の話からスタートするものです。租税民主主義こそが基本中の基本です。それを、自分が課税強化されなければ全く無関心でどうでもいいという態度を取り、消費税のように少しずつ税率を上げられて「ユデガエル」のように時間をかけて税金を搾り取られると、それは仕方がない自然現象か避けられない税制のように思いこんでしまうという、まさに、私がよく申し上げている「資本主義社会では、お人好しやマヌケは徹底的に搾り取られる、税金なんてもんワな、おバカな正直者か、お人好しの貧乏人がコツコツ汗水たらして働いて納めときゃいいもんなんだ、つべこべ文句ぬかすな、昔からこの国はそうなってんだ、と高笑いをする富裕層・大企業幹部」を、地で行っているような感じです。しかし、こんな「あまりにひどい甘利」の自民党税調のガラクタ税制改革を見たら、口に出して何か言わなくてもいいから、次の選挙で投票所に行って、自民党のガラクタ政治家どもを落選させてくる、くらいの気力がないと、ダメなんじゃないかと私は思いますね。

(関連)所得税などの申告漏れ 過去最多「富裕層」ってどんな人たち?(東京 2020.12.8)
 https://cutt.ly/mhYjp9N

(関連)富裕層の追徴課税、最高の259億円 高額転売も積極調査- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66717170X21C20A1CR8000

詳しくは書けませんけれど、現代日本の税制の根本的な欠陥を下記に書いておきます。これを抜本的に転換しようとしない政治家どもはすべてニセモノ=インチキ野郎たちだと思ってください。そして、そのインチキ野郎たちには今後一切投票をしないだけでなく、知人友人にも「投票すんな」ということを伝えて、草の根で静かに「インチキ税制自民党落選キャンペーン」を広めていけばいいのです。さすれば、そのうちに日本の政治が大きな音を立てて動き始めるでしょう。もちろんいい方向にです。

株価好調でも…与党、金融所得への増税見送り 格差是正は置き去り:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71042?rct=economics

(関連)金融所得課税(5訂)やはり見送り - 民間税制調査会(民間税調)
 https://cutt.ly/5hYh8hB
(関連)金融所得の増税見送りへ 株価への影響考慮 政府・与党:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASLBZ54VLLBZULFA01G.html

*安倍政権下の政策減税 6割が巨大企業に 13年度以降3兆8千億円 優遇くっきり:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/55723


 <日本の税制の根本的欠陥>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)巨大企業が税金を払わない(原因:租税特別措置、法人税減税、タックスヘイブン、課税ベースからの除外、その他の特別措置など)

(2)大金持ちほど税金を払わない(原因:累進税率の大幅緩和、金融資産等の資産性所得の分離課税、タックスヘイブン、相続税回避、その他の特別措置など)

(3)法人税、所得税、相続税を大企業・富裕層・外国企業のために減税して、その分を消費税でカバー(消費税の欠陥は逆累進だけでなく中小零細企業が価格転嫁できないこと)

(4)非居住者や外国企業が日本国内で生まれた所得(日本源泉所得)の税金を払わない

(5)本来税金を納付すべき大企業、大金持ち、外国企業が税金を払わない中で、さしたる資産も所得もない貧乏人庶民や自営業者、中小零細企業が税金で締め上げられている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <別添PDFファイル>
(1)コロナ禍 与党税調始動、「税軽減を」陳情加熱(毎日 2020.11.20)
(2)所得税などの申告漏れ 過去最多「富裕層」ってどんな人たち?(東京 2020.12.8)
(3)カジノ利益、外国人は非課税 自民税調方針(日経 2020.12.4)
(4)金融業の外国人、相続税優遇へ 政府・与党、人材呼び込みめざす(朝日 2020.12.1)
(5)エコカー減税2年延長 クリーンディーゼルは縮小(毎日 2020.12.4)
(6)住宅減税、床面積40平方mから 21年度、要件を緩和(東京 2020.12.2)
(7)住宅資金贈与の非課税維持(東京 2020.12.8)
(8)中小再編、税で後押し 設備投資額の最大10%控除(日経 2020.12.3)
(9)採用増で税優遇、大企業の「氷河期」回避、政府・与党(日経 2020.11.28)


1.(別添PDFファイル)コロナ禍 与党税調始動、「税軽減を」陳情加熱(毎日 2020.11.20)
 https://mainichi.jp/articles/20201120/ddm/008/020/043000c

(田中一郎コメント)
 特定の業界に向けて減税制度を創るというのは、財政政策のやり方としては最も不透明でよろしくないやり方である。減税も補助金も経済効果はほぼ同じだから、基本的に特定業界への支援は補助金・交付金によって行い、その要綱なり条件なりを明々白々にして公開し、それが適切に運営されていることが事後的に検証されるような形でないといけない。ところが、自民党税調が特定の業界と利権がらみで談合して決めていく減税制度のようなものは不透明極まりなく、政策の手段としては基本的に廃止すべきものある。記事の中に出てくる事例は、住宅業界と、航空業界と、ゴルフ業界だが、住宅減税については下記で申し上げることにして、あと2つのうち、航空業界へは確かに何らかの支援が必要だが、それを減税で行うのはよろしくなく、ちゃんと対応する委員会を役所(国土交通省)に設けて、そこで総合プログラムを策定して実施すべきものだ。航空各社にも身を切る改革をしてもらう必要もある。他方、ゴルフ業界の方はゴルフ場利用税を廃止してくれという話で、こんなものは金輪際出入り禁止にすればいいだけの話である。ともあれ、業界と談合して行う減税型の経済政策は、基本的にすべて補助金行政へ移行することで原則廃止にせよ、というのが申し上げたいことだ。


2.(別添PDFファイル)所得税などの申告漏れ 過去最多「富裕層」ってどんな人たち?(東京 2020.12.8)
ダウンロード - e68980e5be97e7a88ee381aae381a9e381aee794b3e5918ae6bc8fe3828c20e9818ee58ebbe69c80e5a49ae3808ce5af8ce8a395e5b1a4e3808de381a3e381a6e381a9e38293e381aae4babae3819fe381a1efbc9fefbc88e69db1e4baac202020.12.8efbc89.pdf

(田中一郎コメント)
 ふざけた話である。私は常々、日本の税制改革の大きな柱の1つに「マルサの女」体制の抜本的拡充を申し上げている。日本の代表的な富裕個人1人1人や巨大企業1社1社に対して、それぞれ2人の「マルサ担当官」をつけ、それぞれの会社や個人の所得及び資産状況を徹底的に税務調査し、1円たりとも脱税や納税回避を許さない体制をとれ、ということを申し上げている(総勢数千人の「マルサ」体制)。そして、脱税や納税回避が認められた場合には、そのペナルティ(罰金)を巨額にしておき、見つけたらタダじゃおかねえからな、ということで、発見した税逃れの所得や資産の数倍の課金をすればいい。そうすれば、この連中に対しては強力な納税回避抑止力が働き、根絶はできないだろうけれど、相当程度まで税金はきちんと納税させることができるだろうと思われる。

また、こうした富裕層や大企業に対しては(海外を含む資産および所得の)「自主申告」を基本として徴税業務を行い、仮にそれが虚偽申告だった場合も巨額のペナルティを課すことにしておけばいい。時効は10年以上長くとり、少々の時間の経過では税逃れの時効は来ないようにもしておけばいい。私がここまで申し上げる理由は、この連中の脱税や納税回避行為が許しがたいほどにひどいからである。なお、大企業は主として法人税だが、富裕個人の方は所得税に加えて相続税・贈与税の納税額が巨額なので、看過してはいけない。私の推測では、毎年、相続税・贈与税だけでも、数兆円~数十兆円の金額が徴税漏れしていると思われる。諸悪の根源はタックスヘイブンである。また、「マルサの女」体制は、一握りの超富裕層と巨大企業だけが対象なので、我々一般庶民には一切関係なく、懸念するには及ばない。支払うべき税金を支払わないで逃げ回っている連中をしっかりグリップする話だ。

(関連)税金を払わない巨大企業-富岡幸雄/著(文春新書)
 https://cutt.ly/ohYbAtv


3.(別添PDFファイル)カジノ利益、外国人は非課税 自民税調方針(日経 2020.12.4)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66952690T01C20A2EE8000

(コメント必要ですか? ざけんじゃねーぞ、クソヤロロー、でしょ! 博打のカネは無税だそうな、自民党の政治家どもがゴロツキ集団だ、を赤裸々に意味するもの。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)金融業の外国人、相続税優遇へ 政府・与党、人材呼び込みめざす(朝日 2020.12.1)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14714837.html

(これも違和感の強い妙な話です。私は裏があるような気がします。例えば外国人になりすます日本人富裕層とか、ある国とバーターで認め合って、お互いの国の富裕層が相続税を納税回避し合って、めでたしめでたし、とか、あるいは、アメリカなどの海外要人の巨額個人脱税への支援とか、何かあるよ、きっと。これもざけんじゃねー、です。:田中一郎)


5.(別添PDFファイル)エコカー減税2年延長 クリーンディーゼルは縮小(毎日 2020.12.4)
 https://mainichi.jp/articles/20201203/k00/00m/020/299000c

(何だかんだと屁理屈つけて、ガソリン車にまで減税の対象にして、何と販売される新車の7割までが減税対象になるなどと報じられている。こんなもの、クリーンでもエコでも何でもなくて、凋落する自動車業界=特にトヨタ自動車へ自民党がゴマすっているだけのことではないか。やめちまえ、バカヤローだ。そもそも、マイカーの時代など、とうの昔に終わっていて、これからは新しい乗り物を普及させていく時代なんだよ。それともう一つ、今頃また水素・水素などと言いだし、世界的に見ても、今後のことを考えても、見込みがない燃料電池車(FCV)を普及させるなどと宣伝し始めているが、これもトヨタへのゴマスリ臭い。それに、こういう大々的な水素利用というものは、そのうちに新型原子炉(高温ガス炉)を使って水素ガスを大量に作ってCO2排出ゼロのエネルギー革命を実現しようなんて言い出す可能性が高いので要注意だ。:田中一郎)

(関連)「脱炭素」社会、FCVが加速 トヨタ、新型ミライ発売:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14725886.html
(関連)水素燃料、ミライへ一歩 トヨタ6年ぶり改良 価格・ステーション整備課題 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201210/ddm/008/020/067000c

(関連)(報告)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-85fdd6.html


6.(別添PDFファイル)住宅減税、床面積40平方mから 21年度、要件を緩和(東京 2020.12.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71757/

(あのね、こんな「持ち家促進政策」のような時代はとうの昔に終わってるの、いつまでヤッテンダ、ボケ! 今現在、国も自治体も真剣に取り組まなければいけないことは、東京一極集中の解消=地方分散分権化と、それに対応する住宅や街づくり政策、低家賃で住みやすく広い公営住宅の拡充(既存の老朽化した危険な公営住宅の建て替えを含む)、中古住宅リフォームの促進と技術向上、空き家対策・空き家活用、福島第一原発事故避難者や災害避難者への「まっとうで無料の避難住宅」の提供などだ。まじめにやれー!:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)住宅資金贈与の非課税維持(東京 2020.12.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72930

(典型的な金持ち優遇税制です。新型コロナで日々の暮らしにも困るという人が続出している中で、何やってんだ! :田中一郎)


8.(別添PDFファイル)中小再編、税で後押し 設備投資額の最大10%控除(日経 2020.12.3)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66901800S0A201C2EE8000

(コレ、よく見たら中小零細企業のための税制ではなくて、中小零細企業をM&Aで飲み込んだ場合に税金まけてやる、という制度のようだから、いわば中小企業つぶしの奨励金のようなものだ。もちろん減税の恩恵にあずかるのは中小零細企業を吸収する大企業群に違いない。M&Aをするためのカネの貯金まで経費扱いにして法人税を軽くしてやるなどとも報じられている。よくもヌケヌケとこんなものをつくるものだ。中小零細企業への税制上の最大の支援は消費税の減税・廃止である。「市民と野党の共闘」は一刻も早く消費税減税を共通政策にして、来たる衆議院選挙での共闘態勢を整えよ! ベーシックサービスのために消費税必要です、とか言うておってはダメよ! :田中一郎)


9.(別添PDFファイル)採用増で税優遇、大企業の「氷河期」回避、政府・与党(日経 2020.11.28)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66769160X21C20A1MM8000

(企業にカネを渡して雇用を増やしてもらうのではなくて、国や自治体自身が採用を増やして、公共サービスを拡充しろよ。何やってんだ! 特に新型コロナで女性が大量に失業している。この方々を正規職員として公共機関が大量に雇用しろ。財源が厳しいなら霞が関にいる幹部クラスの官僚たちをまとめてクビにすればいい。あんな連中、必要ないワ。:田中一郎)


10.資産運用業者の税軽減 金融所得として20%適用―政府:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112400966&g=eco

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
政府・与党が、日本の金融資本市場の競争力を高めるため、一定条件を満たした資産運用業者の報酬について所得税を軽減する方向で検討していることが24日、分かった。ファンドの運用成果を反映した報酬を金融所得と見なし、その分について以前より低い20%を課税する。海外の資産運用会社や高度金融人材の国内市場参入を促す狙い。12月にまとめる2021年度税制改正大綱に盛り込む。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(何でこんなことをする必要があるのか!? これもウラがあるのではないか(海外の誰かに言われたなど)。どっちを向いて仕事をしてんだ、クソヤロー:田中一郎)


