本日(10/31)のいろいろ情報:(1)デジタル監視社会(2)立憲民主党・枝野幸男氏の代表質問(3)菅政権が目指す恐るべき「反知性主義的統制」(4)11/1大阪市破壊構想住民投票(続)他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.11月の「新ちょぼゼミ」情報
(1)(予約必要)(11.12)オルタナティブな日本をめざして(第52回):「感染症利権と新型コロナワクチンの危険性」(天笠啓祐さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-89177c.html
(2)(予約必要)(11.17)オルタナティブな日本をめざして(第53回) 「再び戦場の島とさせないために:沖縄・南西諸島への自衛隊基地建設を巡って」(伊波洋一参議院議員:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-58d8da.html
(上記2回の最初の1時間弱で、主催者側より「有権者・国民のための裁判所を目指して(第二次司法民主化)」をテーマに、事なかれ主義と腐敗堕落に陥り、全くの機能不全状態にある日本の司法・裁判所の「改革問題」を、総論や精神論だけでなく具体的な方策による「各論」を交えてお話いたします。みなさまのご参加をお待ちしています。:田中一郎)
2.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 第15回新宿デモ開催 11月7日(土) なかったことにはさせない! 福島原発事故と被ばくの事実!
https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/10/15117.html
3.(11.27)東海第二原発を止めよう! 11.27集会(文教区民センター)
https://cutt.ly/YgU7UG4
4.福島映像祭2020トークイベント「原発事故に一番近いリアルに迫る~ふたりの女性ジャーナリストを招いて」 オンデマンド配信*期間限定* - Peatix
https://ffmf2020-01od.peatix.com/
(関連)福島映像祭2020上映&トーク「地元テレビ局の現場から~現役記者と見るローカルニュース」 オンデマンド配信*期間限定* - Peatix
https://ffmf2020-02od.peatix.com/
5.「命の水を守る」…大井川流域の107人がリニア工事差し止め求め提訴原告弁護団「百害あって一利なし」 静岡地裁(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f946eb01899c25900a28bd9303ef6aec3ab4431
6.キャンペーン
(1)キャンペーンについてのお知らせ · 署名を沖縄県と日本政府に届けました! · Change.org
https://cutt.ly/6gU7FCF
(2)キャンペーンについてのお知らせ · 歴代首相葬儀への税金投入の是非とルール化への議論を求めます! · Change.org
https://cutt.ly/jgU7Jdk
(3)キャンペーンについてのお知らせ · 「Go To キャンペーンに反対」署名活動についてのご報告 · Change.org
https://cutt.ly/sgU7ChD
7.(新刊書)買い物難民対策で田舎を残す-村上稔/著(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034112800&Action_id=121&Sza_id=A0
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本日(10/31)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。
<別添PDFファイル>
(1)菅政権が目指す恐るべき「反知性主義的統制」:白井聡(『サンデー毎日』 2020.11.8)
(2)デジタル監視社会、自由を死守する正念場(中島岳志 東京 2020.10.28夕刊)
(3)注目の人 直撃インタビュー:マルクス・ガブリエル(日刊ゲンダイ 2020.20.30)
(4)あのダークルを米司法省がついに独禁法違反で提訴、GAFA支配への楔となるか(鷲尾香一『週刊金曜日 2020.10.30』)
(5)特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 作家・辺見庸さん 首相の「特高顔」が怖い(毎日 2020.10.28夕刊)
(6)中国:若者狙う思想教育(日経 2020.10.28夕刊)
(7)過ちを繰り返さないために…医療事故調査制度は根付くか(東京 2020.10.25)
(8)立民、原発ゼロと情報公開を拡充 基本政策、菅政権と対決姿勢鮮明(東京 2020.10.28)
(9)枝野氏「共生社会」訴え、代表質問 対立軸設定急ぐ(毎日 2020.10.29他)
(10)特集ワイド:れいわ・山本氏、強気姿勢から現実路線に? インディーズ魂のままで 結党1年余、リーダーの顔に(毎日 2020.10.22夕刊)
1.(別添PDFファイル)菅政権が目指す恐るべき「反知性主義的統制」:白井聡(『サンデー毎日』 2020.11.8)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20201027/org/00m/010/002000d
(関連)滝川事件-松尾尊兌/著(岩波現代文庫)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031479323&Action_id=121&Sza_id=F3
(田中一郎コメント)
(1)「日本学術会議の人事が政権に握られたからといって、学問の自由が失われたことにはならない」と言っているオバカ(ないしは「為にする」為吉学者)がいるらしい。歴史を振り返ってみろ、ボケ! それでも学者か!
