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2020年7月

2020年7月30日 (木)

(報告)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)

前略,田中一郎です。


さる2020年7月28日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(「新ちょぼゼミ」)を開催し、私からその評価すべき点や問題点についてコメントさせていただきました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。なお、この続きは、来月8月25日(火)に、同じくたんぽぽ舎において、午後7時から「新ちょぼゼミ」の形で予定しています(下記参照)。また、山本太郎「れいわ新選組」の経済政策に限らず、近未来の衆議院選挙へ向けて、様々な観点から意見交換を行いたいとも思っておりますので、ご希望の方は私宛ご一報ください(「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、あと若干名の参加に限ります)。

今回取り上げた山本太郎「れいわ新選組」の経済政策
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
(「れいわ新選組」HPでは「政策 - れいわ新選組」と表示)

(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ13名様が参加予定:あと若干名参加可能)

日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

 <議論のベースにある私の見方>
(1)政治:「1930年代現象」とネポティズム政治・現代ファシズム、議会制民主主義の行方他
(2)経済:現代資本主義の矛盾再顕在化と市場原理主義(アベノミクス、クローニー資本主義、カジノ資本主義、新階級社会の形成他)
(3)社会:大衆社会の病理の極限化(半封建的遺制、政治的アパシーから社会的アノミーへ、そしてフェイク社会、超監視管理社会他)

(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html

 この日は山本太郎「れいわ新選組」の経済政策のうち、下記を取り上げます。
*【れいわ新選組のコロナ緊急提言】 『真水100兆円』で、徹底的にやる! さらに追加で100兆円!出歩くな、自粛しろの代償は、国が補償しなければなりません。 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4670/


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(当日録画)(7.28)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」(その1)(「新ちょぼゼミ」:田中一郎)
 https://www.youtube.com/watch?v=7_6eSMDGNok
 https://www.youtube.com/watch?v=ghd4tTRWCww&feature=youtu.be

(当日、言いそびれてしまったことがいくつかありますので、このメールの下の方をご覧ください:田中一郎)

 <当日資料:別添PDFファイル>
(1)政策 - れいわ新選組(講演用MEMO書付:田中一郎 2020.7.28)
ダウンロード - e694bfe7ad962020e3828ce38184e3828fe696b0e981b8e7b584efbc88e8ac9be6bc94e794a8memoe69bb8e4bb98efbc9ae794b0e4b8ade4b880e9838e202020.7.28efbc89.pdf
(2)もし君が首相になりたいと言うならば(イントロ部分)(金子勝『世界 2020.4』)
ダウンロード - e38282e38197e5909be3818ce9a696e79bb8e381abe381aae3828ae3819fe38184e381a8e8a880e38186e381aae38289e381b0efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e98791e5ad90e58b9de3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(3)新型コロナ大恐慌にどう立ち向かうか(一部抜粋)(金子勝『世界 20205』)
ダウンロード - e696b0e59e8be382b3e383ade3838ae5a4a7e68190e6858ce381abe381a9e38186e7ab8be381a1e59091e3818be38186e3818befbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89efbc88e98791e5ad90e58b9de3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(4)もし君が首相になりたいと言うならば(金子勝『世界 2020.4』)について:私の評価(2020年4月12日)
ダウンロード - e38282e38197e5909be3818ce9a696e79bb8e381abe381aae3828ae3819fe38184e381a8e8a880e38186e381aae38289e381b0efbc88e98791e5ad90e58b9defbc89e381abe381a4e38184e381a6efbc9ae7a781e381aee8a995e4bea1.pdf


 <参考サイト>
(1)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/
(2)政策 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
(3)【れいわ新選組のコロナ緊急提言】 『真水100兆円』で、徹底的にやる! さらに追加で100兆円!出歩くな、自粛しろの代償は、国が補償しなければなりません。 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4670/
(4)れいわ新選組 公式チャンネル - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ

 <関連サイト>
(1)金子勝教授らが政策勉強会設立 超党派議員に参加呼びかけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276139
(2)デフレ不況を招く“1年消費減税5%”にだまされてはいけない|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276535
(3)野党は「消費減税で戦う」ではなくニューディール議論を|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275968
(4)欧州、相次ぐ消費減税 景気てこ入れ、飲食に重点―新型コロナ:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071900192&g=int
(5)朝日新聞世論調査―質問と回答〈7月18、19日実施〉:朝日新聞デジタル
 https://digital.asahi.com/articles/ASN7M7DVTN7MUZPS003.html

(上記サイトのうち、「仮に今、衆院選挙の投票をするとしたら、あなたは、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。(択一)」のところに注目してください。⇒「日本維新の会 10」となっていて跳び出ています。次期衆院選は「日本維新」が台風の目です。困ったものです。:田中一郎)

(参考)(報告)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-e48611.html


 <当日、言い漏れてしまったこと>
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 時間の制約の中でお話をしていますので、どうしても舌足らずになっています。当日私から申し上げようとしていたことは、上記「当日資料」のなかの「(1)政策 - れいわ新選組(講演用MEMO書付:田中一郎 2020.7.28)」にMEMOの形で書き込んでいますので、ご参考にしていただければ幸いです。実感としては半分くらいしか喋れていないという感じです。しかし、下記に列記したことは、どうしてもお話しておかなければいけなかった重要事項で、それが漏れたままになっているのはまずいと思いましたので、下記に補足しておきます。次回8/25に少し補足的にお話したいと思っています。

(1)「安い家賃の住まい」を気が付かずに飛ばしてしまいました。(画面がスクリーンセイバーになってしまったことが契機)
 山本太郎「れいわ新選組」が指摘するように住宅問題の抜本改善は最重要政策の1つです。「すべての人にまっとうな住宅と住民票を」が政策の基本にならなければいけません。そしてそれを達成するためには、①「持ち家促進」政策から「公営住宅拡充」政策への転換(「住生活基本法」の廃止と「住宅基本法」新法の制定、公営住宅のリフォーム+新設、空き家の活用など)、②家賃補助制度の大幅拡充、③東京一極集中の段階的解消と防災対策、地方移住促進政策と公営住宅や空き家民家の活用、④反貧困の基本に「まっとうな住宅の提供」を置く(無料低額宿泊所やゼロゼロ物件など貧困ビジネスの法的禁止など)、⑤住宅リフォーム市場の整備とリフォーム技術のリノベーションなど

(2)「公務員増やします」
 大幅増員が必要な大事な公務員に「輸入検疫職員」と検疫施設の拡充があります。日本は世界最大の食料輸入大国であるにもかかわらず、輸入の検疫業務(輸入食品の安全と表示のチェックや公衆衛生にかかる検査など)に携わる公務員は、全国にわずか400名ばかりいるだけ。この人数は1980年代から変わっていない。しかも、輸入検疫官が輸入業者と癒着していて、まともなチェックができていないという報道もなされています。これを抜本的に改善するため、人員と設備を拡充して(少なくとも検疫官1万人以上の体制)、輸出入品にかかる国境での検査・検疫体制を確立しないといけません。

(3)「お金配ります」はやめて「必要な人に必要なだけ」を法制度化していく(恒久化)
 1人当たりわずかばかりの金額で役に立たないが、のべつくまなく全員に配るため、巨額の財源が必要になってしまう一過性の安直安易な政策=「現金バラマキ」(ベーシックインカムやヘリコプターマネー)はやめて、その財源を「必要な人に必要なだけ」をモットーにして配布する仕組みを法制度化していく(恒久化)ことが大事。ベーシックインカムやヘリコプターマネーは社会保障制度ではなく、実にくだらない市場原理主義政策であることを強く意識。

(関連)(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2c2fe4.html

(4)「コンクリートも人も」
 地方におけるインフラの再整備問題に加えて重要なのは、人口減少社会における大都市圏の街づくりをどうするかの問題。東京一極集中を解消していくのは当然としても、それに加えて、住民主体の自治を生かしつつ、まちづくりができるように、都市計画法・都市再開発法・建築基準法などの関連法の抜本改正が必要です。現状の「まちづくり」法制度は、土建屋や政治家の利権が優先される実にひどい法体系や、それを追認する判例が出来てしまっています。

(5)「エネルギーの主力は火力」
 ご説明が漏れていました。当分の間、日本における電力エネルギーは、①天然ガス+コンバインドマイクロガスタービン(最先端技術)、②コジェネ(熱電併給)、③分散型電源とそのネットワーク化、が主力となります。そのココロは「エネルギー効率を現状の30%程度から80%超に引き上げる」です。再生可能エネルギーは、エネルギーの消費構造を変えながら少しずつ進めていき、今世紀半ばに50~60%を超えるようにしていくべきでしょう。こうしたことを実現させるためには、既存大手電力会社の解体と脱原発・配電網利用の民主化、経済産業省や原子力規制委員会・規制庁の解体、電力自由化設計の見直しなどなど、多くの課題が山積しています。(下記参照)

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(2017年9月7日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html

(関連)新エネルギー戦略について(考え方MEMO)(2017年9月7日)(一部修正)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/sinnene_senryaku.pdf
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(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月29日 (水)

(報告)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回)「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


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(「日本の官僚制を考える」シリーズ:第1回目)

去る2020年7月28日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、前川喜平元文部科学省事務次官をお招きして、下記「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。以下、当日の録画をアップして簡単にご報告申し上げます。前川喜平さんにはご多忙のところをおいでいただき、ありがとうございました。当日は「3密」防止のため参加人数をかなり制限させていただきました。そのため、参加ご希望のご連絡をいただいた多くのみなさまに対して、お断りを余儀なくされました。心よりお詫び申し上げます。なお、当日の前川喜平さんのご講演内容は下記の録画をご覧いただければ幸いです)。


(イベント情報)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

現代社会において政治と官僚制ないしは官僚組織は密接不可分な関係にあり、有権者・国民の代表である政治家と、政策や行政施策の執行者である官僚が適切にコワークしなければ、有権者・国民にとっての「いい政治」は望めません。日本国憲法第15条第2項には「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」とありますが、果たして日本の官僚たちは、そうした負託に応えて、公正で国民のためを第一義に考える政策や行政施策を執行できているのでしょうか? また、政策や施策の提案者、あるいは日本最大のシンクタンクとしての霞が関官僚組織の機能はいかがなものなのでしょうか? 今回は元文部科学省事務次官だった前川喜平氏においでいただき、ご自身の体験談もまじえつつ、日本の官僚組織の実態とその改革に関して、お考えをお聞きすることにいたしました。

講 師:前川喜平(まえかわ きへい)さん
現代教育行政研究会代表、元文部科学事務次官


(当日録画)20200728 UPLAN 前川喜平「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=jKmS5OANOP4
 https://www.youtube.com/watch?v=Mgl8aMwI7NU&feature=youtu.be
(なお、当日のレジメはございませんでした)


 <前川喜平さんのご著書>
(1)前川喜平「官」を語る-前川喜平/著 山田厚史/著(宝島社)
 https://cutt.ly/CiRuiEg
(2)伏魔殿 菅義偉と官邸の支配者たち-望月衣塑子、田原総一朗、前川喜平、山田厚史、別冊宝島編集部ほか著(宝島社)
 https://cutt.ly/MiRu4jK
(3)同調圧力-望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー〔著〕(角川新書)
 https://cutt.ly/hiRiGjl
(4)生きづらさに立ち向かう-前川喜平、三浦まり、福島みずほ/著(岩波書店)
 https://cutt.ly/jiRoaF7
(5)ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題-前川喜平、谷口真由美著(集英社)
 https://cutt.ly/oiRoXmq
(6)前川喜平が語る、考える。 学ぶことと育つこと、在日とアイデンティティー、あなたと私。-前川喜平/〔ほか述〕(本の泉社)
 https://cutt.ly/ziRpbDW


(前川喜平さん 講演VTR)
(1)(報告)(5.9)オルタナティブな日本をめざして(第27回):「教育勅語と道徳教育」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-91ed7e.html
(2)(2020年7月12日)「福島みずほと市民の政治スクール in 神奈川」第二回・前川喜平さん - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6yIdJMLrP5Q&feature=youtu.be
(3)前川喜平さん・吉原毅さん 親友対談「しなやかな反骨」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JAzRZSvdWoo


 <別添PDFファイル>
(1)「学校とは何か」を問い直す:25人が選ぶ100冊(前川喜平『週刊金曜日 2020.7.24』)
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(2)安部官邸独裁、吏道廃れて国亡ぶ:寺脇研・前川喜平(イントロ部分)(『サンデー毎日 2019.6.30』)
 https://blog.goo.ne.jp/9vs9qvsq/e/255625247af97d6fecbb5b96bc3de770
(3)教育政策と経済政策は区別せよ:GIGAスクール構想の行方をめぐって(イントロ部分)(前川喜平『世界 2020.5』)
ダウンロード - efbca7efbca9efbca7efbca1e382b9e382afe383bce383abe6a78be683b3e381aee8a18ce696b9e38292e38281e38190e381a3e381a6efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e5898de5b79de5969ce5b9b3e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(4)雅子さんと昭恵さん(前川喜平 2020.7.19)
 https://cutt.ly/GsZ72Yu
(5)ヘイトスピーチ禁止条例(前川喜平 東京 2020.7.5)
 https://blog.goo.ne.jp/setuko70/e/21779b306a743d5880a1235078fd03c9
(6)お友達の産業遺産(前川喜平 東京 2020.6.28)
 https://twitter.com/K_H_koshien/status/1277594383689244672
(7)休校を転じて福となす(前川喜平 東京 2020.6.21)
 https://sasakitosi.exblog.jp/28140152/
(8)小池都知事とコロナ(前川喜平 東京 2020.6.14)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f5d1de66e6c1322dd61c73147edc47f75364a1


 <関連サイト>
(1)9月入学制導入 前川氏「今じゃない」、尾木ママ「踏み出す時」-河北新報オンラインニュース
 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200518_73019.html
(2)前川喜平氏 3カ月間の一斉休校は「全く不要だった」…「誰が始めたのか?」-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/06/0013402398.shtml
(3)前川喜平氏 感染者数「実際は100倍くらい」…検査不足は安倍政権の責任-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/04/08/0013257188.shtml
(4)前川喜平氏「『ゆとり教育』を再評価すべき時だ」…元文科次官、コロナ休校で-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/14/0013341654.shtml
(4)元文科次官・前川喜平氏「失政隠しの『教育の政治利用』 時間とお金をかけて議論を」-9月入学は是か非か-朝日新聞EduA
 https://www.asahi.com/edua/article/13347382
(5)【安倍晋三】前川喜平氏が危惧 「安倍政権があと3年も続投したら…」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236993
(6)【安倍政権】前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520
(7)前川喜平に関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/topics/word/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月27日 (月)

保育園行政に見る「市場原理主義アホダラ教」政策の結末=保育士の給料を削りに削って何してんだよ、株式会社保育園!(「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2」小林美希さん『世界』論文から)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-11f035.html

(関連)日本は超監視社会への途を歩むのか。成立したスーパーシティ法案の問題点と法成立後の課題:海渡雄一 ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/220057


2.キャンペーン
(1)原発ゼロの希望ある未来、女川原発の再稼働中止を願う人- 女川原発の再稼働をしないように求める · Change.org
 https://cutt.ly/KscYwv0

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 女川原発署名提出は9月23日の予定! · Change.org
 https://cutt.ly/kscYTc5

(2)キャンペーンについてのお知らせ · 横浜の保育士ストライキをご支援ください! · Change.org
 https://cutt.ly/lscYXjA


3.図書のご紹介
(1)日航123便墜落圧力隔壁説をくつがえす-青山透子/著(河出書房新社)
 https://cutt.ly/GscIezL
(2)財界支配 日本経団連の実相-佐々木憲昭/著(新日本出版社)
 https://cutt.ly/oscUY0F
(3)日本の支配者-佐々木憲昭/著(新日本出版社)
 https://cutt.ly/2scUZJx
(4)ジョン・ボルトン回顧録 (仮)-ジョン・ボルトン 本・コミック : オンライン書店e-hon
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-02-251717-3&Sza_id=MM

(関連)ボルトン回顧録 インテリジェンスのプロはこう読む|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4028
(関連)(別添PDFファイル)明かされた日本の安保と南北朝鮮問題、トランプ政権を揺るがすジョン・ボルトン氏の回顧録(イントロ部分)(孫崎享『週刊金曜日 2020.7.3』)
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http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003057.php


4.内側から見た「れいわ新選組」 – 安冨歩
 https://anmintei.net/a/688

(田中一郎コメント)
 安冨歩(あゆみ)氏は福島第1原発事故直後から「東大話法」という(自分が所属する東京大学への)批判的用語で有名になった東大教授で、かなり変わった人だというのがその印象だ(東京大学東洋文化研究所教授)。2019年夏の参議院選挙に「れいわ新選組」公認で比例区に立候補しているが、上記はその安冨歩氏が、ちょうどその参議院選の頃に書いた心境メモのような文章である。

一読して、「明治維新によって成立した日本の「国民国家」システムの緩慢な解体期」とか「「富国強兵」の原理は「経済成長」というように言い換えられて今も生きており、安倍政権は「富国強兵」を露骨に再生しようとしている」とか、「意味のあるものが排除され、無意味な書類だけが蓄積されていくのが、現代社会の病理である」とか、「共産党以外の政党は、「選挙に当選して議員になりたい」と思う人が集まって、票を得られる方法をいろいろ考え、それを綱領や政策として出し、「政党」のフリをしている集団に過ぎない」とか、「私は、この無縁の原理の信奉者である。(中略)この無縁の原理こそが、現代社会の抑圧を打ち破る力を我々に与える、と私は考える」など、鋭いなと思わせる発言が散見される。

ただ他方で「まぁ、政策なんかどっちでもいい、と思う」に代表されるように、文章全体にアナーキズム(無政府主義)的なトーンが流れていて、これが将来、よろしくない方向に肥大化していかないか、私には気になるところである。議席少数の批判野党である間はいいが、政権党となり山本太郎代表が総理になる、などといった状況が生れてきたときに、この人は、さて「れいわ新選組」の「同志」として引き続き動けるのかどうか、私には???のような気がしてならない。

(関連)松尾匡立命館大学教授「大西つねきさんの発言をめぐって」に関する私からの若干のこと- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-be37bc.html


5.直近情報から
(1)【災害】高潮の恐怖…都民はどこに避難を?海抜0m地帯を歩いてみた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/276377
(2)コロナ禍を機に、クソくだらない仕事を背負わされて「死んでいるように生きる」状態から抜け出そう - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/224393
(3)社説:一極集中是正 権限財源を移譲せねば:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44752?rct=editorial
(4)欧米の避難所はエアコン、シャワーに食堂も この差なぜ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7J3GJBN7BUHBI01Y.html?ref=weekly_mail_top2
(5)金子勝教授 政府と東京都の姿勢に疑問「政府も都も自粛以外何もしない」-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/07/25/0013543532.shtml
(6)旧優生保護法訴訟 原告側の賠償請求棄却 東京地裁判決 仙台に続き - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/165000c

(かような判決、絶対に許せんワ、ふざけんなバカヤロー! 裁判所にいる「腐ったヒラメ(裁判官)」どもを掃き出す算段を考えないといけない。司法権力を濫用してはばからず、かつ、有権者・国民から何のフィードバックも受けない前近代的な日本の司法システムは解体だ! :田中一郎)
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メールの表題にも書きましたように、日本の保育所行政・保育園運営がデタラメです。全部ではありませんが、株式会社保育園を中心に、保育という福祉サービスが金儲けの手段とされ、保育における保育士という最重要人材が浪費され(「やりがい搾取」)、その賃金がピンハネされて様々な用途に流用され、ひどい場合にはそれが株式会社の配当や保育園経営役員たちの「黒塗りの車」に化けたりしています。また、待機児童解消は、少子高齢化が進んでいるというのに、いつまでたっても進まず、そんな中、さまざまな保育園問題の抜本改革を棚上げにしたまま、多くの批判をよそに、選挙対策として「保育無償化」が認可保育園を中心に実施されることになっています(「無償化よりも待機児童解消が先だ」という当たり前のことにきちんと対応しない)。保育を巡る格差や、子どもたちそっちのけの保育園運営はますますひどくなる気配で、保育サービスの質的劣化と保育行政の欠陥(というか保育行政の無能と無責任ぶり)が同時並行で限界を超えています(社会福祉法人などが経営する保育園も「悪貨が良貨を駆逐する」形で劣化が進んでいる様子です。更に、認可外保育所など、様々な形での保育施設がたくさんありますが、それらは認可保育園以上にひどい状態であることは容易に想像がつきます)。

(関連)保育園・保育所の種類を知ろう!|保育の求人あるある
 https://www.hoiku-aruaru.com/content/blog-knowledge/type/hoikuentype.html

そんな中、今般の新型コロナPANDEMICは、この保育園行政・保育園運営の欠陥やデタラメぶりを目に見える形で浮き上がらせています。中でも許しがたいのは、下記にもご紹介している保育士の給与カットの問題です。国、都道府県、市区町村の税金と保護者が支払う保育料から「委託費」の形で保育士の給与相当額は休園しようがしまいが保育園に対して支給されていて、保育園経営サイドはそれを満額保育士に支払えば済む話です。それを「いつものように」保育士給与からピンハネをして6割しか支給しない(休業補償だとか何とか言ってゴマカス)、あるいは休園閉鎖してまったく支給しない、という保育園が少なからずあるというのです。厚生労働省が注意勧告の文書で通知して改善を求めてもピンハネをやめない、そんな保育園がいくつもあるというのですから、許せんな、と思う次第です。

(関連)コロナで保育士の「給与4割カット」は大問題だ-コロナショックの大波紋-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/6scJ4qO

こうしたことのベースには、そもそも保育行政が2000年頃からいわゆる市場原理主義アホダラ教政策の対象となり、それまでは公立の認可保育園や社会福祉法人経営の保育園しかなかったものが、そこに金儲けを主眼とする株式会社保育園がどっと参入してきて、足りない公立保育園に代替する勢いとなり、かつ、行政もそれを促すべく、保育を「儲かるビジネス」とするために、規制緩和や補助金(委託費など)の流用などを認めて、やりたい放題の仕組みを作ってしまったわけです。しかし、保育園経営経費の大半は、保育士の給与と子どもたちのための資材や飲食品ですから、保育園経営で利益や配当、あるいは投資原資をねん出しようとすれば、この肝心かなめの2つの経費に手を付けて「かすめ取らない」限り、どこからも湧き出てくるはずもないのです。

おまけに、下記にご紹介するレポートを見ると、株式会社保育園を中心に(特に悪質な運営をしているところほど)、その経営内容のディスクローズも非常に悪く、まともな決算報告書・業務報告書もディスクロせず、外部の取材からも逃げ回っていて、自分たちの保育園経営についての説明責任をおよそまともに果たそうとしていません。もちろん行政の方も無責任極まりなく(国も自治体も)、こうした事態を改善するための保育園実地検査などに真剣に取り組んでいる様子もなく、徹底した情報開示の法的仕組みを作るわけでもなく、従ってまた、制度を抜本的に転換して、少なくとも保育士給与や子どもたち向けの資材経費のピンハネや流用は許さない体制を創るということもしていない、そんな状態なのです。

そもそも「規制緩和をすれば行政サービスはよくなる」「民営化して民間活力を入れたら行政サービスは活気を回復して効率的になる」「市場原理を入れたら大きく経費削減につながる」などという「根拠なき迷信」が、この日本では1990年頃のバブル崩壊以降、根強く残り続け、今でも、空港民営化や上下水道民営化や国有林民営化や農林水産業規制撤廃などで幅を利かせています。それがそもそもの大間違いで、そういうことを続けてきたからこそ、バブル崩壊以降の日本は経済も社会もボロボロになってしまったのですが、ここまで煮え湯を飲まされても、まだ理解できない大バカ者がこの日本では少なくないようです。津波が来ても自分は大丈夫という「正常化の偏見」の亜種のようなものなのかもしれません。

(参考)人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編・後編) - 日経クロステック(xTECH)
 https://xtech.nikkei.com/it/article/Interview/20070409/267753/
 https://xtech.nikkei.com/it/article/Interview/20070409/267754/?i_cid=nbpnxt_reco_atype


私からはこれまで何度も申し上げてきましたが、「民営化」とは「私物化・私兵化」の言い換えであり、規制緩和とは「経営側のやりたい放題」のことであり、市場原理主義とは「1%の利益最優先を合理化するご都合主義の屁理屈」のことだと申し上げています。そしてこれについてもう一つ大事なことは、こうした市場原理主義アホダラ教に基づく「民営化」や「規制緩和」は、行政を「質のいい公共サービスの提供」や「適正化規制・管理」などの有権者・国民のための最も大切な仕事から解放して民間への丸投げを許し、その結果責任からも解放されるという、「行政の無責任化と無能・不作為」をもたらしているということです。また「民間とのつながり」は、そこにおのずと贈収賄などの行政や政治の腐敗が絡みつきます。今般の新型コロナPANDEMICでも、たとえば「持続化給付金」と電通その他で経験したことでありますし、また、生活保護行政の現場では、低質・悪質・人権侵害の民営「無料低額宿泊所」の押付け行政がまかり通っています。いずれも市場原理主義アホダラ教が生み出した「行政の責任放棄」の一つの形態です。

懸念されるのは、今般の新型コロナPANDEMICにより、ひどい労働環境にある保育園が更にひどい状態に陥り、少なくない保育士さんたちが「もう我慢の限界だ、保育士をやめたい」と言い出していることです。下記の本日付け(7/27)日本経済新聞記事は必読ですので、原本にあたって是非ご一読願いたいと思います。誰でもこんな理不尽でひどい職場からは逃げて行ってしまうでしょう。「やりがい搾取」ももういい加減にしろという話です。日本の保育園は、よくなるどころか年々劣化していき、子どもたちにも危険な場所となっているだけでなく、保育士のなり手がないままに保育現場が崩れていく、そんな事態がもう目前に来ています。政治の劣化が行政の劣化を導き、それが保育園と保育行政を潰してしまう、そうしたことが起きようとしているのです。

(関連)(別添PDFファイル)保育士もう辞めたい、「園児が集団感染したら…」負担増す対策 待遇低く現場疲弊(日経 2020.7.27)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61919310V20C20A7SHB000/


さて、上記で保育園行政のひどさについて申し上げたことは、実は下記にご紹介する岩波月刊誌『世界』に連載されたジャーナリストの小林美希さんのレポートによるところが大きいのです。私には子どもがいませんので、およそ保育園は一生無縁で終わると思っていましたが、たまたま定期購読をしている岩波月刊誌『世界』掲載の小林さんの連載ルポを読んで、そのひどさに驚いたという次第です。ちょうど今月号の『世界』でこの連載が終了となったので、下記にそれを簡単にご紹介するとともに、昨今の保育園に関する情報も添付しておきます。

(小林さんのレポートは第1回目と最終回のそれぞれについて、一部抜粋版を添付しますが、みなさまには是非原本にあたって、すべてのレポートに目を通していただきたいと思います。岩波月刊誌『世界』は図書館などにあります。また、小林美希さんには、今回のシリーズに続いて、認可保育所以外の様々な保育所の現状と問題点や、保育無償化に伴う様々な問題についても、是非、その鋭い徹底した調査と分析によりレポートして下さることに期待いたします。できれば私たちの勉強会「新ちょぼゼミ」にも講師で来て下さればありがたいです)

保育園行政=これこそ最も生活に密着していてプリミティブで難しくない行政の仕事であるにもかかわらず、ひどい内容の行政が続いて、そのしわ寄せが保育士や子どもたちに行ってしまう。しかもそれがいつまでたっても改められないし、また待機児童問題も解消しない。簡単に言えば、この原因は行政と政治にあります。更に端的に申し上げれば、自民党や公明党や維新や、その息がかかった首長や地方議員たちが政治や行政をつかさどっているから改善しないのです。

先般実施された1人10万円の役に立たない現金バラマキ政策に使った税金原資は約13兆円ですが、他方で、この保育園問題(特に待機児童=保育園不足問題と保育士給与・労働条件改善と保育士絶対的不足問題)を解決するための財源は、1~2兆円もあれば、おそらくオツリが来るくらいの話です。バラマキなどやめて、その一部を保育士の給与アップをはじめとする保育園行政の抜本改善に使えばよかった。そして財源のみならず、市場原理主義アホダラ教政策を転換して、「民営化」から「公共サービス拡充」へ、「規制緩和・撤廃」から「適正な規制行政」へ、を徹底させることで、保育所問題は直ちに解決するでしょう。それができていないということは、ずばり自公政治・「維新」地方行政がなくならないからであり、日本の有権者・国民=つまりは幼い子どもを持つ親たちが、きちんとした政治家を選挙で選ぶという肝心かなめのことを放棄してしまっているからに他なりません。その意味では、残酷な言い方かもしれませんが、一種の自業自得であると言えなくもないのです。


(注:保育とよく似た状態にあるのが老人介護です。こちらもまた2000年頃から市場原理主義政策に毒されながら制度化が進められ、老人介護を女性に押し付けずに「社会化」するとの掛け声のもとに多くの株式会社企業が介護ビジネスに参入してきました。保育と同様、介護もまた、そのニーズのある老人やその家族のための公共サービスであるにもかかわらず、それが金儲けの手段とされ、従ってまた、介護士は保育士と同じように低賃金でこき使われて搾取され、また貧乏人に対する介護は儲からないから切り捨てられていくという宿命を負わされたのです。特養も含めて一般に老人介護施設の状態は、老朽化していたり、危険な場所にあったり(水害など)、手入れが行き届いていなかったり、汚かったりと、概して居心地がよろしくないところが少なくなく、とてもお勧めできるようなところでないことが多い状態です(これとは別に金持ち向けの介護付き(高額)老人ホームなどは次々と建設されています)。

また、他方では、介護をしない介護保険制度も作られ、まずは介護度ランク査定で実態以上に「軽い」介護度とされ、更に要支援などの軽度介護必要者とされた老人に対しては介護保険の対象から外して基礎自治体の行政サービスにしてみたり、要介護者についても「特養」(特別養護老人ホーム)に入れる介護度のランクを引き上げて、狭き門を更に狭くしてしまっています。そうしたこともあって、認知症老人を抱える家族や、いわゆる老々介護状態の人たちを中心に、特養への入所待ちは数十万人の規模に膨れ上がっているのです。その人数たるや、待機児童どころの話ではありません。介護士不足は深刻で、問題の抜本改善をしないままに、それを外国人労働者でカバーするなどという愚かなことをやり、更に昨今の新型コロナPANDEMICに突入してからは、介護士不足が決定的となって介護現場の崩壊も始まっている様子です。政治や行政のひどさが老人介護の現場を悲惨なものにしている、それにもかかわらず、未だに介護行政の最大の眼目はコスト削減なのです。私も老人の端くれですから、腹の底からこの事態に対して憤りを感じます。しかし、今の自公政治・「維新」地方行政を一掃して、オルタナティブな政治や行政が始まらない限りは、この悲惨な事態は改善することはないでしょう)


 <別添PDFファイル>
(1)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第1回):情報公開資料から探る賃金実態(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.9』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e7acacefbc91e59b9eefbc89.pdf
(2)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(一部抜粋)(小林美希『世界 2020.8』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e69c80e7b582e59b9eefbc89efbc88e4b880e983a8e68a9ce7b28befbc89.pdf
(3)保育士の賃金カット横行 運営費は休園中も支給されるのに(東京 2020.6.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35571
(4)(新型コロナ)保育士、届かぬ休業補償 パートに「全額」5割切る、「なし」15%超 認可園など調査(朝日 2020.6.26)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14526547.html
(5)保育士もう辞めたい、「園児が集団感染したら…」負担増す対策 待遇低く現場疲弊(日経 2020.7.27)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61919310V20C20A7SHB000/
(6)保育士らの声 発信、コロナで噴き出す怒りや不満(東京 2020.5.19)
 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/message/31678/
(7)保育園、6月も行けない? 親は疲弊「今もギリギリなのに」(朝日 2020.5.30)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14494563.html
(8)休園で虐待疑いある家庭へ、保育所1割「対応せず」(東京 2020.7.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42951?rct=national
(9)都知事選2020:使命感頼みの保育、コロナ対策過酷、待遇なお低く(毎日 2020.7.4夕刊)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200704/dde/041/010/028000c

 <岩波月刊誌『世界』に掲載された小林美希さんの迫真のレポート>
(1)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第1回):情報公開資料から探る賃金実態(小林美希『世界 2019.9』)
(2)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第2回):情報公開資料から探る賃金実態(小林美希『世界 2019.10』)
(3)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第3回):流出する委託費の行方(小林美希『世界 2019.11』)
(4)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第4回):給食と玩具が削られる(小林美希『世界 2019.12』)
(5)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第5回):疲弊する小規模保育(小林美希『世界 2020.1』)
(6)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第6回):規制緩和が保育にもたらしたもの(小林美希『世界 2020.3』)
(7)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第7回):手厚い保育を守るために(小林美希『世界 2020.4』)
(8)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第8回):変動の中の社会福祉法人(小林美希『世界 2020.5』)
(9)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(特別編):緊急事態がもたらした分断(小林美希『世界 2020.7』)
(10)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(小林美希『世界 2020.8』)

(関連)コロナがあぶり出した保育士「ありえない格差」-コロナショックの大波紋-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/WsnaZ28
(関連)公然と消える「保育士給与」ありえないカラクリ-コロナ後を生き抜く-小林美希 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/8sndmKE

(関連)ルポ保育格差-小林美希/著(岩波新書)
 https://cutt.ly/ssnsJlN

●ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(最終回):コロナ禍の保育園(一部抜粋)(小林美希『世界 2020.8』)
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(中略)度重なる規制緩和により、委託費の弾力運用をめぐっては、二〇〇五年に年間収入の四分の一も流用が可能となり、安倍政権下の二〇一五年には株主への配当まで認められるようになってしまった。保育の業界団体の幹部でさえも「今の弾力運用は、株主への配当まで認めていて規制が緩すぎる。二〇〇〇年の通知まで戻すべきだ」「一定の人件費比率を下回ったら、弾力運用を停止すべきだ」と主張するほどの状況だ。委託費の弾力運用は、確かに「保育への再投資」を実現して、保育の受け皿を増やしたかもしれない。しかし、低賃金で保育士が疲弊し、運営基準を守ることのできない保育所が現れてきたのも事実だ。そうした保育所に、安心して子どもを預けられるだろうか。

(中略)弾力運用の最大の問題は、人件費をどこまで流用していいのかという指標や制限がないことだ。神奈川大学の幸田雅治教授が指摘するように、委託費の弾力運用の通知は、地方自治法で定められる「技術的な助言」で法的拘束力はない。東京都世田谷区が実施しているように、一定の条件のもとで人件費比率が五〇%以下の保育所に独自補助しないことでハードルを設けるなどの施策はいくらでも可能なのだ。

(中略)もう一点、保育士の処遇を守っていくための前提として、国がより詳しく保育士の年収を通知で示す必要がある。現在、毎年度、保育士の全国平均の年収が示されているが、あくまで全国平均にとどまっている。公定価格は「積み上げ方式」なのだから、少なくとも、設定されている全国八つの地域区分ごとに年収を示すことは可能なはずだ。仮に規制強化が難しかったとしても、情報開示は時代の流れからしても必要不可欠で、東京都が取り組む「こぼる」のような情報開示を、全国で行なうことも重要だ。

(中略)保育は、ビジネスでも産業でもない。子どもの最善の利益を考えて、親子を守る役割がある。前述したように、保育士配置も基準ギリギリで違反も多い状態では、保育士は疲弊し、その役割を十分に果たしていくことが難しくなる。だから待遇の改善が必要なのだ。保育の質を守るため、委託費の弾力運用に一定の制限をかける。四半世紀近くに及んだ規制緩和の問題に、決着をつける時が来ている。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <関連サイト>
(1)「保育士らは慰労金5万円の対象外」に疑問や不満 なぜ支給なし?厚労省に聞いた(J-CASTニュース)
 https://www.j-cast.com/2020/06/03387249.html?p=all
(2)犠牲になるのは保育士と園児たち 保育園の「委託費の弾力運用」問題
 https://cutt.ly/ssndrXr
(3)広がる保育士感染に現場から悲痛な声 濃厚接触、3密も「原則休園は3割」 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/UsnftE1
(4)新型コロナ感染で保育園休園、代替措置実施は3割 遅れる対応、保護者負担大きく-毎日新聞
 https://cutt.ly/ZsnfQIb
(5)保育園、入れない子いても「0」待機児童の数え方とは:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN6Y5K4QN6SUTFL00T.html?ref=hiru_mail_topix2_6
(6)保育園再開 「3密」回避対策も「子どもは身体的接触で心が安定する」悩み - 毎日新聞
 https://cutt.ly/SsngHcI

大丈夫?保育の質 - 子育て世代がつながる - 東京すくすく ― 東京新聞
 https://cutt.ly/Ysnf11c
草々 

2020年7月24日 (金)

放射線被曝を考える(その1):(1)被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(西尾正道さん)(2)コロナパンデミックと放射能汚染(渡辺悦司さん)、そして若干の放射能・被ばく関連情報

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ12名様が参加予定:あと若干名参加可能)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

 <議論のベースにある私の見方>
(1)政治:「1930年代現象」とネポティズム政治・現代ファシズム、議会制民主主義の行方他
(2)経済:現代資本主義の矛盾再顕在化と市場原理主義(アベノミクス、クローニー資本主義、カジノ資本主義、新階級社会の形成他)
(3)社会:大衆社会の病理の極限化(半封建的遺制、政治的アパシーから社会的アノミーへ、そしてフェイク社会、超監視管理社会他)

8/6当日は、最初に私からプレゼンを行った後(30分くらい)、経済政策と原発(エネルギー政策)、日本国憲法、安保・外交、政治情勢と選挙対策その他、くらいのテーマで意見交換をしたいと思います。時間は4時間ありますので、各45分くらいという感じです。二次会は新型コロナの問題がありますので、どうするかは当日に決めたいと思います。発言は回数制限なしで、1回あたり5分以内を原則にしていただければと思います。


2.イベント情報
(1)(7.26)(日)午後フクロウ・オンラインカフェーこうやって止めた!パーム油バイオマス発電・どうする飯舘村バイオマス発電- 福島老朽原発を考える会 (フクロウの会)
 http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2020/07/post-96b966.html

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(予約必要)(9.8)朝鮮戦争の正体(孫崎享:たんぽぽ舎)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc99efbc8eefbc98efbc89e69c9de9aeaee688a6e4ba89e381aee6ada3e4bd93efbc88e5adabe5b48ee4baabefbc9ae3819fe38293e381bde381bde8888eefbc89.pdf


3.(別添PDFファイル)山本太郎の現在地:れいわ、共闘へ存在感 山本太郎氏「実験」の都知事選3位 次期衆院選、野党主導狙う(毎日 2020.7.24)
 https://mainichi.jp/articles/20200724/ddm/005/010/073000c

(関連)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/

(いざ衆院決戦! 山本太郎「れいわ新選組」見参! 有権者・国民のために政治をするとは「こういうことだ」を見せつけてくれ! 野党第1党を「維新」なんぞに取られてたまるか! 山本太郎「れいわ新選組」は、わき目も振らずに真っ直ぐに来たる衆院選勝利へ向けて突っ走っていただきたい。反緊縮断固支持、消費税減税あたり前、アベ政権が強行採決などで制定したデタラメ法制を一括破棄、これ以上の自公政治による日本破壊・崩壊にストップをかけ、私たちのための政治を実現してくれ! たのんだぞ! 山本太郎「れいわ新選組」には原発・核燃料サイクル廃棄という歴史的使命もある!)