・・・・・・・・
 本当にひどいもんです。頭が悪くて、ノータリンで、カネに汚くて、タカリ・談合・利権体質で、贈収賄に親和的で、時代錯誤的なトンチンカンで、ビジョンも何もあったものではなくて、頑固で、特権的で、プライドは一人前に高くて、一般庶民のことは考慮外で、アメリカ隷属で、税金・税制を私物化して、ロクなことをしない、それが自民党であり、自民党税調なのです。一刻も早く、政権を変えましょう。


 <関連サイト>
(1)【独自】税金滞納者の海外隠し財産、取り立てを強化…刑罰対象拡大/譲渡先から徴収(読売新聞オンライン)
 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201202-OYT1T50200/
(2)エコカー減税、2年延長 クリーンディーゼルは縮小 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20201203/k00/00m/020/299000c
(3)ふるさと納税、新たな波紋 コロナ補助金が返礼品増量:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNCH6TWVNCFTIPE009.html
(4)松尾貴史のちょっと違和感:税金の無駄遣い 会計検査院はガス抜きだけか - 毎日新聞
 https://cutt.ly/7hYW4hG
(5)脱炭素投資に税優遇 政府与党、研究開発支援で基金も  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66154210S0A111C2MM8000
(6)脱炭素、投資額の1割税額控除 政府・与党最終調整- 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF075O60X01C20A2000000

(減税ではなくて、補助金・交付金でやれ!)
草々

 

2020年12月 9日 (水)

内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか + その他若干のいろいろ(安倍晋三GO TO PRISON(その3)+スガもPRISON他)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)<戦火の記憶 戦後75年 1945→2020>運命の電報 ニイタカヤマノボレ 一二〇八 開戦告げた無線塔:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/73022/

(昨日12/8は、かつてのアジア太平洋戦争=日米開戦・日英開戦の日で、今年でちょうど79年目となりました。大日本帝国海軍が宣戦布告なしでハワイ・パールハーバーを奇襲する一方、同陸軍がマレー半島のコタバルに上陸し、当時英領植民地だったシンガポールを攻略、早くもその地で当地の知識人を中心に数万人の華僑大虐殺を行っています。)

(関連)アジア・太平洋戦争-吉田裕/著(岩波新書)
 https://cutt.ly/zhEog5Q
(関連)シンガポール華僑粛清―日本軍はシンガポールで何をしたのか-林博史(高文研)
 https://cutt.ly/AhEocZp


2.キャンペーン · 内閣総理大臣 菅義偉- 国は赤字の病院を救ってください! · Change.org
 https://cutt.ly/5hEoUul

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 医療機関の経営悪化問題が再び注目されてきました · Change.org
 https://cutt.ly/ihEoPjB


3.菅義偉 内閣支持率が急落 政府危機感 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6378707

(関連)報道特集「コロナ禍の生活苦・さらに深刻に・・・」202012051730 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7xwild


4.原発特措法を10年間延長へ 立地自治体から要望、政府が方針(西日本新聞)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/74603a42881174b17aaa7f64d2efe611644bce03

(福島第一原発事故から10年、事故被害者の加害者・東京電力や事故責任者・国に対する損害賠償請求権の「時効期限」が来年3月にやってくる。原発特措法なんぞを10年延長するというのなら、この損害賠償請求権の時効も同じように10年延長せよ。まだまだ被害者は生活の再建がままならず、日々の雑事に追われて賠償請求をできないでいる人たちがたくさんいらっしゃる。この再びの時効延長特例法の制定こそ、今の国会議員の当面する最重要の福島第一原発事故後対策だ。:田中一郎)


5.ウーマンラッシュアワー  THE MANZAI 2020 マスターズ 2020年12月6日 - YouTube
 https://cutt.ly/BhEp4gU

(関連)ウーマン村本「THE MANZAI」で本領発揮 ネットでは「尊敬・鳥肌・最高」の声― スポニチ Sponichi Annex 芸能
 https://cutt.ly/ehEat0z
(関連)ウーマン村本 〝民主の女神〟周庭さんへの実刑判決に「くそだな」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4bdb4c1c6b8bce17876e4e5b4fc36ab59cf0a5e


6.諫干開門確定判決10年:混乱と分断の元凶は農林水産省と裁判所だ!
(1)「国が判決守らないとは」諫早訴訟開門高裁判決、6日で10年(佐賀新聞)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/542a5e5a53b89d8076def2c7a68ef376e39588b1
(2)諫早湾干拓訴訟開門判決から10年 「開門」「非開門」司法判断併存 今なお続く問題、漁業者側弁護団と農水省に聞く(佐賀新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/25768d8fe80b6b412704fe04bc527d8cb4e25da0
(3)諫早湾干拓事業 開門めぐり差し戻し審続く(FBS福岡放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/fd96c77a29dd5a1351c764104589f4baed55680e
(4)諫干開門確定判決10年 混乱招き解決の道筋見えず(長崎新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e89626159cdd9c3bbf638456067ee74c482cac

(関連)『海をよみがえらせる(諫早湾の再生から考える)』(岩波ブックレットより)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-f685.html
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1.安倍晋三 GO TO PRISON キャンペーン(その3)
 アベシンゾウ モリカケサクラ ヤジコロナ カワイモバレテ クロカワシクジリ 悪事はすべてバレておる、神妙にいたせ!!

(1)(別添PDFファイル)嘘をついたのは誰か(前川喜平 東京 2020.12.6)
ダウンロード - e59898e38292e381a4e38184e3819fe381aee381afe8aab0e3818befbc88e5898de5b79de5969ce5b9b320e69db1e4baac202020.12.6efbc89.pdf
(2)(別添PDFファイル)安倍「秘書のせい」3つの嘘(『週刊文春 2020.12.10』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8f550f4682bd6888847dd416c8afa1853b8106e8
(3)(別添PDFファイル)よくもこんな首相が8年弱も 安倍晋三という“歴史の汚点”(日刊ゲンダイ 2020.12.9)
ダウンロード - e38288e3818fe38282e38193e38293e381aae9a696e79bb8e3818c8e5b9b4e5bcb1e3828220e5ae89e5808de6998be4b889e381a8e38184e38186e2809ce6adb4e58fb2e381aee6b19ae782b9e2809defbc88e697a5e5888ae382b2e383b3e38380e382a4202020.12.9efbc89.pdf
(4)<「秘書の略式起訴」では犯罪者天国>逃げ回る安倍 ワルがのうのうの世も末 スットボケ菅(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/673.html
(5)「安倍前首相聴取」が“被疑者取調べ”でなければならない理由(郷原信郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201206-00211221/

*安倍前首相に事情聴取要請をした東京地検特捜部の狙い! 安倍は秘書に責任押し付けも「共謀共同正犯」で本人立件の可能性|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5718.html

(マスごみたちは、検察の逃げ口上を垂れ流し報道しているのではなくて、上記のリテラ記事にあるように、犯罪者・安倍晋三を逮捕・起訴へ追い込む報道をくり返せ!)


2.菅義偉スカ政権:スガもPRISON
 菅義偉本人にも、安倍晋三と似たような事件が週刊誌などで報道され始めている。こいつの政治生命はそう長くはない。

(1)(別添PDFファイル)すが義偉なかよしゴルフコンペ「講演者接待」の全貌(『週刊ポスト 2020.12.18』)
 https://shogakukan.tameshiyo.me/4910200531203
(2)菅首相の政治資金報告書不記載イベント 脱法行為の疑いも(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/61496d7477b45b960beef9401e633c4d45bf280f
(3)菅首相パーティー収支不記載問題に新証言 赤字の疑念強まる(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/65436460997bef547bf2dd3215a0d7e261f64e2e
(4)菅首相の後援者参加ゴルフコンペ、政治資金報告書に記載なし|NEWSポストセブン - Part 2
 https://www.news-postseven.com/archives/20201208_1618567.html/2
(5)菅首相の開催パーティー収支が「不記載」 週刊誌報道:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNCW74LHNCWUTIL03Y.html
(6)菅首相会見に国民戦慄 ニタニタ笑って国会トンズラ(日刊ゲンダイ 2020.12.8)
ダウンロード - e88f85e9a696e79bb8e4bc9ae8a68be381abe59bbde6b091e688a6e6858420e3838be382bfe3838be382bfe7ac91e381a3e381a6e59bbde4bc9ae38388e383b3e382bae383a9efbc88e697a5e5888ae382b2e383b3e38380e382a4202020.12.8efbc89.pdf
(7)菅首相が1年間で8000万円のカネ集めパーティ! 一方で安倍前首相「桜前夜祭」と同じ政治資金報告書不記載、補填疑惑も浮上|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/11/post-5712.html
(8)<科学ではなく意地と票目当てと利権と…>もう止められないGo To 狂乱の行く末(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/687.html

*上野千鶴子氏 自民党内で「菅首相では選挙戦えない」との動き「時間の問題」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/df14142f85b20c3840a24f8176970e809909dc88


3.内田樹氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」をどう見るか

内田樹「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」AERA dot.
 https://dot.asahi.com/aera/2020120100009.html
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ab86ef260d0b5163ef119069f3dff1a3d8234453

(関連)日本は若者ほど「政権支持」「トランプ支持」 世論調査で見る現状維持志向 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/5hEf4w7

(田中一郎コメント)
 内田樹(たつる)氏は私が注目する有識者の一人である。彼が時折ネット上で展開する言論や彼自身のブログ(下記)も時折目を通しているし、新聞や雑誌に掲載される彼のレポートも見るようにしているし(『週刊金曜日』など)、更に山のようにある彼の著作出版図書もいくつかは拝読した。鋭い分析だなと思うこともあれば、賛成賛同する記述も少なからずあり、現代日本の言論界をリードする有識者の1人であることに間違いはないが、しかし、残念なことに私と考え方が合致しないことも多い。内田樹氏のことは私は個人的には全く未知の人で、お会いして直接話をしたこともなく、ただただ著作物を通じて存じ上げているに過ぎないが、たまたま下記の本を読んでいたら、その本の最後のところで内田樹氏のコメントが掲載されていて、そこで同氏の生い立ちというか、若き頃のすさまじい生き様を読んで大いに感銘を受けた。日比谷高校という当時のエリート高校を中退して山谷で肉体労働者となり、半年くらい頑張ったが挫折して再び学業に戻り、高校は中退していたので大学受験資格試験に合格して、そこから一気に東京大学(文学部)に一発合格で大学生となったという。とても私の様なボンクラに真似のできることではなく、同氏の若いころからの知的能力のレベルの高さには、ただただうらやましくも驚くばかりである。

(関連)内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/

(関連)吉本隆明1968-鹿島茂/著(新版 平凡社ライブラリー)
 https://cutt.ly/chRiwZb

(この文庫本の最後のところに内田樹氏の話が出てきます。この本は吉本隆明の解説本としてはよくできていますが、吉本隆明自身がつまらない人物なので、みなさまにご一読のお勧めは致しません。1960年代後半の学生反乱が、この吉本隆明の「思想」に突き動かされていたところに、その失敗と敗北の大きな原因の1つがあったように私は思っています:田中一郎)


今回の同氏の現代若者論 「日本社会の生きづらさに“現状維持”を望む若者 負のスパイラルの始まりだ」についても、一読して、表面的にはよくまとめてあり、おそらくこういうことなのだと思った次第だが、しかし他方で、何だか評論だけしているようで、これでは物足りない、どうして現代の日本の多数の若者たちがこのような「一種の社会的小児病」のようになってしまっているのか、この社会的病理の原因なり理由は何で、どうしたら健康な精神状態に戻れるのか、戻すことができるのかが書かれていない、と思った。それで、以下、その私が足りないと思った部分を少しばかり補充してみようと思う。

私の身の回りには、若い世代の人は一人もいない。若い世代とは、ここでは10歳代後半から中年の手前の35歳くらいまで(年功序列の会社組織で言えば、課長という中間管理職になる前まで)としておきましょう。私には子供がいないので、現在の学校のことも無知だし、若い世代がどういう発想をし、日常的にどのような判断をして、どういう行動様式をとるのかも無知で、要するに今日の若い人のことは実体験として全く知らない。但し唯2点、私は、若い世代との接点があり、1つは今から20年以上も前、私が大きな会社組織に属していて、そこで中間管理職をしていた頃、大卒すぐの新人を含めて若い世代を部下にして仕事をさせていたことがある。ひどい経験だったけれど、しかし、それはもう大昔の話で、その頃「若者」だった世代も今や中年のおっさん、おばはんになって、おそらくは私と同じ中間管理職になって苦労していることだろうと思う。

もう一つは、今現在も進行中の話で、時折私も参加している原発やその他の社会問題に関する「政府関係省庁との交渉」である。ここに出てくる政府関係省庁の役人たちは、そのほとんどが新人ないしはそれに近い若造の役人たちで、いわゆる幹部クラスは出てきたためしがない。せいぜい出てきて課長補佐クラスがいいところだ。そして、政府のHPなどに「リスクコミュニケーション」だの「対話」だのと美辞麗句が並んでいることとは真逆に、この役人たちがおよそまともな「対話」なり「コミュニケーション」を実践したことは皆無に近い。私はメールなどで報告するたびに「ひねもすノタラ・クタラ」と申し上げているように、はぐらかしの役人言葉を「壊れたラジオ」のように繰り返すだけである。

