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2020年6月

2020年6月30日 (火)

山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」であり、また、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者には大きな問題がある

前略,田中一郎です。


これまで2020年東京都知事選挙における山本太郎「れいわ新選組」の立候補について議論をし、近々実施される衆議院選挙や最高裁判事の国民審査にも言及して、下記の2つを私のブログに掲載していますが、本来は最初にこれからお送りする前段の議論をご紹介しておくべきでした。これらは、あるML上での議論で私から発信したものですが、時間的な制約もあって、みなさまにお送りする順序が逆になってしまい、少しわかりにくくなっていました。申し訳なく思っています。以下、補足させていただく意味でお送りしたいと思います。

繰り返しになりますが、私の下記の議論は、山本太郎氏や「れいわ新選組」に敵対し、やっつけるために書いているものではありません。その逆です。私はこれまで山本太郎氏の活動を、現在の日本における閉塞低迷する政治情勢を打ち破っていく唯一といっていいくらいの活力ある動きと評価し、非力ではありますが陰ながら支持し応援してきました。それは今も変わりません。だからこそ、今回の彼の都知事選立候補は残念でならないのです。何故なら、今回の同氏の立候補は、没落し「末法の世」と化していく日本の「世直し」パワーを弱体化させ、これまで山本太郎氏が苦労に苦労を重ねて積み上げてきた「政治資源」獲得の努力を減衰させるものであるからです。「世直し」総大将は、常に適切・的確な政治情勢分析と政治判断を持ち続けなければいけませんし、選挙に打って出る時は「必勝」を期して挑戦する必要があります。その意味で、今回の山本太郎氏の立候補は、彼にとっても「れいわ新選組」にとってもマイナスにしかならず、残念でならないのです。

更に申し上げれば、今回の山本太郎氏の立候補には、おそらくいくつかの思惑があり、その1つが、自分=つまり山本太郎氏を熱烈に支持・支援してくれている方々への「サービス」としての意味もあったように思われます。しかし、これは、真剣勝負の政治の世界、政治闘争や選挙の場合には致命的な失敗につながりかねません。そして、本来であれば、山本太郎氏の支持者・支援者は、今回の山本太郎氏の都知事選への立候補を「やめなさい」と抑止すべきところを、その逆に「デロデロ、イケイケ」とやってしまっているのです(立候補の賛否は半々だったそうです)。まさに時々の情勢や雰囲気に流された情緒的で政治的に未熟な反応と言わざるを得ません。かようなことをくり返せば、やがて山本太郎「れいわ新選組」は多くの有権者からの信頼を喪失し、その他大勢の中の1つとしての孤立した「仲良し集団」となっていくでしょう。

私は今日の立憲民主党現執行部を中心とする「野党統一」を最優先すべきであるとする「統一候補至上主義」者ではありません。時と場合によっては、立憲民主党他の野党とたもとを分かち、彼らとは異なる主義主張を訴えて選挙戦を闘うということもあり得ると思っています。しかし、今回の都知事選で言えば、そんなことをする必要などさらさらなくて、山本太郎氏は都知事選では宇都宮健児氏に自分の都政に期待するところを伝えて、それを極力彼の政策公約に反映してもらうよう努力するとともに、彼を全力で応援すればよかったのです。そして他方で、来たる衆議院選挙に向け、様々な尽力を続けていく中で、今度は逆に宇都宮健児氏とその仲間たちに山本太郎「れいわ新選組」への応援・支援を求めればよかったということです。

山本太郎「れいわ新選組」の主戦場は、「関ケ原の合戦」場は、都知事選ではなく国政選挙だからです。山本太郎「れいわ新選組」の歴史的使命は、東京都の改革などではなく、日本という国全体を大きく転換すること、とりわけ具体的に申し上げれば、真っ先に、国を亡ぼすかもしれない危険極まりない原発・核燃料サイクル施設の即時廃止と、使用済み核燃料ならびに高レベル放射性廃液の安全対策に早急に着手することだからです。

私は政治のことや選挙戦のことを、NHK大河ドラマなどで描かれている戦国大名のイクサの仕方に学べ、と申し上げています。そのアナロジーで申し上げれば、今回の山本太郎「れいわ新選組」の都知事選への立候補は、敵勢力への普段からの怒りや不満を爆発させ、何の準備もないままの向こう見ずで突出的・突発的なイクサの仕掛けであり、緒戦の小さな勝利にこだわって大局を見失う、愚かな負け組大将のやることだと言えるでしょう。かつて満州を侵略占領した大日本帝国軍が、更に熱河省から華北へ、更には華中・河南へと、ずるずると戦線を拡大しては小さな小競り合いに勝利して酔いしれるという、愚かなことをくり返していました。準備もなければ、勝利後の計画もない、補給路は長く伸びてその維持もままならず(従って現地での略奪・殺戮が一般化する)、ただ戦って小さく勝つことだけが目的の戦争です。それと似たようなことを山本太郎「れいわ新選組」は今回の都知事選でやってしまっているということです。

こういうことは二度としてはいけないし、また、支持者・支援者は、こうした動きを止めなければいけません。しかし、事態は今回は逆に動いたということです。そして愚かにもそれを理屈で合理化しようとする動きも強い。しかし、そんなことを認めたら、また同じような過ちを繰り返すことになるでしょう。昨日のメールにも書きましたが、自分の好き嫌いを先頭に建てて、それを後から合理化する理屈を考える・くっつける、こういうことはやめなければダメなのです。

以下、これまで私が議論の最初の段階で発信したメールをご紹介します。既にお送りした2つのブログ掲載のものと併せてご参考にしていただければ幸いです(一部加筆修正しています)。なお、下記の議論は、今現在進行中の都知事選の去就とは直接関係がありませんし、どの候補者に投票すべきなのかを論じるものでもありません。選挙期間中は各候補者がそれぞれで全力を尽くし、また有権者は立候補者の中で自分がBESTだと思う候補者を選んで投票すればいいということです。投票を棄権することだけはおやめいただきたいと思います。

(関連)(他のMLでの議論です)実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-de29a7.html

(関連)来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html


なお、山本太郎「れいわ新選組」の政策に関しましては、経済政策を中心に、来たる7/28の「新ちょぼゼミ」と、その次の8月下旬に予定している「ちょぼゼミ」で詳しく論じたいと思っています。とてもよくできた内容豊かな政策ですが、唯一点、左派リフレ派の影響を受けた巨額バラマキ政策という欠陥が含まれています。そしてそれが新型コロナPANDEMIC後の経済不況の深刻化に伴って、より膨れ上がってきているという困った問題があります。その辺のところも含めてコメントしたいと考えています。

(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-ed9e26.html


(メールその1)
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山本太郎「れいわ新選組」が今般の都知事選挙で宇都宮健児氏を応援し、返す刀で、来たる衆議院選挙での「日本政治の抜本改革」へ向けて、大きな力を発揮してくれることを期待します。

山本太郎「れいわ新選組」が、消費税減税を「市民と野党の共闘」の共通政策の柱の1つにすることに加え、税制の抜本改革と並行して、財源浪費のバラマキ政策をやめて、「必要な人に必要なだけ」の支援を行っていく、生存権保障(基本的人権)に基づいたソフィストケイトな政策を打ち出してくれることを願っています。その点でも宇都宮健児氏は、山本太郎「れいわ新選組」の最有力な協力者であると私は思います。

消費税減税について、旧民主民進系の各政党と「妥協」などする必要はありません。消費税に固執するのであれば、彼らもまた「歴史のゴミ箱」へ行っていただくしかないでしょう。消費税を改めず(奢侈品物品税へ移行せよ)、大企業・金持ち特別待遇の税制を抜本改革しないような政治が、私たちのための、有権者・国民の生活と生存を最優先する政治ではありえないからです。今回の都知事選挙と来たる衆議院選挙は「一体」として考えるべきです。

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(経済政策については、このサイトの下の方に並べてあります)
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(メールその2)
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改めて詳しく論じたいと思っていますが、とりあえずということでお送りします。

山本太郎「れいわ新選組」の今回の都知事選挙への立候補については、まことに残念ですが支持できません。それどころか、今回の山本太郎氏の立候補判断について(多くの「やめたほうがいい」のアドバイスを無視して)、私はこれまでの山本太郎「れいわ新選組」への支持・応援を見直す時が来たのかなとも思い始めているところです。それは、山本太郎「れいわ新選組」よりも宇都宮健児氏を強く支持し応援しているからではありません。それは、山本太郎氏が、1つしかない自分の身を都政と国政にどう割り振って使うのか、しかも現段階での自身の政治力の限界をわきまえて、どう判断するのか、という、政治決戦の場合の基本中の基本の判断を間違えているからです。詳しくはメールを改めて論じたいと考えています。

昨日(6/14)、私のところに送られてきたあるメールには、次のように書かれていました。「今日はスペイン風邪でマックス・ウェーバーが亡くなって100年目の命日。ウェーバーは「政治とは、情熱と判断力の二つを同時に用い、堅い板に力をこめて、だんだんと穴をくりぬいていく作業である」と書いています。情熱と判断力を同時に用ることのできる政治家いでよ、です」。

これに準じて申し上げれば、情熱は人一倍大きくても、政治的「判断力」に乏しい人物は結局は闘いの勝者にはなれず、自分の熱き思いを胸に燃え上がらせながらも、いつまでも政権を取れぬままに消えていく、ということだろうと思っているのです。山本太郎氏を都知事選立候補へと追い立てたのは、私は「れいわ新選組」の少なからぬ支持者・支援者たちではなかったかとも思います。山本太郎「れいわ新選組」支持者・支援者は、もっと政治的に成熟していただかないと、いつまでたっても、この哀れなる日本社会を抜本転換することはできないのではないかと思われてなりません。

 <ある方からいただいたメール>
(中略)彼が立候補の理由としている都財政運営問題、とくに地方債の発行問題についての、彼の認識は、少し浅い。

かつて、鈴木都知事の四期目、臨海副都心の建設を打ち出し、それこそ湯水のように財政支出をしすぎた結果、彼の最終年度の、起債残高は、13兆円におよび、都財政そのものを破たんさせたのでした。

(中略)いま「コロナ感染対策」で、国債発行を頼りにせざるを得ないという現実については、私はこれを、緊急措置として認める立場に立ってはいます。しかし、この国が行うべき対応に、地方を巻き込むことについては、一歩、二歩、私は距離をきちんと置くことが求められているという判断に立ちます。その区別が、山本太郎氏にはありません。

地方からの財政出動は、真に格差社会の拡大の中で、苦しむ人々を最優先にした、施策の展開に限るべきというのが私の考えです。そのために必要な起債の発行は必要でありますが、中央政府は、建設債の発行を認めてはいても、福祉、教育、医療関係にかかわる起債の発行は、ほとんど認めていないという現実があるのです。これでは結局は、真のコロナ感染対策とは、ならないでしょう。

これを無視して、まだ起債発行が、出来るのだからという理屈だけで、勝負しようとしているのでは、すぐに足下をすくわれてしまいます。したがって、山本氏の今回の立候補の理由とする起債問題に関しての理論的根拠は、きわめて薄弱なるものと言わざるを得ません。

 <上記に対する私からの返信>
 まさにおっしゃる通りです。国債発行や国家財政と、地方債発行や地方財政を、同じように考えることは決定的な誤りです。中央銀行制度についての理解も浅いようにも思えます。この辺のところが山本太郎「れいわ新選組」に十分に理解されていないように思えます。

*総務省|地方公共団体の財政の健全化|「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」とは
 https://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/kenzenka/index1.html

*総務省|地方公共団体の財政の健全化|健全化判断比率の算定
 https://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/kenzenka/index2.html
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(メールその3)
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これで都知事選敗北はほぼ確定ですので、どうするかをあまり論じても意味がないように思います。もし候補者を絞るというのなら、山本太郎氏が立候補辞退をするしかありませんが、それはおそらくあり得ない話です。ひょっとして、ひょっとして、山本太郎氏が、候補者乱立の中でかろうじて薄氷差で当選する可能性はないわけではありませんが、当選したところで、おそらく何もできないだろうと私は見ています。まずは都議会構成、そして、地方財政に関して理解ができていません。直接の支持者・支援者以外の協力政治勢力・党派も皆無に等しい。

総務省|地方公共団体の財政の健全化|「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」とは
 https://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/kenzenka/index1.html

*総務省|地方公共団体の財政の健全化|健全化判断比率の算定
 https://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/kenzenka/index2.html

注目と注力の焦点を来たる衆議院選挙に向けた方がいいでしょう。お二人には元気よく気持ちよく選挙で論争してもらい、あとくされなく、ともに落選してただければ、それでいいのではないかと思います。

こうした事態を生んでいる最大の元凶は、「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党=とりわけ枝野幸男・福山哲郎執行部とそのトリマキ幹部たちにあります。もっとずっとずっと早い段階で山本太郎「れいわ新選組」に働き掛けを行い、ちょうど今から20年ほど前に、彼らの多くが参加して行った似非政治改革の時の日本新党=細川護煕のように、山本太郎「れいわ新選組」の入閣を想定した上で、自公や維新に対抗する大きな政治勢力をつくり上げ、NEXTキャビネットを構成しながら全面的な打倒安倍政権の政治運動を築いていれば、かようなことにはなっていないのです。

私は、枝野幸男・福山哲郎の現在の立憲民主党執行部を「ラストチャンス」と申し上げています。今度の衆議院選挙でまた敗北し、少なくともアベ政権を退陣に追い込めなければ、私は立憲民主党批判を開始しようと考えているところです。いつまでたっても政権交代を獲得できない野党第1党など、ないのも同然ですから。きちんとした政治改革を実現できる、熱意と、判断力と、行動力・実践力を持った新しい野党勢力を一から築いていくしかないでしょう。
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(メールその4)
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なぜ、山本太郎氏は都知事選に立候補したのか?

私も今回の山本太郎氏の都知事選立候補は、マイナスにこそなれ、ほとんど得るものはないのではないかと思っています。これで、宇都宮健児氏と山本太郎氏の「共倒れ」は、常識的にはほぼ確定的ではないかと私は思っています。支持者は完ぺきにダブっています。

(ハプニングはあり得ますが、仮に当選しても、ほとんど何もできないでしょう。都議会でさんざんやられ、公約を実現できずに多くの都民をがっかりさせる結果になる可能性が高いと私は思っています)

大きな要因の一つは、山本太郎「れいわ新選組」の支持者・支援者の動きではなかったかと思います。佐賀の乱のときの江藤新平のようなことです。要するに、腕試しがしたくて、突出してしまった、

また、山本太郎本人の考えとしても、枝野幸男・福山哲郎執行部の立憲民主党を政治改革の総大将にはできない、という確信が固まり、それを実証して見せようと力んだ、くらいでしょうか。要するにフライング=時期尚早なのです。

もう一つは、山本太郎氏自身の「あせり」ではないかと思います。新型コロナPANDEMICで、街宣活動ができなくなり、他方で衆議院選がせまってくる、そんな中、山本太郎「れいわ新選組」のプレゼンスを上げる手段として、都知事選を使ったのではないかということです。もしそうなら、都民に対する重大な背信行為です。

それにしても、向こう見ずで非計画的な立候補です。世直し総大将として「失格」の判断であり、軽挙妄動に近いでしょう。

私はそもそも全国行脚をして地方でアベ政権の悪政に苦しむ人たちへの熱い思いのスピーチを行い、多くの人々の胸を打った、そのことが、今回の「東京優先行動」によって、マイナスに働くのではないかとも懸念しています。東京から日本を変える、などというのは、言い換えれば、中央集権的発想以外のなにものでもなく、また、細川護煕や小池百合子らが使ったインチキ・キャッチフレーズでもあります。

山本太郎「れいわ新選組」、特に山本太郎は、国政改革実現のために全身全霊をささげる必要があります。東京都知事などの寄り道をしている余裕などありません。やるべきことは山のようにあるはずです。

それと同時に、「れいわ新選組」という政党組織を、山本太郎の個人商店から脱皮させ、政権党としてやっていけるようにしないといけません。そのためには、人脈の拡大と、組織体質の転換が不可欠です。山本太郎「れいわ新選組」の支持者・支援者は、もっと政治的に成熟しなければいけないと私は考えています。
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(メールその5)
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山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」です

みなさまへ、
いずれまとめて書きたいと思っていますが、さしあたり、ちょっとだけ書いておきます。山本太郎「れいわ新選組」の熱烈なる支援者・応援者である私としては断腸の思いです。結論は、山本太郎「れいわ新選組」の都知事選挙立候補は、政治的未熟による「愚挙」だ、ということです。

一本化できなかったことは残念ですが、しかし、今回の「世直し勢力」の振る舞いの最大の問題は、山本太郎「れいわ新選組」が突然、知事選立候補という「愚かなる決断」をしたことに最大の問題があります。これから日本政治の抜本的改革に臨もうとする、その総大将格の人物が、かような軽挙妄動をしているようでは、とてもその巨大な目的を成就することはできないでしょう。大将として失格、といえます。

愚かさの最大の根拠は、野党共闘潰しにあるのではありません。この立候補で、何をしようと考えたのか、が問題です。

(1)当選すると考えた=15兆円もの都債を発行して、これを現金バラマキに使うようなことを言っています。国家財政と地方財政は法制度が全く違い、そんなことをすれば、さしたる政策効果がないままに財源の浪費・枯渇をうみ、やがて東京都は財政管理団体へと転落していくことになるでしょう。ともかく、急に都知事立候補を決めたから、何の都政改革ビジョンも用意されておらず、情緒的な「やったるぜ」式のダボハゼ立候補に過ぎないということです。私はこの山本太郎氏の行動の背景には、山本太郎「れいわ新選組」を支持・支援する人たちの「いけいけ、やれやれ」ムードがあったと思っていて、この支持者たちの政治的未熟が山本太郎氏をして、その政治的資源の浪費に向かわせていると見ています。明治維新直後の佐賀の乱における江藤新平と似たような振る舞いだと考えていいでしょう。要するにフライングです。

山本太郎さん、あなたの活躍する舞台は、都知事選挙のようなサブステージではなく、まもなく1年以内にやってくる次期衆議院選挙という国政選挙です。その時に、総大将のあなたが都知事に当選してしまっていて、どうやって闘えるのですか、よく考えてみてください。今は都知事選挙などで大騒ぎをしている時ではなく、次期衆院選での必勝へ向けて、ありとあらゆることを手を尽くしてやっている時です。「選挙の時だけお祭り騒ぎ」ならず「どんな選挙もダボハゼ立候補」では、いつまでたっても大志は実現しません。

(2)当選などしなくてもいい=新型コロナPANDEMICで得意の街宣活動が出来なくなってしまった。マスコミも新型コロナ関連の報道ばかりとなり、山本太郎「れいわ新選組」への注目度は愕然とするまでに落ちてしまった。このままで衆院選へ突入すれば危ない、ほとんど議席を得ることもなく、無名に近い候補者・政党として、その他大勢の中に流されてしまう。何とかするには、この辺で都知事選挙を利用して、自分たち山本太郎「れいわ新選組」の対有権者向けプレゼンスを高める必要がある。東京都知事選挙は首都決戦でもあり、衆院選の前哨戦とも言われているから、全国からも注目を集めるだろう。首都東京から日本を変える、これで行こう。落選しても、それはそれで得るものがある。

もしこういうスタンスなら、ずいぶんと都民をバカにした態度です。都知事選挙などは、自分たちの国政選挙での躍進を得るための手段であって、都政のことは本音ではどうでもいい、自分が立候補して、自分と同じような政策・公約を主張している宇都宮健児氏と得票を奪い合って共倒れしても、自分の本音の目的(プレゼンス強化)はある程度達成できるのだから、それはそれで構わない。結果として小池タヌキ都政が続くかもしれないが、それは自分の知ったことではない。都民が選んだのだから仕方ないだろう。まあ、簡単に言えばこういうことです。どうみても本気で都政改革を目指し、用意周到に準備をしてきたとはとても思えません。むしろ用意周到に準備をしてきたのは宇都宮健児氏の方です。

何のために、多大な経費と労力を使い、全国行脚をして、地方でアベ政治に苦しむ方々への、熱いアピールを繰り返してきたのかということもあります。東京から日本を変える、などというのは、細川護煕氏や小池百合子現都知事なども使っていたインチキ・キャンペーンであり、ある種の中央集権的発想を合理化するお飾り言葉でしかありません。山本太郎氏の言葉をまっすぐに受け止めて、熱い思いを胸に、今度の選挙では山本太郎「れいわ新選組」に一票を託してみよう、そして山本太郎氏が国会へ戻って大活躍してくれることを、ひそかに願っていた地方の人々に対する、今回の知事選立候補は一種の背信行為だと、私などは思ってしまいます。極論をすれば、経済的に恵まれた東京都などよりも、疲弊する地方の再生・復興の方がずっとずっと重要です。それを途中で投げ出して都知事選に立候補するなど、少なからぬ地方の有権者は、期待をしていただけにその反動の怒りも大きいものがあるのではないかと、私は懸念するのです。

野党の統一候補への誘いに対して、拒絶した理由もいい加減です。①消費税5%への引き下げに合意しろ=東京都政の問題ではない、②統一候補にする際に、山本太郎は「れいわ新選組」の候補として支持し応援せよ=非常識(事実上の拒絶)、拒絶の仕方がこれでは、あとくされが残ります。戦国大名のイクサも、現代社会の選挙も、基本的には同じ原理で動いていて、基本は「多数派工作」の巧拙が勝負の決め手となります(もちろんその土台には、有権者・国民の心をつかみ、心底の納得感が得られるような政策や政治的対応などの訴えをしてきているか、というところが最重要で、山本太郎「れいわ新選組」については、そのバラマキ政策を除けば、この部分はほぼ問題ありません。ここは戦国大名のイクサとは違う点。が、しかし、そのバラマキ政策の誤りは致命的です。早く左派リフレ派とは距離をとれ、と私が申し上げているゆえんです。このバラマキ指向は政権に近づけば「命取り」になります)。それなのに、自分から多数派工作をぶち壊すようなことをしていてどうするのかという話です。いかなる成功した改革勢力も最初は少数派です。その少数派が政権を獲得していくには、多くの協力者・賛同者・共闘勢力と一緒に進んでいくしかないのです。

私は、野党統一を至上主義にすべきとは思っていません。具体的に言えば、今期に及んで消費税5%引き下げを決断できないような立憲民主党の現執行部とは行動を共にしないという判断は、私は尊重します。山本太郎「れいわ新選組」がそう思うなら、それはそれで立憲民主党とは離れて闘えばいい。しかしそれでも、立憲民主党の中には減税賛成の人間もいるし、共産・社民・新社あたりはむしろ歓迎なのではないでしょうか。多数派工作は最後の最後まで死力を尽くしてやるべきだということです。それがイクサに勝つための鉄則です。しかしいずれにしても、それは来たる衆議院選挙の時にやればいい。東京都知事選挙でダボハゼ立候補をしてまでやるべきことではありません。