4.(新シリーズ)オリンピック 終わりの始まり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4036


5.直近情報
(1)【東京五輪】東京五輪中止のXデー…IOC幹部の暗示発言で埋められる外堀|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/276393
(2)プレカリアートをプレシャリアートに変身させる|浜矩子 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276397
(3)間抜けの象徴「アベノマスク問題」今なおだらしなく進行中|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276354
(4)金子勝教授らが政策勉強会設立 超党派議員に参加呼びかけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276139
(5)五輪スポンサーつなぎ留め必死「1年前イベント」強行の愚|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276348
(6)ドイツ統一30年、ベルリンの「壁」を歩く ナチズムから冷戦へ、激変の跡 - 藤田直央|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020060600001.html
(7)8・6―9 被爆75年-広島県朝鮮人被爆者協議会理事長 金鎮湖さん-置き去りにされた朝鮮人
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-23/2020072301_03_1.html
(8)「安楽死」の名を借りてALS患者を殺害した元厚労省医系技官らのグロテスクな優生思想! 麻生財務相や古市憲寿も同類|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/CsrGQ1x
(9)室井佑月「ひょっとして…」 (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2020072200023.html
(10)西川内閣参与、クルーズ接待 元農水次官ら、宿泊費も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44069

*米コロナ対策、超富裕層に恩恵集中 株高で資産急増(写真=AP)-日本経済新聞
 https://cutt.ly/9stuL9r

(「命の選別」をするのが政治なのではなく、上記のような事態をどう変えるかが政治である。そして、新階級社会が形成されてきた現代資本主義社会においては、覚醒と覚悟が決まった新たな階級闘争が新しい時代を切り開いていくことになるだろう。中途半端は邪魔にしかならない。:田中一郎)


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)4つあります:(1)巨悪を見逃す東京地裁=豊洲石原慎太郎裁判は原告住民の一審敗訴(2)オリンピックなんぞ早うやめなはれ(3)新型コロナに想う(西尾正道さん)(4)君が代斉唱強制の都教委暴力他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-4f9d9a.html

(2)ヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす:「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」(ゲノム問題検討会議)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-31a094.html

(3)官邸落日 側近官僚の暴発|日刊ゲンダイDIGITAL:いつまで続くのか、この腐りきった首相官邸人間たちの「お友だち」ネポティズム政治と権力争い(自民党に投票するからこういうことになるのだ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-f84597.html

(4)本日(7/14)のいろいろ情報:(1)どうした野党、それで衆院選に勝てるのか!?(2)アベ政権の裏方=電通(3)笑止千万=悪質タヌキ女の情報非公開・東京大改悪(4)隠されるリニアリスク他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-d86eb5.html
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昨今の放射線被曝に関する議論をご紹介します。今回は、西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長と渡辺悦司さん(関西在住)です。お二人とも、脱原発・脱被ばくの市民運動・社会運動で大活躍をされている方です。「グリコのおまけ」で私のコメントも付記しておきます。是非ご覧になってみてください。

(最初にご紹介)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著 (ブイツーソリューション)
 https://cutt.ly/osr1tfy

(必読必見の重要文献です。内容は平易で誰にでもわかります。まだご覧になっておられない方は是非ご一読ください。今後の脱被ばく運動は、この法律の制定運動を大きく取り上げていく必要があります。:田中一郎)


1.西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長
 放射線被曝の基本的な考え方をかなり詳しく、かつ可能な限り平易に解説して下さっています。

(別添PDFファイル)被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(前編・後編)(西尾正道 2020.3.31,4.14)
(前編)http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200331_nishio
(後編)http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200414_nishio
ダウンロード - e8a2abe69b9de5bdb1e99fbfe38292e38395e382a7e382a4e382afe382b5e382a4e382a8e383b3e382b9e381a7e5afbee5bf9ce38199e3828be59bbde5aeb6e79a84e78aafe7bdaaefbc88e8a5bfe5b0bee6ada3e98193efbc89.pdf

(関連)市民のためのがん治療の会 HP
 http://www.com-info.org/index.php


(参考)(増補版) 放射線被ばく評価の単位「シーベルト」への疑問- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

(参考)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(参考)ICRP国内メンバーによる内部被曝論はいかなるものか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-2747.html


西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長の執筆文献
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(1)(別添PDFファイル)COVID-19問題の対応に思う(西尾正道 2020.7.21)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200721_nishio

(2)(別添PDFファイル)『会報休刊に当たって』(市民のためのがん治療の会、西尾正道他)
ダウンロード - e3808ee4bc9ae5a0b1e4bc91e5888ae381abe5bd93e3819fe381a3e381a6e3808fefbc88e5b882e6b091e381aee3819fe38281e381aee3818ce38293e6b2bbe79982e381aee4bc9ae38081e8a5bfe5b0bee6ada3e98193e4bb96efbc89.pdf
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2.コロナパンデミックと放射能汚染(渡辺悦司 2020.7.11)

以下はメール転送です。
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皆さま、渡辺悦司より

7月11日(土)、添付の内容で、コロナ禍に関連して、話をさせていただきました。ただ、私自身は医学の専門ではありませんので、基本的な問題意識は、反被曝の運動が、コロナ感染症のパンデミックに対して何を主張すべきか、という提起です。

私自身は、原水禁運動(肥田舜太郞先生など)、反核平和運動、核実験反対運動、反原発と反被曝の運動が、歴史的に長く掲げてきた原爆や核実験、原発・再処理工場の運転や原発事故、さらにはいろいろな環境汚染と気候変動要因の放出などが、複合的結果として、今回のコロナ・パンデミックを生みだした可能性、言い換えればこれら根本原因に手を付けない限り、コロナ禍のような危機は何回も繰り返されることになることを、今こそ再び強く主張すべきだと考えています。ぜひご意見、ご質問、ご批判など寄せていただければありがたく存じます。

右寄りの論客である細谷雄一慶応大教授は、現在のコロナ禍を「ナウシカの世界」との類似性を指摘することによって、この観点をいわば裏側から示唆しています。
 https://www.yomiuri.co.jp/serial/earth/20200719-OYT8T50002/

私自身、これには、驚きました。ご存じのように「ナウシカの世界」は、核戦争が示唆されている「火の7日間」戦争の1000年後の世界が舞台になっています。すなわち、この、右寄りの論客は、コロナ禍と環境放射能影響との関連を、かなり明確に、示唆しているように見えるのです。この点も、ぜひご検討ください。
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●(別添PDFファイル)コロナパンデミックと放射能汚染(短縮版) (渡辺悦司 2020.7.11)
ダウンロード - e382b3e383ade3838ae38391e383b3e38387e3839fe38383e382afe381a8e694bee5b084e883bde6b19ae69f93efbc9ae79fade7b8aeefbc88e6b8a1e8bebae682a6e58fb8202020.7.11efbc89.pdf


(私から渡辺悦司さんへの返信メール)
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前略,田中一郎です。

渡辺様、いつも貴重な情報をありがとうございます。
お送りいただいたレジメは興味深く拝見しました。

原水爆や原発・核燃料サイクル施設などにより環境中に放出された放射性物質が出す恒常的な放射線により、微生物が変異して未知の危険なものに転換していく危険性というのは大いにありうる話で、本来であれば、もっと実証的に研究がなされなくてはいけないものだと思います。特に日本の場合には、福島第1原発事故でそこらじゅうが放射能だらけになりましたから、福島県やその周辺(海洋も含めて)に生息する全生物への放射能影響が、もっと科学的に精緻に観測されてしかるべきでしょう。その中に病原菌も含む微生物(土壌微生物や人間の腸内細菌なども含む)への影響も含まれるべきです。

また、レジメの最後の方ではバイオ兵器のお話がなされていて、鋭い着眼点だと思います。今回の新型コロナにしても、バイオ兵器との関連は疑われています。たとえばP3やP4の研究施設(いろいろなもっともらしい大義名分を付けて研究しながら、実は生物兵器開発が目的だ、ということは大いにありうる話で、日本でも、武蔵村山市と長崎大学が危険極まりないP4施設を地域住民の居住地域のど真ん中に建設しようとしていて大問題になっています)から漏出した微生物が、治療薬も治療方法もない猛毒の微生物だったということもありうる話です。HIVなどは、これではないかと今でも疑われています。新型コロナにしても、武漢の中国研究施設を徹底的に調べないと何とも言えないところですが、伝えられるところでは、武漢の研究施設運営に詳しい人間が中共中国当局によって拘束されたり消されたりしているという話がまことしやかに言われています(真偽不明)。中共中国が武漢研究所を全世界に公開しない限りは、こういう話は消えることはないでしょう。そしてそれはアメリカやロシアなども同じだということです。

私からは、この問題に関連して次のことを申し上げたいと思います。

(1)化学物質の無政府主義的な氾濫が関係しているのではないか(農薬、化学肥料、プラゴミ、食品添加物、合成洗剤、香料、抗生物質・医薬品、家畜飼料添加物、ホルモン剤、大気・河川・海洋汚染物質の工場排出、その他)。化学物質の氾濫は、放射能や遺伝子操作と並んで、人類を脅かす環境破壊の3番目の柱です。

(2)ナノ物質(炭素繊維など)や異常プリオンたんぱく(BSEの原因と言われていますが、よくわかっていません)のような「異常な分子形状」がもたらす毒性の問題があります。私は、上記の化学物質汚染に加えて、この形状異常物質が放射能・被ばくとの相乗効果を引き起こし、1+1=4とか5とか、ともかく健康上の悪政効果を増幅させているように思っています。そのことに、感染症の原因となっている微生物の有害効果が絡み合っているような気がしてなりません。

(3)日本は何かネガティブなことが起きると(直近では、原発大事故、集中豪雨・台風、大地震・大津波、感染症PANDEMICなど)、いつも必ずと言っていいほど政府や自治体の対応が拙劣で、全くダメな状態が続いています。同じ事象に対しても、同じようなことをくり返してはまた再び失敗するという、救いようのないバカさ加減です。人間よりも下等とされている動物でも「学習効果」というものがあり、同じ過ちは避けるものですが、こと日本政府・自治体は、毎年毎年、動物以下のような醜態をくり返しています。私は、日本という社会の底流に根本的な欠陥があると思っていますが、これを矯正していかない限り、同じ過ちは繰り返されるような気がします。ことは原発・放射能や感染症PANDEMICに限りません。
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3.原子力資料情報室より(現在連載中)
(1)「科学的に安全」とは? - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9063

(2)「科学的に安全」とは?(2) 小児甲状腺がんをめぐる混迷 - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9238


4.ヨウ素配布から健康調査まで〜医大未公開資料が語る新事実 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://ourplanet-tv.org/?q=node/2511


5.ちくりん舎:青木一政さん
(1)田村バイオマス発電の問題(上)
 http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2020/07/1.pdf
(2)田村バイオマス発電の問題(下)
 http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2020/07/2.pdf

(関連)飯舘村へバイオマス発電計画撤回を求める要請書を提出 - ごみから社会が見えてくる
 http://gomif.blog.fc2.com/blog-entry-684.html


6.(別添PDFファイル)今は冷戦期以上の核危機だ ペリー元米国防長官らに聞く(朝日 2020.7.24)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14561137.html

(私は沖縄県の南西諸島・先島諸島において、米中間の(威力を押さえた)戦術核兵器や劣化ウラン弾その他の小型核兵器を使った限定核戦争が近未来においてありうると見ています。限定核戦争というよりは、開発した戦術核兵器の威力や効果を確かめるための「実験戦争」のようなものです。そうした場合、自衛隊や米軍の基地ないしは軍事施設が存在する島嶼は「標的」にされてしまいます。今現在、現地の愚かな素人考えで自衛隊基地や軍事施設を島に呼び込む動きが強まっていますが、それはかつての「沖縄決戦」を再び、もっとグロテスクで残酷な形で引き寄せる「一種の自殺行為」のようなものです。南西諸島・先島諸島は、日本国憲法にのっとり、いかなる国際紛争も武力による解決を望まず、いかなる戦争も武力の行使もしない・させない、平和で美しい島であることを宣言し、米中日台の軍事的対立から距離を取っておくべきです。:田中一郎)


7.その他
(1)(別添PDFファイル)放射性物質基準超えの山菜、ネット売買横行 東日本のコシアブラ、個人間で(朝日 2020.7.6)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14539094.html
(2)被爆2世、3世の援護施策実現を 全国連絡協 厚労省に要請 | 長崎新聞
 https://this.kiji.is/658539294180639841?c=174761113988793844
(3)埋もれた声拾いたい 全国6400世帯の福島原発事故広域避難者を調査 関学大(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5683c970bc78f6219b0ac9ec2f0f8c0d42038347
(4)江上剛の「福島第1原発を見てきた」(上)【怒れるガバナンス】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/v4?id=20200329lin0001
(5)江上剛の「福島第1原発を見てきた」(下)【怒れるガバナンス】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041500551&g=soc
草々 

4つあります:(1)巨悪を見逃す東京地裁=豊洲石原慎太郎裁判は原告住民の一審敗訴(2)オリンピックなんぞ早うやめなはれ(3)新型コロナに想う(西尾正道さん)(4)君が代斉唱強制の都教委暴力他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


2.キャンペーンについてのお知らせ · Twitterデモを行います。ハッシュタグは「#〇〇知事GoTo止めて」 · Change.org
 https://cutt.ly/Ca7uvRa

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 西村大臣に3,760人の声を届けました。 · Change.org
 https://cutt.ly/6a7uCYz
(「強盗トラベル(安倍晋三)」ならぬ「GO TO トラブル」反対の署名です)


3.「昔は水の都、今はアホの都」の「大阪府市合わせ」有権者への鎮魂歌
 https://www.youtube.com/watch?v=tYV1D4NnPYs
(♪♪あほやねん、あほやねん、(維新に)だまされたあんたが、あほやねん♪♪)

(大好きなとってもいい歌だから、こんなことには使いたくないんだけれど、自分が生まれ育った故郷=大阪市がボロボロになってくのを黙って見ているのは耐えられませんから・・・・ 下記のVTRでも見て、よう考えなはれ! :田中一郎)

(関連)20200706 UPLAN 清水ただし「「維新の会」って、なんやねん!?」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WWtEYWdFzNc&t=4s


4.キャンペーン他
(1)Avaaz - クロルピリホスを禁止に!
 https://cutt.ly/Ea7abRZ
(2)(リーフレット)ピースサイクル 2020
 http://peace-cycle.main.jp/2016/map/2016_Map.pdf
(3)ホームレスで住民票のない人にも特別定額給付金を求める署名
 https://cutt.ly/ka7svNO
(4)ポスター大作戦!始動! - 安保法制違憲訴訟の会
 http://anpoiken.jp/2020/07/22/poster/


5.本音のコラム(80訂)・・・・それでもやるの? - 民間税制調査会(民間税調)
 https://cutt.ly/Ta7diAg

(頭狂五輪はとうの昔に「五輪終」になっています。カネカネカネの銭ゲバさんや地位権力亡者の人たちが「ゴリン」「ゴリン」と言うてはります:田中一郎)


6.直近情報
(1)コロナ感染が再拡大するなか安倍首相が有名人とステーキ会食! GoTo利権疑惑の二階幹事長、河井夫妻違法選挙のキーマンも同席|LITERA
 https://cutt.ly/Na7gUmu
(2)【安倍晋三】異例の出世 財務省注目の新主計局長も森友問題の論功行賞|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276287
(3)全てが混乱、会見も開かず “まるで死相”のような安倍首相|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276351
(4)小池知事の公約だった「国際金融都市構想」はどうなった?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/276147
(5)麻生派のカネ集めパーティに非難殺到も、麻生と安倍は「改憲」ぶちあげ! パーティ強行の裏に麻生への総理禅譲密約の見方も|LITERA
 https://lite-ra.com/2020/07/post-5528.html
(6)美輪明宏がNHKで「『芸能人が政治に口を挟むな』なんて時代遅れ」 過去には安倍政権と支持者を「自分が戦地に行け」と一喝|LITERA
 https://lite-ra.com/2020/07/post-5530.html

*日刊IWJガイド・非会員版「トランプ氏が「香港自治法」で中国要人の「ドル資産凍結」!! 「史上最悪の米中関係」のなかで、習近平の「独裁」を唯一揺さぶりうる「北戴河会議」は開催されるか!-」2020.7.19日号~No.2866号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45741

*日刊IWJガイド・非会員版「SOS! IWJの期末まで残り9日ですが現状はたいへん厳しく、赤字転落しかねません! IWJ設立以来、最大のピンチです! どうか会員登録とご寄付・カンパでご支援ください!」2020.7.23日号~No.2870号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45772
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 メール表題に書きました4つのことを中心に、ご紹介・お知らせいたします。

 <別添PDFファイル>
(1)豊洲土地購入 住民敗訴、土壌汚染 価格は割高と認定 東京地裁(東京 2020.7.22)
(2)豊洲市場用地 高値購入 違法性認めず、東京地裁 都民側の請求棄却(赤旗 2020.7.22)
(3)Moment 延期五輪の行方(毎日 2020.7.19,20,21)
(4)安倍晋三首相が何を言っても東京五輪あるわけない(『週刊朝日 2020.7.31』)
(5)コロナ禍で加速、五輪「廃止」論、商業主義肥大化、国家主義色濃く(東京 2020.7.23)
(6)公立病院、コロナで経営難(朝日 2020.7.20)
(7)133大学病院 313億円赤字、4~5月 コロナで経営悪化(朝日 2020.7.21)
(8)まさに今第2波では、失策連発 GO TO泥沼、感染抑止へなおも腰重く(東京 2020.7.22)
(9)飛沫懸念、校歌もやめたのに、都教委指示、全校で「君が代」(東京 2020.7.20)
(10)「日の丸・君が代」問題 教職員ら政府交渉、「国家敬えという強制だ」(東京 2020.7.22)


1.COVID-19問題の対応に思う(西尾正道 2020.7.21)
 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20200721_nishio

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)PCR検査機器も全自動で行える機器がすでに販売され、海外では使用されていますが、日本は薬事法の承認が遅れて使用できない状態なのです。 日本の行政の対応の遅さも関係しているのです。試薬も検査機器も製薬会社大手のロッシュから販売されているため海外では多くの検査ができているのです。PCR検査は医学部病院だけでなく、大きな病院でも可能な施設もありますし、全国の歯学部や獣医学部や農学部などでも検査はできますので、本当に検査をやろうと思えば1日10万件程度は可能なのです。政治家・専門家・有識者とやらも総合的な正しい知識を持たず、迷走しているのが、今の日本です。

また最近、タカラバイオは唾液を検体として2時間弱で最大5000件超のPCR検査ができる検査手法や、全自動操作で検査できる機器も開発されています。国がこうした検査機器を購入し、コロナ対策を中心的な行っている全国の医療機関に配置して対応すべきなのです。

5月7日に専門家会議の長尾茂副座長は日本におけるPCR検査の少なさについて、PCR検査体制を担ってきた国立感染症研究所と地方衛生研究所の体制が十分に整備されていなかったこと。地方衛生研究所においては、はしかやノロウイルス、結核の検査を主に実施しており、新しい病原体について大量検査の実施は想定されていなかったこと。などと弁解していたが、こうした実態を考えれば、医療施設や民間検査センターでも検査できる体制を早く構築すべきだったのです。

日本では厚生労働省令によって保険診療の中での健康診断が禁じられているため(保険医療機関及び保険医療養担当規則)、これも症状のない人を検査することのネックになっています。3月6日からPCR検査は医療保険が適応されたので、慈恵医大では保険外として検査する代わりに検査価格を700円~800円に抑え、感染が判明したものに限って保険請求するなどの工夫をしていました。しかしパンデミックの現状においては検査も特例として陰性者でもすべて保険診療とすべきなのです。なお7月16日の政府の感染症対策分科会は無症状の人に対するPCRなど感染を確認する検査について、感染している可能性が高い人を除き、公費で行う行政検査の対象にしない方針で合意し政府に提言した。何とも最低の対応である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(1):月刊誌『選択』掲載の「日本のサンクチュアリ」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-9fa94b.html


2.毒物まみれの豊洲の土地を東京ガスから「汚染なし」評価の破格の高値で買い付けた石原慎太郎(当時都知事)に対する損害賠償請求の住民訴訟がどうして敗訴するのか!?=巨悪を見逃す「腐ったヒラメ(裁判官)」の屍ゴミ集積場となった東京地裁

20200721 UPLAN 豊洲市場用地・汚染地購入裁判判決(東京地裁) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=KtkGz_zkv7Y

(関連)(別添PDFファイル)豊洲土地購入 住民敗訴、土壌汚染 価格は割高と認定 東京地裁(東京 2020.7.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44006?rct=national
(関連)(別添PDFファイル)豊洲市場用地 高値購入 違法性認めず、東京地裁 都民側の請求棄却(赤旗 2020.7.22)
 https://www.jcp-tokyo.net/2020/0722/114911/

(田中一郎コメント)
 上記記者会見(VTR)も上記の2つの新聞記事もポイントが少しボケていて、この判決の不当性が一般の人にはわかりにくくなっている。問題はそんなに厄介な話ではない。毒物だらけの豊洲の土地(東京ガス工場跡地)を、まったく毒物のない価格で東京都が買入れしていること、これがポイントである。しかも、こうしたことが起きないように設置されている東京都の財産審議会の審査(適正な価格で購入するための審議会)を「毒物なしになる」という嘘八百で説明してパスさせて、買った後は「毒物なし」にしなかったということ、これを追加しておかなければいけない。財産審議会の姿勢も極めて甘く不当だけれど、別の観点から見れば、詐欺行為にあったと言えなくもない。

それで、その「毒物だらけの土地」の値段と「毒物がない土地の値段」とが、どれくらいの差があるのかだが、それをこの腐ったヒラメ野郎(裁判官)は、後者は前者のわずか1.4倍程度高かったと判決で決めつけている。これが決定的におかしい。具体的に申し上げれば、上記新聞記事にもあるように、「毒物がない土地の値段」は東京都の買い入れ価格の578億円である。他方、「毒物だらけの土地」の値段はというと、これは上記赤旗の記事にもあるように「裁判で原告側の不動産鑑定士は「汚染対策費を差し引けば土地価格はゼロ」だと証言」ということである。ここが決定的ポイントだ。

実際問題、東京都が御用学者を呼び込んで(技術会議)計算させたところ、当該豊洲土地の汚染対策費用は586億円(今回裁判ではこれ満額ではなくて、この裁判で問題となった土地面積分相当額として面積按分して157億円となるという)であったが、それだけでは汚染対策をしきれず(ひどい汚染が残ったまま)、更に汚染対策費を追加支出して、今までのところ859億円もかかってしまっている。そしてそれでも豊洲の土地からは毒物は除去されるどころか、毒物まみれのままである。つまり、財産審議会の答申の通りになっていないし、また、技術会議の汚染対策も全く不十分・効果なしでダメだったということで、こんな毒物だらけの土地を有償で買うということ自体が「背任行為」そのものと言わざるを得ないということだ。

それをこの腐ったヒラメ野郎(裁判官)は「いいよ、いいよ、しかたなかったよ、裁量の範囲内だった」と判決を出しているわけである。こいつはいったい東京都の財産を何だと思っているのかということだ。お前のポケットマネーだったら、こんな土地をこんな値段で買うのかという話である。本来ならば、かような出鱈目な意思決定をして都に巨額損害を意図的に与えた最高責任者である都知事(石原慎太郎)は、その責任を追及され、与えた損害額を弁償しなければいけないにもかかわらず、無罪放免となった。巨悪を見逃して、築地の豊洲移転という巨大権力犯罪を免罪してしまったということだ。

さて、この裁判の核心部分は上記のようなことだが、これに関連して、今わかることだけでも次のような問題がある。これらのこともまた、裁判の中で明らかにされ、断罪されてしかるべきことである。

(1)財産審議会の決定がおかしい(毒物が実際には除去されていないにもかかわらず、されることになっているからというだけで(本当に毒物なしになるのかどうかどこまで確認を取ったのか?)、毒物なし価格のOKを出したこと=実際に毒物なしになってから価格を決めればいいだけの話)⇒ 財産審議会委員も被告にすべきだったのではないか。

(2)技術会議や、その前の専門家委員会が提唱した豊洲の汚染対策が全くの虚構であり出鱈目であったこと。そもそもそんなことは最初から分かっていて、多くの有識者から「おかしい」との異議が出ていたにもかかわらず、石原慎太郎や、その支配下にあった東京都が無視した。専門家委員会や技術会議メンバーも被告にすべきだったのではないか(阿吽の呼吸で石原慎太郎・東京都とグルでやっていた疑いあり=少なくとも結果から見れば、彼らの提言はことごとくダメだった)

(3)そもそも築地市場を豊洲に移転せずに、築地市場のあった場所で設備を(大きく)改築・更新していく方法が最も低コストで合理的であったにもかかわらず、それについてまともな検討をしなかった。これは石原慎太郎の後に続く小池百合子までの全知事にも言える。

(4)石原慎太郎はこの裁判には途中から被告側に関係人としてジョインしたのだが、その立場からは終始一貫して「オレには決める実質的な権限はなかった、詳しいことは知らなかった」と言い続けていた。これについて裁判官がどういう判決を出したのかは上記の記者会見や新聞記事からはわからない。ふざけた話である。東京都が数百億円という巨額の買い物や汚染対策という巨額の工事をするのに、そのトップの知事が「知りませんでした」「権限がありませんでした」などと言って通る話なのか、ということだ。これは本来ならば石原慎太郎の証人尋問の中で正されなければいけなかったが、この腐ったヒラメ野郎(裁判官)は、石原慎太郎の証人尋問を却下している。二重の意味でふざけた野郎だ(それ以外にも当時の知事であった石原慎太郎に対しては尋問しなければいけないことがたくさんあったが、それもオジャンとなった)。

(5)実はこの裁判は、築地の豊洲移転に関する住民訴訟としては第2弾目であり、私はその途中からこの裁判の存在を知って傍聴するようになったので、第1弾目の裁判(住民側敗訴)のことはよく知らない。土地区画整理事業がどうのこうのという話もあって、ややこしい。詳しい話は誰かに聞いてください。いずれにせよ、築地の豊洲移転という巨額6千億円もかけて行われた東京都の巨大事業が、全くの出鱈目のかたちで行われ、その結果について、毒物まみれで使い勝手の極めて悪い不潔な豊洲が残り、世界遺産ともいうべき貴重な都民の財産であった築地市場が失われてしまったにもかかわらず、誰もこれについての責任が問われないということになっている。ふざけるな、という話ではないか! 

(6)私の築地市場の豊洲移転という事業についての見方は、築地市場の跡地再開発を狙った土建屋と、それに結託した政治家や官僚たちの「官製地上げ共同作業」だった、というものです。だから、魚屋や八百屋をだまして築地から立ち退かせ、彼ら魚屋や八百屋がその後どうなろうと彼らにとっては知ったことではなくて、ただただ銀座に近い東京都心の最後の残されたまとまった面積の1等地がほしかった、ということなのです。これもまた、ふざけるな、という話です。(中央卸売市場を発展的に移転するなどというのは単なる「飾り言葉」「空虚な大義名分」に過ぎなかったということです)


3.2020年東京オリンピックなんぞ早うやめなはれ
 下記にご紹介した毎日新聞の3回連載記事がなかなかいいです。みなさまには原本にあたってご熟読をお願いしたいと思います。これを読むと、IOCなる怪しげな団体がバッハ会長を親分とするカネカネカネの利権集団となっていること、IOC委員会などはIOCからスポーツ振興費をもらっている連中など「バッハ会長の手下・利益共同体員」のような人物で構成されていて、新型コロナPANDEMICで危険な状況の下でのオリンピック開催を強行しようとしているIOCにストップがかけられないこと、IOCへ最も巨額の広告費を払い込んでいるのは米国放送会社のNBCで、オリンピックはもうだいぶ前からNBCの私的利害に振り回されるようになっていること、などがわかります。NBCよ(ゼニゼニゼニよ)、こんにちは、アスリートよさようなら、ということのようです(開会式は短くできないとか、試合を盛り上げるためには観客がほしい(無観客開催はダメだ)とか、いつどの種目をするかなどの大会日程などは、NBCの放送予定や意向に沿って決められる様子です)。

よく書いたと褒めてやりたいくらいです。毎日新聞もこういう報道を日々繰り返していれば評価が上がってくるのに、残念ながら通常時は「毎日忖度腰抜新聞」に徹していて、読むに値しない新聞の1つに成り下がってしまっています。残念なことです。経営上層部がダメなんじゃないの? そんな奴らは叩きだしてしまいなよ。それから、オリンピックに関して言えば、日本のアスリートたちは何をしているのかしら? こんな金権オリンピック状態に目をつむって、自分の種目スポーツさえできればそれでいいの? なぜ、アスリートたちが声を合わせて、こんなオリンピックだったら、もう私たちは参加しない、したくない、と言わないのでしょう? 海外には声を出しているアスリート(元も含む)はいるでしょうに。

(関連)(別添PDFファイル)Moment 延期五輪の行方(毎日 2020.7.19,20,21)
(上)https://mainichi.jp/articles/20200719/ddm/003/050/052000c
(中)https://mainichi.jp/articles/20200720/ddm/003/050/150000c
(下)https://mainichi.jp/articles/20200721/ddm/003/050/066000c

(関連)(別添PDFファイル)安倍晋三首相が何を言っても東京五輪あるわけない(『週刊朝日 2020.7.31』)
 https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22094
(関連)(別添PDFファイル)コロナ禍で加速、五輪「廃止」論、商業主義肥大化、国家主義色濃く(東京 2020.7.23)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/
(関連)組織委「五輪の協賛金、追加を」 企業、業績悪化で対応難しく:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/92723

(関連)「途切れた入場行進」の背後に米TV局、アトランタ開会式の珍事-山本浩の五輪の風景(3) - nippon.com
 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c07503/
(関連)東京五輪1年延期は安倍晋三首相の独断 来夏開催は絶望的…〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/09c42e244be4ce6b5763dfa9ba784fd2bb7c5484

(関連)【東京五輪】「新国立」は借金漬け 建築主JSC長期借入金780億円の重圧|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276237
(関連)【東京五輪あと1年 二宮清純氏直撃に森喜朗会長激白(1)】IOCとの交渉舞台裏…コスト削減苦慮(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/635fc806225292333f4cc12640fc8321b7ea1de3

(関連)東京五輪「無観客望まず」 IOC会長 感染対策、隔離も検討:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/89855
(関連)東京五輪会場・日程を維持 組織委発表 来年7月23日開会式:中日新聞Web
 https://www.chunichi.co.jp/article/90811

(IOCやオリンピックとカネのことについて詳しく知りたい方はコレ)
オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側-後藤逸郎/著(文春新書)
 https://cutt.ly/ha6y4Ue

(この本の著者も確か毎日新聞OBだったと思いましたね)


4.新型コロナPANDEMIC対応で医療施設・病院・診療所が危ない
 新型コロナPANDEMICに真摯に対応している病院ほど収入が激減し、医師や看護師ら病院関係者が疲弊し、このままでは危険な状態に陥っているようです。きちんと支援をしないと、病院が倒産したり医療従事者がいなくなってしまいかねません。第2波が襲ってきている様子があるにもかかわらず、政府は総額60兆円もの2つの補正予算で計上されている医療機関向け支援でさえ、グズグズしていてまともに執行されない状態だと言います。

そんな中、非難轟轟の「GO TO キャンペーン」が始まりました。旅行に行くのは差し控えましょうと言うのならばわかりますが、新型コロナPANDEMIC第2波が押し寄せてきている状態の時に、逆に「GO TO トラベル」とは何のこっちゃではありませんか? しかし、その予算たるや1兆数千億円と巨額で、しかもこの事業の執行を具体的に行う業者(複数の観光関係業者団体で構成する組織)へは1900億円もの取扱手数料が支払われるというのですから驚きを超えて怒りを感じます(予算対比▲400億円)。

何をやってもダメなアベ政権、もちろん私たち有権者・国民の命と健康など、守れるはずもありませんし、また、守る気もありません。肝心の安倍晋三は、有権者・国民への説明責任を放棄して、もうかれこれ1か月余り「御隠れ」状態だそうです。

(関連)(別添PDFファイル)公立病院、コロナで経営難(朝日 2020.7.20)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14554790.html
(関連)(別添PDFファイル)133大学病院 313億円赤字、4~5月 コロナで経営悪化(朝日 2020.7.21)
 https://www.asahi.com/articles/ASN7N6QSDN7NULBJ00L.html
(関連)(別添PDFファイル)まさに今第2波では、失策連発 GO TO泥沼、感染抑止へなおも腰重く(東京 2020.7.22)
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n1a08e3b8e53e

(関連)クローズアップ:コロナ病床、苦渋の拡充 感染対策に比重→他の患者の入院・手術制限→経営圧迫 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200723/ddm/003/040/120000c
(関連)「医療は逼迫していない」は誤り 政府見通しの甘さを危ぐ 東京都モニタリング会議:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44292?rct=national


5.GoToトラベル、割引対象決まらないまま見切り発車:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/44021

(関連)感染拡大、GoToは開始 全国一日最多795人、東京計1万人に 新型コロナ:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14559681.html?ref=mor_mail_newspaper
(関連)Go Toキャンペーン受託団体が二階幹事長らに4200万円献金 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/39127
(関連)GoTo受託団体から二階幹事長らにわたったのは4200万円献金だけではなかった! 二階派のパーティ券を巨額購入|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/va6s0Yj

(何でこんな事業を、ドタバタで準備も整っていないにもかかわらず、急いでスタートさせる必要があるのか、さっぱりわからないと思っていたが、上記の二階俊博自民党幹事長うんぬんの記事を見て、ああ、そういうことなの、と思った次第である。:田中一郎)


6.電通、経産省の新規入札に当面不参加 批判かわす狙いか(朝日新聞デジタル)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7f06918c95c05cc4eee3dd3e297b469a07a4b1a0


7.新型コロナ-衆院解散「急ぐ必要ない」57%、景気を重視 世論調査  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61703310Z10C20A7PE8000/?n_cid=NMAIL007_20200720_A

(関連)内閣支持35%不支持46% 時事 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365744
(関連)心に全く響かない…安倍首相「戦後最悪の言語感覚」が日本を破壊する - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/39042

(関連)安倍政権、7年半の不祥事を振り返るとこんなにあった(NEWSポストセブン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00a06c3f6bd381cb2bd96ec217b49d327448fa60
(関連)安倍首相、改憲「任期中に成し遂げる」:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071601153&g=pol


8.ボルトン回顧録 インテリジェンスのプロはこう読む(1)~(10)|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4028


9.(別添PDFファイル)飛沫懸念、校歌もやめたのに、都教委指示、全校で「君が代」(東京 2020.7.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43611

(関連)都教委無責任体制(斎藤美奈子 東京 2020.7.22)
 http://houinet.blogspot.com/
(関連)(別添PDFファイル)「日の丸・君が代」問題 教職員ら政府交渉、「国家敬えという強制だ」(東京 2020.7.22)
ダウンロード - e3808ce697a5e381aee4b8b8e383bbe5909be3818ce4bba3e3808de5958fe9a18ce38081e3808ce59bbde5aeb6e695ace38188e381a8e38184e38186e5bcb7e588b6e381a0e3808defbc88e69db1e4baac207.22efbc89.pdf

(私が信じがたいと思うのは、かような東京都の教育委員会が石原慎太郎が知事だった時代から20年近くも続いていて、これを止めようとする動きが政治の側から出てこないこと(動いているのは被害者の教員やそれを支援する市民団体)、それどころか、東京都以外にも(大阪府や大阪市などを含めて)広がりそうな様子であること、そしてこうした明々白々な日本国憲法違反の権力濫用が、司法・裁判所によって追認されるという許しがたい状態にあること、などです。そんな中で教員の方々はよく頑張っておられると私は思います。:田中一郎)


10.回復まで「2年以上」5割超に 社長100人アンケート(日経 2020.7.21)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61748460Q0A720C2MM8000/
草々 

2020年7月21日 (火)

松尾匡立命館大学教授「大西つねきさんの発言をめぐって」に関する私からの若干のこと

前略,田中一郎です。


●大西つねきさんの発言をめぐって(松尾匡立命館大学教授)
 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__200718.html

(田中一郎コメント)
 上記について、若干のコメントをいたします。「命や人間の選別は絶対に認めない」という基本スタンスは私と同じですから、大きな方向性のところは依存がありません。しかし、下記の3点については私は違和感を感じます。経済学者が論じるとこうなるのかもしれませんが、やはり、チトおかしい、と思えてなりません。

(1)「命や人間の選別なし」=反緊縮論者、「命や人間の選別あり」=緊縮論者・財政規律論者、という図式がおかしい。命や人間の選別と緊縮・反緊縮の財政論は次元の異なる別物であって、これを結びつけて論じるのはおかしい。特に後者の「「命や人間の選別あり」=緊縮論者・財政規律論者」というのは、緊縮論者・財政規律論者に対して大変失礼な話で、言われたら怒りを覚えるのではないかと推察します。私は「命や人間の選別」論者が、財政制約だとか労働制約だとかを、自分の主義主張を根拠づけるためにご都合主義で持ち出しているに過ぎないと見ていて、「命や人間の選別」の非を批判したり論じたりするのに財政論は必要ないと考えています。言い換えれば、財政がどうだろうが、労働制約がどうだろうが、命や人間には最高の価値があり、その尊厳は何よりも最優先して守られなければいけないということです。日本国憲法が言うところの基本的人権の尊重とは、つまるところそういうことだと私は解釈しています。(従ってまた、私有財産権の尊重とか、象徴天皇制とかは、命や人間に劣後させるべき権利や制度だと考えます)

また、「命や人間の選別」論が、あたかも「理性優先主義」であるかのような言い回しもありましたが、それもひっかかります。あえていうなら「資本の社会的文化的包摂に毒された似非理性の展開=資本増殖や資本主義体制維持を至上の価値とする人間切り捨て論の亜種」とでも表現しておくべきでしょう。かれら「命と人間の選別」論者に「理性一般」をくれてやってはいけないのだろうと私は思います。何故なら、経済政策の有効性や妥当性(一種の技術論)を考え抜くためには、それこそ(人間価値観と階級的利害に覚醒した)「理性と知性」が必要となるからです。

(2)「財政に制約などない」というのはおかしな議論で、また他方では「労働制約」については受け入れるかの論理展開になっている点で、主義主張が矛盾しています。財政制約は厳然としてあります。MMTにおいてさえ、インフレにならない限り、という不適切表現でそれが規定されています。労働制約だって当然あります。問題は、制約の有無ではなくて、それが現状どうなっているかです。また、上記で申し上げたように、それと「命や人間の選別」とは、もともと関係がありません。財政制約や労働制約は経済や経済政策の問題であって、目的とする政策目標を実現するにあたっての技術的可能性や妥当性を考えているものです。他方、命や人間の選別の問題は、そうしたこととは切り離された次元での哲学や倫理の問題です。両者を直接結びつけて行う議論は、どっちに転んでもご都合主義的で、欺瞞的になってくるであろうと私は思います。

(3)山本太郎「れいわ新選組」について申し上げれば、その高き理想や目標を実現するための手段としての「反緊縮」のスタンスはいいのですが、その具体策がよろしくない、①スケールの大きいバラマキ中心型で効果が薄い中、巨額財源の浪費につながる(そのベースには、何と、お粗末な市場原理主義的な認識が無意識に存在している=大衆社会における「ドン底」へ向けての競争)、②こうした政策が出てくる背景には、具体的な社会政策や経済政策の各論への無知、ないしは不勉強があり、それはまた、山本太郎「れいわ新選組」の「人脈不足」(教えてくれる人がいない)にあると言えるでしょう、③財源調達のための手段である国債や税制の使い方がよろしくない(MMTや中野剛志氏は、税や国債はマクロ経済調整の手段に過ぎないと言っているようですが、それも一面的な極論です)、などの点が指摘できます。これまで私から何度も申し上げてきたことです。

山本太郎「れいわ新選組」の経済政策については、来たる7/28と8/25の「新ちょぼゼミ」と、8/6の意見交換会で私の方からご説明いたします。お時間とご関心のある方はご参加ください、いずれも「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加者数制限を行いますので、予約を必要としています。

1.「新ちょぼゼミ」と意見交換会
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」についてコメントします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ11名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

(3)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


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(関連)「命や人間の「選別」は絶対に許さない」=「れいわ新選組」の大西つねき氏除籍処分と山本太郎代表記者会見録画=世の中よりも高いモラルや規律水準をもち、初心を忘れずに「世直し」に邁進してください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2dfe11.html

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(経済政策に関するものは、このサイトの下の方にあります:田中一郎)
草々 

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(113):「アホの一つ覚えの原発」=いくら屁理屈つけても原発・核燃料サイクルの合理化などできはしない

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ12名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

 <議論のベースにある私の見方>
(1)政治:「1930年代現象」とネポティズム政治・現代ファシズム、議会制民主主義の空疎化他
(2)経済:現代資本主義の矛盾再顕在化と市場原理主義(アベノミクス、クローニー資本主義、カジノ資本主義、新階級社会の形成他)
(3)社会:大衆社会の病理の極限化(半封建的遺制、政治的アパシーから社会的アノミーへ、そしてフェイク社会、超監視管理社会他)


2.イベント情報
(1)(7.22)「放射能汚染水を海に流すな」緊急行動 院内ヒアリング(衆議院第一議員会館)→東京電力前(新橋)→日本原燃前(内幸町)→経産省前(霞ヶ関)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1593349439742staff01

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(7.22)公立福生病院透析中止事件 第1回裁判報告の集い
https://acppd.org/a/2204
ダウンロード - efbc88efbc97efbc8eefbc92efbc92efbc89e585ace7ab8be7a68fe7949fe79785e999a2e9808fe69e90e4b8ade6ada2e4ba8be4bbb620e7acac1e59b9ee8a381e588a4e5a0b1e5918ae381aee99b86e38184.pdf

(3)(7.26)(日)午後フクロウ・オンラインカフェーこうやって止めた!パーム油バイオマス発電・どうする飯舘村バイオマス発電- 福島老朽原発を考える会 (フクロウの会)
 http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2020/07/post-96b966.html

(4)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会- 第18回口頭弁論期日~8月27日(木)14-00からになりました
 http://minamisouma.blogspot.com/2020/07/188271400.html

(5)『9.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
 http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/1832


3.【独自 報道特集】“森友文書” 改ざん、自死した元職員の妻が語る(2020年7月11日放送) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=TIBAIXsimEY

(関連)「森友の改ざん全部出してもらう」 自殺の職員妻、墓前に誓う:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42182
(関連)世論調査、森友問題の再調査必要が82%(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/709780918b885a404705800bbdb9a8d35f218660
(関連)次期財務次官は“森友の守護神”太田氏 論功人事と批判殺到(女性自身) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/106.html