(2)この論文に書かれているように、この次は大学人事への介入だろう。日本国中「忖度」だらけ(昔の言葉で言えば「翼賛」)の実にうっとうしい世の中が出来上がってきそうな気配だ。既にマスコミはアベ政権の時代に菅義偉にやられて粗大ゴミ=マスごみと化している。霞が関や司法・裁判所も同様に完璧に腐りきっている。
(関連)キング牧師『最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。』
https://iyashitour.com/archives/28240
(3)あの戦前の「暗黒1930年代昭和の時代」で、治安維持法が荒れ狂っていた時代でも、京都大学法学部の全教授・全学生をはじめ、多くの大学人が「反対に立ち上がった」。一方、日本国憲法により、まがりなりにも基本的人権が保護されている令和の時代では、6人排除となった日本学術会議会員の残り99人は何をしているのか? 当然一致団結して、日本学術会議会員任命を返上し、6名排除の撤回と、日本学術会議の法制度を日本学術会議の自主性尊重の方向で改正する、一大運動を創らねばならないはずだ。そもそも、アベ政権の時代から、日本学術会議人事に対して政権による人事介入はあったのだが、それに対して日本学術会議は、まるで「ヘタレ牛」のようなことをしていたのではなかったのか。反省しろ!
(4)滝川事件を引き起こしたのは時の文部大臣の鳩山一郎だった。その孫の鳩山由紀夫が今般の日本学術会議人事問題についてコメントしているが、しかし、自分のじいさまの鳩山一郎と滝川事件については言及がない。おかしいではないか!? 二枚舌か? それとも瀧川事件のことを知らないで言っているのか? だったら、ただのバカだよ。
(関連)日本学術会議めぐり 鳩山氏は菅首相批判、舛添氏は会議の「廃止」主張- J-CAST ニュース【全文表示】
https://www.j-cast.com/2020/10/03395871.html?p=all
(5)戦前の大学や学問の崩壊は、まさに悪辣下劣な軍国主義権力やファシズム潮流による弾圧がその理由だった。しかし、今日の日本学術会議を含む日本の大学やアカデミズムの崩壊は、自らが進んで腐る「忖度型崩壊」が主ではないのか(大学管理関係法制の改悪という支配権力側の抑圧もあるが、それだけではない)。そもそも、抵抗らしい抵抗はしたのか、大学の運営についても、一部の心ある学者や教員が勇気をもって抵抗したり反対の声を上げているにもかかわらず、圧倒的多数の教員たちは、見て見ぬふりをしているのではないのか。カネくれたら何でもやります式の、学者か三文旅芸人か、よくわからぬような連中が、大学教授を名乗っているのではないのか?
