4つあります:(1)「ミュニシパリズム」と日本の社会運動(2)日本学術会議問題をそらしまくるデマゴーグたち(3)外環道工事でついに調布市街地陥没(大深度地下法のインチキ)(4)朝日カバカバ新聞の「ごもっとも社説」他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
================================
1.(別添PDFファイル)(10.24)塩村あやか(立民)&池内さおり(共産)の「わくわく希望の政治をいま、語り合う(東京都北区 北とぴあ)
ダウンロード - e5a1a9e69d91efbc86e6b1a0e58685e381aee3808ce3828fe3818fe3828fe3818fe5b88ce69c9be381aee694bfe6b2bbe38292e38184e381bee38081e8aa9ee3828ae59088e38186efbc88e58c97e381a8e381b4e38182efbc89.pdf
*池内さおり GENDER EQUARITY
http://www.saori-ikeuchi.com/wp-content/uploads/2020/10/5bdd4e61b5ce1ad4aa61aabe3f040752.pdf
*塩村あやか公式サイト - 参議院議員
https://shiomura-ayaka.com/
これまでも申し上げてきましたが、私の地元=東京12区は、2000年代の初頭から自公連立政権の下、自民党が立候補を見送り、一貫して公明党の候補を組織的に応援して、公明党の議席を守り続けている選挙区です(現在の議席は、あの悪名高き太田昭宏です)。他方の野党ですが、単独ではとてもとても自公両党の組織票には及ばない弱小勢力であるにもかかわらず、20年来お互いが協力もし合わずに、その時限りの場当たり的でバラバラの選挙を続けてきたため、2009年衆院選での民主党大勝の時以外は、この選挙区での野党候補の勝利はありません。
また、この選挙区は東京で共産党が最も強いところでもあり、候補予定の池内さおり氏も、いわゆる「共産党色」をあまり感じさせないナカナカの実力派元衆議院議員で、この選挙区で「市民と野党の共闘」にもとづき立憲民主党・社会民主党・共産党と市民が力を合わせて池内さおり氏(復活)当選のために闘わなければ、いったいどこで「選挙共闘」をするのか、というくらいの場所なのです。
(共産党や社会民主党が小選挙区で当選する可能性があるのは限られた選挙区です。「市民と野党の共闘」の総大将の立憲民主党は、そうした選挙区での両党への組織的全面協力をする見返りに、その他の全選挙区での立憲民主党の指導・統制のもとでの選挙協力を両党に求めていけばいいのです。選挙に勝って政権交代を実現するためには、そういう「包容力」のある対応をしていく必要があるのです。時代は、世界を見渡しても、いわゆる「連立政権」の時代となっています。連立政権を成功させる能力のない政党指導者は、今日の時代では失格なのです)
しかも今回は、公明党現職の太田昭宏が高齢で引退となり、公明党の新人が立候補を予定しています(下記参照)。しかし公明党は、この新人候補者の名前がこの選挙区ではまだ周知徹底されていないため、かなり焦っている様子です。「市民と野党の共闘」の総大将=立憲民主党と枝野幸男・福山哲郎執行部の力量が、この選挙区でこそ、問われています。ここで池内さおり氏を全力で応援して当選させられないようなら、政権交代など、夢のまた夢でしょう。
(関連)東京都第12区 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E7%AC%AC12%E5%8C%BA
(関連)次期衆院選・東京12区予定候補 岡本氏の公認を決定 - ニュース - 公明党
https://www.komei.or.jp/komeinews/p30496/
(関連)【図解・政治】自公連立20年の歩み(2019年10月):時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics20191002j-03-w660
2.大阪都構想 賛成派支持伸ばす - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6374110
(関連)【 あかん!都構想 山本太郎 ソーシャルディスタンス街宣】JR大阪駅御堂筋北口前 2020年10月4日(日)17時30分 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xr3LxGcdx7Y
(現代のデマゴーグ=大阪維新にまんまと騙され、自分たちにとって最も大事な基礎自治体である大阪市を自分たちでぶち壊して喜ぶオバカな大阪市民=やはり大阪は「昔は水の都、今はアホの都」なのか。自分で自分の首を絞めて喜ぶのなら、誰のせいでもない、自業自得というものである。大阪市民が「アホか、そうではないか」は、まもなく実施の住民投票で明らかとなる(大阪は私が生まれ育った故郷ですねん、トホホ・・・・、情けない限りですワ、いつの間にアホばっかりになったんでしょう!?)。