(佐川宣寿(のぶひさ)よりも更に安倍晋三の「忠犬」と言われている、大ウソつきの、この罪務省の「カス」が事務次官におなりになるそうだ。こんな官庁でいったい誰がまじめに働くというのか? 報道では、こいつは罪務省内でも評判の悪い人物だとされている。当たり前だ。どうも今から20年ほど前の大蔵省解体に続いて、再度罪務省解体をしなければいけないような雰囲気になってきた。:田中一郎)


4.(別添PDFファイル)誹誘中傷の規制を名目にした政治批判封じに警戒を(臺宏志『週刊金曜日 2020.7.10』)
ダウンロード - e8aab9e8aa98e4b8ade582b7e381aee8a68fe588b6e38292e5908de79baee381abe38197e3819fe694bfe6b2bbe689b9e588a4e5b081e38198e381abe8ada6e68892e38292efbc88e887bae5ae8fe5bf97e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5e3808fefbc89.pdf


5.小笠原みどり著 「スノーデン・ファイル徹底検証 〜日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたか〜」 - NPJ
 http://www.news-pj.net/book/87622


6.その他
(1)『女帝 小池百合子』:小池票を投じた「バカ」に読んでほしい(佐高信 日刊ゲンダイ 2020.7.20)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/276194
(2)約6割が「老老介護」過去最高 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365751
(3)安倍官邸の「東京問題」へのスリカエ情報操作が卑劣! 小池vs菅が対立した途端、読売を使って東京の「連絡つかない陽性者」をリーク |LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/EabBKrf
(4)倉重篤郎のニュース最前線:安倍政権は犯罪と腐敗の巣窟だ 小沢一郎が勝負をかける 今夏、「合併新党」結成 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20200630/org/00m/010/001000d
(5)勇払原野(ゆうふつげんや)での風力発電計画、タンチョウやチュウヒなど希少鳥類への影響を懸念|日本野鳥の会のプレスリリース
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000039807.html
(6)陸自元課長ら数十人を処分へ - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365369
(7)女子医大だけじゃない 次に起こる医療従事者の反安倍決起|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276186
(8)「骨太の方針」スッカスカ 新味ないデジタル化・減災 目を背けた財政再建 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/2abBboP
(もともとスカ人間たちの「在庫一掃」スカスカ内閣だから、当然の結果なんです。:田中一郎)

 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(1):月刊誌『選択』掲載の「日本のサンクチュアリ」他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-9fa94b.html

(2)ヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす:「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」(ゲノム問題検討会議)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-31a094.html

(3)(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2c2fe4.html
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第113回目、「「アホの一つ覚えの原発」=いくら屁理屈つけても原発・核燃料サイクルの合理化などできはしない」をお送りいたします。昨今の政府や一部自治体の動きを見ていると、まるで福島第1原発事故を忘れ去ってしまったかのように見えます。しかし、とんでもない話です。原発事故の被害者は今もって救済されていませんし、賠償・補償もきちんと受けていません。「子ども・被災者支援法」があるにもかかわらず、政府も自治体も裁判所も被害者救済にきちんとした対応をしようとしていないのです。これで法治国家と言えるのかと思います。また、各地の原発・核燃料サイクル施設で事故やトラブルや手抜き管理のようなことが発覚して問題になっています。これに対する原子力規制委員会・規制庁や経済産業省の管理監督能力は地を這うがごとき低レベルです。そして、そうしたことを棚に上げて原発・核燃料サイクル推進に熱を上げることは、そのまま次の原発・核燃料サイクル施設の大事故を引き寄せることになるのです。愚かな政府、愚かな自治体は、そのTOPをはじめ担い手幹部たちを有権者の責任で入れ替えていくしかありません。

(関連)明日へ つなげよう「分断の果てに “原発事故避難者”は問いかける」 0310 202007121005 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7v0g4c


 <別添PDFファイル>
(1)新規制基準に事実上合格した六ケ所の核燃料再処理工場、虚妄の核燃料サイクルに税金と電気料金を注ぎ続ける愚(イントロ部分)(鎌田慧『週刊金曜日 2020.7.10』)
(2)「日本原燃料再処理工場、放射性廃棄物不適切保管」(京都 2020.7.14)
(3)「原子力発電所の廃炉問題に関する提言」をとりまとめて(長沢啓行『原子力資料情報室通信 NO.552 2020.6.1』)
(4)「活断層は危なくない」という風評だけ残して消えた熊本地震「地盤リスク」説の罪(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2019.3.29』)
(5)たまる汚染水120万トン処理の流れは 7割が基準超え(朝日 2020.7.20)
(6)電力営業で相次ぐトラブル、事業者の狙いは「検針票」(『週刊東洋経済 2020.7.18』)
(7)「原発温存」、ゆがむ政策(毎日 2018.12.5)
(8)「原発ゼロ」実現できますか? 著書出版した小泉元首相にインタビュー(朝日 2018.12.31)


1.(別添PDFファイル)新規制基準に事実上合格した六ケ所の核燃料再処理工場、虚妄の核燃料サイクルに税金と電気料金を注ぎ続ける愚(イントロ部分)(鎌田慧『週刊金曜日 2020.7.10』)
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(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)六ヶ所再処理工場が止まっているのは、ガラス固化体を製造していた部屋(セル)が、高濃度放射能漏れで汚染され、復旧作業に手をつけられないからだ。東海村にある「日本原子力研究開発機構」(JAEA)の再処理工場も昨年7月8日から、廃液を扱うガラス溶融炉でガラス固化処理作業を行なっていたのだが、およそ20日後に機器が故障して運転停止となった。東海工場にくらべても、六ヶ所工場ははるかに絶望的だ。

六ヶ所村の日本原燃の再処理工場は、08年以降、ガラス溶融炉の運転を停止したまま。運転経験のある社員はすくない。経営が悪化したフランスのアレバ、現オラノ社のラ・アーグ再処理工場へ社員を派遣して訓練に当たらせている。着工から27年、完成時期は24回延期され、3兆円をかけてもまだ習熟訓練。よほど暇な工場なのだ。

税金と電気料金の上乗せでやっているから、親方日の丸。倒産の心配はない。が、成功の見通しがないのに、訓練しているだけ。やめると原発のサイクルは架空計画だった、と判明するからだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)(別添PDFファイル)「日本原燃料再処理工場、放射性廃棄物不適切保管」(京都 2020.7.14)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/306841

(関連)六ヶ所再処理工場の「審査書案」承認は撤回し、国は核燃料サイクル政策を根本から見直すべきだ - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9100

(関連)核燃料サイクル政策を見直し、六ヶ所村の再処理工場を止めることを求めます - 国際交流NGOピースボート
 https://peaceboat.org/33821.html

(関連)東海再処理施設の津波対策を認可 原子力規制委(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d87de26a7a211ebe3130bc9b41b9e16934d2ca0b

(「防潮堤は建設せず、船舶などの漂流物が建屋に衝突するのを防ぐ防護柵を設置する。」などと報じられている。大津波が押し寄せた時に、船舶などの漂流物も一緒に再処理施設に襲い掛かってくるのを防ぐため「防護柵」を設置するって、その漂流物は野生のイノシシか鹿なのかしら。そんなもので防げるわけがないでしょうに。大津波というのは、海底や海上のあらゆるものを担ぎ上げ、地上にある構築物に叩きつけるように、繰り返し繰り返し襲ってくるものであって、かつ、建屋にぶつかってくるものは船舶に限らず、海底の巨大岩石だったりする。原発・核燃料サイクル施設などひとたまりもありません。再処理施設にある高レベル放射性廃液タンクが破壊された時が東日本の「永遠の最期」となるでしょう。:田中一郎)


2.東京新聞:ふくしまの10年 無人の街を撮り続けて
(1)<ふくしまの10年・無人の街を撮り続けて>(1)被写体を被災地に変え 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42306
(2)<ふくしまの10年・無人の街を撮り続けて>(2)風の音だけが響く中で 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42682
(3)<ふくしまの10年・無人の街を撮り続けて>(3)猛暑でも防護服の墓参 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42873
(4)<ふくしまの10年・無人の街を撮り続けて>(4)駅前に突然ダチョウが 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43123
(5)<ふくしまの10年・無人の街を撮り続けて>(5)言葉失った被災地視察 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43344

(次回は7月21日に報道予定)


3.(別添PDFファイル)「原子力発電所の廃炉問題に関する提言」をとりまとめて(長沢啓行『原子力資料情報室通信 NO.552 2020.6.1』)
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(関連)「原子力発電所の廃炉問題に関する提言」が出されました - 若狭ネット
 https://cutt.ly/UaIc5IF
(関連)原子力発電所の廃炉問題に関する提言
 http://wakasa-net.sakura.ne.jp/news/ProposalCloseNP.pdf

(田中一郎コメント)
 よくまとまった提言だと思います。特に違和感や異論はありません。私からは、①「廃炉ビジネス」については、東海第2原発再稼働にのめり込んでいる日本原電に原発を放棄させ、(抵抗が強い)倒産処理ではなくて会社を存続させる現実的方法として「日本原子力発電廃炉」(仮称)という会社へとつなぎ、国内外の廃炉作業に「専業会社」として当たらせるのがいいのではないか(廃炉決定後、仮に100年間くらい「寝かせておく」(放射能減衰を目的)としても、その間の監視や管理も必要でしょう)、使用済み核燃料ですが、脱原発が国策方針と決まった暁には、まず全国全ての原発・核燃施設を二度と技術的に再稼働できないくらいまでに半壊にしておくことと、使用済み核燃料の水冷を空冷に転換していくことが必要なのではないかと思います。特に沸騰水型の使用済み核燃料プールは「建屋の5階」くらいのところにある「空中プール」なので地震の揺れに脆弱ですから、これを一刻も早く地上に降ろして安定させ、かつ水冷をやめていくことが妥当かと思われますの2点を付記しておきます。


4.(別添PDFファイル)「活断層は危なくない」という風評だけ残して消えた熊本地震「地盤リスク」説の罪(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2019.3.29』)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/05/01/news-39/
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(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地震の揺れは、活断層からの距離よりも地盤の影響が大きい──地盤リスクを訴えるNHKスペシャルが2017年4月に放送されたが、その根拠となる熊本地震の観測データは捏造されていた。

(中略)NHKはうやむやにするつもりなのか
そして今年3月15日、阪大が記者会見を開き、調査結果を公表した。調査委員会の設置から1年以上が経過していた。阪大では、秦氏による熊本地震「本震」観測データが捏造だったと認定していた。本震の揺れを観測したとする生データが保存されておらず、地震計を固定するアンカーが使われた形跡もないとのことだった。阪大では米国の地震学会誌に掲載された論文についても、出版社や共著者に対して取り下げるよう検討を求めたとしていた。驚かされたのは「調査開始時点において元准教授(秦氏)は故人となっていた」(「調査結果概要」より。カッコ内は筆者の補足)という事実である。

秦氏は、捏造疑惑が浮上した直後の17年12月28日付で阪大を退職していた。阪大に調査委員会が設置され、調査を開始したのが翌18年の2月17日である。つまり、退職してから2カ月足らずの間に亡くなっていたというのだ。よくぞここまで隠し通したものである。阪大はこの日、秦氏の死因や時期を明らかにしなかったが、自死であることが強く疑われた。

さらに驚かされたのは、NHKのコメントである。阪大記者会見当日のニュースで、NHKは次のように述べていた。「問題のデータ以外にも複数の専門家の研究や現地での調査をもとに取材、制作しており、番組やニュースでお伝えした結論に変わりはないと考えています」

うやむやにするつもりのようだ。ならば、NHKオンデマンドでの配信を取りやめているNスペの配信を、復活させてみるがいい。それほど「結論」に自信があるのなら、再放送も検討してみてはいかがだろう。同日のNHKニュースによれば、“活断層は大した問題ではない”勢力の本丸である国交省も、阪大が「捏造」と認定しようが同省の熊本地震分析結果に「影響はない」と拘泥し、NHKと足並みを揃えているのだという。

本来であれば、捏造論文を根拠としていたNスペ放送を撤回し、論文のどこが問題だったのかを検証しつつ、改めて熊本地震の被害を調べ直した訂正番組を放送するのが、報道機関としての筋の通し方だと思われる。検討を求めたい。

(あかし しょうじろう・ルポライター。2019年3月29日号)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.(別添PDFファイル)たまる汚染水120万トン処理の流れは 7割が基準超え(朝日 2020.7.20)
 https://www.asahi.com/articles/ASN7K7HX6N7BULBJ00W.html

(関連)(再論)トリチウムの恐怖(文献紹介):東京電力と原子力ムラ連合は福島第1原発のトリチウム汚染水を海にぶん投げるな! 科学的実証的根拠の乏しい嘘八百の 「猿回し」安全キャンペーンをやめろ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-6d64.html

(田中一郎コメント)
 朝日カバカバ新聞が、また放射能や被ばくの問題で軽率な報道をしています。今回は2箇所だけ指摘しておきましょう。もういい加減にしてほしいものです。少しは放射能や被ばく=特に内部被曝の危険性を批判的な観点でよく勉強してから記事を書いていただきたいものです。

①(記事引用)「トリチウムは三重水素とも呼ばれ、化学的性質は水素と同じ。水の状態で存在するため除去が難しいが、体内に入っても排出されやすい。放射線は微弱で、紙一枚でさえぎることができ、外部被曝の影響も小さい。」⇒ 有機結合トリチウムというのものがあり、これは生物体内からは容易なことでは排出されない。また、人体内のいたるところにある水素と入れ替わり、継続的な放射線被曝となるため、その有害性はひどいものがある。日本でもトリチウム排出量が沸騰水型原発に比べて格段に多い加圧水型原発の立地周辺(例:泊原発や玄海原発など)では白血病その他の疾患が増えている他、カナダのCANDU炉(重水素を使うためトリチウム排出量が多い)周辺などではトリチウム汚染による健康被害が国家的な問題となっている。

②(記事引用)「告示濃度は、放射陸物質を海や大気に出しても健康への影響がないとされる基準値で、原子炉等規制法に基づき核種ごとに決まっている。70歳まで毎日約2リットルの水を飲み続けても被曝線量が年1ミリシーベルト以下になる濃度などを算出する。原発などの廃水は基準以下に薄めて海に流している。」 シーベルトなどという被ばくの単位は内部被曝の実態を現しておらず使えません。内部被曝が1ミリシーベルトを下回ったからといっても、少しも安全であるとは言えません。嘘だというのなら、この記事を書いた記者が、毎日約2リットルの汚染水を飲み続けてみればいいでしょう。人ごとだから、かようなお気楽でインチキな記事や解説を平気で書くのです。

(関連)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(関連)福島第一処理水放出に賛成なし 意見聴取5回目(東京 2020.7.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43230

(関連)【福島第一】測定員不足、計器故障、二次処理の実験もされないまま議論は大詰めに【ALPS処理水】 - ALPS - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4760


6.(別添PDFファイル)電力営業で相次ぐトラブル、事業者の狙いは「検針票」(『週刊東洋経済 2020.7.18』)
 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/24099

(顧客対応の録音データが改ざんされたり、顧客の同意を得ずに契約を結んだりしているという。中には、契約を切り替えれば電気代がお安くなります、などと言われて切り替えてみたが、逆に電気代が上がったという事例まである。東京電力子会社がこういうことをしているというから驚きだ。会社と担当者両方を巨額罰金の厳罰に処せばいい。そしたらやらなくなるでしょう。それともいったん会社を潰しますか? :田中一郎)

(関連)改ざん、現場トップが主導 顧客「奪回」の部署で 東電委託先:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14513139.html


7.(別添PDFファイル)「原発温存」、ゆがむ政策(毎日 2018.12.5)
 https://mainichi.jp/articles/20181205/ddm/008/020/072000c

(関連)原発賠償負担金2.4兆円 大手電力、経産省に申請(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/07651b33e5f5d6c993befe71cc754ae0765cd982

(原発稼働を優先して再生可能エネルギーを止めたり(九州電力)、原発再稼働を前提にした供給調整態勢を無理やり作ったりと(北海道電力)、現状の地域独占電力会社は依然としてロクでもないことをしている。こうした電力会社を政府が政治的政策的に叩く方法もあるが、他方では、原発への政府テコ入れをやめ、実際にかかった費用を全て電力会社に帰属するようにしてやれば、原発のコスト高は一目瞭然となり、経済性の面だけからでも原発は止まる。しかし、今のアベ自公政治は経済産業省が中心になって、たとえば原発の廃炉費用や福島第1原発事故の後始末経費の一部を再生可能エネルギー業者にも負わせるなど、本来あるべきやり方とは真逆のことを行って原発温存を図っている。いわば日本の未来を潰しながら原発温存と地域独占電力会社の利益確保が図られているわけである。ホンモノの政権交代と経済産業省解体が必要だ。:田中一郎)


8.原子力大国フランスの変遷と核燃料サイクルへの警鐘(ND Policy Brief Vol.5)|研究・報告|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 https://www.nd-initiative.org/research/7874/


9.(別添PDFファイル)「原発ゼロ」実現できますか? 著書出版した小泉元首相にインタビュー(朝日 2018.12.31)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S13833833.html


10
.「F1事故からの復興 」米・原子力礼賛の地 手本の愚 原発開発拠点のハンフォード「汚染訴えると非国民扱い」-こちら特報部 東京新聞-瀬戸の風
 https://lituum.exblog.jp/30136351/

(あのプルトニウム原爆発祥の地で、いまでもマンハッタン計画以来の放射能汚染で苦しむハンフォードが「お手本」だって? いったい何の「お手本」なのか? 頭がおかしいのではないか? :田中一郎)

(関連)写真で見る、アメリカで最も汚染された核施設「ハンフォード・サイト」 - Business Insider Japan
 https://www.businessinsider.jp/post-199309


11.「富士山」のマグマに異変が 専門家が警鐘「いつ噴火してもおかしくない」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/41f7d102536bd5c020fc2b6f5de0d3bfda12f394

(東京よりも浜岡原発が危ないという意識はないのでしょうか? 火砕流・溶岩流の危険性だけでなく、火山灰降下リスクもあります。:田中一郎)


12.女川原発
(1)女川2号機工事計画審査、来年6月に説明完了想定 東北電(河北新報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c3aa8345d6cc047bca07756da500c5ad010e59c0
(2)女川原発の避難計画 実効性問う市民団体の公開質問状 宮城県が回答せず(KHB東日本放送)
 http://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/202007081754023.html
(3)女川2号機 地元同意の差し止め却下 住民側が仙台高裁に即時抗告-河北新報オンラインニュース
 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200711_13003.html

(日本の司法は福島第1原発事故後においても原発推進の片棒を担いで、この国を滅亡へと誘導している。許せん!!:田中一郎)


13.下記の事故やデタラメは近未来の原発破局事故を予感させる
(1)東京電力は3.11の後、倒産させられるべきだった|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/275918
(2)【原子力資料情報室声明】「除染なき避難指示解除」は許されない - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9207
(3)【福島第一】内部被ばくの替え玉測定、常習に気付かず。IDカード管理が杜撰で、誰でも取り放題。 - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365990
(4)1F廃炉作業 58%で法令違反
 https://www.youtube.com/watch?v=4la5uXMSRMY
(5)Jヴィレッジの除染土の再利用問題、環境省は確信犯?「関係者」とは一体どこ?- OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4690

(6)MBCニュース - 定期検査中の鹿児島・川内原発1号機で曲がった制御棒確認
 https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2020071700043611&ap
(7)伊方原発3号機の配管から水漏れ 県がB区分公表(愛媛新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8c25af954e755cc6d43c155fe87cddcbb65250fe
(8)汚染廃の焼却灰埋め立て開始 大崎・三本木の最終処分場に25トン-河北新報オンラインニュース
  https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200717_11012.html
(9)原発作業員宿舎を建設 地元への説明ないまま/佐賀・玄海町 ドクターヘリ離着陸場に・・・今日の赤旗記事 - (新版)お魚と山と琵琶湖オオナマズの日々
 https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/22b47f7851c32ef77605a981f7343e3b?fm=entry_awc
(10)泊原発運転延長 撤回し廃炉の道模索を:北海道新聞 どうしん電子版
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437534


14.その他
(1)事故時の社長過失責任の明示を 規制委、柏崎原発巡り要求(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a640e06a3491e2db09d35751a6e2214177ae370d
(2)「本当にあるのか」塩田氏の公約、川内原発の“県民投票” 気をもむ住民(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5a3e15380828c9d7b37c414072a57849591857
(3)原発の県専門委の在り方見直しへ 次期鹿児島県知事の塩田氏(共同通信) - Yahoo!ニュース
  https://news.yahoo.co.jp/articles/511877549c04a0bdfdf414036af014ad741bd6d0
(4)相馬、マスク姿で海開き 「密」を避け、入場制限も /福島 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200719/ddl/k07/040/053000c
(5)関電原発対策、工期ありきでない 森本社長が9月工事完了に慎重姿勢(SankeiBiz) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ee54bbb7778c44e68ece66031f3ee3f96b80a2c7
(6)原発避難検証委員会“スクリーニング検査” 課題を議論「シミュレーション実施で体制改善へ」【新潟】(NST新潟総合テレビ)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fb41a2ffc3ebda5e8b8f194d0b9e70f576dcb0
草々 

2020年7月19日 (日)

新型コロナ関連の「医療科学」一般文献ご紹介(1):月刊誌『選択』掲載の「日本のサンクチュアリ」他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-11f035.html

(予約は「3密」(密閉、密集、密接)防止目的で入場制限を行うという主旨です。よろしくお願い申し上げます。:田中一郎)


2.(メール転送です)賛同募集!(&政府交渉)六ヶ所再処理工場の許可をしないで!

FoE Japanの満田です。
7月21日に原子力規制委員会に提出予定の、要望書「六ヶ所再処理工場の許可をしないで!」ですが、現在、署名は100を超えたところです。ちょっと寂しい感じです。政府交渉と同じフォームにしてしまったため、ハードルが高かったかもしれません。フォームを追加設置しました。お名前と都道府県だけでOKです! 20日18時までです。ぜひ署名&拡散をよろしくお願いいたします。
 https://forms.gle/qEfXCv3hD1TP6Mvz8

<要望書提出&政府交渉>六ヶ所再処理工場の許可をしないで!
 http://kiseikanshi.main.jp/2020/07/15/1555559/

◆要望書への賛同を募っています(7月20日18時締切)
☆賛同フォームを簡略にしました。ぜひご賛同ください! お名前と都道府県をご記入するだけです。
 https://forms.gle/qEfXCv3hD1TP6Mvz8


3.(メール転送です)このところ政府・東京電力がやっていること(まさのあつこさん/ジャーナリスト:2020.7.2ツイッター)
・環境省:飯舘村の帰還困難区域で除染土壌で農地造成
・内閣府:除染なき避難解除
・東電 :Jビレッジで「現状回復工事」の名で出た除去土壌で土地造成
・経産省:汚染水環境放出
・復興庁/農水省:放射性物質で汚染された樹皮を燃料にする木質バイオマス発電に交付金

(アベ自公政権は、もう福島第1原発事故を忘れ去ってしまったようです。原発・核燃料サイクル施設の巨大事故へのアラームが鳴っています:田中一郎)


4.キャンペーンについてのお知らせ:「Go To キャンペーンに反対します」署名を提出いたしました。 · Change.org
 https://cutt.ly/GagpfDR
(117,603 人が賛同しました。もう少しで 150,000 人に到達します!)

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 【明日24-00〆切】「GoToキャンペーン」への意見フォーム(実情調査アンケート) · Change.org
 https://cutt.ly/KakAi5G


5.金子勝教授らが政策勉強会設立 超党派議員に参加呼びかけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276139

(ようやくできたか、という強い期待感と、「消費税減税反対同盟」の拠点にならなければいいがという不安の、アンビバレントな受け止め方をしています。本来は、野党第1党の立憲民主党が、良心的・良識的な有識者に声をかけて、政策分野ごとにこうした政策研究会ないしはシンクタンクを組織しておくべきものです。その立憲民主党以下、野党は下記の通りの体たらくで嘆かわしい限りというほかありません。この背後には、立憲民主党に「踏み絵」を踏ませている労働貴族・御用組合「連合」がいます。:田中一郎)

(関連)消費税増税と社会保障改革-伊藤周平/著(ちくま新書)
 https://cutt.ly/LakImaO


6.来たる衆院選で敗北へまっしぐらに向かう立憲民主党・国民民主党
 国民民主党の一部議員どもが「野党統一」のさまたげになっているようです。玉木雄一郎に代表される連中です。前原誠司などにいたっては「維新」勢力と水面下で談合を行い、「市民と野党の共闘」とは別に非自民一大勢力をまとめようとしている動きもあります。有権者・国民のみなさまには「市民と野党の共闘」に協力しない国民民主党の議員どもには、あらゆる選挙での投票をおやめください。ここまでひどいアベ自公政権を政権交代させる・オルタナティブな日本へ向けて再スタートを切る、その動きよりも、自公政治の補完勢力であり続けたいとする国民民主党の一部議員どもが日本の政治改革を遅らせています。電力総連におんぶに抱っこされながら、原発・核燃料サイクルをこれからも推進するぞ、と言っているのも、この連中です。くたばれ国民民主党!!(国民民主党に所属するいわゆるリベラル議員は、個々人で立憲民主党へ合流してください。このままでは「似非リベラル」のレッテルが付きます。もう時間がありません)

8月の総選挙もありえる! 都知事選後にあらためて考える-戦える野党-構想 週刊プレイボーイ
 https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2020/07/17/111674/

(1)国民・玉木代表、合流案「高く評価」 党名に「立憲」、消費税…なお綱引き - 毎日新聞
 https://cutt.ly/4al3FRL
(2)新党名「立憲」に難色 民主的な選定主張―国民・玉木代表:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071600825&g=pol
(3)枝野氏 新党名条件変更に応じず 玉木氏「民主的決定」主張に難色(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e00eba0b01f34da93a0de032e68a50769aa1392a
(4)枝野氏に焦り 立国合流を急ぐ - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365829

(立憲民主党=特に枝野幸男・福山哲郎現執行部にも問題がある。国政選挙があるのはずっとずっと前から分かっていること。かようなチョコザイ極まるコップの中の「交渉ごと」に専念するよりも、日本の政治を抜本改革しオルタナティブな日本を目指す勢力を大きく結集して、国民民主党のリベラル議員たちも合流して力強く前進していくチャンスはいくらでもあった。しかし、これまで立憲民主党や現執行部は、ほとんど何もしてこなかったと言っていい。こんなことをしていて政権交代など実現できるはずもない。今回がラストチャンスだと思っていただきたい。危機の時代に突入したこの日本では、いつまでたっても政権交代が出来ぬまま、ダラダラと政府批判だけをしているような野党第1党などいらない、ということを頭に叩き込んでもらわないと困る。:田中一郎)

(注目)WEB特集 三反園は なぜ変わったのか - NHKニュース
 https://cutt.ly/gakO6lr

(関連)「本当にあるのか」塩田氏の公約、川内原発の“県民投票” 気をもむ住民(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5a3e15380828c9d7b37c414072a57849591857

 (田中一郎コメント)
 先般の都知事選では、あの悪質ジコチューのタヌキ女=小池百合子に投票したオバカ有権者・都民が360万人もいる東京ですから、鹿児島県のことを申し上げるのははばかられますが、しかし、この県の有権者の政治認識もひどいものです。寝ても覚めても自民党か自民系にしか投票しない・出来ない、でなければ棄権、その「バカの壁」の厚さには圧倒されます。川内原発には反対だと言いながら自民系に投票する(今の自民系が原発をやめるわけがない)、その自民党は公約違反のTTP協定や日米FTAで、鹿児島の地場産業の柱の1つである畜産業をボロボロにしてしまっている。その他もろもろ、ロクでもないことをくり返しているアベ政権・自公政治だというのに、いったいどこ見て投票しているのよ、と言いたくなります。

そんな中、上記サイトを見て驚いたのは、今般の鹿児島県知事選で、なんと立憲民主党は、あの川内原発再稼働推進知事=福島原発事故など何のその、の元鹿児島県知事=伊藤祐一郎を支持していたというのです。ほんまかいな!? ではありませんか!? 立憲民主党といえば「原発ゼロ法案」を国会に提出して、その審議を早く始めろと叫んでいる政党ではなかったのですか? これではまた、仮に政権を取ったとしても、再びの「口先やるやる詐欺」政権となるでしょう。違うというのなら、立憲民主党鹿児島県連の幹部たちを、このみっともない県知事選敗北の責任を取らせて全員辞任させたらどうですか? 何をやっとんじゃという話です。ちなみに、国民民主党の鹿児島も立憲民主党に輪をかけてひどいありさまで、あの労働貴族・御用組合「連合」と、べっとりとくっつきあっています(ネット情報では、社会民主党は自主投票とし、国民民主党は伊藤・塩田の2人に絞った上での自主投票だったそうです)。ともかくこの県の野党はバラバラで、全くと言っていいほど存在価値がありません。要するに県政に責任を持たず、従ってまた、県民のことなどちゃんと考えていないということです。:田中一郎)

(関連)2020年鹿児島県知事選挙 - Wikipedia
 https://cutt.ly/baxzjO3
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今回から複数回に分けて、新型コロナPANDEMICに関連した「医療科学」の情報や報道を中心に、もっぱら感染症に関するものをお送りしたいと思います。1回目の今回は、月刊雑誌『選択』(2020/3~7)に掲載された記事を中心にいくつかご紹介いたします。月刊雑誌『選択』は通信販売なので巷の書店には置かれていません。定期購読されるか、最寄りの図書館等でご覧ください(東京だと、たとえば日比谷公園内にある千代田区図書館の雑誌コーナーには置いてあり、コピーを取ることもできます)。

(関連)【国内感染】16日は624人 600人超は4月10日以来 新型コロナ - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012519231000.html

記事は全部で6つありますが、私が読んだ限りでの簡単な要約は下記です。どこまで本当なのかは私にはわかりませんが、記事を読む限りでは相当のリアリティがあり、おそらくピタリと当たらずとも外れず、といったところではないかと思われます。特に新型コロナPANDEMICが大問題となっているにもかかわらず、今日に至るもPCR検査や抗原検査などの検査体制や、無自覚症状者を含む軽症者の隔離施設の準備が不十分なままで、新型コロナウィルス感染の実態を把握することもできず、従ってまた、感染した人の医療を受ける権利が無残なまでに踏みにじられているということです。しかし、政治家や官僚どもは、アベ政権閣僚はもちろんのこと、東京都のタヌキ女=小池百合子も含めて、日々口先だけのリップサービス対応に終始して事態がちっとも改善せず、昨今の感染者急増を受けて「第2波」の脅威が高まっています。

(関連)東京都内で新たに280人台の感染者 過去最多 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200716/k00/00m/040/098000c?cx_fm=mailsokuho&cx_ml=article

(一連の『選択』記事の簡単な要約)
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「パンデミックの専門家とは程遠い人たち」が厚生労働省の「感染症ムラ」役場に召集され、自分たちの「感染症」や「検査」「ワクチン」に関する利権・既得権益を最優先に守るために画策し、とても科学的とは言えない処方箋を垂れ流した。しかも、自分たちの専門外のことにまで口をはさみ、要するに「肩書」だけはご立派な「ただのおじさん・おばさん」たちが「感染症ムラ」の利益のために、ああでもない・こうでもないをくり返して、事態をどんどん悪化させていったということです。

PCR検査を含む検査についていえば、大学や民間検査機関を使えば、今の日本であれば、短期間の間に1日10万件を超える検査態勢を取ることはそれほど難しくはなかったはずで、彼らは、それが自分たちのもつ権限や予算や事業や権力などなど、様々な利権を脅かすものになりかねないとして、徹底して検査態勢拡充をサボタージュした、ということです。

そしてこれに、信じがたいことながら各都道府県の保健所や臨床検査技師など、利害を同じくする者たちがくっついて、みごとなまでの国民そっちのけの新型コロナPANDEMIC対応態勢ならぬ、新型コロナ感染症利権防衛態勢が出来上がってしまったということです(具体的には各記事をご覧ください)。まあ、おそらく大部分は本当なのでしょうから、許せんな、という印象を強く受けます。今日の霞が関は腐りきっており、もういったんは解体しなければいけないところにまで来てしまっているのではないでしょうか。
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他方ではまた、感染者を受入れて治療に当たる医療機関や医療従事者の疲弊がひどくなっており、これに対する政府の支援政策も全くの「TOO LITTLE TOO LATE」に終始しています。新聞報道などでは、感染拡大の前に経営不振で医療機関が倒産・閉鎖され、医療従事者が疲弊・感染・職場放棄・退職し、医療現場が崩壊するのではないかと懸念されています。今のままでは、とても新型コロナPANDEMIC「第2波」「第3波」には持ちこたえられないのではないかと思われます。

そんな中、政府は「東京を除外する」などの姑息な修正を加えた上で、医療機関を支援するのではなく「旅行に行きましょう」キャンペーンの巨大事業を開始しようとしているのです。どういう神経をしているのでしょうか? ロクでもない政治家を選挙で選び、ロクでもない政策に対して無関心で、ロクでもない官僚たちのふるまいを放置してきた結果が、新型コロナPANDEMICにより、深刻な事態を招いています。


以下、『選択』の記事のご紹介の前に、下記をご覧になっておいてください、まさにあきれるばかりです。こんな連中に国政や行政をゆだねておいていいのですか!? 日本の有権者・国民には、もっとしっかりしていただかないと困ります。自民党に公明党、こんな連中はもうダメですよ。


(別添PDFファイル)東京女子医大 看護師400人退職希望 なぜ、コロナ激務でも賞与ゼロか、感染増よりも経営難で「崩壊」も(東京 2020.7.17)
 https://cutt.ly/UalG9OK

(関連)東京女子医大 一転ボーナス検討 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365749

(別添PDFファイル)GO TO 都民除外、分科会了承 他地域は22日から(東京 2020.7.17)
 https://www.asahi.com/articles/ASN7J6X9MN7JULFA027.html

(関連)(別添PDFファイル)若者・高齢者団体ツアーはGo Toから除外 国交相「修学旅行は推進」(東京 2020.7.17夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43165
(関連)根拠あいまい「Go To」見切り発車 団体旅行の制限は業者任せ、キャンセル代は補償せず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43282
(関連)若者・高齢者団体ツアーはGo Toから除外 国交相「修学旅行は推進」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/43165

(今、全力を挙げてすべきことは、感染拡大の防止、疲弊する医療機関や医療従事者への厚い支援、失業者や生活困窮者への生活保障、の3つではないのか? こんな時に「旅行に行きましょう」キャンペーンを兆円単位規模の予算で展開するなど、頭が完璧にイカレているとしか考えられない。感染者が増大している「東京だけを除外します」などという姑息なことをやってまで、強行するような事業なのか! (姑息なところが公明党丸出しですが) 巷では、自民党の二階俊博がからむ巨大利権があるので、やめるにやめられない、という評価が広がっているようです。どうなってんだ、いったい!?:田中一郎)


 <別添PDFファイル>
(1)日本のサンクチュアリ:国立感染症研究所、新型肺炎で機能不全の「利権集団」(『選択 2020.3』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19815
(2)日本のサンクチュアリ:新型コロナ専門家会議、その提言に世界が「疑問符」(『選択 2020.4』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19898
(3)日本のサンクチュアリ:厚労省・結核感染症課:「コロナ騒乱」諸悪の根源(『選択 2020.5』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19948
(4)日本のサンクチュアリ:PCR検査、異常な少なさの全真相(『選択 2020.6』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20069
(5)日本のサンクチュアリ:コロナ「日本モデル」、単なる幸運「幻想」の世界(『選択 2020.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20150
(6)第二波では「激増」の可能性も、コロナ「日本人死者数」の謎解き(『選択 2020.6』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20063


*(重要論文)感染症専門家会議の「助言」は科学的・公平であったのか(一部抜粋)(本堂毅『世界 2020.8』)
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(一部抜粋)
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(中略)本稿では冒頭に述べた観点から、専門家会議の助言の問題点を、日本学術会議の声明「科学者の行動規範」と、医学者の世界標準規範である「ヘルシンキ宣言」と比較して議論する。これにより、専門家会議を巡る問題は、政府の問題とは別に、専門家会議構成員の、科学者、医学者の規範からの逸脱によって生じていることを明らかにする。

(中略)専門家会議のあり方をこの規範と照らし合わせよう。専門家会議は(社会との対話)における「科学者の合意に基づく助言を目指し、意見の相違が存在するときはこれを解り易く説明する」を果たしているのだろうか。二月二四日の「見解」を見てみよう。ここでは「風邪の症状や三七・五度以上の発熱が四日以上続いている」場合に帰国者・接触者相談センターに相談することを提言している」。この意見は医学界の合意に基づくものではないが、医学界における意見の相違は「見解」において説明されていない。現場の医師からは、自分たちがPCR検査を必要と判断した患者に検査が行なわれないことへの強い不満の声が繰り返されている。
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 <関連サイト:日刊ゲンダイ>
(1)【安倍政権】安倍自民「GoTo」強行の裏に…受託団体と献金通じた“蜜月”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276137
(2)【新型コロナウイルス】児玉龍彦氏の迫力陳述に…西村コロナ大臣タジタジ逃げ腰|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276135
(3)【新型コロナウイルス】コロナ3カ月で抗体減 集団免疫とワクチンは“風前の灯火”か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/275757
(4)【新型コロナウイルス】厚労省が研究開始 7%が苦しむ新型コロナ「後遺症」の深刻|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/275863
(5)感染拡大、経済混乱 第2波で息の根が止まる業界の阿鼻叫喚(日刊ゲンダイ 2020.7.17)障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-12975.html
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(6)【小池百合子】“ゴマカシ説明”連発の小池都知事が招く感染爆発と医療崩壊|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275867
(7)【小池百合子】最多286人は午前中に 小池知事の恣意的すぎる感染数発表|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276136
(8)【新型コロナウイルス】中高年コロナ急増…感染拡大は小池知事“ご都合主義”の人災|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275965
(9)【新型コロナウイルス】小池知事がイエスマン優遇 感染症対策のプロ“左遷”で物議|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275963
(10)小池都政に隠蔽発覚「コロナ感染予測文書」を破棄していた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275906


 <関連サイト:IWJ>
(1)日刊IWJガイド・非会員版「舞台公演クラスター30人!! 野党『緊急事態宣言』!- Go toキャンペーン『#中止して』予算を『貯金』6割減自治体に!!」2020.7.14日号~No.2861号- What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45712

(2)日刊IWJガイド・非会員版「12日東京の新規感染者は206人! 上昇する陽性率! 確実に広がる感染『第2波』!他方、米電気自動車、テスラの株価時価総額がトヨタを抜き去る!!」2020.7.13日号 ~No.2860号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45706

(3)日刊IWJガイド・非会員版「東京の新規感染者3日連続200人台!! 全国430人も宣言解除後最多!! もはや『第2波』襲来だが大臣も都知事も無視!-」2020.7.12日号 ~No.2859号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45698

(4)日刊IWJガイド・非会員版「東京都新規感染者243人で最多を更新! 感染者急増にも関わらず5000人イベントを解禁した政府は、なぜ事態収拾の手を打たないのか!-」2020.7.11日号 ~No.2858号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45696


●社説:感染再拡大と国会 首相が出てこない異様さ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200718/ddm/005/070/146000c

(一部抜粋)
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(中略)焦点となっていた観光業を支援する「Go Toトラベル」事業は「東京除外」が決まった。ただし決定は参院予算委が終わった直後だった。予算委の質疑では政府側は「専門家の意見を聞いて検討する」と繰り返すだけだった。 国会を軽視した末の泥縄式の対応だったと言っていい。早くも各方面で混乱が生じている。東京を除外すれば事業開始に問題はなくなるのか。説明も不十分だ。

この事業に限らず、感染防止と経済回復のバランスをどう取るかは、政府の根本的な姿勢が問われる問題だ。政策決定の最終責任者である首相の説明が不可欠だ。まさか首相は西村氏に責任を押しつけようとしているわけではあるまい。首相の予算委出席を与党が拒むのは理解できない。感染が再拡大している地域では今後、飲食店などに再度休業を要請する可能性も否定できない。要請に従わない場合には罰則を設ける法改正を求める声も知事らから出始めている。こうした課題に迅速で、かつ十分な議論をするためにも国会を召集する必要がある。
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 <関連サイト:その他>
(1)「GoToトラベル」“東京除外”分科会で了承(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e83fb5cc5b65bff0e686b9616daad0f3ca772df3
(2)GoTo東京除外 背景は政権の小池都知事への不信感 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/SazrjLs
(3)GoTo東京除外、穴だらけ 通勤は-ディズニーは-…ざわつく首都圏民 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/EazrWKG
(4)第2波来たのに緊急事態宣言に及び腰な3つの訳 - コロナ後を生き抜く - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/362993
(5)新型コロナ、日本で重症化率・死亡率が低いワケ - コロナ戦争を読み解く - 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/Jal1KdY
(6)数字、定義、根拠不足の新型コロナウイルス報道 「お化けの恐怖」に振り回される日本:【公式】データ・マックス NETIB-NEWS
 https://www.data-max.co.jp/article/35358
草々 

2020年7月17日 (金)