(結論)「学者はいかに乞食たりうるか」(BY 神野直彦東京大学名誉教授 & 故岸本重信横浜国立大学名誉教授)を今日の学者たちが、どう具体的に実践するかが、今後の日本のアカデミズムの行方を決めるだろう。既に支配権力による科学の包摂=科学の似非科学化は、相当程度に進み、その典型事例が、1つは原子力・核、もう一つがバイオテクノロジーに顕在化している。この21世紀のおそろしい「似非科学との闘い」=言い換えれば「無条件の科学崇拝」との闘いは、私たちの生命・生存をかけた最終戦争となるだろう。
2.(別添PDFファイル)デジタル監視社会、自由を死守する正念場(中島岳志 東京 2020.10.28夕刊)
ダウンロード - e38387e382b8e382bfe383abe79ba3e8a696e7a4bee4bc9ae38081e887aae794b1e38292e6adbbe5ae88e38199e3828be6ada3e5bfb5e5a0b4efbc88e4b8ade5b3b620e69db1e4baac202020.10.28e5a495e5888aefbc89.pdf
(一部抜粋)
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(中略)首相が「マイナンバーカードの普及促進を一気呵成に進める」と発言していることに注目する。政府は、しきりにマイナンバーと個人情報をリンクさせようとしている。マイナンバーカードを住民票や印鑑登録証明書、戸籍謄本をコンビニなどで交付する証明カードにするだけでなく、クレジットカードや銀行口座、各種ポイントカード、診察券、お薬手帳などの機能を付けることが検討されている。政府はこの情報処理事業を、Amazonに一任しようとしている。一国の全ての個人情報が入っているものを、外国企業に任せて大丈夫なのだろうか。他国への情報漏洩を防ぐことができるのか。
(中略)フランスの哲学者ミシェル・フーコーは、「監視すること」よりも「監視されているという思い」を国民に植え付けることによって、国民を効率的・効果的に服従させるメカニズムがあることを明らかにしたが、現在はこの原理が起動する寸前にある。
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(関連)デジタル庁に忍び寄るアマゾン~国家の機密情報や国民の個人情報は大丈夫か? - 佐藤章|論座
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020092600002.html
(関連)アマゾンに日本政府のIT基盤を丸投げする菅政権~NTTデータはなぜ敗北したのか - 佐藤章|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020092600003.html?page=1
3.注目の人 直撃インタビュー:マルクス・ガブリエル(日刊ゲンダイ 2020.20.30)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2102
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(田中一郎コメント)
新型コロナPANDEMICがまねいた「衛生至上主義」「パニックの政治」「デジタル全体主義」「サイバー戦争の覇権を狙う米中両国ともコロナ禍を利用している」「いまや科学や技術は新たな宗教になりつつある」「現在直面しているのは下からのサブリミナル(潜在意識)な大衆操作です」「大衆が自ら脱自由を求めている」「自発的隷従」「私は3月にすべてのソーシャルメディアのアカウントを解約しました」「グーグルのような企業こそが民主主義において最大の脅威であるとはっきり申し上げたい」・・・・・
さながら今から80年近く前のEフロム『自由からの逃走』(1941年)の再登場のような雰囲気です。鋭い分析ではないかと思います。ちなみに私もSNSはやりません。FACEBOOKは何者かに「成りすまし」をされたため始めて間もなくアカウントを削除、ツウィッターはわずか150文字程度に物事を単純化して記載する「ファシズム的表現方法」の1つと考えていて、一切やらない方針(ファシズム運動の基本の一つは「物事の単純化」)です。私は福島第一原発事故から約10年間、市民運動・社会運動に参加してきましたが、ここでガブリエルが警告している事項は、今日の日本の市民運動・社会運動にも十分に該当するように思われてなりません。自分の認識や価値判断を日々、相対化して鍛えていく必要があるように思っています。偏狭な思い込み・肩入れや100%信じ込むことは危険です。