ただ、そんな若い役人どもの話を注意深く聞いていると、こいつ本当に大丈夫かいな、と思うこともある。彼らは、あらかじめ決めてあることを、用意してきた言葉でしゃべっている合間に、時折見せるアドリブ発言で信じがたいようなことを言うので、こんなことを本気で信じ切っていて何の疑問も持たないとすれば、こいつらが数十年後に日本の役所の幹部になる頃には、日本政府ももうおしまいだな、と思わされることも少なくない。簡単に言えば、物事の判断の基礎に「リアリティ」がないのである。事の次第に関わらず危険極まりない。

さて、上記サイトの内田樹氏の文章を一部引用してみよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)「若者ほど内閣支持」という見出しを見て胸を衝かれた。毎日新聞が11月7日に行った世論調査によると、内閣支持率は全体で57%だが若い世代ほど高い。18~29歳では支持率が80%、30代が66%。以下しだいに下がって、80歳以上が45%で最低。首相の日本学術会議新会員の任命拒否についても、18~29歳は「問題だとは思わない」が59%に達した。今の日本は若いほど政府の主張に理解を示していることがわかる。年齢が低いほど現状肯定的になり、変化を嫌うというような現象を私は70年生きてきてはじめて見た。

識者によると、若い人にとって今があまりに生きにくい時代なので、「これ以上悪くならないように」という願いが彼らを現状維持に向かわせるのだという。生まれてからずっと年々日本社会は生きづらいものになってきた。であれば、これから先もさらに生きづらい社会になるに違いない。それならいっそ現状のままの方がましだ……というのは帰納的推理としては合理的である。より悪く変化するよりは現状維持。「知らぬ仏より馴染みの鬼」という理屈にはそれなりの説得力がある。

これは政権担当者にとってはまことに耳よりな情報である。この理屈でとおせるなら、これから先、政府は「国民がより生きにくくなるような政策」を選択的に採用すればするほど、若い人たちはいっそう現状肯定的になり、政権基盤はいっそう安定することが期待できるからである。そう考えると、国民に痛みや犠牲を求め、基本的人権の制約をめざす政党の方が、国民に高福祉や市民的自由を約束する政党よりも若い人たちに好感されているという事実が理解できる。

月額7万円渡すだけで、年金も生活保護も打ち切るという提案も、おそらく若い人たちのうちには相当数の支持者を獲得することができるのだろう。国運が衰微し、勢いが失われ、生活が貧しくなると、国民の自己評価もそれにつれて下がる。するとその低い自己評価にふさわしい「冷遇」を受け入れることがクールでリアルな生き方だと信じる人が増えてくる。日本はそういう「負のスパイラル」に入り始めたようである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いかがですか? ムムムムム・・・という感じでしょう。なんだか魯迅著作の「阿Q正伝」を読んでいるような、そんな感じさえします。「若い人にとって今があまりに生きにくい時代なので、「これ以上悪くならないように」という願いが彼らを現状維持に向かわせるのだ」というのが、このみすぼらしくも悲しい若者たちの行動の「もっともらしい」説明だという。社会を悪くして自分たちを生きづらくしている張本人たちの足元にしがみついて現状維持を願い、それで現状維持ができると思い込む、「知らぬ仏」の「市民と野党の共闘」などという「見るからにできもしないようなことを言いふらす詐欺師集団」よりも「馴染みの鬼」である自民党・公明党、そして安倍晋三や菅義偉の方がまだいいだろう、そんな判断が働いているというのである。だからなのか、自分で状況や情勢を切り開くことなど思いもよらず、あやしげなる新興宗教団体に近づいて「食いものにされる」若い世代の人間達も少なくない。要は「他力本願」の出来損ないを延々と続けて自滅していく哀れなる草食動物群、ということか。これでは鎌倉時代の危機の時代に「他力本願」を説いた親鸞も穏やかではないだろう。

(関連)阿Q正伝 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BFQ%E6%AD%A3%E4%BC%9D

どうしてかような思考や判断や行動が、今日の日本の若い世代に病的に広がっているのか。私は人間の深層心理や本音というものは、究極的には他人にはわからない=いわば不可知の世界だ、と思っているので、機微に触れる本当のところはどうなのかは、まあ言ってみれば、どうでもいいと割り切っている。問題は、こうした事態の社会心理学的分析で一応の説明がつく今日の若い世代の行動パターンや政治的指向を、このままにしておいていいのかという点だ。私はもう少し想像力を働かせて、こうした現代日本社会の大衆社会的病理現象を掘り下げた方がいいのではないかと思っている。その「想像力」を以下に箇条書きにしてみよう。

(1)戦後75年、私の親の世代、つまり今の若い世代の祖父母の世代の血のにじむような経験と国内外の多大の犠牲の上に、戦後の日本国憲法体制が出来た。また、同世代が必死に働くことにより日本は世界的に奇跡と言われるような経済成長を遂げ、今日の「豊かな社会」ニッポンに至っている。しかし、親の苦労を横で見てきた私の世代とは違い、(私を含めて私の世代はさしたる苦労もしていない、そんな)私の世代を親に持つ今の若者世代は、要するに、日本国憲法体制や経済成長後の日本社会を、まるで自然環境のように、あって当たり前のものとして受け入れている。

今の若い世代は活字も読まぬ怠慢人種なので、当然ながら歴史を知らない、自国の歴史を知らない、だから、戦後の民主主義や基本的人権の尊重や、豊かな経済社会などは「あって当たり前」で、自然にできているものだと勘違いをしたまま大人になっている。要するに、日本の政治経済社会のよって立つ基盤に対して無知蒙昧のまま、何だか自然や社会が自分たちに対してアゲンストになってきているが、その意味も原因も分からぬまま風雨に身を縮めている、これ以上天気が悪くならないように、もう現状維持でいい、そう願って、いろいろ変えたい・変えようなどと言う人たちのことなど耳に入らない、そもそもその人たちの言葉も理解できない、まともに考えたこともないので考えられない、そのようなことなのではないか。

「いつまでも、あると思うな、親となんとか」で、この「何とか」のところに、「民主主義」「基本的人権の尊重」「円高」「生徒のことを大事に思ってくれる先生」などなど、いろいろなものが入るのだが、まずもって今日の若い世代はコレを理解する必要がある。人間社会に何もしないで努力を放棄して「あって当たり前」のものはないのであって、日本国憲法の有名な条文「第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」ということを肝に銘じる必要がある。

(2)私たちの世代も似たところがあるが、まだ私たちの世代が幼かった頃は「貧乏」(今日の相対的貧困ではなくて、所謂(極度にひどくない)「絶対的貧困」だった)が支配的で(1950年代~1960年代中頃)、親や学校などから与えられるものはそう多くはなかった。せいぜいが学校の教科書やまずくて食いたくない学校給食や、予防注射や虫下しのチョコレートくらいが無料なだけで、小遣い銭だってススメの涙ほどで、全くない子どもたちも大勢いて、あとは玩具や漫画本や「遊び方」なども含めて、自分で「開発していく」、自分で見つけて獲得していく、という雰囲気が強かった(カツアゲなど日常茶飯)。そもそも大半の家庭の親は父母共に仕事で忙しく、自分の子どものことをいちいち面倒を見ていられないので、たいていが学校が終わったら外で他のガキどもと一緒に遊んで来い、という「ほったらかし」の親が多かった。しかしそれから数十年が経過し、事態は一変、今日の若い世代は幼き頃から何から何まで与えられて育った超過保護の世代であり、それは何も財サービスだけでなく、物事の考え方から価値判断まで、すべて親や学校が与えていて、自分で考えることをしない、ただただ記憶して、それに自分を順応させる、それで困ったことが起きても、それはそれを教えてくれた親や学校が解決してくれるから待っていればいい、そんな他力本願型の決定版の様な育てられ方をして大人になったのではないのか。

よく言われる、若い世代にハングリー精神がない、は、こういう育ち方・育てられ方をすれば当然の帰結となるだろう。私は会社員だった頃に新人の就職希望者の採用面接をしていたことがあるが、その際は、私の会社に就職を希望する大学生にハングリー精神があるかどうかを重要な採用の1つの判断基準にしていた。しかし、それで評価すると、ほぼ100%の学生が採用不可となってしまうことに気が付いた。正直言って、日本の学生は1人も採用したくないなどと、自分の上司に言っていた記憶がある(採用面接時に鼻汁を垂れていた京都大学生がいた、気が付いていない様子だった、いわゆるエリート大学の国立大学ほど、面接時の学生の振る舞いがお粗末でひどかった。他方、たまたま出張で行ったシンガポール支店で採用した現地の人たちはハングリー精神旺盛で、彼らの目が生き生きと輝いていたのを覚えている。私は日本での大学生の採用をやめてシンガポールで採用活動をすればいいとまで提案した、今から30年ほど前の昔の話である)。

私は、現代日本の体たらくや若い世代の三無主義(*)は、団塊の世代の責任が大きいように思っている。彼らは左翼かぶれしたまま大学紛争を私物化して大失敗をし(マルクスアホダラ教)、更にその後、自分たちの子育てにも失敗をしている。その失敗した子どもたちは、親の失敗から学んでマルクスには近づくことを避け、今度は学校が教えるがままに市場原理主義アホダラ教に染め上げられてしまった。歴史的悲劇という他ない。(河野洋平とその息子の河野太郎の親子がいい事例の1つではないか)

(*)三無主義と新三無主義
 三無主義(1960年代):無気力、無関心、無責任 大半の団塊の世代はコレを振り捨てて会社や役所に入ったが、なりふり構わぬ出世競争に敗れて再び三無主義者となった。

 新三無主義(1970-80年代):無力、無能、無内容 「今だけ、カネだけ、自分だけ」思想の潜在的歴史的背景
(今の日本社会の幹部連中は、企業も役所も、この「新三無主義」で育った世代である。世の中が極度におかしくなるはずである)

(*)引き裂かれた自己 狂気の現象学-R.D.レイン/著 天野衛/訳(ちくま学芸文庫)
 https://cutt.ly/XhRncfA

(この本に出合ったのは若いころの話で、それから何十年もたってしまったのに、まだ一読もできていない情けない現状があります。私にこれを紹介した友人の話では、誰に対してもいい顔をして八方美人型にふるまって「いい子でいよう」と努力する現代人が、社会の考え方や世界観・価値判断の多様化の中で、一種のアノミー状態に追い込まれ、イデオロギーの洪水状態におぼれてしまうという話のようです。一種の精神分裂症の様な症状を引き起こして社会生活が困難になり、精神的な萎縮と自閉症に陥ってしまう、という結果に結びついていくというのです。どうも私の性格とは正反対のようなことが書かれているために読む気がしなくて今日に至っているのですが、現代社会の病理を理解するには、そろそろ読まなくてはいけないかなと思っているところです。ともあれ、あらゆるものを与えられて育った、いわばインキュベーターの中の雛鳥のような若い世代が、自分の周囲と同調することを最優先にして生きてきて、狭い世界の中で曲がりなりにも自己存在を認めてもらうことで自身の精神的安定を確保するという、まるで「精神的モヤシ」のような人格形成をしているが故に、内田樹氏が上記で指摘したような「(社会的暴風雨の前での)縮こまり現象」が生まれているのではないのかと、私なんぞは思ってしまうのだが、いかがでしょう?)