みなさまも、この無様な大阪の姿を「向こう岸の騒ぎ」だと思って傍観をしているのは危険です。大阪は様々な意味で良くも悪くも「政治的先進地」です。まもなく日本全国が大阪のようになっていくと思って万全の警戒をしておいた方がいいでしょう。「それでもバカとは戦え」ですから。:田中一郎)
(関連)それでもバカとは戦え|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524
3.キャンペーン
(1)地域住民の命と健康を守りたい!保健師、保健所職員を増やしてください。 · Change.org
https://cutt.ly/egj1CLb
(2)「ヘイトスピーチに罰則規定を設けた『川崎モデル』条例の制定を相模原市に求める要請書」への署名・賛同のお願い
https://hansabetsu-sagamihara.blogspot.com/2020/10/blog-post.html
(3)内閣総理大臣- #GoToキャンパス事業もお願いします!フェアで早急で安全な対面授業再開のための予算措置を · Change.org
https://cutt.ly/ggj9nqS
(4)キャンペーン · 国土交通大臣 赤羽一嘉 殿- GoToキャンペーンに反対します · Change.org
https://cutt.ly/tgj1B0p
(関連)欠陥だらけ GoToイートが飲食店よりグルメサイトを儲けさせる制度なのは、菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係が影響か|LITERA/リテラ
https://cutt.ly/CgkzSeR
4.内閣支持率53%に下落 不支持は22% 朝日世論調査(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/15c0ce16b1d8f3f3be7359d5d56e65616d4425d9
(不支持22%というのは低すぎるな? 世論調査の仕方に問題があるんと違うのかな。この前にも、あの似非右翼デマ新聞のサンケイが世論調査でウソこいでたからね!:田中一郎)
5.6人除外「民主主義の危機」学術会議問題、山極前会長:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S14655533.html
(山極壽一さん、菅義偉スカ政権が今回、日本学術会議に対して行ったことは、あなたが京都大学で学長としてやっていることと(タテカンを撤去させたりイロイロ)基本的に同じようなことなんですよ。わかってますか?「人の振り見て我が振り直せ」ですよ、あなたの振り、治してください。:田中一郎)
6.New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
https://www.nd-initiative.org/
(関連)入会・寄付のご案内|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
https://www.nd-initiative.org/admission/
7.その他
(1)(必見)防衛大人権侵害裁判 防大人権侵害裁判 支援する会ニュース・たんぽぽの会 - 防衛大人権侵害裁判のページ
https://boudaisaiban-web.jimdofree.com/
(2)「私は福島を知ってしまった。だから通い続ける」~福島原発訴訟・弁護団事務局長の思い - 馬奈木厳太郎|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020101100002.html
(3)国立大弔意に抗議の声 学生が反対集会、学者も疑問視 中曽根元首相合同葬で(時事通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b28d9960ec42a7222154b24f1169aab24b18c608
(4)自民党幹部、種苗法は臨時国会での成立目指す考え(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b698deecb0496254e0375c7d1efb110bceda4fec
(5)【トランプ大統領】負けられないトランプ 選挙で負けても裁判で勝つ為の秘策|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279922
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4つ+アルファで申し上げます。
<別添PDFファイル>
(1)地域自治でグローバル資本主義を包囲する(イントロ部分)(岸本聡子『世界 2020.11』)
(2)調布の住宅街で陥没 外環道トンネル工事のルート真上 以前から振動が問題に(東京 2020.10.19)
(3)(日曜に想う)小さな芽がはらむ、深刻な結末(朝日 2020.10.18)
(4)軍事研究反対に政府の揺さぶり、任命拒否問題、戦禍招かぬ決意に「脅し」(東京 2020.10.15)
