(報告)(10.15)オルタナティブな日本をめざして(第51回)「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
さる2020年10月15日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、下記の「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。以下、当日の録画や資料を添付して簡単にご報告申し上げます。
●(イベント情報)(10.15)オルタナティブな日本をめざして(第51回)「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん:新ちょぼゼミ)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-2cb1bd.html
新幹線、高速道路、地方空港と、我が国政府は高度経済成長期以来、一貫して「高速交通」を中心とした交通インフラの整備に邁進してきました。しかし、21世紀に入って我が国が人口減少社会に突入する中、バブル崩壊以降の経済不況の長期化や地域経済の落ち込みに伴い、高速長距離輸送ではない、まさに私たちの生活の足である地域交通事業者の経営が厳しい事態に追い込まれています。特にマイカーを持たない高齢者や学生たちにとっては欠かせない路線バスや地方鉄道などの「地域の足」が、経営難から年を追うごとに消えていく事態が生れており、加えて昨今の新型コロナPANDEMICによる「外出自粛」がこれに拍車をかけ始めています。しかし政府は、こうした身近な公共交通への支援や再生政策を不十分にしたまま、他方で、引き続き新幹線や高速道路の整備や、昨今では問題だらけのリニア建設などに注力をするなど、時代にそぐわなくなっている政策を転換しようとはしておりません。今回は交通政策にお詳しい上岡直見さんにおいでいただいて、「21世紀の交通のあり方」をどう考えていくべきなのか、詳しくお話をお聞きしてみたいと思います。
講師:上岡直見さん(かみおか なおみ)さん
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)。2004年国立市「自転車の似合うまちづくり委員会」委員。2005年国土交通省中国運輸局「環境負荷に配慮した瀬戸内海スローツーリズム創出検討委員会」委員。2005年松本市「松本・四賀直結道路市民意向確認研究会」委員。2007年荒川区「荒川区環境交通省エネルギー詳細ビジョン策定委員会委員」委員。2006年~2018年交通エコロジー・モビリティ財団「環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会」委員
*(当日の録画)20201015 UPLAN 上岡直見「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=czImtD2E_-o
https://www.youtube.com/watch?v=czImtD2E_-o
<当日のレジメ:(別添PDFファイル)>
*(レジメ)(10.15)「21世紀の交通のあり方を問う~リニア・高速交通から低速交通の時代へ」(上岡直見さん)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89efbc88efbc91efbc90efbc8eefbc91efbc95efbc89e3808c21e4b896e7b480e381aee4baa4e9809ae381aee38182e3828ae696b9e38292e5958fe38186e3808defbc88e4b88ae5b2a1e79bb4e8a68be38195e38293efbc89e38080.pdf
<上岡直見さんのご著書>
(1)JRに未来はあるか-上岡直見/著(緑風出版)
https://cutt.ly/ndVQFYz
(2)鉄道は誰のものか-上岡直見/著(緑風出版)
https://cutt.ly/QdVRX25
(3)脱・道路の時代-上岡直見/著(コモンズ)
https://cutt.ly/jdVRDOw
(4)自動運転の幻想-上岡直見/著(緑風出版)
https://cutt.ly/idVRhXf
(5)持続可能な交通へ シナリオ・政策・運動-上岡直見/著(緑風出版)
https://cutt.ly/kdVE0OO
(6)高速無料化が日本を壊す-上岡直見/著(コモンズ)
https://cutt.ly/cdVELvo
<別添PDFファイル>
(1)地域公共交通と高齢者・住民の人権保障としての交通権:地域公共交通をめぐる新しい状況と交通権(近藤宏一『住民と自治 2020.7』)
ダウンロード - e59cb0e59f9fe585ace585b1e4baa4e9809ae381a8e9ab98e9bda2e88085e383bbe4bd8fe6b091e381aee4babae6a8a9e4bf9de99a9ce381a8e38197e381a6e381aee4baa4e9809ae6a8a9efbc88e8bf91e897a4e3808ee4bd8fe6b091e381a8e887aae6b2bb2020.7e3808fefbc89.pdf
(2)地方自治体の「公共交通条例」と交通権(イントロ部分)(香川正俊『住民と自治 2020.7』)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784880378633
(3)JR日高線、一部区間廃止に〔敗軍の将、兵を語る〕(村井直美『日経ビジネス 2020.10.12』)
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00115/00090/
(4)地震被災の鉄路再開、豊肥線、4年4ヵ月ぶり 熊本、おかえり豊肥線、熊本地震から4年全線再開(東京 2020.8.8夕刊,8.9)
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaa3d33390505fcd61561c53e4c18f4ed79f823f
(5)日本の公共交通予算は貧弱だ、道路予算で鉄道の再生を(宇都宮浄人『週刊東洋経済 2020.10.3』)
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/24792
(6)被災と交通再建(毎日 2020.9.9)
https://mainichi.jp/articles/20200909/ddm/004/070/006000c
(7)駅の無人化加速、車いす利用者「権利侵害」JR九州を提訴、移動の自由守れ(東京 2020.9.26)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/57232
(8)ローカル線の悲鳴(1)~(4)(朝日 2020.10.7~10)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14649367.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S14650570.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S14652020.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S14653207.html
<関連サイト>
(1)(別添PDFファイル)交通崩壊 支え合いで防げ(日経 2020.7.20)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61559400V10C20A7ML0000/
(2)21世紀初頭の交通政策の考え方:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/kisha/oldmot/kisha00/21koutu/tosin3_.htm
(3)人間を中心とした新しい都市と交通のありかた(古池弘隆)
https://cutt.ly/tdVEbCl
(4)交通基本法と今後の地域公共交通のあり方(国土交通省総合政策局交通計画課長 山口勝弘 2010.9.29)
https://cutt.ly/adVWPQI
<上岡直見さん:「新ちょぼゼミ」>
(1)(報告)(11.25)オルタナティブな日本をめざして(第37回):「日本を潰すアベ政治:巨額の国富喪失と私たちの生活」(新ちょぼゼミ:上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-2ad31e.html
(2)(報告)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-85fdd6.html
(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々
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