(3)明治維新政府=薩長藩閥政治がでっち上げた戦前天皇制と、江戸時代から延々と続いている前近代的な社会慣習ないしは制度が、21世紀の今日の日本社会に今なお根強く(目に見えない形も含めて)生き続けている。これが若い世代が持つイデオロギーに大きな影響力を持ち、彼らの頭脳や身体を体制維持や現状維持の思想に縛り付けている。簡単に言えば、物事をよくしようという素朴な観念を持ち、それを口に出した途端に、それを周りの人間に言い出した途端に、自分の周辺は「ドッチラケ」の雰囲気となり、視線が冷たく感じられるようになり、ああ可哀そうにという目で見られるようになり、それでも頑張ろうとすると孤立して、そのうちにイジメにあう、そんな感じである。この社会状況は、私が今、再び読み始めた名作漫画『カムイ伝』(白戸三平著)に出てくる江戸時代の農民社会と瓜二つである。「お上に逆らうな」と「由らしむべし、知らしむべからず」とが見事にセットで日本社会を貫いていて、これは農村地域に行けば行くほど徹底されている。この社会状況が利用されて、過疎地域の地方政治や地方行政が一握りの銭ゲバじじいやセクハラタカリじじいどもに私物化されているのは、その1つの帰結である。人口が少なくなった地方では、若い世代は、こういう連中からは独立しなければ活躍できる場はない。が、しかし、独立することは経済的に困難であるだけでなく、若い世代の思想・イデオロギー・社会的観念からして容易ではない。独立志向型に育てられていないからだ。従ってまた、選挙になれば、必ずと言っていいほど、(政治行政私物化共同体によって選ばれて)ロクでもない保守反動の人間が何度も何度も当選し、大半の若い世代は無力感から選挙に出てこない。

(関連)決定版 カムイ伝全集 第一部 1-白土三平著(小学館)
 https://cutt.ly/AhRsna0

(関連)「日本は民主主義社会ではない」 大塚英志×宮台真司 対談全文(前) - ニコニコニュース(宮台真司と田吾作国家論)
 https://news.nicovideo.jp/watch/nw190914

(4)1960年代後半から1970年代中ごろにかけての大学紛争と左翼反乱の失敗は、その後の日本社会の改革のメルクマールというか、若い世代のよって立つ思想的基盤を破壊してしまい、その後の市場原理主義アホダラ教や大学の幼稚化・遊園地パラダイス化に拍車をかけた。一部新左翼党派の内ゲバによる殺し合いや連合赤軍事件などが、若い世代の素朴で純情な正義感や改革マインドを決定的に潰してしまい、あとに残されたのは、ひねくれてシニカルに構える、政治や社会問題への侮蔑的態度だった。私が大学に入学した1973年は既に「祭りの後」で、大学構内には寂しさだけでなく、政治問題・社会問題を徹底して避けて通る、言いようのないほどの無気力や無関心を合理化し肯定する雰囲気が充満していた。20歳前後という人間の人生にとっては最も麗しく元気で純粋であるはずの時代が、最高学府である大学の中で、かようなみじめにも「へたれ牛」状況・「精神的半グレ状態」に陥っていたのである。そんな中、私の周辺にいた一部の新左翼党派どもは、まさに「サヨク」ならぬ「パヨク」同然で、その行動様式には何度も反吐が出る思いをさせられた。1960年代後半に、私が想像するところ、多くの大学生の純粋でまっすぐな気持ちから、社会問題や大学運営への疑問を膨らませ、それを何とかいい方向に変えたいと思って真剣かつ真摯に行動を開始した学生運動が、わずか10年もたたぬうちに完璧に変質し堕落してしまったと言っていいだろう。返す返すも団塊の世代の責任は重大だ。(大学当局のロクでもなさについては、ここでは言及しない=言わずもがな、ということにしておく)

(関連)東大闘争総括 戦後責任・ヴェーバー研究・現場実践-折原浩/著(未来社)
 https://cutt.ly/YhRIw2O

(5)少し前に、私とたんぽぽ舎で主宰して開催を続けている「新ちょぼゼミ」において、私は長期化するアベ政権下における日本の政治状況を「1930年代現象」と申し上げ、アパシー(政治的無関心)やアノミー状態(社会的価値観の崩壊)を通り越して、フェイクとデマゴーグの「迷走社会」に突入したと申し上げた。価値判断の是非が問題になるどころか、その前提となる「何が事実なのか」を判断することができない現代人が増殖し、物事の単純化や直情的で乱暴や処方箋をもてはやす、下劣なる大衆社会が出来上がっている。何が社会的に正しいかどころか、何が本当か、何が事実か、についてもいい加減な判断のまま、ストレートに行動していく反知性主義的で、シニカルで、懐疑主義的で、弱者攻撃型の、どうしようもない情況が生れてしまっている。こういう時代は、多くの有権者が「わけがわからない」ままに、ポピュリズム的な調子のいい言葉を使って現れてくるデマゴーグたちの言動に振り回され、自分たちの墓穴をそれと意識せぬうちに掘っては、社会の成り立ちを破壊していく、そういう「危険な時代」「危機の時代」に突入したと申し上げた。いわばデマゴーグに乗せられて、自分の首を自分で締め上げて喜び、その後に苦しむ、という構図だ。

しかし、上記の大衆社会状況の極限態のようなことは、実は内田樹氏の今回の現代若者論とは相入れない状況であるようにも見える。私はこれに対しては次のように推測する。つまり、上記のように、愚かにもデマゴーグに振り回されているバカ者の集団は、今日の世代で言えば若者たちではなくて、それよりももう少し上=つまり多くのロスジェネ世代を含む中年群の主として男たちではないか、そしてそういう世代は、その政治的表現として、私がチンピラ似非右翼と申し上げている「維新」勢力(大阪維新&日本維新)や、それと類似の政治勢力(たとえばN国)を支持し絶賛しているのではないか(年齢的には30歳代後半~50歳代前半くらいまで + おまけで、死ぬまでアホが治らない一部の石頭似非右翼ジジイども=このロクデモナイ暇つぶしジジイどもこそがネトウヨの正体でもある)。私はこれこそを現代ファシズムの芽だと見ていて、何としても排除・根絶したいと考えている。

他方、もっと若い世代では、そんな「世の中を変える・動かす」などということは、どうも苦手でうっとうしい限りなので、今のままでいいよ、もう改革なんていらない、という気持ちを込めて、消極的に自民党への支持、あるいはもう少しソフトな公明党への支持を、あるいは、もう政治や選挙にはかかわらない・考えないの思考停止を選択しているのではないか、ということだ。しかし私は、この若者世代の消極論は、時代の危機的状況がひどくなるにつれて、上記のネオ・ファシズム勢力に引きづられていくであろうと見ていて、事態の転換には何のプラス要素もないだろうと見ている。こんな情けないしょぼくれ態度を若いうちからとるのではなくて、もっと人生を前向きに建設的に生きて、同時並行で、社会を自分たちが生きやすい、住みやすいものにしていく努力をすべきだろうと思っている。誰のためでもない、自分たちのためだ。よりよい生活環境は「与えられるもの」ではなく「自分たちで作っていくものだ」ということに早く気が付いてほしい。そのためには、諸悪の根源の政治を何とかしないといけないのだ。

(6)「すべてを与えられて育った世代」という現代の若者たちは、自分の頭で考えて悩み、その暫定的な行動指針に従って動いて、その結果の責任を背負う、という、ごくごく当たり前の人間の生き方をすることができない、そういう精神状態に創られてしまっている。そして上記で申し上げたように、それに対してフォローの風を吹かせ、それでいい、それでいい、と促すような、伝統的社会状況が厳然とこの日本には存在している。私が中島岳志氏やそのロクデモナイ恩師の西部邁に対して厳しい批判をしているのは、伝統だとか、文化だとか、慣習だとかいったものは、現在の日本では必ずや支配被支配を合理化する理不尽な要素を引きずっており、そもそも日本における保守などというものは、一種の支配権力へのタカリとして生きてきたのであって、そんなものを保守リベラルなどと称して褒め上げていること自体が欺瞞であると思うからだ。

それはともかく、こういう社会状況や生い立ちの中で生きる現代の若い世代が、自分自身の利害というか、自分にとって真に何が利益なのかをつかむことができず、自分たちをどんどんと苦境に落とし入れていく支配者や権力に対して正常な判断が出来ぬまま(逆に支配者とそのお仲間たちは、多くの若者たちを食いものにして、自分たちだけで楽をして肥え太っているというのに)、厳しい自分の身の上は、支配者たちが洗脳した自己責任論で自分のせいにして歯を食いしばり、もうこれ以上ひどくなってほしくないから、とりあえず今のままを続けてくれそうな勢力に信頼を寄せる(というよりは、他に選ぶものが見つけられないので、しょうがないから選んでいるだけの「弱い支持」=これに社会全体の沈滞感がのしかかっていて身動きが出来なくされている)、というトンチンカンをやっているというわけである。

私は「与えられた世代」の悲劇的末期的状況ではないかと思っている。ここから脱出しない限り、この世代が今後年を取っていくにつれて事態はどんどん悪くなり、未来は「真っ暗」と言うほかない。支配者たちにしゃぶりつくされて、あとはボロ雑巾のように捨てられるだけである。そもそも、今日の自民党や自公政権を「保守」であり「現状維持」勢力だと勘違いをしているところからして、目も当てられないほどの愚かさである。絶望に包まれ続けて破滅していく人生から抜け出せるのは、まずは「(精神的)自力」しかない。自助・共助・公助の順番を強調する経済政策はインチキなのだが、若い世代が自分のイデオロギーを転換することは「自力」以外にはあり得ない。肝心なことは、その「(精神的)自力」を説教で実現することではない。そもそも説教で実現などしない。

(7)結論に行く前に、1つだけ申し上げておきたいが、日本は今、「香港化」が進みつつある。その兆候は小泉純一郎政権時代から出ていたが、特にアベ政権になって以降、この傾向が顕著となった。日本社会は加速度的にその転落速度を速め、グロテスクなネオ・ファシズム社会へ向かって一歩一歩近づいていると言っていいだろう。私は日々、身の危険を感じるようになって久しいが、この日本の転落を認識できないまま、渋谷でハローウィンのバカ騒ぎをやっている若い世代を見ていて、もうダメかなとも思うのだ。私は、今の香港は、おそらくは中共中国のスターリンのブタどもにねじ伏せられ、暗くて長い暗黒時代へと突入していくだろうと思っているが、しかし、それは他人事ではなくて、まさにこの日本も形は違うけれども同じではないかと思っている。そして行き着く先は、原発・核燃料サイクル施設の再びの過酷事故による永遠の放射能汚染地獄か、あるいは、マルクスが資本論の蓄積過程論で描いた、あの極端な階級社会とルンペンプロレタリアートの大集団が形作る非人間的な社会である。私はこの傾向を、私たちがまだ余力があるうちに打ち砕き、こうした暗黒社会への道を転換して「オルタナティブな人間中心社会」を目指す「世の中の仕組み」を作り上げなければいけないと考えている。

(8)私の考える処方箋=「オルタナティブな日本を目指して」
<a>特権的な支配権力にタカル1%の人間達を除く99%の有権者・国民が、自分たちの利益、とりわけ経済的利害を、正確にきちんと認識する。いったい誰が楽をして山のような儲けや富を懐に入れ、いったい誰が身を粉にしてボロボロになるまで働かされて貧乏を続けさせられているのか、この仕組みは一体何なのだ、何でこんなことになっているのだ、ということを、99%の有権者・国民が覚醒すること、これが基本である、言い換えれば、マルクスに帰れ、ということだ。自分の胃袋に聞いてみろと言ってもいい。

<b>およそ、人間がやっていることはすべて転換可能である。「チェンジ、チェンジ」と言い「イエス、ウィ、キャン」などと言って詐欺行為を働いたアメリカの大統領もいたし、それと瓜二つのように、嘘八百をマニフェストに並べて有権者・国民をだまし、ロクでもないことをやり続けて政権から追放された民主民進党などというインチキ政党もあった。有権者・国民は、騙されるのは1回限りにしなければいけないし、ましてや現状維持を願って今の政権党に投票をしたり、選挙を棄権して政治から逃げていれば、事態はどんどん悪くなるということに気が付かなければいけない。今日の日本社会の諸悪の根源は政治なのだ。

<c>「オルタナティブな日本」を創る政治方針や政策は、シンプルでかつ骨仏な柱が必要だ。そしてそれは、政策論的に妥当であるだけでなく、若者をはじめ多くの虐げられ続けている一般大衆の自己利害を覚醒させ、彼らの自己正当化の精神的支えとなるものでなければいけない。この方針や政策を信じて掲げ実現へ向けて動くことが、圧倒的多数の若者を含む大衆の「生きる誇り」であり、「生きがい」であり、お互いの存在の「認め合い」であり、「理不尽や不公正への怒りの表現」でもあり、「喜び」でもある、そういう「魂の救済ないしは叫び」のようなものでなければならないということだ。それがまた、社会の反動的暴風雨に対する強靭な防護服となり、デマの洪水もかわしていけることとなるだろう。

それは具体的には私が思うところ、①経済政策の抜本転換、②脱原発、③日本国憲法の継承発展とその実現、④新しい民主主義の創造(これが「オルタナティブな日本」を持続可能にする)、⑤司法・裁判所・検察の抜本改革、の5つである。社会問題のあらゆることは、日本国憲法の継承発展政策の中に包含されている。だからこそ、ニセモノ政党は日本国憲法を目の敵にしている。これは翻ってみれば、日本国憲法に敵対的な勢力は、現状においてはすべてニセモノとみてよろしいということだ(よりよく修正するなどと言っている国民民主党や山尾志桜里なども含めてである)。一刻も早く「市民と野党の共闘」は、この政治綱領の下に結集をし、「世直し改革」のために一丸とならなくてはいけない。この「世直し勢力」の形成ができていないから、いつまでたっても自民党の悪政は消えてなくならず、公明・維新・国民民主党などという自民党補完勢力がはびこる土壌を作ってしまっている。今日の立憲民主党の執行部は、いささか危機感の欠如から、こうした「世直し」勢力の総大将にふさわしいのかどうか、疑問なしとしないが、仮にダメ人間達だということであるなら、取り換えるしかないだろう。次期衆議院選挙が彼らの最後のチャンスである。

<d>自民党補完勢力の公明、維新、国民民主党は、全部だめ。マイナスにしかならない。公明党は今や事実上自民党の一派閥と同じ状態=戸田城聖や池田大作が泣いている=創価学会員はこのまま地獄に落ちるつもりか、日本維新や大阪維新は、われこそが自民党と思っている、自民党の中の最も悪質・愚劣な部分が分離独立したネオ・ファシズム勢力、こんなものを改革勢力だなどと勘違いをしている若い世代が多いと聞いているが、頭から水でもかぶってよく目を開けて見てみろという話、国民民主党=2009年の民主民進党政権の背信や失敗を繰り返したい勢力が集まったニセモノ団体で、間もなく自民党に吸収される見込み、こんな政党に投票することは、世直しを遅らせるだけになる愚か極まる行為である。