昨日は、立憲民主党の若い議員が、消費税減税を訴えて立憲民主党を離党しています。この若者も政治的におバカである。その決断は少しばかり早い。衆院選直前にやればGOODだった=高く評価されたのですが、今飛び出せば、この人は少し冷静な判断力がないのではないかと思われるだけでしょう。自分を安売りしてはいけないのです。

まだまだ申し上げたいことがありますが、さしあたりということで書きました。今回の山本太郎「れいわ新選組」の愚かなる東京都知事選立候補により、常識的には都知事選は選挙敗北だと私は見ています(もちろんハプニング当選もありますが、当選しても都議会のことを考えれば、当分の間、まともなことはできないでしょうし、今回の選挙で「しこり」ができてしまい、政敵が増大して身動きがとりにくくなると私は見ています=そして衆議院選挙は総大将を失ってアウトです)。そして、来たる衆議院選挙においても、きちんとした「アルタナティブ勢力」が築けないまま、世直し勢力が選挙では地滑り的な敗北を喫し、憲法改悪どころか、とんでもない政治状況が生れてくるのではないかと危惧しているのです。

みなさまには、絶対に西軍が勝つ、と軍事評論家が評価した関ケ原の合戦において、なにゆえに東軍が圧勝したのかをよくお考えいただきたいと思います。選挙も、戦国大名たちのイクサも、その性格は基本的に同じです(ベースにある有権者・国民の納得と合意の部分が決定的に違いますが)。まさに政治力の大きさが、ことの勝敗を決めるのです。その場その場の緒戦で小さな勝利を喜ぶ「選挙の時だけお祭り騒ぎ」や「どんな選挙もダボハゼ立候補」では、勝てるものも勝てなくなってしまうのです。
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(メールその6)
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「反安倍体制で大同団結を」とのご意見に対して

 力を合わせて政治を変えましょうという願いは同じです。おっしゃる通り、選挙という「イクサ」寸前になった時は「小異を残して大同につく」「反安倍体制で大同団結を」でしょう。この主張は都知事選の後=すなわち来たる衆院選時にお願いします。既に主戦場は衆院選と最高裁国民審査に移っています。「オルタナティブ勢力」は都知事選と衆院選を一体として闘うことに失敗をしました。しかし、その失敗を都知事選後まで引きづっては絶対にいけない。

一刻も早く、衆議院選挙をアベ政権打倒・自公政治の抜本転換へ向けて闘う態勢をつくること、これが最重要です。また、最高裁判事の国民審査で、その候補全員に「×××××」を付ける運動も同時並行です。キャッチフレーズは「ふざけるな司法、出鱈目判決ヤメロ裁判所」です。

(それにしても、現代の「イクサ」=選挙は数年ごとに必ず来るのですから、日常的に「オルタナティブな日本」をつくる主体形成を、もっとしっかりやりませんか? やれませんか? 選挙直前になって「多数派工作」に没頭するような市民運動・社会運動や政治運動では、世の中は変えられません(「負け組選挙互助会」とからかわれています)。ましてや今は危機の時代に突入しています。ほっとけば政治主導でどんどん悪くなります。「政治的カマトト主義」「選挙の時だけお祭り騒ぎ」「どんな選挙もダボハゼ立候補」「選挙が終わればお任せ民主主義」、これらはみんなダメです。また、ワンイシュー型の従来型市民運動・社会運動では、いわゆる「もぐらタタキ」となり、私たちの体と時間はいくらあっても足りなくなります。民意は違うぞ、などと、あのゴロツキ・タカリの政治家どもに叫んでみたところで、無視されるのだということは、既に経験済みです。ならば、政治家どもをごそっと変える算段をしなければ、ことは解決しないのです)。

また、都政の転換を求めて動く運動は、都知事だけでなく、都議会も抜本的に変えることを目指さないと、その目的は達せられません。首長選挙だけではダメだということです。首長だけを代えて、あとはよろしくの「選挙が終わればお任せ民主主義」で苦労した知事は少なくありません。長野県知事だった田中康夫氏、滋賀県知事だった嘉田由紀子氏らです。有権者は政治の転換に立ち上がってくれた人を、当選前も当選後も大切にする必要があります。

それと、私は山本太郎氏や「れいわ新選組」が憎くて批判をしているのではありません。その逆です。支持者・支援者だからこそ、自分たち(山本太郎「れいわ新選組」)にとっても日本社会にとってもマイナスにしかならない愚かなことはやめて、まっすぐに国政改革に尽力せよ、ということを申し上げているのです。

山本太郎「れいわ新選組」へ申し上げたいこと
(1)山本太郎の主戦場は衆議院選挙・参議院選挙であって、都知事選挙などで道草を食うな。道草を食う馬は駄馬である。
(2)自分の味方をしてくれる人や勢力とは貪欲につながりを持ち大切にせよ、多数派工作は最後まで死力を尽くせ
(3)一過性のバラマキ政策を取り下げ「必要な人に必要なだけ」政策の制度化を計れ、バラマキ・国債日銀引受の左派リフレ派とは距離を取れ
(4)「東京から日本を変える」「都知事は総理大臣に次ぐ重責」などの言辞は、東京中心主義=中央集権体制の追認だ。細川護煕や小池百合子も使ったような、ご都合主義的な宣伝文句を使うな。そんな日本社会こそを変えることが課題だ。極論すれば、経済的に恵まれている東京よりも、疲弊し貧困化し衰退化が深刻化していく地方の方がずっとずっと重要だ。
(5)今週号の『週刊朝日』掲載の山本太郎インタビュー記事には「15兆円の東京都債を日銀に引受させて財源を調達する」などと書かれていた。地方債の仕組みへの無知や、そもそも東京中心主義的発想が垣間見える。何の準備もなく「ダボハゼ立候補」をするから、こういう愚かな発言が出てくるのだ。

すみません、長くなって、それともう一つ、「ふざけるな司法、出鱈目判決ヤメロ裁判所」ですが、直近では次の3つの出鱈目判決が出ています。本当に許せんなという感じです。

(1)再発B型肝炎2陣敗訴 除斥起算点は「初発時」福岡地裁判決(西日本新聞)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd1be8f622786cd6c876dfb417f1a1b6caaa56e

(2)橋下氏批判の「リツイート」は名誉毀損 二審も判決支持(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4e1f8b850b97502b51e364a221cab28144384fbf

(3)生活保護引き下げ「厚労相の裁量」認める 名古屋地裁判決 原告の請求棄却(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b540b0f2e0f01a921e7347f39bcd2ca2bffa07b7
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(メールその7)
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*都知事選の分裂選挙の責任について
 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3055479851237524&id=100003266175529

拝読しました。結論から言えば、「分裂選挙」になったことの「責任」について論じれば、上記のようなことになるのだろうと思いますが、しかし、今回の都知事選挙における「オルタナティブ勢力」の問題は、そこにポイントがあるのではありません。これが都知事選挙ではなく、国政選挙=来たる衆議院選挙での山本太郎「れいわ新選組」の振る舞いであったならば、私は、山本太郎氏が「「れいわ新選組」候補のまま応援しろ」といった点はさておいて、熱烈に彼らを応援したでしょう。すなわち消費税減税に合意しないのであれば共闘はしない、という山本太郎「れいわ新選組」の方針は尊重されてしかるべきだし、私もそうすればいいと思っているからです。日本の政治を抜本的に変えたい、ホンモノの「世直し」を実現する、といった時に、その志を持った人は「妥協しない合理的な大黒柱方針」があるのは当然であり、有権者はそれを真摯に評価すればいいと思うからです。

核心はそこではありません。今回の都知事選問題の核心は次の2つです。

(1)分裂選挙になったことよりも、都知事選に「ダボハゼ」立候補をした山本太郎氏や、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者に大問題がある。市民運動・社会運動の政治運動への取組の欠陥でもある「選挙の時だけお祭り騒ぎ」が、今回は「どんな選挙もダボハゼ立候補」として現れたという点です。選挙至上主義、ないしは「政権準備なしチャレンジ」と言い換えてもいいと思います。

(2)「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党、とりわけ現枝野幸男・福山哲郎とそのトリマキ幹部たち「現執行部」に大きな政治的責任があること。その責任とは、野党第一党として、「市民と野党の共闘」の総大将として、国政についても、都政についても、いつまでたっても政権交代の道筋や政権構想さえも示すことができず、従ってまた、選挙闘争体制も組めず、候補者も決められず、アベ政権打倒・小池都政打倒の幅広い国民運動や都民運動さえ組織できていないこの体たらく、ここに最大の問題=責任があるのです。アベ政権・小池都政打倒のスキームがもっとずっと早い段階でできていたら、かようなことにはなっていません。

(参考)小池氏大きくリード 情勢調査、コロナ対策評価6割  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60612490R20C20A6PE8000/

(参考)都知事選 小池氏が安定、宇都宮・山本・小野民ら苦戦(朝日 2020.6.29)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14529560.html

(参考)小池氏、大幅リード 山本、小野、宇都宮3氏追う 毎日新聞情勢調査(毎日 2020.6.28)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200628/ddm/041/010/050000c

上記は昨今の各紙に掲載された記事です。私の予想通りの、というよりも、常識的な予想通りの展開となっているようです。私は山本太郎氏が都知事選挙に「ダボハゼ」立候補で飛び出た瞬間に、この都知事選挙は負けだと思いました。もちろん、山本太郎氏のハプニング当選はあり得ますが、しかしハプニング当選してみても、おそらく当分の間は都知事として身動きが取れないでしょうし(都議会などがその理由)、また、来たる衆議院選挙は大将を失って敗走することになると思います。

もはや主戦場は、都知事選挙ではなく、近々行われる衆議院選挙と、最高裁判事の国民審査に移っています。そして、いまのままいくと、いわゆる「異議申し立て勢力」や「オルタナティブ勢力」「リベラル勢力」が歴史的な大敗北となり、憲法改悪どころか、とんでもない情勢が現れてくる危険性があります。このままでは危ない!
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草々

2020年6月29日 (月)

(他のMLでの議論です)実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます

前略,田中一郎です。
(他のMLでの議論です)


下記は他のMLでの議論で、私から発信したメールです。最初の私のメール(メールその1)に対する批判として、あるVTRをご紹介いただいたのですが、それに対する反論として書いたのが2つ目の私のメールです(メールその2)。一部加筆修正して、ご参考までにお送りいたします。繰り返しますが、都知事選挙は山本太郎「れいわ新選組」の立候補があった段階で常識的に考えて敗北が決定、現状は、主戦場は、来たる衆議院選挙(今年秋を予想)に移っています。しかし、その見込みも昨日お送りしたように悲惨な状態にあります(下記参照)。客観的な情勢は厳しいものがあり、必ずしも当事者・市民だけの責任とは言えませんが、しかし、立憲民主党現執行部を中心にして、当事者能力というか、当事者の意思というか、主体性の欠陥とでもいうべきものが事態を悪化させていることもまた、事実だろうと私は考えます。

自分の好き嫌いを先頭に建てて、それを後から合理化する理屈を考える・くっつける、こういうことはやめなければダメです。現在の日本の政治選挙が、まるでAKB総選挙のようになり、本音は政治をシニカルに冷笑・軽蔑し、自分は距離を取り、あるいは高みに身を置いて、政治家や政治活動に取り組む市民を突き飛ばす、それでいて自分たちもまた、アベ政権や自公政治のヘドロをしこたま食わされるという、いかにも愚かで悲惨な事態が生れてしまっています。もっと真摯に、もっと真剣勝負で、諸悪の根源である(自公)政治を一刻も早く抜本改革していく道筋を考え行動しなければいけないのです。それは「誰かがやってくれる」ということでは絶対にありえません。

(関連)来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-c96e8d.html


(メールその2)
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山本太郎代表の都知事選出馬について(Live配信2020-6-15) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=MGCvIqLRkdU&t=2871s
(最初の部分では音が割れていますので、そこは飛ばしてください)

実際の政治、ないしは政権を目指す政治活動を、何か知的な研究活動か社会運動の1つ、あるいは趣味的なサークル活動であるかの如く誤解をしている「アマチャン議論」を少し叩いておきます。こんな議論をしているようでは、いつまでたってもダメな私たち(政権取れない、政権維持継続できない)、ということになるでしょう。自民党の連中が、もっとヤレヤレ、と喜びそうな言辞が並んでいます。

その前に「いまだにご丁寧に」(山本太郎氏の立候補を批判している)ではないんですよ。これからですよ。下記にも書いていますが、今回の山本太郎氏の都知事選立候補への批判は、都知事選をどうこうとか、どうするかとか、山本太郎氏と宇都宮健児氏のどっちがいいか、好きか、嫌いかとか、そんなこととは直接関係がありません。世直し政治勢力の総大将として、今回の山本太郎氏の政治判断が決定的に誤っていると言っているのです。ですから、「いまだに」どころか、これからことあるごとに、今回の山本太郎氏の都知事選立候補は私から「悪しき事例」として、つまり、二度とするなよ、という意味を込めて、厳しく批判されることになります。

政治における政権を取りに行く行為は、学校の学級委員を決めるようなものでもないし、大学サークルの代表者を選ぶようなものでもありません。まさに食うか食われるか、昔はこれに一族郎党の「命」までがかかっていましたが、そういうものです。少し前の経済成長の時代であれば、選挙で負けてばかりでも、それなりに立候補する意味もあったし、選挙運動も何らかの意味もありました。時代が右肩上がりで時間がたつと解決へ向かうこともあったし、政権側=つまり自民党の側もそれなりの批判の受け止めをして、一定程度まで異議申し立てを受入れてもいました。当時の日本や日本政府には、経済的に余裕があったということかもしれません。

しかし、今日のように、市場原理主義アホダラ教がまん延し、チンピラ似非右翼が跋扈するような時代となり、政治主導・政治家主導で日本がメチャクチャにされていく時代では、私たち改革勢力=「オルタナティブな日本」を目指す勢力は、選挙に勝って、しかも政権交代をした後も、長期政権として、じっくりと時間をかけて世の中を変えていかなければ、もうダメなところまで来ているということです。しかし、このVTRの論者には、(これ以上私たちの国や社会が没落するのを食い止めるため)何としても選挙に勝たねばならない、というエネルギーなり気力なりを感じません。政治で半分遊んでいるのではないかと、私には見えますね。しかも、都知事選に勝った後のことなど、ほとんどまともに考えていない様子です。

「根底に、自分の考えは正しい、自分の考え通りにいって欲しい、そうじゃない人たちを変えたい・コントロールしたい、なんとかしなければならないというおごりがあるのではないかと思っている。」

政治というものについて、政治活動というものについて、少し考え方がおかしいのでは? 政治というのは、こういう風に変えていきたい、こういう風にしたい、をぶつけあう場であり、そうでない人は変わってほしい、変わらない人はどいていてほしい、無関心の人は適切にコントロールしていく、そういう人間の営みなのです。それがいやなら政治になど首を突っ込まなければいい。支配権力がなすがままに流されていけばいいのです。政治とは、闘争であり、利害の激突であり、奪い合いであり、自己合理化であり、他者へのコントロールです。政治は、精神修養をして、いかに自分がきれいに美しく生きていくか、この人物の言葉で言えば「おごり」なく生きていくか、という「修練道場」ではありません。闘争の場なのです。争いです。しかも、そこには、支配・被支配や貧富の格差などという冷徹な社会関係があるし、それは歴史的に形成されています。

今日でいえば、一刻も早くこの自公支配・アベ政権にやめて貰わないと死活問題だという人は、非正規の労働者や地方で農林水産業を営む人たちを中心にたくさんいらっしゃる、一刻も猶予はならない、選挙は世直し勢力に絶対に勝ってほしい、そういうことです。あるいは原発・核燃料サイクル施設問題でも同様です。それに対して、今般の山本太郎氏の振る舞いは、ダメだということ=つまり政治判断を間違ったということです。どのように間違ったかは既に申し上げています。都知事選に道草などせずに衆議院選へ全力投球せよ、衆院選へ向けてなすべきことは山のようにある、都知事選は自分とほとんど同じ主張をしていて、かつ信頼が置ける人物である宇都宮健児氏にまかせて、自分はその応援に入ればいい、それが山本太郎「れいわ新選組」への評価や有権者の好感を高めることにもなる、そういうことです。それが今回の都知事選の場合には唯一の合理的な政治選択だ、と申し上げているのです。そして国政へのチャレンジでは宇都宮健児氏に全面的に応援してもらえばいい。

「太郎さんが出たことにいろいろ言ったり書いたりして、怒りや不満を表現するのも自由かもしれないけれど、それで他人をコントロールしたり意見を変えようとするのはそれ自体要らないくだらないことだと思っている。脱却しなければならないこと。」

そう思うのなら、政治から退けばいいだけ。政治というのは、まさにこういうことをする場所なんです。

「野党共闘という枠組みは自由とは全く対極にある。選挙区の中で誰は出て良いけど誰は出てはいけないとか出たい人を降ろすとか」。

自民党の連中が聞いたら泣いて喜びそうな話です(こういうことを言うのなら、まず真っ先に自公共闘=自民党や公明党の候補者選びに対して言えばいいでしょう)。選挙で勝たねばならない場合には、そういうことも十分にありうるし、それはケースバイケースで、最適な政治選択をしなければいけないということです。頭から排除するものではありません。「それ自体要らないくだらないことだと思っている」と思うなら、この人物が黙っていればいい、今回ご紹介いただいたような議論こそ、この人物がしなければいいのです。つまり、それこそが「それ自体要らないくだらないことだ」ということです。何故なら、繰り返しますが、政治とはそういうものだからです。

「仲良くする必要もないが余計なことは言わない。議論は大事という考えもあるが、そもそも相手を尊重する態度で議論できない人とは議論しても時間の無駄。」

それは、政治改革の方向を同じくする人たちの間での話、政治的に対立する相手に対してはあり得ない。そして、同じ方向の人々の間でも、異論が出たり、議論が激しくなるのを「余計なことは言わない」などと言っていては、およそ政治への取組はおぼつかなくなるでしょう。「余計なことは言わない」とこの人物が思うのなら、まさに今回ご紹介いただいたようなこの人物の議論こそが「余計なこと」なのです。

議論の後半の部分は、都政改革についての山本太郎「れいわ新選組」の政策評価の話になっていますが、これも私は財政論のところが決定的にダメだと申し上げています(山本太郎氏は、左派リフレ派の影響を強く受けていて、この財政論こそが宇都宮健児氏と違うところだと強調しているようです。愚かというほかありません)。そもそも全体として、都政政策の評価の議論にさえ、なりえないようなお粗末な内容です。

(1)山本太郎「れいわ新選組」は、国政においては、巨額の国債の日銀引き受けで財源を確保し、それを現金バラマキなどに使おうとしている(私はこれを取り下げるべきだと申し上げているし、こうした議論が出てきた源泉は左派リフレ派(例えば松尾匡立命館大学教授)の経済政策論にあるから、その人たちとは距離を取れ、と申し上げています)。山本太郎氏は、これをそのまま都政に援用して、都債の日銀引き受けだなどと言っている。お話にならない。都政についてもバラマキは決定的にダメ。むしろ都政だからこそ(財源制約が国政よりもきついから)ダメです。これについてはさんざん申し上げてきました。まともな反論など聞いたことがありません。

(2)そもそも山本太郎「れいわ新選組」は、都知事選への準備をちゃんとしていない。ダボハゼ立候補であること。だから地方自治制度や地方財政制度への知識の乏しさを感じるし、また、都区制度の欠陥などについても無知。都議会対策(来年の選挙を含む)も皆無でしょう。

今回展開されているこの(VTR)人物の都政改革(評価)論は、およそ検討にも値しない幼稚で乱暴な、にわかづくりの「似非政策論」で、まともには相手にはできないような代物です。「ドカーンと実弾をぶち込め」くらいの話で、何をトチ狂ってるの、そんなことでは「貧困の解消」すらできまへんわ、ということです。小池百合子氏の「東京大改革」と私は大差なしではないかと思います(しかし、山本太郎氏は都知事になったら本気で巨額バラマキをやろうとするでしょうから、小池百合子氏とは別の意味で困ったものだということになります)。

(3)地方巡回までして衆議院選に備えてきた、その蓄積がご破算になっている。東京中心主義=中央集権主義が発想の根底にある様子がうかがえる。そういう考え方を転換することこそ、山本太郎「れいわ新選組」の取るべき政治方針。経済的に恵まれた東京よりも、衰退していく地方を何とかしていくこと(「生きさせろ」(雨宮処凛氏)という意味)の方が重要であり、また、東京を変えるには国政を転換しないと、本当の意味で変えられない。今日的な状況下では、都政よりも国政の方がはるかに重要だと私は思っています。

この辺で止めておきましょう。
書けばいくらでも出てきます。

危機の時代に、選挙に立ち向かう場合は、勝つため、だということを肝に銘じるべきです。どっちでもいいけれど、もめごとがなくやってほしいですね、と思っている方は、その「お気楽気分」を少し転換した方がいい。危機の時代とは、時々刻々、社会や経済が政治主導で悪化していき、私たちの生存や生活が根底から危険にさらされていく時代です。上記のような(物事を相対化してしまって)「お気楽」なことを言っているという、そのココロは、危機感が欠如している、ということでしょう。選挙は勝つために死力を尽くせ、それも選挙の時だけではダメだ、そして、選挙戦で大将となる人は、その政治判断を文字通り適切にしなければ、選挙には勝てないし、世直しもできないし、危機的な日本も救えない、ということです。

(原発・核燃料サイクル施設の過酷事故再発が近いような気がします。政権交代をして原発・核燃料サイクル施設即時廃棄=使用済み核燃料プールおよび高レベル放射性廃液タンクの安全対策を緊急にやらないと、本当に危ない。しかし、それはホンモノの国政レベルでの政権交代がなければ実現しない、それをやるのが山本太郎「れいわ新選組」の歴史的使命だ、と申し上げてもいいでしょう。反貧困や、社会保障制度改革や、税制抜本改革なども、みなそうです)

従って、私は、いまでも、ではなく、これから、今回の山本太郎「れいわ新選組」の都知事選への愚挙としての立候補とその稚拙な取組について、その選挙結果いかんにかかわらず批判していくことになるでしょう。そのココロは、山本太郎「れいわ新選組」は、国政政権奪取へ向け、まっしぐらに走れ! 今日的な政治情勢下では、山本太郎氏以外に、この沈滞した政治情勢を突破して行ける人間は今のところ見当たらない、全エネルギーを国政政権交代へ注ぎ込め、それが圧倒的多数を山本太郎「れいわ新選組」への支援者・支持者として集めうる「最善・最適」の政治判断だ、ということです。
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(メールその1)
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今回の都知事選挙は、常識的にはほぼ敗北です。同じような改革を訴える2人が立候補して、自民党・公明党の保守連合に勝てる可能性は、過去を見る限り、皆無に近いでしょう。私は山本太郎氏が立候補を表明した時に、この選挙は負けだと思いました。もちろんハプニング当選もないではないでしょうが、仮に当選をしても、都議会の構成や東京都の政治勢力関係から見て、ほとんど身動きが取れないでしょう。もし、山本太郎氏か宇都宮健児氏の2人のどちらかが勝てば、早急に都議会選挙への取り組みを開始しなければなりません。私はその可能性はほぼゼロと見ていますので、この選挙については、両陣営とも、近々到来する衆議院選挙に「あとくされ」を残さないように、仲良く敗北していただきたいと願っています。