ところで、ガブリエルが博士号を取得したという西ドイツのハイデルベルグ大学は私も今から数十年前に行ったことがあります。大学に行ったというよりも、ハイデルベルグの街を見に行ったというべきですが、行った季節は10月、紅葉もあって、きれいで静かな街でした。ストリートには学生がたくさんいて、彼らは異邦人の私たちに対してとても親切で、ちょっと困ったことがその時あったのですが、学生たちに助けてもらいました。ハイデルベルグ城も見学しましたが、中世時代の「拷問場」の後も残っていて、興味深いものでした。駅からハイデルベルグに向かうタクシーに乗ったら、運転手が英語もペラペラの人物で、私も調子に乗って下手くそな英語でしゃべっていたら、その運転手から「あんたの英語はダメやな」と言われました。公衆電話ボックスのことを「テレフォン・ボックス」と言ったら、「ノー、ノー、テレフォンブース」と修正され、恥をかいたことを記憶しています。みなさまも新型コロナが沈静化したら、ドイツ・ハイデルベルグへ一度行かれるといいと思います。
(関連)全体主義の克服-マルクス・ガブリエル/著 中島隆博/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034098150&Action_id=121&Sza_id=C0
(関連)「原子力翼賛社会」とはどういうものか?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-9a71.html
(参考)E.フロム『自由からの逃走』 - 倫理 by John Smith -マナペディア-
https://manapedia.jp/text/109
4.(別添PDFファイル)あのダークルを米司法省がついに独禁法違反で提訴、GAFA支配への楔となるか(鷲尾香一『週刊金曜日 2020.10.30』)
ダウンロード - e38182e381aee38380e383bce382afe383abe38292e7b1b3e58fb8e6b395e79c81e3818ce381a4e38184e381abe78bace7a681e6b395e98195e58f8de381a7e68f90e8a8b4efbc88e9b7b2e5b0bee3808ee98791e69b9ce697a52010.30e3808fefbc89.pdf
(GAFAの問題は、上記で報道されている「独占」(独占禁止法違反)や「不公正取引」(優越的地位の濫用)だけではありません。1つは記事の中にも出てきますが、国際的な巨額の納税回避行為であり、もう一つは、監視社会への協力=米国のみならず多くの国での国家権力の違法な監視行為への水面下での協力であり、個人情報の不公正活用です。GAFAは解体するとともに、法律や税法を厳しく改正して、こうした巨大情報メジャーの反社会的な性格や勝手な行動を規制・除去する必要があるのです。私は「まとも」になるまで極力使わないでおく、というのが一番いいのではないかと思っていますが、現代社会ではそうもいきません。とりあえず皆でFACEBOOKをやめてみたらどうでしょう。:田中一郎)
5.特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 作家・辺見庸さん 首相の「特高顔」が怖い(毎日 2020.10.28夕刊)
https://mainichi.jp/articles/20201028/dde/012/040/034000c
(一部抜粋)
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(中略)「以前は弱者も貧者も抱え込む「包摂型」だったのが、今は「排除型社会」になりつつある。つまり、若い人たちが死を選ぶのも、自分が社会から排除されてるっていう意識がある空ではないかという気がします。」
(中略)「メディアが同調圧力をあおる面もあるけど、自粛が専門みたいな国民で、ファシズムが常態化している感じなんだ。それに逆らうような者は白眼視されるか、告発される傾向にある。」
(中略)「前からそう思っていたけれど、健康や清潔さが次第に義務化されてきている。事実上ね。健康でない人は社会のルールを守れない人というふうに。もともと人間って不健全なものでも楽しむ権利があるわけでしょ。それが違ってきていると思うんです。社会の潔癖化というのかな。それと相まって貧困が自己責任のように語られる。この言葉は僕は大嫌いだけど、菅さん(菅義偉首相)がいきなり「自助」を前面に出したでしょ。(中略)貧しいのも健康でないのも本人の責任でしょ、と。
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6.中国:若者狙う思想教育(日経 2020.10.28夕刊)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65544480Y0A021C2EAC000/
(書かれていることはごもっともで、最近は「毛沢東思想」(「もうたくさん しそう」と読んでください)に加えて「習(近平)思想」なんてものまで登場しているというから、困ったものです。ただ、圧倒的に多くの中国の若者や学生たちが、思想教育を「つまんな~い」と言っていて、これに対して、若者や人民の反抗・反乱を未然に防いで自分達の不当不公正なる特権・専制・独裁を未然に守ろうとして、思想教育と、それと一体化した社会統制に精を出しているのが、中共中国のスターリンのブタたちだそうです。が、しかしです。ここに書かれていることは、中国を日本、習近平を安倍晋三・菅義偉と読み替えれば、そのままピタリと同じだと私は思うけれど、いかがでしょう?