(5)任命拒否の理由、首相説明せず 梶田会長は要望書提出<学術会議の任命拒否>(東京 2020.10.17)
(6)望月衣塑子の政治時評:学者6人の任命拒否、政権の本心が透ける(『週刊金曜日 2020.10.16』)
(7)視点:菅政権と学術会議 民主主義の壊し方(論説副主幹 豊田洋一 東京 2020.10.16)
(8)小林節が斬る:竹中平蔵博士の暴論、東京を国直轄地にして知事は任命にするとは(日刊ゲンダイ 2020.10.20)
(9)東京を「政府直轄地」にせよ(竹中平蔵『文藝春秋 2020.11』)
1.「地域自治でグローバル資本主義を包囲する(岸本聡子『世界 2020_11』)」と現在の日本
別添PDFファイル(「イントロ部分」だけですので原本にあたってください)にある岸本聡子(さとこ)さんが紹介するフランスでの「ミュニシパリズム」をはじめとする「緑の波」が、日本の市民運動・社会運動の今後の進むべき道を示しているのではないかと思われます。私から2回にわたりご紹介した「新しい民主主義の実現」(下記)ともほぼ重なり合います。ご一読あれ。
ただ、日本の様な「前近代」を克服しきれていない中央集権型社会では(市民社会がきちんとできていない)、地方自治改革の積み上げだけでは(ミュニシパリズムだけでは)政治・経済・社会の抜本改革は困難であり、やはり中央政府ないしは国政を転換していく「もう一つの動き」もまた、必要になると思います。かつて1960~70年代に、美濃部都政実現を契機に全国に広がった「革新自治体運動」が、その後、衰退していった経緯についてもきちんと認識しておく必要があるでしょう。
(私の考える「革新自治体運動」衰退の原因:公明・民社と言われる「中道」なるものの正体が、実は「自民党政治の補完」にすぎず、他方で、社会党・総評の「ビジョンなき反対運動勢力」が、それにふらふらと寄り添う形を取り、更に、共産党がその「石頭」を転換できなかったことが大きな原因であると思っています(新左翼などは論外・話にならない)。そして更に追記しておくべき重要なことは、一つには、都市住民が「生活保守主義」(その政治イデオロギーは「脱イデ・イデオロギー」と「中立主義」)という愚かな態度を強めたこと、他方では、その都市部の住民とのコントラストの中で、地方住民が従来の自民党政治家を使っての「物取り主義」(利権の塊)の態度を強めたことが、1980年代に入っての日本の政治の腐敗と、市場原理主義アホダラ教社会を生み出していったと、見ています。今日の日本は、その後のバブル崩壊をへて、1980年代の社会の基本構造がより悪化しながら今日に至り、「1930年代現象」を引き起こして衰退・転落の速度を速めています)
*(別添PDFファイル)地域自治でグローバル資本主義を包囲する(イントロ部分)(岸本聡子『世界 2020.11』)
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(関連)(報告)(9.24)「新しい民主主義の実現」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-7efc6b.html
(関連)(報告)(10.15)「新しい民主主義の実現」(その2)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-9857ac.html
2.外環道工事でついに調布市街地陥没(大深度地下法のインチキ)
*(別添PDFファイル)調布の住宅街で陥没 外環道トンネル工事のルート真上 以前から振動が問題に(東京 2020.10.19)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62725
(関連)市道陥没 住民「ドーンと音」 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6374063
(関連)住宅目の前で道路陥没 外環道工事との関連は?(2020年10月18日) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=iSop17OT46Y
(関連)(大深度地下開発特措法のデタラメ)沿線住民を無視して踏みつけ、地権者の権利を侵害して進められる環境破壊で危険な2つのアナクロ巨大公共事業=リニア新幹線 &(東京)外環道:一刻も早く建設工事をストップさせよ!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-2f7d8d.html
3.朝日カバカバ新聞の「ごもっとも社説」
久しぶりに朝日カバカバ新聞の「ごもっとも社説」を拝見しました。でもこの社説は、我々一般読者より先に、御社・朝日カバカバ新聞の経営陣・幹部職員たちに暗唱できるくらいによく読ませた方がいいように思いますね。今や朝日カバカバ新聞の体制では、まともな現場記者が働く意欲をなくしてしまう、働こうとしても働けない、そんな事態になっているように思いますが、いかがでしょう? いっそのこと、経営陣や幹部職員を全員ごそっと入れ替えたら如何ですか?
