(報告)(10.15)「新しい民主主義の実現」(その2)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
さる2020年10月15日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「新しい民主主義の実現」(その2)(「新ちょぼゼミ」)を開催し、私から1時間弱のプレゼンをさせていただきました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。今回は前回に続いて「新しい民主主義の実現」の総論的な部分を中心にお話させていただいています。時間的な余裕がなかったため、それぞれの総論に伴う「各論」(その大半が法制度改正を伴うものです)については、ほんの少しだけ言及するにとどまり、また、市民運動・社会運動の今後の在り方に関しては、ほとんどお話ができませんでした。近未来において、再度このテーマでのプレゼンを予定しています。なお、次回の「新ちょぼゼミ」(2020年11月12日)では「日本の司法制度改革:有権者・国民のための裁判所を目指して」(検察改革も同時並行)のプレゼンを予定しています。みなさまのご参加をお持ち申し上げております。
(「ちょぼゼミ」の出前(無料)歓迎です。どんな小さな会合でもお誘いいただければ出かけます。ご希望の方は私宛ご連絡ください)
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●(当日録画)20201015 UPLAN 田中一郎「オルタナティブな日本をめざして」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zksr6wBnAVI
https://www.youtube.com/watch?v=zksr6wBnAVI
(前回)(報告)(9.24)「新しい民主主義の実現」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-7efc6b.html
<別添PDFファイル:当日レジメ&参考資料>
(1)(レジメ)新しい民主主義の実現(最終版)(田中一郎 2020年10月15日)
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(2)新立憲民主党は何が違うのか:枝野幸男代表 単独ロングインタビュー(イントロ部分)(尾中香尚里『週刊金曜日 2020.10.9』)
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(3)視点:菅政権と学術会議 民主主義の壊し方(論説副主幹 豊田洋一 東京 2020.10.16)
ダウンロード - e8a696e782b9efbc9ae88f85e694bfe6a8a9e381a8e5ada6e8a193e4bc9ae8adb020e6b091e4b8bbe4b8bbe7bea9e381aee5a38ae38197e696b9efbc88e8b18ae794b020e69db1e4baac202020.10.16efbc89.pdf
注1:「(1)(レジメ)新しい民主主義の実現(最終版)(田中一郎 2020年10月15日)」につきましては、当日口頭で申し上げましたことに加え、若干の事項も書き加えております。追記した箇所をアンダーラインしておりますので、ご参考にしていただければと思います。
注2:「新立憲民主党は何が違うのか:枝野幸男代表 単独ロングインタビュー(尾中香尚里『週刊金曜日 2020.10.9』)」につきましては、枝野幸男氏の発言のうち下記の3カ所が「問題である」と私は考えております。機会を設けて後日ご説明したいと考えています。みなさまには、この雑誌『週刊金曜日』の原本を書店でお求めになるか図書館等でご覧いただければ幸いです。
(1)P16 最上段「比例代表で自民党に投票する皆さんは、イデオロギーで自民党を支持しているのではありません。時の政権に不満があっても、政治に革命的な変化は求めず、安定感を大事にする。そんな「生活保守」の皆さんが、圧倒的な多数派です。そこに寄り添うことができれば、選挙に勝つために政策で無理に自民党に近寄る必要はないことを、あの選挙で学びました。」
(2)P18最下段「首相指名選挙で板野さんの名前を書いた共産党やれいわ新選組との連携は?⇒ すみ分けなどの連携はしたいですが、相手の立場もあります。「連携するならこういうことをのんでくれ」ということが、それぞれにある。どれくらいすり合わせられるかば、これからの話です。」
(3)P19上から2段目「かつての民主党は、政権を獲得しても維持する力がありませんでした。政権を維持できる政党になるためには? ⇒ できないことを言わないことです。民主党政権の反省点は「やりたいことを全部口に出してしまった」ことだと思うからです。
<当日上映>
*大阪府警が山本太郎「れいわ新選組」の街宣活動を問答無用の妨害⇒中止へ(憲法違反=関係者を処分せよ)
https://www.youtube.com/watch?v=Na_kIKY1pWI
(田中一郎コメント:再掲)
場所は恐らく戎橋筋から心斎橋筋に入るところにある道頓堀橋の上、警察(南警察署という声が聞こえます)が妨害を開始するのは16分40秒くらいのところからです。山本太郎「れいわ新選組」の大阪都構想に反対する街宣活動が大阪府警によって問答無用で妨害されています。言論表現の自由や政治活動・社会運動の自由という基本的人権を権力的に侵害する日本国憲法違反の明々白々の、白昼堂々の権力暴力です。許されるはずもありません。この犯罪事件の大阪府警側の責任者や当事者を処分せよ! 日本もいよいよここまで来たかという印象を受けます。冗談ではありません。