いまや日本でも、教育勅語だ、道徳だ、日の丸・君が代は罰則処分付きの義務だ、教科書は愛国心醸成が大事だ、元号を使え、学習指導要領は法的に強制して当然だ、教員に職階を入れてヒエラルキーを創りバラバラにしておけ、教員会議なんぞどうでもいいから教育委員会が配置した校長や教頭の言うことを聞け、その教育委員会は文部科学省と自民党のケツでもナメてろ、文部科学省からは首相官邸に逆らう官僚どもを追い払った、・・・・もう書ききれないくらいに、新「臣民化教育」と、そのための体制づくりが進んでいます。
だとしたら、日経も他の国のことばかり批判していないで、少しは自分の国=つまりは日本の教育のことなどについて、同じような批判をすればいいのではないでしょうか。日経は全国紙の中でも中国批判が多い新聞です。「人の振り見て我が振りなおせ」といいますから、もう少しバランスの取れた記事構成にしていただきたいですね(財界御用新聞の日経に言っても無駄よ、などという声が聞こえてきそうですが:田中一郎)。
7.過ちを繰り返さないために…医療事故調査制度は根付くか(東京 2020.10.25)
https://cutt.ly/3gU6YIa
(関連)東京女子医科大学病院 2歳の男児死亡で医師6人 書類送検へ - 医療 - NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201021/k10012673171000.html
(関連)死ぬはずのない手術、なぜ息子は 2歳死亡、医師6人書類送検:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S14666864.html
(田中一郎コメント)
医療もまた、人間生活には欠かせない大切なサービスで、その判断の是非は担当した医師によるところが大きいものですが、しかし、これも対価を得てするサービスの1つですから、他のサービスと同じように、公正・公正さが求められもするし、安全管理も細心の注意が払われてしかるべきだし、手抜きの診察・診療には業務上過失と言った罪と罰もあってしかるべきでしょう。しかし、この記事を読むと、たとえば次のような書かれている。
(一部抜粋)
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(中略) 一方の医療界。今年5月7日、大学病院長や医学部長でつくる「全国医学部長病院長会議」が文書を公表した。表題は「医療事故調査制度の現状と課題」。全国の大学病院117施設を対象にしたアンケート結果をまとめたものだ。 そこからにじむのは、制度名にある「事故」という言葉への拒否感と、法的責任追及への恐れだった。
約6割に当たる70施設が制度の名称変更を要求。これを受け、文書では「医療事故調査制度」を「患者安全のための報告・学習制度」にするよう提案した。さらに、7割を超える83施設が「報告書の訴訟利用」を制度の課題に挙げていた。調査した部会の坂本哲也委員長(帝京大学病院長)は「再発防止システムが結果的に医師の法的責任を追及するシステムになり、医療現場が疲弊する事態は避けたい」と訴える。
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「患者安全のための報告・学習制度」にせよ、などというのは、いくら何でも都合がよすぎるでしょう。あなたたちの医療行為はそんなにアカウンタビリティに乏しく自信がないものなの? と問いたくなる。医療側がこういうことなら、逆にきちんとした法律を定めて強制法規とし、不適切医療に対しては社会的にそれなりの対応をとるべきではないかと強く感じさせられる。それで記事にあるような医療現場が疲弊するというのなら、そんな医療現場はなくなってもいいような気もする。要するに、医療だからと言って、他のビジネスやサービスとは違う格別の優遇は必要ない、とうことだ。その上で、医療の特殊性をよく考慮したルールなり法律なりを創ればいいのではないか。