「命や人間の「選別」は絶対に許さない」=「れいわ新選組」の大西つねき氏除籍処分と山本太郎代表記者会見録画=世の中よりも高いモラルや規律水準をもち、初心を忘れずに「世直し」に邁進してください

前略,田中一郎です。


(最初に若干のこと)
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1.「新ちょぼゼミ」と意見交換会
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」についてコメントします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ11名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

(3)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html

2.小池百合子が豊洲市場「内部告発者」をクビにした【全文公開】(文春オンライン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/39f2ed6544c4b442bf41842f340c015cad9ca752

*(新刊書)築地と豊洲 「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する-澤章/著(都政新報社)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034051995&Action_id=121&Sza_id=GG

(著者は元東京都庁の職員で築地市場管理の幹部担当者だった人物。都の外郭団体に就職しましたが、不透明な手続きにより解任されています。詳しくは今週号の『週刊文春』(2020.7.23号)をご覧ください:田中一郎)
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【動画生中継】れいわ新選組 記者会見 大西つねき氏の処分について 2020年7月16日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=e94gkQqnpXA&feature=emb_logo

(「れいわ新選組」が大西つねき氏を除籍処分。総会での賛成14、反対2。大西氏は謝罪を撤回)

【動画生中継】大西つねき氏について れいわ新選組 代表 山本太郎 2020年7月10日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=22tmQnw2HiY


 (田中一郎コメント)
 今回の「事件」は山本太郎氏にとっては、政治への取組開始後、初めての厳しい試練でした。上記録画を拝見する限り、私はよく頑張って、その試練を乗り越えたと見ました。彼が言うように、誰よりも大西氏の発言に驚き苦しんだのは代表の山本太郎氏ではなかったかと思いますし、また、今回の「事件」に対して自分のみならず「れいわ新選組」という組織がどのように対応するかが、様々な意味で「命取り」になりかねないと、大きく懸念したであろうことは容易に想像できます。大西氏の言動を受けて直ちに同氏に対して厳しい批判を加えた上で「除名処分」で済ませて一件落着とし、それ以上の議論を伏せてしまうような(まさに維新のように)なやり方だと、火消しにはいいだろうけれど、それでは本当の問題解決にはならないと山本太郎氏は記者会見で説明しました。それはそうだろうし、将来へ向けて人間は変わりうるから「対話」や「アプローチ」の道筋は残しておきたい、というのもうなづけるものです。組織トップによる強い統制は、組織のボトムアップの活力を削いでしまい、上に向かっての忠誠心や服従マインドを妙に強めてしまいかねず、それでは「れいわ新選組」という新しい政治集団の「魂」のようなところを大きく傷つけてしまいかねないからです。 

しかし他方で、山本太郎氏を代表とする「れいわ新選組」は、「世直し」のためにできた、創られた組織であり、目下、それを一刻も早く実現するために全力を挙げてきた政党です。今はまだ参議院に2つの議席を持つ小政党にすぎませんが、今後の活躍次第では大きく議席を増やして大政党に脱皮していく可能性を持っている政党でもあります(だからこそ私も含めて山本太郎「れいわ新選組」を応援しているわけです)。それを考えた時に、そもそも山本太郎氏が何度も何度も強調しているように、「命や人間の「選別」は絶対に許さない」「厳しい状態に陥っている、いわゆる経済的社会的弱者の方々の境遇や生活状態は、その方々の自己責任ではなくて政治や政府に責任がある」「政治はそうした方々をあらゆる手を尽くして救済・救出する使命がある」ということですから、それと180度正反対の大西つねき氏の発言「きれいごとを言っていても物事は解決しない」「命や人間の選別を行っていくのが政治の役割だ」というのは、まったく「れいわ新選組」という政党の考え方と相容れません。そんなことは誰にでも容易にわかることであり、それを承知であえて発言をした大西つねき氏が「れいわ新選組」から相応の処分を受けることは、これは必然・必須と言わざるを得ません。もし甘い対応でこれを見逃すようなことをすれば、山本太郎「れいわ新選組」が「二枚舌」集団として広く世間から見られることとなり、自らの政治生命を終わらせることになるでしょう。特に大西氏は、2年後にある参議院選挙での(神奈川選挙区?)候補者として出馬へ向けて準備をしていたらしいので、近未来において「れいわ新選組」公認の国会議員候補者となる人物でした。なおさら甘い対応が許されるはずもありません。

山本太郎氏は、上記に簡単に書いた2つのことの狭間でずいぶんと悩んであろうことが推測されます。そして勇気をもって厳しい処分に臨んだことを私は評価します(逆に「事件」発覚直後に「処分をしない」かのようなニュアンスの強い文言がネット上にアップされたことは大きな判断ミスであったと思われます)。およそ「世直し」を志向する人間や組織は、世の中一般に存在するモラルや規律よりも、少し高いものを持ち合わせていなければいけません。一般に人々は、世直し集団を見てその是非を判断する際は、その集団が「何を言っているか」ではなく「何をしているか」で判断します。たいていの政治集団や政党は「○○します」のきれいな言辞を並べて人々を自分たちの支持へと誘導するわけですから、それだけを見聞きしていても、その政治集団や政党の真価はわかりません。

ポイントは、まさに「何をしているか」です。私がよく事例に出すのは中国革命の成功の話ですが、毛沢東率いる人民解放軍が圧倒的多数の中国人民の支持を得たのは、毛沢東主義や農村革命論がその要因だったわけではなく、人民解放軍の将校・兵士たちが、当時の国民党軍や軍閥、あるいは日本軍とは違い、人民から奪い、人家を破壊し、人民を殺戮し、強姦しなかった、決して人民を踏みつけることなく、文字通りに「人民を解放」したからです。もちろん人民解放軍の内部規則は厳しいものがありました(その人民解放軍は今は中共中国の「スターリンのブタ」たちにより人民抑圧軍に堕落しています)。これは日本国内でもたくさんの事例があり、直近では2009年の政権交代で政権を取った民主党が、有権者・国民に約束したマニフェスト公約を実行せず、マニフェストに書かれてもいなかったような背信的政策を次々と行って、いわゆる「口先やるやる詐欺」集団として断罪されながら政権から引きづり下ろされました。そしてそれに対して真摯な反省がないままに今日に至っているために、いつまでたっても有権者・国民の信頼や支持が回復してこない現状にあります。今回の「事件」の対応を間違えば、山本太郎「れいわ新選組」もまた、それと同じことになってしまうということです。

私は、今回の大西つねき氏の「除籍」処分は、全会一致でやってほしかったと思っています。2名の「除籍」反対者がいたこと、これは非常に残念でなりません。おそらくはこの2名は、近未来の国政選挙で「れいわ新選組」候補者として立候補することになっているであろうことが推測されますから、なおさら残念でなりません。山本太郎氏の説明では、「大西氏の考え方は受け入れられない」では一致しているけれども、処分は「離党勧告」で良いと言っていたそうです。甘いと言わざるを得ません。「れいわ新選組」という組織を「仲良しクラブ連合会」と勘違いしているのではないかと思われます(この「仲良しクラブ連合会」的な団体は市民運動・社会運動にたくさんあります。そしてそれが「自称オレサマ活動家」=「スターリンのミニブタ」と一緒になって「仲良しでない人間」の言動を排除している嘆かわしい事態が多発しています)。少なくともこの2人は国会議員候補者としては、私は失格だと思います。「世直し」組織の在り方、特に日本の経済や社会を抜本的に転換したいとしている「政治集団」ないしは「政党」のありかた、それに所属する国会議員としての言動や規律違反にどう対処すべきなのか、この2人にはよく考えてもらわないといけないと私は思います。いわゆる「心情倫理」の押出は世の中では通用しない、多数派形成を目標実現のために必要不可欠とする政治という活動の中で、「心情倫理」ではダメなのです。

しかし他方で私は、世界のほとんどの共産党や革命政党がそうであるような「路線の違い=目標は同じだがそこへ向かう道筋の違い」をことさらに強調して、団結と統一を至上主義に掲げる組織論も、現代の日本の社会状況の中ではいただけないと思っています。こんな組織論でやっていると、確かに「一枚岩」の統一と団結は実現するのかもしれませんが、他方で党中央のイエスマンばかりが党内で闊歩し、党組織が官僚化してガチガチとなって活力を失い、多様化しさまざまな事態が次から次へと起きてくる現代日本社会に政党組織として対応していくことは難しくなってしまうでしょう。つまり、世の中よりも少し高いモラルや規律を維持しながらも、他方では、政党に所属する人々の言動についても最大限の自由や闊達さが容認されなければいけないということです。どこで線を引くか、これが非常に難しく、これからも山本太郎「れいわ新選組」を悩ませていくでしょうし、また、このことは他の政党や政治集団も同じです。わかりやすく言い換えれば、市民運動・社会運動としての自由と活力を最大限取り入れながら(日本の市民運動・社会運動は現状は残念ながら自由や活力に欠ける団体が多いことを申し添えておきます)、他方では政治運動として、政党として、どのように規律やモラルを維持していくのか、それは不断に突きつけられる問題として山本太郎「れいわ新選組」の前に現れてくるということです。

それはともかく、今回の「事件」に対する山本太郎代表の対応には、ひとまず「ご苦労様」ということで受け入れたいと考えます。

で、それで、です。下記は大西つねき氏の「事件」とは関係がありませんが、上記録画を見て、やはり気になることが3点ばかりありましたので、下記に付記しておきます。これまでも私から何度も申し上げてきたことですが、改まっていないようです。1つは、現状のような小政党のうちは「見逃して」もらえますが、これが政権党に近づき、ましてや山本太郎総理実現か、という情勢になった際には「命取り」になりかねないことですし、もう一つは、来たる衆院選挙での勝利を得るためには、もっと身を乗り出して積極対応してほしいと思う点です。

(1)「政府の通貨発行権を行使して財政支出を大胆に積極的に行う」という発言
 これは言い換えれば、国債の日銀引受をおこなって財源を調達し、それを総額で巨額の(1人1人には不十分な金額の)現金バラマキに使う、ということを意味します。昨日のベーシックインカム論についての私のメールの他、これまでもさんざん申し上げてきたことです。反緊縮・積極財政論はOK,消費税減税から廃止へもOK、ですが、国債発行は慎重に財政モラルハザードを回避しつつ、インフレや円相場の動向に十分に注意をして行い(日銀直接引受はご法度)、他方で税制の抜本改正を行い、減税のやり過ぎ(大企業や富裕層優先政策)や国際的な納税回避行為(タックスヘイブンや非居住者の国内源泉所得課税)を根絶して、政府の歳入構造の転換を伴いつつ前へ進むこと、アメリカ兵器爆買いや原発・核燃料サイクルテコ入れ、オリンピック・万博・カジノやダム建設その他の不要不急公共事業などの廃止などなど、大きな金額の財政支出を見直すとともに、巨額な財源が必要となる所謂普遍主義的政策は慎重に構えて後回しにし、小さな改革の成功事例を積み上げる形で、財政支出構造もまた抜本転換すること、などがその処方箋です。早く考え方を少し転換して政局に臨んでほしいし、そのためにはいわゆる左派リフレ派と距離を置くことが必要です。

(2)東京都で巨額の都債発行を行い、これを現金バラマキに使うという公約=地方財政法その他の法令違反の疑いあり
 地方財政法第5条は以下の通りです、山本太郎氏の公約はこの規定に違反している疑いが濃厚です。また、地方財政健全化法によって、巨額都債の発行はそのまま財政再建団体へと転落させられ、にっちもさっちもいかない事態となりかねません(東京都の夕張市化)。そもそも今般の山本太郎氏の都知事選立候補は「世直し」大将として政治判断が誤りです。反緊縮政策=積極財政政策は、今日の日本の法体系下では国政で政権を取ってやらないとうまくいきません。また、衆議院選を目前にしての今回の都知事選立候補は、何の準備もしていないダボハゼ立候補であり、当選してもしなくても、山本太郎「れいわ新選組」にとってはマイナスにしかなりません。たとえば、当選していたら、都議会では孤立して予算がつかず、ほとんど身動きがとれなくなっていたでしょう。今は国政=衆議院選に全力を投入すべき時です。自分たちの政治資源を分散投入してはいけません。そもそも全国行脚をしたのは何のためだったのですか? 代表自らが地方を捨てて東京を重視するようなことをしてはいけないのです。

地方財政法
 http://roppou.aichi-u.ac.jp/joubun/s23-109.htm

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(地方債の制限)
第五条
1 地方公共団体の歳出は、地方債以外の歳入をもつて、その財源としなければならない。但し、左に掲げる場合においては、地方債をもつてその財源とすることができる。

一 交通事業、ガス事業、水道事業その他地方公共団体の行う企業(以下公営企業という。)に要する経費の財源とする場合

二 出資金及び貸付金の財源とする場合(出資又は貸付を目的として土地又は物件を買収するために要する経費の財源とする場合を含む。)

三 地方債の借換のために要する経費の財源とする場合

四 災害応急事業費、災害復旧事業費及び災害救助事業費の財源とする場合

五 普通税(地方消費税、道府県たばこ税、市町村たばこ税、鉱区税、狩猟者登録税、特別土地保有税及び法定外普通税を除く。)の税率がいずれも標準税率以上である地方公共団体において、戦災復旧事業費及び学校その他の文教施設、保育所その他の厚生施設、消防施設、道路、河川、港湾その他の土木施設等の公共施設又は公用施設の建設事業費並びに公共用若しくは公用に供する土地又はその代替地としてあらかじめ取得する土地の購入費(当該土地に関する所有権以外の権利を取得するために要する経費を含む。)の財源とする場合

2 特別区が地方債をもつて前項第五号に掲げる事業費及び購入費の財源とすることができる場合は、東京都が地方債をもつてその財源とすることができる場合でなければならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地方財政健全化法 解説(総務省)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000656634.pdf

*地方債の協議制度について
 https://cutt.ly/Gau73Wd
(これを突破するだけでも大変です)

(3)立憲民主党・国民民主党の再結集(新民主党)についてのコメント
 記者会見で聞かれて、一応、前向き・歓迎で受け止めていると答えていましたが、私から見ると弱いように思います。自らが野党結集の中心人物とみなされるよう、もっと「市民と野党の共闘」の結集強化・質的向上へ向けて、言動を重ねてほしいと思います。もちろん消費税減税を妥協する必要はありません(ただし、金子勝立教大学教授の岩波月刊誌『世界』(2020/5)論文にもあるように、消費税減税がデフレスパイラルの契機とならぬよう、そのタイミングやフォロー政策も忘れないようにしてください)。そのことは、衆議院選とその後の参議院選勝利ののちに政権交代を実現させ、連立政権となるであろう「世直し」政権において、山本太郎内閣を創るには私は最短距離であると考えるからです。しっかりとした実現可能な政策体系を持ち、かつその言動が素晴らしくて有権者・国民からの人気や支持も大きい、そんな政治家に山本太郎氏になってほしいと願っています。そのためには、同氏には、今後はより一層、その言動に磨きをかけてほしいと思います。「野党統一」への動き=言い換えれば、様々な形での「多数派工作」に最後まで全力を尽くしてくれることを願っています。(小沢一郎氏のようなやり方でやれとまでは申しませんが)


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」であり、また、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者には大きな問題がある- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-96f5b5.html

(2)(他のMLでの議論です)実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-de29a7.html

(3)来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html

(4)(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-2c2fe4.html

(5)(報告)(7.6)新型コロナに対する緊急経済対策について(5):各論コメント=第二次補正予算の経済産業省・厚生労働省・文部科学省の具体策(「新ちょぼゼミ 2020.7.6」)+ 都知事選結果と衆院選について- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-3d2d80.html
草々 

2020年7月16日 (木)

(増補版)ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)と『週刊エコノミスト』のベーシックインカム特集=竹中平蔵もこよなく愛する究極の市場原理主義政策、それがベーシックインカムです。

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html

(関連)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/

(山本太郎政権実現のためには、私たち市民がどのように彼を、「れいわ新選組」を、応援すべきかを探りたいと考えています。:田中一郎)


2.キャンペーン
(1)拙速に成立した、私達の尊厳を奪う「スーパーシティ法」の廃止を求めます #スーパーシティ法の廃止を求めます · Change.org
 https://cutt.ly/waq840Q

(2)法務大臣森まさこ殿、東京出入国在留管理局福山宏殿- 東京出入国在留管理局に収容されているトランス女性のパトさんに、一日も早く仮放免許可を出し、無期限収容及び差別的な処遇という人権侵害から解放してください · Change.org
 https://cutt.ly/qaq4saJ

(3)キャンペーンについてのお知らせ · 日清食品「署名受け取り拒否」は会社方針 株主総会で判明 · Change.org
 https://cutt.ly/saq4U98


3.【コラム・天風録】私たちに増税を! | 中国新聞
 https://this.kiji.is/656239769910051937

(田中一郎コメント)
(一部引用)「実際、現代社会は富裕層がより豊かに、貧者はさらに困窮してしまう。」=これを人呼んで「K・マルクスの資本の蓄積法則」という。「一方の極に巨万の富が蓄積し、他方の極に貧困が沈滞していく、そしてこの矛盾が絶対的総需要不足に伴う全般的経済恐慌となって現れる」、まあざっとこういうことです。さすがに今は産業資本主義時代ではなくなっていますから、(商品)過剰生産恐慌論というのは現代経済にはマッチしませんが、ことの本質は変わっておりません。19世紀という今から150年近く前に生きたK・マルクスの偉大さ・天才的慧眼には驚くばかりです。資本論は今こそ読み直されるべき時です。全世界的に新しい「階級社会」が形成されつつあります。この経済・社会の暗黒化を打ち破って行くカギは「人々の階級的(経済的)利害」への覚醒であり、その理不尽さや矛盾への燃えたぎるような怒りです。それにしても、この日本には、上記サイトにあるような富豪は1人もいないのでしょうか? 成金国家ニッポンの哀しい宿命かもしれませんね。

(関連)資本論 1-カール・マルクス/〔著〕日本共産党中央委員会社会科学研究所/監修(新日本出版)
 https://cutt.ly/CaqCklI

(上記『資本論』の読書会を開催中です。今現在は新型コロナPANDEMICのためお休みしていますが、今年秋以降、様子を見て再開します。まだ第1巻の商品論のところですので、これからご参加いただいても全然大丈夫です。ご希望の方は私までご一報ください。:田中一郎)

(関連)武器としての「資本論」-白井聡/著(東洋経済新報社)
 https://cutt.ly/daqC0RR
(関連)書評・白井聡「武器としての「資本論」(東洋経済新報社刊) - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2020/06/12_1352.html
(関連)ピケティはマルクスを超えられるか──映画『21世紀の資本』を考察する - 野口旭 - コラム - ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 https://www.newsweekjapan.jp/noguchi/2020/07/post-24.php


4.赤木さんの妻が裁判で「安倍首相は逃げている」と陳述! 直前には真相解明の覚悟を小川彩佳に…「刺せるもんなら刺してみろ、と」|LITERA
 https://cutt.ly/1aq7lwM


5.打ち続く集中豪雨と水害を受けて「ダムつくれ」と言うておるバカどもがいる
 巨額の血税を投入し、河川の自然環境を破壊し、多くの人々の居住地やコミュニティをダム湖の下にうずめて、多目的ダムなどをつくったところで、そんなものは「人工的鉄砲水」をつくって水害の度合いをひどくするのが関の山である。治水はまずもって、頑丈な堤防の建設、河川流域の整備(川中の雑木林くらいは刈り払いしとけよな、国土交通省よ)、河川の浚渫、川上森林に広葉樹林を造成、水田の保全確保、居住建物や集落を水害と共存できる形に切り替え、などによって対応すべきもの。「ダムつくれ」「民主党の脱ダムがだめだった」などの「為にする屁理屈」は叩き伏せよう。ダムに費やしている無駄な税金を上記で申し上げた「ホンモノの治水対策」に充当すれば、しっかりと水害から生活を守って、かつオツリがくる。今はそのカネがダム建設を通じてゼネコンのフトコロに入り、それの見返りに国土交通省や県庁の役人どもが天下りポストを確保しているという事態となっている。(また、ひょっとすると水面下では、政治家のポケットにも「毒まんじゅう」が行き渡っているのかもしれない)

流域治水の最前線シンポジウムー7-22、参議院議員会館 - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/52086/

(関連)球磨川水害受けて、川辺川ダム計画めぐる議論再燃も - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/52092/
(関連)長崎県の石木ダムめぐり、水害に便乗するダム推進論 - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/52200/
(関連)大戸川ダムめぐり、国交省と淀川水系6府県が調整会議 - 八ッ場(やんば)あしたの会
 https://yamba-net.org/52197/

(関連)長野市の決壊した堤防強化・住民が求めた鋼の板は「必要性なし」と国が見解(SBC信越放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/33f6f5e60289a05edcc4291e0bc6e59f2800425d
(関連)国交省、ハザードマップに5万超の「大規模盛土造成地」。災害リスク把握に(Impress Watch) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0a8e0bcd44b96b8ae6c8ea4a2b6340006e1a73f8
(関連)滋賀・大津市の大戸川ダム 建設反対から一転、滋賀県が早期の着工求める 大阪府は慎重な姿勢(読売テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ea430590054098d057a89f363ba8237d963ee4a8

(また、三日月大造とかいう旧民主民進系の滋賀県知事が「裏切り」をしとるぞ。前原誠司に続く「脱ダム・口先やるやる詐欺」だ。こんな野郎は滋賀県庁から追い払ってしまえ! :田中一郎)
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市民運動・社会運動の中には、いまだに批判に対して馬耳東風のまま、市場原理主義アホダラ教さながらの政策論であるベーシックインカム(毎年続けて現金をのべつくまなくバラまくこと)やヘリコプターマネー(1回限りの現金バラマキ)を提唱してやまない人たちがいます。

愚かにも、今般の新型コロナPANDEMIC経済対策で、役に立たない現金バラマキ(特別定額給付金:個人向け、持続化給付金:事業者・法人向け)が行われたことを受けて、それを煽り立てるように『週刊エコノミスト』の今週号がベーシックインカムの特集を組んでいます。「選別給付」から「全員給付」などと、例によって例のごとく、市場原理主義アホダラ教さながらの「イデオロギー用語」まで使っています(下記の「新ちょぼゼミ」報告を参照)。『週刊エコノミスト』は毎日新聞系ですが、この毎日(忖度腰抜)新聞がやりそうなことです。愚論の盛り上がりに便乗して、それに拍車をかける報道をくり返す、まさにマスごみの哀しいサガとでも言えるかもしれません(こんな調子だから、同じように、例えば橋下徹・維新や小池百合子ら、悪質ポピュリストたちが巨大化しているのです)。

(関連)コロナ禍の今なぜ「ベーシックインカム論」なのか-週刊エコノミスト・トップストーリー-毎日新聞「経済プレミア」
 https://mainichi.jp/premier/business/articles/20200714/biz/00m/020/012000c

(関連)(VTR)「選別主義」という言葉について(最初の5分くらいのところからです)
 https://www.youtube.com/watch?v=g_ISO_ZJTrs&t=375s

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(このサイトの下の方に経済政策に関するものがあります)

しかし、他方で、今週号の『週刊東洋経済』に、ようやくベーシックインカムに関する「正論」が掲載されました。それをご紹介しておきます。およそ、経済学をきちんと学んだ人は、一部の例外(アホダラ教信者)を除いて、ベーシックインカムについては、ここに書かれているような認識になります。こんな政策にもならぬただの現金バラマキなどは、昔からある議論であって、ベーシックインカムなどとネーミングを変えて体裁を整えたら、それを軽率な人たちが新しい社会保障論の一種だと勘違いをして市民運動・社会運動の中に広がっていったような様子があります。不勉強のなせる業です。

ベーシックインカム(&ヘリコプターマネー)=社会保障充実論 ではありません。その逆です。究極の小さな政府をつくるために、政府から有権者・国民への「施し」は、ばら撒かれる現金だけですよ、それ以外の政府の仕事は全部整理して片付けてしまいますから、あとは自己責任でやってください、というのがベーシックインカムなのです。

両方やればいいじゃん、という、これまたノーテンキで物事をきちんと考えられない人もいるようですが、カネは天から降ってくるわけではありませんから、巨額増税するか(金を集めてバラマクことになる、バカみたい)、バラマキ現金以外をあきらめるかのいずれかです。1年間の1人当り最低限度の生活費=200万円を日本国民全員にバラマケば240兆円のカネが必要ですから、今の年間国家予算の2.5倍の金額です。これ増税するのですか? 財源はどうするのですか? 仮にその半分にしたら生活していけませんが、それでも今の国家予算の金額を超えます。

 200万円/1人×1億2500万人=250兆円

市民運動・社会運動が愚かな経済政策論を提唱すればするほど、本来実現されなければいけない経済政策の実現が遠のいていきます。社会保障論で言えば、実現すべきは、「必要な人に必要なだけ」(現金+公共サービス)を支給し、憲法第25条にある(生存権)権利としての生活保障(健康で文化的な最低限度の生活)、を実現することであり、その「最後のセイフティネット」の手前のところで、山のようにやらなければいけないことがあるのです。

(関連)日本国憲法 第25条
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

(関連)(レジメ2)バラマキ政策の根拠となったアメリカ生まれの「納税者反乱論」(2020年4月27日)
 https://cutt.ly/2awebpg

バカバカしい巨額現金バラマキ(ベーシックインカム&ヘリコプターマネー)なんぞをやって、財源を浪費している余裕などないのです。もういい加減にしろよ、という話です。山本太郎「れいわ新選組」には特に厳しく申し上げておかなければなりません。

●(必読必見・注目)
ベーシックインカム待望論の危うさ(大崎明子『週刊東洋経済 2020.7.18』)
 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/24066


(関連)(再論)ベーシックインカムについて(他のMLでの議論です:勘違いしてはいけない=「ベーシックインカム」は「生活保護」や「社会保障制度」とは似て非なるものです)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-5603.html

(関連)コロナPANDEMICの経済対策とベーシックインカムについて(まだ「BI」だなどという人たちがいる!) 世界の株価が暴落を始めた! いよいよ待ったなしの危機に突入か!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-0025d3.html


 <『週刊エコノミスト』>
ベーシックインカム入門:竹中平蔵 ベーシックインカムは究極のセーフティーネット、今が一気に導入する好機 - 週刊エコノミスト Online
 https://cutt.ly/Up0TYlm

(竹中平蔵もこよなく愛するベーシックインカム=そりゃそうでしょう。ベーシックインカムとは究極の小さな政府論であり、まさに市場原理主義アホダラ教の極致だからです)
草々

ヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす:「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」(ゲノム問題検討会議)

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」と意見交換会
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」についてコメントします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ11名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

(3)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


2.キャンペーン · 国土交通大臣 赤羽一嘉 殿- GoToキャンペーンに反対します · Change.org
 https://cutt.ly/Kp5MMqC

(関連)GoTo、専門家から疑問の声 「政府の方針は矛盾」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7F63MNN7FULBJ007.html?ref=apital_mail_top
(関連)各地で「反対」の大合唱 でも安倍政権がGo To キャンペーンを止めない理由|東京新聞 特報Web
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/nccf95eea950a
(関連)Go Toキャンペーンの中身、本当に知っていますか?新型コロナ感染者数が再び増える中「なぜ今?」批判も - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f093cdbc5b63a72c34201af

<↓ この連中のこの態度、許せませんね、そして税金から業者に支払われる取扱手数料は、国土交通省取扱いのものについては、計画対比▲400億円の約1800億円、業者は旅行業者などでつくる団体のようです。これもふざけています。業者丸儲けです。自民党の二階俊博に連なる巨大利権が絡んでいるとの報道があります。このGO TO キャンペーンは、国土交通省(観光・旅行)を中心に経済産業省(商店街振興)および農林水産省(食品産業)が関係する事業ですが、もともとは首相官邸にいる安倍晋三や菅義偉の腰巾着をしている経済産業省官僚たちが計画して、経済産業省が取りまとめて、それを電通に流そうとしていたものです。それが野党や有権者・国民から猛烈な批判を受けて撤回され、改めて出てきたのがコレです。ちっとも改まっていないし、何で新型コロナPANDEMICの再発が懸念されている今、しなきゃならんのでしょう!?>

(関連)GoTo延期「全く考えず」 菅長官「感染防止と経済活動の両立が大事」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/2919fffa3b3b80fe660ad066d595f70c65d8626d
(関連)「Go To トラベル」予定通り実施 西村担当相「感染防止策行い」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/42710
(関連)GoToやめるのは過度 公明代表 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365407
(関連)首相も迷い-GoTo強まる延期論 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6365551

 <村田光平さんより>
皆様、日本の市民社会は「Go To トラベル」は「原子力村」の分身であることを見抜き敢然と立ちあがりました。福島事故の教訓「経済重視から生命重視へ」を無視し、今なお存続する「原子力タブー」と同根の産物です。最早や多言を要しません。PCR検査を抑える現状の先に日本の悲劇を予見する専門家が増えつつあります。医療体制の拡充こそ最優先課題であることは明白です。日本は深刻化する国家危機に直面しております。新たな変化の到来が求められます。皆様のご指導とご尽力を心からお願い申し上げます。(村田光平)


3.五輪中止 いますぐ決めろ 7・24デモ(7-24、大阪市)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1592537811184matuzawa
ダウンロード - e4ba94e8bcaae4b8ade6ada27.24e99b86e4bc9a20e38381e383a9e382b7.pdf

(関西の渡辺悦司さんからです)
 東京オリンピックの開幕が予定されていた7月24日、オリンピック・パラリンピックに開催の即時中止を要求する集会が大阪梅田で予定されています(上記)。東北・関東からの避難者と支援者の会であるGowest Comewestもその準備に参加してきました。

日本政府、東京都、日本オリンピック委員会も、IOCも、世界で新型コロナ・ウィルス感染者が累計1300万人となり、既に57万人の死者が出ている状況の下で、さらには東京を中心に日本で第2波の始まりを示す徴候がはっきりしているのもかかわらず、なお開催の方向をあくまで追求しています。

これは、世界と日本のトップアスリートと観客を、重大な感染リスクに曝す結果をはらむものであり、「未必の故意」として確率的な殺人や傷害といわざるをえません。基本的人権を無視した暴挙にほかなりません。いま、日本と世界の人々にとって、なすべきことは、コロナ感染症の拡大と戦うことであり、医療従事者をはじめ戦っている人々を助けることであり、不幸にもパンデミックの被害者となった人々を治療し癒やし、命を落と鎖ざるをえなかった現在までで60万人もの人々を追悼しその冥福を祈ることです。

そのような情勢の中で、古代ギリシャの祭典に由来する祝祭(祭り)を準備することは、一体何を意味するでしょうか? コロナ感染症に罹り、斃れた世界の人々の尊厳や命を冒涜するものだと言って過言ではないでしょう。さらに、私どもが『東京五輪がもたらす危険』で展開したように、東京五輪の「本当の」危険は、福島原発事故が放出した放射能の残留による広範囲かつ深刻な被曝リスクにあります。
 http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1914-0n.html

再延期ではなく、東京五輪の中止を即刻決めさせなければなりません。ぜひ、本集会へのご参加、集会の宣伝・拡散へのご協力、ご検討ください。また、皆さまの周囲でも同様の集会が準備されていると思いますので、ぜひご参加いただければと思います。

(田中一郎コメント)
「GoToキャンペーン」(強盗キャンペーン)にしろ、2020年「ゼニゲバ」東京オリンピックにしろ、カジノ・万博にしろ、巨額の税金を使って一部の企業や人間たちがしこたま稼ぐためだけの「くだらないバカ騒ぎ興行」を、アベ政権・自公政治・維新は繰り返す。有権者・国民など、二の次の次ということだ。下記のIOC会長や森喜朗元総理の発言にはあきれるばかり。そもそも「ローコスト大会」ということで7千億円程度の予算だった2020年東京オリンピックが、延期追加費用(数千億円)も含めて、なんで2兆円を超える費用総額になってんだよ! 

(関連)IOC会長 東京五輪「無観客」望まず 複数シナリオ検討(写真=ロイター)日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61569610W0A710C2000000/?n_cid=NMAIL007_20200716_A
(関連)五輪開会式の縮小「IOCはだめだ、と」森喜朗会長-東京オリンピック:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN766KKZN76UTQP01K.html
(関連)法外な東京五輪開会式の時間短縮の「違約金」|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275868
(関連)【東京五輪】東京五輪「追加協賛金」交渉難航…スポンサー契約年内まで|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/276049

(あのね、スポンサー企業諸君に申し上げておくが、2020年東京オリンピックは開催されるかどうかということだけが問題じゃないのよ。この大会の開催強行に金を出すということは、新型コロナPANDEMICの第二波・第三波が現実になりそうな中で、そんなことはカンケーネーと言って大会を強行する「カネの亡者」たちに応援をするということだから、そのスポンサー企業にとっては「逆宣伝」=企業イメージの劣悪化を招くことになるんですよ。おバカなカネの使い方はおやめなさい。IOC、JOC、その他のスポーツゼニゲバ集団が喜ぶだけです。:田中一郎)
================================


ゲノム問題検討会議からのゲノム編集に関する重要情報その他のお知らせです。是非ご覧ください。

●ゲノム問題検討会議 HP
 https://genome714.com/


1.(別添PDFファイル)クリスパーによるヒト胚のゲノム編集は染色体の大規模な破壊をもたらす(By Heidi Ledford:訳 河田昌東 2020.7)
https://cutt.ly/np55VDR
ダウンロード - e382afe383aae382b9e38391e383bce381abe38288e3828be38392e38388e8839ae381aee382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e381afe69f93e889b2e4bd93e381aee5a4a7e8a68fe6a8a1e381aae7a0b4e5a38ae38292e38282e3819fe38289e38199.pdf

(「オフターゲット」(遺伝子操作の目的箇所ではないDNAの他の部分が意図せずして攪乱・変化してしまう現象)のみならず「オンターゲット」でも大規模な遺伝子破壊が進むという主旨の論文です。その原因は、クリスパーCas9という人工酵素を使って目的遺伝子を破壊したのちに遺伝子の自然修復が行われるのですが、そのメカニズムが分かっていない、というところに原因の1つがあるようです。ご一読を! なお、ヒト受精卵いじりの危険性には、もう一つ「モザイク」という現象もあります。受精卵をゲノム編集技術を使っていじくると、受精卵が細胞分裂を繰り返して増殖していく時に、編集が成功した細胞と失敗した細胞とが入り混じる現象=キメラ人間がうまれてくるという現象です。恐ろしい話です。)

(田中一郎コメント)
 生命のメカニズムやゲノム・エピゲノムのほんのひとかけらのことしか知らない似非科学者たちが、それを不遜にもいじくりまわして自分たちに都合のいい生物をつくろうとする、しかもその目的が特許取得による金儲けだったり、似非学者たちの地位や名誉のためだったりと、およそ科学や学問研究とは無縁な動機や目的で行われている、しかも、その生物改変がもたらす商品は、その実態を非公開のまま人をだまして「売らんかな、食わせんかな」の姿勢を貫き(遺伝子組換え食品の教訓を生かしているのだそうな)、他方では、難病克服を口実にしてヒト受精卵をいじくろうとしている。目指すはデザイナーベビーとなること必至である。

原子力ムラ・放射線ムラとならぶバイオムラの出鱈目三昧の限りを、アベ政権・自公政治のボンクラ政治家どもは「科学技術イノベーション戦略」と称して、強引に推し進めようとしている。ここでも原発・核と同様、政治が諸悪の根源となっている。原発・核とバイオテクノロジーは、近未来に人類をはじめとする地球上の全生物を滅亡させうる「恐るべき技術」であり、「科学の支配権力による包摂」=「科学の似非科学化」が進む21世紀においては、巨大な脅威となって私たちの前に現れてきているということを強く認識すべきである。おろかなる「科学崇拝」や「(似非)科学者へのお任せ主義」はきっぱりとやめるべきだ。:

(参考)デザイナーベビーに関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://cutt.ly/op6h922
(参考)ヒトの生殖系列のゲノムを編集すべきでない - Nature ダイジェスト - Nature Research
 https://cutt.ly/pp6hHB2


2.ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を要望する – ゲノム問題検討会議
 https://cutt.ly/Qp6qsAD

(関連)20200713 UPLAN 【記者会見】「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を設置に関する要望書」提出について - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MlF0zKPmU7E


3.(別添PDFファイル)新型コロナの由来:センザンコウコロナの論文(Kangpeng Xiao 等:訳 河田昌東 2020.7)
ダウンロード - e696b0e59e8be382b3e383ade3838ae381aee794b1e69da5efbc9ae382bbe383b3e382b6e383b3e382b3e382a6e382b3e383ade3838ae381aee8ab96e69687.pdf


4.(別添PDFファイル)(報告)シンポジウム「動物性集合胚(ヒトの臓器持つ動物)とは?」(2019年6月8日)
https://cutt.ly/fp6iAgS
ダウンロード - efbc88e5a0b1e5918aefbc89e382b7e383b3e3839de382b8e382a6e383a0e3808ce58b95e789a9e680a7e99b86e59088e8839aefbc88e38392e38388e381aee88793e599a8e68c81e381a4e58b95e789a9efbc89e381a8e381afefbc9fe3808d.pdf


5.(別添PDFファイル)5Gがもたらすゲノム管理社会(DNA通信 2020.2.13)
ダウンロード - efbc95efbca7e3818ce38282e3819fe38289e38199e382b2e3838ee383a0e7aea1e79086e7a4bee4bc9aefbc88efbca4efbcaeefbca1e9809ae4bfa1202020.2.13efbc89.pdf


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)遺伝子をいじくりまわした「フランケンシュタイン生物」を食わされる恐怖(ゲノム編集食品):安全審査なし・製造開発届け出なし・表示なしの「何にもなし・やりたい放題」が間もなくスタート 行き着く先は「毒物食品」と「遺伝子汚染列島」- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-f5b18d.html

(2)(報告)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-058231.html

(3)(報告)(10.21)オルタナティブな日本をめざして(第35回):「ゲノム編集、どこに危険が潜んでいるか」(新ちょぼゼミ:河田昌東さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-8831d7.html
草々 

2020年7月14日 (火)

(予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回):「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(2020年9月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)


●(別添PDFファイル)(チラシ)(予約必要)(9.24)オルタナティブな日本をめざして(第50回)「スーパーシティ構想の危険性:後退させられる自治と民主主義」(内田聖子さん:新ちょぼゼミ) 
ダウンロード - efbc88efbc99efbc8eefbc92efbc94efbc89e3808ce382b9e383bce38391e383bce382b7e38386e382a3e6a78be683b3e381aee58db1e999bae680a7e3808defbc88e58685e794b0e88196e5ad90efbc89e38080.pdf

政府によれば「スーパーシティ構想」とは「AI及びビッグデータを活用し、社会の在り方を根本から変えるような都市設計の動きが国際的に急速に進展していることに鑑み、 暮らしやすさにおいても、ビジネスのしやすさにおいても世界最先端を行くまちづくりであって、第四次産業革命を先行的に体現する最先端都市」とされています。そしてこれが「国家戦略特区」の枠組みの中で推進されることになっています。しかし「国家戦略特区」制度自体が問題であることに加え、この構想の中身は、先進的な技術の活用によって「便利で快適になる」などとは言っておれない様々な問題が伏せられたままになっています。その底流に流れているのは、企業の利益や行政の都合、ないしはよろしからぬ意図を優先させ、個人情報保護などの基本的人権や民主的な慎重な手続き、あるいは地方自治をないがしろにしながら、私たちの生活や生存、あるいは地域社会の在り方を脅かす市場原理主義(新自由主義)の考え方です。今回はこの問題に詳しい内田聖子さんにおいでいただき、「スーパーシティ構想」について詳しくお話をお聞きします(最初の1時間弱は主催者側から事務連絡その他のプレゼンを行います)。

講師:内田聖子さん(うちだ しょうこ)さん 
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表
慶応義塾大学文学部卒業。出版社勤務などを経て2001年より同センター事務局スタッフとなる。自由貿易・投資協定のウォッチと調査、政府や国際機関への提言活動、市民キャンペーンなどを行う。TPPウォッチの国際NGOネットワークにも所属し、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシアなどの市民社会とともに活動。共著に、『徹底解剖国家戦略特区―私たちの暮らしはどうなる?』(2014年、コモンズ)など。

 <次 第>
日 時:9月24日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/


 <内田聖子さんのご著書>
(1)日本の水道をどうする!? 民営化か公共の再生か-内田聖子/編著(コモンズ)
 http://u0u1.net/XSqf
(2)自由貿易は私たちを幸せにするのか?-上村雄彦、首藤信彦、内田聖子他著(コモンズ)
 http://u0u1.net/vQHr