(まるで明治時代の自由民権運動が官憲によって「弁士中止!」と怒鳴られて弾圧されるシーンのごときですが、しかし、市民運動・社会運動の中にも、この大阪府警と同じようなことをしている「自称オレサマ活動家」=「スターリンのミニブタ」たちがいることも付記しておきます:下記参照)
https://kotobank.jp/word/%E5%BC%81%E5%A3%AB%E4%B8%AD%E6%AD%A2-1413000
(ある方のコメント)
維新府政の一行政部門が大阪府警です。東京都政の一行政部門が、警視庁であるのと同じでしょう。誰に対してもこのような「権力暴力」は許されません。吉村府知事の維新大阪府政の責任は重大であり、このような「権力暴力」をその責任においてやめさせなければなりません。そして今回は、全国政党党首である山本太郎さんの街頭宣伝に対する「権力暴力」です。仮に東京で枝野さんや志位さんの街頭宣伝に対して、警視庁が同じような「権力暴力」を振るったら、許されるはずもなく、小池都知事の「都民ファ」都政の重大な責任においてやめさせなければならないのと同じことです。
(大阪府警はこれまでも、阪南大学教授をさしたる罪もないのに不当逮捕したり、原発やホームレス対策に異議を申し立てる人たちを一方的に逮捕監禁したり、「関西生コン事件」で戦前治安維持法下の特高警察さながら弾圧・逮捕を行ったり、沖縄まで出かけて行って辺野古基地建設に反対する沖縄の人たちを「土人」よばわりして暴力をふるったり、批判されると居直るなどなど、ロクでもないことをくり返しています。私はこの大阪府警を関西地域最大の「組織暴力団」と呼ぶことにしています。なお、「大阪維新にだまされたらあかん=大阪市民の財源・権限を奪うインチキ都構想」については別メールにてお送りいたします。:田中一郎)
<その他関連事項>
*れいわ新選組のチラシ - れいわ新選組
https://reiwa-shinsengumi.com/flier/
(大問題の宣伝チラシです。数百兆円規模の巨額国債を(事実上)日銀引受で発行し、そのカネを「新型コロナ対策」として、ただバラマクだけの愚か極まる政策提言です。私は厳しく批判しています。詳細は別途機会を設けて申し上げます)
(関連)(他のMLでの議論)実現不可能なバラマキ政策を強調すればするほど政権交代は遠のくことを強く自覚することが必要:「左派リフレ派」は山本太郎氏に歪んだ経済政策認識を移植した責任を果たせ +大阪府警が街宣妨害犯罪- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-a9a74a.html
*(別添PDFファイル)(10.14)沖縄集会 チラシ配布妨害(日本教育会館)
http://sogakari.com/wp-content/uploads/2020/09/1014okinawa_omote.png
(当日のプレゼンの中でもご紹介しましたが、この集会でまたまた一般参加市民のチラシ配布の妨害が行われています。妨害をしたのは背広を着たどう見ても一般市民とは思えない男2人でした。「置きチラシにするか外に行ってやれ」と言っていました。私からは「理由は何ですか」と聞いたところ「主催者がそう決めてるんだ、言うことに従え」という態度で、理由は説明しませんでした。まさに「オレサマ活動家」さながらです(ちなみにこのイベントの会場の日本教育会館も市民の活動への妨害が激しく、会館内や入口のところでチラシをまいているとガードマンが飛んできて「敷地の外へ出ていけ、チラシ配布は禁止だ」と排除される、タチの悪い会館です)。私からは「そういう態度は、日本学術会議会員候補から6人を除外して「その理由の説明もしない」菅義偉スカ政権がやっていることと同じではないか、と申し上げました)
上記の山本太郎「れいわ新選組」の街宣活動への権力による妨害行為(中止を余儀なくさせられた様子)の事例にもあるように、今日の日本ではいたるところで市民の言論・表現活動や政治運動・社会運動が妨害され排除されているにもかかわらず(だからこそ、せめて市民運動・社会運動では、そうした市民の活動の場を積極的に提供する必要があるのですが)、こうした「自称オレサマ活動家」=「スターリンのミニブタ」たちが、旧態依然の左翼的「上からの統制団結型運動」を参加される一般市民に押し付けています。そしてそれは、1つや2つの話ではなく、今日の日本の市民運動・社会運動にはかなりの範囲でまん延してしまっているのです。市民運動・社会運動の「命」にもかかわることなので、これも別途詳しくお話します。
(誤解なきように申し上げておきますが、私は沖縄辺野古基地建設にも、アベ政権や菅義偉スカ政権の沖縄政策にも断固として反対ですし、また、上記のようなイベント開催についても大賛成で、日本全国各地で開催されたらいいと思っています。この(10.14)沖縄イベントチラシもわずかばかりですが、これまであちこちの市民集会などで配って回っていました。私が反対・抗議をしているのは、この集会に限らず、市民集会を主催する市民団体の中に、今回の私たちのチラシ配布を妨害したような「自称オレサマ活動家」=「スターリンのミニブタ」のような人士が少なからずいて、更に、そういう人間たちによる署名やチラシ配布の妨害行為に協賛・翼賛するという「タコツボ型仲良しクラブ連合会」(昔風に言えば「セクト」)の会員のような人間も少なからずいて、市民運動・社会運動が実につまらない「上から統制された団結頑張ろう形式」のものになってしまっていることです。かような愚かなことは直ちにやめるべきです。今の世の中、言論・表現や市民活動は妨害だらけになっていますから、市民運動・社会運動こそが一般市民のそうした活動を守り保障する必要があるのです)
(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々
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