私もこれまでの人生で、病院や医者には何度かひどい目にあわされた記憶がある。尿管結石で下腹部に激痛が走り、死ぬ思いで病院に駆け込んだもののまともに治療も痛み止めも受けられず、そのうちに担当医が帰宅してしまったとか、ノロウィルスと思わしき原因で食中毒になって、これも病院に這いつくばうように駆け込んだものの、受付の看護婦のオバハンが何課を受けるのかとか、書類を書けとか言って応急措置をしてくれず、長時間にわたり病院の便所と待合室を行ったり来たりして下痢と反吐をくり返して脱水症状を起こし、それでもまともに診察・治療しないで帰宅させられたこともあった。よく致命傷にならなかったものだと、今思い返しても腹立たしい限りである。
日本は医療政策がかなりデタラメで、病院や医師、あるいは看護婦・看護士や医療機関労働者に対する政策的な支援も不十分極まりないが、他方では、医者や看護婦にもひどいのがいて、それがあらためられることなく放置された状態にあるように思われる。私は医療と言えども、法的に社会的に、厳しい仕組みが創られて当然だと思っている。そのことと医療の特殊性に十分考慮することとは別のことである。上記の医療機関へのアンケート調査結果などは、私は許されない態度ではないかと思う。
8.立民、原発ゼロと情報公開を拡充 基本政策、菅政権と対決姿勢鮮明(東京 2020.10.28)
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(関連)枝野氏「共生社会」訴え、代表質問 対立軸設定急ぐ(毎日 2020.10.29他)
https://mainichi.jp/articles/20201029/ddm/005/010/127000c
(関連)枝野氏、女性・若者に焦点 外交安保、言及少なく 政権と対立軸 代表質問:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S14675645.html
(上記の10/28付の東京新聞記事では、立憲民主党の次期衆院選「政策素案」として、①脱原発、②情報公開&公文書管理、③財政健全化、④憲法論議、⑤皇位継承と女性宮家、の5つが挙げられている。これが5本の柱ということなのかもしれないが、コレって本当なのか? もし本当だというのなら、今回も衆議院選挙で負けたいのか? という評価にしかならない。まあ評価できるものはと言えば②くらいなもので、①なども、すでに原発のほとんどが稼働せず事実上原発ゼロになっているのに、それに対して原発ゼロの1日も早い実現とは何のこっちゃということだし、原発について言うのなら、再稼働を認めずエネルギー政策の抜本転換を行う、くらいでしょうに。また、③や④や⑤に至っては、こんなものが何故、衆議院選挙の政策の柱になるのか? 有権者・国民は、こんなことなど野党第1党に期待していないということがわかっとらんのか、ということだ。
なぜ、有権者・国民の生活の問題、特に新型コロナPANDEMICで苦しめられている国民生活や、市場原理主義・新自由主義の悪弊との決別の問題を言わないのか、社会保障や税金の不公正不公平の問題を言わないのか、新型コロナPANDEMICで明らかとなった公共サービスの貧弱さとその逆転・拡充の問題を取り上げないのか、ロスト・ジェネレーション世代や女性・高齢者など、非正規に苦しめられる勤労者や、重労働・過重負荷に苦しめられる働く国民を大切にする政策を言わず、特権的な政策優遇を受けて左ウチワで暮らす人間たちの理不尽を言わないのか? アベ政権が数の力で成立させた数多くの悪法の廃止や違憲立法の即時廃棄をなぜ言わないのか? 経済的・社会的に疲弊する地方や過疎地域の抜本的な振興と事態改善を何故訴えないのか? ひょっとして、立憲民主党という政党は、有権者・国民から政治に何が期待され求められているかが分かっていない、本当に政治的バカの集団なのか!?