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)AI活用、先端都市構想実現へ「スーパーシティ法」が成立(東京 2020.5.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/31638
(2)「スーパーシティ」法成立 年内にも区域指定 個人情報保護に懸念、制度設計はこれから(毎日 2020.5.28)
 https://cutt.ly/QpX8xu6
(3)スーパーシティ構想と国家戦略特区:自治の極北(イントロ部分)(内田聖子『世界 2020.6』)
ダウンロード - e382b9e383bce38391e383bce382b7e38386e382a3e6a78be683b3e381a8e59bbde5aeb6e688a6e795a5e789b9e58cbaefbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e58685e794b0e3808ee4b896e7958c20e3808fefbc89.pdf
(4)「スマート自治体」構想と公務労働(イントロ部分)(黒田兼一『経済 2020.3』)
 http://wajin.air-nifty.com/jcp/2020/03/post-a81090.html
(5)スーパーシティ法成立、未来都市目指す先は、超監視社会到来の恐れ(東京 2020.6.9)
 https://www.chunichi.co.jp/article/70505
(6)スーパーシティ法の廃止を求めるオンライン署名開始、個人情報の一括管理を危惧(稲垣美穂子『週刊金曜日 2020.6.12』)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/07/07/antena-748/
(7)コロナに乗じた新自由主義の暴走を許すな(斎藤貴男『百万人署名運動全国通信 NO.271 2020.6.1』)
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*キャンペーン · 拙速に成立した、私達の尊厳を奪う「スーパーシティ法」の廃止を求めます #スーパーシティ法の廃止を求めます · Change.org
 https://cutt.ly/3pX693E


 <関連サイト>
(1)「スーパーシティ」構想と国家戦略特区 内田聖子 自治体問題研究所(自治体研究社)
 https://www.jichiken.jp/article/0130/
(2)スーパーシティ構想の先進モデル カナダ・トロントの事業からグーグルが撤退 - 長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/17263
(3)社説:スーパーシティ 「住民不在」の懸念拭えず(京都新聞)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/287104
(4)スーパーシティ法成立 スーパーシティ法とは - 働き方改革関連法ノート
 https://blog.goo.ne.jp/roudousoudan/e/161c085337156731eac53be6ec6e9020
(5)日本は超監視社会への途を歩むのか。成立したスーパーシティ法案の問題点と法成立後の課題。 - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/220057


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月13日 (月)

本日(7/14)のいろいろ情報:(1)どうした野党、それで衆院選に勝てるのか!?(2)アベ政権の裏方=電通(3)笑止千万=悪質タヌキ女の情報非公開・東京大改悪(4)隠されるリニアリスク他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)「放射能汚染水を海に流すな」緊急行動 院内ヒアリング(衆院第一議員会館)→東電前(新橋)→日本原燃前(内幸町)→経産省前(霞ヶ関)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1593349439742staff01

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(予約必要)(9.8)朝鮮戦争の正体(孫崎享:たんぽぽ舎)
ダウンロード - efbc88efbc99efbc8eefbc98efbc89e69c9de9aeaee688a6e4ba89e381aee6ada3e4bd93efbc88e5adabe5b48ee4baabefbc9ae3819fe38293e381bde381bde8888eefbc89.pdf


2.暮らし続けたい街にする12のアイデアに投票:グリーンピース
 https://cutt.ly/PpmVjck


3.除染土再利用地で野菜試験栽培|NHK 福島県のニュース
 https://cutt.ly/kpmMy35

(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著
 https://cutt.ly/LpmM6Xb

まだご覧になっておられない方は、是非ご一読ください。
今後の脱被ばく運動は、この法律の制定運動を大きく取り上げていく必要があります。


4.鹿児島知事選、新顔の塩田氏が当選確実 三反園氏ら破る(朝日新聞デジタル)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1e04a109429d7bb68b0f2beafe23cb4dc7c96199


5.河川の氾濫とセシウム (7月12日)(福島民報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/31d7ed9d7c8b7d68608d066e1170da35c3f81907

(田中一郎コメント)
 いい加減な放射能汚染チョロマカシ論の一つと見ました。豪雨があって洪水が起きようが、どうしようが、環境にばらまかれた放射性セシウムは消えてなくなるわけではない。放射性セシウムは半減期の法則に従って減衰していく以外に消滅することはない。また「除染」などという無駄な作業も同様で、放射性セシウムが存在する場所が移動するだけの話である。移動したところで、地球上はあらゆるところに微生物も含めて生物は存在しているから、食物連鎖その他でつながっていて、その生態学的影響は否定することはできない。問題はそれがどういう実態なのかである。

洪水の影響を調べたいのなら、市民測定所や核・被ばくに批判的な研究者ら第三者もいれて大規模な調査や測定を行い、当該場所に住む方々にとって、どういう影響が出るのか、また、生態系の変化の中で生物群の被ばく影響はどうなのかなどを総合的に論じていくのが筋というものだ。この文章の感じだと、都合のいい場所だけをわずかばかり選んで、都合のいい結果だけを集めて、物事のほんの一部分だけをことさら強調して、さもそれが全体であるかの如く論じている可能性が否定できない。そもそも数字が一切ないのはどういうわけか。

日本の学者とか研究者などと言われている連中の大半は、こんな調子の「御用人間」たちである。こと核や放射能のことについては、全く信用できない事態となっている。福島県立医大や頭狂(東京)大学がその典型事例である(早野龍五・宮崎真論文事件の顛末をご覧になればいい=あのようなインチキ事件・医科学研究倫理規程違反を引き起こしても両大学では何の処分も行われていない)。おそらくは全世界的にもそういう傾向などでしょうから、これはまさに私が申し上げている「科学の支配権力による包摂」に伴う「科学の似非科学化」と言っていいものであり、これに対して市民が真剣に対決しない限り(言い換えれば「似非科学者お任せ態度」を取る限り)、大げさではなく、日本の滅亡(放射線被曝その他が原因)、人類の滅亡もまた、空想ではないのです。


6.私のブログへの下記の書き込みについて
「<日本経済の国際面からの判断は柴田様のおっしゃる通りです、そして国内的にもMMTは「世間知らずのお気楽」理論です。> 貴殿はかつて(1年くらい前?)はMMT礼賛論を振りまいていたではないか!何の総括もせずに以前の主張を真逆に転換するとは無責任で信用失墜。」

*(他のMLでの議論です)(1)中野剛志氏の経済政策論とMMTをめぐって(2)都知事選雑感(3)れいわ公認・大西つねき氏の暴言と山本太郎氏の初の試練- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-5354b5.html

 議論は建設的な形でなされる限り、私への批判も含めて歓迎である。しかし、批判する相手が言っていることをきちんと把握もせずに、ピンボケな言いがかりを吹っ掛けられたのでは議論にはならない。昨今のネット上を見ていると、こうしたお粗末な言い争いが目について仕方がないが、かようなものは、自分の好き嫌い感情を先走らせた悪口の言い合いであって何の意義も意味もないくだらない時間の浪費である。おやめになることだ。物事を単純化しすぎているのが一原因かもしれません(既に上記の「落書き」は私のブログからは消去いたしました)。

 私のMMTに対する見解は、下記のブログの下の方、たとえば中野剛志氏の著書を解説コメントした4回のシリーズでもご覧いただければいい。
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

 念のために簡単にMMT(の核心部分)についての私の見解を下記に簡単に書いておきます。何度も申し上げていますが、市場原理主義アホダラ教の現代経済学よりは、MMTは「よりマシ」な経済理論(ケインズ経済学の亜流)だが、現実の経済を知らない「お気楽学者」たちの机上の空論に近い議論で、経済政策論として、これを具体的にそのまま展開することは全くいただけない、ということです。

(1)自国通貨建ての国債はデフォルトしない=正しい(中央銀行は政府の一部とみなされる=その気になれば中央銀行が自国通貨を発行して全ての国債を買い入れることができるので、自国通貨建て国債は債務不履行にはならない)

(2)インフレを引き起こさない限りは国債をドンドン発行して使っても問題はない 表現が悪い。「国債を発行して財源確保をする場合は、インフレが起きないよう十分に注意して、慎重に、財政モラルハザードを避けながら行うべきである。また、税制の抜本改革により、中長期的に歳入構造を適正化することが同時並行で行われるべき」と言い換えよ。なお、中央銀行による国債の直接引受は「禁じ手」であり、まかりならぬ。しかし、私は財政緊縮論者ではなく、その逆、つまり我が国に経済余力があるうちに積極的に財政を使って現在の経済の仕組みを転換し、それを制度化して「もう一つの構造改革」を実践すべきである(私たちのための経済・私たちのためになる経済政策を実現する構造改革)。

(3)ステファニー・ケルトン氏(ニューヨーク州立大学教授)をはじめ、MMTを提唱している学者たちは、現実の経済や経済政策の実態を知らないまま机上の空論のような議論をしている。たとえばインフレに対する甘さ。一旦インフレが起きてしまうと、その抑制・解消は容易ではないのは歴史的に経験済み。更に、スタグフレーションなどの可能性もあり、事は簡単ではない。現在はデフレ不況の時代なので、インフレに対する警戒が弱くなっているが、決して甘く見てはいけない。中央銀行のさじ加減でどうにでもなるとか、増税をすればインフレは抑え込める、などという議論は政策的リアリティがないのである。

(4)「貴殿はかつて(1年くらい前?)はMMT礼賛論を振りまいていたではないか!」 寝言は寝て言いなさい!!
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本日(7/13)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。

 <別添PDFファイル>
(1)安倍内閣の打倒には野党の立て直しが急務(中島岳志『週刊金曜日 2020.7.10』)
(2)野党共闘失敗は泥をかぶらないせい(古賀茂明『週刊朝日 2020.7.17』)
(3)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択 2019.12』)
(4)災いを転じて福となすつもりで考え直す「コロナ後の社会」(高野孟 日刊ゲンダイ 2020.7.9)
(5)官邸発信、裏に電通マン SNS運営、2代連続採用(毎日 2020.7.12)
(6)電通グループ:「五輪延期」でも救われぬ経営悪化(『選択 2020.4』)
(7)都が感染状況の予測文書2通を廃棄、1通は本紙の情報公開請求後に<新型コロナ>(東京 2020.7.12)
(8)壮大な利権「観光業救済事業」(『選択 2020.6』)
(9)米国「金融危機」は、やはり来る(『選択 2020.7』)


1.(別添PDFファイル)安倍内閣の打倒には野党の立て直しが急務(中島岳志『週刊金曜日 2020.7.10』)
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003061.php

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)日本維新の会をのぞく野党の大きな方向性は、概ね一致する。自己責任論を主張する「リスクの個人化」路線(新自由主義)に対し、セーフティネットの強化を訴える「リスクの社会化」路線をとる。パターナル(父権的)な価値観に対し、リベラルな価値観をとる。この「リスクの社会化+リベラル」で大きなまとまりをつくり、目玉になる政策をすりあわせる以外に、方法はない。立憲民主党と国民民主党が合流し、そこに社会民主党が加わる。この「新民主党」と共産党が連携し、れいわ新選組と「消費税5%」でタッグを組む。そんな協力体制が確立できなければ、安倍政権は継続するだろう。

(中略)都議補選は、総選挙において小選挙区で起こる現象を示しているといえる。維新は首都圏を中心に、多くの小選挙区に候補者を立ててくるだろう。そうすると、政権批判票(安倍内閣不支持票)が分散し、相対的に自民党候補者が優位となる。維新は選挙区での闘いを通じて、比例票の底上げを図る。結果、選挙区では与党が圧勝し、維新が比例で議席を伸ばす。野党勢力は惨敗に終わり、安倍政権は安泰となる。もちろん、維新は自民党の補完勢力である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)共通政策づくり、立・国・社、着手へ、衆院選向け(朝日 2020.7.2)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14533730.html
(関連)(別添PDFファイル)野党共闘失敗は泥をかぶらないせい(古賀茂明『週刊朝日 2020.7.17』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ebd2623c982d24129aafce6f08c8509165eaa867

(関連)国民・玉木代表「野党結集すれば何とかなる状況は終わった」 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/politics/news/200708/plt2007080022-n1.html
(関連)枝野氏 合流で6月に打開案提示「残念ながら国民から回答なし」(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/813c194c7331d6e3dd9b6ee0a0c148d05f9977c9
(関連)立・国合流、党名巡り難航 新党設立方針では一致 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1154639.html

(田中一郎コメント)
 どうした野党、それで衆院選に勝てるのか!? 御用組合「連合」なんぞに「おんぶにだっこ」してもらっているから、いつまでたっても政権交代へのアプローチが出来ず、ぐだぐだコップの中でぐだまいて、選挙でボロ負けを続けている。今ある自分たちの議席を確保できれば、さしあたりそれでよくて、政権も取らなくていいから、国会で批判だけしてればとりあえず格好もつく、そんな心持でいるのではないか。情けないと思わんのか!? ともあれ、この自民党の金魚のフンのような旧民主・民進系と、その金魚のフンコロガシのようなことをしている社民は、来たる衆議院選がラストチャンスと心得た方がいいだろう。いつまでも政権交代を実現できないような弱小野党第1党など、危機の時代の今日の日本には必要がないからだ。

(参考)東京都知事選結果と来たる衆院選について
 https://www.youtube.com/watch?v=C8Tpx5AFNdU&t=1s

(関連)(報告)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-e48611.html


2.毎日(忖度腰抜)新聞が山本太郎批判
 マスごみの一角、毎日(忖度腰抜)新聞が山本太郎を批判している。ちゃんちゃらおかしいとはこのことだ。記事は途中で切れているから全体は不明だが、「世の中、見えてんのか-」などと、よく言うとるで、このゴミ新聞。お前らこそ「世の中、見えてんのか-」だぞ。消費税5%減税=当たり前のあたり前なり。(新聞を軽減税率の対象にするべく血眼になって安倍政権に尻尾を振っていたのはどこのどなたかな?)

山本太郎の現在地:(下)「世の中、見えてんのか-」消費税5%、強気崩さないワケ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200710/k00/00m/010/302000c

(関連)山本太郎の現在地:(上)都知事選、野党競合でも出馬 山本太郎氏「実験」の狙い-毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200709/k00/00m/010/274000c

(関連)消費税減税を共通政策に 衆院解散・総選挙にらみ野党で強まる(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a3d63fc09865d08074b3a684f7183f8a7a475e2e
(関連)安倍総理が消費減税のシミュレーションを指示か~コロナ対策で(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/616a5dde429bdc9353ac50278bd6ed269851c109?page=1


3.(別添PDFファイル)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択 2019.12』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19641

(関連)(別添PDFファイル)災いを転じて福となすつもりで考え直す「コロナ後の社会」(高野孟 日刊ゲンダイ 2020.7.9)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275712

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)同県とJR東海との間で直接の争いになっているのは、工事によって県民60万人以上の水源となっている大井川の枯渇の危険性の問題で、これはJR東海としては「やってみなければ分からない」としか答えようがないので、解決の道は見いだせない。しかも、仮にその問題がクリアできたとしても、この計画は難問山積みで、例えば、ほとんどがトンネルであるリニアにはたくさんの非常口が設けられるが、その中でも南アルプスや中央アルプスを貫通する箇所では、仮に電磁波障害を免れ、徒歩で何キロも階段を上る脚力があったとしても、出口の外は標高1500メートルの山の中だったりするので、冬だと雪で遭難する危険がある。

あるいは、もっと根本的なことだが、時速500キロのリニア同士が至近距離ですれ違った場合に電磁波に何が起きるかは、まだ技術的に検証されていないのだ。だから「実用技術“完成”は嘘八百」だということは、会員制情報誌「選択」2019年12月号などがとうに指摘していることだが、大マスコミは一切書いていない。

災いを転じて福となすつもりで、今まで当たり前と思っていたことをよく考え直してみよう。3・11の災禍に遭いながら、原発からキッパリ卒業することに失敗した愚を繰り返さないために。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(リニアは危険極まりない乗り物で、しかも運転員や搭乗員は1人もいない無人列車である。何かが起きれば全部乗客自身が対処することになっている「完全自己責任列車」=「夢の地獄行き弾丸特急」というわけだ。きっぱりと建設を中止せよ。川勝平太静岡県知事さんを断固支持!:田中一郎)


4.東京地検 黒川前検事長の「賭博罪」認定するも起訴せず 賭けマージャン問題:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/41699

(関連)黒川氏不起訴、検審申し立て 「市民目線で判断を」
 https://www.47news.jp/news/5009597.html

(「巨悪を逃がすな!」、全有権者・国民の一致した見解だ。日本国中が新型コロナ不況で苦しんでいる時に、このクロカワと朝日新聞・産経新聞の各記者が賭けマージャン・・・・! ざけんじゃねーぞ、それでもって経費はサンケイが支払ったとか言われている。似非右翼団体が何しとんねん。この記者どもが過去に執筆した公開記事などを全部、徹底的にあらってみればいい。いろいろ出てくるんじゃないのか!? :田中一郎)


5.(別添PDFファイル)官邸発信、裏に電通マン SNS運営、2代連続採用(毎日 2020.7.12)
 https://mainichi.jp/articles/20200712/ddm/002/010/041000c

(関連)首相官邸のSNSはやはり電通の仕切り! 内閣官房に電通社員が出向、自殺した高橋まつりさんも母親に「うちの会社が官邸のSNSを」|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/jpAL3OY

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略) 政府広報に詳しい広告業界関係者がこう語る。「内閣広報室は今回、メディアの取材にその職員が電通に所属したままなのか休職扱いになっているのか答えなかったが、もちろんいまも電通に在籍している。というか、そもそもこの職員は電通のネット専門部隊とのつなぎ役で、実際は、電通が組織として官邸のSNSやネット戦略を請け負っているんだ。広報調査員の業務内容には入っていないが、星野源との便乗コラボで炎上した安倍首相の公式インスタグラムなども、電通がサポートしているといわれている」

しかも、電通がやっているのは表のPR発信だけではない。電通が長きにわたり自民党の選挙広報をほぼ独占状態で引き受けてきたことは有名だが、第二次安倍政権発足以降、その関係はただのクライアントと広告代理店のレベルではなくなった。いまでは、ネットのSEO 対策(検索エンジン最適化)、政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在になっている。

はじまりは2013年の参院選挙だ。自民党はネット対策の特別チーム「Truth Team」(T2)を立ち上げ、専門の業者に委託するかたちでツイッターやブログの書き込みなどを24間監視。自民党に不利な情報があれば管理人に削除要請したり、スキャンダルなどネガティブな情報が検索エンジンに引っかかりにくくさせるための「逆SEO」までおこなった。

実は、このT2という自民党のネット対策プロジェクトは電通からの提案で始まったものだったことがわかっているのだ。「自民党が次の総選挙で政権返り咲きする可能性が高くなった2012年夏頃から電通が自民党に提案する形で、本格的なネット対策が始まったと聞いている」(自民党関係者)実際、当時、自民党のデータ分析を担当していた小口日出彦氏は著書『情報参謀』(講談社)のなかで〈T2の元請けは電通だった〉と明かしている。

しかも、本サイトの取材で、この「T2」はいまも毎年、自民党から電通に発注され続けていることがわかった。さらに、選挙や対立する政治課題が持ち上がったときは、特別な指示を出して、SNS監視や対策を電通にやらせているという。

(中略)実は、この間、持続化給付金をめぐる巨額発注が発覚したことで、政界関係者の間では、ある疑惑がささやかれている。それは「電通に自民党の選挙対策や政権のネット対策を安価でやらせる見返りに、政府の補助金事業や政府広報で巨額の発注をしているのではないか」という疑惑だ。

実際、持続化給付金以外にもさまざまな政府事業が電通に丸投げ発注されていることがわかっている。また、悪名高いGoToキャンペーンも、最終的には持続化給付金が問題化したため方式が変わったが、当初は、持続化給付金と同様、電通が3000億円で事務局業務を請け負うことが決まっていたという見方が根強い。しかも、事務局作業では電通が外れても、宣伝やプロモーション、イベントなどは、結局、電通に発注される構造になっているのではないかといわれている。

いずれにしても巨大広告代理店に政権や自民党の広報、ネット情報操作をやらせ、一方で政府の税金を使った公的事業で甘い汁を吸わせるというのは、政治的公正さを著しく欠いた行政の私物化、不正行為としか言いようがない。しかも、その癒着にわれわれの巨額の税金が横流しされているのだ。
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6.(別添PDFファイル)電通グループ:「五輪延期」でも救われぬ経営悪化(『選択 2020.4』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19844

(関連)電通、海外7カ国で人員1割削減 業績不振で 19年12月期純利益を下方修正  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53418980W9A211C1TJ2000/
(関連)電通の英国企業買収に3つの疑問:日本企業の海外M&Aの陥穽 - 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary
 https://judiciary.asahi.com/fukabori/2012092000008.html

(田中一郎コメント)
「電通は欧州の広告大手、英イージスグループを13年に買収。現在は電通グループの海外事業を統括する英子会社、電通イージス・ネットワークとなっているが、同社も人員削減の対象に含まれている」(上記日経記事)。どうもこの海外M&Aが失敗だったようで、海外事業での業績不振が本社の経営の足を引っ張り、ついに昨年度は実質赤字に転落してしまったそうである。それ故か電通は、2016年頃から経済産業省を中心に安倍政権にからまりついては、霞が関各省の公共事業をまとまった金額で受注するようになり、労せずして利益の出るこの安倍政権の公共事業で実質赤字経営の補てんをしていたのではないかと疑われるわけである。マスごみ報道では、経済産業省が電通を使って自省の事業をさせていたと報じられているが、実態はその逆で、電通によって経済産業省が電通の利益確保のために「使われていた」のではないのか!?


7.(別添PDFファイル)都が感染状況の予測文書2通を廃棄、1通は本紙の情報公開請求後に<新型コロナ>(東京 2020.7.12)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/41914

(関連)文書廃棄で「五輪とコロナ」都の対応検証難しく:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/41915?rct=national

(一部抜粋)
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◆「検証逃れ」「証拠隠し」そしり逃れず

 東京都による感染状況の予測文書の廃棄は、意思決定過程を検証できるように記録を残す、という公文書管理の理念をないがしろにするものだ。都は取材に「文書を残すことで、なぜ前の試算を使わなかったのかという意見が出る可能性があり、後に混乱を招くと判断した」と説明する。これでは検証を逃れるため、証拠を隠したと取られても仕方がない。

都は豊洲市場の移転を巡り、検証に必要な文書が残っていなかった反省から、小池百合子知事の1期目に公文書管理条例を作った。公文書の要件は「職務上取得した文書で、組織的に用いるもの」としている。取材では、複数の都関係者が廃棄された文書を見たと証言。内容は小池知事に報告され、知事自身も「対策の参考にした」と公言しており、この要件に当てはまる可能性は大きい。

3月17~21日は、感染拡大により2020年東京五輪・パラリンピックの延期論が高まった時期と重なる。小池知事が週末や夜間の外出自粛を呼び掛けたのは、五輪の延期が決まった翌日の25日。都のコロナ対策に五輪が影響したのかどうかを含め、検証にはこれらの文書が欠かせないはずだ。09年の新型インフルエンザ流行を受けて都がつくった行動計画も、「対応を検証して教訓を得るため、対策の実施に係る記録を作成・保存し公表する」と明記している。自らルールをゆがめ検証を阻むようでは、都の判断を信じて自粛要請などを受け入れてきた都民らの理解は得られないだろう。(中沢誠)
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(笑止千万=悪質タヌキ女の情報非公開・東京大改悪)(こんな女に知事選で投票をしたオバカ有権者が東京には360万人もいる、嘆かわしい限り)

(関連)【小池百合子】小池都知事“地元のお友達”豊島区優遇で新宿区長がブチ切れ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275818


8.Go Toキャンペーンの中身、本当に知っていますか?新型コロナ感染者数が再び増える中「なぜ今?」批判も - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f093cdbc5b63a72c34201af

(関連)(別添PDFファイル)壮大な利権「観光業救済事業」(『選択 2020.6』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20068
(関連)「Go To」は本体1兆3千億円こそ要吟味:FACTA ONLINE
 https://facta.co.jp/article/202007029.html
(関連)地方で感染増 ウイルスもバラまく“Go Toキャンペーン”の愚|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275814

(関連)感染拡大懸念でも…「GoToトラベル」7月22日開始 観光庁 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200710/k00/00m/010/277000c
(関連)GoToキャンペーン、22日から開始 宿泊代割引から [経産省の民間委託]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN7B3WHHN7BULFA006.html


9.(別添PDFファイル)米国「金融危機」は、やはり来る:コロナで弾ける「企業ローン」バブル(『選択 2020.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20085

(新興シェールガス企業など、信用度の高くない企業向けのローンが大量に融資され、それがCLO(Collateralized Loan Obligationの略で「ローン担保証券」のこと)に組成されて米国内外の金融機関や機関投資家に販売されている。それが新型コロナPANDEMIC不況で「劣化」を起こし、債務不履行になりそうだというわけである。新型コロナ不況で石油の値段が暴落すれば、当然ながらシェールガスの値段も大きく下がる。

2008年リーマンショック時の「サブプライムローン(住宅ローン)」のようなものだと考えていただければよい。日本の金融機関や機関投資家も、この米国産CLOを随分と買っているそうである。悪夢よ、もう一度、ということか。カジノ資本主義からの脱却をはかることが唯一の解決策である。そのためには政権交代しかない。ともあれ再び、海外からの大不況の波が押し寄せてきそうな気配である。そして国内経済もまた、長期化する市場原理主義アホダラ教政策に加えて、消費税増税と新型コロナPANDEMICでガタガタ状態だ。:田中一郎)

(関連)景況感、リーマン級の悪化、コロナ直撃、11年ぶり低水準:日銀短観(朝日 2020.7.1)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14533223.html


10.その他
(1)なぜ首相は「痛感」した責任を取らない? 安倍流処世術、軽さの原点 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/3pSxgEx
(2)また出た大臣の問題発言 安倍政権が能力不足の閣僚を登用する理由|東京新聞 特報Web
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n78b9f1e00d05
(3)河井克行被告が亀井静香氏の秘書に300万円を提供 直撃に「何も言いたくない」〈週刊朝日〉
 https://dot.asahi.com/wa/2020071100003.html
(4)公明代表が解散時期で注文 選挙協力「効果最大に」 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1155067.html
(5)生活保護で不適切対応 自治体が申請に条件提示 「無料・低額施設入所を」 -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61237840X00C20A7CE0000/
(6)金融資産を捕捉しないと格差は是正できない-読んでナットク経済学「キホンのき」-東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/GpScJKx

(↑ 金融資産の捕捉をするのなら、税金の世界だけのナンバー制度にしておけばいいだけの話。「マイナンバー制度」のように様々なものの「共通番号制度」にしなければいけない必然性は全くない。また、日本国内の全金融機関とマイナンバーをヒモツケしたところで、金融資産の全部の捕捉はできない。何故なら、海外=とりわけタックスヘイブンがあるからだし、預貯金や保険や上場有価証券以外の金融資産=私募証券や実物資産などもある。これこそ経済学の「キホンのき」。上記の著者はその認識がない様子だ。お粗末なり。:田中一郎)
草々 

官邸落日 側近官僚の暴発|日刊ゲンダイDIGITAL:いつまで続くのか、この腐りきった首相官邸人間たちの「お友だち」ネポティズム政治と権力争い(自民党に投票するからこういうことになるのだ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)(チラシ)(9.6)老朽原発動かすな! 大集会 in 大阪
https://blog.goo.ne.jp/takahamakarakanden/c/1b40285973f58f08c5dc7ccc2ac071e1
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc99efbc8eefbc96efbc89e88081e69cbde58e9fe799bae58b95e3818be38199e381aaefbc8120e5a4a7e99b86e4bc9a20in20e5a4a7e998aa.pdf


2.東京新聞 特報Web
 https://tokuho.tokyo-np.co.jp/
(みなさま、新聞を取るなら、東京新聞と日刊ゲンダイです:田中一郎)


3.安倍内閣の支持率39%、不支持52%…読売世論調査- 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200705-OYT1T50133/

*映画『アーベー・ドライバー』予告。とにかく逃げる!安倍総理! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=tMMm3jvggbM

(関連)安倍首相が後継者選び失敗 自民党「四分五裂」相関図(NEWSポストセブン)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/30088450d0fb862a0c61f11bff794d3ded4650a3
(関連)【安倍晋三】安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275817

 <まもなくこうなるでしょう>
安倍首相が正式に辞意表明 - YouTube(2007年9月12日)
 https://www.youtube.com/watch?v=8kt_baHoZvc


4.「なんでもやりまっせ」の成り上がり金権腐敗政治家=河井夫妻逮捕・起訴
 ポイントはこの2人だけの「尻尾切り」を許さず、「自民党(本部)=とりわけ安倍晋三首相の交付罪」(選挙買収ほう助)追及とその立件であり、また、地元広島でカネをもらった自民党系のゼニゲバ・タカリ政治家どもを一掃して、広島に「すっきりした民主政治」の土壌を築くことである。今の検察にできるのかな・・・??? それと広島有権者・県民の責任も重い。何でこんなのを国会議員にしたの???

(関連)逮捕「河井夫妻」とは何者だったのか【公式】三万人のための総合情報誌『選択』
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20148

(1)検察の本命は「自民党の交付罪」立件だ 河井夫妻事件で専門家が指摘(AERA dot.)- Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/580e20c01548d6ad3ba5935c0dbf4456c79a3ae7
(2)検察は“ルビコン川”を渡った~河井夫妻と自民党本部は一蓮托生(郷原信郎) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200619-00184126/
(3)河井前法相“本格捜査”で、安倍政権「倒壊」か(郷原信郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200427-00175504/
・・・・・・・・・・・・・
(4)【河井克行】河井夫妻起訴の闇 特捜部1.5億円不問の裏切りで幕引きか|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275756
(5)党本部の1億5000万円は買収原資なのか 河井夫妻起訴で言及避ける自民の頬かむり 毎日新聞
 https://cutt.ly/cpYL2CC
(6)【河井克行】克行被告が亀井静香氏の秘書に300万円 買収対象では最高額|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275866

 それから、この「買収資金」原資となった1億5千万円の大半は政党交付金であり、要するに我々の税金だ。こんな制度はもう廃止して、政党へのつかみ金交付はやめる、その代わり、各議員個々人に対して資金使途が厳しい政治活動交付金制度を創設し、返す刀で企業・団体献金の禁止をしてしまえばよろしい。また、選挙にカネがかかると言われて久しいが、その改善もなされておらず、選挙活動資金については、これも資金使途を厳しくチェックしながら、その必要経費を国が面倒を見るようにすればいい。選挙供託金もゼロにするか、大幅引き下げが必要だ。

選挙運動の自由化と併せて、公職選挙法や政治資金規正法の改正が絶対に必要である。金権腐敗と言われた田中角栄の時代どころか、そのずっとずっと前から「政治とカネ」の問題は日本の政界には蔓延していて、それがいまだに根治されていない。何をやっとるのかという話である(広島のみならず、全国の有権者・国民の責任も重い。自民党に投票するな!! 少なくとも当分の間は、だ。野党がどうのこうのという問題ではない!!)。
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ノンフィクションライターの森功氏が、最近の首相官邸の動きを、これまでのアベ政権のロクでもない政策に絡めて詳しくレポートしています。1つは日刊ゲンダイ、もう1つは、今月号の『文藝春秋』(2020/8)です。以下では、日刊ゲンダイの記事をご紹介しておきます。

 <登場人物たち>
*安倍晋三派の官邸官僚=今井尚哉(たかや)、新原浩朗(ひろあき=菊池桃子の夫)、佐伯耕三(いずれも経済産業省幹部官僚)

*菅義偉派の官邸官僚 =和泉洋人(国土交通省)、大坪寛子(厚生労働省:和泉洋人の不倫相手と報道されている)、黒川弘務(法務省)

*両者の間にいる警察官僚(安倍晋三寄り)=杉田和博(内閣官房副長官兼内閣人事局長)、北村滋(内閣情報官を経て国家安全保障局長)

*財務省官僚(首相官邸の側近官僚たちの世迷い政策に予算を付けていた「森友学園問題」隠しの忠犬官僚、昨今事務次官に昇格)=太田充

(関連)首相を不祥事から守れば出世できるのか 太田主計局長の財務次官内定で感じた「既視感」 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/XpUimqP


まだ他にも名前が出てきますが、こうした連中が、首相官邸という「クソまみれのドツボ」の中で、まるで蠢くムジナのごとく、有権者・国民をそっちのけで、ロクでもない「お友だち」ネポティズム政治を展開し、電通その他の企業と利権を分かち合い、また今後の政権維持や後継者を巡って、ドロドロした権力争いを繰り広げている、そんな話です。読みたくもないでしょうが、我慢してご一読ください。何故なら、これが日本の政治・政府の実態であり、戦後延々と続く自民党と官僚とが繰り広げる鳥獣戯画だからです。

何度も言いますが、自民党に投票をするということは、こんな政治でいいと認めることであり、その結果は全部有権者・国民が被らなければいけないということ(税金をドブに捨てるよりもまだ悪い)、また、投票に行かずに棄権をするということは、こういう連中に、どうぞご勝手にどんどんやっていただいて結構です、と言っていることと同じだということです。早く考えを切り替えましょう。日本の腐った政治は、有権者・国民が「その気」になりさえすれば容易に転換できます。


官邸落日 側近官僚の暴発|森功 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4023

(1)クルーズ船の集団感染からコロナ対策の迷走が始まった
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275374
(2)和泉&大坪 安倍政権の暗部を握っているから左遷もない
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275445
(3)安倍と菅「手打ち説」の裏にワクチン開発
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275507
(4)河野防衛相イージスアショア断念と安倍・菅の関係修復
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275553
(5)くすぶる責任論 黒川検事長の“定年延長”を決めた人物は
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275603
(6)「黒川検事長総長」の誕生に奔走した2人の官邸官僚
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275654
(7)黒川幹事長を「訓告処分」にとどめたのは口封じか?
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275708
(8)財務省の地盤沈下と体たらくで跋扈する官邸官僚たち
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275763
(9)菊池桃子の夫に批判…「持続化給付金」の仕掛人なのか
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275815
(10)前田泰宏は安倍を守るためのスケープゴートだったのか
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275815

(前田泰宏が仮に森功氏の言うようなことであったとしても、その責任が免除されるわけではない。経済産業省の中小企業庁長官という要職にあり、かつ今般の60兆円にものぼる新型コロナ緊急経済対策の柱となる制度(持続化給付金など)を創設した最高責任者の一人であり、政商・電通とからみあって彼らに甘い汁を吸わせていたことに間違いはないからだ。既に『週刊文春』などでも報道されている、その振る舞いの数々と併せ、厳しい処分がなされてしかるべきである。さもなければ、同じようなことが今後も続いていくことになる。:田中一郎)

(関連)持続化給付金と経産省の暗闘(森功『文藝春秋 2020.8』)
 https://bungeishunju.com/n/nc9085d54e572
草々 

2020年7月11日 (土)

(報告)(7.6)新型コロナに対する緊急経済対策について(5):各論コメント=第二次補正予算の経済産業省・厚生労働省・文部科学省の具体策(「新ちょぼゼミ 2020.7.6」)+ 都知事選結果と衆院選について

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


去る7月6日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、下記「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。以下、当日の録画やレジメなどを添付して簡単にご報告申し上げます。今回は「新型コロナに対する緊急経済対策について」の第5回目で、「各論コメント=第二次補正予算の経済産業省・厚生労働省・文部科学省の具体策」に関してコメントいたしました。また、今般の東京都知事選挙結果を踏まえて、来たる衆議院選への「市民と野党の共闘」の取組に関しても若干のことを申し上げております。ご参考になれば幸いです。


●(当日録画)(7.6)新型コロナに対する緊急経済対策について(5):第二次補正予算 各論コメント
 https://www.youtube.com/watch?v=C8Tpx5AFNdU
 https://www.youtube.com/watch?v=rSutyJUkUCg&feature=youtu.be

 <当日資料:(別添PDFファイル)>
(1)新型コロナ緊急経済対策 第一次補正予算(修正後)(2020.4.29)
 https://cutt.ly/TpjSS03
(2)新型コロナ緊急経済対策 第二次補正予算案(2020.5.27)
 https://cutt.ly/VpjS4Y3
(3)「一般常識と比較して見直し」、経産省で事業委託ルールの検討に着手(東京 2020.6.26)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/37917
(4)経産省だけじゃない 政府と電通の「密」、各省庁 4年で744億事業発注(東京 2020.6.26)
 https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1276523283341406208
(5)(レジメ1-4)中小零細企業への支援政策と雇用対策(続)MEMO(2020年5月27日)
 https://cutt.ly/xpjGgqo
(6)経済産業省 第二次補正予算案の事業概要(2020.5.27)
 https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei2_yosan_pr.pdf
(7)厚生労働省 第二次補正予算案のポイント(2020.5.27)
 https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20hosei/dl/20hosei02.pdf
(8)文部科学省 第二次補正予算案(2020.5.27)
 https://cutt.ly/UpjFfxi


 <補足説明>
 上記VTRで「1930年代現象」と申し上げていることを箇条書きで略記しますと下記のようなことになります。

(1)経済体制の矛盾の顕在化や経済政策の失敗により、社会に貧困と格差が広がり荒廃した雰囲気が蔓延している状態

(2)それに対して既存の政治勢力が無能であり、かつ腐敗・堕落してネポティズムやクローニー資本主義をくり返し、信頼を喪失している状態

(3)新興のデマゴーグたちが台頭し、物事を単純化しながら乱暴で強引な似非処方箋を振りまいては大衆扇動をくり返している状態。

(4)有権者・大衆が(政治的)アパシーから(社会的)アノミーの極限的状態に陥り、適正な政治的判断ができない状態となっている

(上記の事態からの脱出処方箋として私は、①ホンモノの政治改革を実現できる主体の形成(フラフラしない)、②一般大衆の経済的利害を中心に据えた政権構想・政策綱領を高く掲げる、③「あなたの一票で現在の悲惨な日本を変えることができる」という実感を湧かせる日常的恒常的な政治運動の展開と効果的な政治的プロパガンダの展開、の3つを挙げておきます。その具体化の議論はこれからです:田中一郎)

(参考)(政治的)アパシー
 https://cutt.ly/1pjZdsh

(参考)(社会的)アノミー
 https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%83%BC-26487


 <いちろうちゃんのブログ:新型コロナPANDEMIC緊急経済対策>
(報告)(4.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(1):個人の生活補償(「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b3c498.html

(報告)(5.14)新型コロナに対する緊急経済対策について(2):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.14」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-3ebaf3.html

(報告)(5.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(3):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.27」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-8b912a.html

(報告)(6.4)新型コロナに対する緊急経済対策について(4):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.6.4」)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-567044.html


・・・・・・・・・・
(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

(報告)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


去る7月6日(月)、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、清水忠史衆議院議員(共産党)をお招きし、「維新」という政治勢力(大阪維新&日本維新:以下同じ)についての勉強会を開催いたしました。以下、当日の資料や録画を添付して簡単にご報告申し上げます。

清水忠史議員のお話は、「維新」のこれまでの言動を具体的に整理して説明され、総論・一般論ではなく各論を基本にしてその実態に迫る形で展開されている点が、他の議論にはあまり見られない注目すべきところだったと思います。それを清水忠史議員は、独特の関西風ユーモアを交えて、わかりやすく、聞きやすく、上手に講演してくださいました。お話をお聞きして、改めて「維新」のインチキ・出鱈目ぶりに憤りを感じるとともに、アベ政権や自公政治を更に危険な方向へと扇動していく「危機の時代のデマゴーグ」としての性格も浮き彫りになったと思われます。みなさまも是非、下記のVTRや資料をご覧になってみていただければと思います。清水忠史議員には、ご多忙中のところ時間を割いて下さり、私ども主催の勉強会に来て下さったことに厚くお礼申し上げます。

「維新」は、これまでは大阪・関西を中心にしたローカル政党にすぎませんでしたが、数年前より東京・横浜など関東圏への進出を試みており、更に来たる衆議院選挙では、新型コロナPANDEMICの影響もあって、全国的に「台風の目」となりそうな気配です。しかし、今回の勉強会で明らかになったように、彼らの悪質とも言える政治的振る舞いは看過しがたく、市場原理主義政策への同調や排外主義・歴史歪曲主義との親和性、日本国憲法改悪、あるいは巧みな二枚舌で改革勢力のポーズを取りながらも実はアベ政権・自公政治の補完的役割を担うなど、まさに危機の時代の日本にとって「日本の破壊」を加速させる「危険な政治勢力」と言えるでしょう。また大阪では、「維新」による「政令指定都市・大阪」の破壊計画=都構想が、自民党や公明党の裏切りにより、強引に進められています(今年11月に2回目の大阪市の住民投票が計画されている)。「維新」は地方自治の破壊においても先陣を切っているのです。

みなさまには、よろしければ今回のこの報告を各方面に拡散していただき、「維新」という政治勢力のデマゴーグ性と危険性への警戒を広めていただければと思います。危機の時代には、こうした悪性の扇動的政治勢力は必ずと言っていいほど現れてきます。私たちは、こうした勢力に騙されたり、振り回されたりせず、平和、国民主権、基本的人権の尊重、を柱とする日本国憲法体制をしっかりと継承発展させ、デマゴーグの悪しき思惑実現のための政治ではなく、私たちの生活や生存のための「ホンモノの政治」を実現していく努力を積み重ねていく必要があるでしょう。清水忠史さんの今回のご講演が、そのための一助となれば幸いと、主催者として願っております。