(関連:追記分)都知事選2020:小池氏、大幅リード 山本、小野、宇都宮3氏追う 毎日新聞情勢調査 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200628/ddm/041/010/050000c

私がこのMLでいろいろ書いてお送りしているのは、今回の都知事選をどうするか、という話ではありません。最初の頃は「山本太郎氏は可能ならば立候補を辞退していただきたい」と申し上げていましたが、それも基本的にはあり得ない話です。「あなたの都知事選立候補には、強いアゲンストの風が吹いていますよ」という意思を伝えたかったくらいの話です。愚かな立候補なのですよ、ということを悟っていただきたかったということです。

私が申し上げていたのは、今回の山本太郎氏の都知事選への立候補は、「オルタナティブな日本」を目指して政治の抜本改革を目指す総大将の人物として、その政治判断が決定的に間違っているということを、これでもか、これでもか、と申し上げているのです。そもそも、山本太郎氏自身にとってマイナスにしかならず、これまで苦労して積み上げてきた自身の政治資源の浪費に過ぎないからです。そして、代表の山本太郎氏をして立候補へと追いやった「れいわ新選組」の支持者・支援者には猛反省を求めたいと思っています。政治的判断がきちんとできる支持者・支援者ならば、山本太郎氏に立候補せよと激励するのではなく、来たる衆議院選挙へ向けて山のようになすべきことがあるのだから、都知事選挙などで道草を食わないでくれと、強く抑制することでなければいけません。それをまるで「選挙の時だけお祭り騒ぎ」のごときパフォーマンスで都知事選へ突入してしまっているのです。「どんな選挙もダボハゼ立候補」はダメです。

私は今回の山本太郎「れいわ新選組」の都知事選への取組を、敵対する批判者としてではなく、支持者・支援者として、厳しく批判するつもりでいます。それは、今展開されている都知事選挙の去就とは直接関係はありません。というのは、もう走り出してしまっているからです。しかし、その都知事選への立候補という愚かなる行為は消えていませんし、こんな行為を、まあまあ、などと言って容認していては、また同じようなことをやりそうだからです。

既に何通かの私のメールで、どこが間違いなのかの主旨はお伝えできていると思います。近々、それらをまとめないといけないと考えています。私はかならずしも「野党統一」を至上命題にはしませんが、しかし、今回の選挙に限って言えば、宇都宮健児氏と別々に立候補する理由などありません。

政治主導で危機の時代に突入した現代日本では、あらゆる選挙は勝たなければ意味がありません。頑張って奮闘したが、残念ながら及ばずだった、というのではだめなのです。そしていろいろな選挙での敗北を重ねれば重ねるほど、有権者からの信頼はしぼんでいきますから、ダメだったは強いマイナスダメージであるという認識も必要です。言い換えれば、どうしたら勝てるかを真剣に考えて行動しなければいけないということです。

私は賢明な山本太郎氏のことなので、そんなことは重々承知していて、実は山本太郎氏は衆院選へ向けて、今回の都知事選挙を自身と「れいわ新選組」のプレゼンス強化のために使ったのではないかとも疑っています。新型コロナPANDEMICの影響で得意の街宣活動が出来なくなっており、そこに「焦り」のようなものがあったのではないかということです。本人に聞いてみても否定するとは思いますが、そうした疑いをもたれること自体が山本太郎氏にとってはマイナスです。
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草々 

2020年6月28日 (日)

来たる衆議院選挙を巡る政治情勢と危ぶまれる日本の未来=自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」の末法的情勢

前略,田中一郎です。


●吹き始めた解散風と反安倍側の内紛 - 山口二郎は不毛な山本太郎叩きをやめよ - 世に倦む日日
 https://critic20.exblog.jp/31380268/


かなりペシミスティックですが、上記サイトの来たる衆議院選を巡る情勢分析は的を射ているように思われます。つまり、来たる衆議院選挙は、自公の議席が変わらない中で維新がどこまで伸びるかという「最悪の展開」となりそうであること、そしてこれは、立憲民主党を総大将とする「体たらく野党」がもたらしている唾棄すべき事態であるということです。私は維新が立憲野党のかなりの議席を奪って台頭し、ひょっとすると野党第1党にのし上がってくる可能性があると見ていて、日本の「オルタナティブ勢力」が地滑り的に歴史的敗北をするのではないかと危惧しています。今回の都知事選挙では、おそらくその傾向が結果として出るのではないかとも思っていて、具体的には、小池タヌキがダントツの勝利、その次を山本太郎氏と維新の小野泰輔氏が大差をつけられて追いかけ、宇都宮健児氏は得票が低迷する、という結果です。

(関連)(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html


そうなると、「壊憲」はおろか、様々なグロテスクな事態が日本社会を更なるどん底への転落へと導いていくことになります。要するに、日本が丸ごと火の玉のごとく政治的愚昧の塊となりつつあるということであり、この危機的状況はこれまでとは少し違ってきていると思っておいた方がいいということです(1930年代の日本と情勢が似ている)。かつてドイツが2度にわたり世界大戦を引き起こして地獄のどん底に転落したように、この日本という国も2度目の悲惨な「敗戦」(必ずしも戦争とは限りません)を迎えることになるのではないか、大いにあり得る話です。

そこまで悲観的にならなくてもいいという見方もあり得ますが、仮にそうだとしても、まもなく実施される衆議院選挙は、現状における政治情勢ないしは政治の構図を変えることはない、ということは、ほぼ言えるのではないかと思われます。この事態の政治責任は、何度も申し上げておりますが、野党第1党であり「市民と野党の共闘」の総大将でもある立憲民主党=とりわけ枝野幸男・福山哲郎らの現執行部にあるのであって、簡単に言えば、これまで彼らは選挙に勝つための努力もしなければ、政権交代の準備もせず、国会周辺で自分たちの小さな殻に閉じこもって、負け組ヘゲモニー争いをしていた、に過ぎないということです。数年前とは違い、共産党や改革を求める一般市民もが「市民と野党の共闘」に協力体制を取り、安部政権・自公政治を終わらせるために、みんなで手を取り合って選挙に勝っていこうと、これまでさんざん訴え提言し続けているにもかかわらず、立憲民主党・国民民主党の政治家たちは政権交代を目指し努力をしようとはしなかった。その結果が、今般の衆議院選挙で結果として出てくることになるだろうということです。今から「負け組選挙互助会」をつくってみても、私はおそらく、ほとんど効果がないだろうと思っています。


残念なのは山本太郎氏です。上記サイトにある「木下ちがやとしばき隊」というのはどういう連中か知りませんが、文章を読んでいて、ロクでもないなと思いました。こういう連中はいつの世でも現れてきますので、まともに相手にしてはいけないし、そんなものに巻き込まれてもいけないと私は強く思います。日本の有権者・市民の政治的未熟さを考えると少し心配になりますが、政治決戦や世直し改革の大きな情勢図を常に念頭において、政治的に最適な行動を考えて行動しなければいけません。何度も申し上げますが、山本太郎「れいわ新選組」は、今日の日本の沈滞する政治情勢を真正面から突破して行ける唯一の改革エネルギーであって、この勢力が世直しの先頭・中心に立たない限りは、今日の情勢は転換することができない、そんな状態になってしまっています。

山本太郎氏の都知事選立候補は、これまで何度も申し上げてきましたが、政治的に愚かな行動であり、また、山本太郎「れいわ新選組」を熱く支持し応援する私などから見て残念でなりません。今回の都知事選の山本太郎「れいわ新選組」の行動は、来たる衆議院選に大きなマイナス要因として残存するであろうこと必至だからです。それは、政治家・政党サイドでの人間関係がぎくしゃくするということだけでなく、有権者に山本太郎「れいわ新選組」の残像がマイナスの形で残るということの方が重要です。イクサの大将は、常にイクサに強くなくてはいけません。負け続ける大将は有権者の信頼を失っていくということを忘れてはいけないし、今回は山本太郎氏が東京で立候補した(地方を脇に置いてしまった)という点もネガティブな印象を残すのです。はたして、山本太郎「れいわ新選組」は、来たる衆議院選において、全国に100人の候補を立てることができるのか、またその候補者から、少なくとも30人程度(今から30年前に似非改革政党の日本新党が最初に衆議院選に挑戦した時の獲得議席)の当選を得ることができるのか、私は危ういのではないかと思い始めています。


上記のような悲惨な情勢の下で、「オルタナティブ勢力」はどう態勢を立て直し、選挙に勝利とまではいかなくても相当程度まで議席奪還を目指していけるのか、「市民と野党の共闘」を支持し、世直し改革を願う私たち市民は、物事を果敢に考え動いていかなくてはならないと思われます。既に主戦場は次期衆議院選挙と最高裁判事の国民審査に移行しており、上記サイトの解説にもあるように、衆議院解散は今秋になる可能性が高いと思われます(早ければ9月)。野党が態勢を立て直せず、依然として危機感欠如で低迷・体たらくをくり返しているうちに、アベ政権は解散・総選挙に打って出てくるでしょう。彼らは政権維持のために必死です。市民運動・社会運動の中に依然としてある「お気楽改革指向」とは異次元の覚悟で彼らは望んできます。「生活掛かってんだ、お前らに政権取られてたまるか」、これが彼ら自公政権側の人間たちの本音です。政治とは、まさに生活と生活の激突です。言い換えれば、利害と利害の激突であり、当然ながら、自分の利害をきちんと認識しえぬものは、最初から政治の世界では敗者となるのです。


 <当面の直ちに着手すべきこと>
(1)消費税減税(当面5%:新型コロナ影響払拭まで数年間という条件付きでもいい、但し減税のタイミングはデフレスパイラル防止の観点から慎重に)で「オルタナティブ勢力」が一致結束し、山本太郎「れいわ新選組」を笑顔で迎え入れて、全国的なアベ政権打倒運動を開始すること(上記サイト記事にある立民と山本の「中間取って7%」というのはダメです=中途半端はやめて(奥村チヨの歌))

(2)骨太方針・大黒柱政策とアベ政権制定悪法の一掃(一括即時廃棄)をきちんと掲げて早急に公約政策パンフレットを作成し、全野党と市民が拡散政治運動を開始する。なかでも、地方経済・社会の再生・復興の政策を具体的に打ち出すことは極めて重要で、簡単に言えば、小泉純一郎・竹中平蔵時代から続き、「維新」に最も忠実に引き継がれている地方切り捨ての市場原理主義政策を転換し、地方産業の育成支援や社会保障・福祉や地方分権自治や東京一極集中の解消を力強く推進する旨を訴えなければいけません。

(3)全国の小選挙区での候補者調整を直ちに実施し、決まった候補者を先頭にして、安部政治(および「維新」=今回の衆議院選では「維新」批判は極めて重要)を徹底的に批判しながら(批判するだけではダメ)、「オルタナティブな日本」を上記で決めた骨太方針に沿って訴えつづける。連日の街宣活動とパンフの各戸配布をする覚悟。

(4)NEXTキャビネットを早く形成し、山本太郎氏を総理、または厚生労働大臣役にして、数日に1回の記者会見を行い、アベ政権批判とともに「私たち新政権ならばこうします」をきちんと打ち出す。キャビネットにはスマート市民も参加。

とりあえず思いつくのは上記のようなことです。こんなことは今から数年前に立憲民主党が中心となって実施していなければならなかったことです。それをサボり続けてきた結果が今日の悲惨な政治情勢となって現れてきているということです。もう時間がありません。どこまでできるかの勝負でしょう。
草々

 

2020年6月27日 (土)

(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(「日本の官僚制を考える」シリーズ:第1回目)


(別添PDFファイル)(予約必要)(7.28)オルタナティブな日本をめざして(第49回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc97efbc8eefbc92efbc98efbc89e3808ce99c9ee3818ce996a2e694b9e99da9e38292e381a9e38186e38199e3828befbc9ae697a5e69cace381aee5ae98e5839ae7b584e7b994e3808defbc88e5898de5b79de5969ce5b9b3e38195e38293efbc89.pdf

現代社会において政治と官僚制ないしは官僚組織は密接不可分な関係にあり、有権者・国民の代表である政治家と、政策や行政施策の執行者である官僚が適切にコワークしなければ、有権者・国民にとっての「いい政治」は望めません。日本国憲法第15条第2項には「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」とありますが、果たして日本の官僚たちは、そうした負託に応えて、公正で国民のためを第一義に考える政策や行政施策を執行できているのでしょうか? また、政策や施策の提案者、あるいは日本最大のシンクタンクとしての霞が関官僚組織の機能はいかがなものなのでしょうか? 今回は元文部科学省事務次官だった前川喜平氏においでいただき、ご自身の体験談もまじえつつ、日本の官僚組織の実態とその改革に関して、お考えをお聞きすることにいたしました。なお、当日は「3密」防止のため入室人数を制限いたしますので予約制といたしました。参加ご希望の方はたんぽぽ舎までご一報ください(また、最初の1時間は主催者側からプレゼンを行います)。


講師:前川喜平(まえかわ きへい)さん
現代教育行政研究会代表、元文部科学事務次官

 <次 第>
日 時:7月28日(火)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/


 <前川喜平さんのご著書>
(1)前川喜平「官」を語る-前川喜平/著 山田厚史/著(宝島社)
 https://cutt.ly/CiRuiEg
(2)伏魔殿 菅義偉と官邸の支配者たち-望月衣塑子、田原総一朗、前川喜平、山田厚史、別冊宝島編集部ほか著(宝島社)
 https://cutt.ly/MiRu4jK
(3)同調圧力-望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー〔著〕(角川新書)
 https://cutt.ly/hiRiGjl
(4)生きづらさに立ち向かう-前川喜平、三浦まり、福島みずほ/著(岩波書店)
 https://cutt.ly/jiRoaF7
(5)ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題-前川喜平、谷口真由美著(集英社)
 https://cutt.ly/oiRoXmq
(6)前川喜平が語る、考える。 学ぶことと育つこと、在日とアイデンティティー、あなたと私。-前川喜平/〔ほか述〕(本の泉社)
 https://cutt.ly/ziRpbDW


 <別添PDFファイル>
(1)官邸主導の後退(前川喜平 東京 2020.4.19)
 https://ameblo.jp/jyourakuin/entry-12590735569.html
(2)逃げる安倍首相(前川喜平 東京 2020.5.24)
 https://kodomo-hou21.hatenablog.com/entry/20200524/1590279966
(3)大阪人権博物館の休館(前川喜平 東京 2020.5.31)
 https://cutt.ly/liRdpkf
(4)小池都知事とコロナ(前川喜平 東京 2020.6.14)
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(5)アベ政治では子どもを救えない(イントロ部分)(前川 寺脇 鎌滝『サンデー毎日 2020.3.15』)
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2020/03/15/post-2389.html

 <関連サイト>
(1)【安倍政権】前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520
(2)官僚と良心「国家はなぜ嘘をつくのか」前川喜平×猿田佐世×梓澤和幸 - NPJ
 http://www.news-pj.net/movie/86118
(3)宇都宮健児候補が「副知事に...」対談相手の前川喜平氏はこう答えた(J-CASTニュース)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e03b3a26b31807c913c565db04e18e079f6e5d2d
(4)<親友対談 しなやかな反骨>(1) 城南信金顧問・吉原毅さん×元文科次官・前川喜平さん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=19959&pid=25183&rct=national
(5)<親友対談 しなやかな反骨>(2) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/19944
(6)<親友対談 しなやかな反骨>(3) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/19939
(7)<親友対談 しなやかな反骨>(4) 元文科次官・前川喜平さん×城南信金顧問・吉原毅さん:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/19925?rct=national
(8)前川喜平さん・吉原毅さん 親友対談「しなやかな反骨」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JAzRZSvdWoo


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年6月25日 (木)

本日(6/25)のいろいろ情報:(1)都知事選というタヌキ狩り(2)アベ政権末期症状(3)就職氷河期とギグワーカー(4)コロナ後の財政課題(5)おしどりマコ近況報告(6)石木ダムと諫早湾他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html


2.(必読:書籍紹介)生活保護 知られざる恐怖の現場-今野晴貴/著(ちくま新書)
 https://cutt.ly/pioHdJe

(信じがたい生活保護現場のすさまじい人権侵害が記述されています。知らなかったでは済まされない生々しい事実。こんな状態を放置していて、何が民主国家・法治国家でしょうか!? また、こんな状態を放置して、1人当たりわずかばかりの現金バラマキ政策をやって、何の意味があるのかということでもあります。私たちが「最後のセイフティネット」と考えていた生活保護制度の実態がこれでは、もはや安心して暮らすことはできません。抜本的な改革が求められています。新型コロナPANDEMIC対策で真っ先に検討されるべきは、この「生活保護」です。:田中一郎)

(関連)(パンフ)権利性が明確な「生活保障法」の制定を!(日本弁護士連合会)
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/190520_seikatsu_hosyo.pdf

(関連)「10万円給付金もらうな」生活保護バッシングなぜ起きる|【西日本新聞ニュース】
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/617218/

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(このサイトの下の方に新型コロナPANDEMIC緊急経済対策に関するものを掲載しています)


3.(メール転送です)東京都知事選挙候補者「外環道路」アンケート結果
 http://gaikan.sblo.jp/article/187622888.html

(関連)外環ネットのブログ
 http://gaikan.sblo.jp/

(現都知事=小池百合子からは回答がありません。都民・住民のことなど、どうでもいいと考えている1つの証拠です:田中一郎)


4.NNNドキュメント「さよなら、私のデパート」- 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7uhfnr

(ちょっとオセンチになりそうな番組でしたが、地域に根付いた小売業がどういうものか、言い換えれば、商売をするという営みと地域の人々とのまじわりが、いかに大切なことなのかを教えてくれた、いい番組でした。:田中一郎)


5.(メール転送です)【賛同団体募集】飯舘村 放射性物質汚染木材を燃やすバイオマス発電計画の撤回を求める要請文
 飯舘村は、来年3月に終了する蕨平における環境省の仮設焼却炉の跡地利用として、木質バイオマス発電を計画していることを公表しました。村内国有林のほか、避難指示区域に滞留しているバーク(樹皮)や間伐材を有効利用するとしています。これは放射能に汚染された森林を一挙に燃やして処分するための除染廃棄物の焼却同然であり、20年もの間放射性物質を含む排ガスをまき散らす危険な事業となりかねません。飯舘村に対し計画撤回を求める要請を行いたいと思います。多くの団体のご賛同をいただきたく募集します。ご協力をよろしくお願いいたします。

締切:2020年6月30日

ご賛同いただける方は下記までご連絡下さい:
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
stopshokyakuf@yahoo.co.jp  (和田央子)
市民放射能監視センター(ちくりん舎)
lab.chikurin@gmail.com  (青木一政)
================================


本日(6/25)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。政治主導のロクでもないことばかりが山盛りです。この国の没落の最大の原因は政治にあり、その政治の出鱈目は有権者にもその責任があります。現在進行形の都知事選に加えて、近々実施される衆議院選挙と最高裁判事の国民審査で、有権者は「きちんと考えて、ちゃんとした政治家を選ぶ」という参加民主主義を肝に銘じる必要があるでしょう。今のままの政治を放置すれば、この国は必ず近未来において破局を迎えることになります。まず間違いありません。何を契機に破局が来るかはわかりませんが、政治が積み上げる出鱈目の限界が近づいているのです。


1.東京都知事選挙という「タヌキ狩り」
 『女帝:小池百合子』=衝撃を受けた本でした。都知事選挙に行く前に必ず目を通していただきたい1冊です。すさまじいまでの悪質タヌキの生々しい実態がこの本に書かれていました。読んでいて気分が悪くなります。今回の都知事選挙の争点について、オリンピックをどうするだの、新型コロナPANDEMIC対策をどうするだの、東京のまちづくりをどうするだの、防災対策はどうするだの、ポストコロナの経済対策はどうするだのと、頭のいい方々は口々にいろいろ言っていますが、本当の争点はそんなレベルの高い話ではありません。本当の争点は、こんな悪質タヌキ女をこれから更に4年間、首都東京の知事にしておくのか」ということです。言い換えれば、東京都民はまだ更に4年間、世界へ向けて恥さらしの知事を担ぐのか、ということです。

女帝小池百合子-石井妙子/著(文藝春秋)
 https://cutt.ly/4io9Kxo
(おまけ)♪東京(化け)ダヌキの都政小唄♪
 https://cutt.ly/7u4Ca8F

(関連)女帝・小池都知事 裏切りの4年|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/4014

*かちかち山 日本の昔話- YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xqOeEWBEsks&vl=ja
 https://www.youtube.com/watch?v=5uPgf9-Pxlc
(有権者・都民が「ウサギさん」になって「タヌキ」をとっちめて下さい)

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)阪神淡路大震災後、家を失った人たちは仮設住宅に入居したが環境は劣悪だった。本来の住まいに戻れず、財産を失い、未来に絶望して自殺する人も相次いだ。仮設住宅で餓死した人さえいた。これで先進国といえるのか。市民たちは憤った。被災した個人に対して税金で支援するという法律はなく、家が全壊しても一円も公的な支援金を得られない。これで、どうやって立ち直れというのか。震災からだいぶ経っても、被災者の厳しい現状は変わらず、芦屋の女性たちが一九九六年、数人で議員会館に小池を訪ねたことがあった。

窮状を必死に訴える彼女たちに対して、小池は指にマニキュアを塗りながら応じた。一度として顔を上げることがなかった。女性たちは、小池のこの態度に驚きながらも、何とか味方になってもらおうと言葉を重ねた。ところが、小池はすべての指にマニキュアを塗り終えると指先に息を吹きかけ、こう告げたという。「もうマニキュア、塗り終わったから帰ってくれます? 私、選挙区変わったし」

女性たちは、あまりのことに驚き、大きなショックを受けた。テレビや選挙時に街頭で見る小池と、目の前にいる小池とのギャップ。小池の部屋を出た彼女たちは別の国会議員の部屋になだれ込むと、その場で号泣した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(参考)東京都知事選挙という悪質「タヌキ狩り」(その1):都民をだましては「馬のクソまんじゅう」政策を食わせる女タヌキ=小池百合子(現都知事)をみんなで退治いたしましょう=みなさま、捕獲縄を持ってお集まりください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-25e69f.html


2.(別添PDFファイル)二つのリバランス:コロナ後の財政課題(合田寛 2020.6.22)
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 (田中一郎コメント)
 基本的に賛成で、今後はこの方向で、財政運営が進められていくべきでしょう。いくつか追加的に付記いたします。

(1)消費税減税は税制の抜本改革と同時並行でなされるべきですが、そのタイミングは熟慮の必要あり(岩波月刊誌『世界 2020.5』金子勝立教大学教授論文を参照) 将来的には消費税は奢侈品物品税へ移行し、全廃すべきです。