(注)民主民進党のような「口先やるやる詐欺」行為は、上記で申し上げたネオ・ファシズム勢力にとっては格好の攻撃材料を与えるだけでなく、それよりも若い世代の「萎縮型現状維持勢力」対しても「改革・改良へのうんざり感」を一層高めることで、事態をより一層悪化させていく。「新ちょぼゼミ」で何度も申し上げているが、多くの有権者・大衆の期待を受けて登場した改革政権が、その改革に失敗をした後には、政権交代よりも前にあった状態よりも更にひどい事態が現れ、歴史的反動政権が誕生してくることになる。フランス革命の後の神聖同盟、ロシア革命の後のスターリン恐怖政治、中国革命のあとの毛沢東(「もうたくさん」と読む)文化大革命などなど、事例に事欠かない。民主民進党の裏切り政権の後のアベ政権もまた、その歴史的事例の一つとして、後世の人々に評価されることになるだろう。「口先だけのお気楽リベラル」、こういうのは、今日の立憲民主党の中にもかなりの数で紛れ込んでいるので、我々有権者・国民は、政治家どもの正体をしっかりと見抜いていく「リテラシー」を日々鍛えていく必要がある。

<e>若い世代に、自分たちの経済的利害を覚醒させ、それを投票や政治行動につなげていく、そのための説得・広報活動を縦横無尽くり返す、これが簡単に申し上げる処方箋である。「世直し」の必要条件だと思っていただければいい。「世直し」の十分条件はもちろんこれだけでは足りない。しかし、この必要条件が実現しない限り、日本に明るい未来はなく、従ってまた、現在の私たち一般庶民・貧乏人の苦難の日々は続いていく。自分たちの利益や利害を政治に反映させられない愚か者の被支配者としての振る舞いの必然的帰結である。きちんとした「世直し」をするのか、しないのか、その「やる気」の問題であり、それはすなわち「階級的力量」の問題なのだ。お人好しやマヌケは資本主義社会では、資本や権力によって徹底的に食いものにされ、最後は役に立たない「ゴミ」として捨て去られる。これを食い止めて、自分たちのための政治や経済や社会を創るのか、創ろうとするのか否か、である。否であれば、ヘドロ社会の中に沈むしかない。ヘドロ沼の上に安住する現状維持などありえない。そもそも資本主義と現状維持とは形容矛盾である。ないものをねだっても実現することはないのである。
草々 

2020年12月 7日 (月)

菅義偉スカ政権の「カーボンニュートラル」とは「原発偏向政策」のことだ:放射能とCO2のどっちが危ないのか、ちょっと考えればわかること=「温暖化ガス排出ゼロ」より先に「放射能排出ゼロ」を実現しろ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)

(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(12.11)トリチウム汚染水海洋放出問題/避難指示地域の医療費無料化措置の継続に関する政府交渉 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9616
(2)(12.13)止めよう!六ヶ所再処理工場 新原告募集します! - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9617
(3)もんじゅ西村裁判-Ⅲ 13回(東京地裁)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1606781310427staff01


2.キャンペーン
(1)キャンペーンについてのお知らせ · 学術会議会員候補6名の任命拒否を撤回せよ · Change.org
 https://cutt.ly/rhmksbI
(2)選択的夫婦別姓導入に向けたエールを! #いつになったら選べますか · Change.org
 https://cutt.ly/yhmkfTN


3.菅総理は古い。出がらし政権ではおいしいお茶は出ない。 辻元清美インタビュー - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=I1o6e9-6VRM

(関連)辻元清美氏が菅政権をバッサリ「出がらし政権ではおいしいお茶は出ない」Infoseekニュース
 https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_687370/

(立憲フォーラムのコメント)
 安倍前総理の国会答弁が全部嘘だった可能性が濃厚になったわけです。官房長官だった菅さんは、安倍さんを擁護するような答弁をしてきたので、そのことを問われましたが、「安倍さんから聞いたから」としか答えられない。ボソボソと。そんな人に危機管理ができるの、と思いましたよ。安倍さんは「秘書から聞いた」として逃げようとしている。ならば、安倍さんは7年間も秘書に騙され続けていたのか。そして、その安倍さんに菅さんは騙され続けてきたと言っている。事実なら情けなくなります。こんなやすやすと騙される人たちに、外交もコロナ対策も任せられません。安倍さんは嘘で塗り固められたような総理であり、菅さんはその安倍さんと一心同体。日本が衰退していっている原因は政治家にあると思いましたね。呆れて言葉がありません――と辻元清美立憲フォーラム幹事長が「日刊ゲンダイ」でバッサリ。――日経の調査で「桜を見る会安倍氏の説明納得できる」14%、納得できない75%。橋下氏「安倍氏、議員辞職もやむなし」と。


4.菅義偉スカ政権:ほんまにカスや!
(1)【菅義偉】内閣支持率58%に急落 コロナ対策指導力不足で不信感増す|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281995
(2)NHK『NW9』への圧力問題で菅首相が「私は怒ったことがない」と大嘘答弁! 実際は「頭きた、放送法違反って言ってやる」とオフレコ発言|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/Bhmkpf4
(3)宮根 菅総理の姿勢を批判「記者の質問に背…不安、心配になる」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e6b5ba349cf675edfff04bab98d9fd30c8d7eb78
(4)国会売店救った「スガちゃんまんじゅう」は生き残れるか 支持率と連動する栄枯盛衰 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/2hmkut9
(5)菅政権、国会軽視も継承 「桜」夕食会補填疑惑、事実と異なる安倍氏の答弁33回判明 首相は再調査を拒否(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5c71b256a24590bce87ba901be77f78878577609
(6)菅総理はナチスか特高か?「公安顔」指摘に激怒、学術会議を襲う狼の本性 - まぐまぐニュース!
 https://cutt.ly/zhmkt1K


5.その他
(1)対チャンネル桜裁判のご報告|香山リカ|note
 https://note.com/nn1718/n/n6d3ad28df0e0
(2)ウーマン村本〝民主の女神〟周庭さんへの実刑判決に「くそだな」(東スポWeb)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e4bdb4c1c6b8bce17876e4e5b4fc36ab59cf0a5e
(3)高須克弥院長らの知事リコール運動「署名7~8割が偽造だろう」…請求代表者ら
 https://cutt.ly/thmkc0A
(4)安倍前首相に事情聴取要請をした東京地検特捜部の狙い! 安倍は秘書に責任押し付けも「共謀共同正犯」で本人立件の可能性|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/12/post-5718.html
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祝:大飯原発3、4号機の設置許可取り消し(大阪地裁:森鍵一裁判長)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72385

◆辺野古工事で差し止め認めず 大飯原発訴訟の森鍵裁判長(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/523d613d4b97389bc6ffb1392c3b57f08a07f08a

(この森鍵一裁判長は、どうもジギル氏とハイド氏、のような「二重人格」人物のようです。しかし、まあ、こんな出来損ないの裁判官であっても、原発の基準地震動の想定がいかにいい加減でデタラメであるかということが白日のものとなったというべきでしょう。今や一般のハウスメーカーが建てるプレハブ住宅でさえもが数千ガルの地震を想定した耐震性を備えているというのに、絶対に安全でなければならない原発・核燃料サイクル施設が、わずか数百ガル~1千ガル余などというのは、全くふざけた危険極まりない「経済優先の現状追認」基準です。原子力に「寄生」する原子力「寄生」委員会が、およそ原発・核燃料サイクル施設の安全審査をきちんとできるわけがないのです。原発ゼロ法案を国会に上程している立憲民主党他の野党各党が、この原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の即時廃止を言わないのは、彼らが未だに「原発事故ゼロ」を真剣に考えていない1つの証拠でもあります。徹底的に批判しなければなりません。:田中一郎)

大飯原発 設置許可取り消す判決 原子力規制委が控訴含め検討へ - 各地の原発 - NHKニュース
 https://cutt.ly/ahmGVOs

(一部抜粋)
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(中略)審査をめぐっては、計算式の使い方に疑問を呈する専門家もいました。大飯原発の地震想定について、審査を担当した規制委員会の元委員で、東京大学名誉教授の島崎邦彦氏です。島崎元委員は、「入倉・三宅式」では震源となる断層の正確な面積が分からないため地震の予測に使うのは適切ではなく、大飯原発では基準地震動が過小評価になるおそれがあるとしたのです。島崎元委員は、2016年に規制委員会にこの指摘をしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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さて、今回のメールの本題に入ります。みなさまご承知の通り、菅義偉スカ政権はこのほど、来年11月に開催が予定されている第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)へ向けて、「2050年に温室効果ガス排出ゼロ」を目玉政策として打ち出しました。これまでの日本政府は「2030年までに同排出量を2013年度対比26%削減」という、極めて消極的な方針を示していましたから、これまでの日本政府のあり様と比較すれば、少し積極姿勢に転換したと言えなくもないでしょう。

(関連)菅首相「原子力を含めたあらゆる選択肢を追及」 2050年の脱炭素社会実現に向け :東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/64829
(関連)原発新増設狙いか…温暖化ガス「ゼロ」宣言 菅首相の所信表明:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/64429
(関連)菅首相答弁ににじむ原発新増設、石炭火力温存の姿勢:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/65580
(関連)2050年までに「脱炭素社会」の実現へ 原発に頼らない道はある|東京新聞 特報Web 
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/nce24fe9d7d55

(ちなみに私はCO2などの温暖化ガスと地球温暖化の因果関係を怪しいと見ており、いわゆる地球温暖化防止政策にはもろ手を挙げて賛同してはおりません。しかし、大量の化石燃料消費や二酸化炭素などの大量排出は、地球の酸性化や熱帯雨林の破壊など様々な環境悪化をまねき、また、温暖化(温室効果)についても頭から否定する根拠も持ち合わせていないので、消極的に地球温暖化防止政策に賛成をしています。ですので、乱暴な「カーボンゼロ政策」などには賛成できませんし、ましてや原発や核燃料サイクルを推進することによって温暖化ガス排出防止をするなどというトンデモ政策については「断固として反対」です)

ところがです。菅義偉スカ政権の「カーボンニュートラル」政策ですが、その具体策はあまりに空疎であることに加えて、この政策に投じられる財源の金額からしても「TOO LITTLE TOO LATE」で迫力に欠け、果たしてその目標が達成できるのか、いささか怪しい限りです。遠い将来のことだから、どうせ自分たちはその頃にはいない、とりあえず「世間受け」がいい政策をぶち上げておいて、来たる衆議院選挙を優位に展開しようという思惑が透けて見えています(寿都町や神恵内村の首長=片岡春雄・高橋昌幸はじめとする無責任タカリじじい達の「原発マネー欲しさのあまり」の核ゴミ受入と同じようなもの=将来自分たちは死んでいるから後は野となれ山となれだ)。とりわけ「カーボンニュートラル」政策の中核的柱となる再生可能エネルギーの推進については、全くと言っていいほど改善もしない、現状に手も付けない、言及さえしないという有様で、その本気度が強く疑われています。

(関連)(別添PDFファイル)脱炭素へ2兆円基金 首相「グリーンとデジタルを軸に」(朝日 2020.12.5)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/90afed78176d2422acf1f51c3190b839f2950068
(関連)(別添PDFファイル)脱炭素研究支援へ2兆円基金 首相、時短対策に1.5兆円、デジタル化1兆円(日経 2020.12.5)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67021220U0A201C2MM8000

(関連)温室効果ガス「2050年実質ゼロ」菅首相初の所信表明で宣言[新聞ウォッチ] - レスポンス(Response.jp)
 https://response.jp/article/2020/10/27/339742.html
(関連)バイデン氏は脱炭素へ210兆円投資 原発活用方針、日本に懸念の声も:東京新聞 TOKYO Web
 https://news.yahoo.co.jp/articles/90afed78176d2422acf1f51c3190b839f2950068

そして更に申し上げておかなければいけないことは、下記にご紹介するように、菅義偉スカ政権が「カーボンニュートラル」どころか、さまざまな「仕掛け」を用いて、私たちの税金や電気料金が老朽化した原発や老朽化石炭火力発電に巨額に流れ込むような仕組みを作り上げ、ようやくスタートした電力自由化政策さえ踏みつぶしてしまおうとしているのです。まさに原発・核に「寄生」している今日の自公政権と霞が関官僚組織が、首相官邸を司令塔にして、経済産業省が悪知恵を出し、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁がそれを屁理屈付きで追認し、マスごみと腐った御用学者どもが、それにお墨付きと賛美の似非科学を提供する、電力会社や原発メーカーおよび関連産業は、死にかかった原発ビジネスや石炭火力発電にしがみついて、そのノーナシ経営を自分たちの時だけ安泰にしてもらって喜ぶ、といった状態です。「そこどけ、そこどけ、原発と石炭火力がまかり通る」という「無理が通れば道理が引っ込む」事態が日々刻々と強まっています。福島第一原発事故の教訓などどこへやらで、次の破局的原発過酷事故を用意しつつ、この国が滅亡・破滅へ向かって、今一歩、更に一歩と転落しているということです。