*(日曜に想う)小さな芽がはらむ、深刻な結末(朝日 2020.10.18)
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20201018000152.html
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)こんなとき思い出すのは、朝日新聞の大先輩でもあった反骨のジャーナリスト、故・むのたけじさんが戦時の苦い反省から絞り出した馨句だ。「はじめにおわりがある。抵抗するなら最初に抵抗せよ」。歴史に学べば、はじめの小さな芽の中に深刻な結末が内包されていることは多い。手遅れになる前に-と先達の言葉は教えてくれる。
(中略)思えばドイツの悲劇も、はじめの小さな芽の中に内包され、そこから膨れあがった凶事の総体だった。見て見ぬふりの順応組や、無関心な沈黙組、いわば普通の市民が果たした「役割」を、牧師の言葉は深い後悔とともに照らし出す。(牧師とはマルチン・ニーメラーのこと、下記サイト参照:田中一郎)
http://www.syuppan.net/kyoto/s2-kan-07.htm
(中略)むのさんに話を戻せば、危ういのはむしろ自主規制だと口を酸っぱくして言っていた。戦中の新聞社も「権力と問題を起こすまいと自分たちの原稿に自分たちで検閲を加える」ことをやった。今回の任命除外も、そうした萎縮を学術界にもたらすことが懸念される。しかしそれ以前に、政権党の内部が危ういのではないがと心配になる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(「権力と問題を起こすまいと自分たちの原稿に自分たちで検閲を加える」ことをやった。⇒ 人様の心配をするよりも、あなたたち朝日カバカバ新聞のことを心配した方がいいよ。問題記事について、あんたの所の読書コーナーに電話してみても、感度の悪いボケたようなのばかりが電話に出てくるから、もううんざりしてるのよ。会社やめるか、記者やめるか、スレスレのところになっていることを、みなで共有することだ。ともかくも、朝日カバカバ新聞の経営陣や幹部連中を叩き出せ、それが全てのスタートである。:田中一郎)
4.菅義偉スカ政権による日本学術会議の政府反対会員排除問題をそらしまくるデマゴーグたち
*(別添PDFファイル)軍事研究反対に政府の揺さぶり、任命拒否問題、戦禍招かぬ決意に「脅し」(東京 2020.10.15)
https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n4c5c032e81dc
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)「学術会議は軍事研究の禁止と全国の学者に圧力をかけているが、こちらの方が学問の自由侵害、学術会議よ、目を覚ませ! 日本学術会議が推薦した会員を菅義偉首相が任命拒否した問題で、菅氏と親しいとされる橋下徹元大阪市長は一日、自身のツイツダーにこんな投稿をした。
(中略)橋下氏は十一日に出演した民放番組でも、軍事研究をやるかやらないかば、科学者自身が判断することとして「それが本来の学問の自由」と強調、「団体としてこういう声明を出すのは学問じゃない。学術会議が政治介入してきている」と学術会議を批判した。
(中略)安倍晋三前首相の盟友として知られる甘利明元経済財政担当相もそうだ。自らのブログに八月、軍事研究との関係が指摘される中国の研究者招致事業「千人計画」に日本学術会議が積極的に協力している、などと記載。「軍事研究には与しないという学術会議の方針は一国二制度なんでしょうか」と批判。後に訂正して表現を弱めた。が、学術会議の軍事研究非協力という姿勢への不満はうががえる内容だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(田中一郎コメント)
いつの時代にも、時の支配権力をかさに着て、それに異を唱える人々たちに対して「したり顔」で、おかしな精神を発揮させて偉そうなことを言う人間はいる。何も珍しい話ではない。橋下徹に甘利明、ともに耳を傾けるのがバカバカしくなるほどのデマゴーグだ。日本学術会議問題についていえば、菅義偉スカ政権という時の支配権力が、自分たちのやること・やろうとすることに異議を申し立ててくる学者たちを、その学者たちの団体=アカデミズム組織である日本学術会議から政治権力を使って排除しようとしていることに対しての広範な反対運動・抗議行動である。学問の研究なのだから、政府のやることだからといって、いつも「いいですよ」というわけにはいかない、というのは当たり前のことだし、そうしたチェックが入ることこそ、学者の行う研究としての使命でもあるわけである。
それを日本学術会議が軍事研究を妨害しているから、それが学問の自由の侵害だなどと、レベルの低い言いがかりをつけて、もっともらしく発言をしているのが、このたいしたことのない男=橋下徹である。時の政権が持つ巨大な権力の行使が問題になっている時に、その権力を行使される側をまるで対等の権力組織のように言い、攻守を逆にするすり替えが行われている。そもそも学者が軍事研究に協力することが、学問に対する背信行為なのであって、軍事研究=効率的効果的な人殺しの仕方研究なんぞに関わり合いを持つこと自体が学者としては失格である。何のための研究なのかということだ。それを「自由な軍事研究こそが学問の自由だ」などと、形式論で強弁をしているだけなのが橋下徹の発言の正体にすぎない。いかに効率効果的に人を殺すか、を直接・間接に追及するなどという研究が許されていいはずがない。
また、甘利にひどい甘利、に至っては言語道断で、まさにありもしない誹謗中傷を自分のサイトに掲載して、ためにするデマ宣伝を日本国中に垂れ流している。この「あっせん利得法違反」の容疑者が、今度は日本学術会議をデマで陥れる悪質な嘘つきオヤジに転身だ。これが現職の国会議員のやることなのかとも思う。