(2)財政支出の内容を抜本的に切り替えなければいけない(例:大企業・富裕層優遇政策を解消 社会政策へ切り替え(給食費無料化、大学予算大幅拡充(学生+研究者)、低所得者の社会保険料減免、保育士・介護士への賃金直接支援と保育・介護ビジネスへの規制の回復、米兵器爆買いの中止・辺野古建設中止・カジノ万博中止 地域振興予算への組み替え、地域振興公社新設によるロスジェネ世代中心に数百万人の正規職員採用と地域定住など)

(3)東京都一極集中の解消と人口減少社会への対応強化、リノベーションを中心とする地域地場産業の再生(農林水産食品産業、インフラ更新など)

(4)脱原発と再生可能エネルギーを軸としたエネルギー革命及びエネルギー産業革命

(5)黒田東彦(くろだはるひこ)バズーガ金融政策からの脱却をどうするか

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(このサイトの下の方に経済政策に関する勉強会報告を列挙しています)

問題は、こうした経済財政政策の方向性はおおむね合意できたとしても、さて、それを力強く実現していく政治勢力が、この日本にはいつまでたっても形成されないという「悲惨な現実」があります。私はかねてより、「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党=とりわけ現執行部(枝野幸男・福山哲郎他の幹部たち)に重大な政治責任があると申し上げておりますが、それだけではなく、今般の都知事選における山本太郎「れいわ新選組」の突出的な知事選立候補などを見ていますと、まだまだ「持続可能な」「政治の抜本改革を担える」政権交代の実現はむつかしそうだ、という印象を受けます。要するに「政治を改革する主体」が形成されていない=市民運動・社会運動が政治的に未熟すぎるということです。

私は最近、「運命:文在寅自伝」(岩波書店)という本を読み終わりました。韓国が軍事独裁政権から民主国家へと発展していく「生みの苦しみ」を、多くの民衆と共に経験してきた文在寅氏がようやく一国のトップとなり、また、今般の韓国での総選挙では議会での安定多数を獲得しています(但し、国際情勢は厳しいですが)。今や韓国は、少なくとも政治的には、日本よりもはるかに先進国となった感があります。(とてもいい本でした、みなさまもご一読を!) https://cutt.ly/Oio7SGE


3.おしどりマコ・ケン
(1)【NIGHT CAP】 No.9 自粛中でも大活躍 おしどり x 鈴木耕 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=mJTzl1e0Lfg

(2)Jヴィレッジ「除染」は作業員の線量管理をしていない除染電離則違反!?その上、東電は汚染土壌をすでに再生利用したが濃度と利用先は非公開!! - 取材 - OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4634

(3)Jヴィレッジの除染土の再利用問題、環境省は確信犯?「関係者」とは一体どこ?-取材 OSHIDORI Mako&Ken Portal -おしどりポータルサイト
 http://oshidori-makoken.com/?p=4690


4.(別添PDFファイル)マイナンバーカードと免許一体化 政府、用途拡大で普及狙う(東京 2020.6.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/37404

*マイナンバー&カードのテーマソング「知りすぎたのね」
 https://www.youtube.com/watch?v=OchYaepRprw
(「棄てられたのね、秘密がないから」=そうです、プライバシーが守られないような社会では一般人は棄民となるのです)

(関連)(報告)(6.20)マイナンバー&カードの危険性:ウルトラ個人情報監視・管理社会と「成りすまし被害多発事態」への「悪魔のパスポート」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-2d0594.html

(関連)「給付金」批判受け利便性先行 漏えいは? プライバシーは? マイナンバー「不安」後回し - 毎日新聞
 https://cutt.ly/hipAW5a


5.「ふざけるな司法、出鱈目判決ヤメロ裁判所」
(1)(別添PDFファイル)大阪高裁も「リツイートに賠償責任」 1審・橋下氏への名誉毀損認定を支持(毎日 2020.6.24)
 https://mainichi.jp/articles/20200623/k00/00m/040/254000c

(関連)日刊IWJガイド・非会員版「橋下徹氏によるIWJ岩上安身への、削除済みリツイートに対する『スラップ訴訟』判決言い渡し、弁護団声明と記者会見のご報告」2020.6.24日号 ~No.2841号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45385

(言論・表現の自由の圧殺・妨害そのもの=スラップ訴訟を追認する日本の司法、お話にならないゴミクズ判決が地裁・高裁と続いている(明確な根拠がなければ支配権力側を批判できないのか!? それは批判するなということと同じだということがわからんのか!? 支配権力側に自分の印象をぶつけて批判して何が悪いのか!? そうではないと説明するのは支配権力側だ!)。来たる衆議院選挙での最高裁判事国民審査は、判事候補者全員に「×××××」を付して抗議の意思表示が必要。それにしても、上記毎日(忖度腰抜)新聞の解説記事はいかにもひどいピンボケだ。新聞やめたらどうや! :田中一郎)

(2)再発B型肝炎2陣敗訴 除斥起算点は「初発時」福岡地裁判決(西日本新聞)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd1be8f622786cd6c876dfb417f1a1b6caaa56e

(3)原発避難者九州訴訟 東電に賠償命令、国への請求は棄却 福岡地裁判決(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c3675388b1d9dc120be331ce70e55883023e31eb


6.東海第二再稼働を問う県民投票条例案 茨城県議会が否決(東京 2020.6.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/37434
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/36510?rct=ibaraki

(関連)住民投票案否決 これが民主主義なのか:東京新聞 TOKYO Web
 https://cutt.ly/zipfbqy

(田中一郎コメント)
 コメントは東京新聞の社説の通りです。茨城県というところは民主主義が存在していないようです。県民の生存や生活を決定づける原発の再稼働の是非について、県議会の議員どもは「お前らには口出しさせねえぞ」と言っている。ざけんじゃねー、という話である。私からは3つの提案。(1)住民投票条例案に反対した議員どもの落選運動を展開開始、(2)日本原電と安全協定を結んだ6市町村の首長、および地方議会議員に働きかけを強める、(3)東海第二原発の危険性と日本原電の出鱈目を解説するチラシ・パンフの6市町村への全戸配布。それと今回の条例案に国民民主党が反対をしているということも全国に向けて大宣伝する必要があると思われます。この原発寄生虫のような連中は野党などではないのです。


7.(別添PDFファイル)旧優生保護法を問う:強制不妊、医学会謝罪へ 問題を長年放置 あす検証報告書(毎日新聞(毎日 2020.6.24)
 https://mainichi.jp/articles/20200624/ddm/001/040/115000c

(関連)旧優生保護法を問う - 毎日新聞
 https://cutt.ly/aiphA2I

(関連)旧優生保護法は違憲、しかし、請求は棄却(新里宏二(弁護士)2019.7.29)
 http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20190729.html

(新里氏の上記文章は実に読みにくい悪文ながら、言いたいことは概ね理解できる。何故なら、この事件が明々白々の憲法違反の人権侵害=しかも重大侵害だからだ。そんなことは誰にでもわかる。しかし、政府・厚生労働省も、医療界・医学会も、更には日本のヒラメ司法も、どいつもこいつも、この人権重大侵害事件をきちんと解決し、何よりもこの事件で傷つき被害を受けた方々を救済しようとはしていない。何という国か!! :田中一郎)

キャンペーン · 内閣総理大臣- 国の政策で強制的に不妊手術を受けさせられた被害者に十分な補償を!! · Change.org
 https://cutt.ly/xipj0hX

*20191130 仙台高裁・国宛署名用紙.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1hplZBfrE1bIZVIgvRSOYvYHH-oaEjycp/view


8.働き方改悪
(1)(別添PDFファイル)日本のギグワーカー100万人増 20年上半期(日経 2020.6.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60710750T20C20A6EA2000/

(関連)ギグワーカーの実態は 国内に1000万人、副業で注目|出世ナビ|NIKKEI STYLE
 https://style.nikkei.com/article/DGXZZO60395520W0A610C2000000/

(「ギグワーカー」などというしゃれたネーミングはいらない。「1人親方」でいい。あたかも新しい働き方のような形容をして、しかも「スキルを持ち時間や場所に縛られないギグワーカー」などと嘘八百を並び立てている。パソコンへ入力するだけの仕事、モノもってあっちこっち運んで回る仕事、そんなことのどこがスキルだ! そしてその実態は、雇う側のやりたい放題を認める仕組みになっている。こうした「1人親方現代版」労働者には、一般の労働者と同じような内容・水準の保護法制が必要だ。国会議員どもは早く法律をつくれ! :田中一郎)

(2)(別添PDFファイル)論点:就職氷河期世代の支援(毎日 2020.6.24)
 https://mainichi.jp/articles/20200624/ddm/004/070/002000c

(この記事で傾聴に値するのは、非正規のハローワーク相談員の山岸薫さんだけだ。あとの2人は、言ってみれば就職難という他人の不幸を食い物にして生きているような人間ではないか。違うというなら、体を張って、ロスジェネ世代を中心に理不尽な労働環境に置かれている人たちを救済する仕組みを考えたらどうか! 記事の隅っこに書いてある「ロスジェネ対策」などは急所外しのアリバイ政策にすぎず、支援会社を潤すだけでクソの役にも立たないだろう。今までやってきて、何の効果もなかったのだから、今後も役に立たないことは自明だ(記事にあるリクルート出身の人間もそう言っている)。所詮、アベ政権・自公政治を一掃しないことには、この問題は解決しないどころか、どんどん悪くなっていく。:田中一郎)

(関連)ロスジェネ世代の救済(正規職員として安定雇用)は日本経済の救済・再建と同義である=ニュー・ニューディール政策(NND)による「地方振興公社」(新設)を軸に経済政策の抜本転換をはかれ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-5333dd.html

(ツベコベ言ってないで、国や自治体などの公共セクターが、ロスジェネ世代を中心に現状の非正規労働者を、たくさん正規職員として採用して働いてもらえばいいだけの話である(数百万人)。我が国の公共サービスは、今般の新型コロナPANDEMIC対策で明らかになったように、人減らしと非正規採用などでボロボロ状態である。それを転換し、地方に定住してもらって、正規職員として住宅や安定した生活を確保してもらい、地域で活躍し社会に貢献してもらえばいい。1石3鳥の効果ありだ(公共サービス拡充、地方活性化、ロスジェネ世代救済)。


9.石木ダムと諫早湾(長崎県)
 農林水産業を守り発展させるべき役所である農林水産省が、宝の海=諫早湾を破壊し内海漁業を踏みつぶす土建屋のお先棒を担ぐデタラメ、同じく、何の役にも立たない、必要もない、ただ「つくるため」だけの、すなわち土建屋とその利権に群がる連中のためだけの「石木ダム」建設が強行されようとしています。みんなで「こうばる」の人たちを応援しましょう。

ETV特集「引き裂かれた海〜長崎・国営諫早湾干拓事業の中で〜」動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7uge99

(諫早のギロチン防潮堤堤防の内側にある「水ため」は、まさにヘドロ並みにひどく汚染した下水と毒水の貯水場、その横で平然と干拓地農業が営まれている。エコだとか何とか、理解に苦しむ宣伝をしながらやっているらしいが、私は長崎県諫早産の農作物などは絶対に買わない。そして、この諫早湾漁民を絞め殺してしまったギロチン堤防は今もなお健在である。私は、この堤防を破壊するとともに、この事業を推し進めた農林水産省もまた、同時に破壊してしまえばいいと考えている。高木勇樹という農林水産省幹部官僚の名前をご存知か? 経済団体の市場原理主義アホダラ教政策の提言委員会座長なども務めていたこの男が、当時のこのギロチン事業の現場推進責任者だった。今どうしているか知らないが、こいつの名前を見たら、諫早ギロチン堤防を思い出していただきたい。そして、この男がいなくなった後の農林水産省に、あの恐ろしい病気である「狂牛病」(BSE)が襲い掛かってくることになる。肉骨粉などの肉牛の飼料の管理規制をしなかった結果だ。その原因をつくったのも農林水産省なのだ。:田中一郎)

石木ダム問題とは : 石木川まもり隊
 http://ishikigawa.jp/what/

(1)石木ダムのお話 石木川まもり隊 代表 松本美智恵さん
 https://www.youtube.com/watch?v=V-U26XrVo3A&feature=share

(2)現場へ! 住民の闘い60年 問いかける 岐路に立つ長崎・石木ダム(1)~(5)(朝日 2020.4.6~10)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200406002001.html

(3)石木ダム 反対の市民団体が街頭宣伝、アンケートなど実施 長崎・浜町アーケード /長崎 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200120/ddl/k42/040/131000c

*映画『ほたるの川のまもりびと』予告編 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=R3qhzcIyIis
(もうご覧になりましたか? とても素晴らしい映画でした、みなさまも是非ご覧ください)


10.アベ政権末期症状
(1)安倍晋三内閣の支持率はまさかの「21.6%」――文春オンライン6月調査 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38524
(2)(別添PDFファイル)地方の怒り表面化 沖縄と長野で「内閣支持率18%」の衝撃(日刊ゲンダイ 2020.6.25)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275062
(3)(別添PDFファイル)本音のあいさつ(斎藤美奈子 東京 2020.6.24)
 https://twitter.com/hashtag/%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%BE%8E%E5%A5%88%E5%AD%90
(4)(別添PDFファイル)安倍首相また「任期中に改憲」、なぜ今、コロナ禍なのに(東京 2020.6.23)
ダウンロード - e5ae89e5808de9a696e79bb8e381bee3819fe3808ce4bbbbe69c9fe4b8ade381abe694b9e686b2e3808de38081e381aae3819ce4bb8ae38081e382b3e383ade3838ae7a68de381aae381aee381abefbc88e69db1e4baac202020.6.23efbc89.pdf

 <関連サイト>
(1)【安倍晋三】古賀茂明氏「元凶は3チャラ政治」経産省と電通の闇を指摘|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274916
(2)【安倍晋三】実態は総理の慰労会 “国民だまし”に加担するメディアの罪|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275012
(3)4コマ漫画が物議 お粗末すぎる自民党の改憲「進化論」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274937
(4)自民、誤用例の「進化論」で憲法改正訴え ダーウィン模したキャラ漫画 - 毎日新聞
 https://cutt.ly/dipFQeD
(5)安倍首相、憲法改正への強い意欲示す「国民はまさに議論を聞きたがっている」 - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5eeb2cbdc5b62b2cae2780d2

(どなたか、このバカムスコの口に日本国憲法を突っ込んでやっていただけませんでしょうか)


11.その他
(1)【河井克行】議員辞めない河井夫妻 640万円ボーナス“丸儲け”に非難殺到|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275059
(2)安倍首相の秘書が河井案里陣営とともに溝手陣営の切り崩しに動いていたとの新証言!河井克行・案里事件はやっぱり“安倍案件”だ|LITERA/
 https://cutt.ly/3ipDIoT
(3)小沢一郎氏 「こんな無法者を法務大臣にしたのは誰だ」…河井前法相夫妻逮捕-芸能-デイリースポーツ online
 https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/18/0013434033.shtml
(4)焦点はチンピラの買収ではなく首相の捜査潰し 安倍事務所と自民党総裁室へのガサ入れは必須(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/563.html
(5)立民の枝野氏、首相の退陣要求 河井前法相の任命責任を追及 | 共同通信
 https://this.kiji.is/646270466099856481

(6)【新型コロナウイルス】美辞麗句 アフターコロナに乗じる従来の国策と巨大IT資本|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274334
(7)【竹中平蔵】都発注の五輪ボランティア事業 パソナ委託契約は謎だらけ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274394
(8)橋下徹の政権批判はやっぱりポーズ! 安倍首相とのAbema対談ではアシストとヨイショ連発! 森友加計、河井問題も「違法性ない」|LITERA/リテラ
 https://cutt.ly/IipD4lc
(9)係争委、県申し出却下 辺野古サンゴ移植 農水省の指示「適法」 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1141959.html
(10)谷川議員の陣営関係者 男女7人書類送検、長崎県警 | 長崎新聞
 https://this.kiji.is/646243514401703009
(こいつも自民党だ)
草々 

2020年6月23日 (火)

(報告)(6.20)マイナンバー&カードの危険性:ウルトラ個人情報監視・管理社会と「成りすまし被害多発事態」への「悪魔のパスポート」(ちょぼゼミ:田中一郎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

(推薦図書)女帝小池百合子-石井妙子/著(文藝春秋)
 https://cutt.ly/Qu4XsVr
(おまけ)♪東京(化け)ダヌキの都政小唄♪
 https://cutt.ly/7u4Ca8F


=======
さる2020年6月20日(土)、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「マイナンバー&カードの危険性」と題した小さな勉強会を開催いたしました。以下、当日の資料や録画と共に簡単にご報告申し上げます。

(イベント情報)(6.20)「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」&マイナンバーカードの危険性」(ちょぼゼミ:田中一郎)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-4a451b.html

(中略)また、今回の機会を活用させていただき、今般、日本国中で話題となったマイナンバー&カードを巡るトラブルと、そもそもマイナンバー制度が持つ危険性を再度改めてご説明するとともに、新型コロナ緊急経済対策を含む「市民と野党の共闘」の掲げるべき経済政策について、みなさまと質疑応答・意見交換も行いたいと考えております。みなさまのご参加をお待ちしております。(レポーター:田中一郎)


(当日録画)20200620 UPLAN 田中一郎「マイナンバー&カードの危険性」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=g_ISO_ZJTrs&t=375s
 https://www.youtube.com/watch?v=8PECMRMDlQU&feature=youtu.be

 <当日のレジメ:別添PDFファイル他>
(1)(レジメ)マイナンバー&カードの危険性(田中一郎 2020.6.20)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3839ee382a4e3838ae383b3e38390e383bcefbc86e382abe383bce38389e381aee58db1e999bae680a7efbc88e794b0e4b8ade4b880e9838e202020.6.20efbc89.pdf
(2)(レジメ)マイナンバーの利用拡大と「プロファイリング」の危険性(黒田充『経済 2020.3』)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3839ee382a4e3838ae383b3e38390e383bce381a8e3808ce38397e383ade38395e382a1e382a4e383aae383b3e382b0e3808defbc88e9bb92e794b0e58585e3808ee7b58ce6b888202020.3e3808fefbc89.pdf
(3)(レジメ)1口座ひもづけ義務、検討 マイナンバーで個人に 総務相表明、具体化に課題(朝日 2020.6.10)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14507806.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14507771.html
(4)公的個人認証サービス(JPKI)
 https://www.jpki.go.jp/jpkiguide/pdf/jpki_leaflet5.pdf
(5)マイナンバーカードのパスワードとはなんですか。/東村山市
 https://cutt.ly/eu4sQwL

 <小笠原みどりさん>
(1)マイナンバーで大混乱 国民管理を優先する政府が繰り返す失敗:朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/article/13388850
(2)小笠原みどりの「データと監視と私」 連載:朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/series/11029968
(3)【新型コロナ緊急リポート】「感染追跡アプリ」を徹底検証!OurPlanet-TV 特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2495


 <マイナンバー&カードを推進している民主・民進系のバカ者たち>
 マイナンバー&カードはアベ政権になってから猛烈に推進され、特に2019年に入ってから健康保険、戸籍、その他の行政サービスなどとの情報連携が拡大され、また国家公務員・地方公務員全員に対して、その基本的人権を侵害しながらマイナンバーカードの保有強制がなされたりしています。ますます個人情報濫用の深みにはまって行きそうな気配です(今般、自民党議員達から出てきたマイナンバーと預貯金口座のヒモツケ義務化もその1つです)。しかし、マイナンバー&カードの推進は自民党政権の専売特許ではありません。そもそもこれに着手したのはアベ政権の前の民主民進党政権でした。下記の2人は、その推進議員の中の代表的な人物です。この2人以外にも、旧民主民進系の議員達には、マイナンバー&カードを推進する姿勢の議員たちはたくさんいます。何をバカなことをやってんだ、という感じです。

*「いざというと時に早く支援を届けられる制度へ」国民のためのマイナンバー活用PT-国民民主党
 https://www.dpfp.or.jp/article/202998

*マイナンバー―民主党政権下で作った行政コスト削減の画期的法案 - 衆議院議員 岡田かつや
 http://www.katsuya.net/topics/article-2767.html


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)「スマート自治体」構想と公務労働(イントロ部分)(黒田兼一『経済 2020.3』)
 http://wajin.air-nifty.com/jcp/2020/03/post-a81090.html
(2)マイナンバー4年半、「格差の是正」置き去りに(朝日 2020.6.22)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14520951.html
(3)マイナンバー 普及へ試練、10万円 給付で混乱、整備途上、自治体にも負荷(日経 2020.6.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60525120Y0A610C2ML0000/
(4)マイナンバーへの疑念、実用に耐えうるのか(高村薫『サンデー毎日 2020.7.5』)
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/backnumber/2020/07/05/
(5)超監視社会で得する奴ら(斎藤貴男『サンデー毎日 2020.6.14』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20200602/org/00m/040/003000d
(6)生活保障のさらなる徹底を:現場からの報告と提言(イントロ部分)(藤田・今野他『世界 2020.7』
ダウンロード - e7949fe6b4bbe4bf9de99a9ce381aee38195e38289e381aae3828be5beb9e5ba95e38292efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e897a4e794b0e383bbe4bb8ae9878ee4bb96e3808ee4b896e7958c202020.7e3808fefbc89.pdf


 <いちろうちゃんのブログ>
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(1)危険! マイナンバー&カード:「成りすまし」があなたを狙っています=あなたの名前で誰かが勝手に取引、あなたの個人情報が丸裸に=そんなリスクがあるのに、その損害は全部「自己責任」とされています- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-e54bb5.html

(2)「税務署よいとこ一度は・・・」(帰ってきたヨッパライ=三木義一元青山学院大学長)=新型コロナばらまき現金交付にマイナンバーを使えばいいのに、なんて、ロクなことを言わない酒飲み老人- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-c2cc35.html
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 <マイナンバー関連 その他>
(1)社説:マイナンバーカード なぜ役立たないか猛省を - 毎日新聞
 https://cutt.ly/hyLqKNO
(2)マイナンバーが危険すぎる!銀行口座も丸見えで預金封鎖!プライバシー侵害で個人情報が流出! - NAVER まとめ
 https://matome.naver.jp/odai/2144980913912550201
(3)マイナンバー「受け取り拒否」しても問題なし!こんな「政府のための制度」がいらない理由(週刊現代) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/46119
(4)結局不要?残念すぎるマイナンバーのその後 - 週刊女性PRIME - 東洋経済オンライン - 経済ニュースの新基準
 https://toyokeizai.net/articles/-/168628
(5)「『マイナンバー』が日本を壊す」斎藤貴男著|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/181437
(6)日本は超監視社会への途を歩むのか。成立したスーパーシティ法案の問題点と法成立後の課題。(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/deeb88760a98c503e8ba700735b8c29577d2c69b

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(以下、直近情報)
(7)新型コロナ-免許証、マイナンバーカードと一体化検討 政府-日本経済新聞
 https://cutt.ly/pu4IRan
(8)マイナンバーと口座ひも付けへ“10万円給付”遅れで(テレビ朝日系(ANN))Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200623-00000025-ann-pol
(9)“監視のマスターキー”マイナンバーの口座ひも付けに潜むリスク 絶えず監視される未来も AERA Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/71f3a17ac28ecde4bc05b18430ce693d0e8f8589
(10)マイナンバーが漏洩しても…政府は「さあ?」筆者が絶望した無能ぶり〈AERA〉Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/51dd648c00d2c89047cc9baa4dffadadc8bfc6ae