(関連)(別添PDFファイル)菅首相「CO2ゼロ宣言」の裏で目論む原発新設(イントロ部分)(『週刊朝日2020.12.4』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7d17c177186ba625a90e266b7988059d2523c300?page=3

放射能とCO2のどっちが危ないかを判断できない菅義偉スカ政権が進める「2050温暖化ガス排出ゼロ」の意味するところは、上記で申し上げたように、原発・核燃料サイクル推進と、自分たちの責任の未来へ丸投げと、衆議院選挙対策としての方便だ、ということです。こんなものを許してはなりません。一刻も早く、アベ政権よりサイテー度合いがひどいことが分かってきた菅義偉スカ政権を「駆除」いたしましょう。有権者・国民が力を合わせる時です。


 <別添PDFファイル>
(1)(いちからわかる!)気候非常事態宣言を国会が出したって?(朝日 2020.11.28)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14711746.html
(2)菅政権「脱炭素2050」の欺瞞(『選択 2020.12』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20520
(3)再エネ業界悲鳴、発電所維持の新制度、新規参入者「大手より負担重い」(東京 2020.11.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/69409
(4)菅首相「CO2ゼロ宣言」の裏で目論む原発新設(イントロ部分)(『週刊朝日2020.12.4』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7d17c177186ba625a90e266b7988059d2523c300?page=3
(5)脱炭素へ2兆円基金 首相「グリーンとデジタルを軸に」(朝日 2020.12.5)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/90afed78176d2422acf1f51c3190b839f2950068
(6)脱炭素研究支援へ2兆円基金 首相、時短対策に1.5兆円、デジタル化1兆円(日経 2020.12.5)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67021220U0A201C2MM8000
(7)排出「ゼロ」へ2兆円基金 政府が追加経済対策(毎日 2020.12.5)
 https://mainichi.jp/articles/20201205/ddm/002/010/078000c
(8)容量市場「再検討を」 再エネ規制緩和、提言 タスクフォース(朝日 2020.12.2)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14716093.html
(9)STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット(eシフト 2020.6)
 http://e-shift.org/?p=3827
(10)電気料金の3~4割占める託送料金の大問題・・原発賠償金、廃炉費用を上乗せ(赤旗 2020.11.30)
 https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/24fcead9c44fb6e9eb36a792952f2561


1.昔からやってきた原発へのテコ入れ政策は今も続いている
 1974年に田中角栄が原発の立地推進のために創設したとされる「電源三法」(①電源開発促進税法、②電源開発促進対策特別会計法、③発電用施設周辺地域整備法)に基づき、毎年「電源開発促進税」を原資とする数千億円の原発マネーが、電源立地対策や電源利用対策や原子力安全規制対策に使われている。また、それとは別に、いわゆる電力の送配電網の利用料金(託送料)に上乗せする形で、使用済み核燃料の(全量)再処理費用や、再処理後に残る高レベル放射性廃棄物やTRU廃棄物(超ウラン元素を含む低レベル放射性廃棄物)の最終処分にかかる費用も徴収され、それぞれ原発・核燃料サイクル事業やバックエンド(廃棄物処理)事業に活用されている。下記はそれを説明する関連サイトです。

(関連)電源三法交付金制度 - 原子力と地域社会 | 電気事業連合会
 https://www.fepc.or.jp/nuclear/chiiki/nuclear/seido/index.html
(関連)原子力施設と法律 - 地域振興と原子力損害の賠償
 https://www.jaero.or.jp/sogo/detail/cat-07-01.html

(関連)使用済燃料の再処理等に係る制度の見直しについて(資源エネルギー庁 2016年2月)
 https://cutt.ly/mhmHyO7
(関連)使用済燃料再処理機構
 http://www.nuro.or.jp/about/base.html
(関連)原子力環境整備促進・資金管理センター
 https://www.rwmc.or.jp/financing/final/

 <核のゴミ=放射性廃棄物の種類>
(1)TRU廃棄物 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/TRU%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9
(2)低レベル放射性廃棄物|放射性廃棄物について|原子力政策について|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/gaiyo/gaiyo01.html
(3)特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律 - e-Gov法令検索
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=412AC0000000117


2.再生可能エネルギーの普及を妨害する原発と大手電力
 数年前より、電力需給のバランスを口実に、狙い撃ちをするように再生可能エネルギー「はずし」が行われている。稼働していない原発のために送配電網を開けておく・用意しておくなどという理由をつけ、再生可能エネルギー電源の送配電網への接続を、送配電網を支配している地域独占の原発運営電力会社(沖縄電力を除く9電力)が拒否している。それに対して何の補償も行わないため、再生可能エネルギー電源を運営する経営体が収支悪化・廃業に追い込まれる事態となっている。(下記は九州電力の事例)

(関連)再生可能エネルギー出力制御見通し (12月6日 17時0分発表)
 https://www.kyuden.co.jp/td_power_usages/pc.html

この問題は「送配電網」という公共施設が地域独占の原発運営電力会社(沖縄電力を除く9電力)の支配下に置かれたままという、我が国の電力自由化の制度的不十分性に起因している。本来のあり方は、現在の送配電会社の法的分離方式(別会社として法的に分離し、その会社を9電力それぞれの持ち株会社の下において、9電力会社が引き続き支配・統括する)ではなく、所有分離方式により9電力会社の支配から切り離し、その経営を全国1本化して、公的運営の形で公正・公平、かつ戦略的に活用する(再生可能エネルギー電源の優先接続など)仕組みになっていなければならない。しかし、現状はそういう状態からほど遠い「原子力ムラ」支配の送配電網のままである。

このような事態に陥っている原因は、福島第一原発事故後、電力の一層の自由化や再生可能エネルギー電源のある程度の普及、あるいは原発への安全規制の強化をやむなしと見た上記9電力と電気事業連合会で構成される電力業界が、水面下において時の民主党政権および経済産業省に強いロビー活動を展開し、送配電網の改革を所有分離まで進展させずに法的分離でとどめておくことに最注力したからである。当時の「口先やるやる詐欺」政権だった民主党政権は、この原子力ムラの「陰謀」とも言える画策をやすやすと受入れ、今日の9電力支配体制の継続を招くという失策を許してしまったということである。この辺の事情は、出版当時、実話そのものだと話題となった下記の「小説」に詳しく描かれている。重ね重ねで腹立たしい限りの2009年民主党政権の電力政策である。(福島第一原発事故後、初めて原発の再稼働を大飯原発で認めたのも民主党政権(野田佳彦政権)だった)

(関連)東京ブラックアウト-若杉冽/著(講談社)
 https://cutt.ly/YhmDyy2


3.福島第一原発事故の後始末費用(今のところ21.5兆円)
 2011.3.11の福島第一原発の後始末にかかる費用は数年前に再計算されて総額21.5兆円とされた。もちろん事故によって事実上の破たん会社となった東京電力に負担能力はなく、放射能汚染ゴミ(大半が「できもしない除染」の除染ゴミ)の中間貯蔵施設への1兆円余の投与の他、東京電力への「ある時払いの催促なし貸付金」(事実上の経営維持補助金=つかみガネ)などなど、この21.5兆円の大半は国の税金である。出鱈目な原発運営が原因で大事故となった東京電力の福島第一原発事故のしりぬぐいは、東京電力の株主や貸出金融機関や社債権者ら、本来ならば責任を負わねばならない連中を全て無罪放免した挙句に、すべて事実上、国の税金で賄われるというトンデモ事態となっている。原発の無責任極まれりである。

(関連)福島第一処理 21.5兆円 試算倍増
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/215


4.送配電網を私物化して原発コストを他人に転嫁する犯罪的振る舞い
 更に、原子力ムラ・経済産業省の連合体は、まるで後出しじゃんけんのように、①全国にある全ての原発の廃炉費用の一部を、再生可能エネルギー電源のみを利用する電力消費者を含むすべての電力ユーザーから徴求する、②本来なら加害者・東京電力や事故責任者・国が負担すべき福島第一原発事故にかかる損害賠償費用を、これまたすべての電力ユーザーに一部負担させる、③両費用の徴求は託送料金の上乗せによって実施する、などというトンデモ政策を開始している。詳しくは下記サイトをご覧ください。ふざけるな! です。

(関連)福島第一原発事故の賠償負担金と廃炉円滑化負担金の託送料金への上乗せ開始、2020年10月1日から|FoE Japan
 https://www.foejapan.org/energy/eshift/200831.html

(関連)(別添PDFファイル)電気料金の3~4割占める託送料金の大問題・・原発賠償金、廃炉費用を上乗せ -
 http://jcpre.com/?p=19798
 https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/24fcead9c44fb6e9eb36a792952f2561


5.電力市場を使った原発および石炭火力へのテコ入れ
 更に、電力自由化で、今や高コスト電源となり、新規参入組の発電会社に販売競争で勝てなくなってきている原発にテコ入れをするため、「容量市場」「非化石価値取引市場」「ベースロード(電源)市場」という、一般シロウトにはわかりにくいが、老朽化原発や老朽化石炭火力には労せずして毎年巨額のカネが電力料金の形で流入してくる「インチキ市場」の仕組みを創設した。先般2020年7月に実施された容量市場の入札では、総額1兆6千億円のほとんどが原発や石炭火力に流れていくことになり、推進してきた原子力ムラの連中でさえ、その金額の巨額さに驚く事態となっている(あまりに巨額なので見直し論が出ている)。

(関連)(別添PDFファイル)STOP! 原発・石炭火力を温存する新たな電力市場ーリーフレット公開! │ eシフト
 http://e-shift.org/?p=3827

(関連)(別添PDFファイル)再エネ業界悲鳴、発電所維持の新制度、新規参入者「大手より負担重い」(東京 2020.11.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/69409
(関連)(別添PDFファイル)容量市場「再検討を」再エネ規制緩和、提言 タスクフォース(朝日 2020.12.2)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14716093.html


6.菅義偉スカ政権になって強化された石炭火力廃止方針
 これは既存大手9電力の火力発電設備ではなく、大手メーカーなどが展開してきた自家発電の火力発電を狙ったもので、これにより自家発電を活用してきたメーカーなどの会社群の大手9電力の原発電源電力への依存度を大きく回復させる結果となることが見込まれる。また、「原発がないと電気が足りない」という既成事実を創り出すことにより、原発推進の大きな原動力の一つとなることも予想される。更に、効率的な新型石炭火力については、二酸化炭素の貯留などという怪しげな技術をひけらかしながら、従来通り進めていくというスタンスなので、結果的には、これもまた自家発電つぶし=大手9電力への電力需要の集中を促していくことになると思われる。

(関連)非効率石炭のフェードアウト及び再エネの主力電源化に向けた送電線利用ルールの見直しの検討について(経済産業省 2020年7月13日)
 https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/026_03_00.pdf

(関連)「非効率石炭火力の段階的廃止」方針に対するコメント ―本方針はパリ協定とは整合しないことが明らかにー - IGES
 https://www.iges.or.jp/jp/news/20200707

まさに菅義偉スカ政権の「カーボンニュートラル」=温暖化ガス排出ゼロ政策は羊頭狗肉のものであり、また、その達成時期が遠い将来の2050年であることを鑑みれば、無責任極まる内容のものと言わざるを得ません。要するに、今のまま電力供給サイドのあり様を進めていき、違うところと言えば、原発を本格的に推進させることと(既存原発や既計画原発の稼働だけでなく高温ガス炉などの次世代新型原子炉と言われているものを実用化する算段もしている様子あり)、一般企業の自家発電を潰して大手9電力への電力需要の集中を計り、再生可能エネルギーの伸びを引き続き押さえ続ける、ということ、言い換えれば、現在の原子力ムラの温存とそのパワー回復を図ることで、自分たち自民党をはじめとした原発「寄生虫」勢力、ないしは大手9電力への「寄生虫」勢力の末永き繁栄を担保しようとするものに他ならないのです。この菅義偉スカ政権による「新エネルギー政策」は、まさに将来へ向けて、日本を絶望の闇に放り投げてしまうものとなるに違いありません。菅義偉スカ政権とともに、この新政策を葬り去る以外に私たちの未来のための選択肢はないものと考えます。。

(関連)温室ガス削減、原子力活用を 二階自民幹事長が菅首相に提言(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ab5a194e7da7c1d29bbb855c36559411be5455a8

上記は現段階で、税金や電力料金を原資とする「原発マネー」が如何に巨大な額で原発・核燃料サイクルへ注ぎ込まれているかを概略で見たものです。上記に書ききれないものもたくさんあります(例:原発・核燃料サイクル施設の追加的安全対策費や設備維持費、経済産業省・資源エネルギー庁・原子力規制委員会・規制庁・原子力委員会その他の原子力関連組織人件費など)。そうしたものを全て足し合わせると、おそらくは100兆円を下らないだろうと推測されますし、その中には毎年支出されるものも少なからずあり、原発関連への累積支出金額たるや天文学的な金額となっています。「原発は安価なエネルギーである」などと、何をバカ言ってんだという話です。