(関連)日本学術会議元会長「悪質なデマ」と否定 ネットに流れる一部情報|TBS NEWS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4102863.html
いずれにせよ、昔だったら、かような2人のデマゴーグなど、有権者・国民にはまったく相手にされず、逆に軽蔑のまなざしで見られていたことだろう。しかし、今日の日本では、こんなデマゴーグに振り回されて意固地になっているオバカが少なからずいるそうで、なんともいやはや、あきれる状態になっているという。アジア太平洋戦争の惨憺たる結末を目の当たりにして、心の底から戦争というものを憎み否定したあの時代、あの時から数十年がたち、少なくない日本人は世代交代とともに戦争のリアリズムを喪失して、全くのご都合主義的な「アサハカ人間」となってしまったのかも知れない。
ともかく、日本学術会議の問題の核心を外すような議論に乗せられてはいけない。問題は菅義偉スカ政権による支配政治権力の濫用であること、それは結果的に学問の自由や研究の自由を妨害し、徐々に徐々に戦争翼賛国家への道を掃き清めていくことになるという、そのことにこそ、焦点を集中しなければいけない。日本学術会議を今後どうするかなどのことは、菅義偉スカ政権がなくなってから、よく考えればいいだけの話である。
(関連)(別添PDFファイル)任命拒否の理由、首相説明せず 梶田会長は要望書提出<学術会議の任命拒否>(東京 2020.10.17)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62364
(関連)(別添PDFファイル)望月衣塑子の政治時評:学者6人の任命拒否、政権の本心が透ける(『週刊金曜日 2020.10.16』)
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(関連)(別添PDFファイル)視点:菅政権と学術会議 民主主義の壊し方(論説副主幹 豊田洋一 東京 2020.10.16)
https://cutt.ly/7gkbr7O
(関連)【杉田和博】「学者6人排除」の真犯人 “陰の総理”杉田官房副長官の思惑|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279972
(関連)自民政調会長「行革視点で検討」 学術会議巡りPT設置 -日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64727440X01C20A0PP8000/
(関連)自民、学術会議任命拒否でPT設置へ 「いろいろな課題ある」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201007/k00/00m/010/211000c
*【日本学術会議】菅首相は学術会議抱き込み高笑いか…和解ムードの拍子抜け|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280131
(この前にも申し上げたように、今回の日本学術会議の問題は、上記のデマゴーグたちが言っているようなことではなく、別の観点から日本学術会議にも問題が「おおあり」なのだ。今回もまた梶田隆章会長とかいう「へたれ牛」の日本学術会議代表が、犯人の菅義偉と「手打ち」のような密談を行い、学問の世界への政治の介入に対して憤る多くの学者・文化人や有権者・国民の「梯子外し」のようなことをしている。
日本の学者とか大学教授の世界は、もう長きにわたってかようなことをくり返してきていて、かつての大学紛争時の反省など、かけらもなくなってしまっている。要するに、悪質な時の政治支配権力と闘い抵抗する気概など全くなく、専門分野の外だけでなく専門分野においても「ただのオッサン・オバハン」でいい、と思っている俗物たちがうじゃうじゃいるのが、今の各種学界であり、日本学術会議であり、日本の大学なのである。要するに腐っているということだ。
ちなみに梶田隆章会長とかいう「へたれ牛」の職位を見てみると「東京大学卓越教授・特別栄誉教授・宇宙線研究所所長(第8代)・教授・カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員、埼玉大学フェロー、東京理科大学理工学部非常勤講師、日本学術会議会長(第30代)、内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員、文化功労者」となっていた(ウィキペディア)。見上げたもんだぜ、屋根屋のフンドシ、である。:田中一郎)(ところで「東京大学」の「卓越教授」って、何なのかしら?)
(関連)日本の大学は腐っている(4):軍学共同猛進で居直る筑波大学&国大協(2)伊達市被ばくデータ巡り市議会が批判:福島医大&東大(3)日本大学「暗黒大陸」裁判(4)真っ黒真っ暗の東京大学学長選他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-9d46c6.html
5.(別添PDFファイル)小林節が斬る:竹中平蔵博士の暴論、東京を国直轄地にして知事は任命にするとは(日刊ゲンダイ 2020.10.20)
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竹中平蔵=こんな三流弁士にイカレてまっている菅義偉と自民党のアホウども、救いようなし。選挙で落としましょう。日本破壊勢力です。
(関連)(別添PDFファイル)東京を「政府直轄地」にせよ(竹中平蔵『文藝春秋 2020.11』)
https://bungeishunju.com/n/n59ab16c3f43e
(関連)“菅政権のブレーン”竹中平蔵が新たな提言「都知事は政府が任命。東京を日本政府直轄地にせよ」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c71a74e04577ca31fb9a8146318ee7db7b73112
草々
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