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年6月22日 (月)

(報告)(6.20)山下俊一(長崎大学教授・福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」(ちょぼゼミ:田中一郎)

前略,田中一郎です。

さる2020年6月20日(土)、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」」と題した裁判報告会を行いました。以下、当日の資料や録画と共に簡単にご報告申し上げます。

(イベント情報)(6.20)「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」&マイナンバーカードの危険性」(ちょぼゼミ:田中一郎)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-4a451b.html

福島原発事故後の国や自治体による被ばく防護政策の是非を問い、併せて子どもたちを被ばくのない安全な環境で教育を受けさせることを目的として、「子ども脱被ばく裁判」が福島地裁において2014年から続いています。いよいよこの裁判も正念場となり、去る2月には鈴木眞一福島県立医科大学教授、続いて3月には山下俊一長崎大学教授(&福島県立医大副学長&福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)の証人尋問が実施されました。ご承知の通り、山下俊一氏は「だました俊一」などと皮肉られているように、福島原発事故後の福島県内で、非科学的で危険な被ばく安全安心論を振りまいた人物で、この裁判でも、その発言について多くの問題点が指摘されています。今回はこの証人尋問を中心にして、「福島県民健康調査」や昨今の被ばく関連問題にも言及しつつ、「子ども脱被ばく裁判」の行方を探ります。(レポーター:田中一郎)

(関連)子ども脱被ばく裁判のブログ- 子ども脱被ばく裁判とは?
 http://datsuhibaku.blogspot.com/p/blog-page.html


●(当日録画)20200620 UPLAN 田中一郎「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=m_UtEVUDfxk
 https://www.youtube.com/watch?v=AfXcAPKmQJ4&feature=youtu.be

●当日のレジメその他
(1)(報告)(3.4)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(2)山下俊一長崎大学教授証人尋問:福島原発事故後の言動の非科学性と誤りを認めたものの口先だけ、放射線被曝の危険性をゴマカス姿勢に変化なし- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-f40763.html

(2)甲状腺検査サポート事業の受給者314人~福島県 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2505

 ↓(上記は6/20当日の説明用、下記はその後公表された直近版の「子ども甲状腺検査結果」)

(3)甲状腺がん疑い計240人〜福島県3巡目の31人解析へ - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2508

(4)山下俊一トンデモ発言
(その1)https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg
(その2)https://www.youtube.com/watch?v=4IONccqQ1zA

(5)(速報)第38回「福島県民健康調査検討委員会」結果(Our PlanetーTV )& 昨今の脱被ばく関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-624d6d.html

(6)(報告)(2.14)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(1)鈴木眞一福島医大教授証人尋問:隠して隠して隠して、逃げて逃げて逃げて、あとはつまらないおしゃべりに終始した鈴木眞一教授、ウソらしき発言もチラホラの誠意なき証言- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-dfa2fc.html

(7)福島県の甲状腺検査「新秘密会」?〜山下俊一氏が座長 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2015.9.2)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1974

(8)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html


 <「福島県民健康調査」関連:Our PlanetーTV >
(1)委員、直前まで知らされず~被曝否定の根拠データ(2019年6月28日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2410
(2)甲状腺がん患者が福島県へ要望書〜県民の意見の反映求め(2019年6月18日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2406
(3)甲状腺がん「放射線関連なし」 〜一度も議論せず報告書公表(2019年6月3日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2402
(4)小児甲状腺がん少なくとも273人〜福島サポート事業で判明(2108年12月14日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2342
(5)小児甲状腺がんのDNA解析〜研究拠点は長崎大(2017年8月31日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2160
(6)存在していた!福島医科大「甲状腺がんデータベース」(2017年8月30日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2158
(7)184人以外にも未公表の甲状腺がん〜事故当時4歳も(2017年3月28日)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2108
(8)第26回「県民健康調査」検討委員会(2017年2月20日)環境省より国際がん研究機関での検討が提案
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2102

 <「子ども脱被ばく裁判」支援団体>
(1)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/
(2)子ども脱被ばく裁判のブログ
 http://datsuhibaku.blogspot.com/
(3)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/
(4)子ども脱被ばく裁判を支える会・東日本
 http://sasaerubimbo.hatenablog.com/
(5)「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
 http://kodomodatu.jugem.jp/


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年6月16日 (火)

東京都知事選挙という悪質「タヌキ狩り」(その1):都民をだましては「馬のクソまんじゅう」政策を食わせる女タヌキ=小池百合子(現都知事)をみんなで退治いたしましょう=みなさま、捕獲縄を持ってお集まりください

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.♪東京(化け)ダヌキの都政小唄♪
 https://cutt.ly/2uktN1e

(関連)田中龍作ジャーナル - 【都知事選】 築地女将さん会「小池さんに裏切られた」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/06/00023116


2.キャンペーンについてのお知らせ · 公開公募問題と非正規労働者を襲うコロナ禍 · Change.org
 https://cutt.ly/HucpZAT


3.2020東京都知事選挙 立候補表明
(1)(別添PDFファイル)小池氏が再選出馬を正式表明 自民は自主投票を決定(東京 2020.6.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35257
(2)(別添PDFファイル)宇都宮健児氏 都知事選挙出馬記者会見(東京、朝日、毎日 2020.5.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/16645?rct=national
(3)れいわ新選組・山本太郎氏 都知事選に出馬表明 全都民に10万円を公約 東京新聞TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35576
(4)熊本県の小野泰輔副知事、都知事選に出馬を表明:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/32949

 (田中一郎コメント)
 山本太郎「れいわ新選組」の今回の都知事選挙への立候補については、まことに残念ですが支持できません。それどころか、今回の山本太郎氏の立候補判断について(多くの「やめたほうがいい」のアドバイスを無視して)、私はこれまでの山本太郎「れいわ新選組」への支持・応援を見直す時が来たのかなとも思い始めているところです。それは山本太郎「れいわ新選組」よりも宇都宮健児氏を強く支持し応援しているからではありません。それは山本太郎氏が、1つしかない自分の身を都政と国政にどう割り振って使うのか、しかも現段階での自身の政治力の限界をわきまえて、どう判断するのかという、政治決戦の場合の基本中の基本の判断を間違えているからです。詳しくはメールを改めて論じたいと考えています。

i一昨日(6/14)、私のところに送られてきたあるメールには、次のように書かれていました。「今日はスペイン風邪でマックス・ウェーバーが亡くなって100年目の命日。ウェーバーは「政治とは、情熱と判断力の二つを同時に用い、堅い板に力をこめて、だんだんと穴をくりぬいていく作業である」と書いています。情熱と判断力を同時に用ることのできる政治家いでよ、です」。

これに準じて申し上げれば、情熱は人一倍大きくても、政治的「判断力」に乏しい人物は結局は闘いの勝者にはなれず、自分の熱き思いを胸に燃え上がらせながらも、いつまでも政権を取れぬままに消えていく、ということを意味します。それは今、この瞬間の、都知事選立候補を決めた山本太郎氏そのものではないでしょうか。山本太郎氏を都知事選立候補へと追い立てたのは、私は「れいわ新選組」の少なからぬ支持者・支援者たちではなかったかとも思います。山本太郎「れいわ新選組」の支持者・支援者は、もっと政治的に成熟していただかないと、いつまでたっても、この哀れなる日本社会を抜本転換することはできないのではないかと思われてなりません。


4.もう一つの闘い:【小池百合子】都民ファーストも参戦 北区都議補選は“四つ巴”女の闘いに|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273781


5.「イージス・アショア」国内配備停止 防衛相が表明 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200615/k00/00m/010/099000c

(関連)「アショア」配備計画を停止表明|NHK 山口県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20200615/4060006050.html
(関連)防衛相謝罪「間違っているものやめる」地上イージスすでに120億支出:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35860
(関連)地上イージス計画停止「承服できない」 自民から怒り噴出(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5861a8986273d877b1da25e509d7e2909e5c75ea

(TVのニュースを見ていましたが、何を今ごろゴタク並べてんだ、この野郎、という印象です。①日本の安全保障にとってイージスアショアは必要不可欠とか言っていたのは何だったのか? そもそも、こんなものが役に立つのか、役に立たないだけでなく大陸へ向けた攻撃基地ともなりうるため、有事の際には攻撃の的になるのではないか、という疑問がドンドン大きくなってきています、FMS(対外有償軍事援助)を使って購入する米国の兵器爆買いが自衛隊や防衛省の予算を圧迫していて、その内部から異議申し立ての声が大きくなっています、今回の措置はアベ政権・首相官邸の有権者・国民からの支持率低下に伴い、統制力が落ちてきている証拠ではないのか、③ミサイルを打ちあげた時に危険なものが落ちてくるが(「ブースター」と呼ばれる推進補助装置)、それは設置された基地敷地内に確実に落ちるから大丈夫と言っていたのを、今ごろになって撤回するのでしょうか、④配備計画の「停止」とか「白紙撤回」とか言っていますが、イージスアショアは今後金輪際使わない・配備しないということではなさそうです、要するに地元を軽く見て馬鹿にしているのでしょう、⑤イージスアショアについて、契約額1800億円もの公金のうち、これまでに調査費名目で120億円使ったと報道されていますが、そのカネの責任、どうするのでしょうか!? 河野太郎と防衛省幹部で弁償・補償するのですか!? また、米国と契約してしまったものについて、無償でキャンセルできるのですか?


6.リニア着工へ6月中にもトップ会談 JR東海と静岡県 平行線なら27年開業困難(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/7a5a8202668a7ad3786f13a104dadb2fc211022e

(関連)リニア・2027年開業に黄信号? 川勝知事が現地視察 安全確保「危ない」 “準備工事”の定義も(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/efe13c6ee34d863de67fcddc794db3371ac18408

(リニアなどいらない。大井川や南アルプスの方がずっとずっと大切だ。川勝知事、頑張ってください。日本の全ての良識と良心、南アルプスと大井川を愛する人々、それに静岡県民はあなたを応援しています。JR東海などという悪質会社に負けないでほしい。つまらぬ譲歩などしないでほしい。乗客の安全を担保しない危険極まりない無人列車で、すさまじいまでの環境破壊、それでいて、人口減社会では採算も取れそうになく、土建屋と政治家だけが喜びそうなグロテスク建造物、それがリニアです。:田中一郎)
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いよいよ、2020年東京都知事選挙が始まります。つい数日前には、都民をだましては「馬のクソまんじゅう」政策を食わせる悪質タヌキ=小池百合子(現都知事)が立候補を表明いたしましたし、昨日は山本太郎「れいわ新選組」も「よせばいいのに」ですが都知事選への立候補を表明いたしました。6月18日(木)告示、7月5日(日)投票です。
 https://www.city.toshima.lg.jp/361/kuse/senkyo/2001201454.html

都政運営をサボっては都の税金・経費を公私混同でチマチマと使い込み、「私が東京ケチジです」と皮肉たっぷりの写真記事まで週刊誌に掲載されて都知事職辞任に追い込まれた似非国際政治学者の舛添要一、その後を受けての選挙で当選したのが、当時から「緑のタヌキ」と言われていた小池百合子(現東京都知事)でした。

情報公開を大黒柱にした東京大改革だの、2020年東京オリンピックの会場建設費や運営諸経費の抜本的見直しだの、築地は守る・豊洲は生かすだの、東京国際金融都市だの、しがらみのない都政の実現だのと、できもしなければ、やる気もない大言壮語を振りまき、「7つの公約」(別添PDFファイル)などといった一部を除けば立証しようもないものや、大したことのない情緒的な目標を選挙のためだけに掲げて、見るもバカバカしいパフォーマンス政治を、まるで15年ほど前の小泉純一郎政権の再現のごとく展開していたことが思い出されます。あれから早4年が経過しました。歴代のロクでもない知事たちによって痛めつけられてきた東京都は、小池百合子の悪ダヌキ都政により、その劣化と没落と社会的矛盾の度合いを一段と強めたと言うべきではないでしょうか。まさに腹立たしい限りです。

<圧勝どころか、立候補表明にオドロキ>底なしになってきた小池都知事の疑惑と虚飾(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/392.html

最初にいくつか、東京都政が抱えている・抱えていた諸問題についての情報を見ていただきましょう。また、昨今の都知事選挙を巡る新聞情報なども少しばかりご紹介しておきます。ここにきて大注目となったのは、ノンフィクション作家の石井妙子氏が書いた評伝『女帝 小池百合子』という著作です。既に15万冊の売上を突破し、一部の地域では書店での入手が難しくなっているとも聞いています。下記には、この著作に関しての中島岳志東京工業大学教授のコメントもご紹介しておきます。


 <別添PDFファイル>
(1)小池氏公約 「七つのゼロ」達成は一つ 待機児童7割減/残業と電柱、未達成(毎日 2020.6.13)
(2)「女帝 小池百合子」異例のヒット 15万部突破、都知事選にも影響か(毎日 2020.6.14)
(3)書評「女帝 小池百合子」(石井妙子著):民意とは、民主主義とは何か(中島岳志 毎日 2020.6.13)
(4)晴海「選手村」開発疑惑9:「適正な算定」というなら、なぜ譲渡金額を見直すのか(片岡伸行『週刊金曜日 2019.10.11』)
(5)晴海選手村土地投げ売りを正す会ニュース NO.8(2020.5.28)
(6)問われる小池都知事の「五輪延期」決定以前(横田一『週刊金曜日 2020.4.3』)
(7)発言で振り返る小池都政「都議会を冒頭解散したい」「排除いたします」(東京 2020.6.14)
(8)発言で振り返る小池百合子都政の4年間 五輪予算に「2兆、3兆、お豆腐屋さんじゃない」(東京 2020.6.11)

(関連)東京都知事選2020:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/tags_topic/tochijisen2020/
(関連)2020東京都知事選挙:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/senkyo/tochijisen/
(関連)都知事選2020 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/ch200661115i/%E9%83%BD%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B82020


1.(別添PDFファイル)小池氏公約「七つのゼロ」達成は一つ 待機児童7割減/残業と電柱、未達成(毎日 2020.6.13)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200613/ddm/041/010/108000c

 <7つの公約>
 ペット殺処分ゼロ  〇
 待機児童ゼロ   
 残業ゼロ        ×
 都道電柱ゼロ      ×
 介護離職ゼロ      ?
 満員電車ゼロ      ?
 多摩格差ゼロ      ?

(まともな成果と見れるのは「待機児童ゼロ」へ向けて少しばかり前進したことぐらいで、あとはそもそも公約目標がいい加減。かつ、こうしたことを目標にすべきものなのか、もっと他に具体的に大事なことがたくさんあるのではないかということが強く感じられる(たとえば、義務教育費負担ゼロ・学校給食無償化&有機食品化、都営住宅の抜本整備と住宅難民の解消、空き家問題解決、外環道&都市計画道路建設中止、都市再開発(現状は利権の塊・業者のやりたい放題)の抜本的見直しと民主化、子どもの貧困ゼロ、都立病院・保健所の体制整備、公園・広場の拡充と青空政策(環境)、防災都市への取組、福島第1原発事故被害者の救済・支援他)。

言ってみれば、どうでもいいことや、大したことがないことを、あたかも重要であるかの如く都政目標に掲げて「大改革」を演出し、都民生活や環境・福祉などにとって切実に不可欠で必要とされているものから目をそらさせては、タヌキ踊りをくり返す、そんな都政が4年間続いたということである。いわば悪質タヌキによって騙された都民が「馬のクソまんじゅう」政策を食わされ続けているということだ。:田中一郎)


2.女帝小池百合子-石井妙子/著(文藝春秋)
 https://cutt.ly/tuck5ba

(関連)(別添PDFファイル)「女帝 小池百合子」異例のヒット 15万部突破、都知事選にも影響か(毎日 2020.6.14)
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200614/ddm/041/010/062000c
(関連)(別添PDFファイル)書評「女帝 小池百合子」(石井妙子著):民意とは、民主主義とは何か(中島岳志 毎日 2020.6.13)
 https://mainichi.jp/articles/20200613/ddm/015/070/002000c

(関連)女帝 小池百合子──救世主か? “怪物”か? 序章全文公開 - 特集 - 文藝春秋BOOKS
 https://books.bunshun.jp/articles/-/5542
(関連)<ベストセラー「女帝」が描いた衝撃の実像>小池百合子、その正体は白日夢の虚言政治家(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/332.html

(こんな本を読まなくったって、小池百合子がどうしようもない「パフォーマンスたぬき」だなどということは、ずっとずっと前から、この女が政治の世界に顔を出した頃から分かっていたことだ。そのタヌキに騙された方も悪いと言えば悪い。そもそも日本人は、こうした著名人のプライバシーに顔を突っ込むような話が大好きで、都知事選挙の直前という時期も時期だけに、この本がよく売れるのもわかる気がする。でも何も、こんなにたくさんの人がこの本を買って読むこともないだろうに、と思いつつ、私もこの本を買ってきて読み始めています。私もまた、ちょぼちょぼ市民、ですので、あしからず。:田中一郎)

(関連)図説 東京の論点-旬報社
 http://www.junposha.com/book/b508885.html
(こちらの本は、もう少し「硬派」の書き物です)


3.豊洲TOXICスキャンダル(30):♪「床はボロボロ、床下毒物、運ぶ通路は狭苦しい、こんな「いちば」(市場)に誰がした!」♪(豊洲市場残酷物語)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/toxic30-f873.html

(関連)解除できるのか 豊洲“時限爆弾”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2730

(田中一郎コメント)
 築地豊洲問題について詳しく知らない方は、上記サイトの日刊ゲンダイ記事を最初から丁寧に読んでいかれればいいでしょう。ともあれ、築地市場は東京だけでなく、日本が世界に誇る魚市場であり、日本における「食の殿堂」であり「世界遺産」とでも言っていいものでした。要するに築地市場は、市場関係者のみならず、多くの都民から愛され大切にされ、世界から日本にやってくる観光客の必須の訪問施設となり、そして世界中の人々からの賞賛の的だったのです。

このいわば「都民の宝物」「日本国宝」を、あのロクでもない都知事だった石原慎太郎が「官製地上げ」の対象にして築地市場関係者に「立ち退き」を強制し、跡地を都市再開発する土建屋など関係業者たちの利益のために献上しようとした、それが築地豊洲問題の本質です。決して、都営の卸売市場の移転問題などではありません。市場原理主義政策に走る国は、そもそも卸売市場など時代遅れの産物だとして、流通の自由化とともに葬り去ろうとしていましたから、国も東京都も卸売市場が移転先でどうなろうと、そんなことはどうでもいい、知ったこっちゃない、というのが、隠しようのない彼らの本音の態度だったのです。

小池百合子現都知事は、その尻ぬぐいをさせられることになったのですが、その時にこのタヌキ女がやったことは、築地を守る・豊洲を生かす、という、できもしない八方美人型のいい加減なパフォーマンス・キャッチフレーズで、それが結果としてどうなったかは、築地市場の跡地(今は更地になって市場の跡形もなくなっています)や、豊洲市場の現状をご覧になれば一目瞭然です。まもなくその豊洲市場を首都直下型地震が襲い掛かり、大量に地中に埋もれているのに「大したことはない」とごまかされてきた様々な毒物が、敷地液状化によって地上へどっと噴き出てくることになっています。また、今でも豊洲市場は卸売市場としては欠陥施設で、その使い勝手の悪さや危険性などは、上記の日刊ゲンダイ記事をご覧いただければ、よくお分かりいただけると思います。

日本が誇る「世界遺産」としての築地市場は、今や毒物まみれで何の長所もない、遠くて不便で欠陥だらけのコンクリート構築物に変えられてしまいました。築地を守るなどと歯の浮いたような嘘八百を唱えて登場したこのタヌキ女がやったことは万死に値します。そして、この築地豊洲問題と小池ダヌキのありようを見ても、なお、小池百合子に選挙で投票をしようとするマヌケ・オバカの有権者・都民がいたとしたら、その馬鹿は死ななきゃ治らないでしょう。死ぬまで、この悪質タヌキに「馬のクソまんじゅう」政策や「馬の小便」対策を腹いっぱい食わしてもらい、飲ませてもらえばいいということです。東京を崩壊に導いていく愚か者は、政治家だけでなく、こうしたロクでもない政治家を選挙で選ぶ有権者・選挙民でもあるのです。


4.晴海「選手村」開発疑惑(『週刊金曜日』シリーズ記事より):これは2020年東京オリンピックを口実にして、官民癒着の利権集団が東京都所有の公共資産をかすめ取った悪質な経済犯罪だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/2020-acfc.html

(関連)特集 オリンピック選手村疑惑 – 全日本民医連
 https://www.min-iren.gr.jp/?p=38119

(関連)(別添PDFファイル)晴海「選手村」開発疑惑9:「適正な算定」というなら、なぜ譲渡金額を見直すのか(片岡伸行『週刊金曜日 2019.10.11』)
ダウンロード - e699b4e6b5b7e3808ce981b8e6898be69d91e3808de9968be799bae79691e68391efbc99efbc88e78987e5b2a1e4bcb8e8a18ce3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5202019.10.11e3808fefbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)晴海選手村土地投げ売りを正す会ニュース NO.8(2020.5.28)
ダウンロード - e699b4e6b5b7e981b8e6898be69d91e59c9fe59cb0e68a95e38192e5a3b2e3828ae38292e6ada3e38199e4bc9ae3838be383a5e383bce382b920efbcaeefbcafefbc8eefbc98efbc882020.5.28efbc89.pdf

(時価1300億円相当の晴海の都有地を、2020年東京オリンピック選手村の用地として、三井不動産他の20社近い業者のJV(合同事業体)に、時価のおよそ1/10の値段で投げ売りをしてしまっている問題で、当然ながらこれを知った都民による住民訴訟が提訴され、今現在係争中です。被告は小池百合子都知事と、その前任の舛添要一、詳しくは上記資料を見てほしいのですが、舛添要一時代から続く、この出鱈目行政が、小池百合子が知事になっても止まるどころか、裁判になっても、たとえば当該土地の値段の評価書(不動産鑑定書)や、このJVが落札するまでの協議経緯などの記録が(官製談合の疑いあり)、原告住民側からの要請にもかかわらず、東京都が情報公開を行わず、「隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ皆隠せ」政策を今もって展開し続けているのです(提示されるのは大事な部分が全て「海苔弁当」)。これが小池タヌキが言うところの「情報公開を大黒柱とする東京大改革」の実態です。何が情報公開だ、ちゃんちゃらおかしい、とはこのことです。:田中一郎)

(関連)「東京大改革」などとんでもない=正体を現し始めた小池百合子の「印象操作」(パフォーマンス):カメレオンか、それとも化けダヌキか、こんなものに騙されていてはいけない いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-1c3a.html


5.新型コロナPANDEMIC
(1)【横田一の現場直撃】No61 小池知事の正体「コロナの狸」の化けの皮20200507 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=c5Re0_uh_Mk
(2)【横田一の現場直撃】No64 迫る都知事選!コロナの狸vs誰?/吉村維新とカジノと保健所 20200529 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=h3WpYfY1TUM