実は私は、この10/28付の東京新聞記事の内容は、その直後に行われた国会での枝野幸男氏の代表質問での発言内容とずいぶん違うので(共生社会とかベーシックサービスとかいった言葉もない)、ひょっとすると東京新聞のボンクラ記者がテキトーにアドリブで書いた記事ではないかと疑っている。もしそうなら、東京新聞には猛反省を求めないといけない。何故なら、新聞やマスコミは、野党第1党の政権批判や現政権とのオルタナティブ(もう一つの・代替案)とは何なのかを、読者・国民にきちんと伝える使命を負っているからだ。愚にもつかぬ、いつも見ているありふれたような事項をいくつか並べて記事にしたというのなら、この記事を書いた東京新聞記者はぶっ飛ばす必要があると私は思っている。衆議院選挙は1年以内に必ずある。政治的には非常に大事な時期だ。新聞記者はおのれの書く記事に強い緊張感を持ってもらわなければ困ると思う。
9.ガラクタ・ゴミクズ政治家陳列台
(1)「背信行為」連合福島が増子議員の推薦取消(福島県)(福島中央テレビ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a60da9c6eb4a28bbe602906e325e7469869501e
(2)【河井案里】案里被告を保釈して大丈夫なのか…過去に全裸や救急搬送も|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280596
(3)【石破茂】石破茂氏はどこへ…悲愴の派閥会長辞任から立て直せるのか|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280395
(4)克行元法相、証言の大半を拒否 案里議員公判に証人出廷 河井夫妻事件:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/63600?rct=national
(5)石崎徹衆院議員 離党届提出 自民党は受理 暴行の罪で略式起訴 - NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012675121000.html
(6)杉田水脈氏はなぜ「重用」され続けるのか 弱者に攻撃繰り返し、自民党は黙認 <寄稿・小川たまかさん>:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/63254?rct=culture
*(その典型)森氏の反対で「鈴木大地千葉県知事」消滅 擁立困難 - 社会 - 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/news/202010280000742.html
(関連)鈴木大地氏、出馬断念に何が 森元首相「向いていない」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASNBZ02PZNBYUDCB01K.html?ref=hiru_mail_topix1
(関連)鈴木大地氏の知事選断念経緯「泥沼に」森会長明かす(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/482e8641371eeb04c070cc555d602ffcd0f94821
(田中一郎コメント)
森喜朗元総理にダメだと言われただけで「それでは知事選に立候補はやめます」などという人物=鈴木大地、こんな奴が千葉県知事にならなくてよかったねと、他県の人間ながら申し上げたい気分だ。政治家になろうという者は、ちゃんと自分の信念やビジョンを持ち、外野席などから飛んでくるヤジや非難・悪口に一喜一憂していて、まともな政治ができるかという話である。この人物が千葉県知事に刈りになっていたとしたら、あやうく森喜朗元総理の植民地になるところだった。早めに分かってラッキーではないか。そして追記しておけば、このようなヘナチョコ人士を如何なる分野であろうと責任ある役職につけてはいけないということと、現在の日本のスポーツ界を象徴しているような人物であり今回の振る舞いではないのか、ということ、の2点をお伝えしておきたい。現代日本はあらゆる分野がボロボロ・ガタガタだ。スポーツ選手やアスリートもまた、例外ではないのではないか。
10.特集ワイド:れいわ・山本氏、強気姿勢から現実路線に? インディーズ魂のままで 結党1年余、リーダーの顔に(毎日 2020.10.22夕刊)
https://mainichi.jp/articles/20201022/dde/012/010/021000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20201022
(関連)(他のMLでの議論)実現不可能なバラマキ政策を強調すればするほど政権交代は遠のくことを強く自覚することが必要:「左派リフレ派」は山本太郎氏に歪んだ経済政策認識を移植した責任を果たせ +大阪府警が街宣妨害犯罪- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-a9a74a.html
11.11/1大阪市破壊構想住民投票(続報)
だまされたらアカンで、必ず「×」反対に投票しておいで
*3分でわかる!「大阪都」構想 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=x1TBc_mVxHA&feature=youtu.be
*大阪市住民投票の前に知っておくべき5つの事実(BEST TIMES) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4353543626af6f7331c9c236ac125384afe617
(1)「維新」対「毎日」のバトル勃発。維新の無理筋批判は大阪市の住民投票に影響するか(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/92f368edbdb9e44c94e290e6ca6c20a0cb7f0624
(2)「誤った考えで試算」大阪市財政局長が再び会見し謝罪(朝日新聞デジタル)- Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/db72d9786149bc773782fed7c14d910bfe207068