そして、こうしたカネは、本来であれば再生可能エネルギー等に投資されて、私たちの未来を創っていくための原資になるものですが、現状では原発・核燃料サイクルに浪費されてドブに捨てられるように使われ、後には厄介極まる核のゴミや使用済み核燃料、あるいは原発・核施設が放出する環境の放射能汚染が残るのです(過酷事故によるものを含む)。原発・核燃料サイクルなどなかりせば、かようなものはすべて必要がないものであり、ただただひとえに、バカとゴロツキと人間のクズのような政治家連中が、霞が関の腐った官僚や原子力ムラのボンクラ企業経営者ら、あるいは似非学者・御用マスゴミとグルになって進めている「政治的産物」に他ならないのです。

これまで何度も申し上げてきましたが、原発は政治の力のみによって推進されています。何の合理性も、安全性も、経済性も、倫理性も、将来性もありません。あの単純男の小泉純一郎が総理大臣の時に「だまされた」と言っているように、そして「原発はクリーン、安全、安い、これみんなウソ」とワンフレーズで説明するように、原発・核燃料サイクルは嘘八百で塗り固められているのです。日本がこのままでは、巨額の未来のための資金を浪費しながら、放射能にまみれて二度と再建できない形で破滅・亡国へ向かっている、こんな自明で明々白々なことを、もしも日本の有権者・国民が気付かず、選挙で原発推進を言う者たちを落選させずに今を続けていくのなら、日本には未来はない、と断言申し上げていいだろうと私は思います。

原発を推進してやまない、原発を容認してやまない、自民党、公明党、日本維新、国民民主党の政治家どもを選挙で一掃いたしましょう。それが日本をこれからも豊かな国として継続させる唯一の道なのです。急がなければ大地震・大津波・巨大噴火は、私たちの都合を聞き入れてくれるわけではありません。大事故が起きる前に、将来へ向けた原資がなくなる前に、私たちは決断をしなければいけません。脱原発・核燃廃絶、コレです。


 <関連サイト>
(1)「温室効果ガス2050年実質ゼロ」に沸く日本人を落胆させる不都合な事実(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a82f9813d72b8ba1669470185219050182d6bee4
(2)「総論賛成、各論反対」脱炭素に乗り遅れた日本にのしかかる3つの課題(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c48caf6d9554e76d9e465f4f03c7dffebe5e4b68
(3)2050年に温室効果ガス「ゼロ」 本当にできるのか- J-CAST ニュース【全文表示】
 https://www.j-cast.com/2020/11/21399381.html?p=all
(4)国は原発新設「想定せず」も山口県は上関原発にGO?(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9eb5129ab32702124855b7a3fc77aed5c5c4bbd3
(5)三菱重工、脱炭素へ原発「必須」 30年代半ばに次世代軽水炉(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/346778e5f0002ddd2c57ee12c255ad353544de7e
(6)衆院が「気候非常事態宣言」を採択 脱炭素実現へ決意:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASNCM7T5ZNCMUBQU002.html
(7)脱炭素を原発推進の口実にしてはいけない - 小此木潔|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/business/articles/2020102900005.html
(8)脱炭素へ2兆円基金 首相表明 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6378446
草々 

2020年12月 6日 (日)

(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2):秘書を略式起訴して終り? ふざけんな!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(12.22)オルタナティブな日本をめざして(第54回):「霞が関の官僚組織:外務省の意思決定」(孫崎享さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-a47053.html

(検察は早くも腰砕け・へっぴり腰で、安倍晋三の巨悪の無罪放免方針で「桜」問題に臨む気配です。秘書を略式起訴して終り? ふざけんな! でしょう。このどうしようもない日本の検察、どう治療すれば検察をまともなものにできるのか、この日の「新ちょぼゼミ」で主催者の方からプレゼンいたします。みなさまのご参加をお待ちしています。:田中一郎)


2.イベント情報
(1)(12.11)種子法廃止違憲訴訟 第2回口頭弁論(東京地裁103号法廷:13:00裁判所前集会 13:30傍聴券配布 14:00公判)
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/18360

(2)(12.11)トリチウム汚染水海洋放出問題/避難指示地域の医療費無料化措置の継続に関する政府交渉 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9616

(3)(12.12)緊急講演会「菅政権の暴走を許すな!」前田哲男「変貌する自衛隊」、纐纈厚「中国侵略史-満州事変勃発90周年」他(文京区民センター)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1607062431217matuzawa

(4)(12.13)止めよう!六ヶ所再処理工場 新原告募集します! - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9617


3.キャンペーン
(1)地域住民の命と健康を守りたい!保健師、保健所職員を増やしてください。 · Change.org
 https://cutt.ly/thnSfMp

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 「赤信号」点灯!命を守る職員定数増のため、もう一押しのご支援をお願いします! · Change.org
 https://cutt.ly/bhnShKv


4.【横浜】IR賛否問う住民投票、署名19万3193筆 必要法定数上回る(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/afd2ad91d4cce1fae20b75632bce286221282f00


5.(メール転送)議員会館人権侵害事件「ゲバラのシャツを脱いで裏表さかさまに着ろ」事件その後
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゲバラTシャツ問題のその後
 話し合いが6回続き次回の話し合い継続中にお詫び状が10月15日、衆院議員会館管理課から速達・配達証明で一方的に送られてきました。そして、その後の話し合いは中断されています。話し合いは継続中で未解決があり、再度話し合いを申しいれ、公開質問状を出しました。しかし、返事はありません。従って私どもは公開質問状(2)を衆議院議員を通じて届けましたがまだ返事が来ていません。電話では全く応答せず、直接行っても面会が拒否される状態です。途中までの経過は公開質問状(2)を読んでいただければご理解いただけると思います。私どもは中途でやめず、皆さん全体の問題でもあり、話し合いを継続し、しっかり決着をつけるつもりですので、これからもご支援よろしくお願い致します。

                    2020年11月5日
衆議院事務局管理部議員会館課
課 長  古山良行 様
衆議院議員会館サービスセンター
維持管理警備業務総括責任者
株式会社ハリマビステム 中村 元 様
公開質問状 No.2
                   議員会館前座り込み実行委員会
                   表現の自由を市民の手に全国ネットワーク

【公開質問状に至る状況の再確認】
 私たちは、2020年8月24日に起きた衆議院議員会館警備員による不当入館制止問題(ゲバラTシャツ事件)およびに入館に際してのワッペン・タグなどの検閲廃止について、議員会館課及び警備業者と6回にわたる「話し合い」を続けてきました。その6回目の話し合い10月2日に、古山課長より「次回まで継続して検討します、10月7日をめどにこちらから連絡します」との回答がありました。しかし、7日を過ぎても連絡が来ず、こちらから数回連絡しても、回答がありませんでした。10月14日に管理課の庁舎を3名で二階堂部長を訪ねたところ「不在」と断られました。その翌日10月15日に速達(配達証明)でお詫び状が届きました。

私たちはそのおわび状について10月23日付けで話し合いの申し入れと公開質問状を書留で古山課長宛に郵送しました。其の後回答を待ちましたが、連絡は来ず、電話を再々かけましたが、応答がありません。お詫び状には「今後は警備員の対応に一層留意して、マナー教育の面につきましても更に指導してまいる所存でございます」。と記載されていますが、貴管理課職員のマナー教育はどうなっているのでしょうか。

古山課長からの【お詫び状の内容】についての再質問 
「ご来館時の警備員の対応についてのお詫び」
1 令和2年8月24日(月)12時20分ごろに衆議院第二議員館東側出入口よりご来館の際に、手荷物検査を管轄する警備員3名が「禁止事項並びに政治的な主張及び中立性に関わる誤認識」により、「着衣を裏返していただけませんか」とお声掛けを行い、入館を制止いたしました。

再質問(1)
おわび状に書かれている「入館禁止事項・政治的な主張・中立性に反する『誤認識』」とは何のことでしょうか。

9月23日時点での回答
古山課長は9月23日午後2時からの話し合いで、「『誤認識』の理由は入館時、入館禁止事項『鉢巻き、たすき』等の誤認と言えます」と回答しています。これは事実を調べた回答でしょうか。いくら警備員の教育ができていないとしても「Tシャツと鉢巻き、たすき」と間違える、警備員がいるでしょうか。10月15日付「誤認識」回答はお詫びの回答になっていません。再度調査し内容について説明を求めます。

2 ワッペン・タグについて
【回答10.15】 庁舎管理権に基づき適正に対応して参ります。

再質問(2) ワッペン・タグ検査(検閲)の廃止はいつから実施されるのですか。
①検査(検閲)はセキュリティー上必要ありません。ワッペン・タグは私物であり検閲は憲法21条に照らし、憲法違反となります。
②「庁舎管理権」は憲法に基づかなければなりません。
③8月25日の話し合い:増田貴嘉主幹・(株)ハリマビステム 中村 元・(株)全日警 瀬川信二

同日15時15分 増田主幹が古山課長から委任を受け「8月26日より、ワッペン・タグは入室の際チェックしない」と言明しました。(ただし、前例はないが極めて不適当な「人権侵害・ヘイトスピーチ」文言は除くと付け加えた)。その際、文書確認を求めましたが。増田主幹は「文書回答しなくても、大丈夫実施します」と述べました。

3 再質問
1.この加害者3名の所属する警備会社名が記載されていませんが、なぜですか。
2.この警備会社の責任者はどなたですか、どのように指導されてきたのですか。「お詫び」だけではわかりません。

「Tシャツ等不当な検閲、再発を防ぐため」今回の件は、絵柄・文字等で過去も同様なこと(憲法九条・脱原発等々)があったことを業者も認めており、公立施設における、人権侵害・表現の自由に関わる問題であります。

議員管理課(職員)のマナーについて
①古山課長は「10月7日までに話し合い日時を連絡します」と述べたのになぜ連絡してこなかったのですか
②電話で対応する管理課職員は名前を名乗らず「部長も課長も主査も『不在です』」と繰り返し述べるだけで、連絡を取ろうとしないのはなぜですか。このような対応はモラルの問題で他の役所・職員(公務員)には見られません。これは二階堂豊部長の指示でしょうか。10月30日までには回答が無く、11月2日現在では、電話応答にテープで音声が流れるだけです。

以上次回の話し合いの場で文書回答を11月16日までに求めます。
================================


「(安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け!(その2)」をお送りいたします((その1)は下記です)。新聞報道によりますと、巨悪を逃がす腐れ検察は、安倍晋三の秘書を略式起訴して、それにて一件落着、にしてしまおうとしているようです。ふざけんな! という話です。この前も申し上げましたように、安倍晋三は総理大臣の間に「山のような犯罪や違法行為を繰り返し」てきており、「桜」はその中でも最もわかりやすく証拠も明白なものです。違反した法律は、政治資金規正法違反(必要事項不記載)のみならず、自身の選挙区の有権者たちに対して金銭その他の利益供与を行っており、公職選挙法違反でもあります。もちろん政治家の罪としては後者の公職選挙法違反の方が重く、安倍晋三がついこの間まで総理大臣であり、また政権党の総裁でもあったわけですから、執行猶予なしで監獄に行っていただく他、国会議員も辞職の上、引退していただかないといけません。

(関連)秘書の略式起訴だけなら犯罪者天国 ワルがのさばる世も末(2020年12月4日配信『日刊ゲンダイ』) - 障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-18346.html

自民党の中では、この安倍晋三の、あまりにも情けなくみっともない醜態に対して、どういう反応が起きているのでしょう? 常識的には、検察の手を煩わせる前に、さっさと自分で国会議員引退を宣言して自宅にでも引きこもり、お縄になるのを慎んで待つというくらいのところですが、自民党内には、こういうことを進言・助言する政治家はいないのでしょうか? 当の安倍晋三の方は、あきれたことに次のようにマスコミに話しているようです。いつまで「息を吐くようにウソをつく」つもりなのでしょう。あんたはもう総理大臣でも何でもないのよ、分かってるのかな?