(関連)医療崩壊を招きながら”火消し役”に化けた!-「コロナのたぬき」小池都知事の変わり身の早さ(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c3268c67bbcb36479a2e9f8c39a9ac4dfe570f9b

(関連)小池都知事のコロナ対応は都知事選のことしか考えてない! 感染者増加の原因はすべて「夜の街」のせいにして東京アラートなしLITERA/リテラ
 https://cutt.ly/Puc2to8

(関連)都立墨東病院の院内感染による医療危機は小池百合子都知事の責任だ! 医療マスク欠乏を隠蔽し「マスク確保」と大嘘|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/05/post-5414.html


6.東京五輪は「中止」が妥当! 政治主導の「延期」判断はアスリートとスポーツを無視した政治家、IOCの暴挙(REAL SPORTS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d68e940bd048f9c6732bf8bc02af30da558c3b40?page=1

(関連)(別添PDFファイル)問われる小池都知事の「五輪延期」決定以前(横田一『週刊金曜日 2020.4.3』)
ダウンロード - e5958fe3828fe3828ce3828be5b08fe6b1a0e983bde79fa5e4ba8be381aee3808ce4ba94e8bcaae5bbb6e69c9fe3808de6b1bae5ae9ae4bba5e5898defbc88e6a8aae794b0e4b880e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5202020.4.3e3808fefbc89.pdf

(2020年東京オリンピックについては、マネーファーストでカネまみれになっているIOCや、オリンピック利権に振り回される日本側・東京都サイドの問題を別途メールしたいと考えています。1つだけ申し上げておけば、この時代遅れのアナクロニズム・イベントのオリンピックは、世界平和の祭典でもなければ、スポーツ・アスリートたちのための祭典でもなく、ただの金儲けのためのスポーツ興行であり、また、それを開催することにより利益を得る人間や組織による利権と土建と汚いカネまみれのバカ騒ぎだということです。そして、このバカバカしいイベントのために、哀れなる都民は、その大切な血税貯蓄を2兆円以上もむしりとられることになっているということです。こんなものにボランティアに行くなどと言っている「おめでたい人間」たちもまた、小池タヌキに「馬のクソまんじゅう」を食わされているようなものです。時代遅れで、愚かで、無用で、税金の巨額無駄遣いであるオリンピックなどは、直ちに中止すべきです。新型コロナPANDEMICはそれを早く決断せよと促しています(延期だとか言って判断を先延ばしすればするほど、日々の維持費が無用に積み上がって、意味のない都民負担が増えていくだけです):田中一郎)

(関連)オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側-後藤逸郎/著(文春新書)
 https://cutt.ly/fucC44u


7.発言で振り返る小池都政:東京新聞
(1)「都議会を冒頭解散したい」「排除いたします」(東京 2020.6.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35420
(2)五輪予算に「2兆、3兆、お豆腐屋さんじゃない」(東京 2020.6.11)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/34795


8.都議会「都民ファーストの会」という小池百合子幼稚園「タヌキ組」
 今から2,3年前にあった都議会選挙で大挙して当選者を出した会派ですが、それぞれの議員が独自判断で記者会見すらできず、ひたすら小池ママの指示待ちスタンスで、都民のためには何もしようとしない「都民ファースト」ならぬ「小池ファースト」の「ひな人形」のようになってしまっています。ネットで検索しても、この会派については、まともな記事がほとんど出てきません。あってもなくても何の意味もない、単なる都議会のフクラシコ・増量剤のような都議会議員達です。やっていることは、都議会公明党に助けてもらって、小池百合子都知事の出してくる議案に「サンセー」と手を挙げているだけです。

(関連)都民ファ統一選 表に出ぬ小池氏 公認絞り地道な選挙戦 [2019統一地方選挙]朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASM4H7J40M4HUTIL03Y.html

(関連)これで都民ファーストなのか-日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO20756440U7A900C1EA1000/

(関連)「都民ファースト」から2人離党へ 党運営に反発(17-10-03) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=2CPIX0zjTEI


9.日刊ゲンダイ
(1)【小池百合子】小池氏圧勝シナリオ崩壊の足音 都知事選に維新“殴り込み” |日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274456
(2)【小池百合子】小池都知事が再出馬会見で見せた“私がルール”の身勝手態度|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274560
(3)【小池百合子】小池百合子都知事「学歴詐称疑惑」に見る胡散臭さ|小林節 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274268
(4)【小池百合子】赤い狸が踊り出す…都知事選を控えた小池百合子の胸の内|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274487
(5)都知事選対抗馬は…維新はホリエモンで“100万票”の皮算用|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274559


10.宇都宮健児氏の動き
(1)宇都宮健児氏、都知事選に出馬表明 3度目挑戦「弱者に手を」(2020年5月27日) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=1I8s8nukduA&t=26s
(2)宇都宮けんじ 立候補への思い 2020年 東京都知事選挙 - YouTube
 https://cutt.ly/fucM0Px
(3)宇都宮健児さん都知事選出馬表明会見テキスト版|峰里えり|note
 https://note.com/minezatoeri/n/n830791aef80a

(4)宇都宮健児氏、山本太郎氏に「堂々と討論したい」 直前会見、改めて見せた意志(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8fe105f09e8be1063f616b4a0bd2b4332637ee40
(5)宇都宮氏を立民が支援 東京都知事選:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/32947
(6)国民、宇都宮氏を支援せず 都知事選、野党統一候補は困難に:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33064

(関連)宇都宮けんじ公式サイト
 http://utsunomiyakenji.com/
(関連)ブログ - 宇都宮けんじ公式サイト 希望のまち東京をつくる会
 http://utsunomiyakenji.com/blog
(関連)希望のまち通信(2020年7月)
http://www.labornetjp.org/news/2020/1591882891105staff01/1591882891105staff01_img/view

(関連)宇都宮けんじ(希望のまち東京をつくる会) - ホーム - Facebook
 https://www.facebook.com/TeamUtsuken
(関連)宇都宮けんじ(@utsunomiya_kenji) • Instagram写真と動画
 https://www.instagram.com/utsunomiya_kenji/

●2020年東京都知事選 宇都宮健児さんの「都民一人ひとりの生存権を守る」たたかいに連帯します - 市民連合
 https://shiminrengo.com/archives/3040


11.その他
(1)田中龍作ジャーナル【学歴詐称疑惑】これがカイロ大学の声明文だ ただし学位はカネで買える
 https://tanakaryusaku.jp/2020/06/00023090
(2)田中龍作ジャーナル【都知事選】不都合な質問には答えない『女帝』にヨイショ質問連発の記者クラブ
 https://tanakaryusaku.jp/2020/06/00023107
(3)小池百合子都知事の最大の問題は極右ヘイトとの関係だ! 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に圧力かけ「虐殺なかった」ヘイト集会にお墨付き|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5472.html
草々 

2020年6月14日 (日)

本日(6/15)のいろいろ情報:(1)2020沖縄県議選結果総括(2)発がん物質使うヤマザキパン(『週刊金曜日』)(3)Zoom、人権活動家のアカウント一時停止 中国政府要請(4)小池都知事とコロナ(前川喜平さん)他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


1.(別添PDFファイル)小池都知事とコロナ(前川喜平 東京 2020.6.14)
 http://hbtabi.blog.fc2.com/blog-entry-945.html


2.(2020年6月7日)沖縄県議会選挙結果総括と辺野古工事再開
 コンパクトによくまとまった選挙総括文だと思います。それにしても、沖縄民意を踏みにじることが目的で辺野古工事を再開しているアベ政権、許せませんね。かような基地は日本の安全保障にとって何の役にも立たないだけでなく、そもそも海底がマヨネーズ状態のかような場所に基地建設はできないのです。沖縄のみなさまと連帯して、アベ政権の暴挙を振り払いたいと思います。

(1)(別添PDFファイル)(2020年6月7日)沖縄県議会選挙結果総括
ダウンロード - efbc882020e5b9b46e69c887e697a5efbc89e6b296e7b884e79c8ce8adb0e4bc9ae981b8e68c99e7b590e69e9ce7b78fe68bac.pdf

(2)(別添PDFファイル)沖縄県議会議員選挙、玉城知事与党が辛勝、自民は引き抜き攻勢へ(阿部岳『週刊金曜日 2020.6.12』)
ダウンロード - e6b296e7b884e79c8ce8adb0e981b8e68c99e38081e4b88ee5859ae3818ce8be9be58b9de38081e887aae6b091e381afe5bc95e3818de68a9ce3818de694bbe58ba2efbc88e3808ee98791e69b9ce697a5202020.6.12e3808fefbc89.pdf

(関連)沖縄県議選 - 地方選挙 - NHK選挙WEB
 https://www.nhk.or.jp/senkyo2/okinawa/16489/
(関連)沖縄県議選 投票率過去最低の46.96% 50%を下回るのは初(沖縄タイムス)Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e1588928b8450172afb8f678cde09869f16691e8
(関連)「予想より厳しい」県議選結果に玉城デニー知事 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1135165.html
(関連)沖縄県知事支持派が過半数を維持 県議選、辺野古反対も:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/34026?rct=politics

(3)沖縄・米軍辺野古移設の工事再開 玉城知事「遺憾」、県民反発:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35066/

*辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏キャンペーン
 https://henokoumeruna2018.exblog.jp/


3.(別添PDFファイル)驚きの「臭素酸カリウム」復活、ヤマザキは何を考えているのか(イントロ部分)(渡辺雄二『週刊金曜日 2020.5.15』)
ダウンロード - e3808ce887ade7b4a0e985b8e382abe383aae382a6e383a0e3808de5bea9e6b4bbe38081e383a4e3839ee382b6e382adefbc88e6b8a1e8bebae99b84e4ba8ce3808ee98791e69b9ce697a5202020.5.15e3808fefbc89.pdf

(関連)緑風出版│新・ヤマザキパンはなぜカビないか(ISBN978-4-8461-1509-8)
 http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1509-8n.html


4.(別添PDFファイル)Zoom 人権活動家アカウント一時停止 中国政府要請(日経 2020.6.12夕刊)
  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60279220S0A610C2000000/

(関連)米欧企業に中国の「踏み絵」 板挟み 間合いに苦慮 (写真=ロイター) -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60318010S0A610C2EA5000/

こんなもの、使うのをやめたらどうでしょう。
私の名前のイニシャルはITだけれど、
私の考え方は、反メガITです。

この記事に名前がないマイクロソフトなどもおそらく同様で、
対中国だけでなく、米国NSAによる監視への協力の疑いもあります。

(関連)スノーデンが暴露した「大量監視システム」の罠 - インターネット - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/320375

(関連)暴露 スノーデンが私に託したファイル-グレン・グリーンウォルド/〔著〕 田口俊樹/訳 濱野大道/訳 武藤陽生/訳(新潮社)
 https://cutt.ly/vud3ZSL

プライバシーがないところに民主主義や基本的人権はあり得ません(スノーデン)。

(関連)(別添PDFファイル)アマゾン、情報不正利用か 出品者と類似商品販売 欧州委見解(毎日 2020.6.14)
 https://mainichi.jp/articles/20200614/ddm/012/020/084000c


5.適菜収は、なぜ安倍総理とその支持者を「国賊」と批判するのか? 『国賊論』刊行の理由を聞く(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dd256865a14e5b7bbed220b9348503f6a4f72495

(関連)国賊論 安倍晋三と仲間たち-適菜収/著(ベストセラーズ)
 https://cutt.ly/Uud33JC

(関連)(現在連載中)それでもバカとは戦え|適菜収|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524/454
(関連)大阪市が消える日|適菜収|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3623/454

*(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html


6.伊藤詩織氏がはすみとしこ氏を提訴! はすみ氏に同調して伊藤氏を攻撃、山口敬之擁護していた自民党・安倍親衛隊議員の責任|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5465.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

(関連)誹謗中傷と党派性 - TW社ははすみとしこのアカウント凍結を - 世に倦む日日
 https://critic20.exblog.jp/31302189/


7.(別添PDFファイル)羽田新ルート、運用停止求め住民ら提訴 事故や騒音を懸念(東京 2020.6.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35260

(関連)(報告)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(新ちょぼゼミ:奈須りえさん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-97b30f.html


8.(別添PDFファイル)河井夫妻、100人に2600万円か、国会閉会直後、立件へ 検察(朝日 2020.6.14)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14513167.html

(関連)案里氏陣営、党本部からの1億5000万円の使途焦点 選挙費2405万円、残る1億2000万円余不明 - 中国新聞デジタル
 https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=652093&comment_sub_id=0&category_id=256

(関連)案里氏陣営 1.5億円の使途は - Yahoo!ニュース
 
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362382


9.豚に3密を強いる農水省「放牧禁止」政策の是非 - 政策 - 東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/sudBR3n


10.安保闘争60周年・記念講演会
(1)20200610 UPLAN【第1部】保阪正康「歴史の視座に立って――『60年安保闘争』の意味と評価」(安保闘争60周年・記念講演会) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=T924XtCjRhk
(2)20200610 UPLAN【第2部】高橋源一郎「語り継ぐコミュニケーションとは――『NOを言わない若者、YESがあいまいな若者』」(安保闘争60周年・記念講演会) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=IVvmAV3gNuk


11.日刊ゲンダイ
(1)【安倍晋三】「73歳定年制」にNO!自民古参決起は安倍1強崩壊の裏返し|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274508
(2)【安倍晋三】解散・総選挙を打つ力もない安倍総理は早々に見限られる|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274061
(3)【吉村洋文】愛知県知事リコール騒動は吉村洋文府知事の虚像を崩した|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274514
(4)【吉村洋文】吉村府知事が“袋叩き”に…大村知事リコール賛同の見当違い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274116
(5)【新型コロナウイルス】アベノマスクがクーポン扱いに…タピオカや缶バッチと交換|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274453
(6)【麻生太郎】麻生財務相誇る「民度の違い」は政府に飼い慣らされた証拠|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274180
(7)生活必需品が高騰…庶民を襲うコロナ禍での値上げラッシュ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274509
(8)寺脇研氏「不要不急と思われてきた“文化”と“場”の価値」【特別寄稿 アフターコロナどう生きるか】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1ec092e964417b7920e0325d6607b0078c6fd09d


12.その他
(1)コロナ支援による財政悪化を防ぐ「炭素税」の可能性(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e27ae006dca28673c7eae32061eb86d2d496d05c
(2)維新と前原氏らが勉強会準備会合 地域主権旗印も「第三極結集」と立民警戒 - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/politics/news/200608/plt2006080034-n1.html
(3)立民・福山氏「役員を出すのは遠慮したい」 維新と前原氏らの勉強会に(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/90723b3e6c0fef65da05a802c132141d355e5b11
(4)自粛警察「執拗すぎる相互監視」を生む根本要因(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/b5f6289af9fb961aa1b9c37fe228a1f4135b4c64
(5)室井佑月「先進国といえなくなった」 (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/wa/2020061000022.html
(6)神社本庁激震!“こんぴらさん”が離脱、「本庁は天皇陛下に不敬極まる」(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/61acc31c85c82a692557ac857a8fa515594d9a51
(7)米でまた黒人男性死亡 ドライブスルーで警官に撃たれる(朝日新聞デジタル-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4a89c30e08919c0f4b8a8db097339564d51febb1
(8)北海道釧路湿原、進む再生と活用 ラムサール条約登録から40年(共同通信)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/86640e1799df631ed57bd4e1a829b6d4d3d34be9
草々 

経済産業省&電通の税金ピンハネ巨大シロアリ館(その1):新型コロナPANDEMICで苦しむ多くの国民を踏みつけて、「持続化給付金」をはじめ各種支援金配布事業を利権化する官民癒着の秘密構造=こんなもの断じて許せない!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(予約必要)(6.20)「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」&マイナンバーカードの危険性」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-4a451b.html

(「3密」(密閉、密集、密接)防止のため予約制にしています。まだ会場には余裕があるようです。ご参加をお待ちしております。:田中一郎)


2.署名のお願い
(1)2020・04・10 公正判決署名のお願いお願い.pdf - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1BRWrjcemp2ijUYLjpK4vAhavRjr1iaPY/view
(2)2020・06・10 公正判決を求める署名用紙.docx - Google ドライブ
 https://drive.google.com/file/d/1UsTOGPazDryWFKZVrIlqKqh8UaCeNlTa/view

(サイト上は文字がずれて紙2枚になっていますが、ダウンロードすると紙1枚におさまって大丈夫のようです)


3.NNNドキュメント「私たち…JK課-イマドキ女子だからできること-」番組表 日本テレビ
 https://www.ntv.co.jp/program/detail/?programid=20202749
 http://www.ntv.co.jp/document/

(なかなかいい番組でした。地域振興の原点のような、楽しそうで微笑ましい感じがしました。6/14に再放送があるようです:田中一郎)


4.キャンペーン
(1)キャンペーンについてのお知らせ · 【「一人から始めるリコール運動」の横浜市長リコール本署名は、10月から2ヶ月間に!市民の声を聞かずカジノを進め、市民に寄り添わずコロナ対策はしない市長を、市民の力でリコールしてカジノを止めましょう!】 · Change.org
 https://cutt.ly/xuobEG9

(2)キャンペーンについてのお知らせ · 佐川氏の国会再喚問を求める署名 6月15日に国会に提出します · Change.org
 https://cutt.ly/zuobK3w

(3)キャンペーンについてのお知らせ · 署名を東京都に提出しました!:【新型コロナ】住まい・居場所を失った人のために「オリンピック選手村」の一部を開放してください · Change.org
 https://cutt.ly/FuobM7o


5.ワセダクロニクル
(1)(必見)シリーズ「消えた核科学者」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/nuclearscientist/
(2)(『週刊金曜日』連載中)葬られた原発報道(1~13)
 https://www.wasedachronicle.org/articles/muckrakers/c82/
 (サイトの下の方にバックナンバーが並んでいます)


6.その他 いろいろ必見
(1)第2波への懸念 各国で強まる - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362370
(2)【安倍晋三】安倍内閣支持率また急落 日経38%で前回から11ポイント減|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274272
(3)【安倍晋三】安倍首相と麻生氏が密談…10.25解散総選挙は脅しじゃない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274451
(4)案里氏陣営、提供額は2000万円超 受け取った側の大半は立件せず - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/040/245000c
(5)「労働者協同組合」法案を提出 与野党(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/3bcd3389e9178dac1325c3738f15882a2a563832

(6)ポイント還元打ち切り…安倍政権コロナ禍のさなか実質増税|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274330
(7)横田滋さん死去 元拉致被害者や家族会からコメント相次ぐ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274230
(8)浜矩子「守るべき市民への暴挙が起きる米中は、大国に値しない卑国である」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
 https://dot.asahi.com/aera/2020061000010.html
(9)麻生「民度発言」海外も報道 指摘された日本の高い死亡率|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274227
(10)日刊IWJガイド・非会員版「米株式市場で下げ幅は一時、1600ドルを超える!! 米国のコロナ感染者は200万人超え! 『第2波』に対する危機感が迫る! 」2020.6.12日号 ~No.2829号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/45320

*「税金ピンハネ協議会」(三木義一元青山学院大学長:東京 2020.6.4)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-a7aca5.html
================================


新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策については、金子勝立教大学教授の発言にもありましたように、こうした日本全土を大きく揺さぶる経済的社会的大変動が起きた時こそが、それまでの経済や社会の構造を大きく転換する「1つの機会」が現れる、という認識で、これまで「新ちょぼゼミ」でも、いろいろと考えてきました。とりわけ今回の新型コロナPANDEMIC騒動が表面化させた日本の経済や社会の構造的欠陥・弱点・問題点をきちんと認識し、それらを抜本的に改善・改革・克服する方向で、企業や事業の救済よりも、生身の人間の救済こそを最優先とし、②「必要な人に必要なだけ」の内実豊かな支援が、関連する制度改正を伴いつつ大胆な財政支出で実現できるよう、③生存権保障を今度こそ確立し、④更に、中小零細企業の発展的存続や、所謂フリーランスや自営業者などの新しい勤労形態に対応した法整備&セイフティネットを整える、などの政策・施策を丁寧に考え検討することを提案してきました。(これまでの「新ちょぼゼミ」については、このメールの最後尾をご覧ください)

それは言い換えれば、一刻も早く現在のアベ政権や自公政治を一掃し、ホンモノの政権交代を実現させて、その新政府の下で文字通りの「有権者・国民のための政治や行政」を展開していくことを意味し、これまで言われてきた市場原理主義的な「構造改革」ではない、私たちの生活と生存を担保するための「新構造改革」が必要だということに他なりません。もやは「アベノミクス」ならぬ「アホノミクス」との決別の時が来たということなのです。

しかしながら、です。確か私の記憶では、さる5月28日(木)に下記の記事を掲載した東京新聞による告発から始まり、経済産業省と電通を中心に、これにパソナなどの特権的とも思える一部企業が加わって、新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策で打ち出された各種支援事業の執行を、非常に不透明で不公正な形で自分たちの事業として取り込み、巨額の税金をかすめとっているのではないかという疑惑が沸き起こってきました。その後は、東京新聞だけでなく、朝日新聞や毎日新聞、それに日刊ゲンダイや『週刊金曜日』などのマスコミ各紙誌も競って取材をして報道するようになり、その後を更に日本経済新聞などが追いかけていく、ような形になって今日に至っています。

(関連)運営団体 実態不透明、中小企業給付金、支給の遅れ相次ぐ(東京 2020.5.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/31661

そして同時並行で国会での野党各党からの追及も厳しくなって、最初は「隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ皆隠せ」だった経済産業省や電通も、渋々ながら、細切れにした情報を出さざるを得ない状態に追い込まれています。しかし、報道が伝えるその内容は、あきれるばかりの、まさに無法地帯そのもので、私がつねづね申し上げているように、アベ自民党政権と腐敗した経済産業省の幹部官僚たちによる、ゴロツキ・タカリの政治、そのものの姿が浮かび上がってきているのです。メールの表題にも書きました通り、新型コロナPANDEMICで苦しむ多くの国民を踏みつけて、「持続化給付金」をはじめ各種支援金配布事業を利権化する官民癒着の秘密構造=こんなもの断じて許せません。徹底した追求と実態の解明、そして関係責任者の処罰・処分が必要ではないかと思われます。

(おまけに、こうしたスキャンダル化した自らの不始末を国会で追及されたくないために、アベ政権・自民党は、早々に国会を閉会にしようとしています。これに対して野党は、国会会期の延長要求か、または憲法第53条の臨時国会開催請求を行う構えです。アベ政権には「持続化給付金」問題だけでなく、追求しなければならない問題が山のようにあるのです)

(関連)新型コロナ緊急経済対策への「タカリ」なのか!? おかしいぞ持続化給付金支給事務外注経費(769億円)& 観光割引事務経費(3000億円)、第2次補正予算の予備費10兆円って、なにコレ!?=利権・私物化の悪臭が漂う???- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-6cb833.html


以下、代表的な報道記事をご紹介しながら、簡単にコメントをいたします。残念なのは、もしも今の政府・政権がもっと「まとも」であったならば、こうしたスキャンダラスな不公正ないしは利権化の動きなどはなかったはずで、従ってまた、かようなバカバカしいことに煩わされることなく、もっと純粋に、もっと多面的に、もっと内容深く、新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策や、今後の日本経済再生のための政策を考え検討することができたはずです。それを思うと、こうしたバカバカしいことに時間を割かなくてはいけないこと、それ自体についても腹立たしい限りという他ありません。アベ政権や自公政治が戦後最悪の劣悪政治や低レベル行政を展開していることは、既に相当前から明らかとなっていたにもかかわらず、かような政権をいつまでも維持させている日本の有権者・国民は、その愚かさがそのまま「天にツバする如く」自分に「巨大なマイナス」となって返ってきていることに、いい加減気が付くべきでしょう。世界の人々は、この日本国民の政治的な愚かさ・バカさ加減を、おそらくは哀れに思いつつ眺めていることと私には思えてならないのです。


 <別添PDFファイル>
(1)委託の全容把握「昨日」、経産省、持続化給付金巡り(朝日 2020.6.10)
(2)「持続化給付金」の疑問:再委託 何度も問題 検査院警鐘(東京 2020.6.13)
(3)経産省、委託先と蜜月鮮明 前田長官、協議会幹部との交流認める(朝日 2020.6.12)
(4)給付金、入札前に面談3回 経産省が電通など優遇 中企庁首脳は社員と海外で会食(東京 2020.6.12)
(5)電通関係者と複数回会食、前田長官「今となっては軽率」(朝日 2020.6.13)
(6)クローズアップ:持続化給付金、協議会入居ビル、他に6公共事業、電通の「対経産省」拠点(毎日 2020.6.12)
(7)また経産省…17年度~19年度で42件403億円を電通に委託(日刊ゲンダイ 2020.6.15他)
(8)実体乏しい法人に経産省が850億円を追加委託へ、設立から決算開示せず(東京 2020.6.4)
(9)コロナ家賃支援給付金、業者委託942億円 野党は「監視必要」(東京 2020.6.11他)
(10)コロナ対策、31・9兆円の2次補正が成立、わずか5日でスピード成立、批判相次ぎ検証が不可欠(東京 2020.6.13)


 <経済産業省&電通による政策執行段階での「利権化」全体像:判明分>

(1)「持続化給付金」(予算2.3兆円)=執行予算769億円のうち電通グループは154億円以上(パソナ、トランス・コスモス、大日本印刷他)

(2)「持続化給付金」追加分(予算2兆円)=執行予算850億円(6月中に決定の予定なるも電通に内定か?)