(イベント情報)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html

自民党から分裂して生まれ、党の創設者でもある橋下徹氏をはじめ、何かとマスコミの注目を集める「維新」勢力(大阪維新、日本維新)ですが、今般の新型コロナPANDEMIC対応では、吉村洋文大阪府知事が東京でも連日テレビにも映り、関西圏だけでなく広く注目を集めています。しかし、彼ら「維新」が大阪で展開する地方行政は、大阪都構想やカジノや万博に代表されるように、その内容には大きな疑問符が付く反住民的なものであったり、国政においても、アベ政権やアベノミクスに対抗するかのような批判的ポーズを取りながらも、結局はアベ政権の補完的な役割を果たしつつ、「市民と野党の共闘」には背を向けて反国民的な言動を取り続けるという政党でもあります。「なぜ関西圏で人気があるのか不思議だ」「彼らの言う『改革』とは、本当に市民の願いと合致しているのか」「幻想を振りまいているだけではないか」「結局は自民党政治の悪い部分を増長させているのではないか」「ポピュリズムではないか」等の疑問の声も多く出されています。今回は、「大阪府市あわせ」行政や、国会での「維新の会」の動きにお詳しい清水ただし共産党衆議院議員(近畿比例)においでいただき「維新」という政治勢力の「実態」について詳しく語っていただきます。

講 師:清水ただし さん 
清水忠史(しみずただし) 日本共産党 衆議院議員 2期
比例代表近畿ブロック選出 大阪4区重複(都島区、城東区、北区、福島区)
財務金融委員会 地方創生に関する特別委員会


(当日録画)「維新の会」って、なんやねん!? 清水ただし 20 7 6 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=A69f0IiuZbo&feature=youtu.be
(当日録画)20200706 UPLAN 清水ただし「「維新の会」って、なんやねん!?」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=WWtEYWdFzNc

 <当日レジメ>
(別添PDFファイル)安倍自公政権の補完勢力:維新の会の狙いと実態について (清水忠史 2020.7.6)
ダウンロード - e7b6ade696b0e381aee4bc9ae381aee78b99e38184e381a8e5ae9fe6858be381abe381a4e38184e381a620efbc88e6b885e6b0b4e5bfa0e58fb2202020.7.6efbc89.pdf


<清水ただしさんのご著書>
日本共産党政権奪取の条件-適菜収/著 清水忠史/著(ベストセラーズ)
 https://cutt.ly/yyLBgIA

 <清水ただしさん関連サイト>
(1)清水ただし – 日本共産党 衆議院議員 – 党準中央委員 元大阪市会議員
 http://www.shimizu-tadashi.jp/
(2)清水忠史 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%BF%A0%E5%8F%B2
(3)「清水忠史」のニュース一覧- 日本経済新聞
 https://r.nikkei.com/persons/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%BF%A0%E5%8F%B2
(4)【暫定字幕表示】清水忠史VS麻生ウイルス太郎財務大臣(他)ソフトバンクが納税500万!「本当に子どもたちの未来のためというのなら、消費税を引き下げて母子世帯を応援するべき」2020年2月21日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=I388OrPWS58
(5)シミズバ!清水ただし
 http://shimizuba.com/
 https://www.youtube.com/channel/UCqhsJVLqxZhYLmugZB-nWKQ
(6)アベ官邸、吉本興業、大阪維新「利権トライアングル」(路上のラジオファンクラブニュース2号 2020.1.30)
 https://www.radiostreet.net/wp/wp-content/uploads/2020/01/radio2web.pdf

(関連)西谷文和 路上のラジオ ~Radio On The Street~紛争地から戦争のリアルを伝え続けるフリージャーナリスト
 https://www.radiostreet.net/


 <「維新」関連の直近サイト:その1>
(1)(別添PDFファイル)大阪都構想「賛成」上回る:本社調査「投票行く」9割(日経 2020.7.1)
 https://cutt.ly/poacO88
(2)いったい何者? 大阪府知事・吉村洋文という男(週刊現代) - 現代ビジネス - 講談社(1-6)
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73380
(3)維新政治塾が初会合 馬場幹事長、県内積極擁立へ意欲 - カナロコ by 神奈川新聞
 https://www.kanaloco.jp/article/entry-393477.html
(4)関電と対峙の大阪市 今年も株主提案全て否決 損賠訴訟参加も示唆(産経新聞)Yahoo!ニュース
 https://cutt.ly/Toavpyj
(5)吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口! 専門家の承認前なのに自分の手柄にしようと「治験開始」発表|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/zoav3zy
(6)大阪都構想の制度案決定 法定協で可決、住民投票へ  -日本経済新聞
 https://cutt.ly/Woabvks
(7)大阪都構想住民投票“想定外”の追い風 維新が年内実施にこだわる理由 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/Goab0FJ
(8)橋下徹の政権批判はやっぱりポーズ! 安倍首相とのAbema対談ではアシストとヨイショ連発! 森友加計、河井問題も「違法性ない」|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/foanvQF

(関連)大阪市が消える日|適菜収|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3623/454

 <「維新」関連の直近サイト:その2>
(1)(別添PDFファイル)「大阪維新の会」10年(毎日 2020.6.17)
 https://cutt.ly/4pfl4Lw
(2)大阪市10万円給付まだ11% 市長「認識甘かった」 7月末までに9割目指す - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200701/k00/00m/040/266000c
(3)検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体! 安倍と同じ独裁思想、「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/05/post-5429.html
(4)吉村洋文知事に「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人の過去! 盗聴被害者のジャーナリストが語る不法な訴訟の全貌|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5452.html
(5)(別添PDFファイル)大阪都構想と脱橋下徹の序章(山田・粟野『サンデー毎日 2020.7.19』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20200707/org/00m/010/003000d

(↑ 一読して「そうかなあ」という印象です。今般の新型コロナPANDEMICへの対応が契機となって吉村洋文大阪府知事に人気が出ていますが、しかし、それもまた上記リテラ記事にあるように「「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術」にごまかされているにすぎません。吉村洋文という政治家は、私は橋下徹の単なる「手下」にすぎず、しかも米サンフランシスコ市との姉妹都市解消に突っ走るなどなど、軽挙妄動に近いパフォーマンス程度のことしかできない、右翼かぶれのチンピラ若造とみています。かような人物に人気が出ること自体が日本の危機を赤裸々に示していると言えるでしょう。:田中一郎)

(関連)大阪市、米サンフランシスコ市との姉妹都市解消「慰安婦」像めぐり - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/45755385


 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html

(2)あほやねん 大阪(その1):大阪の街をぶっ壊すチンピラ似非右翼の「維新」、その究極が大阪市をなくしてしまう「大阪都構想」、市場原理主義アホダラ教唱えて迷走中(「種子法廃止」で公的支援打切りは大阪と奈良)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-c84c.html

(3)あほやねん 大阪(その2):愚にもつかない「大阪都構想」を争点に脱法的行為の「ダブル府市あわせ」選挙が展開中(岩波月刊誌『世界』掲載論文と朝日新聞記事から)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-26de.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年7月10日 (金)

(他のMLでの議論です)(1)中野剛志氏の経済政策論とMMTをめぐって(2)都知事選雑感(3)れいわ公認・大西つねき氏の暴言と山本太郎氏の初の試練

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.「新ちょぼゼミ」と意見交換会
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」についてコメントします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ10名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

(3)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


2.(別添PDFファイル)【ふくかな通信】東京高裁第2回控訴審は7月17日(金)午後1時集合です(第57号)【転送・転載歓迎】(2020.7.9)
https://sites.google.com/site/fukukanaweb/home
ダウンロード - e38090e381b5e3818fe3818be381aae9809ae4bfa1e38091e69db1e4baace9ab98e8a381e7acac2e59b9ee68ea7e8a8b4e5afa9efbc882020.7.9efbc89.pdf


3.日刊IWJガイド・非会員版「上告断念のお知らせ IWJの会員の皆様、また削除済みリツィート裁判に際してご支援をいただいた皆様へ」2020.7.9日号 ~No.2856号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45681

(田中一郎コメント)
 少し前の私のメールにも書きましたが、表現・言論の自由の観点から極めて重要なので、再度、申し上げます。みなさまにも、上記IWJサイトをご覧いただき、スラップ訴訟を安易に追認する日本の「半分腐ったヒラメ司法・裁判所」に抗議をお願いいたします。こんな判決が定着すれば、およそ秘密裏に情報非公開で権力を濫用する人間達に対して、一般市民はネット上でそれを批判することができなくなります。IWJが言うように、公人と私人(というよりも権力者と非権力者)は区別されて扱われるべきであり、事実かそうでないかは、どちらの側に証明責任があるのかを、言論・表現の自由や社会的批判の重要性を十分に考慮の上、判断されなければなりません。

しかし、日本の司法・裁判所は、上記のように、その職責を忘れて、まことにお粗末な判決を一審・二審とも下し、この国の言論民主主義の文化を破壊しようとしているのです。かような判決や、かような判決を下す裁判官は有害無益です。基本的に司法組織から除去されるべきです。まずもって、近々実施される衆議院選挙時の最高裁判事に対する国民審査では、その候補者全員に「×××××」をつけて、日本の司法・裁判所への怒りの抗議の意思表示をなさってください。今日の日本の裁判所は、もはや司法としての責務を放棄し、出鱈目が続く今日の日本の政治・経済・社会の現状を追認するだけの「自己保身最優先型ヒラメ司法」に成り下がっています。私はこれを抜本的に叩き直すには相当の荒治療が必要と考えており、まずその第一歩として、日本国憲法で定められた最高裁判事の国民審査を使うべきであると考えています。


4.【短期連載 日本のオルタナ 18の提言から】 外交・安全保障、沖縄 遠藤誠治×猿田佐世×山口二郎 20200226 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=m-IRWvVBixg&feature=youtu.be

(関連)日本のオルタナティブ - 岩波書店
 https://www.iwanami.co.jp/book/b498650.html

(いよいよ私たちが主催している「新ちょぼゼミ」の副題「オルタナティブな日本を目指して」という言葉が広がり始めたかな!?:田中一郎)


5.なんやねん、この人事!! アベ腐れ政権の霞が関「私兵化」人事
(1)経産省・新原浩朗局長も定年延長 コロナに便乗で次官昇進なるか - 【公式】三万人のための総合情報誌『選択』- 選択出版
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19861

(関連)感染200人超でも強行GoToキャンペーンの裏! “影の総理”今井補佐官と“菊池桃子の夫”新原局長が経産省利権にすべく暗躍、1兆7000億円計上|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/LpwlC3f

(2)森友問題で政権を守った太田氏が財務次官へ。ネットは怒りの声 - まぐまぐニュース!
 https://cutt.ly/zpwzrsA

(関連)森友問題自殺職員妻・赤木雅子さん 裁判開始を待つ日々 胸中を綴った1000通のLINE - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38651

(3)防衛次官に島田官房長起用 安倍首相秘書官、19年7月まで務める - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-1152736.html


6.その他
(1)電通は回答拒否 “1000万円還流”問題またしても隠蔽工作が発覚 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38866
(2)河野防衛相「敵基地攻撃は自衛の範囲」 必要最小限が前提:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/41226?rct=politics
(3)社説:敵基地攻撃能力 議論が飛躍しすぎている - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200708/ddm/005/070/102000c
(4)東京外環道、沿線住民が工事差し止め仮処分申し立て 致死レベルの酸欠空気が上昇(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e81ccb5cbf14215559f78a2912cb0de058bc0e58
(5)「東京でコロナ感染224人」は本当に検査を増やしたせいだけなのか? 感染再拡大をなかったことにしたい小池百合子都知事と安倍首相|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/mpwxUqq
(6)「リニア工事認められぬ」静岡県がJR東海に正式回答(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/01d77fd2211e939622de188a549fb36aa395466c

(川勝平太静岡県知事にエールを送ります。最後まで妥協せずに頑張ってください。リニアなどいりません。それは本来はJR東海にとってもそうなのです。人口減少社会に突入していく中で、東京・大阪を結ぶ新幹線は2本も必要ありません。おそらく赤字営業となるでしょう。また、リニアは危険であることに加えて、すさまじいまでの環境破壊を伴います。大井川問題だけでなく、トンネルを掘った時に出てくる建設残土はどうするのでしょう? ともかく、かようなものは、あの「歩く不当労働行為」=葛西敬之(よしゆき)の独断専行で決められたロクでもない事業です。
================================


他のMLでの議論を3つばかりご紹介申し上げます。
いずれも直近問題についての議論です。(一部加筆修正しています)

1.中野剛志氏の経済政策論とMMTをめぐって(「石橋湛山と下村治の慧眼に学ぶ「積極財政」論」)

(1)いただいたメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは、日本のMMT論者・中野剛志さんによる「積極財政」論です。東洋経済オンラインで公開されてます。

日本の国債は円建てであり「政府が自国通貨建て国債の返済が不可能になることはありえない」ということと、戦後のハイパーインフレは「戦争による「異常な生産力破壊という状況」」ということが原因という理解から、積極財政により生産力を上昇させてデフレを脱却という経済政策を推奨してます。

私はここで一つの疑問があります。MMT理論は米国起源です。そこに一つの大きな議論の前提があります。ドルは基軸通貨です。つまり、ドルで何でも買えるのです。ところが、円は国際通貨として、つまり国際決済で万能ではありません。特に、エネルギー資源、石油、天然ガスはドル決済です。つまり円では買えないのです。日本はドルを手に入れないと、すなわち、ドルを介さないと国際決済できないのです。そして、それはドル円の国際決済システムに依存しています。円ドルの為替相場がそこで作用します。

国債の巨額発行は国内経済で済むのならば問題はありませんが、この為替相場に影響します。円の下落です。円の下落は石油価格の上昇を意味します。つまり、日本のMMT理論はこの為替理論がないのです。米国は基軸通貨ドルで議論してますから、ドルドルで決済できますからこの為替問題はそれほど影響しません。

戦後の日本は、この国際決済手段であるドル準備で景気が左右されました。景気が良くなると輸入が増えて外貨準備としてのドルが減少して引き締めを行いました。つまり「異常な生産力破壊という状況」は、輸出によってドルを稼ぐという能力が損なわれていたという問題なのです。現在はドル準備は豊富ですから、この心配は直接にはそれほどありませんが、すぐさまデフォルトという問題より円の国債市場での評価減から円安、すなわち輸入物価上昇による経済苦が問題となります。これはロシアで起きたことです。ルーブルの急落でのインフレで特に年金生活者が困窮したのです。

日本経済が鎖国状態で日本国内経済だけを考慮していれば良いのであれば、中野さんの議論も正しくなります。しかし、日本はグローバルな経済の中にあります。円はドルによってその価値が国際的に決まってしまうのです。国内輸出企業の利益だけを考えれば、円安が有利と思ってしまいますが、生活者の立場からすればそれは生活苦を意味します。その視点が希薄なのです。(柴田武男)

石橋湛山と下村治の慧眼に学ぶ「積極財政」論
 https://toyokeizai.net/articles/-/358901
 「生産力強化」がコロナ危機で求められる理由
 中野剛志 : 評論家
 2020/06/27 5:55 

(2)私から発信したメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本経済の国際面からの判断は柴田様のおっしゃる通りです、そして国内的にもMMTは「世間知らずのお気楽」理論です。

話せば長くなりますので、簡単に申し上げます。
仮に現状の日本経済をこのまま引き継いでMMT理論に基づく経済政策を本格的に展開した場合は、柴田様がおっしゃる通り「際限なき円安」による日本経済の破壊的崩落の危険性が高まります。恐ろしいのは、円高ではなく、その逆、つまり、日本の通貨への信頼喪失に伴う「際限なき円安」です。日本経済がまさかそんなことにはならないだろう、というのは私から言わせれば「甘い」ということです。今や日本の多くの大企業群は、故植木等さん(クレージーキャッツ)の流行歌に出てくるような「世渡り上手なだけ」の無責任ボンクラ経営者・幹部職員によって牛耳られており、それが日本企業・日本産業・日本経済没落の大きな契機になっているのです。

(一例は、海外M&Aの失敗、日本大企業のボンクラ経営者どもは、多くの社員労働・非正規労働の血と汗の結晶である会社資産を巨額に使って、愚かなM&Aで海外の腐り始めた会社を買収し、そして失敗、巨額の「穴」(大赤字)を発生させています。東芝、古河電工、電通、松下興産、NTT、NTTドコモ、などなど、列挙すればきりがありません。巨額の日本資本が、このボンクラ経営者どもにより、ドブに捨てられています。そして、その経営者失格のボンクラ経営者に牛耳られた時代遅れの落ちぶれ大企業・産業部門を、税金を使って一生懸命に支えているのが、今日のアベ政権=「アホノミクス」なのです。その典型が原発・核燃料サイクル・地域独占電力会社です。)

今日の日本は、いわゆる国際的為替投機筋に狙われやすい「経済構造」に近づいており、かつての英国ポンド危機、イタリア・リラ危機のようなことが起きても、何の不思議でもありません。西日本で原発が火を噴けば、たちまち円の暴落が始まる、などということは十分にあり得る話です、米国ドルのように、円は国際決済通貨ではありませんから、市場原理主義アホダラ教(グローバリズム崇拝)で国としての自立経済構造を崩壊させている日本という国は、国際投機筋の仕掛けに極めて弱い構造になっているのです。アメリカからの食料・飼料が止まっただけで、多くの国民は飢えに襲われる、畜産業が崩壊してしまう、そんな国です。感染症がまん延しても、マスクや消毒液さえも自給できない国です。

もう一つ、「日本国内経済だけを考慮していれば良いのであれば、中野さんの議論も正しくなります」は、そんなことはありません。まずもってMMTでは、いつ何時どんな形でひどいインフレ=通貨価値信認の低下が襲ってくるかわかりませんし、更に、国債発行=国の借金への政治的モラルハザードがまん延して、そうした通貨面からの経済的ショックの危険性が高まるのです。「国債の日銀引き受けは経済的には何の問題もない」と言う人たちがいますが、そんなことはありません。経済論的に見ても問題がありますが、しかし大事なことはそれ以上に、経済政策は、まさに政治として政治家が展開をし、またそれが社会政策を兼ねていることを強く意識しておくべきでしょう。今日のアベ政権を構成している、あの自民党や公明党の無能でタカリの議員どもに、モラルハザードOKの「振出の小槌」日銀国債引き受けをくれてやればどうなるか、考えただけでもぞっとする話です。

(無意味な現金バラマキについても同様で、右派・右翼勢力に選挙に勝つためにバラマキは必要不可欠だという議論は、少し頭から水でもかぶってお考え直ししていただかなければいけません。そんなことをして選挙に勝っても、世直しはできませんよ)

今現在は、日本財政や日本経済に、まだ国債発行を受入れる余力がありますから、数百億円の国債増発があっても、大したことにはならないでしょう。しかし、MMTのような「(似非)理論」に乗っかって、どんどんいけいけで国債発行の日銀引き受けを続ければ、やがて「パンク」状態がやってくることになります。「パンク」状態はいつどういう形でやってくるかわからないという点が重要で、しかも、一旦パンクしてしまうと、その修理修復は容易ではないのです。

私はMMTは、今日の市場原理主義アホダラ教を無反省に受け入れている正統派現代経済学に比べれば、まだマシな議論だと思っていますが(正統派現代経済学=100年以上前のセーの法則や一般均衡理論が前提だというから驚きというほかありません。お気楽予定調和の非歴史的資本主義永久継続論だということです=徹底的にバカにしてやればよろしい)、しかし、MMTはおかしな議論であることには変わりありません。MMTのようなものに頼らなくても、節度ある態度で国債発行を利用しつつ、財政モラルハザードを防ぎ、財政支出構造や不公正税制を抜本的に転換して、日本経済を再生していく方法は、まだまだ健在だと思っています。要はそれを実行していく「主体」となる政治勢力が存在していないだけです。

オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

(私の「新ちょぼゼミ」で、中野剛志氏の経済政策論について複数回にわたってコメントしています。上記サイトの下の方をご覧ください)


2.2020年7月都知事選挙後の選挙雑感
 https://www.asahi.com/senkyo/tochijisen/2020/kaihyo/

*(メール転送です)020年7月都知事選挙結果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<投票率>
投票率は、男53.43%、女56.50%、合計55.00% 前回と比較すると、男は-4.76%、女は4.72%、合計で4.73%下がっています。投票数としては、53万4千票減っています。

期日前投票は、1,708,196票で、前回より 45,817票多く、期日前の投票率は15.29%でした。
男性の投票率が低かった順に、足立区(-5.77%)、港区(-8.3%)、江戸川区(-4.71%)、葛飾区(5.39%)、板橋区(-5.39%)、大田区(-4.6%)、新宿区(3.36%)、豊島区(-4.48%)、荒川区(-5.19%) 区部平均(-4.5%)
女性の投票率が低かった順に並べると、港区(-8.00%)、足立区(-5.9%)、江戸川区(-4.61%)、葛飾区(-5.07)、大田区(-4.82%)、板橋区(-5.2%)、目黒区(-5.26%)、荒川区(-5.31%)でした。

<候補者別得票数>
小池ゆりこ    3,661,371.000 59.70%
宇都宮けんじ    844,151.000 13.76%
山本太郎        657,277.000 10.72%
小野だいすけ    612,530.000   9.99%
桜井まこと     178,784.293   2.92%
区別の得票数が出ています。

出口調査(NHK)選挙WEB 東京都知事選
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/local/shutoken/16407/skh48032.html

これは、投票日だけの出口調査です。期日前投票の出口は含みません。
投票率 55.00%-15.29%=39.71%
単純計算では、投票日当日に投票した455万人の分析になります。

*都民1万人アンケート
 https://www.nhk.or.jp/senkyo/opinion-polls/02/

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都知事選挙 期日前投票数
 https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/uploads/r2chiji_kizitsuzen_result.pdf
投票結果
 http://sokuho.r2tochijisen.metro.tokyo.jp/sokuho/r02chi_tou.xls
開票結果
 http://sokuho.r2tochijisen.metro.tokyo.jp/sokuho/r02chi_kai_022.xls
候補者別得票数
 http://sokuho.r2tochijisen.metro.tokyo.jp/sokuho/r02chi_kai_033.xls
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)(別添PDFファイル)選挙の意味(三木義一 東京 2020.7.9)
 https://cutt.ly/LpwQjPs

(田中一郎コメント)
 今般の都知事選後、山本太郎氏の都知事選立候補・落選に関して、山本太郎「れいわ新選組」に対する厳しい批判が多く出されており、私が予想していたような「まずい展開」になりそうな気配です。他方で次期衆院選が近づいています(私の次期衆院選の実施時期予想はアメリカの大統領選の前=今年10月下旬ころ)。

私が思うには、強く反省をもとめなければいけないのは、「れいわ新選組」で山本太郎氏に「デロデロ、イケイケ」とはやし立てた支持者・支援者と、それ以上に責任が重いのは、「市民と野党の共闘」の総大将=立憲民主党の現執行部(枝野幸男・福山哲郎とそのトリマキたち)です。もっと早い段階で、都知事選挙と国政選挙を一体的に考えて、「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党現執行部が、闘える態勢づくりを率先して行い、アベ政権打倒・自公政治の抜本転換、終わらせよう小池タヌキ都政、の全国民的・全都民的な運動を創っていれば、かようなことにはなっていませんでした。

でも、もう負けた選挙のことは、改革を求める勢力・アベ政治を許さない勢力・自公政治を転換したい勢力は、きれいさっぱり忘れて、来たる衆議院選挙に全力投球いたしましょう。危機的事態が進行中です。改革を求める勢力の中でケンカしている場合ではありません。

さしあたり、下記サイト掲載の録画の最初の方で(スタートして9分くらいのところから)、今般の都知事選挙と来たる衆議院選挙について、私がコメントしていますので、ご参考までにご覧ください。なお、この「新ちょぼゼミ」の報告も別途お送りいたします。

(7.6)「新ちょぼゼミ」での私のコメント
 https://www.youtube.com/watch?v=rSutyJUkUCg&feature=youtu.be
 https://www.youtube.com/watch?v=C8Tpx5AFNdU

 <関連サイト>
(1)金子勝氏が山本太郎氏を激しく批判「カルトを超えてアホの極みだ」 - 東スポのニュースに関するニュースを掲載
 https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1957062/
(2)立憲、衆院選へ危機感 都知事選大敗で:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020070600867&g=pol
(3)自公、小池氏との連携確認 ちらつく早期解散期待:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/40397?rct=politics
(4)【甘口辛口】あまりにもふがいなく情けなかった都知事選の野党 時代の求めるもの見極めなければ総選挙も同じことに - その他 - SANSPO.COM(サンスポ)
 https://www.sanspo.com/etc/news/20200707/amk20070705000001-n1.html

以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
NHKのニュースを背に作業をしていますが、筑後川の氾濫など深刻な事態が次々と生まれています。昨日、小池知事の得票を352万票と書きましたが、最終的に366万票です。――2位宇都宮健児氏、3位山本太郎氏、4位小野泰輔氏の3人を合わせても約211万票で小池氏に遠く及ばなかった。(略)小池氏は強すぎ、野党はあまりにもふがいなく情けなかった。統一候補擁立を目指したが、細部で折り合わず立憲民主、共産、社民3党が宇都宮氏を支援し、国民民主党は自主投票とした。小異を捨てて大同に就いてこそ小池氏の牙城に迫れるのに、メンツばかりにこだわっては勝負以前の問題だ。先月末、麻生太郎財務相が意見交換で「今秋の衆院解散、総選挙が望ましい」との考えを示し、永田町には解散風も吹き始めた。野党はこの惨敗を生かせるのか。時代は何を求めているかを見極めないと、総選挙も同じことの繰り返しになるのは言わずもがなだ、と「サンスポ」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(立憲フォーラムMGより 2020.7.7)

枝野代表、全国行脚を再開 衆院選へ党勢拡大図る - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1151065.html

(「市民と野党の共闘」で自公政権と全面的に対決できる「統一された」態勢づくりをしもしないで、遊説と称して東京から逃げ出すようです。ほんとうに救いようがない「大将」というほかありません。今、あなたがしなければいけないことは、こんなことではないでしょうに!:田中一郎)

小沢一郎、我が闘争 野党共闘か、さもなくば死か―― - 毎日新聞出版
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2019/02/17/post-2209.html

(選挙に強い「政局男」の小沢一郎氏の指摘は的を射ています。でも、この人、今までの行いがよろしくなかったので、ほとんどの人から信用されないという悲しい状態にあります。また、「政局男」と言われるように、約束した政策に対する誠実さに欠けていて、政局次第でコロっと変わる、という不信感も根強いのです。本来ならば総理大臣になれたであろう人物ですが、自分の身から出たサビで、どうも総理大臣にはなれぬまま政治家を引退することになりそうです。がしかし、そんなことよりも、衆院選という決戦の直前でのこの人の発言内容は、これから選挙戦を闘うにあたっては、言い換えれば選挙で勝つためには、こうしなければいけないということをズバリ提言しています。傾聴に値します。:田中一郎)

 <いちろうちゃんのブログ>
(1)山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」であり、また、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者には大きな問題がある- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-96f5b5.html

(2)(他のMLでの議論です)実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html

(3)来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html


(追加:田中一郎コメント)
山本太郎「れいわ新選組」の東京都経済政策について
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(1)自治体の借金を膨らませるのは限度があり、国家財政のようにはいかない、(下記参照)⇒ 今回の15兆円ができるかできないかという細かい話は、まあ本質論から外れていて、できたとしても、その次の財政運営が大変になって、どんどん首が締まる、ということですので、ダメなんです。大胆な財政支出によって反緊縮的な政策を展開しようとするなら、国の政権を取らなければダメです。

(関連)総務省|地方債|Q&A
 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/chihosai/chihosai_qanda.html

(関連)別紙資料 健全化判断比率及び資金不足比率に関する解説
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000656634.pdf

(2)それで、苦労して、10兆円だか、15兆円だか、20兆円だかを都債で調達しても、それを一過性の現金バラマキに使っていたのでは、これまたお話にならないのです。おまけにコロナ不況は今後もっと深刻化して都税収入も減少していくでしょうから、かようなことをしていても、クビがどんどん締まっていくだけです。都のレベルで、都民のための政治や行政の仕方は、もっと丁寧に吟味されないといけませんし、政策は反貧困だけではないのです。

(3)加えて申し上げておけば、山本太郎氏は都債も国債と同様に日銀直接引受で財源を調達するようなことを言っています。これもダメです。ともかく国だろうが、自治体だろうが、企業だろうが、日銀を「振出の小槌」のように議論しているようなものは、みなダメです。そのことは、反緊縮=財政の大胆な支出政策とは別物ですし、また、上記で申し上げた、現金バラマキという愚か極まる政策と反緊縮=大胆な財政支出肯定もまた、別物です。財政支出も財源調達も丁寧に考え、モラルハザードを回避しつつ、大胆に打って出ていく、そういうスタンスが必要不可欠です。

言い換えれば、「反緊縮(財政政策積極論)=日銀直接引受+現金バラマキ」のような「すり替え議論」はおやめいただきたい、ということです。「反緊縮(財政政策積極論)=日銀直接引受+現金バラマキ」は「自滅への道」です。

では、どうすればいいか? 反緊縮は同じでも、その中身は違います。私が申し上げているようにすればいいのです。財政支出内容を徹底的に見直し、国民生活向上と経済成長が同時実現できる形に転換、返す刀で、税制の抜本的改革を行って不公正税制を転換することで大きな財源を確保、更に、経済の成長路線が安定化するまでの間は、まだ日本に財政的な余裕があり、これを使うために国債を発行して、スタートダッッシュに使えばいい、ということです。常に財政のモラルハザードには警戒を緩めず、つまらないことに財源を浪費しないこと、これがポイントです。

(並行して、市場原理主義アホダラ教政策を再起不能なまでに徹底的に叩き潰すことです。それは新たな政策の制度化を行うことと表裏一体です。ニューニューディールやグリーンニューディールなどもその1つです)。そして、政権を取ったら、急がない、焦らない、少しずつ、成功体験を積み上げていき、それを不可逆的なものにしていく=つまり、二度と自公政治に戻らないようにしてしまうのです。一過性のバラマキ政策で騒ぎ立てているようでは、夢のまた夢だと思いますが・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3.れいわ公認・大西つねき氏の暴言と山本太郎氏の初の試練
 れいわ新選組の公認候補である大西つねき氏が暴言を吐き大問題となっています。かような人物が国会議員の公認候補であることが信じられません。山本太郎氏や「れいわ新選組」が、この不始末というか、トラブルというか、大失言事件をどのようにさばくか、初めての「試練」として注目されます。甘い対応は禁物です。全国の有権者・国民が注目しています。

【字幕対応】大西つねき「命、選別しないと駄目だと思いますよ」(2020-07-03) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=x7DsNJBX8XY

*「れいわ新選組」
(1)大西つねき氏の動画内での発言について 2020年7月7日 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/5074/
(2)大西つねき氏について(続報)2020年7月8日 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/5077/

*日刊IWJガイド・非会員版「れいわ公認・大西つねき氏がナチス顔負け『高齢者の命を選別すべき』『その選択が政治』発言!! しかし山本太郎氏は『除名しない』!!」2020.7.8日号 ~No.2855号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45674

(関連)田中龍作ジャーナル - れいわ新選組の危機管理と山本代表の説明責任
 https://tanakaryusaku.jp/2020/07/00023274

(どうも「れいわ新選組」事務局の対応もなってないようです)

(関連)田中龍作ジャーナル - れいわ新選組の健全な発展を願って
 https://tanakaryusaku.jp/2020/07/00023277
(関連)れいわの立候補予定者が「命の選別」発言 山本代表釈明:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN795SFXN79UTFK00T.html
(関連)れいわ山本代表「処分に関しては総会で」 19年参院選の公認候補「命の選別」発言うけ見解- J-CAST ニュース【全文表示】
 https://www.j-cast.com/2020/07/09389843.html?p=all
草々 

2020年7月 8日 (水)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(112):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その16)=子ども甲状腺ガンの発生数をきちんと把握せず、臨床情報の報告もしない「福島県民健康調査検討委員会」と福島県立医大

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」予定
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約必要)(8.6)少人数意見交換会(次期衆議院選挙へ向けて)
 中央区明石町区民館において、標記意見交換会を実施いたします。「3密」(密閉、密集、密接)防止のため、参加人数を絞りますので、参加ご希望の方は私宛ご連絡ください。どなたでも参加可能です。(現在のところ10名様が参加予定)

*日 時:2020年8月6日(木) 午後1時~5時 希望者のみで二次会の予定あり(当日決めます)
*場 所:東京都中央区明石町区民館3号室(下記) 
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html
*参加費:特にありませんが、当日会場費(2500円)と資料印刷費を参加人数で折半します(数百円)

(3)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


2.イベント情報
(1)(別添PDFファイル)(チラシ)(7.22)放射能汚染水を海に流すな 緊急行動
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1593349439742staff01
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc97efbc8eefbc92efbc92efbc89e694bee5b084e883bde6b19ae69f93e6b0b4e38292e6b5b7e381abe6b581e38199e381aa20e7b78ae680a5e8a18ce58b95.pdf
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(8.5)防衛大人権侵害裁判控訴審&第2回期日・報告会へのご案内
https://boudaisaiban-web.jimdofree.com/
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc98efbc8eefbc95efbc89e998b2e8a19be5a4a7e4babae6a8a9e4beb5e5aeb3e8a381e588a4e68ea7e8a8b4e5afa9efbc86e7acacefbc92e59b9ee69c9fe697a5e383bbe5a0b1e5918ae4bc9a.pdf
(3)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会- 第18回口頭弁論期日~8月27日(木)14-00からになりました
http://minamisouma.blogspot.com/2020/07/188271400.html
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(9.6)老朽原発動かすな! 大集会 in 大阪
https://cutt.ly/9oVxsa5
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc99efbc8eefbc96efbc89e88081e69cbde58e9fe799bae58b95e3818be38199e381aaefbc8120e5a4a7e99b86e4bc9a20in20e5a4a7e998aa.pdf


3.キャンペーン · 原発ゼロの希望ある未来、女川原発の再稼働中止を願う人- 女川原発の再稼働をしないように求める · Change.org
 https://cutt.ly/FoXvaOy


4.「たんぽぽ舎」移転先探し難航 「引っ越しカンパ」実施中 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/06/26/antena-746/


5.(別添PDFファイル)自分の想像で多様性を設計すると危ない(内田・矢内・中田『しょぼい生活革命』晶文社)
ダウンロード - e887aae58886e381aee683b3e5838fe381a7e5a49ae6a798e680a7e38292e8a8ade8a888e38199e3828be381a8e58db1e381aae38184efbc88e3808ee38197e38287e381bce38184e7949fe6b4bbe99da9e591bde3808fe699b6e69687e7a4beefbc89.pdf

 内田樹(たつる)氏と矢内東紀氏との対談本(司会は中田考氏)の一部抜粋です。「左翼や小池百合子は多様性を尊重すると言いますが、多様性の尊重というのは言葉では測れない、とても重い言葉です」の後に続いて、別添PDFファイルの内田樹(たつる)氏のコメントが入ります。とても貴重な発言だと思いますので、是非ご覧になってみてください。

「僕も理解と共感の上に共同体を築くという考え方には反対なんです」から始まります。市民運動・社会運動の中にも、多様な意見や発言は尊重される、などともっともらしいことを言いながら、他方では、自分と考えが違う一般参加市民や、自分の気に入らない言論や活動などを、統一と団結とか、テーマを限定するとか何とか言って排除したり妨害したりしている連中が少なからずいますが(私は彼らのことを「オレサマ自称活動家」とか「スターリンのミニブタ」と呼んでいます)、そういう振る舞いが市民運動・社会運動においては決定的にダメなのだ、ということがこれをご覧になるとよくわかります。

みなさまには、「スターリンのミニブタ」諸君らが主催をする市民運動・社会運動には参加なさらないことを強く望みます。万が一、彼らが天下を取れば、私は間違いなく、今日の自民党支配下の日本よりも、もっとうっとうしい「統一と団結」最優先の社会(一種のセクト支配)がやってくるだろうと思います。参加しなければ、彼らは消えていきます。彼らとケンカなどする必要はなくて、ただ不参加を徹底すればいいのです。なお、「スターリンのブタ」については、下記をご参照ください。

(関連)香港、燃えよ民主主義ドラゴン(その2):「光復香港・時代革命」断固支持! 香港国家安全維持法とは大日本帝国治安維持法の香港版だ=中共中国を支配する「スターリンのブタ」たちを全世界の民主主義勢力が包囲せよ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-021c35.html

●しょぼい生活革命-中田考/内田樹/えらいてんちょう/著(晶文社)
 https://cutt.ly/woXWG1e


6.悪の巣窟・巨大シロアリ館=経済産業省
 アホばかりしかいない安倍首相官邸にヒルのようにべたりと張り付いて生き血を吸い、原発・核燃料サイクルやTPP・日米FTAなどを推進し、挙句の果てには政商・電通と結託して新型コロナPANDEMICに便乗し、納税者・国民の血税かすめ取る「腐れ官庁」=経済産業省、この役所は跡形もなく解体しなければいけない。下記サイトには、経済産業省幹部官僚の、今井尚哉(いまいたかや)、新原浩朗(にいはらひろあき)、前田泰宏(まえだやすひろ)、などの名前が出てきます。

(1)感染200人超でも強行GoToキャンペーンの裏! “影の総理”今井補佐官と“菊池桃子の夫”新原局長が経産省利権にすべく暗躍、1兆7000億円計上|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/qoV9dEX

(2)「前田ハウス」国会答弁に疑義 「250万振り込んだ」音声を入手 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38463

(3)持続化給付金「電通社員」も参加 経産省最高幹部が民間業者とテキサス旅行-文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38333


7.直近注目情報
(1)公益通報制度 告発者の善意守らねば:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/38556
(2)教員も驚いた…今の大学生が「マルクスに共感」するようになっている(田上孝一)現代ビジネス
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73754
(3)緊急寄稿・石井妙子 小池再選を生んだメディアの忖度気質|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275593
(4)<これは小池都知事の営業妨害>補償はしないけど「夜の街には行かないで」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/858.html
(5)香港問題で中国政府をまともに批判できない安倍首相と自民党の二枚舌! 中国を攻撃してきたネトウヨも香港市民受け入れは拒否|LITERA
 https://cutt.ly/IoXTllo
(6)河井克行容疑者の買収に「安倍事務所」関与の新証言! 現金渡した相手を首相秘書が訪問、1億5千万円が出た時もキャリーケースを…|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/XoXTMJv
(7)なぜ山本太郎は東京都知事選で“負けた”のか(安積明子) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20200707-00186946/

*日刊IWJガイド・非会員版「コロナ禍に未曾有の豪雨が襲う! 福岡、佐賀、長崎に6日大雨特別警戒警報! 今こそ『Go to キャンペーン』の予算を組み換えて被災地へ!! 」2020.7.7日号 ~No.2854号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45667
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(112):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その16)をお送りいたします。今回は岩波月刊誌『科学』(2020/7)に掲載されました平沼百合氏の「甲状腺検査の集計外症例について、英語論文と鈴木眞一氏の手術データ(平沼百合『科学 2020.7』)」を中心に昨今の被ばく関連情報を見ていきます。

 <別添PDFファイル>
(1)甲状腺検査の集計外症例について、英語論文と鈴木眞一氏の手術データ(イントロ部分)(平沼百合『科学2020.7』)
(2)除染せず避難解除容認、福島知事「自治体が望むなら」(朝日 2020.6.25)
(3)群馬産の山菜 セシウム基準値超え、「山形産」「長野産」ネット販売からも検出(東京 2020.6.29)
(4)海洋放出に反対、意見書続々、県内の市町村議会 福島第一処理水(朝日 2020.6.30)
(5)原発のたたみ方/9 微弱放射性ごみ再利用、低調 一般ごみと同じ扱いに(毎日 2020.6.25)
(6)双葉病院の遺族が東電提訴へ 救助されず遺体3週間放置(東京 2020.6.28)


1.(別添PDFファイル)甲状腺検査の集計外症例について、英語論文と鈴木眞一氏の手術データ(イントロ部分)(平沼百合『科学 2020.7』)
ダウンロード - e794b2e78ab6e885bae6a49ce69fbbe381aee99b86e8a888e5a496e79787e4be8be381abe381a4e38184e381a6efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e5b9b3e6b2bce799bee59088e3808ee7a791e5ada6202020.7e3808fefbc89.pdf
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(関連)甲状腺がん疑い計240人〜福島県3巡目の31人解析へ-OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2508

(1)「甲状腺検査の集計外症例」とは、「県民健康調査」検討委員会で報告される甲状腺がんの症例数に入っていない症例のことで 甲状腺検査の途中から検査の枠組みの外になった「枠外」症例(いわゆる経過観察に入った子どもたちに起きたガンなど)や、甲状腺検査を受診せずに他所で見つかった「検査外」症例を含む。「福島県民健康調査」では、甲状腺に異常なしの判定であるA1やA2判定以外の子どもたちの多くについて、二次検査後に直ちに穿刺吸引細胞診を行わず(意図的に不自然に細胞診実施を引き延ばしている様子がうかがえる)、いわゆる「経過観察」とし、その後は「保険診療に移行した」などと屁理屈を付けて、その子供たちの甲状腺がどうなったのか(ガンになったかならなかったか)を把握しないで放置し続けている。これにより、甲状腺ガンの疑いがあるたくさんの子どもたちの「その後」のガン発生状況(何人の子どもたちが甲状腺ガンになったか)がわからずじまいとなり、従ってまた、「福島県民健康調査」においては、福島県全体での子ども甲状腺ガンの発生状況がいつまでたってもわからないままに放置されるという異常事態が続いている。