(関連)安倍前首相「誠意持って対応」「桜」夕食会の事情聴取:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72440?rct=politics
(関連)安倍前首相「真実を解明することが大切、誠意を持って対応したい」。 東京地検の任意聴取に関する一問一答(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/724aba60d5e8f74f6e005ab32f623cefeac66477

(関連)安倍首相退任「世界が許さず」自民・世耕氏、4選に期待:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030601196&g=pol
(関連)“ポスト菅”候補不在で自民党内にくすぶる三たびの「安倍待望論」|文藝春秋digital
 https://bungeishunju.com/n/n6109cb970ea8

こんな安倍晋三の4選出馬を期待していた連中もいたらしい。昨今でも、『文藝春秋』(2020/12)が「自民党内に三たびの「安倍待望論」」などという解説記事が掲載されるくらいなので、まだアホ丸出しの自民党議員たちがいるらしい。何とかは死ぬまで治らない、のたぐいである。さすれば、かような自民党の政治家どもに選挙のたびごとに投票をしている有権者もまた、何とかは死ぬまで治らない、のたぐいであると言えるでしょう。

(メール転送)新しい政権の経済政策を語ろう(つなぐ・つながる通信2020-11-27)& (安倍晋三のための)GO TO PRISON キャンペーン開始=嘘つき総理は監獄へ行け! その他いろいろ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-f08ded.html

 <別添PDFファイル>
(1)買収ツアー(斎藤美奈子 東京 2020.12.2)
(2)大政局なるか! 桜捜査 菅の安倍離れ、生対談 田原総一朗vs佐高信(『サンデー毎日 2020.12.13』)
(3)安倍氏公設秘書ら略式起訴へ「桜」3千万円不記載か(朝日 2020.12.4)
(4)安倍前首相の金庫番なぜ立件へ? 東京地検、長年の不記載「悪質性を重視」収支漏れ4000万円か(東京 2020.12.4)
(5)安倍氏秘書の略式起訴を検討 特捜部、近く本人聴取へ(東京 2020.12.5)
(6)証言は内部告発か情報操作か(臺宏士『週刊金曜日 2020.12.4』)
(7)秘書を差し出して逃げる安倍(青柳雄介『サンデー毎日 2020.12.13』)
(8)安倍前首相ら起訴求め要請書「桜を見る会」で告発の弁護士ら(東京 2020.12.2)
(9)安倍「桜疑獄」地元・山口で大炎上 “子分”下関市長は恐々(日刊ゲンダイ 2020.12.2)
(10)「桜」補填安倍氏の認識は(朝日 2020.11.30)


1.(別添PDFファイル)買収ツアー(斎藤美奈子 東京 2020.12.2)
https://ichigen.at.webry.info/202012/article_1.html
ダウンロード - e8b2b7e58f8ee38384e382a2e383bcefbc88e6968ee897a4e7be8ee5a588e5ad9020e69db1e4baac202020.12.2efbc89.pdf

(関連)「#スガもプリズン」菅首相が1年間で8000万円のカネ集めパーティ! 一方で安倍前首相「桜前夜祭」と同じ政治資金報告書不記載、補填疑惑も浮上|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/11/post-5712.html


2.(別添PDFファイル)大政局なるか! 桜捜査 菅の安倍離れ、生対談 田原総一朗vs佐高信(『サンデー毎日 2020.12.13』)
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2020/12/13/vs-2.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)やはり「桜を見る会」が本命だった。安倍晋三前首相の第一秘書が東京地検特捜部の事情聴取を受けた。都内のホテルで開催した後援会主催の夕食会経費を安倍氏側が800万円以上負担した疑いがある、という。

 これは、安倍氏が国会で「事務所側が補塡(ほてん)した事実はない」としてきた答弁と明らかに矛盾、公職選挙法(選挙区内寄付禁止)や政治資金規正法(記載義務)にも抵触する恐れが出てきた。事実だとすれば、安倍氏の国会での証人喚問、議員辞職は免れないだろう。

 安倍氏の退陣、菅氏後継指名の背景には、一連の安倍疑惑封じがあるのではないか、と当欄でも指摘してきたが、問題はなぜこの時期に検察が動き始めたかだ。この問題については5月21日、全国の弁護士ら法律関係者662人(元最高裁判事も含む)が両法違反の疑いで検察に告発していた。捜査のポイントは、ホテル側の経費明細書と、1人5000円という参加費に参加人数を掛け合わせた後援会側の支払総額に差額(補塡)があるかどうか、という単純明快なものだった。

 つまり、捜査当局がホテル側の明細書を確認すればいいだけであったが、それでも安倍政権下では手がつかなかった。安倍氏としてみれば菅指名により、退陣後も捜査当局への圧力をかけ続けたつもりだろうが、さすがに検察の政権への忖度(そんたく)にも限界があった。法曹界を挙げての告発を棚上げするわけにはいかないとの判断が働いたとみられる。
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(韓国では、大統領だった人間でも、悪事を働けば、ちゃんと告訴告発されて裁判で有罪判決が下り、厳しい処罰を受けている=しかし、この日本という国ではどうなってんの!?)

韓国・李明博元大統領の実刑確定 最高裁で判決、近く収監(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3f21974d3e017ff5340756cf56414d8bf5f70019

*朴槿恵前大統領に懲役20年、贈収賄事件差し戻し審判決:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7B5SQWN7BUHBI01C.html


3.(別添PDFファイル)安倍氏公設秘書ら略式起訴へ「桜」3千万円不記載か(朝日 2020.12.4)
 https://www.asahi.com/articles/ASND37RD2ND3UTIL04K.html 
4.(別添PDFファイル)安倍前首相の金庫番なぜ立件へ? 東京地検、長年の不記載「悪質性を重視」収支漏れ4000万円か(東京 2020.12.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72256
5.(別添PDFファイル)安倍氏秘書の略式起訴を検討 特捜部、近く本人聴取へ(東京 2020.12.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72455

(関連)【独自】「桜」前夜祭巡り安倍前首相の公設秘書を立件へ…東京地検、政治資金規正法違反容疑で(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/bcf2f2e6ac87158ce94a0b75bd1f4961981247ea
(関連)若狭勝氏 特捜部の前首相への事情聴取は「事情を聴きましたよという形を残すための事情聴取」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c800e47fb99d2f61ab0399c6c6d9058c4a12d303

(田中一郎コメント)
 ふざけんじゃねーぞ、という話だ。秘書が、秘書が、秘書が、と言うとれば、政治家には司直の手は及ばない、などというのは「お話にならない」。検察がその使命を果たさないのなら、全員「お前はクビだ!」にしてしまえばいい。下記に小林節先生の的確・どんぴしゃりのコメントでもご覧ください。こんなもんで済ませるわけにはいかない。それと大事なことがもう一つ。新聞報道は「「桜」前夜祭の経費を安倍晋三側が5年間で916万円ばかり補てんした」ことだけを報じているが、さて、そのカネはどうやって用意したのか(つまり「政治資金収支報告書」に記載がないのは、使った側だけでなく調達した側の記載もない、ということだ)。言い換えれば、どこからカネを持ってきて「桜」前夜祭の経費を安倍晋三側が5年間で916万円ばかり補てんしたのか、という点だ。そしてこんなことを、安倍晋三が秘書任せにしたままで全然知らなかったなどという話は、ありえない話である。国会でも追及されていたわけだから、秘書が秘書が秘書が、ではなくて、自分でホテルに聞いたり帳票類を請求すればいいだけのことだからだ。これで安倍晋三が何の罪も責任も問われないまま事が終わるとすれば、この国の法治も、法の下の平等も、社会正義も、民主主義も、おしまいとなる。法治国家は(巨悪の)放置国家に成り下がる。

(関連)【安倍晋三】常識的な法解釈を…桜「前夜祭」が供応であることは明白だ|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281999
(関連)【安倍晋三】橋下徹氏が安倍前首相にフジ番組で“辞職勧告”の衝撃!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/281994


6.(別添PDFファイル)証言は内部告発か情報操作か(臺宏士『週刊金曜日 2020.12.4』)
ダウンロード - e8a8bce8a880e381afe58685e983a8e5918ae799bae3818be68385e5a0b1e6938de4bd9ce3818befbc88e887bae5ae8fe5a3abe3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5202020.12.4e3808fefbc89.pdf

(マスごみたちが「安倍氏周辺」などという言葉を使って「安倍晋三側の経費補填」を匿名報道していることについてコメントしている。確かにおかしな話で裏がありそうだが、私なんぞに分かるはずもない。それに加えて、新聞報道では、略式起訴されるという「公設第1秘書」の氏名も明らかにしないで報道していることも解せない話である。この秘書が「桜」をめぐる事情を熟知しているらしいというのにである。昨今のマスごみ報道はおかしなことばかり起きている。:田中一郎)

(関連)「桜を見る会」前夜祭費用の検察捜査スクープは官邸が読売にリークか 安倍失職までの道筋は? 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/aera/2020113000052.html


7.(別添PDFファイル)秘書を差し出して逃げる安倍(青柳雄介『サンデー毎日 2020.12.13』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20201201/org/00m/040/002000d

(関連)安倍前首相に事情聴取要請をした東京地検特捜部の狙い! 安倍は秘書に責任押し付けも「共謀共同正犯」で本人立件の可能性|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/EhnKhur

(関連)【安倍晋三】検察が安倍前首相の“悪事”を暴かなければ国民は許さない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281913
(関連)【安倍晋三】安倍晋三を擁護してきた連中も泥舟と一緒に沈めなければ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282226


8.(別添PDFファイル)安倍前首相ら起訴求め要請書「桜を見る会」で告発の弁護士ら(東京 2020.12.2)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71748

(一部抜粋)
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(中略)◆「忖度で処分軽ければ検察への信頼失墜」

 弁護士有志らは今年5月以降、法律家ら941人分の告発状を東京地検に提出している。要請書では、「前首相への忖度そんたくで捜査の手を緩め、不処分や略式起訴のような軽い処分を選択すれば、検察への国民の信頼が地に落ちることは確実だ」と指摘。安倍氏や公設第1秘書、後援会の会計責任者を正式に起訴するよう求めた。要請書提出後に東京都内で記者会見した小野寺義象よしかた弁護士は、「組織的に補填ほてんを行っていたのか。原資は何なのか。真相を究明してほしい」と話した。
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9.(別添PDFファイル)安倍「桜疑獄」地元・山口で大炎上 “子分”下関市長は恐々(日刊ゲンダイ 2020.12.2)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282044

(関連)桜を見る会だけじゃない。安倍首相の地元で公共事業が激増の衝撃 - まぐまぐニュース!
 https://www.mag2.com/p/news/424962/2

(山口県という県は、ひょっとして、この間、治外法権のような場所になっていたのではないか?:田中一郎)


10.(別添PDFファイル)「桜」補填安倍氏の認識は(朝日 2020.11.30)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14713214.html

(関連)(再掲)政治資金規正法を軸に捜査 「桜」夕食会費問題で特捜部:朝日新聞(MSNニュース)
 https://cutt.ly/ShsI8Fq
 https://www.asahi.com/articles/ASNCT6RWZNCTUTIL03Z.html?ref=hiru_mail_topix2_6

(一部抜粋)
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(中略)東京地検特捜部が、収支報告書に収支を記載しなかった政治資金規正法違反罪を軸に調べていることがわかった。有権者らへの寄付を禁じた公職選挙法違反罪の適用は難しいとみている模様だ。夕食会は「安倍晋三後援会」が都内のホテルで開き、地元支援者らが5千円の会費制で参加。関係者によると、2015~19年の5回の費用総額は計約2343万円で、安倍氏側が計約916万円を負担していた。各年ごとに、単純計算で1人当たり2300~3800円ほどを安倍氏側が補塡(ほてん)したことになる。

 こうした行為は選挙区内の有権者らに対する寄付を禁じた公選法に触れるおそれがあるが、寄付行為と認定するには、拠出する側と受け取る側の双方が「寄付」と認識していたという証明が必要とされる。複数の参加者は特捜部の任意の調べに「食事も物足りず、寄付を受けた認識はない」「5千円と言われて払っただけで、本来の金額なんて知らない」などと説明し、会費を上回る利益供与を受けた認識を否定。安倍事務所の関係者も調べに対し、「選挙のために差額を寄付した意識はなかった」と供述した。
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(田中一郎コメント)
 上記は少し前にお送りした私のブログ&メールに記載した朝日新聞のカバカバ記事です。「公職選挙法違反罪の適用は難しい」という腐った検察の代弁報道をしてやっている一種の安倍晋三への忖度記事です。驚いたことに、それに続いて今度は上記で、政治資金規正法違反罪についても安倍晋三本人を罪には問うことが難しい、などと、またまた解説して、検察の代弁報道をしてやっているカバカバ記事が出ました。朝日新聞の転落は止まるところを知らずです。廃業されたらどうですか!?

 <その他関連サイト>
 山のようにありますので以下は抜粋です。

(1)「桜を見る会」捜査で揺らぐ安倍氏の強気の国会答弁 与党内からも「自らの言葉で説明を」 :東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/71551
(2)「私が背中向けた段階で言わないで」安倍前首相「桜」質問にいら立ち(毎日新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/cfd7fc97d5ac74d6fe358d604f7c3ec15fe0a228
(3)【安倍晋三】“桜疑惑”安倍氏公設秘書ら略式起訴へ 補填原資も捜査継続|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282216
(4)【安倍晋三】“桜疑惑”突然の捜査…安倍応援団「菅首相裏切り」への疑心|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281801
(5)【安倍晋三】「桜疑惑」と検察リーク…ホテル側は口封じされていた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282001
(6)【安倍晋三】安倍氏任意聴取の狙い 特捜部は十八番のウソを見破れるか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/282193

(7)<社説>安倍氏に聴取要請 逃げ切りは許されない - 琉球新報デジタル
 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1236439.html
(8)安倍氏、閉会後聴取へ調整 収支不記載の認識確認、東京地検(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/76d6066fef4b2e9acc58a062edaf41325d5e30b5
(9)安倍前首相の逮捕はいつか。「桜」で聴取要請した東京地検の本気度 - まぐまぐニュース!
 https://cutt.ly/GhnKvjq
(10)安倍前首相の「桜」前夜祭“Go Toイート”を読売が連続スクープ! 紙面でわかる真の「権力」の在処(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ff26eeaa8a6897a57227a766dce69ede16cf8b
(11)国会で嘘答弁33回 秘書を差し出して逃げる安倍 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20201201/org/00m/040/002000d
(12)浜矩子「GoToプリズンを恐れてステイホームを決め込む安倍前首相は国会へGoToせよ」(AERA dot.)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/12dc5710cf2d483d8c7071cebb0659005652b9b5
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