(3)GO TO キャンペーン(予算1.7兆円)=執行予算3100億円(電通に予定? 経産省まとめ対応を急遽中止、省庁ごとに執行業者決める)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4)17~19年度で42件403億円を電通に委託(環境共創イニシアティブ160億円、キャッシュレス推進181億円(東京新聞記事は310億円)他)

(5)コロナ家賃支援給付金(予算2兆円)=執行予算942億円(予算が国会で可決成立する前に業者がリクルートで決まっているという国会無視)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 上記いずれについても、経済産業省から直接仕事の発注を受ける団体がうさん臭くて不透明だったり、再委託を複数回繰り返すなどのいびつで不公正なスキームになっている。また、全容は明らかではないが、受注先が経済産業省役人の天下り先である可能性も高い。まさに利権団子そのものだ。5月末からの告発報道がないまま「無風」状態で事態が推移していた場合、電通とその関連会社には5千億円近い公金が流れ込んでいたものと思われる。

(関連)持続化給付金事業で疑惑の渦中-電通 内閣官房に“天上がり” 新型コロナ対策本部にも-野党合同ヒアリングで判明
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-06-13/2020061315_01_1.html


1.(別添PDFファイル)委託の全容把握「昨日」、経産省、持続化給付金巡り(朝日 2020.6.10)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14507804.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14507757.html

(関連)適正な契約金額、不明瞭に 再委託問題、有川・日大客員教授に聞く:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14507667.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)公共調達の適正化に関する2006年の財務省の通知では、随意契約における事業の一括再委託を禁止している。競争入札の場合でも再委託には担当省庁による委託内容や必要性の承認が必要で、「事業の適正な履行を確保するように」と定めている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(田中一郎コメント)
 上記のような「公共調達の適正化に関する2006年の財務省の通知」が出されているにもかかわらず、経済産業省はそれを全く無視して今回の外部委託を行っている。梶山弘志経産相が国会答弁で「新型コロナウイルス対策の持続化給付金事業をめぐり、事業に関わる業者の全体像を示す資料を経済産業省が受け取ったのが8日だった(この記事の2日前:田中一郎)ことが、明らかになった」という報道には呆れるほかない。経済産業省はいつから財務省の通知を無視してもよいことになったのか!?

また、2枚目の記事には、入札の前に経済産業省が電通とその再委託先予定の子会社の担当者と複数回談合していたことも書かれており(他の入札業者との面談とは濃密度が大きく異なる)、事の次第では官製談合の可能性があって、競争入札とは名ばかりだった可能性も無視できない。もしそうなら「電通ありき」の「アリバイ作り入札」だったということになる。

更に記事には、「同省が野党側に示した入札時の資料では、他の一団体の提示した金額など多くの情報が黒塗りされており、川内(博史:立憲民主党)氏が「黒塗りだらけ。適正な入札が行われたのか」と指摘した。」とある。不都合情報は明らかにしないということらしい(後日、この事業を落札した「サービスデザイン推進協議会」(電通のトンネル団体か?)よりも不落だった業者の提示価格の方が安かったという報道もある)。


2.(別添PDFファイル)「持続化給付金」の疑問:再委託 何度も問題 検査院警鐘(東京 2020.6.13)
ダウンロード - e3808ce68c81e7b69ae58c96e7b5a6e4bb98e98791e3808de381aee79691e5958fefbc9ae5868de5a794e8a89720e4bd95e5baa6e38282e5958fe9a18c20e6a49ce69fbbe999a2e8ada6e99098efbc88e69db1e4baac202020.6.13efbc89.pdf

(一部抜粋)
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(中略)財務省も〇六年、「公共調達は競争性及び透明性の確保が必要。国民から不適切な調達との疑念を抱かれることがあってはならない」として各省庁に通知を出した。具体的には①全契約の一括再委託の禁止、②一部を再委託する場合も、必要性と業務範囲、金額を審査・承認する、③委託契約の履行体制の把握-などを求めた。有川氏は「この後、各省庁でガイドラインがつくられた」と説明する。

(中略)財務省が二〇〇六年に委託契約を一括して再委託するのを禁止した後、総務省も〇八年、契約の適正化を促すよう全省庁に勧告。現在、複数の省庁が委託事業に関し、契約額に対する再委託の割合に制約を設けている。
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(ずいぶん前から、多重の再委託による税金のピンハネや無責任化を防ぐため、財務省や総務省が中心となって、外部委託事業の適正化を各省庁にアナウンスしていた。しかし、ゴロツキ・タカリ省庁である経済産業省は、これを完璧に無視して動いていたということのようだ。)


3.(別添PDFファイル)経産省、委託先と蜜月鮮明 前田長官、協議会幹部との交流認める(朝日 2020.6.12)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14510544.html

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)11日発売の週刊文春は、持続化給付金を担当する経産省中小企業庁の前田泰宏長官が大臣官房審議官だった2017年に米テキサス州のイベントに参加した際、近くのアパートを借りて「前田ハウス」と名付けてパーティーを開き、そこに昨年6月まで電通社員で、現在は協議会の業務執行理事を務める平川健司氏が出席していたと報じた。平川氏は今回の持続化給付金の委託問題への批判を受け、8日に電通副社長らと記者会見をした人物だ。

11日の参院予算委員会では早速、立憲民主党の蓮舫氏が前田氏を攻め立てた。報道の真偽を問われると、前田氏は落ち着かない様子で「パーティーは毎日(開き)、関係者の意見交換はそこでやっていた」と認め、平川氏が参加していたことや別の場所でも平川氏と会っていたことも明かした。2人が以前から知り合いだったことがわかり、蓮舫氏は「国民の疑惑や不信を招く行為はしていないと言えるのか」とただしたが、前田氏は「そういう行為はしていないと認識している」と釈明。国家公務員倫理法や省内規などに反する行為はないとの認識を示した。

経産省も11日時点で処分をする構えは見せていないが、野党は、経産省と協議会が癒着し、そのキーマンが前田氏だったのではとの見方を強める。

前田氏は15年から大臣官房審議官として協議会と関わるサービス業を所管する商務情報政策局を担当していた。前田氏と平川氏は、その前から交流を始めたという。協議会は平川氏ら電通が中心となって16年に設立され、設立当日に経産省が公募した事業をその後受託した。その後も経産省発注の事業を次々と引き受け、これまでに計14件約1576億円分を請け負い、その5割にあたる808億円分が電通などに再委託されている。

(中略)この日の委員会では、経産省が入札前におこなっていた応札予定者との面会の詳細も明らかになった。

入札は4月8日に公示。協議会とコンサルティング会社の「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー」が参加した。経産省が10日、野党側に提出した面会記録によると、協議会は3月30日と4月2日、3日の計3日間、各1時間ずつ中小企業庁側と面会。その際、後に事業の大半を協議会が再委託した広告大手電通の社員だけでなく、電通から実務の多くを外注された子会社電通ライブの社員まで同席していた。一方、デロイトとは3月30日に電話で接触し、面会は4月3日の1時間のみ。他1団体は4月6日に面会を10分したのみだった。
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(関連)(必見必読)持続化給付金「電通社員」も参加 経産省最高幹部(前田泰宏中小企業庁長官)が民間業者とテキサス旅行 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38333

(関連)安倍「血税乱費」コロナ2兆円給付金を貪る幽霊法人の裏に経産省最高幹部【先出し全文】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/19e3c964394a413bca10ae876103c32e951a8fb7


4.(別添PDFファイル)給付金、入札前に面談3回 経産省が電通など優遇 中企庁首脳は社員と海外で会食(東京 2020.6.12)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35003


5.(別添PDFファイル)電通関係者と複数回会食、前田長官「今となっては軽率」(朝日 2020.6.13)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14511931.html

(関連)中小企業庁長官(前田泰宏)処分、経産相「考えてない」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200613/ddm/002/010/126000c

(なんでやねん、おかしいやないか!? :田中一郎)


6.(別添PDFファイル)クローズアップ:持続化給付金、協議会入居ビル、他に6公共事業、電通の「対経産省」拠点(毎日 2020.6.12)
 https://mainichi.jp/articles/20200612/ddm/003/040/092000c

(関連)給付金の受託法人、事務所また無人に 前日に報道公開:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/34780

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
持続化給付金の業務が活動実態の乏しい一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に外部委託され、大部分が広告大手の電通に再委託された問題で、同協議会が入居する東京都内のビルに、電通が経済産業省から受託した事業の事務局が他に六つ入居していることが判明した。6事業の電通への支払額は約16億円にのぼり、このビルが電通が請け負った経産省関連業務の集約拠点になっていた。野党は「ビルは事実上の『電通公共政策部』。経産省と電通の関係の深さを示すものだ」と批判している。
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(「ビルは事実上の『電通公共政策部』」とはよく言ったものだ。『電通公共政策受注トンネル部』でもいいかもしれない)


7.(別添PDFファイル)また経産省…17年度~19年度で42件403億円を電通に委託(日刊ゲンダイ 2020.6.15他)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274561

(関連)電通が省エネ事業でも再委託で受注 法人設立に経産省が関与か:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35251
(関連)社説:給付金事業委託 疑念は深まるばかりだ:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35283?rct=editorial


8.(別添PDFファイル)実体乏しい法人に経産省が850億円を追加委託へ、設立から決算開示せず(東京 2020.6.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33214

(関連)新型コロナ 持続化給付金 2次補正分、入札前調査 経産省方針 - 毎日新聞
 https://news.yahoo.co.jp/articles/f85fc291a1ebc38562769b0afb39e81d9d3ca302
 https://mainichi.jp/articles/20200612/ddm/001/040/104000c

(経済産業省が「自分で自分を調査」するのだから無意味でしょう。1次補正の時と同じように再び電通にするアリバイ作り程度の話にしかならない。何故、経済産業省自身が、その出先を使い、基礎自治体の市区町村に法定委任事務としてお願いしないのか!? どうしても外部委託するというのなら、既に第一次補正分を受注して問題になっている電通はダメだ(受注資格なし)ということでやらないと茶番となる。:田中一郎)


9.(別添PDFファイル)コロナ家賃支援給付金、業者委託942億円 野党は「監視必要」(東京 2020.6.11他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/34765

(関連)コロナ対策 家賃給付金、委託942億円 リクルート受注へ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200611/ddm/002/040/056000c

(家賃給付金2兆円の予算は第二次補正だ。その補正予算が国会で可決成立していないのに、なんでこの事業の業者がリクルートと既に決まっているのだ!? フライイングはなはだしきで、おかしいのではないか!? また、電通と同じで、再委託先などの下請け構造はどうなっているのか? そもそも調べてあるのか? 電通と同じようにリクルートへの丸投げではないのか。発注金額は950億円というが、予算金額が2.3兆円の「持続化給付金」の取り扱いが769億円で、それよりも予算金額が小さい「家賃給付金」(2兆円)が、どうして金額が大きくなるのか!? :田中一郎)


10.(別添PDFファイル)コロナ対策、31・9兆円の2次補正が成立、わずか5日でスピード成立、批判相次ぎ検証が不可欠(東京 2020.6.13)
(1枚目)https://www.tokyo-np.co.jp/article/35249
(2枚目) https://www.tokyo-np.co.jp/article/35250

(立憲民主党、国民民主党、社会民主党はこの第二次補正予算案に賛成したようだが、どうしてそういうことをするのかな? しっかり反対をして、国会内外で追及しまくればいいのではないのか!? 特に予備費10兆円などというのは「国会の自己否定」と同義だよ! 自民党などの与党にナメられてんじゃないの? :田中一郎)

(関連)2020.6.12 山本太郎 代表談話「第2次補正予算 反対理由」 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/4992/

(関連)共産 小池書記局長 第2次補正予算案に反対する考え 会期延長を - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200608/k10012463271000.html


 <関連サイト>
(1)会場費405億円、内訳公表せず、持続化給付金、申請相談500カ所、委託総額の半分超(朝日 2020.6.7)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200607000264.html
(2)二次補正が成立 世にもふざけた国会審議に国民は唖然だ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274556
(3)【サ推協】持続化給付金“中抜き”法人「サ推協」真相語らず居直り会見|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274328
(4)給付金「再々々々委託」の深い闇…10年以上前から全く変わっていない(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/199945e139ab9c1650609dd820ea86e35558639e
(5)あの竹中平蔵が安倍政権のコロナ対応の遅さを国民に責任転嫁! 竹中が役員務めるパソナは電通と同じくコロナ給付金事業でボロ儲け|LITERA/
 https://cutt.ly/nuphw9V

(関連)「持続化給付金」委託問題の記事一覧:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/35326


*新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策について(「新ちょぼゼミ」)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(報告)(4.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(1):個人の生活補償(「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b3c498.html

(報告)(5.14)新型コロナに対する緊急経済対策について(2):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.14」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-3ebaf3.html

(報告)(5.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(3):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.27」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-8b912a.html

(報告)(6.4)新型コロナに対する緊急経済対策について(4):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.6.4」)- いちろうちゃんのブログ 
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-567044.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
(経済政策に関するものは、このサイトの下の方にあります)
草々

 

2020年6月 8日 (月)

「税金ピンハネ協議会」(三木義一元青山学院大学長:東京 2020.6.4)

前略,田中一郎です。

「新ちょぼゼミ」のお知らせです。


●(予約必要)(6.20)「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」&マイナンバーカードの危険性」(田中一郎)-いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-4a451b.html


(その次)(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-d6c820.html


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(追)「税金ピンハネ協議会」(三木義一元青山学院大学長:東京 2020.6.4)
 https://cutt.ly/uyMhePQ

 新型コロナPANDEMICで多くの有権者・国民が職を失い、収入を失い、生活苦にさいなまれている、まさにその時に、アベ政権と経済産業省、それに電通やパソナなどの特権企業群が、本来ならばその苦しい国民各位に届けられるべき私たちの血税を原資とする支援金に「寄生」「タカリ行為」「税金かすめ取り」「ピンハネ」を行い、他方で、アベ政権重鎮や自民党政治家どもが巨額の政治献金を電通から受け取っていることが判明した。

しかも、東京新聞が告発した持続化給付金だけでなく、GO TO キャンペーンやマイナポイント事業などでも同じようなことをやり、また同じようなことをしようとしていた、そういう水面下の悪事が浮かび挙がってきている。(更に言えば、自民党やアベ政権のネット広報など、彼らの政治的プロパガンダを担っていたのも電通である)

そしてその挙句の果てが「第二次補正予算の予備費10兆円」である。要するに、国会での予算審議などどうでもいいから、首相官邸の「つかみガネ」として10兆円をいただいておく、ということだ。こんなことは絶対に許せない。ふざけるな! という話だ。アベ政権と自民党タカリ・ゴロツキ集団を社会的に葬り去らねばならぬ時がやってきた。必殺だ! 来たる衆議院選挙で、その全員を、この「悪」の塊を、社会的に抹殺=全員落選させねばならぬ!

仕置人の必殺BGM(仕置人はあなたです)
 https://www.youtube.com/watch?v=HtGi2BKIf2o
 https://www.youtube.com/watch?v=PyyTyb9F5iQ&t=133s
 https://www.youtube.com/watch?v=JqcCcvgM2VY


(1)自給化給付金
(関連)給付金事業 電通7社に154億円 パソナへの外注費は明かさず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33741
(関連)【安倍晋三】持続化給付金「サ推協」決算公告は中身スカスカのデタラメ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274271
(関連)会場費405億円、内訳公表せず 持続化給付金、申請相談500カ所 委託総額の半分超:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14504675.html?ref=mor_mail_newspaper
(関連)持続化給付金問題“幽霊法人”が経産省最高幹部の部署から1300億円超を受注-文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38190
(関連)持続化給付金問題 電通へ20億円「幽霊法人」の噴飯実態(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/af6db6a6e2b77e91ca6f3a3bdb5e4a9e29ff789e


(2)GO TO キャンペーン(安倍晋三の読み方は「ゴウトウ・キャンペーン」)
(関連)「Go To」事務委託に3000億円 野党は「高額」と批判:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33202
(関連)3000億円「Go To 利権」にちらつくパソナと竹中平蔵氏の影|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274178
(関連)安倍政権がこの期に及んで「Go To」批判封じに奔走!『ひるおび』八代弁護士がコロナ渦中に「レク受けた」とポロリ|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5456.html
(関連)委託費3千億円、圧縮へ 政府観光事業に高額批判 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1133555.html
(関連)経産省、“GoToキャンペーン”はいったん公募中止 委託費圧縮の方向で検討(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e9d3b761bb5a7c3cc75d954fd56a5e4981a47a56
(関連)委託費3000億円、減額せず 菅官房長官(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/afaa90f9cdad9cc0598a72e0b24e22740cda90df


(3)第二次補正予算の10兆円予備費
(関連)10兆円「白紙委任」変わらず 政府、予備費半額の大枠明示(時事通信)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa635e67270353624e3ac32501b44cd90558e1c
(関連)予備費5兆円分 例の使途明示 政権 国会軽視との批判受け(共同通信)-Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e5f6e320071daa2d791959fc68720f37779dd35f
(関連)予備費10兆円-予算化し3次補正を-田村政策委員長が主張
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-06-06/2020060601_03_1.html
(関連)予備費10兆円。何が問題なのか?安倍政権に「フリーハンドで使わせるのか」と疑問視する声。第二次補正予算案で - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed83e23c5b6ef445b76339e
(関連)【news23】予備費10兆円 国会のチェックなし? - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-2M3Qvka73M


(4)その他
(関連)【安倍晋三】自民は電通から巨額献金 安倍首相ら“重鎮”政党支部に寄付|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274269
(関連)クローズアップ:ゆがむコロナ予算 富士山麓で帰国待機/国立公園テレワーク - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200608/ddm/003/040/072000c
(関連)ポイント還元事業でも電通に307 億円、倍増の政府広報費も半分が電通…安倍政権の異常な電通優遇はネット情報操作の見返りか|LITERA
 https://lite-ra.com/2020/06/post-5460.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(関連)安倍政権の対コロナ巨額予算に疑惑の中…国会閉会へ(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/articles/6b5fe4b9ec750c04ba23c58ff9e361d1b691ee48
(関連)【安倍晋三】安倍内閣支持率また急落 日経38%で前回から11ポイント減|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274272
草々 

2020年6月 6日 (土)

(報告)(6.4)新型コロナに対する緊急経済対策について(4):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.6.4」)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


去る6月4日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、下記「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。以下、当日の録画やレジメなどを添付して簡単にご報告申し上げます。今回は「新型コロナに対する緊急経済対策について」の第4回目で、「中小零細企業への支援政策と雇用対策」に関して、第一次と第二次の各補正予算(第二次は予算案)について、総論的な説明を概ね終えました。過去開催の分も含めて、当日会場に来ることがかなわなかったみなまさには、第1回目より「通し」で私の報告をご覧いただけましたら幸いです。

なお、今回の「新ちょぼゼミ」直前になって、経済産業省と電通、あるいはパソナなどの特権的企業がグルになった「税金ピンハネ協議会」(三木義一元青山学院大学長)のようなものが創られていて、今般の新型コロナPANDEMIC緊急経済対策の「持続化給付金」支給事務に便乗した形での「税金中抜き」行為が巨額な金額でなされていることが表面化しました。しかも、この「税金ピンハネ」スキームは今回に限らず、数年前から経済産業省のいろいろな事業を中心にして、かなりの程度で行われてきていたこともわかりました。

(参考)本音のコラム(73訂)・・・・税金ピンハネ協議会 - 民間税制調査会(民間税調)
 https://cutt.ly/eyB5XZo

そして更には、第二次補正予算案について、①更に850億円を経済産業省や電通らが第一次と同様のスキームで「持続化給付金」支給事務に追加便乗しようとしていること、「持続化給付金」支給事務どころか、観光や外食産業へのテコ入れのために用意された「GO TO キャンペーン」(不要不急であるにもかかわらず総額1兆7千億円と巨額な予算=第一次補正予算、となっていて利権の臭いがしている)では、何と3100億円もの巨額な取扱事務費が特定の業者(公募中でしたが中止になりました)のフトコロに流れ込むようにされていたこと、第二次補正予算には10兆円という非常識な金額の「予備費」が計上されていて、国会での審議や財政民主主義を無視せんとする予算であること、などが明らかとなったため、アベ政権に対して大きな批判が巻き起こっています。