なお、経過観察の子どもたちの実数については、上記Our PlanetーTV の報告サイトをご覧ください。具体的に申し上げれば、2019年12月末段階で、二次検査後に診断が確定して「甲状腺ガンの疑いあり(A判定相当以外)」とされた子どもたちは何と4319人もいる。しかし、そのうち穿刺吸引細胞診を受診した子どもたちは879人と1/5程度に過ぎず、残り4/5の3440人は「経過観察」のままである(経過観察と言えば聞こえはいいが、要するに穿刺吸引細胞診という甲状腺ガンか否かを確定させる検査を受けさせず、いたずらに甲状腺ガンの進行を放置している疑いが濃厚である)。更に、穿刺吸引細胞診を受けた子どもたち879人でさえ、そのうちの73%・638人が、これまた「経過観察」とされている。そして更に申し上げれば、一次検査でB・C判定を受けた子どもたちが7349人もいるのに、二次検査未受診だったり、診断が未確定だったりしていて、一次検査後に診断が確定しない子どもたちもまた3030人もいるのである。つまり、「福島県民健康調査」では、甲状腺ガン検査を受けながらも、3030人+3440人+638人=7108人が中途半端な状態のまま置かれ、しかもその多くが経過観察とされて、その後どうなったのか(ガンになったのかならなかったのか)不明のままずっと放置され、これがいつまでたっても改められないという異常事態が続いているわけである。そしてこれに、「福島県民健康調査」未受診の子どもたちが加わり、あるいは、福島県立医大以外の病院施設で検査した子どもたちが加わることになる。

いったいぜんたい、この「福島県民健康調査」を請け負っている福島県立医大や、この検査の適切な遂行に責任を持つべき「福島県民健康調査検討委員会」は、何をやっておるのかという話である。そもそも検査を受けた子どもたちで、どれだけの甲状腺ガンが発生しているのかもわからず、それを把握しようともせず、更に「福島県民健康調査」未受診の子どもたちも含めた福島県全体の子ども甲状腺ガンの発生状況も調べようともしない、この態度は、まさに(福島第1原発事故による放射能が原因で発生した)福島県の子どもの甲状腺ガンの発生件数を見えなくする・わからなくする、まさに悪意に満ちた、意図的な被ばく被害隠しではないのか!? 私は非常に憤りを感じる。

だからこそ、私はもうだいぶ前から、①「福島県民健康調査検討委員会」のメンバーを全員入れ替えよ(特に座長の星北斗が非常に不誠実で態度が悪い)、②「福島県民健康調査」を請け負う医療機関を福島県立医大から転換せよ(福島県立医大は原発事故後は放射線ムラ御用学者の巣窟のようになっていて、まともな医療科学研究が行なえないような状態になっている様子があり、私は閉鎖すべきだと思っている)、③「福島県民健康調査」は国が責任をもって実施し、福島県だけでなく原発事故で放射能が降った全域で実施すべきであること、④原発事故による被ばく被害者に対して「被ばく手帳」を交付し、検査費用や医療治療費の減免を国の負担で行うこと、などを申し上げてきている。

(2)この論文の著者の平沼百合氏は、上記のようなおかしな事態を受けて、少しでも福島県の子どもたちの甲状腺ガンの発生状況がわかるようにと、①2020年1月9日最終公表の横谷進福島県立医大甲状腺・内分泌センター長他共著の英語論文と、2020年2月2日・3日に福島市で開催された国際シンポジウムの際に、鈴木眞一福島県立医科大学教授が発表した甲状腺ガンの手術症例、の2つを比較しながら詳しく分析し、そこから得られた事実関係を述べている。

(3)私がその議論の中で注目したのは次のようなことである(なお、この論文は相当長く、かつ内容が子細に入り組んでいて、とても分かりにくいものだった。私のボンクラ頭脳では付いていけていないところも多いので、みなさまには是非、原本に当たっていただきたいと思う)。

a.そもそも「福島県民健康調査」で、経過観察だろうが何だろうが、キチンと1人1人の子どもたちを丁寧に追いかけて、その病状を把握して記録していけば、少なくとも「福島県民健康調査」を受診した子どもたちについては、甲状腺ガンの発生状況を把握することはできるはずだということである。経過観察だからできないとか、いつまでたっても「わからない状態が続く」などというのは、職務怠慢の責任放棄に過ぎない。担当している「福島県民健康調査検討委員会」の委員や、福島県立医大の研究者どもは、さっさと辞めちまえ=クビだ、ということである。(作為的な甲状腺ガン発生状況把握・記録のサボタージュにすぎない=悪質極まりない)

b.「福島県民健康調査」の外で発見される子ども甲状腺ガンの全容把握のためには、福島県立医大内での「院内ガン登録」の利用、全国ガン登録データの利用(但し、3~5年遅れの数字になっている=なんでやねん!? ちゃんとやれよ・やらせろよ! ちゃんとしなかったら法律で罰則でもつけろ!)、「甲状腺検査サポート事業」での診療情報を利用する( 環境省出身委員からの同事業利用の提案もあったのに福島県立医大は見向きもしていないそうである)、関係医療機関からの報告制度をつくる(法制化)、などの手を打てば、ほぼ悉皆的に把握可能である。これもやる気の問題。

c.(一部抜粋)「信頼性に欠ける:上記したような矛盾は,今回が初めてではない。福島医大から出る甲状腺がんについての論文や,鈴木氏の学会発表データでは,発表する同一の経過研究報告において,母数・例数が突如減ったり,異なる時期のデータを用いたりなど 一貫性のない報告がたびたびある。研究者であれば 一貫したデータ管理は常識であり.母集団やデータ抽出条件が変わったのであれば それを論文や報告書上で明記することが 科学者としての“お作法”のはずである。前回報告と比較さえできない,一貫性のないデータが信用できるわけがない。」

(科学者・研究者の風上にも置けないような、いい加減な出鱈目をやっているようだ。だからこそ、この福島県立医大という大学は「早野・宮崎論文事件」のような、ロクでもないインチキ論文事件・医学倫理規定違反事件を引き起こすのだ)

(関連)日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html

d.(一部抜粋)「委員会を飛ばして世界への発信:(中略)ここで注目したいのは 最後の,「成果を世界に発信することに努めてい」るという箇所である。これは英語の挨拶文では、「to disseminate survey results domestically and intemationally」で、「調査の結果を国内および国際的に発信すること」となっている。英語では国内外での発信としているが 日本語では世界に発信となっている。世界に日本が含まれると言えばそれまでだが、検討委員会で報告されていない甲状腺検査データが、どんどんと国内外の学会や英語論文として発表されていることに矛盾を感じる。」

e.(一部抜粋)「置き去りの臨床データ:(中略)鈴木氏の手術症例の臨床データは,過剰診断説を真っ向から否定する根拠となり得るにもかかわらず,検討委員会や評価部会に125例のデータ(2016年9月の国際会議で報告された:田中一郎)が提供されるのに2年かかり,その頃には,すでに145例の追加データも学会発表されていたというお粗末さである。甲状腺外科医の清水一雄氏(前検討委員)や吉田明氏(現検討委員)が臨床的な質問をしても答えが得られず,結局,今でも,検討委員会が認識している臨床データは125例のままという,異常とも言える状況である。本来なら,検討委員会や評価部会が新任期を迎えるごとに,鈴木氏自身から,臨床データの説明を受けるべきである。しかし,前述のとおり,鈴木氏は,甲状腺検査部門長としての任期が2015年3月に終了以来,検討委員会にも評価部会にも姿を見せていない。星座長が頑なに鈴木氏の最新臨床データを拒むのは,よほど何か都合が悪いのではないかと思わざるを得ない。」

⇒ 要するに、臨床データを見もしないで確認もしないで、アホ丸出しの似非学者どもが、過剰診断だ、過剰診療だと(人体に害を及ぼすガンではなく、切除する必要がないガンを切除してしまっている、くらいの意味)、「福島県民健康調査検討委員会」で毎度毎度大騒ぎをしているということである。辞めちまえ、バカヤロー。

なお、下記の「子ども脱被ばく裁判」における鈴木眞一福島県立医科大学教授、及び山下俊一長崎大学教授・福島県立医大副学長の証人尋問では、2人とも、過剰診断・過剰診療については、明確に「そういうことはない」と否定した。考えてみれば当たり前である。もし過剰診断・過剰診療ということになるのなら、福島県立医大は今世紀最大の医療ミスを犯し、たくさんの子どもたちの甲状腺を無意味に切除してしまった「過失傷害罪」に問われることになるからだ。もういい加減に幼稚なる「過剰診断・過剰診療」のお遊び論議は終了したらどうか!? お前らアホかという話だ。

(関連)(報告)(2.14)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(1)鈴木眞一福島医大教授証人尋問:隠して隠して隠して、逃げて逃げて逃げて、あとはつまらないおしゃべりに終始した鈴木眞一教授、ウソらしき発言もチラホラの誠意なき証言- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-dfa2fc.html

(関連)(報告)(3.4)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(2)山下俊一長崎大学教授証人尋問:福島原発事故後の言動の非科学性と誤りを認めたものの口先だけ、放射線被曝の危険性をゴマカス姿勢に変化なし- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-f40763.html

f.(この論文にはないが、福島県立医大及び「福島県民健康調査」関連で、下記の2つのサイトをご覧になっておいていただきたい)

ヨウ素配布から健康調査まで〜医大未公開資料が語る新事実 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/

以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・
「データは今でも続く広島の原爆訴訟と同様に貴重な訴訟資料となりうるものだが、その点を強調したPRではできない。発がんリスクが1%あれば他要因での発がんでも裁判では原告勝訴となる」

東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、福島県民200万人の健康調査を行っている福島県立医科大学の未公開資料がインターネット上に公開され、話題を呼んでいる。震災直後から福島医大内に設置された「災害対策本部」の議事録である。20歳未満の子ども全てにヨウ素配布しようと検討していた有様などが克明に記録されている。
・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)浮かび上がる3.11後の安定ヨウ素剤をめぐる対応と県民健康調査の出発点―福島県立医科大学の非公開議事録から……麻田真衣
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/ (岩波月刊誌『科学 2020/7』)

(議事録資料の公開)
   1(2011年3月11日〜5月25日)(約31Mのpdf)
    https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
   2(2011年6月1日〜2012年3月21日)(約20Mのpdf))
    https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

*福島県の甲状腺検査「新秘密会」?〜山下俊一氏が座長(2015年9月2日)( 今でも続いている様子?:田中一郎)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1974


2.「帰還困難区域」解除要件を検討開始〜除染なし視野 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://ourplanet-tv.org/?q=node/2510

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京電力福島第1原子力発電所事故後、年間50ミリシーベルトを超える高い放射線が計測された「帰還困難区域」。これまでは方針が示されていなかったが、「除染なし」での避難指示解除に向け、政府が動き出した。

内閣府の原子力災害生活支援チームは1日、原子力規制委員会に出席。帰還困難区域のなかでも比較的線量が低く、すでに避難解除に向けた計画が進んでいる「特定復興再生拠点区域」以外の帰還困難区域においても、全地域の避難指示解除を前提に、解除要件の検討を始めたことを説明した。

支援チームの事務局長補佐で、経産省の廃炉・汚染水特別対策監の須藤治氏は、解除要件として、個人線量計に着目した取組みが重要であるとした上で、2015年11月に原子力規制委員会が取りまとめた「帰還のための安心・安全対策に関する基本的な考え方」や、2018年12月に原子力災害対策本部が向上した「特定復興再生拠点区域おける放射線防護について」を基本にとすると述べた。

(中略)福島原発事故後の線量基準をめぐっては、政府は2017年4月に放射線新議会を強化する法改正を行い、「年間1ミリシーベルト」という除染目標の見直しに取り組んできた。しかし、伊達市の個人線量データを利用した論文(いわゆる「宮崎早野論文」に倫理的な問題が浮上。放射線新議会は、線量基準の抜本的な見直しをできずにいた。放射線審議会を利用することが難しい中で、原子力規制委員会に異例の「依頼」をした可能性もある。

現在、双葉町の「放射線量等検証委員会」委員を務める田中俊一前規制委員長は退任前、放射線審議会の甲斐委員らに、帰還困難区域の避難指示の解除に向けた基準の見直しするよう激励していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(田中一郎コメント)
「内閣府の原子力災害生活支援チーム」とは経済産業省の出先機関である。福島原発事故を引き起こした張本人たちが、その原発事故被害者の「生活支援チーム」を構成する=どう見たって、このチームが被害者支援などちゃんとするわけがない。これまでもロクでもないことを裏で表でやってきたが、今回もまた、案の定、除染もしないで、ひどい汚染状態にある「帰還困難区域」について避難解除するという。ざけんじゃねー、という話だ。解除するなら、まずこいつらが家族ともども数年そこに住んでみればいいし、また、福島の放射能で汚染された土でも持ってきて、霞が関・経済産業省ビルの各階の床に敷きつめたらいい。本来の在り方は、除染もしないし解除もしない、住民は政府・東京電力補償で避難、である。

(関連)【原子力資料情報室声明】「除染なき避難指示解除」は許されない - 原子力資料情報室(CNIC)
 https://cnic.jp/9207
(関連)【ドサクサ】福島原発の避難指示「未除染」でも解除へ、除染を「国の責務」とした放射性物質汚染対処特措法と矛盾か - 健康になるためのブログ🐾
 http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/56830
(関連)除染せず避難解除、政府が方針初提示 土地活用策も説明(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/350aa5da120eb5e35a16ebaecb3bd8ab0acc9fde

(別添PDFファイル)除染せず避難解除容認、福島知事「自治体が望むなら」(朝日 2020.6.25)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14525161.html
(関連)「除染なし解除」検討案 原子力規制委「これまでの基準枠で解除」(テレビユー福島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/00c91db2cb14c1a8d6d4aea0e31db29ea7cdbb2e

(関連)飯舘村「見解異なる」帰還困難区域協議会を脱退(テレビユー福島) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0c4d024c4460375428e7aede550891932f1af4d0
(関連)福島・飯舘村長が不出馬表明へ 原発事故で一時全域避難(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0c7b20f13506df87829e66b1c138e1d9bf84ca2e

(関連)福島県「帰還困難区域」解除要件の検討開始(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/10b93c8be33865246126fc7e641d8ec8e14f2606
(関連)復興相、理解不足? 避難解除の新要件検討中なのに…「考えが変わることはない」(河北新報) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5faff44bcec394decbc518c2d4149fb94b0669f

(復興相というのは、いつもアホの政治家がやることになっているのかしら? :田中一郎)


3.群馬産の山菜 セシウム基準値超え、「山形産」「長野産」ネット販売からも検出(東京 2020.6.29)
 https://twitter.com/tokyohotweb/status/1277378904810901506

(以前のメールからです)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食品中の放射性物質の検査結果について(1187報)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11474.html

宮城県産のタケノコや山菜から厚生労働省が定める残留規制値を上回る
放射性セシウムが検出されています。

産地は、栗原市、大崎市、丸森町などです。
また、長野県軽井沢町の山菜や山形県最上市の熊肉からもです。

こうした地域一帯は放射能汚染地帯であることを意味しており、
可能ならば避難・疎開・移住した方がいいということを示しています。

天然の山菜やキノコ、タケノコなどは、最も信頼ができる放射能汚染測定装置です。
福島県などの自治体が設置している放射能環境モニタリング測定機器類などよりも
よほど信頼が出来ます。

西は長野県小諸市、東は青森市・新潟県含む、までの東日本一帯が、
依然として放射能汚染地帯であり、子どもや妊婦さんなど、放射線被曝感受性の高い
世代は極力避けることに越したことはありません。

海水浴、潮干狩り、田んぼや畑での農作業実習、山林散策などは、西日本か
北海道でするようにした方が無難です。日本海側も山から川を通って放射能が海に流れ
込んでいますから安心できません。

何といっても放射線被曝による健康障害に治療法はありません。
放射線被曝の健康被害は、①個人差が大きい、②どこをどの様に被ばくするか(偶然)、
の2つの要因によって、結果が大きく違ってきます。
ルシアンルーレットのようなもの、と考えていただいていいと思います。

遺伝子を傷つけたり、エピゲノム・メカニズムに悪影響を及ぼせば、
遺伝的な健康障害も十分に考えられます。
世代を超えての隔世遺伝も大いにあり得ます。

心配ないない、とか言っているいい加減な連中は、こうした放射線被曝の危険性が、
いまもって、科学的実証性をもってロクすっぽ調べられていないということを
知らないバカ者たちです。調べようとすると、権力的に潰されるからです。
相手にしなくていいです。

それともう一つ、
日本の食品を巡る放射能汚染検査や安全基準は全くの出鱈目です。
そもそもわずかばかりの放射性セシウムだけをしらべたところで、
食品の安全性が担保されるわけがありません。

特に放射性ストロンチウムは危険極まりないものです。
残留規制値も不十分で高いままです。

下記をご参照ください。

*放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

*(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html

*放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか (放射性セシウムの数百倍の危険性を警戒しよう) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4cee.html


4.海洋放出に反対、意見書続々、県内の市町村議会 福島第一処理水(朝日 2020.6.30)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14531021.html

(関連)福島第一原発“処理水”海洋放出 地元が猛反発しても国は放出ありき (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/228105807ed19fa11c5f3816e070afcd6c77969e
 https://dot.asahi.com/wa/2020062400018.html?page=1

(今の政府・アベ政権や東京電力は、福島県民のことなど、ちゃんと考えていません。口先だけでテキトーな美辞麗句を並べているだけです。他方、福島県庁を筆頭に、福島県の自治体の大半も、また、地域住民のことなど、ちゃんと考えていないのです。こうしたことは、当たり前のことですが、そのような政治家を選んではいけない、ということを意味しています。:田中一郎)


5.原発のたたみ方/9 微弱放射性ごみ再利用、低調 一般ごみと同じ扱いに(毎日 2020.6.25)
 https://mainichi.jp/articles/20200625/ddm/016/040/011000c

(関連)原発のたたみ方 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/noNhQTQ


6.双葉病院の遺族が東電提訴へ 救助されず遺体3週間放置(東京 2020.6.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/38371

(来年2021年に福島第1原発事故にかかる損害賠償請求の時効期限が来ます。被った被害をきちんと加害者に賠償させる意味でも、政府や東京電力の出鱈目を許さないためにも、原発事故の再発防止のためにも、社会正義を守らせ物事の筋を通す意味でも、福島県をはじめ原発事故で被害を受けられたみなさまには、是非みなさまそろって、加害者・東京電力や事故責任者・国に対して損害賠償請求をしていただければいいと思います。応援します。裁判のことは親切な弁護士さんたちがみんなやってくれますから、心配することはありません。泣き寝入りなどしなくていいのです。福島原発事故1000万人損害賠償訴訟が立ち上がれば、事態は大きくいい方向に変わっていくでしょう。:田中一郎)


7.東京新聞より
(1)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(1)感じた空気を伝えよう:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/38809?rct=national
(2)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(2)時間がたっても、無人:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39046
(3)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(3)寂しさ残るグラウンド:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39261?rct=national
(4)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(4)8%しかいない静けさ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39543
(5)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(5)こっちと向こう、違う?:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39803
(6)<ふくしまの10年・見えない放射能を描く>(6)道路だけ通れるなんて:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/40542


8.その他
(1)消えゆく故郷を残したい〜浪江町・津島の記録DVD完成 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2512
(2)大崎市 汚染牧草7月15日から焼却開始 2900トンの処理には7年かかる見通し〈宮城〉
 https://cutt.ly/6oNzVoo
(3)<11日に考えた>福島原発事故で発生の指定廃棄物、保管長期化 国の処理進まず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/34803
(4)まだ警戒必要なのに…国会ではセシウム基準値緩和の議論:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/32465?rct=national
(5)【最新の『X年後』がすごい!】10代後半の若者たち…同じ核実験の海にいた、日英で共有する放射線の恐怖(水島宏明) -Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200530-00181057/
草々 

2020年7月 6日 (月)

香港、燃えよ民主主義ドラゴン(その2):「光復香港・時代革命」断固支持! 香港国家安全維持法とは大日本帝国治安維持法の香港版だ=中共中国を支配する「スターリンのブタ」たちを全世界の民主主義勢力が包囲せよ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.「新ちょぼゼミ」
(1)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(2)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-dda34a.html


2.2020東京都知事選挙 雑感
(1)7/4(土)夕方、私はいつもの通り、近所の銭湯に風呂に入りに出かけましたら、そこに都知事選と同時並行で行われている都議補選に自公推薦で立候補している女の宣伝カーが大音響の無内容スピーチでやってきました。うるさいな、と思っていたところ、その宣伝カーに向かって笑顔で手を振っている年配のオヤジが3人もいたのです。この地域と日本をダメにしているのが、やっぱり年配オヤジたちなのだと、その時確信しました。

(2)今日、都知事選と都議補選の投票に行きましたら、投票用紙に書き込む筆記具が今回も鉛筆でした。前回の選挙の時も、その前も、選挙管理委員会に「鉛筆はやめろ、消しゴムで消されて改ざんされる可能性があるから、ボールペンにしろ、役所の窓口で書類を鉛筆で書かせるところなどないだろ」と、あれだけきつく言っておいたのに、未だにこれまで通りのことをくり返している。日本の地方行政や地方公務員は、いわゆる自力改革力も改善意欲もなく、従来通りの定番をダラダラとやり続けるだけの、牛のよだれの様な「ダラダラ組織・人間たち」だということを目の当たりにしたような気がして不愉快になった。

(3)『女帝』著者・石井妙子さんが明かす「私が小池百合子氏を掘り下げようと決意した理由」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0289b035e14982e560629969c04b225eb94db6d6


3.書評・白井聡「武器としての「資本論」(東洋経済新報社刊) - 内田樹の研究室
 http://blog.tatsuru.com/2020/06/12_1352.html


4.インターン募集(2020年7月10日締切) - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2509


5.キャンペーン
(1)天草市長、上天草市長、苓北町長- 天草に核のゴミを一切持ち込まないことを要請します。
 https://cutt.ly/VoIaIlq
(2)お知らせ · 日清が半歩前進? 森林破壊ゼロ・搾取ゼロ「支持」を表明! · Change.org
 https://cutt.ly/6oIaXGW
(3)パーム油発電の公害で苦しむ親子を助けたい!三恵福知山バイオマス発電所が発生させる環境破壊にNO! · Change.org
 https://cutt.ly/8oIa3T6


6.直近必見情報
(1)球磨川水系の利水ダム5基、事前放流実施されず…突発的な豪雨は対象外(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/084020c91b280473434ff2db02f22e698727cf78
(2)安倍政権下でなぜ日本は「縁故資本主義」になったのか、その本質的理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/94bef5aacc99830c4ef8bb57de5c2227301c8cb3
(3)解散総選挙に血眼の安倍晋三と麻生太郎 – 安倍4選に不服従の公明党 - 世に倦む日日
 https://critic20.exblog.jp/31427113/
(4)【安倍晋三】老舗経済誌が安倍首相批判を特集した理由 編集長に聞いた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/275348
(5)【古賀茂明氏】3チャラが日本を滅ぼす! 元経産官僚だから分かる「安倍政権」「経産省」「電通」の関係【日刊ゲンダイ】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=x_SyI_Z2JCE
(6)古賀茂明「経産省のチャラ男たちが国を亡ぼす」〈週刊朝日〉|AERA dot.
 https://dot.asahi.com/wa/2020062200052.html
(7)年金8兆円消えた…姑息GPIFが発表「今後失う」衝撃の数字|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/275558
(8)金子勝教授 安倍恐慌が来る…年金運用損益過去最大「年金を株価維持に使った」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/65f41ebbb7c1535b0b658f288f506618b6542b16

*日刊IWJガイド・非会員版「本日、投開票の東京都知事選挙を振り返る!! コロナ対策とともに「財源」が大きな争点に浮かび上がった!! そして「差別主義者」の顔を持つ現職・小池都知事への審判は!?」2020.7.5日号 ~No.2852号
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45647
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さる6月30日、いわゆる「スターリンのブタ」(*)=中国共産党腐敗官僚に牛耳られた中共中国は、少なくとも50年間は1国2制度の下、香港における政治的経済的社会的自由と基本的人権、司法の独立などを守り、民主主義を維持発展させるとしてきた世界へ向けての公約を引き裂き、香港自治政府の頭越しに「香港国家安全維持法」(国安法)を制定し施行した。その新法たるや、法律の中身もすさまじくヒドイだけでなく、法律の制定過程もまたヒドイものだった。香港から人々の自由と権利を一方的に奪い、北京にいる「スターリンのブタ」=中国共産党腐敗官僚に逆らうものは一切許さず暴力的に弾圧する、外国からの批判さえも受け付けず、逆に、外国で展開される中共中国や香港に対する批判さえも、この法律によって禁止・処罰するという、内政干渉ならぬ諸外国の主権までもを侵害する傲慢極まりない時代錯誤の「自己中心的帝国主義」法制を独裁的に決めたのだ。2020年7月1日、香港は香港で亡くなり、香港の民主主義は首を絞められて息を絶えた。まさに「香港扼殺法」である。

報道特集「香港が香港でなくなった日」 0110 202007041730 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7uthl2

(関連)報道特集「200万人デモと香港の怒り」 0110 201906221730 (3) - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7bqjez

(注)スターリンのブタ
 ジョージ・オーウェルの小説「アニマルファーム」からいただいた風刺的表現。「アニマルファーム」は、とある農場で、その主である暴君的人間を、その農場の家畜たちが力を合わせて「革命」を起こして追い払い「解放農場」を実現させる。しかし、革命成功後まもなく、一握りの陰険で悪知恵の働くブタの集団が、追い払った農場主の人間に成り代わってその農場を独裁的に支配するようになり、一方で特権的な贅沢三昧をする傍ら、他方では、農場の家畜たちの上に再び君臨して、やりたい放題・家畜使いたい放題の専制的農場運営を展開していく、というストーリーだ。ジョージ・オーウェルが生きていた頃の旧ソ連社会主義国家を痛烈に皮肉った小説で、以後、いわゆるマルクス主義に基づく共産主義・社会主義への懐疑や批判の源泉となった。中共中国による今回の新たな香港弾圧封殺法の直接的制定は、かつての文化大革命や天安門事件に加えて、まさにこのジョージ・オーウェルの小説を現実に具体化した中国版「スターリンのブタ」どもによる仕業と見れば、まさにピッタリくる「反革命」であり「歴史的反動」ではないかと思われる。

(関連)動画「アニマルファーム」
 https://www.youtube.com/watch?v=pkpWVWq7ywM
 https://www.nicovideo.jp/watch/sm8190578
 https://www.dailymotion.com/video/x1z3zqt


 <別添PDFファイル>
(1)香港国家安全維持法のポイント&同法の要旨(日経 2020.7.2)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61045970R00C20A7FF8000/
(2)一国二制度、骨抜き 香港国家安全法が施行 中国、直接介入可能に(朝日 2020.7.1)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14532491.html
(3)香港国家安全法、初の逮捕 デモの10人、「独立」主張などで(朝日 2020.7.2)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14533824.html
(4)(香港 崩れた50年不変:下)一国二制度、断絶あらわ 実態見た台湾、高まる反感(朝日 2020.7.3)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14535210.html
(5)香港、統制強化へ体制一気 国家安全維持委・公署人事・裁判官… 初の起訴、デモの標語「違法」(朝日 2020.7.4)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14536644.html
(6)香港国家安全法施行、1国2制度形骸化、中国、スピード可決強行(毎日 2020.7.1)
 https://mainichi.jp/articles/20200701/ddm/001/030/131000c
(7)返還23年、民主派悲壮、香港デモ、警察強硬(毎日 2020.7.2)
 https://mainichi.jp/articles/20200702/ddm/002/030/053000c
(8)国安法、香港沈黙 雨傘主導者、海外脱出/抗議スローガン撤去(毎日 2020.7.4)
 https://mainichi.jp/articles/20200704/ddm/001/030/126000c
(9)強権中国と世界(上中下)(日経 2020.7.1-3)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60991480Q0A630C2MM8000/
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61027970R00C20A7MM8000/
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61083300S0A700C2MM8000/
(10)香港安全法が成立「一国二制度」の形骸化が決定的に(東京 2020.7.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/38985

(新聞報道で申し上げれば、6/30~7/4くらいの朝刊で、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞の3つくらいに目を通せば、概ねその概要がわかります。現段階は新たな弾圧法が制定されたばかりで、まだ、中共中央当局の動きや、これに対抗する香港民主派(亡命者を含む)、及びアメリカを含む諸外国の動きまでは詳しくはわかりません。いずれ少しずつ報道されてくるでしょう。私がふと思ったのは、この香港問題に関しては、意外と日本経済新聞が熱心に詳しく伝えていることです。何か事情があるのでしょうか? :田中一郎)


(別添PDFファイル)香港国家安全維持法のポイント
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*国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢カとの結託を処罰。最高刑は終身刑
*香港の企業や外国人、香港外の犯罪にも適用
*捜査では通信傍受や秘密監察が可能
*中国が国家安全維持公害を設置。署員は香港で捜査を受けず、香港政府は必ず協力
*中国政府は外国勢力介入など特定の状況下で管轄権を行使。本土で起訴や裁判も
*行政長官が判事を指名。国家安全に危害を加える言動をした者は指名できない
*学校、メディア、インターネットなどの監督・管理を強化
*国家安全の罪で有罪判決を受けた者は選挙に立候補できない
*香港国家安全維持法は香港の他の法律より優先
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2020.7.2 日本経済新聞より)

 まさに「香港扼殺法」である。この暴力的弾圧新法=「香港国家安全維持法」とは、かつての大日本帝国における治安維持法の香港版であり、治安維持法の初期の段階の最高刑が終身刑であったように、この新法の最高刑も終身刑である。そして近未来に、それが死刑に変わる日も近いと私は思っている。また既に、香港の警察の暴力はすさまじく、デモや抗議行動をする丸腰の香港市民・民衆に向かって平気で拳銃を発砲している。つまり、治安維持弾圧を執行する警官たちは、場合によっては抵抗する市民・民衆を撃ち殺しても構わないと指示されているものと考えられる。中共中国による香港民主主義潰しは「仁義なき戦い」ならぬ「手段を選ばぬ弾圧」に成り代わったのだ。

(関連)香港で警察発砲 1人重体 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mUePUl8H0-c

*「香港国家安全維持法」(国安法)制定プロセス
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(一部抜粋)国安法「密室」の審議、中国、特例重ね反対封じ(毎日新聞 2020.7.2)

(中略)香港住民約750万人の運命を左右する法律に、多様な意見は反映されていない。香港立法会(議会)は立法過程に関与できず、全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会で審議入りしてから2週間足らずで施行された。施行まで法律の全容が明らかにされなかったという異様な手法が、実態を物語る。

全人代常務委の沈春耀・法制工作委員会主任は、1日の会見で「短期間で法律は完成したが、厳格な立法手順に従った」と主張した。だが、実際は特例措置を重ねたことで、香港返還23年、中国共産党創立99年の節目である7月1日に、施行を間に合わせた形だ。

中国の立法に関する法律は、原則3回の法案審議を求めるが、回数を減らす特例を適用し、月に2度というハイペースで一気に成立に持ち込んだ。成立前に50日以上、法案全文を一般公開する「パブリックコメント(意見公募)」についても、全人代が秘密裏に「非公表」の決定を下して回避した。香港親中派の重鎮で元司法長官の梁愛詩氏は香港メディアの取材に「(法案を事前公表して)66条の一つ一つが騒ぎになれば、立法まで時間がかかる」と述べ、反対運動を封じるためだと正当化した。

それでも、中国当局は「広範に意見を聞き、法案に十分反映した」と強調する。確かに、香港や中国本土で説明会が十数回開かれたが、出席したのは親中派に限られ、議論は非公開だった。民主派が「ブラックボックス」と批判する手続きから、中国側が香港の民意を「選別」しようとする姿勢が浮かび上がる。
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(「香港国家安全維持法」(国安法)の決め方そのものが「独裁方式」であり、反対する者や疑問に思う多数の人たちには法律の中身を全く見せないで、決めた結果だけを公表するという、ありえないやり方でなされている。報道によれば、中国本土ですら、こうしたやり方が取られることはないそうである。:田中一郎)


●国家安全維持法に基づく新組織と主な人事
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◇国家安全維持委員会
 【顧問】  駱恵寧氏(中央駐香港連絡弁公室主任)

◇国家安全維持公署
 【署長】  鄭雁雄氏(広東省共産党委員会常務委員)
 【副署長】 李江舟氏(公安省駐香港連絡弁公室警務連絡部長)
 【 〃 】 孫青野氏(国家安全省出身?)

◇国安法事件を担当する裁判官
 蘇恵徳氏ら6人選出

上記とは別に中国政府の香港出先機関として「中央駐香港連絡弁公室」がある(田中一郎)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2020.7.4 朝日新聞より)

(関連)【中国ウォッチ】香港出先機関トップ、混乱の中で更迭~後任は異例の半引退「門外漢」~:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020013000968&g=int

(一部抜粋)
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(中略)駱氏は安徽省時代の上司に江沢民元国家主席派や胡錦濤前国家主席派の有力者がいたので、両派と関係が深いとの見方もあるが、習政権下で腐敗が特にひどかった山西省指導部を粛清する任務を託されたことからみて、習氏の信頼も得ていると思われる。

 重量級の党官僚である駱氏の就任で、香港中連弁主任のポストは事実上、大幅に格上げされた。もし同氏が今後、議会形式の統一戦線組織である人民政治協商会議(政協)の副主席もしくは上級閣僚の国務委員を兼務した場合、その地位は閣僚の上に位置する「国家指導者」となる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)中国、香港の新治安機関署長に鄭氏を任命「民主の村」鎮圧した強硬派 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
 https://www.afpbb.com/articles/-/3291852

(関連)香港、統制強化へ体制一気 国家安全維持委・公署人事・裁判官… 初の起訴、デモの標語「違法」(朝日 2020.7.4)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14536644.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)また、中国政府の出先機関で、中国の直接統制の象徴となる国家安全維持公署の署長には、広東省共産党委員会常務委員の鄭雁雄氏(56)が就任した。

鄭氏は香港に隣接する広東省でキャリアを重ね、香港事情にも詳しいとされる。2011年、党の末端組織の腐敗に反発した同省・烏坎村の村民が自主選挙を行い弾圧された事件で、村を管轄する市のトップとして厳しく対応したことで知られる。

香港メディアによると、副署長には中国の治安維持部門の出身者2人を充てた。李江舟氏は中国公安省出身で、16年から同省駐香港連絡弁公室警務連絡部長を務めた。孫青野氏は中国でスパイの取り締まりなどを担う国家安全省系の人物との情報がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 要するに、香港をがんじがらめにするために創られた新組織の幹部に着任した連中は皆、中共「スターリンのブタ」幹部官僚の下僕として、中共支配の理不尽や腐敗に対して異議申し立てをし改革を求める中国人民を暴力で弾圧してきた、冷酷冷血な人物たちだということのようである。昨年の「逃亡犯条例改正案」(容疑者を中国本土の法廷へ送ってそこで裁けるという内容)に対する香港民衆の猛烈な反対行動に対して、如何に中共中央が危機感を感じていたか、従ってまた、それを苦々しく思っていたかが、このなりふり構わぬ組織の創設と、そこに配置された人間たちの素顔を垣間見ることで想像することができるというものだ。

更に、二重三重の弾圧体制組織に加えて、香港の裁判所人事にまで手を突っ込み、行政庁長官が「香港国家安全維持法」(国安法)を担当する裁判官を任命できるなどとする「利益相反人事」=三権分立の否定までもを行い、香港の政治体制を中共中国本土のコピーのようにしてしまったのだ。まるで北京の傀儡・下僕代理人の林鄭月娥(りんていげつが、キャリー・ラム)が、片方の手で北京に言われるがままに香港民衆を弾圧し、もう片方の手で弾圧により逮捕された被告人を裁く裁判官を決めるというのだから、およそ人権重視のまともな裁判などありえない話である。これで香港は香港でなくなった。1国2制度は崩壊したのである。自由も民主主義も人権もない、あるのは中共中国の権威主義的な独裁支配のみである。

(関連)香港国家安全法、初の逮捕 デモの10人、「独立」主張などで:朝日新聞デジタル
(香港で1日、デモ参加者の男性を押さえ込み、催涙銃をかまえる警察官=ロイター)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14533824.html

(私には、警官がかまえている銃は催涙銃ではなく、実弾拳銃のように見える、彼らには前科があるからだ:田中一郎)


スターリニズム独裁国家と化し、一握りの党官僚ども(多くが腐敗)が暴力的支配と私物化政治を自由にできる暗黒社会体制の確立と、他方で世界経済や世界資源を支配下に置かんとする「出遅れ帝国主義」へと邁進する中共中国の今般の香港に対する振る舞いは、断固として看過できない民主主義と基本的人権への挑戦である。まさに「化け物国家」として台頭してくるこのトチ狂った有様は、このまま放置すれば近未来に人類にとっての巨大な脅威(権力)として現れてくることになるだろう。

(かつて1978年に、鄧小平が「改革開放」を唱えて中国経済の発展を外資導入により推し進めようとしたとき、欧米諸国や日本など、所謂先進資本主義諸国は一様にこの動きを歓迎した。当時の貧しい中国が、この政策によって豊かになってくれば、やがて政治や社会の面でも余裕が出てきて、少しずつでも民主主義的な仕組みを取り入れていくことになるに違いない、多くの国々の政治家や企業家は、そのような期待の下に中共中国への支援を惜しまなかった。そして、自分たちもまた、中国との経済的な取引で大きな利益を得ていくことになった。しかし、こうした経済偏重主義の行き着く先は、決して開かれた民主主義国家・中国ではなく、天安門事件で露呈したように、北京の一部の特権的共産党官僚を肥え太らせ、彼らの支配体制や利益の確保が優先される権威主義的独裁体制へと向かってしまった。その時に、経済的に豊かになっていることが、今度はその権力をグロテスクなまでに強大なものとしてしまい、中国国内に対しても、また、国外に対しても、大きな脅威として現れるようになってしまったということなのだ。これを矯正して、中国を民主的で国際協調的な国家に生まれ変わらせていくことは容易ではない。21世紀は、この「化け物国家」に変貌しつつある中共中国の「グロテスクパワー」に世界が振り回される時代となるのではないか。:田中一郎)

(関連)中国の香港政策で国際社会が分裂 27カ国が懸念、53カ国は支持:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39615

新聞情報によれば、今回のキューバ声明に付き従った国は53か国にもおよび、また日本国内においても、中共中国に尻尾を振ったり、ご機嫌伺いのようなことをしている勢力や、マスごみ、大学・研究所関係者、政治家たちがいる。情けない限りである(特に私が目に付くのは大学名誉教授ら、古い中国研究者たちだ)。彼らの自己正当化に使われる(屁理屈)(ご都合主義)「用語」の一つが「内政干渉」である。バカを言っちゃいけない。他国の主権をきちんと認めずに、内政干渉も含めて力任せに勝手なことをしているのは中共中国の方である。

香港という中国の小さな一地域でのこととはいえ、1国2制度で香港の自治と民主主義、人権が守られることとなっていた約束事を破壊し、中共中国の共産党幹部官僚たちの自己保身を最優先する「スターリニズム体制防衛」のバリケードを築いたのが、今回の暴挙の正体である。大きな人類史の流れの中で、天安門事件と並び「歴史的反動」の1つとして位置付けられる。欧米日本を中心に、中国と付き合うことの経済的利益のみを優先し、他方で、中国国内の「悪の帝国」的人権弾圧や政治的・経済的・社会的自由の抑圧を見て見ぬふりをしてきたツケが表面化していると見ていいだろう。

およそ、20世紀のマルクス主義政党が政権を取ると、そのほとんどが「スターリンのブタ」現象(ジョージ・オーウェルの小説「アニマルファーム」より)を引き起こしている。こんなものを許していたら、世界は将来おかしなことになっていくことになる。

私は、いきなり対中国への制裁だ、などと言っても、それができる国はアメリカぐらいしかないだろうと思うので、まずは、日本やEUが先頭に立ち、中国との経済関係を細らせていくこと、国連やその他で、こうした人権弾圧や非民主的なことをくり返す政府を厳しく批判、圧倒的多数の一般の人々と共に、香港の民主化と人権最優先を訴えていくことだろうと思っている。特に、中国(本土)人民に対して、今の中共中国の腐敗共産党官僚たちの支配ではない、中国の「もう1つの在り方=オルタナティブ・チャイナ」があることを知らせていくことが最重要である。

(関連)20200701 UPLAN 「香港返還24年目、一国二制度の終焉」記者会見~国家安全法導入に対する国際的連帯の必要性~ - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=02GcfgKzQL4

他方で、旧宗主国のイギリスの責任は重い。既に現イギリス政権は1997年の香港返還前に香港に居住していた人がイギリスに亡命できるよう制度を用意したと報道されているが、しかし、その対象となる香港人は250万人程度に過ぎない。これを現在香港に住む全住民に広げ、英国1国だけでなく、旧英国連邦諸国にも協力を求めて、その亡命受け入れと生活および生命の安全の保障をすべきである。そして、中共中国に対しては、その支配権力を握る「スターリンのブタ」(幹部官僚)達に対して厳しい対応を取るべきである。私は、少なくとも当面は、日本を含めて各国政府が動くのではなくて、民間団体や企業が率先して動けばいいと考えている。私たち個人もまた、中国製品の不買運動など、やれるところから始めていくべきだ。

中共中国を支配する「スターリンのブタ」たちを全世界の民主主義勢力が包囲せよ!「光復香港・時代革命」断固支持! 香港の若者たちに幸あれ!