(3)大阪市4分割コスト試算「捏造」市財政局2日で一変、謝罪 市長面談後 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201029/k00/00m/040/305000c
(4)「大阪都構想」賛否真っ二つ…市・府職員の“忖度テクニック”を元職員が明らかにする(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ab67071f399bd5f075b6c31bfd7d4a16cd745c
(5)【大阪維新の会】大阪維新・冨田市長の前代未聞の公私混同 都構想に大打撃|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280660
(6)財源ない…合併市の衝撃 元凶は地方の甘さか国のアメか [大阪都構想]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASNBX05TVNB8PTIL035.html?ref=mor_mail_topix3_6
(7)市民は反対票を「大阪都構想」維新は何度でも仕掛けてくる|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280714
(8)大阪市廃止でどうなる? 市から府に移管され支援学校は予算大幅削減 「変わらない」松井氏答弁は反故に(アジアプレス・ネットワーク) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8afd0b817cdacc9154203778922ab03ba948560f
(9)大阪都構想で障害者サービスに不安の声 「削られると、生活基盤揺らぐ」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/873c6355d3c419bb651553fcf6f5d37a3f4270aa
(10)揺れる大阪!都構想の情勢調査は賛否逆転に?大阪都構想の住民投票は11月1日!どうなる?|第49回 選挙ドットコムちゃんねる #2 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=AyuZMjipN6g
12.その他
(1)「菅さん、しどろもどろ」任命拒否された学者が見た国会:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASNBZ6TC9NBZUTFK00G.html?ref=mor_mail_topix3_6
(2)【菅義偉】菅首相の“オトモダチ”に「公有地払い下げ」の異様な経緯|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280645
(3)【日本学術会議】日本学術会議の会見で露呈…気になる追及野党との“温度差”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280706
(4)温暖化ガス削減へ税優遇 首相、自民税調会長に検討指示 (写真=共同) -日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65439830V21C20A0PE8000/?n_cid=NMAIL007_20201026_A
(5)原発処理水「方針先送りできず」 首相、風評対策万全に -日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65261020R21C20A0MM0000/?n_cid=NMAIL007_20201021_Y
(6)首相「差し控える」連発 初の代表質問、議論かみ合わず ヤジに自ら「静かに」 - 毎日新
https://mainichi.jp/articles/20201030/k00/00m/010/265000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20201031
(7)松尾貴史のちょっと違和感:中曽根元首相の葬儀に巨額の税金 時代錯誤、ずらーっと「儀仗兵」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20201025/ddv/010/070/002000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20201025
(8)国民の期待「そこそこにある」…首相答弁で言い間違いか、議場ざわつく - 政治 - ニュース - 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201029-OYT1T50219/
(9)保釈 河井案里被告と菅首相の特別な関係を物語る”パンケーキ動画” が!案里がツイッターにアップもテレビは封印|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2020/10/post-5684.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(10)【菅政権】過去最多 学校でのいじめ増加は日本社会全体の反映である|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280655
*日刊IWJガイド・非会員版「ウォール街の大暴落再び! 新型コロナ感染症の世界的再拡大! 欧州各国の株価暴落に連動して米株式市場が5日連続で大暴落!! 日銀の大規模金融緩和維持決定に効果はあるか-! 」2020.10.30号~No.2969号 - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47712
(NYの株価が高値水準で乱高下の様相です。巨額の株式などリスク資産を抱えた日本銀行と公的年金基金(GPIF)が風前の灯火です:田中一郎)
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