今回の「新ちょぼゼミ」では、上記の「3つの巨大シロアリ行為」については、詳しくご説明できていませんし、また、ゼミの目的である「経済政策の在り方」を論じる主旨からも大きく外れていますので、これについては今後の報道などをまとめて、別メールにてみなさまにお知らせしたいと考えています。なお、次回6月20日以降は、今度は新型コロナPANDEMIC緊急経済対策に関して、各論をいくつか取り上げてコメントしたいと考えています。次回の6月20日の「チョボゼミ」では、今回、1人10万円をバラマク「特別給付金」の取扱事務で大きな問題になったマイナンバー&カードについて、その危険性などをご説明したいと考えています。可能な方は、ぜひまた、6月20日にいらしてください(下記参照)。


●(当日録画)(6.4)新型コロナに対する緊急経済対策について(4):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ」)
 https://www.youtube.com/watch?v=nExMJqytJdE
 https://www.youtube.com/watch?v=nExMJqytJdE

(第1回目)(報告)(4.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(1):個人の生活補償(「新ちょぼゼミ」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b3c498.html

(第2回目(報告)(5.14)新型コロナに対する緊急経済対策について(2):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.14」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-3ebaf3.html

(第3回目)(報告)(5.27)新型コロナに対する緊急経済対策について(3):中小零細企業への支援政策と雇用対策(「新ちょぼゼミ 2020.5.27」)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-8b912a.html

(次回)(予約必要)(6.20)「山下俊一証人尋問と「子ども脱被ばく裁判」&マイナンバーカードの危険性」(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-4a451b.html


 <当日のレジメ:別添PDFファイル>
(1)(レジメ1-1)新型コロナ緊急経済対策 第1次補正予算(修正後)(2020.5)
 https://cutt.ly/YyKgNEZ
(2)(レジメ1-2)新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策について(2):中小零細企業への支援政策と雇用対策(2020.5.14)
 https://cutt.ly/4yKg7mn
(3)(レジメ1-3)中小零細企業への支援政策と雇用対策(MEMO)(田中一郎 2020年5月14日)
 https://cutt.ly/byKg3sl
(4)(レジメ1-4)中小零細企業への支援政策と雇用対策(続)MEMO(2020年5月27日)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc914efbc89e4b8ade5b08fe99bb6e7b4b0e4bc81e6a5ade381b8e381aee694afe68fb4e694bfe7ad96e381a8e99b87e794a8e5afbee7ad96efbc88e7b69aefbc89efbcadefbca5efbcadefbcaf.pdf
(5)個人事業主 安全網に穴 増えるウーバー配達員 労災対象外・所得補償も不十分(東京 2020.5.10) 
 https://twitter.com/tokyoshakaibu/status/1259360836990033926
(6)2次補正案31兆円、決定 巨額コロナ対策、問われる実効性(朝日 2020.5.28)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14492093.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(7)小規模事業者持続化補助金
 https://cutt.ly/gyB5QYi
(8)中小企業庁:「中小企業・小規模企業者の定義」
 https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html


(第二次補正予算案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)新型コロナ緊急経済対策 第二次補正予算案(2020.5.27)
 https://cutt.ly/myB7Dqo
(2)経済産業省 第二次補正予算案の事業概要(2020.5.27)
 https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/hosei/pdf/hosei2_yosan_pr.pdf
(3)厚生労働省 第二次補正予算案のポイント(2020.5.27)
 https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20hosei/dl/20hosei02.pdf
(4)文部科学省 第二次補正予算案(2020.5.27)
 https://cutt.ly/5yB7ON6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <巨大シロアリ関連>
(1)持続化給付金
*持続化給付金問題“幽霊法人”が経産省最高幹部の部署から1300億円超を受注 - 文春オンライン
 https://bunshun.jp/articles/-/38190
*給付金事業 電通7社に154億円 パソナへの外注費は明かさず:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33741
*【新型コロナウイルス】給付金利権の闇 違法団体だったサ推協と経産省疑惑の人物|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274119

(2)GO TO キャンペーン関連
*「Go To」事務委託に3000億円 野党は「高額」と批判:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33202
*3000億円「Go To 利権」にちらつくパソナと竹中平蔵氏の影|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274178
*「GoTo」公募見直し 消費喚起策、委託費3095億円に批判:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14503400.html?ref=mor_mail_newspaper

(3)第二次補正予算 巨額予備費10兆円
*予備費10兆円、半分の使途判明 医療提供強化に2兆円 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN65439RN65UTFK008.html
*予備費のうち5兆円は使途を明示 2次補正予算案で与野党合意:東京新聞 TOKYO Web
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/33594
*予備費10兆円。何が問題なのか?安倍政権に「フリーハンドで使わせるのか」と疑問視する声。第二次補正予算案で - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed83e23c5b6ef445b76339e


 <関連サイトその1>
(1)GDP、年率3.4%減 1~3月期 2期連続マイナス:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14480954.html?ref=mor_mail_newspaper
(2)4月物価、0.2%下落 3年4カ月ぶり デフレ再来の恐れ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200523/ddm/008/020/084000c
(3)4月の輸出21.9%減 3カ月ぶり貿易赤字-日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HN6_Q0A520C2000000/
(4)米失業者、2か月で3650万人に 前週から298万人増 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
 https://www.afpbb.com/articles/-/3283146

 <関連サイトその2>
(1)Twitterから聞こえる「 #持続化給付金の対応に抗議します 」の悲痛な声(境治) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaiosamu/20200525-00180190/
(2)国は原発事故の賠償スキームを参考に休業補償せよ - - 福山哲郎 - 毎日新聞「政治プレミア」
 https://cutt.ly/1yKjOcm
(3)予算1.7兆円 安倍政権“Go To キャンペーン”強行に非難殺到|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273670
(4)キャンペーン · 文部科学省- 外国人学生に日本人学生と同じ基準で現金給付をして下さい! · Change.org
 https://cutt.ly/8yKjJBc
(5)今度はマイナンバー 卑しい政権が10万円給付で火事場泥棒|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273674
(6)給付金で大混乱「市役所窓口」のヤバすぎる内情-コロナショックの大波紋-東洋経済オンライン
 https://cutt.ly/iyKk59S


 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)新型コロナ緊急経済対策への「タカリ」なのか!? おかしいぞ持続化給付金支給事務外注経費(769億円)& 観光割引事務経費(3000億円)、第2次補正予算の予備費10兆円って、なにコレ!?=利権・私物化の悪臭が漂う???- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-6cb833.html

(2)危険! マイナンバー&カード:「成りすまし」があなたを狙っています=あなたの名前で誰かが勝手に取引、あなたの個人情報が丸裸に=そんなリスクがあるのに、その損害は全部「自己責任」とされています- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-e54bb5.html


*【安倍総理の上げ底チェック!】#二次補正予算 #事業規模 #安倍首相【れいわ新選組代表 山本太郎】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=d1W0THSi8pY


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々

(報告)(6.4)オルタナティブな日本をめざして(第46回)「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(新ちょぼゼミ:渡辺周さん)

前略,田中一郎です。


さる2020年6月4日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、標記「(6.4)オルタナティブな日本をめざして(第46回)「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(新ちょぼゼミ:渡辺周さん)」を開催いたしました。以下、当日のレジメや関連資料、それに当日の録画を添付して簡単にご報告申し上げます。みなさまには、「ワセダクロニクル」という、この若くて元気な組織の「調査報道」ならぬ「探査報道」へのご支援をお願い申し上げます。

(イベント情報)(6.4)オルタナティブな日本をめざして(第46回):「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(新ちょぼゼミ:渡辺周さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-21b154.html

「特定非営利活動法人ワセダクロニクルは独立・非営利のジャーナリズムNGOです。ワセダクロニクルは私たちの使命と行動原則を次のように明らかにし、これらを自ら守ることを「約束」します。①使命:探査ジャーナリズムの使命を果たします。②実践倫理:探査ジャーナリズムの実践倫理に基づいて行動します。③独立と透明性:財政的自立によってあらゆる権力から独立します。④職能的連帯: 職能的連帯によって権力から独立します」(ワセダクロニクルHPより)。2017年2月に発足以降、ワセダクロニクルは次々と画期的な調査報道や企画を展開し、たちまちのうちに今、注目の的となっている元気溌剌のジャーナリズム機関です。今回はその代表の渡辺周さん他に来ていただき、これまでの取材や活動の概要と、危機に瀕する日本の現状に対する見方、考え方、あるいはジャーナリズムのあり方をお話していただこうと思います。

講 師:渡辺周(わたなべ まこと)さん 
 1974年神奈川県生まれ。大阪府立生野高校、早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本テレビに入社。2000年から朝日新聞記者。名古屋本社社会部、東京本社特別報道部などで活躍。高野山真言宗の資金運用や製薬会社の医師への資金提供の実態などを報じたほか、原発事故後の長期連載「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーとして、高レベル核廃棄物のテーマにした「地底をねらえ」などを執筆した。


(当日の録画)20200604 UPLAN 渡辺周「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=616qCL1lk8Q

 <当日のレジメ>
(別添PDFファイル)(レジメ)ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦(渡辺周ワセダクロニクル編集長 2020.6.4)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e382b8e383a3e383bce3838ae383aae382bae383a0e381a8e697a5e69cace381aee58db1e6a99fefbc88e6b8a1e8bebae591a8202020.6.4efbc89.pdf


 <ワセダクロニクル>
ジャーナリズムNGO:ワセダクロニクル - Watchdog Japan
 https://www.wasedachronicle.org/

*情報提供のお願い:ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/whistleblower/

*ご支援のお願い:ワセダクロニクル 
 https://www.wasedachronicle.org/donate/


(1)葬られた原発報道 編集長 - CEO便り- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/muckrakers/
(2)シリーズ「隠された乳がんマネー」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/breastcancer/
(3)シリーズ「消えた核科学者」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/nuclearscientist/
(4)シリーズ「製薬マネーと医師」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/docyens/
(5)シリーズ「税金を-JUDGIT!-」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/judgit/
(6)シリーズ「監視社会ニッポン」- ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/kanshi/

*【ワセクロ探査報道最前線】監視社会ニッポン あなたのDNAも警察庁に?200204 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hFm4Jq3FQp8


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)ホンモノの調査報道に邁進する ワセダクロニクル:みなさまのご注目とご支援で、この若い組織を育ててください- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-4a2fb9.html

(2)挑戦するワセダクロニクル(その2):(1)海外に紹介されるワセクロ(2)【緊急シンポ開催】(1.25)朝日新聞「記事削除要求」事件を解剖する(3)『製薬会社と医師』- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-52909a.html

(ご参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年6月 1日 (月)

(予約必要)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(7月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)


(別添PDFファイル)(チラシ)(7.6)オルタナティブな日本をめざして(第48回)「「維新の会」って、なんやねん!?」(新ちょぼゼミ:清水ただし衆議院議員)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc97efbc8eefbc96efbc89efbc88e7acac48e59b9eefbc89e3808ce7b6ade696b0e381aee4bc9ae3808de381a3e381a6e38081e381aae38293e38284e381ade38293efbc81efbc9fe6b885e6b0b4e3819fe381a0e38197efbc89.pdf

自民党から分裂して生まれ、党の創設者でもある橋下徹氏をはじめ、何かとマスコミの注目を集める「維新」勢力(大阪維新、日本維新)ですが、今般の新型コロナPANDEMIC対応では、吉村洋文大阪府知事が東京でも連日テレビにも映り、関西圏だけでなく広く注目を集めています。しかし、彼ら「維新」が大阪で展開する地方行政は、大阪都構想やカジノや万博に代表されるように、その内容には大きな疑問符が付く反住民的なものであったり、国政においても、アベ政権やアベノミクスに対抗するかのような批判的ポーズを取りながらも、結局はアベ政権の補完的な役割を果たしつつ、「市民と野党の共闘」には背を向けて反国民的な言動を取り続けるという政党でもあります。「なぜ関西圏で人気があるのか不思議だ」「彼らの言う『改革』とは、本当に市民の願いと合致しているのか」「幻想を振りまいているだけではないか」「結局は自民党政治の悪い部分を増長させているのではないか」「ポピュリズムではないか」等の疑問の声も多く出されています。今回は、「大阪府市あわせ」行政や、国会での「維新の会」の動きにお詳しい清水ただし共産党衆議院議員(近畿比例)においでいただき「維新」という政治勢力の「実態」について詳しく語っていただきます。みなさまのふるってのご参加をお待ちしています。(最初の1時間は主催者側から新型コロナ緊急経済対策のプレゼンを行います)(「3密」(密閉、密集、密接)防止のため予約制といたしました)

講 師:清水ただし さん 
清水忠史(しみずただし) 日本共産党 衆議院議員 2期
比例代表近畿ブロック選出 大阪4区重複(都島区、城東区、北区、福島区)
財務金融委員会 地方創生に関する特別委員会

 <次 第>
日 時:2020年7月6日(月)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/

 <清水ただしさんのご著書>
日本共産党政権奪取の条件-適菜収/著 清水忠史/著(ベストセラーズ)
 https://cutt.ly/yyLBgIA


 <清水ただしさん関連サイト>
(1)清水ただし – 日本共産党 衆議院議員 – 党準中央委員 元大阪市会議員
 http://www.shimizu-tadashi.jp/
(2)清水忠史 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%BF%A0%E5%8F%B2
(3)「清水忠史」のニュース一覧- 日本経済新聞
 https://r.nikkei.com/persons/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%BF%A0%E5%8F%B2
(4)【暫定字幕表示】清水忠史VS麻生ウイルス太郎財務大臣(他)ソフトバンクが納税500万!「本当に子どもたちの未来のためというのなら、消費税を引き下げて母子世帯を応援するべき」2020年2月21日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=I388OrPWS58
(5)シミズバ!清水ただし
 http://shimizuba.com/
 https://www.youtube.com/channel/UCqhsJVLqxZhYLmugZB-nWKQ
(6)アベ官邸、吉本興業、大阪維新「利権トライアングル」(路上のラジオファンクラブニュース2号 2020.1.30)
 https://www.radiostreet.net/wp/wp-content/uploads/2020/01/radio2web.pdf

(関連)西谷文和 路上のラジオ ~Radio On The Street~紛争地から戦争のリアルを伝え続けるフリージャーナリスト
 https://www.radiostreet.net/


 <維新関連:別添PDFファイル>
(1)大阪人権博物館の休館(前川喜平 東京 2020.5.31)
 https://cutt.ly/SyLMlfj
(2)再びの「大阪都構想」(朝日 2020.4.27)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14456867.html
(3)大阪吉村知事と松井市長のコロナパフォーマンスに現場混乱(日刊ゲンダイ 2020.4.24)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272313
(4)維新流、際立つ10年、速い判断 コロナでも(毎日 2020.4.20)
 https://mainichi.jp/articles/20200420/ddm/002/010/096000c
(5)維新10年「俺たちこそ自民」(朝日 2020.4.19)
 https://www.asahi.com/articles/ASN4N3JP5N4GPTIL04S.html?iref=pc_extlink
(6)大阪のIR事業者にオリックスが名乗り、地元財界が覚える一抹の不安(日経ビジネス 2020.2.10)
 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00503/
(7)大阪府の孤独死、71%が65歳以上、2019年 40〜50代も18%(朝日 2020.2.7)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14356791.html
(8)都構想問う各党の戦略は、CM・ビラ無制限(朝日 2020.1.28夕刊)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14344608.html
(9)特集ワイド:1970年への旅、大阪万博「調和」より「進歩」? 小松左京さんが残した宿題は…(毎日 2020.1.8夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20200108/dde/012/040/020000c


 <維新関連サイト>
(1)緊急事態宣言の解除後に見えてくる「小池吉村連合」の目 古賀茂明 週プレNEWS
 https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2020/05/29/111364/
(2)(社説)大阪の都構想 住民と直接対話の場を:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14494767.html?ref=mor_mail_editorial
(3)立民の支持率急落 維新が野党トップ 産経・FNN合同世論調査 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
 https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200413/mca2004131558008-n1.htm
(4)大阪 維新ビラに批判集中-こども・教育予算8倍化言うが 数字にトリック「ひどい」
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-04-02/2019040201_04_1.html
(5)暴言や失言でも「維新」が支持を失わない理由 - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/286105
(6)検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体! 安倍と同じ独裁思想、「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術|LITERA
 https://lite-ra.com/2020/05/post-5429.html
(7)【安倍晋三】安倍からシフト 情報弱者を洗脳する維新礼賛パンデミック|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/273212
(8)維新人気なぜ続く 内田樹さんが注目する、大阪人の気質:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN4N3JWQN4KPTIL03C.html?ref=hiru_mail_topix2_6
(9)大阪都構想・ダブル選に関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://cutt.ly/VyLMYLM
(10)橋下「日本維新の会」の深い闇 (宝島SUGOI文庫) 一ノ宮 美成, グループ・K21:Amazon
 https://cutt.ly/QyLMA0n


 <「いちろうちゃんのブログ」>
(1)あほやねん 大阪(その1):大阪の街をぶっ壊すチンピラ似非右翼の「維新」、その究極が大阪市をなくしてしまう「大阪都構想」、市場原理主義アホダラ教唱えて迷走中(「種子法廃止」で公的支援打切りは大阪と奈良)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-c84c.html

(2)あほやねん 大阪(その2):愚にもつかない「大阪都構想」を争点に脱法的行為の「ダブル府市あわせ」選挙が展開中(岩波月刊誌『世界』掲載論文と朝日新聞記事から)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-26de.html
草々 

(報告)(5.27)オルタナティブな日本をめざして(第45回):「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(新ちょぼゼミ:安田節子さん)

前略,田中一郎です。


さる2020年5月27日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、食政策センタービジョン21の安田節子様をお招きして、下記の勉強会を開催いたしました。安田さんに来ていただくのはこれで2度目ですが、前回と同様、複雑多様で変化が激しい食品に関する諸問題を的確に整理していただき、わかりやすく丁寧にご説明していただきました。安田節子様には改めてお礼申し上げます。以下、当日の録画とレジメ、および安田節子様の直近執筆のレポートなどを添付して簡単にご報告申し上げます。


●(イベント情報)(5.27)オルタナティブな日本をめざして(第45回)「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(新ちょぼゼミ:安田節子さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-548b2b.html

「かつて日本は、食品公害事件を教訓に、世界でも厳しい食品安全規制が行われている国でした。しかし、農産物輸出大国である米国は、日本に農産物の輸入拡大と農薬などの食品安全規制の緩和を要求し続けてきました。国際的には、農薬や遺伝子組み換えなどによる健康や環境への影響が明らかになり、規制や禁止する国々が広がっています。それに逆行して、日本の食品行政が規制緩和を続けていることは非常に大きな問題です」(安田節子著『食べものが劣化する日本』食べもの通信社)。日本の食べものがおかしくなっています。米国の言いなりで貿易自由化を推し進めて自国の農林水産業を崩壊させ、他方ではアグリビジネスなど巨大食品企業の利益を最優先する食料政策が続いています。そのため今日の日本は「世界の残飯市場」(途上国などで認可されない危険で汚い食品が円高の日本へなだれ込んでくる)だとおっしゃる専門家もいます。今回は「食の問題」に詳しい安田節子さんにおいでいただき「食べものが劣化する日本」をテーマに、今日の日本の「食」の生々しい実態と、その改善・解決策をお話していただきます。

講 師:安田節子(やすだ せつこ)さん
1990年代 日本消費者連盟で反原発運動 食の安全と食糧農業問題を担当。1996年から2000年 市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。現在「食政策センタービジョン21」主宰 NPO法人「日本有機農業研究会」理事 


(当日録画)安田節子「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」
 https://www.youtube.com/watch?v=uU0jBaa2xK8&t=4s
 https://www.youtube.com/watch?v=vDhIvGD7U4U&feature=youtu.be


 <当日レジメ:別添PDFファイル>
(1)(レジメ)「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(安田節子さん:新ちょぼゼミ)(2020年5月27日)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3808ce9a39fe381b9e38282e381aee3818ce58aa3e58c96e38199e3828be697a5e69cace3808defbc88e5ae89e794b0e38195e38293202020e5b9b45e69c8827e697a5efbc89.pdf
(2)グリホサートなど農薬をめぐる状況(安田節子『土と健康』2020年3月号)
ダウンロード - e382b0e383aae3839be382b5e383bce38388e381aae381a9e8beb2e896ace38292e38281e38190e3828be78ab6e6b381efbc88e5ae89e794b0e7af80e5ad90e3808ee59c9fe381a8e581a5e5bab7e3808f2020.3efbc89.pdf
(3)(スライドショウ)20200527たんぽぽ舎「食べものが劣化する日本」
ダウンロード - 20200527e38080e3819fe38293e381bde381bde8888ee38080e9a39fe381b9e38282e381aee3818ce58aa3e58c96e38199e3828be697a5e69cac.pdf

 <安田節子さんのご著書>
(1)食べものが劣化する日本 命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ-安田節子著(食べもの通信社)
 https://cutt.ly/FtlPtal
(2)わが子からはじまる食べものと放射能のはなし-安田節子著(クレヨンハウス・ブックレット)
 https://00m.in/YdJrG
(3)自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する-安田節子著(平凡社新書)
 https://cutt.ly/stlPaZl
(4)消費者のための食品表示の読み方 毎日何を食べているのか-安田節子著(岩波ブックレット)
 https://00m.in/8XR8E

*食政策センターVsion21公式サイト
 https://www.yasudasetsuko.com/vision21/

 <安田節子さんの最近のレポートから:別添PDFファイル>
(1)学校給食パンのグリホサート残留調査2019(『いのちの講座 NO.121号 2020.3.2』)
ダウンロード - e5ada6e6a0a1e7b5a6e9a39fe38391e383b3e381aee382b0e383aae3839be382b5e383bce38388e6ae8be79599e8aabfe69fbb2019efbc88e3808ee38184e381aee381a1e381aee8ac9be5baa720202020.3.2e3808fefbc89.pdf
(2)国産農作物の残留農薬調査(『いのちの講座 NO121号 2020.3.2』)
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(3)最近の農薬禁止の国際動向(『いのちの講座 NO.121号 2020.3.2』)
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(4)種苗法改定で農家の自家採種禁止へ(『いのちの講座 NO.121号 2020.3.2』)
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(5)ばれいしょ(ジャガイモ)輸入のためのPH容認(安田節子『いのちの講座 NO.122 2020.4.30』)
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(6)モンサント、偽りの広告で3900万ドルの和解金支払いと表示削除(安田節子『いのちの講座 NO.122 2020.4.30』)
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(7)食料輸出制限の動き「食料不足招く」とFAO等が警告(安田節子『いのちの講座 NO.122 2020.4.30』)
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(8)米国の要請で日本の食の安全基準後退(安田節子『食べもの通信 2020.1』)
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(関連)食べもの通信公式ホームページ
 https://www.tabemonotuushin.co.jp/


 <関連サイト>
(1)20190506 UPLAN 安田節子「『暴走する生命』=遺伝子組み換えからゲノム操作へ」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6d1hQcCy8rc
(2)巨大企業が巣くう農業ビジネスの実態を知る - WEBマガジン[KAZE]風
 http://kaze.shinshomap.info/interview/toki/07/01.html
(3)第48回_消費生活展しおり(校了).indd
 https://00m.in/sc9zK
(4)安田節子 - IWJ Independent Web Journal
 https://cutt.ly/OtlPSUo


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

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