 <関連サイト:東京新聞>
(1)国家安全法可決 香港の自由葬る暴挙だ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39045 
(2)香港国家安全法「一国二制度」を葬るな:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/31431
(3)「光復香港」、Tシャツも罪 国家安全維持法違反で初の起訴:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39670
(4)雨傘運動リーダー、香港を離れる 羅冠聡氏「身の危険」行き先明かさず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39577
(5)出先機関に治外法権と強い権限与える香港国家安全法「これ1つで香港を安定させられる」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39217
(6)香港、国家安全法施行直後に300人を逮捕「香港独立」の旗を持っていただけで:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39224
(7)香港国家安全維持法が施行 返還23年記念式典で林鄭長官「歴史的な一歩」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39108
(8)自民、習氏国賓来日の中止要請へ 香港国家安全法制定で非難決議案:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39613
(9)二階氏サイド、自民の「習主席来日中止」決議案に猛反発 「待った」の可能性も - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/010/331000c
(10)中国当局、香港に武装警察の常駐を計画、約300人「観察員」:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/39874

*外務省:香港の中国返還Q&A
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hongkong/97/q_a2.html


 <関連サイト:その他>
(1)香港市民を救え!開き始めた台湾の保護傘計画 - 中国・台湾 - 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/YoILffq
(2)香港の若者が「自分は中国人じゃない」と思う訳 - 中国・台湾 - 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/koILC7w
(3)「国家安全維持法」が成立…香港進出日本企業1400社の憂鬱|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/275509
(4)周庭(アグネス・チョウ)さんと黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さん、民主派団体を離脱。“国家安全法”適用を懸念か - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5efacc08c5b6ca97091420f2
(5)「日本は香港人の移住先として対応を」国家安全法を受け“犯罪者認定”覚悟で在日香港人たちが記者会見 - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5efc21ebc5b6ca970916b495
(6)米、香港への優遇措置を一部終了 軍民両用技術の輸出を制限
 https://cutt.ly/4oIZQkG


 <いちろうちゃんのブログ>
香港、燃えよ民主主義ドラゴン=学生抗議・五大要求断固支持(1):スターリニズム・特権官僚国家の中共中国と、その手下=香港政府・香港警察を全世界の民主主義勢力が包囲せよ(田中龍作ジャーナル他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cf6abe.html
草々 

2020年7月 4日 (土)

東京都知事選挙という悪質「タヌキ狩り」(その2):2020東京都知事選挙の最大の争点は「大ウソつきの人でなしタヌキ女に、まだ都知事を続けさせるのか否か」である! 馬のクソ政策を食わされ続けてたまるか!!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(お詫びと修正)
経済産業省&電通の「持続化給付金」その他を巡る利権構造- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-515ef8.html

(上記は一昨日お送りしたメールですが、錯誤により<関連サイト>のところが間違っており、それを一部修正・補充いたしました。上記をご覧ください。申し訳ございません:田中一郎)


(最初に若干のことです)
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1.7月「新ちょぼゼミ」&イベント情報
(1)(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「新型コロナ緊急経済対策の各論解説」を行います)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html

(2)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ (当日は最初の1時間で「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策」についてコメントします)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html

(3)「放射能汚染水を海に流すな」緊急行動 院内ヒアリング(衆院第一議員会館)→東電前(新橋)→日本原燃前(内幸町)→経産省前(霞ヶ関)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1593349439742staff01


2.(別添PDFファイル)プラカード:あかねちゃんと安倍晋三
 「戦争に行ってくれますか ポツダム宣言読んでから言えよ カス」
ダウンロード - e38182e3818be381ade381a1e38283e38293e381a8e5ae89e5808de6998be4b889efbc88efbc93efbc89.pdf


3.「たんぽぽ舎」移転先探し難航「引っ越しカンパ」実施中 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/06/26/antena-746/


4.キャンペーン
(1)お知らせ · パーム油発電との戦い 第二部がはじまりました · Change.org
 https://cutt.ly/fozKYYs
(2)環境破壊を推し進める大企業との戦いに力を貸して下さい!【ラスボスは日立造船】 · Change.org
 https://cutt.ly/nozZ3ow
(3)部活動強制を今すぐやめてください。部活でのいじめや負担に悩んでいる子供たちと先生方のために中学校での部活動強制反対!! Change.org
 https://cutt.ly/vozLurq
(4)千葉県と市原市は、「虐待事件の非公表」の方針を撤回してください! · Change.org
 https://cutt.ly/WozL7hB
(5)厚生労働大臣【新型コロナウイルス】集団感染・クラスター発生防止のため《3密》コールセンターの労働環境改善を要請します Change.org
 https://cutt.ly/UozZjiv


5.必見情報
(1)<いよいよ打つ手なしの国民騙し>冗談じゃない!「コロナと共存」「7割経済」は死刑宣告(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/790.html
(2)<本当ならば内閣が二つも三つも飛んでいる>疑惑封じと党内引き締め ボロボロ政権が解散風を煽る真相(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/812.html
(3)コロナで国民の貴重な年金18兆円が泡と消えた! 年金積立金をリスクの高い株式に運用し始めた安倍政権の責任|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/8ozCYIU
(4)回顧録より総括が必要な安倍政権の「ボルトン依存症」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275373
(5)室井佑月「なぜ問い詰めない?」 (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2020070100011.html
(6)菅原一秀前経産相に公選法違反の新疑惑 バス旅行で有権者800人を接待 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38766
(7)物議醸した都知事選ポスターは制度を悪用したN国の愉快犯|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275369
(8)田中龍作ジャーナル - 【都知事選】街宣の舞台裏から見える野党再編成への蠢き
 https://tanakaryusaku.jp/2020/07/00023224
(9)【安倍晋三】解散総選挙「自民66議席減」の衝撃メモ 首相は青ざめた? |日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275444

*日刊IWJガイド・非会員版「午後1時より『河井前法相夫妻逮捕! 1億5000万円「捜査の本丸」は安倍総理!- 岩上安身による郷原信郎弁護士インタビュー』」2020.7.1日号 ~No.2848号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45629
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7月5日(日)に2020東京都知事選挙の投票日が来る。マスごみの報道では、小池百合子現都知事の独走状態で、山本太郎、宇都宮健児、小野泰輔(たいすけ)の他の有力3候補を大きく引き離して、ほぼ当選確実の圏内にあるという。ちょっと待っていただきたい。そもそもマスごみの世論調査などは私はあまり信用していないけれども、しかし、都政を抜本的に転換したい勢力が候補者を絞り切れずに「分裂選挙」の様相を呈しているため、この世論調査の結論には、それなりの現実味がある。今回の都知事選は最初から「闘わずして負けていた(世直し改革派の)自己満足選挙」だったのかもしれない。が、しかし、である。

(関連)都知事選2020:小池氏大幅リード 山本、小野、宇都宮3氏追う 毎日新聞
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200628/ddm/041/010/050000c

もしそうだとしたら、私は有権者・都民に問いたいのだが、「あなたは今ベストセラーになっている『女帝 小池百合子』(石井妙子著:文藝春秋)を読んだ上で投票しようとしているのか? 小池百合子現都知事がこの4年間、あるいはその前の長い政治家人生で過去に何をしてきたか、少しは理解しているのか? 新型コロナPANDEMICでは全国で東京都が最悪の事態に陥りつつあるが、このことの大きな責任が小池百合子現都知事にあることを承知した上での判断なのか」と。

もしそうではなくて、いい加減で歪み切ったマスごみ報道だけを見て(特にTV)、小池百合子現都知事は新型コロナで頑張っているとか、時代遅れで利権まみれのマネーファースト・オリンピックの開催を期待するからとか、自民党や公明党が(事実上)推薦しているから思考停止状態のままで投票するとか、そんなことだとしたら、この小池百合子という大ウソつきのタヌキ女に騙され続け、その結果、東京都政が益々ボロボロにされ、近未来においてそのツケを自分たち自身が支払わされるということに早く気が付くべきではないのか。

(関連)♪東京(化け)ダヌキの都政小唄♪
 https://cutt.ly/2uktN1e
 https://www.youtube.com/watch?v=9HwvPjasyxg

(関連)田中龍作ジャーナル - 【都知事選】 築地女将さん会「小池さんに裏切られた」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/06/00023116

既に2000年以降、石原慎太郎都政から続くロクでもない知事連中の都政により、世界遺産とも言うべき築地市場を喪失し、オリンピック名目の予算をはじめ、さまざまなガラクタ政策や利権都政によって数兆円の財源がドブに捨てられ、貴重な都民の財産が二束三文で利権集団に投げ売りされ(晴海のオリンピック村選手用地など)、都民の生活に直結する社会保障福祉予算は削りに削られてやせ細り、更に、都立病院が独法化を経てスクラップされ、公園や街路樹などは都市再開発でつぶされ、都営住宅や生活保護、低所得者や福島原発事故避難者支援など貧困化対策・生存権行政のカナメになる施策も手抜き・貧弱化させられ、学校も保健所も保育所も介護施設も都の支援が不十分のまま放置させられ、あるいは市場原理主義アホダラ教政策により私物化され、新型コロナPANDEMIC対策よりも選挙で当選することの方が優先されて感染者を増大させ、あるいはまた、外環道や都市計画道路、更には羽田空港離発着航空機の都心低空飛行などを強引に推し進めて都民生活の破壊に加担し、更に「東京大改革」などと称して情報公開をしっかりやるなどと言いながら「隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ、皆隠せ」政策をより徹底している。そして極めつけは、この東京に外資カジノ資本の誘致まで企んでいるという始末である(小池タヌキがカジノ誘致をはっきりと否定したことなど一度もない)。

ひょっとして、上記のような程度のことさえ知らぬまま、目先のマスごみ報道に乗せられて、あるいは自民党や公明党が言うがままに、思考停止状態で、今までもそうだったように、投票所に足を運んで「東京大破壊」の小池百合子現都知事に「信任票」を投じようとしているのではないのでしょうね。だとしたら、ほんとうに「馬と鹿は死ななきゃ治らない」を地で行くようなものである。おやめになったらどうか。小池百合子現都知事というタヌキ女の正体は、『女帝 小池百合子』(石井妙子著:文藝春秋)に詳しく書かれているように、人間としても政治家としても許しがたい、典型的なジコチュー=自分中心主義の口先「口先やるやる詐欺」女、史上最悪の詐欺師である。

他人の痛みや苦しみ・悲しみが全く理解できない、政治家として風上にも置けないゴロツキ女である。都政は都民のためにあるのではなく、自分自身のためにある、だから近未来に総理大臣の座を奪い取っていくための「踊り場ポスト」として徹底的に利用し、やがて利用価値がなくなったところでごみ箱に捨てればいい、そう思っているタヌキ女である。東京都の財政が近未来に破たん状態に陥ったとしても、そんなことは知ったことではない。それはその時の知事が切り詰めてやりくりすればいいだけだ、そう思っているに違いない。これ以上、このタヌキ女に騙されて、「馬のクソまんじゅう」政策や「馬の小便酒」施策を飲み食いさせられていてどうするのか!? 今回の都知事選挙では、何としてもこのタヌキ女を都知事の座から追い払わなくてはならない。

世の中では、頭のいいインテリや、ためにする報道程度のことしかできないマスごみたちが、今回の2020東京都知事選挙の争点を、やれ、新型コロナPANDEMIC対策を今後どうするのかとか、2020年東京オリンピックをどうするのかとか、やれ、東京都の街づくりや防災対策をどうしていくのかとか、社会保障福祉の充実や教育・保育をどうするのかとか、東京の産業振興や繁栄をどう維持発展させるのかとか、もっともらしいことを並べて騒いでいる。しかし、今回の都知事選挙の争点はそんなレベルのことではない。2020都知事選の真の争点・最大の問題は、このメールの表題にも書いたように、「大ウソつきの人でなしタヌキ女に、まだ都知事を続けさせるのか否か」である! 言い換えれば、首都東京の「顔」とも言うべき知事に、かようなタヌキ女を就任させておいていいのか=全世界へ向けての「恥さらし」ではないのか、ということだ。これ以上「馬のクソ」や「馬の小便酒」を飲み食いさせられてたまるか、ということなのだ。


(関連)女帝小池百合子-石井妙子/著(文藝春秋)
 https://cutt.ly/oobiknQ

(関連)(別添PDFファイル)嘘は政治家の始まり(河谷史夫『選択 2020.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20095

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)小池は九二年、テレビのキャスターから日本新党に参加して政界に出た。以後、新進党、自由党、保守党、自民党と渡り歩く。細川護煕、小沢一郎、小泉純一郎と時の実力者に擦り寄り、「ジジ殺し」とか「権力と寝る女」とか言われた。ところが離反するや、別れた亭主をあしざまにけなす元女房のように、細川も小沢も猛烈にこき下ろした。政治家としての行状はとても褒められたものでない。

行状1 阪神・淡路大震災で被災した芦屋の女性が窮状を訴えに来た。小池は指にマニキュアを塗りながら応じた。一度も顔を上げることなく、全部の指に塗り終えるとこう告げた。「塗り終わったから帰ってくれます?」。

行状2 「五名生存、人名死亡」という酷い知らせを受けた拉致被害者家族の中央になぜか小池がいた。記者会見が終わり、部屋を出た小池が慌ただしく戻ってきた。「私のバッグ。私のバッグがないのよっ」。見つけて叫んだ。「あった、私のバッグ。拉致されたかと思った」。

行状3 水俣病訴訟で最高裁が原告側勝訴支持の画期的判決をした。だが小池環境相は会見をしない。怒る原告団の前に現れた小池は、ただ官僚の作文を棒読みし、五分で会見を打ち切った。

行状4 アスベスト被害者に要請されて小池環境相はやっと面会した。「崖から飛び降りる覚悟でやる」と口にしたが、調査すらしなかった。後日「あなた、崖から飛び降りると言ったでしょ」となじられて、「言ってませんよー」。

行状5 女性初の防衛相になったとき、記者に取り巻かれて言った。「明日、何を着て行こうかと思って悩んでいます」。さらに事務次官に「イケメンの自衛官を十五人集めて頂戴」と命じ、彼らに囲まれる姿を撮影させると、PR写真としてマスコミに公開した。

行状6 「ジャンヌ・ダルクになる」と言って都知事達に出た小池は、「築地は守る、豊洲を活かす」と明言。「築地女将さん会」の会員はそれを信じて応援した。当選後一度だけ築地に来たという。「ジャンヌ・ダルクになってください一との声に、小池は笑って返した。「火あぶりになるからイヤ」。

信義なし、国家観なし、政治信条なし、専門知識なし。ただ注目を浴びたいだけの不実で空疎な政治家像が浮かんでくる。
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(月刊誌『選択』は通信販売の雑誌です。書店には置いてありませんが図書館等では見られます)


(関連)女帝・小池百合子が豹変するとき(石井妙子『文藝春秋 2020.7』)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0f469471660b56fd97f85eb80e2409bdc27fe633

(今年春(1~2月ごろ)、半年後に迫った都知事選で自分自身が生き延びるため、古くからの盟友である自民党本部の二階俊博幹事長に接近、自分とは犬猿関係にある自民党都連を踏みつけながらも、2020年東京オリンピック開催などを人質に取って、二階俊博幹事長支配下の自民党本部や安倍晋三首相官邸に「抱きつきキッス」(都知事選支援の要請)を行い、その見返りとして、中国通の二階俊博幹事長からの要請に従い、東京都が備蓄する(感染症対策用)「医療防護服」を中国向けに33万着も寄付した(輸出)。・・・・などなど、新たな「事実」が書かれている『文藝春秋』今月号(2020/7)の記事である。呆れて開いた口が塞がらない。東京都では「防護服」は新型コロナPANDEMICに伴い病院や診療所や介護施設その他で深刻な不足状態に陥っているが、その原因をつくったのが、小池百合子都知事その人である、という主旨のレポートである。ご一読されてみるといい。:田中一郎)

(関連)小池百合子氏「卒業証明書」提示、偽造私文書行使罪の可能性(郷原信郎) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200606-00182101/


 <私が小池百合子現都知事に聞きたいこと>

(1)2020年東京オリンピックはカネがかからない大会にすると言って、当初の予算は7000億円程度だった。それが今は東京都の直接経費だけでもその倍の1兆4千億円にまで膨張している。これに都だけでなく国の予算も含めて、関連予算や偽りのこじつけ予算まで入れると2兆円・3兆円という金額となり、その大半は東京都が負うことになるという。この「過剰にカネのかかるオリンピック」になった責任をどう取るの?

(2)更に、その2020年東京オリンピックは、新型コロナPANDEMICが深刻化し、第2波が襲ってきそうな気配がある中で、中止ではなくて延期だなどと、のんき、なことを言っている。しかし、その延期のための費用たるや数千億円にもなるという。これは一体だれが負担するのか? オリンピック中止を先延ばしすればするほど、まったく無駄な都民の税金が巨額に垂れ流されるだけであるにもかかわらず、また延期だなどという。「えんきはのんき」、まだわからんのか? 既に今年で期限切れになるオリンピックのスポンサー企業に「逃げ」の気配まで出ているぞ。

(関連)「東京五輪」はやっぱり無理 - 【公式】三万人のための総合情報誌『選択』- 選択出版
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20010

(関連)東京五輪の1年後開催は無理、中止を直ちに決めるべき理由 - ニュース3面鏡 - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/235644

(3)そもそも、さる3月24日に2020年東京オリンピックの1年延期が決まるまでの間、小池百合子現都知事は新型コロナPANDEMICに対する対策を何もしてこなかったどころか、2020年東京オリンピック開催に固執してPCR検査や感染症対策医療体制の整備・構築など、必要不可欠な対策・対応を何にもしてこなかった経緯がある。これをどう説明するのか?

(関連)【小池百合子】戦犯・小池知事を褒めそやす論調 愚かなメディアの大本営|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272527

(関連)【小池百合子】クルーズ船化 小池知事はなぜ院内感染と医療崩壊を隠す?|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271848

(関連)東京封鎖カウントダウン – カタカナ語のコピー乱造に興じる御用専門家 - 世に倦む日日
 https://critic20.exblog.jp/30907793/

(4)「築地は守る・豊洲は生かす」はどうなったのだ? 既に築地市場の跡地は、あの世界遺産的な市場施設建物が取り壊されて更地になっているようだが、それで「築地は守る」などというのが大うそだったことがはっきりしたではないか。しかも、その跡地利用・再開発のプランさえ明らかにせず、場合によってはそこへカジノを誘致しようとする気配すらある。他方、豊洲市場は相変わらずの毒物ダラケと施設欠陥が露呈したまま、こんな施設は卸売市場としても使えないし、物流センターとしても欠陥だらけで改築が必要だ。築地豊洲の嘘八百は許しがたいものがある。

(関連)【豊洲市場】健康被害が続出 豊洲市場の“黒い粉塵”は高濃度の猛毒物質|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249357

(関連)【小池百合子】小池都知事が政争の具に 市場移転の迷走ぶりが今明らかに|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/273235

(関連)解除できるのか 豊洲“時限爆弾”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2730

(5)東京晴海にあるオリンピック選手村用の都有地を時価の1/10相当の超低価格で投げ売りしている事件をどうしてきちんと正さないのか? 既に住民訴訟となっているが、裁判においても重要書類(例:不動産評価調書、当該用地を買受けて再開発する業者と東京都との折衝記録など)を非公開にして裁判所に提出を拒んだり、再開発業者に大きな利益が出たらその一部を東京都に返還せよ、などといった非常識な対応をしているなど、有権者・都民として看過できない出鱈目な利権行政のあり様がある。どうなってんだ!?

(関連)特集 オリンピック選手村疑惑 – 全日本民医連
 https://www.min-iren.gr.jp/?p=38119

(関連)【住民訴訟】選手村用地投げ売りの報告書 東京都が全面開示拒む - 日本共産党東京都委員会
 https://www.jcp-tokyo.net/2018/0228/155024/

(6)地域住民・都民の生活や街づくりへの期待を踏みつぶす外環道、あるいは都市計画道路の建設を、何故強引に推し進めているのか。また、羽田離発着の航空機の都心低空飛行は、危険でうるさくて、都民の生活破壊そのものだ。いったいどっちを向いて都政をしているのか!?

(関連)東京外環道、沿線住民が工事差し止め仮処分申し立て 致死レベルの酸欠空気が上昇(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e81ccb5cbf14215559f78a2912cb0de058bc0e58

(関連)(報告)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(新ちょぼゼミ:奈須りえさん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-97b30f.html

(7)新型コロナPANDEMICで感染症用ベッド数が絶対的に足りなくなっている他、院内感染などもあって病院経営が厳しい状態に追い込まれている。そんな中、何故、都立病院の独法化(いずれ民営化)や保健所貧弱体制の放置などをし続けるのか? 今般の新型コロナPANDEMICは、これまで30年以上にもわたって続けられてきた民営化・規制緩和という市場原理主義アホダラ教政策の決定的な誤りを浮き彫りにしたのではないのか!?

(関連)キャンペーン · 東京都知事 小池 百合子- 新型コロナウイルスとのたたかいの最前線で頑張っている、都立病院・公社病院の地方独立行政法人化を止めてください。公社病院を都立病院にしてより充実させてください。#独立行政法人 #新型コロナ #都立病院 · Change.org
 https://cutt.ly/qobBr0q


(関連)都立病院・公社病院の地方独立行政法人への移行について - 東京都病院経営本
https://www.byouin.metro.tokyo.lg.jp/about/jigyou/soshiki_gaiyou/soshiki/sosikidopou/index.html

(関連)コロナ下で医療崩壊危機を高める「都立病院の独法化」は必要なのか - DOL特別レポート - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/235969

(関連)国がつぶしてきた感染症対策、感染爆発に対応できない保健所の現状(イントロ部分)(天笠啓祐『週刊金曜日 2020.4.17』)
 https://cutt.ly/0yhHpOD

(関連)保健所削減が追い討ち 27年間で852カ所から472カ所に半減 コロナ対応の脆さと関係-長周新聞
 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/16032

(8)小池知事の公約「七つのゼロ」 待機児童・電柱…達成は [2020東京都知事選挙]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN6J6WG7N6FUTIL01X.html

(関連)小池都知事 公約どうなった?-「7つのゼロ」苦しい言い訳
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-06-28/2020062804_01_1.html

(関連)【都知事選】「7つのゼロ」だけじゃない 小池知事は27の公約をいくつ実行したか〈上・中〉(楊井人文) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20200701-00185938/
 https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20200702-00186214/

(4年前の都知事立候補の際に掲げた7つのピンボケ公約でさえ、まともに実現できていないのに、その責任はどこへやらだ。都民はアホで物忘れがひどいから、それでいいということか。そんなタヌキ女の新たな公約など、何の意味があるのか?:田中一郎)

(9)小池百合子都知事の最大の問題は極右ヘイトとの関係だ! 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に圧力かけ「虐殺なかった」ヘイト集会にお墨付き|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5472.html

(関連)(9.1)関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会が、声明を発表。 - 日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。
 https://blog.goo.ne.jp/nicchokyokai-honbu/e/f5b46a21aacefcb2fd39a84ba450fa1a

(どうなってんの、コレ!?)


 <対立候補の宇都宮健児氏から出された小池百合子現都知事への公開質問状>
宇都宮氏、コロナ対策で小池知事に公開質問状 8項目「回答できないはずない」(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/60d26c0ba8d3551767f71d37f2bb7f7e8580a7db

(関連)宇都宮健児氏が会見 新型コロナ検査で小池知事に公開質問状 会見ノーカット(2020年7月1日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=yvynenQMz4s&feature=youtu.be

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)公開質問8項目:質問は以下の8点。

(1)オリンピック開催延期が決まるまで、開催の支障となるため、検査件数を押さえ、感染者数を低くしたのではないか。

(2)6月11日に「東京アラート」を解除したが、我々の資料によると、解除の目安となる数値を上回っていた。翌12日に都知事選への出馬を表明したが、政治的都合を優先し、恣意的に解除を判断したのではないか。

(3)都議会で「必要な検査が行われている」と答弁してきたが、PCR検査をすぐに受けられず孤独死した例がある。「必要な検査が行われてきた」という認識は変わりないか。

(4)厚生労働省が各都道府県に対して、PCR検査体制について点検し回答するよう6月2日付で発している。回答期限は6月19日だったが、7月1日段階で都は未提出。回答しない理由はなぜか。

(5)「東京アラート」の解除(6月11日)以降、検査陽性者数の増加傾向が続いている。PCR検査数は全く増えていない。十分な対策が取られているという根拠を示していただきたい。

(6)6月30日、新たな指標を公表したが、具体的な数値基準は設けていない。都として、科学的根拠に基づく対策をとれるのか。

(7)小池知事は2018年、多摩地域にある5つの保健所の医師を1人ずつ、計5人減らした。人員削減について「機能強化を図った」と述べているが、正しい措置であったと考えているか。

(8)3月23日に「ロックダウンの可能性がある」と発言した。医療体制として病床の必要性について触れたが、どのようなやり取りの下に発せられたのか。情報公開請求に対して病院経営本部は「記録はない」としている。どのような会合がもたれたのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 <別添PDFファイル>
(1)(2020都知事選 首都の未来は:下)明日の住まい、頼りどこ 困窮、コロナで切実(朝日 2020.7.3)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14535220.html
(2)(検証 小池流:上)ワンフレーズ政治、はらむリスク 「ロックダウン」「感染爆発」、混乱も(朝日 2020.6.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14514132.html
(3)(検証 小池流:下)「築地」「七つのゼロ」、掲げたが(朝日 2020.6.17)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14515461.html
(4)「財布」ピンチ、やり繰りは 財調基金、9割取り崩し コロナ対策・五輪追加負担「綱渡り」(毎日 2020.7.2)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200702/ddm/041/010/098000c
(5)『女帝 小池百合子』が提示する学歴詐称の決定的な証拠(イントロ部分)(西山隆則『週刊金曜日 2020.6.19』)
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(6)2020都知事選 東京の課題:教育格差、困窮家庭学びつなぐには(朝日 2020.7.3)
(7)都知事選 2020.7.5 現場から:止まらない過疎化、定住支援 打てる手は打った(東京 2020.7.3)
(8)都知事選2020:柔軟な子育て支援急務、「在宅勤務できぬ」母苦悩(日経 2020.7.2)


 <関連サイト:その1>
(1)東京都知事選2020:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/tags_topic/tochijisen2020
(2)2020東京都知事選挙:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/senkyo/tochijisen/
(3)2020都知事選 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/senkyo/2020tochiji/
(4)都知事選2020 -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/theme/?dw=20062302

 <関連サイト:その2 日刊ゲンダイ>
(1)【小池百合子】小池氏“コロナ注意報”発令基準無視の露骨な選挙ファースト|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275447
(2)【小池百合子】小池氏“地元”池袋で有力者と集会出席…選挙優先で支持固め|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275505
(3)【小池百合子】戦慄100人超え “小池ファースト”が招く感染爆発&医療崩壊|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275503
(4)【小池百合子】都知事選「小池優勢」宇都宮候補の立憲支持層が6割も流入|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275262
(5)【小池百合子】東京知事選の最中に東京が感染のエピセンター化するリスク|金子勝 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275313
(6)【新型コロナウイルス】小池都知事の“コロナ独裁”で東京発の第2波が全国拡散危機|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275371
(7)<「排除」の「女帝」の危険な思想>「悪いのは私じゃなくて夜の街」(日刊ゲンダイ)赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/774.html
(8)ドンの娘婿が小野陣営を応援 自民都連が小池完全勝利の阻止狙う|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-710917/
(9)小池都知事“馬耳東風”を記者は見逃さなかった ネット討論会が映さなかったズ太い本性|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-710918/

 <関連サイト:その3>
(1)小池百合子が圧倒的優勢の理由 – コロナ対策の言葉と指導力がない野党候補 - 世に倦む日日
 https://critic20.exblog.jp/31411207/
(2)小池百合子都知事が都知事選のため陽性者数を操作して東京アラートを解除していた疑惑! 本日の新規感染者100人以上との速報も…|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/Pob6TEB
(3)東京都の感染者100人超でも…小池知事はまさかの「良い傾向」発言、加藤厚労相は「その数字わからない」、安倍首相は「Hanada」のインタビューに|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/Vob6Xdp
(4)来年の五輪開催がどう考えても無理な理由、「リモート競技」を検討すべきだ - 情報戦の裏側 - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/233513
(5)都知事候補討論会で問われた小池百合子の差別肯定政策、小野泰輔のヘイト発言! 津田大介の切り込みに二人の答えは……|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/consR77


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)東京都知事選挙という悪質「タヌキ狩り」(その1):都民をだましては「馬のクソまんじゅう」政策を食わせる女タヌキ=小池百合子(現都知事)をみんなで退治いたしましょう=みなさま、捕獲縄を持ってお集まりください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-25e69f.html

(2)PCR検査・新型コロナ感染検査拒否国家ニッポン(その1):「不十分なPCR検査「日本の恥」=山梨大・島田学長、感染者減少の今こそ体制拡充を」(東京 2020.5.17)より- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-c1ba6e.html


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(追)北区都議補選〝ゆづか姫〟新藤氏がアベノマスクブラ姿のポスター張り出し 卒倒者続出!?(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1690161de6604f72a0cc909578978712ed2f5b32

(関連)【北区補選】美女5人だけの戦い 北区都議補選に有権者はメロメロ!? 最も人気があったのは…(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a85b868c23e7d23c798ebaa6d39500de44add192

(女ばっかり5人、立憲民主党候補の1人を除いて、あとはみな「自民・維新のお友だち」のようなのばっかり。いくら女の子が好きな私でも、こんなんやったらいらんワ、ほんまに。でも、この北区は私の地元ですねん、やってられまへん。こんな連中が全国的に幅を利かせてきたら、この国はもう終わりますよ。「昔は水の都、今はアホの都」の大阪、その「アホの都」は東京でも広がりそうです。トホホ・・・、大阪は私の生まれ育った故郷ですねん。大阪市がなくなることも知らんと、大阪都構想に賛成票を投じとるし、維新が何しとるかも知らんと、維新に投票しとる大阪人、アホや!)

(関連)それでもバカとは戦え|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524
草々 

2020年7月 2日 (木)

経済産業省&電通の「持続化給付金」その他を巡る利権構造

前略,田中一郎です。


●電通と経産省「黒い蜜月」の内膜(『選択 2020.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/20145


(関連)《罪深きはこの官僚》藤木 俊光(経済産業省商務・サービス審議官) - 【公式】三万人のための総合情報誌『選択』- 選択出版
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19930

(関連)新原浩朗 - Wikipedia(経済産業省幹部官僚:菊池桃子の夫)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%8E%9F%E6%B5%A9%E6%9C%97


 <関連サイト>
(1)一般社団法人サービスデザイン推進協議会とは何者か。「持続化給付金」事務局の謎めいた正体を考える。|東京蒸溜所 蒸溜日誌|note
 https://note.com/tokyodistillery/n/n6564a5ecf2a3

(2)【続報】資金の流れから一般社団法人サービスデザイン推進協議会の実態を考える。/「持続化給付金」事務局の謎めいた正体を考える(その2)|東京蒸溜所 蒸溜日誌|note
 https://note.com/tokyodistillery/n/n11e0f692d3a1

(3)一般社団法人サービスデザイン推進協議会の裏側に潜むもの/「持続化給付金」事務局の謎めいた正体を考える(その3)|東京蒸溜所 蒸溜日誌|note
 https://note.com/tokyodistillery/n/nb49eab457717

(4)遍在する「補助金執行一般社団法人」/サービスデザイン推進協議会と環境共創イニシアチブの正体を考える|東京蒸溜所 蒸溜日誌|note
 https://note.com/tokyodistillery/n/n1e41ddcdc24b

(関連)東京蒸溜所 蒸溜日誌|note
 https://note.com/tokyodistillery


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (参考)
 電通が統括あるいは関連する「税金ピンハネ協議会」(三木義一元青山学院大学長:下記サイト参照)の判明分(まだあるんじゃないかな???)
 https://cutt.ly/WoiT45n

*(社)サービスデザイン推進協議会(経済産業省)
 https://www.servicedesign-engineering.jp/

 持続化給付金(一次補正約770億円、二次補正約850億円)

(社)環境共創イニシアティブ(経済産業省、総務省他)
 https://sii.or.jp/
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35251

 再エネ関連事業やマイナポイント事業他(約180億円以上)

(社)一般社団法人キャッシュレス推進協議会-PAYMENTS JAPAN ASSOCIATION -(経済産業省)
 https://www.paymentsjapan.or.jp/
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35000

 キャッシュレスポイント事業(2020/6で終了)他(約310億円)

GO TO キャンペーン(経済産業省、国土交通省、農林水産省:計約3100億円)
 https://www.asahi.com/articles/ASN6J3SQQN6JULFA00C.html

 当初は経済産業省(&電通?)でやる予定が追及を受けて各省に分散
 どこの業者が受託するかは今現在は不明(これから)
 総額3100億円というとんでもない金額の受託取扱手数料となっている
(金額を圧縮するなどと言っていたが3省合計したら総額は不変)

家賃補助給付金(経済産業省)
 https://www.asahi.com/articles/ASN6B6HLJN6BUTFK012.html
 https://www.recruit.co.jp/newsroom/notification/2020/0622_18734.html

 リクルートが受託(約942億円)


(関連)経産省、電通と会食報道で異例の文書「法に抵触ない」 [経産省の民間委託]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN6C2HBKN6BULFA047.html
草々 

2020年7月 1日 (水)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(46)(抜粋)(2020年5月~6月)

1.4つのこと:(1)コロナ注目動画(児玉龍彦、金子勝、藤井聡)(2)カジノ資本主義と株価(3)個人情報使って感染者追跡には断固反対(4)「内田樹の研究室」から他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-a32497.html


2.青森県六ケ所村再処理工場 稼働許すまじ:大破局事故の危険性問題を棚上げにして稼働審査打ち切りの原子力「寄生」委員会・「寄生」庁=破綻した核燃料サイクル事業を早急に廃棄せよ!(三陸の海を放射能から守る岩手の会他)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-d77e28.html


3.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(110):(1)新型コロナと福島原発事故の対応は瓜二つの「一卵性双生児」(2)どさくさ紛れの原発突撃(3)手を変え品を変えての被ばくリスクのゴマカシ他- いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b4c76a.html


4.(速報)第38回「福島県民健康調査検討委員会」結果(Our PlanetTV )& 昨今の脱被ばく関連情報- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-624d6d.html


5.(報告)(6.20)山下俊一(長崎大学教授・福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-638653.html


 (その他)
●(報告)(4.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(1):個人の生活補償(「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b3c498.html


●れいわ新選組・山本太郎代表の本音に迫る(1)~(3)(日刊ゲンダイ):バラマキ政策からは脱却してください- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-517565.html


●祝 日本国憲法73周年:21世紀に生きる日本人の課題は、現実にあわせて憲法を変えることではなく、憲法に合わせて現実を変えることである=日本国憲法は「守る」のではなく「生かす」!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-83e6ee.html


●沖縄・辺野古基地:軟弱地盤の深さをゴマカシ、活断層の存在を無視し、近未来に襲い来る地震の規模を極端に過小評価して進められる建設工事、その総費用は2兆数千億円!! 国防方針如何に関わらず、やめるべきデタラメ政策- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b71ef8.html


●危険! マイナンバー&カード:「成りすまし」があなたを狙っています=あなたの名前で誰かが勝手に取引、あなたの個人情報が丸裸に=そんなリスクがあるのに、その損害は全部「自己責任」とされています- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-e54bb5.html


●(報告)(5.14)新型コロナに対する緊急経済対策について(2):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.14」)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-3ebaf3.html


●(報告)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(新ちょぼゼミ:奈須りえさん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-97b30f.html


●PCR検査・新型コロナ感染検査拒否国家ニッポン(その1):「不十分なPCR検査「日本の恥」=山梨大・島田学長、感染者減少の今こそ体制拡充を」(東京 2020.5.17)より- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-c1ba6e.html


●本日(5/25)のいろいろ情報:(1)黒川弘務問題処理に異議あり、(2)香港、燃えよ民主主義ドラゴン、(3)コロナ陽性隠蔽、(4)竹中平蔵がまた利益相反行為、(5)「群生相」の気配(青木理)他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-08bc10.html


●新型コロナ緊急経済対策への「タカリ」なのか!? おかしいぞ持続化給付金支給事務外注経費(769億円)& 観光割引事務経費(3000億円)、第2次補正予算の予備費10兆円って、なにコレ!?=利権・私物化の悪臭が漂う???- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-6cb833.html


●(報告)(5.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(3):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.27」)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-8b912a.html


●(報告)(5.27)オルタナティブな日本をめざして(第45回):「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(新ちょぼゼミ:安田節子さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-068652.html


●(報告)(6.4)オルタナティブな日本をめざして(第46回)「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(新ちょぼゼミ:渡辺周さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ff83d4.html


●(報告)(6.4)新型コロナに対する緊急経済対策について(4):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.6.4」)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-567044.html


●経済産業省&電通の税金ピンハネ巨大シロアリ館(その1):新型コロナPANDEMICで苦しむ多くの国民を踏みつけて、「持続化給付金」をはじめ各種支援金配布事業を利権化する官民癒着の秘密構造=こんなもの断じて許せない!- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-3cf499.html


●本日(6/15)のいろいろ情報:(1)2020沖縄県議選結果総括(2)発がん物質使うヤマザキパン(『週刊金曜日』)(3)Zoom、人権活動家のアカウント一時停止 中国政府要請(4)小池都知事とコロナ(前川喜平さん)他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-3841ee.html


●東京都知事選挙という悪質「タヌキ狩り」(その1):都民をだましては「馬のクソまんじゅう」政策を食わせる女タヌキ=小池百合子(現都知事)をみんなで退治いたしましょう=みなさま、捕獲縄を持ってお集まりください- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-25e69f.html


●(報告)(6.20)マイナンバー&カードの危険性:ウルトラ個人情報監視・管理社会と「成りすまし被害多発事態」への「悪魔のパスポート」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-2d0594.html


●本日(6/25)のいろいろ情報:(1)都知事選というタヌキ狩り(2)アベ政権末期症状(3)就職氷河期とギグワーカー(4)コロナ後の財政課題(5)おしどりマコ近況報告(6)石木ダムと諫早湾他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-857238.html


●来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html


●(他のMLでの議論です)実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-de29a7.html


●山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」であり、また、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者には大きな問題がある- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-96f5b5.html

草々

(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)

前略,田中一郎です。
(8月の「ちょぼゼミ」のご案内です)


●(別添PDFファイル)(予約優先)(8.25)「山本太郎「れいわ新選組」の経済政策と衆議院選挙」(ちょぼゼミ:田中一郎)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc98efbc8eefbc92efbc95efbc89e3808ce5b1b1e69cace5a4aae9838ee3808ce3828ce38184e3828fe696b0e981b8e7b584e3808de381aee7b58ce6b888e694bfe7ad96e381a8e8a186e8adb0e999a2e981b8e68c99e3808d.pdf

衆議院選挙と最高裁判事の国民審査の日程が近づいてまいりました。今度こそ、しっかりと有権者・国民のために仕事をしてくれる国会議員や裁判官を選び、バブル崩壊以降、混迷を深める我が国の政治、経済、社会に終止符を打って、起死回生を図りたいものです。今回は来たる衆議院選挙でも、とりわけ争点となる経済政策に焦点を当て、はたして「市民と野党の共闘」として如何なる政策公約を掲げればいいのかを、みなさまとの意見交換を行う中で考えてみたいと思います。その際、何かと話題となる山本太郎「れいわ新選組」の経済政策に注目し、これにコメントを加えつつ、具体的な形での検討としたいと考えています。みなさまのご参加をお待ちしています。なお当日は「3密」(密閉、密集、密接)防止のため入場制限を行いますので、参加ご希望の方はあらかじめ「たんぽぽ舎」までご一報ください。

(司会&コメンテーター:田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合))

 <次 第>
日 時:8月25日(火) 19時~21時(開場18時30分)
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/

 <関連サイト>
(1)政策 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
(2)【れいわ新選組のコロナ緊急提言】 『真水100兆円』で、徹底的にやる! さらに追加で100兆円!出歩くな、自粛しろの代償は、国が補償しなければなりません。 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4670/
(3)2020.4.30 山本太郎 代表談話「補正予算反対の理由」 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/comment/4749/
(4)2020.6.12 山本太郎 代表談話「第2次補正予算 反対理由」 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4992/
(5)れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/
(6)れいわ新選組 公式チャンネル - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(このサイトの下の方に経済政策に関するこれまでのゼミナール報告があります)
草々 

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